ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。■5位:華原朋美に7歳年下の新恋人が発覚。事務所公認で早期結婚へこのところ独身キャラがすっかり板についていた華原朋美(42)に、新たな恋の話が持ち上がった。相手男性は医療関係の事業を展開する実業家で、濃い顔立ちの色黒スポーツマン。昨年11月に食事会で出会い、約1カ月後に交際をスタートさせ、ツーショット目撃談も多いという。6月には2人で伊勢神宮に参拝、7月にはハワイ旅行、今月16日に行われた華原の誕生パーティーでも親密な姿を見せていたようだ。所属事務所も、「彼女の仕事をよく理解し、その支えともなる器の大きい素晴らしい方だと思っております。所属事務所としても温かく見守りたいと思います」と力強く後押し。近い将来の結婚に向けて障害はなさそうだ。1998年の小室哲哉(57)との破局、精神面の不調、その後の芸能活動休養。ようやく本格復帰を果たしたあとの2014年には、強烈に求愛された竹田恒泰(40)に二股疑惑が浮上するなど、つらい恋が多かっただけに「幸せな涙を流す姿が見たい」と思っている人は多い。■4位:高良健吾がカリスマモデル・野崎萌香と一途な4年愛!『FRIDAY』が高良健吾(28)とカリスマモデル・野崎萌香(26)の熱愛を報道した。8月上旬の夜、目黒区の住宅地を歩いていた2人は、コンビニで買い物を済ませ、“愛の巣”へ帰っていったという。同誌は4年前にも2人の熱愛を報じていたため、「まだ交際が続いていたことに驚いている」とのこと。その4年間、高良は俳優業が絶好調だったが、熊本地震後のお忍び支援に加え、一途な恋愛と、その好感度はうなぎのぼりだ。先日、同年代の賀来賢人(27)が榮倉奈々(28)と結婚したばかりであり、昨年結婚した東出昌大(28)と杏(30)も含め、若手俳優が20代後半でゴールインするケースが増えているだけに、高良も続くかもしれない。■3位:瀧本美織と尾上松也が深夜に急接近! 中目黒の夜『FRIDAY』は、瀧本美織(24)と尾上松也(31)の親密な様子もスクープ。8月上旬の夜、中目黒でダイノジ・大地洋輔(44)を交えて食事した2人は、深夜0時ごろにダイノジ大地を先に帰らせ、タクシーで都心方向へ向かったという。「何だ、それだけか」と思いそうだが、同誌に掲載された写真が何ともいいムードなのだ。瀧本と言えば昨年、藤ヶ谷太輔(29)と熱愛報道が流れたばかりだが、すでに別れさせられ、連絡すら取っていないと言われている。つまり、前田敦子(25)を筆頭に女性との噂が絶えない松也が口説くにはもってこいの相手ということらしい。ミュージカルの共演で意気投合したようだが、大型カップル誕生なのか、それとも週刊誌の勇み足で、縮まりかけた距離が遠くなってしまうのか。いずれにしても、しばらくは会いづらいだろう。■2位:熊切あさ美がヤクルト・山田の熱愛! 野球ファンからブーイング『女性セブン』がプロ野球ファンを驚がくさせる熱愛を報じた。「球界史上最強打者」の呼び声高いヤクルト・山田哲人(24)と、熊切あさ美(36)が交際しているというのだ。山田は年俸2億2000万円(推定)で、24歳という若さもあって、元アイドル、女子アナなどとの噂もあるモテ男。しかし、今回の相手は意外にも、片岡愛之助(44)との愛憎劇でさわがせた12歳年上の熊切だった。7月下旬の夜、東京ドームでの試合を終えた山田が友人と食事している席に熊切が合流。その後、2人は時間差で山田の自宅マンションに入って行ったという。さらに8月上旬も、山田が試合後の深夜2時ごろにも熊切がマンションを再訪。翌日昼まで一緒に過ごしていたようだ。熊切は所属事務所を通じて、山田は球団広報を通じて、ともに「友人です」とコメント。しかし、熊切は8月7日の『サンデージャポン』で「最近ひさしぶりにキュンってきた瞬間があって、やっとそういう気持ちを取り戻した」と話していたが、山田のことだったのか。ツッコめばしゃべってしまうタイプだけに、リポーター陣は腕をぶしているだろう。一方、プロ野球ファンたちの間では、球界の宝である山田の相手が熊切であることに「納得できない」という声が続出している。■1位:まだまだ続くSMAP騒動。元マネージャーが再始動か!?日本中に衝撃を呼んだ「SMAP解散」のニュースが、いまだ連日報道されている。解散の裏側を探るものだけでなく、冠番組『SMAP×SMAP』の終了、『世界にひとつだけの花』の購入運動再び、稲垣吾郎がラジオで初めて解散に言及など、ネタが尽きることはない。そんな中で、『FRIDAY』だけが異なる切り口のスクープを報じた。その内容は、ジャニーズ事務所を追われた元チーフマネージャーの動向。そもそも1月のSMAP独立騒動は、メリー副社長と藤島ジュリー景子副社長が元マネージャーを退社に追い込んだことが発端だったと言われているだけに興味深い。これに嫌気が差した元マネージャーは、芸能関係の仕事から撤退すると宣言したようだが、今回の報道は真逆。7月下旬、元マネージャーは、六本木のホテルで有力キャスティング会社の関係者と会い、1時間以上にわたって話し込んでいたという。さらに驚くのはその2日後、某ホテルの中華料理店で、Kis-My-Ft2の玉森裕太(26)と合流していたこと。単に玉森に力添えしただけなのかもしれないが、現在も連絡を取っているという事実が明らかになった。それならばSMAPのメンバーとも連絡を……。特に最も慕っていたとされ、解散へ動いた香取慎吾(39)とは連絡を取っていないのだろうか? このまま無事に9月の契約更新を迎えるのだろうか? それとも元マネージャーが何らかの波乱を演出するのか? まだまだ目が離せそうにない。□おまけの1本:「藤田ニコルの初キスは小6。ちゃんとしたチュー」最後に「どうでもいい」脱力系ニュースを1本。藤田ニコル(18)が17日放送の番組で、過去の恋愛経験をセキララに語った。ニコルは、「小6でA(キス)が終わってた。私たち世代なら当たり前のちゃんとしたチュー」「彼氏に対して、私が重くて別れるパターン多い」とぶっちゃけコメント。その恋愛観は、2度の離婚歴がある母親の影響が大きいようだ。母親はその後も2人の恋人と同棲し、浮気やお金を盗られて別れたことを見てきた影響があるのだろう。ニコルは過去にも、「キスをバンバンやってた」「7人つき合ってます」と話すなど、自虐をブッ込む破滅的キャラであることは間違いない。この手のタレントはバラエティー番組でそれなりに活躍する反面、しゃべるほどモテなくなっていくのだが、ニコルはどうなのか。■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。
2016年08月21日水曜ドラマ「家売るオンナ」での“無双”な不動産営業ウーマンぶりが好評を呼んでいる北川景子が、中山七里原作の法医学ミステリー「ヒポクラテスの誓い」でWOWOW連続ドラマに初出演にして初主演。白衣姿を初披露し、柴田恭兵、尾上松也、古谷一行らと共演を果たしていることが分かった。人気推理小説家・中山七里の同名ミステリーをドラマ化した本作。中山さん自身が「大人の観るドラマ」と断言するだけに、WOWOWドラマWとしては新たなジャンルとなる、犯罪捜査や法の適用過程で必要な医学的研究と、その応用を指す“法医学”に重点を置いた本作には実力派俳優が集結。北川さんが本作で演じる主人公は、女性研修医・栂野真琴(つがのまこと)。尊敬する内科教授・津久場公人(古谷一行)の勧めで法医学教室に足を踏み入れたことにより、人間の生死に関わる人々の葛藤や苦悩を目の当たりにし、医師として成長していくことになる。医療機関を舞台にした作品は意外にも初挑戦、白衣姿も初披露となった北川さんは、「私自身にとって、すごく新しい挑戦になりました。研修医の真琴が医者として、人として成長していく様を丁寧に描こうと思いました」と意気込み、撮影に臨んだことを明かしている。また、偏屈だが解剖の腕は超一流という法医学教授・光崎藤次郎を演じるのは柴田さん。遺体に真摯に向き合う光崎のリアルな解剖を追求し、難解な専門用語や手術シーンにも果敢に挑戦した。その光崎の腕を信頼する刑事・古手川和也には、尾上さん。正義感が強く猪突猛進型の古手川に、自身の信念に従って進んできた思いを投影し、役づくりに活かしているという。さらに、光崎の助手で法医学教室准教授・樫山輝役に濱田マリ、真琴の親友で闘病中の柏木裕子役に佐藤めぐみ、真琴と同じ職場で働く内科医・梶原英雄役に相島一之、同じく医学部長・坂元義彦役に金田明夫が出演し、“解剖”をめぐる複雑な人間模様を描き出していく。北川さんは、「WOWOWのドラマに以前から出演させていただきたいと思っていたので、出演が決まった時はとても嬉しかったです。この作品は医療に関する作品でありながら、ひとりひとりのキャラクターが人の生死と向き合い、成長していく人間ドラマでもありますので、幅広い方々に共感していただけるのではと思いました」とコメント。撮影では、「内科医として働いている時の生き生きとした様子と法医学教室へ移ってからの葛藤のコントラストをつけられるよう演じました」という北川さん。「生きている患者さんを救うために医者になった真琴が、法医学教室に移ることとなり、亡くなった患者さんと向き合うことになるところからお話が始まります。内科医の真琴がどのように法医学者と向き合っていくのか、また光崎教授との関係はどのように変化していくのか、楽しみにご覧いただけたらと思います」と期待を込めている。一方、光崎藤次郎役の柴田さんは、警察で“解剖の必要なし”とされた事故でも、遺族感情を無視するかのように解剖を強行する法医学教授。そのキャラクターを「ニヒルで偏屈でとっつきにくい」と語るが、「第1話のセリフ『法医学者が死因を究明するのは警察のためでも、場合によっては遺族のためでもない…』は、光崎のクセ者感がオモシロイと思いました。光崎は、冷静沈着。あまり人のことを信じておらず、他人に対して不器用で、なおかつ真面目な人です。監督からは「極力悪い奴をやってくれ」というので、それなりに…」と気になるコメント。「映像はリアルでちょっとショッキングかも…」とも明かしている。また、尾上さんは「脚本を読ませていただいた時は、自分が出演する台本ということも忘れてあっという間に読み終えてしまいました。重厚なストーリー、そしてリアルな人間関係、さらに登場人物のキャラクターなど、魅力的な要素ばかりでした。この作品に参加できる幸せをかみしめながら、演じさせていただきます」と真摯にコメント。演じる刑事の古手川和也は、「とにかく正義感が強い真っすぐな男です。自分が納得できないことはとことん追求して、ルールなんか無視する強い信念と度胸があります。自分も古手川ほどではありませんが、周囲になんと言われようと、思われようと、自分を信じてこれまでやってきた部分が多少はある」と語り、役づくりへの思いを込めている。連続ドラマW「ヒポクラテスの誓い」は10月2日(日)22時~毎週日曜WOWOWにて放送(全5話、第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2016年07月29日柴咲コウが主演を務める来年放送の大河ドラマ「おんな城主 直虎」の新たな出演者発表会見が12日(火)行われ、主演の柴咲さんを始め、菅田将暉、阿部サダヲ、菜々緒らが出席した。永禄8年、ついに次郎法師が「直虎」と名乗って城主の座についた。しかし家臣団は失望の色を隠せない。女に何ができるものか。「最後までやり通す覚悟があるか」とけん制する家臣たちの言葉に、生来の負けん気が頭をもたげる。 持ち前の機転と交渉力で今川に女が城主になることを認めさせた直虎は、続いて復興政策を進める。 戦乱で疲弊した村から年貢を取るには、安定した収入を生み出す産業が必要。一歩一歩自分の足で確かめ、自ら汗を流して働く直虎に、家臣たちの見る目が少しずつ変わっていく。一方直虎は、ひ弱な虎松を寺で教育しようとして虎松の母と激しく対立する。しかし直虎の思いが虎松の負けん気に火をつけ、虎松自ら寺にやって来る。家中の子どもたちと共に学び、その絆が将来彼を支えることに。 ところが今川氏の凋落は、遠江を新たな戦乱に巻き込んでいく。北から甲斐の武田信玄が、西から三河の徳川家康が井伊領を虎視眈々とねらう中、直虎は城主としての真価を問われる。この絶体絶命のピンチをどう生き延びるのか? 井伊直虎一世一代の作戦が始まる――!この日、新たに発表され登壇したキャストは、菅田さん(井伊直政役)、阿部さん(徳川家康役)、菜々緒さん(瀬名/築山殿役)、春風亭昇太(今川義元役)、尾上松也(今川氏真役)、浅丘ルリ子(寿桂尼 役)の6人。本作が初の大河ドラマ出演となる菅田さん。今回彼が演じるのは、井伊直親の嫡男、虎松/井伊直 政。父・直親亡き後、後見人となった直虎に育てられ、のちに戦国最強の精鋭部隊「井伊の赤備え」を組織。家康の天下取りを支え、大出世を果たし、「徳川四天王」のひとりに数えられる人物だ。出演にあたって菅田さんは「初めての時代劇ですし、所作であったり歴史だったり無知なところがたくさんあるんですけれども、徳川四天王の中でも一番若い直政をやらせていただくということで、優しい先輩方に甘えながらキレッキレでかっこいい直政を演じられたらなと思います」と意気込みを語る。また、同じく大河初出演となる徳川家康の正室、瀬名/築山殿役の菜々緒さんは、「あまり緊張しない方なのですけれども、いままでの人生の中で一番緊張していると思います」と話し、「大先輩方と一緒にこの作品に携われることをすごく光栄に思っております。日々一生懸命やらせていただきたいなという風に思っております」とコメントした。さらに「歴史とか詳しくないんですけれども」と語ったのは阿部さん。今回はあの家康を演じるということで、家康をやった俳優を調べたそう。「すごい有名な人ばかりなんですよね。びっくりするぐらい大御所の方ばかりで。ただひとりだけ、カンニングの竹山さんもやってるというので、少しほっとしているところもあるんですけれども。いわゆる皆さんの知っている徳川家康というよりは、若めの頃、あまり知られてない頃もやったりするので、新しい徳川家康を見せていきたいなと思っています」と意気込んでいた。また、今回登壇した6人のほか、菩提寺の僧 ・傑山役に 市原隼人、小野政次の弟 ・小野玄蕃役に井上芳雄、瀬名の母 ・佐名役に花總まり、信濃から来た謎の美少女 ・高瀬役に高橋ひかる、謎の山伏 ・松下常慶役に和田正人、菩提寺の僧 ・昊天役のに小松和重も参加する。「おんな城主 直虎」は2017年1月よりNHKにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年07月12日2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の新たな出演者発表会見が12日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の柴咲コウをはじめ、菅田将暉、阿部サダヲ、菜々緒、春風亭昇太、尾上松也、浅丘ルリ子が出席した。大河ドラマ第56作目となる柴咲コウ主演の同ドラマは、戦国時代に徳川四天王と呼ばれた井伊直政を育てた井伊直虎の半生を描く物語。今年5月に主演の柴咲以外のキャスト発表が行われたが、今回はそれに続く第2弾として、今川義元役の春風亭昇太、義元の嫡男・氏真役の尾上松也、義元の母・寿桂尼役の浅丘ルリ子、徳川家康役の阿部サダヲ、家康の正室・瀬名/築山殿役の菜々緒、井伊直親(三浦春馬)の嫡男・直政役の菅田将暉が登壇した。大河ドラマ初主演となる菅田は「朝ドラの『ごちそうさん』(2013~14年放送)の時に『次は大河だね』とプロデューサーや脚本家の方に言われましたが、こうして実現してバックヤードでハグするほど浮き足立っています(笑)」と喜び、「初めての時代劇だし、所作など無知なことがたくさんありますが、徳川四天王の中で一番若い役をやらせていただくので、優しい先輩に甘えながら"キレッキレ"で格好良い直政を演じていきたいです」と気合十分。菅田と同じように同ドラマで大河初出演の菜々緒は「非常に緊張しています。今までは緊張しない方でしたが、今回は人生の中でも一番緊張していると思います。大先輩方と一緒にこの作品に携われて光栄に思っていますので、日々一生懸命やらせてもらおうと思っています」と意欲を示しながら、演じる瀬名について「小さい頃から玉の輿を狙う野心家なキャラクターですが、そういった役は得意な方です。現代の女性にも通じるものがあると思うので、そういったところは楽しみながら演じていきたいです」と話していた。新たなキャストも決まり、体制も整ってクランクインを迎えるばかりの柴咲は「前回の会見に引き続いて感じたことは、男性陣が建設的といいますか、阿部さん以外は歴史が大好きな方が多いみたいですので、男性陣が役を構築してドラマが作られていくという気配があります。女性陣は人数が多くないようなので、華となって確信的というよりは直感的にお芝居をする予感はしています」と語りながら「皆さんすごいキャリアをお持ちですので、色々と教えを請いながら皆さんとお話を交えて盛り上げていきたいと改めて思いました」と意欲を見せていた。ほか今回発表された出演者は以下の通り。菩提寺の僧・傑山(市原隼人)、小野政次(高橋一生)の弟・小野玄蕃(井上芳雄)、瀬名の母・佐名(花總まり)、信濃から来た少女・高瀬(高橋ひかる)、謎の山伏・松下常慶(和田正人)、菩提寺の僧・昊天(小松和重)。
2016年07月12日女優・瀧本美織が28日、都内で行われた出演舞台『狸御殿』の製作発表に、主演の尾上松也、共演の赤井英和、小倉久寛、渡辺えり、演出の宮本亜門とともに出席した。同作は1939年、木村恵吾監督による映画シリーズとしてレビューを交えた和製ミュージカル仕立ての物語が人気を博した。1996年、新橋演舞場にて宮本亜門演出の音楽劇『狸御殿』として市川染五郎、牧瀬里穂により上演。今回は20年ぶりに宮本演出での復活となる。狸の国を舞台に、狸の若君の花嫁選びにまつわるシンデレラ・ストーリーが繰り広げられる。出演者は歌や踊りにも挑戦。瀧本は「やっぱりミュージカルの歌い方と、J-POPというか、歌の差がすごくあるなと実感しました。難しいですけど、楽しみたいですね」と意気込みを語った。「自分の狸っぽいところは?」という質問に、主演の松也が「狸の置物のぐーたらしているイメージ」と答えると、渡辺が「あそこがものすごく大きいという……」と横から話しだし、全員が止めるという場面も。また、瀧本は「狸はお腹がぽんぽこしているイメージ。私もごはんを食べたら、お腹がぽんぽこしてまんまるになるところが狸っぽいなと思いました」とはにかみながら答えた。会場となる新橋演舞場の前の喫茶店の息子という宮本は、「父が毎日見に来るかもしれない」と気にしつつ「日本発の楽しさ、日本ってこんなにおおらかで美しくて素敵なところなんだよということを伝えることができる。リオではオリンピック、東京では狸御殿です!」と力強く宣言した。
2016年06月30日松下奈緒が“女子力ゼロの独身女性教師”を演じるドラマ「早子先生、結婚するって本当ですか?」が6月16日(木)今夜の放送で最終回を迎える。本作は実話をもとにした内容が親近感を感じさせると女性を中心に共感と人気を集めた、ブログで連載の4コマエッセイ漫画が原作。連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」も話題を呼んだ松下さんがショートカットにイメチェンして、体育会系の小学校教師・立木早子役を熱演。早子が同僚教師の久我山ミカ(貫地谷しほり)、成増梅子(佐藤仁美)、千駄木廉太郎(八嶋智人)、ミカの友人でOLの羽村舞(舞羽美海)らと「婚活同盟」を結成。“自分が本当に好きな人”を見つけるべく奔走するというヒューマンドラマが展開した。また早子の父親・立木辰志を尾藤イサオが、母親・尚子を松坂慶子が演じ、同僚教師役として山内圭哉、田野倉雄太、田中圭らも出演。元AKB48の川栄李奈が早子の妹・風子として“人妻”役に挑むことも話題となった。最終回は早子の元に獣医の三田凪太郎(吉岡秀隆)が訪ねて来るが、妊娠中の風子が破水。早子は気を遣って帰ろうとする凪太郎に勇気をふりしぼって「逢いたかったんです…」と告げ、凪太郎はその思いを受けとめる。早子は子どものころに好きだった給食の話や初めて見た映画の話など、話題を探しながらふたりだけの時を過ごす。そんななか辰志が心臓疾患で緊急手術を受けることに。凪太郎が辰志の見舞いに来てくれたことを知って早子はお礼のメールをする。その際早子は、凪太郎が来週にまた海外に行ってしまうことを知る…というストーリー。今夜の最終回にはスペシャルゲストも登場。ミカが合コンで出会う十条慎介を歌舞伎俳優・尾上松也が演じる。尾上さんはフジテレビ連続ドラマへの出演は今回が初となる。慎介は京都在住。ミカが出席する外資系のスーツが似合う男性ばかりの合コンに、祖父と行ったというリンゴ園のリンゴを持って遅れて登場する。ひとりだけ普段着で合コン参加者全員にお土産として紙に包まれたリンゴを渡すのだが、ミカのリンゴを包んだ紙だけに連絡先が書いてあり、その後慎介はミカと一緒に食事に行くが、そこで慎介は「例えば結婚をしてもいまの仕事は続けますか?」とミカに問う…早子と同時にミカの恋の行方にも注目だ。「早子先生、結婚するって本当ですか?」は6月16日(木)22時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年06月16日歌舞伎俳優の尾上松也が、16日に放送されるフジテレビ系ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』(毎週木曜22:00~22:54)の最終回にゲスト出演することが14日、明らかになった。尾上が同局の連続ドラマに出演するのは初めて。このドラマは、主演の松下奈緒演じる、女子力ゼロの独身で実家暮らしの女性教師・立木早子が、運命の結婚相手を見つけようと奔走する姿を描くもの。尾上が演じるのは、商社マンの十条慎介。早子の同僚・ミカ先生(貫地谷しほり)が参加したスーツで決めた外資系サラリーマンの飲み会に、男性側のメンバーとして一人だけ普段着で、遅れてやってくる。十条は京都在住なのだが、休みが取れたので祖父とリンゴ狩りに行き、その帰りに参加したという。飲み会メンバー全員に土産として紙に包まれたリンゴを渡したのだが、ミカの紙だけに、連絡先が書かれていた。そんな十条について、尾上は「非常に素直で純粋な男」と表現。台本を読んだ感想として「それぞれの登場人物のその後が気になりました!」と語る。また、「結婚というのは、恐らく、お互いの良いところも悪いところも含めて受け入れた上で、譲りあいをする必要がある」と持論を展開。続けて、「ミカ先生と十条は、マイペースでユニークな2人なので、そのかみ合ってるようなかみ合ってないような…ほほ笑ましいかけあいを見ていただきたい」と呼びかけた。
2016年06月14日歌舞伎俳優の尾上松也が、5月31日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『人気者から学べ そこホメ!?SP』(19:00~)で、ディズニーランドでの失敗談を披露した。話題の芸能人をゲストに招き、スタッフの独自取材によって導き出した"成功の秘訣"を褒める同番組。スイーツ作りはプロ級の腕前で、自撮りにも凝る。女子力が高い一面を堂々と披露しているところが人気の秘訣と分析され、松也は「意外ですね。ただ好きなだけで」「まさかこういう結果とは」とびっくり。また、無類のディズニー好きであることも認め、仕事が早く終わった日や休日はディズニーランドに「まず行けるかどうか」を考えるほど。多忙になったことで頻度は減ったが、それでも年に10回は足を運んでいるという。松也は「本当にディズニーランドに行くと楽しくなっちゃって」と切り出し、かねてより憧れていた「ディズニーランドでダブルデート」をした日を回顧。念願叶ってテンションが上がり、「面白いことをやろうと思って、はしゃぎまくった」が、「ことごとくスベった」。当時交際していたのは関西出身の女性。数日後に呼び出され、「面白くない」とダメ出しをされてフラれてしまったという。松也の苦い思い出にスタジオは爆笑。松也は「『スベってんねん!』と言われてフラれてしまいました」と自らネタにしながら、周囲の反応にうれしそうだった。
2016年06月01日お笑いコンビ・爆笑問題と、タレントのウエンツ瑛士がMCを務める、テレビ朝日系バラエティ特番『日本国民がガチ投票! 麺チェーン店総選挙2016』が、29日(20:58~23:10)に放送される。この番組は、かつて同局系バラエティ『お願い!ランキングGOLD』の人気企画として放送されていた「総選挙」シリーズを復活させるもので、今回はラーメン、うどん、そば、パスタなどの麺料理を扱う飲食チェーン10社が参戦。「麺チェーンをよく利用する」という国民1万人が「これが美味しい」「これが好き」と思うものに投票し、人気商品をランキング形式で発表していく。参戦するのは、全国に500店舗以上ある巨大チェーンから、外国人に人気のラーメンチェーンなど。ゲストに歌舞伎俳優・尾上松也を迎え、テレビ朝日の青山愛アナウンサーとともに、結果を見つめる各社代表たちの声を伝える。○『日本国民がガチ投票! 麺チェーン店総選挙2016』参加10社●ラーメンチェーン・外国人観光客人気№1のとんこつラーメンチェーン・ガッツリ系げんこつラーメン・"安い!早い!ヘルシー!"がモットーのサラリーマンの強い味方・創業60年の味を格安で提供する中華そばチェーン●うどんチェーン・全店舗で小麦粉から製麺したうどんが自慢の本格派・麺にレタス一個分の食物繊維が含まれたヘルシー志向チェーン●パスタチェーン・麺、トマト、チーズをイタリアで生産する本場の味が人気のチェーン・1700種類以上のパスタを開発してきた日本人好みのパスタチェーン●その他・長崎ちゃんぽんチェーンの王者・日本人のソウルフード蕎麦チェーン
2016年05月16日人気芸能人との熱愛報道があったり、常識はずれの行動で炎上騒動を起こしたりすれば、すぐさま「売名では」と批判されてしまう芸能界。実際に大きな注目を集め、それをきっかけにテレビに引っ張りだこになるということも少なくありません。とはいえ、実力が伴っていなければすぐに姿を消してしまうという厳しさも。2016年も、熱愛報道などで売名が疑われる行いをする人が後を絶ちませんが、いつまでその姿を見ることができるかはわかりません。一方、売名と言われつつも芸能界のトップで活躍し続ける人もいますよね。そこでパピマミ読者の皆さんに、『「売名に成功した」と思う芸能人は誰ですか? 』というアンケートを実施してみましたので、その結果をランキング形式で発表したいと思います!●「売名に成功した」と思う芸能人は誰ですか?・1位:加藤紗里……27%(43人)・2位:菜々緒……19%(30人)・同率3位:川谷絵音……9%(14人)・同率3位:紗栄子……9%(14人)・5位:美奈子(ビッグダディの元妻)……7%(11人)・6位:尾上松也……6%(10人)・7位:加藤綾菜(加藤茶の妻)……5%(8人)・同率8位:中村昌也……4%(7人)・同率8位:内山麿我(浜崎あゆみの元カレ)……4%(7人)・10位:福田萌……4%(6人)※11位以下は省略※有効回答者数:159人/集計期間:2016年3月9日〜2016年3月10日(パピマミ調べ)●第1位:加藤紗里最も多くの票を獲得したのは『加藤紗里さん』で、27%(43人)でした。『もうすでに消えかけてる感じもするけど、実力からすると一瞬でも世間の注目を集められて“成功”したと言っていいんじゃないかな』(30代ママ)『みんなに名前を知ってもらえて大成功でしょ!結局真実は不透明なままだけど、ここまですがすがしい売名はあまり見ないよね』(30代パパ)『1周まわって最近かわいく見えてきたんだけど』(20代女性)狩野英孝さんを巡る三角関係で世間を賑わせた、タレントの加藤紗里さん。熱愛についてはもちろん、本人の派手なビジュアルにも注目が集まり、「全身整形」「顔が恐すぎる」などの声が多く向けられています。立て続けにテレビに出演し、騒動について臆すことなく発言する姿が反響を呼んでいましたが、早くも飽きられているという雰囲気もあるようです。成功したかと言われると疑問も感じますが、実力以上の結果はすでに出した ということなのかもしれません!●第2位:菜々緒2位にランクインしたのは『菜々緒さん』で、19%(30人)でした。『人気芸能人と無名芸能人の熱愛で名前が売れるという、典型的な売名で売れましたよね』(30代ママ)『売名って言われる人は多いけど、ちゃんと結果も残しているのは菜々緒ぐらいじゃない?注目のされ方が悪かっただけで実力はあると思う』(20代男性)モデルや女優として第一線で活躍する菜々緒さん。まだ世間での知名度が低かったころ、T.M.Revolutionの西川貴教さんとの熱愛報道 が出たことで売名行為だと批判されるようになりました。その後も人気タレントのJOYさんと噂になるなど、肉食女子としての一面も持っているようです。さらに、Twitter上でたびたび問題発言を繰り返すなど売名行為と思われる言動が多い彼女。とはいえ芸能活動自体は順調なようで、アンチは多いものの周りに媚びない強い姿勢が女性からの支持を集めているようです。●同率3位:川谷絵音、紗栄子3位には『川谷絵音さん』と『紗栄子さん』が同率でランクインし、それぞれ9%(14人)でした。■川谷絵音『ベッキーは休業なのに、川谷はライブやってCD売れてとウハウハだろうね。売名成功でしょ!』(20代ママ)■紗栄子『意図してるかは分からないけど、付き合ってきた男性を見ると注目を集める人ばかりだし、売名って言われても仕方ないんじゃないでしょうか。成功かどうかはともかく、幸せそうではありますよね』(40代ママ)ベッキーさんとの不倫騒動後も活動を続ける『ゲスの極み乙女。』の川谷絵音さんと、ダルビッシュ投手の元妻で現在は資産2,000億円とも言われる前澤友作さんと交際する紗栄子さん。川谷さんは騒動後にリリースした最新アルバムがオリコンランキングで1位を獲得し、全国ツアーのチケットが完売するなど音楽活動は順調そのものといった様子。ベッキーさんとの騒動がなければここまで大きな注目を集めることはなかったと思われ、売名に成功したと言われるのは仕方のないことなのかもしれません。お金持ちとばかり付き合いセレブな生活を満喫する紗栄子さんは、同性からの妬み という面もあるのではないでしょうか。----------いかがでしたか?周りから何と言われようと、意に介さないというような強い人が多い印象を受けました。知名度が上がるというメリットがあったとしても、世間のバッシングにさらされる売名という行為は並大抵の精神力ではできないということなのかもしれませんね。本人の意図を知ることはできませんが、良いことばかりではない売名行為。批判される人たちも、売名などせず実力だけで評価されることを望んでいたのではないでしょうか。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜16位)】「売名に成功した」と思う芸能人は誰ですか?()(文/パピマミ編集部・豊田)
2016年03月16日BS11は24日、東京・御茶ノ水の同局本社で行われた4月改編発表会を行い、平日のプライム帯(19時~23時)で改編率97.6%という大改編を実施することを明らかにした。土日を合わせても70%という改編率で、小野寺徹常務は「ある種クレイジー」と紹介。現在放送中の全てを白紙から見直し、時間帯別にターゲットと戦略を定めた結果、このような大幅改編になったと理由を説明した。この中でも目玉となる番組が、平日22時台に編成する『報道ライブ(仮)』(4月4日スタート、毎週月~金曜22:00~22:54)。これまで21時台に編成してきた報道番組を1時間繰り下げ、同時間帯に放送されている、テレビ朝日『報道ステーション』、BS日テレ『深層NEWS』に真っ向勝負を挑む。月~木曜のMCを務めるのは、俳優の別所哲也。月・火曜は元テレビ東京アナウンサーの八塩圭子、水・木曜は元札幌テレビアナウンサーで日テレNEWS24のキャスターを務めていた中島静佳とタッグを組む。金曜のMCは、日本総合研究所理事長の寺島実郎氏が担当。裏番組との対抗軸として、ゲストを迎えて新たな視点を提示していく番組を目指すとしている。同会には別所と中島が登場。報道番組のMCはたっての希望だったという別所は「1つ1つのニュースの中でも、特に私自身が生活者の目線で気になることを、ちょっと深く掘り下げられる番組に」、一時の母である中島は「ママ目線というのをすごく大切にしながら、報道に関わっていきたいと思っています」と、視聴者と同じ目線でニュースを伝えていくことを強調した。このほかにも、19時台では『大都会』などの大作ドラマを1タイトル2夜連続で放送するという新たな編成を実施。20時台はメインの時間帯と捉え、『中畑清 熱血!スポーツ応援団』など自社制作の新番組を3本投入。21時台も『尾上松也の古地図で謎解き! にっぽん探究』など自社制作番組をそろえ、報道が終わった23時台は新たなコンテンツのチャレンジ枠として、『関根勤 KADENの深い夜』などを編成する。内田克幸取締役マーケティング局長は「局全体としても、BS11が面白そうなテレビ局だと思っていただける変化を、今日この場だけでも感じていただけたのではないかと思います」と、4月編成のラインナップに胸を張った。○BS11 4月改編の主な新番組・ドラマ『大都会』(4月5日スタート、毎週火・水曜19:00~)・韓流時代劇『王の女』(4月7日スタート、毎週木・金曜19:00~)・『あのスターにもう一度逢いたい』(4月5日スタート、毎週火曜20:00~)・『人情ふれあい いいなぁ日本』(4月6日スタート、毎週水曜20:00~)・『中畑清 熱血!スポーツ応援団』(4月8日スタート、毎週金曜20:00~)・『尾上松也の古地図で謎解き! にっぽん探究』(4月5日から毎週火曜21:00~)※枠移動・『ふらり旅 いい酒いい肴』(4月6日から毎週水曜21:00~)※枠移動・『京都・国宝浪漫』(4月7日から毎週木曜21:00~)※枠移動・海外ドラマ『プリズン・ブレイク シーズン1』(4月8日スタート、毎週金曜21:00~)・『報道ライブ(仮)』(4月4日スタート、毎週月~金曜22:00~)・『関根勤 KADENの深い夜』(4月7日スタート、毎週木曜23:00~)・『柳家喬太郎のイレブン寄席』(4月11日スタート、第2・3月曜23:00~)
2016年02月24日●BSの報道番組で"元祖"無料放送のBS11(日本BS放送)が好調だ。10月7日に発表された通期(2014年9月~2015年8月)の業績は、売上高12.7%増と計画を上回る数字で、黒字転換した2010年8月期から、経常利益ベースで6期連続の増収増益。今年度は売上102億円と大台を狙う。この好調の要因は、BS放送受信機の普及による市場規模の成長も大きいが、衛星メディア全体の広告費(2014年)が前年比9.6%増という中で、BS11がそれを超える売上の伸び率を記録している背景には、内部制作にこだわったコンテンツ戦略もあるようだ。後発局であるのに加え、長年番組を作り続けてきた地上波の関連会社である他の無料BS局と違って、地上波番組の再放送ができないなど、BS11はコンテンツ面でハンデを抱えているように見える。しかし、BS11の取締役で、編成局・制作局を主管する二木啓孝氏は「逆に言うと自由に作れるということ」と前向きに捉えている。この考えを元に、長年、日刊ゲンダイで報道現場の取材経験を積んできた二木氏が実行したのは「報道局」を設置し、「自前で毎日報道番組をやっていく」ということ。しかし、日々のストレートニュースを追いかけるのは、人員確保の面などからも困難であるため、「1テーマをじっくりやる」という方針を設定。テーマに基づいた政治家や官僚、経済人、評論家といった話題の当事者をゲストに迎え、深掘りしていくというスタイルを採った。モデルとなったのは、米CNNで25年間にわたり放送されてきた『ラリー・キング・ライブ』だ。こうして2007年12月の開局当初からスタートしたのが、二木氏自身もキャスターを務めてきた、平日夜のニュース番組『本格報道 INsideOUT』。このスタイルは成功を収め、現在も『報道ライブ21 INsideOUT』(毎週月曜~木曜21:00~21:54)として放送されている。これを受けて先発局でも、次々に1テーマを掘り下げた報道番組を開始。『BSフジLIVE プライムニュース』(BSのフジ、2009年4月~)、『BSニュース 日経プラス10』(BSジャパン、2013年4月~)、『深層NEWS』(BS日テレ、2013年9月~)といった番組は、今や各局の看板とも言える存在になっている。もう1つの内部制作にこだわったコンテンツの柱は「旅と歴史」。BSの視聴者は、地上波の派手なバラエティを敬遠する世代が多く、同局もメインのターゲットとする「60歳±10歳」に好まれるジャンルだ。旅モノと言っても、やはり地上波でやっている"路線バスの旅"のようなバラエティ色の強いものでなく、ゆったりと楽しめるスタイル。カメラの撮り方やBGM、テロップの出し方に至るまで、大人世代が見やすいよう細かい演出面にもこだわっているという。このジャンルは、特に平日夜(20:00~20:54)枠において、月曜『とことん歴史紀行』、水曜『日本ほのぼの散歩』、木曜『京都・国宝浪漫』、金曜『至福の癒し旅~美しき世界へ~』と集中編成。火曜日はこの10月から、歌舞伎俳優・尾上松也が、古地図を片手に日本各地を探訪する『尾上松也の古地図で謎解き!にっぽん探究』をスタートさせた。この番組は、同局で初めて、番組単独の記者会見を行ったほどの10月改編の目玉であり、二木氏も「イチオシです」と力が入る。このように、内部制作の強みを生かして明確にターゲットを捉えた戦略で、それに見合った視聴者を獲得。これによってスポンサーからの信頼も勝ち取り、CM出稿が軌道に乗り始めた。●視聴者開拓、ブランド構築…将来展望はしかし、「60歳±10歳」のみに向けて番組作りをする訳にはいかない。そこで、次世代のメイン視聴者の確保も見据え、深夜帯に無料BS局最多というアニメ放送枠を持っている。TOKYO MXなど地上波でも独立局は、深夜帯のアニメが活況だが、そうした局がない地方の視聴者は、無料の全国放送であるBS11を重宝しているようだ。放送だけでなく、同局は毎年、アニメの総合イベント「Anime Japan」(2013年までは「東京国際アニメフェア」)に出展。また、作品への製作出資も行うなど、積極的な姿勢を見せる。とはいえ、深夜のアニメ視聴者は、「60歳±10歳」と、まだまだ世代が離れている。このため二木氏は、将来的な展望として、この間に位置する世代をターゲットにした番組を編成していきたいという。50代をターゲットにしながら、40代、30代も取り込んでいくイメージで、ジャンルは「やわらかい情報系かな」と構想を語る。二木氏は、BSの市場について「まだ伸びしろがある」と、さらなる成長を予測。しかし、「BSを知っていても、まだ見に来ない人はいるので、その方たちをどのように誘導していくか」と課題を挙げる。その中にあって、これまで述べてきたコンテンツの充実化に加え、テレビ局としてのブランドイメージの構築をさらに進めていく方針にある。そのブランドとは、番組の柱である「旅と歴史」というジャンルに加え、同局本社屋が、学生街で書店街も近い東京・御茶ノ水に立地することにも起因する、"文化のまちのテレビ局"だ。社屋正門のアーチは、歌人・与謝野晶子も創設に関わった専門学校「文化学院」が戦前に建てたもので、まさに文化の風格が漂う。そのブランド発信を強化するため、今後は、社屋内でのイベントや公開収録を行っていく計画。レギュラー番組の演芸寄席や、本を扱った番組のイベントなどが想定されており、"文化のまちのテレビ局"のイメージをさらに後押ししていくものになりそうだ。
2015年10月16日中村獅童が座頭を務める京都・四條南座の九月花形歌舞伎『あらしのよるに』が、9月3日に開幕した。本作は1994年に出版された、きむらゆういちのベストセラー絵本『あらしのよるに』を原作に作られた新作歌舞伎。獅童が「いつか歌舞伎で上演したい」と切望していた、思い入れの深い作品だ。「九月花形歌舞伎」チケット情報ある嵐の夜に真っ暗な小屋で出会った狼のがぶと山羊のめい。本来なら食う側と食われる側の間柄でありながら、互いの姿が見えない二匹は話をしているうちに意気投合し、「あらしのよるに」を合言葉に決めて翌日の再会を約束。無事再会を果たし、その姿を見て驚いたものの、“心”で繋がり合う二匹は次第に友情を深めていくが…。絵本を題材にしているだけに、歌舞伎初心者でも分かりやすい内容。それでいて獅童曰く「古典歌舞伎にこだわった」という舞台は、豪快な立廻りに、美しい舞踊、見得、廻り舞台、独特の歩みで花道を退場していく六方…と、歌舞伎の魅力を堪能できる。また、ひびのこづえが手掛ける衣装がそれぞれの動物らしさを引き出しており、山羊は白を基調に柔らかくて優しい雰囲気、狼は黒を基調に強くて荒い雰囲気を演出している。主人公の狼・がぶは、仲間の狼からバカにされる鼻つまみ者で、山羊のめいは美少年風。演じる獅童と尾上松也の距離感や息ぴったりの掛け合いが微笑ましく、「友達なのに美味しそう…」と、食べたい衝動を必死に抑える獅童の、オーバー気味の演技が義太夫のユニークな語りと相まって客席の笑いを誘う。また、この二匹の仇となる狼・ぎろを演じる市川月乃助はゾクッとするほどの存在感を放ち、山羊・みい姫を演じる中村梅枝は、はんなりとした美しさを醸し出し、めいの幼馴染の山羊・たぷを演じる中村萬太郎は友達思いの山羊を柔らかさの中に強さを秘めて魅せる。古典の歌舞伎をベースに、誰もが知る羊の童謡を三味線で取り入れるなど、遊びもたっぷり。子ども向けアニメと歌舞伎が融合した舞台の成功を、カーテンコールでのいつまでも鳴りやまない拍手が表していた。「稽古期間1週間で作り上げた」という舞台は、これからさらに磨かれ、どんどん面白くなるはずだ。開幕前に行われた囲み取材では、「幅広い世代に楽しんでいただける作品に仕上がりました。歌舞伎を観たことがない人にも楽しんでほしい」と獅童が語り、松也は「歌舞伎ならではのいろんな要素が詰まっていて、隙間なく楽しんでいただけます。肩の力を抜いてご覧いただければ」とコメントした。公演は9月26日(土)まで京都・南座にて上演。9月21日(月・祝)16:00公演は、ぴあ×南座スペシャルデー貸切公演として、中村獅童らによるアフタートークショー、『あらしのよるに』オリジナルグッズと出演者サイン色紙が10名に当たる抽選も行われる。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2015年09月09日歌舞伎俳優の尾上松也が8月10日(月)、都内で行われた海外ドラマ「GOTHAM/ゴッサム」のPRイベントに出席。腐敗した街で正義を貫く主人公の姿に、「彼の勇気はすばらしい。挑戦する気持ちが大切ですね。僕だったら、恐らく長いものに巻かれると思う」と話していた。クリストファー・ノーラン監督が生み出した『ダークナイト』3部作で知られる“ゴッサム・シティ”を舞台に、その前日譚として、若き日のゴードン刑事の活躍とダークヒーローの誕生前夜を描いた海外ドラマ。もともと『バットマン』シリーズの大ファンだと言い、「ファンとしては『ゴッサム』と言うタイトルだけで惹かれるものがある」と尾上さん。「あえてゴードンを主人公にしているのがニクイ。彼や悪役たちがどんな軌跡をたどって、映画につながるのか、将来を想像しながら楽しめる」とファン目線で楽しみ方を語り、「バットマンを知らなくて、刑事ドラマとして見応えがある」と語った。また、「ゴッサムがもつ独特の雰囲気が伝わってくる。(映画に比べて)より現実的な世界観の作り方がすごい。申し分ないですね」と興奮しきり。「The OC」でも主役を務めた人気スターのベン・マッケンジーが、ゴードンを演じており「男気を感じる俳優さん」とホレボレしていた。(text:cinemacafe.net)
2015年08月10日株式会社ハースト婦人画報社株式会社ハースト婦人画報社は、ラグジュアリーマガジン『25ans(ヴァンサンカン)』の創刊35周年を記念して「プリンセス美容博覧会」を開催する。「プリンセス美容博覧会」は、『25ans』史上初の大型美容イベントだ。「プリンセス美容博覧会」「プリンセス美容博覧会」の詳細は下記の通り。日時:10月3日(土) 13:00~18:30(予定)会場:恵比寿ガーデンホール入場料:無料(プレスリリースより抜粋)申し込みはwebより。一次締切は、2015年8月31日(月)、二次締切は2015年9月13日(日)だ。『25ans』のコンセプトは、「日本女性としての美しさ」「エレガントな美」。これらに対してまっすぐに向き合ってきた。同イベントでは、35年間で培った「エレ女ビューティ」の集大成として、1000名を招待する。イベント内容同日は、ビューティメソッドや最新コスメを紹介するステージやブースを設置。トークセッションには、尾上松也さんや神田沙也加さんも登場する。新製品情報やサンプルプレゼント、華景品が当たる抽選会なども開催され、幅広い世代の女性にとって楽しめるイベントが満載だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・『25ans』創刊35周年記念、初めての美容イベント「プリンセス美容博覧会」開催尾上松也さんや神田沙也加さんらが登場! メインMC:植松晃士さん
2015年08月10日子どもたちの笑顔と涙がたっぷり詰まった感動の大冒険、「はじめてのおつかい」。番組スタートから25周年を迎える今年の夏、「はじめてのおつかい!夏の大冒険スペシャル」が登場。ゲストの滝沢秀明や尾上松也、マギー、出川哲朗、松嶋尚美、竹下景子が浴衣姿で、幼い兄弟たちや勇気いっぱいの女の子、親子2代にわたる「はじめてのおつかい」を見守った。1991年から始まった人気長寿番組も、今年で25年目。数多くの子どもたちの冒険と成長を見守ってきた「はじめてのおつかい」は、子どもたちを見守る“家族”を描いた絆の物語でもある。今回は、5組の子どもたちの「はじめてのおつかい」が登場。見どころは、7年前、妹をおつかいに送りだしたお姉ちゃんが、7年後のいま、お母さんとなって自分の娘を送り出すというもの。家族2代に渡って綴られる物語の裏には、実は“お父さんの死”という悲しい出来事があり…。時代が変わっても、大切な人を失っても変わらない“家族の絆”には、おなじみの司会、所ジョージや森口博子を始め、ゲストの一同も目がくぎづけ。滝沢さんは、おまわりさんに憧れるしっかり者で正義感の強い兄・凛太朗くんと大ざっぱな弟・陣くんの兄弟に注目。お兄ちゃんの弟を守る愛の姿に感動した様子だ。また、尾上さんは、厳しい歌舞伎の世界との共通点を見出し、父を失った大家族の物語に胸を打たれたようで、竹下さん、松嶋さんも「ハンカチが足りない」ほど号泣。どきどきの笑いと、ときどきの涙で温かさに包まれた、忘れられない25周年スペシャルとなっている。「はじめてのおつかい!夏の大冒険スペシャル」は7月18日(土)19:00より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月18日ミュージカル、バラエティと幅広く活躍する尾上松也。彼が毎年夏に行い、大切にしているという歌舞伎自主公演『挑む』シリーズ。今年8月に上演される『挑む~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)』について話を聞いた。『挑む~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)』チケット情報毎年新たなことに挑戦している『挑む』シリーズだが、今年は「近年まれにみる挑戦」と語る松也。「大きな劇場(KAAT)で演じるということもそうですし、すべてを生演奏で演じることもひとつのチャレンジです。また、自主公演で一度演じている『二人椀久』という演目を再び、今回は僕と大先輩の片岡孝太郎さんというキャストで上演します。『二人袴(ふたりばかま)』という演目に関しては元々の名作狂言を尊重しつつも、いちから、オリジナルのつもりで作ります」おめでたいときに演じられる歌舞伎の代表的な踊りを操り人形仕立てにした「操り三番叟」、惹かれあう男女の幻想的な舞が強い印象を残す「二人椀久」、ドタバタコメディのような「二人袴(ふたりばかま)」と、さまざまな演目が一度に楽しめる。「『操り三番叟』と『二人椀久』は僕の発案で、市川蔦之助くんが『二人袴(ふたりばかま)』をやりたいと。それをみんなに相談して、『面白そうだね』ということで決まりました。だいたいの構成やアイデアは僕が出しますが、メンバーからもいろいろな意見が出て、全員でいいと思えるものを上演するようにしています。みんな忙しくて実際集まれないことも多いので、だいたいLINEで相談します」本当にやりたいことを実現するため、この公演に関わる歌舞伎俳優全員がどんな仕事もいとわず動くのだという。「舞台に立って何かを演じるということだけでなく、制作する側でもあるという意識が強いんです。最初の頃は、僕がひとりでがむしゃらに突っ走りすぎて、みんなを置いてきぼりにすることもあった。でも、今は本当にみんなが一丸となってやってくれるようになりました。僕も、ほかのメンバーも、プロデューサー的な面や、裏方的な仕事を兼務しながらつくっている公演です」年を重ねるごとに制作陣も含め、チームワークがどんどんよくなってきた。しかし、それに甘んじてはいけないという思いも持っているのだとか。「毎年経験を重ねて、スムーズにいくことも多くなりました。だからこそ、そこに落ち着くのではなく、自分たちにプレッシャーをかける意味でも毎年未知の領域に足を踏み入れる要素を作るようにしています。もちろん、すべてはご来場くださるお客様に満足していただければと。歌舞伎を初めて観る方にも楽しいと思える公演にしたいと思っていますので、ぜひとも観にきていただきたいですね」『挑む~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)』は8月8日(土)昼の部11:30~、夜の部16:30~KAAT(神奈川芸術劇場)にて上演。また、公演への意気込みと松也の素顔を感じることができるイベント『歌舞伎トークパーティwith尾上松也』も6月21日(日)に開催。取材・文:釣木文恵
2015年06月18日壮大なスケールでの撮影と出演者のリアルな心理状況を楽しめる大人気シリーズ「逃走中」が、20年目を迎える大人気バラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!」とコラボレーションすることが判明。7月19日(日)に3時間スペシャルとして放送されることが明らかになった。舞台は、日本を代表する観光&デートスポットとして知名度抜群の“お台場”。その平穏な日常空間が、驚くべき仕掛けによって、恐怖の逃走エリアに変貌する。今回、「めちゃイケ」メンバーのうち14人が、今回の「逃走中」に参戦。また「めちゃめちゃイケてる有名人」という枠で、おのののかや田中みな実、歌舞伎界からは片岡愛之助、尾上松也、スポーツ界からはオリンピックメダリストの浜口京子、清水宏保など各界から豪華メンバー8人が参戦する。「逃走中」に初めて参戦した「ナインティナイン」の2人は「めちゃめちゃ楽しかったですが、初めてハンターを見てめちゃめちゃビビりました。僕の男らしい部分を楽しみにしていてください」(岡村隆史)、「意外とハードでした。本気でチャレンジしたのでぜひ見て下さい!」(矢部浩之)とコメント。また、「ハンターはとにかく怖かったです」と語る雛形あきこは、「“キュッ”って足音を聞くだけでも胃が痛くなりました」と恐怖を感じていた様子だが、「オアシズ」の大久保佳代子は、「最近マラソンの練習をしていることもあり、いつもより体力はもった気がします。ハンターに追いかけられると、若干女性ホルモンの分泌が上がる気がしました」と楽しみながら(?)参戦できた様子だった。2014年4月放送「逃走中~ハンター消滅~」から1年3か月、ハンター1号機が今回のゲームでついに復活を遂げる。一体どんな姿で逃走者たちの前に立ちはだかるのかにも注目したい。「逃走中~めちゃ×2本気で逃げてるッ!~」は、7月19日(日)19時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月09日花總まり、蘭乃はな、城田優、井上芳雄らが出演するミュージカル『エリザベート』が今週末、東京・帝国劇場にて開幕する。6月9日、同劇場にて初日を目前に控えたキャストが意気込みを語った。チケット情報はこちら舞台は19世紀末のウィーン、若き皇帝フランツ・ヨーゼフに嫁いだ美貌の皇妃エリザベートが主人公。しかし自由を愛する彼女にとって宮廷の暮らしは苦痛でしかない。そんなエリザベートを黄泉の帝王トート(死)も密かに愛し続けていた。その愛はハプスブルク王朝を破滅へと導いていく…。1992年にウィーンで生まれた本作は、日本では1996年に宝塚雪組が初演。その後2000年には男女混合キャストで上演する“東宝版”と呼ばれるプロダクションが誕生、宝塚版・東宝版ともにコンスタントに上演され続けている大人気ミュージカルだ。今回はキャストに加え、演出・舞台美術、衣裳も一新され新しい『エリザベート』の誕生に大きな期待が寄せられている。タイトルロールをWキャストで演じるのは、1996年の宝塚版初演で同役を演じたオリジナルキャストである花總と、2014年の宝塚花組公演で同役を演じこれが宝塚退団後初ミュージカル出演となる蘭乃。「改めてエリザベートという役は本当に難しい役だなと痛感しています。宝塚版と東宝版では思った以上に違いがあります。新たにエリザベート役に挑戦するという気持ちでやっています」と花總。蘭乃は男優との共演が初めてとなるが「(実際の男性は)身体の大きさや厚みも違いますし、エネルギーがすごい。その中できちんと立っていられるように頑張っています」と話していた。エリザベートと相対するトート役は城田と井上が演じ、またエリザベート暗殺犯ルキーニ役も山崎育三郎、尾上松也というフレッシュな顔ぶれになった。「スタッフ、キャストを一新して、新しい僕たちの『エリザベート』を作ろうと意気込んで稽古してきた。それを皆さんに観てもらえるのを楽しみにしています」と井上が話せば、山崎も「僕らの世代の新しい『エリザベート』が完成しました。新たな伝説を作りたい」と意気込む。また、高校時代からの親友という城田と尾上は「まさかこういう形で共演するとは思わなかった。でも僕はミュージカルに出演する時は、必ず優に相談してるんです。今回も優がやるならという気持ちでやらせてもらいました」(尾上)、「僕自身、5年ぶりにトート役に挑戦する中で、育三郎や松也がいてくれることは非常に心強い」(城田)と話すなど、同世代の団結力をアピールしていた。公演は6月11日(木)に開幕するプレビュー公演を経て、6月13日(土)から8月26日(水)まで同劇場にて。
2015年06月09日スペシャルトークイベント「KABUKI NIGHT」が、2月14日に博多座で開催された。歌舞伎ファンはもちろん、初心者も気軽に楽しめると開催の度に大好評だが、今回も1階席は満席となり急遽2階席まで開放。大勢のファンの熱気に包まれた。博多座「二月花形歌舞伎」チケット情報博多座の女性案内スタッフに扮した片岡千壽と片岡松十郎が客席通路に突如現れ、「携帯の電源を切ってね」コントで盛り上げた後、クイーンの『ウィー・ウィル・ロック・ユー』をBGMに、MC役を勤める市川染五郎が登場。続いて片岡孝太郎、市川右近、尾上松也、大谷廣太郎、中村米吉、中村隼人が、自らがセレクトしたBGMと共に花道から登場した。それぞれの舞台写真を見ながらの「伊達の十役」トークからスタート。中村隼人の一日を写真で追った「ある歌舞伎俳優の一日」や、出演者が事前にアンケートに答えてくれたマル秘トークコーナー「ソメトーーク!」と続き、笑いたっぷりのトークで客席を沸かせてくれた。その後、市川染五郎作・演出のショートストーリーを現代版と歌舞伎版で披露。染五郎がナレーション、廣太郎、米吉、隼人出演によるバレンタインの物語。現代版では“壁ドン”も飛び出す楽しい演出。歌舞伎版では染五郎がツケ打ちも務め、「だんまり」や「海老反り」など歌舞伎ならではの演技も飛び出すなど、本格的な趣向で魅せてくれた。芝居の合間には染五郎・松也が、旬のお笑いネタ「ラッスンゴレライ」を披露! 当日練習したとは思えない完成度に会場は爆笑の渦。ラストは出演者が全員で客席を練り歩き、「公演の宣伝をすること!」という条件で写真撮影もOKという嬉しいサプライズも。最高潮の盛り上がりの中、幕を閉じた。公演後は「歌舞伎を観たことなかったけど、是非観たくなった」と「二月花形歌舞伎」チケットを買い求める姿も。様々な角度から歌舞伎の魅力を伝えてくれた一夜となった。二月花形歌舞伎は2月26日(木までに福岡・博多座にて上演中。チケットは発売中。
2015年02月18日博多座「二月花形歌舞伎」をさらに深く楽しむことのできるスペシャルトークイベント「KABUKI NIGHT」が、2月14日(土)に開催決定。本イベントの開催は5年ぶり9回目。歌舞伎ファンはもちろん、歌舞伎や博多座初心者の方も気軽に楽しめると開催の度に大好評だが、この度ゲスト出演者7名も決定した。「KABUKI NIGHT」チケット情報『伊達の十役』で十役を務める市川染五郎はじめ、片岡孝太郎、市川右近、尾上松也、大谷廣太郎、中村米吉、中村隼人と花も実もある花形俳優7人が勢揃い。ここでしか聞けない素顔のトークをたっぷり展開する。また今回は、このイベントのために市川染五郎がオリジナルショートストーリーを書き下ろし、現代版と歌舞伎版で披露するなど、オリジナルの企画も満載だ。今年のバレンタインデイは、歌舞伎の新たな魅力に染まる特別な夜をすごしてみては。KABUKI NIGHTは2月14日(土)、二月花形歌舞伎は2月4日(水)から26日(木)まで福岡・博多座にて開催。チケットは発売中。
2015年01月27日1月2日、東京・浅草公会堂で初日を迎えた『新春浅草歌舞伎』。同公演の初日上演を前に鏡開きが行なわれ、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助らが出席した。新春浅草歌舞伎は毎年、次代を担う若手が大役に挑戦するという、若手歌舞伎俳優の登竜門として知られる人気興行だが、今年は全員が20代という異例の若さで行なわれる。尾上松也は「僕以外のメンバーが全員平成生まれで、若いメンバーで公演をさせて頂くことは光栄ですし、また責任もあると感じています。1か月興行を、これだけの責任を持ったポジションでさせて頂くことはなかなか無いことです。これまで浅草歌舞伎を支えてくださった地元の皆様、先輩方、お客さまのためにも精一杯力を出し合って、ご満足頂ける舞台を勤めていきたいと思っています」とコメント。また、同日より東京・歌舞伎座で開幕した初春大歌舞伎に市川猿之助が出演することについて触れ、「去年まで浅草を引っ張ってくださっていた猿之助さんが、新開場して初めての歌舞伎座出演ということで、僕たちにとって大きな壁になるのではないかと心配しているところですが、それを乗り越えろと気合いを入れてくれていると思い、負けないように頑張ります」と意気込んだ。中村歌昇は出演者が一新されたことについて「それぞれが一生懸命勤めていくつもりでおります。しかし一生懸命さだけではなく、この公演ならではのものを出して行かなければならないと思っています」と話した。また、坂東巳之助は「緊張しております。しかし今、自分の中から沸々と湧き上がってくるのはワクワク感。そして7人で並び立てることの嬉しさを武器に、盾に、千秋楽まで立ち止まることなく走り抜けたいと思います」と語った。『新春浅草歌舞伎』は1月26日(月)まで、東京・浅草公会堂で開催。
2015年01月06日今年の大晦日12月31日(水)に行われる「第65回 NHK紅白歌合戦」のゲスト審査員が発表され、2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」で主演を務める井上真央や、今年の朝ドラ「花子とアン」に出演した仲間由紀恵、さらにタモリや黒柳徹子ら豪華9名の参加が明らかとなった。“歌おう おおみそかは全員参加で!”をテーマに掲げる今年の「紅白歌合戦」。司会には、5年連続で白組の司会となる「嵐」、紅組は「花子とアン」で主演を務めた吉高由里子が務める。目玉としては、「嵐」と「妖怪ウォッチ」がコラボレーションを果たすドリーム・ステージや、“電撃復帰”が囁かれる中森明菜の出演といったところだろうか。今回、発表された9名のゲスト審査員は以下の通り。■ゲスト審査員 (~五十音順~)・阿部寛 (俳優)・井上真央 (俳優)・尾上松也 (歌舞伎俳優)・黒柳徹子 (タレント)・タモリ (タレント)・中園ミホ (脚本家)・仲間由紀恵(俳優)・蜷川実花 (写真家・映画監督)・山中伸弥 (京都大学 iPS細胞研究所所長2012年ノーベル生理学医学賞受賞)タモリさんや黒柳さんといった大物たちの中、井上さんや尾上さんら若手たちがどんな掛け合いを見せてくれるのか、さらにノーベル賞学者の山中さんのコメントにも期待したい。「第65回 NHK紅白歌合戦」は12月31日(水)19:15~NHK総合・ラジオ第1にて放送。※20:55~21:00 は中断ニュース。(text:cinemacafe.net)
2014年12月24日女優の桐谷美玲が、ネイルが最も似合う著名人を選ぶ祭典『ネイルクイーン 2014』の「女優部門」に選出され17日、都内で開催された授賞式に出席。「大人っぽいイメージ」という自慢のネイルを見せながら会場の歓声を浴びると「ありがとうございます。すごくうれしいです」と目を輝かせた。【写真】安藤美姫は…シックな黒着物×青ネイル大勢の報道陣を前に「普段は役に合わせてネイルをしてます。キャスターのときは清楚だったり…」とこだわりを語った桐谷。ネイル歴を聞かれると「幼稚園の頃からお母さんのを見てマニキュアとかをしてました」と明かして驚かせた。プライベートでも「友達とよく見せ合ったりしている」といい、デートのときも「女子としてはちゃんとしていきたい」とにっこり。しかし、リポーターから「ネイルを見せるお相手は?」と聞かれると「まだ…」と苦笑いしていた。今年の『ネイルクイーン』は桐谷のほか、「タレント部門」にローラ、「アーティスト部門」にMay J.、「モデル部門」にヨンア、「メンズ部門」に尾上松也、「スポーツ部門」に安藤美姫、「協会特別賞」に川島なお美がそれぞれ選ばれた。ローラは今回で3年連続の選出となり、ネイルクイーン殿堂入りを果たした。
2014年11月17日タレントのローラが、ネイルが最も似合う著名人を選ぶ祭典『ネイルクイーン 2014』の「タレント部門」に選出され17日、都内で開催された授賞式に出席した。ローラは、一昨年より3年連続で同部門に選ばれ、殿堂入りを果たした。【授賞式フォト】網タイツで美脚をチラ見せした川島なお美殿堂入りの快挙に「わー、うれしい!どうしよう!」と感激したローラ。この日も、自慢のネイルを披露し「少し先をとがらせた“とんがりネイル”にパールも付けてみたの!」と紹介。「ネイルをしているとすごい気分があがる。毎回、新しいネイルをするのがすごい楽しいの!」と声を弾ませていた。選考理由としては「愛らしく、ユニークなキャラクターに加わった“大人な女性”の魅力」が決め手となり、「大人女性のファッションアイコンとして絶大な支持」を集めたことも評価された。そのほか、「女優部門」に桐谷美玲、「アーティスト部門」にMay J.、「モデル部門」にヨンア、「メンズ部門」に尾上松也、「スポーツ部門」に安藤美姫、「協会特別賞」に川島なお美がそれぞれ選ばれた。
2014年11月17日来年1月東京・浅草公会堂で上演する「新春浅草歌舞伎」の製作発表が11月7日、都内で行われ、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助らが出席した。【チケット情報はこちら】新春浅草歌舞伎は毎年、歌舞伎界の次代を担う若手が大役に挑戦するという、若手歌舞伎俳優の登竜門として知られる人気興行だが、今年は出演者全員が20代という異例の若さ。仮名手本忠臣蔵の五段目・六段目での早野勘平など、大役を演じる松也は意気込みについて「私が出演するのは今回が3回目で、これまでは先輩がいて、胸を借りられるという恵まれた環境で演じる事ができました。ただ、今回の新春浅草歌舞伎は出演者の中で僕だけが昭和生まれ、全員20代という事で、メンバーもガラッと変わったので、来年から新たなスタートを切るような気持ちでいないといけないなと思っています。大役を務める喜びもありますが、同時により多くの方に、この世代だからこその歌舞伎をお見せすることができたらと思います」と決意を述べた。また、坂東巳之助は陸上用のバトンを取り出し「これは2年前に浅草歌舞伎に出演した折に、猿之助のお兄様から「次から浅草歌舞伎は頼んだぞ」と言われて受け取ったバトンです。ただ今年の浅草歌舞伎ではまだ我々だけでやるという訳に行かず、一度鏡開きの際にお返ししたのですが、また千秋楽に「今度こそ頼んだぞ」と渡されました。そして今回、このバトンを手に、やっと我々の世代で走り出す事ができるのを心より嬉しく思っています」と猿之助とのエピソードを交え答えた。報道陣から、先輩がいなくなって、宣伝や興行の盛り上げ方に不安があるのでは、と言う質問には松也が「ひとりひとりが、どうやってお客様を呼ぼうかとか、こうして大役を務めるのだから恥にならないようにやろうと言っていて、このメンバーで作品に挑む事ができて本当に良かったなって思います。宣伝も大事ですが、せっかく来ていただいたお客様に「つまんない」と言われたら何もならないので、ひとりでも多くのお客様に来て頂く努力をしつつ、しっかりと芝居も成立させようと思っています」とコメント。続けて、巳之助が「宣伝をする、そして劇場に来ていただいたお客様に満足いただく、その両方を満たすために、この7人でちょくちょくご飯を食べに行って、結束を深め、そのお店にポスターを貼ってもらうというのはいかがでしょうか(笑)」とアイデアを出すと、会場は笑いに包まれた。「新春浅草歌舞伎」は1月2日(金) から26日(月)まで、東京・浅草公会堂で開催。チケットの一般発売は11月20日(木)午前10時より。なお、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は11月17日(月)午前11時まで。
2014年11月11日11月7日、東京・天王洲 銀河劇場にてミュージカル『スリル・ミー』が開幕した。2011年の初演から話題を集め、熱烈なファンを着実に増やして今回5度目の再演を迎える人気作である。舞台上に現れるのは“私”と“彼”の、ふたりの青年。才色兼備の彼らがスリルを求めて犯罪に身を落とす様を、ピアノ伴奏のみでドラマチックに描き出す異色のミュージカルだ。残酷かつ甘美な愛憎をぶつけ合う青年たちを、尾上松也&柿澤勇人、田代万里生&伊礼彼方、松下洸平&小西遼生の3組の新ペアが競演。開幕の先陣を切ったのは、今回が初参加となる私役の尾上と、初演から彼役を演じ続けている柿澤のふたりである。初日前日に行われた最終リハーサルでの彼らの熱演を鑑賞した。ミュージカル『スリル・ミー』チケット情報ピアノの不穏な音色が響くとともに照明が落ちると、瞬時にして『スリル・ミー』の持つ背徳の空気が劇場を支配する。暗闇から現れた尾上“私”が口を開いた瞬間、これまでになかった感触に、おや、と目を見張った。狂気にも似た過剰な自負心で“私”を強引に振り回す“彼”と、そんな“彼”への思慕ゆえに抗えず、罪深い沼へ引きずり込まれてしまう“私”。そうした図式において、尾上の表現には“彼”を凌駕する“私”の意志の強さがはっきりと浮かび上がっていた。尾上が演じる“私”は強い。反対に、自己愛だけに支えられた柿澤“彼”がみせる強気は、不憫に思うほど脆さを感じさせ、そこがたまらない魅力となって観る者をせつなくさせる。息詰まるスピードで展開するふたりのやりとりを追ううちに、この“私”なら“彼”を戒め、ふたりもろとも地獄に堕ちるのを容易く防げたのではないか……と思えてくる。でも意図して、そうはしなかった。“私”は“彼”の共犯者になってしまったのではなく、自らが主体となって“彼”を共犯者にしたのだ。尾上&柿澤ペアが強烈に伝えてくる本質的な“私”の悔恨に、新たな興奮と胸の痛みを味わった。以前の取材で、尾上が「本来の自分からすれば“彼”役を演じるタイプだと思う」と言い、柿澤が「何だ、このペアは!?と観客は戸惑うのでは」と語っていたことを思い出した。当人たちの予想を上回る思いがけない化学反応は確かに起こり、作品をより熟成させたように感じた。俳優の組み合わせの違いによって、作品の見える角度が変わり、思わぬ気づきが訪れる。『スリル・ミー』が何度も上演を熱望されるのは作品自体の完成度もさることながら、キャスティングの妙に負うところが大きい。三組それぞれが道筋を変えて放つ新たなスリルを、ぜひ体感してもらいたい。公演は11月24日(月・休)まで東京・天王洲銀河劇場、11月29日(土)大阪・サンケイホールブリーゼにて。取材・文上野紀子
2014年11月10日11月7日、天王洲銀河劇場にてミュージカル『スリル・ミー』が開幕する。2011年の初演から早くも5度目の再演となる、カルト的人気を誇る異色のミュージカルだ。舞台上の“私”と“彼”がピアノ伴奏のみで歌い綴るのは、優美で残虐な愛の物語。才知と容色に恵まれたふたりの青年がスリルを求めて犯罪へと堕ちていく様を、観客は固唾を飲んで見守り、やるせない結末に胸を打ち抜かれる。俳優の組み合わせによって、その狂気の愛がさまざまな色に変化するのも悩ましく、さらに一度、二度…と観劇を重ねるリピーターが増幅していくのである。今回もまた、尾上松也&柿澤勇人、田代万里生&伊礼彼方、松下洸平&小西遼生による3組の新ペアが誕生。気になる競演を探るべく、稽古場を訪れた。ミュージカル『スリル・ミー』チケット情報本番同様の衣装を着てスタンバイしていたのは、松下と小西のペアだ。今回は尾上と伊礼のふたりが初参加なので、松下と小西は唯一の、経験者同士の初顔合わせである。演出の栗山民也による稽古の順番も、信頼を受けての“トリ”になるそうで、この日も演出家のチェックを前に通し稽古を敢行。ピアノの朴勝哲が奏でるオープニングの調べで、いざスタートだ。重い足取りで現れた松下の集中力が、すぐさま空間を『スリル・ミー』の世界へと変えていった。ふたりが“事件”を起こすまでのスリリングな助走が、これまで以上のスピード感を持って観る者の興奮をあおる。音楽はせつなく美しいが、彼らの歌はけっして美声を届けるものではない。旋律に乗せて時に心の叫びを訴え、時に絶望をつぶやく。驚いたのは、松下と小西の掛け合いに、まるで初演からペアを続けていたかのような強固なつながりを見たことだ。小西“彼”に「お前がいないとだめなんだ」と言われて振り返る松下“私”の、一瞬の歓喜の表情がせつなく胸に刺さる。狂気の快楽を装いながら、人間らしい苛立ちをのぞかせる小西の瞳にも引き込まれる。初タッグによる新鮮な衝撃と、既視感を覚える不思議な安定感に終始魅せられた。充実の通し稽古を終えて、小西は「すでに何度も演じていて作品の細部を知っているからこそ、もっと知らない部分を探ろうとするお互いの気配を感じて面白かった。ふたり芝居だから相手が伝えてくるものを確実に受け取らないと何も進まない。受け取ろうとする心の余裕を持てていることがいいですね」と手応え十分の様子。松下は「小西くんが演じる“彼”は、ほかのどの“彼”よりも内に秘めるものが多い。この人、なぜこんなに不器用なんだろう…と惹かれます。その独特の陰を探っていくのは遣り甲斐がある」とパートナーへの信頼を語った。こうした楽しみな化学変化は、ほかの2組の間にもきっと起こっているはず。今回もやはり3組すべて見届けずにはいられないだろう。公演は11月7日(金)から24日(月・祝)まで東京・天王洲銀河劇場、11月29日(土)大阪・サンケイホールブリーゼにて。取材・文上野紀子
2014年10月28日歌舞伎俳優の尾上松也が10月23日(木)、東京・タワーレコード渋谷店で開催された「DCコミックス バットマン75周年記念 渋・原ジャックイベント」のオープニングに出席。「バットマン」シリーズの大ファンを公言する尾上さんは、爽やかな白のジャケットにバットマンのロゴTシャツを合わせたスタイルで登場すると、“バットマン愛”を熱く語り尽くした。バットマンの生誕75周年を記念し、バットマングッズを集めた期間限定ショップ、 ゲームやフォトロケが楽しめるコーナー、バットマンカフェなど、バットマンファン垂涎のイベントの数々が東京の渋谷・原宿エリアで開催中。尾上さんは、「ティム・バートン監督でマイケル・キートン主演の『バットマン』(’89)を観たときに、ものすごい世界観に圧倒された」と子どもの頃からのバットマンファン。自宅には多数のフィギュアも所有しているそうで、「バットマンの魅力は完璧じゃないところ。スーパーマンみたいな超人的な力を持ってるわけじゃなく、人間そのものなので欠点もあるけれど、正義感を貫く男のかっこよさがある」とリスペクトを表した。また、ステージに集結したバットマンのコスプレイヤー“75”名たちに、「このコスチュームはどこに売ってるんですか?」と聞くなど興味津々。「獅童さんもスパイダーマンのコスチュームを持っているので、僕もバットマンの衣装をオーダーメイドで作ってみたい!」とハロウィンへの期待を膨らませていた。そんな先輩の中村獅童さんは、交際中の元読者モデルとの再婚を先日発表したが、尾上さんも「おめでたい。獅童さんが幸せになってくれるなら、慕っている後輩としてはすごくうれしい」と祝福。そこで、交際が報じられている女優の前田敦子さんとの結婚予定について突っ込まれると、「考えられないですね」と思わず苦笑い。すると隣りにいたバットマンが尾上さんを守るように芸能レポーターの前に立ちはだかり、報道陣の笑いを誘っていた。「DCコミックス バットマン75周年記念 渋・原ジャックイベント」は、渋谷・原宿エリアにて10月23日(木)~11月3日(月・祝)までの12日間開催される。(text:cinemacafe.net)
2014年10月23日歌舞伎俳優・尾上松緑の長男・藤間大河が、「歌舞伎座六月大歌舞伎」の夜の部「蘭平物狂(らんぺいものぐるい)」で3代目尾上左近を名乗り初舞台を踏むことが決まり、4月24日、都内で会見を行った。「歌舞伎座六月大歌舞伎」チケット情報藤間は平成18年1月生まれの8歳。2009年10月歌舞伎座『音羽嶽だんまり』の稚児音若で初お目見得。これまで本名で数々の舞台を踏んできた。会見に同席した尾上菊五郎は「初お目見得から、いろいろな役をやって、その都度成長してきた。なかなかしっかりした子役です。私どもの頃に比べるとレベルが高い」と太鼓判を押した。祖父(三代目松緑)、父も名乗った左近を襲名した藤間は「尾上左近でございます。よろしくお願いいたします」と緊張気味に挨拶。父の松緑は「舞台の上でお客様から拍手をいただくことをとても喜ぶたちのようですので今のうちは舞台の上でのびのびと芝居ができることが一番だと思う。ですから、あまりうるさいことは言わないつもり。でも親の気持ちからすると、そうはならないかもしれませんが」と話し、年若い歌舞伎俳優に期待を込めた。「歌舞伎座六月大歌舞伎」は6月1日(日)から25日(水)まで。チケットの一般発売は5月12日(月)午前10時より。なお、チケットぴあではインターネット先行抽選「プレリザーブ」を実施、5月4日(日・祝)午前11時から8日(木)午前11時まで受付。
2014年05月02日