俳優の山田裕貴が、田中圭主演の映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(2020年6月19日公開)に出演することが9日、明らかになった。同作は1998年長野五輪、スキージャンプ団体の金メダルを陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を映画化する。腰の故障により代表落選となったスキージャンパーの西方仁也(田中)が、競技前にジャンプ台に危険がないかを確かめ、競技中に雪が降った際には何度も飛んでジャンプ台の雪を踏み固めるテストジャンパーとなり、裏方から日本選手団を支えていく。山田が演じるのは、25人のテストジャンパーの一員で聴覚障害のあるテストジャンパー・高橋竜二。主演の田中とは2018年ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』以来の共演となり、飯塚健監督とは映画『虹色デイズ』(18年)以来のタッグとなる。山田が演じる高橋竜二は、北海道札幌市出身で、聴覚障害がありながらも、1998年のSTVカップ国際スキージャンプ競技大会ラージヒルにおいて岡部孝信、宮平秀治らを破り優勝した後、長野五輪にテストジャンパーとして参加したスキージャンパーだ。また、札幌市大倉山ジャンプ競技場にて開催される13日放送の『2020HBCカップジャンプ』(14:55~15:49 JNN28局のフルネット放送 ※ただし、MRT宮崎放送のみ1時間50分のディレイ放送)に山田がゲスト出演することも決定。今回で62回目を迎える「HBCカップジャンプ競技会」はこれまで数多くの名ジャンパーを輩出してきた大会で、特に髙梨沙羅選手、小林陵侑選手は記憶に残る大ジャンプを見せ、この大会から世界に羽ばたいた。また、国内唯一となる1対1の対決「ノックアウト方式」で争う、失敗の許されない緊張感漂うトーナメント戦となっている。番組には、解説で原田雅彦、ゲストに西方仁也も出演する。○山田裕貴 コメント小学校の頃に見た長野オリンピック、スキージャンプの映像が今でも頭の中に浮かびます。初めてのスキーに挑戦ですが、とにかく練習します(笑)。このお話は中継にも載っていない裏側のお話。"目に見えていない部分も見ようとする"これを大事にしているのですが、表舞台に立つ人の裏側にはたくさんの人が関わり、悩み、支えてくれています。チーム一丸!! 生きてるすべての人が主人公であることを伝えたい。○監督:飯塚健 コメント聴覚に障害のあるジャンパー。もう難役であることがお分かり頂けると思います。だとしたら、と考えた時、浮かんだのがやや熱めの男、山田裕貴くんの顔でした。先日も「スキー練習、頼むね」というようなやり取りをしたのですが、「御意」と返信が来たので、全幅の信頼を寄せています。二度目のセッションが楽しみです。
2020年01月09日悲願の金メダルを獲得した長野五輪スキージャンプ団体のその栄光を影で支えた25人の英雄<テストジャンパー>たちを描く『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』。この度、主演・田中圭と同じくテストジャンパー役を務めるキャストとして、山田裕貴の出演が明らかになった。1994年のリレハンメル五輪スキージャンプ団体戦で“日の丸飛行隊”のメンバーとして日本代表を牽引するも金メダルを逃し、長野五輪での雪辱を誓うも落選。しかし、テストジャンパーとなって日本代表選手たちを裏方として支えた本作の主人公・西方仁也を田中さんが演じる本作。西方の金メダルへの強い想い、それを打ち砕く挫折、原田との友情、そして怒りと嫉妬。それでも仲間のために、日本のために、命の危険を顧みずテストジャンプに挑む深い人間ドラマを映し出す本作で山田さんが演じるのは、25人のテストジャンパーの一員で、聴覚障がいのあるテストジャンパー・高橋竜二。北海道札幌市出身、聴覚障がいがありながらも、1998年のSTVカップ国際スキージャンプ競技大会ラージヒルにおいて岡部孝信、宮平秀治らを破り優勝した後、長野五輪にテストジャンパーとして参加したスキージャンパーだ。近年では、連続テレビ小説「なつぞら」のヒロインの幼なじみ役を演じ大きな注目を集め、1月期は「SEDAI WARS」と「ホームルーム」とドラマ2作で主演に抜擢された山田さん。「初めてのスキーに挑戦ですが、とにかく練習します(笑)」とスキーは初挑戦だと明かし、「このお話は中継にも載っていない裏側のお話。"目に見えていない部分も見ようとする"これを大事にしているのですが、表舞台に立つ人の裏側にはたくさんの人が関わり、悩み、支えてくれています。チーム一丸!!生きてるすべての人が主人公であることを伝えたい」と熱い思いを語っている。そんな山田さんについて、飯塚健監督は「聴覚に障害のあるジャンパー。もう難役であることがお分かり頂けると思います。だとしたら、と考えた時、浮かんだのがやや熱めの男、山田裕貴くんの顔でした」とキャスティング経緯を明かし、「先日も『スキー練習、頼むね』というようなやり取りをしたのですが、『御意』と返信が来たので、全幅の信頼を寄せています。二度目のセッションが楽しみです」とコメントしている。『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』は6月19日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年01月09日俳優の横浜流星と声優の梶裕貴が12日、都内で行われたに「森永製菓12月12日『ダースの日』PRイベント」に登場。10月8日から放送されているテレビCM「横浜流星×梶裕貴」篇で行っている「くちどけ実況」を生披露した。CM撮影以来の再会を果たした2人。「ダース」のイメージキャラクターとして先に登場していた横浜は「ちょっと緊張していたのですごく心強いです」とほっとした表情を見せ、梶は「さっきたまたまトイレで会ったんです」と明かし、「撮影のときも気さくで好青年だなというのが伝わってきたんですけど、今日も話しかけてくれてうれしかったです」と話した。CMは、横浜が「ダース」を頬張る間、その表情やリアクションに合わせて梶が実況するという内容。横浜は「表情だけでダースの魅力を伝えないといけないので難しかったです」と振り返り、梶は「あまり失敗して、流星くんに糖質をとらせすぎたらどうしようっていう恐怖感があったので、なるべく一発で決めようという思いでやらせていただきました」と打ち明けた。そして、CMとは違ったセリフで“くちどけ実況”を生披露。横浜がおいしそうに食べる姿にあわせて梶は「恋よりも濃いかもしれない。くちどけと共に夢の世界のようなゆっくりとした時が過ぎていく…」と美しい声で実況した。梶は「すごいおいしそうに食べていただいて僕も気持ちがこもりました。表情だけで表現するのは難しいと思うんですけど、おいしさが伝わるような形で僕もとてもやりやすかったです」と横浜の表現力を称賛。横浜も「梶さんの声が素敵すぎる。すごく聞き入っちゃいました」と美しい声を絶賛し、梶は「うれしい! そう言っていただけて」と喜んでいた。
2019年12月13日岡田准一が新選組の土方歳三を演じる主演映画『燃えよ剣』に、新たに尾上右近、山田裕貴ほか超豪華キャスト12名の参加が発表された。累計発行部数500万部を超える司馬遼太郎による同名小説を、『関ヶ原』『日本のいちばん長い日』、さらに『検察側の罪人』も記憶に新しい原田眞人監督が映画化する本作。新選組・副長である剣豪・土方歳三を岡田さんが演じ、土方と運命的な恋に落ちるお雪に柴咲コウ。新選組局長・近藤勇に鈴木亮平、新選組の天才剣士・沖田総司に山田涼介、土方や近藤と対立する新選組初代筆頭局長・芹沢鴨に伊藤英明が出演。さらに、会津藩主で、京都守護職に命ぜられ新選組を預かることとなる松平容保を演じるのは、歌舞伎界のニュープリンスとして熱い注目を集める尾上右近。満を持して映画初出演を果たし、その存在感で、激動の幕末に翻弄される若き大名を堂々と演じる。右近さんは、「初めての映画出演作品がこの『燃えよ剣』であったことを光栄に、そして誇りに思います。緊張感がピンと張り詰めた現場へ入るたび、静かな感動と興奮が沢山ありました」とコメント。「自分のルーツを重んじ、『受け継ぐ』責任を担う容保公の姿には、伝統芸能の世界に身を置く自分として共感できるところがありました」と明かす。また、徳川幕府15代将軍・一橋慶喜には、『HiGH&LOW』シリーズをはじめ数々の映画・ドラマに出演し、NHK連続テレビ小説「なつぞら」での好演も話題となった山田裕貴。原田監督からの「今までにない慶喜を」という強いリクエストに応え、江戸幕府終焉の象徴ともなった新たな慶喜像を作り上げる。一方、山田さんは「“今までにない”とかそういう言葉に弱いので、だいぶ燃えました」と告白。「時代劇の経験はほとんどなかったので不安もありました」としながらも、「集中力をフルに使い、良い緊張感の中で、『こんな慶喜は絶対嫌だなぁ』という人物に仕上げられたと思います」と手応えを覗かせている。土方・近藤・沖田と共に歴戦の数々を戦い、幕末を駆け抜けた新選組の隊士、井上源三郎にたかお鷹、山南敬助に安井順平、永倉新八に谷田歩、斎藤一に松下洸平、藤堂平助には金田哲(はんにゃ)、山崎烝には村本大輔(ウーマンラッシュアワー)が決定。それぞれの新たな魅力を披露する。そして、時の最大権力者である孝明帝には、坂東巳之助。新選組の前身を率い土方らと袂を分かつことになる清河八郎には高嶋政宏。さらに、土方に名刀・兼定を譲り渡す古物商・丸十店主を柄本明、土方の学問の師である在村医・本田覚庵を市村正親という豪華な顔ぶれが実現した。『燃えよ剣』は2020年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:燃えよ剣 2020年、全国にて公開予定©2020「燃えよ剣」製作委員会
2019年11月28日岡田准一の主演映画『燃えよ剣』(2020年公開)で、歌舞伎俳優・尾上右近、俳優・山田裕貴、お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔ら追加キャストが28日、発表された。同作は、作家・司馬遼太郎が新選組・副長の土方歳三を主人公に描いた小説『燃えよ剣』を原作に、『関ヶ原』(17)、『日本のいちばん長い日』(15)などで知られる原田眞人監督がメガホンを握る。土方を岡田准一が演じる他、土方と運命的な恋に落ちるヒロイン・お雪を柴咲コウ、新選組局長・近藤勇を鈴木亮平、沖田総司を山田涼介、新選組初代筆頭局長・芹沢鴨を伊藤英明が演じることがすでに発表されていた。今回、新たに出演が明らかになったのは計12名。新選組を預かる松平容保役を映画初主演となる尾上右近、一橋慶喜役を山田裕貴、井上源三郎役をたかお鷹、山南敬助役を安井順平、永倉新八役を谷田歩、斎藤一役を松下洸平、藤堂平助役を金田哲(はんにゃ)、山崎烝役を村本大輔(ウーマンラッシュアワー)、孝明帝役を坂東巳之助、清河八郎役を高嶋政宏、名刀・兼定を譲り渡す古物商・丸十店主役を柄本明、土方の学問の師である在村医・本田覚庵役を市村正親が演じる。■松平容保役・尾上右近のコメント初めての映画出演作品がこの「燃えよ剣」であったことを光栄に、そして誇りに思います。緊張感がピンと張り詰めた現場へ入るたび、静かな感動と興奮が沢山ありました。自分のルーツを重んじ、「受け継ぐ」責任を担う容保公の姿には、伝統芸能の世界に身を置く自分として共感できるところがありました。「容保のことを思う日々、それは日本人の心を思う日々」。撮影期間中の僕の日記には、そんなことが書かれています。幕末の日本を生きた人物のその瞬間瞬間を、永遠に刻むという感覚を、強く意識して撮影に臨みました。この映画の中に詰まっている「日本の心」を感じていただくためにも、一人でも多くの方にご覧いただきたいと思っております。■一橋慶喜役・山田裕貴のコメント本読みの段階から、今までにない一風変わった一橋慶喜にしたいと原田監督が仰っていて。“今までにない”とかそういう言葉に弱いので、だいぶ燃えました。時代劇の経験はほとんどなかったので不安もありました。撮影日数が短期間だったので集中力をフルに使い、良い緊張感の中で、「こんな慶喜は絶対嫌だなぁ」という人物に仕上げられたと思います。自分のシーンだけでなく、作品ができあがるのが本当に楽しみです。
2019年11月28日『HiGH&LOW』シリーズの“村山”から先の朝ドラ「なつぞら」の“雪次郎”まで演じ分ける俳優・山田裕貴が、MBS/TBSドラマイズム枠にて異色のオリジナルドラマ「SEDAI WARS(セダイウォーズ)」に主演。さらに、MBSドラマ特区にて放送される学園サイコ・ラブコメ「ホームルーム」でも主演に決定。連ドラ初主演でもある山田さんが同時期2作品主演という偉業を成し遂げる。世代別あるある×ハイテンポアクション「SEDAI WARS」舞台は近未来の日本。世代間の軋轢によって様々な問題が深刻化し、社会は崩壊の一途を辿っていた。そんな中、時の内閣総理大臣に代わって日本を治める大統領を決めるという「SEDAI WARS」の開催が発表!それは“SEDAI(セダイ)”と呼ばれる各世代の代表者が、VR空間内でバトルロイヤルを行うというトンデモない内容で…。団塊、バブル、ロスジェネ、ゆとり、そしてミレニアル。果たして、勝つのはどの世代か!?山田裕貴×「海賊戦隊ゴーカイジャー」坂本監督と再タッグ本作で、ゆとり世代のSEDAIに選ばれてしまった主人公・柏木悟を演じるのが、山田さん。近年、数々の話題作出演で注目を集め、演技に取り組む姿勢から情熱的な実力派俳優として知られる彼が、今度は「自身のキャリア史上、最も冴えない」という、何事に対しても受け身な性格でナヨナヨとしたゆとり世代を演じる。監督は、米国の「パワーレンジャー」シリーズ監督・総合プロデューサーを歴任し、さらに日本3大ヒーロー全てでメイン監督をつとめた唯一の存在でもあるヒーローアクションの第一人者、坂本浩一が担当する。山田さんは「柏木悟という、僕が演じた中でも一番冴えない男が世界を変えます。どう考えたって世界を変えられなさそうな男が世界を変える。やはり人の心です。人柄です(笑)。大人たちが真剣に、真面目にバカをやって、現場は毎日大笑いした作品です。ぜひ、皆さんもこれを見て笑顔になってくれたら嬉しいです」と、アピールしながら自信を覗かせる。また、坂本監督は「とんでもないドラマです!どの世代にも必ず突き刺さる要素満載。コメディ?アクション?特撮?人情ドラマ?自分でもどんなジャンルか分かりません…笑」とコメント。「今までに見たことないドラマだということは間違いなしです!」と語っており、「海賊戦隊ゴーカイジャー」から知る「山田裕貴の魅力爆発です!」と力強いコメントを寄せている。女子生徒を狂愛するド変態教師に…「ホームルーム」講談社のウェブコミック配信サイト「コミックDAYS」で連載開始以来、圧倒的な売り上げNO.1を誇り、「登場人物がヤバすぎる…」「展開がマジで予測不能!!」と話題沸騰、多くの電子書店でも総合ランキング1位を獲得した戦慄の学園サイコ・ラブコメが実写ドラマ化。物語の主人公は、爽やかイケメン教師・愛田凛太郎。学園でも女子生徒からダントツの人気で、「ラブリン」の愛称で親しまれている。そんな愛田先生が担任するクラスでは、生徒の桜井幸子に対して、毎日不快なイタズラが続いていた…。正義感が強い愛田先生は、幸子がイジメられる度に助けに向かい、優しく手を差し伸べる。その姿は、幸子にとってまさに“ヒーロー”!そんな先生に対し、幸子は好意を抱いていた――。しかし、いつだって皆の人気者の愛田先生には、あるとんでもない秘密が!実は、幸子をいじめていた犯人は、愛田先生本人だった。幸子が好きすぎるあまり、自分でイジメて自分で救う、自作自演の救出劇を繰り返し、幸子のヒーローを装っていたのだ。衝撃の学園サイコ・ラブストーリーが、ここに開幕する…。山田裕貴×小林勇貴の最強W“ゆうき”タッグ「とうとうぼくの変態性が…」爽やかイケメンで、幸子を狂愛するド変態ストーカー教師・愛田凛太郎役を演じるのが山田さん。ド変態ストーカー教師という、かつてない異色の役柄に挑む。山田さんは「とうとうぼくの変態性が世にばれてしまう時がきてしまいました(笑)。共演する皆様にも気持ち悪がられると思います(笑)いや、役です。あくまで愛田という男が悪いのです。でも、この世界観でぼくの奥底に眠る化け物を存分に皆様にいじってもらおうと思います。どうか皆様が、山田裕貴のことを嫌いになりませんように」と、気になるコメント。メガホンを取るのは、今年MBS/TBSドラマイズムにて放送したドラマ「スカム」で、第57回ギャラクシー賞上期入賞作品にドラマで唯一の選出が決定、間宮祥太朗を迎えて映画化した衝撃作『全員死刑』や、吉沢亮主演のドラマ「GIVER 復讐の贈与者」などの話題作を次々と生み出している新進気鋭・小林勇貴監督。ラブストーリー初挑戦となる小林監督は「一方的な願望を愛と錯覚して、それを他人に押し付ける人のなんと多いことでしょうか!殴る蹴るの暴力よりもずっと暴力だと思います。あらゆる一方通行の愛が交差する、学園ドラマを描きます!そんな愛憎青春物語を、今一番アツイあの男、山田裕貴と暴れられると思うと、心から嬉しいです!ぶっ倒れるまでヤろうぜ!山田裕貴!」と気合い十分。原作者の千代も「他には無い強烈な作品になると思いすごく楽しみ」と期待を寄せている。ドラマイズム「SEDAI WARS」はMBSにて2020年1月5日より毎週日曜24時50分~、TBSにて2020年1月7日より毎週火曜25時28分~放送。ドラマ特区「ホームルーム」はMBSにて2020年1月23日より毎週木曜24時59分~ほか放送。※放送日時は変更の可能性あり(text:cinemacafe.net)
2019年11月26日中井貴一と佐々木蔵之介がW主演を務めるお宝コメディ・シリーズ第2弾『嘘八百 京町ロワイヤル』の主題歌をクレイジーケンバンドが担当することが決定。併せて、予告編とポスタービジュアルが解禁となった。今回解禁された予告編は、中井さん演じる古物商の則夫のもとに、広末さん演じる着物美人の志野が父の形見の茶器を騙し取られたと相談する場面から始まる。なんとそれは、5,000万円は下らないと言われる古田織部の幻の茶器「はたかけ」だった。志野にほだされた則夫は、同じく彼女の魅力のとりこになった佐々木さん演じる陶芸家の佐輔とコンビを再結成する。今度は「ひと儲け」ならぬ「ひと助け」のため、お宝眠る古都・京都を舞台に新たな敵となる有名古美術店主(加藤雅也)、大御所鑑定家(竜雷太)打倒のため、かつての仲間たちとともにお宝大作戦を決行。贋物作りのプロが再集結し、陶芸王子(山田裕貴)や国家機関、テレビ番組をも巻き込み、国の名勝・渉成園で決戦の火蓋が切って落とされる。映像では、主演2人のコミカルで人間味あふれる演技、何かを秘めたマドンナの眼差し、敵キャラの小憎らしさ、キャラの濃い個性豊かな面々のこれでもかと畳み掛ける掛け合いが垣間見える。ドタバタコメディ感が満載で、二転三転する物語に否が応でも期待が高まる予告編に仕上がっている。またこの度、本作の主題歌を東洋一のサウンド・マシーンとも言われる横山剣率いるクレイジーケンバンドが書き下ろした新曲「門松」に決定。予告編にも使用されているこの楽曲は、横山さんのメロディアスな歌声が男たちのロマンをよりかき立てるかのように響き渡り、本作を一層華やかに彩る。予告編と同時に解禁されたポスタービジュアルには、本作のもう1つの主人公でもあるお宝、千利休の弟子にして「天下一の武将茶人」と称された古田織部の幻の茶器の「はたかけ」をニヤリと見つめる則夫と佐輔の姿が。そして、その背後では彼らを裏で糸を引いているかのようにマドンナ・志野が微笑み、彼らの関係性がよく表れた新春らしく明るい、まさに“開運招福お宝コメディ”として仕上がっている。『嘘八百 京町ロワイヤル』は1月31日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:嘘八百 京町ロワイヤル 2020年1月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定©2020「嘘八百京町ロワイヤル」製作委員会
2019年11月20日公開中の『HiGH&LOW THE WORST』(以下ハイロー)に鬼邪高校の番長・村山良樹として出演中の山田裕貴。村山は本編中で「退学届」を出し、鬼邪高校定時制を卒業することに。15年放送の『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』シーズン1に登場以来、4年間、愛されてきた山田裕貴の村山がこれで見納めなのかとざわつかせている。オラオラ系の強面ぞろいのハイローの登場人物のなかで、数少ない脱力した明るい雰囲気を漂わせる村山。軽みのある彼のおかげで、やたらとチカラが入りまくったハイローの世界でほっと一息入れられる。とはいえ腕っぷしはめっぽう強く、油断ならない感じが逆にこわい。あくまで己の拳のみで勝負する、ドラッグなどの非合法なものには手を出さないというクリーンさも良い。公開中の『ハイロー』でもトリッキーな喧嘩を魅せた(あえて「魅せて」と書いてみました)。『ハイロー』は山田裕貴の出世作のひとつだが、19年は朝ドラ100作記念作『なつぞら』出演し、番宣で『あさイチ』に吉沢亮が出たとき証言出演したり、『ごごナマ』にゲストで出たり、スピンオフドラマにも出たりと、それによって認知度が大幅に上がったことだろう。2019年、俳優として新たなフェーズに入ったと思われる山田裕貴のこれまでをかんたんにおさらいしてみる。父親の影響で野球をやっていたが高校時代にプロの道を諦めて俳優を目指す。若い男性俳優を多く擁するワタナベエンターテインメントに所属し、戦隊モノ(『海賊戦隊ゴーカイジャー』)に出演、事務所の屋台骨である若い男性俳優の集まりD-BOYSに加入、テレビドラマや映画に数多く出演。『ハイロー』で人気を博し、『朝ドラ』でも注目される(イマココ)。『野球』『D-BOYS』『戦隊』『ハイロー』『朝ドラ』…若手男子俳優の登竜門的なものをコンプリートした感がある。足りないのはテニミュ出演のキャリアだけだ(冗談です念の為)。筆者の個人史としての山田裕貴は、菅田将暉主演映画『あゝ荒野』(17年)で飢えた野生の獣のような瞳をしたボクサーの役が印象的で、凄みのある俳優というイメージだったのだが、私がノベライズを担当した、岡田惠和脚本の連ドラ『スターマン・この星の恋』(13年)で素朴な地方都市の青年を演じていた俳優だと思い出したときの激しい衝撃。これが忘れられない。出演作はとても多く、どんな役でもきちんとこなしすぎるあまり、作品に溶け込み過ぎるという意味でのカメレオン俳優なところがあるも、喧嘩アクションもの『ハイロー』で肩の力を抜くキャラを演じたことで頭角を現し、それが『なつぞら』にもつながったといえるだろう。この時代、若手俳優がたくさんいて、群像劇に投入されるしかない状況下、どうやって一歩抜きん出るか、誰もが課題にしているであろう中で、山田は『あゝ荒野』のような凄みを磨くのではなく、特徴ある上瞼の目尻にかけての切れあがり具合が匠の絵のような瞳のチカラを緩めるという逆転の発想で集団から飛び出した。○■名優と同じ考え方『なつぞら』では広瀬すず演じるヒロインの幼馴染で、実家の菓子店のあとを継がないといけないが、演劇が好きで東京で劇団に入る。主役に抜擢されるところもまでいくが、自分の才能に見切りをつけて実家の後を継ぐ役だった。この役・雪次郎には、役者は「普通」が良いという持論があり、番宣で山田はその考えは自分がかねがね思っていたことだと共感を寄せた。それを耳にした脚本家・大森寿美男は、「普通」「アマチュア精神」は日本の老舗劇団・文学座の名優・中村伸郎が言っていたことだから、名優と考え方が同じなのだから自信をもっていいと語っていた。このアマチュア精神とはなにか、普通であれという考え方はなんなのか、山田裕貴が中村伸郎の言葉を読んでいたかが知らないが、中村伸郎の考えが詳しく書かれた本がある。劇作家・如月小春が取材して書いた『俳優の領分―中村伸郎と昭和の劇作家たち』だ。そこには「アマチュア精神」と言ったのは作家の岸田國士だとある。演劇界の芥川賞とも言われる岸田戯曲賞の岸田は岸田國士のことである。中村は「アマチュア精神」を受けて、俳優は「素人」であることを新劇俳優の重要な資質としている。素人の対極の「玄人」は伝統演劇や商業演劇の俳優たちを指しているだろうと如月小春は書く。「玄人」は「型」を使って、たくさんの人たちが等しく理解できる状態を演じる俳優。「素人」は「型」にあてはまらない俳優。山田が群雄割拠の若手俳優戦国時代のなかで、強さや二枚目方向でなく、「普通さ」で勝負に出たことは賢明だったのではないか。先達の演劇人も追求した「普通さ」が生きたのが、現在上演中の主演舞台『終わりのない』だ。映画にもなった『散歩する侵略者』などSF作を多く書いている劇作家・前川知大が、古代ギリシャの英雄冒険譚『オデュッセイア』を、世界はこの世界ひとつでなく無限に増幅しているという量子力学と結びつけて描いた壮大な物語で、山田が演じる高校三年生の悠理が現在、過去、未来、それも平行世界を行き来する。そこで見るものは何なのか……。ごくごくふつうの十代の少年が様々な世界を見るという話に、山田裕貴の醸す普通さは重要だ。立ち方も話し方も、いわゆる舞台的なところはなく、フード付きアウターのファスナーをあげてフードをかぶる仕草も、その時その時、出会った人たちや出来事へのリアクションも実にナチュラルで、おかげで高尚なお話にもついていこうという気持ちになる。ところが、ある時代、ある場所にいるときの彼はガラリと様相を変えていた。腹式呼吸で朗々と語るのだ。こういうのもしっかりやれるところがさすがカメレオンと言われる所以。おそらく普通すらも意識して演じているのだろう。ぼそぼそっと日常のようなしゃべり方でも客席にちゃんと聞こえる技術があることも舞台で感じさせた。ナチュラルの度合いを慎重に測りながら芝居する真摯さが好ましく、いい意味で普通じゃない瞳のチカラを抑制しながらいつまでもどこまでも普通さを極めていけたらホンモノだ。
2019年11月11日10月4日から公開された『HiGH&LOW THE WORST』。今作は、EXILE TRIBEを中心にした『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ原作の不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画だ。以前であればこうした作品は男性客に訴求するイメージがあったが、映画館には女性の姿も多い。なぜこれらの作品が女性たちの心を掴んでいるのだろうか。■ステージで見せるパフォーマンスと繋がる本格的アクション本作に登場するのは、THE RAMPAGEやGENERATIONSなど、EXILE TRIBEからのメンバーも多い。彼らが繰り広げるアクションは迫力満点で何度も見たくなるものがある。アクションに関しても女性には向かないのでは?と長らく敬遠されていた感はあるが、普段からダンスやアクロバットを得意とするメンバーたちが繰り広げる本格的なアクションは、いつもパフォーマンスを見ているファンからすると、その延長戦のかっこよさを見つけられるのではないだろうか。GENERATIONSの小森隼と中務裕太の繰り広げる大人チームのダイナミックなアクションと、THE RAMPAGEの川村壱馬や吉野北人ら鬼邪高校・全日に所属する高校生の粗削りな気持ちが乗った拳と拳の戦いなど、そのメンバーの身体性や、劇中のキャラクターにあったアクションが本格的アクションチームの指導により実現していて、本作や過去のシリーズを機にアクションに興味を持った人も多いのではないだろうか。■若手俳優の魅力がさく裂で「推し」キャラが見つけられる今作にはEXILE TRIBE を中心としたLDHの面々に加え、今回からライバル高・鳳仙学園のトップとして登場する志尊淳。過去の『HiGH&LOW』シリーズから続投の山田裕貴、前田公輝といった経験豊かな俳優から、佐藤流司、神尾楓珠、塩野瑛久といった次世代を担う若手俳優までが次々と登場する。しかも、たくさんの俳優が登場しながらも、一度見ただけでそのキャラクターが観客に印象づくように作られている。それは、本作の制作陣が事前に俳優と面談をし、俳優本人の性質を生かしてキャラクター作りをするということをこれまでも徹底してきたことと関係があるだろう。また、前出したLDHの面々も含め、本作に登場する俳優たちは撮影に入ってからも、自分が演じるキャラクターについて考えた末にたどり着いたアイデアを監督に提案し、それが採用されるということも多いという。本人の魅力や、本人の演技に対する取り組み方がうまく映画に活かされたことで、多数の登場人物のキャラクターが観客に届くことになり、その中に「推し」を見つけることもできるようになっている。■尊敬やシンパシーの感情で結ばれた関係性が見られる『THE WORST』には、尊敬やシンパシーによる男同士の絆がいくつも見られた。同じ鬼邪高校の全日の仲間である楓士雄と司、楓士雄とライバル高校の鳳仙学園の佐智雄、鬼邪高校の定時の村山と全日を仕切る轟などなど。ここに書ききれないほどの関係性が幾重にもなっているのも、本作の魅力だろう。作品の中に描かれた関係性だけでなく、様々な人と人の間に絆が存在するのではないかと想像を巡らせることを自由自在にできるのは、先にも書いたようにキャラクターの強度と、あれだけの情報量にも関わらず、物語に空白が絶妙に存在していることによるだろう。しかし、ここには課題もある。そもそも『HiGH&LOW』シリーズ開始当初は、今よりも女性キャラクターが出演していた。しかし、その活躍を男性たちと同列に描くのは実際には難しく、どうすればそれがうまくいくのかの試行錯誤は今も続けているはずだ(それは我々の生きる実社会にも重なる話である)。また女性が単に男性に守られるべきか弱き存在として扱われるのは、MCUやディズニー作品などを見渡しても、もはや時代遅れということがわかるだろう。女性の観客の中には女性と男性との間にも恋愛感情だけではない、尊敬やシンパシーの感情で結ばれたものが見たいという観客も存在しているし増えてきた。それが男女間で見られる男女のバディものなども存在するが、群像劇でそれを作るのは新たな技術が必要であるし、女性はこうだ、男性はこうだという「思い込み」が存在する限りは難しい。しかし、今後も繊細に試行錯誤を続けてほしい部分でもある。【PROFILE】西森路代(にしもり みちよ)ライター。1972年愛媛県生まれ。大学卒業後、テレビ局でのOL時代を経て上京。編集プロダクション勤務、ラジオディレクターを経てフリーライターに。俳優や監督へのインタビューやテレビ、映画についてのコラムを主に執筆。現在、朝日新聞、TVBros.などで連載を持つ。
2019年11月10日《text:西森路代》山田裕貴のことを「そこにいるだけでその場が彼(この場合は村山を指していたが)の空気になる」と言ったのは、映画『HiGH&LOW』シリーズや『HiGH&LOW THE WORST』の監督・久保茂昭である。筆者が彼の存在を意識するようになったのは、五反田団の前田司郎が演出した2016年の舞台「宮本武蔵(完全版)」であった。山田裕貴が演じることで際立つ役の“人間性”この舞台の中で山田さんは主人公である宮本武蔵を演じたのだか、この舞台の宮本武蔵は単に剣豪や伝説的なヒーローというものではない。普段は友人たちと普通に日常を楽しむ当時の若者として登場するのだが、時代が時代とはいえ、人を何人も斬るというのは、どういう心理状態、メンタルの持ち主だったのだろうと思わせる出来事がじわじわと示される。そしてそんな日常にひそむ歪な感情と、でもそれは誰にもどうすることもできないという複雑さ。そんな武蔵のことを見守る伊織(金子岳憲)との関係性がせつなくも、温かくも描かれていた。こう書くとシリアスな展開にみえるが、山田さん演じる武蔵のひょうひょうとした日常があるからこそ、人を斬って生きている武蔵から、どうしようもない強い人間性が際立ってみえた。この舞台に出る前に、山田さんは前田氏のワークショップに参加し、「役半分・自分半分」という考え方を学んだそうだ。思えば、このときから、山田さんはその場を彼の空気にするということに繋がっていたのかもしれない。『HiGH&LOW』シリーズで大きく飛躍次に彼の作品で思い出すのは、ドラマ「伊藤くん A to E」での、相田聡子(池田エライザ)と神保実希(夏帆)との間で揺れるクズ男であった。このドラマに登場する男性たち(田中圭、中村倫也、岡田将生)はどの人物もクズだらけなのだが、山田さんはそんな中でも、ある種の男性の甘えの見えるクズをやりきっていたし、そのことで女性たちの心に変化をもたらしていた。なにより、山田さんの知名度を上げたのは、冒頭でも触れた『HiGH&LOW』シリーズだろう。本作は、事前にプロデューサーや脚本家たちが、ひとりひとりと面談し、その本人から感じ取った印象からキャラクター作りをしたと言われている。また、その上で、撮影現場で出てきた俳優のアイディアが採用されることもあり、自分の役作りがいかされるほか、俳優の持つ個性が引き出され、役がもう一人の別の自分のようになっていく作品でもある。この作品では、たくさんの若手俳優が出演し、その存在をアピールしてきた。そんな中でも、特に愛され、大きくなっていったのが、山田さんの演じる村山良樹だろう。『HiGH&LOW』シリーズはそんなスタイルで撮っているからこそ、いまも新たな若手が参加し、ここで存在感を少しでも多く示そうと切磋琢磨し、その結果、次世代を担う若手がどんどん生まれる場所になりつつあるが、そんな空気を作ったのは、山田さんのような前例があったからかもしれない。“自分”を演じ、物語の中に存在する2019年は、朝ドラ「なつぞら」に、ヒロインの幼なじみの雪次郎役で出演。しかも、雪次郎は、ヒロインとともに上京した後、岐路に立たされた週は、「雪次郎の乱」と呼ばれるほどの話題となった。山田さん自身も土曜スタジオパークで「シンクロ率100%」「雪次郎の発してるセリフが自分のものかのように思える」と語っていたが、朝ドラがある週では、やはり「彼の物語」になっていた。昨今の俳優を形容する言葉で「カメレオン俳優」という言葉もある。彼もそう呼ばれることもある。2017年にはたくさんの役を演じたし、その幅が確かに広かったから、その表現ももちろん彼を表すひとつであるとは思う。しかし、11月の初旬から上演されている舞台「終わりのない」、をみて彼はむしろ、彼の持つ独特の空気のままに、物語の中に存在するタイプであり、そんな強い彼の個性がいま、求められるのではないかと確信した。そして、この舞台は、まさに彼の物語であった。様々な世界で生き、様々な状態の自分を演じる山田さんが、どこの世界にあっても、山田さんそのものであること、彼であることが重要な物語であり、まさに「その場を彼の空気にする」ことが求められている舞台だと思った。(text:西森路代)
2019年11月08日映画『HiGH&LOW THE WORST』(公開中)の大ヒット御礼! 応援上映スペシャルイベントが30日に都内で行われ、イベント終了後に前田公輝、塩野瑛久が取材に応じた。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。鬼邪高全日制の轟洋介を演じた前田と、鳳仙学園の四天王・小田島有剣を演じた塩野。違う陣営ではあるものの、作中では対決が描かれ、のちに共闘することになる。応援上映でも並ぶと「顔がいい〜!!」とファンが絶叫する人気の2人が登場した。以前塩野に行ったインタビューでは、小田島は轟のことを「1番いけすかなくて、1番目の敵に思っている」と分析していたが、前田も「全く同じです! 1番嫌です」と答え、塩野は意外そうな様子。前田は「『お前だけは違うんだな』と言われたときにめちゃめちゃイライラした表情をしているんですけど、小田島のキャラクターって、1番轟が踏み込めない領域なんです。轟はずっと1人で考えてるけど、小田島は自分に正直に生きてる。1番正直に生きられないのが轟だと思うので、苦手でした」と轟から見た小田島像を表す。さらに「単純にアクションで塩野くんと戦えるのは良かったんですけど、小田島とはしゃべりたくないし、早いところ倒したい。狂わされそうで怖いんですよね。轟って、どこかしら臆病なところがあるので」と轟のことを分析した前田。そんな前田の言葉に、塩野が「あそこ、カットされましたよね! 2人で向き合い直すところ」と振り返ると、前田も「あった!」と思い出す。前田は「(轟と小田島の対決は)現場でもありがたいことに、『これが1番綺麗な戦いだ』と言ってくださってて。『最後にワンポーズもらっていいですか』ということがあったんですけど、それは結局だめだったので……もっとがんばります」と苦笑していた。役者としては、撮影時に意識し合っていることはなかったというが、メガネ(サングラス)+頭の良いキャラ同士ということで、前田は「我々2人並んだら、近い感じはあったのかな。どこかしらの雰囲気が、役をあてるところに行きやすいんでしょうね」と語る。塩野は「僕も俳優生活をしていて、1回見た目とかを気にしないでやっていた時期があったんだけど、そんなにうまくいかなかった。自分の中にあるものは利用していったらいいな、という自覚をしたので、自分を見直すようにしました」と俳優としての実感を表し、2人の共通点は「頭良さそうなだけじゃないですか?」と回答。前田も「"そう"なだけなんですよ! 2人の共通点は、陽キャラなのに、しゃべらなそうとか、クールとか言われるところなのかなと思います」という結論に至った。応援上映やSNSでのファンからのコメントについては、「『そこ、気づいてくれたんだ』という感謝の気持ち。伝わるんだなという感謝とやりがいを感じた」(前田)、「小田島はストーリーで何か背負うものが描かれているわけじゃないので、みなさんがバックボーンを理解してくださってたりして、『僕の心を読めてるんじゃないかな』というくらい。皆さんの推理力、観察力がすごいな」(塩野)と、作品の読み込みへ感謝する。最後に同作を通して得たものを聞かれると、前田は「確実にアクションが好きになったというか、自信が出ました。(鬼邪高校・定時の頭 村山役の)山田裕貴くんはずっとアクションをしていて、その山田裕貴くんが(轟とのタイマンは)『人生で1番多いアクションだ』って。膨大な量でもあったけど、アクションおたくになりつつあるくらい好きになりました」としみじみ。塩野は「同年代の役者たちがいっぱい集まって、切磋琢磨してやっていく作品の中で自分が何を残せるか。エキストラみたいなところから始まって、セリフがほしいし、カメラに写してもらいたいというのが根本で。今回は役としてのバックボーンが描かれてるものではなかったけど、それでもできることはやれたかなと思うので、もっともっと役者として、注目してもらえるように」と意気込む。「今でも貪欲に『もっとセリフが欲しい』『もっと素敵な役に会いたい』とはずっと思ってて、『HiGH&LOW THE WORST』が、その光を見させてくれたというところがおおいにありました」と振り返った。
2019年10月30日現在公開中の映画『HiGH&LOW THE WORST』に出演する俳優・山田裕貴が、本シリーズで自身が演じている番長・村山良樹が本作をもって鬼邪高校を卒業することを発表した。山田さんが演じている村山良樹は、これまで鬼邪高校のテッペンとして君臨してきた定時の番長。『HiGH&LOW』のTVドラマシリーズから4年に渡って同役を演じてきた山田さんは、先ほど自身のSNSで“ありがとね”と書かれた村山直筆の退学届と共に、「『HiGH&LOW THE WORST』定時制の村山、古屋、関は卒業最後に思いついた言葉は"ありがとね"でしたすべてのハイローファンの皆様そして鬼邪高校、クローズ、WORSTキャストのみな様、スタッフの皆様に向けて村山の言葉です」というメッセージを投稿した。「村山良樹は、山田裕貴そのものみたいなキャラクター」と山田さん自身が語っていた村山が初めて登場したのは、2015年放送の「HiGH&LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D.~」SEASON1の第2話。全国から札付きのワルが集まる“漆黒の凶悪高校”こと鬼邪高校。「拳100発に耐え続ければ頭になる」という伝統を通った村山が定時制の番長に。そしてある日、<鬼邪高VS山王連合会>の火蓋が切って落とされるが、山王連合会総長・コブラの圧倒的な強さを前に、村山は倒されてしまう。そんな大いなる敗北から、現在の鬼邪高校の歴史は幕を開けるのだ。当初、山田さんは「SWORDの豪華キャストの中では、一番無名かもしれないけれど、全員喰ってやる」という気持ちで現場に臨んでいたそうで、まさに“拳ひとつで成り上がってやる”村山良樹のキャラクターと重なっていた。続くSEASON2では、鬼邪高校に転校してきた轟洋介(前田公輝)と村山との白熱のバトルシーンが展開。また、村山に一目惚れした苺美瑠狂の押上とのやり取りも注目を集めた。そして映画シリーズ、お決まりのセリフとなった「行くぞ、てめぇら!」が生まれた『THE MOVIE』では、襲撃を受け、傷だらけの仲間を見た村山は単身で挑むことを決意するも、古屋(鈴木貴之)、関(一ノ瀬ワタル)、そして轟をはじめとした鬼邪高校の面々が現れる…。さらに、『THE MOVIE 2/END OF SKY』ではSWORDの各メンバーがコブラに呼び出され、SWORD協定を提案されるも、賛同したのは村山ただ一人…コブラに信頼を寄せる村山らしいシーン。『THE MOVIE 3/FINALMISSION』では、SWORD地区の制圧を目論む九龍グループによる壊滅行動がスタート。鬼邪高校も襲撃され、村山は鬼邪高校を守るため、SWORD連合軍と共に九龍グループとの全面対決に出るのだった。村山のアクションや慕うコブラにバイクを買う相談をする、無邪気なシーンもあるなど、彼のキャラクターが存分に楽しめた。そして物語は現在公開中の『HiGH&LOW THE WORST』へ――。居心地の良い鬼邪高校の生活から、先にステップアップすることに決めた村山、古屋、関の3人。頼もしい後輩たちの見送りを受けて、新たな道を歩みだす。本作では、彼ら3人の最後(!?)の活躍が観られる。『HiGH&LOW THE WORST』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY 2017年8月19日より全国にて公開©; 「HiGH&LOW」製作委員会HiGH&LOW THE WORST 2019年10月4日より全国にて公開Ⓒ2019「HiGH&LOW」製作委員会
2019年10月25日俳優の山田裕貴が25日、自身の公式Twitter、公式instagramにて、『HiGH&LOW』シリーズで演じてきた番長・村山良樹が映画『HiGH&LOW THE WORST』(公開中)にて鬼邪高校を卒業することを明らかにした。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。山田はSNSにて、「ありがとね」という村山(山田)直筆の退学届けの画像をアップ。「『HiGH&LOW THE WORST』定時制の村山、古屋、関は卒業最後に思いついた言葉は"ありがとね"でしたすべてのハイローファンの皆様そして鬼邪高校、クローズ、WORSTキャストのみな様、スタッフの皆様に向けて村山の言葉です最後かもしれないからぜひ劇場で村山より」と、ファンや共演者・スタッフへの感謝の思いと、村山良樹というキャラクター、さらには同じくTVドラマから鬼邪高・定時の仲間として、鬼邪高校の礎を築いてきた古屋(鈴木貴之)と関(一ノ瀬ワタル)への感謝を綴った。
2019年10月25日ドラマ『なつぞら』や映画『HiGH&LOW』シリーズなどで印象的な役を演じ、注目を集めている。明るく人懐っこいキャラクターに、仕事に対する熱い情熱。誰もが彼を好きにならずにいられない!世界にありがとうって1日1回、言ってます。取材が終わった後、軽くノビをしながら、「今日は普段しゃべらないことをいっぱいしゃべったな(笑)」と、山田裕貴さんがポツリ。何がそれを指しているのかはわからないけれど、終始、熱量高くユニークでちょっと不思議な山田ワールド全開なインタビューとなりました。――この秋、前川知大さんが作・演出する舞台『終わりのない』に出演されます。前川さんというと、日常のなかのちょっとした違和感に端を発し、異世界や異質な存在を描いてきた方です。山田さんは以前から前川さんの作品のファンだったそうですね。山田:事務所の先輩の安井順平さんが出ていらっしゃったのがきっかけで観に行ったんですけど、めちゃくちゃ面白かった。普段から僕、人から概念を奪ったらどうなるかとか、そんなことばっかり考えていたんです。でも、それを人に話すと変わった人だと思われるから、ずっと口に出しちゃいけないと思っていて。でも、前川さんが主宰するイキウメの舞台を観た時、封印してた自分を認めてもらったような気がして、ここに友達いたよ、って感じでした。――では出演は嬉しいですよね。山田:いままで応援してくださっている方々はある程度僕の人物像はわかってると思うんですけれど、本当に出せている部分が一部だったので、ここからの山田裕貴の方が、終わりのない感じです。――何か変わるということ?山田:これまで本当のことを言えてなかったわけじゃないですけど、感覚的に本音というか…。――前川さんとはどんな話を?山田:前川さんに絶対的信頼があって、最初の食事の時に、目に見えないものの話をさせてもらいました。僕が前世は宇宙人だって言われた話をしたら、あっそうなんだって普通に受け止めてくれて…。もしかしたら僕が一生懸命しゃべってたからかもしれないけれど。――今回の作品については?山田:地球に住めなくなって、人間が宇宙で生活するようになって何代も経っている未来。すでに人は人格や気持ちをデータ化して、何代も体をかえて生きられるようになっているんです。その世界で目的地を探し、帰ろうとする。それを『オデュッセイア』という物語と絡めていくとは聞いています。――目に見えないものを信じることで、ご自身に影響を及ぼしたと思うことってありますか?山田:小さい頃から星が大好きで、岐阜のおじいちゃんおばあちゃんの家に行った時に、夜、ありえないくらいの星が出ているのを見たまま1時間くらい動かなかったみたいです(笑)。あと、1日1回、世界にありがとうって言ってます。だって、引力とか太陽の位置とかが奇跡的なバランスで成り立っていて、僕らはこうして生きているじゃないですか。もうそう考えただけでも「ありがとう」ですよね。演じることって見えないものを想像する作業だと思うんです。役の、この人何を考えてこんなこと言うんだろうとか、ここまでどうやって生きてきたんだろうとか、僕らが追っているのは全部見えないことばかり。だからこそ、その存在を信じられるのかもしれません。――山田さんは、実際に目に見えないものを見たり聞いたりは?山田:小さい時からよく「勘がいいね」と言われていたんですけれど、たぶん、いまも勘だけで生きている気がします。小学生の頃に20歳になったら開けようって埋めたタイムカプセルを友達が、「お前、すごいぞ」って持ってきてくれたことがあって、それが海賊の宝箱の形の箱だったんです。僕、20歳の時に『海賊戦隊ゴーカイジャー』の仕事が決まったんですが、ゴーカイジャーって、同じ宝箱に入っている鍵を取り出して変身していくんです。しかも高校生の時にクラスで映画を撮ったことがあって、それが戦隊モノ。僕はブルーを演じたんですけれど、ゴーカイジャーもブルーだったり。そういうことが他にも多くて。――舞台に出演されるのは3年ぶりになりますが…。山田:舞台って、稽古が1か月くらいあるじゃないですか。それってすごく大事だと思うんです。自分にとっては、突き詰めるとか、悩み抜くとか、考えつくすとか、そういう時間が長いから、舞台稽古は修行みたいな感覚。ただ、舞台は観客から見られている意識がどうしても抜けなくて…。そう思ってる時点で、自分は役になれてないって思っちゃう。もちろん、映像だって完全に入り込めたりはしないんですけれど、撮ってもらえるので、その意識をなくすことができる瞬間が多いというか。――確かに、映像で山田さんが出てくるシーンって、スタートの声がかかってお芝居を始めたんじゃなく、ずっと役としてそこにいる一部を切り取られたような空気感があります。画面に映るシーンの前後の時間も繋がってるというか。山田:それめちゃくちゃ嬉しいし、それを一番目指しているんで。芝居をしています、という感じになりたくないんです。山田さんが出演する舞台『終わりのない』は、古代ギリシャの叙事詩・ホメロスの『オデュッセイア』を原典として、前川知大さんが書き下ろした新作。共演は、安井順平、浜田信也、奈緒、清水葉月、村岡希美、仲村トオルなど。10月29日(火)~11月17日(日)に世田谷パブリックシアターにて上演。世田谷パブリックシアターチケットセンター TEL:03・5432・1515やまだ・ゆうき1990年9月18日生まれ、愛知県出身。2011年にドラマ『海賊戦隊ゴーカイジャー』でデビュー。連続テレビ小説『なつぞら』で、主人公の幼馴染み・雪次郎を演じ話題に。その他の近作にドラマ『特捜9』シリーズ、映画『あゝ、荒野』『万引き家族』『あの頃、君を追いかけた』など。出演映画『嘘八百 京町ロワイヤル』は来年1月31日公開。ジャケット¥150,000(カズキナガヤマ/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥24,000(オム プリッセ イッセイ ミヤケ/イッセイ ミヤケ TEL:03・5454・1705)※『anan』2019年10月23日号より。写真・佐藤麻優子スタイリスト・森田晃嘉ヘア&メイク・小林純子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)池田エライザさんのヘルシービューティのヒミツ
2019年10月19日10月4日から公開中の映画『HiGH&LOW THE WORST』は、累計観客動員450万人・興行収入65億円を突破し、様々なメディア展開をみせる『HiGH&LOW』シリーズと、7500万部を突破した不良漫画の金字塔・高橋ヒロシ『クローズ』『WORST』の奇跡のクロスオーバー作品だ。『HiGH&LOW』から登場するのは、札付きの不良が集う“漆黒の凶悪高校”鬼邪高校。そこで番長を張っているのが、山田裕貴演じる村山良樹だ。ドラマシリーズ1から登場していたキャラクターが、シーズン2、劇場版と、時を重ねるにつれて、大きな変化を遂げてきた。それはまるで、山田本人ともシンクロするように。そんな彼に、『HiGH&LOW』シリーズに参加した4年間についてこう語る。「鬼邪高というチームで、SWORD(『HiGH&LOW』シリーズの舞台である地区)の“てっぺん”を目指したいというか、“鬼邪高校が1番いいよね”って言われなきゃいけないと思っていました。だって、ドラマが始まった時、山王連合会には岩ちゃん(岩田剛典)、White Rascalsには黒木啓司さん、RUDE BOYSの窪田(正孝)くん、達磨一家には林(遣都)くん、そこで鬼邪高には山田裕貴ってなると、“誰?”って思われると感じていたし、当初から“絶対に爪痕を残さなければならない”という想いがありました。そこからスタートして、当然僕らだけの力ではないですけど、『クローズ』『WORST』の世界とコラボも実現しました」かねてから『クローズ』『WORST』の愛読者だったという山田。そして、漫画の前日譚を描き、大ヒットした映画『クローズZERO』への憧れは強かったそうだ。「その時僕は俳優ですらなかった。でも「出たい」と思っていたんです、相当ですよね(笑)。『クローズZERO』は今を代表する諸先輩方が一堂に会するような作品で。この映画を観て育った自分が、また同じ世界で戦えるというのは……、びっくらこいた!ですよ(笑)」そして、本作の観客も、かつての自分のように、この映画を観て熱くなってほしいという。「僕はあの時の芹沢多摩雄のような存在、圧倒的なカリスマ性を持ったキングでいなければならない。そういう僕らを観て、あの頃の僕らのように熱くなってくれたら本望ですね」撮影/高橋那月、取材・文/藤谷千明『HiGH&LOW THE WORST』全国公開中※高橋ヒロシの「高」はハシゴダカが正式表記。
2019年10月08日「HiGH&LOW」の鬼邪高校と不良コミックの金字塔「クローズ」「WORST」の鳳仙学園が登場し、両校がぶつかり合う世紀の頂上決戦が描かれる映画『HiGH&LOW THE WORST』が先日公開を迎えた。この度、この2つと並ぶ勢力を持った新チーム「牙斗螺」(キドラ)の存在が明らかになった。今回解禁された新チーム「牙斗螺」は、青髪の優斗と金髪の秀斗の「金平兄弟」を中心に、南と大橋が加わり結成。廃墟と化した希望ヶ丘団地を拠点にしながら、SWORD地区以外でも蔓延するドラッグ「レッドラム」を各所で売買し、金のためには手段も選ばない凶悪集団だ。狂気に満ちた表情で鎖を巻いた鉄パイプを振り回す気性の荒い金平兄弟の青髪の兄・優斗を演じるのは、「第21回ジュノンスーパーボーイコンテスト」でグランプリを受賞し、『曇天に笑う』などに出演する市川知宏。その弟で終始病んだ瞳で相手をにらみ続ける金髪の秀斗は、『桐島、部活やめるってよ』『娚の一生』の落合モトキが。また赤髪、片眉無し、目の下にはクマと、特徴的なビジュアルの南は、放送中の「騎士竜戦隊リュウソウジャー」に出演する前田瑞貴。ゲッソリと痩せた頬にうつろな目で不気味な表情を浮かべる大橋は、夏の月9ドラマ「監察医 朝顔」にも出演した高野光希が演じている。そして、グループの中心にいる金平兄弟の優斗は、過去に鬼邪高校定時制の番長・村山良樹(山田裕貴)と衝突した過去も。再び顔を合わせるなんてことになれば…。さらに、「牙斗螺」のメンバーには希望ヶ丘団地で花岡楓士雄(川村壱馬)らの幼なじみとして共に育ってきた前川新太(矢野聖人)の姿も確認することができる。『HiGH&LOW THE WORST』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST 2019年10月4日より全国にて公開Ⓒ2019「HiGH&LOW」製作委員会
2019年10月07日映画『HiGH&LOW THE WORST』(公開中)の新チームが7日、明らかになった。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。この度明らかになったのは、青髪の優斗(市川知宏)と金髪の秀斗(落合モトキ)の「金平兄弟」を中心に、南(前田瑞貴)と大橋(高野光希)も加わって結成されたチーム・牙斗螺(キドラ)。これまでも『HiGH&LOW』には、巨大な反社会的組織「九龍」や悪名高きスカウト集団「DOUBT」など、いくつかの敵対勢力が登場していたが、今作で新たに加わった牙斗螺は、廃墟と化した希望ヶ丘団地を拠点にしながら、SWORD地区以外でも蔓延するドラッグ「レッドラム」を各所で売買し、金のためには手段も選ばない凶悪集団だ。そのグループの中心にいる「金平兄弟」の兄・優斗は、過去に鬼邪高校定時制の番長・村山良樹(山田裕貴)とも衝突したことがあり、再び顔を合わせることがあれば一触即発な空気も醸し出している。また、牙斗螺のメンバーには、希望ヶ丘団地で花岡楓士雄(川村壱馬)らの幼馴染として共に育ってきた前川新太(矢野聖人)の姿も。かつては団地の仲間たち=花岡楓士雄(川村壱馬)、桐原誠司(白洲迅)、尾々地真也(中務裕太)、尾々地正也(小森隼)、石井マドカ(富田望生)と一緒に笑顔で街を駆け回っていた新太だが、牙斗螺のメンバーとして悪に手を染めている点も注目となっている。
2019年10月07日10月6日(日)放送の日本テレビ系「おしゃれイズム」に俳優の山田裕貴がゲスト出演。朝ドラ「なつぞら」で広い世代から注目され、絶賛公開中の『HiGH&LOW THE WORST』も盛り上がりをみせる山田さんが芸能界の交友関係やプライベートの姿を公開してくれる。多くの人気俳優を生み出してきた戦隊シリーズの「海賊戦隊ゴーカイジャー」でデビュー、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『トモダチゲーム』に大河ドラマ「おんな城主 直虎」などの作品に出演し、カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた『万引き家族』や『センセイ君主』『あの頃、君を追いかけた』で人気俳優への階段を上ると、この春から放送された朝ドラ「なつぞら」に出演。国民的な認知度を誇る俳優へと成長した山田さん。そんな山田さんの心の友はあの大人気俳優!?さらに山田さんを狙う女性芸人に芸能界の“天敵”まで、芸能界の交友関係を大公開。母親からは幼少期の困った性格が暴露されるほか、仲良しだという妹とのプライベート動画も公開、自宅のお気に入りコレクションも披露してくれる。さらに神社仏閣巡りが趣味だという山田さんにカメラが密着する。ロケ企画ではMCのひとり、藤木直人と一緒に大人気の回転寿司で思わず爆食い、お店からサプライズでお客全員の前で誕生日祝いも…山田さんの素顔に迫る30分をお楽しみに。山田さんがシリーズを通して出演し続けてる世界初の総合エンタテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」シリーズ最新作となる『HiGH&LOW THE WORST』は大ヒット公開中。不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」と世界観をクロスオーバーさせ、「HiGH&LOW」の舞台となっているSWORD地区の“O”にあたる通称:漆黒の凶悪高校、鬼邪高校と「クローズ」「WORST」に登場する戸亜留市の全員スキンヘッド最強軍団、鳳仙学園とのバトルを描いていく。山田さんのほか本作で俳優デビューする「GENERATIONS from EXILE TRIBE」中務裕太と小森隼、前田公輝、『劇場版 おっさんずラブ』も好評の志尊淳ら注目の若手キャストが集結。「おしゃれイズム」は10月6日(日)23時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年10月06日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)の公開初日舞台挨拶が4日に都内で行われ、川村壱馬、前田公輝、吉野北人、神尾楓珠、山田裕貴、一ノ瀬ワタル、白洲迅、中務裕太、小森隼、富田望生、矢野聖人、やべきょうすけ、久保茂昭監督が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。ドラマシリーズから出演している山田は、「4年前からやらせてもらっていて、『クローズ』『ワースト』とのコラボも嬉しかった。一ノ瀬ワタルさんと鈴木貴之くんはここで出会って本当に仲良くなった人たちでもあるので、出会いに感謝ですね」と心境を語る。一ノ瀬は「俺の中でやってきた4年間の鬼邪高校は山田くんと鈴木くんで。その話を昨日鈴木くんと電話でしてて、手紙を受け取ってきたので……」と、現在イギリスで活動する鈴木からの手紙を読み上げる。山田はその手紙を川村に託し、前田から「あげちゃって大丈夫? イギリスから帰ってくるんじゃないの?」とつっこまれていた。また、宣伝応援プロデューサーのやべきょうすけからは、「プロデューサーとしてのファイナルミッション」として、原作者の高橋が描いた、山田演じるキャラクター・村山の絵が贈られ、キャスト陣も「すげえ!」と大興奮。やべは「関ごめん! これお願いしに行く時、お前がここにいるって知らんかったんよ! 一ノ瀬くんはまた後日頼みますので」と一ノ瀬に謝りつつ、「(高橋は)山田くんのお芝居が大好きで、脚本を作るときにも、村山に負けないようなキャラクターを作っていきたいと思って、常に村山という存在を置いて本を書いたと聞いております」と説明する。山田は「僕も1人じゃ村山というキャラクターは際立たなかったので、みなさんのおかげです」と感謝。「『クローズ』『ワースト』を読んでいて、活躍する役者の先輩方がたくさん出ている映画も見て、そういう作品になればいいなと思ってた。壱馬とも『みんなが報われる作品になったらいいね』と話していたので、嬉しいです。最高ですね。言葉が見つからないです。ありがとうございます」とイラストを見つめていた。○鈴木貴之 手紙全文みなさんこんにちは、鈴木貴之です。「鬼邪高は定時のメンバーと全日のメンバーじゃなかったら、ここまで盛り上がってなかった」と言ってくださる方がいらっしゃいますが、決してそんなことはありません。鬼邪高をシリーズ1の最初からずっと支えてくださっている皆さんの存在が、このハイローシリーズの中で、大きなうねりを作り上げたんだと思っています。そしてHIROさんをはじめ、土台からしっかり支えてくださったスタッフの皆さんのおかげです。僕たちはこの作品を通じて本当に色々な経験をさせていただきました。そして何よりかけがえのない仲間たちに出会うことができました。映画を見て、ファンの皆さんが思うことはそれぞれあると思いますが、僕の中では、村山・関・古屋の3人はこれからもずっと一緒です。鬼邪高生として、ハイローメンバーの一員として、これからまだまだ続くであろうHiGH&LOWシリーズの礎になれたことをとても嬉しく思っています。皆様、これからHiGH&LOWシリーズ全体、そして出演者それぞれの応援をよろしくお願いいたします。本当に、本当にありがとうございました。鬼邪高最強! 鈴木貴之
2019年10月04日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)の公開初日舞台挨拶が4日に都内で行われ、川村壱馬、前田公輝、吉野北人、神尾楓珠、山田裕貴、一ノ瀬ワタル、白洲迅、中務裕太、小森隼、富田望生、矢野聖人、やべきょうすけ、久保茂昭監督が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。「この1年間すごく長かったようで短かったようで実感がなくて、不思議な気持ちでいっぱいです」と振り返った川村。舞台挨拶では幼馴染の絆を描いた同作にちなみ、川村、神尾、前田、山田、白州の幼少期の写真が映し出され、会場からは歓声が上がる。前田が思わずマイクオフで「かわいいね!」と破顔した川村の幼少期について、本人は「あんま迷惑かけない子だったらしいです。4〜5歳のやつを出しました」と紹介。また空手の全国大会で優勝したときの写真を出したという前田は、「だいたい変顔の写真ばかりで。次男って身内にスルーされがちだから、変顔をしてた」と説明したものの、「めちゃめちゃ恥ずかしい!」と笑い出し、山田から「めっちゃ顔赤くなってる!!」と指摘されていた。「1人、全然変わってないやつがいる」「かわいい!」と言われていた神尾は、「かわいいって言われるのがいやで。女の子に間違われることがあって引っ込み思案になっていった」という。そんな神尾の幼少期についてコメントを求められた吉野は、現在の神尾を見て「そうですね、なんか……」と答えようとし、周囲は総ツッコミ。山田は「その北ちゃんがかわいいわ!」と笑顔を見せ、吉野は改めて「あんまり変わんないですけどね。かわいいですよ」と評価した。舞台挨拶には、宣伝応援プロデューサーであるやべきょうすけも登場。希望ヶ丘団地の幼なじみメンバーに、原作の高橋から預かってきたという手紙を取り出し、「ヘタにまっすぐなんかにならず、それぞれの道で、じぶんらしくひんまがってください。陰ながら応援していますいつかみんなで飲みたいなあ。マドカ、いつか俺にもヒロシ、はい、あーんってしてね」とメッセージを読み上げる。さらに山田には、直筆の「鬼邪高番長・村山」の原画を贈呈した。
2019年10月04日●憧れのキャラクターは…雨宮兄弟とスモーキー人気バトルアクションシリーズ『HiGH&LOW』と、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』が、10月4日より公開される。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』の鬼邪高校が交差した世界を構築する同作。マイナビニュースでは特集企画を実施し、出演者・監督などに魅力を聞いていく。今回は、鬼邪高校・全日制の花岡楓士雄を演じた川村壱馬と、高城司を演じた吉野北人にインタビュー。ともにTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのヴォーカルとして活躍する2人が、鬼邪高のテッペンを目指す親友を演じた。鬼邪高校全日制の暴れまわるキャストを代表し、2人の思いや普段とのギャップについて話を聞いた。○■屋上にいがちな吉野?――お二人は『HiGH&LOW THE WORST』からシリーズに参加となりますが、これまで「HiGH&LOW」に抱いていた思いや、イメージなどを教えてください。川村:規模感がすごいと思っていました。喧嘩のシーンやストーリーも良いんですけど、それすらも飛び越えるエンタテインメント性があって、新しい刺激もありましたし、男らしいテイストにも憧れてましたね。吉野:男なら誰しもが憧れる作品と言いますか。自分のキャラ的に合うかな、という心配もあったんですけど、いつか出られたらいいなと思っていました。アクションシーンも多いんですけど、戦う理由がちゃんとあって、熱くなる作品だったので、今回高橋先生とのコラボ作品で出演できて、不思議な気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいでした。――憧れのキャラクターや、ライバル視しているキャラクターはいますか?川村:プライベート込みで、雨宮兄弟(TAKAHIRO、登坂広臣)かもしれないですね。お二方とも、プライベートで会うことも多いので。ライバルというよりも、好きです。吉野:僕はスモーキー(窪田正孝)がめちゃめちゃ好きです。ちょっと儚い感じでかっこよくて、演技も好きで、ファンです(笑)。――今回楓士雄、司というキャラクターを演じた手応えはいかがでしたか?川村:楓士雄というキャラクターから学ぶことが多いと思いました。演じ終わって俯瞰で見てみると、楓士雄の明るさやみんなから愛されるところ、仲間を大事にするやり方とか、川村壱馬としてインスピレーションを受けていたと感じました。苦労したのは、楓士雄のバカさを表すところかな(笑)。でも本当に大事なことはわかっている芯のある人間で、ただのバカじゃない。難しかったけれど、監督とも相談させていただきながらキャラクターを作っていくことができました。吉野:この規模感で、こんなに大勢のキャストさんの中で演じるのは初めてでした。初出演だった『PRINCE OF LEGEND』はどちらかというとLDHのメンバーを中心に作り上げた感覚でしたが、今回は役者の方がより多かったので、すごく刺激を受けましたし、良い経験をさせていただきました。高城司という役を演じさせてもらって、表現の勉強にもなりました。――どんなところに苦労されたんですか?吉野:弱々しく見えないように、ということは心がけていました。顔的に、決して怖くないんです。なので、表情や言葉の重み出し方にこだわりました。普段はそんなキャラじゃないので(笑)。――『PRINCE OF LEGEND』でも『HiGH&LOW THE WORST』でも、吉野さんは学校の屋上にいるシーンが多かったのかなと思いました。よく言われます(笑)。たまたまだと思うんですけど、屋上って特別感がありますよね。『PRINCE〜』で演じた天堂光輝は「磨けば光る原石集団の圧倒的センター」というキャッチコピーでしたし、僕の中では「1番かっこいい人が屋上にいる」というイメージがあるので、「1番輝く」という気持ちでいました。そして『HiGH&LOW THE WORST』では、「1番強い」という気持ちで。大体ソファで上を見がちだったので、ドローンで撮影されていました。●プロデューサー・HIROからもらったアドバイスとは?――撮影では、どんな指示やアドバイスがあったんですか?川村:印象的だったのは、「アクションのときも感情を乗せなければいけない」ということ。ただ順番に技を繰り出すんじゃなくて、「こいつを絶対ぶっ倒してやる」という気持ちを強めていかないといけないなと。アドバイスをいただいてから「もっとできる」と気がつきました。吉野:HIROさんから「ゴリゴリにしていけ」と言われました。撮影の1カ月前、去年の9~10月くらいに言われたので、1から頑張りました。身体が細いので! 「世界観に合わせる」ということだと思って、毎日ジムに行って、ご飯をたくさん食べました。川村:(武知)海青とかにも、いろいろ聞いてたもんね。吉野:海青とかRIKUさんとか陣さんとか、もう日替わりで、ジムに行くメンバーのところに行ってました! 胸や背中、脇あたりをひたすらトレーニングしました。川村:僕も撮影の時はトレーニングをしていたんですが、今ほど痩せていなかったので、必要な分だけ、という感じでした。でも、(吉野は)本当に頑張ってましたね。触ってみても明らかに胸筋がぷくっとなってて、びっくりしました。吉野:ちょっともう、あそこまでは頑張れないです(笑)。――普段はTHE RAMPAGEのメンバーとして活動されているお二人が一緒に作品に出て、お互いにキャラクターと重なると思ったところや違うところを教えてください。川村:司ほど、クールって感じでもないよね。吉野:全然違う!川村:司は思い詰めちゃうけど、抱え込みすぎもしないし。感情の起伏はありながらも、外から見える雰囲気はクールに保っているキャラクターだったので、意識しながら演じているんだなと思いました。吉野:楓士雄と壱馬の共通点は、芯が強いところかな。やることはやるし、やらないことはやらない。川村:まさしく!吉野:目的がしっかりして、まっすぐ突き進むのは共通点。逆に、楓士雄はちょっとバカなんですけど、壱馬はすごく賢いです。川村:(笑)吉野:そんなに、はしゃがないですし、クールなところは真逆かもしれない。でも、意外とプライベートでは、たま~にはしゃいでる。家に遊びに行くと、ゲームではしゃいでいたり。川村:たしかに(笑)。叫んでるよね。○■なぞなぞで盛り上がる不良たち――「この2人だからできた」と思ったシーンはありましたか?川村:雨の中で戦うシーン(ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』)では、本当に驚くほど息がぴったりでした。もう、沼に近いくらい足元がぐちゃぐちゃで、台本にないアクションでも、阿吽の呼吸で絵になってました。倒れそうになりながら、それでもカットがかからなくてアドリブでずっと続けていたんです。実際にドラマでも、その部分が使われていました。吉野:「阿吽の呼吸だ! これがまさに!!」と思いました。――逆に、鬼邪高校の他の共演者の方々とは撮影中どのように接していたんですか?川村:鬼邪高の全日制メンバーは、みんなで座って円になって、なぞなぞをやってました(笑)。吉野:みんなで一生懸命考えた!川村:佐藤流司さんや前田公輝さんがなぞなぞを出してくれて、マジになって考えてました。吉野:泰志さん(佐藤)とか、たくさんレパートリーを知ってるんですよ。急に初まって、それが拡散されて。川村:全日メンバーはみんな参加してたよね。吉野:10人くらいいたかな? 公輝さんも壱馬も強かった。あとはジャム男(福山康平)。川村:ジャム男、絶妙だったよね。吉野:僕は最後の最後までずっと考えてました。――山田裕貴さんは、鬼邪高と鳳仙学園の戦いを見て「すごくかっこよくて、強そうに見えた」「この鬼邪高、強そうだな。鳳仙学園とやれるな」と思ったと発言されていたんですが、何かお話はされていたんでしょうか?川村:たくさんお話しました。先日も、(一ノ瀬)ワタルさんと3人で食事に行ったんですけど、24時近くまで、もつ鍋屋さんで熱く語り合いました。今回、楓士雄は『クローズ』『WORST』の色が濃いキャラクターではあったんですが、鬼邪高にスポットが当たる作品で、なぜ新しいキャラクターが……という声もありましたし、プレッシャーもあって、「生半可な気持ちではできない」という中で演じていたんです。そこに関しても、お話させていただいて。裕貴さんとインタビューを受けさせていただいている時も、「大丈夫」と言っていただいて、本当に素敵な方です。■川村壱馬1997年1月7日生まれ、大阪府出身。「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」ヴォーカル。主な映画出演作に『PRINCE OF LEGEND』(19)などがある。■吉野北人1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」ヴォーカル。主な映画出演作に『PRINCE OF LEGEND』(19)などがある。
2019年10月03日いつからだろう?『HiGH&LOW』シリーズのファンが、こんなにも“村山さん”を愛するようになったのは。1つ言えるのは、山田裕貴が演じてこその“村山さん”だということ。シリーズに登場する不良校・鬼邪高校に君臨する村山良樹を、山田さんは唯一無二の愛すべきキャラクターへと導いた。喧嘩に強く、タフだが、飄々としていておちゃめ。山田さんにとって村山は、「僕が思っていることを喋ってくれるキャラクター」だという。“子ども”と“大人”の狭間にいる役柄「きっと、僕が投影されている」「どの役を演じるときもスタンスは同じですし、村山だけが特別なわけではないんです。でも、僕自身の思いすらも発信できる役なのは確か。それは、脚本のノリさん(平沼紀久)が僕のことをよく知ったうえで、台詞を書いてくださっているからでもあります。(「HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~」で言っていた)『てめえが変わらなきゃ、世界も変わんねえ』とか、僕が思っていることばかりだなって。だからこそ、自然に出てくる言葉が多いし、お芝居じゃない感覚になれる瞬間もあります」。そんな村山が、『HiGH&LOW THE WORST』では一歩引いた立場に。鬼邪高校・定時制のトップに立っているのは同じだが、熾烈な覇権争いを繰り広げる全日制のバトルを静観。彼の現状を、「後を任せられる人がいれば、鬼邪高が1つにまとまってくれれば、俺もいなくなれんのに。村山はこう思っているはず。彼なりに、大人になろうとしているんです」と山田さんは分析する。留年を繰り返して大人の世界から取り残された焦燥感を見せつつ、大人の世界へ足を踏み入れる躊躇も抱きつつ…。“子ども”と“大人”の狭間に、いまの村山は佇んでいる。「そこにもきっと、僕が投影されているのかもしれない。たぶん、ああ見えて村山は、すぐにでも大人になれると思います。その点、僕は大人になりたくない(笑)。大人ってなんだろう?とも思うし。“大人なんで”と1人で強がり、弱い部分をさらけ出さない人間にはなりたくない。甘えられるのなら、誰かに甘えたいし。大人だから、子どもだからではなく、みんなで一緒に歩きたい。仲間ってことですよね。そういった思いを村山に託しているというか。それがたぶん、僕の好きな人間のあり方なんだと思う」。「それって、お芝居にも言えることなんです」とも。「子どもみたいに無邪気にできたほうが、お芝居も自然になる気がして。“この作品はこうだから、ナチュラルにやるだけじゃなく、インパクトを残したほうがいいかな”なんて、変に考えちゃうのは大人の計算。そうすると、本当の意味でのお芝居というものができなくなる。だから僕、一生子どもでいようかなって(笑)。とは言え、当初の設定では“立っているだけでやべえ男”だった村山も、外見と中身、闘っているときと普段のギャップで異常な感じを出したかったし、恐怖を与えたかった。そういった意図はあって。計算せず、無邪気な子どもに徹するのも実はなかなか難しいんです(笑)」。褒め言葉を「簡単には信じない」理由ギャップで魅了する。ギャップを楽しむ。仮に「大人の計算」だとしても、それも役者業の大きな醍醐味。村山のキャラクター造形に完結する話ではなく、俳優・山田裕貴のフィルモグラフィーに目を向けても言えることだ。NHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」の雪次郎を応援する人が、狂気を帯びた目で闘う村山さんを目にしたら?あるいは、その逆なら?「そういった状況を、めっちゃ楽しんでいますね」と顔を綻ばせる。「まあ、『なつぞら』と『HiGH&LOW』だと、視聴層が違いすぎるとは思いますけど。でも、だからこそ正直、めちゃめちゃ持ってきたいです。『HiGH&LOW』のファンを朝ドラに、朝ドラのファンを『HiGH&LOW』にと意識していました。けれど、自分の中の手応えはまだまだで。のぼせ上がらないよう、冷静にしている部分もありますけど。そこだけは僕、大人です(笑)。満足したら終わりですし」。村山さんのことが大好きで『HiGH&LOW THE WORST』に足を運ぶ人も大勢いるだろうに。こう指摘すると、「そこはね、ありがとうございます。ありがたく受け止めるべきなのは十分に自覚しています。でも、欲張りなんです」と真顔に。「もっともっと、みんなが俺のことを好きになれって。観終わった全員、好きな人が頭から離れないみたいに、“村山が頭から離れなくなれ!”と密かに念じています(笑)」。しかしながら悩ましいことに、念じて、願いが届いたとしても、「簡単には信じない」そうだ。「疑い深いんで」と笑う素敵な頑固者の目標は、「自分のいないところで、『山田裕貴っていいよね』と囁かれるようになること」だという。「共演者、応援してくれる人たち、僕のことをちょっとは知ってくれている人たち、うわさに聞く程度でほとんど知らない人たち。その全員が、陰で僕を褒めてくれること(笑)。面と向かって伝えていただけるなら、それはそれでめっちゃうれしいですけど。でも、その言葉を僕が信じるか信じないかは分からないし。信じない状態のままでいれば、目標にたどり着いたかどうかもずっと分からないでしょ?それでいいと思っています」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST 2019年10月4日より全国にて公開Ⓒ2019「HiGH&LOW」製作委員会
2019年09月30日EXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ「HiGH&LOW」シリーズの総集編『HiGH&LOW THE BEST BOUT』が、10月から日本テレビにて放送されることが24日、明らかになった。累計観客動員450万人・興行収入65億円突破、男たちの友情と熱き闘いをメディアミックスで描く「HiGH&LOW」シリーズ。 同シリーズと「クローズ」「WORST」(原作:高橋ヒロシ ※高ははしごだか)との最新コラボ映画『HiGH&LOW THE WORST』の公開を10月4日に 控え、HiGH&LOWの過去のアクションシーン&ベストファイトを凝縮したシリーズ総集編『HiGH&LOW THE BEST BOUT』(全8話)を放送。初回・2話目は10月2日25時9分〜25時39分、第3話以降は24時59分〜25時29分の放送を予定している。Hulu・dTVでの放送直後の見逃し配信も決定し、また日本テレビ系列各局の放送日・時間の詳細は、今後明らかになる。総集編に盛り込まれるアクション映像は、ドラマ『HiGH&LOW SEASON1』(2015年)、『HiGH&LOW SEASON2』(2016年)、映画 『HiGH&LOW THE MOVIE』(2016年)、 『HiGH&LOW THE RED RAIN』(2016年)、 『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』(2017年) 、『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』(2017年)のシリーズ6作品。いずれも日本の映画・ドラマ史上最大級のスケールで作られたアクション映像が、初解禁となる未公開シーンを盛り込んで蘇る。毎話、各チーム同士や個人の厳選されたベストファイトが放送され、 第1話は山王連合会のミュージックビデオにも使われ、シリーズ初期に映像のスケールから世の中に衝撃を与えた、“山王連合会VSスクラッパーズ“と、最新作『HiGH&LOW THE WORST』に登場する鬼邪高校の番長・村山(山田裕貴)と山王連合会の総長・コブラ(岩田剛典)との壮絶な激戦が話題を呼んだ、“山王連合会VS鬼邪高校“の2部構成を予定している。
2019年09月24日松山ケンイチと染谷将太が出演するドラマ「聖☆おにいさん 第II紀」が、NHKで2週連続放送されることが決定した。人気コミック「聖☆おにいさん」を、福田雄一が監督・脚本を、山田孝之が製作総指揮としてプロデュースし、イエス役に松山ケンイチ、ブッダ役に染谷将太を迎え実写化。第1弾となる「聖☆おにいさん」は昨年10月に、続編「第II紀」は今年6月に「ピッコマTV」で配信。劇場公開もされた。6月の第1弾地上波放送に続き、今回イエスとブッダの聖人コンビの神々しさと笑いがさらにパワーアップした続編も地上波に登場。住み慣れたアパートの部屋を飛び出し、PCオタクのイエスがずっと来たかった“聖地”秋葉原へと降り立ってゲームをしたり、商店街の福引きに2人で果敢に挑戦したり…。しかし、行く先々でなにかと“奇跡”を起こしてしまう聖人コンビによる、前作を凌駕する笑いのオンパレードは必見。また、松山さんと染谷さんのほかにも、ゲストとして山田裕貴が出演。「立川の風になれ!」で彷徨うイエスを補導する警察官を演じている。なお、今回2週連続で放送予定となっている本作。第1夜は「福引き」、「自分詣で」、「聖地巡礼1~3」。第2夜は「割れろ、腹筋!」、「納涼ハンター」、「いいね・LIKE・既読」、「りんご注意報」、「立川の風になれ!」を放送する。「聖☆おにいさん 第II紀」ストーリー世紀末を無事に超えた神の子・イエスと目覚めた人・ブッダは下界でバカンス中。東京・立川のアパートでルームシェアをして暮らす2人の下界への興味は尽きることなく、PCオタクのイエスにとっての聖地・秋葉原へお出かけしたり、ブッダはインスタ映えを気にしたりとJKのように日常生活をエンジョイ!…だけどもついつい何かにつけ“奇跡”を起こしてしまう。そんな“最聖”コンビのぬくぬくコメディ。ドラマ「聖☆おにいさん 第II紀」は10月5日、12日(土)23時30分~NHK総合テレビにて2週連続放送予定。(cinemacafe.net)■関連作品:聖☆おにいさん 第II紀 2019年6月6日より立川シネマシティ、6月7日よりイオンシネマにて2週間限定公開(C)中村 光・講談社/パンチとロン毛 製作委員会
2019年09月19日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)のスペシャルイベント 【HiGH&LOW THE WORST】VS【THE RAMPAGE from EXILE TRIBE】完成披露試写会&PREMIUM LIVE SHOW が17日、18日に千葉・幕張メッセで行われた。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。現在、ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』(日本テレビ 毎週水曜24:59~)が放送されている。2日間合わせて32,000人、ライブビューイング(18日のみの実施)は、全国291館18,000人と、総勢50,000人を動員した同イベント。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEによる圧巻のパフォーマンスに会場は熱狂し、サプライズで17日は山田裕貴と一ノ瀬ワタル、18日には同作のエンディングバラードを歌う数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE)も登場し、会場をさらに盛り上げた。本編試写終了後、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのライブパフォーマンスがスタート。鬼邪高校全日制のテッペンを目指す花岡楓士雄を演じた川村壱馬の「Are You Ready?」のあおりとともに、今作の為に書き下ろされた劇中歌「SWAG&PRIDE」から始まったライブは、客席総立ちで、熱気あるパフォーマンスに耳を傾けるフラッグを振る。同じく今作の出演者で司一派・司を演じる吉野北人も、役柄そのままにクールな中にも熱の入った歌声で、5万人の観客を一瞬にして『HiGH&LOW THE WORST』の世界に引きこんだ。その後も歓声鳴りやまぬ中、立て続けに「HARD HIT」、「Fandango」、「LA FIESTA」、「100degrees」とTHE RAMPAGEの人気曲が続き、会場はさらに大盛り上がり。今回初披露となった劇中のバトルソング「FIRED UP」、シリーズを彩ってきた「FIND AWAY」「Unbreakable」に加え、その後も山王連合会、鬼邪高校、White Rascals、RUDE BOYS、達磨一家のテーマ曲に合わせて、出演者である龍や鈴木昂秀をはじめとするパフォーマーたちが、オリジナルのダンスを披露した。○17日・18日ともサプライズが17日には、鬼邪高校・定時制の番長・村山良樹(山田裕貴)と村山を支える関虎太郎(一ノ瀬ワタル)がサプライズ登場。山田は「じゃじゃーん‼ 鬼邪高校の番長・村山良樹だー! ハイアンドロー‼」と会場を盛り上げ、「やだー、関ちゃーん、めっちゃ盛り上がってんじゃん!」と振ると、一ノ瀬も「やべーすね」と、劇中宛らのやりとりに会場は熱狂。さらに山田は「ハイローのライブは村山通せや!」と、林遣都に許可をもらってオマージュしたという今作の決め台詞をさらにアレンジし、「キャー‼‼」という黄色い歓声が会場中に響き渡る。DJブースからは鬼邪高校全日制のテッペンを目指す花岡楓士雄(川村壱馬)、司一派・高城司(吉野北人)、轟一派の芝マン(龍)、辻(鈴木昂秀)と出演者たちが続々登場した。川村が「おう、村山!」と山田を呼ぶと、山田は「ちょっと待って、ちょっと待ってお兄さん、村山さん、な!」とつっこむ一幕も。吉野が「村っち、俺らと一緒にステージを盛り上げてくれませんか?」とかわいくお願いすると、会場からは悲鳴が上がり、大興奮した一ノ瀬は吉野に「お前、かわいい顔してんな」、川村に「楓士雄、お前はカッコいいよ、鬼邪高校を頼むな」、鈴木に「辻! 轟と一緒にこれから鬼邪高校頼むな」と次々と声を掛ける。しかしネタが尽きたのか、龍には「芝マン、なんでもねーや」とという言葉で、龍からは「おい!」とツッコミが。さらに山田が「あれ? 眼鏡くん……轟ちゃん(前田公輝)はどこ?」と聞くと、龍は「家で本を読んでいます」と劇中の設定さながらに回答し、山田は「なんかこうやって揃うのいいな」と嬉しそうに。会場全員で「行くぞ! てめぇーら!!!」と名言をコールし、鬼邪高校のテーマ曲「JUMP AROUND」のTHE RAMPAGE特別バージョンを披露した。ライブラストには、川村の「行くぞ! てめぇーら!!!」コールとともに、劇中歌「SWAG&PRIDE」が再び披露された。ライブ終了後には、アンコールに応えて出てきた面々だったが、18日の山田の誕生日をサプライズでお祝いすることに。会場全体でバースデーソングを大合唱すると、山田は「やばいね、めちゃくちゃ嬉しい。こんな愛あるみなさん、本当にすごいよ、ありがとうございます! 29歳になりました」と感無量な様子で、THE RAMPAGEのメンバーと記念撮影を行った。18日の公演では、ライブ後に山王連合会のケン(岩谷翔吾)とヒカル(山本彰吾)が登場し、作中の2人のキャラクターさながらにコミカルなやりとりで盛り上がる。山王では影が薄いと悩んでいた2人は、鬼邪高を意識してると互いに指摘し会うも、最後は「あのセリフ、2人だけで言っちゃう?」と鬼邪高の名言に乗り気な様子に。そこへ現れた川村と吉野がツッコミを入れるも、最後は会場全体で「行くぞ! てめぇーら!」と大絶叫。17日に続き、「JUMP AROUND」でヒートアップした。熱気渦巻く会場に、作中の「希望が丘団地」の特別映像が流れ、さらにGENERATIONSのボーカル・数原龍友がサプライズで登場。突然の数原の登場に会場中が驚きを隠せず、悲鳴にも似た歓声がこだました。数原は今作のエンディングバラードとして起用されている自身初のソロ楽曲「Nostalgie」を披露し、「希望が丘団地」の友情物語を彩るバラードを歌い上げた。カーテンコールにも再登場した数原は、「『HiGH&LOW THE WORST』のエンディングバラードを歌えて光栄です。最高の映画になっていると思います。GENERATIONSからも中務、小森も出演させて頂いていますし、色々なところに発見があると思いますので、ぜひ何回もご覧いただければ」と語り、大盛況の中でライブは幕を閉じた。
2019年09月19日●轟へのラブコールが轟いていた人気バトルアクションシリーズ『HiGH&LOW』と、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』が、10月4日より公開される。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』の鬼邪高校が交差した世界を構築する同作。マイナビニュースでは特集企画を実施し、出演者・監督などに魅力を聞いていく。今回は、鬼邪高校・定時制の村山良樹を演じた山田裕貴と、全日制の轟洋介を演じた前田公輝にインタビュー。5つのチームがしのぎを削るSWORD地区の「O」を担う鬼邪高には全国から札付きの不良が集まり、別名“漆黒の凶悪高校”とも呼ばれている。ドラマシリーズの第1話から登場し、同作の人気を引っ張ってきた1人である山田と、久しぶりの登場ながらファンからのラブコールが多かった前田。鬼邪高を代表する2人に、同作への思いを聞いた。○■映画を観て熱くなってほしい――今回、『クローズ』『WORST』とのコラボ作品『HiGH&LOW THE WORST』出演にあたって、どんな思いで臨まれましたか?前田公輝(以下、前田):僕はドラマのシーズン2(16年)と映画1本だけの撮影だったので、ずっと出たくて待っていた感じです。その間に裕貴くんが村山という存在をすごく大きなものにしていたので、次に自分が出るとしたらどう絡むんだろうと思ってました。今回の映画の台本を最初に開いたとき、しっかり2人で対峙するシーンがあったので、嬉しかったです。山田裕貴(以下、山田):いろいろ楽しみだったし、撮影も楽しかったです。やっぱり『クローズ』『WORST』とのコラボっていうのは大きかったですね。僕は映画の『クローズZERO』を観て血を滾らせてた男の子だったので。前田:僕もそうですね。世代が一緒ですらね。山田:ね。だから『HiGH&LOW THE WORST』がそういう作品になってほしいです。今の男の子たちが、映画観て映画館出た後に、普段だったら「暑いな〜」って言うところを「あっちぃな」って言っちゃう感じの映画になればいいな、って。前田:僕も『クローズZERO』観た後、腰パンになったし言葉が少なくなった(笑)。なんか「魂で会話しようぜ」「言わなくてもわかるっしょ」みたいな感じに……。今回の映画にもそういう男のロマンのようなものが詰まっているから、観た人がインスパイアされてくれたらいいよね。山田:まぁ実際に喧嘩するのはかっこわるいから、慎みを持ってね。男の子は特に熱くなりそうじゃない? 鬼邪高ファンは男の子が多いと聞いてるので。前田:あ、そうなの? やっぱり制服着てるから投影しやすいのかな。SWORDだとそこは違うもんね。ちょっと自分とは遠い話になっちゃうから。――それこそ『FINAL MISSION(THE MOVIE3)』では巨悪と戦って国の悪事を阻止するという、壮大な戦いが展開されたわけですが、今作ではそこから一気に転じて、一種の学園モノともいえるような作品になっています。どちらにも出ている山田さんは、その違いをどう感じましたか?山田:より深く、人間ドラマが描かれているんじゃないですかね。全日の戦国時代の関係性だったり、僕にとってはやっぱり外せない轟との関係だったり。一方で、「ここはこうやって回収してくれるのね」みたいに、今までの映画とつながっているアクションもあったり。舞台がキュッと絞られたことによって、いろいろなことが描かれてますよね。前田:それと今回の映画では鳳仙学園という、学園モノで最も我々が影響を受けた学校がでてきて、しかも鳳仙の「一枚岩」という戦闘スタイルがそのまま出てくる。一方の鬼邪高は個々で力をつけていった奴らが集まっているわけで、学校と学校の対決だけど毛色が全然違うという対比があります。山田:もう固まりきってる鳳仙と、まだまとまりきってない鬼邪高っていう。前田:学校にフォーカスを当てたことで、今まで見えてなかった部分を細かく描けてると思うので、それは観ていて楽しんでもらえるかなという気はします。先に放送されたドラマでもそこを掘り下げてますし。――ドラマで久しぶりに轟が登場したとき、テンションが上がりました。山田:でも俺、そんな久しぶりっていうイメージないんだけどなぁ。俺が村山ちゃんだから、意識しすぎちゃってるのかな。前田:そう言われて、僕はなんて返したらいいの?(笑) でも本当に、SNSで届いてたんです。「轟は出ないんですか?」って。山田:轟だけに……轟いてたの?前田:轟いてた……みたいなんですよ。なんでこんなこと(轟ギャグ)言わされてるのかわかんないけど……。ほかの現場で撮影していても、僕の名前やその現場での役の名前じゃなくて「轟ー!」って声をかけてくれる人が多かったんです。自分としても印象深い役だったので、こんなにも「轟いてる」(山田のほうを見る)ことは、すごくうれしかったです。●村山の遠回しなアドバイスに、轟の気持ちは?――前田さんからすれば、『END OF SKY(THE MOVIE2)』『FINAL MISSION(THE MOVIE3)』を経た定時の方々と相まみえたわけですが、そこに何か変化は感じましたか?前田:逆に、変わらないでいてくれたから僕もそのまま入りこめた感じです。ドラマを観てもらうと時系列がわかると思うんですが、ドラマの途中で『END OF SKY』があるんですよね。一緒の時間軸で進んでいる状態だったので、「轟はこの状況をどう思っているんだろう」と考えるのがすごく楽しかったです。それと、定時の3人はもともとプライベートですごく仲良しで、だからこそより全日と定時の距離感ができる。以前に裕貴くんが「轟と相対するといい感じになる」って言ってくれたんですけど、本当にそうで、相対したときの違和感がすごく気持ち良かったです。山田:勝手に、すごくいい空気なんだよな〜って思っちゃってます。アンバランスさがいいんだよね。ぴったりハマっちゃうとつまらないけど、いい具合に距離感がある。前田:そうそう。普通はいっぱい戦ってくると相手のことが予測できるようになっていくと思うんですけど、村山と轟は間逆だから、意外とちぐはぐなままの感じがある。そこがすごく気持ち良かったりします。それは多分、裕貴くんが長年かけて村山に厚みをつけてくれたからこそ感じられた気持ち悪さ・気持ち良さなんだろうな、って思いました。山田:めっちゃいいこと言ってくれましたね。前田:裕貴くんが、長年、厚みを……山田:もういいよ!前田:何回も言って文字に残しておこうと思って。――ちゃんと書いておきます。一方の山田さんは、『END OF SKY』『FINAL MISSION』の裏側で進行している鬼邪高の変化というのを自分の中でどう整理されていましたか?山田:後輩を見る目として、「ちょっと大人になったんだな」というのを村山は感じていたと思うんですよ。もともとは「轟ちゃんが鬼邪高をまとめてくれるんだったら、俺は出ていってもいいな」と考えていたと思います。でもドラマ版で、轟ちゃんがちょっと強さを履き違えていたり、「まだわかっていないな」っていう部分があったりするのを感じて、「そういうことじゃないだろ」ってまだ教えないといけないのかな、と思ってましたね。前田:村山さんってすっごいしゃべるじゃないですか。でも轟からしたらすっごい遠回しで、マジでわかりづらいんですよ。いや、僕が本当にしゃべらない役だから「轟が何言ってんだ」「轟こそしゃべれよ」って話なんですけど。でもそれは村山にとっての愛情なんだろうな、と思います。山田:「自分で気づけよ」っていうね。前田:だから轟は、やればやるほど頭痛いんですよ。山田:俺はすっごい楽しい(笑)。ほんとゴメンっておもってる。前田:いいよね、そっちはおちょくれるから。こっちはもう……! どんな気持ちでお前の言葉を聞いてると思ってんだ……! っていう。山田:その、「もう……!」ってなってる轟がすごい素敵なんですよ。轟が悩んでるからこそ、僕は余裕でいられる。その対比が出て、一緒にやってると気持ち良いんですよね。○■「大人になったんだな」と思った――今回加わった新メンバーについては、いかがでしたか? 川村壱馬さんにインタビューをしたとき、「今までの鬼邪高という像がすごくあるから、そこに入っていくことはプレッシャーがあった」とおっしゃっていました。受け入れる側としては、どうだったんでしょうか。前田:全日の中にいた感覚として、演じるみんなの人柄のバランスがすごく良かったですね。僕はある程度みんなのことを知りたいというか、「役者としてどういう人生を生きてきたのか」みたいなことを聞きたいタイプなので、結構ご飯会を開いていたんです。そのときに、「ちょうど定時の3人の色が、新メンバーの人柄に散らばってるみたいだな」と感じて。キャスティングの段階から鬼邪高の色というのをきちんと考えてくださってるんだな、と思いました。実際の年齢は結構離れてるんですけど、単純に楽しかったです。僕が年上だからみんな気を使ってくれてたのかもしれないですけど……。山田:すごい楽しそうにしてたもんね。前田:それと、轟は気づいていないけど、楓士雄(川村壱馬)というキャラクターは村山に近いんです。村山は轟とは180度違う考えを持っていて、だからこそ届かない。楓士雄もそういうところがあって、なおかつあんまり臆することもなく、突拍子もないことを言うから、轟としては面倒を見たいというかほっとけないところもあるんですよね。山田:映画の、2人のシーンすごいいいよね。俺、あの場所をたまたま通りかかって2人の姿を見てフッと笑って立ち去る、っていうのやりたかったもん。前田:「たまたま遭遇する」はハイローあるあるだからね。山田:俺は受け入れる・受け入れないというよりは、撮影している中で、「あ、俺大人になったんだな」ってちょっと思ったんですよ。自分も、村山も。俺自身が「もう来年30だしな」って思っていて、その目がちょうどよく村山にリンクした。別に自分がここにいなくちゃいけない存在だと思ってるわけじゃないですけど、「もう俺いなくてもいいか」って。全日がバッと並んだ瞬間がすごくかっこよくて、すげぇ強そうに見えたんです。前田:それ、言ってくれてるよね。山田:「ここに俺がいたら邪魔だな」ってめっちゃ思ったんです。「この鬼邪高、強そうだな。鳳仙とやれるな」って。だから「あぁ、俺らはちゃんと大人にならなきゃ」と思いました。鬼邪高鬼邪高って言ってちゃダメだし、俳優としてもハイローハイローって言ってすがってちゃダメだなと思い始めました。それは実は『FINAL MISSION』のスモーキーを見てから思ってたんですけど。前田:あれ、衝撃だったもんね。すごかった。山田:「最っ高の人生だった」って俺も言いたいな、って。今回の撮影の中で感じたものは大きかったですね。■山田裕貴1990年9月18日生まれ、愛知県出身。主な映画出演作に『あゝ、荒野』(17年)、『万引き家族』、主演映画『あの頃、君を追いかけた』(18年)などがある。TVドラマでは『ホリデイラブ』『健康で文化的な最低限度の生活』(18年)、『特捜9 season2』(19年)など。NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』(19年)にも出演中。舞台『終わりのない』が10月29日より上演、映画『嘘八百京町ロワイヤル』が2020年1月公開予定。■前田公輝1991年4月3日生まれ、神奈川県出身。6歳より子役として活躍し、『天才てれびくんMAX』(03~06年)に出演。『ひぐらしのなく頃に』(08年)にて映画初主演。『ガキ☆ロック』(14年)、『ホテルコパン』(16年)、『女の機嫌の直し方』(19年)、また日中合作映画『在乎你(邦題:逢いたい)』(19年)などに出演。TVドラマでは『アルジャーノンに花束を』『デスノート』(15年)、ドラマ初出演『ダマシバナシ』(15年)、『探偵が早すぎる』(18年)、『向かいのバズる家族』(19年)、『火村英生の推理2019』(19年)など。
2019年09月18日俳優の山田裕貴が16日、自身のインスタグラムとブログを更新。映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)で共演するダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬と俳優の前田公輝との3ショットを公開し、ファンから歓喜の声が相次いでいる。この日更新したSNSで山田は、「このあと19時~『 #有吉ゼミ 』激辛料理にチャレンジです」と出演番組の告知し、「川村壱馬くん」と「前田公輝くん」との3ショットを公開。「呼び捨てはいかんなと思ってくんつけますが 最近は二人をくんつける方が違和感」とつづった。この投稿に、ファンから「ヤバい 楓士雄も村山さんも轟もかっこいい」「かわいいの渋滞」「イケメン揃い」「かわいい」「仲良しの証拠じゃん」「超カッコイイ」「3人かっこよすぎて鼻血」「かっこよさすぎて無理」と歓喜の声が殺到。さらに、出演番組を観たファンからは「悶絶しながらも頑張る裕貴君の勇姿を温かく見守らせていただきました!」「3人とも頑張ってる姿かっこよすぎ鬼邪高最高!!!」「男気感じました!」「激辛お疲れ様!!w」「ナイス根性!!!!」「最高でしたwww」といった声も寄せられた。
2019年09月17日舞台を中心に、映画やテレビ、小説と活躍の場を広げている人気劇作家・演出家の前川知大と世田谷パブリックシアターがタッグを組む新作舞台『終わりのない』が今秋上演される。前川と世田谷パブリックシアターは、これまでも“日本”をモチーフとした「奇ッ怪」シリーズを立ち上げ3作を発表してきたが、今作はホメロス作『オデュッセイア』を原典としたSF作品になるという。「奇ッ怪」シリーズ全作品に出演し、今回も参加する仲村トオルに話を訊いた。『終わりのない』のチケット情報「小泉八雲作品も『遠野物語』もそれぞれに共通していたのは、『人々の口から口へ伝えられていった話』だったということ。でも今回は、ギリシャで神様とお話しをしていた人たちの物語。ちょっと古い話すぎて(笑)どうするのこれ!?と」古代と未来を往還するような日常と宇宙を繋げる旅を描いた『オデュッセイア』の壮大な物語をどう立ち上げるのか。数々の作品で重要な役どころを担ってきた仲村も、とまどいを見せる。「でも多分、“昔の人には見えたもの”があったんでしょうね。古代のギリシャにも、神様が見えたり、神様の声が聞こえてしまう人たちがいたというか、もっと神々の領域と人間の領域の境界線が曖昧だったんじゃないか、と思うんですよ。じゃあ現代の僕たちは何を失ったから、聞こえなくなり、見えなくなったんだろうかと……。そう考えると、これまでの『奇ッ怪』シリーズと通じるものがあるような気がします」共演には前川作品初参加となる山田裕貴、奈緒らが顔を揃える。前川作品のベテランとしては、稽古場でポジション的に負うところが大きいのでは?と尋ねると「まったく大丈夫だと思いますよ。特に山田君は前川さんの世界がとにかく好きみたいですし。あと『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』の時に出演してた瀬戸康史君もそうだったんですけど、前川さんは本当に、その物語に“最適な人”を連れてくる。これに関しては、何度も『凄いな』と思うことがありましたから」と、演出家・前川知大の采配に全幅の信頼をおいている様子。「前川作品に関わっている時は、なぜか“人の縁”みたいなものが急速に近づいてくると言うか、不思議なことがたくさん起こるんです。稽古場に行く途中で思わぬ人に会ったり、不思議なところで人の縁が繋がったり。今回もそうなんでしょうね」そう言って笑う仲村。舞台という“どこでもない空間”を通じて、この作品の彼方にある“失った何か”の片鱗を掴み取れるのかもしれない。『終わりのない』は、10月29日(火)から11月17日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターで上演。チケットは発売中。取材・文:川口有紀ヘア&メイク:宮本盛満スタイリスト:中川原寛(CaNN)撮影:山本祐之
2019年09月09日出演者たちが“常識力”対決を繰り広げるクイズ番組「ネプリーグ」の9月9日(月)放送回に、俳優の山田裕貴がゲスト出演。山田さんは吉田明世、雨宮萌果、福井謙二らアナウンサーチームと共にバレーボール元日本代表チームと対戦する。「海賊戦隊ゴーカイジャー」で俳優デビュー、『ストロボ・エッジ』『オオカミ少女と黒王子』『青空エール』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』など話題作に立て続けに出演。昨年公開の『あの頃、君を追いかけた』では齋藤飛鳥と共にW主演をつとめ、現在放送中の朝ドラ「なつぞら」ではヒロイン・なつ(広瀬すず)の幼なじみを好演している山田さん。今回は元TBSアナウンサーの吉田明世、元NHKアナウンサーの雨宮萌果、元フジテレビアナウンサーの福井謙二に原田泰造が加わったアナウンサーチームに参加。2004年アテネ五輪代表の大山加奈、2012年ロンドン五輪代表銅メダリストの狩野舞子に、1984年ロサンゼルス五輪と1988年ソウル五輪代表でその後プロビーチバレーボール選手として活躍、バレーボール解説者を務める川合俊一と堀内健が加わったバレーボール元日本代表チームと対戦する。歴史や食べ物の分野などから出題される穴埋めクイズの「ネプレール」や、「日本語ツアーズバギー」「ハイパーボンバー」「トロッコアドベンチャー」など今回も見どころ満載でお届けする。山田さんが2015年のシリーズ開始から出演し続け、代表作の1つともなっている世界初の総合エンタテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」シリーズ。その最新作として不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」とクロスオーバーする『HiGH&LOW THE WORST』が10月4日(金)より全国公開。「HiGH&LOW」の舞台となっているSWORD地区の“O”にあたる通称:漆黒の凶悪高校、鬼邪高校の内部抗争から、SWORD地区と隣接する戸亜留市の全員スキンヘッド最強軍団、鳳仙学園との対立へと物語は展開。「THE RAMPAGE」の川村壱馬と吉野北人に、『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』の志尊淳などイケメンたちが勢ぞろい、迫力のバトルにも目を奪われること必至だ。山田さんは元日本代表相手にどう戦う!? 「ネプリーグ」は9月9日(月)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年09月09日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)に出演するTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬と吉野北人、俳優の神尾楓珠、山田裕貴、一ノ瀬ワタルが7日、さいたまスーパーアリーナで開催中の「マイナビ presents 第29回 東京ガールズコレクション 2019 AUTUMN/WINTER」に出演した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『HiGH&LOW』の凶悪高校・鬼邪高校と、『クローズ』『WORST』に登場する幹部以外スキンヘッドの最強軍団・鳳仙学園の対決を描く。はじめに鬼邪高校の全日制キャストである川村、吉野、神尾がステージに現れ、大歓声が沸き起こる中、3人でランウェイをウォーク。その後、鬼邪高校の定時制キャストの山田と一之瀬が客席からサプライズ登場し、観客たちとハイタッチしながらセンターステージへ。そこで5人そろってポーズを決めると、黄色い悲鳴が響き渡った。そして、川村は「これまでにない夢のコラボの作品」、吉野は「鬼邪高と鳳仙と対立しているシーンは注目ポイントです」と見どころをアピールし、神尾は「キャラクターがそれぞれ個性が違うので、誰が推しかっていうのを見つけながらやっていただけたら」とメッセージ。山田は「100対100でアクションしたり、こんな映画なかなか日本ではない。その迫力を楽しんでもらえたら」と伝え、一之瀬は「まさか自分が東京ガールズコレクションをランニングでランウェイして、こんな素敵なガールズに囲まれるなら、もっとオシャレしてくればよかった」と話して笑いを誘った。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から年2回開催されている国内最大規模のファッションイベント。29回目となる今回は、「世界から注目を集める東京のガールズ文化が永遠に輝き続けるように」という思いを込めた“レイワガールズレボリューション”をテーマに、ファッションショーをはじめ、アーティストライブやスペシャルステージなどを展開する。
2019年09月07日