多くのお笑い芸人たちが思わず涙したという鈴木おさむのベストセラー小説「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」(太田出版刊)を、「ウッチャンナンチャン」の内村光良が監督を務め、伊藤淳史と小出恵介を主演に迎えて贈る『ボクたちの交換日記』。このたび本作の特報映像が遂に解禁となった。主人公は、結成12年目にしていまだ鳴かず飛ばずのお笑い芸人「房総スイマーズ」。これまでコンビの将来について真剣に話すことを互いに避けてきた2人が、何とかして生まれ変わるために“交換日記”を使ってコミュニケーションを取り始めることに――。主演の2人に加え、先日発表された長澤まさみ、木村文乃、川口春奈ら超豪華女優陣と佐々木蔵之助の出演でも話題を呼んでいる本作。長澤さんらの姿も確認できる今回の特報映像では、タイトルにもある2人の交換日記の中身が映し出されるが、そこには「解散しよう」の文字が!さらに最後に「交換日記をしなけらば、解散せずに済んだのかもしれない」というナレーションと共に映し出される小出さんは、どこか思いつめたような表情だ。果たして、交換日記に綴られた解散までの軌跡とは?自身もお笑い界に身を置く内村さんがメガホンを握るだけに、お笑いコンビのリアルな夢への渇望と絆をどのように描き出すのか楽しみに待ちたい。『ボクたちの交換日記』は2013年3月23日(土)より全国にて公開。© 2013「ボクたちの交換日記」製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクたちの交換日記 2013年3月23日より全国にて公開
2012年12月28日イーライフは10月16日~19日にかけて、同社が運営するクチコミプラットフォーム「buzzLife」(バズライフ)の会員約18万5,000人に対して、介護に関するアンケート調査を実施した。1万1,361名から回答が寄せられた。まず、現在介護に携わっているかどうかについて尋ねたところ、何らかの形で介護に従事している人は全体の15%弱だった。内訳は家族・身内が9%、次いで仕事4%弱、両方が1%となっている。年代別では40代以降に介護従事者が増加し、50代では5人に1人以上が家族または仕事で介護に従事していることが明らかとなった。上記の質問で、家族・身内の介護に従事している人を対象に家族の介護担当者について聞くと、1位は自分、2位は同居家族、3位は非同居の身内だった。外部サービスの利用は24.4%で4位。身内でカバーしきれない場合に外部サービスを利用している様子がうかがえる。続いて、介護に対する不安について尋ねたところ、「精神的負担や疲れ」「経済的負担」「身体的負担や疲れ」と回答した人が多く、6割超を占めた。次いで「時間的拘束」が5割弱、「仕事との両立」が4割弱。「介護者自身の精神・経済・時間」が3大不安となっている。具体的には「介護の時期と子どもの教育費が必要な時期が重なりそうで、経済的負担が心配」「介護は休む暇がなく、自分が誰かに助けてもらいたい」「終わりの見えない介護は精神的に不安」といった意見が寄せられた。不安の強弱は年代や置かれている状況、介護の従事経験などで変わるようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日エス・エム・エスが運営するケアマネジャー向けコミュニティサービス「ケアマネドットコム」はこのほど、「認知症介護の実態と認知症治療薬の認知度」についての調査結果を発表した。同調査は8月31日~9月7日まで同サイトにてインターネットアンケートとして行われ、ケアマネジャー資格保有者500人から回答を得た。まず「認知症介護について家族から相談を受ける内容」について聞いたところ、ケアマネジャーの85%が「服薬」をあげた。以下「入浴」が69%、「着衣」が47%、「食事の準備」が45%と続いた。次に「薬剤の説明ができる知識があるか」を聞いたところ、ケアマネジャーの50%は、代表的な薬剤であるアリセプトについて「説明できる知識がある」と答えた。その一方で、新薬であるイクセロンパッチなどのパッチ剤について十分な知識を保有しているケアマネジャーは15%程度だった。「各認知症薬剤を担当利用者や家族に情報提供しているか」との問いには、77%のケアマネジャーが「家族に対してアリセプトについての情報提供を行った」と回答した。一方、アリセプト以外の認知症治療薬の情報提供をしたことがないと答えた人は約60%にのぼった。今回の結果について、認知症専門医であり、医療法人社団翠会和光病院院長兼日本社会事業大学大学院特任教授の今井幸充氏は、「それぞれの認知症治療薬の効果の出方や副作用は異なるので、仮にある薬剤での効果が薄い場合や副作用が出てしまった場合でもあきらめずに他の薬剤をいろいろ試すことが重要」と解説している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月20日朝日生命保険は8日、「介護をしている家族に関する調査」の調査結果を発表した。同調査は、自分が主体となって介護をしている男女を対象に10月12日~14日までインターネット上で行われ、要介護度1~5別に各100名、計500名から回答を得た。まず「あなたがその人(家族)を介護しなければならなくなったとき、介護に関する準備度合いはどの程度だったと思うか」を聞いたところ、介護の知識については平均で35.2%程度の理解度だったことが分かった。同様に、心理的な準備度は34.8%、経済的な準備度は40.9%となり、十分な備えがないまま介護に取りかからざるを得なかった傾向が見てとれた。次に「その人が要介護となる要因が発生する以前から、いずれは要介護状態になると想定していたか」を聞いたところ、介護状態になると想定していた人は27.2%だった。39.6%は「介護状態になるとは想定していなかった」と答え、特に生活全般への介護が必要な「要介護5」では、半数近い48%が「想定していなかった」と答えた。「家族の介護をするにあたり、生活のなかで変化はあるか」と複数回答で聞いたところ、「働き方を変えた」人は53.2%、「住まい方を変えた」人は29.4%だった。「変えたことはない」と答えた人は25.4%にとどまった。変更点を具体的に聞いたところ、仕事面では「働く時間を短くした」「仕事を辞めた」が、住まい面では「介護が必要な人を自分の家に呼び寄せた」「週の何日かを介護が必要な人の家で過ごすことにした」がそれぞれ上位となった。「公的介護保険申請から生活が落ち着くまでにどのくらいの期間を要したか」との問いには、「1年以上」が17.2%、「まだ落ち着いていない」が14.6%だった。1年内に落ち着いたと答えた人を分析すると、全体の約60.4%が「6カ月以内に落ち着いた」と答えた。「介護をするための費用は、だれがどの程度負担しているか」と聞いたところ、毎月の介護費用平均は7万8,548円。そのうち介護される人本人の負担は4万7,426円、介護する家族の負担は3万1,123円だった。「要介護5」に限ると、介護費用の月額は10万6,390円、家族の負担は4万6,220円となった。同アンケートではこの他にも「介護にあたり感じたこと」「介護の負担」「介護への満足度と秘訣」「自身の介護予防や将来の備えについて」など、さまざまな調査結果を公開している。詳細は「朝日生命のプレスリリース」で。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月13日エス・エム・エスはこのほど、同社が運営する介護に関するQ&Aサイト『安心介護』にて、介護現場における虐待の実態調査を実施し、その結果を発表した。同調査は、2011年9月29日~11月14日の期間にインターネット上で行われ、『安心介護』会員207名から有効回答を得た。それによると、日常的に家族の介護を行っている人の26%が虐待経験「あり」と回答。反対に、「なし」と答えた人は74%だった。虐待経験がある人に虐待の種類を尋ねたところ、最も多かったのは暴言やいやがらせなどの「心理的虐待」で84.9%に上った。次いで、被介護者に”暴力的な行為”をふるうなどの「身体的虐待」が41.5%、「介護放棄・放任」が17.0%、「経済的虐待」が3.8%となった。虐待をしてしまった主な理由としては、「1日に何度も何度も同じ話を繰り返すので、無視したり、暴言を吐いた。(心理的虐待)」、「認知症とわかっていても、暴言、強い反抗、親戚への虚偽の話につい手がでてしまった。(身体的虐待)」、「精神的疲労や介護に対する親族の理解・協力が得られなかったため介護放棄した。(介護放棄・放任)」といった意見が寄せられている。虐待経験「なし」と答えた人(74%)に、虐待をしそうになったことはあるかと聞いたところ、41%が「虐待をしそうになったことがある」と回答。これを計算すると、全体の30%が「虐待をしそうになったことがある」ことが明らかになった。「虐待をしそうになったことがある」頻度を見ると、トップは「数カ月に1回程度」で32.8%だったが、「週に1回程度」は26.2%、「1カ月に1回程度」は19.7%、「2週に1回程度」は9.8%、「毎日」は3.3%となっており、これらを合わせると「1カ月に1回以上」は59%と約6割に上ることが判明。また、「週に1回以上」と回答した割合で見ても29.5%と高い傾向にあることが分かった。虐待をしそうになってしまった主な理由を聞くと、「寝ずに、何回も大声で叫び、暴れられたとき」、「文句を言われたり、激しく罵られたとき」、「スムーズに介護ができなかったり、介護サービスを受けたがらなかったりするとき」などの意見が多くみられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日介護分野などにおける情報インフラ創造を目的に事業を行っているエス・エム・エスは、同社が運営する、介護の悩みを専門家に無料で相談できるQ&Aサイト「安心介護」で、介護現場における「虐待」の実態調査を実施。その結果、約3割の家族介護者が虐待経験「あり」と回答した。調査対象は同サイト会員207名、調査期間は2011年9月29日から11月14日。「虐待の種類」を尋ねたところ、「暴言や、いやがらせ」などの心理的虐待が84.9%と最も多く、次いで被介護者に対する「暴力的な行為」などの身体的虐待が41.5%、介護放棄・放任が17%という結果となっている。虐待をしてしまった主な理由としては、「1日に何度も何度も同じ話を繰り返すので、無視したり、暴言を吐いた(心理的虐待)」、「認知症とわかっていても、暴言、強い反抗、親戚への虚偽の話につい手がでてしまった(身体的虐待)」、「精神的疲労や介護に対する親族の理解・協力が得られなかったため介護放棄した(介護放棄・放任)」などの意見が目立った。また、「虐待経験なし」と答えた人(全体の74%)に、虐待をしそうになったことはあるかの調査を行った結果、41%が、「虐待をしそうになったことがある」と回答。また、「虐待をしてしまいそうになる頻度」としては、「1カ月に1回以上」と回答した割合が59%と高く、「週に1回以上」と回答した割合で見ても29.5%と高い傾向がみられる。虐待をしそうになってしまった主な理由としては、「寝ずに、何回も大声で叫び、暴れられたとき」、「文句を言われたり、激しくののしられたとき」、「スムーズに介護ができなかったり、介護サービスを受けたがらなかったりするとき」などの意見が目立った。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日有料老人ホーム・高齢者住宅を運営するオリックス・リビングは、11月11日の「介護の日」に合わせ、全国の40代以上の男性689名、女性549名の計1,238名を対象に第4回「介護に関する意識調査」を実施、このほどその結果を公表した。認知症を発症し、大切な人を忘れてしまった場合、「施設に入る」と回答した人は76.1%。男女別に見ると、女性(84.2%)の方が男性(69.7%)よりも施設を希望する結果となった。また男女ともに、年齢が上がるほど「大切な人に介護してほしい」という割合が増加する傾向が見られた。自身の介護については、「不安」「やや不安」を合わせて約9割(87.9%)が「不安」と回答し、女性(92.0%)の方が男性(84.7%)よりも不安を感じている。一方、人生設計の中に介護費用が含まれていないと回答した人は約7割(71.6%)。男女別に見ると、男性(77.5%)の方が女性(64.3%)よりも介護費用について考えていない結果となった。自身に介護が必要になったときについては、「まだ何も考えていない」(65.8%)、「考えているが、まだ家族に伝えていない」(26.2%)と9割以上(92.0%)が具体的な行動をとっておらず、漠然とした不安を持っていることがうかがえる。将来に不安を感じながらも具体的な準備をしていない理由は、「まだまだ先だと思うから」(42.9%)、「イメージがつかないから」(39.4%)となった。配偶者について、介護をしたいと思わない女性は33.7%、男性は20.7%となり、女性の3人にひとりが配偶者の介護を望まないという結果に。夫婦で有料老人ホームに入居する際の同室の意向については、約8割(79.7%)が「夫婦で同じ居室に入居したい」と回答した。男女別に見ると、男性(86.2%)は、女性(71.6%)よりも同室を希望する結果となった。50代では、「夫婦別々の居室に入居したい」と回答する人が他の世代に比べ多く、特に女性は3割以上(31.6%)が別室を希望した。有料老人ホームへの入居について、自身の入居に「抵抗を感じない」と回答した人は54.2%。男女別に見ると、男性が45.7%に対し、女性は64.8%となった。同様に家族の入居について、抵抗を感じない男性は47.4%に対し、女性は59.6%だった。そのほか、調査結果の詳細はオリックス・リビングのホームページで閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日介護、医療、アクティブシニア分野における情報インフラを提供するエス・エム・エスは、同社が運営する「カイポケビズ」で、「従事者の不足状況に関する実態調査」を介護事業所の会員412人を対象に実施。その結果、約半数の介護事業者が人材不足の状況であり、従事者を募集しているものの、「募集をかけても応募が来ない」という事業所が約半数にのぼった。調査期間は8月13日から9月20日。「人材の不足状況は?」と尋ねたところ、アンケートに回答した介護事業所の約半数が、従事者が「不足している」、「非常に不足している」と回答。特に「訪問介護事業所」では81%が「不足している」、「非常に不足している」と回答した。他のサービス種類では、「居宅介護支援事業所」では24.9%、「通所介護事業所」では50%、「その他(福祉用具貸与事業など)」では47.1%が「不足している」、「非常に不足している」と回答している。「従事者が不足している背景は?」という質問では、「利用者の増加」と回答した割合が44.2%と高く、特に「居宅介護支援事業所」では55.2%、「訪問介護事業所」では48.8%と高い傾向がみられた。そのほか、「早朝、夜間、深夜等の特別時間帯や土日祝日における人員配置が必要」や「従事者の高齢化により後任の育成が必要」などの回答がみられる。また、「従事者を募集しているにもかかわらず、人材不足が解消しない理由は?」と聞いたところ、「応募が来ない(49.4%)」、「望んでいる人材に出会わない(40.1%)」と回答した割合が高く、「人材が定着しない」と回答した割合は総じて低い結果だった。そのほかの理由としては、「勤務条件が合わない」、「求人にかける予算不足」といった回答がある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月03日ホスピタリティ事業を手掛ける「グリーンハウス」は1日、介護食おせち「初福-はつふく」の予約を開始した。この介護食おせちは、高齢者向けに一般販売されているおせちとは異なり、専門の管理栄養士が監修した介護食で介護を行う家族の、食事を用意する時間にも配慮したもの。摂食・嚥下(えんげ)機能の低下レベルに合わせ、通常の食事を歯茎または舌でつぶせる程度のやわらかさに加工。見た目の形態を通常の食事に近づけた”ソフト食”で、素材の風味を活かす伝統的なおせち料理とした。食欲が高まり、食事量が増えて健康の維持・向上に効果があるという。価格は1万2,600円。東日本地域のイオングループ一部店舗(東北40店、北関東及び南関東97店の合計137店舗)で12月10日まで予約を受け付ける。詳細は「グリーンハウスのプレスリリース」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日人工心臓弁、血行動態モニタリング技術等を手掛けるエドワーズライフサイエンスは26日、「心臓弁膜症に関する意識調査」の調査結果を発表した。この調査は、毎年9月29日に行われる心血管病予防キャンペーン「世界ハートの日」に向けた、一般の人向けの認知度調査。全国40歳以上の男女を対象に、40代はインターネット、その他は電話で8月1日から5日まで実施され、合計1,000名から回答を得た。「心臓弁膜症の認知度」を聞いたところ、「名前程度は知っている」「詳しく知っている」を合わせ、約80%の人が知っていた。年代別では、50代以降に比べ、40代の認知度が低いことが明らかになった。心臓弁膜症とは、心臓の弁の働きが悪くなり、血液の流れが滞ったり、逆流したりする病気。心臓に負担がかかり、息切れやめまい、胸が痛くなるなどの症状のほか、ひどい場合は失神、心不全などを引き起こし死に至ることもある。自然に治ることはなく、重症になると手術が必要となる。「心臓弁膜症は、本人に自覚症状がないまま悪化することがあると知っているか」との問いに「知っている」と答えた人は30%だった。この結果について、イムス葛飾ハートセンター院長の田鎖治医師(心臓血管外科)は、「心臓は筋肉でできているので、多少の負担がかかっても耐える能力があります。しかし、気づかずに放置してしまうと、かかり続けた負担で筋肉が弱り、手術で心臓弁を取り換えても元に戻らなくなってしまうこともあります」と解説している。「心臓弁膜症を身近な病気だと感じるか」との問いには、「身近だとは思えない」との回答が57%を占めた。また、「心臓弁膜症の原因」についての質問では、「生まれつきかかりやすい人がいると思う」が55%を超えた。一方で「高齢による動脈硬化に関連したものだと思う」との回答は25.5%に止まった。田鎖医師は「日本における心臓弁膜症の推定患者数は200~300万人とも言われています。最近の心臓弁膜症の主な原因は動脈硬化。長生きすれば誰もがかかりうる病気です」と解説している。「家族や友人などに自覚症状がある場合、医師への相談を勧めるか」との質問には、70%が「勧める」と回答した。一方で「自分に自覚症状がある場合、医師に相談に行くか」との質問に「行く」と答えた人は14%に止まった。アンケートの詳細報告と解説は「ニュースリリースのページ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月01日レディー・ガガが、フルヌード写真を公開し、それに続いて過食症と拒食症の過去を告白するために下着姿の写真も披露した。先日来、激太りしたと報道されているガガだが、今回まず、手にタバコを持って足を組みつつも全裸でトイレに座った姿を自身のウェブサイト「littlemonsters.com」に公開している。写真集「レディー・ガガ×テリー・リチャードソン」でタッグを組んだテリーが撮影したものだそうで、写真と共に「レディー・ガガ、無修正#2」という意味深なキャプションを載せている。最近25ポンド(約11キロ)太ったと語っているガガは、続いて同サイトに激太りへの批判に反論する形で、下着姿の写真も公開。「私は15歳のときから過食症と拒食症に同時に苦しんでいるの」と綴っている。また、フランスで同性婚が合法化される見通しとの報道を受け、自身も同性婚を支持するとガガは訴えている。「同性婚は普通にありえることだと思うの。だから認められるべきよ。なかなか平等っていうわけにはいかないけど、でも、もし私たち全員が自由に愛し合うことが可能になれば、平等が達成されると思うわ」。さらに、ローマ教皇ベネディクト16世が同性婚のことを欠陥があり社会にとって悪影響があると批判したことに対しては、クリスチャンではない視点からガガは「教皇の発言は全クリスチャンが信じていることと同じではないと思うわ。教皇本人だけの見解よ」と批判している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マチェーテ・キルズ 2014年3月1日より新宿バルト新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2012 Vrelonovama LTD
2012年09月27日フランスで大ヒットを記録した映画『最強のふたり』の特別試写会が、27日に名古屋で開催され、“笑う介護士”として知られる袖山卓也氏が、日本の介護の現状を通して本作を語った。その他の写真『最強のふたり』は、事故で全身麻痺となり車椅子生活を送る富豪フィリップと、介護者面接にやってきた黒人青年ドリスが出会い、ときに反発し合いながらも深い友情を育み、やがて“最強の友”となるまでを描いたヒューマンドラマ。袖山氏は、民間のデイサービスセンターを開設し施設長を務めるなど介護の現場で経験を積み、「有限会社笑う介護士」を設立。既成概念にとらわれず障がいを持つ人々に接する活動が話題を呼んでいる。今月だけでも劇場で7、8本の映画を観たという映画好きでもある袖山氏は、本作を「介護や医療の映画で“これはいいな”と思ったのは久しぶり」とコメント。劇中では初めて介護に携わるドリスの姿がユーモラスに描かれていくが、介護には「愛が絶対に必要。しかし愛情だけでは介護は続かない。繊細な配慮と技術。それは被介護者の安全のためになくてはならないもの」と説明。「だからドリスの介護は本来めちゃくちゃなんですよね」と、介護士ならではの視点でコメントすると、会場からも笑い声があがった。最後に、袖山氏は「この作品の笑いの中に、悲しみや笑顔など、いろんな感情が揺さぶられた思うが、その中で当たり前に生きてることのありがたみに、今日、気づいてもらえると、この映画を観た意味があるのではないか」と語った。『最強のふたり』9月1日(土)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
2012年08月29日介護のQ&A サイト「安心介護」を運営するエス・エム・エスは、同サイトのコンテンツ「介護の基礎知識」にて、初心者の抱える疑問解消に注力した新しいサービスを公開した。「介護の基礎知識」は、“今後の介護に備えて知識をつけておきたい”あるいは“介護が始まったばかりで何から手をつけていいのか分からない”といった介護初心者を対象に、介護をするうえで最低限知っておきたい「基礎知識」を集約したコンテンツ。特長としては、イラスト付きの分かりやすい説明に加え、いつどのページで疑問が生じてもすぐに介護の専門家に質問できるよう「介護のQ&A」と連動していること。従来の読むだけのコンテンツにはなかった、介護初心者の悩み・疑問への対応を可能にした「基礎知識」の学習コンテンツとなっている。同コンテンツの「介護サービス利用までの流れ」コーナーでは、介護のきっかけが発生し、サービス提供事業者との契約までの流れをフローチャート形式で解説。分かりにくい介護保険制度について説明する「知っておきたい!介護保険制度」では、対象者(被保険者の条件)、保険料、保険料の納め方、介護保険サービスの種類などについて、詳しく解説している。続いて「知っておきたい!要介護認定」では、要介護の認定・区分、認定調査の流れ、認定の有効期限、更新方法などについて説明。特定入所者介護サービス、高額介護サービス費、医療控除、高額医療・高額介護合算制度については「知っておきたい!負担軽減制度」で解説している。さらに様々な介護サービスや施設について説明する「介護サービス・施設ガイド」コーナーもある。いずれも説明を読んだ上でまだ不明点がある場合は、「もっと詳しく専門家に質問したい!」にリンク・投稿すれば、介護・医療従事者が質問に回答する。利用には会員登録が必要。サービス利用料は無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日オンラインゲームを開発・運営するシグナルトークは、認知症を自宅でチェック・管理できるWEBサービス「脳測(のうそく)」を7月12日より開始した。サービス開始に先立ち、7月11日、同社の栢孝文代表取締役と開発に協力したレデックス認知研究所の五藤博義所長による発表会が行われた。それによると、日本人の50人に1人が認知症を患っているという現代において、認知症は早期発見と早期治療が大切だが、自分がどの程度認知症の可能性があるのかを定期的に検査するのは、時間や費用の面でも難しい。こうした状況に対し、「脳測」は認知機能を家庭で簡単に数値化できるため、認知機能低下の早期発見を促すことができるという。脳測は「注意力」「エピソード記憶」「遂行機能」「ワーキングメモリー(作業記憶)」に対応した4つのテストを通して、認知機能をスコア化するというもの。1回のテストは15分程度で、テストの結果は随時蓄積されるため、認知機能の推移を確認することもできる。テストは医学的な知見や研究に基づいて構成されており、認知機能障害を測定するために医療機関が行っているMMSE(認知機能検査)の結果との相関性が実証されている。あくまでも認知症は医師だけができることであり、脳測は数値が悪い、もしくは低下が見られた場合に、医療機関を受診して治療を行うためのきっかけ作りを目指している。開発に携わった五藤博義所長は、「認知機能は推移を知ることが必要であり、自宅というストレスのない環境で定期的にチェックが受けられることが脳測の大きいメリット。MMSEを受ける人はすでに認知症を患っている人が大多数だが、発症する前の40代、50代から週1~月1回程度チェックしておくことが認知症予防や進行の緩和につながる」とコメントした。脳測は1カ月1,050円で、1つのアカウントで最大5名まで情報を管理できる。2012年8月15日までは無料でサービスが利用できるので、まずは現在の認知機能をチェックしてみるのはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月14日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」で「認知症患者の運転」に関する調査を実施した。調査期間は4月27日~5月3日、2,580件の回答を得た。「認知症患者の運転に対してどのように対応しているか」という質問に対して、39%の医師が「運転を禁止する」と回答。「運転しないよう強く指導する」という意見もあるが、「最終判断は本人、家族に委ねている」というコメントが目立つ。「医師が運転禁止を勧告しても何ら法的に拘束がない」という歯がゆさがあるようだ。「認知症のランクに応じて禁止する」は26%、「説明のみ行う」は16%。過疎地など、車を運転しないと、仕事や日常的な買い物などができないことを問題視する意見も多い。高齢化に伴い、定期的な運転適性検査、代替となる交通手段の整備など、行政の役割が強く求められている。なお、認知症のほかに危険運転につながる症状を起こす病気としては、てんかん、低血糖、統合失調症などが挙げられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日インターネットインフィニティーは、同社が運営するケアマネジャー向けポータルサイト「ケアマネジメント・オンライン」と、介護者・被介護者向けポータルサイト「わかるかいご」をつなぐ新しいマッチングサービス「ここからかいご」を開始した。「ここからかいご」は、ケアプランを必要とする介護者や被介護者が、自身のニーズに合わせたケアマネジャーをインターネット上で検索し、ケアプラン提案依頼から相談、本依頼までを行えるサービスを展開する。現在、介護サービスを利用したい人は、地域の包括支援センターに直接赴き、当該地域の居宅支援事業所の連絡先を入手したうえで、個別に事業所に連絡を行う必要がある。そのため遠距離介護の場合などには介護者の負担が大きく、また事前にケアマネジャー単位での特色などを比較検討するなど、自分に合ったケアマネジャーの選定も困難だった。「ここからかいご」では、事前に登録されたケアマネジャー情報(所属、担当地域、性別、年代、性格、ケアプラン方針等)をもとに希望のケアマネジャーを選択できる。最大5名のケアマネジャーからケアプラン提案を受けることが可能。提案内容に関する相談を行った後は、最も望ましい提案・相談回答を行ったケアマネジャーに対しケアプランの本依頼を行う(実際の契約は別途必要)。ケアマネジャーにとっては、新規利用者を獲得する上での新しい窓口となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月21日ブライトライト専門店は、認知症の昼夜逆転や、夜間せん妄の改善に効果がある光療法を医療・介護分野へ周知・導入させるため、さまざまな学会や大会で積極的に展示活動を行っている。同社によると、光療法は強い光を照射して昼夜のメリハリをつけ夜に睡眠を集中させることで心身を安定させ、からだ全体の生体リズムを整える自然療法という。認知症そのものを治すことはできなくても、睡眠と覚醒のリズムを正常化することにより、夜間せん妄や異常行動を改善。本人と介護者の心身の負担が大幅に改善されることが報告されているとのこと。しかしこの光療法は、医療・介護の分野では十分に周知されていないという。実際に光療法を取り入れている医療・介護施設は極めて少なく、また、光療法について触れている介護関連の書籍も、ほぼ出版されていない状況とのこと。そこで同社は、認知症に関連する学会や大会で積極的に展示し、周知する努力を行っている。また、介護施設向けに、光療法を導入する指導書を作成。この指導書は同社サイトから誰でもダウンロードできる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日昭和の文豪・井上靖の自伝的小説を映画化した『わが母の記』が劇場公開を前に4月18日(水)、「日本外国特派員協会」で上映され、主演の役所広司、樹木希林、原田眞人監督が上映後の記者会見に出席した。複雑な思いを抱えつつも、老いた母を引き取った作家の伊上洪作。ずっと距離を置いてきた母と向き合うことでこれまで知ることのなかったある真実を知り、それまで伝えられなかった思いが時を経て母と子を結び付けていく。原田監督は本作を「イングマール・ベルイマン、小津安二郎といった監督たちへのオマージュ」と明かし、井上さんの数ある小説の中から「わが母の記~花の下・月の光・雪の面~」を選んだ点について「英語とフランス語に訳され、海外で最も読まれている井上さんの作品が『猟銃』と本作。日本のみならずワールドワイドな人々に観てほしい。原作では家族は娘2人と息子2人ですが、『リア王』を彷彿とさせたくて娘3人にしました。そこは上手くいったと自負しています」と流暢な英語で海外の記者たちに向け、自らの意図を説明した。役所さんは「原田監督と10年ぶりにご一緒できました。しかもこの映画をやることは、亡くなった母を思い出す時間でした」としみじみと語る。外国人記者からは認知症の老いた母親を演じた樹木さんを絶賛する声が相次いだが、樹木さんは「大ざっぱな役者なので(認知症について)リサーチはないんです。ただ(来年で)70歳になるんですが、認知症の役をみんなやりたがらないので私に回ってくる(笑)」とおどけながら明かした。製作費2億8千万円で本作を作り上げた監督は、井上さんの邸宅や別荘、原作にも登場する川奈ホテルで撮影が実現した点について「幸運だった」とふり返るが、樹木さんは与えられた条件を最大に生かそうとする監督の才能を絶賛。役所さんは「いつかふんだんな時間と予算を与えて監督に(大作を)撮らせて欲しい。でもハリウッドから予算をもらっても、監督は『この予算で4本撮らせて』と言いそう」と語り会場の笑いを誘った。外国人記者からは早くもアカデミー賞外国映画賞へのノミネートについての質問も飛んだが、監督は「願っていますが、僕はこの業界で決して好感は持たれていないので…」と言葉を濁す。樹木さんも「すでにムコ(本木雅弘)がもらっているので」と語ったが、役所さんは「僕はスピーチが英語でできるように練習中です!」とノリノリで意欲を明かした。『わが母の記』は4月28日(土)より全国にて公開。■関連作品:わが母の記 2012年4月28日より全国にて公開© 2012「わが母の記」製作委員会■関連記事:理想の“尽くす男”たちを発表!水嶋ヒロ、役所広司ら“侍”型の俳優たちが上位に役所広司、宮崎あおいからの「色気がある」という言葉に大テレシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第24回)理想の“尽くす男”俳優は?豪華キャストで描く家族愛『わが母の記』完成披露試写会に50組100名様をご招待日本の家族の絆に、海外も涙『わが母の記』独占試写会に35組70名様をご招待
2012年04月18日少子高齢化が叫ばれて久しいが、その加速化に伴い日本ではいま1,000万人以上の人が介護に携わっており、様々な介護の問題と日々向き合っている。誰にとっても無視できないこの日本の介護に関する問題を浮き彫りにする、家族の物語『「わたし」の人生(みち)~我が命のタンゴ~』が公開されることがこのほど決定した。メガホンを握るのは、精神科医であり高齢者の臨床に携わる和田秀樹。病を通して家族と向き合う人々のリアルな苦悩と希望を描き出す。主人公は子育てを終え、自らの長年の夢である大学教授への道を歩み始めようとしていた主婦、百合子。その矢先、彼女の父で元大学教授の修次郎が痴漢行為で警察に保護されたとの一報が入る。父の異変を心配した百合子が病院へ連れていくと、そこで診断されたのは「認知症」だった。病気の進行と介護に対する不安が増す中、百合子は同じ状況の家族が集う「家族の会」の存在を知る。そこで出会った患者たちと共に、アルゼンチンタンゴを習い始めた父・修次郎にも次第に変化が訪れ…。突然の認知症の宣告と介護によって強いられる生活の変化に不安になりながらも、希望を見出していく主人公・百合子を演じるのは、ベテラン女優の秋吉久美子。認知症を患いながらも、新たな出会いを通して変化を見せていく父・修次郎を橋爪功が体当たりで演じる。そして自ら手がけた原作を基に、メガホンを取った和田秀樹監督。20年以上にわたって老年医療の経験を積んできたスペシャリストである。一方で、4年前には癌宣告を受けたカリスマ塾講師と高校を中退した一人の少女の東大合格までのドラマを描いた『受験のシンデレラ』で映画監督デビューも果たしている和田監督。デビュー作にして第5回モナコ国際映画祭で最優秀作品賞を含む主要4部門を受賞するなど世界で高く評価されている異才である。認知症の高齢者が全国で250万人、介護のために仕事を辞める介護離職者は全国で50万人以上いるという現実を見つめ、医療に携わる者としてのミッションを映画という形で伝えていく和田監督。「今後、さらにそれが増え続ける中で、中高年の女性が『生きていく』ことの意味を、家族の意味を、老年精神科医の目から見つめ直して撮った、私の職業人生のすべてを投影した渾身の一作です」と並々ならぬ意気込みを寄せている。『「わたし」の人生(みち)~我が命のタンゴ~』は8月、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。■関連作品:「わたし」の人生(みち)~我が命のタンゴ~ 2012年8月、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2012「わたし」の人生製作委員会
2012年04月05日明治安田生命は、介護付有料老人ホームを運営する「サンビナス立川」を買収し、同社の子会社に統合したことを発表した。高齢化による介護ニーズの増大に対応するため、同社は、介護保障分野を死亡・年金・医療保障に次ぐ「第4の柱」として位置付け、介護関連サービスの商品販売の拡充を狙う。その一環として、介護付有料老人ホーム「サンビナス立川」の株式約90%を取得し買収、子会社化した。今後は、有料老人ホーム運営事業のほか、介護総合情報ポータルサイト「MY介護の広場」による情報提供、介護保険商品の検討・開発等をはじめ、介護に関するさまざまな保険商品の提供・充実を目指すとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月30日2011年にヒットした『芸人交換日記』をご存知ですか? 交換日記の中で行われる、売れないお笑いコンビの心のやりとりが書かれた物語です。その日記には、顔を合わせているときには言えない2人の本音や、口に出せない悩み、葛藤などが書かれており、多くの人の涙を誘いました。その後、舞台やDVD、深夜番組でスピンオフ企画されるなどで話題になりました。そこで、あなたも大好きな彼とより一層2人の仲を深めるために、『芸人交換日記』ならぬ『恋人交換日記』をしてみてはいかがでしょうか?■日記に書くテーマを決める彼との付き合いが長くなるにつれて、聞きたいけれど聞きにくいことや、口には出さないけれどいつも思ってしまうことが次々と増えてくるようです。いつまでも解決せずに放置していたら、知らない間に2人の溝を作る原因になってしまうことも……。そこで、「実は感謝していること」や「本当はやめてほしい癖」、「謝りたいこと」など、口にはだしづらいけれど知りたいこと、伝えたいことなどをテーマに交換日記を行うといいでしょう。■日記をする上でのルールを決める交換日記には、普段は隠している秘密を書くことも多いでしょう。日記の内容を口外しないのはもちろん、それについて激怒することもルール違反。お互いが日記を書く上で、絶対に守らないといけないルールを決める必要があります。たとえば、「日記には思っていることを正直に書く」、「誰にも見られない所で日記を書く」などがおすすめです。■簡単に恋人交換日記を始めるには?「ルールやテーマを決めるのが面倒くさそう。」「もっと気軽に始められたらいいのに。」そう思うかたにおすすめなのが、こちらの2つの日記。1つ目は、「◎ラブ・ダイアリー‐恋についての365問 \1,470(PARCO出版)」。彼と一冊ずつ持ち、毎日恋についての1問に答えるダイアリー。全部書き終わったら、彼にプレゼントするのも素敵。2冊目は、「◎ラヴァーズ・ダイアリー wedding \1,470(PARCO出版)」。同棲を始めたカップルや結婚を控えたカップルにおすすめのダイアリーです。この他にも、彼と彼女専用のダイアリーなど種類も豊富にあるので、手帳売り場や書店でへデートがてら2人で行ってみてはいかがでしょう。お互いのことを今以上に理解し合うことで、誰からも羨ましがられるカップルを目指しましょう!(アベ キミコ)
2012年03月14日介護業トップのニチイ学館は、この4月から訪問看護サービスを開始すると発表した。開始はこの4月からで、現在ある在宅介護拠点等に併設するとし、平成25年度末までに100拠点を目標に開所するという。看護から介護までの一貫サービス提供が目的同社ではこれまで、顧客のライフステージに合わせた最適なサービスの提供と、多様化するニーズに対応するため、介護予防や在宅系介護サービス、居住系介護サービスといった介護保険内サービスから、家事代行サービス等の介護保険外サービスに至るまで、サービスラインアップの拡充を推進してきた。今回の訪問看護サービスの開始は、可能な限り住み慣れた自宅で自立した生活を営むことができるよう、医療機関との連携を密にしつつ顧客の療養生活をサポートして、医療(看護)から介護に至る一貫したサービスの提供体制の構築を図るものという。看護師の就業機会拡大と、サービス現場の活性化をまた同社は、当サービス推進にあたり、看護師の就業サポートや就業後のフォロー体制の強化、研修体制の強化等を積極的に推進することで、看護職や55万人にのぼるとも言われる潜在看護師の就業機会の拡大を図るとともに、同社の多彩なサービス提供現場での看護職の活性化に繋げるとしている。さらに同社の訪問介護事業所、通所介護事業所といった在宅介護拠点等への複合展開により、地域や顧客の利便性を追求すると共に、ニーズに即した有機的且つ効率的なサービス展開を推し進める。そして、医療関連事業で培った医療機関との太いパイプや、全国のトータル介護サービス基盤等、同社の経営資源を最大限に活用して、サービス間の相乗効果を追求するとしている。
2011年01月14日東京都福祉保健局は12月初旬、65歳未満で発症する若年性認知症のハンドブックを作成、Webで無償公開した。若年性認知症で早期に現れる特徴などの基礎知識、医療機関を受診する際のポイントのほか、家族が相談できる窓口、各制度の問い合わせ先などを紹介・掲載している。早期に発見し、適切な支援に繋げるのが目的65歳未満で発症する「若年性認知症」の人は、働き盛りの時期と重なるため、最初に職場において異変に気がつくことも多く、職場内での正しい理解と支援が必要とされている。そこで都は、産業医及び企業団体の人事・労務担当者等を対象に、職場内で若年性認知症の人を早期に発見し、適切な支援に繋げることを目的に、同書を作成したという。早期発見・診断と早期治療の重要性を説明し、就労時から利用できる制度の紹介のほか、企業と産業医の連携による支援が行われた事例と行われなかった事例も取り上げている。また、退職後に利用できる制度、相談窓口、各制度の問い合わせ先などの情報のほか、介護保険制度の各サービスの特徴や負担割合も一覧表で示されている。(全60ページ、PDF形式)
2010年12月13日厚生労働省は12年度の介護保険制度改正で、介護保険利用者のうち、介護の必要度の低い人がサービスを利用した際の自己負担割合の引き上げを検討する。また高所得者に限り、現行の1割負担を2割にアップすることを視野に入れる。家事など生活援助のサービス縮小も検討項目に含めるという。これを毎日新聞などが報じている。保険料負担増や負担対象拡大、給付縮小などさらに、介護施設を利用している低所得者の居住費や食費を補助する「補足給付」対象者についても、選定を厳格化する案を考える。一方、介護サービスの内容は、ケアマネージャーの作成するケアプランによっている。今は自己負担がないことから利用者自身が内容を把握できていない問題もあり、この自覚を促す狙いもありケアプラン作成を1割負担の対象とするという。このほか40~64歳の保険料について、算定方式を各保険の加入者数で決める「人数割り」から、給与水準に応じて決める「総報酬割り」に変える案や、保険料徴収年齢の「40歳以上」から「40歳未満」への引き下げも挙げている。サービス充実に必要な財源確保のためと…これらは、サービス充実に必要な財源確保の目処が立たず、保険料の大幅上昇を避けるためにも自己負担の増加はやむを得ないと判断したためだ。00年度の制度発足時には3.6兆円だった介護給付費が、10年度予算では7.9兆円と倍以上に膨らんでいる。65歳以上の保険料は現在4,160円(月額、全国平均)だが、このままでは5,000円を超える可能性が出てくるという。同省は、28日の厚労相の諮問機関、社会保障審議会介護保険部会にこれらの案を論点として示すが、負担増には利用者や野党の大きな反発が予想されている。
2010年10月29日民間の介護補償保険ソニー生命保険株式会社が、11月2日より新しい介護保障保険商品を発売する。商品名は「終身介護保障保険(低解約返戻金型)・介護一時金特約」となる。ソニー生命では平成18年から、『5年ごと利差配当付終身介護保障保険』という商品を発売していたが、顧客からより低い料金で介護に特化した保険への要望が高まってきたことをうけ、死亡保障や解約返戻金を抑えた無配当タイプの商品を発売する運びとなった。同社は、これによって顧客が、死亡保障や解約返戻金を重視した契約と、介護保障に特化した契約を選択できるようになるとしている。はっきりとした目的新発売される「終身介護保障保険(低解約返戻金型)」の特徴は以下のようになる。1.介護保障は一生継続される。2.死亡保障や配当金がないぶん、割安な保険料。3.被保険者が要介護2以上の状態になったとき、介護一時金および介護年金が支払われる。4.被保険者が所定の高度障害状態・身体障害の状態などになった場合、以後の保険料の払込みが不要となる。同社によれば、昨今は核家族化の進行などに伴い、「介護への自助努力」の必要性が社会に認知されつつあるという。いざという時のための、1つの選択肢と言えるかもしれない。
2010年10月20日総額は6500億円超社団法人国民健康保険中央会が、平成22年5月分の「介護給付費の状況」を9月7日に発表した。資料によると、5月の介護保険サービス件数は約958万件となり、前年同月比で5.3%の増加。サービスの延べ日数は約1億578万日で同6.2%増。介護費の総額は6,551億円で、4.9%増となった。居宅サービスと施設サービス総額の内訳を見ると、訪問介護やデイサービスなど居宅サービス費が3,159億円で前年同月比7.3%増。夜間対応型訪問介護や認知症高齢者のグループホームなど、地域密着型サービス費は576億円で8.6%の増加。特養や老健などの施設サービス費は2,816億円(1.7%増)となった。居宅サービスと施設サービスが、利用者の大きな柱となっている現状がうかがえる。受給者の数は全国で4.6%増加の402万人。受給者の1人あたりの介護費用は、平均で16.3万円であった。さらにサービスごとの平均月額介護費でみると、居宅受給者が10.8万円。地域密着型サービスの受給者が22.5万円、施設サービス受給者が33.5万円となった。利用者が多く、かつ比較的症状が軽いとされる居宅受給者は、全体平均よりも受給額が低いが、それ以降段々と増えていく構図だ。また、厚生労働省が公表している、65歳以上が対象となる第1号被保険者数は、3月末で2,892万人(同2.1%増)となった。
2010年09月24日