アイドルグループ・NMB48の川上千尋が、27日にロームシアター京都で行われた、27thシングル選抜メンバーを決定するイベント「NAMBATTLE2 ~がむしゃらにならなNMBちゃうやろっ!~ 愛 開票イベント」で1位を獲得した。同イベントは、NMB活性化プロジェクト「NAMBATTLE2〜がむしゃらにならなNMBちゃうやろっ!」の企画として開催され、ファンからの投票によって27thシングルに参加するメンバーが決定する。表題曲に参加する選抜メンバーは1位~14位、カップリング曲に参加するアンダーガールズは15位~24位のメンバーが務める。イベントでは、26thシングル「恋と愛のその間には」、ライブ初披露となる前田令子センター曲「ジャンジャン」、平山真衣センター曲「ホンマにサンキュー」など13曲を披露。その後、MCの陣内智則と卒業生の三田麻央が登場し、開票が行われた。3日に発表された中間発表では、キャプテンの小嶋花梨が1位、上西怜が2位、川上は3位だったが中間発表から約3倍の票を集め、センターの座を手にした。3位から躍進し、1位を獲得した川上は「加入して10年目になります。同期の(渋谷)凪咲や後輩たちが上に行って活躍する姿を見て、少し焦る日もあったり、どうしたら上に行けるのか悩む日々が続いてました。最初は自信がなくて、皆さんに『5位以内に入りたい』って自分の気持ちにウソをついて、自分のことを、ファンのことを信じてなかったなって思います」と吐露。「でも、こうして1位になれました。10年目の私でも夢を見続けさせてくれるグループです。たくさん夢が叶ったわけではないけど、夢が叶う瞬間があるんだよって、私だから示せることもあるのかなって。私にはたくさんの夢があるんですけど、今日一つ目標ができました。まだその器にはなれてないかもしれないですけど、私にもNMB48を背負わせてください。今回のシングル、私に任せてください! それに相応しい人になりたいです」と胸のうちを語った。■川上千尋インタビュー――1位になった今の気持ちは?すごい夢みたいだなって思ってます。1位になりたいとは言ってたんですけど、まさかなれるとは思ってなかったので、これからNMB48を背負って行ける人になれるように頑張っていきたいです。――27thシングルはどんな曲がいいですか?曲はNMB48感があったら嬉しいなと思うんですけど、MVが曲に合った物語性があって、みんなの個性が出る曲になればうれしいです。――阪神は開幕3連敗ですが?私が1位になったので、阪神も1位になると思います。これから上り調子で。オープン戦も右肩上がりだったので、シーズン終盤は右肩上がりになってると思います。――10年目ということですが、心が折れそうな時は?一番心がポキッてなったのは、山本彩さんの卒業シングル「僕だって泣いちゃうよ」の選抜メンバーになれなかったことです。――1位のスピーチで“愛のボールがキャッチャーミットに”というフレーズがありましたが、これはいつ考えたものですか?スピーチを考える時に、自分なりの何かがある方がいいんじゃないかと思って、私のイメージとして皆さんに伝わっているのが“野球”だと思ったので、「愛のボールが私の心のキャッチャーミットにストライク、ズドン! と来ました」っていうのを思いついて、スタッフさんに話したら「メッチャ面白いやん!」って言っていただけたので入れました(笑)。――“アイドルをいつまでもやっていいのか”という気持ちは?48グループは夢を見つける場所、夢の通過点とも言われます。確かにそうかもしれませんが、ずっと48グループでアイドルでいる子がいてもいいんじゃないかって思っています。私も10年目でセンターになれましたけど、苦労してきた方かなって思うので、そういうことを伝えていけたらいいなって思います。――センターになったことで、グループで変えたいこと、チャレンジしたいことは?全員センターというコンサートを去年しましたが、そういうことができるグループなので、どんどん私の座を狙いにきてほしいと思います(笑)。私がセンターになれたということで、気持ちの面で変えられるんじゃないかと思っています。
2022年03月28日2001年に日本で公開され、今なお高い人気を誇る、スタジオジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』。7(@_szuna)さんが、神奈川県藤沢市を走る江ノ島電鉄に乗車した際、『千と千尋の神隠し』のワンシーンのような写真が撮影できたといいます。36万件を超える、驚異的な数の『いいね』を集めた、話題の写真をご覧ください。千と千尋の神隠しみたいな写真が撮れた。 pic.twitter.com/JUVmPjYVby — 7 (@_szuna) March 26, 2022 千尋が銭婆の家に向かうため、電車に乗るあの名シーンが現実の世界に…!そこに写っていないはずの千尋やカオナシの姿が見えるようです。写真は反響を呼び、『いいね』だけでなく、多くのコメントも寄せられました。・電車のシーンで流れてきた音楽が頭の中でも流れて感動した。・『千と千尋の神隠し』そのまんま!すごい!・「みたいな」ではなく、本物。7さんの写真は海を越え、海外でも話題になり、外国語で「人生を終える前に見たい景色」「実際に足を運んでみたい」といったコメントも。『千と千尋の神隠し』の登場人物の気分にひたれる、美しい光景に多くの人が感動したようです。[文・構成/grape編集部]
2022年03月28日舞台版『千と千尋の神隠し』が帝国劇場で上演中だ。原作は、言わずと知れた宮崎駿監督によるアニメーション映画の最高傑作で、『レ・ミゼラブル』の世界初演の潤色・演出を担うなどしてきたジョン・ケアードが翻案と演出を手掛け、今回が世界初演となる。開幕直後の3月3日(木)、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、湯婆婆/銭婆役の夏木マリ、朴路美(いずれもWキャスト)らが開幕にあたっての思いを語った。会見時、一足先に初日を迎えた橋本は「無事に幕をあげることができたので、最後まで必死に千尋として生きていって、走り抜けたい。これからどんどん全体を通して成長できたらいいなと思っております」と話し、一方、まだ初日を迎えていなかった上白石は「このご時世に予定されていた日に初日が迎えられること、本当に嬉しくありがたく思っています。こんな時期に劇場に足を運んでくださる方々の気持ちに応えられるよう、日々楽しく丁寧にやっていきたいです」などと話していた。夏木は「幕は開きましたけど、ジョン・ケアードは決して諦めないので、日々ブラッシュアップして、毎日毎日いいものになっていくと思います。お客様も皆様いろいろご配慮くださっているようで、本当に感謝しかない。初日を迎えられることが信じられないような気持ちですが、頑張っていきます」と意気込み、朴も「改めて感じているのは、コロナ禍でのものづくりの大変さ。みんなで努力をしてきて、今この場に立っています。スタッフ、キャスト一同、熱いハートをもって、ものづくりに本当に真摯な人たちに囲まれた幸せな現場。心を一つにして、湯屋一同心を揃えて、みなさんをお迎えできるように日々頑張っていきたいです」。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが本舞台を観劇したといい、「お世辞なしに本当に面白かったです!とにかくジョンの演出とキャストのみなさんが素晴らしくて、原作へのリスペクトが感じられて嬉しかったです。印象的なシーンを言い出したらきりがありませんが、キャストが大勢出てくるシーンはどのシーンも気持ちが高揚しました。映画の公開から20年が経っていることを考えると、キャストの方々の中には、当時まだ生まれたばかりだった方もいて、幼い頃に映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている方もいる。その経験が舞台の迫力につながっているような気がして、感慨深いです」などとコメントを寄せた。それに対して、橋本は「これだけお褒めの言葉をいただけるのは、本当に嬉しい」と語り、上白石は「映画を何度見たか分かりませんし、フィルムコミックや絵にずっと励まされ、お手本にしながら、稽古を進めてきました。作品の素晴らしさに支えられて、助けられることもあれば、やっぱりその素晴らしさを壁に感じることもあって。鈴木さんにそういっていただけて、ホッとしています」と涙ぐんだ。東京公演は3月29日まで。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年03月08日舞台版『千と千尋の神隠し』が帝国劇場で上演中だ。原作は、言わずと知れた宮﨑駿監督によるアニメーション映画の最高傑作で、『レ・ミゼラブル』の世界初演の潤色・演出を担うなどしてきたジョン・ケアードが翻案と演出を手掛け、今回が世界初演となる。開幕直後の3月3日(木)、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、湯婆婆/銭婆役の夏木マリ、朴璐美(いずれもWキャスト)が、青蛙役・おばたのお兄さん(会見では司会進行を担当)と共に登場。開幕にあたっての思いを語った。もっともっと成長していい舞台に(橋本)日々楽しく丁寧にやっていきたい(上白石)――まずはご挨拶をお願いします。橋本環奈(以下、橋本)私はすでに初日(3/2)を迎えました。もうすぐ初日が始まるおふたり(※上白石と朴)を前にして、ちょっと気の抜けた空気が私だけが出ているのではないかと心配しております(笑)。この作品のお話をいただいた時から、幕が上がることを楽しみにしていました。やはり大変な日常の中で不安がたくさんありましたし、来てくださる方ももちろんだと思いますが、感染対策を行って、今日という日を迎えることができて嬉しいなと思います。これからもっともっと成長して、いい舞台にしていけたらいいなと思っております。上白石萌音(以下、上白石)今もまさに舞台稽古をしていて、プレビュー公演、昨日の初日よりもさらにさらにいいものをお届けするためにカンパニー一丸となって頑張っているところです。環奈ちゃんもおっしゃっていましたが、このご時世に予定されていた日に初日が迎えられること、本当に嬉しくありがたく思っています。こんな時期に劇場に足を運んでくださる方々の気持ちに応えられるよう、日々楽しく丁寧にやっていきたいと思います。よろしくお願いします!舞台『千と千尋の神隠し』ポスター夏木マリ(以下、夏木)昨日環奈ちゃんと一緒に初日を迎えました。7月まで続く舞台なので、昨日幕は開きましたけど、ジョン・ケアードは決して諦めないので、日々ブラッシュアップして、毎日毎日いいものになっていくと思います。出演者が力を合わせて、何よりみんな健康でね。お客様も皆様いろいろご配慮くださっているようで、本当に感謝しかないです。初日を迎えられることが信じられないような気持ちですが、頑張っていきますので、よろしくお願いします。朴璐美(以下、朴)お三方が今おっしゃった通りなんですが、改めて感じているのは、コロナ禍でのものづくりの大変さを痛感しています。言えないような努力をみんなしてきて、今この場に立っています。スタッフ、キャスト一同、熱いハートをもって、ものづくりに本当に真摯な人たちに囲まれた幸せな現場に立たせてもらっています。心をひとつにして、湯屋一同心を揃えて、みなさんをお迎えできるように日々頑張っていきたいと思います。千尋は「身体能力めちゃくちゃ高い」(橋本)「体を追い込む役です」(上白石)――ここで映画『千と千尋の神隠し』の製作に関わった、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーからの観劇の感想をお伝えします。「お世辞なしに本当に面白かったです!とにかくジョンの演出とキャストのみなさんが素晴らしくて、原作へのリスペクトが感じられて嬉しかったです。印象的なシーンを言い出したらきりがありませんが、キャストが大勢出てくるシーンはどのシーンも気持ちが高揚しましたし、千尋とカオナシが電車に乗っているシーンは、実は観るまで心配だったのですが、非常にうまくできていると感動しました。映画の公開から20年が経っていることを考えると、キャストの方々の中には、当時まだ生まれたばかりだった方もいて、幼い頃に映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている方もいる。その経験が舞台の迫力につながっているような気がして、感慨深いです。みなさん頑張ってください」(鈴木敏夫)――こちらの感想を聞いて、いかがでしょうか。左から、上白石萌音、橋本環奈橋本本当に安心しますね。認められたというのがすごく嬉しくて。やっぱり映画『千と千尋の神隠し』が好きなみんなが揃っているじゃないですか。だからこそ鈴木さんにどう思われるか。多分ジョンもめちゃくちゃ心配していたと思うんですよ。緊張していたと思うし。そんななかで、これだけお褒めの言葉をいただけるのは、本当に嬉しいですね。上白石本当にお稽古に入る前から、お稽古中も何度映画を観たか分かりませんし、フィルムコミックとか、絵とかにずっと励まされ、お手本にしながら、稽古を進めてきました。作品の素晴らしさに支えられて、助けられることもあれば、やっぱりその素晴らしさを壁に感じることもあって。本当にどきどきしているので、鈴木さんにそういっていただけて……私がやった回をご覧になったわけではないんですけど(笑)、ホッとしています。夏木自分の作品がどういう風に舞台化されるのか、正直不安があったんでしょうね。だけど、ジョンが私たち俳優の肉体を使ってあれだけ再現してくれたし、セットが2度と同じ場面がないという素晴らしいセットなので、きっと楽しんでくださったんだと思います。「パーフェクト」とおっしゃってくださったそうなので、すごく出演者にもその言葉が力になります。嬉しいです。――稽古中大変だったことはありますか?橋本ありすぎるぐらいありますね。千尋は本当にステージをはけている時間がめちゃくちゃ短いんですよ。ずっといるじゃないですか。どのシーンも。上白石ハケても早替えで走っている(笑)橋本そうそう。全然休めない感じだったので、ドジな一面があって、こけたりするんですね。舞台は何回もするので、実際に怪我をしてはダメ。怪我をしない転び方などを研究するのが難しかったですね。実は千尋、身体能力めちゃくちゃ高いと思います。上白石本当に千尋は運動量が半端なくて。倒れ込みそうなところまで体を追い込む役です。それに加えて、稽古場では常にマスクをしていて、しかも精度の高い密閉されているマスクをしていたので、何回か倒れると思いました。でも、高地トレーニングみたいな感じで、舞台ではマスクを外すので、稽古場より楽なんですよ! なので、ちょっとありがたかったなと、今ではマスクに感謝しています(笑)夏木コロナ対策も全てそうですけど、千尋も湯婆婆も見えないところが大変なんですよ。走ったり着替えたり。それがお稽古でつながる/つながらないというのが大変でしたね。そんなことかな。朴本当に感染対策をちゃんとしてきました。すごく意識の高い稽古場だったんじゃないかなと思っています。ご覧になったら分かると思いますが、一番アンサンブルの人たちが体を張っているし、裏ではスタッフさんたちも休む暇がない。大変な分、エネルギーとなって前に出ているので、分かっていただけると思います。スタッフキャストが感染対策をやったということはひとつ、「私たちやったな!」というところであります。7月まで、夢中になって走り抜けたい――すごい運動量ということですが、痩せましたか?橋本どうなんだろ……?夏木私、痩せた。800グラム。すごい汗かかない?朴汗はかきますけど、痩せてなかったです(笑)夏木1幕も2幕もこんな格好で汗びっしょり。これはいいぞと思いました(笑)上白石私、初めて通しをした日、1.5キロ落ちていました。始まる前に緊張して何も食べられなかったのもあると思いますが......今はいくら食べても太らない、無双状態だと思います。楽しもうと思います。――映画が忠実に再現されている世界に入って、どんな気持ちになりましたか?橋本多分千尋と同じ気持ちになれた気がします。出てくる神々もそうですけど、セットも壮大で、それを肌で感じる。本当に千尋と同じ気持ちだろうなと思いますね。やりやすかったですね。夏木テーマパークにいるようだよね。――舞台は7月まで続きます。健康を維持するための方法を教えてください!上白石熱いお湯のお風呂にちゃんとはいることですかね。湯屋の話でもありますから。橋本健康法ですか……特にやっていないですけど、別に至って健康です。上白石この人、ストレッチもしないんですよ!(笑)夏木そう、舞台に出るのに何もしないんですよ!緊張もしない(笑)橋本アキレス腱は伸ばします(笑)夏木私は終わったらマッサージのケアにいきます。朴ごめんなさい。環奈ちゃんと同じタイプ。ギリギリが好きなんです(笑)上白石声のケアとかは?朴全くしないです。橋本ええ!あんなに叫んでいて!朴ごめんね。ちゃんとやります。夏木自分のペースがあるからね。いいのよ(笑)左から、朴璐美、上白石萌音、橋本環奈、夏木マリ、おばたのお兄さん――では最後に改めての意気込みをお願いします。橋本無事に幕を開けることができたので、最後まで必死に千尋として生きていって、走り抜けたいなと思います。これからどんどん全体を通して成長できたらいいなと思っております。上白石本当に世の中いろんなことが起きていて、不安になったり、恐ろしい気持ちになったりすることが多いと思うんですけど、劇場にいらっしゃる3時間だけでも、いろんなことを忘れて楽しんでいただけるように、私たちも夢中になって全員で走り抜けたいなと思っております。劇場でお待ちしております!舞台『千と千尋の神隠し』上演時間は約3時間。東京公演は3月29日(火)まで帝国劇場にて。その後、4月13日(水)~24日(日)に大阪・梅田芸術劇場ホール、5月1日(日)~28日(土)に福岡・博多座、6月6日(月)~12日(日)北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru、6月22日(水)~7月4日(月)に愛知県名古屋市・御園座にて上演される。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年03月07日舞台版『千と千尋の神隠し』が帝国劇場で上演中だ。原作は、言わずと知れた宮崎駿監督によるアニメーション映画の最高傑作で、『レ・ミゼラブル』の世界初演の潤色・演出を担うなどしてきたジョン・ケアードが翻案と演出を手掛け、今回が世界初演となる。開幕直後の3月3日(木)、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、湯婆婆/銭婆役の夏木マリ、朴路美(いずれもWキャスト)らが開幕にあたっての思いを語った。会見時、一足先に初日を迎えた橋本は「無事に幕をあげることができたので、最後まで必死に千尋として生きていって、走り抜けたい。これからどんどん全体を通して成長できたらいいなと思っております」と話し、一方、まだ初日を迎えていなかった上白石は「このご時世に予定されていた日に初日が迎えられること、本当に嬉しくありがたく思っています。こんな時期に劇場に足を運んでくださる方々の気持ちに応えられるよう、日々楽しく丁寧にやっていきたいです」などと話していた。夏木は「幕は開きましたけど、ジョン・ケアードは決して諦めないので、日々ブラッシュして、毎日毎日いいものになっていくと思います。お客様も皆様いろいろご配慮くださっているようで、本当に感謝しかない。初日を迎えられることが信じられないような気持ちですが、頑張っていきます」と意気込み、朴も「改めて感じているのは、コロナ禍でのものづくりの大変さ。みんなで努力をしてきて、今この場に立っています。スタッフ、キャスト一同、熱いハートをもって、ものづくりに本当に真摯な人たちに囲まれた幸せな現場。心を一つにして、湯屋一同心を揃えて、みなさんをお迎えできるように日々頑張っていきたいです」。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが本舞台を観劇したといい、「お世辞なしに本当に面白かったです!とにかくジョンの演出とキャストのみなさんが素晴らしくて、原作へのリスペクトが感じられて嬉しかったです。印象的なシーンを言い出したらきりがありませんが、キャストが大勢出てくるシーンはどのシーンも気持ちが高揚しました。映画の公開から20年が経っていることを考えると、キャストの方々の中には、当時まだ生まれたばかりだった方もいて、幼い頃に映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている方もいる。その経験が舞台の迫力につながっているような気がして、感慨深いです」などとコメントを寄せた。それに対して、橋本は「これだけお褒めの言葉をいただけるのは、本当に嬉しい」と語り、上白石は「映画を何度見たか分かりませんし、フィルムコミックや絵にずっと励まされ、お手本にしながら、稽古を進めてきました。作品の素晴らしさに支えられて、助けられることもあれば、やっぱりその素晴らしさを壁に感じることもあって。鈴木さんにそういっていただけて、ホッとしています」と涙ぐんだ。東京公演は3月29日まで。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年03月07日宮崎駿監督による世界的大ヒットアニメ映画を原作とする、今年最大の話題作と言っても過言ではない舞台、『千と千尋の神隠し』が帝国劇場で上演されている。あのアニメならではの世界を、一体どうやって3次元に……? 舞台化が発表された際、誰もがそう思ったに違いない本作。3月2日の本初日を前に、プレビュー公演とゲネプロでいよいよヴェールを脱いだそれは、原作へのリスペクトと演劇ならではの表現に彩られた超大作だった――!まず、「原作へのリスペクト」の部分。演出のジョン・ケアード(『レ・ミゼラブル』『ナイツ・テイル』)は、いたずらに換骨奪胎するようなことはせず、物語もキャラクターも基本的にはそのまま見せていく。パペットや衣裳の力によって、6本の腕を持つ釜爺も体が影のようなカオナシも、3つの頭部が飛び回る頭(かしら)から、小さな青蛙やさらに小さなススワタリに至るまで、愛すべきあの姿のまま立体となって目の前に現れるのだ。映像やイリュージョンに頼ることなく、パペットや衣裳の力でそれを実現している時点で既に、「演劇ならではの表現」となっていることは明らか。だが、それだけではない。パペットの操り手が隠れることなく、歌舞伎の黒衣のように観客から見える趣向になっていたり。カオナシの心情や「油屋」で働く湯女たちの作業が、時にダンスで表現されたり。そして美術も、能舞台を思わせるセットが360°回転することであらゆる場面を象徴的に表しており、実に演劇的だ。おまけにオーケストラの生演奏までついて、ライブ感を味わいながらイマジネーションを働かせて楽しめる、まさに演劇の醍醐味に満ちた舞台と言えるだろう。特筆すべきは、セット、パペット、衣裳、振付、そして俳優の演技の境目が見えないこと。コロナ禍の中、これほど見事に溶け合うところまで持っていくには、一体どれだけ濃密な稽古が必要だったことだろう。Wキャストのうち、取材できたのは橋本環奈の千尋、醍醐虎汰朗のハク、菅原小春のカオナシ、咲妃みゆのリン/千尋の母、田口トモロヲの釜爺、夏木マリの湯婆婆/銭婆の回。全員が、もはやその役にしか見えないハマリ役ぶりだった。とはいえ、ケアードは俳優それぞれの持ち味や解釈を尊重する演出家であり、そしてWキャストには個性はもちろん、時に性別まで異なる俳優が配役されている(上記の順に、上白石萌音、三浦宏規、辻本知彦、妃海風、橋本さとし、朴ろ美)。別のキャストで観たら、きっとまた違った「千と千尋」の魅力が見えてくることだろう。その多彩さや可能性も含めてやはり、東宝の創立90周年を記念するにふさわしい超大作だ。取材・文:町田麻子舞台『千と千尋の神隠し』2022年3月29日(火)まで、帝国劇場にて。その後大阪(4月)、福岡(5月)、北海道(6月)、愛知(6・7月)にて上演※宮崎駿の「崎」は立つ崎(たつさき)、辻本知彦の「辻」はしんにょうの点が1つ、朴ろ美の「ろ」は王へんに路が正式表記。
2022年03月04日舞台『千と千尋の神隠し』の初日記念会見が3日に東京・帝国劇場で行われ、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、湯婆婆/銭婆役の夏木マリ、朴ロ美(※ロは王偏に路)が登場。青蛙役のおばたのお兄さんがMCを務めた。同作は宮崎駿監督の名作『千と千尋の神隠し』の舞台化作。少女・千尋(橋本環奈、上白石萌音 ※Wキャスト)が引っ越し先に向かう途中で八百万の神々の世界へ迷い込み、様々な出会いを経て、人間の世界に戻るため生きる力を呼び醒ましながら奮闘する。英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクタージョン・ケアードが翻案・演出を手掛け、2022年2月・3月の東京・帝国劇場を皮切りに、4月大阪、5月福岡、6月札幌、6月・7月名古屋と、4大都市でも上演される。2月28日、3月1日のプレビュー公演を終え、2日に初日を迎えた橋本・夏木と、会見後に初日を迎える上白石と朴。原作を手がけた鈴木敏夫プロデューサーからは「お世辞なしに本当におもしろかったです。とにかくジョンの演出とキャストの皆さんが素晴らしくて、原作へのリスペクトが感じられて嬉しかったです。印象的なシーンを言い出したらきりがありませんが、キャストが大勢が出てくるシーンはどのシーンも観ていて気持ちが高揚しましたし、千尋とカオナシが電車に乗って行くシーンは実は観るまで少し心配だったのですが、非常にうまくできていると感動しました。映画の公開から20年が経っていることを考えるとキャストの方々の中には当時まだ生まれたばかりだった方もいて、幼い頃に映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている方もいる。その経験が舞台の迫力に繋がっているような気がして感慨深いです。皆さんがんばってください!」というメッセージが届く。橋本は「安心します。認められたというのがすごく嬉しくて、『千と千尋の神隠し』が好きなみんながそろっているからこそ、鈴木さんにどう思われるか、ジョンもめちゃくちゃ心配してたと思うんです。これだけお褒めの言葉をいただけるとなると本当に嬉しいですね」と喜ぶ。上白石は「お稽古に入る前から何度映画を観たかわかりませんし、フィルムコミックや絵に励まされお手本にしながら稽古を進めてきて、作品の素晴らしさに助けられることもあれば壁に感じることもあって、本当にどきどきしていたので、鈴木さんにそう言っていただけて」と感極まる。「私がやった回をご覧になったわけじゃないんですけど、ほっとしています」と笑顔を見せた。鈴木プロデューサーとも交流の深い夏木は「自分の作品がどういう風に舞台化されるのか、正直不安だったんでしょうね。だけどジョンが私たち俳優の肉体を使ってあれだけ再現してくれたし、2度と同じ場面がないという素晴らしいセットなので、きっと楽しんでいただいて、メッセージをくださったんだと思います。『パーフェクト』と言ってくれたってジョンが言ってたよね。出演者にもその言葉が力になります」と述べる。28日のプレビュー初日について、朴は「ゲロ吐くかと思った」と苦笑しながら、「ゲネプロができなくて、そのままプレビュー初日で通しだったもので、本当に緊張したんだけど、夢中になってやってしまったという感じがあります」と振り返った。稽古での大変なことを聞かれると、おばたは「全部です」ときっぱり。橋本は「千尋は本当にステージにずっといるのと、ドジな一面があって転んだりするけど、怪我をしない転び方を研究するのが難しかった。実は身体能力めちゃくちゃ高いんです」と説明する。上白石は「運動量がはんぱなくて、『もう無理です』というところまで走らなきゃいけない。体を追い込む役」としみじみとし「はじめて通した日には、1.5kg落ちてました。いくら食べても太らない無双状態で楽しもうと思います」と語る。7月まで続く公演での健康対策を聞かれると、橋本は「特にやってないですけど、いたって健康です」と答え、上白石は「この人、ストレッチもしないんです。丸腰なの」と明かす。「アキレス腱は伸ばします」と言う橋本には、上白石が「ストレッチだけはして!」と懇願するなど、仲の良い様子。さらに夏木が「とにかく大変ですよ。終わったらケアにいく。東宝さんがマッサージさんを用意してくれてますから、朝やっていただく。そんな感じでやらないと続かないですね」と続ける。しかし夏木と同じ役の朴は「環奈ちゃんと一緒で……」と体のケアや喉のケアもしていないということで、「ギリギリが好きなんです。まったくしないです。ごめんね、ちゃんとやります」と謝る朴に、夏木が「自分のペースがあるからね」と声をかけていた。舞台写真提供:東宝演劇部
2022年03月04日東宝創立90周年を記念し、宮崎駿監督の国民的アニメを世界で初めて舞台化する「千と千尋の神隠し」(演出:ジョン・ケアード)の初日記念会見が3月3日、帝国劇場で行われた。会見には千尋役の橋本環奈と上白石萌音、湯婆婆/銭婆をWキャストで演じる夏木マリと朴ロ美、青蛙役のおばたのお兄さんが出席。一足先に初日公演を終えた橋本さんは「わたしにとって初めての舞台。やり遂げることができて良かった」と安どの表情を浮かべ、「これからどんどん成長し、もっといい舞台にしていければいいなと思っております」と決意を新たにしていた。一方、会見後に初日を迎える上白石さんは「気もそぞろです…」と緊張した面持ち。「大変な状況で、予定通りに初日を迎えられることを、うれしくありがたく思っております。劇場に足を運んでくださる方々の気持ちに応えられるように、日々楽しく、丁寧にやっていきたいと思っています」とこちらも気合い十分だった。苦労と問われると、橋本さんは「あり過ぎます!」と即答し、「千尋はステージにいない時間がめちゃくちゃ短いんです。ずっと(ステージ上に)いるんじゃないですか。裏では早替えで全然休めない(笑)」と目まぐるしい舞台裏を告白。また「千尋は結構ドジなところがあって、舞台で何度もこけたりするんですけど、実際にはケガしちゃいけないので、ケガしない転び方を研究しています。千尋、実は身体能力がめちゃくちゃ高いんです。(初日を終えて)足が痛いです」と千尋役ならではの過酷さを明かした。一方、上白石さんはマスク着用での稽古を「高地トレーニングみたいだった」と振り返り、「大変でしたが、(マスクなしで)舞台に立つと稽古場よりラクで、今ではマスクに感謝です」。また、初めての通し稽古を終えた後「1.5(キロ)落ちていました。始まる前から緊張で食べられなくて。いまはいくら食べても太らない“無双状態”なので、楽しもうと思っています」と驚きのエピソードを披露していた。会見では、すでに観劇を終えたスタジオジブリの鈴木敏夫氏からの絶賛コメントも紹介され、「本当に安心しますね。鈴木さんにどう思われるか、ジョンも心配していたと思うし、これだけお褒めの言葉をいただき、本当に認められたというのが、うれしいです」(橋本さん)、「映画に励まされながら、お手本にし、稽古を進めてきました。すばらしさに支えられることもあれば、壁に感じることもありましたが、鈴木さんにそう言っていただいて、ホッとしています」(上白石さん)と喜びを安どを胸に、7月まで続く公演の成功を祈っていた。舞台「千と千尋の神隠し」では、醍醐虎汰朗と三浦宏規がハク、菅原小春と辻本知彦がカオナシ、咲妃みゆと妃海風がリン/千尋の母を演じるほか、釜爺役の田口トモロヲと橋本さとし、兄役/千尋の父の2役を大澄賢也、父役の吉村直ら個性あふれる実力派が顔を揃えている。【スタジオジブリ 鈴木敏夫氏のコメント】お世辞なしに本当に面白かったです。とにかくジョンの演出と、キャストの皆さんがすばらしくて、原作へのリスペクトが感じられてうれしかったです。印象的なシーンを言い出したら、キリがありませんが、キャストが大勢出てくるシーンはどれも見ていて気持ちが高揚しましたし、千尋とカオナシが電車に乗っていくシーンは、実は見るまで少し心配だったのですが、非常にうまくできていると感動いたしました。映画の公開から20年が経っていることを考えると、キャストの方々の中には、当時まだ生まれたばかりの方もいて、幼い頃に映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている人もいる。その経験が舞台の迫力につながっているような気がして、感慨深いです。皆さん、頑張ってください。舞台「千と千尋の神隠し」は2022年3月2日(水)~29日(火)帝国劇場にて上演(プレビュー公演 2月28日・3月1日)。※大阪・福岡・札幌・名古屋公演あり。(text:cinemacafe.net)
2022年03月04日スタジオジブリの大ヒット映画『千と千尋の神隠し』が舞台化される。10歳の少女・千尋(橋本環奈・上白石萌音)が迷い込んだのは八百万の神々たちの世界。神様たちが疲れを癒す「湯屋」を舞台に、奇妙な世界で奮闘する千尋の姿を描いた冒険譚だ。今作で重要な役割を担うハクを、醍醐虎汰朗さんと三浦宏規さんがWキャストで演じる。神様たちが疲れを癒す「湯屋」が帝国劇場に姿を現す!?三浦宏規さん(以下、三浦):最初、『千と千尋~』を舞台化するって知ったときも衝撃でしたけど、オーディションでハク役に決まったと言われたときも、嬉しいけどどこか現実味がなくて。あまりに大きなプロジェクトすぎて…。醍醐虎汰朗さん(以下、醍醐):わかります。世界的に愛される作品ですからね。その一員になれるのは幸せだし、誇りでもあるので、プレッシャーに呑まれないよう、緊張を味方に変えていきたいです。三浦:ハクって、誰もが知ってるキャラクターですし、みなさんの中にいいイメージがあるでしょうから…。醍醐:カッコいいですしね。(演出の)ジョン(・ケアード)さんの考えはまだわからないですが、僕はハクのカッコ良さや儚さ、美しさみたいな部分にこだわりたいと思ってて。三浦:“儚さ男子”っていうのがいいですよね。色気も感じるし。今回はWキャストで一緒にアイデアを出し合える相手がいるのはありがたいです。ただ、これまではWキャストだとしても、自分が年下の現場が多かったから僕の方が年上っていうのがすごく新鮮な感じで…。醍醐:僕は、Wキャストって今回が初めてなんです。この前、声優の梶(裕貴)さんとお話しさせていただいたら、「Wキャストは戦う相手じゃなくて、助け合える相手だから楽しくできるよ」っておっしゃっていて。それで三浦さんにお会いしたら、すごく受け入れ態勢でいてくださったので安心したし、楽しみにもなりました。三浦:オーディションどうでした?僕の場合はアニメのセリフを読んだり、劇中の曲を使って1分半の振り付けを考えるという課題を出されて踊ったりもしたけど。醍醐:僕の場合は、事前に振り付けをいただいて期日までに動画を撮って見てもらったり、リモートでジョンさん相手にお芝居をしたりしました。でも、カメラ目線のままでずっとお芝居してくださいと言われて…。三浦:それは結構難しいな(笑)。醍醐:だから感情の内圧を必死にキープしながらやりました。三浦:出演者関係なく楽しみにしてるのは湯屋のセット。セットのミニチュアを見せてもらったんですが、これ本当に帝劇でやるの?って。醍醐:僕も見ました。細部までものすごく緻密ですごかったです。あれを生で観られるだけでも十分アトラクションって感じですよね。三浦:今回Wキャストだから、僕も客席で観られるんですよね。ジョンさんが、この作品をあえて舞台化する意味として「舞台だからこその新しいチャレンジを」っておっしゃっているんですけど、音楽とか照明とかあの世界観が目の前にリアルに立ち上がったらすごいことになるよね。醍醐:香りや衝撃、音のビリビリくる振動とか生で受けることで、よりのめり込める気がしています。東宝創立90周年記念作品舞台『千と千尋の神隠し』演出は、世界的大ヒットミュージカル『レ・ミゼラブル』初演の潤色・演出も手がけたジョン・ケアード。原作映画で湯婆婆・銭婆の声を務めた夏木マリが、同役で出演するのも話題。3月2日(水)~29日(火)2月28日(月)、3月1日(火)プレビュー公演あり。日比谷・帝国劇場原作/宮﨑駿演出/ジョン・ケアード出演/橋本環奈・上白石萌音、醍醐虎汰朗・三浦宏規、菅原小春・辻本知彦、咲妃みゆ・妃海風、田口トモロヲ・橋本さとし、夏木マリ・朴璐美(すべてWキャスト)ほかS 席1万4500円A席9500円B席5000円東宝テレザーブ TEL:03・3201・7777大阪、福岡、札幌、名古屋公演あり。右・だいご・こたろう2000年9 月1日生まれ、東京都出身。’17年より舞台『弱虫ペダル』に主演し注目される。’19年の映画『天気の子』で主人公の声を担当し話題に。近作に配信ドラマ『未来世紀SHIBUYA』など。パンツ¥40,700(AOI WANAKA TEL:03・6786・6855)その他はスタイリスト私物左・みうら・ひろき1999年3月24日生まれ、三重県出身。5歳より始めたバレエで注目を集め、俳優に転向後はミュージカル『刀剣乱舞』や『レ・ミゼラブル』などに出演。近作に主演ミュージカル『グリース』。※『anan』2022年3月2日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・MASAYA(醍醐さん)小田優士(三浦さん)ヘア&メイク・七絵(醍醐さん)AKi(三浦さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年02月28日KOTARO NUKAGA(六本木)は2月5日(土)から3月31日(木)まで石塚元太良の個展「Ondulatoire」を開催し、新作を含む17点を展示いたします。石塚元太良《Ondulatoire #003》2017/2022冠布(かんぷ)を被り、ピントグラス越しに見た世界はカメラの操作によって立体的に浮かび上がってくる。石塚はその様子を「世界を眼球で立体的に造形しているようだ」と表現する。これまで石塚が写真によって行ってきたことには写真空間の再解釈を行うという考えが通底している。石塚は「デッドパン」(注1)といわれる1970年代にドキュメント写真がアートとなるためにとった戦略を踏襲するスタイルをとり、世界の全てをイメージとして平面的に見るデジタル写真の時代に、別の目で見る世界の姿を私たちに経験させる。20世紀の偉大な建築家であるル・コルビュジエ(1887-1965)は合理的精神に基づき、建築に新素材やドミノシステムなど革新的な建築方法を積極的に持ち込むことで、建築の造形を自由にしたことで知られる。そのコルビュジエは自身の設計したリヨンのラトゥーレット修道院(1960年竣工)の開口部を弟子で建築家、数学家や作曲家でもあるヤニス・クセナキス(1922-2001)にデザインをさせた。整然と整理されてしまう対位法的な音楽を真っ向から否定したクセナキスは、音楽に複雑性を取り入れ、ミクロには揺らぎを、マクロにはダイナミックな大きな塊として表現される音楽を作った。彼は音楽に数学的な要素を持ち込み、五線譜ではない図譜という楽譜を採用した。ラトゥーレット修道院の開口部のデザインは彼の代表的な曲である『メタスタシス』の譜面との間に共通するものがあるとも言われている。クセナキスが「オンデュラトワール(波状の)」(注2)と名付けた不均質な幅にデザインされたルーバーは、ラトゥーレット修道院という空間に音楽的な要素を加えることを高度に成功させており、この建築空間に新たな解釈を作り出している。彼の作った開口部に差し込む太陽の光は譜面である窓枠を通して影を地面に創り出し、閉鎖的な修道院という空間の中で続く修行の1日、1年といった日々が、周期の中で揺らぎながら変化していることを気がつかせる瞑想的な場となる。この揺らぎこそが「オンデュラトワール」であり、ここで光と影によって奏でられ続ける管弦楽曲のタイトルであるとも言える。石塚が今回作品のモチーフとして選んだのはクセナキスの作り上げた譜面に記され、差し込む光によって、この場所で演奏されたシンフォニーである。石塚はラトゥーレット修道院の回廊で年間を通して奏で続けられる演奏の揺らぎの中から、冬至と夏至の日の場景を選び出している。これによって揺らぎの最大幅に線を引くこととなる。つまり、この日々揺らぎの中でつづく演奏を大きな塊、全体像としてその広さを捉えることとなる。また、本展ではコルビュジエとクセナキスの共同制作で、もうひとつの「オンデュラトワール」であるチャンディーガル美術大学(1965年竣工)の開口部の作品も提示する。このふたつの「オンデュラトワール」がみせる「ちがい」はある種のコントラストとなる。これによって、全体像として捉えたラトゥーレットの「オンデュラトワール」という曲の広さに別の軸を与え、作曲家クセナキスの見ていた揺らぐ世界を立体的に再構築する。今回、石塚が写真空間の再解釈で表現したのは音楽の立体化であり、それはまさに「音楽の建築」であると言える。本展「Ondulatoire」はコンダクター石塚元太良によるシンフォニー「オンデュラトワール」のコンサートである。建築、音楽、写真という3つの領域を思考の中で再編し、「音楽を観て、写真を聴く」空間として本展を堪能していただければ幸いです。ぜひ、ご高覧ください。(注1) デッドパン写真のキュレーター、シャーロット・コットンが著書『現代写真論』で示した、作家の主観性を画面から排除したオブジェクティブ(無表情)な写真表現。アート写真はデッドパンのスタイルを用いることで、大げさな感傷や主観から切り離される。情緒に訴える写真もあるかもしれないが、写真家たちの感情を理解することが、作品の意味内容を理解することにはつながらない。写真とは、個人に見える限界以上のものを見る手段であり、一個の人間の立場からは見えない、人工と自然の世界を支配する壮大な力を画面に写し取る手段なのである。(シャーロット・コットン、『現代写真論 新版』、大橋悦子・大木美智子訳、晶文社、2016年、p83)(注2) 「オンデュラトワール」フランス語で「波状の」という意味、不均質なルーバーを設けた窓の呼称。正式名称はパン・ド・ヴェール・オンデュラトワール(Pans de Verre Ondulatoires)、「波状のガラス面」の意。■開催概要石塚元太良「Ondulatoire」会期 :2022年2月5日(土) - 3月31日(木)開廊時間:11:00-18:00 (火-土) ※日月祝休廊※国や自治体の要請等により、日程や内容が変更になる可能性があります。■会場KOTARO NUKAGA(六本木)〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2Fアクセス:東京メトロ日比谷線、都営地下鉄大江戸線「六本木駅」3番出口より徒歩約3分■アーティスト石塚元太良 | Gentaro Ishizuka1977年、東京生まれ。2004年に日本写真協会賞新人賞を受賞し、その後2011年文化庁在外芸術家派遣員に選ばれる。初期の作品では、ドキュメンタリーとアートを横断するような手法を用い、その集大成ともいえる写真『PIPELINE ICELAND/ALASKA』(講談社刊)で2014年度東川写真新人作家賞を受賞。また、2016年にSteidl Book Award Japanでグランプリを受賞し、写真『GOLD RUSH ALASKA』がドイツのSteidl社から出版される予定。 2019年には、ポーラ美術館で開催された「Syncopationシンコぺーション:世紀の巨匠たちと現代アート」展で、セザンヌやマグリットなどの近代絵画と比較するように配置されたインスタレーションで話題を呼んだ。近年は、暗室で露光した印画紙を用いた立体作品や、多層に印画紙を編み込んだモザイク状の作品など、写真が平易な情報のみに終始してしまうSNS時代に写真表現の空間性の再解釈を試みている。2022年にはKOTARO NUKAGA(六本木)の個展の他、アーツ前橋のグループ展や新国立美術館で開催される「DOMANI・明日」展にも参加予定。石塚元太良 (C) Mina Soma■作品石塚元太良《Ondulatoire Chandigarh #013》2018/2022石塚元太良《Ondulatoire #002》2017/2022石塚元太良《Ondulatoire Chandigarh #001》2018/2022石塚元太良《Ondulatoire #001》2018/2020 (C)坂本理 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月20日写真家・石塚元太良の個展『Ondulatoire』が2月5日(土)から3月31日(木)まで六本木のKOTARO NUKAGAで開催される。本展では新作を含む17点が展示される。冠布(かんぷ)を被り、ピントグラス越しに見た世界はカメラの操作によって立体的に浮かび上がってくる。石塚はその様子を「世界を眼球で立体的に造形しているようだ」と表現する。石塚は近年、暗室で露光した印画紙を用いた立体作品や、多層に印画紙を編み込んだモザイク状の作品など、写真が平易な情報のみに終始してしまうSNS時代に写真表現の空間性の再解釈を試みている。今回、モチーフとして選んだのは、ラトゥーレット修道院。20世紀の偉大な建築家であるル・コルビュジエ(1887-1965)が設計し、開口部を弟子で建築家、数学家や作曲家でもあるヤニス・クセナキス(1922-2001)にデザインをさせたことで知られている。開口部に不均質な幅にデザインされたルーバーは、差し込む光と影によって、ラトゥーレット修道院という空間に音楽的な要素を加えることを高度に成功させており、この建築空間に新たな解釈を作り出している。石塚はルーバーから差し込む光がシンフォニーを演奏していると捉え、ラトゥーレット修道院の回廊で年間を通して奏で続けられる演奏の揺らぎの中から、冬至と夏至の日の場景を選び出している。石塚が写真空間の再解釈で表現したのは音楽の立体化であり、それはまさに「音楽の建築」であるといえる。本展はコンダクター石塚元太良によるシンフォニー「オンデュラトワール」のコンサートといえる。建築、音楽、写真という3つの領域を思考の中で再編し、「音楽を観て、写真を聴く」空間をぜひ体感して欲しい。■開催概要石塚元太良『Ondulatoire』会期:2月5日(土)〜3月31日(木)開廊時間:11:00-18:00 (火-土) ※日月祝休廊※国や自治体の要請等により、日程や内容が変更になる可能性があります。■会場KOTARO NUKAGA(六本木)〒106-0032東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2Fアクセス:東京メトロ日比谷線、都営地下鉄大江戸線「六本木駅」3番出口より徒歩約3分
2022年01月17日ロエベ(LOEWE)がスタジオジブリとのコラボレーション第2弾を発表。今回は、映画『千と千尋の神隠し』をテーマにしたカプセルコレクションを2022年1月7日(金)より発売する。ロエベ×スタジオジブリ『千と千尋の神隠し』カプセルコレクション『となりのトトロ』の世界観を表現した第1弾に続いて実現した、ロエベとスタジオジブリとのコラボレーション。第2弾では、宮崎駿が監督を手掛ける2001年のアニメーション映画『千と千尋の神隠し』をピックアップした。第75回アカデミー賞の長編アニメーション賞をはじめ数々の賞を受賞した、その名作の世界観を余すことなく表現すべく、今回のカプセルコレクションでは、作品に登場する数多くのキャラクターたちをフィーチャーしている。主人公の千尋はもちろん、なぞの少年ハク、湯屋を支配する魔女湯婆婆、カオナシ、坊ネズミとハエドリ、アオガエル、オオトリさま、ススワタリといったおなじみの面々が、ロエベのクラフツマンシップによって精緻にあしらわれた。ジャカード、プリント、アップリケ、パッチ、レザー、マルケトリー、刺繍など様々な素材と手法が駆使されている。バッグまず目を向けたいのは、「アマソナ バッグ」や「パズル バッグ」、「ハンモック バッグ」、「フラメンコ バッグ」といったロエベのアイコンバッグの数々。鮮やかなブルーの「アマソナ バッグ」にはハクと千尋を、ブラックの「ハンモック バッグ」には、カオナシを大胆に配した。「パズル バッグ」に描かれたススワタリの中には、ご飯の“金平糖”を手にしたススワタリもおり、映画のワンシーンを彷彿とさせる。スモールレザーグッズスモールレザーグッズも豊富なラインナップで登場。使い勝手のいい「スモール バーティカル ウォレット」や「トライフォールド ウォレット」は、ロエベのアナグラムロゴを施した上質なレザーをベースに、『千と千尋の神隠し』の魔法のような世界を表現している。その他、小物類にはストールやマフラー、ハットなどが登場。熟練の職人が手触りと立体的なフォルムにこだわったススワタリのポンポンは、見逃せないアイテムのひとつだ。ウェアウェア類も、レザージャケットからニット、カーディガン、プルオーバー、Tシャツ、キュロットまで幅広いラインナップだ。手の込んだディテールはロエベならではで、それはまさに“着られる映画”。特に目を引くのが、日本の古典的な技法である「ぼろ織り」にインスパイアされたウェア。繕った布と藍染めの切れ端をパッチワークする「ぼろ織り」と同様の手法で、かすりとアナグラムのジャカードを用いたインターシャのシャツなどが登場している。振り向く千尋が描かれた、映画のポスターを彷彿とさせるデザインはニットやパーカーも展開。また、ウェアは映画のワンシーンを切り取ったものも多数で、ハクが自分の名前を思い出したシーンをはじめ、「えんがちょ」をする坊ネズミとハエドリたち、銭婆のもとに向かう千尋たちを追いかけるカオナシなど、印象深いキャラクターたちのワンシーンが映し出されている。さらに、カジュアルに着られるTシャツは、アナグラムを運ぶススワタリや、2枚で物語が完成する銭婆とカオナシ、千尋についていく坊ネズミとハエドリなど豊富なデザインが用意されている。東京・原宿で限定ストアを開催発売を記念し、東京・原宿のアンノン原宿(UNKNOWN HARAJUKU)では、1月7日(金)から1月16日(日)まで限定ストアを実施。『千と千尋の神隠し』の世界観たっぷりの会場には、油屋を思わせる提灯が飾られ、赤い橋にはオオトリさまが――。作中で千尋とカオナシが乗る海原電鉄をモチーフにしたフォトスポットも設置される。なお、本限定ストアは完全予約制での入場となる。【詳細】ロエベ×スタジオジブリ『千と千尋の神隠し』カプセルコレクション発売日:2022年1月7日(金)価格例:AMAZONA 28 GIRL DRAGONBAG 531,300円PUZZLE BORO BAG 442,200円CHIHIRO SHIRT 218,900円HAMMOCK KAONASHI SMALLBAG 368,500円PUZZLE SUSUWATARI MINI BAG 311,300円TRIFOLD WALLET BÔ 83,600円HAKU JACQUARD FLEECEJACKET 297,000円BORO PATCHWORK OVERSHIRT 422,400円BÔ HOODIE 138,600円■限定ストア詳細期間:1月7日(金)~1月16日(日)場所:アンノン原宿住所:東京都渋谷区神宮前6-5-10・限定アイテムZENIBA T-SHIRT 77,000円ANAGRAM TOTE YUBABASMALL BAG 376,200円※完全予約制:
2022年01月09日2022年1月7日、映画番組『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、2001年7月に公開されたアニメ映画『千と千尋の神隠し』が放送されました。公開から20年経った現在でも、物語は色あせることなく「何度見ても泣いてしまう」「好きなシーンが多すぎる」と、多くの人を魅了し続けている作品です。『千と千尋の神隠し』裏話や豆知識にファン歓喜!地上波での放送に合わせ、『金曜ロードショー』では『千と千尋の神隠し』についての質問を募集。集まったさまざまな質問に対し、スタジオジブリがTwitter上で回答しました。中でも、反響の多かった質問と回答をご紹介します。釜爺が銭婆を恐れているのはなぜ?出典:スタジオジブリ物語の中盤で登場する、クモのようにたくさんの腕を駆使して働いている釜爺(かまじい)と、湯婆婆(ゆばーば)の双子の姉である銭婆(ぜにーば)についての質問です。Q:釜爺は銭婆のことを恐ろしいと言っていますが、劇中では優しいおばあさんです。釜爺はなぜ銭婆のことを恐ろしいと言ったのでしょうか?— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 作中では恐ろしい一面が見られなかった銭婆。この質問に対し、スタジオジブリはこのように回答しています。A:優しく見える人が、怒ると一番怖いのです。— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 「優しく見える人が怒ると一番怖い」という回答に、多くの人が「確かに」と納得したようです!カオナシは神様?出典:スタジオジブリ作品の中でも人気の高いキャラクターであるカオナシについても、質問が寄せられました。Q:カオナシは神様ですか?湯屋に入れてもらえなかった理由はありますか?— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 作中、千尋が働く油屋で大暴れしたカオナシの正体について、気になっていた人は多いようです。神様とも妖怪とも思えるカオナシは、一体何者なのか…。スタジオジブリはこのように回答しています。A:カオナシは神様ではありませんが、「みんなの中にカオナシはいる」と、当時宮﨑さんは発言しています。— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 この回答について、さまざまな声が寄せられました。・カオナシ、そうだったのか。ずっと何かの神様だと思っていた。なるほど、面白いな。・自分の存在を認めてくれる人をずっと探している。私の中にはカオナシがいるなと思います。・分かる。会計で「レジ袋をください」っていいたいのに「あ…あ…」ってなる。ちなみに、カオナシの声を担当したのは、俳優の中村彰男さんでした。スタジオジブリは「カオナシのアフレコ現場は、爆笑の連続だった」とも明かしています。カオナシのアフレコは爆笑の連続。「もっと悲しい『あっ』を下さい」「あっ…」「もっと悲しい『あっ』を」「あっ……」— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 作品制作中の裏話も出典:スタジオジブリスタジオジブリは、質問に回答するだけでなく、制作秘話も明かしました。湯婆婆と銭婆の声優を務めた、女優の夏木マリさんの演技力に、制作陣は度肝を抜かれたようです。夏木マリさんが、「千!」と叫んだ時に試写室の照明器具が共振して音が出たため、リテークになった事もありました。さすがの声量……! pic.twitter.com/f3BvxpsHUD — スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 声量で照明器具が揺れたという秘話に、「夏木マリさんは本当に別格」「すごすぎるでしょ」「伝説として語り継がなければ…」という驚きの声が寄せられています。また、同日スタジオジブリは、夏木マリさんからファンへのコメントも公開。 pic.twitter.com/VLCHqWyiC1 — スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) July 7, 2021 湯婆婆なのか、銭婆なのか…。いずれにしても、作品のファンなら誰しも、一気に気合が入るコメントですね!一番反響が大きかった回答は?出典:スタジオジブリ同日、スタジオジブリは寄せられた質問に対し、最終的に30個以上の回答を公開。中でも、一番反響を集めた質問と回答がこちらです。Q:千尋とハクはその後出会えたのでしょうか?— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 物語の重要人物である、ハク。千尋とハクは物語の最後、きっとまた会えると信じながら別れたのでした。作中で、2人のその後は描かれておらず、再会できたのかどうかは視聴者の想像に任されています。この質問に対する、スタジオジブリの回答がこちらです。A:ハクは千尋が元住んでいた家の近くを流れる川の主でした。千尋がその川を訪れることがあれば……。 pic.twitter.com/DDNvQIGsQy — スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 スタジオジブリが明らかにした、『千と千尋の神隠し』の裏話。制作秘話や豆知識を知ると、もう一度、作品を見直したくなりますね![文・構成/grape編集部]
2022年01月08日「ロエベ(LOEWE)」とスタジオジブリのコラボレーション第2弾が、1月7日(金)本日より発売スタートした。今回のコラボ第2弾では、映画『千と千尋の神隠し』をテーマにしたカプセルコレクションを発売。ロエベの卓越したクラフトマンシップと独創性により、数々の名キャラクターと作品の美しい自然風景が、ウェアやレザーアイテムに蘇る。作品に登場する数多くのキャラクターたちをフィーチャーした今回。千尋やハクをはじめ、湯婆婆、カオナシ、アオガエル、オオトリさま、坊ネズミやハエドリ、ススワタリに至るまで、ウェアやブランケット、スカーフ、さらにアマソナやパズル、ハンモック、フラメンコなどのレザーやキャンバスのバッグ、またはトートバッグやレザー小物などに登場。キャラクターは、ジャカード、プリント、アップリケ、パッチ、レザーマルケトリー、刺繍などで表現され、風景画は総柄のプリントに仕上げた。またススワタリは、ポンポンや房状のバッグに。さらに、「ぼろ織り」にインスパイアされたウェアやバッグも登場。また、Tシャツ、フード付きスウェットシャツ、カーディガン、オーバーサイズのジャンパー、キュロット、そしてデニムトラウザーやパフなどは、表面のテクスチャーを最大限に引き出すため、ゆったりとしたシルエットに。そんな「着られる映画化」にした今回のコレクションは、数量限定でオンラインと全国のロエベストアにて発売されている。さらにコレクションの発売を記念し、東京・原宿の古民家をリノベーションした空間で、『千と千尋の神隠し』の世界を再現した、完全予約制のポップアップストアを本日より10日間限定でオープン。作品の世界を堪能しながら、買い物を楽しむことができる。「LOEWEポップアップ in 原宿」は1月16日(日)まで限定オープン。(cinemacafe.net)
2022年01月07日橋本環奈と上白石萌音がWキャストで千尋を演じる舞台『千と千尋の神隠し』。千尋を陰で支えるハクには、映画『天気の子』の主人公・森嶋帆高の声で注目を集めた醍醐虎汰朗と、幼少期からバレエを経験してミュージカルで活躍している三浦宏規が選ばれた。このフレッシュな顔が、ジョン・ケアードによる名作の舞台化に、どんな色を与えるだろうか。オーディションは「少し手応えはあった」(醍醐)「落ちたなと思っていて・・・」(三浦)――おふたりはオーディションで出演が決まったそうですが、どんなオーディションだったのでしょうか。そして、合格を聞かれたときはいかがでしたか。醍醐僕はリモートでのオーディションで、パソコンの画面にジョンがいて、ハクの台詞の課題を演じました。「カメラから目を離さないでください」と言われていたので、それが難しかったです。ダンス課題の動画も送りましたね。僕はダンスが未経験だったので、時間をいただいて、振付師の方に付けていただいたものを猛練習して映像を撮りました。パソコンを介してではありましたけど、少し手応えはあったので、合格を聞いたときは、「やったぁ!」と嬉しく思いましたね。三浦僕はジョン・ケアードさんと対面のオーディションでした。その前に、僕がバレエをやっていたからか、ハクが龍になるところの1分半の振りを作ってくださいというオーダーがあって、音楽の素材をいただいて。「えっ、自分で作るんですか!?」と思いつつも出来ませんとは絶対言いたくなかったので、何とか作ってジョンの前で踊りました。ダンスは喜んでくださったんですけど、台詞を一度読んで、あとは、『リトルショップ・オブ・ホラーズ』をやったこととか雑談をしただけで、「OK.Thank you」ってあっさり終わったので落ちたなと思っていて(笑)。だから、合格したときはびっくりしました。自分が見せられるものは見せようと思って挑んだので、受かって本当に良かったです。――『千と千尋の神隠し』との最初の出会いと、改めて観た感想を教えてください。醍醐たぶん小学生くらいのときに初めて観たと思います。その頃僕は戦隊モノとか海外のアクション映画を観るのが好きだったんですけど、それとはまったく違う穏やかな雰囲気があったので、マイナスイオンを浴びたみたいにほっこりして、やさしい気分になりました。改めて観たときはハクを演じるかもしれないということがわかっていたので、ハクが走るときの腕の角度はこれくらいかとか、こんな感じで歩くのかとか、3次元で見せるなら間を取ってこのへんかなとか、研究材料として観てしまって。今はフラットに観るのはなかなか難しいかもしれないと思っています。三浦僕は何歳か覚えてないんですけど、小さい頃にテレビで放送されたのを観たのが最初だと思います。そのときは、不思議、不気味、怖いみたいな印象がけっこう強くて。最近見返したときも、「このシーン、怖いと思いながら観ていたな」と、その当時抱いていた感情を思い出したりしました。でも、怖いなと思いながらも最後まで観ていたということは、やっぱり引き込まれるものがあったんだろうなと思いますし。子どもの頃は自分が千尋だと思って、千尋と一緒に物語を進んでいっているような感覚で観ているから、何かあっても千尋みたいにあきらめずにやっていけば良いことがあるんだよっていうようなメッセージを受け取っていたのかもしれないなと思って。それと同時に、大人になって観たら、素晴らしさに改めて気付けるところもあったので、その名作の初の舞台化に出られる自分が誇らしいですし、名作に恥じないように頑張らないとなと思っています。2次元のマネではなく、生の身体から生まれるものを大切に――演じるハクの魅力はどこにありますか。また、現段階では、どんなふうに演じたいと思っていらっしゃるでしょうか。三浦ハクはまず人じゃなくて神様だっていうところが、演じるにあたっては一番難しいところだなと思うのですが、千尋を通して見たとき、やっぱりハクってすごく頼もしいし、すごく大きな存在だし、ハクを嫌いな人っていないと思うんですよね。だからこそ、千尋に対して「気安く触るな」とか「しゃべるな」って冷たく接した瞬間は、僕も「そんなこと言わないで」って思ってしまうし(笑)、そんな気持ちにさせるくらい魅力にあふれていると思うんです。ただ一方で、ハク自身の気持ちになってみると、もちろん見た目も美しく、龍になったときもカッコいいんですけど、その中に儚さも混在している気がして。千尋を小さい頃から知っていて元の世界に帰れるように助けるわけですけど、実は自分も帰れないんですよね。本当は自分も帰りたいと思いながら千尋を助けているんだと思うと切なくて。その儚さがハクの魅力につながっているのかなというふうに僕は思っています。醍醐三浦くんが今、僕の思っていることを全部しゃべってくれました(笑)。いや本当にほとんど同じなんですよね。やっぱりこの物語って千尋のフィルターを通して観るようにできているので、まず、千尋を助けてくれる存在であるというところが必然的にカッコいいですし。所作も、王道のカッコ良さがありますし。――原作がアニメということで言えば、おふたりとも2.5次元舞台への出演経験がおありなので、その経験が今回に活かされたりすると思われますか。三浦僕はそもそも、2.5次元でもほかの作品でも、形から入って外側を固めていく意識はあまりなくて、その役の中から作っていくことを大事にしようと思ってやっていて。作品のジャンルによって作り方を変えるということもあまりしないので。今回もこれまで通り、台本を読んで自分が受け取ったものをジョン・ケアードさんの前で提出していって。その作品と、その演出家さんに合った作り方をしていけたらなと思っています。もちろん原作の映画を勉強して参考にはしますけど、実際のナマのこの身体から生まれるものを大切にしたいですし。それが、2次元のものを3次元で表現することの面白さにつながるのではないかなと思っています。醍醐ひと言で2.5次元と言っても、たぶんアプローチの仕方は人によって違うと思うんですけど。僕も役作りにおいては三浦くんと似ているところがあって、よく「生きる」っていう言葉を使いますけど、2次元の真似をするのではなく、そこに体現させなければ意味がないとは思っています。ただ、それぞれのジャンルに合った、それぞれのお客様が求めるお芝居の仕方はあるとは思っています。でも、今回の『千と千尋の神隠し』に関しては、規模が大きすぎて、どこに焦点を絞ったらいいかまだよくわからなくて(笑)。なので稽古が始まったらとにかく、ジョンと話し合って一緒に作っていって。そこを信じて突き進んでいきたいと思います。龍になるところは身体表現が必要だと思うけれど・・・――醍醐さんは帝国劇場に初めて立たれますが、今どんなお気持ちですか。また三浦さんは『レ・ミゼラブル』で帝劇を経験されました。“魔物が住む”と言われたりもする劇場ですが、立ってみていかがでしたか。醍醐帝国劇場という名前は、この仕事をしている人だったらたぶん誰でも知っているので、そこに、しかも一発目で、『千と千尋の神隠し』という作品で立てるのは、役者として本当に幸せなことだと思います。でも、皆さんから脅されるので(笑)。「足がすくむぞ」って。三浦それ、俺がさっき言ったやつ(笑)。醍醐(笑)。だから、その怖さみたいなのは若干あります。それこそ本当に魔物が住んでいるのかもしれないですし、やってみないとわからないです。しっかり噛み締めながら立ちたいですし、伝統ある劇場に立つということが、いい具合にプレッシャーをかけてくれて心身ともに引き締まりそうなので、楽しみです。三浦僕はもう本当に足がすくみました。魔物にはまだ会ってないですけど(笑)、舞台の仕事をやればやるほどその偉大さを感じているので、どんどんすくんでいくんだろうなとも思っています。あと、お伝えしておきたいことがあるんです。帝劇といえば皆様ミュージカルのイメージが強くて、この『千と千尋の神隠し』もミュージカルだと思ってらっしゃる人が多いんですけど、僕らもまだはっきりわかってはいないものの、どうやらミュージカルではないみたいです。だから、また帝国劇場に立てるんだ、帝国劇場でミュージカルではないものをやれるんだという嬉しさがあります。舞台『千と千尋の神隠し』ビジュアル――ミュージカルではないけれども、オーディションで踊ったということは、ダンスはあるんですよね。おふたりの身体表現は、ファンの皆さんも期待されているかと思います。三浦いやーどうなるんでしょうね。ジョンが何を思い描いているのか、まだわかりません(笑)。醍醐踊るんですかね(笑)。三浦もちろん、ハクを表現するにあたって何かダンスみたいなものを取り入れたほうが伝わりやすいんだったら、精一杯やります。自分が得意だからやるとか、自分のスタイルでやるというのではなく、作品に上手くハマるように、ハクという役につなげられるようにやるのであれば、必要とされるのであれば、自分の得意なものを使いたいなと思います。醍醐ハクが龍になるところを表現するのであれば、やっぱり身体表現を取り入れるのが最善の方法なんだろうなと思いますよね。でも、何しろ僕、ダンス経験者じゃないので、ダンスシーンはなるべく少なくしてほしいなと祈るしかないです(笑)。オーディションのときも、2週間ぐらい、頼んでみっちり教えてもらってできたので、数をこなせばできるようになるとは思うんですけどね。居残り稽古をいっぱいしなきゃいけなくなりますね(笑)、頑張ります!――最後に、千尋を演じる、橋本環奈さんと上白石萌音さんの印象を教えてください。醍醐僕はおふたりとも面識があるんですが、ふたりとも存在感があって、中心にドンといてくれそうで頼りがいがあります。でも、僕もちょっとでも助けることができたらいいなと思っています。三浦僕はおふたりとも初めましてです。もちろんテレビなどでよく拝見させてもらっていますけど、ポスターのビジュアル写真を見たら、普段のイメージとまったく違っていて、「あー千尋だー!」という感じだったので。一緒にお稽古するのが楽しみです。取材・文:大内弓子撮影:川野結李歌ヘアメイク:[醍醐] 七絵 [三浦] AKiスタイリスト:[醍醐] MASAYA [三浦] 小田優士衣装協力:[醍醐]パンツ ¥40,700 (AOI WANAKA)その他スタイリスト私物公演情報舞台『千と千尋の神隠し』2022年3月2日(水)~2022年3月29日(火)※プレビュー公演2月28日(月)~3月1日(火)会場:東京・帝国劇場大阪(4月)、福岡(5月)、北海道(6月)、愛知(6・7月)でも上演予定
2021年12月11日宮﨑駿監督の不朽の名作『千と千尋の神隠し』が、『レ・ミゼラブル』など演劇史に残る名作を生み出してきたジョン・ケアードの翻案・演出によって、初めて舞台化される。主人公の千尋を演じるのは、今回が初舞台となる橋本環奈と、幅広く活躍し、放送中の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』も話題の上白石萌音。世界中で愛される作品を演じる心境はいかなるものなのか。興奮の中にも真摯に向き合おうとするふたりの役者魂が見えてくる。成長していく千尋と心を通わせて──原作の映画『千と千尋の神隠し』を最初に観たときの思い出と、舞台化にあたって改めてご覧になった感想を聞かせてください。橋本最初に観たのは小学校1年生くらいです。それが人生で初めて観た映画だったと思うんですけど、小学校1年生では感じたことのない、いろんな感情になったことを覚えています。怖いけど何度も観たくなる。惹きつけられる。そんな魅力のある映画でした。そして今改めて観ても、その圧倒される気持ちは変わらなくて。どの年代でも惹かれる魅力があるんだなと改めて感じました。上白石私が最初に観たのは、忘れもしない7歳のときでした。恐ろしいけど引き込まれるものを感じたんでしょうね、おいおいと泣きながら最後まで観ていたそうです(笑)。本当に一度観たら忘れられない夢みたいな世界で、スケールが大きいんですけど、でも、油屋で働いている人たちはあくまで淡々としていて、日常をあっさり生きているみたいなギャップがあって。そこが面白いところなのかなと、何度も観ているうちに思ってきました。舞台『千と千尋の神隠し』ビジュアル──その世界にいる千尋の魅力や、今回演じるにあたってポイントにしたいと思うのは、どんなところでしょうか。橋本千尋があの世界の中でどんどん進んで成長していく姿っていうのは、観ていて応援したくなるんですよね。カッコいいし、かわいいし、いろんな要素があるなと思います。ただ、その中でもまずは、すべてを新鮮に感じていくことが大事だと思うんです。私自身も初舞台で何もかもが初めてというところで、千尋の気持ちとつながるのかなと思うので、千尋と心を通わせて、成長できたらいいなと思っています。そして、観に来てくださっている方にも、千尋と一緒に油屋の世界に飛び込む気持ちになってもらえるように、応援してもらえるように、千尋として生きたいです。上白石油屋の人たちがあの壮大な世界の中であっさり生きているように、千尋も怖がったり不思議がったり勇気を出したりしながらも、どこかさっぱりしているところがあるんですよね。そこが子どもならではの潔さなのかなと思ったりしているんですけど。それから、勘が鋭くて運がいい。一歩踏み外したら奈落の底に落ちるような階段も無事に降りきるし、奇跡みたいな選択ができる。それも何も考えずに一生懸命できることをやっているがゆえの、子どもならでは強さかなと思うので、すべてのキーポイントは、千尋が10歳であるというところにある気がしていて。だから私も、あの世界の一つひとつに驚いたり、一つひとつを信じたりしながら、とにかくまっすぐ演じることができればいいなと思います。「10歳の時はケンカっ早い時期でした(笑)」(上白石)──おふたりは、どんな10歳でしたか。橋本9歳になったときにお仕事を始めたので、もうお仕事をしていましたね。上白石あの有名な写真は何歳なの?踊っていて髪がヒュンってなっている写真。橋本あれは14歳で、私は是枝裕和監督の『奇跡』で初めて映画に出たんですけど、そのオーディションを受けたのが10歳のときでした。上白石観に行きました!橋本ほんとですか!?あの映画は九州に新幹線が開通するときだったので、出演できたのがうれしかったのを覚えていますね(橋本は福岡県出身)。私はとにかくやんちゃな子で怖いもの知らずで、今も中身はあまり変わってないですけど(笑)、千尋は踏み出す勇気のある子なので、そこは似ているかなと思います。上白石私は10歳のときはメキシコに住んでいて、楽しい生き方を学んでいた時期でしたね。日本人学校に通っていたんですけど、同じ敷地内に現地校もあったので、一歩外に出たら現地の子どもたちがいて。当時はスペイン語も少しだけは話せていましたが、それ以上にわからなくても伝えたいみたいなガッツがすごくあって。人生の中で一番アクティブで気が強くてケンカっ早い時期でした(笑)。橋本ケンカするイメージがない(笑)。上白石すぐケンカしてたんです。正義感が強くて、例えばやんちゃな子がおとなしい女の子をからかったりしていたら、立ち上がって「人の気持ちがわからないの?」なんて言っちゃう、学級委員タイプでした。その後日本の中学校で思春期を迎えてすごく陰になったんですけど(笑)。あの頃は、勇気があって、私も何も怖くなくて無敵だと思っていたので、そういう意味では千尋と近いかもしれません。「不安もあるけどここで怖気づいてはいけないと(笑)」(橋本)──橋本さんは今回が初舞台です。舞台にはどういう思いを持っておられましたか。また、このタイミングで舞台に立つことになったのはなぜだったのか、教えてください。橋本これまでも、舞台というものが気持ちの中になかったわけではありませんでした。周りの役者さんで舞台に立っている人は、口を揃えて「舞台は楽しいよ。やったほうがいいよ」おっしゃいますから。しかもそう言っている顔がみんなイキイキしていて、それを見るたびにそんなに楽しいんだと思っていたんです。でも、観ている側としてはやっぱり、中途半端な気持ちで立てる場所ではないという思いが大きくて、そんなに簡単に「やりたい!」と言ってできるものではないんだろうと自戒するような気持でいたんですけど、そんなときにこの『千と千尋の神隠し』のお話をいただいて。これだけみんなから愛されている作品で千尋をやらせていただけるなんて光栄なことだし、こんな機会はないんだから、不安もありましたけど、ここで怖気づいてはけないと(笑)、挑戦しようと思ったんです。上白石舞台は楽しいよ(笑)。──上白石さんは、ジョン・ケアード演出のミュージカル『ナイツ・テイル─騎士物語─』をはじめ、舞台には数多く立っておられます。その「舞台は楽しい」という思いを、詳しく聞かせてください。上白石私は舞台が一番好きなんですけど、考える時間も悩む時間もいっぱいあるのがいいなと思っています。1行の台詞に何日も何日も悩めるなんて、こんなに贅沢なことはないなと。そうやって日々脚本に向き合うことで自分の足りない部分がわかったり、もっとこうしたいという欲が出てきたりもしますし。もちろん映像の瞬発力の楽しさもあるんですけど、舞台に出るたびにしっかり地に足が着く感覚があるんです。あと、毎日物語が始まって終わって、全部を生ききれるというのが好きです。しかも、同じ脚本で同じことをやっているのに一度も同じ舞台にならない。本当に生きている、お芝居をしているという感覚を毎日しびれるくらい味わえるのが、たまらなくて。たまにふっと我に返ったときに、なんでこんなに緊張することをしているんだろうと思うこともあるんですけど(笑)。でもやっぱり舞台は、小さいときから好きで、今も好きで、これからも一番好きだろうなと思っています。すべてのことを驚きと新鮮さを持って受け止められるように──初舞台の橋本さんには、楽しみなことや自分に期待したいことを、これまでも舞台に立ってこられた上白石さんには、この『千と千尋の神隠し』で自分の課題にしたいことを、教えていただければ。橋本まったく想像がつかないですけど(笑)、自分の新しい面を見つけられるのかなという気はしています。ひとつの役をこんなに長くやることも初めてですから、萌音ちゃんの言う悩める時間で、役を深く捉えていけたらなとも思いますし。ジョン・ケアードさんの演出も本当に楽しみです。『ナイツ・テイル』も拝見したんですけど、びっくり箱のようでした。盛り上がって感動するところもあれば、やさしい気持ちになって癒やされるところもあって、2時間とか3時間の間でいろんな感情が味わえて、本当に夢が詰まっているなと思いました。そんな場所で自分が千尋を演じられるなんて、楽しみしかないなと思っています。上白石私は、ジョンがよく言う「本当に初めてこの場で起きているように見せたい」という言葉が好きなんですけど、それってお芝居のすべてのような気がしていて。とくに千尋は、本当に初めての経験を重ねてちょっとずつ成長していくので、どれだけその場の空気や、起こっていることに素直に反応できるかがとても大切になってくると思うんです。大人の初めてと子どもの初めては違う気がしますし。本当にすべてのことに驚きと新鮮さを持って受け止められるように、やわらかくいられたらいいなと思っています。──映画を繰り返し観るなど、準備をしていることはありますか。橋本もちろん映画は繰り返し観ています。でも、自分がやるとわかりつつ、結局楽しんで観てしまっていて(笑)。だけど、そうやって映画を観て自分が感じていることを忘れないで、大事にしていくのがいいんだろうなとは思っています。上白石準備だと思って観始めても最後は普通に泣いちゃうんです(笑)。ただ、このとき千尋はどんな表情をしているんだろうとか、千尋の顔を観るようになってはいます。言ってしまえば答えは映画にあるので、そこは大事にしたいなと思って。あと、繰り返し観てわかったのが、千尋はめちゃくちゃ身体能力が高いということ。動くし走るし、転んだら必ず足がエビ反りみたいになって起き上がるし。身体もやわらかいんです。橋本確かに(笑)!上白石だから、どんな動きを求められてもできるように、ストレッチと筋トレはやっておこうと思っています。橋本うわー、過酷だなぁ(笑)。上白石そう。きっと過酷だよ(笑)。取材・文:大内弓子撮影:川野結李歌ヘアメイク:[橋本] 森本淳子(GON.) [上白石] 冨永朋子(allure)スタイリスト:[橋本]鈴江英夫(株式会社H)[上白石]嶋岡隆、北村梓(Office Shimarl)舞台『千と千尋の神隠し』2022年3月2日(水)~2022年3月29日(火)※プレビュー公演2月28日(月)~3月1日(火)会場:東京・帝国劇場大阪(4月)、福岡(5月)、北海道(6月)、愛知(6・7月)でも上演予定
2021年12月10日「日本沈没ー希望のひとー」の6話が11月21日放送。国民の受け入れ先を探しオーストラリアに向かった、小栗旬演じる天海とウエンツ瑛士演じる石塚。交渉シーンでみせた2人の英語力に視聴者から「自然だった」などの反応が寄せられている。1973年刊行の小松左京による原作をベースに、登場人物もオリジナルキャラクターにして、原作でも描かれていた環境問題を“いま”に照らし合わせて鮮明に描き出す本作。盟友の常盤と和解、再び日本の危機を救うため動き出す主人公の環境省官僚・天海啓示を小栗さんが演じ、天海とともに地殻変動に巻き込まれ、母を探すため行動を共にした週刊誌記者・椎名実梨に杏。関東沈没対応を主導した天海の同期で経済産業省の常盤紘一に松山ケンイチ。関東沈没を予期した地震学者の田所雄介に香川照之。常盤が率いる日本未来推進会議のメンバーで厚生労働省の石塚平良にウエンツさん。外務省の相原美鈴に中村アン。内閣官房長官の長沼周也に杉本哲太。内閣総理大臣の東山栄一に仲村トオル。経済優先の副総理兼財務大臣・里城弦に石橋蓮司。天海と別れ避難した妻・香織には比嘉愛未。海の母・佳恵に風吹ジュン。実梨の母・椎名和子に宮崎美子といった面々が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。日本未来推進会議に天海が戻るが、東京復興計画をめぐり東山総理と里城副総理が再び対立する。関東沈没を経て東山も里城に立ち向かう覚悟を決めていたが、東山主導で未来推進会議が進めていた復興計画にストップがかかる。そんななか天海は田所に呼ばれる“日本が沈没する”と伝えられる。1億2千万人の命を救うため国民の受け入れ先を探すことになる天海たちだが…というのが今回のストーリー。移民受け入れ先を探す天海と常盤に石塚が「オーストラリアに探りを入れてみるのは」と提案する。石塚の父が農水大臣時代にオーストラリアと強い関係を築き、前首相と家族ぐるみで交流が続いているといい、天海は石塚とともにオーストラリアに赴き、前首相とコンタクトする。このシーンでの石塚を演じるウエンツさんの英語に反応が集まるとともに、天海を演じる小栗さんのセリフも含め「海外で演劇に携わってた小栗旬とウエンツだから、すっごく英語が自然だった」といった声も。一方、里城は“Dプランツ社が海外で土地を買いあさっている、Dプランツ社とつながりがある田所は詐欺師”と彼を非難。ラストで田所は逮捕されてしまう。この展開に「田所博士が海外に情報を事前に流した為、オーストラリアが日本人の移民を断ったって訳か」といったコメントのほか、「あぁそうか国外の土地ってそういうことか…出来るだけ多くの人が避難できるよう…」と、田所が独自に日本国民を救うため動いたとするコメントなど、田所の行動にも様々な解釈が集まっている。(笠緒)
2021年11月21日2022年2~3月に舞台化が決定している、スタジオジブリのアニメーション映画『千と千尋の神隠し』。2001年に映画が公開され、日本はもちろん世界中で今なお愛されている不朽の名作です。2021年11月9日には製作発表会が都内で行われ、千尋役の橋本環奈さんと上白石萌音さんら、主要キャストが出席。また、メインポスターも公開されました。本日、舞台『千と千尋の神隠し』の製作発表を実施いたしました✨会見の模様は、明日の「ZIP!」「スッキリ」「めざましテレビ」「グッド!モーニング」「THE TIME」ほか各メディアをご覧くださいませ2022年2月・3月、帝国劇場にて上演いたします!ご期待ください pic.twitter.com/gfwT3ocJBJ — 舞台『千と千尋の神隠し』 (@sentochihiro_st) November 9, 2021 舞台化にあたり、翻案と演出を手掛けるのは、ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』、『ナイツ・テイル』や『ダディ・ロング・レッグズ』など、数々の名作を生み出してきたジョン・ケアードさん。カオナシ役には、世界的ダンサーの菅原小春さんと、同じくダンサーの辻本知彦さん、また、湯婆婆役には俳優の夏木マリさんと声優としても活躍する朴璐美(ぱく・ろみ)さんなど、個性豊かなキャストが集結します。まだ稽古開始前ということもあり、期待が高まるばかりの舞台『千と千尋の神隠し』。東京・帝国劇場を皮切りに、4月に大阪・梅田芸術劇場、5月に福岡・博多座、6月に北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru、6~7月に愛知・御園座と順次、公演していきます。なお、東京公演のチケットの一般発売は、2021年12月18日からです。[文・構成/grape編集部]
2021年11月11日舞台『千と千尋の神隠し』の製作発表が9日に都内で行われ、ジョン・ケアード(翻案・演出)、スタジオジブリ 鈴木敏夫プロデューサー、千尋役 橋本環奈/上白石萌音、ハク役 醍醐虎汰朗/三浦宏規、カオナシ役 菅原小春/辻本知彦(※辻のシンニョウは点1つ)、リン/千尋の母役 咲妃みゆ/妃海風、釜爺役 田口トモロヲ/橋本さとし、湯婆婆/銭婆役 夏木マリ/朴ロ美(※ロは王偏に路)、兄役/千尋の父役 大澄賢也、今井麻緒子(共同翻案・演出補佐)、池田篤郎(東宝常務執行役員演劇担当)が登場した。同作は宮崎駿監督の名作『千と千尋の神隠し』の舞台化作。少女・千尋(橋本環奈、上白石萌音※Wキャスト)が引っ越し先に向かう途中で八百万の神々の世界へ迷い込み、様々な出会いを経て、人間の世界に戻るため生きる力を呼び醒ましながら奮闘する。英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードが翻案・演出を手掛ける。2022年2月・3月の東京・帝国劇場を皮切りに、4月大阪、5月福岡、6月札幌、6月・7月名古屋と、4大都市での上演も決定している。鈴木プロデューサーは「この作品は僕の小さなガールフレンドをモデルに作った映画だったんですよ。あれから20年、ちょっと感慨深いですよね」としみじみ。同作を舞台化するにあたって、宮崎監督とは「いやになるほど話した」と言い、「彼が最初に言ったのは『いいよ』って、簡単な一言だったんです。なぜかというと、『もう俺の手は離れたから。あんなに多くの人に支持されたから、もう俺のものではないです。みなさんのものだ』そんな感じでした」と明かす。さらに同作をケアードが演出することについて、鈴木プロデューサーは「『耳をすませば』という映画を作る時、実はヒントにしたのが、イギリスの方が撮ったドキュメンタリーで、日本の中学生を追いかけていたものだったんです。『イギリスの人が作るとこんなに面白くなるんだ』と。それを宮崎と2人で話したのを覚えてます。だから今回もジョンは間違いなく素晴らしい舞台を作ってくれると思います。宮崎も彼と話して、非常に意気投合してましたから」と信頼を寄せた。宮崎作品の大ファンだというケアードは、原作映画について「演劇的な作品だ、これは絶対舞台になると常々思って来た」と明かす。「鈴木さんと宮崎さんにお会いして。絶対にいいとは言ってくれないだろうなと思いながらお話をさせていただいたら、『いいよ、やって。どうやってやるの?』と言われて、『やらなきゃいけないんだ』といきなりパニックになっちゃった。でもとっても感謝をしております」という状況も振り返った。ケアードは宮崎作品を全て見て「『未来少年コナン』も素晴らしい。見てない人は見てください」とその場でアピールも。作品と宮崎監督について「知的な、高貴なものがテーマに含まれている。何回も繰り返し描く環境のことはものすごく重要だし、女性と男性の平等、子供の大切さ、人間と動物の間の平等も何回も繰り返していらっしゃる」と分析。「でも宮崎さんが1番天才だと思うことは、子供の心の中に入れること。80代でもまだ子供のように考えることができるという才能は、チャールズ・ディケンズ、アンデルセン、ルイス・キャロルといった素晴らしい人たちと並ぶくらいで、歴史に名を残す方だと思う」と大絶賛し、「久石譲さんも欠かせない存在。音楽的才能を豊かに持ち合わせて、彼も快く『音楽を使っていい』と言ってくださった」と感謝する。「ミーティングの時、敏夫さんが『いいことやって』、駿さんは『楽しんで』と。努力はしながらも『いいこと』の自信はないけど、『楽しい』ことは絶対に保証できると思います」と自信を見せた。また、東宝 演劇担当 池田常務は、世界初演を迎える同作について「世界各地にこの作品のファンの方がいらっしゃるので、そのファンの方にお届けしたいと、日本語以外に中国語、韓国語、英語、フランス語、韓国語のサイトを立ち上げたんですが、実に多くの海外のプロデューサーからこの作品についてご照会をいただきました」と語る。「もちろん作品をご覧いただいてということで、海外からたくさんのプロデューサーをゲストとしてお迎えすることができると思いますので、映画が世界を席巻したように、いずれかはどこかの国で上演されることを祈っております」と展望も。ケアードは「実現すれば素晴らしいと思います」と希望を見せつつ、「まずは日本でちゃんと上演するということ。この作品は宮崎さんの作品の中でも特に日本色が強い。台湾だったり他の国の要素も入ってると言われますけど、宮崎さんはNHKでやった神道と日本に伝わる神様のドキュメンタリーをご覧になったそうなんです。日本各地、八百万の神と呼ばれている伝統のドキュメンタリーをご覧になったというので、もしも海外に行ったら嬉しいことですけど、やっぱり日本的なものに対する敬意を払いたいと思っています。海外で成功するとしたら、『日本をリスペクトしているから海外の人が喜ぶ』という形にしたい。日本バージョンじゃないものを作るのではなく、日本を理解して『日本ってこういうものなんだ』と楽しめる作品として海外に持って行けたらいいなと思います」と真摯に語った。
2021年11月10日舞台「千と千尋の神隠し」製作発表が11月9日(火)、都内にて行われ、主人公・千尋のWキャストを務める橋本環奈と上白石萌音が出席した。この日、初解禁となるポスタービジュアルを前にたたずんだふたり。橋本さんが「“ああ、本当にやるんだな”って実感しました」と言うと、上白石さんも「後戻りできないところまできたんだな、いよいよ始まるんだな、という高揚の中にいます!」と武者震い、両者は微笑み合っていた。2001年の封切り以降、爆発的な大ヒットとなった宮崎駿監督によるアニメーション映画『千と千尋の神隠し』の世界初の舞台化となった本作。少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まる物語だ。人間の世界に戻るために様々な出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋の姿が見どころとなっている。本作が初舞台となる橋本さんは、「『千と千尋の神隠し』は世界中の皆さんに愛されている作品だと思うので、千尋を演じさせていただくのはすごく光栄です。初舞台になりますが、右も左も上も下も何もわからない状態なので、でもこれだけ周りの皆さんがいらっしゃるので、皆さんの背中を見て何でも吸収して真っすぐぶつかっていければ」と、力強く意気込んだ。ダブルキャストとなった上白石さんも、「大好きな映画で、演じることになっためぐり合わせをすごくうれしく、ありがたく感じています」と挨拶しながら、「出演が決まってからたくさんの知人から連絡をもらって“見たい、出たい”と(笑)。こんなにたくさん反応をいただいたことはなかった。プレッシャーをぬぐうことはできないので、心地よく感じながら、リスペクトと覚悟と責任を持ってしっかり演じます」と作品のスケールの大きさを正面から受け止めていた。映画版で湯婆婆/銭婆役を演じた夏木マリは、同役を続投。「声をやったのは20年前、20年後に実演を舞台でかなうとは思ってもみなかったので、とても楽しみです。舞台なので別ものとしてフレッシュに取り組みたいです。橋本さんと同じ気持ちでやりたい」と隣に座る橋本さんにチャーミングに語りかけ、橋本さんも笑顔で応じていた。ほか、製作発表にはジョン・ケアード(翻案・演出)、スタジオジブリ・鈴木敏夫プロデューサー、醍醐虎汰朗、三浦宏規、菅原小春、辻本知彦、咲妃みゆ、妃海風、田口トモロヲ、橋本さとし、朴ロ美、大澄賢也、今井麻緒子(共同翻案・演出補佐)、池田篤郎(東宝常務執行役員演劇担当)が登壇した。舞台「千と千尋の神隠し」は2022年2月より帝国劇場ほかにて上演。(cinamacafe.net)
2021年11月10日来年3月上演の舞台「千と千尋の神隠し」より、千尋役の橋本環奈と上白石萌音、それぞれが写るポスタービジュアルが到着した。千尋をはじめ、魅力的な登場人物たちが、湯屋と化した帝国劇場の舞台に立ち、観客を不思議の町へと誘う舞台「千と千尋の神隠し」。橋本さんと上白石さんのほかにも、醍醐虎汰朗と三浦宏規がハク、菅原小春と辻本知彦がカオナシ、咲妃みゆと妃海風がリン、夏木マリと朴ロ美が湯婆婆/銭婆をいずれもWキャストで演じる。今回到着したのは、橋本さんと上白石さん演じる千尋が写し出されたポスタービジュアル。橋本さんは、花々に囲まれ、湯屋の衣装と思われるものを身につけ、一方の上白石さんは、水の中に線路が敷かれた場所で佇み、映画後半のシーンを彷彿とさせる仕上がりとなっている。舞台「千と千尋の神隠し」は2022年3月2日(水)~29日(火)帝国劇場にて上演(プレビュー公演 2月28日・3月1日)。※ほか地方公演あり(cinemacafe.net)
2021年11月10日元・中国武術の選手として数々の大会で優勝した経歴を持ち、現在はさまざまなアクション作品に出演している俳優・山本千尋さん。8月26日から「LINE NEWS」動画コンテンツ「VISON」にて配信された、縦型アクションムービー『EXTREME ACTION』で主演を務めている。本作で「俳優からアスリートの気持ちに戻った」と話す山本さん。『EXTREME ACTION』への意気込みや芝居・アクションにおけるスタンス、自身でアクションをこなすからこそ必要な準備などを伺った。ストイックな印象に包まれた山本さんの素顔をお届けする。『EXTREME ACTION』は初めての試みだらけーー『EXTREME ACTION』はドラマ仕立てのアクションコンテンツ、かつ縦型動画と新感覚の映像コンテンツです。山本さんご自身、「ワクワクした」とコメントされていましたね。ありがたいことにアクション作品に携わる機会が多いのですが、全編アクション・ドラマ仕立て・縦型コンテンツは初の試みでした。何事も「初めて」だとちょっと得した気分になると言いますか(笑)、すごくワクワクしたのを覚えています。ーー初めての試みに緊張することは……?撮影が始まる前は楽しみの方が勝っていましたが、撮影本番は緊張感のある中で挑みました。これまで経験したことのない縦型の画角に動きを収める難しかったです。加えて、アクションは何度もテイクを重ねられません。「絶対に決める」という空気の中での撮影は今思い返してもゾクッとします。ーー山本さん演じるユウナは「兄を殺された」というなかなかヘビーな役柄ですが、同時にアクションがメインなためセリフはほとんどありません。その中で、どのように役を表現しているのでしょうか?アクション作品の良さって、良くも悪くも10~20秒であらすじが説明できるくらいストーリーが物凄く単純なことだと思っています。それでもなぜアクション作品が面白いのかというと、それはアクションでお芝居を見せられるからではないかと。まさに『EXTREME ACTION』も同様で、台本はほとんどがト書きでした(笑)。けれど、セリフはなくともアクションで見せられる部分はたくさんあります。アクションで表現するため、楽しく準備をしていました。ーーちなみに、どんな準備を?今の自分のポテンシャルを最大限引き出すための努力、でしょうか。アクション作品をつくる時、基本的には「アクション部」というアクションのプロフェッショナルな方たちにアクションの組み立てや振り付けをお任せしています。そのアクション部のみなさんに準備段階から自分のポテンシャルをアピールする。そうすることで意見を言い合いながらつくり込むことができ、良いアクションがつくれると思っています。なので、撮影が始まる直前まで、毎日アクション稽古を重ねていました。特に『EXTREME ACTION』ではいろんなスタイルのアクションがあります。苦戦もしましたが、悩みながら稽古する時間は楽しくて仕方なかったですね。「役づくりはほとんどしない」柔軟性を軸にした演技論ーー『EXTREME ACTION』の撮影で大変だったこと・苦労したことはありますか?『EXTREME ACTION』に限らずどの撮影現場も大変ですが、大変だからこそ燃えてしまう部分があります(笑)。だから、現場でネガティブな感情を抱く瞬間はないですね。それはきっと自分一人ではなく、共演者のみなさん・スタッフのみなさんと一緒に作品をつくり上げているからだと思います。ーー「みなさんと一緒につくり上げる」ということは、あまり役もつくり込まずに撮影に臨んでいるのでしょうか?先ほどお話したようにある程度の準備はしますが、基本的に役づくりはしません。それぞれの現場で感じ取れる空気感、吸収できることは繊細に変わります。にもかかわらず、自分がつくり込んだプランを押し付けてしまうと、「そうじゃないんだよな……」となってしまうこともあると思っていて。現場によって感じ取れるものを都度吸収しながら役をつくり込むようにしています。『EXTREME ACTION』でもその意識は試みましたが、みなさんにちゃんと受け入れてもらえたかなぁ……と思っているところです(笑)。ーー「役をつくり込まない」という考え方は、俳優業を続けていく中で確立されていったのですか?そうですね、徐々に確立していきました。もともと中国武術の選手だったので、最初は練習すればするほど良いものができると思っていました。自分が「こうだ」と思った練習を貫き通していたため、お芝居でも同じように「こうだ」と徹底的に役づくりをしていました。けれど、撮影現場で共演者の方や監督さんや演出家さんが同じように思っていなかったり、「イメージと違うな」と思っていたりした時、自分がつくり上げた役の型から抜けられなくなってしまうんですね。それは周りにすごく迷惑がかかります。その経験から、あまり役づくりに熱中せず、最低限の準備をして撮影に臨もうと思うようになりました。ーー柔軟性を意識するようになったんですね。まさに。以前は本当に柔軟性がなかったので(笑)、ここ数年で柔軟性の大切さに気づきました。自分の準備してきた表現をしっかりアピールしながら、柔軟に現場で吸収したものをプラスアルファで表現できるか。今の私が大切にしていることです。ーー『EXTREME ACTION』の撮影現場はいかがでしたか?ちょっとアスリートに戻ったかもしれません(笑)。今回、パルクールアスリートのZENさんと共演したのですが、打ち合わせの際に「パルクールも中国武術も今こそ名前が浸透しているけれど、野球やサッカーなどのメジャースポーツほど名が知られているわけではないよね」という話しをしたんですね。その時、とあるスタッフさんが「パルクールは採点競技なんですよね?」と質問を投げかけたのですが、ZENさんは「今でこそ採点競技やパフォーマンスの印象が強いですが、それは後付けです。サバイバルの環境下で窮地に追いやられた際、どう対応するかを表現しています」とおっしゃって。そこで、私が忘れかけていた中国武術の本質を改めて思い出させてくれました。中国武術も戦いの中で生まれ、それがパフォーマンスとなり採点競技になっています。『EXTREME ACTION』も「戦い」のストーリーであるからこそ、私のアスリート魂を呼び起こしてくれたZENさんは貴重な存在でした。体力づくりは毎日最低2時間!?最近はボクシングも・・・ーーアクションをする上で身体づくりはかなり重要かと思いますが、山本さんがアクションを演じるために特に意識していることはありますか?アクションといっても作品によって「ガン・アクション」「カンフー・アクション」「ソード・アクション」などアクションの形式が違うため、身体づくりや準備の仕方も都度異なりますが……最低限必要な「体力」「集中力」「忍耐力」は身につけようと思っています。撮影中に「ごめんなさい、体力的に厳しいです」と言うことは一番カッコ悪いと思っているので、どんなアクションでも耐え得るための最低限の準備は今後も続けていくつもりです。ーー1日のうちどれくらいの時間、体力づくりに励んでいるのでしょうか?時間は決めていませんが、2時間くらいは筋トレやストレッチなどをしているかもしれません。また最近、ボクシングを趣味で始めたので、時間がある時には筋トレ・ストレッチに加え、ボクシングでリフレッシュしています。なので、恥ずかしいくらいムキムキなんですよ(笑)。ーーすごくストイック……。いやいや!私にとって運動をすることがリラックスに繋がっているんですよ。運動すると頭がリフレッシュされますしね。ありがたいことにお仕事(アクション)がリフレッシュに繋がっているという(笑)。とはいえ、のんびりしたい時は好きな映画を見ますよ!美味しいご飯を食べて、ある程度の運動をして、「いい汗かいて気持ち良かった!」と思えることが何よりも幸せなんですよね。自分ではストイックではないと思っています(笑)。「いつまでも課題があるからアクションは面白い」ーー多くの俳優さんはスタントマンの方とともにアクションを演じますが、山本さんはスタントマンを使わずにご自身でアクションをされることが多いと思います。そこについてメリットを感じることはありますか?メリットだとは全く思っていないです。何でもかんでも自分でやることが正解ではないと感じています。アクション部と役者の使い分けというのは、単純にいい画を撮るためバランスなんですよね。アクション部の方のパーフェクトな動きだとあまり役柄が見えてこない場合もあるので、役者がアクションをやった方が自然なカットもあります。一方で技術を優先した方が良い、役者では対応できない動きをプロフェッショナルなアクション部の方たちにお任せする。ただそれだけのことだと思います。私自身よく「スタントマンを使わずにほとんどのアクションを自分でしているのはすごい」と言っていただけるのですが、特にすごいことだとは思っていなくて。いい画を撮るために最低限自分のできることをしている感覚なんですよ。私もできないことはプロフェッショナルな方々にお任せしているので、変わらないような気がしています。ーードラマ『着飾る恋には理由があって』のように、アクションをしない作品にも出演されています。役を演じることとアクションをすることを同時にやる時とアクションをせず役を演じるのみの時の心持ちや意識も、それほど変わらないのでしょうか?基本はどちらも同じです。アクションがあったとしてもなかったとしても線引きはせず、いただいた役に感謝して一つひとつ丁寧に乗り越えていくのに必死です。ただ私の性格上、演じる役柄を自分の型にはめて練習してしまいがちなので、準備の段階からできる限りコミュニケーションを取ろうと意識しています。スポーツ選手時代は文章を読む習慣がなかったため、今やっと台本を読んで役への理解を深めたり気持ちを読み解いたりすることが楽しくなってきました。同時に読めば読むほど理解が正しいのかが分からなくなってくるんですよ。分からないことを撮影本番まで持ち込んで、周りのスタッフ・キャストのみなさんが手を差し伸べてくれるのを待つのではなく、準備の段階で自分の理解が合っているのかも含め、聞きに行くことが大切だなと思っています。ーーさまざまなアクション作品に出演されている山本さん。最後に、アクションの楽しさ・面白さを教えてください。難しいことが面白いですね。私、「自分はアクションができる人間だ!」と思ったことは一度もなくて、いつもアクションって難しいなと思いながら臨んでいます。同時にアクションはどんなに練習してもし足りないからこそ面白くてたまらないという気持ちがあって。スポーツと異なり、アクションには優勝や一位がありません。天井がないことこそアクションは面白いんです。いつまでも課題があるからこそ、『EXTREME ACTION』のような作品に臨む時は毎回悩むけれど、その悩みすら自分にとって楽しくて仕方がないと思っています(笑)。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント山本千尋さんのサイン入りポラを2名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!(クレジット)撮影/友野雄、取材・文/阿部裕華
2021年10月15日橋本環奈・上白石萌音がWキャストで主演を務める舞台『千と千尋の神隠し』の第3弾キャストが13日、明らかになった。同作は宮崎駿監督の名作『千と千尋の神隠し』の舞台化作。少女・千尋(橋本環奈、上白石萌音※Wキャスト)が引っ越し先に向かう途中で八百万の神々の世界へ迷い込み、様々な出会いを経て、人間の世界に戻るため生きる力を呼び醒ましながら奮闘する。英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードが翻案・演出を手掛ける。今回第3弾キャストとして、兄役・千尋の父を大澄賢也、父役を吉村直、青蛙をおばたのお兄さんが演じることが明らかに。ほか23名(阿部真理亜、新井海人、五十嵐結也、桜雪陽子、大重わたる、折井理子、可知寛子、香月彩里、城俊彦、末冨真由、田川景一、竹廣隼人、知念紗耶、手代木花野、中上綾女、花島令、松之木天辺、水野栄治、武者真由、保野優奈、八尋雪綺、YAMATO、山野光)のキャストと、国内外から集結したクリエイティブスタッフも発表された。2022年は、東宝創立90周年の年でもあり、2月・3月の帝国劇場(2022年3月2日〜29日 ※プレビュー公演 2月28日・3月1日)を皮切りに、4月大阪、5月福岡、6月札幌、6月・7月名古屋と、4大地方都市の上演劇場も決定している。○大澄賢也 コメント世界初演・宮﨑駿監督の不朽の名作・John Caird演出の舞台「千と千尋の神隠し」に出演させて頂きます。ナイツテイルに引き続きJohnの演出で、本当に素晴らしいキャスト、スタッフの方々と共にこの作品に携り作る喜び、興奮は、言葉では言い表わせません。演劇の神に感謝です。どうぞ宜しくお願い致します。○吉村直 コメント「世界的な成功へ」ジョンとまた舞台を創れる! これ以上の喜びがあろうか!彼の創る舞台はとにかくステージに立つ役者達に命をくれる! それはスタッフに対しても同じだ!作り手のみんなが、観に来て下さった皆さんに、時間と空間を思う存分楽しんで頂くことに喜びを覚えるのだ!こんな時だからこそ、生きる素晴らしさを舞台と客席とで感じあいたい! 楽しもう!○おばたのお兄さん コメントジブリ作品に魅了され、ジブリ作品を観て大人になりました。その中でも『千と千尋の神隠し』は僕が一番大好きな作品です。その作品に携われるなんて本当に夢のようです。全身全霊、青蛙になりきります!(C)2001StudioGhibli・NDDTM
2021年10月13日舞台「千と千尋の神隠し」の第3弾キャストが発表された。橋本環奈と上白石萌音が千尋をWキャストで演じる舞台「千と千尋の神隠し」。千尋をはじめ、魅力的な登場人物たちが、湯屋と化した帝国劇場の舞台に立ち、観客を不思議の町へと誘う。今回新たなキャストとして、兄役/千尋の父の2役を大澄賢也、父役は吉村直、青蛙はおばたのお兄さんが演じることが決定。兄役そのほか、阿部真理亜、新井海人、五十嵐結也、桜雪陽子、大重わたる、折井理子、可知寛子、香月彩里、城俊彦、末冨真由、田川景一、竹廣隼人、知念紗耶、手代木花野、中上綾女、花島令、松之木天辺、水野栄治、武者真由、保野優奈、八尋雪綺、YAMATO、山野光の出演も明らかになった。なお本作は帝国劇場を皮切りに、4月に大阪、5月に福岡、6月に札幌、6月・7月は名古屋と、4大地方都市の上演劇場も決定している。●新キャストコメント大澄賢也世界初演・宮崎駿監督の不朽の名作・John Caird演出の舞台「千と千尋の神隠し」に出演させて頂きます。ナイツテイルに引き続きJohnの演出で、本当に素晴らしいキャスト、スタッフの方々と共にこの作品に携り作る喜び、興奮は、言葉では言い表わせません。演劇の神に感謝です。どうぞ宜しくお願い致します。千尋の父吉村直「世界的な成功へ」ジョンとまた舞台を創れる!これ以上の喜びがあろうか!彼の創る舞台はとにかくステージに立つ役者達に命をくれる!それはスタッフに対しても同じだ!作り手のみんなが、観に来て下さった皆さんに、時間と空間を思う存分楽しんで頂くことに喜びを覚えるのだ!こんな時だからこそ、生きる素晴らしさを舞台と客席とで感じあいたい!楽しもう!父役おばたのお兄さんジブリ作品に魅了され、ジブリ作品を観て大人になりました。その中でも『千と千尋の神隠し』は僕が一番大好きな作品です。その作品に携われるなんて本当に夢のようです。全身全霊、青蛙になりきります!青蛙舞台「千と千尋の神隠し」は2022年3月2日(水)~29日(火)帝国劇場にて上演(プレビュー公演 2月28日・3月1日)。※ほか地方公演あり※宮崎駿の「崎」は、正しくは「たつさき」(cinemacafe.net)
2021年10月13日DSGジャパン株式会社は、サイズ調整可能な技術を採用した「Mirafeelシリーズ」のブランドアンバサダーとしてタレントでモデルの近藤千尋さんを起用し、2021年9月22日(水)から各種SNSメディアで全世界にプロモーション動画を同時配信致します。動画では、ママ・パパそして育児に関わる全ての視聴者に「Mirafeelは、赤ちゃんだけでなく育児に関わる全ての人を応援し、みなで協力し合う育児の推進」という想いを発信していきます。プロモーション画像1【プロモーション動画について】ブランドアンバサダーには、タレントやモデルだけでなく二人のお子さんのママとしても活躍する近藤千尋さんを起用。育児に奮闘するママやパパのための紙おむつを目指して機能を追求してきたMirafeelだからこそ言える、「Mirafeelは、赤ちゃんだけでなく私たちも応援してくれている」「Mirafeelは、ママ・パパの悩みに寄り添い味方してくれる」この映像を見終わったときに、ママ・パパそして育児に関わる全ての視聴者に明るく前向きな思いを感じてほしいというコンセプトで制作致しました。テレビで見せるタレントやモデルとしての姿ではなく母親としての顔を見せる近藤千尋さんの姿にもご注目下さい。【ストーリーボード】プロモーション画像2プロモーション画像3プロモーション画像4プロモーション画像5プロモーション画像7プロモーション画像8プロモーション画像9プロモーション画像10プロモーション画像11【近藤千尋さんインタビュー】◆良いオムツってどんなものですか?例えば、素材とかにこだわっていて、お母さんも安心して赤ちゃんに使えるオムツですね。◆ママやパパが安心して使えるオムツってどんなものですか?最近思うのはやっぱり漏れないかぶれないっていうのがまず一番ですね!あとは、肌に優しくて動きやすいっていうのも大事です!きっといいオムツって、赤ちゃんが過ごしやすいのも勿論なんですけど、育てるママやパパにとっても使いやすいオムツなんだなと思いました。◆Mirafeelを使ってみて、ご自身の気持ちの部分で何か変わったりしましたか?前までは「おしっこ漏れてるかな」とか「漏れてたらどうしよう大丈夫かな」っていう心配もあったんです。でもMirafeelを使うとその不安がない分、やっぱり育児に余裕もできましたね!子どもと二人きりで出かける際に、「漏れてたりするとどうしよう」とその分やっぱり着替えがたくさん必要になったりするんです。でも「あ、このオムツなら大丈夫」っていう安心感もあるので荷物も減りますし、そして何より、気持ち的に余裕ができました。いつもこの子が気持ちよくいられるオムツを履かせてあげられたらなと思います!なので私は、この子に履かせるオムツは最高なものを選びたいなと思ってMirafeelを使っています。◆Mirafeelを使う前に、こういうオムツあったらいいなって、想像したりしましたか?そうですね!おむつポーチを開けた瞬間に、オシャレなおむつが見えて、自分のテンションもあがるおむつっていうのが私は出会ったことがなかったので、初めてMirafeelを見たときにすごく感動したのを覚えてますね!デザインもすごいかわいいし、いろんな色合い・いろんな種類があって、なおかつすごく触り心地も気持ち良かったので、「あ、これは安心して子供たちに履かせられるな」っていうのを感じましたね!【Mirafeelの特長】<サイズ調整可能なリファスナブル機能搭載>パンツタイプでありながら、赤ちゃんの微妙なサイズの個人差に合わせて、調整を可能にしたセミオーダー感覚の新技術であるリファスナブル機能を搭載しています。赤ちゃんのおなかをしめつけずにフィットさせる、ウエストプリーツを用いた織り加工の高いクオリティーや、お肌への優しさを追求した3Dシートの質感。そして、大量のおしっこを漏らさず瞬時に吸収できる新開発のTHIN_DRY吸収体。どの部分においても、日本の技術者のこだわり抜かれた一品に仕上がっています。<絹のような手触りの秘密>絹のようになめらかな超極細繊維を採用し、でこぼこ立体加工に。肌に触れる部分はいつもやわらか、さらさらで、こすれ、かぶれを防ぎます。また、おむつ替えをするママ・パパのためにも、さわり心地のいい全面なめらかシルキー素材を採用しています。<自然をモチーフにした優しい風合いのテキスタイルイラスト>画家である西淑(にし しゅく)氏による自然をモチーフとしたテキスタイル調のイラストを起用しています。<サイズごとにイラストのテーマが異なり、Mサイズのテーマは「見上げた空、流れる雲」>パッケージ内には、3つのカラーバリエーションがあり、可愛い赤ちゃんのおしりを毎日違った色彩で彩ります。【商品詳細】販売開始日: 2020年12月1日販売価格 : 1,848円(税込)販売方法 : ミラフィール公式オンラインショップURL : ■ミラフィールのおむつ作りのこだわり 1. DSG史上最薄にして最大量の吸収体大量のおしっこを漏らさず瞬時に吸収できる新開発のTHIN_DRY吸収体を採用!2. サイズ調整可能なパンツ型紙おむつパンツタイプでありながら、赤ちゃんの微妙なサイズの個人差に合わせて、調整を可能にした新技術であるリファスナブル機能。3. 安心安全の日本製紙おむつ日本の紙おむつづくりに長けた技術者のもと、日本国内にて新設された工場にて生産しております。■会社概要商号 : DSGジャパン株式会社代表者 : 代表取締役 川上清隆所在地 : 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原1-1-1 新大阪阪急ビル3階設立 : 2017年1月事業内容: 紙おむつの製造・販売資本金 : 1,500万円URL : 【本商品に関するお客様からのお問い合わせ先】ミラフィール 通販Tel:0120-265-143(平日09:00~17:00) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月22日モデルの近藤千尋さんがモスバーガーの新商品「グリーンバーガー〈テリヤキ〉」の一日宣伝部長に就任!「グリーンバーガー〈テリヤキ〉」の魅力とともに、体型維持やお肌のために心掛けていることをうかがいました。「グリーンバーガー〈テリヤキ〉」一日宣伝部長の近藤千尋さんにインタビュー2021年9月22日から全国のモスバーガーで「グリーンバーガー〈テリヤキ〉」が発売。原材料に動物由来のものと臭いの強い五葷(ねぎ、らっきょう、ニラ、にんにく、たまねぎ)を使用せず、大豆由来の植物性たんぱくをベースとしたソイパティが採用されています。今回、一日宣伝部長を務められた、モデルの近藤千尋さんにお話をうかがいました。――「グリーンバーガー〈テリヤキ〉」を初めて食べた時の感想を教えてください。近藤千尋さん衝撃的な美味しさでした。実は、ヴィーガン等の植物性の食べ物は、なんとなく「あまり美味しくない」と決めつけていたところがあったんです。だから、初めて「グリーンバーガー〈テリヤキ〉」を食べた時は、パティのコクあふれるジューシーさや、バンズのフワフワ感に感激しました。野菜が苦手な娘も「美味しい!」と言ってペロリと食べたほどです。――普段から食生活で気をつけていることはありますか?近藤さん食べたくないものは無理して食べず、食べたいものを食べています。お菓子も食べるし、ジャンクフードも大好きです。ただ、撮影前等は「むくんじゃうといけないから、ちょっと量を控えておこうかな」という時はあります。「グリーンバーガー〈テリヤキ〉」はそんな時でも気にせずモリモリと食べられていいなと思います。――美容や健康のために心掛けていることを教えてください。近藤さんなんといっても「ストレスをためないこと」これに尽きます。睡眠不足や、生理周期による女性ホルモン、あと産前産後は肌トラブルもあって、当たり散らしちゃうこともあります。そんな時は、いつも夫の大らかさに助けられています。ストレスをためないように、ちょっとでも気になることがあれば、すぐに解決するようにしています。――体型維持のために、何かされていますか?近藤さんお尻と太ももの境目がなくなってきたなと感じて、半年ほど前から週に1回パーソナルトレーニングを始めました!ここ最近、やっとお尻ができてきて、継続は力なりということを感じています。自分の身体は、頑張った分だけ正直に結果が出るんだなと思いました。――InstagramやYouTubeなどのお料理がすごく美味しそうですね!近藤さんありがとうございます!多くの方が褒めてくださるのもあり、頑張っています。だけど、もちろんできない日もあるんです。先日、帰宅後すぐに子どもに夕飯を食べさせないといけないことがあったんです。ありがたいことに、マネージャーさんが唐揚げを買ってきてくれていたので、あとは家にあった野菜を焼いたり、オクラを茹でて麺つゆとお砂糖で和えて完成でした。――忙しい時に「グリーンバーガー〈テリヤキ〉」は良さそうですね。近藤さん栄養バランスが良いので、夫の体にもいいし、時間に余裕ができて、私も優しくなれそうです(笑)――最後にメッセージをお願いします。近藤さん「グリーンバーガー〈テリヤキ〉」はテイクアウトやデリバリーでも、あとがけソースなので、野菜がシャキシャキしていてできたてを食べられて美味しいです。また、プラントベースなので、自分の身体だけでなく、地球にも優しいハンバーガーです。Information商品名:「グリーンバーガー〈テリヤキ〉」価格:¥580販売開始日:2021年9月22日販売店舗:全国のモスバーガー店舗(一部店舗除く)文・小田原みみ
2021年09月15日モデルの近藤千尋が出演する、生活総合サービス「ていねい通販」のサプリ「すっぽん小町」の新CM「朝からバタバタ」編と「毎日が運動会」編が5日より、静岡県・石川県にて放送される。近藤が子育ての楽しさや大変さについて語る今回のCM。近藤と長女の十愛ちゃん、次女の美羽ちゃんと過ごす普段通りの朝・昼の様子を撮影しており、ふとした瞬間の親子のリアルな表情が垣間見える映像になっている。○■近藤千尋コメント――今回のCMでは、朝のシーンがありましたが、やっぱり朝は大変ですか?あのね、笑っちゃうくらい大変です。子どもがふたり同時に泣いちゃった時とか、着替えでぐずぐずした時とかは、もうやっぱり「もう家を出ないといけない時間だから早く着替えて〜」ってすごい泣きそうになりますね。やっぱり私が焦れば焦るほど子どもたちも全然言うこと聞いてくれなくなるので、もうそういう時は一回目をつぶって無になって、もうパジャマでもいいやという気持ちで子どもたちと接したりもします。世の中のママにとって、朝は本当に一秒も無駄にできない時間だと思いますね。――日々目まぐるしく過ごされている近藤さん、子育てで大切にされている事を教えてください。子育ては人と比べてはいけないと思うんです。人と比べるから「自分はできてないのかな」とか「あ〜なんかもっとこうしなきゃいけないのかな、でもこうするには子どもにもこうしてもらわなきゃ」っていうので、子どもに色々求めてしまって自分が苦しくなるように感じるので、“自分流の育児”、“心に余裕ができるような楽しい育児”を見つけるのが大切ではないかなと思います。――最近のおうち時間はどう過ごされていますか?最初の頃は、家族と子どもたちとずっと一緒にいるので疲れが溜まっちゃっていたんですが、最近は少しずつ余裕が持てるようになりました。子ども達との接し方もずっと100%で接していたら疲れてしまうんですが、やっぱり自分の中で余裕をもって「あっ全部適度な力加減でいいんだ」と気づいてからは気持ちも楽になりましたね。
2021年09月03日2001年に映画が公開され、興行収入が300億円を突破した、スタジオジブリの人気作品『千と千尋の神隠し』。湯屋を舞台に、主人公の少女・千尋の成長を描いた作品です。『千と千尋の神隠し』の映画公開20周年を記念して、2021年8月7日、『てくてく坊ネズミ』のフィギュアをはじめとした全3商品が、全国の『どんぐり共和国』とオンラインショップにて発売されます。『坊ネズミ』がフィギュアになって登場!坊ネズミは作中、「肩に乗っていいよ」という千尋に背を向け、自分の足で歩き出す自分の道は自分で進むといわんばかりの性格をしたキャラクターとして知られています。そんなかわいい坊ネズミを、デスクなどに飾れるフィギュアが発売されました。『坊ネズミ フィギュア』リアリティのあるでっぷりとしたサイズ感や、フォルムが魅力的なフィギュアに仕上がっています!価格は税込み4950円です。『金平糖あめ入り巾着(オオトリさま・湯婆婆・油屋)』坊ネズミと同時に、油屋の売店で売っているお土産をイメージして作られた、オオトリさま・湯婆婆・油屋の金平糖型のあめ入り巾着も発売されます。価格は税込み1100円。ちょっとしたプレゼントにぴったりの商品となっていますよ。『むぎゅっとカオナシ』握ると顔や形がさまざまな形に変わる、『むぎゅっとカオナシ』も発売!自由自在にカオナシのさまざまなシーンを再現して遊べるアイテムで、手のひらにフィットするサイズ感です。価格は、税込み1210円。自宅にあったら、思わず触りたくなるアイテムですね!関連グッズ購入でオリジナルアイテムがもらえる!2021年8月7日より、『千と千尋の神隠し』の商品を含むアイテムを税込み4千円以上購入すると、『20周年ロゴ入りカオナシ団扇』または『海原電鉄回数券のマスキングテープ』のいずれか1点がもらえるキャンペーンが開催!『20周年ロゴ入りカオナシ団扇』は表面にカオナシ、裏面に20周年記念のロゴがデザインされている、インパクトある団扇です。『海原電鉄回数券のマスキングテープ』は、作中に登場する海原電鉄の回数券がそのままマスキングテープになったような、ユニークなデザインですよ。特典は、2種類から好きなアイテムを選択できます。数量限定のため、欲しい人は『どんぐり共和国』、またはオンラインショップで購入を検討してみてはいかがですか。[文・成/grape編集部]
2021年08月12日2021年に、映画公開から20周年を迎える、スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』。スタジオジブリのグッズを扱うショップ『どんぐり共和国』にて、同年7月から20周年を記念したグッズの販売やキャンペーンが開催されました。『千と千尋の神隠し』に登場するカンテラランプが商品化!限定モデルの腕時計も続いて同年8月7日より、『千と千尋の神隠し 公開20周年キャンペーン』第2弾の開催が決定!『千と千尋の神隠し 公開20周年キャンペーン』第2弾が開催!『千と千尋の神隠し 公開20周年キャンペーン』第2弾では、「もしも千尋が迷い込んだ不思議の町で、縁日が行われていたら…」というコンセプト商品が多数販売されます。『縁日キーホルダーオオトリ様かき氷』価格:1320円(税込)『縁日キーホルダーカオナシりんご飴』価格:1320円(税込)『縁日キーホルダー坊ネズミ綿菓子』価格:1320円(税込)『小物入れごちそう』価格:4730円(税込)『小物入れティータイム』価格:4730円(税込)関連グッズ購入でオリジナルアイテムがもらえる!発売同日より、『千と千尋の神隠し』の商品を含むアイテムを税込み4千円以上購入すると、『20周年ロゴ入りカオナシ団扇』または『海原電鉄回数券のマスキングテープ』のいずれか1点がもらえるキャンペーンも!『20周年ロゴ入りカオナシ団扇』は表面にカオナシ、裏面に20周年記念のロゴがデザインされている、インパクトある団扇です。『海原電鉄回数券のマスキングテープ』は、作中に登場する海原電鉄の回数券がそのままマスキングテープになったような、ユニークなデザインですよ。特典は、2種類から好きなアイテムを選択できます。数量限定のため、欲しい人は『どんぐり共和国』、またはオンラインショップで購入を検討してみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2021年07月29日スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』に登場する“道案内のランプ”が、インテリアアイテムに変身。「道案内のカンテラ」として、2021年7月22日(木・祝)より全国のどんぐり共和国店頭にて予約受付を開始、12月末より発売される。インテリア向けの“カンテラランプ”モチーフとなったのは、『千と千尋の神隠し』の劇中で、銭婆の家まで千尋たちを案内してくれた、不思議な“カンテラランプ”。インテリア向けにリサイズされて作られた新商品「道案内のカンテラ」は、もちろんランプとして楽しめるのはもちろん、作品の世界から飛び出してきたようなリアルな造形が魅力的だ。揺らめく炎を再現また揺れると灯りがつく仕掛けの“ろうそく型”ランプは、まるで本物の炎のように、光りが強くなったり、弱くなったりする幻想的な揺らめきが印象的。ランプ部分は取り外し可能なため、定期的なお手入れも簡単に叶えてくれそうだ。どんぐり共和国限定、セイコーの腕時計もその他どんぐり共和国では、『千と千尋の神隠し』公開20周年を記念した映画グッズを、7月22日(木・祝)より発売。中でも、文字盤にカオナシやハク、ハク竜などを配したセイコーの腕時計は、どんぐり共和国限定の特別なアイテムとなっている。【詳細】「道案内のカンテラ」8,800円展開店舗:全国のどんぐり共和国店舗、オンラインショップそらのうえ予約受付開始日:2021年7月22日(木・祝)~商品発売日:12月末~サイズ:W110×H290×D140mm素材:ポリエステル樹脂、鉄、ABS■千と千尋の神隠し SEIKO 20周年記念限定ウォッチ 15,400円<どんぐり共和国限定モデル>発売日:7月22日(木・祝)
2021年07月17日