(写真:最初に会場入りした新垣結衣) 「クランクアップの際、山下さんは感無量だったようで涙ながらに挨拶していました。『このメンバーと一緒に最後まで走り切ることができたこと、本当に嬉しく思います』と締めくくると、新垣さんが抱きしめる一幕も。他のメンバーたちも駆け寄っていて、本当にいいチームだと感じさせました」(芸能関係者) 9月18日に放送された最終回の平均視聴率が14.8%を記録し、有終の美を飾ったドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)。前作から7年ぶりだったが、1話も視聴率首位を譲らないダントツのヒット。来年に映画が公開されることも発表された。 そんなドラマの打ち上げが9月21日、都内のホテルで行われていた。19時半のスタートを前に、主要メンバーで最初に姿を見せたのは、新垣結衣(29)。続いて山下智久(32)や戸田恵梨香(29)、比嘉愛未(31)や浅利陽介(30)らも笑顔で会場入りしていた。 「総勢200人ほどが参加していました。フジテレビの局長が『高視聴率で局を元気にしてくれた。今後もシリーズが続いてほしい』と挨拶すると、会場は大盛り上がり。抽選会も行われて、キャストがそれぞれ豪華景品を準備。山下さんが海外旅行ペアチケットを用意していると発表されると、どよめきが起こっていました」(テレビ局関係者) この日、出演者たちは熱い思いを語っていたという。 「比嘉さんは感極まって涙を流していました。新垣さんは『このドラマが自分にとっていかに大切か、改めて感じました』とコメント。山下さんが『コード・ブルーと自分の人生を重ねる部分がありました。最高のスタッフとキャストに囲まれて本当に幸せです』と話すと、割れんばかりの拍手が起きていました」(前出・テレビ局関係者) 1次会は23時ごろに終了。だがここで終わるはずもなく、一向は近くのカラオケ店へ。局側がマスコミから出演者をガードすべく、黒い傘の壁を作る超厳戒態勢だった。 「2次会ではスタッフによるダンスが披露されるなど、歌えや踊れの大宴会。主題歌であるMr.Childrenの『HANABI』をみんなで大合唱していました。結局2次会終了の朝5時まで、出演者が誰も帰らないほどの大盛り上がりぶり。映画化が決定しているので湿っぽい感じはなく、山下さんが『映画撮影でまた会おう!』と“再共演の約束”をしていました」(ドラマスタッフ) 深夜の熱唱で山下はチームの絆をさらに固めたようだ。
2017年09月27日6月13日で芸人を引退し女性自身記者となった、オモロー山下こと山下しげのり(48)。翌14日の「よしもとオススメ芸人2017お披露目会」で芸能記者デビューを飾った彼に、初めての取材原稿を書いてもらったーー。 6月14日、「よしもとオススメ芸人2017お披露目会」にのものまねでお馴染みの芸人・おばたのお兄さん(29)が出席。交際報道のあったフジテレビ・山崎夕貴アナウンサー(29)を連想させる質問が飛び交い、タジタジの展開となった。 同イベントは、芸人たちが学園祭に呼んでもらおうとアピールするために開かれたもの。司会をライスが務め、会場には学園祭の実行委員会の学生らの姿も。芸人たちが順番にネタを披露していくなか、トップバッターがおばたのお兄さんだった。 お得意の小栗旬ネタでしっかり笑いを取っていくおばたのお兄さん。ネタ終了後のトークでは、司会のライスがフジテレビの山崎アナを連想させる質問を連発する。簡単な計算問題の答えはすべて「8」。「好きなウイスキーの銘柄は?」との質問で「山崎」と答える方向に追い込まれたおばたのお兄さんは、「山崎ハイボールがいちばん好きです」と回答。「一見お高く見えるようですけど、意外に素朴な味がする」とコメントし、会場を沸かせた。 またおばたのお兄さんは次の仕事に急いで行かなければならず、最後にライスの田所仁(34)が「次の現場までノンストップで行って下さい」と山崎アナの出演番組をもじって送り出すと会場は笑いに包まれていた。 この日は他にも安倍総理のものまねで知られるビスケッティやマツコ・デラックス(44)のモノマネタレント・北条ふとし(40)、ガンバレルーヤ、尼神インター、ムーディ勝山(37)、天津・木村(41)、トレンディエンジェルらも参加しイベントを盛り上げていた。 その後の囲み取材ではおばたのお兄さんの交際について「知っていたんですか?」と投げかけたが、尼神インターから「声が震えてる」とイジられる始末。レポーターからも「芸人さんとかぶり過ぎ」とダメ出しされるなど、散々な記者デビューとなった。 現在大ブレーク中のおばたのお兄さんだが、昨年学園祭に呼ばれた数は0校。だが今年はすでに母校である日本体育大学からオファーが届いていることを聞き、嬉しさのあまり小栗旬のものまねを忘れるほど喜んでいた。この勢いなら、今年の学園祭キングも夢ではなさそうだ。
2017年06月15日「吉本を辞めて、女性自身の記者になります!」 そう意気込みを語るのはオモロー山下(48)だ。91年11月にお笑いコンビ「ジャリズム」を結成した山下だが、11年にコンビ解散。元相方の渡邊鐘(47)は「世界のナベアツ」名義でも活動していたが、桂三度として落語家転身を果たしている。 そして今回、相方の後を追うように山下が決断したのは、なんと「芸人引退」という一大決心!よしもとクリエイティブ・エージェンシーとの契約を終了し、女性自身の記者として再出発するというのだ。だが、そもそもなぜ引退なのだろうか? 「体力ならぬ、能力の限界ですね。これまでいろんなことに挑戦してきました。ゆるキャラが流行れば自分でも作って『ゆるキャラグランプリ』にエントリーしたし、YouTuberがブームになれば動画も投稿しました。でもどれも絶望的な結果でした(笑)。それなら本業をと思い、今年の『R‐1ぐらんぷり』にも出場しました。でも結果は1回戦落ち……。デビューから25年目、そろそろ区切りをつけようと思ったんです」 12年に都内でオープンしたうどん店「山下本気うどん」の経営は続けるが、芸能界から完全に離れることは考えられない。そこで選んだのが“芸能記者”の道だった。だが取材される側から取材する側へ転身するというのは異例のケース。その理由を山下はこう続ける。 「自分が取材を受けてきたなかで、さまざまなタイプの記者さんがいました。リアクションのいい人だと話しやすかったし、逆に重い雰囲気のなかだと話しにくいこともありました。そうした“受け手側の気持ち”がわかるからこそ、取材対象に寄り添う記者になれると思ったんです。芸人として培ってきた“話芸”も活かしていきたいですね」 「オモロー!」と叫ぶ持ちギャグで知られるも、“スベリ芸人”と称されてきた山下。だがこの日の彼の表情は、真剣そのものだった――。実際、世話になった近しい先輩芸人たちにも転身は報告済みだという。だが当初は厳しい反応もあったようだ。 「連絡先を知っている松本人志さん(53)や今田耕司さん(51)、東野幸治さん(49)や宮迫博之さん(47)には、直接お会いしてお話ししました。最初は驚いていたし、複雑な気持ちだったと思います。『会いにくくなるし、賛成はできないな』など警戒しているようでした。でも思いを伝えていくと、次第に『おもしろいやん!』と応援していただけるようになりました。元相方の渡邊とも連絡を取りました。『頑張れよ。俺も取材してもらえるように頑張る』と送り出してくれました」 今後、どんな記者になりたいのか。山下は最後に居住まいを正し、抱負を語った。 「芸人をやってきて思うのは、まだ世に出ていない面白い若手がいるということ。そうした人をクローズアップしたいですね。あとは先輩芸人へのインタビューなど、これまでの人脈をいかした取材もしていきたい。頑張りますのでよろしくお願いします!」 異色の芸能記者・山下の挑戦が、いま始まる。
2017年06月13日北川景子さんの眉といえばシンプルなアーチ眉が特徴的です。細めの眉は大人っぽさを演出することもできます。動画をチェックして北川景子さんのような女性らしさのある眉を描いてみましょう。このメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2017年06月12日亀梨和也が恋愛に運がない主人公を演じ、主人公の“運命の人”を木村文乃が、山下智久が“神様”役で出演、亀梨さんと山下さんの約12年ぶりとなる主題歌ユニットも話題のドラマ「ボク、運命の人です。」が4月15日(土)今夜放送開始となる。今回亀梨さんが演じる主人公の正木誠は、なぜか付き合う女性たちには大きな難があって挙句別れを告げられるような恋愛を重ねてきたという、とにかく“女運”がない男。この4月、都内の会社に異動してきた誠の前に、山下さん演じる自らを“神”を名乗る謎の男が現れることから物語は始まる。“神”は誠が“運命の人”と信じ交際中の女性について「残念ながら君は騙されている」と告げる。“神”がTVを点けるとそこには美人局の容疑者として逮捕されている彼女の姿が。みずからの不運を嘆く誠に“神”は「それは君に『本当の運命の人』がいるからだよ」と1枚の写真を差し出す。その写真こそ木村さん演じる今作のヒロイン・湖月晴子のもの。誠は晴子のことを知らないのだが“神”いわく5歳の頃海水浴場で、大学受験のとき試験会場で、今年の初詣でも神社で…人生のなかでこれまで何度も「運命」のすれ違いを重ねてきた女性だという。さらに彼女は誠が異動してきた会社の壁を挟んで背中合わせで仕事する「運命」の距離にいるという。一方の晴子も今年で30歳を迎えるものの男運に恵まれず「次こそ最後の恋愛にしよう」と、堅実で地に足の着いた人と恋愛することを願っていた。会社のビルで晴子と同じエレベーターに乗り合わせた誠は焦るが、勇気をふり絞って「あの…ボク、運命の人です…」と声をかけるも、突然の発言を晴子は気味悪く感じてしまう…最悪の出会いから始まる最大の運命の物語。運命を武器にした男の恋の冒険が始まる!…というのが本作の物語。亀梨さん、木村さん、山下さんを取り巻くキャストには、ヒロイン・晴子と同じ会社で働く親友・四谷三恵役に菜々緒。「A LIFE~愛しき人~」や「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」など数々のドラマで“悪女”のイメージが強い菜々緒さんだが、今作で演じる三恵は超自由な性格で晴子の恋に大きな役割を果たすという役どころ。“悪女”イメージを一新する菜々緒さんの演技も見どころだ。そのほか誠の会社の超自然派な部長・烏田翔吉役に田辺誠一、晴子の両親役で杉本哲太と石野真子、誠の上司・関原卓役に大倉孝二といったベテラン勢から、誠の同期・葛城和生役でハライチ・澤部佑、晴子と三恵が勤務する会社を取り仕切る女上司で“行き遅れ”の鳩崎すみれ役に阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子といったバラエティに富んだキャストが出演。亀梨さんと山下さんは2005年に大ヒットしたドラマ「野ブタ。をプロデュース」以来の共演。当時“修二と彰”名義で発表した主題歌「青春アミーゴ」が大ヒットしたが、今回12年ぶりに亀梨さんと山下さんがユニットを結成。“亀と山P”として主題歌「背中越しのチャンス」を担当するのも注目ポイント。成長した2人の姿に感慨深い想いを抱く視聴者も多いのではないだろうか。誠は晴子と付き合うことはできるのか!?“運命の恋”の行方をお楽しみに。ドラマ「ボク、運命の人です。」は4月15日(土)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年04月15日女優の山下聖菜(18)が演じる白蛇の化身・白娘(パイニャン)の姿が、このほど明らかになった。山下は、5月25日から東京・新宿の「紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA」で上演される舞台『幻想奇譚 白蛇伝(げんそうきたん はくじゃでん)』で主演する。中国では四大民話として著名な純愛映画『白蛇伝』。ある日、深い傷を負って下界へと落ちた白蛇の妖・白娘は、心優しい薬売りの青年・許仙によって一命を取り留める。白娘は許仙への愛を誓うが、それを許さない者たちが現れ、2人の仲を引き裂こうとする。2.5次元作品からサスペンスまでを幅広く手掛けてきた菅野臣太朗氏が脚本・作・演出を担当する。かつては天界でも大暴れしていた白娘は、人間界ではその姿を隠して懸命に生きようとする。今回公開されたビジュアルは2つの姿を写したもので、白娘になりきった山下からは切なく妖艶な雰囲気が漂う。山下は、2015年の舞台『NEW WORLD』で本格デビューを飾った女優。出演情報が発表された当時、その鋭い眼差しが同事務所・スウィートパワーの先輩である黒木メイサをほうふつとさせるとしてマスコミでも注目を集めた。本作でも眼力は健在だ。
2017年04月13日女優の北川景子が1日、都内で行われた映画『探偵はBARにいる3』(2017年冬公開)の製作発表会見に、共演の大泉洋、松田龍平とともに登場した。同作はミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を実写化。2011年、2013年に映画化し、シリーズ第3弾となる。札幌・ススキノを舞台に、探偵・大泉と、その相棒・松田が様々な事件に関わっていく。今作のヒロインとして加わることとなった北川は、闇社会と渡り合う美貌のモデルエージェンシーのオーナーを演じる。謎の悪女という役どころだが、北川は「謎めいた役ってやったことなかったので、新たな挑戦になるし、女性から見てすごく男性が魅力的に描かれていて」と役について語った。台本を読んだ大泉は、「すごいですね、今回の役。よく受けていただいたな」と北川の役について驚いた様子。大泉は「なかなか女優だったら嫌じゃないかなというシーンもありますもんね。見たくないもん、そんな北川景子」と過激なシーンを匂わせ、「北川景子、そんなこともするのかと、そんなシーンもあるわけで。そういうことしちゃいけない」とたしなめた。さらに「基本的に今回の北川景子、あまり僕は見たくない」と言い募り、「まんまと受けちゃいましたよね」と頷いた。また大泉が「俺より出てんじゃない?」と疑惑を投げかけると、ポストイットで自分のシーンに印をつけていたという北川は「いや」と否定した。しかし北川が「出てるシーンが強烈なんですよね」と役について明かすと、大泉は「あなたの印象ばっか残る映画になってるわよ。(主役は)私なんだから!」と、釘を刺していた。
2017年02月01日佐々木蔵之介と横山裕(関ジャニ∞)のW主演映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』が1月28日(土)に公開初日を迎え、佐々木さん、横山さんに北川景子、濱田崇裕(ジャニーズWEST)、矢本悠馬、橋本マナミ、木下ほうか、橋爪功、小林聖太郎監督が舞台挨拶に登壇した。黒川博行の直木賞受賞小説「破門」の実写化。キレキレイケイケのヤクザとヘタレな建設コンサルタントの凸凹コンビが出資詐欺の映画プロデューサーを追いかけるが、その追走劇は他の組をも巻き込んだ大きなトラブルへと発展し…。この日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた舞台挨拶は、朝7時台に上映が始まった正真正銘の初回上映後に行われ、公開初日に朝イチで劇場に駆け付けた観客に登壇陣一同、感激の面持ち。橋本さんは「ヒットを祈願して(橋爪さん演じる詐欺師)小清水さんが騙し取ったくらいの金額のアクセサリーをつけてきました!」と明かし、会場をわかせる。劇中、小清水に出資した額は3,000万円となっているが…橋本さんは「レンタルですよ」とニッコリ。この日のトークでは、○と×の札を使って質問に答えるぶっちゃけの質疑応答が行われたが、「やれるならほかの役を演じたかった?」という質問には、矢本さんを除く全員が「×」を掲げ、自身の役に満足していると回答。何かと二宮の世話を焼く従妹の悠紀を演じた北川さんは「女性の役がそもそも少ないですが、マナミちゃんが演じた愛人の役は私にはできない(笑)!あの色気はマナミちゃんにしか出せないので適材適所だと思います」と語る。橋本さんは「愛人は愛人の役でいいのかなと。逆に私が北川さんの役をやると浮いちゃうと思います。適材適所ですね」と笑顔で頷いた。大阪を舞台にした本作、メインキャストの多くが関西出身だが「東京に魂を売ったと思う?」という問いに、京都出身の佐々木さんが「〇」と回答。「最初に東京着たのは受験のときですが、東京駅から新宿行きたくて聞こうと思ったときに『新宿どこですか?』と標準語が出てへこみました(苦笑)」と初の上京時に既に魂を売っていたと告白し笑いを誘っていた。最後の質問「またこのメンバーで映画を撮りたい」という問いにはもちろん全員が「〇」!…と思いきや、橋爪さんは「×」を掲げ「え?新しいところに行った方がええやない?このメンバーでやったらまたこんな感じになるし」と飄々と語る。原作は「疫病神」シリーズとして人気を博しており、映画の続編製作にも期待が寄せられるが、それを聞いた橋爪さんはあっさり「シリーズ化ならやります!」と翻意!横山さんは「まず、この映画を観ていただいてから。ここからが勝負です!」と力強く語っていた。『破門 ふたりのヤクビョーガミ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:破門ふたりのヤクビョーガミ 2017年1月28日より全国にて公開(C) 2017『破門 ふたりのヤクビョーガミ』製作委員会
2017年01月28日1月21~24日は「款冬華さく(ふきのはなさく)」。一年でもっとも寒くなるこの時季、ふきのとうが雪の中からちょこんと顔をのぞかせる、今回の候はそんなふきのとうが芽吹く頃を指しています。ふきのとうの花言葉は「待望」。まさに雪の早春に芽吹く、ふきのとうにぴったりですね。今日はふきのとうのシーズンを彩る”冬の花”こと、雪のお話です。七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。天から降る花雪には、花にまつわる多くの呼び名があることをご存知ですか?「天花(てんか)」「瑞花(ずいか)」「風花(かざはな)」「銀花(ぎんか)」「寒花(かんか)」「牡丹雪(ぼたんゆき)」などなど、雪は昔から花にたとえられてきました。まさに、雪は冬に咲く花ですね。中でも私がいちばん好きな呼び名は、「不香の花(ふきょうのはな)」。天から降る雪は、”香りのない花”という意味から付けられた呼び名です。雪に付けられた数多くの呼び名からも、いにしえの人たちが、雪からさまざまな美しさを感じ取っていたことがわかりますね。雪が舞い降りてきたら、少しだけ立ち止まり、味わうように眺めてみませんか?きっと、あわただしい日常から少しだけ離れることができ、真っ白な雪に心が癒されるでしょう。冬の花を詠む心に見えるのは、春への「待望」どんなに寒くとも、冬のあとにやってくるのは春。日一日と春が近づいてくる、そう思うと、空から舞い落ちる雪も桜の花びらのように見えるのは私だけでしょうか?『古今和歌集』には、そんな気持ちを詠った美しい和歌が残されています。「冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ」清原深養父(きよはらのふかやぶ)〜冬なのに空から花が降ってくるのは、雲の向こうはもう春なのだろうか。〜「花の散りくる」という表現は、雪を花びらに見立てて生まれたのですね。冬の中に息づくかすかな春の胎動を感じて、和歌を詠んだいにしえの人々の心にあったのは、ふきのとうの花言葉と同じ「待望」だったのでしょう。花咲く春を待つゆえに、雪を花のように美しく捉えることも、冬の楽しみ方のひとつかも知れませんね。美しい幾何学模様を描く雪の結晶は、まるで万華鏡のよう。結晶の基本の形は六角形なので、雪の結晶は別名、「六花(むつのはな)」とも呼ばれるそうです。そんな冬の花が見られるのも、あと少しの間。そう思うと雪が降るのも、ちょっぴり楽しみになってきませんか?【参考】『くらしを楽しむ七十二候』広田千悦子/泰文堂、『美しい暦のことば』山下景子/インデックス・コミュニケーションズ、『古今和歌集新古今和歌集』小学館
2017年01月20日女優の小泉今日子、北川景子、桐谷美玲が、コーセーのイメージキャラクターに起用された。それぞれが出演する3編のCMが、20日から全国で放送される。今回のCMは、3人が年齢も肌タイプも異なる女性を等身大で表現。同世代の女性に向けて、「あきらめないで」「素肌に自信を」「やっと逢えた」などとエールが送られ、肌の悩みを持つ幅広い年代の女性が勇気づけられる内容となっている。北川は「CMの撮影はあっという間に終わってしまいましたが、ライティングがきれいな中で、とても楽しく撮影することができました」と満足の様子。桐谷は「きれいな背景やライティングを使用し、まるで映画撮影をしているかのような雰囲気での撮影だったので、完成がすごく楽しみです」と期待を話している。
2017年01月12日映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』の完成披露イベントが12月13日(火)、都内にて開催され、W主演の佐々木蔵之介、「関ジャニ∞」の横山裕、共演の北川景子らが出席。横山さんが、北川さんとの撮影エピソードを明かした。同作は、共に関西出身の佐々木さんと横山さんが、ボケとツッコミのような史上最強(?)の凸凹コンビを演じる大追跡エンタテインメント。映画プロデューサーが金を持ち逃げしたことで、うだつの上がらない建設コンサルタントの二宮啓之(横山さん)と強面ヤクザの桑原保彦(佐々木さん)は資金回収のため、関西、マカオを奔走するも、巨額の資金を巡る争いはやがて組同士のトラブルに発展し、二宮と桑原はいつの間にか追われる側に!?イベントでは、3人のほか、共演の橋爪功、濱田崇裕、橋本マナミ、小林聖太郎監督、原作者の黒川博行が登壇。野外のアーケードにてアライバルセレモニーが行われた後、劇場に場所を移して舞台挨拶が実施された。アライバルセレモニーでは、W主演の2人を除く出席者たちが登壇したのち、佐々木さんと横山さんが、ステージに貼られた幕を破って姿を現す演出が行われた。強面ヤクザを演じた佐々木さんは、幕を足で蹴り破りながら登壇。役柄を、ケンカにめっぽう強く、金勘定ができて、ユーモアもあり、裏社会を生き抜いている「男がほれる男」とふり返った。「なかなかこんな役がないので、ものすごく楽しかったです。関西弁も自在に使わせていただきました」と目を輝かせた。「ヤクザの役で自分の殻を破ったような役でした」とも。一方、佐々木さんと2人で幕を蹴り破って登場した横山さんは、「寒い中こんなにたくさんの方が集まっていただいて感謝です」と口にした。続けた、「たくさんしゃべりたい思いがあるのですが、北川景子ちゃんがあまりにも寒そうなので」と、ノースリーブの衣装で登壇していた北川さんを気遣った。横山さんの粋な言葉に、北川さんは、満面の笑顔を弾けさせた。舞台挨拶では、横山さんにとって、同作が「関ジャニ∞」を離れて単独で出演する作品としては初主演となったことが話題にあがった。ただ、「座長は意識した?」との質問を向けられると、横山さんは、「そこはぜんぜん意識していなかったです。蔵之介さんもいらっしゃいますし、諸先輩方がすごい方ばかりなので、胸を借りるつもりで挑んでいました」と素直な心境を明かした。神戸出身の北川さんは、大阪が舞台となる同作のために、関西弁を勉強してから撮影に臨んだそう。北川さんは「現場では横山さんにすごく聞いた気がします」と横山さんに関西弁を教えてもらったエピソードを回顧。横山さんは、「(北川さんが)ものすごく関西弁をしゃべってきたので、びっくりしました。北川景子ちゃんのイメージが標準語だったので。『すっごい関西弁しゃべる!』と思って」と驚きを語り、トークを盛り上げた。映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』は、2017年1月28日(土)より全国にて公開。(竹内みちまろ)
2016年12月13日女優の北川景子が24日、東京・原宿のエコファームカフェ632で「CITIZEN xC 20th Anniversary"はじまりのとき"」オープン記念イベントに出席した。シチズンは、女性向けの時計ブランド「xC(クロスシー)」の誕生20周年を記念して、東京・原宿のエコファームカフェ632にて11月25~26日の期間限定で特別カフェをオープン。そのオープニングイベントに「xC」のイメージキャラクターでもある北川景子がスペシャルゲストとして登場した。発売されたばかりの同モデルをつけながら登壇した北川は「今までになかった色で、サクラピンクは繊細なゴールドだと思います。カジュアルなお洋服やフォーマルなお洋服にも合うと思うので、色んなシーンで使っていただけると思います」とアピール。また、11月24日~12月4日、12月10~22日に全国で放映される新CMでは、新しい一歩を踏み出す女性(北川)をサクラピンクで包み、女性を優しく鼓舞する映像が展開されるが、それにちなみ「これまで勇気を持って何かを始めようと思った時は?」という質問に、「10代の時に芸能界に入って女優のお仕事をさせていただくようになったんですが、テレビや映画は東京だったり都会の人がするお仕事だと思いました。でも事務所に入った時に父親が『10代で自分の進みたい道や、やりたいことを見つけられたのは、すごく素晴らしいことだから頑張りなさい』と言ってくれて、芸能界に入ることができました。壁にぶつかった時は、父が言ってくれた言葉を思い出しますし、今でも大切にしています」と明かしていた。同社の特設サイトでは、後押しされた言葉を募集。イベント中にその言葉の幾つかが披露され、好きな人に告白するか迷っている時に親友から掛けられた「やった後悔より、やらなかった後悔の方が大きい」という言葉に北川は「いいお友だちですね。この言葉は私自身もモットーとして持っています。私の場合はお仕事が多いんですけど、作品に挑戦するかしないかと考えた時、やらなくて挑戦しとけばというのが嫌だから、私は何事にも挑戦するようにしているので共感できます」と同意しながら、自身の後押しされた言葉として「10代の時にお世話になった監督から『素敵でした。女優をやめないでくださいね』と言われ、何かあったら思い出します」と懐かしそうだった。
2016年11月24日11月2~6日は第五十四候「楓蔦黄ばむ(もみじつたきばむ)」。紅葉が深まる時季といわれています。山々はもちろん、街路樹も色づき、私たちの日常をあたたかく彩りますね。紅葉するのは、何も木々ばかりではありません。皆さんは、人の心も赤く染まるということを表現した「心の紅葉(もみじ)」という言葉をご存知ですか?美しい響きとは裏腹に、すべてを燃やしつくす炎の激しさの意味が秘められています。今日は、心が赤く染まる、”燃えるような恋”のお話です。七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。「心の紅葉(もみじ)」とは?いにしえの人は、炎のように熱く燃え上がる恋を「心の紅葉(もみじ)」と呼んだそうです。木々の葉が、日増しに濃い赤に染まっていく。それはまるで熱く、焦がれていく恋心のよう。紅葉の赤は、まさに炎の色です。皆さんは、日増しに思いが募り、好きで好きで仕方がない、会いたくて会いたくて仕方がない、「心の紅葉(もみじ)」といわれる燃えるような恋をしたことはありますか?ちなみに、燃え上がる炎のように激しく心が動くことを「心火(しんか)」と表現するそうです。その昔は、嫉妬や、憎しみ、怒りが高まったときの心をあらわす言葉として使われていたとか。あまりに激しい恋心は、身を焼き滅ぼすことになりかねませんね。赤く染まる紅葉を眺めながら、自分の心の内にある炎(思い)と向き合ってみては?今も昔も変わらぬ燃えるような恋心上戸彩と斎藤工が禁断の恋を演じ、社会現象にもなった話題のドラマ「昼顔」。来年の夏に映画の公開が決定し、再び注目を集めていますね。このドラマは、燃える恋心を抑えきれず、不倫の道に走る妻たちの物語。まさに、「心の紅葉」が描かれています。ドラマの中でも、自分の内に燃えさかる恋の炎を消すことができず、家に火を放ってしまうシーンが……。江戸時代にも、そんな激しい恋が、文学、歌舞伎、文楽などで取り上げられ話題となりました。それが、今回ご紹介する井原西鶴の『好色五人女』内の一作『恋草からげし八百屋物語』です。主人公の八百屋のお七は、天保に起こった大火により自宅の八百屋から焼け出され、家族とともに避難した寺で寺小姓と恋仲になります。やがて店が建てなおされ、寺を引き払ったお七の一家でしたが……。お七は、もう一度火災が起これば愛しい人に会えると考え、自宅に火を放ってしまいます。火はすぐに消し止められましたが、お七は放火の罪で火あぶりに。多くの人がお七の一途な恋心に涙しました。女性なら誰しも、一生に一度ぐらい、我を忘れてしまうほどの燃えるような恋に憧れる気持ちはあるでしょう。燃えるような恋が、いつか穏かな愛に変わり永遠に続いてくれるなら、女性としてこれほど幸せなことはないですね。熱すぎる思いを緑でクールダウン燃えるような紅葉に目を奪われがちですが、この時季、もうひとつ美しいものがあります。それは、赤く染まる木々の中で、変わらぬ姿で佇む松の木。赤と緑の鮮やかなコントラストもまた、美しいものですね。多くの木々が紅葉して葉を落としていく中、松は常緑のままであることから、「色変えぬ松」と呼ばれるそうです。赤く燃えさかる紅葉を眺め、熱い恋に思いを馳せる。でも、紅葉の赤に心がやけどしそうになったら、いつもと変わらぬ姿で佇む松の緑でクールダウン。そんな大人の女性ならではの感性あふれる紅葉の楽しみ方をしてみては。その年の気候によって葉の色づきも変わりますから、紅葉も恋のように一期一会。今年の紅葉は、皆さんの心にどんな風に映るでしょうか?恋をしている人も、していない人も、赤く色づいた木々でほどよい「心の紅葉」を楽しんでみませんか?【参考】『恋色の日本語』山下景子/PHP研究所
2016年11月01日いよいよ残すところ最終話のみとなった、連続ドラマW「ヒポクラテスの誓い」。この度、先日より4週連続で解禁されている、主演・北川景子のスペシャルインタビューの最後の動画が解禁された。原作は、「さよならドビュッシー」「贖罪の奏鳴曲」などが映画・ドラマ化されているの人気推理小説家・中山七里の迫真の同名法医学ミステリー小説。主人公の女性研修医・栂野真琴(北川景子)が、偏屈だが解剖の腕は超一流という法医学教授・光崎藤次郎(柴田恭兵)の下で学び、成長していく物語を軸にしたドラマだ。目まぐるしく二転三転する先の読めないストーリーに加え、“解剖”をめぐって人間の生死に関わる人々の苦悩や葛藤を描いていく。そしてついに、10月30日(日)には最終話を迎える本作。最終話では、セチルミンの誤投与が発覚するも、梶原の自殺で真相が闇に葬られてしまう。その最中、入院患者の少女に血栓が疑われる同じ症状を発見する真琴。その患者の主治医は、梶原でなく真琴が尊敬する津久場教授(古谷一行)であった。津久場もまた誤投与していたのか、ショックを隠しきれない真琴。少女の死は一刻一刻と迫っていた。真琴は津久場に真相を尋ねるが、津久場は決して誤投与を認めない。はたして、真琴と光崎教授は少女を救えるのか…といったストーリー。今回到着したスペシャル動画では、病院が一体となって誤投与の事実を隠蔽しようとしている衝撃的な現実に直面し、医師として苦悩する真琴。そんな中、津久場教授が自ら誤投与をした可能性がある少女の容態が悪化し、「親友の裕子と同じように、その少女を救えなければ医者じゃない」と真琴が力強く何かを決意する様子が映し出される。続いてインタビューで北川さんは「最終話は、誤投与や医療ミスが病院ぐるみで行われたのではないかと疑心暗鬼になりながらも、ずっと唱え続けてきた『ヒポクラテスの誓い』という医者の倫理や信念を貫こうと真琴が自分の進退をかけて思い切った行動をとります」と内容について語っている。また「ご覧になった方にも、一緒に考えていただきたいテーマだ」と投げかけると共に、「集大成として良くできた話になった」と自信も見せている。「ヒポクラテスの誓い」最終話は10月30日(日)22時~WOWOWにて放送。※第1話~第4話は28日(金)25時~一挙放送。(cinemacafe.net)
2016年10月24日女優の北川景子が17日、都内で行われたAGFのスティック商品『ブレンディ カフェラトリースティック』新ブランド発表会に出席した。同社は、今秋から新発売されたスティック製品『ブレンディ カフェラトリースティック』の新CMキャラクターに北川景子を起用。北川が出演した新CM「はじめての、らっとり。」編がこの日から全国で放映され、海に浮かぶコーヒーカップ内のソファーに北川が座りながら同商品を堪能する、という内容になっている。秋らしく茶色のワンピース姿で登壇した北川は「大きなコーヒーカップで波に揺られながらまったりと『カフェラトリー』を飲みながらくつろぐんですけど、実はグリーンバックで撮影しました。座り心地の良いコーヒーカップがあって、その大きさにびっくりしました」と撮影の裏話を明かしながら、「そのコーヒーカップがハシゴで上るぐらい高いところにあって、最初は安定しなくてバランスを取るのが難しかったです。でも別班で撮った海の映像を見せてもらい、海に浮いていると思いながら撮影していると、本当に気持ちよくて眠りそうでしたね」と振り返った。同商品については「スティックで1分も経たず作れるカフェラテとは思えません。まろやかで濃厚で泡も口の中で楽しむことができて、本格的な専門店のカフェラテのような美味しさでビックリです」とすっかり気に入った様子だった。同商品の特長でもある"濃厚"にちなみ、「濃厚な生活を送る上でのポリシーは?」という質問に「普段から意識していることで言うと、後悔したくないと思っているので、お仕事ではその日100%の力を出したり、プライベートでも思いっきり楽しむようにしています。与えられた時間や環境で充実したいですから、積極性は大事にしています」と回答。また、「オフで最も濃厚な時間は何をしている?」という質問には「映画やドラマを見るのが好きなので、家でたくさんDVDやテレビを見たりしながらコーヒーを飲んでいる時間が濃厚な気がします。したいことをすることが贅沢な時間。濃厚な時間は家での時間ですかね」と話していた。
2016年10月17日10月8日~12日頃は第四十九候「鴻雁来る(こうがんきたる)」。つばめが南へ命がけの旅に出たあとは、入れかわるように、遠くシベリアの方から雁といった渡り鳥がやってきます。昔の人は、雁が渡ってくる頃に吹く北風を「雁渡し(かりわたし)」と呼んでいたとか。また、雁の足に手紙をつけて、都へ届けたという中国の故事に由来する「雁の使い」「雁の文(ふみ)」という言葉もあるそうですよ。私はとりたてて雁が好きなわけではありませんが、家族や仲間と一緒に自由に空を飛ぶ、雁の絆と愛の深さに触れ、感じることがありました。今回は、この時季に日本にやってくる渡り鳥について知識を深めながら、「愛」と「絆」について考えてみませんか?七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。雁は「愛」と「絆」の深い鳥雁は夫婦や親子の絆が深い、愛情深い鳥。親鳥は子どものそばに付き添い、渡りのコース、飛び方、危険をのがれて生きぬくための方法をひとつひとつ教えていくそうです。雁はどんなときも家族と一緒だから、群れで行動します。そのため、渡りの季節である春に、翼をケガしたり、体調の悪い仲間がいると、その雁が元気になるまで、みんなで待つと知り驚きました。ましてやつがいが亡くなると、悲しみに打ちひしがれて、しばらくそばを離れないこともあるそうです。私たち人間と一緒ですね。そういえば昔、ある女流作家が恋愛にまつわるエッセイで、翼を持たない鳥(地上で生活する鳥)は、次々とつがいを変えるけれど、自由に空を飛ぶことができる渡り鳥は、決してつがいを変えることはない。渡り鳥のように一緒にいて自由を感じることができれば、愛は永遠に続くかもしれない、と書いていました。皆さんは、パートナーに窮屈な思いをさせていないでしょうか?すこし振り返ってみるのもいいかもしれません。あなたの結婚の目的は?雁をはじめとする渡り鳥の旅の目的は、「子育て」と「心地よく生きる」。私たち人間も、パートナーと同じ目的を持って生活することができれば、結婚生活において、お互い息苦しくなることもなく、自由な気持ちで人生を歩んでいけるのではないでしょうか。私はブライダルの講師、プロデュース、司会等の仕事で、これまで1000件を超える結婚式に立ち会ってきました。結婚への思い、スタイルもさまざまです。「なぜ結婚したいのですか?」「結婚の目的は?」「結婚後にのぞむ生活は?」とたずねたら、答えは人それぞれでしょう。「お互いの才能を社会で発揮しながら、豊かな生活をおくりたい」「つつましやかな生活でかまわないから、家族で過ごせる時間を何より大切にしたい」「思い立ったら、自由にどこでも飛んでいける結婚生活」などなど。「ただ好きだからずっと一緒にいたい」という答えは、結婚の目的にはなりません。結婚はゴールではなく、スタートです。「好き」という甘い気持ちも、いつしか現実の生活の中で、消えてしまったり、形を変えていくものです。「好き」という気持ちの先にあるもの、結婚の目的をふたりで見つめ、共有することができれば、結婚しても不安から縛り合うことなく、お互いを信頼、尊重し、一緒に生きていくことができるのではないかと思いました。パートナーがいるという方はぜひ、結婚前に、お互いの夢、結婚の目的について話し合ってみてくださいね。いにしえの人のやさしいまなざし渡り鳥の雁は情の深い鳥のため、いにしえより愛されてきました。ところで、雁にまつわる言い伝えがあるのはご存知ですか?渡り鳥である雁は、月の夜、木の枝をくわえて北国から渡ってきます。飛びつかれると、波間に枝を浮かべ疲れた体をやすめ、津軽の浜へ。たどり着くと枝を浜辺に落として、さらに南の空へと飛んでいきます。そうして日本で冬を過ごした雁は、早春の頃、ふたたび津軽へ戻り、自分の枝をひろって今度は北国へ。雁が飛び去ったあとには、生きて帰ることができなかった雁の数だけ枝が残るのです。浜の人はその枝を集めて風呂を焚き、亡くなった雁たちの供養をしたそうです。中には残された枝に、亡くなったつがいを思い、涙する雁もいたのでしょうか。亡くなった雁を偲ぶ「雁供養」など、いにしえの人はあらゆるものを愛あふれるまなざしで見つめていたのですね。そんなまなざしこそが、人と人、あらゆるものとの「絆」を深めてくれるのではないでしょうか。今日はこの時季、遠くシベリアの方から日本にやってくる渡り鳥、雁のお話をしました。とりたてて興味がなかった鳥も、その習性や、一生を知ると、ぐっと親近感がわきませんか?私たちが暮らす地上だけでなく、空にも、海にも、愛がありますね。パートナーと同じ夢や目的を共有することで生まれる信頼と安心感。生きとし生けるものはもちろん、亡くなった人、役に立たなくなったものさえも、やさしいまなざしで見つめることができたら、愛する心と一緒に、愛と絆もより深くなるでしょう。【参考】『二十四節気と七十二候の季節手帖』山下景子/成美堂出版
2016年10月07日10月3日~7日頃は第四十八候「水始めて涸る(みずはじめてかる)」。諸説あるようですが、一般的には水の張った田んぼから水がなくなる時季……つまり、春に水を張った田んぼから水をぬいて稲刈りが始まる時季とされています。新米ならではのふっくらとした白いご飯は、心をしあわせで満たしてくれるごちそうですね。私はこの時季になると、京都のお寺さんでつくられた正法院のちりめん山椒、同じく京都のいづみ屋さんから実山椒を取り寄せて新米と一緒にいただくのが、ささやかな楽しみとなっています。またこの時季は、そんな食欲の秋だけでなく、もう一つの楽しみとして「芸術の秋」もありますね。今回は文豪・夏目漱石のラブレターをご紹介しましょう。芸術の秋、豊かな感性を持った文豪のラブレターで心を磨き、恋愛力を高めてみてはいかがですか?七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。強がりも男の愛の言葉仲秋の名月に掲載になった記事の中で、夏目漱石が英語の先生をしていた頃の”Ilove you”についてのエピソードをご紹介しました。結婚して5年後、夏目漱石はロンドンに留学。その当時、日本に残してきた鏡子夫人に書いたラブレターをご紹介しましょう(現代語になおしています)。「国を出てから半年ばかりになる。少々厭気がさしてかえりたくなった。おまえの手紙は2通きたばかりだ。その後の消息はわからない。多分無事だろうと思っている。おまえでも子どもでも死んだら電報くらいはくるだろうと思っている。それだから便りのないのはさほど心配にならない。しかし、はなはだ淋しい」「Ilove you」を、「月がきれいですね、とでも訳しておけば日本人には伝わる」といった夏目漱石らしい手紙ですね。当時、夏目漱石は34歳。鏡子夫人は23歳。孤独なロンドンでの生活の中で、漱石が妻に書いたラブレター。強がりの中にポロリと本音が。無事だろうと思っている、電報くらいはくるだろうと思っている、と自分に言い聞かせながら、最後に「淋しい」とひと言。こんなラブレターをもらったら、胸がジーンとしませんか?すべてを包みこむ女の愛ラブレターが日本に届いた頃、妻もまた、次女が生まれ、夫に頼ることができない苦しい生活の中でがんばっていました。鏡子夫人が夏目漱石に宛てた手紙です。「あなたがかえりたくなった、淋しい、女房が恋しいなぞとは今までにないめずらしいことと驚いています。しかし私も、あなたのことを恋しいと思いつづけていることは負けないつもりです。お別れした最初のうちは、目が覚めると寝られぬくらい考え出して困りました。どんなことがあってもあなたにお目にかからぬうちは死なないことと決めていますから、ご安心あそばせ」。皆さんならどんな手紙を返すでしょう?生まれたばかりの子どもを抱え、心細い思いをしながらも、そこをグッとこらえ、「どんなことがあってもあなたにお目にかからぬうちは死なないことと決めていますから、ご安心あそばせ」と言い切った鏡子夫人。多くの人から愛されつづける国民的な大作家、夏目漱石を支えつづけた女性の愛は、とてつもなく大きくて深い。同じ女性として、その強さに胸をうたれました。ラブレターを書こう!熊本の借家でちいさな結婚式をあげた夏目漱石と鏡子夫人。仕立ての良いスーツを着て、すこし憂い顔の夏目漱石の写真を見て、穏かな男性というイメージを持っている方も多いと思いますが、実は神経症のせいか、かなり気性の激しい性格だったようです。ロンドンから帰国後、漱石の神経症は悪化。ときに妻に手をあげることもあったようです。まわりの人たちに離婚をすすめられても、すべては病気のせいと、なにがあっても別れることなく生涯をともにしたふたり。「お目にかからないうちは死なない」と記した鏡子夫人は、漱石が49歳という若さで亡くなるまで愛しつづけました。ラブレターという言葉自体、目にすることはすくなくなりましたが、大好きな人に書くラブレターには、うそ偽りのない自分があふれていますね。芸術の秋、ラブレターを書いてみませんか?お相手がいないという皆さんも、まだ見ぬ恋人を思って。自信がないという方は、すばらしい感性を持った文豪たちのラブレターを読んで恋愛力を高めましょう。【参考】『大切な人に使いたい美しい日本語』山下景子/大和書房
2016年10月03日9月23日は秋の真ん中、「秋分(しゅうぶん)」です。いつのまにか季節はすっかり秋になりましたね。秋分は太陽が真東からのぼって、真西に沈む日。いにしえの時代から、特別なエネルギーに満ちあふれる聖なるときとされてきました。朝日と夕日を眺めて「実りの秋」のエネルギーをチャージしましょう。今日はこの時季の七十二候と、オトナ女子におすすめしたい、神秘の風景をご紹介します。七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。今はエネルギー満ちあふれる秋分!9月22~27日は「雷乃声を収む(かみなりすなわちこえをおさむ)」。今年の夏は台風の上陸が多かったせいか、いつもより多く雷の声を耳にしましたね。あれだけ激しかった雷もそろそろなりをひそめる頃。もともと稲妻は、「稲の妻」という意味を持ち、雷が稲をはらませると思われていたとか。『美人の日本語』の著者としておなじみの山下景子さんが、お米は「天と地が結ばれた愛の結晶」という表現をしていて素敵だなと思いました。雷の多い年は豊作。今年もまもなく雷と稲の愛の結晶をいただく、新米の季節がやってきますね。秋分の日は二十四節気を4つに分ける重要な節目。「冬至」「夏至」「春分」「秋分」の4つを基準として設けられた季節の目盛りが「二十四節気」です。二十四節気をさらに5日ごとに分けて、より細かく季節をとらえたものが「七十二候」。七十二候は、ぴったりこの日からこの日までの5日間と正確に分けられるものではありません。何日頃という感覚でとらえましょう。私はさまざまな神社仏閣、聖地をめぐり記事を書いていますが、遺跡も取材したことがあります。春分、秋分といえば世界中で、光が遺跡をつらぬき、海面や地上に光の道が生まれる神秘的な現象を見ることができます。高知県の「トオルマの夕日」、秋田の「大湯環状列石」、松山の「白石(しらいし)の鼻巨石群」など。つい先日、ご縁をいただいて秋分の少し前に、松山の「白石の鼻巨石群」を訪れました。伊予のストーンヘンジ誰が何のために、どのように積み上げたのか謎のベールに包まれた伊予のストーンヘンジは、春分と秋分の前後の数日間、積み上げられた三ツ石の中央に夕日がさしこむことがわかり、パワースポットとして注目を集めています。「春分に龍が舞い降り、秋分に龍が舞い上がる」といわれる白石の鼻巨石群。春分から秋分までの約1週間、夕日の光がさしこみ、龍が海を泳ぐがごとく、荘厳な太陽の反射光を見ることができますよ。石をつらぬく光は、まるで夕日のダイヤモンドのようですね。愛する人と三ツ石を見渡せる龍神社を参拝し、夕日を一緒に眺めることができたら、一生忘れることのできない素敵な思い出になるでしょう。「冬至」には三ツ石のそばにある「亀石」を通過する神秘的な夕日を眺めることができます。今年の冬至は12月21日水曜日。冬至、来年の春分の日に合わせて、美しい光のエネルギーを体いっぱい浴びる旅の予定を計画してはいかがでしょう。あなたの心ひとつで幸せが決まる秋は学校年度の区切り、会計年度でも半期が終了、事業でも春にたてた計画などの結果が出る時季。結果が「あきらかになる」ときといわれています。スパッと「あきらめる」ときでもあるそうですから、結果があきらかになり、ダメだなと思ったら次の目標をたてて仕切り直しましょう。自分の気持ちさえ決めてしまえば、あとは自然の大いなるサポートをいただいて、意外にすんなり気持ちを切りかえることができるかもしれませんよ。縄文の人々は夕日に太陽の死を、朝日に太陽の再生を思い、祈りを捧げました。太陽が真東からのぼって真西に沈む秋分は、やはりいつも以上に、エネルギーがうごめくときといえるでしょう。後ろ向きなことばかり考えているとエネルギーは下降するジェットコースターのように、いっきにダウンするかも。この時季は前向きな発言と行動がチャンスを呼ぶでしょう。「ノルウェイの森」で風流な枯野見いにしえの人は荒れ地に生える草花を愛でる「枯野見(かれのみ)」を楽しんでいたそうです。「ちょっと地味じゃない?」と思った皆さん、村上春樹原作の映画「ノルウェイの森」のロケ地となった兵庫県「砥峰(とのみね)高原」はご存知ですか?西日本で有数の約90haにおよぶススキの草原が広がる高原です。「ノルウェイの森」上映後、若い女性を中心に、多くの映画ファンが訪れています。ススキが光を受けてきらきらと輝きながら風にそよぐ姿は圧巻。心が自由になれる癒しの聖地です。今は秋のど真ん中、美味しい食べ物と一緒に、秋ならではの風景を味わってみませんか?【参考】『毎日が満たされる 旧暦の魔法』さとうめぐみ/河出書房新社
2016年09月22日先日、あるドクターと話したときのこと。「最近、恋愛しない若者が増えているのよ」という話を聞き、驚きました。超情報社会といわれる現代、「リアルな恋愛は面倒くさい」とバーチャルな恋愛にはまる若者もいるのだとか。目に見えるもの、たとえばお金といった経済的な価値観でしか物事をはかれない、「コスパ化する結婚」という雑誌の見出しに目が点になりました。私たちはロボットではありません。心ある人間です。でも「心」が退化してしまえば、もしかしたらロボットと変わりなくなってしまうかもしれませんね。ロボットと違って人間は確実に年をとります。年をとると感性が鈍り、新鮮な驚きがすくなくなるといわれますが、逆に感性を磨き続けることができればアンチエイジングにつながり、いつまでも若々しくいられるのではないでしょうか。心を、感性を磨いて、愛あふれる人生を歩みましょう。連載「心なごむ昔ながらのスローライフ旧暦の暮らし」では、めぐる季節を「五感」と「心」で感じるヒントをお届けします。七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべてのひとに贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。命がけで旅に出る鳥ちょうど今ごろ、9月18日~22日はつばめが南の国へ帰っていく時季、第四十五候「玄鳥去る(つばめさる)」。南から渡ってきて子育てを終えたつばめたちが南の国へ帰り始める、さようならの季節です。つばめは天敵も多く、若いうちに命を落とすことも多いため、平均寿命は一年半といわれているそうです。まさに命をかけて、あの小さな体で数千キロの旅に出るんですね。毎年この時季になると、空を飛ぶつばめに「がんばるんだよ」と心の中でエールを贈ります。つばめのいなくなった空、吹きわたる風を感じて、豊かな感性を育みませんか?今よりもっと愛するために、愛されるために。秋は「愛の力」を育む季節です。トンボからあなたへと贈るメッセージつばめがいなくなると、空を飛ぶのはトンボ。つい先日、不思議な体験をしました。東京の友人が、東日本大震災で被害を受けた海で祈りを捧げたいと、みんなで海へ。通行止めのところも多く、最後に荒浜の海へ向かうことにしました。でこぼこ道を走っていたとき、どこからともなく青いトンボが姿をあらわし、まるで車を案内するかのように目の前をすいすいと飛んでゆくではありませんか。トンボが姿を消したとき、海へと出ました。トンボには昔からさまざまないわれがあります。古代、日本は「秋津島」と呼ばれていたそうですが、古いトンボの名は「秋津」。これは神武天皇が日本の姿を見て、「トンボのようだ」といったところからきているとか。また、トンボは亡くなったひとの魂やその生まれ変わり、神さま仏さまの遣いであるとも信じられています。実際、ハグロトンボは一部の地域で「カミサマトンボ」と呼ばれ、田の神の化身とされています。さらにトンボは後退しないことから「勝虫」と呼ばれ、武将たちの間でトンボモチーフのものが流行したそうです。もし弱気になっているときにトンボを見かけたら、「神さま仏さまがちゃんと見ていますよ」「弱気にならないで、勝ちにいきなさい」という愛情が込められたメッセージです。風の色を感じようPhoto by 株式会社ユーメディア皆さんはこの時季の風に色があるとしたら、何色だと思いますか?古のひとはこの時季の風に、「色なき風」という名前をつけました。中国から伝わった五行説で秋をさす色は「白」。その白を「色なき」にいいかえて「色なき風」。秋はなんとなくセンチメンタルになる季節。身に染むような秋風にぴったりの名前ですね。私が執筆いたしましたお家で楽しめるデイリーおみくじ「福を呼ぶ四季みくじ」には、「色なき風」というカードがあります。「大切なものは、目には見えません。心の目で見つめ、心の耳を澄ましましょう」というメッセージが込められたカードです。皆さんは、言葉にできない思いを感じたことはありませんか?すごくかなしいとき、すごくうれしいとき、さまざまな思いが胸を交差するとき、秘めた思いを抱えているとき、ひとは言葉を失います。相手の立場に立って言葉にできない思いに心を傾けること、そばによりそう時間が、誰かとの心の距離を近づけてくれるんじゃないかなと思います。今よりもっと愛するために、今よりもっと愛されるために、この時季、空を吹きわたる「色なき風」を味わいましょう。恋の噂のたえないひとを好きになったら「月草」とも呼ばれる小さな花「露草」は、秋の季語になっています。あの鮮やかな青に、いつもハッとさせられます。幼い頃、妹と露草をハンカチにすりすりして遊びました。露草の青は美しく、好んで染めつけに用いられたそうですが、色はあせやすいので、恋の和歌ではひとの心の移ろいやすさにたとえられることが多かったようです。「誰にまたうつし心のひとさかり見えてかなしき月草の色」~大好きなあのひとは誰にまた心を移すことか。いっときだけの盛りが見えて切ない月草の色よ~恋の噂のたえないモテモテなひとと深い仲になったものの、かなしい思いはしたくないから、一途に期待するのはやめよう。そんな思いを月草のはかない色に重ね詠んだ和歌です。苦しく切ない思いも芸術に昇華させると、なんとなく心が救われる気がするから不思議ですね。いかがでしたか?テレビでマツコ・デラックスさんが若者の恋愛事情を特集した番組の中で、「恋は落ちるもの。考えが老けていては難しい」と話していた言葉が印象的でした。ひとを好きになるのに理由はありませんね。恋は考えてするものではありません。ましてや恋を愛に育てるには、相手の心の声に耳を澄ませる、「やさしさ」という名の豊かな感性が必要だと思います。だとしたら、心が老けてしまわないよう、毎日の生活の中で心をせっせと磨きましょう。秋は心を磨くチャンスの季節です。【参考】『二十四節気と七十二候の季節手帖』山下景子/成美堂
2016年09月18日9月2日~6日頃は第四十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」。稲が実る時季。夏の青々とした田んぼもさわやかな生命力にあふれていますが、この時季、夕日に照らされた黄金色に輝く田んぼの美しさは息を飲むほど。あの輝きは八十八の努力のたまもの。お米には農家の皆さんの八十八の手間がかかっているといわれているんですよ。「米」という漢字を分解すると、「八十八」になりますね。私は祖母に、「お米一粒に八十八の神さまが宿っているんだよ」といわれ大きくなりました。地域によってはお米に宿る神さまは7人というところも。日本人の主食であるお米。お米は私たち日本人のソウルフードです。今日から「お米」で魂を磨きませんか?七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。お米を無駄にする=神さまを粗末に扱うこと神道ではお塩はもちろんのこと、お酒やお米をまくこともよくあります。地鎮祭や家、土地のお祓いなどのお清めにも、お米が使われたりしますね。穀類には高い霊性が宿るといわれているそうです。お米は神さまへの供物であり、神さまのお力のあらわれ。中でもお米は、一本の稲に無数のお米がつきますから、「繁栄」のシンボルとも。特に白い色は清浄をあわらすとされています。そう考えるとお米を残して無駄にするということは、神さまを粗末に扱うのと一緒ですね。私たちはお米をいただくことで、神なる力をチャージしているのです。お米一粒も無駄にしないよう、感謝を込めていただきましょう。気分がブルーなあなたにお赤飯!なんとなく気分がブルーなときは、お赤飯をいただきましょう!小豆もお米同様、邪気祓いの効果があるといわれています。日本では結婚式などのお祝い事に、お赤飯をいただく風習がありますよね?実はお赤飯、食べるだけで気持ちが晴れやかになる強力な開運料理といわれているんです。土鍋にお米と茹でた小豆をいれて作ると、もっちりとして驚くほど美味しいお赤飯ができます。身体の底から元気が湧いてきますよ。お米から学ぶ大切なこと「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という有名な言葉がありますね。そこには、偉くなる人ほど不思議と腰が低くなる、という意味が込められています。この言葉に出会うたび、日本を代表する実業家・松下幸之助さんを思い出します。松下幸之助さんは死の直前、のどにたまった痰(たん)をチューブで吸引せざるをえない状態になられたとき、「これからチューブをいれます、ご辛抱ください」と語りかけた主治医の先生に、「いやいや、お願いするのは私です」と弱々しい声で答えたそうです。この言葉が最後の言葉となったと知り、胸を打たれました。「これで十分」と考えるか、「まだ足りないかもしれない」と考えるか。そうしたいわば紙一枚の差が、大きな成果の違いを生む、とお話になっていた松下幸之助さん。「まだ足りない」と思えば、自然と謙虚になりますね。学ばせていただこうという思いが生まれます。年齢を重ね、仕事のキャリアも長くなってくると、知らず知らずのうちに部下や後輩に対して、態度が横柄になってしまっていることもあるのではないでしょうか。稲穂が頭を垂れるこの時季は、自分の行いを振り返って反省しきりです。食事は魂を清める修業私は東日本大震災を経験しました。ライフラインの復旧まで時間がかかり、毎日冷たいものばかりいただいていたので、温かいもの、特に白いご飯が食べられた瞬間の喜びは今も忘れることができません。「いただきます」という言葉の意味を、震災前より深く感じるようになりました。お米を作り届けてくださった農家の皆さんに感謝をして、一粒一粒ゆっくり噛んで、味わっていただく。そんな当たり前のことが、魂を磨く日々のちいさな修業だなと感じる毎日です。【参考】『二十四節気と七十二候の季節手帖』山下景子/成美堂
2016年09月02日8月28日~9月1日は第四十一候「天地始めて粛し(てんちはじめてさむし)」。9月に入ると暑さも落ち着き、過ごしやすくなりますね。「粛」という言葉には、ひきしまる、つつしむ、しずか、という意味があるそうです。この時季、空は青さを増し、夕暮れになると澄み切った空気をふるわせるかのように、草むらや街路樹の下草から秋の虫たちが切ない声をひびかせますね。季節を知り、季節を味わう。それはお金のかからない贅沢な大人のお遊び。心に吹き荒れる嵐、凛とした美しさを漂わせる花、女度をアップさせてくれる旬の果物。今日も季節をおもちゃに、贅沢な大人のお遊びしませんか?七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。【8月31日】心に嵐が吹き荒れる厄日になるかも・・・?「二百十日(にひゃくとうか)」という雑節をご存じですか?雑節とは二十四節気以外の季節の移り変わりの目安となる日。農作物を収穫する農家の皆さんにとって、四季の移り変わりを読み、注意をはらうことはとても重要ですね。雑節は、二十四節気だけでは季節の変化を十分に読み取れないと考えた、いにしえの人たちによって生み出された日本独自の暦。「二百十日」とは、立春から数えて二百十日目の日。台風上陸の時季と重なることが多い注意日とされているんですよ。以前、夏至から十一日目は「天から毒が降る日」とされ、この日に野菜を収穫して食べたり、種を蒔いたりすることはよくないといわれていた、という記事を書かせていただきました。雑節も心にとめておくと、たとえばその時季、旅の予定を立てるといった場合の場所選びや、一日の過ごし方も変わってきそうですね。これは余談になりますが、夏目漱石の小説「二百十日」は、阿蘇山を登ろうとした主人公が二百十日の嵐に遭遇し、ある決意をするという、人の心に吹き荒れる嵐を描いた一冊。夏目漱石はちょうどこの時季、阿蘇山登頂を試みたものの、嵐に遭って断念したそうです。その体験がベースとなってこの作品が生まれたのだとか。今年の二百十日は、8月31日頃。心にさまざまな思いをため込んでいる人は、嵐が吹き荒れないようご注意を。いえいえ、嵐を起こしてみるのもひとつかもしれません。いちじくの強力な開運パワーを味方につけて今が旬のいちじく。いちじくは漢字で「無花果」と書きますが、花がないわけではありません。実の中にちいさな花をつけるため、花が咲かないように見えてしまう。そこで「無花果(いちじく)」と呼ばれるとか。いちじくはふっくらと大きくて、はりと弾力があり、香りのよいものを選びましょう。お尻の部分が割れすぎているものは避けたほうがよさそうです。いちじくは便秘にもよいといわれていますよ。やはり、旬の食べ物は強力な開運パワーに満ちています。旬の食べ物をつかって、料理を楽しむ。それも大人ならではの感性。赤ワインやレモン汁、三温糖をつかっていちじくのコンポートをつくるのもいいですね。バニラのアイスクリームに添えていただくのも美味。またサラダ菜やルッコラといった生野菜の上に、スライスしたいちじくと生ハム、ゴルゴンゾーラとくだいたナッツを散らして、バルサミコ酢とオイルをかければ、カフェ風サラダの出来上がり。いちじくが入るだけでサラダもぐんとおしゃれに。もてなすほうも、いただくほうも、女度がアップする気がするから不思議です。8月28日の誕生花この時季の花といえば「むくげ」。8月28日の誕生花です。むくげは芙蓉(ふよう)と、とてもよく似ていますね。街路樹でも多く見受けられる花。「槿花(きんか)一朝(いっちょう)の夢」と表現されるほどはかないむくげの花は、朝に開いて、夜にはしぼんでしまいます。この時季、私はむくげの花を眺めながら地下鉄へ。夕暮れになると地面に白い花がぽたぽたと落ちていて、それもまた風情があるなと思います。三重県に鎮座する神社の茶室に通された際、茶花としてむくげが飾られていました。その姿がなんともすずやかで、心が洗われました。武士の時代から愛されてきた花には、はかなくとも凛とした美しさが漂っています。七十二候。花鳥風月を愛で、季節を味わう。なんの予定もない一日は、季節の草花、空を眺め、旬のものをいただく。お金のかからない贅沢なお遊びと称して、ぶらり散歩へ出かけませんか?【参考】『二十四節気と七十二候の季節手帖』山下景子/成美堂
2016年08月28日女優の北川景子がこのほど、主演を務める日本テレビ系ドラマ『家売るオンナ』(毎週水曜22:00~23:00)のクランクアップを迎え、「撮影が終わってしまうのがすごく残念です」と惜しんだ。このドラマは、北川演じる不動産のスーパー営業ウーマン・三軒家万智が、客とその家族が抱える問題に土足で踏み込んで解決することで、必ず家を買わせてしまうというストーリー。ラストシーンは海岸で撮影され、監督の「カット!OK!」の声がかかると、スタッフから拍手が沸き起こり、北川は役柄で見せない笑顔をあふれさせた。北川は「クランクアップして、うれしいというよりも寂しいなぁという気持ちの方が大きくて、撮影が終わってしまうのがすごく残念です」と感想。「今回、本当に良いチームで良い作品ができたので、もう少しやりたかったという気持ちが強いです。毎日が楽しくて、そういう風に思えるチームに出会えたことを幸せに思います」と充実ぶりを語った。今作は「お金のために家を売っているだけです」「GO!」といった特徴的なセリフを取り入れており、北川は「そういう大胆で振り切った作品を常にみんなで考えながら、ゼロから作っている実感がありました」と手応え。「暑い夏でした! ありがとうございました!」と感謝の言葉も述べた。あす10日放送の第5話は、万智が出版社校閲部の地味なOL・草壁歩子(山田真歩)を、庭野(工藤阿須加)が勝ち気なフリージャーナリスト・日向詩文(ともさかりえ)を担当。しかし、この2人は仕事で犬猿の仲にあり、同じ物件を気に入ってしまったために、庭野は右往左往することになる。
2016年08月09日「私に売れない家はありません!」や「GO!」 のセリフでも話題のドラマ「家売るオンナ」。この度、主人公の三軒家万智を演じる北川景子が早々にクランクアップを迎えたことが分かった。本ドラマは、不動産のスーパー営業ウーマンの主人公・万智が、客にとって人生最大の買い物である“家”を、バンバン売っていく物語。その方法は極めて独特で、客とその家族が抱える問題に首を突っ込み、あらゆる手段を使って解決することで、どんな客にでも必ず家を買わせてしまうというもの。 波乱万丈の人生を歩くヒロインの独特な人生哲学が、既成の価値観に縛られ生きる不自由な視聴者の心を爽快に解き放つストーリーだ。そんな万智が働く不動産屋のメンバーには、何かと万智と行動を共にする相棒役に工藤阿須加、甘いマスクで家を売る人ったらしなエリート営業マン役に千葉雄大、万智にしごかれるダメダメ新人営業マン役にイモトアヤコ、そして万智に手を焼く哀愁課長役に仲村トオルが出演している。この日、行われた最終話の撮影ラストシーンは、真夏の強い日差しが少し傾きかける夕刻まで続き、監督の「カット! OK!」の声とともに、スタッフからは拍手が沸き起こった。すると北川さんは、少しも顔を緩ませない万智の姿から戻り、輝くような笑顔を溢れさせていた。北川さんは「クランクアップして、嬉しいというよりも寂しいなぁという気持ちの方が大きくて、撮影が終わってしまうのがすごく残念」とクランクアップ直後の感想をこう述べた。「今回、本当に良いチームで良い作品ができたので、もう少しやりたかったという気持ちが強いです。毎日が楽しくて、そういう風に思えるチームに出会えたことを幸せに思います」とふり返り、「楽しく、勇気ももらえるドラマですので、このあともぜひご覧下さい!」とメッセージを寄せていた。クランクアップを終えたばかりの最終話はまだまだ先のお話。明日8月10日(水)放送の第5話では、万智が異動して以来不振が続く庭野(工藤さん)は勝ち気なフリージャーナリストの独身女性・ 日向詩文(ともさかりえ)を担当。万智は、美加がポスティングしたチラシを見てやってきた出版社校閲部の地味な独身OL・ 草壁歩子(山田真歩)を担当する。庭野は、万智そっくりの強気な詩文に振り回され、家探しは難航。しかし、詩文がようやく気に入った物件は、万智の客・歩子が申し込みを進めようとしていた物件…。さらに2人は同じ会社に勤めており、犬猿の仲だということが発覚。タイプの違う独身女同士が同じ部屋を巡って対立してしまう。今回もどんな策を出していくのか? と気になるストーリー。クランクアップの日に撮影された海岸でラストシーンは、一体どんな内容なのか? ぜひ最終回までお見逃しなく。「家売るオンナ」は毎週水曜日22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年08月09日7月も終わりですね。7月28日~8月1日頃は第三十五候「土潤いて溽し暑し(つちうるおいてむしあつし)」。土が湿り、蒸し暑さが増す時季。生い茂った夏草が強い陽射しに照らされて、熱を発することを「草熱れ(くさいきれ)」「草の息」と呼ぶそうです。夕方になれば陽射しから解放されて、草や小さな生き物たちも、私たち人間と同じようにほっと安らぐのでしょうか。夏の夜の楽しみといえば、花火ですね。この時季、全国各地で花火大会が行われます。皆さんは「音風水」という言葉をご存じですか?音によって風水的な開運効果を得ること。じつは花火の音には開運の効果があるといわれているんですよ!今年は音も意識して、花火を楽しみましょう。今日は「カラダで味わう」「ココロで感じる」と題して、日本の夏を彩る「花火」をご紹介します。花火で運気を高め、愛を深める、暑~い夏を!七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。【花火の歴史】日本の花火は、隅田川から。花火のルーツは諸説ありますが、中国にその原点があると一般的にはいわれています。日本ではじめて花火を見たといわれているのは、徳川家康。それ以前に、伊達政宗が花火を見ていたという記録も残っているようですが、定かではありません。仙台で暮らす私としては、伊達政宗であってほしいなと思います(笑)。さて、花火は江戸で大流行しましたが、花火による火災も発生。江戸幕府が、花火禁止令を出すほどだったそうです。1733年に時の将軍徳川吉宗(よしむね)が、飢饉と疫病を祓うための花火を打ち上げました。これが「両国の花火(現在の隅田川花火大会の前身)」のはじまりとなったそうです。両国の花火が全国に広がり、全国各地で花火大会が行われるようになりました。花火には厄払いの意味はもちろんのこと、飢饉と疫病の犠牲者たちへの鎮魂の意味が込められています。今年は「カラダ」で味わってみて!「音あって形なし」。夜空に咲く火の花は、あっという間に散っていきます。もしも花火に音がなかったらどうでしょう?想像してみてください。それはそれで美しいと思いますが、やっぱり物寂しい感じがしませんか?花火の魅力は「ヒュ~~~~~、ドン!パチパチパチパチ」とお腹に快く響く、あの大きな音。実は、花火が打ちあがるあの音には厄払いの効果があるんだそうです。ちなみに夜空で火の花が開くまでに奏でられる「ヒュ~~~~」という音は、花火玉につけられた「笛」の音。「ドン!」という音の前の「ヒュ~~~~」という音で、私たちの期待感もぐっと高まりますよね。元気をチャージしたいという皆さんは、花火大会で思いっきり歓声をあげて、思いっきり笑いましょう。花火が打ちあがった瞬間、大人たちも「おお~~っ」「わーっ!」と歓声をあげて拍手をしたりしますが、お腹の底からみんなで大声を張り上げられる花火大会は憂さ晴らし、またとないストレス発散のよい機会になります。「ココロ」でも感じられる花火カラダじゅうに響く、打ち上げ花火の華やかな音もいいですが、線香花火の「パチパチパチ」という消え入りそうな音もまた、味わい深いものがありますね。線香花火の短い一生には、それぞれ名前があります。火をつけると、命が吹き込まれたように火の玉が大きくなっていく姿は、花を咲かせる前の「蕾(つぼみ)」。「パチッパチッ」と火花が散りだす姿は「牡丹(ぼたん)」。やがて勢いを増して飛び散る火花は「松葉」。そして火の花が一本、また一本と落ちてゆく「散り菊」。「夏の思い出は?」と聞かれて、恋人や友人と楽しんだ線香花火をあげる人も多いのではないでしょうか?しゃがみこんで、身を寄せ合いながら線香花火に火をつける。やわらかな火灯りに照らされて、「パチパチパチ」というかすかな音にふたりで耳を傾けるひととき。恋の花も咲くかもしれません。気になっている人がいるならぜひ、この夏一緒に線香花火を。「わび・さび」をたのしむ余裕を。じつは、夜空に火の花がパーッと開いたときより、スーッと消えた後のほうが、人の脳波がリラックスするといわれているそうです。花火の美しさは、消えゆくところにありますね。消えた後の余韻さえも、楽しむもの。春の桜、夏の花火と、消えゆくものを愛でる日本人の「わび・さび」という美学。すてきだと思いませんか?【参考】『二十四節気と七十二候の季節手帖』山下景子/成美堂出版
2016年07月27日女優の北川景子が、7月スタートの日本テレビ系ドラマ『家売るオンナ』(毎週水曜22:00~23:00)に主演することが4日、分かった。このドラマは、北川演じる不動産のスーパー営業ウーマン・三軒家万智が、客とその家族が抱える問題に土足で踏み込んで解決することで、必ず家を買わせてしまうという痛快ストーリー。大石静のオリジナル脚本となる。北川は、台本を「すごく楽しくてあっという間に読み終えてしまいました」といい、自身の役柄について「家を売るためには手段を選ばないところもあるのですが、どこかウソがなくて説得力がある」と分析。具体的に「人はいずれ死ぬものです」とズバッと言うセリフがあるそうで、「得体の知れないキャラクターではありながらも、興味深いなと思いました」と印象を語っている。不動産屋=スーツという常識から外れた派手な服装で、客に媚びるようなことはしない。パワハラ批判も恐れず、新入社員を捕まえて徹夜で働かせ、手を上げることもあるが、家を売りまくって結果を出すニューヒロイン。北川は「大胆に振り切った作品なので、私自身も新しい挑戦になると思いますし、笑えるシーンもあるので、とにかく楽しんでいただければ」と見どころを語っている。脚本の大石静は「不条理で気むずかしく、恐ろしいけど、強くてデキるオトナ。そういうオトナをドラマの主人公にしたいと、ずっと思っていました」といい、「流されて行くだけの甘ったれのニッポン人を、ヒロイン三軒家万智が、ぶっ飛ばします」と予告。小田玲奈プロデューサーは「クレバーで、攻撃的で、ミステリアスで、…そしてとんでもない美人。この世のものじゃないような家売るオンナ・三軒家万智を説得力をもって演じられるのは、北川景子さんしかいないと確信しています」と自信を示している。
2016年05月05日1月11日に入籍した女優・北川景子と歌手でタレントのDAIGOが、4月29日、結婚式・披露宴を開催。本日30日、DAIGOさんが自身のブログにて「披露宴」というタイトルで北川さんのウェディングドレス姿やツーショット写真を初公開。さらに結婚式に至るまでの経緯や感謝、そしていまの思いを綴った。ドラマ「HERO」第2シリーズから大ヒットを記録した劇場版『HERO』、そしてドラマ「探偵の探偵」放送に、1月には『の・ようなもの のようなもの』公開、さらにはCMにバラエティ番組出演…と引っ張りだこの人気女優・北川さん。そして、ロックバンド「BREAKERZ」のボーカルでありながら「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」出演などで俳優業もこなすDAIGOさんとの結婚が報じられたのは、今年の1月。それぞれに人気を博す2人の結婚だっただけに、世間では話題沸騰に。金屏風を前にしての結婚会見にも大きな注目が集まった。それから約3か月半の準備期間を経て、結婚式・披露宴を開催。1月中旬からこの日のために準備を進めていたというが、4月14日、平成28年熊本地震が発生。DAIGOさんは「披露宴をどうするべきか、ずっと2人で話し合ってきました。毎日悩み、毎日朝まで話し合いました」と告白。しかし「そんな中、一緒に準備をしてくださった方々、お世話になっている方々、そして業界の先輩方、たくさんの方に相談をしたところやったほうがいいと、みなさんに背中を押していただきました。最終的には自分たちでとことん納得するまで話し合い、披露宴をとりおこなうことを決断しました」と経緯を報告した。「本当にお世話になったみなさん、支えてくれたみなさん、先輩、友だち、家族、を助けてくれたみなさんに感謝の気持ちを伝えることができました。本当に感動しました。奇跡の連続でした。詳しくはまた書こうかと思っています。本当に2人で感謝しながら、これからも頑張っていこうと改めて思いました。そんな1日でした。もっと精進して日本に元気を振りまけるような、そんな活動を全力でしていきたいと心から思います」と、式の感想と改めて決意を綴っている。さらに「いつも応援してくれるファンのみんなにも本当に感謝しています。みんながいるから輝けるから。これからも感謝の気持ちを忘れずに歌いつづけます。本当にありがとう」と大きな感謝をコメントした。末尾には、「みなさんが少しでも笑顔になれますように」と披露宴の写真や衣装の写真を掲載。サプライズで歌った「K S K」のCDや、ロゴ、そして「衣装も何パターンも奥さん本当によく頑張った!」と語り、白のウエディングドレス姿と、紺色のカラードレスを着た北川さんとの初のツーショット写真をブログで初めて公開した。(text:cinemacafe.net)
2016年04月30日フラワーアーティストの山下郁子が手掛けるFLOWER ART AND ARRANGEMENT TSUBAKIは、フランスの子供向けライフスタイルブランド・ボントン(BONTON)とコラボレーションし、5月8日に母の日に向けたギフトアレンジメントのワークショップを開催する。同ワークショップでは、ボントンの16SSコレクションをイメージした色鮮やかな草花を丸く束ねて、小さなジョウロに生ける可愛らしいギフトアレンジメントを制作できる。ジョウロはブルーとピンクから選択が可能。子どもたちは季節の花にふれながら、花をいける楽しさや植物の面白さを体験する機会となっている。なお、ワークショップは5月8日午前11時から12時まで(満席)、13時から14時まで、15時から16時までの3回で、定員は各回10名。応募期間は4月30日まで。【イベント情報】「MOTHER’S DAY WORKSHOP」会場:BONTON 代官山店住所:東京都渋谷区鉢山町13-16会期:5月8日時間:11:00~12:00(満席)、13:00~14:00、15:00~16:00料金:税込6,000円対象:3歳から予約方法:CONTACT@TSUBAKI-TOKYO.JP にメールにて受け付け。なお、申し込み時には下記1~3の項目が必要。1.子供の名前、年齢、性別 2.保護者の名前と電話番号3.ジョウロの色希望(水色またはピンク色)
2016年04月27日共演は今回で4度目。24歳での初共演以来、プライベートでも親交の深い伊藤英明は、山下智久にとって「頼れる兄貴」。映画『テラフォーマーズ』への出演オファーを受け、山下は「主演が英明さんと聞いて、すぐに『ぜひ参加したい!』と思った」と明かす。その他の写真伊藤は共演者として俳優・山下智久の成長をつぶさに見てきたといえるが「印象は、最初に会った時から全く変わらない。口数は少ないけど熱くて、ストイックで男らしい。礼儀正しいし、家族をすごく大切にする優しい男なんですよ」と俳優として、人間として最大限の称賛を送る。これまでの共演と違ったのは、メガホンを握るのが、山下にとっては初体験となる三池崇史監督であり、累計発行部数1500万部を超える大人気漫画の映画化であるということ。ふたりの“共闘”は物語の上での大きな見せ場だが、この挑戦にはどう向き合ったのか?昆虫の特性・能力をミックスされて火星に送り込まれた15人の乗組員が、火星で恐るべき進化を遂げた“あの”害虫を駆除すべく戦うさまを描くアクション・エンターテインメント大作。当然、戦いのシーンが重要になる。総重量20キロを超えるスーツに昆虫への“変異”の特殊メイクをまとい、アクションする。ただ激しく動けばいいだけなら、伊藤も山下も身体能力、パワー共に問題ない。難しいのは後から加わるCGを想定して、緻密な計算の下で、相手がいない状態でアクションをしないといけないという点。伊藤は「ひとつのシーンでも、最初にゆっくりと合わせて、それから僕がエアーでやる、次はCG用のテラフォーマーの動きを撮るためにもう1回……と最低でも3~4回は繰り返す。制約の中で緻密に計算して作っていかないといけない難しさがあった」と明かす。山下が演じた仁は、キックボクサーでバッタの特性を埋め込まれた男ということで、キックが特徴。「下半身のアクションはほぼCGで、上半身と下半身の動きを合わせるのは大変でした」と振り返るが、実際に完成したシーンを見て「クオリティに驚きました。想像していた何倍も素晴らしく、自分が自分じゃないような動きでした」と目を輝かせる。目指したのは「勢いとテンポのあるアトラクションのような映画」(伊藤)。「男はこういう映画にワクワクする――それを見て、女性は『男ってこういうのが好きなんだ』と“上から目線”で見て楽しんでほしいです」(山下)。『テラフォーマーズ』4月29日(金)より全国ロードショー取材・文:内田涼
2016年04月18日歌手・俳優の山下智久が脱毛サロン「エターナルラビリンス」の新CMキャラクターになったことが8日、わかった。CMは、映像ディレクター・田向潤監督のもと、ダークなおとぎ話のような世界観のなか、山下扮する"ジョーカー"が女性を美の世界へ誘うという内容。山下の31歳の誕生日である、4月9日より展開する。山下は「女性の皆さん、キレイになるために努力している姿はとてもすてきだと思います。引き続き、美を追求していってください」と、世の女性たちにメッセージを送った。また、「どうすれば運命を変えられるか」という質問に対しては「なりたい自分を想像して、そのためにどうしていくのかという考えと、実行力が一番、必要不可欠かなと思います」と語る。「ついついやらなければいけないことを後回しにしてしまったりすると思うのですが、なるべくそういう時間を少なくして、自分のなりたい自分になるための行動を起こしていくことが大事かなと思っています」と、ストイックな姿勢を見せた。
2016年04月08日感動の実話を北川景子と錦戸亮のW主演で映画化した<a href="" target="_blank">『抱きしめたい -真実の物語-』</a>が30日(水)深夜、TBSで地上波初放送される。『抱きしめたい -真実の物語-』はHBC北海道放送が制作、2011年度JNNネットワーク大賞を受賞したドキュメンタリー「記憶障害の花嫁 最期のほほえみ」をベースに2014年に映画化された。交通事故から奇跡的に生還したつかさ(北川さん)だったが、車いす生活に加え昨日のことも忘れてしまう記憶障害も負ってしまう。そんな中でも常に明るく前向きに生きる彼女は、やがて出会ったタクシードライバーの雅己(錦戸さん)と恋に落ちる。周囲の反対など多くの障壁を乗り越えやがて結ばれた二人は小さな命を授かる。しかし幸せの絶頂にいた二人を過酷な運命が待ち受けていた…というストーリー。主題歌を安室奈美恵が担当。映画をイメージして書き下ろされたという楽曲も注目だ。キャストは北川さん、錦戸さんのほか、上地雄輔、斎藤工、平山あや、佐藤江梨子、佐藤めぐみ、窪田正孝、寺門ジモン、國村隼、角替和枝、風吹ジュン。脚本は斉藤ひろし、塩田明彦。監督は塩田明彦。『抱きしめたい -真実の物語-』は3月30日(水)24時15分~TBSにて放送。(笠緒)■関連作品:抱きしめたい -真実の物語- 2014年2月1日より全国東宝系にて公開(C) 2014映画「抱きしめたい」製作委員会
2016年03月30日