「フォーブス」誌が「世界で最も稼いだモデルランキング」を発表し、ケンダル・ジェンナーがトップを飾った。同リストはモデルたちの2017年6月1日から2018年6月1日までの推定収入(税引き前)を集計し、ランキング化している。メイクブランド「カイリー・コスメティクス」で巨額の利益を生み出した、妹のカイリー・ジェンナーの収入の7分の1ほどではあるが、2位のカーリー・クロスと圧倒的な差をつけて1位となったケンダル。「エスティ ローダー」、「アディダス」、「カルヴァン・クライン」などの大手企業との契約金が収入の多くを占めるという。ケンダルは昨年も1位であり、収入もほぼ変わりなかった。昨年7位だったカーリーは今年は2位に。「スワロフスキー」のほか、ケンダルと同様に「エスティ ローダー」と「アディダス」の顔を務めている。今年は長年交際していたジョシュア・クシュナーと結婚し、公私ともに最高の1年だったに違いない。3位はクリッシー・テイゲンと、ロージー・ハンティントン=ホワイトリーの2人。クリッシーは調理器具やレシピ本の販売、「リップ・シンク・バトル」の司会のギャラ、ロージーは「マークス&スペンサー」とのコラボラインや自身のビューティーサイト「ROSE INC.」での商品販売の収入が主。■世界で最も稼いだモデルトップ51位ケンダル・ジェンナー約25億円2位カーリー・クロス約15億円3位クリッシー・テイゲン約13億円3位ロージー・ハンティントン=ホワイトリー約13億円5位ジゼル・ブンチェン約11億円5位カーラ・デルヴィーニュ約11億円(Hiromi Kaku)
2018年12月14日ドラマ『聖☆おにいさん』ピッコマTV配信記念 特別上映会「ブッダとイエスと愉快な仲間たちの成人式」が18日に都内で行われ、松山ケンイチ、染谷将太、福田雄一監督、山田孝之(製作総指揮)が登場した。同作は中村光による人気ギャグ漫画を実写化。世紀末を無事越えたブッダ(染谷)とイエス・キリスト(山田)が、東京・立川でアパートをルームシェアリングしながら下界のバカンスを満喫している様を描く。2013年には森山未來、星野源を声優に迎え、アニメーション映画が劇場公開された。主演の2人について「追いかけ続けてたんですけど、結構長い間、ずっと断られ続けて」と明かした福田監督。松山主演の『L change the WorLd』に息子が出ていたエピソードを披露すると、会場は驚きの声に包まれる。「松山ケンイチと『DEATH NOTE』が大好きで、うちの息子がオーディションに受かり、嫁が引率に行くのが羨ましくて、1回だけ行かせてもらったんです」と松山との付き合いを振り返った。また、山田総指揮は会議などにも出席し、自ら染谷のマネージャーとも交渉したという。染谷は「山田さんが来るんだもん。困るよ。本人きちゃったもん」と苦笑。「もともと原作も読んでいまして、なんだかんだ山田さんが総指揮で、ブッダ役で、福田さんで、面白いものしか揃ってない。企画を聞いて爆笑でした」とオファー時の心境を語った。実際に作品を見た松山は、「子供と見てたんですけど、染谷くんのブッダを見て『うわ、すごいお地蔵さんに似てる!』と言うんですよ。『耳、ビヨーンってなってるよ!』って」と、特殊メイクでブッダになった染谷の姿に言及。「確かに、よくこの人の前で芝居してたよな、と思って。そういう意味では、染谷くんのブッダって神がかってた。表情とか、拝みたくなりますよね」と称賛する。全員で「この中で一番神々しい人」を指差す際にも、染谷に人気が集中。山田総指揮は「目ですね、徳の高い。表情を役作りでやろうとしてもできないですもん。地のものです」と、染谷の神々しさの源について語った。一方染谷も、松山について「(イエスが)日本人じゃないですから。それも成立してますからね」と、互いに褒めあう。さらに、今後の定期的な展開も目論む山田総指揮は「なんとかして僕もキャスティングに滑り込みたい。でも、オファーが来ない」と不満を述べ、「会議で限りなく僕に近いキャラクターを推すかな。『これ、出した方がいいんじゃない?』って」と、画策していた。
2018年10月18日新サービス 「ピッコマTV」にて配信される、松山ケンイチと染谷将太出演ドラマ「聖☆おにいさん」の配信日が、このほど10月18日(木)正午からに決定。さらに、10月12日(金)より期間限定で劇場公開も決定した。中村光による累計発行部数1,600万部を超える大人気コミック「聖☆おにいさん」を、山田孝之が製作総指揮を執り、福田雄一が監督・脚本を務め実写化。イエス役を松山さん、ブッダ役を染谷さんが演じるほか、佐藤二朗、山野海らが出演する。ドラマは全10話。今回、採用された人気原作エピソードと一緒に、場面写真も到着!第1巻その1「最聖珍道中」やその7「ブッダとイエスのできるかな」などが採用され、ドラマオリジナルエピソードが1話収録されるという。なお、配信スタート同日には、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて配信スタートを記念した特別上映会の実施が決定。松山さんや染谷さん、山田製作総指揮、福田監督が登壇予定となっている。応募等の詳細は、ドラマ公式サイトのイベントページを確認して欲しい。<ドラマ採用原作エピソード>1巻その1「最聖珍道中」1巻その7「ブッダとイエスのできるかな」2巻その11「ホスピタルフィーバー」2巻その15「サンパツ沐浴ドランカー」3巻その17「奇跡の物件」6巻その39「天国よいとこ一度はおいで」8巻その55「バカンスin立川以外」9巻その60「福も来た!鬼も来た!」10巻その71「白い聖人たち」「聖☆おにいさん」は10月18日(木)正午~ピッコマTVにて配信、10月12日(金)より立川シネマシティ・イオンシネマほかにて2週間限定上映。(cinemacafe.net)
2018年09月29日累計発行部数1,600万部を超える、中村光の大人気コミックを、俳優・山田孝之の製作総指揮のもと、「勇者ヨシヒコ」シリーズで知られる福田雄一が監督・脚本を手がけ実写化する「聖☆おにいさん」。このたび、イエス役の松山ケンイチ、ブッダ役の染谷将太の待望のビジュアルが明らかとなり、併せて本編には収録されないVR特別映像も公開された。公開されたビジュアルには、アパートの一室でイエスとブッダが朝の食卓をゆる~く囲む、原作ファンにはおなじみの日常の一コマが。原作者の中村さんが期待していた通り、松山さんのイエスにはアガペーが溢れ、染谷さんのブッダはアルカイックスマイルを口元にたたえており、その完成度の高さに「これはどこからか、お叱りをうけるのではないか!」と関係者一同が戦々恐々するほど、完璧なものとなっている。さらに、併せて公開された特別映像はまさかのVR仕様!2人が暮らす6畳一間に、まるで視聴者がお邪魔したかのような体験ができる。福田監督にとっても初挑戦となったVR撮影は、本編とは異なり決まったセリフのない状態で、松山さんと染谷さんの即興アドリブでの掛け合いによって進行した。2人のライブ感溢れる芝居力と見事なコンビネーションで、本作の世界観を堪能できる、特別映像とは思えないクオリティに仕上がった。なお、本編にVR映像は一切ないとのこと。6月22日発売の原作単行本「聖☆おにいさん」15巻の発売に合わせて、一部の書店では特製デザインの「VRスコープ」が購入特典として配布されるので、ぜひ入手してVR映像を楽しんで。「聖☆おにいさん」は秋よりピッコマTVにて配信予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:聖☆おにいさん 2013年5月10日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 中村 光/講談社 © 中村 光・講談社/SYM 製作委員会
2018年06月20日2月15日、『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)第5話が放送された。いままでも、かなり気になる存在ではあった小宮山深雪(真飛聖)だが、ついに夫・真一郎(野間口徹)と“子育て”を巡って口論が勃発。深田恭子&松山ケンイチ演じる五十嵐夫婦との対比も明瞭で、“夫婦の教訓”がヒシヒシと伝わる物語だった。■「幸せな家庭」を演じ続けるワンオペ育児の闇どんな人でも隣の芝生は青く見えるもの。しかしその感情が顕著なのが小宮山深雪だろう。SNSをとおして自分が幸せであることを周囲にアピールしまくる専業主婦。しかし実際にはコーポラティブハウスを購入して早々、商社マンとして働いていた夫が失業。周囲はもちろん子どもにもバレないようにと、「幸せな家庭」を必死で演じているのだった。第5話では、なんと“リア充代行サービス”まで利用していることが発覚。“夫の失業”という、深雪にとってはあってはならない状況が長引くことで、彼女の虚栄心がよりヒートアップしているようだ。あまりに強すぎる嫉妬心から、浮世離れした母親かと思われた深雪だったが、「自分がやらなきゃ」と気負い過ぎた結果、ここまで追い込まれてしまったというワンオペ育児のリアルな闇がチラリ…。もちろん、子どもを持つことが正しいと思っていたり、同性愛者を批判したりする心理は理解できない。だが、だれにも弱さを見せずにひとりで戦い続けてきた深雪を思うと、「じつは私も深雪予備軍かも」という恐ろしさと、ゆがんだ愛情への切なさが込み上げるのだった。■こじれた夫婦に必要なのは夫の一念発起!?しかし、悩んできたのは妻ばかりではない。夫・真一郎は、出張ばかりの仕事にも励んできたが、「家族と一緒に過ごす時間がほしい」と退職。けれども深雪の理解は得られず、再就職が決まるまでいままでどおりの時間に家を出て、夜遅く帰るように強要されている。長女・優香がダンスの練習に励んでいることを知った真一郎は、オーディションのため塾に遅刻した娘が深雪に詰め寄られる姿を見て、「俺が連れ出したんだ」とウソをつく。娘を思っての行動だが、その後、深雪から浴びせられたのは「このまま出てってほしいくらいよ」という辛辣(しんらつ)な言葉だった…。真一郎が中学受験は娘の意思なのかと問えば、「将来を考えれば、中学受験は最善の策」だと返され、「10歳の子どもにも意思はあると俺は思う」と言えば、「この10年、私ひとりに子育てさせておいて、よくそんなえらそうなことが言えるわね」と深雪に一蹴されてしまう。だが、よくよく考えて見れば、「子どもと一緒にいたいと願う夫」、「子育てを自分ひとりでがんばってきたと嘆く妻」。両者が欲しているものは同じであり、ただただ、ボタンの掛け違いがあるだけ。大黒柱の失業はたしかにマイナスなことかもしれないが、それによって得た幸せもある。それなのに深雪は「暇になったからって急に口出さないで」と、その幸せに気づくことができないでいるのだ。朔(北村匠海)が「違う環境で育った人間同士が心を通わせるなんて、そもそも無理なことしてるんだから、恋愛関係が続くこと自体奇跡なんだよ」と話していたが、本当にそうだ。夫婦であっても、心を通わせ続けるのは奇跡。一度できてしまった感情のズレを取り戻すのは難しいが、ここから小宮山夫婦がどう歩み寄っていくのか。そこには、夫の一念発起が必要なのかもしれない。■不妊治療に前向きな社会、夫になるためには一方、五十嵐家の夫・大器は「そこまでしなくても」と考えてきた不妊治療への考え方が大きく変わっていた。後輩に対する「“今日は精子とってから出勤しまーす”とか、“今日は人工授精終わってから出勤しまーす”とか言える社会であるべきだと思うんだよ。助けが必要なときはお互いさまって感覚が、もう少しあってもいいと思うんだ」という言葉には、胸が熱くなった視聴者も多いはず。突然のふんどし姿には笑ってしまったが、そんな大器の言動はどれも妻である奈々を思うからこそ。もちろん、自分自身にも子どもがほしいという気持ちもあるが、何より奈々の願いをかなえてあげたいという気持ちが強いのだろう。妻の負担を少しでも減らすためにも、つらさを一緒に背負おうとする大器の夫としての在り方には頭が下がる。互いを認め合い、同じ方向を向いて歩みを進める五十嵐夫婦。そして、互いの本音を共有できずに、心が離れかけている小宮山夫婦。「あなたはどちらの道を選びたい?」と聞かれれば、答えは簡単。それを実現するためには、深雪のように夫にばかりに何もかもを求めていてはいけない。大器に感謝の心を抱き続ける奈々のように、妻も夫の気持ちに気付き、寄り添うことが必要なのだ。真一郎が優香を連れ回したことに対して「昔あんなことがあったのに、誘拐みたいなことするなんて…」と深雪がこぼした小宮山家の過去、そして、朔が渉(眞島秀和)の家に転がり込んだ理由は一体何なのか…?さらに、子ども嫌いを宣言してきたちひろ(高橋メアリージュン)が、亮司(平山浩行)の息子・亮太との生活を通じてどんな変化を見せるのかも気になるところ。物語が折り返しを迎え、ますますおもしろくなってきた『隣の家族は青く見える』。第6話は2月22日夜10時から放送。木曜劇場『隣の家族は青く見える』ドラマ公式サイト:
2018年02月21日松山ケンイチ(32)と染谷将太(25)が人気漫画を実写化したドラマ「聖☆おにいさん」に出演すると、各メディアで報じられた。 原作は累計発行部数1,600万部を誇る「モーニング・ツー」(講談社刊)に連載中のギャグ漫画。主人公は、ブッダとイエス・キリスト。世紀末を無事越えた2人が、都内でアパートをルームシェアしながら下界のバカンスを満喫するという内容だ。 松山がイエス役、染谷がブッダ役。さらには製作総指揮を俳優の山田孝之(34)がつとめ、監督を「銀魂」「勇者ヨシヒコ」シリーズで知られる福田雄一氏(49)がつとめるという。 「ドラマ化するものの、テレビではなく今年新たに立ち上がる動画配信サービスで配信予定だそうです。新規参入するということは、かなりの資金力を持ち話題になりそうなコンテンツもすでに仕込んでいることでしょう。原作ファンも満足いくような作品になりそうだと注目されています」(芸能記者) 松山といえば、12年のNHK大河ドラマ「平清盛」に主演。大河主演で俳優としての格がアップし、その後の出演作がことごとく注目されていた。そんななか16年には、カルト的な人気を誇ったギャグ漫画「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」の実写化に挑戦し話題を呼んだ。 「松山さんが原作の大ファンということもあり、主人公・山田太郎のリアリティをとことん追求しました。原作ではおなじみの全裸や尻出しにも、果敢に挑戦。ところがあまり周囲の評価は高くなく、松山さんはへこんでいました。そのため今回、『珍遊記』の“リベンジ”だと意気込んでいるようです」(映画業界関係者) キャストのみならずスタッフも話題になる面々が集結しており、完成作品が注目される。
2018年02月20日俳優・山田孝之が製作総指揮を執り、監督&脚本を福田雄一(「勇者ヨシヒコ」シリーズ、『銀魂』)が務めることで話題の「聖☆おにいさん」実写化プロジェクト。この度、主人公・イエス役を松山ケンイチ、ブッダ役を染谷将太が演じることが明らかに。また今回の決定を受け、原作者の中村光は「松山さんのアガペー溢れるお顔と、染谷さんのアルカイックスマイルが見られるのを、いまから楽しみにしています」とコメントを寄せている。原作は、2006年から「モーニング・ツー」にて連載している中村氏による人気ギャグ漫画。ブッダとイエス・キリストを主人公に、世紀末を無事に越えた2人が東京・立川でアパートをルームシェアリングしながら下界のバカンスを満喫しているという設定が話題になり、累計発行部数は1,600万部を記録。また、2013年には森山未來や星野源をボイスキャストに迎え、アニメーション映画が公開された。今回イエス役に決定した松山さんは、「福田さんがキリスト役のことは熟知してるので色々聞いて頑張りたいなと思っています」と意気込み。「まさか参加するとは」と驚いたブッダ役の染谷さんは、「福田監督と山田さんという黄金コンビの企画に参加できるとは、心が激しく踊ります。松山さん演じるジーザスとどんな掛け合いになるのか、想像するだけでニヤケてしまうのは俺だけでしょうか?」と撮影開始が待ち遠しいと話す。一方、「松山さんをイエスに、染谷さんをブッダに、想像しただけでも失禁しそうです(少し出てますが)」と興奮気味に語る山田さんは、「すでに悟りを感じさせるお2人の存在感は正にブッダとイエス」と話し、「演出は福田雄一監督ですのでタダでは済まないことは安易に想像できます。アーメン」とコメント。福田監督は、「いままで何度も何度も出演をお願いして叶わなかった松山くんと染谷くん」とやっと今回念願が叶ったと明かし、「全力でユルく臨みます!」と述べている。なお本作は今年、新たに立ち上がる動画配信サービスにて配信される予定だという。(cinemacafe.net)
2018年02月20日俳優の松山ケンイチと染谷将太が、ドラマ『聖☆おにいさん』に主演することが20日、わかった。松山がイエス、染谷がブッダを演じる。同作は中村光による人気ギャグ漫画を実写化。世紀末を無事越えたブッダとイエス・キリストが、東京・立川でアパートをルームシェアリングしながら下界のバカンスを満喫している様を描く。2013年には森山未來、星野源を声優に迎え、アニメーション映画が劇場公開された。大人気漫画のドラマ化というだけでも話題だが、今回は俳優の山田孝之が製作総指揮を務め、福田雄一が監督を務めることでも注目を受ける。2018年、新たに立ち上がる動画配信サービスにて配信を予定している。イエス役の松山は「福田さんがキリスト役の事は熟知してるので色々聞いて頑張りたいなと思っています」と一言。ブッダ役の染谷は「いつか実写でみたいなと思っていた聖☆おにいさんにまさか参加するとは思ってもみませんでした。しかも、ブッタ役で」と驚きを表す。「松山さん演じるジーザスとどんな掛け合いになるのか、想像するだけでニヤケてしまうのは俺だけでしょうか? まだ撮影もしていないのに、皆様に届ける日が楽しみでなりません」と期待を語った。製作総指揮の山田は「想像しただけでも失禁しそうです。 (少し出てますが)」と"うれション"。「既に悟りを感じさせるお二方の存在感は正にブッダとイエス。日頃の激務に追われる天界での生活から離れ、下界での生活をごゆるりとお過ごし頂きたく思いますが演出は福田雄一監督ですのでタダでは済まないことは容易に想像できます。アーメン」と祈った。監督・脚本を務める福田は「今まで何度も何度も出演をお願いして叶わなかった松山くんと染谷くんで、連載当初から念願だったこの原作を実写化出来ることが、ただただ幸せです!」と気合十分。原作の中村は「松山さんのアガペー溢れるお顔と、染谷さんのアルカイックスマイルが見られるのを、今から楽しみにしています」と期待を寄せた。
2018年02月20日1月18日、『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)第1話が放送された。描かれたのは、深田恭子と松山ケンイチが演じる五十嵐夫妻をはじめ、コーポラティブハウスに住む4組の家族。妊活という繊細なテーマに挑んだ革新的なドラマが、私たちにもたらすものとは?■知っているようで知らない“不妊症”の定義主人公は、スキューバダイビングのインストラクターをしている五十嵐奈々(深田)。おもちゃメーカーに勤める夫・大器(松山)と1年3ヶ月前から子作りを始めるも、なかなか妊娠に至らず、夫婦で不妊治療専門クリニックを訪れることになる。そこで映し出されたのは、座るイスがないほどに混雑した待合室。基礎体温表を確認するやいなや「検査するまでもなく不妊症と言えます」と理路整然と説明する医師。大器が「ネットカフェみたい」と表現した採精室やそんな大器に対して淡々と注意説明を行う看護師など、不妊治療をしたことのない人にとって初めて触れる世界が広がっていた。調べてみると、日本産科婦人科学会が定める不妊症の定義は「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しない」こと。そしてその一定期間の目安は2015年に2年から1年へと変更されたという。「妊娠は奇跡」といった言葉もよく耳にするだけに、筆者は「1年」という期間の短さに正直驚き、自分の無知さにがく然とした。と同時に、専門クリニックの混雑や「6組に1組は不妊治療をしている」という奈々の話には、納得するしかないのだった。■不妊の原因は妻にある!? 夫の誤まりだらけの認識義母からの「孫の顔が見たい」攻撃が日に日に強みを増していくなか、「念のため」という気持ちでクリニックに出向いたはずが、「不妊症」という現実を突きつけられてしまった奈々。医師からは、「不妊治療を行うことについて、ご夫婦ともに納得されていますか?」と、これから始まる治療への覚悟まで問われてしまう。にもかかわらず帰宅後、奈々が控えると告げたビールを悪気なく飲み干す大器は、「そこまでしなくても」と不妊治療に対して消極的。さらに大器は「不妊の原因は妻にあるもの」と思い込んでいたり、「子どもはそのうちできる」と楽観的に捉えていたりと、日本人男性に多い“誤った認識”を次々と露呈。「だからぁ…」とツッコみたくなる女性は大勢いるはずだが、それが男性のリアルだろう。一方、「私もう35だよ」と話していた奈々のように、女性には年齢的なリミットもあり「そんな悠長なことは言っていられない」と考えるケースが多い。妊活をする上で大きな課題となるのが、このような夫婦の温度差であり、そこをどう歩み寄っていくかが、このドラマの見どころのひとつ。そして、クリニックシーンで描かれる具体的な治療法の説明はもちろん、「こういう人っているよね…」と思わず共感してしまう大器の成長を通すことで、妊活がより身近に感じられる物語となりそうだ。■隣の家族は、幸せに見える?五十嵐夫婦の他にも、ドラマには広瀬渉(眞島秀和)と青木朔(北村匠海)の同性カップル、夫・真一郎(野間口徹)が失業するも妻・深雪(真飛聖)がそれをひた隠しにする小宮山夫婦、子どもは作らないと決めている杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)と訳ありバツイチの川村亮司(平山浩行)カップルなど、さまざまな事情を抱えた家族たちが登場する。タイトルの語源となっている「隣の芝は青い」は、“他人のものはよく見えるもの”といった意味のことわざであることは言うまでもなく、五十嵐夫婦は子どものいる小宮山夫婦に憧れ、深雪は華やかな生活を送るちひろを嫉み、自分が同性愛者であることを隠そうとしない朔は、家の外でも仲むつまじい五十嵐夫婦をうらやましく思っているのかもしれない。けれども、どんなに隣の芝生が青く見えても、なかに飛び込んでみれば悩みや繕いだらけかもしれないし、周囲から見れば、自分の家族が青々と豊かな芝生に見えるもの。他人が輝いて見えて当然の世の中で、どのように自分なりの幸せを見つけていくか。自分の幸せとは一体なんなのか。妊活といったテーマを追う一方で、ドラマはそんなことも問いかけていくのだろう。ちなみに本作は、中谷まゆみ氏によるオリジナル脚本。中谷氏は過去に『ラスト シンデレラ』『ディア・シスター』(ともにフジテレビ系)、『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)といった作品で、外見だけではない女性の美しさや強さを描いてきただけに、今後、奈々をはじめとする登場人物たちがどう輝いていくのかにも注目したい。いよいよ五十嵐夫婦の不妊治療開始となる『隣の家族は青く見える』第2話は、1月25日夜10時から放送。木曜劇場『隣の家族は青く見える』ドラマ公式サイト: <参考サイト>日本産科婦人科学会: 公式HP
2018年01月24日1月18日(木)にスタートする木曜劇場『隣の家族は青く見える』(フジテレビ)で、妊活という壁にぶち当たる夫を演じる松山ケンイチさん。自身の結婚観、家庭観について率直に語ってくれました。■松山ケンイチ、妊活での夫の関わり合いとは?――今回のドラマの役柄を教えてください 僕の演じる大器は、妻の奈々(深田恭子)に対する愛情を忘れない人。妊娠しないことで落ち込んだり悩んだりする菜々に対し、夫としてどう接していけばいいのか。難しいけれど、どんなときも妻に対する愛情は絶対に持っていたいなと思います。たとえば、奈々が落ち込んでいるときは大器が引き上げてあげる。逆に大器がへこんでいるときは奈々が…というように、そのときで役割が変わるのが夫婦なのかもしれませんね。そうして2人で妊活に向き合い、ちゃんと同じところにいられればいい。両方ともへこんでしまったりすると大変ですが…。家庭というものは夫婦のどちらかががんばりすぎてしまったら失敗で、ふたりで生活していくうちに、うまくでき上がっていくものではないかと思います。――妊活する夫婦を演じる今の心境はいかがでしょうか? 僕には、経験はないことのですが、だからといって関わりのないことではないですよね。もしかしたら、自分もそういう問題を抱えることになるのかもしれない。ドラマでは、役柄をとおしてちゃんと妊活に向き合い、それが新しい形に見えればいいと思います。そして、実際に妊活されている人たちの背中を後押しするようなものを表現したいですね。■松山ケンイチの考える夫婦の形とは――松山さんは、理想のパートナーシップとはどんな形だと思われますか? 夫婦の関係でいえば、触れ合いを忘れないなど、ちゃんとコミュニケーションが取れていることが大切。そもそも結婚するときは、夫婦として一生続いていくと思いながら結婚しているわけだから、そこはちゃんと続くように努力しなければならない。それがお互いにできる関係が理想かなと思います。妊活する夫婦もひとつの形だけれど、ちがった形の幸せがあることも忘れてはいけない。『子供ができるイコール幸せ』というのは単純すぎるでしょう。このドラマにはいろんなパートナーシップの組み合わせが出てくるので、さまざまな形の幸せがあるということを表現できればと思っています。――松山さんにとって大器とはどんな男性なのでしょうか? 僕自身は妊活をしなかったんですが、子どもが3人います。だからそのままの感覚で大器を演じたらダメだと思うので、『妊活するとしたら…』と想像しました。ただ、大器という役を演じるのも、現実の家庭生活と通じるものがあるんです。夫であること、父親であることも、ある意味、一生をかけて役作りをしていくようなものでしょう。その役作りは現実でもやらなきゃいけないし、一回したら終わりではなくて、止まらずにずっと続けなくてはと思いますね。――松山さんが、家庭生活で大事にしていることを教えてください 仕事にかまけて家族とのコミュニケーションを怠ってしまうことが一番残念だと思います。どんなに仕事がうまくいっても、何のために働いているのかがわかっていなければ、本当の幸せには届かない。それは僕自身の課題でもありますね。■子どもを持つか持たないか、妊活する夫婦とは結婚したら夫婦で話し合わなければならないことはたくさんあります。その中でも、「子どもを持つか持たないか」はもっとも重要なテーマ。新しい連続ドラマ『隣の家族は青く見える』で深田恭子さんと松山ケンイチさんが演じるのは、住宅を購入し、いざ子供を作ろうと思ったら、なかなか授からずに“妊活”を始める30代の夫婦です。そんな夫婦の機微をリアルに描くこのドラマ。夫の大器(だいき)を演じる松山ケンイチさんは、ご存じのとおり既婚者で3児のパパ。その境遇はこの役柄とは正反対なのですが、インタビューで語ってくれた言葉から、現役のイクメンパパであり、誠実な夫であることが伝わってきます。どんな夫婦にも他人からはわからない事情がいくつも隠されています。そのなかでも「妊活」で悩んでいる人たちは多くいるでしょう。松山さんは、「夫婦は触れ合いを大切にするべき」、「父親とは一生をかけて役作りしていくもの」などの名言を聞かせてくれました。30代に入ったばかりでこれだけ家庭人としての自覚ある発言ができる男性もなかなかいませんよね。まさに理想の夫でありパパ! そんな松山さんが演じるリアルな夫の姿、楽しみです。木曜劇場『隣の家族は青く見える』1月18日 木曜スタート よる10時ドラマ公式サイト:
2018年01月17日2018年1月クールの木曜劇場は、主演に深田恭子、その夫役に松山ケンイチを迎えた「隣の家族は青く見える」に決定。2人は2012年の大河ドラマ「平清盛」以来の“夫婦”役で、“妊活”夫婦を演じることになった。イマドキの集合住宅“コーポラティブハウス”が舞台本作は、「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」「ラスト・シンデレラ」「ディア・シスター」などを手がけてきた脚本家・中谷まゆみ氏によるオリジナルストーリーで、“コーポラティブハウスに住む家族たちの葛藤と成長をハートフルに描くヒューマンドラマ。“コーポラティブハウス”とは、さまざまな家族が自分たちの意見を出し合いながら作り上げる集合住宅のこと。一戸建てより安価で、マンションよりもデザインにこだわりを追求できるという理由で、近年、注目を集めている。しかし、住人同士はいやが応でも密接な関係を築くことになり、各家族の秘密が徐々に暴かれていくことに。“子どもが欲しいカップル” 五十嵐奈々・大器夫婦とコーポラティブハウスに住むのは、“子どもが欲しくない女性とバツイチ男性のカップル”、“子どもと理想の家族像に執着する主婦と会社を辞めてしまった夫のカップル”、“子どもを持つことを真剣に考える男性同士のカップル”など、それぞれ現代的な悩みを抱えた家族たち。共同空間を共にすることからプライバシーが保ちづらく、互いの違いや家族構成、抱える問題があけすけになり“隣の芝生は青く見える”中で、主人公・奈々は夫・大器とともに、個性的な隣人たちや、大器の両親、奈々の実の母親らが起こす大騒動に巻き込まれていく。■深田恭子×松山ケンイチの夫婦役は「平清盛」以来主演には、年を重ねるごとに魅力を増していく女優の深田さん。デビュー作のドラマ「神様、もう少しだけ」(1998年)で、たった一度だけのつもりだった援助交際のためにHIVに感染してしまった女子高生ヒロインという難しい役を演じ、当時の社会問題を捉えた役を体当たりの演技で挑む姿が高く評価。以後、さまざまな舞台・映画・ドラマで幅広い役柄をこなし、最近では「ダメな私に恋してください」でドSな元上司に恋するダメ女や、「下剋上受験」で娘の難関中学挑戦を支える専業主婦役を演じたことも話題に。2016年に開設した自身のインスタグラムも人気で、かわいさとセクシーさを兼ね備えた女優として、異性からだけでなく同性からも憧れの存在となっている。そんな深田さんは、本作では家の購入を機に妊活を始める女性をリアルに演じる。そして、その妻と共に妊活に向き合う夫役を務めるのは、“憑依型俳優”として圧倒的な演技力で活躍を続ける松山さん。自ら主演を名乗り出た映画『聖の青春』では体重を20キロも増量するなどストイックな姿勢で役作りに挑み、「A LIFE~愛しき人~」では三枚目の医師を演じたばかり。深田さんとは、大河ドラマ「平清盛」以来、6年ぶりの夫婦役となる。深田さんが演じる主人公の五十嵐奈々は、スキューバダイビングのインストラクターで活発な妻。そして、松山が演じる奈々の夫で中堅玩具メーカーに勤める五十嵐大器は、心優しいが、ちょっと頼りない夫。そんな夫婦は、小さなアパートで住宅購入のための資金を貯めながら2人きりの生活を楽しんでたが、“コーポラティブハウス”を購入したことをきっかけに、大器の母が心待ちにしていた子作りをスタート。ところが、なかなか授からず…。2人は子どもを作ることがどんなに大変なことなのかを痛感しつつ、妊活に立ち向かっていく。■主演二人の意気込みコメント到着深田さんは、オリジナルストーリーの脚本を読み、「家族同士であっても一見しただけでは分からない様々な思いが渦巻いていて、それがどのように絡み合っていくのか、私自身とても楽しみにしています。誰しもが、1人の人間であり、1組のカップルであったり、1つの家族であったり、様々な問題を抱えながら、どう生きるかという選択肢を探しているのではないかと思っています」と、共感を寄せてコメント。松山さんとは「現代的な悩みを抱えたこの夫婦がどう歩んで生きていくか、新たな夫婦の形を演じていきたいです。大切な人と思いが繋がるために葛藤している、そんな愛らしい家族や恋人たちを見て、皆さんの隣にいる人たちに目を向けるきっかけになればと思います」と語る。また、松山さんも、深田さんと「また夫婦を演じられることがうれしい」とコメント。本作で夫婦のリアルな悩みを演じることについては「そもそもリアルでないと意味がない様に思います。ドラマだから物語や人物像が都合よく描かれるということでは今回の題材を描く意味がないと思うので、スタッフキャスト全員で深めていければと思います」と真摯に思いを寄せている。「隣の芝生は青く見えても、“いまを生きる”夫婦や家族たちが抱えている秘密や悩みが明らかになっていくのが見どころ」(フジテレビ・中野プロデューサー)という本作。深田さん&松山さんの“妊活”夫婦と、その“隣人たち”に注目だ。木曜劇場「隣の家族は青く見える」は2018年1月、毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月09日旅とグルメをテーマにした日本テレビ系バラエティ「火曜サプライズ」の9月26日(火)放送回は映画『ユリゴコロ』から吉高由里子と松山ケンイチが“アポなし旅”に参戦。また新ドラマ「奥様は、取り扱い注意」で主演を務める綾瀬はるかもゲストで出演する。今回は吉高さんと松山さんが番組人気の“アポなし旅”で「勝どき」を訪れる。地元の人に聞いた人気の焼肉店に松山さんがアポなし交渉。その後吉高さんとハンバーガー店で合流し次の店を探そうとすると、松山さんが尊敬する“大御所俳優”とバッタリ遭遇!その後俳優とは!?さらに松山さんの子どもに泣く演技をさせた際のエピソードなども暴露される。そして駅から歩いて3分以内の絶品グルメを巡る「3分歩けばウマいものに当たる!」では綾瀬さんが登場。再開発中で注目を集める北綾瀬駅周辺を巡りながらプライベートや意外な素顔、好みの男性のタイプなどのトークが展開する。吉高さんと松山さんが出演する映画『ユリゴコロ』は2012年大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たし“まほかるブーム”を巻き起こした、沼田まほかる氏の同名ベストセラー小説の映画化作品。吉高さんが主演を務めるほか、松山さんをはじめ、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江らが出演。殺人者の告白文が綴られた1冊のノート。そこに記された悲しき殺人者の記憶…一家の過去には何があったのか。吉高さん演じる美紗子を中心にして、過去と現在が交錯しながら登場人物たちが愛と宿命の渦に翻弄されていく…というストーリー。また綾瀬さん主演の日本テレビ系新・水曜ドラマ「奥様は、取り扱い注意」は、料理も掃除も家事一般はド下手だけど、正義感が超強く、怒らせたら超キケン!天涯孤独に生まれ育ち、愛情も知らずタフに生きてきた伊佐山菜美を綾瀬さんが演じるほか、広末涼子と本田翼が“主婦友”役を、西島秀俊が夫役を演じるほか、石黒賢、中尾明慶、銀粉蝶らも出演。夫にも秘密にしている過去を持つ菜美が主婦たちとの友情や、そばに寄り添う旦那の存在によって、本当の優しさと温かさを知っていく物語が展開する。『ユリゴコロ』は現在全国公開中。「奥様は、取り扱い注意」は10月4日(水)22時~放送スタート。初回10分拡大。「火曜サプライズ」は9月26日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年09月26日俳優の松山ケンイチが15日、東京・IHIステージアラウンド東京で行われた、舞台「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season 風 Produced by TBS」のフォトコールに、共演の向井理、田中麗奈、生瀬勝久らと登場した。同作は劇団☆新感線による人気演目で、1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。今回は360°型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より1年3カ月のロングランを予定している。"花・鳥・風・月"の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。主人公の捨之介と敵役である天魔王の二役を演じることになった松山。ひょうたんをぶら下げながら、側転を取り入れたアクロバティックなアクションシーンを披露した。また、無界屋蘭兵衛役の向井も長髪をなびかせながら殺陣を披露した。松山は「今回は新作ではなく、しかも同じ劇場で先輩方が演じているのを観ているので、緊張はそれほどせずにじっくり稽古に集中できています」と頼もしい様子。一人二役に「2幕がしんどいです」とぼやき、360°ステージについても「演じるより観る方が楽しいです、確実に」と語った。新感線作品には『蒼の乱』以来の出演となるが、「『蒼の乱』を観ていただいている方にはハッとする場面もあります」とアピールした。向井は「身体のケアは気にしてやっていましたが、日々疲労が溜まっています」と過酷な舞台に挑む様子を明かす。「長丁場なので、より一層気をつけていきたいと思います」と意気込み、初参加となる新感線作品については「いのうえさんの、尽きないアイディアに驚きと楽しみを感じました」と語った。極楽太夫役の田中は、「ハイスペックな人々が集まる学校に転校した気分……」と心境を吐露。「ステージでライトを浴びたりお客様の力で充電、発電するタイプなのでまだまだエネルギーは上がります」「私としては、極楽太夫の生き様を見せていきたい」と意気込んだ。生瀬も新感線初参加だが「いのうえシェイクスピア『鉈切り丸』に参加していたので、順調に出来ました」と振り返る。360°舞台に「動線が不安です」と語るが、「前の2作とは違った狸穴二郎衛門に仕上げました」と自信を見せた。公演は9月15日~11月3日。前売り券は完売しているものの各回当日券を準備し、10月5日に全国76館の映画館でライブビューイングを予定している(12:30開演/18:00開演の2公演)。また“Season月”の上演を11月23日~2月21日、”Season極”の上演を2018年3月下旬より予定している。
2017年09月15日劇団☆新感線の舞台『髑髏城の七人』で一人二役に挑む松山ケンイチさんが、舞台への思いを明かしました。今年3月にオープンした回転型劇場・IHIステージアラウンド東京。観客席が回る斬新な舞台機構とともに話題なのが、キャスト・脚本・演出を変えながら上演される劇団☆新感線『髑髏城の七人』のロングラン公演だ。第3弾となる今回、小栗旬さんや阿部サダヲさんが演じてきた捨之介に松山ケンイチさんが扮する。「再演とかリメイクって、僕のなかには前作をどうしたって超えられないイメージがあって、普段は腰が引けてしまうんです。でも今回は新感線の舞台にもう一度立たせてもらえる嬉しさの方が強くて、後のことはその時に考えればいいや、と」松山さんを捉えるのは、新感線の舞台の持つポジティブなエネルギー。「僕自身は冷めたところがある人間なんですが、新感線を観ると気分が持ち上げられて、頑張るぞって思える。自分もそっち側になりたいって気持ちにさせられるんです。そのぶん、演じる側にも魂が口から出るくらいのパワーが必要なんですが」『髑髏城の七人』は、天下を手中にしようと暗躍する髑髏党の野望を阻止すべく立ち上がる七人の男女を中心に描く新感線的時代劇。松山さんは、素朴な捨之介役と同時に、冷徹な髑髏党の党首・天魔王という真逆の役の、一人二役に挑む。「自分のなかでそれぞれ役のイメージはできてきているんですが、早替えと同時に、捨之介から天魔王に表現も脳味噌も一瞬にして切り替えないといけないのが難しいです」‘14年の新感線の『蒼の乱』を含め、舞台出演は3作目だが、「一度出てしまったら逃げ場がない」だけに「修行みたいな場」だと語る。「僕は普段カメラに向かって演技していますが、舞台では、お客さんの目ひとつひとつがカメラ代わりなんですよね。こっちに目を向けてもらいたいと思ったら、自分の演技で引き付けるしかない。それだけ技術を必要とする場だと思っています。表情や目線で演技しても、客席からはほとんど見えませんけれど、だからといって細かな芝居をおろそかにすれば空気や佇まいに出てしまうと思うんです。とはいえ、立ち回りのように、映像に比べて大きさを意識しないと伝わらない部分もある。そのさじ加減をどうするかが、いま課されている課題なのかな、と」松山さんは自身を「冷めている」と評するけれど、語る言葉の端々から受けるのは芝居への静かな熱。「仕事において、自分も充実しているという実感を得ることって、すごく大事だと思っているんです。そのためにも真剣にやらないと」まつやま・けんいち1985年生まれ、青森県出身。近作にドラマ『A LIFE~愛しき人~』、映画『聖の青春』。公開中の映画『関ヶ原』のほか9月23日公開の『ユリゴコロ』にも出演。城の絵図面を持っていることから髑髏党に追われていた沙霧(岸井ゆきの)は、通りがかりの浪人・捨之介(松山)に助けられる。傷の手当てのため色街・無界の里を訪れるが…。9月15日(金)~11月3日(金)豊洲・IHIステージアラウンド東京作/中島かずき演出/いのうえひでのり出演/松山ケンイチ、向井理、田中麗奈、橋本じゅん、山内圭哉、岸井ゆきの、生瀬勝久ほかS 席1万3000円サイド席1万2500円(共に税込み)ステージアラウンド 専用ダイヤルTEL:0570・084・617(10:00~20:00)※『anan』2017年9月13日号より。写真・網中健太スタイリスト・五十嵐堂寿ヘア&メイク・勇見勝彦(THYMON Inc.)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年09月09日女優の松山メアリが2日、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『メアリの休日』(発売中 4,104円税込 発売元:イーネット・フロンティア)の発売記念イベントを行った。女優として活躍している松山メアリが、26歳の誕生日でもあるこの日にグラビア作品となるDVDを7ぶ振りにリリース。ロングヘアのイメージがある松山だが、DVD出演のために15cmも髪の毛を切って撮影に臨んだと言い、7年前に出せなかった大人の色気をたっぷりと放出した1枚となっている。好みのカラーだという真っ赤なワンピース姿で登場した松山は「グラビア自体久しぶりだったので、体調管理や身体のケアを気をつけ、初心を思い出しながら楽しみました」と撮影を振り返り、「仕事も忙しいけど、たまにはゆっくりしたいね、という感じで一緒に沖縄旅行に行った気分で見ていただけたらと思います」とDVDを紹介。セクシーなシーンは「黒いワンピースタイプの水着を着たシーン」とあげて「自分が着ている時はまとっている部分が多いので感じませんでしたが、客観的に見てみるとセクシーだと思いました。10代では出せなかったであろう私を見て欲しいし、結構ドキっとすると思います」と自信を見せた。この日で26歳となった松山。「26歳なのでアラサーなんて言われますが、20代半ばを楽しみたいと思います。女性としてのオンナ磨きじゃないですけど、私生活もお仕事も充実させていければいいですね」と目標を掲げつつ、結婚の話題を向けられると「20代の間にとは思いますが、意外と結婚願望がないので、いい出会いがあればという感じですね。タイプは一緒に晩酌を楽しめる人」とコメント。最近になってお酒に目覚めたらしく「家で飲むのが好きなんですけど、飲んでも変わらないんです(笑)。最近は日本酒が1番好きで、私は兵庫出身ですから『百黙』という兵庫の日本酒にハマっています」とにこやかに語っていた。松山メアリ(まつやま めあり)1991年9月2日生まれ。兵庫県出身。A型。身長160cm。スリーサイズはB80・W56・H80。中学3年生の時、部活帰りにスカウトされて芸能界デビュー。2009年から2014年まで、bump.yのメンバーとして活動する。女優としても活躍中で、過去には『ハンマーセッション!』(TBS系)、『アスコーマーチ』(テレビ朝日系)、『牙狼』(テレビ東京系)などに出演して話題を集めた。現在は『すもももももも!ピーチCAFE』(読売テレビ)、『みんなのニュース 報道ランナー』(関西テレビ)にレギュラー出演中。特技は新体操(全国大会出場経験2回)、バレエ(レッスン経験8年)。趣味は料理。
2017年09月03日女優の吉高由里子が3日、都内で行われた映画『ユリゴコロ』(9月23日公開)のレッドカーペット&完成披露試写会舞台あいさつに、共演の松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江、松山ケンイチ、メガホンをとった熊澤尚人監督とともに登壇した。映像化が困難とも言われた沼田まほかるの同名ベストセラーミステリー小説を、熊澤監督が映画化した同作。過去と現代の物語が同時に進行する中、5年ぶりに映画主演を務めた吉高由里子が、生まれながらに「人間の死」を"拠りどころ"とし、絶望的な喪失を抱えながら数奇な人生をたどる悲しき罪人・美紗子を演じる。映画は5日前に完成したそうで、共演シーンが多かったという吉高と松山は、同作を見て回顧したことはあるか尋ねられると、吉高は「ずっと大変だったんですよ。不安なところもいっぱいあったんですけど、出来上がったのを見たら、ねっ!」と明かし、話しを振られた松山は「あの大変な撮影が水の泡になるような作品になっていたら、こういう取材の場でも、ご飯を食べに行った話とか、パチンコに行った話しかしないって由里子ちゃんと言っていたんですけど、そんな話が一切出ないくらい、この作品に打ちのめされました。本当に凄かったです」と絶賛し、吉高も「監督、ありがとうございます」と頭を下げた。また、会場を映画館内に移し、多くの観客を目にした吉高は「クスッとするところが1つもない映画で、見終わった後は魂が抜かれていると思います。感想はぜひどこかで聞かせてください」と紹介し、「出演者全員が泣いています。見終わったあとに誰かと話し合いたくなると思うので、1、誰の涙が1番共感でしたか。2、誰の涙が1番自分と離れていたか。3、誰の涙を舐めたいか。その答え合わせをしてください」とアピールして笑いを誘った。さらに、同作のタイトルにちなみ、自身にとっての"心の拠りどころ"は何か聞かれると、「すごく大きい劇場でこうやって見に来てくださる方を目の前にすると、この映画をやってよかったというか、こうやって見ていただける方がいるということが、私の今の拠りどころだなと思います」と感慨深げに語った。そして、同作を見て印象的だったことを尋ねられた松山は、「聞いたらすぐ忘れてほしいんですけど…」と前置きしながら、吉高とともに裸になって撮影したシーンがあったことを明かし、「僕は撮影のときにどこから撮られてもいいように準備万端で、お尻も出していたんですけど、出来上がった作品を見たら巧妙にお尻が隠されていた」と嘆き節。「(お尻に)ファンデーションまで塗ったのに『何で!』って聞いたら、『レーティングに引っかかる』って。いや、ちょっと待ってよ。本当に危ない狂気的なものはいっぱい出ているでしょ。ワイのお尻はそれを超えちゃったの?」と打ち明けて会場を沸かせると、吉高は「狂気的なお尻(笑)。見たこともない凶暴さを持っていたんでしょうね」と大爆笑していた。
2017年09月03日沼田まほかる原作・ベストセラーミステリーの映画化『ユリゴコロ』の完成披露試写会に先駆けて、レッドカーペットイベントが9月3日(日)、都内にて行われ、主要キャスト陣が歩いた。松山ケンイチが、吉高由里子にスッと手を差し伸べ、その完璧なエスコートの様子に会場からは黄色い声が上がっていた。本作は1冊のノートに記された禁断の真実が紐解かれていき、夫婦とは、家族とは、人を愛するとは、を問う物語。亮介(松坂桃李)が実家で見つけた1冊のノートには、人を殺め続ける美紗子(吉高さん)のすべてが、一人称で描かれた告白文として書かれていた。人の死をよりどころに生きていた美紗子は、絶望の日々を送っていたが洋介(松山さん)と、ある日運命的な出会いを果たす。完成披露試写会の5日前に出来上がったという本作。ようやく観られたという吉高さんは、満足気に「早く皆さんに観ていただけたらうれしいです。こういう日に晴れていただいてうれしいですね、アハハン♪」とキュートな挨拶に代え、会場から「かわいい!」とラブコールを浴びていた。松坂さんも、「間に合いましたね!」と作品が完成したことに喜びをみせつつ、「濃厚な1日1日を過ごしていました。あっという間で、撮影自体はギュッとした感じだったんですけど、ギュッとしたものがずっと残るくらい印象的な日々でした。参加できてよかったと思います」と、想いを馳せた。共演シーンが多かった吉高さんと松山さんだが、とにかく撮影が壮絶だったとふり返る。松山さんは、「あの大変な撮影が水の泡になる作品だったら、今日のような取材の場でも、ご飯を食べに行った話とか、パチンコに行った話しかしないって、(吉高さんと)言ってたんです!でも、そんな話が出ないくらい僕自身が打ちのめされて」と、完成作への手ごたえを露わに。すると、熊澤尚人監督は、「パチンコの話、大丈夫ですよ(笑)」とそそのかしたが、「しちゃ失礼だなって思います」と松山さんはキリリとした表情で返していた。そのほか、レッドカーペットには佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江が歩いた。『ユリゴコロ』は9月23日(土・祝)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2017年09月03日11月に上海で開催予定の「ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria’s Secret)」のファッションショーに、ケンダル・ジェンナーは出演しないようだ。先日、昨年ケンダルと一緒にランウェイを歩いたジジ&ベラ・ハディッド姉妹が、今年もショーに出演することが決定しSNSで興奮を爆発させた。2人の親友でもあるケンダルからも同じ報告を期待していたファンも多かったことだろう。しかし、過去2年に渡って「VSファッションショー」で活躍したケンダルは、「VS」とは異なる下着ブランド「La Perla(ラ・ぺルラ)」のイメージギャラクターに就任したことが明らかになった。「La Perla」は1954年に創業という古い歴史を誇るイタリアの高級下着ブランドだ。「TMZ.com」によれば、ケンダルは「La Perla」と数億円で契約を結んだとのこと。ケンダルはすでに「La Perla」のセクシーな下着に身を包む自分の画像を2枚SNSに掲載し、すっかり「La Perla」の顔になっている。「VS」と「La Perla」は同業のため、ケンダルが「La Perla」の顔である限り「VS」の羽根を背負うことはないのが悲しい現実。とはいえ、今年の「VSファッションショー」には去年のモデルたちのほとんどが再集結するとともに、カーリー・クロスが2年ぶりに出演することをSNSで報告している。ケンダルはいなくとも、ショーは大いに盛り上がりそうだ。(Hiromi Kaku)
2017年09月01日「嵐」チームとゲストチームがプラスワンゲストを加えて体感型ゲームで対戦するバラエティ「VS嵐」の8月24日(木)今夜放送回に、松山ケンイチ、向井理をはじめとした“劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season風”のメインキャスト陣が登場する。今回“「髑髏城の七人」Season風”チームとして番組に参戦するのは、『怒り』や『聖の青春』など数々の映画に主演、今週末8月26日(土)からは直江兼続を演じた『関ヶ原』の公開も迫る松山さんをはじめ、『RANMARU 神の舌を持つ男』や、自身の祖母の手記を映画化した『いつまた、君と ~何日君再来~』などで知られる向井さん。主演最新作となる『幼な子われらに生まれ』の公開を今週末8月26日(土)に控えた田中麗奈。大河ドラマ「真田丸」や月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」などで注目を集める岸井ゆきの。さらに「劇団☆新感線」の舞台で活躍する河野まさと、『エイプリルフールズ』や月9ドラマ「貴族探偵」など数多くの作品で独自の個性を放つ生瀬勝久の6名。対する「嵐」チームにはプラスワンゲストとして「バイきんぐ」が参戦する。放送では松山さんが珍プレーを見せるほか、向井さんと共に無謀な作戦に打って出る。果たして作戦は成功するのか。さらに田中さんは番組初登場。「すごくソワソワしています。天井の高さとか、観客の皆さんのライブ感とか。楽しみたいです!」と意気込み、大野さんとの思い出を暴露!“「嵐」対豪華俳優陣”という夏休みの最後を締めくくるにふさわしい勝負は必見だ。今回のゲスト、松山さん、向井さん、田中さん、岸井さん、河野さん、生瀬さんらが出演する“劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season風”は9月15日(金)から「IHIステージアラウンド東京」で上演。「劇団☆新感線」の戯曲である「髑髏城の七人」は、1990年に古田新太主演で初演され、その後は7年ごとに市川染五郎、小栗旬などのキャストで再演が繰り返されてきた。この劇団の最高傑作とも言われる名作を今回は“花・鳥・風・月”の4シーズンに分けロングラン公演。今回の“風”公演では松山さんが主人公の「捨之介」とその敵役「天魔王」の二役を演じ、天魔王の一人二役オリジナルバージョンが復活。対照的な二役を松山さんがどう演じ分けるのかも見どころだ。初心に返りつつさらに華やかに軽やかにグレードアップした“「髑髏城の七人」Season風”をお楽しみに。「VS嵐」は8月24日(木)19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年08月24日8月17日(木)に初日を迎える『幽劇』主演のダイに挑む橘ケンチを直撃!果たして、痛快スタイリッシュ“ゴースト”ギャングエンターテイメントとは?舞台『幽劇』チケット情報「描かれているのは人間ドラマで、それぞれが抱える物語がクロスオーバーしてひとつの結末に辿り着きます。アクションもあってエネルギーあふれる作品なので、僕らの乱れ散る姿を観てほしいです」初の殺陣にも挑戦している。「刀をしっかり持って演じることは初めてですが、スタイリッシュな動きを意識しています。でも全員がかっこよく戦うのではなく役に沿った殺陣なので、そういった細かいところまで観てほしいです」また、役作りについても、「舞台は客席の方が観たいところを観るものなのでどこから観られてもいいように、今回、ダイとしての立ち姿や歩き方、その場の居方みたいなものをテーマにしています。なぜ、そう在るのか?を考えることがダイを創ることになると思うから。僕自身がダンサーでパフォーマーでもあるので身体表現から入っていくのがあっているんです」と明かした。ダイは4人のギャングのリーダーで仲間を思い、その背中を押す存在だ。メンバーのイクオ(多和田秀弥)、シン(高橋健介)、メツ(田中涼星)について聞いた。「シンは信頼できる参謀的存在で、それがまた健介に似合ってる。メツはボウ(井阪郁巳)という可愛らしい下っ端がいて掛け合いがおもしろくて、でも熱い。イクオはとにかく弾けてます。秀弥は見た目と中身が全然ちがっていて、僕は最近、ますだおかだの岡田さんだと思ってます(笑)」初の共演者たちから大きな刺激を受けている。「桃仙役の荒木宏文くんは役に対する姿勢とか、すべてが役者として在ることに向かっていて、尊敬できる存在です。僕にとって誰かと出会うことがすべて財産で、互いの価値観を深めあい新しいものを生み出すことが喜びだと思っていて、今回もそういった関係を作ることができています。きっと、この舞台を観た方は全員、出演者のファンになってしまうんじゃないかな。それくらい濃くてすてきな空間を届けます」「日本に続き上海でも上演が決まり、海外進出も意識した新たなオリジナルコンテンツの誕生です。まずは初日に向けてギリギリまで煮詰めて、劇場を幽劇色に染めます」と、橘が意気込む本作は、8月17日(木)から23日(水)まで東京・日本青年館ホール 、9月1日(金)から3日(日)まで上海・虹橋芸術中心にて上演。取材・文:おーちようこ
2017年08月16日吉高由里子が主演する、沼田まほかるのベストセラー原作の映画化『ユリゴコロ』。この度、宿命に翻弄される吉高さん、松坂桃李、松山ケンイチが三者三様の表情を浮かべる本作の本ビジュアルと、初公開となる“現代パート”の映像が含まれた予告編が公開された。とある一家で見つかる「ユリゴコロ」と書かれた一冊のノート。そこに綴られていたのは、悲しき殺人者の記憶。これは事実か、創作話か。誰が、何のために書いたのか。そしてこの家族の過去に、一体何があったのか。数々の疑念に先に、運命をも狂わす驚愕の真実が突き付けられる。いま、容赦ない愛と宿命の物語が、静かに動き始める――。2012年大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たし、“まほかるブーム”を巻き起こした、沼田氏の同名ベストセラー小説を、『君に届け』『近キョリ恋愛』の熊澤尚人監督が映像化に挑戦した本作。「一冊のノートが、僕の人生を狂わせたんだ」という松坂さん演じる亮介の言葉とともに、殺人者の記憶を辿る導入部が映し出されていく予告編では、7月上旬に撮影終了したばかりの“現代パート”の映像も盛り込まれ、“過去”と“現代”のシーンが交錯するような仕上がりに。映像には、吉高さん演じる「人の死」でしか満たされない絶望的な喪失を抱えた美紗子が掴んだ、松山さん演じる洋介との運命的な出会いなどが収められ、ラストではこの3人の涙するシーンともに、「あなたの優しさには、容赦がありませんでした」という意味深なセリフで締めくくられている。『ユリゴコロ』は9月23日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月04日ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・スタジオが贈る『怪盗グルー』シリーズ最新作『怪盗グルーのミニオン大脱走』。7月21日(金)より公開中の本作から、この度、本作で主人公・グルーの最大のライバル役の吹き替えを務めている俳優・松山ケンイチが演じるもう1人のキャラクター、ポンプーの登場シーンを収めた本編映像がいち早くシネマカフェに到着した。世界一の怪盗・グルーと、陽気な“黄色い軍団”ミニオンたちが織り成す大人気シリーズ『怪盗グルー』。シリーズ第3弾となる今回は、新たに登場した悪党のバルザタールをとり逃し、反悪党同盟をクビになってしまったグルーは、生き別れていた双子の兄・ドルーと対面。すっかり意気投合し、再び悪の道に心が揺らいでしまう…。グルーの声を笑福亭鶴瓶、その娘・アグネスの声を芦田愛菜、そして『怪盗グルーのミニオン危機一発』でもルーシーの声を務めた中島美嘉が引き続き演じるほか、矢島晶子、山寺宏一、宮野真守、福山潤ら豪華声優陣も日本語吹き替えを務める本作。その中で松山さんが演じているのは、80年代風スタイルでレトロポップな曲とともに盗みを働く大悪党、バルタザール・ブラット。最高にユニークでポップなキャラクターを演じ、公開されている映像ではハイテンションで歌って踊るキャラクターに注目が集まっている。さらに劇中では、人気子役スターだった子ども時代、思春期、さらには小太りのポンプーなど、幅広いキャラクターを演じ分けている。そこで今回、その小太りのポンプーの登場シーンが公開。映像では、車の中から大きな体を重たそうに動かし、顎とお腹を揺らしながら歩くポンプーの姿が。そして、宝石に関しての世界最高の専門家だという彼が話すのは…なんと“青森弁”!今回のセリフは松山さん自ら、出身地でもある青森弁を監修する気合の入れようだそうで、一癖も二癖もあるキャラクターを見事演じきっている。元々シリーズのファンだったと言う松山さんは、「みなさんが演じてきているのも観ていたのですが、全員が楽しそうに演じるイメージが強かったので、僕も難しく感じないで楽しむことだけを考えて頑張りました!」と明かし、シリーズ通して主人公のグルーを演じてきた鶴瓶さんは、「松山の声ってほんまにわからへんくらい上手いけど、何より楽しんでやってる感じが伝わってきててええよね」と絶賛している。『怪盗グルーのミニオン大脱走』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:怪盗グルーのミニオン大脱走 2017年7月21日より全国にて公開(C) 2017 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2017年07月29日笑福亭鶴瓶と「ViVi」モデルのemmaが司会を務め、友人や関係者への徹底取材からゲストの素顔に迫るバラエティー「A-Studio」の7月28日(金)放送回に俳優の柄本時生が出演。実兄で俳優の柄本佑もVTR出演し“兄弟共演”の実現。柄本さんの素顔を明らかにしていく。2005年に公開された映画『すべり台』で主演デビュー。大河ドラマ「八重の桜」やドラマ、映画に展開した『みんな!エスパーだよ!』、また『謝罪の王様』『超高速!参勤交代』シリーズなど数々の作品に出演。昨年ドラマ「初恋芸人」で連ドラ主演を果たすと、「昼のセント酒」「侠飯~おとこめし~」「運命に、似た恋」「増山超能力師事務所」と毎クール各局のドラマに登場し、映画『聖の青春』での松山ケンイチ演じる主人公・村山聖と交流するプロ棋士・荒崎学役も記憶に新しい時生さん。いまや若手個性派俳優として確固たる地位を築いている。今回は時生さんの素顔を知るべく鶴瓶さんが実兄の佑さんに直撃。その様子が映し出されると時生さんは「兄ちゃんだ!かっこいいな」と驚きの表情を浮かべる。これまでドラマ「Q10」で父親の柄本明と、「おひさま」では母親の角替和枝とそれぞれ親子役で共演、今回“兄弟共演”が実現した時生さん。時生さんが「大好き」だと慕う兄・佑さんへの想いなども語られる。そんな時生さんだが映画最新作となる『彼女の人生は間違いじゃない』が7月15日(土)より公開中。『さよなら歌舞伎町』『ヴァイブレータ』など、自分の居場所を探し求める大人たちの衝突や愛を時に鋭く、時に温かく描いてきた廣木隆一監督が自身の処女小説を映画化した同作。物語の舞台は震災から5年後、廣木監督の出身地福島。週末になると高速バスで福島から渋谷へ、デリヘルのアルバイトをしにいく主人公・みゆき。ふたつの都市を行き来する日々に、みゆきが求めたものとは──?戻る場所もなく進む未来も見えない者たちは、もがきぶつかり合いながらも光を探し続ける。それは、いまこの時代を生きる私たちに共通する想いかもしれない。すべてのひとに幸あれと願わずにいられない、心に爪痕を残す至極の物語。主人公のみゆきをナオト・インティライミ「恋する季節」のMV出演や『夜、逃げる』『日本で一番悪い奴ら』などの瀧内公美が熱演。みゆきが働くデリヘルの人間である三浦を「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」『シン・ゴジラ』の高良健吾が演じ、時生さんはみゆきが平日働く市役所の同僚、勇人役で出演している。時生さんと佑さんの“兄弟共演”も見どころの「A-Studio」は7月28日(金)23時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年07月28日俳優の松山ケンイチが11日、都内・IHI本社で行われた、舞台「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season 風 Produced by TBS」の製作発表記者会見に、共演の向井理、田中麗奈、岸井ゆきの、生瀬勝久、山内圭哉、橋本じゅん、脚本の中島かずき、演出のいのうえひでのりとともに登場した。同作は劇団☆新感線による人気演目で、1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。今回は360°型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より1年3カ月のロングランを予定している。"花・鳥・風・月"の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。会場に設置された幕が落ちると、キャスト陣が勢ぞろいしたものの、実は真ん中にいたのは3Dプリンターで作られた松山の人形で、本物の松山は後方の階段より登場するという演出。松山が同作で一人二役を演じることにちなんで作成された。ざわつく観客を前に、自身の”影武者”と手をつないだ松山は「なんだか安心する」と笑顔を見せた。これまでに同劇場で上演された”Season花””Season鳥”も観たという出演者陣だが、松山は「演劇という一言ではくくれないくらい、たくさんの要素が詰まった、すごいエンタテインメントになってると思いました」と感想を語る。向井も「トータルで3時間半くらいの演目なのに、スピード感があるので、全然ストレスなく最後まで気持ちが高ぶったまま身終えることができた」と魅力を表した。「捨之介」「天魔王」という一人二役を演じることになった松山に、中島は「もともと古田新太が出とちりをして、ずっと舞台にいさせるために、一人二役にさせたことが、何の因果か松山君に」と、初代主演である古田のエピソードを披露。いのうえが、主演の松山に「とりあえず、足腰。できれば雪駄でお願いしたい。小栗旬もマメをつぶしてやっていた」と要望を語ると、松山は「雪駄がいいと思ってるので、今ずっと下駄を履いてます」と頼もしい姿を見せた。また、生瀬は「新感線、僕、初なんですよ。なので、残るためにも共演者全員ぶっ潰します!」と宣言。「全力、全員をぶっ潰します。本当ですよ! 冗談でなく! 役者生命をかけます! 言うのは勝手ですから!!」と力強く意気込んでいた。
2017年07月11日吉高由里子の5年ぶりの主演映画で殺人者役を演じる『ユリゴコロ』のキックオフ会見が7月9日(日)に開催され、吉高さんをはじめ、松山ケンイチ、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、木村多江、熊澤尚人監督が出席した。沼田まほかるの人気ミステリを実写化した本作。ある一家で見つかった一冊のノートに綴られた、殺人者の告白を軸に、過去と現代が絡み合っていく。物語は吉高さん、松山さん、佐津川さんが参加した過去編と松坂さん、清野さん、木村さんが出演する現代編に分かれるが、過去編は昨秋に撮影され、現代編は昨日、クランクアップを迎えた。吉高さんは、最初に脚本を読んだ際の印象について「普段、脚本を読むのに時間がかかるんですが、あっという間に読み終えていました。私自身、殺人を犯す役をやったことはなかったので、興味がわいて、ぜひやってみたいと思いました」と語る。本作はラブストーリーでもあり、吉高さんは松山さんとのシーンも多かったそう。物語に深く関わるとあって、話せることが限られており、共演シーンについて「何も言えないね」(吉高さん)、「ダメだね…」(松山さん)と苦笑交じりに互いに顔を見合わせていたが、吉高さんは松山さんについて「もっとお芝居を見たいと思う役者さんでした」と語る。一方の松山さんは「初めて由里子ちゃんに会ったのは10年以上前で、クセの強そうな女の子で…」と語り、すかさず吉高さんは報道陣に「ポジティブに書いてくださいね!」とお願い。松山さんは「そういうクセのある人が大好きで、これまで共演することはあっても、僕が一方的に刺すだけだったり(笑)、出番が違ったりしてたんですが、今回、(初めてじっくりと)共演できてよかったです」とふり返る。明かせないながらも2人でのシーンは「変わったシーンが多かった」と松山さん。「ミステリなのに、ギャグか?ってシーンもあって。2人ともずっとスッポンポンで…」と語り、吉高さんも「金太郎でしたね(笑)」と楽しそうに述懐。果たして、どんなシーンになっているのか…?現代編の中心を担う、告白ノートを見つける亮介を演じた松坂さんは、あえて過去パートのダイジェスト映像を見ないで撮影に臨んだという。「こんなにも(現代と過去で)ハッキリと分かれている作品はなかなかないと思います。監督の絶妙な仕掛けがちょいちょいあるので、それがどう作用して、一つの作品になるか楽しみです」と完成作への期待を口にする。吉高さんは「2か月後に本当に公開できるのか…(笑)?何か手伝う?大丈夫…?って感じですが(笑)、仕上がりがとても楽しみ。2つのストーリーがどうひとつに交わっていくのか?早く見たいです」と完成を待ちわびていた。『ユリゴコロ』は9月23日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月09日米アニメ映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』の日本語版完成報告会見が7月6日、都内で行われ、主人公のグルーを演じる笑福亭鶴瓶が出席。「楽しいんやけど、うちの社長から『あんまりうまくないですよ』って言われて(笑)」と声優業へのダメ出しに落ち込んだ。ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・スタジオによる人気アニメーション『怪盗グル―』シリーズの第3弾。“新悪党”のバルザタールをとり逃し、反悪党同盟をクビになってしまったグルーは、生き別れていた双子の兄・ドルーと対面。すっかり意気投合し、再び悪の道に心が揺らいでしまう…。会見には鶴瓶さんをはじめ、本作がハリウッド声優初挑戦となる松山ケンイチ(バルタザール役)、中島美嘉(グルーの奥さんであるルーシー役)、いとうあさこ(反悪党同盟の新リーダー、ヴァレリー役)、宮野真守(バルタザールの相棒ロボット、クライヴ役)、そして、生瀬勝久(ドルー役)が出席した。もともと『怪盗グルー』ファンだったという松山さんは、「うちの子どもと一緒に楽しんでいたので、参加できてとてもうれしかった」と笑顔で語り、「この映画も一緒に見たんですけど、早速、バルザタールの『僕ちゃん、悪い子ちゃん』というセリフを真似している」とほっこりエピソードも明かした。また、この日の会見で出演情報が解禁となった生瀬さんは「とにかく楽しかった!」とふり返り、「お子さん人気が欠けているので(笑)、ミニオンにあやかって、このお仕事は続けていきたい」とシリーズ続投にも意欲。鶴瓶さんは「この声が生瀬だと思わんかった」とその自然な声優ぶりに太鼓判を押していた。『怪盗グルーのミニオン大脱走』は7月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:怪盗グルーのミニオン大脱走 2017年7月21日より全国にて公開(C) 2017 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2017年07月06日イルミネーション・エンターテインメントが贈る『怪盗グルーのミニオン大脱走』のワールドプレミアが、現地時間6月24日にロサンゼルスのダウンタウンにて開催され、スティーヴ・カレル、クリステン・ウィグらが登場する中、日本人ゲストとして怪盗バルタザール・ブラットの吹き替えを担当した俳優・松山ケンイチがイベントに出席した。本作で松山さんが演じている怪盗バルタザール・ブラットは、グルーの新たな敵となるキャラクターだ。バルタザールは、80年代のTVシリーズ「EVIL BRATT」で世界征服を企む子ども悪党を演じていた元天才子役。思春期を迎え、番組が打ち切りになってしまったことをきっかけにハリウッドから忘れられてしまうが、その後復讐を決意。過去にしがみつき、いまでも80年代ファッション&ヘアスタイルで破壊的な武器「キーター(ギター+キーボード)」と「ルービックキューブ」などの武器で、史上最強の敵としてグルーの前に立ちはだかるという。イベント当日のLAは、爽やかな風が吹く、雲一つないすっきりとした快晴に恵まれた。会場は“ミニオンカラー”である黄色と、ミニオンが着ているオーバーオールの青を基調とした装飾で飾られ、キャストやスタッフが登場するカーペットも「イエロー・カーペット」になるほか、本作で登場する黒と白のシマシマの囚人服ミニオンたちがいたるところに登場するなど、まさにミニオンづくし。そして、松山さんは茶色のスーツに身を包み、胸ポケットにはミニオンカラーのスカーフをあしらい、自身初となるハリウッドのカーペットに登場!松山さんは「こんな機会はなかなかないので、招待していただいて本当に光栄です」と、カーペットを歩いた感想を述べる。また「『怪盗グルー』シリーズは、シブリの『紅の豚』に出てくる空賊たちみたいに、悪役たちでさえもポジティブに楽しんでいる姿が描かれているところがとても好きです。そのような作品は誰からも愛されるんだなと、この作品に参加して改めて感じましたね」と、今回改めてその人気さを実感していた様子。そしてカーペットでは、本作の監督ピエール・コフィンとカイル・バルダも登場し、松山さんの存在に気付くと「君が日本のバルタザールを演じてくれたんだね!会えて嬉しいよ!」とそれぞれ挨拶。コフィン監督から作品の難しかったところを聞かれた松山さんは、”エアロビクス”のシーンをあげ、「歌のインストラクターがとても厳しくて何度もテイクを重ねました(笑)」とアフレコ時のエピソードも。また主役のグルーを務めたスティーヴも現れ「僕は2か月前に家族旅行で初めて日本を訪ねたところなんだ!本当に美しい場所だった。日本の皆さんがこの映画を観に行ってくれれば嬉しい。とても楽しい作品なんだ」と笑顔で日本のファンへ向けてメッセージを送っていた。さらに今回、松山さんが吹き替えるバルタザールの本編映像も到着!映像は、バルタザールがグルーを相手にダンスバトルを挑みこむシーン。80年代のヒットソングに合わせて、キレキレのダンスを披露するバルタザールをノリノリで演じる松山さんの演技に注目だ。『怪盗グルーのミニオン大脱走』は7月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:怪盗グルーのミニオン大脱走 2017年7月21日より全国にて公開(C) 2017 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2017年06月26日吉高由里子を主演に迎え、沼田まほかるによるベストセラー原作を映画化する『ユリゴコロ』。先日、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶に加え木村多江、そして松山ケンイチと、人気・実力を兼ね備えた豪華俳優陣の出演が発表され、話題を呼んだばかりだが、このほど、本日6月12日の「日記の日」に、ノートに綴られた<過去パート>の場面写真が解禁となった。とある一家で見つかった「ユリゴコロ」と書かれた1冊のノート。そこに綴られていたのは、悲しき殺人者の記憶。これは事実か、創作話か。誰が、何のために書いたのか。そしてこの家族の過去に、いったい何があったのか。数々の疑念に先に、驚愕の真実が突き付けられる。いま、容赦ない愛と宿命の物語が、静かに動き始めた――。2012年、大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートをはたし、出版業界の事件と呼ばれる“まほかるブーム”を巻き起こした沼田氏の同名小説を、『君に届け』『近キョリ恋愛』など手がけてきた熊澤尚人監督が映画化。これまでの作品とは一線を画す、美しき衝撃作に挑んでいる。そしてこのたび、ユダヤ人少女アンネ・フランクが「アンネの日記」を書き始めた日であることから制定された「日記の日」にちなみ、物語が動き始めるきっかけとなる場面写真が一挙に解禁。今回は、吉高さん、松山さん、佐津川さん、清原さんらが出演する<過去パート>から、ノートに綴られた物語の断片的なシーンが明らかにされた。特に注目は、美紗子(吉高さん)と洋介(松山ケンイチ)が寄り添う姿。生まれながらに“人間の死”へ本能的な衝動を感じ、そこから逃れる術を持たなかった美紗子と、誰にも言えない心の傷を抱えた洋介。悲しみを抱えた者同士が運命的な出会いを果たしたその先に、突きつけられる結末とはいったい何なのか――。涙をこらえる松山さん、ぼう然として空を見上げる吉高さんの姿、そして特報映像でも映し出されていた“決定的瞬間”の姿に想像が膨らむ場面写真となっている。さらに、時代を感じさせるファッションも印象的な美紗子の友人役・みつ子を演じる佐津川さん、美紗子の学生期を演じる清原さんの劇中カットも解禁されている。なお、松坂さん、木村さん、清野さんらが出演する、ノートの秘密へ迫る<現在パート>は、いよいよ今月末からクランクイン。自らのいのちの拠りどころを求め、愛と宿命の渦に翻弄される者たちの壮絶な物語は、過去と現在がどう繋がり、どのようなドラマを紡ぐのか…。今後の続報にも期待していて。『ユリゴコロ』は9月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月12日俳優の松山ケンイチが、アニメーション映画『怪盗グルー』シリーズ最新作『怪盗グルーのミニオン大脱走』(7月21日公開)の日本語吹き替え版で、グルーの新たな敵である悪党バルタザール・ブラッドの声を担当することがこのほど、明らかになった。洋画アニメーション作品、そしてハリウッド映画の吹き替えを務めるのは今回が初となる。『怪盗グルーの月泥棒』(2010)から始まり、前作の『怪盗グルーのミニオン危機一発』(2013)は全世界興行収入がアニメーション作品史上第6位、日本でも25億円と大ヒットを記録した同シリーズ。最新作では、最強のライバル怪盗が登場し、グルーも知らなかった家族の秘密が明らかに。そしてミニオンたちは、ボスのグルーと決別し、新たな最強・最悪のボス探しの旅へ出発する。本作では、『怪盗グルーの月泥棒』からグルーの声を務めてきた笑福亭鶴瓶、アグネス役の芦田愛菜、そして『怪盗グルーのミニオン危機一発』でルーシーの声を務めた中島美嘉が続投。そしてこのたび、グルーの新たな敵である悪党バルタザール・ブラッドの声を松山が演じることが決定した。松山は「楽しい仕事が出来てうれしく思っています。山田康雄さんが吹き替えも俳優業の一つとおっしゃっている意味を痛感しながらも楽しんでやっています。楽しみにしていただきたいです」と話している。松山演じるブラッドは、80年代のTVシリーズ「EVIL BRATT」で世界征服を企む子供悪党を演じた元天才子役。思春期を迎え、番組が打ち切りになってしまったことをきっかけにハリウッドから忘れられてしまうが、その後復讐を決意し当時を彷彿とさせる80年代ファッション&ヘアスタイルで破壊的な武器「キーター(ギター+キーボード)」と「ルービックキューブ」などを用い、史上最強の敵としてグルーの前に立ちはだかる。劇中では、大人になったブラットだけでなく子供時代、思春期、さらにはブラッドが変装する小太りのポンプーなど、幅広いキャラクターを演じ分けることとなる松山。併せて解禁された日本語吹き替え版の予告映像では、80年代音楽に合わせ軽快なステップでダイヤモンドを奪おうとするブラッドをノリノリで好演している。配給会社である東宝東和は、松山をキャスティングした理由として「松山ケンイチさんは、幅広い様々な役柄をこなし、毎作品で違った顔を見せてくれる素晴らしい方です。子供時代から大人まで、さらには変装して全くの別人にもなるバルタザール・ブラットという難しいキャラクターを演じ分けできるのは、松山ケンイチさんしかいないと思い、オファーしました」とコメントしている。(C) UNIVERSAL STUDIOS
2017年05月22日俳優の松山ケンイチが、舞台「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season風Produced by TBS」に主演することが15日、わかった。同作は劇団☆新感線による人気演目で、1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。今回は360°型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より1年3カ月のロングランを予定している。"花・鳥・風・月"の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。松山は主役の捨之介と敵役の天魔王を一人二役で演じる。同役は元々一人二役で演じられていたが、近年の2011年版、"Season花"、"Season鳥"では別々の役者により、新たな解釈で演じられてきた。今回は13年ぶりに"一人二役バージョン"が復活となる。また、蘭兵衛役に向井理、極楽太夫役に田中麗奈、沙霧役に岸井ゆきの、狸穴二郎衛門役に生瀬勝久と、劇団☆新感線初参加の豪華役者陣も出演が決定。さらに兵庫役に山内圭哉が決定し、これまで兵庫役を演じてきた劇団員の橋本じゅんは初めて贋鉄斎役に挑む。公演はIHIステージアラウンド東京にて9月15日~11月3日。
2017年05月15日