映画『パラレルワールド・ラブストーリー』(5月31日公開)の完成披露試写会が16日に都内で行われ、玉森裕太 、吉岡里帆、染谷将太、筒井道隆、美村里江、清水尋也、石田ニコル、田口トモロヲ、森義隆監督が登場した。同作は小説家・東野圭吾による累計発行部数110万部の恋愛小説を実写化。脳の研究を行うバイテック社で働く敦賀崇史(玉森)を主人公に、憧れの女性・津野麻由子(吉岡里帆)が幼なじみの三輪智彦(染谷将太)と付き合う世界と、麻由子と恋人同士の世界、2つの世界が並行して物語が進み、崇史はどちらの世界が真実なのか翻弄されていく。「基本ずっと緊張感のある現場で、そんなに笑いとかにこやかな空気ではなかった」という玉森。吉岡が「玉森さんが、染谷さんとの大事なシーンで、鼻血を出したって聞きまして」と明かすと、玉森は「智彦との大事なシーンで、自分も熱が上がりすぎちゃったのか、いろいろ考えてたら、鼻血がたらーんと垂れてきて」と苦笑する。染谷も「お弁当を選ぶときだけ、お二人とも笑みがこぼれると言いますか。それが唯一の心の救いでした」と頷いていた。一方、筒井は「ピリピリしてたとは知らずに、けっこうへらへらしてて、すいません。玉森くんと話をして、すごいかわいくて、楽しかったです」と振り返る。どんな話で盛り上がったのかは「ないしょです」と明かすのを拒否し、再度聞かれた玉森も「いや、ないしょです」と乗っかっていた。さらに、撮影時に18歳だったという清水も「イエイって感じで入ろうと思ったら、すっごいストイックな雰囲気だった」と同意する。「僕も、難しい顔をして廊下をうろついたりしてました。秘めたる、落ち着きみたいなものですね」と現場の様子を語った。キャスト陣から相次いで現場の緊張感を指摘されていた森監督だが、その理由については「映画を見ていただければ」と期待を持たせる。さらに「玉森裕太という映画俳優を、僕が生み出すという覚悟で関わって、鼻血を出すまで追い込みました」と心境を吐露。「その期待に大いに答えていただいたと思うので、映画俳優・玉森裕太の誕生も、大いに目撃していただきたいと思います」と観客に語りかけた。舞台挨拶の最後には、急な暗号クイズも。スクリーンに映し出された問題を前に、キャスト陣は首を捻る。わかった様子で手を挙げていた玉森は「これはあの……パラレルワールド・ラブストーリー?」と答えたものの、正解は同じ色のマスを重ねたときに出てくる「パラレルワールド」という言葉だった。玉森は「あ、すいません」と苦笑したが、「正解にしてもらっていいですか?」とおねだり。見事「正解です!」と甘やかしてもらい、「やった!」と喜んでいた。
2019年04月16日「Kis-My-Ft2」の玉森裕太が4年ぶりに主演を務める映画『パラレルワールド・ラブストーリー』の完成披露が4月16日(火)、都内にて行われ、玉森さんらが舞台挨拶に登壇した。『パラレルワールド・ラブストーリー』は、累計発行部数130万部を超える東野圭吾の珠玉の同名小説を映画化。研究者の崇史(玉森さん)は、ひとつの世界では愛する麻由子(吉岡里帆)と恋人同士だが、もうひとつの世界では麻由子は親友の智彦(染谷将太)の恋人だった。混乱する崇史は、彼女が本当は自分の恋人なのか、親友の恋人なのか探り、ふたつの世界の間で、ある真実にたどり着く。「監督がどSすぎる…」キャスト陣の証言続々本作において、だいぶ追い込まれたという玉森さんは、「基本、ずっと緊張感のある現場で、そんなに笑いとかにこやかな空気ではなかったんです」と、穏やかな舞台挨拶の雰囲気とは一変した空気感であったと伝えた。ふたつの世界が描かれるのだが、役作りについても「自分には経験もないことですし、役作りもすごく苦労しました。監督からもいっぱいアドバイスをいただいて現場に挑みました」と苦労があったと明かした。ヒロインとなった吉岡さんも、玉森さんの隣でうんうんとうなずき、「監督がどSすぎる…こんな現場あるのかっていうくらい、味わったことないくらいとてもストイックな現場でした」と、ほとんどキャスト同士も会話なく緊迫していたという。さらに、吉岡さんが「玉森さんが染谷さんとの大事なシーンで鼻血を出したと聞いた。本当に追い込まれすぎて出た鼻血なのかなと…」と言えば、森義隆監督が「暴力は現場にはなかったです!」とすかさず否定。うっすら笑みを浮かべた玉森さんは、「智彦との大事なシーンで、自分も熱が上がりすぎちゃったのか、いろいろ考えていたら鼻血がタラーンと垂れてきて(笑)」と、在りし日の撮影を思い起こしていた。森監督が絶賛「映画俳優・玉森裕太の誕生も同時に目撃して」キャストが歯を食いしばって演じた本作について、森監督は「面白いと思ってもらえることを目指して作った。玉森裕太という映画俳優を生み出す覚悟をもって関わって、本当に鼻血が出るまで追い込みました」と真摯にふり返る。「彼という俳優が誕生させられれば絶対いい映画になるという覚悟の中で、期待に大いに応えてくれたと思う。映画俳優・玉森裕太の誕生も同時に目撃してもらいたいです」と最後は玉森さんの大いなる賞賛に変えた言葉を添えると、この日一番の拍手が観客から送られていた。そのほか、舞台挨拶には、染谷さん、筒井道隆、美村里江、清水尋也、石田ニコル、田口トモロヲも出席した。『パラレルワールド・ラブストーリー』は5月31日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:パラレルワールド・ラブストーリー 2019年5月31日より全国にて公開©2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会©東野圭吾/講談社
2019年04月16日映画『パラレルワールド・ラブストーリー』(5月31日公開)のプレミアイベントが16日に都内で行われ、玉森裕太 、吉岡里帆、染谷将太、筒井道隆、美村里江、清水尋也、石田ニコル、田口トモロヲ、森義隆監督が登場した。同作は小説家・東野圭吾による累計発行部数110万部の恋愛小説を実写化。脳の研究を行うバイテック社で働く敦賀崇史(玉森)を主人公に、憧れの女性・津野麻由子(吉岡里帆)が幼なじみの三輪智彦(染谷将太)と付き合う世界と、麻由子と恋人同士の世界、2つの世界が並行して物語が進み、崇史はどちらの世界が真実なのか翻弄されていく。キャスト陣がレッドカーペットに登場すると、集まったファンからは大歓声。約100名のプレミアすぎるイベントに、玉森は観客・キャスト全員での自撮りを試みる。しかし、自撮りがあまり得意ではないようで、操作をやり直す場面も。再度撮影し、満足そうに戻っていった。手を振るだけで歓声があがってしまうため、「あ、しゃべります」と宣言してから話し始めた玉森。「みなさんで魂を込めた作品です。頭フル回転のメッセージに、映画館で、みなさんも楽しみながら挑戦していただけたら、より楽しめるなと思っています。本日はどうもありがとうございました」とメッセージを送り、レッドカーペットを後にした。
2019年04月16日舞台『BACK BEAT』の製作発表が東京・新宿LOFTで15日に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、石丸さち子(翻訳・演出)が登場した。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノン、JUONはポール・マッカートニー、辰巳はジョージ・ハリスン、上口はピート・ベストを演じる。暗転したステージに現れた5人は、まずジョン・レノン役の加藤がボーカルをとった「ロックン・ロール・ミュージック」、そして戸塚がボーカルを務め「ラブミー・テンダー」を披露。この演奏に、ビートルズの初来日武道館公演に出演した尾藤も「武道館でビートルズが一番最初にやった曲」と喜び、「これがかっこいいんですよ、グーです!」と絶賛した。戸塚も「バンドのマジックを初体験してしまった。自分の中に新しい命が生まれたみたいな。すっごい楽しかったです」と振り返り、加藤は「出る前もずっと一緒にバンドをやってきたかのような空気感で、みんなで気合い入れして歌って、俺たちバンドなんだなと思いました。稽古も重ねてきているにも関わらず、初めて一つになった瞬間だなと思いました。ここからさらにバンドのグルーヴを高めていきたいと思いました」と充実した気持ちを表した。劇中では20曲を披露するため、初心者の辰巳は現在1日8時間練習しているという。同じくドラムを始めたばかりの上口に加え、ふだんギターを弾いている戸塚がベースに、右利きのJUONが左手でピックを持ってギターに、など挑戦することばかり。今回の演奏では弦が切れるハプニングもあったJUONは「家でやったりして不安だなと思ってても、一緒に練習してると、さっきまで弾けてなかったのに弾けるようになっちゃう」と仲間と一緒に演奏することの喜びを表した。また上口は「ドラムの席って最高の特等席だなって改めて思いました。お客さんの反応も見れて、メンバーのテンションも見れて。いつもより走ってんぞ、とかわかりつつ」と笑顔に。グループでの仕事にベースを持ち込んでいいのか迷っているという戸塚は、A.B.C-Zでもバンドをやっては……という提案に、「塚ちゃん、楽器弾けるかなあ? 新しい一面をグループでも見せられたらいいですね」と新たな可能性を示した。このメンバーでのライブの可能性について聞かれると、辰巳は「やりたいですね」と意欲十分。加藤のライブに乱入したい、という希望には加藤が「そんなサプライズはウェルカムですけど、いいんですか? 逆に」と戸惑う。さらにCD化もどうか、というレポーターの提案に、辰巳は「僕、まだ個人的にCDも出してない。ふぉ〜ゆ〜っていうんですけど。ここが先か! メンバーごめんね!」と謝っていた。
2019年04月15日Kis-My-Ft2の玉森裕太と北山宏光が、10日に放送されたラジオ番組『Kis-My-Ft2 キスマイRadio』(文化放送/毎週水曜24:05~24:30)で、ミュージックビデオを撮影したシンガポールでの裏話を語った。今月24日に、新アルバム『FREE HUGS!』のリリースを控えるKis-My-Ft2。初回盤Aに収録される「HUG&WALK」のミュージックビデオは、炎天下の中で撮影が行われ、色白の玉森は真っ赤に日焼けしてしまったそう。「腕が全部シミになってるし、首も色が分かれちゃってるもん。本当にこれダサいのよ」と悩んでいることを打ち明け、「色白をやめて、全部焼いてムラを直そうかな」とポツリ。すると、色黒を自負する北山は、「玉森は白過ぎて、レフ版なみに顔が飛んじゃうもんね。今年は“くろたま”で」と大賛成。玉森は、「シミになるのが嫌だから、今、シミをとるために一生懸命頑張ってるの」と言いつつ、「でも黒くしないとずっと変な色だから、日サロもちょっと考えてる。多分、一回は焼くと思う。こんなんじゃ脱げないから。ライブも近いしさ」と“くろたま”への変貌に前向きだった。また、現地で、メンバーの二階堂高嗣と行動を共にしていたという玉森。「ニカの英語力がヒドかった。英語がひとつも読めないの。何も読めないの」と暴露し、「メニューを一つ一つ説明したから、ご飯を頼むだけで10分くらいかかったよ。出川さんみたいに、ニカを放置するロケとかやればいいと思う」とあきれた様子。「あいつまじで…?」と絶句する北山も、「俺も危ないと思った。ひとりにしたら、あの子何されるかわかんない」と心配そうにつぶやいていた。
2019年04月11日Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、6日にスタートした新ラジオ番組『藤ヶ谷太輔 Peaceful Days』(ニッポン放送 毎週土曜22:30~23:00)で、ジャニーズ事務所先輩たちからの激励について明かした。ソロでレギュラーラジオ番組に初挑戦する藤ヶ谷は、番組冒頭で、「『藤ヶ谷太輔って、実はこんな人なんだ』って思っていただける楽しい30分になれば。コンセプトとしては、全く背伸びはしません。格好もつけません。とにかく自分のスタイルで話していきたいと思います」と意気込み十分。同番組に続いて、中居正広のレギュラー番組が放送されるため、中居にあいさつに行ったという藤ヶ谷は、「『いいじゃん!お前、そういうの絶対やった方がいいよ』って、予想以上にすごい喜んでくださった」とうれしそうに報告しつつ、「お前からすごい良いパスが来ると思っていいんだな。お前から変なパスが来たら、俺も変なテンションで始まるんだからな」と叱咤激励を受けたことを明かした。また、同番組の時間帯でレギュラー番組が放送されていた滝沢秀明氏とも話したそうで、「タッキーは悩みごとの相談かと思って、ノートとペンを持ってきてくれて。報告したらすごく喜んでくれて、『自分の好きなように、自分の好きな時間にしたらいい』と言ってくれました。2人で色々お話をしたんですけど、やっぱりタッキーは美形ですね。本当に格好いい」と温かい励ましの言葉に感激した様子。「ジャニーズのタテの関係というか、そういうのも良いなって思いましたし、そういうのを背負いながら自分らしくやっていけたら」と改めて意気込んだ藤ヶ谷は、本編で3つのコーナーを滞りなく進行。最後は、「誰も聞いてないんじゃないかと怖いですね。早く慣れたい」とドキドキの心境を語りつつ、「とにかく楽しくなりたい。中居さんがクスって笑っていただけるように頑張っていきたいと思います!」と締めくくっていた。
2019年04月08日4月1日から公演されるミュージカル『ハル』の公開稽古が1日、東京・赤坂のTBS赤坂ACTシアターで行われ、薮宏太(Hey!Say!JUMP)、北乃きい、安蘭けい、七五三掛龍也(しめかけ りゅうや Travis Japan)が出席した。同舞台は、平成最後の春に上演する新作ミュージカル。Hey!Say!JUMPの薮宏太の10年ぶりとなる主演舞台で、病を乗り越えボクシングに挑戦する青年役に体当たりで臨む。公開稽古後に報道陣の取材に応じた主演の藪は「昨年の12月から準備をしていたので、やっとこの日を迎えられて素直にうれしいです。みんなで稽古してきたので、皆さんの前で披露できることがとても幸せです」と緊張感よりも楽しみの方が大きいようで、「4月から新生活や環境が変わる方もいると思うので、そういう方の背中を少しでも押せるミュージカルにしたいです」と意気込みを語った。藪と共演する七五三掛は「藪くんと一緒にできてすごく感動しています」と喜び、「稽古の期間にお尻を触られました(笑)」と仰天告白。七五三掛のコメントに「言い方変えようぜ!」と慌てた藪は「あいさつ程度のスキンシップです。親しみを込めたスキンシップですよ。もちろん男性にだけです!」とあいさつであることを強調し、七五三掛も「僕はそれを受けてうれしいです。愛をもらっています」と先輩の気遣いに感謝した。プレスコールの直前には新元号の"令和"が発表された。新元号について藪は「素敵な響きですよね。令和と聞いてジャニーさんが頭を駆け巡らせていると思いました」と笑いを誘い、北乃も「美しい響きだし日本的な感じで素敵だと思いました」と好印象の様子。グループ名にもある平成(Hey!Say!)は今月で終わるが、「Reiwa!JUMP!に改名?」という質問に「考えていましたが、元号が変わっても変わりません!」と否定した藪は「元号は変わりますが僕たちの気持ちは変わりません。令和の時代も頑張りたいと思います」とさらなる活躍に意欲を見せていた。ミュージカル『ハル』は、4月1~14日(3・10日は休演)に東京・TBS赤坂ACTシアター、4月22~28日(24日は休演)に大阪・梅田芸術劇場メインホールにてそれぞれ公演される。
2019年04月02日佐藤健と土屋太鳳の共演で実話を基に映画化され2017年末に公開された『8年越しの花嫁奇跡の実話』が、3月30日(土)深夜に地上波初放送。今回の地上波初放送に際し、地上波初放送にあたり瀬々敬久監督からのコメントも公開された。2015年2月、YouTubeに投稿された1本の動画には、岡山のあるカップルに起きた奇跡が映し出されていた。その動画は瞬く間に話題となり数々のメディアで取り上げられ、感動の声が日本中に広がっていった。この結婚式の直前に病に倒れ意識不明となった花嫁と8年間待ち続けた新郎の実話を基に映画化されたのが本作である。結婚を約束したカップルの尚志と麻衣。結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、突如原因不明の病に襲われた麻衣は意識不明となり、いつ目が覚めるか分からない状態に陥ってしまう。麻衣の両親から「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われる尚志だが、彼は諦めず麻衣の側で回復を祈り続けた。そして長い年月の末ようやく麻衣が目を覚ますも、さらなる試練が2人を待ち受けていた。2人が結婚を約束してから8年後、ついに最高の奇跡が訪れる――というストーリー。キャストには一途な想いで愛する人の復活を祈り待ち続ける尚志に『るろうに剣心』や『何者』などで知られる佐藤健、意識不明になってしまう麻衣には『累‐かさね‐』や『春待つ僕ら』など主演作が続く土屋さん。2人を見守る麻衣の両親役で薬師丸ひろ子と杉本哲太も出演。また主題歌を「大恋愛~僕を忘れる君と」や「初めて恋をした日に読む話」などの作品でテーマ曲を手掛け話題沸騰中の「back number」が担当。脚本は朝ドラ「ひよっこ」などの岡田惠和が担当し、映画『64-ロクヨン-』前後編などの瀬々敬久監督がメガホンを取った。この度、地上波初放送にあたり瀬々監督からのコメントも到着。監督・瀬々敬久コメントもうすぐ平成が終わる。平成の30年間は決して短くはなかった。色んなことがあった。思えば映画『8年越しの花嫁』のモデルとなった尚志さんが麻衣さんを待ち続けた8年間、その月日は平成の年月の四分の一を超えている。その年月を考えるだけでも胸に迫るものがある。きたる「8年越し…」の地上波テレビ放送では、日々過ごしている一人暮らしのリビングや家族と過ごすお茶の間の日常に、それぞれの人たちにもそれぞれにあった生きた物語の年月と映画を重ね合わせるようにして、尚志さん、麻衣さんの過ごした8年間のドラマが届くことと信じている。まさに平成の終わりに相応しい地上波放送じゃないだろうか。映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』は3月30日(土)深夜26時38分~TBS系で放送。(笠緒)■関連作品:8年越しの花嫁奇跡の実話 2017年12月16日より全国にて公開© 2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会
2019年03月30日3月30日に神奈川・横浜アリーナで開催される「マイナビ presents 第28回 東京ガールズコレクション 2019 SPRING/SUMMER」に、俳優の小関裕太が出演する。子役から活躍し数々の話題作に出演、若い女性から熱い支持を受けつつ、NHK連続小説『半分、青い。』で演じた個性的なキャラクターでは全世代で話題に。今回は小関に、TGCで楽しみにしていることや、意外な私服の話を聞いた。○TGCは、いろんな人に会える大切な場所でもある――TGCは2017年の「第25回 東京ガールズコレクション 2017 AUTUMN/WINTER」に続き2回目ですが、前回の感想はどうでしたか?ファッションがメインだし、こちらのエネルギーや、いろいろな最先端のものを会場で感じていただけるというのが醍醐味だと思いました。プラス、出演させていただく方としては、なかなか会えてなかった仲間に会える場所でもあります。ゲストの方々にも俳優さんが多いし、メインのモデルさんにも、僕が小中学生の時に、ドラマや雑誌でご一緒してた人がたくさんいて、久しぶりに会える場です。しかも人数が多いから、一気にみんなに会える、大切な場所かな。――今回はどなたと会えそうでしょうか?誰が出るのかな? あ、磯村っち(磯村勇斗)! 香川(沙耶)さんは学校の先輩だし、中条(あやみ)さん、トリンドル(玲奈)ちゃん、竜星(涼)くん、ドラマや映画で共演した方達の違う一面が見れるのも、楽しみですね。柳(俊太郎)くんは前回のTGCで初めましてで、気さくで面白い人だった! そんなところも楽しみです。――普段は俳優として活躍されていて、ランウェイを歩いて観客のみなさんから声援を浴びて……というのは、また違う感覚なんですか?嬉しいですし、「キャーって言って!」と思います(笑)。普段は地味に部屋で台本を読んで、撮影して、という生活なので、なかなかこういう場面はないんです。目の前でみなさんとお会いできる機会もそんなに多くないので、僕も同じ空間にいられることが楽しみです。――小関さんは、どんなファッションの女性がお好きななんですか?僕は、いろんなファッションが着こなせる人が好きですね。フェスに行った時にはアクティブな格好で、ディナーやパーティーではドレッシーな格好、とか。中でも、ドレッシーな格好が好きです。僕自身、スーツを着るのが好きなので、パーティーなどの空気感に則って楽しむ時間が好きです。――カジュアルやシンプルが好きという意見をよく聞くので、ちょっと意外でした!僕は私服でもスーツを着ているんです。あまり着る機会がないからこそ興味があって。舞台挨拶の日に、スーツでいってスーツの衣装に着替えるということも、よくあります(笑)。スーツを着たりハンカチを合わせたりってちょっと一手間がかかって、でもそれをやっている心の余裕を実感する瞬間でもあります。最近も新しいのをゲットしました! 普段の服ともクローゼットを分けて別にしています。僕もふだんはシンプルな服が多いけど、気分変えたい時はスーツを着るし、ネクタイもいろいろ縛り方を試すのが好きなので、そういうことを楽しんでいる女性が好きだなと思います。――ちなみに、今日の私服のポイントは?ないです!(笑) 今日は移動が多かったので、楽にしてきました。――先日行われた、映画『サムライマラソン』の舞台挨拶では、「平成が終わるまでにイノシシに出会いたい」とおっしゃってましたが、その後は会えたのかが気になってまして…。結局、会えなかったです(笑)。「イノシシ注意」という看板はいっぱいあったんですけど、会えないまま、撮影が終わっちゃいました。でもまだ、平成終わってないから! 新元号が発表されて、それからでも遅くないかなと(笑)。――まだ猶予が(笑)。春から何か新しいことをはじめたい、といったことはありますか?今までは、春に新しい出会いを求めてたんですけど、今年は出会ったものを大切にする春にしたいなと思います。親から「春に新しいことをスタートすると、より良くなっていくから、やった方がいいよ」と言われて育ってきたんですけど、今はやりたいことをやりすぎていて、日課が多いので、今年はキープする年かな。ある程度ルーティーンが出来上がってるので、あっというまに時間がすぎちゃうんです。実際春になってみて、何があるかもわからないですけど、今はそんな心意気です!■小関裕太1995年6月8日生まれ、東京都出身。NHK『天才てれびくんMAX』(06~08)のテレビ戦士として活躍するなど、子役として俳優活動をスタートさせる。その後、舞台『ミュージカル・テニスの王子様』(11~12)や舞台『FROGS』(13)、『わたしは真悟』(17)、ドラマ『ビターブラッド』(14年)、『ごめんね青春!』(14)、『ホテルコンシェルジュ』(15)、『恋がヘタでも生きてます』(17)、『特命刑事カクホの女』(18)、『ゼロ一獲千金ゲーム』(18)、『半分、青い。』(18)、映画『Drawing Days』(主演/15)、映画『ドロメ』(主演/16)、『覆面系ノイズ』(17)、『ちょっとまて野球部!』(18) 、『曇天に笑う』(18)、『わたしに××しなさい!」(W主演/18)『春待つ僕ら』(18)などに出演。また、2018年10月より『ゆっくり私時間~My Quality Life~』にレギュラー出演中。
2019年03月29日劇団EXILEの町田啓太(28)が3月26日放送の日本テレビ系『ウチのガヤがすみません!』に出演。高校時代のモテ伝説を認めた。パイロットを夢見て石川県にある日本航空高等学校に通っていた町田。番組では町田の母校に潜入調査。当時の担任から「ダンス部のキャプテンで、寮生活では副寮長だった。同級生、後輩、卒業生や保護者の方もファンになるくらい人気者だった」と高校時代の様子が明かされた。さらに数学の教師からは県のダンスコンクールに町田が参加したエピソードが飛び出し、「会場からなかなか出てこないのでおかしいと思って呼びに行ったら女の子たちが周りにいて。100人弱はいたと思います」とモテ伝説を暴露される一幕も。その女の子たちは町田の出待ちをしていたという。VTR後、町田は「先生が(話を)盛ってくださった」と謙遜。しかしフットボールアワーの後藤輝基(44)から「ホンマのこといって」と言われると、「いました」と照れくさそうに認めた。Twitterでは視聴者から「その辺のアイドルに負けてないじゃん」「リアルプリンスオブレジェンド」「スペック高すぎてびびる」「カッコよすぎなんですけどー」という反応があがっている。
2019年03月27日日々、大学で教壇に立ちながら、憲法の研究をしている木村草太さん。時間の際限なく研究業務に携わる一方、私生活では一男一女の父として、保育園の送り迎えから、炊事、洗濯など、できるかぎりの家事・育児を担当する。自分の好きなペースで研究に没頭できていた頃と比べると、かなり生活スタイルが変わったのではないかと思うのだが、木村さん自身は「仕事に関しては、子どもが生まれる前とさほど意識は変わらないですね」とあっさり。むしろ変わったのは「妻との関係ではないかなと思います」。奥様もフルタイムで仕事をしている共働き家庭。もちろん夫婦ともに、仕事と家事・育児をバランスよく両立させるのが理想なのだが……。子どもに対する心配の度合いはお父さんはお母さんにかなわない「我が家も、最初からうまくいっていたということはないですよね。まぁ、基本的に夫婦で分担をすると、たいていの場合、男に有利な分担になるので。奥さんがキレて、夫が反省をして……という形で調整がおこなわれていくのが一般的ではないでしょうか」今でこそ、積極的に家事・育児に関わっている木村さんだが、新米パパの頃はほとんど何もできず、奥様に離婚を切り出されるなど、夫婦の危機もあったという。「家事・育児の分担もそうですけど、精神面のほうが大きかったんでしょうね。子どもへの配慮とか、心配っていうのは、夫が妻の水準に追いつくのはなかなか難しい。たとえば、子どもが40度の熱を出したときに『この子、もしかしたら重病で、このまま死んでしまうんじゃないか』って心配する割合は、お父さんより、お母さんのほうが大きい。この間もね、下の男の子が『足が痛くて歩けない』って言い出したことがあって。ちょっとふざけた感じの口調で言うので、私は冗談だと思っていたら、妻は『筋肉の病気かもしれない、という可能性は疑わないの?』と。病気以外にも、世の中には心配なことがたくさんありますよね。たとえば、壁紙の化学物質が子どもにどう影響するか、みたいなことを、実際にお父さんがどれくらい悩んでいるか。平均的に、お母さんとお父さんとでは、子どもに対する心配の度合いがずいぶん違うと思いますね」この話、共感するママは多いのではないだろうか。こちらが子どものことを本気で心配しているのに、夫はどうも軽く考えているように見える。そんなことが何度も続くと、夫は子どもへの愛情が薄い人間なのでは?という怒りに似た思いがフツフツとわいてくる。「私も妻に『あなたはなんで心配じゃないの?』と言われるたびに『そうか……』と、毎回反省する。もう日々反省することばかりです。男女でここまで感覚に差がある理由は、やっぱりおおまかな傾向として、女の人より男の人のほうが勝手だからだと思います。ですから、妻に文句を言われて反論するなんて、考えられないですね」家庭においては妻がボスで夫が部下そのくらいのほうがいいと思う常に子どもに対して心労の絶えないお母さん。しかし、お父さんはその心労を100%理解することはなかなかできない。であるならば、せめて単純な家事・育児は全面的に自分が担当したい、というのが木村さんの考えだ。「お父さんが全力を尽くして、ようやくお母さんとトントン……までいかないくらいだと思います(笑)。もちろん父子家庭で、ひとりでお子さんを育てている立派なお父さんもいらっしゃいますから、あくまで一般的な傾向としてですけど」一方、食料品や日用品の買い出しや、子どもの習い事についてなど「高度な政治的判断が必要になる知的な家事・育児」は奥様が担当している。「だって、たとえば、子どもの通うスイミング・スクールをどこにするかを、お父さんが勝手に決めてきたら、お母さん、怒るでしょ(笑)。子どもが生まれて、成長していくと、そういう高度な政治的判断が必要になる物事って、すごく増えるんですよ」妻が政治的判断を下し、そのもとで夫が単純労働をする。人によっては、お母さんがお父さんの上司的存在に見えるかもしれないけれど……。「いや、そっちのほうが正しいというか。そっちのほうがいいと思います(笑)。で、それじゃあ、我が家はずっと今はいいバランスが取れているかといえば、そんなことはないです。子どもも家庭も変化していくものなので、不断の見直しが必要だと思います」子育ての心労は時間では計れない新しい“単位”を考えてみよう現代社会では、男性も女性も同じように仕事をするし、結婚して子どもが生まれれば、夫も妻も同じように家事・育児をするのが当たり前。私たちの親世代とは隔世の感がある。にもかかわらず、妻が「自分のほうが大変」だと感じてしまいがちな理由が、木村さんのお話を聞いているうちに、何となく分かってきたような気がする。「やはり夫と妻の意識の違いなんですよね。家事・育児をやっている時間だけで見ると、夫婦対等っていうお宅は、けっこうあるかもしれない。でも、やっていることの質が全然違うんだと思います。男の人って、一般的な傾向としてルーチンワークが得意なので。何も考えずに洗い物をする、みたいなことは、物理的な量と拘束時間で計算すると、けっこう多いと思うんですけど、洗い物をする1時間よりも、子どもの習い事の教室を決める1時間のほうが疲れるはずなんです。学校での子どもの悩み事を聴く1時間というのも、すごく神経を使う1時間なので、ただ送り迎えをするだけの1時間とは全然違う」だから、時間とか量ではない「子育ての “単位” をちゃんと考えればいいんです」と、木村さんは提案する。程度を示す尺度が難しい事象に “単位” をつけてイラストで解説する『新しい単位』という人気のサブカル本に触発され、木村さんは先日、長女の通う小学校で、とある企画をおこなった。「娘の小学校では、保護者が読み聞かせに行く時間があるんです。その時間を使って、私は “クラスのみんなで単位について考えよう” という企画をやりまして。まず “あちゃ~” の単位を計ったんですよ。失敗しちゃった~っていうときの(笑)。具体的には、うどんを食べていたら、汁が飛んで、着ていた白いシャツにシミができたときの “あちゃ~” っていう気持ちを表す基本単位が1udon。だとすると、遠足の日を間違えて、やる気満々の格好で学校に来たら、ふつうの日だったときの “あちゃ~” は30udonだ、とか(笑)。同じように、子育てに関しても、時間とか量の単位はあるけど、子育てで心が疲れる単位というのはないので、“子育ての心労の単位” を考える。たとえば、学校から帰ってきた子どもの身体にアザを発見したときの心の痛み方が1azaだとすると、洗い物なんて何の心配もないでしょう?(笑)食器洗いを1時間やるのと、子どものアザについて1時間考えるのとでは、全然違いますよね。子育ての分担は、単純にやることリストで考えるのではなくて、心理的な負担を踏まえて計算しないとフェアにならないんです」後編へつづくPROFILE木村草太 Sota Kimura1980年、神奈川県生まれ。2003年、東京大学法学部卒業、同年、同大学大学院法学政治学研究科助手に就任。現在、首都大学東京法学部教授。専門は憲法学。首都大学東京の法科大学院での講義をまとめた『憲法の急所――権利論を組み立てる』(羽鳥書店)は「東大生協で最も売れている本」と話題を集めた。立憲主義を重視する立場から、各種メディアで積極的に発言を続ける。著書に『自衛隊と憲法――これからの改憲論議のために』(晶文社)、『子どもの人権をまもるために』(晶文社)、『AI時代の憲法論人工知能に人権はあるか』(毎日新聞出版)など。Photo:Shin HamadaText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年03月25日女優の土屋太鳳(24)と弟で俳優・声優の土屋神葉(しんば、22)が3月23日、都内の劇場で行われた米映画「バンブルビー」(トラヴィス・ナイト監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。同映画は、米の大ヒット映画「トランスフォーマー」シリーズの最新作。日本語吹き替え版で、太鳳はヒロインの声を担当。ヒロインが恋する同級生の声を神葉が演じている。各紙によると2人は一緒に食事に行ったことを明かすなど、きょうだい仲の良さをうかがわせていたという。「土屋さんは弟が大好き過ぎることで知られています。オフに時間があれば弟のイベントに顔を出して、歓声を送るほどだそうです。晴れ舞台での弟との共演はさぞかしうれしかったことでしょう」(映画関係者)美女とイケメンのきょうだいだが、実は姉もかなりの美女として知られている。「姉の炎伽(ほのか)さん(26)は明大時代は学生モデルとして活動。チアリーディング部に所属し、卒業後は一般企業に就職。仕事をしながら、社会人アメフト・Xリーグに所属する富士通のアメフト部・フロンティアーズのチアリーダー部に所属しています。妹のインスタにもたまに登場しますが、ネットでは美形とスタイルの良さも話題に。本人がその気になれば、いつでも芸能界入りできるほどの逸材です」(大手芸能プロダクション関係者)きょうだい3人そろって公の場に登場する日も近い?
2019年03月24日公開中の映画『バンブルビー』の公開記念舞台あいさつが23日、都内で行われ、土屋太鳳、志尊淳、木村良平、悠木碧、濱野大輝、土屋神葉(しんば)登壇した。この日は本作の日本語吹き替えを担当したキャスト陣が勢揃い。少女チャーリー役の土屋太鳳と実の弟・神葉がイベントで初共演を果たした。弟の神葉は劇中で姉が演じたチャーリーから思いを寄せられるトリップを演じ、「トリップ自身はチャーリーが自分に好意を寄せていることは関心の外にあったので、トリップが持っているノリの良さを出せたらなと思いながら演じました。グルーヴ感や海外の感情を表現したつもりです」と振り返った。本作のジャパンプレミアで土屋がチャーリーと弟との関係で通じるところがあると語ったが、それについて神葉は「弟を利用するところが」と話し始めると、すかさず姉の土屋が「利用というか、美味しいもの食べようねと言っておねだりしたんです(笑)」と弟のコメントを遮る場面も。姉の慌てた言動に神葉は「切羽詰まっている時とかパワーをもらいたいなと思っている時に、姉にちょっとお肉食べないと言ってきて、美味しいところを色々行かせてもらっているので、持ちつ持たれつの関係という感じです」とフォローし、姉の土屋は「(弟が)好きですね!」と弟の言葉に感謝しきりだった。本作で少女チャーリー役として初の洋画吹き替えに挑戦した土屋。豪華声優陣の中で特に悠木碧との共演に感動したそうで、「私が初めて声の演技を挑戦した時にご一緒させていただきました」とその理由を説明し、「本当に舞台や映像とかの仕事で悩んでいる時に、悠木さんの作品を観て乗り越えてきました。今回のちゃーリーもどうしようかと悩んでいたら、悠木さんの声を聞いてすごく感じることがありました」と悠木に力をもらったという。また、土屋は理想の男性であるというバンブルビーと同じステージに立ち、「本当に背が高くてすごく可愛らしくて愛おしいですね。自分を最大限生かした戦い方をしているし、大切な人を守るところが大好きです」と大喜び。イベントの途中ではバンブルビーとともに劇中の名シーンを再現することになり、「すごくうれしいです。(映画では)映像でだったんですけど、実際にこうやってバンブルビーの顔を見ながら触れることができて本当に嬉しいです。声が思ったより出ませんでしたが、気持ちは込めました」と笑顔を見せた。世界的なヒットを記録している人気シリーズ『トランスフォーマー』のスピンオフとなる本作。同シリーズでも大人気のキャラクタ-・バンブルビーを主人公に、傷ついたバンブルビーと自分の居場所を見つけられない少女チャーリーの心の交流を描く。
2019年03月24日映画『PRINCE OF LEGEND』で“先生王子”を演じている 町田啓太さん。同作の見どころから自分を王子に例えるなら何王子か、などまで語っていただきました。町田啓太 as 先生王子/結城理一(ゆうきりいち)普段の自分に王子らしいところなんてないのかも。僕が演じている結城理一は、「三代目伝説の王子」の座を巡る舞台となる、聖ブリリアント学園の英語教師。先生界の絶対的エースで、生徒にまぎれて自分も伝説の王子を目指しますが、バトルを繰り広げる王子たちがこぞって成瀬果音というひとりの女生徒に夢中になる中、自分は1ミリも興味ないっていうところに自問自答するんです。結城は美に対する執着が人一倍強く、他の王子も美意識は高いはずなのに、どうして自分だけ成瀬果音に惹かれないんだ、と。台本をいただいた時は、その執着が行きすぎているように感じて、どう表現すればいいのかと正直迷いました。でも、それが滑稽で、笑ってもらえるようなキャラクターになればいいのかな、と思うようになって。自問自答するシーンは、あえて子どものように感情的になり、思い切り演じました。基本的にはひとりで演技をしているシーンが多かったんですけど、TEAM 3Bの3人との絡みも、実はわりとありました。彼らは卒業生の役で、実際の年齢も僕と近かったから、すっかり意気投合して、4人でしょっちゅうごはんや飲みに行く仲に。大人同士、本当に楽しかったですね。それと3Bには、1回ターンしてから「彼氏にしてはいけない3B」と言ってポージングを決めるシーンがあるのですが、こだまたいちくんは、そこで毎回ヨレヨレッとフラつくんです。それが面白すぎて、なんだかキュンとしました(笑)。他にも、この王子はモテそうだと思ったのは、川村壱馬くん。選手権内で一人の女生徒に対して、王子一人ひとりが壁ドンをするという対決があったんですけど、撮影後、「誰の壁ドンが一番キュンとした?」って、みんなで女生徒役の方に聞いたら、「壱馬くん」と。それを言われた瞬間、普段は硬派な壱馬くんが、「よっしゃ!」って跳びはねて。あんなかわいらしい一面を見たら女子はキュンとするでしょうね。僕がキュンとされるような王子らしいところですか?どうなんでしょう…。プライベートの僕は、「しみったれた王子」ですからね。いや本当に、田舎育ちで、静か~なところが好きなんです。きちんとしている役柄が多いせいか、人からは「公務員みたい」って言われることがありますが、本人まったくきちんとしていないですし(笑)。そんな普段はさておき、この映画では“王子”を全うしています。とにかく僕のシーンは、箸休め的な感じで楽しんでもらえたら。全編を通しては、友達や恋人と、映画館で笑いながら観ていただけると嬉しいですね。あとは、奏役の涼太にしかできない素敵なシーンもあったりするので、それをぜひ楽しみにしてもらえたらなって思います。まちだ・けいた1990年7月4日生まれ、群馬県出身。俳優。劇団EXILEのメンバー。今年1月公開の映画『二階堂家物語』に出演。また、出演映画『L♥DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が3月21日公開。ジャケット¥64,000シャツ¥28,000パンツ¥36,000(以上ウィーウィル/ウィーウィル ギンザTEL:03・6264・4447)その他はスタイリスト私物映画『PRINCE OF LEGEND』監督/守屋健太郎脚本/松田裕子出演/片寄涼太、鈴木伸之、佐野玲於、清原翔、町田啓太ほか3月21日より全国東宝系にて公開。©2019「PRINCE OF LEGEND」製作委員会※『anan』2019年3月27日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・KOHEY取材、文・菅野綾子保手濱奈美(by anan編集部)
2019年03月23日将棋のように勝負する習い事では勝って嬉しいという気持ちも大事プライベートでは、大の将棋ファンとしても知られる木村草太さん。基本的に子どもたちの習い事の教室などを決めるのは奥様の担当だが、こと将棋の習い事に関しては、木村さん主導で進めてきた。現在は娘、息子ともに将棋道場に通っている。「将棋道場っていうのは、すごく弱い子どもでも、ちゃんと敬意を払われる場所なんですよ。というのも、将棋道場に通っているおじいちゃんたちは、最初は本当に弱かった子どもが、あっという間に自分を追い抜かして、場合によってはプロになる、みたいなことを体験している。目の前にいる子が1年後には先生になっているかもしれない、という世界なので。子どものことをまったくあなどらないんです。それがけっこうおもしろいですね。これがスポーツだと体格の問題があるので、1年や2年で子どもが大人を追い抜かすっていうことはまずない。でも、将棋は強い子は本当に強いですから。負けて悔しいと感じることも大事ですけど、やっぱり子どもにとっては勝って嬉しいという気持ちも大事ですね」習い事というのは奥が深いものだ。単純に向いている、向いていないではなく、その習い事の場所にどんな意味を見出すかは、子ども個人によって違ってくる。「ここ1本に賭ける!という気持ちで真剣にやっている習い事と、趣味として楽しんでいる習い事とではだいぶ違うので。うちの娘は将棋道場に通っていても、自分で本を読んで勉強したりしないから、あんまり好きじゃないのかな?と思って見ていたんです。でもあるとき、道場に向かう途中で、娘が武者震いをしながら『あー、楽しみだ~』と言っていて。あ、この子はこの子なりに、将棋の時間を楽しんでいるんだなと思いました。で、やっていることも、けっこうおもしろいんですよ。娘がある日『新しい戦法を考えたので、やってみたら勝った』と。そうしたら『まわりの男の子たちが、みんなでその戦法の破り方を会議したから、翌週は負けてしまった』と話してくれたことがあって。これ、非常にプリミティブなんですけど、プロがやっていることと一緒なんです(笑)。もちろんプロや、プロになるような子から見ると、本を読めば1時間で分かることだったりするんですけど。そういうことを自分で考えて、何日か、何週間かというスケールでやっていることに、私はすごく意味があるなと思うんですよね。自分で道なき道を歩むっていう体験。子どもには時間があるので、その時間を大切にしてほしいと思いますね」親の苦手を補うようなことも子どもの習い事を選ぶときのポイント木村さんの娘にとって、純粋な楽しみの時間であり、のびのびと自分のやりたいようにできる習い事が将棋だとすると、その一方で「プレッシャーがかかり、自分のベストを尽くそうとガチンコでやる習い事」はピアノとフランス語とのこと。あらゆる種類の子どもの習い事が存在する中で、これ!と親が選ぶときの決め手は何なのだろう。「自分たちの子どもなので、自分たちの性格がある程度、受け継がれますよね。将来何で困るか、自分の体験を通して予測できるじゃないですか。だから、子どもの習い事を選ぶとしたら、好きなこと、得意なことだけじゃなくて、それを補うようなこともポイントです。運動が苦手だろうから、バレエをやらせるとか。娘の場合、妻も私も外国語がそれほど好きではないので、早めに語学をやらせてあげようとか。ただし、英語を習うと、学校の授業がつまらなくなりすぎる気がしたんです。たとえば、今は小学生で英検2級とか準1級を取る子いますよね。でも、その子、中学校の英語の時間、何やるんだろう?って思うんです。その点、フランス語なら、中学校の英語の時間が無駄にはならない。あと、フランス語やドイツ語は、英語と文法構造が似ているので、実は英語を勉強するときにプラスになるんですよ。しかも、フランス語は女性名詞と男性名詞があって、第一人称、第二人称、第三人称、かつその複数の6項目で動詞が変化するなど、英語より文法がずっと複雑です。それに慣れていれば、きっと英語の勉強はラクになるんじゃないかなと(笑)」子どもの権利を守るためには学校側の管理の都合に流されない木村さんが研究している憲法の役割とは、強大な権力を持っている人々から、私たちの自由や権利を守るためのもの。木村さんは著書『子どもの人権をまもるために』の中で、貧困、虐待、指導死、保育不足など、現代の子どもたちに降りかかる困難から、子どもを守るために何をすればよいかについて論考している。子どもが小学校に通うようになって、学校という場所が抱える問題点も、よりリアルに浮かび上がってきた。「たとえば、小学校では掃除を子どもにやってもらっていますけど、それはちょっと問題があるな、と最近は思っていて。教育としてやるなら、家庭科の授業でやれば十分です。しかも、ちゃんと技能検定もやらなくちゃいけない。でも、掃除の技能が身についたかどうかは見ていないということは、完全に学校の利得のためにやっているんですよね。『でも、掃除をする人を雇うと、すごくお金がかかるんです』って反論されることがあるんですけど、その反論って、致命的だと思うんですよ。だって『お金がかかるから、子どもたちにやらせています』っていう主張になるわけですから。経費節減が目的なら、児童酷使とか、意に反する苦役とかになるんです。そういう視点がないと」また、他の先進国と比べると、小学校だけでなく、中学や高校でも学級制度が導入されているのが日本の大きな特徴だ。「私は “学級” というものが、あまりよくないと思っています。それは、『学校とは勉強するところだ』という大前提に照らして、不合理だからです。今も昔も学級の中で学力の差がすごくある。そうした環境で、みんなで一律に授業をやるのはなかなか大変なんですよ。しかも、今の学校教育では、校則を守らず髪を金髪にする子と授業に追いつけずに勉強をやらなくなる子とでは、『風紀が乱れるから』という理由で金髪の子を問題視する風潮にある。学校=勉強する場所なはずなのに、これっておかしいですよね?全ての子がしっかりと学べるようにしようという目的を置いたときには、どこに基準をおくか、が大事な話だと思います。勉強が得意な子を基準に学校制度を組み立てても、全体としてはあまり学習効果が上がらないと思います。それぞれの子どもに適した学習を目指すなら、できる子にはどんどん自習をしてもらって、本当にできない子に学校の先生のコストを割いていく、というようなことをしたほうがいいんじゃないかなと思います。担任制も、学級制度の弊害ですよ。学級というのは、基本的に1年間、その先生だけに任されます。これをやっちゃうと、変な担任とか、相性の悪い担任にあたったときに、1年間が地獄になってしまうんですよね。だから、学級制度をやめて、大学のような単位制にして、子どもたちが先生も選べるようにする。教える人と成績評価をする人を分けるということもしていくといいですよね。学校側の管理の都合に流されず、“子どもは権利の主体である” という出発点を私たちが意識として強く持つことが大事だと思います」PROFILE木村草太 Sota Kimura1980年、神奈川県生まれ。2003年、東京大学法学部卒業、同年、同大学大学院法学政治学研究科助手に就任。現在、首都大学東京法学部教授。専門は憲法学。首都大学東京の法科大学院での講義をまとめた『憲法の急所――権利論を組み立てる』(羽鳥書店)は「東大生協で最も売れている本」と話題を集めた。立憲主義を重視する立場から、各種メディアで積極的に発言を続ける。著書に『自衛隊と憲法――これからの改憲論議のために』(晶文社)、『子どもの人権をまもるために』(晶文社)、『AI時代の憲法論人工知能に人権はあるか』(毎日新聞出版)など。Photo:Shin HamadaText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年03月22日映画『PRINCE OF LEGEND』(3月21日公開)の公開初日舞台挨拶が21日に都内で行われ、片寄涼太、塩野瑛久、飯島寛騎、鈴木伸之、川村壱馬、佐野玲於、関口メンディー、吉野北人、藤原樹、長谷川慎、町田啓太、清原翔、遠藤史也、こだまたいち、白石聖が登場した。同作は「ある日突然目の前に白馬に乗った王子が現れ、自分と恋に落ちたら」という女子たちの"シンデレラ願望"を叶えるというプロジェクト。ドラマ、映画、ゲーム、ライブ、イベントなど様々なメディア展開が予定されており、王子の中の王子、"伝説の王子"は一体誰なのか、圧倒的なルックスを誇る王子たちがハイレベルな争いを繰り広げる。イベントでは、ファンによる応募総数436通の中から各チームごとに選出した大賞を発表する「王子絵」大賞の発表が行われた。第1話のシーンを再現したチーム奏(片寄、塩野、飯島)、ハートを持ったチーム京極兄弟(鈴木、川村)、デフォルメされて「激盛れ」と関口が喜ぶチーム生徒会(佐野、関口)、キラキラ感あふれるチームネクスト(吉野、藤原、長谷川)、王子への執着・闇が見えるチーム先生(町田)、全員集合が2枚しかなかったというチーム3B(清原、遠藤、こだま)と、様々なタッチの王子絵が大賞に選ばれる。この流れで王子たちも「お絵かき選手権」を実施。14人が、ヒロインである白石の似顔絵に挑戦する。2分間の制限時間の中で、できるだけ白石に近づく塩野や、座り込んで描く佐野、川村など、それぞれのスタイルを見せた。また久しぶりの再会に「相変わらず、こいつは冷えなと思いました」(片寄)、「そんなつもりはないんですけど、私は結構フレンドリーに接してるつもりなんです」(白石)とぎこちない様子を見せていた2人だが、片寄がずんずん寄って白石の顔を確かめる場面も。全員の似顔絵が一斉にオープンされると、明らかにアンパンマンを描いた佐野など、"画伯"が大渋滞に。白石は一人一人の絵を見て「特に聞くこともない」とバッサリ切り捨てながら、最終的に塩野が絵心王子に選ばれた。「本人を喜ばせてあげようという心が、一番感じられた」と選評を述べる白石に、奏(片寄)に特別な想いを寄せるメガネ王子・久遠誠一郎を演じた塩野は「それは、ヒロインの場を明け渡すということでいいですか?」と質問。白石は「ちょっとそれは……」と否定していた。一方、最下位の「ド下手王子」については、「みんなどっこいどっこい」と悩みつつ、「町田さん」と選んだ白石。「すっごくかわいらしいと思うんですけど、他の皆さんはリアルに描こうとしていたのに、置きに行ったな」と厳しい評価に、町田は「すいません、僕の全力が置きにいったということで……どうしようもないです」と反省する。しかし、白石の"推し王子"が町田演じる先生王子ということが発覚したため、「プラマイゼロ」と納得。これまでの同作のイベントでは、フラフープ対決で圧勝し、清原と組んだ料理対決でも料理王子の座に輝いていた町田だが、イラストの面では「ド下手王子」の称号を得ることとなった。
2019年03月21日●映画『PRINCE OF LEGEND』で「王子」がゲシュタルト崩壊「王子が大渋滞」「14人が連続壁ドン」「胸キュン is DEAD」などの圧倒的パワーワードで迫ってくる映画『PRINCE OF LEGEND』が、3月21日に公開される。「ある日突然目の前に白馬に乗った王子が現れ、自分と恋に落ちたら」という女子たちの“シンデレラ願望”を叶えるというプロジェクトで、ドラマ、ゲーム、ライブ、イベントなど様々なメディア展開を行なっている。今回は、“Team 奏”のメガネ王子・久遠誠一郎を演じる、塩野瑛久にインタビュー。誠一郎は、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)演じるセレブ王子・朱雀奏の第一側近で、ドラマ版の第2話予告で急に登場した「側近神話」という単語が視聴者の心をぐっと掴んだことでもおなじみだ。奏のことを一番に考える誠一郎だが、実は密かに奏に特別な感情を抱く役どころでもある。○■胸キュンを逆手にとった作品――かなりインパクトのあるプロジェクトだと思うのですが、最初に「王子が大渋滞の作品」と聞いたときは、どのような印象だったんですか?普通に「胸キュン系の作品なのかな」と思ったんですが、蓋を開けてみたら、こんなにも“胸キュン”を逆手に取った作品はないんじゃないか、という内容でした。キャッチコピーにも「胸キュン is DEAD」と書いてあるように、新しい作品になったと思います。でも、ちゃんとキャーキャーできるところもあるし、いろんな見方ができるところも魅力です。――自分が「王子」と呼ばれることに対しては、どういう印象だったんですか?最近、王子という言葉がどういう意味をなしているのか、ゲシュタルト崩壊的なことになっていて(笑)。王子とはそもそも何なのか、もう考えてないですね。ただ、最初に台本読んだ時から“秘書官”のような印象が強かったので、あまり自分のことを王子だと思っていないかもしれないです。――LDHの皆さんに混じって、作品に入る、というところについては、いかがでしたか?色々不安な部分もありましたけど、本当に良い方が多く、接しやすくて、現場も楽しくできました。僕自身も「男劇団 青山表参道X」のメンバーではあるんですが、うちの役者たちは、先輩・後輩関係のない中でできているので、今回LDHさんたちと共演して、「うちの子達にもこういうところを学んでほしいな」というところもありました。本当にちゃんとしてらっしゃるんです。――塩野さん演じる久遠誠一郎といえば、「側近神話」という単語も話題となりましたが、側近として大事にしていたのはどのようなところでしたか?奏への忠誠心と、思いやりじゃないでしょうか。他の方達にも、チーム奏はよく話し合っていたと言われました。僕と全く関係ないシーン、例えば果音(白石聖)との関係性についても、涼太が僕に近づいて相談しに来てくれたので、「俺はこう感じたな」とか「ここでこうしたら、ギャップが生まれるんじゃない」と意見を言うこともよくありました。今回の映画では、ラストに向かってドラマが濃くなっていくので、ちゃんと誠一郎の心情も描いてくださったので、そこをどう料理しようかなとは考えました。奏への忠誠心だけでなく、そばにいる親友だからできることって、なんだろう? と。それで、「胸ぐらをつかむ」という行動を試してみたら、OKをいただきました。本来、側近としてはそんなことできないんでしょうけど、親友でもあるからできたことだと思います。誠一郎という役は、奏に特別で複雑な感情を抱くという一面も持っているんですけど、そこだけに収まりたくなかったんです。恋愛物語でも、ただ相手を取り合っていただけでは、つまらないじゃないですか。バトルの中に友情が見えたりするから面白いのだと思うので、ここが入れどころだと思いました。誠一郎のそういう一面が見えたら、より深みも増すし、好きになってもらえるかな、と思いました。――自分の気持ちもあるのに、奏の背中を押してあげられる、良いキャラクターですよね。そうやって、色々と自分から提案できる現場だったんですね。提案したことばかりです。奏に壁ドンされて白目をむくリアクションも、提案しました(笑)。ト書きには「(キュンとする)」としか書いてありませんでした。●ライブイベントで横浜アリーナに立った時は「絶景」――この作品は、育成恋愛シミュレーションゲーム「PRINCE OF LEGEND LOVE ROYALE」が配信されたり、横浜アリーナでライブイベントが行われたりと、幅広い展開ですが、そういうプロジェクトについてはどういう気持ちで参加されているんですか?楽しいです。役者陣はなかなか経験できない舞台なので、思いっきり楽しんでやろうと思っています。でも、せっかくだからもっともっと色々やりたいですね。――例えば、歌ったりとか?そうですね(笑)。僕と元(飯島寛騎)で、もっと寸劇とかもしたいな。――横浜アリーナに立った風景は、いかがでしたか?絶景でした。今思い返すと、アウェイなフィールドなので、よく堂々としていたなと思います。そもそも役者って、別にかっこ良くいようとか、あまり考えないんですよね。お芝居って、やればやるほど自分の恥ずかしい部分や汚い部分を見せまくるので、逆にステージで余裕が生まれたのかもしれません。ただ、心は緊張してないんですけど、実際に横浜アリーナに立ったら、若干足がすくむところはありました。――お話を聞いていると、自分を客観的に把握されているところ、俯瞰で見られているところがあるのかなと思いました。すごく、あると思います。試写を見ても、俯瞰して見ちゃいます。だからお芝居においても、瞬間的な状況判断に関しては、引き出しがあるかなと思っているんですが、逆を返せば、どうしても見返した時に「こういうやり方もあったな」と思ってしまうんです。なんだったら、カットがかかった瞬間に「これもあったな、こっちもやってみたかったな」と思ってしまって。でも、だからこそ楽しみがいっぱいあって、やればやるほどこの仕事が好きだなと感じます。――それはもう、天職ですね。最後に、ぜひこの作品についてメッセージをいただければ。本当に、いろいろな楽しみ方ができる作品だと思います。胸キュンというものを逆手に取った作品なので、いろんな方に届いてくれたら嬉しいです。男の方も、胸キュン作品を見尽くした女性の方も、いろんな人に見てもらえたら。あと、本編のドラマを見てなくても映画の冒頭にはダイジェストもついているので、気兼ねなく見てもらえると思います(笑)。だいたいの話はわかるので、そこからぜひドラマを見返してください。■塩野瑛久1995年1月3日生まれ、東京都出身。2011年 「第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」審査員特別賞/AOKI賞をW受賞。2012年にドラマ『GTO』でデビューし、2013年には『獣電戦隊キョウリュウジャー』出演で話題となる。その後数々の作品に出演し、最近では「さくらの親子丼2」にも出演。また、現在オスカープロモーションによる「男劇団 青山表参道X」で副リーダーを務めている。
2019年03月19日アイドルグループ・Kis My Ft2の玉森裕太が主演を務める映画『パラレルワールド・ラブストーリー』(5月31日公開)の劇場前売特典ビジュアルが17日、公開された。同作は小説家・東野圭吾による累計発行部数110万部の恋愛小説を実写化。脳の研究を行うバイテック社で働く敦賀崇史(玉森裕太)を主人公に、憧れの女性・津野麻由子(吉岡里帆)が幼なじみの三輪智彦(染谷将太)と付き合う世界と、麻由子と恋人同士の世界、2つの世界が並行して物語が進み、崇史はどちらの世界が真実なのか翻弄されていく。今回、23日から同作の劇場限定“パラレル”クリアファイル付ムビチケカードの発売が決定。全国の劇場窓口でムビチケカードを購入すると、3万部限定でオリジナルクリアファイルがプレゼントされる(一部劇場除く)。特典となるクリアファイルは、という2つの世界を表現したカラーとモノクロの両面デザインで、アンニュイな雰囲気漂う玉森が表と裏の2つの顔を見せる撮り下ろしカットを使用し、クールなビジュアルに仕上がった。販売劇場の詳細については、玉森の誕生日でもある、きょう17日に公式サイト内劇場情報ページにて掲載される。○玉森裕太 コメント崇史のような役を演じるのは初めてで、不安やプレッシャーとの闘いでした。毎日が挑戦で、役に没頭して自分を追い込み、撮影がない日もずっと崇史を意識していました。僕の魂を込めて作り上げた映画は、自信を持って皆さんへお届けできる作品になりました。観る度に色々な捉え方・感じ方ができるので、崇史と一緒に二つの世界に迷い込み、繰り返し楽しんでもらえたら嬉しいです。
2019年03月17日●『PRINCE OF LEGEND』での深い役作りドラマ、ゲーム、ライブ、イベントなど様々にメディア展開する『PRINCE OF LEGEND』プロジェクトの映画が、3月21日より公開される。片寄涼太、鈴木伸之、佐野玲於など旬の俳優たちが王子となり、伝説の王子選手権で伝説の王子を目指す……という同作は、胸キュン要素を多分に含んでいながら、少年漫画のような展開でもあり、どこまで本気なのか、ツッコミどころ満載!? な面白さが話題に。中でも、座禅を組んで「王子! 王子! 王子!」と叫ぶ様がインパクトを残し、映画館で流れる予告編でも異様な空気を放っているのが、劇団EXILEの町田啓太演じる“先生王子”結城理一だ。様々なチームが入り乱れる中、なぜか1人で“Team 先生”を名乗り、自分の美しさを愛する先生王子は、登場するたびに画面を支配する。今回は、そんな先生王子を怪演した町田にインタビュー。深い役作りについて、話を聞いた。○■カメラマンも思わず揺れるほどの迫力――他媒体の方と『PRINCE OF LEGEND』の話をしているときにも、「先生王子がすごすぎる」と話題になっていたんです。ぜひ、お話を伺っていければ。本当ですか? ありがたいですね(笑)。――勝手に、楽しそうに演じられてるのかな? と思っていたのですが、町田さんとしてはどうだったんですか?難しかったです(笑)。――難しかったんですか!そうなんです。もちろん、見て楽しんでいただけるのが一番なので、キャラクターが生き生きするようにとは思っていました。ただ、美に対する執着がすごいキャラクターだったので、どういう人間なんだろう? と考えてしまいました。結局、多分中身と外見が伴ってないやつなんだろうな、と。結城理一は、いわゆる王子的な振る舞いや仕草はできるんでしょうけど、外面を塗り固めてるだけで、中身は子供のまま。きっと本当は逆で、本心から出た優しさこそが、美しさや王子と言われる部分に繋がるんだと思います。だからこそ、それがない人間にしたら、面白く見ていただけるかなと思って、掘っていくようにしました。――そんなに深い役作りをされていたとは……。やっていることは、全く深くはないんですけども(笑)。軽いように見せるというのも、一つの手かなと思っていました。きっと、本人は大真面目にやってるけど、周りの人がくすっとなってしまう状態が面白いんだと思うんです。なので、本気でやればいいんじゃないかな、と思いました。――その本気が伝わって、我々が気になってしまっていたし、予告編でも毎回使われていたんですね。「王子! 王子! 王子! 王子!」というシーンを使っていただいてるんですけど、あれもあそこまでやる予定はなかったんです(笑)。一つの面白みになればいいなと思ってやってみたら、気に入ってくださったので、ありがたかったですね。――最初は、どれくらいのテンションだったんですか?台本の状態では、ト書きで「結城理一、精神統一している。『王子王子、僕は王子だ』」くらいでした。何か面白くできないかな? と思ったので、精神統一だから、やっぱり座禅というポーズに。それと、先生王子はふだん1人なんですけど、その時は他の方がいてくださったので、他の2人を指導している感じで、血管切れるくらいまでやりました。やっぱり「伝説の王子を目指す」という気合を本気で乗せないと、と思っていたんですけど、「王子! 王子!」と言っていたら、カメラマンさんも寄って来てくださって、なぜか目の前でカメラが揺れていたんですよ。カットがかかったらみんな爆笑していて、「なんで揺らしたんですか!?」と聞いたら、カメラマンさんが「圧がすごかったから、揺れそうだなと思って」と(笑)。そういうセッションが面白かったです。映画でも、よく見たら地鳴りのように音も増やしていくださっているし、めっちゃ震えてるんですよ。この作品ならではの自由さで楽しかったですね。●美しい王子たちに嬉しくなってしまう結城理一――役の方向性はどのへんから定まったんですか? ドラマ版でもすごかったですよね。床にへばりついて叫ぶシーンが、最初だったのかもしれません。彼は“美”が好きなので、美しい王子たちが来て、テンションが上がってるんですね。みんなライバルなんですけど、見ていると嬉しくなっちゃう。美しいものが周りにあふれていて、花に囲まれてる、みたいな感覚なんです。ただ、伝説の王子を目指す人はみんな、成瀬果音という女の子を好きになっている。でも自分は気にもならないから、「もしかして僕は王子じゃないのか」「どうなんだ」という気持ちがうわーっとフラストレーションになって、結果、1人で「僕も成瀬を好きになりたあい!」と叫んでしまう……。それも子供っぽいところで、「なんで? どうして? どうして!?」と、いう気持ちを高めていったら、ああなっちゃう。枕に頭を埋めて、「うわー!」と言うようなイメージでした。――いや、名シーンでした。僕も、一発目からああいうテイストで行こうと思ってなかったので、ちょっと……やってしまいましたね。あそこが基準になってしまったので、「次は、何やってくれるんだろうね」という現場の目線も苦しくて(笑)。面白いことが思い浮かぶ人間でもないので、きつかったです。○■"EXILE系"発想の転換に「すごい」――HIROさんのインタビューも拝読したのですが、「EXILE系というイメージが固定されてたところに、楽しみながら新しいイメージを」とおっしゃってて、そういう試みについて、町田さんはどう感じられたんですか?今まで避けてた部分だと思いますし、挑戦的だなと思いました。やんちゃな感じや男っぽいイメージがあるとは思うんですけど、真逆をやってみたら面白いんじゃないかという、発想の転換ですよね。しかもそれを、こんなに大きなプロジェクトとして実現できちゃうところも本当に挑戦だな、と。やったことのないことを本気でやるのがすごいと思うし、そこに参加させてもらっているので、思い切りできたらいいなと思いました。――「王子だよ」と言われた時はどういう心境だったんですか?脚本の松田さんとお話する機会があって「町田くん、やるとしたら先生かな」と言われて、気づいたら先生王子になっていて、「俺、王子、大丈夫かな?」と思いました。――でもパブリックイメージとしては、町田さんこそ王子ぽいのかな? と思いました。良かったです!(笑)。でも、普段、王子感ないです。1mmも!――“EXILE系ぽくない”というイメージも、あるのかなと。それは、すごく言われますね。最初は「大丈夫なのかな?」と思っていたけど、最近は逆に「そういう奴がいる」ということで楽しんでもらえるのかな? と思っています。別にイメージ戦略などをしているわけでもないので、しょうがない(笑)。だったら、自分らしく頑張って、楽しんでもらえるようにできれば。――作中にも、デート対決などの話題が出てきますが、町田さんの考える先生王子だったら、どういう風にデートをプロデュースすると思いますか?こいつ(理一)がやるとしたら! いや〜、なんだろう? 劇中ではデートする相手は未成年ですから、お酒の場には連れていけないですね。でも、レストランを貸し切って、バラを敷き詰めて、ハートの花火を打ち上げさせたり……ベッタベタなの、やるんだろうな。あとはお城みたいなところに連れていって、相手にお姫様の格好をさせて、自分は白馬に乗って登場するかもしれないですね。王冠をつけて、マントをバサーッ、レオタードを着て「さあ! 迎えに来たよ!」みたいなことをやると思います(笑)。――それはぜひ見てみたいです。では、最後に作品を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。遊びに来てもらう感覚で、劇場に来てもらえれば嬉しいです。ドラマを観ていない方でも映画から観れるのは間違いありませんし、女性はもちろん、男性の方も笑えるポイントたくさんあるので。男同士で遊びに来てもいいですし、カップルでデートできてもいいですし、家族でもいいですし、アトラクションを楽しんだみたいな感じで映画館を出てもらえる作品になっていると思います。プロジェクトとして動いているので、今後も楽しみにしていてください。■町田啓太1990年7月4日生まれ、群馬県出身。2010年に「第3回劇団EXILEオーディション」に合格後、ドラマ『ろくでなしBLUES』(11)、NHK連続テレビ小説『花子とアン』(14)、『人は見た目が100パーセント』(17)、『女子的生活』『中学聖日記』(18)、大河ドラマ『西郷どん』(18)、映画『OVER DRIVE』(18)などに出演。映画公開待機作に『L DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』(3月21日公開)がある。
2019年03月17日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、4月からニッポン放送『藤ヶ谷太輔 Peaceful Days』(毎週土曜 22:30~23:00)でパーソナリティを務めることが明らかになった。藤ヶ谷にとっては初のソロでのレギュラーラジオ番組となる。初回放送は6日の予定(プロ野球中継が延長した場合は番組休止や番組短縮となる場合あり)。番組では、グループや個人での活動報告はもちろん、読書好きな彼ならではの「本」の話や、リスナーから寄せられるメールを受けての話などをする予定だ。藤ヶ谷は「オファーを受けたときは『え、俺!?』と驚きました」と明かす。そして「『Kis-My-Ft2のオールナイトニッポンPremium』や『第44回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』を担当させていただき、ラジオで話すことの難しさを知っていたので不安もありましたが、挑戦したい気持ちで『やらせていただきます』と即答しました」。と振り返った。そして「ニッポン放送では、滝沢秀明さんが担当されていた放送枠ですし、僕の番組の後は中居正広さんの番組に続きます。中居さんにいいパスが渡せればいいのですが(笑)」とも。最後に「ソロパーソナリティ初挑戦ですが、いい人っぽく始めると失敗しそうなので、ありのままの自然体でリスナーのみなさんに寄り添っていきたいです。僕も楽しみにしていますので、どうぞよろしくお願いします」と呼びかけていた。
2019年03月15日俳優の小関裕太が14日、都内で行われたTANAKAホールディングスの新CM発表会に出席した。『半分、青い』(NHK総合ほか)や『新しい王様』(TBSほか)などに出演の小関裕太が、同社のイメージキャラクターに起用され、新CM「金のタマゴ」編が3月18日より全国で放映される。同CMでは、小関がおなじみの"純金積立コツコツ~♪"の歌を口ずさみながら、可能性を表す金のタマゴを持って様々なジャンルに挑む子どもたちと"可能性"や"笑顔"を表現するストーリーとなっている。CM衣装で登場した小関は「小さい頃に聴いていたCMだったので、これを歌うようになったんだなという嬉しさがありました」とオファー時の心境を明かしつつ、「撮影はあっという間でしたよ。1日で撮り終えたんですが、子どもたちの笑顔に包まれての撮影だったのであっという間に終わりました」と撮影は順調に進んだという。同CMでは純金のタマゴを持って撮影に臨み、「一番最初に感じたのは、警備員さんがたくさんいる環境でした。私生活でこれだけ大きな純金を手にすることがないので、緊張しましたね。手汗が出てしまいました」と振り返った。CMで歌った歌詞の一節にちなみ、「現在コツコツやっていることは?」という質問に、「もともと身体が硬いので、毎日ストレッチするようにしたり体幹トレーニグを毎日するようになりました。やらないとすぐ戻るので必死にやっていますよ(笑)」と回答。また、今後の目標について「自分の目標は素敵な30代を過ごすこと。そのためには趣味を広げることもそうですし、広げるだけではく濃厚に身に着けなければいけないというのが目標です」と語り、「先日、共演した森山未來さんとリハーサルスタジオにいた時、物体が落ちていると思ったら人間だったんです。関節が柔らかすぎて、一つの物体になっていたんですが、それが森山さんでした。人間がこんなに柔らかくなれるんだ! と思いました(笑)。そんな30代になりたいですね」と森山を理想の30代にあげていた。
2019年03月15日フジテレビ開局60周年特別企画として放送される東山紀之主演の「砂の器」から、中島健人(「Sexy Zone」)演じる天才作曲家・和賀英良と土屋太鳳演じる愛人・成瀬梨絵子のカットが初公開された。和賀と仕事仲間らの行きつけである店でバーテンダーをしており、ある夜恋に落ち、誰にも知られぬまま恋人関係になる土屋さん演じる梨絵子。土屋さんがクランクインした日は、英良が人を殺めた後、梨絵子の自宅マンションに駆け込むという場面の撮影が行われた。英良には婚約者がいるが、彼が自分を頼ってマンションに来てくれたことに喜びを感じる梨絵子。ただごとではない状況を察した梨絵子は、彼をやさしく包み、ふたりは静かに佇む――。今回監督を務めた河毛俊作は、そんなふたりの愛のシーンについて、演じる中島さんと土屋さんに「一般的なラブラブな物語ではない、虚脱した状態、ぎりぎりの愛。70年代のフランス映画のイメージ」と独特の表現でイメージを伝えたそうで、「ふたりは、感じ取る力があり本当によくやってくれたと思っています」とその演技を絶賛している。そして中島さんと土屋さんそれぞれについては「英良を演じる中島さんの表情は、エゴイスティックな中にもしっかりとせつなさがあふれていて、重層的。『太陽がいっぱい』(1960年フランスとイタリアの合作映画)のアラン・ドロン的な魅力があふれていました。梨絵子とのベッドシーンも美しかった」「梨絵子は天使でもあり悪魔でもあり、普通の恋愛ドラマとは違う難しい役だと思います。衣装合わせのときに梨絵子はコートにロールアップしたデニムを合わせるなどある意味ストイックな女性で“ジェーン・バーキンがイメージ”と土屋さんに伝えたのです。すると、土屋さんから“私もジェーン・バーキンが好きです”と言われ、すぐに飲み込んでくれたのが良かったです」とコメントしている。フジテレビ開局60周年特別企画「砂の器」は3月28日(木)19時57分~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年03月13日女優の土屋太鳳が12日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『トランスフォーマー』シリーズ最新作『バンブルビー』(3月22日公開)のジャパンプレミアに着物姿で登場。来日した米女優のヘイリー・スタインフェルドらに英語であいさつした。シリーズきっての人気キャラクター・バンブルビーが主人公の本作を引っ提げ、バンブルビーの相棒となる少女・チャーリーを演じたヘイリー・スタインフェルド、本作が実写映画デビューとなるトラヴィス・ナイト監督、全シリーズのプロデュースを手がけるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが来日。公開に先駆けて行われたジャパンプレミアに参加した。そして、日本語吹き替え版でヘイリーの声を演じた土屋太鳳、チャーリーにひそかに思いを寄せる少年・メモの声を演じた志尊淳も駆けつけ、来日キャスト・スタッフをお出迎えした。土屋はバンブルビーカラーである黄色の着物姿で登場。「ヘイリーさんたちに日本の良さをお伝えできたらなと思ってお着物にしました」と説明し、「冒険と人生と青春と最新技術がつまった温かい作品になっています。観終わったあとに自分も周りの人たちも大切にしたいと思う作品になっているので、ぜひ劇場で楽しんでいただけたらうれしいです」と呼びかけた。舞台挨拶では、「せっかくヘイリーさん方が来てくださっているので英語で少しご挨拶したいと思います」と、英語のあいさつに挑戦。ヘイリーたちと同じ場所に立てている喜びや感謝の思いを伝え、「緊張しました。心臓バクバク…でも本当に素晴らしい映画なので伝わってほしいなと思って英語でやらせていただきました。下手なんですけれど」と照れ笑い。会場からは大きな拍手が沸き起こり、ヘイリーも「土屋さん素晴らしかったです」と感激していた。
2019年03月12日今月の人。Illustration:Hidemi Ito憲法学者木村草太さん1980年神奈川県生まれ。2003年、東京大学法学部卒業、同年、同大学大学院法学政治学研究科助手に就任。現在、首都大学東京法学部教授。専門は憲法学。首都大学東京の法科大学院での講義をまとめた『憲法の急所――権利論を組み立てる』(羽鳥書店)は「東大生協で最も売れている本」と話題を集めた。立憲主義を重視する立場から、各種メディアで積極的に発言を続ける。著書に『自衛隊と憲法―これからの改憲論議のために』(晶文社)、『子どもの人権をまもるために』(晶文社)、『AI時代の憲法論人工知能に人権はあるか』(毎日新聞出版)など。子どもを決してなめない、という作者の姿勢がうれしかった色彩豊かなファンタジーの世界『クレヨン王国の十二か月』作:福永令三絵:三木由記子¥650/講談社大みそかの夜、ユカが目を覚ますと、12本のクレヨンたちが会議を開いていました。クレヨン王国の王様が「王妃の悪いくせがなおるまでは帰らない」と言って、ゆくえをくらましてしまったのです。おどろいた王妃はユカと一緒に、王様を探す不思議な旅に出かけます――。続編が47冊を超えるベストセラー人気シリーズの第1作。1997〜99年にはシリーズのうち数作を原作として『夢のクレヨン王国』のタイトルでテレビアニメ版も放送された。「子どもの頃に好きだった、講談社青い鳥文庫から出ている『クレヨン王国』シリーズ。今は娘も読んでいます。このシリーズの特徴は、作者が子どもをなめていないというところですね。ワクワクするファンタジーでありながら、意外と凄惨な場面もけっこう出てきますから。でもそれは、読んだ子どもたちはちゃんと理解してくれるはずだ、と作者が信じて書いているということ。自分が子どもの頃に読んでいて、嬉しかった記憶がありますね」おもしろいシリーズを見つけたら1巻から順にどんどん読んでいくお母様が図書館司書だったということもあり、「字を覚えたての幼い頃から、近所の図書館に通っては、気になる本を片っぱしから読んでいった」と振り返る憲法学者の木村草太さん。そんな木村さんに似たのか、現在小学5年生の娘さんも “本の虫” で、絵本は早々に卒業し、保育園に入るころにはすでに児童書を夢中になって読んでいたという。この本はまだこの年齢の子どもには難しいのでは……などと大人はつい考えてしまいがちだが、木村さんは「子どもをなめないということが大事だと思います」と話す。それを子どもの頃に実感させてくれた本が『クレヨン王国』シリーズだった。作者は1956年に文藝春秋のオール新人杯(現 讀物新人賞)を受賞し、成人向け小説の作家として活躍していた福永令三さん。児童文学である本シリーズも上質なエンターテインメント性に満ちている。Illustration:Kashiwai「心に残る印象的な場面がたくさんあります。たとえば、『クレヨン王国月のたまごPART4』で登場人物のカメレオン総理が暗殺されそうになるエピソード。総理が乗るヘリコプターに爆弾を仕掛けられて、パラシュートで脱出するんですけど、そのとき、総理が操縦士に『君のパラシュートと交換しよう』と言って交換するんですよ。で、その後、操縦士のパラシュートが開かないという……。すごい描写だなと思いました。子どもにしてみたら、ギョッとしますよね。でも、確かに暗殺者なら、そこまでやるなと思って。これが政治的暗殺なんだと。その場面を読んだとき、作者が読者である子どもたちのことを信頼してくれていると感じました」アラン・リーの美しい挿画が物語の情景を浮かび上がらせる外国作品で、木村さんが小学生のときに熱中して読んでいた本といえば、J.R.R.トールキンの壮大なファンタジー『指輪物語』。映画化された『ロード・オブ・ザ・リング』3部作も大ヒットし、刊行から60年以上経った今なお、世界中で愛されている名作だ。「『指輪物語』は、いろいろなバージョンの本が出ていますが、全3巻のカラー版は表紙装画だけでなく、中にもアラン・リーさんの挿画がたくさん入っているんです。このアランさんの絵が本当にすばらしい。以前、ニューヨークに旅行したときに、バーンズ・アンド・ノーブルという書店で、箱入りのカラー版を見つけて、衝動的に大人買いしてしまいました(笑)。この絵だけでも、子どもに見せたいと思うくらい気に入りましたね。実は映画化されると聞いたときは、アランさんが描いた世界がどこまで実写化できるのかなぁと、大変懐疑的だったんですよ。でも、監督はアランさんを映画のコンセプト・アート・デザイナーとして招請しましたよね。映画を観たら、挿画のイメージどおりだったので驚きました」スリリングなストーリー、描写の細密さなど、多くの魅力がある『指輪物語』の中でも、特に木村さんが惹かれるのは “多様性” というテーマ。「人間はデコボコである、ということですね。『指輪物語』は登場人物全員が何かしらの欠点を持っていて、さまざまな種族、キャラクターたちが、それぞれの欠点と長所を生かして協力していくという姿が描かれている。そこが大変すばらしいなと思って読んでいます。なので、この解釈が正しいかどうかは微妙なんですが……私自身はこの本を通して、人間には欠点があっても、長所がしっかりしていればいいんだ、というふうに理解しました。大人になっても繰り返し読んでいて、そのたびに、常にそこに戻ってくる感じがします」この本を読みたい!と子どもが思うタイミングが訪れるのを待つことわが子を本好きにしたい、と思っている親は多いだろう。そのために、読み聞かせをたくさんしたり、子どもの視線に入るように本棚に絵本をたくさん揃えてみたり……。しかし、それでも子どもがなかなか本に興味を示さなかった場合は、どうすればよいのだろうか?「本が好きになるかどうかというのは、本人の資質だと思いますよ。好きになる本も子どもによって違いますし、たとえ名著でも合わないものは合わないし。娘は小さい頃から、時間があれば本ばかり読んでいて、母親に『もうやめなさい』って叱られるくらいの本好きですが、現在、年長の下の息子は、去年くらいまでは本に全然興味を示さなかったんです。本人が読みたがらなかったから、絵本の読み聞かせも娘に比べると少なかったですね。でも、そんな息子も、ひらがなが読めるようになったとたんに本をたくさん読むようになりました。今は絵本というより、『小さなおばけ』シリーズなどの児童書をよく読んでいます。『読みたくない』という子に無理やり読ませようとしても、本は読めないと思うんですよね。本は降ってくるものなので。なんかこう無性に『今日はたこ焼きが食べたいなぁ』みたいな気分と一緒なんです(笑)。子ども本人が『この本を読みたい』って思う、ベストなタイミングが来るはず。で、親はそれを待つということが大事だと思います」しいて言えば、親ができるのは “そのタイミング” が来たときを見逃さず、その瞬間、即、子どもが本にアクセスできるように準備しておくこと。「地元のどこに大きな図書館があるのかを確認して、本を読みたくなったときに、ここに来れば本を探せるということを伝えておく。そして、子どもが『これを読みたい!』と言ったときに連れて行ってあげる。あとは、子どもがたまたま読んでおもしろかった本がシリーズものだったら、お父さん、お母さんが調べて、1作目から揃えてあげるとか。シリーズものは、子どもが芋づる式にどんどん本を読むきっかけになりますよ。うちの息子のように、これまで読んでいなくても、急に本好きになることはよくあるので。あとはもう本当に、親がその子を信じるしかない、と思いますね」【 木村草太さん、これもオススメ 】魅力的なキャラクターが活躍する大人気ロングセラー・シリーズ『スパゲッティがたべたいようアッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズ1』絵作:角野栄子絵:佐々木洋子¥900/ポプラ社アッチはレストランの屋根裏に住んでいる小さなおばけの男の子。“レストランヒバリ” のコックさんを務める食いしんぼうの彼は、ちょっと変わっているけれど、とびきりおいしい料理を作って、お客さんに提供しています。2018年に国際アンデルセン賞・作家賞を受賞した角野栄子さんのライフワークとして、毎年新刊が発表される『アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけ』シリーズ。今年は40周年記念の各種イベントも予定されている。Illustration:Kashiwai「下の息子がすごく好きなシリーズです。1作目からダーッと読んでいって、今出ている本はぜんぶ読み終わっています。『おばけのソッチラーメンをどうぞ』や『おばけのアッチのゲームのえほん』も印象に残っていますね。シリーズを通して主人公のアッチがいつも一生懸命なところがいいんでしょうね。角野栄子さんらしい自由な発想で、ストーリーの展開が読めないのも魅力。あと、アッチはおばけですから、“いもむしグラタン” とか、名前だけ聞くと、それどうなんだろう!?って思うようなユニークなメニューがたくさん出てくるのもおもしろいですね(笑)」フィクション世界がリアルになる『指輪物語』ファンのための地図『指輪物語 フロドの旅――「旅の仲間」のたどった道』著:バーバラ・ストレイチー訳:伊藤盡¥1800/評論社『指輪物語』著:J.R.R.トールキン訳:瀬田貞二/田中明子装画&挿画:アラン・リーカラー版全3巻各¥7800/評論社(『指輪物語』は他に、A5新装版 全7巻 各¥2200、 文庫版 全10巻 1~9巻各¥700、10巻¥900があります)『指輪物語』に登場する9人の旅の仲間がたどった道筋を、詳細な地図で再現した副読本。熱烈な『指輪物語』のファンだったバーバラ・ストレイチーが、作者トールキンの手になる地図とは別に、より詳しい地図作りに挑戦した。地図には、フロドたちが敵から身を隠した場所、食事をした場所、野宿をした場所にいたるまでを記載。日本語版では巻末に地図索引があるほか、訳者によって、旅の行程についても日を追って詳しく解説されている。「私はフィクションの世界の地図がすごく好きで、小説に地図がついていると、それだけで嬉しくなっちゃうところがあります(笑)。『指輪物語』は本編にも地図がたくさん載っているのですが、この本の地図は登場人物たちがどう歩いて行ったのかが明確に分かるほど、きちんと描かれているんですね。彼らがどこに、どうやって行って、そこで何が起きたかを、さらに具体的に想像することができる。物語の世界が非常に生き生きとするんです」Illustration:Hidemi Ito/KashiwaiText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年03月11日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太と、俳優の加藤和樹が出演する、舞台『BACKBEAT』のメインビジュアルが7日、公開された。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノンを演じる。ビジュアルでは、戸塚、加藤、辰巳雄大、JUON、上口耕平による“5人のビートルズ”の姿が初公開。5人の姿を、ハンブルクでスチュアートと出会い恋人となる写真家・アストリッド(夏子)が撮影するビジュアルとなっている。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて5月25日~6月9日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて6月12日~6月16日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて6月19日、神奈川公演はやまと芸術文化ホール メインホールにて6月22日。
2019年03月07日女優の土屋太鳳(24)が3月28日放送のフジテレビ系スペシャルドラマ「砂の器」で初の愛人役に挑戦すると、一部スポーツ紙が報じている。記事によると、これまで何度も映像化されてきた松本清張さんの不朽の名作を現代設定にアレンジ。少年隊の東山紀之(52)がベテラン刑事・今西栄太郎を、Sexy Zoneの中島健人(24)が天才作曲家・和賀英良を演じる。土屋が演じるのは、和賀の愛人でバーテンダーの成瀬梨絵子。殺人を犯した和賀に惚れており、証拠を隠蔽して今西の捜査から匿う役どころだという。「これまでの映画・ドラマ版でも、土屋さんの役と近いものはありました。しかし現代版ならではの要素が含まれているため、難しい役どころです。土屋さんはさわやかなイメージが強いですが、こうした陰のある役もウケるのか。注目を集めています」(テレビ局関係者)土屋といえば昨年放送の主演ドラマ「チア☆ダン」や主演映画「春待つ僕ら」で女子高生役を演じた。しかし公開中の映画「七つの会議」やスペシャルドラマ「約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~」では、女子高生ではない役を熱演し始めている。「今後も女優としてやっていく上で、脱制服路線を打ち出すことは必須といえます。演じられる役の幅が大幅に広がるからです。今回の役が評価されれば、悪女役などのオファーもくるはず。そういう意味では、非常に重要な作品になるでしょうね」(芸能関係者)現在、24歳の土屋。彼女はいま、女優としての正念場にいるといえそうだ。
2019年03月03日女優・土屋太鳳が、東山紀之主演ドラマ「砂の器」に出演することが決定。今回、中島健人(「Sexy Zone」)演じる天才作曲家・和賀英良の“愛人”成瀬梨絵子を演じる土屋さんは、「錚々たるキャストの方々が紡いでいらっしゃる現場の空気、そしてその現場を守るスタッフさんがたのアドバイスに、まずは全力で食いついていこうと思っております」と意気込みを語っている。松本清張不朽の名作「砂の器」を、2018年ハロウィーン当日の渋谷と現代を舞台に、全く新しい解釈でドラマ化する本作。主演の東山さんが鋭い観察眼を持つベテラン刑事役を、天才作曲家役で中島さんが初共演するほか、作曲家が幼い頃生き別れた父役で柄本明が出演する。昨年も「チア☆ダン」『となりの怪物くん』『春待つ僕ら』など多くの主演作が公開・放送され、また「ぐるぐるナインティナイン」ではゴチメンバーとして先日新たに加わり、いま映画やドラマだけでなく、バラエティー番組にも引っ張りだこの土屋さん。そんな彼女が今作で演じる和賀の愛人・梨絵子は、代官山でバーテンダーをしており、その店は和賀と仕事仲間らの行きつけで、ある夜恋に落ち、誰にも知られぬまま恋人関係になることに。また、和賀は大物大臣の令嬢と婚約しているが、心は梨絵子の元にあり、ある日殺人を犯した和賀に助けを求められ、手助けをしてしまう。オファーを受け、「とても難しい挑戦になると思いましたが、その危惧とは裏腹に台本を読む手は止まらず、梨絵子という役にも意外なほど違和感を感じなかったんです」と語る土屋さんは、「空から降ってきた雪を見つけた時みたいに、まるで梨絵子という役が空から舞い降りてきたようで、責任やプレッシャーも強く感じますが、それよりも、梨絵子を早く温めたい気持ちになりました」とコメント。そんな梨絵子というキャラクターについては「同じ名前や近い設定を持つ人物は原作や過去の映像作品にも登場するのですが、今回は『ある要素』が強調されていることもあって、今回ならではの解釈が必要なのかなと感じています」と言い、相手役の中島さんとの共演については「女優として全力でぶつかりたいです。どのシーンをというのは特になく、一瞬一瞬を丁寧に積み重ねて、その結果、観てくださる方々の心に何かを残せたらと願っています」と語っている。フジテレビ開局60周年特別企画「砂の器」は3月28日(木)19時57分~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年03月02日Kis-My-Ft2・玉森裕太(28)が主演を務める映画「パラレルワールド・ラブストーリー」。その主題歌を宇多田ヒカル(36)が担当していると、2月16日に発表された。主題歌に起用された楽曲は、宇多田が昨年6月にリリースしたアルバム「初恋」に収録された「嫉妬されるべき人生」。各メディアによると、同作の森義隆監督(40)は同曲について「宇多田さんの作り出すサウンドの切れ味や、得難く奥深い歌詞の世界観が、自分がラストシーンに込めた思いと驚くほどに共鳴し、鳥肌がたった」とコメント。また玉森は、こう語ったという。「エンドロールで宇多田さんの曲が流れた途端、来た!という感じでゾクゾクしました。もともと宇多田さんの曲の世界観や歌がすごく好きだったこともあって、今もよく聞いています」玉森と宇多田のコラボとあって、話題性十分。早くもネット上で話題となっている。しかし注目を集める理由は、それだけではない。というのも同作の原作は、大人気小説家・東野圭吾(61)によるものなのだ。そのためTwitterでは「並びがすごい!」と感激する声が上がっている。《玉ちゃんすごい。東野圭吾×宇多田ヒカル×玉森裕太。この並び》《東野圭吾+宇多田ヒカルの組合せとか最強じゃない!世間からの関心度が一気に高まるね(号泣)玉森くんの演技のお仕事がコンスタントにありますよーに!》《これ期待しかない!玉森裕太の代表作になること間違いなし!》松本人志の持論に非難殺到!性行為の同意に「冷める」と発言5月31日から公開される「パラレルワールド・ラブストーリー」。大ヒットなるか?
2019年02月26日「Kis-My-Ft2」玉森裕太主演で東野圭吾の小説を映画化した『パラレルワールド・ラブストーリー』の主題歌が、宇多田ヒカルの「嫉妬されるべき人生」に決定。併せて、楽曲が使用された予告編と最新ポスタービジュアルが到着した。本作の主題歌「嫉妬されるべき人生」は、昨年リリースされた宇多田さんの7枚目のアルバム「初恋」に収録されている楽曲。リリース時に曲を聞いた森義隆監督が「これしかない!」と熱望してオファーしたところ、宇多田さん側がその思いを受けて快諾。主題歌の決定に至ったという。公開された予告編では、そんな宇多田さんの主題歌が挿入され、2つの世界に迷い込んでしまった玉森さん演じる崇史が、目が覚める度に変わる世界の中で真実を追い求めていく姿が映し出される。愛する麻由子(吉岡里帆)と恋人同士の世界と、麻由子が親友・智彦(染谷将太)の恋人になっている世界――。数々の“謎”も映し出され、一体、真実の世界はどっちなのか…と、謎が謎を呼ぶ予告編に仕上がっている。主題歌について「エンドロールで宇多田さんの曲が流れた途端、来た!という感じでゾクゾクしました」と聴いた感想を明かす玉森さんは、「完成した映画を見た帰り道に、すぐダウンロードしました」とすぐお気に入りの1曲となったそうで、「もともと宇多田さんの曲の世界観や歌がすごく好きだったこともあって、今もよく聞いています」とコメントしている。また、予告編と併せて到着したポスタービジュアルには、<世界が変わりまくる驚愕の108分真実の世界は、どっちだ?>というコピーと共に、崇史役の玉森さん、一つの世界では崇史の恋人、もう一つの世界では崇史の親友の恋人として存在するヒロイン役の吉岡里帆、崇史の親友役の染谷将太と、3人が顔を寄せ合う2種類のカットが使用されている。『パラレルワールド・ラブストーリー』は5月31日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パラレルワールド・ラブストーリー 2019年5月31日より全国にて公開©2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会©東野圭吾/講談社
2019年02月26日松尾スズキ、松たか子、瑛太をはじめとする豪華キャストが、岸田國士戯曲賞受賞の作家・岩井秀人が1年ほどかけて書き上げた台本に挑むことで注目を集める音楽劇『世界は一人』が2月24日、幕を開けた。なお、本作の音楽・演奏はミュージシャンの前野健太が手がけ、実際に舞台上に前野が登場・演奏することも話題だ。環境汚染が進んだ海のそばの街で生まれ育った、小学生からの幼馴染である森吾郎(松尾)、田辺美子(松)、佐々木良平(瑛太)を中心に、吾郎のどうしようもない「運命」を描くという本作。舞台冒頭では、彼らの小学生時代を垣間見ることができる場面も。本作について、自身も岸田國士戯曲賞を受賞している劇作家としての一面を持つ松尾が、「この芝居のオリジナリティに、身を捧げたい」とコメントを寄せて期待を煽ると、松も、「また新しい芝居が生まれる、その世界にいられることを、とっても幸せに思っています」とアピール。瑛太も「岩井秀人は天才だ!」と続き、「この作品に対する皆様の期待と想像をいい意味で裏切っていくと思います」(瑛太)と、作品の出来栄えに自信をのぞかせた。作・演出を手がける岩井自身も「なんだか相当なものができたようなので、楽しみにしててください」と太鼓判を押す音楽劇『世界は一人』。公演は3月17日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて。チケット好評発売中。東京公演の当日券は、各公演前日16時~18時まで専用ダイヤル(0570-55‐0252)にて受付。
2019年02月25日