パルコは4月24日~5月17日、渋谷パルコPART1のパルコミュージアム(東京都渋谷区)にて展覧会「FUNASSYI FANTASY WORLD」を開催する。同展では、千葉県船橋市非公認キャラクターの"ふなっしー"が登場してから現在に至るまでのアーカイブを写真や映像、小物などの展示で紹介する。展示内「梨妖精界」にはARや映像インタラクティブなどアトラクション型の仕掛けが施される。また、「梨小屋再現」コーナーでは風呂おけやソファなど本物のセットも展示され、"まぼろし"と言われるふなっしーの「2号機」も登場。ソファに座って写真撮影もできるという。また、ショップゾーンにはふなっしーのオフィシャルグッズショップ「ふなっしーLAND」が特別出店。人気グッズや展覧会限定グッズの販売のほか、新商品の先行販売も行う。同展限定販売グッズとしては、「FUNASSYI FANTASY WORLD 限定生写真セット(10枚入)」(540円)や「FUNASSYI FANTASY WORLDマグネット」(594円)などを提供。なお、生写真セットには、全45種の中からランダムで10枚の写真が入っているとのこと。先行販売グッズとしては、『FUNASSYI FANTASY WORLD SPECIAL PHOTOBOOK』(980円)や「FUNACOLLE(パジャマ)」(1,944円)などを用意する。同展の開催時間は期間中の各日10:00~21:00で、入場は閉場の30分前まで。入場料は一般500円・学生400円・小学生以下無料となる。なお、有料入場者には限定ステッカー(非売品)を進呈するとのこと。また、同展は札幌パルコでの巡回開催も決定しており、渋谷パルコを皮切りに全国を巡回する予定となっている。(C)ふなっしー※価格は全て税込
2015年04月23日東京都・恵比寿のNADiff Galleryでは、アウトサイダーアーティストとして国内外の展覧会で紹介されているパフォーマー・宮間英次郎による「80歳記念大展覧会」を開催している。開催期間は4月24日まで、開場時間は12:00~20:00、入場は無料。同展は、畸人研究学会+都築響一のキュレーションによる、"帽子おじさん"こと宮間英次郎の個展。過剰に折り重なったオブジェが集積する巨大な帽子をはじめ、耳にぶら下げられた金魚が泳ぐ巾着、長く伸びた髪と髭、鮮やかな柄の古着で装った女性的かつミステリアスなコーディネートなど、そのどれもが属性を持たず、何にも似つかない自己表現を貫いている。なお宮間英次郎は、1934年三重県伊勢生まれのパフォーマー。さまざまな土地に移り住みながら、80歳になる現在は神奈川県横浜市を拠点に活動。いろいろなモノで飾り立てた自作の帽子を被り、横浜を中心とした繁華街を練り歩く活動から"帽子おじさん"の愛称で知られている。
2015年04月22日特定非営利活動法人 平泉会は4月18日~23日、東京都美術館にて「平泉会選抜展」を開催する。○ネットで話題の「リアル猫ヘッド」も展示「平泉展」は1989年、練馬区立美術館より「平和と文化のわく泉」の心と、「誰でも描けます」の合言葉で、絵画制作を一般の人々に身近なものとする目的で発足。国立新美術館が新設された2008年に「第20回平泉展」を開催し、今年で7年目を迎えた。東京都美術館がリニューアルオープンした2012年からは、「平泉会選抜展」を開催している。期間中は、「手づくりこそ命を元気にし未来を築く」の理念のもと、油彩・日本画・水彩・版画・写真・染色・織・キルト・書・陶芸・工芸など、様々な手作り作品(平面と立体)を展示する。また、現在ネットなどで話題となっている、日本羊毛アート学園主任講師の羊毛フェルト作家・佐藤法雪氏の「リアル猫ヘッド」も紹介。被る人によって雰囲気が違って見える"猫ヘッド"を体験できる。そのほか、日本羊毛アート学園やカルチャースクールの生徒の作品も展示する。4月18日・19日 13時30分~15時には、平泉会代表・保坂良平氏による「勉強会」を開催。参加費は無料。集合場所は、会場内1室。さらに、体験コーナーとして、参加無料の「楽しい塗り絵」も実施する。入場時間は、9時30分~17時30分(入場は17時まで)。休館日は4月20日。最終日は、13時30分閉会(入場締め切り切13時)。会場は、東京都美術館 1階 第一展示室(東京都台東区上野公園)。入場料は無料。会場では、スパニッシュギター・山田陽一郎氏のBGM演奏を実施。生演奏を聴きながら鑑賞ができる。
2015年04月16日表参道のレンタルスペース「ロケット(ROCKET)」で、テーブルの上の展覧会「食卓を飾る、ディリジェンスパーラーの花。」が開催される。期間は4月9日から14日まで。このイベントは日常にファンタジックなひと時を提案する、表参道のフラワーショップ「ディリジェンスパーラー(DILIGENCE PARLOUR)」が主催するもの。会場では二子多摩川の人気カフェ「Cafe Lisette」のお菓子とともに、お茶と花、花瓶による「ON THE TABLEセット」がテーブルに運ばれる。このうち、花と花瓶は食後に持ち帰ることが可能だ。その他、フロアでは本展に合わせて特別に刺繍を施したエンブロイダリーハンカチ、及び「Cafe Lisette」の限定ジャムなどを提供する。更に、その場で花束をセレクトオーダー出来るポップアップショップもオープン。これらの催しを通じて、“日常生活やコミュニケーションの中に花があることの美しさやよろこび”を提案していく。
2015年04月03日駐日デンマーク大使館は3月28日から4月19日まで、東京・代官山ヒルサイドフォーラム(ヒルサイドテラス内)にて展覧会「スピリチュアルグリーンランド」を開催する。会場では、鯨の骨とセイウチの牙から彫られた彫像「トゥピラク」や神話や伝説を演じるために使われていた「仮面」、 そして、先史の人々と文化を描いた劇画などを通じて、グリーンランドの神秘な世界を紹介する。先史時代のグリーンランドの人々や文化を描いた劇画「Qanga」の展示では、劇画から抜粋したスケッチや、インスピレーションのもととなった考古学的な情報を展示する。また4,000年前の話を参考にしながら絵を手直しした過程を追ったケーススタディーや、最初の鉛筆スケッチから最後の仕上げまで、いかに絵ができ上がっていくかをとったショートフィルムも上映する。一見奇妙な姿をしたトゥピラクは、クジラの骨やセイウチの牙でできた怪物のような彫像。展示されているトゥピラックは、高円宮親王妃殿下が故親王殿下とグリーンランドを訪問した際に個人的に収集したもので、初公開されることになった。トゥピラクはグリーンランド語で「祖先の魂や霊」を意味し、「不思議な霊」という意味でも使われていた。グリーンランドのシャーマンは、トゥピラクの霊を招集することで敵との戦いで援護を受けることができたという。同展では、普段あまり展示されることのないグリーンランドの仮面も展示している。今回、デンマーク王配の個人収集品を展示する。仮面は古来、スリルあふれる神話や伝説を再現するために使われていたもの。また様々な宗教儀式に使用されたため、"ダンシングマスク(踊りの面)"とも呼ばれている。仮面を身につけると人格が変わり、普段の自分の役割から自由になり、別の人物や存在のように振る舞うことができると考えられていた。同展は3月28日~4月19日10:00~20:00、入場料は無料となっている。
2015年03月28日東京都・虎ノ門の虎ノ門ヒルズは、100歳を撮影し続けるドイツの写真家カルステン・トーマエレンによる日本初の展覧会「100歳の記憶展」を開催する。会期は4月16日~4月18日。開場時間は4月16日が10:00~16:30、4月17日が10:00~19:00、4月18日が10:00~17:00。入場無料。同展は、世界中の100歳以上の人々を撮り続けているカルステン氏の、新たに日本人を撮影した最新作を加えた作品を、日本で初めて披露するもの。特種東海製紙の新開発した、「軽さ」と「厚み」、「緻密な美しさ」を同時に実現させた"記憶に残る紙"「エアラス」の展示会「エアラス・性能と品質」内で開催される。デジタル化が進む中、人々の記憶に残る紙というコンセプトで生み出された高級印刷用紙「エアラス」が、100年の年月を見つめ続けてきた人々の表情を最大限に引き出すという。なお、会場デザインはデザイナー・廣村正彰氏が担当するとのことだ。また、会場では同展のほかに、エアラスの複雑で精緻なメカニズムを、比較データやシミュレーション、研究データの解説などを通して知る、ラボのような実験スペースを設けた「エアラス解析」が展示される。そのほか、田中良治、谷口広樹、永井裕明、宮田裕美詠、MOMENT、廣村正彰の計6名のクリエイターが参加する、グラフィックデザインと印刷表現の関係を追求し、新しい表現を獲得するための「グラフィックトライアル」を実施。エアラスと特殊印刷加工の特性を掛け合わせ、更なる可能性を模索する。
2015年03月06日文化学園服飾博物館は展覧会「ヨーロピアン・モード」を開催する。期間は3月7日から5月13日まで。この展覧会では18世紀のロココ時代から20世紀末まで、約250年に渡るヨーロッパ女性におけるモードの歴史にフォーカスした。王侯貴族が着用していたドレスに始まって、若者や大衆の間で次々と生まれた流行、スタイルを当時の社会背景とともに紹介。デザイナーの感性や哲学がどのような変化を遂げたのか、その一連の流れを見通すことが出来る。なお、特集としてデニムに関する展示も重点的に行われる。19世紀に生まれた作業着としてのデニムが、どのようにしてファッションとして注目されるようになったのか。会場には当時の通販カタログ、80年代のデニムスーツなども展示され、現在に至るまでのデニムの流行と歴史が語られる。3月28日、4月25日にはギャラリートークを開催。時間は13時30分から。【イベント情報】ヨーロピアンモード会場:文化学園服飾博物館住所:東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル会期:3月7日から5月13日時間:10:00から16:30(4月17日、5月1日は19:00まで。入館は閉館の30分前まで)料金:一般500円大高生300円小中生200円休館日:日曜日、祝日(4月5日は開館)
2015年03月05日ベネッセホールディングスはこのほど、顧客情報の登録が不要となる新しい教育サービス「BenePa」の発表を行なった。○情報登録不要、学習教材の新しい形同発表会には、代表取締役会長兼社長の原田泳幸氏のほか、国内教育カンパニーマーケティング本部本部長の的場一成氏、国内教育カンパニー中高生教育サービス本部本部長の上田朗子氏が登壇した。「BenePa」は、「住所・氏名の登録が不要」という、従来の通信教育モデルを覆すもの。インターネットに接続されたWindows/Macのパソコンで使用できるオンライン学習プログラムで、専用の機材などは必要としない。価格も500円からとリーズナブルなプリペイド方式で、やりたいところだけ、ニガテなところだけなど、学習するコンテンツを自由に選んで購入できることがポイントだ。従来の継続型通信教育モデルであれば、学校の進行度にあわせて次々に教材が届くため、ニガテや理解不足のところがそのままになってしまうこともある。だが、「BenePa」であれば学年を遡って購入することもできるため、個人に合わせたペースで学習を進めることができる。ラインナップは幼児向けから高校3年生までの豊富な教材が揃っており、「小学4年生の計算」「中学1年生の英文法」など、必要な単元ごとに購入する。今後、ラインナップも順次追加されるという。原田氏は「BenePaは教育事業ビジネスモデルのパラダイムシフト。BenePaをきっかけにして、進研ゼミや塾などの利用につなげたい。顧客との接点を増やしていく」と、「BenePa」を足がかりにグループ内での相乗効果を狙っていく考えだ。○動画や音声でわかりやすく学習「BenePa」には、「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」で研究されてきた教材設計に加え、デジタルならではの設計が施されている。まず、理解度の調査のための「診断問題」で、どこが理解できていないのかを確認する。それがオンライン上で誤答率調査の反映がなされ、その結果を受けて「授業」、「応用」とステップアップ。効果的に、理解不足だった部分を「わかった」と実感できるように作られている。また的場氏は、「プリペイドカードを使い終えたら終わり、という教材ではない。住所や氏名は不要だが、個別のIDで学習履歴は管理できるようになっている。どこまで学習できているか、次にどのような学習が必要かまで管理できる」と、学習履歴をIDごとに管理することで、理解度などの把握もできるようなっていると話した。また、発音や作図など回答を見ただけは理解しにくい問題には、音声や動画でフォローするなど、デジタル教材ならではの学習コンテンツが用意されている。上田氏は、「オンラインならではの音声や動画を積極的に取り入れてあり、ひとりでもきちんと考えられる、わかりやすい解説になっている。必要なところだけを学べることが特長」とこれまでのノウハウに加え、デジタルならではの強みを合わせたつくりになっているとアピールした。○体験イベントには長蛇の列この日、エリアベネッセ青山には「BenePa」をいち早く体験しようと集まった人々で長蛇の列ができた。特に、子どもは初めて触れる学習教材に興味津々で、親子で並んで動画の解説などを熱心に見入っていた。「BenePa」はローソンのプリペイドカード売り場・書籍売り場で2月17日より発売される。今後、ローソン以外のコンビニなどにも順次販路を拡大していく予定。家庭学習の新たな選択肢として、強い味方になってくれそうだ。
2015年02月10日代官山のヒルサイドフォーラムで九谷焼の展覧会「HEART OF GOLD 錦山窯の仕事」が開催される。期間は2月20日から22日まで。この展覧会は五彩を駆使した豪華絢爛な九谷焼の中でも、特に金彩を得意とする石川県の錦山窯による作品を紹介したもの。釉裏金彩の技法を受け継ぐ三代吉田美統は、国の指定重要無形文化財に指定されている。会場ではデザイナーに吉田守孝を迎えた新作「酒具 -shugu-」シリーズを発表。更に、錦山窯の108年に及ぶ伝統の中で作られてきた、金色の輝きが美しい作品の数々や道具などが展示される。脈々と受け継がれてきた繊細な絵付けの技法に加えて、そこに新たな風を取り入れた、現代における九谷焼の美を見ることが出来そうだ。なお、20日には錦山窯の四代吉田幸央や吉田守孝に加え、吉祥寺で雑貨店「ラウンダバウト/アウトバウンド」を営む小林和人などをゲストに招いてのトークショーを開催。その後、錦山窯の作品を用いてのオープニングパーティーが開催される。【イベント情報】HEART OF GOLD 錦山窯の仕事会場:ヒルサイドフォーラム住所:東京都渋谷区猿楽町18-8 代官山ヒルサイドテラスF棟会期:2月20日から2月22日時間:11:00から20:30(最終日は18:30まで)
2015年02月06日渋谷のパルコギャラリーXで展覧会「W__KW__K GATHERING」が開催される。期間は2月17日から3月1日まで。この展覧会は新雑誌『W__K W__K』(1万円)の発刊を記念したもの。デザインを担当したのは、インディペンデント・マガジン『ヴェルク(WERK)』の編集者テセウス・チャン。引き裂き、中身をくり抜き、蛍光塗料を浴びせ、ドリルで穴を空け、今までに見たこともない雑誌をつくり出してきた彼が、新たな挑戦として手掛けた姉妹誌だ。その内容は「アンリアレイジ(ANREALAGE)」を1冊まるごと大特集したアートマガジンとなっている。会場では1冊ごとに仕上がりが異なる『W__K W__K』の展示、及び販売が行われる。雑誌はサイズの違う7冊のブックレットがランダムに束ねて製本されるため、全部で7パターンの表紙が姿を現す。背表紙には特殊なチューブ糊が使用され、内部に電子部品が埋め込まれた。更に、会場ではアンリアレイジとテセウス・チャンによるコラボTシャツ(18着限定/2万8,000円)や、布バッヂ(100個限定/3,000円)が販売される。これは、ブランドのシャドーパターンを元に、チャンがコラージュ画像を作成。それを裾を色々な角度で折り畳んだTシャツなどにプリントした。その他、雑誌の撮影を担当した、フォトグラファー・奥山由之によるオリジナルプリントも展示、販売される。【イベント情報】W__KW__K GATHERING会場:PARCO GALLERY X住所:東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷パルコパート1 地下1階会期:2月17日から3月1日時間:10:00から21:00料金:無料
2015年01月31日京都の老舗帯問屋「誉田屋源兵衛」で、現代アート展「温故知新 -On Kawara & Donald Judd-」が開催される。期間は2月21日から24日まで。この展覧会がテーマとするのは“コンセプチュアル及びミニマルアートと和の空間の融合”。会場では14年7月に逝去した河原温に加え、ミニマルアートの巨匠として知られるドナルド・ジャッド(Donald Judd)の作品が展示される。河原温は“時間”や“存在”をテーマとする作品を得意としており、今回は「日付絵画/デイトペインティング」シリーズから数点の作品を出展。製作の日付や場所が、現地の言葉で単一色のキャンバスに描かれている。2月6日から5月3日にかけて、ニューヨークのグッゲンハイム美術館でも回顧展が行われる予定だ。なお主催者の現代芸術振興財団は、ゾゾタウンを運営するスタートトゥデイ代表取締役の前澤友作が会長を務める団体。今回の展覧会では自身の保有するアートコレクションによって、両氏の作品と和の空間の調和を模索した。【イベント情報】温故知新 -On Kawara & Donald Judd-会場:誉田屋源兵衛住所:京都府京都市中京区室町通三条下る会期:2月21日から24日時間:11:00から18:00料金:無料
2015年01月22日青森県八戸市で現代アートの展覧会「インシデンツ2015(INCIDENTS 2015)」が開催される。期間は1月24日から2月21日まで。この展覧会は八戸酒造の酒蔵にて、国内外で活躍するアーティストの作品を展示するもの。岡本太郎現代芸術賞などの受賞経験を持つ彫刻家の飯田竜太、新宿サザンビートプロジェクトでウォールグラフィックを手掛けたイラストレーターの黒田潔、那須国際短編映画祭などに作品を発表するダンサーで映像作家の吉開菜央などが参加する。更に、地元八戸からも造形家の伊藤二子、画家の佐貫巧などが作品を出品しており、バラエティーに富んだ展示となりそうだ。展覧会のオープンを記念して、1月25日にはアーティストによるトークイベントが行われる他、酒蔵見学などの催しを開催。2月21日には参加アーティストの1人、ダンサーの嶋崎綾乃がコンテンポラリーダンスを披露する。更に、1月31日からの毎週土曜日には、幼児や小学生を対象としたワークショップを全4回に渡って開催。「酒蔵で模様を探そう ―フロッタージュ―」や「作品に洋服を着せよう ―彫刻作品を一緒に考える―」など、ジャンルも講師も様々にユニークな講習が行われる予定だ。なお、展覧会の期間中には、八戸市で様々なアートイベントが行われる。八戸ポータルミュージアムはっちでは1月24日から2月22日まで、田附勝の写真展「魚人」を開催。1月25日には南郷文化ホールで森下真樹のダンス公演「これって、ダンスなの?」が、2月1日にはジャズの館南郷で映画「あなたとわたし、ワルツ」の上映会が催される。【イベント情報】インシデンツ2015INCIDENTS 2015会場:八戸酒造住所:青森県八戸市湊町本町9会期:1月24日から2月21日時間:10:00から17:00休館日:日曜日(1月25日は開館)
2015年01月16日●銀行口座情報よりも連絡先の漏洩を懸念する日本人シマンテックは14日、都内で最近のモバイルアプリの使用状況について行った調査の発表会を開催した。この発表会ではノートン事業統括本部マーケティングマネージャの植山周志氏が主な説明と進行を行った。スマートフォンの使用状況として、ほとんどの人々が朝起きてからすぐにスマホをチェックしたり、深夜に起きてスマホをチェックすることが多いなど、日常的にスマホをよく使っているという。それだけスマホはユーザーに近い存在だということだ。続いて、植山氏はこの調査の調査方法と目的を説明した。オンラインによるオムニバス調査で、米国、イギリス、日本などを含む先進国9カ国を対象とし、1カ国につき1,000人をターゲットにし、調査対象者は過去3カ月以内にアプリをダウンロードしたことがあるスマホ所有者になる。○日本人は連絡先の漏洩を懸念しながらも、認識が不十分この調査から、「日本人は身近な人とのやりとりよりも、ニュースのチェックや娯楽のためにデバイスを使っている」、「日本人の大半はウイルス感染を懸念している」、「日本人は銀行口座情報よりも、個人情報、連絡先の漏洩をもっとも懸念している」という傾向が見えてきたという。しかし、そんな警戒をしているにもかかわらず、「多くの日本人が無料アプリを利用するために連絡先情報を提供している」、「大半の日本人はアプリダウンロード規約に同意する際、位置情報以外の情報提供に同意した認識が不十分」だという不注意な面も明らかになった。総括的に言うと、個人情報、連絡先の情報漏れを心配してはいるが、アプリにデータを渡してしまっているということになるという。●市場には300万もの不正アプリが存在○不正アプリは連絡先や銀行情報を送信する話はより具体的な不正アプリの話となり、「Android.SMS Send」をインストールすると、連絡先や写真、銀行情報などを送信するなどが紹介された。犯罪者はスパイウェアなども不正アプリを通してインストールが可能だという。続いて、普通に流通しているアプリのなかに不正アプリ、迷惑アプリが存在することが紹介された。市場には実に300万の不正アプリ、800万のプライバシー侵害、迷惑アプリ、70万の高電力消費アプリが存在するという。不正アプリのインストール経路としては、「リンクからの感染」、「サイトからの感染」、「アプリマーケットからの感染」、「目を離した隙に第3者が直接、不正アプリをインストール」などの経路が主だという。そうした、不正アプリを避けるには、「感染ルートからの回避」、「アプリインストール時の権限要求に注意を払う」、「スクリーンロックを設定する」などが重要だという。●面倒な場合はセキュリティアプリにお願い○面倒なのでセキュリティアプリに守ってもらおう前項で紹介したように、不正アプリを避ける方法はいくつかある。しかし、いちいち細かく注意を払うのは面倒だ。そこで「セキュリティソフトに守ってもらおう」という結論に。さすがにシマンテックの発表会なだけはある。そして現実的にもそれが正解だと一般的には考えられる。現在のシマンテックが提供する、スマホ向けのセキュリティアプリ「ノートンモバイルセキュリティ」では「アプリアドバイザー」という拡張機能によって、ダウンロードする前にアプリを診断し、セキュリティリスクをチェックすることができる。これはなにもダウンロード前にスマホ内のノートンアプリがセキュリティに関するチェックを行うのではなく、ノートンのセキュリティセンターがあらかじめアプリをダウンロードしてチェックし、その結果を登録しているというわけだ。普通のセキュリティアプリがプログラムをダウンロードしてからスキャンするのに対して、ダウンロード前に危険リスクを知ることができるのはスマートだと言える。ちなみに、このような機能は現在ではノートンのアプリだけが持っているものだという。このアプリアドバイザーを支えるノートンモバイルインサイトでは毎日約3万以上のアプリをチェックしており、継続的に200以上のアプリストアを調査しているという。ちなみにノートンモバイルセキュリティは下記のような機能を持ち、単純なマルウェア対策だけでなく、着信の遮断や盗難対策機能、フィッシングやワンクリック詐欺に対するWebプロテクション機能も搭載している。ノートンモバイルセキュリティの機能マルウェア対策アプリアドバイザー着信遮断盗難対策バックアップ、復元Webプロテクションそして、スマホだけでなく、PC、Macなどもセキュリティを保ちたい人向けに「ノートンセキュリティ」、「ノートンセキュリティバックアップ」もあるという話で、今回の発表会は終了した。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月15日東京オペラシティアートギャラリーが2015年度(15年4月から16年3月)の展覧会ラインアップを発表した。10月10日から12月23日まで「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のエキシビションが開催される。デザイナー・高橋盾手掛けるアンダーカバーは今年ブランド設立25周年。今展ではその足跡をコレクションアーカイブ、 ショー映像、デザインノートなどで振り返る。 ファッションの領域におさまらない、カルチャー性に富んだブランドの本質を紹介することを企図。 この他の展覧会は鈴木理策写真展、現代美術家サイモン・フジワラの個展などが予定されている。
2015年01月10日六本木の「IMA gallery」は6人の若手写真家による展覧会「LUMIX MEETS JAPANESE PHOTOGRAPHERS #2」を開催する。期間は2015年1月21日から29日まで。この展覧会はパナソニックによる若手写真家を支援する活動の一環として行われるもので、14年11月にパリで開催されて好評を博した。その出展作家の1人、水谷吉法は前回の展覧会にも参加しており、その後に世界最大の写真の祭典と言われる「PARIS PHOTO」で作品を発表するなど、世界中で高い評価を受けている。その他、佐久間里美と山本渉は、パナソニックのデジタル一眼レフ「LUMIX GH4」による撮り下ろしの新作を発表。Kosuke、加納俊介、山崎雄策の3人は、それぞれの代表作を出展する。【イベント情報】LUMIX MEETS JAPANESE PHOTOGRAPHERS #2会場:IMA gallery住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3階IMA CONCEPT STORE内会期:1月21日から1月29日時間:11:00から22:00入場無料
2014年12月24日クリエイティブディレクター、ニゴー(NIGO(R))と「ダブルタップス(WTAPS)」のディレクター、西山徹が手がける新アパレルブランド「ダウトフル アズ ダブル(DOUBTFUL AS DOUBLE(R)」が、東京・表参道にあるファッション複合ビル・ジャイル(GYRE)のギャラリースペース・アイ オブ ジャイル(EYE OF GYRE)にて展覧会を開催中。期間は12月13日から2015年2月15日まで。15SSコレクションをシーズン0として2015年3月よりスタートする「ダウトフル アズ ダブル」。同展覧会では、その先駆けとして、ものづくりの本来の形を表現したというコレクションやアートワーク、展覧会の舞台裏や80年代サブカル談義を収録したビデオプログラムなどを公開。更に、同展覧会限定で、15SSコレクションでリリースする5種類のグラフィックTシャツも先行発売する。【イベント情報】NIGO(R) & TETSU NISHIYAMA DOUBTFUL AS DOUBLE(R)展 ~2ドル札のように疑わしい~会場:アイ オブ ジャイル(EYE OF GYRE)住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 ジャイル(GYRE)3階会期:12月13日から2015年2月15日時間:11:00から20:00(12月31日は18:00まで)休館日:1月1日
2014年12月14日東京都・銀座の銀座メゾンエルメス フォーラムで、ワルシャワを拠点に活動するアーティストによる個人宅のゲートを題材にした展覧会「ゲート」モニカ・ソスノフスカ展が開催される。開催日時は2015年1月20日~3月31日。開館時間は月~土11:00~20:00(最終入場19:30)、日曜11:00~19:00(最終入場18:30)。入場無料。同展は、ソスノフスカ氏による日本での初の個展であり、個人宅のゲートを題材にした新作を発表する。1972年ポーランドに生まれ、ワルシャワを拠点に活動するアーティスト、ソスノフスカ氏は60年代にワルシャワで盛んであった前衛芸術に大きな影響を受け、また共産主義の崩壊を祖国にて経験したことで、過去の歴史とその現代における変容にインスピレーションを得て作品を制作しているアーティストだ。壮大なスケールで展開される同氏の彫刻やインスタレーションは実在の建築をモチーフにしており、かつてのユートピア的意味を失って脱機能化し、崩壊と放棄の過程をたどりながら新しい建築へと移りゆく姿や、その建築の壁、階段、ファサード、窓、廊下などのディテールを断片的に取り出し、その造形をユニークな彫刻としての言語に置き換えている。同展のテーマである「ゲート」は、通りから住まいを隔てるものだが、ここでは個人にも都市にも属さない中立的な形で展示される。主にスチールを使用し、工業的なプロセスで生み出され、その後曲げられ、ねじられ、歪んだ形のまま、機能をもたずにたたずむ造形としてのゲートは、本来の機能からは"リタイア"したものでありながら私たちに力強く迫ってくる。政権は崩壊し、夢や希望が弱まったとしても、生き残り、再生していくという、ユートピアと放棄を日常的に目にしてきたソスノフスカ氏ならではのメッセージが力強く表現されているということだ。
2014年12月12日ヤフーは12月10日、「Yahoo!路線情報」で「フライト運航情報」の提供を開始した。国内主要空港発着便の欠航・遅延情報を確認できる。フライト運航情報では、「レスキューナウ」から提供される情報を元に、羽田空港と成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、伊丹空港の主要国内空港で発着する国際線・国内線について情報を掲載。なお、掲載される情報は60分以上の遅延や早発・早着が見込まれるか発生した場合、欠航が発生した場合に限る。また、伊丹空港については国内線のみの掲載となる。欠航・遅延が生じている場合には、トップページや運行情報ページに情報が表示され、[出発][到着]ボタンをクリックするとフライト運行情報を確認できる。今年の年末年始は12月29日を休みにした場合、12月27日から1月4日まで最大9連休となり、昨年に次いで長い連休が取りやすい日並びとなる。そのため、国内・海外あわせた総旅行人数は3045万人が見込まれるという(JTB調査)。これは、比較が可能な1996年以降で過去2番目の多さになる。
2014年12月11日トーヨーキッチンスタイルは12月12日~14日の3日間、東京都・南青山「スパイラルガーデン」(スパイラル1F)にて、展覧会「妖しのインテリア」を開催する。○"面妖"にさえ感じられる美しさを放つ作品を展示近年、心の内面や外へのメッセージをストレートに表現する作家が世界で台頭してきているという。ミニマルからデコラティブに移行しつつあるインテリアトレンドのなか、常識や合議とは無縁な、作家個人の魂が込められた作品は、面妖にさえ感じる美しさを放つ。作品から受ける鮮烈な印象や個性は、インテリアの世界に1つの方向性を示唆するものとなっているとのこと。トーヨーキッチンスタイルのディレクションを行う代表取締役社長・渡辺孝雄氏は2013年5月、「スパイラルガーデン」で「妖しのインテリア」展を開催。3日間の開催期間で3,000名を越える来場数を記録し、その後同年12月には大阪、2014年8月には名古屋にても同展を開催した。今回は、今年のミラノサローネで発表された新作をはじめ、今回の展覧会のために作品を用意。フランスの「FREDERIQUE MORREL(フレデリック・モレル)」とレバノンの「BOKJA(ボクジャ)」の作家2組に加え、 フランスのブランド「ibride(イブリッド)」など、独自の世界感をもったインテリアアイテムを展示する。渡辺氏は、今回紹介するアーティストたちについて、「ひとつひとつから溢れ出る生命感は、無機質に慣れてしまった私たちには面妖に映るかもしれません。しかし、この艶やかな妖しさこそ、これからの豊かさのヒントになると考えています」とコメントしている。開催日時は、12月12日~14日 10時~19時。会場は、「スパイラルガーデン」(東京都港区南青山5-6-23)。
2014年12月03日東京都庭園美術館が年の休館と改修期間を経て、11月22日にリニューアルオープンした。新たなスタートを記念して二つの展覧会「アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる」および「内藤礼 信の感情」が同時開催される。リニューアルされた東京都庭園美術館は、従来展示室として使用されてきた本館に大きく改修とクリーニングが入り、敷地内には新たなホワイトキューブの大型ギャラリースペースが設けられた。本館にて開催される展覧会「アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる」では、休館中に行われた建物内外の調査・修復活動が紹介される。1933年当時のアーキテクト達の仕事ぶりを丁寧に確認しながら、朝香宮邸誕生までのストーリーを追っていこう。塗り替えられた外壁や、復元されたインテリアの美しい輝きに、改めて目を奪われるに違いない。白い壁面が眩しい新館ギャラリーでは、展覧会「内藤礼 信の感情」が同時開催される。97年のヴェネツィア・ビエンナーレで、世界的に有名になったこのアーティストは、本展で絵画における色彩の魅力を、改めて鑑賞者に気づかせてくれる。白い絵の具がキャンバス一面に広がった「color beginnin」シリーズをゆっくりと眺めてほしい。画面内の白が微妙な色調を持っていること、それが柔らかな光のようにこちらを包み込んでくることがわかる。今回の二つの展覧会、全く別物に見えて、実はつながっている。本館の空間内には、内藤のもう一つの近作、木彫の小さな人物像である「ひと」シリーズが、随所に、そっと展示されているのだ。かつての宮家の人々の、静かな息遣いが聞こえる元邸宅の中にあって、内藤の物言わぬ「ひと」は、静謐のなかに鑑賞者を優しく迎え入れてくれる。この小さな「ひと」たちを探し歩くことも、本展の大きな楽しみの一つだろう。【イベント情報】アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる内藤礼 信の感情会場:東京都庭園美術館本館(「アーキテクツ」展)、新館ギャラリー1及び本館(「内藤礼」展)住所:東京都港区白金台5-21-9会期:11月22日から12月25日時間:10:00から18:00 (12月22日から25日は20:00まで開館)休館日:第2・第4水曜日(12月24日は特別開館)料金:一般700円大学生560円中・高校生・65歳以上350円 (観覧当日に限り両展覧会鑑賞可能)
2014年11月22日リコーは、東京都・新宿にあるリコーイメージングスクエア新宿にて特別展覧会「Light&Nature ~Photography and the Art of Projection」を開催する。開催期間は2014年12月10日から12月22日まで。入場は無料だ。Light&Natureは、写真家・金城真喜子氏がリコーイメージングの中判デジタル一眼レフカメラ「PENTAX 645Z」を用いて撮り下ろした写真作品とプロジェクションマッピングおよび植栽の融合を楽しめる展覧会。プロジェクションマッピングと植栽は、村松亮太郎氏が手がける。来場者に配布されるパンフレットは「RICOH TAMAGO Clicker」に対応。RICOH TAMAGO Clickerとは、紙面の情報をスマートフォンやタブレット、パソコンのカメラで撮影(クリック)することで、インターネット上にある類似の情報を閲覧できるクラウドサービスだ。利用するには無料の専用アプリ「TAMAGO Clicker」のインストールが必要。Light&Natureの開場時間は10時30分から18時30分。ただし、最終日の12月22日は16時まで。休館日は火曜日となっている。
2014年11月13日アーティストの金谷裕子は初の作品集『**YXICOOO**(イキシクー)』(3,300円)を11月21日に発売。それを記念した展覧会を11月14日から30日まで開催する。金谷裕子はペインティングやコラージュ、アニメーション、インスタレーション、刺繍、コラージュなど、様々な手法で色彩豊かな作品を発表しているアーティスト。14年には「ナイキ(NIKE)」の新プロジェクト“タイツ・オブ・ザ・モーメント”を手掛けた他、「エトロ(ETRO)」など、様々なブランドとコラボレーション、木村カエラ、PUFFYなどのミュージシャンのジャケットも手がけている。個展「YXICOOO(イキシクー)」には、金谷が過去10年に渡って製作してきた作品が結集している。さらに、ラフなスタイルでスケッチされた原画や、作品の一部を具体化させた立体作品も展示される予定。まるで教会か古城に迷い込んだかのような、繊細な装飾美が織りなす非日常的な体験が楽しめそうだ。なお、16日には14時からワークショップ「色のパワーと繋がるワークショップ~塗り絵編」が開催される。これは、金谷デザインの模様がプリントされた画用紙を、参加者が持ち込んだ色鉛筆で彩色するというもの。自分の持つ色彩感覚を再認識するとともに、その色が持つパワーを取りこもうという試みだ。さらに、30日にはゲストに伊藤桂司と筒井奈々を招き、15時からトークイベントが開催される。参加費はワークショップが2,000円、トークイベントが1,000円。【イベント情報】金谷裕子「YXICOOO(イキシクー)」会場:AL住所:東京都渋谷区恵比寿南3-7-17会期:11月14日から11月30日時間:12:00から19:00(30日は17:00まで)料金:無料
2014年11月10日「プラダ(PRADA)」は、ブランドの世界観を表現した展覧会「プラダスフィア展」を開催する。場所は香港のフェリー・ターミナル4の最上階。期間は11月19日から12月5日まで。入場無料。本展は2014年5月にロンドンで初公開されたもの。過去30年間のコレクションから厳選された60以上のルックや希少なアーカイブ所蔵品を展示。その他、広告キャンペーンやスペシャルプロジェクトの年表など、500点を超える画像や映像も公開する。また、ロマン・ポランスキーやウェス・アンダーソンら映画監督とのコラボフィルムや、、レム・コールハースやヘルツォーク&ド・ムーロンによる建築プロジェクトについての展示も行われる。プラダのインスピレーション源やこだわり、手法を辿る内容だ。
2014年11月07日ドイツの北部にある都市ハンブルクでは、現代ファッションをテーマとした展覧会「インサイド・アウト」が開催されている。会場はデザインや工芸作品を展示するハンブルク工芸美術館。展示されているのは、川久保玲、山本耀司、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)、イリス・ヴァン・ヘルペン(Iris Van Herpen)といった80年代以降に活躍したデザイナーによる様々な衣服。本展では、55点のファッションデザインを「Exposure(暴露)」「Simulation(擬態)」「Alienation(疎外)」「Reshaping(再形成)」の四つの視点から紹介している。「Exposure(暴露)」では、本来衣服が隠すべきである身体をあえてさらすようデザインされた衣服を展示。ベルンハルト・ウィルヘルムがデザインしたのは胸の部分が切り抜かれたTシャツ。他にも身体の大部分を露わにしたガレス・ピューのドレスなど、服と身体が密接な繋がりを持つことを強く感じさせる作品が並ぶ。「Simulation(擬態)」では身体の形を変えてしまうようなデザインを紹介している。中でも特に目を引くのはイリス・ヴァン・ヘルペンのドレス。「スネークドレス」という名前の通り、蛇が身体に絡みつくような独特な形を見せている。こうした衣服によって身体は全く別の形を手にいれることが可能となる。現代のファッションと、ファッションの歴史との繋がりにも注目。「Reshaping(再形成)」で見せるのは、伝統を参照した現代のファッションデザイン。2012年に発表されたコム デ ギャルソンのイブニングドレスは20世紀初頭のドレスと共に並べられている。ここで強調されるのは過去と現代の共通性。デザイナーが過去の文脈を取り込み、新しい意味を生み出していることに気付かせてくれる。「Alienation(疎外)」では、80年代以降に生まれたファッションがもたらした意味について思いを巡らした。コム デ ギャルソンの作品はその答えの一つ。展示されているのは12-13AWコレクションで、そこでは縫い目など従来の価値観では美しいものとして見なされなかったものが強調されている。これらのデザインは今までのファッションのあり方に疑いをもたらし、同時に新しい価値観を強く感じさせてくれるのだ。展示では現代ファッションの方向性が衣服の内側にある身体へ向かうだけでなく外側へ向かうことを、そして過去の価値観を参照するだけでなく新しい価値観を追求していることを伝えてくれる。それはまさに展覧会タイトルが「裏表に(ひっくり返す)」を意味するように、一方向ではなく多方向に発展するファッションの姿に他ならない。大胆な視点から切り込んだ本展はファッションの現在を知ることができる興味深い試みと言えるだろう。【イベント情報】INSIDE OUT. Insights into Fashion会場:Museum fur Kunst und Gewerbe Hamburg(ハンブルク工芸美術館)住所:Steintorplatz 20099 Hamburg会期:6月7日から2015年春まで時間:10:00から18:00(木曜日は21:00まで)休館日:月曜日入場料:10ユーロ
2014年11月04日「ディオール(Dior)」は、東京・銀座にて大規模展覧会「エスプリ ディオール-ディオールの世界」を10月30日から開催する。28日に内容が公開された。本展は地下1階から地上3階まで4層にわたり、ドレス、アクセサリー、フレグランス、写真やデザイン画などディオールの膨大な資料を通じて、1947年より始まったクリスチャン・ディオールの時代から、現代の後継者であるラフ・シモンズまでメゾンの軌跡を辿る。1階から2階は「ディオールと日本」「ディオールと芸術家たち」など12セクションに沿って歴史を綴る。メゾンを象徴する“バー(Bar)スーツ”を始めとし、1945SSに発表された花の刺繍のイブニングドレス“ミス ディオール”などの他、ディオールのビジュアルイメージを創出した伝説的アーティスト、ルネ・グリュオー(Rene Gruau)のイラストや、ディオールを長年撮り続けているパトリック・デマルシェリエの写真、映像などが披露される。3階には1995年に誕生したメゾンのアイコンバック「レディ ディオール」の物語を世界の様々な都市を舞台に制作した作品を展示。日本人からも、彫刻家の名和晃平、フラワー アーティストの東信、現代美術家の宮永愛子など様々なアーティストが独自のスタイルでディオールへオマージュを捧げている。写真集など関連書籍も販売する。地下1階「ディオールのアトリエ」セクションでは、伝統技術と最新技術を組み合わせ、美が生み出される製作過程にフィーチャー。フロアの一部にはアトリエを再現し、期間中週代わりで実際にパリのアトリエで働いている職人達が来日。クチュールの縫製技術や、香水瓶を一つひとつ仕上げていく細やかな手仕事を間近で見ることが出来る。職人と対話することも可能だ。また、スマートフォン用無料アプリ「Esprit Dior Tokyo」を配信。展覧会概要、写真、インタビューなどを閲覧することが可能だ。会場はWi-Fiがつながる。【イベント情報】エスプリ ディオール-ディオールの世界会場:玉屋ASビル地下1階から3階住所:東京都中央区銀座3-5-8会期:10月30日から2015年1月4日(12月11日、1月1日は休館)時間:10:30から20:00(最終入場時刻 19:30)入場無料※日程によりイベント準備のため、18:00(17:30最終入場)もしくは19:00(18:30最終入場)に閉館する場合あり。
2014年10月29日阪神電気鉄道とそのグループ会社である六甲山観光は11月24日まで、六甲山上の9会場において開催している現代アートの展覧会「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2014」で、パフォーマンスイベントの「ザ・シアター」を実施する。○アーティストとふれあえる参加型プログラムも実施11月2日と3日には、"なにわのコリオグラファー・しげやん"こと、北村成美の「しげやんと行く! 六甲の休日」を開催。六甲オルゴールミュージアムが所蔵する自動演奏楽器の演奏に乗せて、ソロダンスを披露する。時間は18時から。料金は無料、定員80名で予約が必要。予約は公式WEBサイトで受け付けている。また、同日には、11時から天覧台、14時から六甲山カンツリーハウスにてミニライブも行う。公演時間は約20分間で、予約は不要。14時からのライブでは、事前に「六甲ダンス」の振り付けを動画で公開し、当日一緒に踊ってくれる人を募集している。11月23日と24日には、自然や都市などのさまざまな環境でスリリングなパフォーマンスや、映像、写真作品を制作するグループ「contact Gonzo」の「yama surfer, returns.」を開催。六甲山カンツリーハウス内にある「斜面」にて15時から。料金は無料となる。なお、それぞれの公演会場への入場は、同展の鑑賞チケット、または、各会場施設の入場券が必要となる。鑑賞チケット(税込)は、大人が1,850円(中学生以上)、小人は930円(4歳~小学生)。同チケットで「自然体感展望台 六甲枝垂れ」「六甲山カンツリーハウス」「六甲高山植物園」「六甲オルゴールミュージアム」に入場が可能となる。
2014年10月24日青森の十和田市現代美術館は、11月1日より展覧会「田中忠三郎が伝える精神」を開催する。本展は、生涯を懸けて青森の民俗文化を研究した田中忠三郎にフォーカスしたもの。アンティークコレクターとしても有名な田中が収蔵した、貴重な衣服や民具などを展示。更に、南部菱刺しや刺繍、衣装など独自の視点で素材と向き合う、山下陽光、「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」の山縣良和ら現代の作家による作品も多数出展される。期間中には館内に「手わざ工房」がオープン。刺し子や刺繍、あやとりなど、指先を使った仕事や遊びを楽しむ空間として開放される。また、週末にはワークショップも開催される予定。11月23日には青森伝統の南部菱刺しを用いて、小さなアート作品を製作出来る。12月7日には「津軽こぎん刺し体験」が、1月10日には「南部菱刺しでよみがえる思い出の服たち」が催される予定だ。その他、11月1日には宮城県の震災復興や障害者表現活動などをテーマに、様々な映像作品を撮り続ける監督、泉山朗土による作品を上映。翌日には“消えゆく昔の暮らしを体験し「ものにこめられた思い」をうけとる旅”と題して、バスツアーが開催される。【イベント情報】田中忠三郎が伝える精神会場:十和田市現代美術館住所:青森県十和田市西2-10-9会期:11月1日から2015年2月15日時間:9:00から17:00休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月26日から1月1日入場料:1,000円高校生以下無料
2014年10月23日イギリスのバンド、オアシスの歴史に迫る展覧会が10月28日(火)までLAFORET MUSEUM 原宿で開催中。同展覧会は、オアシスがデビューを果たしてから世界的現象となるまでの1993年から1997年までを振り返るプロジェクト、「チェイシング・ザ・サン」の一環として開催。すでに今年の4月にイギリスのロンドンで初開催され、4万人以上を動員。日本はロンドンに続き世界で2か所目の開催。展覧会ではバンド初期の秘蔵写真や、メンバーの楽器や私物などレアグッズの展示、デビューアルバム『Definitely Maybe』のジャケット写真が再現できるコーナーなど、オアシスが世界的バンドに登りつめるまでの足跡を様々な展示物で知る事ができる。また、日本だけのスペシャルコンテンツとして、ジャパンツアーに同行していたMITCH IKEDAによる写真の展示や、1994年に渋谷CLUB QUATTROで行われた初来日公演のライブ映像上映、オアシスの日本限定スペシャルグッズの販売が行なわれる。入場券は発売中。■「CHASING THE SUN: OASIS 1993 ~ 1997 ♯あなたにとってのオアシスとは」開催期間:10月25日(土)~10月28日(火)開館時間:【10月25日(土)~10月27日(月)】11:00~21:00【10月28日(火)】11:00~18:00※最終入館はそれぞれ閉館の30分前まで前売券:一般1,200円(税込) / 学生1,000円(税込)チケットは、期間中1回有効。小学生以下は無料。公演内容に関する詳細は公式サイトまで。
2014年10月22日スイス発の時計ブランド「オメガ(OMEGA)」は、希少なウィメンズタイムピースを展示する展覧会「A Journey Through Time」を全国4店舗で開催する。本展ではオメガミュージアムに収蔵された様々なコレクションを展示。その中でも1956年に発表された「レディマティック」は当時、世界最小だった女性用時計で、その名前は“レディ”と“オートマティック”から付けられたもの。他にも、50年代に登場したシークレットウォッチでは、ダイヤル部分にダイヤモンドカバーを付けたモデルや、バゲットカットのオレンジトパーズを使用したものなどがお披露目される。開催期間は阪急うめだ本店が10月29日から11月4日まで、新宿高屋店が11月12日から25日まで、ジェイアール名古屋タカシマヤ店が12月2日から7日まで、大阪高島屋店が12月17日から23日まで。オメガは、1848年にスイスのラ・ショー・ド・フォンで創業。1932年のロサンゼルスオリンピックで初めて一つのブランドで公式計時を務めて以来、五輪公式タイムキーパーブランドとして採用された最多記録を持つ。1969年、人類初の月面着陸に携行された、NASAの正式装備品であり、また、ジャック・マイヨールが無酸素潜水の記録を打ち立てた際に着用していたのもオメガだった。その一方で、ハイジュエリーウォッチを始めとする、ウィメンズウォッチも古くから製作。英国王室御用達であったアンドリュー・グリマや、ジルベール・アルベールといった各時代を代表するデザイナー達も数多くのオメガのデザインを手掛けてきた。1900年のパリ万国博覧会でのグランプリ受賞を始め、数々の賞も受賞している。
2014年10月15日カネカは9月29日、京都国立博物館で10月7日~11月24日の期間中に開催される特別展覧会「国宝 鳥獣戯画と高山寺」に同社の有機EL照明パネルが展示照明として採用されたと発表した。「鳥獣人物戯画」は動物を擬人化して生き生きと描いた、日本の古美術の中でも最も知名度が高い作品のひとつで、同展覧会は全4巻の保存修理が完成した記念として開かれる。同社の有機EL照明パネルが採用された理由は、薄く、軽量で発光に伴う発熱も抑えられるため、展示物や展示空間と調和した照明設置が可能であることや、面で発行し全体的に柔らかく照らすため展示物全体に均等に光が広がることに加えて、紫外線や赤外線の発生がなく保存科学の観点から「国宝」を照らす照明に適している点だという。同社は「東洋美術をはじめ、あらゆる絵画・美術品の展示照明分野に有機EL照明パネルを積極展開し、新しい用途を開拓するとともに、国内および欧米の市場への事業展開を加速さえていく」とコメントしている。
2014年09月29日