磯村勇斗撮影/伊藤和幸映像化は不可能。そう言われ続けてきた山本直樹の漫画『ビリーバーズ』。ピンク映画出身の城定秀夫監督が映画化を熱望したものの、キャストが決まらず何年も企画が止まっていた時期もあったという。そんな中、主人公・オペレーター役を快諾したのは、磯村勇斗。「原作や脚本を読むと、今までなかったような感覚の物語、そして世界観ですごく感性を刺激されました。“やってみたい”という好奇心でオファーを受けました。躊躇?全然なかったです」身体に負担のない減量方法映画『ビリーバーズ』が7月8日、公開を迎える。孤島で暮らす、とある宗教的な集団に属する2人の男と1人の女。過度な食欲、物欲、性欲などを絶って“俗世の汚れ”を浄化し、“安住の地”を目指すべく修業に邁進していた。僅かなほころび、抑えきれない欲望、むき出されていく本能……。懲罰で穴に埋められたり、海辺での濃厚ラブシーンなど、NGなしで果敢に挑んだ。「この不思議なカルト集団を演じることは、人間としても面白かったです。そこにエロスとバイオレンスが加わって。ここまで攻めているものは初めて。すごく実験的で、刺激的で、濃密で充実した時間でした」本作で映画初主演。3月に、日本アカデミー賞の新人俳優賞に輝いた際には“ようやくスタートラインに立てた”とコメントしたが、役者として陽の当たる道を堂々歩んでいる。「別に主演だからどうこうっていうのはあまり思っていなかったですね。主演がすごく大切だとも僕は思ってないので(笑)。もちろん作品を背負う部分はあるので、撮影環境には気を配りました。特に濡れ場ですね。自分は男だからいいんですが、北村(優衣)さんへのケアは最大限に考えて進めました」無精ひげ、そしてこけまくった頬……メインビジュアル公開時には“本当に磯村勇斗?”と話題に。本作のために10キロの減量をした。「撮影の1か月半くらい前から準備して。身体に負担のない減らし方を自分なりに調べて。具体的にはバターコーヒーを取り入れました」朝、コーヒーにグラフェッドバター&MCTオイルを混ぜて飲んでいたという。「満腹感を得られるので、食事量が必然と少なくなっていく。さらに集中力も上がるので、いいことだらけ。だから辛くはなかったですね」と、こともなげに話す。クランクアップ後、同じ時間をかけて体重は戻したそう。「『ビリーバーズ』に出てくるカルト集団の3人を見ていると、僕たちと同じだなと思うんです。誰もが持つ信じる力がマイナスに振れることはとても怖いなとも思いますし。人間の本能がむき出しになる彼らを見て、自分を見つめ直すことができるんじゃないかなとも思います」9月には30歳を迎える。20代でやり残したことは、「まだまだ、いろいろあるかなぁ?あまり年齢を気にしたくはないんですが、地上波の連ドラ主演は20代ではできなかったかな。でも焦っているわけではないです。30代になって、脂がのった状態でやりたいなと思いますね」「自分らしさを出せる役ともまた出会いたい」俳優デビューは22歳。大学を2年半で中退し、役者1本で生きると決めた。学生に始まり、主演俳優となった20代は怒涛の時間だったのでは?「そうですね。プライベートも仕事も、本当に波が激しかったですね。10代のころは、すぐにパパラッチに追い回されるようになると妄想していましたから(笑)。でも事務所になかなか所属できなかったり、オーディションに書類を出しても受からなかったり。現実の厳しさを体感するところから始まった20代でしたね」当時を思うと、今こうして好きな作品に出演できるようになったことは、自身で思い描いていた以上だという。「デビューが遅かった分、友人たちと普通に外で楽しく飲んだりする経験ができたことはよかったなと思っています。今は、なかなか難しくなりましたから。ありがたいことに作品が重なることもあり、精神的にいっぱいいっぱいになってしまうこともありましたが、そんな時間を持てたことも含め、充実した20代だったと思います」迎える30代への展望は、「30代に限らずですが、日本映画をもっと海外でも知ってもらえるように、日本国内でももっと多くの人に映画を好きになってもらえるように。盛り上げる役者のひとりとして、これからも作品に携わっていきたい。そして、自分らしさを出せる役ともまた出会いたいなと思っています」#宇野さん、ごめんなさいメインキャストはオペレーター役の磯村に加え、副議長役の北村優衣、議長役の宇野祥平。孤島でギリギリの物資で暮らす物語ゆえに、3人ともロケ弁はおかずに少し箸をつける程度で我慢。「現場では3人で“これ食べたい”“あれ食べたい”という話をすごくしながら、支え合っていました。だから、クランクアップの日には海鮮丼を差し入れして、思いっきり食べたのがいい思い出です。ただその日、宇野さんだけがいなくて(笑)。“俺がいるときにしてくれよ”ってすごい嫉妬され、めっちゃ謝りました。申し訳なかったな(笑)」ヘアメイク/佐藤友勝スタイリング/齋藤良介衣装協力/LAD MUSICIAN、VEIN、DIET BUTCHER、APOCRYPHA(すべてサカスPR)、NEPLA、JOHAN SILVERMAN(ともにティーニーランチ)、SHINGO KUZUNO(シアンPR)
2022年06月30日映画『カメの甲羅はあばら骨』が10月に公開となる。この度、本作に清水尋也と磯村勇斗が決定し、特報とティザービジュアルも初公開された。動物たちの体のしくみが、人間の体を変形させることでよくわかる動物図鑑『カメの甲羅はあばら骨』。インパクト抜群な動物人間たちは話題を呼び、図鑑ジャンルで異色のヒットとなった本作が、動物園でもアマゾンでもなく“ごくごく普通”の高校を舞台に映画化した。監督は、映画館でおなじみのショートアニメ『貝社員』を生み出したモリ・マサ。脚本には『チーム・バチスタ』シリーズ、『時効警察はじめました』の田中眞一。気鋭のクリエイターの化学反応で、唯一無二の劇場アニメが誕生する。本作の主人公・カメ田カメ郎役はNHK朝ドラ『おかえりモネ』、劇場アニメ『映画大好きポンポさん』では声優初挑戦ながら主演を務めた清水。クラスメイトのカエル川エル隆役を『東京リベンジャーズ』や『劇場版 きのう何食べた?』など話題作へ出演が続く磯村勇斗が務める。特報では、主人公で自称・スクールカースト6軍のカメ田カメ郎(CV:清水尋也)とクラスメイトのカエル川エル隆(CV:磯村勇斗)が登場。女子にはモテないし、取り立てて何もない学校生活に事件発生?そしてカメ田が“限界突破”して、転がりついた先には。ティザービジュアルは、河川敷の芝生に寝そべるカメ田とカエル川の青春の1ページを切り取ったような爽やかなデザイン。「無駄骨は青春だ」というキャッチコピーが印象的に仕上がっている。また映画の公開を記念して、池袋PARCOで「『カメの甲羅はあばら骨』展」の開催が決定。原作図鑑『カメの甲羅はあばら骨』に登場する動物人間たち(新作あり)を紹介していくほか、映画に登場するキャラクター達のフィギュアなどが展示される。<清水尋也・コメント>お話を頂いた際は、「カメ役!?」と思わず聞き返しましたが、役者としてまた1つ貴重な経験をさせて頂けました。斬新な切り口で描かれた原作図鑑と、アニメの融合がまた違う面白さを生み出しています。一風変わった⻘春ストーリー、是非劇場でご覧頂きたいです。好きな骨:「頭蓋骨」理由:動物によって形に個性があり興味深いから。<磯村勇斗・コメント>マネージャーさんから「シュールな作品のオファーが来ました」と言われて、読んでみたら本当にシュールで(笑)。発想が面白く、台本には学校生活のあるあるが詰まっていたり、心に響く台詞があったり。声優は初めてでしたが、演じてみたいと思いました。尋也くんと一緒にセッションを楽しめたらいいなと思って収録に臨みました。クセになってしまう作品なので、楽しんで頂けたらと思います。好きな骨:「大腿骨」理由:太くてたくましい骨が魅力的!自分の身体に埋まっていると思うと格好いいから。<モリ・マサ(監督・脚本)コメント>あばら骨を打たれました。原作にて「骨の偉大さ」を知った時です。骨が変われば、世界が変わる、そんな王道青春あばら骨ムービーとなっております。「最近あばら骨叩いてないな…」という方は、是非劇場にあばら骨を運んで頂けますと幸いです。好きな骨:「人差し指の骨」理由:1番使っている気がします。ここで労っておきたいです。<田中眞一(脚本):コメント>もし人間が動物の骨格を持っていたらという奇想天外なコンセプトに驚いた。原作を読んだ。実に面白い。動物の特徴がとてもよくわかる。でも映画化するってどうやって?散々悩んだ結果が高校生の⻘春物語。骨格の違いは個性の違い。僕はカメで、君はカエルかも。あばら骨ワールドを楽しんでください。好きな骨:「あばら骨」理由:焼肉でもフライドチキンでもリブが好きです。『カメの甲羅はあばら骨』10月公開■展示情報「カメの甲羅はあばら骨」展8月5日(金)〜8月29日(月)会場:PARCO FACTORY
2022年06月30日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。どんな生き方を選んでも自由な時代だからこそ、自分にとって価値ある未来がぼやけて見えてしまうことがある。自分らしく生きるとはどういうことか、そして本当の幸せや未来まで持続可能な愛とは何を指すのか…。誰かが正解を教えてくれるわけではない、この永遠の問いの答えはどこにあるのだろうか。親子の『ダブル婚活』から始まった愛の物語はついに最終回。父・林太郎(松重豊)と娘・杏花(上野樹里)の親子が見つけた、答えとは・・・。颯からのプロポーズに、答えが出せずにいる杏花颯(磯村勇斗)から結婚してマレーシアに一緒に来てほしいとプロポーズされた杏花だったが、直ぐには答えを出せずにいた。自分は何も変わらず、自分らしいままでいられるし、南国でのヨガも杏花の思い描く働き方だ。颯は杏花にとって『最高の条件』なのだ。でも、そう簡単に決断できることではない。「いっぱい考えて、俺のこと」という颯の言葉からも、この想いは嘘じゃないという本気が伝わるのだ。杏花は本気で向き合って、自分の本当の想いを確かめたかった。そんな杏花は、晴太(田中圭)がその様子を見かけていることは知らなかった。そして晴太は、颯から「もう遅いです、俺たちもう…」と伝えられ、この恋の終わりを意識する。「足るを知ることは難しいんじゃないか?」杏花はそんな中でも自宅でのリモートのヨガなど、仕事面は順調だった。ヨガで語ることで、自分を整理してきたが、この日説いたのは『足るを知る』という教えだった。丁度レッスンを聞いていた林太郎が、老子の言葉としてのその教えを杏花に語り出す。「自分が本当に何を求めるのかそれを知らなければ、今の自分で十分だと、足るを知ることは難しいんじゃないか?」杏花の頭には、晴太と過ごした思い出、一緒に見た景色が浮かだ。自分が本当に求めるもの…。会う理由なんて何もなくても会いたい、そんな思いから、杏花は晴太と会うことを決める。しかし、二人の間には微妙な空気が流れる。会話も間があく。最後に話すことは、いつも晴太が話を聞いてくれていたくだらない話。二人は思いを隠したまま、そして杏花が颯とマレーシアに行くと勘違いしたまま別れ、すれ違いの溝が深まっていく。一方の颯は最愛の人の手をこんなところで簡単に手放すわけにはいかないからと、アプローチをかける。そんな颯に応えたいと思う杏花。それでもこれで十分だと思える自分を3人はまだ掴み切れていなかった。人間だけが言葉を持つ理由一方の林太郎は、交際することになった明里から、杏花に挨拶をしたいからといわれて沢田家を訪れることになる。林太郎は近頃一人暮らしのために頑張っていたが、直前になっても二人で言い争いながら掃除していた。大人になっても仲の良い二人にほっこりするし、とりあえず見られないだろうと、ものを投げ込む二人には親近感が湧いてくる。そして林太郎と明里の素敵な関係性を、杏花は目の当たりにしていた。「骨にも個性があるんです」と話す明里に「私は日向さんに骨抜きです!」と、バカップルと言われんばかりの仲の良さを見せつける。それでも杏花はそんな父の笑顔を見て満足そうに微笑む。そして、「お父さんと、結婚させてください」と明里に言われ、驚きながらも嬉しそうな林太郎を見て、杏花は「末長くよろしくお願いします」と答える。ここに新しい『家族』が生まれた。生きてきた環境も性格も違う誰かと共に生きていく、家族。その中で当然理解できないことが出てくる。伝わらないことがある。林太郎も陽子と全て分かり合えたわけではなかった。とっくに捨てられたと思っていた離婚届に込められた、陽子の「林太郎を自由にしてあげたい」という気持ちにも気づけなかったのだ。どんなに言葉を尽くしても、分からないことは存在する。それでも人は『伝える』という行為を繰り返し、命を繋いできた。「言葉っていうのは、誰かに気持ちを伝えるためだって、一生懸命に話す杏花が教えてくれた。気持ちを伝えたい相手がいることが、幸せなことだ」人間だけが言葉を持ったのは、はじめは愛を伝えるためだとも言われる。気持ちを伝えたい相手が今生きていることは、かけがえのない奇跡なのだ。この林太郎の言葉が杏花の胸に刺さり、杏花は一歩踏み出すのだ。晴太が気付いた本当の『答え』「颯、ごめん、私結婚はできない」その理由が晴太なのかと聞かれ、杏花は静かに頷く。颯を誰よりも悲しませたくないのは、本当の家族のように思っているからなのだ。現代の家族のカタチは様々だ。家族だと思えば、血の繋がりも住む場所も関係がない。だが、颯にとってはそれが何よりの壁だった。それでも颯が杏花を想う気持ちは変わらない、伝わって受け止めてもらえただけで、十分だった。そして颯は晴太に林太郎の人前式の招待状を渡すのだ。晴太は林太郎や安奈(瀧内公美)からも背中を押され、本当の思いに気付かされる。杏花と林太郎が34年間築き上げてきた愛情そして林太郎と明里の人前式、最初に式場の扉を開けたのは式の主役である2人ではなく、晴太だった。目の前の杏花への気持ちが晴太の中で溢れ出して止まらなかった。お父さん、お母さん、どっちでもない、大切な虹朗(鈴木楽)と杏花と共に、自分達の家族のカタチを作っていきたいと思うのだ。「今の気持ちが永遠に続くって信じてって…冷静に考えたら無茶な話で、結婚すること自体普通じゃないと思うんですよ」上手く言えない晴太にいつものように、「ちょっと何言ってるかわからない」と笑う杏花だったが、「分からないけど、分かりたいです。誰より晴太さんのこと」と答える。「じゃあ聞いてください。普通じゃないくらい、杏花さんが好きです。僕と結婚してください」杏花はプロポーズを受け入れる。そんな二人の様子を見ていた林太郎は驚きつつ、心からの祝福を贈る。この人前式は林太郎だけではなく、林太郎が誰よりも幸せになってほしいと願う杏花の二人が、それぞれが大切に想う人との持続可能な未来へ歩み出すための式だった。34年間お互いお世話になりましたの気持ち、そしておめでとうの気持ち。親子は顔を見合わせ、お互いを讃えあう。二人が34年間、築き上げてきた愛情は本物だ。最終話のテーマはきっと『持続可能』それから一年後。林太郎と明里は事実婚。そして杏花は晴太が始めた大好きなカレー屋を営む側でヨガ教室を開く。颯はマレーシアに渡り学校を作るという夢を叶えるため邁進していた。そして林太郎は一人、辞書編纂の仕事で『結婚』の語釈を考える。愛し合う男女が、正式に一緒に生活するようになること。林太郎は陽子と杏花との宝物のような思い出、そして今自分の心の中に住む明里を思って、また言葉を綴り直す。『結婚』とは、愛し合う他人同士が、わかり合いたいと願い、共に歳を重ね、互いの変化を慈しみ、それでもなお分かり合えないことを知る営み。古来人類が繰り返してきた、とわに続く愛情へのむちゃな挑戦。この物語は、自分にとって本当の幸せとは何かを、誰かを愛することを通して、決められた語釈だけではない答えを見つけていく父と娘の奮闘記が描かれてきた。そして彼らは、二度と来ない特別な毎日、限られた時間を費やしてもいいと思える大切な人と巡り合い、新しい自分に出会ってきた。そして今、この瞬間を目いっぱい感じ、自分らしく幸せに生きるための、自分だけの答えを見つけたのだ。持続可能な恋は、颯の言う通り叶わなかった恋とも言える。どう変わるのも自分の気持ち次第だからだ。だが、叶った恋だって続けることができる。それこそ、恋が愛へと変わり、時を経て形を変えながら持続可能を目指していく営みと呼べるのだ。『持続可能な恋ですか?』には毎話テーマがあった。最終話のテーマはきっと『持続可能』だろう。その持続可能という語釈はきっと、私たちの心の中にもあるはずだ。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年06月27日75歳以上の高齢者に自ら死を選ぶ権利を保障し支援する制度“プラン 75”――そんな制度が施行された世の中で、それぞれの選択を迫られる人々を描く映画『PLAN 75』が、6月17日より公開される。早川千絵監督が、第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)の次点に当たる特別表彰を受けたことでも話題の本作。磯村勇斗が演じる岡部ヒロムは、市役所の“プラン 75”申請窓口で働き、日々、高齢者たちに優しく丁寧に“死を選ぶ制度”を推奨している。だがある日、父の死後、会うこともなかった伯父の岡部幸夫(たかお鷹)と再会。“プラン 75”の申請をしにきた伯父の対応をすることになる。“自ら死を選ぶ権利を保障し支援する制度”――現在の世の中ではそんなものはあってはいけないとされているが、磯村が「無いようである」と感じたと言うように、絵空事として受け入れることができないリアルさがある。磯村がこの作品とどのように向き合い、何を感じたのか、そして、彼の考える未来とは――。早川監督は今後、日本の映画界を背負っていく一人――脚本を読んだときの感想を教えてください。この世界観と感性というか、感覚的なものがとても自分に合うなと思いました。75歳になったら自ら死ぬことを選択できる“プラン 75”という制度が、無いようである気がして。妙なリアルさを感じました。自分がちょうど高齢化社会について考えていたタイミングでもあったので、これから高齢者に対してどう向き合っていくのかを考えさせられましたし、この“プラン 75”という賛否両論が出るテーマもいいなと。あとは自分がこういう近未来の世界観がもともと好きだったので、そこも魅力に感じました。『PLAN 75』(C)2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusee――ヒロムというキャラクターを演じるうえで、どんなことを意識していましたか。ヒロムは公務員としてこの“プラン 75”という制度を推奨していく立場で、最初は年配の方に優しく接しながら仕事をしている姿を見せているんですけど、伯父さん(たかお鷹)に出会うことで徐々に根に持っていた感情が出てくるんです。もともとヒロムも本心から“プラン 75”に賛成しているわけではないと思うんです。だからそれが伯父さんと触れ合っていく中で、表と裏の比重が変わっていくというか、徐々に人間的になっていく。その辺りの表現は監督ともシーンごとに話し合いながら進めていきました。――具体的に早川千絵監督とはどんな話をしたのですか。撮影シーンでヒロムの持つ感情をその都度話していたんですが、前半はどこまで業務的で、どこまでの明るさが必要なのかとかを話して。後半、伯父さんと出会って、例えば、伯父さんを見つめるというシーンであれば、どういう表情をするのか、とか。子どもの頃に知っていた若い頃の伯父さんではない、年を取って“プラン 75”に加入して死ぬ覚悟を持った伯父さんをどう見てどう感じているのか。止めたい気持ちがあるけど、それができない。そういうちょっとした感情の変化の確認作業みたいなところでいろいろと話しました。話し合うことで道標が見えたので、監督のおっしゃるビジョンに向けて演じることができました。監督はご自身で脚本も書かれているので全部わかっているんです。だから不安なことがあったら逐一聞いていました。――早川監督の印象も教えてください。早川監督は今後、日本の映画界を背負っていく一人になるんだろうなと。偉そうですけど、そのパワーとか、センスを現場でひしひしと感じました。演出も俳優に親身に寄り添ってくれて丁寧なんです。お芝居が嫌いと言ってしまうと語弊があるかもしれませんが、いかに芝居っぽいものを削っていくかという作業をされていて、その場で生まれるリアルなものを大事にする方でした。それは早川監督が今回の長編を撮られる前に作っていた短編(2018年公開のオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』の一篇として公開)を観ても感じました。出てくる人たちがリアルでナチュラルなんです。俳優さんも出ているんですけど、実際にその場にいる一般の方も出ていて。そういう撮り方や演出に長けていらっしゃるんだなと思いました。登場人物の感情をセリフではなく画で見せる――個人的にセリフがなくて、食堂で伯父さんの背中が映されるシーンが、何でもない情景なのに泣けました。後半は(伯父さん役の)たかおさんとのシーンが多かったんですけど、僕もそのシーンは印象に残っています。最初、たかおさんからは「現場ではあまりしゃべらないようにしよう」と言われていたんです。関係性として久しぶり会った伯父さんで、仲が良い設定でもなかったので。それで僕も「わかりました」って答えたんですけど、結局、後半すごく仲良くなってしまいました(笑)。物語の終盤、ネタバレになってしまうから詳しくは言えないんですけど、伯父さんがある状態になるところから吹っ切れたんでしょうね(笑)。そこからはすごくしゃべっていました。ヒロムが伯父さんの家に行って、一緒にご飯を作って食べたりする辺りから二人の距離が近づいていくので、たかおさんともどんどん距離が近くなっていけたのは嬉しかったですね。――他にもセリフにはせず、状況で伯父さんがどんな人生を歩んできたのか想像させるシーンなどもあり、言葉以上に感情に訴えかけられることが多かったです。そこが早川さんのすごいところだと思います。登場人物の感情をセリフではなく画で見せるのは僕も好きな部分で、それが脚本の段階から伝わってくるんですよ。ここは画で伝えたいんだなって。だから自分もここではこういう感情でいればいいんだ、というのがわかる脚本でした。すごく細かいところまでよく考えられていました。――完成した作品を観て、磯村さんがグッと来たシーンはありますか。このお話は、倍賞(千恵子)さんが演じるミチさんを追ってストーリーが進んでいくんですけど、普通の日常を描いているだけでも胸がギュッとなることがありました。スーパーでお惣菜を選んでいる姿を見るだけで、なんというか、自分のおばあちゃんの姿もちらつくし、そのおばあちゃんが揺らぎながらも自分で死を選択していく過程が。特にコールセンターのオペレーター役の河合(優実)さんとの電話のシーンは好きでした。ミチさんが“プラン 75”を実行することを止めたいけど、止められない。素敵なシーンでした。――倍賞さんとの共演はどうでしたか。倍賞さんとの共演はそこまで多くなかったのですが、目を合わせるシーンがあって、そのときの目がすごく魅力的でした。役柄のせいかもしれないんですけど、力強い目をしていて、そこに引き込まれるような感覚もありました。何もしゃべらなくても目が語っている。俳優にとっては必要な要素ですよね。それからすごくチャーミングな方で。会話の感じが可愛らしくて、場を和ませるようなこともおっしゃっていました。ミチさんと近いというか、倍賞さんとミチさんの境目があまりないのかもしれないです。そんなふうに作っていらっしゃったのかも知れないですけどね。生きていれば何かを解決する可能性はある――本作と磯村さんが監督を務めたショートフィルム『機械仕掛けの君』は、テイストが似ている気がしました。こういう社会問題を扱うことには興味がありますか。自分が作る上では社会問題なしでは作れない気がしますね。特にそういうものに自分の興味があるというのもありますし、今起きていることを取り入れないと物足りなく感じてしまうんです。作っている感覚が無くなってしまうというか。そういう思考が強いんでしょうね、きっと。それはたぶん伝えたいという想いがあるからだと思うし、平和にしたいという想いがあるからだと思います。――ニュースやドキュメンタリーを観ていてアイデアが湧くことも?ありますね。ただニュースで取り上げられていることを単にピックアップして脚本にしても薄い内容になってしまうので、そこからさらに詳しく調べていく作業が結構大変で。僕の興味があるものは表現しづらいというか、触れるのが難しいものが多いんですよね。――本作でも、『機械仕掛けの君』でも近未来が描かれていましたが、今、磯村さんには“未来”はどんなふうに見えていますか。未来についてはよく考えるんです。都市伝説とかも好きなので(笑)、そういう観点から自分の中で考察をしてみたりもします。あとはロシアとウクライナの国際問題とかを見ていると、このまま戦争が長引いてリセットが始まるんじゃないかとか。リセットがどういうものかははっきり言えないですけれど、戦争によって多くの人たちが命を失う可能性があることを考えると、この先って悲しい未来なんですよね。それでリセットが起こって、汚いものはすべて流れて消えて、またゼロから始まるってことになりかねない。ただこれだけ長い人類の歴史があって、軌跡があるので、そうもいかないとも思うし。だから本当に平和になってほしいと願うんですが、悲しことに一生平和にはならないとも思ってしまうんです。――そんな未来を私たちは生きていかなければならないですよね。難しいですよね。まさにこの“プラン 75”の世界でもありますけど、未来に希望がないのであれば死を選択するというのも一つの意見だとは思うんです。けれど僕は、それはすごくもったいない考え方な気がしていて。せっかくなら最後まで見届けて死んでいく方がいいと思うんです。確かに生きることは怖いのかもしれない。でも生きているということが大事で、生きていれば何かを解決する可能性はある。逆を言えば、生きることをやめてしまったら、変えられたはずのものを、変えられずに終わってしまう可能性がある。だから僕は少なくとも生きていくことをやめてはいけないと思うんです。それで、自分が「違う」と感じたものに対しては声をあげていく。そういうことを積み重ねていけば、悲しい未来もきっと変えられると思うんです。それが「怖いから死んでしまおう」という考え方では変えることができなくなってしまうので。僕らがちゃんと真っ直ぐに生きて、手を取り合って、声をあげて、変えていこうとすれば、いい未来になるチャンスはあると思います。僕はそういう時代を見ていきたいなと思います。こういう映画をよりたくさんの方に観ていただくためにも、僕はドラマに出演している――磯村さんは本作のような社会問題を切り取ったような作品もあれば、現在放送中のドラマ『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~(じぞ恋)』(TBS系)のようなラブストーリーにも出演されています。例えば、『じぞ恋』で磯村さんに興味を持った方が、この『PLAN 75』を観てくださることで、高齢者問題への解決に一歩近づくとか。そんな考え方をすることはありますか。もうそのまま書いていただければ、僕が答えることはもうありません(笑)。でもまさにそういう考え方もあって。『PLAN 75』のような社会的なメッセージのある作品は今後も出演したいと思っています。でもそういう作品にばかり出ていると、観てくれる方が偏っていくとも思っていて。こういう映画をよりたくさんの方に観ていただくためにも、僕はドラマに出演していて、僕自身のことをより多くの方に知ってもらう機会を作りたいと思っています。もちろん、ドラマに出演する理由はそれだけではないですけど、そういう考えもあります。今回のような社会派の映画を観に行ってもらえる道を作って、一緒に今起きている問題や、未来について考えてくれる人たちを増やさなくてはとも思うので、そういう意味でいろんな作品をバランスよくやっていけたらいいな、と思っています。――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。『PLAN 75』は、75歳以上の人が死を選択できるというお話ですが、単にそれだけではなく、“生きる”ということに対して何かを感じられる作品になっていると思うんです。だからこれを観てくださった方が、今一度自分の人生であったり、この先の人生というものをどうしたいか考えてもらえたら……まあそこまで考えなくても、少しでも自分自身というものと向き合う時間を作るきかっけになれたら嬉しいです。この“PLAN 75”というアイディアを生んだのも、社会全体の問題だと思うので、より今起こっていることに対して視野を広げてもらって。特に若い方には観ていただきたいですね。何かそういうことを考えるきっかけにこの映画がなれたらいいなと思っています。※本作は倍賞千恵子さんが演じる主人公のミチが、“プラン 75”を通して“死”と向き合う姿を軸に、さまざまな人たちの想いが描かれています。人は何のために生きるのか――そんな永遠の命題を改めて突き付けられる想いもあります。軽い気持ちで観ることができる作品とは言い難いですが、磯村さんの言うように「自分自身というものと向き合う時間を作るきかっけ」の一つとして、劇場に足を運んでみるのはいかがでしょうか。文=瀧本 幸恵写真=小嶋文子<作品情報>『PLAN 75』全国公開中『PLAN 75』チラシ表映画『PLAN 75』予告編公式サイト:
2022年06月18日俳優の佐野勇斗が、ABEMA・ABEMA SPECIALで配信される恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss me like a princess~』(毎週日曜22:00~)第5話、第6話にゲスト出演する。同番組は、若手俳優男女8人が毎話キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋をしていく様を追いかける恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい』シリーズの第9弾。12日に配信される第5話と続く第6話には、佐野がスタジオゲストとして初登場。MCのハリセンボンの近藤春菜、Perfumeのあ~ちゃん、ジャルジャルの福徳秀介、GENERATIONS from EXILE TRIBEの小森隼、谷まりあとともに、8人の恋模様を見守る。第5話と第6話では、現段階での意中の相手に告白する「中間告白オーディション」が開催。『ロミオとジュリエット』がモチーフとなったドラマの主演が、一般視聴者100名による審査で決定する。稽古やドラマ撮影を通して仲を深めた8名が自分の気持ちと向き合い、新たな恋が動き出す。コメントは以下の通り。■佐野勇斗過去に放送されたものを見ての収録だったので早く続きが見たい気持ちが1番大きかったです。役者の皆さんも色々悩みながら自分の役に向き合っていてすごく素敵だなと思いました。芝居の経験がほとんどない方がすごく悔しい気持ちをあらわにする場面では、デビューした頃の自分と重なり勝手ながら「頑張れ! 大丈夫だぞ!」と言う気持ちになりました。そして、スタジオの皆さんの雰囲気がとにかく素晴らしく、カメラが回る前から楽しかったです。またすぐにでもお邪魔させて頂きたいです。実際に恋愛をしながらも、仲間としてライバルとして切磋琢磨し合い作品を作るというとてつもなく面白い番組だなと思いました。一度見出したら止まりません。早く最終話まで見たい!
2022年06月10日取材・文:太田冴撮影:三浦晃一編集:鈴木麻葉/マイナビウーマン編集部『今日から俺は!!』、『きのう何食べた?』、『ヤクザと家族The Family』など次々と話題作に出演し、その個性的なキャラクターを見事に演じきってきた磯村勇斗さん。その活躍が評価され、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、躍進を続けている。そんな磯村さんが次に挑んだ作品が、映画『PLAN 75』だ。75歳を迎えた人々に、自らの生死を選ぶ権利を保障する制度<プラン75>。そんな制度が存在する近い将来の日本社会と、それに翻弄される人々の姿を描いた社会派の衝撃作だ。かねてより「作品を通じて社会に貢献したい」と語っていた磯村さん。俳優という仕事を通じてかなえたい未来とは何なのか。一つひとつ、丁寧に言葉を紡いでくれた。■「高齢者問題」は若い世代が向き合わなくてはいけない問題――今作は、高齢化社会という日本の社会問題に切り込んだ作品です。演じてみて、一番に感じたことは何でしたか?<プラン75>という制度はもちろん架空のものですが、高齢化社会がここまで問題となっている現状を踏まえると、なんだかとても身近に感じました。75歳以上の人が自分で命の選択をできるという制度ですが、“自分の人生をどう終えるのか”を自分で決めるわけなので、それを尊重するのもありだとは思います。でも、国として勧めるのはどうなのか、という視点もある。賛否両論あっておかしくない題材だと感じます。どちらにせよ、僕たちのような若い世代も含めてこの問題に向き合い、これからの生き方を考える必要があるだろう、と。――高齢化社会については、以前から考えることがあったとのこと。どのように課題を感じていらっしゃったのでしょうか?「高齢化問題」と聞くと、どうしても高齢者の方々に目が行きがちですが、これは歳を重ねれば、いずれ自分達に降りかかることなので、若い世代が今から向き合わなければいけない問題ですよね。<プラン75>のような、高齢者を排除する、という結末にならないためには、僕たち一人ひとりが意識して社会を変えていく必要があると思うんです。――磯村さんが演じたのは、市役所の<プラン75>申請窓口で働く公務員・岡部ヒロム。淡々と仕事をこなす一方で、叔父の手続きを通じて感情が露わになっていく姿が印象的でした。他人に対してはいくらでも<プラン75>を勧めることはできても、自分の身内が死を選ぶことを目の当たりにしたら、やはり躊躇するんじゃないかな、と。そこはすごくリアルに共感できました。■作品には、世の中を変える力がある――磯村さんご自身は、長生きしたいと思いますか?可能なのであれば、1000年でも2000年でも生きたいですね。長く生きて、いろんな秘密を知りたい。機密文書が公開されるまで、絶対生きてやるぞって思っています。宇宙人が本当にいるのか?とかも知りたいですし(笑)。世の中にはまだまだ知らないことだらけですから、単純にもっと広い世界を見てみたいんです。――それこそ、海外の作品に携わりたい、という気持ちもあるのでは?海外の作品作りの現場を見てみたいという気持ちはあります。それは俳優として出演したいというだけでなく、予算や機材、撮影方法なども含めて勉強したい、という意味です。ただ、今は逆に日本映画で勝負する方が面白いんじゃないか、とも思うんです。最近では『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞を受賞しましたし、『パラサイト』などの韓国映画の人気をみても、アジア作品が徐々に盛り上がっていると感じます。日本で俳優をしている一人として、黒澤明監督の時代のような輝きをもう一度取り戻したいですね。――先日の日本アカデミー賞授賞式では、「世の中に貢献できるよう努めたい」とスピーチされていたのが印象的でした。僕たち俳優は、作品・役を通じて時代に切り込んでいくことができると思うんです。警笛を鳴らしたり、改革を求めたり、人を傷つけずに社会を変えることができるという大きな“武器”を持っている。その力を、少しでも世の中を平和な方向に持っていくために使うことができるのであればすごく幸せなことだし、できると信じています。もちろん、役者としてのパフォーマンスも上げていくけれど、それだけじゃなくて、その先に世の中を少しでも変えていける人になりたいという気持ちは常にあるんです。――エンターテインメントと社会は、近い場所にある、と。もちろんです。エンターテインメントには単純に「面白い」「楽しい」という面もありますが、いつの時代を振り返ってみても、作品はその時代を映し出し、切り取っていますよね。社会をエンターテインメントに変えて、人々に届けることができる。それが作品創りの醍醐味なのではないでしょうか。――今後、俳優の仕事を通じて世の中をどんなふうに変えていきたいですか?明確にいつまでにこんなことを成し遂げたい、という目標はありません。計画を立てるのがすごく苦手なんです。ただ一つ考えているのは、エンターテインメント業界の労働環境を改善したい、ということ。社会一般的には労働環境を改善する動きが盛んですが、その点エンタメ業界は少し遅れている気がするんです。長時間労働などが改善されて、誰もが平等に良い環境で作品作りをすることができれば、もっと素敵な作品が生まれるんじゃないかな、と。そこはこれから追求していきたいですね。『PLAN 75』少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本を舞台に、75歳以上が自らの生死を選択できる<ブラン75>という制度を中心に物語が進む衝撃作。「生きる」という究極のテーマを改めて考えることが出来る作品となっています。2022年6月17日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開配給:ハピネットファントム・スタジオ©2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusee
2022年06月10日映画『ビリーバーズ』(7月8日公開)の完成披露上映会が6日に都内で行われ、磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平、城定秀夫監督が登壇した。同作は山本直樹による同名漫画の実写化作。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属している「オペレーター」(磯村)、「副議長」(北村優衣)、「議長」(宇野祥平)の3人は「孤島のプログラム」と呼ばれる無人島での共同生活を送り「安住の地」へと旅立つ日に思いを馳せていた。朝の瞑想、昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験といったメールで送られてくる不可解な指令を実行し、時折届けられる僅かな食料でギリギリの生活を送る。それらすべてが、性欲や過度な食欲に物欲といった俗世の汚れを浄化し「安住の地」へ出発するための修行だが、飢えとの戦い、突如現れた外界からの侵入者とほんの僅かなほころびが、徐々に互いの本能と欲望を暴き出してゆく。登壇陣は全員、映画の中でも着用している宗教団体“ニコニコ人生センター”の白いTシャツ姿で登場。初主演映画のお披露目となった磯村は「とても嬉しいです。今まで、いろんな舞台挨拶をやらせていただきましたが、今まで以上に感極まっています。みなさんに『ビリーバーズ』を見ていただけて光栄ですし、ここからスタートするんだなとワクワクしています」と目を輝かせる。「中学・高校の頃から山本先生の作品が好きで、『ビリーバーズ』も連載中から読んでいて、いつか(映画か)できたらと思っていた」という城定監督は主人公のオペレーター役を磯村が演じたことについて「磯村さんにやってもらえてよかった! ということに尽きます。誰にやってもらうか? という部分で企画が止まっていた時期が長くて、磯村さんにオファーして『これで決まらなかったら、今年もできないね』と話していたので、やってくれると連絡が来た時は嬉しかったです」と振り返る。かなり過酷な撮影だったという本作だが、磯村は「(設定が)無人島で暮らしているということなので、説得力を持たせたいと思って、ごはんを我慢したり、欲望を捨てて臨んでいました。現場でロケ弁当が出るんですけど、みんなで『ダメだよ』『耐えなきゃ』と言いながら、一生懸命耐えて“修行”していました。それ自体が役作りのようで、そういうところから自然に無理せずオペレーター役に向き合えたのかなと思います。みなさんのおかげです」と北村、宇野への感謝を口にする。北村は「どうしてもお腹すいた……という時、磯村さんが『ナッツなら差し入れしてあげるよ』と差し入れしてくれたんです」と磯村さんの優しさを明かす。北村、磯村は首から下を土に埋められるシーンもあったが、北村は「土に埋まるってすごく大変で、こんなに足が動かなくなるんだ! と思いました。絶対に土に埋まって死にたくないって思いましたね」と苦しさを述懐していた。“議長”を演じた宇野は、磯村、北村との撮影について「ずっと3人でいたので、昔から知っているような、不思議な親近感がありました」と語る。磯村も同じ感覚を抱いていたようで、宇野が「昔から知ってるんじゃないか? という感覚」と言うと、磯村も「生きわかれた兄弟なんじゃないか? と思う瞬間がありました」とうなずき、息ピッタリの様子を見せる。また磯村は「これから頑張りたいこと」について「しっかりと選挙に行くことではないでしょうか」とも発言。「愛を込めて作った作品です。映画ってひとりの力じゃ何もできなくて、今日、見に来てくださった、この映画を初めて見るみなさんの力が必要です。『よかったな』とか『何か心に残るな』と思ったら、何でもいいので、『よかった』の一言でもいいので、SNSやアプリなどでつぶやいていただけたら幸せです。それが、『みんなのために頑張る』ことにつながるのかなと思うので、みんなのために頑張りましょう!」と映画の内容と絡めて呼びかけた。
2022年06月07日俳優の磯村勇斗が表紙を務めるライフスタイルマガジン『GOODA』Vol.65が16日、公開された。モノにこだわる男性のためのライフスタイルマガジンとして、「手にするだけで毎日ちょっとハッピーな気持ちになれる」を提供する同誌。今号の表紙には、今年3月に行われた「第45回日本アカデミー賞」で『ヤクザと家族The Family』と『劇場版 きのう何食べた?』での演技が評価され、新人俳優賞を受賞した磯村が登場。時代のムードを反映したトレンドアイテムをふんだんに採用したコーデを着こなしている。インタビューでは、最近のマイブームが釣りであることを語ったほか、映画『PLAN 75』への出演について聞く中で「人類が誰もやっていないことを挑戦するのもいいですね。たとえば、ブラックホールに飛び込むとか。それが人類のためになるなら、喜んで志願します。歴史に名前を刻むことができるじゃないですか。後世、ブラックホールに突入する行為をISOMURAって呼ぶようになるかもしれませんね(笑)」と独自の価値観を明かした。
2022年05月16日無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディアは、磯村勇斗さんが表紙・巻頭グラビアを飾る、ライフスタイルマガジン「GOODA(グーダ)」Vol.65を、本日公開いたしました。■ ■磯村勇斗さんが登場GOODAVol.65 手にするだけで毎日ちょっとハッピーな気持ちになれる。そんな、とっておきを紹介しているライフスタイルWEBマガジン「GOODA(グーダ)」。表紙には、今年3月の第45回日本アカデミー賞で「ヤクザと家族 The Family」と「劇場版 きのう何食べた?」の演技が評価され、新人俳優賞を受賞した磯村勇斗さんが登場。インタビューでは、映画鑑賞やサウナが趣味で、最近のマイブームは釣りであることや、2017年のNHK 連続テレビ小説「ひよっこ」では、調理シーンを自ら演じるほど包丁の扱いに手慣れており、料理道具にはこだわりがあることなどを語ってくれた。料理のレパートリーは、和食からスパイスカレー、そしてフレンチまでと幅広い。また、映画「PLAN 75」への出演について聞くなかで、「人類が誰もやっていないことを挑戦するのもいいですね。たとえば、ブラックホールに飛び込むとか。それが人類のためになるなら、喜んで志願します。歴史に名前を刻むことができるじゃないですか。後世、ブラックホールに突入する行為をISOMURAって呼ぶようになるかもしれませんね(笑)」という独特の価値観について話してくれるなど、今、旬な男「磯村勇斗」の感性に触れられるインタビューは必見だ。ほか、ビザール(風変りな)プランツ特集では、オススメの品種紹介や、植え替え方法、そしてインテリアとしても楽しめる鉢など、多岐にわたるコンテンツを展開。今号も盛りだくさんな内容でお届け。■ “心地よい”が絶対正義!磯村勇斗が着こなす「チルアウトな春コーデ」 暖かくなり、街にも活気が戻りつつある、昨今。でも、過剰に着飾ったり、気取ったコーデは気が進まないから、素材もサイズ感も心地よいが絶対的な正義になっていく。そこで、淡いカラーのペールトーンやネイチャーモチーフの柄シャツ、そしてビッグシルエットなど、時代のムードを反映したトレンドアイテムをふんだんに採用したコーデをご提案。俳優・磯村勇斗が着こなす「チルアウトな春コーデ」をご覧あれ。■ スペシャルインタビュー / おうち趣味の充実が育む磯村勇斗の豊かな日常 先行きが見えない不安定な日常が続くなかで健康に気を配り、生活を整えたいそんな欲求が芽生えた人も多いだろう。毎朝、水をやり、日当たりを調整してあげる。植物を育むルーティーンが日々に落ち着きと癒しを与えてくれるのだ。植物のある暮らしをはじめたきっかけや自宅での趣味について俳優・磯村勇斗に聞いた。磯村勇斗さんのスペシャルムービー: 動画1: ■ 個性的な樹形に思わず心を奪われる深淵なるビザール(風変わりな)プランツたちの世界 これまで多くの人が慣れ親しんできた、いわゆる観葉植物とはちょっと違う、歪なカタチ、樹形をもつ風変わり(ビザール)な植物たち。無骨なシルエットや個性的な色をまとい、それでいてどこか愛嬌のある姿は、強い生命力と不思議な魅力に満ちている。その魅力に取り憑かれ、次から次へと蒐集してしまう人も少なくない。大切に愛情をもって育てれば、長く人生を共にできるはず。ベストシーズンともいえる時期だけに、貴方だけのボタニカルライフを始めてみてはいかがだろう。■ ライフスタイルを刺激する厳選アイテム 「ファッション」「インテリア」「ライフ」「アウトドア」「グルメ」「家電」「健康・美容」「ギフト」「キッズ」の9のジャンルに分けて、こだわりアイテムをオススメしています。<電子雑誌「GOODA(グーダ)」 概要>好きなモノに囲まれて暮らしたい。そんなモノにこだわる男のためのライフスタイルマガジン。著名人のこだわりに迫るインタビューをはじめ、インテリア、ファッションなどのさまざまなアイテムのほか、ハウツーなども紹介。楽天市場から読者向きのアイテムをセレクトしているのも魅力のひとつ。パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも最適な形で閲覧可能です。<株式会社ブランジスタメディア 会社概要>URL : 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者 :代表取締役社長 井上秀嗣事業内容 :電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月16日ビザール(風変りな)プランツ特集&おうち趣味の充実が育む磯村勇斗の豊かな日常無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディアは、磯村勇斗さんが表紙・巻頭グラビアを飾る、ライフスタイルマガジン「GOODA(グーダ)」Vol.65を、本日公開いたしました。■ 磯村勇斗さんが登場GOODA Vo l.65 手にするだけで毎日ちょっとハッピーな気持ちになれる。そんな、とっておきを紹介しているライフスタイルWEBマガジン「GOODA(グーダ)」。表紙には、今年3月の第45回日本アカデミー賞で「ヤクザと家族 The Family」と「劇場版 きのう何食べた?」の演技が評価され、新人俳優賞を受賞した磯村勇斗さんが登場。インタビューでは、映画鑑賞やサウナが趣味で、最近のマイブームは釣りであることや、2017年のNHK 連続テレビ小説「ひよっこ」では、調理シーンを自ら演じるほど包丁の扱いに手慣れており、料理道具にはこだわりがあることなどを語ってくれた。料理のレパートリーは、和食からスパイスカレー、そしてフレンチまでと幅広い。また、映画「PLAN 75」への出演について聞くなかで、「人類が誰もやっていないことを挑戦するのもいいですね。たとえば、ブラックホールに飛び込むとか。それが人類のためになるなら、喜んで志願します。歴史に名前を刻むことができるじゃないですか。後世、ブラックホールに突入する行為をISOMURAって呼ぶようになるかもしれませんね(笑)」という独特の価値観について話してくれるなど、今、旬な男「磯村勇斗」の感性に触れられるインタビューは必見だ。ほか、ビザール(風変りな)プランツ特集では、オススメの品種紹介や、植え替え方法、そしてインテリアとしても楽しめる鉢など、多岐にわたるコンテンツを展開。今号も盛りだくさんな内容でお届け。GOODA Vo l.65表紙:磯村勇斗さん■ “心地よい”が絶対正義!磯村勇斗が着こなす「チルアウトな春コーデ」 暖かくなり、街にも活気が戻りつつある、昨今。でも、過剰に着飾ったり、気取ったコーデは気が進まないから、素材もサイズ感も心地よいが絶対的な正義になっていく。そこで、淡いカラーのペールトーンやネイチャーモチーフの柄シャツ、そしてビッグシルエットなど、時代のムードを反映したトレンドアイテムをふんだんに採用したコーデをご提案。俳優・磯村勇斗が着こなす「チルアウトな春コーデ」をご覧あれ。GOODA Vo l.65巻頭:磯村勇斗さんGOODA Vo l.65グラビア:磯村勇斗さん■ スペシャルインタビュー / おうち趣味の充実が育む磯村勇斗の豊かな日常 先行きが見えない不安定な日常が続くなかで健康に気を配り、生活を整えたいそんな欲求が芽生えた人も多いだろう。毎朝、水をやり、日当たりを調整してあげる。植物を育むルーティーンが日々に落ち着きと癒しを与えてくれるのだ。植物のある暮らしをはじめたきっかけや自宅での趣味について俳優・磯村勇斗に聞いた。GOODA Vo l.65インタビュー:磯村勇斗さん磯村勇斗さんのスペシャルムービー: ■ 個性的な樹形に思わず心を奪われる 深淵なるビザール(風変わりな)プランツたちの世界 これまで多くの人が慣れ親しんできた、いわゆる観葉植物とはちょっと違う、歪なカタチ、樹形をもつ風変わり(ビザール)な植物たち。無骨なシルエットや個性的な色をまとい、それでいてどこか愛嬌のある姿は、強い生命力と不思議な魅力に満ちている。その魅力に取り憑かれ、次から次へと蒐集してしまう人も少なくない。大切に愛情をもって育てれば、長く人生を共にできるはず。ベストシーズンともいえる時期だけに、貴方だけのボタニカルライフを始めてみてはいかがだろう。GOODA Vo l.65深淵なるビザール(風変わりな)プランツたちの世界■ ライフスタイルを刺激する厳選アイテム 「ファッション」「インテリア」「ライフ」「アウトドア」「グルメ」「家電」「健康・美容」「ギフト」「キッズ」の9のジャンルに分けて、こだわりアイテムをオススメしています。<電子雑誌「GOODA(グーダ)」 概要>好きなモノに囲まれて暮らしたい。そんなモノにこだわる男のためのライフスタイルマガジン。著名人のこだわりに迫るインタビューをはじめ、インテリア、ファッションなどのさまざまなアイテムのほか、ハウツーなども紹介。楽天市場から読者向きのアイテムをセレクトしているのも魅力のひとつ。パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも最適な形で閲覧可能です。<株式会社ブランジスタメディア会社概要>URL: 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者:代表取締役社長井上秀嗣事業内容:電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月16日東宝株式会社と「TikTok」がタッグを組んだ映画祭「TikTok TOHO Film Festival」の第2回の開催が決定。公式アンバサダーに磯村勇斗が就任した。同映画祭は、縦型の映画製作をきっかけに新たなクリエイターを発掘することで、映画業界を盛り上げることを目的として昨年にスタート。これからの映像・映画業界をさらに活性化し、新しい方向へと動かすクリエイターとの出会い、その可能性を支援していくプロジェクトだ。昨年の映画祭では、およそ2か月の応募期間に5,000本以上が投稿され、受賞作品と応募作品の総再生回数は6億6千万回を超えた(5月12日時点)。本日より動画作品の公募を開始する第2回の開催で公式アンバサダーを務める磯村さんは、「今回の主旨を聞き、アンバサダーとして未来のクリエイターとなる方々を是非応援したい。一緒に映画界を盛り上げていきたい。そう強く思いました。なので、今回アンバサダーに就任させて頂けるのはとても嬉しく、ありがたいことです。今から皆さんの作品を観るのが楽しみです」とコメント。さらに、昨年、公式アンバサダーを務めた北村匠海が、グランプリ受賞者と共に新作短編映画の製作に関わるプロデューサーに就任することも決定。磯村さんは「はじめお話を聞く前に、北村匠海くんから『いっそんにバトンを繋ぎたい』と連絡がありました。その時点で僕は『断る理由がない』と思いました」と連絡を取っていたことを明かしている。なお、今回の開催では、グランプリ・観客賞のほかに、「サードアイ賞」「テクニカル賞」の2つの賞が新設される。「TikTok TOHO Film Festival 2022」授賞式は8月、都内にて実施予定。(cinemacafe.net)
2022年05月12日上野樹里主演「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」の3話が5月3日放送。磯村勇斗演じる颯に「切ない」など同情の声が集まる一方、颯に対し“対抗心”をみせた晴太との“三角関係”に「バッチバチ展開きた」などSNSが盛り上がりをみせている。ヨガインストラクターの主人公が、妻に先立たれた父と共に父娘2人で婚活にチャレンジすることになることから始まるオリジナルラブストーリーとなる本作。父の林太郎と2人で暮らすヨガインストラクターの沢田杏花役で上野さんが主演を務める。またバツイチシングルファザーで息子第一の生活を送る東村晴太に田中圭。杏花とは幼なじみで久々に再会した彼女が気になる不破颯に磯村さん。杏花の父・沢田林太郎に松重豊。林太郎が恋する整形外科医・日向明里に井川遥。晴太の息子で小学2年生の東村虹朗に鈴木楽。晴太の元妻で離婚した後も同じマンションの別の部屋に住んでいる高見沢安奈に瀧内公美。ゆりやんレトリィバァ、水崎綾女、清水くるみらも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。杏花は晴太が女性と親しげに歩くのを目撃、後を追う。2人が同じ部屋に入っていくのを見て“一緒に住んでるのでは”と考えてしまう。そんななか林太郎が颯と再会、杏花の“好きな人”が颯だと勘違いした林太郎は、部屋が漏水して困っている颯を自宅に住まわせることに。そんななか杏花のもとに晴太から電話が。その最中に杏花に水を持ってきた颯の声が晴太に聞こえてしまう。あわてて「若作りした父親の声」とごまかす杏花だが、その言葉を颯も聞いてしまい落ち込んでしまう…というのが3話の展開。この展開に「晴太もツラいけど、颯もツラい・・・」「今の、颯の表情杏花が話してる相手晴太て気づいていたね」「颯がいちばん切ないよなぁ…ずっと好きだったんだし。。」など颯の辛さに寄り添ったコメントを中心に、数多くの投稿がSNSに上がる。その後杏花は颯に連れられ買い物に出かけるのだが、行った先で息子の虹朗を連れた晴太とバッタリ遭遇。晴太から「不破さんとお付き合いされてるんですか」と聞かれ否定する杏花だが、虹朗が颯の引っ越しを手伝おうと言い出す…。その後の颯に対し“対抗心”を抱いているような晴太の言動に「心中穏やかじゃなく引っ越しの手伝いを買って出ちゃう晴太、いいぞ、がんばれ~!」「晴太VS颯 バッチバチ展開きた三角関係たまらん。」「あからさまな三角関係にニヤニヤしてしまった」「なんかバチバチやなめっちゃ面白い(笑) 」などの反応も多数寄せられている。(笠緒)
2022年05月04日映画『ホリック xxxHOLiC』(4月29日公開)の公開初日舞台挨拶が行われ、神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、磯村勇斗、吉岡里帆、蜷川実花監督が登場した。同作はCLAMPによる同名コミックの映画化作。人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えてしまう孤独な高校生・四月一日(神木)は、ある日一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。妖しく美しい【ミセ】の女主人・侑子(柴咲)のもとで暮らし【ミセ】を手伝うようになった四月一日は、同級生の百目鬼やひまわりとも仲を深めていき、悩みを抱えた人々と出会ううち、想像を超える大事件に巻き込まれていく。吉岡演じる女郎蜘蛛に心酔する手下・アカグモを演じた磯村は、撮影について「蜷川組といえば色気とかエロさを多少なりとも要求されるわけです。アカグモはそっち側を担当する係なので、色気指導というか、セクシー指導の先生みたいな方がいらっしゃって。ポールダンサーの先生からちょっとその色気の指導があった」と振り返る。さらに「動画フォルダを見返したんですけど、自分の映像が残っててすごい恥ずかしかった。先生がいて、僕が壁をドンとやって、首をずっと触られてる指導の映像が……」と明かす磯村。「それくらい細かな指の動きや首の角度までこだわってセクシーさを出していくというのは、やっぱり蜷川さんの世界観ならではだなと感じて、いい勉強になりました。首の角度を大事にしたいと思います」と照れながら語った。女郎蜘蛛役の吉岡もその動画を見たという。吉岡は「『こういう流れで、こういう風に女郎蜘蛛が操ったり触れたりしているところを撮っていきたいんです』というので、撮影資料のデータが送られてきたんですけど、磯村さんが本当に"されるがまま"すぎて、これは撮影資料なのかな? ということがありました」と明かした。
2022年04月29日上野樹里、田中圭共演の「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」2話が4月26日放送。颯役の磯村勇斗に「琴線に触れる演技」「無敵の最強感」などの感想多数。ゲスト出演したシソンヌじろうの演技にも注目が集まっている。ヨガインストラクターの主人公が妻に先立たれた父と共に、父娘2人で婚活にチャレンジ。“ダブル婚活”をきっかけに「誰かと共に生きること」を一生懸命に考える娘と「第二の人生」へと向かう父の奮闘を描く、オリジナルラブストーリーが展開する本作。父の林太郎と2人暮らしをしているヨガインストラクターで、大雑把な性格のため身の回りのことや家事も雑になりがちな沢田杏花に上野さん。辞書の編纂をしているフリーの日本語学者で、遺品整理で見つけた妻からの離婚届をきっかけに、杏花を巻き込んだ“ダブル婚活”を思い立つ沢田林太郎に松重豊。バツイチシングルファザーで総合不動産会社勤務。息子第一の生活を送っており再婚は考えていない東村晴太に田中圭。晴太の息子・虹朗が通う民間英語学童保育・ウィズ・キッズ指導員で杏花とは幼馴染みで18年ぶりに再会する不破颯に磯村勇斗。整形外科医で自身が開業した「ひなた整形外科クリニック」が軌道に乗った今だからこそ、共に歳月を重ねるパートナーが欲しいと婚活を開始した日向明里に井川遥。またゆりやんレトリィバァ、水崎綾女、清水くるみ、武田玲奈、鈴木康介、榊原有那、柚希礼音といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話では杏花が“お見合いAI”が選ぶ相手と会うことに。AIがマッチングした相手は語学堪能でハイスペックな男性・瀬川(じろう)。瀬川が杏花のヨガ教室を訪ねると、ちょうどレッスンが終わったところで、レッスンに参加していた颯が杏花の手を取ってラーメン屋に連れていこうとしていた。2人のあとを尾けていた瀬川は、ラーメン屋への近道であるホテル街を歩く杏花と颯の関係を誤解してしまう…という展開に。18年ぶりに再会した杏花に対し、積極的に近づいていく颯。颯を演じる磯村さんに「グイグイ来る磯村勇斗が大好きなので、、颯一択です」「とりあえず、かわいさを全面に出してきたときの磯村くんは無敵の最強感ある」といった反応が。「ちょいちょい琴線に触れる演技するのよね磯村くん」「颯めっちゃいい!超いいよ!!磯村くん本当に上手い!」など磯村さんの演技を評価する声も多数。またAIが杏花とマッチングした瀬川を演じたじろうさんの演技にも「シソンヌじろうさん、演技うまい」「もうさ、、演技派カッコいい俳優じゃんか」「じろうさん。素敵です。完全に役者さんですね」「なんか今日じろうさんに持ってかれるな笑」といった声が視聴者から上がっているほか、婚活パーティーで林太郎と出会った明里が、林太郎のレントゲン写真を見ながら「美しい」とつぶやきビールを口にする姿にも「背骨のレントゲン写真をアテに、ビール飲んでる井川遥サマお美しい」「骨をアテに酒が呑めるタイプの井川遥は最高」などの反応が寄せられている。(笠緒)
2022年04月27日蜷川実花監督が創作集団・CLAMPの伝説的大ヒットコミックを、艶やかで華やかな圧巻ビジュアルによって映画化した『ホリック xxxHOLiC』。この度、四月一日(神木隆之介)を闇の世界へ引きずり込もうとする女郎蜘蛛(吉岡里帆)に心酔する、アカグモ(磯村勇斗)にフィーチャーした本編映像が解禁された。人の心の闇に寄り憑くアヤカシが視えることで孤独に生きてきた高校生・四月一日は、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる【ミセ】(店)に迷い込み、ミセの女主人・侑子(柴咲コウ)と出会うことで、不思議な運命に足を踏み入れていく。磯村さん演じるアカグモは映画オリジナルキャラクターで、その妖艶なビジュアルから、映画公開前にも関わらず「アカグモさんかっこいい」「セクシーすぎる」「どストライク」など、すでに心を奪われている人が続出。アカグモは、ヒトでありながら女郎蜘蛛を崇拝する手下という背景がとても気になるキャラクター。また、演じた磯村さん曰く「色気のある仕草や喋り方で、女郎蜘蛛に実は転がされているのに、そこに興奮してしまうくらいの変態さを持つ」多面性のあるミステリアスなキャラクターでもある。今回解禁となった映像内では、「いいよ、話して」と耳元で甘い声で囁くと、ニヤリと笑みを浮かべ、困惑するひまわり(玉城ティナ)の肩を抱きながら「本当は、聞いてもらいたいでしょ?大丈夫。話して」と畳みかける。そのしなやかかつ妖艶な所作には思わず見惚れてしまうほど。一方、四月一日に対しては、まるで大切なものを扱うように肩を強く抱きしめ、「ここに来ると思い出しちゃうな。君の血の味…」と恍惚とした表情で囁く。磯村さんの低く柔らかい声質とゾクゾクするようなセリフの相乗効果で、アカグモに魅了されそうだ。『ホリック xxxHOLiC』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホリック xxxHOLiC 2022年4月29日より全国にて公開©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
2022年04月22日俳優の山田孝之と磯村勇斗が出演する、コカ・コーラシステム・ジョージアの新CM「最高のひと息」編が、18日より放送される。新CMでは山田が現場監督役、磯村が営業担当役で登場。建設現場の休憩所でコーヒーを手に真剣な顔つきで「今日は何分だ?」「10分ってことですね」と話し合う2人。山田の「OK! 全力でいくぞ!」と気合いの入った声とともに休憩を始めた2人は、ゆっくりと宙に浮かんでベンチに着地し「休憩、最高ー!」と叫ぶ。撮影は山田が宙に浮くワイヤーシーンからスタート。スタッフから、体の角度や動作の微修正、また表情を作るタイミングや目の動きまで細かな指示を受けながら、何度も繰り返しテイクを重ねた。癒しが最高潮に達する場面では、恍惚の表情を浮かべる山田に現場から笑いが起こる場面も見られた。一方で同CMシリーズ初出演で山田とも初共演となる磯村は、緊張した様子だったがほとんどNGを出さず、山田とも息の合った演技を披露。撮影の合間には、和やかな雰囲気で談笑していた。■山田孝之&磯村勇斗インタビュー――2人が初共演となるCMでしたが、撮影の感想を教えてください。山田:初共演だったんですね……?磯村:そうなんですよ(笑)!山田:初共演だとしたら相当な息の合い具合だと思いますよ。何度も共演してるぐらいな、ね(笑)!磯村:ありがとうございます(笑)山田:こちらこそ!磯村:山田さんの出演するジョージアのCMは見ていたので、自分が山田さんとご一緒させていただいて、ジョージアのCMに出れるってことがとても嬉しかったですし、今日の撮影をすごく楽しみにしていたので、本当に山田さんと目線が合うだけでちょっと嬉しくなりましたね(笑)。すごくいい経験ができました。――「ひと息」がテーマとなる今回のCMの見どころを教えてください。山田:見どころは今回、ワイヤーを吊って、アクションとまではいかないですが特殊な演出をしていて、その辺が見どころになっていると思います。表情と、なにより磯村君との息の合い具合がばっちりなので、そこを見てください。みなさん毎日忙しいと思いますが、ジョージアと一緒にひと息入れて、リチャージしてまた頑張りましょう!
2022年04月13日「好きな人がいたり、告白できないということは、誰しも1度は抱えたことのある気持ちのような気がします。そんな恋愛であと一歩を踏み出せない男女に見てほしいです」(『フジテレビュー!!』4月7日配信記事)こう語ったのは俳優・泉澤祐希(28)。4月8日からFODで放送開始のドラマ『恋と友情のあいだで』で泉澤は主役の商社マン・廉を演じる。冒頭で自身の恋愛観について語った泉澤だが、実はプライベートで大きな転機を迎えていた。結婚していたというのだ。ある芸能関係者は言う。「有料音声配信サービスで3月下旬に配信されたコンテンツの中で、泉澤さんは『初めて言うけど、結婚した』とさらっと報告していました。昨年6月に入籍し、結婚式は今後行う予定だといいます。今年8月ごろにはお子さんも生まれるそうです」5歳で子役としてデビューし、09年には弱冠15歳で映画主演。さらに17年の朝ドラ『ひよっこ』(NHK)での“三男”こと角谷三男を好演し、以来、若手屈指の実力派俳優として映画やドラマにひっぱりだこの泉澤。そんな泉澤の門出を間近で祝うのが、『ひよっこ』以来の“同志”である俳優・磯村勇斗(29)だ。「泉澤さんが結婚を発表した音声番組は磯村さんとの対談形式のものでした。さらっと結婚を発表した泉澤さんに磯村さんは『振り方が雑だよ!』と突っ込んでいましたよ(笑)。『ひよっこ』で共演して以来、プライベートでも遊ぶことが多く、共通の趣味であるサウナにも2人でよく行っているそうです。そんな縁もあって、磯村さんは泉澤さんから婚姻届の証人を依頼され、快諾したそうです。磯村さんも結婚の証人になるのは初めてで、とても喜んでいたといいます」(前出・芸能関係者)『ひよっこ』の絆はこの先も末永く続きそうだ――。
2022年04月09日Hanako本誌の人気連載「LOCKER ROOM」で紹介しきれなかった写真&こぼれネタをご紹介。今回は1206号から、バドミントン・渡辺勇大選手。今回、『LOCKER ROOM』に登場してくれたのは、東京五輪のバドミントン混合ダブルスで銅メダルに輝いた渡辺勇大選手。オリンピックで同種目のメダル獲得は日本史上初。3位決定戦の感動と興奮を伝えると、「僕が一番興奮していたんじゃないですかね」と、勝利の瞬間を思い出し、笑顔で話す。インタビュー後には、「しょうもないことばかり話してしまいましたが、これで記事になりますか?大丈夫ですか?」と苦笑するひと幕も。「優等生っぽいイメージを持たれがちなんですけど、僕は基本、不真面目な人間なので(笑)」と茶化すが、不真面目なのではなく、とことん真っ直ぐで、裏表のない正直な人。どんな質問にも飾ることなく素直な思いを語ってくれる。本誌でも紹介したが、「練習しなくても勝てるなら、キツい練習はしたくない」というコメントも、ここまでストレートにさらけ出すスポーツ選手は珍しいかもしれない。でも、本人は「『隠す必要あるかな?』と思って。アスリートはこういうもの、こうあるべき、といったイメージがあるんでしょうけど、僕は自分を偽ることなく、このままでいきたい。苦しい生き方はしたくないなと思うんです」と、ポリシーを口にする。帰り際、展望もポツリ。「もっともっとバドミントンの競技人口が増えて、市場が広がったらいいなと思いますね。いつか、バドミントンクラブも作りたい。僕のクラブなので、方針は『練習しなくても勝てばいい』。もちろん、結果を残してなければ言いますけどね」と、最後まで渡辺勇大節さく裂でした。バドミントンをやっていて楽しいと思うのは勝利を手にしたとき。「東京五輪の3位決定戦で勝ったときは最高に楽しくて、うれしい瞬間でした」。・Birthday 1997/6/13・Blood type B・Height 167cm・Birthplace TOKYOわたなべ・ゆうた/「日本ユニシス」所属。種目は男子ダブルス、混合ダブルス。小学1年生から競技を始める。昨年の東京五輪では日本の混合ダブルス史上初の銅メダルを獲得、男子ダブルスでも5位入賞を果たす。同年12月の世界選手権では混合ダブルスで準優勝。(photo:Rie Odawara text & edit:Naoko Sekikawa)
2022年03月19日山本直樹の漫画『ビリーバーズ』が、主演・磯村勇斗、監督・城定秀夫で実写映画化。2022年7月8日(金)より、テアトル新宿ほか全国で順次公開される。山本直樹の漫画『ビリーバーズ』が実写映画化『ビリーバーズ』は、常に先鋭的な作品を世に送り出し、カリスマ的人気を誇る漫画家・山本直樹によるコミック。「カルト」の世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した問題作だ。<映画『ビリーバーズ』あらすじ>とある孤島で生活をする2人の男と1人の女。男の1人は「オペレーター」、女は「副議長」、もう1人の男は「議長」と互いに呼び合い、揃いのTシャツを着ている。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属している3人は、『孤島のプログラム』と呼ばれる無人島での共同生活を送り『安住の地』へと旅立つ日に思いを馳せていた。朝の瞑想、昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験、といったメールで送られてくる不可解な指令を実行し、時折届けられる僅かな食料でギリギリの生活を送る。それらすべてが、性欲や過度な食欲に物欲といった俗世の汚れを浄化し「安住の地」へ出発するための修行なのだ。だが、飢えとの戦い、突如現れた外界からの侵入者、ほんの僅かなほころびは、徐々に互いの本能と欲望を暴き出してゆく。磯村勇斗が映画初主演&原作者の山本直樹も出演■主人公:オペレーター役:磯村勇斗主人公は、3人のうち最も序列の低いポジションに置かれ、純粋な信仰心と抑えきれない欲望の間で揺れ動くオペレーター。宗教的な団体の中で、食欲、性欲などいかなる欲も捨て去り、浄化を目指す。演じるのは、映画初主演となる磯村勇斗だ。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」ではヒロインと恋に落ちる心穏やかな好青年役、映画『ヤクザと家族』ではヤクザ相手に一歩も引かないアウトロー役など、幅広い演技をみせてきた磯村勇斗。第45回日本アカデミー賞では、『ヤクザと家族 The Family』・劇場版『きのう何食べた?』の2作品で新人俳優賞を受賞するなど、ますます注目を集めている。■副議長役:北村優衣物語のヒロインである副議長は、映画やテレビドラマ、バラエティと幅広く活躍する北村優衣が演じる。熾烈なオーディションを経て選び抜かれた存在感を発揮し、時に天真爛漫に、時に激しく全身全霊で演じきっている姿に注目だ。■議長役:宇野祥平議長は、3人の中で一番の狂気を見せる存在であり孤島のリーダーでもあるキャラクター。『罪の声』『本気のしるし』などの演技が特に高く評価され賞レースを席巻した宇野祥平が演じる。■第三本部長:毎熊克哉DVをふるう夫から副議長を救い出し、ニコニコ人生センターに勧誘した人物。副議長と恋仲の噂もある幹部。映画『ケンとカズ』『孤狼の血 LEVEL2』『猫は逃げた』などの毎熊克哉が演じる。■先生:山本直樹ニコニコ人生センターの信者たちから「先生」として慕われる人物。世間からは殺人集団と呼ばれる団体へと暴走する。原作者の山本直樹本人が出演。音楽は曽我部恵一音楽は曽我部恵一が担当。不穏かつ繊細なサウンドトラックと、書き下ろしの主題歌「ぼくらの歌」が、映画『ビリーバーズ』をさらに深淵な境地へと導いている。監督は城定秀夫過激な内容ゆえ実現不可能とも言われた漫画『ビリーバーズ』の映像化に挑むのは、城定秀夫。2020年『アルプススタンドのはしの方』で高い評価を獲得し、2021年には瀬戸康史主演『愛なのに』を手がけ、2022年には田中圭主演『女子高生に殺されたい』も公開となる城定秀夫が、自ら実写映画化を熱望した。長年のファンであるという山本直樹へ最大限のリスペクトを込めながら、絡みつくような官能美に、乾いたユーモアとヴァイオレンスを交えた映像世界をつくり上げる。【詳細】映画『ビリーバーズ』公開時期:2022年7月8日(金) テアトル新宿ほか全国順次公開原作:山本直樹「ビリーバーズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)監督・脚本:城定秀夫出演:磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平、毎熊克哉、山本直樹制作プロダクション:レオーネ配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS製作委員会:『ビリーバーズ』製作委員会※R-15■ムビチケ発売日:4月22日(金)~価格:1,400円特典:ニコニコセンターマーク入りの オリジナルステッカー ※数量限定
2022年03月17日山本直樹原作・城定秀夫監督の『ビリーバーズ』にて、磯村勇斗が主演することが分かった。漫画家・山本直樹が「カルト」の世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した問題作を、『アルプススタンドのはしの方』などの城定秀夫監督が実写映画化した本作。監督自身が、本作の映画化を熱望し、長年ファンである山本直樹の世界観へ最大限のリスペクトを込めながら、絡みつくような官能美に、乾いたユーモアとヴァイオレンスを交え、唯一無二の映像世界を作り上げた。今回、主演を務める磯村勇斗は、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(17)ではヒロインと恋に落ちる心穏やかな好青年役、『ヤクザと家族 The Family』(20)ではヤクザ相手に一歩も引かないアウトロー役など常に多彩な演技で観客を魅了し、第45回日本アカデミー賞では、『ヤクザと家族 The Family』、劇場版『きのう何食べた?』の2作品で新人俳優賞を受賞した注目の若手俳優だ。本作で磯村さんが演じるのは、宗教的な団体の中で、食欲、性欲などいかなる欲も捨て去り浄化を目指すオペレーター役。純粋な信仰心と抑えきれない欲望の間で揺れ動く姿を演じ、どこか浮世離れした登場人物の日常に見事な説得力をもたらしている。<主演・磯村勇斗コメント>初主演の映画が「ビリーバーズ」で良かったと心から思います。原作と脚本を読んだ時、自然とこの物語の世界を生きてみたいと感じました。俗世間と、それに対して、可能な限り欲望を削ぎ落とし、信仰する力で安住の地を求める世界。異様にも映るこちらの世界の方が純粋で、常識に囚われている世の中の方が異常なのかもしれない。ビリーバーズで生きる人物たちは皆一生懸命です。だからこそ滑稽にも見えて笑えてくる。信仰があり、エロスがあり、不気味だけどどこか哀愁があり。人間の本能の先にあるものは何なのか。混沌とした今の時代だからこそお届けしたい作品です。<城定秀夫監督コメント>「オペレーター」という風変わりな役名でこの狂気の物語を力強く牽引するのが磯村勇斗さんです。食事制限で体を絞り、髪と髭を伸ばし、電気も水道もなく、虫は入るわ、雨漏りするわの安普請の劇用プレハブに撮影前から泊り込んで役作りをし、全身全霊で演じてくれた磯村さんの存在がなければこの映画は成立しませんでした。『ビリーバーズ』は7月、テアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年03月14日俳優の磯村勇斗が、映画『ビリーバーズ』(2022年7月公開)の主演を務めることが14日、明らかになった。同作は山本直樹による同名漫画の実写化作。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属している「オペレーター」(磯村)、「副議長」、「議長」の3人は「孤島のプログラム」と呼ばれる無人島での共同生活を送り「安住の地」へと旅立つ日に思いを馳せていた。朝の瞑想、昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験といったメールで送られてくる不可解な指令を実行し、時折届けられる僅かな食料でギリギリの生活を送る。それらすべてが、性欲や過度な食欲に物欲といった俗世の汚れを浄化し「安住の地」へ出発するための修行だが、飢えとの戦い、突如現れた外界からの侵入者とほんの僅かなほころびが、徐々に互いの本能と欲望を暴き出してゆく。主演の磯村が演じるのは、3人のうち最も序列の低いポジションに置かれ、純粋な信仰心と抑えきれない欲望の間で揺れ動く「オペレーター」。今作が映画初主演となり、どこか浮世離れした登場人物の日常を見せていく。過激な内容ゆえ実現不可能とも言われた本作の映像化に挑んだのは、今までに100作以上の映像作品を手掛けてきた職人監督であり、熱烈なファンを持つ映像作家とも評される鬼才・城定秀夫。2020年『アルプススタンドのはしの方』で高い評価を獲得、2021年には現在絶賛公開中の映画・瀬戸康史主演『愛なのに』、そして田中圭主演『女子高生に殺されたい』ほか多数の公開作を控える彼自身が、本作の映画化を熱望したという。長年のファンである山本直樹の世界観へ最大限のリスペクトを込めながらも、絡みつくような官能美に、乾いたユーモアとヴァイオレンスを交え、唯一無二の映像世界を作り上げた。○磯村勇斗 コメント初主演の映画が「ビリーバーズ」で良かったと心から思います。原作と脚本を読んだ時、自然とこの物語の世界を生きてみたいと感じました。俗世間と、それに対して、可能な限り欲望を削ぎ落とし、信仰する力で安住の地を求める世界。異様にも映るこちらの世界の方が純粋で、常識に囚われている世の中の方が異常なのかもしれない。ビリーバーズで生きる人物たちは皆一生懸命です。だからこそ滑稽にも見えて笑えてくる。信仰があり、エロスがあり、不気味だけどどこか哀愁があり。人間の本能の先にあるものは何なのか。混沌とした今の時代だからこそお届けしたい作品です。○城定秀夫監督 コメント「オペレーター」という風変わりな役名でこの狂気の物語を力強く牽引するのが磯村勇斗さんです。食事制限で体を絞り、髪と髭を伸ばし、電気も水道もなく、虫は入るわ、雨漏りするわの安普請の劇用プレハブに撮影前から泊り込んで役作りをし、全身全霊で演じてくれた磯村さんの存在がなければこの映画は成立しませんでした。(C)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会
2022年03月14日第45回日本アカデミー賞で、今田美桜、西野七瀬、三浦透子、吉川愛、磯村勇斗、尾上右近、宮沢氷魚、Fukaseが新人俳優賞を受賞し、3月11日(金)に行われた授賞式に臨んだ。プレゼンターは第44回最優秀主演男優賞を受賞した草彅剛が務め、「今の自分を大切に、これからもっともっと活躍することを願っております。僕も皆さんとお芝居する日がくるといいなと思います」と受賞者にやさしく声をかけていた。(C) 東京写真記者協会観客動員数328万人、興行収入は43.8億円を突破し、本年度実写映画作品興行収入No.1を記録した『東京リベンジャーズ』で、主人公・花垣武道(北村匠海)の恋人・橘日向を可憐に演じた今田さん。武道の命がけのリベンジの原動力となる紅一点のヒロインを務めた。今田さんは、もともと地元・福岡県でのモデル活動を経て上京後に女優業に進出。2018年のテレビドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」で一気に注目を高めた。本受賞を受け、今田さんは「コロナ禍で何度も撮影がストップした作品で、キャスト・スタッフの皆さまがすごく熱量を長く込めた作品ではと思います。その中で素敵な賞をいただけて心から感謝しています。改めてこれからも頑張りたいです」と思いを語った。今回、『ヤクザと家族 The Family』と『劇場版きのう何食べた?』の2作で受賞となったのは磯村さん。もともと小劇場の舞台を中心に活動したのち、映画やドラマにも出演するようになり、2015年の特撮ドラマ「仮面ライダーゴースト」や2017年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」で注目を集めた。『ヤクザと家族 The Family』では主人公・山本(綾野剛)を慕う半グレの木村翼を肉体改造もいとわない説得力を持って演じ、反対に『劇場版きのう何食べた?』ではドラマ版から人気を博したキャラクター、ジルベールを自由奔放に演じ、魅力を全開にした。磯村さんは受賞の感謝を告げた後、「ようやく新人俳優賞をいただき、スタートラインに立てたと思っています。俳優の道を志してよかったのかなと、何だか少し背中を押してもらっているような気持ちです。渡辺謙さんのお手紙でもありましたが“映画は社会を映し出す鏡”だと思っています。これからも世の中に少しでも貢献できるように努めるとともに、偏見や差別、戦争のない平和な世界が訪れることを強く願っています」と思いのこもったスピーチを行った。また、『騙し絵の牙』で受賞となった宮沢さんは、大学在学中の2015年にオーディションでグランプリを獲得し、「MEN'S NON-NO」専属モデルとしてデビューを飾った。2017年のテレビドラマ「コウノドリ」で本格的な俳優デビューを飾り、2018年には初舞台「BOAT」にて初主演を務めた。『騙し絵の牙』では新人小説家・矢代聖をミステリアスに演じ、物語の鍵を握る役回りを担った。宮沢さんは「この2~3年ほどコロナで世界中が暗い毎日を送っていますが、改めて映画のすばらしさ、希望を与える作品がこんなにあるんだと再確認できました。これからも素敵な作品が多く生まれることを願っております」と映画界に希望を向けていた。(cinamacafe.net)
2022年03月11日俳優の磯村勇斗、鈴木伸之が24日、都内で行われた『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(3月11日公開)のセレブレーションイベントに登壇。ともにバットマン好きでプライベートでも仲が良い2人が息の合ったトークで盛り上げた。DCユニバースに属さない本作は、クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来となるバットマンの単独映画。世界の嘘を暴き、世の中を恐怖で支配する最狂の知能犯リドラーが登場し、暴かれるバットマンの嘘と狂気に変貌していく姿。ヒーロー映画史上最もスキャンダラスな展開が待ち受ける。磯村は「新作『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のイベントに登壇させてもらえるということで、非常に楽しみな気持ちと、ちょっと緊張しているんですけど、のぶと一緒に楽しんで魅力を伝えていきたいと思います」とあいさつ。鈴木は「バットマンの魅力を思い残すことなくたくさん伝えていけたらいいなと思っています。そして、勇斗とは何度もいろんな作品で一緒にやらせてもらっているので、今日は阿吽の呼吸で一緒に楽しく話せたらいいなと思います」と話した。そして、本作の魅力について、磯村は「新しいバットマンを見たなという思いになりました。今回は嘘を暴いていくというミステリー要素が強いですけど、心が揺らいでいるバットマンを見て感情移入していく、寄り添いたくなっていく、ものすごくバットマンが近くに感じたという印象でした。静かに進んでいくのですが、感情の起伏がものすごいあって見応えがある作品になっていました」と熱弁。鈴木も「スケールの大きさにまずびっくりして、静と動の対比がものすごくはっきりしている映画だなと思いました。静の部分では、すごい謎解き、そしていろんな難問を待ち受けるのを一つ一つ丁寧に読み取って、物語が進んでいくにつれてどんどん世界観の中に引き込まれていきました。アクションシーンはスクリーンに引き込まれるような臨場感がすごくて、最後の最後まで、瞬きも惜しむぐらいの充実した時間になりました」と熱く語った。誰にこの作品を紹介したいか聞かれると、磯村は「バットマンを知らない人が見てもバットマンの魅力を知ることができるし、日本でジョーカーが人気ですが、ジョーカーを知っているならこのバットマンはハマるんじゃないかなと思います。ぜひ気軽に見てもらいたい。知らない人にも見てもらいたいです」と答えた。鈴木は「僕は、ぜひ見てもらいたいんですけど、僕の性格的に、誰かに見てもらおうとすると、どんどん結末のほうまで言っちゃいたくなるんですよ」と打ち明け、磯村が「ネタバレしそうだもんね。言っちゃいそうだもんね、ついつい」と笑うと、鈴木は「そうなんです。そこをいかに押し殺しながらバットマンの魅力を伝えるか。身の回りの友達から始めていきたい」と話した。さらに鈴木が「結末まで言っちゃわないか怖いです」と言うと、磯村は「だとしたら今日不安だよ」と心配。イベント前に行われた取材でネタバレしかけていたそうで、「危なかった」と2人。鈴木は「しゃべっちゃったら逆に世界的な人になってしまう。これはBAT(こうもり)MANですけど、DのほうでBAD(悪い)MANに」と話し、磯村が「やめなさいよ」とツッコミ。息ぴったりのトークに会場から笑いが起こった。イベントでは、バットマン役のロバート・パティンソンとキャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツがイギリス・ロンドンからリモート出演。磯村と鈴木は「不思議な感覚。鳥肌が立ちました」「すごく緊張しています」と“対面”に感激していた。
2022年02月25日俳優の磯村勇斗、鈴木伸之が24日、都内で行われた『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(3月11日公開)のセレブレーションイベントに登壇。イギリス・ロンドンからリモート出演したバットマン役のロバート・パティンソンとキャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツと“対面”を果たし、案内したい日本の場所をそれぞれ紹介した。DCユニバースに属さない本作は、クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来となるバットマンの単独映画。世界の嘘を暴き、世の中を恐怖で支配する最狂の知能犯リドラーが登場し、暴かれるバットマンの嘘と狂気に変貌していく姿。ヒーロー映画史上最もスキャンダラスな展開が待ち受ける。イベントでは、今まで描かれなかった2年目の未完成なバットマン役を演じたロバート・パティンソンと、自分の目的のためにバットマンと共闘するミステリアスなヒロインのキャットウーマン役を演じたゾーイ・クラヴィッツがバーチャル来日。バットマン好きでプライベートでも仲が良い磯村と鈴木が東京で出迎えた。磯村は「不思議な感覚。鳥肌が立ちました。間接的にお会いできていることがうれしく思います」と“対面”を喜び、鈴木は「すごく緊張しています。本当にお会いしたかった気持ちも山々ですが、僕自身も楽しませてもらえたらなと思います」と心境を語った。ロバートとゾーイが来日したときに訪れてほしい場所を聞かれると、磯村は「お二人をご招待したい場所は歌舞伎町でございます!」と答え、「僕の個人的な意見ですけど、歌舞伎町はもしかしたらゴッサム・シティに近いんじゃないかなと思いまして。悪いことも起きるので、ぜひバットマンに守ってもらいたい。ここを偵察していただきたい」とお願いした。するとロバートは「いつでも駆け付けます! バットマンシグナルをたいていただければ」と快諾し、ゾーイも「私も一緒に行くわ!」とにっこり。磯村は「シグナルたかせてもらいます」とうれしそうに話した。鈴木は「日本といえば“お魚”ということで、おいしいお寿司を一緒に食べに行きたい」と言い、「お寿司お好きですか?」と尋ねると、2人は「大好物です!」と即答。鈴木は「お寿司は日本が一番おいしい自信があるので、最高のお魚を一緒に食べていただきたい。その笑顔を見て、僕も笑顔をいただきたいという気持ちでいっぱいです」と語った。
2022年02月24日俳優の磯村勇斗、鈴木伸之が24日、都内で行われた『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(3月11日公開)のセレブレーションイベントに登壇。イギリス・ロンドンからリモート出演したバットマン役のロバート・パティンソンとキャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツと“対面”を果たした。DCユニバースに属さない本作は、クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来となるバットマンの単独映画。世界の嘘を暴き、世の中を恐怖で支配する最狂の知能犯リドラーが登場し、暴かれるバットマンの嘘と狂気に変貌していく姿。ヒーロー映画史上最もスキャンダラスな展開が待ち受ける。イベントでは、今まで描かれなかった2年目の未完成なバットマン役を演じたロバート・パティンソンと、自分の目的のためにバットマンと共闘するミステリアスなヒロインのキャットウーマン役を演じたゾーイ・クラヴィッツがバーチャル来日。バットマン好きでプライベートでも仲が良い磯村と鈴木が東京で出迎えた。磯村は「不思議な感覚。鳥肌が立ちました。間接的にお会いできていることがうれしく思います」と“対面”を喜び、鈴木は「すごく緊張しています。本当にお会いしたかった気持ちも山々ですが、僕自身も楽しませてもらえたらなと思います」と心境を語った。そして、いち早く本編を堪能した磯村と鈴木から、ロバート&ゾーイに質問。磯村はロバートに体作りについて尋ね、ロバートが「今回のバットマンは彼のキャリアにおいても初期。きっとあまり寝ていなくて、あまり食べていないということで、筋肉はつけるけどウエイトはつけないという変わったワークアウトをしました。短期間だったので大変でした」と明かすと、磯村は「その言葉があの体に出ていたのかなと。プロだなと思って感銘を受けました」と刺激を受けていた。鈴木は「一番大変だったアクションシーンはどちらですか?」と質問。ロバートは初期に撮影した雨のシーンを挙げ、「スーツに自分が慣れ始めている時期だったし、しかも雨を降らせていて、水のおかげでプラス25キロくらいの重さになってしまった。濡れることで動きもゆっくりになってしまうという、今までのキャリア中で最も大変な撮影の一つでした」と答えた。ゾーイも初期に撮影したアクションシーンを挙げ、「スーツを着るとなかなか動けないので大変さが10倍になるという感じでした」と回顧。鈴木は「すごいですね。撮影の裏側はなかなか聞けないので、ファンとしてはうれしいですね」と感動していた。
2022年02月24日日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者、今田美桜、西野七瀬、三浦透子、吉川愛、磯村勇斗、尾上右近、宮沢氷魚、Fukaseを撮り下ろしたビジュアル「NEW CINEMA FACE」が、カルチャーの発信地RAYARD MIYASHITA PARK&渋谷区立宮下公園に登場。受賞者からコメントが到着した。毎年、期間限定で掲出されると、多くの人々が現地に訪れ、ファンたちの交流・写真スポットの場として話題となっている「NEW CINEMA FACE」。新人俳優賞を受賞してこの企画に参加することを切望し、また自身のSNSで拡散する若手俳優も多くいるほど。昨年第44回はコロナ禍により開催されなかったが、新人俳優賞が設けられてから30年、そして「NEW CINEMA FACE」開催10年のこの記念すべき第45回。2021年の映画界に現れた次世代を担う新人俳優賞受賞者たちが一堂に会する。第45回 日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞者/受賞作品/コメントフォトセッションを終えた受賞者に受賞の感想と今回のNEW CINEMA FACEのテーマ「LOOK!FUTURE」にちなみ10年後20年後の未来についてコメントが寄せられた。今田美桜『東京リベンジャーズ』新人俳優賞受賞の報告を聞いた時は「まさか!」と思いました。家族もすごく喜んでくれて。いつも支えてくださってる方々が喜んでくれたことがすごく嬉しかったです。将来こうなっていたいと細かく具体的にはないですけど、とにかく自分が笑って幸せで、楽しくやっていられたらいいなというのはあります。西野七瀬『孤狼の血 LEVEL2』自分の存在と日本アカデミー賞は遠いものというか、別次元のものみたいなイメージなので本当にびっくりしました。嬉しい気持ちが大きかったです。自分はまだたくさんの映画に参加してきたわけではないので、どちらかというと見る側の気持ちの方が強い。でも作っていく面白さもこれから知っていきたいなと思います。三浦透子『ドライブ・マイ・カー』日本アカデミー賞は、遠いところにあるような気がしていたので、すごく嬉しかったです。10年前の自分が今のこういう仕事の進め方とか、今の自分を想像できてたかっていうと全然できていなかっただろうなと思うので、そういう意味できっと今の自分には全然想像できない10年後20年後になるんだろうなと思うし、そうであって欲しいです。吉川愛『ハニーレモンソーダ』ずっと欲しかった賞なので、本当に、心の底から嬉しいです。10年後20年後は色んな方に憧れられる存在になりたいです。そのためにも自分のことをもっと知ってもらったり、いろんな役をやって認めてもらえたりしないといけないなと思っているので、これからも頑張っていこうと思います。磯村勇斗『ヤクザと家族 The Family』/劇場版『きのう何食べた?』いまだに、まだ実感が湧いていないです。今回この賞をいただけたことで映画界のスタート地点に立ったというか、やっと自分の存在を少し知ってもらうきっかけにもなったので、10年後20年後はちゃんとこの日本で映画作りの現場を一緒に盛り上げていけるような、もっと真ん中でしっかり映画界を盛り上げられる1人になりたいなと思います。尾上右近『燃えよ剣』客観的に褒めてもらえるという素直に喜べる瞬間でした。映像の世界では祖父である鶴田浩二という存在が大きくて。ほんの少し近くに来れたかもという感覚がありました。10年後「こういう方向性の人がいるんだ、こっちもやってみようかな」と後輩を勇気づけられるような、歌舞伎という枠、日本という枠からもはみ出た、可能性を広げる存在になりたいと思います。宮沢氷魚『騙し絵の牙』日本アカデミー賞は1つの目標でもあり、僕の中では非現実的な、夢のような世界だと思っていたので、まさか自分が参加させていただけるとは思ってもいませんでした。10年後20年後は日本での活動もさることながら、可能であれば海外にも活動範囲を広げて日本の良さ、日本人の良さというのを1人でも多くの人に伝えていきたいです。Fukase『キャラクター』まさか10年目にして新人俳優賞をいただけると思っていませんでした。映画が好きでリスペクトがある分、賞をいただいて、遠くから眺めて美しかったものが自分が入ることによってまた見え方が変わり始めているという感じです。仲間たちとの今の環境が自分にとってすごく恵まれていると思っているのでそれが10年先も20年先も続いたらいいなと思っています。「NEW CINEMA FACE 2022」は2月23日(水)~3月18日(金)、RAYARD MIYASHITA PARK&渋谷区立宮下公園にて掲出。【South】2F入口(渋谷駅方面)エレベーター前・連絡橋、3Fフードホール【North】2Fエレベーター付近・3Fエレベーター付近「第45回 日本アカデミー賞授賞式」は3月11日(金)21時~日本テレビ系(全国29局ネット)にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年02月17日現在放送中のTBS系日曜劇場「DCU」ではスキューバダイバー捜査官を熱演している阿部寛の主演映画『異動辞令は音楽隊!』で、清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、倍賞美津子、板橋駿谷、モトーラ世理奈、見上愛、渋川清彦、酒向芳が、主人公の元捜査一課の刑事・成瀬を取り巻く個性豊かな登場人物たち演じることが分かった。物語は、犯人検挙のためには手段を択ばない警部補・成瀬司(阿部さん)が行き過ぎた捜査の結果、最前線の刑事から警察内広報課・音楽隊への異動辞令という青天の霹靂から始まる。その警察音楽隊のメンバーで、育児と音楽隊の両立に奮闘する交通課のトランペット奏者・来島春子役に清野菜名。成瀬の部下として捜査一課で働く真面目な若手刑事・坂本祥太役に磯村勇斗。自動車警ら隊所属のトロンボーン奏者・北村裕司役に高杉真宙。成瀬の母・幸子を倍賞美津子、彼の一人娘・法子を見上愛が演じる。さらに、自動車警ら隊所属でチューバを担当する国沢正志役には板橋駿谷、音楽隊隊長兼指揮者の沢田高広役に酒向芳、交通機動隊所属で成瀬のパーカッション指導を担当する広岡達也役に渋川清彦、そして県警本部会計課所属のカラーガードリーダー・柏木美由紀役にモトーラ世理奈が決定した。清野さんは「撮影が始まるまでの3ヶ月、トランペットの練習をたくさんしました」と語り、「個人的にスタジオを借りて一人で練習したり、自宅で楽譜と睨めっこしたり。毎日、部活動の様に過ごしました」と打ち明ける。「仕事も家族の事も、自分のやりたい事も全てをこなしたいのに、現実はそんな甘くはない。そんな葛藤を抱えながら生きている、等身大の母親を演じました。猛暑の中、音楽隊の皆さんと演奏した時間は私にとって人生2度目の青春です」と撮影をふり返っている。また、磯村さんは、「あるシーンの撮影では何回もトライさせてもらい、内田監督とディスカッションを重ね作り上げたシーンもありました。ワンシーンに掛ける時間が限られている中、何度も挑戦させてもらえる現場は貴重であり、妥協を許さない内田監督と、それに優しく寄り添って下さった阿部寛さんに感謝しかありません」と明かし、「僕にとって大切な作品になりました」と語っている。『異動辞令は音楽隊!』は8月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:異動辞令は音楽隊! 2022年8月公開予定©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会
2022年02月03日映画『前科者』(1月28日公開)の公開記念舞台挨拶が29日に都内で行われ、有村架純、森田剛、磯村勇斗、若葉竜也、岸善幸監督が登場した。同作は原作・香川まさひと、作画・月島冬二による同名漫画の実写化作。コンビニでアルバイトをしながら保護司という仕事に就く真っ直ぐな主人公・阿川佳代(有村)が、罪を犯した「前科者」達の更生・社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘していく。撮影現場について磯村は「別にしゃべらないようにしようという感じにしてたわけじゃないけど、必然的に口数は少なかったかもしれないですね。役柄含めて」、有村も「何かを保ちたいっていうのもありましたし、現場自体も常に緊張感のある中で撮影してたので、皆さん口数が少なかったんですよね。その中で唯一しゃべってたのが、マキタスポーツさんくらいで」と振り返る。磯村は有村に「やめなさいよ。2日前にマキタさんが、SNSで『磯村、俺、そんなにしゃべってたか?』って」と明かし、有村は「ちょっと気にしてた?」と笑顔に。有村は「マキタさんがいてくれたことで笑顔になれてほぐれたので、すごい助かりました」と感謝し、磯村は「役づくりでとおっしゃってたので、場をあたためようとしてたのかもしれないですね。きっと記事を見てマキタさんがまたひとこと言ってくるから、ちゃんと否定しておこうかな」と苦笑していた。また作品タイトルにあわせて自分を「○○者」と表すコーナーでは、磯村が「僕は『気まぐれ者』ですね」とフリップを出し、有村は「うん、なんかあるよね」と深く頷く。磯村は「ふわっとしてて、その場の気持ちで動いたりして、あんまり計画しないでやったりとか。掃除しても違うことに目が行ったらそっちの方を急にやり出したりとか、けっこう気まぐれですね」と説明し、そのままノリで「気まぐれ演技しますね」とも。有村が「それはしてないでしょう」と否定すると、磯村は「真面目にやってますよ」と返し、息ぴったりの様子を見せていた。
2022年01月29日映画『前科者』(1月28日公開)の公開直前舞台挨拶が20日に都内で行われ、有村架純、森田剛、磯村勇斗、石橋静河、岸善幸監督が登場した。同作は原作・香川まさひと、作画・月島冬二による同名漫画の実写化作。コンビニでアルバイトをしながら保護司という仕事に就く真っ直ぐな主人公・阿川佳代(有村)が、罪を犯した「前科者」達の更生・社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘していく。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(17年)、『ひよっこ2』(19年)以来の共演となった有村と磯村。有村は「久々で照れくささもありながら、この4年間でお互い色んな経験をして色んなものを見てきて、とても充実した目をされていらっしゃって。その姿を見たときに、そういった姿でお互い再会できたことはとても喜ばしいことだなと思いました」と印象を表す。「でもご本人の性格は一切変わっていなくて、常に穏やかで自分自身と向き合っているような方で、力強さみたいなものはずっと持ってらっしゃったかなと思います」と語った。磯村も「本当にこの撮影を楽しみにしてましたし、2人の初日が再会のシーンで、ちょうど4年経っての久々の一緒のシーンというのもあって、感慨深いところ、照れくさいこともありました」と照れ笑い。「1年間夫婦の役だったのに、今回全く真逆の立場からのアプローチをしなければいけないので。でも安心感もありましたし、変わらずしっかり前に立ってくださっているので、こちらもなんでもやりやすい。何を投げても受け止めてくれるので、お芝居をしてても楽しかったですし、人としても女優さんとして大きく羽ばたいているんだなと感じました」と絶賛した。さらに「勇気づけられたエピソード」というトークテーマでは、磯村が「架純ちゃんの存在は大きいかもしれないですね。朝ドラで一緒にやって、そこから連絡をとりあったりすることがあるんですけど、最後にいつも『お互い頑張ろうね』と送ってくれるんです」と明かす。「そもそもすごく先に進んでいるのに、それでも貪欲に芝居だったり作品を突き詰めようとしている姿が刺激にもなりますし、頑張っている同世代がいて『頑張ろうね』と言われたら、『頑張んなきゃいけないだろう』と、ムチを叩かれているような感じがあって、刺激ももらってますし、一緒に頑張っていきたいなと思いますので、勇気をもらっています」という磯村に、有村は「そうですね、やっぱり大切な仲間なので」と頷いていた。
2022年01月20日俳優の佐野勇斗が、2022年3月6日に『佐野勇斗カレンダー2022.4-2023.3』(SDP 2,530円/卓上ケース入 A5)を発売することが決定し、表紙のほか、収録カットと特典イメージが公開された。所属するダンス&ボーカルグループ・M!LKが11月24日にメジャーデビューを果たし、2022年には映画『嘘喰い』の公開を控えるなど、幅広い分野で活躍中の佐野。5作目となる同カレンダーは、月ごとに季節感のある様々なシチュエーションで撮影し、2月のバレンタイン、8月の浴衣デートなど恋人とのアルバムに収められた思い出写真のような距離感のカットが多数収録されている。今回公開されたのは、年越しそばを食べながらこちらに視線を向けている12月カット。年末年始を一緒にゆっくり過ごしているかのような1枚になっている。また、ライダースを羽織ってクールな表情で視線を送るカットを通常版表紙、自然光の中で傘を差した姿が印象的なカットをイベント限定版表紙に採用。ライダースのほかにもボーダーTシャツやニット、スウェットスタイルなど様々なスタイリングを着こなす姿も見どころだ。あわせて公開された特典イメージには、まっすぐにこちらを見つめているカット、夏らしく浴衣を着用したカットや、扇風機で遊んでいるカットを使用。STARDUST SHOPPERSもしくは楽天ブックス、HMV・Loppiで購入すると、ポストカードが手に入る。コメントは以下の通り。■佐野勇斗佐野勇斗カレンダー2022.4-2023.3の発売が決定致しました!! 今年もスタッフさんと一緒に、色々なシチュエーションを考えさせて頂きました。テーマは、「佐野勇斗と一年付き合ってみた」でございます。もし、佐野が彼氏だったらこんな風に一緒に過ごすんだなぁ~と、妄想を膨らませていただければ幸いです(笑)。ぜひ、ゲットして下さい!
2021年12月27日