東京の中央線西荻窪駅から徒歩3分。信用金庫のビルの4階に「ササユリカフェ」はある。店内のテーブルには、放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』(月〜土)の台本がうずたかく積まれている。この店のオーナー・舘野仁美さん(58)は、『なつぞら』のアニメーション監修だ。朝ドラ100本目の本作は、戦災孤児の奥原なつ(広瀬すず)が、北海道の酪農一家に愛情深く育てられ、やがてアニメーターを目指して上京。日本アニメの黎明期を支える女性に成長していく物語。オープニングのタイトルバックは、朝ドラ史上初の全編アニメーション。その肝となる監督・原画・作画監督を担当した刈谷仁美さん(22)を発掘し、抜擢したのも、舘野さんだった。「刈谷さんは、もともとカフェのお客さんだったんですよ」と、舘野さんは目を細めた。「卒業制作もここで構想を練っていました。ヒロイン・なつもドラマ劇中でよくやっていたように、刈谷さんもこのカフェで、身ぶり手ぶりで手足の動きを確認しながら、絵コンテを描いていたんです」舘野さん自身、宮崎駿監督率いる「スタジオジブリ」で27年間働いた、ベテランアニメーターだ。ジブリを退職した年に、貯金と退職金を注ぎ込んでオープンしたこのカフェを、訪ねて来たのがNHKの制作統括・磯智明さんだった。’17年10月のことだと磯さんは振り返る。「アニメの歴史に沿ったさまざまなタイプのアニメーションを、柔軟に作り分けられる人がいないと、このドラマは成立しません。ところが、大手の制作会社を当たってみると、どこも2〜3年先まで予定が埋まっていたんです」そこで、舘野さんの著書『エンピツ戦記誰も知らなかったスタジオジブリ』(中央公論新社)を読んでいた磯さんは、舘野さんに白羽の矢を立てたのだ。「舘野さんなら、日本のアニメ制作の歴史を肌で知っている。アニメ業界にも顔もきく。『うん』と、引き受けてもらうまでは帰らないという決意でした」舘野さんは’60年12月13日、福島県南相馬市生まれ。高校卒業後、上京しデザイン専門学校のアニメーション科に。卒業後は小さなスタジオに入り、仕事の初歩を教わった。1年ほどでフリーになり、個人外注の仕事をもらって自宅で動画を描き始めた。「動画1枚160〜180円でしたね(苦笑)。30分で1枚描けるものもあれば、群衆シーンなどが来ると何時間もかかる。家から仕送りしてもらっていた時期もあります。下井草のアパートも、友人とのルームシェアでした」アニメーターの作画担当には、基本となる絵を描く原画マンと原画と原画をつなぐ絵を指定された枚数で描き、動いているようにみせる“中割り”の作業をする動画マンがいる。個人外注は動画の仕事だったが、続けるうちに欲も出てきた。「もっと勉強しないとダメだ」と、つてをたどって、大塚康生さんに会い、テレコム・アニメーションフィルムの入社試験を受けた。大塚さんは東映動画時代、宮崎さんを育てた人だ。入社試験の面接官は大塚さん、高畑勲さん、宮崎さんと、そうそうたるメンバーだ。テレコムには入社できたが、そこで自分の限界を感じてしまう。「私には、原画は難しいかなと。テレコムには、絵のうまい人ばかりいます。私は動画をきちんとやることだけで精いっぱいだな、とひしひし感じていました」舘野さんは23歳になっていた。次の目標は“一流の動画マン”。動画マンの先輩から、叱られ、直されたりしながら、辛抱強く動画の腕を磨くうち、先輩女性アニメーターから声がかかった。「今度、私、『となりのトトロ』という作品の動画チェックをやるんだけど、補佐やらない?」’87年、動画をチェックする動画チェッカーとして、スタジオジブリの『トトロ』班に参加。これは線の美しさや動き方をチェックして、よくないところは描き直し、作品のクオリティを高める仕事だ。以後、数々のジブリ名作アニメに携わり、宮崎さん、高畑さんという巨匠の作品づくりを目のあたりにすることになった。「宮崎さんは、誰よりも仕事をする。有言実行で、怒ると怖いけど、自分の家の周りのゴミは拾うし、ぜいたくしない。深酒もしない。本当に人として尊敬できます」宮崎さんは仕事に対して非常に厳しかった。「アニメーターの勘は、ものの観察から生まれる」「自分の目で見たもので描け」宮崎さんの言葉は簡潔に本質をついたものだったが、聞く人にとって理解が及ばないことも多々あったという。たとえば『魔女の宅急便』のとき。動物の絵が上手な原画マンの絵を見て、宮崎さんが怒りだした。「俺が言ったのと違うだろう!」何がどう違うのか、舘野さんにはさっぱりわからない。ところが、その数年後、奈良に社員旅行に行ったときのこと。猿沢池のほとりで、降りてくる鳥を見ていた宮崎さんが、こうつぶやいた。「おまえ、下手だねぇ。飛び方、間違ってるよ」そのとき、舘野さんはハタと気づいた。「本物の鳥に『飛び方下手』って言っていて、ただのリアルじゃダメなんだ。リアルのなかにもうまい、下手があったんだ、と」“ジブリのこころ”は、そんなふうに体験を通して、ゆっくりと舘野さんのなかに染み込んでいった。30代になると、動画チェックだけでなく、「カット出し」も任された。複数の動画マンに、担当するカットを振り分ける仕事だ。舘野さんは効率よく仕事を回すために、スタッフの技術力を考慮して、適任者に振り分けた。「それがうまくいっていないと、動画チェックの段階で、修正箇所が増えてしまうんです」チェックした動画は仕上げに回り、そこで彩色をして、背景と一緒に撮影。編集、音響を入れると、アニメーションが完成する。動画チェックの仕事が遅れると、後に続く作業が滞る。完璧主義の舘野さんは、ささいなミスも直したいが、時間は限られている。そのうえ、動画スタッフのリーダー的な役割を担っていた彼女は、多方面からせっつかれ、いつもピリピリしがちだった。「遅れると、最終的な部署の人に『動画のせいでスケジュールが遅れた』って言われたこともあって。原画の方の中にものんびり仕事をしている人がいるんですよね」思い余って、その原画マンに注意すると、「生意気な女」「感じ悪い」という視線が飛んでくる。「遅れがちな原画の人には、制作が注意してくれたらいいのに、気を使ってハッキリ言えないんですよ。中間管理職の悲哀です(苦笑)」’88年の『トトロ』以降、数年ごとに新作を公開していたジブリ。公開する年の正月が明けると、舘野さんはフル回転。食事はおにぎりなどでササッと済ませ、トイレ以外はずっと仕事。そんな日々が公開直前まで続いた。’98年、父親が余命宣告を受け、夏休みに帰省した舘野さんはそのまま看病に当たった。舘野さんは『ホーホケキョとなりの山田くん』(’99年)の動画チェックを辞退して、帰省していたが、父親を看取って、10月半ばに仕事に復帰した途端、鈴木敏夫プロデューサーに呼び出された。「『山田くん』の動画チェックをお願いします。そしてこの作品を終わらせてください」制作は、遅れに遅れていた。「絶対に、公開予定に間に合わない」と、誰もが思っていた。舘野さんは自分を奮い立たせた。「間に合わせることができたら、私の勝ちだ」遅い人のカットを取り上げ、別の人を指名するなど、徹底的に仕事の手順を見直した。クビを覚悟で、言いにくい人にも厳しいことを言いまくった。風当たりはそれまで以上に強かった。「『また、あの生意気な女が』と思った人もいたでしょう。きつかった。苦しくて、独りぼっちだと思っていたら、父がヘリコプターで助けにきてくれる夢を見ました」過酷だった『山田くん』の仕事から解放されたとき、舘野さんは、「お話ししたいことがあります」と、宮崎さんにお願いした。制作期間中にため込んでいたうっぷんについて話しているうちに、抑えていた感情があふれ出し、涙が止まらなくなってしまった。すると、宮崎さんは、ズボンのポケットからハンカチを出し、そっと差し出してくれたのだった。その後も、宮崎さんは『風立ちぬ』(’13年)まで、動画チェックを舘野さんに依頼し続けた。舘野さんは、ジブリの制作部門解散を機に、’14年12月、退職。『エンピツ戦記』は、退職後の彼女がジブリの広報誌に寄せた、ジブリでの27年間の回顧録をまとめた著書。連載のきっかけをくれた鈴木プロデューサーからは、「『私は宮崎駿のせいで結婚できませんでした』という書き出しではじめてください」と依頼された。その連載がはじまることについて、宮崎さんはこんなことを言っていたという。「舘野さんはずっと下級管理職として耐えてきた人です。涙あり、歯ぎしりあり。舘野さんのなかには恨み節が渦巻いているんです」面と向かって褒めなくても、宮崎さんにはわかっていた。舘野さんの頑張りを。アニメーションに対する真っすぐな愛情を——。カフェをオープンしたときも、「4階で飲食業は厳しいし、家賃も高いから、やめなさい」と、言いながらも、お祝いにオリーブの木を1鉢、贈ってくれた。「宮崎さんが『たくさん実りますように。元気に育ちますように』と、念を込めてくださって。そうしたら、ほかの方から頂いた2つの鉢より元気なんですよ」
2019年08月16日NHK連続テレビ小説「なつぞら」に出演中の山田裕貴が8月13日、アメーバオフィシャルブログと自身のInstagramに中川大志との“#新郎ショット”を公開、ファンからは「美しすぎ」「ヤバ過ぎるツーショット」「さいっっこう!!!」といった声が相次いでいる。朝ドラ通算100作目となる本作では、ヒロインの奥原なつ(広瀬すず)の北海道の親友・小畑雪次郎を山田さんが、なつの職場・東洋動画で出会った演出家・坂場一久を中川さんが演じている。8月10日(土)放送の第19週・第114回には、なつと坂場、なつと姉妹のように育ってきた夕見子(福地桃子)と雪次郎の合同披露宴が北海道・十勝で行われ、話題となった。そして、13日に更新したSNSで山田さんは、「『 #なつぞら 』#新郎ショット」と綴り、タキシード姿の中川さんと紋付羽織袴姿の自身の2ショットを初公開。2枚目の写真では、「#カッコつけたらぶれました」「ぼくは二枚目になれなかった(笑)。だじゃれ。」と茶目っ気たっぷりなコメント。確かに、2枚目の写真では山田さんのキメ顔がぶれ気味…。この投稿にファンは「かっこいいー」「男前なお二人様」「美しすぎ」「シンプルにかっこいい」「イケメンボーイズ!!」「さいっっこう!!!」「ヤバ過ぎるツーショット」「ぶれてもかっこいい」などの声が殺到。さらに、山田さんのお茶目なだじゃれに、「だじゃれかわいい」「ダジャレ~(笑)いつも笑わせてくれてありがとうございます!」「上手いこと言うねぇ 座布団3枚!!」といったコメントも寄せられている。連続テレビ小説「なつぞら」は毎週月~土曜日8時よりNHK総合ほかにて放送中。※全156回(text:cinemacafe.net)
2019年08月14日広瀬すずが主演を務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」に出演する中川大志が8月12日、アメーバオフィシャルブログと自身のInstagramを同時に更新。先週話題を呼んだ“なつ”と“坂場”の結婚式のオフショットを広瀬さんへの想いとともに公開、ファンから「お似合い」「とっても素敵な結婚式」といった称賛と祝福メッセージが続々、中には「本当かと思った」という声も届いている。広瀬さん演じるなつがアニメーターとして働く東洋動画で出会った、“イッキュウさん”こと演出家・坂場一久を演じている中川さん。第19週・第114回では、なつと坂場、そして、なつと姉妹のように育ってきた夕見子(福地桃子)と雪次郎(山田裕貴)の合同披露宴が北海道・十勝で行われ、多くのファンを喜ばせたばかり。中川さんは自身の投稿で、広瀬さんへの想いを「同い年の役者として、心から尊敬する人。こうしてまた、なつぞらで共演出来た事が何より嬉しいです」と綴り、白無垢姿の広瀬さんとともにタキシード姿での仲睦まじい“坂場夫妻”の結婚式オフショットを初公開。彼らの新生活のスタートに、「明日から、また始まります。ここからです。どうか。よろしくお願いしまーーーす」と呼びかけた。この投稿にファンは、「本当に結婚して欲しい!ってくらい大好きな二人」「2人のコンビが大好き」「尊敬出来る関係っていいなぁ」「かっこいいし可愛い」「大志くんカッコよすぎ」「めちゃくちゃお似合い」「最高すぎます」と称賛する声や、2人の結婚式シーンに「感動のシーンでした」「新婚生活楽しみ~」「なっちゃんとイッキュウさんに幸あれ!」「とっても素敵な結婚式でした」「なっちゃん一久さんご結婚おめでとうございます」と感動と祝福のメッセージが殺到。そのほかにも、「中川さんの演技もとても素敵ですよ!」「いっきゅうさんが回を重ねるごとに魅力的になっていきます」などの声や、2人の結婚式写真公開に「本当に結婚したのかと思いました!」や「婚約発表かと思って心臓止まるかと思った」と驚いた様子の声も相次いでいる。連続テレビ小説「なつぞら」は毎週月~土曜日8時よりNHK総合ほかにて放送中。※全156回(text:cinemacafe.net)
2019年08月13日関西ジャニーズJr.時代には、歌って踊れる美声年にして、どんな笑いをも回収できる抜群のトークセンスでも鳴らした浜中文一。Jr.卒業後は、人気ドラマ『初めて恋をした日に読む話』へ出演するなど俳優としても活躍の場を広げる。今秋には2016年に主演した、R-15指定の官能ミュージカルコメディ『50Shades!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~』の再演が決定した。演出を河原雅彦が務める、おバカ度200%のロック・エンターテインメントだ。新たなキャストと再演に挑む浜中に、意気込みを訊いた。ミュージカル「50Shades!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~」チケット情報原作は、映画にもなった世界累計1億部突破のベストセラー官能小説『50Shades of Grey』。それをパロディ化したオフブロードウェイ・ミュージカルを日本人キャストで上演する。物語は3人の主婦が「本を読む会」に集うところから始まる。この日彼女たちが選んだ本は、とんでもない性癖を持つ青年実業家グレイ(浜中文一)と純真無垢な女子大生アナ(水崎綾女)の歪んだ愛を描く、サディスティックな官能小説だった…。想像を遥かに上回る浜中の振り切れっぷりに、「当時のマネージャーはクビを覚悟していたようです…」と遠い目で初演を振り返る浜中。「僕としてはすっごい楽しかったです。河原さんも毎日にニヤけた表情で稽古していましたし(笑)」。劇中では専門的な“器具”を図解入りで説明するなど、エロ・バカ・ロックの三拍子が揃った筋書きは、「主婦や会社帰りのサラリーマンが日頃のうっぷんを晴らすのにもぴったり!」。それだけに、うっぷんが溜まりきらない若い女性層からの、やや引き気味な視線も同時に感じたという。「そんなん言うてもね、若い子らもエッチなことは考えてるでしょうし。日頃皆さんの脳内を駆け巡っているエロいことを僕らが堂々と舞台で表現しているだけなんで。ジャニーズWESTの濵田(崇裕)は『ネタ元を知っていると思われるから笑うのが難しかった。重岡(大毅)は隣で爆笑してましたけど』って言ってました(笑)。なにわ男子の大西流星は年齢制限で初演が観れなかったので、今回は最前列中央で観てほしいなと思います」。演出の河原から「浜中文一だからこそ上品なコメディになる」と絶大な信頼を得る浜中。「どうせやるんやったら思いっきり演じた方が楽しいんでね。エッチなセリフも生バンドのロックな演奏に乗せて歌うとカッコいいですし、エロい女性の前で炭酸を飲み干したような爽やかさもある作品なので。気楽な感じで観に来てもらえたら、楽しいと思いますよ」。公演は11月15日(金)から24日(日)まで東京・新宿FACE、11月29日(金)から12月1日(日)まで大阪・Zepp Namba、12月3日(火)、4日(水)福岡・ももちパレスにて上演。チケットは8月24日(土)10:00より全国一斉発売。チケットぴあでは8月10日(土)10:00より大阪公演の先着先行を実施。取材・文:石橋法子
2019年08月09日現在放送中の連続テレビ小説「なつぞら」に出演する俳優・山田裕貴が、自身のブログに広瀬すずと中川大志との3ショット写真をアップ。ファンから「かっこいい」「良い写真」などと喜びの声が上がっている。ドラマでは、広瀬さん演じるなつの大親友・小畑雪次郎を好演する山田さんが、昨日6日、「『 #なつぞら 』#雪次郎 北海道に戻り久しぶりの #雪月 でございますご来店です...」というタイトルでブログとSNSも更新。第102回(7月27日放送)で演劇を捨て、菓子職人になるために帯広に戻った雪次郎と、なつと坂場(中川さん)とのオフショットを公開した。これに、ファンは「雪次郎くんは、前よりも菓子職人姿が、しっくりと板に付いていて、かっこいいです」「やっぱり似合うね 菓子職人の姿」「お帰りなさい」「成長した十勝農業高校のみなさんがみれて、元気が出ました~」「雪次郎ロスだったのでまた雪月でしっかり働く姿を見れてホッとしました」「仲良しなのが伝わっくる」などと反応。さらに、ハッシュタグで「#柄本佑 さん」「#仙道敦子 さん」「#冨田望生 ちゃん」「#板橋駿谷 さん」と添え、5ショットも公開されている。広瀬さん主演の朝ドラ通算100作目となる「なつぞら」は、大森寿美男のオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロインの奥原なつ(広瀬さん)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻・富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父・泰樹(草刈正雄)に育てられ、高校卒業後に上京、アニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く物語。連続テレビ小説「なつぞら」は毎週月~土曜日8時よりNHK総合ほかにて放送中。※全156回予定(cinemacafe.net)
2019年08月07日NHK連続テレビ小説『なつぞら』(毎週月~土曜8:00~)で柴田家の長女・夕見子を好演している女優の福地桃子が19日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ戦のファーストピッチセレモニーに登場した。今週放送の『なつぞら』では、北海道大学に通っていた夕見子(福地)が、突然、恋人の高山(須藤蓮)とともに上京。東京で暮らすなつ(広瀬すず)のもとにやってきて、大学を辞めて高山と一緒に東京で暮らしていくと言い張り、なつらを困らせるという“夕見子週”だった。そして今朝の放送では、駆け落ちの限界に気付いた高山と夕見子が、口論の末に破局。そこへ夕見子を迎えに北海道からやって来た泰樹(草刈正雄)が現れ、普段人に弱さを見せない夕見子が、泰樹の胸で涙するというシーンが放送された。ファーストピッチセレモニーでは、ドームの大型ビジョンに夕見子の駆け落ちストーリーがダイジェストで紹介された後、泰樹(草刈)からの「夕見子、はやく北海道に帰ってこい!」というオリジナルの力強い呼び掛けが。すると泰樹の声に導かれるように、夕見子(福地)が「じいちゃん、帰ってきたよ!」と登場。駆け落ちから無事札幌に帰還した夕見子の登場に、スタンドの観客が大きな拍手で迎え入れた。人生初のマウンドに立った福地の投球はおしくもワンバウンドとなったが、そのピッチングに歓声が。無事セレモニーを終えた福地は「ファーストピッチが決まってから今日まで、時間があれば練習をしてきました」と打ち明け、ノーバン投球にならなかったことがよほど悔しかったのか「また機会をいただけるのなら、次こそは」と夕見子さながらの負けん気を見せ、再チャレンジを誓った。また背番号が100であったことについては「『なつぞら』(が朝ドラ)100作目ということで背番号100にしました」と説明し、「北海道に帰ってこられて、ドラマの世界と現実が重なって、とてもいい経験をさせていただきました」と夕見子らしく北海道愛をアピールした。なお、19~21日の3日間、札幌ドーム内には『なつぞら』に関する等身大パネルや出演者の衣装などが展示された特設ブースも設置されている。(C)NHK
2019年07月19日NHK連続テレビ小説「なつぞら」に中川大志に続いて染谷将太が登場し、「アニメーション編」が俄然活気を帯びてきた。特に染谷さん演じる大型新人・神地が、次々と湧き出るアイディアをサラサラッと絵にしていく様子は「次元が違う」「インパクト強い」などの声を集めてトレンド入りを果たし、早くも視聴者を魅了している。さらに彼らだけではなく、いま大注目の若手女優たちが脇を固め、物語を締めていることに称賛の声が上がっている。中川&染谷ら加入で「アニメーション編」に新風「なつぞら」は広瀬すずがヒロインを務める朝ドラ通算100作目。戦争で両親を亡し、北海道・十勝で酪農を営む柴田家に引き取られた奥原なつが高校卒業後に上京、日本のアニメーション草創期に女性アニメーターとして活躍していく姿が描かれる。「LIFE!~人生に捧げるコント~」やCMの“細杉くん”などで振り幅の広さを見せる中川さんは、絵は描けないがアニメーションへの思い入れが強く、理屈っぽくて不器用な東洋動画スタジオの監督見習い・坂場一久を演じており、どうやらなつとの間に恋が生まれそうな予感?また、染谷さんが演じる神地航也の加入で、坂場となつ、麻子(貫地谷しほり)らが手掛ける短編アニメ「ヘンゼルとグレーテル」が大きく動き出した。抜群の画力と、柔軟で大胆な発想の持ち主で「面白い!」を連発する染谷さんはハマリ役で、「『バクマン。』の新妻エイジみたい」との声も上がる中、まさしく新風を呼び込んでいる。東洋動画は実在の東映動画(東映アニメーション)をモデルにしているが、坂場は故・高畑勲監督、神地は宮崎駿監督をモチーフにした人物らしい。清原果耶、圧倒的存在感で魅了「姉には会いたくないんです…」そんな中、5歳で生き別れたなつの妹・千遥が第14週(7月1日~6日)に登場、ひとり北海道の柴田牧場を訪れるエピソードが描かれた。誰が演じるのか注目を集めていた18歳になった千遥役は、なんと事前の告知がなく、ドラマ内で若手実力派・清原果耶であることが明かされると大きな話題に。清原さんといえば、2015年に朝ドラ「あさが来た」で女優デビュー。映画『3月のライオン』や『ちはやふる-結び-』『愛唄 -約束のナクヒト-』などほか、『新聞記者』の藤井道人監督×山田孝之プロデュースの『デイアンドナイト』では陰のある役柄で鬼気迫る演技を披露。昨年の初主演ドラマ「透明なゆりかご」では小さな命と真摯に向き合う看護師見習いの主人公を熱演し、高い支持を集めた。そんな清原さんが演じる千遥が突然、柴田牧場を訪ねてくるが、姉のなつ(広瀬さん)や兄の咲太郎(岡田将生)には「会いたくない」という。なつは柴田家、咲太郎は亜矢美(山口智子)のもとで育てられている間、千遥は東京の置屋で女将・光山なほ子(原日出子)の養女となっていたというが…。ある事情を抱える千遥を演じた清原さんの、ただうなづいたり、うつむいたりするだけで抑えた感情が見えてくる繊細な演技、電話の会話だけでホロホロと涙を流す姿などには「素晴らしすぎる」「演技うますぎる」など絶賛の声が続出。結局、急きょ東京から北海道に向かったなつたちと13年ぶりの再会を果たすことなく再び姿を消してしまった千遥には、ロスの声も上がっている。公式サイトのインタビューによれば、実際に撮影現場でも広瀬さんや岡田さんと顔を合わせることをしなかったという清原さん。「オンエアはあえて見ないようにしていました」と言い、「どのような生き方をしていたか、私自身も知らない方が、千遥としてピュアに演じられると思ってそうしたんです。さらに、スタッフの皆さんに配慮していただいて、現場でも広瀬さんと岡田さんにはまだ会っていないんです。たとえ舞台裏だとしても、会ってしまったら演技の臨場感が薄れてしまうのではないかと思ったので、会わないように調整していただきました」と、その役作りを明かす。“姉”広瀬さんとは『ちはやふる -結び-』で先輩・後輩として共演しており、「頼りになる力強くて優しいお姉ちゃんという印象があります」(同インタビュー)とも語っていただけに、2人の対面も見たかったような…。1週間だけの登場ながら、十分すぎるほどの余韻を残してくれた清原さん。 今後ますます引っ張りだこになるに違いない。福地桃子の夕見子が再登場!「もっと普通を疑え、なつ」再会直前で姿を消してしまった千遥と入れ替わるように帰ってきたのが、柴田家の長女・夕見子だ。久しぶりに現れたかと思えば、「女は働いて飯を作り、男は座って飯を待つ。(この家は)相変わらず遅れている」とズバッと言い放ち、“夕見子節”を炸裂させた。思えば、次女の明美(平尾菜々花)が千遥に見せた、なつや柴田家一同が写った写真は、そもそも夕見子が当時の女子としては珍しく北海道大学に現役合格したときに新聞が取材に訪れ、撮ってもらったものだ。夕見子はそんな事情を聞きながら、千遥の“決断”について「仕方ない」というなつたちに、それは自分の意志によるものなのか疑問を投げかけ、母(松嶋菜々子)の価値観にも苦言を呈し、まるでウーマンリブの先駆け的存在のよう。「見てて気持ちいい」「進学してパワーアップしてる」「モヤってたことを夕見子が斬っていくスタイル良い」などの声が上がっている。そんな夕見子を好演して話題となっているのが、朝ドラ初出演の福地桃子。2016年に女優デビューし、映画『あまのがわ』『あの日のオルガン』、ドラマ「チア☆ダン」などに出演してきたが、今作で演じた夕見子の率直で聡明な物言いが視聴者の心をつかんで大人気に。ドラマの舞台が東京・新宿に移ると“夕見子ロス”の声が相次ぎ、第53話(5月31日放送)、東洋動画に入社が決まったなつに長距離電話で祝福を贈るシーンに登場するとトレンド入り、6月には“合格”した北海道大学の学園祭にも呼ばれた。7月19日(金)には、札幌ドームで行われる北海道日本ハムファイターズ戦のファーストピッチセレモニーに登場予定という。そんな福地さん演じる夕見子が、「あんたが絵描きになるのも必然だったんだね」となつに言うのだから、納得せざるを得ない。しかも、第16週(7月15~20日)のサブタイトルは「なつよ、恋の季節が来た」だが、夕見子にも恋の季節が!?「俺のスカート、どこ行った?」に出演していた須藤蓮が登場することが分かっている。伊原六花はあの学校のOG!「モモッチって呼んで」東洋動画で仕上げ課に配属されたなつの隣の席にいたのが、“半年”先輩の森田桃代。セル画の彩色について質問を投げかけるなつに、逐一応じてくれる明るく優しい先輩で、「慣れたらモモッチって呼んで」と自ら言うのが可愛いと評判となった。桃代は高校卒業後、絵が好きという理由だけで、漫画映画のことは全く知らずに東洋動画に入社。いまでは、千遥のことや天陽(吉沢亮)のことでモヤるなつが「モモッチと話していると気が楽になる」とこぼす親友となっている。演じているのは、“バブリーダンス”で有名になった大阪府立登美丘高校の元キャプテン、伊原六花。2018年に「チア☆ダン」でドラマデビューを果たし、今回、朝ドラに初出演。4月からドラマシリーズが放送&配信され、劇場版が現在公開中のタイムスリップ恋愛ファンタジー『明治東京恋伽』では主演をつとめている。「親しみあるモモッチを演じたい」と事前に語っていた伊原さんだが、そのフレッシュでナチュラルな演技は注目を集めており、アニメ映画「わんぱく牛若丸」の完成慰労会では仕上げ課女子による「お祭りマンボ」を披露し、“バブリーダンス”時代を彷彿とさせるひと幕も。彼女の屈託のない明るさや鋭い分析眼が、なつ&坂場の恋を盛り上げることになりそう!?渡辺麻友&大原櫻子らにも注目なつと同じ下山(川島明)班のアニメーターで、おっとりとした“メガネ女子”三村茜を演じているのが、朝ドラ初出演の渡辺麻友。繊細な絵作りが評価されて、なつより一足先にアニメーターとなり、次第に漫画映画の面白さにひかれていくという役どころ。「AKB48」卒業後、女優としてミュージカル版「アメリ」や福田雄一演出「シティ・オブ・エンジェルズ」、時代劇ドラマなどに出演してきた渡辺さんだが、今作ではアイドルオーラを封印。個性派揃いの東洋動画アニメーターの中で、一番落ち着いていて、時々、突拍子もないアイデアを出す天才肌のなつたちとはまた違う味わいを出している。モチーフとなったのは、後に宮崎監督夫人となる大田朱美さんといわれており、染谷さん演じる神地と何かが起きるのか期待大。さらに、千遥の一件で北海道に帰省したなつと対面を果たしたのが、天陽(吉沢さん)の結婚相手・山田靖枝。青年団の演劇を手伝っていたときに、舞台美術を担当した天陽と知り合ったという。天陽の兄・陽平(犬飼貴丈)から結婚したとは聞いていたものの、天陽から「やっちゃん」と呼ばれ、彼が絵を描くことも大事に思っている靖枝に、なつは内心複雑な様子。天陽の紹介も「東京で兄貴と一緒に漫画映画を作ってる、あのなっちゃん」と、ちょっと含みのある言い方に聞こえたのは気のせいか。その靖枝役を演じるのは大原櫻子。吉沢さんとは『カノジョは嘘を愛しすぎてる』やドラマ「水球ヤンキース」で共演経験があり、広瀬さんとはファンも認める仲の良さで知られ、広瀬さん主演『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』では主題歌と挿入歌を担当した。今後も登場機会はあるのか、注目だ。また、青年団の演劇を主催していると久々に名前が出たのが、十勝農業高校のよっちゃんこと居村良子だ。演じるのは、『チア☆ダン』や『SUNNY 強い気持ち・強い愛』でも広瀬さんと共演している富田望生。「3年A組―今から皆さんは、人質です―」も記憶に新しいが、千遥役の清原さんとはNetflix「宇宙を駆けるよだか」で体が“入れ替わってしまう”関係を演じており、こちらにも縁が。一方、新宿には、中村屋をモデルにした「川村屋」のウエイトレス・三橋佐知子役として、「とと姉ちゃん」や「メゾン・ド・ポリス」でも注目を集めた水谷果穂が出演。疎開中に空襲で両親を亡くした、なつと同じ戦災孤児で元ルームメイトだ。そして第88話(7月11日放送)で「声優のプロダクション」をつくると宣言した咲太郎(岡田さん)が引き入れるのが、役者に“転身”した小畑雪次郎(山田裕貴)と土間レミ子。レミ子はクラブ「メランコリー」の歌手・煙カスミ(戸田恵子)の付き人だったが、雪次郎とともに劇団「赤い星座」に入団。咲太郎に好意を寄せている。演じるのは、「オフィス3○○」や「唐組」などの舞台経験も豊富な藤本沙紀。好きなことのために、どんなときでも一生懸命なレミ子の存在はいいアクセント。咲太郎が設立するのは「青二プロダクション」がモデルではないかという声が上がっており、亀山蘭子(鈴木杏樹)や雪次郎と声優の仕事をしていくことになりそうだ。(text:Reiko Uehara)
2019年07月13日現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』で注目の福地桃子さん。オーディションの舞台裏や役作りについて話してくれました。連続テレビ小説『なつぞら』で注目の的に!「5人きょうだいの末っ子として育ち、私はいつも姉や兄から刺激を受ける存在で、自分から何かを発信することがあまりなかったんです。そんな自分を変えたくて、きっかけを探していました。そんな時、女優さんだったら人の言葉を借りて、自分を表現できるようになるんじゃないかと思ったんです」こうして女優の道を歩み始めた福地桃子さん。現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』では、ヒロインと姉妹のように育つ柴田夕見子を演じて、一気に脚光を浴びた。「朝ドラのオーディションに挑戦したのは、実はこれが3回目。初めてオーディションを受けた時、お芝居だけじゃなくて、その人の人間性まで見られている…というか、知ろうとしてくださるような作り手の熱量や、朝ドラ独特の緊張感を肌で感じて。その時に、私はこのハードルをクリアしたいと思うようになりました。『なつぞら』は、私自身の母方の祖母が北海道に住んでいることもあって、最初から少し運命的なものを感じていたんです」念願叶ってオーディションに合格。しかし、自分自身とまるで共通点のない夕見子というキャラクターを理解するのに、最初は時間がかかったそう。「でも、夕見子の本当の優しさに気がついた時、今までの自分とは違う考え方をもらえたような気がしたんです。台本を読んでいても、夕見子の言葉が自分に一番突き刺さって(笑)。昔の自分にも、夕見子みたいにもっと主張すればいいのにって言ってあげたいくらいお手本のような人です。自分にない要素をたくさん持っている役を演じることって、本当に刺激的…。この感覚を忘れてはいけないなと思いました。自分とかけ離れた役はまだ他にもいっぱいあると思うので、今後もこんなふうに自分の視野を広げてくれるような役に出会いたい。そして、常にその役に対して好奇心を持ち続けたいです」Q 特技は?肩もみ。ドラマ『チアダン』の撮影中、体育大卒で体に関して詳しい(土屋)太鳳ちゃんにも褒めてもらいました。Q 好きな作品は?映画『おおかみこどもの雨と雪』。子供ってかわいい、家族っていいなとピュアな気持ちで観られます。サントラも好き。Q 休日の過ごし方は?自分で車を運転して遠出をします。兄が住んでる葉山のほうまで行ったり、この間は友達と箱根に日帰り旅行をしました。Q 今ハマっていることは?料理が好きです。自分で真鯛を釣って、母に捌き方を教えてもらいながら、カルパッチョを作ったこともあります。ふくち・ももこ1997年10月26日生まれ、東京都出身。過去の出演作は映画『あの日のオルガン』など。現在は連続テレビ小説『なつぞら』に出演中。ワンピース¥57,000(プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ/イッセイ ミヤケ TEL:03・5454・1705)トップス¥20,000(ラインヴァンド/エムエイティティ)リング¥7,000(ノーカ TEL:03・5948・6841)ピアス¥82,500(ヤム)※『anan』2019年7月3日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・武久真理江ヘア&メイク・ヒラガフミコ取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年06月25日井浦新主演『嵐電』(鈴木卓爾監督)の評判がいい。嵐電とは京都の西を走る路面電車。北野白梅町駅から出る北野線と四条大宮駅から出る嵐山本線が、帷子ノ辻駅で一本になり嵐山まで行く。風光明媚な嵐山、映画撮影所や映画村、京都最古の寺・広隆寺、世界文化遺産の仁和寺など観光名所がたくさんある電車の沿線を旅する者とそこで生活する者の一瞬とも永遠とも言える不思議な邂逅を描く、鑑賞後の余韻が深過ぎる映画。井浦が演じる平岡衛星は嵐電にまつわる不思議話の取材に訪れたノンフィクション作家。彼が取材の途中、出会った8ミリで嵐電を撮る少年・有村子午線(石田健太)と、修学旅行中に子午前に一目惚れして追いかける津軽から来た女子高生・北門南天(窪瀬環)、撮影所のそばのお弁当屋さんで働く地元の女性・小倉嘉子(大西礼芳)と京都に撮影に来た若手俳優・吉田譜雨(金井浩人)。彼らを乗せて嵐電は走る。通常の線路だけでなく不思議な時空までも……。京都で俳優として仕事をしたことははじめて、と映画に関するインタビューで語っている井浦。だが、井浦新は京都に縁がある(はず)。2015年には下鴨神社を撮影した写真展を下鴨神社で行っていたし、大河ドラマ『平清盛』(12年)では戦に敗れ京都を追われる悲劇の人・崇徳院を演じている。崇徳院に関しては京都とは相性が良いとは言えないのかもしれないが、北野線の仁和寺は崇徳院に関わりのある寺である。『嵐電』で彼が御室仁和寺駅に行かないことが惜しくもあり、意味深でもあり。○人間の肉体と精神のありようを演じるまた、『嵐電』と同じく京都造形芸術大学が制作に関わっている映画『彌勒 MIROKU』(林海象監督 13年)にも出番はかなり少ないが鬼の役で出ている。怨霊になる人とか鬼とかこれまで京都に関する映画ではいささか情念あふれる役をやってきた井浦新が、『嵐電』ではアウトドアファッションに身を包んだ自然体な四十代のおじさん役だ。映画の中で高校生に「おじさん」と呼ばれているが、少年性を失わない素敵なおじさんだからご安心を。なお、手帳とペン以外の服や靴や持ち物は私物だそうだ。底冷えのする冬の京都にやって来た衛星がアパートを借りて取材していると、妻・斗麻子(劇団・地点の安部聡子)と京都に来た思い出が蘇る。斗麻子は旅先で寝込んでしまい衛星は看病していた。無理に立ち上がろうとする妻に介添する井浦新の口調や仕草にほっこりするも、その妻との関係に謎が……。衛星が京都に来たわけは……。この謎をどう解釈していいものか思案に暮れる。この映画は、理屈で考えられない部分が多く、その分、自由に妄想を膨らませることができる。井浦新の居住まいが、見た人にどうにでも解釈できるような透明感を保っている。とはいえ決してふわふわした感じはなく、ちゃんと地に足つけて現実を生きている人間に見える。にもかかわらず、ある瞬間、透明になるような、あの世の人なのかこの世の人なのかわからなくなる。何を食べたらそんな半透明な人になれるのか。映画の謎以上に気になってならない。でもそれこそが人間なのかもしれない。それまで生きていた人がある瞬間、消えてなくなる。命とはそういうもの。そして思い出には実体はないが、像としていつまでも残る。そんな人間の肉体と精神のありようを井浦新が演じている。○優秀な「ご奉仕系俳優」井浦新はかつてARATA という名で活動していた。02年ARATA 時代、松本大洋の漫画の映画化『ピンポン』のスマイル役のメガネ男子っぷりが受けてブレイクしたが、そのまま、いわゆるイケメン街道を走らず、若松孝二作品などの商業映画とは趣を異にする作品に出た。それこそNHKの大河に出ても壮絶なメイクで怨霊を演じたことも挑戦的だった。とはいえ、その同じ年、月9『リッチマン、プアウーマン』(12年)でIT起業家を演じるなどもしていた。崇徳院とベンチャー起業家を同じ年にやっていたかと思うと、やはりあの世とこの世を行き来しているなあと思う。ARATAから井浦新になったのもその年、若松監督の『11・25自決の日三島由紀夫と若者たち』で三島由紀夫を演じたことがきっかけだった。あの世とこの世の半透明感が顕在化したのは、IT 実業家、三島由紀夫、崇徳院を同じ年にやった12年が大きかったのではないだろうか(『三島由紀夫〜』の撮影は11年)。2012年の“いま”を生きる人物と、すでに亡くなった、でも生きてたときに強烈な意思をもった人物の思想をこの身に宿したときに。その後、映画『悼む人』(15年)では新興宗教の教祖という、まさにあの世なのかこの世なのかわからない人物を演じて、「僕を愛しているなら殺して」と石田ゆり子(演じる信者)に迫っていた。このように俗世間にまみれた役とどこか超越した役を交互に演じたり、自身のファッションブランドを立ち上げたり、『日曜美術館』で司会をやったり、とらえどころのない存在感を醸してきた井浦新だったが、もともとスマイルのとき発揮された女子の心をわしづかむポテンシャルを存分に発揮したのが、連ドラ『アンナチュラル』(18年)。変わり者の解剖医・中堂系でセカンドブレイク。でもやっぱりいわゆるイケメン枠には収まらず、解剖台の上で眠る姿、舞う雪の中佇む姿に、やはりあの世の者かこの世の者かわからない、どちらにもいけない宇宙にさまよっているようなそんな孤独が胸に強く刺さってきた。現在、『平清盛』と同じチーフプロデューサー磯智明が手がける朝ドラ『なつぞら』に名アニメーター・仲努役で出演中。こちらはこちらで、四六時中絵を描いている職人のリアリティーをみごとに演じている。ぶ厚いメガネをかけた瞳の表情、机に向かって根を詰めて描くときの丸めた背中、どうしてこんなに実際にいる人みたいになれるのだろう。憑依型俳優という言葉があるが、井浦新はほんとうに恐れも欲もすべて放棄して自分の肉体に役の魂を期間限定で貸すことのできる俳優のように思う。別の人格が井浦新の肉体と肉声を自由に支配するのでまるで違う佇まいや声になる。「コミックシーモア」という電書コミックのCMで、女性にかしずくどMの男を、なんのてらいもなく自然に演じている姿も注目に値するが、井浦新とは、このキャラのようにすべてを作品に委ねることのできる極めて優秀なご奉仕系俳優なのに違いない。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年06月04日4月からスタートしたNHKの連続ドラマ小説『なつぞら』。戦災孤児のなつというヒロインが、十勝で育ち、やがて日本初の女性アニメーターになるまでを描いている。そのなつが父の戦友に連れられて家族となる柴田家には、なつと同じ年の夕見子という長女がいた。新たに家族となる家に同じ年の同性がおり、諍いが怒る作品は多々あるが、本作ではどう描かれているだろうか。【なつと夕見子、2人の全く違う女性像が一つの家に同居する】『なつぞら』の夕見子は、同い年のなつが家にやってきてすぐの2話では、自分の洋服を貸してあげることに渋い顔をし、母親に向かって「それは大事にしているものだから絶対にやりたくない」「ずるい」と泣いて訴える。なつは家においてもらっているという負い目があるため、酪農を手伝い家族の中での優等生になっていく。しかし、このドラマでは二人の関係性は徐々に変わっていく。第4話では、夕見子が父・剛男から「父親が戦争で死んだのが、たまたまなつの父親であっただけで、自分が死んでもおかしくない。だから夕見子となつが入れ替わる可能性だってある」と説かれて、夕見子はなつを受け入れる決心をするのだ。二人の性格はまったく違う。なつは、境遇からどうしても健気に生きるしかないが、夕見子は自尊心が高く、冷静な目線を子供のころから持っている。大人同士の農協をめぐる諍いでも、思ったことははっきり言う。そんな竹を割ったような性格だからこそ、時にはなつにするどい指摘をしながら、姉妹のように暮らしている。【“家に縛られない姉妹役”という新しい女性像】やがて成長したなつは牛の世話をしてきたことから農業高校に、夕見子は進学を考えて普通科のある高校に通うように。高校卒業を間近に控えると、なつは絵の道を頭の中でちらつかせながらも、家の仕事を続けるか考えていたときに、祖父から血のつながらない兄との結婚によって、後継ぎになってほしいと言われるのだ。歴史ドラマであれば、誰が家を継ぐか、選ばれるかということで争いが起こるものだが、『なつぞら』の夕見子となつの間ではそれは起こっていない。なぜなら、夕見子が、家に縛られるのをもっとも嫌がっているキャラクターになっているからだ。もしかすると夕見子は、なつが家族の期待に沿う方向で生きているからこそ、自分は家に縛られず勉強に道を見つけることで、同じ土俵で比べられることを回避しているのかもしれない。もしかしたら、お互いが自浄作用でまったく別の生き方を求めているのだろうかとも思えてくる。だが、夕見子とてなつを家に縛りたいわけではない。ときおり、「あんたにだって人生選ぶ権利はあるんだからね」「やるなら自分のためにやんなよ、じいちゃんのためとかごまかしてないでさ。それなら私も応援してやる」となつを励ますことがあるのだが、そんな夕見子の言葉を受けて、なつの人生が今後どんな風にアニメーターという選択へと向かっていくのかが気になるところである。【『獣なれ』、『ガガガ』でも描かれる“立場の違う女性たちがお互いを理解し合う”道 】最近は『なつぞら』以外にも、まったく交わらなさそうな女性同士、いわばこれまでのドラマでは、いがみ合ってしまいそうな女性たちであっても、お互いの誤解が解ければ、いがみあう必要がないと描かれている作品が多いと感じる。例えば、去年放送された『獣になれない私たち』(日本テレビ系)では、当初はヒロイン(真面目なOL)と、その彼氏の元彼女(引きこもりニート)は、相いれない関係性のように見えていたが、実は彼氏の存在によって、同じように前に進めなくなっていた者同士だとわかり、シンパシーが生まれ急接近する。また、今年放送の『トクサツガガガ』(NHKドラマ10)では、ヒロインの職場にいるぶっきらぼうな同僚が、実は単にアイドルオタクであることを隠そうとしているがために、同じオタクでもスタンスが違うからと敬遠していただけとわかり、やはり友情をはぐくみ始めるという描写があった。これらの作品の女性たちは、今までであれば、恋愛や趣味・仕事へのスタンスの違いだけが強調されていて、歩み寄ることはないまま終わっていたのかもしれない。しかし、昨今は、それぞれのキャラクターが、価値観に違いがあることを自覚している。自分の価値観を口にしてわかり合えば、決して仲たがいする必要がないのだとわかる。現在、放送中の『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)などにしても、ワーキングマザーであれ、独身者であれ、正規社員であれ、派遣社員であれ、それぞれの事情や働き方に対する考えの違いで分断させられる必要はないというメッセージを感じる。これからのドラマには、こうした視線のものが少しずつ増えていくのではないだろうか。(文:西森路代)【PROFILE】西森路代(にしもり みちよ)ライター。1972年愛媛県生まれ。大学卒業後、テレビ局でのOL時代を経て上京。編集プロダクション勤務、ラジオディレクターを経てフリーライターに。俳優や監督へのインタビューやテレビ、映画についてのコラムを主に執筆。現在、朝日新聞、TVBros.などで連載を持つ。
2019年05月16日連日、視聴率20%台をキープして絶好調の連続テレビ小説『なつぞら』(NHK系)。96年の『ひまわり』でヒロインを演じた松嶋菜々子(45)は今回、広瀬すず(20)の“育ての母”柴田富士子役を演じている。今作は山口智子(54)、小林綾子(46)、比嘉愛未(32)ら、かつての朝ドラヒロインが集結していることでも話題だ。ドラマ関係者はこう語る。「特に松嶋さんは元ヒロインの方々によく声をかけています。お互いの近況報告をされているそうですよ。最近の松嶋さんはオフの日になると中国古典書道の教室に通っていて、目を輝かせて中国書道の魅力について語っているそうです」松嶋がハマっている中国書道とは普通の書道と何が違うのか。「もともとの漢字の字の変遷をよく理解して、さまざま書体で書く技術を重んじている書法のことです。新しく学ばれる大人の女性が増えています」(書道教室スタッフ)松嶋はなぜ、中国書道の虜になったのだろうか。「2015年に放送されて主演したスペシャルドラマ『レッドクロス~女たちの赤紙』(TBS系)のロケで1カ月程中国に滞在したことがそのきっかけだそうです。様々な中国文化に触れて、その歴史の深さに興味を持つようになったとか。ようやく2人の子育てがひと段落したことで、仕事や自分の趣味に費やす時間ができ、ずっと習いたかった中国書道の教室に通い始めたそうです。あわせてスポーツジム通いは出産後から欠かさず続けており、今も時間を見つけては週2回必ずトレーニングしているそうです」(NHK関係者)なつがアニメなら、「富士子」は書に夢中だった!
2019年05月12日「歴代ヒロインが出演する朝ドラ『なつぞら』。制作側は“独立騒動”でトラブルになった彼女にも水面下で出演の打診をしていました。当時、彼女の言い分や関係者コメントを掲載した『週刊文春』が前事務所との裁判で4月下旬に敗訴。この判決の影響でNHK上層部は彼女の出演にNGを出したと聞いています」(NHK関係者)13年、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』でヒロインを演じた能年玲奈(25)。“じぇじぇじぇ”はその年の流行語大賞にも選ばれた。16年には芸名をのんに改名し、女優そしてアーティストとして活動している。彼女を知る映像関係者は言う。「『あまちゃん』人気は今もアジアで絶大。中国版ツイッター“Weibo”での彼女のフォロワー数は約3万4千人。昨年9月に香港メンソレータム社『肌ラボ』の中国全土のイメージモデルにも抜擢されました。この前は中国語の本を一生懸命読んでいましたね。『またお芝居もしたいです』と話していました」広告代理店関係者も言う。「彼女のピュアな顔立ちは中国でも受けがいいです。一般的に中国のCMギャラ相場は日本に比べ1.5倍~2倍と高額。人気が出たときのギャラの跳ね上がり方も日本の比ではありません」そんな彼女が最近、特に力を入れているのが音楽活動だ。「独立後は中学時代からの趣味だったギターを本格的に始め、17年に歌手デビュー。作詞、作曲も手掛け昨年5月にはアルバムもリリースしました。最近は知人である男性ミュージシャンの影響を受け、より音楽にハマり、音楽関係の人脈も彼の紹介で広げています。中国での歌手活動は、彼女にとって大きな転機になるかもしれません」(音楽関係者)令和の歌手活動で“じぇじぇじぇ”な成果は得られるのか!?
2019年05月10日広瀬すず(20)主演の連続テレビ小説『なつぞら』は最高視聴率23.6%を記録。なかでも“泣ける”と話題なのが、戦災孤児の奥原なつ(広瀬)を引き取った北海道・十勝の酪農一家の大黒柱・柴田泰樹役の草刈正雄(66)の名演技だ。そんな草刈の役者の“原風景”は北九州市・小倉の映画館にあった。「草刈さんは学生時代に、うちの姉妹館である富士館にお母さまと通っていらしたんです。うちが創業80周年を迎えるにあたって、この3月末に草刈さんが舞台挨拶に来てくださったんです。私の夢だったんですよ」声を弾ませてそう語るのは小倉昭和館の館主・樋口智巳さんだ。今春、この映画館で草刈の昨年の主演映画『体操しようよ』と、若かりし頃の代表作『汚れた英雄』(82年)の2本が上映されたのだ。草刈は52年、福岡県小倉市(当時)で米国人の父と母・スエ子さんとの間に生まれた。しかし、米兵だった父は草刈が生まれる前に朝鮮戦争で戦死。母子2人で4畳半の部屋に間借りして暮らしていたという。草刈は一昨年の本誌のインタビューでこう語っている。「母は日用品の卸売店で働きながら、女手ひとつで僕を育ててくれました。母は映画が好きな人でね。僕が小学校低学年だったころ、うちにはテレビがなかったものですから母と行く映画が唯一の娯楽でした。当時の銀幕スターは中村錦之助さん、大川橋蔵さん、市川雷蔵さん、勝新太郎さん。そんな偉大な方々の時代劇を見ていました。ですから、こんなバタ臭い自分が(数々の作品に)出られるようになったのも、おふくろのおかげかもしれませんね」実は草刈は昨年2月、北九州市の市制55周年アンバサダーに就任している。その任命イベントで、「最近は『ふるさとに帰りたい』とよく考えます」と郷土愛を熱弁。『朝日新聞』の取材でもこう語っている。「17歳で上京し、2年くらいしてお袋を呼び、(北九州には)縁がなくなりまして、もう帰ることはないのかなと思っていました。ただ、50代半ばを過ぎたころから、今、どうなっているのかな、と無性に恋しくなりました」この数年、Uターンを考える人口は着実に増えている。特にシニア世代のUターン相談件数は同世代の30%を占めると語るのは、認定NPO法人ふるさと回帰支援センター理事長の高橋公さんだ。「特に北九州市は有楽町に移住相談コーナー・北九州市東京事務所を開設したり、ここ4年ぐらい力を入れていると聞いています」実際、今年発売された移住ガイド本『田舎暮らしの本』(宝島社)で発表された「住みたい田舎ランキング」で、北九州市は人口10万人以上の都市が対象の全4部門のうち「総合」「シニア世代」の2部門で全国1位に。“安心して老後を暮らせる街”として定評のある北九州市。現在66歳の草刈が故郷へのUターンに引かれるのは当然のことなのだろう。「事実、Uターン、Iターンした有名人は少なくありません。おすぎさんと中澤裕子さんは福岡、柳葉敏郎さんは秋田、本上まなみさんは京都、パパイヤ鈴木さんは沖縄。皆さん、東京での仕事が入れば上京する生活スタイルです。これだけ出演作が相次いでいる人気者の草刈さんがすぐにUターンすることはないと断言できます。ただ、将来の人生の選択肢のひとつとして魅力的な場所なのは間違いないでしょう」(芸能関係者)“故郷に錦を!”草刈の郷土愛は年々、深まっている――。
2019年05月03日女優・吉岡里帆が主演するサスペンス・スリラー映画『見えない目撃者』が、9月20日(金)より公開されることが決定。併せてティザービジュアルも到着した。警察学校卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させてしまった浜中なつめ。そのときの事故が原因で失明し、警察官を諦めた彼女は、弟の死を乗り越えることができずに3年経ったいまも失意の中にいた。そんなある日、なつめは車の接触事故に遭遇。その事故現場で車中から聞こえた助けを求める少女の声から、誘拐事件の可能性があると訴えるも、警察は目の見えないなつめを“目撃者”足り得ないと考え、捜査を打ち切ってしまう。それでも、少女を救いたいと考えるなつめは、事故現場で車に接触したスケボー少年を探し出し、やがて女子高生失踪が関連づけられていき、連続誘拐事件が明らかになっていく…。本作は、2011年に韓国で230万人動員の大ヒットとなった韓国映画『ブラインド』(原題:BLIND)が原作。このオリジナル版のヒットを受け、その後中国版が製作、日本でも2016年に『見えない目撃者』として公開された。今回この原作を、藤井清美と森淳一の手により大胆に脚色。メガホンをとったのは、『リトル・フォレスト』で注目を浴び、『重力ピエロ』など人間の内面を抉り取るようなサスペンスも得意とする森監督。原作の魅力に日本ならではのリアリティや社会性を大胆に付与しながら、「猟奇殺人」「女子高生誘拐」「身近な恐怖」など強い戦慄を覚えるシーンも表現の限界まで挑んでいる。そんな本作で主演する吉岡さんが演じるのは、事故で最愛の弟を亡くし、さらに視力を失い、警察官への道までも絶たれた浜中なつめ。「きみが心に棲みついた」「健康で文化的な最低限度の生活」『パラレルワールド・ラブストーリー』など、近年様々な作品に出演し注目を集める彼女だが、本作では車の接触事故を目撃(感じとり)し、その事故現場で車の中から聞こえた女性の声から誘拐事件と考え、事件解決へと奔走する難しい役どころに挑戦する。今作は『ハッピーウエディング』(’16)以来の単独主演映画となった吉岡さん。なつめ役については「今まで演じてきた人物の中でも群を抜いて難しい役」と言い、「巷の言葉を借りるなら、平成最後の闘い抜いた作品です!」と断言。そして「視力を失った元エリート警察官。視界が闇に包まれている中でのアクションやサスペンス要素は想像以上にゾクっとする瞬間が多く、なつめとバディを組む盲導犬の“パル”がひとすじの光でした。この作品を撮るにあたり、警察官、視覚障害者の方、盲導犬トレーナーの方に、多大なるサポートをして頂きました。そして、現場のチームの皆様とは励まし合いながら過酷な撮影現場を共に走り抜けました。心から感謝しています。本当に魅力的な組に恵まれました」と撮影をふり返っている。そんな吉岡さんのこれまで見たことのない表情が印象的なティザービジュアルも到着。「視力を失った。そして彼女は、事件を“目撃”した。」という物語の始まりを表したコピーが添えられている。『見えない目撃者』は9月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年04月25日NHK連続テレビ小説の記念すべき第100作目「なつぞら」が好調スタートを切っている。ヒロイン・奥原なつの子ども時代を演じた粟野咲莉をはじめ、それぞれ好演を見せた子役たちから、4月15日(月)の第3週よりついに広瀬すずら大人キャストにバトンタッチ!近年、若手俳優の登竜門的な役割も担っている“朝ドラ”だが、今回はさすがに節目とあって、広瀬さんを取り巻く顔ぶれは岡田将生や吉沢亮、山田裕貴、清原翔、犬飼貴丈、中川大志など、とにかく豪華すぎ!その面々と役どころをまとめてみた。日本の女性アニメーターのパイオニアを描く「北海道・十勝編」「東京・新宿編」「アニメーション編」に分かれた本作は、2003年「てるてる家族」を手がけた脚本家・大森寿美男の2作目の朝ドラとなるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝で酪農を営む柴田家に引き取られた奥原なつ(粟野さん/広瀬さん)が高校卒業後に上京、日本のアニメ草創期を支えた女性アニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。オープニングは「スピッツ」初の朝ドラ主題歌「優しいあの子」に乗せた全編アニメーションという珍しい形で、新鋭アニメーター・刈谷仁美が題字とともに担当。そのアニメーション監修は、かつてスタジオジブリ時代に『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』などを手がけた、現アニメーション制作会社「ササユリ」代表の舘野仁美。そして、故・高畑勲や宮崎駿らと並ぶ日本を代表するアニメーターで、後に任天堂で「スーパーマリオブラザーズ」「ポケットモンスター」のゲームにも関わった小田部羊一がアニメーション時代考証を担当。小田部氏の亡き妻・奥山玲子さんがヒロイン・なつのモチーフといわれており、彼ら黄金世代が手がけてきた名作アニメへのオマージュらしき描写も随所に見られる。これまで2週間かけて、昭和21年夏、東京で戦災孤児となったなつが兄妹と離れ、亡き父の戦友・柴田剛男(藤木直人)に連れられて自然豊かな北海道の大地を踏み、少しずつ居場所を見つけていく様子が丁寧に描かれてきた。特に、“小なつ”と呼ばれていた粟野さんの涙の熱演や、北海道開拓1世で頑固者(実は誰より優しい)の柴田家のおじいさん・泰樹(草刈正雄)との関係性、一家で東京から北海道に移住してきた同級生・山田天陽とのやりとりなどが早くも話題を呼んでいる。吉沢亮、演じる“天陽くん”がトレンド入り!なつが、当時“漫画映画”と呼ばれていたアニメーションに関心を持つきっかけを与え、その後の人生にも大きな影響を及ぼす天陽。絵がうまく、同級生ながらどこか大人びたところがあり、なつにとって憧れの存在。その子ども時代は朝ドラ「とと姉ちゃん」や大河ドラマ「おんな城主 直虎」「西郷どん」「いだてん」などに出演経験がある荒井雄斗が演じ、「子役時代もカッコいい」「性格が王子様」と注目を集めていた。そして成長した天陽を演じるのが、4月19日公開の山崎賢人主演『キングダム』も控えている“国宝級イケメン”吉沢亮。朝ドラは初出演となる。先週の予告映像に登場した際にもタイムラインが騒然となったが、13日(土)放送回のラスト、なつや泰樹らの尽力もあって立派に育ったじゃがいも畑に寝転び、なつ(広瀬さん)の呼びかけに応じるシーンで本格初登場。「あんなイケメン 畑に寝てないよ?普通」「めちゃくちゃイケメンに育った」などなど歓喜の声が相次ぎ、“天陽くん”がトレンド入りする事態に。「絵だからこそ生きているように描く」という自身のモットーをすでに持ち、躍動感あふれる馬の絵が得意。なつもはじめて見たときから、彼の絵に魅了されている。同様に絵の才能がある兄・陽平は絵を学ぶ学校に進学したが、次男の天陽は農作業の合間にベニヤ板に絵を描き、アニメーターを目指すなつに絵心を教えていく。爽やかで繊細だが、苦労人の天陽を吉沢さんがどのように演じるのか、毎日、目が離せなくなりそうだ。なお、広瀬さんと吉沢さんは、ソフトバンク「ホワイト家族」シリーズや家庭教師のトライ「ハイジ」シリーズのCMプランナー・澤本嘉光のオリジナル脚本によるコメディ映画『一度死んでみた(仮)』でも共演。2020年公開予定となっている。山田裕貴、広瀬すず演じるなつの親友役!酪農を営む柴田家が牛乳をおさめている帯広市街にある和菓子屋「雪月」。ここでは、なつ(粟野さん)が泰樹(草刈さん)とアイスクリームを食べながら涙するシーンや、東京にいる兄・咲太郎にどうしても会いたくて“家出”をしたときに両家が勢ぞろいするシーンなど、要所要所でドラマが起こってきた。その店の息子で、なつの生涯の親友となる小畑雪次郎を演じるのが山田裕貴。朝ドラのオーディションは何度も受けてきたそうで、今回、念願叶っての初出演。雪次郎の子ども時代を演じていた吉成翔太郎との“W雪次郎ショット”を自身のインスタグラムにアップした際には、「目がそっくり」「成長したゆきじろたんも楽しみ」といった反響が続々寄せられた。そんな雪次郎はなつの家出の際、探しに来た柴田家の長女・夕見子(荒川梨杏/福地桃子)に「めんこい…」とひと目ぼれ!?だが、いまのところ全く相手にされておらず、農業高校時代は演劇部になつを誘うことに。卒業後はアニメーターを目指すなつと共に上京し、日本一の菓子職人になるべく修業するという。客商売をする賑やかな一家で育ち、陽気なお調子者で目立ちたがり屋…という役どころは山田さんのハマり役かも。雪次郎と一緒にいることでなつの気持ちが明るくなるように、視聴者も彼に癒やされることになるだろう。その一方、山田さんは井ノ原快彦主演ドラマ「特捜9」シーズン2(テレビ朝日系)では、井ノ原さん演じる主任の“相棒”である若手刑事・新藤役を続投中。山田さんの明るいキャラはますますお茶の間に浸透していきそうだ。岡田将生、なつと再会できるのか…たったひとりの兄役広瀬さん演じるなつの陽気な兄・奥原咲太郎役には、「目標としていた」という朝ドラ初出演の岡田将生。父(ナレーションを務める内村光良であることが判明!)を戦地で、母を東京大空襲で亡くしたが、幼い妹・なつと千遥の前では笑顔を絶やさず、「火垂るの墓」のごとく親がわりとして奮闘する。得意の歌とタップダンスを進駐軍の前で披露しては、物資を手に入れてくるしっかり者であり、なつを引き取ろうとする剛男(藤木さん)に対しては「不幸にしたら絶対許さない!」と強い剣幕で対峙するなど、妹を思う気持ちは何よりも勝る。ちなみに、子ども時代の咲太郎を演じた渡邉蒼は、もともとダンスの経験はあったものの、初めてのタップダンスを猛練習したそうで軽快なステップを見せてくれた。だが、そんな咲太郎はなつを柴田家に、末妹・千遥を親戚に預けた後、孤児院を飛び出して行方不明となってしまう。“小なつ”がひとりで東京に向かおうとしたのは、兄からの手紙が一向に届かなかったためだ。兄妹はいつ再会することができるのか。どうやら、咲太郎は夢を追うなつを困らせる役回りとなるらしく、“国宝級の愛されキャラ” 岡田さんの腕の見せどころとなるのかも。「昭和元禄落語心中」では落語家になり、鉄拳原作のパラパラ漫画の映画化『家族のはなし』では金髪のバンドマンも演じていた岡田さん。4月12日に公開されたばかりの「ニベア エンジェルスキン ボディウォッシュ」のWEB動画では頭ポンポンのある「素敵な恋人」篇、女子トークに溶け込む「モノ知り同僚」篇ほか、寝顔がエンジェルな「いやしの兄」篇が登場している。清原翔、なつに想いを寄せる?不器用キャラなつにとって “もうひとりのお兄ちゃん”といえるのが、柴田家の長男・照男。父・剛男に似て真面目で、責任感が強いが不器用な性格。北海道に来たばかりのなつが牛の世話を任されたことをうらやましく思うも、なかなか言い出せない。そんな子ども時代の照男を演じる岡島遼太郎と雰囲気もそっくりなのが、「MEN’S NON-NO」専属モデルの“きよたん”こと清原翔。朝ドラは初出演となる。成長した照男は祖父・泰樹(草刈さん)から、なつとの結婚を勧められ、密かにそうなることを願っているというから切ない片思い状態か?清原さんといえば、『PRINCE OF LEGEND』では美容師王子・嵯峨沢ハルとしてモテすぎる3大職業の美容師、バーテンダー、バンドマンの“チーム3B”の一角を担い、『うちの執事が言うことには』ではツンデレ執事を演じるだけに、本作の“素朴な不器用男子”とのギャップに惹かれる人が続出しそう。犬飼貴丈、吉沢亮と“仮面ライダー”兄弟に弟・天陽と同様に絵画の才能に恵まれ、貧しい農家の長男でありながらも、奨学金を得て芸術大学で学ぶようになる山田陽平。子ども時代を演じた市村涼風の穏やかさはそのままに、彼もまたイケメンへと成長する。演じるのは、「仮面ライダービルド」で天才物理学者の仮面ライダーを務め上げ、続く「獣になれない私たち」の“ポンコツ後輩社員”役も話題となった犬飼貴丈。彼も初めての朝ドラで、同じく仮面ライダー出身の吉沢さんと兄弟役を演じることで注目しているファンも多い。兄・咲太郎(岡田さん)を探しに東京に出てきたなつに、漫画映画(アニメーション)の世界を紹介する役どころとなるらしい。また、犬飼さんは風間俊介が日本一残念な刑事を演じるBSプレミアムの「おしい刑事」(5月5日スタート)にも出演しており、知名度はさらに上がりそうだ。工藤阿須加、なつの運命を左右する幼馴染なつの幼馴染で、空襲に巻き込まれたなつを機転で救った佐々岡信哉(三谷麟太郎)の成長した姿を、工藤阿須加が演じる。工藤さんは2015年の「あさが来た」で、あさ(波瑠)の娘・千代(小芝風花)と結婚し婿養子となる白岡啓介を演じていた。「なつぞら」では第1回の冒頭、『風立ちぬ』の菜穂子さながら、十勝の大地の絵を描くなつ(広瀬さん)の前に工藤さん演じる信哉が現れ、久しぶりの再会を果たすところから始まっていた。彼は苦学して大学に合格、なつや咲太郎と再会する日を夢見て消息を探していたというが、昭和30年代、音楽、映画、演劇、美術など流行の最先端が集まる街となった「東京・新宿編」に主に登場。なつの運命を左右する人物になるとか。「家売るオンナの逆襲」(日本テレビ系)も記憶に新しい工藤さんは、波瑠×鈴木京香のドラマスペシャル「未解決の女 警視庁文書捜査官~緋色のシグナル~」(4月28日放送/テレビ朝日系)が控えている。中川大志&井浦新らアニメーション編の重要人物に東映動画(現・東映アニメーション)を彷彿とさせる “東洋動画”というアニメスタジオにて、なつが日本初の長編アニメーション制作に関わる「アニメーション編」には、「おひさま」以来、2作目の朝ドラとなる中川大志が東洋動画所属の監督見習い・坂場一久として、意外にも朝ドラ初出演の染谷将太が抜群の画力を持つ後輩アニメーター・神地航也役で参加。そして東洋動画アニメーターのリーダー格で日本初の長編アニメーションの作画監督・仲 努役を演じるのは、井浦新。中川さんは高畑勲、染谷さんは宮崎駿、井浦さんは彼らを育成した森康二のモデルではないかといわれているが、果たして!?「TEAM NACS」安田&戸次&音尾の役どころは?北海道出身の大人気演劇ユニット「TEAM NACS」安田顕、戸次重幸、音尾琢真の3人が集結している点にも注目。まず、2008年の「瞳」にも出演した安田さんは、帯広の和菓子屋「雪月」の主人で“お菓子の発明王”・小畑雪之助役に。山田さん演じる雪次郎の父親だ。雪之助のつくるアイスクリームやホットケーキが、なつとみんなを結ぶ架け橋となっている。そして戸次さんは、戦後、“新天地”北海道に入植するも荒れた土地を政府からあてがわれ、郵便配達をして生活費を稼ぐ山田正治役を演じる。吉沢さんや犬飼さんの父親というイケメン親子。開墾は難航し、一時は途方にくれるが、なつの強い思いや泰樹たちの助けによって大きく変わることに。また、柴田牧場の従業員・戸村悠吉(小林隆)の息子で、ユーモアある物言いでなつたちをいつも励まし、和ませる菊介役を演じるのが音尾さん。のちに照男(清原さん)の後見役となり、柴田牧場の発展に大きく貢献することになるという。山田家の開墾シーンでは戸次さんとの共演シーンも見られた。忘れちゃならない渋メンも!十勝でなつを支える「究極の頑固ジジイを演じています」と、第1週試写会にて語っていた草刈さん。初めこそ「確かに」と納得していたが、2週間たったいま、すっかり草刈正雄演じる“おんじ”柴田泰樹にがっちり心をつかまれた、という人は多いはず。なつ(粟野さん)が家出をした後の河原での再会では、「どうして私には家族がいないの!」と初めて感情をぶつける彼女を「もっと怒れ」と受け止め、「ワシらがおる」と優しく諭す姿に涙する人が続出。明治期、18歳の時に十勝に入植して酪農を始め、男手ひとつで富士子(松嶋菜々子)を育て柴田牧場を切り盛りしてきた泰樹。すっかり打ち解けたなつと荷馬車に乗る様子はまるで「アルプスの少女ハイジ」のハイジとアルムおんじ!あるいは「赤毛のアン」のアンとマシュウ!なつは上京してアニメーションの世界に飛び込んでからも、泰樹から学んだ“開拓者魂”を心の支えにしていくのだ。また、その婿養子で、戦友の子ども・なつを東京から十勝に連れてくる剛男役を演じる藤木直人にも「素敵」という声が上がる一方、その絶妙な頼りなさ加減からか「となりのトトロ」のお父さんみたい、とも言われている。久しぶりにわが家に帰り、妻・富士子(松嶋さん)に「ふ~じこちゃ~ん」と甘えるシーンは「ルパン三世」とも言われていた。なお、なつ(広瀬さん)や雪次郎(山田さん)が入部する十勝農業高校・演劇部員のアツすぎる顧問・倉田隆一を演じるのは、先の「まんぷく」のヒロイン・安藤サクラの夫である柄本佑。さらに「新宿編」にはリリー・フランキーらの名前もある。これから約半年、それぞれどんな活躍を見せてくれるだろうか?連続テレビ小説「なつぞら」はNHK総合ほかにて放送中。※全156回(text:Reiko Uehara)
2019年04月15日NHKで放送中の連続テレビ小説『なつぞら』の4月10日放送で、語りを務める内村光良(54)が主人公・なつの父親役であると明らかになった。本編後半で粟野咲莉(8)演じる幼少期のなつが、戦争に行った父親からの手紙を読み上げる。「この手紙を受け取った時には、もうこの世にはいない。だけど今も、一緒にいる。だから、悲しむな。やっと父さんは、おまえたちの側に戻れたんだ」音読は徐々に内村の声に変っていき、「なつよ、私は約束通り、今もおまえと一緒にいるよ」の語りで締めくくるという構成だ。驚きの設定に、ネット上では感動の声が寄せられた。《大事な娘を、天国から見守る役を演じるのは、並大抵ではなかったのが、伝わりました》《なつよ、っていう呼びかけ、既に毎回の楽しみになってたけど、ナレーションの内村さんはなっちゃんのお父さんということなのか。納得。 内村さん、歌も声も魅力的》《『なつよ、…』が今までと違って聞こえるし、あんだけ気持ちを込めてた理由がわかったよ》ところがこの設定、実は昨年の紅白歌合戦で“ネタバレ”されていた。紅白の本番で内村が「わたし内村、『なつぞら』の語りを担当いたします」と発表した際、ヒロインを務める広瀬すず(20)が「お父さん役です」とポロリ。内村がすかさず「がんばります!すみません、がんばりたいと思います」と声を張り上げフォローする一幕があったのだ。そんなハプニングがあったものの、今回の展開は大反響。またNHKの『なつぞら』公式ホームページのインタビューで、内村は設定についてこう思い入れの強さを語っている。「“語り”だから泣いちゃいけないし、でも娘を思わなきゃいけない。泣きそうになりましたがそこはこらえました。子ども時代のなつは9歳ですが、うちの娘も9歳なんです。そこは切り離していますが、どうしても気持ちが出てきちゃうんですよね。あそこの語りは、かなり食いしばってやりました」紅白でも垣間見えた、内村の抜群の懐の広さ。今後の『なつぞら』でも、広瀬との温かい父娘関係を見せてくれることだろう。
2019年04月12日4月1日にスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』。両親を亡くし、兄妹と離ればなれになった主人公・なつは、北海道・十勝の柴田家へやってくる。そこにはなつと同い年の女の子・夕見子がいて、何やらぎくしゃくした空気に……。そんななつの少女時代を演じる粟野咲莉ちゃん(8)と、有見子の少女時代を演じる荒川梨杏ちゃん(10)はじつは以前から仲よし!1カ月に及んだ十勝ロケなどについて、話を聞きました。――朝ドラ『なつぞら』オーディションの合格を知ったときの感想は?咲莉「お母さんが真剣な顔で“咲莉、『なつぞら』なんだけど……”って暗い感じで話してきたので、落ちたかと思い、泣いてしまったんです。そしたら“受かったよ”って。びっくりして『えー!』って大きい声で言いました」梨杏「お母さんから最初に聞いたんですけど、『あまちゃん』から見るようになった大好きな朝ドラに出るのがすごく夢だったので、お母さんもうれしそうでした」――なつを演じる広瀬すずさんの印象は?咲莉「広瀬さんはいつも『ちゅるちゅるなっちゃん』って言いながら、ほっぺをプニプニしてくれます。本当に大・大・大好きです!!」梨杏「初めて会ったときはすごく緊張しました。でも、お誕生日に『おめでとうございます』と言ったら『ありがとう』って優しく言ってくれたので、とてもうれしかったです!」――十勝ロケの思い出は?咲莉「撮影に入る前に何度も牧場にお邪魔して、搾乳や藁をフォークで運ぶ練習をしました。子牛が生まれるシーンがあったんですけど、そのときの子牛が本当に甘えん坊で、なでると私の手をいっぱいなめてくれて、本当にかわいかったです」梨杏「初めて馬と触れ合いました。最初はすごく怖かったです。でも、餌をあげたりしているうちに慣れてきて、最後はすごくかわいいと思うようになりました。あとはカエルをつかまえたりしていました。虫はちょっと苦手だけど、カエルは大丈夫。かわいいかったです」――十勝で食べたおいしいものは?咲莉「牧場の方がラクレットパーティをしてくれたんですけど、そのときに地元のパンや野菜と一緒に食べた、とろけるチーズが本当においしかったです。トローッとしていました」梨杏「夕見子ちゃんは牛乳が嫌いな役なんですけど、私は牛乳が飲み物の中でいちばん好き。北海道だし、役では飲めないぶん、(撮影が終わったら)ゴクゴク飲みました(笑)」――演じるにあたって、どういうところに気をつけた?咲莉「なっちゃん(なつ)は戦争によって傷ついたり、寂しい思いをする子なのですが、私は戦争を経験していないので、戦災孤児の資料や映像を見て、なっちゃんの気持ちをつくることを心がけました。資料はお母さんが探してくれました」梨杏「夕見子は北海道にずっと住んでいたので、お父さん(藤木直人)となっちゃんが、どれほど大変な体験をしたのか知らないほうがいいと思い、満州での戦いや東京の空襲のことはなるべく見ないようにしました。あと、お父さんやお母さんが大好きという気持ちを隠さず表現するようにしました」――なつと夕見子はぎくしゃくしているように見えるけれど、今後はどうなる?咲莉・梨杏「2人の気持ちがどう変わっていくのかもこの物語の見どころです。楽しみにしていてください!」――これからの見どころは?咲莉「戦争で家族を失ったなつが、北海道の自然や牛、柴田家の人たちと出会って、どう成長していくのかが見どころです。あと、かわいいアニメーションも出てくるので、皆さん、そこも楽しみにしてください!」梨杏「頑張っているなっちゃんの姿を見て、夕見子も少しずつ心が変わっていくので、そこも見てほしいです」
2019年04月06日便秘、貧血、冷えやPMS(生理前症候群)…。病気というほどではないけど、なんとなく不調を感じている人は多いもの。しかも子育て中だと、自分のケアは後回しになってしまいがち。そんなお困りママにおすすめしたい、お手軽スーパーフルーツを見つけました!楊貴妃も食べていた「なつめ」ご紹介するのは「なつめ」。名前だけは聞いたことがある、という人も多いのではないでしょうか。中国やアジア西部に生息する木で、その実は漢方として長らく重用されてきました。かの楊貴妃も好んで食べ、後に「一日食三棗終生不顕老」(一日3粒の棗を食べることで、老いを防ぐ)という言葉を残すほど。また、韓国では参鶏湯などの料理や伝統茶に入れたり、縁起の良い果実として婚礼の儀式に登場したりと、今でも盛んに食されてます。栄養価がすごい!漢方としての「なつめ」は「大棗(たいそう)」という生薬名で用いられ、主に「気」「血」を補う温性の薬効を持つと言われ、冷えの解消・貧血の改善・免疫力アップなどにいいんだそう。栄養成分としては鉄分、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル、葉酸やナイアシンなどのビタミンB群、食物繊維などが群を抜いて豊富。ホルモンバランスを整え、PMSを改善するのに必要な亜鉛、マグネシウムも含まれるなど、まさにスーパーフルーツなんです。手軽に食べたい!そんな「なつめ」を食べてみたいと思っても、なかなか売っているところがありませんよね。どうやって食べるのかも分からない。そんなときに見つけたのがコチラ。「なつめ」を低音で急速に凍結乾燥させたその名も「なつめチップ」です。油を一切使わないのでヘルシー。砂糖も不使用ですが自然な甘さがあり、そのままポリポリ食べたり、ヨーグルトやサラダにかけたりしても美味しくいただけます。シロップやお茶も!こちらは「なつめ」に国産はちみつと国産バラの花びらを加えた「なつめいろシロップ」。お水やお湯、お茶に溶かして飲んだり、お菓子や料理の風味づけに使ったりできます。さらに、ティーバッグタイプで手軽に飲める「なつめティー」も。自然な甘さながらすっきりした飲み口で、ホットでもアイスでも○、ノンカフェインなので妊娠中や寝る前にもおすすめです。お茶とシロップは貴重な国産「なつめ」を使用しているそう。販売は公式オンラインショップや、セレクトショップ、漢方薬局などでも取り扱いがあるそうです。「なつめ」を毎日の生活に取り入れて、プチ不調から脱出しましょう!【参考】なつめいろHP
2018年10月02日女優・広瀬すずがヒロインを務める2019年度前期 連続テレビ小説「なつぞら」の十勝ロケ取材会が行われ、広瀬さんをはじめ、松嶋菜々子、藤木直人、吉沢亮、山田裕貴らが参加した。連続テレビ小説100作目にあたる本作は、脚本家・大森寿美男によるオリジナル作品。戦後、北海道の大自然、そして日本アニメの草創期を舞台にした、まっすぐに生きたヒロイン・なつの夢と冒険、愛と感動の物語。今回行われた撮影シーンは、第4週放送予定となる、十勝農業高校・演劇部員のなつ(広瀬さん)が、演劇コンクールを十勝全体で盛りあげようと、なつの養母・富士子(松嶋さん)に相談する場面。ヒロイン・奥原なつを演じる広瀬さんは、「こんなに広い世界で、自然に囲まれながら撮影できるのは、なかなかない機会なので、のびのびとなつを演じたいです」と今回の十勝ロケでの意気込みを述べ、「共演者のみなさんとも、なつとして言葉を交わすことができて、台本だけではなかなか想像がつかなかった距離感や温度などをちゃんと感じられたので、甘えさせていただこうと思っています」とコメント。母としてなつを育てる富士子を演じる松嶋さんは、「十勝で育った富士子という役をやらせていただきますが、その大地のように広い心で、すずちゃん、そしてすずちゃん演じるなっちゃんを大きく受け止めていきたいと思います」と話し、その夫・剛男を演じる藤木さんは、昨日初めて広瀬さんと共演したそうで、「『父さん』と呼ばれて、僕の父性が目覚めました」と笑う場面も。ほかにも、柴田牧場の従業員を演じる音尾琢真は「北海道出身の者として、こんなにうれしいことはない」と喜び、吉沢さんは「動物とふれあいながらの撮影をしています。この広い大地に足をしっかり着けて精一杯生きられたら」とコメント。そして、なつの幼なじみ役の山田さんは「この北海道の森や木々たちに力があるように感じました」と言い、草刈正雄も「北海道の地が、柴田家となつを一瞬にして家族にしてくれました」と、北海道という大自然の中での撮影を楽しんでいる様子。なお、今回の十勝ロケはキャスト・スタッフのほか、地元エキストラのべ約50人、牛のべ約80頭、馬のべ約15頭が期間中参加し、今月末ごろまで行われる予定だ。2019年度前期 連続テレビ小説「なつぞら」は2019年4月1日(月)~9月28日(土)NHKにて放送(全156回予定)。(cinemacafe.net)
2018年06月19日エースコックは5月7日、「スープはるさめ 塩レモン」(150円・税別)を全国で新発売する。同商品は毎年、期間限定で販売している塩レモンフレーバーのスープはるさめ。はるさめにぴったりなすっきりとした味わいで、特に女性に人気とのこと。はるさめは、スープとの相性のよさを考えた配合で、緑豆でんぷんと馬鈴薯でんぷんを使用。独自製法で食感のよさにもこだわったという。スープは、チキンをベースに魚介の旨みをきかせた塩スープを採用した。さらに今回は新開発の「レモンジュレ」も別添した。ジュレには果汁とピールが入っており、スープに入れるとレモンを搾ったような酸味と爽やかな香りが楽しめるとのこと。同商品は、酸味のきいた塩レモンスープなので、温かくして食べるほか、冷やしてもおいしく食べられるという。はるさめを湯戻し後に氷を入れると、夏向けの冷たいスープはるさめになるとしている。
2018年04月12日ミュージカル『フィフティシェイズ!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~』の公開フォトコールが28日、東京・新宿FACEで行われ、出演する浜中文一(関西ジャニーズJr.)、玉置成実、明星真由美、安田カナ、佐藤仁美、大澄賢也、演出の河原雅彦が取材に応じた。同作は、全世界で大ヒットした官能小説『50 Shades of Grey』をパロディ化したオフ・ブロードウェイミュージカル。朗読会で小説『50 Shades of Grey』について語り合う奥様たちが盛り上がっていると、そのシーンがコメディタッチで再現される。R15作品となっており、過激なシーン・セリフが盛りだくさん。主演を務めた浜中も、セクシーな姿を見せた。浜中演じる青年実業家・グレイに調教される女子大生・アナを演じた玉置は「座長が振り切ってくれてるので、ついていく」と信頼を寄せている様子。一方浜中は「こっちの方が僕らしい」と語り、「やっとオフィシャルでこういうことができる。今までは勝手に僕がやってただけなので、やっと事務所に認めてもらえたかなあ」と心情を吐露した。また浜中は、同作の見どころについて「今回はみなさん一緒になって楽しめる。会場もそうですし、内容的にもそうで、一緒に演じる感じを体感してほしい」と示し、「僕自身はようやく、真の浜中文一が出せるなと思います。これが本来の僕なので。そういう人間なんで僕」と答え、周囲の笑いを誘っていた。演出の河原は、浜中の演じた役について「オフ・ブロードウェイの方では、ものすごく太った、3枚目のおじちゃんがやってるんです」と説明。浜中が演じることになり「大丈夫かなあと思っていましたが、変態でした」と安心した様子を見せた。河原は「下品なことって、やる側は品がないとダメ」と話し、浜中は「ひょうひょうとやってくれる」と評価。「文ちゃん以外できるのかなってくらい。かわいそうに、文ちゃん。森光子さんの『放浪記』くらいやればいいのに」と、今後の上演にも意欲を示した。河原はさらに「みんな家では、いやらしいことをしてるでしょう」と語りかけ「エロはコミュニケーションツールとして、全世界に通用するもの」と持論を展開した。そして「東京オリンピックの年は、イヤホンガイドでこれを再演したら、歌舞伎座に負けないくらい、外人さんが楽しんでくれるんじゃないかなと思うので、広い心を持ってください」と、日本の観客にうったえかけた。東京公演は新宿FACEにて11月28日~12月11日、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて12月28日~29日に行われる。
2016年11月28日「森三中」の大島美幸と「メイプル超合金」の安藤なつが姉妹役で主演するドラマ「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」が10月14日(金)今夜からテレビ東京にて放送を開始する。本作はマキヒロチによる同名コミックが原作、住みたい街の上位に必ず名前が上がる“吉祥寺”を舞台に、吉祥寺の街で不動産屋を営む大島さんと安藤さん演じる重田姉妹(ツインズ)が、なぜか来た客に吉祥寺以外の街ばかり提案するというドラマだ。“住みたい街ナンバーワン”に何度も輝いた人気の街、吉祥寺に古くから居を構える1軒の不動産屋、重田不動産。「住みたい街=吉祥寺」という幻想を抱く人々が、今日もこの不動産屋を訪れる。だが家賃は高い、狭い、駅から遠いなど、条件に見合う物件は吉祥寺になかなかない…。はたして吉祥寺だけがそんないい街なのだろうか?東京に数多ある街、ランキングには決して載ることのない、住みたい街がきっとどこかにあるはず。重田不動産を営む双子の重田姉妹(ツインズ)は、なぜか吉祥寺以外の街ばかり提案。いぶかしむ客たちだが、重田ツインズに案内されながら、いつしか吉祥寺から離れたその街に魅かれ、自分だけの帰ってきたい街をみつけ、引越しを決めるのだった…。キャストは大島さんと安藤さんをはじめ“重田ツインズ”が足しげく通う吉祥寺のカフェの女性店員・温井しずかに、NHKの朝の連続テレビ小説「マッさん」で注目されたちすん。重田ツインズが尊敬するカフェのマスター・御厨(みくりや)三郎に『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』の馬頭役などで知られる名優、田口トモロヲ。重田ツインズが営む「重田不動産」唯一の従業員・勲男に『桐島、部活やめるってよ』や『脳漿炸裂ガール』「僕のヤバイ妻」などに出演、ルックスだけでなく高い演技力も話題の浅香航大と、今注目を浴びる実力派俳優陣が集結した。また小説「火花」が第153回芥川賞を受賞、芸人だけでなく作家としても活躍の場を広げているピースの又吉直樹が本人役で出演することも決定。かつて吉祥寺に住み街の魅力をよく知る又吉さんが本作で語る言葉にも期待だ。さらに今夜放送の第1話には女優の山田真歩が重田不動産を訪れる女性客の役でゲスト出演。今後も豪華ゲストが続々出演するとのこと。エンディングテーマには今年結成20周年を迎えたEGO-WRAPPIN’の結成後初めての音源となる「That’s What I Need」が決定。彼らの原点ともいえるサウンドがドラマを盛り上げる。「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」は10月14日(金)今夜、深夜0時52分~テレビ東京、テレビ大阪ほかで放送開始。(笠緒)
2016年10月14日柔道家の篠原信一、お笑いコンビ・メイプル超合金の安藤なつ、カズレーザーが19日、海外ドラマ『HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』のDVD&ブルーレイ(ともに22日発売)リリース記念イベントに出席した。ヒットドラマ『HEROES/ヒーローズ』シリーズ最新作にして完結作となる『HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』。そのDVD&ブルーレイのリリース記念イベントが行われたこの日は、柔道家として世界で活躍した篠原信一、そしてブレイク中の超合金が登場し、超能力をテーマにした同ドラマにちなみ、3人が"特殊能力"を披露した。まずはカズレーザーが「Wi-Fi飛んでます!」と場を盛り上げ、安藤の番になると特技でもある「お尻でくるみ割り」を披露して、見事くるみを割った安藤のお尻を嬉しそうに触った篠原は「本当にこのお尻固いですよ!」と驚いた様子。最後の篠原は柔道家ということで130kgを超す安藤のお姫様抱っこに挑戦し、苦しみながらも何とか持ち上げることに成功した。初めてお姫様抱っこされた安藤は「好きになっちゃうかもしれないです。乙女心が動きました。頭の中でチャペルの鐘が鳴ってましたよ」と笑顔を見せ、篠原も「そんなこと言われると好きになっちゃうかも」とすっかりその気に。そんな2人にカズレーザーは「(所属事務所の)サンミュージックにとって久々の明るいニュースですね」とベッキーの自虐ネタを交えながら笑いを誘った。メイプル超合金が所属するサンミュージックのタレントといえば、イベント前日に小島よしおが入籍したばかり。安藤とカズレーザーは「おめでとうございます」と祝福し、入籍前の営業で一緒になったというカズレーザーは「小島さんが最初に『結婚を匂わすこと言ってくるわ』と仰り、ネタの後に『幸せになります』と言って会場は『どういうこと?』となりました」と暴露。また、海の日に入籍した小島の本心を「一生海パンでやっていくという決意かも」と予想しつつ、小島の妻を「奥さんはそんなつもりないから大変ですよね」と気遣っていた。
2016年07月19日今年で放送20周年を迎えたフジテレビを代表するバラエティ番組「めちゃx2イケてるッ!」。今夜27日(土)の放送は、4時間10分のスペシャル回「めちゃ×2イケてるッ!真冬に汗をかきまくれ国民投票だよ全員集合全力の生スペシャル」をお届け。「汗をかく!」をテーマに大注目企画3本立てで、“三ちゃん”こと三中元克は、プロのお笑い芸人として改めて「めちゃイケメンバーオーディション」を受けるという。1本目の企画は、今回で14回目を迎える「矢部浩之のオファーしちゃいましたシリーズ」。番組側から矢部浩之が裏方の仕事をするために相手方に逆オファーするという人気企画で、これまで、「かっぱ寿司」との企画ではオリジナルメニューを考案、後の「やべっち寿司」というコーナに派生するほどの人気に。「Office48・AKS」からのオファーではAKB48・島崎遥香の握手会のハガシを手伝い話題となった。今回は、バディスポーツ幼児園に副担任として子どもたち全員が跳び箱6段をクリアできるよう手助けをする。子どもたちに囲まれた矢部さんは、時に父親の顔も垣間見せながら、子どもの頑張りをみて自ら無謀にもバック転に挑戦しようとするが…。2本目は、岡村隆史が黒柳徹子風の「岡柳徹子」に扮し、日本各地の“岡村”という地名に住む一般の方々とトークショーをする新企画が登場。初回となる今回は、日本の最北端の“岡村”に潜入!雪が降り続く中、岡柳は自慢できることなどを聞いてまわり、町民と心温まるふれあいを展開する。そして、3本目の企画は、視聴者参加型の企画が用意されている。素人から芸能人となった「めちゃイケ」の“三ちゃん”こと三中さんが、プロのお笑い芸人を目指すにあたり、改めて「めちゃイケメンバーオーディション」を受けるという。三中さんは、コンビを組む相方とともに、本生放送中にネタを披露。審査員は視聴者が務め、データ放送やスマートフォンでの投票を実施。「不合格」が過半数を越えたら、三ちゃんはこの日をもって「めちゃイケ」を卒業することとなる。気になる三ちゃんの運命は、ぜひ放送をチェックしてみて。「めちゃ×2イケてるッ!真冬に汗をかきまくれ国民投票だよ全員集合全力の生スペシャル」は2月27日(土)、19時よりフジテレビにて放送。(一部生放送)(text:cinemacafe.net)
2016年02月27日年賀状を送ることが少なくなった分、あけおめメールやあけおめLINEって重要ですよね。今年一発目に送るあけおめLINE、せっかくなら彼に喜んでほしくないですか?そこで今回は『彼氏に送ると喜ばれるあけおめLINE』について10代~20代男性からのアンケート結果をもとにまとめてみました。■1.12時ピッタリに送信「ずっとスタンバイして待っていてくれたのかな~って思うから、12時ピッタリにLINEが来るのは嬉しい!」(20歳/大学生)12時ジャストにあけおめLINEを送るのって一人にしかできないですからね。色んな人に送ることが分かっているからこそ、彼も『自分が一番なんだ』と思って嬉しくなってしまうはず。慌てないように前もって文面を考えておきましょう!■2.『今年も一緒にいようね』「ベタだけど『今年も一緒にいようね』とか書いてあると、本当に俺のこと好きでいてくれてるんだなと思えて幸せな気持ちになる。」(19歳/専門学生)『今年もよろしくね』だけだとちょっと味気ない感じがしますが、『一緒にいようね』という文面に変えるだけで、他の人とは違う特別感が出ます。彼も『もちろん一緒にいるよ!』と嬉しくなってしまうこと間違いなしです。■3.スタンプや絵文字でデコレーション「普段スタンプとかで会話をスルーされると嫌な気分になるけど、あけおめLINEなら大歓迎。むしろ文字だけのシンプルなやつより、絵文字とか使われている方が読みやすい気がする。」(21歳/フリーター)いつもは『スタンプや絵文字がちょっとイライラする・・・』という男性も、この日はむしろ嬉しい!という声が挙がりました。新年なのですから、LINEも明るい色使いにした方がいいのかもしれません。お正月らしい可愛いスタンプをダウンロードしておきましょう。■4.体調を気遣った文面がある「あけましておめでとうってLINEがくるのももちろん嬉しいんだけど、さらに『寒いけど体調はどう?』とか書いてあるとグッとくる。『やっぱり俺の彼女は最高だ!』ってなりますね(笑)」(24歳/営業)あけおめLINEとかってどうしても定型文になりがち。そこに一言『寒いけど風邪とか引いてない?』と一言添えるだけで、彼も『俺のこと心配してくれているんだな』と嬉しくなってしまうそう。ぜひ来年のあけおめLINEに取り入れておきたいところですね。■5.可愛い『今年初自撮り』をお披露目「去年『今年初自撮り~』っていって、彼女の可愛い写真が添付されてた時は萌えたな。今年もやってくれないかな。」(23歳/IT関係)こちらは彼女の特権ですね。彼も何だかんだ言いつつ、ちゃっかり保存しているはず。年越しの瞬間に会えない分、可愛い自撮りで彼を癒してしまいましょう。■おわりにいかがでしたか?たかが『あけおめLINE』とあなどってはいけません!これら5つを全部駆使すれば、きっと最強の『あけおめLINE』がつくれるでしょう。『可愛いスタンプないかな~』など、今から少しずつ準備していきましょう!(和/ライター)(ハウコレ編集部)(島村遥/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年12月31日音楽ユニット、みみめめMIMIが6月7日に大阪・Shangri-Laで「CANDY MAGIC SHOW~梅雨だけど雨じゃなくて飴を降らせまSHOW!>○<~」を開催した。【チケット情報はこちら】みみめめMIMIは声優・シンガーソングライターのタカオユキと、イラストレーターのちゃもーいによる女性ユニット。ライブでは、CDジャケットやメインビジュアルなどを担当しているちゃもーいはステージに登場せず、タカオが歌やダンス、ピアノ演奏などのパフォーマンスを行う。この日行われた公演は、みみめめMIMIにとって初めての東阪ツアーの大阪公演。関西では約1年ぶりのライブ、そして初のワンマンということもあり、会場は熱気に満ちていた。ライブがスタートすると、序盤からアッパーな楽曲を連続して披露し、会場のボルテージは全開に。最初のMCで神戸出身のタカオユキは地元関西でのワンマンライブ開催に喜びを爆発させ「ただいまっ!!」と叫んだ。ライブの中盤で披露された弾き語りでは、彼女は磨き上げたパフォーマンス力を見せつけた。『お絵描き』で激しく鍵盤を叩き感情を露わにしたかと思えば、『no name love song』ではブレイクが生む静寂を即興的に操り、情感的なピアノ演奏を披露。歌も、演奏も、前回のワンマンライブとはまるで違う次元に達したこと感じさせた。終盤の『瞬間リアリティ』から『サヨナラ嘘ツキ』の流れでは、コールアンドレスポンス、合いの手、振り付けで会場が一体となった。最後のMCで、タカオユキは「去年、初めてのワンマンを経験してからライブが大好きになって、自分の中で大事な存在になった」とコメント。その言葉に偽りのない、彼女のライブへの熱意を感じさせる公演だった。みみめめMIMI は6月10日(水)にシングル『CANDY MAGIC』をリリース。ツアーの東京公演は6月28日(日)に東京・duo MUSIC EXCHANGEで開催される。チケットは発売中。取材・文:西原史顕
2015年06月10日JR九州は11月24日、公募企画「『ななつ星』笑顔いっぱい」の最優秀賞受賞者を乗せたクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」を大分~博多間で運行する。「ななつ星」の日帰り運転は、運行開始以来初めてだという。当日、「ななつ星 in 九州」は大分駅を13時39分に出発し、由布院駅、日田駅、久留米駅を経由して博多駅には17時31分に到着する。乗車できるのは、JR九州が招待した最優秀賞受賞者と同行者のみ。大分駅で乗車、博多駅で下車となり、途中駅では乗降しない。「『ななつ星』笑顔いっぱい」は、「ななつ星 in 九州」利用客に評判となった九州各地の人々の笑顔や心温まるおもてなしを広く知らせたいとの意図で、JR九州が開催した作品募集企画。7月15日から8月31日まで募集を行い、写真部門312件、動画部門10件、エッセイ部門106件、イラスト部門83件、計511件の作品応募があった。各部門の最優秀作品計4作品を含む優秀作品は、「『ななつ星』笑顔いっぱい」専用ページで公開中だ。
2014年11月05日(画像はプレスリリースより)読むだけで理想の女性に7月17日(木)、「読むだけで理想の女性になれる」をテーマとした20~40代の働く女性を応援する総合情報&ニュースサイト「なつめ」がオープンした。(画像はプレスリリースより)全部で8ジャンル!豊富な情報量「なつめ」には働く女性に関連深い、ダイエット、アンタエイジング、ヘアケア、旅行、コンプレックス、ヒーリング、恋愛、スイーツの全部で8ジャンルの情報やコラムが紹介されている。(毎月約300記事更新、スマートフォン対応)例えばダイエット情報には、無理なくダイエットできるレシピの紹介、恋愛情報にはメイク法や恋愛テクニックなどが役立つ知識が紹介されている。1ヶ月後には、理想の女性に近づける!・・・電車の中で、立ち寄ったカフェで、「なつめ」を読んでみてはいかがだろうか?【参考】・NATSUME
2014年07月21日ジェイアールバス関東は東京駅100周年と東名ハイウェイバス45周年記念企画の一環で、国鉄デザイン復刻バス「青いつばめ」「赤いつばめ」のスケールモデルを限定発売した。「青いつばめ」は、旧国鉄が1964年10月に日本で初めての高速バスを開業した際の車体塗装を復刻した車両。側面には「JNR」のロゴが入っている。「赤いつばめ」は、高速バス開業に向けた高速試験走行で活躍した試験専用車に施された赤と白の塗装を再現した車両。この試験専用車は営業運転には使用されなかったため、この塗装が一般の目に触れる機会も少なかったという。スケールモデル「青いつばめ」「赤いつばめ」は各6,480円(税込)。東京駅JR高速バスターミナルバス窓口にて販売されるが、数量が少ないため、1人につき購入できるのは各種類1個まで。電話やインターネットによる販売も行わず、窓口のみでの発売となる。
2014年06月11日明るく華やかな美人も男性にモテるけれど、それに劣らず意外にモテるのが地味めで目立たない女の子。なぜ地味めの女の子がモテるのか。男性の心理に注目しながら解明していきましょう。 ■ばっちりメイクはそそらない?女性としては、自分をよりキレイに見せようとメイクに凝ってしまいがち。ですが、完璧すぎるばっちりメイクはあまり男心をくすぐらないようです。多くの男性が好むのは薄化粧やすっぴん。化粧っ気のあまりない素朴で飾らない雰囲気が、男性に親しみやすさを感じさせ、さらには「守ってあげたい」という気持ちにさせるようです。キレイになる努力は必要ですが、ナチュラルに見えるメイクの方法を研究したり、きれいな肌を維持するための健康的な生活を心がけたりすることで美しさを追求するようにしましょう。メイクで完全武装するよりも、すっぴんのような、自然で少し無防備に見えるメイクのほうが男心を刺激します。■謙虚で素直な性格美人が多い?地味めな女の子は、自分の容姿に自信を持ちすぎず、異性との交流も控えめなイメージ。それに対して華やかな美人は男性にモテモテで自信過剰というイメージを持たれやすいようです。実際どうかは別として、美人は男性に言い寄られ慣れていて見る目が厳しく、いろいろと値踏みされると思う男性が多いようですね。それにひきかえ地味めな女の子は恋愛経験が少なく、褒めたり声をかけたりすると素直に喜んでくれると思われています。実際そんな女の子も多いのではないでしょうか。謙虚で素直な女の子がモテるのは当然のこと。また、媚びず、文句も言わない頑張り屋さんが多いのも地味めな女の子の特長。そんな女性を照れ屋で可愛い、自分色に染めたいと思うのが男心のようです。■手が届きそうな気がする美人で可愛すぎる女性は、多くの男性にとっていわゆる“高嶺の花”。ライバルも多く隙がないと思われています。男性だって声をかけて冷たくされれば傷つくもの。素敵だと思っても話かけるのに躊躇してしまう男性もいるのではないでしょうか。また、あまり美人だと一緒にいると緊張する、意地を張ってしまう、安らげないと感じる男性も多いようです。一方、見た目も地味でおとなしい女性は、なんとなく優しそう、という印象。男性にとっては、「僕でも受け入れてもらえそう」と思わせる安心感があるのですね。一緒にいても疲れないだろうし、面倒臭くなさそうだと考えるのです。容姿は悪くないのにモテないというあなた! 不自然に地味になる必要はないけれど、真似できるヒントが見つかるのでは?
2013年06月16日