広瀬すず、菅田将暉、宮野真守ら大人気キャストたちが出演することで話題の映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』。この度、本作の主題歌が“DAOKO×米津玄師”によるコラボレーションで本作のために制作された「打上花火」に決定。あわせて新たな特報映像とポスタービジュアルも公開された。夏休み、とある海辺の町。花火大会を前に、「打ち上げ花火は横からみたら丸いのか?平べったいのか?」で盛り上がるクラスメイト。そんななか、典道が想いを寄せるなずなは母親の再婚が決まり転校することになった。「かけおち、しよ」。なずなは典道を誘い、町から逃げ出そうとするのだが、母親に連れ戻されてしまう。それを見ているだけで助けられなかった典道。「もしも、あのとき俺が…」なずなを救えなかった典道は、もどかしさからなずなが海で拾った不思議な玉を投げつける。すると、いつのまにか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた…。何度も繰り返される1日の果てに、なずなと典道がたどり着く運命は――?本作は、『花とアリス殺人事件』『リップヴァンウィンクルの花嫁』などを手掛ける岩井俊二の伝説的な傑作ドラマを原作に、『モテキ』『バクマン。』の大根仁が新たに脚本化した劇場アニメーション映画。“繰り返される夏の1日”の、恋の奇跡を描いた感動のラブストーリーだ。クラスのアイドル的存在・なずな役を広瀬さん、なずなに密かに想いを寄せる典道役を菅田さん、典道の恋敵となるクラスメイト・祐介役を宮野さんが務めるなど豪華キャストが集結している。注目の本作の主題歌を手掛けるのが、「DAOKO×米津玄師」。『渇き。』の挿入歌や庵野秀明率いるスタジオカラ―による『日本アニメ(-ター)見本市「ME!ME!ME!」』の音楽をTeddyLoidと共に担当するなど、いま最もクリエイターに愛される女性アーティスト・DAOKOさん。そして、CMソングやTVアニメ「3月のライオン」のエンディングテーマ、「僕のヒーローアカデミア」のオープニングテーマなどを担当するほか、様々な音楽シーンで圧倒的な存在感を放つ米津さん。今回の主題歌は、米津さんが作詞・作曲・プロデュースした楽曲を、米津さんと共にDAOKOさんが歌唱。男女の掛け合いが、劇中で花火大会当日に恋の奇跡を経験するなずなと典道を思わせるような、映画の世界に彩りを加える楽曲へと仕上がっている。また挿入歌には、原作ドラマで主題歌として使用された「Forever Friends」をDAOKOさんがカバー。解禁されていた本作の予告編ですでに流れており、今回DAOKOさんが歌唱していたことが明らかになった。DAOKOさんは「遠くに見えるおおきな入道雲や、夕焼けのオレンジが反射してきらきらとしている水面、波の音が止まない渚を、男の子と女の子が歩いている情景を浮かべながら歌いました」と込めた想いを明かし、「もうあのときのようには感じられないことばかりだけれど、聴いてくれたみなさまに、典道くんとなずながみているうつくしい世界をこの歌で感じていただけたらなと思います」とコメント。米津さんは「夏のひとときの切なさを表現できればと思い作り始めました。DAOKOさんの歌声も相まって、とてもいいものになったと思います」と自信を見せている。さらに公開された特報映像は、発表された「打上花火」が挿入。キャラクターにも新たな命が吹き込まれ、かつてないドラマチックかつ青春の躍動感のある映像となっている。また同時に、照りつける夏の日差しの中、トランクを手に決意の表情で駅のホームに立つなずなと典道が描かれたポスタービジュアルも公開された。『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は8月18日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年06月28日滝沢秀明が満を持して映画初主演を飾ったホラー映画『こどもつかい』の公開記念舞台挨拶が6月18日(日)、都内で行われ、滝沢さんをはじめ、共演する「Hey! Say! JUMP」の有岡大貴、門脇麦、子役の中野遥斗くん、清水崇監督(『呪怨』シリーズ)が駆けつけた。公開初日となった17日(土)には、大阪2劇場で舞台挨拶を行っており、滝沢さんは「怖いだけじゃない、いろいろなメッセージが詰まっているという声をいただいている」と初主演作の反応に強い手応え。本作では、大人に呪いをかける謎の男“こどもつかい”を演じたが「次は清水監督と一緒に、思いっきりコメディを撮ってみたい」と意欲を燃やした。一方、所属事務所の後輩にあたる有岡さんは、「昨日、新大阪駅で、大阪のおばさま方が『あっ、タッキー!』って瞳をキラキラさせていたのに、近くにいる僕には『あら、若い付き人さん』って(笑)」と残念な報告。共演をきっかけに距離が近づいたかと思いきや、滝沢さんから「仕事の関係だから」と突き放され、しょんぼりする場面もあった。この日は、滝沢さんが「今日という日をここ待ち…、心待ち」とかんでしまったり、有岡さんの発言が上滑ったり、“おとなたち”には昨日からの疲れが見え隠れ。そんななか、“こども”代表の遥斗くんは「とても頑張ったので、たくさんの人が来てくださって、うれしいです」「僕が出ているシーンは、怖いシーンがあまりなかったので、本当にホラー映画を撮っているのかなと思っていました」「でも映画を見たら、お化けが白目になっていて、怖かったです」など、しっかりしたコメントで会場を盛り上げ、滝沢さんも「一番まとも!今日、君がいなかったら、ポンコツの集まり」と感謝していた。とある郊外の町で、子どもたちの行方不明事件が多発。さらにその周辺で、大人たちが次々と不審な死を遂げる。「こどもつかいに連れ去られた後、戻ってきた子どもに出会うと、3日後に死ぬ」。そんなうわさがネット上をかけめぐる中、事件の真相を追う地方新聞の記者・江崎駿也(有岡さん)、そして駿也の恋人で保育所に勤める尚美(門脇さん)に“こども”たちの呪いが迫りくる。『こどもつかい』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:こどもつかい 2017年6月17日より全国にて公開(C) 2017「こどもつかい」製作委員会
2017年06月18日アイドルデュオ・タッキー&翼の滝沢秀明が、主演映画『こどもつかい』(6月17日公開)の公開記念舞台挨拶に、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、門脇麦、中野遥斗、清水崇監督とともに登場した。同作は"こども"の霊を操り大人に呪いをかけるという男「こどもつかい」(滝沢)の謎を追うオリジナルのホラー作品。連続不審死事件の謎に迫る記者・駿也を有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、駿也の恋人でふとしたことからこどもに怨まれてしまう尚美を門脇麦が演じ、『呪怨』で知られる清水監督がメガホンをとった。作品にちなんで自分を「〇〇つかい」で表すというお題に、滝沢は「僕は”有岡つかい”ですかね」と答えた。滝沢は、有岡の中学生の頃の姿は知っているが、Hey! Say! JUMPのデビュー後から今まで「間がぽっかり空いていて、久々の共演。がっつりは初めて」だったという。今回、映画公開前のキャンペーンで一緒に過ごしたため「彼を操ることをマスターしたなと思ってます」と自信を見せた。清水監督から、撮影中2人の会話が全然なく、門脇からも「恋人役なのにしゃべってくれない」と心配されていたことを暴露された有岡は「集中するために常に精神を統一していた」と弁解。しかし、滝沢から「明るいキャラクターで売ってるけど、本当は根暗なんだろ」とつっこまれると「やめてください! 絶対言わないでください!」と慌て、清水監督が「ジャニーズ同士の潰しあいやめてください!」と間に入る結果となった。しかし清水監督から「急に2人が仲良くなった」と指摘された有岡は、「そろそろかな? タッキー&アーリー」とデビューを目論む。門脇から、作中の呪いの歌である「”かんくろーさん”でデビューしてください」と言われると、滝沢と有岡は「ラップバージョンとか」「ロックバージョンも」と盛り上がっていた。また有岡は、同じ質問に「僕は“滝沢君のつかい”」と回答し、滝沢から「ただのパシリじゃないですか」とつっこまれる結果に。有岡は、大阪で行われた舞台挨拶時、新幹線のホームで滝沢が一般客に気づかれたにもかかわらず、自分は「あら、若い付き人さん?」と言われてしまったエピソードを披露し、「使用人じゃないですけど、そういう風に」と話をまとめた。この日は公開を記念して「怖可愛いケーキ」も登場。中野が滝沢に”あ~ん”で食べさせると、滝沢は「そういう映画でしたっけ!? 胸キュンの映画じゃないですよね?」と驚きつつ、「おいしいです」と満足そうに頬張った。
2017年06月18日斎藤工は食虫植物のような俳優だ。以前、そう書いたことがある。食虫植物は、動かずじっとしていても、獲物がやって来て、それを確実に捕獲して生きていく。その植物なのに肉食という奇妙な感じを、斎藤工に重ねてみたのだ。というのは、彼は、申し分ないビジュアルをしている。いわゆるイケメンだ。一般的にはイケメン俳優と認識されていて、俳優として、わかりやすい演技の特性は未だ明らかにされていない。例えば、長谷川博己のように滑舌のいい発声をするわけではないし、香川照之のようにものすごく表情が豊かなわけでもない、堺雅人のように論理的に役や作品に関して分析することもあまりない(しているかもしれないが、それが一般に広く披露されることは少ない)、藤原竜也や小栗旬のように巨匠(蜷川幸雄)から学んだという後ろ盾があるわけではない。ましてや伝統芸能のように子供の頃から芝居しているわけでもない(ただ、父親が映像関係で、本人も映画がずっと好きで、映画制作に熱心であるということは語られている)。にもかかわらず、不思議な存在感で役を成立させている。現在公開中の映画『昼顔』のような恋愛ものから、シュールな世界を描いた『団地』(16年)や、時代劇コメディの『虎影』(15年)などで幅広い役を演じている。自然に役に馴染むというのが斎藤工の特性だと思ったとき、食虫植物が思い浮かんだのだった。○欲望を、無欲に演じる才能とりわけ、食虫植物の喩えが似合うと思うのが、『昼顔』の北野先生だった。2014年に放送されて話題になったドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で斎藤工が演じたヒロインの相手役・北野先生は、いわゆる、いまどきの草食系男子的なキャラクターだった。彼の人生で最優先されるのは、生物の研究で、それ以外のことをあまり構わない。でも、結婚はしていて(女性のほうが積極的だった)、ヒロイン・紗和(上戸彩)と不倫までしてしまう。この不倫劇が盛り上がって、視聴率も後半ぐいぐい上がっていった。北野先生の、草食系のような雰囲気を漂わせながら、動物的にやることはやっているという矛盾を、ごく自然に成立させているところが、斎藤工の巧みたるところであろう。まさに食虫植物である。今回、映画になった『昼顔』を見ていて、斎藤工は食虫植物だが、北野先生は昆虫だと感じた。よく、何を考えているかわからない人のことを、「あの人、昆虫のようだ」というが、そんな感じがする。北野先生は、昆虫の研究に余年のない人物で、映画ではホタルに夢中になっている。その一点に集中して他を見ず、ぶれないところが昆虫のイメージぴったりだ。北野先生の場合、昆虫に注がれていたエネルギーが、紗和に切り替わってしまったとしか思えない。眼鏡越しの、斎藤工の瞳も、虫みたいにギョロッとしている。ドラマ『フランケンシュタインの恋』の、死者蘇生させ不死身にした研究者・深志博士を演じているときも、同じ瞳をしていることに注目したい。ドラマ版で、妻の逆鱗に触れ、法的に別れさせられた北野先生と紗和が、3年後、偶然再会、再び燃え上がるというのが映画の概要だ。北野が夢中になるホタルが映画の重要なファクターになっている。まず、再会のきっかけがホタル。そして、ホタルは一夫一婦制なのか、という子供の疑問に、北野がそうではないと答えるのも皮肉だ。人間社会では、法や愛情という概念によってセーブされているけれど、そもそもの生物のオスとメスが結びつくのは、遺伝子を残すためだ。そのため、動物や昆虫は一夫一婦制などと一匹だけに操を立ててはいられない。真面目でおとなしい北野先生が、結婚しているにもかかわらず、紗和に夢中になってしまうのも、身も蓋もないが、こう思えばナットクできる。オスとしての刹那の人生を、斎藤工は過度な自己主張なく演じきっていた。そう、斎藤工は欲望を、無欲に演じる才能がある。彼があくまで淡々と、目の前の女性を愛する姿を演じているからこそ、生き物の無常観が立ち上るのだ。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年06月18日ゴジラという破壊神を演じた野村萬斎が、『花戦さ』では平和神に。どちらにしても、神の奇跡を表現する奇跡の俳優だ。○破壊神から平和神へ野村萬斎というと“ゴジラの中の人”を思い浮かべる人も多いだろう。『シン・ゴジラ』(16年)があれだけヒットしたのだから無理はない。謎の巨大生物ゴジラを、神がかった表現力で重厚に見せた彼だが、実は彼の本質は、ゴジラとは正反対の、軽やかな明るさにある。現在、ヒット中の映画『花戦さ』は、そっちの野村萬斎らしい映画で、恐怖の破壊神から一転、明るい平和神のような人物を演じている。そのレンジの広さには感嘆するばかり。『花戦さ』は、戦国時代、暴君・豊臣秀吉に、“花”で対抗した奇特な男・池坊専好(初代)の物語だ。織田信長が死んで、天下統一に最も近づいた豊臣秀吉は、権力をふりかざし、気に入らない人物を無慈悲に殺していく。その犠牲者は女、子供にまで及んだ。そんな彼に、たったひとり、唯一無二の方法で対抗した男・池坊専好の闘い方を描いた小説が、TBSの日曜劇場『JIN-仁—』、NHK朝ドラ『ごちそうさん』、大河ドラマ『おんな城主 直虎』などの森下佳子の脚本によって映画化された。池坊専好(初代)とは、いまから555年前、京都で誕生した、いけばなの源流・池坊の当主。彼の武器は“花”。ペンは剣より強しという言葉があるが、専好は、花で剣に対抗した。いったいどうやって? 花で勝てるものなの? という興味が、映画の縦軸となっている。花のみならず、茶や絵画など豊かな文化が描かれ、文化的な生活への祈りに満ちた作品になった。専好は、どんな危機的状況にも明るく前向きに対処していくと言えば聞こえがいいが、物語のはじめは、このひと、大丈夫か? と一瞬心配になるくらい、その場からはみ出ている。最初はまだ少年時代というのもあるが、「はいッ」と野村萬斎が笑顔で返事すると、それまで深刻だった空気ががらりと変わる。そんな感じで、披露した生花に問題が発生、秀吉を怒らせて、あわや、お手打ちになりそうなピンチも、持ち前のユーモアで回避する専好。この出会いから、やがて、彼と秀吉は宿命の闘いをすることになる……。○”ありえなさ”に説得力を持たせる力いわゆる“型破り”な男を野村萬斎は強い説得力をもって演じている。何かと深刻な武士の世界で、腰を落してのしのしと歩く武士に対して、彼は宙を飛ぶように走る姿はアニメーションのよう。苦虫をかみつぶしたような表情をする武士たちに対して、破顔一笑という言葉がふさわしいような笑顔をふりまく。振り返ると、野村萬斎の明るさが全国的に注目されたのは、NHKの朝ドラ『あぐり』(97年)だった。もともと、狂言師として活躍していたが、舞台の世界を知る人は限られる。それが、作家・吉行淳之介、女優・吉行和子の母である吉行あぐりのエッセイをもとにした朝ドラで、ヒロイン(あぐり)の夫で、風変わりな人物・エイスケを演じると、たちまち人気は拡大した。実在の旦那さまは妻より先立つのだが、「殺さないで」という嘆願が殺到したというエピソードは有名だ。それほど、いつでもどこでも明るく、ルールにとらわれない開放的な人物像は魅力的だった。このときも、萬斎が出ると、画面が何割も明るく見えた。その後、安倍晴明の映画『陰陽師』(01年)も大ヒットし、舞台活動のみならず、映像の世界でも活躍していく。『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督の映画『のぼうの城』(12年)では、一見、でくのぼうに見えながら、農民にも別け隔てなく接し、城のピンチに奇想天外な作戦を考えつくユニークな武将を演じていた。野村萬斎の明るさの根源は、彼が狂言師であることだ。「狂言」とは庶民を主役にした喜劇だ。この「狂言」と対をなすのが「能」で、貴族や上流階級の者を主役にしたシリアスな演目。「狂言」と「能」を合わせて「能楽」と呼ぶ。萬斎によるゴジラの歩き方が、能楽の手法・すり足を使っていることは有名だが、さらに彼は、手のひらを上にあげた神がかった動きを考案し、『シン・ゴジラ』のゴジラの風格をあげた。狂言師として活動する一方、萬斎は、ギリシャ悲劇やシェイクスピアの悲劇に挑んでもいて、静と動、悲劇と喜劇などを人間の相反するものを、偏らず見つめ、体現してきた成果が、幽玄の世界に近いゴジラの動きにも生きたのだろうと思う。『花戦さ』では、狂言における軽やかさを生かしたと思われる萬斎だが、花をいけるシーンとなると、集中力がハンパなく、実に崇高に見える。喜劇であろうとシリアス劇であろうと、伝統芸能・狂言の担い手として幼少時から研鑽を積んだことが、その所作に現れるのだ。能楽は、戦国時代以前、室町時代から存在していて(その歴史は600年と言われる)、信長も秀吉もそれを愛した。だからなのか、野村萬斎は、『花戦さ』の時代と馴染む。それは歌舞伎俳優にも言えることで、秀吉役の市川猿之助との共演シーンは、不思議なほどしっくりする。能楽といけばなの歴史も近い。どちらも、先人の思いを長く大切に受け継ぎ育み続けることでは共通。その果てしない営みが、花で武力に挑むことも可能ではないかと思わせる。野村萬斎は、ありえないことを起こす力を、身をもって信じせてくれる、奇跡の男だ。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年06月14日今週末公開となる映画『こどもつかい』で映画初主演を果たす滝沢秀明が、6月12日(月)今夜の「キスマイBUSAIKU!?」にゲスト登場。「ココリコ」遠藤章造をゲストチャレンジャーに迎え、“激ムズ”パーキングでの駐車テクニックを競い合う。今夜のテーマは“新たな難所発見!シリーズ「激ムズパーキング」”。渋谷区にある一度ハマったら抜け出せないという地獄のS字クランクパーキングを舞台に、遠藤さん、さらには伝説のミスターGT・脇阪寿一も参戦して「一番カッコよく駐車できたのは誰か」を競い合う。番組のファンである娘のためにも絶対に負けられないという遠藤さんはパパの意地を見せることができるのか。世界最高峰レースSUPER GTで3連覇、20年以上の経歴を誇る伝説のミスターGT・脇阪さんのドライビングテクニックは激ムズパーキングも制覇するのか。これまでリタイア経験ありのキスマイ・玉森裕太は完全復活を遂げられるか。また順位の低かったチャレンジャーのカッコ悪いシーンをダイジェストでお届けする「スーパーBUSAIKU!?ダイジェスト」もツッコミどころ満載。もちろんメンバーが運転に集中しながら考案したオリジナルサプライズ、甘いトークテクニッも必見。さらに、キスマイメンバーが滝沢さんの意外にヤンチャな素顔を暴露!?見どころ満載だ。滝沢が主演、『呪怨』シリーズの清水崇監督が仕掛ける映画『こどもつかい』は6月17日(土)より全国にて公開。新人記者の駿也は、郊外で起こった連続不審死事件を追ううちに奇妙な偶然に辿りつく。小さなこどもが失踪した3日後に、その周りの大人が死んでいるのだ。死んだ大人たちはこどもに怨まれていたという。街の人々の間に広がる、“こどもの呪い”のうわさ。これは、事件なのか?呪いなのか?そして、駿也の恋人・尚美がふとしたことでこどもに怨まれ、“こどもの呪い”が現実に迫りくる。尚美を守るため呪いの核心に近づこうとする駿也だが、2人の前に現れたのは、謎の男“こどもつかい”。男の笛の音と共に、物影から、廊下の奥から、そして背後から次々に“こどもの霊”が現れ、襲い掛かる!“こどもつかい”とは何者なのか?果たして2人は、この“呪い”と“怨み”から逃れることができるのか――。滝沢さんが“こどもの霊”を操りこどもに怨まれたオトナの命を奪う“こどもつかい”役を演じて主演。連続不審死事件の謎に迫る記者・駿也役を「Hey! Say! JUMP」有岡大貴が、駿也の恋人でふとしたことからこどもに怨まれてしまう尚美役を門脇麦がそれぞれ演じる。「キスマイBUSAIKU!?」は6月12日(月)23時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:こどもつかい 2017年6月17日より全国にて公開(C) 2017「こどもつかい」製作委員会
2017年06月12日滝沢秀明の初主演映画『こどもつかい』のヒット祈願イベントが6月5日(月)、東京・神田明神にて開催され、滝沢さん、共演の有岡大貴(Hey!Say!JUMP)、門脇麦、清水崇監督が出席した。子どもたちを引きつれ、彼らを操り恨みを持つ大人を殺してしまう“こどもつかい”の呪いにかかってしまった新米記者とその恋人。呪いを解くべくこどもつかいの謎に迫るが…。“勝負事”に縁があると言われる神田明神での祈祷を前に滝沢さんは「僕にとっても勝負の作品。手ごたえも感じています!」と頼もしい言葉。『呪怨』シリーズをはじめ、数々のホラー映画のヒット作を世に送り出してきた清水監督は、滝沢さんの言葉にうなずき、「僕にとっても集大成であり、挑戦作」と語る。“こどもつかい”という特異なキャラクターについて、滝沢さんは「特殊メイクでのお芝居も初めてでしたが、ただ怖いだけでなくコミカルな部分もあったり、つかみどころがない。ホラー映画で初めてのキャラクターじゃないかと思います」と自信を口にする。清水監督は「僕自身が大人になり切れない子ども。こどもつかいは“男の子”――僕の中にもあるけど、滝沢くんの中にもあるかもしれない、子どもの頃の憧憬を残している存在」と解説した。映画にちなんで、それぞれの怖いものを尋ねると、滝沢さんは「有岡の笑顔」と即答。撮影、プロモーションを通じて「一緒に過ごしてても、有岡のことがわかんない」「有岡と会うとおかしくなる。呪いにかかってる」と語り、これには有岡さんは「笑顔が売りなんでやめてください!笑いにくくなる」と先輩の“営業妨害”に苦笑。有岡さんも、同じ問いに「滝沢くんとの距離感。1枚薄い壁があり、それをなかなか破ってくれない」と2人の間に吹くすきま風を告白。滝沢さんは冷たく「仕事の関係だからね」と返し、2人の微妙な関係性が浮き彫りに…!?門脇さんは「もうすぐ夏が来ること。クーラーが壊れてて…。去年もそうだったんですが、汗だくで夜、3回は起きる」と語り、滝沢さんから「業者呼べばすぐ直るから!」とツッコミが飛んでいた。『こどもつかい』は6月17日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:こどもつかい 2017年6月17日より全国にて公開(C) 2017「こどもつかい」製作委員会
2017年06月05日アイドルデュオ・タッキー&翼の滝沢秀明が5日、東京・神田明神で行われた主演映画『こどもつかい』(6月17日公開)公開直前大ヒット祈願イベントに、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、門脇麦、清水崇監督とともに登場した。同作は"こども"の霊を操り大人に呪いをかけるという男「こどもつかい」(滝沢)の謎を追うオリジナルのホラー作品。連続不審死事件の謎に迫る記者・駿也を有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、駿也の恋人でふとしたことからこどもに怨まれてしまう尚美を門脇麦が演じ、『呪怨』で知られる清水監督がメガホンをとった。ホラー作品なだけに「怖いもの」を聞かれた滝沢は「有岡の笑顔ですかね」と衝撃の発言。有岡は「ちょっと待ってくださいよ、どういうことですか!」と驚き、清水監督も「これ絶対(記事に)書かれるじゃないですか」とつっこんだ。滝沢が「この笑顔、何考えてるかわかんないんで」と理由を語ると、有岡は「人前で笑いにくくなるんでやめてください。笑顔が売りなんですから。僕、笑顔で売ってるんです!」と抗議する。滝沢は改めて「プロモーションで結構毎日のように過ごしているんですけど、まだ有岡のことがすべてわからなくて。この笑顔を見ると、いろんなこと、騙されちゃうんですよね。だから今、有岡の呪いにかかっています」と語った。有岡は「やめてください。呪いって言わないでください」と慌て、「ちょっと表情作りにくくなってる」と苦笑。滝沢は「有岡と会うとおかしくなるんですよね。だから有岡の呪いかもしれないです」とたたみかけた。有岡も「ちょっと納得いかないですね。僕自身、言おうと思ってたのは恐怖っていうのは、滝沢くんとの距離感だったんです。どうもちょっと、一枚薄い壁をなかなか破ってくれないというか」と応戦と、滝沢は「ま、仕事の関係だからね」とつれない回答。有岡が「徐々に徐々にお近づきにはなれてると思うんですけど、あともうちょっと行けないですね。どうしましょう」と弱音を吐くと、滝沢が「今日、お祈りしよう!」と優しくリードし、その場が丸く収まった。
2017年06月05日日本でアニメーションが初めて公開されてから100周年、という節目の年に始動する、ゴジラ映画史上初のアニメーション企画『GODZILLA 怪獣惑星』。来週6月12日(月)~17(土)にフランスにて開催される「アヌシー国際アニメーション映画祭2017」に本作が参加するにあたり、W監督を担う静野孔文監督と瀬下寛之監督からコメントが到着した。1954年に誕生した映画『ゴジラ』は、巨大な文化的アイコンとして世界中の人々に愛されてきた。2016年には庵野秀明総監督『シン・ゴジラ』が公開され、興行収入82.5億円を記録する大ヒットとなった。そして2017年、『ゴジラ』はアニメーション映画となって降臨する。本作が描くのは、これまでのどんな『ゴジラ』とも一線を画すシビアでハードな未来世界。ゴジラを倒すことだけを考えている移民船に乗る1人の青年・ハルオを主人公に、2万年もの間、地球に君臨し続けてきた“ゴジラ”とそれに対峙する人類の因縁の物語だ。監督には、劇場版最新作『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』がシリーズ最高興収の64.3億円(6月1日時点)を突破している静野監督。コンビを組むのは、SF漫画の鬼才・弐瓶勉原作の、世界中のクリエイターやSFファンを虜にした伝説のコミック「BLAME!」の映像化を成功させた瀬下監督。CG領域の第一線で培われたその手腕は、『シドニアの騎士 第九惑星戦役』や『亜人』で立証済みといえる2人だ。そんな本作が、フランス「アヌシー国際アニメーション映画祭2017」の招待作品に。「アヌシー国際アニメーション映画祭」といえば、1960年にカンヌ国際映画祭のアニメーション部門が独立して始まった国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)の公認で、世界最大規模のアニメーション映画祭。『GODZILLA 怪獣惑星』は、今後公開の長編新作のメイキングを紹介する「Work in Progress」というプログラムに招待されている。6月14日(現地時間)午前9:30からの上映には、静野監督と瀬下監督が登壇の予定。なお、この「Work in Progress」には2015年に『バケモノの子』(細田守監督)、2016年に『この世界の片隅に』(片渕須直監督)が日本からは招待されており、近年映画祭の中で注目が高まってきている。静野監督は、「ゴジラがアニメになることを世界の人たちはどう思っているのか、気になるところ。アヌシーに集まるアニメファンが我々の『GODZILLA』にどんな反応を示すのか、とても楽しみです」とコメント。また、瀬下監督は「世界最高のアニメーションフェスティバルに、世界最高の『怪獣』が登場する、そんな歴史的瞬間に立ち会えて幸せです」とコメントを寄せている。『GODZILLA 怪獣惑星』第一章は11月公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月05日男性デュオ「タッキー&翼」の滝沢秀明(35)が5月17日、都内で行われた初主演映画「こどもつかい」(6月17日公開、清水崇監督)のスペシャルイベントに出席した。 滝沢が演じるのは、子供の霊を操り悪い大人の命を奪う謎の男「こどもつかい」。滝沢にとってホラー作品は初挑戦となり「芸能活動を通じてホラーに関わるとは想像もしなかったので、自分にとっては挑戦の作品です」と話した。 「滝沢は役づくりのために特殊メイクにも初めて挑戦。ビジュアルも不気味だが、監督と徹底的に打ち合わせを重ねたという怪演ぶりだったそうです。ダイジェスト版が上映されましたが、場内の女性ファンは恐怖のあまり大きな悲鳴をあげていました」(イベントを取材した記者) 見事に“殻”を破って新境地を開拓した滝沢だが、他にもジャニーズではこうしたケースが。昨年公開映画「ヒメアノ~ル」で映画単独初主演をつとめた「V6」の森田剛(38)も、玄人筋から絶大な評価を受けたという。 「森田が演じたのは殺人鬼役。すっかり役が憑依して背筋がゾっとする演技でした。単館系にしてはなかなかの集客。映画賞に推す声もありましたが、作品の内容があまりにも残虐なため、受賞には至らなかったといいます」(映画関係者) そして来年公開が発表された、直木賞作家・池井戸潤氏(53)の原作を映画化した「空飛ぶタイヤ」。主演の「TOKIO」長瀬智也(38)が演じるのは、中小運送会社の社長役だ。 「原作の主人公と実年齢が近いこともあり、見事に役にハマったようだ。公開が発表されただけなのに、映画ファンの期待が高まっています」(前出・映画関係者) 今後も続々とジャニーズタレントたちが、グループで培った実力を映画で発揮してくれそうだ。
2017年05月18日滝沢秀明が満を持して映画初主演を飾るホラー映画『こどもつかい』の公開記念イベントが5月17日(水)、都内で行われ、滝沢さんをはじめ、共演する「Hey! Say! JUMP」の有岡大貴、門脇麦、清水崇監督(『呪怨』シリーズ)が駆けつけた。実に17年ぶりの映画出演を果たし、子どもの霊を操り、大人に呪いをかける謎の男“こどもつかい”を演じた滝沢さん。「主演も初めてなら、ホラーも初めて。初めて尽くしで、挑戦の作品になりました」と語り、「正直、『えっ、ホラー?』と驚きもありましたが、(ホラーを)見るのは好きですし、映画の公開が楽しみで仕方ありません」とファンの反応に期待を寄せていた。とある郊外の町で、子どもたちの行方不明事件が多発。さらにその周辺で、大人たちが次々と不審な死を遂げる。「こどもつかいに連れ去られた後、戻ってきた子どもに出会うと、3日後に死ぬ」。そんなうわさがネット上をかけめぐる中、事件の真相を追う地方新聞の記者・江崎駿也(有岡さん)、そして駿也の恋人で保育所に勤める尚美(門脇さん)に“こども”たちの呪いが迫りくる。有岡さんは小学生の頃に『呪怨』を見たそうで、「こんな怖い映画を作る人がいるんだって、トラウマになりました。そんな清水監督とご一緒できるなんて、ワクワクしました」と武者震いを告白。すると先輩である滝沢さんは、「これはウソついてますね」とすかさずツッコミ!「滝沢くんはオーラもすごいし、(役柄上)不気味で不気味で近寄れなかった」(有岡さん)、「それはただの人見知りだろ!?」(滝沢さん)と“イジリ”が止まらなかった。さらに、恋人役の門脇さんが、有岡さん=人見知り説にうなずきながら「今日久しぶりに再会したら、敬語だったんですよ」と明かすと、滝沢さんは「冷たーい」と有岡さんを再びやり玉に。「有岡が“こども”役で頑張りました」と最後まで、滝沢さんが後輩の有岡さんをイジり倒していた。『こどもつかい』は6月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:こどもつかい 2017年6月17日より全国にて公開(C) 2017「こどもつかい」製作委員会
2017年05月17日アイドルデュオ・タッキー&翼の滝沢秀明が17日、主演映画『こどもつかい』(6月17日公開)スペシャルイベントに、共演の有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、門脇麦、清水崇監督とともに登場した。同作は"こども"の霊を操り大人に呪いをかけるという男「こどもつかい」(滝沢)の謎を追うオリジナルのホラー作品。連続不審死事件の謎に迫る記者・駿也を有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、駿也の恋人でふとしたことからこどもに怨まれてしまう尚美を門脇麦が演じ、『呪怨』で知られる清水崇監督がメガホンをとった。イベントでは冒頭の11分を上映するというサプライズもあり、スクリーンに向かって観客が本気で悲鳴を上げ続けた。「(滝沢が)すべてを委ねてくれてキュンとした」という清水監督は、滝沢について「初めてお会いしたのが『滝沢歌舞伎』を見せていただいた後の挨拶で、公園に溜まってる女性ファンを横目に僕でいいのかと」と振り返り、「一緒に探りながら作り上げてきた」としみじみ。清水監督から「こども役ですよね?」といじられていた有岡は、先輩である滝沢に対して「撮影に入る前までは、お近づきになれるんじゃないかという期待があったんですけど、現場には滝沢くんじゃなくて、”こどもつかい”がいるんですよね」と語る。滝沢が作中の”こどもつかい”衣装を身につけていたために「不気味で不気味で、全然近寄れなかったですね」と残念がった。しかし、そんな有岡の様子に「ただの人見知りでしょ」「言い訳中」と、ツッコミが集中砲火。滝沢が「現場で一言もしゃべってないですよ! 一言もですよ! 僕はずっと待ってたんですよ」と訴えかけると、有岡は「人見知りかもしれないと思いますね、最近ね。さっき言われて、自覚しつつあります」と開き直っていた。恋人役を演じた門脇からも「『好きな食べ物は何ですか、休日は何をしてるんですか』と聞いても、一言で終わるんです。会話が」とクレームを受け、有岡は「たくさんの気をつかわせてしまって申し訳ないです」と謝罪した。
2017年05月17日東京・渋谷宇田川町に、「NEXT STANDARD TEA HOUSE」をテーマにした新しい茶葉店「幻幻庵/ GEN GEN AN」がオープンした。お茶は8世紀ごろに中国(唐)から日本に伝来したと言われており、以後、日本人と日本の文化とともに、今日まで親しまれてきた日本人のソウルドリンクだ。「幻幻庵」とは、江戸時代に煎茶道を広めた “売茶翁(ばいさおう)” が、最後に構えた庵の名から名付けられている。「日本茶が本来持つ美しい味と、エナジードリンクのように力強いお茶の魅力を共有したい。」という思いを込めて誕生した「幻幻庵/ GEN GEN AN」は、茶葉を主役に新たな「街の茶屋」スタイルを展開。選び抜かれた希少なお茶を産地から集め、その場でテイスティングし、茶葉のテイクアウトも可能だ。「幻幻庵/ GEN GEN AN」で提供される、茶葉の栽培&製造から、他産地のセレクターを担うのは、茶業家&株式会社 起立工商会社 茶葉スペシャリストの松尾俊一氏。脳医学を学び、言語聴覚士の仕事に携わった経験により学んだ検知、そして類い稀な嗅覚と味覚により、気候や日照条件まで徹底してデータ化するなど、徹底的な現代的なアプローチと、非効率と思われる原始的なアナログ手法とを融合させ、唯一無比の最良茶葉栽培&製造を行っており、お茶の世界に入り、二年目で日本茶の国内最優秀賞である大臣賞受賞を得るという快挙を成し遂げた。2017年、新たなお茶の未来を生み出す試みとして、全国200以上の伝統工芸の職人たちと共に企業、アーティストとの多くのプロジェクトを進める丸若裕俊氏らと共に株式会社 起立工商会社を創設。今回「幻幻庵/ GEN GEN AN」をオープンさせた。「リーフ茶葉」のラインナップは、全20種(1,200円)、「ティーパック茶葉」は全20種(800円)。ホットドリンクでは、玉緑茶(お茶うけ付き)が各種450円。ローストティーには、「ほうじ茶」(400円)や茶葉を釜で炒ってつくった緑茶の「釜炒り茶」(450円)などがあり、アイスドリンクには、「水出し茶」「ゆず緑茶」「レモングラス緑茶」などがそれぞれSサイズ 350円、Mサイズ400円、Lサイズ450円で提供される。日常の中でなじみの深いお茶だが、その魅力を再発見できる一軒。ショッピングの合間に立ち寄って、新しいお茶の世界をのぞいてみてはいかが。(text:cinemacafe.net)
2017年05月17日●『ドラゴンボール』『北斗の拳』に憧れてディーン・フジオカ、大谷亮平、矢野浩二、祐真キキ。海外で活躍した後に日本でブレイクする"逆輸入俳優"、その次なる注目株ともいえるのが、庵野秀明監督作『シン・ゴジラ』(16年)、ジョン・ウー監督作『追捕 MANHUNT(原題)』(18年公開予定)など話題作への出演が続いているジョー ナカムラ(43)だ。兵庫県加古川市から上京。俳優として成功することを夢見ていたが不遇の時代が続く。暗闇の中から希望の光に導かれるように、29歳で降り立ったのは香港だった。ここでも鳴かず飛ばずの日々を過ごしていたが、ある出来事で彼の人生が一変する。都内某所でDHC MENシリーズ新CMの撮影があると聞き、休憩中の彼を直撃。同シリーズといえば、筋肉美がネットでも話題に。白いガウンから引き締まった肉体をチラリとのぞかせ、これまでの俳優人生と独自のトレーニング法を気さくに話してくれた。撮影中は鋭い視線をカメラに送りつつ、カメラが止まると周囲のスタッフと和やかに談笑。3ヶ国語を操る"逆輸入俳優"とはいっても、人との接し方は加古川で過ごしていた頃と変わらないという。インタビューの受け答えにも、人懐っこい魅力を感じる。○高倉健や石原裕次郎が通っていたジム――撮影は順調ですか?はい。今回の撮影コンセプトは顔中心。前回は背中、前々回は胸元や腹筋みたいに、毎回コンセプトが変わるんです。――それに備えて体も作っていると聞きました。そうですね。今回は腹筋をはじめとした「前」を全面的に作ってきたんですけど、今日来てみたら表情がメインだったので、腹筋はあまり関係なかったのかなと(笑)。腹筋が映えるようなトレーニングをメインに、あとはいろいろなパーツもバランスよく、という感じです。――ネット上では筋肉美と共にシルエットの美しさを褒める書き込みがたくさんありました。何かコツはあるんですか?トレーニングでいちばん大事なのは食事。体作りは、9割が食事だと思います。基本的にDHCさんはコンテスト向けのような筋肉ゴリゴリのボディじゃなく、ほのかに丸みと膨らみを残しつつ一般受けするサイズにしてくださいと言われているので、そのオーダーメイドです。「ゴリゴリで」と言われれば、そうします(笑)。――どちらがお好みなんですか?どちらかといえば「ゴリゴリ」にもなってみたいですがどちらかと言うと、各パーツが分かるような、親しみやすい「ソフトマッチョ」みたいなイメージを基本にしています。だいたい週に3日は筋トレ、撮影中は毎日ジムに通って、パーツごと鍛えています。――筋トレ日数は意外と少ないんですね。9割を占めるという食事は、どのようなメニューなんですか?朝にバナナ1本とヨーグルトを食べて、1時間ちょっと歩きます。走ると筋肉が落ちちゃうので、そのあたりの調整は大切です。もちろん走ることもありますが、歩いたりする日も。それを繰り返しながら体のバランスを見て、その日に走るのか歩くのかを決めています。――若い頃から鍛えていたそうですね。18歳の頃、僕が育ったのは兵庫県加古川市で、近所にスポーツジムというものがありませんでした。そんなところにプレハブのジムができて、そこに通いはじめたことがきっかけで体を鍛えはじめました。――プレハブ? 珍しいですね(笑)。大通りに面しているジムで、オーナーは畳屋さん(笑)。ボディビルのコンテストに出ていた方だったみたいです。趣味で建てたジムだったんですかね? いつの間にか会員制になっていて、マッチョなおじさんがたくさんいました。当時の僕はまだ細かったんですけど、『北斗の拳』とか『ドラゴンボール』の世代だったこともあって、「いつかこういう体になりたいなぁ」と小さい頃から憧れがあって、「大人になったらあのジムに通おう」とずっと思っていたんです。――「モテたい」欲求ではなかったんですね。うーん、モテたいというよりも「あれが男の体だ」みたいな理想像の方が強かったですね。――なるほど。そこから体を鍛えることがライフワークに。ええ。最初は胸のトレーニングばっかりしていたんですよね。すると、腕が細くて胸だけが膨らむというアンバランスな体形になってしまいました。マッチョ系の雑誌を読みながら自分でトレーニングメニューを組んでいって、上京した時にとあるスポーツジムでバイトを募集していたのでそこで働くことになりました。有名なプロレスラーやハリウッド俳優、かつては高倉健さんや石原裕次郎さんが通っていたジムです。そこで先輩や会員の方のトレーニングを見ながら、それを自分のメニューに組み込んでいって、理想的な体形に徐々に近付いていきました。途中でベンチプレスの大会に出たりとか、ある時から趣味の領域を超えていく(笑)。海外に行くとよく分かるんですけど、外国人の体はバランスが良いんですよね。海外で生活していた時、ルームメイトから技術やトレーニングメニューを盗んでいたんですが、自分なりに限界が見えてきて、そこで行きついたのが食事とトレーニングのバランスだったんです。○活動拠点を香港に移した思い――てっきり、アクションなど俳優業を考えての体づくりだと思っていました。仕事関係だとこんなことがありました。シンガポールで『メンズヘルス』というジム・フィットネス系の雑誌があるんですが、そこのカバーオーディションで「シックスパックを2週間で作れるか」と聞かれて、「作れます!」と言ってしまったんですよ(笑)。なぜならカバーになりたかったから。そこから2週間、鬼のように筋トレをしてちゃんと作って、見事にカバーになりました。幸運にも、その号がシンガポールの売り上げトップ3に入ったんですよ。それで翌年1月のカバーをもう1回やってくれと言われて、そこからまたトレーニングに励みました。――すごいですね。もともと国内で俳優として活動されていて、上京後に香港に行かれたそうですね。今の話はその時の出来事ですか?そうです、そうです。――活動拠点を移したのは、何か思いがあったんですか?上京しても当時の自分には人脈も何もなく、事務所に入るコネもない。自分を変えたくて国を変えたというのが一番大きなポイントでした。――現地の言葉をしゃべれないまま行ったと聞きました。そうですね。広東語は全くしゃべれなかったんですけど、高校時代からハリウッド映画に興味があって、英語だけは勉強していたんです。――実際に行ってみていかがだったんですか。結局、どの国の人でも心が通い合えば、友だちは友だち。ただ、彼女ができても文化違いでケンカすることが度々ありました。それがいちばんの壁で(笑)。価値観というよりも……日本的な空気の読み方と微妙に違っていたりするんですよ。●飲み屋で知り合った女性と外出「今すぐ事務所に来なさい」――その後、CMオファーが殺到する大活躍。ブレイクするきっかけは?香港に行った当時、携帯も何もなかった。アパートには備え付けの電話があって、国内はフリーでかけられるんです。そこでずっと電話番をしていたんですが、1~2カ月全然仕事が無くて。帰らなきゃいけないなのかなと思っていたある日、電話が鳴りました。事務所のスタッフからの電話で、「ランチに行こう」と。今までそんなこと言われたことなかったので、これはきっとお別れ会だと覚悟しました。言われた店に行くと中華料理店の丸テーブルに封筒が置いてあったんです。これ、みんなの寄せ書きだろうなぁ。そんなことを思いながら開けてみたら、出演CMに関する明細書だったんです。みんな、拍手で祝ってくれました。3日後には上海でロケ。2週間後ぐらいにそのCMが流れたんですが、香港中のクライアントから「あいつは誰だ?」と問い合わせが殺到し、次々と仕事が決まりました。――劇的な展開ですね。そうですね。ほかにも、こんなことも(笑)。飲み屋で知り合った女性から『スパイダーマン』の試写会に誘われたんですよ。試写会なんて行ったことがなかったんで、もちろん「行く」と。「記者がいるけど、大丈夫?」と聞かれたんですが、もちろん気にしません。エスカレーターを上がって映画館に向かうところで、カメラマンがブワーッと撮ってくるんですよ。香港の試写会はすごいなぁと驚きながら、映画を観ました。次の日、電話番しているとスタッフから「今すぐ事務所に来なさい」と。事務所に行くとまたみんなから拍手されて、「今日の新聞見た?」と聞かれました。芸能欄の一面には、僕と彼女が大きく載ってたんです。「彼女のこと誰だか知ってる? すごく有名な子だよ」と。飲み屋で知り合ったのは、元ミス香港にノミネートされた子だったんです(笑)。その日からまた仕事が増えました。――出会いは大切ですね。ただ、一時的な注目だけで人気は長続きしないと思います。長く活躍されたのは、何か工夫やこだわりがあったのでは?当時の香港は日本人ブームで、オーディションでも日本人と一緒になることが多かったんですが……気取っている人が結構いました。僕は関西人なので、フレンドリーに接していくうちに「お前、面白い」と思ってくれて、友だちが友だちを呼び、クライアントがクライアントを呼んで輪が広がって行きました。――プレハブのジムに通っていた頃から、人との接し方は変わっていないということなんですかね。そうだと思います。その後は韓国人ブームが来て、背が高くて、髪が長くて、細い人が多かった。同じことをしていても差はつかないので、僕は基本的に短髪と筋肉で勝負して、彼らとは違う仕事が僕に入ってきたんだと思います○"逆輸入俳優"の道を選んだ理由――そこから再び活動拠点を日本へ。香港、台湾、シンガポール、中国と色々な国々を回って感じたことがあります。それは、日本の映像はアジアの中でもトップクラスだということです。厳しい世界の中で残ったわずかな人が表舞台に立てる世界。そこにあえてチャレンジしたくて帰国しました。――香港で大成功していたわけですから、とても勇気のいる決断だったと思います。もう9年ぐらい前になるんですかね。TBSの昼ドラ『スイート10 ~最後の恋人~』の準主役オーディションがあって、約100人の中から選ばれました。撮影を終えて台湾に戻っていたんですが、日本の当時の事務所スタッフから「この勢いで挑戦しないか」と勧められて、活動拠点を再び日本に移しました。成功したからこそ、その経験と自信を日本で試してみたかった。ここ数年、少しずつは上がってきているんですけど、帰国当初は全然ダメでしたね。――最近では『シン・ゴジラ』にも出演されたそうですね。はい(笑)。キャストの多さに驚きました。自分もどのシーンに出ていたのか(笑)。僕は観測隊の隊長役で、川辺の基地でずっとゴジラを観測していました。本当の軍隊のような雰囲気がありましたよ。――福山雅治さんが出演し、ジョン・ウー監督がメガホンを取る映画『追捕 MANHUNT(原題)』にも出演されたそうですね。撮影は去年の夏に終わりました。1976年に高倉健さん主演で公開された『君よ憤怒の河を渉れ』の原作を再び映画化した作品です。日本版は東京・新宿が舞台ですが、今回は大阪。ジョン・ウー監督は香港人。香港、中国、台湾の人は大阪好きの人が多いんです(笑)。僕はチャン・ハンユー(高倉健さん役)の後輩弁護士の青木役で、すべて中国語のセリフでした。――かつての経験が生かされたわけですね。オーディションを受けて一番驚いたのが、いつものように100人ぐらいの中から選ばれるんだろうなと思っていたら、そこにあったのは僕のプロフィールだけでした。台湾、香港、中国で経験したことがやっと報われた(笑)。そう思った瞬間でした。僕に目をつけてくださった監督には感謝しかありません。子どものころからいちばん携わりたかった監督、それがジョン・ウーだったんです。■プロフィールジョー ナカムラ1974年4月2日生まれ。兵庫県加古川市出身。身長180センチ。A型。29歳の時に香港へ渡り、香港、シンガポール、台湾で活躍。モデル・俳優として多くの雑誌の表紙を飾り、数々のドラマやPVに出演、CMは49本に出演した。近年は、『シン・ゴジラ』(16年)、映画『追捕MANHUNT(原題)』(18年公開予定)など、話題作への出演が続く。
2017年05月08日アイドルデュオ・タッキー&翼の滝沢秀明主演の映画『こどもつかい』(6月17日公開)本予告が29日、公開となった。同作は"こども"の霊を操り大人に呪いをかけるという男「こどもつかい」(滝沢)の謎を追うオリジナルのホラー作品。『呪怨連続不審死事件の謎に迫る記者・駿也を有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、駿也の恋人でふとしたことからこどもに怨まれてしまう尚美を門脇麦が演じ、『呪怨』で知られる清水崇監督がメガホンをとった。本予告では、"こどもつかい"と7人のこどもの零が、大人たちを次々と襲う映像、呪いにかかってしまった尚美や、呪いに立ち向かう駿也の姿が映し出される。また、"こどもの呪い"の謎を解く鍵となるメロディも予告編で解禁となった。
2017年05月01日アイドルデュオ・タッキー&翼の滝沢秀明と、アイドルグループ・V6の三宅健が6日、東京・新橋演舞場で行われた舞台『滝沢歌舞伎2017』のゲネプロ及び囲み取材に登場した。同舞台は、滝沢が2006年に和によるスーパーエンタテインメント『滝沢演舞城』として上演し、新橋演舞場で史上最年少座長を務めた。2010年には日生劇場で『滝沢歌舞伎』として上演。2014年よりタイトルを『滝沢歌舞伎』に統一し、上演回数は通算600回となる。三宅は2016年に初出演し、今回が2回目の登場となるが、滝沢は「ファンの皆さんの声が本当にあって」と裏側を明かす。滝沢は「『もう1度健くんを』という声がすごく届いていて、今までそういうことはあまりなかったので、その気持ちに答えるべきなんだなと思った」と説明した。フライング、18台の光るセグウェイ、6万枚の小判、8トンの水など、ド派手な演出が次から次へと繰り広げられるが、会見では滝沢と三宅が上半身裸でメカ太鼓に乗り、回転する姿が話題に。三宅は「回っている時は大変です」と語りつつ、「去年やる時も太鼓は勘弁してくださいと言ってたんですけど、やっていく中で、太鼓の響きが心地よくなってきて」と、公演を通して魅力に目覚めた様子だった。今回は2人揃って女方に挑戦することになり、三宅は「難しいですね」と苦笑。歌舞伎の先生から「2人ともいい顔をしているのに、メイクダウンしてる時があるから」と言われたことを話し、「急いでると、どうもメイクダウンしてるみたいで……」と明かした。滝沢も「女性の気持ちがわかるというか。眉毛の角度がちょっと違うだけで1日テンション上がらない、みたいな事だと思うんですよね」と語る。互いの姿を「いや、もう素敵ですよ」と褒め合った2人だが、女方の時は「裏ではスタッフさんも女性として扱ってくれる」と嬉しそうにし、「ものすごい優しいですよ」(滝沢)、「手とか持ってくれたり」(三宅)と、感謝を見せた。また、2人合わせて「健」「タッキー」ということで昨年はケンタッキーフライドチキンのCMキャラクターを務めたが、2人口々に「今年はまだ来てないですね」と不満そうな様子。滝沢は「おかしいなあ。僕らはもう、いつでも待ってますので」とアピールした。○『滝沢歌舞伎2017』第一部はエンタテインメントショー及び歌舞伎を行い、滝沢と三宅の新曲「蒼き日々」、滝沢プロデュースによるSnow Man(ジャニーズJr.)の新曲「Boogie Woogie Baby」も披露。第二部『鼠小僧 夢小判~笑いあり、涙なし~』では滝沢が鼠小僧次郎吉に扮し、他、岡っ引きの仙吉(三宅)、講談(岩本照)、団子屋の女将のお丸(深澤辰哉)、常連客の菊三(阿部亮平)、犬のナベ郎(渡辺翔太)、旅烏の駒蔵(室龍太)、同心の徳俵進之介(宮舘涼太)、下っ引の小次郎(林翔太)、大蔵金之助(佐久間大介)、家臣の格之進(後藤泰観)、助三郎(石垣大祐)らが出演する。公演は新橋演舞場にて、4月6日から5月14日。
2017年04月06日2017年度[第20回]文化庁メディア芸術祭の受賞作品及び功労賞受賞者が決定。大賞は、アート部門「Interface I」、エンターテインメント部門「シン・ゴジラ」、アニメーション部門「君の名は。」、マンガ部門「BLUE GIANT」。また、贈呈式、受賞作品等を紹介する受賞作品展は、2017年9月に、東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]と東京オペラシティ アートギャラリーを中心に開催される。文化庁メディア芸術祭とは文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。2017年度の作品応募では、過去最高となる世界88の国と地域から4,034作品が寄せられた。エンターテインメント部門大賞 シン・ゴジラ(庵野 秀明/樋口 真嗣)映画『ゴジラ』シリーズ最新作『シン・ゴジラ』は2016年7月29日(金)に公開された映画。“シン・ゴジラ”は12年の時を経て、「新」しく描き出されたゴジラ。日本のゴジラ史上初めてフルCGで作られた。脚本・総監督を務めるのは、『エヴァンゲリオン』シリーズの生みの親・庵野秀明。『エヴァンゲリオン』で社会現象とも言えるヒットを飛ばし、今、最も新作の公開が待たれる監督の一人。受賞に関して、庵野 秀明/樋口 真嗣は次のようにコメント。「12年ぶりに日本で製作されたゴジラ映画であった本作でしたが、「特撮映画」「怪獣映画」にとことん真剣に取り組んだその先に、ジャンルの枠にとらわれず、「映画」として多くのお客様に楽しんでいただけるものにしたいというのが我々製作陣の願いでした。今回いただいた評価は、その思いが多くの皆様に届いた結果なのではないかと思っています。本当に嬉しいです。」優秀賞・デジタルシャーマン・プロジェクト(市原 えつこ)・NO SALT RESTAURANT(川嵜 鋼平/中野 友彦/中村 裕美/橋本 俊行/宇田川 和樹/天野 渉)・Pokémon GO(『Pokémon GO』制作チーム(代表:野村 達雄))・Unlimited Corridor(『Unlimited Corridor』制作チーム(代表:松本 啓吾))新人賞・岡崎体育「MUSIC VIDEO」(岡崎体育/寿司くん)・ObOrO(Ryo Kishi)・RADIX | ORGANISM / APPARATUS(Marcel BUECKNER / Tim HEINZE / Richard OECKEL /Lorenz POTTHAST / Moritz RICHARTZ)アニメーション部門大賞 君の名は。(新海 誠)新海誠監督の長編大作アニメーション映画『君の名は。』は、2016年8月26日(金)より全国で公開された映画。これまで『秒速5センチメートル』、『言の葉の庭』など、美しい色彩で描かれるすれ違う男女の物語を、精緻な風景描写と繊細な言葉によって紡ぎ出してきた気鋭の監督・新海誠。最新作『君の名は。』では、山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉(みつは)と、東京に暮らす男子高校生の瀧(たき)の出会うことのない二人の出逢い、少年と少女の奇跡の物語を描いていく。映画の舞台となった場所を訪れる「聖地巡礼」というキーワードは、社会現象にもなった。新海 誠は受賞に関して、次のようにコメントを残した。「素晴らしい賞をいただきましたことを、スタッフを代表してお礼申し上げます。『君の名は。』はその制作の過程においても、観客からの受容の過程においても、とてもたくさんのことをぼくたちに教えてくれました。いただいたものを次の世代の観客にお返しするべく、スタッフ一同立ち止まらずに次回作にまい進したいと思います」。優秀賞・映画『聲の形』(山田 尚子)・父を探して(Alê ABREU)・A Love Story(Anushka Kishani NAANAYAKKARA)・Among the black waves(Anna BUDANOVA)新人賞・ムーム(堤 大介/ロバート・コンドウ)・I Have Dreamed Of You So Much(Emma VAKARELOVA)・Rebellious(Arturo “Vonno” AMBRIZ / Roy AMBRIZ)マンガ部門大賞 BLUE GIANT(石塚 真一)ジャズに魅せられた少年・宮本大が一流のジャズプレイヤーを目指す「青春ジャズ成長譚」。仙台に住む大はバスケ部に所属していた中学の時、友人に連れられて見たジャズの生演奏に心打たれ、ひとりサックスの練習を始める。楽譜は読めず、スタンダードナンバーも知らない。ただまっすぐ突き進み、雨の日も猛暑の日も広瀬川の川原で毎日サックスを吹き続ける大の演奏に、徐々に人々は惹かれていく。高校卒業と同時に、大は「絶対にオレは世界一のジャズプレイヤーに、なる」という決意を持ち上京する。同年代で非凡な才能をもつピアニスト沢辺雪祈、大の同級生で2人に追いつくために猛練習を重ねるドラムの玉田俊二とともにトリオ「JASS」を結成した大は、互いに切磋琢磨しながら必死に演奏し、有名バンドの前座として大舞台に立つなど反響も日に日に大きくなっていく。彼らのライブに足を運ぶ客の数も増えていくが、雪祈のもとに思わぬオファーが舞いこんだことをきっかけに、トリオは新たな局面を迎える。『岳─みんなの山─』で知られる作者の迫力溢れる筆致により紙面上で音が鳴っているように感じられる意欲的作品。石塚 真一は受賞に関して、次のようにコメントを残している。「栄誉ある賞をいただけたことを心から嬉しく思います。この度の賞をいただけたのは、作り手側と読み手のすべての想いがあってのことだと強く感じております。『BLUE GIANT』は、描く前の段階から今日まで一話一話多くの人々に支えられて成り立っている作品です。担当編集者を筆頭に、アドバイスをくれるミュージシャン、作画スタッフ、営業販売のスタッフ、POPメッセージや特設コーナーを忙しい時間を割いて設けてくださる書店員の方々、そして、『BLUE GIANT』を「おもしろい!」と手にとって読んでくれる読者の皆様、本当にありがとうございます。『BLUE GIANT』の物語はこれからも続きます。というよりも、物語はこれからが勝負だと思います。素晴らしい賞をいただけたことを励みにこれからも頑張ります。この度は本当にありがとうございました。」優秀賞・総務部総務課山口六平太(高井 研一郎/原作:林 律雄)・未生 ミセン(ユン・テホ/訳:古川 綾子/金 承福)・有害都市(筒井 哲也)・Sunny(松本 大洋)新人賞・応天の門(灰原 薬)・月に吠えらんねえ(清家 雪子)・ヤスミーン(畑 優以)アート部門大賞 Interface I (Ralf BAECKER)作品概要:本作は、192個の直流モーターを用いて「構造と行動の関係」を探求するキネティック・インスタレーション。各モーターは上下一対のペアになり、両者をつなぐ糸の綱引きが生じる。これらが水平に並ぶなか、各々をつなぐかたちで赤いゴムバンドが網目状に広がっている。すなわち、すべての要素がつながり、影響し合うシステムとなっている。モーターのトリガーはガイガー=ミュラー計数管で、これらが地球上の予測不能な環境放射線を感知する。そこから発せられるランダムな波形によってモーターが個別に駆動し、これらの相互接続システムが本作を特徴付ける「複雑かつ突発的な動き」を生成する。作者はこの動きを、生物学、社会科学、コンピュータ・サイエンス、人類学から、経済学や政治学に至る、異なる尺度・領域に発生しえるものと捉えている。本作は、表出されるもの自体に、プログラムや指揮系統を介在させず、結果に関わる決定的役割を与えることで、プロセスと出力のあいだの差異を消失させた「インタフェース」である。そのことが、世界の多様な「構造と行動の関係」について豊かな示唆をもたらす重要な要素となっている。受賞者のラルフ ベッカーは、次のようにコメントを残している「『Interface I』は、現代におけるテクノロジーの物理的な存在や複雑なシステム、物質と思考の相互作用についての長期にわたる研究と考察の結果です。この作品の背景として核となるアイデアは、ノイズを邪魔なものとして捉えるのではなく、変化と新しい視点を可能にする触媒として理解するというもの。現在私は、今ある技術原理と放棄され忘れられた方法、理論、材料とを結びつけることに挑戦しています。この研究を、異なる時期や文化にまたがる技術的にハイブリッドな作品にこれからつなげていきたいと思っています。20 回の歴史と実績を持つ文化庁メディア芸術祭で、アート部門大賞を受賞したことを大変光栄に思います。この作品を評価し、選出してくださった審査委員の方々にはとても感謝しています。」優秀賞・培養都市 (吉原 悠博)・Alter(『Alter』制作チーム(代表:石黒 浩/池上 高志))・Jller(Benjamin MAUS / Prokop BARTONÍCEK)・The Living Language Project(Ori ELISAR)新人賞・あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。(津田 道子)・DCT: SYPHONING. The 1000000th interval.(Rosa MENKMAN)・The Wall(Nina KURTELA)功労賞・飯塚 正夫コンテンツ・マネージャー・梯 郁太郎電子楽器開発者・髙野 行央昭和漫画館青虫館長・松武 秀樹作曲家/編曲家/シンセサイザー・プログラマー
2017年03月19日相武紗季や玉木宏、NHKドラマで活躍する波瑠と草刈正雄の2人や「嵐」の相葉雅紀など、錚々たる面々が出演してきた「ミスタードーナツ」のTVCM。2017年、本CMに大抜擢されたのは、“美人の双子姉妹”。「彼女たちは一体誰?」と注目を浴びる少女たちは何者なのか。彼女たちの正体は、茨城県出身の双子姉妹・鈴木みなと鈴木まりあ。特技はバレーボールとペルシャ語という文武両道の彼女たちは、2000年8月2日生まれの16歳。将来は女優業への進出など、幅広い活躍に期待が高まる。彗星の如く現れた2人は、2017年1月より「ビットガールズ」(TOKYO MX)にレギュラー出演。そして、同じく1月より「ミスタードーナツ」のTVCMへ出演。これまで超人気俳優・女優・モデル・アーティストたちが出演してきた本CMへの出演は、まさに大抜擢!2月中旬からはショコラ カーニバル「甘いおねだり」篇が放映され、お互いに向き合ってドーナツを食べさせ合うシーンの可愛さが印象的だ。そしてこの度、みな・まりあの歌手デビューが決定。ユニット「Who’s That Girl」を結成し、楽曲「醜いアヒルの子」を3月29日(水)よりデジタル配信する。音楽プロデューサーは日本のエレクトロ・シーンを代表するクリエイターのひとりで、これまで「SMAP」、「V6」、浜崎あゆみ、「DREAMS COME TRUE」、「私立恵比寿中学」などを手がけチャート上位に送り込んできたCMJK。映像&ビジュアルプロデューサーは、松尾スズキ、庵野秀明などの助監督を経て、監督デビューを果たした仁同正明が担当。和と異国情緒の融合、いじめられっこ応援歌、友人関係や親、教師との関係で感じる思春期独特の違和感、自分自身にすら感じる違和感、そして成長…そういった要素を最先端でありながらどこかノスタルジックなエレクトロ・ポップに乗せて表現するという。どこかエキゾチックでミステリアス、透明感溢れる存在感を帯びた2人が、今後のエンターテインメントシーンでどんな活躍を見せるのか、見逃せない。(text:cinemacafe.net)
2017年03月12日第40回日本アカデミー賞の授賞式が3日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、監督賞&作品賞を受賞した樋口真嗣監督が、最優秀主演男優賞の佐藤浩市とともに取材に応じた。最優秀作品賞、最優秀監督賞を含め、最多7部門の栄冠に輝いた映画『シン・ゴジラ』。樋口監督は「もらえるとは思ってなかったんです。ここに来られるだけでも十分幸せだったんですが……」と恐縮しきりで「あんまり幸せに慣れてないんです」と弁解。「反動が怖いんです。絶対なんかあるから」と、今後を不安がっていた。「怪獣映画が作品賞に」と話題になった同作だが、樋口監督は「自分たちが一番、怪獣映画を撮ってるつもりがなかったのかもしれない」と語る。「一般映画として作って。恋愛だったり犯罪だったりと同じように、事件として怪獣が現れたらどうだろう、という話で」と説明し、「怪獣映画だったから、今までこうやってるから、こうしよう、ということを一回全部リセットした」と製作の裏側について語った。庵野秀明総監督は仕事で欠席となったが、受賞については「報告しました」と笑顔に。庵野監督からも「一行だけ、おめでとうと。ただ一応、花吹雪が落ちてくるやつ(スタンプ)にはなってました」と明かした。「一応、花吹雪が落ちてたので、みんなで見てほっこりしましたね」と感想を語った。佐藤は今回の結果について、日本アカデミー賞が「ちゃんと映画の賞として、独り歩きした賞になった」と感想を述べた。「アニメであったり、特撮ではないとは言いながらも特撮といったジャンルであったり、いろんな意味で融合的に映画として成立してきたな」と日本映画界の現状を振り返り、欧米の映画賞とは違う「日本ならではの形になってきた」と感慨深げな様子だった。■最優秀賞受賞リスト作品賞…『シン・ゴジラ』監督賞…庵野秀明/樋口真嗣(『シン・ゴジラ』)主演男優賞…(佐藤浩市『64-ロクヨン-前編』)主演女優賞…(宮沢りえ『湯を沸かすほどの熱い愛』)助演男優賞…妻夫木聡(『怒り』)助演女優賞…杉咲花(『湯を沸かすほどの熱い愛』)アニメーション作品賞…(『この世界の片隅に』)脚本賞…新海誠(『君の名は。』音楽賞…RADWIMPS(『君の名は。』)編集賞…庵野秀明、佐藤敦紀(『シン・ゴジラ』)録音賞…中村淳、山田陽(『シン・ゴジラ』)照明賞…川邊隆之(『シン・ゴジラ』)撮影賞…山田康介(『シン・ゴジラ』)美術賞… 林田裕至、佐久嶋依里(『シン・ゴジラ』)外国作品賞…『ハドソン川の奇跡』
2017年03月04日第40回日本アカデミー賞授賞式が3月3日(金)に開催され、庵野秀明監督/樋口真嗣監督の『シン・ゴジラ』は11部門で優秀賞を受賞しており、そのうち作品賞、監督賞に加え、編集賞、撮影賞、照明賞、録音賞、美術賞などで最優秀賞を受賞した。なお、最優秀主演男優賞は佐藤浩市、最優秀主演女優賞は宮沢りえ、最優秀助演女優賞は杉咲花、最優秀助演男優賞は妻夫木聡が受賞した。第1作の『ゴジラ』が公開されてからおよそ60年、『シン・ゴジラ』は、東宝が12年ぶりに製作したゴジラ映画となった。興行収入は80億円を超え、社会現象を巻き起こす大ヒットを記録した。現代日本における巨大不明生物ゴジラの出現と立ち向かう戦略を、徹底的なリサーチをもとにリアリティを追求し、見事に描写。緊迫感あふれる新時代のゴジラ作品となった。3.11以降の日本を見据えた災害シミレーション映画としても注目を集めた。監督賞受賞の際、この日、仕事都合で欠席となった庵野監督に代わり、樋口監督がスピーチを行った。樋口監督は、「思えば、この映画が始まってから、すべてのスタッフ・キャストにものすごい無理難題を押しつけて今日があります。苦楽を共にしたスタッフが賞を取れたので、本当にうれしいです。映画を支持していただいた皆さまに本当に感謝しています。ありがとうございます!」と感激の言葉を連ねた。しかし、いよいよ最優秀監督賞の受賞で名前が呼ばれると、喜びより困惑の表情になぜか変わる…。樋口監督は、「しゃべることをさっき全部言っちゃったので…」と正直に話し、場内の笑いを誘った。だが、想いは徐々にあふれていき、「誰かが票をひとつひとつ入れた賞だと思っています。60年前に怪獣を使って映画をつくることを始めた大先輩がいて、受け継いできたバトンを僕らがもらったと思っています。バトンに恥ずかしくないものをもう一度ちゃんと作ろうと思い、本気でゴジラと向き合って作りました」と、熱心に『ゴジラ』に対する思いを口にした。さらに最優秀作品賞の受賞が告げられると、『シン・ゴジラ』テーブルでは、皆でうれしそうに握手を交わす姿が見られた。樋口監督は、改めて「こんなことが待っているかと思うと、毎日映画を作ったりして、寝れなかったりしたスタッフの皆も、いつかこういうときがくるよって声を大にして言いたいです」と、製作クルーに言葉をかけた。同作で主演男優賞を受賞した長谷川博己も大きな笑みを広げ、「特撮映画で作品賞って、今までなかなかなかたのではと思います。映画のひとつのテーマでもあるチームワークというか、皆で力を合わせて何かを倒すのは、これからの日本映画につながるのではと思い、作品賞をとったのはいいことだったんじゃないかなって勝手に思っています」と映画愛あふれる胸の内を語った。ゴジラ出現により、米国国務省から派遣された日本エージェントのカヨコ・アン・パタースンを演じ、助演女優賞受賞となった石原さとみ。英語と日本語を話すバイリンガルで、個性の強いキャラクターを堂々と演じた。作品賞の受賞について、石原さんは「脚本が本当に面白かったんです。庵野秀明さんの1文字1文字が本当に魅力的で、私で汚してしまうのではと震えていたんですけど、最後に『カヨコが石原さんでよかった』と言ってくれて涙が出ました」と、作品への強い想いと重圧を打ち明けた。同じく同作で助演女優賞受賞となり、巨大不明生物特設災害対策本部でゴジラの生態解析を担当する環境省自然環境局野生生物課長補佐、尾頭ヒロミを演じた市川実日子。寝癖をつけたままで身なりに気を使わず、無愛想かつ早口だが笑顔を見せる瞬間もあるというギャップのあるキャラクターで熱心なファンを作るほど、強い印象を残した。市川さんは、初めて脚本を読んだときの感想について、「夜だったんですけど、カーテンの外にゴジラがいるんじゃないかと思うくらい、リアリティを感じました。改めて本当にすごい作品に関わらせていただいたんだなと光栄に思いました。本当にありがとうございました」と笑顔を見せた。(cinamacafe.net)
2017年03月03日3月3日に行われる、第40回日本アカデミー賞授賞式。すでに優秀賞は発表されており、授賞式では各賞の最優秀賞が発表される。優秀監督賞には、若手監督、アニメーション監督等様々なジャンルの監督が集まった。映画界に3年以上関わっていることを条件とした日本アカデミー賞協会の投票によって決定する同賞だが、一足先に一般観客の予想を知るべく、マイナビニュース会員1,759名にアンケートをとった。Q.日本アカデミー賞監督賞で最優秀賞をとると思う監督は?1位 新海誠(『君の名は。』) 1,041名2位 庵野秀明/樋口真嗣(『シン・ゴジラ』) 448名3位 李相日(『怒り』) 109名4位 瀬々敬久(『64-ロクヨン-前編』) 104名5位 中野量太(『湯を沸かすほどの熱い愛』) 54名○日本のアニメの技術力を再発見■1位新海誠(『君の名は。』)・「話題になったから。外国でも話題になるのはすごいと思う」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「改めて日本のアニメ技術の高さを感じさせられたから」(38歳男性/人材派遣・人材紹介/事務・企画・経営関連)・「作品賞にノミネートされていないのが不思議なくらい、去年の日本映画でいちばんよい作品」(54歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)・「話題性と観客動員数に加えて、ストーリーの総合演出力があると感じたから」(39歳男性/官公庁/公共サービス関連)・「興行収入がすごかったのと、作品からものすごく色々な主張が込められていて、誰もが認める良い作品だと思うから」(24歳男性/食品/その他・専業主婦等)・「アニメーションの綺麗さ、入れ替わるというあり得ないことがきちんと進みそして涙」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)■2位 庵野秀明/樋口真嗣(『シン・ゴジラ』)・「ただ、とって欲しいと願うだけです」(53歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)・「『ゴジラ』の歴史に対し、位負けすることがない、細部まで手を抜いていない力作」(64歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「怪獣映画にもかかわらず、緻密なリサーチによる演出でリアリティを感じさせることに成功したから」(46歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)・「庵野さん好きだし、これにノッてくれればエヴァもすぐにやってくれるかもしれない」(31歳男性/教育/その他・専業主婦等)・「長く愛されている作品のキャラクターで新しいものを作るというのは相当大変だと思う」(29歳女性/建設・土木/技能工・運輸・設備関連)■3位 李相日(『怒り』)・「俳優の微妙な表情まで、うまくとらえていたから」(33歳女性/食品/事務・企画・経営関連)・「役者の新しい面を引き出していたように感じたから」(37歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)・「客観視して作られる日本に見つめ直せる撮り方だったから」(49歳男性/フードビジネス/事務・企画・経営関連)・「映画としての深みや感動に、監督の決断や取捨選択が大きくかかわっているのではないかと思ったから」(28歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「この原作を映像化するのは無理だと思っていたので」(33歳女性/流通・チェーンストア/事務・企画・経営関連)■4位 瀬々敬久(『64-ロクヨン-前編』)・「警察内部の部分を取り扱っているのと、主役の警察官の気持ちをよく表している様に思う」(69歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「テレビでも放映されていた作品を映画にする苦労があったと思うから」(31歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)・「原作の小説を、よりリアルなものとして映画を完成させていらっしゃると想います」(55歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「作品への想像力がすごいと思うから」(30歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「深層心理に働きかける映像や描写がうまい」(49歳男性/食品/営業関連)■5位 中野量太(『湯を沸かすほどの熱い愛』)・「人気原作の映画化が一般的になりつつある中、自ら書き下ろした脚本で監督をやり最高の作品を作った中野量太さんを推したい。伏線を上手く張った内容で且つそれが感動に繋がっていた。最後のアイデアも素晴らしいと思う」(47歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連)・「そろそろ賞をとる感じがするから」(43歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「日本代表する若手監督だから」(48歳男性/設計/メカトロ関連技術職)・「家族愛、感情の表現がとても上手な作品だったから」(42歳男性/医療・福祉・介護サービス/営業関連)・「俳優の選出が適任だから」(23歳女性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)○総評予想1位となったのは、大ヒット中のアニメーション映画『君の名は。』の新海誠監督。2016年8月の公開から半年経った今も公開され続けており、現在興行収入は現在244億円を突破した。公開直後から話題となっただけでなく、アジア・北米でも好評なことから「日本の底力」「アニメ表現のすごさを示した」と多くの読者より支持を受けた。2位の庵野秀明&樋口真嗣監督は、『シン・ゴジラ』が大ヒット。ゴジラの恐ろしさだけではなく、ゴジラに立ち向かい尽力する人々を客観的に見せたことで、ありきたりなヒューマン・ストーリーではない映画を作り上げた手腕が大きく評価された。『怒り』の李相日監督は、撮り方や役者への指導も含めて話題となった。『64-ロクヨン-前編』の瀬々敬久監督は、重厚な作品づくりが、『湯を沸かすほどの熱い愛』中野量太監督は若手監督としての期待がそれぞれ支持を得た。話題作に恵まれた2016年の映画界にふさわしく、様々な監督にスポットライトがあたる結果となった。調査時期: 2017年2月13日~2017年2月17日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 1,759名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2017年03月01日大人気テクノユニット「Perfume」が、「野ブタ。をプロデュース」「Q10」で知られる木皿泉のオリジナル脚本で、地上波ドラマ“初”の主演を務めることが決定。3人の女の子を通して描かれる青春物語「パンセ」がドラマスペシャルとしてテレビ東京にて放送される。OLの“どんちゃん”(あ~ちゃん)、実家の家業手伝いの“おかみど”(かしゆか)、フリーターの“のりぶう”(のっち)。小学校のときに帰り道が一緒で仲良くなった3人の女の子が、非日常を求めて洋館を買うことになった。昔から気になっていた憧れの洋館。不動産屋さんに交渉をすると、びっくりするくらいの格安!ただし“力丸”の面倒を見るという条件付き。3人は二つ返事で快諾し、ついに引っ越しの日を迎える。噴水のある素敵な洋館、うっとりする3人――。 だがそこには、大きな大きな落とし穴があった。「夢ってなんだった?」「働くってどういうこと?」「死ぬとどうなる?」 3人の女の子を通して見えてくる摩訶不思議な物語――。あ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人からなる「Perfume」。近年では国内のみならず海外ツアーでも大成功を収め、主題歌を担当する現在放送中のドラマ「東京タラレバ娘」では、あ~ちゃんが主人公だけが見える謎の生き物“レバ”の声も担当。そんな大人気の彼女たちが、ついに本気でドラマに挑戦する。「すいか」「野ブタ。をプロデュース」「セクシーボイスアンドロボ」「Q10」など視聴者の心に残る様々な名作を残してきた木皿氏が手掛ける本作は、何てことのない毎日の中に舞い降りた偶然の出会い…その出会いの中で、ふと 立ち止まって考えたくなるテーマを3人の他愛ないおしゃべりを中心に展開していく。しかしそこは稀代の脚本家・木皿泉。単なるワンシチュエーションドラマでは終わらせないという。今回の出演にあ~ちゃんは、「17年『Perfume』として、歌しかやって来なかった私たち。お話を、いまのタイミングで持ってくるテレ東さんは本当に変わってるな、と思いました(笑)」と感想を明かし、「“もしも私たち3人がPerfumeじゃなかったら”という想像ができるような作品になりました」と本作について語る。かしゆかは「撮影しているときはワクワクと緊張が入り混じり、音声さんに心音がすごく聞こえると言われるほどにドキドキしていました(笑)」とふり返り、「いつも見ている『Perfume』のような、だけど違う3人が現状や将来に悩み、何かを変えたくて動き出す。どこか切ないけれど笑えて優しくなれる、そんなドラマになっているのであたたかく見守っていただけると嬉しいです」とコメント。またのっちは、「驚きましたか?いや、それ以上に!私が!驚いています!!」と心中を述べ、今回のオファーを引き受けるにあたって「こんな幸せな事は二度とない!が、音楽畑の私たちが足を踏み入れてよい世界なのか云々、3人で悩みに悩みに悩みました」と告白。それでも懸命に取り組んだそうで、「『Perfume』らしい空気感、なのに少しだけズレた世界線の3人、としてみると不思議楽しいです。へへ。 素敵な方たちに囲まれて一緒にものづくりできたこと、とっても幸せです」と喜んだ。木皿氏は、「『パンセ』というタイトルは、『Perfume』の3人にちなんで三色スミレがいいかな、と思ってつけました。たまたま本棚にパスカルの本があって、その題名も『パンセ』だったので、ドラマの中で引用させてもらいました。はずさないつもりで書きましたが、もしかしたら、思いっきりはずしてるかもしれません。どっちにしろ楽しんでいただけると思います」とコメントを寄せた。ドラマスペシャル「パンセ」は3月31日(金)24時52分~、4月1日(土)25時15分~テレビ東京にて2夜連続放送。(cinemacafe.net)
2017年02月28日『呪怨』シリーズの清水崇監督が贈る、滝沢秀明映画初主演作『こどもつかい』。この度、本作のメインビジュアルが到着し、併せてティザービジュアルが公式Webサイトにて公開された。新人記者の駿也は、郊外で起こった連続不審死事件を追ううちに奇妙な偶然に辿りつく。小さなこどもが失踪した3日後に、その周りの大人が死んでいるのだ。死んだ大人たちはこどもに怨まれていたという。街の人々の間に広がる、“こどもの呪い”の噂。これは、事件なのか?呪いなのか?そして、駿也の恋人・尚美がふとしたことでこどもに怨まれ、“こどもの呪い”が現実に迫りくる。尚美を守るため呪いの核心に近づこうとする駿也だが、2人の前に現れたのは、謎の男“こどもつかい”。男の笛の音と共に、物影から、廊下の奥から、そして背後から次々に“こどもの霊”が現れ、襲い掛かる!“こどもつかい”とは何者なのか?果たして2人は、この“呪い”と“怨み”から逃れることができるのか――。『呪怨』シリーズを始め、『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』や『雨女』などを手掛け、ハリウッドリメイク版『THE JUON/呪怨』では、全米No.1を達成した清水監督による完全オリジナルストーリーで描かれる本作。キャストには、“こどもの霊”を操り、こどもに怨まれたオトナの命を奪うミステリアスなキャラクター・“こどもつかい”役を滝沢さん。共演には、連続不審死事件の謎に迫る記者・駿也役に「Hey! Say! JUMP」有岡大貴、駿也の恋人でふとしたことからこどもに怨まれてしまう尚美役に門脇麦とフレッシュなキャストが集結している。このほど到着したのは、怪しげな雰囲気が漂う背景に、“こどもつかい”によって操られる“白目のこどもの霊”がズラリと並んだ待望のメインビジュアル。いまにも襲ってきそうな恐怖感漂う仕上がりとなっている。さらに公式Webサイトでは、滝沢さんが扮する謎に満ちた男“こどもつかい”のビジュアルがここでお披露目。こちらを見て笑みを浮かべているようにも見える謎の男”こどもつかい”。一体どのように7人のこどもの霊を操るのか…。迫力あるファンタジックな一枚となっている。『こどもつかい』は6月17日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月18日アイドルデュオ・タッキー&翼の滝沢秀明主演の映画『こどもつかい』(6月17日公開)メインビジュアルが18日、明らかになった。滝沢は、"こども"の霊を操り大人に呪いをかけるという謎の男「こどもつかい」を演じる。「こどもつかい」は子供の前に突然現れ、巧みに連れ去っていく。そして、戻ってきた"こども"に遭遇した大人は3日後に謎の死を遂げるという設定だ。連続不審死事件の謎に迫る記者・駿也を有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、駿也の恋人でふとしたことからこどもに怨まれてしまう尚美を門脇麦が演じる。公式サイトで公開されたメインビジュアルでは、7人のこどもの霊が登場。『呪怨』シリーズで数々のヒット作を生み出した清水崇監督がメガホンを取るだけあり、見る者に恐怖を与えるビジュアルとなっている。また、滝沢扮する”こどもつかい”の姿も明らかに。青い目とハット、長髪といった怪しい洋装で微笑むという"謎の男"らしい姿を見せた。同作の特報映像は、20日放送の日本テレビ系バラエティ番組『有吉ゼミ 2時間SP』(19:00~20:54)内にて地上波初放送となる。公式サイトでも、20日21時より特報映像が公開される。
2017年02月18日第71回毎日映画コンクール表彰式が15日に神奈川県内で行われ、日本映画大賞に輝いた『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督、『この世界の片隅に』(日本映画優秀賞)の片渕須直監督、女優ののん、『君の名は。』(アニメーション映画賞)の新海誠監督が出席した。夢の中で入れ替わった男子高生・瀧と女子高生・三葉の恋と奇跡の物語を描いた『君の名は。』の新海監督は、興行収入242億円を超え、世界中で爆発的ヒットを続けていることに、「誰もここまでとは想像していなかった」と驚きつつも、「たまたま多くの人が観たいと思った映画を、たまたま僕たちが出すことができた」と冷静に分析。アニメ制作は1本につき早くても3年はかかるそうで、「いま44歳だから、あと20年として何本作れるんだろうと思うと、次に1,800万人が観てくれるかはわからないけど、1本1本が全力で命がけですね」と語ると、次回作は2019年を目標に構想を練っていることを紹介。また、本作で声優を務めた神木隆之介について、「主役続投はいまのところイメージしていない」と言いながらも、三葉役の上白石萌音、音楽を担当した「RADWIMPS」とも「もう一度お仕事でご一緒したい」と期待を寄せた。クラウドファンディングで制作費3,622万4,000円を集め、第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、激化していく世の中で日々を大切に生きる女性・すずの暮らしを描いた『この世界の片隅に』は大藤信郎賞、音楽賞も受賞。片渕監督は「この題材から、本来は及びつかない結果」というヒットぶりや、本賞をはじめとした各映画祭での受賞歴に目を丸くし、「ご覧になって認めていただいたことは有り難い」と嬉しさをにじませた。主人公の声を務めたのんは「素晴らしい作品というのは前から確信していた」と胸を張ると、「監督、スタッフ、キャスト、観てくださった方みんなでこの映画を広めて、みんなで賞をいただいたようで、すごく嬉しく興奮しています」と喜び、「人は笑えることがあれば明日が見えるという力強いメッセージに感動しました」と感想も伝えた。フルCGによる特撮ゴジラ映画として庵野秀明が総監督、樋口が監督を務め、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみなど総キャスト329名が出演し、興行収入82億円を突破した『シン・ゴジラ』は、美術賞、女優助演賞(市川実日子)も受賞。樋口監督は、「この重たいトロフィーを持っていると、60年前に我々の先輩がゴジラの映画を作り続けてくれたおかげなんだなと思います。そして、それ受け継いで我々が日本を舞台に本気で作った結果だと思います」と誇りを胸に抱き、「感謝しています」と謝辞を述べた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
2017年02月15日アイドルヂュオ・タッキー&翼の滝沢秀明が6日、都内で行われたホーユー「メンズビゲン ワンタッチカラー新商品発表会」に登場した。滝沢は「メンズビゲン ワンタッチカラー」の新CMキャラクターとなり、TVCM「片手でいい」編は20日より順次放送される。30代をコアターゲットとした新商品に対して、「お洒落でスタイリッシュ」な滝沢を起用することにより、従来の白髪染めとは一線を画す印象をアピールしていくという。CMでは「片手で染められる」ことを表すために大きな手のオブジェが現れ、発表会でも滝沢が手のオブジェとともに登場した。現在34歳の滝沢は、自分にきた白髪染めのCMに「正直びっくりしましたね」と驚いた様子。「僕も30代に入り、そろそろそういった時期も迎えるんだろうなと思ったので、大人になったんだろうなということを実感しました」としみじみと語った。滝沢は「30代前半から(白髪が)スタートするんだよという話を聞いて非常に驚いた」と語り、デリケートな部分もある白髪染めという商品について「僕自身もそうですが、白髪染めを始める方のためにも、”あなたのための商品なんだよ”と伝われば」と希望を述べた。若い頃から活躍する滝沢だが、「こういった商品との出会い」や、中身だけでなく「外見や身だしなみ」に気を使うことで大人の男性であることを実感するという。滝沢は今回のCMで「全てをきっちりすることが、男の魅力に繋がり、大人な男性になるのかなということを教わりましたね」と振り返った。
2017年02月06日1946年に開催されて以来、今回で実に71回目を迎える「毎日映画コンクール」の受賞作品・受賞者が決定。庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』が日本映画大賞、助演女優賞(市川実日子)ほか3冠。片淵須直監督の長編劇場アニメ『この世界の片隅に』が実写作品を抑えて日本映画優秀賞、音楽賞(コトリンゴ)ほか3部門で受賞し、北米公開も決まった新海誠監督『君の名は。』がアニメーション映画賞と映画ファンの投票で選ばれるTSUTAYA・Filmarks映画ファン賞日本映画部門とのW受賞、同外国映画部門に『ズートピア』が選ばれた。戦後間もない1946年に産声をあげ、その歴史はカンヌ国際映画祭より古く、国内では「キネマ旬報ベスト・テン」に次ぐ「毎日映画コンクール」。その年を代表する俳優たちの演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などの映像スタッフ、日本映画史を代表する女優・田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設け、顕彰を続けてきた。ドキュメンタリー部門、アニメーション部門の賞を設けているのも特徴的だ。栄えある第71回の日本映画大賞に選ばれたのは、「エヴァンゲリオン」で知られる庵野監督がアニメーション映画だけでなく、実写映画で才能を発揮したことが評価された『シン・ゴジラ』。日本映画優秀賞には、2016年に健闘が目立ったアニメーション作品の中でも小規模ながら根強い興行を見せている『この世界の片隅に』が選出。外国映画ベストワン賞には、クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の『ハドソン川の奇跡』が選ばれた。監督賞には、自身の直木賞候補作の小説を映画化した『永い言い訳』の西川美和監督、そして『おくりびと』以来8年ぶりの主演作となった本木雅弘が、『中国の鳥人』(’98)に続く2度目の男優主演賞に。女優主演賞には、第 69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した深田晃司監督『淵に立つ』から筒井真理子、男優助演賞には黒沢清監督『クリーピー 偽りの隣人』から香川照之。キャストたちの熱演やキャラクター像が従来のファン層以外にも受けた『シン・ゴジラ』の市川実日子が女優助演賞を受賞した。また、田中絹代賞は、『ゆずの葉ゆれて』で第1回ソチ国際映画祭主演女優賞を受賞するなど、海外でも評価される女優としての功績を称え、松原智恵子に贈られる。なお、表彰式は2月15日(水)にミューザ川崎シンフォニーホールにて開催。<第71回(2016年)毎日映画コンクール 受賞結果>日本映画大賞『シン・ゴジラ』庵野秀明監督日本映画優秀賞『この世界の片隅に』片淵須直監督外国映画ベストワン賞『ハドソン川の奇跡』クリント・イーストウッド監督監督賞西川美和『永い言い訳』脚本賞向井康介『聖の青春』男優主演賞本木雅弘『永い言い訳』女優主演賞筒井真理子『淵に立つ』男優助演賞香川照之『クリーピー 偽りの隣人』女優助演賞市川実日子『シン・ゴジラ』スポニチグランプリ新人賞毎熊克哉『ケンとカズ』/中条あやみ『セトウツミ』田中絹代賞松原智恵子撮影賞斉藤幸一『64 -ロクヨン』美術賞林田裕至・佐久嶋依里『シン・ゴジラ』音楽賞コトリンゴ『この世界の片隅に』録音賞白取貢『聖の青春』ドキュメンタリー映画賞『桜の樹の下』アニメーション映画賞『君の名は。』大藤信郎賞『この世界の片隅に』TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞日本映画部門『君の名は。』/外国映画部門『ズートピア』(text:cinemacafe.net)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
2017年01月19日11月26・27日にお出かけしたい、東京のおすすめイベント・スポットを厳選して6つご紹介します。カラー10周年展」に「青の洞窟」など、今週もニューオープンや話題のイベントが盛りだくさんです!株式会社カラー10周年記念展(ラフォーレミュージアム原宿)庵野秀明氏率いるスタジオカラーによる初の展覧会がはじまりました。会場にはヱヴァンゲリヲンの貴重な原画や、シン・ゴジラの雛形が展示されています。ファンには見逃せない充実した内容です。30日(火)までと会期が短いのでお見逃しなく!おんせん県おおいた『地獄蒸し祭り』in 東京タワー(東京タワー)おんせん県おおいた『地獄蒸し祭り』in 東京タワーが開催されます。おおいた県の食と観光のPRとして、長さ約13mの巨大寿司トレーラー「すし寅」が東京タワーに登場。各日333名(2日間で合計666名様)ににぎり寿司が無料で振る舞われます。これはぜひとも行かなくちゃ!?中目黒高架下(中目黒駅)「中目黒高架下」がオープンしました!うどん居酒屋や1人焼肉、話題のフレンチトースト店など、個性豊かな28店舗が勢揃い。新たな人気スポットになること間違いなしです。なサクッと飲める立ち飲みタイプのお店も多いので、ひとりでも気軽に利用できるのが嬉しいですね。青の洞窟(渋谷公園通り~代々木公園)イルミネーションイベント「青の洞窟」が2年ぶりに復活です。今年の開催地は渋谷。代々木公園ケヤキ並木までの約750メートルが、青色のLDEイルミネーションにより幻想的な空間に変身します。星空のイルミネーション(六本木ヒルズ展望台・東京シティビュー)巨大な窓に投影されるプロジェクションマッピングでは、自分の携帯で夜空を操作できるコンテンツも用意されています。360度全方位型のプラネタリウムは、まるで宇宙を散歩しているかのよう。リアルとバーチャルの星空が競演する夢のようなひとときを過ごしましょう。FIREWORKS BY NAKED (お台場 大江戸温泉物語)大江戸温泉物語とネイキッドがコラボレーション!足湯ゾーンに華麗な花火が映し出されます。足湯へと続く桟橋の上には花びらが舞い散り、とてもロマンティックです。日本初の「足湯プロジェクションマッピング」を体験してみてはいかがでしょうか。
2016年11月25日2016年12月1日(木)、JR東京駅グランルーフ2階のペデストリアンデッキに、ビアバー「常陸野ブルーイング・ラボ Tokyo Station」がオープンします!世界で一番売れている日本のクラフトビールである「常陸野ネストビール」を10種類、ビールにあわせたフードも20種類取り揃えている、ビール好き必見のお店です。ビールがすすむ!充実のフードをチェック!ビールとあわせて楽しみたいフードも充実しています。●「BIN‘S FOOD」 (税込 380 円~780 円)ビールにぴったりの料理をお酒のカップに詰めたユニークなおつまみです。できたてを新鮮なまま保存し、無添加で作るヘルシーフードなので安心ですね。「北欧風〆さばとジャガイモの酢漬け」などの18 種類を、お好みのビールにあわせて楽しめます。●「常陸野さばサンド」(税込 600 円)茨城県産の肉厚なサバをオリジナルビネガーでマリネしたサンド。ビネガーの心地よい酸味とサバの豊かな旨みがマッチし、常陸野ネストとの相性ばつぐんです!●「ポークカツサンド」(税込 600 円)厚切りの国産豚肉を贅沢に使ったカツサンド。自家製のタルタルソースがアクセントになっています。オープン記念のうれしいサービスも!オープンを記念し、限定ビール「常陸野ネストビール 東京駅限定スペシャルビール」が登場!日本で収穫されたフレッシュなホップを使用しています。柑橘系の香りや、フローラルな香りがたのしめるスペシャルなお酒です。※限定醸造のため、無くなり次第終了。「常陸野ネストビール 東京駅限定スペシャルビール 」(税込 680 円)また、オープンを記念して、12月1日(木)~4日(日)のあいだに税込 1,000 円以上を利用すると、先着でオリジナルのエコバック、ゴブレットグラス、オリジナル栓抜きから好きなノベルティを選べます。オリジナルデザインのふくろうがとってもキュートなので、ぜひゲットしてくださいね!※各ノベルティは無くなり次第終了となります。■店舗詳細店舗名:常陸野ブルーイング・ラボ Tokyo Station所在地:東京都千代田区丸の内1丁目9番1号 グランルーフ2階 ペデストリアンデッキ電話番号:03-6551-2515席数:17席+スタンディングカウンター営業時間:11:00~23:00(ラストオーダー22:30)定休日:無休TEL:03-6212-1737
2016年11月24日2016年11月23日(水・祝)から30日(水)の8日間、ラフォーレミュージアム原宿にて「株式会社カラー10 周年記念展~過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー」が開催されます。庵野秀明氏率いるスタジオカラー初となる展覧会です。大注目の展示を早速取材してきました。「スタジオカラー」とは?放映開始から20年を経た今も多くのファンを持つ「エヴァンゲリオン」シリーズ。TVシリーズ放映時より監督を務めている庵野秀明氏が代表となり設立したのが、映像企画・制作会社である株式会社カラーです。展覧会のコピーにも入っている「スタジオカラー」は、株式会社カラー内のアニメ制作に携わるスタジオ部門です。これまでに「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなどの制作を行ってきました。今回の展覧会では、株式会社カラー、そしてスタジオカラーの濃密な10年間をたどります。ファン垂涎!貴重な資料が300点超!この展覧会では、ファン必見の資料が多数展示されています。その数なんと300点超!どれもこれもじっくりと見たくなるものばかりです。入り口から順番に見ていきましょう!●「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの貴重原画・資料●ヱヴァンゲリヲン新劇場版「序」「破」「Q」の原画まず入って広がるのは、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の世界。2007年公開の「序」、2009年公開の「破」、2012年公開の「Q」の順に展示が行われています。作品の世界観を反映するように、背景の色が異なっています。原画は額に入ったものと、アクリル板に挟まれたものがあります。ここで注目したいのは、アクリル板に挟まれた原画。これはほとんどが今回の展示会で初公開のものなのだそうです。第3新東京市の街並みも細かく描き込まれています。「Q」のこのシーン、覚えている人も多いのでは?もちろん額の中に入った原画も貴重なものばかり。こちらは「破」のもの。シンジやアスカの顔のアップが印象的です。●宇多田ヒカル「桜流し(ヱヴァ:Qバージョン)」のミュージックビデオ期間限定で公開されていた「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のテーマソング、「桜流し」のミュージックビデオ上映も行われています。宇多田ヒカルの歌声と映像がシンクロし、新たな魅力を生み出しているように感じられます。●年表で見るヱヴァこちらのコーナーには、年号とともに原画が展示されています。少しずつ変化する絵をじっくりと比べてみるのもまた楽しみです。「序」のポスターにも使われていたイメージ。覚えている人も多いのでは?作品集の表紙などに使われた美麗なカラー原画も必見です。●妻・安野モヨコが描く庵野秀明とスタジオカラー庵野氏の妻は人気漫画家・安野モヨコです。彼女の作品の一つに庵野監督のとの私生活を描いた「監督不行届」があります。今回の展覧会のために安野モヨコが書き下ろしたのが、番外編である「おおきなカブ(株)」。庵野氏がカラーを設立してから現在までの10年間がコミカルに描かれます。マンガの原画はもちろん、このマンガをスタジオカラーがアニメにしたものが上映されています。この話の中で庵野氏は「おじいさん」として描かれるのですが、かの有名監督が「超・おじいさん」として登場したりと、クスリと笑える作品になっています。このアニメのための設定資料も展示されています。こちらは漫画的なコミカルな絵ではなく、写実的に描かれた庵野氏。妻の前だから見せている穏やかな表情にも注目です。●小さくても大迫力!「シン・ゴジラ」の雛形2016年、大ヒットとなった「シン・ゴジラ」。その第2、第3、第4形態の雛形が展示されています。ネットでは「蒲田くん」と呼ばれている第2形態。サイズは小さいですが、禍々しいオーラが湧き出しているようです。第3形態。こちらは巷では「品川くん」と呼ばれています。まだ腕が小さく、立ち上がったばかりの様子がよくわかります。そして人類を脅かす第4形態。いずれもものすごい迫力がこちらに伝わってきます!実際の映画ではすべてCGで描かれていますが、CGを作成する前にこちらの雛形を作成したのだそうです。●特撮アーカイブスタジオカラーでは、文化事業の一環として過去の特撮資料の保存、アーカイブを進めています。ここにはその一部が展示されています。「巨神兵東京に現わる」に使用された特撮模型もあります。今にも動き出しそう!●日本アニメ(ーター)見本市スタジオカラーとドワンゴの共同企画として、ネット上に発表された数々の作品。この企画の題字を描いたのが巨匠・宮崎駿です。宮崎監督直筆の原画も。「つづく」を何度か描いたところも気になりますね!このコーナーには「西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可」や「旅のロボから」などの原画が展示されています。決して広くはないスペースに、ぎっしりとカラーの魅力が詰まった展示でした!庵野秀明氏インタビューこの展覧会開催にあたって、庵野秀明氏への取材も行われました。記念展の「過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー」というコピーには、まずカラーの代表作がエヴァであり、この作品抜きには会社について語れないということ。そしてスタジオカラーという現在が積み重なって過去を作っていて、これからのエヴァもスタジオカラーが作っていく、という意味が込められているのだそうです。展覧会の見どころとして、この展覧会の展示物がほとんど「絵」であることに触れ、絵の素晴らしさ、原点のようなものに触れてもらいたいとも語っていました。また、エヴァの最新作はいつ出るのか?という質問には「頑張っています」との答え。「Q」を作った後は全て出し切ってしまい、もう何も生み出せない…という状況だったところから、徐々に庵野氏の中に生み出す力が戻ってきているようです。「東京オリンピックまでに見れますか?」という質問には笑顔で言葉を濁していましたが、新作が見られる日を待ちたいですね!来場者全員に記念冊子をプレゼント株式会社カラーの10周年を記念して制作された小冊子が、来場者特典として全員に配布されます。カラーの社歴や庵野氏、取締役の鶴巻氏のインタビュー、安野モヨコ氏描き下ろしのマンガ「よい子のれきしえほん おおきなカブ(株)」などがぎっしり掲載された、フルカラー88ページの充実の内容です。こちらの小冊子は、展覧会終了後に通信販売を予定しているそう。(本体無料、送料のみ)詳細は決まり次第、株式会社カラーの公式サイトで告知されます。会場限定オリジナルグッズ物販コーナーには、エヴァンゲリオンやシン・ゴジラ関連のグッズがずらり。ここでしか手に入らないオリジナルグッズもあります。メインビジュアルがプリントされたバームクーヘンや、安野モヨコイラストの缶バッジ、ポストカードなどはこの展覧会の限定品。シン・ゴジラの名セリフがエヴァ風に表現された缶バッジやキーホルダーも!あ、これこのシーン…なんて見た人同士で会話が弾みそうです。会期は8日間とかなり短い期間ですが、ファンなら絶対予定を合わせて見に行ってほしい!といえる充実の内容でした!今後の庵野氏、スタジオカラーの活躍にもますます注目です。開催概要名称:株式会社カラー10 周年記念展~過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー会場:ラフォーレミュージアム原宿(東京都渋谷区神宮前1丁目11−6 ラフォーレ原宿6階)期間:2016年11月23日(祝・水)~11月30日(水)の計8日間時間:11:00~21:00 (最終入場は20:00)※場内の混在状況によっては入場が制限される場合がありますURL:料金:500円 (税込)当日券購入方法:11月23日(祝・水)よりラフォーレミュージアム会場入り口での販売問い合わせ先:03-6712-7839 株式会社カラー10年記念展事務局(平日 10:00~18:00)
2016年11月22日