新複合飲食施設「‐両国‐ 江戸NOREN」が、JR両国駅西口に2016年11月25日(金)誕生する。「‐両国‐ 江戸NOREN」のコンセプトは“粋な江戸の食文化を楽しむ”。外観は1929年に建造された歴史ある両国旧駅舎の面影や懐かしさはそのままに、直線とアーチ型にデザインされた3つの大きな窓、中央に配した駅時計をポイントとした新デザインにリニュアール。また、館内は江戸の町屋を意識した開放的な吹抜けの空間。当時の活気を感じさせる屋台や日本相撲協会監修の本格的な土俵も設置する。そのなかに軒を連ねるのは12の飲食店。江戸流の本格寿司が味わえる「政五ずし」、明治4年創業の老舗「月島もんじゃ もへじ」、そして江戸・東京にあるすべての酒造の日本酒をセルフスタイルで楽しめる「東京商店」といった店舗が、味・素材・料理人にこだわった和食を提案していく。クリスマスを終えた2016年12月26日(月)には「土俵祭り」が開催される。「土俵祭り」は、土俵の安全、無事を祈願するため行われる祭りで、大相撲本場所の前日に行う「土俵開き」のこと。土俵の中央の穴に縁起物である萱(かや)・勝栗(かちぐり)・昆布(こんぶ)等の奉納し伝統的に行われている行事だ。今回は、全12の和食店が軒を連ねる館内の中央に、日本相撲協会監修の土俵を設置。両国国技館の同じサイズの本格的なセットの上で、日本相撲協会による土俵開きが行われる予定だ。見学は誰でも自由に参加が可能。さらに、通常は力士や関係者のみが行う祝詞や神酒の捧ぎ、縁起物の奉納の後に行う榊奉納も、抽選で7名限定で体験することが可能だ。【詳細】-両国- 江戸NORENオープン時期:2016年11月25日(金)住所:東京都墨田区横網1丁目3-20面積:約2,900㎡ 2階建開館時間:10:00~23:30 ※営業時間は店舗により異なる。定休日:1月1日・2日、 施設点検日(不定)店舗一覧:政五ずし、東京商店、月島もんじゃ もへじ、かぶきまぐろ、ちゃんこ霧島、両国橋茶房、つきぢ神楽寿司、根津 鶏はな、天ぷら食堂ひさご、門前茶屋成る口、日本ばし やぶ久、築地食堂源ちゃん■-両国-江戸NOREN土俵祭り開催日時:2016年12月26日(月)16:00~※約1時間程度会場:-両国- 江戸NOREN館内土俵前<榊奉納体験>受付時間:2016年12月26日(月)15:00~※当たりが全て出次第終了。
2016年07月30日「ECO EDO 日本橋 2016 ~五感で楽しむ、江戸の涼~」が、2016年7月8日(金)から9月25日(日)まで、日本橋地区で開催される。江戸時代に日本橋で育まれた、“涼”をとる生活の知恵や工夫を現代流にアレンジしたイベントを街中で開催する「ECO EDO 日本橋」。見て感じる金魚や提灯、着て感じる浴衣、聞いて感じる風鈴など、日本情緒あふれる催しで、納涼気分を盛り上げる。今回初めて実施される「金魚スイーツさんぽ」では、日本橋・人形町エリアの商業施設や老舗など約55店舗が、金魚をモチーフにしたメニューを提供。羊羹でつくった金魚が泳ぐ梅ゼリーや織地あるのエクレアなど、和洋様々な甘味が楽しめる。また、福徳神社に続く参道「仲通り」と「コレド日本橋」のエントランスには、金魚柄の巨大な提灯が登場。総合プロデューサーの木村英智がデザインを監修し、温かみのある光が、粋な金魚街道を作り出す。これらの他に、アートアクアリウムや、納涼金魚ちょうちん船、「第4回日本橋金魚すくいグランプリ」など、様々なイベントが多数展開される予定。限定グッズも発売されるので、イベントに合わせてチェックしてみてはいかがだろう。【概要】ECO EDO 日本橋 2016 ~五感で楽しむ、江戸の涼~期間:2016年7月8日(金)〜9月25日(日)イベント情報(一部):■金魚スイーツさんぽ参加店舗:約55店舗 (5月31日時点) メニュー例:・箔座日本橋「金魚型の食べる金箔と珈琲ゼリー」・日本橋 舟寿し「羊羹でつくった金魚が泳ぐ梅ゼリー」・グルメショップ by マンダリン オリエンタル 東京「金魚が可愛いグレープフルーツゼリーとパッションフルーツ味のエクレアなど」■金魚大提灯期間:仲通り 2016年7月8日(金)〜9月15日(木)、コレド日本橋 7月8日(金)〜9月25日(日)※予定提灯サイズ:高さ約1.8m×幅約1.6mなど【問い合わせ先】日本橋案内所TEL:03-3242-0010(開催期間中 10:00~21:00)
2016年06月04日ホテルニューオータニ東京の日本料理 KATO’S DINING & BARでは9月30日まで、天然水を使用したサツキ江戸スイーツ「サツキ江戸かき氷」が提供される。「サツキ江戸かき氷」は、パティスリーSATSUKIにて「edo SWEETS」を生み出した、グランシェフの中島眞介が考案した期間限定スイーツ。抹茶、マンゴー、メロン、いちごの4種類のかき氷に、それぞれあんこ、黒蜜、ようかんなどの和素材を加え、葛と天然果汁を使用した特製ソースをかけて仕上げた。価格はマンゴー、メロン、いちごが1,800円、抹茶が2,100円となっている。
2016年06月01日浮世絵を通じて江戸の流行を知る展覧会「写楽と豊国 ~江戸の美と装い」が、6月18日から8月14日まで神戸ファッション美術館で開催される。江戸時代、贔屓の役者や評判娘を身近に眺めるブロマイドであった浮世絵。同展では、颯爽と姿を現し、忽然と姿を消した東洲斎写楽と、そのライバルで後に浮世絵界で最大の流派となる歌川派を拡大した歌川豊国を軸にした浮世絵を中心に140点を展示。浮世絵を通じて、当時の流行のしぐさや色鮮やかな着物、柄や模様などの繊細さなどを知り、江戸の賑わう空気を感じられる展覧会になっている。【イベント情報】「写楽と豊国 ~江戸の美と装い」会場:神戸ファッション美術館住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1会期:6月18日~8月14日時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)料金:一般500円、小中高生・65歳以上250円休館日:月曜日(7月18日は開館)、7月19日
2016年05月26日東京都・京橋のLIXILギャラリーは、江戸時代の「薬草」に焦点を当てた展覧会「薬草の博物誌 森野旧薬園と江戸の植物図譜 展」を開催する。会期は3月3日~5月21日(水曜休館)。開場時間は10:00~18:00。入場無料。同展は、江戸時代から続く森野旧薬園と当時描かれた薬草を中心とした植物図譜を通して、幅広い本草学の世界とその魅力を紹介するもの。本草学は、私たちにも馴染み深い漢方薬の元になっているもので、江戸時代に発展した学問である。江戸後期には原料の一種である薬草は幕府により国産化政策がとられるほど貴重なものであったという。また、当時人々の関心も高く、多くの本草書や図譜が出版されたということだ。薬草から植物全般へと研究、興味の範囲が広がっていくのもこの時代で、そのころ薬草への造詣が深い人物として現れたのが森野初代藤助通貞(号:賽郭)であった。賽郭は、現存する日本最古の私設薬草園「森野旧薬園」を開設し、晩年には約千種の動植物の姿を、自然科学的な観察眼で色鮮やかに描いた「松山本草」を完成させた。この薬草園には今も薬草に関わる温故知新の知恵が息づいているということだ。同展では、「薬草」に焦点を当て、森野旧薬園を紹介するとともに、江戸の初期から本草学が近代植物学へ移行する時期までに描かれた主要な植物図譜の変遷が、約90点の実資料の他、写真、映像などで展観される。また、同展の開催に際し、LIXIL BOOKLET「薬草の博物誌 森野旧薬園と江戸の植物図譜」が発売された。価格は1,800円。購入など、詳細はLIXIL Webページより。
2016年01月27日博多華丸さんが全国の漁港を訪ね、“もらい酒”をいただきながら、素敵な人や食べ物と出会う番組・『博多華丸のもらい酒みなと旅』。“旅とグルメ”。まさにテレビ東京らしい番組です。30歳の若きプロデューサー、三宅優樹さんにお話を伺いました。「もともと僕が華丸さんをとても好きで、さらに華丸さんは、テレ東のファン層にとても人気がある芸人さん。なのでぜひ一緒に何かやりたいと思っていました。華丸さんはすこぶるお酒好きなので、テレ東の看板である“旅”とミックスし、日本全国の港を旅しながらお酒を飲むという企画を先輩からやってみないかと言われまして。でも実際ロケに行くと、思ったほど漁師さんって飲んでないんです(笑)」漁師さんのご自宅におじゃまする展開も。超美食は登場しないけれど、その地域だけの料理やおもてなしが垣間見られ、味わい深い30分。「僕らの世代は、旅番組を見てネットで調べ、実際行くこともできますが、いろんな事情で旅に出られない人もいっぱいいると思う。そんな人たちがこの番組を見て、旅をしている疑似体験をしてくれたら、と思っています。でも興味を持ってくれた人は、ぜひ漁港に行ってほしいですね。一般の人でも競りに参加できる漁港とかもあるんですよ。特に漁師さんって女の子に優しいから、アンアン読者が行ったらすごいおもてなしを受けるんじゃないかな(笑)」実は、もともとは旅番組ではなく、バラエティ番組志望でテレビ東京に入ったという三宅さん。「でも旅番組の制作に携わるうちに、演者さんの素の表情を撮れることや、事前にいろいろ調べていても、現場ではハプニングが起こったりなど、旅番組が持つ“想定外の面白さ”に魅了されてしまいました。ありがたいことに、この番組は僕にとっての“初プロデュース作品”なので、毎回違う展開を見せられるよう頑張ります!」◇information 出演は他に、須黒清華アナ。毎週日曜26:05~、テレビ東京系で放送中。12/29(火)の11:15~13:00に、早くも特番が放送予定。富山県に乗り込みます。人気急上昇中ですよ~。※『anan』2015年12月9日号より。
2015年12月02日立川ブラインド工業は、日本伝統紋様のひとつである江戸小紋、江戸紋様をアレンジしたグラフィックアート作品を展示する、成島喬展「小紋センス」を開催することを発表した。会期は9月16日~27日(21日~23日は休館)。開場時間は10:00~18:00(最終日は15:00まで)。会場は東京都・銀座のタチカワブラインド銀座スペース オッテ。入場無料。同展は、テキスタイルデザイナー成島喬氏による個展。江戸時代、諸大名が着用した裃の模様付けが発祥と言われる日本伝統紋様のひとつ「江戸小紋」や、江戸中期に庶民にも着物の模様として広まった動物や植物の柄などの「江戸紋様」のエッセンスを抜き出したグラフィックアート作品が展示される。また、紋様のさまざまなバリエーションとして、「牡丹唐草」をプリントしたストリングカーテンや古代ギリシャの陶器の柄をアレンジした作品など、約50点が展示されるということだ。なお、成島喬氏は1947年、東京都・日本橋生まれ。東京造形大学テキスタイルデザイン科を卒業後、テキスタイルデザインスタジオ勤務。西川産業デザイン企画室に勤務し、ハウスブランドやライセンスブランドの開発に携わる。2006年にNARI DESIGN STUDIOを設立。2008年に「第7回 全国公募西脇市サムホール大賞展」入賞。2013年には、初個展「ガレリア青猫」を開催。
2015年09月02日昨今の日本美術ブームをうけて、江戸のポップアートと称される「浮世絵」に注目が集まっています。2014年に開催された「大浮世絵展」は、3館(江戸東京博物館、名古屋市博物館、山口県立美術館)で来場者数約38万人という大盛況ぶり。また葛飾北斎(かつしかほくさい)や娘の葛飾応為(かつしかおうい)を描く、杉浦日向子原作の漫画「百日紅」(さるすべり)が映画化されるなど、どうも“浮世絵”がキテいる感じなのです。そこで浮世絵専門美術館の太田記念美術館で、浮世絵の魅力や楽しみ方、一万四千点もの所蔵作品から大人女子に観て欲しい浮世絵を教えていただきました。江戸市民が生み育てた芸術だから大人女子が共感する部分も多い浮世絵は、江戸市民が生み育てた芸術。だから描かれた題材に親近感や共感が持てることが魅力のひとつだと言います。浮世絵には、様々な江戸が表現されていますが、なかでも多いのは美人画、風景画、役者絵の3つの題材です。美人画には、美人の変遷がわかる楽しみがあります。髪型はもちろん、顔の造作やたたずまいが時代によってまったく違うのが面白い。また吉原の花魁を描いたものだけではなく、真剣にお化粧をする町娘、浴衣で夕涼みする色っぽい芸者、旬ものをおいしそうに食べる遊女、など江戸市民の日常を描いた作品も多いのです。今と変わらぬ江戸女の日常を観ているとなんだか親しみが湧いてきます。美人画を画期的な手法で表現したのが喜田川歌麿(きたがわうたまろ)です。彼は、胸元から上をクローズアップする手法(大首絵)をはじめて美人画に用いた浮世絵師。表情には心の機微まで表現された美人画は、庶民の心をつかみ爆発的に売れたと言われています。「百日紅」で北斎宅の居候として出てくる溪斎英泉(けいさいえいせん)。「百日紅」では葛飾応為に絵が下手と揶揄されたこともある英泉ですが、美人画の名手として名を馳せます。ちょっとあだっぽい美女がお得意。高価な紅を重ねづけて玉虫色に光らせる笹紅に、眉をつくっている女性の姿を観ていると、ふわっと白粉の香りが立ち上ってきそうです。今の風景と重ねる面白さ風景画で江戸へタイムトリップ美人画や役者絵より後に人気となった風景画。地名が記されているので、今の風景と重ねる楽しさがあります。歌川広重が描く江戸の名所絵を観ていると、赤坂は桐畑だったこと、浅草寺や日本橋は今と同じく賑わっていたこと、江戸ではどこでも富士が見えたことなど、発見だらけ。大きく変わった町並みや光景と重ねながら、江戸の町へタイムトリップができちゃいます。描き損じの絵に囲まれた家で暮らし、ゴミ屋敷になるたび引っ越しを繰り返したとされる葛飾北斎(かつしかほくさい)。そんな暮らしから生まれたとは思えぬ、ダイナミックで斬新な構図の「冨嶽三十六景」シリーズ。特に波と富士山の色と形のバランスがすばらしい「神奈川沖浪裏」は、ひと目見たら忘れられない作品です。北斎の風景画と並び称される歌川広重(うたがわひろしげ)。力強い筆致の北斎に対して、抒情的な表現が持ち味です。なかでも雨、雪、夜景を描いた作品には、秀作が多いといわれます。「名所江戸百景 日本橋雪晴」は、雪が降った翌日の晴れ渡る江戸市中が描かれた作品。真っ白な富士を愛でながら雪かきする江戸市民の姿が浮かんできます。一枚の浮世絵を通して江戸の人々との対話を楽しみたい役者絵は、江戸市民のアイドルだった歌舞伎役者が描かれたもの。昔から市川団十郎は目が大きく、松本幸四郎は彫の深い顔立ちなど、今に続く名跡の顔や雰囲気が似ている点を探しだすのが面白い。ほかにも愛らしい動物、恐ろしい妖怪、事件や風俗が描かれた浮世絵からは、江戸市民が何に興味を持ち、どんなことを楽しんだのかがわかります。絵を通して彼らと対話している気分になってきます。赤穂浪士の仇討は「仮名手本忠臣蔵」として歌舞伎や人形浄瑠璃で演じられ、その物語は江戸の人々を熱狂させました。この作品の役者絵は数多いのですが、役者を蛙に描き変えた奇才・歌川国芳(うたがわくによし)の「蝦蟇手本ひやうきんぐら」は観ておきたい一枚。ユーモアセンスや批評眼に優れた国芳は、動物などを人に見立てた作品が多く、大の猫好きだったので猫の浮世絵が数多くあります。明治初期の作品ですが、四代目・歌川国政(うたがわくにまさ)「しん板猫のそばや」は、猫が蕎麦屋で楽しむ様子を描いた浮世絵。かけともりが八十文であること、膳の上で食べていること、当時の蕎麦屋が見える一枚ですね。ご紹介した浮世絵ですが、雑誌や書籍ですでに観たことがある作品かもしれません。しかし絵の迫力、摺り色の妙、彫の細やかさ、は印刷物ではなかなか伝わりにくいもの。また浮世絵は退色もしやすいため、保存状態のいい本物の作品に触れて欲しいと思います。今キテいる、江戸のポップアート“浮世絵”を観に行きませんか。取材協力/太田記念美術館東京都渋谷区神宮前1-10-10 03-5777-8600(ハローダイヤル)開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで) 一万四千枚の所蔵作品を持ち、常にオリジナリティの高い展示を仕掛けている太田記念美術館。大盗賊や悪女、侠客を題材にした「江戸の悪」展(2015/6/2~6/26)や「浮世絵の戦争画」(2015/7/1~7/26)が近日開催予定。
2015年06月22日今年4月に博多華丸・大吉さんがMCを務める『華丸大吉の2020』がスタートした。THE MANZAI 2014の優勝番組で、毎回芸人やアイドルなど多彩なゲストと2020年に収録しているという設定で妄想トークを繰り広げる。今回、お二人に今の心境を伺った。***――妄想トークは、台本で決まっていないんですね。大吉:その場でなんとなく、思いついたことを言い合ってるだけですね。おじさんの戯言です。華丸:15分番組だから、戯れてればなんとかなるんです、編集で!――『THE MANZAI 2014』優勝ご褒美の冠番組ですが、内容について事前にリクエストは?大吉:僕らの優勝は、みなさんの記憶からすっかりなくなっていると思いますけど、あのときに、結果的に埋もれてしまった芸人たちが、ちょっとでも表に出られる番組になれば、とは伝えました。僕らは場馴れしてるから緊張はしなかったんですよ。でも、若手はフジテレビに来るだけで固まってしまうんで、フジテレビに来る口実になるような番組を、と。――そんな若手の緊張をほぐすために、何か心がけていることは?大吉:とくにはないですね。ダウンタウンさんの前でスベるのとは、わけが違いますからね。華丸:僕らなら、全然大丈夫!――若手への思いやりもそうですし、収録を見ていても、ゲストへのまなざしが温かくて、女性人気が高いのも納得だったんですが、実感は?華丸・大吉:(同時に)ないです。――「癒される」って声も聞きます。華丸:パグ犬みたいなもん?大吉:飼うのは嫌だけど見てはいたい、人んちの犬ですね。――では、2020年、華丸・大吉はどうなってるんでしょう?大吉:病気してるかなあ。’18、’19年あたりに、リアルに倒れるんじゃないかと予測してます。華丸:東京オリンピックは福岡で観る予定だったんですけどねえ。福岡に15年いて、’20年で東京にも15年。ちょうどよくないですか?でも、そうもいかん感じになってるんで、需要があれば東京にいます。大吉:需要、どうかな。みなさんも思ってるでしょうけど、我々がもてはやされる時代はそうそう続かない。華丸:明太子同様、僕らにも賞味期限がありますので、お早めに!◇はかたはなまる・だいきち共に福岡県出身。今年で結成25 周年を迎える。現在、『ヒルナンデス!』(日テレ)、『華大の知りたい!サタデー』(BSフジ)などにレギュラー出演中。◇博多華丸・大吉さんが、芸人やアイドルなど多彩なゲストと2020年に収録している設定でトークを繰り広げる。ちなみに、衣装の白スーツは「2020年、流行ってる」(大吉)らしい。毎週金曜24:40~、フジテレビ系列にて放送中。※『anan』2015年6月24日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・小泉咲子
2015年06月22日東京都・表参道の根津美術館は、安泰な江戸時代に、持ち主の好みによって約束事にとらわれない意匠が凝らさるようになった刀や印籠のコレクションを展示する「江戸のダンディズム ―刀から印籠まで―」を開催している。会期は7月20日まで(月曜休館・7月20日は開館)。開館時間は10:00~17:00。入館料は一般1000円、学生800円、中学生以下無料。同展は、幕末から明治期の華やかな拵(こしらえ)やバラエティ豊かな刀装具が多いことで知られる同美術館所蔵のコレクションから、刀剣・刀装具・印籠など約100件を展示するもの。太平の江戸の世では、刀剣やその拵は、武士にとって持ち主の身分や教養、季節を感じさせる「こだわりのアイテム」として位置付けられるようになり、意匠を凝らしたものが競ってつくられた。刀身では、華やかな刃文が好まれたほか、刀身彫という、刀身に龍や剣などを彫刻する装飾的な志向が強まった。また、拵は、数多くのパーツによって構成されているが、季節の動植物や、故事に関するものなど多彩な主題があり、そのコーディネートの妙が見どころとなっているということだ。また、これらの刀装具や鞘は、小さいながらも彫金や蒔絵、螺鈿などの優れた技術によって丁寧に作られており、細部に目を凝らすと珠玉の世界が広がっている。そのほか、印籠や根付も、同じく男性の持ち物として、同様の発展を見せたという。金や銀、玉や象牙など贅沢な素材をふんだんに使った、斬新なデザインの印籠や根付は、持ち主の好みを端的にあらわしているということだ。また、関連企画として、6月6日14:00~15:30に渡邉妙子氏(佐野美術館 館長)による講演会「江戸時代の刀剣について」が、6月27日14:00~15:30に高山一之氏(鞘師)による講演会「日本刀の拵について」が開催される。応募方法などの詳細は根津美術館HPで案内されている。さらに、スライドレクチャーとして、6月12日に「刀装具について」、6月19日に「コレクションの成り立ちと展覧会の見どころ」、7月3日に同時開催中の「北野天神縁起絵巻について(後編)」が開催される。いずれの回も13:30~約45分が予定されている。なお、いずれの企画も聴講は無料だが入館料が必要となる。
2015年06月04日団扇で夕涼みする姿は、夏の風物詩ですね。団扇は、奈良時代に中国から伝わり平安中期の書『和名類聚抄』には唐で作られた宇知波(うちわ)との記述があります。道具として古い歴史を持つ団扇ですが、庶民に普及したのは、紙や竹材を使って大量生産できるようになった江戸中期以降のことです。広重、豊国、国芳とコラボ江戸市民が待ちわびた江戸うちわ地域特産の和紙を使ったもの、ひとりの職人が型から絵まで描くものなど、日本各地の特色を打ち出した団扇は夏を彩ってきました。さまざまな団扇がありますが、江戸の団扇といえば日本橋生まれの「江戸うちわ」です。江戸きっての繁華街、日本橋には和紙や竹材を商う店がたくさんありました。そんな店が自然に作り始めたといわれる江戸うちわ。世界に先駆けて百万人都市になった江戸、そんな江戸市民に向けてですから大量生産は必須です。仕様を簡略化するため持ち手や骨を1本の竹を割いて作りました。また人口密集で熱気がこもりやすい江戸の町ゆえに涼をとりやすいように形状も大きめだったそうです。そんな江戸うちわを道具から嗜好品へと変えたのは、今も日本橋で団扇や扇子を商う「伊場仙」(いばせん)。天正18(1590)年を創業年とする伊場仙は、徳川家に竹や和紙を収めていました。その材を使って団扇や扇子を手掛けるようになります。江戸後期には、初代の歌川豊国や歌川国芳、歌川広重などの絵師の版元になり、錦絵を刷り込んだ「浮世絵団扇」を考案。絵師の描く歌舞伎役者や花魁、日本の名所が刷り込まれた団扇は大当たり、江戸市民のみならず江戸土産として京や大坂の人に喜ばれたそうです。昭和30年代ごろまで店で団扇を作っていた伊場仙ですが、今ではその技術を踏襲する千葉・館山の職人さんにお任せしているそうです。大人女子が注目する、竺仙とのコラボ団扇江戸薫る浮世絵団扇、気軽に使える手拭生地の団扇など、さまざまな団扇を商う伊場仙。大人女子におすすめしたい団扇をご紹介します。大人女子の人気ナンバーワンは、竺仙(ちくせん)の浴衣地で作られる団扇たち。竺仙ブルーと称される青の生地から仕立てられる団扇は、見た目に涼感が感じられます。花や蝶などの身近なものを染め抜いた柄も竺仙ならでは。新作柄の浴衣は新調できなくても、団扇ならば気軽に楽しめそうです。手拭生地で作られた団扇も人気。洒脱で遊び心のある、斧琴菊(よきこときく)や弁慶格子などの柄は江戸っぽさを醸します。サイズが小さめでお手頃な価格なので、夏のプチギフトにいい。かくいう私自身、仕事仲間や友人へ贈る夏の定番ギフトになっています。手拭生地の柄長タイプ(踊り団扇仕様)は、デスクのペン立てやラックに差しやすいのでオフィス用に購入する人も多いそう。金魚や竹林など見た目に愛らしく涼しげな柄は、仕事のストレスをちょっぴりやわらげてくれるかもしれません。浮世絵シリーズ復刻版。歌舞伎座などで販売していて、海外からの観光客がお土産に購入していくそうです。軽くてかさばらず、道具にも飾り物にもできる、そう考えるとお土産にぴったりですね。江戸土産として喜ばれた江戸うちわが、時を経て日本土産に! 私も浮世絵シリーズを一枚持っています。お値段が張るのでもったいなくて道具使いできませんが、初夏から夏にかけて部屋に飾って楽しんでいます日本の暦に根ざした古からの道具毎年五月には、新作の団扇や扇子で賑やかに彩られる伊場仙。「本来、団扇はいつごろまで使うものですか?」と伊場仙でお尋ねしたところ「七月いっぱいかな」というお答えでした。少し早いように感じますが、旧暦の秋は七月から始まります。日本の暦に根ざした道具だということを実感しました。暦は皐月、まだまだ団扇に頼れますね。あおげば涼し江戸の風です。伊場仙のうちわは、拙書『江戸な日用品』(平凡社刊)にてご紹介しています。取材協力/伊場仙(いばせん)東京都中央区日本橋小舟町4-103-3664-9261営業時間 10:00~18:00(土・日曜のみ11:00~17:00)休日 土日曜・祝日(5月~8月末まで土日曜営業)
2015年05月26日星のパワーを最大限に引き出して運気アップを目指す「七曜星風水」。星ごとに違う方法で恋を後押しする惑星メソッド、今回は「金星」です。きっとあなたも、「あの女優は華がある」とか「彼女がいると場が華やぐ」なんていう言葉を聞いたことがあると思います。実は、この“華”こそが、金星の力がもたらす魅力なんです!あなたも、ぜひ〈金星メソッド〉で華のある女性になり、大好きな彼のハートを射止めましょう。■1.金星メソッドとは?金星は美や芸術や財宝をつかさどり、愛情や豊かさや実りをもたらすため、“豊穣星”とも呼ばれます。そして、見かけの素晴らしさだけでなく、内面の充実がともなうのが金星の特徴です。ただ表面的に美しいのではなくて、心の美しさや豊かな感受性もあわせ持ち、さらには教養の香りまで感じさせる女性こそ、本当に華のある女性なのです。男性は、そんな華のある女性には心の底から憧れ、「なんとしても自分のモノにしたい!」と強い欲望を抱きます。男性の憧れの女性になるため、金星の力を取り入れて、華を身につけることができるのが、この〈金星メソッド〉です。■2.〈金星メソッド〉でパワーアップするためのアクション〈金星メソッド〉の効果を上げるためには、以下のように金星的なアクションを実行してください。・フェミニンな髪型やファッションで決めましょう!例:長い髪なら、上品な華やかさのある縦ロール・ヘアに。短い髪なら、キュートな髪飾りを。服はパンツスタイルではなくスカートで。・美術や音楽を日常的に楽しみましょう!例:美しい絵画を携帯待受画面にしたり、明るく楽しい気分になれる音楽をダウンロードしていつでも聞けるようにしておく。・素敵な空間でリッチな食事をしましょう!例:何かの記念日やお祝い、自分へのごほうびに、インテリアがお洒落だと評判のカフェやレストランで飲食する。・アーティスティックな趣味にチャレンジを!例:アート作品を制作できるワークショップなどに参加して、感性を磨いたり、内面の豊かさを育てる。・かわいい小動物や美しい花に触れましょう例:アフター5に動物と触れ合えるカフェへ立ち寄ったり、花を買って帰って部屋に活ける。■3.自分を楽しませて満足することが大切日々を充実させ、心身にゆとりをもちましょう。・朝起きたら真っ先に、楽しい予定について考えること。・季節の移ろいや自然の中の美を、毎日必ず、金星のナンバーである7つずつ見つける。・快適なソファや履き心地抜群の室内履きを購入するなど、あなたのお部屋を今以上に居心地良くする。・お気に入りのジェエリーやお洒落小物は、大事にしまっておくのではなく、ふだんから使って楽しむ。・嫌な人や状況からは、さりげなく離れたり距離を置き、なるべくストレスを軽くする。■4.〈金星メソッド〉による自己暗示以下のような言葉による自己暗示で、あなた自身の気持ちを明るくして、楽しく前進できるようにしましょう。・「きっと今日はステキな出来事がある」と毎日わくわくしている!・明日の私は今日よりもっと美しくなる!・大好きな彼も“華”のある私に見つめられてドキドキする!・あせらない!がつがつしない!優雅なムードが大切!あらかじめ上記のような言葉を最低2つ以上メモしておき、自分の部屋をはじめ、誰もいない空間で声に出して読み上げます。文体は、「ですます調」でも「である調」でも何でもOK。上記の文例と文章が違っていても、かまいません。ただし、必ず肯定的に断定すること。できれば毎日、繰り返し読み上げて、いつでもどこでも暗唱できるようにしましょう。■おわりに金星は明るさや楽しさやトキメキを象徴する星ですから、愚痴や文句を口に出すと、せっかく取り入れた力が消えてしまいます。愚痴や文句を言うヒマがあったら、楽しいことを考えたり実行したりして、嫌なことは忘れるように心がけましょう。(隆速治沙/ハウコレ)
2015年05月18日春前はスプリングコートが、花見時期は白いシャツが、というようにその季節になると気になるものってありますよね。毎年、初夏の時期に気になるもの、それが“ゆかた”です。ゆかたは、もともと貴族が湯あみ時に着ていた湯帷子(ゆかたびら)が語源ともされ、庶民に普及したのは江戸中期以降と言われています。歌舞伎役者の衣装で話題に江戸ッ子も飛びついた 「竺仙」のゆかた江戸の浴衣文化にひと役かったのは、木綿生地に柄を染め抜いて舞台衣装や普段着とした歌舞伎役者でした。当時のスーパーアイドルだった役者の衣裳を真似て人々はすぐさま同じ柄の着物を作ったと言われています。そんな歌舞伎役者たちに個性的な浴衣をプロデュースしていたのが、天保13(1842)年創業の『竺仙』(ちくせん)。俳句や絵画に通じていた初代は、自ら考案した型染めの衣装を歌舞伎役者や江戸の俳人たちに提案。彼らが好んで着たことで、江戸市民がこぞって買い求めたと言われています。昔と変わらず今も、竺仙の“ゆかた”は、多くの女性の憧れのまと。毎年千種類もの新作を発表しています。そこで竺仙5代目・小川文男さんに、似合う一枚を選ぶコツを聞いてみると「顔うつりがいい色柄を選ぶこと、それにつきます」とごくシンプルなお答え。重ね着で変化をつけられる洋服とは違い、色柄のみで勝負するゆかたは、顔の雰囲気とあうかが大事と言います。さらに色柄の顔うつりは、着物のプロに指南いただくのが一番。着物のプロがいるお店で、いろんな色柄をあててみて、似合う一枚を選びたいですね。伝統と革新の絶妙なさじ加減お出掛けしたくなる “大人ゆかた” 7選ここ数年、竺仙では萌黄色(もえぎいろ)や鴇色(ときいろ)などの優しい色柄のゆかたが人気。新鮮なのに奇抜ではなく、トラディショナルでありながら古くはない、竺仙ならではのさじ加減。そんな絶妙なセンスのゆかたは、大人女性を虜にしてやまないのです。花火や夜祭りだけではなく、街にも出掛けたくなる、大人ゆかたをご案内いただきました。夏空に映える、爽やかな瑠璃色のゆかた。お馴染みの朝顔柄は、秋草が彩ることで落ち着きある雰囲気に。朝顔の花弁を絞りのように染めている繊細さも魅力です。紺白で染め抜かれた大胆な牡丹柄。柄と同じく華やかな髪飾りや履物でポップに着こなしたり、伝統的な紺白の色遣いを活かして品よくまとめるのもいい。そんなダブルな楽しみがある一枚です。手織り紬のような独特の風合いの綿生地に引き染めによる緑の染料で唐草柄を染めだした一枚。オリジナリティを大事にしたい大人の女性にはぴったりです。江戸時代初期から越後で織られてきた麻織物「小千谷ちぢみ」。麻素材が持つ涼感と縮布独特のシャリ感、そしてふんわりと優しい色柄は、盛夏のお出掛けにいい。江戸市民が愛した縞柄は、小粋な夏を演出してくれます。『江戸好み』シリーズは、男女問わず人気柄。よく知られている「斧琴菊(よきこときく)」は、代々音羽屋・尾上梅幸の使っている江戸文様。福をからめ捕る、すくい取る吉祥柄「網目」や、吉原の手引茶屋の暖簾柄「吉原繋ぎ」は人気が高いそうです。花火や夜祭り、夏の夕涼みに似合うゆかたです。『江戸好み』以外のシリーズは、襟をつけてカジュアルなお出掛け仕様にしてもすてきですね。※仕立て代は1万3千円~3万円程度、ゆかた生地と手縫いか半ミシン縫いによって異なります。お出掛けは足袋、胸元すっきり和装下着“美しいゆかた姿” でいるためのあれこれ美しいゆかた姿のポイントを、いくつか教えていただきました。胸元がすっきりまとまるので和装ブラジャーをつけること、そして帯を締める前の下ごしらえをキチンとすることは、着物ビギナーに必ず伝えているそうです。胸の大小にかかわらず、和装仕様の胸元へ補正してくれるので和装ブラジャーは必須です。そして足元は、裸足でも足袋でも歩きやすい草履げたがおすすめとか。さらにお昼のお出掛けや食事に出掛ける時は、足袋をはくと品よく見えてベターです。今年の夏こそ、着ているだけで格上げしてくれる、江戸なゆかたはいかがでしょうか。取材協力/竺仙(ちくせん)東京都中央区日本橋小舟町2-3TEL:03-5202-0991営業時間: 9:00~17:00休日: 土日曜・祝日(4月~7月まで土曜営業)
2015年05月11日粋で洒脱、でも使い勝手にすぐれた江戸の日用品。京や大坂で生れた道具は、江戸という町で暮らす人々の好みや仕様にあわせた道具へと作り変えられてきました。江戸の道具と暮らしとのかかわりをまとめた拙書『江戸な日用品』から、今の暮らしに取り入れたい東京の逸品“江戸な日用品”をご案内していきます。大奥からも愛された江戸屋の化粧刷毛日本橋大伝馬町にある「江戸屋」は、将軍家お抱えの刷毛師だった初代が享保3(1718)年に徳川家より屋号を賜ったという由緒ある老舗。レトロな看板建築に誘われて店に足を踏み入れれば、昔ながらのショーケースや籠に洋服ブラシやヘアブラシ、天井からは多種多様なブラシや刷毛が吊るされています。そんな店内は由緒ある老舗というより親しみやすい町工房のような雰囲気が漂っています。さて江戸時代の刷毛といえば、暮らしに深く関わっていた道具。漆刷毛、染色刷毛、木版刷毛、糊刷毛、化粧刷毛と、目的に応じたさまざまな種類の刷毛がありました。また素材になる毛は、山羊、鹿、豚、馬、人毛など特性をいかして使い分けられてきました。器、着物、家作りと職人には欠かせない道具であり、また一方では婦女子の必需品だった刷毛。だから将軍家お墨付きである江戸屋の刷毛は、職人から町娘まで大変な人気だったそうです。特に化粧刷毛は、品質のよさから大奥の女性たちが絶賛していたとか。明治時代を迎えると、西洋からブラシが入ってきます。西洋のブラシを参考にして江戸屋ではブラシ製造をスタート。刷毛作りの技術を活かして、歯ブラシや洋服ブラシといった生活道具から工業用ブラシなどの特殊ブラシまで多種多様な道具を生みだしていきます。刷毛からブラシへ伝統の技は受け継がれ、今では三千種類を超える刷毛やブラシを商う店になりました。春だから手に入れたい、江戸屋の定番名品たち新学期、新生活、いくつになっても新たなスタートを感じる春という季節。そんな季節だからこそ手に入れたい江戸屋の道具があります。陽気に誘われて外出の機会も増える春。そんな時、コートやスーツを洋服ブラシでサッとはらって出掛けると、気持ちまでシャンとするもの。もし洋服ブラシをお持ちでないならば、江戸屋の手植え万能ブラシはいかがでしょう。素材選びから職人が行い、コシ、ツヤ、硬さとすべてに納得した上質な豚毛のみを使用。ひと束、ひと束を手植えする洋服ブラシは、力を入れてこすっても生地が傷みにくいそうです。少し値が張りますが、いいお洋服を着ている大人の女性ならば、いい洋服ブラシを持つことも嗜みのひとつ。フォルムもチャーミングな洋服ブラシは、粋なギフトとしてもおすすめです。メイクが変わる春、大人の女性ならば化粧品だけでなく化粧道具も見直したいですね。やわらかく肌なじみのいい山羊毛のブラシは、なめらかな質感の肌へと仕上げたい時にぴったりのフェイスブラシ。コシのある馬毛のブラシは、肌にポンポンとのせるチークブラシに最適。今年流行のナチュラルな太眉に仕上げやすいのは、弾力性が高くコシが強いムジナのアイブロウブラシ。口元を決めるのは、日本古来の馬毛を使用した紅筆かイタチ毛のリップブラシで。新たな道具で春メイクもますます楽しめそうです。キーボードや珈琲ミルに使えるお掃除ブラシに注目!最近、話題になっているのが孫の手ブラシだそうです。握りやすいヒノキの棒に少し硬めの馬毛ブラシがついているのですが、これがとっても使いやすい。ただ手仕事の道具ゆえに大量生産ができず、今は予約販売スタイルで展開中だとか。今回私が注目したのは、キッチンや水廻りに使えるお掃除刷毛です。珈琲ミルやパソコンのキーボードのお掃除にちょうどいいニッチなアイテムです。江戸の暮らしを支えた道具に磨きをかけて、時代にあわせた新たな道具を手掛けてきた江戸屋。いつの時代も愛される日用品が揃っています。取材協力/江戸屋(えどや)東京都中央区日本橋大伝馬町2‐1603-3664-5671営業時間/9時~17時休日/土日曜・祝日
2015年03月25日東京・お台場のホテル日航東京では、「江戸の趣」をテーマにしたシーズナルフェア「江戸繚乱(えどりょうん)」を開催している。これに連動し、3月27日(金)の夜、東京・恵比寿の予約の取れない人気店「賛否両論」の笠原将弘氏とホテル日航東京調理顧問の河合隆良氏のコラボレーションによる春の味覚エンターテイメントディナー「江戸NIGHT~春~」を開催する。和食の達人、笠原氏とナチュラルフレンチキュイジーヌで名高い河合氏のコラボレーションで、和と洋の融合した春の味覚を堪能する一夜限りのスペシャルディナーだ。コース料理に合わせたワインは、昨年全日本最優秀ソムリエコンクールにて優勝をした同ホテルのエグゼクティブ・ソムリエ石田博氏による自信のセレクションだ。料金は、一人20,000円(消費税及びサービス料込み)。「江戸繚乱」フェアは3月31日(火)まで開催されており、ホテル内7か所で七福神のスタンプラリーをしてにおい袋がもらえるイベントや、日本文学研究者であるロバート・キャンベル氏が監修し、デザインユニット「8108」の桶川容子氏が空間デザインを手掛けた江戸書籍コーナーが登場するほか、2Fメインロビー特設スペースにて江戸の伝統を現代に受け継ぐ職人たちの実演とともに、その制作過程が体験できるワークショップなどが展開されている。また江戸城大奥の様子をイメージしたお部屋での宿泊プランや東京産の食材や伝統調味料をふんだんに使用したルームサービスメニュー、江戸創作スイーツとブレッドの販売、さらに江戸時代に野ばらを蒸留させた化粧水が人気を集めていたことにちなみ、高濃度炭酸泉を使用したローズローションパックを使った「薔薇繚乱フェイシャル」なども登場している。「江戸繚乱」フェアを体感して、東京の春は江戸の春に通じているのを再確認してみてはいかが。(text:Miwa Ogata)
2015年03月05日粋で洒脱、でも使い勝手にすぐれた江戸の日用品。京や大坂で生れた道具は、江戸という町で暮らす人々の好みや仕様にあわせた道具へと作り変えられてきました。江戸の道具と暮らしとのかかわりをまとめた拙書『江戸な日用品』から、今の暮らしに取り入れたい東京の逸品“江戸な日用品”をご案内していきます。江戸薫る染め小物屋のトートバック染め小物の「濱甼高虎(はまちょうたかとら)」は、江戸時代の「紺屋」が前身です。時代が変わるなかで、紺屋から染元として呉服卸へ。そして昭和50年代の後半から染め小物を仕立て商う店となりました。神輿や祭り好きな諸兄から好まれる袋物や袢纏(はんてん)、そして暖簾に手拭までを手掛けています。江戸好きを魅了するお店なのですが、今回ご紹介するのはデイリーユースにぴったりなオリジナルのトートバッグです。江戸意匠を染め抜いた袋物で知られている濱甼高虎ですが、6年ほど前からトートバックをつくりはじめました。「今までの袋物とイメージが異なりますが、今の暮らしにあう袋物を作ろうと4、5型ぐらいからはじめたんです」と濱甼高虎オリジナルトートの生みの親・髙林 晋さん。しかし作ってみると思った以上に反応はよく、口コミなどで少しずつ広がり、今では手拭や袴、刺子などの生地で仕立てた20~30種のトートバックが店頭に常時並んでいます。オーダーメイドで自分好みの仕立て大人女子にご提案したいのは、オーダーメイドで仕立てる刺子地のトートバックです。手拭地や袴地で作るトートバックもステキなのですが、デイリーユースでガンガン使うには丈夫な刺子地がおすすめ。ちなみに江戸時代の火消しは、刺子の頭巾や袢纏で消火にあたったそうです。命をかけた現場で身を守れるヘビーデューティな生地として刺子は重宝されていました。また耐久性に優れているものの、濱甼高虎の刺子地は柔らかいので手や肩に持った時の肌触りも気持ちいい。そしていかにも和モノという雰囲気にはならず、今どきのカジュアルスタイルにしっくり馴染みます。オーダーする場合、まずは表生地から選びます。色は、白、黒、赤、緑、紺、紫、ねず、と7色(白は、染めなしの刺子地)揃っています。最近では、単色だけではなくバイカラーやトリコロールのデザインも人気だとか。表生地、サイズ、持ち手の長さ、裏生地、ポケット有無など、いろんな仕様を相談しながら決めていきます。ただジッパーなど通常使わない付属品は、オーダーといえどもご遠慮いただくそうです。価格はサイズにもよりますが大体1万円~2万円ぐらい。製作期間は、大体1カ月ぐらいだそうです。江戸の心意気を東京のライフスタイルへ伝統の技や江戸の心意気を継承しながらも、今の暮らしに取り入れられるものを発信していく濱甼高虎。「トートバックといっても袢纏や暖簾などを仕立てる時と、染工法など技術的な事は何も変わりません。大量生産しているわけでもなく、職人がひとつひとつ手作業で作り上げています」と髙林さん。1年がスタートするこの時期、私だけの“トートバック”を作ってみませんか。濱甼高虎(はまちょうたかとら)東京都中央区日本橋浜町2-45-603-3666-5562営業時間/9時~18時(土曜は~17時)休日/日曜・祝日
2015年01月29日主婦の友インフォス情報社は1月23日、江戸離婚コメディーコミック『お江戸離婚(みくだりはん)ものがたり ふつつかものでした』を発売する。○江戸時代の離婚雑学がわかる一冊同書は、貴重な資料である離縁状『三くだり半』を元に、江戸の離婚劇をマンガ化したもので、江戸時代の離婚方法、慰謝料、初婚よりバツイチ以上の女性がモテた話など、読めば驚くような離婚雑学がわかる一冊となっているという。夫が三くだり半(現在の離婚届のようなもの)という手紙を、 妻に渡すことが離婚のきまりだった江戸時代。しかし実態は、「私のために争って~(ハート)」と男を振り回す浮気妻もいれば、 身を売ってまで離婚を強行した妻、初夜で夫に愛人がいることを知り「三くだり半、出してちょうだい!!」とブチギレた武家の妻など、ふつつかものだった妻たちが多く存在したとのこと。「第一話 夢見がちお嬢様の結婚と、現実」「第四話男だって、駆け込みたい!」「第七話 あんたとは、身売りしてでも別れたい」など、7つの物語で構成されており、160ページ、価格は1,000円(税別)。
2015年01月22日粋で洒脱、でも使い勝手にすぐれた江戸の日用品。京や大坂で生まれた道具は、江戸という町で暮らす人々の好みや仕様にあわせた道具へと作り変えられてきました。江戸の道具と暮らしとのかかわりをまとめた拙書『江戸な日用品』から、今の暮らしに取り入れたい東京の逸品“江戸な日用品”をご案内していきます。江戸市民が愛した「江戸箒」(えどほうき)とは?年末モードも高まってきましたが、年末といえば大掃除。江戸の町では、寛永17(1640)年以来ずっと江戸城の煤払いにあわせて、12月13日に一斉に大掃除が行われていたそうです。大店(おおだな)と呼ばれるような商家では、高張提灯をたて店員総出で大掃除にとりかかっていたようです。その様子は、江戸の祭礼や行事をまとめた『東都歳事記』にも描かれています。夕方には掃除を終えてみんなで湯屋に出掛け、夜はご祝儀酒で盛り上がる。慌ただしい年末の楽しい商習慣だったと思います。それは年末の最終出社日に行う大掃除プラス納会のようなものですね。さて江戸の大掃除に活躍した道具といえば、江戸の町で作られていた江戸箒だったはず。この江戸箒を今に伝えるお店が、東京は京橋にある白木屋傳兵衛です。天保元(1830)年創業の店には、昔と変わらない材料や作り方で箒職人が作りあげた江戸箒が並んでいます。江戸箒の特長を聞いてみたところ「シンプルな装飾、軽くてコシがあること、小ぶり」という3点を挙げてくれました。江戸市民が装飾性よりも実用性を好んだこと、また庶民たちが暮らす長屋は狭かったので小ぶりな仕様になったと言われています。音や排気を気にせず、いつでもお掃除今の時代、箒を買いに来るきっかけって何なのでしょうか?掃除機が壊れたから、赤ちゃんがいるから、日中に掃除ができないから、生活工芸品として気になるから、昔使っていたから、その答えはさまざま。確かに、どれだけ音が小さくなったとはいえ集合住宅に住んでいる都市生活者は、深夜や早朝に掃除機は使いにくい。赤ちゃんがいるなら音もそうですが排気も気になるはず。だから掃除のために箒を選ぶ、という人が増えているのは理解できます。そして掃除道具であるものの、どんな空間にも馴染むシンプルなデザインの江戸箒は、暮らしや道具にこだわる人にとって魅力的に映るのかもしれません。白木屋傳兵衛には、長短2種類(江戸長柄箒¥12,960~、江戸手箒¥6480~)の江戸箒があります。はじめて箒を購入する方には、短いタイプから試してみることをおすすめしているそうです。ワンルームを掃くぐらいならば短いので十分だとか。箒で掃除をするメリットは、自分の都合で掃除ができることはもちろん、床を傷めない上に自然素材同士なので畳やフローリングの風合いを引き出すことができる、という点があります。また掃き清める行為自体、スッキリして気持ちがいいものです。暮らしにあわせた道具を選びを白木屋傳兵衛では、卓上用の小箒(¥1,026)や洋服払いの箒(¥1,836)なども販売しています。仲の良い友人や会社の同僚へのちょっとしたお歳暮やお年賀に贈るのもいいかもしれません。そして使っていない箒で妊婦のお腹をなでると安産祈願にもなると昔から言われていて、安産祈願とかかれたミニ箒も売られているので、由来を含めてプレゼントすると喜ばれそうです。新たな年からは、道具にあわせた暮らしではなく、暮らしにあわせた道具を選べるようになりたいものです。取材協力/白木屋傳兵衛東京都中央区京橋3-9-8 白伝ビル1Fフリーダイヤル /(0120)375389 (ミナゴミハク)営業時間 / 月曜~土曜 10:00~19:00 休日/日曜、祝日公式サイト
2014年12月19日今女性の憧れキーワードといえば、おしゃれでカッコよさもある「外国人風」。そこで今回は、女性の憧れ2トップ“ローラ風ボブヘア”と“マギー風ミディアムヘア”をご紹介。カッコよさもあるローラ風ボブ、フェミニンさがあるマギー風ミディアム、あなたはどっちに憧れる?■ローラ風ボブ・ ゴールド系カラー!「フラットウェーブボブ」 柔らかくシアーな質感がリラックス&カジュアルな最旬ボブ。根本からロッドを巻き、毛先までのフラットなウェーブを再現。カラーはラスティックゴールドで、ハイライトをブレンドして柔らかく艶のあるゴールド系カラー。・ 濡れ髪スタイリング!「柔らかワンレンボブ」 ベースはワンレンBOB。パーマを活かして濡れ髪スタイリング。ナチュラルに、強さの中に柔らかさを。朝起きて、襟元以外の髪を全部ぬらし、しっかりタオルドライ。あとはムースとWAXをもみこんで、自然乾燥でOK。・ 外国人風で女子力UP!「ふんわりウェーブボブ」 分け目を変えるだけでクールにもSweetにも表情を変えられる一味違ったウェーブボブは男の子ウケ度が高い女子力UPのスタイル。センターパーツで大人の雰囲気を出したり、サイドに流して可愛く仕上げたり、耳にかけてすっきりと見せたりとアレンジが効くデザイン。・ 小顔効果あり!「ニュアンスボブヘア」 やや重めAラインシルエットの肩上ボブヘア。トップにはレイヤーを少し入れて動きと軽さを。毛束感が出るようにストロークカットを施して。顔周りは包み込むようにカットをして小顔に見せます。・ 横分けでカッコよく!「ウェービー耳かけボブ」 前下がりのボブに+パーマで柔らかく。大胆な横分けでカッコよく見せつつ毛先のニュアンスで女性らしさを。洗い流さないトリートメントをつけた後、ヘアクリーム・ミルクを少量つけてドライ。ドライ後、再度ヘアクリーム・ミルクを下から握るようにつけて完成。■マギー風ミディアム・ パーマで小顔!「ふわっとキレイセミロング」 ふんわりランダムに動く毛先が可愛いスタイル。顔周りを包み込むように動きを出すことで輪郭をカバーし小顔に。根元中心に乾かして、毛先はソフトWAXかムースをもみ込めばOK!・ 無造作感が色っぽい!「センシュアルミディアム」 やりすぎない、ナチュラル感がポイントです!くしゃっと無造作感の中にもどこかツヤっぽいsexy感で色っぽさで上品に。ピュアアッシュカラーで、透明感のある柔らかいヌーディーカラー赤味を抑えた 外国人風カラーに。・ 伸ばしかけの方に最適!「鎖骨レングスミディアム」 鎖骨レングスのミディアムスタイル。前髪は伸ばしかけの方にもオススメの流しバングで。カラーは落ち着きのある8レベルのベージュカラーに。38mmのコテでMIX巻するのがおすすめ。・ 外国人風ヘアの定番!「愛されラフかわヘア」 外国人風ヘアの特徴は透明感・抜け感・柔らかさ・ルーズ感・束感・ドライな質感。外国人風の全てのキーワードを取り入れる為にハイライトを入れてリアル外国人風ヘアに。・ 甘口な男ウケスタイル!「ドーリーセミディ」 ベースは前上がりのセミディです。アイラインから大きめのカールをONすることで、甘口でドーリーなセミディスタイルの完成。根元から乾かしたら、ソフトワックスorムースワックスをなじませればOK。冬のイメチェンに迷っていた方は是非、憧れの外国人風ヘアに挑戦してみない?きっと新しい自分を発見できるはず。 >>最新のボブヘアランキングはこちら >>最新のミディアムヘアランキングはこちら 提供:ビューティーナビ編集部 ・ビューティーナビ
2014年12月15日花火大会で告白される!“江戸しぐさ”に学ぶ浴衣デート必勝テク浴衣を着て、彼と行く花火大会。せっかく浴衣を着るなら、いつもとは違う魅力で彼をトリコにしたいのが女心ですよね。でも、最近の女子はみんな浴衣を着ているし、「もっと差をつける方法はないの?」と考えているあなたにオススメなのが“江戸しぐさ”。江戸時代の人たちの粋な知恵を借りて、彼の心をわしづかみにしちゃいましょう♪●彼にも周囲にも気を配れる、素敵な大和撫子をめざせ!“江戸しぐさ”とは、江戸の町で、お互いに気持ち良く過ごすための知恵。全国から多種多様な人が集まり、忙しい商人も多かった江戸では、ちょっとした気配りがとても大切だったんです。そんな江戸しぐさから、花火大会デートで役立ちそうなもの、彼に喜ばれそうなものをピックアップしてご紹介します!●時泥棒約束なしの訪問や遅刻は、相手の時間を奪う行為として嫌われました。現在でもビジネスシーンでは当然のことですが、携帯電話の普及により、プライベートでは遅刻の罪悪感が薄れがちな人もいますよね。でも、花火大会で花火の時間に遅れては元も子もありませんし、ロマンチックな雰囲気を満喫するためには場所取りも重要です。また、平気で遅刻を繰り返すと、「オレに興味ないのかな」「ルーズな子だな」と思われてしまいます。●うかつあやまり浴衣のときの履き物は下駄。人混みで足を踏まれると、痛いですよね。思わずイラッとしてしまいがちですが、江戸の人は、踏まれたほうも「こちらこそうかつでした」と謝って、場の雰囲気を壊さないようにしていたのだとか。素敵な心がけですよね。これを応用して、彼に何か落ち度があった時などに、「私のほうも○○しておけばよかったね、ごめんね」と自分から謝るようにしてみましょう。彼をキュンとさせること間違いなしです。●おあいそ目つき「目は口ほどにものを言う」と言うように、江戸の商人は、言葉だけでなく、目つきや表情にもお客様への感謝の気持ちを込めていました。彼と話す時も、「ありがとう」「すごいね」「さすがだね」など、口先だけではなく、目の表情にまで気を配りましょう(心から思っていれば、自然とやわらかな眼差しになるものですが)。きちんと目を見て伝えることも大事ですね。●こぶし腰浮かせ後から来る人のために、こぶし1つ分、腰を浮かして席を作ってあげることです。混雑する花火大会ですが、「自分たちは早く来て、並んで席を取ったのに!」という気持ちは抑えて、なるべくたくさんの人が座れるようにしてあげましょう。あなたの細やかな心配りに、彼も惚れ直すかもしれません。●あとひきしぐさ人の家から失礼する時、「じゃあね!」とガチャンとドアを閉められたら、なんだか寂しい気持ちになりますよね。そんな時、少し余韻を残すのが、「あとひきしぐさ」です。彼と別れる時も、いつまでも手を振ったり、振り返ってみたりして、名残惜しい気持ちを伝えてみましょう。“しぐさ”といっても、心から発するもの。今日から心がけて身につけておけば、花火大会の当日は自然にできるようになっているかも!?花火大会の日は、内面もより魅力的になったあなたの浴衣姿で彼のハートをがっちりつかみましょう!★東京都内での主な花火大会の日程★第37回隅田川花火大会/7月26日(土)/東京都墨田区第39回江戸川区花火大会/8月2日(土)/東京都江戸川区第55回いたばし花火大会/8月2日(土)/東京都板橋区第26回東京湾大華火祭/8月10日(日)/東京都中央区日刊スポーツ主催東日本大震災復興チャリティー2014神宮外苑花火大会/8月16日(土)/東京都新宿区映画のまち調布“夏”花火2014(第32回調布市花火大会/8月24日(日)/東京都調布市※天候による日程の変更など、詳細は各花火大会の主催者へお問い合わせください。<文/島田彩子>
2014年07月23日東京・日本橋で江戸をテーマにした納涼イベント「ECO EDO 日本橋 2014 ―五感で楽しむ、江戸の涼―」が開催される。期間は7月11日から9月23日まで。今年で7回目となる同イベントは、電気がなかった江戸時代の暮らしをヒントに、涼をとる知恵や工夫を現代風にアレンジして楽しむもの。「浴衣」や「舟遊び」「打ち水」、食べて味わう「涼メニュー」、見て涼を感じる「アートアクアリウム」など、五感で涼が取れる催しが行われる。今年は新たに“耳で”涼を感じる「風鈴」を日本橋地域の約170店の商店や商業施設の軒先に飾り、街中に風鈴の音色が溢れる「日本橋 風鈴めぐり」も実施される。また期間中、コレド室町5階の日本橋三井ホールでは恒例の「アートアクアリウム2014 ―江戸・金魚の涼&ナイトアクアリウム―」を開催。また8月1日から3日、8日から10日、22日から24日、29日から31日には、江戸時代創業の老舗和紙専門店による「老舗体験ワークショップ」を実施。金魚など夏の風物詩をモチーフとしたちぎり絵を使ったうちわ作りなどが体験出来る。日本橋三越本店や日本橋高島屋などでは、「日本橋金魚すくいグランプリ」の予選が7月12日から8月3日に掛けて開催され、その決勝戦が8月31日に日本橋 滝の広場で行われる。他にも、人間国宝・一龍斎貞水による怪談噺(かいだんばなし)や、江戸時代の手品“手妻”の体験イベントなどを予定。更に期間中の日中には日本橋の上などで打ち水も実施。一方で、夜になると三井本館やコレド室町などが涼を感じさせる青色でライトアップされ、入り口には江戸の町並みをイメージさせるような大暖簾が設置される。コレド日本橋では「ゆかたステーション」も設置。浴衣の着付けなどのサービスが提供される。金魚のデコレーションをした観光船も出船しており、隅田川をクルーズしながら川風を浴びて涼を取ることが出来る。
2014年06月24日江戸から明治初年にかけて創業された店が参加する「東都のれん会」加盟の「竺仙」と「伊場仙」は、江戸時代から伝わる題材にドラえもんを描いた「手ぬぐい」と「扇子」をそれぞれ発売した。販売店舗は、東京都・日本橋の竺仙本店(手ぬぐい)/同・伊場仙本店(扇子)、一部百貨店、COREDO 室町 日本橋案内所(手ぬぐい)、直営通販サイト「老舗通販.net」。価格は手ぬぐいが各1,500円、扇子が各4,000円(ともに税別)。これらの製品は、江戸~明治初年にかけて創業された、百年以上の伝統を有する歴史ある店が参加する「東都のれん会」に加盟している老舗2社が、藤子・F・不二雄の生誕80周年を祝して展開するドラえもんとのコラボレーション企画。その第3弾が竺仙(ちくせん)が手がけた手ぬぐいだ。絵柄は、江戸時代から伝わる竺仙の代表柄「千鳥」にタケコプターで飛ぶドラえもんとのび太を描いた「ドラえもん 手ぬぐい 波千鳥」、同じく日本の代表的な文様である「雪輪」に四季の花々と野に遊ぶドラえもんを描いた「ドラえもん 手ぬぐい 雪輪」の2種類。素材には、竺仙のオリジナル綿素材「稀(まれ)」を採用。色遣いも涼やかな伝統の色を使用した季節感あるものとなっている。一方、江戸最古の扇子・うちわの老舗で、世界の美術館に残る多くの浮世絵を出版した「伊場仙(いばせん)」が、同コラボレーション商品の第4弾として手がけたのは扇子。絵柄は、歌川広重による浮世絵木版画の名作「東海道五十三次」シリーズを題材にとり、早朝の活気あふれる日本橋のたもとに、動物と戯れるドラえもんが溶け込んだ「ドラえもん 広重画 東海道五十三次『日本橋』」と、突然の夕立にあわてて駆けるドラえもんとのび太を、江戸時代の人々とともに描かれた「ドラえもん 広重画 東海道五十三次『庄野』」の2種類。素材には手すき和紙と竹を使用し、著名な浮世絵と老舗の伝統工芸、そして現代の国民的キャラクターが違和感なく調和した、落ち着きのある仕上がりとなっている。
2014年05月29日東京五輪決定で、今や世界中から注目を集める東京。けれども、その一方で東京という都市がどんな風な歴史をたどってきたか知っている人は少ないのでは? 江戸から東京へと移り変わり、変貌をとげてきたこの都市の魅力をさぐるべく、3月22日に「江戸東京博物館」で行われたトークショーへ足を運んできました。「江戸東京博物館」は、東京の歴史と文化をふりかえることによって、未来の東京を考える博物館。トークショーは、東京ゾーン入り口にある「朝野新聞社」の建物の前で行われました。日本近代文学が専攻の橋本由起子さんと広報担当の飯塚晴美さん、ふたりの女性学芸員が、美術館や博物館の楽しみ方、「江戸東京博物館」の魅力を説明します。トークショーに参加したのは、半分ぐらいが「江戸東京博物館」に来たのは初めてという人たちでした。美術館や博物館の楽しみ方としては、非日常の時間を味わう点が挙げられましたが、「江戸東京博物館」は、美術館的な要素と博物館的な要素の両方が楽しめるほか、実際に体験型展示に触れたりして、過去の時代を追体験できるところが特に魅力的だという説明がありました。江戸時代の千両箱を持ってみたり、明治時代の人力車に乗ってみたりと、写真撮影したくなるスポットも多く、あちこちで撮影を楽しみ、それらの写真をSNSで紹介する人も多いそう。鑑賞するというより、体験して楽しむというのが「江戸東京博物館」の特徴なのかもしれません。また「江戸東京博物館」の活用術としては、江戸城の天守と同じ高さだという7階で景色を楽しんだり、同じく7階にある図書室をぜひ利用してほしいとのことでした。無料で利用できるので、両国に立ち寄ったときは足をのばしてみるのもいいかも。英語やフランス語をはじめ、外国語にも対応したボランティアガイドも充実しているので、外国から来た観光客をもてなすのにも重宝しそうです。「江戸東京博物館」の魅力を聞いた後は、実際に2グループに分かれて、学芸員のふたりに展示室を案内していただくことに。江戸ゾーンでは、江戸城や大名屋敷、長屋や三井越後屋の模型を前に、江戸時代に生きた人びとの生活ぶりを感じることができました。街を行き交う人びとの細かいところまで復元された模型はずっと見ていても飽きないほど。トークショーで聞いていたとおり、千両箱を持ってみたり、大名が乗っていたというカゴに乗ってみたりすることで、遠い歴史だった江戸の暮らしが一気に身近に感じられるようでした。東京ゾーンも、銀座煉瓦街や鹿鳴館の模型は見応え十分。関東大震災や東京大空襲といった災難を乗り越えて東京が発展し、1964年の東京五輪を迎えたことがよくわかりました。参加者たちは、ふたりの学芸員さんに次々に質問し、とても熱心な様子で見学を続けていました。特に歴史に興味がなくても、当時の暮らしぶりがイキイキと伝わってくるので、自然に興味や関心がかき立てられる気がします。模型の作りなどがとても細かく、じっくり見始めると時間を忘れそうになるほどなので、ゆっくり時間をかけて楽しむのもよさそう。特に歴史に興味がなくても、当時の人びとの暮らしに思いを馳せることで興味が持てるような展示ばかりだから、まずは一度足を運んでみることをオススメします。意外な新しい発見がきっとあるはず。・江戸東京博物館 公式サイト
2014年03月31日2020年に東京での五輪開催が決定し、これからますます東京は世界中から注目を集めそうですね。海外の人は、日本と言えば「サムライ」を思い出すように、江戸の文化は特に興味を持たれているよう。けれども、日本人だからと言って、江戸の文化に詳しくないのが現実。ちょっと関心を持ってみては?そこでぴったりなのが、両国にある「江戸東京博物館」。こちらは、失われつつある歴史遺産を守るとともに、東京の歴史と文化をふりかえることによって、未来の東京を考える博物館で、今年で20周年を迎えます。館内には、「江戸ゾーン」「東京ゾーン」などで構成された9,000平方メートルの大きな展示室を活かし、綿密な調査研究を踏まえて復元した実物大模型や当時の様子を忠実に再現した縮尺模型、当時の人々が実際に使っていた実物資料などを豊富に展示。江戸東京の都市と文化、そこに暮らす人々の生活を楽しみながら学べそうですね。また、「江戸東京博物館」では、毎年恒例のイベントとして、「伝統芸能フォーラム」を開催し、江戸東京の伝統芸能に触れる機会を多くの人に提供する試みも行っています。今年も3月28、30日に、柳亭市馬さんや橘家圓太郎さんによる落語や、国本武春さんや沢村豊子さんによる浪曲といった伝統芸能が披露されます。さらに開館20周年のクロージングを飾る今回は、和服で伝統芸能を楽しめるよう、各日限定50人に無料で着付けをしてくれる「和服で伝統芸能を楽しもう!」という特別記念イベントも開催。さらに江戸東京文化をディープに楽しむことができそうです。江戸の文化に興味はあるものの、いきなり伝統芸能を鑑賞するのはちょっとハードルが高いと感じる人は、3月22日に行われるトークイベントに参加してみてはどうでしょう? こちらでは、江戸東京博物館の学芸員によるトークショーや展示室ガイドが行われます。日本近代文学が専攻の橋本由起子さんと広報担当の飯塚晴美さんの二人の女性学芸員によるトークと展示室ガイドで、より展示内容や江戸東京の文化が身近に感じられるかも。また、美術館や博物館の楽しみ方の紹介もあるから、普段あまり博物館に足を運ばないという人もきっと楽しめるはず。今なら抽選で25組50名様を、このトークショーへご招待! ぜひこちらからご応募ください。トークショー参加者には、開催中の特別展『大江戸と洛中』&常設展示共通券と江戸東京博物館オリジナルグッズのお皿のプレゼントもあるから、ぜひこの機会に足を運んでは?新しいものに目を向けるのもいいけれど、世界に誇れる江戸東京の文化や歴史を知っておけば、自分の世界がもっと広がりそう。海外から来た人に、江戸の自慢話をするなんてこともできるようになるかも!?・江戸東京博物館 公式サイト 江戸東京博物館のトークイベントご招待 ご応募は こちら
2014年03月11日山田洋次監督の82作目となる新作『小さいおうち』が間もなく公開になる前に、本作でタイトルになった“小さいおうち”で女中として働くタキを演じた黒木華がインタビューに応じた。その他の画像本作は、中島京子の直木賞受賞小説を映画化したもので、60年前に東京郊外に建つ赤い屋根の“小さいおうち”で女中として働いていたタキが見た“秘められた愛”に隠された秘密を、当時のドラマと現代のドラマを織り交ぜて描く。黒木のほかに、松たか子、片岡孝太郎、吉岡秀隆、妻夫木聡、倍賞千恵子らが出演する。モダンな文化が華やかな時代から戦争へと突入していく昭和の時代を生きた人々を描いた本作。黒木演じるタキは“おうち”の奥様・時子や家族と確かな絆で結ばれていく。「女中の役なので、昔の女中がどのような暮らしをしていたのか勉強しました。着物でお手伝いをするので、着物に慣れることや掃除などの日常のことを改めて勉強して少しずつタキちゃんに近づけたらいいかなと思いました」という黒木は、オーディションでタキ役を射止めた。「選んでいただいた山田監督には本当に感謝しています。オーディションの時は奥様が松さんだとは知らなかったので、本当に松さんと聞いて嬉しかったです」。中でも自身が生まれて初めて観た舞台に出ていた松との共演は念願だったという。「私が松さんを好きだから、タキちゃんと同じ気持ちだったのかもしれないです。タキちゃんは女中さんとして奥さんをずっと見守っていましたし、私は松さんに憧れがある。その部分で私とタキちゃんは重なっているんだと思います」劇中に登場する時子とタキは、単なる主人と使用人を超えた関係を築いており、ふたりの関係を考えるだけで、映画の見え方そのものが大きく変わってしまうほどだ。「ふたりの間にはいろんな気持ちがあったんだと思うんです。ある時はお姉さんのように面倒を見てあげるときもあったり、時には憧れだったり、それを超えた家族の愛だったり。いろんな感情が折り重なって、織り交ざって、ああいう事件になったんだと思います。人間は出会いで出来ている。それは普遍的なことだと思うので、若い人が観ても楽しめる映画だと思いました」ちなみに黒木自身も多くの共演者や演出家と出会い、急速に成長を遂げている。本人は「昨年は本当に多くの作品との出会いがあったので、ありがたいという気持ちだけです」と謙そんするが今後、彼女は年齢を重ね、さらに魅力的な女優になりそうだ。「私はまだ23歳なので、何年後かにこの映画を観たら奥様の気持ちがわかるようになるかもしれないし、おばあちゃんになったタキちゃんのセリフがもっと現実味をもって感じるかもしれない。そういう意味で、長く付き合っていける映画に出させていただいたんだな、と思います」『小さいおうち』1月25日(土)全国ロードショー
2014年01月24日独自の国産カミツレエキスを用いたオーガニックスキンケアシリーズ「華密恋」。赤ちゃんから使える薬用入浴剤やナチュラルソープなどを展開しており、なかでも入浴剤は誕生して30年、300万本を超えるベストセラー。その魅力を知るべく、今回、同ブランドのカモミール畑や工場がある「カミツレの里」を訪ねてきた。北アルプスの山々をのぞむ長野県北安曇郡池田町にある「カミツレの里」。カミツレとはハーブの女王とも呼ばれるジャーマンカモミールの和名。5月末から6月初旬が開花時期だそうで、訪れたときはちょうど満開!原料となる国産のカモミールは農薬を使わず有機肥料で育てたものだけ。収穫後、天日で1ヶ月ほど乾燥させるとワラのような色合いになる。敷地内の工場では仕込みと熟成をおこなう。工場はこぢんまりしてほとんどが手作業。原材料は植物、あるいは天然由来のものだけを使い、すべての製品で合成香料や合成着色料、鉱物油などはいっさい使っていないそう。まずは、カミツレ原料に安曇野の清らかな水と発酵エタノールを入れてよく混ぜ、9日以上じっくり熟成。その後、ろ過してカミレツエキスを抽出する。その工程を2回繰り返して濃密なエキスを抽出。熟成用のステンレスタンクには生産者の名前と日時を明記するなど、肌の弱い赤ちゃんにも安心で安全なようにトレーサビリティや衛生管理は食品並み。ちなみに、このとき出たしぼりかすは堆肥化し、有機肥料として再利用しているそう。1982年に発売された華密恋ブランドの原点ともいえる入浴剤は、こうして出来たカミレツエキス100%。1回分に全草(花・茎・葉)120本分の国産カモミールの有効成分が凝縮されているというからすごい!「カミツレの里」には「八寿恵荘(やすえそう)」という宿が併設されており、家庭で入る10倍(!)もの高濃度のカミツレエキス湯の日帰り入浴や宿泊もできる。もともと社員の保養所だったところで華美な設備こそないものの、豊かな自然に癒される宿。私も3歳の娘と泊まったのだが、田舎の祖父母の家にでも遊びにきたように寛げた。「華密恋の湯」のリラックス効果も抜群で、私も娘も普段以上によく眠れ、肌もツルリとした。有機農法が一般的ではなかった30年前から、健康と環境のことだけを考えて生まれた「華密恋」。新生児から年配の方まで年齢や性別を問わず使えるとあって、親子3代での愛用者も多い。カモミールには保湿や抗炎症、抗菌、抗アレルギーなどの作用があるといわれ、なかには華密恋を使って子供のアトピーがよくなったという人も。シーズン中なら刈り取り体験もでき、春から秋は工場見学も可能。ぜひ、カミツレの里でカモミールに癒されながら、おだやかな時間を過ごしてみては。■カミツレの里長野県北安曇郡池田町広津40980261-62-9119 華密恋: オンラインショップ: ※工場見学(無料・事前予約制)期間:4月上旬~11月下旬、10:00~15:00休業日:土日・祝祭日(※製造状況により稼働していない日もあります)※八寿恵荘宿泊料金(1泊2食付):大人6,300円、子供5,250円 ※小学生まで子供料金日帰り入浴(要予約、毎週土曜日):大人500円、子供300円取材/古屋 江美子
2013年06月07日東京都江戸東京博物館では、3月12日~5月6日にかけて、江戸東京博物館開館20周年記念 2013年NHK大河ドラマ特別展「八重の桜」を開催する。同展は2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」と連動し、ドラマの主人公で会津出身の「新島八重」の生涯を紹介するもの。同時代の資料や新島八重ゆかりの品々約200点を展示する。戊辰(ぼしん)戦争の敗戦から立ち上がる人々の姿を通し、震災復興へのメッセージを伝える展覧会となっている。展示は、「プロローグ」、第一章~第五章、「エピローグ」という構成。第一章「会津の教え」では、八重の育った城下町の様子や、会津藩の教えを示す多彩な資料を見ることができる。第三章「会津籠城」では、八重が戦った戊辰戦争の激戦を物語る数々の資料を展示する。第四章「古都復興 - 覚馬と襄 - 」では、新島旧邸を再現するほか、八重ゆかりの品々を展示。第五章「ハンサムウーマンへ」では、八重の夫となる新島襄(にいじま じょう)が八重に心惹(ひ)かれた「内なる美」について探る内容となっている。同展は3月12日~5月6日に開催。時間は9時30分~17時30分(土曜日は19時30分まで、入館は閉館の30分前まで)。休館日は毎週月曜日(ただし、3月25日、4月29日、5月6日は開館)。観覧料は当日券一般は1,300円、大学生・専門学校生は1,040円、高校生・65歳以上は650円。また、同展は東京で開催した後、福島県立博物館で5月17日~7月3日に、京都府京都文化博物館で7月13日~9月1日に巡廻(じゅんかい)する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月21日テレビ番組出演の人気モデルが異例の発表フジテレビ系で現在放送中のテレビ番組「テラスハウス」に出演している、人気ファッションモデルの今井華が、同番組で雑誌「egg」(大洋図書)から卒業し、「JELLY」(ぶんか社)へと移籍することを明らかにした。番組内で発表されることは極めて異例で、話題を呼んでいる。今井は「egg」専属モデルとして、ティーンとは思えないセクシーな魅力、クールビューティーなルックスで人気を博した。また、男女の共同生活を追う新感覚番組として放送されている、この「テラスハウス」内では、意外にも料理上手な一面をみせ、そのギャップに驚かされたという視聴者も多い。今後は“ジェリガ”として活躍へ今井によれば、すでに発売されている「egg」4月号で同誌を卒業したのだという。そして、3月16日発売の「JELLY」で、新ジェリガとして、同誌専属モデルデビューを果たしているそうだ。今回の移籍は、デビュー掲載となる雑誌の発売前に、テレビを通じて発表されたことから、ファンらの間でも、とくに大きな驚きをもって受け止められているようだ。この番組等で、さらに注目度をアップさせてきている彼女でもあり、今後ジェリガとしてさらなる活躍をみせてくれることを期待したい。元の記事を読む
2013年03月12日浮世絵を通して知る「江戸の女子力」展開催「~で女子力UP!」というコピーがあふれる昨今だが、女性がキレイ、カワイイを目指すのは、いつの時代も変わらぬもの。そんなことを改めて感じさせてくれ、多角的に歴史を学ぶこともできる、異色の美術展が東京都の太田記念美術館で開催される。開催されるのは「江戸の女子力 -ファッション・メイク・習い事」展。期間は4月2日~21日の10時30分~17時30分(入館は17時まで)となっている。なお4月8日と15日は休館日なので注意してほしい。(公式Twitterより参考画像)“江戸美人”がわかる!学芸員による案内も江戸時代に“女子力”というイメージは意外かもしれないが、当時の女性たちも、ファッションや習い事を通して、自分の魅力を磨くことに熱心だったのだとか。この展覧会では、「ファッションを楽しむ」「江戸美人のメイク法」「江戸の習いごと事情」「働く女性たち」の各テーマで浮世絵を展示し、そこから当時の女性たちのリアルな姿を浮き彫りにする。流行の着こなしやメイクに挑戦したり、お稽古事に励んだりする姿は、まさに女子力UPを目指す“江戸美人”。開催期間中の4月6日、9日、13日には、担当学芸員によるスライド・トークが行われ、より深く楽しめるよう、見どころを案内してくれるそうだ。こちらは各日14時より40分程度の開催となる。申し込みは不要で、入場券があれば参加は無料という。入館料は、一般700円、大高生500円、中学生以下は無料となっている。時代を超えた“女子力”を感じてみては。元の記事を読む
2013年03月08日江戸時代は、現代につながるなさまざまな日本文化の基礎が固まった時代です。お金を支払って「見物」に出かけるという娯楽も、江戸時代に庶民に広まりました。その金額がいくらだったのか調べてみました。1両=銀60匁(もんめ)=銭4,000文1両=8万円1文=20円で計算しています。■歌舞伎の上席は高いですよ!歌舞伎、芝居見物も江戸時代に広く広がった娯楽です。「千両役者」なんて言葉ができたぐらい人気だったわけです。この見物費用は……。●立見席16文320円●土間席(下席)100文2,000円●土間席(上席)132文2,640円●桟敷席25匁33,333円桟敷席には4~7人が入ったといわれます。4人の桟敷席だと1人当たりは8,333円になります。桟敷席になるとやはり高いですね。公演の人気によって、また江戸時代の時期によって価格も変動しました(なにせ江戸時代は265年もあるので)。例えば、歌舞伎の上桟敷席35匁、高土間席20匁なんて金額も。こうなると、それぞれ4万6,666円、2万6,666円です。上桟敷席なら4人で割っても、1万円を超えます。かなり高価な趣味だといえるでしょう。■寄席は「庶民の笑い」でした!「寄席」も江戸時代に大きく発展しました。天保年間(1830-1844年)には改革(天保の改革)によって減らされたりしましたが、幕末の安政年間には172軒もの寄席があったそうです(このほかに講談専門の寄席もあったとのこと)。大きな寄席になると2階建てでなんと200人以上も収容できたそうです。この見物料はいくらだったのかといいますと……。●寄席木戸銭32文640円歌舞伎に比べるととても安いですね。なにせ客が少なければ横になってもいいので、寄席は楽チンです。前述の寄席が減らされた天保期に木戸銭が48文に値上がりしたそうです。それでも960円ですから、現在の映画代のだいたい半額です。■「相撲」は青空の下でやってました!「相撲」はもともと神事で、江戸時代初頭までは、神社仏閣を修復するための「勧進興行」が主として行われていました。それが18世紀頭にプロ化します。江戸時代唯一のスポーツ興行だったので、その人気がすさまじく、とにかく大盛況でした。江戸の相撲の特徴は、女性が見られなかったことです。観客はすべて男です。その上青空興行、つまり外でやっていました。江戸時代には、1場所10日で1年間に2場所だけで、そこから力士のことを「一年を二十日で暮らす良い男」というわけです。とにかく相撲興行ではけんかや口論が絶えないため、幕府より一時期禁止されました。けんかっ早い連中が、カッカきて集団で芋洗いになっているのですから、無理もありませんが。暑いときには観客席に水をまいたりしていましたし(笑)。有名なところでは、1805年(文化2年)の江戸春場所中に、町火消しとの間に、いわゆる「め組の喧嘩」事件が勃発(笑)。負傷者なんと99人と記録されています。この大人気だった相撲の見物料は、元禄期の記録によると以下のようになります。●土間席3匁4,000円●桟敷席43匁5万7,333円4人分の桟敷席の金額を1人分にすると、1万4,333円になります。桟敷席で見るのはかなり高額な楽しみだったわけです。ほかにも、大きな板に血を付けて「大イタチ!」とか、現在のストリップにつながるような性的な見世物などもありました。これらは一発ネタだったので、非常に安価に、8文(160円)ほどで見ることができました。(高橋モータース@dcp)
2013年02月25日