『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』『AI崩壊』の入江悠監督が、主演に『少女は卒業しない』『PLAN 75』の河合優実を迎えた最新作『あんのこと』が2024年6月7日(金)より公開決定。入江監督と河合さんからコメントが到着した。本作は、2020年6月に新聞に掲載された「ある1人の少女の壮絶な人生を綴った記事」に着想を得て描く実話を基にした人間ドラマ。機能不全の家庭に生まれ、虐待の末にドラッグに溺れる少女・杏が、人情味あふれる型破りな刑事や、更生施設を取材する週刊誌記者をはじめとした人々と出会い、その見返りを求めない姿に次第に心を開き、生きる希望を見いだしていく。しかし、微かな希望をつかみかけた矢先、どうしようもない現実が彼女の運命を残酷に襲う――。予想もしなかった未知のウイルスによるパンデミックは、平時には隠れていた現代社会を覆う格差と分断、対立といった社会の綻びを具現化し、社会的弱者をまっさきに犠牲にしていく。メガホンを取るのは、『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』『AI崩壊』『22年目の告白-私が殺人犯です-』などエンターテイメント作品で成功を収めつつ、『SR サイタマノラッパー』『ビジランテ』『ギャングース』で現代社会の問題にスポットライトを当ててきた入江悠。原案となる新聞記事を読んだ入江監督は、その内容に衝撃を受け、その胸が抉られるような現実を「これはどうしても今映画化したい話だ」と強く望み、映像化に臨んだ。入江悠監督製作陣には第75回カンヌ国際映画祭 カメラドールスペシャルメンション賞を受賞した『PLAN 75』のスタッフが再集結し、現代社会のリアルな縮図を描き出した。主人公の杏には、『PLAN 75』や『愛なのに』『ある男』などの作品で第14回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞、第44回ヨコハマ映画祭 助演女優賞、第35回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 新人賞を受賞した河合優実。11月3日放送予定の「NHKスペシャル“宗教2世”を生きる」ドラマ編「神の子はつぶやく」にて主演を務めるなど、若手実力派俳優として頭角を現している。河合優実今作では、最悪な家庭環境の中で育ちながらも、心から信頼できる人々と出会うことで、次第に生きることに楽しみを見いだしていく繊細な心の機微を求められる役柄を演じきる。「この映画を作ること、杏のことを演じるということで、何ができるのか、何をすべきなのか、何がしたいのか。繰り返し問いながら、でも彼女と心の中でしっかりと手を繋いで、絶対に離さずに、毎朝、今日もよろしく、いってきますとお祈りして撮影に向かっていました。強く信じながら作った映画です」と河合さんはコメント。また、入江監督は「2020年、コロナ禍で大切な人を亡くしました。すこしだけ注意を向ければその人の苦しみに気づけたかもしれないのに、自分のことばかりで精一杯でした。時代の移り変わりがどんどん早くなり、多くのことを忘れていってしまうから、この映画を作って刻みつけておきたいと思いました」とコメント。「旅立った人へ向けて映画を作るという行為が正しいのか今もわからないのですが、鎮魂の気持ちをこめて作りました」と本作への思いを明かしている。『あんのこと』は2024年6月7日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月19日水曜日のカンパネラ、詩羽さんのインスタグラムをチェーーック!日本の音楽ユニット、水曜日のカンパネラの2代目ボーカルを務める詩羽さん(22)はオンザ眉毛の前髪やサイドとバックの頭髪の刈り上げ、口元のピアスと個性的なファッションがチャームポイント。現在放送中の日本テレビ系ドラマ『最高の教師1年後、私は生徒に■された』に生徒役として出演しています。先日、自身のインスタグラムに平成ギャルに変身した姿を公開したところ反響を呼んでいるようです。どんな写真なのか早速チェックしてみましょう!平成ギャルに変身「リバイバルじゃなくてガチの平成感ある」と反響この投稿をInstagramで見る詩羽utaha(@utaha.89)がシェアした投稿「GAL girl超可愛いよね」と顔文字も添えて平成時代に流行ったギャル文字で投稿した詩羽さん。ガングロに金髪、ブルーのアイシャドウにパレオファッションで懐かしの平成ギャルに変身した姿を写真と動画で公開しました。いつもの詩羽さんとは全く違う姿ですが違和感を感じないまさに平成ギャルそのもの!コメント欄には「平成ギャルブームでこういうのよく見かけるけどダントツで再現率高い!」「当時のeggとかで本当にいそうな感じですね」「最高!リバイバルじゃなくてガチの平成感ある」と見事な変身ぶりに称賛のコメントが相次いで寄せられておりました。連続ドラマに初挑戦中の詩羽さん。平成ギャルに変身するCMなど仕事の幅を広げているようです。次はどんな姿を見せてくれるのか楽しみですね!
2023年09月04日松岡茉優主演、芦田愛菜、加藤清史郎ら共演のドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第5話が8月12日放送。詩羽演じる“瑞奈”の歌声に「かっこよすぎる」「控えめに言って最高」の声が続出した。本作は、卒業式の日に生徒と思しき人物に突き落されるも、気がつくと始業式の日の教室に戻っていた教師・九条里奈(松岡さん)を主人公に描く、1年後の死を避けるべく命がけで生徒に向きあう新時代の学園ドラマ。松岡さん演じる九条の夫・蓮役に松下洸平、3年D組の生徒に芦田愛菜、加藤清史郎、山時聡真、詩羽、當真あみ、奥平大兼、窪塚愛流、本田仁美(AKB48)ら旬の若手キャストが集結しているほか、鵜久森の母親役に吉田羊、江波の幼馴染・浜岡役に青木柚が出演している。主題歌は菅田将暉の本ドラマの為の書き下ろし楽曲「ユアーズ」で、衝撃的なストーリー展開が話題となっている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。里奈にとって地獄と称されることになる2学期が始まり、鳳来高校は一か月後に文化祭を控える状況となっていた。そこで九条は突然文化祭でのある催しの責任者に瑞奈(詩羽)を指名。学外でプロとして音楽活動をしている瑞奈は、そもそも文化祭に参加する意識もなくその提案に驚きを示す。クラスの皆と交わることなく日々を過ごし、自分の風貌や行動に対して“変だ”“非常識だ”“調子に乗ってる”と批判されてきた学生生活を送っていたのになぜ自分が…と戸惑う。さらに、その文化祭の催しで引退公演を行う予定であるダンス部の生田(莉子)から「有名人風吹かせて私たちの青春をぶち壊すのだけはやめてね」とにらまれ、ますますやる気をなくしてしまう。担当を断ろうとする瑞奈だったが、里奈に「文化祭前日、ある問題が生じ、今年の文化祭はなくなります。それを止められるのは瑞奈さん、あなただけです」「あなたの生きざまで彼らの常識を変えてください」と告げられる…というのが第5話のストーリー。芸能活動をしている瑞奈の母校が鳳来高校であることが、週刊誌に掲載されることで騒ぎになることを恐れた学校側は、瑞奈に文化祭を欠席させようとする。1周目の人生で学校からの指示に応じてしまった里奈は「悪いのは彼女ではなく、騒ぎ立てようとする外側の人間」「その脅威から生徒を守ることが、我々教師の務め」「もしもこれで他の生徒の大切な瞬間を踏みにじられるようなことがあれば、罰せられるのは彼女ではなく、担任の私です」と言い放つ。これに対し、視聴者からは「かっこよすぎる」という声があがった。そして瑞奈の記事が掲載されると、「調子乗りすぎ」などという誹謗中傷が相次いだ。それを見た瑞奈は里奈に対し「文化祭なんて元々行くつもりなかった」と感情をぶつけるが、そこに里奈の親友・早乙女智美(森田望智)が訪れ「大事なのはあなたに嘘がないかじゃない?」「何も悪いこと1つしてないのに、自分に嘘をつく必要はない」と、誹謗中傷と戦おうとしていた瑞奈を諭す。さらに里奈に「あなた自身は本当はどう思っていますか?」「みんなと同じように最後の青春を経験したいと思うなら、私はなんでもします」と言われた瑞奈は、「ちょっと考えてみる」と言い、去り際に里奈から親友の話はどうだったか問われ「控えめに言って最高かな」と笑顔を見せる。これにはSNSでも「かわいすぎる!」「笑顔が見れた」という投稿が相次いだ。一方、文化祭の準備を進めるクラスを眺める相楽(加藤清史郎)は、何者かに電話をかけ「あれ前倒しできる?」「もう吐き気しかしねえよ」と告げる。これに対しSNSでは「相楽は何がしたいんだろう」「怖いわ」と相良に対する声があがった。里奈の1周目の人生では、文化祭前日に襲撃をされたが、今回は文化祭の8日前に襲撃される。3年D組の生徒達は荒らされた教室に絶望し、文化祭ができないと途方に暮れる。里奈がホームルームを始めると、生田は瑞奈が調子に乗っているせいだと謝罪を求めるが、里奈は「調子に乗ることのなにがいけないんでしょうか」と問う。ただみんなと一緒に文化祭を楽しみたかった瑞奈は涙ながらに謝罪し、「最後の青春がしたかった」と訴えた。これにはSNSで「引き込まれる」「演技うまい」という投稿が続出した。そして、生徒達に「ここにいる皆さんで一度調子にのってみませんか?」と襲撃をなかったことにしようと提案する里奈に対し、鵜久森(芦田愛菜)も「今回はまだ一週間ある」「誰かに壊された傷になるくらいなら、みんなで調子に乗った日としてその日を刻みたい」と訴え、もう一度文化祭に向けて準備を再開する。このシーンでSNSでは「まって、鵜久森“今回は”ってなに?」「“今回は”って言った?」「まさか鵜久森も2周目?」と鵜久森の言葉に疑問を抱く声が。無事に当日を迎えダンス部のステージが終わると、生田が「最後は瑞奈さんに歌ってもらいたいと思います」と瑞奈をステージに促す。歌うつもりのなかった瑞奈だったが、里奈の「あとは常識を覆すだけです」という言葉とクラスメイトに背中を押されステージに立つ。そして、椎名林檎の「17」を披露するとSNSでは「最高すぎる」「鳥肌立った」「涙止まらない」「かっこよすぎる」「控えめに言って最高」「ありがとう」と絶賛する声が相次いだ。無事に文化祭を終えた里奈は、襲撃時の監視カメラの映像に浜岡(青木柚)が映っている理由がわからずにいた。そしてふと鵜久森が「今回はまだ一週間ある」と言ったことを思い出す。2周目の最初から思い返してみると鵜久森の行動には違和感があり、「鵜久森叶は私と同じ2周目を生きてる」と気付く。一方、ラストシーンで東風谷(當真あみ)が鵜久森に「私さ、もしかしたら鵜久森さんのこと好きかもしれないんだ」と打ち明けるシーンが映し出され「まさかの展開!」「1週間待ちきれない」と次週を待ちわびる投稿が続出した。第6話あらすじ文化祭の打ち上げの際、東風谷(當真あみ)から不意な想いを吐露された鵜久森(芦田愛菜)。その言葉を受け何かを返そうとしたその瞬間、東風谷は漏れ出てしまったその想いに戸惑い、飛び出してしまう。東風谷を見失う鵜久森は雑踏の中で自身に起きた「二周目」の人生を思い返していく。一方の九条(松岡茉優)は、鵜久森と共にいつものようにお昼ご飯を一緒にしていた際、「鵜久森さんも……同じですよね?」と、自分自身が「二周目」であることを打ち明ける。そして鵜久森もそうであること、互いに起きた不可思議な現象を確かめ合う。そして2人はもう一つ共通して感じる感覚を語る。それは、「3回目は絶対にない」そう確信的に感じていること。だからこそ、私達は未来を変えるために今を必死に生きているのだと。そんな中、独りで想い悩む東風谷の元を訪ねる九条。急な休学を申し出た東風谷に対し、それはなぜかと尋ねる。そして、想い悩む生徒に向けていつものように覚悟をもって「私にできることは、何でもします」と真っすぐに告げる。そして、鵜久森は自身に問う。「自分はなぜこの二周目の人生」が与えられたのかと。そして一つの答えを出す。その時、彼女の中で「叶えたい」と願っていた自分の「希望」の全てが叶えられたことに気づく。そして鵜久森がそう気づいた時、彼女の中にはもう一つ変えようのないある感覚が襲う…。「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」は、毎週土曜日22時~日本テレビにて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年08月13日2023年7月31日、『夢見る少女じゃいられない』などで知られる、歌手の相川七瀬さんがInstagramを更新。家族で神奈川県横浜市の花火大会を訪れたことを報告し、長男と次男と映った写真を公開しました。相川七瀬、イケメンの長男、次男に囲まれ笑顔2001年に結婚を発表し、現在は3児の母親でもある相川さん。写真には、浴衣に身を包んだ長男と次男に挟まれ、笑顔を浮かべる相川さんが写っていました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 相川七瀬(@nanasecat)がシェアした投稿 これまでにも、相川さんはSNSなどで我が子の写真を公開しており、過去にはバラエティ番組で共演したこともあります。そのたびに、「イケメン」と話題を呼んでおり、今回の投稿にもファンから多くのコメントが寄せられました。・2人の息子さんの母親に見えないくらい、相川さんは昔から変わりませんね。・息子さんたち、イケメン!ナイトみたい。・親子には見えない!20歳でデビューし、瞬く間に人気歌手の仲間入りを果たした相川さんも48歳に。しかし、両脇に並ぶ息子さんたちとは、まるで友達もしくは姉と弟たちにも見えます。デビュー後も変わらぬ美貌の相川さんですが、その遺伝子は確かに息子さんたちに受け継がれているようです。[文・構成/grape編集部]
2023年08月01日今回は、人気記事をクイズ形式で紹介します!どんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:乙葉一華羽をつけて喜ぶ娘出典:愛カツ突然窓を開けた出典:愛カツここでクイズ危険な行動をとろうとした後、母に言ったことはなんでしょうか?ヒント!母は娘の想像力を恐ろしく感じてしまいました。空を飛べるはず出典:愛カツ正解は…正解は「お空飛びたいの!」でした。おもちゃの羽をつけて喜んでいた娘。しかし子どもの想像力は大人の想像の範囲を超えており…。突然「空が飛びたい!」とベランダから飛び降りようとしたのです。とっさに阻止しましたが子どもの想像力の恐ろしさを実感した主人公なのでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年07月28日もちもち食感のスイーツが好きな方必見!セブンイレブンの「和もっち巻き羽二重餅&粒あん」は、もちもちのどら焼き生地で羽二重餅と粒あんを包んでいるので、どこを食べてももちもち食感が楽しめますよ♪粒あんとムースの味わいもよく、絶品です♡パクっと食べやすい和もっち巻き羽二重餅&粒あん出典:coordisnap「和もっち巻き羽二重餅&粒あん」は6月14日よりセブンイレブンから発売されました。価格は151円(税込)です。パクっとワンハンドで食べやすい形状をしているのが特徴。手のひらサイズで、ずっしり感があり食べ応えがありそうです。もちもち食感がおいしいどら焼き生地出典:coordisnapどら焼き生地は、驚くほどもちもち食感。もっちり噛み応えがあり、ほんのり甘めでおいしいです♪全体のバランスが最高!出典:coordisnapスイーツに入っているお餅は固いイメージがあったのですが、こちらの羽二重餅は絶妙な柔らかさです。「もっちもち食感でおいしすぎる~!」と感じました♡粒あんは、あんこの粒感やホクホク感も楽しめる本格派。シュワっと口溶けのよい甘めのムースとの相性もよく、全体のバランスが最高です。気になるカロリーは?出典:coordisnap1個当たり213kcalです。もちもち食感で嚙み応えがあるので、満足度も高め。3時のおやつはもちろん、家事や仕事の合間に食べるのにも最適ですよ!もちもち食感のスイーツ好きさん必見です◎出典:coordisnapセブンイレブンの「和もっち巻き羽二重餅&粒あん」は、優しい甘さのどら焼き生地と、粒あん、口溶けのよいムース、もちもち食感の羽二重餅のバランスが最高です。もちもち食感のスイーツが好きな方は一度食べてみる価値ありですよ♪気になる方はセブンイレブンのスイーツコーナーで手にとってみてくださいね。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店にご確認くださいませ。<writer>どめさん(@chouchou.kitchen)食べること料理をすることが好き2児のママInstagram
2023年06月29日松岡茉優主演の学園ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」より、デジタルパンフレット第5弾がドラマ公式Twitter、Instagram、TikTokにて公開された。卒業式の日、突き落とされてしまった3年D組担任教師・九条里奈(松岡さん)。最後に見た光景は、制服の袖。しかし、「なんで…? 嫌だ! どうして? 誰が? 死にたくない!」そう願った瞬間、彼女は始業式の日の教室に戻っていた。真相を突き止めるために、生徒と本気で向き合っていく――。里奈を突き落したのは一体誰なのか?物語のカギを握る鳳来高校3年D組の生徒たちを、役名出席番号順に紹介するデジタルパンフレットが連続配信中。今回映像で紹介されたキャストは、福崎那由他、詩羽、川本光貴、阪本颯希、夏生大湖、田中美久(HKT48)の6人。「水曜日のカンパネラ」の詩羽は、「ファンタジーではなくすぐ隣で起きている物語のように感じました」と台本の印象を語り、「人生で初めて連続ドラマに参加させていただきます。失敗も成功も、一度しかない"初めて"でたくさん経験させていただこうと思っています。今を生きる皆さんと一緒に、私も悩み必死にぶつかってこの日々を過ごします。たくさんの方に、このドラマのメッセージが届くことを願っています」と話す。「ABEMA」の恋愛番組「花束とオオカミちゃんには騙されない」に参加した夏生さんは、「絶対に受かってやるという気持ちで受けたオーディションだったので、出演が決定した時はものすごく嬉しかったです!」と参加を喜び、「台本を読んで2話目で泣いちゃいました。男の友情って凄くいいなと思います。僕の役はおバカというかお調子者のような印象があります。普段の僕と同じような空気感も蓬田から感じています。一人一人しっかりとキャラクターがある中で、自分の与えられた役割を全う出来るよう頑張ります!」と意気込んだ。そのほかの生徒キャストも「僕が演じる眉村紘一は工学研究会に所属していて、特に自分の好きな物事へ没頭する能力をもったキャラクターです」(福崎さん)、「僕が演じさせて頂く目白直紀は、周りの目を気にして考え過ぎて、結果何も言わない傍観者タイプの生徒なんですが、そんな目白に共感できる方も多いと思います」(川本さん)、「僕が演じる森海悠仁は、高校野球一筋であるが故にいじめが蔓延るクラスでは傍観してしまいます」(阪本さん)、「正面から向き合って学んでいきたいと思ってます」(田中さん)とそれぞれコメントしている。「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」は7月、毎週土曜日22時~日本テレビにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年06月14日舞台「星降る夜に出掛けよう」の公開稽古および取材会が11日に京都・南座で行われ、Hey! Say! JUMPの高木雄也、中山優馬、SixTONESの高地優吾が出席。互いの尊敬している点を明かした。ジョン・パトリック・シャンリィの戯曲集『お月さまへようこそ』とサン=テグジュペリの『星の王子さま』を題材に、重要無形文化財保持者(人間国宝)の坂東玉三郎が演出した今作。ビリー・ジョエルや安全地帯などの楽曲歌唱が盛り込まれた会話劇、玉三郎自らが歌詞を書き下ろした「星降る夜に」、そして3人のソロパフォーマンスなど見どころ満載の公演となっている。会見ではオンオフ問わず接点はあったのかと記者に聞かれ、思わず「あまりない……」と顔を見合わせる3人。高木は「同じ事務所」と改めて共通点を挙げつつ、「小さい頃は一緒にステージに立たせてもらったりしていたんですけど、最近はなかなか一緒にやる機会がなかったのですごく刺激的でした」と代表して今回の共演について話した。稽古を通して発見した新たな一面について高木は「高地くんが変な人だということが分かりました」と笑いを誘いつつ、「高地くんのおかげで稽古場がにぎやかになった。後輩だけど頼もしかったです」と感謝。中山も「ムードメーカーでしたね」と頷きつつ「玉三郎さんとの掛け合いが……」と話すと、高木が「コントです」と続ける。中山に「玉三郎さんはフレンドリーなんですけど、高地とは友達のよう」と説明され、高地が「稽古場でも椅子を一緒に並べてご飯を食べていました」と仲睦まじい様子を伝えると、高木は「先輩として最初はちょっとドキドキしていました(笑)」と垣根を感じさせない関係を振り返って微笑んだ。共演して感じた互いの尊敬できる点について質問が飛ぶと、高木は中山へ「立っているだけで様になる、かっこいいなと思いながら稽古場でずっと見ていました」と告白。芝居も「すごく好き。今後またお芝居を見に行きたいなって純粋に思いました」とすっかり惚れ込んだことを明かす。一方高地については「ピュアというか、突っ込んでいく度胸がものすごくあって、自分にはないものを持っていて羨ましい」と羨望の眼差しを向けた。中山は高木を「愚直な方」と表現。「今日もかなり緊張していたという話を終わってから聞いたんですけど、東京ドームでライブをされている方でもやっぱり緊張するんだなと。台詞量も一番大変だったと思うのですが、稽古場で見ていても、一歩ずつ進んでいかれる方で、そんなところを尊敬しています」と説明した。一方高地へは「その真逆」と話し始め、「とりあえずやってみる精神というか、飛び込んでみる勢いがすごくて。でも稽古が終わったら、毎回僕に『思うことある?』と聞いてきたり。色々やってみて試してみて進んでいこうとしている」と、高木とは違う稽古の進め方を紹介した。高地は高木について「ジャニーズJr.のときからお兄さん的存在で、稽古場でもドシッと構えてるという感じがしました。『緊張しぃだから』『台詞覚えるの遅いから』と言うんですけど、最終稽古のときにはしっかり自分の中に落とし込めている背中を見てかっこいいなと」と振り返りながら「あと、稽古場のときから長い髪の毛で色気を放っていましたね」と違った角度からの高木評も。以前同じグループで活動していた経験もある中山については「当時は全然優馬くんのことを分かってなかった」と話し、今回の共演で「舞台に対してすごく“変態性が光る”なって」とコメント。中山はすかさず「言葉選べよ」とツッコむ。高地は「今回はすごく難しい演目もあって、初めて見た方はどう捉えるんだろうなって思いながら『台本を読んでこう思ったんですけど、優馬くんどう思いました?」って聞いたら、考えたこともない方向からの発想が出てきたり」「台詞の中に出てくる『ドストエフスキー』について『知ってる?』と聞かれたときに、正直僕は全然勉強不足だったりして『よく分からないです』って言ったら1から教えてくれたりとか」と中山の舞台への姿勢を例示。「知識が豊富で『辞書』だと思っていました。聞いたら答えてくれるので、本当に何でも聞いちゃって」と語った。今作は、京都・南座で12日~21日まで、大阪松竹座で10月2日~28日まで上演される。
2023年06月13日今すぐ着れて、梅雨シーズンにも活躍する【WORKMAN(ワークマン)】の「軽アウター」をクローズアップ! パッと羽織れて、スポーティな着こなしからきれいめコーデまで活躍するおすすめアイテムです。気軽に羽織れてとっても軽い!「耐久撥水トラベルシェルカーディガン」出典:WORKMANネイビーやグリーンのカラーパネルが目を引く、軽量カーディガン。ハーフパンツを合わせたスポーティな着こなしにもピッタリですね。ポケッタブル仕様なので、アウトドアや旅先でも活躍してそう! WORKMAN(ワークマン)公式サイトによると、撥水加工やUVカット機能つき。カラフルなデザインのほか、ブラックとカーキの単色デザインもあります。羽織りや重ね着でも活躍する「コットンスラブシャンブレー長袖シャツ」出典:WORKMANALLシーズン活躍するシンプルな長袖シャツ。サッと羽織れるので、夏場の冷房対策にもおすすめです。定番のデニムカラーに加え、ピンク、パープル、ライトグレーといった淡いカラーも豊富。シャツONシャツにプリーツスカートを合わせた、上級者コーデも参考に!日ざしの強い日も安心!「レディースクールUVサンシェードパーカー」出典:WORKMANUVカット機能や接触冷感、吸汗速乾機能などを兼ね備えたパーカー。一見、普通のパーカーのように見えますが、手の甲まで覆えるデザインで〝うっかり日焼け〟を防止。ほかにも、紫外線対策のためのこだわりがぎゅっと詰まっています。フェイスガード付きだから日焼け対策もバッチリ!出典:WORKMANフードのツバと、パーカーとの一体型で外れる心配のないフェイスガードが顔を日差しから守ってくれる優れもの。ストレッチ性があり動きやすいのもポイントです。アウトドアやスポーツ観戦、フェスなど、屋外で長時間すごすときは、1枚あるととっても便利!デイリーからアウトドアまで幅広く使える軽アウター。どれも機能性の高いアイテムなので、シーンに合わせて使い分けてください。※すべての商品情報・画像はWORKMAN出典です。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。Writer:keiko
2023年05月23日サッと羽織れるアウターは、今の季節に手に入れておきたいアイテムのひとつですよね。そこで約3,000人のフォロワーを持つインスタグラマー、@marino12131さんが投稿している【しまむら】アイテムを要チェック♪「着心地良く」羽織れるアウター3選をまとめてお届けしていきます!シアー感が可愛い♡シアーブルゾン出典:Instagramまずはたっぷりのシアー感が魅力的なSHEER BLOUSON。お値段は、なんと550円(税込)という嬉しいプチプライスです♪そのままいつものコーデに羽織るだけで抜け感がUPしそうですね。投稿では「着心地良く素肌に着てもストレスなし」と絶賛されています。カジュアルに着こなすフーディーブルゾン出典:Instagram続いてもシアー感が可愛いブルゾンで、こちらも550円(税込)で販売されています。フード付きのカジュアルデザインが、毎日のコーデでも着回しやすそう。ふんわりとしたシルエットも嬉しいポイントで、カジュアルながらも大人可愛い雰囲気を忘れない1着。程よいミリタリー感のシアーMA-1出典:Instagram最後にミリタリーで定番のMA-1を紹介。こちらも同じく550円(税込)で販売されていて、シアー素材でミリタリー感が強すぎない絶妙なデザインがポイントです。短すぎないコンパクト丈で、スキニーやデニムと合わせてすっきり着こなしたいときにもよさそう。落ち着いたミリタリーカラーも大人っぽくて素敵ですね。しまむらのシアーアウターはマストバイアイテム♪出典:Instagramシアー感たっぷりの羽織りものは、コーデにプラスするだけで抜け感が出るから嬉しいですよね♪しまむらには魅力的なシアーアウターが揃っているので、みなさんもぜひチェックしてみてください。※こちらの記事では、MARINO(しまむら/UNIQLO/GU/ZARA)(@marino12131)様のInstagram投稿を紹介しております。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※アカウント名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。
2023年05月23日ロッテの新作菓子「パイの実<抹茶ティラミス>」が、2023年5月9日(火)より全国発売される。“抹茶ティラミス”イメージのパイの実「パイの実<抹茶ティラミス>」は、その名の通り、“抹茶ティラミス”をイメージした新作菓子だ。「パイの実」史上初、パイ生地まで抹茶味に仕上げているのが特徴で、原料には京都の老舗・辻利一本店の宇治抹茶を使用。さらにマスカルポーネチーズパウダーと、辻利一本店の宇治抹茶を使用したチョコをサンドしたことで、“ほろ苦い”抹茶の旨味が引き立つ和テイストな「パイの実」に仕上げている。【詳細】「パイの実<抹茶ティラミス>」発売日:2023年5月9日(火)展開:全国価格:オープン価格(想定小売価格 205円前後)
2023年04月21日森田優基(アニマルハウスユーキ)が日本最大級のペットイベントを盛り上げます!株式会社アデッソに所属する、YouTuber「森田優基(アニマルハウスユーキ)」がインターペット公式アンバサダーに就任致しました。インターペットは、3月31日~4月2日「第12回インターペット」(東京ビックサイト)、6月17日.18日「第1回インターペット大阪」(インテックス大阪)が開催されます。インターペット公式アンバサダー森田優基(アニマルハウスユーキ)インターペットについて「第12回インターペット」日時:3月31日~4月2日開催10:00~17:00場所:東京ビックサイト東1.2.3.7.8ホール「第1回インターペット大阪」日時:6月17日、18日開催場所:インテックス大阪1・2号館人とペットの豊かな暮らしを提案する、日本最大級のペットイベント。ペットフード、グッズ、IT家電など、600社以上のペット商材が大集合。ペットと一緒に来場OK!ショッピング、ワークショップ、コンテスト、ご当地グルメなど、楽しい企画も盛り沢山!第12回インターペット : 引用:インターペットHP森田優基とは森田優基多頭飼いするイケメン男のリアルすぎるモーニングルーティンがガチでヤバすぎた!【チャンネル登録者数1万人突破記念】<森田優基プロフィール>あらゆる生き物が大好きで、保護動物たちと暮らしている。チャンネル登録数22万を超える、動物系YouTuber。YouTubeでは、178匹の動物との毎日を投稿している。最近では、テレビ朝日「世界アニマル&キッズ動画SP」に出演。密着取材された。ミュージシャンとしても活動中!6月には、初のANNIVERSARY BIRTHDAYLIVE 2DAYSを開催!<森田優基SNS>〇YouTube: 〇twitter: 〇instagram: 〇Tiktok: ※中国SNSを開設し、日本のみならず、アジア全体に情報を発信している。〇bilibili: 〇Redbook: 〇Weibo: 〇Douyin: YouTube動画一緒に生活している動物との様子ミュージシャンとしても活躍中!株式会社アデッソは、 現在、インフルエンサーマーケティングが可能なアプリ「ENTAMAエンタマ」をローンチ中。ENTAMA : ENTAMA : 「ENTAMAエンタマ」☆WEBアプリ ☆AppStoreダウンロード ☆AndroidAPKダウンロード 所属事務所:株式会社アデッソHP: twitter: instagram: Facebook: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月31日・ヘビかな?ウナギかな?・初めて見るサイズに笑った。剣かいっ!・バルーンアート用の風船っぽい。・想像の7倍の長さだった。漫画家の羽海野チカさんがTwitterに投稿した写真に、そんな声が上がっています。写っているのは、ナス1本。地域によっては初めて見る人も多い、まさかのサイズをご覧ください!ナス、長〜〜〜〜〜〜い pic.twitter.com/9zJPB3qTls — 羽海野根付け受注受付4/9迄 (@CHICAUMINO) March 18, 2023 スーパーマーケットでよく売られている12~15cmほどのナスと、あまりにもかけ離れています!実は、ナスには種類があり、西日本や東北で生産されている長ナスであれば、20~25cm程度。九州を中心に生産されている大長ナスであれば、40~45cm程度に育ちます。ほかの地域に在住の人は、大長ナスを見る機会があまりないため、その長さに衝撃を受けること間違いなし。大長ナスは肉質が柔らかいため、焼きナスな煮ナスに向いているとか。物産展などで見かけた際には、挑戦してみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2023年03月19日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの高木雄也、俳優の中山優馬、アイドルグループ・SixTONESの高地優吾が、舞台『星降る夜に出掛けよう』に出演することが2日発表された。6月に京都・南座、10月に大阪・大阪松竹座で上演される。テレビドラマや舞台での演技で存在感を放つ3人が舞台で初共演する同作は、『星の王子さま』(サン=テグジュペリ作、河野万里子訳)、『お月さまへようこそ』(ジョン・パトリック・シャンリィ作、鈴木小百合訳)という長年愛され続ける名著を原作に、歌舞伎界の女方・坂東玉三郎が演出を務める新作。美しく、希望を感じる物語を作り上げる。京都・南座公演は6月12日~21日(13:00/17:00)で、休演日は14日、15日。12日・16日は17時回、18日・20日は13時回のみの1回公演。チケットはS席13,000円、A席9,000円。10月の大阪・大阪松竹座公演の詳細は追って発表される。コメントは以下の通り。■坂東玉三郎今回、高木雄也君、中山優馬君、高地優吾君3名の舞台の演出をすることになりました。これは私にとって初めての経験になります。今までの彼らの持っている素敵な雰囲気を壊さず、そしてまた演劇的な空間を併せ、華やかな舞台をお届けしたいと思います。■高木雄也今回作品のお話がきた後に、玉三郎さんと直接2人でお話をさせていただき、玉三郎さんから直接作品の想いを聞いている時に、僕はその世界観に入り込んでいることに気が付きました。そして僕でお力添えできればやりたいと思えるぐらいキラキラした時間を過ごせました。最高のエンタテインメントを届けられるように僕自身も楽しみたいと思います!■中山優馬出演が決まり大変うれしく思います。玉三郎さんの演出の下、楽しく素敵な作品を作れたらと思います。ジャニーズの強みを活かした、歌、ダンス、芝居の融合で新たな舞台の景色を皆様にお見せしたいと思います。■高地優吾コメントお声がけしていただいた時は、とても驚きました。 坂東玉三郎さんが作り上げる世界観にどっぷりとつかりたいと思います! そして僕が入所当時からお世話になっている先輩方との共演なので、しっかり成長した部分を魅せられるように頑張りたいと思います。 坂東玉三郎さんと先輩お2人と、どんな舞台になるのか今から楽しみです! 皆さんも楽しみにしていてください!
2023年03月02日『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』『ちょっと思い出しただけ』『PLAN 75』『ある男』等々、話題をさらった力作に立て続けに出演している河合優実。彼女の待望の初主演映画『少女は卒業しない』が、2月23日に劇場公開を迎える。朝井リョウの同名小説を、『カランコエの花』の中川駿監督が脚本・監督を務めて映画化。廃校が決まった高校の“最後の卒業式”までの2日間を美しくも切なく描き出す青春群像劇だ。河合さんは本作で、卒業式での答辞を任された卒業生・まなみを繊細に演じている。2019年のデビューから4年。河合さんが歩んできた初主演映画までの道のりを、じっくりと語っていただいた。デビューから丸4年「ステージがどんどん上がっていく」――河合さんは『少女は卒業しない』公開タイミングで、デビューから丸4年を迎えます。怒涛の年月だったかと思いますが、改めて振り返ってどういった出来事が印象的でしたか?たくさんありますが、初めて舞台に挑んだ際(2019年上演の「some day」)に「これが原風景であり、原点だ」とはっきり感じました。そのときにマネージャーさんが「原点と思うものが、この先どんどん更新されていくかもしれないね」と言ってくれたのですが、だんだんとその意味が分かってきた気がしています。セーブポイントが増えていく感じといいますか、「この経験は初めてだな」と思えるものがひとつずつ増えて、ステージがどんどん上がっていく感覚があります。記憶に新しいところでいうと、去年お仕事で海外に行ったことはいままでと全く違う経験でした。短編の撮影だったし、海外だから全部そうというわけではないかなと思いつつ――お金にも時間にも日本より余裕がある現場だったんです。そして、敬語がないのも一つの要因かもしれませんが、スタッフさん皆さんと対等に、友達のようにコミュニケーションを取りながら作っていけました。毎日「How are you?」から始まる現場を経験できたことで、私の“いつも”の余裕のなさに気づけたんです。慣れない環境で撮る経験も初めてでしたし、とにかく体の隅から隅まで新鮮な感覚で撮っていました。――「セーブポイント」という表現、非常にしっくりきます。経験がたまっていくことで、「ここからもう一回始めよう」というリロードできる場所が進んでいく。自分の中では結構たまってきたようにも感じますし、「これ2周目だな」と思う日がいつ来るんだろうとは思いますが、まだ経験したことのないポジションや感覚はまだまだある気もします。――それこそ『少女は卒業しない』は初主演映画ですしね。こういった取材の場でも「主演」ということを聞かれる機会が増える、つまり周囲も変わってくるかなと思うのですが、撮影現場ではいかがでしたか?出来るだけ自分にかからないように心がけていましたが、プレッシャーというか責任感はやっぱりありました。――出演した年はバラつくでしょうが、去年公開・放送・配信された河合さんの出演作はなんと15本以上でした。他に類を見ない数字かと思います。そんなに本数があったんですね…。もちろん公開年やその前年に全て撮っているわけではないのですが、数が増えていくことで怖いなと思うのは、こなしてしまうことです。現場に行ってセリフを言っちゃえば演じたことになってしまうので、それは絶対にしたくないと思います。ファストにしたくないんですよね。そこは常に気を付けています。いっぱい出させてもらったことはすごく嬉しい反面、いまは色々なプラットフォームがあって作品の全体数もすごく多い。消費のサイクルに飲まれないようにしたいと思っています。「演じること」への意識の変化「“好き”で終わりじゃない」――多忙を極めるなかで役を生きる=演じる準備等はどのように工夫されてきたのでしょう?そうですね、なかなか準備の時間が取れないことが一番苦しいのですが、自分にもバレないようにうっすら次の作品を考え始めて、撮影が終わった瞬間に準備を始めるというやり方をするしかないなとは感じています。ただ、自分のリアルなリズムでいうとそこまで働きづめということでもないんです。公開が重なってはいますが毎回ちゃんと準備する時間は取れているので、今後もそうでありたいと思っています。――『少女は卒業しない』だと、実際の学校で卒業式シーズンに撮影できたり、中川駿監督が俳優のその場の発想を吸い上げる作り方をされたことで、準備時間をカバーしてくれる部分もあったのではないでしょうか。それはありました。脇役やスパイスになるような役だとがっつり決めてかかるというかその日に出たものしかできないところがありますが、本作のように主演だったり撮影期間が長いと自分が考えていることも変わってきますし、今回はそれを反映できる環境でした。時系列順に撮っているわけではなくとも自分も役も成長していく感覚があって、それを利用しながら演じていきました。そうした自分の変化が作品に上手く作用していたら、一番ですよね。――今回は最後のセリフが空欄のまま、河合さんも中川監督もどんな言葉が入るか考えながら撮影をしていたとか。ここまではっきり空欄だったのは初めてでした。中川監督は「脚本通りじゃなくていいよ」と自由に泳がせてくださる方でありながら、同じ目線で悩んで考えて一緒に取り組んでくださる方という印象がすごく強いです。――そうした本作での経験も含めて、「演じること」への意識はこの4年で変わってきましたか?そうですね。演技のアプローチ自体は計算式があるわけではないので、「今回はこれをやってみよう」と常に何かしら試している感覚です。ただ、演じる“重み”は変わってきたように感じます。昔は「自分がやっていて楽しい」だけでよかったのが、いまは「好き」という気持ちもありつつ、それで終わりじゃないという気持ちが芽生えました。『少女は卒業しない』で主演を務めさせていただいたこともあり、「映画に出る」ということの中に演じる以外のこともたくさん含まれていると思うようになりました。いまは、「ものを作って届ける」という重みをより感じています。――河合さんは高校時代からダンスなどで人前で表現する機会は多かったのかと思いますが、プロの現場となるとまた心持も変わってくるというか。そうですね。特にいまは、気持ちだけでやる時期じゃないと思っています。藤原季節の言葉がいまも生きている――『少女は卒業しない』は、他者からかけられた言葉がその後の人生を左右するさまを描いています。河合さんの中で、いまも生きている言葉にはどのようなものがありますか?この作品にせっかく出ていらっしゃるので、(藤原)季節さんからいただいた言葉をお話ししたいと思います。季節さんとは『佐々木、イン、マイマイン』で出会いました。この作品の最後に季節さんや皆さんが佐々木コールをしているなかで私が泣くシーンがあるのですが、撮影時には音声さんからは「他の方は音声オフで、河合さんの声だけを録りたいです」と言われたんです。でも、どうしてもダメだと思い「本当にごめんなさい。皆さんにも声を出していただいていいですか」と相談したら音声さんも季節さんたちも快くOKしてくださって。後から季節さんに「あれは役を守った瞬間だったね。守れないときもあるから」と言われました。そのときは真意がわからなかったのですが言葉だけはずっと残っていて、年を経るごとに「そういうことか」とわかってきた感覚があります。『少女は卒業しない』で、答辞のシーンの撮影で「テスト段階から回していただいてもいいですか」とお願いしたのも、この経験がつながっています。季節さんは自分にとって、熱くて優しい先輩です。――河合さんは『ダンサー・イン・ザ・ダーク』や『ラ・ラ・ランド』がお好きと伺いましたが、観る側としてのご自身はいかがですか?変化があったのか、それともなかったのか。そこは変わっていないように思います。もちろん仕事につながることではあるけど別に勉強とは思っておらず、かといって完全な娯楽でもない。映画を観るのはずっと変わらない日常です。――素敵な言葉ですね。自分だとそれこそ映画の仕事を始めて3・4年目くらいで「実写を観るのが無理」みたいな状態に陥ってしまい、しばらくアニメばかり観ていました…。ライターさんだと「この時までに観ないといけない」があるでしょうから、より大変だと思います。私の場合も、波はありますね。例えば現場中だと「最近あまり観る気分になれないな」ということはあります。直近だと年末までがっつり撮影していたので映画館に行けていなかったのですが、ようやく『RRR』を観に行けました。最高に面白かったです。――河合さんの『RRR』評、気になります。すごく評判になっていたので気になっていた作品でした。ある意味思っていた通りの面白さというか、「インドの映画の力がここに結集しました」というようなエネルギーを感じましたね。インド国民の観賞率がものすごいだろうな、と思いました。――劇場の熱気も凄まじいと聞きます。本当に、近年稀にみる客席のざわめきでした。席も埋まっていましたし、上映後にみんなが熱くなったまま作品の話をしている光景を久々に観た気がします。――まさに劇場映画の良さですね。河合さんも『少女は卒業しない』の東京国際映画祭の上映などで、お客さんの熱を感じたとおっしゃっていましたね。舞台挨拶等でお客さんの前に立たせていただくことはありますが、基本的に上映前の登壇が多いため、上映後に皆さんの反応を見られることは稀なんです。東京国際映画祭ではお客さんと一緒に観賞できたので、リアルタイムな反応を見られました。皆さんマスクをしていて言葉にしなくても、伝わってくる空気ってありますよね。今後もそういった機会があると嬉しいです。(text:SYO/photo:Maho Korogi)■関連作品:少女は卒業しない 2023年2月23日より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 朝井リョウ/集英社・2023 映画「少女は卒業しない」製作委員会
2023年02月23日どこか憂いを帯びた眼差しに、芯の強さの中に危うさが同居するような佇まい。“その瞳に何を映しているんだろう?”と、見る者の想像を掻き立てる俳優・河合優実さんは、昨年8本の映画と6本のドラマに出演した注目の存在。今年2月に初主演映画の公開が控える彼女が語る、演技への向き合い方とは?――映画『少女は卒業しない』は初の長編主演作品ですが、取り組む際の心構えはいかがでしたか?群像劇ですし、主演だからといって肩肘張らずにいこうと思っていたけれど、“良い作品にしたい”という思いはだんだん強くなっていきましたね。中川(駿)監督がキャスト全員に「同じ目線でやりましょう」と言ってくださったので、撮影中も積極的に思ったことを伝えるようにしていました。――河合さんの意見が採用されたシーンもあったのでしょうか。撮影が始まった時は、最後のシーンの私のセリフが決まっていなかったんです。「撮影をする中で見つけていきましょう」と監督が最初に言ってくれて、ずっとその宿題を抱えながら進めていって。終わりが近づく中で、また監督と話をしたりしながら自分なりの答えを探していきました。――今作は高校生役でしたが、普段の役作りはどうしていますか?決まったやり方は特にないんですが、他のキャラクターとの接し方などからちょっとずつ世界との向き合い方のヒントを得て、役を解釈していく感じですね。現場に入って他の方とやり取りしてみた中で変わる部分も結構あります。――多数の作品に出演されているので、切り替えも大変なのでは?大きい役があった後にすぐに次の作品が入っていると、なかなか難しいですね。役の切り替えというより、次の作品のことを考える時間がとれない点が一番苦労します。もう少ししたら自分のお芝居の方向性が決まってくるかもしれないけれど、今はその時どきで見聞きした中で“いいな”と感じたものをちょっとずつ取り入れて、試しながらやっている感じなので。――多くの監督とお仕事されていますが、これまでかけられた言葉の中で印象的だったものは?たくさんありますが、今でも時折思い出すのは映画『佐々木、イン、マイマイン』の内山(拓也)監督の言葉。クライマックスに近いシーンの演技について話していた時に、「でも結局、映ったものしか残せないからね」といった内容のことをおっしゃったんです。過程の段階でどれだけ計算して練ったとしても、最終的に残るのは良くも悪くも撮れたものだけ。3年前の話ですが、ふとこの内山さんの言葉を思い出す瞬間があって、自分の中に残っているんだなと思いますね。――演技力を磨くために意識的に行っていることはありますか?勉強っていう意識はないけれど映画や舞台は日常的に観ますし、本を読んだりもします。あとは、ニュースや日常の景色の中に作品と繋がる部分があることも。例えば卒業っていうテーマだったら、街の中に卒業を控えた子たちがいるじゃないですか。相当なファンタジーじゃない限り、日々の生活とどこかしら繋がりがあるんですよね。なので、いま取り組んでいる作品を心のどこかに置きながら生活をして、引っかかったものをメモしておくことはあるかも。――なにげない日常を過ごすことも大切な学びなのですね。そうですね。思い返すと、仕事を始める時にもそういう考えを持っていた気がします。お芝居どうこうより、今まで通りに生活の中でいろんなことに触れて感動し続けることを一番大事にしようって。事務所のオーディションを受けた頃に書いていたノートにそんな言葉があって、ふとした時にそれを見返して、“口ではなかなかいいこと言ってんな”と思ったり(笑)。――違う職種の人と会ってお話しすることもありますか?地元の友達に会って話を聞くと、同じ業界の人たちよりいろんな感性を感じます。それに、年齢的に今後はライフステージみたいなものもそれぞれ変わってくるじゃないですか。出産してお母さんになる人もいれば、新しい夢が見つかって今から頑張る人もいて、本当にさまざま。この仕事をしていると“映画を作るために頑張る”というところで意識が完結しがちだけれど、そうじゃないんですよね。こうやっていろんな人生を過ごしているみんなに観てもらうことが最終的なゴールなんだなって改めて気付かされます。廃校が決まった高校の卒業式までの2日間を描く、朝井リョウ原作の映画『少女は卒業しない』。河合さんは卒業生代表として答辞を担当する主人公・山城まなみを演じる。それぞれの未来に向けて学生時代の恋に別れを告げる4人の少女を中心に、繊細な感情の揺れ動きをみずみずしく丁寧に綴った青春ストーリー。2月23日公開予定。かわい・ゆうみ2000年生まれ、東京都出身。’19年にデビュー後、数々の新人賞を受賞。’22年は第14回TAMA映画賞〈最優秀新進女優賞〉、第35回日刊スポーツ映画大賞〈新人賞〉、第44回ヨコハマ映画祭〈助演女優賞〉を受賞。公開待機作に初の主演映画『少女は卒業しない』のほか、『ひとりぼっちじゃない』などがある。ニット¥53,900スカート¥55,000(共にPHOTOCOPIEU/SHOWROOM LINKS TEL:03・3401・0842)※『anan』2023年2月15日号より。写真・来家祐介(aosora)スタイリスト・吉田達哉ヘア&メイク・上川タカエ(mod’s hair)インタビュー、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2023年02月10日イギリスに住む男性が遭遇した『ある出来事』が話題になっています。男性は、道路の反対側の歩道で、2羽のカモメがケンカをしているような様子を目にしました。放っておけなかった彼は、カモメたちに近付いて「ケンカはやめなさい」といいます。その言葉を聞いたカモメたちがとった行動とは…。こちらをご覧ください。ケンカはすぐにやめたものの…文句ブーブー!まるで「こいつが悪いんだよ!」「お前がいけないんだろう!」というように、2羽が同時に大きな声で鳴き始めたのです。ケンカをやめさせられたことに納得がいかない様子のカモメたちを気にしながら、男性はその場を去りました。男性は「2羽のカモメにケンカをやめろといったら、まるで子供のような反応をされた」という説明付きで動画を投稿。見た人たちは爆笑し、「笑いが止まらない!」など、たくさんのコメントが寄せられています。・間違いなく「お前には関係ない!」っていっているな。・実はイチャイチャしていたのを邪魔されて、怒ってるんじゃないかな。・面白い!カモメもかんしゃくを起こすんだね。・イギリスでは日常の光景だ。男性に向かって大きな声で鳴いていたカモメたち。本当にケンカをしていたのか、はたまたじゃれ合っていただけなのかは分かりませんが、仲裁に入った男性に対して明らかに何かいいたいことがあったのでしょう。もしカモメの言葉が理解できたなら、このおしゃべりなカモメたちのいい分を聞いてみたいものですね![文・構成/grape編集部]
2023年01月31日俳優の香取慎吾、柳楽優弥、女優の黒木華、松岡茉優が出演する、サントリー・金麦の新CM「リニューアル」編、「いい時間」編、「金麦晩酌」編、「160億本」編が、9日より放送される。新CMには、同ブランドのメッセンジャー・香取、柳楽、黒木、松岡の4人が登場。“We Love Home.”というテーマのもと、昼のダイニングや夕方の窓辺、夜のバルコニーなど、思い思いの時間とお気に入りの場所で家飲みを満喫する。トップバッターで撮影に臨んだ柳楽は、ファーストテイクから一発OKで快調なスタートを切ると、立て続けに自然体な演技を披露した。続く黒木は「こんな時間から飲めるなんて成功者ですね(笑)」と笑顔を見せながら現場入り。飲む音や、飲み終わりの「プハー」という息づかいを部屋中に響かせると、音声スタッフに「いい感じでしたね」「今日はのどの調子がいいみたいです」と話しかけ、笑いを誘った。パジャマ姿の松岡がノリノリで登場するシーンの撮影では、松岡が冒頭から勢いよくフレームイン。アドリブでダンスを踊り始め、あまりにもノリノリで踊る自分自身に笑いをこらえきれず、吹き出してしまう姿も見られた。一方、香取は現場入りするや否や、「今日は飲むつもりで来ました!」と力強く宣言。バルコニーでの撮影では、いきなりOKテイクを連発し、監督からのリクエストにも見事に対応して見せた。■香取慎吾・柳楽優弥・黒木華・松岡茉優インタビュー――CM撮影の感想をお聞かせください。柳楽:「金麦」のCM撮影は毎回楽しいんですよね。今回はキャストの方も本当に豪華で、今までとはまた違う魅力があふれるCMになっていると思います。黒木:「金麦」のCM撮影は結構食べさせてもらうことが多くて、どれもすごくおいしいので、毎回楽しみなんですよね。CMのように、金麦と合わせておいしいものを食べるというのは、私も普段から家でしていることなので、いつも楽しく撮影させていただいています。――松岡さんは今回、金麦のCM初出演となりますが、撮影はいかがでしたか?松岡:今までの「金麦」のCMを拝見して、ナチュラルな雰囲気が日常の延長線上のような感じというか、出演者の方の普段のお姿もこんな感じなのかなぁと想像するような、CMを撮られているなぁと思って。いざ来てみたら、本当に日常のように動いていく撮影で、私自身もお家にいる時を思い出して、「あー、私こんなことするなぁ」なんて思いながら撮影していました。終わった後、現場で仮編集したものを拝見しましたが、皆さん先輩なので、ここに私も交われるんだと思ったら、とってもうれしくなりました。――撮影で印象に残っているシーンは?柳楽:「金麦」のパッケージ、デザインが新しく変わっていますから、缶を見るシーンが多いんですけど、やっぱりずっと見ていると「金麦」って言いたくなっちゃうというか、ご機嫌になってしまいますよね。僕自身、良い環境の中で撮影させていただいているなと実感する現場でしたし、金麦の良さとかおいしさを皆さんにも本当に実感していただきたいなと思える撮影でした。黒木:かき揚げの天ぷらを食べながら「金麦」を飲むのは、すごくいいなと思いました。――CMのテーマ「We Love Home.」にちなんで、お家でオススメの金麦晩酌の楽しみ方をお聞かせください。柳楽:「料理の動画チャンネルを見ながら晩酌」です。僕自身も、今は「We Love Home」精神で過ごしていて、料理の動画を見ながらだと、なぜかお酒が進むというか。先日も動画で見た料理の先生を真似して、翌日パスタを作りましたし、ちょっと料理にハマっているんですよ。これは本当にオススメです。他にも、海外の都市をバスで周っている動画とか、ボーッと淡々と見ていられるような動画を見ながらお酒を飲むのが、結構好きなんですよね。黒木:「映画やドラマを見ながら晩酌」です。私自身、普段からそうして「金麦」を飲むことが多いですし、楽しいと思うことをしながら飲むと、自分の気持ちいい時間を作れるのでオススメです。松岡:「デザートの時間にも」です。ケーキやチョコレートは、シャンパンとかワインに合わせる方が多いと思うんですけど、金麦と甘いものも合うんだよということを、皆さんにオススメしたくて。私が担当させてもらっている「金麦 糖質 75%オフ」は、よりスッキリしたお味なので、より一層甘いものを食べた口をスッキリさせてくれるし、合うと思うんですよね。乾杯の1杯、最初の1杯もありますが、私は最後の1杯にもオススメしたいと思います。香取:「絵を描きながら晩酌」です。至福の時ですよね。自分が好きな絵を描く。そこに金麦。どっちが先なのかなぁ。絵を描きたいから金麦を飲むのか、金麦を飲みたいから絵を描きたいのか。まずそこから始まって、ちょっとずつ描いて、行き詰まった風に2本目を開ける(笑)。この瞬間も最高ですよ。「うーん、この先この絵、どうしようかなぁ」とか言いながら、カシュッと。至福の時です。――新しくなった「金麦」にちなんで、2023年に新しくチャレンジしたいことをお聞かせください。柳楽:お米を作ってみたいです。2年ほど前からお味噌作りにハマって、それが結構自分の体に合っていて、味噌の次はお米だろうと思って。まだ「お米だろう」の段階ですけど、ゆくゆくは自分で作ったお米で、おにぎりとかの差し入れをしたいなという願望があります。ちょっとかっこよくないですか(笑)。それを目標に、2023年、まず第1歩を歩めたらいいなと思います。黒木:スカイダイビングをしてみたいです。毎年してみたいと思うんですけど、毎年できていないので、今年こそは自然の中とか、気持ちいい場所でスカイダイビングに挑戦したいと思います。松岡:家にあるものをオフ! したいです。というのも、ミニマリストとか、なるべくお家のモノを減らしていこうという流行りに逆行して、モノが本当に多い家なんですね。元々あったクローゼットのポールを抜いて、全部フードストックに使っていますが、それでもモノがあふれてきていて。おいしいなと思うと10個ぐらい買って、みんなに「これすごくおいしかったから」ってあげたいんですよ。それが私の生きがいなんですけど、とにかくモノが捨てられないタイプなんです。まさに「75%オフ」ぐらいで、やっと世間一般に近づけるかなという感じなので、2023年は断捨離をして、スッキリとしたお家にしたいと思います。香取:街ぶらロケをしたいです。今までさんざんやってきたんですけど、最近改めて街ぶらロケをしたいなと思って。コロナ禍でちょっと動けなくて、街でのロケがあんまりできないからということでもなくて、さんざんやってきたんですけど、やっぱり好きみたいで(笑)。街ぶらロケしたいなぁ。
2023年01月06日トレードマークともいえる大胆なハネ上げラインでカメラの前に立ってくれた、水曜日のカンパネラ・詩羽さん。彼女がメイクをする上で大事にしているのは、自分を客観的に見ながら盛ることなのだそう。詩羽さん(水曜日のカンパネラ)×ラインコンシャスメイクなりたい自分を実現できる。メイクには夢があふれています!「自分のパーツに足りないものや似合うものを探りながら組み立てると、どんどんなりたい自分に近づけるのがメイクの魅力だと思うんです。お姉ちゃんに教わってメイクを始めた中学生の頃から、自分なりに可愛くなる方法を少しずつ見つけていったんですが、このアイラインの描き方も自分なりのアンサー。もともとの目の主張が弱いからインパクトが欲しいと思って模索するうちにこのダブルラインにたどり着いたんです」透明感あふれるピカピカの肌はファンデレス!「ベースメイクは『SKIN AQUA』のトーンアップUVだけで完結。透明感が出るしほっぺの血色が浮き上がるから、チークも塗らなくて済みます」一度ハマったら来る日も来る日も同じメイク。「ポーチの中にそのときに好きなコスメをキュッと詰め込んで、飽きるまでひたすらそのセットでメイクします。コスメはだいたいドラッグストアをパトロールしてゲットするんですけど“落ちない”とかキャッチーなポップに弱くて(笑)」仕事も約90%はセルフメイクの詩羽さん。「365日好きな顔で過ごせるって、幸せです!」Makeup Point「私のメイクの主役は、大胆にハネ上げたダブルライン。黒のリキッドライナーを黒目の外側から二重の幅をなぞるように引いて、目尻の少し外側から急カーブでハネ上げます。その先端とドッキングするように目尻からもう1本ハネ上げラインを描いたらできあがり。左右がシンメトリーになるように、毎朝、真剣に向き合っています」A、「落ちなくて好きすぎる。2本目です」。ケイト リップモンスター 06¥1,540*編集部調べ(カネボウ化粧品 TEL:0120・518・520)B、「グロスみたいな唇用美容液。撮影前に唇をぷるっぷるにしたいときに重ねます」。リップセラム¥3,080(セルヴォーク TEL:03・3261・2892)C、「突然のニキビも落ち着く」。メラノCC 薬用 しみ 集中対策 美容液[医薬部外品]20ml¥1,298*編集部調べ(ロート製薬 TEL:06・6758・1272)Utaha’s Beauty Rules1、大事な撮影前はポテチを我慢!「ポテチが大好きで最近はセブン‐イレブンの『ポテトチップス うま辛チリ味』にどハマり中。だけど、食べると翌日ニキビができがち…(笑)。コスメやお薬でフォローしてもさすがに追いつかないから、MVやCDのジャケット撮影の前の日は食べたい気持ちをグッと堪えるって決めています」2、18時までにごはんを食べる。「おいしいものを食べるのが生きがいだから、ストレスを溜めないという意味でも毎日の食事を楽しんでます。でも太りやすい体質なので、18時までに済ませることを意識。特にダイエットを頑張るときは、10~18時の8時間以内に食事を完結させるオートファジーを取り入れています」3、自分に合うコスメを見つけて愛用。「コスメの情報って世の中にあふれていると思うんですけど、いろいろ使ってみた結果、自分にフィットするものが一番だと確信。今はAQUALABELの化粧水、メラノCCのジェル、ニベアの青缶のクリームの3ステップを愛用中。ほぼ毎日ファンデレスで過ごせるくらい調子がいいです」うたは2001年生まれ、東京都出身。’21年9月、水曜日のカンパネラの2代目・主演&歌唱担当として加入。アーティスト、モデルとしても自己表現を行う。Instagram(@utaha.89)では、音楽と言葉と時間と私をテーマに発信を続けている。衣装はすべてスタイリスト私物※『anan』2022年11月23日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Yuri Nosho取材、文・石橋里奈
2022年11月20日博多華丸が主演を務める『羽世保スウィングボーイズ』が、10月23日に東京・明治座で初日を迎えた。本作は、九州のとある架空の港湾都市・羽世保を舞台に、ジャズの盛んなこの町の造船会社で巻き起こる様々な逆境と、それに真っすぐ立ち向かう社員たちの姿、そして揺るぎない家族愛を笑いと涙で描く完全オリジナルの物語で、博多華丸は本格タップダンスと和太鼓に挑戦。国内でも有数のタップダンサーやジャズの生バンドも登場し、音楽的な要素もふんだんに盛り込まれている。昨年7月には福岡・博多座、8月に大阪新歌舞伎座で上演され、好評を博していた。出演者は博多華丸のほかに、南沢奈央、大場美奈、中村浩大(Jr.SP / ジャニーズJr.)、財木琢磨、斉藤優(パラシュート部隊)、椿鬼奴、幸田尚子、天津木村、松岡裕哉、坂本あきら、天宮良、大空ゆうひ、長谷川初範が名を連ねた。作・演出はG2が手がけている。また、初日公演後には合同取材会が行われ、博多華丸が登壇。なお『羽世保スウィングボーイズ』は10月28日まで同所で上演される。合同取材会レポート――「明治座初日の冒険」とおっしゃっていましたが、その冒険を終えられた感想は。博多華丸(以下、博多)何とか転覆せずに出航できたかなという感じです。去年博多座、新歌舞伎座でやらせていただき1年以上経って最後の最後に明治座です。みんな、なんとなくできるのではないかという空気感が蔓延していたところ、演出のG2さんがピシャッっと「1からやるつもりだから」と。博多座でご覧になった方からするとだいぶ変わっていると思います。役者さんだけでなくてダンサーさんも太鼓の皆さんもいろいろな仕事をされて経験を積んで、さらにパワーアップした集合体になったので、いい作品になったのではと思っています。――1年2カ月ぶりの和太鼓とタップダンスの練習の方はいかがでしたか。博多自主トレはやっていたのですが、演奏と一緒にというともう一度やり直しなので。バンドさんが入ったのが1週間ぐらい前なので、今日の点数は60点ぐらいですかね。意外と自分に厳しいところがあるんです(笑)。伸びしろがあるということで、この6日間でさらに成長したいと思います。――自主練はどのようにされていたのですか。博多NHKで朝ドラを 見ながら、こんなふうに(タップの仕草をして)していました(笑)。和太鼓はさすがに家にはないので、それなりに自分でリズムを刻んだりですけど。そのほか演技もありますのでなにもかもやるのって大変だな、大谷はすごいなと思いますね。――福岡とはお客さんの反応は違いますか。博多たぶん違うと思います。まず博多弁がどこまで通じるか。博多座ではナチュラルな博多弁でやるので、全国の方が聞いたら分からない会話もあると思います。東京の方にも伝わりやすい博多弁を探り探りやっていますが、東京のお客様もとてもいい雰囲気で、助けていただきました。――カンパニーのみなさんの雰囲気もすごくいいように感じました、座長としていかがですか。博多本当に頼りになります。タップダンサーの方も去年は台詞が初めてなのでぎごちなかったのですが、稽古するたびにメキメキ成長して、ダンスに限らず、歩いたり普通の立ち姿の稽古なども自主的にやってまとめてくださった。すごいいい仲間に恵まれたなと思います。――千穐楽に向けての意気込みをお願いします。博多誠心誠意、この舞台にぶつけたいと思いますので、少しだけ「あさイチ」の方は大吉さんにお任せして私の方は座っているだけという可能性もありますが、その分、明治座に力を注ぎたいと思います(笑)。――まだご覧になっていないお客様へ、ここをぜひ見てほしいというところがありましたらお願いします。博多どれも素敵なシーンだと思いますが、後半のジャズとタップのセッションは毎回素敵だなと思いますね。200点を目指していきたいと思いますので、ご期待ください。<公演情報>『羽世保スウィングボーイズ』10月23日(日)~28日(金) 東京・明治座作・演出:G2【出演】博多華丸南沢奈央 大場美奈 中村浩大(Jr.SP / ジャニーズJr.) 財木琢磨 斉藤優(パラシュート部隊) 椿鬼奴 幸田尚子 天津木村 松岡裕哉 坂本あきら 天宮良大空ゆうひ 長谷川初範【チケット料金】S席:12,500円A席:9,000円B席:6,500円U25チケット(25歳以下・当日引換券):4,500円チケット購入リンク:公式サイト:
2022年10月25日「役に立ちたい」という想いは、誰しも抱いているものです。ですが、自分の知識や技術などが不足していると、想いに反して役に立てないことも。鳥の創作漫画を描いている、初丸うげべそ(@ugebes0)さんは、ハト先輩に憧れる、スズメくんのエピソードをTwitterに投稿しました。スズメくんは、憧れのハト先輩に対し、羽を整える『羽づくろい』をしようと自ら申し出たのですが…。『スズメくんの羽づくろい』スズメくんの羽づくろい pic.twitter.com/hDeq3aSoZD — 初丸うげべそ (@ugebes0) October 13, 2022 力の加減ができず、ハト先輩をただ痛がらせてしまったスズメくん。技術を磨くために帰宅し、練習台に選んだのは、まだ幼い妹スズメの『バブチュン』です!修練に励もうとする、スズメくんの意思は偉いのですが、明らかに人選ならぬ『鳥選』ミスですね…。どんな事態になるか、想像がついた母親は、身をていして『バブチュン』を庇うのでした。漫画には、「お兄チュン、ドンマイ」「お母様の覚悟、見させていただきました!」などの反響が上がっています。子を想えばこそ、いろいろなことの練習台になっている親は、人間でも多いでしょう。子育て中のみなさま、お疲れ様です![文・構成/grape編集部]
2022年10月23日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。「真面目に生きる人々の暮らしを守る『傘』になろう」石子(有村架純)と羽男(中村倫也)、街の弁護士事務所『潮法律事務所』の最終決戦が幕を開ける。『石子と羽男』最終話底力を見せる『潮法律事務所』不動産投資詐欺に遭った日向理一郎(平田広明)が殺害された事件。何者かが理一郎に『青いライター』で火をつけたという大庭拓(望月歩)の証言をもとに、捜査は続けられていた。一方、綿郎(さだまさし)が受け持つ不動産詐欺と共通点が多いことから、石子と羽男は理一郎の妻・綾(山本未來)と綿郎の依頼者・高岡(森下能幸)に共同で仲介業者グリーンエステートを訴えることを提案する。今回のことでまた職を失うことになった大庭だったが、その表情は晴れやかで、綾に声を上げるよう背中を押すなど人一倍張り切っていた。「いまこそ底力を見せる時」と、事務所を上げて皆で訴訟の準備を進めていく。しかし綾は、自業自得などとネットで非難され、訴訟を続けることへ恐怖心が芽生えていた。ネットの興味は刹那的なものだ。だが、大きな声を上げて批判する者たちが作る影に、多くの声が隠れてしまうのが現実だ。弱気になる綾に、この裁判は続けるべきだと石子は訴えた。自分を守るためには、声を上げることがまず大事である。綾を救うのは、批判する者じゃなく、「笑っていてほしい」という夫の切なる願いなのだ。そんな中、何日か連絡がつかなかった綿郎が帰ってくる。綿郎は詐欺につながる証拠を見つけるため、榊原(森本のぶ)が経営するバーの常連となっていた。そして綿郎が得た情報から、グリーンエステート社長・刀根(坪倉由幸/我が家)と四つ葉ハウジング社長・榊原、さらには投資家の御子神慶次(田中哲司)にも繋がりがあったことが判明。法律の抜け穴を見事に通った巧妙な不動産投資詐欺の実態が見えてきた。そして口頭弁論当日。裁判官はまさかの羽男の父・泰助(イッセー尾形)だった。泰助のプレッシャーもあり、羽男は指摘に対して言い返すことができず、手の震えも再発してしまう。そこにいつも見守ってくれる石子の姿はなかった。実は石子は、下請けの施工業者と刀根の会話の証拠を持って、法廷に駆け付けるはずだったが、御子神のお付きに証拠を取られ、その際に手を負傷していた。「あなたにも守りたいものがあるならば」と、必死に説得を試みた末に得た証拠を、石子は簡単に手放さなかった。違法カジノへの潜入の時にも感じた、危険な状況の中でも貫かれる石子の芯の強さの現れだ。自分のルールを守ることには妥協せず、人に寄り添うためにできる努力を惜しまない石子の姿勢をずっと見てきた羽男。そんな石子の強い意志を継ぐ思いで、記憶力を駆使し、証拠を見つけることに奮闘していく。第1話とは大きく異なる、石子と羽男の2人そして羽男は御子神の居場所をSNSから突き止め、石子と共に会いに行く。蒸した煙草を車窓から投げ捨て、悠々と車から降りてきた御子神の言葉は『強者』の語り口だった。詐欺への加担や証拠を持ち去ったことは全て受け流し、法律は自分を含めた強い人間のために存在し、力の弱い人間が勝つようにはできてないと鼻で笑われる始末。ついには施工業者も口を閉ざし、打つ手無しとなった羽男達。手がかりの糸を掴めばすぐ切られ、見つければ遮られ…の繰り返しだ。しかし直ぐ後退りしていた頃の羽男は、もういない。石子も大庭も同じだ。ちょっとした出会いで、遭遇で、彼らの人生は良い方向に大きく変化した。ここから潮法律事務所の反撃が始まる。大庭は、拓が書き続けていた『蒼』の文字は、『蒼色』のライターということを伝えるものだったと気づく。その色のライターを持つのは、刀根だ。そして羽男の姉の検事・優乃(MEGUMI)の巧妙な話術にまんまと乗せられた刀根が、犯行を自白。あの日理一郎を尾行していた刀根は、自ら命を絶とうとする理一郎に手持ちのライターで火を放ったのだ。そして不動産投資は御子神が計画したものだということも判明する。綾と高岡の裁判は無事に勝訴。残るは御子神を追い詰める方法。そのヒントは、塩崎(おいでやす小田)が連れてきたご近所さんが訴えた『ポイ捨て』だった。羽男が思い出したのは、御子神が煙草をポイ捨てしている瞬間。それから1ヶ月、大庭と石子と共に、全ての証拠を回収し、自分の真顔と共に写真で収めた。法の隙間を掻い潜るのならば、強い者が無下にした小さな穴から攻めれば良いのだ。御子神は廃棄物処理法違反で現行犯逮捕される。たかがポイ捨てだけで自分は負けないと笑う御子神に、石子は物申す。「力が弱い者も、強い者も、同じ世界で平等に生きてくために必要なルール。法律はそのためにできていくんだと思うんです」しかし「弱い人間は所詮その程度だ」と御子神に強く返され、後退りする石子。代わりに一歩前に出たのは、羽男だった。「あなたが弱者と呼ぶ人たちは、強くなりたいって思ってないんじゃないですかね?」初めての依頼の時、フリーズした羽男に代わり一歩前に出たのは石子だった。それとは逆の構図である。支え合った時間を思い、胸が熱くなる瞬間だ。弁護士資格のないパラリーガルの石子。臨機応変さに欠ける頼りない弁護士の羽男。そんな相棒コンビはこれまでお互いの『足りない』を補い合ってきた。弱い者が群れることは情けないことではない。誰かに頼ることは素敵なことだ。そして御子神は世間の批判の声を浴び、理事を退任させられる。たかがポイ捨てだと笑い、切り捨てた小さな中ある、捨てられるべきではない、沢山の人の訴えだった。羽男が言う通り、権力とは無縁に、ただ普通の日常を送りたいと願う者たちの救いとなるのが法律である。最終話、特殊詐欺に立ち向かう手立てに、『ポイ捨て』は弱いのかもしれない。同じように、法律には限界が存在することも、綺麗事だけでは上手くいかないことも描かれてきた。しかし法律は力の弱い人々が声を上げ、寄り添ってできた歴史だ。未来を変えるため、まず知ろうとする者、そして一歩踏み出そうとした者に、これからも寄り添いながら変化していくのだ。簡単に変わらないものもある。だからこそ初めから100%とはいかなくて、変わり始めようとしたその瞬間に価値があることもこの作品が描いたことだ。暮らしの近くにある問題に直向きに寄り添ってきた作品の最後だからこそ納得する落とし所なのだ。そして今作で何度も映し出される『足』は、暮らしを守るために歩み出す人の足だろう。誰かに歩み出すきっかけを与えられるのは、きっと法律だけではない。そして歩み出すきっかけを与え合った、石子と羽男。羽男は、父親に重圧をかけられ続けた過去から、自分らしく一歩踏み出すために、ありのままの自分を告白する。「君は優秀ではない」と厳しい言葉をかけられたが、羽男はその言葉が何よりも嬉しかった。泰助の「頑張りなさい」は、本当の羽男を認めた暖かい言葉なのだ。ふつうの親子の姿が、確かにそこにあった。そして石子も。大庭との交際も順調。そして羽男には「これからも俺の隣にいてください」と相棒としてプロポーズされたが、綿郎の後押しも受け、司法試験を受けることを決めていた。二人前、『爆盛り』以上の相棒弁護士としてこれからも羽男の横にいるために。迎えた試験当日、交差点で足がすくむ。石子の心に、雨雲がかかる。そんな石子にそっと傘を差し出したのは、羽男だ。また柱の影に隠れて待ってたように、絶妙なタイミングで表れた相棒は、その雨雲を、その過去が見えないように傘を差し出す。石子は一歩、また一歩背中を押され、過去を乗り越えていくのだ。思えばオープニングで石子と羽男が持つ黒い傘の内側は光っていた。それはきっと真面目に生きる人に訪れる、日々の暮らしの幸せなのかもしれない。確かにずっと晴れていれば傘はいらない。だが、他人には見えずとも、雨に降られている人がいる。小さなトラブルの裏に、大切な暮らしがある。そしてその傘を使うのは、この作品を見た私たちである。自分が持つ『傘』を誰に差し出しますか?『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』過去のドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年09月22日有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」が9月16日放送回でフィナーレを迎えた。石子、羽男それぞれが踏み出した新たな道に「良かった」の声が殺到、SNSには早くも続編を希望する声が寄せられている。「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」などを手がけてきたスタッフによる異色リーガル・エンターテインメントとして話題を振りまいてきた本作。司法試験当日に事故を目撃したトラウマから試験を受けられなくなった石田硝子を有村さんが。父親の過剰な期待を苦痛に感じてきた羽根岡佳男を中村さんがそれぞれ演じ、また不動産投資詐欺に巻き込まれた大庭蒼生役で赤楚衛二。石子の父で潮法律事務所の所長の弁護士・潮綿郎役でさだまさしも共演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。石子と羽男は、綾(山本未來)と高岡(森下能幸)が巻き込まれた不動産投資詐欺と、綿郎が追っていた不動産投資詐欺事件に共通点が多いと気が付き、同一グループの犯行ではないかと考えた石子と羽男は、共同で訴えることを高岡と綾に提案する。そして口頭弁論当日、羽男は裁判所のトイレで裁判官の父・泰助(イッセー尾形)と顔を合わせる。なんと泰助が裁判官をすることになったという。不十分な証拠と泰助を前にした羽男はしどろもどろになってしまう…というのが最終回の展開。その後、大庭が名義貸しした刀根(坪倉由幸)が綾の夫・日向が被ったガソリンに火を放ったことが判明、詐欺事件についても認めたことで裁判に勝利する。裁判が終わったあと、羽男は泰助に“自分は頼りない弁護士。動揺もするし気丈にも振る舞えない。記憶力も1人じゃ使いこなせない”と話す。泰助は「君は優秀ではないね」と答え、1回目の公判は見るに堪えず、事務所も紹介できないと告げるが、羽男は涙を浮かべ「やっと本当の俺を見てくれた。それが嬉しいです」と返答する…。本当の自分の姿を父に認めてもらえた羽男に、SNS上では「羽男が父に自分を見せられたこと。サイコー」「漸くありのままの自分を受け入れて貰えたね」「羽男も一歩踏み出せて本当に良かった」「羽男さんの父との向き合い方、素敵だった」などの声が送られる。そして石子は綿郎に後押しされる形ながら、再び司法試験を受けることを決める。試験当日、事故を目撃した横断歩道で当時の様子を思い出してしまう石子だが、そこに羽男が現れ水色の傘で石子の視界を遮る。「とっとと受かってこい」と笑顔を見せる羽男…石子は横断歩道に歩みを進め、試験会場へと向かう…。このラストシーンにも「最後の石子ちゃんに傘をさしてあげるところ本当によかった」「石子ちゃん,トラウマを克服出来て良かった」「羽男のおかげでいつもの自分を取り戻した石子 大切な相棒だね」「石子さんが、トラウマで立ち止まった時、そっと差し出した傘のシーンが、このドラマの象徴だなぁと思った…」といった声が多数。このラストの前に、羽男が石子に“相棒”として「これからも俺の隣にいてください」と想いを伝え、その言葉を受けた石子が司法試験に再挑戦することを告白するとともに、相棒弁護士として羽男とのコンビを続けていきたいと答えるシーンがあり、2人が弁護士としてコンビを続けることを示唆する終わり方に「司法試験に合格した石子さんが見たいです。これなら続編、必ずありますね」「石子さん、司法試験合格してたらいいなぁ相棒弁護士として石羽コンビ続行して欲しい!」など、早速続編を希望する声も寄せられている。(笠緒)
2022年09月17日「テッパチ!」、「純愛ディソナンス」、「ユニコーンに乗って」、「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」、「オールドルーキー」といったオリジナル作品が目立つ夏ドラマ。シネマカフェでは、「好きな夏ドラマ&キャラクターは?」と題し、読者アンケートを実施。今回は、好きな夏ドラマの上位10作品をランキング形式で発表。まずは、<第1位~第3位>をご紹介。第1位/距離感にキュン…“ひと聞き惚れ”から始まるラブストーリー「NICE FLIGHT!」見事1位となったのは、「Kis-My-Ft2」玉森裕太が主演する「NICE FLIGHT!」。本作は、空と空港を舞台に、パイロットや航空管制官たちを描く“ひと聞き惚れ”ラブストーリー。玉森さん演じる“ツイてるコーパイ”倉田粋が、ある悪天候フライトで耳にした航空管制官・渋谷真夢(中村アン)の冷静かつ的確な管制に助けられたことから物語は始まる。仕事はできるが恋愛には不器用な真夢と、人との距離が近い副操縦士・粋。そんな2人の恋の進展にドキドキしながらも、恋愛だけでなく、パイロットや航空管制官、整備士、キャビンアテンダントなど、空港に携わる人たちの仕事の様子もしっかり描かれているのも本作の見どころ。また、吉瀬美智子演じる機長・喜多見七海、尾上右近演じる航空整備士・酒木ジェームス、黒川智花演じるチーフパーサー・飯塚理香子、阿部亮平(Snow Man)演じる航空管制官・夏目幸大、玉城ティナ演じる管制官訓練生・河原かすみといった、2人を取り巻く人物たちとのやりとりも話題となっている。アンケートでは「穏やかなお話だけどキュンキュンが止まらない! 安心してみていられるドラマ!」、「大人のお仕事ラブストーリーで今時珍しい爽やかな恋愛と航空会社の細かい仕事が色々分かって面白い」、「金曜日のご褒美癒やしドラマ。航空業務が、リアルに丁寧に描かれているのも良い」、「航空関係の仕事がリアリティに描かれていて面白い。パイロット以外のいろんな職種にもスポットライトがあたり、飛行機の凄さを知りました。また、爽やかなキュンもたくさんあるし、メインの2人がとにかく応援したくなる素敵なキャラクター」と、放送が金曜日ということもあって、1週間の疲れを癒やす時間になっている視聴者も。第2位/陸上自衛隊を舞台に描く熱血青春ドラマ「テッパチ!」続いて第2位は、陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いをコミカルに描く、町田啓太主演の「テッパチ!」。町田さんがやけっパチな自衛官候補生・国生宙を、そのバディである馬場良成を佐野勇斗が演じ、自衛官候補生パートの第一部、最後の難関となる総合訓練を経て、晴れて陸上自衛官となった宙や馬場らを描く第二部へと物語は続き、日々壁にぶつかりながらも少しずつ成長していく姿が描かれる。ほかにも、北村一輝、白石麻衣、佐藤寛太、坂口涼太郎、工藤阿須加、桐山漣らが出演している。行ったアンケートでは、「心に傷をおったり、自分の居場所がない人間が、何かを探して前向きに生きて行こうとする姿に胸を打たれました」、「毎回グッと来るストーリーで、自然と涙腺が緩んでしまう」、「人間模様が熱い!入り組んだ伏線のあるお話ではないけれど、その分真っ直ぐな心情に思わず心を揺さぶられます」、「第一班の群像劇がよかったから」などと、友情や恋といった熱きドラマに、多くの視聴者の心が揺さぶられた様子。「テッパチ!」最終話(9月14日放送)あらすじ宙(町田啓太)たちのことを心配していた八女(北村一輝)は、馬場(佐野勇斗)がいまも病気休暇ということになっていると冬美(白石麻衣)から教えられ、それを宙に伝える。それから数日後、宙たちは出動要請を受け、土砂災害の現場に向かうが…。第3位/“石羽コンビ”の掛け合いが好評「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」そして第3位は、有村架純と中村倫也がW主演する「石子と羽男」。本作は、有村さん演じる東大卒の崖っぷちパラリーガル・石子と、中村さん演じる高卒の弁護士・羽男のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む、西田征史のオリジナル脚本で描く異色のリーガル・エンターテインメント。キーパーソンとして赤楚衛二が出演するほか、石子の父で律事務所の所長をさだまさし、羽男の姉である検事をMEGUMI、よく事務所に出入りするご近所さんをおいでやす小田が演じている。また本作は、ゲストにも注目。小関裕太、木村佳乃、宮野真守、趣里らが出演し、視聴者を楽しませた。アンケートでは「考えさらせられる内容なのに軽やかに話が進むので見ていて重くなりすぎず心地よい」、「身近な訴訟案件をわかりやすくコミカルに描いているし、キャラが皆可愛いところが好き」、「石子さんと羽男くんのコンビ感が素敵! なかなか考えさせられるドラマかなと思います」、「とにかく面白い。テンポもよく飽きさせない。毎回様々な演出の工夫も見られ、石子と羽男の軽妙なやり取りがどこかホッとする」といった感想が寄せられた。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」最終話(9月16日放送)あらすじ大庭(赤楚衛二)が放火容疑で逮捕された。羽男(中村倫也)が接見に行くと、大庭は罪を認めた。さらに、放火のあった公園トイレの焼け跡から、一人の遺体が見つかる。大庭の無罪を信じつつも動揺する石子(有村架純)と羽男。二人は放火のあった現場を訪れ、さらに大庭の家族にも会いに行くのだが…。第4位~第10位は以下の通り。第4位「六本木クラス」パク・ソジュン主演で大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス」を、竹内涼真主演で六本木を舞台に描く日韓共同プロジェクト、ジャパン・オリジナル版の「六本木クラス」。新木優子、平手友梨奈、早乙女太一、中尾明慶らが競演している。▽読者の声・「ストーリーはもちろん演者たちの熱い演技が本当に光ってる。楽しくて毎週楽しみです」・「リメイクもので展開が分かっていても、ワクワクが止まらない!」・「音楽もストーリーも最高に素敵 キャラクターがみんな生きている」第5位「初恋の悪魔」林遣都と仲野太賀がW主演し、「Mother」『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二が贈る小洒落てこじれたミステリアスコメディ。林さんや仲野さん、松岡茉優、柄本佑が演じる、警察署に勤めているが捜査権のない訳ありの4人をを描く。▽読者の声・「坂元裕二さんの予測のつかない、名台詞の詰まった物語。キャストの演技力が凄すぎ。物語の世界をこれでもかと魅力的に演じている」・「先の読めないストーリー展開と実力派キャスト陣の演技合戦が見事で、各話何回もリピートするほどこの作品の世界にどっぷりハマっています」・「回を重ねる毎にとても面白い。1時間がいつもあっという間に感じる」第6位「魔法のリノベ」“住宅リノベーション”をテーマに、依頼人が奥底に抱えている家や家族に対する問題という魔物に立ち向かう主人公たちを描くお仕事ドラマ。主演を波瑠が務め、間宮祥太朗、遠藤憲一、原田泰造(ネプチューン)、金子大地、吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)らバラエティ豊かな面々が共演。▽読者の声・「リノベのビフォーを描いたエンディングがとても素敵です」・「リノベをすることで家族の生活も変わる。リノベ前後の部屋の変化がエンディングでながれるのが毎回楽しみです。 リズミカルで明るく月曜日から元気をもらえる!」・「梅玄コンビが良い。美男美女でスタイルも抜群で見映えの相性良いのに、セリフのやり取りも素晴らしいし、過去一最高のバディだと思う」第7位「ユニコーンに乗って」永野芽郁主演の本作は、教育系スタートアップ企業の若きCEOのもとに、ある日突然、自分の会社の雰囲気とは全く異なるおじさんサラリーマンが部下として転職してきたことから始まる物語。仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公たちの成長を描く、大人の青春ドラマ。教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」のメンバーを、西島秀俊、杉野遥亮、坂東龍汰、前原滉、青山テルマが演じている。▽読者の声・「逆境におちいっても、立ち向かっていく主人公に惹かれる」・「前向きになれます。若い人たちと人生経験のある人の関わり方がそれぞれいいところが出ていてとても参考になります」・「成長する様、仲間愛、小鳥さんの気の使い方、ステキです」第8位「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」「King & Prince」永瀬廉が主演する本作は、誰もが知る戦国武将のクローン高校生たちが大集結した、とんでもない学校を舞台に、英雄たちが学園のてっぺんを目指して大暴れする学園天下獲りエンターテインメント。永瀬さんが織田信長を演じるほか、山田杏奈、西畑大吾(なにわ男子)、萩原利久、犬飼貴丈、三浦翔平、満島真之介らがクラスメイトを演じている。▽読者の声・「戦国武将のキャラがそれぞれ濃くて見ていて面白く、感動もあり、歴史も学べるし毎回楽しみです」・「キャストが豪華で、他とは被らない作風が面白い」・「今を輝く役者さんが大勢出演していて内容も面白くて観るのが楽しみ」第9位「みなと商事コインランドリー」缶爪さわ・椿ゆずの同名漫画のドラマ化。草川拓弥、西垣匠、奥智哉、豊嶋花ら注目の若手が出演している。▽読者の声・「心情を丁寧に描いていて、観ていてきゅんきゅんしたり胸が苦しくなったりします」・「夏にぴったりの爽やかで美しい映像と切ないストーリーで、演者も皆素晴らしいから」・「BLだけではない人の心の深さ。誰かを本気で好きになる気持ちが伝わる作品。出てくる人が皆さん、魅力的で内容もキュンキュンや切なさがある」第10位「家庭教師のトラコ」「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」の脚本家・遊川和彦が手掛ける本作は、橋本愛が合格率100%の伝説の家庭教師を演じ、3人の母親と3人の子どもを救う、個別指導式ヒューマンドラマ。美村里江、板谷由夏、鈴木保奈美がそんな母親を演じるほか、中村蒼、細田佳央太も出演。▽読者の声・「毎回心に響くセリフがあってみてるだけで学べるようなドラマで見応えがある」・「正しいお金の使い方に、考えさせられる」・「お金と人との関係性について勉強になる」次回は、好きな夏ドラマのキャラクター編ランキングを発表。こちらもお楽しみに。【シネマカフェ読者アンケート/好きな夏ドラマTOP10】1位:NICE FLIGHT!2位:テッパチ!3位:石子と羽男-そんなコトで訴えます?-4位:六本木クラス5位:初恋の悪魔6位:魔法のリノベ7位:ユニコーンに乗って8位:新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~9位:みなと商事コインランドリー10位:家庭教師のトラコ※【9月10日 更新】:一部順位に誤りがありましたので修正しました。※投票期間:8月31日(水)~9月7日(水)※2022年7月期に放送されている“夏ドラマ”が対象となります。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(cinemacafe.net)
2022年09月10日有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男」。その9話が9月9日放送。石子と羽男、大庭の“3人ハグ”に「このバランス最高」「いいトリオだな」などの声が殺到している。西田征史が脚本を担当し、プロデュースを新井順子が手がけ、演出には塚原あゆ子という「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」など話題作を送り出してきたスタッフが再集結した本作。パラリーガルとして父親が営むマチベン「潮法律事務所」で働いている石田硝子を有村さんが。弁護士で写真のように見たモノを記憶する「フォトグラフィックメモリー」の持ち主・羽根岡佳男を中村さんがそれぞれ演じ、前回のラストで警察に連行された大庭蒼生には赤楚衛二。石子の父で「潮法律事務所」を経営しているがいつも赤字状態という石子の父・潮綿郎にさだまさしといったキャストが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。大庭が放火容疑で逮捕され、羽男が接見に行くと「自分がやった」と言うが理由については黙秘する。さらに放火のあった公園のトイレの焼け跡から一人の遺体が見つかる。石子から手紙を託された羽男が大庭の前で手紙を読み上げると、「俺、弟を守りたかったんです」と罪を認めた理由について話し始める。大庭によれば、事件の日たまたま実家に帰っていたという。大庭のジャンパーを持って散歩に行った弟の拓(望月歩)が帰ってくると、怯えてケガをしていたといい、翌日警察が自分のもとに来て防犯カメラの画像を見せた際、それが自分のジャンパーを着た弟だと気づき、かばうために「自分がやった」と供述。遺体はタクシー運転手の日向という男性で、彼は「グリーンエステート」という会社に騙され、社長の前で焼身自殺しようと考え、登記簿を調べたところ大庭が社長だったことから彼のもとに出向き、同じ服装をした弟の前で自らに火を放った。大庭は入社したナカマルの刀根(坪倉由幸)に名義貸しし、グリーンエステートの社長となっていた…というのが9話のストーリー。拓が警察に証言したことで大庭は不起訴となり釈放される。警察署から出てくる大庭を出迎える石子。その姿を見た大庭は腕を広げ石子のもとに駆け寄るのだが…羽男が石子の横から現れ、大庭を抱きしめてしまう…。その様子を見ていた石子は「それ、私のやつ全部やっちゃってるんですよ!」と羽男に注意するのだが、羽男は大庭が自分に向かって手を広げたと主張し…そんな2人をみていた大庭は、石子と羽男両方抱きしめる…。この“3人ハグ”に「3人のハグ、こっちまで笑顔になる」「石子と羽男と大庭の3人でのハグが最高によかった。このバランス最高」「羽男さんがハグの邪魔したのに、にっこにこの笑顔で石子と羽男両方ハグする大庭くん優しすぎ!笑」「3人でハグの流れ、いいトリオだなーって思った」などの声が殺到。その後、田中哲司演じる投資家の御子神と綿郎が談笑する姿が映し出されると、視聴者からは「ん!!??え、どゆこと!!??石子パパ!!??」「お父さん、ワザと近づいてるの?」「おっ!父ちゃんが本丸に乗り込んでいる」などの声が上がる。同時に「どゆこと!?!?黒幕じゃないよね!?違うよね!?」「お父さんが黒幕なんて絶対思わねぇからな!」といった反応も巻き起こっている。【第10話あらすじ】綿郎が「何日か出かけてくる」とメッセージを残し連絡が取れなくなる。綿郎が御子神と一緒にいた目論見とは?一方、警察は拓が殺人事件の現場で見たという「もう一人」の人物を捜すが手掛かりがつかめない。綾(山本未來)と高岡(森下能幸)が巻き込まれた不動産投資詐欺と、綿郎が追っていた不動産投資詐欺事件が同一グループの犯行ではないかと考えた石子と羽男は、共同で訴えることを高岡と綾に提案する…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年09月10日ピンクのイメージを覆すメイクが秋の気分。俳優の河合優実さんが2022年秋冬「ananモテコスメ大賞」受賞コスメで3つのピンクメイクにトライします。河合優実×いまどきピンクこの秋は、ピンクのコスメがなくちゃ始まらないというほど、ピンクメイクがブーム。「ピンク=可愛いと思われがちですが、意外とそれだけにとどまりません。質感や色のトーン次第でこれまでの概念を超えた表情に出合えるから、苦手意識がある方にもぜひトライしていただきたいです」そう話してくれたpakuchanさんが俳優の河合優実さんを迎えて提案してくれたのは、3つのピンクメイク。アンプリチュードの青みピンクでハンサム、エトヴォスのモーヴピンクでシック、ジルスチュアートのガーリーピンクでロマンティック。「ハンサム×ピンクのように、一見ミスマッチに感じる組み合わせが成立するのが新鮮で楽しかったです。メイクでもファッションでもお芝居でも、いい意味で裏切っていくことが好きなので、そんな私の気持ちにフィットしました」(河合さん)普段はブラウンのコスメを愛用していると話す河合さん。「いつもの気分やイメージからちょっと外す意味でも、メイクにピンクを取り入れてみたくなりました」【Handsome Pink】コケティッシュなピンクをハンサムに使いこなす遊び心をエンジョイ。新しい表情に出合える洗練クリーンなピンク 賞Amplitude左・コンスピキュアス アイズ 11中・コンスピキュアス ネイルカラー EX‐06右・コンスピキュアス マットリップス 09シュガーレスなモードピンクに恋する、秋。「バービーちゃんがつけているような青みピンクで、コスメだけを目にしたときは大人には可愛すぎる気がしたんですが、ジャケットコーデとのミスマッチ感も相まってカッコいい表情になれたことが楽しかったです。アイシャドウは透け感がある発色で、顔つきに透明感を出してくれるところも良かった。リップとネイルは見たままキレイに発色してくれました。青みピンクにこんな一面があったなんて新発見でした」(河合さん)。左・異なる3つの質感がセットに。透け感がモードな青みピンク系。¥7,700中・あどけないベビーピンク。さりげないパール感が大人っぽく仕立てる。¥3,850右・大人の可愛げを演出するマットなラベンダーピンク。¥4,730(アンプリチュード TEL:0120・781・811)Makeup Pointプレイフルなワントーンメイク。EYE:上のキラキラピンクを指でアイホール広めになじませる。マットな左下を二重幅にしっかりと重ねて奥行きを出す。下まぶた全体に右下のシャイニーなピンクをふんわり広げて、青みピンクの囲み目に。LIP:リップブラシにとって、輪郭をなぞってから唇全体を埋める。2回繰り返してビビッドに発色させると、マットな青みピンクの色みが肌の上でポンと浮いて表情のアクセントに。NAIL:すべての指にシンプルに。2度塗りできちんと発色させる。ジャケット¥99,000(ジョン ローレンス サリバン TEL:03・5428・0068)シャツ¥30,800(コトナ/アルファ PR TEL:03・5413・3546)イヤーカフ¥17,050ネックレス¥29,480(共にノウハウ/ノウハウ ジュエリー TEL:03・6892・0178)【Chic Pink】マニッシュなコーデにピンクを差して、クールな色っぽさを体現。休日のセルフィッシュなメイクのパートナー 賞ETOVOS左・ミネラルクラッシィシャドー グリッターモーブ中・ミネラルスムースリキッド アイライナー ピンクグレージュ右・ミネラルシアーマットルージュ プラムピンク憂いのある顔つきを奏でてくれる。「エトヴォスの新色は、誰かの目を意識して、というより、オフの日に自分が気持ちよく過ごすためにメイクをする日に使いたいコスメ。どのアイテムもどこかアンニュイなムードが好きです。他の色との組み合わせを楽しむより、今日していただいたメイクのように潔くトーンを合わせるのがよさそう。洋服のテンションとのギャップも好み」。左・ほんのりセピアがかったモーヴピンクのグラデーションに輝きを添えたパレット。¥4,400 限定発売中・ピンクのニュアンスをはらんだマットなグレージュ。まなざしにレディな存在感を演出。¥2,970右・体温で色づいたような血色ピンクにブルーをひとさじ。透明感溢れる発色。¥3,520 限定発売(エトヴォス TEL:0120・0477・80)Makeup Point目元と唇に色香を忍ばせて。EYE:パレットの右上をアイホールに広げる。下の2色を混ぜて二重幅に重ね、キラめきをオン。下まぶたの涙袋の上に左下をふんわりのせて。アイライナーをまつ毛とまつ毛の隙間を埋めるように上まぶたのキワ全体に引き、目尻から外側へまっすぐ3~5mmハミ出させる。LIP:カジュアルに唇全体に塗った後、指でトントンとなじませる。2回繰り返して厚みを出し、グラマラスに。ジャンプスーツ¥69,300(アー・ペー・セー/アー・ペー・セー カスタマーサービス TEL:0120・500・990)シャツ¥93,500(アレキサンダーワン TEL:03・6418・5174)リング¥9,900(クレスターレ)【Romantic Pink】キラめきがはかなくたゆたうメルティピンクで甘いときめきを。ハイセンスで媚びない大人のフェミニン顔 賞JILL STUART左・アイダイヤモンド グリマー 05中・ラッシュダイヤモンド グリマー右・ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト サンセットプロムナード 22ドラマが始まる予感を連れてくる。「私みたいにピンクを使い慣れていないタイプは、グリッターや溶け込みカラーのチークを顔にうまくなじませてあげればピンクメイクにチャレンジしやすいことを学んだルック。まぶたや眉がライトに反射してキラキラしたら素敵ですよね。“ムードのあるフレンチレストランでディナーをいただく日にこんな顔つきで出かけるのがいいかもしれない”、なんて、妄想する時間も楽しかったです」。左・コーラルピンクのグリッター。¥2,750 限定発売中・シックなピンクのグリッターがキラめくマスカラ&トップコート。¥2,750 限定発売右・ゴールドを秘めたコーラルピンク系のブレンド型チーク。¥4,620 限定発売(ジルスチュアートビューティ TEL:0120・878・652)Makeup Point繊細な光のコントラストを奏でて。EYE:手持ちのオレンジブラウンをアイホールに塗っておく。グリッター(左)を目頭から目尻まで二重幅に塗って、キラめきをランダムにちりばめる。黒目の下にもグリッター(左)を塗って瞳をうるうるに。マスカラ(中)を上下にさらっと。EYEBROW:まばらな部分を手持ちのパウダーで埋めてからマスカラ(中)のキラキラをさっと重ねる。CHEEK:全体を混ぜて頬に楕円形にふんわり。ブラウス¥61,600(コトナ/アルファ PR)ニットグローブ¥16,500(ジョン ローレンス サリバン)ネックレス¥6,000(グレイ)ブレスレット¥17,380(ノウハウ/ノウハウ ジュエリー)かわい・ゆうみ2000年12 月19 日生まれ、東京都出身。学生時代に演劇を学び、俳優に。この秋は、『百花』『線は、僕を描く』『ある男』など、出演映画が多数公開予定。pakuchanさんヘア&メイクアップアーティスト。Three PEACE所属。雑誌から広告、映像まで幅広いジャンルで活躍。時代を牽引するセンスでタレントや俳優からの指名が殺到中。※『anan』2022年9月7日号より。写真・嶌原祐矢スタイリスト・中井彩乃ヘア&メイク・pakuchan取材、文・石橋里奈(by anan編集部)
2022年09月01日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。人生は些細なきっかけで大きく変化する。悪い方にも、良い方向にも…。そして法で守ることができないことは山ほどある。7話はそんな法律の壁を現代の若者の問題から紐解いていく。『東横キッズ』を連想させる『山ヨコキッズ』羽男(中村倫也)は、自転車をぶつけて、キッチンカーを破損させた人物を探して欲しいという相談を受ける。依頼として引き受けた羽男は石子(有村架純)と繁華街の『山ヨコキッズ(以下、山ヨコ)』が集う場所で聞き込みを行うことに。多くは様々な事情で家には帰らない未成年で、案件と呼ばれる援助交際を行う少女も多い。皆が居場所を求め、日々を必死に生きているのだ。彼らは社会や大人を自ら切り離すように、全く二人の話に耳を貸さなかった。その後、ドラレコの映像から破損させたのが山ヨコのリーダー的存在『K』であるということが判明したが、連絡を取る手段が見つからないでいた。そんな時、羽男のもとに山ヨコキッズの1人、川瀬ひな(片岡凛) から、「Kの情報を渡すから今すぐ来てほしい」と電話を受ける。友人の美冬(小林星蘭)が父親・東(野間口徹)から暴行を受け、追われているというのだ。美冬は母親の再婚相手である現在の東から暴力で支配されていた。1ヶ月前に暴行を受けた日に家を飛び出し山ヨコに来てからは、二人は唯一心を許し合える存在となった。暫くして石子と羽男が現場に到着するが、美冬は途中の歩道橋の階段で足を踏み外し、集中治療室へ運ばれる事態となる。こんな時、真っ先に連絡すべきは警察だ。しかし、彼女らが警察に頼れば、また居場所を失うことになる。山ヨコにいる若者は皆、大人を信用も期待もしていないのだ。だが、ひなは美冬のため、偶然知り得た大人の電話番号に全てを託した。そして意識を無くした美冬の代わりに「父親を虐待で訴える」というが、本人の意思は不明であり、疑わしいというだけで裁くことはできない。この『推定無罪』というきまりは冤罪を防ぐためにある一方で、時に裁かれるべき罪を守ってしまう。弁護士は法律の範疇でしか動けないし、法には限界点が存在するのは確かなのだ。それでも、石子は繋がりができた以上見捨てることはできないと、自分のルールを破り、ひなを家に泊まらせることにした。石子が美冬に肩入れする理由とは…そんな中、Kが権力争いの末に殺害される事件が報道される。事件発生は9月9日。10日のドライブレコーダーにKが映るはずがないことに、羽男が気づく。ドラレコに映った人物は美冬だった。Kと客の紹介料で揉めた腹いせに、隠し撮りされたデータを奪い取るため、店に忍び込んだという。咄嗟に逃げた時、車体に傘をぶつけてしまったのだ。「車を傷つけたのが美冬さんなら…」とひらめく羽男たち。修理代の賠償について父親に話を聞くのを利用して、暴行の証拠を掴む糸口を見つけたのだ。しかし、父親の元に訪れ、話を聞き出そうとするも、石子が過度に詰め寄ってしまい、そのまま門前払いされてしまう。石子がここまで肩入れするのには理由があった。ひながわずかでも心を開いてくれた瞬間は、二人の人生の希望だと強く感じていた。「人生って、些細なことで変わると思うんです」石子は自分自身がそれを一番良く理解っていたのだ。目の前で突然起きた交通事故、その日は最初の司法試験の朝だった。それから毎年、試験を受けるたびにフラッシュバックし続けた。今もパラリーガルのままなのはこれが原因だった。美冬の出血を見て顔を覆っていたのも、過去のこの記憶が脳内に過ぎっていたのだ。事故が無関係であるはずの目撃者の人生さえ狂わせる。石子は山ヨコの若者も同じだと感じていた。望まない環境に今いるのは、決して本人だけの問題ではない。人生は、望まぬ方向に一瞬で変わってしまうのだ。しかし、石子は続ける。「逆に、私たちとの遭遇で、彼女たちの人生を少しでも変えられる」石子の頑固な性格でありながら、諦めずに何か方法を探る、この柔軟な考えはいつも調査に風を吹かす。石子は大庭の自宅を訪れ、協力のもと二週間前のドラレコ映像の美冬にアザを発見する。その映像と美冬がKに隠し撮りされた動画をもとに、法廷で東に見せ迫ると、責任を取ると証言し、キッチンカーの件は解決目前となった。残るは虐待の証拠…。二人はとある秘策を思いついていた。東の酒癖の悪さを聞き、塩崎(おいでやす小田)と大庭(赤楚衛二)がお酒の席で悪事を吐かせようという作戦だ。まずはさりげない世間話から始め、調子に乗ってきたら一気に核心に迫る。石子が用意したシナリオをコミカルに演じる二人が東を饒舌にさせていく。殴れば言いなりになる。子供が世間に出た時に恥をかかないようにするために必要な『しつけ』。「虐待はしていない」と主張する大人は、これを『しつけ』と言う。だが、これはれっきとした暴行罪だ。でも、しつけと履き違える親は一向に減らないし、近所や親族との繋がりが弱くなった現代においてはより虐待の事実は見えにくくなった。虐待や家庭問題で苦しむ子供を全員救うことは難しく、大人一人で救えることなんて、高が知れている。だが街を賑わせる沢山の音の中に、居場所を求め彷徨う若者の声は響き続ける。私たちはその声一つにひとつにこれから続く尊い人生があることを忘れてはならない。確かに期待しても叶わないことの方がずっと多い。それでも選択と偶然の繰り返しの中で、希望のための一瞬のきっかけだって存在する。それを逃さないためにも、法律が存在する。ひなと美冬は、石子と羽男という大人に偶然出会い、そして正しい法との向き合い方を知った。「もう逃げないで戦います」暴行傷害で声を上げたのは、意識を取り戻した美冬自身だった。そしてキッチンカーの賠償も、綿郎(さだまさし)の援助を受け、ひなも一緒に働いて返すことを決めた。前話の「変わろうとしたその瞬間が未来を変えていく」というメッセージの後に、法律には限界があり、人生は時に悪い方向へと変化するというのを描くのは少し酷だったのかもしれない。だが、何でもしてあげられるスーパーマンになれなくても、居場所を探し、良い方向に変化を求める者に、逃げ道は用意できる。誰かに歩み出すきっかけを与えられるのはきっと、この物語を見た私たちだ。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年09月01日仲のいい友達には、ちょっかいをかけたくなる時がありますよね。相手が怒ると分かっていても、イタズラ心は抑えきれないものです。コザクラインコのピピくんと、オカメインコのポポくんと暮らす、飼い主(@UgcpRnLV6mjKGfO)さん。ピピくんがポポくんにちょっかいをかける瞬間を撮影し、Twitterに投稿しました。その映像がこちら!冠羽チャーンス! #コザクラインコ #オカメインコ pic.twitter.com/4CAxUeCmxM — ポポピピ (@UgcpRnLV6mjKGfO) August 23, 2022 ポポくんの頭部にある冠羽を、キラキラした目で見つめるピピくん。次の瞬間、イタズラ心を抑えきれなかったのか、冠羽にかじりつきました!すると、ポポくんは「うわぁー!!」と、勢いよく頭を振ります。その後「やめてよ!」といわんばかりに、ピピくんを威嚇(いかく)しました。しかし、ピピくんの表情からは反省の色が見られません…。むしろ、「そう、その反応が見たかった…!」といわんばかりの、満足気な表情です。【ネットの声】・それは怒られちゃうよね。でも、ピピくんの、ちょっかいをかけたくなる気持ちは分かるなー!・2羽のやり取りがかわいすぎて、お腹を抱えて笑っちゃった。・「何すんじゃー!こらぁぁ!!!」っていう声が聞こえてきそう。爆笑!・イタズラ前の、ピピくんの表情がたまらない。ちょっかいをかける前って、わくわくする!まるでコントのような2羽のやり取りに笑ってしまいますね。[文・構成/grape編集部]
2022年08月25日『サマーフィルムにのって』『PLAN 75』などで大きな注目を集める河合優実を主演に迎え、直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説「少女は卒業しない」を映画化、2023年2月23日(木・祝)より公開が決定した。本作は、廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界の全てだった“学校”と“恋”にさよならを告げる4人の少女たちの卒業式までの2日間が描かれる。原作は、同世代のリアルな心情を鮮やかに描き出し、共感を呼ぶ作品を発表し続け『桐島、部活やめるってよ』や『何者』など映像化作品も数多の直木賞作家・朝井リョウが、2012年に発表した連作短編小説。発表当時、現役高校生からこれまでに“卒業”を経験した20代以上の大人世代まで多くの共感を呼んだ話題作が、10年の時を経て映画化となった。原作に感銘を受け、監督・脚本を手掛けたのは、高校生を主人公に描いた短編映画『カランコエの花』が国内映画祭で13冠を受賞し話題を呼んだ中川駿。商業長編映画デビューとなる本作では、原作の持つ瑞々しさと甘酸っぱさをそのままに群像劇へと構成を変え、少女たちの心の機微を丁寧に描き出す。彼氏へのある“想い”を抱えながら卒業生代表の答辞を担当する料理部部長の主人公・山城まなみを演じるのは、いま映画界を中心に熱視線を浴びる河合優実。『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』で数々の映画祭の新人賞を受賞し、2022年には『ちょっと思い出しただけ』『PLAN 75』『ある男』など8本の映画に出演。本作で初主演を果たす。将来の夢のために進路の違いで彼氏と離れることを選んだバスケ部の部長・後藤由貴役には、連ドラ初レギュラーとして出演した「中学聖日記」で話題となり、『アルプススタンドのはしの方』での好演が記憶に新しい小野莉奈。軽音部の部長で同じ部内の中学校からの同級生に恋心を抱く神田杏子役は、『ヤクザと家族 The Family』で主人公の娘役で銀幕デビューした小宮山莉渚。クラスに馴染めず図書室に通いながら先生に密かな想いを寄せる作田詩織役には、2021年には『かそけきサンカヨウ』など3本立て続けに出演作が公開され注目を集める中井友望が演じる。キャストらコメント到着河合優実(山城まなみ役)この映画は卒業というひとつのリミットに直面する高校生たちの群像劇です。誰もが生きる上で経験する「絶対的な終わり」をいまどう捉えて物語に向き合うか、じっくり自分に問いながら臨みました。また、主演という形でお話を頂き、肩肘張らずに挑もうとは思いましたが、やはり1番目に名前がくるとなると良いものを作りたいという気持ちがいつも以上にメラメラと燃えはじめたのを最初から感じていました。中川監督が有難いことに私たち若いキャストと常に同じ目線に立とうとして下さったので、なんとか感覚を伝えあおうと沢山言葉を交わしながらシーンを紡いでいきました。キャストの皆さんとの日々も、とても瑞々しく感じられる出会いや再会が重なった春でした。ラストカットを残して、皆が出番を終えて現場を去ってゆく体育館で、人知れず泣いてしまったほどです。あの時それぞれの中に映っていた景色が、観てくださる方の胸にもたしかに反射するような映画になっていたらいいなと願っています。小野莉奈(後藤由貴役)後藤の性格や思考回路はとても共感できてこの役を自分が演じられるのはとても光栄だと思いました。また脚本には描かれていないこれまでの後藤の人生も沢山想像した上で現場でどんな後藤という人物像が生まれるのかも楽しみでした。中川監督は役者さん1人1人を信じて、寄り添いながら演出してくださる方だと思いました。私は監督が役者を信じて期待している感じが嬉しく、心地良くて、その気持ちにしっかり応えられるお芝居がしたいと想いながら毎日撮影に挑んでいました。本当に撮影現場では共演者の子たちとよく笑っていました。同世代の子とたわいもない話をして、まるで学生時代にタイムスリップしたような感覚でした。大人になってから学生時代を追体験できる事はなかなか無いのでこの時間を噛み締めようと思っていました。今でもこの撮影期間は大切な思い出です。あと、中川監督にバスケットボールを熱血指導していただいたのも忘れません。笑映画を見て、大人の方はきっと忘れていた思い出や学生時代の感情を思い出して初心に戻るような気がしますし、学生の方が見たら、今しかない時間を大事に生きようと思える作品なのではないかと思います。私は公開がとても楽しみです。個人的な話ですが後藤のバスケシーン、本当に頑張ったので良かったら見てほしいです。笑小宮山莉渚(神田杏子役)私が今回の作品で演じさせていただいた神田杏子は、軽音部部長で、部員から頼りにされるしっかりした子なんですが、10代の高校生らしい部分もちゃんと持っている女の子だなーと思ったのが第一印象でした。普段の自分と近いところもあったので、映画を通して神田の魅力がたくさん伝わると嬉しいです。中川監督には、台本にとらわれずリアルな高校生を演じて欲しいと言っていただいたので、撮影中も普段学校に行くのと変わらない感覚で、監督を‘先生’と呼んでしまいそうになったり、年齢関係なく皆さん本当の同級生のように接してくださって、毎日がとても楽しかったです。私も卒業まで、これからの高校生活を悔いのないよう充実させていきたいと思います。完成した映画を観て更にいろいろな変化を感じられると思うので、今から楽しみです!中井友望(作田詩織役)私は作田という役を演じさせていただいたのですが、いい意味でああ何もしなくていいかも、と思えたほど最初から作田に寄り添えました。そんな風に思える役と出逢えた事が凄く嬉しかったです。中川監督は、明確な提案をくださり監督の頭の中で毎秒映画が出来上がっていってるようでした。物腰は柔らかく必要のない緊張や不安を初めからふーっと消し去ってくれました。撮影期間は冬の残りから桜が満開になる頃で、撮影に行きながら季節の移り変わりを感じていました。人の数だけ物語や感情があり、それが合わさった時の心の振動は、生きていてよかったなと思えることのひとつです。そういうものがスクリーンから伝わればと思います。完成が楽しみです。中川駿(監督・脚本)初めて原作を読んだ際、少女達の繊細で複雑な心理描写に感銘を受けると共に、映像化することへの大きなハードルを感じました。それでも挑戦してみたいと思えたのは、やはり原作の持つ魅力や世界観に魅せられたからだと思います。4人の少女を演じていただいた河合さん、小野さん、小宮山さん、中井さんはそれぞれが全く違う素敵な個性の持ち主で、ご自身の個性をなるべくそのまま作品に反映できるよう、キャラクター設定はもちろん、現場での向き合い方も意識して臨みました。コロナ禍であり、天候や桜の開花具合に左右され、かつスケジュールもタイトな中での撮影でしたが、終わってみれば万事滞りなくやり遂げることができ、やはりこの作品には何かがあるなと感じています。本作に関わっていただいたすべての方に感謝しています。皆様の想いに応えられる作品になっていますので、ぜひ楽しみにお待ちください。朝井リョウ(原作)まず、十年以上前に書いた小説に新たな命が吹き込まれることを、本当に嬉しく、そして幸運に思います。そのうえで、企画をいただいた当初は少し戸惑いました。なぜなら、原作にある七編の物語から四編を抜き出し再構築するという提案だったからです。七編の物語は互いに関係し合っているため、三編を差し引いて組み立て直すとなると相当細やかな作業が必要だと感じました。正直難しいのではと思いましたが、いただいた脚本を拝読し、とても巧みな再構築具合とセンスの光るオリジナル要素の数々に「これは映像で観てみたい」と素直に胸が高鳴りました。一人の観客として完成を楽しみにしています。『少女は卒業しない』は2023年2月23日(木・祝)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:少女は卒業しない 2023年2月23日より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 朝井リョウ/集英社・2023 映画「少女は卒業しない」製作委員会
2022年08月24日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。人間はいつかこの世にさようならを言う日がやってくる。大切な人に想いを伝えられないまま、朝日を出迎え、夜を受け入れることを繰り返し、老いていく。きっと今日もどこかで誰かが、自分には「もう遅い」と夢を諦めていくのだ。第5話では『相隣紛争』の裏に隠された想いを描くと共に、この時代を生きる全ての年代の人へのエールが送られた。今回の依頼人は行きつけのそば店で働く塩崎(おいでやす小田)。綿郎(さだまさし)のおしゃべり仲間だが、今回は重大な相談事を抱えているようだった。話を聞くと、塩崎の叔父・重野義行(中村梅雀)が、隣の家の木が自宅にまで伸び、毛虫が大量発生して困っているという。早速、石子(有村架純)と羽男(中村倫也)はその隣人・有森万寿江(風吹ジュン)に枝を切除することをお願いしに行くも、有森はすんなり了承し、この案件は一件落着かと思えた。しかし後日、塩崎が事務所に駆け込むなり叫んだ。「おじさん、裏の人に訴えられたって!」なんと万寿江から、重野のピアノの騒音に悩まされたことへの謝罪と慰謝料を要求する書類が届いたのだ。確かに騒音問題はよくある相隣紛争の事案で、普通の生活音ですら訴えられることもある。だがこれは、自らの穏やかな暮らしを守るための訴えだと考えると、決して見過ごせない問題だ。しかし今回は、虫への苦情が来たことへの腹いせのように思えてくる。石子は、万寿江に相当なプレッシャーを与えた代償ではないかと、頭を抱え悩んでいた。そんな時、羽男からまさかの言葉をかけられる。「君、もういいよ。マジで。出しゃばりすぎじゃない?」石子は弁護士の方針に従うべきパラリーガル。だが、ようやく息が合ってきたと思い始めたときに告げられ、ショックを受ける。相棒となった石羽コンビにまさかの『相棒紛争』の危機が訪れるのだった。しかし、羽男に「事務所で経理をやれ」と言われて大人しくしていられる石子ではない。お金をもらう以上は依頼者のために尽くす、それが『私のルール』なのである。石子は早急に事務を済ませ、大庭(赤楚衛二)が頼まれた調査に同行したが、その帰り石子が突然腹痛を訴える。大庭に担がれ向かった病院で、卵巣のう腫の疑いがあると診断される。しかし、人に余計な心配はかけたくないという石子の優しさと頑固さで、冷房の当たりすぎと嘘をついてしまう。それを聞いて安心する大庭は、カイロを持つタイプと貼るタイプの両方を買ってきたり、レンタカーを借りたり、石子を目に見える優しさで包み込む。石子は笑みを浮かべ、素直に感謝を伝えた。そんな大庭の逆の優しさを見せるのが、羽男だ。言いつけを守らず調査に出る姿を見て、呆れた顔をする羽男だったが、石子が体調を悪くしていることにとっくに気づいていた。出勤が遅れるという置き手紙で病院に行ってきたことも察するくらいだった。そんな不器用な優しさに気づくことができるはずもなく、石子は同行を認めようとしない羽男を言葉でまくし立てる。初めは「やだ」と駄々をこねる子どものように断る羽男だったが、嘘をつき続けるのも限界だった。「休め」と言っても絶対に聞かない石子に無理させないため、わざと厳しい言葉をかけていたのだ。羽男が心配してくれていたことを知って、石子は溢れ出す涙を拭う。相手のことを考えた優しさは目に見えるものだけじゃない。大丈夫じゃないのに、大丈夫だという遠慮によって、相手にかえって申し訳ない気持ちさせないための気遣いだって、優しさだ。そして、検査の結果、良性の腫瘍だとわかった石子はいつも通りのやる気満々な姿を見せる。それに「元気なら元気で面倒くさいなぁ」と笑う羽男だったが、石子の言う通り、天才を象っていた髪も服もいつの間にかラフに変わっていた。お互いの足りない部分を補い合い、傷ついた心も癒す二人は、誰がなんと言おうと『相棒』だろう。いつも罵り合いつつも、二人らしく解決するのが最強の石羽コンビなのだ。そして今回の訴えは、司法書士だった町内会長が内容証明を作成したことが判明。これには法的な拘束力はないものの、重野は、万寿江が話す気がないなら満額を払うと言い出す。実は二人には面識はないと言っていたが、一緒に映画を見に行くほどの仲だったのだが、疎遠になり、数ヶ月会っていない状態だったのだ。重野が敷地に侵入する枝葉や虫をずっと放置していたのは、今更会わす顔がないと思っていたからなのであろう。一方の万寿江は違った。万寿江は、何も口に出さない重野の優しさを誰よりも知り、心惹かれていた。だがたとえ疎遠になったとしても、弁護士を介してではなく、直接伝えに来て欲しかったのだ。今回の訴えも、会長に不本意に進められていただけだった。こうして無事に内容証明は取り下げられたのだが、石子と大庭は、想い合う二人がこのまま疎遠でいることを心残りに思っていた。そして羽男も巻き込み、3人は重野が万寿江に会わなくなった理由を探り当てたのだった。重野は慢性腎不全を患っていた。万寿江に会わなくなったのも、これから衰えていくだけの自分が迷惑になると感じていたからだ。「高齢者が恋なんてみっともないでしょう?」重野はそう言い、寂しそうに笑う。そこで一番に声をかけたのが、今、全力で石子に恋をする大庭だ。「好きな人には好きって言っていきましょうよ。何歳だろうがいいじゃないですか!」誰にだって健康診断の結果を知るのが怖くなる日がやってくる。お酒に弱くなり、朝の目覚めが謎に良くなって、物忘れが多くなるのを感じる日が来る。そういった歳を重ねることへの恐怖が、いつの日か、愛おしく思えるようになれたら。そう願う人々が、いくつになっても自分らしく楽しく生きている人を素敵だと感じるのは、自分の未来こそ、年老いた者達の今だからなのだろう。大人のはずの羽男が、大庭の恋の行方を中学生の修学旅行の夜みたいに思いっきり楽しんでいたように。子供のようにはしゃぐのも、恋を楽しむのも、新しい日々を受け入れ、新たな気持ちと出会うのに、遅すぎるということはないのだ。「高齢者の方々は人生を楽しむ義務があるんじゃないですかね?」羽男の言葉に、重野は生前整理を進める事を決意する。重野は一歩踏み出す。何度も練習した、万寿江が大好きな曲を奏で、やってくる素敵な未来を想像するのだ。救いの手はそこにある、何歳でも遅くはない。歩む道や時代、一歩を踏み出す歩幅が違くても、エンドロールはまだまだ先だ。そして大庭も、石子に想いを伝える。第5話で描かれた、大切な誰かに、今、想いを伝えること、何も言わない優しさ。依頼人と主人公達の関係性がこのテーマで上手く交差し、私達へささやかな希望を与えてくれただろう。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年08月19日