俳優の赤楚衛二が主演を務めるNetflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』が、2023年に全世界独占配信されることが8日、発表された。Netflixシリーズ『今際の国のアリス』の麻生羽呂原作、高田康太郎作画で月刊サンデーGX(小学館)にて連載中の『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』がNetflix映画として実写化。ストレスフルな現代社会を生きる人々に贈る、新感覚の爽快青春コメディゾンビホラーが誕生する。赤楚が演じるのは、街中にゾンビが溢れるという絶望的な状況を、「もう会社に行かなくていい!」という逆転の発想でポジティブに、生き生きとサバイブする主人公アキラ。赤楚は本作について「アキラは本当にポジティブな男で、何事にも真っ直ぐで全力でキラキラしているキャラクター。パニックものなのかなと思いきやすごく前向きな話だったので、新しい目線のゾンビ映画だなと思いました。全速力で追いかけられることはありましたが、ポジティブな気持ちで逃げるということが今までなかったので、それもまた新しい経験でした」と述べ、「世界中のゾンビファンのみなさんにも楽しんでもらえると思います。また、笑って明るい気持ちにもなれるので、ゾンビが苦手という方にも見ていただきたいです」とアピールする。監督を務めたのは、映画『モテキ』(11)ミュージカルシーン演出や、映画『シン・ゴジラ』(16)でC班監督、WOWOWドラマ「アフロ田中」(19)など数々の映画・ドラマを手がけてきた石田雄介氏。「ゾンビ作品の主人公なのに、銃も弓矢も使わない。唯一の武器は、底抜けなポジティブさ。そんな主人公・アキラから私自身も元気をもらって、コロナ禍の中でも長期間の撮影を乗り切れたと思っています。明るく痛快な、でも何が出てくるかわからない、びっくり箱のような日本産ゾンビ映画を作りました」と作品への思いを語る。また、原作の麻生羽呂は「『ゾン100』ならではの楽しそうにリストを順番に消化していくシーンを実写で見るとすごく良さそうだと思っています。純粋に自分の作品のゾンビが動いているのが楽しみですね。一映画ファンのような気持ちで待っています」、作画の高田康太郎は「脚本を読んで、『この人がこの役を演じるのか!』という驚きがあって、それが実際に演じられているのをみると、予想をしていなかったキャラクターになっているので、本当にすごいなと思いました」と実写化への期待感を語っている。解禁された場面写真では、たくさんのゾンビに追われ必死な形相ながらも、イヤホンで音楽を聴きながらママチャリで逃げるアキラ。そして、やはり背後にゾンビが押し寄せているにも関わらず、会社へ行かなくても良いという喜びを抑えきれずに満面の笑みを浮かべる姿など、コミカルなシーンが伺える。(C)麻生羽呂・高田康太郎・小学館/ROBOT
2022年06月08日現在ヒット中の映画『チェリまほ THE MOVIE』。豊田悠氏による同名コミックを実写化した同作は、「触れた人の心が読める魔法」を手に入れた冴えない30歳のサラリーマン・安達清(赤楚衛二)と、社内随一の人気者で仕事もデキる同期・黒沢優一(町田啓太)の恋模様を描く。テレビ東京の木ドラ25枠で『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』として放送されると深夜枠にも関わらず話題が沸騰し、海外人気も爆発することとなった。今回映画化となり、ドラマの続きが描かれる同作について、主役の安達を演じた赤楚と、黒沢を演じた町田にインタビュー。これだけ愛されることとなった作品に感じることや、映画撮影で見えたお互いの一面について話を聞いた。○■赤楚はいたずらっ子、町田はコメディセンス――ドラマの放映時には、赤楚さんの天然話が話題になっていたのを覚えています。ごはんつぶをつけて撮影にやってきたり、急に「手のひらから音が鳴る」(親指の付け根の関節が鳴らせる)と言い出したり…というお話でした。赤楚:僕の特技の話ですね(笑)(親指の付け根の関節を鳴らして再現する)町田:(笑)――映画の撮影では、赤楚さんのそういったエピソードはありましたか?町田:たくさんありました。でも今回印象的だったのは、いたずらっ子だったところかな。スタッフの方ともすごく仲良くなっていて、赤楚くんも僕も衣装部の方にけっこう甘えていたんですが、その方が怖がりだから、赤楚くんが後ろの空間をじっと凝視して怖がらせていました(笑)赤楚:ずっとやっていました(笑)。たまに「本当に怖いから!」と怒られていました。――赤楚さんは『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の時に寺田心さんにびっくりさせられてたというお話でしたが、今回は怖がらせる側だったんですか?赤楚:そうですね(笑)――逆に町田さんについて赤楚さんにお伺いしたいんですが、本間かなみプロデューサーが「コメディセンスがすごい」とおっしゃっていて、町田さんの面白さに「すごい」と思うところはありましたか?赤楚:間だったり表情だったり絶妙に黒沢の面白おかしさを表されていて、いつもすごいと思っています。それに加えて、普段から面白くて。たとえば「ホッカイロ、どこに貼る?」という話をしていた時に、「ここ!」と自分の肩をポンとする手のなめらかさが面白かったり(笑)。私生活から面白いです!町田:みんな笑ってくれるから、それが嬉しくてやっちゃうだけで(笑)。でも僕、昔は友達や先輩に「面白くない」と言われることが多かったんです(笑)。「話にオチがない」と言われたこともあって、別に面白くなくてもいいやと思っていたんだけど、この仕事を始めて、お芝居で自由にやれることが楽しくなりました。でも今回の場合は、赤楚くんを含めた皆さんが本当によく笑ってくれるから、甘えています。赤楚:いやあ、みんな実は笑いに厳しいと思いますよ!(笑) 僕は大ウケすることは、なかなかないです。町田:そういう赤楚くんも面白いから!(笑) 狙ってないところが面白い。○■役から学べたことも大きかった――海外の反響も大きい作品ですが、世界中からの声については、どのようにとらえられていたんですか?赤楚:本当に嬉しいんですが、元々は木曜の深夜に見てくださる方が面白い!と思ってくださったらいいなという気持ちだったので、手元から羽ばたいて制御不能なところまで行ってしまったような感覚もあります。「本当に僕らがやってきたものなのかな?」という、不思議な夢見心地のような気分。町田:僕らはまだ『チェリまほ』を好きな方たちとお会いする機会がなくて。イベントなどができていなかったので、実感として落ちてきていない感覚はあります。たくさんの声が届いてますし、嬉しいという気持ちはありますが、僕もまだちょっとふわっとしているところがあるので、ぜひ……。赤楚:行きたいですね!町田:本当に。挨拶をしたり、皆さんのお顔を見ながらトークできたらいいなと思っています。――今回の役から教えられたこと、影響を受けたことなどはあったでしょうか?赤楚:ドラマ版からそうなんですけど、人を想うことで喜びや切なさ、嫉妬、色々な感情が動いていくことの素晴らしさを感じました。一歩踏み出す勇気の大切さ、アクションを起こしていくことで視野が広くなることも学ぶことができました。映画では安達が「黒沢と一緒にいたいから自分は仕事を頑張るんだ」と奮起する場面もあって、誰かのために強くなるという気持ちに触れることができました。町田:人と接する上で大切なことがたくさん詰まっている作品で、その中でも僕は「自己理解が大事なんだな」と気付かされました。なかなか自分を客観視することはできないけど、人と関わることで自己を見出せるのだと、役と作品を通して学ばせてもらったなと思います。例えば、安達も黒沢も自分を大事にすることが、他人に優しくすることにもつながっている。今まで自分にはできていなかった点だと意識するようにはなったけど、なかなか実践するのが難しかったりもして、でもそのことを学べただけでも僕の中ではすごく大きかったです。そういう気付きが「自分自身に恥ずかしくないような行動をすれば、人からどう見られても恥ずかしくないな」とか、「役に対してもそういうアプローチができれば」と思うことにもつながって、これまでの自分を色々反省しています(笑)――そうやって自身の考えが深まったり、反響が大きかったり、映画につながったりと様々な影響があった作品かと思いますが、「財産になった」と思うのはどのようなところですか?赤楚:国内外問わず、すごくたくさんの人に見てもらえたというのが初体験で、そういった意味では特別な作品です。でもやっぱり、町田くんや本間プロデューサー、風間監督、共演者やスタッフの皆さんと出会えたのが1番の財産じゃないかな。2回もこうやって同じ作品で同じ役でご一緒させていただいて、改めて良かったと思える、素敵な出会いだったんだと思います。町田:僕も同じ気持ちです。チームはもちろん、見てくださった方々との出会いも財産になりました。赤楚:例えば監督だったら感情面での質問、心情描写での質問も何ひとつ迷いなく返してくれるというところで、役のことを理解してくださっているのがわかります。どういう風に描きたいのか、どういうものを見せたいか、ビジョンがはっきり見えているところで、迷いなくやらせてもらえるというのはありがたいことです。町田:本当にそうだね。作品に対して1番大事に愛情を注いでるのがプロデューサーと監督だと思うので、絶対的な信頼感がありますし、会っただけで安心できるんです。風間監督は自分からは言いませんでしたが、完成直前イベントのTシャツが(作中で2人が勤める会社の)豊川カラーになっていて、ペンも豊川のペンを使用していて、とても愛情を感じました。そういう姿を見ると、信頼しかないです。――もちろん試行錯誤して良いものになっていく作品もあると思いますが、この作品は「皆ですごく話し合うわけじゃないけど、現場で自然と一本筋の通ったものができあがる」というお話も聞いていて、役者さんからしてもそういう空気だったんですか?赤楚:本当にそういう撮影現場でした。町田:作品に対して持っている価値観がちゃんと共有できているので、話す必要性がないんです。赤楚:僕らが話し合うのは、主に時系列的なことでの確認でしたね。町田:この作品が現代の30歳前後を描いてるということも大きいのかもしれません。僕らと同世代を描いているからこそ、今僕ら自身が持ってる価値観や「こういうことをやっていくべきじゃないか」という部分を共有できているのが、すごく大きいんじゃないかなと思います。■赤楚衛二1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2017年に、仮面ライダーシリーズ『仮面ライダービルド』に出演。その後、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(20年)や、TVドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20年)に出演し注目を集める。その他の出演作品に、TVドラマ『彼女はキレイだった』(21年)、『SUPER RICH』(21年)、『世にも奇妙な物語 ’21 秋の特別編』(21年)、『WOWOWオリジナルドラマ『ヒル』(22年)、映画出演作には『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(21年)、『決戦は日曜日』(22年)などがある。■町田啓太1990年7月4日生まれ、群馬県出身。劇団EXILEのメンバー。NHK連続テレビ小説『花子とアン』(14年)で主人公の義弟役を務め注目を集める。主な出演作品に、NHK 大河ドラマ『西郷どん』(18年)、『青天を衝け』(21年)、 ドラマ『中学聖日記』(18年)、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20年)、『今際の国のアリス』(20年)、『SUPER RICH』(21年)、『ダメな男じゃダメですか?』(22年)などがある。NHK総合にて4月より毎週金曜23:15~『漫画家イエナガの複雑社会を超定義』がレギュラー放送スタート。また映画『太陽とボレロ』が6月3日公開予定。
2022年04月10日映画『チェリまほ THE MOVIE』(4月8日公開)の完成直前イベントが10日に都内で行われ、赤楚衛二、町田啓太、風間太樹監督が登場した。同作は豊田悠による同名コミックの実写化作。童貞のまま30歳を迎えたことにより、「触れた人の心が読める魔法」を手に入れた冴えない30歳のサラリーマン・安達清(赤楚衛二)は、社内随一のイケメンで仕事もデキる同期・黒沢優一(町田啓太)に触れ、自分への恋心を聞いてしまう。ドラマから時間が経っての映画撮影に対し、町田は「ちゃんと始められるかが不安だったんですけど、風間さんと本間プロデューサー、ヘアメイクチームと久々にお会いする機会があって、ドキドキしながら行ったら、顔を見た瞬間に『戻ってきた』と思って。赤楚くんと会った時には『安達じゃん』とすべてがフラッシュバックしてきました。現場に入ったらまた思い出してきて、不思議と『今まで準備してきたものがなくても大丈夫だ』と思ったくらい、安心感のある空気の中でやらせてもらっていた自分がいて、戻ってこれた」と心境を表す。最初のシーンの撮影でも「『安達、おかえり』『黒沢、おかえり』と言ってくれて、よかった〜と思ったのをすごく覚えてます。スペシャルな時間をすごしてたんだなと、改めて思いました」と自身にとっても特別な作品となったようだった。赤楚は「あまりにもすいすい元に戻れてしまうもので、逆に僕らはちょっと不安で、『自分、安達になってるのかな』とか、お互い確認し合って……」と振り返り、町田も「2人でずっと確認してたよね。最後までやってた」と笑い合う。また、互いの魅力について聞かれると、赤楚は町田について「人を傷つけないようなマインドは、言葉選びひとつとっても学ばせてもらうくらい素敵です。作品の中でも『食事中に椅子にジャケットをかけていたら良くないんじゃないか』とか、マナーやありかたについても意識されて意見を言えていて、僕はまったくそんなこと考えてなかったので、今回も改めて勉強させていただきました」と絶賛。町田は逆に「こういうところが素敵なんですよ」と赤楚について語り、「本当に気持ちのいい方だなとずっと思っていて。人と人って接していく時に近寄り難かったりとか、いろいろ思うことあると思うんですけど、何もそこの心配がない。現場にいても『疲れた』の一言も聞いたことがない。ため息ひとつすら! 本当にこの仕事が好きなんだろうなと思いますし、熱量もすばらしいし、『チェリまほ』は赤楚くんがこういう人柄だからこそ優しい空気感になっているんだろうなと思います。僕にはない魅力がたくさんありすぎて」とたたみかける。一方で、町田が「それでいて、ちょっと抜けているところがある」と言うと、赤楚は「抜けてますかねえ」と首をひねり、町田は「自覚があまりない感じとかもすごい素敵。気づかないでほしい」と希望。さらに町田は「見れば見るほど魅力的ですし、役者としてもどんなお芝居されるんだろうな、どんな役をされるんだろうなと興味津々で、すごく刺激をもらっています」と続けた。赤楚も町田について「最初は『どんな人かな?』と思ったんですけど、空気感で『絶対優しい人だ』とわかった。目から優しさが滲み出てる」と表し、町田は「最初から嫌われたくないもん!」と笑顔に。2人は「自分だって、疲れたとかしんどいとか言わないじゃないですか」(赤楚)、「けっこう言ってるよ! それは聞かないようにしてくれてるんだよね」(町田)、「言ってないです! そんなことないです!」(赤楚)とヒートアップし、我に返った町田は「これ、何の会になってるのか……すいません、何をお見せしているんだろう」と苦笑する。そんな2人の様子を見た風間監督は「本当に赤楚くんと町田さんだからこそ作れる空気感を、僕らが撮れていたということだと思う。ドラマの時と変わらなくて、お互いに信頼しあっている雰囲気はすごく伝わってきたので、やりやすかったですね」と語った。
2022年03月10日映画『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』完成直前イベントが3月10日(木)、都内にて行われ、出演する赤楚衛二、町田啓太、風間太樹監督が登壇した。登壇時、MCから演じた役について「(安達の)恋人の…」と紹介されると「恋人になったんですねえ…!紹介が!」と町田さんは思わず歓喜の声をあげ、赤楚さんと微笑み合っていた。『チェリまほ THE MOVIE』は2020年に放送された同名テレビドラマの映画化。ドラマの放送直後からSNSを中心に話題となり、いまや200以上の国や地域で見られるなど、ワールドワイドな人気を誇る。本作では、童貞のまま30歳を迎え、触れた人の心が読める魔法を手に入れたサラリーマン・安達(赤楚さん)と、晴れて恋人関係になった同期の黒沢(町田さん)の日常とハプニングが描かれる。この日、黒の上下というそろった衣装のトーンで登場した3人は、当然ながら息もぴったり。撮影に入る前の心境を聞かれると、町田さんは「現場に行って、またスタッフさん、共演者の皆さんと会ったら全部思い出した。不思議と今までの準備がなくても大丈夫というくらい安心感があった。また戻ってこれたんだなって。スペシャルな時間を過ごしていたんだなと思いました」と撮影をふり返る。赤楚さんも「あまりにもすいすい戻れてしまって、“自分って安達になっているのかな!?”とお互い確認し合いましたよね!」と町田さんに呼びかけると、町田さんも「最後までやってたよね!」と、ハマりすぎてお互いに確認が続いたと朗らかに語った。傍でやり取りを見ていた風間監督も「現場で、初日のオフィスシーンの撮影で戻ってました(笑)」と太鼓判を押す。演者として、人としての魅力を聞かれた赤楚さん&町田さん。赤楚さんが長々と町田さんの魅力を語ると、負けじと町田さんも延々と赤楚さんの魅力を話し出す。最後に町田さんが「僕にはない魅力がたくさんありすぎて!」と言うと、赤楚さんも「一番最初、町田くんはどんな感じだろうと思ったけど、もう空気感で(大丈夫だった)。目から出るやさしさが滲み出ていて…!」と激論。すると町田さんが「最初から嫌われたくないもん(笑)」とかわし、風間監督に「(ふたりが)ほほえましいなって(笑)。安達、黒沢だからじゃなくて、赤楚さん、町田さんだから作れた空気感だった。お互いに信頼し合っている雰囲気はすごく伝わってきた」と締めていた。この日は3月1日に28歳の誕生日を迎えた赤楚さんのお祝いも行われた。演じた安達が毎朝食すおにぎりの形をした巨大ケーキが登場すると、赤楚さんは思わず目をぱちくり。「あまりにも大きいおにぎりを目の前にすると動揺してしまうものですね(笑)」と喜びながらも町田さんと笑い合った。『チェリまほ THE MOVIE』は4月8日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~ 2022年4月8日より全国にて公開©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会
2022年03月10日赤楚衛二主演、町田啓太らが共演する『チェリまほTHE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』から、完成したばかりの本ビジュアル、映画版のストーリー、映画版の新キャスト、本作のために書き下ろされた主題歌・挿入歌が一挙に解禁となった。晴れて恋人となり、魔法がとけてハッピーエンドを迎えたかのように思われたドラマのエンディング。だが、映画ではなぜかまだ魔法が使えていて…?社内恋愛も順調な幸せな日々の中、安達(赤楚さん)に転勤の話が舞い込む。やりたい仕事ができるチャンスに喜ぶ安達だったが、転勤先ははるか1,200km離れた長崎だった。転勤話をめぐり、互いを想い合うがゆえにすれ違ってしまう安達と黒沢(町田さん)。そして、遠距離恋愛をきっかけにふたりは未来について考え始める…。また、解禁された本ビジュアルで描かれるのは、安達が初めて黒沢の心に触れたオフィスで、再び黒沢の心に耳を傾けようと寄り添う安達と、部屋着姿でくつろぐ穏やかな2人の、異なる2通りのシチュエーションとなっている。さらに、気になる映画版の新キャストとして、安達が転勤する長崎支社の同僚役に松尾諭、安達と黒沢の両親役として遠山俊也と榊原郁恵(※「榊」は正しくは「木」へんに「神」)、鶴見辰吾と松下由樹の出演も決定。映画版では、恋人となった2人が一歩進んだ世界を見せてくれそうだ。映画版主題歌・挿入歌は、ドラマでも大好評だったアーティスト2組の続投が決定。ドラマ版オープニングテーマ「産声」の「Omoinotake」は映画版主題歌「心音」を、ドラマ版エンディングテーマ「Good Love Your Love」を手がけた「DEEP SQUAD」は映画版挿入歌「Gimme Gimme」をそれぞれ書き下ろした。『チェリまほTHE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』は4月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~ 2022年4月8日より全国にて公開©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会
2022年02月10日赤楚衛二と坂口健太郎が「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」の完成報告会に揃って登壇、撮影エピソードやドラマの見どころについて語った。WEB・アプリで人気を博して話題を呼んだ漫画「ヒル」「ヒル・ツー」(新潮社バンチコミックス)を原作にドラマ化した本作は、他人になりすましをされた青年が、他人に寄生する不法滞在者“ヒル”の存在を知り、彼らに果敢に立ち向かっていく物語。その中で、なぜヒルたちが産まれてしまったのか。なぜ、彼らは社会から落ちこぼれてしまったのかを知り、彼自身もまた人としての本当の愛情に気づき、心の機微を取り戻していく様を描いていく。他人に寄生して生きる者たちの運命と格差社会の闇を描く新時代の社会派復讐サスペンスドラマだ。ステージに登壇した赤楚さんはSeason1で他人になりすましをされ、殺人未遂罪で警察に追われるユウキ役、坂口さんはSeason2で掟を破るヒルを罰する“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ伝説のヒル役を演じた。今回演じたユウキという役柄について問われると、赤楚さんは「父親が殺人犯で、世間から少し離れて静かに過ごしたいと思っている中、ヒルに身分を奪われるんですが、役作りのために携帯電話やテレビから少し距離を置きました。寂しがり屋なのでとても孤独で辛かったです」と打ち明ける。原作とドラマで構成の順序が逆になっていることについて坂口さんは「Season1で普通に生きているユウキの世界を描くことでヒルの世界を理解することができる。そこからSeason2でヒル中心の物語が展開されるので、とても入りやすくなっていると思います」と伝えた。3年ぶりの共演となった2人。今作ではお互いが各シーズンの主演という形で共演となったことについて赤楚さんは「坂口さんは僕にとって本当に大きな背中でした。役柄も合間って、頼もしさと力強さが増しました。こうやって一緒に登壇させてもらえていることがとても感慨深い」と語る。「特に今回は、主演という形でバトンを渡させていただくので。Season1で飽きられたらSeason2にバトンを渡せない。とても重要な役でヒリヒリしています」と話すと、坂口さんは「嬉しいです。映像を見て、僕も感慨深いと感じました。あと、記者会見ってとても緊張するんですけど、今日は赤楚が一緒でとても安心しています。信頼しています」とお互いについての想いを伝えた。実際は共演シーンが少なかったという2人。撮影エピソードについて赤楚さんは「実際二日間くらいしか同じシーンがなくて。助けてもらうシーンがあるんですが、本当にかっこよかったです」と話すと、坂口さんは「意外とアクションシーンが多い。赤楚は基本ボコボコにされる役なんですけど、やられ方が本当にうまかった。やられるのって実は難しくて、やられる側がうまいと、やる側が映えるんですよね。本当にいいやられっぷりだったよ(笑)」と赤楚さんを絶賛する場面も。それを受けて赤楚さんは「追われてやられての繰り返しで、ずっとやり返したいと思っていました(笑)特にヨビ役の柳俊太郎さんはカメラが自分に向いていない時もずっと挑発してきて本当に腹が立って…全力で向き合ってくれて感謝しています」と共演者への思いも語る。さらに、カラの意外な設定について聞かれた坂口さんは「実は、真夏の撮影にも関わらずカラは汗をかかないという設定があり…ブーツに長袖なのに汗をかいてはいけなかったので、別の大変さもあった。ただ、チームのメンバー皆さんがとても真摯に撮影に向き合っていて。チームのエネルギーを見て、この一員になりたいと思いました」と語った。最後のコメントを求められた赤楚さんは「Season1は普通の男の子が見る世界。僕の役を通してヒルの世界を感じてもらえれば。身近に感じるゾワゾワ感を楽しんで欲しいです」と言い、坂口さんは「身の回りで起きる“かもしれない”というのがこの作品の見どころだと思います。僕が演じるカラはヒルなので、やってることは褒められたものではないけれど、カラなりの正義がある。カラから出る拳が正義の鉄槌に見えるんです。Season1はユウキの逃亡劇、Season2はカラが見せる正義の鉄槌を感じて欲しいです」とメッセージを送った。「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」は3月4日(金)23時より放送・配信スタート(全12話)。(text:cinemacafe.net)
2022年02月08日江口のりこ主演、赤楚衛二らが共演する「SUPER RICH」が12月23日の放送でフィナーレを迎えた。北京語、英語、韓国語を駆使する優の姿に視聴者から感嘆の声が上がり、衛と優がラーメンをすするラストにも「ほっこり」「幸せ」などの感想が寄せられている。裕福な家に生まれたが家族の愛に飢えた主人公と、経済的に豊かではない家庭で育った若者の恋と仕事の物語が展開してきた本作。電子書籍のベンチャー企業「スリースターブックス」CEOを務める氷河衛を江口さんが、「スリースターブックス」にインターンから参加、衛と結婚しCOOとなった春野優を赤楚衛二が演じるほか、「スリースターブックス」人事責任者で買収相手と繋がっていたことがわかった宮村空には町田啓太。衛のかつての上司だが「スリースターブックス」にTOBを仕掛ける島谷聡美に松嶋菜々子。「スリースターブックス」CFOの今吉零子に中村ゆり。CTOを務めているが作家開拓にも熱心な東海林達也に矢本悠馬。CMOの鮫島彩に菅野莉央。インターンから社員となった田中リリカに志田未来。元インターンで今はデイトレードで稼いでいる豪徳尊に板垣瑞生。大手出版社出身の電子書籍編集長の碇健二に古田新太。衛のパートナーだったが金を持ち逃げし捕まった元共同CEOの一ノ瀬亮に戸次重幸といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。衛に“MEDIA社がスリースターブックスをTOBする”と宣言、聡美はTOB後に空をスリースターブックスのCEOに据えるといい、衛と優は空に真偽を問う。自分も「やりたいことをやってみたくなった」と告げる空だが、その本意はスリースターブックスを守るために聡美と接触、“スパイ”となっていたのだ。MEDIA社が欲しいのはスリースターブックスが持つ作品と作家のライセンスだけ。このままでは買収後、空以外の社員がリストラされることが予想され、圧倒的資金力を持つMEDIA社に対抗するためホワイトナイトを探すことになる…というのが最終話の展開。国外に赴いてまでホワイトナイトを探す優、北京語、英語、韓国語を駆使して交渉を進めるその姿に「優くんのスーパーグローバルタイム!」「優くん、こんなに語学堪能だったのね」「留学経験が生かされた 優くんカッコいい」「中国語英語韓国語赤楚くん、かっこいいですー」といった反応が集まる。しかしMEDIA社に対抗できる資金力を持ち、かつ経営にノータッチでもいいという企業はなく、なすすべはないと思われたが、衛は自分の持つ自社株を市場に解放したうえで、新たな会社を設立。次回作からは作家がライセンスを持つ契約に変えるなど対抗策を駆使。新会社で事業を継続。TOBの件をきっかけに優は大学を受験することを決める…というラストだった。優の合格祈願の後、自宅に帰り袋めんでラーメンを作る衛と優。2人でラーメンをすすりながら「あのラーメン高かったな」と、ふたりが出会った時に食べた屋台のラーメンを思い出す衛。自分で作る方が安いと言いつつ、今の自分には充分な資産があると話す優に、衛は「お金はなんぼあってもいいから」と返し、お金の心配をしないで「楽しく仕事して、おいしいごはん食べて、ふかふかのベッドで寝る。隣には優君がいてさ、それがたぶん私の…」と続けた次の瞬間“SUPER RICH”とタイトルが映し出され放送が終了。このラストにも「第一話は衛さん一人で食べていたラーメンを、最終話では二人で」「いま、衛さんと優くんが一緒にラーメンを食べてる世界 改めてそんな幸せがたまらなく幸せ」「衛さんと優くんのラーメン姿にほっこり」「初回の「お金はなんぼあってもいいから」と、タイトルがここで回収されるんだね!!!」といった声が多数寄せられている。(笠緒)
2021年12月24日俳優の赤楚衛二が15日、都内で行われた「2022年用年賀状 受付開始セレモニー」に出席した。日本郵便の「手紙の部屋」Webサイトで公開されているWeb動画「今年を振り返ったとき、思い浮かべる人」に出演中の赤楚衛二、近藤千尋、おいでやす小田の3人をゲストに迎えたセレモニー。赤楚は「今年はたくさんお仕事をさせていただいて充実の一年だったなと思います」と2021年を振り返った。赤楚は動画で高校の友人への思いを語った。「11年来の友達なんですけど、いまだにずっと仲良くて。年賀状で思いを伝えることの素晴らしさは、なかなか会えない今だからこそすごく実感するなと思いました。素晴らしいことだと思います」としみじみと話し、その友達と来年会えた時にやりたいことを聞かれると「バンジージャンプをしたいですね。アクティブな友達なんですよ。一緒に飛びたいです」と笑顔で答えた。セレモニーにおいても、「会いたいけど会えてていない人へ贈りたい年賀状」をテーマに書いた年賀状を披露。赤楚は『仮面ライダービルド』(2017~18年)のスタッフに向けて「あれから5年経ちました 仮面ライダーで育ててもらった根性と俳優としての覚悟が僕の中で生きています」などと記し、「1年間演じることってなかなかない。役者としての覚悟や根性を学ばせていただいたので、感謝の気持ちを贈りたいと思います」と込めた思いを語った。
2021年12月15日江口のりこ主演「SUPER RICH」の9話が12月9日にオンエア。実家の金銭問題が自らの仕事のトラブルにも波及、さらに衛から衝撃的な告白をされ…苦悩する優を演じた赤楚衛二の演技が絶賛されるとともに、Twitterトレンド1位獲得にもSNSが沸いている。裕福な家庭に生まれた主人公が起業した会社に経済的には豊かではない若者がインターンを希望してくる。その後無一文になった主人公と若者が恋に落ち結婚、会社もどん底から這い上がっていくというストーリーが展開してきた本作。裕福な家に生まれ電子書籍を扱う「スリースターブックス」を起業するも、パートナーに資金を持ち逃げされ自分の資産を売却。無一文に。その時に出会った優と結婚した氷河衛を江口さんが演じるほか、「スリースターブックス」に入社するのを夢見てインターンに応募、社員になり、留学を経て会社の立て直しに尽力するなか、衛と結婚した春野優に赤楚さん。衛に想いを寄せていた人事責任者の宮村空に町田啓太。こちらも衛に想いを抱いてきた財務責任者の今吉零子に中村ゆり。スリースターブックスでは技術責任者を務める東海林達也に矢本悠馬。前回妊娠していたことが判った鮫島彩に菅野莉央。編集部の若手、鬼頭流星に嘉島陸。インターンから社員となった田中リリカに志田未来。大手出版社からスリースターブックスにやってきた編集長の碇健二に古田新太。インターンだったが問題を起こし、その後コンビニで働いている豪徳尊に板垣瑞生。優の母・桜に美保純。父・良次に上島竜兵。優の妹・春野真子に茅島みずきといったキャストたちも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。晴れて婚姻届を出し夫婦となった衛と優。「スリースターブックス」も株式上場を控えるところまで持ち直すなか、衛はめまいを起こすようになる。医者から脳梗塞の危険があると言われた衛は、優にそのことを言い出せないまま、自身の勤務形態をリモートに変えたいと言い出す。一方、優は実家の財政状態の悪化を知る。さらに父の良次が友人の連帯保証人になっていたことも判明。そんななか東海林が目をつけた作家の同人誌の印刷を良次と桜が経営する印刷屋に頼むのだが、2000部の発注のはずが200部しか納品されず、作家から訴えられそうになり…というのが今回のストーリー。家族の問題が仕事に波及し苦悩するなか、衛からは病状を隠され…苦悩する優の姿に「闇落ち優くんが見ていて辛かったけど、それでも衛さんを労り優しくあろうとする姿がせめてもの救い」「自身が投げつけた言葉や札束で1番痛みを感じて傷付いてるのは優くんだよね…まるで自分を殴りつけてるみたいだったよ」といった反応が上がる。衛に脳梗塞の危険があると知らされ、涙をこらえながら彼女を気遣う言葉をかけ、「頭を冷やす」と家から出て行く…このシーンをはじめ、今回のエピソードで苦悩する優を演じた赤楚さんに「赤楚くんの凄み…優くんの苦悩や悔しさが、痛いほど伝わってきました」「赤楚衛二の演技に魅了された1時間だった…怒りで両親に爆発しそうなところをグッと堪えて頭を冷やしに行くところ、演技なんだよね。リアルすぎ」「今日の赤楚さんは凄かった。悲しみ怒り悔しさ焦り…目が離せませんでした」などの声も続々送られる。毎回放送後にはSNSを賑わせる本作だが、今回もまた放送後にTwitterのトレンド1位を獲得。こちらにも「すぱっちドラマ終わりからずっとトレンド1位」「すぱっち様、9週連続トレンド入りおめでとうございます」など多くの喜びの声が投稿されている。(笠緒)
2021年12月10日俳優の赤楚衛二が8日、都内で行われた「LINE NEWS AWARDS 2021」の授賞式に出席。“来年NEWSになりそうな人”を表彰するNEXT NEWS賞を受賞した。2021年を彩る“話題の人”をLINE NEWSが表彰する同アワード。第4回となる今回は、「NEXT NEWS賞」を新設、映画監督の岩井俊二氏、テレビプロデューサーの佐久間宣行氏、音楽プロデューサーのつんく♂氏が特別アドバイザーとして参画し、“来年NEWSになりそうな人”を選出した。佐久間氏は赤楚について「自然体で柔和、誰もが惹きつけられる愛され力。そこに油断していると、中にある芯の強さが垣間見えてくる。何層もの魅力がある俳優さんだと思います。まだまだ出してない一面がある方だと思うので、これからさらに日本中を虜にしていくのではないかと思います」とコメント。これを受け、赤楚は「とても素敵な、そしてありがたいコメントをいただいて本当にうれしいです。心から感謝しています」と喜び、「これからも皆さんに楽しんでいただけるように役と向き合っていきたいと思います」と決意を新たにした。また、今年の一大ニュースを聞かれると、「実家でワンちゃんを飼いました」と答え、「名前はぽんたです。ゴールデンウィークに会ってから会っていないので僕のことを覚えてくれてないんじゃないかなと思います。愛しい存在です」と笑顔で話した。赤楚のほか、歌手のAwich、女優の蒔田彩珠もNEXT NEWS賞を受賞した。
2021年12月08日「SUPER RICH」8話が12月2日オンエア。SNSには中村ゆり演じる今吉を中傷するSNS投稿に怒りをにじませる衛…彼女の言葉に「素敵すぎた」「涙が出そうになりました」などの声が殺到。ラストでみせた優の“激変”ぶりに困惑する投稿も多数寄せられている。裕福に生まれお金に困ったことはないが、愛に飢えた人生を過ごしてきたベンチャー起業家と、貧しいが愛情にあふれた家庭で育った若者の出会いと恋を中心に描かれる完全オリジナルストーリーとなる本作。ベンチャー企業「スリースターブックス」を起業。優からプロポーズされ結婚を決意、会社の同僚にもそのことを知られた氷河衛に江口のりこ。行動力にあふれ衛にプロポーズした春野優に赤楚衛二。衛のことが好きで優にライバル心を抱いていた宮村空に町田啓太。衛に想いを寄せていた「スリースターブックス」財務責任者の今吉零子に中村さん。妊娠していることを隠しているマーケティング責任者の鮫島彩に菅野莉央。また東海林達也に矢本悠馬。鬼頭流星に嘉島陸。田中リリカに志田未来。碇健二に古田新太。島谷聡美に松嶋菜々子といった俳優陣が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。スリースターブックスは、以前のオフィスビルに戻る寸前まで業績を回復。そんな中、衛と優が結婚する予定だと知り、今吉は衛に退職の意思を伝える。空も今吉が自分と同じく衛のことが好きだったと知り驚く。そして鮫島の妊娠も衛たちの知るところとなり、鮫島もまたスリースターブックスの制度が、社員の出産や子育てのことを考えたものになっていないとして会社を辞めると言い出す。さらにSNSに今吉が同性愛者だという投稿が…というのが8話の展開。自分が同性愛者だという理由で仕事に支障が出たり、新オフィスが貸してもらえなくなるかもしれないと話す今吉に、この事を理由になくなる仕事や、貸してもらえなくなるオフィスならこっちから願い下げだと衛は話し「人間の、大事な友達のあなたの、心の話をしてるんや!」と語気を強める衛。犯人を絶対に許せないと怒りをにじませるその姿に「衛さんが今吉さんに言った言葉、涙が出そうになりました」「切ないけど嬉しいねぇ…今吉…」「今吉さんは何も悪くない!衛さんの言葉が素敵すぎた」などの声が殺到。また鮫島の問題も解決し、再び1つにまとまったかにみえた「スリースターブックス」だが、今度はコンビニ強盗から親子を守ろうとして優が刺されるという事態に。無事復活する優だが、この怒涛の展開に「想定外の事態すぎて頭真っ白になった」「あんなに出血がすごかったのに、生還できて本当に良かった」などの反応も投稿されるなか、舞台は一気に1年4か月後に。土下座する男性を見下し「土下座なんて1円にもならない」とつぶやく優の姿に「優くん、どうしたの?何があった?」「人がガラリと変わってしまっていて、逆にちょっと怖かった」「どうしてあんな冷たい優くんに?」などと、困惑する視聴者からの反応も次々投稿されている。(笠緒)
2021年12月03日《遂に「チェリまほ」映画化する事になりました!!感無量でございます。。》11月29日、こうツイートしたのは俳優の赤楚衛二(27)だ。同日、彼が主演を務める大人気ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)の映画化が発表されることに。「感無量」という赤楚は《2022年4月8日公開です。是非お楽しみにしてて下さいませ》と呼び掛けている。‘17年、『仮面ライダービルド』(テレビ朝日系)に出演し一躍脚光を浴びることとなった赤楚。そして昨年、『科捜研の女』(同局)や『映像研には手を出すな!』(TBS系)、『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)といった話題のドラマに出演したのち、10月期の『チェリまほ』で大ブレイクとなった。今年に入ってからは『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)や『監察医 朝顔』(フジテレビ系)、『彼女はキレイだった』(関西テレビ)に出演。そして、現在放送中のドラマ『SUPER RICH』(フジテレビ系)では『チェリまほ』でのパートナー役・町田啓太(31)との再共演も果たしている。■本誌で制作陣が大絶賛「繊細に演じてくれた」いまや、ドラマ界でひっぱりだこ状態の赤楚。そのキッカケとなった『チェリまほ』の本間かなみプロデューサーは今年3月、本誌で赤楚にオファーした理由をこう明かしている。「安達は“モサく”したい一方で、応援したくなる人物にしたいと考えていました。ですので、陰の空気を纏っても埋もれない愛らしさ、少年らしい無垢さを感じられる方が良いと思っていました」「赤楚さんは元々、生っぽくて心の通いが見えるお芝居が魅力的だと感じていました。赤楚さんが安達を演じてくれたら“愛される安達”になると思い、オファーさせていただきました」本間プロデューサーは赤楚の魅力を「愛され力」といい、「芝居をしていても、演じる人の何かしらはこぼれ出ます。そこに、その人が演じる意味が宿ると思いますが、赤楚さんはそのこぼれ出るものに人を惹きつける魅力があると感じます」とも語っている。さらに風間太樹監督は、本誌で「赤楚くんは身体の使い方がうまいですね。一挙手一投足、心情を表現するための細やかな動き、仕草が上手な人だと思っています」と称賛。原作者の豊田悠氏も「安達を演じる赤楚さんは自分に自信がない猫背の青年が、初めて人に好意を寄せられて戸惑いながらも、回を追うごとに変わっていく様子をとても繊細に演じてくださいました」と太鼓判を押している。制作陣からの絶賛が相次ぐ赤楚は今年7月、『CanCam.jp』で『チェリまほ』について「僕にとって宝物のような作品です」とコメント。「ものづくりの楽しさや、人と人とのつながり、演じることへの愛がたくさん詰まっています」といい、「今では国内だけでなく海外を含めて本当にたくさんの方が観てくださっていて。真摯に、ひたむきに、作品に取り組むことは大事だと改めて思いました」と述べている。■3つの転機で進化!江口のりこも信頼を寄せるそんな赤楚は『チェリまほ』を通して、3つの面でターニングポイントを迎えたようだ。まずは仕事面。『VOGUE GIRL』の取材で「『チェリまほ』がキャリアの転機になった感覚はありますか?」と問われた彼は、こう話している。「あります。そこからお仕事が広まっていって、注目されることも多くなりましたし、初めて連続ドラマで単独主演をやらせていただいたっていうところでも大きいです。ちゃんと12話走り抜けることができたのも自信にもなりました。いろんなもの全てが僕の中ですごい大事なものになっていってるような気がします」2つ目は演技面だ。今年8月、『MOVIE Collection』でこう語っている。「『チェリまほ』は内面的な役作りから始めましたが、相手のアプローチに対して演技していくという“受けの芝居”でした。会話や雰囲気など相手からのアクションにすぐ反応して感じたままに演じていくというのを一か月半ずっとやっていたので、瞬時に対応する感覚は鋭くなったと思います」そして3つ目は精神面だ。今年7月、『CLASSY.』の公式サイトで赤楚は「自分を肯定できるようになりました」といい、こう続けている。「以前は自分を疑ってしまうこともありましたが、緊急事態宣言中は自分を見直す時期でもあり、そんな中で挑んだ作品だったので、今までやってきたことは間違いじゃなかったんだって思えた作品になりました。自分をほめてあげることができたかなと思います」3つの転機を迎えた赤楚は、現在プライムタイムのドラマ『SUPER RICH』で準主役扱いとなっている。そして、同ドラマの主演である江口のりこ(41)からは絶大な信頼を寄せられているようだ。「赤楚くんは、優(注・赤楚の役名)としてちゃんと心でセリフを言ってくれるので、私は素直に聞いているだけでいいんです。とてもお芝居がしやすいですし、一緒にやっていて楽しい。大事なシーンでも彼が発しているセリフを聞いているだけで、そういう気持ちになれるので、赤楚くんが優役で本当に良かったなと思います」(『WEB ザテレビジョン』’21年11月)着実にステップアップしている赤楚。『チェリまほ』の映画版では、彼の成長ぶりも見どころになりそうだ。
2021年12月02日江口のりこ主演「SUPER RICH」の6話が11月16日オンエア。衛の祖母の葬儀に現れた優、その優しさに感動の声が上がるなか、衛の“告白”からの“キス”、そして優の“プロポーズ”に「ペースに追いつけない」など視聴者からも多くの反応が寄せられている。裕福な家に生まれお金に困ったことはないが、愛に飢えた人生を過ごしてきたベンチャー起業家・氷河衛のジェットコースターのような波瀾万丈な半生と、彼女の苦悩を抱えながらも日々をひたむきに生きる心情を、完全オリジナルストーリーで描き出す本作。空と優、2人の男性から想われている「スリースターブックス」CEOの衛に江口さん。1年間にわたる海外留学を経て成長した春野優に赤楚衛二。前回のラストで衛と抱き合うなど、親密な関係になっている宮村空に町田啓太。「スリースターブックス」で電子書籍編集長を務める碇健二に古田新太。編集部の鬼頭流星に嘉島陸。財務責任者の今吉零子に中村ゆり。技術責任者の東海林達也に矢本悠馬。マーケティング責任者の鮫島彩に菅野莉央。インターンから社員となった田中リリカに志田未来。衛にとって最高の上司で憧れの人物でもある島谷聡美に松嶋菜々子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。優は実家のために空から借りた金の返済のため、夜間にデリバリーのアルバイトを始める。そんななか「スリースターブックス」は「三日月モバイル」への提携企画を再提出することになるが、「三日月モバイル」では専務の大河一郎(田山涼成)が会社を牛耳ろうとしていた。そんななか衛の祖母・多恵子の容態が悪化してることを聞いた優は、彼女とともに多恵子の元へ向かう。衛と会った多恵子は彼女にひどい言葉を浴びせ、さらに物を投げつける。帰宅した優は衛を抱きしめる。「三日月モバイル」との提携を進めたい衛たちは森ノ宮大吾(矢野聖人)の父と接触するのだが、そこに大河が現れ、衛に対し「お前の親父があんな変なタイミングで死んだから、俺は20億損した」と言い出す。その後、衛のバイトの配達先である違法カジノに大河が出入りしてることがわかる…というのが6話のストーリー。一方、エピソードの後半では多恵子が亡くなる。衛は自分だけが参列者の葬儀をあげるのだが、そこに優が現れる。どうして言ってくれなかったのかと問う優に、別に大したことではないと答える衛。そんな衛に優は「こういう時に、1人なのが大したことだって言ってるんです」と伝える…。視聴者から「優、、、、、あぁ、、お前ってやつは..」「優くんきみはほんとにいつもいつも…」「衛さんを1人にしない優くん有能」など優の優しさに感動する声が上がるなか、ラストで衛は優に「人間のなかで、あなたのことを一番好きになりました」と告白する。すると優は嬉しいけど、空への借金返済が終わるまで待って欲しいと答える。そして衛にキスをし、借金を返したら結婚しようと“プロポーズ”する…。告白からプロポーズまで進む怒涛の展開に「話がめちゃくちゃ飛躍した」「え!何この急展開!最高すぎますあ~面白すぎる」「ふたりのペースに追いつけない」などの声が殺到中だ。(笠緒)
2021年11月19日江口のりこ、赤楚衛二、町田啓太、矢本悠馬、中村ゆりらが出演する現在放送中のオリジナルドラマ「SUPER RICH」。この度、本日11月11日(木)の第5話放送終了後より、キャストがその日の放送回をふり返る特別動画の配信が決定した。江口さん扮する、幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求める破天荒なベンチャー女社長・氷河衛の、ジェットコースターのような波瀾万丈な半生を描く本作。ゼロから再始動した新生「スリースターブックス」が順調に成長していく中、今夜は、物語が1年後へと進み、新章が幕を開ける。会社の海外部門立ち上げのため、留学することになった春野優(赤楚衛二)らの奮闘が描かれる。そんな中今回、新たな試みとして、キャストがその日の放送回をふり返る特別動画を、放送終了後の22時54分から、翌12日(金)23時59分までの期間限定で、フジテレビ公式YouTubeチャンネルにて公開決定。その第1弾となる第5話のふり返りは、赤楚さんが担当。印象的だったシーンの撮影秘話から、撮影中の共演者とのエピソード、物語が1年後に進んでからの衣装の変化、次回の見どころまで、ネタバレも満載の内容となっている。「SUPER RICH」は毎週木曜日22時~フジテレビにて放送中。(cinemacafe.net)
2021年11月11日江口のりこ主演「SUPER RICH」の3話が10月28日放送。赤楚衛二演じる優の“もやし料理”に「優くん、天才」「普通においしそう」などの反応が上がるとともに、ラストで衛と優を見舞う“水のトラブル”にも「この緩急が好き」といった声が続々送られている。これまでの人生においてお金に困ったことは一度もないが主人公が、経済的には豊かではない若者と出会い、さらに会社の資金を持ち逃げされたことで無一文に…というストーリーのオリジナル作品となる本作。裕福な家に生まれ電子書籍を手がけるベンチャー企業「スリースターブックス」を起業するも、パートナーに資金を持ち逃げされた氷河衛に江口さん。貧しい家に育ち「スリースターブックス」のインターンに応募、無一文となった衛とともに歩むことになる春野優に赤楚さん。「スリースターブックス」の人事責任者で衛に恩義を感じる宮村空に町田啓太。衛と二人三脚で会社を立ち上げたが、資金を横領していた一ノ瀬亮に戸次重幸。「スリースターブックス」のインターン、田中リリカに志田未来。豪徳尊に板垣瑞生。高橋みゆに野々村はなの。「スリースターブックス」の電子書籍編集長、碇健二に古田新太。大手IT企業・MEDIA社の取締役、島谷聡美に松嶋菜々子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。衛は古い一軒家で新生「スリースターブックス」を始めるが、優が会社に一緒に住むと聞いた空は気が気でない。衛は有望な新人を自社発掘するための漫画コンクールを開催し、並行して最近作品を描いていない漫画家や、まだ電子書籍化していない作家にもオファーを出す“ビッグバン作戦”を提案。自分が大好きだったが最近は作品を発表してない北別府K(松田美由紀)に目星をつけ、交渉に向かうのだが、企画書に目を通した瞬間北別府は難色を示す。実は北別府は碇の元妻で…というのが3話の展開。1話に登場した屋台のラーメン屋と再会、もやしを分けてもらった優は、それを使って“もやしの肉巻き”を作り、衛に振る舞う。優の料理の腕前にSNSでは「優くんの料理、シンプルでおいしそう」「もやしフルコース!優くん、天才だな!」「もやしフルコース普通においしそう」などの反応とともに、屋台から残り物をもらえると聞いて期待していた優の“チャーシュー”の発音に「チャーシューの言い方、かわいすぎ」「めっっっちゃ可愛かった!!今の優くん」などの声も。その後、衛たちは北別府の説得に成功し新作を描いてもらうことになり、優も「スリースターブックス」の社員になる。そして衛への想いを募らせる優は彼女の手首を握り「僕は衛さんが…」と言いかけるのだが、そこで雨漏りを補修した箇所が壊れ、2人の頭上に大量の水が流れ落ちる。この場面にも「すっごい良いところで雨漏りがバッチャーーーン」「水の量がコントwwwwwww」「きゃー!からの、コント並みの水の量」「この緩急が好きやわあ」といった声が続々と送られている。(笠緒)
2021年10月29日今井大輔による人気漫画「ヒル」「ヒル・ツー」が、WOWOWオリジナルドラマとして放送されることが決定。赤楚衛二がSeason1、坂口健太郎がSeason2、それぞれで主演を務め、2シーズン構成で映像化する。本作は、他人になりすましをされた青年が、他人に寄生する不法滞在者“ヒル”の存在を知り、彼らに果敢に立ち向かっていく物語。その中でなぜ、ヒルたちが産まれてしまったのか。なぜ、彼らは社会から落ちこぼれてしまったのかを知り、彼自身もまた人としての本当の愛情に気づき、心の機微を取り戻していく様を描いていく。他人に寄生して生きる者たちの運命と、格差社会の闇を描く、新時代の社会派復讐サスペンス「ヒル」。今回、2シーズン構成としてSeason1とSeason2、それぞれ6話ずつの全12話で放送。Season1の主演を務める赤楚さんが演じるのは、他人になりすましをされ、殺人未遂罪で警察に追われるユウキ。警察から逃れる中、知り合った仲間と共に、ヒルから自分の身分を取り返そうと奮闘する。一方、Season2の主演・坂口さんが演じるのは、ユウキになりすました男にヒルとしての生き方を教え、また掟を破る者を罰する“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ伝説のヒル・カラ。母親的存在のヒルを、仮面を付けた男に殺害された過去があり、復讐のために生きている人物。赤楚さんは演じるキャラクターについて「父親が殺人犯で、普通の生活に羨望心を抱きながらも俗世を絶っている人」と説明し、「名前を奪われ、ヒルの世界に巻き込まれていくのですが、撮影中は苦痛と憤怒が心の中に渦巻く日々でした」とふり返っている。「ユウキを軸にしたシーズン1があり、シーズン2で、まだ朧げな存在のカラという役をどう表現していくかということを一番に考えました」と語る坂口さんは、「カラの過去、生きる意思ではなく、方法だけを教えてしまった後悔。カラの中での正義とはなんなのか。どこか身近に感じるヒルという生き方をするカラを通して、皆さんに何か伝われば嬉しいなと思います」とコメントしている。▼第1話あらすじ四宮勇気(赤楚衛二)は友人もおらず、バイト漬けの孤独な日々を過ごしていた。ある日、夜勤バイトから帰ると、ナイフで刺された見知らぬ男が座り込んでいた。男は搬送先で目を覚ますと、刑事に自分は“四宮勇気”だと名乗り、ユウキを指さしながら「この人が自分を刺した」と供述する。咄嗟にその場を逃げ出したユウキは、一瞬にして逃亡犯に。そんなとき、謎の女ゾーカから父親を殺したある人物の復讐を手伝って欲しいと頼まれ、行動を共にすることに。ゾーカは住人が不在の家を渡り歩いて生活する、通称“ヒル”だった。2人はやがて伝説のヒル、カラ(坂口健太郎)と出会う。カラもまた、復讐のためだけに日々を抜け殻のように生きるヒルだった――。WOWOWオリジナルドラマ「ヒル」は2022年3月、WOWOWにて放送・配信予定(全12話)。(cinemacafe.net)
2021年10月25日江口のりこが窮地に陥った女性社長を演じる「SUPER RICH」の2話が10月22日放送。衛を演じる江口さんの“連続蹴り”に「蹴りが圧巻」「素晴らしかった!」の声が続出、赤楚衛二演じる優と町田啓太演じる空のやり取りに注目するコメントも多数寄せられている。幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求めるキャリアウーマン・氷河衛(ひょうが・まもる)の、ジェットコースターのような波瀾万丈な半生と、彼女の苦悩を抱えながらも日々をひたむきに生きる心情を完全オリジナルストーリーで描き出す本作。裕福な家に生まれたが幼くして両親を亡くし、人生においてお金に困ったことは一度もなかったが「スリースターブックス」を共に立ち上げた一ノ瀬に金を持ち逃げされ、すべてを失ったしまった衛を江口さんが演じるほか、貧しい家に育ちプログラミングを学んで「スリースターブックス」のインターンに応募するものの大遅刻してしまった春野優に赤楚さん。「スリースターブックス」の人事責任者で衛の秘書のような役回りをしている宮村空に町田さん。衛とは大学時代に出会い、ともに「スリースターブックス」を立ち上げたが、会社の金を持ち逃げし行方をくらました一ノ瀬亮に戸次重幸。新卒でMEDIA社に入社した衛を育て、衛にとっても最高の上司であり憧れの人物でもある島谷聡美に松嶋菜々子。「スリースターブックス」電子書籍編集長の碇健二に古田新太。財務責任者の今吉零子に中村ゆり。技術責任者の東海林達也に矢本悠馬。マーケティング責任者の鮫島彩に菅野莉央。編集部の若手社員、鬼頭流星に嘉島陸。インターンの田中リリカに志田未来。同じくインターンの豪徳尊に板垣瑞生、高橋みゆに野々村はなのといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。実家に帰る金も使ってしまった優は編集部に泊まることに。空たちは一ノ瀬を探し金を返してもらうか被害届を出すよう衛に迫る。翌日聡美が来社しMEDIA社との業務提携を持ちかけるが「今月の純利益を1500万にすること」という条件を付けてくる。衛は一ノ瀬を探すことを決め、優が一ノ瀬を見つけるのだが取り逃がしてしまう。その後MEDIA社から業務提携の詳細が提示されるが、それは乗っ取りといえるものだった。そんななか優は再び一ノ瀬を見つけるが…というのが2話のストーリー。暴行を受け瀕死の一ノ瀬のもとに駆けつけた衛だが、土下座して謝罪する一ノ瀬を何度も殴り、しまいには蹴飛ばす。盗んだ金額について口にする一ノ瀬に、衛は「金額の話なんかしてないねん」と叫び、社員たちが会社の存続のため必死になっていることを伝え「お前が盗んだのは、そういう頑張ってる人らのためのお金やったんや!」と怒りをぶつける…。そんな衛の姿に「一ノ瀬さんに掴みかかって蹴りも入れちゃう衛さん最高やった」「情に流されるんじゃなく、ちゃんと怒って蹴りもいれてくれてよかった」などの声が。一方「江口さんの蹴りが素晴らしかった!」「江口さんの蹴りが圧巻。」など、江口さんの圧巻の演技に賞賛の声も上がる。その後「スリースターブックス」は古い一軒家に引っ越し、再出発することに。段ボールを持って「前が見えない」とつぶやく優に、空は「前が見えないほど積むな危ない!」と注意しつつも、彼の段ボールを1箱持つ…そんな2人のやり取りに「引っ越し荷物の運んでるくだり全体的にかわいい」「さりげに優くんの荷物持ってくれる空さんも好き…」といった感想も寄せられている。(笠緒)
2021年10月22日江口のりこ主演、赤楚衛二らが共演する新木曜劇場「SUPER RICH」が10月14日スタート。衛を演じた江口さんには「大正解」「存在感すごかった」といった反応が、優を演じた赤楚さんの“子犬系男子”ぶりにも「良さが滲み出てる」といった声が寄せられている。裕福な家に生まれ、これまでの人生においてお金に困ったことは一度もないが、幼少期に両親を亡くしたさみしさや悲しみから心を閉ざし、愛に飢えた人生を過ごしてきた主人公と、両親と妹の4人家族で愛情にあふれた家庭で育ったものの、経済的には豊かではない若者と出会ったことからはじまるストーリーが展開する本作。主人公で電子書籍を手がけるベンチャー企業「スリースターブックス」代表取締役CEOの氷河衛を江口さんが、「スリースターブックス」が学歴不問のインターンを募集することを知り、応募してきた春野優を赤楚衛二が演じるほか、「スリースターブックス」の人事責任者で衛の秘書のような役回りをしている宮村空に町田啓太。衛と二人三脚で会社を立ち上げ成長させてきた「スリースターブックス」の共同CEO、一ノ瀬亮に戸次重幸。「スリースターブックス」の電子書籍編集長をしている碇健二に古田新太。大手IT企業・MEDIA社の取締役で、衛のかつての上司でもある島谷聡美に松嶋菜々子。また志田未来、中村ゆり、矢本悠馬、菅野莉央、板垣瑞生、野々村はなの、嘉島陸、茅島みずき、美保純といったキャストも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。生まれたときから裕福だった衛は、大学時代に知り合った亮と電子書籍販売をメインとするベンチャー企業「スリースターブックス」を立ち上げて成功していた。そんなある日、衛は亮からアプリ会社へ出資する提案を持ちかけられる。零子や空たちは反対するが、亮を信じ切っている衛は「絶対失敗しないから」と押し切る。一方、その日はインターンの採用試験日。優は試験を受けるために向かっていたが、そこで産気づいた妊婦を助けたことで大遅刻してしまう。優は遅れて衛のもとを訪れ謝罪、試験を受けさせてもらえるよう頼み込むが衛は相手にしない。一方、亮が投資していたアプリ会社に反社との関係が発覚、スリースターブックスは危機に陥る。8億を超える投資家への違約金を工面するため、自分の全財産を売却する衛だがそれでも一億足りず…というのが1話のストーリー。視聴者からは主人公の衛を演じた江口さんに「江口のりこで大正解じゃないか?カラッとしてるけど血が通ってて、経営者としての哲学が感じられる。本当にこういう人がしゃべってるのを聞いてるみたい」「江口のりこさんの存在感すごかった~!氷河衛にどんどん感情移入していきました」など絶賛の声が。貧しいなか必死に這い上がろうとする若者を演じた赤楚さんにも「赤楚衛二くん、軽~い感じのかのキレよりも子犬系のスーパーリッチのが断然良さが滲み出てる」「赤楚衛二くん、子犬系男子やらせたら右に出るものなし」「リュック姿の赤楚衛二が、子犬系男子の本領を遺憾なく発揮」などといった声が送られる。また行方をくらましてしまう亮には「一ノ瀬が次登場する時発狂してテレビに水ぶっかけるかもしれんわ」と怒りのコメントが投稿される一方、「黒幕他にいる。戸次さんは完全いい人、嘘つかない人の演じ方に見えた」といった間奏も。「松嶋菜々子の安定感エグかったな…ほんで黒幕感すごいねんけど思い過ごしかな」と、松嶋さん演じる聡美が“黒幕”なのではと考察するツイートも多数。そんな多くの視聴者の熱意もあってか放送後には“#SUPERRICH”がTwitterのトレンド1位に輝く状況となっている。(笠緒)
2021年10月15日11月放送の「世にも奇妙な物語’21秋の特別編」より、赤楚衛二主演のドラマの内容が明らかになった。本シリーズ初出演で主演を務める赤楚さんが登場する物語は、ある扉を開けてしまったことがきっかけで、人生が一変してしまう「スキップ」。赤楚さんが演じる冴えない大学生活を送る主人公・大倉幹夫は、同級生で大学のマドンナ的存在・藤野彩花に思いを寄せながらも、なかなか声をかけることができなかった。そんなある日、学校の帰り道で見覚えのあるマークが描かれた鍵を拾う。その鍵は、子どもの頃に祖母から「絶対に入ってはいけない。中に入ったら、二度と出られなくなる」と言われた大倉家にある“開かずの扉”の鍵だった。しかし、幹夫は鍵にひきつけられるように不穏な雰囲気に包まれながらも“開かずの扉”を開けてしまうことに…というストーリー。「役者をやるからには、いずれは出演させていただきたいと思っていた番組だったので、本当にうれしかったです!」と本シリーズへの出演を喜んだ赤楚さんは、今回のエピソードについて「起承転結がはっきりしていて、テンポも良くて楽しみながら読ませていただきました。最初から後半にかけての落差があって、一つ一つが丁寧に描かれていたので、演じがいのある役だと思いました」と台本を読んだ感想を明かす。また「台本を読んだ時は根暗なイメージがありましたが、監督と話していくうちに、“もうちょっと普通の男の子で演じてみていいよ”と言って下さって、少し自分らしさを出して演じました。よく友達にいそうな雰囲気の“ザ・良いやつ”かつ、そこまでイケてないみたいなキャラクターを前半に出して、後半はグッと変えていくというようなアプローチをしました。ぜひ、その落差を楽しんでいただければと思います」と演じた幹夫について語り、「後半につれての伏線回収であったり、ぞっとする怖さだったりといろんな気持ち悪さを僕の役と一緒に追体験していただいて、楽しんでいただければと思います。ぜひ、お楽しみに!」と視聴者へメッセージを寄せている。赤楚さんのほかにも本作には、幹夫と同じ大学に通う女子大学生・藤野彩花役として、元「乃木坂46」堀未央奈。坂口涼太郎、時任勇気、柳俊太郎も出演する。秋の特別編は、4つのオムニバスストーリーで構成。赤楚さんのほか、森七菜、桐谷健太、山口紗弥加が主演する。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’21秋の特別編」は11月6日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年10月12日江口のりこがベンチャー企業の破天荒な女性社長を演じるドラマ・木曜劇場「SUPER RICH」に、町田啓太の出演が決定。江口さんとは初共演、赤楚衛二とは「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」以来の共演を果たすことになった。本作は、幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求めるキャリアウーマン・氷河衛(ひょうが・まもる)の、ジェットコースターのような波瀾(はらん)万丈な半生を描く完全オリジナルドラマ。仕事にプライベートにと、苦悩を抱えながらも日々をひたむきに生きるアラフォー女性のリアルな心情を描き出す。このたび、衛の経営する会社「スリースターブックス」の仲間で、彼女の右腕として衛に尽くす宮村空(みやむら・そら)役を町田さんが演じることに。空は「スリースターブックス」の人事責任者で、衛の秘書のような役回りをしている人物。しっかり者でクールな性格だが、誰よりも衛のことをリスペクトし、忠誠心を持っている。ビジネスでもプライベートでも破天荒な衛を冷静に受け止め、彼女の右腕としていつもそばで支えており、衛からも絶大な信頼を置かれている存在。衛のためなら何でもするという姿勢に、周囲からは“忠犬”と言われることも。彼がそこまで彼女に尽くすのには、過去のある出来事が関わっているようで…。「私が今まっとうに生きているのは衛さんのおかげ」と口にする彼の過去には、何かが隠されていそうだ。そんな空だが、その働きぶりはスマートであり、物腰も柔らかいため、空に何かと相談事やプライベートの愚痴をこぼす社員も多い。「スリースターブックス」に採用されたインターンたちの面倒も見ており、良きお兄さん的存在となっている。子犬のように衛を慕う春野優(赤楚衛二)のことを警戒しており、彼には厳しく当たることもしばしば。優が現れたことで、空の社内での立ち位置が変わり、衛との関係が少しずつ崩れていく…。町田さんは「“忠犬”と呼ばれるくらいに衛さんを心から敬愛している人物です。衛さんのように強くあろうとしている空自身にも、抱えている心の痛みがあるので、そこにそっと寄り添いながら一緒に成長していけたら」とコメント。さらに、初共演となる江口さんについては、「とても穏やかなお人柄で、お芝居をしやすい空気をつくってくださるので救われていますし、すごく心強いです」と語る。また、本作は「内容を聞けば聞くほど挑戦的で魅力たっぷり」と言い、「成功と失敗を繰り返しながら“RICHとは何か”を考える、それぞれの人物たちの成長物語でもあると思っています。彼らが心のあり方を模索する様子を、楽しみながら見守っていただけるよう励みたい」と、本作のテーマに触れて意気込みを寄せている。また、合わせて衛、優、空のスリーショットも解禁。破天荒な女性リーダー・衛と、優、そして空の微妙な関係性がストーリーを追うごとにどう変化していくのか、期待が高まる。木曜劇場「SUPER RICH」は10月、毎週(木)22時~フジテレビ系にてスタート。(text:cinemacafe.net)
2021年08月23日寺田心が主演を務める、映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が現在公開されている。同作は1968年からの3部作、2005年の平成版とヒットを記録した映画『妖怪大戦争』の令和版。フォッサマグナに眠る古代の化石たちが1つに結集し、巨大な妖怪獣へと姿を変え、東京を向かうという未曾有の事態に、妖怪ハンターの血を継ぐ埼玉県・所沢市の小学生・渡辺ケイ(寺田)が「世界を救う勇者」に選ばれ、妖怪たちとともに大冒険を繰り広げる。今回は、主役のケイを演じる寺田と、ケイと共に冒険する天邪鬼を演じる赤楚衛二にインタビュー。作中では同じシーンも多かった2人に、役者として互いに感じたことや、撮影の仲良しエピソードについてなど話を聞いた。○■撮影時からの成長は?——撮影以来の再会のことですが、久しぶりに会って印象は変わりましたか?寺田:どうですか? 僕、成長しましたか?赤楚:顔の丸みが少しなくなって、シュッとしたよね。寺田:嬉しいです、ありがとうございます。赤楚さんみたいにかっこよくなりたいです!赤楚:いやいや、また〜(笑)寺田:いやいやいやいや! 本当にいつ見てもイケメンだなあ、かっこいいなあと思います。赤楚:本当に!?寺田:本当ですよ!——おふたりの仲の良い雰囲気が伝わってきます。撮影中は、赤楚さんはずっと天邪鬼(あまのじゃく)のメイクだったんですよね。寺田:役の扮装の姿でしかお会いしてなかったので、洞窟からの帰りのバスが1番長く素顔を見ていた気がします。特殊メイクがすごく大変そうでした。赤楚:あの扮装で、最後にカッコつけて写真を撮ったりもしてみました。寺田:赤楚さんは前からかっこいい方だと思ってたんですが、お会いして本当にかっこいい! と思いました。男の子はヒーロー願望があるし、『仮面ライダー』をやってらしたから、憧れの存在です。赤楚:初対面の時、僕は妖怪メイクだったけど、怖くなかった?寺田:怖いというよりも、「本当に赤楚さんなの?」みたいな(笑)。素顔を見てやっと「赤楚さんだ!」と思いました。最初は赤楚さんだとわかっていたんですけど、特殊メイクや演技も相まって、赤楚さんなのか天邪鬼なのかだんだんわからなくなっていって。赤楚:僕はもうずっとテレビで見てたので、会ったときには「本物の心くんだ!」と思いました。本当にかわいらしくて、でも一緒にお芝居をやっていくうちに、芯の強さも垣間見えて、かわいらしいけど、かっこいい男なんだなというのが印象深かったです。○■寺田心、素晴らしい受け答えの源には…——寺田さんは小学校5年生の春休みに今作の撮影をされていたということですが、赤楚さんはご自身の同じくらいの年の時と比べてみるといかがですか?赤楚:僕が小学校5年生の時!? ……ハナたれこぞうでした(笑)寺田:本当ですか?赤楚:本当に(笑)。周りにも田んぼしかないので、カエルをとって遊んでいた野生児でした。だからこんな受け答えとか、絶対にできなかったです。まず、じっとしていられない子でした。心くんから色々学ばせていただいてます。寺田:いやいや!——寺田さんの受け答えや語彙力は本当に素晴らしいですが、何か本を読んだりなど、お勉強もされているんですか?寺田:僕は小説はあまり読まなくて、漫画が好きなんです。漫画にも難しい言葉が出てくるから、それをしっかり熟読しているのが、もしかしたら良いのかもしれません。最初は絵だけ見ていたとしても、何回も読み返すと言葉が頭に入ってくるんです。家にもたくさん漫画があるし、とにかく気になると思ったものはなんとしてでも読んだ方がいいと思います! わざわざ読もうとしているわけじゃなく好きなものを読んでいて、最近は物理や元素記号についての漫画を読んでます。——すごいですね! 今回寺田さんはケイ、赤楚さんは天邪鬼を演じて、何か自身との共通点はありましたか?赤楚:天邪鬼は、人と仲良くしたいけどできなくて壁を作っているところや、意外と素直なところは共感できたかな。寺田:ケイとは、怖がりなところが似ているなと思いました。僕もおばけのような類の怖いものが苦手なので……トイレは行けるし、1人で寝られるようになったんですけど、お化け屋敷だけは行けない! ある仕事で行ってから怖くて、友達と一緒の時も、目をつぶりながら入りました。「絶対亡霊だ」とぼそぼそ言いながらやっとお化け屋敷を出たら「なんか、ずーんとした顔してるね」と言われました。赤楚:ぼくもめちゃくちゃ怖がりです。高校生の頃にお化け屋敷に行って、怖すぎて友達を突き飛ばして逃げて嫌われました(笑)。でも、3年前くらいに「叫べばいいんだ、叫んだら面白くなる」とお化け屋敷の楽しみ方を教わって、友達と一緒に「わぁ〜! 怖い!」「ぎゃあ!」と言っていたらすごく楽しくて、お化け屋敷が好きになりました。寺田:叫ぶんですね!? やってみます! 友達の鼓膜を破壊しない程度に……。——一緒にお芝居をするシーンが多かったお二人は、撮影での印象はいかがでしたか?赤楚:すごく純度が高いお芝居をストレートにぶつけてくれるので、僕としても助けられました。想像していたプランなんか飛び越えるくらい、今までにないストレートさで来てくれるから、演じていてすごく楽しかったです。いろいろ経験はされているけど、心の透明さが演技に出てくるんだろうなと思いました。寺田:赤楚さんには、本当に優しくしていただいて。同じ愛知県出身ということもあって地元の話もしたし、撮影の時は小5だったので、中学ではどうしようというような相談もさせていただきました。それだけじゃなくて「だるまさんが転んだ」で遊んだりもして、本当のお兄ちゃんのような感じでした。赤楚:心くんには、たくさん驚かされたしね(笑)。イタズラ好きなので。寺田:背後から「わっ!」って。赤楚:本当に怖いから、びびっちゃって。寺田:僕、人間側なのに驚かしてました(笑)。あらゆるところで数え切れないほど、記憶にあるかないかくらいたくさんいたずらをしてたけど、赤楚さんには特に1番仕掛けたと思います(笑)。赤楚:そうなの!?(笑)寺田:本当に1つ1つのリアクションが大きくて、クセになってしまったというか、1日に1回くらいはしかけないと気がすまなくなってました(笑)○■互いに「かっこいい」——それだけ一緒に過ごしてきたということだと思いますが、互いに「こういうところがかっこいい!」と褒め合っていただくとしたら、どんなところですか?赤楚:やっぱり心くんの信念の強さがかっこいい。撮影の合間にはなんでこの仕事をやってるのかという話もしたし、そこから見えてくる生き様が醸し出されています。体や心の変化もあるかもしれないけど、この年のうちから絶対にブレないものを持っているのは、本当に尊敬できるところです。寺田:ありがとうございます。赤楚さんが優しくてかっこいいというのはもう大前提の話として、この映画だからこそ、妖怪の時と普段の時との違いのギャップがすごく素敵です。赤楚さんの背中を見て大きいな、力強いなと思いました。僕がイタズラを仕掛けてたりして迷惑になったりしないのかなと思ったこともあったんですけど、しっかりリアクションしてくださったり、遊んでくださったり、本当にすごく楽しくさせていただきました。赤楚:「リアクションしてくれた」と言ってくれたけど、本当にビビってただけだよ(笑)寺田:洞窟の中でやったイタズラが1番楽しかったです(笑)。暗いし寒いし、いたずらしがいのあるスポットで、ハマりました。最高の条件でした。——先ほど『仮面ライダー』の話も少し出ましたが、今作も特撮的な見どころがある作品ですよね。寺田:今回初めてCGのある作品にチャレンジして、今までは一緒に演じる相手が目の前に存在していたんですけど、ないものを想像することがとても難しいなあと思いました。でも、想像で演じたからこそ、僕自身も映画を見て「こんな風になったんだ、かっこいいな」と思って、改めて冒険したような気持ちになりました。赤楚:僕自身、毎回技術の進歩を感じることがあって。質感や肌ざわりも伝わってきたり、大きさもリアルに近づいていて、すごく迫力もあるので、ぜひ劇場で楽しんでほしいです。——ちなみに赤楚さんは色んな国の方から人気で、日本以外のファンの方にもおすすめできますか?赤楚:日本の文化と言えばアニメや漫画が有名ですが、妖怪も文化だと思います! 世界中の妖怪も出てくるので親しみを持てると思うし、日本の妖怪がどんなものなのか楽しんでもらえる作品です。■寺田心2008年6月10日生まれ、愛知県出身。3歳から芸能活動を開始し、2015年にはTOTO「ネオレスト」のCMが話題に。主な出演作にドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(15年)、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(17年)、『トクサツガガガ』『ハル〜総合商社の女〜』(19年)、映画『L・DK』(14年)、『パパはわるものチャンピオン』(18年)、『ばあばは、だいじょうぶ』(19年)など。■赤楚衛二1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2017年にAmazonプライムビデオ『仮面ライダーアマゾンズ』、同年9月に『仮面ライダービルド』出演で話題に。主な出演作にドラマ『ねぇ先生、知らないの?』(19年)、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20年)、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』『映像研には手を出すな!』(20年)など。現在、ドラマ『彼女はキレイだった』に出演中で、公開待機作に映画『決戦は日曜日』(2022年1月7日公開)がある。
2021年08月15日素直で、嘘がない。俳優・赤楚衛二はまっすぐに伸びる新緑のような人だ。そんな彼が8月13日公開の映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』で演じるのは、いつも自分の考えとは真逆の回答をするひねくれ屋の天邪鬼(あまのじゃく)。まるで本来の自分とは正反対のキャラクター。でも、だからこそ演じる楽しさがある。そして、演じる中で天邪鬼と似ている部分も見つけたと言う。一見まるで天邪鬼に見えない赤楚衛二の天邪鬼なところははたしてどんなところだろうか。僕のアイデンティティは鼻なのかもしれない――最初に天邪鬼を見たとき、言われなければ赤楚さんだと全然わかりませんでした(笑)。自分でも何度見ても見慣れないというか。いまだに僕ではないんじゃないかと思うくらい別人だなと(笑)。でも実はそんなにすごく何かをしたわけではなくて。肌を塗って、カラコンつけて、あとは鼻ぐらい。鼻だけでこれだけ印象が変わるんだったら、僕のアイデンティティは鼻なんじゃないかなと思ったりもします(笑)。――妖怪役ということで、演技の方法論みたいなものは他の作品とは変わりますか?がっつり変わりますね。人間じゃなくてもいいんだということで、枷が外された感覚がありました。――それは、表現の思い切りが良くなるというような?表現が大きくなるのと、表現のパターンもなんでもいいんじゃないかなって思いました。天邪鬼なんて誰も会ったこともないし見たこともない。正解がない分、何をやっても正解になる。自由度がすごい高かったかなと。――表情のつくりかたもいつもと違った気がしました。鼻をメイクしているので、鼻のあたりがちょっと張り付いてた感じなるんですね。だから、笑うときもちょっといつもと違う変な笑い方になったりというのはありました。でも、そこは不自由だとは思わず、活かしていこうと。目もそうですね。カラコンを今まで入れたことがなかったので、ちょっと怖かったんですけど、意外とすんなり入って。このメイクで目が緑だと、より目が強調されるので、いいなと思いました。(c)2021『妖怪大戦争』ガーディアンズみんな気を遣わないで、じゃんじゃん電話してほしい――なんでも声の出し方は『ちびまる子ちゃん』の山田くんをイメージしたそうで。この見た目で普段の喋り方と同じように「おいら友達いないんだ」と言っても全然フィット感がないなと思って。どうしようかなと考えているときに、パッと山田くんだって思ったんですね。それは天邪鬼が持っている愛らしさが山田くんに近い気がしたからなんですけど。――ぜひ聞きたいです。赤楚さんは天邪鬼のどんなところに愛らしさを感じていますか?やっぱり素直じゃないところですかね。寂しがり屋のくせに素直じゃないところが、僕自身にもちょっと似ているというか。だからこそ好きなのかもしれないです。――赤楚さん、素直じゃないんですか?ほぼ素直です。ほぼ素直なんですけど、人と会いたいなと思いつつ、連絡を面倒くさがったりとか、来てほしいけど自分からは連絡したくないとか、そういうところが素直じゃないなと。――なぜ連絡しないんですか?面倒くさがりなんです(笑)。人とのつながりはあまり得意じゃないけども、でもどこかで人とつながっていたい自分もいるという。そういう葛藤の中で日々生きている気がします。――前に忙しそうだと思って連絡を控えていたご友人に、赤楚さんが「俺たちそういう関係じゃなくね?」とおっしゃった話をSNSで見ました。川合(諒)くんですね。そうなんですよ。そういう人がいるから、余計僕は寂しくなるんです。だから、みんな気を遣わないで、じゃんじゃん電話してほしいです。――まずは自分からしてみましょう(笑)。確かに(笑)。でも僕からはしないです。――天邪鬼だ!本当ですね。全然天邪鬼なところはないつもりなんですけどね。あ、でも、寝ているときにマネージャーさんから電話かかってきて、「寝てた?」って聞かれると「寝てないです」って嘘ついちゃう。本当にそこだけは嘘ついちゃう。――なぜでしょう(笑)。わかんないです(笑)。たぶん寝てたことを悟られたくないんでしょうけど。絶対バレてるんですよね、声で。ファンタジーだからこそリアリティを大切にする――改めてですが、赤楚さんが思う本作の魅力を聞かせてください。前回以上に世界中の妖怪が出てくるので、妖怪好きの方には楽しんでもらえるんじゃないかと思いますし、何よりスケールが大きいんです。最終決戦のシーンはスタジオでの撮影だったんですけど、本当に電柱が倒れていたり、ビルが壊れていたり、こんなスケールのでかいスタジオで撮ったのは、僕にとっても初めてでした。――難しいですよね。実際の撮影では、目の前に妖怪がいない中、でも本当に妖怪がいるようにリアクションをしなくてはならない。そこは『仮面ライダー』のおかげでなんとかなりました。巨大な敵が出てきたり、自分の手から技が出たり。なんでもありの撮影だったので、見えないものをイメージして演技をするのは、あのときかなり鍛えられましたね。本当に『仮面ライダー』さまさまです。――撮影のときは、見えない妖怪のビジュアルを頭の中でイメージして演技をするんですか?そうですね。どれくらいの背丈だとか、片足を一歩進めただけでどれだけ地面が揺れるのかとか、そういうことはいろいろ考えていました。確かにお話としてはファンタジーなんだけど、お芝居までファンタジーになってしまったら観ている人は共感できない。だから、そういう細かいところのリアリティは大切にしました。部屋に虫が出たら親に電話します――個人的には、主人公であるケイと弟のダイの兄弟の物語が胸に響くものがありました。めちゃくちゃいいですよね。お兄ちゃんがちょっと意地悪しちゃうのもすごいわかりますし、弟がすごい素直で。本当にお兄ちゃんが好きなんだろうなというのがにじみ出ていて、僕も大好きです。――この物語は、ケイが勇気に目覚めていく物語です。赤楚さんは勇気はある方ですか?ものによりますけど、それこそお化けは昔は怖かったです。お化け屋敷が苦手で。友達を突き飛ばしてダッシュで逃げちゃうくらい本当に無理だったんですけど、それは3〜4年前に克服しまして。今はむしろ虫の方が怖いです。――虫は確かに怖いです。昆虫だらけの森の中での撮影のときとかは、ずっとビビってます(笑)。――もし家に虫が現れたら?親に電話します。――電話されても助けには行けません(笑)。来られないですけど、ひとりで耐えきれないので。とりあえず「どうしたらいい?」って相談して、その怖さを共有します。で、結局どうもしてくれないから、自分で窓を開けるなり殺虫剤を買ってくるなりするんですけど…。――じゃあ、たとえば大きな仕事や難しい仕事に直面して、何か決断しなければいけないとなったとき、勇気を出して飛び込むことはできますか?そういうときはバンって飛び込んじゃいますね。結局なんとかなるんですよね、大抵のことは。もし何かあったとしても、何かあったときに改めて考えればいい。その前からビビっているのはもったいかなと思います。――なんとかなると思えるのは昔からの性格?それともキャリアを重ねる中で生まれたものですか?重ねる中で生まれたものですね。やっぱり最初の方はオーディションに落ちたらどうしようってビクビクしていたし。で、実際に落ちて、落ち込んでみたいな。でもそういうことを繰り返していく中で、だったら期待しなきゃいいんだと考えられるようになったというか。まだ起きていないことをあれこれ期待するから慎重になる。そうじゃなくて、とりあえず先のことを考えずに今できることをぶっこもうという気持ちで入っていけるようになったのは、そこからですね。僕の点数が5だとしたら、それを10で返せる仕事がしたい――『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』のヒットを経て、いろんな人たちが赤楚さんに注目するようになりました。この熱狂をどう受け止めていますか?変わらないところは変わらないかもしれないですけど、でも日々変化していきたいとは思っています。それは別に自分を取り巻く環境が変わったからとかそういうわけではなく、やっぱり僕はちゃんとしたカッコいい男になりたいので。そこに向かって常に変わっていきたい。それが変化なのか成長なのかわからないですけど。――多くの人が赤楚さんに期待しています。それは喜びですか?それともプレッシャーですか?両方ですね。うれしいですし、もちろんプレッシャーでもあります。たとえば僕がほんのちょっとしか出番がない役で出たときも、いろんな人が褒めてくれて。でもきっとこれから露出が増えれば増えるほど、ネガティブなことを言われることもあると思うんです。でもそうやって言われるのには、僕にも理由があるだろうし。そこは直していこうと思う反面、そうやって自分の粗みたいなものを指摘されることに対しては怖さも感じています。――そういうネガティブな声は、何かもう実感としてあるのでしょうか。今はあんまりないです。それは、僕自身、そんなにネットを見ないというのもありますけど。ただ、もっと第一線で活躍されている方たちを見ると、そうなっていくんだろうなと。それは怖いけど、この仕事をやっている以上、それだけ言われる立場になりたいという気持ちもあります。――今、赤楚さんのモチベーションになっているものは何ですか?今言ったようなこともモチベーションになっていますが、いちばんは楽しんでくれる人がいること。やっぱり観てもらえないと寂しいですから。僕たちの仕事って観てくれる人がいてナンボの世界なんだというのは改めて実感しています。――これからの赤楚さんの活躍を多くの人が楽しみにしています。最近お仕事をいただける機会がすごく増えて。見てくださる方も増えて、すごくうれしいのと、でもやっぱりもっと頑張らなきゃいけないなって。まだまだ超えられない壁が自分の中であって。その中で思うことは、ただなんとなくこなす人間にはなりたくないなって。この役を僕にいただけたのはなぜかということをちゃんと考える。たとえば、キャスティングの段階では僕の点数を5だと思っていたとしたら、それを10で返すぐらいの仕事をやっていきたい。自分らしい道はきっとあると思うし、自分にしかできないお芝居ができる俳優を目指して、これからもひとつひとつのお仕事を頑張りたいです。映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は8月13日全国ロードショー。(c)2021『妖怪大戦争』ガーディアンズぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント赤楚さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!ぴあアプリではアプリ限定の赤楚さんの写真も見られます!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
2021年08月11日作品ごとに新たな顔を見せ、役と真摯に向き合い、全うする赤楚衛二さん。赤楚さんの現在地、そして、その穏やかな佇まいの中に宿る信念とは?『Love so sweet』でめっちゃテンション上がります。夏の始まりを感じさせる蒸し暑い昼下がり。現れた赤楚衛二さんは、穏やかで優しげな笑顔はそのままに、どこか精悍な雰囲気をまとっていた。現在撮影中のドラマ『彼女はキレイだった』の影響もあるのかもしれない。今作は韓国で製作され大ヒットした同名ドラマのリメイクで、子供時代に心を通わせた男女が16年ぶりに再会して起きるラブストーリー。その中で赤楚さんが演じるのは、ふたりが働く雑誌編集部の記者で、過去の経緯を知りながらもヒロイン・佐藤愛(小芝風花)に恋してしまう先輩記者の樋口拓也。ひょんなことから編集部で働くことになった愛を何かと気にかけるが、同時に小学生レベルのいたずらを仕掛けて喜ぶような変わり者のキャラクター。「最初にお話をいただいた時は、自分の役が韓国版の俳優さんのイメージに持っていかれることを懸念して、見ずに挑もうかと思っていたんです。でも、結局見ちゃいました。ジャクソン(小芝さん演じる愛の愛称)にしょっちゅうちょっかいをかけたり、ちょっとはっちゃけすぎるところはありますけれど、彼はチャーミングで他人の目線に立てる人。僕の役も何を考えているかわからないところは一緒で変人は変人なんですが、監督さんとニュアンスを話し合いながら僕だったらどうやるかを考えて演じています」これまでのインタビューでその時に演じている役柄に集中するあまり、撮影中は私生活にまで影響を及ぼしてしまうことが多いと話していた赤楚さん。現在はどうやら「普段よりもテンションが高くて陽気」な人にシフト中のよう。「役に入るとすごく楽しくなっちゃうみたいで、声もいつもより大きいみたいです。僕自身、普段から帰り道を変えて小さな発見を楽しんだり、些細なことを面白がるようにしています。それで言いますと、この間、家のエントランスロビーの壁に、くまのプーさんみたいな模様を見つけたんです。嬉しくて写真を撮って友達に『俺んちの家の壁にプーさんがあるよ』って送ったら、すごいねって言ってくれる人もいたけど、『大丈夫?』っていう反応もあって(笑)。まあ…役としては正解なのかな」演じる樋口は、ライバルがいようと恋心をストレートに伝えるタイプだけれど、ご自身はどうなのだろう。「僕も、めちゃくちゃガンガンいってましたね。気になる子へのアプローチは、自分が好きなタイプを彼女に寄せてしゃべって、相手に私のことかなって気づかせるとか。逆に彼女の好きなタイプを聞いて、一個一個に『それ、俺じゃん』って返して、冗談交じりで『じゃあ俺にしなよ』って言うとか」理想の出会いは、意外にも「ベタなのがやりたいですよね」との返答。「たとえばひとりで温泉に行って、食事する場所でひとりで黙々とごはん食べていたら、向かいにやっぱりひとりで食べてる女性がいて、『おひとりですか?』って…」話している途中で恥ずかしくなったようで、ククッと笑いが漏れる。「ひとりで温泉旅行することはほぼないですが、いざそうなったら友人には離れてもらって、ひとりの状況を作るかもしれません(笑)」以前にはきっぱり「恋愛よりも仕事」と言っていたけれど、ぽろりと「恋したくなっちゃいます」発言も。「恋愛ものの作品に入っていると、いいなぁって思っちゃいます。それこそ『チェリまほ』(ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』)の時もそうで。前はどっちかといえば一目惚れタイプだったんですけれど、人を好きになっていく過程をあの作品で教えてもらった気がして、いいなって。今は、恋愛映画ばっかり観てるし、キュンキュンするラブソングを聴いてます。嵐さんの『Love so sweet』なんて、あのイントロが始まるとめっちゃテンション上がります」恋のライバルとなる長谷部宗介は、同い年の中島健人さんが演じる。「お芝居ではまだガッツリ絡んでいなくてバラエティでご一緒した時のことですけれど、めちゃくちゃ頼もしくて、ここまでいろんなものを背負いながら生きてこられたんだなと感じました。ユーモアもあって、男性として魅力的な方ですよね」そう話す本人も、少しずつ背負うものが大きくなってきているはず。「映画『思い、思われ、ふり、ふられ』の頃はプレッシャーを感じていましたけど、今は、僕にできることをやるしかないという気持ちでいます。もちろん反省することはあるけれど、ネガティブにならないよう、どうせチャレンジするなら楽しんでやりたいと思っています」最後に特集に絡めて、赤楚さんに脚に関するエピソードを伺ってみる。「僕、足の人差し指が親指より長いんです。小さい頃、それで親より出世すると言われていたので、それを目標にがんばっています。…って、こんな話でいいんですかね(笑)」あかそ・えいじ1994年3月1日生まれ、愛知県出身。出演ドラマ『彼女はキレイだった』は7月6日より毎週火曜21時~フジテレビ系にて放送。映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の公開も控えている。古着のパンツ¥16,280(サレン東京 TEL:03・6416・1312)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年7月7日号より。写真・笠井爾示スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・廣瀬瑠美取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年07月03日作品によって全く異なる顔を見せる赤楚衛二さん。役に没入しがちという赤楚さんがリセットできる時間とは?憧れのひとり暮らしを始めた上京話から、理想の暮らしなど色々語ってくれました。食器洗いが苦手。次に引っ越したら食洗機を買いたいです。ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』では、好きなものに囲まれた平穏な暮らしを慈しむ主人公を。映画『思い、思われ、ふり、ふられ』では、棚を埋め尽くす映画のDVDを心の拠り所にする青年を。表情や佇まいに、生活の匂いまで感じさせるような繊細な演技で、役に命を吹き込んでみせる赤楚衛二さん。その赤楚さん自身は、一体どんな生活を送っているのだろうか。「わりと頻繁に引っ越すタイプで、今の家で4軒目なんです。上京したての時は、モノトーンの部屋に憧れてインテリアを黒で揃えたんですけれど、結果、家に帰っても全然落ち着けなくて(笑)。今の家も、引っ越した時はすごくいいと思っていたはずが、収納が少ないのもあって手狭になってきて、そろそろ断捨離も考えなくちゃいけなくなっています。しかも買ったソファがめちゃくちゃ大きくて、さらに部屋が狭くなってしまって。まさに今、引っ越したいと思っているところです」自宅は、「僕が僕でいられる場といいますか…何も気にしなくていい、ひとりで物事を考えることができる、自分にとっては一番必要な空間」。また、精神面や身体面でのリセットの場でもある。なかでもとくに大事にしているのは睡眠と入浴の時間らしい。「もともとロングスリーパーで、寝ないとダメなタイプなんです。ただ、十分な睡眠時間が取れない時もあるので、睡眠の質を上げたいと思って、寝具は寝心地を重視した、いいものを選ぶようにしています。でも、それだけこだわっていても、寝ても寝ても疲れが取れないっていう状態になったことがあって…。どうしたら睡眠の質を上げられるんだろうって調べてみたら、お風呂だったんですよね。僕、睡眠スコアが測れる機器を着けて寝ているんですけれど、湯船にゆっくり浸かるようになったら、スコアが上がったんです。だから今は、どんなに疲れて帰ってもお風呂は欠かさないです。浸かるのは15分くらい。45度とかの結構熱めのお湯が好きで湯船から出ると体がぽかぽかなんで、シャワーで体を洗うタイミングで一緒に湯船もゴシゴシしています。これが一番効率がいいんで(笑)」無邪気な笑顔でそう話す。この気取らない等身大な暮らしぶりが、画面越しに伝わる人肌を感じる演技に繋がっているのかもしれない。ひとり暮らしも6年近くなり、家事も板についてきたけれど、いまだに食器洗いは苦手だとか。「洗濯も料理も好きなんですよ。とくに料理は、始めてみたら奥深いじゃんってなって一時期めちゃくちゃハマってました。でも、食べ終わった後に動きたくなくて、近頃はテイクアウトに頼っちゃうことが多くて。次に引っ越したら食洗機を買いたいです。そしたら料理するようになるのかなって」今回の撮影テーマは“夜のおうち時間”。普段の夜は?「意外と寂しがりで、友達に“ヒマ電”することが多いです。地元の友達とか共演して仲良くなった友達と、長いと2~3時間くらい。基本、メールより電話が好きです。イヤホンで話しながら洗濯したり片付けもできるから。誰も構ってくれない時は映画を観るか、テレビだったり本だったり。ひとりが好きだけれど寂しがりっていう、よくわからない感じです」ただ、もともと役に没入してしまうタイプ。それゆえ、ひと度作品に入ると生活までが一変する。「まだ、うまく切り替える方法がわかってないだけなんですけど。撮影期間中は映画も観られないですし、テレビもつけないし。音楽も曲の趣味が変わっちゃうくらい、全然違う曲が聴きたくなったり。その期間は友達とも急に連絡を取らなくなって、メールも返せないってことも多いです。セリフは、カフェとか外で覚えることが多くて、わりとセリフ覚えが良いほうではあると思うんですけど…。でもこの間、2つの作品を並行して撮ることがあって、これまでのずっと役でいるやり方ではダメだと思ってアプローチを変えてみたんですね。作品のなかでの自分の役割を把握して、シーンの意味をちゃんと理解した上で、いざ現場に入ったら真っ白で立とうって。この方法を試してみたら、意外とうまく切り替えられたんです。もしかしたら、現場でエンジンをかけるスピードが速くなっただけかもしれないですけどね。今までは徐々にしか上げられなかったけど、スイッチ入れたらバンッてエンジンを動かすことができるようになってきているのかな。そっちの手法を極められたら、撮影前日の夜もお酒とかを楽しめるようになるのかもしれません」さまざまな経験を重ね、少しずつ自分に合う快適な暮らしが見えてきたところ。今、住みたい部屋の条件は、仕事関連のものを持ち込まない空間をひとつ持つこと。「最近、木の温かみのある家具に目が行くようになって。次に引っ越したら、思い切ってそっちに買い替えたいなと思っています」LIFE STYLE 1:何より睡眠を大事に。眠りの質の向上のため寝具にはこだわります。贅沢をするほうではないですが、睡眠の質を上げるためには惜しまないようにしています。マットレスは体が沈みすぎない硬めのタイプで、逆に枕は柔らかいもの。お風呂上がりには、マッサージガンでコリをほぐしたり、赤外線で脚を温めたりしています。LIFE STYLE 2:思考に浸れるよう余計なものを遮断した何もない空間を大事に。ともすると、家でもずっと役や作品のことを考えています。でも、物が多いと目から入ってくる情報が多くて集中できないといいますか…。なので今は、思考したい時は余計なものが一切ないトイレにこもる。俗世を遮断できる僕のサンクチュアリです。LIFE STYLE 3:好きな香りに包まれ湯船に浸かって今日一日をリセット。もともとお風呂が好きなのもあるし、睡眠の質を上げるためにも、毎日必ず湯船には浸かるようにしています。お風呂は、余計なことを考えずにリラックスできる場所。なので入浴剤にもこだわっていて、好きな匂いのものを何種類も買って使っています。あかそ・えいじ1994年3月1日生まれ、愛知県出身。昨年、主演ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』が大きな話題に。3月22日放送のドラマ『ハクタカ 白鷹雨音の捜査ファイル』(テレビ東京系)に出演。今夏公開予定の映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』に出演。写真1、2枚目・古着のブルゾン¥7,800古着のスウェット¥5,800(共にaNiKi TEL:03・5728・4410)オーバーオール¥50,000(ニート/にしのや TEL:03・6434・0983)その他はスタイリスト私物写真3、4枚目・スウェット¥10,000パンツ¥11,000(共にチャンピオン/チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウ TEL:03・5962・7600)※『anan』2021年3月17日号より。写真・金 玖美スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・廣瀬瑠美取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年03月14日赤楚衛二とSUMIREが、有名妖怪をはじめ、映画オリジナル妖怪、世界中のモンスターも加わり妖怪ワールドが拡大する『妖怪大戦争 ガーディアンズ』にて、“鬼”役として参加することが分かった。「仮面ライダービルド」「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」『思い、思われ、ふり、ふられ』などに出演する赤楚さんが演じるのは、主人公・兄(寺田心)が冒険の中で出会う鬼のひとり、天邪鬼。名前の通りあまのじゃくな性格で、いつも自分の考えとは真逆の回答をして兄を振り回す役どころ。兄を必死で追いながら「お前、歩くの遅いなー」(=速い)と言ったり、窮地に陥ると「絶体絶命の、チャーンス!」(=ピンチ)と言ったり、コミカルでどこか憎めない性格。また、捨てられていた白いガラケー(聞いたことは何でも教えてくれる不思議なガラケー)を唯一の友達として大切にしている。そして、「装苑」専属モデルであり、『リバーズ・エッジ』『mellow』など女優としても活動するSUMIREさんが演じるのは、武闘派な鬼の一族のリーダー・茨木童子。兄の先祖にして、平安時代に実在した伝説の妖怪ハンター・渡辺綱に痛い目に合わされた過去を持っており、鬼の大群を従え兄の命を狙う。本作では、迫力のアクションシーンにも挑戦している。前作を映画館で観たという赤楚さんは「『また妖怪大戦争をやるんだ!』という驚きと、新作で鬼を演じさせていただける喜びで溢れています」と出演を喜び、「天邪鬼を演じる上では、たたずまいや動きも参考にしたくて『マスク』や『ロード・オブ・ザ・リング』など特殊メイクが印象的な作品も見直しました。独特な声の出し方は『ちびまる子ちゃん』の山田くんをイメージしたりもしています(笑)」と役作りを明かす。SUMIREさんは「妖怪に対する仲間意識の強さや芯のある茨城童子として、初めてのアクションや役作りの上で妖怪の格好をして三池監督の非現実的でも魅力的でアクティブな世界観のある作品に携わる事が出来て楽しかったです」と撮影をふり返り、「初めて寺田心君との共演で今まで自分が持っていた心君のイメージと違い、撮影の合間に学校で流行っている事を話してくれたり一緒に遊んだり無邪気な子供らしい部分をたくさん見せてくれて嬉しかったです」と共演した印象を語っている。『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は今夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:妖怪大戦争 ガーディアンズ 2021年公開予定©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ
2021年02月15日主演・寺田心、監督・三池崇史による映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が2021年夏に公開される。この度、本作で鬼として赤楚衛二とSUMIREが出演することが発表された。1968年からの3部作から始まり、2005年の平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』。今回の主役は、今飛ぶ鳥を落とす勢いの名子役・寺田心。数奇な運命に導かれ世界の存亡をかけた戦いに挑む主人公・渡辺兄を演じる。さらに寺田演じる主人公・兄をとりまく妖怪キャストとして狐面の女役に杉咲花、狸の総帥・隠神刑部役に大沢たかおが抜擢されている。ストーリーは20XX年、列島を南北に縦断する断層・大地溝帯=フォッサマグナから現れた「妖怪獣」により、妖怪界と世界に未曽有の危機が到来するところから始まる。妖怪たちは「妖怪獣」に対抗する力として、伝説の武神を復活させる手立てを講じている。しかし、その復活には古代に妖怪ハンターであった渡辺綱の血を継ぐ者の力が必要だった。そこで選ばれた宿命の兄弟が、思いもよらない大冒険に身を投じていく。新たに発表となった赤楚が演じるのは、主人公の兄が冒険の中で出会う鬼のひとり・天邪鬼(あまのじゃく)。名前の通りあまのじゃくな性格で、いつも自分の考えとは真逆の回答をして兄を振り回す。道を急ぐ兄を必死で追いながら「お前、歩くの遅い=(速い)なー」と言ったり、窮地に陥ると「絶体絶命の、チャーンス(=ピンチ)!」ともらしたり、コミカルでどこか憎めない性格が特徴のキャラクターだ。一方で、捨てられていた白いガラケー(聞いたことは何でも教えてくれる不思議なガラケー)を唯一の友達として大切にするピュアな一面も。赤楚は、若手俳優の登竜門『仮面ライダー』シリーズや、浜辺美波との共演で話題の映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(20)、通称“チェリまほ”として話題を呼んだ主演人気ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)などで、現在ブレイク中。発表済みのキャスト同様、真っ赤な顔にアシンメトリーの角や特徴的な鼻など、本格特殊メイクで見事鬼への変身を果たしている。三池監督作への初出演で演じた初の鬼役について「めちゃくちゃ大好き!」と語る、彼のチャーミングな天邪鬼に注目だ。一方のSUMIREが演じるのは、武闘派な鬼の一族のリーダー・茨木童子(いばらきどうじ)である。主人公の先祖にして、平安時代に実在した伝説の妖怪ハンター・渡辺綱(わたなべのつな)に痛い目に合わされた過去があり、鬼の大群を従えて兄(けい)の命を狙う。実際の言い伝えでは、茨木童子は綱に腕を切り落とされたという話も多々存在しており、好戦的な鬼として知られる存在。演じるSUMIREは雑誌『装苑』専属モデルとして活躍しながら、『さらば静寂』(18)、『リバーズ・エッジ』(18)、『mellow』(20)など話題作への出演が続く若手注目株。赤楚同様、本作では初の三池監督作で初の鬼役での出演となるSUMIREは、見た目にもド派手な鬼に変貌し、迫力のアクションシーンにも挑戦している。今夏の公開にますます期待だ。赤楚衛二 / 天邪鬼(あまのじゃく)役・コメント前作を映画館で観ていたので、今回の出演については『また妖怪大戦争をやるんだ!』という驚きと、新作で鬼を演じさせていただける喜びで溢れています。天邪鬼を演じる上では、たたずまいや動きも参考にしたくて『マスク』や『ロード・オブ・ザ・リング』など特殊メイクが印象的な作品も見直しました。独特な声の出し方は『ちびまる子ちゃん』の山田くんをイメージしたりもしています(笑)。天邪鬼のことはめちゃくちゃ大好きです!鬼だけど、どこか垣間見える人間らしさに共感してもらえる役だと思います。初めて演じた鬼役ということもありますが、とても愛らしいし、実は辛い思いもしてきたキャラクターなので、撮影が終わった時には兄(けい)たちと出会えてよかったなとしみじみ思いました。SUMIRE / 茨木童子(いばらきどうじ)役・コメント妖怪に対する仲間意識の強さや芯のある茨城童子として、初めてのアクションや役作りの上で妖怪の格好をして三池監督の非現実的でも魅力的でアクティブな世界観のある作品に携わる事が出来て楽しかったです。初めて寺田心君との共演で今まで自分が持っていた心君のイメージと違い、撮影の合間に学校で流行っている事を話してくれたり一緒に遊んだり無邪気な子供らしい部分をたくさん見せてくれて嬉しかったです。『妖怪大戦争 ガーディアンズ』2021年夏公開
2021年02月15日俳優の赤楚衛二が4日、都内で行われた「WEIBO Account Festival in Tokyo 2020」のレッドカーペット・授賞式に出席し、「話題俳優賞」を受賞した。昨年10月期に放送されたテレビ東京のドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称:チェリまほ)で連続ドラマ単独初主演を務め、童貞のまま30歳を迎えたことにより、「触れた人の心が読める魔法」を手に入れた冴えない主人公を好演した赤楚。「役者を始めて6年目になって賞をとりたいという気持ちはまだおこがましいなと思っていながら、一つ一つの作品をいい作品にしようと頑張ってきたんですけど、こうやって評価していただけて本当にうれしいです」と受賞を喜び、「もっともっとこれからも精進していきたいと思いますので、どうぞこれからも応援よろしくお願いします」と呼びかけた。同アワードは、中国最大のソーシャルメディアであるWEIBO(微博)で活躍し、中国で大きな影響力を持つ俳優やアーティスト、文化人、キャラクター、企業を表彰するもの。日本では3回目の開催となる。撮影:蔦野裕
2021年02月04日ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の安達役で大注目された赤楚衛二さん。表情や動きから醸し出される絶妙な仔犬感と、情感あふれる表情や佇まいに心を奪われた人は少なくないはず。今回は、そんな赤楚さんの素顔に迫りました。町田くんは役者としても、人としても尊敬できる人。――赤楚さんがどんな生活をおくっているのか気になります。赤楚:堕落した生活をしています(笑)。たとえば洗濯が苦手だし、料理も苦手でコンビニで買ったものを食べたりしてますし。趣味で言いますと、スーパー銭湯が好きなので、こういうご時世になる以前は、お休みの日にたまに友達と行ったりしていました。スーパー銭湯って、いろんなお風呂があるじゃないですか。熱いお湯は苦手なんですけど、炭酸泉がめちゃくちゃ好きで電気風呂も好きで。あとサウナも大好きです。――一緒に行かれるのは…。赤楚:地元というか、上京してきている名古屋時代の友達だったり、東京でバイトしていた時代の友達だったり、役者の友達だったり。大きく分けて3つありますね。――いまは難しいとは思いますけれど、集まって飲み会みたいなこともされたりするんですか?赤楚:大学生くらいまではそういうこともあったんですけれど、上京してきて地獄の1年を味わってから、そういうことできなくなっちゃいました。上の方には、26歳なんだからもっと遊んでもいいんじゃないって言われるんですけれど、体力的に無理で。でも、ふざけるとなったら全力でふざけます。――ファッションとかに興味は?赤楚:あ~…それなりにあります。どういう系が好きとかじゃないんですけれど、基本、古着が好きだったりするので、休みの日に古着屋巡りすることもありますし。――散財するほう?赤楚:あんまりお金は使わないんですけれど、使うってなったらどんと使います。しょっちゅう買い物するタイプではないんですが、たまにふらっと出かけた先で気に入ったものがあると、ちょっと高くてもためらわず、みたいな。旅行も好きなんですけれど、行くとなったら宿は妥協したくないし。でも基本、貯めるほうだと思います。――あと、人としてこれだけは許せないとか、これだけは守りたいと思っていることは何でしょう。赤楚:これ、ほんっとひとつだけなんですけど、人によって態度を変える人がめちゃくちゃ苦手なんです。しかもそれが、純粋にその人自身というより、背中に背負っている肩書だったり立場だったり…というのが。だからこそ僕も、相手がどんな年下の子だったりしても、ちゃんと“人対人”として接しようと思っています。結局この仕事って人と人との仕事ですし、人が人を見て思い合うものなので、人としてどうあるかが大事なんじゃないかなと。だからなるべくフラットでいようと思っています。――そろそろ年齢的に30代が視野に入ってきています。どんな30代を目指していますか?赤楚:いろんなことを経験して、いろんなものを見て、いろんな人に会って、ちゃんと年相応の人間的深みが出てきたら嬉しいかなというところです。――意識的にそういうことをされていらっしゃるんですか?赤楚:いまはちょっと難しいですが、以前はしてました。本当はずっと家にいたいんですけど、もったいなくて意識的に人に会うようにしていました。人に会うって楽しい半面、しんどさもあるんだけど。――憧れる大人像って、どなたかいらっしゃいますか?赤楚:たくさんいますが、最近会った方のなかでいうと、町田(啓太)くんは素敵だなと思います。役者としてもですが、人としても尊敬できるんです。物事の捉え方とか考え方、役に向き合う姿勢もですし、周りへの気遣いもできる、本当にジェントルマン。しかも、世界情勢や社会のことなどもよくご存じで、それに対する自分の視点や意見をきちんと持っているところも素敵だなと思います。赤楚さんのファースト写真集『A』が好評発売中(ワニブックス)。また、主演ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』のBlu-ray BOXが3月24日に発売予定。そして次号のanan2237号では、共演の町田啓太さんと2ショットグラビアで登場!多くの人々をときめきと幸福の渦に巻き込んだ“チェリまほ”の魅力に迫ります。あかそ・えいじ1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2013年にサマンサタバサ・メンズモデルオーディションでグランプリを受賞。‘15年に俳優デビューし、『仮面ライダー』シリーズなどで注目を集める。昨年、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で連続ドラマ単独初主演。映画『思い、思われ、ふり、ふられ』などにも出演。※『anan』2021年2月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・小松嘉章ヘア&メイク・廣瀬瑠美インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年02月04日ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(以下、チェリまほ)では、非モテの陰キャである安達を演じていた赤楚衛二さん。表情や動きから醸し出される絶妙な仔犬感と、情感あふれる表情や佇まいに心を奪われた人は少なくない。あまりのリアルさに、本人はどんな人?と興味津々。しかしてそこに現れたのは優しい雰囲気はそのままに、男らしく爽やかな好青年なのでした。――いまだチェリまほ人気が冷めやりません。いまや海外でも人気ですが、反響は届いていますか?赤楚:シンプルにSNSのコメント数がドッと増えたのを感じています。そのなかに英語や中国語などいろんな言語が飛び交っているのが衝撃ですし不思議な気持ちです。――撮影中は手応えのようなものがあったんでしょうか?赤楚:台本も面白かったですし、演じていても楽しんでいただけるものになるとは感じていました。でもまさか、ここまでとは思わず。――でも、安達役があまりに自然だったので、今日お会いして纏う空気が全然違って驚きました。赤楚:短い期間での撮影だったこともあり、撮影の日は朝から夜までずっと安達でいたんで、自然とそうなっていたのかもしれません。あと、周りのスタッフさんやキャストの皆さんが安達として接してくれたおかげで、僕自身も安達でいさせてもらえたというのもあると思います。――憑依型というか…役に入り込んでしまうタイプですか?赤楚:どちらかといえば役に引きずられがちではあります。僕自身、準備不足で立つと全然お芝居がうまくいかないんで、作品に入ると、24時間ずっと役のことを考えているせいもあるのかもしれません。――すごく自分とかけ離れた役もありますよね。その場合はどうアプローチされるんでしょう。赤楚:基本、どんな役も自分と共通した部分はあると思っています。たとえば直情型のヤンキーならば、自分の中にある負の感情にフォーカスして、そこを膨らませていく。安達ならば、自分の中の“陰”な部分と人見知りを最大限に膨らませたらああなった感じです。あと、この役はどうやって食べるんだろうとか、どうやって歩くんだろうとかばっかり考えていたりします。――安達との共通点はどこですか。赤楚:きっと安達は30歳まで自分の居心地のいいように生きてきた人だと思うんです。あまり新しい刺激を受けないようにしてたところは、似ていたかもしれない。僕も上京したての時は、東京怖いって…東京に住んでいる地元の友達とばっかり会っていましたから。――ご自身では自分のことをどんな人だと思います?赤楚:それがわっかんなくて。たとえば仕事をしている時と、友達と会っている時の自分って、性格まで違っちゃってる気がする。だからってあまり自分探ししすぎてもだし、人に言われる自分が自分なのかもと考えています。それでよく言われるのがマイペース、ですね。――先ほど上京したての時は刺激を受けないようにしていた、とおっしゃっていましたが、変化してきた理由はなんだと思います?赤楚:共演の方や同じ事務所のメンバー、いろんな人に会ううちに、自分の視野が広がったり、新しい発見があって、いろんなものに触れて刺激を受けることに、楽しさを感じるようになったことですかね。結局、どうしたって自分は自分でしかない。――昔から俳優になりたかったそうですが、きっかけは何ですか?赤楚:家族で映画を観て楽しんだ記憶があって、シンプルに両親を楽しませたかったんです。20歳の時にサマンサタバサのオーディションに受かって、いまの事務所に呼んでいただいて上京しましたが、それがなければ、大学を卒業して普通に就職していたはず。ただ、上京して1~2年くらいは本当に地獄でした。お芝居の経験もほぼなくて、レッスンに行っても先生の話が理解できないんです。もがきながら仕事を一個一個やるうちに、達成感を覚える瞬間や、こういうことかなっていう発見があって、追い求めていくのが徐々に楽しくなっていった感じです。――地獄のような1~2年で、辞めようとはならなかった?赤楚:絶対ならなかったですね。自分がどうしてもやりたくて上京したんで、意地もありました。でも根本的に、どんなにしんどくても、俳優を辞めるっていうのは選択肢になかったです。それより仕事がないという恐怖のほうが大きかったです。――それでもしんどいことはしんどいわけですよね。赤楚:僕、究極に追い込み癖がありまして…。なんでうまくできないんだ、なんで自分はダメなんだって自問自答を繰り返していたら本当にしんどくなって爆発、みたいな。それで、もやもや考えていたことをすべて投げ捨てたら、結局、どうしたって自分は自分でしかないっていう結論に至ったっていう。――そんな時期を経ていまの活躍があるわけですが、ここまでの道のりはどうでした?赤楚:そうですね…毎回、作品ごとに登らなきゃいけない、越えていかなきゃいけない壁が大きくなってるのを感じるんです。なんだかんだで楽できてないってことは、いい形でこれているのかもしれません。何より、仕事が続けられていることがありがたいですよね。――模索しながらお芝居を続けていたわけですが、どこかでハマったという瞬間があったんですか。赤楚:へんな完璧主義者じゃないけれど、出来上がったものに関してはいつも反省ばっかしちゃうんです。ただ、現場で自分ではまったく想定してないものが生まれた瞬間…役がこう動きたかったんだなっていう時があって、その時に、これがお芝居かって思ったんです。――自分では想定していなかった役の感情があふれてきた…?赤楚:はい。その時になんだこれはって…。たぶん一番最初にそれを感じたのは、Webドラマ『仮面ライダーアマゾンズ』という作品です。台本には“怒っている”って書かれていたんですよ。でも、目の前で起こったことを見たら、すごく悲しくなってしまって、全然泣くシーンじゃないのに涙が出てきて…。あれは衝撃でした。赤楚さんのファースト写真集『A』が好評発売中(ワニブックス)。また、主演ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』のBlu-ray BOXが3月24日に発売予定。そして次号のanan2237号では、共演の町田啓太さんと2ショットグラビアで登場!多くの人々をときめきと幸福の渦に巻き込んだ“チェリまほ”の魅力に迫ります。あかそ・えいじ1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2013年にサマンサタバサ・メンズモデルオーディションでグランプリを受賞。‘15年に俳優デビューし、『仮面ライダー』シリーズなどで注目を集める。昨年、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で連続ドラマ単独初主演。映画『思い、思われ、ふり、ふられ』などにも出演。※『anan』2021年2月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・小松嘉章ヘア&メイク・廣瀬瑠美インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年02月04日「ずっと見る側だった月9に出演させていただけて光栄です」1月31日、こうコメントしたのは俳優の赤楚衛二(26)。彼は今月8日に放送されるドラマ「監察医 朝顔」(フジテレビ系)の第13話に出演することが決まった。各メディアによると同ドラマの金城綾香プロデューサーは「赤楚さんとはいつかお仕事をご一緒したいと思っていました」と“ラブコール”を明かしたという。17年、「仮面ライダービルド」(テレビ朝日系)に出演し一躍脚光を浴びることとなった赤楚。そして昨年、「科捜研の女」(同局)や「映像研には手を出すな!」(TBS系)、「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)といった話題のドラマに出演したのち、10月期の“チェリまほ”こと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京系)でブレイクを果たした。「昨年11月に発売された写真集『A』は発売前に予約が殺到し、これまで2度も重版しています。また『チェリまほ』効果もあり、Instagramのフォロワー数は現在47万人。国内のみならず、海外にもファンが多数います。さらに『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)への出演も決まっており21年、さらなる活躍が期待されています」(芸能関係者)■町田啓太と北村匠海に刺激を受けたそんな赤楚だが、これまでの俳優生活は決して平坦なものではなかったようだ。「赤楚さんは高校生のころ、モデルの仕事をしました。そのことをご両親が喜んでくれたため、芸能界を目指すように。次第に俳優を志すようになりました。進学したものの、のちに大学を中退。そして、愛知県から上京しました。しかし、芝居の経験が少なかったため当初は悪戦苦闘したといいます。オーディションには何度も落ちたそうで、『芝居が好き』といえるようになったのも最近のことだといいます」(スポーツ紙記者)出演作を重ねるにつれ、いよいよ軌道に乗り始めた赤楚。そうして「チェリまほ」の町田啓太(30)や映画「思い、思われ、ふり、ふられ」の北村匠海(23)といった共演俳優たちから刺激も受けたようだ。「話を聞くのが好きな赤楚さんは、共演者から演技に関する様々なことを吸収しているそうです。町田さんは世界情勢について詳しく、多面的に世界を見ている。それが“演技に活かされているのでは”と赤楚さんは考えたといい、勉強になったそうです。また北村さんの自然体な演技に感銘を受け、“どうすればそう演技できるか”を考えたとも。北村さんは博識でもあり、赤楚さんは年下の彼を尊敬しているそうです」(前出・スポーツ紙記者)■謙虚さと愛されキャラでオファー続々そんな赤楚は18年7月、舞台「民衆の敵」への出演が決まった際、「自分は未熟者で畏れ多い」と「スポーツ報知」の取材でコメント。さらに昨年12月、Webサイト「ぴあ」にアップされたインタビューでは「作品選びなんて役者としておこがましいと思っているので、基本的にはどんな作品も受けさせてくださいという気持ちです」とも語っている。赤楚衛二とは謙虚な俳優のようだ。「彼の魅力はそれだけではありません。いつも穏やかで気配りも上手。そのため『いるだけで現場の雰囲気がよくなる』と評判です。そんな愛されキャラも相まって、オファーが相次いでいるようです」(テレビ局関係者)「朝顔」の出演について、《大好きなドラマ『朝顔』に赤楚くんが出演だなんて、嬉しすぎます!!》《赤楚くん朝顔に出るんだ!いいドラマだし楽しみだなー》《赤楚君出るの?見逃せない》とネットで期待の声が上がっている赤楚。はたして、どんな演技を見せてくれるだろうか?
2021年02月02日