本年度アカデミー賞ノミネートのドキュメンタリー『オール・ザット・ブリーズ』がU-NEXTにて見放題で独占配信開始されることが分かった。世界で最も人口の多い都市デリーでは、牛、ネズミ、サル、カエル、豚、昆虫、鳥が、人々と肩を寄せ合って生活している。しかし、深刻化する大気汚染の影響により、スモッグに覆われた空からトビが落ちてくるように…。そんな異常事態の中、デリーで暮らすナディームとサウドの兄弟たちは、工場でソープディスペンサーをつくる傍ら、トビをはじめとする猛禽類の保護活動を行う“ワイルドライフ・レスキュー”という団体を20年にわたり運営している。人間と生活圏を共有する動物たちは、いかにして都会の環境に順応しているのか…。本年度アカデミー賞のほか、英国アカデミー賞ノミネート、カンヌ国際映画祭、サンダンス映画祭、ゴッサム賞など数々の栄誉あるドキュメンタリー賞を受賞し「今年のベストドキュメンタリー映画」との呼び声も高い。詩情溢れる映像とともに兄弟たちの日常や葛藤を描き出す美しくユニークな本作は、「見事!駆り立てられ記憶に残る作品」(NPR)、「本年度最も魅力的な映画」(ヴォーグ)、「近年で最も美しいドキュメンタリー」(ロサンゼルス・タイムズ)など、海外メディアでも絶賛評が寄せられ、世界中の映画祭、映画賞を席巻中だ。「生きとし生けるものを区別すべきではない(One shouldn't differentiate between all that breathes)」という信念を胸に、昼夜を問わず地下に即席で作った小さな鳥病院でトビの保護に勤しむ兄弟たちの奮闘、そして環境汚染と治安悪化が進むデリーで人間と動物たちが共存する姿を追いかける。『オール・ザット・ブリーズ』はU-NEXTにて見放題で独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2023年03月02日第95回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされているインド映画『RRR』の劇中歌「Naatu Naatu」が、3月12日開催の授賞式にて生披露されることが分かった。同曲の歌手ラーフル・シプリガンジ&カーラ・バイラヴァがパフォーマンスを行うという。授賞式の製作総指揮・ショーランナーのグレン・ワイスとリッキー・カーシュナーが発表した。「Naatu Naatu」は『RRR』の中に登場する超高速のキレッキレダンス「ナートゥダンス」の楽曲。1月に行われたゴールデングローブ賞でも歌曲賞の候補となり、レディー・ガガやリアーナといった強豪を抑えて受賞した。授賞式では「Naatu Naatu」を披露するラーフル&カーラのほか、ソフィア・カーソン&ダイアン・ウォーレンが『Tell it Like a Woman(原題)』の「Applause」、リアーナが『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の「Lift Me Up」、デヴィッド・バーン&ステファニー・スー&音楽トリオ「Son Lux」が『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の「This is a Life」のパフォーマンスを行う。これら4曲と共に、『トップガン マーヴェリック』の「ホールド・マイ・ハンド」も歌曲賞にノミネートされており、これを歌っているレディー・ガガの出演に期待がかかる。(賀来比呂美)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2023年03月01日生後15か月の幼い娘を殺害した罪に問われた、ある若い女性の裁判を描き、昨年のヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)と新人監督賞をW受賞、本年度アカデミー賞国際長編映画部門のフランス代表にも選出された『サントメール ある被告』(原題『Saint Omer』)が公開決定。7月14日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下(6月オープン)ほかにて順次公開されることになった。フランス北部の町、サントメールで実際にあった裁判をベースにした物語。若き女性作家ラマは、ある裁判を傍聴する。被告は、生後15か月の幼い娘を海辺に置き去りにし殺害した罪に問われた若い女性ロランス。セネガルからフランスに留学し、完璧な美しいフランス語を話す彼女は、本当に我が子を殺したのか?観客はラマの視点を通して、まるでその裁判に投げ込まれたかのようにスリルに満ちた時間を経験する。被告本人の証言も娘の父親である男性の証言も、何が真実か分からない。弁護士、検事、裁判官……そして偶然ラマは被告の母親と知り合う。映画はサスペンスフルに展開し、ラストでは人間の根源的なテーマを浮かび上がらせる。「2022年最高のフランス映画」との呼び声も高い本作の監督は、『私たち』(2021)で2021年ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門最優秀作品賞を受賞するなど、ドキュメンタリー作家として国際的に高い評価を受けてきたセネガル系フランス人女性監督アリス・ディオップ。本作が初めての長編劇映画ながら、卓越したドキュメンタリー的視点を交えて描く手法が絶賛され、いまや映画ファンが最も注目すべき監督の1人とされている。撮影監督は『燃ゆる女の肖像』でセザール賞はじめ数々の撮影賞に輝いたクレア・マトン。脚本に、フェミナ賞とゴンクール賞を受賞している作家、マリー・ンディアイが参加している。『サントメール ある被告』は7月14日(金)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開予定。(text:cinemacafe.net)
2023年02月28日2023年3月10日、『第46回 日本アカデミー賞授賞式』が行われます。日本アカデミー賞とは、映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられました。民放公式テレビ配信サービス『TVer』では、授賞式当日に『ウェルカムレセプション』『レッドカーペット』の模様をライブ配信。また、『第46回 日本アカデミー賞授賞式』の地上波放送も、リアルタイム配信します。同年2月27日からは、『日本アカデミー賞特集』がスタート。主演男優賞、主演女優賞、新人俳優賞など各賞受賞者の出演ドラマを無料配信します。ほか、新人俳優賞受賞者6人全員のスペシャルインタビューの完全版も見ることができますよ。第46回『日本アカデミー賞』の受賞者はこちら。【第46回 日本アカデミー賞 受賞者(一部の賞を抜粋・敬称略)】<優秀主演男優賞>阿部サダヲ、大泉洋、妻夫木聡、二宮和也、松坂桃李<優秀主演女優賞>岸井ゆきの、のん、倍賞千恵子、広瀬すず、 吉岡里帆<優秀助演男優賞>柄本佑、窪田正孝、坂口健太郎、目黒蓮、横浜流星<優秀助演女優賞>有村架純、安藤サクラ、尾野真千子、清野菜名、永野芽郁、松本穂香<新人俳優賞>小野花梨、菊池日菜子、生見愛瑠、福本莉子、有岡大貴、番家一路、松村北斗、目黒蓮最優秀主演男優賞、主演女優賞などの栄冠を手にするのは誰なのでしょうか。授賞式が楽しみですね。2023年2月27日現在、配信中の作品はこちらです。『微笑む人』(テレビ朝日系)松坂桃李『エアガール』(テレビ朝日系)広瀬すず/坂口健太郎『消えた初恋』(テレビ朝日系)目黒蓮/福本莉子『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)大泉洋『中学聖日記』(TBS系)有村架純『コウノドリ(2015)』(TBS系)坂口健太郎/清野菜名『リミット』(テレビ東京系)窪田正孝『元彼の遺言状』(フジテレビ系)大泉洋『兄友』(MBS系)横浜流星『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(読売テレビ系)清野菜名/横浜流星同年3月1日から配信予定の作品一覧はこちら。『コントが始まる』(日本テレビ系)有村架純『ハケンの品格(2007年)』(日本テレビ系)大泉洋『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)横浜流星/岸井ゆきの『臨床犯罪学者 火村英生の推理』(日本テレビ系)窪田正孝『デスノート』(日本テレビ系)窪田正孝『Mother』(日本テレビ系)尾野真千子『今日から俺は!!』(日本テレビ系)清野菜名『親バカ青春白書』(日本テレビ系)永野芽郁/小野花梨『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』(日本テレビ系)岸井ゆきの『視覚探偵 日暮旅人』(日本テレビ系)松坂桃李『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)坂口健太郎『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)坂口健太郎『35歳の少女』(日本テレビ系)坂口健太郎『この恋あたためますか』(TBS系)菊池日菜子同月3日からは、有村架純さん、生見愛瑠さんが出演する『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(TBS系)が配信されます。同月5日からは、過去の『日本アカデミー賞授賞式』の名場面の数々を限定配信。さらに、TVer限定で、小野花梨さん、菊池日菜子さん、生見愛瑠さん、福本莉子さん、有岡大貴さん、番家一路さん、松村北斗さん、目黒蓮さんのインタビュー完全版の配信も行われます。特別コンテンツ1(日本テレビ)新人俳優賞受賞の6人のインタビュー完全版特別コンテンツ2(日本テレビ)過去の新人俳優賞の名場面【配信日未定】『ユニコーンに乗って』(TBS系)永野芽郁上記ラインナップにない作品も配信予定だといいます。「このドラマ、見逃した!」という作品もあることでしょう。中には「懐かしい!」と思うドラマもあるかもしれません。『第46回 日本アカデミー賞授賞式』も楽しみですが、過去の作品も楽しんでみてくださいね![文・構成/grape編集部]
2023年02月28日25日(現地時間)、カリフォルニア大学のロイスホールで「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれるアニー賞授賞式が開催された。最高賞として位置づけられている長編作品賞には『私ときどきレッサーパンダ』『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』『長ぐつをはいたネコと9つの命』『ジェイコブと海の怪物』『ウェンデルとワイルド』がノミネートされており、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』が受賞した。同作は監督賞、キャラクターアニメーション賞など最多5部門受賞。デル・トロ監督は受賞スピーチで「言ってもいいですか?アニー賞がほしくてたまらなかったんです!」と喜びを爆発させた。短編ストップモーションアニメとしてYouTubeで誕生し、再生回数が5000万回以上を超えて長編アニメ化された『Marcel the Shell with Shoes on(原題)』は3部門を受賞。主人公のマーセルの声を務め、声優賞を獲得したジェニー・スレイトは、受賞スピーチで「ギレルモ・デル・トロ監督に全く同意です!私もアニー賞がどうしてもほしかったんです!」と“受賞仲間”のデル・トロ監督をまねて喜んだ。日本勢は、長編インディペンデント作品賞などにノミネートされていた湯浅政明監督の『犬王』は、残念ながら受賞ならず。堤大介監督の『ONI ~ 神々山のおなり』がテレビ・メディア部門の作品賞(リミテッドシリーズ)、プロダクション・デザイン賞(テレビ・メディア)の2部門で受賞した。堤監督は「この受賞は本作に関わった全てのスタッフの功績です。そしてなにより世界中のたくさんの方々に、日本の美しさを感じてもらいたくて制作した本作が、こうやって多くの人に認めてもらえたことを誇りに思います。この賞をきっかけに少しでも多くの日本の方々が『ONI ~ 神々山のおなり』を観てくれたらうれしいです」とコメント。東京・立川で4月2日まで開催中の「ONI展」で「より作品の魅力を感じていただける」として来場を呼び掛けている。(賀来比呂美)■関連作品:ギレルモ・デル・トロのピノッキオ 2022年11月25日より全国にて公開、12月9日よりNetflixにて配信
2023年02月27日3月12日(日本時間は13日)に授賞式が行われる米アカデミー賞。注目は、なんといっても作品賞。ノミネートされているのは、すでに日本で公開された『西部戦線異状なし』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『イニシェリン島の精霊』『エルヴィス』『トップガン マーヴェリック』『逆転のトライアングル』の6本と、今後公開される『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(3月3日)、『フェイブルマンズ』(3月3日)、『TAR/ター』(5月12日)、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(初夏公開)の4本だ。なかでも本命と目されているのは今週末公開の、スティーヴン・スピルバーグ監督『フェイブルマンズ』。今回はこの作品をご紹介します。『フェイブルマンズ』数々の大ヒット作、名作を手がけたスティーヴン・スピルバーグ監督。「私の作品のほとんどが、成長期に私自身に起こったことを反映したものだ」という言葉通り、彼の映画は彼の人生そのもの。変幻自在ともいえる題材の振れ幅の広さ、どんなテーマでも観る人を失望させないクオリティ。それを可能にしたのは何なのか、その創作の秘密がわかるのが、この作品。スピルバーグによる自伝的映画だ。タイトルの「フェイブルマン」は人名。複数だから、いうなれば“フェイブルマン家の人々”。スピルバーグという姓のドイツ語の語源から、戯曲の要約を意味する演劇用語「fabel」を見つけ、共同脚本のトニー・クシュナーがシャレっ気で名付けたそう。あくまでも自伝“的”映画なので、いろいろフィクションが盛り込まれているけれど、主人公サミーの家族が、科学者の父、ピアニストの母、4人兄妹であることや、一家の歴史は、スピルバーグ家そのものだ。高松啓二さんの水先案内をもっと見る()イラストレーション:高松啓二中川右介さん(作家・編集者)「……最後は、希望があるラストシーン。そのため、「いい映画を観た」「感動した」と思ってしまうが、なかなかどうしてシビアな映画だ」中川右介さんの水先案内をもっと見る()堀晃和さん(ライター・編集者)「……家族の微妙な人間模様を描きながら、サミーの映画への憧れがストレートに語られる構成が胸を打つ……」堀晃和さんの水先案内をもっと見る()(C)2022 Universal Pictures. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年02月27日日本公開から半年以上、全国各地の映画館でロングラン上映を続けている『PLAN75』。この度、第65回ブルーリボン賞にて主演女優賞(倍賞千恵子)&監督賞(早川千絵)を受賞したことを記念して、公開時のメイン館である新宿ピカデリーにて3月10日(金)より再々上映が決定した。6月の公開週にはメイン館の新宿ピカデリーの週末動員数で、『トップガン マーヴェリック』の動員を抑え1位を記録。シネスイッチ銀座では、金曜日の初回からチケットを求めて観客が長蛇の列をなし、土日も満席の回が続出。30代以降の映画ファンを中心に女性のグループ、夫婦・カップルなど複数での鑑賞が多く、幅広い客層に支えられてロングラン上映、現在、興行収入は3.4億円に迫っている。SNSを中心に「震えるほど感動」「頭から離れない」「“生きる”という命題を観る者に突きつける大傑作」など絶賛の声が多く寄せられたほか、“75歳以上に生死の選択権を与える<プラン75>の制度”に対して、賛否両論を巻き起こした本作。作品への口コミの高さに加え、キャスト陣の演技も高く評価され、第46回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、優秀脚本賞や第65回ブルーリボン賞 主演女優賞、監督賞をはじめとした国内の主要映画賞を獲得している。また、第47回トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門や国際映画祭への出品も相次ぎ、フランス、シンガポール、タイ、台湾など30か国以上の国と地域で配給されるなど、世界各国でも評価を受けている。この度、3度目の新宿ピカデリーでの上映決定を受け、倍賞さんは「監督をはじめ、キャスト、スタッフの皆さんと同じ方向を向いて一生懸命に作り上げた作品を多くの方にご覧いただけて嬉しいです」とコメント。なお、早川監督は次回作に向け、脚本を執筆し始めているという。『PLAN 75』は3月10日(金)より新宿ピカデリーにて再々上映、全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PLAN75 2022年6月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2022『PLAN75』製作委員会 / Urban Factory / Fusee
2023年02月24日第46回 日本アカデミー賞の話題賞結果が、23日深夜放送のニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00〜27:00)内で発表された今回で46回目の開催を迎える“日本映画界最高の名誉”『日本アカデミー賞』(3月10日 グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールにて授賞式開催)。同賞において唯一、一般の映画ファンが投票に参加できるのが「話題賞」で、2月3日に投票が締め切られ、この度最終結果が明らかになった。作品部門では『ONE PIECE FILM RED』、俳優部門では『すずめの戸締まり』(声の出演)、『ホリック xxxHOLiC』に出演した松村北斗が選ばれた。同局では受賞者のスペシャルインタビューも交え、今年も日本アカデミー賞授賞式の模様を『オールナイトニッポン0(ZERO)〜第46回日本アカデミー賞スペシャル〜』として3月10日27時から2時間に渡って放送する。
2023年02月24日トム・クルーズ製作・主演『トップガン マーヴェリック』が、本年度・第95回アカデミー賞において作品賞、主題歌賞(Hold My Hand/レディー・ガガ)など6部門にノミネートされたことを記念し、3月3日(金)より再び“追いトップガン”を堪能できるスクランブル上映が決定した。アカデミー賞において、作品賞にトムの主演作がノミネートされたのは第69回『ザ・エージェント』以来、実に26年ぶり、もし受賞となればダスティン・ホフマンとのW主演作『レインマン』(第61回)以来、34年ぶり。長年アカデミー賞とは縁の離れていたトムながら、コロナ禍以降、厳しい状況にあった映画業界はこの作品なくしていまの再生と盛り上がりはなかったと言っても過言ではなく、本作『トップガン マーヴェリック』は作品賞を含む6部門で見事にノミネート。現地時間2月13日に開催された、今年のノミネートされた映画人が集う恒例の昼食会オスカー・ノミニーズ・ランチョンでは、スティーヴン・スピルバーグ監督がトムへ謝意と賛辞を直接送っている様子がキャッチされたことも話題をさらっている。ここ日本でも昨年5月に公開以降、数々の記録をことごとく塗り替えるハイペース飛行を続けており、2010年以降に日本で公開された実写映画のNo.1という記録を樹立。2023年に突入してなおいくつもの劇場で上映が続いていたなか、今回のアカデミー賞へのノミネートを記念して3月3日より全国175館(3月10日より106館)と拡大公開が緊急決定。ラスト胸熱ステッカー イメージ(※実際の商品とはデザイン・仕様が一部異なる場合あり)さらに入場者プレゼントとして、ノミネートされた賞が刻まれた「ラスト胸熱ステッカー」が全国25万枚限定で配布決定。IMAXなどのラージフォーマットでの上映も決定した。なお、日本での累積興行収入は2月19日までで135.7億円に到達。トム・クルーズ作品の日本歴代最高記録の『ラスト サムライ』(137億円)に迫っている(※興行通信社調べ)。『トップガン マーベリック』は全国にて公開中。3月3日(金)より全国175館、3月10日(金)より106館にて拡大公開。4K UHD、Blu-ray&DVD発売中。発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント(text:cinemacafe.net)■関連作品:トップガン マーヴェリック 2022年5月27日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年02月21日先日開催された英国アカデミー賞で、助演男優賞(『イニシェリン島の精霊』)を受賞したバリー・コーガン。アイルランド・ダブリン出身の彼は、受賞スピーチで「これ(トロフィー)を、ぼくの出身地で、なにかになりたいと夢見ている子どもたちに捧げたいです」と地元愛を語って涙を誘っていたが、授賞式後、地元の母校に立ち寄ることも約束した。授賞式の翌日、アイルランドの公共放送RTEのニュース番組に、母校のオコンネル・セカンダリー・スクール(中学・高校)の生徒たちと恩師コナー・フラッド氏が出演。バリーの受賞を祝い、生徒はバリーが「世代を超えたインスピレーションを与えてくれました」と称賛した。フラッド氏は「バリーをテレビで見るたびに、ちょっと非現実的のように感じるのですが、本当に楽しくなるんです。彼が自分のため、家族のため、地元のためにやっていること、やってきたことは計り知れません」と語った。喜んだバリーはこのニュース動画をリツイートし、「すごくうれしい。全国放送で素敵なことを言ってくれてありがとう。地元に帰ったらフラッド先生と@coolyerを訪ねて思い出話がしたいなぁ。学校にも立ち寄るよ」とコメントしている。(賀来比呂美)■関連作品:イニシェリン島の精霊 2023年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年02月21日●仕事で刺激が多い分、私生活は穏やかな生活にしたい数々の映画やドラマに出演し、2021年には日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど、人気・実力ともに兼ね備えている女優・有村架純。現在、NHK大河ドラマ『どうする家康』で家康の正室・瀬名役を好演中だが、2月23日には主演を務めたNetflix映画『ちひろさん』が世界配信&全国劇場公開される。有村にインタビューし、『ちひろさん』での役作りや女優業への思い、30代の抱負など話を聞いた。同名漫画を原作とした本作は、元風俗嬢の主人公・ちひろが、心に傷や悩みを抱えてうまく生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの生き方に影響を与えていく物語で、心のままに生きることの大切さや孤独と向き合うことの尊さを描いている。のびのびと心のままに孤独を謳歌する主人公・ちひろを演じた有村は、「普段の自分とは遠いところにいるキャラクター」だと感じたという。「黒髪ロングが似合って、佇まいからも香りを感じるような妖艶なイメージがあって、声やしゃべり方も一度会ったら忘れられないような魅力があって、自分自身が生きてきた人生とも違うし、雰囲気から醸し出すのは難易度が高いなと思いました」そんな魅力的なちひろに近づけるために、「声を低くしたり、あまり早口でしゃべらないようにしたり、声色から感じ取れる感情のにじみをある一定のところから外れないようにしたり」ということを意識。「ちひろさんは明るすぎてもいけないし、暗すぎてもいけない」と、今泉力哉監督とバランスを模索しながら作り上げた。一方で、「人との距離感の保ち方」はちひろに共感したという。「私もあまり踏み込みすぎず、友達だとしても適度な距離を保っている気がしていて、そうすることによって私生活ではあまり大きな感情の振れ幅がなく、それが心地いいんです。仕事で刺激をたくさんもらっている分、私生活ではなるべく刺激のない穏やかな生活をしたいというのもあるし、適度な距離があったほうが友達的にも楽かもしれないとかいろいろ考えていくと、ちひろさんのような距離感がすごく心地いいなと思いました」○■経験を重ねていく中でたどり着いた“人との適度な距離感”人と適度な距離感を保つようになったのは20代になってから。経験を重ねていく中でたどり着いたようだ。「人との出会いもたくさんある中で、うまく距離を見つけないといけない。(撮影期間の)1カ月や3カ月は同じ気持ちで向かうけど、いつまでもそこにとどまっていると次に進めないので、一生懸命頑張って、終わったら『さようなら!』って切り離していかないと自分自身ももたなくなるので」ちひろの言葉は名言の宝庫で、生きるヒントが詰まっているが、有村は「みんなで食べるご飯もおいしいけど、1人で食べてもおいしいものはおいしい」というセリフがとても印象に残っているという。「1人は寂しいというネガティブな印象がありますが、全然そんなことなくて、孤独を愛する人は世の中にたくさんいるし、1人でいるほうが楽だと思うなら、それはその人の幸せな道だし、そういう1人でいることへの許容を一つのセリフですごく感じました」有村自身、孤独は何も悪いことではなく、孤独に生きる幸せもあると考えている。「自分が大事にしたいものを自分の中で秘密にして楽しんだり、孤独に生きることも幸せなことだし、人間が100%分かり合えることは絶対ないと思っていて、友達や家族でも知らないことはいっぱいある。だから、その距離感が楽しかったり、何を考えているのだろうと想像したり、人と人が向き合うことでいろんなことを学習していき、その根本にあるのは孤独なのかなと思います」さらに、「何かと戦うときは自分1人。仕事を成し遂げるのも1人だし、孤独との戦いはどの職業にもあって、トップにいればいる人ほどその重荷は大きくなってくる。でもトップにいるからこそ見える景色もあるし、孤独だからこそわかることもあるので、孤独=寂しいということでは全くないと思います」と自身の考えを述べた。●作品が世の中の人に届く幸せも「今改めて感じている」2010年にデビューしてから約13年。数々の映画やドラマに出演し、女優として目覚ましい活躍を見せているが、女優業に対する思いはどのように変化してきたのか尋ねると、「自分が参加させていただいた作品が世の中の人たちに届いたときにすごく幸せな気持ちになれるということを、今改めて感じています」としみじみ。「誰か1人にでも届いてくれることがうれしくて、ファンの方がわざわざお金を払って劇場に足を運んでくださって、いろんな感想を持ってくれること自体がやりがいにつながってくるなと感じています」と続け、「余裕がなかったときは、ただただ目の前の作品を乗り越えるのに必死でしたが、20代の10年間で少しずつ経験を積み重ねて視野が広くなっていったことで、今そんな風に思えています」と変化を明かした。演じたちひろの言葉は、悩みを抱えた人たちの救いになっているが、有村自身は芸能界で活動していく中で行き詰まりを感じたときなど、どのようにして乗り越えてきたのだろうか。「自分の表現に限界が近づいて、このままだと芝居が嫌いになったり、飽きたりしそうだなという瞬間がありますが、無理に真逆のほうに向こうとすると心と体がバラバラになってしまうし、少しずつ原点に戻るというのを繰り返していたら、気がついたらここまで進めていたというのが私の性格には合っているなと。急いで答えを見つけようとせず、ただひたすら待っているとふいに抜け出せるタイミングが来るんです」芝居が嫌いになりそうになる瞬間はあっても、辞めたいと思ったことはなく、根底には「芝居が好き」という確固たるものがあるという。また、「芝居で行き詰まっても最終的に気づかされるのも芝居なので、抜け出せるタイミングが必ず来ると、目に見えないものを信じて続けていくしかないなと思っています」とも話した。出演した作品一つ一つが大事な経験になっているという有村だが、『ちひろさん』は一つの憧れの女性像に出会えた作品になったという。「20代最後に『ちひろさん』という作品に出会えて、自分の中でも変化球のある役どころだったので、とても新鮮に取り組めました。まだ背伸びをしないといけない部分もありますが、今後もちひろさんのようにかっこよく生きている女性像に出会えるきっかけとなる作品になったらいいなと思いながら参加させていただきました」同じく20代最後に参加し、いまなお取り組んでいる『どうする家康』も特別な経験になっている。「朝ドラや大河ドラマは昔から憧れを感じ、どこかで目標にしていたので、参加することができて力が入るというか、自分の名前がオープニング映像に載ると、デビューして13年くらい経ってやっと出演することができたんだなと実感します」と重みを噛みしめ、「時代劇は多くは経験していないので、所作や言葉など毎回緊張しますが、自分の役目を最後まで全うできたら」と力を込めた。○■デビューから走り続けてきた30代は「自分自身の生活も大切に」今月13日に30歳を迎えたばかり。30代の抱負を尋ねると「具体的にこうなっていきたいというのは何もないですが、自分自身の生活も大切にしていけたら」と答えた。「デビューしてから30歳になるまでずっと走り続けてきて、だからこそいろんなことをすごいスピードで見たり学んだりできましたが、自分を労わることや自分の声を聞くことに関して、気づかないふりをしていたこともいっぱいあったので、30代は落ち着いて自分の気持ちに耳を傾け、自分が幸せだなと思う選択ができればいいなと思います」自分にとっての幸せとは何か尋ねると、「私はやっぱり、私生活は刺激がない生活がいいんだなと気づきました」と笑う。「『休みに何をしているの?』ってよく聞かれますが、アクティブに過ごすタイプではないので『家にいます』と答えると、残念そうにされることがあるんです。これまではそう答えるのが申し訳なく感じたり、しょうもない人だなと思われているだろうなと思っていましたが、今はどう思われてもそれが自分の好きなことだから、窮屈に思う必要は全くないなと」自分の幸せを再確認し、ありのままの自分を出せるようになってきた有村。「自分が幸せを感じることを委縮せずに話せるようになっただけでも、自分の生きやすさにつながっているのかなと思います」と穏やかな笑顔で話した。■有村架純1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。2010年にドラマ『ハガネの女』(テレビ朝日)で女優デビュー。2013年、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で一躍注目を集め、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ/2016)で民放連続ドラマ初主演。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(2017)でヒロインを務めた。映画『花束みたいな恋をした』(2021)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。そのほか近年は、映画『るろうに剣心最終章 The Final/TheBeginning』(2021)、『月の満ち欠け』(2022)、ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?』(2022/TBS)などに出演。現在、NHK大河ドラマ『どうする家康』に出演中。Netflix映画『ちひろさん』が2月23日世界配信&全国劇場公開。ヘアメイク:尾曲いずみスタイリスト:瀬川結美子(C)2023 Asmik Ace, Inc. (C)安田弘之(秋田書店)2014
2023年02月21日19日(現地時間)、ロンドンのサウスバンク・センター内ロイヤル・フェスティバル・ホールで英国アカデミー賞(BAFTA賞)授賞式が開催された。受賞結果は、最多14ノミネートを獲得していたドイツ映画『西部戦線異状なし』が7部門受賞。非英語映画では1988年に製作されたイタリア映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の5部門受賞が同賞史上最多だったが、その記録を更新する快挙を遂げた。授賞式では様々なハプニングがつきものだ。今回の英国アカデミー賞では助演女優賞の発表時に、受賞者がケリー・コンドンであるにもかかわらず、同賞にノミネートされていたキャリー・マリガンの名前が読み上げられるというミスが起きた。原因は明らかになっていないが、プレゼンターのトロイ・コッツァーと手話通訳者との間で行き違いがあった模様。主な受賞作品・受賞者は以下の通り。作品賞『西部戦線異状なし』主演女優賞ケイト・ブランシェット『TAR/ター』主演男優賞オースティン・バトラー『エルヴィス』助演女優賞ケリー・コンドン『イニシェリン島の精霊』助演男優賞バリー・コーガン『イニシェリン島の精霊』監督賞エドワード・ベルガー『西部戦線異状なし』脚本賞『イニシェリン島の精霊』脚色賞『西部戦線異状なし』非英語映画賞『西部戦線異状なし』英国作品賞『イニシェリン島の精霊』アニメ賞『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(賀来比呂美)■関連作品:イニシェリン島の精霊 2023年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.西部戦線異状なし
2023年02月20日ロンドンを拠点に活躍する作曲家、藤倉大のオーケストラ作品「尺八協奏曲」が第70回尾高賞を受賞した。「尾高賞」は、NHK交響楽団の前身・日本交響楽団専任指揮者で作曲家でもあった尾高尚忠氏(1911-1951)の功績をたたえ、すぐれた邦人作曲家によるオーケストラ作品を顕彰するために設けられた作曲賞。藤倉は「secret forest for ensemble」(2009年)、「Rare Gravity for orchestra」(2015年)、「Glorious Clouds」(2019年)に続き4作目の受賞となる。今回の受賞作品「尺八協奏曲」は、フランス国立ブルターニュ管弦楽団による委嘱で作曲され、2022年4月28日にフランスのレンヌ市にて世界初演が行われた。今年6月27日(火)に東京オペラシティ コンサートホールで開催されるNHK交響楽団「Music Tomorrow 2023」 でも演奏される。NHK交響楽団「Music Tomorrow 2023」6月27日(火) 19時開演東京オペラシティ コンサートホール藤倉 大/尺八協奏曲(2021)一柳 慧/ヴァイオリンと三味線のための二重協奏曲(2021)スルンカ/スーパーオーガニズム(世界初演)指揮:ライアン・ウィグルスワース尺八:藤原道山ヴァイオリン:金川真弓三味線:本條秀慈郎●藤倉大(作曲)(C)Yuko Moriyama otocoto大阪生まれ。15歳で単身渡英しベンジャミンらに師事。数々の作曲賞を受賞、国際的な委嘱を手掛ける。15年にシャンゼリゼ劇場、ローザンヌ歌劇場、リール歌劇場の共同委嘱によるオペラ《ソラリス》を世界初演。19年に尾高賞、文化庁芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。20年にオペラ《アルマゲドンの夢》を新国立劇場で世界初演。数々の音楽誌において、その年のオペラ上演におけるベストに選出された。近年の活動は多岐に渡り、リモート演奏のための作品の発表や、テレビ番組の作曲依頼も多数。録音はソニー・ミュージックジャパンインターナショナルや自身が主宰するMinabel Recordsから、楽譜はリコルディ・ベルリンから出版されている。
2023年02月17日WOWOWで独占生中継される「第95回アカデミー賞授賞式」のスタジオゲストとして、映画監督&演出家の大友啓史の出演が決定した。番組案内役にジョン・カビラと宇垣美里、スペシャルゲストに中島健人(Sexy Zone)が出演する本番組。1月24日に発表されたノミネーションでは、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が最多となる10部門11ノミネート、『トップガン マーヴェリック』は6部門にノミネートし注目が集まっている。昨年のアカデミー賞授賞式では、『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を受賞し日本作品が評価されたが、今年も『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でミシェル・ヨーが主演女優賞にノミネートされ、アジアへの評価が高まっている。番組のスタジオゲストとして出演が決定した大友監督は、『るろうに剣心』シリーズや『3月のライオン』などを手掛け、現在は木村拓哉&綾瀬はるか共演の時代劇『レジェンド&バタフライ』が公開中だ。さらに、中島さんがMCを務め、生放送・ライブ配信でオスカーの行方を徹底予想する事前番組「第95回アカデミー賞直前総予想」のゲストとして、『モテキ』『バクマン。』「エルピス-希望、あるいは災い-」の大根仁監督が登場。そのほか、海外のエンターテインメントにも造詣が深いタレントの関根麻里、映画評論家・町山智浩、宮下兼史鷹(宮下草薙)も参加する。「第95回アカデミー賞授賞式」は3月13日(月)7時30分~WOWOWにて生中継・ライブ配信(※日本時間)。「第95回アカデミー賞直前総予想」は2月26日(日)20時~WOWOWにて生放送・ライブ配信。(cinemacafe.net)
2023年02月16日気鋭スタジオ「A24」が北米配給権を獲得、本年度アカデミー賞主演男優賞と英国アカデミー賞4部門にノミネートされている注目作が、『aftersun/アフターサン』の邦題で5月26日(金)より全国公開されることが決定した。11歳のソフィが父親とふたりきりで過ごした夏休みを、その20年後、父親と同じ年齢になった彼女の視点で綴る本作。2022年カンヌ国際映画祭・批評家週間での上映を皮切りに評判を呼び、話題作を次々と手掛ける「A24」が北米配給権を獲得。昨年末には複数の海外メディアが<ベストムービー>に挙げ、毎年映画ファンが注目するオバマ元大統領の“お気に入り映画”にも選出された。また、第89回アカデミー賞作品賞など3冠に輝いた「A24」製作『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスが脚本に惚れこみ、プロデューサーに名乗りを上げた。ジェンキンスは映画祭での上映の際、何度も鑑賞しているにもかかわらず感極まり号泣してしまったという。多くを語らず、ミニマリスティックな演出で観る者に深い余韻をもたらす本作は、誰しもの心の片隅に存在する、大切なひととの大切な記憶を揺り起こす。陽光注ぐ浜辺、日焼け止めの香り、大きな波音、そしていまも残る父親の手の感覚…。「クイーン」&デヴィッド・ボウイの「アンダー・プレッシャー」や、「ブラー」の「テンダー」などのヒットソングに彩られながら、トルコの陽光降り注ぐリゾート地での夏休みが描かれる。ドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが、今作では愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、本年度アカデミー賞主演男優賞に初ノミネートを果たしている。ソフィ役には半年にわたるオーディションで800人の中から選ばれた新人フランキー・コリオが抜擢。脚本・監督は、瑞々しい感性で長編デビューを飾ったスコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズが務めている。ひと夏の思い出を切り取った場面写真も解禁に!20年前にソフィが父親とともに過ごしたひと夏のかけがえのない思い出が切り取られた場面写真。若くして父親になったカラムと、思春期真っ只中のソフィはまるで年の離れた兄妹にも見える。トルコのリゾート地のキラキラした水面、移動のバスの中、片時も離れたくないとばかりに父の腕をぎゅっとつかむソフィ、娘を愛おしそうに見つめるカラムの視線など、宝もののような記憶が紡がれている、エモーショナルなカットが並んでいる。『aftersun/アフターサン』は5月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年02月16日第46回 日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞者撮りおろしビジュアル「NEW CINEMA FACE 2023 」が15日、公開された。同ビジュアルは、第35回(2011年)より開催し、今年で11年目を迎える新人俳優賞受賞者(小野花梨、菊池日菜子、福本莉子、生見愛瑠、有岡大貴、番家一路、松村北斗、目黒蓮)の撮りおろし企画。2月23日〜3月16日、東京・渋谷 RAYARD MIYASHITA PARKに掲出される。毎年、期間限定で掲出されると多くの人々が現地を訪れ、映画ファンのフォトスポットとして話題となっています。一生に1度しか経験することができない新人俳優賞を受賞して、この企画に参加することを熱望する若手俳優も多くいる程、日本アカデミー賞授賞式の前のもう1つの企画として盛り上がりを見せているという。「新人俳優賞」は日本アカデミー賞の歴史の中で、第5回から設けられた。1982年の初回の受賞者は佐藤浩市、真田広之、中井貴一、石田えり、かとうかずこ、田中裕子。この6人に始まる歴代「新人俳優賞」受賞者はその後も「主演」「助演」で再び日本アカデミー賞を受賞されるなど各方面で活躍を続けている。選出は日本アカデミー賞協会会員約4,000人の投票により決定。原則として映画初出演でなくとも、主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優を対象としている。○「新人俳優賞」受賞者 コメント「自分にとって『映画』とは? 10年後20年後の自分像は?」・小野花梨(『ハケンアニメ!』) コメント私にとって映画は敵であり味方ですね。自分を生かしているという意味では大きな味方だけど、その中で私は戦っていかなければならないですし、長くこのお仕事をしたいのなら評価され続けなければいけないというシビアさもある。どこかで誰かに求められていなくては出来ないお仕事ですから。10年後20年後も誰かに求めていただけるような存在でいられたらなと思います。・菊池日菜子(『月の満ち欠け』) コメント知らない世界を教えてくれるのが映画だと思います。自分のコミュニティの中だけで得られる知識や考えは、どうしても偏ってしまう部分があって、そういった部分を壊してくれるのが映画だと思っています。今後は感情を放出すること、演じること、表現することを楽しみながら俳優として生きていけたらいいなと。それを叶えるためにも今、もっともっと頑張ろうと思います。・生見愛瑠(『モエカレはオレンジ色』) コメントどれだけ眠くても夜更かししてしまうほど映画を見る時間は贅沢だなって思っています。普段生きていたら感じない感情に引きずられたり、自分にない価値観を知ることが出来て、すごく勉強になるし面白いです。10年後20年後、その時やりたいことが何かはわからないですけど、物を作ることがすごく好きなので、たくさん経験を積んで何かを作っていたらいいなって思っています。・福本莉子(『今夜、世界からこの恋が消えても』) コメント日常では体験できないことをスクリーンを通して体験できるところが映画の魅力だと思っています。行き詰まっている時に背中を押してもらったり、生きる上でのヒントが凄く詰まっている。将来的にもこのお仕事は続けられたらいいですね。この賞をきっかけに、いろんな作品、役、自分に出会って、お仕事じゃないところでもいろんなものを学んで、発見して、人として成長していけたらなと思います。・有岡大貴(『シン・ウルトラマン』) コメントいろんなことの源みたいな感じです。普段はグループで活動させてもらっていて、ライブもそうですが、日々インプットが必要だと感じていて。そんなときに劇場で映画を観ることでインスピレーションや刺激を受けて、本当に助けられています。この先も変わらず映画に触れていたいですし、もし俳優として呼んでいただけることがあるのならば、この賞に恥じないお芝居ができたらと思います。・番家一路(『サバカン SABAKAN』) コメント映画に出ている人はすごいなと思っていたので『サバカン SABAKAN』に出て、自分が映画の中にいるんだって考えたら不思議な気持ちになりました。また是非やりたいです。10年後20年後も俳優業を続けているか他の道に進むかはわからないけど、楽しんでいてほしいと思います。ほかの道は...お金持ちになりたいというか、楽しく生きていきたいので社長とか!?になりたいです。・松村北斗(『ホリックxxxHOLiC』) コメント映画は見に行こうと思わないと見られないけど、そういう意味で価値のある物を作って、受け取ってもらおうとする熱量みたいなものを感じます。僕を選んでくれた方に「やっぱりあの時、俺、私、間違ってなかったな。先見の明があったな」と思ってもらえるような10年後20年後でありたいし、映画に憧れみたいなものがあるのでお芝居は「頼むからやめてくれ」って言われるまで挑戦したいですね。・目黒蓮(『月の満ち欠け』) コメント映画は、明日も頑張ろうと思えるような、その先の人生になにか影響するような、不思議なパワーのあるエンターテインメントだと思っています。自分が出た作品も誰かを励ますことが出来たら嬉しいです。一回きりの人生なので、10年先も、20年先も悔いのない、少しでも楽しい時間が増えるような生き方ができていたらいいなと思います。
2023年02月15日第35回(2011年)より開催し、今年で11年目を迎える日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者の撮りおろし企画「NEW CINEMA FACE」。今回も同賞に選ばれた小野花梨、菊池日菜子、生見愛瑠、福本莉子、有岡大貴、番家一路、松村北斗、目黒蓮の新たな装いと表情によるビジュアルがRAYARD MIYASHITA PARKに登場する。日本アカデミー賞の歴史の中で、第5回から設けられた新人俳優賞。受賞者はその後も「主演」「助演」で 再び日本アカデミー賞を受賞するなど各方面で活躍を続けている。日本アカデミー賞協会会員約4,000人の投票により決定し、原則として映画初出演でなくとも、主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優を対象とされる。そんな次世代の映画界を担う新人俳優賞受賞者たちが一堂に会する「NEW CINEMA FACE」は毎年、期間限定で掲出されると多くの人々が現地を訪れ、映画ファンのフォトスポットとして話題に。日本アカデミー賞授賞式の前のもう1つの企画として盛り上がりを見せている。なお、受賞者からは、自分にとって「映画」とは?10年後20年後の自分像は?という問いについてのコメントも到着している(五十音順)。小野花梨『ハケンアニメ!』私にとって映画は敵であり味方ですね。自分を生かしているという意味では大きな味方だけど、その中で私は戦っていかなければならないですし、長くこのお仕事をしたいのなら評価され続けなければいけないというシビアさもある。どこかで誰かに求められていなくては出来ないお仕事ですから。10年後20年後も誰かに求めていただけるような存在でいられたらなと思います。菊池日菜子『月の満ち欠け』知らない世界を教えてくれるのが映画だと思います。自分のコミュニティの中だけで得られる知識や考えは、どうしても偏ってしまう部分があって、そういった部分を壊してくれるのが映画だと思っています。今後は感情を放出すること、演じること、表現することを楽しみながら俳優として生きていけたらいいなと。それを叶えるためにも今、もっともっと頑張ろうと思います。生見愛瑠『モエカレはオレンジ色』どれだけ眠くても夜更かししてしまうほど映画を見る時間は贅沢だなって思っています。普段生きていたら感じない感情に引きずられたり、自分にない価値観を知ることが出来て、すごく勉強になるし面白いです。10年後20年後、その時やりたいことが何かはわからないですけど、物を作ることがすごく好きなので、たくさん経験を積んで何かを作っていたらいいなって思っています。福本莉子『今夜、世界からこの恋が消えても』日常では体験できないことをスクリーンを通して体験できるところが映画の魅力だと思っています。行き詰まっている時に背中を押してもらったり、生きる上でのヒントが凄く詰まっている。将来的にもこのお仕事は続けられたらいいですね。この賞をきっかけに、いろんな作品、役、自分に出会って、お仕事じゃないところでもいろんなものを学んで、発見して、人として成長していけたらなと思います。有岡大貴『シン・ウルトラマン』いろんなことの源みたいな感じです。普段はグループで活動させてもらっていて、ライブもそうですが、日々インプットが必要だと感じていて。そんなときに劇場で映画を観ることでインスピレーションや刺激を受けて、本当に助けられています。この先も変わらず映画に触れていたいですし、もし俳優として呼んでいただけることがあるのならば、この賞に恥じないお芝居ができたらと思います。番家一路『サバカンSABAKAN』映画に出ている人はすごいなと思っていたので『サバカンSABAKAN』に出て、自分が映画の中にいるんだって考えたら不思議な気持ちになりました。また是非やりたいです。10年後20年後も俳優業を続けているか他の道に進むかはわからないけど、楽しんでいてほしいと思います。ほかの道は...お金持ちになりたいというか、楽しく生きていきたいので社長とか!? になりたいです。松村北斗『ホリックxxxHOLiC』映画は見に行こうと思わないと見られないけど、そういう意味で価値のある物を作って、受け取ってもらおうとする熱量みたいなものを感じます。僕を選んでくれた方に「やっぱりあの時、俺、私、間違ってなかったな。先見の明があったな」と思ってもらえるような10年後20年後でありたいし、映画に憧れみたいなものがあるのでお芝居は「頼むからやめてくれ」って言われるまで挑戦したいですね。目黒 蓮『月の満ち欠け』映画は、明日も頑張ろうと思えるような、その先の人生になにか影響するような、不思議なパワーのあるエンターテインメントだと思っています。自分が出た作品も誰かを励ますことが出来たら嬉しいです。一回きりの人生なので、10年先も、20年先も悔いのない、少しでも楽しい時間が増えるような生き方ができていたらいいなと思います。「NEW CINEMA FACE 2023」は2月23日(木・祝)~3月16日(木)までRAYARD MIYASHITA PARK【South】2F入口横、渋谷駅方面エレベーター・2F歩道橋付近・3Fフードホール、【North】2Fエレベーター付近にて掲出。第46回 日本アカデミー賞授賞式は3月10日(金)にグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて開催。(text:cinemacafe.net)
2023年02月15日「第46回日本アカデミー賞」の優秀作品賞上映会が、2月17日(金)から23日(木・祝)の期間、T・ジョイPRINCE品川にて開催されることが決定した。今回上映されるのは、主人公の弁護士が“ある男”の真実に迫っていくヒューマンミステリー『ある男』、庵野秀明が企画・脚本、樋口真嗣が監督を務めた『シン・ウルトラマン』、大泉洋&有村架純&目黒蓮&柴咲コウ共演の数奇で壮大なラブストーリー『月の満ち欠け』、辻村深月原作のアニメーション業界で奮闘する者たちを描いたお仕事ドラマ『ハケンアニメ!』、広瀬すず&松坂桃李W主演『流浪の月』という、優秀作品賞全5作品。『ハケンアニメ!』そして、受賞作品別のトークショーも、実に3年ぶりに開催。樋口真嗣監督、石川慶監督、廣木隆一監督、吉野耕平監督ら、優秀賞受賞作品に深く携わった登壇者が、作品への思いや見どころ、知られざるエピソードや撮影の舞台裏などを語る。上映会は、オンラインチケット予約「KINEZO」にて販売(オンライン、窓口とも上映日の2日前より購入可能)。トークショー付の回は、オンライン・窓口とも2月11日(土)より購入可能となっている。「第46回日本アカデミー賞優秀作品賞上映会」は2月17日(金)~23日(木・祝)T・ジョイPRINCE品川にて開催。「第46回日本アカデミー賞」授賞式は3月10日(金)グランドプリンスホテル新高輪にて実施。(cinemacafe.net)■関連作品:シン・ウルトラマン 2022年5月13日より全国東宝系にて公開Ⓒ2021「シン・ウルトラマン」製作委員会©️円谷プロ流浪の月 2022年5月13日より全国にて公開(c)2022「流浪の月」製作委員会ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会月の満ち欠け 2022年12月2日より全国にて公開©2022「⽉の満ち⽋け」製作委員会
2023年02月10日第95回アカデミー賞にてアンジェラ・バセットの助演女優賞やリアーナの主題歌賞、また前作に続く衣装デザイン賞など5部門にノミネートされている『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』。3月29日(水)からのMovieNEX発売を記念し、ワカンダの街並みや衣装デザインにまつわるエピソードが一部解禁された。解禁となった映像で、オコエ役のダナイ・グリラは「町並みに私のルーツが入ってて大喜びした。前作で監督が示してくれたルーツをいい加減に扱ってはいけないとね。監督はその点で毅然と対応してくれてすごく感謝してる」と喜びを口にする。また、前作『ブラックパンサー』でアカデミー賞を受賞している衣装デザイナーのルース・カーターは、川(リバー)部族の衣装について、「ワカンダを見ているとその概念を洗練させたくなる。新たな一団をデザインする必要にも迫られた。前作には登場しない“海軍”。彼らの基調は緑だから様々な色味を織り交ぜて、ワカンダのまだ見ぬ軍隊として印象づけた。ワカンダの三角形をあしらい階級を示す記章も加えた」と語るなど、2月9日の「服の日」に舞台の設定やデザインの詳細に触れることができる貴重な映像が公開された。アカデミー賞助演女優賞や衣装デザイン賞ノミネート!アンジェラ・バセット演じる女王ラモンダの衣装に注目「彼女の衣装は、美しさ、アフリカの王族、テクノロジーに基づいたものです」と語る、衣装デザイナーのルース・カーター。「ライアン・クーグラー監督は、ラモンダを演じるアンジェラ・バセットが国連の総会会場に入るときに、とても威厳のある、大きな存在感を放つものを身につけてほしいと強く望んでいました。国連には紫、宮殿には赤が選ばれました。彼女が身につける白にも、色の物語があります。アンジェラは間違いなく彼女のコスチュームに力を与えています。もちろん、アンジェラが10ガロン入りの帽子をかぶっても、うまくいきます」と言う。また、ラモンダのヘアスタイルについても、「彼女は世界で最も美しい女性の一人です。彼女のヘアカラーをホワイト、シルバー、グレーのトーンにしながらも、違う印象を与えるために短めにデザインしました。アンジェラは、私が知っている中で、白やグレーのトーンを身にまとい、なおかつ魅力的に見える唯一の女優です」とスタッフは明かしている。本作は、アカデミー賞にて助演女優賞、衣装デザイン賞、主題歌賞「Lift Me Up」、メイク・ヘアスタイリング賞、視覚効果賞の5部門にノミネートされている。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』はデジタル配信中(購入)/3月29日(水)よりMovieNEX発売。© 2023 MARVEL発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー 2022年11月11日より全国にて公開©Marvel Studios 2022
2023年02月09日2018年のトニー賞10部門を制したミュージカル『バンズ・ヴィジット』の日本版初演が2023年2月7日(火) から日生劇場で開幕する。初日を前にした6日(月)、プレスコールと会見が行われた。会見には出演の風間杜夫、濱田めぐみ、新納慎也、こがけんが出席。警察音楽隊の団長・トゥフィークを演じる風間杜夫は「去年12月から2カ月にわたって稽古を重ねてきました。今、大変ワクワクしております。いっときも早くお客様の前で演じたい。緊張感もありますけど、初日の幕が開くことを楽しみにしております」と挨拶。風間杜夫森新太郎による日本版演出について、「エジプトとイスラエルの国の話で、言語がお互い違いますから、ブロードウェイでは共通言語として英語を話した。そのたどたどしい英語が今回は日本語になっている。そこから起きる笑いとか、必死に相手に自分の気持ちを伝えることとか……それらをどう伝えるかがひとつの演出でご苦労なさった点じゃないかな」と話す。そして、「(日本人が演じるという点で)どう見てもイスラエル人やエジプト人には見えないんですけど、文化が違う国が、言葉も超えて、たった一晩触れ合う。そういう情や心のつながりみたいなものは我々日本人にも理解できるし、そこは日本という国で育った僕らの国の感覚で演じてみたいと僕は思っています」と意気込んだ。濱田めぐみ楽隊が訪れる街で食堂を営む女主人・ディナ役の濱田めぐみは「ようやく初日ということで、みんなで一丸となって稽古を進めてまいりました。素敵な作品に仕上がっておりますので、ぜひ劇場で楽しんでいただければと思います」と自信を滲ませ、本作の楽曲の見どころを問われると、「稽古場で初めて楽隊の音色を聞いたとき、みんなから拍手が沸き起こったんですよ。音色もロマンチックでノスタルジックでエモーショナルな感じで」と生バンドの魅力を伝えつつ、「楽曲は素晴らしくてジーンとするんですが、歌い手側はものすごく難易度が高い。今までやった演目の中でトップクラスで稽古を重ねたぐらいメロディが難しかった」と稽古での苦労を語った。新納慎也トランペット奏者のカーレド役を演じるのは新納慎也。「今、世界中でいろいろ戦争が起きたり、コロナ禍であったりするんですけど、この作品には平和を願う気持ちがあって、今まさに上演すべき作品。今までとはちょっと違うミュージカルで、日本のお客さんがどういう風に受け止めてくださるのか、とても楽しみにしております。ぜひ劇場にいらしてくださればと思います」と思いを語った。また、2018年に実際にブロードウェイで『バンズ・ヴィジット』を観た経験がある新納は「あまりミュージカルでは聞いたことない中東の音楽にすっかり心奪われて、すごく癒された」と当時の感動を振り返りつつ、「(日本版の)この真っ赤なセットには驚きました。衝撃的なセットの中で、とてもとても繊細な人々の日常の物語が繰り広げられます。日本人の琴線に触れる演出なのでは」などと話していた。こがけん電話を待ち続ける電話男役のこがけんは「芸人を始めてこんなに同じものを練習するということがなかったので、さすがに飽きるかなと思ったんですけど、めちゃくちゃ面白くて!」と目を輝かす。「通しで衣装を着て稽古した日に感極まって、泣いてしまって。泣いているのを隠しながら稽古をしました。それぐらい作品も面白い。(原作が)『迷子の警察隊』ということで、演技で迷子にならなければいいなと思います」と語り、笑いを誘った。錚々たるミュージシャンが奏でる音楽にもぜひ酔いしれて物語はエジプトのアレクサンドリア警察音楽隊がイスラエルの空港に到着するところから始まる。彼らはペタハ・ティクヴァのアラブ文化センターで演奏するようにと招かれたのだが、いくら待っても迎えが来ない。楽隊長のトゥフィーク(風間杜夫)は自力で目的地に行こうとするが、若い楽隊員のカーレド(新納慎也)が間違えたのか、案内係が聞き間違えたのか、彼らの乗ったバスは、目的地と一字違いのベイト・ハティクヴァという辺境の町に到着してしまう。一行は街の食堂を訪れるが、もうその日はバスがないという。演奏会は翌日の夕方。食堂の女主人・ディナ(濱田めぐみ)は、どこよりも退屈なこの街にはホテルもないので、自分の家と常連客イツィク(矢崎広)の家、従業員パピ(永田崇人)と店に分散して泊まるように勧めるーー。国も宗教も文化も違う、遠い隣の国であるエジプトとイスラエル。たった一晩、ふたつの民族が日常の中で交わり、溶け合っていく。ストーリー上、何も大きな出来事はないし、通常のミュージカルのようにダンスが挟まれているわけでもない。それでも場面場面で感情が動かされるし、旅先で出会った見知らぬ人と通じ合った思い出を懐かしく思ったし、心がじんわり温まった。最大の魅力はやはり音楽だろう。警察音楽隊が芝居をしながら舞台上で生演奏を繰り広げるのだが、いわゆる歌唱曲以外にも、場面転換の際に流れる音楽もしっかり聴かせる演出。民族音楽やジャズ、即興演奏を得意とするヴァイオリニストの太田惠資、サックス・クラリネット奏者としてフリー ジャズを中心に幅広い分野の第一線で活躍する梅津和時、クラシックに留まらずロックからアラブ音楽まで網羅するチェロ奏者の星衛ら、錚々たるミュージシャンが奏でる音楽にぜひ酔いしれてほしい。東京公演は2月23日(木・祝) まで。大阪公演は3月6日(月)〜8日(水)、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。愛知公演は3月11日(土)・12日(日)、刈谷市総合文化センター大ホールにて上演。取材・撮影・文:五月女菜穂★【ぴあアプリユーザー限定】ぴあ半館貸切公演のS席チケットを割引販売中!2月9日(木)23:59まで。予定枚数に達し次第、販売終了「ぴあ」アプリ限定割引チケットをご購入の場合は、ぴあ(アプリ)を ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=04cf76b8-c048-4818-b85b-794c5b1a3c8c&contentTypeId=2) してご確認ください。(※アプリ限定割引チケット販売は「チケットぴあ」アプリではなく「ぴあ」アプリとなりますのでご注意下さい)
2023年02月07日毎年、映画の祭典『アカデミー賞』の時期を迎えると話題になる、『ゴールデンラズベリー賞(通称:ラジー賞)』が、2023年、物議をかもしています。ラジー賞とは、アカデミー賞授賞式の前夜に、最低な映画を表彰するという、ノミネートされることそのものが不名誉な賞。その内容から、問題視されるのは今回が初めてのことではありませんが、2023年は、ラジー賞の最低女優賞に、12歳の俳優がノミネートされたことで、世間から批判の声が相次ぐ事態となりました。ラジー賞、12歳の俳優をノミネートし炎上今回、ノミネートされたのは、映画『炎の少女チャーリー』で主演を務めた、ライアン・キーラ・アームストロング。過去には、人気俳優のサンドラ・ブロックが最低女優賞にノミネートされたものの、表彰式の場を逆に作品の宣伝に変える対応が話題になったこともありました。しかし、それができたのは、ブロックが地位を確立した俳優であり、ラジー賞に対して皮肉で返すだけの経験もキャリアもあったからでしょう。12歳という若さの俳優に『最低女優賞』というレッテルを貼ることで、「彼女の将来をつぶしかねないのではないか」「いじめを助長する」と危惧する声も多く、後にラジー賞共同創設者のジョン・ウィルソンはアームストロングへの謝罪の声明とともに、候補から外したことも発表しました。また、18歳以上を対象にノミネートするガイドラインを設けたことも明かしたものの、その決定にもまた、多くのコメントが寄せられています。・もはやラジー賞を構成するすべての要素が時代遅れ。・そろそろラジー賞の開催そのものを止める時が来たのでは。・遅すぎるレベル。ガイドラインを設けたところで、不名誉な賞をもらうのは、年齢に関係なく嫌だろう。ラジー賞をエンタメととらえ、ユーモアに変える風潮を評価する声があるのも事実。しかし、時代が変われば社会の風潮も変わります。ラジー賞側が今回の騒動を受け、さらなる変革を加えるのかにも注目したいところ。なお、アームストロングが主演を務めた『炎の少女チャーリー』は、スティーヴン・キングの小説『ファイアスターター』を原作にしたホラー映画で、日本では2022年6月17日に公開されています。[文・構成/grape編集部]
2023年01月26日公益社団法人日本パッケージデザイン協会(理事長:小川 亮、以下 JPDA)は、2022年12月5日(月)、京橋エドグラン(東洋インキSCホールディングス株式会社・東京都中央区)において、日本パッケージデザイン学生賞2022贈賞式を開催、受賞した21名の学生に大賞・金賞・銀賞・銅賞・フジシール財団賞(企業賞)・審査員特別賞を贈りました。<大賞中野さんと小川理事長の写真>■大賞「高齢者のための手の届く電球」を受賞した大阪成蹊大学 中野 亜美さんのコメントこの度は大賞を頂くことができ、大変嬉しく思います。今回のテーマ「つなぐ」にあたってギリギリまで案を何度も練り直しました。その中で高齢化社会の今、日々の生活の中での不便を解決することができたらなと考え「高齢者の手の届く電球」を制作致しました。先生にもご教授頂いたり、実際本当に手が届くのかを試したりと試行錯誤しました。改めてこのような大きな賞を頂くことができ、幸いです。これからの制作活動にも活かせるように努力していきたいと感じています。<大賞作品写真>■作品コンセプト高齢化社会の中で見過ごされがちな小さな問題から、独居老人が「電球の取り替え」が難しいという悩みを発見しました。椅子に立つ等、危険な行為を回避するために、電球のパッケージ本体が電球の取り替え補助の役割を果たします。日々の生活の中での不便をパッケージデザインで解決することに成功しました。■二次審査・審査委員長 小川 亮JPDA理事長 コメントパッケージデザインの原点は、「使う人への思い」と「生活の彩」です。この作品にはその思いと、使う人に必要な情報が上手にデザインされています。実際の商品化には、機能テストや知財侵害の確認、製造可能性など様々な壁が待っています。しかし、そういった現実的な側面はいったん置いて、パッケージデザインの原点の大切さを起点とするこの作品を多くの審査員が評価しました。■入賞作品のリストは、JPDA学生賞サイトにて公開しております。 <受賞者、審査員 集合写真>■日本パッケージデザイン学生賞とは公益社団法人日本パッケージデザイン協会(略称:JPDA)が主催し、パッケージデザインの新しい魅力と価値を学生と共に発掘・伝播していくことを目的にした、学生パッケージデザインアワードで、毎年開催されます。第一回となる今回は、「つなぐ -Connect-」をテーマに2022年5月より作品募集を行い、全国の大学・専門学校から300点を超える応募がありました。パッケージデザインには、中身の情報を伝達するだけでなく、形状の工夫やマーケティング、SDGsを意識したものなど、様々な要素が組み合わされてできています。近年、パッケージデザインに対する関心が高まっていることを受け、美術・芸術系の学校のみならず、パッケージデザインに興味のある学生ならどなたでも参加することができるアワードを2022年度より開催しています。作品のデザイン性や創造性を競い、パッケージデザイン界で活躍するJPDA会員審査員と外部特別審査員による厳正な審査を経て、大賞・金賞・銀賞・銅賞・審査員特別賞などが選出されます。また、入賞作品は『年鑑日本のパッケージデザイン』(隔年刊行)に収録されます。<日本パッケージデザイン学生賞2022 トロフィー>公益社団法人日本パッケージデザイン協会(JPDA)は、1960年に発足、パッケージデザイン文化の向上、普及、啓発のための事業を行う団体として2013年に公益社団法人に移行しました。JPDAの活動は、日本パッケージデザイン大賞などの顕彰事業、年鑑の発行、展覧会やセミナーの開催、調査研究、国内及び国際交流、広報活動など多岐にわたります。パッケージデザインの価値を伝え、魅力を創出するために、さまざまな形の「場づくり」があり、国際交流、国内、そして地域まで幅広く活動しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月25日第95回アカデミー賞にて作品賞・監督賞・主演女優賞など6部門にノミネートされた『TAR/ター』の日本公開日が5月12日(金)に決定した。トッド・フィールド監督が「唯一無二のアーティスト、ケイト・ブランシェットに向けて書いた」と語る本作は、絶対的な権力を振りかざす天才指揮者リディア・ターの物語。音楽界の頂点に上りつめたターだったが、襲いかかる重圧と仕掛けられた陰謀によって、少しずつ心の闇が暴かれていく――。崇高なる芸術と、人間の欲望と狂気が、誰も聴いたことのない禁断の交響曲を奏でる驚愕のサイコスリラー。今回のアカデミー賞ノミネートで、フィールド監督は手掛けた長編映画全てが同賞にノミネート。そしてケイトは今回で8回目のアカデミー賞ノミネート。ヴェネチア国際映画祭女優賞、全米・NY・LAの批評家協会賞と名立たる賞を受賞しており、『ブルージャスミン』『アビエイター』に続く3度目のアカデミー賞受賞に期待がかかる。『TAR/ター』は5月12日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TAR/ター 2023年5月12日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 FOCUS FEATURES LLC.
2023年01月25日2017年映画賞を総なめした『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー待望の最新作『イニシェリン島の精霊』。現地時間24日に発表されたばかりの第95回アカデミー賞ノミネート作品でも作品賞や監督賞はじめ主要8部門9ノミネートを果たすなど、アカデミー賞有力候補作品として期待が高まる中、“本作のテーマ”を紐解く特別映像が解禁された。本作は、第79回ヴェネチア国際映画祭においてヴォルピ杯男優賞、脚本賞を受賞し、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞では主演男優賞をはじめ3部門で受賞、第27回サテライト賞では作品賞(コメディ/ミュージカル部門)を含む8部門でノミネート。さらにアカデミー賞の前哨戦として注目される第80回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)、脚本賞の最多3部門で受賞。加えて、今回の第95回アカデミー賞でも作品賞、監督賞(マーティン・マクドナー)、主演男優賞(コリン・ファレル)、助演男優賞(ブレンダン・グリーソンとバリー・コーガン)、助演女優賞(ケリー・コンドン)、脚本賞(マーティン・マクドナー)、作曲賞(カーター・バーウェル)、編集賞(ミッケル・E.G.ニールセン)の主要8部門9ノミネートと、その勢いは止まらない。物語の主人公は、ファレル扮する、アイルランド西岸沖に浮かぶ架空の離島・イニシェリン島で暮らす心優しく気のいい男パードリック。彼が親友である音楽を愛する初老の男コルム(ブレンダン・グリーソン)に突然絶交を言い渡されたことにより、ふたりの間で仲違いが発生し次第に大きな波紋を呼んでいく……。この度解禁された特別映像では、監督とキャストらのナビゲートとともに、キャラクター設定にフォーカスを当てながら本作のテーマを紐解いていく。隠喩表現を多く取り入れている本作についてマクドナー監督は「アイルランド本土は内戦の最中だ。劇中ではふたりの男の小さな争いと本土の内戦が並行して起きてる」と島の外の世界とふたりの男の争いが鏡写しになっていることを語る。一方、ファレルは「示唆に富んだ作品だ。どの島民も独特の世界観を持ってる。だが“島民根性”は共有している」とパードリックとコルム以外のイニシェリン島の島民も魅力的であると語った。映像では、パードリックを取り巻くキーマンのふたり、妹・シボーン(ケリー・コンドン)とパードリックのもうひとりの親友である青年・ドミニク(バリー・コーガン)についても触れられている。シボーンは、監督曰く「誰よりも強い欲望を持ってるし視野も広い」女性。島一番の秀才で、島の人間関係に限界を感じており、内向的で辛気臭い態度が災いし、徐々に自分を追い込んでいくという役どころである。彼女自身、島を出たいという夢を抱いているが、パードリックが自分無しではやっていけないことをわかっている。シボーンを演じたコンドンは自身のキャラクターを「シボーンはいろんな目に遭ってきたから、悲哀と孤独を纏っている。人生に行き詰まっているの。パードリックに対して頭にきている。兄妹によくあることだけれどね。それでも、母親のように接しているわ」と説明。一方、ドミニクは、パードリックの良き話し相手であり、イニシェリン島の地元警察官の息子。しかし父とは折り合いが悪く、虐待を受けているという役どころ。彼について、マクドナー監督が「賢い男には見えない、一見するとね」と含みを持たせて言及するなか、ドミニクを演じたコーガン本人も「人とは違う視点で物事を見てるんだ」と分析した。そんなドミニクのキャラクターについて、グリーソンは「シェークスピア劇の愚者、または宮廷道化のようなところがある。その勘の良さと、ことの真実を捉える力は誰よりも優れている。恥ずかしがり屋で少しみすぼらしく、ある意味では悲劇的な人物だ。地域社会からは阻害されやすいタイプだが、人間の本性を見抜いている」、コンドンは「純粋で子供みたいな目を持つ賢者。島で唯一の年頃の女性であるシボーンに思いを寄せる」と個性豊かなイニシェリン島の島民の中でも彼が特に異質ではあるものの、彼のみが持ち合わせる“賢さ”があると語っている。最後に「テーマは友情、別離、孤独、悲哀、死や暴力まで多岐にわたる。皆が共感できる人生のテーマだ」と話すファレルと、「誰にでも二面性がある。“ヒーロー”であり“悪役”でもある」と続けるグリーソン。本作のテーマは、誰もが持ち合わせていて共感できるものであると締め括った。『イニシェリン島の精霊』特別映像『イニシェリン島の精霊』1月27日(金)公開(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年01月25日日本時間1月24日夜、第95回アカデミー賞のノミネート作品が俳優のリズ・アーメッドとアリソン・ウィリアムズの進行により発表。ミシェル・ヨー主演で本年度の台風の“目”となっている『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が10部門11ノミネートで最多、『イニシェリン島の精霊』が作品賞・監督賞ほか8部門9ノミネート。英国アカデミー賞で最多14部門ノミネートとなっていたドイツ映画『西部戦線異状なし』が作品賞・国際長編映画賞ほか9部門にノミネートされる快挙。『トップガン マーヴェリック』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』と映画館に観客を呼び戻したエンターテイメント超大作が作品賞をはじめ複数部門にノミネートされた。また、先日のゴールデン・グローブ賞にて、女性監督や女性クリエイターによる作品のノミネートが少なかったことを「考えるべき」と語っていたサラ・ポーリー監督の『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は作品賞と脚色賞の2部門にノミネートとなった。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』にて初ノミネートを果たしたレジェンド、ミシェル・ヨーは、アジア系としては1935年にインド出身マール・オベロンがノミネートされて以来、88年ぶりの主演女優賞ノミネートとなる。授賞式はアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて現地時間3月12日(日)に開催予定。コメディアンのジミー・キンメルが2017年、2018年に続いて3度目の司会を務める。第95回アカデミー賞ノミネート一覧作品賞『西部戦線異状なし』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『イニシェリン島の精霊』『エルヴィス』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『フェイブルマンズ』『TAR/ター』『トップガン マーヴェリック』『逆転のトライアングル』『ウーマン・トーキング 私たちの選択』監督賞マーティン・マクドナー『イニシェリン島の精霊』ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』スティーヴン・スピルバーグ『フェイブルマンズ』トッド・フィールド『TAR/ター』リューベン・オストルンド『逆転のトライアングル』主演女優賞ケイト・ブランシェット『TAR/ター』アナ・デ・アルマス『ブロンド』アンドレア・ライズブロー『To Leslie』ミシェル・ウィリアムズ 『フェイブルマンズ』ミシェル・ヨー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』主演男優賞オースティン・バトラー『エルヴィス』コリン・ファレル『イニシェリン島の精霊』ブレンダン・フレイザー 『ザ・ホエール』ポール・メスカル『Aftersun』(原題)ビル・ナイ『生きる LIVING』助演女優賞アンジェラ・バセット『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ホン・チャウ『ザ・ホエール』ケリー・コンドン『イニシェリン島の精霊』ジェイミー・リー・カーティス『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ステファニー・スー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』助演男優賞ブレンダン・グリーソン『イニシェリン島の精霊』ブライアン・タイリー・ヘンリー『その道の向こうに』ジャド・ハーシュ『フェイブルマンズ』バリー・コーガン『イニシェリン島の精霊』キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』脚本賞『イニシェリン島の精霊』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『フェイブルマンズ』『TAR/ター』『逆転のトライアングル』脚色賞『西部戦線異状なし』『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』『生きる LIVING』『トップガン マーヴェリック』『ウーマン・トーキング 私たちの選択』長編アニメ映画賞『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』『Marcel the Shell with Shoes On』(原題)『長靴をはいたネコと9つの命』『ジェイコブと海の怪物』『私ときどきレッサーパンダ』国際長編映画賞『西部戦線異状なし』(ドイツ)『アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~』(アルゼンチン)『Close/クロース』(ベルギー・フランス・オランダ)『EO』(ポーランド)『The Quiet Girl』(アイルランド)作曲賞『西部戦線異状なし』『バビロン』『イニシェリン島の精霊』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『フェイブルマンズ』歌曲賞「Applause」『Tell It Like a Woman』「Hold My Hand」『トップガン マーヴェリック』「Lift Me Up」『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』「Naatu Naatu」『RRR』「This Is a Life」『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』撮影賞『西部戦線異状なし』『バルド、偽りの記録と一握りの真実』『エルヴィス』『エンパイア・オブ・ライト』『TAR/ター』編集賞『イニシェリン島の精霊』『エルヴィス』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『TAR/ター』『トップガン マーヴェリック』美術賞『西部戦線異状なし』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『バビロン』『エルヴィス』『フェイブルマンズ』衣装デザイン賞『バビロン』『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』『エルヴィス』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『ミセス・ハリス、パリへ行く』メイクアップ&ヘアスタリング賞『西部戦線異状なし』『THE BATMAN−ザ・バットマン−』『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』『エルヴィス』『ザ・ホエール』音響賞『西部戦線異状なし』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『THE BATMAN−ザ・バットマン−』『エルヴィス』『トップガン マーヴェリック』視覚効果賞『西部戦線異状なし』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『THE BATMAN−ザ・バットマン−』『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』『トップガン マーヴェリック』長編ドキュメンタリー賞『All That Breathes』『All the Beauty and the Bloodshed』『ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦』『A House Made of Splinters』『Navalny』短編ドキュメンタリー賞『エレファント・ウィスパラー 聖なる像との絆』『Haulout』『How Do You Measure a Year?』『マーサ・ミッチェル-誰も信じなかった告発-』『Stranger at the Gate』短編実写映画賞『An Irish Goodbye』『Ivalu』『無垢の瞳』『Night Ride』『The Red Suitcase』短編アニメ賞『The Boy, the Mole, the Fox, and the Horse』『The Flying Sailor』『Ice Merchants』『My Year of Dicks』『An Ostrich Told Me the World Is Fake and I Think I Believe It』「生中継!第95回アカデミー賞授賞式」は日本時間3月13日(月)WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドにて放送・配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トップガン マーヴェリック 2022年5月27日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月16日より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.イニシェリン島の精霊 2023年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.フェイブルマンズ 2023年3月3日より全国にて公開© 2022 Universal Pictures. ALL RIGHTS RESERVED.ウーマン・トーキング 私たちの選択 2023年夏、TOHOシネマズシャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.逆転のトライアングル 2023年2月23日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Fredrik Wenzel © Plattform Produktion
2023年01月25日第46回日本アカデミー賞記者発表が1月23日に神楽座にて開催され、本年度の司会を務める、有村架純が出席。「皆さんと一緒に素敵な夜を過ごせるように、自分自身でも楽しみながら役目をまっとうできれば」と意気込みを語った。会見には4年連続で司会を務める羽鳥慎一も参加した。第46回日本アカデミー賞は、2022年1月1日から12月31日までに東京地区において有料初公開された40分以上の劇場用劇映画およびアニメーション作品(劇場公開を目的にされた新作で、東京地区の同一劇場で1日3回かつ2週間以上映画館のみで連続上映された作品)のなかから、優秀賞および最優秀賞を決める。昨年の授賞式で、映画『花束みたいな恋をした』で最優秀主演女優賞を受賞し、今年の司会を務めることになった有村。「デビューしたとき、まさかこのような日が来るとは思っていなかった」と胸の内を明かすと「名だたる受賞者の方々を前にして司会を務めさせていただくことは大変恐縮なのですが、会場にいらっしゃる登壇者の方々と一緒に素敵な夜を過ごせるように自分自身も楽しみながら役目をまっとうできれば」と意気込みを語る。有村架純また有村は日本アカデミー賞授賞式という場について「自分が参加している、していないにかかわらず、同じ志を持った戦友のような人たちがスピーチする時間を共有できることが幸せです」と語ると「当日参加される皆さんにとっても、思いのあふれる1日になればいいなと思っています」と抱負を述べていた。俳優の西田敏行から受け継いで今年で4年目となる羽鳥は「最優秀賞のときはおひとりでマイクの前に立たれるのですが、優秀賞発表のときは、皆さん横並びでお話をされます。楽しい雰囲気になっていただくには、俳優としての有村さんのお力が必要です」と期待を寄せると「僕は横で楽しい雰囲気になるお手伝いができれば」と意気込みを語っていた。羽鳥慎一またこの日は、各部門の優秀賞も発表。優秀作品賞には、『ある男』『シン・ウルトラマン』『月の満ち欠け』『ハケンアニメ!』『流浪の月』の5作品が選出。3月10日(金) の授賞式で最優秀賞1作品が発表される。主な第46回日本アカデミー賞優秀賞は以下のとおり。■優秀作品賞・『ある男』・『シン・ウルトラマン』・『月の満ち欠け』・『ハケンアニメ!』・『流浪の月』■優秀アニメーション作品賞・『劇場アニメーション『犬王』・『かがみの孤城』・『すずめの戸締まり』・『ONE PIECE FILM RED』・『THE FIRST SLAM DUNK』■優秀主演男優賞・阿部サダヲ『死刑にいたる病』・大泉洋『月の満ち欠け』・妻夫木聡『ある男』・二宮和也『ラーゲリより愛を込めて』・松坂桃李『流浪の月』■優秀主演女優賞・岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』・のん『さかなのこ』・倍賞千恵子『PLAN 75』・広瀬すず『流浪の月』・吉岡里帆『ハケンアニメ!』■優秀助演女優賞・有村架純『月の満ち欠け』・安藤サクラ『ある男』・尾野真千子『ハケンアニメ!』・清野菜名『ある男』・清野菜名『キングダム2 遥かなる大地へ』・永野芽郁『母性』・松本穂香『“それ”がいる森』※1部門受賞者5名を選出することを基本としているが、優秀助演女優賞は、同一人物が異なる2作品で選出され、次点の受賞者が得票数同数となり、 受賞者6名7作品となった。■優秀外国作品賞・『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』・『コーダ あいのうた』・『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』・『トップガン マーヴェリック』・『RRR』
2023年01月23日「第46回日本アカデミー賞」の正賞15部門各優秀賞および新人俳優賞が1月23日(月)に発表された。なお、司会は羽鳥慎一と有村架純が務める。優秀作品賞を受賞したのは、『ある男』、『シン・ウルトラマン』、『月の満ち欠け』、『ハケンアニメ!』、『流浪の月』の5本となった。島谷能成会長は、「2022年は観客動員数が(前年と比べて)約30%増、お客さんが映画館に戻ってくれている1年でした。興行収入100億円を超える作品が5本も出て、そんなのは初めて。豊作の1年だった」とふり返った。なお、第46回日本アカデミー賞は、2022年1月1日~12月31日までに東京地区において有料で初公開された、40分以上の劇場用劇映画及びアニメーション作品、ならびに劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上、映画館のみで連続して上映された作品が対象になっている。今回で連続4回目の司会となった羽鳥さんは、「毎年緊張してやっております」と話す。「今回は、(コロナ禍以降)初めてお客さんが100%入るということで、楽しみたいと思いつつまた緊張感が上がるなと。けど、通常に戻ってきたうれしさもあります」と声を弾ませた。同じく司会を行うのは、第45回同賞で『花束みたいな恋をした』にて最優秀主演女優賞を受賞した有村さん。有村さんは、「まさかこのような日がくるとは思っておらず、大きな式典の司会を務めるなんてと感慨深く思います。会場にいらっしゃる登壇者の方々、お客様の皆さんと一緒に、素敵な夜を過ごせるよう自分自身も楽しみながらまっとうできればと思います」と心を込めた。アカデミー賞授賞式の場について、有村さんは「どの作品においても、自分が参加していない作品でも、同じ志を持った方たち、戦友のような・仲間のような方たちが集まって、ひとおもいに心を込めてご自身の言葉でスピーチされる時間を共有できることが、私はとてもこの空間において幸せだなと感じました。当日、皆さんにとっても、そのような思いのあふれる1日になれたらいいなと思います」と語っていた。授賞式は3月10日(金)にグランドプリンスホテル新高輪の国際館パミールで行われ、各部門の最優秀賞が発表される。(cinamacafe.net)
2023年01月23日「第46回日本アカデミー賞」記者発表会が23日に都内で行われ、授賞式の司会を務める羽鳥慎一、有村架純が登場した。日本アカデミー賞協会が主催する「第46回日本アカデミー賞」は、昨年度に劇場公開された映画の作品賞や主演男優賞、主演女優賞、新人俳優賞などを表彰するもの。今回は2022年1月1日~12月31日までに公開され選考基準を満たした作品の中から投票が行われた。3月10日にグランドプリンスホテル新高輪にて開催される第46回の授賞式に先立ち、正賞15部門各優秀賞、および新人俳優賞が決定。授賞式では、羽鳥慎一アナウンサー(連続4回目)と、女優の有村架純(『花束みたいな恋をした』で第46回最優秀主演女優賞受賞)が司会を務め、受賞者を迎える。羽鳥アナウンサーは「会長にも『1年に1度の映画に携わる方々のお祭りなんで楽しくやってください』と言われているんですが、毎年緊張してやっております」と苦笑。「私は4回目なんですが、今年は初めてお客さんが100%入るということで、楽しみたいと思いつつも、また緊張感が上がるなと。やっぱり通常に戻ってきたなというところに嬉しさもありますので、そういう気持ちで今年も参加させていただきたいと思います」と意気込みを語った。主な受賞作品・受賞者は以下の通り。○『第46回日本アカデミー賞』の主な受賞作品・受賞者※作品名は対象作品・優秀作品賞『ある男』『シン・ウルトラマン』『月の満ち欠け』『ハケンアニメ!』『流浪の月』・優秀アニメーション作品賞劇場アニメーション『犬王』『かがみの孤城』『すずめの戸締まり』『ONE PIECE FILM RED』『THE FIRST SLAM DUNK』・優秀外国作品賞『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『コーダ あいのうた』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『トップガン マーヴェリック』『RRR』・優秀監督賞石川慶『ある男』小泉堯史『峠 最後のサムライ』樋口真嗣『シン・ウルトラマン』廣木隆一『月の満ち欠け』吉野耕平『ハケンアニメ!』・優秀主演男優賞阿部サダヲ『死刑にいたる病』大泉洋『月の満ち欠け』妻夫木聡『ある男』二宮和也『ラーゲリより愛を込めて』松坂桃李『流浪の月』・優秀主演女優賞岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』のん『さかなのこ』倍賞千恵子『PLAN 75』広瀬すず『流浪の月』吉岡里帆『ハケンアニメ!』・優秀助演男優賞柄本佑『ハケンアニメ!』窪田正孝『ある男』坂口健太郎『ヘルドッグス』目黒蓮『月の満ち欠け』横浜流星『流浪の月』・優秀助演女優賞有村架純『月の満ち欠け』安藤サクラ『ある男』尾野真千子『ハケンアニメ!』清野菜名『ある男』『キングダム2 遥かなる大地へ』永野芽郁『母性』松本穂香『“それ”がいる森』・新人俳優賞小野花梨『ハケンアニメ!』菊池日菜子『月の満ち欠け』福本莉子『今夜、世界からこの恋が消えても』生見愛瑠『モエカレはオレンジ色』有岡大貴『シン・ウルトラマン』番家一路『サバカン SABAKAN』松村北斗『ホリック xxxHOLiC』目黒蓮『月の満ち欠け』
2023年01月23日英国アカデミー賞(BAFTA)のノミネーションが発表された。長編映画部門に候補入りしたのは、『西部戦線異状なし』、『イニシェリン島の精霊』、『エルヴィス』、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、『TAR/ター』。監督部門の候補はエドワード・ベルガー(『西部戦線異状なし』、)マーティン・マクドナー(『イニシェリン島の精霊』)、パク・チャヌク(『別れる決心』)、ダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)、トッド・フィールド(『TAR/ター』)、ジーナ・プリンス=バイスウッド(『The Woman King』)。主演男優部門の候補は、オースティン・バトラー(『エルヴィス』)、コリン・ファレル(『イニシェリン島の精霊』)、ブレンダン・フレイザー(『ザ・ホエール』)、ダリル・マコーマック(『グッドラック・トゥ・ユー、レオ・グランデ』)、ポール・メスカル(『Aftersun』)、ビル・ナイ(『生きる LIVING』)。主演女優部門の候補は、ケイト・ブランシェット(『TAR/ター』)、ヴィオラ・デイヴィス(『The Woman King』)、ダニエル・デッドワイラー(『Till』)、アナ・デ・アルマス(『ブロンド』)、エマ・トンプソン(『グッドラック・トゥ・ユー、レオ・グランデ』)、ミシェル・ヨー(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)だった。授賞式は2月19日。文=猿渡由紀
2023年01月20日英国アカデミー賞(BAFTA賞)のノミネーションが発表された。ドイツ映画の『西部戦線異状なし』が最多14ノミネート、『イニシェリン島の精霊』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が10ノミネートと続く。英国アカデミー賞授賞式は2月19日、ロンドンのサウスバンク・センター内ロイヤル・フェスティバル・ホールで開催される。司会はリチャード・E・グラント。主なノミネーションは以下の通り。■作品賞『西部戦線異状なし』『イニシェリン島の精霊』『エルヴィス』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『TAR/ター』■主演女優賞ダニエル・デッドワイラー『Till』エマ・トンプソン『Good Luck to You, Leo Grande』ケイト・ブランシェット『TAR/ター』ヴィオラ・デイヴィス『The Woman King』アナ・デ・アルマス『ブロンド』ミシェル・ヨー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』■主演男優賞コリン・ファレル『イニシェリン島の精霊』ダリル・マコーマック『Good Luck to You, Leo Grande』ポール・メスカル『Aftersun』オースティン・バトラー『エルヴィス』ブレンダン・フレイザー『ザ・ホエール』ビル・ナイ『生きる LIVING』■助演女優賞ホン・チャウ『ザ・ホエール』アンジェラ・バセット『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ケリー・コンドン『イニシェリン島の精霊』ジェイミー・リー・カーティス『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ドリー・デ・レオン『逆転のトライアングル』キャリー・マリガン『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』■助演男優賞アルブレヒト・シュッフ『西部戦線異状なし』マイケル・ウォード『エンパイア・オブ・ライト』ブレンダン・グリーソン『イニシェリン島の精霊』バリー・コーガン『イニシェリン島の精霊』キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』エディ・レッドメイン『グッド・ナース』■監督賞エドワード・ベルガー『西部戦線異状なし』パク・チャヌク『別れる決心』トッド・フィールド『TAR/ター』ジーナ・プリンス=バイスウッド『The Woman King』ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』マーティン・マクドナー『イニシェリン島の精霊』■脚本賞『イニシェリン島の精霊』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『フェイブルマンズ』『TAR/ター』『逆転のトライアングル』■脚色賞『西部戦線異状なし』『生きる LIVING』『The Quiet Girl』『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』『ザ・ホエール』■アニメ賞『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』『Marcel the Shell With Shoes On』『長ぐつをはいたネコと9つの命』『私ときどきレッサーパンダ』(賀来比呂美)
2023年01月20日