これは聴き逃せない。日本を代表するヴァイオリニスト諏訪内晶子が6月、来日するラハフ・シャニ指揮ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団と共演。東京と大阪でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾く。「日本でチャイコフスキーの協奏曲を弾くのは久しぶりです。東京はブラームスの交響曲第1番と、大阪ではチャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》との組み合わせ。どちらも名曲で、良いプログラムだと思います」1990年のチャイコフスキー国際コンクールで、日本人初、史上最年少18歳での優勝という快挙。その本選でも弾いたチャイコフスキーの協奏曲は、彼女のイメージを象徴する作品のひとつでもあるが、生で聴けるチャンスは案外少ない。東京では2016年のユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルグ・フィルの来日公演以来、大阪ではなんと、コンクール優勝翌年の1991年にロリン・マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団と共演して以来というから、関西のファンにとっては32間年も待ち望んでいた機会だ。「長い曲ですし、エネルギーを最後まで維持しなければなりません。何百回弾いても大変な曲。ただ、大変と感じる中身は、年齢とともに変わっていて、毎回、初めて演奏するような気持ちで向き合っています」とくに今回は、彼女にとって新たなチャイコフスキーになる。「グァルネリ・デル・ジェズ『チャールズ・リード』(1732年製作)で演奏します。デル・ジェズでチャイコフスキーの協奏曲を弾くのは今回が初めてです」20年をともにした愛器ストラディヴァリウス「ドルフィン」(1714年製作)からグァルネリ・デル・ジェズに変えたのは2020年末のことだった。「チャールズ・リードという19世紀のコレクターが所有していたデル・ジェズです。調べたところによると、ヘンレ版のベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの校訂もされたマックス・ロスタルさんが8年間弾いていらっしゃったのですが、あとはあまり弾かれることもなく、良い状態です。ドルフィンとの大きな違いは、低弦のつややかさでしょうか。この協奏曲は出だしから(低弦の)G線ですし。私には、ストラドは倍音が透き通っていて、“通る”というイメージがあります。一方、デル・ジェズはふくよかでつややか。耳元に聴こえてくる音も、骨に伝わってくる振動も、鋭さではなく、深いところで振動しているという感じがします。ロマン派の協奏曲にはぴったりだと思います。楽器が変わったことで、解釈も根本的に変わりますね。デル・ジェズの音色の方が本来の私のイメージに近いのではないかなと思うことがあります。ドルフィンは強くて素晴らしい楽器です」オランダの名門ロッテルダム・フィルとも、その首席指揮者シャニとも、今回が初めての共演。現在34歳のシャニは、2018年に楽団史上最年少でロッテルダムの首席に就任。2020年シーズンからは巨匠ズービン・メータの後任としてイスラエル・フィルの音楽監督も務める注目の新鋭だ。「初共演は、やはりいつもドキドキします。それが日本で、しかもサントリーホールとザ・シンフォニーホールという世界に誇る会場で実現できるのは楽しみですし、その時間を多くの皆さまと共有できたらうれしいです」諏訪内晶子 ©Kiyotaka Saitoラハフ・シャニ指揮 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団諏訪内晶子 (ヴァイオリン) 出演チケット情報月23日(金)19時開演東京/サントリーホール6月25日(日) 14時開演大阪/ザ・シンフォニーホール取材・文:宮本明
2023年06月08日昭和女子大学(学長 金尾 朗:東京都世田谷区)の図書館・光葉博物館で5月1日(月)から6月23日(金)まで、特別展『与謝野晶子の世界』を開催します。「与謝野文庫」を擁する本学では、設立以来、関係資料の収集に努めてきました。与謝野晶子生誕145年を迎える本年、本学図書館所蔵の貴重資料・図書を中心として、晶子の像を多面的に照らし出します。また、5月13日(土)には、山梨県立文学館館長 三枝 昻之氏による講演会を予定しています。昭和女子大学図書館特別展 『与謝野晶子の世界』【場所】昭和女子大学光葉博物館 ・図書館コミュニティルーム(東京都世田谷区太子堂1-7-57)【入館料】無料【日時】2023年5月1日(月)-6月23日(金) 9:00-17:00 (日曜・祝日・5月2日は休館)※5月21日(日)、6月18日(日)は開館します。詳細は、昭和女子大学図書館ウェブサイトでご確認ください。 【展示資料】・門人近江満子所蔵の関係資料(机などの遺愛品、アルバム、書簡・原稿等自筆資料)・古典への親しみを証す自筆「源氏物語礼讃」(巻子本)、歌幅、短冊、色紙など・近江満子宛、安田秀二郎宛などの書簡、貴重な写真を含むアルバム・パネル「与謝野家と近江夫妻」「晶子すごろく」、コーパス化プロジェクト動画◎ 講演会 「時代を拓く―与謝野晶子の六十三年六ヶ月」【講師】山梨県立文学館 館長 三枝 昻之氏昭和19年山梨県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。歌人・文芸評論家。 歌誌「りとむ」主宰。 日本歌人クラブ会長。山梨県立文学館館長。宮中歌会始の選者でもある。【日時】5月13日(土)14:30-16:00(14:00開場)【場所】昭和女子大学8号館6階オーロラホール(東京都世田谷区太子堂1-7-57)【主催・問い合わせ】昭和女子大学図書館 libinfo@swu.ac.jp 03-3411-5128※事前申し込み不要(無料)、当日会場に直接お越しください。与謝野晶子の世界展A4ポスターチラシ_0328.pdf : 昭和女子大学ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月24日昭和女子大学(学長小原奈津子:東京都世田谷区)人間文化学部日本語日本文学科は3月2日まで、『與謝野晶子未発表書簡』のコーパス化プロジェクトを図書館で公開展示しています。【コーパス化プロジェクトとは】コーパスとは、原本をPCなどで検索可能な文字データ形式にすることで、これにより広く学界に貢献することを目指しています。昭和女子大学近代文庫には、創設者で詩人の人見圓吉(筆名・東明)が収集した貴重な近代文学資料が多数所蔵されています。与謝野晶子が日常のやりとりを記した書簡を1991年に本学教員が『與謝野晶子未発表書簡』として活字化しており、今回、これを対象にコーパス化に取り組みました。日本語日本文学科1~3年生20人が参加し、(1)与謝野晶子の人生、人間関係、作品について考察(2)コーパスとしての汎用性のためにすべきことの検討(3)昭和女子大学図書館との著作権交渉、の3チームで取り組みました。次年度以降も活動を継続していきます。与謝野晶子の書簡(昭和女子大学所蔵)< 展示概要 >【期間】2023年3月2日(木)まで【場所】昭和女子大学図書館コミュニティルーム (世田谷区太子堂1-7-57)【展示内容】与謝野晶子の書簡(本学所蔵=写真)、コーパスのデモンストレーション動画、学生が作成した「与謝野晶子人生すごろく」ほか【開館日時】図書館ホームページの開館カレンダーで確認してください。 【観覧】無料 ※ 予約不要(正門、図書館3階インターホンで展示を見に来た旨伝えてください)【問い合わせ】昭和女子大学図書館TEL 03-3411-5430同スペースにて『與謝野晶子未発表書簡』コーパス化プロジェクトの他、日本語日本文学科の学生が取り組んでいる以下の展示もおこなっています。・日本文化発信プロジェクト・古典学習教材開発プロジェクト・児童文学プロジェクト・百人一首deプロジェクト展示会場の様子学生が作成した「与謝野晶子人生すごろく」昭和女子大学ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月16日カルト的人気を誇る『エスター』の前日譚を描く『エスター ファースト・キル』より、矢島晶子がナレーションを務める本予告映像と日本版ポスタービジュアルが解禁。さらに日本語吹替版の制作も決定した。本作は、2009年に日本公開され、その驚愕のラストが大きな話題を呼んだ人気ホラー『エスター』の前日譚(エピソードゼロ)を描いた最新作。本作では、前作で裕福な一家、コールマン家に引き取られる前、エスターが暮らしていたオルブライト家を舞台に彼女の衝撃的な過去が明らかとなる。当時12歳でエスターを演じたイザベル・ファーマンが25歳にして子役を再演。監督は、『ザ・ボーイ~残虐人形遊戯~』(20)のウィリアム・ブレント・ベルがつとめ、脚本を『パラサイト 禁断の島』(19)のデヴィッド・コッゲシャルが手掛けた。この度解禁された予告映像では、『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけ役や、『ホーム・アローン』シリーズのケビン役など、子役の吹き替えも多く担当する人気声優・矢島晶子がエスターとしてナレーションを務め、惨劇の舞台となるオルブライト家で起こる恐怖の物語が語られる。映像は、4年前に失踪した娘が保護されたことを知った母のトリシアが、エスターを迎え入れるところから始まる。幸せな時間が戻ってくると喜ぶ一家だが、やがてトリシアはまるで別人のような娘の変貌に疑念を抱き始めるのだった。前半は“本当の家族”と楽しく過ごす人形のように可憐なエスターの姿が映し出されるが、その愛らしさに騙されてはいけない…。再び観客を震撼させる恐怖を予感させる、衝撃映像満載の予告映像となっている。また、怖いのが苦手という人向けに【映画公式サイト限定】でナレーションが異なる「エスターかわいい♪」バージョンも用意されているのでチェックしてみてほしい。さらに前作と同様、矢島晶子がエスターを演じる日本語吹き替え版も制作・公開が決定している。併せて、日本版ポスターも解禁。「この娘、やっぱり変だ。」というコピーとともに、エスターの愛らしさと恐ろしさが表裏一体に映し出され、その二面性が表現されたビジュアルに仕上がっている。本作で明らかになる4年前のエスター失踪事件の衝撃の真実とは?エスターの過去に一体何があったのか?その先に待つ想像を絶するどんでん返しに、期待が高まる。『エスター ファースト・キル』は3月31日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エスター ファースト・キル 2023年3月31日より TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開© 2021 ESTHER HOLDINGS LLC and DC ESTHER HOLDINGS, LLC. All rights reserved.
2023年02月10日12月23日(金)に公開される映画『かがみの孤城』の主題歌が優里の書き下ろし楽曲「メリーゴーランド」に決定。さらに主題歌入り最新予告映像、新ビジュアル、追加の声優キャストもあわせて解禁された。本作は、2018年に本屋大賞を史上最多得票数で受賞、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR2021(文庫部門)など9冠に輝き累計発行部数160万部を超える辻村深月のベストセラー小説を原恵一監督が映画化したアニメーション作品。発表された主題歌「メリーゴーランド」は、優里による書き下ろし楽曲で初の映画主題歌となる。優里は、新曲について「この曲がみなさんの“一人じゃない”未来に寄り添っていけたら嬉しいです」とコメント。さらに、そんな映画の世界観を捉えた、大切な人を想う切なくも温かな主題歌が涙を誘う最新予告映像も公開。映像冒頭、主人公・こころがオオカミのお面を被った謎の少女・オオカミさまに呼び起こされると、大きなお城が目の前にそびえ立ち、突如迷い込んだ鏡の中の世界で繰り広げられるファンタジックな物語の予感に胸が高鳴る。お城に集められた見ず知らずの7人の中学生たち。お城の中に隠された願いの部屋の鍵を見つければどんな願いも叶うと言われた7人は、胸に秘めた”思い”を叶えるため、鍵を探し始める。しかし、オオカミさまの「鍵を見つけ出し願いを叶えた時点で、お前たちはここでの記憶を一切失う」という告白をきっかけに物語は大きく動き出す。優しく寄り添うようなメロディーとともに「あなたの幸せの中私がいなかったことそれを受け入れてしまえたこと」など、学校で居場所のなかったこころの気持ちを代弁するかのような切ない歌詞が紡がれる。彼らが集められた理由が明らかになるにつれて、7人は徐々に心を通わせ、お互いを支え合うようになる。ラストはエモーショナルなサビとともに、こころの「私たちは会えるよ、助け合える、だから生きなきゃだめ」といった力強い言葉で、全員が手を取り合い繋がっていく映像となっている。あわせて公開された新ビジュアルは、こころと一緒にお城に呼ばれた中学生6人とオオカミさまが待つお城へ行くため、かがみの中の世界へ入ろうとするこころの姿が描かれている。「君を、ひとりにはしない」というキャッチコピーも相まって、独りぼっちだったこころがかがみの中の世界で出会う仲間たちと心を通わせ、願いを叶える旅に出ていくような、ファンタジックで温かみのあるビジュアルとなっている。そして、キャラクターに命を吹き込む新たな声優キャストとして、矢島晶子、美山加恋、池端杏慈、吉村文香の4名が参加。矢島晶子は『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけ(初代)役や、『新機動戦記ガンダムW』のリリーナ・ピースクラフト役など、数多くの人気作品のキャラクターを演じ、原監督作品では『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『バースデー・ワンダーランド』以来の出演となる。美山加恋は『僕と彼女と彼女の生きる道』や実写版『ちびまる子ちゃん』で注目を集め、アニメ映画『ももへの手紙』では、主人公の声も担当し、女優だけでなく声優としても活躍。池端杏慈は「第25回ニコラモデルオーディション」でグランプリに輝き、二コラ専属モデルとして活躍し、今作で声優初挑戦。吉村文香は『GHOSTBOOKおばけずかん』で女優デビューを果たし、今作で声優初挑戦となる。■コメント●優里(主題歌)今回、劇場アニメ『かがみの孤城』の主題歌を担当することになり大変嬉しく思います。 主題歌の『メリーゴーランド』は、『かがみの孤城』で描かれている、7人の子供たちのそれぞれの成長する姿や想いを込めた、離れ離れになった大切な人を愛しく想う歌です。映画を観たみなさんがそれぞれの気持ちで主題歌『メリーゴーランド』を感じてもらって、 この曲がみなさんの"一人じゃない"未来に寄り添っていけたら嬉しいです。●當真あみ(こころ役)主題歌に対してのコメント 心に訴えかけられるような歌詞と、優里さんの歌声とメロディーが重なって、切なく凄く引き込まれる楽曲で、歌詞を覚えるほどずっと聞いています。 サビの、「なのにどうして今そばに誰もいないの」という歌詞が、お城にみんなといる時と対比しているように感じて印象に残っています。私は歌詞の所々にかがみの孤城のみんなを感じられて、この曲を聞いていると色んな場面が浮かんできました。この曲によって、かがみの孤城のみんな、ひとりひとりが更に輝くように思えました!『かがみの孤城』12月23日(金)公開
2022年10月14日2022年8月10日、俳優の島村晶子さんが肺炎のため亡くなったことを、所属事務所の松竹芸能株式会社がウェブサイトを通して発表しました。享年90歳でした。弊社所属タレント島村晶子が令和4年8月9日午前1時28分に肺炎の為永眠いたしました(享年90)茲に生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます。松竹芸能株式会社ーより引用NHKの『てっぱん』や『オードリー』『ほんまもん』など、数多くのテレビドラマに出演してきた島村さん。また、生活情報番組の『よ~いドン!』(関西テレビ)内の『本日のオススメ3』コーナーでは、ナレーションを務めてきました。さまざまな分野で活躍していた島村さんの訃報に、多くの人が悲しみの声をあげています。・知的で、文才もある姿が印象的でした。・『ほんまもん』を見ていたので、悲しいです。・いろんな作品を通して見ていただけに、さびしくなりますね…。島村さんのご冥福を、心よりお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年08月10日ヴァイオリンの諏訪内晶子が芸術監督として取り組む「国際音楽祭NIPPON2022」が、2月11日(金・祝)から約1ヶ月にわたって、東京・名古屋・陸前高田で開催される。7日、諏訪内がオンライン会見に出席した。「国際音楽祭NIPPON2022」公演情報はこちら「国際音楽祭NIPPON」は2013年にスタートしてこれが7回目。「感動を紡ぐ(=トップ・クオリティの追求)」「心をつなぐ(演奏を通じた社会貢献)」「未来を創る(次世代への継承)」の3つのキーワードをコンセプトに掲げている。最注目のプログラムは諏訪内によるJ.S.バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲演奏会だろう。30年超のキャリアの彼女がまさに満を持して、1月にCDをリリースしたばかりの初の《無伴奏》全曲。長年連れ添ったストラディヴァリウスに代わる新たな愛器グァルネリ・デル・ジェズを携えての新境地が、早くもファンの話題を呼んでいる。「全6曲を弾くと、各曲それぞれに込められたメッセージがより明確に伝わる。それを弾き分けたい」(諏訪内)全6曲を2回に分けて、2月11日(金・祝)・13日(日)名古屋・三井住友海上しらかわホールと、2月16日(水)・18日(金)東京オペラシティ・コンサートホールで。このあと尾高忠明指揮NHK交響楽団とデュティユーとブラームスの協奏曲を弾く諏訪内。「古典と現代」という切り口は、3月の「Akiko Plays CLASSIC with Friends」「Akiko Plays MODERN with Friends」にも繋がる。前回から立ち上げた、若手奏者たちとの2公演の室内楽プロジェクトだ。ここでは望月京の委嘱作品初演を含めて、「女性作曲家」がサブテーマとなる。諏訪内は、「この10年ほど女性作曲家の作品を弾く機会が増えてきた。世の中の多様化の動きが活発になっているのを感じる」と語った。音楽祭の最後には、ブラームスの室内楽を「ほぼ全曲」演奏するという、なんと11時間に及ぶ「ブラームス 室内楽マラソンコンサート」も待っている。社会貢献として陸前高田市での復興応援プロジェクトを開催。また唯一この音楽祭だけで見ることができるのが、次世代を育てる恒例のマスタークラスでの、指導者としての諏訪内だ。また今回からはアートマネジメント業界を志す若者のためのインターン制度も立ち上げた。聴衆を育てるため、安価な設定の「U25」チケットも用意されている。各公演の詳細は「国際音楽祭NIPPON2022」特設サイトへ。(取材・文:宮本明)■国際音楽祭NIPPON2022
2022年02月09日水野美紀と矢島弘一がタッグを組んで上演する舞台『2つの「ヒ」キゲキ』が10月7日(木)から新国立劇場 小劇場で開幕。初日の舞台に先駆け、ゲネプロ・囲み取材が行われ、水野と矢島に加え、和田雅成、剛力彩芽が公演への意気込みを語った。本作は、水野と矢島が「悲喜劇」をテーマにそれぞれ脚本を書き下ろし、1幕と2幕でひとつの作品として上演。その2つの別々の物語がリンクしていく2作品同時上演作品だ。矢島が手がける1幕は「パンティーアナキズム」と題した女子高生の物語。この時代に馴染めない桜子は、同級生からはイジメられ、家族とはうまくいかない毎日を送っていた。隕石が衝突して燃え尽きるように、周りの人と衝突し、「私は誰からも支配されたくないし、誰のものでもない」という思いの中に生きていたある日、桜子はクラスメイトのパンティーを手にする。その時から、何かが変わり始める。1幕では、閉塞的な学校生活、そして思春期の悩みや戸惑いが、苦しいくらいにじっくりと描かれた。それは、きっと誰しもが感じたことのある息苦しさで、共感を覚える人も多いだろう。ある出来事をきっかけに、そこから抜け出し、“成長”していく桜子の姿に、自らの生き方も改めて考えさせられる。また、笑顔が魅力的な剛力が、1幕では笑顔を封印し、葛藤し続ける主人公をみずみずしく演じる姿も印象的だ。続く2幕は、水野による「テクタイト」が上演される。本作の舞台は、とある舞台公演の千秋楽。謎に包まれた主演俳優の過去が暴かれ、混乱する中、幕が開く。しかし、ある瞬間から、時間の狭間でみんなが劇場に取り残されてしまう。舞台を観に来た謎の「小田島」と呼び合う集団と主演俳優たち、それぞれの過去や想いが交錯していく。1時間強の作品でありながら、タクトだけでなく小田島たちの過去まで丁寧に描かれ、群像劇のような重厚さを感じる2幕。重くどっしりとした物語が中枢にありながらも、小田島たちのもたらす笑いがスパイスを与える。ドタバタな“おばちゃん”たちの母性と愛が光っていた。また、タクトを演じる和田の熱演も見どころのひとつ。難しい役どころを、表情をコロコロ変えて演じきり、観客の目を惹きつける。脚本・演出/小田島愛役/小田島水役:水野美紀コメント「今回は、矢島さんの作品と私の作品という全く違う毛色の2本を並べて上演するという珍しい試みを行っています。読み応えのある短編小説を2編読んだような、そんな読後感を味わっていただけたらと思います。私は、通常は2時間弱の脚本を書きますが、今回は1時間強に凝縮して詰め込むという挑戦をしています。そのスピード感は今の時代にも合っているのかなと思いますし、きっと楽しく観ていただけるのではないかと思います。脚本、演出、出演を担当したので、ずっと鼻血が出そうでしたし、禿げそうで、切り替えが思うようにいかないことがありましたが、キャストの皆さんに助けてもらってここまで楽しく作り上げられました。とても観やすい尺になっています。劇場に来られるのが難しい方は配信でも、ぜひ観ていただけたらと思います」脚本・演出/舞台監督役:矢島弘一コメント「私の書いた1幕は、校内のヒエラルキーに巻き込まれた女子高生が、とある事件に遭遇し、それをきっかけにして成長していく姿を描いた物語です。主演は剛力さんで、桜子という世間でいうと面倒臭いタイプの女性の役です。彼女は、生きにくい世の中で自分自身がどう生きていこうか、ずっと葛藤しています。世の中に対する皮肉を盛り込んだ作品です。今回、どちらもエネルギッシュな作品になっていると思います。お客さまにはこれが応援歌になるかはわかりませんが、この時代にあった『生きるとはなんぞや』という作品2つが1つになっていると思います。総合して、両方セットで楽しんでいただけたらいいなと思っています」内山正晴役/タクト・望役:和田雅成コメント「矢島さんの作品では、主人公・桜子のクラスメートの男子を演じます。中盤では桜子に影響を与える人物です。矢島さんには、自分たちが隠している嫌な部分や人間のリアルな部分を引き出していただき、人間ってこうだよなというのをお芝居で教えていただきました。水野さんの作品では主人公のタクトを演じています。水野さんはパワーがある方なので、演出されている時も、舞台上にいらっしゃる時も引っ張っていってもらいました。今、僕の持っているものすべてで勝負させていただいている作品になっていると思います」中村桜子役/小田島X役:剛力彩芽コメント「私が矢島さんの作品で演じるのは、常に何かに葛藤している女の子です。それは誰しもが持っている感情だと思うので、バランスよく表現できたらいいなと思います。久しぶりの制服なので、大丈夫かなと思いましたが(笑)、衣装合わせで『全然いける』と言っていただいたので安心して女子高生になりきろうと思います。水野さんの作品の役柄は、難しい役ではありますが、根底にあるものは母性です。今回は、真逆なキャラクターを演じさせていただいているのでやりがいがあります。どちらの作品も感情がきちんと伝わったらいいなと思ってお芝居しています」【公演概要】 タイトル:舞台『2つの「ヒ」キゲキ』脚本・演出:1幕「パンティーアナキズム」矢島弘一2幕「テクタイト」水野美紀キャスト:水野美紀和田雅成剛力彩芽富田翔真凛椎名鯛造宮下貴浩福田ユミ水原ゆき南部麻衣竹内真里久保田武人西野優希永松文太猪俣利成中原果南竹若元博(バッファロー吾郎)日程:2021年10月7日(木)~10月14 日(木)劇場:新国立劇場 小劇場東京都渋谷区本町1丁目1番1号チケット料金:S席12000円A席8000円高校生以下5000円※ご来場特典付き※全席指定・税込【ご来場者特典】本公演は、国が新型コロナ対策として効果を認めている光触媒の抗菌コーティングを提供している、株式会社バベル様にご協力を頂いております。みなさまが少しでも安全に過ごせます様、ご自身でお手軽に抗菌出来る本公演限定ルミコートをご来場特典としてプレゼントさせて頂きます。 * チケット好評発売中!Confetti(カンフェティ): 配信決定!!本公演をPCやスマートフォンでお楽しみいただけます! ※WEB予約のみでの受付となります。カンフェティチケットセンターでの電話受付はございません。<10月8日(金)18:30公演>[配信期間]10月8日(金)18:30~10月15日(金)23:59<10月12日(火)18:30公演>[配信期間]10月12日(火)18:30~10月19日(火)23:59[視聴券販売期間]10月7日(木)12:00~各配信終了4時間前まで※※セブンーイレブン決済時の支払締切は各配信終了3時間前です。公式サイト:2-hi-kigeki.com公式Twitter: お問い合わせ: 2hikigeki@gmail.com 宣伝衣装協力:ISSEY MIYAKE INC.企画・プロデュース:宮下貴浩・水野美紀・矢島弘一共同プロデューサー:中道正彦主催:水野美紀×矢島弘一『2つの「ヒ」キゲキ』企画 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月08日舞台『フォーティンブラス』の公開ゲネプロが19日に東京・Bunkamura シアターコクーンにて行われ、戸塚祥太、能條愛未、矢島舞美、内博貴、中屋敷法仁(演出)が取材に応じた。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。取材に登場した4名のキャストのほか富岡晃一郎、納谷健、吉田美佳子、新原武、吉田智則らが出演している。矢島は稽古での出来事について「納谷さんが誕生日を迎えられたときに、(戸塚と内)お2人でサプライズで喧嘩をし出したんですよ。『こんなんで初日迎えられない!』みたいなのを2人でバチバチやり始めて、本当に恐ろしくなっちゃって、泣いちゃいました」と告白。能條も「私も本当にびっくりした」と驚きを表す。戸塚は「納谷くんのバースデーだったので、何かできないかということで、1回落胆させてからめちゃくちゃ喜ばせるというのをやりたくて」と説明し、内が「2人で打ち合わせして『じゃあ、ドッキリで2人で喧嘩するか?』と。稽古が終わったあとにとっつーが中屋敷さんに対して『俺、全然違うと思います。納谷が全然出来てないですよ』みたいな入りをして、それを僕が『とっつー、やめとけよ』と止める。そしたらとっつーが『内は黙っとけよ!』と言って、俺もスイッチ入って『なんだとてめえこの野郎!』と言って喧嘩が始まるというドッキリをしたら、想像以上に皆が引いちゃった」と苦笑。内が「電気を消して『ハッピーバースデー』と歌ったんだけど、誰も歌っていなかった」と振り返ると、能條が「なんなら納谷さん、泣いてましたよ」と指摘し、内は「結果的にバースデーを歌ってたのは2人だけだった。ちょっとやりすぎちゃったのかなあって」、戸塚は「次は気をつけよう」と反省していた。公演はBunkamura シアターコクーンにて8月19日~29日。
2021年08月20日深田恭子主演、瀬戸康史、大貫勇輔、橋本環奈ら豪華キャストが集った「ルパンの娘」の4話が11月5日オンエア。ゲスト出演した矢島舞美と深田さんとのアクションシーンと、橋本さんのコミカルな演技に多くの反応が集まっている。人気同名原作を2019年夏クールにドラマ化、大きな話題を呼びこの秋から2ndシーズンの放送が始まった本作。物語は深田さん演じる三雲華が、代々泥棒一家の“Lの一族”の娘として生まれながらも、瀬戸さん演じる代々警察一家の息子・桜庭和馬と恋に落ち結婚。今シーズンでは2人の間に娘の杏(小畑乃々)が生まれ、さらに橋本さん演じる一族に復讐を誓う北条美雲も登場と、新たな展開で視聴者を楽しませている。深田さん、瀬戸さん、橋本さんの他、華の父・尊に渡部篤郎、母・悦子に小沢真珠、兄・渉に栗原類、祖母・マツにどんぐり、円城寺輝に大貫勇輔、和馬の父・典和に信太昌之、母・美佐子にマルシア、和馬の同僚刑事・蒲谷隆太に松尾諭といった面々も共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。杏に三雲家の稼業が泥棒だと知られないか戦々恐々な華。杏は善良な娘に育っていくが尊たちの泥棒熱は止まらない。一方、美雲は“Lの一族”と和馬の関係を疑い桜庭家へ。結局Lの一族とのつながりを掴むことはできなかったが和馬に恋していることに気づいてしまう。その頃、尊たちは悪徳歯科医が所持する美術品に目をつける。しかし美術品は何者かによって先に奪われ、和馬たち警察もその事件を追うことに。同じ手口の窃盗が立て続けに発生していると聞いた美雲は連続窃盗を疑うが、隆太に決めつけるのは早いとたしなめられる。一方、婚活をして家を出ていった渉が事件に巻き込まれ…というのが4話のストーリー。今回は元ハロー!プロジェクトの矢島舞美がゲスト出演。矢島さん演じる窃盗犯と華との格闘シーンに「矢島舞美がゲスト出演ということでルパンの娘見たけど、アクションがキレっキレ」「バトルシーン2人とも美しすぎたしカッコ良すぎました…!」「舞美ちゃん…かっこよかった。観られてよかった」などの声が続々。一方、和馬に告白されたと思い込んでいる美雲は、和馬の家に押しかけ、さらに捜査一課復帰と引き換えに持ち上がった和馬の縁談を止めようと思わず自分が和馬の交際相手だと宣言してしまう…「シリアスなはずのキャラが和馬への恋心で変わっていく演技の味付けは橋本環奈さんならではの安定感」「恋する橋本環奈ちゃんも、可愛い」など、コミカル要素が増した橋本さんの演技にも多くの反応が集まっている。(笠緒)
2020年11月06日2020年はベートーヴェン生誕250年。そして諏訪内晶子が、1999年の「チャイコフスキー国際コンクール・ヴァイオリン部門」で優勝を果たしてから30年の節目の年に当たる。というわけで、その諏訪内が芸術監督を務める「国際音楽祭NIPPON2020(2月14日〜3月13日」には例年以上に力が入った様子が伺える。そのオープニングコンサートとして行われるのが、アメリカの名手ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)と諏訪内晶子が共演するデュオ・リサイタルだ。演奏されるのは、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番「春」&第9番「クロイツェル」に第7番を加えたオール・ベートーヴェン・プログラム。現代最高峰の名手2人が描く21世紀のベートーヴェンに期待したい。同音楽祭には、ベートーヴェンの真髄を堪能できる「室内楽マラソンコンサート(3月8日)」や、諏訪内晶子のコンクール優勝を記念したチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲(3月10日)」など、見どころ聴き所が満載。音楽祭ならではの華やかな時間を楽しみたい。公演詳細: ● 公演概要2月14日(金)東京オペラシティコンサートホール「諏訪内晶子&ニコラ・アンゲリッシュデュオ・リサイタル」● 諏訪内晶子(国際音楽祭NIPPON 芸術監督 / ヴァイオリン)(c)Kiyotaka Saito1990年史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。これまでに小澤征爾、マゼール、デュトワ、サヴァリッシュ、ゲルギエフらの指揮で、ボストン響、フィラデルフィア管、パリ管、ロンドン響、ベルリン・フィルなど国内外の主要オーケストラと共演。BBCプロムス、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、ルツェルンなどの国際音楽祭にも多数出演。近年ではゲルギエフ指揮ロンドン響とのツアー、パリ管とのヨーロッパおよび日本ツアー、チェコ・フィルとの中国ツアーを行い、オスロ・フィル、バンベルク響、デトロイト響、トゥールーズ・キャピトル管とも共演。現代作曲家作品の紹介も積極的に行い、これまでにエサ=ペッカ・サロネン作曲「ヴァイオリン協奏曲」の日本初演(2013)、エリック・タンギ作曲「In a Dream」の世界初演およびフランス初演(2013)、キャロル・ベッファ作曲「ヴァイオリン協奏曲-A Floating World-」の世界初演(2014)などに取り組んでいる。2012年、2015年、エリーザベト王妃国際コンクール、2018年ロンティボー国際コンクール、2019年チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門審査員。2012年より「国際音楽祭NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。レコーディングでは、デッカ・ミュージック・グループとインターナショナル・アーティストとして専属契約を結んでおり、最新作「フランク&R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 他」を含む14枚のCDをリリースしている。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。国立ベルリン芸術大学でも学んだ。使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1714年製作のストラディヴァリウス「ドルフィン」。● ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)(c)Jean Francois Leclercq Erato1970年、アメリカ生まれ。パリ音楽院でアルド・チッコリーニやミシェル・ベロフらに師事し、1989年カサドシュ国際コンクール第2位、1994年ジーナ・バッカウアー国際コンクールで第1位を獲得。2003年にクルト・マズア指揮ニューヨーク・フィルとオーケストラデビュー後は、ウラディーミル・ユロフスキー、マルク・ミンコフスキ、P.ヤルヴィ、ロシア国立管弦楽団、フランス国立管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団など世界的指揮者やオーケストラと共演を重ねた。ルノー&ゴーティエ・カピュソンと録音した「ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番」は、ドイツのレコード批評家賞を受賞した。
2020年02月08日ヴァイオリ二ストの諏訪内晶子が芸術監督を務め、来年で6回目を迎える「国際音楽祭NIPPON 2020」の記者会見が9月13日に都内で行われ、来年、生誕250周年を迎えるベートーヴェンにちなんだプログラムや室内楽プロジェクト、さらに後進の育成として諏訪内が力を入れてきたマスタークラスなどの概要が発表された。【チケット情報はこちら】来年の音楽祭は2月から3月にかけて東京、名古屋、そして東日本大震災の被災地である岩手県釜石市で開催され、7つのプログラムが行われる。オーケストラとの共演ではジャナンドレア・ノセダの指揮により、ワシントン・ナショナル交響楽団を招いてチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲 ニ長調、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」などが演奏される。デュオ・リサイタルでは、10年来の付き合いがあり、レコーディングも一緒に行なったこともあるピアニスト、ニコラ・アンゲリッシュとの共演で【オール・ベートーヴェン・プログラム】と銘打ち、ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」、第7番、第9番「クロイツェル」 が演奏される。アンゲリッシュとの共演について諏訪内は「昨年、久しぶりに共演して、お互いに『また共演してみよう』という気持ちになり、ぜひ来てもらえないかとお願いしました。10年前とはまた違う表現ができるのではと今から楽しみです」と期待を口にする。さらに今回、過去にない新たな試みとして行われるのが室内楽プロジェクト。3名のプログラミング・アドバイザーを交えて「室内楽の中でも普通のプログラム、それとは相反するプログラムをどう見せ、聴かせ、表現していくか? 相談しながら決めていきました」と明かした。このほか釜石市民ホールでは、東日本大震災復興応援コンサートを開催。これまでも被災地を巡ってコンサートを開いてきた諏訪内は「音楽は、いろんな意味でエネルギーが言葉ではなく伝わる素晴らしい芸術だと思っています。エネルギーを届けることができればと思って活動を続けています」と震災復興支援への思いを語った。来年は、1990年に諏訪内が当時19歳、史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール1位を獲得してから節目の30年目の年となる。「当時はまだソビエト連邦で、高校を卒業したばかりで留学経験もない私が、なぜか国際コンクールで優勝し世界が一変してしまう経験をしました」と当時を振り返りつつ「長く活動して来て、どこかの時点で恩返しをしたいと思って始めたのがこの音楽祭。30年は短いようで非常に長かったです。いま40代の後半ですが、いろんなことを経験させていただき非常に充実しています。こうした企画を続けることができていることに感謝しています」と音楽祭へ強い思いと感謝の念を口にした。「国際音楽祭NIPPON 2020」は2020年2月14日(金)より3月15日(日)まで開催。チケットは9月21日(土)より一般発売。取材・文:黒豆直樹
2019年09月19日ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』などの脚本を手がけた、矢島弘一が主宰する劇団“東京マハロ”。その最新作『余白を埋める-エリカな人々2019-』が、5月2日(木・祝)、東京・東京芸術劇場シアターイーストで幕を開ける。そこで脚本・演出を担う矢島と、客演の中島早貴に話を聞いた。【チケット情報はこちら】『エリカな人々』とは、松坂世代の男女が織り成す会話劇で、2009年、2014年、2016年と再演を重ねてきた東京マハロの代表作。矢島自身、「自分が世に出たきっかけであり、大事な作品」と位置づける。だが今回はタイトルも改めリライト。後輩の子供の通夜に参列するため、かつての野球部の面々が久しぶりに再会し…というところから物語は始まる。「前回から3年経っているので、やはり今とはすでに時代背景が違うんですよね。松坂世代の登場人物たちは前作だと35歳で、本作では40歳手前。人としても成長していますし、逆に苦しくなっている部分もある。いろいろなことに妥協しているというか、もっと人間臭い感じになったと思います」その中で中島演じる雫は、松坂世代な登場人物たちとはひと回り以上も下の20歳の女性。矢島が狙うのは、「芯の強さはあるけど周りには軽く見られてしまう、可愛くて天然な女性」だという。だが中島自身は、「グループ(※℃-ute)で活動していた時は気づかなかったんですが、私すごく我が強いみたいなんです。雫としてはもっとほんわかした感じにしないといけないのに、ついグサッとするようなセリフの言い回しをしてしまって…」と、自らの性格と役柄との隔たりに苦戦しているようす。しかし中島が劇団公演に参加するのは初とのことで、その魅力にこう声を弾ませる。「今回めちゃくちゃ勉強になるなと思っていて。経験豊富な劇団員さんばかりなので、たくさん皆さんとお話したいですね!あと作品としてはすごくナチュラルな会話が続くので、そこに嘘があってはいけないですし、テンポ感や自然なやり取りなどを学んでいけたらなと思います」昨年から7人の劇団員が新加入し、一気に劇団力を増した東京マハロ。矢島は「僕はこのメンバーと家族をつくったと思っていますし、ずっと共に歩んでいきたいと思っています。だからこそ作品づくりに対してはよりドライに、いいものをつくるということに徹底していきたいなと。その点、今回もゴールデンウィークの休日を使って観に来てもらっても、決して恥じない作品になっていると思います」と、自信をのぞかせた。『余白を埋める-エリカな人々2019-』は5月2日(木・祝)から6日(月・祝)まで、東京・東京芸術劇場シアターイーストにて。取材・文:野上瑠美子
2019年04月26日2017年に解散したアイドルグループ・℃-uteでリーダーを務めた矢島舞美と、AKB48およびSKE48の元メンバーの木崎ゆりあが、現在上演中のつかこうへい原作の舞台『銀幕の果てに』(演出:岡村俊一)で初共演を果たした。アイドルを卒業後、女優としての一歩を踏み出したふたりに話を聞いた。【チケット情報はこちら】原作は1994年に発表されたつかこうへいによる長編小説。映画撮影所を舞台に、映画界の裏側を描く告発サスペンスだ。どこからどこまでが撮影している映画なのか、どれが現実でどれが物語なのかが錯綜する展開。1989年に発表された戯曲『今日子』をベースに着想されたが、より設定が複雑化している。矢島は、伝説の女優・玲子という主人公を演じる。矢島は「玲子は大女優なので、どっしり構えていて、揺らがない存在。脚本を読んでいても、格好いい女性だと思うし、心に刺さるようなセリフがたくさん出てくる」と話す。一方、木崎が演じるのは、玲子に虐げられ女優としての限界に悩む脇役女優・涼子。「もうスターにはなれないと言われている女優を演じるので、すごく心苦しいけれど、逆に燃えるものもある。時代設定の違いは確かにあるが、根本にある“女優魂”は自分と似ている気がする」と木崎。今回が初共演となるふたり。互いの印象を尋ねると、矢島は「気さくな感じだけど、とてもしっかりしていて、強い芯を持っている人」、木崎は「とにかく綺麗。一見高嶺の花のようで話しかけづらそうなのに、実際はふわふわしていて、いい人」と語った。ともにアイドル出身の同世代女優だが、「バチバチをするのは、この本の中だけ」と木崎は笑う。「今回の芝居は、玲子が主人公。できる限りのことをして、しっかり支えていきたい」。矢島は「アイドルから新たな世界に入ってきて、まだまだ戸惑うことがいっぱいある。悩みや共感できる部分はあると思うので、これからたくさん話が出来たら」最後に、木崎は「作品自体が難しいし、それぞれ思うことはたくさんあると思うので、1度ではなく何度も足を運んでいただきたい。私たちも本番が始まってからも成長していくと思うので、最後まで勉強しながらやっていきたい」とコメント。矢島は「つかさんのファンはもちろん、この時代に私たちの世代がやるお芝居なので、つかさんの作品に触れてこなかった若い人たちにも伝えていきたい。受け取り方は人ぞれぞれで、いろんな意見が出ると思うが、私たちは常に全力をぶつけていきたい」と語った。東京公演は4月29日(月・祝)まで紀伊國屋ホールにて。大阪公演は5月8日(水)・9日(木)、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて。取材・文:五月女菜穂※木崎ゆりあの「崎」は立つ崎
2019年04月26日春のつかこうへい復活祭VOL.2『銀幕の果てに』が4月24日に東京・紀伊國屋ホールにて開幕、それに先がけ囲み取材と公開ゲネプロが行われ、主演の矢島舞美、味方良介、木崎ゆりあ、石田明、佐久本宝、松本利夫が出席した。【チケット情報はこちら】『銀幕の果てに』は、1994年に発表されたつかこうへいの長編小説で、秩父山中にあるという設定の大東映画撮影所を舞台に、映画界の裏側を描きながら繰り広げられる告発サスペンス。今回、岡村俊一の演出で初めて舞台化される。囲み取材ではそれぞれの役どころを紹介。矢島は「私は大女優の野火止玲子という役をやらせていただきます。圧倒的な強さと、みんなを包み込むようなやさしさを持っている人。17歳から60歳までを演じますが、気持ちはずっと若い人なのであまり気にしないようにしています」、味方は「僕は村雨官房長官という、物語とは一線を置いたところにいる役です」、木崎は「凉子という大部屋女優の役です。玲子にいじめられる役ですが、リアルでは仲良しです」、石田は「復讐に燃えて大東映画撮影所に戻ってきた謎の脚本家という役を演じます。とても執念深い役です(笑)」、佐久本は「僕は照明家で、間違ったことは『間違ってる!』とビシッと言う役です」、松本は「牛沢という映画監督の役です。ぶっちゃけこのストーリーの中だと自分が何なのかわからなくなってくるのですが、そういう部分も楽しんでいただければ」とそれぞれ話した。この日は、つかこうへいの誕生日。矢島は「たくさんの方がつかさんに影響されてきたと思います。その責任や覚悟を持っていかないとという気持ちは強いです」と話す。また、「春のつかこうへい復活祭VOL.1」として同じ紀伊國屋ホールで4月21日まで上演されていた『熱海殺人事件』から続けて本作に出演する味方と石田は「覚醒状態」(石田)、「どこまでも行ける気がしています(笑)」(味方)とコメント。共演者たちを笑わせた。伝説の女優・玲子のまわりで起きた奇っ怪なエピソードや、撮影所に隣接する原子力発電所の意味、燃料棒の中に浮かび上がるハサミの謎、荒唐無稽な設定と、どこからどこまでが撮影している映画なのか現実なのかが錯綜する本作を、キャスト達が全身全霊で演じ切る。そこにあるものはなんなのか、ぜひ劇場で確かめてみてほしい。東京公演は4月29日(月・祝)まで東京・紀伊國屋ホールにて、その後大阪公演が5月8日(水)9日(木)にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。取材・文・撮影:中川實穗
2019年04月25日お笑い怪獣・明石家さんまがMCを務めるフジテレビ系「ホンマでっか!?TV」の4月24日(水)今夜放送回に女優の松岡茉優がゲスト出演。松岡さんの人生相談に評論家軍団はどんな回答をするのか!?本番組はさんまさん司会のもと、強烈キャラクターの評論家軍団やパネラーが爆笑サイエンストークを繰り広げるバラエティ。今回のゲスト、松岡さんは『桐島、部活やめるってよ』『悪の教典』などへの出演を経て連続テレビ小説「あまちゃん」で注目され、これをきっかけに「問題のあるレストラン」「コウノドリ」や『ストレイヤーズ・クロニクル』などの作品に次々と出演。2016年から18年にかけて3作品が公開された『ちはやふる』シリーズや大河ドラマ「真田丸」、世界的に高く評価された『万引き家族』など、いまでは出演作がいずれも大きな話題を集める女優へと成長した。今回はそんな松岡さんの人生相談にさんまさんと百戦錬磨の評論家軍団たちが答えていく。また今回は誰もが1つはあるであろう「癖」について持論をぶつけ合うコーナーも。「鼻をほじる癖がある人は肺炎になる恐れあり!?」など“ホンマでっか!?”な情報が次々と紹介されていく。こちらのパートにも松岡さんがゲスト出演する。女優として様々な挑戦をしてきた松岡さんだが、『映画 聲の形』に続きアニメ声優に挑む『バースデー・ワンダーランド』がこの週末、4月26日(金)から公開される。『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『河童のクゥと夏休み』など、“大人が泣けるアニメーション”を数々作り上げてきた原恵一監督の最新作となり、自分に自信がない主人公・アカネが、謎めいた大錬金術師のヒポクラテスとその弟子のピポに無理やり連れて行かれた世界は、骨董屋の地下室の扉の先から繋がっていた<幸せな色に満ちたワンダーランド>。その世界を守る救世主にされたアカネが大冒険の果てに下した、人生を変える決断とは――という物語。松岡さんのほか市村正親、杏、麻生久美子、東山奈央、藤原啓治、矢島晶子ら多彩な声優陣を迎えて描かれる、美麗な映像世界をお楽しみに。「ホンマでっか!?TV」は4月24日(水)今夜21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年04月24日『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』の原恵一監督最新作『バースデー・ワンダーランド』から、声優の藤原啓治と矢島晶子が担当するキャラクターが登場するちょっと怖い本編シーンが到着した。女優・松岡茉優が主人公の声を務めるほか、杏、麻生久美子、市村正親ら豪華俳優陣が参加することでも話題の本作。今回到着した映像は、「クレヨンしんちゃん」の初代“ひろし”と“しんのすけ”の声でお馴染みの藤原さんと矢島さんが演じるワンダーランドの世界を荒らす“悪役コンビ”、ザン・グとドロポのシーン。アカネが泊っている宿で、食料を奪おうとするザン・グとドロポ。食料が減り、水不足の危機に陥っているワンダーランドだが、「食い物を出せ」と店主を脅し、むりやり食べ物を奪ってしまう。さらに睨みつけて水も要求、怒った勢いでテーブルを破壊してしまう。ひろしとしんのすけとは全く違うキャラクターのザン・グとドロポだが、2人には本当の目的もあるようで…。「クレヨンしんちゃん」をはじめ、『河童のクゥと夏休み』『カラフル』『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』にも出演するなど、原監督作品には欠かせない存在となっている藤原さんと矢島さん。原監督は2人に絶大な信頼を寄せており、「敵役のザン・グとドロポの悪役コンビは、藤原さんと矢島さんにぴったりだと思ったので演じてもらうことにしました」とコメント。また「藤原さんにはワンダーランドの誰もが恐れているザン・グの怖さを表現してもらい、矢島さんは悪役だけどどこか憎めないドロポを演じてもらいました。ひろしとしんのすけとは真逆の悪役キャラを楽しみにしてほしいです」と呼びかけている。『バースデー・ワンダーランド』は4月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バースデー・ワンダーランド 2019年4月26日より全国にて公開©柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会
2019年04月04日2017年に解散したアイドルグループ・℃-uteでリーダーを務め、現在は歌手や女優として活躍している矢島舞美。矢島が、4月に上演されるつかこうへい原作の舞台『銀幕の果てに』で主演することになった。矢島と、演出を担当する岡村俊一に舞台への意気込みなどを語ってもらった。【チケット情報はこちら】原作は1994年に発表されたつかこうへいによる長編小説。山中にある映画撮影所を舞台に、映画界の裏側を描く告発サスペンスだ。どこからどこまでが撮影している映画なのか、どれが現実でどれが物語なのかが錯綜する展開。1989年に発表された戯曲『今日子』をベースに着想されたが、より設定が複雑化している。矢島が演じるのは、伝説の女優「玲子」で、17歳から60歳までを演じる。役について、矢島は「コンプレックスを持ちながら、女優としての一線を歩んでいる人。堂々としているけれど、裏では自分に自信がない部分がある人だと思っているので、そういう部分をしっかりと演じられたら」と話す。つか作品の出演に関しては「つかさんの作品は初めて。女性が格好良く、力強く描かれるイメージがあるので、私も頑張らなくては」演出の岡村とは『LADY OUT LAW!』(2018年)以来2度目のタッグ。矢島は「前回は自分の中で葛藤があった。芝居に正解はないと思うが、やればやるほど分からなくなってしまった部分があり、正直、悔しさが残った。今回は葛藤を繰り返しながら、でも自分なりに納得していけるように、悩み抜いた先に何か見つけられるようにやりたい」と話す。そんな矢島について、演出の岡村は「迫力があって豪快だなと感じる部分がありながら、些細なところにこだわるという繊細さも兼ね備えている。日常感がない人なので、今回の作品のように、“女優”を戯画化した役はぴったりだと思っている」とコメントしている。アイドルを卒業して早くも1年半がすぎた。矢島は「アイドルはアイドルとして精一杯活動をしてきて、もう悔いはないと思ったから解散を決めた。これからは本当に甘えなしでやっていきたい」と覚悟を決めている様子。これからの意気込みを尋ねると、矢島は「大人な芝居を磨いていきたい。そして、いろんな年齢層の方に芝居をみてほしい」と語った。東京公演は4月24日(水)から29日(月・祝)まで紀伊國屋ホールにて。大阪公演は5月8日(水)、9日(木)、COOL JAPAN PARK TTホールにて。出演は矢島のほか、味方良介、木崎ゆりあ、石田明、佐久本宝、久保田創/岡田帆乃佳(劇団4ドル50セント)、黒川恭佑、磨世/松本利夫。取材・文:五月女菜穂
2019年03月04日松岡茉優が主人公の声を務める原恵一監督の最新作『バースデー・ワンダーランド』。この度、新たに杏、市村正親、麻生久美子らの出演と、さらに「クレヨンしんちゃん」の“ひろし”と“しんのすけ”の声でお馴染みの藤原啓治と矢島晶子の2人も加わることが決定。彼らの声が彩る本予告が解禁となった。『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『河童のクゥと夏休み』など、“大人が泣けるアニメーション”を数々作り上げてきた原監督待望の最新作となる本作。この度、原監督のイマジネーションが創り上げた、カラフルで幸せな色が溢れるワンダーランドの驚きのシーンや、見たことのない不思議な動物たちや風景が登場する予告編がついに完成した。■市村正親&杏&麻生久美子ら豪華キャストが声優に主人公アカネと一緒に冒険に出る叔母チィ役に杏、アカネをワンダーランドの冒険に巻き込む大錬金術師ヒポクラテス役に市村正親、謎めいたアカネの母親ミドリ役には麻生久美子、ヒポクラテスの弟子で身長15センチの小人ピポ役には人気声優の東山奈央。さらに、ワンダーランドから色を奪うザン・グ役で藤原啓治、ザン・グの相棒ドロポ役で矢島晶子が出演する。監督の“あてがき”だったという杏さんは「異世界に憧れはありますが、一人で放り込まれるのは心細いですね(笑)。ですので、アカネとチィのふたりの冒険にはワクワクし、うらやましかったです」とコメント。ヒポクラテス役の市村さんは「原監督は僕が迷っていたときに、確かな方向へ導く指示を出してくれる」と語り、ワンダーランドが「家に欲しいですね」とコメント。「2人の息子たちが喜びます。でも一番喜ぶのは僕かもしれないね(笑)」と童心を覗かせた。原監督作品3作目となる麻生さんは、「アカネが冒険に出るきっかけをつくり、冒険を通して成長するアカネを優しく見守る母親役ということもあり、アカネに感情移入して、こみ上げてくるものがありました」とふり返っている。そしてピポ役を務めた東山さんも子どものころから原監督作品に触れてきたそうで、「今作もまた、ファンタジーならではの素晴らしい世界観を表現されていて、そこにしかいない生き物や出来ごと、すべてが手に触れられそうなほどに質感が伝わってくるような気がしました」と表現した。■ドラマ「QUEEN」で話題のmiletが挿入歌・イメージソングを担当予告編にも流れる挿入歌・イメージソング「Wonderland」を歌うのは、竹内結子主演「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」のオープニング・テーマ「inside you」で話題沸騰中の新人シンガーソングライター・milet(ミレイ)。「inside you」はiTunesほか11の音楽配信サイトで初登場1位となり、MV再生回数が290万回以上超と大ヒット中。彼女のややハスキーで重厚感のある独特の歌声により、本作のために書き下ろされた「Wonderland」はさらなる感動を呼ぶことになりそう。主人公アカネの気持ちに寄り添った歌詞にも注目だ。「誰よりも敬愛するアニメーション監督である原監督の作品にこのような素晴らしい形で携わることができ、本当に夢のよう」とmiletさん。「作品から伝わってきた勇気や夢を、この曲を彩るすべての音に詰め込みました。すべての工程がとにかく楽しくて嬉しくて仕方ありませんでした」と「Wonderland」制作をふり返っている。■“巨大な驚き顔の金魚” “まん丸モフモフ羊”…ワンダーランドがお披露目予告編で描かれるのは、観る者をワクワクさせるワンダーランド。見たことのない不思議な動物や景色とカラフルな幸せ色に溢れる場所。自分に自信がない内気な普通の女の子アカネは、誕生日の前日、骨董屋の地下の扉から現れた謎の紳士ヒポクラテスとその弟子で身長15センチの小人のピポに「私たちの世界を救ってほしいのです!」と必死に頼まれ、むりやりワンダーランドの救世主にされてしまう。「そんなの知らない!」と戸惑うアカネが目にしたのは幸せな色に満ちた見たこともない不思議な世界。大きなピンクの鳥や、毛量がすごいまん丸のモフモフの羊、どうやって住めばいいかも分からない崖の上に浮いている斜めの家に、巨大な驚き顔の金魚や鯉…しかし、この美しい色に満ちた不思議なワンダーランドには“色が失われる”危機が訪れていることが分かる。変わりゆく世界で救世主にされた普通の女の子アカネが下す大きな決断とは?誕生日前日に巻き起こる大冒険の先に待つ驚くべき運命に、引き続き注目していて。『バースデー・ワンダーランド』は4月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バースデー・ワンダーランド 2019年4月26日より全国にて公開©柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会
2019年02月19日10月12日公開の映画『ルイスと不思議の時計』の日本語吹替版完成会見が24日、都内で行われ、佐藤二朗、宮沢りえ、松本梨香、矢島晶子、本名陽子が出席した。スティーブン・スピルバーグが設立した映像制作会社・アンブリン・エンターテインメント制作に参加した本作は、"ハリー・ ポッターの原点"ともいわれるジョン・ベレアーズのファンタジー小説『壁のなかの時計』を映画化。両親を亡くした少年のルイスが、ポンコツ魔法使いの叔父ジョナサンや魔女のツィマーマンと知り合い、3人で力を合わせて世界を破滅に導く時計を見つけようと奮闘する、というストーリーとなっている。ジャック・ブラックが演じるジョナサンの日本語吹替を担当した佐藤は「ジャック・ブラックさんはすごく大好きな俳優さんなんです。その日本語吹替を担当することになってすごく光栄でしたし、楽しくやりました」と満足げで、会見中にジャック・ブラックからのビデオレターでメッセージをもらい、「さすがにうれしいですね。他人とは思えないですよ」と笑顔を見せた。宮沢はケイト・ブランシェットが演じた魔女・ツィマーマンの吹替を担当。「ケイト・ブランシェットさんとは骨格が違うんだなと感じました。やっぱり英語の発音と日本語の違いで、深い声はどうやっても日本語では出せないと思いまた」とハードルの高さを実感したそうだが、この日披露されたツィマーマンのワンシーンでは、普段の宮沢のイメージからかけ離れた声音を披露。「ケイト・ブランシェットさんはとても低い声だったので練習してみましたが、自分の声帯では無理がありました。わざとらしさが出たら興ざめしてしまうので、私が出来る範囲でいつもとは違う声でやってみようと思って挑戦しました」とやりきった様子だった。この日は声優の松本梨香、矢島晶子、本名陽子が担当したキャラクターのシーンも映像で披露された。プロの技を目の当たりにした宮沢は「私たち役者と声優さんは筋肉が違うんですよね。私たち役者は出てなんぼ、というところもありますが、いつも吹替のお仕事をやる度に声優さんたちへの尊敬と憧れが増していきます。余計なものを省いても存在出来る、私たちには通用しない感じがします」と称賛。佐藤も「本当に声優さんってすごいですよ。僕たちはいかに表情や仕草に頼っているかが分かりますよね」と褒め称えていた。映画『ルイスと不思議の時計』は、10月12日より全国公開。
2018年09月25日10月12日(金)に公開する『ルイスと不思議の時計』。今回、ケイト・ブランシェット演じる魔女ツィーマンの日本語版吹き替えの声を演じる女優が、9月24日(月・祝)に行われる記者会見で発表されることが分かった。■魔女ツィーマン役の声優は記者会見で発表監督は、鬼才のイーライ・ロス、ジャック・ブラックやケイト・ブランシェット共演でも話題を呼んでいる本作。さらに、日本語版吹き替えのキャストとして、主人公ルイス役に高山みなみ、ジャック・ブラック演じる魔法使いジョナサン役を佐藤二朗、ほかに松本梨香、矢島晶子、本名陽子など豪華声優陣が名を連ねた。そんな中、ケイト・ブランシェット演じる魔女ツィーマン役の声優だけは未だに発表されておらず、9月24日(月・祝)に開かれる記者会見で明らかになるという。■新たな予告と場面写真を公開!さらに、日本語版吹き替えの新たな予告編も公開され、ツィーマンの日本語版吹き替えの声も聞くことができる。このキャスト、数々の映画賞を受賞しているという。今回の発表に併せて、予想キャンペーンも実施され、応募者は抽選で、24日に行われる記者会見に参加できる。果たして、一体誰なのか?この予想レースに参加してみてはいかがだろうか。また今回、いくつかの場面写真も一挙に公開された。目の前で広がる宇宙に驚くルイスや、魔法を披露するジョナサンの姿が確認できる。また、着物をアレンジしたジョナサンのローブやツィーマンの持つ傘の魔法の杖など、衣装、小物にも注目が集まる。『ルイスと不思議の時計』は10月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイスと不思議の時計 2018年10月12日より全国にて公開Ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC
2018年09月07日アイドルグループ℃-uteの元メンバーで女優として活躍する矢島舞美が舞台『LADY OUT LAW!』でヒロインを務める。9月14日(金)の開幕に先駆けて、ダイジェストによる公開稽古をおこない、ダイナミックなアクションを披露した。本作は、第三次世界大戦により荒地となった地球を捨てた人類が、広大な宇宙ステーションへと移住した西暦2250年が舞台。各国が競い合うように宇宙事業を拡大させる中、宇宙ステーションを破壊して回る半身機械の少女の出現によって巻き起こる宇宙アクションファンタジー。新鋭作家の池田純矢が書き下ろした新作で、岡村俊一が演出を手掛ける。公開稽古で矢島は、襲いかかる男性キャストを剣で次々と倒し、キレのある見事な殺陣を披露。力強くスピード感のあるアクションはハラハラドキドキと気持ちを高ぶらせ、舞台の熱気が伝わってきた。「精神的にも肉体的にも強い女性の役。かっこよく、説得力のある役ができるように頑張ります」と矢島は抱負を語った。岡村が演出する舞台に数多く出演している味方良介は、「岡村さんの演出ではこれまでとは違うというか、なかなか最近見ないようなスピーディで深くて、でもシンプルな作品。新しい感覚でキャストに伝わっているように感じます。みんなで出しあったものを日々積み上げていくというおもしろい時間を過ごしています」と手応えを持って稽古に取り組んでいるよう。池田も、「自分で書いた台詞がさらに深みを増していて。書いた自分でも気づかなかったような瞬間があったり。早く客席で見たいですね」と嬉しそうに語った。キャストには、神尾佑が「自分以外は全員平成生まれ。昭和の最後の砦として頑張りたいと思います」と意気込みを語るように、池田が主宰する「エン*ゲキ」にも出演する鈴木勝吾や、小野健斗、松井勇歩、増子敦貴、ダンスヴォーカルグループDream5の元メンバー日比美思ら、最近舞台で活躍する若手が揃った。矢島は、「この舞台を観て、生き方や日頃の意識がなにか変わったって言ってもらえるように、キャスト、スタッフで力を合わせて素敵な熱い舞台を作っていきたいと思います。魂のぶつかり合いを観に来てください」とPR。エネルギーにあふれた作品になりそうだ。『LADY OUT LAW!』は9月14日(金)から24日(月・休)まで、品川プリンスホテル クラブeXにて上演。全14ステージ。チケット発売中。取材・文/門宏
2018年09月04日脚本・池田純矢×演出・岡村俊一のオリジナル舞台「LADY OUT LAW!」が9月より上演される。主演の矢島舞美、味方良介、小野健斗に話を聞いた。【チケット情報はこちら】脚本は俳優でありながら作・演出としても活躍する池田の書き下ろし、演出はつかこうへい作品や舞台『あずみ』、少年隊ミュージカル『PLAYZONE』などを手掛けた岡村という、新たなタッグで生まれる本作。平和な宇宙ステーションに突如現れた半身が機械仕掛けの少女が、なぜ世界を破滅に導こうとするのかが描かれる。本作で主演を務める矢島は「すごく嬉しいです」と笑顔をみせ、「苦しくなるようなシーンもありますが、すごくいろんなことを考えさせられる作品で。もし自分が観たら“いろんなものを得られた”と嬉しさを感じるだろうなと思いました。皆さんにもそれをお届けしたいです」と意気込む。円形舞台を宇宙船に見立て、最新映像技術を駆使し、その中でハードなアクションを繰り広げる“映像宇宙アクション”。それについて味方は「未知ですよね。新しいものがつくれる予感がしているので楽しみです」と期待を寄せ、これまで3度タッグを組んでいる演出の岡村は「わからないところを逃さずに教えてくれる方です。それによって言葉(台詞)に嘘がなくなる。それは演劇をやるうえで大切なことだと思います」と印象を語る。小野が「味方と(鈴木)勝吾が出演して、純矢が脚本というのを聞いて、嬉しかったです」と言うように、小野・味方・鈴木・池田は以前ミュージカル『薄桜鬼』シリーズで共演したメンバー。そんな池田が手掛けた脚本に「池田純矢すげーな!と思いました。頭の中どうなってるんだ、と。面白かったです。普段の彼とかけ離れているので、池田純矢という人に興味が湧きましたね」と嬉しそうに語る。味方と小野は当時のお互いの印象について「(味方は)元気だな!と思ったんですけど(笑)、作品に対して想い、表現したいことに対してストイックなんですよ。それ、すごい尊敬しています」、「(小野は)器用さがすごいんですよ。なんでもすぐに覚えるし、芯も捉えているし。久しぶりの共演なので、僕も経験してきたものをぶつけたいです」アクションシーンも見どころだが、矢島は5年ぶりのアクション。「もともと身体を動かすのは好きなのですが、アクションは難しかった記憶がありますし、今回もしっかり体力をつけて挑みたいです。私が演じる役はカッコいい女性ですし、がんばります!」「観るたびに気付くことがある作品だと思うので、何度でも観ていただきたいです」(矢島)という本作は、9月14日(金)から24日(月・祝)まで東京・品川プリンスホテル クラブeXにて上演。チケットぴあでは7月29日(日)午後11時59分までプリセール先着先行を実施中。取材・文:中川實穗
2018年07月23日「ゆず」が、テレビ朝日系にて放送中の人気アニメ「クレヨンしんちゃん」で新主題歌を担当することが決定。すでに「ゆず」は、シリーズ歴代最高の興行収入を記録した2015年公開の『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 ~サボテン大襲撃~』で主題歌を担当しており、「ゆず」×「クレヨンしんちゃん」の最強タッグが今夏、再び実現する。■ゆずが“マスカット”を歌う! 新たなスタートをバックアップ1992年4月に放送スタートし、今年で放送27年目に突入した本作。7月6日(金)の放送回から、主人公・野原しんのすけの声が矢島晶子から小林由美子へバトンタッチすることが決定し大きな話題に。このタイミングに併せ、主題歌も「ゆず」の楽曲「マスカット」が新たにオンエアされることになり、新たな一歩を踏み出す。■しんちゃんがゆずのスタジオに訪問!そして今回、しんちゃんが神奈川・横浜にある「ゆず」のプライベートスタジオを極秘訪問!「久しぶり~!春日部から来てくれてありがとう」(北川悠仁)、「元気だったー?」(岩沢厚治)と、「ゆず」の2人から大歓迎を受けて登場したしんちゃんは、主題歌のお礼にと、フレッシュな“マスカット”を持参。北川さんにはマスカットを差し出すも、岩沢さんには空き箱をプレゼント…とやりたい放題のしんちゃんに、2人は「さすが!しんちゃんだね(笑)」と大喜び。2015年に公開され大ヒットした『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 ~サボテン大襲撃~』で、主題歌「OLA!!」を手掛けた2人。3年ぶりの再会に「久しぶりに会えて本当にうれしいですね!しかも、春日部から横浜まで来てくれて…ありがとう、しんちゃん!」(北川さん)、「マスカットの手土産まで持ってくるなんて、その手慣れた感じが、さすがしんちゃんだなと思いました(笑)。5歳なのに、相変わらずシッカリしてますね!5歳児にこんなことを言うのもなんですけど、また一緒にお仕事ができてうれしいです(笑)」(岩沢さん)と感想を語る。■新主題歌に込めた思いとは…新主題歌は、しんちゃんの「ほほーい!」という声からスタートする、思わず踊りたくなるような爽快な楽曲。作詞・作曲を手掛けた北川さんは、「『OLA!!』を作ったとき、子どもたちから声をかけてもらったり、幼稚園で踊ってもらったり…と大きな反響をいただきました。しんちゃんとコラボすると、子どもたちがすごく喜んでくれることを実感し、その思いをかみしめながら第2弾を作らせていただきました」と言い、「曲作りのときにまず考えたのは、聴くだけで“スカッ”と楽しい気分になってほしいなということ。タイトルどおり子どもも大人も“スカッ”としてなおかつ一緒に踊ってもらえたらいいなという思いを込めて作ったので、ぜひおうちで踊ったり、幼稚園や小学校などでみんな一緒に歌って踊ってもらえたらうれしいですね!」とコメント。岩沢さんも「僕自身、子どもの頃に見ていたアニメの主題歌はすごく覚えているので、この歌がみなさんにとってそんな存在になってくれたらうれしい。夕飯の時間帯のオンエアなので、家族団らんの盛り上げ役になれたらいいですね!」と思いを語っている。ニューシングル「マスカット」は8月1日(水)にリリースされる。「クレヨンしんちゃん」は毎週金曜日19:30~テレビ朝日系にて放送中。※「ゆず」の歌う新主題歌は7月6日から(cinemacafe.net)■関連作品:リズと青い鳥 2018年4月21日より全国にて公開© 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
2018年06月21日テレビ朝日系で大好評放送中のアニメ「クレヨンしんちゃん」。この度、7月6日(金)放送分から、主人公・野原しんのすけ役の声優が、新たに小林由美子に決定したことが発表された。いつの時代も、子どもから大人まで多くのファンに愛されてきた“嵐を呼ぶ”5歳の幼稚園児・しんのすけが、テレビアニメ放送開始の1992年から26年3か月間、声を担当してきた矢島晶子から、小林さんに引き継がれる。小林さんはこれまで「デュエルマスターズ!」切札ジョーや「鬼灯の冷徹」シロ、Netflixオリジナル「フラーハウス」のマックス役など、数々のテレビアニメや劇場アニメ、海外ドラマ、映画の吹き替えなどで、元気いっぱいの少年を演じている。小林さんは、しんのすけの声のオファーに関して、「今回このような大役を仰せつかり光栄と共に責任の重さを痛感する毎日です。この凡人ではとても思い付かないしんちゃん像を作り上げた矢島さんに改めて畏怖と尊敬の念でいっぱいです」とコメント。「力不足な部分は多々ありますが、『お任せください!』と胸を張って言うことが、並々ならぬ思いで、27年という長い間大切に育てていらしたしんちゃんを後に託すご決断をなさった矢島さんとスタッフの皆様、そしてずっと応援してくださっているファンの皆様への礼儀だと思っております。そのためにも矢島さんのしんちゃん魂をしっかり学び、1年でも早く皆様に慣れ親しんで頂けるしんちゃんになれるよう、日々精進していきたいと思います」と意気込みをあらわにした。小林さんがしんのすけの声を担当する「クレヨンしんちゃん」は7月6日(金)19時30分よりスタート。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リズと青い鳥 2018年4月21日より全国にて公開© 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
2018年06月14日元おニャン子クラブでタレントの渡辺美奈代(48)が2月11日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演。長男であるヒップホップアーティスト・矢島愛弥(20)とともに出演し、親子でのエピソードを明かした。 この日は、東京・銀座にある公立小学校が、イタリアの高級ブランド“アルマーニ”の標準服を導入するという話題に。司会の爆笑問題・田中裕二(53)から「(標準服が)8万円という値段はどう?」と話を振られた渡辺は、「高いですよね。小学生というと成長しますから、何度も買わなきゃいけない。あの服で休憩時間に泥遊びというか、外で遊んで破られたりしたら、ちょっと大変ですよね……」とコメントした。 いっぽう、田中から「生徒、子どもからしたらどう思う?」と話を振られた矢島は「親は大変かもしれないですけど、アルマーニはカッコいいですよね。俺はいいと思う」とコメント。田中が「小学生ってアルマーニ知ってるのかな!?わからないけれど、今の子は」とコメントすると、「え、僕はお母さんに買ってもらっていましたよ。アルマーニ」と発言。 さらに矢島が「ね?」と母親に向き直ると、渡辺は両手で顔を覆い隠し、赤面。田中に「お母さん!!」とツッコミを入れられると、あわてて立ち上がって四方に頭を下げ、「すみません」とお詫びした。田中は「そうなの!?すごいねえ」と驚きつつ、「でも、いい話でしたよ」と総括し、スタジオが笑いにつつまれた。 この日の放送回ではバレンタインデーにちなみ、渡辺が矢島に手作りチョコをプレゼント。渡辺の作ったチョコレートマフィンがスタジオに登場、息子に“あ~ん”と食べさせてあげ、息子への溺愛ぶりを見せつける一幕もあった。 いっぽうの矢島は、母のためにラップを作成。「dear mama捧げる歌常に感謝1verseじゃ収まらない……」と感謝の言葉を贈り、そのようすをVTRに収めた。それを見た渡辺は「ああ!かわいい!!」と声を上げ、「うれしいですね。私はすごく幸せです」と涙目で話していた。
2018年02月11日日本を舞台にスタジオライカが描いたストップモーションアニメ『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』。シャーリーズ・セロンをはじめ本国版のボイスキャストが超豪華と話題の本作だが、日本版の声優キャストもピエール瀧、川栄李奈らが参加することが決定し注目を集めている。この度、その日本語版吹き替え映像が公開された。ピエールさん、川栄さんがそれぞれ本作で演じているのは、ノリは軽いが弓の名手でたくましさも兼ね備えている“クワガタ”と、主人公・クボを執拗に襲いにくる敵・“闇の姉妹”。ネット上では早くも「みたい!」「楽しみ!」といった声が相次いでいるが、今回到着した映像では、そんな2人の声優っぷりが堪能できる。『アウトレイジ 最終章』や『凶悪』での強面役を演じるピエールさんからは想像もつかない、お茶目でどこか可愛らしい憎めないクワガタの一面が垣間見え、そして映像後半では、“悪役”闇の姉妹がクボに襲いかかるという本作でも一押しのダークなシーンが解禁。まさにヒールな川栄さんの高笑いが響き渡る印象的なシーンは必見だ。また2人のほかにも、「クレヨンしんちゃん」のしんのすけ役でお馴染み、矢島晶子演じる“クボ”や、田中敦子演じる“サル”などのキャラクターも登場。圧倒される映像美に加え、豪華キャストが声をあてた本作。まずはこちらの映像からチェックしてみて。『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』は11月18日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年10月26日ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・スタジオが贈る『怪盗グルー』シリーズ最新作『怪盗グルーのミニオン大脱走』。7月21日(金)より公開中の本作から、この度、本作で主人公・グルーの最大のライバル役の吹き替えを務めている俳優・松山ケンイチが演じるもう1人のキャラクター、ポンプーの登場シーンを収めた本編映像がいち早くシネマカフェに到着した。世界一の怪盗・グルーと、陽気な“黄色い軍団”ミニオンたちが織り成す大人気シリーズ『怪盗グルー』。シリーズ第3弾となる今回は、新たに登場した悪党のバルザタールをとり逃し、反悪党同盟をクビになってしまったグルーは、生き別れていた双子の兄・ドルーと対面。すっかり意気投合し、再び悪の道に心が揺らいでしまう…。グルーの声を笑福亭鶴瓶、その娘・アグネスの声を芦田愛菜、そして『怪盗グルーのミニオン危機一発』でもルーシーの声を務めた中島美嘉が引き続き演じるほか、矢島晶子、山寺宏一、宮野真守、福山潤ら豪華声優陣も日本語吹き替えを務める本作。その中で松山さんが演じているのは、80年代風スタイルでレトロポップな曲とともに盗みを働く大悪党、バルタザール・ブラット。最高にユニークでポップなキャラクターを演じ、公開されている映像ではハイテンションで歌って踊るキャラクターに注目が集まっている。さらに劇中では、人気子役スターだった子ども時代、思春期、さらには小太りのポンプーなど、幅広いキャラクターを演じ分けている。そこで今回、その小太りのポンプーの登場シーンが公開。映像では、車の中から大きな体を重たそうに動かし、顎とお腹を揺らしながら歩くポンプーの姿が。そして、宝石に関しての世界最高の専門家だという彼が話すのは…なんと“青森弁”!今回のセリフは松山さん自ら、出身地でもある青森弁を監修する気合の入れようだそうで、一癖も二癖もあるキャラクターを見事演じきっている。元々シリーズのファンだったと言う松山さんは、「みなさんが演じてきているのも観ていたのですが、全員が楽しそうに演じるイメージが強かったので、僕も難しく感じないで楽しむことだけを考えて頑張りました!」と明かし、シリーズ通して主人公のグルーを演じてきた鶴瓶さんは、「松山の声ってほんまにわからへんくらい上手いけど、何より楽しんでやってる感じが伝わってきててええよね」と絶賛している。『怪盗グルーのミニオン大脱走』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:怪盗グルーのミニオン大脱走 2017年7月21日より全国にて公開(C) 2017 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2017年07月29日米アニメ映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』の公開記念舞台挨拶が7月22日(土)、都内で行われ、主人公のグルーを演じる笑福亭鶴瓶をはじめ、松山ケンイチ(バルタザール役)、芦田愛菜(三女アグネス役)、生瀬勝久(ドルー役)らが出席した。ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・スタジオによる人気アニメーション『怪盗グル―』シリーズの第3弾。新たに登場した悪党のバルザタールをとり逃し、反悪党同盟をクビになってしまったグルーは、生き別れていた双子の兄・ドルーと対面。すっかり意気投合し、再び悪の道に心が揺らいでしまう…。第1作目から主人公を務める鶴瓶さんは、「アフレコは4日間の予定が、呼び出しされて『ここはこう』『あれは違う』と結局5日間かかった」と思わずグチ。さらに「(事務所の社長から)声優も芝居もあんまりうまくないですねって言われて」と恨み節を見せた。そんな大御所の姿に、「グルー役は鶴瓶さんしか考えられない。いわゆる“うまさ”じゃないですから」(松山さん)、「鶴瓶さんの魅力は、人柄と味」(生瀬さん)とフォローを入れたが、当の鶴瓶さんは「やっぱり、うまいって言ってほしい」と本音を明かした。また、芦田さんが「アフレコは3~4時間くらいでした」と明かすと、鶴瓶さんは「えっ!」と驚きの表情。「セリフの量が(鶴瓶さんとは)違うので…」と謙遜していた。舞台挨拶には中島美嘉(グルーの妻、ルーシー役)、須藤祐実(長女マーゴ役)、矢島晶子(次女イディス役)、いとうあさこ(反悪党同盟の新リーダー、ヴァレリー役)が同席した。『怪盗グルーのミニオン大脱走』は全国公開中(text:cinemacafe.net)■関連作品:怪盗グルーのミニオン大脱走 2017年7月21日より全国にて公開(C) 2017 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2017年07月22日イルミネーション・エンターテインメントが贈る『怪盗グルー』シリーズの最新作『怪盗グルーのミニオン大脱走』。ひょんなことからグルーと決別し、メルを中心として新たなボスを探すミニオンたちの旅も描かれる本作から、この度、その旅の道中で何故だか歌のコンテストに巻き込まれてしまうミニオンたちの様子を捉えた、本編映像のカラオケバージョンが公開された。バナナが大好きな黄色いやつら、ミニオンを筆頭に人気を集めた『怪盗グルー』シリーズ。2010年公開の『怪盗グルーの月泥棒』から始まり、2013年『怪盗グルーのミニオン危機一発』は全世界興行収入がアニメーション作品史上第6位(※3月2日付けboxoffice mojo調べ)、日本でも25億円と大ヒット。さらに、2015年『ミニオンズ』では、『トイ・ストーリー3』を超えアニメーション作品全世界歴代2位(※3月2日付けboxoffice mojo調べ)、日本での興行収入が50億円超えを記録している。最新作となる本作では、未だかつてない最強のライバル怪盗が登場。グルーも知らなかった、家族の秘密とは?そして、ミニオンたちはボスのグルーと決別し、新たな最強・最悪のボス探しの旅へ!?シリーズ史上最大のスケールで繰り広げられる、笑いと興奮と感動の物語が描かれる。日本語吹き替え版には、グルーの声を笑福亭鶴瓶が務めるほか、松山ケンイチ、中島美嘉、芦田愛菜、須藤祐実、矢島晶子らが出演するのも注目の一つだ。到着した映像では、マイクの前に立たされ訳も分からぬまま流れてきた音楽を恐る恐る口ずさむも、その不安な様子は束の間、すぐさま熱唱し始めるメルの姿が。さらに、ノリノリで歌っているところにほかのミニオンたちも加勢しみんなで大合唱!最初は怪訝な顔をみせていた審査員や観客だが、そんなミニオンたちの息の合った素晴らしいパフォーマンスを前に次第に大興奮。また、ミニオンたちが歌っているこの曲は、オペラ喜劇「ペンザンスの海賊」に出てくる早口歌「私は現代の陸軍少将の鑑だ(Major-General’s Song)」。今回はそれをミニオン語で歌唱。日本語字幕のつけられたミニオン語が、ついつい一緒に歌いたくなってしまうこと間違いなしの映像となっている。『怪盗グルーのミニオン大脱走』は7月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:怪盗グルーのミニオン大脱走 2017年7月21日より全国にて公開(C) 2017 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2017年06月12日