大ヒット映画『君の名は。』で音楽を手掛け、日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した「RADWIMPS」。この度、彼らの楽曲「棒人間」が、4月放送スタートの綾野剛主演新日曜ドラマ「フランケンシュタインの恋」の主題歌に決定。「RADWIMPS」にとって初のドラマ主題歌となる。日本テレビ系ドラマ初主演となる綾野さんが“怪物”役を演じることで話題の本作は、全世界が知る恐怖とサスペンス、ホラーの原点フランケンシュタインを、現代の日本を舞台にオリジナルストーリー描く、笑いと涙と切なさあふれるラブストーリー。綾野さんのほかにもヒロイン・津軽継実役の二階堂ふみ、稲庭聖哉役の柳楽優弥、室園美琴役の川栄李奈らが出演する。今回決定した主題歌「棒人間」は、昨年発売され大ヒットとなったアルバム「人間開花」の収録曲。「僕は人間じゃないんです」という印象的なフレーズで始まるこの曲は、まさに人間ではない怪物が主人公となる本作に、歌詞もメロディーも奇跡的なほどにマッチした1曲。ドラマ主題歌としてエンディングに使用され、その映像は「RADWIMPS」のMVなどを手掛ける島田大介が担当する。「RADWIMPS」野田洋次郎は、「人間が歌うからこそのこの『棒人間』という楽曲だと思っていたので最初この曲でお話を頂いたときは少し驚きました。ただ、人間だらけの中で懸命に生きるたった一人の“自分”という主人公の物語なのだとしたら、それは僕たちもフランケンも一緒なのかもしれません。どんな風に現代を生きる怪物とこの楽曲が共鳴するのか、いまからとても楽しみです」とコメントし、「RADWIMPS」とはプライベートでも仲が良いと言う主演の綾野さんは、「作品を通して共鳴できることを光栄に思っております。昔から『RADWIMPS』の生み出す世界が好きで、いつか一緒にひとつの作品を 創れたらと野田洋次郎くんとも想いを膨らませていました」と明かし、「今回それが実現できて心から感謝ですし、なにより『フランケンシュタインの恋』が描き成す世界と『RADWIMPS』が織り成す主題歌『棒人間』は、まさに色とりどりの点と点を線として繋ぎ、物語をさらにドラマチックにしてくれる楽曲だと確信しています」と期待を寄せた。また今回併せて“怪物ビジュアル”が解禁。「勇者ヨシヒコ」や、auのCM「三太郎」シリーズを手掛ける澤田石和寛がキャラクターデザインを担当したこのビジュアルは、顔には“フランケンシュタインの怪物”を思わせる傷に加え、布を繋ぎ合せた様な特徴的な衣装など、綾野さんのいままで見たことのない役への挑戦が伺えるよう。ただ忘れてはならないのは、この怪物は「心が爆発するとさらなる変体をし、その姿で人に触れると命を奪ってしまう」という、もう一段階の変身をするということ。“怪物最終態”は、一体どのようなビジュアルになるのか期待したい。「フランケンシュタインの恋」は4月23日22時~毎週日曜日、日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月13日人気俳優・綾野剛が日本テレビ系ドラマ初主演となる「フランケンシュタインの恋」。先日より二階堂ふみ、柳楽優弥らいまをときめく人気キャストたちの出演が発表されてきたが、この度また新たに新井浩文、光石研、柄本明ら脇を固める豪華名優陣の出演が決定した。本ドラマは、全世界が知る恐怖とサスペンス、ホラーの原点フランケンシュタインを、現代の日本を舞台にオリジナルストーリー描く、笑いと涙と切なさあふれるラブストーリー。主演の綾野さんが120年前にある事件をきっかけに生み出された“怪物”を演じるほか、ヒロイン・津軽継実役の二階堂さん、稲庭聖哉役の柳楽さん、室園美琴役に川栄李奈が扮する。そして今回、新たに発表されたキャスト陣が演じるのは、怪物が大好きなラジオ番組のレポーターで、怪物の恋の良き相談相手・天草純平役に新井さん、柳楽さん演じる稲葉の父で、居場所のない人間を拾ってきては職人に育ててあげたりしている工務店の社長・稲庭恵治郎役を光石さん、津軽や稲葉の担当教授で、怪物を研究している鶴丸十四文役を柄本さん。この豪華すぎる名優たちが本作の脇を固める。またさらに、現在放送中の月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」に出演している葉山奨之、連続テレビ小説「花子とアン」や「べっぴんさん」の大西礼芳、『クローバー』「せいせいするほど、愛してる」の水沢エレナらの参加も決定した。「フランケンシュタインの恋」は4月期より毎週日曜日、日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年03月11日小栗旬主演の映画『銀魂』のキャラクター・近藤勲&土方十四郎&沖田総悟のビジュアルが6日、公開された。同作は、漫画家・空知英秋が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミックを原作に、『HK 変態仮面』シリーズやTVドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなどで知られる福田雄一監督が実写化のメガホンをとる。パラレルワールドの江戸を舞台に、宇宙からやってきた"天人(あまんと)”と侍・坂田銀時(小栗)の間に起こるさまざまな事件を描く。今回公開されたキャラクターは、江戸の治安を守る特殊警察・真選組の3人組で、原作でも屈指の人気を誇る。歌舞伎役者・中村勘九郎が演じる近藤勲は真選組の局長を務め、その人柄から隊士たちからも慕われている。しかし銀時たちからはゴリラと呼ばれ、長澤まさみ演じる志村妙に好意を抱きストーカー行為を繰り返す、下ネタ行動に走るなど突飛な演技が求められる。勘九郎の起用は小栗の推薦により決定したという。柳楽優弥が演じる土方十四郎は真選組の副長で、隊士からも恐れられる存在。ヘビースモーカーなだけあり、柳楽もくわえタバコで原作のビジュアルを忠実に再現した。ファンからも絶大な人気を誇り、ツッコミキャラとして活躍する。吉沢亮が演じる沖田総悟は、爽やかな外見に反して毒舌で腹黒、どSな内面を持つ。江戸っ子口調でバズーカを愛用し、副長の座を狙う一番隊隊長となる。今回のビジュアル公開に、Twitter等のSNSで「想像以上」と感嘆の声が集まった。「想像以上に真選組」「想像以上にゴリラ」「想像以上にかっこいい土方」「想像以上に二次元の沖田」と話題を呼び、「クオリティ高い」「実写化決まった時に心配してたけどごめん」と高評価となっている。同作には他、菅田将暉(志村新八役)、橋本環奈(神楽役)、長澤まさみ(新八の姉・妙役)、岡田将生(桂小太郎役)、ムロツヨシ(平賀源外役)、新井浩文(岡田似蔵役)、佐藤二朗(武市変平太役)、菜々緒(来島また子役)、安田顕(村田鉄矢役)、早見あかり(村田鉄子役)、堂本剛(高杉晋助役)の出演が発表されている。
2017年03月06日累計発行部数5,100万部以上を記録した空知英秋の人気コミックを原作に、「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一の脚本&監督で実写化する『銀魂』。この度、キャラクタービジュアル第6弾として、中村勘九郎&柳楽優弥&吉沢亮らが扮する“真選組”の近藤勲、土方十四郎、沖田総悟のビジュアルが解禁された。宇宙からやってきた「天人」の台頭と廃刀令により、かつて隆盛を極めた侍は衰退の一途をたどっていた。そんな時代に侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時(小栗旬)と、ひょんなことから出会った新八(菅田将暉)と神楽(橋本環奈)が営む万事屋の周りで起こる事件や騒動の数々。果たして、今日はどんな事件が起きるのか――?この夏、銀色の魂に、日本中が虜になる!キャストには主人公の銀時を演じる小栗旬をはじめ、新八役に菅田将暉、神楽役に橋本環奈。さらに長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシ、中村勘九郎、柳楽優弥、新井浩文、佐藤二朗、菜々緒、安田顕、堂本剛ら超豪華キャストが顔を揃えている本作。これまで、銀時、新八、神楽のキャラクタービジュアルが解禁されると、瞬く間にSNSなどで盛り上がり、特報は1日で再生回数150万回突破、季節のご挨拶映像“銀魂音頭 正月篇”は5日間で再生回数500万回と、作品の注目度の高さが伺える。このほど解禁されたのは、近藤勲、土方十四郎、沖田総悟の“真選組”3人のキャラクタービジュアル。彼らは江戸の治安を守る特殊警察で、主な仕事は攘夷浪士の捕縛・将軍の護衛など。万事屋とは腐れ縁のような関係で町で顔を合わせる度に、いさかいを起こしている…。まず、ビジュアル中央で険しい表情を浮かべ腕組みをしているのは、勘九郎さん演じる局長の近藤勲。真選組をまとめあげ、お人好しで人情溢れる人柄から隊士たちの信頼と尊敬は絶大だが、下ネタ行動に走ることが多いうえに、新八の姉・志村妙(長澤まさみ)に一方的な好意を抱き、度々ストーカー行為を繰り返す近藤は、周囲の人間に呆れられてしまうこともしばしば。また、刀を手にくわえタバコ姿で写っているのは、柳楽さん演じる真選組一のモテ男、副長・土方十四郎。「鬼の副長」と呼ばれ、テロリストのみならず隊士からも恐れられる真選組No.2。個性溢れる「銀魂」の登場人物の中でもファンから絶大な人気を誇り、人気投票では常に上位にランクインするほど。そしてバズーカを担ぎ手には刀、そしてトレードマークの目玉が描かれたアイマスク姿を披露しているのは、爽やかな外見に反し毒舌で腹黒ドSな内面を持つ、吉沢亮演じる一番隊隊長・沖田総悟。江戸っ子口調が特徴で、真選組随一の剣の使い手である沖田は、バズーカを愛用し隙あらば副長の座・土方の命を狙っているのだ。現在絶賛製作中という本作。この真選組の3人もスクリーンで大暴れするのか!?今後の続報にも期待が高まる。『銀魂』は7月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:銀魂 2017年7月14日より全国にて公開(C) 2017「銀魂」製作委員会
2017年03月06日連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で好演を見せた女優・川栄李奈が、綾野剛が主演する4月スタートの新日曜ドラマ「フランケンシュタインの恋」 に出演することが決定。先日発表された綾野さん×二階堂ふみ×柳楽優弥の三角関係に加わり、四角関係になるという。怪物として生を受けた男。 その体は、ある秘密を抱えた、危険な肉体。 怪物は、人間とは一緒に生きてはゆけないと、姿を消した。 それから約100年後、2017年の日本。怪物は生きていた。森の奥で。永遠の命を持ち、人間とは懸け離れた肉体、パワーを持つ怪物。 しかし、その心は、誰よりも人間。無理なこととわかっていながら、「人間」として暮らせる日を夢見ている。ラジオから流れる「人間の世界」に聞き耳を立て、人間が捨てた品々を拾い集めては、「人間の生活」に想いを馳せ、人間に憧れる。 怪物は、ユニークで、キュートで、優しくて…その心は、誰よりも人間である。そんなある日、ひとりの若い女性・津軽さんと出会う。怪物は苦悩する。人間と会いたくない、怖い。こんな自分を受け入れてくれるはずがない。 しかし、人間と会いたい、話したい、笑いあいたい。そして、怪物は、人間に恋をした。 しかしそれは、かなわぬ思い。なぜなら怪物の体にはある秘密があり、怪物は人間に触れることができないのだ。 人間に触れてしまうと。 触れたいけど傷つけたくない、好かれたいけど嫌われたくない。 測りがたく、縮まりがたい距離が露わになっていき、関わることで抱き始めた、人間への“温かい感情”が、やがて怪物を苦しめていくことになる…。キャストには、主演の綾野さんが100年前ある事件をきっかけに生み出された怪物を演じ、その怪物が恋してしまうリケジョ・津軽継実役に二階堂さん、彼女と同じ大学の研究室に所属する大学院生・稲庭聖哉役を柳楽さんが演じる。そして今回、新キャスト・川栄さんが演じるのは、街をふらつきさまよっているときに稲庭君(柳楽優弥)の父・稲庭恵治郎に拾われ大工職人になる元ヤンキー室園美琴。ぶっきらぼうで気性が荒く男まさりだが、それは精一杯強がって一人で生きてきたゆえの鎧をまとっているから。怪物の恋敵となった稲庭君に心ならずも惹かれ、素直になれない不器用な恋をする、心の奥はとてもキュートな女の子だ。「ファンタジーあり夢あり、恋ありの設定にいまからワクワク、ドキドキしています」と撮影が待ち遠しいと話す川栄さんは、「台本を見たら元ヤンキーという設定でちょっと驚きましたが、中学生の頃はものすごく反抗期だったりしてよく言葉使いが悪いとか言われていたんです。だから“元ヤン”と言う役には何の抵抗もなく受け入れらました」と話し、「このドラマでなんとか自分なりのお芝居を表現できるよう頑張ります」と意気込んでいる。「フランケンシュタインの恋」は4月期より毎週日曜日、日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月03日主演・綾野剛が、永遠の命を持ち、人間とは一緒に生きられない怪物役を演じる日本テレビ系新・日曜ドラマ「フランケンシュタインの恋」。この度、新たに柳楽優弥の出演が決定し、綾野さん、ヒロイン・二階堂ふみと三角関係を繰り広げることが分かった。怪物として生を受けた男。その体は、ある秘密を抱えた危険な肉体。怪物は、人間とは一緒に生きてはゆけないと、姿を消した。それから約100年後、2017年の日本。怪物は生きていた。森の奥で。永遠の命を持ち、人間とは懸け離れた肉体、パワーを持つ怪物。しかし、その心は、誰よりも人間。無理なこととわかっていながら、「人間」として暮らせる日を夢見ている。ラジオから流れる「人間の世界」に聞き耳を立て、人間が捨てた品々を拾い集めては、「人間の生活」に想いを馳せ、人間に憧れる。怪物は、ユニークで、キュートで、優しくて…その心は、誰よりも人間である。そんなある日、ひとりの若い女性・津軽さんと出会う。怪物は苦悩する。人間と会いたくない、怖い。こんな自分を受け入れてくれるはずがない。しかし、人間と会いたい、話したい、笑いあいたい。そして、怪物は、人間に恋をした。しかしそれは、かなわぬ思い。なぜなら怪物の体にはある秘密があり、怪物は人間に触れることができないのだ。人間に触れてしまうと…。触れたいけど傷つけたくない、好かれたいけど嫌われたくない。測りがたく、縮まりがたい距離が露わになっていき、関わることで抱き始めた、人間への“温かい感情”が、やがて怪物を苦しめていくことになる…。誰もが知る恐怖とサスペンスホラーの原点、フランケンシュタインが、現代の日本を舞台にオリジナルストーリーで、 笑いと涙と切なさあふれるラブストーリーとして描かれる本作。主演の綾野さんが100年前、ある事件をきっかけに生み出された怪物を演じ、その怪物が恋してしまうリケジョの津軽継実役を二階堂さんが演じる。そして今回、津軽さんと同じ大学の研究室に所属する大学院生で、津軽さんのことが好きな稲庭聖哉役を柳楽さんが演じることが決定。あるとき怪物と出会い、実家で一緒に暮らすことになる彼は、怪物になにかと世話を焼き、友情が芽生える。怪物と自分を比べてしまい、自分の方が「偽物の人間」と感じることも多く、落ち込んだり嫉妬したり、意地悪な気持ちになってしてしまうことも…そんな人間くさい男。怪物と友情を育みながらも、恋の三角関係に苦悩しながら青春を送っていくという役どころだ。出演が決定した柳楽さんは、「綾野剛さんや、尊敬する大先輩方をはじめとするキャストのみなさんと撮影期間を共に過ごせると思うと、嬉しい気持ちで一杯です」と喜び、「可愛らしくユーモア満載でありながら、人間の本質も鋭くついた今作の世界観を、精一杯楽しみたいと思います」とコメントを寄せている。「フランケンシュタインの恋」は4月期より毎週日曜日、日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月25日映画雑誌「キネマ旬報」が主催する「第90回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」が2月5日(日)、都内にて行われ、受賞した宮沢りえ、柳楽優弥、杉咲花、竹原ピストル、小松菜奈らが登壇した。2002年度の『たそがれ清兵衛』、2004年度の『父と暮せば』に続き、『湯を沸かすほどの熱い愛』で3度目の主演女優賞受賞となった宮沢さんは、出演の決め手について、「この役をほかの女優さんがやったら嫉妬するだろうなって思うほど、好きな脚本でした」と、中野量太監督の熱い思いに共鳴していた。「キネマ旬報ベスト・テン」は、アメリカのアカデミー賞よりも古い歴史を持ち、その年の称賛すべき作品や映画人を多面的に選び出している特徴を持つ賞。年齢や所属の幅も広い映画を多く観ている選出者が、当年の映画界の実勢を反映することから、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価も受けている。宮沢さんは、『湯を沸かすほどの熱い愛』で余命2か月と宣告され、残された時間と命を家族のために使おうとひたむきに生きる双葉を熱演した。「『紙の月』の後に、たくさんの方から『次はどんな監督、作品をやるの?』って言われて。興行的な映画を初めて撮る中野監督と、一緒にやりたいと思いました。『次は中野監督』って言うと、みんなびっくりしていたので、ちょっとやったなって思いました(笑)」と、笑顔で出演の経緯をふり返った。花束ボーイとしてサプライズ登場した中野監督は、「誰がやってくれるかで決まると思っていました。最初にりえさんがやると言って、(杉咲)花もやると言ってくれたとき、これはいけるんじゃないかなと思いました」とうれしそうに語り、自身の受賞がないことには「全然大丈夫です!」と大声で言い切って、宮沢さんらを笑わせていた。同作で、宮沢さん演じる双葉の娘・安澄を細やかな芝居で演じきった杉咲さん。「作品に愛情を持って温かい人々しかいない現場で。そんな作品に巡り会えただけでも幸せなのに、素敵な賞をいただけて、ただただ感謝しかありません」とあふれんばかりの作品への愛をにじませた。宮沢さんについて、杉咲さんは「毎日メールをして写真を送り合うこと、敬語をやめること、お母ちゃんと呼ぶルールがありました。カメラに映っていないところでもお母ちゃんでいてくださって救われました」と役作りを明かし、宮沢さんに「花、おめでとう!」と微笑みかけられ、親子さながらのやり取りを壇上で交わしていた。「こんな素敵な賞をいただけるなら、バカみてえな芸名にしなければよかった(笑)」と会場を爆笑の渦に包み込んだ竹原さんは、『永い言い訳』で助演男優賞を受賞。主演の本木雅弘とのやり取りがいまでもあると明かし、「本木さんは、しばしば私にメールをくれますが文末に必ず(返信不要)と書いております。ずっと返信していなかったら、(返信不要。でも元気かどうか知りたいです)ときて(笑)、どっちなんだよと。毎回困ります」と温かいエピソードを披露していた。『ディストラクション・ベイビーズ』で主演男優賞に輝いた柳楽さんは、『誰も知らない』(2004年度)で新人男優賞受賞以来となった。柳楽さんは「12年間悩んだり、いろいろやっていたんですけど、光栄です。演技に対してしっかりと真面目に向き合って、いい作品に出れるような人でありたいと思います」と真摯に語った。現在公開中の『沈黙 -サイレンス-』に出演中の小松さんは、このたび『溺れるナイフ』、『ディストラクション・ベイビーズ』など計5作品による新人女優賞受賞となった。小松さんは「自分の心が追いつかないくらい、全身全霊で戦った年でした。特に『溺れるナイフ』では、すべてをむき出しに無我夢中で走り続ける現場で、私の中で大切な作品になりました。これからも努力を惜しむことなく頑張っていきたいです」と、さらなる飛躍を誓った。(cinamacafe.net)
2017年02月05日映画雑誌「キネマ旬報」が主催する「第90回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」が2月5日(日)、都内にて行われ、4冠受賞となった『この世界の片隅に』のメガホンをとった片渕須直監督、声の出演を務めたのん、真木太郎プロデューサーが出席した。弾む足取りで登場したのんさんは、「片渕監督をはじめ、スタッフ、キャストの皆さま、皆さんですごく同じところに向かう気持ちがありました。観てくださった方も、製作者の一員かのように、この映画を広めてくださった印象があります」と、満面の笑みで喜びのスピーチを行った。「キネマ旬報ベスト・テン」は、アメリカのアカデミー賞よりも古い歴史を持ち、その年の称賛すべき作品や映画人を多面的に選び出している特徴を持つ同賞。年齢や所属の幅も広い映画を多く観ている選出者が、当年の映画界の実勢を反映することから、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価も受けている。日本映画ベスト・テン、日本映画監督賞、読者選出日本映画ベスト・テン、読者選出日本映画監督賞の各部門で受賞となった本作。アニメーション作品の第1位は、1988年度『となりのトトロ』以来、さらにアニメーション作品の日本映画監督賞受賞は初めてという快挙を成し遂げた。こうの史代の同名コミックをアニメ映画化した『この世界の片隅に』は、昭和19年、広島市から呉に嫁いできた18歳のすず(のんさん)が、戦争で物資が欠乏する中、つつましながらも前向きに生きる日常を繊細に描いた。ヒロインを演じたのんさんの感情豊かな表現が胸を打つ本作。意表をついたキャスティングについて、真木プロデューサーが「監督が、どうしてものんさんを起用したい思いがありまして」と明かすと、片渕監督も、「こうのさんが原作で描かれたすずさんという18歳の主婦の魂を実在する人のように信じたかった。何よりも、声が備わったときに完成したと思いました。のんさんにやっていただけて、本当によかったと思います」と感謝の言葉をつらねた。拍手喝さいを受けたのんさんだったが、「読者の皆さんが監督を選ばれているというので、すごくうれしいことだと思いました。形に残るもので評価していただけるのが、私も自分のことのようにうれしいです」と言うと、すかざず片渕監督に「自分のことだと思います」と突っ込まれた。慌てたのんさんは、「いや、でもこれは監督にもらった賞なので!すごくこんなに(トロフィーが)重いと、いただいたんだなって思います」と話し、あどけなさに観客からは温かい笑いが起こっていた。そのほか、表彰式には、主演女優賞の宮沢りえ、主演男優賞の柳楽優弥、助演女優賞の杉咲花、助演男優賞の竹原ピストル、新人女優賞の小松菜奈らが出席した。(cinamacafe.net)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
2017年02月05日俳優の松坂桃李、柳楽優弥、女優の高畑充希、土屋太鳳、歌手の木村カエラが27日、都内で行われた「2017年JRA新CM発表会」に出席した。日本競馬会(JRA)は、2017年のイメージキャラクターに松坂桃李、柳楽優弥、高畑充希、土屋太鳳を起用。4人が出演した新CMは、「HOT HOLIDAY! 友情、愛情、ケイバ場」をキャッチコピーに、競馬を経験したことがない若者たちが競馬を通じて様々な初体験をしていくという内容になっている。ロケ地となった競馬場に初めて訪れたという土屋は「自然がありつつお祭りの雰囲気もあって、気持ち的にも開放的になってすごく楽しかったです」と気に入った様子で、今回のCMで初めて共演した松坂については「すごく優しいし本当に競馬場の開放感がある自然な雰囲気にすごく合った方でした」と明かした。これを受けて松坂も「初めて現場でご一緒させてもらいましたが、元気よく『おはようございます!』って言うんです。それを聞いた時にきっといい人なんだろうな、と思いました。素敵な方でパッと明るくなる感じでしたね」と絶賛した。また、柳楽と高畑も同CMで初共演を果たし、柳楽について高畑が「眼力で殺しそうな雰囲気があったんですけど、実際にお会いしたら柔らかい方でいいギャプというかホッとしました」と好印象の様子で、柳楽も「僕もずっとみていたのでとてもパワーがすごいと思いましたね。存在のエネルギーみたいなものを強く感じました」と褒め称えていた。CM楽曲には木村カエラが書き下ろした新曲「HOLIDAYS」が使用されており、同曲を木村カエラ with HOLIDAYS名義でレコーディング。HOLIDAYSとは、CMに出演した4人を指すが、4人の歌声を木村が「すごい素敵でしたし、歌っているところを見て感動しました」と賞賛するも、「でも見終わった後に柳楽くんは絶対にフザケていると思いました」と柳楽の悪ノリに不満顔。すると柳楽は「確かにノッてましたね。ノリノリでした(笑)」と苦笑いを浮かべるも、木村からの「楽しそうに歌ってくれて楽しかったです」というコメントに安堵していた。
2016年12月27日話題作への出演が続く注目の若手俳優・吉村界人主演の映画『太陽を掴め』が10月26日(水)、開催中の第29回東京国際映画祭にて上映され、吉村さんをはじめ、共演の松浦祐也、脚本の木村暉、髭野純プロデューサー、そして中村祐太郎監督が舞台挨拶に登壇した。多くの名監督を輩出した東京学生映画祭で『雲の屑』がグランプリと観客賞をダブル受賞の新鋭監督・中村祐太郎の新作で、吉村さんに加え、浅香航大、岸井ゆきの、柳楽優弥らが出演。ミュージシャンとフォトグラファーとその元恋人という高校時代の同級生の3人が織りなす青春模様を鮮烈に描き出す。主演としてステージの真ん中に立った吉村さんは「緊張してます…(苦笑)」とやや固い表情ながらも「この映画はみんなで作った、全員が主人公の映画だと思っています」と語る。すでに学生映画界では知らぬ者がおらず、邦画の未来を担う監督として期待を集める中村監督だが、吉村さんとの出会いは、東京学生映画祭グランプリの『雲の屑』の上映会だったそう。「吉村くんが観に来ていて、そこで意気投合し、次の日に『喫茶店で会おう!』となり、『一緒に映画を作ろう』と話しました」と運命的な出会いと明かす。吉村さんは、監督の作品のどこに惹かれたのかという問いに「映画を観ていると、この映画、主役の人が監督のことをすごく好きなんだなと感じる作品があって、それを(中村監督の作品から)すごく感じました。俳優がすごく愛されていて、主役も監督のことが好き。そういう愛のある映画が好きなんです。それと、作品だけでなく、監督に会ったときに感じた“生命力”、(監督という)人間がものすごく好きでした」と強い絆を結び、中村監督に絶大な信頼を寄せていることをうかがわせた。髭野プロデューサーは「企画の最初の時点で、東京国際映画祭での上映と劇場公開を目標としていたので、実現できて幸せです」と感慨深げ。12月24日(土)に劇場公開を迎えるが、改めて観客に応援を呼び掛けた。『太陽を掴め』は12月24日(土)よりテアトル新宿、名古屋シネマスコーレほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月26日映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』の公開を前に10月9日(日)、トークイベントが開催され、山田孝之、やべきょうすけ、崎本大海、高橋メアリージュン、永山絢斗、間宮祥太朗、安藤政信らが過去のシリーズの思い出や最終章の撮影について語り合った。違法な金利の“闇金”を経営するウシジマ、彼のもとを訪れる人生ギリギリがけっぷちの債権者たちの姿を通じて人間が金や欲によって変わっていくさまを描きだす。この日はまず、山田さん、やべさん、崎本さんの「カウカウファイナンス」のおなじみの3人と、ライバルの金融屋で、ウシジマと深い因縁を持つ犀原を演じた高橋さん、山口雅俊監督の5人が登壇。山田さんは、2010年10月に始まった最初の連ドラの撮影をふり返り「新木場での撮影だったけどホコリがすごくて…」と述懐。その2年後に劇場版『Part1』が公開となったが「真夏の撮影で耐えられなかった。上下ジャージで(冷静沈着なウシジマなので)汗をかかないとか無理!」と過酷な撮影現場をふり返った。崎本さんからは「(劇場版の)『Part1』から現場にお菓子が置かれるようになった」との証言も。山口監督は「コーヒーはあった!あったけど、ディズニー映画の死にかけたシマウマが飲んでる泥水みたいなコーヒーで…(苦笑)」との発言も飛び出すなど、ドラマ初期、いかに予算のない厳しい状況だったかがうかがえる。そんな状況が、ドラマ、映画と人気を獲得していく中で、少しずつ改善。若手俳優の中にも「山田さんと共演したい」と出演を熱望するものが多く現れた。この日は、過去のシリーズに出演した片瀬那奈、林遣都、柳楽優弥、門脇麦、窪田正孝、菅田将暉からメッセージが届けられ、会場を沸かせた。そしてトーク後半には『ザ・ファイナル』にゲスト出演した永山さん、間宮さん、安藤さんが登場!間宮さんは、メイクで一目で間宮さんとは認識できないほどの変身を遂げて出演しており「見た人が間宮祥太朗だと気づかないと幸いです」とニヤリ。安藤さんは、本気かウソかわからないとぼけた口調で「(シリーズの)ずっとファンで、出たいと思ってた」と語り「『キッズリターン』からの盟友である…やべきょうすけにメールしてて、念願がかないました。でもこれで終わるって聞いて悲しくて泣きそうです」と語るが、“盟友”と言うわりにやべさんの名前がすんなり出てこず、「泣きそう」という言葉を笑みを浮かべて口にするなどして周囲から総ツッコミを受ける。山田さんが「ひとつくらい、ホントのこと言ってもらっていいですか(笑)?」とあきれ顔で言うと「山田孝之と共演したかった」と語り、これに山田さんも「僕もいつか共演したいと思ってたので嬉しかったです」と喜びを口にした。山田さんは改めて本作について「いい作品になってます。『ウシジマ』なのにいい映画になっちゃった(笑)」と独特の表現で自信を口にし公開を待つファンの期待をあおった。『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は10月22日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月09日11月19日(土)より開催され、国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第8回TAMA映画賞」。この度、東京テアトル70周年記念作品から、『オーバー・フェンス』、『ふきげんな過去』、『ディストラクション・ベイビーズ』の3作品が選出、受賞が決定した。「TAMA映画賞」は、明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するというもの。本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰する「最優秀作品賞」には、山下敦弘監督の『オーバー・フェンス』が決定!加えて、本作に出演するオダギリジョーと蒼井優が「最優秀男優賞」と「最優秀女優賞」をそれぞれ受賞している。なお、『オーバー・フェンス』は、10月6日(現地時間)から開催される第21回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門にて出品が決定しており、クロージング上映ではオダギリさんと山下監督の登壇も決定している。また、映画ファンを魅了した事象に対し表彰する「特別賞」は、『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子哲也監督&柳楽優弥、及びスタッフ・キャスト一同に贈られる。さらに本作からは村上虹郎と小松奈々が「最優秀新進男優賞」「最優秀新進女優賞」をそれぞれ受賞。そして、『ふきげんな過去』からは「最優秀女優賞」に小泉今日子、「最優秀新進監督賞」は前田司郎監督が選ばれた。今回受賞を受けて、各作品の主演キャストより喜びのコメントが寄せられた。<以下受賞者コメント>■オダギリジョー(『オーバー・フェンス』)芝居なんかいつでも辞めてやる!!そんな気持ちでいます。いや、少し丁寧に言うといつまでこの職業を続けるのかな…という気持ちでいます。でもこういう賞を頂くともう少し続けてみちゃおうかしら…とか思うんですよねぇ~。揺らぐ40歳。ありがとうございました。■小泉今日子(『ふきげんな過去』)前田司郎監督の世界の中で不思議な夏休みを過ごしていたあの撮影の日々もすでに過去。あの日々よりも少し未来に立っている私は、懐かしい気持ちで「ふきげんな過去」を思う。ワニがいようがいまいが、本当のお母さんがいようがいまいが、果子は相変わらず不機嫌な顔をして、あの町でビニール傘を引きずっているでしょう。少女って頼もしくて、カッコイイ!!少女ではなくなってずいぶん経ってしまった私は、満面の笑みでこの栄えある賞を頂きに参ります。本当にありがとうございました。■柳楽優弥(『ディストラクション・ベイビーズ』)作品への皆の情熱が、この様な素晴らしい形で評価して頂けたことに心から感謝致します。特に今年は邦画が豊作で、新たな銀幕時代への重要な年になったのではないかと思います。この素晴らしい機会を新たな出発地点と考え、より一層精進してまいります。ありがとうございました。第8回TAMA映画賞は11月19日(土)~11月27日(日)開催予定。(cinemacafe.net)
2016年10月06日和歌山の美しい風景の中、美容師の男と盲目の少女が10年という時を超えて寄り添い合う物語『ちょき』。このほど、本作の予告編と主題歌がシネマカフェにて解禁となった。自然豊かな和歌山市の商店街にある美容室“HATANO”。レコードとコーヒーが好きな波多野直人は美容師を、妻・京子は美容室の二階で書道教室をしていた。7歳の瀬戸サキは、その書道教室に通っていた問題児だが、子どもがいなかった京子はサキを自分の娘のように可愛がっていた。時は経ち、1本の電話が“HATANO”にかかってくる。それは10年前のある事件以来、会っていなかった、成長したサキだった。彼女は視力を、完全に失っていた。直人も最愛の妻・京子を5年前に亡くしていた。空白の10年間に何があったのか。サキの想いを知り、直人はある大きな決意をする…。『アイアムアヒーロー』をはじめ、高梨凜×斎藤工『種まく旅人~夢のつぎ木~』などへの出演、新鋭・坂下雄一郎監督による『エキストランド』への主演も決まっている吉沢悠と、新星女優・増田璃子が主演を務める本作。監督は、柳楽優弥出演『ゆるせない、逢いたい』で注目を集めた金井純一。主題歌・音楽は、金井監督から熱烈オファーを受けた人気ミュージシャンおおはた雄一が担当する。「ちょきさん?」という電話の少女の呼びかけから始まる予告編。盲目の少女サキと”ちょきさん”こと美容師の直人。幼いサキを自分の子どものように可愛がっていた直人と妻・京子だったが、離ればなれの10年の間に妻は亡くなり、サキは視力を失っていた。再会した2人が心を通わせていくシーンが、優しくも独特のトーンの映像で紡がれていく。無邪気に笑う一方でサキと直人、それぞれが抱えている葛藤の一片も伺える。そんな切ない世界観を象徴するのが、おおはたさんが本作のために書き下ろした主題歌「風の声を聴いた日に」。決して一筋縄ではいかない2人の行く末を、ギターの音色が優しく包み込む。本作の音楽を全編ギターにしたいと考えていた金井監督が、おおはたさんのライブに行き、その場で音楽、主題歌をお願いしたという。そんな2人から、本作についてコメントも到着している。■金井純一監督盲目の少女と美容師が主人公なので、人の手を感じるギターを全編で流したいと思いました。おおはたさんが、映画にそっと寄り添いながらもおおはた節全開で、1本のギターなのに様々な彩りを映画にあえてくれました。主題歌もとても素晴らしく、エンドロールにもサキと直人が映っているような曲で、最後までじっくり聴いて欲しいです。■おおはた雄一劇中音楽・主題歌担当映像を観ているうちに、すっかり『ちょき』の世界に引き込まれていって、夢中で音楽をつけました。ギターならではのシンプルさと親密さを楽しんで頂けたら嬉しいです。あらためて、ここまで劇中の音楽を大切に考えてくださった金井監督に感謝です。主題歌を誰の目線で書くか、悩んだのも贅沢な時間でした。ぜひ観てください!『ちょき』は12月3日(土)より渋谷HUMAXシネマにて期間限定レイトショー公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月29日劇場版第3弾『闇金ウシジマくんPart3』が公開された「闇金ウシジマくん」シリーズ。10月22日(土)には『ザ・ファイナル』も控える中、先日までテレビ放送されていたドラマ「闇金ウシジマくん Season3」の豪華キャストによるコメンタリー版と、未公開映像を加えたノーカット完全版が、「dTV」にて独占配信されている。冷静沈着、冷酷非道なカリスマ社長・丑嶋馨(ウシジマカオル)を山田孝之が演じ、超暴利でカネを貸し付けながら、返済が滞る債務者は徹底的に追い込んで回収するヤミ金「カウカウファイナンス」を舞台に、危なすぎるストーリーが展開する本シリーズ。2010年スタートした、ドラマ「Season1」は異例の高視聴率を達成し、ヒロインに大島優子を迎えた映画『闇金ウシジマくん Part1』もスマッシュヒット。2014年には、ウシジマの盟友の情報屋・戌亥役に綾野剛が参戦し、ドラマ「Season2」としてカムバック。菅田将暉、窪田正孝、門脇麦、柳楽優弥らを迎えた映画『闇金ウシジマくん Part2』も大ヒットとなり、シリーズはいつしか若手の登竜門と呼ばれるまでになった。つい先日、最終話を迎えたばかりの最新作「Season3」はテレビ放送でも前作を上回る視聴率を記録しており、見逃し配信中のdTVでも8月月間視聴ランキングでも第1位を記録するなど、その人気は過熱するばかり。今回配信されるコメンタリー版では、山田さんをはじめ、本ドラマで描かれる「洗脳くん編」「テレクラくん編」などに出演している豪華キャストが集結。自身の演じた役柄についての思いや現場でのエピソードなど、撮影秘話を赤裸々に語り尽くしている。また、ノーカット完全版では、テレビ放送時間の都合上、やむなくカットされた未公開シーンを完全収録。監督やスタッフたちがこだわりぬいた、テレビでは見ることの出来なかったシーンの数々は必見だ。なお、dTVでは、これまでの「闇金ウシジマくん」ドラマシリーズや映画シリーズを全作配信中。さらに、原作でも大人気の「スーパータクシーくん編」を映像化したオリジナルドラマや、原作マンガに声優がセリフを吹き込んだムービーコミックも独占配信されており、原作ファンやコアファンはもちろん、ウシジマくん初心者もシリーズを一気に楽しめるようになっている。「闇金ウシジマくん Season3」豪華キャストによるコメンタリーあり版、「闇金ウシジマくん Season3」ノーカット完全版はdTVにて独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月23日2017年スタートのNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で主人公・井伊直虎を演じる女優の柴咲コウが、直虎の命日である8月26日(金)に菩提寺の龍潭寺(静岡県浜松市)を訪れた。柴咲さんは龍潭寺にある直虎の墓参りに訪れた。「このたび、井伊直虎様をやらせていただきますとご報告しました」と話し、さらに「もし、私がこの世からいなくなった後に、万が一、自分のことが物語になるよといったときに、何か思う気持ちがあるとしたら、それはやはり、信念と覚悟と真心の愛を持って表現してほしいなと望むところがあると思うので、同じように信念と覚悟と真実の愛、真心の愛を込めてつとめさせていただきますと心の中でご報告をいたしました」と明かした。NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」は、戦国時代に女性ながらに井伊家の城主となり、一族の繁栄の楚を築いた井伊直虎の生涯を描く。永禄8年、ついに次郎法師が「直虎」と名乗って城主の座についた。しかし家臣団は失望の色を隠せない。女に何ができるものか。「最後までやり通す覚悟があるか」とけん制する家臣たちの言葉に、生来の負けん気が頭をもたげる。 持ち前の機転と交渉力で今川に女が城主になることを認めさせた直虎は、続いて復興政策を進める。 戦乱で疲弊した村から年貢を取るには、安定した収入を生み出す産業が必要。一歩一歩自分の足で確かめ、自ら汗を流して働く直虎に、家臣たちの見る目が少しずつ変わっていく。一方直虎は、ひ弱な虎松を寺で教育しようとして虎松の母と激しく対立する。しかし直虎の思いが虎松の負けん気に火をつけ、虎松自ら寺にやって来る。家中の子どもたちと共に学び、その絆が将来彼を支えることに。 ところが今川氏の凋落は、遠江を新たな戦乱に巻き込んでいく。北から甲斐の武田信玄が、西から三河の徳川家康が井伊領を虎視眈々とねらう中、直虎は城主としての真価を問われる。この絶体絶命のピンチをどう生き延びるのか?井伊直虎一世一代の作戦が始まる――!キャストは、主演の柴咲さんのほか、杉本哲太(井伊直盛役)、財前直見(千賀役)、小林薫(南渓和尚役)、三浦春馬(亀之丞役)、高橋一生(鶴丸役)、柳楽優弥(龍雲丸役)、菅田将暉(井伊直政役)、阿部サダヲ(徳川家康役)、菜々緒(瀬名/築山殿役)など。「おんな城主 直虎」は2017年1月よりNHKにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2016年08月26日俳優・菅田将暉、アイドルグループ・Rev. from DVLの橋本環奈らが、小栗旬の主演で人気漫画を実写化する映画『銀魂』(2017年公開)に出演することが、このほど明らかになった。原作は、空知英秋氏が漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミック。強烈なギャグセンスと激しいアクション、厚い人情も見られる作風で5,000万部の売上を誇っている。舞台は、パラレルワールドの江戸。宇宙からやってきた"天人 (あまんと)"の台頭と廃刀令により、隆盛を極めた侍が衰退の一途をたどっている時代を背景として、己を信じる侍魂を堅持する変わった男・坂田銀時(小栗)と、ひょんなことから出会った仲間の身に起きるさまざまな事件を描く。菅田と橋本のほか新たに発表されたキャストは、長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシ、柳楽優弥、吉沢亮、中村勘九郎と豪華な面々。菅田は劇中のツッコミ担当で銀時が営む"万事屋"にて働く侍・志村新八を、橋本は同じ万事屋で働く宇宙最強で絶滅寸前の戦闘種族・夜兎(やと)族の生き残りの少女・神楽を、長澤は容姿端麗でありながら腕っぷしの強い新八の姉・妙を、岡田は銀時の幼馴染でかつての盟友の桂小太郎を、それぞれ演じる。菅田は、「原作の中でも『この世界観における突っ込みの必要さナメんなよ!』と言っているくらい大事な役ですし、色々な笑いを分かっていなきゃいけないので『これは大役だ。空知先生はどう思っていらっしゃるのか』と思うと、とても怖かった」と吐露。それでも、「少なからずこれまでの人生では突っ込みタイプではありますので精一杯演じさせて頂きます!」と意気込む。また原作同様に、オレンジに髪を染め撮影に挑む橋本も、その「神楽を演じる事についてはとてもうれしい反面、人気の高いキャラクターなのでプレッシャーもひとしお」と菅田と同じく緊張感を見せつつも、「本格的なワイヤーを使ってのバトルアクションあり、独特のイントネーションでの台詞ありと見どころもたくさん」とアピール。「もちろん、神楽ならではの『鼻ホジ』や『ゲ○吐き』シーンも…」と補足しながら笑みを浮かべる。これまでの印象を覆す変顔も披露したという長澤は、「この作品を福田監督が撮ったら必ず面白くなると思い、受けさせて頂きました」と出演の背景を明かす。続けて、「女の人は潜在的に優しい部分と強い部分を持ち合わせていると思う」と前置きしつつ、自身が演じる妙が持つ「柔らかい素顔と強い素顔はその2つの顔を表現していてそれこそが妙の魅力」と分析。「変顔に近いお芝居をしたことがなかったので、今までとっておいて良かった」とも話している。一方、主演の小栗とプライベートでも親交の深い岡田は、「原作ファンの方々にガッカリされないようにしっかり演じさせて頂きます」「逃げの小太郎と呼ばれてますが、岡田は逃げません!」と力強く呼びかけた。このほか、ムロは銀時が頼りにする"からくり堂"の店主・平賀源外役で、柳楽は原作の人気投票でも常に上位をキープする土方十四郎役で、吉沢はそんな土方と同じく真選組で活躍する毒舌の沖田総悟役で、それぞれ登場。小栗の提案で出演が決定し、原作は小学生の頃から愛読していた『週刊少年ジャンプ』の中でも「特別な作品だった」と話す勘九郎は、念願だった近藤勲役を担当する。(C)空知英秋/集英社(C)2017「銀魂」製作委員会
2016年08月05日若さのなかで不意に見せる大人びた表情にドキッ。タレント、映画コメンテーターとして活躍するLiLiCoさんが、年下男性の魅力を味わえる映画を紹介します。■『きっと、星のせいじゃない。』「実は、映画の冒頭ではアンセル・エルゴート演じるガスに、さほど魅力を感じませんでした。モッサイなぁという印象。それが、ヘイゼルとの出会いを経て彼女を喜ばせるために試行錯誤して成長するにつれ、表情が変わり、イケメンへと変身!キュートな笑顔に魅せられ、男らしさに萌え、最後はすっかり虜になっていました。また、この絶妙な変化を演じた、当時、弱冠20歳のアンセルの演技力にも注目です」■『闇金ウシジマくん Part2』「柳楽優弥さん演じる蝦沼は思い込みの激しいストーカーみたいな男で、現実の世界ではあってはならない存在。ですが、彼が醸し出しているフェロモンは、ほかの男からは味わえない、独特で色っぽいもの。自然体でありながらも男臭があふれ出ていて、その様は、もはや“男”ではなく“雄”です!(笑)ちなみに柳楽さんのことは若いときから知っていますが、こんなに色っぽい雄に成長するとは驚きです」■『セブンティーン・アゲイン』「夢を追いかける主人公のマイクはもちろん素敵なのですが、彼を演じている、当時21歳のザック・エフロンの魅力が全部つまった作品ともいえます。彼は素晴らしいルックスを持つアイドルだけど、実は演技が信じられないほど上手い。一歩ずつ確実にステップを踏みしめていて、カッコいいのは当然ながら、コメディセンスも抜群!今作を見ていると、その器用さと努力ぶりに、気持ちが燃えあがってしまいます」「年下はやはり、どこか守りたくなります。“お姉さんが、いろいろ教えてあげるよ”なんて、自分好みに染められるのも魅力のひとつじゃないでしょうか。ただ、年下とはいえ、“未熟”ということではなく、突然、大人びたところを見せられることも。するとまた、新しい表情に、ドキッとさせられてしまうんです。スクリーンでも、若い男性が不意に見せる大人びた表情に注目してほしいですね」◇リリコタレント、映画コメンテーターとして活躍中。『王様のブランチ』(TBS)、『ノンストップ!』(フジテレビ)など、出演レギュラー番組多数。◇骨肉腫を克服したガスは、ガン患者の集会で末期ガンのヘイゼルと出会い、心惹かれる。振り向いてもらう努力を重ねるうち、二人の距離は近づいていく。(C)Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.発売、販売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパンDVD¥3,800◇丑嶋馨が経営する闇金融「カウカウファイナンス」は、10日5割という違法な金利で貸し付ける。そこを訪れる客と関係者の人間模様、社会の闇を描く。(C)2014真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん2」製作委員会発売元:小学館/SDP販売元:SDPDVD¥3,800◇負け組としての人生を受け入れていた30代のマイク・オドネルが、バスケットボールのスター選手だった17 歳の頃の姿に戻って、人生をやり直そうとする。(C)2009 New Line Productions, Inc. Distributed by Warner Home Video. All rights reserved.ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントブルーレイ¥2,381/DVD特別版¥1,429※『anan』2016年8月10日号より。文・重信 綾
2016年08月03日青山真治監督や園子温監督を輩出した「東京学生映画祭」グランプリほか数々の受賞歴を誇り、俳優の斎藤工も絶賛を贈る新星・中村祐太郎監督のもと、吉村界人、浅香航大、岸井ゆきのと注目の若手キャストが出演した劇場映画『太陽を掴め』。本作に、柳楽優弥が友情出演を果たしていることが分かった。本作は、元子役で現在ミュージシャンとして活動するヤット(吉村さん)、フォトグラファーのタクマ(浅香さん)、タクマの元恋人であるユミカ(岸井さん)を中心に、それぞれに歯がゆさを感じながらも日々を生きる都会の若者たちを、音楽を題材に描く青春映画。「第27回東京学生映画祭」にてグランプリ&観客賞をW受賞した、インディペンデント映画界の新星といわれる中村監督のもと若き才能が結集し、現在、完成・公開に向けたクラウドファンディングを9月12日(月)までMotionGallery にて実施中だ。キャストには、『ちはやふる-上の句-』『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』『いいにおいのする映画』など話題作への出演が相次ぐ新鋭俳優・吉村さん。朝ドラ「マッサン」で注目を集め『桜ノ雨』などで演技力が注目されている浅香さん。『ピンクとグレー』『森山中教習所』などで独特の存在感を放ち続ける若手演技派・岸井さんらが集結。さらに今回、兄でありながらヤットを脅迫し金をたかりに来る男・タクロウを、太賀主演『走れ、絶望に追いつかれない速さで』の松浦祐也、ヤットのプロデューサーであり愛人関係にあるキョウコを『アレノ』の内田淳子、ユミカの父親・フミヤを『淵に立つ』の古舘寛治、そしてタクマの兄貴分であり、ヤットを見守る謎の男・ユウスケを柳楽さんが演じることが発表された。柳楽さんは『ディストラクション・ベイビーズ』で共演するなど、主演の吉村さんとはプライベートでも親交が深く、出演を快諾したという。なお、8月7日(日)昼には、渋谷の新施設 LOFT9 Shibuya にてキックオフイベント「ROAD TO 太陽を掴めvol.1 ~映画『太陽を掴め』ってなんだ?~」が開催される予定だ。『太陽を掴め』は今冬、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2016年07月26日山田孝之を主演に、新たに光宗薫、中村倫也らを迎えて原作の「洗脳くん編」を描くTVドラマ「Season3」がスタートし、話題騒然の「闇金ウシジマくん」。映画『闇金ウシジマくん Part3』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』と怒涛の2作連続公開も控える中、TVドラマ第2話のラストに流れる映画特別CM“ウシジマ戌亥編”が、オンエアに先駆けシネマカフェにて解禁となった。超暴利でカネを貸し付けながら、返済が滞る債務者は徹底的に追い込んで回収するヤミ金「カウカウファイナンス」を舞台に、映像化不可能といわれた真鍋昌平の原作コミックを実写化した本シリーズ。冷静沈着、冷酷非道なカリスマ社長・丑嶋馨(ウシジマカオル)を山田さんが好演し、ドラマ「Season1」は深夜帯としては異例の高視聴率を達成、ヒロインに大島優子を迎えた映画『闇金ウシジマくん Part1』もスマッシュヒットとなった。2014年には、ウシジマの盟友の情報屋・戌亥(イヌイ)役に綾野剛が参戦し、ドラマ「Season2」としてカムバック。さらに菅田将暉、窪田正孝、門脇麦、柳楽優弥らを迎えた映画『闇金ウシジマくん Part2』も大ヒットとなり、シリーズはいつしか若手の登竜門と呼ばれるまでに。そして、完結に向け、ますます盛り上がりを見せている本シリーズから、特別CM“ウシジマ戌亥編”がWEB解禁。ウシジマが敵に向かって銃を突きつけながら、「てめえと遊んでいるヒマはねえ」と威嚇する衝撃シーンから始まる本映像。映画『Part3』『ザ・ファイナル』に登場する本郷奏多ら22人もの刺客が次々と現れ、ヒートアップするも、ラストは、戌亥が初登場したTVドラマ「Season2」からすっかりお馴染みとなった駄菓子屋シーンに転換。冒頭のウシジマの台詞と対比になるような「戌亥と遊ぶヒマはある」のテロップとともに、駄菓子屋のおもちゃで本気で遊ぶ2人の様子は、緊迫感あふれる前半の映像とのギャップにジワジワ来ること間違いなし。TVドラマ「Season3」、映画『Part3』『ザ・ファイナル』でも、カウカウファイナンスに協力する情報屋として登場する戌亥。それぞれのエピソードで綾野さん演じる戌亥がどのような活躍を見せるのか、また、映画版にて明らかになるというウシジマ&戌亥の過去にも期待が高まる!映画『闇金ウシジマくんPart3』は9月22日(木・祝)より、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は10月22日(土)より全国にて公開。ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」はMBS/TBSにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月22日R15+指定作品ながら「綾野剛の代表作」として大反響を呼んでいる『日本で一番悪い奴ら』。このほど、『ディストラクション・ベイビーズ』でぶっ飛んだ演技を見せ、綾野さんから絶賛のコメントを受けていた柳楽優弥から、本作の綾野さんに驚愕し、“惚れた”というコメントが到着した。本作で綾野さんが演じるのは、「正義の味方、悪を絶つ」の信念をもちながらも、でっちあげ・やらせ逮捕・おとり捜査・拳銃購入・覚せい剤密輸など、あらゆる悪事に手を汚していく北海道警の刑事・諸星要一。諸星を慕って集まった裏社会のスパイ=S(エス)には、中村獅童、YOUNG DAIS、お笑い芸人「デニス」の植野行雄が扮し、警察組織への忠誠を誓い、自らの正義を貫こうとしたために、間違った道を猛進していく刑事たちの狂気と波乱に満ちた物語が描かれていく。先日の「ニューヨーク・アジア映画祭」ではオープニング作品として上映され、綾野さんがライジング・スター賞を受賞したことでも話題の本作。「日本警察史上、最大の不祥事」と呼ばれる“実際の事件”をベースにした本作で、綾野さんは1人の男の26年間を熱演。約1か月の撮影期間で体重を10kg増減させ、マル暴(暴力団対策課)時代には毎日焼肉を食べ、「歯垢がほしい」と歯を磨かずに過ごすなど、渾身の姿がスクリーンで昇華されている。SNSでも、「綾野剛の演技がスゴかった!」「綾野剛が本当に良い。緩急自在で変貌自在」「間違いなく、綾野剛の代表作!」と、綾野さんの演技には絶賛の声が後を絶たない。そんな本作に、『ディストラクション・ベイビーズ』「ゆとりですがなにか」に出演し、若手俳優の中でも群を抜いた存在感で異彩を放っている柳楽さんからコメントが到着。「人間はどこまで清く、そして悪くなりうるのか。その振り幅を演じ切っている剛さんが格好良く、痺れました」と、その役者魂に“惚れた”様子だ。『日本で一番悪い奴ら』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月10日山田孝之を主演に迎えた、7月よりスタートする新TVドラマに続く、2作連続の映画公開が今秋に決定している「闇金ウシジマくん」シリーズ。このほど、映画『闇金ウシジマくん Part3』&『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』の主題歌、およびイメージソングを再びSuperflyが担当することが決定した。金に困り“後がない”客たちに「10日で5割(トゴ)」、時には「1日3割(ヒサン)」という超暴利で金を貸し付け、返済が滞る債務者は徹底的に追い込んで回収するヤミ金「カウカウファイナンス」。冷静沈着、冷酷非道なカリスマ社長・ウシジマを山田さんが怪演する本シリーズは、深夜ドラマに続く2本の映画では、大島優子や、綾野剛、菅田将暉、窪田正孝、門脇麦、柳楽優弥といった最旬俳優が出演している。原作は、現代社会の闇を容赦なくえぐった、真鍋昌平の同名コミックス。2011年に小学館漫画賞を受賞し、累計発行部数は驚異の1,000万部超、ハードな内容ながら国民的ベストセラーとなっている。7月からは、山田さんに綾野さん、「カウカウファイナンス」の社員役の崎本大海、やべきょうすけ、ウシジマの宿敵・女闇金役の高橋メアリージュン、その右腕役のマキタスポーツら、お馴染みのレギュラーメンバーを迎え、ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」がスタートする。2012年8月公開の『闇金ウシジマくんPart1』の主題歌を担当して以来、2作目も担当したSuperflyは、今回で3度目のタッグが実現。まず、『闇金ウシジマくんPart3』の主題歌のタイトルは、「心の鎧」。ウエスタン調のアレンジが新鮮な、疾走感あふれる楽曲となっている。また、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』の主題歌「Good-bye」はバラード曲。ファイナルにふさわしい、ストリングスをフィーチャーした壮大かつ感動的な仕上がりになっており、Superfly・志帆の力強いボーカルが際立つ楽曲に。イメージソングは、タイトルもインパクトある「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」。3曲共に、エッジの効いたSuperflyらしいロックナンバーとなっている。今回、3度目のタッグにSuperfly・志帆は、「映画1作目から、主題歌を担当させていただいておりますが、楽曲制作をしていく中でSuperflyの可能性を広げていただいたように思います。今回の3曲は、ロックという表現の中で最も自由で爆発的なエネルギーの詰まった曲に仕上がりました。素晴らしい作品に関わることができて本当に感謝しています」と、その思い語る。さらに、山口雅俊監督は「『闇金ウシジマくん』シリーズを立ち上げ完結するという長い道のりに、Superflyは映画4本すべてに主題歌を提供、いつも伴走者として寄り添ってくれていました。Superflyが一緒に走ってくれていなかったら、この企画は成し遂げられなかったでしょう。ただ感謝しかありません」とコメントを寄せている。映画『闇金ウシジマくん Part3』&『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は今秋、全国にて公開。ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」は7月19日(火)1時28分~TBSにて放送スタート。(text:cinemacafe.net)
2016年06月27日着々と迎えた最終回放送。視聴率対決から不倫という時事ネタに至るまで、今クールは毎週数多くの作品がネットニュースを賑わせていましたね!今日はその締めくくりとして、毎クール全枠をチェックしているドラマニアな筆者がズバッと総括。2016年4月クール<勝手にベスト3>をご紹介していきましょう。■第1位:痛快!“男女の本音”に直球で言及「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」華の金曜日放送ということもあり、週末の女子会で必ずと言って良いほど話題に挙がったこちらの作品。中谷美紀さんの体当たり演技がキラリと光る「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」(通称:「できしな」)。過去にもこの手の恋愛指南ドラマはありましたが、「綺麗なのに“結婚”できない」そのポイントだけをとことん突き詰めたという意味では、非常に斬新な作品だったと言えるでしょう。O.A.直後は、藤木直人さん演じる十倉のお説教タイムが「胸に刺さり過ぎてツライ…」という声も多々聞かれましたが、回を重ねる度、着実に成長していく主人公・みやびの後ろ姿から目が離せなくなる視聴者が続出。次第に「みやび先生には絶対幸せになって欲しい」「あのテクニックは自分にも応用できるかも」と、彼女の恋路が他人事ではなくなっていたように思えます。全10回の放送を経て、失恋・婚活・世代ギャップ…心にたくさんの傷を負ったみやび。最後にはしっかりと彼女の努力に見合ったモテ期が到来するのも、本作の大きな魅力です。“結婚”を目標に鋭意努力を続けてきた彼女が、39歳にして選んだ驚きの結末とは?ネットを賑わせたまさかのエンディングについては、ここでは控えておきましょう。続編に期待の声が高まっている「できしな」。まだご覧になっていない方は一度チェックすることをおすすめしますよ~。■第2位: “素直に生きる”って実は難しい!?大切な気持ちを思い出させてくれた「重版出来!」裏ドラマが「僕のヤバイ妻」ということもあり、毎週視聴率対決の行方がニュースに取り上げらていた本作。結果として数字では負けてしまいましたが…「重版出来!」はDVDとしてでも、確実に後追いする価値がある作品だと思いますね。というのも、一話一話の内容がとにかく濃い!視聴者にとって、教科書のように完璧な正義感はドラマ上あまり好まれない印象があったのですが、本作の主人公・黒沢心(黒木華)の“純粋さ”にはその嫌味が全くないんです。とにかく明るく元気いっぱい、いつも笑顔100%の心を見ていると、悩んでいる自分がバカらしくなってくることも。加えて、間違っていると思ったことは、相手の偉さに関係なく「納得いくまで聞き返す」姿勢が素晴らしい!無意識のうちに、他人の顔色を窺う癖をつけてしまう現代人にとって、彼女の背中はとても前向きなサプリメントになってくれるはずですよ。「そんな完璧な人、いるワケない」と思っているそこのあなた。もちろん、心だって爆走し過ぎてミスをしてしまうことがあります。そういう時は、五百旗頭(オダギリジョー)はじめキャラの濃い面々が彼女を元いた場所に導いてくれますので、改めて「人って温かいなぁ」と思えること間違いナシ。ほっこりしたい時の処方箋として、頭の片隅に置いておいてくださいね!■第3位:痛さと面白さが“絶妙のバランス”独特の台詞回しが癖になる「ゆとりですがなにか」そして最後がこちら!迷いに迷った結果、2016年4月クールだからこそ完成した名作…時を選ぶべき作品という意味で、とても良い意味のモヤッと感を私たちの心に残してくれた「ゆとりですがなにか」を選ばせていただきました。クドカンさんの台詞って、どうしてこう突拍子もないのでしょう?(笑)主人公たち男子の、飲みの席でのくだらない会話。その中にひとつ、群を抜いて響く台詞が混ざっていることに気づかされた時、「…やられた」と悔しささえ覚えます。下ネタを連呼する中、とても純粋で真っすぐな気持ちがストンと落ちてくる表現の広さはアッパレです。加えて本作には、第2位に挙げた「重版出来!」とは逆の意味で、とても良い教科書要素が詰まっていましたね。決して教育のせいだけではない、ただ単に不器用な性格に育ってしまっただけのまーちん(岡田将生)、山路(松坂桃李)、まりぶ(柳楽優弥) “ゆとり3人衆”。彼らは時に互いを反面教師として見比べ合い、仕事に恋に…それぞれのコンプレックスに雁字搦めになりながらも、正しい方向を模索して一生懸命に生きていきます。「上手にできなくたっていいんだから」毎話最後にそう背中を押されている気になるのは、これまたクドカンマジックなのでしょうか。個人的には、安藤サクラさん演じる茜のキャラクターが今期1“モテる女”要素満点だったなとしみじみ。振り回される主人公・まーちんのアタフタぶりと合わせて、等身大恋愛ドラマとしてご覧になるのも面白いでしょう。以上、個性派揃いの4月クールはいかがでしたでしょうか。次回クールには、一体どんな作品が並ぶのか。出揃い次第ご紹介して参りますので、引き続きお楽しみに~!(text:Yuki Watanabe)
2016年06月25日6月25日(土)より全国公開される『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』の脚本・監督を務める宮藤官九郎と、来年公開の人気コミック実写映画化作品『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』に出演する本郷奏多が、6月20日(月)今夜放送の「有吉ゼミ」に出演する。同番組は有吉弘行を司会に迎え「アブない芸能人のリアルな実生活から現代社会を学ぶ」新・知的エンターテイメント。毎回出されるテーマについて実生活で体験がある芸能人たちを密着ロケ。リアルな実体験を基に日本社会を分かりやすく学んでいく。今回ゲスト出演する宮藤さんは劇団「大人計画」に所属しながらバラエティ番組で構成作家を務め、脚本家としてドラマ「池袋ウエストゲートパーク」で注目を集めると、その後『GO』、『木更津キャッツアイ』シリーズをはじめ数多くの人気作を手がけ、13年には連続テレビ小説「あまちゃん」を大ヒットに導いた。今期も岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥の3人が“ゆとり世代”を演じたドラマ「ゆとりですがなにか」が好評を博した。『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』は宮藤さん4作目の長編監督作。「TOKIO」長瀬智也と神木隆之介を主演に迎えている。神木さん演じる普通の高校生・大助(神木さん)が不慮の事故で“地獄”に堕ち、そこで待ち受けていたのがキラーK(長瀬さん)らの鬼たち。しかし、大好きな女の子のにまた会うために、えんま様の裁きで現世に転生するチャンスをはかる。また今夜の放送では俳優の本郷奏多もゲスト出演。本郷さんといえばキッズモデル時代から映画、ドラマに出演。昨年は『ストレイヤーズ・クロニクル』『進撃の巨人』2部作に『シネマの天使』と立て続けにメインキャストを張った作品が公開。17年公開予定の実写版『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』にも出演が決定している今夜の同番組は「梅雨をぶっ飛ばせ!潔癖イケメン祭!」ということで、“菌が怖い”というキレイ好きイケメンの本郷さんが“汚い”(?)宮藤さんと「対決」するという。対称的な2人にも注目だ。「有吉ゼミ」は6月20日(月)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ 2016年6月25日より全国にて公開(C) 2016 Asmik Ace, Inc. / TOHO CO., LTD. / J Storm Inc. / PARCO CO., LTD. / AMUSE INC. / Otonakeikaku Inc. /KDDI CORPORATION / GYAO Corporation
2016年06月20日宮藤官九郎が脚本を手がけ、岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が“ゆとり第一世代”と呼ばれる1987年生まれのアラサー男子を演じる「ゆとりですがなにか」の最終回となる第10話が6月19日(日)今夜放送となる。連続テレビ小説「あまちゃん」をはじめとした数々のヒット作で知られる宮藤官九郎が、2002年の教育改正による“ゆとり教育”のもとで成長し社会に出た“ゆとり第一世代”と呼ばれる1987年生まれのアラサー男子3人の仕事、家族、恋、友情を笑いあり涙ありのヒューマンドラマに仕立てた本作。食品会社勤務の坂間正和を岡田さんが、小学校教師・山路一豊を松坂さんが、“11浪中”の風俗店客引き・道上まりぶを柳楽さんが演じるほか、正和の後輩・山岸に太賀、正和の同期・宮下茜に安藤サクラ、正和が出会うフリーカウンセラー・麻生厳を吉田鋼太郎と個性派キャストが脇をかため、「AKB48」の島崎遥香や4人組ダンスロックバンド「DISH//」のメンバー、北村匠海などバラエティに富んだキャストも話題を呼んだ。最終回となる第10話では正和と茜の結婚式が近づくなか、茜は正和に結婚生活への不安を口にする。茜の態度に不審を抱いた正和が彼女に早川(手塚とおる)との関係を尋ねると、早川と一夜を共にしたことを告白する茜。その告白に正和は激しく動揺する。その頃、山路は児童たちへの性教育の授業を間近に控え、どんな授業をすればいいのか悩んでいた。そして気付くと奈々江(石橋けい)にラブホテルへ連れ込まれる…。一方、恐喝未遂で逮捕されたまりぶは執行猶予となり、再び植木職人の見習いとして働き始める。まりぶは正和から結婚式の招待状が届くも欠席するつもりだった。そして迎えた結婚式当日、正和と茜は神社へ向かうが、その道中突如、正和が逃げ出してしまう…。時代に翻弄されて大人になった“ゆとり世代”の正和、山路、まりぶの3人の行く末は…!?最後まで目が離せない展開になりそうな今夜の「ゆとりですがなにか」最終回は6月19日(日)22時30分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年06月19日一緒にいて楽かどうかって、実際に長い時間を過ごさなければわからないですよね。でも、お付き合いする前のデートの会話で読み取れることもあるんですよ。例えば、「片付け」に対する意識。「片付けは得意〜?元カノと同棲していた時、どっちが片付けしていたの?」なんて会話から、その男性の懐の広さを読み取ることができます。今回は、そのパターンを紹介します。自分は片付けができるけど、パートナーに片付け方を強要しない人女性が結婚相手に一番望むのはこのタイプの男性だと思います。自分のやるべきことをちゃんとやって、かつ相手には同じようにすることを要求もしてこないというとても寛容なタイプです。このタイプは、片付けだけでなく生活面や周囲の仲間に対しても寛容で心が広いです。結婚相手としては、本当に楽な相手と言えるでしょう。自分は片付けができるが、パートナーに対しても同じことを要求してくる人これは、片付けが得意な女性の場合は、そんなに苦にはならないでしょう。が、もし片づけが苦手な女性だった場合、いくら相手が片付け上手でも逆にそれが重荷になることがあるので要注意です。自分は片づけられないが、パートナーの片付け方にも寛容な人このタイプの男性は、きちんと片付けたいタイプの女性にはイラッと来るタイプかもしれません。あなただけ片付けをしている・・・なんてことも十分にあり得ます。それでも性格的には女性に関しても周囲に関しても寛容で、厳しく出てくるタイプではないので、一緒にいて楽な相手だと言えます。 自分も片づけられないのに、パートナーにはしっかり片付けることを要求してくる人このタイプの男性が、最悪なタイプです。自分ができないことを相手には要求してくるというある意味めんどくさいオレ様タイプと言えるでしょう。よりベターな相手に満足することが大事今回は「片付け」を例にして説明してみましたが、たぶん、この中で圧倒的に多いのは2と3のタイプだと思います。誰でも自分のものさしで、物事を判断しがちだからです。もちろん、1のタイプが理想なのですが、これはかなり少数派でこういうタイプに出会えた女性はラッキーと言えます。逆に4のタイプには、まったく何のメリットもありません。こういう現実を念頭において、自分にとってよりベターな相手が誰なのかを基準にして結婚相手を探すことをおススメします。
2016年06月16日照れくさそうに頭をかきながら、ニコニコと微笑みを浮かべている。そんな、ユルッとしたイメージが強い蛭子能収さんが、義理と人情が絡み合う任侠作品の主役をつとめることに!映画『任侠野郎』で演じるのは、伝説のやくざ・柴田源治。――初めての主演映画であり、しかも、普段の蛭子さんとはまったく違うキャラクターの役柄を演じるのは、いかがでしたか?蛭子:オファーが来たときは「大丈夫かな?」とは思いましたね。これまでも映画にはいくつか出ましたけど、ちょい役ばかりだったので。脚本を手がけた福田雄一さんが、俺を主役にしたいと言ってくれたみたいです。これまでに何度かご一緒したことがあり、面白いと思った部分があるのかもしれませんが、「やくざ映画を蛭子さんでやりたい」と。やくざは…、難しいですね。まず、貫禄がないし、殺陣も大変。稽古はしたけど、もっと迫力があるとよかった。思い切ってビャッとできればいいけど、失敗して相手を傷つけてしまったらどうしようと思ってしまって…。おっかなびっくりになってます。自分でも完成した作品を何回か観ましたけど、演技が下手だなーって。ちょっと恥ずかしかったです。――硬派な佇まいが印象的でしたが、役作りはされたのでしょうか。蛭子:俺はとにかく、監督さんに言われたことだけをやって、身を委ねていました。自分でアレコレ考えるタイプではないんですよ。“こうやろう”とか提案も絶対にしません。それは、自分の持ち場ではないから。映画を作るのは誰かと考えると、監督さんです。彼が作りたいものを作るために、こちらは協力するだけですから。自分も漫画を描くときに「蛭子、こうしたほうがいいんじゃない?」とか言われるのは嫌。自分が思ったままに描きたいから、それは監督さんも同じだと思うんですよ。俺が考えるのは自分の漫画のときだけ。――お気に入りのシーンは?蛭子:ここがよかったというのは、あんまりないですけど。でも、一生懸命やったなと思うのは、柳楽優弥さんと向かい合って、目と目を合わせて笑わずに近づいていくシーン。自分では頑張ったつもりだったんですけど、いざ観てみるとそんなでもなかったですね。顔がね…、全体的に鋭い顔をしていないからね。目がもうちょっと大きかったらいいんですけど、見開いても小さいし…(笑)、眠っているように見えるじゃないですか。――でも、今日の撮影を見ていて、鋭い目をされていると感じました。蛭子:僕はね、おひとよしの顔だから。もう少し悪の部分が出るといいんですけど、優しい部分が出ているのかな。かつて、池部良という俳優がいて、彼はムスッとした顔でも笑顔でもない普通の表情なのに、カッコいいんですよ。性格もつかみどころのない、いい人か悪い人かわからない不気味な感じで。――ご自身も映画を作るのが夢だと伺いました。蛭子:東京に出てきた頃はそう思っていたんですけど、今は無理かなって。昔は自分が考えたストーリーを思い通りに映画にしてみたいという気持ちがあったし、何本かは8ミリで作ったのですが、難しかった。思い通りに現場を動かすことができなかったんです。みんな、自分のために働いてくれていると思うと、なんだか悪くて。“映画を作るのと人を動かすのと、どっちが大切なんだ”と問われているような気がするというか…。撮影現場で大事にしていたのは、12時に昼飯を食べて、18時には夕飯を食べること。そして、とにかく早く終わらせることの2つです。僕は高校を卒業して5年ほど看板屋で働いていたのですが、そこの主人が「さぁ、飯にするか」と言わない限りごはんが食べられないし、「終わろうか」と言うまでは帰れない。その、時間が決まっていないことが嫌だったので、自分は絶対にやらないと決めていました。◇えびす・よしかず1947年生まれ、長崎県出身。漫画家として活躍する一方、俳優、タレントとして数々の番組や映画に出演。『ひとりぼっちを笑うな』(角川書店)、『ヘタウマな愛』(新潮文庫)、『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)など、著書多数。◇蛭子能収さんが主演をつとめる映画『任侠野郎』(徳永清孝監督)は公開中。かつて関東一円に名をとどろかせていた、小里組の元若頭・柴田源治。親分の仇を取るために正岡組の組長に手をかけ、刑務所に入った。出所後はクレープ屋を営んでいたが、ある日、かつての仲間から衝撃の事実を知らされる。※『anan』2016年6月15日号より。写真・網中健太スタイリスト・矢野恵美子ヘア&メイク・田中芳郎インタビュー、文・重信 綾
2016年06月09日フランスの名女優イザベル・ユペールを“団長”に迎えて開催する「フランス映画祭2016」。そのオープニングセレモニーに、先日のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に『海よりもまだ深く』が正式出品された是枝裕和監督と、『淵に立つ』が同部門審査員賞を見事受賞した深田晃司監督が、スペシャルゲストとして緊急登壇することが決定。是枝監督から激励のコメントが到着した。2015年の第68回カンヌ国際映画祭特別招待作品として上映され、高い評価を受けた『アスファルト』、同コンペティション部門に選ばれた『愛と死の谷』に出演するイザベル・ユペールが、“団長”として来日を果たす今回の「フランス映画祭」。そのオープニングセレモニーに、ユペールら豪華来日ゲスト陣とともに、日本のみならず国際的に活躍し、特にフランスの映画人にも評価の高い是枝監督が登壇する。是枝監督といえば、『DISTANCE ディスタンス』『誰も知らない』と2作連続でカンヌのコンペティション部門に正式出品され、『誰も知らない』では当時14歳だった柳楽優弥に日本人初・史上最年少での男優賞をもたらした。さらに、2013年には福山雅治主演『そして父になる』で第66回カンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞、続く『海街diary』も昨年のコンペティション部門に出品された。また、深田監督は浅野忠信主演の最新作『淵に立つ』が、今年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞に輝いたことも記憶に新しく、カンヌをにぎわせたこの2人の日本人監督が、フランス映画祭のオープニングにスペシャルゲストとしてお祝いに駆けつける。是枝監督は「フランス映画の『今』と、そして、イザベル・ユペールさんはじめ尊敬するフランスの映画人のみなさんと触れ合う、大変貴重なチャンスです。このような場を用意してくれたフランス映画祭関係者のみなさんに感謝します。濃密な4日間を、僕自身もその場で楽しみたいと思っています」とコメント、自身もこのイベント参加に期待を寄せている。「フランス映画祭2016」オープニングセレモニーは6月24日(金)17時~、有楽町朝日ホールにて開催。セレモニー約40分とオープニング作品『太陽のめざめ』を上映。(text:cinemacafe.net)
2016年06月07日公開後、SNSでは賞賛の声が並び、「ぴあ」満足度ランキングで1位を獲得するなど注目を集める鈴木亮平主演『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』。このほど、やけにクールなアニメーション映像を含む、初公開シーン満載の本作のエンディング映像が、公式YouTubeにて解禁となった。12館スタートの小規模公開の映画ながら動員数13万人、興行収入2億円のスマッシュヒットを記録した前作から約3年。すっかり売れっ子俳優となった鈴木さんほか、清水富美加、ムロツヨシら前作からのキャストに、柳楽優弥もまさかの参戦を果たした本作。パンティを被った興奮の力で悪を倒すヒーロー“変態仮面”を再び演じた鈴木さんは、世界標準のボディを目指し、前作よりもひと回り大きく体をつくり、福田雄一監督からのリクエストで社交ダンスに通うなど、今までにないアクションを実現。初日舞台挨拶では鈴木さんが「本物のヒーローを観たいなら、これを見ろ!」と宣言した通り、数々の海外のヒーローものを凌駕するほど(?)スケールアップした続編は、すでに4か国の映画祭に参加が決定、欧米も含め20か国以上から公開オファーが届くなど、海外からも熱い視線を送られている。そんな中、本作の禁断のエンディング映像(クレジットなし)が公開に。LED覆面ユニット「CTS」と南波志帆による主題歌「WAVINESS feat.南波志帆」をバックに、鈴木さん、清水さん、柳楽さん、ムロさん、さらに片瀬那奈、池田成志、安田顕らをシンボリックなシルエットで紹介。変態仮面のフライングアクションと怪物・ダイナソンのシルエット映像も展開されていく。もちろん、本編の見どころも凝縮。清水さん演じる愛子ちゃんがパンティを脱ぐシーンや、ダイナソン役の柳楽さんが「しっかり味わいました」と語った変態仮面の“おいなりさん”を食らうシーン、大金玉男の新しい体ができ上がる前の姿、そしてブラシャーを被った変態仙人が初公開!また、後半には、初のカラーアニメーションで変態仮面が登場。パンティが舞う中、華麗なアクションでダイナソンとの戦いが繰り広げられている。その姿はまるで、海外のあのヒーローも真っ青になるほど、やけにクール!?変態仮面愛とリスペクトを感じずにはいられない映像となっている。『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月01日オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回は、破壊・破壊・破壊!暴走イケメンから目が離せなくなる『ディストラクション・ベイビーズ』です。***女子的なストーリーがお好きな皆さんには、ちょっと刺激強すぎるかな~……とは思うんだけど、この映画が魅せる可能性は共有してもらいたいのよね~。それが『ディストラクション・ベイビーズ』。ストーリーは超シンプル。愛媛の港町の手のつけられない暴れん坊・泰良が、ある日突然失踪。彼はケンカできる相手を見つけては、素手で勝負するという毎日を送るために、都会の松山にいたのね。そんなノンストップの暴れっぷりを見ていたのが、これまたケンカっぱやい裕也。裕也は泰良の強さに惚れこんで、暴力で名をあげようと彼を誘い、無関係の一般人に襲いかかっていくの。警察やマスコミが大騒ぎするものの、彼らの動くスピードの方が速く、彼らの暴走は止める者ナシ……、と暴力の限りを尽くす暴走映画。これだけ聞いてると、あまり興味持ってもらえないと思うのよね。だって、任侠映画みたいに女子どもには手をださねぇ!っていうポリシーなんてゼロ。バッチリ子どもも女性も彼らの暴力のエジキになってくんだもん。でも、こんだけ暴力まみれで、理不尽な物語のくせして、一瞬たりともスクリーンから目を離せなくなるマジックがあるのよ!それって珍品!そのマジックの理由の一つは、暴れる2男子が、今をときめくイケメン2人だから。泰良役は復活ぶりがめざましい柳楽優弥くん。裕也役は、これまた成長著しい菅田将暉くん。柳楽くんはご存じの通り、一時期完全に表舞台から姿を消してたわよね。でも映画『許されざる者』で主演の渡辺謙さんを食ってしまうほどの存在感を見せつけてからは、完全上り調子。いわゆるイケメンの枠にハマらずに、目力の強さを武器にタイプの違う役を演じまくってるの。菅田くんは、CMの鬼ちゃん役でブレイクしてるけど、アレ以上に映画やドラマでの存在感ハンパなしのオールマイティ男優なのよ。この天才的に器用なイケメン2人が、ひたすら暴力の限りを尽くす役(しかも武器は使わないのもミソ)を、なりきり演技でやるもんだから、いつどこでこの暴走が止まるのかわからなくて、目が離せなくなるの!おそるべき才能ね。シンプルかつ破天荒な構造の物語のくせして、こんだけのパワーをもった作品を観るのはうれしくもあり恐ろしくもあり。こんなクレイジーな作品を作ったの誰よ!って思ったら、クレイジーなインディーズ作品の大量輩出映画祭として知られるゆうばり国際ファンタスティック映画祭出身、真利子監督だってので超納得。彼の初期作はあたしも夕張で観てきているけど、初期作からしてモーレツな勢いがあったのよ。その勢いはそのままに、メジャー俳優を使ってさらにパワーアップさせてたのね~。そりゃ無差別の暴力に対しては嫌悪感しかないけど、観た後にゾワゾワくる何とも言えない感情は、これまでの日本映画にはあまりなかったことだわよ。監督の才能も恐るべしだわ……。今後、どうなっちゃうんだろう、真利子さん。そしてなにより、今をときめくイケメン2人が、こんな狂気に満ちた役を見事に演じきっているってのは、珍品以外の何物でもないわよ。むきだしの感情をカメラにぶつけた2人とそれを無駄なく収めた監督の力、スクリーンで感じ取って!◇インディーズ映画界の雄・真利子監督はこの映画で商業映画デビュー。監督&脚本/真利子哲也出演/柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、でんでんほかテアトル新宿ほかにてロードショー公開中。(C)2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会※『anan』2016年6月1日号より。文・よしひろ まさみち(オネエ系映画ライター)
2016年05月31日俳優・鈴木亮平が、主演映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』(公開中)のキャンペーンで、27日から29日(現地時間)にかけて台湾を訪れ、舞台あいさつなどを行った。鈴木の訪台は、現地からの熱烈なオファーを受けて実現。 前作『HK/変態仮面』(13年)は台湾の映画祭で上映されチケットもすぐに売り切れるなど、原作も含め現地で高い人気を誇っており、本作の公開規模も、52館と2016年に台湾で公開された日本映画としては最大となっていた。27日、台北市内から遠い桃園空港に22時頃の到着にもかかわらず、待ち受けた50人ほどのファンから一斉に歓声が上がった。サインや握手に応じる鈴木。「日本のHERO、変態仮面を台湾に広げるためにがんばります!」と意気込みを見せた。2日目となった28日の移動中は、前回は実施していなかった"アドトラック"を台北の原宿と言われる西門町で偶然、発見。自ら走って停めてもらい、その前で変態仮面のポーズをきめて撮影会を行う一幕もあった。その後は、ホテルで記者会見を実施。メディア20社が駆けつけ、台湾の印象を聞かれると、鈴木は「人が温かい、そして文化に寛容な国」とコメント。理由は、「先ほど見たアドトラックが、おしり丸出しのビジュアルで、これを街中で走らせる。日本でもそこまではさすがにできなかった」と話し記者たちの笑いを誘った。最後に、「台湾は来るたびに優しく迎えてくれるし、応援してくれるので、またぜひ戻ってきたい」とアピール。「できれば『変態仮面3』で」と期待を寄せ、シリーズは「ただ笑うだけではなくかっこいい。変態だけどかっこいいので、皆さんぜひ見に来てもらって、『変態仮面』がアジアを代表するHEROになっていければ」と現地の応援に感謝しながらさらなる発展を呼びかけた。続けて、舞台あいさつのため、新光影城SKCINEMAに向かうも、待ち受けていたのは360人ほどのファンたちの長蛇の列。これに鈴木は、「国も言葉も超えてこの変態HEROを愛していただいて本当にうれしい」と歓喜し、多くのファンと交流を楽しんだ。最終日もSHOWTIME CINEMAで、2度目の舞台あいさつを実施。自己紹介と作品名を現地語で披露すると観客から歓声を受けた。質疑応答で「次の作品が引退前の最後の作品になるとしたらどんな役がよいですか?」という質問に、「『変態仮面3』です!」と力強く答えると、声援はさらに大きくなった。劇中では、共演の柳楽優弥に"おいなりさん"を押し付けるシーンが多いが、当該場面の撮影になると、柳楽に「今日は"おいなりさん"をくっつけるけどごめんね……」とあらかじめ詫びを入れていたという。それを踏まえ、「柳楽くんは(日本で)主演男優賞を獲った俳優なんですが、そんな俳優に押し付けるなんてうれしかった」と告白。会場を笑いの渦に包んだ。移動中、シンボルタワーの"台北101"近辺で、またもアドトラックを再発見。タワーをバックに変態仮面をさらにアピールした後、帰りの松山空港では、100人ほどのファンが待機した"花道"を通って帰国の途についた。(C)あんど慶周/集英社・2016「HK2」製作委員会
2016年05月30日