ananで連載中、意外と知らない社会的な問題についてジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」の拡大版をお届け。円安や物価高、気候変動…私たちの暮らしに密接に繋がっている、社会の問題たち。2023年は、どうなっていくのでしょう?ここでは、環境問題について堀さんが解説し、五月女ケイ子さんが独自の視点から読み砕きます。Q. 災害、気候変動、海面上昇…環境問題はこれからどうなる?A. 目標達成のリミット間近。コロナ禍や戦争でエネルギー不足。シフトチェンジが求められそう。2023年は、国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で、気温上昇を1.5~2°C未満におさえることを目標に掲げた、150の国と地域がその進展状況を検証する年です。その後5年ごとに検証されます。日本は原発の多くがストップしており、石炭、石油、天然ガス依存が続いて、目標達成には厳しい状況です。’23年は、日本のエネルギー問題において、原発をどうするのかという話に決着をつけられるかどうかが大きなポイントになるでしょう。欧州もやむなく原発回帰の流れ。CO2削減、目標達成に日本はどうする?ロシアのウクライナ侵攻により、欧州はロシアからの石油や天然ガスの輸入がストップし、深刻なエネルギー不足になっています。脱原発を掲げてきたドイツも、代替エネルギーが必要になり、方向転換をせざるを得なくなってきました。環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんも、火力エネルギーに立ち戻るならば、原発を容認するという立場に変わり、流れを大きく変えるきっかけの一つになりました。政府は今、原子力発電所の最長耐用年数60年をさらに延ばし、古い原発を使い続けようとしています。しかし、それでは安全面の不安も残りますし、1か所で大量の原子力エネルギーを作るため、無駄も出てきます。安全性も高い最新の技術を使った小型の原発を使い、必要なところに最小限投入するなど、今に適した選択肢もあるのではないかと思います。我慢、節電だけでなく、持続可能な環境対策を改めて考える一年に。日本は、エネルギー消費を4割減らし、再生可能エネルギーでの電力の50%を賄えば、「2030年度までにCO2の排出量を2010年度比で50~60%削減」という目標が達成できます。しかし、これは簡単に実現できる数字ではありません。気候変動はまったなしの問題ですが、電気料金が値上がりし、経済成長も先行き不透明ななか、「節電してください」と我慢を強いられると、環境対応疲れも出てきて、反発心が芽生えてしまいます。環境よりも足元の暮らしをまず優先してほしいという気持ちになるのもやむを得ないのではないでしょうか。暖房を使うのを我慢して体調を崩してしまうというような、本末転倒なことも起きかねません。’23年は、止めている原発や再生可能エネルギーへの展望など、もう一度私たちで環境対策、エネルギーの問題を考える年にしないといけないのだと思います。気候変動により増える自然災害。災害に強い地域を作ることも肝要。台風や豪雨災害など、日本では毎年のように災害が深刻化しています。東京都大島町は9年前に大規模な土砂災害に見舞われ、40人近い方が亡くなられ、まだ行方不明の方もいらっしゃいます。町では10年かけて予算を組み、復興計画を立てたのですが、この間にも災害が何度も起きて、財政的にも非常に困難な状況に陥りました。また、気候変動により、漁場や藻場が荒れて稼ぐこともできません。この大島町は一例にすぎず、各地で同様のことが起こっています。気候変動により生業さえも失いかねない。災害に強い地域作り、また、暮らしの基盤を確保することも必要になってくると思います。持続可能な環境対策にスーパーシティ構想が再定義されそう。’23年以降は、“スマートグリッド”と呼ばれる電力の一体運用や、人々の消費・流通・移動などがトータルに設計管理される“スーパーシティ構想”の議論が、国会でも再開されそうです。スマートシティ化の構想は10年ほど前から政府によって掲げられていたのですが、この数年は棚上げ状態になっていました。しかし地域でどのくらい電力が消費されているのかが可視化されれば、その地域の発電によって、無駄なく電力を賄うことができます。また、デジタル技術を使い、移動手段も無人のEV車が地域をめぐり、送迎してくれる。農業や畜産業もデータ管理により無駄な生産をせず、食品ロスを防ぐなど、様々な問題が同時に解決できるようになります。岸田内閣が掲げている「デジタル田園都市国家構想」にもそういった一体運用が盛り込まれています。北海道の上士幌町では、観光と畜産と暮らしと移動をデジタルで共有するような仕組み作りがなされているのです。牛の受精卵をドローン輸送と陸送を組み合わせて効率よく運び、環境負荷を軽減させる工夫も。また、岩手県八幡平市では、ベンチャー企業が入り、地熱発電の仕組みを使ったスマート農業が始まっています。これからは単体の環境対応というよりは、持続可能で、様々な業種がイノベーションを起こしながら、皆が豊かさを手に入れられる環境対策が花開いていくでしょう。五月女解読員のひと言「節電」って、全然いまっぽくないし、全然持続可能じゃないですよね。「省エネ」が叫ばれた昭和より進化したネットワークを、賢く駆使できたら、やみくもに厚着して寒さを我慢しなくても、スマートに令和っぽく乗り切れそうです。ほり・じゅんジャーナリスト。市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN Journalism」主宰。『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX)、『ABEMA Prime』(ABEMA)などに出演中。監督作に『わたしは分断を許さない』など。そおとめ・けいこイラストレーター。オンラインストア「五月女百貨店」では、面白楽しいオリジナルグッズを多数、販売中。LINEスタンプも各種展開。近著に細川徹との共著『桃太郎、エステヘ行く』(東京ニュース通信社)がある。※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年01月01日物価高に増税、少子化、年金の改悪……。私たちの家計がますます火の車になった岸田政権下の2022年を振り返り、経済ジャーナリストの荻原博子さんが警鐘を鳴らすーー。ますます少子化に拍車がかかり、改善が見られません。2022年の日本の年間出生数は、統計の開始以来初めての80万人を下回る見通しです。これまでの少子化に加え、新型コロナの影響もあるのだろうと分析されています。子どもの貧困問題に取り組むNPO法人「キッズドア」が、経済的に困窮し支援が必要な子育て家庭を対象に行ったアンケート調査では、ほぼすべての家庭が「家計が厳しくなった」と回答。出費を減らしている項目は、「洋服などの費用」74%、「日用品の費用」62%などのほか、もっとも多いのは「食費」の84%。子育て世代はそれほど苦しいのです。国は2023年以降「出産・子育て応援交付金」を、新生児1人当たり10万円相当のクーポン券などを支給することにしました。また、「出産育児一時金」についても現状の42万円から50万円に増額する方針で、岸田首相は「こどもまんなか政策だ」と胸を張りました(2022年12月10日)。でも、本当の意味での支援になっているのでしょうか。出産・子育て応援交付金は、先述の通りクーポンで配布されます。クーポンは子育て用品に交換できるものですが、当然ながら現金より使い勝手はよくありません。それでもクーポンにこだわるのは、現金を送ると「使われずに貯金に回る」「子育て関連じゃないものに使われる」などと思っているからでしょう。ですが、余裕のある家庭は子どもの将来のために貯金するし、余裕のない家庭は今日の食事に使うのが当然ではないでしょうか。クーポンの作成や配布には、事務費用や郵送費用などが掛かります。現金給付よりコストがかかるクーポンにこだわるのは、業者との癒着などがあるのかと疑いたくなります。また、近年出産費用が上がっていましたから、出産育児一時金の増額はありがたいことでしょう。ただ子育てにお金がかかるのは出産時だけではありません。特に重くのしかかるのは教育費ではないでしょうか。日本の高等教育への国の支出はOECD諸国で最低レベルです。子ども1人当たりにかかる教育費は、すべて国公立でも1千万円、すべて私立なら2千万円を超えるといわれます。それだけの経済力がないと思う方は、子どもを産むのをあきらめるでしょう。それが少子化の原因の1つだと思います。一時的なクーポン配布などではなく、教育費をどう支援するのか。抜本的な教育支援こそが、少子化の解消につながる1つの方法ではないかと思います。
2022年12月30日物価高に増税、少子化、年金の改悪……。私たちの家計がますます火の車になった岸田政権下の2022年を振り返り、経済ジャーナリストの荻原博子さんが警鐘を鳴らすーー。2022年日本は30年ぶりの物価高に襲われました。ガソリンの高騰が続き、食品値上げは2万品目を超え、電気やガス料金は2~3割上がりました。私たちの暮らしが厳しかったのは言うまでもありません。そんななか、国が国民に直接支援したのは、「電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金」として住民税非課税世帯に5万円の給付だけ。そのほか、ガソリン価格を抑えるための「燃料油価格激変緩和補助金」は原油元売り業者へ支給し、2023年から行う「電気・ガス価格激変緩和対策事業」も電気・ガスの事業者への補助です。国は、それらの補助金でガソリン代や電気・ガス料金が抑えられ、私たちの暮らしが楽になるといいますが、「暮らしが楽になった」と感じた方がどれくらいいるのでしょうか。ガソリンは多少下がったものの高止まり。原油元売り業者に多額の補助金がつぎ込まれていますが、本当に補助金全額がガソリン代高騰を抑えるために使われているのか疑わしいと思っていましたが、その不安は的中。財務省の調査によると、3~7月の補助金総額5577億円に対し、ガソリン代の抑制に使われたのは5467億円。110億円が価格抑制ではなくガソリンスタンドの経営改善に使われていたというのです(22年10月7日)。国の補助金が一部の事業者を助けるために使われ、私たちの暮らしには届いていません。また、電気代の補助は23年1月から始まりますが、その3カ月後、23年4月には最大45.84%の値上げを東北電力、中国電力、四国電力、沖縄電力、北陸電力が予定しています(東京電力も値上げ申請の準備中)。国の補助は、2割程度の値上げを相殺するものですから、4月以降は足りません。私たちは「国の補助があって助かった」実感を持てないまま、税金だけが使われていくのです。私は以前から、「すべての家庭の電気基本料金を国が支払う」などわかりやすい方法での支援を求めています。事業者経由ではなく、国民への直接支援を。そして、国民への支援をもっと増やしていただきたい。2023年も政府の動きを厳しく見ていきたいと思います。
2022年12月30日物価高に増税、少子化、年金の改悪……。私たちの家計がますます火の車になった岸田政権下の2022年を振り返り、経済ジャーナリストの荻原博子さんが警鐘を鳴らすーー。2022年はずっと厳しい家計が続きました。ですが、岸田政権が進めるのは「増税」ばかりです。まず、相続税・贈与税の改正が税制改正大綱に盛り込まれました。生前に贈与した財産でも、贈与者の死亡からさかのぼって3年分は相続財産に含める「もち戻し」を、7年間に拡大する方針です。狙いは、高齢者が多く持つ資産を若い世代へと移して資金の循環を促すことだといわれますが、端的に言えば、相続税の課税期間の延長。つまり増税にほかなりません。次に、2023年10月に導入される「インボイス制度」です。23年10月以降は、これまで消費税の納税を免除されていたフリーランスや小規模事業者も、インボイス登録を行って消費税を納めなければなりません。登録しない選択肢もありますが、未登録業者に仕事を発注すると発注側の税負担が増えるため、未登録業者への発注が減る。つまり、インボイス未登録だと仕事がなくなる危険性もあるのです。フリーランスや小規模事業者にとっては、登録してもしなくても、今より経済的にも事務の手間も負担が増えることに。消費税は、今は8%と10%ですが、それよりもっと細かく複数税率にしていくとなるとインボイス制度が必要です。今後、食料品など生活必需品は8%のまま、日用品は少し上げ、ぜいたく品やし好品の消費税をぐっと高く設定するなどという法改正は、インボイス制度がないとできません。だから急いでいるのです。インボイス制度の導入は、消費税を上げるための布石です。さらに、2022年末に飛び出したのが防衛増税です。防衛費を2027年度にGDPの2%、5年間で43兆円まで引き上げる。そのための増税が論議されています。増税の矛先は、法人税とたばこ税、復興特別所得税の3つ。結局、増税時期は先送りになりましたが、今後法人税が上がるかもしれない状況で、企業は給料を上げるでしょうか。23年も給料は上がらないのに物価高は続き、私たちは買い物を控えガマンするしかありません。日本経済は回らず、不景気はこれからも続くでしょう。岸田首相の目に、庶民の暮らしは映っていないとしか思えません。
2022年12月30日物価高に増税、少子化、年金の改悪……。私たちの家計がますます火の車になった岸田政権下の2022年を振り返り、経済ジャーナリストの荻原博子さんが警鐘を鳴らすーー。2022年の年金改定で、高齢者は「どんどん働け」といわれ、それでも年金額が減っていく苦しい状況に陥っています。年金は原則65歳から受給が始まります。ですがこれまでも、65歳より遅くもらう「繰り下げ」や早くもらい始める「繰り上げ」によって自分の好きな時期から受給を始められる制度があり、「繰り上げは60歳から、繰り下げは70歳まで」が決まりでした。しかし2022年4月以降は、繰り下げの限度を75歳まで拡大。年金は「60~75歳までの間にもらい始める」ものとなったのです。また、繰り上げを選択すると、1カ月早めるごとに受給額が0.5%減額されていましたが、今後は0.4%減額と、早くもらい始めるデメリットがわずかですが縮小しました。一方で、遅くもらい始める繰り下げは、これまで通り1カ月遅らせるごとに0.7%の加算ですが、最大10年間繰り下げると0.7%×12カ月×10年=84%の増額になりました。ほかにも、働く高齢者の給与が一定基準を超えると年金の支給を停止する「在職老齢年金制度」は、4月以降、年金を減らす基準を緩和しました。さらに、厚生年金に加入しながら働く高齢者は、加入期間が長くなるほどもらえる年金額が増えるはずですが、これまでは70歳で退職するときにだけ年金額が増えていました。4月以降は、在職中でも年金受給額が毎年見直され、受給額が増えていきます。これらの施策から見えるのは「働ける高齢者は長く働いてほしい」ということ。だから、「基準を緩和し、たくさん働いても年金を減らしません」「働いたら毎年年金額を増やします」などと、働きやすい環境整備を行っているのです。しかし、そもそもの年金受給額は増えません。コロナ禍での現役世代の賃金低下に連動して、2021年、2022年の2年連続、年金は減額でした。2023年の年金額は、2022年の物価高に伴い増額されると予測されていますが、ただし、現役世代の負担を減らすために年金額を抑制する「マクロ経済スライド」が発動されるでしょう。受給額としては昨年より多少増えても、物価上昇分をカバーできない。実質目減りです。物価が上がり年金額はどんどん目減りしていくなか、働きたくても働けない高齢者もたくさんいます。本来うれしいはずの長生きが“リスク”だと感じさせない施策を、国には期待したいものです。
2022年12月30日「2022年、家計は物価高に苦しめられました。そのため様々な変化が起きましたが、ふるさと納税にも大きな変化が。これまでは、カニ、ウナギ、ステーキ肉などの豪華返礼品が注目されましたが、2022年は普段使いできる豚小間肉や牛こま切れ肉のメガ盛りなどが大人気になったのです」そう話すのは、ふるさと納税に詳しい節約アドバイザーの和田由貴さんだ。ふるさと納税はもうご存知の方も多いだろう。居住地以外の自治体に寄付することで、寄付額は納税額から控除され、実質2000円で返礼品がもらえるお得な制度だ確かに、山と積まれたメガ盛り肉の写真は目を引く。あれだけあれば、あとは野菜を用意するだけで何種類ものおかずができるだろう。狙いはやはり、肉の「量」だろうか?「量に目が向きがちなのですが、注意点があります。というのも、返礼品は冷凍で届きます。大容量が1つのパックだとすべてを解凍しなければならないことに。いったん解凍した肉はそれほど日持ちしないので、使い切れない事態にも……。できれば200gごとなど、小分け冷凍されたものを選びましょう」(和田さん、以下同)また、ふるさと納税の返礼品は、いつ届くのかが事前に分かりづらいという困った点も。「届く周期が決まっている定期便を利用するとよいでしょう。定期便といえばまずはお米。人気の新潟県魚沼産のコシヒカリなども、毎月3kg、5kg、10kgなどから家族の人数に合わせて量を選べます。ほかにも、岩手県北上市の野菜ボックスなども私はよく使います。産直野菜は新鮮でおいしいし、普段手に取らない野菜をお試しするよいチャンスです」ただ、消費が追い付かないこともある。「もっとも安心なのは常温で長期保存できるものでしょう。私がよく利用するのはドリップバッグコーヒーです。様々な自治体が出していて、どれにしようか迷うのも楽しいですよ。個包装でかさばらないのもうれしいところです」ふるさと納税の年間寄付額は2019年度に多少落ち込んだものの、おおむね右肩上がりの増加を続けている。2021年度は前年度の1.2倍、8千億円以上の寄付金を集めた(2022年7月・総務省)。「制度のお得さがだんだん浸透してきたのでしょう。2023年以降も返礼品に力を入れる自治体がますます増えると思いますから、宝探し感覚でお得を楽しみましょう」
2022年12月29日「今回の大きな特徴はこの物価高を見据えた最強のコスパ保険を紹介していることです」と話すのは、“保険のプロ”として活躍するファイナンシャルプランナーの長尾義弘さん。毎年、出版され、その内容に定評のある「NEWよい保険・悪い保険2023年版」(横川由理・長尾義弘監修)が発売になった。ここで長尾さんが薦める「コスパ最強保険術」の1つが、最近、多くの保険会社で発売されている「リスク細分型」と呼ばれる定期保険だ。「人が死亡する確率はその人の健康状態によって異なります。そこで健康状態など、一定の基準や条件を満たした場合に、保険料が割安になるのがリスク細分型の保険です」(以下、コメントはすべて長尾さん)図表を見てほしい。まず喫煙の有無(契約時から1年間、保険会社によっては2年間喫煙していない場合に「非喫煙者」と認定される)。ならびに身長と体重の割合から算出されるBMIや血圧の数値が基準以内であるかで、保険料が割り引かれる商品だ(保険会社によって項目は異なる)。「図表は、40歳女性が死亡保険金1000万円(10年更新)の定期保険に加入する場合の保険料ですが、喫煙者でBMIと血圧がいずれも基準値をオーバーしている『喫煙標準体』の場合は月額2,310円ですが、非喫煙者でBMIと血圧とも基準値内の『非喫煙優良体』なら月額1,360円に。なんと約41%の割安になります。非喫煙優良体に属する人は『リスク細分型』の定期保険への見直しを検討すべきです」なお「リスク細分型」保険は、年齢、性別によって割引率が異なり、図表の保険でも40歳男性の場合には喫煙標準体の人が月額3,090円、それが非喫煙優良体だと月額1,610円と約48%も安くなると、さらにお得になるので、要チェックだ。
2022年12月26日22年は物価高に苦しみました。消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は前年同月比で14カ月連続の上昇。10月の3.6%アップは40年8カ月ぶりの上昇率です。電気・ガス代は20~30%、食品も2万品目超が平均14%上がりました(帝国データバンク)。23年の安心家計のために、年内にできることを紹介します。【1】高額な治療費の歯科ローンインプラントは原則保険適用外ですが、医療費控除の対象です。医療費控除は1年間に払った医療費のうち10万円を超える分が控除され税金を取り戻せる制度です。医療費が年25万円だとすると15万円が控除対象。所得税率10%の方は約3万円節税できます。また、歯科ローンを利用した場合も医療費控除の対象です。しかも、ローンは契約時に治療費全額の領収書を発行。年内に契約すれば22年分の確定申告に間に合い、23年5月ごろには還付金を受け取ることができます。【2】ふるさと納税ふるさと納税は居住地以外の自治体への寄付で、自己負担2000円で返礼品ももらえるお得な制度。ただし、自己負担2000円で済む寄付上限が決まっています。寄付は1~12月でカウントするため、22年分は年内で受付け終了。寄付枠が残っている方は、早めに手続きしましょう。また、返礼品は日用品やお米など、23年の家計を助けるものが◎。■家電の買い替えは12月末がおすすめ【3】110万円までの暦年贈与相続税3000万円+600万円×法定相続人の数を超える相続財産にかかりますが、生前贈与で財産を減らせば相続税が軽減できます。また贈与は1~12月までの1年間に110万円までなら非課税で申告も不要。ただし、贈与者の死亡からさかのぼって3年以内の贈与は、すべて相続財産に組み込んで相続税の計算をします。国はこの「3年」を「7年」に延ばす方針です。贈与するなら早めが肝心。今年分の贈与がまだの方は、年末までがチャンスです。【4】国の節電プログラムに参加国の節電プログラムは、電力会社に参加登録を行えば、必ず2000円相当のポイントがもらえます。ただし、参加登録の締切りは22年末です。節電量に応じたポイントももらえるので、急いで登録を。【5】省エネ家電を買う22年に急騰した電気代ですが、23年4月以降さらに30~40%の値上げを行う電力会社が多いです。節電が喫緊の課題ですが、省エネ性能の高い家電に替えるのも手。買い替えなら12月30日、31日がおすすめです。売上げ目標に到達するため、店としてはたくさん売りたい日ですから、型落ち品なら初売りより安く買えるかも。国は増税論議ばかりで庶民の生活を守る気はないようです。ならば、今後は「ミニマリスト」でいきましょう。必要最低限しか買わず、収入や持ち物が少なくても心は豊かに。年内に、お金の考え方もシフトチェンジを。
2022年12月23日重曹・クエン酸などをメインとした自然派トイレタリーの製造・販売を行う株式会社丹羽久(本社:岐阜県恵那市、代表取締役社長:丹羽 誠)は、丹羽久公式ツイッターアカウントにて、今話題の「過炭酸ナトリウム」のプレゼントキャンペーンを実施します。応募期間は2022年12月16日から20日まで。大好評「過炭酸ナトリウム」■キャンペーン概要応募期間 :2022年12月16日~20日賞品/当選人数:過炭酸ナトリウム500g入り/10名応募方法 :(1) 丹羽久ツイッターアカウントをフォローする(2) キャンペーン告知の投稿をリツイートする当選発表 :厳正な抽選のうえ、ご当選者様にDMでご連絡します■経済的でマルチに使える!キッチンからお風呂やお洗濯、さらに洗濯槽や風呂釜の洗浄にも、用途が広い「過炭酸ナトリウム」が、物価高に対抗して年末大掃除術を応援します。● 食器や調理器具・フキンやまな板の 除菌・漂白・茶渋落としに「刺激臭」知らずの除菌漂白● 排水口のニオイ・ヌメリとりにお湯を使うと泡立ちアップ● お洗濯、洗剤と一緒に投入、漂白・消臭に● シミや強めの汚れには、30分~1時間つけ置きで部屋干し臭の軽減にも● タイル目地・パッキンのカビ落としにも酸素系でカビ対策● 洗濯槽・風呂釜のクリーナーとしてもドラム式にも!詳しい使い方は、パッケージにてご確認いただけます。※一般的なお掃除・お洗濯の方法をご紹介しています。お使いのアイテムや機器によってはお使いいただけない場合があります。取り扱い説明書に従ってください。■会社概要社名 :株式会社丹羽久(ニワキュウ)代表 :代表取締役社長 丹羽 誠創業 :明治13年(1880年)設立 :平成7年(1995年)9月事業内容 :重曹、クエン酸、消臭剤、塩などをメインとしたトイレタリー、食品の製造・販売本社所在地:〒509-7205 岐阜県恵那市長島町中野604-1TEL :0573-25-5201営業・マーケティング本部所在地: 〒108-0073 東京都港区三田2-14-5 フロイントゥ三田801URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月16日物価高の波はアパレル業界にも来ていますが、まだまだ探せば良いものが見つかります。ここ最近のヒットは、GUの「オーバーサイズキルティングコートRS+E」。なんと税込み3,990円! 1万円超えのコートが居並ぶユニクロを見て、肩を落として帰った私に、救いの手が差し伸べられました(笑)! ファッション誌出身でババアファッションに詳しい中田ぷうが紹介します。★関連リンク:【GU】カラーニットは男女兼用を狙え!思わず店でダッシュ!きれいめカラーがなんと1,990円オーバーサイズだから、アラフィフでも安心!GUなのに意外にもMサイズがピッタリ!基本GUは若者向けのブランドなため、私たちおばさんにとっては、「小っさ!」「きっつ!」というものが多いのですが、ここ最近出している“オーバーサイズ”シリーズは本気で“オーバーサイズ”!普段ならGUのLかXLを買う私ですらこのオーバーサイズシリーズはMで十分! まさにアラフィフのためにあるようなサイズ。なのでいつもの感覚で買ってしまうとガボガボになってしまうので、試着は必須です。この「オーバーサイズキルティングコートRS+E」もそうでした。コートは下に分厚いニットを着るのでちょっと大きめを買っておいたほうが良いなと思ったのですが、LとXLを試着してみたら、中で体が泳いでしまう……。私のように身長もあまりない人(153㎝)がガボガボのキルティングコートを着ると、“ロボコン”(昭和生まれはわかるはず。1974年に始まった特撮テレビドラマです)みたいになってしまうのです。なので慎重に試着。Mサイズも試着してみると一番これがシルエットもすっきりと見え、でも中に分厚いニットを着ても苦しくないのでMに決定。ホットフラッシュ対策にもちょうど良い厚みそもそもコートは高いもの。プチプラブランドでも、1万円近いか、1万円超えのものばかり……。が、これはなんと5,000円を切るお値段。品質が心配になりますよね。私も当初、迷ったのですが、中にしっかりとしたセーター(GUの「ラムブレンドクルーネックセーター」など)や、ユニクロで毎秋冬人気の「プレミアムラムクルーネックセーター(メンズ)」)を着れば、自転車に乗っても大丈夫でした。ちゃんと風を防いでくれますし、何しろおしりまでしっかり隠れるので温かいんです。とはいえ私たちアラフィフはホットフラッシュにも悩まされる年齢。今年の冬になって元同級生たち(昭和48年生まれ)がそろいもそろって、「冬なのに暑くてたまらないのよ。半袖になるとは言わないけれど、分厚いコートとかもう無理! 着ていられない」と言いだしたのです。そうなんですよね~、私も御多分に漏れず、がっつりホットフラッシュに悩まされており、ダウンジャケットなんか着て、もはや出かけられません。だからこのキルティングコートくらいで十分。ですので、こうした意味からもアラフィフにピッタリのコートです。色は写真のブラック、ブラウン、カーキの3種類。どちらも他の洋服と合わせやすい色なので、お好きな方をどうぞ。私は年末年始のちょっとフォーマルな場所にも着ていけるよう、ブラックを選びました。次章ではコーディネート例を紹介します。「オーバーサイズキルティングコートRS+E」のコーディネート今シーズン流行のボーダーと合わせてボーダーは定番中の定番の柄なので、あまり流行に左右されることはないのですが、それでも流行る年ってありますよね。どうも今年がそのようで、やたらとボーダーTシャツやボーダーニットのコーディネートを目にします。ボーダー柄はキルティングのコートとの相性がすごく良いので、ぜひ合わせてみてください。同じボーダー×デニムの組み合わせですが、靴とバッグを変えるだけでまた雰囲気が変わりますよね。こうした小物を変えるだけでキマるコーディネートを覚えておくと、出かける前に迷う必要がなく、ラクちんです。大流行中のカラーニットとも相性抜群!今年、カラーニット大人気ですよね! 私も何着か買いましたが、このキルティングコート、トラディショナルなデザインで、かつ主張も強くないので、カラーニットとの相性も◎。前回ご紹介したGUの「ラムブレンドクルーネックセーター」のオレンジを合わせましたが、ブルーやグリーン、パープル、レッド、ピンクやイエローのニットにしても合いますよ。スウェットスタイルも品良くこのコート、若い人はスウェットと合わせたスタイリングをよくしているんですね。カジュアルなスウェットに、ちょっときちんと感のあるキルティングを合わせることで、品の良いカジュアルスタイルになるんです。車で移動する日などはこのくらい軽装でも寒くないですし、おすすめです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーー商品名:オーバーサイズキルティングコートRS+E価格:3,990円サイズ:XS~3XLカラー:09 BLACK、34 BROWN、56 OLIVE※XS・XXL・3XLサイズは、オンラインストアのみでの取り扱いとなります。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーまとめまさに“お値段以上”の「オーバーサイズキルティングコートRS+E」。流行り廃りに左右されることのないベーシックな形なので、来年、再来年も着られそうです。これはお買い得でした!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事内の価格表記は、すべて消費税込みの価格です。著者/中田ぷう(49歳)業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。
2022年12月10日<節約・節電に関する実態調査>節約したい費用、第1位は「電気代/ガス代/水道代」 物価高や電気代上昇により、家計の負担増加を実感している人は約9割ダイキン工業株式会社は、電気料金が高騰している中、冬本番を迎えるタイミングで行われた12月1日からの節電要請を受け、全国530名の20歳~60歳代の男女を対象に「節約・節電に関する実態調査」を実施しました。昨今の円安や燃料費高騰により、食品をはじめ様々なものの値段が上がっています。電気料金は最高水準に達し、さらなる値上げも検討される中、電力消費が年間で最も大きくなる冬本番を迎えようとしています。これまで以上に家計への負担が想定される今冬、節約・節電は多くの人の関心事になっています。今回の調査で、9割以上の人が物価高や電気代上昇により家計への負担増加を実感し、節約のために多くの工夫をしていることがわかりました。中でも「電気代/ガス代/水道代」といった光熱費の節約が特に求められ、光熱費節約のために約85%もの人が暖房器具の使い方を工夫しようと思っている実態が明らかになりました。また、自宅で使用している暖房器具を聞いたところ75%の人が「エアコン」と回答し、最も多い結果となりました。この冬、上手に節電に取り組むにはエアコンの使い方の工夫が一層重要になりそうです。電気代高騰の環境下での冬本番に向けて実施した「節約・節電に関する実態調査」の内容とともに、ご家庭で取り組んでいただきたいエアコン暖房の上手な使い方についてご紹介します。物価高や電気代の上昇によって、9割以上の人が家計への負担増加を実感様々なものの値段が上昇している中、家計への負担増加を感じているか聞いたところ、56.6%の人が「とても感じている」と回答しました。「少し感じている」(35.9%)と合わせると、合計で9割以上の人が負担増加を感じているようです。節約したい費用、第1位は「電気代/ガス代/水道代」 「食費」以上の節約ニーズがあることが判明家計の中で節約したいと思っている費用の種類を聞いたところ、最も多かった回答が「電気代/ガス代/水道代」(62.6%)でした。毎月多くの品目の値上げが目立つ食料品ですが、そのような「食費」(48.3%)を抑えての首位になりました。「電気代/ガス代/水道代」を節約したい人の割合は、対象の全ての性年代において1位になりました。特に40代女性では77.4%と高く、様々な支出が増えやすい年代ほど光熱費の負担が重くのしかかっていると考えられます。節約・節電のためにしている工夫、「使わない照明や家電の電源を消す」 「特売の食品を買う、品数を減らす」「冬は厚着をする」などが上位節約・節電のために実際に行っている具体的な工夫を聞いたところ、最も多かった回答は「使わない照明や家電の電源を消すようにしている」(46.6%)でした。このほか上位には、「特売の食品を買ったり、品数を減らしたりしている」(42.5%)、「外食の頻度を減らしている」(38.9%)、「買い物で使えるポイントを積極的に貯めている」(38.3%)、「夏は薄着、冬は厚着をするようにしている」(30.0%)などが挙がりました。日常の生活の中で少しでも支出を抑えようという様々な工夫が行われていることが見られます。今年の夏の電気代が思っていたより高かったと感じた人は6割以上約半数の人は冬の電気代が夏以上に高くなる可能性を認識していない今年の夏の電気代について、思っていたより高かったと感じたかを質問したところ、64.5%の人が「高いと感じた」と回答しました。電気代上昇が続いていたことと、猛暑によりエアコンなどの機器を使う機会が多かったことが影響し、多くの人が電気代の高騰を実感したと考えられます。また、夏と冬でどちらの電気代の方が高いと思うかを伺ったところ、29.8%が「夏の方が高い」、18.3%が「同じくらいだと思う」と回答。合計で約半数(48.1%)が夏の方が高いもしくは同程度という回答をしました。しかし、実際は冬の方が電力消費量は上がる傾向にあります。また、10月から電力大手10社全てで電気料金が最高水準に達しています。今年の夏以上に冬の電気代は高くなると想定され、冬本番への節電対策が重要です。自宅で使われる暖房器具No.1はエアコン冬の光熱費を節約するために、エアコンの使い方は重要冬に使用する暖房器具には様々なものがありますが、自宅で使用している暖房器具を聞いたところ、75.1%の人が「エアコン」と回答しました。最も多くの人が活用し、生活インフラとなっているエアコンだからこそ、改めて使い方を見直し、ムダな電力消費を抑えることが大切だといえます。また、エアコンは空気中の熱を効果的に利用して室内の温度を調節する「ヒートポンプ」技術を活用しています。一見、エアコンの消費電力が大きくなりがちですが、ガスや石油等の化石燃料を燃やす暖房と比べて省エネ性が高く、温室効果ガスの排出量を少なくすることもできます。光熱費節約のために暖房器具の使い方を工夫しようと思う人は、8割以上一方で、思わない人の理由は「節約よりも快適性を重視したいから」がトップ冬本番を迎えるにあたり、この冬に光熱費節約のため暖房器具の使い方を工夫しようと思うか伺ったところ、暖房器具を使用している人のうち85.2%もの人が「工夫しようと思っている」と回答しました。暖房器具による節約・節電方法に多くの人が関心を寄せていると思われます。一方で、「工夫しようと思わない」(14.8%)と答えた人に対し、その理由を聞いたところ、「節約よりも快適性を重視して生活したいから」(38.2%)が最も多い理由で、次いで「効果がわかりづらい/効果が小さいと感じるから」(17.1%)、「工夫のしかたがわからないから」(14.5%)という回答が挙がりました。節約・節電というと我慢するイメージがありますが、そうとも限りません。暖房器具は使い方によって、本来の性能を発揮できずに電力をムダに消費してしまっていることもあるのです。上手な使い方を知って普段の使い方を見直し実践することが、節約・節電のための近道です。以上、今回の「節約・節電に関する実態調査」の内容について紹介してきました。電気代高騰の中、電力消費量が最大になる冬本番を迎えようとしています。家計負担軽減のために、この冬は節約・節電に取り組んで頂ければと思います。中でも重要なのが、最も多くの人が使用している暖房器具であるエアコンの使い方です。使い方次第で簡単に大きく電力消費を抑えることができます。以下では、エアコン暖房使用時の具体的な節約・節電の方法についてご紹介します。エアコン暖房による簡単節約術暖房時は、設定温度をたった1℃下げるだけで約10%もの省エネエアコンの設定温度は消費電力に大きく関わり、設定温度を1℃下げると約10%の節電になるとされています。暖房時の室温は、健康的な暮らしをする上での最低限の温度とされている18℃以上(エアコンの設定温度ではなく、室温が18℃以上になっている状態)を目安として、寒く感じる場合は少し厚着をするなどで調整しましょう。寒さを感じやすい首・手首・足首などをタートルネックやレッグウォーマーなどで保温するのもおすすめです。湿度が上がると体感温度もアップ人の体感温度は湿度によって変わります。冬時期は意識的に加湿することで体感温度を上げることができます。湿度の目安は40%~60%です。湿度が40%を下回るとウイルスが活発化したり、60%を超えるとカビやダニが繁殖しやすくなったりすると言われています。加湿器や加湿空気清浄機、加湿できるエアコンなどを使って上手に湿度コントロールしましょう。湿度を保って体感温度を上げることで、エアコンの設定温度の上げ過ぎも抑えられます。空気の性質による温度ムラを抑えて、設定温度の上げ過ぎを抑える暖かい空気は上昇する性質があるため、室内の天井側と床側には温度ムラができやすくなります。一般的にエアコンの温度センサーは室内機にあり、天井側の空気が設定温度に到達すると、床側がまだ暖かくなっていなくても運転を弱めてしまいます。こうした場合にエアコンの設定温度を上げて床側を暖めようとすると、その分、消費電力が増加します。空気清浄機、サーキュレーター、扇風機などで天井と床の空気を撹拌し、温度ムラを抑えましょう。特に加湿空気清浄機を使用すれば、空気の撹拌と加湿、空気清浄を同時にできるので一石二鳥です。こまめなオンオフは避け、短時間の外出であれば“つけっぱなし”にするエアコンは、寒い部屋を一気に暖める時に、多くの電気を使います。設定温度まで暖めた後、その設定温度を維持している時は、寒い部屋を暖める場合と比べてとても少ない電気ですみます。「部屋が暖かくなったらエアコンを止め、寒くなったら再びスイッチを入れる」というように、こまめにスイッチの入切を繰り返して温度調節を行うと、節電のつもりがかえって電気のムダ使いになる場合があります。部屋にいる時はスイッチの入切を控え、エアコンの温度調節機能に任せるのがおすすめです。定期的に室内機のフィルターをキレイにし、風の通りをよくするエアフィルターは、空気中のホコリが室内機の内部に入らないようにするための部品です。エアコンを長時間使った分だけエアフィルターにはホコリが堆積します。ホコリをそのままにしておくと、風の通りが悪くなり、消費電力の増加につながります。また、エアフィルターのホコリを放置することで、ホコリがエアフィルターの内側に入りやすくなり、熱交換器の汚れやニオイ、ドレン配管の詰まりにつながる場合もあります。なお、エアフィルターの自動お掃除機能が搭載されたエアコンには、ダストボックスが格納されたタイプもありますので、ダストボックスのお手入れも忘れずに行いましょう。エアコンの省エネ性能を意識して、環境負荷や電気代も把握するエアコンは機種によって省エネ性が異なります。省エネ性が高いほど年間にかかる消費電力量が抑えられ、環境負荷や電気代も変わってきます。エアコンの省エネ性や消費電力量は各メーカーのカタログなどで確認できます。省エネ性の高さは「通年エネルギー消費効率(APF)※1」や「省エネ基準達成率※2」が目安になります。年間にかかるおおよその消費電力量は「消費電力量期間合計(年間)※3」が目安で、これに「31円※4」を掛けると、大まかな年間の電気代も算出できます。エアコンは10年間の使用を想定して設計されています。次に買い換える時までの消費電力量や電気代をあらかじめ計算し、「環境」「快適性」「費用(初期費用と電気代)」の観点でエアコンを選ぶことも大切です。※1年間を通じてエアコンを使用したとき、1年間に必要な冷暖房能力を、1年間でエアコンが消費する電力量(期間消費電力量)で除した、性能評価指標です。この値が大きいほど省エネ性が高い〔一般社団法人 日本冷凍空調工業会ホームページより〕※2省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)に基づいて定められた製品(特定機器)ごとに設定されている省エネ性能の目標基準値を、どのくらい達成しているかを%(パーセント)で表したもの〔一般社団法人 日本電機工業会ホームページより〕※3エアコンの期間消費電力量について〔一般社団法人 日本冷凍空調工業会ホームページ〕 ※4新電力料金目安単価(税込)。〔令和4年⑦月改定 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会〕<調査概要>調査名:節約・節電に関する実態調査調査期間:2022年11月24日(木)~11月25日(金)調査対象:全国の男女530名調査方法:スマートフォンリサーチ<参考ページ>ダイキン エアコン節電情報 ダイキン 空気の困りごとラボ 〔お問い合わせ〕ダイキン工業株式会社コーポレートコミュニケーション室大阪(06)6147-3321/東京(03)6716-0112 prg@daikin.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月05日主婦やOLの方が自宅で収入を得るための支援をする<株式会社よねやま家>(所在地:足立区谷中/代表取締役:山本 将義)はコロナ禍、物価高で苦しむ主婦向けに、全3話の特別動画講座を2022年11月22日から2023年1月31日に無料提供します。(無料動画詳細▼ )接客心理学~動画講座(全3話)の内容~(1話) 主婦やOLの方が自宅にいながら収入を得るためには(2話) 現在の仕事をしながら無理なく接客心理学を学べる(3話) 資格も強みもないという方がイチから自宅で収入を得るための10のステップ動画講座◆無料動画の受け取り方法こちらのリンク( )よりメールアドレスのみご入力下さい。*ご登録いただいたアドレス宛にメールが届きます。◆今後の展望私自身が、飲食店の接客に心理学を取り入れ上手くいった方法をまとめ上げて、今までにない「接客心理学」というものを作りました。これをコロナ禍や、物価高により頭を悩ませている、特に主婦の方たちに対して、インストラクターとして活躍できるような講座を開設いたしました。この講座は、オンラインで接客心理学を身につけていただきます。その後、接客心理学インストラクターとして活動できるようになるまでの指導を行う講座です。オンラインにすることにより、主婦の方が自宅でも仕事ができるようになり、今以上の収入と時間が生まれ、家事や育児も余裕を持ってできるようになります。さらに、インストラクターとして活動することで、接客業の方たちの知識の底上げ、売上向上に貢献できる事業となっております。この事業が少しでも、家計に苦しむ主婦や接客業の方の支えになればと思っております。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月22日物価高や円安でお財布の紐を引き締めたいところですが、そんな方に今一度見直して欲しいのが100均コスメ。プチプラとは思えない優秀コスメが揃っています。そこで今回は美容ライターの筆者が、『ダイソー』で買えるおすすめの眉コスメをご紹介したいと思います。整えるだけでも清潔感が上がる!「眉のお手入れセット」眉のお手入れに関して、セルフケアする人もいれば、サロンに通っている人もいると思います。自分で手軽に整えるなら、最低限のセットを揃えておくと便利ですよね。垢抜け眉毛に欠かせない土台づくりにおすすめなのが「眉のお手入れセット」。毛抜き、ハサミ、コームの3点セットで、持ち歩き用にポーチに入れておいても役立ちそうです。【商品情報】ダイソー「眉のお手入れセット」価格:¥110面も角も描ける!「ツートンカラー アイブロウペンシル」アイブロウペンシルだけでも数種類が販売されていますが、どれも100円とは思えないクオリティーとカラーバリエーション。今回は「GENE TOKYO ツートンカラー アイブロウペンシル 05」を選びました。三角芯が2層になったペンシルで、もう片方にはブラシもついています。ふんわり描きたい眉頭や隙間を埋めたいところは太く薄く描ける「面」で、毛流れを1本1本描きたいところは「角」の部分を使えるのが、三角芯の魅力でしょう。仕上げにスクリューブラシでぼかせば、こなれた感じの眉が簡単に完成します。また面と角でカラーが違うのもポイントです。ほどよい柔らかさで力を入れなくても描きやすく、汗や水に強いウォータープルーフ!お値段以上のアイブロウペンシルだと思います。【商品情報】ダイソー「GENE TOKYO ツートンカラー アイブロウペンシル 05」価格:¥110ニュアンス眉が叶う「アイブロウマスカラ」簡単に自然な美眉に仕上がるアイブロウマスカラも『ダイソー』なら110円で購入できます。「UG アイブロウマスカラ」から、黒髪からニュアンスカラーまで合わせやすそうなアッシュグレーをチョイスしました。左が筆者が普段使っているものですが、並べてみると「UG アイブロウマスカラ」のほうがブラシの毛量がちょっと少ないかも。小さめなので細かい部分に使いやすく、眉毛の1本1本に色を載せるように使うと良いでしょう。プチプラだからこそ、挑戦したことのないカラーを試しやすいのも魅力。トレンドを抑えたカラーを気軽に楽しめておすすめです。【商品情報】ダイソー「UG アイブロウマスカラ」価格:¥110一日中眉毛をキープ!「アイブローコート」キレイに描いて整えた眉が、汗や水で夕方には崩れてしまうことも。美しい眉毛を1日中キープできる「アイブローコート」も『ダイソー』で購入できます。マニキュアのような形状で、眉の上からハケで塗ってコーティングする眉毛用コートです。薄く均一に塗って乾いたら完成!110円で化粧崩れを防げるなんて便利ですよね。【商品情報】ダイソー「アイブローコート」価格:¥110プチプラも上手に使って垢抜け眉毛に!顔の印象を左右するアイブロウは、色々試して自分にしっくりくる形を探したいものです。挑戦しやすい100円ショップなら、アイテムもカラーも充実していてお気に入りが見つかるかも。ぜひチェックしてみてくださいね。【参考】『ダイソー』公式サイト美容ライター・国際中医薬膳師/坂本雅代
2022年11月05日ドレッシングやマヨネーズは使わない!万能「オリーブオイル」「グレープシードオイル」出典:byBirth筆者はよくサラダを食べるのですが、前まではドレッシングを活用していました。月に1回ペースでドレッシングを購入していたことから、思い切って購入するのをやめました。ドレッシングはオイルがベースとなっているため、「オリーブオイル」「グレープシードオイル」にレモン汁、ブラックペッパーを混ぜ合わせたものをドレッシングにしています。出典:byBirth「オリーブオイル」はオリーブの果実から抽出されており、オメガ9系のオレイン酸が豊富に含まれていて抗酸化作用が高いです。「グレープシードオイル」はぶどうの種子を圧搾したものから抽出されており、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸が豊富に含まれていて、ポリフェノールが豊富なことから活性酸素除去、抗酸化作用が高いです。ドレッシングの代わりに取り入れたり、炒めものなどにも使えて万能です。出典:byBirth「オイル」を取り入れて感じたメリット良質な油を適度に摂ることでお通じがよくなったオリーブオイルやグレープシードオイルは高い印象があるが、毎月のようにドレッシングを購入するよりもコスパが良いドレッシング、ヨーグルト、炒め物、パスタなど色々使える「冷凍フルーツ」でビタミンを補う出典:byBirth筆者は朝ご飯にヨーグルトとフルーツを食べています。以前は生のフルーツを購入していたのですが、長期間日持ちしづらかったり、一人暮らしだと量が多すぎると食べきれないため少量購入になる、何度もスーパーに行かなければならず支出が増えると感じました。フルーツをたまに食べる程度であれば、生のものやスーパーやコンビニで買える少量タイプの冷凍フルーツなどでも良いと思いますが、毎日食べたり、保存しやすいことから業務スーパーの冷凍フルーツ「チェリー入りミックスベリー」をリピートしています。出典:byBirthこのミックスベリーには、ラズベリー、ブラックベリー、ストロベリー、サワーチェリーの4種類が入っています。ラズベリーはビタミンEや葉酸、食物繊維、ブラックベリーはビタミンC、カリウム、ストロベリーはビタミンCやポリフェノール、サワーチェリーにはビタミンC、ビタミンE、アントシアニンなどが豊富に含まれているため、抗酸化作用が高く、美肌やエイジング予防にもおすすめです。出典:byBirth「冷凍フルーツ」を取り入れて感じたメリット毎日ビタミンを摂取できる肌荒れが減少した気がする冷凍保存がきく生フルーツよりも保存やコスパが良い「コーヒー」「アーモンドミルク」でカフェ代節約出典:byBirth筆者はコーヒーが好きなので、カフェに行ったりコンビニでコーヒーを購入することもあるのですが、1回数百円が毎日と考えた時にコーヒー代がかなりかかっているのではないかと感じました。こういったことからインスタントの「コーヒー」と「アーモンドミルク」を常備するようにしています。お気に入りなのは業務スーパーで購入できる「ヘーゼルナッツフレーバーコーヒー」と、スーパーやコンビニで購入できる「アーモンド効果」です。出典:byBirthこのコーヒーはヘーゼルナッツフレーバー以外にバニラやココナッツもあります。コーヒーの味にフレーバーの香りが楽しめます。出典:byBirthブラックで飲むとヘーゼルナッツの香りがふわっと広がり、気分もほっこりします。出典:byBirth味を変えたい時は「アーモンド効果」を入れてラテ風にします。自宅や職場などでのコーヒータイム、外出時にボトルに入れて持ち歩くなどで、カフェに行く頻度やコンビニでコーヒーを購入する回数が減りました。自分好みのコーヒーやミルクで色々楽しめるのでおすすめです。「おうちカフェ」を取り入れて感じたメリットカフェに行く頻度や、コンビニでコーヒーを購入する頻度が減ったことで月のカフェ代が減ったカップや容器のゴミが減ったナッツでビタミンを補えている気がするいかがだったでしょうか。節約という言葉を聞くと食事を我慢したり予算を減らすというイメージかもしれませんが、我慢によってストレスになるのも良くありません。日頃よく購入しているものの中で代用できるものに変える、コスパ面などを考えてみるだけで、ちょこちょこ買いの出費が減り節約になることもあるはず。不必要に揚げ物やお菓子を購入して体型を気にするよりも、良質なものや自分の体や肌に効果的なアイテムを選び、取り入れてみるのもおすすめですので、ぜひ参考にしてみてください。
2022年11月05日シェアレストランを活用した新規オープンのご案内吉野家ホールディングスグループの株式会社シェアレストラン(代表取締役:武重準、本社:東京都中央区)は、間借りマッチングプラットフォーム「シェアレストラン」を活用した新規オープンをご報告いたします。本日10月27日、浅草橋駅前に「お弁当・おそうざいふうた」がオープン致しました。その特徴は高品質でヘルシーな手作り弁当が500円(税抜)という低価格です!通常、低価格帯の弁当は薄利多売方式でないと成立しません。工場などで大量生産されて店頭に持ち込む為、鮮度や品質、栄養バランスに問題があるケースも散見されます。「ふうた」の日替わり弁当は違います。分厚い牛と豚の合い挽きハンバーグ弁当には、圧力鍋で炊いた柔らかな玄米、人参シリシリやお芋バター、お漬物など一手間も二手間もかけた凝った料理が詰め合わされます。物価高が続く世の中ですが、「周辺会社員や住民の皆様に美味しさと健康、価格面で少しでも貢献したい」そんな彼女の思いがこもったお弁当です。高品質・低価格の秘密加工品は未使用、仲のいい八百屋などから材料を直仕入れしております。原体から手作りすると新鮮で美味しくなり、加工賃がかからない分原価も下がります。一方で非常に手間がかかりますが、「料理をしている時が一番落ち着く」と言う料理好き店主はそんな手間暇すら楽しんでいるようです。間借りのワンオペレーションで固定費を抑える事で高品質・低価格なお弁当を提供可能にしております。将来の夢は「小料理屋の女将さん」という彼女の今だけ楽しめるお弁当を是非、お召し上がりください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。メニュー玄米と白米の日替わりお弁当をお作りしております。詳細はInstagramをご確認下さいませ。店舗情報店名お弁当・おそうざいふうた営業時間7時30分~13時頃開業日2022年10月27日住所東京都台東区浅草橋1丁目24−1 立ち呑みでんでん串内※浅草橋駅西口から徒歩10秒※イートイン・テイクアウトOK シェアレストランについてシェアレストラン | お店を間借りできるマッチングサービス : シェアレストランマガジン | 間借り開業を全力応援!吉野家HD株式会社シェアレストランが運営。シェアレストランで開業した方をご紹介します : 我々飲食店にとって、まだまだ先行きの見通せない不透明な時代が続いてます。まずは、シェアレストランで借金をせずにコツコツとファンを掴みませんか?飲食店オーナー様は空いた時間を活用してお店を盛り上げませんか?本サービスは、飲食店を通じ「低リスクで飲食店を開業したい利用者様」と「新しい仲間の募集に取り組みたいオーナー様」とをマッチングするプラットフォームです。【SNS】 【会社概要】会社名:株式会社シェアレストラン所在地:〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町36番2号 Daiwaリバーゲート18階事業内容:シェアレストランの運営 ~本件に関するお問い合わせ先~吉野家ホールディングスグループ株式会社シェアレストラン代表取締役武重準 j.takeshige@yoshinoya.com 080-3169-5216 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月27日物価高に負けずに過ごすためには、誰かを頼るよりも自分自身の力で金運を上げたいところ。今回は少しでもお金が貯まるようにと、お財布に入れると開運につながる最強アイテムを、占い師の五十六謀星もっちぃ先生に教えてもらいました。豚のチャームお財布に豚というのは、日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、ドイツでは錫細工の小さな豚のチャームが人気なんです。古代ドイツでは、豚は神への捧げ物として用いられる貴重な動物だったことに由来するともいわれています。金運と豚といえば、アニメなどにも登場する豚の貯金箱が有名ですね。金運を上げたい方は、お財布に豚のチャームを忍ばせてみてはいかがでしょうか。きれいな五円玉「良い御縁」に通じるという洒落もさることながら、日本の五円玉にはもっと強力な開運効果が仕組まれているといわれています。お手元に五円玉がある人はぜひともじっくり見てください。面の穴の周りには歯車がデザインされており、その上にはたわわに実った稲が描かれています。これは、日本の豊かさを支える農業と工業を表したものです。そして裏面に書かれている双葉は、林業の象徴であると同時に、天高く成長していく日本の未来への祈りが込められています。五円玉のデザインには、日本の豊かな発展への切なる願いが満ちています。金色に輝くこの美しい硬貨こそ、財布に忍ばせるのに最適な開運アイテムといえるでしょう。四つ葉のクローバー四葉のクローバーが珍しいものであるということはよく知られていますよね。そんな四つ葉のクローバーは、代表的な幸運の印です。魔女は満月の夜にクローバーを探すともいわれているため、満月に摘み取ったものはさらに開運効果が期待できるでしょう。蹄鉄(ていてつ)馬の足の裏につけるU字型の金属のパーツをご存じでしょうか。英語ではホースシュー、すなわち、馬の靴と呼ばれています。これは本来、馬の蹄が摩耗するのを防ぐための道具ですが、西洋社会では幸運のアイテムとしても知られています。蹄鉄を留めるために使う釘の本数がラッキーセブンで縁起がよいこと、そして蹄鉄をはめる職人が富を築いた話などが理由とされています。本物の蹄鉄はお財布に入りませんが、ミニサイズのお守りが売られていることがありますので、見かけた際はチェックしてください。なるべく多くの現金お金はお金を愛しています。それは資本主義社会で富裕層にばかりお金が集まることが証明していますが、運気の視点でもそれは確かにいえることのようです。資本家と同じように、お金でお金を稼ぐのは容易ではありません。しかし運命学の世界では、お財布の中にたくさんのお金を入れておくだけで金運が上昇すると考えられています。どんなに偉大な資本家でも、お財布に1億円を入れている人はいないでしょう。つまり、大金持ちが持ち歩くのと同じくらいの金額をお財布に入れておくだけで、資本家と同じようにお金が集まりやすくなる可能性があるのです。できればピン札で現金をたくさん持ち歩くなど、心を裕福にすることが金運上昇の鍵です。五十六謀星もっちぃ10代の頃から占い一筋に生きる職業占い師。著書『1日2時間で月10万円 はじめよう 電話占い師』(同文舘出版)©mediaphotos/Ivan Bajic/gettyimages文・五十六謀星もっちぃ
2022年10月21日生活の柱「固定費」の見直し出典:byBirth生活の中でも毎月必要な固定費といえば、家賃、光熱費、通信費などではないでしょうか。家賃を変えることは難しいですが、高いと感じる場合は安いところに引っ越すというのも一つの案ですが、引っ越し費用などもかかるため難しいポイントです。生活の中で見直しやすい固定費は、電気やガス、水道などの光熱費、通信費です。自動引き落としに設定していて、月々の使用量や料金をいまいち把握していないなんてことはありませんか?筆者は引っ越した時に契約したものをそのままにしていましたが、数年前に他社のシュミレーションをチェックしてみたところ、契約プランを変えると月々料金が少し下がり、年間でも少しお得になりました。電気代も高騰しているので、契約プランの見直しをしてみるのもおすすめです。インターネットや携帯電話などの通信費も見直しやすいポイントです。仕事や趣味にインターネットが欠かせない時代となっているため、契約している人も多いはず。自分のライフスタイルに合ったもの、月々料金のお得なインターネット回線に切り替える、携帯電話も格安SIMに切り替えるなどで通信費が抑えることができます。筆者はインターネットと携帯電話で月17,000円だったものが、現在は7,000円になりました。医療保険や積立保険を契約している人も多いのではないでしょうか。年々新しいプランが登場していて、少額でも手厚い補償内容のものがあることも。昔に契約したものであれば、今やこれからの自分に合ったプランに見直してみるのも良いかも。食品や日用品などの「変動費」で意識していること固定費以外に月々発生するものといえば、食費、日用品、交際費、娯楽費で、毎月同じ額ではなく変動しやすいもの。毎月予算内に抑えられるといいですが、筆者は限られた予算に抑えなきゃと我慢してかえってストレスになりそうなので、予算は大まかで自分なりのルールや決まりを作っています。メモ習慣をつけて買い忘れ防止、優先順位を決める出典:byBirth食品や日用品は使い切ったタイミングなどに忘れないようにメモをするようにしています。以前はメモをせず記憶だけで購入していたため買い忘れをしていたり、今すぐ必要ではないものまで購入していたこともあります。買い物前に冷蔵庫や保管ボックスをチェック買い物に行く前は必ず冷蔵庫の中と日用品を保管しているボックスをチェックします。メモで必要なものも記入していますが、何が残っているのかを目視しておくことで買いすぎを防ぎます。また冷蔵庫や冷凍庫に何が残っているのかをチェックし、余っている食材を組み合わせてどういったメニューができるかを書き出すことで食材ロスを防ぎます。メニューによって必要な材料をメモに追記することで、買い物時に迷ったり、必要以上に店に滞在することなく、ついで買いや無駄買い、重複買いを防ぎます。レジに並ぶ前にカゴの中を見直す出典:byBirthカゴに入れたらメモを消すか、レジに並ぶ前にメモを確認して買い忘れがないかをチェックします。その時に良いなと思ったものをカゴの中に入れることもあるので、本当に必要なのかをジャッジするためにレジに並ぶ前にカゴの中を見直し、衝動買いやストック買いしないようにしています。帰宅後にレシートを見返し、相場や予算の把握をする出典:byBirth帰宅後はレシートを見返し、本当に必要なものだけを購入できたか、相場、1回あたりの買い物予算を把握するようにします。野菜やお肉、お魚などは値段は変動しやすいため、購入時に今日は高め、安めとわかるようになりますし、1回あたりの買い物金額が決まり月の予算はこれくらいかなというのが見えてきます。外食はたまに、デリバリーはほとんどせず自炊出典:byBirth友人と会う時などは外食をすることはありますが、月に数回程度でデリバリーもしません。メモ習慣をつけるようになって気づいたことは、毎日消費するもの(野菜、納豆、卵、フルーツ、ヨーグルト、アーモンドミルクなど)と、ローテーションで食べているもの(魚、肉、簡単調理可能な一品おかず、ご飯)に分かれているため買い物内容もほとんど同じです。冷凍保存ができるものは冷凍しておき、蒸したり炒めるなどの簡単調理のものも多く、時間がある時に作り置きもして自炊時間を短縮しています。生活費や食費は月にいくらまでといったルールを決めたり、我慢するような節約はかえってストレスが溜まりそうと感じている人は、自分なりのルールを作ってみたり、費用が変えられるプランに見直したり、日頃の買い物で無意識に購入しているものがないかを見直してみるだけでも変わると思いますので参考にしてみてください。
2022年10月11日「ふるさと納税で返礼品をもらって家計を助ける」方法が注目を集める食料品や生活必需品の値段が高騰する「物価高」が叫ばれています。主要17サイトを横断比較できる「ふるさと納税ガイド」は現在の物価高に対抗する「ふるさと納税」のおすすめ返礼品について解説していきます。物価高のいま、ふるさと納税に注目が集まる理由物価高になるとなぜふるさと納税に対して注目が集まるのでしょうか?それには大きく分けて3つの理由があります。①自己負担2000円で返礼品がもらえる制度だからふるさと納税は所得税や住民税の控除が受けられるため、控除限度額内で寄付をすることで自己負担金額2000円で返礼品をもらうことができる制度です。そのため、ふるさと納税を行うこと自体が実質的に「節約」につながる仕組みになっています。物価高だからこそふるさと納税を活用することで家計の助けにしようという人が増えているため注目が集まっています。②ふるさと納税の返礼品の寄附金額の見直しは不定期スーパーの生鮮食品の価格は毎日のように変わりますが、ふるさと納税の返礼品の寄附金額や量の見直しはそれと比較すると不定期です。ふるさと納税の返礼品は寄附金額の3割以下の金額で、事業者から自治体が仕入れますが、仕入れ価格は毎日変動したりするものではなく、不定期に(多くは数ヶ月ごとに)見直しが行われているため、「物価高騰したけれども、まだ寄附金額の見直しが行われていない返礼品」は多くあります。そのため物価高の現在、相対的に魅力がUPしている返礼品が多くなっているのです。③物価高が続く限り、寄附金額や量の見直しは広がっていくため今がチャンス物価高の原因となっている不安定な世界情勢や円安の今後の見通しは不透明で、物価高が更に加速するのではないかという報道も多くなっています。物価高が今後も続くと、まだ寄附金額や量の見直しを行っていない返礼品の見直しや、既に1度見直された寄附金額の再びの見直しも想定されます。そうなると「これまで毎年年末に返礼品を選んでいたが、今年はいま寄付をしたほうがお得かもしれない」ということで、ふるさと納税に注目が集まっています。10月からの値上げ商品:「ビール」10月1日から値上げが行われた品目のうち特に注目が集まっているのがビールです。ビール大手4社は一斉が一斉に値上げを行っており、最大10%以上もの値上げとなりました。ふるさと納税では引き続き返礼品としてビール大手4社のビールが返礼品として用意されているので、ふるさと納税でビールをもらうのは賢い選択肢と言えるでしょう。アサヒ スーパードライ・自治体:愛知県 名古屋市・寄付金額:15,000円・内容:1ケース(350ml缶×24本)値上げ率は6%〜10%と発表されています。のどごしにこだわったスーパードライは日本国内のビールシェアNo.1の大人気商品です。 キリン 一番搾り・自治体:北海道 千歳市・寄付金額:15,000円・内容:1ケース(350ml缶×24本)値上げ率は6%〜13%と発表されています。麦芽の甘みが強く感じられることが特徴の一番搾りは国内シェアNo.2の人気ビールです。 サントリー ザ・プレミアム・モルツ・自治体:熊本県 御船町・寄付金額:16,000円・内容:1ケース(350ml缶×24本)値上げ率は6%〜10%と発表されています。女性人気が非常に高く、ビール特有の苦味が抑えられておりどんな食事にも合わせやすいです。 サッポロ 黒ラベル・自治体:静岡県 焼津市・寄付金額:16,000円・内容:1ケース(350ml缶×24本)値上げ率は4%〜12%と発表されています。柔らかな口当たりが特徴でしっかりとした個性が表れているビールです。 ビール以外にもハム・ソーセージやまぐろ・しゃけ・食用油など、値上げラッシュの影響を受けた食品は他にもあります。オススメの返礼品は「ふるさと納税ガイド」内の特集ページをご覧ください。 ふるさと納税ガイドとは主要17のふるさと納税サイトを横断比較できる「ふるさと納税ガイド」。各ポータルサイトの徹底比較や解説記事に加えて、人気順や還元率順の返礼品ランキングもご用意。限度額計算シミュレーションやお金に関する記事は税理士が監修しています。誰もがふるさと納税をもっと身近に感じ、もっと楽しんでもらえることを、そして魅力ある自治体の財源確保につながることを目指します。ふるさと納税ガイド | ふるさと納税のNo.1比較サイト : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月04日下げ止まらない円安にジワりと忍び寄る物価高…。私たちの暮らしにこの先どんな影響を及ぼすのか、お金への不安は高まるばかり。新連載「お金の教科書」では、「今、お金のこれが知りたい!」に答えます。今回のテーマは「私のお金、大丈夫…?」です。“わかったつもり”で実はよく知らないお金のこと。貯蓄未知子(ちょちく・みちこ/34歳・会社員)年収は手取りで約450万円。都内の賃貸で一人暮らし中。毎月の貯蓄は財形2万円+口座に残った分のみ。奨学金は完済。地道奈子(じみち・なこ/28歳・派遣社員)年収は手取りで約350万円。既婚、子なしのDINKS。独身時代からの貯金は約200万円。つみたてNISAは2年前にスタート。散財好美(さんざい・よしみ/31歳・フリーランス)年収は手取りで約300万円。推し活とちょこちょこ散財する癖が抜けず、気づくと残高減。貯金はこの3年で約150万円。未知子:近頃、ザワついてない?好美:何が?未知子:お金まわりのハナシ!円安とか物価上昇とか…さぁ。奈子:確かに「約24年ぶりの円安水準」って、ニュースで聞いたなぁ。でも、それがどういう状況を招くのか、ぶっちゃけ言うとピンときてない(苦笑)。そんなこと、ここでしか言えないけど(笑)。好美:物価も「上がります」の一点張りだもんねぇ。ガス代も電気代も上がるって噂は聞いたよ。今は数字で実感してないけれど、夏の終わり頃にゾッとするのかな…。未知子:今年は猛暑っていわれているもんね。でもクーラーつけなきゃ熱中症で命が危ないといわれたら、背に腹は代えられぬ(笑)。奈子:色んな意味で、実感というものはないけれど、未来に対して楽観的でいられる状況じゃないことだけは、なんとなくわかるわ。好美:うん、将来へのお金の不安はあるね。岸田総理大臣が「貯蓄から投資へ」って言ってるけど、今さら何から始めていいか…さっぱり。数年前からやたら耳にするNISAやiDeCoにだって、まったく手つけてないもん。テヘ。未知子:わかる~。私も貯蓄っていえるのは、新入社員当時からやってる会社の財形のみ~。奈子:え、ホント!?私は2年前からつみたてNISA始めたよ。未知子:えっ!聞いてないし!奈子:いやいや、報告するような話じゃないし(笑)。でも正直なところ、つみたてNISAがなんなのかはしっかり把握してないのよ。夫に「やれ」って言われたから始めたようなもので…任せきり。未知子:そうだよね。私、「やりなさい」って言う人が身近にいないし、一生やらなそう…。好美:私も~。推し活含め、好きなことにお金を使える自由、サイコー!1か月の収支がトントンで合ってれば、問題ないでしょ。未知子:そもそも、銀行預金のままで、何がマズいんだろうって思うよね。安心・安全なのは今も銀行預金でしょ?奈子:いや、それが、なんかそうでもないらしいよ。私もちゃんとは説明できないんだけどね(苦笑)。好美:あ、ふるさと納税、あれは気になってる。なんかお得に美味しいものが届くんだよね!?奈子:それも合ってるように聞こえるけど、本質は違う気が…。ちゃんとは説明できないけど(汗)。未知子:いや~自分で言うのもなんだけど、私たちのマネーリテラシー、だいぶ低いねぇ(笑)。好美:こうやって3人で話していると笑い話だけど、私、一生独身かもしれないし、家で1人でいると突然、不安になるよ…。奈子:結婚してたって同じだよ…。未知子:そろそろ、お金とちゃんと向き合うべき時期なのかも…ね。好美:よし!これからひとつひとつ、一緒に勉強していこう!奈子:“わからない”を解決すれば、不安もクリアになるはず!未知子:頑張ろう!20~30代女性400人に大調査!今も未来も「お金」に不安アリ!Q. お金に関して、何か不安はありますか?不安がある…80.5%お金への不安は、「今、100万円あったら何に使う?(複数回答)」という質問に対する答えが、「貯金」79.5%、「投資」16.5%という回答からも明らか。旅行などのレジャー、服やバッグ、美容関係に使いたい人は、いずれも3割未満。消費よりも貯蓄、という傾向は若い世代であればあるほど、顕著のよう。Q. お金の備え、何かしていますか?備えている…48.2%具体的には?(複数回答)銀行預金…77.2%、ふるさと納税で節約…25.3%、NISA、つみたてNISA…25.3%、株式投資、投資信託…18.1%お金に関して、「備えている」と回答した人のうち、未知子同様、「銀行預金」と回答した人は77.2%。「ふるさと納税」は“備え”というよりは節約ですが、約4分の1がしているよう。ちなみに「副業」という回答は8.8%。副業OKの会社が増えていけば、この数字は今後さらに上がるはず。Q. 自分が1か月生活するのに必要な金額は把握していますか?正確に把握している…15.7%、ざっくり把握している…55.5%、把握していない…28.8%お金への意識を高める第一歩ともいわれる収支の把握。でもみんなのリアルはあくまでも「ざっくり把握」。そのままずっとそれでは、好美同様、お金はずっと貯まらないままかも?※『anan』2022年8月10日号より。イラスト・小迎裕美子取材、文・一寸木芳枝(by anan編集部)
2022年08月24日「いまレタスの出荷価格が暴落し1玉20円程度しか入りません。畑には出荷されていないレタスが……今日も廃棄されています」7月某日、こんなツイートが拡散された。現在、3.7万件超ものリツイートがされ、話題になっている。東京都内にある大手スーパーの青果コーナーでは、大根1本280円、ほうれん草1袋198円、大葉1袋88円と、野菜が軒並み値上がりしている。これに対し、レタスは大手スーパーでも98円。新宿区の青果店では、レタス1玉10円でたたき売りのような光景も見られた。安いからといって、小ぶりだったり、不良があるわけではない。しかし、農水省が毎月発表する東京都の野菜の小売価格(7月29日公表)を見ても、レタスの平均価格は前年比68%まで落ち込んでおり、1キログラムあたり296円に下がっている。レタスはなぜ、価格が急落しているのだろうか。レタス出荷高日本一を誇る長野県でレタス農家を営む梅田さん(仮名)はレタスの値下がりについてこう話した。「レタスが作られすぎていることが原因です。実はレタスは下手くそな人にも作れてしまうため、県外にノウハウが流出し続け、生産量が上がっています。この現状に加えて、長引くコロナ禍で飲食業に直接に卸す需要が激減したことも一因です。そしてさらに追い打ちをかけたのが今年の天気。天候にも恵まれて、大豊作となってしまっているのです。捨てるのはもったいないので、ぜひ食べてください」そんな安価なレタスを、物価高の今こそ積極的に食卓に取り入れ、節約をしよう。料理研究家であり栄養士の成田和子先生に、レタスをたくさん食べられるおすすめの調理法を聞いた。「生食だと1食4~5枚程度が限界ですから、火を通すのがおすすめ。ギュッと小さくなるので、かなりの量を取ることができます」和洋問わずふだんの料理に一工夫して、レタスで代用するだけで一品できる。【ロールレタス】「たとえばロールキャベツを、『ロールレタス』にしてしまうなど、葉物野菜をできる限りレタスで代用する使い方はおすすめです」(成田先生・以下同)ロールレタスの作り方は簡単。4人家族だとすると、450グラムの合いびき肉570円(ネットスーパーより・以下同)と玉ねぎ1個100円のみじん切りで餡を作り、それを格安50円のレタスで包んで、ロールキャベツのようにコンソメスープなどで煮込むだけ。1人あたり、およそ180円しかかからない。特別なことをしなくても、スープまで栄養たっぷりの節約おかずのできあがりだ。【レタス豚しゃぶ】大量にレタスを消費できる「レタス豚しゃぶ」もおすすめ。しゃぶしゃぶにするならば、1食でレタス10枚以上はいけそう。「豚肉と一緒にいただくうちに一家でたちまち1玉消費できます」こちらも、1食約180円で収まる。4人家族で400グラム670円の豚しゃぶ肉を使うとすると、1人10枚以上はお肉を食べられ、そのうえたっぷりのレタスでヘルシー。レタスの価格が抑えられている分、おなかいっぱい食べても大丈夫だ。【レタスチャーハン・レタスサラダ】「チャーハンなどの炒め物も、炒めて縮めてたくさんレタスを取れそうです。ゆでてごまあえや、梅やのりをトッピングしてサラダにするなど、使い方は自在です」レタスチャーハンは、ごはん、たまご、ハムなどのよく使う材料とレタスを炒めて完成。1食70円ほどだ。梅やのりをトッピングした和風のレタスサラダも50円ほどで作れ、レタスを活用するとレシピは無限大。メイン料理から副菜まで、おいしく節約できそうだ。■水溶性の栄養が多く汁物で食べるのもいい成田先生のアドバイスに従い、今回は読者の佐藤さんファミリーに1週間1日800円の予算で「レタス生活」に挑戦してもらった。それまで1週間の食費は約1万4000円だったところ、5124円に減らすことに成功。1日に換算すると、なんと732円まで削ることができたという。「それまで白菜やほうれんそう、キャベツなどを使っていたメニューを今回、すべてレタスに替えただけ。安い八百屋さんでまとめ買いしてうまく保存して使うことが節約のコツかも」(佐藤さん)さらに、ただ安いだけでなく、レタスは栄養も満点だ。成田先生は、レタスの栄養と新鮮なものの選び方を教えてくれた。「水分が豊富なレタスは、積極的に取ることで細胞が活発になります。また、カリウム、ビタミン類、βカロテン、葉酸が豊富に含まれているので、たくさん食べると免疫力向上や腸内環境を整えてくれる作用が期待できます。レタスに含まれるビタミンやカリウムは水溶性なので、スープやお味噌汁の具として入れて飲むことで溶け出した栄養素を逃すことなく取れます。新鮮なら、栄養はさらにたっぷり含まれています。選び方のコツは、実際に手に持ってみること。手に持ったときに、軽くふんわり弾力があり、淡い緑色のものがおすすめ。切り口が白っぽくきれいなら新鮮な証拠です」安くて栄養満点。そのうえ、レタス農家を助けられて一石三鳥だ。物価高の折、家計の強い味方になるレタスをぜひ取り入れよう。
2022年08月24日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「円安と物価高」です。放っておけば改善する問題ではない。稼ぐ力が必須!現在、1990年代以来の円安が急速に進んでいます。一番の危機は、当時と違い、今の日本は“稼ぐ力”が失われてしまっているということです。2008年のリーマンショック以降、アメリカは金利を低く抑える金融緩和政策をとっていました。そうして市場にお金を回した結果、インフレが起きてドルの価値は下がってしまいました。これでは国民生活が疲弊する、ドルの強さを取り戻そうと、米連邦準備理事会(FRB)は、6月に0.75%の利上げを決めました。世界中の主要な中央銀行もアメリカに合わせる形で利上げを行っています。ところがその波に乗れなかったのが日本です。日本は実質賃金が’90年代から上がっていません。さらに金利まで上げたら、国民はお金も借りられずに逼迫します。日銀は、大胆な金融緩和を継続することにしました。すると投資家たちは円に替えたところで実入りはないので、円を売りドルに替えます。そのため、ますます円安が加速しているのです。欧米諸国が利上げできたのは、リーマンショック後の世界的不景気を経ても、賃金は上昇してきたからです。38の先進国が加盟するOECDの1997年~2018年の実質賃金の推移を表すグラフを見ると、どの国も右肩上がりなのに対して、日本だけがゼロラインよりも下で、ゆるやかに下降。日本は物価が高騰しているにもかかわらず、賃金が下がっているのです。今では日本の平均賃金は、アメリカの約半分。日本の賃金は、OECD平均よりも下回っており、GDP世界3位の経済大国とは到底思えない状況です。日本はサービスが充実していてモノが安く手に入るので、賃金が上がらなくても暮らしはなんとか成り立っているように見えますが、いつ崩れてもおかしくない状態だという危機感をぜひ共有していただきたいと思います。政府は物価高に対して、ガソリン代を補助していますが、一時凌ぎの補助で乗り越えられる問題ではありません。日本は稼ぐ力を持たなければならず、それには、デジタルや新エネルギーなど新規事業への投資が必要です。また、グローバルな人材の育成も行わないと、新しい産業は生まれないと思います。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2022年7月27日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年07月23日物価高騰が続いています。2022年6月の消費者物価指数は前年同月より2.3%上昇(総務省)。3カ月連続、2%超上がっています。また、物価の影響を差し引いた「実質賃金」は前年同月より1.8%減少、マイナスは2カ月連続です。給料が多少上がってもそれ以上に物価が高騰する、家計の苦しさがうかがえます(2022年5月分・厚生労働省)。そんななか、水道料金の減免を行う自治体が増えています。たとえば栃木県宇都宮市は、上水道の基本料金を2カ月分免除します。基本料金は水道管の口径によりますが、2カ月分で2600円程度が多いそう。宇都宮市では基本料金に10㎥までの料金が含まれるので、ひとり暮らしなど使用量の少ない家庭は全額免除となることもあります。ちなみに下水道料金は減免の対象外です。大阪府枚方市では4カ月間、上水道の基本料金と8㎥までの料金を免除します。こちらも下水道は対象外ですが、一般的な免除料金は2カ月分で1600円ほど。6カ月間減免という太っ腹は愛知県瀬戸市です。20㎥までの水道料金も含んだ上水道の基本料金とメーター使用料を免除します。2カ月分で約2200円なので、半年間だと約6千600円。家計としてはかなり助かるでしょう。ほかにも、6~7月の上水道の料金を基本料金だけでなく全額免除する茨城県東海村や、上水道と下水道の両方の基本料金を免除する茨城県境町なども。水道料金の減免には、利用者の手続きなどが不要なことも助かりますね。■水道の民営化にはデメリットもこうした補助施策がとれるのは、水道は自治体が運営するからです。ですが、水道は全国的に老朽化が問題で、水道管の交換などで水道料金を引き上げる自治体も。また、水道料金は以前から、自治体による格差が大きいものです。ネットメディアを運営するキュービックの調査では、もっとも安い自治体は兵庫県赤穂市で1カ月853円、もっとも高いのは北海道夕張市で月6841円。月6千円もの差があります(2021年5月)。さまざまな事情を乗り越え補助に踏み切った自治体は、補助額にかかわらず感謝したいものです。ただ、本来、物価高対策は国が率先してやるべきことではないでしょうか。国はガソリン代の補助はしても、電気代は手つかずの状態。選挙を目前にして「節電ポイントへの上乗せ」を検討し始めましたが、節電ポイントはすべての電力会社が行っているものではありませんし、メールなどで参加登録も必要です。国民全体にいきわたる施策とは思えません。しかも実施は秋以降。そんな悠長な施策を待っていられません。それよりも「国が全国民の電気代基本料金を負担する」ことにすれば、来月からでも実行できるはず。それをしないのは、国民の苦しむ声が、岸田首相の“聞く耳”に届いていないからでしょうか。【PROFILE】荻原博子身近な視点からお金について解説してくれる経済ジャーナリスト。著書に『「コツコツ投資」が貯金を食いつぶす』(大和書房)、『50代で決める!最強の「お金」戦略』(NHK出版)などがある
2022年07月22日物価高に、上がらない賃金。そんなニュースを聞くたび、この先どうなるのだろうと悲観してしまうあなたへ。お金のプロが、豊かな生活をつくる方法を解説してくれたーー。「年収200万円」という言葉が、物議をかもしている。きっかけは、『年収200万円で豊かに暮らす』(宝島社)のムックの写真とともに、あるユーザーが、《色々な地獄を感じた、これを見た時。》とTwitterで呟いたこと。11.5万件の「いいね」に、2.9万件ものリツイートがつき、「200万円じゃ暮らせない」と、“炎上”したのだ。なぜ、今、炎上したのだろうか?「歴史的な円安に、値上げラッシュ。ですが賃金は30年近く上がらず、収入は下がっています。『明日はわが身』と不安があるからこそ『200万円』が心に刺さるキーワードになったのだと思うんです」そう語るのは、ムックの監修者で、2万4000件以上の家計の相談を受けてきた「家計再生コンサルタント」横山光昭さんだ。「実際、労働者5250万人のうち、年収200万円以下の人の割合は、22.9%と、1200万人。約4人に1人があてはまります。しかし、人によって状況や条件も違えば、価値観や幸せの基準もそれぞれ違う。だからこそ、悲観するだけじゃなく、打開策を探すことが大切だと思うんです」実際に横山さんが相談を受け、年収200万円でもしっかりと暮らしている人もいる。特に、読者世代(50代〜)は、「200万円で暮らす」を、念頭に入れたほうがいいと横山さん。「60代は仕事を続けても収入が目減りしますし、年金だけで200万円もない人も多い。老後に入り、住宅ローン、教育費が終わったとしても、支出を年金額以内に落とせるかはわかりません。少ないお金で楽しく暮らす術を知っておくのは大事です」だから今から、200万円で暮らせるように、家計を小さくする工夫をすることが必要なのだ。そこで横山さんに「豊かに暮らすための鉄則3」を聞いた。【鉄則1】家計の「軸」を持つ「まず初めに、家賃・生命保険料、車のローンなどの固定費から見直しをし、食費や娯楽費などの変動費についてどうするか考えることが原則です」(横山さん・以下同)横山さんが説く「固定費・変動費・貯金」の理想の比率は「45%・35%・20%」だ。では、変動費の見直しは何を基準にするといいのか?「自分や家族が、『ここにはお金を使う価値がある』と、思える軸を見つけるんです。僕は家族と過ごす時間が取りづらいので、家族と一緒の食事会をすごく大切にしてそこにお金をかけます。支出はメリハリが大事。皆さんも、ご家族で話し合って、その家庭で軸になるものを見つけてください。ただし、予算は守りましょう」アイドルなどの“推し活”や、夫婦の趣味でもいい。支出に価値があったと思える“生きたお金”は、心を満足させる。「しかし、コロナ禍で遠出ができなかったぶん、ドラッグストア、コンビニでつい買ってしまうことも。心が満足しているか常に考えて行動しましょう」■小さな支出でもこまめにチェックを【鉄則2】支出の洗い出し「40〜50代で見直しの余地がある固定費は、生命保険と携帯電話代です。特に生命保険は8割の人が見直せます。たとえば、子どもの独立を機に保障を減らすのも手です」横山さんは携帯電話は、格安シムで家族7人分で8000円だとか。「毎月、引き落とされる固定費の中に、何百円単位で何年間も支払っているものはありませんか?ある高齢の女性は、携帯の着メロに毎月300円も何年も引き落とされていました。コロナ禍で契約したサブスクや、メルマガ、月〇百円の有料サービスもちりもつもれば何とやらで高額になります」最近は、WEB明細で、支出項目もわかりづらい。「毎月、何にいくら引き落とされているかを、一つ一つ紙に書いて、自分の支出を洗い出して、ムダに使っているものはないか、しっかり向き合いましょう」【鉄則3】好き、得意は“スキル”お小遣いにしよう!「趣味など得意なスキルをネットで売買できるサイトも人気です。字がうまい人は、お祝いの文字を書いてお小遣いにしたり、動画編集をする人もいる。自分の好き・得意がお金になると、やりがいも得られ、喜びにつながります。支出だけではなく、お小遣いを得る収入の道も探しましょう」200万円と聞くと身構えてしまうかもしれないが、ポイントは次の3つだ。おさらいしよう。「『家計の軸を持って』、使いたいところには使い、ムダな『支出は洗い出し』をして、支出のメリハリをつけたい。そして『収入になる道』も考えましょう」
2022年07月08日止まらない物価の上昇。さらに老後の頼みの綱である年金は6月の支給分から減額になった。このことによって、すでに年金をもらっている人も、これからもらう人も大きく老後資金が“減った”のだーー。「6月支給分から、年金が前年より0.4%減となりました。夫が一般的な収入のサラリーマンとして40年働き、妻が専業主婦という“モデル世帯”が受給する年金は、月額22万496円から219593円へと、903円も引き下がりました。年間では10836円ものマイナスです。しかも、急激な物価上昇により、年金は額面以上に“減っている”状態です」こう語るのは、年金博士こと、社会保険労務士の北村庄吾さんだ。そもそも、物価が高騰するなか、なぜ年金が減額されたのだろうか。「少子高齢化で現役世代の人口は減っているのに、寿命が延びたことで年金受給者は増えていきます。現役世代の負担を軽減するため、2016年の年金改定で、現役世代の賃金が下がれば、その分、年金受給額も下げるというルールになったのです」コロナ禍による景気の落ち込みなどで、過去3年の賃金変動率などが0.4%減ってしまったことで、年金額も同じように減額されてしまったのだ。■1万品目超の値上げ…政府の対策は期待できず年金減額だけではなく、急激な物価の上昇も家計に大きな影響を与えている。生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんは言う。「2019年10月に消費税の増税、2020年の新型コロナによる景気の低迷で、企業の業績が悪化しました。一時期、コロナ禍で世界的に物流が滞りましたが、2021年に入り欧米諸国で輸出入が急激に再開されたことで、原油の需要と供給のバランスが崩れるなどして原油価格が高騰。大豆や小麦などの穀物の価格にも反映されました。昨年末からは、ロシアとウクライナの緊張が高まり、原油と小麦価格がさらに値上がっています。そして、この数カ月の急激な円安も家計に影響を与えています。麺類やパンなどの小麦粉商品をはじめ、輸入される牛肉や魚介類、さらにスーパーの総菜、ペットボトル飲料、お菓子など、1万品目以上が値上がりするのです」6月24日に発表された最新の「消費者物価指数(全国2022年5月分)」によると、総合的な物価は昨年と比べて2.5%上昇している。生魚や生野菜などの生鮮食品は12.3%、水道光熱費に至ってはなんと14.4%もの上昇だった。これを昨年5月の「家計調査」にあてはめてみると、この1年で月の支出額は214961円から220335円と、5374円も増えたことになる。年間だと64488円の上昇だ。「年金も減額されているので、年金世帯がこれまでと同じ生活をするだけで、年間75324円も負担が増えることになります。平均寿命の延びも加味し、老後を30年として計算したら2,259,720円の負担増になります。老後の計画が狂ってしまう人も多いはずです」(柏木さん)つまり、現在の状況は本来使えるはずだった老後資金が226万円も減ったのに等しい。政府はこの物価上昇をある程度容認すると、柏木さんはみている。「政府や日銀は長く続くデフレを脱却することを目標にしてきました。日本銀行のが『国民が値上げを受け入れている』と口走ったのも、そんな本音の表れでしょう。そもそも企業が、値上げした商品の価格を再び下げるとは、考えにくい。ウクライナ情勢も長引けば、さらなる値上げもありえます」岸田政権下で急激に目減りしていく老後資金。政治がそれに歯止めをかけない以上、生活を貧しくしていくしかないのかも……。【図解】昨年と今年の月の消費支出比較と物価上昇率
2022年06月30日6月16日、日本維新の会の鈴木宗男参院議員(74)がブログを更新。未だ続くロシアのウクライナ侵攻について綴ったが、その内容が物議を醸している。鈴木議員はロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、《ウクライナゼレンスキー大統領は『武器を供与してくれ、少ない』と訴えている。欧米諸国は協力する姿勢を示しているが、それでは戦争が長引き、犠牲者が増えるだけではないか》《自前で戦えないのなら潔く関係諸国に停戦の仲立ちをお願いするのが賢明な判断と思うのだが》と私見を述べ、ゼレンスキー大統領の姿勢に苦言を呈した。また、《名誉ある撤退は「人の命を守る」上で、極めて大事なことである。また、物価高で世界中が悲鳴を上げていることを考えるべきだ》ともつづった鈴木議員。ウクライナが戦闘を続けることで世界的な物価の上昇が起きているというのだ。しかし、報じられている戦況から見えてくるのはロシアの身勝手な侵攻ぶりだ。「2月末に侵攻が始まった当初から、ロシアの一方的な軍事行動は国際法違反であると指摘されていました。、またロシアはウクライナの病院や学校も攻撃しており、民間人の犠牲者も多数報告されています」(社会部記者)各国はこの事態を重く受け止め、ロシアに経済制裁を加えるなど厳しい措置をとっている。「ファストフードのマクドナルドやコーヒーチェーンのスターバックスも、ロシアでの事業を撤退しました。鈴木議員はウクライナの責任を指摘していますが、一方的な侵略で物価の上昇を引き起こしているのはウクライナではなくロシアなのではないでしょうか」(前出・社会部記者)ウクライナに“名誉ある撤退”を呼びかけた鈴木議員。この発言に対し、インターネット上では批判の声が殺到している。《主権を侵害されたので、国民が命がけでそれを防ごうとしているのにそれを他国の政治家が物価高だから諦めて降伏せよとは何事ぞ》《物価高の原因はロシアが侵略を始めたからでしょう。日本維新の会はこういう国会議員を野放しにする政党なのでしょうか?》《「物価が高いから降伏しろ」って、どういう政治信条を持っていればこんな人の心を無くした発言ができるのかわからない》さらにセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使もTwitterを更新し、次のように抗議した。《鈴木さん、私の唇を読んでください、私たちは降伏しません。プーチンは悪そのものであり、ロシアは戦犯である。我々は、武器があろうがなかろうが、戦います。素手で戦います。なぜなら、我々は何のために戦っているのか知っているからです。それを知っていますか、鈴木さん?》
2022年06月17日「急激な物価高は、原油や天然ガスなどのエネルギー価格の高騰が主要因です。モノを作ったり、輸送するのにも燃料が必要ですから、穀物や資材などの価格も上がっているのです。さらに、急激な円安が、輸入価格も高騰させている。来年4月に日銀の総裁が代わる見込みですが、そのころには円安はある程度、解消されるでしょう。ただし、今後のエネルギー価格の動向については未知数です」そう語るのは、経済評論家で、楽天証券経済研究所・客員研究員の山崎元さんだ。小麦価格の高騰を受けて、今月2日にフジパンと敷島製パンが、7月1日出荷分から食パンなどを値上げすることを発表した。先月には製パン業界最大手の山崎製パンも値上げを発表していて、いずれも今年2回目の値上げとなる。ほかにも、麺類、飲料、食用油、冷凍食品や食肉、調味料まで、あらゆる身近な食品類が軒並み値上げ。電気・ガス代に加えて、電車運賃やティッシュなどまで値上げとなっているから、家計への影響は計り知れない。ファイナンシャル・プランナーで、社会保険労務士の井戸美枝さんはこう語る。「“ぜいたく品”ではなく、生きていくために必要なものの値段が上がっているのが問題です。今後、支出が2割増えると考えて、家計も、老後の資金についても考えていく必要があるでしょう」’19年、金融庁の報告書をきっかけに、老後資金が2,000万円不足するという問題が話題になった。仮に支出が2割増えた場合、不足金額はいくらになるのだろうか。コロナ禍前の’19年の消費支出をもとに、金融庁の計算式にあてはめてみると……。年金額が変わらない場合は毎月約8万1,000円不足し、65~95歳までの30年で約2,925万円足りなくなる計算に。まさに老後3,000万円不足なのだ。「しかし、これはあくまでも高齢夫婦無職世帯の一例で、支出も収入も何も見直さなかった場合です。老後を安心なものにするためには、しっかりとした準備をすれば、老後のお金の不安は解消できるのです」(井戸さん)超低金利時代、銀行に資産を置いていても、ほとんど増えることはない。投資で資産を少しでも増やすことができれば、老後の生活を豊かにできる。そこで、山崎さんに資産運用のコツを聞いた。■「資産を運用する」ほったらかして増やす「物価高や円安に焦って『投資で短期的に稼ごう』というのはやめましょう。高い確率で失敗します」山崎さんが提唱するのが、目先の相場の高低に一喜一憂しない“ほったらかし投資”だ。「原則は『長期・分散・低コスト』です。10年や20年など、長い目で考える。そして、投資先を分散させることでリスクを減らせます。さらに、投資がうまくいったとしても、高い手数料を取られれば、得られるお金は減るので、低コストな商品や証券会社を選びます」だが、「分散」といっても、世界中の株式市場やさまざまな業界にバランスよく投資するのは、専門知識がないと難しい。「そこで、おすすめなのが、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)という投資信託です。全世界の株式市場の指数と連動するように運用されている。この商品を購入するだけで、世界中に分散投資をしているのと同じことになるのです。さらに、投資会社の取り分である『運用管理費用』も安く抑えられています」世界的な株安などの影響を受けて、短期的には価格が下落することもあるが、長期的に見れば価格は上昇してきた。「購入手数料が安いネット証券で運用するのがおすすめ。証券会社の窓口で購入もできますが、余計な商品を買わされないように気を付けましょう。顧客にいい商品と、証券会社にとっていい商品、つまり手数料をたくさん取れる商品は違うのです。投資するときは、iDeCoやつみたてNISAなど、税の優遇が受けられる制度を目いっぱい活用しましょう」資産のうち、どれくらいの額を運用するのがいいのだろうか。月の生活費の3~6カ月分を銀行口座に残し、残りを「運用資金」とするのが基本的な考え方。「投資信託は『リスク資産』です。年5%ほど増えることが期待される投資の場合、最大4割ほど増える可能性がある一方、投資額の3分の1が減るリスクもある。そうなった場合でも、許容できる金額を投資するのです」資産が100万円減ることまでは許容できるなら、投資額は300万円になる。老後のための運用なら、こんな考え方もできるという。「95歳まで長生きしたとして65歳から30年、360カ月です。1万円までなら、ひと月あたり使える額が減っても生活に支障ないという人は、360万円の3倍の1,080万円まで投資していいということになる。5,000円なら、540万円です」残りは「無リスク資産」として、元本割れのない「個人向け国債」で運用するか、普通預金のまま保有する。ただし、預金額は銀行が破綻した場合でも保護される1行1,000万円の範囲内としよう。毎月の給与からいくら投資にまわすかというのも、基本的に考え方は同じ。生活費を除いたうえで、許容できるリスクで額が決まる。「あとは『ほったらかし』ます。大げさに言えば、投資したことも忘れているくらいでいい。老後、必要になったタイミングで取り崩していきましょう」■ほったらかし投資のルール【3原則】〈長期〉:目先の市場の動きに一喜一憂しない。長い目でプラスになればいいと考える。〈分散〉:投資先を分けるほど、暴落のリスクが減る。全世界の株式市場と連動している「eMAXIS Slim全世界株式」がおすすめ。〈低コスト〉:手数料の低い商品や証券会社を使う。証券会社はネット証券会社がおすすめ。【投資額の決め方】〈eMAXIS Slim全世界株式に投資〉:「リスク資産」。最大3分の1が失われても許容できる金額。iDeCo、NISAを活用して投資する。〈個人向け国債 or 預貯金〉:「無リスク資産」。預貯金は1行1,000万円以下で。〈預貯金〉:「生活資金」。月の生活費3~6カ月分。最後に山崎さんからアドバイス。「高齢化で、今の50代~60代には、親が健在という人も多い。自分の資産だけではなく、親の資産を守ることも忘れないでください。親が認知症になって口座が凍結されたり、変な保険や投資信託を買わされてしまう例も多い。そうした場合に備えて、『財産管理等委任契約』や、あらかじめ家族を後見人に指名する『任意後見契約』を活用して、親のお金を管理できるようにしておくといいですね。面倒くさいと思いますが、相続によって、あなたの資産になる可能性があるのですから」豊かな老後を送るために、今から備えよう!【PROFILE】山崎元株式会社マイベンチマーク代表。コンサルタントとしても活躍。『ほったらかし投資術』(朝日新聞出版、水瀬ケンイチとの共著)など著書多数井戸美枝厚生労働省の社会保障審議会の委員や国民年金基金連合会の理事(非常勤)なども務める。近著に『「届け出」だけで、もらえるお金・戻ってくるお金』(宝島社)など
2022年05月12日物価が上がっている。総務省が1月21日に発表した’21年12月の生鮮食品を除く消費者物価指数は、前年同月と比べて0.5%アップ。4カ月連続の上昇だ。特にエネルギー関連の価格上昇が大きく、電気代は13.4%アップで、40年9カ月ぶりの上げ幅になった。いっぽう年金は下がっている。そんな物価の上昇や減る年金について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。■諸悪の根源は「年金カット法案」’22年度の年金支給額は昨年度から0.4%ダウン。厚生年金は夫婦2人のモデル世帯で、昨年度から903円減って月21万9,593円。国民年金は満額支給の方で昨年度から259円減って月6万4,816円です。物価上昇中に年金が減るのは、大きな痛手になるでしょう。年金はもともと「物価や賃金が上がれば年金も上がる」ものでした。物価と同じように年金も上がるため、年金で暮らす方の家計が苦しくなることもなかったのです。ですが年金財政のひっ迫で、’04年小泉政権のもと「100年安心」をうたう年金改革を実施。その際「マクロ経済スライド」を導入しました。これは年金保険料を納める現役世代の負担を抑えるため、物価や賃金が上がっても、その上昇率より年金の上昇率を抑えるというものです。たとえば物価が2%アップなら、年金は1.1%アップにするといったイメージです。 ただマクロ経済スライドは物価が上がった年しか発動しないのがルール。’04年以降デフレが続いたため、これまでに’15年、’19年、’20年の3回しか発動されず、年金財政は厳しいままです。そこで’16年、当時「年金カット法案」と揶揄された新ルールが登場。今度は「物価が上がっても賃金が下がっていれば、年金は賃金に合わせて下げる」というもので、’21年から施行されました。そのため’21年度の年金額は、前年度から0.1%ダウン。さらに、コロナ禍で給与カットも多かったため’22年度は0.4%ダウンで、2年連続の年金減額になりました。しかも今は、冒頭で述べたとおり物価が上がっています。この物価上昇はまだまだ続くと見られていて、’22年4月の生鮮食品を除いた物価上昇率は1.7%程度になると予測する専門家もいるほどです。現役世代の給料は一向に上がらないし、年金まで減らされたなかで、物の値段はどんどん上がります。小麦の政府の売り渡し価格が’21年10月に19%上昇した影響がそろそろ見えはじめ、日清製粉ウェルナは2月からパスタなどを3〜9%値上げします。また、食用油も高騰していて、3月にはキユーピーがマヨネーズなどを2〜10%値上げします。コロナ禍で傷んだ家計を値上げが襲う。まさに泣きっ面にハチです。これほど国民が苦しむ物価高の状況で、それでも年金を減らす国からは、「自分の暮らしは自分で守れ」というメッセージしか聞こえてきません。私たちはわが家の家計を守り抜く覚悟をもって、ムダ遣いをなくして、財布のひもをぎゅっと締めていきましょう。
2022年02月04日「今年は天候不良の影響もあり、野菜の価格が急騰したり、かつお節やオリーブオイルなどの値上げも予定されていたりと、家計を物価高が直撃しています」 こう話すのは、節約アドバイザーの坂口孝則さん。『スッキリ!!』(日本テレビ系)のコメンテーターとしてもおなじみだ。坂口さんの専門は企業のコストカットだが、家計のコストカットも基本的な考えは同じだという。 (1)何にお金を使っているか、支出を“見える化”する(家庭でいえば、家計簿をつけたりするなど)。(2)原材料などを安い価格で購入する。(3)使っている量を減らす、使うのをやめる。(4)節約のモチベーションを維持する。 一般的に節約といえば、(2)のことを思い浮かべる人も多いだろう。 「家計を守るため、少しでも安い商品を買おうと、皆さん頑張っていますが、頑張りすぎるあまり、『節約に疲れた』と、口にする方も多いのです。そんな方に私が勧めているのが、(3)の使っている量を減らす方法です。1回につき数円というものも多いのですが、まさにチリも積もれば山となるで、年間にすれば数万円も変わってきます。それに習慣化すれば、意外に疲れませんし、次第にゲーム感覚で楽しめるようにもなりますので、節約のモチベーションも維持することができるのです」 そこで、具体的なテクニックについて、坂口さんの試算をもとに水回りや家事の分野から紹介してもらった。 【1】使った石けんは翌朝、日光で乾燥させる 実は、石けんはぬれたままにしておくと、自然と溶けていってしまう。 「入浴などで使ったら、翌朝、日光が当たる窓辺などに置いておくこと。自然乾燥で減りが約1割削減できます」(坂口さん・以下同) 化粧石けんのように単価が高い商品なら、1個につき20円以上の節約になる。 【2】シャンプーのボトルは半プッシュで止める 最近のシャンプーは洗浄力が高いため、美容専門家によれば“使いすぎ”の状態にあるという。 「フルプッシュと半プッシュでは3対1ほど、出てくる量が違います。毎回半プッシュで使っていけば、通常より3倍長持ちするのです」 2カ月で1本使い切っている人なら、なんと6カ月も持つことになる。1本500円としても、3カ月で500円の節約となるのだ。 【3】お風呂シートを活用 入浴に関していえば、意外に高くついているのが追いだきだという。 「入っていないときに、お湯に保温シートを敷いておくだけで、家族4人家庭なら1日40円分のガス代を節約できるのです」 3カ月なら、なんと3,600円! お風呂シートは100円ショップなどでも売っている。ぜひ入手したいアイテムだ。 【4】トイレットペーパーを10センチ短く使う トイレットペーパーの長さは1ロール60〜100メートル(シングル仕様)。 「個人差はありますが、仮に1回1メートル使うとしましょう。それを意識して10センチずつ短く使えば、60メートルのロールなら6回分多く使えます。4人家族で3カ月に9パック(54ロール)使っている家庭なら、1割分の300円ほどおトクになります」 【5】トイレの小は流さない 「小のときは水を流さないことにしている家庭もありますが、ちなみに小1回の水道代は約4円です」 1日10回流さなければ、3カ月で3,600円。まさにチリツモの真骨頂だ! 【6】納豆のタレは半分しか使わない 納豆2パックには当然タレも2袋入っているが、味の濃さは1袋でも十分。1袋は煮物などの料理に転用することもできるという。 「納豆好きな家庭なら、ほぼ液体だしを買わなくても賄えるほどです」 【7】お湯はガスコンロではなく電子レンジで沸かす 「コップ1杯分の水を沸かすのにかかるコストはガスコンロより電子レンジのほうが約1円安いのです。朝昼晩と、電子レンジを使うようにすれば、1日10円ほど節約になります」 3カ月で900円。 【8】煮込み料理なら、鍋を発泡スチロールの箱に入れる 「煮込むために弱火で長時間加熱が必要なときは、一度加熱してから、鍋をコンロから下ろし、中にタオルを敷いた発泡スチロールの箱に入れておくことで同じ効果が得られます」 弱火で20分煮たときのガス代は約2円。 【9】宅配便を出すときはコンビニに持ち込む 家に集配に来てもらうよりコンビニや営業所へ持ち込んだほうが1回100円トク。 「手間を惜しまないのも“チリツモ”の鉄則です」 【10】封書はやめて、はがきを利用する 「内密の要件でないかぎり、手紙ははがきにすることです」 6月からはがき代が値上げになったが、それでも封書より20円安いのだ。 「“チリツモ節約術”は慣れると、さほど大変にも感じませんし、『だんだん楽しくなってくる』という人も多いですよ」
2017年09月25日BCNは11日、全国の主要家電量販店などの実売データを集計する「BCNランキング」に基づくデジタル家電の市場動向を発表した。2014年4月の消費税増税後、8月には回復の兆しが見えたが、9月・10月と2カ月連続で足踏みが続く状態となっている。BCNは、国内デジタル製品の総合的な販売実績を示す「BCN指数」と呼ばれる数値を提供している。これはBCNが家電量販店などのPOSデータを商品カテゴリごとに集計する「BCNランキング」をもとに、平均販売単価と販売金額の前年同月比をまとめた数値だ。2014年4月の増税で半年ぶりにマイナスに落ち込んだBCN指数は、8月に98.8まで回復したものの、9月と10月の2カ月連続で93.2を記録。この数値は増税後最低の水準となる。BCNでは、9月・10月にBCN指数が落ち込んだ原因を円安による物価高と推測。特に9月以降、食料品を中心に価格の上昇が目立つため、4月の増税とあわせて消費マインドを冷やす結果になったのではないか、としている。製品カテゴリ別に見ると、液晶テレビ、レコーダー、ノートパソコンの販売金額は前年を下回った。液晶テレビは5月以降連続で前年超えをしていたものの、10月は97.9%とわずかながら前年には満たない数値に。レコーダーは89.8%、ノートパソコンは75.1%と、前年を大きく下回る結果になった。一方で、iPadなど新製品が登場したタブレットは、146.6%と大増幅を記録。デジタルカメラは107.3%と、増税後初めて販売金額が前年を上回ったが、大きく伸びたわけではない。BCNは、迫力ある伸びを示しているカテゴリーは見当たらない、としている。2014年10月31日に日本銀行が発表した追加金融緩和の影響で、さらなる円安の進行と株高が期待されるが、これ以上の円安で単に株価を上昇させるだけでは、デジタル家電市場に大きなプラスはない。BCNは調査結果を踏まえたうえで、ウェアラブルデバイスやモノのインターネット(IoT)などの新たな市場で成功が求められる、と結んだ。
2014年11月11日