約2年ぶりのドラマ主演となる中山美穂に、高岡早紀、竜星涼、田辺誠一ほか注目のキャストで贈る、WOWOW連続ドラマW「賢者の愛」。“愛”と“復讐”と“欲望”に翻弄される女性の愛憎劇を濃密に描き出す本作から、中山さん&竜星さんの絡み合う姿を含む30秒スポット映像が解禁となった。高級ホテルの一室で、ある美しい青年の体をいとおしむように拭く、敏腕編集者の高中真由子(中山美穂)。彼女との密接な関係を持つその青年は、真由子の親友・朝倉百合(高岡早紀)と初恋の人・澤村諒一(田辺誠一)の子。真由子は百合と出会った少女時代から、なんでも欲しがる彼女に大切なものを奪われてきた。ある日、「諒一との子どもができた」という百合の告白で幕を開けた、20年に及ぶ真由子の復讐とは…。本作は、谷崎潤一郎の「痴人の愛」になぞらえ、主人公の女性・高中真由子が、初恋の人である澤村諒一と親友・百合の間に生まれた息子を、20年の歳月をかけて“自分好みの男”にしようとする、直木賞作家・山田詠美の同名小説が原作。中山さん演じる、美しさと賢さを併せ持つ凛とした大人の女性・真由子が、親友の百合やその周辺の人々に復讐を果たすべく、百合の息子で25歳年下の青年・澤村直巳を、復讐の“道具”として仕立てあげるという衝撃のストーリーで話題を呼んでいる。今回解禁された映像では、官能的なシーンとともに、背筋の凍るような登場人物たちの心理戦が鮮烈に描かれ、親友、恋人、親子、さまざまな人間関係と、それを取り巻く感情の揺らぎが垣間見える仕上がりとなっている。特に、映像後半の真由子の「私は、1日だけあなたのものになる」「そしてあなたは、一生私のものになる」というセリフは、全4話で描かれる濃厚な“愛”と“復讐”と“欲望”に翻弄される女性の愛憎劇を象徴するもの。中山さんをはじめ、高岡さん、竜星さんらのそれぞれの行く末が気にならずにいられない映像となっている。連続ドラマW「賢者の愛」は8月20日(土)22時~WOWOWプライムにて放送(全4話)。(text:cinemacafe.net)
2016年08月08日2児の父となった矢部浩之(44)と独身の岡村隆史(45)。TBSのお見合いバラエティ番組『ナイナイのお見合い大作戦!』の第32回放送となる「有田川の花嫁 3時間SP」が5月25日(19:00~21:54)に放送されるが、MCを務めるナインティナインの発言も大きな見どころの一つだ。嫁不足に悩む市町村を舞台に、そこに住む独身男性が本気で結婚したいという独身女性を迎えて集団お見合いを行う同番組は、2011年11月から2014年3月まで同局『もてもてナインティナイン』の人気コーナーとして放送され、2014年4月に番組化。現在不定期で放送されている。将来のパートナーを見つけるために本気で参戦した男女が織りなす恋愛模様に、スタジオで見守る芸能人たちも大興奮。MCのナインティナインもいつも興味津々だが、同番組の江藤俊久プロデューサーは、2人のMCは「ベストなキャスティング」だという。矢部は、同企画スタート時には独身だったが、2013年3月27日に青木裕子アナウンサーと結婚。同年3月に第1子となる長男、今年1月には第2子となる次男も誕生し、2児の父となった。江藤氏は「矢部さんは結婚というイメージから遠かった人ですが、結婚されて家族を持ち、発言に説得力を増した。180度近く考え方が変わった部分もあるんじゃないかというくらい、結婚のパワーってすごいなと感じる」と結婚後の変化に驚いたそうで、「以前はすべて引いた目線で突っ込んでいたけど、感情移入のポイントが増えているんだと思う」と分析する。一方の岡村については、「こういう企画が本当に好きなんだなと感じる」と言い、「恋愛がコンプレックスでもあるからこそ、男女の気持ちがどう動いていくかすごく興味をお持ちで、一生懸命見てくださる。そんなに楽しんでいただけますかっていうくらい一生懸命!(笑)」と江藤氏。「試験を解いているみたいに、『実はこう思っていたんじゃないか』『相手はこう動くと予想していたはず』という風に考えるのがお好きのようだ」と語る。筋書きのない男女のドラマに加え、2児の父となった矢部、独身の岡村という違った視点を持つ2人の発言にも注目だ。(C)TBS
2016年05月24日女優の菅野美穂が、4月16日スタートの日本テレビ系ドラマ『お迎えデス。』(毎週土曜21:00~21:54 ※初回は15分拡大)の第1話にゲスト出演することが6日、明らかになった。菅野は、第1子出産後初のドラマ出演となる。同作は、感情表現が希薄な理系男子・円(福士蒼汰)が、この世に思い出を残した幽霊を成仏させる特殊能力を使った不思議なアルバイトを通じて、猪突猛進な女子・幸(土屋太鳳)と心を通わせていくというラブコメディ。菅野が演じるのは、同じくゲスト出演する伊東四朗演じる成仏できない幽霊・馬場陽造の娘、佐野玲子役。玲子は、陽造の反対を押し切って結婚を決めて音信不通状態になり、陽造はその後、自宅で病死してしまう。ところが、陽造は、玲子が出産間近で不甲斐ない夫と一緒にいることが心配で、成仏できないでいるというストーリーが描かれる。菅野は「産後初のドラマで皆さんと共演できてすごくうれしかったです」と久々の現場を楽しんだようで、「お産はそれぞれなので、どうかな…と考えながら演じました」と自身の経験を踏まえて振り返る。また、今作については「人の想いがつながって、死にゆく命と新しく生まれる命のくりかえしなんだな~」と印象を述べ、「土曜9時という枠らしくファンタジーに人の想いを織り込んでゆくという、すごくすてきなお話になっています!」と見どころを語った。一方の伊東は、初めての幽霊役で「幽霊が似合う年齢になったのかな(笑)」と苦笑い。「実生活では娘がいないので…」と戸惑いもあったそうだが、「こうやって娘ができるのは、とてもうれしい。ニヤニヤしながらやってます」と満足の様子だ。主演の福士は、2人の出演に「すごく力になります!」と背中を押されたようで、ヒロインの土屋も「お2人からもらった心を最終回までつないでゆきたいと思います」と決意を示した。
2016年04月06日劇作家・内藤裕敬の新作『魔術』が、3月27日、東京・本多劇場で開幕した。本作は、デビュー30周年を迎えた中山美穂が、初めて挑む本格的舞台作品。舞台『魔術』チケット情報出演者は中山、萩原聖人、橋本淳、勝村政信と個性派揃い。深夜の高架下のおでん屋台を舞台に、ここ十年余りに社会が直面してきた言い知れない不安、世界の不確実性や他者との距離感の欠如を、4人の会話劇として描いていく。中山は本番を前に「今、本当に緊張しています。楽しみな気持ちも同じくらいあるんですけど…」と緊張の面持ちを見せながらも「お稽古の中で日々いろいろな気付きがあって、毎日(芝居が)変わっていくんです。だから本番でも(気付きを)見つけていきたいと思っています。そういう流れる変化が魅力的な作品だと思うので」と話した。作・演出の内藤は、「作・演出をやっていて稽古中にこんなにも気付かされることが多いことはなかなかない。日に日に『ベストメンバーだな』と確信しました。稽古の過程で(4人を)信用していますので、あとはもう任せるだけ」と自信をのぞかせた。内藤作品には過去3作品出演している萩原は、今作の印象を聞かれ「さっぱりわからないです」と答え、内藤は大笑い。「でもわからないままでいいと、ゴールがないと、この芝居には。そういう意味で、わからなくていいと思っています」と話した。中山については「(中山以外の)僕ら4人は舞台をそれなりにやっていて、美穂さんは(舞台が)初めてなので、『なんでも聞いてください』なんて言ってたんですけど、最終的には僕らが背中を押されました。美穂さんは稽古場では余計なこと一切喋らないし一番隅っこに佇んでるんですけど、日に日に“女(役名)”が変わるんですよ。それに触発されて、引っ張られたところはありますね」と印象を語った。勝村は「それぞれバラバラの場所から来ているメンバーなので、稽古場でなにかするのが楽しかったですね。難しい部分ももちろんありましたけど楽しいことの方が多かったです」と稽古を振り返った。また、宮田慶子、宮本亜門ら名だたる演出家の作品への出演が続き注目を集める橋本が「僕は一番下ですし、舞台上で先輩の胸を借りながらやらせてもらってます」と話すと、萩原らにちょっかいを出される場面も。仲の良さを感じさせた。自分たち以外ひと気のない世界で一体何が起きているのか。“魔術”にかかったのか、とけたのか。おでん鍋の底に沈むのは果たして…?『魔術』東京公演は4月10日(日)まで本多劇場にて。その後、愛知、兵庫、愛媛、高知、宮城、北海道と各地を巡る。取材・文:中川實穗
2016年03月29日TBSで8年ぶりに放送される「人生最大のサプライズプロポーズ大作戦!」の収録が行われ、司会を務める矢部浩之が収録後に報道陣の取材に応じ、8年前の独身時代と2児の父となったいまでは、感じ方、考えが大きく変化したことを明かした。番組では、宮川大輔、山里亮太、「スピードワゴン」らが“プロポーズプランナー”として、一般男性のサプライズプロポーズを応援する企画に加え、一般男性が自ら企画・考案したサプライズプロポーズの数々が放送される。ミュージカルを取り入れたものや、マラソンを完走してのプロポーズ、恋人に離島に嫁いでほしい男性の島民を巻き込んでの大作戦などが展開し、サプライズ演出に厳しい女性芸能人ゲストとして出演しているいとうあさこ、鈴木奈々、滝沢カレン、hitomi、渡辺直美らも男性たちの奮闘に大感動だった。収録を終えた矢部さんは8年前を振り返りつつ「自分が8年前と変わってるなと感じました。自分の中の汚れたものがなくなってるなと(笑)。(生まれた)子どもたちのおかげか、素直に見れました」と繰り広げられるVTRでプロポーズに感動したよう。8年前の同番組では、のちに結婚する青木裕子アナウンサーと共に司会を務めており、今回の番組では、矢部さんが青木アナとのなれそめからプロポーズに至るまでを詳しく告白する一幕も!こうした発言について「子どもができるまでは恥ずかしかったけど、子どもができたら全然、恥ずかしくなくなった」と明かす。プロポーズは、青木アナとのケンカがきっかけとなったという驚きの事実も明かされたが「不思議ですね。それまで結婚願望なかったし、結婚不適合者とも思ってた(笑)。(青木アナ)本人にもそう言ってたんですが…」と矢部さん自身も自らの変化に驚いているよう。若者が結婚したがらない時代とも言われるが、自身の経験を交えて「いま(結婚しろと)言いたいのは陣内!2回目ということで難しいところあるかもしれないけど」と発破をかける。「『結婚できない』って言ってる人は、自分次第やなと思います。彼女がいるのに『きっかけがない』と言ってる人は、『あれ?』という違う感覚が出てきたらそれがきっかけです!」とエールを送った。また、子どもが誕生しての変化については「昔、遊んでた後輩は信じられないでしょうが、ずっと家に家族といます」とすっかりマイホームパパになったと語る。「言葉にするのは難しいけど、そういうものから逃げていた分、真逆に素直に子育てや家族を楽しめてます。青木裕子さんにも子が生まれるまでは『パパはそんなに変わらなかったもんね』と言われます」と結婚だけでなく、その後の子どもの誕生が大きかったとしみじみ。「いましかない期間なので、見ていたいし、ずっと見ていられるんですよ」と嬉しそうに語っていた。今回、司会の矢部さんのアシスタントを、つい先日、熱愛が報じられ、それを生番組にて認めたばかりの吉田明世アナウンサーが務めるが、次回以降、現在は子育てに奮闘中の青木アナが復活し、矢部さんと夫婦で司会を務めるという案も…。矢部さんは「母乳をあげながらになるかも(笑)」と夫婦ならぬ一家での参加という仰天アイディアを口にし「やるなら面白くしたい。相談して楽しみにしたいです」と語った。「人生最大のサプライズプロポーズ大作戦!」は2月17日(水)19時56分~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月07日中山美穂が舞台『魔術』で、念願の初舞台に挑戦する。舞台『魔術』チケット情報「舞台は20代の頃から憧れていました。コンサートでのライブ感が大好きで、お芝居もやってみたいな、と。ここにきて初めてお話をいただき、脚本を読んだらものすごく面白い!まさかこの年齢になって、初めての経験ができるとは思ってもみませんでした。でも人生は一回きり。今は楽しみで仕方ありません」と喜びを語る。『魔術』は南河内万歳一座座長の内藤裕敬による書き下ろしで、演出も内藤が手がける。キャスト4人が出ずっぱりで挑む、ワンシチュエーションの会話劇だ。男女4人がおでんの屋台にたどり着くが、その途中、まるで魔術にかかったみたいに周りから人が消えてしまう。実はその4人はそれぞれの生活の中で、人との密度、距離を失っていた者たちだった…という、何ともミステリアスな物語だ。「不思議な話で、私が演じる女性も脚本だけではどんな人物なのか、まだ捉えられなくて。全てはお稽古が始まってからですね。お稽古では、内藤さんに厳しく何でも言っていただきたいです。私、激しい性格ですから傷つきますけど、早くレベルアップできるところまで持っていきたいです。人見知りも強いけど、自分をオープンにして、いいところも悪いところもさらけ出して、積極的に臨むつもりです。相手の役者さんが心開いてくださり、上手く気持ちのキャッチボールができるといいですね」初舞台の稽古場で自分をさらけ出すにはかなりの勇気が必要だろうが、「私、恥ずかしいことなんて、もうそんなにないので。失敗から学ぶことのほうが大きいと思っています」と、肝が座っているから頼もしい。演出の内藤に、中山の起用理由を聞くと、「野良猫でも、田舎にいる野良猫と都会の野良猫では違うでしょ?中山さんには都会的なシャープさがあり、油断の出来ない寂しさが伴っているのが魅力です。彼女の役は生活感がありながら、同時に都会の中を漂流している雰囲気が漂っている。初舞台でご本人も緊張なさっているでしょうが、中山美穂という存在感を舞台ならではの新しい感じで立体化したい。映像とは違う形で、ジタバタしていただこうかな」と語った。出演は中山の他、萩原聖人、橋本淳、勝村政信。公演は3月27日(日)から4月10日(日)まで東京・本多劇場、4月15日(金)から17日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演。その後、4月中旬から下旬にかけて全国ツアーが予定されている。取材・文:三浦真紀
2016年01月15日この度、俳優・堺雅人と女優・菅野美穂の間に、無事第一子となる男児が誕生したことが明らかとなった。堺さんの所属事務所の公式サイトにて「ご報告」と題したコメントが掲載されており、母子ともに元気であることや、「妻の菅野美穂さんもよくがんばりました」と妻の菅野さんへの感謝が伝えられた。2人の出会いは映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』。本作で堺さんは主人公である大奥総取締・右衛門佐を、菅野さんは愛を求め続ける5代将軍・綱吉を演じた。その後2013年に結婚が報告され、今年の5月には第一子の妊娠を公表していた。公式サイトのコメントでは、「このたび、妻が男児を出産いたしました」という報告からはじまり、「病院の先生には『随分スムーズなお産でしたね』とおっしゃっていただいたのですが、それでもやっぱり大変そうで、病院のみなさんには本当にお世話になりました。妻の菅野美穂さんもよくがんばりました」と、病院関係者や大仕事を成し遂げた菅野さんへの感謝が綴られている。また「アタマではわかっていたつもりでしたが、出産が、こんなにも痛みをともなうものだということを、今回あらためて妻におそわりました」「よく作品づくりが『産みの苦しみ』にたとえられますが、おなじようなことができるか、僕には全く自信がありません。せめて、すこしでも妻にちかづけるよう、精一杯しごとをがんばりたいとおもっています」と、出産に立ち会ったであろう感想を述べ、更なる躍進を誓った。最後は「おかげさまで、母子ともに元気です。お世話になったみなさん、応援してくださったみなさんに、こころからお礼もうしあげます。ありがとうございました」と締めくくられている。堺さんは、三谷幸喜が手がける2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」の主演に抜擢。戦国時代を駆け抜けた戦国武将・真田信繁(幸村)を演じることが決定している。本作への出演は、2004年の「新撰組!」、2008年の「篤姫」に続いて三度目の大河作への出演となり話題を呼んだ。また菅野さんは、唐沢寿明主演のTBSドラマ「ナポレオンの村」第2話にゲスト出演。2012年10月期ドラマ「結婚しない」以来、約2年7か月ぶりのドラマ出演ということで注目を集めていた。SNS上でも、「ご出産おめでとうございます!」「これはめでたい!」「堺さんのコメントがこれまたすばらしい」と今回の出産を祝福する声が続々と上がっている。(text:cinemacafe.net)
2015年08月14日大切とわかっていてもつい忙しくて、削ってしまいがちな睡眠時間。そんなあなたでもちょっとした工夫で睡眠の質を高めることができます。快眠セラピスト・三橋美穂先生のセミナー「不規則なハードワーカーのためのサバイバル睡眠法」が開催されます。仕事が忙しくて睡眠を十分にとれない人のために質の良い眠りの秘訣を伝授するセミナーです。「短い時間でもぐっすり眠るための基本ルール」「徹夜になってしまった時の対処法」「最適な入浴方法」「快眠呼吸法」「快眠ストレッチ(実技)」など、ハードワーカーが睡眠の質を高めるための様々なノウハウがわかる実践的な内容です。また、このセミナーには自分にベストな枕を判断する実習があるのも魅力のひとつ。2日に分けているため、睡眠法を学んだあと、それが正しく実践できているかを三橋先生と確認することもできます。忙しい毎日で睡眠をあきらめていたあなたにおすすめのセミナーです。睡眠の質を高める方法を学び、明日の仕事の効率を高めてみてはいかがでしょうか?セミナー「サバイバル睡眠法」(全2回)日時:2015年5月20日(水)・27日(水)各19:00~21:00場所:おひるねカフェcorne(コロネ)※地下鉄神保町駅から徒歩2分ウェブサイト内容:1日目/「こんなとき、どうする!?困った時の睡眠法」2日目/「多忙だからこそ見直そう!寝具・入浴・呼吸」費用:10,000円(全2回分・税込)募集人数:12名申し込み:info-s@nemulog.jp宛にメールで下記の情報をお知らせください。件名/「サバイバル睡眠法参加」本文/お名前、電話番号、参加人数(男女とも参加可)※法人の場合は会社名等も併せてお知らせください。問い合わせ:Tel. 03-3476-1045(株式会社ねむログ・塚島)イベントの詳細はこちらをご確認ください。Photo by Jakob Montrasio
2015年04月23日快眠セラピスト・三橋美穂氏による「快眠教室」(全3回)が、千代田区・神保町の「おひるねカフェ コロネ」で2月に開催されました。いよいよこの日は最終回。受講の成果は……? 今回も、受講者それぞれが記録した「睡眠日誌」の発表から始まりました。覚えたての快眠ノウハウをさっそく実践今回は、第2回の講義で教わった新しいノウハウをさっそく実践して効果を得られたという人が多数。とくに、フィッティングの実践を行った「タオル枕」を試して睡眠の質が上がったという報告が目立ちました。また、著しい成果はなくても、自らに合ったよりよい快眠法を探す積極的な姿勢も。熱めのお湯に浸かってストレスや疲れへの抵抗力をつける「ヒートショックプロテイン」入浴法を試したという受講者は、「入浴中、意外に体温が早く上がりすぎてしまった」など体験の詳細を発表し、三橋氏と共に対策を思案。その他「(和食中心の)「ひらがな食」をもっと続けて効果をみてみたい」という声や、「悪夢を見てしまった」など新しい悩みの報告も。それぞれが実践した結果と向き合いながらアドバイスを受けました。続いては、「交代勤務の場合の睡眠の取り方」の講義。仮眠を取る時間帯の詳細や睡眠の環境づくりについての注意点などは、とくに保健師の参加も多い今回は貴重な情報。受講者は熱心に聞き入っていました。締めくくりは心地よい快眠体験後半の講義は「自分らしい眠りのスタイル」。陰陽思想にもとづくタイプ別に、入浴方法や適したアロマの香り、寝室や寝具などの睡眠環境をレクチャー。実際のアロマオイルのサンプルが配布され、教室は心地よいアロマの香りで満たされます。最後は音楽と三橋氏のナレーションによる「快眠メディテーション」。照明の光を落とし、星空をイメージしながらの深呼吸や、全身を光で満たすイメージなどを体感し、受講者が思い思いにリラックスした状態で講座は終了となりました。最後に受講者たちが、快眠教室の感想を発表。「今までにないくらいよく眠れるようになった」「たった3回の講義なのに自分の時間の感覚が変わった」「睡眠をきちんととることが認知症対策にもなることを、周りの人にも伝えていきたい」など、それぞれが感想やこれからの抱負を述べました。三橋氏は、一人ひとりの言葉に「これからも頑張ってください!」と温かいコメント。そして、「みなさんを通じて、より多くの方々によい眠りがもたらされるとうれしい」と締めくくりました。次回の快眠教室は4月8日、15日の開催を予定しています。「快眠講座」についてのお問い合わせ女性のためのおひるねカフェコロネウェブサイト:電話:03-3476-1045メール:info-s@nemulog.jp
2015年02月15日快眠セラピスト・三橋美穂先生による「快眠教室」が、千代田区・神保町の「おひるねカフェ コロネ」で開催されました。少人数制・アットホームな雰囲気で進行この教室は、よりよい睡眠をとるための基礎知識やノウハウを全3回の講習で学ぶもの。講師の三橋先生は、寝具メーカー勤務を経て独立し、睡眠に関する講演や執筆活動、寝具開発などの分野で活躍しています。受講者の職業や年齢は、男女ともに様々。「仕事が忙しすぎて寝る時間が少ないので、なんとか眠りの質を高めたい」「夜、起きていられずに『寝落ち』してしまう」「寝入りはいいが、眠りが浅いと感じる」など、実際に睡眠に関する悩みを抱える人のほか、「保健師をしており、シフトワーカーたちの相談に具体的なアドバイスができるようになりたい」「カウンセリングの仕事で、眠れない患者さんたちに助言できるようになりたい」など、睡眠に関する知識を仕事に役立てたいという受講者も。講師・受講者それぞれの自己紹介からスタートし、和気あいあいとした中で講座が進行しました。眠りについて考えるワークショップも1回目となる今回は、「睡眠の科学と基礎」をテーマにした講義やワークショップを実践。最初に、世界の睡眠時間の国際比較や、睡眠不足がもたらす経済損失など睡眠を取り巻く事情、よい睡眠が心身に及ぼすメリット、きちんと眠らないことのデメリットなどを三橋先生が解説。その後受講者たちは3つのグループに分かれ、「どのような場合によく眠れ、どのような場合に眠れなくなるか」を自らの経験から書き出し、眠りの傾向を探るワークショップを行いました。グループ発表では、「空腹すぎても満腹すぎても眠れない」「好きな香りや音楽によって眠れるようになる」「入浴後はよく眠れる」など受講者たちの経験に多くの共通点が見られたほか、「泣いた後はよく眠れる」「日曜日の夜は眠れない」などのユニークな意見も出されました。自身の睡眠に向き合う「睡眠日誌」に挑戦ワークショップの後は、詳しい睡眠のメカニズムや快眠のポイントについて学び、最後に、自身の眠りの1週間分の記録をつける「睡眠日誌」の課題が配布されました。受講者たちはそれぞれ、受講の感想と、よい眠りのために今後生活で気をつけたいことを発表。「睡眠不足による経済損失の多額さに驚いた」「睡眠と肥満の関係について知ることができてよかった」などのコメントのほか、「就寝の1時間前からスマホは見ないようにしたい」「休日の朝も寝すぎずに、ふだんどおり起きる努力をする」などさまざまな目標を表明しました。「昼寝を取り入れたいが仕事の合間にできるかどうか……」という悩む受講者には「目をつぶってみるだけでも効果があるので実践してみては」など、三橋先生の丁寧なアドバイスも。受講者たちは各自「睡眠日誌」に取り組み、第2回講座に望みます。「快眠講座」についてのお問い合わせ女性のためのおひるねカフェコロネウェブサイト:電話:03-3476-1045メール:info-s@nemulog.jpPhoto by Beyond Borders Media
2015年01月30日お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之の妻で元TBSアナウンサーの青木裕子が12月21日(日)、東京都内書店で著書「母、妻、ときどき青木裕子」の出版記念イベントを行った。今年3月に産まれた長男・稜君の育児に奮闘中の青木さんは「産まれてすぐは矢部さんに似ていると言われたけれど、段々と私に似てきた」と最近の愛息子の様子を紹介しながら、「女の人が凄く好き。そんなところがパパ似かな?男の人が遊びに来ると泣いちゃうけれど、女の人が遊びに来るとニコニコしちゃっている」と性格面は矢部さんの血を引いていることを明かしていた。その矢部さんとは、妊娠中にとある事でかなりの夫婦喧嘩が勃発したそう。「主人も息子が産まれる前はチャラチャラしていて、その一環です」とふり返った青木さんは、「女性問題が発覚して、私は家出をしました」と衝撃告白。矢部さんからは謝罪があったそうで「今も喧嘩はあるけれど、家出はないですね」と夫婦円満をアピールしていた。反省した矢部さんは女好きから一転、子煩悩に。「私が仕事の時は息子と2人で過ごしてくれるようになった。前は気が気じゃなかったけれど、今は安心感がある。ボールで遊んでくれたりしている」とニッコリ。この日も青木さんの替わりに子守を担当しているそうで「『いってらっしゃい、頑張ってきてね』と言ってくれて、息子も泣いてなくて不思議そうな顔をしていました」とそのパパぶりを紹介。2人目の予定について聞かれると「子どもが1歳になった時に、2人目がほしいと思っています。矢部さんも今度は女の子がほしいみたい」と具体的で、終始幸せオーラを漂わせていた。同書は、青木さんが妊娠に気付いてから書き綴っていた日記と共に、ロングインタビューやプライベート写真、撮りおろし写真などをまとめたもので、夫・矢部さんへの想いや母になった喜びや子育ての戸惑いなどが収められている。(text:cinemacafe.net)
2014年12月22日ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ベイマックス』の日本語版で菅野美穂と小泉孝太郎が声のキャストを務めている。声質や演技力を徹底的にリサーチしてキャスト選びをするディズニー作品で声の出演を務めたふたりは、本作を「一生に1本の作品」だという。公開前に話を聞いた。その他の画像本作は、最愛の兄タダシを謎の事故で失い孤独になってしまった少年ヒロが、兄が作り出した人間をケアする心優しいロボットのベイマックスの存在によって少しずつ元気を取り戻し、戦闘力も戦闘意欲もないベイマックスを相棒に、兄タダシの死の謎に迫る姿を描いた作品。小泉はタダシを、菅野はタダシとヒロの親代わりをつとめている叔母キャスの声を演じている。菅野も小泉も丁寧な役作りでファンから高い評価を集めているが、小泉は「想像以上に苦労した」と収録を振り返る。「台本1ページ分を収録するのに2時間かかってしまったりしたんですけど、本当に納得がいくまで収録できて、タダシというものを作り出せたのかな、と思っています」。一方の菅野も「普段は声、顔、動きで役を担っていくわけですけど、声だけで演じるということは、こんなにも“拠り所”がないのか、と。確信というものがないまま、20回、30回と演じるので不安にはなったんですけど、それこそが自分にとって新鮮な経験で、まだまだ勉強しなければならないことがたくさんあるなと思いました」という。しかし、ふたりは最後までこだわり抜いて収録に挑んだようだ。ディズニー作品は続編や関連する短編作品が登場した際には再び、同じキャストが声を演じるが、小泉は「最初で最後だと思って臨みました」と力強く語る。「もちろん、続編のお話があれば光栄ですけど、1作品できただけでも光栄なこと。これが最後だと思って声を吹き込んだので完全燃焼させたつもりですし、その喜びを感じながら吹き込みましたね」(小泉)「“燃え尽きる”感じはありましたね。私の役はそんなにたくさん出てくるわけではないんですけど、短い収録の中で、よその現場とはまったく違う得がたい経験ができたので、一生に1本の作品だな、と思いました」(菅野)。ちなみに本作は、ヒロとベイマックスの冒険を通して、家族や仲間の大切さ、優しさが感じられる作品だが小泉は「映画を観ると、自分の身近にいる、当たり前にいる家族や恋人がとても素敵なんだって改めてすがすがしい気持ちになれる気がします」と言い、菅野は「今回、お仕事をさせていただいて思ったのは、(監督の)ドン・ホールさんとかクリス・ウィリアムズさんとかみなさん本当にいい方で、本当にベイマックスが好きで、映画が公開されるのをワクワクしていて。だからディズニーは世代を超えてあらゆる人に響くんだと思いました」と笑顔を見せる。ふたりは声のキャストとして参加しているが、作品を観賞する際には“観客”に戻って映画を楽しんだようで、インタビュー後も映画の感想を語り合う姿が印象的だった。『ベイマックス』12月20日(土) 全国ロードショー
2014年12月19日(画像は花王プレスリリースより)大人カワイイ!菅野美穂大人カワイイ女優として、男女を問わず常に人気があるのが菅野美穂さんです。昨年、俳優の堺雅人さんと結婚をし、女性としての可愛らしさが増したと評判になっています。そんな彼女の魅力をよく伝えているのが、花王ソフィーナ「プリマヴィスタ」のCMでしょう。菅野美穂さんの可憐な美しさがプリマヴィスタのイメージにぴったりだと、視聴者から大好評です。2014年2月21日より公開された新CMについても早々と話題になっています。プリマヴィスタから限定コンパクト新CMのパウダー編では、「プリマのパウダー、塗りにくいとこにもツルン!」と笑顔いっぱいで語っている彼女。その表情は幸せそのものという感じで、ついついCMに釘付けになってしまいます。そして、ウットリとした表情の彼女が手に持っているコンパクトに注目。2月25日より数量限定で発売されているこのコンパクトは、ピンクの花がちりばめられていて、持っているだけで春気分がアップします。睡眠不足や生理前後で、化粧乗りがいまいちの肌でも、プリマヴィスタなら大丈夫。ムラなくのびて、マイナス5才肌を実現してくれます。あなたもプリマヴィスタで菅野美穂さんのような透明感あふれる肌を目指してみてはいかがでしょうか。【参考リンク】▼花王プレスリリース
2014年02月26日「ベスト眉ニスト」に矢部浩之、矢部浩之アイブロウトリートメントサロン「アナスタシア」が11月中に20代~50代の男女1000名を対象にしたインターネット調査から「2013年度ベスト眉ニスト」を発表した。総合でトップとなる賞の「ベスト眉ニスト」には、ナインティナイン矢部浩之さんとフィギュアスケート選手の矢部浩之さんが選ばれた。次点に田村淳男性芸人部門では矢部浩之さんに次いで、ロンドンブーツ1号2号田村淳さん、3位に陣内智則さんが選ばれた。芸人部門女性では、はるな愛さんが選ばれ、3年連続のランキング入りした。1位と2位には今年結婚し、公私共に充実した2人の人気芸人が選ばれる結果となった。タレント部門では男性が福山雅治さん、女性が上戸彩さんが、アスリート部門では、浅田真央さん(ベスト眉ニスト)、ダルビッシュ有さん、40〜50代が対象の年齢別部門では壇れいさんと黒木瞳さんがトップだった。眉に悩みを抱いている人の対処法で最も多かったのは「自分で整える」であったが、「あきらめている」人も多く、自分で整えることで悩みを解決できていない人が、全体の約6割を占めた。悩みランキングでは「左右のバランスがうまくとれない」が半数以上を占めた。(詳細はホームページに掲載)眉のパイオニア「アナスタシア」で美眉を手に入れてみてはいかがだろうか?【参考リンク】▼「2013年度ベスト眉ニスト」▼アイブロウトリートメントサロン「アナスタシア」
2013年12月16日6年ぶりにセクシー美も解禁タレントの矢部美穂が主演した、公開中の映画「ピンク・レディ女はそれを我慢できないッ」で、久々のセクシーな姿を惜しげもなく披露し、話題を呼んでいる。この映画は上野貴弘監督がメガホンをとったもので、かつて戦隊シリーズのヒロインとして女優活動をしていた主人公さくらは、現在では平凡な主婦として生活するひとりの女性となっていた。ところが、かつて好意をよせていた戦隊シリーズ時代の共演者と偶然再会し、再び恋に落ちて……とストーリーが展開していく。トレーニングの成果も劇中、タイトなシルエットのボディスーツ姿など、セクシーさを前面に出したスタイルで演技しているが、矢部がこうした活動をみせるのは、久々のことであり、2006年にリリースした写真集「DEEP AND IMPACT」以来のことになるそうだ。約6年ぶり、35歳となった彼女だが、年齢を感じさせない美しいプロポーションをみせている。撮影には、加圧トレーニングや週2回の筋力トレーニングでシェイプアップにも挑み、ボディメイキングに努めて臨んだそう。美しさには隠れた努力があったようだ。映画は28日まで、池袋シネマ・ロサで公開されている。元の記事を読む
2012年12月26日女の幸せとは何か?母になるということはどういうことか?男性の目線であれこれ勝手なことを考えても大層な答えなど出てこないことは承知しているが、画面の中の菅野美穂の姿を追いかけていると否応なくそんな考えを巡らせてしまう。ドラマ「働きマン」に『パーマネント野ばら』、『ジーン・ワルツ』、そして先日まで放送していたドラマ「結婚しない」然り。まもなく公開となる『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』では男女の役割が逆転した世に君臨する将軍・綱吉に扮したが、ここでも母として、娘として、国を統べる権力者として宿命と欲求の狭間で揺れる女の性(さが)を狂気すら覗かせながら見せつける。ごく普通の人生の中ではとうてい経験することのできない濃厚な女たちの人生を、役柄を通して生きるというのはどういうことなのか?この小さな体の内に彼女はどれほどの思い、感情、経験を積み重ねてきたのか?公開を前に話を聞いた。まずは綱吉という女性について。強さと弱さ、可憐さと妖しさを併せ持つこの女将軍を菅野さんは愛する娘を失った母親という側面から捉えたという。「最初はボーイズラブの話という印象を持ってたんですが(笑)、そういう描写もあるというだけで原作を読ませていただいたら壮大で本格的で『よしなが(ふみ)先生、天才だな!』と思いました。男女逆転で生まれるはずの難しい部分も男女の業が浮き彫りになることで(歴史の)本流に戻すという作りになっていて。綱吉は天真爛漫で支離滅裂だし、お父さん(桂昌院/西田敏行)との血の繋がりが濃くて、男性に対してすぐ興味を持つくせに薄情で…と、いろんな要素をいっぺんに持っている人。だからこそ危なっかしい魅力を持っていると感じました。その中で子を失った悲しみというのが一番印象に残ったので、それを軸にしようとは思いました」。だが「どこを見て私にオファーしたのかと思った(笑)」と語るように、自分から遠いと感じるところが多かったこの役柄とあって演じる上では「綱吉を理解しようとは思わなかった」とも。「親との関係や子を思う気持ちについて女性として共感できても、将軍家の一番上に立つということや大奥で全ての男が私に見てもらいたがってるという状況は想像してもピンと来ないですからね(笑)。理解しようとすれば背伸びが必要になるので。でも、その状況にいる人はそんなこと疑問にさえも思わないと思うんです。だから自分との違いを考えて演技するというよりはなるべく疑問を持たずに、目の前のシーンに集中していけば映画が完成したときに一つの“線”になるかな?という気持ちでした」。行列を従えて美男たちがひざまずく大奥へと続く御鈴廊下をきらびやかな打掛を羽織って練り歩く姿は、まさに権力と自らを一体化させた強く輝く女性。演じていてなかなか気持ちよいものだったのでは?一方で信頼する家臣の夫を寝取り、真夜中の廊下を白い寝間着姿でさまよい歩くさまは妖艶で何とも言えぬ迫力を放っている。「大奥の廊下を歩くのはきっと気持ちいいんだろうなと思ってたんですが、意外と楽しめない自分がいて『あれ?』っと思ってました(苦笑)。作りが大変で夜中の2時に始まって朝の10時にやっと完成という感じだったので、その日のシーンが全部撮りきれるか心配になって意外に委縮してビビってましたね(笑)。人生で絶対に起こらないことなのでいい経験でした。(夜中のシーンは)原作でも『お前は父に似ておるな』と言う姿は、静かだけど狂気を孕んでいる綱吉の象徴のような気がしました。家臣の夫を寝取って、それに飽きてその息子までって…ちょっとひどいですが(笑)、目の前の興味に素直になり過ぎているがゆえの狂気を感じました」。インタビューの最中、菅野さんの口からはたびたび「女の業」という言葉が発せられたが、この女将軍・綱吉の人生を通して菅野さんの胸の中に強く突き刺さったのは、堺雅人演じる右衛門佐との間の「プラトニックな愛」だった。「人生で経験するであろうひと通りのことを経験した上での最後のプラトニックと言いますか。ほかの男たちとは世継ぎ目当ての恋愛だったけど、右衛門佐とはそこが違って…でも互いの立場もあって言い出せなくて。将軍という一つしかない席に座って何でも思い通りになるはずの彼女も手の届くものでは満たされずに、何を本当は欲しがっているのか分かってなかったと思うんです。でも、やっと右衛門佐と心を通じ合せたときに『(本当に欲しかったのは)心から添い遂げられる人だったんだ』と分かった。でも、プラトニックな愛が一番カロリーを使うと思うんですよ。それを人生が下り坂に入ってから分かるというのは哀しいかもしれないけど、ハチャメチャに生きた綱吉だからこそ美しいなと思えました。幸せかどうかは…どう取るかによりますが(笑)、それでも2人の“夕暮れの恋”は美しいと思います」。相手役の堺さんとは初共演だったが、現場での堺さんの姿から受け取った刺激や自分自身を顧みて感じたことも多かったよう。「堺さんはご自分で研究して役作りをなさってて、監督に自分から提案されたりするんです。研究が進み過ぎて鎌倉時代の小説とか読んでましたね(笑)。私が見て思ったのは、堺さんは学者タイプというか、論文をまとめるかのように研究していく役者さんなんですね。私はスポーツ選手のようなタイプで、監督がコーチなんです。言われたことをやるという感じで言われたことに疑いを持たずにやってるんですね。監督は実際にモニターを見て『こうした方がいい』と言ってくださるので、自分の感覚や内側の目で『ん?』と疑問に思っても監督の目の方が正しいことが多いんですよ」。先述の“プラトニックな愛”など作品を通じて感じたことは少し時間を置いた後で自身の内側にジワジワと染み込んでくることが多いとか。菅野さんはそれを「あと役作り(笑)」と表現する。「スイッチを押すようにカチッとではなく、ちょっとずつちょっとずつ役柄に影響された上でのいまの自分なんだろうなと思ってます。だから5年後の40代になってからの方が綱吉の気持ちをよく分かってるかもしれないですね。『ジーン・ワルツ』のこともいまになって思い出すんですよ。あのときも30代だったし十分に身近ではあったんですが、少し年を重ねたいまになってドラマのこともあったりして余計に思い出します。そういう意味では完全に自分のためだけの“あと役作り”ですね(笑)」。「自分のためだけ」と言いつつも、それをしっかりと現在の仕事に反映させてしまうところが彼女の名女優たる所以である。今回、宿命と葛藤の果てに辿り着いた真実の愛の感情が数年後にどのような化学変化を彼女にもたらすのか楽しみだ。(photo / text:Naoki Kurozu)
2012年12月21日邦画としては異例のオールパリロケを敢行した『新しい靴を買わなくちゃ』が6日、全国で封切られ、主演を務める中山美穂と向井理、共演する桐谷美玲、綾野剛、メガホンも執った脚本家の北川悦史子氏とプロデューサーの岩井俊二氏が東京・有楽町の丸の内TOEIでの初日舞台あいさつに立った。その他の写真パリで暮らす日本人女性(中山)と日本から観光に来た青年(向井)が運命的に出会い、3日間の恋に落ちる淡くてビターなラブストーリー。中山は「撮影をしている間は、まるで魔法にかかっていた感覚。映画が公開され、それが解けちゃうんだなと思うとさみしいですが、今度は皆さんが素敵な魔法にかかってください」と作品の雰囲気そのままに、ロマンチックな言い回しでファンにメッセージをおくった。一方、向井も「初日を迎えて、映画が僕らの手から飛び立つのは複雑な気持ち。どの作品よりも思い入れが深い作品になった」と思いは格別の様子だった。中山と向井が共演するのは今回が初めてで、「次に共演するなら、ハードアクション・コメディかな。どこか異国に行きたい」(中山)、「アクションをやったことはないので、想像つかないですね…。でも、やりますか?」(向井)と早くも再共演に意欲満々。一方、パリで遠距離恋愛カップルを演じた桐谷と綾野は、2度目の共演で「実は2回とも恋人役なんですよ。綾野君は現場でも引っ張ってくれるから、次はお兄ちゃん役がいいですね」(桐谷)、「3回目もぜひ恋人役で」(綾野)とこちらも共演プランに花を咲かせた。本作の企画が立ち上がったのは、今から6年前のこと。北川監督がパリを舞台にしたラブストーリーの構想を、中山にメールで伝えたことが始まりだったという。「そこから私が入院してしまったから、ずいぶん時間がかかってしまった。美穂ちゃんと岩井さんがずっと私を励まし続けてくれた」と北川監督。「ここに並んでいる皆さんと、ケンカしたり、仲直りしたりして心をこめて作りました。きっと皆さんの心に響くことと信じています」と感無量の表情だった。また、岩井プロデューサーも「6年ほど前に北川さんから『手伝って』とお電話をもらい、安請け合い(笑)したが、これだけの時間が経つとは思っていなかった」としみじみ語っていた。『新しい靴を買わなくちゃ』公開中取材・文・写真:内田 涼
2012年10月09日堺雅人、菅野美穂が主演する映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』の主要キャストが揃った華やかなポスター画像がこのほど公開された。その他の写真本作は、2010年10月に公開された『大奥』の続編となる劇場版第2弾。謎の疫病によって男性の数が激減し、男女の立場が逆転してしまった江戸時代を舞台に、五代将軍綱吉(菅野)を頂点とする“大奥”の人間模様を描く。このほど公開されたポスター画像の中心には、才覚と野心で“大奥”の世界をまい進していく右衛門佐(堺)と、将軍綱吉(菅野)の姿があり、ふたりを取り囲むように、側用人として綱吉に使える柳沢吉保(尾野真千子)、右衛門佐の片腕となる部屋子の秋本(柄本佑)、綱吉の側室である伝兵衛(要潤)、大奥の御台所(正室)信平(宮藤官九郎)、そして綱吉を溺愛する父・桂昌院(西田敏行)が並ぶ。キャッチコピーには、“孤独なふたつの魂は、やがて永遠の愛に”とあり、“大奥”での陰謀や愛憎劇が渦巻く中で、右衛門佐と将軍綱吉にどのような運命が待っているのか気になるところだ。このポスターや映画チラシは、29日(土)より本作を上映する予定の劇場に設置、配布される。映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』12月22日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年09月26日日本映画としては異例の全編パリロケで話題の映画『新しい靴を買わなくちゃ』の完成披露会見が行われ、主演の中山美穂と向井理、共演の桐谷美玲、綾野剛、北川悦吏子監督、岩井俊二プロデューサーが登壇した。その他の写真本作はパリを舞台に、ある男女が過ごす3日間を見つめたラブ・ストーリー。恋人に会いに行く妹に付き添ってパリにやってきたカメラマンの青年が、現地で暮らす女性と出会い、心を通わせていくさまをナチュラルな映像で描き出していく。監督は脚本家として数々の名作ドラマを生んだ北川悦吏子氏。また、映画ファンから根強い人気を誇る岩井俊二氏がプロデュース、音楽を坂本龍一が手がけたことも注目を集めている。主演を務めた中山美穂は、長年暮らしているパリでの撮影について、「撮影中はあくまで現場なので気にならなかったのですが、出来上がったものを観て不思議な感じがしました。撮影中もどんな風に撮られているかまったく想像できなかったので、新鮮な驚きがありましたね」とコメント。今回が初共演となった向井理については、「呼吸の相性がいい」と好印象を受けた様子。一方向井は、「中山さんはおっちょこちょい(笑)」と、中山の落ち着いたイメージとは違う意外な一面について語り、会場を和ませた。また、本作の企画は北川氏と中山のメールのやり取りから生まれ、完成までに6年をも費やしたという。「普段ドラマでは12話という長さで視聴者を魅了していくのですが、今回は最初に思いついた3日間のお話を映画という枠でやり切りたかった。脚本家なので、現場でセリフを変えてしまうことも多かったのですが、皆さんが困りながらも付き合ってくれました(笑)。私の脚本は土台でしかなくて、俳優さんがいて、空気が生まれて、やっとひとつの作品になる。今もまるで夢の中にいるみたい」という北川氏の映画への想いに、岩井氏も「時間はかかりましたが、念願のパリで、念願のキャストで、すばらしい作品になった」と感無量のコメント。長年あたためた企画の実現に、しっかりした手ごたえを感じられたようだ。作品のタイトルにちなんで、女性キャストが新しい靴に履き替えるというパフォーマンスも行われたこの日。パリのセレブ御用達ブランド、ロジェ ヴィヴィエが提供した靴が登場すると会場の女性たちからため息が。真新しい靴をまとった中山は「気分が上がります」とにこやかにコメント。会見を華やかに締めくくった。『新しい靴を買わなくちゃ』10月6日(土)全国ロードショー
2012年09月26日映画『新しい靴を買わなくちゃ』の完成報告会見が9月25日(火)、都内で開催され、主演の中山美穂、向井理、桐谷美玲、綾野剛、プロデュースと撮影監督を務めた岩井俊二、そして監督・脚本の北川悦吏子が出席した。北川監督の『ハルフウェイ』に続く2作目の監督作品で、全編パリで撮影された本作。セーヌ河のほとりで偶然の出会いを果たしたアオイ(中山さん)とセン(向井さん)の3日間の恋の物語を優しく、切なく描き出す。6年ほど前に北川監督と中山さんが交わした1通のメールが本作のきっかけ。北川監督が体調を崩して一時、企画が頓挫しかけたこともあったそうだが、無事こうして完成を迎えた。北川監督は「感無量です!」と感激しきり。「私は脚本家なので現場でどんどんセリフを変えていき、みんなパニックになりつつもこなしていってくれました。自分が書いた本は土台でしかなく、そこに人がいて動いて、空気が生まれていったように思います。坂本龍一さんが曲もつけてくださり、いまは夢の中にいるみたいです」と満面の笑みを見せた。中山さんと岩井さんが北川さんの病院を訪れて、そこで見舞いがてらに打ち合わせをしたこともあったという。岩井さんは一時は北川さん以外の監督を立てることも考えたそうだが、「僕がそうポロっと言ったら、美穂ちゃんが『北川さんでやろうよ』と言ってくれたんです。時間はかかりましたが、念願のパリで念願のキャストでできました」と喜びを口にした。中山さんは9年前より生活の拠点としているパリで撮影された本作について「出来上がった作品を観て、パリの風景の中に自分がいるのを見て不思議な気持ちになりました」と明かす。「脚本を読んで、自分で演じてるのに、撮影中はどういう風に切り取られるのか全く分からず、(完成した作品を観て)新鮮な驚きがありました」と語った。向井さんは中山さんの印象を問われ「結構、オッチョコチョイなところがある」とニヤリ。「(役の)アオイっぽいなという感じで、撮影の最後にはアオイとして見てました」と語る。綾野さんは絵を志してパリに留学中の青年・カンゴを、桐谷さんは彼を追いかけてパリへやって来たスズメを演じているが、長回しによる2人の会話シーンは大きな見どころの一つ。桐谷さんは「台本はあるんですが、プラスアルファでやれることがあるならと言われてたので、カンゴとスズメとして綾野くんと会話してました」とふり返る。岩井さんが撮影監督を務めたからこそ実現したとも言える不思議な空気感が漂うこのシーンについて、綾野さんは「ただただ心地よかったです。生きてる実感があったというか、ずっと続けばいいのにと思ってました」と述懐。さらに綾野さんが「(相手役が)桐谷さんでよかったです」と語ると、桐谷さんは嬉しそうに微笑んでいた。会見の終わりには、映画にちなんで劇中で使用されているブランド「Roger Vivier(ロジェ・ヴィヴィエ)」の今シーズンの新作のヒールが登場。中山さんと桐谷さんはそれぞれ向井さん、綾野さんにエスコートされながら壇上で新たな靴に履き替えた。桐谷さんが履いたのは、映画のラストシーンで履いたものの色違いの秋冬の新作「BELLE DE NUIT(ベル・ドゥニュイ)。中山さんは、スワロフスキーが施され日本で1点のみのヒールとなる「Palace(パレス)」を着用。多くの記者が注目する中での靴の履き替えに、中山さんは「恥ずかしい…」と照れつつも、新しい靴に「気分が上がります!」と笑顔を見せていた。『新しい靴を買わなくちゃ』は10月6日(土)より全国にて公開。■関連作品:新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月6日より全国にて公開© 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会
2012年09月25日絶対不可能と言われていた“リンゴの無農薬栽培”を実現させたリンゴ農家・木村秋則氏の挑戦を描いた著書『奇跡のリンゴ』が、阿部サダヲと菅野美穂主演で映画化されることが決定した。その他の写真日本最大のリンゴ生産地である青森県を舞台に、一人の農家の挑戦を描いた本作。『ゴールデンスランバー』『チーム・バチスタの栄光』で知られる中村義洋が監督を務め、阿部と菅野が夫婦役を演じる。極貧に耐え、自殺に追い込まれるほど過酷な状況になっても、11年もの年月をかけてリンゴの無農薬栽培を実現させた木村氏。今回キャスティングされた阿部は、「『世界で初めて(リンゴの無農薬栽培)』を成功させて今現在もご活躍中の方を演じるなんて、今までそんな経験はなかった。ステキな秋則を作りたいと思っています」と意気込みを見せている。両親が岩手県のリンゴ生産地の出身ということもあり縁を感じているという菅野は、「農薬アレルギーのある妻を苦しみから解放してあげたいという愛情が(無農薬リンゴ栽培の)きっかけだなんて、なんと素直で優しいんでしょう。猪突猛進の主人を温かく見つめるのが妻の務めでは」と、その献身的な役柄を振り返った。また中村監督は、「あらゆる仕事においてチャレンジを続ける人々の普遍的な物語。今まさに何かを諦めかけている人が見て、この家族に比べたら自分の方が恵まれているな、もう少し頑張れるな、なんて思っていただければ」と語っている。木村氏本人の、「一つのものに狂えばいつか答えは見つかる。とにかく諦めないで」という強いメッセージが込められた本作は、弘前市全面協力のもと、4月中旬からオール弘前ロケを敢行し、2013年に公開される予定だ。『奇跡のリンゴ』2013年ロードショー
2012年04月06日白紙に戻ったと思われていた矢部と青木の結婚話ナインティナイン・矢部浩之(40才)とTBS・青木裕子アナ(29才)との交際は、番組などでの「イジリ」などにも使われるほど「公認の仲」となっている。吉本興業ホームページよりしかし、矢部には今まで「結婚願望」というものがなく、なかなか次の進展に発展せずにいた。さらにそんな状況に追い打ちをかけたのが、青木アナの父親の死。昨年末に父親を亡くした事で、青木アナも悲しみから結婚の意志が薄れ、これで二人の結婚の話は完全に白紙に戻ったと噂されていた。事態は逆転!結婚秒読みかしかし事態は全く逆の方向に動いていたようだ。週刊誌『女性セブン』は矢部の芸人仲間にインタビューした際、次のようなコメントをとっている。「矢部さんは“彼女の身内に不幸が起こって、相当落ち込んでいるから支えてあげたい”なんて親しい友人に話しているみたいです。いまは仕事が終わると遊びにも行かず、青木さんとずっと一緒にいて彼女を支えているんです。矢部さんも“喪が明けたら”と、ついに結婚を決意したようですね」ついに、ナイナイ矢部、青木アナの結婚が実現するのか。この二人の動向には要注意である。編集部 鈴木真美元の記事を読む
2012年03月19日中山美穂が10年ぶりにTVドラマに帰ってくる女優、中山美穂が俳優、佐藤浩市とのW主演でTBSドラマ「終着駅~トワイライトエクスプレスの恋(仮)」に10年ぶりに出演する。2002年に作家・辻仁成氏と結婚、フランスに移住した中山は、今回のドラマ出演の為に帰国。フジテレビ2002年の「ホーム&アウェイ」以来のドラマ出演となり、TBSは総力を挙げて制作に臨んだ。大人のラブストーリーが展開「終着駅~トワイライトエクスプレスの恋(仮)」は、大阪発札幌行き寝台特急「トワイライトエクスプレス」が舞台となる。不倫関係にある中山と佐藤が別れを決意し、最後の旅行に出かける。エクスプレスのスイートルーム内で揺れ動く感情を二人が演じる。今回の撮影は、JR西日本が全面協力、実際のダイヤの合間をぬってトワイライトエクスプレス内で撮影を敢行。ドラマとしては異例の力の入れようだ。現在、活躍中の多くの女優や歌手が憧れる中山の久々のドラマ出演に、大きな期待が寄せられている。TBSドラマ特別企画「終着駅~トワイライトエクスプレスの恋(仮)」は3月20日 後9:00より2時間放送。元の記事を読む
2012年02月17日映画『ジーン・ワルツ』(大谷健太郎監督)の初日舞台挨拶が2月5日(土)、東京・銀座の丸の内TOEI1で行われ、主演の菅野美穂、共演の田辺誠一、原作者の作家で病理医の海堂尊氏らが出席した。大学病院を舞台に顕微授精のスペシャリストの産婦人科医、曾根崎理恵(菅野さん)の国家の医療体制に反発する戦いを通じ、代理母出産など日本の産婦人科医療の現実を描く医療ミステリー。命を扱ったデリケートなテーマに菅野さんは「いま30代で、いつか母親になりたいと思っている。こういうタイミングで、こういう映画に参加させていただき幸運でした」と深い関心を持って捉えた様子。「出産のいいところだけ見て夢のように産みたいと思っていましたが、産科医療がどれだけ大変か、胎児が10か月体内にいる間にどういうことが起こりうるかシビアな面も知って、だからこそ赤ちゃんを抱っこできる喜びを知り得るとわかった。改めて赤ちゃんを産みたいと思いました」と強い母親願望を口にした。一方の田辺さんは、大学病院で理恵の上司にあたるエリート医師役。劇中では、さまざまな事情を抱えながら出産に立ち向かおうとする女性たちが登場しており「いろいろな生き方の女性を見て、女性は命がけで“命”を産むんだと、感動しました」としみじみ。また長年の不妊治療の末に39歳で妊娠をした荒木浩子役の南果歩は、出産シーンをふり返り「美術さんが新生児ロボっていうのを作ってくれて、何体かあったんですが、やっぱりウチの子が一番かわいい!と思って、親バカでした」と実生活でも母親だけに出産に思い入れもひとしおの様子で、観客の笑いを誘った。『ジーン・ワルツ』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)特集「『ジーン・ワルツ』 現場が伝える女性の『生き方』&『働き方』」■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会■関連記事:天才医師が新医療の闇に迫る『ジーン・ワルツ』オリジナルバッグを5名様にプレゼント菅野美穂インタビュー“天才女医”から見つめる、女性の生き方『ジーン・ワルツ』海堂尊インタビュー納得の出来に原作者も「危険な映画(笑)」菅野美穂「ピザマルゲリータを見ると帝王切開を思い出す」就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑
2011年02月07日思わず支えたくなるような純粋無垢な女性から、目的のためには手段を選ばない悪女まで、女優・菅野美穂の演技には毎度驚かされる。そんな彼女が『チーム・バチスタの栄光』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』などの映像化で知られる医療ミステリー作家・海堂尊の新シリーズ『ジーン・ワルツ』の映画化で演じるのは、クール・ウィッチ(冷徹な魔女)と言われ、権力に屈しない行動力を持つ、産婦人科医であり顕微授精のスペシャリスト・曾根崎理恵だ。“史上最強の女医”を演じたことで彼女自身の人生はどう変化したのか――。曾根崎の芯の強さに「羨ましい」「原作の曾根崎先生は、どこまでもクール。内側にある情熱はポーカーフェイスで一切表面に出さず、水も漏らさないような計画を立てる完璧な女性。そういう女性を私が演じるってどうなんだろう…という不安はありました。でも、映画の台本を読んで、彼女の揺らぎとか葛藤を膨らませていることに気がついて、私の役割は原作の曾根崎先生と映像化にあたっての曾根崎先生のニュアンス、その両方を繋ぎ合わせることだと思ったんです」と語るように、信念を貫きながらも揺れ動く心情を丁寧に表現している。菅野さんが20代の頃からカメレオン女優と言われるゆえんはそこにある。物語の舞台となるのは、とある理由で閉院間近となったマリアクリニック。曾根崎と彼女がサポートする4人の妊婦それぞれの出産に至るまでが描かれ、多くの女性は出産について深く考えさせられる。もちろん菅野さんもそのひとりだ。作品から受けた衝撃を「頭をガツンと叩かれたようだった」と説明する。「いままでは、赤ちゃんを産むことに関してどこか夢見がちだったというか、早いか遅いかの違いはあっても、いずれ母親になるだろうと思っていたんです。けれど、そうではなかった。現代の女性にとっては、産む人生も産まない人生も選択できる。赤ちゃんを産むにしても、十月十日の間にどれだけ大変なことが待っているのか──その大変さを知り、その先にあるであろう自分の赤ちゃんを抱くことの喜びを考えることができた。いまは夢見がちではなく、現実的な大変さも含めて、いつか赤ちゃんを産みたいと思っています」。また、今回は菅野さんをはじめ浅丘ルリ子、南果歩、風吹ジュン、白石美帆、桐谷美玲など女性キャストが多かったこともあり、現場でも出産トークが繰り広げられた。「風吹さんが現場にお茶のセットを持ってきて中国茶を入れてくださったんです。そのお茶を飲みながら、出産のときはね…と話をしたこともありますね」。監督の実体験から演技のヒントを得るそして、和気あいあいとしたオフタイムの雰囲気とは一変、劇中で曾根崎が代理出産という大胆な計画を遂行するために、上司である帝華大学准教授の清川と火花を散らし、繊細さと強さを武器に清川を振りまわす一幕も。菅野さんはそんな曾根崎を「羨ましい」、「あっぱれな女性」と称える。「曾根崎先生のやろうとしていること、言っていることは正しいけれど、拳をあげた瞬間に意味が変わることってありますよね?でも、彼女の場合は正々堂々と正義をきっちり貫き通している。もちろん、その自信の裏には努力があるわけですが、私は彼女ほど自分に自信を持てないし、嫌われたらどうしよう?って考えてしまう。ほんとにあっぱれな女性ですよね」。クール・ウィッチと呼ばれながらも同性から頼られるキャラクターでいられるのは、彼女に観客が希望を託したいと願うからなのかもしれない。続けて、何日もかけて撮影したという、曾根崎と清川が一緒に手術を行うシーンが印象深く記憶に刻まれているとふり返る。「赤ちゃんが生まれるだけでなく、曾根崎先生と清川先生の本音がぶつかるシーンでもあって、さらに帝王切開の術式を手際よく演じなければならなくて…いろいろなものがギュウギュウに詰まっているシーンでした。私自身は子供を産んだ経験がないので分からないことだらけだったんですが、この作品の撮影に入る前に大谷監督はイクメンをされていたので、監督の(実体験からくる)何気ない言葉の一つ一つが演技につながりました。何よりも“映画を観たあとにあったかい気持ちになれる、そういう映画にしたい”という監督の言葉が支えになりましたね」。「私もいつか赤ちゃんを産みたい」と菅野さんが熱い思いを胸に刻んだように、多くの女性が曾根崎先生のような産婦人科医の下で、出産したいと思うことだろう。温かな気持ちを抱きながら──。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)特集「『ジーン・ワルツ』 現場が伝える女性の『生き方』&『働き方』」■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会■関連記事:『ジーン・ワルツ』海堂尊インタビュー納得の出来に原作者も「危険な映画(笑)」菅野美穂「ピザマルゲリータを見ると帝王切開を思い出す」就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑矢田亜希子クリスマスにプレゼントもらう予定アリ矢田亜希子インタビュー「いまだからできる」母親役で見せた強さ
2011年02月03日海堂尊原作の同名医療サスペンスを映画化した『ジーン・ワルツ』の完成披露試写会が1月30日(日)、東京・千代田区の帝国ホテルで開催され、主演を務める菅野美穂をはじめ、白石美帆、桐谷美玲、片瀬那奈、南果歩という日本を代表する豪華女優陣が勢揃い。原作者の海堂氏、そしてメガホンを取る大谷健太郎監督と共に本作の完成を報告した。主人公は顕微授精のスペシャリストで“遺伝子(ジーン)の女神”の異名を持つ天才医師・曾根崎理恵(菅野さん)。医療の最高峰である帝華大学病院で働く彼女が院長代理を務める廃院寸前の小さな産婦人科医院「マリアクリニック」には、禁断の“治療”が行われているとうわさが囁かれていた。真相を確かめるべく、同僚のエリート医師・清川吾郎(田辺誠一)は理恵の周辺を探り始めるが…。映画化もされた「チーム・バチスタの栄光」で華々しい作家デビューを飾った現役医師の海堂氏が、日本の産婦人科医療の現実を描く原作が菅野さん主演で映画化された。菅野さんは「クールでポーカーフェイスな役柄。普段の自分とは違うので頑張りました。参加できて光栄ですし、女性が多い現場で楽しかった」と“美の競演”が実現した現場にニンマリ。海堂氏も「全ての登場人物が予想以上に美しくなった。こんなにたくさんの美女に囲まれるのはこれが最後だと思うので、人生の短い頂点として楽しみたい(笑)」と映画の出来栄えはもちろん、華やかな雰囲気にご満悦だった。難病を抱える子供を持った母親を演じる白石さんは「妊娠も出産も経験したことはありませんが、いつか自分の身にも起こりうること。女性目線で心の痛み、命の奇跡を実感した。自分が出産するときに、もう一回この映画を観たい」と母性に目覚めた様子。南さんは不妊治療を経て、自然分娩を希望する女性を熱演し「自然だけでは立ち行かない現実がある。医療があったからこそ生まれた命もあるはずだし、自然志向に偏り過ぎる風潮に一石を投じる作品になれば」と自身の経験を踏まえて、真摯にコメント。さらに「今後ないとは思うが、子供を産むときは菅野さんにとり上げてほしい」とアピールする場面も。この日、客席には夫で俳優の渡辺謙の姿もあった。自称・ヤンキー妊婦役の桐谷さんが役作りの参考にしたのは「八王子のヤンキーです。監督が参考にしろって(笑)」。先輩女優との共演に、「みなさん優しかったし、女優としてたくさん勉強することができた」とふり返り、「命を扱った作品。ぜひ同世代に観てもらえば」と語った。そしてジャーナリストを演じる片瀬さんは「一般的にジャーナリストは客観的に情報を伝える仕事だが、テーマがテーマだけに、女性としての感情を抑えずに、女性目線で伝えたい気持ちを優先させた。生きることの素晴らしさ、女性のすごさを感じてほしい」とこちらも“女性が主役”と熱弁した。母性がテーマの本作に、菅野さんも「改めて母親になりたいと実感しました…なかなかなれませんけど(笑)」と少々自虐的に語ったほか、帝王切開の施術シーンを演じる際、資料DVDを見たといい「それ以来、ピザマルゲリータを見ると帝王切開を思い出しちゃうんですよ!」と珍発言も飛び出した。この日は、会見当日にあたる1月30日が「女性医師の日」に制定されたことを記念し、なんと65名の女医が菅野さんらと写真撮影に臨んだ。「うわぁ、圧巻ですね。みなさんお美しい」と菅野さん。主題歌「こたえ」を歌う小田和正からビデオメッセージが届くと、「普段は自分の演技に反省しながら、映画を観るんですが、小田さんの主題歌を聞いた瞬間、自分でも感動してしまい、涙が出ました。優しい気持ちになれる曲」と感謝感激していた。『ジーン・ワルツ』は2月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会■関連記事:就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑矢田亜希子クリスマスにプレゼントもらう予定アリ矢田亜希子、出産後初の5年ぶり主演ドラマで母親役!出産シーンでは思い重ね涙
2011年01月30日映画『パーマネント野ばら』(吉田大八監督)の初日舞台あいさつが5月22日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の菅野美穂、共演の江口洋介、小池栄子らが顔を揃えた。母と娘のなおこ(菅野さん)が営む小さな美容室に集う大人の女性たちが抱える恋とそれにまつわる悲しみを描く物語で、原作は漫画家、西原理恵子の同名作品(新潮社刊)。8年ぶりに映画主演した菅野さんは、江口さん演じる高校教師を恋人に持つ役どころ。「江口さんがもう本当に素敵で、栄子ちゃんと『江口さん、カッコイイよね』って言ってたんです。ね!」と小池さんに語りかけ、小池さんも「言ってたね」とガールズトーク。「そしたら水が落ちてきて、バチが当たったのかな?って」と観客の笑いを誘った。江口さんは「監督から『理想の男でお願いします』って言われ、理想の男って?どういうポジションで演じればいいのかな?と思いながらやっていました」と自信なさげだった。一方、母親役の夏木マリは、菅野さんについて「普段から、なおこになっていて本当に演技が上手で、改めて天才だなと思いました」と大絶賛。菅野さんは「いえいえ、そんなことないです」と喜びと照れが入り混じったような笑顔を見せた。放蕩者のなおこの父親役は宇崎竜童で「人生が真夜中のスナックみたいな、訳のわからない人。監督の指示を聞いて一生懸命やりました」と苦笑い。MCから「でも素敵でしたよね」と褒められると、「本当?あんなダメな男とばかり付き合ったら、みんなダメになっちゃうでしょ」と自分の役にダメ出しし、会場を沸かせていた。『パーマネント野ばら』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:パーマネント野ばら 2010年5月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010映画「パーマネント野ばら」製作委員会■関連記事:初恋に別れに遠距離恋愛…忘れられない恋の投稿エピソードを大公開!西原理恵子がモデルデビュー?『パーマネント野ばら』の意外なシーンで…夏木&菅野がさばけた恋愛指南「だめんずとは行くだけ行ってグチャグチャに」菅野美穂×夏木マリトーク付『パーマネント野ばら』女性限定試写会に40組80名様ご招待菅野美穂ら女優陣があの言葉を連発?原作者・西原理恵子「下品ですみません(笑)」
2010年05月22日先日より公開され、大ヒットを記録している『サヨナライツカ』主演の中山美穂による凱旋舞台挨拶が2月6日(土)と7日(日)の2日間にわたって東京、名古屋、大阪、福岡で行われた。途中、共演の西島秀俊も加わって開催されてきたが、最終回となる7日(日)の夜の東京・丸の内TOEI2での回では、中山さんが感激のあまり涙を見せる一幕も!この日の中山さんの衣裳は、劇中、沓子(中山さん)が、初めて豊(西島さん)の部屋を訪れる際に着ていたもの。元々、中山さんの私物だったということだが、中山さん曰く「友人のデザイナーのところで見つけたもので、きれいに透けて、脱ぎやすくて(笑)、あのシーンにぴったりだと思って監督に提案したら気に入ってくれたんです」とのこと。西島さんにそのシーンの思い出を尋ねると「あのシーンは緊張しました。僕は普段、緊張することはないんですが、あのシーンに関しては『カット!』という声が掛かったときに、手が震えていたのを覚えています」と明かした。ちなみにこの日も「舞台袖で、美穂さんがこの衣裳で現れたとき、緊張しました。いまも緊張してます…セクシーで素敵ですよね」と少し照れくさそうに語った。これに、中山さんも「ありがとうございます」と笑顔で返した。この日は、観客から2人に質問する時間も設けられたが、最初の質問は男性の観客で「僕はいま、彼女がいるんですが、それと別に忘れられない女性がいます。どうしたらいいんでしょうか?」という悩みの相談。中山さんはちょっと困った顔をしつつも「そうですね…。大切な思い出としてずっと胸にしまっておくとか…。いまの彼女と別れて、(その女性のところに)帰るというのもありますが…。迷いますよね。頑張ってください!」と励ましの(?)言葉を贈った。一方の西島さんは「困りますよね(苦笑)」と同調しつつ「いいんじゃないですか、忘れられない人がいるということは。(想いを)大切に持っていていいと思います」とのお答え。続いての質問は女性から。「自分にも付き合ってる人がいて、別れるつもりはないんですが、それでもほかの人を好きになってしまうことがあります。(これと同じような状況の)劇中の沓子と豊は幸せだったのでしょうか?」という深〜い質問。中山さんは「想いが深ければ深いほど、その想いに忠実であるなら幸せだと思います。人を好きになるということは幸せなこと。それだけは否定してほしくないです」と答えた。西島さんも「豊と沓子がいきなり恋に落ちるのは、互いを理解し合っていたから。豊は、ほかの人には見せないけれど、虚無感を抱えていて、沓子はそれをすぐに理解した。理解し合う2人だったからこそ恋に落ちた」とさすがの解説で会場を唸らせた。この日は凱旋舞台挨拶を記念して、くす玉が用意された。2人が引っ張り、くす玉が割れると、会場からは大きな拍手がわき起こったが、中山さんはこれに感極まって思わず涙!すると、西島さんがすかさずハンカチを差し出し、客席からは一層大きな拍手と歓声が。中山さんは「年をとったのか…涙もろくてしょうがない」と涙交じりに笑顔を浮かべ歓声に応えた。そして「末永くこの映画をみなさんの胸の中で育ててください。私も、25年後に観てどう感じるのか楽しみにしています」と語り、舞台挨拶は幕を閉じた。『サヨナライツカ』は新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開中。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂がフランスから緊急帰国!『サヨナライツカ』日本横断凱旋舞台挨拶が決定中山美穂、ファンの「おかえり」に笑顔西島秀俊は劇中の浮気に「しょうがない」連発【シネマモード】恋する女心を解く鍵は衣裳にあり?『サヨナライツカ』を彩るのは…中山美穂号泣、中島美嘉の歌声に「心に響いてきた」主演作『サヨナライツカ』試写会『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ
2010年02月07日