WOWOWで放送される「生中継!第95回アカデミー賞授賞式」のスペシャルゲストとして中島健人(Sexy Zone)の出演が決定した。3月12日(日)(※現地時間)に開催される世界最高峰の映画の祭典「第95回アカデミー賞授賞式」を、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターより独占生中継する同番組。ジョン・カビラと宇垣美里が今年も案内役を務める。中島さんは、今回で4回目の出演。初出演となった2020年「第92回アカデミー賞授賞式」では、現地レッドカーペットから中継し、流暢な英語と映画愛あふれる熱のこもった現地リポートで、主演女優賞を獲得したレニー・ゼルウィガーをはじめとするハリウッドスターへのインタビューに成功。続く第93回と第94回の授賞式は渡航が叶わなかったが、日本のスタジオから出演。そしてついに今年は、念願叶って3年ぶりにレッドカーペットからの中継での出演が予定されている。また、2月26日(日)に生放送・ライブ配信する授賞式の事前番組「第95回アカデミー賞直前総予想」にも、MCとして中島さんが出演。同番組のMCを務めるのは、今年で2年目。1月24日(火)(現地時間)に発表となるノミネーション作品の紹介や、生放送ならではの現地アメリカの最新情報を交えながら、ゲストと共に受賞予想を行う。中島健人コメント2020年の「第92回アカデミー賞」でレッドカーペットに立った経験は、自分の考え方、価値観、人生を変えてくれた瞬間だったので、今回どういう景色に出会えるのかすごく楽しみです。今回は自分だけではなくて、自分がレッドカーペットに立ってあらゆる役者・監督・スタッフの方々と話す光景をお見せすることで、観ていただいている方の、映画に対する価値観、考え方を変えていきたいです。みなさんの映画に対する考え方をよりカジュアルにしていくのが自分の役目だと思っています。今年もきっとスターが集まる派手な授賞式になると思います。『トップガン マーヴェリック』がノミネートされたら、トム・クルーズが来た時だけ、ティアドロップのサングラスをかけようかな(笑)「第95回アカデミー賞直前総予想」は2月26日(日)20時~WOWOWプライム&WOWOWオンデマンドにて生放送・ライブ配信。「生中継!第95回アカデミー賞授賞式」は日本時間3月13日(月)WOWOWプライム&WOWOWオンデマンドにて放送・配信予定。関連番組「第95回アカデミー賞ミニガイド~スター誕生の瞬間~」は1月17日(火)22時50分~WOWOWプライムにて放送(※以後複数回放送あり)。「第95回アカデミー賞ノミネーション」は2月11日(土)WOWOWプライムにて放送(※以後複数回放送あり)。(cinemacafe.net)
2023年01月17日WOWOWでは、現地時間3月12日(日)に開催される世界最高峰の映画の祭典「第95回アカデミー賞授賞式」を、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターより独占生中継する。 番組案内役はジョン・カビラと宇垣美里が務めるが、この度スペシャルゲストとして 中島健人(Sexy Zone)の出演が決定した。今回で4回目の出演となる中島。初出演となった2020年「第92回アカデミー賞授賞式」では、現地のレッドカーペットからの中継で出演。流暢な英語と映画愛あふれる熱のこもった現地リポートで、主演女優賞を獲得したレネー・ゼルウィガーをはじめとする豪華ハリウッドスターへのインタビューに成功し話題となった。その時の体験を「人生の転機」と語り、再び現地に立つことを熱望してきた中島だが、第93回と第94回の授賞式は新型コロナウイルス感染拡大の影響で渡航が叶わず、日本のスタジオからの出演となった。しかし今年は念願叶って、3年ぶりにレッドカーペットからの中継での出演が予定されている。現在WOWOWの映画情報番組『中島健人の今、映画について知りたいコト。』のMCを務める中島。クリストファー・ノーランやクロエ・ジャオ、是枝裕和などの著名な監督へのインタビューを行ったほか、撮影、編集、音響効果、特殊メイク、アクションなどといった映画作りの裏側を学び、映画への知識も愛も3年前より大きくなっている中島にとって、レッドカーペットは最高の舞台となりそうだ。昨年の「第94回アカデミー賞授賞式」は、日本作品として濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚色賞の4部門にノミネートされ、みごと 国際長編映画賞を受賞したことも記憶に新しい。さらに『コーダ あいのうた』が配信作品としては史上初めての作品賞を受賞するなど、時代の変化を感じさせる授賞式となった。果たして今年はどんなドラマが巻き起こるのか。中島と一緒にその瞬間を目撃していただきたい。そして、2月26日(日)に生放送・ライブ配信する授賞式の事前番組『第95回アカデミー賞直前総予想』にもMCとして中島が出演。本番組のMCを務めるのは今年で2年目。現地時間1月24日に発表となるノミネーション作品の紹介や、生放送ならではの現地アメリカの最新情報を交えながら、ゲストとともに受賞予想を行う。「第95回アカデミー賞授賞式」はWOWOWでは3月13日(月)(日本時間)に現地の様子を生中継にてお届け。ノミネーション発表は1月24日(火)(現地時間)を予定している。中島「トムが来たらティアドロップのサングラスをかけようかな(笑)」【中島健人 コメント】2020年の「第92回アカデミー賞」でレッドカーペットに立った経験は、自分の考え方、価値観、人生を変えてくれた瞬間だったので、今回どういう景色に出会えるのかすごく楽しみです。今回は自分だけではなくて、自分がレッドカーペットに立ってあらゆる役者・監督・スタッフの方々と話す光景をお見せすることで、観ていただいている方の、映画に対する価値観、考え方を変えていきたいです。みなさんの映画に対する考え方をよりカジュアルにしていくのが自分の役目だと思っています。今年もきっとスターが集まる派手な授賞式になると思います。『トップガン マーヴェリック』がノミネートされたら、トム・クルーズが来た時だけ、ティアドロップのサングラスをかけようかな(笑)。【番組情報】『生中継!第95回アカデミー賞授賞式』3月13日(月)(※日本時間)【WOWOWプライム】【WOWOWオンデマンド】■出演者案内役:ジョン・カビラ、宇垣美里スペシャルゲスト:中島健人(Sexy Zone)スタジオゲスト:町山智浩(リモート)レッドカーペットリポーター:小西未来『第95回アカデミー賞直前総予想』2月26日(日)午後8時 生放送・ライブ配信【WOWOWプライム】【WOWOWオンデマンド】■出演者MC:中島健人(Sexy Zone)【関連番組】『第95回アカデミー賞ミニガイド ~スター誕生の瞬間』1月17日(火)午後10:50無料放送【WOWOWプライム】※以後複数回放送あり第95回アカデミー賞ノミネーション2月11日(土)無料放送 【WOWOWプライム】※以後複数回放送あり午前11:00:作品・監督篇午前11:10:男優篇午前11:20:女優篇午前11:30:技術・美術篇■番組オフィシャルサイト: ■WOWOW 映画オフィシャル Twitter:
2023年01月17日日本時間1月11日に開催された第80回ゴールデン・グローブ賞で、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のミシェル・ヨーが主演賞を受賞した。ミシェルの名前が読み上げられたとき、感動のあまり両手で顔を覆ったミシェルと、両手を上げて大喜びする共演者のジェイミー・リー・カーティスの姿がバイラルに。数日後、その瞬間を収めた画像と「FRIENDS SUPPORTING FRIENDS」(友だちは友だちをサポートする)という文言がプリントされたTシャツをジェイミーとミシェルがSNSに投稿し再び話題になっている。この画像はジェイミーもお気に入りのようで、授賞式当日に「かつてチアリーダーでした。いつだってチアリーダーです。私の大好きな人がゴールデン・グローブ賞を受賞しました。初ノミネーションで初受賞」とインスタグラムに掲載していた。「自然な熱狂と喜びの瞬間が、女性がほかの女性をサポートする象徴のようなものになったことに、いまだ驚いています」とつづったジェイミー。このTシャツを起業家のエリン・ギャラガーが作ってくれたことや、Tシャツが自宅の外にたくさんのベーグル(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の仲間から!)と一緒に届けられたことを明かした。ジェイミーはゴールデン・グローブ授賞式に出席後、新型コロナウイルスに感染していることが分かり、自宅療養している。(賀来比呂美)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年01月16日女優の松嶋菜々子が、ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の40代部門に選出され12日、都内で行われた表彰式に出席した。松嶋は過去に20代部門、30代部門でも受賞しており、同アワード初となる3度目の受賞。トロフィーを手に、「私にとってジュエリーは、朝ドラの主演をやり遂げたときにご褒美で買ったり、いろいろな思い出やストーリーがあるようなジュエリーのつけ方をいつもしています」と語った。この日は、スリットから美脚がのぞく黒のワンピースに黒のレザージャケットを羽織り、プレゼントされたプラチナ ダイヤモンド ネックレスペンダントを着用。「40代最後の年にこのような素晴らしい賞をいただくことができて、とても思い出に残るジュエリーがまた一つ自分の手元に来てくれたと思うと、とても大切にしていきたいなと思います」と述べ、「これからも輝き続けられるように仕事以外のことも精進してていきたいと思います」と決意を新たにしていた。「各世代で最も輝いている人」「宝石の似合う人」を世代別に選考し、表彰する同アワード。34回目となる今年は、10代部門はラウール(Snow Man)、20代部門は永野芽郁、30代部門は田中みな実、40代部門松嶋菜々子、50代部門は永作博美、60代以上部門は大地真央が受賞した。
2023年01月12日日本時間1月11日(現地時間1月10日夜)、アカデミー賞の前哨戦とされる第80回ゴールデン・グローブ賞の授賞式がロサンゼルスのビバリー・ヒルトンにて3年ぶりにリアル開催。A24作品の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』がミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァンの俳優賞受賞で2冠、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で女王ラモンダを演じ、助演女優賞を受賞したアンジェラ・バセットのスピーチなどで会場が沸いた。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』アニメ映画賞にノミネートされていた湯浅政明監督の『犬王』は受賞を逃し、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』が選ばれた。スティーヴン・スピルバーグ監督は自身3度目の監督賞を受賞した自伝的作品『フェイブルマンズ』が作品賞(ドラマ部門)に。『フェイブルマンズ』最多ノミネートだった『イニシェリン島の精霊』は、マーティン・マクドナー監督の脚本賞、作品賞・主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)の最多受賞となった。『イニシェリン島の精霊』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』からは主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にミシェル・ヨーが選ばれたほか、キー・ホイ・クァンが助演男優賞を受賞。ミシェル・ヨーは先日も米の番組で、ハリウッドでは年齢を重ねることで役を得る機会が減ってしまうことを語ったばかりだが、アジア系女優として自身の闘いをふり返りながら40年立ってきたこの舞台に立ち続けることを力強く語っていた。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』キー・ホイ・クァンは『グーニーズ』でキャリアのきっかけをくれたスピルバーグ監督や、本作のダニエルズ監督、共演者らに壇上から感謝を述べ、会場の涙を誘った。また、インド映画『RRR』から高速シンクロダンスが話題となった「Naatu Naatu」が歌曲賞に。インド映画としても、アジア映画としても初受賞となった。「オスカー候補にも選ばれて会場で踊ってほしい」という声もSNSには上がっている。『RRR』一方、テレビ部門は、黒人の女性教師を主人公にした「アボット エレメンタリー」が作品賞・主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)、助演男優賞の3冠。作品賞(ドラマ部門)は「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」が選ばれた。「ハリウッド外国人記者協会(HFPA)」は変革を印象づけるように努めてはいたが、司会のコメディアン、ジェロッド・カーマイケルからは「私がここにいるのは、私が黒人だからです」と辛辣なジョークが式冒頭から飛び出していた。第80回ゴールデン・グローブ賞受賞結果映画部門作品賞<ドラマ部門>『フェイブルマンズ』作品賞<ミュージカル・コメディ部門>『イニシェリン島の精霊』<ドラマ部門>主演男優賞オースティン・バトラー『エルヴィス』主演女優賞ケイト・ブランシェット『TÁR』<ミュージカル・コメディ部門>主演男優賞コリン・ファレル『イニシェリン島の精霊』主演女優賞ミシェル・ヨー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』<共通部門>助演男優賞キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』助演女優賞アンジェラ・バセット『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』監督賞スティーヴン・スピルバーグ『フェイブルマンズ』脚本賞マーティン・マクドナー『イニシェリン島の精霊』アニメ映画賞『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』非英語映画賞『アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~』(アルゼンチン)作曲賞ジャスティン・ハーウィッツ『バビロン』歌曲賞「Naatu Naatu」『RRR』テレビ部門作品賞<ドラマ部門>「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」作品賞<ミュージカル・コメディ部門>「アボット エレメンタリー」<ドラマ部門>主演男優賞ケヴィン・コスナー「イエローストーン」主演女優賞ゼンデイヤ「EUPHORIA/ユーフォリア」<ミュージカル・コメディ部門>主演男優賞ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」主演女優賞キンタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」<共通部門>助演男優賞テイラー・ジェームズ・ウィリアムズ「アボット エレメンタリー」助演女優賞ジュリア・ガーナー「オザークへようこそ」<ミニシリーズ・テレビ映画部門>作品賞「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」主演男優賞エヴァン・ピータース「ダーマーモンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」主演女優賞アマンダ・セイフライド「ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女」助演男優賞ポール・ウォルター・ハウザー「ブラック・バード」助演女優賞ジェニファー・クーリッジ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」キャロル・バーネット賞ライアン・マーフィーセシル・B・デミル賞エディ・マーフィ(text:cinemacafe.net)■関連作品:エルヴィス 2022年7月1日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights ReservedRRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.イニシェリン島の精霊 2023年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.TAR/ター 2023年5月、全国にて公開© 2022 FOCUS FEATURES LLC.ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー 2022年11月11日より全国にて公開©Marvel Studios 2022ギレルモ・デル・トロのピノッキオ 2022年11月25日より全国にて公開、12月9日よりNetflixにて配信エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.フェイブルマンズ 2023年3月3日より全国にて公開© 2022 Universal Pictures. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年01月11日アカデミー賞で韓国代表作品として国際長編映画賞ショートリスト入りを果たしたパク・チャヌク監督『別れる決心』。本作で韓国国内映画賞で主演男優賞を軒並み受賞、繊細な演技で世界中を魅了し、セリフは少なくともその存在感で“静寂のカリスマ”といわれるパク・ヘイルに注目した。2000年から俳優としての活動を始めたパク・ヘイル。2001年のファン・ジョンミン主演『ワイキキ・ブラザーズ』で映画デビューを果たし、『嫉妬は私の力』(02)で韓国映画評論家協会賞をはじめ各賞で新人賞を受賞し注目を集め、様々なジャンルの作品で多様なキャラクターを演じ分け、多くのヒット作に出演してきた。2003年には、『パラサイト 半地下の家族』でもお馴染みのポン・ジュノ監督の大ヒット作『殺人の追憶』に出演。80年代後半に実際に韓国国内で発生した未解決事件を描いた作品で、パク・ヘイルは容疑をかけられる青年を演じ、言葉少ないながらも強烈なインパクトを残し、一躍広く知られる存在に。2006年には再びポン・ジュノ監督とタッグを組んだ『グエムル-漢江の怪物-』はソン・ガンホやペ・ドゥナと兄妹役を演じ、1300万人という当時、韓国映画史上最高の観客動員数を記録する大ヒットに貢献。さらに、韓国映画史上最高動員『バトル・オーシャン』(14/1760万人)のキム・ハンミン監督が手掛けた『神弓 KAMIYUMI』(11)でも主演を務め、その年のナンバーワンヒットを獲得した。そして今年は、2月17日(金)公開のパク・チャヌク監督最新作『別れる決心』、3月17日(金)公開のキム・ハンミン監督最新作『ハンサン-龍の出現-』と話題作が相次ぎ、現在も韓国映画界を牽引し続けている。『ハンサンー龍の出現ー』より『別れる決心』で韓国国内映画賞の主演男優賞を軒並み受賞!“今年最もロマンティックな作品”との呼び名も高い『別れる決心』では、パク・ヘイルは刑事のヘジュンを演じている。ある事件を追って被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)と出会い、刑事と容疑者という立場ながらも、互いに惹かれあっていくという役どころだ。パク・ヘイルは持ち前の繊細な演技力で、どこか刑事らしからぬ気品に溢れたヘジュンを巧みに演じて魅せ、彼の視線に込められたミステリアスな色気には観客までも魅了され、世界中が虜となっている。本作は韓国国内で社会現象ともいえるブームを巻き起こしており、数々の映画賞を獲得しているが、パク・ヘイルも青龍賞・大鐘賞・釜日映画賞と韓国国内の映画賞で主演男優賞を軒並み受賞。さらにはアジア記者協会(AJA)の「AJAアワード2022」も贈られ、先日はアジア全域版のアカデミー賞とされる「第16回アジア・フィルム・アワード」(AFA)でも主演男優賞にノミネート、国内外から熱い注目を集めている。キャリア初の刑事役に挑戦「パク・ヘイル以外に思い浮かびませんでした」と監督意外にもパク・チャヌク監督作品への出演も、刑事役も本作が初。2022年の釜山国際映画祭にて、パク・ヘイルはある日突然監督から電話がかかってきたことを明かし、驚きのあまり電話に出るなり「何か失礼なことをしてしまいましたか?」と尋ねてしまったという。それほどに監督作品への出演は意外だったというが、パク・チャヌク監督は「パク・ヘイルとは長い付き合いなので、1本か2本は一緒に撮影したと思い込んでいたのですが、ある日彼とは映画を撮ったことがないことに気づきました。映画の中のへジュンは、とびきり優しく、端正で礼儀正しく、風変わりなユーモア感覚のある人間です。そのキャラクターは、パク・ヘイル以外に思い浮かびませんでした」と語り、脚本家のチョン・ソギョンとパク・ヘイルをイメージして脚本作業を行い、キャラクターを構築していったほど。そして、パク・ヘイルが出演を決めたのも脚本が出来上がる前だったというが、最初の打ち合わせ時に監督が30分ほどかけてストーリーを全て説明してくれたそうだ。彼によれば、出演を快諾したのには3つの理由があるという。1つ目は“『パク・チャヌク映画』というジャンルへの興味”。2つ目は“初の刑事役であり、典型的な刑事像とも異なる魅力のあるキャラクターであったこと”。そして3つ目は“タン・ウェイと共演できること”があったと明かし、「こんなに素晴らしいオファーを断る理由がありませんでした」と出演を決定した際をふり返っている。初の刑事役挑戦となったことについては、「今まで演じたことのないような役だったので、僕にできるだろうか」と感じたともいう。若手俳優にとって刑事役というのは登竜門でもあるが、パク・ヘイルは『殺人の追憶』の容疑者のイメージが強すぎたのかもしれないとしながらも、「ようやく僕も刑事を演じられるようになったか、とも思いました」と明かす。「それにこれまでの刑事物とは全然違うテイストで新鮮でした。従来の映画での刑事役は、だらしなくて暴力的に描かれることも多かったけれど、へジュンはとても清潔感があって、あまり暴力を振るわず、慎重に捜査を進めていく。そういう刑事だってきっといると思いますし、今までにない新しい刑事を演じてみたいと思いました」と自身初の刑事役への挑戦についての思いも語っている。『別れる決心』は2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2023年01月10日現地時間2023年3月12日(日)に開催される世界最高峰の映画の祭典「第95回アカデミー賞授賞式」を、WOWOWではアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターより独占生中継。番組案内役はペアを組んで3年目になるジョン・カビラと宇垣美里が務めることが決定した。2022年3月に開催された「第94回アカデミー賞授賞式」は、日本作品として濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚色賞の4部門にノミネートされ、みごと国際長編映画賞を受賞。『おくりびと』以来13年ぶりの快挙を成し遂げたことが記憶に新しい。さらに、『コーダ あいのうた』が作品賞、脚色賞、助演男優賞の3冠を獲得し、配信作品としては史上初めての作品賞を受賞、また、トロイ・コッツァーはろう者としては史上2人目となる助演男優賞を受賞(男優としては初)した。加えて、『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズがクィアであることを公表した有色人種として、そしてアフロラティーナ(アフリカとラテンアメリカにルーツを持つ女性)として初めて助演女優賞を受賞するなど、あらゆる面で、多様性や時代の変化を感じさせる受賞結果となった。また、スターたちが集う授賞式で披露されるパフォーマンスや、まきおこるドラマの数々も見どころ。「第94回アカデミー賞授賞式」は、ビヨンセが歌曲賞ノミネート曲「Be Alive」(『ドリームプラン』)の圧巻のパフォーマンスをテニスコートから披露して幕開け。ビリー・アイリッシュは歌曲賞も受賞した映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌「No Time To Die」をプロデューサーで兄のフィニアス・オコネルとともに披露し、会場は彼女の歌声に酔いしれた。一方で、長編ドキュメンタリー賞のプレゼンターとして登壇したクリス・ロックと彼のジョークに激怒したウィル・スミスの一件で会場は一時騒然となった。その後、『ゴッドファーザー』50周年を記念してプレゼンターとして登場したのは、フランシス・フォード・コッポラ監督、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ。“レジェンド”3人の登場に、会場はスタンディングオベーション。さらに、主演男優賞のプレゼンターとして1994年の映画『パルプ・フィクション』のユマ・サーマン、ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソンの3人が登場。ユマとトラボルタは映画史に残るダンスシーンを再現してみせるなど、サプライズ演出の数々も印象的だった。受賞者やプレゼンターから発せられるその時代を反映したスピーチも見逃せない。プレゼンターとして登場した女優のミラ・クニス(ウクライナ出身)は“紛争”としてロシアによるウクライナ侵攻に言及。世界に対してウクライナ支援を呼び掛けたほか、この侵攻による犠牲者に対して黙祷が捧げられた。また、『タミー・フェイの瞳』で主演女優賞を初受賞したジェシカ・チャステインは、暴力や分断、差別、偏見、そして高い自殺率に言及、「絶望や孤独を味わっているすべての人へ、誰もが唯一無二であり、無条件に愛される存在であることを知ってほしい」とメッセージを送り、会場からは拍手が送られた。時代を反映しながら、数々のドラマを生みだす「アカデミー賞授賞式」に際し、16回目の案内役となるカビラさんも「前回はCODA、聾者ファミリーの夢追い物語から喪失と向き会う密なロードムービーDrive My Carが代表する多様性讃歌のアカデミー賞でした」とふり返り、「さらに濃密なストーリーのある今回のアカデミー賞。さあ、フルフォーマットのオスカーです。賞の行方、そして、ここでしかみられない演出とパフォーマンスにもご期待ください」とコメント。一昨年、昨年に引き続いて案内役となった宇垣さんは、「映画が現実世界の一歩先を描き、こんな世界にしたいんだ!と皆に訴えかけるものであるとしたら、アカデミー賞はそんなクリエイターたちのあげる声を肯定し、背中を押してくれる場所。疫病や戦争、未だ混沌とする現状を前に、どんな新しく優しく明るい未来を見せてくれるのか、今からワクワクが止まりません」と期待をコメントしている。「第95回アカデミー賞授賞式」は現地時間3月12日(日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催される。「生中継!第95回アカデミー賞授賞式」は日本時間2023年3月13日(月)、WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドにて放送・配信。(text:cinemacafe.net)
2022年12月26日第47回報知映画賞の表彰式が22日に都内で行われ、各賞の受賞者が登場した。映画『流浪の月』で助演男優賞を受賞した横浜流星。会場には来られなかったもののVTRメッセージを寄せ「悩みもがきながらも監督を信じて必死に生きようとして来ました。監督、広瀬(すず)さん、松坂(桃李)さん、そしてその他のキャストの皆様、スタッフの皆様がいたから、人間らしくもがいている亮が出来上がったと思います。皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです」と言葉を伝える。さらに「これからも『流浪の月』で得たものを次の作品、次の作品に活かして、ひとつひとつ積み重ねて皆さんに心に響く作品をお届けできるよう精進します」と意気込んだ。李相日監督は「横浜くん、ゆくゆくはトム・クルーズのように……はならないと思いますけれど、ストイックさは引けをとっていない」と表す。「横浜くんは空手をずっとやっておりまして、極めて厳しいストイックな性格。今回演じた亮という男は強くあらねばならないという生き方をしてきたと思うんですけど、女性に暴力をふるってしまうような非常に繊細で心の弱い男の内面なので、自分と違う生き方をしてきた男をどう掴むか、撮影中も撮影以外も常に悩んでストイックに探している姿が印象的でした」と振り返る。さらに李監督は横浜に対し「努力の賜物であると思うんですけど、戦友である広瀬すずとの関わりが非常に大きかったと思いますし、我々スタッフも全員で彼を支えて来た成果として受け止めて、非常に嬉しく思っております」と祝福。「賞をいただくということは、非常にこの先厳しく、なかなか褒めてもらえないゾーンに入ると思うので、より高みに向かってストイックに続けてくれる姿を見守っていきたいと思います」とエールを送った。○第47回報知映画賞 受賞・登壇者一覧作品賞・邦画部門:『ある男』石川慶監督作品賞・海外部門:『トップガンマーヴェリック』東宝東和 代表取締役社長 山崎敏アニメ作品賞:『劇場版四畳半タイムマシンブルース』夏目真悟監督主演男優賞:福山雅治『沈黙のパレード』主演女優賞:有村架純『前科者』助演男優賞:横浜流星 『流浪の月』助演女優賞:尾野真千子 『20歳のソウル』『千夜、一夜』『サバカンSABAKAN』監督賞:片山慎三『さがす』新人賞:嵐莉菜 『マイスモールランド』新人賞:白鳥晴都『ぜんぶ、ボクのせい』
2022年12月22日企画上映「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」が2023年1月4日(水)から2月5日(日)まで、東京・国立映画アーカイブ 小ホールにて開催される。その後、福岡、京都を巡回する。アカデミー・フィルム・アーカイブのコレクション&復元映画を紹介する上映イベント企画上映「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」は、35本(23プログラム)の上映を通して、アカデミー賞で有名な米国映画芸術科学アカデミーの映画保存機関のアカデミー・フィルム・アーカイブのコレクションや、近年の復元成果などを紹介する上映イベント。アカデミー賞受賞作はもちろん、同館が復元した日本未公開のアメリカのインディペンデント映画や、鑑賞機会の希少なキューバ映画やインド映画も上映される。また、アカデミー・フィルム・アーカイブでは、様々なカルチャーを背景にもつ映画作品の保存・復元を手掛けていることから、レズビアンの映画作家として実験映画やドキュメンタリーを多く監督したバーバラ・ハマーの初期作品集や、アンディ・ウォーホルのミューズとして紹介されてきたトランスジェンダー女性のホリー・ウッドローン主演『きゅうり畑のかかし』などの作品も公開する。アカデミー・フィルム・アーカイブが保存するアカデミー受賞作を上映過去のアカデミー受賞作を観れるのも本特集のポイント。ヴィンセント・ミネリ監督による、パリのロケ撮影や豪華なセットが美しいアカデミー賞9部門受賞のミュージカル映画『恋の手ほどき』、ろうそくの火だけで撮影したシーンなどフィルムの質感を存分に楽しめるスタンリー・キューブリック監督作の『バリー・リンドン』などの名作を、アカデミー・フィルム・アーカイブが近年作製した35mmフィルムで鑑賞できる。日本関連作品もさらに、アカデミー賞短篇ドキュメンタリー映画賞受賞『ザ・パーソナルズ 黄昏のロマンス』や、短篇アニメーション映画賞受賞『つみきのいえ』など日本人監督の受賞作品も登場する。【詳細】企画上映「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」開催期間:2023年1月4日(水)~2月5日(日)会期中の休館日:月曜日会場:国立映画アーカイブ 小ホール(地下1階)住所:東京都中央区京橋3-7-6■チケット情報発売日:2022年12月27日(火)以降、翌週(火~日)上映回の電子チケットを公式サイトより公式チケットサイトにて各回の開映15分前までオンライン販売。※1月10日(火)~15日(日)上映回は12月27日(火)にチケットを発売。12月27日(火)に1月4日(水)~15日(日)の2週間分のチケットを一斉発売。料金:一般 1,000円、高校・大学生・65歳以上 700円、小・中学生・障害者(付添者は原則1名まで)・国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ・未就学児 500円■トークイベント・『日本の映画作り』(1935年)/『AFA所蔵ホームムービー集』対象回:1/28(土)16:00の回、2/2(木)15:00の回登壇者:ジョセフ・リンドナー氏(アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画部長)・『きゅうり畑のかかし』(1972年)対象回:2/4(土)16:00の回登壇者:ハンク・アルパート氏(本作プロデューサー)・《バーバラ・ハマー初期作品集》対象回:1/7(土)16:00の回登壇者:菅野優香氏(同志社大学大学院准教授)※トークイベントのみの参加は不可。■巡回情報・福岡会期:2023年2月1日(水)~26日(日)会場:福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ住所:福岡市早良区百道浜3-7-1・京都会期:2023年2月18日(土)~3月1日(水)会場:京都文化博物館フィルムシアター住所:京都府京都市中京区三条高倉※上映作品などの詳細は、各館のホームページにて後日発表。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2022年12月15日第80回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが発表され、日本のアニメ『犬王』(湯浅政明監督)がアニメ映画賞にノミネートされた。作品賞(ドラマ部門)に、ジェームズ・キャメロン監督の渾身作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』や大ヒット作『トップガン マーヴェリック』といったエンターテイメント超大作がノミネート。キャメロン監督は監督賞にもノミネートされたが、同賞には女性監督のノミネートはなかった。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』最多は『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー監督の最新作『イニシェリン島の精霊』が8部門で、A24作品の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が6部門で続いた。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』非英語映画賞には、カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した韓国パク・チャヌク監督の『別れる決心』や、『バーフバリ』S・S・ラージャマウリ監督による『RRR』も選出された。『別れる決心』受賞者・受賞作品は2023年1月10日に開催される授賞式にて発表。昨年は、主催する「ハリウッド外国プレス協会」ことHFPA(=Hollywood Foreign Press Association)の人種差別や特権体質が問題視され、トム・クルーズら俳優やAmazon、Netflix、ワーナー・メディアがボイコットを表明。授賞式は無観客開催で米NBCがテレビ中継を取りやめたが、今回は同局にて授賞式の放送が決定している。※主なノミネートは以下のとおり【映画部門】作品賞(ドラマ部門)『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『エルヴィス』『フェイブルマンズ』『TÁR』『トップガン マーヴェリック』作品賞(ミュージカル・コメディ部門)『バビロン』『イニシェリン島の精霊』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』『逆転のトライアングル』監督賞ジェームズ・キャメロン『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』バズ・ラーマン『エルヴィス』マーティン・マクドナー『イニシェリン島の精霊』スティーヴン・スピルバーグ『フェイブルマンズ』脚本賞『TÁR』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『イニシェリン島の精霊』『ウーマン・トーキング 私たちの選択』『フェイブルマンズ』主演男優賞(ドラマ部門)オースティン・バトラー 『エルヴィス』ブレンダン・フレイザー『ザ・ホエール』ヒュー・ジャックマン 『The Son/息子』ビル・ナイ 『生きる LIVING』ジェレミー・ポープ『The Inspection』(原題)主演女優賞(ドラマ部門)ケイト・ブランシェット『TÁR』オリヴィア・コールマン 『エンパイア・オブ・ライト』ヴィオラ・デイヴィス『The Woman King』(原題)アナ・デ・アルマス 『ブロンド』ミシェル・ウィリアムズ 『フェイブルマンズ』主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)レスリー・マンヴィル 『ミセス・ハリス、パリへ行く』マーゴット・ロビー 『バビロン』アニャ・テイラー=ジョイ 『ザ・メニュー』エマ・トンプソン『Good Luck to You, Leo Grande』(原題)ミシェル・ヨー 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ディエゴ・カルバ『バビロン』ダニエル・クレイグ 『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』アダム・ドライバー『ホワイト・ノイズ』コリン・ファレル『イニシェリン島の精霊』レイフ・ファインズ 『ザ・メニュー』助演男優賞ブレンダン・グリーソン『イニシェリン島の精霊』バリー・コーガン『イニシェリン島の精霊』ブラッド・ピット『バビロン』キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』エディ・レッドメイン『グッド・ナース』助演女優賞アンジェラ・バセット『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ケリー・コンドン『イニシェリン島の精霊』ジェイミー・リー・カーティス 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ドリー・デ・レオン『逆転のトライアングル』キャリー・マリガン『SHE SAID/シー・セッドその名を暴け』アニメ映画賞『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』『犬王』『Marcel the Shell with Shoes On』(原題)『長ぐつをはいたネコと9つの命』『私ときどきレッサーパンダ』非英語映画賞『西部戦線異状なし』(ドイツ)『アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~』(アルゼンチン)『CLOSE/クロース』(ベルギー・フランス・オランダ)『別れる決心』(韓国)『RRR』(インド)主題歌賞「Carolina」『ザリガニの鳴くところ』「Ciao Papa」『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』「Hold My Hand」『トップガン マーヴェリック』「Lift Me Up」『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』「Naatu Naatu」『RRR』【テレビ部門】作品賞(ミュージカル・コメディ部門)「アボット エレメンタリー」「一流シェフのファミリーレストラン」「Hacks」(原題)「マーダーズ・イン・ビルディング」「ウェンズデー」作品賞(ドラマ部門)「ベター・コール・ソウル」「ザ・クラウン」「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」「オザークヘようこそ」「セヴェランス」主演男優賞(ドラマ部門)ジェフ・ブリッジス「ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤」ケヴィン・コスナー「イエローストーン」ディエゴ・ルナ「キャシアン・アンドー」ボブ・オデンカーク「ベター・コール・ソウル」アダム・スコット「セヴェランス」主演女優賞(ドラマ部門)エマ・ダーシー「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」ローラ・リニー「オザークヘようこそ」イメルダ・スタウントン「ザ・クラウン」ヒラリー・スワンク「アラスカ・デイリー」ゼンデイヤ「EUPHORIA/ユーフォリア」主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ドナルド・グローヴァー「アトランタ」ビル・ヘイダー「バリー」スティーヴ・マーティン「マーダーズ・イン・ビルディング」マーティン・ショート「マーダーズ・イン・ビルディング」ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)キンタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」ケイリー・クオコ「フライト・アテンダント」セレーナ・ゴメス「マーダーズ・イン・ビルディング」ジェナ・オルテガ「ウェンズデー」ジーン・スマート「Hacks」(原題)助演男優賞ジョン・リスゴー「ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤」ジョナサン・プライス「ザ・クラウン」ジョン・タトゥーロ「セヴェランス」テイラー・ジェームズ・ウィリアムズ「アボット エレメンタリー」ヘンリー・ウィンクラー「バリー」助演女優賞エリザベス・デビッキ「ザ・クラウン」ハンナ・アインビンデル「Hacks」(原題)ジュリア・ガーナー「オザークヘようこそ」ジャネール・ジェームズ「アボット エレメンタリー」シェリル・リー・ラルフ「アボット エレメンタリー」作品賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)「ブラック・バード」「ダーマーモンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」「ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女」「パム&トミー」「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」主演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)タロン・エジャトン「ブラック・バード」コリン・ファース「ザ・ステアケース -偽りだらけの真実-」アンドリュー・ガーフィールド「アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実」エヴァン・ピータース「ダーマーモンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」セバスチャン・スタン「パム&トミー」主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)ジェシカ・チャステイン「George & Tammy」(原題)ジュリア・ガーナー「令嬢アンナの真実」リリー・ジェームズ「パム&トミー」ジュリア・ロバーツ「ガスリッド 陰謀と真実」アマンダ・セイフライド「ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女」(text:cinemacafe.net)■関連作品:トップガン マーヴェリック 2022年5月27日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partnersエルヴィス 2022年7月1日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedアバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月16日より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.イニシェリン島の精霊 2023年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.バビロン(2022) 2023年、全国にて公開© 2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved.エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.フェイブルマンズ 2023年3月3日より全国にて公開© 2022 Universal Pictures. ALL RIGHTS RESERVED.別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2022年12月13日ティモシー・シャラメが初主演でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『君の名前で僕を呼んで』の日本公開5周年を迎えるにあたり、記念イベントの実施が発表された。イベント第1部は、「朗読劇君の名前で僕を呼んで」を開催。主人公エリオに扮するのは、『天気の子』の主人公・森嶋帆高役(声の出演)で第14回声優アワード新人男優賞を受賞し、最近では映画『カラダ探し』やNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」など活躍めざましい醍醐虎汰朗。オリヴァー役には、俳優として主演映画『ツーアウトフルベース』や舞台「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」Rule the Stageなどで幅広く活躍しながら、7人組アーティスト「7ORDER」のボーカルとして音楽活動にも取り組んでいる阿部顕嵐。脚本・演出は、劇作家・小説家としても知られる、「私の頭の中の消しゴム」など朗読劇の名手・岡本貴也。音楽監督は、多彩な音楽性を活かし、新感覚・音楽朗読劇「SOUND THEATRE」をはじめ、映像や舞台、TVアニメなどの音楽を次々に手掛ける土屋雄作が務める。第2部のトークショーには、醍醐さん、阿部さんとともに、本作をこよなく愛する映画ライター・よしひろまさみちが出演。また、会場では5周年記念グッズや豪華パンフレットも販売予定となっている。コメント全文エリオ役/醍醐虎汰朗映画『君の名前で僕を呼んで』を観て、そして今回の朗読劇の脚本を読んで、その美しい世界観を「声」が主体となる朗読という形で、しかも日本語で届けられることをとても嬉しく思っています。初めての朗読劇ですが、皆さんの心に響くような表現ができるように精一杯努めます。視界からの情報が少ない分、音を存分に楽しんで、ご自身の想像の世界に浸っていただければ嬉しいです。劇場でお待ちしています!オリヴァー役/阿部顕嵐『君の名前で僕を呼んで』僕の人生の中で題名ひとつとってもこんなに引き込まれる響きは初めてです。お話を頂く前から知っていた長く愛されるこの作品に関わらせて頂き嬉しいです。観てくださる皆さん、そして僕の生涯を通じて何ひとつとも忘れられない作品にします。脚本・演出/岡本貴也こんなに素敵な恋があるだろうか……。ひと夏の恋にしてはあまりに深く、切なく、そして幸せな時間。それは、もう二度と取り戻せない。この映画を観終えた時、思わず溜め息が漏れました。心の奥底にしまっていた青春の記憶が、むくむくと起き上がってくるあの感じ。この映画の持つ力強い感動を、朗読劇によってより繊細に、深く、表現できればと思っています。そしてそれを醍醐さん阿部さんとともに作り上げるのが楽しみでなりません。音楽監督/土屋雄作美しい俳優、美しい風景、そして繊細に選ばれた映画音楽、この映画はどこを切り取っても美しい作品です。個人的には1人の父親として、父と子の会話のシーンも印象に残っています。朗読劇という形で、皆さんがもう一度映画に恋できるような音を生み出せたらと思っています。生演奏の朗読劇、どうぞお楽しみに!「君の名前で僕を呼んで~5th anniversary~」は2023年1月27日(金)~1月29日(日)恵比寿ザ・ガーデンホールにて開催。『君の名前で僕を呼んで』はBlu-ray&DVD発売中。デジタル配信中。発売元:カルチュア・パブリッシャーズセル販売元:ハピネット(text:cinemacafe.net)■関連作品:君の名前で僕を呼んで 2018年4月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Frenesy, La Cinefacture
2022年12月09日韓国映画“初”となるカンヌ映画祭パルム・ドールの受賞を果たし、第92回米アカデミー賞では非英語作品として史上初の作品賞のほか監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の計4部門受賞という快挙を成し遂げた映画『パラサイト 半地下の家族』が、日本で舞台化することが決定した。同作は2019年に韓国で公開され、観客動員数は1,000万人を突破。日本でも瞬く間に大ヒットとなり、2020年公開の外国映画の中では最高の興収を記録したことでも記憶に新しい作品。アジア圏の映画として初の米アカデミー賞作品賞を受賞した“革命的な映画”といえる本作のメガホンをとったのは、『グエムル-漢江の怪物-』『母なる証明』で知られるポン・ジュノ。映画は社会問題化している「格差社会」というテーマを描きながらも、所々に散りばめられた緻密な“伏線”や“テーマ性”が話題を呼び、サスペンス、ブラックコメディ、ヒューマンドラマなどの“ジャンルを超えた傑作”として世界各国で称賛の嵐を巻き起こした。ポン・ジュノ監督日本での舞台化にあたり台本と演出を手掛けるのは、映画化もされた舞台「焼肉ドラゴン」や映画『愛を乞うひと』、舞台「泣くロミオと怒るジュリエット」などで知られる脚本・演出家の鄭 義信。ポン・ジュノ、鄭義信の両氏と親交が深い、李鳳宇プロデューサーの企画のもと『パラサイト』の舞台化が日本で実現した。日本版では90年代の関西に舞台を移し、先が読めないもう1つの“半地下の家族”の物語が誕生。舞台ならではの衝撃のラストも待ち受けるという。脚本・演出:鄭 義信鄭さんは、「思い切って、舞台をソウルの下町から日本の関西の下町に置き換えることにしました。原作を損なうことなく、いかにリアルな物語として、日本の観客の皆様にごらんいただけるか......そして、新たな舞台版『パラサイト』をつくりあげることができるのか......劇場に足をお運びくだされば、幸いです」とコメント。「これ以上はないだろうという素晴らしいキャストを迎え、スタッフ一同、意気込んでおります」と期待を込めて語っている。舞台「パラサイト」ストーリー堤防の下にあるトタン屋根の集落。川の水位より低く1日中陽がささず、地上にありながら地下のような土地で金田文平の家族は家内手工業の靴作りで生計を立てて暮らしている。一方、対称的な高台にある豪邸では、永井慎太郎、妻の千代子、娘の繭子、引きこもりの息子・健太郎がベテラン家政婦の安田玉子とともに暮らしていた。文平の息子の順平は、妹の美妃が偽造した大学の在籍証明を利用し繭子の家庭教師としてアルバイトを始める。息子の健太郎のアートセラピーの教師として、美妃が慎太郎の運転手や玉子がクビになるように仕向け、その後釜に、文平と妻の福子が、と一家は永井家に寄生していく…。COCOON PRODUCTION 2023「パラサイト」は【東京公演】2023年6月5日(月)~7月2日(日)THEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6階)にて、【大阪公演】2023年7月7日(金)~17日(月・祝)大阪・新歌舞伎座にて上演。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2022年12月08日第95回アカデミー賞の長編アニメ映画賞の選考対象となる作品が発表された。『私ときどきレッサーパンダ』『バッドガイズ』『長ぐつをはいたネコ:ザ・ラスト・ウィッシュ』『バズ・ライトイヤー』『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』『DCがんばれ!スーパーペット』『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』『ミニオンズ フィーバー』『ジェイコブと海の怪物』など今年話題になった作品がずらり。日本作品は石田祐康監督の『雨を告げる漂流団地』、湯浅政明監督の『犬王』、いしづかあつこ監督の『グッバイ、ドン・グリーズ!』がエントリー。全27作品から、アカデミー会員の投票により5作品に絞られる。国際長編映画賞の各国の代表作品も発表された。国際長編映画の定義は、「アメリカ国外で製作された上映時間が40分以上、セリフの50%以上が英語以外の言語である映画」。日本代表は、9月に決定していた早川千絵監督の『PLAN 75』。15作品のショートリスト(ノミネート前の候補リスト)は今月21日に発表される。最終的なノミネーションは2023年1月24日に発表。第95回アカデミー賞は同年3月12日に開催される。(賀来比呂美)■関連作品:犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partnersグッバイ、ドン・グリーズ! 2022年2月18日より全国にて公開©Goodbye,DonGlees Partners雨を告げる漂流団地 2022年9月16日よりNetflixにて全世界独占配信&日本全国にて公開©コロリド・ツインエンジンパートナーズ
2022年12月07日映画賞レースのトップを飾る第47回報知映画賞の各賞が発表され、『沈黙のパレード』で難解な事件を解決する天才的物理学者を演じた福山雅治が主演男優賞を初受賞、主演女優賞は『前科者』の演技が評価された有村架純が初受賞。作品賞・邦画部門は石川慶監督、妻夫木聡主演の『ある男』が受賞した。主演女優賞:『前科者』有村架純報知映画賞はスポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として、1976年に誕生。読者参加型の映画賞が大きな特色であり、各映画賞や映画祭の先陣を切って発表されるため、その年の受賞者・受賞作品を占う意味でも大きな注目を集めている。助演男優賞:横浜流星「流浪の月」なお、作品賞(海外)は130億円超えのメガヒットとなった『トップガン マーヴェリック』が受賞した。第47回報知映画賞各賞作品賞・邦画『ある男』監督賞片山慎三『さがす』主演男優賞福山雅治『沈黙のパレード』主演女優賞有村架純『前科者』助演男優賞横浜流星『流浪の月』助演女優賞尾野真千子『20歳のソウル』『千夜、一夜』『サバカン SABAKAN』新人賞嵐莉菜『マイスモールランド』/白鳥晴都『ぜんぶ、ボクのせい』作品賞・海外『トップガン マーヴェリック』アニメ作品賞『劇場版 四畳半タイムマシンブルース』(text:cinemacafe.net)■関連作品:トップガン マーヴェリック 2022年5月27日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.20歳のソウル 2022年5月27日より全国にて公開©2022「20歳のソウル」製作委員会前科者 2022年1月28日公開© 2021香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会流浪の月 2022年5月13日より全国にて公開(c)2022「流浪の月」製作委員会沈黙のパレード 2022年9月16日より全国にて公開©2022「沈黙のパレード」製作委員会ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会さがす 2022年1月21日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022『さがす』製作委員会マイスモールランド 2022年5月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開予定©2022「マイスモールランド」製作委員会サバカン SABAKAN 2022年8月19日より全国にて公開©2022「SABAKAN」Film Partners四畳半タイムマシンブルース 2022年9月30日より全国にて3週間限定公開©2022 森見登美彦・上田誠・KADOKAWA/「四畳半タイムマシンブルース」製作委員会ぜんぶ、ボクのせい 2022年8月11日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2022『ぜんぶ、ボクのせい』製作委員会千夜、一夜 2022年10月7日よりテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開(C)2022 映画『千夜、一夜』製作委員会
2022年11月30日ジミー・キンメルが、2023年3月12日に開催される第95回アカデミー賞授賞式のホストに決定した。ジミーは2017年、2018年でもホストを務めており、今回は3度目の抜擢となる。(初めてホストを務めた2017年の授賞式は、作品賞の発表ミスという珍事件が勃発し、強い印象を残した)。授賞式を主催する映画芸術科学アカデミーのツイッターアカウントは、ジミーのホスト就任を発表するとともに「おかえりなさい!」と声を掛けている。ジミーは「オスカーのホストに3回も招いてもらえるなんて、素晴らしい栄誉であるか罠であるかのどちらかです。いずれにしても、みんなが『ノー』と言った後でアカデミーがこんなに早く私にオファーをしてくれ、感謝しています」とジョークを交えた喜びのコメントを寄せている。ABCエンターテイメントの社長クレイグ・アーウィックは、「ジミーを再びオスカーのホストに迎えるという夢が叶いました。毎晩、彼の番組を観ていてわかるように、ジミーはハートとユーモアでどんなことにも対応ができます。オスカーを特徴づける笑いとお祝いの瞬間を届けてくれるでしょう」とジミーに太鼓判を押す。(賀来比呂美)
2022年11月08日スイスの時計ブランド『ロンジン』は、ロンジン アンバサダー・オブ・エレガンスとして、アカデミー賞受賞俳優のジェニファー・ローレンスを新たに迎えます。驚くほど幅広い役柄を演じることで非常に高い評価を得ていますが、何事に対しても新鮮な視点をもたらす彼女のその視点には、自身の確固たる信念が反映されています。大胆で自信にあふれたジェニファーはロンジン ファミリーにとって理想的な新メンバーとなります。ジェニファー・ローレンスは、世界で最も心を捉える女優のひとりです。2012年公開の「ハンガー・ゲーム」での10代の主人公「カットニス・エヴァディーン」役により、彼女は世界的スターとしての地位を確立し、その後、アカデミー賞受賞とさらに3回のノミネーション、英国アカデミー賞、2回の全米映画俳優組合賞、3回のゴールデングローブ賞を獲得する一連の作品を築き上げました。Time Magazineの「世界で最も影響力のある人々」のリストにも名を連ねました。ロンジンCEOであるマティアス・ブレシャンは、彼女がロンジンのAmbassadors of Elegance (エレガンスのアンバサダー)としてメンバーに加わることを非常に喜び、次のようにコメントしています。「ジェニファーは、リアリティと本質を持ってすべての役を演じる能力に長け、スクリーンの外では自然で共感できるエレガンスへと変わります。彼女は、あらゆる年齢層の女性にインスピレーションを与えることができ、彼女をロンジンファミリーに迎えられたことを非常に嬉しく、誇りに思います。」ジェニファー・ローレンスもまたロンジンとのパートナーシップを好感し次のようにコメントしました。「ロンジンは、イノベーション(革新)という資産と歴史上の最も素晴らしいパイオニアたちの信頼に底支えされています。ロンジンファミリーに加わることに非常に嬉しく思っており、今後のパートナーシップを楽しみにしています!」映画「ハンガー・ゲーム」、そして「世界にひとつのプレイブック」や「アメリカン・ハッスル」のような現代の名作における演技によって名声を手にしたジェニファー・ローレンスは映画スター以上の存在です。自身の最新作「Causeway」も手掛ける制作会社「Excellent Cadaver」を2018年に設立し、私生活では、ジェニファー・ローレンスは男女平等を熱心に訴え、強力な腐敗防止法の設定を目指し、全米で展開する無党派組織「Represent.us」の役員です。ローレンスは次のように続けます。「ロンジンは、昔からタイムレス エレガンスの代名詞であり、私にとっては、それは静かな強さに優雅さと自信を意味するものです。また、ケンタッキー州の出身であることもあり、ロンジンにはいつもダービー競技や伝統そのものを想起します。」ジェニファー・ローレンスは、エレガンスにおける彼女独自の解釈、共感と思いやり、そしてスクリーンの中でも外でも、どんな役柄をも新鮮なほどの率直さと信頼性をもって演じるスキルと共に、ロンジンの「エレガンス」を体現するアンバサダーとして、多彩なインスピレーションを放ちます。ロンジンは、この素晴らしいアンバサダーをファミリーに迎えられることを光栄に思います。■ロンジンについて1832年創業のスイスの時計ブランド。190年にわたる長い歴史の中で数々の画期的なタイムピースを発表し、時計史に名を刻んできました。その革新性や信頼性から、歴史的な著名人との繋がりも深く、オードリー・ヘップバーンが広告モデルを務めたほか、かのアルバート・アインシュタインや西郷隆盛もロンジンの時計を愛用したことでも知られています。スイス時計の輸出額の上位ブランドに名を連ね、現在約150か国でビジネスを展開。「翼のついた砂時計」で知られるブランドロゴは、世界知的所有権機関に登録されている最も古いロゴとしても知られています。<LONGINES公式サイト URL>
2022年11月05日『ドライブ・マイ・カー』で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、現在はドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」に出演するなど、目覚ましい活躍をみせる三浦透子を主演に迎え、恋愛至上主義がまん延する世界で、他人に恋愛感情を抱かない主人公が「自分は何者で、自分の幸せは何なのか」を発見していく姿を描いた映画『そばかす』。この度、主人公・蘇畑佳純(そばたかすみ)の日常を切り取った全11枚の場面写真を一挙解禁。「愛こそすべて」「愛し愛され生きるのが人生の醍醐味」…そんな恋愛至上主義が当たり前でそれを疑わない社会。でも本当に「愛する人と出会い、結婚して、家族を作ること」だけが幸せと言えるのだろうか。この物語は、恋愛至上主義が常識化した社会を生きるひとりの女性が、恋人を作ることや結婚を勧めてくる周囲と向き合い、自分と向き合い、さらには将来にも向き合いながら、「自分は何者なのか?幸せの形とは何なのか?」を見つめていく、千差万別の幸せのカタチと希望に溢れた新たな“(not) HEROINE movies”=ノットヒロインムービーズのオリジナル作品最新作。この度解禁された場面写真は、“そばかす”こと主人公・蘇畑佳純(三浦透子)の日常を切り取っている。佳純はチェリストになる夢を諦め、東京から地元に戻り家族と暮らす。蘇畑家の食卓では、結婚を急かす母(坂井真紀)、バツ3の祖母(田島令子)、もの静かな父(三宅弘城)、妊娠中の妹・睦美(伊藤万理華)とその夫(前原瑞樹)に囲まれている。食卓での会話の内容も、もちろん“恋とか愛”についての会話が繰り広げられる。夫の浮気に気づいている睦美は食卓でその話を切り出し…。さらに会社の同僚から誘われて行った合コンや、母に無理やりセッティングされたお見合い、と“恋とか愛に”振り回される日々にどこか窮屈を感じているような表情が映し出される。そんな日々を送っていた“そばかす”だが、ある日、元AV女優の同級生・真帆(前田敦子)に再会する。真帆といる時の表情は、なんとも清々しい笑顔でいることができる。佳純にとって真帆は鬱屈とした日々に差した光ともいえる存在であることが分かる。そのほか、かつて夢中になっていたチェロに再び触れるシーンや、職場である保育園で「シンデレラ」の紙芝居を披露するシーンも。様々な人と交わる中で、佳純は何を思い、どう進んでいくのか。展開が気になる場面写真となっている。『そばかす』は12月16日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そばかす 2022年12月16日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2022「そばかす」製作委員会
2022年10月28日周防正行総監督で贈るディズニープラスドラマシリーズ「シコふんじゃった!」より本予告とビジュアルが解禁された。日本アカデミー賞5部門をはじめ、多数の賞を受賞した映画『シコふんじゃった。』から30年後の教立大学相撲部を舞台に、現代の若者たちの新しい時代の青春ストーリーが繰り広げられる本作。解禁となった本予告では、卒業の条件として、廃部寸前の相撲部に入部した亮太(葉山奨之)や、たった一人の相撲部員である穂香(伊原六花)と個性的な相撲部員たちのコメディ感溢れるやり取りから始まり、いつしか過酷な稽古に力を合わせて挑んでいく姿が描かれている。汗を流し、時に叫びながら、裸一貫真っ直ぐにぶつかっていく姿はいつの時代も見る者の心を揺さぶるはずだ。仲間たちと切磋琢磨していくなかで、亮太が見つけたものとは?そして、相撲の面白さに目覚めた亮太と穂香の関係は…?先日の<はっけよいイベント>で発表された、竹中直人、清水美砂、田口浩正、六平直政、柄本明ら、映画『シコふんじゃった。』オリジナルキャストも登場。これからの活躍が期待される次世代の若手キャストまで、本作の魅力を余すことなく凝縮した予告編となっている。また、穂香に憧れ相撲を始める吉野桜子役の高橋佳子、亮太の幼なじみでスポーツ編集部記者の西野咲役の手島実優、教立大学のライバル校である北東学院相撲部主将・吉岡海斗役の樫尾篤紀の出演が、本予告と併せて解禁となった。さらに、解禁された本ビジュアルでは、キリリと凛々しくまわしをしめ蹲踞(そんきょ)の型をとる穂香、四股を踏む亮太を筆頭に、映画版にも引けを取らない個性溢れる部員が各々のポーズで並ぶ。そして、映画から引き続き続投となった竹中さん、清水さん、田口さんが、かつての“青木”“夏子”“田中”として、現部員を見守るように周りを囲んでいる。現場でも相撲部メンバーの中心になっていたという葉山さんは、「新しい『シコふんじゃった!』が、どう当時のOB達と絡んでいくのかという楽しみ方もあると思います。教立大相撲部の一員になったような見方もできると思うので、どんどん仲間が加わっていき、最終回ぐらいには“自分も教立の一員!”として見ていただければ」と作品の見方を紹介。また伊原さんは「OBの人たちが出て来て同窓会のようになる感覚も楽しんでもらえますし、映画とも違った男女混合戦があったり、男と女で戦うという、ちょっと角度が違うところから相撲を見ることができるんじゃないかと思います」とアピールしている。ディズニープラスオリジナルドラマシリーズ「シコふんじゃった!」は10月26日(水)よりディズニープラスで独占配信。(text:cinemacafe.net)
2022年10月13日2020年3月6日、シム・ウンギョンは第43回日本アカデミー賞にて、『新聞記者』での演技で最優秀主演女優賞を受賞。ステージ上で、トロフィーを握りしめながら涙ながらに受賞の喜びを口にした。そして、その年の10月に放送が始まったのが、彼女にとっては初の日本の連続ドラマ出演となる「七人の秘書」。約半年前に美しい涙でお茶の間を感動に包んだ彼女が、同作では6人の仲間たちと共に、巨悪をぶった斬り、その痛快な姿に多くの視聴者が快哉を叫んだ。そんな同作が満を持して映画化。『七人の秘書 THE MOVIE』として10月7日(金)に公開を迎えた。シム・ウンギョンさん演じる“頭脳明晰なハッカー秘書”パク・サランは、アクションも見せるなど、映画でも大活躍! 公開を前にシム・ウンギョンさんに話を聞いた。初の日本の連続ドラマ出演を経て――ドラマ版の「七人の秘書」はシム・ウンギョンさんにとっては初の日本の連続ドラマ出演となりましたが、同作への参加はご自身にとってどのような経験になりましたか?このドラマを通じて、日本の多くのみなさんに私のことを知っていただくことができましたし、とても貴重な経験でした。木村文乃さんをはじめ、いろんな方たちと共演をさせていただいて、様々な経験を重ねることができましたし、自分にとっては“宝物”のような存在です。――ドラマが放送されて、反響はありましたか?私が演じたサランもそうですが、何よりも作品そのものがものすごくみなさんに愛されているのを感じました。こういう言い方は失礼かもしれませんが(苦笑)、私が予想していた以上に、みなさんに愛していただけたんだなと。だからこそ今回、こうして映画化も実現できたんだと思います。映画のチラシにも「悪いヤツら、ぶっ潰させて頂きます。」というコピーがありますけど、悪を懲らしめるという部分、そして一人でじゃなくて、みんなで力を合わせてというのが、みなさんの心を掴んだんだろうなと思います。――ドラマの放送から2年を経て、映画が公開となりますが、最初に映画化の話を聞いた時の気持ちは?先日から、みんなで取材を受けることがあったんですけど、私以外のみんなは「また次、あるでしょ」と予想してたみたいで、私だけが「やるのかなぁ…? もしやるなら、またみなさんとお会いできるなぁ」くらいの気持ちで待っていたんですよね(笑)。なので、またやるということ、しかも映画を作ると聞いた時は、すごく嬉しかったです!アクションが見どころ「すごくカッコいいです!」――映画の撮影はいかがでしたか?2年ぶりにみなさんとお会いして、最初は「お久しぶりです!」「元気ですか?」みたいな感じだったんですけど、それも一瞬で、すぐに「いや、私たちって昨日もずっと一緒の現場だったっけ?」と思うくらい、ドラマの時と同じ空気感でした。ずっと楽しくおしゃべりしてて、そのまま終わった感が強いです(笑)。「え? もう今日でクランクアップ?」と思うくらい、いつの間にか映画を撮り終えていました。今回はアクションも見どころなんですけど、みなさん、すごくお上手なんですよ。私が演じたサランもアクションに挑んでいますが、キャラクターの設定としてサランは怖がりなので、そこまでカッコいい感じのアクションではなく、ちょっとコミカルなんです。でも他のみなさんはすごくカッコいいです!――改めて、シム・ウンギョンさんから秘書軍団のメンバーを演じたみなさん(木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、大島優子、室井滋、江口洋介)の印象についてひと言ずついただけますか。木村さんは、お会いする前は(木村さんが演じた)千代と似てるんじゃないかな? と思ってました。でも、すごくイタズラ好きなところがあったり、私のこともすごくかわいがってくれて「お姉ちゃん」というイメージです。広瀬さんは、あまりにも現場で面白過ぎて「私がいままで出会った日本人で一番面白い人だ」といつも言ってます。本人もそれが気に入ったみたいです(笑)。ボーっとしてる姿もしゃべっている時も、全てが面白いんですよ(笑)。今回の映画で広瀬さんのことがさらに大好きになりました!菜々緒さんは、クールなイメージがありましたけど、すごくさっぱりした人ですね。私にはずっと韓国のことを質問してくださって、すごくかわいがってくれました。大島さんは韓国語を話したいということで、時々私に「こういう言い方、韓国語で何て言うの?」と質問してくれました。現場でも韓国語教室みたいな(不思議な)場面もありましたが、面白くなりすぎてどんどんわけのわからない韓国語を聞いてくるんですよ。「なんでそんな言葉を知りたいんだ?」「それを知って、どこで使うんだ?」と思ってました。一応、教えましたけど…(笑)楽しかったです。室井さんも、韓国のドラマや映画が大好きでハマっていて、私の出演作までご覧になってくださって「あの作品の撮影の時はどうだったの?」というお話をしてましたね。江口さんは(演じた)萬さんそのままの存在感で、カッコよすぎて正直、私からなかなか話しかけられなかったんですけど、すごく優しくて、「あの映画、観た」とかいつもオススメの作品を教えてくださいました。経験を積み重ねてきたからこその不安「もっとちゃんとしなきゃ」――お話を伺っていると、シム・ウンギョンさんが現場でみなさんに愛されている様子が伝わってきます。日本でも活動されるようになって数年になりますが、生まれ育った国を出て、外国語で演技をするというのは、本当に大変なことだと思います。当初、日本で活動することに恐怖や不安はなかったんでしょうか?むしろ最初の頃のほうが恐怖感とかはなかったと思いますね。何も知らなかったからこそ「とにかくやってみます!」という感じで(笑)、勢いでどんどんいろんなことを経験させてもらいました。逆にいまのほうが、言葉も覚えて経験を積み重ねてきたからこそ「もっとちゃんとしなきゃ」と思ったり、「私はしっかりやれているんだろうか?」と悩んで不安になったりしますね。でも、そういう気持ちがあるからこそ、やり続けていくしかないんだとも思っています。――本作のサランだけでなく、これまでもいろんな作品を通じて、強い女性、戦う女性など様々な女性像を見せてきましたが、シム・ウンギョンさん自身がカッコいいと感じる女性、理想の女性像について教えてください。誰か特定の人に憧れたり、「この人みたいになりたい」というのはないんですけど、ありのままの自分でいたいという思いはあります。そうあるためにも、誰かに寄り掛かることなく、芯の強さを持った自分でいたいなといつも思っています。さっきの話とも重なるんですけど、この仕事をしている中で、悩んだり、怖くなったりすることもありますが、ありのままの自分であるために、続けていくしかないんだなと思っています。◆ヘアメイク:伏屋陽子(ESPER)◆スタイリスト:島津由行(text:Naoki Kurozu/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:七人の秘書 THE MOVIE 2022年10月7日より全国東宝系にて公開©2022「七人の秘書 THE MOVIE」製作委員会
2022年10月11日積水ハウス株式会社は、本日発表の「第16回キッズデザイン賞」においてキッズデザイン協議会会長賞を受賞しました。キッズデザイン賞は、キッズデザイン協議会(本部:東京都港区虎ノ門)主催の子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度です。キッズデザイン賞受賞作品214点の中から、優秀作品へノミネートされた36作品が最優秀賞、優秀賞、奨励賞(キッズデザイン協議会会長賞)、特別賞として選出されます。キッズ・ファースト企業である積水ハウスは、第1回キッズデザイン賞から16年連続、累計107作品を受賞しています。キッズデザインマーク▼奨励賞 キッズデザイン協議会会長賞「エルミタージュクール」受賞部門:子どもたちを産み育てやすいデザイン部門 個人・家庭部門エルミタージュクール説明:子育て世代の「もしこんな住まいがあったら・・・」を叶える賃貸住宅です。乳児期~児童期の子を持つ世帯に特化した間取りのほか、安心して子どもを遊ばせることができる中庭、親同士で子どもの預かり合い等を想定したキッズラウンジ、子どもの学びを手助けするterakoya(寺子屋)など、子育てを支援する要素を多数備えています。(受賞理由)「子育て世帯ならではのニーズ、例えば見守りをしながら家事のしやすい動線、外遊びを自由にさせられるような中庭、一時預かりに使えるような空間や遊び場などを備えた賃貸住宅であり、子育てに特化した思い切った空間提案として高く評価した。賃貸住宅の共用部でここまでの設備と取組は貴重であり、ニーズも高いだろう。」エルミタージュクール 外観エルミタージュクール 中庭積水ハウスは“「わが家」を世界一幸せな場所にする”というグローバルビジョンのもと、今後も人生100年時代における「幸せ住まい」を追求し続けてまいります。エルミタージュクール 公式サイト: キッズデザイン賞 公式サイト : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月22日『ノマドランド』でアカデミー賞の作品賞、監督賞、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)を獲得したクロエ・ジャオが、テレビ界へ進出する。『ノマドランド』を配給したサーチライト・ピクチャーズが立ち上げた新部門サーチライト・テレビジョンと、複数年にわたるファースト・ルック契約を締結したという。サーチライト・ピクチャーズの共同社長デヴィッド・グリーンバウム&マシュー・グリーン・フィールドは、「クロエは先見の明のある映画監督で、『ノマドランド』が完成した瞬間から私たちはまたコラボするための新しい方法を探していました。私たちはクロエのストーリーテリングに対する情熱の広がりに感動しました。また、クロエと腕を組み、パーソナルでパワフルかつ不朽の物語をサポートする機会を広げることができて、この上なくうれしく思います」と声明を発表。サーチライト・ピクチャーズはディズニー傘下であり、ジャオ監督はディズニーが配給した『エターナルズ』のメガホンを取ったというつながりもあることから、ファンは「ジャオ監督は本当にディズニーのお気に入りだ」「『エターナルズ』続編も期待していいんだよね?」といった声を上げている。(賀来比呂美)■関連作品:ノマドランド 2021年3月26日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All rights reserved.
2022年09月21日主演に倍賞千恵子、共演に磯村勇斗、河合優実らを迎え、早川千絵監督が第75回カンヌ国際映画祭・カメラドール特別表彰を授与された映画『PLAN 75』が、第95回米国アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表に決定。日本映画製作者連盟からの発表を受け、早川監督から喜びのコメントが到着した。本作は、近い将来の架空の日本を舞台に、超高齢化社会に対応すべく75歳以上が自ら生死を選択できる制度<プラン75>が施行され、その制度に大きく翻弄される人々の姿を描いた衝撃作。主人公の角谷ミチを演じる倍賞さんをはじめ、磯村さん、河合さん、さらにたかお鷹やステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美らが顔を揃えた。脚本・監督は、本作が長編初監督作品で、カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門への正式出品、カメラドール特別表彰授与という快挙を成し遂げた早川監督。「『PLAN 75』という映画はどんどん一人歩きしていくなあと、不思議な気持ちでいます。もはや自分が監督した映画だという気がしないくらい、見てくださった方の映画になっていると感じています。このような評価をいただき光栄です」と喜びの声を寄せた。公開週にはメイン館の新宿ピカデリーの週末動員数で『トップガン マーヴェリック』の動員を抑え、1位を記録。シネスイッチ銀座では、金曜日の初回からチケットを求めて観客が長蛇の列をなし、土日も満席の回が続出した。6月17日(金)から8月11日(水)までの56日間で興行収入3億円を突破。公開から2か月経った現在もロングラン上映中を続けている。また、9月8~18日に開催される第47回トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門や国際映画祭へ出品が相次ぎ、現在、フランス、シンガポール、タイ、台湾など30か国以上の国と地域で配給が決定。世界中から大きな注目を集めている。今後、アカデミー賞国際長編映画賞部門は各国の代表作品から候補作が絞られ、2023年3月の授賞式にて受賞作品が決定する。『PLAN 75』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PLAN75 2022年6月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2022『PLAN75』製作委員会 / Urban Factory / Fusee
2022年09月03日アジア初のアカデミー選手向け国際大会「2022 Asia Star Challengers Invitational」へ日本代表として出場プロeスポーツチーム「Sengoku Gaming」(運営会社:㈱戦国)のリーグ・オブ・レジェンド アカデミー部門(以下、SGLoLアカデミー部門)は、PCオンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」のeスポーツ国内プロリーグ「LJL」(League of Legends Japan League、以下 LJL)[主催:合同会社ライアットゲームズ、運営:株式会社プレイブレーン]の将来のプロ選手の発展と育成を目的とした「LJL 2022 Academy League」において、9月1日(木)に行われた決勝戦でDetonatioN Focus Me Academyに勝利し、初優勝いたしましたことをお知らせいたします。また、9月12日(月)から開幕する、アジアで初となるアカデミーチーム向け国際大会「2022 Asia Star Challengers Invitational」に日本代表として出場することについても合わせてお知らせいたします。「LJL Academy League」は、LJLの次世代を担う選手の育成の場と、競技シーンの発展を目的として昨シーズンから開幕。今シーズンも引き続き、LJL出場の8チームのアカデミー所属選手によるリーグ戦(レギュラーシーズン)が行われました。その後、順位に応じた組み合わせによるトーナメントラウンドを行い、9月1日(木)に決勝戦が実施されました。SGLoLアカデミー部門はレギュラーシーズンを5勝2敗の3位でトーナメントラウンドへ進出し、準決勝ではV3 esports Academyを2-0で勝利、決勝では強豪DetonatioN Focus Me Academyを相手に3-2のフルセットで勝利し、SGLoLアカデミー部門初の優勝を達成いたしました。Sengoku Gaming リーグ・オブ・レジェンド アカデミー部門メンバー(カッコ内はポジション)・Ricky(TOP)・Popon(JG)・Akainu(MID)・moyashi(ADC)・Chilioil(SUP)SGLoLアカデミー部門は「LJL Academy League」の上位4チームが出場できる、アジアで初となるアカデミーチーム向け国際大会「2022 Asia Star Challengers Invitational」へ出場(オンライン)し、アジアNo.1を目指して強豪国の代表チームに挑みます。Sengoku Gamingは、eスポーツ文化の継続的な発展のため、次世代若手の育成に積極的に取り組んでまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月02日近年、映画賞の演技部門において、「男優賞」「女優賞」と性別で分けることをやめ、「ジェンダー・ニュートラル」(性的に中立)な形を取る動きが加速している。すでにジェンダー・ニュートラル化を行ったベルリン国際映画祭、今年開催の授賞式から実施するゴッサム賞などに続き、インディペンデント・スピリット賞も演技部門の性別区分けの廃止を表明。主催者のフィルム・インディペンデントが公式ホームページにて発表した。同団体のトップのジョシュ・ウェルシュは、「私たちは、性別に関わらず素晴らしい演技を称えるため、すでに動き出している映画祭や映画賞に加わることに喜びを感じています。また、男性か女性かの選択を強制することなく、ノンバイナリーの俳優たちをスピリット賞に迎えられることもうれしく思います」とコメント。また、インディペンデント・スピリット賞はこれまで製作費が2250万ドルまでの作品を対象としていたが、昨今の物価・製作費高騰により、製作費3000万ドルまでに引き上げられた。「新しい上限を設けたことで、これまでと同じように幅広い作品を称えることができます」としている。インディペンデント・スピリット賞授賞式は2023年3月4日に開催される。(賀来比呂美)
2022年08月24日オスカー、英国アカデミー賞、日本アカデミー賞など、国内外で数えきれないほどの賞を受賞し高い評価を受けている濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が、2022年の国際映画批評家連盟賞グランプリを受賞した。『ドライブ・マイ・カー』は、国際映画批評家連盟(FIPRESCI)の会員による2022年の最優秀作品としてグランプリに輝いた。最終候補には同作のほか、『リコリス・ピザ』(ポール・トーマス・アンダーソン監督)、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(ジェーン・カンピオン監督)、『Triangle of Sadness』(リューベン・オストルンド監督)、『わたしは最悪。』(ヨアキム・トリアー監督)が挙がっていた。同賞は1999年に設立。これまでペドロ・アルモドバル監督(『オール・アバウト・マイ・マザー』)、ジャン=リュック・ゴダール監督(『アワーミュージック』)、ロマン・ポランスキー監督(『ゴーストライター』)、アルフォンソ・キュアロン監督(『ROMA/ローマ』)といった偉大な監督たちが受賞。今年の最終候補に挙がっていたポール・トーマス・アンダーソン監督は、『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ファントム・スレッド』で3回受賞を果たしている常連である。昨年は、『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督が選ばれた。(賀来比呂美)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2022年08月23日『彼女が消えた浜辺』(2009)を皮切りに、ベルリン国際映画祭やカンヌ国際映画祭で数々の賞に輝き、『別離』と『セールスマン』で2度のアカデミー賞を受賞した現代イランの巨匠アスガー・ファルハディ監督の計6作品を、「スターチャンネルEX」と「BS10スターチャンネル」にて特集配信および放送する。ファルハディ監督といえば、日常の中に生じた小さなひび割れのような出来事が、登場人物たちの人生を根底から揺るがしていく様子をサスペンスフル、かつ情感豊かに描き出し、世界中の映画ファンから熱狂的な支持を集めている。ファルハディ監督の傑作としても有名な近年の『セールスマン』『別離(2011)』『彼女が消えた浜辺』の3作品に加え、監督デビュー作『砂塵にさまよう』、『別離(2011)』につながるスタイルを確立した『美しい都市』、限定された空間でのサスペンス感あふれた物語展開が魅力的な『火祭り』という、独占日本初の配信・放送となる3作品も合わせて登場。『セールスマン』アカデミー賞外国語映画賞、カンヌ2冠配信:9月13日(火)~放送:9月11日(日)21時~ほか劇団員夫婦に起きたある事件の行方と、夫婦の感情の動きを緻密に捉えたミステリー。登場人物たちの思惑が複雑に絡み合い、クライマックスへと向かっていく構成が秀逸。第89回アカデミー賞では外国語映画賞を受賞した。主演は『彼女が消えた浜辺』でも共演しているシャハブ・ホセイニとタラネ・アリドゥスティ。『別離(2011)』アカデミー賞外国語映画賞、ベルリン金熊賞&銀熊賞配信:9月13日(火)~放送:9月10日(土)21時~ほかベルリン国際映画祭で主要3部門独占、アカデミー賞では外国語映画賞など世界で多数の映画賞を受賞した人間ドラマ。愛する者を守るための秘密や嘘が2組の家族の人生を翻弄してゆく様を、強く静かに描き出す。ファルハディ監督は、離婚問題や介護、格差など現代イランの社会事情を背景に普遍的な人間の心のひだを演出。伏線を張り巡らせた予測不能のストーリーと、台詞とは裏腹な心情描写は見どころ。【独占日本初】『砂塵にさまよう』長編デビュー作配信:9月13日(火)~放送:9月10日(土)21時~ほか主人公の青年は、とある事情から結婚したばかりの妻との離婚を迫られ、慰謝料を払うため砂漠での危険な毒蛇捕獲の仕事を始めることになるが…。若い主人公の瑞々しく一途な恋心と向こう見ずな行動をコミカルかつ感動的に描く一方で、イラン社会の問題も暗示される。普段は目にすることのないイランの生活風景は興味深く、物語中盤から展開される砂漠でのシーンは圧巻。【独占日本初】『美しい都市』親友を死刑執行から救うために奔走する配信:9月14日(水)~放送:9月13日(火)21時~ほか『別離』でベルリン国際映画祭金熊賞、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した、イラン人映画監督アスガー・ファルハディの長編第2作目。被害者側の心情によって刑の重さを希望できたり、刑の執行が早まったり撤回できたりなど、イランの刑法の仕組みに驚愕すること必至。人々の様々な思いがぶつかり合い、思い通りにいかない切ない結末は、ファルハディ作品に共通する。ワルシャワ国際映画祭グランプリ他受賞の秀作。【独占日本初】『火祭り』限定された演劇的空間で物語が展開配信:9月14日(水)~放送:9月14日(水)21時~ほかテヘランの高層マンションに暮らす夫婦の元に派遣された、若い家政婦が体験する1日を描くドラマ。夫の不倫を疑い平常心を失う妻、そんな妻の態度に辟易とする夫。はたして家政婦が見た真実とは…。限定された演劇的空間でサスペンス感溢れる物語が展開する、ファルハディ監督ならではの演出スタイルがほぼ完成した作品。ナント三大陸映画祭 審査員特別賞など数々の映画賞を受賞。『彼女が消えた浜辺』ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞配信:9月14日(水)~放送:9月15日(木)21時~ほか2009年のベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)に輝き、ファルハディ監督の名を世界に知らしめた社会派ドラマ。バカンス中のグループから若い女性が失踪したことをきっかけに、イラン社会の様々な問題が浮き彫りになってゆく。主演は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』などのハリウッド大作でも活躍するゴルシフテ・ファラハニ。共演はファルハディ作品の常連俳優タラネ・アリドゥスティ。「現代イランの巨匠 アスガー・ファルハディ監督特集」は9月13日(火)・14日(水)~スターチャンネルEXにて配信開始、【STAR2字幕版】9月10日(土)~9月15日(木)21時~6日連続放送、9月23日(祝・金)~9月25日(日)14時15分~3日連続放送(全6作品)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼女が消えた浜辺 2010年9月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町にて公開別離 2012年4月7日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開セールスマン 2017年6月10日よりBunkamura ル・シネマほか全国にて順次公開© MEMENTOFILMS PRODUCTION-ASGHAR FARHADI PRODUCTION-ARTE FRANCE CINEMA 2016
2022年08月18日●「何も考えないように」草なぎ流の役作り映画『ミッドナイトスワン』(2020)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝き、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(2021)での徳川慶喜役も高く評価され、ギャラクシー賞テレビ部門個人賞を受賞するなど、俳優としてさらなる進化を続けている草なぎ剛。映画『サバカン SABAKAN』(8月19日公開)で主人公の大人時代を演じた草なぎにインタビューし、経験を重ねてたどり着いた「何も考えない」役作りや、今の自分の中に息づいている子供時代の思い出、「最高の遊び」だという仕事への思い、そして今後について話を聞いた。本作は、1980年代の夏の長崎を舞台に、イルカを見るために冒険に出ることになった2人の少年、久田孝明(番家一路)と竹本健次(原田琥之佑)の友情や、それぞれの家族との日々を描いた物語。草なぎが演じたのは、大人になった久田であり、“ひと夏の冒険”を回想する作家。どのようなことを意識して演じたのか尋ねると、「あまり何も考えずに。意識することはなかったです」とサラリ。役との共通点も「なかったです」と話した。そして、「僕は、役を理解して演じることはほぼない。理解してないです」と告白。「本当に何も考えてなくて。こういう風にやらないとって決めて演じるとつまらなくなるので、何も考えないようにしています」と草なぎ流の役作りを明かした。頭で考えて役を理解して演じるのではなく、現場での感覚を何よりも大切に。この演じ方は、昔からそうだったわけではないという。「30歳頃は台本をしっかり読んで、キャラクターについてすごく考えていたけど、台本を何度も読むと疲れちゃって(笑)。それよりも、早く寝て元気出せよ! みたいな気持ちになってきて。最低限セリフを覚えていれば現場は進むし、元気があったほうがいい演技ができるんじゃないかなと思うようになりました」続けて、「しっかり台本を読んでいた時期もあったから今こうなっているのだと思います」と自己分析し、「もしかしたら50代になって、この役はちゃんと台本を読まないといけないって思うかもしれないけど、まあそれもないかな」と笑った。何かきっかけがあって変化したのか尋ねると「舞台が大きいと思います」と答え、「舞台経験を重ねていく中で、演技する上で一番大切なのは睡眠だと。一番の役作りは寝ることだという考えにたどり着きました」と説明した。●子供時代の思い出「今の僕に息づいている」本作への出演が発表されたときに、「僕にも忘れられない子供の頃の思い出があります。あの頃のおかげで踏ん張れる事ってあると思います」とコメントしていた草なぎ。その思い出とはどのようなものなのだろうか。「僕も80年代に幼少期を過ごしているので、久ちゃんと竹ちゃんと同じように、仲間と自転車をこいで、隣の町まで行ってカブトムシを捕まえたり、田んぼや畑で戯れて泥だらけになって毎日遊んでいたんです。あと、四国のおばあちゃんの家に行って海で遊んだり。その頃の思い出が今の僕に息づいていて、その記憶は今でも忘れられません」自身の子供時代とも重なる、『サバカン』で描かれる少年たちの“ひと夏の冒険”。完成した作品を見て癒やされたという。「大人になるといつしか田舎にも帰らなくなって、都会に染まってしまって。やさぐれた自分のささくれ立った心を『サバカン』が癒やしてくれました。この作品を機に子供返りというか、またリボーンしてやっていきたいと思います!」子供時代の思い出は疲れた心をリセットしてくれるものになっているようで、「幼少期に友達と遊んだ感覚や、子供のときに自転車に乗って風を切るだけでめちゃくちゃ気持ちいいという感覚、そういうものが僕にとってとても大切なことなんだなって、改めて感じました」としみじみ。「無条件で楽しいことって大人になると減ってきますが、朝起きたときから毎日夏休みだよっていうような気持ちを『サバカン』のおかげで取り戻しました! 子供心を忘れずに、いつまでも子供のままいきたい」と目を輝かせた。●「80%はふざけていて、20%はちゃんとやる」草なぎといえば、優しい人柄やユーモアも大きな魅力だ。『拾われた男』(NHK BSプレミアム/ディズニープラス)で共演した仲野太賀も「大スターでこんなに優しんだって感動しました」と話していたが、草なぎは人と接する際にどんなことを意識しているのか。「あまり無理しないことじゃないですかね。気をつかわないというか。気をつかうと逆にお互い疲れちゃうのかなと」。年齢を重ねて無理しなくなってきたそうで、「昔は気をつかって空気を読んだり、もうちょっと大人だったかもしれない。今は無理しなくなって、ちょっとわがままかもしれないけど、むしろそのほうが自分も周りも接しやすくなった気がします。気をつかっていたほうが接しにくいとか、不思議ですよね」と笑う。続けて、「でも自分の中でいつも議論してるんですよ。これでよかったのかな、取材であんなにふざけちゃったけど失礼だったかなとか。学ぶことは大事だから、やったらやったままでいいとは思っていなくて、寝る前にちょっと反省したりしています」と真面目な一面も明かし、「自分の中にA剛くんとB剛くんがいて、『こういうのはダメなんじゃないの?』『それがいいんじゃないの?』っていつも話し合っています」と話した。その上で「基本、ずっとふざけている。80%はふざけていて、20%はちゃんとやるという感じかな」とニヤリ。「この仕事は遊びだと思っているから。だからすごく幸せ」と満面の笑顔を見せる。「だって歌うことや演技することって、おままごととか、小さいときに遊んでいたことと変わらないじゃないですか。将軍になったり、現実ではないことを本気で演じる。最高の状態で最高の遊びをしているような感覚です」さらに、「この前も海外まで行かせてもらって」と『拾われた男』の撮影でアメリカに行ったことにも触れつつ、「楽しませてもらっているので頑張ります。頑張るというか楽しみます! 自分がまず楽しむことが大切だと思っているので」と話した。●「どの作品も、どの役も、生きる糧になる」先月9日に誕生日を迎えたばかり。「48歳になりました。 赤ちゃん返りしているんです。バブーバブー」とおちゃらけてから、40代後半になってからの変化について「体力的にも疲れやすくなりました。運動が好きで昔はバク転もできたけど、もうできないだろうし。そこをどう楽しんで抗っていくかという意識が高まってきました。簡単には朽ち果てていかないぞ! みたいな(笑)。最後の最後まで抵抗して元気でいたいという気持ちがあります」と語る。身体の変化も感じつつ、「今、人生で一番楽しいかもしれない。すごく楽しい!」と声を弾ませる。「趣味が増えて、フィルムカメラも始めちゃって。(『拾われた男』で共演した)仲野太賀くんの影響で「マキナ67」というフィルムカメラを買って、そのカメラがもうかわいくて。現像に出したり、失敗したりするのがすごく楽しい。ギターも好きだし、バイクに乗るのも、(愛犬の)クルミちゃんが大好きだったり、より趣味を楽しんでいて、時間が足りません!」そして、「仕事も楽しくて、すごく充実しています」と続ける草なぎ。「この『サバカン』に出会えて幸せですし。未来を感じる作品だと思っていて、若い少年たちが余すことなくいい演技を見せてくれて、金沢知樹監督もメガホンとったのが初めてですが、すごい才能を持っている方だと思っていて、いろんな意味でみんながここから出発できると思っています」と述べ、「『サバカン2』はホタテ缶でも、カレーライスでもいいのかなと。監督カレーライスが好きなので。監督は食べ物の名前でどんどん映画を撮っていったらいいと思います」と提案した。さらに、「すごい可能性と未来を秘めている作品。演技をしたことがない2人をずっと画面に登場させるって大挑戦だと思いますが、それをやっているというのが映画っぽくて大好き。和製の『スタンド・バイ・ミー』ですよ!」と熱く語り、「ギターを始めた頃、『スタンド・バイ・ミー』で練習したなって思い出しました。いつか(共演の)竹原ピストルさんと『スタンド・バイ・ミー』の弾き語りをやりたい!」と話した。そして、「この間はアメリカに行きましたが、いつも僕にスペシャルな思い出を作ってくれて、どの作品も、どの役も、生きる糧になる」としみじみ。これからもオファーを受けた作品と役に全力で向き合っていくつもりだ。「役が自分のところに舞い降りてくること自体が奇跡で、スペシャルなことが起きるというのは必然なんです。でもそれは自分が望んでも起きるわけではないので、そういう役や作品が自分のところに舞い降りてきてくれたときに、100%、120%の力を注ぐことができるように、健康つよぽんで! 毎日をちゃんとしっかりしたいと思います」さらに、少年時代の自分にどんな言葉をかけたいか尋ねると、「『人生最高だから、友達とか大事にしろよ。父ちゃん母ちゃんも大事にしろよ』って言いたい」と回答。また、新しい地図の活動をともにしている香取慎吾と稲垣吾郎について「慎吾ちゃんも吾郎ちゃんも新しい映画を撮っていたみたいで、いい感じに3人とも映画が控えているというのがうれしいですね」とにっこり。「これからもよろしくね! これからもいろんなところを冒険しようね!」と2人にメッセージを送った。なお、香取主演の映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』は9月23日公開、稲垣主演の映画『窓辺にて』は11月公開予定。また、10月には草なぎと香取の二人芝居公演『burst!~危険なふたり~』が控えている。さらに草なぎは、2023年1月期のカンテレ・フジテレビ系ドラマで6年ぶりに連ドラ主演を務めることも発表されており、どのような演技を見せてくれるのか今後の作品も楽しみでならない。■草なぎ剛1974年7月9日生まれ。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。17年9月に稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げた。俳優、歌手、タレント、YouTuberなど幅広く活躍。近年の主な出演作は、映画『台風家族』(2019)、「第44回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞した『ミッドナイトスワン』(2020)、大河ドラマ『青天を衝け』(2021)など。NHK Eテレ『ワルイコあつまれ』、読売テレビ『草なぎやすともの うさぎとかめ』、NHK『ブラタモリ』(ナレーション)、bayfm『ShinTsuyo POWER SPLASH』、ABEMA『7.2新しい別の窓』にレギュラー出演中。
2022年08月17日株式会社カラダビューティーは、性別・年齢に関係なく、誰でも「癒し」「美」「健康」を学べるタッチングセラピスト育成アカデミー「カラダビューティーアカデミー」を2022年8月22日(月)に大阪市中央区で開校します。当アカデミーは、男性もアロマセラピーを学べる日本で数少ないアカデミーで、現役男性セラピスト・エステティシャンが講師陣となっています。家族やパートナーを癒すためにアロマセラピーを学びたい初心者から、プロ志望者、スキルアップしたい現役セラピストまで、幅広い客層を対象にしています。日本では珍しいメンズセラピスト男性のアロマセラピスト(メンズセラピスト)は世界で多く存在していますが、日本では珍しく、且つ怪しいイメージが付いてしまっています。2009年、当社代表の広瀬は、自身の肌トラブルが治らないこともあり、エステティシャンを目指すことを決意します。しかし、当時は男性のエスティシャンは稀で、男性が学ばせてもらえる専門学校もなく、ようやく入った一般的な学校では周りから白い目で見られていました。それでも志を持ち続け、技術を習得し、広瀬が立ち上げたメンズセラピストスパ「カラダビューティー」は、2カ月予約が取れない人気サロンとなりました。男性の手で触れる「タッチング」は、手の大きさを活かしたダイナミックな施術が特徴です。女性の手とはまた違う、包み込まれるような安心感や、今までに経験したことのない斬新な体感が好評で、その認知度が高まりをみせ「教えてほしい」という希望者も増加傾向にあります。人に触れる「タッチング」は触れ合いのコミュニケーションで、幸せホルモンと言われる「オキシトシン」が分泌されます。「タッチング」を日常に取り入れることは、家族やパートナーの健康維持や幸せに役立ちます。当社では、この「タッチング」の素晴らしさを全国に広めたく、「カラダビューティーアカデミー」の設立を決定しました。当アカデミーの開校を皮切りに、メンズセラピストによる男性専用サロンを2022年9月頃にオープン予定、「タッチング」が学べるオンラインスクールを2022年末頃に開校予定です。■「カラダビューティーアカデミー」概要名称:カラダビューティーアカデミー開校日:2022年8月22日(月)所在地:大阪府大阪市中央区南船場4-11-23 マルエイビル5F対象者:性別、年齢問わずどなたでも可申し込み方法:公式サイトの申込フォームよりお申し込み(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2022年08月10日映画科学アカデミーが、今年新会員に招待する人々の名前を発表した。日本からは『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督、西島秀俊、プロデューサーの山本晃久、編集の山﨑梓が招待された。濱口氏は監督と脚本、ふたつのブランチから招待を受けている。またプロダクションデザインに『フォードVSフェラーリ』のマヤ・シモグチ、メイクアップアーティスト&ヘアスタイリストに『ベルファスト』のワカナ・ヨシハラの名前がある。今年招待されたのは397人。俳優では、『コーダあいのうた』のトロイ・コッツァー、『ベルファスト』のジェイミー・ドーナンとカトリーナ・バルフ、『ロスト・ドーター』のジェシー・バックリー、『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズ、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のジェシー・プレモンスとコディ・スミット=マクフィー、『ラストナイト・イン・ソーホー』のアニャ・テイラー=ジョイなどの名前がある。文=猿渡由紀
2022年06月29日『舟を編む』(13)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた渡辺謙作監督が、ノンフィクション作家・髙橋和実の同名エッセイを大胆なアレンジによる自らの脚本で映画化した『はい、泳げません』。6月10日(金)から公開になった本作は、頭でっかちな言い訳ばかりをして水を避けていたカタブツ大学教師・小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)が、ひょんなことから通い始めた水泳教室でコーチの薄原静香の指導を受けたり、一緒に水泳を習う賑やかな奥様方との交流を通して自分の生き方や考え方を見つめ直していく、切なくてちょっとおかしい感動ムービー。2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』後初の主演作品となる長谷川博己が、クセある小鳥遊に扮し、コーチの静香を演じた綾瀬はるかと大河ドラマ『八重の桜』(13)以来の共演を果たした注目作でもある。そこで、久しぶりに映画の世界に帰ってきた長谷川を直撃!本作の撮影秘話や仕事に対する今の想いを語ってもらった。小学生のときに悩んでいたことを思い出した――本作のどこに面白さややり甲斐を感じられて出演を決められたのでしょうか。長谷川脚本を最初に読んだときに、少しシュールなイメージがあったんです。世界観が非常にユニークで、映像的な醍醐味もすごく感じられる作品になるんだろうなと思って。得も言われぬ感動がある話だな、という気もしたし、現実から飛躍している感じがどうなるのか分からないところもよかったですね。上手くいくかもしれないし、失敗するかもしれない。どっちにでも転び易いから、一か八か的なところもあったんですけど(笑)、それがすごく楽しみで。飛び込んでみたら、面白いことになるんじゃないかな?という気持ちになったのが最初でした。――“人生”を“水泳”と重ねて描いているところもいいですよね。長谷川そうですね。雄司が生徒から「人はなぜ生きるんですか?」って聞かれるシーンがあるんですけど、そこがこの映画の主題だと思っていて。誰でも子供の頃に“自分はどこから来て、どこに行くんだろう?”って考える時期がありますよね。僕も幼少期のときに、その話を自分の父親にして、父親から「それは誰でも感じる」と言われたのを覚えています。ただ、普通は歳を重ねるうちに自然とそんなことは考えなくなるのに、僕は小学生ぐらいのときにそのことでずっと悩んでいたんですよ。だから、そのことをあらためて考えさせてくれる今回の脚本を読んだときは、ちょっと不思議な気持ちになりました。劇中にあるようにプールの中は、記憶を辿る女性の胎内に通じる場所なのかな?ということもすごく感じたので、それをどうエンタテインメントにできるかな?って考えながら、やっていたような気がします。フェリーニの『8 1/2』みたいだと思った――“生きる”とか“人生”といった大きなテーマを描く一方で、水泳教室の妙齢の奥様方がボソっと漏らす言葉にも生活レベルの気づきがありますね。長谷川ええ。人生について考えることも大事だけれど、あの奥様方がもっと日常に則した普通の考え方に引き戻してくれる。かと思えば、雄司の過去が明かされるあたりからはミステリータッチでグア~って引きずり込んでいくし、この映画はすごくいろいろなところに連れていってくれる。僕は、脚本の段階ではそこまで分からなかったから、正直半信半疑のところもあったんですけど、でき上がったものを観たときに、そこがスゴいなと思って。そこは渡辺謙作監督の手腕ですね。――水泳教室の奥様方だけではなく、タイプの違ういろいろな女性が随所に出てきて、雄司を現実や生活レベルに引き戻す一連では思わずクスっとさせられます(笑)。長谷川僕は最初に(企画の)孫(家邦)さんに「フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』(63)のマルチェロ・マストロヤンニ(が演じた主人公の映画監督)みたいですね」って言ったんです。そしたら、それを孫さんから聞いた監督が「いや、雄司はそんなドンファンじゃない」って言ったみたいなんですけど、そういう意味で言ったわけじゃないんですよ(笑)。過去につきあった人や自分の理想の女性が雄司を現実に引き戻したり、支えているような印象が『8 1/2』にちょっと近い気がして。あの作品もシュールなところがあるから、本作を実際に観たときも『8 1/2』の日本版みたいな感じがしないでもないなと思いました。嫌いなものの記憶を呼び覚ましてカナヅチの芝居に――今の話を聞いていて劇中の小鳥遊雄司まんまだなと思ったんですが、長谷川さん自身も彼と同じように理屈っぽいところやちょっと面倒臭い奴だなって思われるようなところがあるんでしょうか(笑)。長谷川自分ではそうじゃないと思っていても理屈っぽく考えてしまう時ってありますよね。ただ思考を巡らすということは嫌いではないです。役を演じる上でも、それが僕の根源になっている気がします。――もっと感覚や感情に身を任せたり、委ねてみようとは思わないんですか。長谷川むしろその感覚の方が強いのかもしれません。最初にお話しした、“この作品に飛び込んでみようかな”という思考になったのもその表れですね。大河ドラマの『麒麟がくる』はコロナがまだ結構厳しいときに撮っていたし、本当にいろいろなことがあって大変だったんです。しかも、大河の後も「あの現場も急に止まった」みたいな話を耳にすることが多かったので、しばらくは今の状況を冷静に見つめて、自分は本当はなにをやりたいのかを考えながらゆっくりしようと思ったんです。そのときに、大河の撮影中に孫さんからいただいた本作の脚本がたまたま目に入って。それで読み直したら、自分と向き合おうとしていたそのときの僕ともシンクロした。それで、これはやるべきものなのかもしれないと感じて、孫さんに「やらせてください」って言ったんです。――撮影時のことについても教えてください。実際は泳げる長谷川さんが、水に顔もつけられないところから始まる小鳥遊のカナヅチの芝居をどのように作り上げていったんでしょうか。長谷川自分がトラウマだったものや嫌いだったものの記憶を過去に遡って呼び覚まし、それが今回は“水”なんだっていうふうに自分を洗脳していく感じでしたね。役者って自分の過去の経験を引きずり出して、それで表現する結構勇気のいる仕事だと思うんですよ。過去の経験を思いきり引きずり出して、考えて考えて、イメージしながら作り上げていく過程で、監督ともやりとりを重ねました。撮影後でお互いに疲れている中でも、電話して気になったところを伝えたり、そういう時間を積み重ねていたような気がするけれど、それがよかったんじゃないかなと思っています。なかなか大変な作業でしたけど、今回の映画作りと小鳥遊が過去の記憶に入っていく感じがちょっと似ているような気もしましたからね。今後はもう少し“なにもしない”ようにする――長谷川さん自身、普段の生活よりも仕事をしているときの方がストレスが少ないんじゃないですか?長谷川そうかもしれませんね(笑)。大河の後、結構長い期間休んだりしたんですけど、なんかソワソワして、あまり休めなかった。それよりも、仕事をしているときの方が明らかにエネルギーをもらったような感じになるし、意外と休めたりして。不思議ですけどね(笑)。――水泳コーチの薄原静香を演じた綾瀬はるかさんとは大河ドラマの『八重の桜』以来の共演ですが、今回のプールの中での再共演はいかがでしたか。長谷川監督も言ってましたけど、彼女はいい意味でのバケモノですね。どんな役にでもスッと入っていけるスゴさがある。やっぱり感覚の人なんでしょうね。彼女の中でたぶん独自のリズムの音楽が流れていて、それで役にスッと入れるのかもしれない。全体のこともしっかり見ていたり、現場の雰囲気を和ませてくれる力も流石の一言です。――先ほどの話の繰り返しになってしまうかもしれないですが、コロナのことは抜きにして、『シン・ゴジラ』(16)や大河ドラマの『麒麟がくる』などを経た先で見えた世界がどんなものだったのかを教えてください。長谷川景色が変わったのかと言ったら、そんなに変わってないかもしれない(笑)。でも、大変でしたけど、いろんなことをやってよかったなと思っていて。可能性が増えたような気がしますからね。ただ、これからはもっと気楽にやっていきたいなという気持ちもあるんです。――『麒麟がくる』までは休む間もなく、次々にいろいろな作品に出られていた印象がありますけれど、そのスタンスを変えようと?長谷川そうですね。いろいろな役を作ることで、自分の可能性を縮めていたのもしれないという感覚があるんです。だから、もっと作り込まないというか、自分の中にあるものだけでやっていきたいというか。世の中の流れを見ていても、作り込むことがよしとされないところに来ているのかなっていう気がしないでもないし、今あるものだけで見せていくのも大事なのかなとも思うようになって。なにもやらないのもつまらないし、僕は根本的に役についてすごく考えて、イメージするのが好きだけど(笑)、そこを開き直って、もう少し“なにもしない”ようにする。そうすることで、ちょっと変わるような気がしているんです。――なにもしない?長谷川なにもしないというか、相手を見て、話を聞くってことかな。『はい、泳げません』の後半はわりとそっちをイメージしながらやっていたんですけど、しばらくは、監督やスタッフさん、共演者を見て、その人たちの話を聞きながら、自分はそれに動かされる方法をとっていきたいんです。それがまた元のやり方に戻るかもしれないけど、自分が、自分がっていうのはちょっと恥ずかしいかなという気持ちにもなっているんですよ(笑)。取材・文:イソガイマサト撮影:川野結李歌ヘアメイク:須賀元子スタイリスト:大久保篤志(ザ スタイリスト ジャパン®)『はい、泳げません』全国公開中(C)2022「はい、泳げません」製作委員会ぴあのアプリ(無料)をダウンロードすれば、アプリ読者限定写真が見られます!ダウンロードは こちら(dpia-app://contentAll?contentId=cd93606c-6c66-4966-89cd-5d03b32d71cb&contentTypeId=2) から
2022年06月14日