寝つけない、満足に眠れないという症状を訴える人がいる一方で、突然襲われる強烈な眠気に悩まされている人もいます。本当に睡眠に関する悩みは十人十色。いろいろな症状を知って、お互いを思いやれるようにしたいものですね。睡眠発作とは、どのような症状?睡眠発作と聞くと、どのような症状を思い浮かべますか?よく睡眠発作=睡眠時無呼吸症候群と考える人がいるようですが、そうではありません。ちなみに、睡眠時無呼吸症候群とは、就寝すると呼吸が止まってしまい、高血圧や過眠を引き起こすと言われている睡眠障害の1つです。睡眠発作とは、昼間に強烈な眠気に襲われることを指すのだそうです。この眠気はランチを食べたから眠いというようなレベルのものではなく、引きずり込まれるような眠気と表現されるほど強い眠気を指しています。ナルコレプシーが原因?この睡眠発作が起きる原因の1つにナルコレプシーがあります。ナルコレプシーの主な症状は、日中の強烈な眠気のほかに、笑ったりした後に首や膝の力が抜けてしまう脱力発作、金縛り、就寝直後の幻覚などがあると言われています。ナルコレプシーの原因は、今のところまだ完全には判明していません。生まれつきの先天的な要素も少し関係するそうですが、後天的な要素が影響する部分もあると考えられています。自己判断は禁物!睡眠発作には次のような危険性があるといいます。それは、冒頭に記したように睡眠発作が起きると、睡眠時無呼吸症候群だと誤診または勝手に自己判断をしてしまう恐れがあることだと言います。そのようなことにならないためには、自分でネットなどで調べて判断するのではなく、専門の睡眠クリニックまたは医療施設に宿泊して、詳細な検査を受ける必要があるのだそうです。日中の眠気は、だるい、辛いだけの感情的な問題だけでなく、運転中の突然の居眠りなどの危険が潜んでいます。何か心配や悩みがある方は、一度、お医者さんに相談してみましょう。Photo by Kostya Koukey
2014年09月22日睡眠時間には個人差があります。自分にあった自然な睡眠を心がけましょう。「健康づくりのための睡眠指針2014」の第5条では、睡眠時間の目安を示しています。第5 条.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。必要な睡眠時間は人それぞれ睡眠時間は加齢で徐々に短縮年をとると朝型化 男性でより顕著日中の眠気で困らない程度の自然な睡眠が一番日本の成人の睡眠時間は6時間以上、8時間未満がおよそ6割を占め、これが標準的な睡眠時間と考えられます。だからといって、睡眠時間を厳守しなければならないわけではありません。ポイントは、日中の眠気で困らないことです。季節の移り変わりと、睡眠時間の変化季節の変動を受けて、睡眠時間が変化するのも自然なことです。陽の長い季節(春から夏)では、睡眠時間は短くなり、陽の短い季節(秋から冬)では、睡眠時間は長くなるという変化を示します。20年ごとに睡眠量は30分短くなる一晩の睡眠の量は、成人してからは加齢とともに徐々に減っていきます。10代前半までは8時間以上眠ります。25歳で約7時間、45歳では約6.5時間、65歳で約6時間と、20年を経るごとに30分くらいの割合で減っていくことが分かっています。歳をとると、早寝早起きの傾向が強くなり、生活が朝型になるのも自然なことです。また、加齢による朝型化は、女性より男性に顕著に現れます。加齢による睡眠時間の短縮は、日中の眠気で困らなければ問題になりません。歳をとると、睡眠を司るホルモンであるメラトニンの分泌量は減少します。よって、加齢とともに睡眠時間が短くなることは、自然な現象なのです。睡眠時間は、個人差があるとお話ししましたが、健康のためには睡眠が大切であるからといって、必要以上に長い時間の睡眠をとれば、健康になれるわけではありません。日中の眠気で困らない程度の、自然な睡眠が大切であることを理解しておきましょう。参考文献『厚生労働省第3回健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会』『厚生労働省健康づくりのための睡眠指針2014』Photo by Vic【提供:武田薬品工業株式会社】
2014年09月19日睡眠障害は、細かく分類すると90種類に達すると言われています。それを正しく診断し、治療を加えることができるのはやはり睡眠専門のクリニックでしょう。この睡眠専門クリニックはどのようなところなのか、調べてみました!睡眠専門のクリニックとは?5人に1人が睡眠に対して何らかの悩みを抱えているという日本。ただ、悩みがあったとしても、「この程度の悩みで病院へ行っていいものなのか」「そもそもどこへ行けばいいのか」などと考えてしまったり、自分で何とかするもの! と思い込んでいる方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、睡眠専門の病院である「睡眠総合ケアクリニック代々木」に着目し、どのようなところで、どのような時に行けばよいのかを探っていきたいと思います!もしも、毎日1人で悩んでいる方がいましたら、ぜひ参考にしてみてください。歯科や内科もあるのは、なぜ?まず、このクリニックは「総合」と名の付く通り、精神科、歯科、耳鼻咽喉科、循環器内科、呼吸器内科、神経内科、内科の7つの科で構成されています。睡眠専門クリニックなのに歯科? と思われた方もいるかもしれません。このようなさまざまな科がある理由は、睡眠障害の原因は1つではなく、多種多様な疾患が影響することが考えられるからです。その疾患に対して、それぞれ医師と心理士が治療を行う方針をとっているのだそうです。たとえば、睡眠時無呼吸症候群であれば、口腔内装置の使用など専門的歯科の治療が必要になるケースがあるというわけです。臨床心理士によるカウンセリングもう1つの特徴は、診療・治療とは別に「睡眠健康事業部」という診療・治療とは別にカウンセリングを主な目的とした部署があるところです。カウンセリングは臨床心理士が行い、不眠症と睡眠覚醒リズム障害などが対象になっているそうです。最後に、どのような時にこのクリニックへ行けばいいのでしょうか。下記を参考にしてみてください。(1)睡眠の質・量に問題がある(寝付けない、日中眠い)(2)時間帯に問題がある(通常とは睡眠時間が大きく異なる)(3)睡眠中の異常行動(呼吸障害など)上記の症状に心当たりがある場合は、ぜひ睡眠専門クリニックに足を運んでみてはいかがでしょうか。photo by Seattle Municipal Archives
2014年09月17日5人に1人が睡眠に何らかの悩みをもつという日本。そこで今回は睡眠障害の専門医である遠藤拓郎先生がすすめる「快眠のコツ」を5つご紹介したいと思います。今日からできることがたくさんあるかもしれませんよ!睡眠障害の専門医とは?今回は睡眠障害の専門医である遠藤拓郎先生が語る快眠のコツをご紹介します。遠藤先生は医学博士であり、睡眠医療認定医でもあります。また、親子3代にわたり睡眠の研究者というまさに日本を代表する睡眠界の第一人者なのです。そんな遠藤先生が提唱する「快眠のコツ」とは、どのようなものなのでしょうか?まず1つめ。意外ですが、睡眠は満足するよりも少し短くしたほうがよいのだそうです。遠藤先生が推奨するのは、平日は毎日6時間睡眠にして、週末は少し長めに眠ること。ただ、昼間まで寝てしまうとリズムが崩れてしまうので、遅くとも10時ぐらいまでに起床することをすすめています。快眠のコツを紹介!2つめは眠る時間帯。みなさんは何時から何時まで寝ていますか?ベストな時間帯は0時から6時なのだそうです。理由は、ノンレム睡眠とレム睡眠を両方とれるから。0時から3時間は深い睡眠のノンレム睡眠、3時から6時までは浅い睡眠のレム睡眠と両方をじゅうぶんにとることができると考えられています。この時間帯から大きくずれると2種類の睡眠のバランスが悪くなってしまうのだそうです。3つめは朝に太陽の光を浴びること。体内リズムは25時間周期と考えられていて、1日24時間とはずれています。その1時間を解消するため、朝に太陽の光を浴びることが必要だと考えられています。5つのポイントを取り入れてみよう!4つめは運動・ストレッチをすること。体内時計の9割は太陽の光で、残りの1割は運動と食事によって調整されているのだそうです。そのため、毎日の生活に運動をとりいれることが効果的です。ただ、翌日にまで疲れが残るようなハードなスポーツは要注意。おすすめはヨガやウォーキング、ストレッチなどの軽めの運動を夕方~夜の間に行うことだそうですよ。5つめは体温調整。人は体温が下がった時に眠くなるので、寝る前に体温を上げておくと眠りやすくなると言われています。そこで、就寝1時間前を目安に入浴をするとよいのだそうです。今回は5つのポイントをご紹介しました。ぜひ、みなさんも生活に取り入れてみてくださいね!【参考】京都西川「睡眠の専門医遠藤拓郎とは」日立ソリューションズ「CHAPTER1 20代の睡眠事情を探る」
2014年09月15日睡眠を改善したい、そう考えている方も多いのではないでしょうか。その時、まず考えるのは睡眠時間を長くする、ということではありませんか?でも、時間よりも質に注目したほうがよいかもしれません。「四当五落」はもう古い?昔は受験生時代によく「四当五落」ということが言われていました。「四当五落」とは、毎日4時間睡眠で勉強を頑張れば受験戦争を突破できるけど、5時間眠ったら失敗しますよ、ということです。この考えは、現在では間違っていると言われています。昔は睡眠の時間がとにかく重要だと考えられていましたが、現在では睡眠の質の大切さが見直されているからです。睡眠時間よりも質が大切!そもそも考えてみれば、私たちの体調は1日として全く同じ日はありません。そう考えると、日によって睡眠時間が異なるのはとても自然なことと言えるのかもしれません。実際のところ、現在は睡眠の研究では、年齢などによって必要な睡眠時間は人それぞれと考えられています。平均8時間と言われているから、眠くもないのに無理して布団に8時間入ることよりも、朝目が覚めた時に「ぐっすり眠った! 快眠!」と思えることのほうが大切なのだそうです。確かに、たくさん眠ったのに日中だるい日などはありますよね。規則正しい生活が快眠ライフを生むそれでは、睡眠改善=睡眠の質を高めるにはどうしたらいいのでしょうか?とても基本的なことですが、まず「規則正しい生活を心掛けること」が大切だと言われています。人間には体内時計があり、1日のリズムが刻まれています。自然に眠くなる夜にちゃんと寝て、朝起きて光を浴びることでこの体内時計が正確に進むと考えられているのです。他にも1日3食の食事をとる、適度な運動をする、就寝前にカフェインを含む飲料は控えるなどを心掛けるとよいそうです。早速、今日からでも睡眠改善をして健康的な生活を送りましょう!Photo by Mark K
2014年09月12日最近、睡眠が足りない、良く眠れない。そんなあなたに忍び寄る、生活習慣病の魔の手。不眠は高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病等の発症リスクと考えられています。「健康づくりのための睡眠指針2014」の第3条は、次のようにうたっています。第3条良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。睡眠不足や不眠は生活習慣病の危険を高める睡眠時無呼吸は生活習慣病の原因になる肥満は睡眠時無呼吸のもと睡眠時間が不足している人や、不眠の症状がある人は、生活習慣病を発症するリスクが高いと考えられており、睡眠不足や不眠を解消することで、生活習慣病の発症を予防できる可能性があります。健康のためには、睡眠をおろそかにできないのです。睡眠時無呼吸症候群とは睡眠時無呼吸についていま一度、おさらいしましょう。睡眠時無呼吸症候群は、眠っているときに気道という喉の空気の通り道がふさがれてしまうことで起こります。眠っている間に呼吸が止まる症状です。1時間あたり10秒以上の呼吸停止が20回以上現れる場合には、中等症、重症の睡眠時無呼吸症候群と診断されます。睡眠時無呼吸症候群は、満体型の人や、過体重の人に多く発症する傾向が見られます。睡眠時無呼吸症を発症しないためには、まずは肥満にならないことが大切です。眠りが妨げられるため、深い睡眠が取れない眠っている最中に呼吸が止まると、血液中の酸素濃度が低下するため、これをきっかけに、フッと目が覚めます。そして再び呼吸をし始めますが、眠り出すと、呼吸は再び止まってしまうのです。睡眠時無呼吸症候群は、これを眠っている間中に繰り返すため、深い睡眠がとれません。日中に強い眠気を覚えることになります。仕事中などに居眠りをする人もいます。睡眠時無呼吸症候群が高血圧を引き起こし、高血圧が動脈硬化を引き起こす睡眠時無呼吸症候群になると、睡眠中の酸素濃度が低下するため、心臓は働きを強め、大量の血液を送りだそうとするために、高血圧を引き起こします。また酸素濃度の低下により、動脈硬化が進みます。動脈の血管の弾力性が失われて、硬く、細くなり、血液の流れが滞る状態を動脈硬化と呼びます。心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。血糖値やコレステロール値の上昇もさらに睡眠時無呼吸で熟睡できないストレスは、血糖値やコレステロール値の上昇を招きます。糖尿病や、高コレステロール血症をはじめとする、生活習慣病や、メタボリックシンドロームが深刻化してしまいます。血流の不良は歯周病も引き起こします。睡眠時無呼吸症候群を放置すると、心筋梗塞、脳梗塞、生活習慣病、そして眠気が原因の事故などを起こす危険があります。死亡率が高くなるため、すぐに専門医の治療が必要となります。参考文献『厚生労働省第3回健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会』『厚生労働省健康づくりのための睡眠指針2014』『厚生労働省e-ヘルスネット』Photo by Christopher【提供:武田薬品工業株式会社】
2014年09月11日睡眠には生活習慣の見直しが大切です。食事を見直したり、ストレス環境を見直したりということの他に、適切な運動をすることも重要です。では、運動であれば何でもよいのでしょうか?運動の中にはアスリート並みの激しいものから、ストレッチなど手軽に始められるものまでありますよね。睡眠に適した運動とはいったいどんなものなのでしょうか?考えてみましょう。睡眠不足を解消する運動とはどんなもの?3つのポイントをおさえよう睡眠不足を解消するための運動とはどういったものでしょうか?ポイントを確認してみましょう。まず一つ目のポイントとして、有酸素運動が挙げられます。運動には有酸素運動と無酸素運動があります。身体を鍛えて、疲れさせるという意味では同じですが、睡眠に効果的なのは有酸素運動です。有酸素運動は交感神経に悪い刺激を与えず、夜落ち着いた気持ちで眠れるようなります。手軽なところで、ジョギングやウォーキングなどを無理のない程度に始めてみましょう。二つ目のポイントは、全身運動をすること。有酸素運動で挙げた運動はすべて全身を動かすものですよね。全身を動かすことで、身体のコリなどを解消していくことができます。就寝時の肩こりや腰痛などを解消して、不眠の原因を取り除いていくことができますよ。3つ目は、軽めの長い運動をすること。一時的に筋肉的な負荷をかけるような運動ではなく、一見軽いかなと思えるくらいの運動を30分以上続けるとよいでしょう。睡眠に適した運動頻度とは?毎日はできない……という方でも大丈夫働いている人の中には「毎日運動なんてできないわ!」という方もいるでしょう。でも大丈夫。運動は週に3~4回が効果的だといわれています。これまで何も運動していなかった方が急に毎日運動すると身体に負担がかかりすぎる可能性があります。毎日運動しなければやった気がしない!という方でも、週3日はジョギングをして、他の日はゆっくりストレッチをするなど緩急をつけていくとよいでしょう。運動に最適な時間帯とは?より効果的な睡眠不足解消を目指して夜ぐっすりと就寝するには、何時頃に運動するのがよいのでしょうか。朝は太陽を浴びることで体内リズムを整えることができます。そのため、外での運動は朝が適しています。しかし、まだ身体が覚醒しきっていないので軽めにしておくことが重要です。夕方の運動も心身を解放するのでよいとされています。人は深部体温が下がることによって深い睡眠に入ることができます。そのため夜に向けてこの深部体温を高めていき、睡眠時には下がるようにするとよいのです。夕方はジョギングや早足のウォーキングなどが適しているでしょう。一方で、就寝直前の運動はあまり望ましくありません。運動することによって身体が覚醒してしまうからです。お風呂などでマッサージをしたり、深い呼吸を意識したりすることによって軽い運動と同じような効果が得られます。運動の代わりとなるような深部体温を上げるそれらの方法を試してみるとよいでしょう。入眠しにくさや睡眠の浅さを解消したいと思ったら、生活の中に運動を取り入れてみてください。激しい運動をする必要はありません。継続性の高い、軽めの運動を無理のない範囲で続けてみてくださいね。Photo by Nathan Rupert
2014年09月10日若年型の寝ぼけがノンレム睡眠時に現れるのに対して、高齢者の寝ぼけはレム睡眠時に現れます。「レム睡眠行動障害」は、放置しておくと、本人や家族がケガを負う危険があります。レム睡眠時に起こる寝ぼけが、「レム睡眠行動障害」です。高齢者に多くみられる症状です。レム睡眠のときは、脳は活発に活動していますが、筋肉は弛緩している状態にあります。ところがレム睡眠時なのに、筋肉の動きを停止させている体の仕組みが異常をきたし、安全装置が外れたように筋肉が活動してしまうのがレム睡眠行動障害です。暴力的な夢に始まり、やがては歩いたり、走ったりするようになるレム睡眠行動障害は、筋肉が活動するので眠っていても、体が動いてしまいます。肉体的な疲労が回復しないだけならまだしも、レム睡眠行動障害では、起き上がって、壁や家具に体をぶつけたり、家族に暴力をふるったりします。はじめは暴力的な夢をみることから始まり、手を動かしたり、腕を動かしたり、やがては立ち上がったり、歩いたり、走ったりするようになります。夢のなかの敵から逃げようとしたり、夢のなかの敵と闘ったりするようになると、眠っている状態にありながら、大声を出したり、起きあがって暴れたりするようになります。そして、悪夢のなかでの行動を、現実の世界でも実行してしまうのです。殴る、蹴る、ときには窓から飛び出してケガを負うこともあります。レム睡眠行動障害では、本人だけではなく、家族がケガを負う危険があるのです。レム睡眠行動障害は、悪化するケースがほとんどレム睡眠行動障害が自然治癒することは希です。さらにレム睡眠行動障害では、症状が悪化していくケースがほとんどなのです。放置しておくと、本人や家族がケガを負う危険性は治まりません。また別の病気へと移行してしまう危険性があるのも、レム睡眠行動障害の特徴です。レム睡眠行動障害の2~3割の人が、パーキンソン病になることが報告されています。パーキンソン病は安静時に手足の震えがとめられず、手足の曲げ伸ばしが困難になる症状を伴う神経系の病気です。また認知症の初期段階の症状へと移行することも多く報告されています。レム睡眠行動障害は、男性に多いレム睡眠行動障害は男性に多く発症し、また高齢者の0.5~0.7パーセントが、レム睡眠行動障害にかかるというデータがあります。レム睡眠行動障害の症状が現れたら、早めに専門医に相談しましょう。参考文献『誰でもスグできる睡眠障害で眠れない夜の不安をみるみる解消する200%の基本ワザ』東京医科大学教授医学博士/井上雄一著日東書院『厚生労働省e-ヘルスネット』Photo by KellyB.【提供:武田薬品工業株式会社】
2014年09月10日眠っている間に、立ち上がったり、歩いたり、食べたりしてしまう、「夢中遊行症」。大脳が休息状態にあるノンレム睡眠時におこる睡眠障害の一種です。「夢中遊行症」について、詳しく解説いたします。脳の休息“ノンレム睡眠”と筋肉の休息“レム睡眠”眠りは、ノンレム睡眠とレム睡眠から成り立っています。まず、入眠すると、段階の1と2の浅いノンレム睡眠に入ります。その後、段階3と4の深いノンレム睡眠へと移行していきます。このノンレム睡眠を経て、レム睡眠へと移行し、脳や自律神経の活動は活発で、おもに筋肉を休めるための睡眠状態に移っていきます。ノンレム睡眠は、おもに脳を休息させている睡眠状態です。大脳が休息状態にあり、筋肉は活動できる状態です。ノンレム睡眠では、成長ホルモンの分泌が行われ、免疫機能を活発化しています。ノンレム睡眠の間に、体が勝手に動く!?「夢中遊行症」という睡眠障害の症状があります。覚醒障害の一種で、深いノンレム睡眠から生じる寝ぼけの状態です。寝ぼけて、立ち上がったり、歩いたり、食べたり、ときにはトイレ以外の場所に排泄をしてしまったりする症状を起こします。この「夢中遊行症」は一般的には、寝ぼけているとみられる症状です。小児期から小学低学年の子どもに多く見られるのですが、大人になっても夢中遊行症を発症する人はいます。本人は眠っている状態で、体が勝手に動いてしまう症状です。ノンレム睡眠時のため、本人は行動を記憶していない夢中遊行症に陥っているときは、何らかの覚醒刺激を受けたものの、十分に頭が起きていない状態にあります。ノンレム睡眠状態にあるので、脳は十分に機能していません。目を開いていることが多く、他人からは起きて活動しているように見られます。しかし目はすわり、うつろな表情で、はっきりと覚醒させることが困難です。ときには部屋の外や、家の外に出て行ってしまうこともあります。周囲の人が止めようとしても、本人は覚醒していないので、理解ができず、トイレ以外の場所に排泄したり、外出してしまったりという行動を止められません。寝ぼけて行動している間のことは、覚醒した後の本人は、ほとんど記憶していないのも特徴です。過度の心配はいりませんが、事故には気をつけましょう夢中遊行症は、幼児から小学低学年頃の子ども時代にはよく見られます。しかし、危険が及ばないように親などの周囲の人たちが気をつけてあげれば、問題はありません。小学高学年頃の年齢になると自然と治っていくケースがほとんどです。ただし、大人になっても夢中遊行症が治まらないときや、治ったはずの夢中遊行症が、大人になってから再発するとなると、治療の対象となります。夢中遊行症で気をつけなければならないのは、事故です。階段を降りたり、登ったりしているときの転落事故や、勝手に外出してしまうときの転倒や、ときに交通事故などに遭遇してしまう危険があるからです。夢中遊行症は、睡眠障害の一種です。睡眠の専門医の治療を受けることをお勧めします。参考文献『誰でもスグできる睡眠障害で眠れない夜の不安をみるみる解消する200%の基本ワザ』東京医科大学教授医学博士/井上雄一著日東書院Photo by Peter Alfred Hess【提供:武田薬品工業株式会社】
2014年09月07日ダイエットと睡眠秋の夜長は楽しんでばかりはいられない?!マイクロダイエットネットが発表したレポートによると、ダイエットと睡眠には深い関係があることが判明しました。睡眠不足の日は、疲れが取れなかったり集中力が続かなかったりと、体の調子が悪くなることは多くの人が経験済みですが、実はダイエットにも悪影響を及ぼしているのです。7時間半が理想的米シカゴ大学が実験したところ、「寝る子はやせる」と言っても過言ではない結果が得られました。睡眠時間が5.5時間の人よりも8.5時間の人の方が脂肪を良く燃焼し、食欲も抑制されていたことがわかりました。また、米コロンビア大学の調査でも、普段7~9時間眠る人の肥満度が最も低く、ダイエット効果を考えると7時間半が理想的であると報告しています。美肌づくりにもそして、美肌づくりにも質の良い眠りが欠かせません。遅くても12時までには就寝し、肌の再生を促す成長ホルモンの分泌を活発にさせてあげることが大事です。眠りにつきやすいよう就寝1時間前から寝る準備をはじめましょう。PCや携帯の画面は脳を活発化させてしまうのでNG。照明を暗めにし、下着は楽なものを。眠りを味方につけて、ダイエットを成功させましょう!【参考】・マイクロダイエットネット
2014年09月06日暑くて寝苦しい夜は、どうしても眠りが浅くなってしまうもの。今回ご紹介するグリシンは睡眠の質を改善する物質と言われています。ぜひ、快眠のご参考にしてみてください!グリシンって何の物質?!グリシンという物質をご存知でしょうか?これはエビやカニに多く含まれている物質で、非必須アミノ酸の1つです。アミノ酸には、体内でつくりだすことができない必須アミノ酸と体内で生成可能な非必須アミノ酸の2種類があります。グリシンは最も古いアミノ酸と考えられており、生物が誕生する遥か昔から地球に存在していたと言われているのですが、このグリシンが睡眠の質を高める効果をもっているということが判明したそうです。なぜグリシンが睡眠の質を高めるのか?とても気になりますよね。ここからはグリシンがどのような働きをしているのか、詳しく見ていきたいと思います!偶然から判明した「睡眠との関係」グリシンが睡眠と関係していることは、なんと偶然に判明したのだそうです。2002年にあるアミノ酸の効果を調べる実験で、比較対象のための偽薬(何の効果もないもの)としてグリシンが用いられました。グリシンはその時は、特殊な働きはしないアミノ酸として考えられていたのです。ところが、1人の被験者に“異常”が起こりました。この方は、日頃から睡眠状態が芳しくなく、日中にだるさを感じることが多々あったそうですが、偽薬であるグリシンを飲んだ翌日はすっきりと目覚めがよく、だるさを感じなかったというのです。一体、どういうことなのでしょうか?サプリメントの摂取も効果的!その後、グリシンと睡眠に関する研究が本格的にはじまりました。わかったことは、グリシンは手足の血管を広げて、血流をよくするということでした。すると、身体の中心部分の熱が手足に運ばれるようになり、深部体温が下がります。深部体温が下がると、人は眠りやすくなるので、睡眠の質が高まる効果があると考えられているのです。グリシン、素晴らしいですね! この物質は体内で自動的に生成できるものですが、エビ、カニ、イカなどの魚介類をとるとよいのだそうです。ただ、睡眠の質を高めるためには3グラムのグリシンが必要と言われていて、これを食べ物から摂取するのは困難なため、サプリメントから摂ることがおすすめ!グリシンで睡眠の質を高めましょう!
2014年09月05日9月3日は、「睡眠の日」であるのをご存じですか?この9月3日を含む秋の睡眠健康週間(8月27日~9月10日)には、ホテルの企画プランが発売されたり、市民公開講座などが開催されたりしています。日頃の睡眠を振り返るきっかけとなる睡眠週間には、ぜひ質の高い睡眠を意識して過ごしましょう。9月3日は睡眠の日、その理由は?睡眠の日とは、2011年に精神・神経科学振興財団が日本睡眠学会と協力して定めたという年に2回の日。2回の日とは、3月18日と9月3日のこと。それぞれ、春の「睡眠の日」と、秋の「睡眠の日」として制定されました。3月18日は世界睡眠医学会が「世界睡眠の日(ワールド・スリープ・デー)」と定めている日。一方9月3日は「ぐっすり(キュースリー)」の語呂合わせで制定された日です。睡眠の日には、生活習慣改善のきっかけにしてほしいという啓蒙の意味が込められています。今年も、秋の睡眠の日に睡眠を見直そうという呼びかけがされています。秋の睡眠の日に合わせた企画も睡眠の日である9月3日を迎え、各所で睡眠の日にちなんだ企画が打ち出されています。ホテルレム日比谷とレム秋葉原は、このコンセプト「上質な眠り」をさらに人々に提供するべく、健康と美をテーマにした特別宿泊プランを9月3日の朝10時より販売しています。日頃の疲れをほぐし、プロによるオーラルケアを体験できる、毎日の健康習慣を創造するきっかけづくりを提供する新しいプランです。(2014年9月3日(水)から2015年3月31日(火)まで販売)また、ワコールはザ・プリンスさくらタワー東京と共に、「睡眠科学」というブランドのパジャマと心地良い睡眠と快適なホテル滞在を提供するコラボレーション企画を打ち立て、宿泊プラン「さくらSleep」を9月3日から販売。ゆったりとした客室で、快適な着心地のパジャマで優雅にバスタイムとハーブティーを楽しみ、リラックスタイムを過ごすことができるというプランです。(2014年9月3日(水)から2015年2月28日(土)まで販売)秋の睡眠健康週間に合わせて市民公開講座が開催9月7日(日)には、ベルサール九段で精神・神経科学振興財団による市民公開講座が開催されます。「睡眠は健康のパートナー睡眠障害の予防と治療」と題して、睡眠衛生や睡眠障害の早期発見、各種療法についての講座が予定されています。江戸川大学では、さる8月31日に市民公開講座を開催しました。眠りの正しい姿を専門家が分かりやすく説明。主に子どもの睡眠についての内容で、幼児期、小児期、思春期、青年期それぞれの睡眠に関する講座でした。9月3日、この秋の睡眠の日をきっかけに、自分の睡眠習慣を振り返ってみませんか。Photo by Andrew Hill
2014年09月03日みなさんは、毎日快適な睡眠をとれていますか?自分の睡眠にあまり自信がないという人は、自分の睡眠を管理してみてはどうでしょうか。今回は、睡眠を管理して快適な睡眠につなげられるようなアイテムをご紹介します。パナソニックのエアコンはスマホの睡眠計を利用して快眠を実現!熱帯夜で眠れない夜も快適に眠るためにとエアコンを買ったのに、「明け方冷え過ぎて体がだるい」「睡眠時に冷え過ぎて却って眠れない」と感じたことがある人は多いでしょう。だからといって寝入った頃エアコンが止まるようにタイマー設定して眠って、夜中の暑さで目が覚め睡眠不足になったりと、快適な睡眠環境を作るのはなかなか難しいものです。最近のスマホアプリは睡眠管理までできるほど進化したようです。スマホを枕元に置き寝返りの振動でレム睡眠とノンレム睡眠を記録します。その機能を利用して一緒に室内温度・湿度を測定し、エアコンの温度設定も1時間毎に行えて、アラーム機能も付いている画期的なアプリをパナソニックが開発しました。(スマホの機種やスマホを置く場所で睡眠計の正確度は変わりますので、これらの記録には誤差が生じます。)パナソニックの睡眠計はねむろうくんの「おやすみナビ」がご活躍先述したように、パナソニックのエアコンには「スマートナビ」というアプリ機能がついています。お持ちのスマホに「おやすみナビ」というアプリをダウンロードしてエアコンの型番を登録するだけで、快適な睡眠をサポートしてくれます。「ねむろうくん」を選択すると、快適睡眠環境生活が始められます。あなたの睡眠計となって、毎日の1時間毎の睡眠の状態と、お部屋の温度・湿度を記録し、その日の睡眠の快眠状態まで5つ星で評価してくれるのです。睡眠計で星マークが少ない時間の温度設定は、体が求める快適温度ではないということなので、温度設定を調節して自分で快適な睡眠環境を作り出しましょう。「ねむろうくん」で設定した温度はエアコンに連動します。ねむろうくんで快適な目覚めも得られます「ねむろうくん」の「おやすみナビ」の睡眠計機能で、スマホの機能や睡眠の1時間毎の状況と室温・湿度でその日の睡眠状況が星マークで表示されます。その1日の平均の睡眠と室温の1週間分の記録を見て、自身の快眠に最適な温度設定が毎日の星の数でわかるでしょう。また、「ねむろうくん」の「おやすみナビ」には、目覚まし機能もついています。「ねむろうくん」の睡眠記録を見ると、起きなければいけない起床時間前の直近のレム睡眠の時間帯がわかります。「ねむろうくん」を上手に活用して、レム睡眠の時間帯の中で、目覚ましのアラーム設定をすれば、快適な目覚めが期待できますね。スマホに登録されているお気に入りの音楽をアラームにすると、さらに快適な朝の目覚めが期待できるでしょう。Photo by Brian Warren
2014年09月02日睡眠不足が続いている、いくら寝ても疲れがとれない、夜型の生活が改善できない、仕事中に居眠りしてしまう……。そんな睡眠に関する悩みを持つあなた。けれど、わざわざお医者さんに診てもらうまでもないと思っている方も多いでしょう。そんなあなたにおすすめのWebサイトがあります。睡眠障害とまではいかないから大丈夫、は本当に大丈夫?睡眠に関する悩みを抱える日本人は、5人に1人の割合で存在するという調査結果があります。現在は、睡眠に関する悩みや障害の専門的な治療が受けられる医療施設がありますが、まだまだその数は十分でないのが現状です。けれど、睡眠障害を放っておくと、日中の眠気や倦怠感、仕事の能率低下など、生活そのものの質を落とすことにもなりかねません。実は睡眠障害といっても100種類近くもあるといわれており、自分は睡眠障害ではないと思っていても、何かしら該当するものがあるかもしれません。自分は大丈夫だと思い込まずに、少し自分の睡眠を疑ってみてはいかがでしょうか。本格的に睡眠を診断!「睡眠医療プラットフォーム」「睡眠医療プラットフォーム」というWebサイトでは、「睡眠障害セルフチェック」で睡眠医療に基づいた簡単な診断を受けることができます。質問に答えていくだけで、わずらっている可能性のある睡眠障害を簡易判定してくれるのです。診断結果で睡眠障害が疑われるとわかった場合は、結果シートを印刷してお医者さんに見せて相談したり、専門医療機関を受診して相談したりすることによって役立てましょう。このサイトは国立精神・神経医療研究センターが、全国の代表的な睡眠医療施設、大学、研究機関の専門家と共同して立ち上げたものです。簡易診断は、「500人以上の患者さんに協力してもらうことで、睡眠問題に悩みながらも睡眠医療の専門家を受診できない人向けに開発された」ものだそうです。お医者さんにかかるまでもない……そう思っているあなたに最適!この睡眠医療プラットフォームでは、簡易睡眠診断として、「朝型/夜型診断」と「簡易睡眠チェック」というものが用意されています。それぞれの診断はパソコンやスマートフォンからアクセスして診断を受けることができます。また、このサイトでは、睡眠習慣や睡眠障害についての情報も満載!現在わかっている日本人の睡眠統計データや睡眠にまつわるホルモンのこと、睡眠時間や就床時刻、快眠を得るための方法、食や運動、昼寝などの正しい知識を得ることができます。さらに睡眠障害については、代表的な不眠症や、うつ病による不眠、睡眠時無呼吸症候群、レストレスレッグス症候群などの説明があり、自分がそうでないかをチェックすることもできます。お医者さんにかかるまでもないけれど、睡眠について悩んでいるあなたに最適のサイトといえそうです。【参考】保健指導リソースガイド「睡眠障害をネットで診断睡眠医療の専門家らがサイト開設」睡眠医療プラットフォームphoto by Strandell
2014年08月29日マイナビニュース会員のパパ&ママ199名にとったアンケートによると、「我が子と接していて、イライラしたりカッとしたりしたことがある」と回答した人は56.3%と過半数となった。その理由に関しては、「熟睡してくれないとき」「夜泣きがひどいとき」といった眠りに関する内容を挙げている回答者が目立った。赤ちゃんと眠り。今回はこのことについて考えてみるとしよう。生まれたばかりの新生児の睡眠時間は、1日に20時間前後といわれ、1日の大半を寝て過ごす。その後、赤ちゃんの睡眠リズムが確立されるのは一般的には生後半年ほどといわれてきた。月齢が低いと夜間も3時間おきの授乳をするケースが大半で、昼間に赤ちゃんが寝付くと、「やっと私も寝られる……」とダラダラと一緒に昼寝をしてしまい、ハッと気づけば外は薄暗くなっていた……というママも多いだろう。実はそんな日々が続いてしまうのは危ない。今回は、「眠りの専門医」こと「スリープクリニック調布」院長・遠藤拓郎先生に赤ちゃんの睡眠について解説していただく。遠藤先生によると、赤ちゃんは生後5日目で「夜寝て朝起きる」といった睡眠サイクルができあがるのだというのだ。○「夜8時に寝かせて朝8時に起こす」が基本赤ちゃんの成長にとって睡眠は非常に重要だが、「昼夜関係なくダラダラと寝かせてしまうのは、効果的な睡眠といえません。睡眠を支配する体内時計は癖がつきやすく、悪い癖がつくとなかなか治りません」。ここからは、赤ちゃんの体内時計や生活リズムを整え、ぐっすりと眠るための具体的な方法を紹介していこう。遠藤先生によると、基本は「夜8時に寝かせて朝8時に起こす」。この生活リズムを確立させることで、赤ちゃんの体内時計が正常化するという。体内時計は光に影響されるため、まずは朝起きるとしっかりと太陽の光を浴びさせることが重要。夜になっても明るい部屋にい続けると、体内時計が狂ってしまうので、夜8時までには天井の照明から間接照明などに切り替え、薄暗くした寝室で寝かせてあげよう。赤ちゃんがぐずってなかなか寝ないときは、赤ちゃんの手足を触ってみよう。もし冷たくなっていたら、手で握って温めてあげて血行を促進すると眠りやすくなるという。また、赤ちゃん自身がかんしゃくを起こしていると興奮してますます眠りにくくなるため、注意をそらしてあげることも効果的。子守歌などを聴かせているうちに落ち着き、寝付きやすくなる。○見逃しやすい「オムツ」の存在その他、「吸収性の高いさらさらのオムツの使用も重要」と遠藤先生。その理由は、寝ている間にお尻がぬれた状態になると、それが原因で赤ちゃんが目を覚ますことがあるからだ。「赤ちゃんはおしっこをする15分前からおしっこ後の10分までの間に体を顕著に動かすという調査データがあり、つまりはおしっこ前後で目を覚ましやすい状態にあります。この時にお尻がぬれた感覚がプラスされると、はっきりと目を覚ましてしまう可能性が高くなります」。赤ちゃんがおしっこをするとすばやく吸収。しかも表面に逆戻りしにくいオムツが理想というわけだ。赤ちゃんの夜泣きに悩むパパ&ママは睡眠不足に陥り、「根本的な原因を探る! 」という心の余裕すらなくしがち。まずは昼夜のメリハリをつけ、寝室環境を整える。そして、オムツも見直してみる。それで赤ちゃんの眠りが改善されるかもしれない。また遠藤先生によると、「乳児期の悪い睡眠習慣が影響し、成長しても朝起きることが苦手となり、将来の不登校の原因となってしまう可能性もあります」とのこと。質の悪い眠りは、乳幼児期だけの問題ではないのだ。
2014年06月30日健康と美肌への近道は何と言っても規則正しい生活と睡眠ですが、最近では睡眠時間よりも睡眠の質が重要視されています。長い時間寝ても体がだるかったり、逆に短くても1日シャキッとしていることがありますよね。体だけではなく、睡眠はお肌に大きく影響します。質の良い睡眠をとることにより、健康で美しく、若々しい美肌を手に入れることができます。睡眠時間が極端に少なかったり、睡眠の質が良くないと、頭がぼーっとしてなんだか体が重くなったり、ひどくなると、目まい、便秘、肌荒れ、頭痛、食欲がわかない、集中できないなど不調の原因になります。そして、慢性的な寝不足は、ホルモンバランスを崩し、高血圧や、肥満になりやすく、免疫力の低下、記憶力の低下などの症状も引き起こします。毎日ぐっすり寝ている人は、脳も身体も十分に元気な状態に回復することができるので、肌もつやがあり、化粧ノリも良く、健康的です。質の良い十分な睡眠をとると、風邪もひきにくかったりするようです。睡眠は脳と身体を休ませるために大切な時間です。ストレスを減らしたり、ホルモンが分泌されたりと、睡眠中は体の中で色んな働きがなされています。若返りホルモンも就寝中に分泌されます。■質の良い睡眠を摂るために、寝る前には控えるべき習慣寝酒、パソコンや携帯を触る、寝る前にネガティブなことを考えたり、悩んだりする、などは極力避けたいものです。■良質の睡眠を誘発する為に効果的な食べ物人は暗くなったことを目から察知すると、脳の中から睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンが分泌され、身体に「眠りましょう」という信号が送られます。そして、朝になり明るくなるとその分泌が止まります。良質の睡眠を摂るのに必要なメラトニンを食事から摂ることで、睡眠の質を良くすることが可能です。メラトニンが含まれる食べ物は、お米、レタス、白菜、キャベツなどです。メラトニンを合成する為の、トリプトファンを含む食べ物を摂るのも効果的です。トリプトファンは豆腐や納豆、豆乳などの大豆食品、チーズ、バナナ、アーモンド、カツオやマグロ、牛肉の赤身などに多く含まれます。反対にメラトニンを減らす食べ物や飲み物もあります。コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェイン、そして、タバコやお酒には、メラトニンを抑制する働きがあります。■快眠にオススメのアロマを取り入れる。カモミール、レモンバーム、ラベンダー、マンダリン、イランイラン、ネロリ、ローズ、サンダルウッド、ベンゾイン、ローズウッドなどがオススメです。今回紹介したのは、簡単に取り入れることができることばかりですので、質の良い睡眠を摂り、毎日化粧ノリの良い美肌を手に入れましょう。
2014年05月30日忙しい毎日を送っている現代人は1日をうまくやりくりするために、ついつい睡眠時間を削りがち。睡眠には、1日の活動で疲れた体を休息させ、必要な力を準備するという大切な役割があります。質のよい睡眠についてのお話の前に、睡眠のサイクルについて知っておきましょう。■睡眠のサイクル睡眠には、2つの種類があります。睡眠が浅く、夢をみる「レム睡眠」と、夢はほとんどみず、脳を休ませる「ノンレム睡眠」です。眠りにつくと最初にでるのがノンレム睡眠です。電車で居眠りをした時のうとうと状態がノンレム睡眠の第一段階です。そのまま段々熟睡に入っていきます。そんな深い睡眠のノンレム睡眠の後は、再び眠りが浅いレム睡眠が現れます。睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠がセットになり、約90分周期で4回から6回繰り返され、目覚めに至ります。つまり、睡眠のサイクルは90分。この倍数で睡眠をとると目覚めがすっきりし、また効率よく睡眠がとれるのです。■「レム睡眠」は体の休息レム睡眠は、浅い睡眠のことであり、睡眠全体の20%を占めていて、体の睡眠といわれていますが、眠っていても眼球は高速で動いています。(この急速眼運動(Rapid Eye Movement)の頭文字からレム睡眠といわれています。)レム睡眠中は、オトガイ筋(あごの先の筋肉)が脱力し、姿勢を保つ筋肉もゆるんできます。また、レム睡眠時は大脳が活性化している時間でもあり、夢をみることが多いですが、それと同時に記憶の整理をしています。<レム睡眠の役割>・体の休息・精神の回復、感情の安定・記憶の定着・情報の整理画像:paylessimages/Fotolia.com■「ノンレム睡眠」は脳の休息ノンレム睡眠は寝てから3時間の間に多くでることが特徴です。(睡眠の深さに合わせて4段階に分けられます。)夢はほとんどみず、脳の休息と身体の成長が主な役割です。子供の成長や成人の健康、美肌に必要な成長ホルモンはノンレム睡眠時に多く分泌されます。<ノンレム睡眠の役割>・脳の休息・免疫力の向上・傷ついた細胞の修復・肌質の改善■眠りの力睡眠は単なる休息ではありません。眠っている間には様々なホルモンやホルモンに似た物質が分泌されていることがわかっています。これらによって、脳や体がしっかり休まり、傷ついた細胞が修復し、日中を元気に活き活きと過ごすことができるのです。ただ眠れたらよいのではなく、これらの役割をしっかり果たすには、質のよい睡眠が大切です。寝つきがよく、途中で目が覚めることもなく、朝はすっきり目覚められて、日中の活動に支障がない、そんな睡眠こそ、質のよい睡眠といえます。どうしたら質のよい睡眠をとることができるのでしょうか。【後編】でお伝え致します。
2014年03月15日(画像は、ニュースリリースより)ほとんどの人が睡眠に不満を持っている株式会社フジ医療器が、3回目となる「睡眠に関する調査」を行い、その結果を報告している。1回、2回に引き続き、90%以上の人が、自分の睡眠に対して不満を持っている、と言う結果が出ている。株式会社フジ医療器は、2014年4月に創業60年目を迎えるマッサージチェアのパイオニアとして知られる。その他にも、アルカリイオン整水器など、美容と健康に関わる商品の製造・販売などを行っている。前回と違う新しい結果も今回の「睡眠に関する調査」は、インターネットで全国の10代から80代の男女4,587名を対象に実施された。睡眠に対して一番不満に感じている点を、「寝ても疲れが取れない」と答えている人が、全体の18.5%、847人いた。1日の疲れを取る為に寝ても、翌朝すっきりと起きる事が出来ないと、1日の活動もスムーズに始まらない。良い睡眠を取る為に、快適な寝具を使い、マッサージやストレッチなどで脳と身体をリラックスさせるようにしている、と言うアンケートに対する答えが多かった。昨年よりもマッサージが効果的だと答えている人が増えている。積極的にリラックスさせる事で、疲労回復にもつながり、さらに睡眠で疲れが取れる、と言う相乗効果が生まれる。【参考】▼株式会社フジ医療器▼株式会社フジ医療器ニュースリリース※意中の男性がズキュン!バレンタインデイを最高に美しい肌で迎えるテク
2014年01月28日睡眠不足が引き起こす加齢仕事で夜更かしした後や徹夜で遊んだあとの鏡に映ったげっそりした自分の顔に愕然とした経験は皆多々あるだろう。それに比べて前日しっかり睡眠を取ることのできた翌日のぴーんと張った肌・・私たちが眠っている最中、体の中では一体何が起きているのだろうか。アメリカの科学雑誌「サイエンス」に発表された研究結果によると、睡眠不足が体重増加や免疫力低下を引き起こすだけでなく、睡眠中に行われる毒素排出と脳内清掃をも妨げてしまうことが明らかになった。ではその脳内清掃とは何か。脳が睡眠状態に入ると、最初の数時間は古くなった細胞の交換、毒素や傷ついたタンパク質の除去が行われる。一旦きれいになると、次は体から、皮膚細胞を修復せよとの命令が下る。この一連の作業を潤滑に行うためには、少なくとも7時間の睡眠が不可欠であると、アメリカ・オハイオ州クリーブランドにあるホスピタルケース・メディカルセンター大学内エスティローダー研究所所長ナディーヌ・ペルノデは話す。「睡眠が5時間以下の被験者と7時間の被験者を比較すると、5時間以下の被験者は4歳から5歳年齢が上に見えることが顕著に見てわかる」また睡眠不足の被験者の肌を観察すると、日中の日光に対する防護力が落ち、メラニンを発生しやすくしてしまい、それによって肌の水分保湿効果、弾力まで失われてしまうという。質のよい睡眠を得るためには?専門家によると、最適な睡眠時間は5時間以下でも9時間以上でもだめで、決まった時間に起き、決まった時間に起きることが、体内の清掃活動を活発にする上で重要な要素になる。夜間仕事をしている人は、明け方決まった時間に寝ることを徹底すれば、夜間に睡眠を取る人と同じ効果を得ることができる。すぐに寝つきやすくする環境作りも重要だ。部屋の温度は最高でも19度に保つ。パソコンやスマートフォンからは日光に近いブルーライトが放出されており体を覚醒させるため見ないようにする。カフェインを控える、などなど。毎日あわただしく仕事をしている現代人にとって定期的な睡眠を得るのは至難の業であることは間違いないが、加齢のスピードを最小限に抑えるために良質な睡眠を獲得することは必須である。【参考リンク】▼elle.fr▼bellaunaturel▼mon espace sommeil
2014年01月17日疲れて仕事から帰った夜、思いきり遊んだ夜、ひとりで夜更かしした夜、いろいろな夜がありますが、ぐっすりと眠れていますか。睡眠は毎晩のことだけに、気持ちよく眠れないのは気になるもの。でも、それ以上にいろいろな影響が出ているようです。11月1日、質の高い睡眠を取る必要性、及び質の高い睡眠を得るための工夫や方法を啓発すべく、情報発信を行おうと、 「いい寝!フォーラム」 が立ち上がりました。フォーラムメンバーには、自律神経の専門家である順天堂大学医学部附属 順天堂医院・教授の小林弘幸先生、脳科学と睡眠の専門家である金沢大学医薬保健研究域医学系教授、医師、医学博士の櫻井武先生、睡眠コンサルタント・インナービューティーアドバイザーの友野なおさん、スリープマスターの長谷川夏美さんが参加。フォーラムの活動第一弾として、20代~60代の男女2,400名を対象に、「睡眠のメリットに関する意識調査」が10月にインターネットで行われたそう。それによると、なかなか興味深い結果が表れています。まず、働き盛りの20~40代男性に対し、昨年の個人年収を聞いてみたところ、睡眠満足層は睡眠不満層と比較し、1,000万円以上稼いでいる人の割合が2.5倍多いという結果が。さらに、個人資産額についても、睡眠満足層は睡眠不満層と比較し、「億万長者」の割合が2.5倍多いという結果になりました。気になる男性の金銭状態が知りたければ、睡眠に満足しているか聞いてみるのもいいかも!?女性の場合、気になるのは睡眠が美肌にどう関わるかかもしれません。女性に朝の化粧ノリについて聞いてみると、睡眠満足層は睡眠不満層よりも「良い(良い、まあ良い)」の出現率が高いことがわかりました。睡眠満足層(55.7%)は、睡眠不満層(31%)と比較し、出現率が1.79倍でした。満足な睡眠をとるだけで化粧のノリにも大きな差が出ることが結果から読み取れます。美肌は寝ている間に作られるとも言いますが、もしかしたら事実なのかも。よい睡眠をとって化粧ノリがよくなるのなら、ぜひ毎晩しっかりぐっすり寝たいものです。そして、さらに驚くべきは、質の高い睡眠が幸せのバロメーターになるという結果。日々の生活に満足しているかを聞いたところ、他の問と比較しても大きな差の出る結果に。睡眠満足層では「充実している(充実している、やや充実している)」が66.8%と、半数以上の方が日々の生活が充実していることがわかりました。睡眠満足層(66.8%)の「充実している」出現率を睡眠不満層(34.4%)と比較すると、1.94倍の差があり、良質な睡眠が幸福度と強い相関があることがうかがえます。また、睡眠満足層と睡眠不満層では、睡眠へのこだわりが違うことも判明。睡眠不満層は「自分にあった枕を使う(40.1%)」に回答が集中する一方、睡眠満足層は「自分にあった枕(39.6%)」や「規則的な就寝、起床(34.4%)」、「快適な布団(30.6%)」に回答が分散。睡眠満足層と睡眠不満層の差は「就寝、起床時間」+「快適な布団」と言えそうです。毎晩当たり前のようにとっている睡眠ですが、生活のさまざまなところに影響を及ぼしているのですね。「就寝、起床時間」+「快適な布団」にこだわって、少しでも睡眠に満足をおぼえられるようになれば、化粧ノリや幸福感のアップがねらえるかも?・いい寝!フォーラム 公式サイト
2013年11月11日(画像はイメージです)睡眠中、ブラジャーを着けていますか?株式会社ワコールは、夜の美容習慣について調査を行いました。睡眠中はブラジャーの締め付け感が気になる、でも着けないとバストが垂れないか不安、ワイヤー入りのブラジャーでもいいの?など、女性の皆さんは、夜のブラ習慣については様々な思いがあるかと思います。調査の結果、バストに対する不安から睡眠中もブラジャーを着ける人は約30%でした。ただし、その中でも半数の約53%がワイヤー入りなどの日中と同じブラジャーを着用していました。また、睡眠中にブラジャーを着ける習慣のない女性でも、約半数が「バストの形が崩れそう」「バストが垂れそう」と不安があるとのこと。夜には夜のブラを!女性の夜のビューティーケアでは、スキンケア、ヘアケア、ハンドケア、フットケアは意識が高いのに対し、バストのケアに関しては意識はしているけれど、対策ができていないという人が多いようです。バストは日中の活動中はもちろん、夜の睡眠中も寝返りや重力により、24時間様々な方向に引っ張られています。ワコールでは、睡眠時には専用のブラジャーを着用し、バスト専用の美容液を併用することを勧めています。ノーブラ派のあなたも、夜ブラ習慣、始めてみませんか?【参考リンク】▼ワコール女性の夜の美容習慣に関する調査歳の美魔女が飲んでいたのはコレ!ボロボロ肌を蘇らせる、究極の美容成分「アキョウ」とは?【実証!!】 「1日たったの5分」でむくみ知らずの美脚になる方法とは?1日3粒、運動も食事制限も無し!! 酵素サプリでダイエット肌荒れ、倦怠感、貧血・・・原因不明の「ちっちゃい体トラブル」は、まとめてポイ! 再び注目されている成分とは?
2013年10月30日睡眠不足が続くと、お化粧ノリが悪かったりニキビができてしまったり…。そんな経験はありませんか? 肌細胞は睡眠中に再生するため、睡眠不足は美肌へのダメージがとても大きいのです。特に重要なのは眠り始めの3時間。この最初の3時間に成長ホルモンが分泌され、肌細胞の新陳代謝が行われます。「快眠無くして美肌は手に入らない」と言っても過言ではありません。そこで今回は、美肌を保つ上でとても大切な「美肌を作る睡眠法】についてご紹介いたします。■睡眠前の過ごし方●入浴&軽いストレッチ心地良い眠りにつくために、ぜひ取り入れて欲しいのが、入浴と軽いストレッチです。どちらも筋肉をほぐし血行を良くするため、寝つきがとても良くなります。入浴後1時間が一番眠りやすいタイミング! 入浴中に温まった熱を体外に逃がすと同時に、身体が睡眠のための準備を始めるからです。お風呂の温度は40℃以下、時間は20分程度を目安に。ストレッチも5分程度で十分です。大切なのは、続けること。無理のない範囲で習慣化していきましょう。●寝る前に飲んではイケナイものは? カフェインを含んだ飲み物は出来れば避けたいところ。カフェインの覚醒作用は飲んで30分後から作用し、最大で4~5時間続くと言われています。またアルコールも質の高い睡眠を得るためには向いていません。睡眠中に体内でアルコールが分解されると眠りが浅くなるからです。寝酒派の方はご注意を。■快眠出来る環境作り●枕は5度のカーブを目安に快適な睡眠を得るためには「枕」選びはとても重要です。高すぎると首にシワができてしまったり、気道を狭くし呼吸に障害をきたす事もあります。また低すぎると真上を向いてしまいます。立っている時と同じ様な態勢でいるのがポイントです。枕・布団・シーツ等の寝具は通気性の良いものを選ぶ事も大切です。●寝室の温度 夏は26℃前後・冬は18℃前後美肌をキープするために、夏は除湿・冬は加湿にも気を配りましょう。●快眠へと導くアロマアロマテラピーの効果を利用するのもオススメです。リラックス&肌荒れにも効果があると言われている精油は「ラベンダー・サンダルウッド・ローズ・ローズウッド」等。好みの香りに包まれて素敵な眠りにつきましょう。●携帯電話は出来るだけ遠くへ眠る直前までパソコンやスマートフォンを見ている方も多いのでは? 夜は見ないようにしている…という方も枕元に置いていませんか? 電源をOFFにしていてもかなりの電磁波が本体から発生し、これが睡眠の質を落としているというデータがあります。どうぞご注意下さいね。自分が床に就いた時に「気持ちイイ~、安らぐ~」という感覚を得られるものが、全ての選択の基本となります。自分の美肌を、ひいては質の高い充実した人生につながる「睡眠」について、改めて見直してみましょう。
2013年09月20日毎日の生活はついつい繰り返しになってしまいがち。そこに何か新習慣を取り入れれば、生活に変化を感じられたり、気分も新たになったりするかもしれません。最近、何か新習慣を始めましたか。興和株式会社が今年8月2~5日にインターネットで全国の女性300人(20、30、40代各100人)に行った新習慣をテーマにした調査によると、2013年に新習慣を始めた女性は34.3%だったそう。その理由としては、57.3%の人が「自分磨きのため」と答えて、第一位だったそう。逆に行わない理由は、「面倒だから」が第一位で26.4%。その反面、新習慣を始めていない約7割(69.0%)の人が新習慣に前向きであることもわかりました。また、“新習慣にかけたい時間・予算”は、「1,000円未満、30分未満」との回答が多く、女性は安価かつ短時間で始められる新習慣を求めているようです。そこで、「アロマモイストクリーム」を使った新たなハンドケア習慣を新しく取り入れてみるのはいかがでしょうか。これなら、低価格・短時間で始められる「新習慣」になるはず。「アロマモイストクリーム」は、従来のハンドクリームとは全く違うハンドマッサージのための保湿クリーム。マッサージに最適なコクのあるテクスチャーで、やや硬めに作られているので、指止まりも良さそう。また尿素10%配合の保湿力で健やかで柔らかな手肌に導いてくれるのも嬉しいですね。さらに、香り高い5種類のアロマが、マッサージをより心地よいものにしてくれそう。 ブランドサイト では、朝・昼・晩ごとに異なるオススメの香りと、マッサージ方法が紹介されているので、チェックしてみて。マッサージはたった60秒なので簡単。これならすぐ始められそうですね。840円のプチプライスだから、気分によって香りを使い分けられるよう、お気に入りを複数揃えておくのもおススメ。例えば、華やかに装いたいときや女性らしさを引き出したいときには、「バラの女王」と称されるダマスクローズのエレガントな香りを受け継ぐ、ダマスクモダンローズの香りの「グレース・ローズ」を。また、朝のおでかけ前には、ゆずの爽やかさに甘く芳醇なマンダリンを加えた心が弾む、みずみずしいフルーティな香りの「ジューシー・シトロン」を。フリージア、ジャスミンのフローラルブーケに、爽やかなスペアミントがアクセントの「ホワイト・フローラル・ブーケ」は、清楚で透明感のある香りが清楚な印象を醸し出してくれるかも。お休み前には、鎮静作用のあるフレッシュ・ラベンダーにカモミールを添えた「リラクシング・ラベンダー」を。そして、爽やかなユーカリブタス、ローズマリーの香りに、甘酸っぱいラ・フランス、カシスをブレンドした、ソフトなグリーン系のアロマの「ハーブ&フルーツティー」は、仕事や家事の合間のリフレッシュに。心地いい香りに包まれながら60秒で簡単にできるマッサージを、毎日の新習慣に取り入れてみては? 美しい手肌とともに、気持ちのゆとりも生まれそうです。・アロマモイストクリーム 公式サイト
2013年09月11日食事制限や運動をしてるのに、なかなか思う通りに痩せないと言う人。ちゃんと睡眠はとれていますか? 「え? 睡眠とダイエットって関係あるの? 」という声が聞こえてきそうですが、じつは大いに関係があるのです。最近では、「メタボリックシンドロームと、睡眠不足&睡眠の質の低下が肥満のもとになる」ということが言われ、多くの研究が進められています。ベッドメーカーのパラマウントベッドによると、「ある看護師さんを対象にした実験によると、5時間睡眠のグループが6時間以上睡眠のグループに比べ、体重が重く、さらに年齢を重ねるごとに急激に体重が増加しているという学術調査もある」のだとか。つまり、睡眠不足なほど体重は重くなり、年齢とともにさらに太る傾向が強くなることが分かります。■なぜ、睡眠不足だと太るの? 睡眠が少ないと肥満になりやすい原因は、大きくわけてふたつ。1. 睡眠不足が摂取カロリーの増加を招く2. 消費カロリーの低下まず、(1)について解説すると、夜までダラダラ起きていると何か食べ物を口にする機会が増えます。単に食べる量が増えるだけでなく、寝る前に摂ったカロリーは脂肪に変わりやすいという事実も。また、睡眠が短いと食欲抑制ホルモン「レプチン」の分泌量が減り、食欲亢進ホルモン「グレリン」の分泌が増量。つまり、睡眠が短いだけで空腹を感じやすくなり、日中もカロリーを摂りすぎる傾向になってしまうのです。そして、(2)の消費カロリーの低下は、さらに体重増加を加速させる要因になります。寝不足で身体が疲労すると、必然的に日中の運動量も減ることになります。体内の深部体温が低下することで、女性だと、冷え性やホルモンバランスの崩れまで引き起こす要因ともなり、最悪の場合は婦人科系の病気にも繋がる恐れも出てきます。美容面、特に美肌を守るためにも、睡眠はとても重要なのは、言わずと知れたところですね。年齢とともにくすみがちな肌が、クマなどで一層くすんでしまいかねません。■睡眠時間と睡眠の質を見直してダイエットに必要なのは、まず睡眠時間を見直すことが大切ですね。平均6.5~8時間が最適な睡眠量とされています。そして、睡眠の質を高めることも重要です。眠る前にノンカフェインのお茶で温まり、間接照明の中でアロマを炊くのも効果的ですが、いちばん重視したいのが、寝具の寝心地の良さです。ホテルのベッドでぐっすりと眠れるように、上質な寝具は深い眠りへと誘導します。もちろん、すべての寝具を一気に取り替えるのは大変だけど、取り入れやすく重要なアイテムがあります。それは、枕。最近は、各社から色々な枕が発売されていますが、なかでもおすすめなのが「スマートスリープ」の「スマートフィット ピロー」。なんと、寝返りがしやすいように幅が80センチ! 仰向け、横向き、どちらの寝姿勢にもフィットしてくれて、肩もしっかりサーポートしてくれるので、この枕に変えてから肩こりが緩和されました。寝苦しさで起きることも無くなったので、朝起きたときのスッキリ感が断然違います。これを読んで、睡眠から見直したいと思った人は、ぜひ心地いい枕を試してみてください! 「きちんと寝る」ことで、知らずのうちに健康でスリムな体型が手に入るはずです。スマートスリープ スマートフィット ピロー サイズ全2種 ベージュ ¥16,800/パラマウントベッドお問い合わせ:スマートスリープ 公式サイト
2013年05月25日毎日、十分な睡眠がとれていますか? 女性は、生涯を通じて睡眠のトラブルが非常に多いとされています。その大きな原因のひとつと言われているのが女性ホルモン。月経や妊娠、出産、加齢などのさまざまな要因で変化する女性ホルモンの分泌が、睡眠メカニズムに大きく関わっているのです。女性ホルモンは大きく分けてふたつ。月経周期をコントロールしているエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)。生理初日から排卵前まではエストロゲンが多く分泌される低温期、排卵後にはプロゲステロンが多く分泌される高温期になります。人は、体温が下がることで眠気が起こるため、体温が下がりづらい高温期は、寝つきが悪くなり、寝不足でイライラしたり、日中眠くなったりします。これが最近女性に多いPMS(月経前症候群)の症状のひとつです。睡眠不足は、重要な女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を抑制してしまうのです。睡眠不足の方は要注意です!質の良い睡眠を得るために費やす「眠活」のすすめ。その方法についてご紹介。【眠活のための生活改善1】食生活を見直す必須アミノ酸のひとつトリプトファンは、体内で精神の安定を促す脳内の神経伝達物質セロトニンや睡眠ホルモンであるメラニンに変わり自然な睡眠を促します。牛乳や大豆、チーズ、ごまなどに多く含まれ、朝食に摂るのが理想的です。【眠活のための生活改善2】快適な寝室環境を作る寝室は人生のほぼ3分の1を過ごす空間です。カーテンや寝具には落ち着いた色合いの物を選び、快適な環境を作りましょう。眠る1時間前からは、テレビや携帯電話のライトなど強い光を目に入れないようにします。また、人はひと晩に20~30回寝返りを打つので、できるだけ動きを妨げないゆったりとしたパジャマがおすすめです。【眠活のための生活改善3】入浴は38~40度のぬるめのお湯で快適な睡眠を得るためには、入浴は38~40度のぬるめのお湯にゆったりと20~30分つかるのが理想です。副交感神経が優位になり、気分も落ち着いて眠りやすくなります。入浴剤を入れて保湿効果を高めたり、半身浴でじんわりと汗をかくのもおすすめです。以上3つの事を実践し良質な睡眠をとり女性ホルモンの分泌を安定させて美しくなりましょう。
2013年03月25日かくれ老化と睡眠の関係性「脱かくれ老化™プロジェクト」実行委員会では、『かくれ老化™』と睡眠に関するインターネット調査の結果を報告した。2012年10月、40~50代の「かくれ老化™」該当者と健康な男女1,000名を対象に実施された。『かくれ老化™』該当者の定義は、『かくれ老化™』のチェック項目のうち、該当するものが2つ以上あった人で、健康の定義は、『かくれ老化™』のチェック項目のうち、該当するものが1つ以下の人。※画像は、「脱かくれ老化™プロジェクト」サイトよりかくれ老化が睡眠にも影響を与えている『かくれ老化™』とは、細胞や組織の劣化から体の内部で静かに老化が進行していくこと。自覚症状が少ない分、放っておかれがちだが、30代までは気にならなかったカラダのさまざまな部位に現れ、10年後20年後の身体に確実に変化を表す。今回の調査で、『かくれ老化™』が、良質な睡眠を阻害していることがわかった。眠れない日がある/睡眠が浅くなったと感じるかを調査したところ、健康な方は30%が「あてはまる」あるいは「ややあてはまる」と答えたのに対し、『かくれ老化™』該当者は52.2%が同様に回答していた。良質な睡眠が得られていない人が、健康な人に比べ、『かくれ老化™』該当者の方が1.7倍以上も多いという結果となった。睡眠は、身体の疲れをとるだけでなく、精神状態を安定させるのにも重要な要素をもっている。老化を受け入れながら、精神状態を安定させるためにも、健康であり続ける必要がある。元の記事を読む
2013年01月17日“ゆる体質改善アドバイザー”佐々木メグミが送る、習慣化させて体質改善する「ゆる体質改善」。日常の習慣を少し変えるだけの簡単なものを紹介する連載コラムの2回目。前回の記事は こちら から。■「デトックス」に高価なドリンクや、ムズカシイことはいらないお肌のトラブルや、お腹のトラブル。 それらは、カラダに余計なものが溜まっているのが原因かもしれません。 カラダに溜まった余計なものを取り除くのに、おすすめなのが「デトックス」です。「デトックス」というと、高級エステで、高価な混合ドリンクなどを買うみたいなものから、病院で腸内洗浄して宿便を取り除くといった、ハードルの高いことなどを想像される方が多いようですが、実はとても身近なもので「デトックス」できるのです。 それは、「水」。 水をあなどってはいけません。あまりにも近くにありすぎるため、 そのありがたみを忘れてしまいがちですが、私たちのカラダの60%以上は水分です。質の良い水を効果的に摂取することで、カラダにある余計なものを どんどん外に出すことができるのです。 あるデータによれば、私たちは普通の生活をしているだけで、知らないうちに毎日10gの保存料や添加物を摂取しています。保存料や添加物は、食べる前までは腐らないようにしたり、見た目や味をよくしたりしてくれますが、カラダに入ったとたん、余計な物質となります。 では、それらの余計な物質を水で「デトックス」するにはどうしたらよいのでしょうか?■100円ちょっとで「デトックス」●●を水に変えるだけある30代の患者さんは甘い炭酸飲料が大好きで、十数年ものあいだ毎日飲んでいました。一方で飲酒後の肌にでてくる小さな発疹やかゆみと長年つきあっていました。ご本人からすると、そこに関係性があるとは思ってもいなかったことでしょう。わたしは、ジュースをやめて一日に500mlの水を2本飲むように勧めました。初めはフシギそうな顔をして聞いていましたが、とりあえずということで実行されたのです。3週間ほどしたときに、その方から「発疹が出にくくなった」と連絡がありました。1ヶ月もすぎた頃、「今までがうそだったかのように、お酒のあとの発疹やかゆみがなくなった」と報告がありました。このエピソードは、添加物の入ったジュースをやめ、ミネラルウォーターに切り替えたことで明らかに体質が変わったことを実感できた良い例です。 ただし、ここで注意をしたいのは、絶対にジュースを飲んではいけない、というわけではありません。飲みたい時は飲みましょう。ストイックになるとストレスを感じて続かなくなるからです。飲みたい時は楽しく飲み、それ以外のときはミネラルウォーターに切り替えればよいのです。 後日談ですが、ご本人からするといつも味のついたジュースしか買わなかったため、味のついてない「水を買うこと」に、100円ちょっと出すことに初めは抵抗があったとのこと。ですが、私からするならこの方は、水ではなく「健康を買った」のです。たったの100円ちょっとで。 さらに、体質が変わると、水の美味しさがわかるようにもなります。ジュースで満たされていたような、「美味しい」という感覚と同じものを、水でも感じるようになれます。 ジュースを水に変えるだけの簡単「デトックス」。早速、あなたが今日買うジュースを、水に変えてみませんか? 次回も「ゆる体質改善」をお教えします。お楽しみに。お問い合わせ:表参道ホリスティック鍼灸院 tel.03-6419-7224 公式サイト 東京都港区南青山5-16-3 メゾン青南702open.11:00〜19:00(新規の患者さまは土曜のみ)木、日、祝定休表参道駅より徒歩7分(佐々木 メグミ)
2012年11月29日味の素は良質な睡眠が仕事や学習力を高め、スポーツの競技パフォーマンスも向上させる働きがあるとして、「仕事・学習・運動力を上げる睡眠術」を紹介している。同社によると、健康なヒトは一晩に、ノンレム睡眠、レム睡眠を3~5回繰り返すという。特に大切なのが深いノンレム睡眠(徐波睡眠)。この睡眠時には、成長促進作用と疲労回復に大きく関係する「成長ホルモン」が多く分泌される。さらに質のいい睡眠は、睡眠中の脳の中で行われる「記憶の整理や定着(固定化)」にも、いい影響を与えるとされている。そこで同社は、睡眠と競技パフォーマンスの変化についての調査結果を紹介。アメリカの大学のバスケットボール部選手に、5~7週間、1日10時間睡眠を推奨したところ、「282スタートダッシュ」「フリースロー」「スリーポイントシュート」いずれの成績も向上したという。早稲田大学スポーツ科学学術院の内田直教授は、「パフォーマンスを上げるためには、まずトレーニングを積み重ねることが重要」と定義。そして、「睡眠は学習したことを記憶として定着させる働きがある。パフォーマンス向上のためには、“質のいい睡眠”がポイント」と睡眠の重要さについて語った。睡眠による記憶の整理・定着は、スポーツだけでなく、仕事や勉強にも応用できるという。また同社は、良質な睡眠に導く働きがあるという「グリシン」摂取で、疲労軽減と作業効率(脳の作業処理能力)がアップすることも紹介している。仕事や勉強・競技パフォーマンスの向上のために、睡眠の質をよくさせる「グリシン」の摂取も有効な手段のようだ。内田教授は、「パフォーマンスを高める理想的な1日」を紹介。ビジネスパーソンは起床後2~3時間後の体温が上がる時間は記憶容量が増える時間とし、体温がさらに上がる午後は仕事が最もはかどる時間としている。就寝2~3時間前は記憶に適する時間で、資格などの勉強には最適とのこと。またアスリートも、体温が上がる午後が最もいいタイム・演技ができる時間としている。さらに昼寝もパフォーマンス向上に効果的。就寝2~3時間前は、ビジネスパーソン同様、記憶に適した時間のため、日誌などを書くのがおすすめとのこと。いずれも、就寝前はリラックスをし、グリシンを摂取することも睡眠の質を高めるのに大事なことだという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日パラマウントベッドは12月3日、睡眠改善アドバイスを提示するサービス「スマートスリープチェック」を開始する。同サービスは、パラマウントベッド睡眠研究所開発の睡眠計「眠りSCAN」で測定した個人の睡眠状態と睡眠習慣のデータを元に、より良い眠りを実現するための睡眠改善アドバイスを行うというもの。睡眠薬を使用しない”認知行動療法”に基づき、正しい知識をもって生活習慣を見直すことで不眠が改善されることも多いという。全国5店舗の直営店(東京、札幌、名古屋、大阪、福岡)でスマートスリープチェックの説明と登録を受けた後、計測機器「眠りSCAN」を借りて、自宅での睡眠状態を1週間計測。得られたデータをパラマウントベッド睡眠研究所が解析し、データ提出後1週間程度で結果やアドバイスが郵送される。眠りSCANの返却は郵送でも可。サービス料金は3,150円(返却時の送料は別途自己負担)。詳細は「スマートスリープ公式ページ」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日現代人の5人に1人が睡眠に悩んでいるという不眠大国日本。実際に睡眠不足は身体にどのような影響を与えうるのか?パラマウントベッドが11月15日に開催したセミナーでは、最新の実態と薬に頼らない改善法について発表された。セミナーには、睡眠総合ケアクリニック代々木の井上雄一理事長が登壇。睡眠不足が身体に与えるうる影響として、井上先生はうつや高血圧症、心臓疾患などのリスクを指摘した。中でも、糖尿病発症率の上昇やメタボリック症候群へのリスクを強調。糖尿病に関しては、45歳から65歳の男性550人を対象にした、新規に糖尿病を発症する相対的危機率を求める調査結果を発表。調査では、飲酒によるリスクを1とした場合、睡眠障害はその5倍ものリスクとなることが分かったという。ちなみに、肥満によるリスクは6.5倍であった。また、18歳から27歳の健康男性11人を、睡眠不足の状態(4時間睡眠×6晩)にして行った調査結果も公表。調査では、糖の抑制をおさえるインスリンの分泌量に変化はなかったものの、朝食後に血糖値が上昇し、耐糖能が悪化したという。その後、睡眠障害のない状態(12時間睡眠×6晩)にすると、朝食後の血糖値は通常の数値に戻った。つまり、健常人でも睡眠不足の状態では、朝食後に血糖値が上昇することが確認されたという。睡眠不足が肥満につながる原因として、井上氏は空腹時の信号となるグレリンが増加し、満腹の信号であるレプチンが減少することを指摘。つまり、睡眠不足であると空腹感が増し、食欲が促され、結果肥満につながると言う。実際に30歳から54歳の成人1,240人を対象に、睡眠時間とメタボリック症候群との関係性について調査を実施した。すると、メタボリック症候群の基準合致率は、睡眠が1日6時間未満の場合が一番高く、標準の睡眠時間である1日7~8時間の場合が一番低い結果となった。ただ、メタボリック症候群においては、1日8時間以上の場合も合致率が高くなる傾向があるようだ。これに関しては現在、科学的な原因は証明されていない。井上先生は、「8時間以上の層の中には、寝つきが悪い(入眠障害)、目が覚めてしまい眠れなくなる(中途覚醒)などの症状を抱えた人が含まれている可能性もある」とコメントした。睡眠障害への対策として、睡眠薬を使用するという方法もある。しかし、睡眠薬に頼らない改善法として、井上先生は以下2つの行動療法をお勧めしている。刺激制御療法眠ろうとする意気込みがかえって頭をさえさせてしまい、睡眠を妨げてしまうことがある。こうした意気込みや刺激を制御することで、睡眠を促す療法。具体的には下記の通り。・眠い時しか寝床に行かない・眠れなければ寝室を出る・毎朝同じ時間に起きる・日中、昼寝をしない睡眠制限療法ベッドの中で過ごす時間(床上時間)を制限し、床上時間と本当に必要な睡眠時間のギャップを少なくする療法。浅い眠りの時間をなくすことで、中途覚醒を減らすこともできる。具体的には下記の通り。・床上時間を平均睡眠時間プラス15分にする・起床時間は毎日一定にし、就床時刻を遅くする・日中、昼寝をしない・目標時間の90%以上眠れたら、床上時間を15分増やす「こうした療法を取り入れるだけで、睡眠薬を用いた場合の約80%もの効果を発揮します。どうしても昼寝がしたい時は、15時前の20~30分を目安にするといいでしょう。また、標準的な睡眠時間は7時間ですが、季節によっても睡眠時間は変わってきますし、高齢の方の場合は6時間でも十分になってきます」(井上先生)。また、自分の睡眠状況・習慣を把握する方法として、パナマウントベッド研究所が開発した睡眠計「眠りSCAN」がある。同研究所では12月3日より、「眠りSCAN」を用いての睡眠改善アドバイスサービス「スマートスリープチェック」を実施する。同サービスは、全国のスマートスリープ直営5店舗で行う。料金は3,150円でサービスの詳細はホームページで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月20日