うだるような暑さが残る9月某日。渡部篤郎、尾野真千子、滝藤賢一、山本浩司ら元警視庁公安部外事4課住本班――“外事警察”の面々は都内の一角に佇む廃ビルにいた。傍らには、スーツで身を固めた彼らとは対照的な赤い服と靴が印象的な真木よう子の姿も…。湿気と埃にまみれたこのビルの一室で、映画『外事警察 その男に騙されるな』の撮影が行われていた。対国際テロ捜査を専門とし、“日本版CIA”とも呼ばれる実在の組織、警視庁公安部外事課の面々がテロリストを追いかけるさまを描いたNHKの連続ドラマ「外事警察」。2009年のドラマ放送後、1年半もの期間を費やして脚本を練り上げ、満を持して製作された今回の劇場版で描かれるのは、核の脅威。震災の混乱のさなかに被災地の大学研究室から盗まれた原子力関連部品のデータを巡り、“公安の魔物”の異名をとる住本健司(渡部篤郎)を始めとする外事4課の面々に韓国の諜報員、朝鮮半島と日本の間にはびこる工作員、日韓の政治家たちの思惑が交錯する――。この日の撮影が行われたのは、奥田正秀――韓国名・金正秀(キム・ジョンス)――が社長を務める「奥田交易」の事務所。廃ビルの2階の一室にはデスクやイスに棚などの大道具が運び込まれ、年季の入った事務所に様変わり。韓国からの輸入品を扱う貿易会社とあって、ハングルの文字が印刷された段ボールが積まれているほか、壁にはハングル文字のカレンダーや朝鮮半島の地図、さらに天井からは巨大な魚の干物が吊り下げられており、韓国の文化を色濃く感じさせる小道具が散りばめられていた。捜査を進める中で、奥田交易の怪しい動きを察知した住本らは、正秀の妻、奥田果織(真木よう子)を協力者(=スパイ)として取り込むことに決める。徹底的な調査により、彼女の抱える弱みを握り、人情、怒りまでコントロールし、協力者として獲得することに成功する。この日は、この事務所での住本と果織の激しいやり取りが撮影された。住本はテロリストとの交渉に最後の賭けに出た。果織を使って、核兵器の軌道スイッチをテロリストに運ばせようというのだ。しかし、果織は敵意をむき出しにし、手段を選ばない住本を激しく罵る。堀切園健太郎監督からの説明を受けてのリハーサル後、スモークが立ち込める事務所の一角で本番がスタート。テロリストから届いた脅しのメールを読み上げ、住本は果織に協力を求める。その傍らに立つ松沢陽菜(尾野真千子)が「やめてください」と制止しようとするも、住本は「黙れ」と一喝し、これまで以上の報酬を果織に提示する。国益のためには手段を選ばず民間人を巻き込むことも、他人の弱みにつけ込むことも厭わない“公安の魔物”の迫力!一方の果織もひるむことなく住本をにらみつけ「あんたが来なければこんなことにはならなかった」と感情を爆発させ、制止を振り切って事務所を飛び出していく。捜査員の大友(山本浩司)が起動スイッチについて住本に説明するところから、果織が部屋を飛び出すまでこれら全てがワンカットで撮影されたが、住本と果織のキャラクターの内面を色濃く反映した対決シーンとなった。渡部さん、真木さんらはセット脇に設置されたモニターを真剣なまなざしで見つめ、自らの演技をチェック。緊迫した空気の中で熱のこもったやり取りを数テイク重ねたのち、監督の「OK」の声が事務所中に響き渡った。クランクインは8月下旬で、この日はようやく撮影も中盤に差し掛かろうかという時期。この後、10月には住本(渡部さん)、果織(真木さん)、そしてウラン流出のうわさと共に姿を消した、徐昌義(田中泯)は韓国へと渡り、日本では撮影できないソウルロケに臨んだ。ドラマ版でも見られた協力者や様々な情報を駆使しての“静”なる秘匿捜査シーンだけでなく、映画ならではの大規模なロケ、爆破シーンといった激しいアクションを含んだ“動”の部分も本作の見どころ。その波乱の中を、これまでの日本映画にない渡部篤郎扮する“公安の魔物”住本はどのように歩み、何を考え行動するのか――?全てが謎に包まれ、映画のラストは予想外の展開に発展し、観るもの誰もが騙されるエンディングへとつながる。『外事警察 その男に騙されるな』は6月2日(土)より全国にて公開。■関連作品:外事警察 その男に騙されるな 2012年6月2日より全国にて公開© 2012「外事警察」製作委員会■関連記事:岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表“公安の魔物”が海を渡る!渡部篤郎主演『外事警察』漆黒のポスター&特報公開渡部篤郎主演「外事警察」映画化!真木よう子らが加わり韓国ロケも敢行
2012年03月05日人気アニメシリーズの最新作『映画プリキュアオールスターズNewStageみらいのともだち』の公開記念イベント「プリキュアひなまつり!」が3月3日(土)、神奈川・横浜みなと博物館前で行われた。ひな祭りにちなみ、横浜みなとみらいのシンボルである日本丸の前には、縦3メートル、横7.2メートルの巨大ひな壇が設営され、シリーズ最新作「スマイルプリキュア!」の5人を含めたプリキュアオールスターズ28人が勢ぞろいし、会場に駆けつけた女の子たちは大喜び!さらに、キュアハッピーを演じる声優の福圓美里、今回ゲスト声優としてアフレコに初挑戦した子役・熊田聖亜ちゃんも登壇した。人気アニメーション「プリキュア」の劇場版12作目で、歴代のプリキュアが集結する「プリキュアオールスターズ」シリーズの第4弾。横浜みなとみらいを舞台に、28人のプリキュアが、謎の怪物・フュージョンとの戦いを繰り広げる。「スマイルプリキュア!」のメンバーは映画初登場で、福圓さんは「とても気合いが入っております」。聖亜ちゃん演じるフージョンのカケラである“フーちゃん”については「可愛すぎて倒せない!とても素敵なお芝居で、大人たちはみんな泣いていた」とその名演に太鼓判だ。その聖亜ちゃんは「アニメに口を合わせるのは、やっぱり難しい。それに声だけですべての気持ちを表現しないといけないから、普段のお芝居より大変でした」。それでも「周りのプリキュアさんの息づかいが凄くって、“これがアニメか!”と驚きました。今後、お芝居の参考になりそう」と大人顔負けのコメントで、福圓さん&プリキュアたちも感心しきりだ。映画の舞台である横浜とのタイアップ企画「横浜でプリキュアに会おう!」が3月10日(土)から4月8日(日)まで開催されることも決定した。期間中は、横浜マリンタワー、横浜赤レンガ倉庫など観光施設6か所と市内映画館3か所に、記念撮影ができるプリキュアの等身大ボードが設置されるほか、横浜市営地下鉄駅7駅と観光施設2か所でのスタンプラリー、横浜市小児救急電話相談ダイヤルのPRなどが実施される。また、3月3日(土)からは、全面プリキュアの装飾を施した「プリキュア ラッピングバス」が横浜市内で運行されている。『映画プリキュアオールスターズNewStageみらいのともだち』は3月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:映画プリキュアオールスターズNewStageみらいのともだち 2012年3月17日より全国にて公開© 2012 映画プリキュアオールスターズNS製作委員会■関連記事:岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表
2012年03月05日森田芳光監督の遺作となった『僕達急行 A列車で行こう』の公開を記念した“僕達急行ラッピング電車”が運行されることになり、3月3日(土)、神奈川・京急ファインテック久里浜事業所にて、松山ケンイチ、瑛太、貫地谷しほり、村川絵梨が出席する出発式が行われた。電車は3月4日(日)から京急線三崎口駅から泉岳寺駅間を1日3往復程度運行されている。車外も車内も「僕急」一色のラッピング電車に、松山さんは「まさかこのような電車を作ってもらえるなんてビックリしました。懐かしい写真もたくさん飾られていて、いろんなことを思い出しますね」とニッコリ。瑛太さんは「自分たちの写真が、こんなに貼られる経験はないので…。本当に貴重な機会ですね」と少し照れくさそうだった。大手企業に勤めるマイペース男子・小町圭(松山さん)と実家の鉄工所で働く小玉健太(瑛太さん)。性格は違えど“鉄道好き”という共通の趣味をきっかけに出会った2人が、鉄道愛ゆえの騒動を巻き起こしながら、いつしか周りをハッピーにしてしまう青春コメディ。森田監督によるオリジナル脚本で、構想には10年以上の歳月が費やされた。松山さんは『椿三十郎』『サウスバウンド』に続き、森田監督と3度目のタッグを組み「どの現場でも、監督はとても楽しんでいたし、とても多趣味な方だった。好きなことがたくさんあると、人生は豊かななんだと教えてもらった」。一方、瑛太さんは初の森田組で「とても爽やかな気持ちでいられる現場だった。森田監督は映画と人が大好きな方だった」とふり返る。また、貫地谷さんは「監督は襟まである帽子をかぶって、『よく来てくれたね』って広い心で迎えてくれた」と森田監督の思い出を披露。村川さんは、劇中の「少し好きです」というセリフに対し、森田監督が強いこだわりを持っていたと明かし「直々に演技指導してくださった姿は今も忘れられないですね」と故人をしのんだ。『僕達急行 A列車で行こう』は3月24日(土)より全国にて公開。■関連作品:僕達急行 A列車で行こう 2012年3月24日より全国にて公開© 2012『僕達急行』製作委員会■関連記事:恋と仕事と好きなコト『僕達急行A列車で行こう』女性限定試写会に25組50名様ご招待松ケン&瑛太が再共演の誓い 森田監督の遺作『僕達急行』が発進岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表北川景子、恩師・森田芳光との別れに号泣織田裕二らも参列森田芳光監督の訃報に、松山ケンイチ「やっぱり寂しいです」
2012年03月05日映画『SHAME−シェイム−』の女性限定試写会が3月1日(木)に都内で開催され、上映後のトークイベントに漫画家の倉田真由美と作家の岩井志麻子が出席した。ありとあらゆる形で日々、セックスに勤しむセックス依存症の男性の赤裸々な日々を描きつつ、彼がそうした生活の中で隠し通そうとしている真の姿を浮かび上がらせていく。それぞれの著書で、自身の経験談を含め様々な男女の性体験について綴っている2人だが、この日も過激なトークが炸裂。放送禁止用語を連発しつつ、異常な数の女性とセックスをしている男性や、男性を狂喜させるいわゆる“名器”と言われる女性器について、年齢を重ねての性欲についてなど、聞いている方が思わず赤面してしまうような話題についてクロストークを展開した。特に、女性が男性を魅了する上で、美貌や性格以上に「セックス」が重要な要素となりうることを熱弁。千葉、東京、埼玉で起きた保険金殺人事件で起訴されている木嶋佳苗被告の言動に触れ、倉田さんは「相当、自分の体に自信があったんですね。都市伝説と思ってたけど、名器ってあるんですね」と感嘆。岩井さんは、話題の「オセロ」中島知子と一緒に住んでいると言われる女性占い師と同じような手口に以前、引っかかったことがあると明かし「共通点がいっぱいあるんですよ。『ブラッド・ピットとジョニー・デップが自分を取りあって決闘した』とかとんでもないホラを吹くんですが、大人が真顔で言うから本気にしちゃった」と告白。ちなみにその女性も決して美人ではないが、セックスのテクニックで男性をオトシたと豪語していたそうで、岩井さんも「妙に納得した」とのこと。「女のあそこは無限なのね」(岩井さん)、「男性は一見して形状が分かるけど女性は分からないから」(倉田さん)、「だからこそ彼女たちは自信が持てるのかも」(岩井さん)と神妙な顔で頷いた。この日は観客から寄せられた質問や相談にも答えたが、「出産後に夫とはセックスレスになった」という女性に倉田さんは「うちもセックスレスですが、普通はそうですよ」と語り、岩井さんも「日本人は家族になるとセックスしにくくなるけど、別にそれでいいと思う」と回答。岩井さん曰く「配偶者を思い浮かべて自慰行為ができるかどうかがセックスレスかそうじゃないかの見極め点」とのことだが、倉田さんは「無理」と即答。「25歳ですが性欲がない」という女性の悩みにも2人は「別にそれでいい」(倉田さん)、「一生、処女・童貞のままでも不都合ない」(岩井さん)と答え、雑誌やテレビが煽る“セックスレスの危機”に対して疑問を呈した。また作品にちなんで「SHAME(恥ずかしい)なことは?」という質問に倉田さんは「以前は話せなかった恥ずかしいことがいまでは漫画のネタになる。恥ずかしくなくなるというのがおばちゃんになったということかも…(苦笑)」と開き直った。岩井さんは「ハメ撮りの写真が流出するよりも中学のときに書いた詩が出る方が恥ずかしい」と答えて客席は笑いに包まれた。『SHAME−シェイム−』は3月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:SHAME−シェイム− 2012年3月10日よりシネクイント、シネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開© 2011 New Amsterdam Film Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute■関連記事:2012年、最も挑発的な衝撃作『SHAME−シェイム−』試写会に10組20名様をご招待英国アカデミー賞『アーティスト』最多候補。D・ラドクリフはG・オールドマンを応援J・クルーニー、レオ、ブラピの3大スター対決!ゴールデン・グローブ賞候補が発表
2012年03月01日昨年12月に急逝した森田芳光監督の遺作となった『僕達急行 A列車で行こう』のプレミア先行上映会が2月19日(日)、東京・品川プリンスシネマで開催され、“鉄ちゃん”こと熱狂的な鉄道マニアの主人公を演じた松山ケンイチと瑛太、ヒロイン役の貫地谷しほり、会社社長役で共演するピエール瀧が舞台挨拶を行った。大手企業に勤めるマイペース男子・小町圭(松山さん)と実家の鉄工所で働く小玉健太(瑛太さん)。性格は違えど“鉄道好き”という共通の趣味をきっかけに出会った2人が、鉄道愛ゆえの騒動を巻き起こしながら、いつしか周りをハッピーにしてしまう青春コメディ。森田監督によるオリジナル脚本で、構想には10年以上の歳月が費やされた。今回、初の共演が実現した松山さんと瑛太さん。以前から共演を待ち望んでいたと言い、松山さんは「瑛太さんが持っている柔らかい雰囲気のおかげで、自然に演技ができた」。瑛太さんも「もっと(役者として)にらみ合ったり、エネルギーをぶつけ合う現場になると思ったが、その真逆で松山くんと一緒にいると優しい気持ちになる」とお互いをベタ褒め。「例えば小町と小玉がケンカしたらどうなるんだろうとか、色々考えると、また瑛太さんと一緒に何かできればって思う」(松山さん)、「うれしいですね。松山くんは天才で秀才、尊敬しているので」(瑛太さん)と再共演を誓っていた。松山さんと瑛太さん、そしてピエールさんがジオラマ模型の中で電車を走らせるシーンは、マニアならずとも鉄道の楽しさを感じられる瞬間だ。撮影は博多のホビーショップで行われ「あの空間に入ると電車好きじゃなくても、電車好きになりますよ。模型のクオリティも素晴らしかったし、車庫にはSLが入っているんですよ」(松山さん)。そんな趣味に生きる男たちに対し、貫地谷さんは「私は趣味がないので、うらやましい」。森田監督との仕事は「監督のおかげで、現場はほわっとした雰囲気だった」とふり返る。また、ピエールさんも「これが森田演出かと、やってる僕らも度肝を抜かれることが多くて、非常に楽しかった」と撮影を存分にエンジョイしたようだ。“同じ趣味を通して、人とのつながりを持ち、人生を豊かにする”。そんな森田監督のメッセージが込められた本作が、ついに“発進”した。『僕達急行 A列車で行こう』は3月24日(土)より全国にて公開。■関連作品:僕達急行 A列車で行こう 2012年3月24日より全国にて公開© 2011『僕達急行』製作委員会■関連記事:岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表北川景子、恩師・森田芳光との別れに号泣織田裕二らも参列森田芳光監督の訃報に、松山ケンイチ「やっぱり寂しいです」松山ケンイチ、大河ドラマ「平清盛」放送目前で気合を注入!松山ケンイチ、中井貴一演じる父親が理想の父親像?
2012年02月20日「いまって『素直に熱くなりにくい時代』じゃないですか?自分の中にある熱さを見せないようにするような…。でも、今回の現場でご一緒させていただいた方たちはみんな、ストレートに熱さをバンバン出していましたね」。そう語る中村ゆりの口調が冷静そのものなのが面白い。あなた自身は?と尋ねると少し間が空いて「言いたいことは言いますよ。実はメチャクチャ熱いんです」とはにかむように答えた。映画『はやぶさ 遥かなる帰還』で彼女が演じたのは、学生当番として研究をサポートするメンバーの夏子。錚々たる顔ぶれの先輩俳優陣に囲まれ、最も若いキャストのひとりである彼女は何を感じ、何をつかんだのか?2003年の打ち上げから小惑星・イトカワへのタッチダウンとサンプル採取、そして幾多の苦難を乗り越えて2010年に奇跡の帰還を果たすまでの7年を描き出す本作。中村さんが撮影を前に、主演の渡辺謙、瀧本智行監督から直々に言われたのは「7年のはやぶさの旅路において、メンバーの中で一番の成長を見せてほしい」ということだった。「“役作り”なんていうのもおこがましいですが、とにかく知らないことだらけだったので、はやぶさについて勉強していくところから始めました。私の役のモデルになった方が当時からブログを書いてらっしゃったので、それを読んで当時どんな気持ちでいたのかという参考にさせてもらったり。ただ、モデルの方にあまり引っ張られ過ぎないように気をつけました。私は“キャラ”を作ることはほとんどしないんです。というか、そんなテクニックがない(苦笑)。その中で大事にしてるのは当時の状況や背景を知って、その場に立つこと。これまで、私はなぜか戦時中の設定の作品に出ることが多かったのですが、そういう作品で学んだこと――自分の役だけでなく、全体の背景を見るということは今回も大切にしました」。そうして、はやぶさと共に研究者たちが歩んだ7年に身を置く中で、夏子という役柄が中村さん自身の想像を超えて変化していくのを感じていたという。「はやぶさという存在に自然に気持ちが向き、引っ張られていくような感覚はありましたね。自分で泣こうと意図していないシーンで自然に涙が出てきてしまったり。そういう意味でいい流れで現場にいられたんですね」。冒頭の“熱い現場”の発言は、今回の作品を通じて中村さん自身が手にした成長や変化についての答え。さらにこう続ける。「そういう熱い思いを出して、気持ち良さそうに仕事している大人たちを見てて、かっこつけずに一生懸命やることってやっぱりかっこいいことなんだなと思いました」。それは、映画の現場然り。そして実際のはやぶさプロジェクトに携わった研究者たちの姿そのものと言える。 誤解を恐れずに言えば、非常に優秀で専門性の高い知識を持ったいい年した大人たちが、好きなことに打ち込みヤンチャしているような…。「そう思います(笑)。それってすごく素敵なことなんだなと。自分がやっていることを楽しめてるって素晴らしいことだし、私もまず楽しんでやらなきゃって思いましたね」。『パッチギ! LOVE&PEACE』で可憐だが強い芯を持ったヒロイン役を務めたのが2007年。近年では『桜田門外ノ変』に『ばかもの』などそれぞれに全く異なる役柄で、心に刺さる存在感を示している彼女も今年で30歳を迎える。「現場が少しずつ分かってきたかな…」と現在の立ち位置をふり返る。「と言いつつ、いまでも役に入る前はビクビクしてるから変わってないかな(笑)。でも『パッチギ!』の頃は本当にギリギリの状態で、行きの電車で『私はできる、私はできる』って呪文のように唱えてましたからね…。そう感じるような仕事をしていかなくちゃいけないなと改めて思います。映画にしろドラマにしろ、俳優ありきで作品が決まっていくようなところがあり、それは良くもあり悪くもあるところだと思いますが、私自身は自分の想像を超えて『この監督の言う通りに動いたら私、最強じゃん!』って思えるような監督とお仕事したいですね。クリエイターに乗っかる側なんですよ、私は。30代で、20歳くらいの若いクリエイターと仕事をしてみたいなとか考えてます」。演じることは楽しい?それとも苦しい?「どうでしょうね(笑)。気持ちよく演じられたと思ったときほど、後から見て大した芝居してなかったりするんですよ。自分の芝居については『酔っちゃダメ!』って常に言い聞かせてます。自分でも『もうちょっと堂々とやれよ!』って突っ込みたくなるんですけどね(苦笑)。フラストレーションがたまりそう?そうかも。いつも心配性で終わった後も『あのシーン大丈夫かな? 』って心配でしょうがないんですよ。それで完成した作品観て『あ、意外といいじゃん』とようやくホッとしたり(笑)。でも、現場にいるスタッフのみなさんは、本当に眠る時間を削って年中、映画に関わってる。そういう人と仕事するのが楽しいし、怠けてちゃいけないんだって思えるんです」。(photo/text:Naoki Kurozu)hairmake:Kyoko Fujita/stylist:Megumi Kaneko特集『はやぶさ遥かなる帰還』:絶対にあきらめない宣言2012■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:渡辺謙、はやぶさ“船出”に男泣き! プロモーションで地球をほぼ一周今年「絶対にあきらめたくないこと」No.1は…?『はやぶさ』感動の声続々渡辺謙インタビュー「夢とリスク、どちらが勝つかなんです」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?
2012年02月14日俳優の渡辺謙が2月11日(土)、主演作『はやぶさ遥かなる帰還』の初日舞台挨拶を東京・有楽町の丸の内TOEIで行った。7年間60億キロの宇宙の旅を成し遂げた「はやぶさ」の“奇跡”と、その偉業を支え完遂させたプロジェクトチームの挑戦を描く本作。渡辺さんは「はやぶさ」のプロジェクト・マネージャー、JAXA教授の川口淳一郎さんをモデルにした主人公・山口駿一郎を演じ、映画製作においても同じくプロジェクト・マネージャーを兼任した。俳優として、そして映画人として持てるすべてを捧げた主演作の“船出”に、渡辺さんも感慨しきりで「こんな素晴らしい日本人がいることを、ぜひ誇りに思い、自慢していただきたい」と男泣きを見せた。渡辺さんは本作のプロモーションにも全力投球で、記者会見や完成披露イベントを除き、合計260媒体にも及ぶ個別取材に対応。北海道から沖縄まで展開した全国キャンペーン、さらにスイスで開催された「世界経済フォーラム」(通称ダボス会議」)への出席を合わせると、その移動距離は地球一周よりも長い4万2,000キロに及ぶ。そんな「はやぶさ」ばりの奮闘が実を結び、ついに公開初日を迎えたとあって、渡辺さんの思いも格別だ。撮影前には東日本大震災が発生し「大きな災害を受けた日本に対し、この映画がどういう役割を果たせるか考えながら作らせていただいた」と渡辺さん。「まるで精神的に“ほふく前進”するような撮影だった」という生みの苦しみを、共演する江口洋介、夏川結衣、瀧本智行監督らとの強い結束感で乗り切った。舞台挨拶では登壇者にサプライズで、試写会で映画を観た子供たちのメッセージが紹介され、渡辺さんが自ら朗読。「何事も失敗が多く、投げ出したい気にもなった中での『地球に返したい』気持ちが、みんなの気持ちを動かし最後は感動した」(12歳の男の子)、「大きくなったら科学者になって、新しいはやぶさを作りたい。あきらめないで何でも頑張ろうと思いました」(7歳の男の子)、「(渡辺演じる)山口さんは変わっている人だと思いました。でも立派な人だと思いました。この映画を観て、宇宙に興味を持ちました」(9歳の男の子)と素直な思いに触れ、渡辺さんは「ちゃんと伝わっていたんだ」と思わず安堵の表情。熱い思いを次世代に届けたいという本作が持つメッセージが、舞台上で見事結実しただけに、目には涙が輝いていた。『はやぶさ遥かなる帰還』は全国にて公開中。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:今年「絶対にあきらめたくないこと」No.1は…?『はやぶさ』感動の声続々渡辺謙インタビュー「夢とリスク、どちらが勝つかなんです」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?日本人俳優として初!渡辺謙、世界のVIP集う国際会議で日本の“粋”をアピール
2012年02月12日一昨年、奇跡の帰還を果たし、日本はもとより世界中の人々に希望を与えた小惑星探査機「はやぶさ」。様々な困難に見舞われ、途中で通信が途絶えそのゆくえすら分からなくなる中、7年間諦めることなく、はやぶさを支えたプロジェクトチームの姿を描いた『はやぶさ遥かなる帰還』がまもなく公開となる。シネマカフェの映画体験型サイト「シネマライブ!」では、本作で描かれる“あきらめない”というテーマにちなんで、読者から「2012年、絶対にあきらめない」宣言を募集。ここでその一部を紹介!幅広い世代の男女から様々な熱い抱負コメントが寄せられる中、女性を中心に最も多かったのはずばり「ダイエット!」。それぞれ事情は異なるようで「絶対に5キロ痩せて、彼氏に綺麗になったと言わせる!」(20代・女性)という意気込みや「気づけば毎年初めに『今年こそダイエットして箪笥に眠っているワンピースを片っ端から着るぞ!』と宣言するもののバレンタインあたりからぶくぶくと太ってしまいます…」(20代・女性)と恒例の宣言になっているという人も。これに続いて多く見受けられたのが「結婚」、「婚活」の二文字。特に20代半ばから30代半ばにかけての女性が多く「今年中にできたら結婚したい。絶対に彼のことは諦めません」(20代・女性)とゴールを目指す人もいれば、「親も安心させてあげたいので、何となくではなくちゃんと婚活しようと思います!」(30代・女性)、「まわりの友達はみな結婚していて独身もほんの数人しか残っていませんが、今年中に相手を見つけて来年はゴールインしたい!」(30代・女性)と婚活をスタートするにあたっての意気込みが多く見受けられた。昨年は震災後の“結婚ブーム”が見られたが、それに影響を受けた女性も少なからず?ほかには、「ガス・電気を止められたが諦めない!必死で仕事を頑張るぞ!」(20代・男性)、「PTA会長の仕事を最後まで投げ出さないで、しっかりやり通す」(30代・女性)といった切実な声や「10年かかってまだ取れてない資格を今年こそ、絶対に取ります!」(40代・女性)、「今年は夢であるカフェ経営に向けて、大きな一歩を踏み出す年にします!」(20代・女性)と、「はやぶさ」チームのメンバーのように夢に向けての熱い想いも多数届いた。そんな“諦めない”大和魂をぎゅぎゅっと詰め込んだ本作。先日行ったシネマライブ!読者を対象にした試写会では、いままで「はやぶさ」については大多数が「ニュースで知っている程度」「無関心だった」という中、映画を観て「諦めない勇気をいただきました。『明日から頑張ろう』という気持ちにさせてくれる映画」(20代・女性)、「信じる素晴らしさを知りました。信じれば世界は広がると思いました」(20代・女性)といった感動の声が続々。宇宙を相手にした仕事というと、遠くの世界と構えてしまいがちだが、「どんな仕事も、地道な作業と美しい一瞬があるんだと、希望が沸く映画でした」(20代・女性)、「やめてはいけない希望ある、夢ある“志事”だと思いました」(20代・女性)と、自らの仕事に誇りをもって向き合うプロジェクトチームの姿に共感する声もあれば、「いま大学生ですが、働くことに対する意欲が沸きました」(20代・女性)と未来に向けて感化された人も少なくなかったよう。決して遠くの世界ではなく、同じ働く者として共鳴する苦悩や、心に響く名言が散りばめられた本作。きっとあなたの心に刺さる言葉が見つかるはず。『はやぶさ遥かなる帰還』は2月11日(土)より全国にて公開。特集『はやぶさ遥かなる帰還』:絶対にあきらめない宣言2012映画体験型サイト「シネマライブ!」■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:渡辺謙インタビュー「夢とリスク、どちらが勝つかなんです」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?日本人俳優として初!渡辺謙、世界のVIP集う国際会議で日本の“粋”をアピール『はやぶさ』渡辺謙、日常生活は諦めっぱなしだけど「現場では諦めない!」
2012年02月08日失礼な言い方かもしれないが、いたずらっぽい笑みを浮かべながら嬉々として作品について語り続けるこの男には、“プロジェクトマネージャー”などというシャレた横文字の肩書きよりも、でっかいお祭りの“実行委員長”という言い方の方がしっくりくる。それとも、祭りの始まりを今か今かと待ちわびる子供と言うべきか…?『はやぶさ 遥かなる帰還』の撮影が終わってすでに半年近くが経つというのに、渡辺謙はついさっきまで現場にいたかのような情熱をもって作品への思いを語り、語り、語り続ける。絶望的な状況の中でも決してあきらめることなく挑戦し続け、小惑星探査機・はやぶさの奇跡の帰還を実現させた研究者たちの姿から何を感じ、映画で何を伝えようとしたのか――?まだ脚本がない段階で、映画の主人公・山口駿一郎役をオファーされ、その後の脚本作りにも深く関わった渡辺さん。そのプロセスにおいて作品の在り方や本作をいま公開する意味という点で、やはり3.11の東日本大震災の発生は大きな影響を与えた。「この映画の持っている本質が、いまの世の中に寄り添っているのか?それはいま、映画を作る上で非常に大きなテーマにならざるを得ないと思います。そういう意味でひとつひとつのセリフから、はやぶさを見つめる視線に至るまでいろんな瞬間において、あの3月に僕らが『映画を作ろう』と思いを固めたところから派生している全てのものが、影響を受けていると思います。当然ですが、映画で描ききれない様々な情報やエピソードがあるわけで、それらを捨てながら脚本を練っていきました。例えば研究者たちの日常生活――妻や子供たちとのやり取り――を描くべきか?というところもすごく悩みました。ただ、震災を経て『この映画は、困難にあきらめずに立ち向かった研究者たちの話なんだ』というこの映画の存在意義が僕らには見えてきた。だから、あえて管制室でのドラマに特化し、それ以外の部分は捨てるという選択をしたんです」。渡辺さんは「この映画は言うなればボレロ。壮大な交響曲のように第1楽章、第2楽章…と盛り上がるというよりは、同じリズムで淡々と幾つかの旋律が奏でられる。時に不協和音を挟みつつ楽器が折り重なる。同じ旋律を聴き続けているはずが最後にはものすごい高揚感があるんです」と深いドラマを内包しつつも淡々と描かれる本作を分析する。それは決して激することなく、かといって妥協することもなくプロジェクトを推し進めていく渡辺さん演じる山口教授の姿とも重なる。「目標設定値が手の届くところにあるなら、リーダーシップなんて必要ないと思うんですよ。でも目標が高いと、ただ協力したり話し合うといったマインドの部分だけでは到底たどり着けない。120%どころか150%を部下たちに要求しないといけないし、必ず彼らと渡り合うだけの裏打ちされた知識も必要なんですよね。僕は、(役のモデルとなったJAXAの)川口教授は実際にはもっとすごい要求を周囲にしていたんじゃないかと思うんだけど(笑)」。もし自分が部下だったら殴りたくなるかも…そんな風にさえ思わせる山口教授のリーダー像を渡辺さんは「実は結構いるタイプなのかもしれない」と語る。その実例として、渡辺さんの口からは意外にも、ごひいきの“虎”を昨年まで散々苦しめたライバルチームの将の名が…。「落合さん(※前中日ドラゴンズ監督)がきっと同じタイプだと思う。メディアも、時にファンさえも敵に回しながらもただ勝つということだけに特化していく。チームの在り方についてはファンの中にも『こうあるべきだ!』ってものがあるけど、一番身近なところでチームを見ている監督が、最善の戦術のために、ことごとく壊していく。もちろん、結果が出なければ糾弾されるべきだけど成果を上げているんだからね。“ポピュリズム”とは正反対の“現場主義”で判断している。そういう意味で、決して、汎用性のないリーダー像だとは思わないんだよね」。劇中でも描かれるが、リスクを冒すべきか否か?判断を迫られる瞬間が誰にでも訪れる。だが、これまで様々なリスクをものともせず、海を越えてアメリカの映画界にさえも殴り込みをかけたこの男はカラリと笑って「夢とリスク、どちらが勝つかなんですよ」と言い切る。「夢があれば、そこにリスクが生まれるのは当然。だって誰もやったことがないことなんだから。『リスクがあるからどうしよう?』ではなく、リスクを乗り越えるのは夢を叶えるためのプロセスであり、単にハードルなんです。僕自身、この映画を含めて最近『この映画、どうなるんだ?』って考えさせられることはありますよ(苦笑)。そのときに『ちょっと待て…おれは何でこの映画をやりたかったんだ?』って原点に立ち返る。そうすると目の前にあるのが決して八方ふさがりの“壁”なんかじゃないってことが明確に分かります」。渡辺さんの映画への向き合い方の話も出たが、本作で名だたる俳優たちと対峙し、改めて渡辺謙という男の持つ“吸引力”を示したと言える。渡辺さん自身はいま、俳優として己が立っている場所をどのように見つめているのだろう?「僕自身は、常にフレキシブルでいたいという思いが強いです。外国のメディアの取材で『なぜAランクの仕事ばかり続けられるんだ?』なんて聞かれることがありますが、僕はランクで作品を選んでいるわけじゃない。仕事として興味のあるもの――それは監督や共演者、作品への興味なんですが――それを選んだ結果としてそうなっているだけ。それは邦画でも同じです。“キャリア”なんていうものは、他人から言われて『あぁ、へぇ』って思うくらいで、正直、僕は前にしか歩いていけないんです…まぁ多少、横道に逸れることもあるけど(笑)。ある種の足跡であり、それは次に向かう作品の中では何の意味も持たないんです」。その一方で、故伊丹十三監督の『タンポポ』以来、30年来の付き合いであり、“師”と仰ぐ山﨑努との再共演シーンに言及し、こんな話も…。「山さんとは1日だけだったけど、このシーンに関しては監督から『山口駿一郎なんてどこにもいない。渡辺謙と山﨑努にしか見えなかったよ』って言われました(苦笑)。『それ、マズいんじゃない?』って聞いたら『でも、それが不思議と面白いんだよなぁ』って(笑)。そういう意味で、これまで歩んできた“歴史”というものは隠しても出てしまうし、役でありながらもどこかで自分を脱却しきれていないんです。だからこそ外見だけ真似たり、コロモだけをつけた天ぷらを揚げても意味がない。役柄の中にある芯や核みたいなものを僕自身が全身全霊で受け止めなくちゃいけない。それが出来れば映画のフレームの中で生きられるんです」。では逆に、渡辺さんにガンガンとぶつかってくる、江口洋介や吉岡秀隆といった若い世代をどのように受け止めている?「まだまだだよ!『もっと来んかい!』って感じだね(笑)。僕らは上の世代にいつもバンバンはたかれたり、触れもしないうちから土俵の外に投げ飛ばされていることがたくさんあった。そういう意味で僕らの世代はもっとガムシャラだった気がするかな。ただ、そういうジェネレーションの違いも含めていいチームだったなって感じてる。本当に研究やってる感じだったね(笑)」。(text:Naoki Kurozu)photo:Giichi Kato/Hairmake:Tomomi Tsutsui/Stylist:Junko Baba■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?日本人俳優として初!渡辺謙、世界のVIP集う国際会議で日本の“粋”をアピール『はやぶさ』渡辺謙、日常生活は諦めっぱなしだけど「現場では諦めない!」絶対にあきらめない宣言!『はやぶさ遥かなる帰還』20代・30代女性限定試写会に25組50名様ご招待
2012年02月07日25年もの歴史を持ち、数多くのスターを輩出してきた「全日本国民的美少女コンテスト」が3年ぶりに開催されることになり、2月7日(火)に都内で概要説明記者会見が行われた。会見には歴代受賞者を代表して、第11回大会でモデル部門賞とマルチメディア賞をW受賞した武井咲を始め、同大会で審査員特別賞を受賞した忽那汐里、第8回大会出身の剛力彩芽が出席。「自分の夢ややりたいことをしっかり伝えれば大丈夫」(武井さん)、「自由に羽ばたける場所。自分らしく頑張って」(忽那さん)、「その場の空気を楽しめば、自分らしさが出せるはず」(剛力さん)と未来のスターにメッセージを送った。武井さんはコンテストに出場するため、初めて東京に来たと明かし「何から何まで初めて。ホテルで食べたケーキの値段の高さにビックリして、お母さんと『東京に来た記念だね』って話をしていた」。今年だけでも『るろうに剣心』、『愛と誠』、『今日、恋をはじめます』と話題作への出演が目白押し。「あれから6年経ち、たくさんの方々とお会いすることができ、精神年齢を上げていただいた」と笑みを見せた。豪・シドニー育ちの忽那さんは、コンテスト応募を機に日本へ。「正直、日本に遊びに行くって感覚でした。いとこ以外で同世代の日本人と触れ合う機会がなかったので、それだけでも貴重な体験だった」とふり返る。昨年は高視聴率「家政婦のミタ」で大ブレイク。『マイ・バック・ページ』、『少女たちの羅針盤』で「2011年第85回キネマ旬報ベスト・テン」の新人女優賞を受賞するなど女優として大活躍中だ。剛力さんは、被災地でロケを行った感動作『カルテット!』でヒロインを好演したばかり。「事務所のみなさん、そして家族の優しさと温かさに支えられながら、10年間頑張ることができた。今年は突っ走っていきたい。スタントなしのアクションに挑戦したいです」と抱負を語った。元祖・国民的美少女とされる後藤久美子をイメージキャラクターに、1987年にスタートした同大会。過去12回開催され、グランプリを受賞した藤谷美紀、細川直美、佐藤藍子、審査員特別賞を受賞した米倉涼子、上戸彩らを世に送り出した。平均応募総数は11万通に迫り、国内で行われるコンテストでは最大規模を誇る。当初は昨年8月に開催される予定だったが、東北地方太平洋沖地震による深刻な影響と社会的情勢を鑑みて、延期が決定。スタートから25年の節目を迎えた今年、3年ぶりに開催される運びとなった。「みなさまの心に少しでも夢と明るい話題をお届けできれば」(主催者)。2012年3月1日(木)~5月25日(金)までテレビ、ラジオ、雑誌、インターネット、携帯電話などを通して、幅広く出場者を募集。予選審査を経て、8月21日(火)に「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」で本選大会が行われる予定だ。■関連作品:愛と誠 2012年6月16日より全国にて公開© 2012「愛と誠」製作委員会今日、恋をはじめます 2012年、全国東宝系にて公開るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会■関連記事:武井咲、“昭和女”に共感?最新作『今日、恋をはじめます』の現場からコメント!岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表原作者・和月伸宏の手で蘇る!「るろうに剣心」連載が13年ぶりに再スタート佐藤健版“剣心”がお目見え!『るろうに剣心』、撮影を終え公開初日も決定吉川・江口・香川が剣心に立ちはだかる!『るろうに剣心』新キャスト発表第4弾
2012年02月07日1月30日(月)、映画配給会社・東映の2012年のラインナップ発表会が都内で行われ、和泉聖治監督や山下敦弘監督ら注目作品の監督やプロデューサーが集結し、それぞれの作品のテーマや想いを語った。冒頭の挨拶を務めた東映 社長取締役社長・岡田裕介氏は、昨年度の国内映画の興行成績で唯一、同社が前年度を上回る成績を残したことに触れつつ、今年は「『はやぶさ』から『北のカナリアたち』と、鳥ばっかり飛ばしているので、もう一羽くらい鳥を飛ばさなきゃいけない」と良作揃いのラインナップに自信を見せた。さらに、「一昨日、木村大作監督と『アンゲロプロスに捧ぐ』という作品を作りたいと話しました。商業的な映画だけでなく、芸術的な映画も作っていきたい」と新たな野望も語った。今年は先述の2作を含む約20作品が公開されるが、まず先陣を切って紹介されたのはJAXAバックアップのもと製作された感動超大作『はやぶさ遥かなる帰還』。数々の東映作品の助監督を務め、本作が念願の東映作品での監督作となった瀧本智行監督は「多くの先輩からいろんなことを学んだ、そういうタテの流れの中でいま自分は映画を作っている。自分の映画人生と、はやぶさの人から人へと伝わってきた部分が重なりました。この作品には“継承”というテーマを込めました」と本作に賭ける思いを語り、「淡々とした映画の奥に込められた人々の熱い想いが伝わる、低温やけどをするような映画になりました」とアピールした。昨年は震災の影響もあり、映画業界にも暗い影を落としたが、今年はそれを乗り越えるような、前向きで明るい気持ちにさせてくれる作品が目立った。昨年12月に逝去された森田芳光監督の遺作となった『僕達急行A列車で行こう』は当初の公開時期が延期となり3月に公開されるが、その理由として「長い冬が明けて春が訪れるように、トンネルを抜けて明るい未来が訪れる」という製作陣の思いがあったことが語られ、監督が本作に込めた、現代に生きる若者への“ラストエール”がプロデューサーの口から語られた。震災後の岩手で撮影された『HOME愛しの座敷わらし』を紹介した和泉聖治監督は、「見た人に幸せを運ぶ座敷わらしと同じように、この映画を観た人が幸せを感じ取ってくれたら嬉しい」とコメント。また、話題の芥川賞受賞作を映画化した『苦役列車』の山下敦弘監督は、「主人公の北町というキャラクターは、家族が離散したり日雇い労働をしてる男の子で暗い印象だが、原作のように笑える、逆に元気をもらえる映画になったと思う」とアピールした。本作でAKB48の前田敦子をヒロインに抜擢した山下監督だが、「(監督のファンである前田さんに)『本物だ』と言われて舞い上がってしまった」と鼻の下を伸ばしながら初対面の様子をふり返った。ホームドラマやコメディ色のある作品の一方で、東映らしい、骨太で男気ある作品も健在。名作コミックを映画化した『愛と誠』の三池崇史監督からは映像メッセージが届いたが、「日本映画の元気は東映のヒット作から、というのは国策」と口火を切るや「男も女も平等。男も女も加減しない、性別を超えたガチ勝負」と本作の見どころをアピールした。また、『莫逆家族バクギャクファミーリア』で三十路を超えた元暴走族たちの闘いを描いた熊切和嘉監督は、「過去に囚われて、そこから脱却しようと必死にあがく人間の本質が垣間見えたら」と作品に込めた思いを語った。さらに、この日新たに発表された作品群の中で異彩を放っていたのが、岩井俊二プロデュース北川悦吏子監督・脚本という強力タッグが贈るラブストーリー『新しい靴を買わなくちゃ』。全編パリで撮影されるという本作は、パリで偶然出会った男女の3日間を描いたラブストーリーという以外、キャストも詳細もベールに包まれたまま。果たしてこの注目のラブストーリーを演じるのは?そして、現在撮影進行中の超大作『北のカナリアたち』からは、雄大な自然の厳しい寒さの中での撮影や、主演の吉永小百合を中心に結束するキャスト陣の様子が明かされた。このほかにも、『プリキュアオールスターズ Newstage みらいのともだち』や『仮面ライダー×スーパー戦隊スーパーヒーロー大戦』など東映の人気シリーズ最新作、野沢雅子×北大路欣也という大御所が声優を務める『アシュラ』、さらに3年ぶりとなる劇場版最新作『ワンピースフィルム』(仮題)などの注目アニメ作品の数々も発表された。パワフルなラインナップで今年の日本映画界を盛り上げることを願いたい。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会北のカナリアたち 2012年秋、全国にて公開HOME愛しの座敷わらし 2012年4月28日より全国にて公開© 2012「HOME 愛しの座敷わらし」製作委員会外事警察 その男に騙されるな 2012年6月2日より全国にて公開© 2012「外事警察」製作委員会苦役列車 2012年以降、公開愛と誠 2012年6月16日より全国にて公開© 2012「愛と誠」製作委員会臨場・劇場版 2012年6月30日より全国にて公開莫逆家族―バクギャクファミーリア― 2012年2月、全国にて公開© 2011「莫逆家族」製作委員会僕達急行 A列車で行こう 2012年3月24日より全国にて公開© 2011『僕達急行』製作委員会映画プリキュアオールスターズNewStageみらいのともだち 2012年3月17日より全国にて公開© 2012 映画プリキュアオールスターズNS製作委員会スーパーヒーロー大戦(仮題) 2012年GW、全国にて公開■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?日本人俳優として初!渡辺謙、世界のVIP集う国際会議で日本の“粋”をアピール『はやぶさ』渡辺謙、日常生活は諦めっぱなしだけど「現場では諦めない!」宮崎あおい「寒いけど暖かい現場」『北のカナリアたち』、極寒の撮影敢行!絶対にあきらめない宣言!『はやぶさ遥かなる帰還』20代・30代女性限定試写会に25組50名様ご招待
2012年01月30日1位は、カラオケで盛り上がるあの曲!!2011年、日本の音楽シーンで一番注目を集めたのはAKB48だったと思います。CD不況と言われる中、リリースしたシングルがすべてミリオンセラーを達成するなど(2011年12月21日現在)、ものすごい記録を打ち立てました。そこで今回は、AKB48がメジャーデビューしてからリリースしたCDシングルの中で、一番好きな曲を男性276名にお聞きしました。1位になったのはカラオケでも定番のあの曲です!!>>女性編も見るQ.AKB48の一番好きな曲を教えてください(複数回答)※メジャーデビューしてからリリースしたCDシングルのみ1位『ヘビーローテーション』29.7%2位『会いたかった』25.7%3位『ポニーテールとシュシュ』9.8%4位『Everyday、カチューシャ』6.5%5位『フライングゲット』6.2%■『ヘビーローテーション』…・「一番ノリが良い曲だと思う。老若男女関係なく盛り上がれる」(26歳/そのほか/技術職)・「落ち込んでいるときに聞くと、元気が出る」(25歳/情報・IT/技術職)・「カラオケで一番盛り上がる曲」(25歳/小売店/販売職・サービス系)・「PVもセクシーだけど、かわいいのが良かった」(30歳/小売店/販売職・サービス系)・「メロディーが印象的」(34歳/そのほか/営業職)■『会いたかった』……・「一番初めて聞いた心に残る曲」(22歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「カラオケで歌うと盛り上がれる」(26歳/そのほか/技術職)・「なんとなく耳に残って離れない」(25歳/金融・証券/営業職)■『ポニーテールとシュシュ』……・「夏のアップテンポな曲が好きなので。水着PVも良い」(30歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「夏っぽいし、メロディーラインが好き」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「元気が出る。PVの水着姿がかわいい」(31歳/ソフトウェア/技術職)■『Everyday、カチューシャ』……・「今年のAKBを象徴するような曲」(36歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「ダンスと水着がかわいい」(22歳/マスコミ・広告/営業職)・「メロディーが浮かんでくる」(23歳/医薬品・化粧品/技術職)■『フライングゲット』……・「耳に残るメロディー」(28歳/商社・卸/営業職)・「テンションが上がる歌」(23歳/食品・飲料/専門職)・「PVが凝っている」(27歳/学校・教育関連)総評1位は2010年8月にリリースされた『ヘビーローテーション』でした。2011年の忘年会、2012年の新年会で「歌った!」、「聴いた!」という人もきっと多いのではないでしょうか。キャッチーな歌詞と覚えやすいメロディーラインなので、一度聞くと口ずさみたくなりますよね。特にサビは振り付きで歌いたいですよね。2位にはメジャーデビューして最初のシングル『会いたかった』がランクイン。AKB48を代表する一曲なので、「彼女たちといえばこの曲」と思い浮かべる人も多いようです。サビを一度聴くと、忘れられないという声が多数寄せられました。3位は『ポニーテールとシュシュ』、4位は『Everyday、カチューシャ』がランクイン。どちらも夏らしいさわやかな楽曲で、水着のPVがカワイイという声が目立ちました!今や音楽はCDだけでなく、動画でも楽しむ時代。カワイイPV作りも、AKB48人気の秘密なのかもしれませんね。ちなみに『Everyday、カチューシャ』のPVの監督は、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行さんが務めました。これまでもAKB48は、岩井俊二さん、蜷川実花さん、中島哲也さん、是枝裕和さんなどの監督をPVに起用し注目を集めているようです。AKB48ファンでなくても、これらの監督の名前が挙がれば気になる人もいるのでは?CDと併せてPVもぜひチェックしてみてくださいね。調査時期:2011年11月9日~11月20日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:男性276名(その他と回答した95人を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】実はAKB48で知らないこと【ランキング男性編】新メンバーとして加入したいアイドルグループ【マイナビニュース エンタメ】毎日更新の映画・芸能ニュースが盛りだくさん!完全版(画像などあり)を見る
2012年01月13日今年、GACKT率いるYELLOW FRIED CHICKENzにツインボーカルとして参加した注目のボーカリスト、Jonを擁するロックバンドfadeの海外デビューが決定した。来春には日欧同時リリースも予定されており、それに先駆け、ドイツGANSHIN RECORDSからのオファーによりEU37か国での「Kings of Dawn EU Edition」がこの12月に配信リリースとなる。fade『King of Dawn LIVE TOUR』の公演情報fade はニューヨークで結成され2002年に日本でデビューした、「碧い目のサムライ」Jon Underdown(Vo. ジョン・アンダーダウン)と「黒い目のカウボーイ」(ジャパニーズ・アメリカン達)を擁する、ユニークな混成ロックバンド。リーダーのrui(Ds)、幼なじみのkansei(G)とnoriyuki(B)は、ニューヨークで生まれ育ち、幼少期からアメリカの「フロンティアスピリット」に触れていた。一方、ボーカルのJon Underdownはシアトルで育ち、交換留学生として訪れた日本で、美しい文化と「武士道精神」に触れていた。幸運にも結ばれた4人の国際人は、特異なキャラクターを持つ5°(G)と出会い、国籍を超えた、真のボーダレスなアーティストとして、音楽シーンに飛び出していく。これまで、世界最高峰ラウド系イベント「LOUD PARK@幕張メッセ」、「RUSH BALL」、「SWEET LOVE SHOWER SPRING」等、国内メジャー級フェスに出演、韓国では、スーパースター「ソ・テジ」に見いだされ、韓国一のロックフェス「ETP FEST@ソウルオリンピックスタジアム」に出演、NINE INCH NAILS、Limpbizkitらとの競演を果たし、洋楽好きのロックファン達からの強い支援を得てきた。ロサンゼルスでレコーディングされた楽曲「Beautiful」は岩井俊二プロデュースの映画「虹の女神 Rainbow song」で挿入歌として使用、また、今春リリースした「One Reason」は、累計500万部突破のマンモスコミックス「デッドマン・ワンダーランド」(角川書店)のアニメ化にあたり、オープニングを飾ることとなり、オリコンインディーズチャート4位にランクイン、クリエイター達からの注目のまなざしも熱い。2012年はさらなる北米・ヨーロッパでの展開を予定しているfade。国内では、震災直後の4月から6月に行った全国ツアー以後、半年ぶりとなる12月、2011年を締めくくるワンマンライブツアーも決定している。公演チケットは現在発売中。fade『King of Dawn LIVE TOUR』12月16日(金)名古屋・ell.FITS ALL12月18日(日)大阪・心斎橋DROP12月20日(火)東京・Shibuya WWW
2011年12月08日先日より開催中の第16回釜山国際映画祭で、日本から出品された『アントキノイノチ』の3度目の上映が10月13日(木)に行われ、上映後には主演の岡田将生と瀬々敬久監督が舞台挨拶に登壇。熱烈な韓国の観客の質問に答えた。歌手のさだまさしの手による小説を映画化した本作。高校時代のある出来事がきっかけで心が壊れてしまった主人公が、遺品整理業に従事する中で少しずつ再生していくさまを描く。8月にはモントリオール世界映画祭に出品され「イノベーションアワード」を受賞するなど海外の注目も高く、この日も客席は超満員。上映後に舞台挨拶の実施がアナウンスされると多くの観客がステージ前方に殺到し会場は熱気にあふれた。昨年の『雷桜』に続き、主演作を携えて釜山再訪となった岡田さん。モントリオールではフランス語で挨拶を決めたが、この日は「みなさん、こんばんは。岡田将生です。映画はいかがでしたか?心に響くものがあったならとても嬉しいです。韓国最高!釜山最高!」と韓国語で挨拶し喝采を浴びた。映画は、岡田さん演じる心が壊れてしまった杏平が、家の屋根の上に全裸で座り、眼下の街を眺めるという衝撃的なシーンでスタートするが、このシーンの撮影について問われると岡田さんは「とても寒かったです。住宅街だったので知らない方が通ったりするとビックリされてました」と明かし、会場の笑いを誘った。一番印象的なシーンとして、榮倉奈々演じるゆきと共にラブホテルに入るシーンを挙げ「脚本では最後、自分が泣くことにはなってなかったのですが、なぜか分からないですが、とても感情があふれてしまいました。だからこのシーンが最も愛着がありますね」と己の内からわき上がってきた感情について語った。韓国では岩井俊二監督の『Love Letter』が非常に人気があり、観客からは同作にも登場し、『アントキノイノチ』にも出てくる「元気ですか?」というセリフについての質問も。瀬々監督は「韓国では『Love Letter』が有名なので、その質問は絶対来ると思ってました。私は『Love Letter』も観てます。『元気ですか?』は日本のプロレスラー、アントニオ猪木さんの決め台詞なので使っています。そして、この映画の撮影中に地震が起こりました。いま、日本は大変なんですけれど、その中でみんなに『元気ですか?』とメッセージを訴えたい映画を作ろうと思いました」と説明。客席に向けて「元気ですかー!?」と叫んだ。本作以前より、岡田さんは韓国で最も人気の高い俳優のひとり。観客からこれまでの出演作の中で最も自分に近い役柄は?と問われると「僕自身、これまではいつも、いままでやってきた役は全部、自分とは違うと思って演じてきました。それは自分を見せるのがとても恥ずかしくて、これを自分だと思ってほしくなかったという子供のような気持ちからきたものです。それが今回は永島杏平として見てもらってもいいし、岡田将生として見てもらってもいいと思っています。今回が1番“僕”なのではないかと思っています」と本作に込めた特別な思いを明かしてくれた。監督は映画の根底にある、人と人の繋がりが希薄になった社会に関して「いまの世界で共通する問題だと思っています」と語り、「この映画を作りながら思ったのが、他人のことをどれくらい思ってあげられるか。若い頃はみんな、自分のことで一生懸命なんですが、そればかりでなく、他人のことを思い、気遣う。そういうことでもっといい世界になるかと思います。人と人との間、国と国との間にもあると思います。日本と韓国もより良い関係になれたらいいと思います。カムサハムニダ(ありがとう)」と“繋がり”の重要性を訴えた。舞台挨拶終了後には観客がステージに殺到し、岡田さんにサインや握手を求める姿も。改めて岡田さんの韓国での人気の高さを証明した。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:岡田将生×榮倉奈々主演『アントキノイノチ』独占試写会に35組70名様をご招待海外での活躍に期待する俳優は?「acteur」最新号を5名様にプレゼント「平清盛」岡田将生による白髪交じり&ヒゲの源頼朝の姿が解禁!岡田将生&榮倉奈々、トロフィーの重みで受賞を実感!『アントキノイノチ』モントリオールで高評価岡田将生は仏語でスピーチ決めた!
2011年10月14日映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに掲げ、これまでも様々な作品や映画監督を輩出・紹介してきたぴあフィルムフェスティバル(PFF)。第33回となる今年は9月20日(火)から30日(金)まで開催されるが、その詳細プログラムが発表された。その他の写真今年の目玉となるのは、“BLACK and WHITEの誘惑”と題された特別企画。ドイツ人監督エルンスト・ルビッチの『陽気な中尉さん』『陽気な巴里っ子』に加え、ハンガリーの巨匠タル・ベーラの7時間を超える大作『サタンタンゴ』が上映される。両者とも後進に多大な影響を与えた存在であり、その作品の鑑賞機会はかなりレア。まさに映画ファン必見だ。もうひとつの注目が長谷川和彦監督の来場。1979年の『太陽を盗んだ男』で知られる長谷川監督だが、今回のPFFでは岩井俊二監督との映画談義や『太陽を…』の上映に参加。『太陽を…』は一介の中学教師が自ら原爆を作るという問題作だが、いまだ福島の原発事故が収束しない現在だからこその貴重な話が聞けそうだ。そのほかにも、黒沢清監督による映画講義、塚本晋也監督による『七人の侍』談義、今年のPFFスカラシップ作品である『恋に至る病』(木村承子監督)などの上映が行なわれる。一方、“新しい才能”を発掘するために行なわれるコンペティションがPFFアワード。今年は602本の作品が公募で集まったが、その中から厳選された17作品が上映され、30日(金)に行なわれる表彰式でグランプリが発表される。入選作品は、『untitled』岩永洋監督、『101』酒巻大樹監督、『オードリー』勝又悠監督、『偶像讃歌』和田彩監督、『ケージ』石井慎吾監督、『春夏秋冬くるぐる』日原進太郎監督、『TAITO』緑朗監督、『ダムライフ』北川仁監督、『チョッキン堪忍袋』天野千尋監督、『チルドレン』武田真悟監督、『ニュータウンの青春』森岡龍監督、『パッション』南部充俊監督、『反芻』狩野嵩大監督、『PICARO』野上鉄晃監督、『僕らの未来』飯塚花笑監督、『山犬』佐藤考太郎監督、『Recreation』永野義弘監督。なお、今回のPFFアワードでも昨年に引き続き、一般の映画ファンが最終審査に参加することができる“映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)”企画の実施が決定している。第33回PFFぴあフィルムフェスティバル9月20日(火)~30日(金)、東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催京都、神戸、名古屋など順次開催予定。
2011年08月12日今年の直木賞を受賞した池井戸潤の「下町ロケット」(小学館刊)がWOWOWの連続ドラマW枠で実写化。主演の三上博史、寺島しのぶ、渡部篤郎と鈴木浩介監督、そして原作者の池井戸さんが8月4日(木)に都内で開催された記者会見に出席した。純国産ロケット生産のために欠かせないある部品は、下町の小さな町工場の特許技術だった――。その特許がなければロケットは飛ばないという状況の中、巨大企業と町の小さな工場のプライドを懸けた熱きドラマが展開する。東日本大震災の後に、急ピッチで制作が進められた本作。三上さんは「3.11の直後、自分に何ができるかとずっと考えていましたが、行き着いたのは本分である役者で何かをすること。そんな中で(オファーの)電話をいただき、時間もなく大変なのは分かってましたが参加しようと思いました」と強い思いを明かす。三上さんと渡部さんの共演は映画『スワロウテイル』(岩井俊二監督)以来。三上さんは「気がついたら15年経ってた。あのときはお互いにまだガキんちょでしたが(笑)、いまこうしてオヤジになって顔を突き合わせているのが不思議です」と感慨深げ。三上さん演じる佃の口からは「誇り」、「プライド」といった言葉がたびたび発せられるが、三上さん、渡部さん、寺島さんも、職種は違えど佃と同様に強い思いを持って役者という仕事に打ち込んできた。自らの俳優としての信念や情熱について渡部さんは「ひとつのシーン、作品を作るにはすごく力が必要なんです。『誇りを持っている』ということすら考えずに挑んできたように思います」と語り、寺島さんは「自分が共感できることやビビッと来たものに対して執着はすごくあると思います。といってあれもこれもできるタイプではないんですが(笑)、この作品になら命を懸けられる、という情熱はあります」と胸の内を明かす。そして三上さんは「僕にとって(俳優の)仕事は生きがいなんです。生きがいにするためには、お金のためだけでなく、プライドを持たなくてはいけない。こうして夢中になれるものを持っていることを幸せに思います」と真摯に語ってくれた。この日は、原作者の池井戸さんも出席。「下町ロケット」を出版した後、20件を超える映像化のオファーがあったそうだが「その中でWOWOWさんに決めた理由は、(自身の小説が原作で、以前ドラマWで製作された)『空飛ぶタイヤ』のスタッフが揃うと聞いて、僕自身が見たくなったから」と直木賞受賞決定以前から話が進められていたという今回の実写化の経緯を説明。改めてキャスト陣の苦労をねぎらい、感謝の言葉を口にした。「下町ロケット」はWOWOW連続ドラマWにて8月21日(日)22:00より放送開始(全5話)。なお第1話は無料放送される。■関連作品:岳 -ガク- 2011年5月7日全国東宝系にて公開© 2011「岳 -ガク-」製作委員会 © 2005 石塚真一/小学館 CATERPILLARキャタピラー 2010年8月14日より公開© 若松プロダクション■関連記事:長澤まさみ、小栗旬にヒソヒソ話で下ネタ?小栗旬、怒り全開の長澤まさみにタジタジ?「プリプリ怒ってました」長澤まさみ、天然ボケ告白小栗旬に現場で「お兄ちゃん!」と呼びかける小栗旬が山に本気で挑む!『岳 -ガク-』試写会に25組50名様ご招待『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化
2011年08月04日メジャーリーガー同様とまでは言わないが、日本人俳優がハリウッド作品に出演すること自体、以前ほどには珍しい出来事でなくなってきたのは事実である。だが、浅野忠信がハリウッド進出を果たすとなれば話は別だ。事件と言ってもいいだろう。90年代からいまに至るまで、日本映画界の最前線を走り続けてきた男。すでに香港、タイ、モンゴルなどの作品に出演を果たしており、早い段階から海外志向は強かったと言えるが、一方で日本国内での出演作に目を向ければ、岩井俊二に青山真治、是枝裕和といった、どちらかというとインディペンデント色の強い作品への出演が目立つ。そんな彼が、マーベル・コミックを原作とした3D超大作『マイティ・ソー』でハリウッド進出。そこには彼が自らのルーツと共にずっと抱き続けてきた思い、そして20年にわたって映画に携わる中で芽生えたある変化が――。いまなお渇望を抱え、全力で走り続けることをやめない男が、胸の内を明かしてくれた。めぐって来たハリウッドへのチャンス「誰もが知るあの世界に踏み込んでみたかった」「やっと来た」――。今回のハリウッド進出を語る上で、幾度となくこの言葉を口にした。つまり、彼にとってハリウッド映画への出演は、決して降ってわいた話ではなく、以前から熱望し続けてきた夢なのだ。すでによく知られている事実だが、浅野さんはアメリカ人の祖父を持つ。そうしたルーツも踏まえ、今回のアメリカ進出のキャリアにおける位置づけをこう語る。「本当に大きなチャンスだと思っています。ハリウッド映画は世界中で上映されますし、何よりおじいちゃんの存在があって、ずっとアメリカ映画に出たいという思いはありました。長い時間をかけてやっとスタートラインに立ち、スタートを切れた――。それを1回、2回で簡単に終わらせるつもりもないし、ここからまた時間をかけて“浅野忠信”という俳優をみなさんに知ってほしい。いまは役者人生において、大きなチャンスが来たという思いです」。過去の作品ラインナップを見れば分かるが、浅野さんの名が多くの人々の知るところになったのは、岩井監督の初期作品に代表されるような“とがった”作品、役柄を通してであると言える。もちろん、年齢と共に幅広い役柄を演じるようにはなったが、いまなおそうした“独立色”のイメージがついて回る。そうした意味でハリウッド進出を以前から考えていたというのは意外な気も…。「憧れはずっと前からありましたね。もちろん、面白い映画に出たいという思いは若い頃からあったし、各国の映画に出たいとも思ってました。その一方でワーッと楽しめるハリウッド映画のノリは決して嫌いじゃない。それこそ小さい頃から観ていたし、俳優としても思いきりやってみたい、という気持ちはあった。僕は欲張りで、本当にいろんな映画に出たい(笑)。誰もが知るあの世界に踏み込んでみたいというのはずっと思ってました」。ずっと思い続けてきた“夢”がかなった形だが、決してそれだけではない。俳優として映画界の最前線に立つ中で、浅野さん自身も常に変化し続けたきた。「こだわりを持たないこと」――現在の自らの俳優としてのスタンスをそう表現する。「いまは自分の中で(役を受けるか否かの)基準を作らないようにしています。オファーが来たということは、僕が出たら面白いと考える人がいるということ。もしも受け取った台本がつまらなかったら、なおさら僕がそれを面白くすることができるのか?って思ってやりたくなるんです。『面白い』、『かっこいい』なんていうのは誰かが既に作ったものですから、それに乗っかっても、その先はない。だったら自分が何もない底辺で、一番ひどいものを一番かっこいいものに変える方がよほど面白いだろうって」。そう考えるに至る一因は、映画界の最前線に立ち続ける中で、肌で感じた映画界そのものの“変化”だった。90年代に浅野さんが好んで出演していた、先述のような“とがった”作品はいつしかあまり撮られなくなっていった。「その中で、僕自身に対しても“求められ方”が変わっていくのは感じましたね。例えば『鈍獣』(’09)のような映画やあの役柄にしても、90年代には求められなかっただろうと思うし、『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』(’09)でも、すごく質の高い芝居を要求されているのを感じた。そういう現場の経験を通して、やはりこれは僕が何かやらなきゃ始まらない、自分が考え方を変えなきゃとんでもないことになるぞって思ったんです。そこで、ガムシャラに自分の思いつくことをぶつけて、監督たちと一緒に作っていくのがすごく楽しかった。まあガムシャラにぶつけられるだけの役をいただけていたというのもありますが。なるほど、自分を窮屈にしていたのは自分だったし、知らないことが世界を狭くしてたんだって。失敗する方向にあえて行くことで、失敗じゃなかったと気づくということがいっぱいありました」。10年後を見据えて、“応えて求められる”俳優に常に壊し、新たな道を作り上げる。それは決して過去が失敗だったからではない。全てを受け入れ、そして吐き出していく。それが表現者・浅野忠信の生き方なのだ。ハリウッドの現場でも、それは何ら変わることはない。改めて己の往くべき道に確信を持ったようだ。「海外の連中は、自分で選んでこの仕事をやっている、という意識が強い。だから簡単には文句言わないし、どんな小さいシーンでも『明日、おれがセリフ言うシーンがある。楽しみでしょうがない。明日が待てない』って姿勢なんですよ。それは当たり前のことだけど、日本にいたら忘れかけていたかもしれない。自分でもらった役を自分がMAXで楽しまなきゃ誰が楽しむんだっていう話ですから。そういう環境にどっぷり浸かれたのは大きかった」。浅野さんが演じたのは、ソーに仕える戦士で、侍を思わせる男・ホーガン。「戦いのことだけを考えているタイプの戦士なので、やはりアクションシーンが大事だと思ってました。ただ、アクションと言ってもコミック発の作品だから、キレイにやるんじゃなくてワイルドに大胆に動きたかった。それは、スタントの方にも常に言ってました」。この男から迷いは感じられないが、改めて今後の俳優としてのビジョンを聞いてみた。「いま、こうやって『マイティ・ソー』が公開されて、観てくださる人たちがいて、ここから僕がどういう風に必要とされるのか?必要とされたときに、それに応えられる“何か”を持ってないといけない。この先も応えて、応えて求められ続けるようにしたい。それが10年後くらいにひとつの形になっていてほしいですね。これまで日本でやっていく中で、自分の“役割”というものを与えてもらったように思えるので、これから同じように役割を感じられるようになりたいです」。静かに浮かべた笑みは自信、いや覚悟の表れと言えるかもしれない。浅野忠信の“新章”が始まる――。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel © 2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.■関連記事:『マイティ・ソー』クリス・ヘムズワース インタビュー神に“不可能”の文字はなし松たか子、浅野忠信の米進出を祝福「立派になられましたね」今年だけで公開作は5本注目せざるをえない女優、ナタリー・ポートマンの魅力オレ様ヒーローに胸キュン!女性限定『マイティ・ソー』3D試写会に25組50名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】夏休み注目映画続々!今年は“ヒーロー”が熱い!
2011年06月29日CS放送の日本映画専門チャンネルが送る「日曜邦画劇場」が5月1日(日)の放送で500回目を迎えるのを記念して、4月17日(日)に公開収録が都内で行われた。5月8日(日)501回目で放送される『リリイ・シュシュのすべて』の上映が行われ、同番組の“支配人”を務めるフジテレビの軽部真一アナウンサーが司会を務め、岩井俊二監督と本作で映画デビューを果たした蒼井優がトークショーを行った。蒼井さんは岩井監督の最新作『ヴァンパイア』にも出演しており、カナダで行われた撮影のエピソードなども明かしてくれた。『リリイ・シュシュのすべて』は、同番組のスタートしたのと同じ2001年に公開。地方都市を舞台に中学生たちの“いま”を切り取っており、蒼井さん同様に市原隼人も本作で映画デビューを果たしているほか、忍成修吾、勝地涼ら当時、無名の若手俳優陣が数多く出演している。久々に本作を鑑賞したという岩井監督は「(スタッフ、キャスト合わせて)ものすごくたくさんの人が関わっていたということを実感しました」とコメント。蒼井さんは本作に出演することになった経緯について「ひょんなことから事務所に所属することになり、いくつものオーディションに行くんですが、毎回落ちてて、また落ちるだろうと思ってたら受かって『本当によく分からない世界だな』と思ってました」と当時をふり返る。監督は、蒼井さんと伊藤歩が演じた2人の女子中学生がたどる“運命”に関して、映画では、自身が発表した原作小説から変更を施している。これは、2人をオーディションで観察しつつ、変えていったそうで、当時の蒼井さんを見て「正体が知れない、言ってることがよく分からない子で、先が読めなかった。こういう子の方が突発的に何かしそう」と感じて、変更したことを明かした。当時、監督から、目指す女優像を尋ねられた蒼井さんは「(この映画への参加は)ちょっとした思い出作りですよ」と満面の笑みで答えたとか…。大物ぶりをうかがわせるエピソードだが、この作品への出演を機に、女優としての道が開けたとふり返り、本作を「いい思い出であり、誇り。(その後、女優として)グレーゾーンでせめぎ合いながら仕事をしていく中で、あの現場でみんなでこの作品を作ったことから始まったと思うと心強くなる」と女優としての“原点”であると告白した。2人からは撮影時の様々なエピソードも明かされ、蒼井さんと市原さんのあるシーンが64テイクも重ねた挙句に本編ではカットされたことや、伊藤さん演じる女子中学生が、丸坊主で教室に入ってくる衝撃のシーンでは、カット後にその場にいたキャストがショックで素で号泣したこと、さらにその場でもらい泣きしている蒼井さんを監督はすかさずカメラに捉え本編でも使用したことなど、様々なエピソードに観客は驚きつつ、耳を傾けた。また、今年のサンダンス映画祭、ベルリン国際映画祭で上映された監督の最新作『ヴァンパイア』では、蒼井さんは唯一の日本人キャストとして、バンクーバーで行われた撮影に参加。自称“吸血鬼”の男と自殺願望を持つ女たちを描いた物語で、蒼井さんは自分の居場所を探す日本人留学生を演じている。英語での演技ということでかなり練習を重ねて臨んだそうだが、逆に現地のスタッフに「留学生に見えない」とダメ出しを食らったとか…。日本での公開のスケジュールについてはいまだ未定だが、『リリイ・シュシュのすべて』、『花とアリス』に続く岩井監督作品への出演とあって期待が高まる。ちなみに岩井監督に蒼井さんの魅力を尋ねると「巡りあわせに近くて『あ、この役は優にやらせたら面白そう』という感じ。不器用だけど、いろんな個性を持っていて一色じゃないので括りにくいんですよね」との答えが返ってきた。『ヴァンパイア』しかり、その前の『ニューヨーク,アイ ラブ ユー』しかり、海外での活動が目立つ岩井監督だが、日本を舞台にした日本人キャストによる作品の構想も持っているようで「日本で撮りたいという気持ちは強いです」と意欲満々。特に、東日本大震災で青春時代を過ごした仙台が被災したこともその思いに拍車をかけたよう。「自分が青春を過ごした街であり、若い子たちはまた同じ場所で青春を過ごすんだろうな、と考えさせられた」と語り、さらに「(震災時に)Twitterで(人を探すための)情報交換をしていましたが、そこに『片思いの男の子を探してるので居場所を教えてほしい。でも自分の名前は明かせない』という書き込みがあったんです。あのさなかに、そういうことがあるのか、と思い、最初はものづくりどころじゃなかったけど、作らなきゃと強く感じた」と創作に向けた思いを明かしてくれた。『リリイ・シュシュのすべて』は日本映画専門チャンネル「日曜邦画劇場」にて5月8日(日)21:00より放送。日曜邦画劇場500回記念スペシャル:岩井俊二映画祭:■関連作品:ニューヨーク,アイ ラブ ユー 2010年2月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© NY5,LLC-All Rights Reserved. ヴァンパイア 2011年公開予定■関連記事:岩井俊二『ヴァンパイア』ベルリン映画祭出品が決定!蒼井優を起用したワケとは?ミランダ・カー、自身のブログでオーランド・ブルームとの第一子をお披露目オーランド・ブルーム&ミランダ・カー夫妻に第一子の男児誕生!謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕婚約解消から3か月、ヘイデン・クリステンセンとレイチェル・ビルソンが仲直り?
2011年04月18日キアヌ・リーヴス主演で、日本の「忠臣蔵」を新たに描き出すハリウッド大作『47RONIN』に、赤西仁が出演することが明らかになった。先日、正式に製作と撮影開始が発表された本作。大石内蔵助が浪人たちを率いて、主君の仇を討つというベースの物語はそのままに、これぞハリウッドという迫力の戦闘シーンや恋模様などが描き出されることに。キアヌに加え、日本人キャストとしてすでに、真田広之、柴咲コウ、浅野忠信、菊地凛子が出演することが発表されていたが、今回、新たに赤西さんの出演が明らかに!赤西さんが演じるのは、大石内蔵助(真田さん)の息子・主税(ちから)。キアヌ扮するはぐれ者の助っ人・カイの親友という設定となっている。赤西さんは自らハリウッドのオーディションに乗り込み、得意の英語を生かして見事、主税役を勝ちとった。殺陣や乗馬のトレーニングを重ねる赤西さんの並々ならぬ情熱に、カール・リンシュ監督も「主税役は彼しかいない」と絶賛しているという。赤西さんは今回の発表に際し「『47RONIN』という日本人にとって重要なテーマを扱った作品でハリウッド超大作、しかも3D作品に出演することになり、本当に興奮しています。キアヌほか素晴らしい俳優の方々と共演できること、そしてワールドワイドな作品を一緒に作り上げることに充実感を感じています。これからも自分の感性を研ぎ澄ませて、音楽も演技も世界でボーダレスに活躍できるように、自分のスタンスを崩さずに突き進んでいきたいと思っています」と意気込みを語ってくれた。赤西さんにとっては、昨年公開された主演映画『BANDAGE バンデイジ』以来となる2作目の映画出演であり、ソロ活動開始後、初めての俳優としての仕事となる。すでにミュージシャンとして、全米ツアーを経験している赤西さんだが、俳優としても全米デビューを果たすことに。これまで数々の若手俳優たちが演じてきた主税という役を、このハリウッド版でどのように演じているのか?作品は3月にクランクインし、現在、ハンガリーで撮影中。今後、ロンドンや日本での撮影も予定されている。『47RONIN』は2012年12月、公開予定。■関連作品:BANDAGEバンデイジ 2010年1月16日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010「BANDAGE」製作委員会47RONIN 2012年12月、公開■関連記事:キアヌにデル・トロ。40代独身大物俳優たちの身辺に変化の兆しがキアヌ主演のハリウッド版「忠臣蔵」発進!真田に浅野、柴咲&凜子も参戦謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕ツンデレ?身長?お似合い映画カップル1位は『のだめ』の2人真央&岡田将生が2位お似合いの映画カップルは?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント
2011年04月14日先月開催されたサンダンス映画祭でも上映された、岩井俊二監督の全編英語による最新作『ヴァンパイア』が、2月10日(現地時間)より開催される第61回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されることが決定し、岩井俊二監督からコメントが到着!唯一の日本人キャストととなる蒼井優の起用の理由や役どころについても語ってくれた。俗に言うところの“ヴァンパイア映画”とは趣が異なるとも言われる本作。主人公は、仕事熱心で認知症の母を介護する高校の生物教師・サイモン。一見、真面目そうな外見とは裏腹に、彼は若い女性の血を飲みたいという欲求を抑えられずにいる。血を求めて自殺サイトを徘徊し、自殺志願者の娘たちを言葉巧みに誘い出していくのだが…。“ヴァンパイア”と呼ばれた男と彼に血を提供した女たちの物語が展開する。岩井監督にとってベルリン国際映画祭への参加は『undo』、『PiCNiC』、『リリイ・シュシュのすべて』に続き4回目。岩井監督も現地入りし、舞台挨拶とティーチインに参加するとのこと。「観て、何かを感じてもらえると嬉しいです」と静かに意気込みを語った。作品については「この物語を最初に書き始めたのは、もう10年以上前でもあり、内容もヴァンパイアの映画ではないので、最近のブームとはあまり関係ない映画です。改めてふり返ると、命とは、という予想外に大きなテーマを描こうとしていたんだなと感じます」とやはり、現在、ハリウッドを中心に次々と製作、公開されている“ヴァンパイア映画”とは異なるということを強調。本作でハリウッド長編デビューを果たす蒼井さんの起用理由に関しては「彼女にやってほしい役があったからです」と説明。気になるその役どころはというと、「交換留学生の役です。高校生なので実年齢的には無理がありましたが、カナダの本物の高校生の中に入ると、むしろまだ幼く感じるぐらいでした。カナダの高校生は貫禄あり過ぎです」と明かしてくれた。今回、到着した画像では凛々しい顔が印象的の蒼井さんのほか、サイモンや彼に誘い出されたと思しき女性たちの姿が。いくつかの画像では真っ白い風船のようなものが写っているが、これは何を意味するのか?謎は深まるばかりだ。『花とアリス』から7年、『市川崑物語』から5年。岩井監督は果たして何を見せてくれるのか?『ヴァンパイア』の日本公開は2011年を予定。■関連作品:ヴァンパイア 2011年公開予定■関連記事:謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕
2011年02月07日AKB48が快挙達成!オリコンによる最新1月31日付週間シングルランキングによると、2010年の年間シングルランキングで1位を獲得した彼女たちの18thシングル「Beginner」のトータルセールスが100.1万枚に到達し、2007年8月の秋川雅史「千の風になって」以来3年5か月ぶり、AKB48としては初となるミリオンセールスを記録した。先日、2010年の彼女たちの活動に密着したドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』が公開となったばかりだが、それを祝うかのような新たな快挙達成のニュースが舞い込んだ。「Beginner」は、発売初週で82.7万枚を売り上げ、SPEED「ALL MY TRUE LOVE」が持っていた女性グループの初動売上記録60.1万枚を12年ぶりに上回ったばかりでなく、2001年以降のシングルの最高初動売上作品であった宇多田ヒカル「Can You Keep A Secret?」の78.4万枚をも更新し、近年稀に見る大ヒットとなっていた。さらに年末の紅白歌合戦出場も追い風となり、11月8日付ランキングでの初ランクインから13週目でのミリオン突破となった。ちなみに女性アーティストのシングルでのミリオン突破は中島みゆきの「地上の星/ヘッドライト・テールライト」以来7年10か月ぶりであり、女性グループとしてはモーニング娘。の「恋のダンスサイト」以来10年11か月ぶりの快挙。AKB48のプロデューサーを務め、「Beginner」を含め楽曲のほとんどの作詞を担当している秋元康にとっては、1994年に発売された藤谷美和子・大内義昭の「愛が生まれた日」以来、実に16年半ぶり4曲目(※ほかにとんねるず「ガラガラヘビがやってくる」、稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」)の100万枚超えとなった。今回のミリオン達成について、メンバーの高橋みなみからは「このような記録を達成でき大変光栄に思います。活動を始めてから昨年の12月でまる5年が経ち、現在6年目に入ってる私たちAKB48にとっても『Beginner』の歌詞のように初心を忘れることなく、更に成長できるように頑張って行きたいと思います」とのコメントが寄せられた。2011年も止まる気配のないAKB旋風。週を重ね、最終的にどこまで売り上げを伸ばすのか注目が集まる。■関連作品:DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会■関連記事:AKB48高橋みなみ初ドキュメンタリー映画初日に感極まって涙!AKB48映画の主題歌は発売未定、映画館でだけ聴ける新曲「少女たちよ」!AKBの素顔をいち早くキャッチ!アメーバピグで「AKB48」映画を先行配信大島が卒業についても言及?「AKB48」映画で前田、板野ら15人の本音に迫る謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕
2011年01月25日アイドルグループAKB48の大島優子、前田敦子ら15人が1月22日(土)、東京・港区のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、ドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』(寒竹ゆり監督)の初日舞台挨拶に出席。高橋みなみが感極まって涙を見せた。涙の場面は登壇陣全員が一言ずつ挨拶をした後、寒竹監督が登場し、メンバーにメッセージを送ったとき。昨年1年の間、メンバーに密着し、1,000本以上のテープに収録したという寒竹監督が「彼女たちが大好きになったし、10年後、こんだけ頑張ってる人たちが報われる世の中であってほしい」と愛をうかがわせる言葉を述べた。その間に、高橋の目からは大粒の涙がポロポロ。顔を横に向けて必死に泣き顔をファンに見せないようにしていたが、メンバーにバレて開き直り「誰にもバレないようにと思ったんですけど…」と涙を拭って照れ笑い。「監督に言われると嬉しくてグッときてしまって。泣けるやろ?」と泣き笑い顔で愛嬌を振りまいた。本作は、昨年1年間の活動の密着に加え、寒竹監督による個々のインタビューを収録。前田さんは「ドキュメンタリー映画を作ると教えてもらったのは10月。どうしてここが使われたんだろう?ってところがあるけど、そこが私たちらしいかな…」と照れ気味。大島さんは「監督が私たちを受け入れる体制を作ってくれたので、それぞれ思いをしゃべることができた」と感謝の気持ちを述べ「あと、カメラマンさんが、空気になってくれて、そのままの私たちを撮ろうとしてくれた」と独特の表現。ファンの笑いを誘っていた。『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』はTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会■関連記事:AKB48映画の主題歌は発売未定、映画館でだけ聴ける新曲「少女たちよ」!AKBの素顔をいち早くキャッチ!アメーバピグで「AKB48」映画を先行配信大島が卒業についても言及?「AKB48」映画で前田、板野ら15人の本音に迫る謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕AKB48ドキュメンタリー映画の総指揮に岩井俊二その全貌が徐々に明らかに!
2011年01月22日いよいよ今週末公開となる「AKB48」の昨年1年間の活動に密着した『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』の主題歌のタイトルが新曲「少女たちよ」であることが判明した。この映画については、昨年の10月10日(日)に開催された彼女たちのコンサートイベント内で公開が発表され、それ以降、製作総指揮を岩井俊二が務めること、大島優子や前田敦子、篠田麻里子ら15名のメンバーに関してはプライベートの姿も含め個別に密着した映像があることなどが少しずつ明らかにされてきたが、公開まで1週間を切ってようやく主題歌が明らかに。作曲は、これまでにもAKB48の楽曲を数多く手がけてきた小網準。作詞はもちろん、AKB48の総合プロデューサーであり、本作の企画も務める秋元康。夢に向かい、悩みながらもひたむきに努力する彼女たちにピッタリな前向きな力強い1曲に仕上がっている。レコーディングは多忙を極めた年末に行われたが、映画のエンドロールでは、その様子を観ることができる。現段階で発売の予定などは未定であり、まさに映画館でしか聴くことができない1曲となっている。映画の中で全てをさらけ出している彼女たち。その姿を見た上で最後に流れるこの「少女たちよ」は観客の胸にどのように響くのか?『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』は1月22日(土)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。1月20日(木)、21日(金)には先行上映を実施。■関連作品:DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会■関連記事:AKBの素顔をいち早くキャッチ!アメーバピグで「AKB48」映画を先行配信大島が卒業についても言及?「AKB48」映画で前田、板野ら15人の本音に迫る謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕AKB48ドキュメンタリー映画の総指揮に岩井俊二その全貌が徐々に明らかに!マツコプレゼンター役にゴキゲン斜め?AKB、渡部陽一ら今年ブレイクの面々が一堂に
2011年01月20日今月7日に第一子の男児誕生が報じられたものの、沈黙を守っていたオーランド・ブルーム&ミランダ・カー夫妻だが、ミランダが自身のブログで赤ちゃんとのツーショット写真付きで掲載し、事実を認めた。ミランダは自身がプロデュースするオーガニック化粧品ブランド「Kora Organics」のウェブサイト上にあるブログに18日付けで、1月6日に9ポンド12オンス(約4.4キロ)の男の子が誕生し、フリンと名づけたことを発表。「鎮痛剤などは使用しない、自然分娩でした。時間のかかる難産でしたが、オーランドはずっと付き添って支えてくれました。彼なしでは出産できなかったでしょう」と綴っている。公開された写真はベッドに横たわるミランダがフリンに授乳している姿。「私たちは本当に幸せに、家族で過ごす時間を楽しんでいます。息子は私たちにとって一筋の太陽の光です。美しく優しい祝福を下さったみなさんに感謝します」と結んでいる。(text:Yuki Tominaga)Kora Organics公式サイト:© AFLO■関連作品:ニューヨーク,アイ ラブ ユー 2010年2月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© NY5,LLC-All Rights Reserved.■関連記事:オーランド・ブルーム&ミランダ・カー夫妻に第一子の男児誕生!謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕婚約解消から3か月、ヘイデン・クリステンセンとレイチェル・ビルソンが仲直り?ヘイデン・クリステンセンとレイチェル・ビルソンが婚約解消 長すぎた春に終止符めでたくゴールインしたオーランド・ブルーム、妻のミランダは妊娠3か月?
2011年01月20日人気絶頂の「AKB48」の2010年の活動の全てに密着したドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』の一部が、今週末の公開に先駆けて、1月19日(水)21:00より、コミュニティサービス「アメーバピグ」の動画視聴エリア「ピグテレビ」にて先行配信されることになった。メディアに出ない日はない、といっても過言ではないほどの人気を見せるAKB48の、ライヴ活動やCD製作のプロセスといった舞台裏を映し出した本作。岩井俊二が製作総指揮を務めており、特に、大島優子、前田敦子らをはじめとする15名に関しては、アイドルから「自分に帰る時間」をテーマに個人密着撮影を敢行していることも先日発表され、話題を呼んだばかり。「アメーバピグ」は2009年2月に開始された国内最大の仮想空間サービス。ユーザーが自身のキャラクターである“ピグ”を通して洋服の着せ替えや、他のユーザーとのリアルタイムな会話を楽しむことができ、ユーザー数は500万人以上。多くの芸能人も利用するサービスとして人気を誇る。今回、先行配信されるのは、映画本編の見どころを編集した映像で、19日(水)の21:00より5分間限定で配信。アメーバピグ内の動画視聴エリアで、今回、最大10,000人が同時に無料で映像を見ることが可能となる。誰も知らないAKB48が描かれるという本作だが、公開に先駆けていち早く、彼女たちの素顔をのぞくチャンス!こちらはアメーバピグに会員登録後、「おでかけエリア」から「動画広場」を選択すると、鑑賞することができる。『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』は1月22日(土)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。1月20日(木)、21日(金)には先行上映も開催される。アメーバピグ:■関連作品:DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会■関連記事:大島が卒業についても言及?「AKB48」映画で前田、板野ら15人の本音に迫る謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕AKB48ドキュメンタリー映画の総指揮に岩井俊二その全貌が徐々に明らかに!マツコプレゼンター役にゴキゲン斜め?AKB、渡部陽一ら今年ブレイクの面々が一堂にAKB48の初のドキュメンタリー映画公開決定素顔に密着!収録テープは千本超
2011年01月19日いまをときめく「AKB48」の昨年1年間の活動に完全密着したドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』がこのほどついに完成。本作において、メンバーの中から大島優子、前田敦子、板野友美ら15人に関して、アイドルから「自分に帰る時間」をテーマに、それぞれの素顔を引き出すべく、個人密着取材が行われており、その内容が明らかに!岩井俊二が製作総指揮を務め、佐々木希主演の『天使の恋』で長編映画デビューを飾った寒竹ゆりがメガホンを握る本作。各シングルの製作過程、横浜アリーナ、代々木第一体育館でのライヴ、選抜総選挙、ジャンケン大会といったイベント、その舞台裏などを克明に記録しているが、寒竹監督が数々のビッグイベント以上に特に興味を抱いたのが、彼女たちのホームグラウンドである「AKB48劇場」での公演活動の中で繰り広げられるドラマだったという。加えて多くのメンバーの中から特に15人に関しては、個人に密着して撮影を行い、普段のTVや雑誌などでは絶対に見せることのない素顔や彼女たちの本音をカメラに捉えた。密着撮影を行った15人は、大島優子、前田敦子、篠田麻里子、板野友美、渡辺麻友、高橋みなみ、小嶋陽菜、柏木由紀、宮澤佐江、河西智美、峯岸みなみ、秋元才加、北原里英、指原莉乃、横山由依。大島さんは得意のスノーボードを披露!昨年行われた総選挙で見事1位を獲得した彼女が感じている総選挙以降の環境の変化、女優としての将来の夢、かつては優等生であった自分の殻を破ったきっかけから、AKB48からの卒業についてまで、本音で語っている。結成以来、常にセンターの重圧と闘ってきたが、昨年の総選挙で2位となった前田さんは、その総選挙について、そしてAKB48入りをして徐々に変化したという自身について、将来についてなどを独白。初期メンバーとして、後輩に託す彼女の想いが明かされる。ほかにも、板野さんはチームAからチームKへと移籍する際の葛藤やAKB48のプロデューサー・秋元康とのエピソード、さらには中学時代の反抗期について告白。また、AKB48加入後初めて故郷の鹿児島に帰省した柏木さんが地元で見せる素顔、誰もが認める“リーダー”である高橋さんの思い、アニメ好きの渡辺さんのお買い物の様子や負けず嫌いな一面など、まさに公私を問わず、彼女たちの喜びや苦悩を余すところなく映し出す。なお、1月22日(土)の初日舞台挨拶にはこちらの15名が、監督と共に初日舞台挨拶に登壇するが、その模様はTOHOシネマズ 梅田、TOHOシネマズ 名古屋ベイシティほか全国40スクリーン以上で生中継されることも決定している。『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』は1月22日(土)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて全国にて公開。1月20日(木)、21日(金)には先行上映も開催される。■関連作品:DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会■関連記事:謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕AKB48ドキュメンタリー映画の総指揮に岩井俊二その全貌が徐々に明らかに!マツコプレゼンター役にゴキゲン斜め?AKB、渡部陽一ら今年ブレイクの面々が一堂に佐々木希先輩・木村佳乃を祝福自身の結婚は「26までに」AKB48の初のドキュメンタリー映画公開決定素顔に密着!収録テープは千本超
2011年01月13日昨年7月に結婚したオーランド・ブルームとミランダ・カーに第一子の男児が誕生したようだ。夫妻からの正式発表はないが、アメリカの芸能誌やサイトなどが、ミランダは6日朝、ロサンゼルスの病院で体重約10ポンド(約4.5キロ)の男児を出産したと報じている。ミランダの家族は6日にオーストラリアの「デイリー・テレグラフ」紙の取材に応え、「ボクシング・デー(クリスマスの翌日)に陣痛が起こったとメールで報せが来ましたが、このときは徴候だけでした。でも、今朝から分娩室に入ったのは確かです」と話していた。芸能サイト「X17online」のカメラマンはオーランドが大喜びで“息子”について話すのを聞いたという。2人の喜びのコメントはまだ届かないが、ミランダのホームタウン、オーストラリアのニューサウスウェールズにあるガネダーの市長は早速お祝いコメントを発表。「市民はみんな大喜びです。(ここに住む)家族との絆も強い彼女のことを私たちは誇りに思っていますし、ミランダとオーランド、そして赤ちゃんにガネダーで会いたいです」。市長は赤ちゃんの誕生祝いを市民たちから贈る計画があることも明らかにしている。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:ニューヨーク,アイ ラブ ユー 2010年2月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© NY5,LLC-All Rights Reserved.■関連記事:謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕婚約解消から3か月、ヘイデン・クリステンセンとレイチェル・ビルソンが仲直り?ヘイデン・クリステンセンとレイチェル・ビルソンが婚約解消 長すぎた春に終止符めでたくゴールインしたオーランド・ブルーム、妻のミランダは妊娠3か月?婚約したオーランド・ブルーム&ミランダ・カーに花嫁のホームタウンが格安挙式を提案
2011年01月11日映画監督としてはもちろん、最近では赤西仁主演の『BANDAGEバンデイジ』のプロデュースや「AKB48」の2010年の活動に密着したドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』の製作総指揮も手掛ける岩井俊二が1月1日(土)、「岩井俊二映画祭」の開幕を宣言した。2010年元日の“告知”から1年の沈黙――。これまで謎に満ちていた映画祭の全貌がついに明らかになった。“世界最小映画祭”をスローガンに掲げ、個人映画祭というまったく新しい映画祭のあり方を提案する「岩井俊二映画祭」。その目玉プログラムが「NOVIE=読む映画」と名付けられた電子書籍配信だ。現在、同映画祭サイト(iwaiff.com)では最新書き下ろし小説「ヴァンパイア 序章/第1章」と「リリイ・シュシュのすべて<完全版>第1章」の配信がスタートしており、今後は自伝エッセイ「カメラ」のシリーズ配信、未公開の幻の作品も公開される予定だという。日本語をはじめ、英語、韓国語、中国語にも完全対応している。「最初はオフィシャルサイトをリニューアルするつもりだったが、いろいろいじっている間にこんな形になってしまった。世に言う映画祭とは様子が違うと思いますが、作品をお客さんと一緒に楽しめるライブハウス的な場所を作りたかった。その夢がようやく実現した」と岩井監督。いわば小説でも映画でもない、岩井ワールドの新たな発信源となるのが「岩井俊二映画祭」なのだ。そんな岩井監督の最新映画『ヴァンパイア』が、今月20日(現地時間)から行われるサンダンス映画祭に正式出品されることが決定した。オーランド・ブルーム、クリスティーナ・リッチが出演したアンサンブルムービー『ニューヨーク,アイラブユー』に続き、英語劇にチャレンジした本作は、レイチェル・リー・クック、アマンダ・プラマー、ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、そして日本からは蒼井優らが出演。見た目は平凡な青年が、“理想の女性”を求めて夜な夜なネットをさまよう…というホラーテイストの作品だが、その内容はベールに包まれており、現時点で唯一の手掛かりは小説「ヴァンパイア 序章/第1章」だけだ。「開かれたアトリエという感じでしょうか。遊びに来てください。いろいろお見せしますよ」(岩井監督)。早速、いままでに例を見ない画期的な“映画祭”を体験してみては?『ヴァンパイア』は2011年公開予定。岩井俊二映画祭:価格:1,200円※定期購読の場合、毎号900円■関連作品:ヴァンパイア 2011年公開予定BANDAGEバンデイジ 2010年1月16日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010「BANDAGE」製作委員会DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会ニューヨーク,アイ ラブ ユー 2010年2月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© NY5,LLC-All Rights Reserved.■関連記事:AKB48ドキュメンタリー映画の総指揮に岩井俊二その全貌が徐々に明らかに!婚約解消から3か月、ヘイデン・クリステンセンとレイチェル・ビルソンが仲直り?マツコプレゼンター役にゴキゲン斜め?AKB、渡部陽一ら今年ブレイクの面々が一堂にAKB48の初のドキュメンタリー映画公開決定素顔に密着!収録テープは千本超ヘイデン・クリステンセンとレイチェル・ビルソンが婚約解消 長すぎた春に終止符
2011年01月07日「AKB48」の2010年の活動に密着したドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』の製作総指揮を岩井俊二、監督を『天使の恋』の寒竹ゆりが務めることが明らかになった。いまや彼女たちがメディアに登場しない日はないというほどの人気を見せるAKB48。横浜アリーナ、代々木第一体育館でのライヴ、選抜総選挙、ジャンケン大会と今年も数多くのイベントで世間をにぎわしてきたが、映画ではこれらの活動や楽曲製作のプロセスの“表の顔”はもちろん、舞台裏における彼女たちの素顔をも映し出す。10月10日に開催されたコンサートイベントで今回の映画の製作が発表されたが、このたび、スタッフが明らかになると共に、公式サイトもリニューアル。来年1月22日(土)の映画公開日まで、日替わりで2010年のAKB48の写真がランダムにアップされるという企画もスタートした。YouTube上のAKB48公式チャンネルである「AKB48 Official Channel!」では、いち早く本作の特報もアップされている。こちらでは冒頭から総選挙の涙の瞬間が映し出されるほか、小野恵令奈の卒業報告の映像なども。映画監督としてのみならず、数々の話題作のプロデュースも手がけており、ドキュメンタリーの分野でも2002年のワールドカップの期間中の日本代表の活動に密着したドキュメンタリー「六月の勝利の歌を忘れない 日本代表、真実の30日間ドキュメント」が絶賛を浴びた岩井さん。今年2月に発売されたAKB48の15枚目のシングル「桜の栞」では、卒業式をイメージした印象的なPVの監督も務めている。寒竹監督は、岩井さんがプロデュースするラジオ「円都通信」の中でオンエアされたラジオドラマ「ラッセ・ハルストレムがうまく言えない」で脚本家としてデビュー。昨年、佐々木希主演の『天使の恋』で長編監督デビューを果たした新鋭女流監督で、その細やかな演出が高い評価を集めている。いま、最も脂ののったAKB48という素材をこの師弟コンビがどう料理するのか楽しみなところ。『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』は2011年1月22日(土)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。YouTube「AKB48 Official Channel!」■関連作品:DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会■関連記事:マツコプレゼンター役にゴキゲン斜め?AKB、渡部陽一ら今年ブレイクの面々が一堂にAKB48の初のドキュメンタリー映画公開決定素顔に密着!収録テープは千本超
2010年11月19日8日(金)午後、第15回釜山国際映画祭(PIFF)に『雷桜』で参加している、岡田将生、蒼井優が、海雲台ビーチのPIFFステージでの、ファンとの交流イベントに登場。平日昼間にもかかわらず、制服姿の女子高生を中心にした500人以上のファンから、熱い声援を浴びていた。女子高生たちは手に手にプレゼントを抱えているのだが、蒼井さんに対して「かわいい!大好きです!」と渡す女の子が多く、これには岡田さんもタジタジ。さらに司会者からは「岡田さんは日本でどれくらい人気があるんですか」とストレートに聞かれてしまい苦笑い。実は蒼井さんは、韓国では圧倒的人気の岩井俊二監督の『花とアリス』の主演女優として釜山を訪れたこともあり、女子高生にとっては憧れの存在なのだ。しかし生の岡田さんを間近で見て、彼女たちも「素敵です!」とすっかりファンになったようだった。その夜、屋外劇場で行われた上映は、大雨に見舞われたにもかかわらず、3,000人もの観客がカッパ姿で最後まで鑑賞。岡田さんは仕事のため一足先に帰国したが、こちらでの舞台挨拶に立った蒼井さん、廣木隆一監督は韓国の映画ファンの熱意に打たれ、感激しきりだった。『雷桜』は10月22日より全国東宝系にて公開。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会■関連記事:岡田将生、タキシードでピース!蒼井優と共に釜山レッドカーペットに登場ちょんまげが似合う俳優ランキングは大混戦!大沢たかおが錦戸亮を抑え1位岡田将生×蒼井優で贈る感動のラブストーリー『雷桜』試写会に30組60名様ご招待岡ちゃん“サムライシネマ”応援団長就任「まさかこんな風になっちゃうとは」蒼井優“許されない恋”の理由は「好きな人に聞きます」
2010年10月09日