皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんは居ませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。 今回は実際に募集したママ友トラブルエピソード「ミルクと母乳」と「子どもの性別」をご紹介します!「ミルクと母乳」娘がまだ赤ちゃんだったとき、私は母乳の出が悪くて一生懸命出そうとしても母乳が出ず、ミルクをあげていた頃がありました。そのとき、ママ友で完全母乳の人が「何で母乳にしないの?ミルクとかかわいそう。母乳を通じて病気に強い体になるのに。ミルクだと免疫もらえないから病気に弱くなるよ、母乳あげなよ」と説教されたことで、かなりモヤモヤ…。私も諦めず一生懸命母乳をあげようと努力していましたが、どうやっても出が悪いので、当時は傷つきました…。しかし現在小5の娘は特に重い病気になることもなく、健やかに成長しています。母乳至上主義は、泣く泣くミルクをあげているママ達にとっては辛いものなので、やめてほしいです。(41歳/専業主婦)「子どもの性別」自分の子どもは女の子ですが、乗り物が大好きです。家では機関車や車のおもちゃでよく遊んでいて、近所に住むママ友にそのことを話すと「女の子なのに珍しいね。」と言われます。そのママ友は、男の子と女の子1人ずつの子どもがいるのですが「男の子は厳しく育ててる。」「女の子は家事全般できるようになって欲しい。」と言います。「あなたもそうした方がいい。」と押し付けるように言うことも…。私の家族は性別関係なく育てているので、なんだかモヤモヤしています…。各家庭、いろいろな教育方針があるのだと思いました。(33歳/専業主婦)いかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年03月20日■前回のあらすじキラキラ見えるママたちにも悩みがあるかもしれない…。産後の痛みや辛さを共感したくなり、想像上のママ友を作り、自分を癒すのでした。■母乳の出が悪くなり…今まで出ていた母乳の出が急に悪くなりました。セルフマッサージって難しいんですよね…。プロのマッサージで母乳が出るようになるのなら…!とルンルンで向かいました。■待合室には他のママさんが待合室へ行くと、同じく母乳マッサージを受けに来たと思われるママさんがいて、産後話で盛り上がりました。赤ちゃんを誰かに預けてきたのかな? と思っていたら、赤ちゃんはいろいろあってまだ入院中とのこと。でも母乳をあげたくてマッサージに来たと…。初対面なのに、話をしながら気づけばふたりで抱き合って号泣していました。次回に続く「夫と私の話」(全40話)は17時更新!
2022年02月15日船長として、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた、宇宙飛行士の星出彰彦さんが、およそ半年ぶりに、地球に帰還しました。星出さんは、日本時間2021年11月9日未明、地球への帰還に向けてISSを出発し、同日12時半過ぎ、アメリカ・フロリダ州の沖合に着水。その後、回収船に引き揚げられた宇宙船の扉が開き、笑顔で手を振る星出さんの姿が見られました。今後は、地球の重力に慣れるためのリハビリに入るとのことです。星出さんは、ISSに滞在中、「無重力空間で物体を回転させる」という実験動画を、Twitterにて公開し、多くの人の注目を集めていました。特に話題となったのは、こちらの『逆立ちゴマ』の動画。重力のある地上だとひっくり返る、逆さゴマ。無重力だとどうなる?What would this top do in micro gravity? pic.twitter.com/lAqaNsRpA3— 星出 彰彦 (JAXA宇宙飛行士) (@Aki_Hoshide) October 11, 2021逆立ちゴマは、その名の通り、回すと逆さまに立つコマのことです。このコマを強く回すと、すぐに軸はぶれ始め、やがて動画のように逆立ち状態になります。それでは、逆立ちゴマを宇宙で回すとどうなるのでしょうか。星出さんによる、実演動画がこちらです!では、実演。 pic.twitter.com/SmTMxbnI8K — 星出 彰彦 (JAXA宇宙飛行士) (@Aki_Hoshide) November 6, 2021 宇宙空間では、軸がぶれずに回り続けたため、逆立ち状態にはなりませんでした。コマが逆立ちするために必要な、『重力』と『地面との摩擦』が、宇宙にはないためとのことです。【ネットの声】・なんと興味深い!・何かにぶつからないと、ずっと回り続けるのかな?・答え合わせ、楽しみにしていました!面白かったです!素朴な疑問も、宇宙空間で行うというだけで、何倍も面白く感じますね。星出さんは、このような実験動画をほかにもTwitterで公開しているので、気になった人はチェックしてみてはいかがでしょうか。星出さん、ISSへの長期滞在、お疲れさまでした![文・構成/grape編集部]
2021年11月09日漢字だけ見ると読めそうな「瀉出」。しかし、なかなか読めないのが難読漢字の大変なところです。じつは「瀉出」、一度は聞いたことのある言葉の漢字になります。(1)「瀉出」の読み方新潟の「潟」に似た漢字の「瀉」に「出」の「瀉出」。「がたしゅつ」と読んでしまいそうですが、まったく違いますよ。この漢字は「しゃしゅつ」と読みます。「出」を「しゅつ」とは読めるものの、「瀉」を「しゃ」と読むのは難しいはず。「射出」と同じ読み方をしますよ。(『広辞苑』より)(2)「瀉出」の意味「瀉出」とは、「流れ出ること。注ぎだすこと」を意味します。漢字だけみると、そのような意味を想像できませんよね。水などが流れ出る、注ぎだすといった水にまつわる言葉を使うときに、よく使用する漢字です。使い方としては、「汚水を瀉出する」として使います。ちなみに「射出」も同じ意味をもちますが、少し異なるところが。「射出」は、「水などを強く噴き出させること」という意味になります。「瀉出」は自然な流れでに対し、「射出」は手が加えられたというイメージです。(『広辞苑』より)(3)「瀉出」の成り立ち「瀉出」の漢字を、それぞれ紐解き意味をみていきましょう。「瀉」とは、「注ぐ。水を注ぎ流す。流れ出す」という意味があり、「出」は、「外へでる。外へ出す」といった意味があります。水などは流れにそって、自然と外へ出ていくもの。その様子から「瀉出」という漢字が成り立ったのです。(『広辞苑より』)(4)「瀉出」の類語最後に、「瀉出」の類語をご紹介しましょう。「瀉出」の類語としては、「流出」が該当します。「流出」とは、「流れて外へ出ること」という意味です。「放出」という言葉もありますが、「放出」は「放ち出す。吹き出すこと」という意味になります。似てはいるものの、意味が少し異なる漢字です。(『広辞苑』より)普段の生活でよく目にしている「瀉出」。「瀉出」に限らず、目にはしているものの言葉を知らなったということが多いです。言葉探しをしていると、意外な発見に出会えることでしょう。(恋愛jp編集部)
2021年09月11日吉永小百合が医師役で出演する現在公開中の映画『いのちの停車場』の全国公開記念舞台挨拶が昨日6月1日、丸の内TOEIにて行われ、主演の吉永さんをはじめ、広瀬すず、田中泯、成島出監督が登壇し、撮影をふり返った。本作は、「在宅医療」に携わる医者や患者、そしてその家族たちを通して、“いのち”“愛”、“いまを生きていく”家族たちの願いを丁寧に描き出すヒューマン医療ドラマ。東京の救命救急センターで働いていたが、実家の金沢に帰郷し、「まほろば診療所」で“在宅医”として再出発をする咲和子役を演じた吉永さんは「5月12日から20日間、なんとかして、劇場を開けていただけないか、映画館で映画を観ていただくことができないだろうかと思い悩んでおりました。スクリーンからは飛沫は飛びません。来場されたお客様同士でお話しをするということも、ほとんどなくなっています。そういう中で、映画の製作者の方たち、私たち現場で作る側、そして興行主の方たちが、声を揃えて、なんとか映画館を開場して欲しいという声を上げました。マスコミの方たちも応援してくださり、映画ファンの皆様も、待ってるよとおっしゃってくれました。今日このような形で映画を観ていただけますこと、東京と大阪がオープンしたこと、本当に、本当に嬉しく思っております」と現在の心境を吐露。訪問看護師・星野麻世役の広瀬さんも「お客様の前に立たせてもらえて、映画を届けられたということが肌で実感できる、今この瞬間がすごく嬉しいです。すごく、嬉しいです」、成島監督も「東京と大阪で幕が開いて、劇場に皆さんが来ていただいて、本当に感無量です」と喜びを語った。一方、俳優仲間から褒められたというエピソードを披露したのは広瀬さん。「STATIONのシーンは、同業者の方から『どうやって撮っているの?』、『どこまでがアドリブなの?』とよく言われました。台本と現実の区別がつかなかったと言われて嬉しいなと思います」と明かす。また「沈黙が届いております」と言い、場に笑いを起こしたのは、咲和子の父親役を演じた田中さん。「本当に辛い役でして、とにかく身体の痛みを四六時中抱えて生きている人物です。カメラの前だけ痛みを感じるというのは、不器用な自分には不可能で、(撮影時は)撮影所に向かう途中から身体が痛くなる状況でした。全国にいらっしゃる同じ病を抱えている方々が、この作品をもしご覧になった時に、お芝居だね、と言われたくないなと思っていました。僕がダンサーを50年以上やってきた経験に、すがるようなつもりで演じていました」と撮影をふり返り、「皆さんも沈黙で構いませんので、時間をかけて感想を心に保っていただけると嬉しいです」と伝えると、会場からは自然と拍手が沸き起こった。映画のラストシーンは、そんな父が咲和子にある願いを託し、彼女がその願いを叶えたのかの答えを観客に考えさせるような構成となっている。本シーンについて吉永さんは「とても難しいシーンでした。脚本を作っている間にコロナの状況にになりました。そして、多くの方が亡くなっていくという中で、監督とお話しさせていただいて、今日のような形になりました。演じていても本当に苦しかったですが、お父さんの苦しみを取ってあげたいという想いだけは、娘として出さなければという気持ちだけはありました。あのシーンは、演じたというより、あの場所にいました」とコメント。「実は最初の段階では、岡田会長と吉永さんと一緒に、『吉永さんはここのところ柔らかい役が多いので、そうではない役をやってもらおう。安楽死に切り込む、エッジの効いたストーリーラインでいこう』と話していたんです」と前段階のストーリーを明かす成島監督は、「コロナ禍になり、我々が想像した尖った物語より、現実が上をいってしまったんです。その時に、『(このままエッジの効いた話でいくのは)どうかしら?』とおっしゃったのが吉永さんでした。吉永さんは命を本当に大事に考えていらっしゃるんです。そこから、『ではこの物語の答えはどこにあるんだろうか?』という長い旅になりましたが、最後まで分からないということになりました」と説明。さらに「監督として思うのは、吉永さんはあのシーンで本当に真っ白なんです。すごいなと思いました。どっちかの答えに寄っていくなどはなく、ただ感情がふわっとしている。また、同じ場面で泯さんが目を閉じたまま『綺麗だ』とおっしゃったことにも感動しました。これは私の演出ではありません。お二人の真っ白なハーモニーを撮れたことが幸せでした」と話した。『いのちの停車場』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:いのちの停車場 2021年5月21日より全国にて公開©2021「いのちの停車場」製作委員会
2021年06月02日吉永小百合が主演を務める映画『いのちの停車場』が公開されている。本作は、在宅医療の現場で活動する医師たちと、彼らが出会う患者たちの交流や、そこで生まれる信頼のドラマを描いた作品で、細部に渡って“映画館で観たくなる”表現や作り手たちの想いがふんだんに盛り込まれている。本作の製作総指揮を務め、先ごろこの世を去った元東映グループ会長・岡田裕介の提案で、プロデューサー陣は吉永が医師を演じる企画を動かしはじめ、その中で現役の医師・南杏子の小説にたどり着いた。「この物語はまっすぐに生きている人たちのことを描いた作品で、それは今のほかのいろんな作品を見回してみてもユニークな部分かもしれないと思っています」と吉永は分析する。本作で彼女が演じる白石咲和子は、長年に渡って救命救急医として活動していたが、ある出来事をきっかけに帰郷。金沢で父と暮らしながら、在宅医として再出発する。咲和子が勤務することになった診療所は近隣の5人の患者だけを訪問で見る小さな院で、医者が"命を救う”のではなく、患者の生き方を尊重し、彼らが"よりよく生きる”ための治療を行っている。新しい環境に驚きながら、咲和子は院長の仙川(西田敏行)や看護師の麻世(広瀬すず)、咲和子を追いかけてきた青年・野呂(松坂桃李)らと共に患者と向き合いながら、変化を遂げていく。「監督はまっすぐな方だから、みんながそれを反映している部分もあったと思う」と吉永が語るのは、2015年の『ふしぎな岬の物語』でもタッグを組んだ成島出監督。成島監督は「この映画の大きな特徴は、若い松坂(桃李)くんと(広瀬)すずちゃんが映画の“太陽”のような存在になっていて、吉永さんがその光を受けて青く輝く月のような存在として描かれる」ことだと分析する。「そして、隣には西田さんがいる。その4つのバランスが非常にいいと思ったんです。オーケストラにたとえるなら、今回の吉永さんは第一バイオリンではなくヴィオラ。松坂くんとすずちゃんが第一バイオリンで、西田さんがチェロ。その四重奏が今回は非常に良い音を奏でているイメージがずっとありました。もうひとつは本作は“吉永さんが成長していく映画”だということですね。いまの日本映画でこういう題材を扱うと、どうしても病気のことが主になることが多いんです。でも、この物語だと吉永さんが成長していく姿を描くことができる。それは吉永さんの姿そのものだと思いましたし、映画を観てくださる方の背中を押してくれるものになると思ったんです」吉永は本作で122本目の映画出演となる。しかし「まだもう少し成長したいという想いはいつもあります」と微笑む。「満足したらそこで終わりだと思っていますし、今回は物語を通して役が成長していくので、自分も変化していけたらいいと思いました。若い頃からいろんな役をやってきたわけですけど、演じる“職業”に興味があるんです。私はずっと俳優という職業をしてきたわけですけど、映画を通して自分がこれまでに経験したことのない職業をできることは、俳優として最高の贅沢だと思いますし、今回は念願かなって医者の役ができて、それもひとつの映画の中で“二役”といっていいほど違うタイプの医者を演じられる。監督には感謝しています。大変な撮影ではありましたけど、ワクワクするような現場でした」本作では主人公・咲和子と診療所の仲間たちが、さまざまな人々の病や生き方、過去の思い出、未来への想いに向き合っていく姿が描かれるが、成島監督は可能な限りカットを割らずに、撮影現場の俳優たちのやりとり、表情の変化、心の動きをあますところなく捉えている。成島監督は「俳優や人間をつかまえようと思うと、昔からこの撮り方になるんだと思う」と説明する。「本当はすべてのカットをひとつのアングルからワンカット、ワンテイクで撮ることができたら理想だと思うのですが、登場人物も多いですし、基本的には2台のカメラで可能な限りワンカットで撮っていこうと思いました。桃李くんたちも現場で吉永さんから“どんぶり”(映画撮影でワンシーンをワンカットで撮影すること。撮影を記録するスクリプトシートに他のカットがないため“丼”と記載したことからこのように呼ばれている)って言葉を初めて教えてもらったみたいです(笑)」デジタル撮影が全盛の昨今では、カメラ位置を変えながら何度も撮影して、膨大な撮影素材を編集でまとめあげる作品も多い。しかし、本作は俳優たちのやりとりや、その瞬間に起こる化学反応など“その場限り”のものをカメラがおさめていく。「やっぱりワクワクしますよね。昔はふたつのカメラで5分ぐらいのシーンを止めずに撮るってことはありましたけど、いまは少ないですよね。やはり気持ちが継続しますし、今回みたいに動きがいっぱいある中ですと“自分がミスしたら大変だ”って気持ちはありますけど(笑)、他の方の動きを見ていてもやはり楽しいですし、演じる上で楽しいんですよね。(テオ・)アンゲロプロスのように人物や状況をじっと見つめるワンカットもありますけど、今回はそうではなくて、俳優みんなで踊りながらと言いますか、躍動しながら撮っていく感じでしたね」(吉永)その場で起こっている動きや目線のやりとり、心の動きが観る者にダイレクトに伝わってくるような手法で描かれる本作は、細部まで丁寧に観ることができる映画館の大きなスクリーンで楽しむことで、さまざまな発見があるはずだ。吉永は「本当に大変な状況ではあるのですが、映画館でみんなが映画を楽しめる状況になることを祈っています」と力を込める。「そのことを考えると夜、眠れないことが多いです。でも私たちはこうして作品を撮りましたから、きっと映画館で作品を観ていただけると確信しています。私も映画館に行くと『やはり映画の良さは、映画館で観ることにあるな』と思うんですね。だから私としてはみなさんに映画館で観ていただくための努力は最大限したいと思っています」成島監督も「いつも映画館で観てもらいたいという気持ちで撮っています」と語る。「だから映画館が閉まってしまうことは本当にさみしいですし、映画館の方も本当にがんばってくださっているので、ロックダウンみたいなことになってしまえばそれはしょうがないですけど、映画館はちゃんと換気もされていますし、そのことを改めてみなさんにも知っていただいて、映画館はマスクをちゃんとして、お話をしなければ安全な場所なので劇場に来ていただけることを祈ってます」本作は、在宅医療の世界を扱った作品だが“死”ではなく“生きること”がその中心に描かれている。人と出会い、共に時間を過ごす中で、それぞれが自分の生き方を模索し、主人公の咲和子も周囲の人々も葛藤したり、悩みながら前へと進んでいく。撮影から公開までの期間、世界中が感染症の問題で大変な状況下にあった『いのちの停車場』だが、結果として“この時期に観ることで心に響く”作品になっている。『いのちの停車場』『いのちの停車場』公開中
2021年05月28日映画『いのちの停車場』(5月21日公開)の公開記念舞台挨拶が22日に都内で行われ、吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、南野陽子、柳葉敏郎、みなみらんぼう、泉谷しげる、田中泯、成島出監督、南杏子(原作)が登場した。同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。松坂は同作を通して「体を治すだけが全てではない。もちろんそれもあるんですけど、その人その人、その家族その家族それぞれの幸せの形、過ごし方、日々があって、そういう小さな日々の積み重ねによって人生の命のしまい方につながっていくんだろうなって本当に強く感じました」と明かす。さらに「僕自身もそういう自分の命のしまい方というものを改めて考えさせられるようなことがありました」と言う松坂に、吉永は「早すぎますよねえ、そんなことおっしゃるのは」と苦笑。西田も「早いですよ。そういう発言は70超えた人間が言うものだ! 俺たちが言うことなくなっちゃう」、泉谷は「違うだろお前」と大先輩達が総ツッコミで、松坂は「充実できるように生きようと思いました」とたじたじになっていた。
2021年05月22日映画『いのちの停車場』(5月21日公開)の公開記念舞台挨拶が22日に都内で行われ、吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、南野陽子、柳葉敏郎、みなみらんぼう、泉谷しげる、田中泯、成島出監督、南杏子(原作)が登場した。同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。舞台挨拶前には東映・手塚治社長が登場し「東京、大阪など一部の映画館では上映が叶いませんでしたが、全国の『いのちの停車場』を楽しみにお待ちいただく皆さんに向け、昨日より無事公開をすることができました」と報告する。手塚社長はさらに「この作品を映画館で1人でも多くの方に見ていただきたい。映画館で安全安心に見ていただくため、行政のガイドラインに沿いまして十分な感染対策を行いました。映画館では無事であること、安全であること、十分な換気をするという準備を整えています」と訴える。「弊社といたしましては、映画を愛する皆様に向け、このような時こそ、映画を楽しみ、映画で心を癒やしていただけたらという思いからこの作品を公開することに踏み切った次第でございます」と状況を説明。「映画は娯楽であり癒やしであり、人の心に欠かすことの出来ない栄養素、ビタミンのようなものであると私たちは思っています。安全対策の行き届いた空調の映画館で映画をお楽しみいただければと思っております」とメッセージを送った。主演の吉永は公開について、「とても嬉しいことなんですけど、とても残念なことがありました。緊急事態宣言が延長になりまして、映画は休業要請が出てしまったんです。演劇は大丈夫だけど、映画はダメということを聞きまして、大変ショックを受けましたし、悔しかったです。くじけそうになりました」と率直に心境を吐露する。「でも、今日このように全国の皆様の前で挨拶ができるのは、ここにお客様がいらっしゃらないからだと思って、気持ちを取り直しております」と続け、「きっとこれから日本中の皆様に映画をご覧いただけるという風に思っております」と希望を表した。また、医療をテーマにした作品であることから、吉永は「医療関係の皆様にもあたたかいサポートをいただき、映画を見て色々感想をお寄せいただきました」と明かす。「こんな大変な時期にこの映画を見てくださって、私たちに力を与えて下さったこと、感謝しております」と感謝していた。
2021年05月22日映画『いのちの停車場』(5月21日公開)の公開記念舞台挨拶が22日に都内で行われ、吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、南野陽子、柳葉敏郎、みなみらんぼう、泉谷しげる、田中泯、成島出監督、南杏子(原作)が登場した。同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。「僕が演じたのは世界中を旅して店を出した男で、店の作りが遊牧民のパオを模しています。それがとてもいい出来だったんですが、終わるとあっという間に壊されてしまって、残念です。そこでゆっくり一杯飲みたかったな」と話し始めたみなみだが、喉が詰まってしまったようでスタッフが水を持ってくることに。なかなか水が出てこないために、主演の吉永が袖に走るなど、マスコミのみの場内もざわつく。水が出てきたものの、その後も言葉に詰まったみなみは「少し体調が……」と訴え、吉永がそばに寄って支える。そのまま袖に運ばれ、休むこととなった。緊張感が走った場内だったが、西田が「らんぼうさんが歌っている歌が、今度発売されるサントラ盤に収録されるんですけど、本当に素晴らしい味わいのある歌を歌ってらっしゃいます。ぜひこの機会にそちらもよろしくお願いします。頭からずっと聞いたところ、α波がとっても出ていて、30数曲があるんですけれども、3曲目でだいたい寝落ちしてます。そんな感じの素晴らしいCDですので、ぜひ不眠にお悩みの方、お買い求めいただければと思います」と和ませ、拍手が起こっていた。舞台挨拶の途中には、医師でもある原作者の南が袖に様子を見にいくなどしていたが、最後には回復したみなみが再登場し、西田と共に手を振る姿も。軽い貧血だったとのことで、フォトセッションでは笑顔を見せていた。
2021年05月22日映画『いのちの停車場』完成披露試写会が4月14日(水)、都内にて行われ、主演の吉永小百合ほか、共演の松坂桃李、広瀬すずらが登場した。吉永小百合&西田敏行が松坂桃李&広瀬すずを称賛初共演の松坂さん&広瀬さんの感想を聞かれた吉永さんは、「すずちゃんは本当にすずやかで、かわいくて。桃李さんは素敵で、きりんのようにすくすくと成長されていて、格好よくて…。そんなおふたりを毎日見ていて楽しかったです」と笑顔で若手俳優たちの印象を語っていた。同じく印象を尋ねられた西田敏行は、「すずちゃんの活躍ぶりを見ていると、本当にのびのび生き生き、はっきり物事を言うし、立派に仕事をこなしておられる。桃李くんも、素晴らしい仕事をずっと続けておられるし、作品もみんな話題になってる。大変な作品ばかり出ていて、日本の映画界をけん引しているひとりに思っています」と惜しみない賛辞を送り、松坂さん&広瀬さんは恐縮しながらもうれしそうに微笑んでいた。吉永小百合、初の医師役をふり返る『いのちの停車場』は、在宅医療に携わる医師、患者、その家族を通していのちに正面から向き合い、生きる力を照らし出す物語。吉永さんは救命救急医として活躍していたが、故郷の金沢に戻り、「まほろば診療所」の在宅医として患者と寄り添っていく医師の白石咲和子を、松坂さんはそんな咲和子を慕い、診療所の運転手兼スタッフとして働く野呂聖二を演じた。映画出演122本目にして、初の医師役に挑戦することになった吉永さん。「初めてのドクター役だったので、わからないことばかりでしたが、監督がどうすればいいかを指示してくださいました。ドクターとしての咲和子が、少しずつ大変な思いをしながら成長していければいいと思っていました」と胸の内を明かした。成島出監督は、「吉永小百合が映画に対してものすごい努力して、もういいじゃないかと思うくらい。今回の役は、努力して成長していく。その吉永さんを本当に撮りたいと思った」と、その思いに応える。松坂さんと広瀬さんは、「太陽のような存在でいてほしい」と成島監督から言われていたと話し、松坂さんは「吉永さんが月なら太陽は君たちふたりだから、って。そうなれるようにしっかりと努めようと向き合っていました」と真摯に役に向き合っていたようだ。そのほか、同試写会には、南野陽子、小池栄子、みなみらんぼう、泉谷しげる、中山忍、石田ゆり子、田中泯が登壇した。『いのちの停車場』は5月21日(金)より全国にて公開。(取材・文・写真:赤山恭子)(text:cinemacafe.net)■関連作品:いのちの停車場 2021年5月21日より全国にて公開©2021「いのちの停車場」製作委員会
2021年04月14日来年創立70周年を迎える東映が12月22日、「2021年 東映ラインナップ発表会」をオンラインで実施。清水崇監督(『樹海村』)、成島出監督(『いのちの停車場』)、白石和彌監督(『孤狼の血Ⅱ(仮)』)、前田哲監督(『老後の資金がありません!』)が出席し、映画の見どころをアピールしたほか、コロナ禍での撮影の舞台裏や先月亡くなった岡田裕介会長への思いなどを語った。今年大ヒットを記録した『犬鳴村』に続く“恐怖の村シリーズ”第2弾として、新作『樹海村』でメガホンを続投した清水監督は「ホラー要素だけではない、大人の鑑賞にも耐えうるドラマに目を向けた」と自信のコメント。コロナ禍で旋風を巻き起こした『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に触れ、「映画館が活気づくのはうれしいが、アニメに負けない実写を打ち出したい」と決意表明する場面も。撮影は緊急事態宣言が明けてから行われ、「PCR検査を受けてもらったり、万全の対策でクラスターもなく終えることができた。自分にとっては大きな挑戦。今後も可能な限り、作品をつくり続けていくしかない」と映画製作の未来を見据えた。亡くなった岡田会長が陣頭指揮を執った『いのちの停車場』(吉永小百合主演)の成島監督は、「完成した作品を見ていただけなかったのは残念」の無念の表情。それでも「今は編集も終わり、仕上げの段階。偶然ですが、この時代だからこそ生まれた映画」だと力強くアピールした。撮影中には、出演者の1人である広瀬すずの新型コロナウイルス感染も報じられたが「クラスターになっていた危険性も。検査のおかげで止めることができた」と明かし、「見る側も含めてルールを守ることで、今後も映画があり続けると信じたいし、できると思う」と思いを馳せた。白石監督は『孤狼の血Ⅱ(仮)』の撮影を、今年9月から広島県呉市で敢行。「絶対に映画を作るんだという東映さんの腹のくくり方が心強く、こちらも応えなくてはと思った」と振り返り、「これが撮れたら、もうどうなってもいいかなと。まさにデビュー作以来の武者震いだった」。現場では出演者、スタッフ全員へのPCR検査をはじめ、夜間外食の禁止など感染対策が万全に布かれたといい、「現地の方々が温かく迎えてくださり、協力していただいたので、ありがたかった」とロケ地・呉市への謝意も示した。また、9月に本作の衣装合わせに行われた際「岡田会長がふらっと立ち寄ってくださった」と明かし、「完成した作品を見ていただけなかったですが、きっとどこかで見てくれて、いい形で(世の中に)送り出してくれるはず。来年70周年という節目に参加できて、ありがたく思っています」と故人をしのんだ。今後の映画界については「人間が人間らしく生きるために、映画をはじめ、エンタテインメントは必要だと実感した。ひとつ言えるのは、ジャンル映画が増えていくんじゃないかと。とにかく面白い映画が必要とされるはず」と闘志を燃やした。「ご覧になった皆さんをハッピーにし、元気づける映画を届けたい」と語る前田監督は、「現場では消毒と換気を徹底し、移動も含めて密にならないように心がけている。また、映画館で映画を見ることが安心安全だと改めて知ってもらえれば」。主演の天海祐希については、「オーラを消してもらい、節約しながら生活する普通の主婦を演じてもらった」と語り、「共演陣とのコンビネーションもうまくいっている。老後資金という社会問題を扱っていますが、生活者が普通に共感できるコメディ映画を作ったつもりです」とアピールしていた。▽「2021年 東映ラインナップ発表会」にて発表されたタイトル一覧『樹海村』2月5日(金)公開『いのちの停車場』5月21日(金)公開『孤狼の血Ⅱ(仮)』2021年公開『老後の資金がありません!』2021年公開『劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal」≪前編≫1月8日(金)公開≪後編≫2月11日(木・祝)公開『シン・エヴァンゲリオン劇場版』1月23日(土)公開『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』2月20日(土)公開『劇場版仮面ライダーセイバー(仮)機界戦隊ゼンカイジャーTHEMOVIE(仮)』2021年夏公開『劇場版仮面ライダー(仮)』2021年冬公開『映画ヒーリングっど プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』3月20日(土)公開『映画トロピカル~ジュ!プリキュア(仮)』2021年秋公開『映画さよなら私のクラマーファーストタッチ』4月1日(木)公開『胸が鳴るのは君のせい』6月4日(金)公開『東映まんがまつり』8月公開『総理の夫』2021年秋公開『科捜研の女-劇場版-(仮)』2021年公開『ルパンの娘』2021年公開『大怪獣のあとしまつ』2022年公開『神・鬼・麗三大能∞2020』2021年夏丸の内TOEIにて公開取材・文=内田涼
2020年12月22日東映代表取締役グループ会長・岡田裕介氏が、11月18日午後10時58分、急性大動脈解離により都内病院にて逝去(享年71)した。岡田氏は業界の様々な要職も務める“日本映画の顔”的な存在として多くの映画人に愛されてきた。岡田氏は俳優として、『赤頭巾ちゃん気をつけて』(1970年)で映画デビューを果たすと、『実録三億円事件 時効』(1975年)、『火宅の人』(1986年)などに出演。『吶喊』(1976年)では俳優兼プロデューサーも務めた。高倉健、吉永小百合が主演を務めた映画『動乱』(1980年)でプロデュースを務めると、『天国の駅 HEAVEN STATION』『華の乱』『きけ、わだつみの声』『千年の恋 ひかる源氏物語』『北の零年』『北のカナリアたち』『北の桜守』『いのちの停車場』などを手がけた。2021年公開予定の『いのちの停車場』(監督:成島出、主演:吉永小百合)では、陣頭指揮を執っていたが完成を待たずしての急逝となった。岡田氏は業界内のさまざま要職を務めるキーマン的な存在で、これまでに日本映画製作者連盟(映連)や、日本アカデミー賞会長なども長年勤めた。日本アカデミー賞は昨年、会長職を譲ったばかりだった。会見に登壇した際には軽快なトークで記者や俳優陣をなごませる柔和な人柄で知られる一方、“映画づくり”に対する真摯な姿勢と、困難な企画であっても実現させようと奮闘する姿は、多くの映画監督、俳優、スタッフの信頼を集めてきた。なお、通夜・告別式は、近親者で密葬として執り行われる。お別れの会などは後日開催される予定だが、詳細は未定。訃報に際して、多くの作品でタッグを組んだ吉永小百合、東映株式会代表取締役社長・手塚治よりコメントが寄せられた。吉永小百合信じられないことです。お疲れが溜まっていらしたのですね。これから映画の完成まで、どうぞお力を私達に与えてください。見守ってください。吉永小百合手塚治(東映株式会社 代表取締役社長)本当に突然の訃報であり、驚きと悲しみに包まれ、未だ動揺のさなかであります。まだまだご活躍をしていただきたかったし、教えて頂きたかったこともたくさんありました。この悲報は、東映のみならず、映画産業の、日本の文化全体においても大きな損失です。我々は、この悲しみから必ずや立ち直り、岡田会長の志を継いで、東映の伝統を守り育て成長させていくことを誓います。これまでの皆様のご厚情に感謝申し上げるとともに、今後とも東映株式会社のへのご助力とご協力をよろしくお願い申し上げます。
2020年11月20日大麻取締法違反(所持)の罪で起訴され9月30日に保釈された俳優の伊勢谷友介被告(44)が謝罪行脚をしていたと、一部スポーツ紙が報じた。記事によると伊勢谷被告は先週、出演映画「いのちの停車場」(成島出監督、来年公開)の製作・配給元である東映などを訪問。神妙な顔つきで頭を下げて回っていたという。逮捕直前、伊勢谷被告は出演シーンの撮影を終了。東映は伊勢谷被告の出演シーンをカットせず公開すると発表していた。「東映が出演シーンをカットせず公開することを発表したことで、ほかの出演作品もそれにならうことに。もし代役を立てての撮り直しになった場合、損害賠償を請求されることになったはず。伊勢谷被告は東映に感謝してもしきれないでしょう」(芸能記者)なぜ、このタイミングだったのか。そこには理由があったようだ。「身元引受人が学生時代の友人ぐらいしか見つからないほど、周囲の人々が離れてしまったそうです。また損害賠償の支払いで、金銭的にも苦境へ立たされることが予想されます。今後は執行猶予付きの判決が下されるでしょうが、そうなった場合は1日も早く復帰したいはず。そのため今のうちから周囲の心証を良くすべく、謝罪行脚をしていたようです」(映画関係者)
2020年10月21日映画『いのちの停車場』(2021年公開)の現場会見が11日に東映大泉撮影所にて行われ、吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、みなみらんぼう、成島出監督が登場した。同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。会見にあたっては、スチール 24社36名、ムービー14社50名、計86名全員に木下グループによる最新のPCR検査を実施。最短30分で結果が判明する検査で「作品に関わる全ての皆様にPCR検査を受けていただくという感染症対策」(東映)のもと行われた。主演の吉永は「クランクインできるかドキドキしながら待っていたんですけど、無事にクランクインして、10月半ばまで撮影が続きます。みんなパワー全開でやっております」と挨拶。吉永との共演について、松坂は「大変緊張しております。いつか吉永さんとご一緒してみたいなと思っておりまして、今回一緒にお芝居できることが本当に嬉しくて、現場ではどのようなお芝居をして役を作られてるんだろうと興味がすごくありました。日々勉強させていただいています」と恐縮しきりだった。広瀬も「ご一緒できると思っていなかったので、すごく光栄です。現場でもひとつひとつ丁寧で優しく、その空気が滲み出ているので、お芝居をしてても緊張してしまう毎日です」と笑顔を見せる。演技では生意気に接することもあるため「びびりながらやってます」と告白した。コロナ禍前の台本となったが、吉永は「悩んだんですけど、命の大切さや、どうやって生きるか、そして命のしまい方、そういうことをしっかりと真正面から描くことができたら」と意気込む。「初めてドクター役をやって、こういう年齢のドクターもたまにはいらっしゃいますので、少しずつお話を伺って、思いを受け止められるようなドクターを演じ切りたいと思っています」と語った。
2020年09月11日映画『いのちの停車場』(2021年公開)の現場会見が11日に東映大泉撮影所にて行われ、吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、みなみらんぼう、成島出監督、東映 手塚治社長が登場した。同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。大麻取締法違反の疑いで逮捕された俳優・伊勢谷友介容疑者が出演している同作だが、会見前に手塚社長は出演シーンをカットしないと宣言。「有料でクローズド」な映画の性質と、「作品と個人は別のものである」という同社の見解を示した。主演の吉永は「伊勢谷さんとは初共演なんですけど、今回伊勢谷さんは脊髄損傷で体の自由が効かなくなって、なんとか佐和子にサポートしてもらって自分を甦らせてほしいと頼む役。そういうことで2人で対峙してセリフの応酬があり、けっこうしっかりとしたシーンになっています」と明かす。9月4日より始まった撮影で、同シーンは6日に実施、8日には伊勢谷が逮捕された。吉永は「私は伊勢谷さんとやって、いいシーンが撮れた。お互いに思いやいろんなものをぶつけられて、キチッと撮れているんじゃないかと思ってるんです」とたびたび瞳を伏せ、少し声を詰まらせながらも振り返る。吉永はさらに「今回のことを報道で知って、とても残念な思いでいますし、事実がわからない部分もあるんですけど、なんとか乗り越えて、また撮影の現場に帰ってきてほしいと、今思っています」と、伊勢谷への思いとメッセージを表した。
2020年09月11日女優の吉永小百合が、映画『いのちの停車場』(2021年公開)の主演を務めることが7日、明らかになった。同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。主演をつとめる吉永は、122本目の映画出演となる同作で、自身初となる医師役・白石咲和子を演じる。これまで自分が経験してきた医療とは異なるかたちでの、“いのち”との向き合い方に最初は戸惑いながらも、まほろば診療所のスタッフに支えられ、在宅医療だからこそできる患者やその家族との向き合い方を見つけ出していく。医師役への初挑戦を考えていた吉永は、去年の夏前に本作の原作と出会い、その内容にほれ込んだという。実際に在宅医療を行う「つるかめ診療所」の鶴岡優子、鶴岡浩樹や、東京女子医科大学病院・救命救急センター長の矢口有乃に医療指導を受け、並々ならぬ情熱を本作に注いだ。また医大の卒業生で、咲和子と同じ大学病院に事務員として勤めており、咲和子を追って「まほろば診療所」で働くようになる青年・野呂聖二を松坂桃李が、「まほろば診療所」を支え続けてきた訪問看護師・星野麻世を広瀬すずが演じる。両者とも吉永とは初共演となる。さらに、「まほろば診療所」の三代目院長であり、在宅医療に長年携わってきた医師・仙川徹を大ベテラン俳優の西田敏行が、また実家に帰ってきた咲和子を暖かく迎える元美術教師の父親・白石達郎をダンサー・俳優である田中泯が演じる。メガホンをとるのは『八日目の蝉』(2012)で第35回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞し、吉永が主演をつとめた『ふしぎな岬の物語』(2014)でも第38回日本アカデミー賞優秀監督賞、第38回モントリオール世界映画祭の審査員特別賞グランプリを受賞、その後も『ソロモンの偽証前篇・事件 / 後篇・裁判』(2015)、『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』(2020)など話題作を手掛ける、成島出監督。またこれまで『母べえ』(2007)、『おとうと』(2010)、『母と暮せば』(2015)といった吉永主演作の脚本を担当し、日本アカデミー賞優秀脚本賞を9度も受賞している平松恵美子が脚本でタッグを組む。撮影準備中の現在も抗体検査を徹底し、打ち合わせなどの際はフェイスガードの着用や、アクリル板による仕切りによって新型コロナウィルス感染症対策をとっているという同作。今後全スタッフ・キャストがPCR検査を受けたうえで、可能な限り現場でもフェイスガードを着用、不必要に近づかないといった対策をとって撮影に臨んでいく。○吉永小百合 コメント幼い頃、身体が弱くて何度も入院し、素晴らしい先生に救(たす)けていただきました。今、私はどんなドクター像を作ることが出来るか、心が弾む毎日、しっかり準備します。医療関係の方々へ感謝の思いを込め、“生と死”をしっかり見つめる作品をみんなで力を合わせて作ります。○松坂桃李 コメント今回、吉永小百合さんとご一緒できること、大変嬉しく思います。と同時に物凄く緊張しております。命の尊さが温かく、時に残酷なくらいゆっくり伝わってくるこの感情を大事にしながら、向き合っていければと思います。成島組の現場は初めてですが、本読みやリハーサルを重ね、しっかりと溶け込めるよう、良い緊張感をもって臨んでいきます。○広瀬すず コメント成島監督、吉永小百合さんをはじめ、このような素敵な共演者の皆様と一緒にお芝居ができることを、そわそわしながらも、楽しみで仕方がありません。演じる麻世さんも、彼女の色んな心に触れられるよう、まほろばの家族と一緒に楽しみながら一生懸命演じられたらなと思います。○西田敏行 コメント憧れの吉永小百合さんを座長に頂き、「いのちの停車場」という作品に参加出来ることで、齢72の私は、喜びと緊張で生きる力が、みなぎって参りました。この「いのちの停車場」の持つテーマと哲学を皆さんに投げ掛け、生きる事、死ぬ事への思いを巡らせて頂けたら、幸甚です。誰も避けては通れない死とは!?○田中泯 コメント私は二人居ない。そしてたった一度の人生を生きている。「その人」も唯一無二の人生を生きる人だ。台本の中の「その人」に僕は震えた。言葉で書き上げられた台本をこんなにうらめしく思ったことはない。「その人」となって僕が映画の中に居る?居たい!僕の全身は本当を見つけられるのか、不安だ。が、絶対に「その人」をそこに居させてみせる。○成島出(監督) コメント主演の吉永小百合さんをはじめ、若手実力派俳優の松坂桃李さん、広瀬すずさんなど、豪華なキャスティングで本作を迎えることができ、ワクワクしています。現代日本が抱える医療制度の問題点を背景に<“いのち”とは何か>を問いかけます。そして作品を通して“生きる希望”が持てるように仕上げたいと思います。○南杏子(原作者) コメント映画化のお話をいただいたときは夢かと思いました。原作者としてこれ以上の幸せはありません。多くの方々の力で小説が三次元に立ち上がり、新鮮な命が吹き込まれるのを楽しみにしています。吉永小百合さんに主役を演じていただけるのは本当に感激です。ベテラン女医ブームが来る――と確信しています。
2020年08月07日新型コロナウイルスの感染拡大の影響により公開延期を発表していた瀧内公美と神尾楓珠が共演する映画『裏アカ』が、2021年春に公開することが決定。詳しい公開日については、決まり次第、公式サイトやSNSにて発表される。木村大作や成島出など、日本を代表する名監督の下で助監督を務めてきた加藤卓哉が、TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015で準グランプリを受賞し長編監督デビューとなった本作。『そこのみにて光輝く』の高田亮と加藤監督の共同脚本となり、SNSの裏アカウントを題材に、それを通して出会う男女の姿から、現代に生きる者が抱える葛藤や欲望、そして性への衝動を赤裸々に描き出す、センセーショナルな人間ドラマ。主演の瀧内さんが、思い描いていたものとは違う毎日に行き場のない気持ちを抱え、ふとしたきっかけで裏アカにハマっていく伊藤真知子を演じ、神尾さんが彼女を翻弄する相手役を演じている。4月、5月の緊急事態宣言を受け、宣伝活動をストップしていた瀧内さんと神尾さんを始めとするキャスト&スタッフ陣だが、来年の公開に向けて、活動を開始していく。『裏アカ』は2021年春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:裏アカ 2021年春、全国にて公開予定©2020映画『裏アカ』製作委員会
2020年08月05日先日より公開スタートした、大泉洋と小池栄子が“嘘夫婦”を演じる『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』。この度、長回し一発OKの奇跡を収めた食堂でのシーンのメイキング映像が到着した。今回到着したメイキング映像は、妻と子に愛想を尽かされて自暴自棄になっている、大泉さん演じる田島を、キヌ子(小池さん)が不器用な愛情でなだめる場面。ここはスタッフが何度もリハーサルを重ね、入念な準備をして本番に挑んだところであり、成島出監督こだわりの長回しシーンのひとつだ。田島とキヌ子を撮影する反対側では、物音を立てまいとする緊迫感が漂う中、カメラレールが徐々に取り外され、テーブルや椅子などのセットが再配置されていき、スタッフやキャスト、エキストラの息の合った撮影の様子が覗ける。そして、監督の「カット!」の一声が響きわたると、自然と拍手が巻き起こり、小池さんは「よかったねー緊張したねー」と思わず安堵の息をつく場面も。改めてこのシーンをふり返った大泉さんと小池さんは、2人揃って「一連の芝居を終えて振り返ると、何事もなかったかのように元の配置に戻っていて、まるで手品みたいだった」と語っており、本映像はまさにそのタネ明かしのような映像となっている。『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~ 2020年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2019『グッドバイ』フィルムパートナーズ
2020年02月20日14歳で女優デビューしてから、さまざまな話題作に出演する水川あさみさん。出演する映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(成島出監督)が2月14日(金)に全国公開されました。劇中より太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」をケラリーノ・サンドロヴィッチ氏が独自の視点で完成させた戯曲をもとに映画化されたこの作品で、水川さんは主人公・田島の愛人のひとりでクールな内科医・大櫛加代を演じています。前編から引き続き、水川さんに仕事との向き合い方について聞きました。いい人間関係には「自分がどうなりたいか」が大切——前回、誰かと夫婦になることは不思議だけどすごく素敵な出来事だとお話しいただきました。いいパートナーシップを築くために心がけていることはありますか?水川あさみさん(以下、水川):反対に質問してもいいですか?どう思います?——逆質問!自分を大事にできなかったら他人も大事にできないので、まずは自分がどうありたいか、なのかなって思うことはあります。水川:それは間違いないですよね。夫婦間だけじゃなくても、友達とか、私だと仕事の関係者——マネジャーや現場のスタッフの方——にも言えると思います。押し付けやわがままになってはいけませんが、自分がやりたいことや、どんなふうになりたいかが明確であることはとても重要な気がします。目標に向かっている自分って、楽しいし面白いじゃないですか。何かを達成しようと、一生懸命になる姿にお互い刺激されたり、尊敬の気持ちを抱いたり。そういう関係性を大事にしたいと思いますね。——とはいえ、なかなか目標を持って常に進み続けるのは難しいかもしれません。自分に自信を持てない人も少なくないと思います。水川:何か理想があって、まだ今の自分が「そうではない」と感じているから自信を持てないんですよね?私なら、理想に近づくためにどうすればいいか考えて、やれることは全部やります。大抵のことは行動することで変えていけると思っているんです。失敗してもまた行動するだけ——失敗が怖いという気持ちはないですか?水川:性格だと思いますが、私は失敗したらどうしようという不安はありませんね。行動しないで後悔するより、行動して後悔したほうがいいから。もちろん失敗することはあります。むしろ私は失敗が多いほうじゃないかな……。でも、結果が望むものとは違っても、次はどうしたらいいかただ考えるだけ。そしてまた動けばいいと思うんです。それがどんな結果になるのかは、いつも動いた先にしかありませんから。——私は考えてばかりで腰が重くなることが多いので、水川さんのポジティブでストレートな言葉がしみます。水川:ありがとうございます(笑)。いろいろ考えて、たくさんの解決策や案を持つことは大事だけれども、持つだけでは何も変わらないですよね。自分がどう動くかということを大事にしたいんです。私は。短所を知って自分を知る——その健やかなマインドを保つコツはありますか?水川:なるべく素直でいることを意識しています。他人に迷惑をかけない程度の素直さと健やかさをちゃんと持ち続けていたい。そのために、何をすると自分の心が満たされたり、豊かになったりするか知っておくことを大事にしていますね。——具体的には?水川:最近は毎朝フルーツを食べると決めています。その時期に旬なものを2種類以上。最近だと、イチゴ、キウイ、バナナ……って、キウイもバナナも通年だ(笑)。それから、海にドライブに行くこと。——身体にいいことをするのが趣味なのですか?水川:自分がどう変化するかに興味があるんです。ちょっと極端なのですが、興味のあることはとことん、ないことはさっぱりという性格で。白黒はっきりしすぎているのは、ちょっと良くないところかなと思ったりします。——長所と短所は裏返しとも言いますけれど。水川:そうですね。でも、短所を「長所です!」と開き直るのではなくて、ちゃんと知っているという状態でどう扱うかが大事だと思います。——10代でお仕事を始めて、もうすぐ40代です。これからの未来予想図はありますか?水川:10代、20代は来た球をひたすら打ち返す感じでしたが、30代になって新たな挑戦をしようと独立しました。でもまだ40代になってからの明確な目標はありません。けれど、いろんな人に話を聞くと、みなさん口を揃えて「20代より30代、30代より40代……」とおっしゃるんですよね。40代は30代の延長線上にあるものだと思っているので、あと4年、40歳もちゃんとしっかり面白く生きていけるようにしたいですね。■映画情報『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』2020年2月14日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー出演:大泉洋小池栄子水川あさみ橋本愛緒川たまき木村多江/濱田岳/松重豊監督:成島出原作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ(太宰 治「グッド・バイ」より)音楽:安川午朗脚本:奥寺佐渡子製作:木下グループ配給:キノフィルムズ制作プロダクション:キノフィルムズ松竹撮影所©2019「グッドバイ」フィルムパートナーズ(ヘアメイク:岡野瑞恵、スタイリスト:岡部美穂、取材・文:安次富陽子、撮影:面川雄大)
2020年02月19日14歳で女優デビューしてから、さまざまな話題作に出演する水川あさみさん。出演する映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(成島出監督)が2月14日(金)に全国公開されました。太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」をケラリーノ・サンドロヴィッチ氏が独自の視点で完成させた戯曲をもとに映画化されたこの作品で、水川さんは主人公・田島の愛人のひとりでクールな内科医・大櫛加代を演じています。「たくさんの可能性を秘めている作品」という水川さんに、作品の魅力やご自身の仕事との向き合い方について聞きました。前後編にわたってお届けします。どの役も演じてみたくなる魅力的な作品——原作の「グッド・バイ」は、これまでも様々な人の手を経て、舞台化やテレビドラマ化されてきました。テレビ版*で水川さんはもうひとりの主人公で田島の嘘の手伝いをするキヌ子を演じていらっしゃいます。同じ原作で異なる人物を演じるのは初めての経験なのでは?*2010年「BUNGO−日本文学シネマ−」のシリーズ水川あさみさん(以下、水川):そうですね。私はテレビ版でキヌ子を演じていますが、今作で花屋の青木保子を演じた緒川たまきさんも舞台では大櫛加代を演じています。キヌ子だけでなく、加代も保子もそのほかの女性たちもすごく個性的。どの役も演じてみたくなるような魅力のある作品だなと改めて感じましたね。原作が「未完の遺作」というところにもたくさんの可能性を秘めているなと感じます。——水川さんの演じた、加代はどのような人物だと思いますか?水川:とても自信がある人だなという印象があります。田島に妻がいることや、相手の状況も知ったうえで自分は愛人だと理解する頭の良さや冷静さもある。けれど、ただクールなだけではなく田島への情を感じさせるところもあって、ズルさとチャーミングな部分、わかりやすい人間っぽさが見え隠れする面白い人だなと感じましたね。——その加代を実際に演じてみていかがでしたか?水川:舞台版よりも大人っぽく見せたいという監督の狙いがあって、目線や仕草を細かく演出していただいたのですが、これが案外難しかったですね。自分でイメージするより、ずっと大人っぽくしないとそう見えないんです。どうしたらイメージ通りになるのか、監督とディスカッションしながら加代という人物を作り上げていきました。それから、加代が作中で登場するのは2シーンなのですが、その2シーンで人物像を表すという難しさもありました。特に特に「偲ぶ会」のシーンでは、のシーンでは、個性の強いキャラクターたちが集まります。その中で監督が細かく指示を出してくれるので、それをみんなが瞬時に判断しながらお芝居をするというのは面白い空気感で、気持ちのいい撮影でした。劇中より堂々と紹介できない人は”ダメな人“かも——加代は自立した女性ですが、しっかりしている女性ほど“ダメな人”にハマってしまうというのは案外「あるある」なのかもと思います。その気持ち、水川さんは共感できますか?水川:どこをとって“ダメ”というのか難しいところですが……。ただ、作品で観ると「田島はあそこもダメなのに、ここもダメなのに……」とは思いますが、それ以上に素敵な部分が加代には見えているんでしょうね。他人が「ダメでしょ」と思っても本人は気になっていないということはあると思います。私の基準で言えば自分の家族や友達、大切な人に堂々と紹介できない人はダメですね。——待機作『喜劇 愛妻物語』では、売れない脚本家の夫と暮らす妻を演じています。愛人と、しっかり者の恐妻、真逆の女性かと思いますが、作品に携わったことで何か夫婦観に変化はありましたか?水川:とくにはないですね。作品性が全く異なるので。ですが、「この人と生きていく」と覚悟できる人をお互いに見つけるというか、見つけてもらうというか……夫婦って他人が一番身近な存在になるという、すごく不思議で奇妙な形だけど、だからこそ素敵だと感じられるのかなと思います。——作品を観る人に向けてメッセージをお願いします。水川:『グッドバイ』はどうしようもない男と個性豊かなたくさんの登場人物がドタバタ騒がしく動き回る映画です。最初から最後までそのドタバタの波に乗っかるように、エネルギーに溢れた登場人物たちを楽しんでいただきたいです。喜劇なので、面白いシーンややりとりが印象に残ると思います。けれど、それぞれの人生を見て、人生ってしょうがないことの連続だけど、全部ひっくるめていつか愛おしく感じられたらいいな、と。自分の人生もそんなふうに認めて生きていけるといいよねと思える作品になっていると思います。■映画情報『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』2020年2月14日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー出演:大泉洋小池栄子水川あさみ橋本愛緒川たまき木村多江/濱田岳/松重豊監督:成島出原作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ(太宰 治「グッド・バイ」より)音楽:安川午朗脚本:奥寺佐渡子製作:木下グループ配給:キノフィルムズ制作プロダクション:キノフィルムズ松竹撮影所©2019「グッドバイ」フィルムパートナーズ(ヘアメイク:岡野瑞恵、スタイリスト:岡部美穂、取材・文:安次富陽子、撮影:面川雄大)
2020年02月17日2月14日公開の映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』の完成披露試写会が23日、都内で行われ、大泉洋、小池栄子、水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江、濱田岳、松重豊、成島出監督が出席した。文豪・太宰治の未完の遺作を鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させた戯曲『グッドバイ』を、『八日目の蟬』で日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた成島出監督が映画化した本作。 なぜか周囲の女たちが好きになってしまうダメ男・田島周二(大泉洋)を主人公に、田島が大勢の愛人と別れるために金にがめつい担ぎ屋のキヌ子(小池栄子)に偽夫婦をお願いしたことから騒動が巻き起こる、というストーリーとなっている。試写会が行われたこの日は、試写会前に主演の大泉らキャスト陣と成島監督が登壇して舞台あいさつ。モテ男の田島を演じた大泉は「宣伝の時期になるとやたらとモテ男みたいなキャッチコピーで言われますが、オファーされた時はモテ男と強調されなかったのであまり意識はありませんでした。憧れの成島監督からのお話が何よりもうれしかったです」とオファー時の心境を明かしつつ、「小池さんとは舞台でご一緒したことがあるので、また一緒にできるのもうれしかったですね」と話した。小池は「大泉さんを嫌いという人って聞いたことがありません。人間としての豊かさとチャーミングさが田島に注入されていて、どのシーンを見ても愛おしく見えました。女性が惚れるなと納得させられましたし素敵でした」と絶賛した。本作のタイトルと内容にちなみ、「もっと楽しくなるためにグッドバイしたことは?」という質問に小池は「映画のプロモーションで大泉さんとバラエティー番組に出させてもらいました。本当に楽しかったんですが、大泉さんとグッバイした後にすごく安らかな気持ちになったんです。楽しいから力んじゃっていつものバラエティー以上のエンジンを掛けたんでしょうね。それぐらいパワーを吸い取られる方だなと思いました」と回答。すると大泉は「それはお互い様ですよ。バラエティーに出た時の振りというか、やたらと振ってくるからカロリー使っちゃうんですよね。正直この人と出たいと思っていません。この前も延々とモノマネさせられて、あんなに早くマイケル・ジャクソンやったことないから。ノータイムでマイケルだからな」と指摘すると、小池から「今日のお客さんのためにショートバージョンでマイケル・ジャクソン!」と促されて大泉はモノマネを披露。観客から拍手が沸き起こったが、大泉は「本当、お前とのキャンペーン嫌だ! 小池さんとグッドバイしたいです」と話して会場の笑いを誘っていた。映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は、2月14日より全国公開。
2020年01月24日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の戯曲を、さまざまな演出家がそれぞれの色合いで上演するプロジェクト「KERA CROSS」。2019年に鈴木裕美が『フローズン・ビーチ』を上演したのに引き続き、第二弾となる今回は生瀬勝久が『グッドバイ』を手がける。『グッドバイ』はもともと、太宰治による未完の遺作『グッド・バイ』をもとにKERAが描き出した作品。2015年に仲村トオル、小池栄子らをキャストに迎えて上演され、読売演劇大賞の最優秀作品賞等も獲得している。コミカルでスピーディな会話の応酬とスタイリッシュな美術や振付。演劇の面白さが詰まった名作舞台だ。さらに今年2月には成島出監督による今作の映画化作品も公開を控えている。闇の商売で儲け、たくさんの愛人をもつ色男の雑誌編集者・田島は、心を入れ替えて愛人たちと別れる決意をする。そのために怪力で大食いの美女・キヌ子と手を組むが……。今作では藤木直人が田島を、ソニンがキヌ子を演じる。さらに真飛聖や入野自由、小松和重といったバラエティに富んだキャストが顔を揃え、生瀬自身も出演する。『橋を渡ったら泣け』『楽屋〜流れ去るものはやがてなつかしき〜』といった作品で演出を務めてきた生瀬。KERA作品には『祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜』や『陥没』など、いくつも出演している。役者として体感してきたKERAの作品を、演出家としてどのように料理するのか、その手腕に期待したい。本日1月11日・12日(日)に東京・かめありリリオホール、1月16日(木)に山形市民会館 大ホール、1月18日(土)に新潟・長岡市立劇場 大ホール、1月21日(火)に広島JMSアステールプラザ 大ホール、1月23日(木)に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、1月28日(火)に香川・レクザムホール 小ホール、1月30日(木)・31日(金)に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、2月2日(日)に福島・パルセいいざか、2月4日(火)から16日(日)まで東京・シアタークリエにて上演。文:釣木文恵
2020年01月11日初日の出ならぬ“ネズミの出”撮影/渡邉智裕“横浜都心”圏内の横浜市西区において、9・1ヘクタールもの敷地が広がる野毛山公園。その一角にある『野毛山動物園』は、93種類もの動物を飼育する、年間100万人近くが訪れる(しかも無料!)大人気スポットだ。■モルモットを存分に抱っこできる!お出かけ日和の本日、猛獣にキャッキャしたいところだが、今回の目当ては園内にある『ねずみワールド』。そう、2020年は子(ね)年。最高の年賀状を作るべく(まだ間に合う?)、“夢の世界”で“映える”ネズミの写真を撮っちゃおう、という算段なのだ。さっそく入園すると、間もなくレッサーパンダが手招きしている(ように見えた)ではないか!これはかわいいぞ。でも、本日の主役はキミじゃないんだ。後ろ髪を引かれつつ、目的地の「なかよし広場」に向かった。このなかよし広場は、ハツカネズミやモルモットなどの小動物とふれあい体験ができる、土日祝日には整理券が配布される人気コーナー。この日も、野外活動の小学生たちがワイワイする一方で、高齢のご婦人方も口々に「あら、かわいいわ」。みんなが笑顔になる、ほのぼのとする広場である。すでに“それらしい世界”が視界にチラチラと入っていたが、まずは記者も仲よくふれあいたい。モルモットの抱っこに挑戦……と、おぉ、けっこう大きい。どうしたらいいの?「毛が抜けたりウンチをする場合もありますので、まず座布団を用意します。そして両手で輪っかを作るようにモルモットの脇の下に手を入れて、ばんざいのポーズになるようにやさしく支えて運びます」飼育展示係の松山薫さんに教わりながら恐る恐る抱っこする。モフモフじゃないか!「ずっと脇を抱えていると苦しくなるので、なるべく早く座布団にのせてあげてください。そして座布団をひざの上にのせて、背中とお尻をなでてください。ブラシもお貸ししていますので、徐々に慣れてもらい、思い思いにかわいがってもらえれば」ひざの上でおとなしく丸くなるモルモットは、キュートすぎて永遠になでていられそう。でも、何でもかじる習性があるので、口の前に指をもっていかないようチュー意。■スタッフの手作り『ねずみワールド』そして、いよいよ『ねずみワールド』の全貌が明らかに!ウッドチップのじゅうたんが敷かれた2m四方ほどのセット上には、子年をテーマにしたさまざまな仕掛けやオブジェが置かれ、白、黒、茶色のハツカネズミたちがあちこちで元気に駆け回っている。たしかに楽しげな、そして温かな世界が広がっていた。「ほぼすべてスタッフの手作りなんです。季節ごとにテーマを決めて、それぞれがテーマに合うものを考えて制作しています。絵がうまいスタッフもいれば、工作がうまいスタッフもいますので、手分けをしながら1~2か月かけて制作しています」(松山さん、以下同)今は、来年に向けた子年バージョンになっているが、七夕やハロウィンなど季節やイベントを迎える際は、そのたびに新たに制作して模様替えをしているのだ。そんな苦労も知らないネズミたち。「作ってもすぐに壊されることも(苦笑)。でも、使ってくれないのは嫌なので、壊されるくらいに遊んでくれるのはうれしいことです!」と、ここでネズミたちによる“綱渡り”が始まるとのこと。広場で子どもたちと遊んでいたハツカネズミたちが、次々と天井に張り巡らされたロープを登り渡っていく。一目散に、マイペースに、体が重そうに、道を間違えそうに、1匹1匹に個性があるのがおもしろい。彼らが帰っていくのはねずみワールドだ。「ここは、ふれあいの仕事を終えたハツカネズミの休憩スペースなんです。本来、ネズミは立体的な動きをしたがる動物で、いろいろな小物を置くことで変化を楽しめますし、運動不足の解消にも役立っているんですよ。また、ハツカネズミをじっくり見られる機会はなかなかないので、こうして身体能力が優れている様子をお見せできれば、お客様も楽しくご覧いただけると思います。来年は子年を迎えますので、一層ネズミにチュー目してもらえればうれしいですね(笑)」ネズミも来園者も夢チューになる小さな世界は、両者を思う飼育員一同のやさしさと温かさが作り出したものだった。─おや、鳥居越しに穴からひょっこり顔を出すネズミが。これはめでたい「初日の出」ならぬ、“ネズミの出”のお写真いただきました!■横浜で「狛鼠」詣で野毛山動物園から徒歩15分、出雲大社の御分霊を勧請し652年に創建された、横浜市内最古の社「戸部杉山神社」に到着。ここには初詣にぜひとも訪れたい理由がある。社殿を「狛犬(こまいぬ)」が守っているのはほかと差はないのだが、杉山神社はさらに「狛鼠(こまねずみ)」に守られているのだ。「御祭神である“大己貴命(おおなむちのみこと=大国主命[おおくにぬしのみこと])”の神使がネズミなのですが、(平成14年に)当神社御創建1350年を記念して建てられました」とは、宮司の佐野顕次さん。かつて大己貴命と須勢理比売(すぜりひめ)との結婚をサポートしたのがネズミだといい、つまりはキューピッド。縁結びはもちろん、福徳開運、家内安全ほか広いご利益があるとされる。「狛鼠は回転式になっていますので、男性は社殿に向かって右側のオスを時計回りに、女性は左側のメスを反時計回りに、ゆっくりと1回転させ願掛けをしてから社殿を参拝してください」(佐野さん)子年に狛鼠。これは運気とパワーをいただけそう!横浜市立野毛山動物園神奈川県横浜市西区老松町63-10開園時間/9:30~16:30(入園は16:00まで)休園日/毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその翌日)年末年始12月29日~1月1日入場料/無料その他詳細は
2019年12月26日大泉洋と小池栄子のW主演で、太宰治の未完の遺作が喜劇として生まれ変わる『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』が、2020年2月14日(金)より公開。この度、大泉さん&小池さんの“嘘”の夫婦に水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江らが入り乱れる予告篇が解禁された。原作は、昭和の文豪・太宰治の未完の遺作を鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させた戯曲「グッドバイ」。第23回読売演劇大賞最優秀作品賞に輝いた喜劇を、なぜか周囲の女性たちに好かれる“ダメ男・田島周二”に大泉洋、“パワフル女・永井キヌ子”に舞台版と同様、小池栄子を迎えて映画化、監督は『八日目の蝉』で日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた成島出が務める。この度解禁となる予告篇では、田島は愛人たちと別れるために、キヌ子は金のために嘘(にせ)夫婦を演じる計画を企み、数多の愛人とグッドバイ(お別れ)していく様子が映し出されている。想いを花言葉にのせて語る儚げな花屋(緒川たまき)、奥様に会えて嬉しいと言ってのける挿絵画家(橋本愛)、優しい口調できつめの診察をするクールな女医(水川あさみ)と、ひと癖もふた癖もありそうな愛人たちとのやり取りが笑いを誘う。順調に思えた計画だったが、疎開中の正妻(木村多江)が現れたことで一変。嘘(にせ)夫婦を演じていた2人の関係にも変化が生じ、田島が「好きだー!」とキヌ子を押し倒すも、逆にキヌコの怪力によって二階から突き落とされてしまう場面も!さらに、総金歯で絵に描いたような成金になった清川(濱田岳)、なぜか喪服を着て楽しげに舞い踊る愛人たち、豪快に笑う作家・連行(松重豊)、そして窓越しでキヌ子に「グッドバイ」とささやく田島…。うまくいくと思っていた計画に田島もキヌ子も振り回され、しまいにはやらなきゃよかったと後悔!?個性豊かなキャラクターたちが織り成す、ドタバタ人生喜劇に期待が高まる映像となっている。併せて解禁されたポスターには、「別れの言葉が教えてくれる、ホントの気持ち」というコピーに、太宰を彷彿とさせるポーズをとった困り顔の田島、そんな田島を笑みの溢れる柔らかい眼差しで見つめるキヌ子、引き止めるように手を差し出す愛人たちに加えて、オールバックに全身白スーツの清川、企み顔の連行、怒りに満ちあふれた水原(皆川猿時)とキャラクターたちが切り取られている。『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は2020年2月14日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月29日映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』が、2020年2月14日(金)より新宿ピカデリー他にてロードショー。太宰治の未完の遺作が「人生喜劇」に生まれ変わり映画化映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は、“昭和の文豪”太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」を喜劇として生まれ変わらせた戯曲「グッドバイ」が起点。過去に舞台化され、第23回読売演劇大賞最優秀作品賞に輝いた作品が、『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』の成島出監督によって映画化される。“ダメ男”が愛人と別れるために“嘘夫婦”企画主人公は、文芸雑誌の編集長として働く田島周二。妻・田島静江と離れて暮らしていることをいいことに、気がつけば何人もの愛人を抱えている“ダメ男”だ。このままではいけないと、愛人たちと別れる決心をしたものの、優柔不断なため、なかなか彼女たちを前にすると別れを切り出すことができない。困った田島周二は、金にがめつい担ぎ屋・キヌ子に、女房を演じてくれと頼み込む。男は、女と別れるため、女は、金のため。こうして、二人の“嘘夫婦”の企みがはじまった。大泉洋“ダメ男”役に主人公・田島周二役には、映画『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』『恋は雨上がりのように』など出演作が続き、現在ドラマ「ノーサイド・ゲーム」で活躍をみせる大泉洋。脚本を読んでいるときから、作品に夢中になり、マネージャーに「面白い!ドキドキする!こういう作品に出たかった!」と連絡したと語る。“実は美人”金にがめついキヌ子は小池栄子“嘘夫婦”の妻役・永井キヌ子には、小池栄子。舞台版で同役を演じ読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した小池は、劇場版でもガサツで小汚いけれど、実は美人というパワフルなヒロインを演じ切る。田島周二を取り巻く愛人たち大泉洋演じる田島周二を取り囲む愛人役には、人気女優が集結。クールな女医・大櫛加代を水川あさみ、挿絵画家の水原ケイ子を橋本愛、儚げな花屋の青木保子を緒川たまきが担当する。木村多江が妻役、松重豊が“嘘夫婦”を企てるまた、離れて暮らす妻・田島静江を木村多江、田島を尊敬する編集部員・清川伸彦を濱田岳、“嘘夫婦”の計画を提案する作家・漆山連行役として松重豊が出演。さらに、皆川猿時、田中要次、池谷のぶえ、犬山イヌコ、水澤紳吾、戸田恵子が顔を並べ、70年以上の時を経て“人生喜劇映画”として生まれ変わった、太宰治の未完の遺作に命を吹き込む。成島出監督に関しては、「演出が面白く、いつも笑っていました」と大泉がコメント。W主演となる小池栄子も、「本当に映画化してくれるんだと驚き、そんな監督の熱意が嬉しく、ホントに頭が下がる思いでした。また、成島さんがコメディを撮るというのも新鮮だなとワクワクしました。」と話している。【作品情報】映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』公開日:2020年2月14日(金)出演:大泉洋、小池栄子、水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江、皆川猿時、田中要次、池谷のぶえ、犬山イヌコ、水澤紳吾、戸田恵子、濱田岳、松重豊監督:成島出原作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ(太宰治「グッド・バイ」より)音楽:安川午朗脚本:奥寺佐渡子
2019年09月12日これまでシリーズ累計160万部突破し、映画化もされた「孤高のメス」が、WOWOW連続ドラマとして2019年1月より放送される。この度、主演を務める滝沢秀明の外科医姿をとらえたポスタービジュアルが公開となった。大鐘稔彦の代表作である「孤高のメス」は、これまで2010年に堤真一主演、『ソロモンの偽証』の成島出監督で実写映画化もされ、高い評価を受けている。そしてこの度、WOWOWにて初のドラマ化として「連続ドラマW 孤高のメス」の放送が決定した。本作で主演を務めるのは、『こどもつかい』で17年ぶりの出演と、初の主演に抜擢され、ほかにもドラマや舞台で最前線を走る滝沢さん。今回公開されたティザーポスターでは、患者を救うという信念に満ちた力強く凛々しい眼差しと、自身初となる外科医役の新鮮な白衣姿も披露。滝沢さんの精悍な表情も印象的な1枚となっている。本作の監督を務めるのは、「シグナル 長期未解決事件捜査班」「連続ドラマW 石の繭 殺人分析班」の内片輝、脚本には「連続ドラマW アキラとあきら」「連続ドラマW 沈まぬ太陽」の前川洋一が抜擢された。また、現在絶賛撮影中の現場から、撮れたてホヤホヤの特報映像も完成し、明日29日(土)からWOWOWにて放送開始予定。こちらの映像も放送でぜひチェックして。「連続ドラマW 孤高のメス」は2019年1月よりWOWOWプライムにて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年09月28日自己アピールが過ぎる女性は男性から敬遠されがちです。所謂「出たがり女子」にならない為に、超えてはいけない境界線を知っておきましょう。自分の思い独走状態例えばあなたが、今朝通勤中にとても面白い体験をしたとして、合コン中にその話をしたい、お目当ての彼に笑ってほしい、けれど今は全く違う話題で大盛り上がり。でもでも、絶対自分の話の方が面白い…!こんな時、あなたならどうしますか?「てか、それより!」この言葉が発せられた時、おめでとうございます、あなたは立派な出たがり女です。足並み揃ったみんなの空気を追い越して、一人で独走してしまう。出たがり女と言われる人は、自分の「したい」を優先しがちです。好かれる人間であるためには、周りとの歩調を合わせることがとても重要です。主人公気取りは嫌われるSNSで、自らの自撮りをアップしまくる女性。いくら欧米化が進んだとはいえ、日本にはまだまだ女性に対して「おしとやか」を美とする風潮があります。まるで自分がネット界の主人公にでもなったかのように次々と投稿する写真に、世の男性は少し引き気味…。"人気のイベント参加しました!某有名人と知合いです!"こんなミーハー丸出しな投稿していませんか?自分の存在をアピールしたいという欲求が液晶画面から溢れ出そう!求めてられていない積極性、それが人々の思う「出たがり」へと変わっていってしまうのです。自分アピールは程ほどに!男を立ててる自分が好き男性陣を誉めたり、気を使えているアタシ美しい…。男性に足しての過度なヨイショ行為は逆効果です。「こんなに気を使えてるアタシ凄くない?」そう言ってもらいたい気持ちは周りにしっかりと伝わってしまいます。相手に花を持たせる時はさり気なく。向こうが後から気づくぐらいがベストです。いかがでしたか?当てはまる部分があった方は注意が必要。出たがり女になってしまう境界線の見極めは難しく、ついつい踏み越えてしまいがちです。自分が周りと同じ歩幅で歩けているか少し後ろを振り返ってみて、もし少しでも相手を置いてけぼりにしていると感じたら、少しスピードを緩めてみましょう。誰かと隣り合って進む事も決して悪くは無いと思いますよ。
2017年09月07日公開初日を迎えた映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の舞台あいさつが27日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、福士蒼汰、工藤阿須加、小池栄子、吉田鋼太郎、成島出監督が出席した。公開初日を迎えたこの日は、第1回目の上映後に主演の福士蒼汰らキャスト陣と成島出監督が登壇して舞台あいさつ。タイトルにかけて「俳優を辞めたら何をする?」という質問に、小池は「私は人と話すの好きなので、カウンターだけのスナックのママをやってみたいですね。色んな人生相談とか受けてみたいです」と回答すると、福士は「毎日行って人生相談したいと思います(笑)」といい、自身については「(俳優の)仕事を辞めたら、海外を回るのが好きなので、世界一周をすると思います」と答えると、横にいた吉田から「貯金あるんだ?」と質問されると「ある程度は(笑)」と応じて会場の笑いを誘った。終始笑いが絶えない舞台あいさつだったが、最後に成島監督が「この2人(福士と工藤)と撮影の5カ月前に初めて会いましたが、正直最初はキツいかなと思いました。そこから5カ月間、1日も休まず僕にしごかれながら、青山くん(工藤)のように潰されそうになったけど、本当に頑張りました。真面目に褒めたことがなかったので、皆さんの前でお礼を言いたいと思います」と福士と工藤に労いの言葉を掛けると、2人は感極まって涙した。成島監督の言葉を受けた福士は「厳しくご指導していただいて大変だと思いましたが、やり甲斐があって楽しかったから、自分も辞めずに走っていけたと思います。僕を役者として育ててくれたのは成島監督。これからの役者人生、今の気持ちは一生忘れないと思います。成島監督に出会えたことは大きな財産になりました」と感謝し、工藤も「監督は役者としてどうすればいいのか、愛を持って教えてくれました。次に監督の作品に出してもらう時は、監督を助けられる役者になって恩返しがしたいです」と成島監督に約束した。長時間労働やパワハラ、自殺といったテーマを扱い、社会人の共感を誘った北川恵海の同名小説を映画化した本作。ナゾの男・ヤマモトに福士蒼汰、ブラック企業に勤めるサラリーマンの青山に工藤阿須加が演じたほか、青山を追い詰めるパワハラ上司役に吉田鋼太郎や黒木華ら実力派俳優が勢揃いして現代社会の闇を描き出す。
2017年05月28日映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の初日舞台挨拶が5月27日(土)、都内にて開催され、主演の福士蒼汰、工藤阿須加、成島出監督らが登壇。福士さんと工藤さんが成島監督からのサプライズに感極まり、涙を流した。同作は、累計70万部を突破した北川恵海氏による同タイトルの小説を原作とするヒューマンドラマ。『八日目の蝉』で「日本アカデミー賞」最優秀監督賞、最優秀作品賞を受賞し、『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』でも高い評価を受けた成島さんが監督・脚本を務めた。原作とはまた異なるクライマックスが用意され、いま社会でもがいている若者、そしてその親たちに贈りたい“希望”の物語を描く。トークが終わったあと、MCから、成島監督から特別に福士さんと工藤さんの2人に伝えたいことがあると告げられた。成島監督はマイクを持つと「初日を迎えることができました」と言葉にし、2人とは、撮影開始の5か月前に初めて会ったことを振り返った。続けて、「正直、最初は、無理、…きついかなと思ったのです」と、当時の2人には同作への参加が厳しいのではと感じたエピソードを紹介した。成島監督は「2人を相当、追い詰めました」といい、撮影が始まるまでの5か月間、恐らくは1日も休まずにしごいたことを回顧。「潰れそうになったこともあったと思います」といい、「本当に頑張ってくれました。今日、ようやくみなさんが目にしたものは、それの成果です」とファンに誇らしげに呼び掛けた。さらに、成島監督は「我々の世界では、ひと皮むけると“俳優が脱皮する”というのですが、この2人にとって、この作品がそういうものになったと思います。それは僕のおかげということではなく、本当に2人の努力だと思います」と2人を称えた。「これから日本映画界を背負っていく俳優が今日ここに誕生したと僕は思っています」とも。「息子みたいな年なので、親バカみたいなことを言っちゃいましたけど」と照れていたが、2人と熱い抱擁を交わした。成島監督の言葉を受けた福士さんは、マイクを持つも、こみ上げてくる思いが大きく、言葉が見つからない様子。会場からは「がんばれ!」、「ファイト!」、「深呼吸して!」などの温かい声援が飛んだ。福士さんは、「確かに、5か月前から指導していただいて、大変だなとはもちろん思っていましたが、やりがいがありましたし、楽しかったので、止まらずに走って行けたのだなと思いました」と回顧。「僕を役者に育ててくれたのは成島監督だなと思います。これからも、僕は役者人生を歩んでいくと思いますが、今の気持ち、今の役者としての心というものはたぶん一生、忘れないのだろうなと思います。10年、20年たってもずっと役者を続けている中で、今回の作品で成島監督に出会えたことは僕の大きな財産になったと思います。ありがとうございます」と涙をこぼしながら、感謝を言葉にした。工藤さんも、ゆっくりと言葉を噛み締めるようにして、「最初にこのお話を頂いたときに、正直、不安しかなく、本当に自分の中でもどうしてよいのか分からないときに、最初から最後まで僕と福士君のお父さんのようにずっとそばにいてくれ、そして、役者として生きていくためにどうすればよいかということを、本当に愛を持って教えてくれました」と成島監督との日々を回顧。涙を見せながら、「本当に感謝の気持ちしかありません」といい、「でも、これから、この映画で成島監督に引っ張って頂いて、助けて頂いたので、2人で前に話したことがあると思いますが、次に、成島監督の作品に出させて頂くときは、僕らが、監督を助けられるような役者になって、いつか必ず、成島さんに恩返ししたいと思っています。本当にありがとうございました」と感無量の様子で語った。イベントには共演の小池栄子、吉田鋼太郎も出席。映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は全国にて公開中。(竹内みちまろ)■関連作品:ちょっと今から仕事やめてくる 2017年5月27日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画「ちょっと今から仕事やめてくる」製作委員会
2017年05月27日福士蒼汰撮影/伊藤和幸「役者の仕事は、つらいことも楽しいことも同じくらいあります。でも自分の実になることのほうが多いし、やめたいって思ったことは1度もないです。僕の友達は海外留学していた人が多かったので、今ちょうど社会人1年目。この映画を見て、どんなことを思ったのか感想を聞いてみたいなと思っています」5月27日から公開される福士の主演映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の原作は、60万部を突破したベストセラー小説。“長時間労働”“パワハラ”などの重たいテーマが扱われる中で、福士が演じたのは、大阪弁でアロハシャツを着ている謎の男・ヤマモト。「大阪弁は微妙なニュアンスがすごく多くて……それがいちばん難しかったです。撮影の5か月前から方言指導をしていただいたんですが、ニュアンスが変わるだけで全然違う意味に聞こえたりすることもあるので」ブラック企業で働く青山隆(工藤阿須加)が、電車ではねられそうになるところを、ヤマモトが救うところから物語はスタート。ヤマモトは青山と顔を合わせるたびに飲みに誘い、いつも笑顔で元気をくれる存在だけど、「自分自身と結構違うなと思う部分のほうが多かったです。普段、そんなに明るくないので(笑)。でも、物事を深く考え込んだり悩んだりはしない、楽観的であるようなところは少し似ているかもしれない。今回は役もそうなんですが、ご一緒させていただいた成島出監督の存在が自分の中ですごく大きかったです」『八日目の蝉』で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した成島監督との仕事は、「僕がこれまでに経験したことのない感覚で、撮影に挑めたなと感じています。今回の現場で得たものや学んだことを生かして、これからも挑戦し続けたいです」舞台挨拶では「僕自身を木でたとえると、根っこのない状態で育ってしまったような気がしていて、監督がそんな僕に根っこを伸ばす方法を教えてくれた」と話し、この作品が“自分にとってターニングポイントになった”と強い思い入れを感じさせる言葉も。■仕事やプライベートの悩みは……福士蒼汰撮影/伊藤和幸仕事やプライベートの悩みを誰かに相談することってある?「自分でもあまりよくないなと思うんですが、相談はしないんです。しないというか、できないというか……。悩んだら行動するしかないと思っていて、どうすれば乗り越えられるかを考えます」落ち着いた受け答えで自己分析をする姿が頼もしい。逆に相談されることが多いのでは?「ないです。たぶん僕が楽観的なタイプだから“こいつに相談してもダメだ”って思うんじゃないですか?相談しないし、されないし。……なんか寂しい(笑)」先ほどまでの凛々しい表情とは打って変わって、くしゃっと笑う。そのギャップ、とてもズルいです!「でも、されたことがないってわけではなくて(笑)。相談されると、すごく考えてまじめに返すから、相手にびっくりされちゃうんです。でも、聞いてくれるだけでいいパターンもあったりしませんか?答えは求めてない、みたいな(笑)」5月30日で24歳になる福士は、自分のことを「褒められて伸びたい」人間だと教えてくれた。「褒められると“そんなことないです、もっと頑張ります”って素直に思えるんです。いくら褒められても、自分ができていないことは知っているし満足はしないから、そこで謙虚になれる。自分自身が“もっと頑張ろう”って思えるので、褒められて伸びたいです」『ちょっと今から仕事やめてくる』5月27日(土)全国ロードショー(c)2017映画「ちょっと今から仕事やめてくる」製作委員会■おまけトーク■まるで“楽園”のような国でした「この撮影で、初めてバヌアツ共和国に行ったんですが、海も人の心も本当にキレイでした!バスに乗って移動していると子ども・大人関係なく、手を振ってくれるんです。僕らみたいな異国の人間ともすごく距離が近くて、珍しいと思いませんか。現地は、ビスラマ語のほかに英語とフランス語が通じました。多く話す機会はなかったですが、少しでもコミュニケーションをとることができてうれしかったです」■福士くんにとっての“天使”は?「犬!昔トイプードルを飼ってたんですが、犬って本当に可愛いです。昔は犬派だったんですけど、今度、猫と共演する作品(2018年公開予定映画『旅猫リポート』)があって最近は猫も好きになりました。もともと動物全般、好きなんです。プライベートではあまり行く機会がないんですが、動物園も面白くて好きです。寝ていた動物がいきなり動いたりするから、予測できなくて可愛いなって(笑)」
2017年05月26日