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風光明媚な茅ヶ崎市に建つ茅ヶ崎市美術館で『美術館建築―アートと建築が包み合うとき』が、4月1日(火)〜6月8日(日)に開催される。美術館では、展示作品のみならず、建築や空間に興味を持つ人も多いだろう。この展覧会では、場の特性を活かした“サイトスペシフィックな芸術”として5つの美術館建築を紹介する。まずは、鳥が翼を広げたような屋根が特徴的な、同展の舞台となる「茅ヶ崎市美術館」。設計は地域に根差した建築家、山口洋一郎が担当した。内藤廣の設計による「島根県芸術文化センター」は、石見地方特産の石川瓦で建物全体を覆い、釉薬の違いによって玉虫色の建物がつくりあげられている。広島の造船技術を活用した可動展示室を中心に、コレクションに着想を得た「エミール・ガレの庭」、10棟のヴィラ、レストランが海辺に佇む、坂 茂の設計による「下瀬美術館」も話題だ。ほか、瀬戸内地方にある三分一博志「犬島精錬所美術館」、西沢立衛「豊島美術館」を紹介。島根県芸術文化センター建築:内藤廣写真:内藤廣建築設計事務所下瀬美術館建築:坂 茂写真:平井 広行さらに、国内の建築資料のアーカイブを行う文化庁国立近現代建築資料館が所蔵する3つの美術館を紹介。坂倉準三「神奈川県立近代美術館」、ル・コルビュジエ「国立西洋美術館」、高橋 靗一(ていいち靗一の「靗」は青偏に光)※+第一工房「群馬県立館林美術館」のオリジナル図面も公開する。神奈川県立近代美術館(現・鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)建築:坂倉準三図面所蔵:文化庁国立近現代建築資料館模型や設計図、初期アイデアスケッチ、建築素材、実験過程がわかる資料を見ながら建築家の思考をたどると、その場所にその形でその美術館がある意味がわかってくるだろう。模型や写真などから実物を想像し、魅了された美術館があればぜひ訪ねてほしい。<開催概要>『美術館建築―アートと建築が包み合うとき』会期:2025年4月1日(火)~6月8日(日)会場:茅ヶ崎市美術館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(5月5日は開館)、5月7日(水)料金:一般800円大学600円、市内在住65歳以上400円公式サイト:
2025年03月13日西新宿の住まいとインテリアの情報センター【リビングデザインセンターOZONE】(読み:オゾン、運営:東京ガスコミュニケーションズ株式会社)では、建築史家で建築家の藤森照信氏によるトークイベントを開催します。国内外の建築や都市を研究する建築史家として長く活躍しながら、建築家としても自然との調和を重視した建築を追求する藤森氏。同氏の独創的でユーモアにあふれながら、自然素材を活かし、土地に馴染む建築の世界観は幅広い層からの支持を集めています。また、研究の一環として行った、東京の下町から山の手の住宅地までを歩きまわり、忘れられた建物を発掘する「路上観察」も注目を浴びました。本トークイベントでは、長野県茅野市の「神長官守矢史料館」をはじめ、自邸の「タンポポハウス」や「ラコリーナ近江八幡」など、藤森氏が手掛けた事例を取り上げ、歴史研究・路上観察・建築設計の3つの活動内容を紐解くとともに、自然と調和する建築と素材の使い方などについてお話しいただきます。建築設計の実務に携わる方から、建築史を学ぶ方、建築の歴史や藤森氏の建築ファンまで幅広くご参加いただける内容です。●講師プロフィール藤森照信(建築史家、建築家)1946年生。東京大学大学院博士課程修了。現在、江戸東京博物館館長、東京大学名誉教授。近代建築史・都市史研究を経て1991年、45歳のときに〈神長官守矢史料館〉で建築家としてデビュー。土地固有の自然素材を多用し、自然と人工物が一体となった姿の建物を多く手掛けている。代表作に〈タンポポハウス〉、〈ニラハウス〉、〈高過庵〉、近作に「ラコリーナ近江八幡」の〈草屋根〉、〈銅屋根〉など。これまでの著書に、『明治の東京計画』(岩波書店、1982)、『建築探偵の冒険 東京篇』(筑摩書房、1986)、『藤森照信 野蛮ギャルド建築』(TOTO出版、1998)、『藤森照信の現代建築考』(鹿島出版会、2023)などがある。藤森照信小泊Fuji(2023年竣工)高過庵(2004年完成)●セミナー概要開催日時 : 2025年4月20日(日)14:00~15:30会場 : リビングデザインセンターOZONE 3F パークタワーホール定員 : 400名参加費 : 無料申し込み方法: 先着順ウェブサイトよりお申込みいただけます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年03月13日美しい建築のなか読書が楽しめる図書館、建築や暮らしが学べるミュージアム、ユニークな遊具のある公園など、子どもの感性を豊かにするアート&建築。美術作家であり建築好きの岡 美里さんに、親子におすすめのアートスポットをお聞きしました。第3回目は、のんびり豊かな地が広がる〈武蔵野〉をご紹介。親子で文化的さんぽを楽しんでみて♪教えてくれた人岡 美里さん美術作家二児の母。女子美術大学絵画科卒業、多摩美術大学版画研究室修了。ソニー・ミュージックにてグラフィックデザイナーを経験したのち、美術作家として活動を開始。横顔のポートレイト制作をライフワークとして、日本各地でオーダー会を行う。趣味は散歩と家の物件検索。Instagram(@misato_oka)にて展覧会の告知や【建築探訪】を更新中。私たちが体験しました!木村さやこさん&つくもちゃん(5歳)建築物を見ることが好きなママ。お子さんたちが小さい頃から美術館や博物館などによく足を運んでいる。最近は、少し遠出していろいろなスーパー銭湯に行くのが家族のブーム。「夫婦の趣味でもあるサウナの影響なのか、子どもたちもお風呂好きになりました!」CONTENTS#01 『武蔵野プレイス』@武蔵野市#02 『江戸東京たてもの園』@小金井市#03 『国営昭和記念公園』@立川市&昭島市あっという間の1日がずっと忘れない1日に今回紹介するエリアは、東西に長く伸びる東京都のほぼ中央に位置する武蔵野。都心と多摩地区を結ぶ東京の「芯」です。新宿駅から車、電車ともに1時間圏内ですが、車窓はどこかのどかな空気が漂い、大きな空に迎えられた到着時には「遠くまで来た」とチル感が得られるはず。早起きしてお弁当づくりが不安……というママパパもご安心を! 現地でランチがとれるスポットを厳選しました。朝から気楽に気の向くままに。小旅行気分でお出かけください。ART SPOT #01『武蔵野プレイス』@武蔵野市図書館だけじゃないわくわく空間を体感遠く離れた図書館に出かけることがある。目当ては噂の建築や充実した蔵書。ひととおりパトロールしたあとに、ふといつも利用しているであろうゲストのリラックスした表情に気付く。その横顔はたぶんに誇りも含んでいる。『武蔵野プレイス』もまさにそうした場所。気持ちのいい吹き抜け空間に、自然な明かり、入り口のカフェ……じっくり練られた建築家のプランの延長上に、市民の豊かな生活と、地域の誇りが成り立っていることを実感します。日が暮れると楕円の窓から漏れる光が宇宙船のようで、これも見どころ。授乳スペースや子ども用トイレも完備。全フロアにエレベーターがあるので、ベビーカーでの移動もラクラク。子ども同士や小さい子ども連れの親子が靴を脱いで自由に本を読むことができるスペース。2Fのこどもライブラリーには大型絵本や紙芝居も充実! 同じフロアに料理・子育て・旅行など、ライフスタイルの図書があるので、親子で一緒に読書が楽しめる。テーブルや椅子は北欧家具の『アルテック』のもの。地下1Fはメインライブラリー。フロアの吹き抜けからは自然光が入り、本に囲まれた落ち着いた空間に。アールを多様したデザインも甘くならず、むしろシャープなイメージ。フロアを繋ぐ螺旋階段も見逃せないポイント。階段で移動しながら本の世界を堪能して。図書館内にある『カフェ・フェルマータ』で休憩。つくもちゃんはこどもパンケーキ(¥630/税込)とキッズドリンク(¥250/税込)をオーダー。1Fにあるマガジンラウンジ。充実したラインナップで時間を忘れてしまいそう……!ママがオーダーしたのは、お店の人気商品の自家製プリン(¥580/税込)とホットジンジャーラテ(¥590/税込)。ママ:ユニークな形で目を惹く外観は圧巻! 館内はアーチの垂れ壁や天井の吹き抜け、丸い照明など、どこも温かみを感じるデザインで図書館とは思えない素敵な空間でした。併設されているカフェも図書館の中にあるとは思えないクオリティでおいしいメニューばかり。カフェだけでの利用者も多いのは納得です。キッズメニューがあるのは子連れに嬉しいポイントでした!つくもちゃん:あんなにおっきい絵本ははじめてで楽しかった! パンケーキがおいしかったよ。CHECK【ひと・まち・情報 創造館武蔵野プレイス】住所:武蔵野市境南町2-3-18開館時間:9:30~22:00※カフェは10:00~20:30(FOOD L.O.19:30/DRINK L.O.20:00)休館日:水曜(祝日にあたる場合は開館し、翌日休館)TEL:0422-30-1905※カフェ080-3447-3825武蔵野プレイス HPカフェ・フェルマータ InstagramAfter→→→時間があれば『はけの森美術館』へ移動してみて。武蔵野の面影が色濃い雑木林と湧水に包まれたアートスポットです。ART SPOT #02『江戸東京たてもの園』@小金井市ジブリにそっくり建築あり異空間へタイムスリップ「食育」「服育」があるのに「建育」がないのはおかしい!? たくさんの建築に触れ、今から美意識を養おう。失われゆく東京の貴重な建造物が移築された『江戸東京たてもの園』はそんなトライにもってこい。東ゾーンは架空の町並みがフォトジェニック 。日本のモダニズム建築の巨匠・前川國男邸を含む西ゾーンは、歴史的名建築の住宅展示場さながら。「どの家に住みたい?」なんて親子の会話も弾みます。靴を脱いで間取りを見て回る体験もこちらの売り。一流なものが発するパワーをダイレクトに受け取ってくれることでしょう。デ・ラランデ邸でランチをとれば、将来建築家も夢じゃない!建築家・前川國男の自邸。おんぶスタイルで「おじゃまします~」。日本におけるモダニズム運動を主導した建築家・堀口捨己が設計した小出邸。自然光のすばらしい建築家・前川國男の自邸。外観は切妻屋根の和風、内部は吹抜けの居間を中心に書斎・寝室を配したシンプルな間取り。当時オランダで流行していたデザインと、日本の伝統的な造形を折衷した造り(小出邸)。つくもちゃんはあまり見ない和室に大興奮。デ・ラランデ邸内の一部は『武蔵野茶房』がカフェとして運営しているので、ランチもばっちり。つくもちゃんはサイダー(¥770/税込)を注文。瀟洒な写真館に交番、荒物屋、洋館、などが建ち並ぶ園内を歩いているとタイムスリップしたかのよう。カフェとしても利用できる、デ・ラランデ邸。平屋建ての洋館をドイツ人建築家・ゲオルグ・デ・ラランデにより3階建てとして大規模に増築。1962年に製造された都電7500形の車両に入って、昔の電車を体験!ママ:建築やインテリア好きには有名な前川國男邸。大きな木枠の格子窓から差し込む陽の光と、吹き抜けに吊されたイサム・ノグチのAKARIはかっこよすぎて、忘れまい! と脳に焼き付けました。家具のセンスや配置等、お家づくりのアイディアとしてもとっても参考になりました。デ・ラランデ邸のカフェはシックで可愛いかったです♡ 窓辺で娘とティータイムだなんて、優雅で贅沢な時間でした。つくもちゃん:ふかーいお風呂にママと一緒に入れてうれしかった! サイダーがシュワシュワでおいしかったよ!CHECK【江戸東京たてもの園】住所:小金井市桜町3-7-1開園時間:9:30~※閉園時間は季節によって異なる ※入園は閉園時刻の30分前まで ※カフェは10:30~閉店時間は季節によって異なる休園日:月曜(祝日または振替休日の場合は、翌日休園)、年末年始 ※カフェは修繕工事のため2025年1月15日(水)~2月28日(金)まで休業予定TEL:042-388-3300観覧料:一般¥400、小学生・未就学児童は無料 ※毎月第3土曜、それに連続する日曜は、都内在住で18歳未満の子を同伴する保護者は観覧料半額江戸東京たてもの園 HPAfter→→→「建育」で頭と心をフル回転したあとは、同じ小金井公園内「わんぱく山」のダイナミックな遊具でのびのび遊ぼう。ART SPOT #03『国営昭和記念公園』@立川市&昭島市親子二代で遊ぼう老舗公園をアップデート東京ドーム約39個分にも及ぶ広大な公園ですから、自転車を借りてまずは“こどもの森”を目指すのも手です。「雲の海」を裸足で駆け周ればすぐにお友だちができること間違いなし。活発なお子さんなら「石の谷」で心ゆくまで冒険を。自然、スケール、造形物、神秘性、どれをとってもまたとない昭和・平成時代からの贈り物を活用しよう。園内には「太陽のピラミッド」を始め、伊東豊雄「花みどり文化センター」、隈研吾「オカカフェ」が点在し、建築マニアの興味もくすぐられます。こどもの森の巨大なトランポリン「雲の海(ふわふわドーム)」は造形的にも美しく、子どもの食いつきも段違い。こどもの森内にある「地底の泉」。大きなすり鉢状の穴の底には、季節によって水の量が変わる不思議な泉が。こどもの森内の森の家に併設している『もりのだがしや』。軽飲食やオモチャの販売もあり、子どもたちに人気。「こどもの森」に車で行く場合は、砂川口に車を停めてレンタサイクルで向かうのが正解!とにかく広大な敷地なので、レンタサイクルがおすすめ。チャイルドシート付き(前乗せ、後ろ乗せあり)や2人乗りのタンデムもあり。「みんなの原っぱ」の東側にある『オカカフェ』は、建築界の巨匠のひとり、隈研吾が設計。ママ:フワフワドームが想像していた何倍もの広さに驚きました! 大人も一緒に遊びたくなるくらい楽しそうで、これは家族でまた来たい! そして公園内に駄菓子屋さんがあるなんて! 子どもにとっては1日中いられる夢の国ですね(笑)。隈研吾特有の木組みがかっこいいカフェは、穏やかな時間が流れる素敵な場所でした。広大な広さの公園でしたが、レンタルサイクルを利用して、一周するのも気持ちがよくてとっても楽しかったです!つくもちゃん:ボヨンボヨンするところと、トゲトゲの場所がいちばん楽しかったよ! なが〜い滑り台も好きだった!! お菓子屋さんは、いっぱいあって悩んじゃったけど、チョコとかラムネとか、いろんな色のグミがおいしかった♡ 自転車はママの後ろに乗れたから楽しかった!CHECK【国営昭和記念公園】住所:立川市緑町3173開園時間:9:30~(みどりの文化ゾーンを除く公園施設)※閉園時間は季節によって異なる休園日:年末年始(12/31、1/1)、1月の第3月曜日から金曜日TEL:042-528-1751入園料:一般¥450、中学生以下は無料国営昭和記念公園 HPLunch→→→園内には手軽に利用できる合計14ヵ所の売店やカフェ、レストランが。荷物は少なめにしてぜひ利用しましょう。心が動くところが学びの場歩いて、見て、感じていかがでしたか? 閑静な住宅地に広々とした学校、豊かな自然環境を有する公園。とかく子育てしやすい武蔵野エリアですから、すでにお馴染みかとは思いますが、未訪なスポットがあれば足を運んでみてください。子どもは乾いたスポンジみたいなもの。見たもの、聞いたもの、感じたものをどんどん吸い込み成長しています。せっかくなら一流なもの、心地よいものに接する機会を、さりげなくつくってくださいね。子どもが子どもでいてくれる時間は本当にあっという間なのですから。
2024年11月22日ヴァレクストラ(Valextra)から、2024年秋冬に向けた新作ウィメンズバッグ「イジィデ インターシャ」が登場。アイコンバッグ「イジィデ」に“ミラノ建築”着想の新デザインヴァレクストラの「イジィデ」は、ピラミッド型シルエットとトップハンドルが特徴的なアイコンバッグ。上質なレザーを用い、上品かつ洗練されたデザインで長年人気を博している。そんな「イジィデ」から、イタリア職人たちによる、柄を編み込む“インターシャ技法”を施した新作バックがお目見えする。新作バッグの着想源は、ミラノの建築。曲線や角のデザインを組み合わせた、モダンなバッグを多数展開する。またレザーは、デザインごとにカットされた後、縫い目がわからないほど繊細に縫い付けられており、なめらかな質感が魅力だ。【詳細】ヴァレクストラ「イジィデ インターシャ」発売時期:2024年秋販売店舗:全国のヴァレクストラ ブティック、公式オンラインブティック・「ミニ イジィデ インターシャ ストライプ」682,000円カラー:カシミア/ブラック/ホワイト・「ミニ イジィデ V インターシャ」676,500円カラー:ブラック/ホワイト【問い合わせ先】ヴァレクストラ ジャパンTEL:03-5615-2379
2024年10月14日オリジナルデザインの「エコタンブラー」アサヒユウアス株式会社は、愛媛県新居浜市と協力して、これまで焼却処理していた未利用の住宅建築用木材の端材を活用したリユースカップ「森のタンブラー『Hello!NEWエコライフ』」シリーズ5種類、計1,420個を制作しました。今後の展開として、まずは新居浜市内で開催される「新居浜水道フェスタ2024」にて活用されます。「もったいない」素材をアップサイクルさせるアサヒユウアス株式会社は、アサヒグループの新たなサステナビリティ事業をおこなう会社として、サステナブル商品の開発や販売、ローカルSDGsに貢献するサステナブルドリンクの製造・販売を行っています。その同社が手掛ける「森のタンブラー」は、使い捨てを無くしたい、地域の未活用資源を活用したい、リユースカップを作って使うことでプラスチックのカップを減らしたいとの思いで製品開発が行われてきた商品です。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:報道用資料
2024年09月10日・どうなってるんだ…。・この発想に脱帽ですっ!・脳がバグる…すごい!そんな声が寄せられているのは、飯島モトハ(@mochiunagi)さんがXに投稿したビルの写真です。投稿者さんが目撃したビルの所在地は、群馬県高崎市の街中。一般的にビルと聞くと、シンプルな色で統一された外観を想像するでしょう。しかし「脳がバグる」といった声が上がっているのが、気になるポイントかもしれません。一体、どんな見た目をしているのでしょうか…。ビビッドな色合いで、近未来的な見た目だった!さまざまな形の四角形が連続的に描かれたデザインには、平面のはずなのに、不思議と奥行きが感じられますね。なお、ビルに壁画を描いたのは、現代美術家の、吉野ももさん。ネット上には、吉野さんの作品を撮影するべく、高崎市に足を運ぶ人も一定数いるようです。吉野さんは、自身のホームページを公開中。気になる人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。吉野ももさんのホームページ[文・構成/grape編集部]
2024年09月06日建築設計の知見から生活の「あったらいいな」を提供するRAHKアソシエイツ一級建築士事務所(所在地:東京都江東区大島、代表:北里 良一郎)は、これまでにない「サイズが自在に変わるポケット」と「ディスプレイ型収納」で応援購入サービスサイトMakuakeで目標の1,300%を達成した新形態バッグインバッグ「マルチラ」を、Makuake STOREに出品し一般販売を開始しました。Makuake STOREのマルチラページ マルチラ■「マルチラ」とは「マルチラ」は特許技術「多層バンドポケット」(第7113402号)で実現した新方式の収納方法を駆使したバッグインバッグです。持ちモノの整理と視認性をスタイリッシュに両立したボード型収納で、1. バッグの「あれ?どこいった?」「ああ!入らない!」「小分けが足りない!」という3大不満を一気に解決2. 入れたモノすべてがどこにあるか一目瞭然の、ディスプレイ型収納3. デスク上で小面積で自立し、散乱しがちなガジェット・文具・雑貨類をすっきり整理の特長が好評で、バッグインバッグと同時に、机上に据え置いた多用途収納ツールとしての使い方でも評価されています。■「マルチラ」の特長<収縮バンドで自在にポケットを作れる>マルチラは、収縮バンド9枚をずらし重ね、その間からモノを入れる収納スペースを作り、それを縦に仕切って区分する構造になっています。縦仕切りが移動できるので、PC・タブレット端末から安全ピンまで、多様な収納物に合わせて幅と深さを自在に調整できるポケットを実現しました。この自在ポケットは8層3分割、合計24個を設けられています。<「あれ?どこいった?」の解消するディスプレイ>バンドから収納物の一部を出して入れるとその状態でホールドされるため、入れた物のすべてがどこにあるか一目瞭然に分かるディスプレイ型収納を実現しました。マルチラ 棲み分けイメージ<デスクをすっきり整理>限られたワークスペースを効率利用、裏側にスタンドプレートを引き出して自立させると、デスクやテーブル上のわずかな面積で多様なツールを立体的にディスプレイでき、散乱しがちなデスクをすっきり整理。オフィス、自宅、また立ち寄ったカフェのテーブルが快適なワーキングスペースに変わります。マルチラ ノマド使用イメージ<コンパクトサイズ>マルチラの外寸法は、バッグや一般的なバッグインバッグに入るように敢えてやや小さめサイズになっています。例えば、使用中のバッグインバッグと併用すると、より緻密なポケットの使い分けができます。Makuake STOREのマルチラページ ■商品概要商品名 : マルチラ価格 : 6,316円(税込・送料込)サイズ : 縦22.5cm×幅31.5cm×奥行1.8cmカラー : 黒販売ルート: Makuake STOREURL : 【RAHK(ラーク)アソシエイツ一級建築士事務所】2018年設立。東京都中心に建築設計・環境設計・戸建コーポラティブを企画。2018年から業態を設計の知見をもとにした知財化製品の開発に拡大し、生活の「あったらいいな」製品を提供しています。所在地 : 東京都江東区大島7-22-15代表者 : 北里 良一郎事業内容: 建築設計・住環境設計・家具設計・リノベーション・コンバ―ジョン戸建コーポラティブ・建築企画業務・知財製品化業務許可 : 一級建築士事務所 東京都知事登録 第62309号団体 : 東京建築士会 睡眠環境学会URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年08月24日アール・デコ建築で名高い旧朝香宮邸を本館とする東京都庭園美術館は、その特徴的な建築の魅力を重点的に紹介する『建物公開展』を年に一度、テーマを決めて開催してきた。この恒例の展覧会が、今年は建物の大きな見どころのひとつである「照明」に焦点をあてて、9月14日(土) から11月10日(日)まで開催される。朝香宮邸は、1920年代にフランスのパリに滞在した朝香宮夫妻が、当時全盛期にあったアール・デコ様式に魅せられて建てた建物だ。フランスの装飾美術家アンリ・ラパンが主要な部屋の室内装飾を手がけ、宮内省内匠寮の技師らが全体の設計を担い、1933(昭和8)年に竣工した。最先端の技術と最高級の素材を用い、日仏のデザインを融合させたこの名建築は、当初の建物の様子を今も良好な状態で伝えることから、国の重要文化財に指定されている。東京都庭園美術館本館 大客室シャンデリア ルネ・ラリック《ブカレスト》各部屋に合わせてデザインされた照明器具もまた、宮邸時代の雰囲気を伝えてくれるもののひとつだ。今回は、こうした照明にまつわる丁寧な紹介をほどこすことに加え、各室に同時代のランプ類を配し、旧宮邸の家具やしつらえとともに当時の雰囲気を演出するという。建物公開展の大きな魅力は、大食堂のテーブル・セッティングをはじめとして、宮邸の時代の趣が感じられる再現展示が行われることだ。また、普段は作品保護のために閉じられている本館の窓のカーテンも開け放たれ、大きな窓から望む景色とともに、室内装飾やアール・デコの意匠をじっくり味わうこともできる。通常は閉鎖されていることが多い特別なスペースである3階のウインターガーデンも公開される予定だ。東京都庭園美術館本館 ウインターガーデン暑い夏を乗り切れば、繊細な陽の光の移ろいを長く楽しめる季節が到来する。窓から差し込む秋の陽光を浴びた邸宅空間を堪能したあとは、徐々に色づき始める庭園の散策もお薦めだ。なお同展では、一定の条件のもと、館内の写真撮影も可能で、それぞれのお気に入りのスポットを写真で持ち帰れる趣向となっている。<開催概要>『建物公開2024あかり、ともるとき』会期:2024年9月14日(土)~11月10日(日)会場:東京都庭園美術館(本館+新館)時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(9月16日、23日、10月14日、11月4日は開館)、9月17日(火)、24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)料金:一般1,000円、大学800円、高中500円、65歳以上500円※都内在住在学の中学無料公式サイト:
2024年08月16日有名建築家が手がけた建物、ユニークな乗り物や公園、歴史を学べるお寺など、子どもの感性を豊かにするアート&建築。美術作家であり建築好きの岡 美里さんに、親子におすすめのアートスポットをお聞きしました。第2回目は、知られざる〈池袋〉をバラエティ豊かにご紹介。親子で文化的さんぽを楽しんでみて♪教えてくれた人岡 美里さん美術作家二児の母。女子美術大学絵画科卒業、多摩美術大学版画研究室修了。ソニー・ミュージックにてグラフィックデザイナーを経験したのち、美術作家として活動を開始。横顔のポートレイト制作をライフワークとして、日本各地でオーダー会を行う。趣味は散歩と家の物件検索。Instagram(@misato_oka)にて展覧会の告知や【建築探訪】を更新中。私たちが体験しました!ありささん&ほのかちゃん(6歳)夏はプールや海へ、その他のシーズンはアスレチック豊富な公園に遊びに行くことが多い、アクティブ派の親子。「最近はピアノや工作ブームが来ているので、感受性が豊かになりそうなアートにもっと触れさせてみたい!」CONTENTS#01 『コニカミノルタ プラネタリウム満天』#02 『豊島区役所・豊島の森』#03電気バス『IKEBUS』#04レストラン『タカセ』#05 『南池袋公園』#06 『雑司ヶ谷 鬼子母神堂』#07駄菓子屋『上川口屋』池袋アートMAP町は発見のジャングルアートと建築、歩いて発見1日の利用者数が約258万人という巨大ターミナル駅・池袋。買い物に映画鑑賞と、とかく便利な街ですが、子連れママ・パパにとって人混みはちょっとしたハードル。ですが子ども目線で歩いてみると、案外フレンドリーかつファンタジックな街でもあるのです。駅構内の「いけふくろう」を発見したら、東口駅前「フクロウ交番」に驚いてください。あちこちに潜むフクロウを道先案内人に、ゴールの鬼子母神まで歩けば親子で池袋の達人だ!ART SPOT #01『コニカミノルタプラネタリウム満天in Sunshine City』雲シート? 芝シート?頭上に広がる満天の星空近年さらなる進化を遂げ、アートメディアに接近するプラネタリウム。星の知識を学ぶだけの場所だと思っている人はもういませんよね!? 特にここ『満天』のスクリーンは段差のない水平型ドームを採用。引き込まれるストーリーと、アッ! と声を上げそうになる臨場感たっぷりな映像で、しばしの宇宙遊泳を味わいましょう。夏休み期間は、キッズ向けのプログラムも用意されているから予約のうえで訪れて。夜空に興味を持ってくれること請け合いです。雲シートで寝転びながら満天の星空ウォッチング。とっても楽しそう!エントランスは暗闇できらきら光る床や星をモチーフにしたライトも。真っ白でふかふかの雲シート、フルフラットの芝シートは予約必須。ドーム出口横にギフトショップも。オリジナル商品を手に入れて!ママ:娘とプラネタリウムに行くのがはじめてだったのですが、地球や宇宙のことを学ぶよい機会になったと思います。最近夜空を見上げて「あの星、ずっと遠くにあるんだよね!」と娘が話していて、プラネタリウムで観たことがちゃんと身についているんだなと嬉しくなりました。雲をイメージしたクッションに座って鑑賞したのですが、ゆったりくつろぎながら楽しむことができてよかったです。娘は家のようにめちゃくちゃリラックスしていました(笑)。ほのかちゃん:くらいところでほしをみるのワクワクした! ちいさくみえるほしがほんとはおおきいことがわかったよ! すわったところがふかふかできもちよかったな~。CHECK①【コニカミノルタプラネタリウム満天 in Sunshine City】住所:豊島区東池袋3-1-3 サンシャインシティワールドインポートマートビル屋上開館時間:10:00~21:00(土日祝は~22:00)休館日:ご来館前に上映スケジュールをご確認ください。TEL:03-3989-3546料金:上映作品、シートによって異なるプラネタリウム満天 HPART SPOT #02『豊島区役所・豊島の森』区役所で憩う荒川水系のビオトープ隈 研吾設計チームがデザインを監修した豊島区庁舎は、集合住宅や庭園を内包したエコロジカルな建造物。10階の空中庭園『豊島の森』からは、たどって来た池袋の街並みはもちろん、スカイツリーや富士山も見えます。雨水を利用して育つ木々や小川は武蔵野台地の自然を再現しているとか。メダカやヤゴの観察も楽しめる。『イケバス』の停留所も目の前に。都会とは思えない気持ちのいいビオトープ。植物や虫を見つけてみて!池袋の街並みが一望できる展望エリア。豊島の森の至るところにある植物クイズ。区役所前でレア(?)な黄色のイケバスを発見!ママ:区役所の上にこんな屋上庭園があるなんて……! 2015年に区役所全体をリニューアルしたそうなのですが、外観も先進的で、全体的に緑があふれる建物になっていました。『豊島の森』は名前の通り、さまざまな植物が植えられていて、本当に小さな森のよう。リフレッシュできる空間なので、遊び疲れたあとに休憩するのもおすすめです!ほのかちゃん:のったことがあるちんちんでんしゃがみえたよ! おさかながかわいかった!CHECK②【豊島区役所・豊島の森】住所:豊島区南池袋2-45-1開園時間:9:00~※閉園時間は季節によって異なる休館日:年末年始、土日以外の祝日※荒天時は閉園TEL:03-3981-1111入園料:無料豊島の森 HPART SPOT #03電気バス『IKEBUS』10のきらめく車輪は池袋の新しい足都内ならどの区でも定着した「コミュニティバス」。ですが豊島区の『イケバス』は何もかもが規格外。10個の銀色の車輪が音もなく道を滑る様を最初に目撃したときは、目を剥いた。乗ってみると、超カラフルなインテリアに二度びっくり。“この異空間はもしや……”とその場で検索したところ、やはり九州新幹線でお馴染みの水戸岡鋭治氏によるデザイン。屋根の上と停留所のフクロウもお見逃しなく。真っ赤な停留所が目印。カラフルな車内に親子でテンションアップ!車輪がいっぱい!? ユニークなイケバスが到着。イケバスの上にフクロウを発見!ママ:こんなに可愛いバスがあることを知らなかったです。もっと早く知りたかった! お顔のような外装がキュートだし、鮮やかな内装もお出かけ気分を盛り上げてくれます♪ 海外の観光客の方も多く利用されていました。池袋周辺のスポット巡りには1日乗車券がおすすめ!ほのかちゃん:まっかなバスがおしゃれでおめめがかわいかった! うんてんしゅさんがやさしそうだったよ!CHECK③【IKEBUS】運賃:大人¥200、子ども等¥100、未就学児無料1日乗車券:大人¥500、子ども等¥250ルートや時刻表はこちら → IKEBUS HPART SPOT #04レストラン『タカセ』包装までおいしいベーカリー装飾まで味わえるレストラン駅前でひときわレトロな雰囲気を放つ『タカセ』。1階のパンと洋菓子の店は“池袋の顔”と言ってしまえる有名店ですが、ビルの上階にも落ち着いた「コーヒーラウンジ」や、パフェやあんみつを出す「喫茶店」が。子連れにおすすめなのは3階「レストラン」。自然光が爽やかな広いホールで定番のお子さまランチやオムライスがいただけます。さて、令和生まれのキッズは昭和のノスタルジー・デザインをどう受け止めるかな?レトロで可愛い看板に注目!エビフライにハンバーグ、子どもの好きなものが詰まったお子さまランチ(¥950※税込)。ママは自家製デミソースのオムライス(¥1,200※税込)をオーダー。1階の洋菓子コーナーにあるマドレーヌやボンセックをお土産にどうぞ。ママ:店内はかなりにぎわっており、待っているお客さんもたくさん! レトロな雰囲気が漂うレストランでいただく洋食はとってもおいしくて、その人気っぷりにも納得。娘はボリューム満点のお子さまランチを頼んだのですが、目をキラキラ輝かせてペロリとたいらげていました!ほのかちゃん:キティちゃんのおさらがかわいかった! ぜんぶすきなあじだったけど、ハンバーグがいちばんおいしかったよ!CHECK④【タカセ 池袋本店】住所:豊島区東池袋1-1-4営業時間:パン・洋菓子コーナー/9:00~21:00、 レストラン/11:00~16:00(L.O15:00)、17:00~21:00(L.O20:00)定休日:無休TEL:03-3971-0211(代表)タカセ 池袋本店 HPART SPOT #05『南池袋公園』裸足で走り回る公園は町のリビング池袋駅から雑司ヶ谷まで向かう道すがらに位置する公園。入り口にはベビーカーがずらり、たくさんの家族連れがカフェ『ラシーヌ』で手に入れたおいしいワッフルやドリンク片手に思い思いの時間を過ごしています。「キッズテラス」に設置された人造大理石の滑り台はシンプルな形ながら、だからこそ縦横無尽に移動でき、ベビーからキッズまで大人気。公園のあり方ひとつで町への親近感も深まる。ママ:都心にこんなに広々とした芝生が広がっているのはありがたい! ピクニックをしたり、走り回ったりできるのですが、芝生の上だったら赤ちゃん連れでも楽しめますよね。大きくて真っ白な滑り台があるのですが、娘は嬉しそうに何度も何度も滑っていました(笑)。敷地内にカフェもあるので、そこで休憩できるのも嬉しいポイント。ほのかちゃん:おやまみたいなすべりだいをのぼったりすべったりして、しゅぎょうみたいでたのしかった! はじめてみるゆうぐもあったよ!CHECK⑤【南池袋公園】住所:豊島区南池袋2-21-1利用時間:8:00~22:00休園日:年末年始南池袋公園 HPART SPOT #06『雑司ヶ谷 鬼子母神堂』子育の神を参り木漏れ日になごむ池袋駅から一駅。歩くと15分〜20分ほどのところにある『雑司ヶ谷 鬼子母神堂』。子育(こやす)の神がまつられた立派なお堂をお参りしたら、700歳の巨大銀杏にごあいさつ。「あの枝にきっとトトロが住んでるね」と子どもとよく言い合いましたが、実際、何かが宿っていそうな生き生きとした造形をしています。雑司ヶ谷は、お寺と住宅と公園が点在する落ち着いた環境のなかに路面電車が走る、東京のなかでは珍しくほのぼのとしたエリア。安産・子育の祈願で有名なお堂がどんと構える。ふたりとも何をお願いしたのかな?鬼子母神堂内には、立派な木がたくさん! 思わず見上げて「おぉ~!」と歓声。ママ:樹齢約700年と言われる境内の大公孫樹(おおいちょう)が圧巻で、とてもパワーを感じました……! 参道にもケヤキ並木が続いていて、緑が多くて気持ちよかったです。安産と育児の神様「鬼子母神」を祀るお寺ということなので、また娘と一緒にお参りに来たいなと思いました。ほのかちゃん:おおきなきにびっくりした! はじめてやったおみくじにいいことがかいてあってうれしかったよ!CHECK⑥【鬼子母神堂】住所:豊島区雑司ヶ谷3-15-20開堂時間:9:00~17:00※大黒堂は10:30~16:30閉堂日:無休TEL:03-3982-8347鬼子母神堂 HPART SPOT #07駄菓子『上川口屋』会話もまた楽し懐かしさが漂う駄菓子店娘が5歳のときに「ここ懐かしいね」と言って驚きましたが、実際経験していないことでも懐かしさを感じる心が人には生まれついているようです。実際、鬼子母神堂の境内にひっそりとある木造平屋の佇まいを見ているだけで胸がポカポカに。それは子どもも大人もきっと同じはず。駄菓子の製造工場が年々減り続けるなか、ところ狭しと商品の並ぶ『上川口屋』は東京の宝、もはや存在が奇跡。楊枝に赤い印が出たらアタリ! の“きなこ棒”はマストです。懐かしい味わいのきなこ棒。糸引き飴や麩菓子、さくら大根などの駄菓子がところ狭しと並ぶ。かるめ焼きを棒に刺した“棒かる”。どんな味かな?目を輝かせながら好きなお菓子を選ぶほのかちゃん。ママ:趣があり素敵な駄菓子屋でした。お寺の境内にあるというのも、なんだか不思議で魅力的。13代目を務める店主のおばあちゃんがとてもチャーミングで、娘は「このお菓子はなに~? このオモチャは~?」とたくさん質問していました。ほのかちゃん:スーパーにないおかしがたくさんあってたのしかった! オモチャもかえてうれしかったよ!CHECK⑦【上川口屋】住所:豊島区雑司が谷3-15-20営業時間:10:00~17:00※都合により時間の変動あり定休日:雨、雪、台風などの日※臨時休業あり\ ここでちょっと耳ヨリ情報 /アートさんぽの楽しみかた①正統派から芸術的な珍建築までおさんぽしながら発見!フランク・ロイド・ライト設計の『自由学園 明日館』。日本のガウディと呼ばれる建築家・梵寿綱による『ルボワ平喜南池袋』。武蔵塗料の自社ビル。カラフルな外観がインパクト大!池袋には東京で、いや、日本国内でも指折りの名建築があります。それはフランク・ロイド・ライトが設計した『自由学園 明日館』。HPに告知される見学日には、喫茶付きで名建築が楽しめますからぜひとも親子で訪れて。背筋の伸びる厳かな雰囲気は子どもの美意識にも響くはず。また、武蔵塗料の色をテーマとした虹色の『グリックビル』、日本のガウディと名高い梵寿綱による『ルボワ平喜南池袋』は南池袋公園へ訪れる道すがら見つけてみて。②池袋の番人、“いけふくろう”を探して!豊島区役所の屋上『豊島の森』で発見!東口駅前の交番にも!?池袋駅の待ち合わせ場所でお馴染みの“いけふくろう”。鬼子母神堂の入口付近にある『雑司が谷みみずく公園』。イケバスの停留所に真っ赤なフクロウ!南池袋公園の時計台にも。渋谷駅のハチ公や東京駅の銀の鈴のように、池袋にもシンボルを! と発案された駅構内のフクロウ像。イケブクロとフクロウに掛けたダジャレですが、すっかり定着し、また周辺にもフクロウキャラクターが広がっています。雑司ヶ谷の鬼子母神周辺では、ススキでつくられた「すすきみみずく」も。とにかく渋いものからポップなものまでフクロウ科の鳥が無数にアレンジされているから、バードウォッチングし放題です。遠くまで行かなくても途中下車で満足時間いかがでしたか? 池袋に子どもが遊べるところなんてある? なんて思っているファミリーにこそ巡っていただきたい。丸一日かけて池袋ツアーしてもよし、ピンポイントで訪れてもよし。私は池袋と、庶民的な雑司ヶ谷までが徒歩圏内の近さと知ってから、このエリアのことが好きになりました。今回は、リニューアルのため紹介できませんでしたが『西武百貨店』の屋上や、ちんちん電車でお馴染みの『さくらトラム(旧都電荒川線)』もおすすめです。
2024年08月09日建物の老朽化などによる改築工事のため、2025年度に休館予定の練馬区立美術館で、その改築を手がける建築家・平田晃久(ひらた あきひさ)の建築世界を紹介する展覧会が、7月28日(日)から9月23日(月・祝)まで開催される。1971年に大阪府で生まれ、伊東豊雄建築設計事務所勤務の後、2005年に独立した平田は、これまで自身の建築に対する思想を説明する際に「からまりしろ」という言葉を使ってきた。「からまりしろ」とは、人間によってくっきりと形づくられる空間領域とは異なり、植物や動物、異なる時空の文化なども含んだ広義の生命体が偶然にくっつき、絡み合う自然の情景、いわば「ふわふわとした隙間の錯綜」を示唆する言葉だという。様々に区切られた空間や内外が絡まり合う空間が多くの市民に愛されている群馬県にある「太田市美術館・図書館」(2017年)は、この「からまりしろ」を実現した代表作のひとつだ。太田市美術館・図書館 (2017)(C) Daici Ano今回の展覧会は、この「からまりしろ」の建築は人間と動物の波打ちぎわに現れるとする視点から、「波打ちぎわ」という新しい言葉を軸に構成されている。その際のテーマとなるのが「響き」。無数の人々の思いの共鳴、過ぎ去った時間と現在との共鳴、あるいは今こことどこか遠くの場所との共鳴をもった建築は、私たちがかつて知っていた「人間」の意識を広げていくのではないか——そうした思いが「人間の波打ちぎわ」という言葉に込められているようだ。同展では、公共施設や集合住宅、個人住宅、商業施設など、20 件以上に及ぶ平田の建築がテーマごとに紹介される。大きな見どころは、建築のプロセスがうかがえるスケッチや模型、そして展示室同士をつなぐインスタレーションを中心に、「波打ちぎわ」を体験的に理解できる空間づくりが行われていること。建築を体験することで、平田の脳内イメージにアプローチする展覧会となっているのだ。ちなみに、練馬区立美術館と貫井図書館を融合する新たな文化複合施設は、2028年度に開館予定だ。建築コンセプトは、「21世紀の富士塚/アートの雲/本の山」。練馬に古くから存在する「富士塚」をテーマに、「美術と本」を街や人々とつなぐ場として構想されており、周囲の「美術の森緑地」の改修なども構想に含まれている。こうした具体的な建築作品を通して、平田の建築が内包する未来への展望にも注目したい。練馬区立美術館・貫井図書館 模型(C) 平田晃久建築設計事務所<開催概要>『平田晃久―人間の波打ちぎわ』会期:2024年7月28日(日)~9月23日(月・祝)会場:練馬区立美術館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜(8月12日、9月16日は開館)、8月13日(火)、9月17日(火)料金:一般1,000円、大高・65~74歳800円公式サイト:()
2024年07月23日駅や商業施設など数多くの場所に設置されている『エスカレーター』。乗るとスピードが遅く感じたり、逆に速く感じたりすることはありませんか。場所によってエスカレーターのスピードが異なるのは、明確な決まりが存在するためだそうです。本記事では三菱電機ビルソリューションズの公式サイトに掲載されている、エスカレーターのスピードの基準について紹介します。エスカレーターの速度基準は…「エスカレーターの勾配と速度・揚程(階高)に関する制限はありますか」といった質問に対して、三菱電機ビルソリューションズの公式サイトでは以下のように解説しています。国土交通省告示により定められています。三菱電機ビルソリューションズ公式ーより引用具体的には、勾配が8~30°のエスカレーターの速度は45m/分以下、勾配が30~35°なら30m/分以下と決められているそうです。エスカレーターの傾斜によって速度を決めることにより、乗客の安全と快適さが確保されています。なお空港に設置されている『動く歩道』は傾斜がなく水平ですが、50m/分以下と速度が定められているそうです。エスカレーターや動く歩道は速度が決まっています。次にエスカレーターを利用する際には、この雑学を思い出してみてください。[文・構成/grape編集部]
2024年06月12日20世紀を代表する建築家であるル・コルビュジエは、建築のみならず、絵画や彫刻など美術作品も数多く制作したことで知られる。そのル・コルビュジエの美術作品の世界有数のコレクションである「大成建設コレクション」を紹介する特別展が、東京・港区の大倉集古館で、6月25日(火)から8月12日(月・祝)まで開催される。1887年にスイスで生まれたル・コルビュジエが、画家としての活動を展開したのは、1917年にパリに定住してからのこと。画家アメデ・オザンファンとともに、20世紀初頭にピカソらが始めたキュビスムを批判的に継承する美術運動「ピュリスム(純粋主義)」を提唱した彼は、身の周りの品々を幾何学的な形態にまで単純化し、黄金比や正方形を基準にした厳格な構図のなかで描く作品を発表する。その後、1925 年にオザンファンと別れてからは、詩的な感情を喚起する静物として骨や石などもモチーフとし、シュルレアリスム的な作品も展開。1920年代末以後は女性を主なテーマとし、その姿態の形を描くことに注力するなかで、次第に形のデフォルメを進めていった。ル・コルビュジエ《女のいるコンポジション》(パピエ・コレ、1952)大成建設所蔵ル・コルビュジエの美術作品の制作には、第二次世界大戦も影響したようだ。一時的に事務所を閉めて疎開すると、絵画制作に励み、身の回りの風景だけでなく、かつて描いた作品をもとに新しいアイデアを生み出していった。戦後は、こうした象徴的なモチーフを展開させると同時に、技法も油彩だけでなく、版画やパピエ・コレ、彫刻などへと広げていっている。ル・コルビュジエ《直角の詩 表紙》(リトグラフ、1955)大成建設所蔵同展は、こうした歩みが見てとれる多彩な作品群を展観するもの。油彩、素描、パピエ・コレ、版画、タピスリー、彫刻など、約130点が並ぶ。大成建設コレクションの素描やパピエ・コレ作品がまとまって公開されるのは、およそ30年ぶりのことだという。ル・コルビュエ自身は、「私の探求や知的生産の根底の秘密は、絶え間ない絵画実践のなかにあるのです」という言葉を残しているのだとか。今回の展覧会は、建築を含めたすべての創作活動の根底にあったという「絵画」に対して、ル・コルビュジエが抱いていた情熱にふれられる貴重な機会となるに違いない。<開催概要>『特別展 大成建設コレクション もうひとりのル・コルビュジエ ~絵画をめぐって~』会期:2024年6月25日(火)~8月12日(月・祝)会場:大倉集古館時間:10:00~17:00、金曜は19:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合翌日休)料金:一般1,500円、大高1,000 円公式サイト:
2024年05月20日ケイミュー株式会社(本社:大阪市中央区、社長:木村 均)は、「未来へ繋ぐ建築を発掘する」をテーマにしたアワード「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD」を開催しており、昨年度も多数のご応募を頂きました。2024年4月26日からは新しく「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2024」として作品募集を開始します。美しく、新しく、景観に配慮した意欲的な作品を広く募集し、藤本 壮介氏、永山 祐子氏、成瀬 友梨氏のトップランナー建築家3名を、本年度も引き続き審査員としてお迎えして作品を厳選します。「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2024」■企画の背景当社は昨年設立20周年を機に、商品をつくるだけでなく、街並みをつくり、都市をつくり、この社会の未来をつくっていく企業となることを目指し、施工事例コンテストも「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD」として、業界を代表するコンテストとなれるよう、装いも新たにスタートさせました。コンセプトは「未来へ繋ぐ建築を発掘する」とし、デザイン的な美しさはもちろん、街並みや景観に対する心配り、設計面のこだわりなど、建物としてのクオリティの高さを総合的に評価します。なお、初回の昨年度は530点の応募があり、その中から各賞11点を選出。本年度は昨年に引き続き3名の審査員を迎え、2回目の開催となります。■作品募集・審査「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2024」は、2023年9月1日~2024年7月31日までに完工し、当社商品(カタログ掲載品)を使用した物件を対象に、2024年7月31日まで募集します。審査基準は(1)建築デザインとしての美しさ・新しさが感じられること (2)街並みや景観に対して配慮された作品であること、の2点で、施工写真や設計要旨から総合的に判断します。審査員は、昨年度に引き続き、国内外で活躍されている建築家 藤本 壮介氏、ドバイ国際博覧会日本館を手掛けた永山 祐子氏、店舗・集合住宅などの設計を広く手掛ける成瀬 友梨氏ら、建築家のトップランナー3名に、お引き受けいただきました。なお、本年度の表彰式は東京都新宿区「東急歌舞伎町タワー」で開催予定。「建築を未来に残す」という「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD」のコンセプトの一環として選定しました。当社では、こうした活動をさらに広げ、街や社会の美しい未来に貢献できるよう努めていく考えです。■「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2024」開催概要応募期間 :2024年4月26日~7月31日対象物件 :2023年9月1日~2024年7月31日までに完工した物件ケイミュー商品(カタログ掲載品)を使用した物件審査基準 :建築デザインとして美しさ・新しさが感じられること。街並みや景観に対して配慮された作品であること。施工写真や設計要旨から総合的に判断し審査予定している各賞:○最優秀賞1件50万円○優秀賞5件各20万円○特別賞2件各10万円○ケイミュー賞3件各5万円表彰式 :11月中旬または下旬。「東急歌舞伎町タワー」にて開催予定●案内ホームページ: ■審査員プロフィール藤本 壮介氏 (c) David Vintiner藤本 壮介(フジモト ソウスケ/Sou Fujimoto)1971年北海道生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、2000年藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞(ラルブル・ブラン)に続き、2015、2017、2018年にもヨーロッパ各国の国際設計競技にて最優秀賞を受賞。国内では、2025年日本国際博覧会の会場デザインプロデューサーに就任。2021年には飛騨市のCo-Innovation University(仮称)キャンパスの設計者に選定される。主な作品に、ブダペストのHouse of Music(2021年)、マルホンまきあーとテラス 石巻市複合文化施設(2021年)、白井屋ホテル(2020年)、L’Arbre Blanc(2019年)、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013(2013年)、House NA (2011年)、武蔵野美術大学 美術館・図書館(2010年)、House N(2008年) 等がある。永山 祐子氏永山 祐子(ナガヤマ ユウコ/Yuko Nagayama)1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」「豊島横尾館」「ドバイ国際博覧会日本館」「JINS PARK」「膜屋根のいえ」「東急歌舞伎町タワー」など。JIA新人賞(2014)、World Architecture Festival 2022 Highly Commended(2022)、iF Design Award 2023 Winner(2023)など。現在、2025年大阪・関西万博にて、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」と「ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier」(2025)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。成瀬 友梨氏成瀬 友梨(ナルセ ユリ/Yuri Naruse)1979年愛知県生まれ。2007年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 博士課程単位取得退学。2007年猪熊 純氏とともに成瀬・猪熊建築設計事務所設立。主な作品に「お宿Onn 中津川」「LT城西」「Dance of light」。主な受賞に、2015年日本建築学会作品選集新人賞、第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 出展 特別表彰、大韓民国公共デザイン大賞 国務総理賞、AACA賞2023 優秀賞。主な著書に、『シェア空間の設計手法』、『子育てしながら建築を仕事にする』 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月08日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)建築学部の学生7人が、特別招聘教授を務める建築家 坂 茂氏が設立したNPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(以下、VAN)の活動に参加し、仮設住宅建設などのボランティアを実施しました。昨年度も、トルコ地震、ハワイの山火事を受け、坂氏が学生を率いて支援活動を行っています。芝浦工業大学は、関連団体などで集めた募金の3,547,187円を被災者の住環境支援を行うVANに送金しました。VANでは、2023年5月に起きた令和5年奥能登地震の仮設住宅建設支援から始まり、2024年1月能登半島地震による避難所への紙の間仕切り(ペーパーパーティションシステム)設置など、被災者支援を継続して行っています。輪島市 3月8-11日にかけて仮設工房を建設芝浦工業大学特別招聘教授・NPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク代表 坂 茂氏■能登の地震に関連した学生の活動状況2023年6月3日 珠洲市 仮設住宅(ペーパーログハウス)建設2024年1月9日 金沢市 額谷ふれあい体育館、紙の間仕切り(ペーパーパーティションシステム)設営2024年3月8-11日 輪島市 輪島塗仮設工房1棟 建設、珠洲市 仮設住宅1棟 建設※参加学生数:総勢10人(実人数7人)2024年3月8日から11日には珠洲市と輪島市に仮設住宅1棟、仮設工房1棟を建設しました。珠洲市長からの要望を受け、家屋が倒壊しビニールハウス住まいをされていた高齢者の方の仮設住宅を1棟建設しました。また輪島市では、輪島塗の工房キリモトの敷地内に仮設工房を建設しました。なお令和5年奥能登地震の支援として、2023年6月3日~4日に珠洲市正院地区に建設した仮設住宅は、今回(2024年1月1日)の地震でも何も損傷なく使われています。■参加学生からのコメント(建築学部3年 中村千夏さん)建築を専攻する学生として、今の自分にできることを考えて参加を決めました。活動の中では、何を優先すべきか、どうスムーズに作業を進めるかを常に考えていました。チームのメンバーをよく知ることがスムーズな施工に繋がったと考えています。また被災地支援は、ボランティアする側だけでなく現地の人たちの協力があって活動ができるのだと強く感じました。(建築学部3年 二渡杏さん)図面や企画だけで終わらせず、実際に仮設住宅建設に携わりたくて参加しました。仮設住宅の建設は、慣れれば誰でも作れるのが良い点です。吹雪や大雨になることもあり、思うように作業が進まないこともありました。しかし、実際に使う方の顔を見て、完成を喜んでもらえたことで、活動の意味があったと嬉しく思いました。■送金した募金の概要送金日 :2024年2月29日、3月22日合計金額:3,547,187円募金団体:芝浦工業大学内設置募金箱、芝浦工業大学校友会、芝浦工業大学後援会、株式会社エスアイテック、芝浦工業大学教職員有志■関連リンク▼坂茂建築設計「令和6年能登半島地震 被災地支援プロジェクト」 珠洲市・2023年6月4日 仮設住宅(ペーパーログハウス)建設2024年能登地震後の2023年に建設した仮設住宅の様子(損傷なし)金沢市 1月9日に避難所に紙の間仕切り(ペーパーパーティションシステム)を設営珠洲市 1月28日、避難所の紙の間仕切り設置後の様子2024年3月に完成した珠洲市仮設住宅の外観2024年3月に完成した珠洲市仮設住宅の内観とここに住まわれる瀬戸さん輪島市・2024年3月に完成した仮設工房の外観輪島市・2024年3月に完成した仮設工房の内観と輪島塗職人の桐本氏芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月26日子どもたちの間で話題のレゴやマイクラ。そんなものづくり系の遊びやゲームにハマっている子どもに、「建築」がテーマの絵本を読んでみるのはいかが? 建物ができる仕組みやさまざまな住居について知ることができるお話は、レゴやマイクラに通ずるものがあり、子どもの興味の幅を広げられるかも? 選んでくれたのはママであり、モデルで絵本ソムリエのアンヌさん。親子で読んで創造力をアップしよう!建築がテーマの絵本 01さまざまな住居を覗き見しよう!『わたしのいえ』『わたしのいえ』作:カーソン・エリス 訳:木坂涼 (偕成社)対象年齢:5歳くらいから「住居とひと言に言っても、形は多種多様。ぽつんと丘に建つ家、街のアパート、豪華な宮殿もあり。また、船で暮らす人もいれば、物語のなかでは靴が家ということも。本作品ではページをめくるごとに驚きの家や暮らしが登場します。自分だったらどんな所に住みたいかと聞いてみながら読んでみては? いろいろな可能性を見れば、創造力の幅も広がるでしょう。すっきりとした文と、落ち着いた色合いでスタイリッシュな絵が魅力の一冊。 ちなみに作者は、夫とふたりの息子、ネコ、リャマ、ヤギ、ヒツジ、トリ、メンフクロウ、アマガエルとともに暮らす家だそうですよ」建築がテーマの絵本 02原作は建築家安藤忠雄氏『いたずらのすきなけんちくか』『いたずらのすきなけんちくか』作:安藤忠雄絵:はたこうしろう (小学館)対象年齢:6歳くらいから「原作は、世界的に知られる建築家・安藤忠雄氏。近年の作品である図書施設『こども本の森中之島』を舞台に、小学生のりょうたとりさが探検します。広い空間に、天井まで伸びる本棚。片隅には不思議な空間が。そこにふと現れた安藤氏似の建築家に、館内を案内してもらうことになります。建物を建てるということとは。心地のいい住処とは。空間づくりには、単に機能を求めるだけでなく、『いたずら』も大切だと。わかりやすい言葉で綴られた、設計のおもしろさや安藤建築の美しさにも出会える一冊です。親子でぜひ」建築がテーマの絵本 03車好きの子どもにぴったりな一冊!『みんなで!いえをたてる』『みんなで!いえをたてる』作:竹下文子絵:鈴木まもる(偕成社)対象年齢:2歳くらいから「家を建てるには、実際はどんなことから始めるのでしょうか? 土地を見つけ、地面を強化して、材木を運び、足場をつくり、徐々に家らしい形に。そこで活躍するのは、大工さんたちもしかりですが、たくさんの働く車です。ショベルカー、ダンプカー、ミキサーしゃ、ポンプしゃ、クレーンしゃ……。それどれが家づくりの各過程で大活躍する本作品は、車好きのお子さんもワクワクすること間違いなし。家が完成するまでのプロセスを楽しく擬似体験できる一冊です」建築がテーマの絵本 04愉快な家族がお引越しするお話『バーバパパのいえさがし』『バーバパパのいえさがし』作:アネット・チゾン、タラス・テイラー訳:やましたはるお(講談社)対象年齢:3歳くらいから「お馴染みシリーズです。ここでは、バーバパパに家族ができました。今までの家は小さすぎ。そこで、みんなで気持ちよく暮らせる大きな古い家に越してみました。修復を施し、がらくた市場で家具を揃えて、それぞれが好きなようにマイルームをアレンジします。ところが、団地が建てられることになり引っ越しを余儀なくさせられます。さて、一家はどんな家に住むことになるでしょう? バーバパパならではのアイディアが満載で、楽しくてたまらない、一生ものの絵本です」建築がテーマの絵本 05建物の役割を知ろう!『あなたのいえ わたしのいえ』『あなたのいえ わたしのいえ』文・絵:加古里子(福音館書店)対象年齢:4歳くらいから「そもそも何のために家を建てるのか。原点に戻って考えてみるのもおもしろいものです。雨や太陽の光を防ぐために、屋根。風を遮るために、壁。出入り口も必要です。戸締り、床、窓……。より快適な暮らしを求めて、人が何を家の構造に加えてきたかが、ページを追うごとに見えてきます。実際的な視点で説明された家づくりの絵本。簡潔で丁寧な文も子どもに届きやすい。安心のロングセラーです」建築がテーマの絵本 06柔軟な発想でものづくりに挑む少年のお話『ぼくは建築家 ヤング・フランク』『ぼくは建築家 ヤング・フランク』作:フランク・ビバ 訳:まえじま みちこ、ばん しげる (西村書店)対象年齢:3歳くらいから「ニューヨーク近代美術館発の設計とデザインの絵本です。ヤング・フランクは建築家のおじいさんと、高いビルの最上階に暮らしています。毎日椅子やビルをつくってみたり、街全体をデザインしたり。道具は手の届く限りのさまざまなもの。マカロニ、本、お皿、トイレットペーパーの芯……。ある日、本物を見るべきだと思い立ち、ふたりは美術館へ。そこで得たものとは? 子どもの柔軟な発想や純粋な探究心にこそ可能性があると感じないではいられません。つくるってどういうこと? ルールってあるのかな? そう思ったときにぜひ親子で読んでみてください」建築がテーマの絵本 07ペンひとつで世界が広がる!『おうちなのね』『おうちなのね』作:中川ひろたか 絵:100%ORANGE(ブロンズ新社)対象年齢:3歳くらいから「小さいお子さんも立派な建築家! 地面の上に一本の線で四角を描けば、もうお家のできあがり。そこからごはんをつくるシーンや、おいしく食べるシーンへと展開し、お家ごっこも始まります。四角い窓からお天気を確認して、ドアからお買い物へ出かけたり。子どもの自由な創造力にそっと寄り添う、シンプルで愛らしい作品。人気絵本作家のコラボによるごっこ遊び三部作の一冊です」建築がテーマの絵本 08建物が立つまでのプロセスがわかる『ドワーフじいさんのいえづくり』『ドワーフじいさんのいえづくり』作・絵:青山邦彦 (フレーベル館)対象年齢:4歳くらいから「ある森で暮らす気難しいドワーフじいさんは、ものをつくることが得意。見晴らし台のある新しい家に住みたいと、ひとりで建築し始めます。そこに、つきつぎと動物たちがやってきて、手伝う代わりに部屋をつくってと頼みます。骨組みは四方八方に広がっていき……。見事としか言いようのない緻密な絵! まるで間近で大工仕事をしているかのよう。ひとたび読めば、理想の空間をつくりたくなるほどワクワクしますよ。図面を描く作業から建物を立てるまでのプロセスもイメージできる作品です」建築がテーマの絵本 09子ども心くすぐる一冊を『アンドルーのひみつきち』『アンドルーのひみつきち』文・絵:ドリス・バーン 訳: 千葉茂樹 (岩波書店)対象年齢:5歳くらいから「子どもがレゴやマイクラに夢中になっていると、ときには大丈夫かと不安になるこも。でも、きっと何かにつながるはず。ここでも、アンドルーは家のなかで創作活動に大忙し。手当たり次第に資材を集め、キッチンやヘリコプター、子ども部屋にはロープウェー……。次から次へとつくっては、家族の誰かに叱られての繰り返し。そこで道具を持って自然のなかへ。同じような思いで、友達も集まってきて……。アンドルーがつくるとっておきの空間とは。アメリカで長年評価されてきた本作品。子どもの創作意欲を讃えるべくしたアイディアの数々と緻密なデッサンが素晴らしい」PROFILEアンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2023年12月27日一級建築士事務所わびすき(本社:兵庫県明石市、代表:奥田 智恵子)では、建築業界の余剰建材が廃材となる問題を受けて廃材リユースショップRE:MATERIAL(リマテリアル)を2023年10月31日(火)にオープンしました。また、2023年12月1日(金)から「廃材クスマス」企画を実施します。RE:MATERIALホームページ 店舗全景【未使用なのに捨てられる、工事現場で余った建築資材】建築にはどうしても余剰建材が出てしまうという宿命的な問題があります。余剰建材とは建物を建てた後に余る建材のことで、再利用できないものは新品のまま廃材となります。国土交通省によると建築資材の廃棄量は年間7,440万トンで東京ドーム約1,454個分、最終処分量にしても212万トンで東京ドーム約41.6個分になります。これは全産業中ワースト1位となっています。ちょうど今年の環境白書では循環経済の重要性が説かれました。循環経済とは資源を無駄にせず効率的に利用する経済システムのことで、廃材などもリユース・リサイクルなど有効利用することを奨励しています。※国土交通白書2022 ※環境白書2023 廃材となった木材【施工で出た廃材をリユースして格安に提供】わびすきはこの余剰建材問題の解消を目的として、廃材リユースショップRE:MATERIALを2023年10月31日(火)にオープンしました。余剰建材は提携している工務店などから提供されるもので、基本的にはホームセンターの市販価格より30~50%ほどの安価で販売しています。内訳は、各種木材、石材、タイル、ガラス材、マット材、壁紙、照明器具など様々で、これら廃材となった余剰建材をDIYやリフォームに利用したいという一般消費者でも手に入れることができます。廃材タイルの使用例廃材タイルを洗面に使った例また、RE:MATERIALでは廃材のクリエイティブリユース商品も販売しています。たとえば、廃材を使った一輪挿しや壁紙で作った現代アート作品などがあります。RE:MATERIALは空き家になっていた古民家を買い取り全面改装したお店で、場所も兵庫県加古郡稲美町という田舎町ながらここから地域の新しいコミュニティの場としての活性化を想定しています。廃材を使った一輪挿し廃材壁紙を使った現代アート作品2023年10月27日(金)~29(日)のオープニングイベントに来場したお客様からは、「廃材でわくわくするのに驚いた!DIYが大好きなのでこんなお店が欲しかった!(50代女性)」「あの空き家がこんなお店になるなんて信じられない。私も近くの空き家を手に入れてこんな素敵なお店をやってみたい(40代女性)」という声をいただいています。【廃材だけで聖なる夜を!廃材クリスマスを2023年12月1日(金)から実施】RE:MATERIALでは2023年12月1日(金)~24日(日)まで「廃材クリスマス」と題した企画を実施します。具体的には誰でも一つ100円で買える廃材オーナメントをみんなでクリスマスツリーに飾り、集まった売上金でこども食堂にクリスマスケーキを贈る企画や、2023年12月9日(土)・10日(日)には廃材で作るクリエイティブリユースのワークショップも開催されます。ワークショップで作成するもの■代表 奥田 智恵子のコメントわびすきは、環境にも人にも優しい暮らしのアイデアをご提案している一級建築士事務所です。大切にしているのは自然の循環を邪魔しない家づくりで、廃棄物問題は社のコンセプトにもそぐわず、今回のRE:MATERIAL開店の運びとなりました。売上げはスタッフの人件費を除いてすべて今後の新店舗開店経費に充当されます。全国でこういうお店が当たり前になる日本であって欲しいと願っています。【RE:MATERIAL店舗概要】所在地 : 〒675-1102 兵庫県加古郡稲美町草谷1056-29アクセス: JR東海道・山陽本線「土山駅」より神姫バス母里行き 野谷下車 徒歩16分電話 : 090-2902-3292URL : 営業時間: 10:30~17:00休業日 : 毎週月曜日(年末年始・臨時休業日を除く)【会社概要】会社名 : 一級建築士事務所わびすき代表 : 奥田 智恵子本社 : 〒673-0002 兵庫県明石市旭が丘13-2事業内容: 一級建築士事務所URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月15日帝国ホテルや自由学園明日館などの建築を手がけたことで、日本でもよく知られるアメリカ近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト(1867-1959)。1923年に落成した「帝国ホテル二代目本館」の100周年を記念する展覧会が、2023年10月21日(土)から12月24日(日)まで、愛知県の豊田市美術館で開催される。大都市化の進むシカゴで建築家としてのキャリアをスタートさせたライトは、明治政府が出展したシカゴ万博で高まった日本美術愛好熱にふれ、日本の文化に惹かれたという。1905年に初来日した際には大量の浮世絵コレクションを持ち帰り、1910年代には帝国ホテル二代目本館の設計を受注。構想から10年の歳月をかけて実現した帝国ホテルは、奇しくも関東大震災の発生当日に落成するが、災禍を生き延びた堅牢さもまた、ライトに名声をもたらした。関東大震災から100年の節目の年に開催される同展は、ライトのキャリアの中心軸にこの帝国ホテルを据え、その魅力に多方面から迫るものだ。アメリカ、ヨーロッパ、日本など、様々な風土と文化から取り入れた要素を凝縮したこの建築に見られる様々な着想は、のちのライトの建築や都市計画にも展開されていくことになる。帝国ホテルは、ライトにとって「結節点」に位置づけられる建物なのだ。同展は、コロンビア大学エイヴリー建築美術図書館の全面的な協力を得て実現された。ニューヨーク近代美術館とともに、2012年にフランク・ロイド・ライト財団から5万点を超える資料の移管を受けた同図書館から、日本初公開となるライト自筆の建築ドローイングや図面の数々が出品されるほか、最新の調査研究成果も紹介される。多様な文化と交流し、常に先駆的な活動を展開したライトのグローバルな視点は、21世紀の今日的な課題とも共鳴するという。来るべき未来への提言として、作品群を見ることもできるだろう。なお、ライトの帝国ホテルは改築のために取り壊しとなったが、その一部である中央玄関部分が豊田市美術館の所在する愛知県の博物館明治村に移築保存されており、今もその華やかな空間を体感することができる。<開催情報>『帝国ホテル二代目本館100周年フランク・ロイド・ライト世界を結ぶ建築』会期:2023年10月21日(土)~12月24日(日)※会期中展示替えあり会場:豊田市美術館時間:10:00~17:30(入場は17:00まで)休館日:月曜料金:一般1,400円、大高1,000円※2024年1月11日(木)~3月10 日(日)パナソニック汐留美術館、3月20日(水・祝)~5月12日(日)青森県立美術館へ巡回予定※同時開催:コレクション展 歿後20年 若林奮公式サイト:
2023年10月06日テーマ「建築×コンディショニング~全世代が交流する健康と調和する美しい建築、あなたの生活の拠点」北海道東川町では、10月11日(水)10:15より、東川町共生プラザそらいろにて、「東川町共生プラザそらいろ」の開館を記念して当施設のデザインを監修した世界的建築家・隈研吾氏と東川町オフィシャルパートナーとして町民の健康づくりをサポートしている、R-body鈴木岳.氏による特別対談を開催します。開催概要◆演題「建築×コンディショニング~全世代が交流する健康と調和する美しい建築、あなたの生活の拠点」◆日時10月11日(水)10:15~11:30(9:30開場)◆入場無料◆場所東川町共生プラザそらいろ(東町2丁目12番10号)1F 交流ルーム◆申し込みは以下申込フォームより【問い合わせ】東川町役場保健福祉課TEL 0166-82-2111(内線502)特別対談隈研吾×鈴木岳.「建築×コンディショニング」 : ※当日は会場に来られない方へ向けて対談の様子をYoutubeにて配信します。Bevor Sie zu YouTube weitergehen : 【確定】健康×コンディショニング.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月29日世界中の高層建築に登り、屋上からの景色やセルフィーをInstagramに投稿していたフランス人パルクールランナーで写真家のレミ・ルシディさん(30)が、香港の超高層タワーマンションの68階から転落して死亡した。Daily Mailが伝えている。27日の夜、高級住宅街「半山区」にある高さ約220メートルのトレガンター・タワーにやってきたルシディさんは、警備員に「40階に住む友人を訪ねる」と虚偽の申告をして建物内部に侵入。49階でエレベーターを降りた後、68階の最上階まで階段で上がる様子が防犯カメラに映っていたという。屋上へ続く扉はロックされていたが、ルシディさんは無理矢理こじ開けて外へ。彼のこれまでの投稿から推測するに、ハーネスなどの安全装置は一切着けず、動画や写真を撮影したものと見られる。その後、ドアが開かなくなってしまったためだろうか。建物内に戻ろうとペントハウスの窓をノックしているところをメイドに目撃されている。救助が到着する前に、ルシディさんは220メートルの高さから転落してしまったという。地元紙The Standardによると同日21時ころ、マンションの敷地内に倒れているルシディさんを見つけた人が救急に通報。駆けつけた救急隊員によってその場で死亡が確認されたという。
2023年07月31日建築家アルヴァ・アアルトの人生と作品に迫るドキュメンタリー『アアルト』より本ポスタービジュアルとシーン写真が解禁された。フィンランドが生んだ世界的建築家でデザイナーのアルヴァ・アアルト(1898-1976)が今年2023年に生誕125年を迎えたことを記念して公開される本作。アルヴァと同じ建築家であった最初の妻アイノとの手紙のやりとり、同世代を生きた建築家や、友人たちなどの証言を盛り込みながら、アアルトの知られざる素顔に迫っていく。この度解禁された本ポスタービジュアルは、フィンランドのアトリエでリラックスするアルヴァ・アアルトの姿を捉えたもの。「人に寄り添うデザインは、いかにして生まれたか?」と添えられたコピーをまさに表現するような、普及の名作として名高い「スツール60」「アアルトベース」「41アームチェアパイミオ」の印象的なカットも合わせて切り取られたデザインとなっている。併せて解禁されたシーン写真は4点。アルヴァ・アアルトが妻・アイノとレストランで仲睦まじく食事を楽しむ日常の姿を切り取った風景のほか、本ポスターにも採用されたアイコニックなプロダクトが切り取られている。アアルトベース『アアルト』は10月13日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、UPLINK吉祥寺、10月28日(土)より東京都写真美術館ホールほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アアルト 10月13日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、UPLINK 吉祥寺、10月28日(土)東京都写真美術館ホールほか全国順次公開(C)Aalto Family (C)FI 2020 - Euphoria Film
2023年06月25日バルセロナを中心に活動した建築家、アントニ・ガウディ(1852〜1926)。彼が手掛けた建築の数々は人々を魅了し、その多くが世界遺産に登録されている。6月13日(火) よりスタートした『ガウディとサグラダ・ファミリア展』は、彼が生涯をかけて取り組んだ未完の聖堂「サグラダ・ファミリア」に焦点を絞ったものだ。9月10日(日) まで東京国立近代美術館で開催されている。ガウディはスペインのカタルーニャ地方、レウス市生まれ。バルセロナで建築を学んだ彼は、大学卒業直後から頭角を表し、カサ・ビセンスやグエル館、グエル公園など、有機的な曲線と装飾を特長とする建築を手掛けていく。その一方で、ガウディは1882年から建設が続けられているサグラダ・ファミリア聖堂の二代目建築家にも就任。晩年はすべての仕事を断り、サグラダ・ファミリア竣工に向けて心血を注いでいた。同展は、いよいよ2026年に完成予定のサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、ガウディの建築思想と造形原理に4章構成で迫っていく。展覧会エントランス第1章「ガウディとその時代」では、若き日のガウディの活動と時代背景をたどる。バルセロナで建築を学んだガウディは図書館にこもり、ギリシャ・ローマやラテン、ビザンティン芸術の写真集などを読み漁る日々を続けていた。そして1878年のパリ万博でバルセロナの人気革手袋店のショーケースのデザインを手掛けたことにより、注目を集めるようになる。《クメーリャ皮手袋店ショーケース、パリ万国博覧会のためのスケッチ》は、そのときに名刺の裏に描かれたデザイン画。このショーケースのデザインがバルセロナの実業家、グエルの目にとまり、グエルはガウディの大パトロンとる。そしてグエル館やグエル公園などが生まれることとなったのだ。アントニ・ガウディ《クメーリャ皮手袋店ショーケース、パリ万国博覧会のためのスケッチ》1878年 レウス市博物館蔵《ガウディ・ノート》1873〜79年 レウス市博物館蔵《ガウディ・ノート》は、若き日のガウディが残した建築論を書き留めたノート。ガウディが建築や装飾になにを求めるかを詳細に記している。筆圧や筆跡からも、彼がどのような人物だったかを伺い知ることができる。第2章「ガウディの創造の源泉」では、ガウディの独創的な建築がどこから生まれてきたのかを、「歴史」、「自然」、「幾何学」の3つのポイントから紐解いていく。まずは「歴史」を見ていこう。ガウディはイスラムの文化が通過したスペイン歴史、そして地元カタルーニャの文化を学び、アイデンティティを探っていく。彼の代名詞とも言える、破砕タイル手法や、独特の装飾技法は土地の歴史をたどり、作り出したものだ。アントニ・ガウディ/制作:ジャウマ・プジョールの息子《グエル公園、破砕タイル被覆ピース》1904年頃ガウディ記念講座、ETSAB(バルセロナ・デザイン美術館寄託)またガウディは「自然」を観察し、有機的な形の源泉としていく。彼のデザインした椅子などもまた、自然由来の曲線をモチーフにしたものだ。アントニ・ガウディ《カサ・ビセンス、鉄柵の棕櫚の模型》1886年頃サグラダ・ファミリア聖堂蔵3点ともアントニ・ガウディ 左《カサ・バッリョ、椅子》(複製)1984〜85年中《カサ・バッリョ、ベンチ》(複製)1984〜85年右《カサ・バッリョ、スツール》(複製)1984〜85年いずれも西武文理大学蔵そして、彼の建築において欠かすことができない「幾何学」。ガウディが多用する曲線は、独自の理論に基づいた形だ。ガウディは糸と重りを使った「逆さ吊り実験」で、建物の合理的な形を探し出し、上下反転させた建物を創り上げた。実現には至らなかったが、1908年に設計を依頼されたとされる、ニューヨークに建設される予定だった巨大ホテルも、逆さ吊り実験で導き出されたフォルムであったという。右《コローニア・グエル教会堂、逆さ吊り実験(部分)》1984〜85年西武文理大学蔵群馬県左官組合制作《ニューヨーク大ホテル計画案(ジュアン・マタラのドローイングに基づく》、1985年伊豆の長八美術館蔵同展のメインとなる第3章「サグラダ・ファミリアの軌跡」では、サグラダ・ファミリアについて、着工に入る前の構想段階かから紹介していく。サグラダ・ファミリアは、宗教関連の出版と書店を経営していたジュゼップ・マリア・ブカベーリャが「貧しい人々のための大聖堂」として提案、8年かけて資金集めを行い、1882年に着工した。ガウディは初代設計者のビリャールから地下聖堂のみ完成した状態のサグラダ・ファミリアを1883年に引き継ぎ、その設計に大規模な変更を加え、現在まで完成に至っていない。展示室には、サグラダ・ファミリアの模型図や細部の模型、ガウディ本人が取り組んだ塑像の断片などが配置され、多方面から巨大な建造物の全貌をたどることができる。アントニ・ガウディによる塑像断片1898〜1900年サグラダ・ファミリア蔵展示風景より外尾悦郎《サグラダ・ファミリア聖堂、降誕の正面:歌う天使たち》サグラダ・ファミリア聖堂、降誕の正面に1990〜2000年に設置作家蔵《サグラダ・ファミリア聖堂、降誕の正面:歌う天使たち》は、1978年からサグラダ・ファミリアの彫刻制作に携わった、外尾悦郎による石膏像。2000年に現在の石造に置き換えるまで実際に設置されていたものだ。サグラダ・ファミリア聖堂模型室制作《サグラダ・ファミリア聖堂、マルコの塔模型》2020年サグラダ・ファミリア蔵そして、エピローグにあたる第4章「ガウディの遺伝子」では、ガウディが後世の建築家に与えた影響を紹介。ガウディの思想や造形が、伊東豊雄や磯崎新など日本人建築家にも大きな影響について映像や資料などで紹介されている。展示風景より前々世紀に着工されたサグラダ・ファミリアは2026年にはようやく竣工予定だ。ガウディの哲学をあらためて知り、サグラダ・ファミリアの完成を心待ちにしておこう。取材・文:浦島茂世<開催情報>『ガウディとサグラダ・ファミリア展』6月13日(火)~9月10日(日)、東京国立近代美術館にて開催
2023年06月16日こども向けカルチャースクール企画運営を手掛ける、株式会社ティンカリングタウン(所在地:東京都新宿区西落合2-9-7、代表取締役:さかたともえ)は、建築士講師と共にこどものためのまちづくり・建築を考えるこども向けの建築講座「こねくりケンチク研究所」を、2023年9月10日(日)より開始します。また、講座スタートに先駆け、プレイベント(全4回)を7月16日より開催いたします。こねくりケンチク研究所講座詳細: ■『こねくりケンチク研究所』とは「もっと自由に遊べる場所がほしい」「大人がいない場所はないの?」当社が活動開始当初に工具の音やこどもの声に対する近隣住民からのクレームに直面した際のこども達の声を受けて2015年にスタートした「おとな立入禁止!こどものまちをつくろう」。2019年には、豊島区の公園の一部を借りて、こどもたちが自由に遊べるまちを建設しました。その後2021年にはこどもたちの声を拾い上げ、よりまちづくりに活かすため、建築家と子どもたちによる「こねくりケンチク研究所」をスタート。こどもたちがどんなまちを作りたいのか、まちにはどんな機能が必要なのかを話し合いながら、実現に向けて進化を続けています。私たちは2024年春の開催を目指して、こどもたちの「やりたいこと」を実現できるよう、一緒に考えてくれるメンバーを募集します。モニュメント建設こどものまち建設風景■『こねくりケンチク研究所』はこのような学び場を目指しています1. こどもたちが自身のアイデアを具現化し、実際の作業を通じて学び成長できる場を提供しています。マインクラフトや工作、実験などの活動を通じて、こどもたちは自ら手を動かし、創造する楽しさを実感することができます。2. こどもたちから広く集めた意見をまとめ、まちづくりの目標を自ら決定するプロセスを体験することができます。彼らの意見を尊重し、協力して目標に向かって取り組むことで、リーダーシップやチームワークの重要性を学ぶことができます。3. 私たちのプログラムでは、建築構造力学や環境工学などの知識に触れることもできます。こどもたちは建物の構造や環境への配慮など、実際の専門知識を学びながら、自分たちの作品を作り上げることができます。4. 私たちはこどもたちが自ら考え、自ら行動する力を育むことを大切にしています。2023年には「強盗用銀行」のアイデアが生まれ、朝日新聞やYahoo!ニュースに取り上げられました。 彼らが創造的なアイデアを発揮し、自己表現や問題解決能力を養うことを支援しています。『こねくりケンチク研究所』は、こどもたちが自由に発想し、自らの可能性を広げる場です。私たちは2024年春に向けてさらなる進化を遂げ、こどもたちが夢中になり、成長できる体験を提供してまいります。Yahoo!ニュースにも取り上げられた強盗用銀行の模型■講座概要タイトル : 2024こねくりケンチク研究所開催日時 : 2023年9月10日(日)~2024年3月24日(日) 全15回会場 : こどもDIY部アトリエ(〒161-0031 東京都新宿区西落合2-9-7-102)アクセス : 都営大江戸線線「落合南長崎」駅 徒歩約10分西武新宿線「新井薬師前」駅 徒歩約12分参加費 : 入会金5,500円 月額8,900円(材料費・税込)参加条件 : 小学3年生から中学2年生定員 : 8名主催 : 株式会社ティンカリングタウン詳細はウェブサイトへ ■プレイベントを開催します9月からの活動スタートに向けて、7月にプレイベントを行います。このプレイベントでは、こどものまちに参加したことのあるこどもたちや、これから参加してみたいこどもたちを集め、彼らがどんなこどものまちを作りたいか聞く場を設けます。さらに、みんなの希望を叶えるためにどのようなしかけが必要かを一緒に考える機会となります。こどものまちに関する要望や願い、そして理想のまちのイメージなど、こどもたちの創造力を最大限に引き出す場となるでしょう。<プレイベント概要>1回目 2023年7月16日(日) 10:00~11:00「こんなこどものまちを作りたいオンライン会議」マインクラフトサーバーにて先着8名 参加費無料2回目 2023年7月17日(月・祝) 10:00~12:00こどもDIY部アトリエにて、アイデアのまとめ工作 参加費1,980円(材料費込み)先着8名3回目 2023年7月22日(土) 18:30~19:30「こどものまち最終日にやりたいことオンライン会議」マインクラフトサーバーにて先着8名 参加費無料4回目 2023年7月30日(日) 10:00~12:00こどもDIY部アトリエにて、アイデアのまとめ工作 参加費1,980円(材料費込み)先着8名<お申込み方法>公式サイト : ■会社概要商号 : 株式会社ティンカリングタウン代表者 : 代表取締役 さかたともえ所在地 : 〒161-0031 東京都新宿区西落合2-9-7-102設立 : 2019年10月事業内容: こどもむけカルチャースクールの運営資本金 : 300万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社ティンカリングタウンEmail: info@tinkeringtown.jp TEL : 090-1273-1774 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月16日スペインのカタルーニャ地方に生まれ、バルセロナを中心に活動した建築家アントニ・ガウディ(1852−1926)。バルセロナ市内に点在する建築群は世界遺産に登録され、独特のユニークな造形が世界中の人々を魅了し続けている。その作品のなかでも着工から140年が経過し、今も建設が続くサグラダ・ファミリア聖堂に焦点を絞った展覧会が、6月13日(火)から 9月10日(日)まで、竹橋の東京国立近代美術館で開催される。長らく「未完の聖堂」と言われてきたが、2021年にマリアの塔が完成し、いよいよイエスの塔の建設という最終段階に向かう聖堂は、ついに完成の時期が視野に収まってきたところだという。そのタイミングで開催される同展は、100点を超える図面、模型、写真、資料に最新の映像を交えながら、聖堂に即してガウディの建築思想と造形原理を読み解くものだ。ガウディの独創性は、西欧のゴシック建築やスペインならではのイスラム建築、さらにカタルーニャ地方の歴史や自然が生み出した造形などを吸収して、独自の形と法則を生み出したところにあるという。同展では、その発想の源泉を丁寧に探ると同時に、膨大な数の模型を制作・修正しながら聖堂の形と構造を探ったガウディ独自の制作方法にも注目して、聖堂の建設プロセスを明らかにしていく。また、諸芸術を総合する場として聖堂を構想したガウディは、聖書の内容を表現する彫刻を自ら制作し、外観と内観の光と色の効果や、建物の音響効果にも工夫を凝らしていた。そうした「総合芸術」としてのサグラダ・ファミリア聖堂の豊かな世界を紐解くのも、同展の魅力のひとつとなっている。また今回は、NHKが撮影した高精細映像やドローン映像を駆使して、その総合芸術としての聖堂の現在の姿を伝える展示もある。ステンドグラスから差し込む光を楽しみつつ、肉眼ではとらえられない視点から聖堂の壮麗な空間を散策する気分を味わえるのが楽しみだ。<開催情報>『ガウディとサグラダ・ファミリア展』会期:2023年6月13日(火)~9月10日(日)※会期中一部展示替えあり会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー時間:10:00~17:00、金土は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(7月17日は開館)、7月18日(火)料金:一般2,200円、大学1,200円、高校700円展覧会公式サイト:※2023年9月30日(土)~12月3日(日) 滋賀・佐川美術館、2023年12月19日(火)~2024年3月10日(日)愛知・名古屋市美術館に巡回予定
2023年05月29日遊んでいた場所は、子どもの思い出のカケラになる。いつか「昔ここで遊んだな」と懐かしんだり、建築家や建物の仕掛けに興味を持てたら、とても素敵なこと。子どもと遊びに行きたい楽しい名建築を、建築好きの画家・岡美里さんに教えてもらいました。魅力たっぷりの全国10施設、家族で訪ねてみてはいかが?イサム・ノグチが大地を彫刻したらこうなった!モエレ沼公園 @札幌「プレイマウンテン」や「モエレ山」はただの築山に見えて、絶妙な角度が素晴らしい。ただ登ったり降りたり転がったり……。それだけで気分が高揚し、子どもも大人も心が全開放! カラフルな遊具までイサム設計。公園内のどこで写真を撮ってもキマるのは、イサムの綿密な計算があったから? また、25mまで噴き上がる水の彫刻は必見、園内にアナウンスが流れたらぜひ駆けつけて!CHECKモエレ沼公園北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1☎011-790-1231moerenumapark.jpオノマトペと一緒に遊ぶ唯一無二の屋上庭園富山県美術館オノマトペの屋上 @富山「人が居ることが許される空間や場所をつくっていくのが僕の使命」と言ったのは、この美術館を設計した内藤廣氏。だから富山県美術館の屋上庭園は子どもも大人も楽しめるようになっています。グラフィックデザイナー佐藤卓氏が手がけた“ぐるぐる”“ひそひそ”などのオノマトペから考えられた遊具がずらり。ふわふわドームでは、いつも子どもたちが夢中で飛んで跳ねて遊んでいます。CHECK富山県美術館オノマトペの屋上富山県富山市木場町3-20☎076-431-2711tad-toyama.jp橋だって建築です!東京が誇る、橋の博覧会隅田川にかかる橋 @東京デザインや色がすべて異なり、それぞれが競い合うように堂々と建っている橋たち。実際に、山田守氏などの大建築家らが手掛けています。これら橋の博覧会をひと息に鑑賞するには、水上バスに乗って鉄骨の下をくぐるのが一番。とりわけ吊橋のカーブが見事な清洲橋はお見逃しなく。松本零士氏デザインの観光汽船「ホタルナ」は宇宙船みたいで子どもも大好き。これもまた移動する建築。小さな頃から触れたい!自然とアートの調和原美術館ARC @群馬牧場や遊園地があり、家族連れに人気のエリアに位置する磯崎新設計の美術館。建築界の重鎮にしてプリツカー賞作家の建築だからといって緊張する必要は一切なし。ピラミッド型屋根の建物は親しみやすく、自然の風景に溶け込んでいます。館内は、暗くなったり明るくなったり緩急があって楽しい。庭にあるウォーホルの「キャンベルズトマトスープ」の大きさにも毎回胸がときめきます。CHECK原美術館ARC群馬県渋川市金井2855-1☎0279-24-6585www.haramuseum.or.jp個性溢れる建築でしゅわしゅわ温泉を堪能ラムネ温泉館 @大分藤森照信氏の建築は、子どもが大好きな仕掛けがいっぱい。美術館は裸足でOKだし、茶室の入り口まで木のハシゴを登ったりする。素材も銅板や焼杉など、昔からある素材で、子どもも直感的に自分が歓迎される建築だと分かるよう。中でもラムネ温泉館はユニークなデザイン。まるで子どもが粘土と積み木で造ったような人懐っこい造形が魅力的です。屋根の上の松の木もお見逃しなく。CHECKラムネ温泉館大分県竹田市直入町大字長湯7676-2☎0974-75-2620www.lamune-onsen.co.jpまるでうなる大地!緑いっぱいの都心の公園アイランドシティ中央公園ぐりんぐりん @福岡伊東豊雄建築の特徴は、局面を大胆に取り入れて、また周囲の環境に溶け込んでいること。「体験学習施設ぐりんぐりん」は施設の半分が地面に埋まっているように見えますが、実際は屋上に木々を植えて育てています。うねうねの館内は、3つのテーマで構成されていて、温室では亜熱帯の植物が生い茂っていたり、珍しい蘭を育てていたり。緑に囲まれたフリースペースも子どもに大人気。CHECKアイランドシティ中央公園ぐりんぐりん福岡県福岡市東区香椎照葉四丁目☎092-661-5980ic-centralpark.jp水田にふわりと浮かぶ木造建築のホテルショウナイホテルスイデンテラス @山形仮設住宅や難民シェルターを紙でつくるなど、建築の概念を軽やかな方法で更新し続ける坂茂氏の設計。水田に浮かぶ木造のホテルは、ライブラリの本が子どもの届きやすい位置にあったり、共用棟は掃き出し窓になっている場所が多くて景色が見やすいなど子どもにもやさしい。5月以降の田植えで、稲の成長を観察できるのも楽しそう。近所の「キッズドームソライ」も合わせてどうぞ。CHECKショウナイホテルスイデンテラス山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1☎0235-25-7424suiden-terrasse.yamagata-design.comモダンアートに没入!摩訶不思議すぎる庭園養老天命反転地 @岐阜こんなへんてこな建物、見たことありません! 芸術家・荒川修作氏&マドリン・ギンズ氏により設計された大自然の中の公園施設。平衡感覚がおかしくなっていくのを面白がるのに、子どもも大人も関係なし! まるで、ダリの絵の中を散歩しているかのような不思議な気分になれます。床を歩いていたのに、いつのまにか壁になったり……。世界の見え方に新しい発見があるかもしれません。CHECK養老天命反転地岐阜県養老郡養老町高林1298-2☎0584-32-0501yoro-park.com/facility-map/hantenchi瀬戸内の青い海際に建つ新オープンの水族館四国水族館 @香川2020年、香川にオープンしたばかり。それほど大規模ではありませんが、瀬戸内の青い海を引き立てる真っ白い建屋が印象的。出港を待つ船のような生き生きとしたファサードや、海へつながって見えるインフィニティタイプのイルカプール。カーブのきれいな水槽は世界最大級の渦潮を再現。館内は文字情報も少なめで、スタイリッシュなデザインが貫かれているので居心地良しです。CHECK四国水族館香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4☎0877-49-4590shikoku-aquarium.jp黒川紀章が手がけた美しいモダニズム建築愛媛県総合科学博物館 @愛媛丸、三角、四角……。まるで積み木を組み合わせたようなダイナミックなシルエットに興奮します。館内も、リアルに動く恐竜やサイコロ万華鏡、無重力ミラーなど楽しくて不思議な仕掛けがいっぱい。遊び疲れたら外に出て深呼吸。緑豊かな自然の中で改めて眺める銀色のモダニズム建築は、現実離れした美しさです。地球も宇宙の一部なのだなぁ、とそんな後味が残る博物館。CHECK愛媛県総合科学博物館愛媛県新居浜市大生院2133-2☎0897-40-4100i-kahaku.jp教えてくれた人岡美里さん横顔のポートレートをライフワークとする美術作家。その他にも、散歩や建築巡り、アート好きとも知られ、さまざまな企画で活躍中。子連れで美しい銭湯巡りをすることがマイブーム。常盤湯(江東区)が最近のヒット。Instagram:@misato_oka※各施設の営業状況は公式HPをご確認ください
2023年05月03日鈴木京香(54)が建築文化の向上に貢献した人物に贈られる日本建築学会文化賞に選ばれたことが、19日発表された。今回、京香が選出された理由は、取り壊しの危機にあった東京都渋谷区の住宅「ヴィラ・クゥクゥ」を購入し、保存再生と一般公開を視野に入れた改修を行ったことだった。同建築は、1957年に完成したもので、近代建築の巨匠ル・コルビュジエに師事した建築家、吉阪隆正の代表作の一つ。建築関係者によると「日本にまだコンクリートでつくられた住居がほとんどなかった時代に、コンクリートで造られた初めての自由な造形の住宅といえる建築」だといい、文化的な価値が非常に高い住宅だという。もともと建築やインテリアデザインが好きだったという京香。’22年5月4日に配信された「Casa BRUTUS」WEB版のインタビューで、《解体の可能性さえあった《ヴィラ・クゥクゥ》をご縁あって引き取らせていただき、竣工当時の姿にできるだけ戻すよう、修復工事を進めている最中です》《この素晴らしい遺産的建築をちゃんとした形で残さなければと、いま責任も感じています》と同建築について語っていた。本誌も、京香がこの建築を’21年6月に購入していたことを昨年報じている。このとき取材した不動産関係者によると「都内の超一等地にある約60坪の豪邸ですから、土地だけでも約3億円はくだらない」といい、別の関係者は、建物としての資産価値について、「一般的な住宅とは異なり、歴史的建造物ですから、美術品と同じで価格に明確な基準はありません」と答えていた。さらに改修にも大きな金銭的負担がかかる。京香は、私財を投げ打って文化遺産の保全に取り組んだようだ。京香のスタッフによるインスタグラムの4月10日の投稿によると、最近、《お世話になった方々をお招きして》同建築の見学会が行われたという。同投稿では、京香の言葉として、《いつか皆さまにも楽しく安全に見てもらえるよう今回の集いを参考に準備を進めて行きたいと思います。目指すは9月9日、クゥクゥの日です!》とも綴られている。一般公開に向けて、管理人として奮闘している最中のようだ。
2023年04月19日サートグラフ(SARTOGRAPH)の2023-24年秋冬メンズ&ウィメンズコレクションが発表された。モダニズム建築に見る「光と影」サートグラフが掲げる今季のテーマは、「Light and Shadow」。モダニズム建築に見られる“光と影の対比”から着想を得て、黒やカーキを基調としたダークトーンのミリタリーウェアに、コントラストを生む白いステッチやメタルのジップを重ね、機能的で洗練されたワードローブを創り出した。ミリタリーウェアを再解釈今季特徴的なのは、ライナージャケットやモッズコートといったミリタリーウェアを、テーラリングの手法とモダニズム建築的なアプローチで再解釈していること。たとえば、中綿入りのモンスターパーカは、ファスナーに取り付けた前開きベルトや、テーラードジャケットのラペルを思わせる前立てなどで、現代的なデザインへとアップデート。ロングベストもまた、フロントの黒の別生地による切り替えやパイピングといったミリタリーライナージャケットに見られるディテールを、テーラードベストに応用し発展させている。ハリ感のある機能性素材これらのアウターには主に、「含浸」という溶剤で特殊加工を施したポリエステル混ウールギャバジンを使用。軽量でハリ感のある素材感で、シャープな印象を演出した。黒と白のコントラストダークトーンの生地に映える白やメタルのディテールは、安藤忠雄の建築に見られる、“影の中に差し込む光”から着想を得たもの。スウェットワンピースやモッズコートに配された白いステッチやメタルファスナー、メタルボタンは、まるで影の中の光のように、歩くたびキラキラと表情を変えるのがポイントだ。
2023年03月18日建築という視点から映画を考える映画祭「建築映画館2023」が2月23日(木・祝)~26日(日)にアンスティチュ・フランセ東京にて開催決定。建築に関する映画19作品を、《都市》《構造》《図面》《建築と人物》《アーカイブ》の5つのテーマに分けて上映する。ガス・ヴァン・サントに影響与えた『プロパティ』日本初上映1970年代のポートランドで地域の再開発から生活を守ろうとする住民たちを描いたインディペンデント映画『プロパティ』は、若き日のガス・ヴァン・サントが録音技師として参加、ケリー・ライカートなどの次世代の独立系映画作家に影響を与えたとして近年再評価されている。『プロパティ』また、映画がどのようにロサンゼルスを映してきたかを膨大なフッテージをもとに辿る、壮大な映画エッセイ『ロサンゼルスによるロサンゼルス』(2003-2014)は日本初の字幕付き上映。さらに、2023年1月5日に急逝した実験映画の大家マイケル・スノウ唯一の劇映画『SSHTOORRTY』など、滅多に上映機会のない貴重な作品が続々。さらには黒沢清や溝口健二といった日本劇映画の巨匠や、ジェリー・ルイスのコメディもラインナップに揃え、製作国、時代、ジャンルまでバラエティに富んだ作品群を「建築」という視座から見直す。映画祭初日には、「現代建築映像にまつわる対話」と題したオープニングイベントを行い、現代を生きる建築映像作家らの作品上映を交えながら、建築家とのトークショーを実施。そのほかにも、会期中は美術監督、建築家など映画・建築双方の分野からゲストを招待したトークショーを上映と併せて開催するという。《都市》人間の認識が及ばないほどに、概念や認識が無数に折り重なった都市の全体像を捉える方法のひとつとして映画がある。映画は自らが生み出した都市像を人びとに伝え、現実の都市へと影響を及ぼすことも。映画をつくる行為を通じて現実の都市へと接続する2作品を選出した。『ロサンゼルスによるロサンゼルス』courtesy of Cinema Guild『プロパティ』★日本初上映★1979年、88分、デジタル監督・脚本・製作:ペニー・アレン1970年代のオレゴン州ポートランドで、急激に進むジェントリフィケーション(都市の高級化)から自分たちの生活を守ろうとする住民を描いた地域映画。都市計画に対するマニフェスト的な作品であり、その後のポートランドの変化と併せて考察したい。監督のペニー・アレンは70年代アメリカのインディペンデント映画シーンを先導した女性であり、ガス・ヴァン・サントや次世代のケリー・ライカートといったアメリカ北西部地域の独立系映画監督たちへ与えた影響から、近年その再評価が高まっている。録音技師として若き日のガス・ヴァン・サントが参加しており、ここでの撮影を通じて彼の初長編映画『マラノーチェ』(1986年)の原作者(本作主演のウォルト・カーティス)との出会いがもたらされたことでも知られている。上映:2月24日(金)15:40-『ロサンゼルスによるロサンゼルス』★日本語字幕付き初上映★2003-2014年、169分、デジタル監督・調査・テキスト・製作:トム・アンダーセン数々の作品の舞台となってきた都市・ロサンゼルス。これまでロサンゼルスで撮影された200本以上の映画フッテージを用いて、ロサンゼルスという都市が映画の中でどのような背景や被写体であったかを分析した映画エッセイ。映画のサイレント期から現代まで約100年にわたり、映画と都市が互いに影響を受けながら発展してきたことを明らかにしようとする。2014年に新たにリマスターと再編集、膨大な数の映像引用に対する著作権処理がクリアされ、商業公開とソフト化が可能となった。監督のトム・アンダーセンはロサンゼルス在住の映画監督・映画批評家・教育者であり、カリフォルニア芸術大学で長年にわたり映画分野の教員をつとめている。上映:2月26日(日)15:50- ※途中休憩5分あり《構造》構造映画とは、ショット構成や物質的な支持体であるメディア(フィルムやビデオテープ)など、映画を成立させるための構造それ自体を主題とした映画を指す言葉である。これらの構造への操作によって喚起させられる空間体験が、建築と密接に関わる作品を上映する。『11×14』『11×14』1977年、81分、デジタル、監督:ジェームス・ベニング「構造映画」の余波の中で製作された、ジェームス・ベニングによる初の長編映画。アメリカ郊外を捉えた65の静的なショットで構成されている。物語を超えて構図・色・テクスチャ・画面の内外の関係を映し出し、映画を見る側の自発的な空間への注視をうながす。上映:2月23日(木・祝)16:50-〈短編セレクションA〉マイケル・スノウ作品集(56分)マイケル・スノウによる2000年以降のビデオ作品群。空間に対して複数の時間が重なり並行していく『WVLNT』『SSHTOORRTY』、配置された物や人物への画像変形処理によって空間性が変化する『The Living Room』、映像的な操作によって空間が顕在化する3作品を上映する。上映:2月23日(木・祝)19:00-《図面》映画を分析・批評する目的で、映像の情報をもとに図面(主に平面図)を描き起こす方法が存在する。図面というフォーマットにより、映画に一人称ではない視点が与えられ、俯瞰的な議論の下地となる平面が生まれる。そうした映画の図面分析を通して、映画と建築の関係性を再考しうる作品を上映する。『底抜けもててもてて』Images Courtesy of Park Circus/Paramount『底抜けもててもてて』1961年、96分、デジタル監督・製作・脚本・出演:ジェリー・ルイスジャン=リュック・ゴダールにも影響を与えたスラップスティックの名手ジェリー・ルイスによるコメディ映画。4階建ての女子寮のセットを断面から捉えた現実の空間では不可能なカメラワークとともに繰り広げられる取り留めのない物語が、セットという建築物によって、ひとつの映画へと繋ぎとめられる。上映:2月25日(土)14:20-『雪夫人絵図』1950年、88分、35mm監督:溝口健二熱海の名邸・起雲閣で撮影された、旧華族の夫人、放蕩夫、夫人を慕う男が織りなすメロドラマ。後に『西鶴一代女』(1952年)で国際的評価を高めていく溝口健二の監督作。物語の流れに沿って効果的に建築の部分を映し出す手腕に着目し、再評価を試みる。美術監督・水谷浩が手掛けるセットにも注目。上映:2月25日(土)12:10-『クリーピー偽りの隣人』2016年、130分、デジタル監督:黒沢清建築物の配置がストーリー上の重要な要素として登場するサスペンススリラー。撮影時も現場の俯瞰図のなかに役者の動線を描き込みながら演出をつけていくという黒沢清。その監督作品のなかでも、空間構成と物語の構成が互いを利用しながら展開していく本作を、改めて図面とともに見直す。上映:2月25日(土)16:40-《建築と人物》ある特定の人物がその映画に関わっていることが大きな意味をもつ映画をとりあげる。ここで言う人物は、映像を撮った人物の場合もあれば、映像に映る人物の場合もある。その人物は建築的な言葉でいえば、施主である場合もあれば、利用者である場合も、もしくは設計者である場合もある。こうした人物と建築の関係をめぐって、上映プログラムを選定した。『Koolhaas Houselife』© BEKA & LEMOINE『Koolhaas Houselife』2017年、58分、デジタル監督:イラ・ベカ、ルイーズ・ルモワンヌOMAの設計によって1998年に竣工した「ボルドーの住宅」を、その掃除をする家政婦の所作を追いかけることで描き出した作品。世界で活躍する建築映画作家ベカ&ルモワンヌの処女作にして傑作。上映:2月24日(金)14:00-〈短編セレクションB〉近現代建築と運動(上映51分+トークショー)マン・レイが住宅建築を舞台に製作した映像や、ル・コルビュジェによるモダニズム建築のプロパガンダ的映像作品『今日の建築』、本邦初公開となるOMA設計の「ヴィラ・ダラヴァ」竣工直後の映像作品『Silent Witness』など、建築家の設計による建築物を撮影対象とした映像作品を中心に、「運動」という共通のテーマのもと上映を行う。上映:2月24日(金)17:50-『サイコロ城の秘密』1929年、26分、デジタル監督:マン・レイ『今日の建築』1930年、10分、デジタル製作・撮影:ピエール・シュナル『Silent Witness』★日本初上映★1992年、12分、デジタル撮影・編集:クラウディ・コルナース、編集:ハンス・ヴェールマン『Renee’s Sweetness』(映画『1,2,3 Rhapsody』より)1965年、3分、デジタル監督:1,2,3グループ(レネ・ダルダー、レム・コールハース、ヤン・デ・ボン、キース・メイヤーリング、フラン・ブロメット)《アーカイブ》映画の保存・継承は、映画フィルムのなかに遺されてきた様々な建築空間を、時間や場所を超えて体験することを可能にしてくれる。スクリーンを通して、映画によって建築を記録/伝達するこれまでの試行をその黎明期から見つめ直す。『出合いの街 集住体──パサディナ・ハイツ』 画像提供:NPO法人戦後映像芸術アーカイブ『チセ・アカラ ──われらいえをつくる』[日本語版]1974年、57分、デジタル監督:姫田忠義消えてしまったアイヌの伝統的な家づくりとその文化的背景を伝えるため、アイヌ文化研究者の萱野茂がアイヌの青年たちと2軒の民家をつくる様子をとらえた貴重なドキュメンタリー。宮本常一に師事し日本各地の消えゆく生活文化を記録し続けた姫田忠義が監督を務めた。日本語版にくわえて英語版とアイヌ語版が存在する。2月26日(日)12:00-〈短編セレクションC〉建築メディアとしての日本映画(計65分)建築が映画の主題として扱われた日本映画4作品を紹介。リサーチ(『農村住宅改善』)や設計・プレゼンテーション(『コミュニティ・ライフ』『出合いの街』)、広報(『ARCHITECTURES JAPONAISES』)といった建築をつくる過程を巡る様々な行為とその映像表現の多彩さに着目する。2月26日(日)14:00-『農村住宅改善』1941年、20分、デジタル監督:野田真吉『ARCHITECTURES JAPONAISES(日本の建築)』1937年、13分、デジタル撮影:三村明『コミュニティ・ライフ』1972年、13分、35mm監督:松本俊夫、『出合いの街 集住体──パサディナ・ハイツ』1974年、19分、デジタル製作・演出・脚本:松本俊夫「建築映画館2023」は2月23日(木・祝)~26日(日)アンスティチュ・フランセ東京にて上映。(text:cinemacafe.net)
2023年01月17日大人になり、歳を重ねると新しいことに挑戦するのがおっくうになってしまうもの。「今から始めても遅い」とあきらめてしまったり、「若いうちにやっておけばよかった」と後悔をしたりするのは珍しいことではありません。そう思うのも、無理はないでしょう。どうあがいても心身は老いていく上に、多くの大人が仕事との両立を余儀なくされるのですから…。しかし、そういった考えを否定してくれそうな、著名人の偉業が話題になっています。田中道子、難関の『一級建築士試験』に合格!2022年12月末、自身のInstagramアカウントでおめでたい報告をしたのは、俳優の田中道子さん。なんと、合格率が10%前後である超難関の一級建築士試験に合格したというのです!田中さんは2023年1月現在、33歳。それに加えて、タレントとしての仕事もあり、多忙な日々を送っています。俳優の仕事と試験勉強の両立は、誰もが容易でないことを察するはず。田中さんは合格の喜びや、これまでの苦労について、このように想いを明かしています。合格発表の前は不安で手が震え、悪夢を見る毎日だったので、自分の番号を見つけた瞬間、頭真っ白になり涙が止まりませんでした。二次試験の最中は、ドラマやバラエティに加え、主演で舞台も出演させていただいたので、本当に目の回る日々…スパルタな学校の先生の指導のもと、泣きながら授業を受ける事も多く…何度も心が折れました。が、最後まで諦めずによかった!!!あーよかった!!今はホッとしています休んでばかりの私を見捨ずにいてくれた学校には感謝しかない本業を疎かにするまいと、より自分に厳しく、より体調管理も徹底し、駆け抜けることができましたこうして最後までやり遂げられたのも、資格学校の先生方や応援してくださる関係者のみなさん、そして…普段から暖かく応援してくださる皆さんのおかげです!!本当に支えていただきました!!ありがとうございました大感謝!!michikotanaka_officialーより引用※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 田中 道子 Michiko Tanaka(@michikotanaka_official)がシェアした投稿 テレビドラマやバラエティ番組、主演を務める舞台の仕事をするだけでも、心身は疲弊しきっていたはず。そんな多忙な日々の合間をぬって、田中さんが試験勉強に励み、見事に合格した9.9%の中に入ることができたのは、まさに努力のたまものといえるでしょう。田中さんの偉業を知り、多くの人が「何かを始めるのに『遅い』なんてことはない」と気付かされた様子。祝福する声や驚く声がネット上で上がっています。・あの難関試験に合格!?しかも俳優業と両立って、すごいにもほどがある…。・これまでの努力を投稿で見ていたので、道子さんの努力が報われて自分も嬉しい!・かっこいいなあ。自分も歳や仕事を理由にあきらめないようにしよう。今後については「まずは、すり減った心を癒し、これからも勉強し続けたい」とつづり、あくなき向上心を見せた田中さん。また、同じ試験を受けた人たちを気遣うと同時に、「私への批判は構いませんが、ほかの人や団体に対する批判はご遠慮ください」とコメントしています。田中さんの偉業は、「新しいことに挑戦したいけど、勇気が出ない」と思っている人の背中を優しく押してくれたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年01月10日大分県・別府温泉に位置する温泉旅館「界 別府」は、2022年12月1日より通年で建築家・隈 研吾氏が手掛けたアートな温泉街をめぐる「デザイン・建築ツアー」を開催します。界 別府のコンセプトは「ドラマティック温泉街」。日本一の温泉地である別府温泉の往時の喧騒を館内で感じられるよう、館内に「温泉街」を表現し、時の移ろいと共に景色と館内で情景が変わる様を「ドラマティック」と表現しています。本ツアーはチェックインの際にスタッフ同行のもと行うツアーで、建築デザインの背景を知ることにより、その後の宿泊を一層楽しむことができます。界 別府の設計・デザインを担当した隈 研吾氏がそのコンセプトに共鳴し、建物の構造や館内装飾デザインに込めた想いやこだわりを知ることができます。背景星野リゾートの温泉旅館「界」の18施設目として2021年に開業した界 別府のコンセプトは「ドラマティック温泉街」。時の移ろいにより、窓から見える別府湾の風景や館内の情景が変わる様子を「ドラマティック」と表現しています。設計・デザインを担当した隈 研吾氏はそのコンセプトに共鳴し、現代建築の中に温泉街を表現しました。ひとつの建物の中で空間が切り替わったように感じる大胆な空間演出から、目を凝らしてみると、くすっと笑ってしまうような細やかなデザインまで、数多くの意匠が施されています。そのデザインの裏側をぜひ、お客様に知っていただき、宿泊をより楽しんで欲しいという思いで本企画に至りました。建築家・隈 研吾氏が手掛けたアートな温泉街をめぐる「デザイン・建築ツアー」の見どころ【1】コンセプト「ドラマティック温泉街」を表現したデザインコンセプト「ドラマティック温泉街」を建築デザインで表現するにあたり、隈 研吾氏は「そぞろ歩きをして外湯である湯小屋に出かけたり、庭園を散策したり、御土産物屋や遊び場などいろいろな店で寄り道をして楽しんだり、歩き疲れたら海風にふかれて足湯で一休みしたり、そのような街そのものをデザインした。」とコメントしています。1つの現代建築の中に温泉街が浮かび上がるよう、半屋外空間を介して湯小屋へアプローチできるよう設計されていたり、温泉街の様々な店の門構えを演出するため、多様な素材、色を使い分け、提灯、行灯、光壁、など様々なかたちの光の演出がされており、工夫に満ちた意匠の背景を知ることができます。【2】建築に馴染むご当地の素材内観には竹、別府石、臼杵(うすき)焼、豊後絞りなど、随所にご当地の素材が使われています。食事処は黒い塗装の空間のなかに、軽やかな竹のすだれが様々な高さ、幅でランダムに浮かび、半個室空間を形成。大浴場の壁面には、ご当地の磁器「臼杵焼き」が400個はめ込まれていて、間接照明の柔らかい光によってキラリと輝きます。ご当地の素材が意外性ある形で取り入れられており、デザインの中で発見するのも楽しみのひとつです。【3】遊び心あるディティール館内は伝統的な温泉地の路地を歩いているような懐かしさを感じつつも、わくわくするような遊び心のあるデザインに満ちています。ロビーには温泉の象徴である湯桶を積んだような手湯や、別府の魚商人の屋台からインスピレーションを得た台車、「BEPPU(別府)」のBをかたどった特徴的な脚をもつスツールなど、様々な仕掛けがをいっぱいです。館内の各所に掲げられたサインにはオリジナルのピクトグラムが採用されています。建築家・隈 研吾氏が手掛けたアートな温泉街をめぐる「デザイン・建築ツアー」概要開催日:2022年12月1日~通年*祝日を除く時間:14:00~15:00料金:1人3,000円(税・サービス料込)詳細:[ ]{ }「界」とは「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地(とうち)楽(がく)」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。現在、全国各地に展開しており、2022年11月には、「界 玉造」が島根県・玉造温泉にて改装をへて再開業、「界 出雲」が同県・出雲ひのみさき温泉に、「界 雲仙」が長崎県・雲仙温泉に開業します。URL:[ ]{ }<星野リゾートのコロナ対策>星野リゾートでは「3密回避」と「衛生管理」の2つの対策軸を掲げ、温泉やプールのリアルタイムな混雑状況の見える化サービスや、新しいビュッフェスタイルの提供など、各施設において従来のサービスを進化させています。また、お越しいただく皆さまが安心して過ごせるような様々な滞在コンテンツを用意してまいります。※詳細内容は下記よりご確認ください。[ ]{ }界 別府(大分県・別府温泉)日本一の源泉数及び湧出量を誇る別府温泉に位置する温泉宿。館内は、和紙のちょうちんが彩り、石畳が連なる湯の広場など、賑やかな別府の温泉街を彷彿させるつくりです。客室は、まるで 1 枚の絵画のような海の景色に包まれ、時の移ろいによりドラマティックに表情を変化させる別府の魅力を楽しめます。〒874-0920 大分県別府市北浜 2-14-29/客室数:70 室[ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月12日軽井沢の名建築ホテルにレストランがオープン坂茂の建築と呼応するような、ナチュラルな料理フランス直送のお宝ワインも楽しみの一つ軽井沢の名建築ホテルにレストランがオープン坂茂建築の「ししいわハウス No.2」軽井沢駅からクルマで30分。千ヶ滝の森の中に溶け込むように建てられているのが建築、アート、美食を楽しめる「ししいわハウス」です。2019年に坂茂氏が手掛けた「ししいわハウスNo.1」が開業後、2022年7月に「ししいわハウスNo.2」と「ザ・レストラン」がオープン。2023年春には西沢立衞氏による「ししいわハウスNo.3」も加わる予定。今年真っ先に訪ねたい注目のホテルとなりました。「ししいわハウスNo.1の共有ラウンジスペースいずれの棟も自然を間近に感じる名建築。一つずつご紹介していきましょう。2019年に建てられた、坂氏による「ししいわハウスNo.1」は、森や周辺環境を壊さぬよう、既存の木を極力も伐採せずに作られています。坂氏はまず、木を切らないために、敷地内に生えている木をスケッチ。そこから設計図を起こし、木々の間を縫うように、足場を一切組まないパネル工法で建てました。生き物のように波打つ外壁の曲線は、周りの美しく森と見事に調和し、独特の風景を作っています。そして共有のリビングは、この有機的な曲線が自然とつながり、土地と一体化してくつろげる空間に。誰かの別荘に招かれたような心地よさに、一度訪れたら時間を忘れて滞在してしまいます。「ししいわハウスNo.2」の客室No.2は、木をふんだんに使い、20㎡とコンパクトながら計算された動線が使いやすい部屋。ヒノキのバスタブをあえて見せ、使用する時のみカーテンで仕切るなど坂氏の斬新なデザインには、細部まで考えられた機能性があることを、滞在を通じてまざまざと実感できるでしょう。No.1もNo.2も自然環境保全の条例により守られてきた美しい森に面しており、部屋にいると、土と緑の香りに包まれながら、鳥のさえずりを聞くことができます。「ザ・レストラン」のテラス「ししいわハウス」のメインダイニング「ザ・レストラン」があるNo.2もまた、坂氏により設計されたもの。ランドスケープと建築が一体化するよう、柱を使わないトランス構造で作られているため、開放感が抜群です。屋内からテラスは、大きなガラス窓で仕切られていますが、天気がいい日はここを開放することで、森の中につくられた大きなツリーハウスにいるような雰囲気に。坂茂氏のシグニチャーでもあるペーパーチューブのテーブルや椅子が配されているのも、建築好きにはたまりません。坂茂の建築と呼応するような、ナチュラルな料理そんな開放的な空間にあるのが「ザ・レストラン」です。ここでは、周辺の自然の風景を写したようなナチュラルな料理が登場します。シェフを務めるのは、岡本将士氏。「TRUNK HOTEL」のメインレストラン、神楽坂の「TRUNK HOUSE」のシェフだった人物です。シェフの岡本将士氏シェフ就任が決まった時、どんなレストランにしようと思ったのか?そう尋ねると、このホテルを訪ねた瞬間に、料理の方向性は自然と決まったと岡野さんは話します。「初めてこの場所に来たときに鮮烈に感じた、坂茂さんの建築、空間、風、光……。すべてを体感して、自分の料理の方向性が自然と湧き出てきました。言葉にせずとも、この空間に同期するような、軽井沢の大地が育む恵みに敬意を表し、ヴィヴィットな四季の彩りを写していけばいいのだと素直に感じたのです」。アミューズ2種“軽井沢“を料理で表現したい。そう強く考えた岡野さん、オープン前から知り合いのツテを辿ったり、自ら調べたりしながら生産者や食材を丹念に探し、足を頻繁に運びました。一番最初に登場するDuka Farmのハーブを使ったアミューズは、そんな岡野さんの思いが詰まった一品です。「毎朝訪れる無農薬の畑で取れるハーブは、その日その日で香りも味わいも微妙に違います。毎日通うことで感じた自分の発見を料理にしたい。そう考え、毎朝取れた20種類近いハーブを集めて、土に見立てたローストアーモンドとライスクラッカーを合わせることで、その日の畑そのものを表現しました」一口サイズのクラッカーを口にいれると、鼻腔を駆け抜けるハーブの力強い香りにハッとさせられます。それは、まるで軽井沢の大地そのものを食べているかのような印象。ちなみに、左側のスナックは蛍豆腐店の揚げ豆腐、ラルド、エゴマで作ったもの。地場の名産をジャンルにこだわらず組み合わせていくのも岡野流です。『24ヶ月熟成コンテチーズのアニョロッティDuka Farmのブロッコリーのピュレ 軽井沢デリカテッセンのベーコンの泡』コースで登場する手打ちパスタにも、軽井沢の名産をさりげなく忍ばせています。手打ちのアニョロッティは、ブロッコリーと24ヶ月熟成のコンテチーズのソースでシンプルに仕上げていますが、ポイントは最後にふわりとのせた泡。これは、軽井沢でも人気の「軽井沢デリカテッセン」のベーコンから香りを抽出したもの。スモーキーでコクのある香りが、シンプルなパスタのアクセントとなっているのです。ココットで焼き上げる『藁で燻した銀の鴨のロースト旬野菜』中盤は長野県産の岩魚や信州サーモンなどの川魚の料理が登場。それに続き、メインで登場するのは、シェフが以前から使って惚れ込んだ青森県産の銀の鴨です。メインを牛肉や豚肉にしない理由を聞くと、「脂が乗り、香りも味もいいこの鴨は、森の中のこの環境でこそ、クライマックスに食べて欲しい食材だと思ったから」と答えてくれました。脂がおいしい銀の鴨には、野生の桑の実のソースを合わせてなるほど、ココットに入れて、ヒノキの小枝で燻しながら焼き上げた鴨は、滋味深く、脂の味が濃くてしっかりとしたボルドーのワインとよく合います。藁と一緒にいれたヒノキのいい香りと、野趣溢れる桑の実のソースが周りの森と同調し、森の中に包まれながら食事をしている感覚になるのです。軽井沢の土地に溶け込むような料理と建築―。その世界観に浸る時間は、自分もまた自然の一部になったような気になります。フランス直送のお宝ワインも楽しみの一つ「ししいわハウス」のハウスワイン。グラス1,500円~最後に、こちらのレストランで忘れてはならないワインのコレクションについてご紹介しましょう。ワインはオーナーでもあり、ディレクターのフェイ・ホアン氏がボルドーやブルゴーニュに行って直接買い付けてきたものが並びます。今年のハウスワインとしては、シャトー・ペトリュスの隣の畑で育つ「ミシェル・ラファルジュ」のワイン、2021年最優秀ネゴシアン受賞者の次世代スター、ジェーン・エアのピノ・ノワールなどをセレクト。同じフロアにある「ザ・ワイン&ウイスキー・バー」では、フェイさんが直接オークションで落とした、アメリカの博物館の壁の裏に隠されていたという1850年代のマデラ酒なども登場。ここだけでしかいただけない銘酒は、軽井沢の夜にさらなる彩りを与えてくれます。「ザ・レストラン」は、宿泊して食事をするのがおすすめですが、食事だけの利用も可能。ランチには、銀の鴨のガラでとったスープが絶品の「鴨そば」もおすすめです。この冬は静かに、軽井沢の自然に溶け込む建築と美食と美酒に浸るー。東京から1時間で叶う贅沢な旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。ししいわハウス「ザ・レストラン」住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉2147-768電話:0267-31-6658レストラン予約(メールにて受け付け)/therestaurant@shishiiwahouse.com営業時間:「ザ・レストラン」ランチ 12:00~15:00(13:30LO)、ディナー 18:00~、20:00の二部制(ディナーは要予約)、「ザ・ワイン&ウイスキー・バー」18:00023:00(22:00LO)※それぞれの営業時間は変更となる場合があります。宿泊などそのほか詳細は下記HPから
2022年11月23日