テーマも発表時期も異なる3つの短編が収められた、山中ヒコさんの最新作『クラスで一番可愛い子』。表題作は、整形手術を繰り返す女性の心理を掘り下げている。「私は整形手術をしてみたかったけどできなかったタイプなのですが、今の10代、20代の子たちはわりとそういう感覚を飛び越えたところにいるような気がしたんです。自分ができなかったぶん尊敬の念もありますし、苦しみや痛みを伴うチャレンジをして道を切り拓いていく女の子を描いてみたいと思いました」主人公のえりは、推しのイケメン俳優にいわゆる塩対応をされたことで、容姿さえよくなれば振り向いてくれるはず、という思いにとらわれてしまう。整形手術というハードルだけでなく、芸能人に“ガチ恋”をするという一線も越えてしまうのだが、やがて自分自身を傷つけ続けてきた代償を払うことに……。転じて「怪物の庭」は、中世イタリアが舞台。奇怪な石像や傾いた家など摩訶不思議な空間が広がる「ボマルツォの怪物公園」を訪れて、その誕生エピソードを芸術家の情熱と悲恋の物語に昇華させた。「イタリアの彫刻が好きなのですが、作中でも描いたミケランジェロの『ピエタ』は本当に美しくて。一方この奇抜な公園の作者は、ミケランジェロの弟子だったピッロ・リゴーリオという人。そのギャップが面白かったし、ピッロのほかの作品とも異なるので余計興味が湧きました」最後の「バジリスクの道」は、シリアで内戦が激化していた2013年に発表した作品。「シリアで起きていることをそのまま描いても興味を持ってもらいにくいと思ったので、自分ごととして読んでもらえるように工夫をして、筋を練っていきました」そして舞台になったのが、シリアではなく現代の日本。通った道に毒を残して人を殺すバジリスクという想像上の蛇をモチーフに、平和な日常が脆く崩れてしまう様を描く。「3作品、本当にバラバラですが、どれも私が興味を持って描かずにはいられなかった物語。『クラスで一番可愛い子』は読者さんに向けて描いた気持ちが強いですし、『怪物の庭』は旅の思い出に描いた作品。『バジリスクの道』はシリアの惨状をニュースで見て、何かできないかという思いから生まれました。自分の中で何かしら引っかかる“描きどころ”さえあれば、私の場合はどんなテーマでもいいのだと思います」こう来たか!と想像を軽々と超えてくる感覚が、癖になるはず。『クラスで一番可愛い子』推しに認識してもらいたい一心で、整形手術にのめり込む女性を描いた「クラスで一番可愛い子」ほか、2編を収録。本書の印税の一部がシリア難民への寄付に。祥伝社880円©山中ヒコ/祥伝社FEEL COMICSやまなか・ひこマンガ家。2008年「初恋の70%は、」で商業誌デビュー。主な著作に『新装版 森文大学男子寮物語』『イキガミとドナー』など。※『anan』2020年11月18日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年11月11日■前回のあらすじ次々と薬剤師さんや先生方が病室に現れ、薬の説明や動脈注射を打つ場所の確認をし始めます。■夫出張のため、義母が子どもたちの面倒を見てくれることに動注=動脈注射猫かぶりの子どもたちの真の性格を暴露!2泊3日も子どもたちのお世話をしてもらうことになりましたが、義母がとても大変な思いをするのではないかと心配でたまりませんでした…。■ついに抗がん剤動脈注射を打つ手術が始まる…!ついに抗がん剤動脈注射当日…。夫と義父に励まされて手術に向かいました!当時の私は、注射のイメージが強かったので、手術扱いになるとは思っていませんでした…。気楽に考えていたので、手術と聞いて急に緊張してしまいました!次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年11月09日■前回のあらすじ隣の寝たきりのおばあちゃん、苦しそうな声がずっと聞こえてくるのが気になってしまい、部屋を変えてもらえないか相談することに…■抗がん剤投与と手術について説明を受ける画像はイメージです切開!? 鼻を開くの…!?!?K先生の説明を聞いてかなり怖くなり、抗がん剤が効くことを切に願いました…!■鼻を開く手術とは?画像はイメージです画像はイメージです画像はイメージです画像はイメージです画像はイメージです「切開」と聞くとやはり怖い…切った方が癌が隠れている場合も取りきれると分かってはいても、出来れば内視鏡手術が良い…と思ってしまいます。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年11月02日先天的な心疾患のため、1997年と2018年に肺動脈弁の置換手術を受けたアーノルド・シュワルツェネッガーが、再び心臓手術を受けた。「(オハイオ州の)クリーブランド・クリニックの医療チームに感謝します。前回の手術で新しく換えた肺動脈弁に合う、新しい大動脈弁を得ました。気分は最高で、すでにクリーブランドの通りを散歩して、素敵な像を見て楽しんでいます」とSNSで報告した。ベッドの上で、笑顔でサムズアップしている写真や、様々な像の前で記念撮影をしているアーノルドの写真が添えられている。息子のパトリックは「お願いだから今日はワークアウトに行かないで」とジョークの効いたメッセージを送り、アーノルドと元家政婦の子どものジョセフ・バエナは「大好きだよ、父さん。もうラットスプレッド(背中の筋肉をアピールするボディビルダーのポーズ)はやった?」とやはり運動ネタのジョークでコメント欄を盛り上げている。娘のキャサリンはハートマークと両手を合わせた祈りのマークの絵文字で気持ちを伝えた。2018年に手術後目覚めた際は、自身の代表作『ターミネーター』での名ゼリフ「アイル・ビー・バック」にかけて「アイム・バック」と言ったことが明らかになっているが、今回は果たして…?(Hiromi Kaku)
2020年10月26日45歳で巨大子宮筋腫が見つかり、子宮全摘手術をすることに。手術前のホルモン療法で本格的な更年期症状を体験し、更年期症状のつらさを実感するとともに、自らの体と向き合う大切さを学んだ体験をお話しします。腹腔鏡手術をするためホルモン療法を開始!腹腔鏡手術で子宮を全摘するために4カ月間、筋腫を小さくするためのホルモン療法をおこないました。私がおこなったのはリュープリンという薬を1カ月ごとに注射する方法です。医師によると、子宮筋腫は女性ホルモンの影響を受けているので女性ホルモンを止めれば小さくなるとのこと。そして筋腫が小さくなったところで、腹腔鏡を使っておなかの中で子宮を刻み腟から出すという手術をおこなう予定でした。腹腔鏡手術は開腹手術よりも傷が大きくないので回復が早く、痛みが少ないというメリットがあるそうです。デメリットは技術的に難しいので、医師の技量や経験が必要ということでした。近くの婦人科から最初に紹介された大学病院では開腹手術をすすめられたのですが、私は腹腔鏡手術がよかったため、腹腔鏡手術件数の多い同系列の大学付属病院を再紹介してもらい、転院しました。女性ホルモンを止めることで、副作用や更年期症状が出るとのことなのですが、私の場合、1回目の注射で生理は止まりましたが、頭痛や歯痛などの副作用も出て、4回のところ2回しかできませんでした。それでも筋腫は16cmから10cmほどに小さくなり、腹腔鏡手術をおこなうことができました。本格的な更年期症状を体感!思った以上に大変ホルモン療法をおこない、女性ホルモンを止めたことで起こった更年期症状は主に3つありました。1つ目は不眠。とにかく眠りが浅くなり、夜に何度も目を覚ましました。2つ目は発汗。特に夜中に襟足や額から大量の汗が出るのです。これも不眠の原因の1つかもしれません。季節は冬でしたが、首にタオルを巻いていなければならないほど。日中も急に顔がほてって汗が出たりしていました。これがホットフラッシュと言われるものだと身をもって実感しました。3つ目は首や肩の凝り。鉛を肩に乗せられているかのように、肩や首が重く固く凝っていました。これらの症状は術後、リュープリンをやめたあと徐々に改善されました。術後、更年期症状は感じるもののラクに!手術して2年が経過。その間、手術前と比べて更年期症状は少しずつ変化しています。イライラは相変わらず続いていますし、発汗も時々起こります。ただ、ホルモン療法で本格的な更年期症状を体感したことで、余裕ができたというか、原因がわかっているので気分的にラクになっています。子宮を取り除いたことで大きかったおなかは術後しばらくはへこんでいましたが、その後はまた大きなおなかに戻ってしまいました。手術をしてよかったのは、下腹部痛がまったくなくなったこと、生理がなく大量の出血に悩まされることもなくなり快適に過ごせることです。まとめ子宮筋腫を取り除いたあとでも卵巣は残っているので、更年期症状は普通に起こると医師から言われています。今はレディースクリニックで「加味逍遥散(かみしょうようさん)」という漢方薬を処方してもらい、更年期症状と付き合っています。そして、年に1度は婦人科の定期健診を受けることにしました。体の不調を放置せず体の声を聞いてあげる。自分で自分を大切に扱ってあげる。そんなことを手術を通して感じられて良い経験になっています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年09月21日口コミ・予約アプリが進化した株式会社Meilyは9月7日、同社の運営する美容整形・美容医療の口コミ・予約アプリ「Meily」にて、クリニックから施術の提案・見積もりを受け取ることができる「一括見積もり機能」をリリースした。加えて、見積もり後にチャットカウンセリングを通じてクリニックと詳細を相談することができる「オンライン相談機能」も同時にサービス提供を開始している。一括見積り機能では、「気になっている施術部位や施術方法・悩み」「現在の写真」「加工した写真」といった項目をアプリ上で入力、複数のクリニックから解決方法の提案や見積もりを受け取ることができる仕組みだ。オンライン相談機能では見積もり段階で気になったクリニックとチャット機能を通じてやり取りし、納得がいくまで相談、クリニックごとの方針の違いなども比較することができる。ユーザーの負担を解消する神機能「自分の悩みにあった施術」と「料金」の面で、ユーザーは納得のいく提案・見積もりにたどり着くまで、いくつものクリニックと通院ややり取りを重ねる必要があった。施術を受けるまでのプロセスにまとまった時間を割くことは、ユーザーにとって大きな負担であり、クリニックにとっても来院前のユーザーに提案する機会が生まれたことで、副作用・リスクの説明し、来院後のミスマッチを事前に防ぐこともできる。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社Meilyのプレスリリース※株式会社Meilyの公式サイト
2020年09月13日私は緊急帝王切開で長子を出産したのですが、次子は予定帝王切開だったので手術前におこなうことがいくつかありました。産院によって異なるのかもしれませんが、手術前はどのような様子だったのか、私の体験をご紹介します。 出産予定日はこう決まった手術予定日は出産予定日の約2週間前に設定され、妊娠38週3日で出産しました。私が通っていた産院では希望日を受け付けておらず、予定帝王切開手術をおこなう曜日が決まっていたようで、妊娠38週周辺で1番近いその曜日の日に決まりました。 出産する日があらかじめ決まっているのは、なんだか不思議なような変な気持ちでした。赤ちゃんの準備ができないうちに、無理に出してしまうようでちょっとかわいそうな気も。しかし、「仕事の休みがとれる。出産に立ち会える!」と、パパはうれしそうでした。 前日から入院 幸いにして妊娠中にトラブルはなく、赤ちゃんは順調に育ってくれました。もし何かあったり、手術予定日前に陣痛が起こったりしたら、緊急帝王切開になると言われていました。 手術予定日の前日から入院し、夜の9時以降は水も飲んではいけないということでした。点滴をして、院内は空調が効いているので「喉が渇いて仕方がない」ということはありませんでしたが、結構つらかったです。予定された手術は人生で初めてだったので、こんなことまでするのかと驚きました。 手術直前にすること手術直前に浣腸をして腸内をできるだけ空にしました。浣腸は必須ではなく、「しておきますか? どうしますか?」という軽い提案でした。出産時の排泄物が気になるのであればしてもいいし、出ちゃってもきれいにするから大丈夫ですよと助産師さん。私は一応浣腸をしたのですが、便意を我慢できずにすぐ便と一緒にその薬を出してしまったので、あまり意味がなかったかもしれません。 そして点滴をつけたままで、手術台に上がりました。手術中ずっと顔の近くに助産師さんが立っていて、ときどき顔を覗いて「大丈夫ですか、気持ち悪くないですか」と声を掛けてくれたのが心強かったです。手術中、特に異常なく、無事に出産することができました。 長子のときは緊急帝王切開だったので無我夢中でしたが、予定された帝王切開の場合はいろいろと事前にすることがあり、初めてのことばかりだったので不安も募りました。手術前にどのようなことをするのか知ることで、不安が少しでも軽減できるのではないかと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて出産予定の産院や病院、医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:sawawa著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2020年08月03日アメリカ・フロリダ州で1匹のオス猫が保護されました。名前は『ポニョ』。まだ子猫のポニョは路上でひとりぼっちで鳴いていたところを猫好きの優しい女性に発見されたのです。海外メディア『The Dodo』によると、ポニョを保護したサマンサ・スマートさんの家にはすでに猫がいるため、新しい猫を飼う予定はなかったのだそう。ところがポニョを見たとたん、「この子は我が家に来るべきだわ」と思ったといいます。母親がそばにいないことでポニョがさびしくないようにと、サマンサさんはポニョに緑色のドラゴンのぬいぐるみを買ってあげました。するとポニョはそのドラゴンが気に入って、毎晩一緒に眠るようになったのです。『親友』と一緒に手術を受ける子猫その後、ポニョが去勢手術を受ける日がやってきます。サマンサさんはポニョが病院で不安にならないように、彼の『親友』のドラゴンを一緒に預けることにしました。Ponyo was so nervous! Luckily he had his best buddy Dragon with him!Posted by Operation Catnip on Sunday, July 5, 2020ドラゴンの陰に隠れて緊張しているポニョ。するとそんなポニョを見た病院のスタッフや医師たちは、「友達が一緒のほうが、頑張れるだろう」とドラゴンも一緒に手術をすることにしたのです。Checking Dragon's heart ratePosted by Operation Catnip on Sunday, July 5, 2020Shave for Ponyo!Posted by Operation Catnip on Sunday, July 5, 2020Shave for Dragon!Posted by Operation Catnip on Sunday, July 5, 2020Almost done!Posted by Operation Catnip on Sunday, July 5, 2020隣に並んだポニョとドラゴンに同じ手順で手術をしていく医師たち。そして無事に終わった後は、2匹を寄り添って寝かせてあげました。The most special friends!Posted by Operation Catnip on Sunday, July 5, 2020Best friends forever!Posted by Operation Catnip on Sunday, July 5, 2020病院のFacebookに投稿されたこれらのかわいらしい写真にはたくさんのコメントが寄せられています。・ハートがとろけた。・涙が出たわ。かわいすぎる。・ポニョって素晴らしい映画からとったいい名前だ!まだ子猫のポニョは知らない人たちに囲まれて手術を受ける時、不安だったはずです。でもそんな時に友達がそばにいてくれて、しかも自分と同じ体験をしてくれたら、どんなに心強いことでしょうか。優しさとユーモアにあふれた医師や病院のスタッフたちに拍手を送りたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月22日私の子どもは、先天異常の口唇口蓋裂を持って生まれてきました。口唇口蓋裂は、治療として数回手術を受ける必要があります。口唇口蓋裂の治療の第一関門である口唇を閉じる手術を、わが子は生後5カ月目のときに受けました。小さかったのでとても心配だったことをよく覚えています。今回は、その当時の様子などについてお伝えしたいと思います。 口唇口蓋裂の1回目の手術を受ける前わが子は、体重6kgを目安に1回目の手術をおこなうことが決まっていました。日程が決まったら、先生に意見書を書いてもらって市役所に申請をおこなうことで、私が住んでいる市では手術費等は無料になりました。 術前には検査日が設けられていて、先生の診察を受けたり、看護師さんから入院について説明を受けたりと、落ち着かない日々。入院は手術の前日からで、その病院は付き添い不可だったため、わが子を看護師さんに任せて自宅に戻りました。 口唇口蓋裂の1回目の手術、無事に終了手術当日の朝は、本当にドキドキしました。けれども親の心配とは裏腹に、まだ小さいわが子は目新しい場所に興味津々です。やさしい看護師さんに連れられ、泣くことなく手術室の入口で別れました。 上の子を遊ばせながら待つこと約2時間。看護師さんに呼ばれていくと、目を覚ましたばかりのわが子。口にはガーゼなどが貼られていて痛々しい様子でしたが、目を覚ましていたため、ひとまずホッとしました。 口唇口蓋裂の手術後の様子 手術後、麻酔の影響か、娘はしばらくボーっとしていましたが、痛そうな感じではなく安心しました。顔を触らないよう腕が固定されましたが翌日には外され、鼻腔形成のため、鼻にレティナという装具を着けました。 入院中、夜は親と離れましたが夜泣きなどはなかったようです。日中は病棟内のキッズスペースで遊んだりすることができて、穏やかに過ごすことができした。ちなみに感染症予防のため、小学生以下のきょうだいは面会不可で、ガラス越しに会わせました。 今回は、口唇口蓋裂の1回目の手術についてお伝えしました。次回は、口蓋裂を閉じた2回目の手術についてお伝えします。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。
2020年05月21日■前回までのあらすじ小さいころから『母の求める正解』だけを探し求めていたために、「自分の好きなこと」「やりたいこと」が自分でもわからなくなってしまった。そうして、成長するにしたがって母の評価指標である「他人からどう思われるか」が判断基準となっていってしまう。■整形をしたい気持ちとしたくない気持ち■「整形しなくても愛されたい」これを考えることは罪なの?整形するか否か、考えているときに、脳裏に浮かんだのは母の言葉でした。『他人は言ってはくれない。親だから容姿の悪さを言ってあげられるんだ』『他人も口に出さないだけで、皆ブスだと思って見下しているよ』そう思うと、【もう整形しなくてもいい?】と一瞬でも考えてしまった自分が、とてもおこがましく感じました。母は私を思って整形させてくれたのに、それを嫌だと感じてしまう自分が悪い、間違っているのだ、と思いました。母は私を思って整形させてくれたのだから、ブスに戻って絶望させてはいけない。美人でなければ、母からはもちろん、誰からも愛されないと思い込んでいたのです。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年05月14日初めて美容整形手術を受けたのは、大学生のとき。メイド喫茶で働いていた友達が「見て!2万円で二重にしたの」とうれしそうに話していたのを見て、そんなに安く、しかも簡単に二重にできるの!?と驚いたのが整形をしようと思うきっかけだった。身近な人の話を聞くと、今まで別世界のように感じていた整形という行為が一気に具体的なものになり、自分もやってみようかな?という心境になったのだ。その頃、気になっていた子に温泉旅行に誘われたのも大きな理由のひとつ。気になる男性の前でアイプチを取って顔が変わるのが恥ずかしかったので、いっそ元からの二重に整形してしまおうと決めた。■カウンセリングを受け、そのまま手術室へ友人に話を聞いたりインターネットで情報を集めたりした結果、某美容外科で「三点留め埋没法」という手術を受けることにした。メスを使わず針と糸でまぶたを留めて二重を作る施術で、短時間で手軽に受けられ、腫れが早く引くこと、約12万円と比較的安価だったことも決め手になった。予約した日に医師とカウンセリングをして、そのまま手術という流れだった。カウンセリングでは「どんな二重になりたいのか」「なりたい目のイメージはあるか」などを細かく聞かれる。こちらからの要望も伝えつつ、「あまり広くしすぎると不自然だからこのくらいの方がいいですよ」など医師の意見も聞きながらデザインを決め、料金を払った。あまりにもあっさり手術まで決まってしまったので、心の整理なんてものをつける余裕はなく、あっという間に同じフロアにある手術室へ。■笑気ガスのおかげで怖さは感じず、30分ほどで手術終了初めての手術、とても緊張していた。痛みを感じにくくするため、手術前に「笑気麻酔」(笑気ガス麻酔、笑気吸入鎮静法とも呼ばれる)というものをする。笑気ガスを吸うと、周りの景色がフワンフワンして、広いホールにいるように音が反響して聞こえる。医師と看護師の声がやたら響いて二重に聞こえたのを良く覚えている。ガスが効いてきたところで、まぶたを裏返して麻酔の注射を打つ。その時は思わず頭の中で「痛い!なにするんだよ〜やめて〜〜」みたいな声をあげたけれど(もちろん声は出していないが)、笑気ガスのおかげで耐えられた。笑気麻酔なしで注射を打ったら、きっと耐えられないくらい痛かっただろう。手術中は意識があるので、まぶたに通す糸やハサミが良く見えたが、頭がフワフワしてるので怖さは全く感じなかった。麻酔とはすごいものだ。手術は30分程度で終わり、すぐに頭がスッキリし始めた。目には少しの痛みと違和感。鏡を渡されて確認してみると、そこには腫れ上がった両眼が!それを見たときは、この腫れ本当に引くのかな?と不安になった。その日は傷口に塗る軟膏などを渡され、入浴時の注意などを聞いた後帰宅した。■手術後の経過埋没法の手術は、個人差はあるが2週間くらいかけて徐々に腫れが収まってくるという。入浴は翌日〜2日後くらいから、傷口を避けて優しく洗う。お酒やタバコは腫れが長引くので、手術直後は控えた方がいいとのこと。私は腫れの少ない細い糸で手術する方法を選んだので、1週間ほどで内出血と大きな腫れは引いていた。手術前の目元手術後の目元その期間は就活中だったので、メガネをかけて面接や説明会にも行ったが、面接官に何か言われることはなかった。2週間ほど経つと、腫れは収まり傷跡も綺麗になくなった。よほど注意して見ない限り、言わなければわからないだろうと思った。整形前はアイプチで二重にしていたので、整形後も化粧した後と同じ目になるようにデザインしてもらった。見た目的には整形前と変わらないが、心境の変化は大きい。それまでの私は、たとえば好きな人の前では夜に化粧をしたまま寝て、朝早く起きてアイプチを直すことや、二重が取れてないか気になって眠れないこともあった。埋没法の手術を受けたことで、そういった悩みやストレスがなくなったのは、私にとってとても大きな変化だった。■埋没法二重の注意点(専門医のコメント)1.手術を受けるにあたり気をつけること術前に医師と二重幅、形、カーブなどについて十分に具体的にカウンセリングしておく必要があります。漠然と「キレイな目元に」のようなあいまいな方向性ではなく、しっかりとシミュレーションしてもらい具体的なイメージを事前につかむことが大切です。美容外科では、「ブジー」と呼ばれる細い針金をまぶたに当てることで、仕上がり結果をほぼ予測することができます。これが一番正確な結果予測法であり、コンピューターソフトを使ったCGシミュレーションで仕上がりを正しく予測することは基本的にできません。また、ライン幅を選ぶ際に気を付けるべきポイントとして、あまりに広すぎる二重はおすすめできません。二重幅が広すぎると眠そうな目元となってしまうことがあります。無理なく作れる二重の幅は、一般的には目を閉じた状態で睫毛の生え際から4〜8mmが限界です。逆に生え際から4mm以下のようなかなり狭い二重を作る際も、二重ラインが取れて元に戻りやすくなるなどのデメリットが生じますので注意が必要です。2.手術後の適切な手入れ術後にすべきこと、してはならないことのリストは各クリニックによってかなりの違いがありますので、あくまで一般的な考え方をご紹介します。術後の腫れ・内出血の対策としては、アイスパックなどで冷やすことはある程度有効です。少なくとも手術当日は行うことを推奨します。血流の良くなることを控えるという意味では、入浴は腫れがある程度落ち着くまでの1週間は湯船に浸かることは控え、温めのシャワーのみとしたほうが良いです。もちろん、アルコール、香辛料、塩分の摂取を控えるなども腫れ・むくみ対策として心がけましょう。寝る時に枕を少し高くして寝るなども有効な方法です。そして、洗顔・メイクオフの際にまぶたに指で触れるときはできるだけソフトタッチでお願いします。埋没法で使用する糸は、通常髪の毛くらいの細さのナイロン糸を使用しているので、強い力で押したりすると糸が切れてラインが取れてしまったりすることもあるからです。3.手術中の痛みと術後経過手術に伴う痛みの感じ方は、かなりの個人差があるため一概には言えませんが、通常この手術は局所麻酔注射単独で十分に行える手術です。但し、手術に対する不安感がとても強い方や注射の痛みに対して極度に弱い方は、記事中にあるように、ごくまれに笑気ガスや静脈麻酔を併用することもあります。その他、痛みを軽減する処置として術前に麻酔クリームを塗布したり、特別に細い針をオプションとして用意しているクリニックも多いです。術後のダウンタイム(腫れ・内出血)は医師のもつ技術レベルによってかなり左右されます。熟練した経験値の高い美容外科医であれば、ほとんど腫れを生じさせずに仕上げることはできます。仮にわずかな腫れが生じたとしても、引くのに最長で1〜2週間くらいが目安となります。しかし、クリニックの技術レベルによっては数カ月にわたって腫れが続いたという話も(患者さんご自身の口から)聞くこともありますので、一概には言えません。監修医師プロフィールみずほ クリニック院長 小松磨史1995年 札幌医科大学・形成外科にて医師としての経歴がスタート。 形成外科専門医を取得後、形成外科のなかでもとりわけ美容外科を極めるべく大手美容外科に入局し美容外科専門医として長く修業を積む。 10年間の形成外科医時代につちかった技術と、 さらにプラス10年間の美容外科医としての経験をうまくミックス融合させて相乗効果を発揮し、質の高い美容医療を提供している。
2020年05月13日体型や声、身長など、きっと多くの人が何かしらのコンプレックスを抱えていることでしょう。ありのままの自分を受け入れて愛することは、簡単なようでとても難しいことです。つい他人と比べてしまったり、『理想の自分』を思い浮かべたりしてしまいますよね。容姿に関するコンプレックスは努力ではどうにもならない場合もあるため、整形という手段を選ぶ人もいます。整形をした娘に、母親が送った手紙ばぶ(@akachanmandeth)さんも、インターネットで外見に対する中傷を受け、整形手術を決意した1人。手術によって小学生の頃からコンプレックスだったアゴのゆがみや鼻の低さを整形し、笑顔になることが増えたといいます。子供の頃から親の過干渉や過保護に悩まされ、大学進学を機に家を飛び出したという、ばぶさん。現在は親と良好な関係を築いているものの、時には意見が衝突することもあるそうです。離れて暮らしていても、整形によって娘の顔が変わったことをばぶさんの母親は察した様子。ある日、ばぶさんのもとに母親からの手紙が届きました。直接会って話したいと思ってましたが、とりあえず手紙を書くことにしました。うまく書けないし、面倒くさいと思うかも…だけど、どうか最後まで読んでくださいね。お母さんは、〇〇のことが大好きだよ。これはうそいつわりない事実だよ。どこにいても、何をしていても応援しているし、困ってたらすぐに駆けつけるて助けるし、ずーっと信じて見守ってたいと思います。今はプチ整形とか若い子の感覚では普通のことなのかもと思うけど…。〇〇が大人っぽく変化したのは、母親だから気付くよ。目が二重くっきりして鼻が高くなったよね。横顔が特に分かるよ。非難しているわけじゃないよ。非難というより心配しているほうが近いです。自分で思うよりも、ずーっとキュートでかわいいよ。大人と子供が同居している面白い女の子ってそうそういないよ。本当に魅力的な女の子だと思うよ。もっとかわいくなりたいと思うのはすごく当然のことだと思います。でも上を見だしたらキリがないし、もっともっと…と思うのが怖いです。分かっているとは思うけど〇〇のことを好きで応援してくれる人たちは、外見ばかりじゃないでしょう。かわいくて面白くて、優しくて賢くて楽しい〇〇が好きで、弱いところやダメなところもひっくるめての〇〇を好きで応援してくれてるんでしょう。××で見た〇〇は笑顔が最高にかわいくてキラキラ輝いてて、お母さんも男子なら好きになってしまうヨ~って思ったヨ。友人もず~っと「かわいいかわいい」いってたくらい。みんなを元気にできる〇〇って最高だなって思ったヨ。誇らしいと思ったよ。今のままで十分なんだよ。そのままでいいんだよ。そのままでいてください。しっかり栄養バランスのとれた食事してね。食べると元気になるし、食べることはすべてにつながるからね。しんどくなったらいつでも甘えていいんだよ。いつなんどきでも最優先で駆け付けるからね。きれいになった〇〇がさらに輝いていられますように…これからもみんなに愛されてみんなを元気に幸福にできる〇〇でありますように。お母さんは〇〇が大好きだよ。ずっと見守っているよ!!整形、親にバレてた。お母さんもかなり悩んだんだろうな。親と喧嘩中だけどどうしたらいいのか葛藤。一時の怒りや「どうせ理解して貰えない」という感情や妄想が先走って、本当はすごく恵まれてることに気付かない。麻痺してる。しっかりしてよ自分。 pic.twitter.com/0lIkVgOpWl — ばぶ@整形垢 (@akachanmandeth) May 8, 2020 整形自体は否定せず、1人の母親として愛する娘のことを心配している、ばぶさんの母親。2020年現在も、整形に対して偏見の目を持つ人は少なくありません。「親からもらった身体に傷を付けるなんて」という声もよく聞きます。我が子に歩み寄ろうとする手紙の内容に多くの人が心打たれ、たくさんのコメントや『いいね』が寄せられました。・泣ける…。文章を読んで、本当に娘を心配しているのを感じました。・自分も整形関連で親と大ゲンカをしたので、考えさせられた…。・整形を決意した投稿者さんの気持ちも、我が子を心配するお母さんの気持ちも分かるから心に刺さった。手紙から、多くの人が親子の愛について考えさせられたようです。[文・構成/grape編集部]
2020年05月12日アイドルグループ『でんぱ組.inc』の元メンバーでタレントの最上もがさんが、2020年5月9日にTwitterを更新。「確かに、整形した?ていわれても仕方ない気がする」とコメントし、20歳くらいの時の写真(左側)と、その5年後に撮影した写真(右側)を公開しました。確かに、整形した?て言われても仕方ない気がする。20歳くらいの頃とその5年後のパスポート。 pic.twitter.com/KqngB9qgsY — 最上もが (@mogatanpe) 2020年5月9日 黒髪から金髪にチェンジした以外にも、印象が変わっています!5年後のほうが、目鼻立ちがパッチリしているように感じられますね。写真には、「証明写真はタイミングが難しくて、半眼になる時もあるから」「やせてシャープになった?」「メイクは偉大」「いろんな努力の結果!女性はどんどん美しくなるものです」など、さまざまなコメントが寄せられました。自分の顔との向き合い方は、年齢を重ねてからのほうが分かることも。きれいになろうとする努力が実を結んだのなら、すべてOKといえるでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年05月09日人生初の全身麻酔手術で、親知らずを抜くことになった私。手術というだけでもナーバスなのに、手術直前に何となく生理の気配が……。生理周期の不安定な私の誤った判断が引き起こした、思わぬ事件をお伝えします。 手術直前に訪れた生理の前ぶれ20代後半に、大学病院で全身麻酔をして親知らずを抜く手術を受けました。手術直前、何となく生理になりそうな感覚が。生理周期が不安定な私は、その月も生理日を予測することができなかったのです。念のため、トイレでナプキンをつけて手術室へ向かいました。とはいえこれは歯の手術。主治医も歯科の先生だったため、生理なんて関係ないだろうと思い、生理がきそうなことは誰にも伝えませんでした。この判断が後の大事件を引き起こしたのです。 手術後起こった事件と不幸中の幸い無事手術が終わってから数時間後、気がつくと太ももから背中までシーツが真っ赤! 疑問に思いつつ、急いで看護師さんを呼んでトイレに行き、血だらけの下着を下ろすと、手術前に付けたはずのナプキンがありません。まったく意味がわからないまま、とりあえず着替えた私。 幸運だったのは、たまたま歯科病棟が満床で、産婦人科病棟に入院していたことでした。点滴をしている私の着替えを手伝ってくれたり、病室に戻るとすでにベットのシーツも交換されていたりと、看護師さんの迅速な対応に感動した一方で、歯の手術で入院したのにこんなことになってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 ナプキンが外されていた意外な理由 なぜつけていたはずのナプキンがなくなっていたのだろう?と疑問でしたが、それは手術室で私が麻酔で眠ったあと、助手の方が全身の確認時にナプキンを外したからです。病院によって異なりますが、私が手術を受けた病院は、生理中でも手術時のナプキンやタンポンの装着はNGで、病院側が用意する専用の紙パンツで対応するそうです。 そのときはまだ出血がなく、生理の話もなかったため、手術後もそのまま病室に運ばれました。「生理なんて関係ないだろう」という私の誤った考えが、この事件を引き起こしたのです。 まさか歯の手術でこんな失敗を経験するとは思いもしませんでした。どんなに生理と関係なさそうな手術だとしても、手術前に必ず主治医と生理の話をして、生理周期が不安定なことを伝えておくこと、生理が重なった場合はどう対応するか確認をしておくこと。これが私が今回の失敗から学んだことです。 著者:秋山小夜
2020年04月27日日本の三大死因といわれているのが、悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患。身近な人をいずれかの病気で亡くした、または自身がなったことがあるという人も多いのではないでしょうか。脳血管疾患の1つには、脳の外側を覆っている『くも膜』の下で起こる『くも膜下出血』というものがあります。漫画家の安堂維子里さんは、ある日、突然くも膜下出血になり危険な状態になりました。その体験をウェブサービス『note』で公開し、注目を集めています。『くも膜下出血で入院した話』大きな後遺症のない人の体験談が少ないことから、自身の体験を公開した安堂さん。脳の手術を受けた衝撃から、眠れなくなるほど感じた強い不安、リハビリの様子などを克明に記しました。そして、改めて次のように気持ちをつづっています。闘病…というには私はただ寝てただけで…戦ってくれたのは先生とスタッフと家族だったと思います。本当にありがとうございます。家族には突然肉親が亡くなるか介護が必要になるのではという心理的負担をかけてしまって申し訳なかったです。ゴメン。心配してくださった方々も、本当にありがとうございます!現在は本当に通常の生活を送れている状態で原稿も進めております。週2で運動して週1で英会話に行って。「本当に普通であの1か月は不思議な時間だった」と夫と話しています。こんなエッセイですがお役に立てれば幸いです。漫画の公開後、ネット上で反響が上がり「助かって本当によかったですね…!」「私も20代で手術を受けました。当時のことを思い出して気が引き締まります」「これで亡くなった祖父のことを思い出しました」などさまざまな声が寄せられています。いつ自分の身に起きるか分からない病気の1つ『くも膜下出血』。誰かの体験談を知っておくだけで、いつの日か心の支えになることもあるでしょう。安堂さんは、このほかにもnoteやTwitterで作品を公開しています。気になる人は覗いてみてはいかがでしょうか。note::icori_aTwitter:@icori_apixiv:鼻チュー(安堂維子里)[文・構成/grape編集部]
2020年04月15日■ 前回 までのあらすじ親の言うとおりにすれば優しくされ、親の意に沿わないことをすれば冷たくされる。そんなときに子どもは親に従うしかなくて…。でも母を完全な悪者として恨むこともできず…。》 「私の人生を返して」台無しにされた子ども時代…それでも母を憎めない理由 ■大学受験が終わった、その時! 顔に異変が…■「大学入学前にキレイにしよう」と予約を取る母 ■整形は私の希望なのか?大学入試も高校入試同様、自分の行きたい学校なのかわからないまま受験しました。『自分が本当に行きたいところを真剣に考える』ということを、私は放棄していました。だって、いくら真剣に考えても、母の意見と違ったらまた母は猛反対し、不機嫌になることがわかっていたからです。それだったら母の言いなりになる方がずっと楽でした。整形も同じでした。「自分が整形したいか? したくないか?」と考えることは放棄していました。それに、このころにはもう『整形していない自分はブスだ』『容姿が悪いと見下される』『愛されない』という母から教わった固定観念が染みついていました。固定観念と言えば聞こえは悪くないかもしれませんが、要は母からの洗脳です。【ありのままのブスな私は見下される。愛されない】そう洗脳された私は、整形しないでブスなまま生きるということが恐怖でした。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年03月27日近頃、自分の整形を公開する人が男女ともに増えてきた。なぜその人たちは整形をしようと思ったのだろうか。周りにかわいいと言われたいから?モテたいから?自分に自信をつけるため?さまざまな理由があると思う。■「もっとかわいくなりたい」と思うようになるまで私自身、学生時代から今まで、二重整形や鼻の整形、顎の骨を切る大がかりな「両顎手術」など、さまざまな美容整形手術を受けてきた。なぜ整形をしようと考えるようになったのか。幼少期、田舎育ちだった私はあまり“かわいい”というものに触れてこなかったと思う。遊ぶといえば山を探検したり、ザリガニを取ったり……。男の子に混じって泥だらけになって遊ぶような子だった。クラスの人数も14人と少なく、誰がかわいいとかそんな話題はまったくなく、男女の隔たりがないような学校だった。中学になると、当時流行りだしたストレートアイロンを持っていて、『melon(メロン)』『CUTiE(キューティ)』などのファッション誌を読んでいて、ちょっとメイクもしているような“イケてる女の子”が出てきた。当時私はいわゆるオタクで、ファッションや自分をかわいく見せることにはまったく興味がなかった。興味があることといえば、アニメやゲームの話。休み時間は友達と絵を描いて過ごした。自分がブスだとかかわいくないとか思ったことは一度もなく、そもそもそういう概念がまだ自分の中に生まれていなかったように思う。高校は進学校に入学。オシャレやメイクの話題で盛り上がるより、休み時間は単語帳を開いて友達同士で問題を出し合うような学校だった。そんな中でもオシャレな子はいて、その子の影響で縮毛矯正をかけてみたり、メガネをやめてコンタクトにしてみたりした。初めてアイプチの存在を知って、一重のままでは外に出られないようになった。初めてファンデーションを貸してもらって塗ったとき、こんなに肌が綺麗になるんだ!と感動してメイクに興味を持った。今までまったく気にしたことがなかった体型も、クラスの足が細い子を見て「自分は足が太いのかも」と思い始めたり…… 。思い返してみると、“かわいい”を認識し出して、人と比べてしまうこと。これが整形に繋がる小さな芽だったのかもしれない。高校を卒業し、大学に進学した。初めての東京でのひとり暮らし。その頃には(今写真を見返すと、ほんとにダサくて死にたくなる)ファッションにも興味が出てきて、「東京へ行ったら田舎では売ってなかったアニメキャラみたいなかわいいフリフリの服をたくさん買うんだ」とワクワクしていた。ロリータコスプレショップで服を買い、奇抜な格好と覚えたての下手くそなメイクで、学部の中でも浮いていたように思う。そんな私に転機が訪れた。当時所属していた合唱サークルに、地下アイドルとメイドをやっている先輩がいた。黒髪ツインテールに姫カット、いつもフリフリの「リズリサ」の服を着てリボンをつけていた。理想の“かわいい”の権化とも言える、神との出会いのようだった。その先輩の影響でメイド喫茶やアイドルに興味を持ち始め、大学1年生の夏、人気メイドカフェである「@ほぉ〜むカフェ」の面接に合格し、働くことになった。■憧れの職場で、指名が入らない苦しさ「@ほぉ〜むカフェ」は私の人生を変えたと言っても過言ではない場所だ。とにかく、私にとって理想の“かわいい”が凝縮された場所だった。ここで働くようになって衝撃を受けたのは、芸能人のようにかわいいキャストがたくさんいることだった。チェキやゲームのオーダーは、キャストもお客さんもみんなが見える位置にあるホワイトボードに張り出され、人気のかわいいメイドはオーダーシートが何十枚も縦にならび、その横の不人気の私の名前の下にはオーダーシートはゼロ。それまで人と容姿を比べられたことがない私が、「自分はかわいくないんだ」と初めて感じた瞬間だった。かわいいメイドはお客さんとたくさんチェキを撮り、いつも笑顔で明るくキラキラしていて本当に芸能人のようだった。そんな中チェキのオーダーも入らず片付けや案内ばかりしている私は、どんどん卑屈になっていった。インターネットの匿名掲示板には、店舗名と私を名指しで「あいつなんでブスなのにいるんだ」「早く辞めればいいのに」と書かれる。匿名で悪口を書かれたことのなかった私は、こういう世界があることに本当に驚いた。かわいくなるのは諦めて、みんなを笑わせるネタキャラでいこう。そう思い、ゴリラの真似をしたり、下ネタを言って笑いをとったりするようになった。笑いを取ることによって自分の身を守っていたのかもしれない。今では、そういうコメントは見ないという自己防衛手段も身につけたし、「人の悪口を言うことで自分を満たす人もいるんだな」「自分のコメントに反応してあれこれ苦しんでる姿を見るのが大好きなんだな」と深く受け止めない術も身につけた。でも当時は、「ブスの上にみんなに嫌われたくない」という思いでいっぱいだった。まずはおちゃらけた態度を取って自分を防御する。そんな癖がそのときから付いていたと思う。そんな環境の中でも一生の友人とも呼べる人がたくさんできて、その子たちを見ながらメイクを変えたり、服装や髪型を変えたりして、自分なりに少しでも“かわいい”に近づこうと努力した。初めての整形に踏み切ったのは、大学3年生のとき。同じく「@ほぉ〜むカフェ」で働いていた子が、「見て、二重の埋没してきた!」とみんなに話していた。あんまりにもあっさりした言い方で、周りのみんなも「え、すごーい!やりたーい!」といった感じ。そんなノリに触発されて、私も埋没したい!とそのまま手術に踏み切ったのである。■整形に大金をかけてまで、どうしてこの道を選ぶのかその後は、冒頭で述べたように、さまざまな手術を行い今に至る。美容整形にかけた総額は、約700万円。もしも「@ほぉ〜むカフェ」で元から多くチェキやゲームのオーダーが入っていて、整形前の顔でも人気メイドになれていたとしても、私は整形をしていただろう。「もっとかわいくなりたい」という欲求は、元の顔がどうであろうと、きっと生まれていたと思う。美容整形をすることについてはさまざまな意見がある。「親からもらった大事な顔にメスを入れるなんて」「生まれてくる子どもはどうするのか」「歳をとったら崩れる」「依存症になる」など、まだまだ整形に批判的な人も多い。しかしここ最近、そういう流れも変わってきたように感じる。私が整形のビフォーアフターをツイッターに投稿してから、同じようにビフォーアフターを投稿する人を良く目にするようになった。タレントの有村藍里さんが両顎手術を公表したのも、大きな影響を与えたと思う。有名芸能人も私たちと同じように苦しみ、大変な手術を受けたことをありのまま公開したことは、美容整形に関心を向ける人が増えるきっかけになっただろう。いろいろな悩みを持ち、美容整形に踏み切った人は、そこに至るまでにさまざまな葛藤がある。金銭の問題であったり、失敗への不安。家族や友人、恋人へのカミングアウト。そういった葛藤を抱えてもなお美容整形を受けると決断した人は、それらを踏み越えてまで“かわいい”を手に入れたかった人たちだ。私自身、多くの問題を知りながらも、早くかわいくなって自信を手に入れたかった。私は今、芸能界でグラビアやセクシー女優の仕事をしている。見た目をジャッジされることの多い世界。自信を失い、整形に大金をかけてまで、どうしてこの道を選ぶのか。やはり私は人に何かを発信していくのが好きで、自分がやったことでいろんな人が喜んでくれるのを見るのが好きだ。この世界は私にとって、それまでとは比べものにならないほどの刺激がある。その刺激を、簡単には手放せなかった。「見た目が一番」「みんなから“きれい”と言われるように努力すべき」とは、もちろん思わない。たまにSNSで、南の島で真っ黒に日焼けして楽しそうに働いている友人の写真や、自然な姿で子どもと遊んでいる友人の写真を見かける。それを見て、美白や化粧にとらわれず過ごす姿を、うらやましく思うこともある。彼女たちは、私がとらわれている美の規範に縛られず自由に生きているようで、とてもキラキラして見える。でも、私は自分の道を自分で選んだ。だから、人に何を言われようと自分の好きなようにやりたい。この世界で生きていく自信を手に入れるために美容整形をし、努力して自分が納得できる見た目になったことに誇りを持っている。インターネット上・匿名であっても、他人を誹謗中傷する行為は「名誉毀損罪」「侮辱罪」などの犯罪にあたる場合が多くあります。他人の容姿への中傷は罪に問われる行為であり、そのような行為を受けた場合は警察や弁護士に相談し、しかるべき措置をとるという選択肢もあります。(DRESS編集部)
2020年03月14日フジテレビ『ザ・ノンフィクション』で放送されてきた「整形シンデレラオーディション」のドキュメンタリーが3日、YouTubeで連続配信をスタートした。このプロジェクトを手掛ける『ザ・ノンフィクション』前チーフプロデューサーの張江泰之氏に、狙いを聞いた。今年で5回目となる「整形シンデレラ」は、オーディションを通過すれば手術費全額無料で、ファイナリストに選ばれれば、来場者3万人を超えるイベント「ガールズアワード」でランウェイを歩くことができ、グランプリには賞金500万円が贈られる、まさに現代のシンデレラストーリー。『ザ・ノンフィクション』では、美容整形で人生の再出発に賭けた参加者たちに密着してきた。2020年度は日本のみならず、規模を拡大して中国の海外参加者も募集し、すでに合格者が決定。ビフォー撮影、レッスン、アフター撮影、ファイナリスト選考、そして4月のグランプリ発表とスケジュールが組まれているが、この模様や参加者たちの日常を追ったドキュメンタリーが制作される。『ザ・ノンフィクション』は1時間番組だが、張江氏は「今回は5分程度の時間尺で、全65話程度の構成にし、OLや学生さんが帰宅する夕方6時や7時の時間帯に、毎日配信しようと思います」と構想を披露。視聴促進のため、「最後に誰がグランプリになるのかを視聴者が投票するなど、見に来てもらうための工夫を、スタッフを交えて検討しています」という。また、以前は美容整形をするに至った心の闇を抱える女性を軸に描いていたが、「最近は、もっと気楽にファッショナブルに美容整形を受けたい人が主流になってきているので、オーディションにもわりとライトな気分の人たちが集まってきてるんですよ。だから、ごく普通の人たちが美容整形を受けてシンデレラになっていくという姿を、日・中交えて戦わせるようなことを考えています」と方針を明かした。配信と同時に撮影も続いていくが、「どういうふうになるのか全く想像できません(笑)。ただ、テレビとは全く違う逆の発想でやっているので、面白くなると思います」と予告している。
2020年02月04日■前回までのあらすじ私を見て「みっともなくて外出もできない」という母。容姿が悪くて“かわいそう”な私のために、母が準備したのは整形手術だった…!》 私を「醜い」と嘆く母…認められたい私は15歳で整形に踏み切った ■誰も本当の私を知らない世界■みんなに好かれて楽しいはずなのに…新しい生活の始まりは好調でした。誰も私が整形をしていることを知らない環境。容姿が違うと周りの反応はやっぱり違う。それを強く実感しました。私の顔を見ては、哀れでいた母。「かわいくない」という言葉をずっと母にかけられた私にとって、周りからの「かわいい」という言葉は強烈に突き刺さりました。でも周りに好かれ、「かわいい」と言われるほど、自分が否定されていくような錯覚。そして自分に嘘をついているような気持ちになっていってしまったのです…※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込))ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2020年01月31日■前回までのあらすじ中学を卒業した春に、母は「女の子は可愛くないと…」と整形をすすめてきた。そのときすでに予約は取られていたのだった…。》 「あなたのためなら何でも!」そんな母が勧めたのは整形だった… ■私の母はみんなから「良いお母さん」と言われる…■私が“本当にしたかったこと”は母には言えなかったとても熱心な母で、私には何でも良いものを与えてくれました。でもそれが、私にとってはかえって苦しくなってしまうこともあったのです。しかし母は私のためを思ってやってくれているのだから─……不満に思ってしまう私が悪いんだ─……そう思うと、何も言うことができませんでした。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込))ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2019年12月20日これは私の母、私、そして子どもと繋がる親子の物語です。※この物語は私の経験を基に、一部編集しています。■中学を卒業した15歳の春、母は私に言った…■あれから20年経ち、私は母になったこんにちは!グラハム子です。このたび新連載を描かせていただけることになりました。この話は漫画家になる前から、「いつか誰かに発信したい、自分の中だけで留めてはおけない…」と思っていた話で、私の経験を基にしたコミックエッセイです。ただ、実話をもとに、登場人物など一部フィクションもまざっております。どうぞよろしくお願いいたします!■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込))ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2019年12月19日今年3月に放送されたフジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』で、美容整形手術を告白したタレントの有村藍里。この放送をきっかけに、世間の美容整形に対する印象を大きく変えたが、「そう言ってもらえることはすごく多いんですけど、自分がイメージを変えたという実感はないんです(笑)」と謙そんする。一方で、自分自身の性格には大きな変化が起きたという有村。激動の2019年を振り返りながら、初の主演舞台に臨む心境、そして来年への目標などを聞いた――。○■ずっともがいていましたこれまで“女優・有村架純の姉”という肩書きで紹介されることが多かった有村。『ザ・ノンフィクション』で「今のままでは自分に自信が持てない」と打ち明け、美容整形手術を受ける姿が公開されたが、「それまではかなりネガティブ思考だったんです。前に進みたいけどうまくいかないという感じで、ずっともがいていました」と、苦悩の日々を振り返る。しかし、美容整形を行ってコンプレックスを解消したことで、「“後はやるしかない”という気持ちになりました」と吹っ切れた。「後ろ向きになることがなくなったんです。ポジティブに前向きになると、なぜか分からないんですけどお仕事の幅も広がりました」といい、以前はオファーがなかったミュージックビデオや、モデルとしてファッションショーのランウェイを歩くといった仕事が舞い込んできた。「本当に全てが新鮮で、楽しいなと思うようになりました」と、好循環を生み出すようになっており、彼女はこの状況を「自分の中で、かなり視野が広がりました」と表現する。○■以前の自分なら受けなかったかもそんな新たな仕事の1つが、初の主演舞台『鶫 -Long for Spring-』(12月2日まで、東京・築地本願寺ブディストホール)だ。「以前の自分だったら、たぶん(オファーを)受けなかったかもしれないです。『私なんかが主演なんてできません…』って、後ろ向きになっていたと思います」と分析する。それが今回、初主演舞台という話が来て、「お芝居の経験もほとんどなくて、本当に私でいいのかなぁとずっと思っていたんですけど、『やらせていただきたい』という気持ちとともに、『もっともっと自分自身、強くなりたい』と思ったんです」と快諾。今作は、家族をテーマに描く作品だが、「私は母と妹とずっと暮らしていて、親戚付き合いも全然なくて、あんまり学校に行かなかったり、人とコミュニケーションをとってこなかったので、1つのことにたくさんの人と一緒に取り組んでいくということがすごい新鮮で、緊張してたんです。でも、今回『家族っていいな』っていうセリフがあるんですけど、心の中でもすごく思います」と、噛みしめるように話した。○■笑顔を発信していけたら新たな挑戦と言えば、11月にはYouTubeチャンネル「おさんぽ あいり ちゃんねる」を開設した。街を散歩する姿を映しているものだが、「もっとプライベートな部分とかを見てみたいと言ってくださる方が多くいらっしゃったので、ちょっとやってみようかなと思って」と思いを明かす。「応援してくれる人くださる方たちは『いっぱい笑ってて、見ててうれしい』と言ってくださいます」とファンの期待に応えられているようだ。大きな転機となった今年だが、来年の目標を聞くと、「もっと舞台を頑張ってみたいと思うようになりました。今までも何度か出演させていただいたことはあるんですけど、いつも本番が終わったら全部出しきって燃え尽きちゃって、『もう二度とやらない!』って感じになっていたんです。でも今は、また新しい作品に出会って新しい自分を見つけたいなって思うようになりました」と笑顔。それだけにとどまらず、「とにかく自分が笑顔になれるようなことをどんどんしていきたい。笑顔を発信していけたらいいなと思うようになりました」と、前向きな抱負を語ってくれた。
2019年11月29日整形を公表 元原宿系アイドル38歳の新刊美容整形を考える際に必要なノウハウとドキュメントが掲載されている新刊『整形は正義!』がKKベストセラーズから発売された。価格は1,550円(税別)。著者は元原宿系アイドルで、整形していることを公表しているMiRichan(ミリちゃん)である。著者はこの出版に際し、自身の年齢が38歳であることも公表している。整形は日本で行う? 韓国で行う?かつては批判されることが多かった美容整形も、現在では前向きに捉える人が少なくない。有名人の中でも、美容整形を行っていることを公言している人もいる。また、現時点では考えていなくても、整形が気になっている人は多い。新刊『整形は正義!』は、整形を考えている女性や、気になっている女性に向けて書かれたもので、美容外科の探し方から、施術の選び方、施術後のダウンタイムの過ごし方などが掲載されている。また、日本で整形した女性と韓国で整形した女性が多数登場。整形を日本で行うべきか、韓国で行うべきか、そのメリットやデメリットを語る。さらに人気クリニックの院長も登場。美容外科医の立場から整形が成功しやすいタイプ、成功しにくいタイプなどを語っている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※整形は正義! - 新書・文庫新刊 - KKベストセラーズ
2019年11月13日マイリー・サイラスが声帯の手術を受けたという。「People」誌などが報じた。マイリーは約1か月前に扁桃炎を患い入院して手術を受けたが、その際に扁桃炎とは別の問題が数年前から声帯に生じていたことが発覚。医師から年内に手術を受けた方がいいと勧められ、先週中に踏み切ったようだ。交際中のコーディー・シンプソンが、8日にインスタグラムにマイリーとの写真を掲載し、「成功」とコメント。手術がうまくいったことに触れたとみられる。現在、回復過程にあるマイリーは、数週間声を出してはならないとのこと。新曲の録音やパフォーマンスはしばらく休止となる。関係者は「マイリーは順調に回復しています。来年早々には完全復活となるでしょう」と語っている。先月の扁桃炎の手術からのどを休めてパフォーマンスはお預け状態のマイリーだが、彼氏のコーディーは、マイリーにインスピレーションを受けて書いた新曲「Golden Things」をリリース。「ぼくらは一緒にいると、お互いがよい状態でいられるんだ。それってすごく健康的なことだよね。いままでの(恋愛)関係で初めてのことだと思う。考え方が似てるんだ」と語っている。(Hiromi Kaku)
2019年11月11日LUNA SEAのボーカルで歌手の河村隆一(49)が、10月2日にブログを更新。「手術」というタイトルで、声帯ポリープ切除手術を受けたことを明かした。《今朝の9時手術室に~手術の一連の説明を受け~点滴~麻酔~意識はなくなりました》と告白。そのうえで《手術は1時間程…その後ベッドで病室に運ばれ午後1時くらいまでうとうと…術後麻酔がきれても、痛みはほとんどありません!!》と手術が成功したことを報告。河村は前日の1日にも《今日は今年二度目の入院。明日、声帯ポリープを切除する手術を受けます》と報告。この報告を受けて、LUNA SEAメンバーでギタリストのINORAN(49)は《I WISH good luck to my voice…!!!!》とツイート。ドラマーの真矢(49)も《ずっと共に笑顔で音楽しようね LOVE》と河村にエールを送っていた。そんな河村の手術成功に、ファンからは安堵の声が寄せられている。《手術成功おめでとうございます!良かった、、》《手術、無事に終わって安心しましたパワーアップした隆一さんの歌声を聴けるのを楽しみにしています》河村は、今年1月にも肺腺がんの手術を受けたことをブログで報告していた。手術後はジムでのトレーニングやランニングなどでコンディションを取り戻し、音楽活動を再開。今年2月から、ギリシャ語で「復活」を意味する「anastasis」と題したツアーをスタートさせていた。全国各地の教会では、マイクを使わない生声でのライブを披露している。さらに河村はブログで《そして予定通り・・DREAM FESTIVALに間に合いそうです》と告白。10月14日にLUNA SEAで出演が決まっている「テレビ朝日ドリームフェスティバル2019」へ、予定通り出演する意気込みを見せている。ライブを心待ちにしているファンからは、応援のメッセージが寄せられた。《手術大成功のご報告いただき安心しましたドリフェス楽しみにしております》《よかったです第一声、どきどきですね。 ドリフェス、楽しみにしてますくれぐれも無理なさらず 気持ちよく歌えるようになりますよう 祈ってます!!》《手術の成功安心しました!ドリフェスに間に合わせるなんて大丈夫?って思いましたが、やる気満々で頼もしいです楽しいフェスになるよう応援してます》
2019年10月03日9月12日放送の『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に、“日本一謎の整形男子”として芸能界デビューしたタレントのアレン(26)が出演。19歳のころから美容整形を始め、26歳現在の整形総額は9,000万円にのぼると明かした。年内には1億円に達するという。パトロンから旅行や整形費用以外に自由に使えるお金を月500万円ほどもらっていると語ったアレン。その浮世離れした私生活に、マツコ・デラックス(46)も驚きを隠せない様子だった。さらにマツコらが驚愕したのは、怖すぎる美容整形のエピソードだ。これだけ整形を重ねているにも関わらず、痛いのが苦手というアレンは「手術は全身麻酔で基本やってもらうんです。たとえば、唇のヒアルロンでも全身麻酔」と告白。何度も全身麻酔をやり過ぎたせいで「普通の人の1.5倍~2倍以上入れないと眠れなくなっている」という。さらに医師からは「手術中死んでしまってもおかしくない」と説明を受けているというのだ。これに対してマツコは「えー!危ないよー!」と指摘。スタジオも騒然とするなか、アレンは「1回死にかけたんですよ。完全に呼吸が落ちちゃって。それで蘇生してもらって」と瀕死エピソードも暴露。しかしその後も整形をやめる気はないようで、「全身麻酔はやらないよって言われたから、病院変えた」と語っていた。「死にたくはない!」とも語っていたアレン。整形をやめるか、全身麻酔をやめるか。何かを我慢したほうがよさそうだが――。
2019年09月20日長男は生後3カ月ころから、陰嚢がペチャンコのことが多い気がしていました。受診しましたが、この時期は問題ないとのこと。その後、10カ月健診のときに専門医から「移動性精巣」と診断されました。治療するなら全身麻酔の手術が必要ですが、必ず手術を要する疾患ではないとのこと。長男に手術は必要かどうか悩みましたが、手術を決断してから手術後までの様子をご紹介します。 移動性精巣の診断から手術を決意長男は生後10カ月で専門医にて「移動性精巣」と診断後されましたが、経過観察のための通院のみでした。医師によると、成長とともに改善することも多く、無治療で経過観察だけの場合もあるとのこと。しかし長男の場合は、精巣が陰嚢より上に上がっている時間が長かったので手術が必要でした。精巣が上がっている時間が長いほど停留精巣と同じ状態になり、将来の癌や不妊のリスクが上がるそうです。全身麻酔のリスクもあるので、1歳半まで待って手術となりました。 手術前日から当日朝の様子2泊3日の予定で、手術前日の午後に入院しました。前日まで保育園に行き、いつも通りの生活でしたが、風邪をひくと手術は延期になるので体調には非常に気をつかいました。親の付き添いは自由でしたが、心配だったので私も付き添い入院することに。病棟という慣れない場所で私が離れると泣いていましたが、機嫌が悪くなることはなく寝かし付けて就寝。食事は手術前日の夕飯を食べて、当日朝から絶食となりました。 1時間半で無事に手術終了朝から眠くなる薬でトロンとしている長男。ベッドに横になったまま手術室へ移動し、入口のところで長男を見送りました。約1時間で手術は終了し、医師から説明がありました。精巣を上から支える筋肉の引き上げる力が強くて精巣が上に上がってしまうため、支える筋肉をそいで減らす手術をしたそうです。 その後、すぐに眠ったままの長男が出てきて、30分ほどで目を覚ましました。午前10時に手術は終わり、夕食から普通に食べることができました。 退院翌日に保育園に復帰!手術翌日に退院し、さらにその翌日には保育園に復帰できました。傷跡は接着剤のようなもので固めてあり、1週間後の通院日まで清潔を心掛ける程度のケアで済みました。そして1年経過観察に通い、問題なく終了。本人はまだ理解していませんが、精巣も陰嚢内におりてきている時間が長くなりました。ちなみに多少の行き来は健康な人でもあるそうです。私はホッとしてうれしくて、おむつ替えのたびに陰嚢を触りニヤニヤしていました。傷跡は陰嚢を裏返すと多少切開の痕がわかりますが、しわでうまくごまかせています。 「移動性精巣」は、停留精巣に比べて情報も少ないので当初は不安になりました。経過観察も手術も心配でしたが、2泊3日で退院できましたし、その後心配がなくなったのでよかったと思っています。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:佐々木めい7歳、5歳、2歳の3児の母。実家は遠方で夫は単身赴任中。看護師と養護教諭の資格を持ち、元小児科ナース。育児と仕事の両立を図っている。自身の体験談などを中心に執筆しています。
2019年09月16日左胸に早期の乳がんが見つかった美智子さまは、9月8日、東京大学医学部附属病院で、がんの摘出手術を受けられた。手術は乳房を残す温存手術(部分切除)で行われ、がん組織だけを摘出。術後には必要に応じて放射線治療を受けられ、順調なら2〜3カ月で軽い運動ができるまで回復するという。美智子さまが84歳で手術を決断されたことは、高齢化が進む日本で、がん治療をどうすべきか、考えるいい機会でもあるーー。がんは加齢とともに増加する病気。平均寿命が延びたことで高齢者の患者数が増え、’14〜’15年にがんと診断された人では、75歳以上が約4割を占めている。福岡大学医学部総合医学研究センター教授で「高齢者のがんを考える会」の発起人でもある田村和夫先生はこう語る。「がんの治療には、3大治療である、手術、抗がん剤療法、放射線治療があります。それぞれに副作用や合併症などのマイナス面を伴い、それが高齢者には高いハードルになるのです。特に体の負担が大きいのが手術。がんを切除できても、ダメージから、体力や免疫力の低下による肺炎で死亡するケースもあります。当然ながら、高齢者のがんの治療によって、その人の本来の寿命を短くしてしまうことは避けなければいけません。さらに副作用で寝たきりになったり認知症になったりしないよう生活の質(QOL)を維持することも重要なのです」東京大学医学部附属病院放射線治療部門長の中川恵一先生はこう語る。「高齢者のがん治療は、体の負担の大きい手術よりも、放射線治療が中心になります。放射線治療では治らず、手術が必要なのは胃がんや大腸がん、子宮体がんなどです。早期の胃がんや大腸がんは、身体的なダメージの少ない内視鏡・腹腔鏡などで腫瘍の切除ができるため、高齢者でも耐えることができます。しかし、進行したがんで胃や大腸の全摘となると体の負担が増え、術後に体重減少や筋力低下を招き寿命を縮めてしまうことがあるので慎重な判断が必要です。子宮体がんの全摘手術も、体へのダメージが大きいので、80歳を超えて健康状態の悪い方は、慎重に考える必要があります」がんは部位ごとに違う病気といっても過言ではない。さらに進行スピードも異なる。進行が速い、肺がんは注意が必要だ。「肺がんの根治を目指し、肺葉切除をすると、呼吸機能が大きく損なわれます。高齢者で早期の肺がんなら放射線のピンポイント照射、進行した肺がんなら抗がん剤と放射線の併用が、比較的体の負担も少なくメリットが大きいのです」(中川先生)逆に、高齢であっても手術という選択が適切な場合も。「乳がんの手術は、おなかを切るわけではないので、体への負担が少ない。そのため高齢者であっても、健康状態がよければ、手術をしたほうが完治や再発を防げるなどメリットが大きい」(中川先生)美智子さまのご決断は、医師との話し合いのうえ、最善の方法を選んだことがうかがえる。最後に田村先生が語る。「高齢者のなかには、すごく元気な人もいれば脆弱な人もいます。同年齢でも個人差がとても大きい。さらに、若い人のがん治療は、根治や長期延命が目的ですが、高齢者の場合には“残された人生をどう過ごすか”ということが重要な要素になってくるのです」
2019年09月16日美智子さまは9月8日、東京大学附属病院で乳がんの摘出手術を受けられた。宮内庁によれば、手術は無事に終わり、経過は順調だという。美智子さまにとって初めてのがん手術。不安もおありだったのではないかと思うのだが、8月下旬の軽井沢・草津ご静養の際、美智子さまに悲愴な雰囲気はほとんどなかったという。「幸いなことに、美智子さまの乳がんは“奇跡的な早期発見”だったのです。本当に極小のがんで、ベテラン医師でも見逃してしまうようなものだったようです」(宮内庁関係者)美智子さまは、15年以上前から乳がんの検診を受けられている。本誌も’03年5月、美智子さまが都内の癌研究会附属病院(現・がん研究会有明病院)で精密検査を受けられたことを報じている。「そのころから検査を担当してきた女性医師の高橋かおるさんに、美智子さまは絶大な信頼を寄せられています。彼女は’06年の1月に地元・静岡県の県立静岡がんセンターに移りましたが、その後も毎年、美智子さまの検診を担当してきました。そのことが、今回の奇跡的な早期発見につながったのです」(前出・宮内庁関係者)今年7月、高橋さんは乳腺超音波検査で美智子さまの左胸に病変を発見、MRI検査でも乳がんの疑いと診断した。その後、いくつかの検査を経て乳がんの告知を受けた美智子さまは「よくぞ見つけてくれました」と高橋さんへの感謝を述べられたという。医療関係者が明かす。「実は、彼女は“スーパー女医”ともいうべき名医なのです。患者さんと丁寧にやりとりし、なおかつはっきりものを言う医師。術例数も非常に多いので、手術の腕も間違いありません。20年ほど前から“乳がんといえば髙橋かおる医師”と言われるほど評価が高かったのです」高橋さんは以前から、日本の乳がん検診受診率の低さに警鐘を鳴らしてきた。’05年度の時点で欧米諸国では6~8割だった受診率が、日本ではたった17.6%だった。そうした状況に危機感を覚えた彼女はいち早くマンモグラフィーを導入して、触診でわからない「非蝕知がん」の発見にも尽力してきた。触診で判別できる大きさになる前に発見すれば、より治癒の可能性が高くなるからだ。「高橋さんは“忙しくても笑顔を忘れない”、そして“自分自身が受けたいと思える医療を行う”をモットーとしていて、女性患者の信頼がとても厚いのです」(前出・医療関係者)8日の手術は高橋かおる医師と東大病院乳腺・内分泌外科の合同チームにより行われた。がんの大きさは1センチ弱で、乳房温存手術によりその周辺5センチ弱を摘出。手術は4時間ほどで終了した。美智子さまは、経過が順調ならば術後数日で退院される見通しだという。
2019年09月10日私は長子を出産する際に緊急帝王切開だったのですが、次子は予定帝王切開だったので手術前におこなうことがいくつかありました。産院によって異なるのかもしれませんが、手術前はどんな様子だったのか、私の体験をご紹介します。 出産予定日はこう決まった手術予定日は出産予定日の約2週間前に設定され、妊娠38週3日で出産しました。私が通っていた産院では希望日を受け付けておらず、予定帝王切開手術をおこなう曜日が決まっていたようで、妊娠38週周辺で1番近いその曜日の日に決まりました。 出産する日があらかじめ決まっているのは、なんだか不思議なような変な気持ちでした。赤ちゃんの準備ができないうちに、無理に出してしまうようでちょっとかわいそうな気も。しかし、「仕事の休みがとれる。出産に立ち会える!」と、パパはうれしそうでした。 前日から入院幸いにして妊娠中にトラブルはなく、赤ちゃんは順調に育ってくれました。もし何かあったり、手術予定日前に陣痛が起こったりしたら、緊急帝王切開になると言われていました。 予定日の前日から入院し、夜の9時以降は水も飲んではいけない、ということでした。点滴をして、院内は空調が効いているので「喉が渇いて仕方がない」ということはありませんでしたが、結構つらかったです。予定された手術は人生で初めてだったので、こんなことまでするのかと驚きました。 手術直前にすること手術直前に浣腸をして腸内をできるだけ空にしました。浣腸は必須ではなく、「しておきますか? どうしますか?」という軽い提案でした。出産時の排泄物が気になるのであればしてもいいし、出ちゃってもきれいにするから大丈夫ですよ、と助産師さん。私は一応浣腸をしたのですが、便意を我慢できずにすぐ便と一緒にその薬を出してしまったので、あまり意味がなかったかもしれません。 点滴をつけたままで、手術台に上がりました。手術中ずっと顔の近くに助産師さんが立っていて、ときどき顔を覗いて「大丈夫ですか、気持ち悪くないですか」と声を掛けてくれたのが心強かったです。手術中、特に異常なく、無事に出産することができました。 長子のときは緊急帝王切開だったので無我夢中でしたが、予定された帝王切開の場合はいろいろと事前にすることがあり、初めてのことばかりだったので不安も募りました。手術前にどのようなことをするのか知ることで、不安が少しでも軽減できるのではないかと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて出産予定の産院や病院、医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年08月13日