『ジュラシック・ワールド』製作陣が贈るアクション・アドベンチャー超大作『ツイスターズ』(原題:TWISTERS)の日本公開が決定した。気象学の天才ケイトはニューヨークで世界の自然災害を予測し被害を防ぐ仕事に熱中していた。そんな中、故郷オクラハマで連続して巨大竜巻が発生していることを知る。学生時代の友人ハビと、新たに出会った気象の知識も性格も全く違う竜巻インフルエンサーのタイラーと共に、竜巻内部に秘密兵器を仕掛けるという前代未聞の“竜巻破壊計画“を立て、巨大な竜巻を倒すために立ち向かっていく――。『ジュラシック・ワールド』の製作陣が、ハリウッドの最先端VFXを駆使して新たに創りあげた恐竜をも超える最強モンスターは、巨大竜巻<ツイスターズ>。実際の観測データに基づき製作され、リアルかつド迫力な自然界が生み出したモンスターは恐竜をも凌駕する圧倒的パワーで観客に襲い掛かる。監督は、「第93回アカデミー賞」6部門ノミネートの『ミナリ』で注目を浴びたリー・アイザック・チョン。ある事故をきっかけに、トラウマを抱える気象学の天才ケイトを、『ザリガニの鳴くところ』のデイジー・エドガー=ジョーンズ、ケイトと敵対しながらもお互いの才能を認め合い、共に巨大竜巻に立ち向かっていく竜巻インフルエンサーのタイラーを、『トップガン マーヴェリック』のグレン・パウエル、ケイトが信頼を寄せる友人ハビを『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のアンソニー・ラモスが演じている。また、地球の唸り声のような轟音が鳴り響き、車が横転していく暴風の中、逃げ惑う人々、必死にしがみつく人など、リアルな特報映像も公開。巨大竜巻の全貌も見られ、タイラーは身の危険を顧みず、立ち向かおうとする。また、ラストでは巨大竜巻<ツイスターズ>はまるで群れをなすように、次から次へと迫ってくることも明かされる。さらに、日本オリジナルのディザービジュアルには、「襲来」という大きなタイポグラフィが施されており、その奥には人々に立ちはだかる巨大竜巻が圧倒的な存在感で描かれている。『ツイスターズ』は8月1日(木)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ジュラシック・ワールド 2015年8月5日より全国にて公開© 2015 Universal Pictures.ツイスターズ 2024年8月1日より全国にて公開© 2024 UNIVERSAL STUDIOS,WARNER BROS.ENT.& AMBLIN ENTERTAINMENT,INC.
2024年04月18日アンドリュー・ヘイ監督作『異人たち』よりアンドリュー・スコットとポール・メスカルのインタビュー映像が解禁された。山田太一作の長編小説「異人たちとの夏」(新潮社刊)を、『荒野にて』『さざなみ』のアンドリュー・ヘイが再映画化した本作。この度解禁されたのは、本作で恋に落ちていくアダムとハリーを演じたアンドリュー・スコットとポール・メスカルのインタビュー映像。2人が脚本について、ヘイ監督について、そしてお互いの共演について、ラフな姿勢で明るく朗らかに語っている。スコットが「2人とも心を揺さぶられた。涙が落ちたね」と脚本を読んだ時の気持ちを話し始めると、メスカルは「何度も」と相づちを打ち、穏やかな様子で本作製作の裏側を明かしていく。最初に本作へと向き合った時の印象を「家族同士の関係性が絶妙に描写されていて真実味があるんだ。ラブストーリーの描き方には胸を締め付けられた。そういう部分が印象的だった」と分析するスコットに対し、メスカルはスコットと同じ思いであったことを告げ、「他に類を見ない映画だ」と語る。さらにメスカルは「今までにない映画に初めて挑戦できるのは役者として光栄だね。僕が知る限りでは唯一無二の作品だ」とハリー役に挑んだ想いを吐露している。本作は監督にとって、とてもパーソナルな物語になっているという点に触れつつ、「彼を演じるつもりで臨んだけど…」と話しはじめるスコットだったが、その途端、言葉に熱がこもり過ぎたのか、勢い余ってタイトルボードに肘を打ち付けてしまうハプニングが。「ごめんね」と小声でボードに謝る優しい一面を見せたのも束の間、話を中断させる原因になってしまった物言わぬタイトルボードに思わず八つ当たり。「離れてろ」とボードを隅へと追いやるお茶目な姿を披露している。そんなスコットの様子に笑顔を見せながら笑い声を上げるメスカルの姿もあり、和気あいあいと本作について語り合う貴重な2ショットとなっている。最後に、映画の公開に向けて「僕が感じているのは、人々の心とつながる映画を作れたということだ。誰もが自分を投影できる。一生心の中に残る映画になるはずだ」とメッセージを贈るスコットに続き、メスカルも「ぜひ劇場で観て欲しい。友達とでもいいし、一人でもいいから、できる限り劇場に足を運んでほしいね」と映画公開への期待を寄せたメッセージを投げかけている。『異人たち』は4月19日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:異人たち 2024年4月19日より全国にて公開© 2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年04月17日マーティン・スコセッシが製作総指揮、『透明人間』「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」のエリザベス・モス主演で贈る『Shirley シャーリイ』の公開日が7月5日(金)に決定。シーン写真7点が解禁となった。解禁されたシーン写真は7点。光の届かない森の中に机を置き、妄想とも現実とも区別のつかない中で新作の執筆にたずさわるシャーリイ(エリザベス・モス)の姿が…。そして、何かを見据えて不穏な表情を浮かべるシャーリイのほか、彼女が混乱した同居人夫婦の妻・ローズ(オデッサ・ヤング)をたしなめる様子。食卓で執筆に口を出す抑圧的な夫スタンリー(マイケル・スタールバーグ)も…。また、大学の職を得て新しい街に引っ越してきたばかり、フレッシュなフレッド&ローズ夫妻の<明るい希望>が滲み出してくるような空気感を捉えたものなど、いずれも、不穏、困惑、希望ーとシャーリイ・ジャクスンの小説と、本作の雰囲気を体現するように、幻想と現実が入り乱れたカットとなっている。『Shirley シャーリイ』は7月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Shirley シャーリイ 2024年7月5日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2018 LAMF Shirley Inc. All Rights Reserved
2024年04月17日劇場公開中の『プリシラ』からソフィア・コッポラのインタビュー映像が公開された。ソフィア・コッポラはこれまでに『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー賞脚本賞、『SOMEWHERE』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞するなど、映画業界で高い評価を受けている。ソフィア・コッポラ今回解禁されたインタビュー映像では、「プリシラの人生を凝縮してどのように伝えるか、非常に興味深い挑戦だった」と語るソフィア。「14歳の頃から成長していく過程が、本人の目にどう映っていたのか。彼女自身の視点から創造的な方法で捉えたかった」と明かし「グレースランドに来てから去るまでの期間を中心に展開させていった」という。そして、「彼女の人生はある意味、数奇であると同時に、女性なら誰もが経験するような普遍的な面も多い。初めてのキスや子供を産んで母親になるというようにね。エルヴィスがツアーに出ても、彼女は子供と家に残されるということも。彼女のそういった人間的な側面や関係の浮き沈みをリアルに描きたかった」と思いを語る。また、ソフィア・コッポラ作品の特徴である女性的な色使いが、本作においてもメイクやネイル、調度品などふんだんに散りばめられている。「世界観の構築は私にとって非常に重要」としたうえで、「60年代のメンフィスといえば、毛足の長いラグを思い浮かべる。ラッキーなことに写真や映像が豊富に残っている。当時の色使いは今とは違うから当時の色彩で再現するのは楽しい。あの時代に観客を引き込みたい」と笑顔で説明。さらに「50年代~60年代にかけてのプリシラの変化や(彼女が暮らしていた)暗いドイツとの対比も表現したかった」と話し、「グレースランドは色鮮やかで、魔法の国のように見える。人生の新たな章の始まりに、新たなスタイルを見出していくの」と語る。ソフィア・コッポラの世界観に欠かせない色彩へのこだわりも垣間見られるインタビューとなっている。また、109シネマズプレミアム新宿とスターチャンネルの連動企画として、ソフィア・コッポラ監督の代表作品『ロスト・イン・トランスレーション』と『ヴァージン・スーサイズ』のスペシャル上映が決定。6月21日(金)から27日(木)までの1週間限定で35mmフィルムでの上映が行われる。『プリシラ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:プリシラ 2024年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023
2024年04月17日世界40か国で翻訳、160万部以上発行のベストセラーを映画化した『ある一生』より日本版予告と場面写真が解禁された。ローベルト・ゼーターラーの同名小説(新潮クレスト・ブックス)を映画化した本作は、ドイツ映画賞にて4部門(作品賞・音響編集賞・美術賞・メイクアップ賞)にノミネートされた話題作。激動の20世紀、80年にわたって暴力、戦争、貧困に耐えなければならなかった主人公、アンドレアス・エッガーの苦難の人生を描く。この度解禁となった日本版予告は、冒頭、主人公の少年が農場にやってくる場面から始まる。少年は農場主から酷い仕打ちを受け足を折ってしまうが、老婆から「すぐよくなるわ」とやさしく慰められる。そんな主人公がたくましい青年になると、農場主に反発して、農場を出て一人で生きることを選択、黙々と働く凛々しい姿が描かれる。さらに、ロープウェー作業員となって安定した収入を得ると、マリーという女性とも出会い、結婚し、子どもも授かる。しかし、後半、戦争招集の場面から彼に様々な苦難を予期させる映像が畳み掛ける。激動の20世紀の中で生きた名もなき男が戦争、結婚、近代化といったものを体験。「マリー!」と叫ぶ主人公の姿からは、大きな悲劇を予感させる。そして、終盤、主人公3世代の後ろ姿をカメラが追うことで、辛いことがあっても振り返らず常に前を向いて生きてきた男の生き様を感じさせる。最後、山を目の前にして立つ主人公とともに、“「愛」と「充実感」についての寓話であり、成果重視の現代社会を映す鏡である”との監督のメッセージが映し出され、本作が過去を描きながら、現代に生きる私たちの物語であることを示す。併せて場面写真も解禁。予告編と同じく、主人公が80年の人生の中で体験してきた苦難と孤独、そしてマリーとの幸せなひとときが切り取られている。『ある一生』は7月12日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ある一生 2024年7月12日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開©2023 EPO Film Wien/ TOBIS Filmproduktion München
2024年04月17日エマ・ストーン主演映画『哀れなるものたち』が、ディズニープラス「スター」にて見放題独占配信されることが決定した。新たに最新作『憐れみの3章』の公開も決定し、いま勢いが加速中のヨルゴス・ランティモス監督×エマ・ストーンの『女王陛下のお気に入り』タッグが贈る本作。自ら命を絶ったベラは、天才外科医ゴッドウィン・バクスターによって生まれたての女性として奇跡的に蘇生。日に日に回復するベラだったが、「世界を自分の目で見たい」という強い好奇心から、放蕩者の弁護士の誘いに乗り、大冒険に出て平等と自由を知り、時代の偏見から解き放たれていく。「第80回ヴェネチア国際映画祭」では金獅子賞、「第81回ゴールデングローブ賞」では作品賞、主演女優賞(ともにミュージカル・コメディ部門)、「第96回アカデミー賞」ではエマが『ラ・ラ・ランド』に続く2度目の主演女優賞、ほか衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、美術賞と計4部門で受賞した。Rotten TomatoesでもTOMATOMETERが驚異の92%(4/9時点)と絶賛。主人公のベラを演じたエマは「この原作を基に、このレベルにまで達する映画を作り上げられる監督は、(ヨルゴス・ランティモス監督の)ほかに思い当たりません」とコメントしている。『哀れなるものたち』は4月24日(水)16時~ディズニープラス「スター」にて見放題独占配信開始。(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年04月17日本年度アカデミー賞4部門を受賞した天才監督ヨルゴス・ランティモスと盟友エマ・ストーンとの最強タッグが贈る『哀れなるものたち』が4月24日(水)よりデジタル配信(購入)開始。これを記念して、主人公ベラの自由奔放な振る舞いや独特なダンスシーン、過去をにおわせる重要なシーンを含む本編の無料プレビューが公開された。優秀で型破りな科学者ゴッドウィン(ウィレム・デフォー)によって生き返った若き女性、ベラ(エマ・ストーン)。学ぶことに貪欲で、未知なる世界を知りたくてたまらないベラは、話術巧みな放蕩者の弁護士、ダンカン(マーク・ラファロ)と駆け落ちし、大陸を横断する目まぐるしい旅に出る。解禁された本編映像は、ダンカンに連れられてリスボンに到着したベラが、たくさんの初めての経験に歓喜し、貪欲に外の世界を吸収していく姿を描いている。ディナーの席では自由奔放に振る舞い、独特なダンスを踊るベラ。最初は遊びのつもりだったベラに、だんだん本気でのめりこんでいくダンカンの心の動きにも要注目。多くの女性と付き合ってきた色男ながら、ベラに予想外の思いを募らせていくダンカンを演じたラファロは、「ベラがありのままでいることを許容できたら、彼にとって彼女は完璧な女性なのです」と話している。また、初めて1人でバルに出かけたベラが帰ってきたホテルで、人違いながらも女性から声をかけられる場面は、ベラの過去にも繋がる重要な伏線となるシーンだ。『哀れなるものたち』は4月24日(水)よりデジタル配信開始(購入)、5月8日(水)よりデジタル配信開始(レンタル)、ブルーレイ+DVDセット発売。『哀れなるものたち』4月24日(水)デジタル配信開始(購入)5月8日(水)デジタル配信開始(レンタル)ブルーレイ+DVDセット発売5,390 円(税込)© 2024 20th Century Studios.発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年04月16日ゼンデイヤ主演、ルカ・グァダニーノ監督最新作『チャレンジャーズ』から予告映像と日本版ポスターが解禁となった。テニスの世界を舞台に、2人の男を同時に愛するテニス界の元スター選手と、彼女の虜になった親友同士のテニスプレイヤーの10年以上の長きに渡る衝撃の“愛”の物語を描く本作。解禁された予告編に収められているのは、ゼンデイヤ演じるタシ・ダンカンと、そんな彼女に心を奪われた、2人の若き男子テニスプレーヤーで親友同士のパトリック(ジョシュ・オコナー)とアート(マイク・フェイスト)との衝撃の“0(ラブ)ゲーム”。タシは、突出した実力とその華やかな容姿から象徴的な存在としてテニス界のトッププレイヤーとして活躍していた。しかし、試合中の怪我で、全てを失ってしまう――。選手生命が突如終わりを告げ、新たな道を歩んでいくことになるタシ。それは虜となった2人の男子テニスプレーヤーとの新たな人生だった。2人を誘い濃厚なキスをするというタシとパトリックとアート。親友同士の2人が彼女を巡り徐々に対立していく中、彼女が言い放つ「愛されることを私が望んでいるとでも?」というセリフ。彼女が思い描く本当の<愛>の形、そして、彼女がたどり着く結末とは――?また、併せて解禁された本ポスターは、「私が主役、私がルール」という彼女のキャラクター性が表現された衝撃的なコピーと共に、ゼンデイヤ演じるタシ・ダンカンが描かれた強烈な印象を残すビジュアル。そして彼女の見つめる先には、2人の親友がテニスコートで競い合う様子が映し出されている。『チャレンジャーズ』は6月7日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:チャレンジャーズ 2024年6月7日より全国にて公開© 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.© 2024 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. All Rights Reserved.
2024年04月16日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の“真の主役”といわれたフュリオサの新たな物語を、アニャ・テイラー=ジョイ主演で描く『マッドマックス:フュリオサ』。4月16日、アニャの誕生日を記念して、新ビジュアルと新場面写真が解禁となった。今回最新作の舞台となるのは、世界の崩壊から45年後。MADな世界(マッドワールド)が広がる中、全てを奪われた“怒りの戦士”フュリオサが、復讐のエンジンを鳴らす。先日、新予告編映像が解禁されるや否や、SNS上では「テンション爆上がりで思わず声出そうになった!」「滅茶苦茶面白そうで楽しみ!」「予告だけでもう満足度が高くて満腹になるところだった!」「今年1番期待してる映画!」などファンたちの熱狂の声が溢れ公開を前に盛り上がりを見せている。広大な砂漠と燃え盛る炎の中、トレードマークのバズカットに義手姿で宿敵ディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)への復讐を誓うかのような決意の表情をみせるフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)が印象的な新ビジュアル。常にディメンタスが携えている可愛らしい熊の人形は一体何を意味するのか。土埃を上げながら爆走する無数のバイカー軍団、そして雄たけびを上げる白塗りの兵隊ウォーボーイズたちの姿も確認でき、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を超えるカー&バイクアクションが期待できそうだ。また、バズカット前のロングヘア姿のフュリオサを捉えた場面写真には、前作で強烈な印象を残した、車のハンドルが山のように積まれた“祭壇”や恐怖と暴力で荒野を支配するイモータン・ジョーのシンボルでもあるドクロが付いた燃え盛るハンドルのモチーフと共に、もう1人の戦士の姿も確認できる。果たしてフュリオサとどんな関わりを持つのか?フュリオサの宿敵として本作から登場するディメンタス将軍の新たなカットも登場。先端にマネキンをあしらった改造バイクなど、狂気全開の物騒な雰囲気のアイテムに囲まれた彼の視線の先には一体何が!?さらに、個性的な衣装に身を包んだディメンタス将軍の一味もお目見え。額のゴーグルと胸元のハサミが特徴的な男は、『怒りのデス・ロード』にも登場し、イモータン・ジョーのもとで“医者”を務めていたオーガニック・メカニックか!?ジョージ・ミラー監督の世界観で渾身のコスチュームに身を包んだクセ者たちが、どんな活躍を見せるのか期待は高まる。なお、本作のムビチケが4月26日(金)より全国の上映劇場(※一部劇場を除く)と各種オンラインサイトで発売されることも決定している。『マッドマックス:フュリオサ』は5月31日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マッドマックス:フュリオサ 2024年5月31日より全国にて公開© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. IMAXR is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年04月16日ザック・スナイダー監督のもと豪華キャストが結集したNetflix映画『REBEL MOON ー パート2:傷跡を刻む者』が4月19日(金)より配信開始。本作に、リベンジを狙う“レベルズ”の二刀流剣士・ネメシス役で出演しているペ・ドゥナが役作りについて明かした。本作は、スナイダー監督が黒澤明監督の名作『七人の侍』にインスパイアされて生みだした、銀河が舞台の規格外なSFスペクタクル巨編。『パート2』では銀河を支配する悪の帝国マザーワールドと、巨悪にリベンジを誓った主人公コラ(ソフィア・ブテラ)のもとへ集うアウトロー集団〈チーム・レベルズ〉の大決戦が幕を開ける。暗い過去から逃げ、平和な村で暮らしていた心優しい熱き戦士コラは、ある日、悪の帝国マザーワールドの襲撃を受け、リベンジのために共に戦う反乱者〈レベルズ〉を集める旅へ出る。銀河のアウトローたちと力を合わせ、一時は帝国の大軍勢を退けることに成功した彼らだったが、無尽蔵の軍事力を誇る帝国は、再びコラたちの村へと容赦なく襲いかかる…。ペ・ドゥナが演じている〈レベルズ〉の二刀流使い・ネメシスは、無表情で心の内が読めず、『パート1』ではチームのため…というより自分の復讐心を満たすために、帝国の軍勢と戦った。しかし、『パート2』のネメシスは、また別の顔を見せるという。「本来、ネメシスはとても優しい人です。脚本を読んで役作りをしているときに、私がこのキャラクターに抱いたコンセプトは"外は固くて中はやわらか"でした。カメやヤマアラシのような、傷つきやすい弱点を守るための固い甲羅やたくさんのトゲを持っている存在を意識しました。冷たく怖そうな見た目に反して、その下に隠された内面は温かく穏やかなのです」と解説する。ネメシスを冷徹な復讐の鬼へと変貌させてしまった“過去のある事件”は、果たしてどれほどに凄惨なのか。『パート2』で描かれる“ネメシスの過去”についてのヒントを、ペ・ドゥナは「ネメシスを突き動かすのは母性です」という。「家族は彼女のすべてでしたが、帝国の兵士たちによって踏みにじられてしまうのです。子どもたちへの思いを心の奥底にしまい込んで、自らを無敵の存在に作り上げました。彼女は子どもたちや弱きものたちを危険から守ると覚悟を決めた強い母のような存在であり、二度と仲間や子どもたちを失わないと心に誓った戦士です」と明かした。その言葉の通り、大切な存在を奪われたことを恨み、マザーワールドに復讐しようと己を高め続けたネメシス。感情を抑え込むことが当たり前となっていた彼女だったが、『パート1』での戦い後、レベルズと共に向かったコラの村で、ある少年と出会い大きく変化していくことに…。人知れず熱き思いを抱えたネメシスが、誰かのために戦うようになったそのときは、底知れぬ力が発揮されることは間違いないだろう。「私にもネメシスと似ているところがあるので、このキャラクターのそういう側面を演じることには自信が持てました」と話すペ・ドゥナ。『パート1』のネメシスから180度変わっていく様を見事に演じ切った彼女の渾身の演技に注目。さらに「『パート2』の撮影で経験したことは決して忘れません。大変だったけれど、価値のあることでした」と明かす。「そして大切なのは、私がネメシスとしてそこで生きることができたということ。それがたとえほんの短い間でも、彼女の人生や、彼女が心から大切に思っていることのすべてを表現するためには必要なことでした。自由や人権に思いをめぐらせ、心から大切に思う誰かを守るために必死に戦った人々、今も戦う人々について考える時間でした」とふり返り、熱い思いを真摯に語っている。これほどまでにペ・ドゥナが入魂した本作。スナイダー監督がNetflixとタッグを組み世界へ叩きつける挑戦作の“ラストバトル”の行方は見逃せない。Netflix映画『REBEL MOON ー パート1:炎の子』は独占配信中、『REBEL MOON ー パート2:傷跡を刻む者』は4月19日(金)より独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年04月15日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の宮田俊哉が、映画『ブルー きみは大丈夫』(6月14日公開)で実写洋画の声優に初挑戦することが15日、発表された。ハリウッドの新進気鋭クリエイター、ジョン・クラシンスキーの最新作となる本作は、「子供のとき、おままごとやヒーローごっこを一緒に遊んだ空想の友達が、もしも大人になった今でも、そばであなたを見守ってくれているとしたら……という独創的な発想から生まれた、孤独な少女と、子供にしか見えない“もふもふ”ブルーの物語。この度、本作の中心キャラクターである、パープルブルーで大きなもふもふ・ブルーの声を宮田俊哉が演じることが決定した。芸能界屈指のアニメ好きでも知られる宮田はこれまでにテレビアニメでは3作(『デリシャスパーティ プリキュア』『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』『カードファイト!!ヴァンガード Divinez』)、そして映画では『劇場版 BEM~BECOME HUMAN~』のバージェス役と、アニメ作品の声優を多く務めてきた。本作でハリウッド作品でメインキャラクターであり、物語の中心であるブルー役のオファーを受けた宮田は、「吹替をやってみたいと思っていたので、うれしかったです」とその喜びを語る。宮田演じるブルーは、大きくてもふもふ、一生懸命だけどいつも空回り気味の不憫かわいいキャラクターで、子供にしか見えない“空想の友達”。そんなブルーの魅力は「そりゃもちろん、もふもふのわがままボディですよね!」と即答。そして、「一生懸命だけどちょっと足りないところが僕は好きです。不憫なんだけど、すごく前向きなところがあるので、ブルーみたいになりたいなって思わせてくれます」とブルーの心温まる推しポイントを熱く語った。本作の見どころはそれだけに留まらないといい、宮田は「ただ可愛いだけではないドラマがあります。セリフの一つひとつがとても深いので、色々考えながら観られるのも楽しみ方の一つだと思います」と紹介。本作ではビーが大人だけどブルーたちが見えるビーの隣人(ライアン・レイノルズ)とともに、子供に忘れられることで消えゆく運命にある彼らを助けようと大冒険を繰り広げるが、果たしてブルーとビーたちに、どんな奇跡が待ち受けるのか。【編集部MEMO】本作は、『デッドプール』シリーズや、『フリー・ガイ』(21)をはじめ、キレキレのユーモア溢れるキャラで世界中を虜にしてきたライアン・レイノルズと、『ウォーキング・デッド』シリーズのジュディス役で注目を集めた天才子役ケイリー・フレミングが主演。ブルーのことが見える少女ビーをケイリー・フレミング、ビーを助ける、同じマンションの住人であり、大人だけどブルーの事が見える隣人をライアン・レイノルズが演じる。(C)2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2024年04月15日映画『ブルー きみは大丈夫』に登場する中心キャラクター、ブルーの声を「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉が演じることが分かった。子どものとき、おままごとやヒーローごっこを一緒に遊んだ空想の友達が、もしも大人になったいまでも側で見守ってくれているとしたら――。本作は、孤独な少女と子どもにしか見えない“もふもふ”ブルーの物語。これまで宮田さんは、TVアニメでは3作品に参加、そして『劇場版BEM~BECOME HUMAN~』ではバージェスの声優を担当したが、実写洋画の声優は本作が初挑戦。パープルブルーで大きなもふもふ”ブルー“の声を担当することとなった宮田さんは、「吹替をやってみたいと思っていたので、嬉しかったです」と喜ぶ。ブルーは一生懸命だけどいつも空回り気味の、不憫かわいいキャラクター。魅力について「そりゃもちろん、もふもふのわがままボディですよね!」と即答し、「一生懸命だけどちょっと足りないところが僕は好きです。不憫なんだけど、すごく前向きなところがあるので、ブルーみたいになりたいなって思わせてくれます」と熱く語った。また、「ただ可愛いだけではないドラマがあります。セリフの一つひとつがとても深いので、色々考えながら観られるのも楽しみ方の一つだと思います」と、ブルーとブルーたち“空想の友達”の存在が見える少女ビー(ケイリー・フレミング)の絆を描く物語の中でたくさんの発見があったとコメントしている。『ブルー きみは大丈夫』は6月14日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ブルー きみは大丈夫 2024年6月14日より全国にて公開©2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2024年04月15日6人組グループ・Kis-My-Ft2の宮田俊哉が、6月14日に公開される『ブルー きみは大丈夫』で吹き替え声優として実写洋画に初挑戦することがわかった。“想像力豊かな子どもにだけ見える不思議な存在”で物語の中心キャラクターである、パープルブルーで大きなもふもふ”ブルー“の声を担当する。子供のとき、おままごとやヒーローごっこを一緒に遊んだ空想の友達が、もしも大人になった今でも、そばであなたを見守ってくれているとしたら…。ハリウッドの新進気鋭クリエイター、ジョン・クラシンスキーが贈るのは、そんな独創的な発想から生まれた、孤独な少女と、子供にしか見えない“もふもふ”ブルーの物語。芸能界屈指のアニメ好きでも知られる宮田は、これまでにテレビアニメや映画で声優を務めてきたが、満を持してのハリウッド作品でメインキャラクターに起用された。オファーを受けた宮田は、「吹替をやってみたいと思っていたので、うれしかったです」と喜びを語る。宮田演じるブルーは、大きくてもふもふ、一生懸命だけどいつも空回り気味の、不びんかわいいキャラクター。そんなブルーの魅力は「そりゃもちろん、もふもふのわがままボディですよね!」と即答した。そして、「一生懸命だけどちょっと足りないところが僕は好きです。不びんなんだけど、すごく前向きなところがあるので、ブルーみたいになりたいなって思わせてくれます」と愛さずにはいられない、ブルーの心温まる推しポイントを熱く語った。見どころはそれだけに留まらず、宮田は「ただかわいいだけではないドラマがあります。セリフの一つひとつがとても深いので、いろいろ考えながら観られるのも楽しみ方の一つだと思います」と、ブルーとブルーたち“空想の友達”の存在が見える少女ビー(ケイリー・フレミング)の絆を描く物語の中で、たくさんの発見があったと語る。今作ではビーが大人だけどブルーたちが見えるビーの隣人(ライアン・レイノルズ)とともに、子どもに忘れられることで消えゆく運命にある彼らを助けようと大冒険を繰り広げるが、果たしてブルーとビーたちに、どんな奇跡が待ち受けるのか。さらに、もふもふブルーと個性豊かな仲間たちが大集合したオリジナルステッカー付ムビチケ前売券(カード)の発売が26日日から数量限定で発売される。
2024年04月15日SNSでも話題沸騰の注目作『キラー・ナマケモノ』より本編映像が解禁。さらにマシュー・グッドヒュー監督のインタビューも到着した。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』『オペレーション・フォーチュン』の製作チームが贈る本作は、密輸業者によりアメリカに連れてこられたナマケモノが女子大生たちを恐怖に陥れる新時代アニマル・パニック・ホラー。この度解禁された本編映像は、学生たちが暮らす学生寮で飼われることになったナマケモノのアルファが椅子によじ登る様子から始まる。アルファはそのままパソコンとマウスを器用に操作して、寮生たちのSNSをチェックしていく。人間の動きを真似ているのか画面のスクロールをスムーズにこなし、女子大生たちのSNS投稿を次々と閲覧。アルファがどんな目的で情報収集をしているのか…。ナマケモノVS女子大生の前日譚となる、アルファの有能さが明かされる重要なシーンとなっている。また、マシュー・グッドヒュー監督のロングインタビューが到着。アニマトロニクスによる撮影の舞台裏や、フルCGではなくリアルな映像を用いたプラクティカル・エフェクトを選択した経緯、ナマケモノとどう向き合ったのかなどが語られている。マシュー・グッドヒュー監督のインタビュー―――ナマケモノが主役のスラッシャー映画のアイデアはどこから来たのですか?『キラー・ナマケモノ』のクリエイターであるキャディ・ラニガンとブラッドリー・ファウラーは、この映画の製作に7年間取り組んできました。ブラッドは素晴らしい作家で、際立った映画を作りたかったのです。彼はキャディにこの映画を売り込み、彼女も乗り気になりました。ふたりは”ナマケモノ”の人気について、この動物に夢中になっている人々が誰なのか、膨大なリサーチを行いました。脚本は、よりグロテスクでR指定のコンセプトから、私たちがたどり着いた場所、つまり若い観客向けのライトなホラー映画でありながら、ホラーファンも興奮できる映画へと変化していきました。私は脚本が出来上がってから参加しました。アニマトロニクスのナマケモノを主人公にした『キラー・ナマケモノ』という映画を作るとは思ってもみませんでしたが、脚本を読んで、あまりにも奇妙で挑戦的なコンセプトでした。キャディとブラッドが追求したかったプラクティカル・エフェクトのアプローチに惹かれ、これまで作ったものよりもっと軽快で遊び心のあるものを作ってみたいと強く思ったのです。目標は、楽しく、エネルギッシュで、ポップな90分の映画を作ることでした。―――なぜ映画の舞台を女子学生クラブにしようと思ったのですか?これはすべてキャディとブラッドが仕掛けた事なんです。女子学生寮というアイデアは、他のホラー映画(『ブラック・クリスマス』、『スプラッター・ナイト/血塗られた女子寮』、『テラー・トレイン』など)に通じるものがあって気に入りました。また、ホラー映画に必要なレシピであるアンサンブル・キャストを配置できる空間も確保できました。また、『ミーン・ガールズ』、『ハッピー・デス・デイ』、『トラジディ・ガールズ』といった映画も参考にしました。すべてが女子学生クラブ映画というわけではありませんが、これらは集団の力関係や、そこから生まれる緊張やコメディを描いています。―――#SlothRushが大好きです。この映画はどれくらいRush Tiktokからインスピレーションを受けましたか?これは私にとって初めてのことでした。私は学生会に所属していなかったし、クラブ活動の知り合いもいなかった。でも、インターネットでラッシュのビデオをいくつか見たんです!私たちは、その魅力や、即座に友達になるはずの新しい人たちに出会って酔いしれる感覚を強調したかったのです。また、インターネットというカオスのようなもの、つまり、何かがバイラルになるのがいかに早いか、人々の注目を集めれば人気やフォロワーがいかに早く増えるかということも描いています。―――『アルファ』のクリーチャーデザインについてお聞きしたいです。すべてプラクティカル・エフェクトですか?最初からプラクティカル・エフェクトを追求したいと思っていました。個人的には、フルCGのデザインでこの映画を作ろうとは思わなかったと思います。特に、観客に愛してもらえるようなユニークなキャラクターを作り出そうとする場合、”アルファ”は可能な限りリアルで具体的である必要があると思っていました。私たちは、クリーチャー・エフェクトの素晴らしい人々(マーク・ラパポート、トニー・カリロ、ジャクソン・パイク)と協力し、”アルファ”の外見とメカニズムを注意深く作り上げました。”アルファ”の動きを通してキャラクターを確立するために、才能ある人形遣いのグレッグ・バローラ氏を起用できたことは、本当に幸運だった。アルファは一度に4~5人の人形遣いが操作し、アルファの腕、脚、腹、背中をロッドでコントロールしました。さらに2人の人形遣いがラジコンでアルファの頭を上下左右に動かし、鼻をくねらせ、口を動かしたのです。ロサンゼルスの保護施設に行き、そこで数匹のナマケモノに会いましたが、彼らがどのように動き回るかを見ることができ、とても参考になりました。その旅で得た大きな収穫は、ナマケモノはまったく動き回らないということです!のんびりとくつろいでいることが多く、理想的な生活のように思える。だから、アルファの動きをリアルにしたいとは思っていましたが、殺人ナマケモノという皮肉で遊びたいとも思っていました。―――タイラー(アンドリュー・ホートン)とオリバー(ステファン・カピチッチ)を除けば、この物語がすべて女性によって語られているところが気に入っています。なぜ”アルファ”をメスの設定にしたのですか?最初に脚本を読んだとき、アルファは男性だと想像していました。チャッキー、ジェイソン、マイケル・マイヤーズなど、私が知っているホラーの悪役とアルファを比べていたのも一因だと思います。私の記憶では、アルファの性別は脚本に明記されていませんでした。セルビアでプリプロダクションをしているときに、プロデューサーのマーク・デイヴィッドがアルファを女性にしようと提案してきたのです。私たち全員が顔を見合わせ、"しまった、それならとても理にかなっているし、このキャラクターがもっと複雑でエキサイティングになる"と言いました。女子学生社交クラブの世界観にぴったりだし、ティアラの瞬間は本当に強烈なものになる。アルファは女子学生クラブの女王になりたがっているんだと。―――アルファとブリアナ、どちらがより強力な悪役だと思いますか?賛否両論あるかもしれませんが、私はアルファを悪役だとは思っていません。アルファはひどい状況に置かれ、動物がそうであるように、生き残るために新しい環境に適応したのです!一方、ブリアナはとても残酷で、人を操る!彼女は本当に利己的な性格で、それは動物ではなく人間の持つ特徴だと思います。言葉や他人への接し方の残酷さは、信じられないほどのダメージを与えるのです。女子学生クラブの姉妹が大暴れするほどではないかもしれないけど、それでもダメージは大きい。―――この物語にはソーシャルメディアが織り込まれています。『キラー・ナマケモノ』はオンラインカルチャーについて何を提示していると思いますか?私たちの多くは、ソーシャルメディアでの存在感をとても重要視しています。目の前にある現実の世界よりも重要視してしまうほどです。私は、ある人物がデジタルの世界で繁栄することを望みながら、周囲の世界をいかにないがしろにしているかを描きたかったのです。フォロワー数さえ増え続ければ、実生活で誰を傷つけても構わない。もちろん、この映画ではそれを極端に押し出していますが、私は日常的に、ネット上と実生活でほとんど違う人格を持つ人々を目にしています。私個人としては、できる限りデジタルの世界から距離を置き、この人生でより存在感を発揮する方法を考えたい。ソーシャルメディアはとても重要で、私たちに素晴らしいことを可能にしてくれます。しかし、私たちは対面の関係にもう少し努力をすべきだと思います。それが本当に重要なことだからです。―――雷雨の中、アルファが襲ってくるシーンが好きでした。ストーリーの恐ろしい要素と映画のコメディ調とのバランスはどのようにとりましたか?どちらかが影を落としてしまう心配はありませんでしたか?あのシーンは、私がこのプロジェクトに参加する前に、キャディとブラッドが実際に絵コンテを描いていた、とても初期のシーンでした。そのシーンがどのように撮られたかは、そのオリジナルの絵コンテにかなり近いんです。コメディー対ホラーという要素に関しては、私たちはこの映画がまずコメディーであると認識していました。この映画は『キラー・ナマケモノ』というタイトルで、その前提はとてもくだらない。恐怖を際立たせるために、ストーリー作りを真剣に取り組みました。俳優たちはとても熱心に演じてくれ、彼らの演技がこの映画をより良いものにしてくれたと思うし、そうでなければこの滑稽なコンセプトを、人々が共感できるような世界に置き換えることはできなかったと思います。―――別の攻撃シーンでは、ナマケモノのゆっくりとした動きがホラー映画の緊張感を高めることができることを示しています。アルファの限られたスピードは長所ですか、短所ですか、それとも両方ですか?アルファのスピードは、何よりも彼女の知性を表していると思います。彼女はその気になれば素早く動ける。しかし、彼女は思慮深くゆっくりとした瞬間を選ぶ。彼女は観客のためだけでなく、破滅を迎えようとしているキャラクターのためにも緊張感を高めているんです!しかし、繰り返しになりますが、アルファは自分を傷つけたり危険にさらしたりする人間にしか報復しない。アルファが被害者をもてあそぶことでどれほどの快感を得ているかは気になるところだが、彼女はブリアナとほとんど同じことをしています。――より恐ろしい、殺人的な方法を除いては…。―――リアリズムを捨てて、殺人ナマケモノが車を運転する瞬間が好きでした。アルファに命を吹き込む際、実際のナマケモノの行動をどの程度考慮しましたか?アルファの動きには細心の注意を払い、可能な限り自然であることを心がけました。もちろん、ナマケモノが車を運転するのを見たことがある人はいないと思うので(笑)、アルファがどのように行動するかはある程度自由にできるとわかっていました。しかし、起こるすべての荒唐無稽な出来事を通して、アルファで最も重要だったのは、彼女に生命を吹き込み、彼女が身を置く世界で可能な限りリアルに感じられるようにすることでした。彼女は操り人形ですが、登場人物たちはそれを知らない。そのようなばかげたシーンでさえも、アルファの存在を感じさせ、地に足をつけさせたかったのです!―――戦闘シーンはどのようにデザインし、撮影したのですか?戦闘シーンは大変でした。あの暗い廊下に何日も何日もいました。人形の場合、一度に撮影できるのは塊だけです。1回のテイクで撮れる動きはそれほど多くはない。だから、あのシーンでは、1拍ずつ瞬間を分けて、ストーリーを伝えるために本当に必要なショットは何かを考えなければならなかった。ナマケモノが剣で戦うなんて面白そうだけど、いったいどうやってやるんだろう?人形遣いやスタント・コーディネーターの力を借りてこれらのシークエンスを増幅させ、アルファを使って何ができるかという限界に挑戦できたのはとても幸運でした。―――最後に、公開を待ち望んでいる方へのメッセージをお願いします。インディペンデント映画を作るのは難しいし、映画館で上映するのもとても難しい。だから、できることならこの映画を映画館で、友達と一緒に見てほしい。観客と一緒に楽しめる映画を作ることが、最初から私たちの目標でした。だから、ぜひ劇場に足を運んでほしいです!『キラー・ナマケモノ』は4月26日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:キラー・ナマケモノ 2024年4月26日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 Slotherhouse™ All rights reserved
2024年04月13日映画『バービー』が、4月25日(木)より「Netflix」にて配信が始まることが分かった。本作は、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のグレタ・ガーウィグ監督が、世界で最も有名なファッションドール“バービー”を映画化した作品。バービーを『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』のマーゴット・ロビー、ケンを『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングが演じている。また日本語吹き替え版には、バービーを高畑充希、ケンを武内駿輔が担当しているほか、朴璐美、小野大輔、斎賀みつき、沢城みゆき、坂本真綾、置鮎龍太郎、諏訪部順一、下野紘と豪華声優陣が参加している。『バービー』は4月25日(木)よりNetflixにて配信開始。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年04月12日映画業界の搾取や性暴力に迫った映画『アシスタント』の監督キティ・グリーンと主演ジュリア・ガーナーが再タッグを組んだ『ロイヤルホテル』が7月26日(金)に公開決定。ティザーポスターも解禁された。ハンナ(ジュリア・ガーナー)とリブ(ジェシカ・ヘンウィック)の親友2人は、旅行で訪れたオーストラリアでお金に困り、荒れ果てた田舎にある古いパブ「ロイヤルホテル」に滞在し、バーテンダーとして働くことに。単なる接客バイトかと思いきや、彼女たちを待ち受けていたのは、飲んだくれの店長(ヒューゴ・ウィーヴィング)や荒々しい客たちが起こすパワハラやセクハラ、女性差別の連続だった。楽観的なリブは次第に店に溶け込んでいくが、真面目なハンナは孤立し精神的に追い込まれ、2人の友情は徐々に崩壊していく…。本作は、オーストラリアの荒野にたたずむ、さびれたパブ「ロイヤルホテル」を舞台に、ワーキング・ホリデーに来た女性2人に襲い掛かる身の毛もよだつ悪夢を描いた新感覚のフェミニスト・スリラー。2016年に『Hotel Coolgardie』(原題)としてドキュメンタリー映画化された、オーストラリアに実在するパブがモデルとなっている。このドキュメンタリーは、ノルウェーの女性バックパッカー2人が住み込みで働く中でハラスメントを受ける様子を詳細に記録。本作を手掛けたキティ・グリーン監督は、審査員を務めた映画祭でこのドキュメンタリー映画を目にし、そこからインスピレーションを受け『アシスタント』(19)の主演ジュリア・ガーナーやスタッフを再集結させて作り上げた。2023年9月に第50回テルライド映画祭、続く第48回トロント国際映画祭でも上映され好評を博し、『燃ゆる女の肖像』『パラサイト 半地下の家族』などのヒットが続く新進気鋭の映画スタジオ「NEON」配給により2023年10月に全米公開。限定公開ながらもクリーンヒットとなり、ラストシーンが物議を醸した話題作。今回解禁する日本版ティザーポスターは、ジュリア演じるハンナと、『マトリックス レザレクションズ』『グレイマン』などのジェシカ・ヘンウィック演じるリブがアルバイトをすることになるロイヤルホテルという名のパブにたどり着き、異様な雰囲気が漂う店に戸惑う場面を表している。ロイヤルと名の高貴さとは真逆の廃墟のような店構えと灰色の空が象徴的。併せて解禁となった場面写真は、ロイヤルホテルを背景に、額から血を流すハンナと険しい表情のリブが佇む様子を切り取ったものとなっている。メガホンをとったグリーン監督は、本作の舞台にもなったオーストラリア・メルボルン出身。『Ukraine Is Not a Ukraine Is Not a Brothel』(13)でドキュメンタリー監督としてデビュー。Netflixオリジナル『ジョンベネ殺害事件の謎』(17)を手掛け、2017年に巻き起こった#Me Too運動に自身初の劇映画の題材を見出し、職場におけるハラスメント問題を題材にした『アシスタント』で初の劇映画作品を作り上げた。同作は、日本でも2023年に公開されヒットを記録。今回も再び、職場でのパワハラ、性的虐待を題材にした作品を作り上げている。『ロイヤルホテル』は7月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アシスタント 6月16日新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデンシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2019 Luminary Productions, LLC. All Rights Reserved.
2024年04月12日映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』の日本語吹き替え版予告が公開された。バーニー役の尾上松也をはじめ、宮野真守、真矢ミキ、坂本真綾、大塚明夫、立木文彦、内田真礼、三石琴乃らが吹き替え版に参加している本作。映像では、本編に先駆けて豪華声優陣が吹き替えたシーンが観られる。また、映像にも登場する日本版主題歌も決定。数多くのアーティスト楽曲を手掛ける音楽プロデューサーYaffle、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」『春に散る』など多くの作品に楽曲提供もするAI、HIP HOPアーティストOZworldがコラボ。伊福部昭作曲「ゴジラのテーマ」のオリジナル音源をサンプリングし、本作のキャッチフレーズである“Rise Together or Fall Alone”を楽曲に昇華させ、ゴジラ映画の新たなるテーマソングを書き上げた<「RISE TOGETHER feat. OZworld」>。ゴジラ映画のオリジナル音源の公式サンプリングは、今回が史上初となる。AIとYaffleYaffleさんは「叩き台のビートを作った後、聞く人の耳をしっかり掴む強い力を持つAIさん、そして凄くカッコいいラップと歌心を持つOZworldくんに声をかけ、最強同士が共闘するこの映画とおなじく、最強の二人がバッチリ決めてくれて凄い曲が出来たと思っています」と自信を見せる。「私の子どもたちはゴジラが大好きなので、話が来る前から家がゴジラだらけです。(笑) 私自身も、ゴジラは幼い頃から身の周りにあった」と話すAIさんは「曲が完成した今、本当に嬉しくて、早くみんなに聞いて欲しいと思っています!」と語る。OZworldOZworldさんは「何より今回のテーマである、GODZILLAとKONGの“共闘”という部分にまさに今の時代に必要なメッセージを感じて、去年9月に出した3作目のアルバムを通して伝えたかった根本のテーマともとても似ているものを感じました。なので、今回の曲のリリックは無理なく自分の内側から出せた作品になったと思います」とコメントしている。『ゴジラxコング 新たなる帝国』は4月26日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴジラxコング 新たなる帝国 2024年4月26日より全国にて公開© 2024 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2024年04月12日ソフィア・コッポラ監督の代表作2作品『ロスト・イン・トランスレーション』が日本公開20周年、『ヴァージン・スーサイズ』が製作25周年を2024年に迎えることに合わせ、35mmフィルムでのスペシャル上映が決定した。本上映は、東急歌舞伎町タワー内に開業した、全シアターにハイスペックな映写、音響設備を備えているのが特徴で、日本初となる全席プレミアムシートを導入している映画館「109シネマズプレミアム新宿」と、BS放送と配信サービスを手掛ける「BS10 スターチャンネル」による連動企画。35mmフィルムで上映される2作品は、『ロスト・イン・トランスレーション』と『ヴァージン・スーサイズ』。今年それぞれ周年記念の年となり、SNSでも折に触れて話題になるなど、いまだにソフィア・コッポラ作品のなかでも人気が高く、また熱狂的なファンを有する“忘れがたい作品”としても知られている。『ロスト・イン・トランスレーション』©2003, Focus Features all rights reservedまた、4月12日からは世界の大スターであるエルヴィス・プレスリーと恋に落ちたプリシラの物語を描いた、ソフィア・コッポラ監督の最新作『プリシラ』も公開されるタイミングでの上映企画となる。さらに、上映時には作品にちなんだゲストによるトークイベントや、本上映企画を記念した“ここでしか手に入らない”「レコードジャケットサイズ特製ポストカード」の入場者プレゼントも予定されている。なお、6月21日(金)から1週間限定の上映の後、その後、7月に「BS10 スターチャンネル」での特集放送と動画配信サービスのAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX」にて配信される。『ヴァージン・スーサイズ』©1999 by Paramount Classics, a division of Paramount Pictures. All Rights Reserved.「109シネマズプレミアム新宿」の35mmフィルム映写機は、全シアターの音響監修を務めた坂本龍一氏の「日本ではフィルムの上映ができる映画館がほとんどなくなっている、いまこそ、改めてフィルム上映のできる映画館をつくってほしい」という助言のもと導入されたもの。坂本氏からの助言をもとに、東急歌舞伎町タワーの前身である「新宿ミラノ座」時代からの映画文化を継承した35mmフィルム映写機でソフィア・コッポラ監督の作品が劇場上映される。『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)ウイスキーのコマーシャル撮影のため来日したスター、ボブ・ハリス。彼は滞在先の高級ホテルでスタッフから手厚い待遇を受けながらも、異国にいる戸惑いや居心地の悪さを感じていた。さらに自宅にいる妻との電話で、気分はますます滅入るばかり。一方、同じホテルにはカメラマンの夫の仕事に同行してきた新妻シャーロットが滞在中。彼女は多忙な夫にかまってもらえず、部屋で孤独を持て余していた。そんな2人が偶然出会い…。★第76回(2004年)アカデミー脚本賞受賞作品★日本公開20周年作品『ヴァージン・スーサイズ』(1999年)1970年代のアメリカ中西部の町。リズボン家の5人姉妹は、17歳から13歳まで、全員年子の姉妹だった。ヘビトンボが飛ぶ6月、そんな5人姉妹の末妹セシリアが、浴室で自殺未遂騒動を引き起こす。数日後、精神科医のアドバイスで一家は近所の子どもたちを招いてホームパーティを開くが、彼女はその場で投身自殺を遂げてしまう…。★ソフィア・コッポラ監督デビュー作★製作25周年作品『ロスト・イン・トランスレーション』『ヴァージン・スーサイズ』は6月21日(金)~6月27日(木)109シネマズプレミアム新宿にて1週間限定でアニバーサリー(35mm)スペシャル上映。【放送・配信】BS10スターチャンネルにて7月特集放送Amazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX」にて配信(シネマカフェ編集部)
2024年04月12日『哀れなるものたち』『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンという映画界最高峰の最強タッグが送り出す衝撃の最新作『憐れみの3章』が、第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出決定、ワールドプレミア上映されることになった。本作は、監督・脚本を務めるヨルゴス・ランティモスと脚本家のエフティミス・フィリップコンビにとって、カンヌ国際映画祭の4度目のコンペティション部門出品作品となる。過去3回ではすべて主要賞を受賞しており、15年前の2009年、カンヌデビューとなった『籠の中の乙女』で第62回カンヌ国際映画祭“ある視点”部門 作品賞を受賞し、世界的な注目を集めるきっかけとなった。続く2015年に初の英語作品『ロブスター』をコンペティション部門で上映され審査員賞を受賞し、2017年の『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』では脚本賞を受賞している。ヨルゴス・ランティモス監督&エマ・ストーン Photo by John Shearer/Getty Images for Critics Choice Association今回、カンヌ国際映画祭にはランティモス監督に加え、エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファーら豪華スターキャストが参加する予定。また、今回の出品決定に合わせて新たなる場面写真が解禁。本作は、選択肢を奪われ、自分の人生を取り戻そうと格闘する男、海で失踪し帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官、卓越した教祖になると定められた特別な人物を懸命に探す女、という3つの奇想天外な物語から構成される。ランティモス監督が描く、全く異なる展開を繰り広げる3つの物語で豪華キャストたちはどのような運命をたどることになるのか。『女王陛下のお気に入り』『哀れなるものたち』と映画界に未知の衝撃を送り続ける、ランティモス監督&エマ・ストーンの最強コンビが、超豪華キャストとともに未体験の高みへと私たちを導く最新作のゆくえに注目だ。『憐れみの3章』は2024年、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:憐れみの3章 2024年、全国にて公開©2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年04月11日岩井俊二監督作『キリエのうた』のBlu-ray&DVD豪華版に収録される特典映像が一部公開された。岩井俊二が監督を務め、音楽を小林武史が担当、歌うことでしか“声”が出せない路上ミュージシャン・キリエ役でアイナ・ジ・エンドが主演した本作。アイナとともに“運命の4人”を松村北斗、黒木華、広瀬すずが演じた。この度公開されたのは、Blu-ray&DVD(豪華版)に収録される映像特典“ソラのうた~メイキング・オブ・キリエのうた~”の一部。撮影シーンや撮影の裏側に加え、岩井俊二監督、アイナ・ジ・エンド、松村北斗、広瀬すずのインタビューも収められている。岩井監督は、「映画の中で彼女(アイナさん)の歌声が流れる、彼女のパフォーマンスが展開される、ということを想定しながら書いた」と語っている。またBlu-ray&DVD(豪華版)の特典映像には、ソラのうた~メイキング・オブ・キリエのうた~、イベント映像集(完成報告イベント、公開記念舞台挨拶)、撮影を終えて(アイナ・ジ・エンド×岩井俊二、松村北斗、広瀬すず/劇場公開時に配信されたもの)を収録。さらに、早期予約特典として“ポストカード2枚セット”をプレゼント(なくなり次第終了)。『キリエのうた』Blu-ray&DVDは5月29日(水)より発売。レンタル同日リリース。▼『キリエのうた』商品情報発売日:5月29日(水)※レンタル同日リリース価格:Blu-ray豪華版:7,700円(本体価格+税10%)Blu-ray通常版:5,500円(本体価格+税10%)DVD豪華版:6,600円(本体価格+税10%)DVD通常版:4,400円(本体価格+税10%)発売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング©2023 Kyrie Film Band(シネマカフェ編集部)■関連作品:キリエのうた 2023年10月13日より全国にて公開Ⓒ2023 Kyrie Film Band
2024年04月11日男性中心の社会に映画を通じて一石を投じるニナ・メンケス監督の『マグダレーナ・ヴィラガ』『クイーン・オブ・ダイヤモンド』、現時点での最新作ドキュメンタリー『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』が「ニナ・メンケスの世界」として上映。この度、予告編が解禁された。自らプロデューサーや撮影を務める特異な作品づくりと、そこから生み出される研ぎ澄まされた映像世界によって、多様なアメリカ映画界の中でも唯一無二の存在として1980年代初頭から現在まで活動を続けてきた女性監督、ニナ・メンケス。近年、初期作品がレストアされるなど評価の機運が高まり、日本でも昨年国立映画アーカイブで開催された特集「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」にて代表作『クイーン・オブ・ダイヤモンド』が上映。シャンタル・アケルマンやケリー・ライカート、ウルリケ・オッティンガーといった女性監督の上映、再発見に続き、最も注目を集めているといっても過言ではない。『クイーン・オブ・ダイヤモンド』©1991 Nina Menkes ©2024 Arbelos今回解禁となった本予告は劇映画2本、初の長編『マグダレーナ・ヴィラガ』と代表作『クイーン・オブ・ダイヤモンド』、そしてドキュメンタリー『ブレインウォッシュ』の二部構成。初期の劇映画はどちらもメンケス監督の最大の協力者にして実の妹、ティンカ・メンケスが主演。『マグダレーナ・ヴィラガ』では社会から隔絶された娼婦の役を、『クイーン・オブ・ダイヤモンド』ではラスベガスのディーラーの役を演じ、どちらも孤独なキャラクターながら力強くもある女性像を類まれな存在感で圧倒する。『マグダレーナ・ヴィラガ』©1986 Nina Menkes ©2024 Arbelos真紅のネイルや指輪にウエディングドレス、ネオンの煌めきからターコイズブルーのプールサイドと、メンケス自身のキャメラがとらえる詩的な映像美も魅力だ。また、1本の木が燃え盛るさまを映した『クイーン・オブ・ダイヤモンド』での驚異のロングショットのシーンも確認することができる。『クイーン・オブ・ダイヤモンド』©1991 Nina Menkes ©2024 Arbelosそして『ブレインウォッシュ』は現時点での最新作で、現在に至るまで映画がいかに「Male Gaze=男性のまなざし」に満ち、その描写がいかに我々の実生活にも影響をもたらしているか、多くの映画のクリップを用いて解き明かしていくドキュメンタリー。『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』© BRAINWASHEDMOVIE LLC予告編でもアルフレッド・ヒッチコック『めまい』、クエンティン・タランティーノ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、ポール・トーマス・アンダーソン『ファントム・スレッド』などのクリップが登場。映画という視覚言語がもつパワーについて、そして男性中心の社会に溢れる問題をめぐって投げかけるメンケスの問いと対話は見逃せない。さらに、フェミニズム映画に詳しい明治学院大学教授・斉藤綾子からコメントも到着している。【斉藤綾子(明治学院大学教授)コメント】公開から30年。私たちはやっとニナ・メンケスのイメージに出会える幸運を味わえる。スロット・マシーンの音が鳴り響くラスヴェガスのカジノ。真っ赤な爪が光り、黙々とカードを配るディーラーをじっと見つめるカメラ。色鮮やかなウィール・オブ・フォーチュンの前にじっと立つ監督の妹、ティンカ・メンケス。バーバラ・ローデン、シャンタル・アケルマン、ウルリケ・オッティンガー、アニエス・ヴァルダ、ジェーン・カンピオンの孤独なヒロインたちと同じく、ティンカは寡黙だ。内なる抵抗を、怒りを表す女たちの沈黙。ネヴァダの砂漠、ロサンジェルスのモーテル。メンケスが描く荒涼としたアメリカ西部にジョン・ウェインはいない。そのカラフルでミニマルな映像を一度目にしたら、決して脳裏に焼き付いて離れない。「ニナ・メンケスの世界」『マグダレーナ・ヴィラガ』『クイーン・オブ・ダイヤモンド』『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』は5月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マグダレーナ・ヴィラガ 【ニナ・メンケスの世界】:2024年5月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開©1986 Nina Menkes ©2024 Arbelosクイーン・オブ・ダイヤモンド 【ニナ・メンケスの世界】:2024年5月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開©1991 Nina Menkes ©2024 Arbelosブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー 【ニナ・メンケスの世界】:2024年5月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開© BRAINWASHEDMOVIE LLC
2024年04月11日名優アンソニー・ホプキンス主演の最新作、ナチスから669人の子どもたちを救った“イギリス版シンドラー”とされたニコラス・ウィントンを演じる『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』。この度、日本版ビジュアルと予告編が解禁となった。日本版予告編は、あるテレビ番組にニコラス・ウィントン(アンソニー・ホプキンス)が参加している場面から始まり、やがて時は第2次世界大戦直前のプラハに巻き戻る。若きニコラス(ジョニー・フリン)はプラハのユダヤ人難民施設を訪れ、その悲惨な現状を目の当たりにし「子どもだけでも避難させよう」と計画を立てるが、「親子を引き離して、本当に子どもを守れるのか?」と厳しい問いを投げかけられてしまう。しかし「僕にできることならなんだってする」と強い意志で、子どもたちをイギリスに避難させることを決意する。そしてまた舞台は第二次世界大戦開戦から49年後の1988年に戻り、長い年月を経ても救いきれなかった子どもたちを忘れられずにいるニコラス(アンソニー・ホプキンス)の姿が…。映像の最後には、ニコラスが涙を拭っているかのように見えるシーンが映し出され、どのような結末が待ち受けているのか気になる内容となっている。また、ポスタービジュアルには、ニコラス本人にそっくりのアンソニー・ホプキンスの姿と、若き日のニコラスを演じるジョニー・フリンと、2人のニコラスの姿が写し出されている。ニコラスの救出活動を手伝う母・バベットを演じるヘレナ・ボナム=カーターも切り取られており、英国を代表する俳優たちの演技に期待が高まる。ホプキンスが演じるニコラスは思慮深い表情を浮かべており、長年の彼の苦悩を感じさせるビジュアルとなっている。『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』は6月21日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命 2024年6月21日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて公開© WILLOW ROAD FILMS LIMITED, BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2023
2024年04月11日最高の波を追求する若者2人を追うドキュメンタリー『エンドレス・サマー デジタルリマスター版』が7月12日(金)より公開される。特報と場面写真が解禁された。26歳の映画監督ブルース・ブラウンが21歳のマイク・ヒンソン、18歳のロバート・オーガスト、2人のカリフォルニアン・サーファーとともに完璧な波と夏を求めて世界を巡る旅の様子を捉えた本作は、1966年に全世界で公開され、数々の興行記録を塗り替えたサーフムービーの原点にして最高傑作。この度解禁された特報映像では、最高の波を追い続ける旅の様子が映し出されている。ブルース・ブラウン監督が自らカメラを回し、マイク・ヒンソンとロバート・オーガストと世界各国を巡っていく。映像の中では、スーツに身を包んだ彼らがまさに冒険の旅へと繰り出す様子や、各地で出会う様々な人との交流、そして実際に波の上を気持ちよく滑る姿が収められている。天井にサーフボードを括り付けて走る車や、ライオンが寝そべる大自然まで、この先に待つ出会いと冒険に胸が高鳴る内容となっている。併せて、場面写真も解禁。陸と海とで変化する彼らの表情にも注目してほしい。彼らがどんな土地を旅していくのか、期待が高まる。そして、4月12日(金)よりムビチケカードの発売が決定。特典は本作のメインビジュアルのイラストを起用したオリジナルステッカー。縦約50mm×横約180mmのビッグサイズで、車やサーフボードなど、自分の愛用品に貼り付けたくなる存在感ある一品となっている。オリジナルステッカー『エンドレス・サマー デジタルリマスター版』は7月12日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月11日イギリスNo.1大ヒットの注目作『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』より予告映像と場面写真が解禁された。世界36か国で刊行され、英国文学最高の賞であるマン・ブッカー賞にノミネート、日本では2014年本屋大賞翻訳小説部門第2位に輝いた小説「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」(亀井よし子訳/講談社文庫)を、ジム・ブロードベント主演で映画化した本作。この度到着した予告映像では、1通の手紙をきっかけに、800kmの道のりを歩き始めるハロルドの姿が映し出されている。「伝えてください。ハロルド・フライが会いに行くと。僕が歩く限り、生き続けろと」。手紙の送り主であり、病に侵された元同僚へ、そう力強くメッセージを残したハロルドは、その勢いのまま手ぶらでイギリス縦断の旅へとまさかの旅立ちを決意する。雨に打たれながら寒さに凍え、小川で体を洗い、壮大で美しい草原の中で一休みする。800kmの道のりは決して楽な道ばかりではなく、時には危険や恐怖を感じることも少なくない。それでもハロルドは“どうしても伝えたいことがある”そう心に強く想い、800kmという道のりを1歩1歩進んでいく。どんな状況に置かれても決して諦めず、雄大で息を呑むほど美しいイギリスの大自然に包まれながら、確かに歩みを進めていくハロルドの姿は、次第に人々の心を動かしていき、イギリス中を巻き込んだ大騒動へと発展していく…。併せて場面写真11点が解禁。まるでヒーローのように大勢の人々に囲まれて笑顔を見せるハロルドの姿や、ボロボロになりながらも、妻のモーリーンと2人並んでベンチに腰掛ける様子、そしてなぜかキュートな犬を連れた微笑ましい姿も明らかとなったほか、ハロルドとクイーニーのありし日の姿も切り取られている。さらに、4月12日(金)正午~4月19日(金)11時59分まで、通常、一般1,600円のムビチケオンライン券が一般1,400円となるお得なタイムセールの実施が決定している。『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』は6月7日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ハロルド・フライのまさかの旅立ち 2024年6月7日より全国にて公開© Pilgrimage Films Limited and The British Film Institute 2022
2024年04月11日シリーズ最新作『猿の惑星/キングダム』より日本版ポスターと特別映像が解禁された。映画史に残る傑作『猿の惑星』シリーズの完全新作として新たなストーリーで贈る本作。<猿>と<人間>の共存をかけ、<猿&人間>VS<猿の独裁者>の新たなる衝突が圧倒的なスケールで描かれる。この度解禁された特別映像は、世界を支配し、人間を徹底的に排除しようと計画する独裁者、プロキシマス・シーザーが、築かれていく自身の帝国を前に、「なんて素晴らしい日だ」と言い放つシーンから始まる。さらに目の前にひざまずき忠誠を誓う猿たちにも、そのフレーズを何度も復唱させながら映し出されるのは、逃げ惑う人間を捕まえようとする猿たちの姿と、「人類に告ぐ。世界を支配するのは、猿だ」という言葉。立ち向かおうとする若き猿・ノアと秘密を握る人間の女性・ノヴァはその圧倒的な力に共に立ち向かい、猿と人間の共存の世界を目指せるのか?併せて解禁された日本版ポスターは、「人類よ、ひれ伏せ。」のコピーが一際強烈な印象を放つ。武器を手に持ち、ノアとノヴァの前に大きく立ちはだかるプロキシマス・シーザーが映されたこのポスターからも、彼の持つ圧倒的な権力と強い意志を感じる。果たして、彼らを待ち受けるのは、人間との共存か、それとも猿による完全支配なのか…?完全新作として描かれる新たなる“猿の惑星”に、大きな注目が集まる。『猿の惑星/キングダム』は5月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:猿の惑星/キングダム 2024年5月10日より全国にて公開©2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年04月11日ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアが共演、昨年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品・プレミア上映され話題をさらったトッド・ヘインズ監督(『エデンより彼方に』『キャロル』)作『MAY DECEMBER』が、邦題『メイ・ディセンバー ゆれる真実』として7月12日(金)より公開決定。予告編が解禁された。本作は、アメリカで90年代に実際に起きた13歳の少年と36歳女性による“メイ・ディセンバー事件”の真相を、様々な角度から見つめる心理ドラマ。米「IndieWire」「NY Times」「The Hollywood Reporter」、英「The Guardian」など海外の有力媒体で2023年ベスト映画として選出。脚本のサミー・バーチ(原案:サミー・バーチ、アレックス・メヒャニク)は唯一無二のセンセーショナルな脚本で一躍脚光を浴び、第34回インディペンデント・スピリット賞ほか多数の賞レースで脚本賞を受賞、さらに本年度アカデミー賞で脚本賞にもノミネートされる快挙を果たした。予告編では、かつて全米のメディアを騒然とさせた一大スキャンダルの一端がつまびらかになる。それは、当時36歳の女性が13歳の少年と不倫の末、獄中で彼との子を出産、刑期後に結婚する、というにわかには信じがたい衝撃のニュース――。そして、親子ほど年の離れた恋愛関係を意味する“メイ・ディセンバー”のカップルは、23年の時を経て映画化されることに。そこで、ひとりの映画女優エリザベス(ナタリー・ポートマン)が、モデルになったグレイシー(ジュリアン・ムーア)とジョー(チャールズ・メルトン)のもとに現れる。役作りのリサーチのために近づいたエリザベスだったが、次第にその“調査”はエスカレートしていく…。演じる女と演じられる女。ふたりを体現するナタリー、ジュリアンというオスカー女優陣の激しい攻防が繰り広げられる予感とともに、幼くしてスキャンダルの当事者として世間から好奇の目にさらされ続けたジョーを演じるチャールズの、不安定に移ろう心の機微をすくい上げる繊細な演技を垣間見ることができ、「“見世物”ではなく、これは僕の人生だ」という叫びに胸が締めつけられる。またポスタービジュアルは、可憐なフリルのトップスに身を包んだグレイシーと、それを演じる女優・エリザベスがぴったりと後ろに並び、何かを訴えるかのようにこちらにじっと視線を送るインパクトのあるものとなっている。『メイ・ディセンバー ゆれる真実』は7月12日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月11日第1回新潟国際アニメーション映画祭コンペティション部門のグランプリ受賞、ピエール・フォルデス監督作『めくらやなぎと眠る女』が7月26日(金)より全国公開されることが決定。日本版ビジュアルと予告映像が解禁された。音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデスが村上春樹の6つの短編(「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」)を翻案した本作。ピエール・フォルデス監督にとって初の長編アニメーションで、2022年6月、世界最大のアヌシー国際アニメーション映画祭でプレミア上映され、同映画祭で審査員特別賞を受賞。2023年3月に行われた新潟国際アニメーション映画祭では見事第1回目のグランプリに輝いた。同映画祭の審査員を務めた押井守は本作の受賞理由として、「現代文学を表現する最適のスタイルなんじゃないかということで、3人の審査員の意見が一致した、唯一の作品」とコメント。ピエール監督自らが音楽も手掛ける本作は、レザルク・ヨーロッパ映画祭作曲賞を受賞したほか、世界各国の映画祭に出品され高い評価を得ている。この度解禁された日本版ビジュアルは、読者からも非常に人気の高い“かえるくん“を軸に、小村、片桐、キョウコら登場するキャラクターが内包されている。そしてかえるくんに寄り添う猫(ファンにはお馴染みの“ワタナベノボル“)にも注目。さらに予告編では、音楽や絵画など様々なアートに精通するフォルデス監督ならではの感性で、日常からシームレスに非日常に導かれていく本作の魅力の一端を垣間見ることができる。「平凡な日常世界において、現実と内面の両方で起こった劇的な出来事によってその世界が揺るがされるちょっとマジカルな物語を、独自の方法で語りたかったのだ。マジックリアリズム的世界観でこの精神生活を見せるには、アニメーションは完全な手法だと感じている。なぜなら全てを一から作り直す必要があり、それが現実とのずれを生みだすからだ。このずらしと転移の必要性が私の監督としてのアプローチには不可欠なのだ」と監督が語る通り、アニメーションだからこそ実現できた“日本“の物語となっている。さらに予告編には村上春樹氏との共著でも知られる米文学者で翻訳家の柴田元幸からの「どんな物語も映画も多かれ少なかれ、現実と想像、外界と内面、現(うつつ)と夢とのあいだにいつのまにか建てられてしまった門を開けてくれる装置であるわけだが、この映画はその役割をとりわけしなやかに、深く軽やかに果たしてみせる」とのコメントも収められている。『めくらやなぎと眠る女』は7月26日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:めくらやなぎと眠る女 7月26日よりユーロスペースほか全国にて公開
2024年04月10日2023年サンダンス映画祭で審査員大賞を受賞した注目作『SCRAPPER/スクラッパー』が7月5日(金)より公開されることが決定。予告編とポスタービジュアルが解禁された。母を亡くし、一人で生きる12歳の少女のもとに音信不通だった父親が突如現れたことから始まるぎこちなくて愛おしい共同生活を描いた本作。カラフルなビジュアルセンスと優しくもエモーショナルな親子のドラマが評判を呼び、サンダンス映画祭2023ワールドシネマドラマ部門にて審査員大賞を受賞。2024年英国アカデミー賞では『関心領域』『哀れなるものたち』『ナポレオン』と共に英国作品賞にノミネートを果たし、米アカデミー賞の前哨戦の一つであるナショナル・ボード・オブ・レビューではインディペンデント映画トップ10に選出された。監督は、マイケル・ファスベンダーの制作会社DMCフィルムズに才能を見出され、本作が長編デビューとなる1994年生まれの新鋭シャーロット・リーガン。10代の頃からMVの監督を務め、これまでに200本以上を手掛けてきた若き逸材だ。主演のジョージー役に、リーガン監督が白羽の矢を立て抜てきしたローラ・キャンベル。本作でスクリーンデビューを果たし、たくましさと可憐さが共存した絶妙な演技で多くの映画人の心を奪い、英国インディペンデント映画賞ほか複数の俳優賞にノミネートされた。さらに、一人娘ジョージーと親子関係を構築しようとする不器用な父親ジェイソンに扮するのは、『逆転のトライアングル』『アイアンクロー』など話題作への出演が続いているハリス・ディキンソン。次世代の英国俳優として期待を寄せられている彼が新境地をひらいている。この度、俳優の小川未祐がナレーションを務めた予告映像が解禁。母を亡くし、ひとりぼっちになった12歳の少女ジョージー。ロンドン郊外のアパートで独り暮らしをするジョージーは、親友のアリと自転車を盗んでは転売して日銭を稼ぎながらたくましく生きていた。その一方で、母が遺したホームビデオを再生して孤独と哀しみを耐え忍ぶ日々。そんなジョージーのもとに突然、行方知れずだった父親、ジェイソンが現れる。「母親を亡くしたお前に会いに来た」と言うジェイソンだが、「12年間一度も会いに来なかったくせに」と複雑な気持ちのジョージー。お互い別々に過ごした年月を埋めるように、ぎこちないながらもともに時間を紡いでいく愛おしい2人の姿が映し出されている。小川さんは本作について「色彩に満ちたスクリーンのなか、大人と子供の狭間にいるようなふたり。その横顔はいつもどこか儚く、強い瞳の奥には優しさと揺らぎが映る。その姿はあまりに美しく、親子そのものでした。きっと彼らは最高のパートナーとして、生きていくのでしょう」とコメントを寄せている。併せてポスタービジュアルも解禁。フィルムカメラで撮られたようなどこか懐かしい仕上がりで、戸惑うような表情が垣間見える不器用ながらも繋がろうとする2人を捉えた、あたたかくポップなビジュアルとなっている。『SCRAPPER/スクラッパー』は7月5日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:SCRAPPER/スクラッパー 2024年7月5日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋⾕&有楽町ほか全国にて公開© Scrapper Films Limited, British Broadcasting Corporation and the The British Film Institute 2022
2024年04月10日ホアキン・フェニックス主演、レディー・ガガが共演する『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』から初の映像となる特報が解禁された。孤独だが心優しかった男が、歪んだ社会の狭間で<悪のカリスマ>に変貌していく衝撃のドラマを、アカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストで描いた傑作サスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』(2019)。本作の主人公アーサー(ホアキン・フェニックス)は、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人として細々と生きていた孤独で心優しい男。しかし、彼は歪なカリスマ《ジョーカー》へと衝撃の変貌を遂げる。初解禁された映像では、アーサーとレディー・ガガ演じるハーリーン・クインゼル(通称ハーレイ・クイン)の出会いの場面から始まる。心優しい男から《悪のカリスマ》へと変貌を遂げたアーサーに対し、「私は誰でもない、あなたと違って何もしてない」と心情を明かすハーリーン。一見みすぼらしい2人が座る客席と、舞台上のピエロメイクを施したジョーカーとハーリーンが流麗なメロディーにのせてポスタービジュアル同様にダンスを踊る姿が映し出されていく。トム・ジョーンズの「What the World Needs Now Is Love」にのせて、アーサー、そしてジョーカーとハーリーンの妄想とも現実ともつかないシーンが連続。映像の後半では、変化を問われたアーサーは「教えてやろう、もう俺1人じゃない」と答える。アーサーにはこの世界がどう見えているのだろうか。彼の狂気が“感染”し、徐々に変貌を遂げるようにも見えるハーリーンの身にも何が起きていく。ガガが演じる女性ハーリーン・クインゼルといえば、ジョーカーの精神科医として描かれることが多いが、今回レディー・ガガがどんなキャラクターを演じることになるのかも、大きな注目が寄せられている。前作『ジョーカー』でも印象的な仕草や、TVのセット、そして群衆の熱狂などの要素も随所に盛り込まれる一方、前作にはない舞台を思わせるような空間も印象的で、美しくも狂気に満ちた映像が完成。そしてポスタービジュアルに新たに添えられた「この世界は、ただの舞台」というコピー。悲劇「ハムレット」「ロミオとジュリエット」などで知られる劇作家ウィリアム・シェイクスピアの喜劇「お気に召すまま」の有名な一説「All the world’s a stage(この世は、すべて舞台),And all the men and women merely players(男も女も、人は誰もが役者に過ぎない)」からインスパイアを受けているであろうメッセージが気になるものとなっている。『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は10月11日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ 2024年10月11日より全国にて公開© & TM DC © 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年04月10日ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』より特報映像とティザーポスターが解禁された。“感情たち”の世界を舞台にした感動作『インサイド・ヘッド』の続編となる本作。前作でも描かれた感情たちに加えて本作で新たに登場するのは、大人になるために現れたシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシの新しい4つの感情たち。この度解禁されたのは、そんな4つの感情たちが少し大人になったライリーの頭の中で巻き起こす“感情の嵐”を予感させる特報映像とティザーポスター。思春期を迎え前作よりもちょっぴり大人になった少女・ライリー。そして<子どもの頃から見守る感情>である、いつでもポジティブでハッピーな[ヨロコビ]、内気で泣き虫だけど実は誰よりもやさしくて仲間思いな[カナシミ]、熱い闘争心の持ち主で一度キレたら誰にも止められない[イカリ]、キライなものやダサイものは断固NGで毒舌な一面もある[ムカムカ]、いつも怯えているが迫りくる危険には素早く反応する[ビビリ]の5人。ヨロコビやカナシミたちは、転校した学校にも慣れ新しい友達もできたライリーが幸せに暮らせるよう奮闘する毎日を送っていた。そんなある日、高校入学を控えたライリーに、大きな人生の転機が訪れ、彼女の頭の中で“謎の警報”が鳴り響く。困惑するヨロコビたちの前に現れたのは、最悪の将来を想像し、あたふたと必要以上に準備してしまう[シンパイ]、小さな身体と大きな瞳で、いつでも周りの誰かを羨んでいる[イイナー]、どんなときも退屈&無気力で片時もスマホは手放さない[ダリィ]、そして、いつもモジモジしていて、恥ずかしさがMAXになるとフードで顔を隠す[ハズカシ]の<大人になるための新しい感情>たちだった。解禁となった特報映像では、感情たちの世界に新たに現れたシンパイたち4人の特徴を垣間見ることができる。大荷物で現れたシンパイがライリーを心配してあたふたと司令部のボタンを押しまくる姿や、イイナーがムカムカの髪型を「イイナー!」と目を輝かせて羨ましがる姿、指令室のソファで寝転がりスマホを見続けるダリィの様子、ヨロコビとハイタッチした時に恥ずかしさのあまりフードに隠れて縮こまってしまうハズカシなど、どんな人でも大人になっていく中で経験したことのある“感情たち”の姿が映し出されている。新しい感情たちも加わって大好きなライリーを幸せにするためみんなで協力するかと思いきや、シンパイたちが「ライリーにはもう、あなたたちは必要ない」とヨロコビたちをビンの中に閉じ込め“感情”にフタをしまうシーンや、感情たちの世界が崩壊するシーンなど、波乱の予感が漂う場面も映し出されている。併せて解禁されたティザーポスターには、そんな少しずつ大人になっていくライリーの頭の中に広がる“感情たち”の世界が描かれている。思春期の到来によって壊されてしまった感情たちが暮らす司令部で、ヨロコビたち5人の<子どもの頃から見守る感情たち>がシンパイたち4人の<大人になるための新しい感情たち>を不安そうに見上げている。色んな感情が芽生えたライリーの頭の中で、どんな新たな騒動が巻き起こるのか?期待が高まる特報映像とティザーポスターとなっている。『インサイド・ヘッド2』は8月1日(木)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年04月10日