映画『ゴジラ-1.0』(読み:ゴジラマイナスワン)より、ゴジラの新たな全身ビジュアル画像と場面写真15枚が公開された。『ゴジラ-1.0』は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という節目、さらには“令和”で最初のゴジラとなる最新作。主演を神木隆之介、ヒロインを浜辺美波が演じるほか、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介といった面々がキャストとして名を連ねている。監督・脚本・VFXは、自身もゴジラのファンであることを公言する山崎貴が務める。公開された新たな全身ビジュアルでは、今までポスタービジュアルで写されていなかった部分が明らかに。ゴジラの禍々しい背びれ、迫りくる強靭な尾、そして無残にも破壊された街を確認することができる。また場面写真では、劇中のゴジラの姿、その脅威を目の当たりにした登場人物たち、さらに逃げ惑う人々の姿、崩壊する街の様子が収められている。併せて前売券が9月15日(金) より発売されることが決定した。<作品情報>映画『ゴジラ-1.0』11月3日(金・祝) 公開公式サイト: TOHO CO.,LTD.
2023年09月14日俳優の役所広司と柳楽優弥、神木隆之介、女優の安藤サクラが出演する、サントリー食品インターナショナル・クラフトボスの新CM「意外な天職」編が、18日より放送される。CMは、とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが、大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査する「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」の最新作。役所扮する駐車場の誘導員が、職場の同僚(神木)から「友達や仕事など世界が広がるかも」とマッチングを勧められたことをきっかけに、映画のキャスティングに携わる女性(安藤)と出会う。役所は新人エキストラとして出演した柳楽主演の時代劇で頭角を現わし、数年後にはスタントもこなす役者へと成長。セスナ機の片翼に、体をハーネスとワイヤーでくくりつけられながら行う危険なスタントに挑み、監督から「本当にやるのか?」と尋ねられると、「役者ですから」と晴れやかな表情で答える。セスナの翼にしがみつくシーンの撮影では、なかなか体験できないアクションに役所も大興奮。轟音とともに吹きつける強風を全身で浴びながら、絶叫し続ける役所のコミカルな姿に、安藤も手を叩いて大笑いしていた。○■役所広司・安藤サクラ・柳楽優弥 インタビュー――撮影の感想をお聞かせください。役所:30秒の作品じゃあ、もったいないぐらいの豪華な俳優さんたちと共演できて、短い時間でしたが、本当に楽しかったです。安藤:役所さんは憧れの大先輩ですし、柳楽くんも同世代の中で憧れている存在なので、お二方と同じCM、1つの作品に出ることができてとても嬉しかったです。これをきっかけに、いつかお二人と映画でもご一緒したいですし、この短い1日の出会いが、私にとってすごく良かったなと思っています。柳楽:今回初めて役所さんと共演させていただいて、本当に光栄でした。刀で刺して、刺されてという3カットの中でも、監督にいろんなバリエーションをこだわって撮っていただけて、短いシーンですけど、いろいろお話しもできて、とても貴重な時間になりました。役所:サクラちゃんはもう、赤ちゃんの頃から知っているので、昔から知っているような気持ちになっちゃいますし、この業界で仕事を始める時から、女優さんとしての作品はずっと見ています。柳楽くんは年を重ねるごとに、どんどんいい俳優さんになっていきますよね。作品をやる度に、はじめましてという人は必ずいますが、これで一度は二人とご一緒したので、また次に会った時も楽しく仕事したいなと思います。――(海外の映画祭の)授賞式後のインタビューで、役所さんがおっしゃった「やっと柳楽くんに追いついたかな」というコメントを聞いて、気持ちはいかがでしたか?柳楽:そういうおめでたい場で、名前を呼んでいただけただけでとても光栄でしたし、僕は本当に役所さんの映画が好きでたくさん見ていたので、素直に「おめでとうございます」と、日本から勝手に祝福していました。役所:その時のことはこの機会にちゃんとお伝えしたくて。「柳楽くんにやっと追いつきました」と言ったところだけが出ていますが、その前に「柳楽くんも大人になって、素晴らしい役者になりました」という話をしていたんですよ。ただ、それはほとんどカットされているので、なんかオヤジがちょっと上から目線で嫌な感じだなというふうに思われているんじゃないかなと思って。すみません。柳楽:いえいえ、ありがとうございます(笑)。安藤:私は役所さんの授賞式を生で見ていて、もう誰よりも大きな声で「ブラボー!」って叫びまくって、大興奮していました。――マッチングから意外な天職が見つかるCMのストーリーにちなんで、意外な出会いや、やってみたら意外と良かった経験などがありましたらお聞かせください。安藤:私は結構、意外な出会いがちっちゃい時から好きだから、そういうのをチョイスしがちなんですよね。だから、やってみると自分のスタンダードになっていくことが意外に多くて。最近だと、うちの子が冷やし中華に、マヨネーズとケチャップとねりごまとポン酢と、あらゆる調味料を入れて作ったんですけど、これが意外とおいしかったんですよ。自分が意外だと思って組み合わせるよりも、人が作った意外な組み合わせの方が新鮮に感じるかもと思いました。柳楽:意外な出会いというと、味噌ですね。3年前ぐらいに、最初はノリで作り始めたんですけど、ずっとハマっていて、今でも半年か10ヶ月ぐらいのペースでマイ味噌を作っています。――役者としてさまざまな役柄を演じる中で、ご自身に向いているなと感じた経験や、意外にも上手にできたことで「もしかしたら天職?」と思った職業は?役所:天職かどうかはわからないですけど、一日中やっても飽きないのは植木屋さんかな。剪定が上手いとかではないんですけど、外で野良仕事をするのは好きです。最後に葉っぱで焚き火をしたり、焼き芋を焼いたり、一年中季節によって風景も変わりますしね。そういう意味では、才能はないかもしれないけど、植木屋さんだったら長続きするかなと思いました。安藤:料理をするのが好きなんですけど、レシピとか苦手で、目分量とか適当なんですよ。だけど、ファミレスの調理場でバイトしていた時があって、調味料の量とか全部決まっているじゃないですか。そこでマニュアル通りにやって、いかに早く料理を作っていくかというのは、普段自分ができないからこそ好きでしたね。向いているかどうかわからないですけど、いろいろなバイトをした中で、調理場が一番長かったかなと思います。柳楽:この前、おばあちゃんから「耳がちょっと凝ってるから、マッサージして」とお願いされて、やってみたら、すごくスッキリしたと言ってくれて。僕自身、マッサージを受けるのも好きなんですけど、マッサージをするのが得意かもしれないと思いました。○■神木隆之介 インタビュー――マッチングから意外な天職が見つかるCMのストーリーにちなんで、意外な出会いや、やってみたら意外と良かった経験などがありましたらお聞かせください。神木:テニスですかね。中学の時は卓球部に所属していたんですけど、なぜテニスをやることになったのかといいますと、卓球部の先輩に卓球をやっていた人はテニスができない、テニスをやっていた人は卓球が上手いと言われて。その先輩曰く、ネットの高さも、距離も何もかも違うし、特に卓球は打つ時に手首を捻る動きがある分、その感覚に慣れているとテニスはできないと。そんなことはないだろうと思って、逆にやってみたら、意外とコツをつかむのが早かったと思います。テニスをやっていた姉も「教えてあげるよ」と言ってくれて、最初こそうまくできませんでしたけど、徐々に来る玉を返せるようになって、「あっ、楽しい」と思いました。その時に、先輩はもう卒業していましたが、「先輩、卓球から入ったらテニスができないなんてことはないですよ」と。そんなことを思い出しながら、今でもたまにテニスをすることがあります。――役者としてさまざまな役柄を演じる中で、向いているなと感じた経験や意外にも上手にできたことで「もしかしたら天職?」と思った職業は?神木:いろいろな役を経験させていただきましたが、その役の先生や、実際にその職に就いている方から習うこと、覚えることが多くて、すべてが難しかったですし、どれもゼロから始めるのは難しいなと思うので、今まで演じた役の中から天職は見つけられないなと思います。ただ、弊社の売り物の魅力を、どういうふうに先方へ伝えたら契約していただけるのかということを考えるのは好きなので、もしかしたら営業系は得意分野かもしれません。今後やってみたいですね。――職業としてやってみたいものは?神木:イヤホンやヘッドホンが大好きなので、それで音楽を聴いた感想のブログを書く仕事をしてみたいです。他に自分が得意と言えるものって、実はあまりなくて。中学の時にギターを弾いたり、ドラムを教えてもらったり、それこそテニスもそうですが、長続きしたことがないんですよ。唯一お琴だけは3年間授業で習って、文化祭で披露したこともあります。――読書の秋、運動の秋などさまざまな定番の秋がありますが、今年はどんな秋にしたいですか?神木:本当に両極端ですけど、2つやりたいことがあります。1つはゲームの秋。大好きなオンラインゲームをずっとやり続けたいと思う一方、秋といえば紅葉がきれいじゃないですか。観光地に行けば、色とりどりの、その時にしか見られない色や光景があるので、いろいろなところを巡って、ちょっと冷たい、冬が近づいてきたなという風を浴びて季節を感じながら、大好きな写真を撮りたいという気持ちもあります。○■トミー・リー・ジョーンズ インタビュー――ジョーンズさんが憧れていた職業は?ジョーンズ:私はテキサス育ちなので、子どもの時からずっとカウボーイに憧れていました。それ以外では、油絵を描けたらいいなと思うので、そのためにもっと美術のことを勉強しておけば良かったという後悔が少しだけあります。ちなみに、皆さんはカウボーイというと、映画に出てくるカウボーイをイメージするかもしれませんが、本当のカウボーイとは牛を育てる人、家畜を育てる人のことなので、ちょっと違うんですよ(笑)。――これまでの来日で滞在・体験した日本の印象的な場所や食べ物は?ジョーンズ:今までいろんなところを訪れましたが、特に奈良、京都、北海道、沖縄、金沢で感じた日本の美しさは印象に残っています。食べ物に関しては、今回の撮影前日に食べた鮎がおいしかったですね。
2023年09月14日現在放送中の「らんまん」から「ブギウギ」へ、連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーが行われた。今回、「らんまん」の主演・神木隆之介とヒロイン・浜辺美波が、NHK大阪放送局を訪れた。最終回に向けて、槙野万太郎役の神木さんは「放送があと2週と少しなんだというさみしさもありつつ、最後までみなさんに届けられるような、みなさんの中に残る作品であったらいいなという思いが、終わりに近づくにつれて強くなっています」と心境を明かす。槙野寿恵子役の浜辺さんは「皆様に終わったら寂しいと思ってもらえるような、そんな物語になっていけばいいなと、毎日放送を楽しみに見ております」とコメントした。そして10月2日(月)からは、趣里がヒロインを務める「ブギウギ」がスタート。本作は、戦後の大スター・笠置シヅ子さんをモデルにした物語。大正末期から昭和を舞台に、大阪の下町の銭湯の看板娘として育つ、趣里さん演じるヒロイン・鈴子が、歌手の道を歩み始め、戦後のスターとなっていく。放送開始に向け、趣里さんは「“ズキズキワクワク”という感じです」といまの気持ちを述べ、「本当にたくさんの素敵なキャスト・スタッフさんが支えてくださっているので、その思いも込めて毎日頑張りたいと思っております」と改めて意気込みを語っている。また、恒例となるドラマゆかりの品のプレゼント交換も実施。神木さん・浜辺さんからは、高知の間伐材を使ったホワイトボード、高知の雨よけみかん、四葉のクローバーのレプリカと自作キットが。趣里さんからは、はな湯のロゴ入りのオリジナルの湯おけがプレゼントされた。さらにバトンパスも実施。「趣里さんには『本当に撮影頑張って!応援してます!』という気持ちを込めて渡させていただきます」(神木さん)、「応援の気持ちと何よりもご健康、そして笑顔をたくさん浮かべられる現場であることを切に願い、お渡しさせていただきます」(浜辺さん)、「このお二人の本当に素敵なメッセージを胸にあと半年走り続けたいと思います。皆さんと力を合わせて“ズキズキワクワク”した朝をみなさんに届けられるようにまずは自分が幸せにハッピーに頑張りたいと思います」(趣里さん)と思いを述べた。連続テレビ小説「らんまん」は9月30日(土)まで8時~NHK総合にて放送。連続テレビ小説「ブギウギ」は10月2日(月)より8時~NHK総合にて放送開始。(シネマカフェ編集部)
2023年09月13日菅野美穂が演じる現代の新しいヒロインを中心に織りなす、新時代のホームドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」から新たな出演者が発表。宮澤エマが“夫の妹”、志田未来が“夫の主治医”、吉瀬美智子が“ヒロインの実姉”、三田佳子が“姑”に扮し、菅野さん演じるヒロイン・ゆりあを翻弄する。タフで明るい主婦・ゆりあ(菅野さん)が、突然目の前に現れた夫(田中哲司)の“彼氏”(鈴鹿央士)、“彼女”(松岡茉優)、“隠し子”と奇妙な同居生活を開始。ときにぶつかり合い、ときに手を取り合い…みんなで意識不明状態となった夫の介護に勤しみながら、これまで想像もしなかった数奇な人生と血の繋がりを越えた“家族”の絆を編み上げていく――。三田佳子、原作マンガへのリスペクトを基軸に、“シャイでかわいらしい姑”を徹底追求!三田佳子が演じるのは、ゆりあの夫・伊沢吾良の母親・伊沢節子。ゆりあ夫妻と同居している彼女は、一発当てた後は鳴かず飛ばずの小説家である息子を支え続けてきた嫁・ゆりあに、すがるように絶大な信頼を寄せる。ところが、ときにその強い愛と甘えが意図せずして、ゆりあを困らせることもあり…!?また、シャイで心配性であるがゆえ、“他人”に対しては壁を作りがちな節子。しかし、“血の繋がりを超えた同居生活”が始まるや、その心境にも徐々に変化が。新たな“家族”と生活するうち、もともと旺盛だった好奇心もくすぐられていく…。原作マンガを「あとがきまで夢中になって読みました」という三田さんは、そこに描かれていた“小柄でかわいらしいおばあちゃん像”を徹底追求。襦袢を着込んで身体に丸みを加えると同時に、膝や腰を曲げて表現しつつ、セリフ回しにも細やかな工夫を凝らしながら姑・節子を体現する。「菅野さんとは初共演なのですが、お会いする前に感じていた通り、とっても自然体で飾らない方」と語り、撮影を楽しみにしているという。タイプの違う自由人! ゆりあの“義理の妹”&“実姉”には宮澤エマと吉瀬美智子いつだって自分の感情と都合が優先、耳障りのいい発言で体裁を取り繕いながらも、最終的には兄の介護もゆりあに押しつけてしまう義理の妹、つまり夫・吾良の実妹である伊沢志生里を演じるのは宮澤エマ。宮澤エマ大河ドラマ「鎌倉殿の13人」や現在放送中の朝ドラ「らんまん」などで強烈なインパクトを残す役を演じてきた宮澤さんが、「ダントツでNo.1の強烈キャラクター! 志生里さんを嫌いになっても、私のことは嫌いにならないでいただければ…と願っています(笑)」というほどのキャラに挑む。「家族や夫婦、恋愛、アイデンティティー、ジェンダーって何だろう…と、さまざまな既成概念について問いかけている方々が多い今だからこそ、すごく響くホームドラマになっていくんじゃないかな」と期待を寄せている。一方、ゆりあの実姉で、家庭がありながら18歳年下と不倫中。超現実的で、ズバズバものを言う泉川蘭を演じるのは吉瀬美智子。菅野さんとは「ギルティ 悪魔と契約した女」(2010年)以来、13年ぶりの共演となるという。吉瀬美智子「蘭はわりと自由奔放に生きている女性。私自身ともまったく違うタイプの女性なので、その違いを楽しんで演じられたらいいなと思います」と新たな役どころに意気込む吉瀬さんは、妹・ゆりあに容赦なく辛辣な意見をぶつける姉に扮する。志田未来が自身初の医師役で、新たな地平を切り開く!さらに、突然ホテルで昏倒し、意識不明の要介護状態となった吾良のオペを担当する主治医・前田有香を演じるのは志田未来。オペの後も自宅で介護されることになった吾良を診察するため、定期的にゆりあの家を訪問し、慣れない介護で日々奮闘するゆりあと、その“家族”たちに寄り添いながら、同居生活の目撃者となっていく医師を演じる。志田未来志田さんが医師を演じるのは今回が初めて。「自分の中では挑戦でもあります。ドラマを見てくださる方々もちょっとホッとできるような存在を演じられたらいいなと思っています」と新境地に意欲を見せ、「ゆりあさんは本当に一生懸命で前向きな強い女性で、台本を読んでいるだけでもすごく応援したくなる存在です。そのような女性を菅野美穂さんが演じられることによって、どんなドラマが生まれるんだろう、とワクワクしました」と明かしている。「ゆりあ先生の赤い糸」は10月19日より毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年09月11日「8月25日に放送された連続テレビ小説『らんまん』の視聴率が番組最高となる18.5%を記録。この日は主演・神木隆之介さん(30)演じる万太郎が2〜3分程度しか映らず、浜辺さん演じる妻・寿恵子が料亭での“菊くらべ”当日、白くて小さなノジギクの魅力を笑顔で熱く語る“ヒロイン回”でした」(テレビ誌ライター)浜辺美波(23)は同日、『あさイチ』(NHK)に生出演。今回が『まれ』(’15年前期)以来、2度目の朝ドラ出演だったと語り、同作のヒロイン・土屋太鳳(28)についてこう語った。「こんな過酷なヒロインをやられていたのに子役にまで話しかけて和ませてくださって、本当に素敵な方だなという印象がいちばん強いですね。すごいなと思いました」その一方で、「その土屋さんが主演だったので、根っからの明るさがある人しか朝ドラ(主演)はできないんだろうなと思って。ちょっと私には難しいかもなと思ったんですけど……」と、一時期は“消沈”したことを明かしていたが、8年後、ヒロイン役がついに巡ってきた。「浜辺さんはひまわりのような土屋さんのイメージを思い出し、今回の寿恵子役に投影しているといいます」(NHK関係者)浜辺に影響を与えた先輩朝ドラヒロインは土屋だけではなかった。浜辺は2年前のインタビューで、憧れの女優に事務所の先輩・沢口靖子(58)の名前をあげていた。《私の目標は周りの人に自然と好かれるような可愛げのある人。憧れは事務所の大先輩でもある沢口靖子さん!役柄からクールな印象を受ける人も多いと思うのですが、本当に少女のようなピュア感をお持ちで、私服ではピンクをお召しになっていたり、魔法使いのように年齢を感じさせない肌の発光感など、どれをとっても可愛げしかなくて、いつかこんな風になれればと思っています》(「VoCE」’21年12月22日配信)前出のNHK関係者は言う。「同じく事務所の大先輩、斉藤由貴さん(56)も愛娘・水嶋凜さんが昨年の『ちむどんどん』に出演したこともあり、『らんまん』の浜辺さんを応援しているそうです。浜辺さんも、先輩方のエールに応えようと全力で努めています。また、浜辺さんの同期は『カムカムエヴリバディ』で先にヒロインに選ばれた2歳上の上白石萌音さん(25)。浜辺さんは同期でも最年少だったこともあり、劣等感に悩んでいたと明かしています」好敵手・上白石との切磋琢磨は、浜辺をさらに輝かせたに違いない。また、浜辺は共演を機に同世代女優との交流の輪を広げていた。「その代表格は、1歳年上の橋本環奈さん(24)でしょう。’19年のCM撮影をきっかけに親友となり、この1年でTDLに2人で2回も出かけています。橋本さんが再来年の朝ドラ『おむすび』ヒロインに決まったときは、自分のことのように大喜びしていました。同じく’19年に映画で共演した福原遥さん(25)とも友人で『福原さんの結婚式では、ブーケを私が受け取りたい!』と話していました」(前出・テレビ誌ライター)■《輪郭が素敵だなと思ったのは、戸田恵梨香さん》浜辺は数歳年上の先輩ヒロインたちからも可愛がられていた。「’17年の映画で共演した川栄李奈さん(28)は、浜辺さんを妹のようにかわいがってくれたといいます。’20年、川栄さんが出産後に出演したドラマの撮影現場へ、浜辺さんが陣中見舞いに訪れたこともあります。浜辺さんは川栄さんを最近では“お姉ちゃん”と呼んで、仕事やプライベートの悩み相談をすることもあるそうです」(別のテレビ局関係者)有村架純(30)とは「姉妹」役で何度もCM共演している。「共演を重ねるごとに本当の姉妹のような親しさが生まれ、現場ではアドリブを連発するように。浜辺さんはふだんもの静かな有村さんが本番で見せる瞬発力に驚いていました」(広告代理店関係者)共演したヒロインのなかで、特に浜辺が感銘を受けたのが、戸田恵梨香(35)だったという。「’18年の『崖っぷちホテル!』などで共演していますが、浜辺さんは戸田さんの“男前”な振舞いのとりこになったそうです。『カメラが回っていないときも戸田さんの姿には見とれっぱなしだった』と語っていました」(テレビ局関係者)また、浜辺は女性月刊誌のインタビューで、戸田のまた別の魅力をこう熱く語っている。《あごのラインがしっかり出ている人は、男女問わず見つめちゃいます♡特に輪郭が素敵だなと思ったのは、戸田恵梨香さん。骨格が“美”!》(「arweb」’20年12月12日配信)先輩ヒロインのファンになって、魅力的な部分を学ぼうとしている浜辺。一方で、ごく身近に浜辺の熱烈なファンがいる先輩ヒロインも。「今年1月、浜辺さんがトーク番組『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)に出演した際、VTR出演したのが、安藤サクラさん(37)の夫・柄本佑さん(36)でした。柄本さんは浜辺さんの女優デビュー作『アリと恋文』(’12年)以来、浜辺さんと何度も共演して一緒に食事をする仲だとか。柄本さんはすっかり13歳年下の浜辺さんのファンとなり、ファンクラブに入会。公式グッズのTシャツを購入したほど。番組でも、『年齢差を感じない。聞き上手だし、引き出し上手。おじさんたちは手のひらの上でコロコロ転がされている!』『女優さんっていう感じがしない。普通の女の子でいられるというのがすごく強み。生態系としてとても奥深さがある!』などと溺愛ぶりを熱弁。いまだファンクラブを退会しておらず、安藤さんも苦笑いしているそうです」(前出・テレビ局関係者)まさに天真らんまんな浜辺が築き上げた朝ドラヒロインたちとの最強人脈が、今作のヒロイン・寿恵子の魅力を開花させていた!
2023年09月06日映画『ゴジラ-1.0』(ごじらまいなすわん)の最新予告映像が公開され、SNSで話題となっている。「第36回東京国際映画祭」のクロージング作品にも決定した本作は、『シン・ゴジラ』に続く日本のゴジラ作品30作品目という節目の作品。ゴジラの大ファンだという山崎貴が監督を務める。公開された最新予告編は、町中を人々が逃げ狂うシーンからスタート。そして、ゴジラが町を壊しながら闊歩する迫力のシーン、神木隆之介、浜辺美波らの姿も見られる。SNSでは「まさかの神木隆之介出演!?」、「キャスト豪華」、「予告見てるだけでワクワクが止まらない」、「これは…期待できる…」、「エフェクト周りクオリティー超高い!これは絶対劇場で観ないと!」、「ゴジラが普通に一般人を踏み潰すのかなり衝撃的」などの声と共に、今回の映像公開には海外からの「待ちきれない」という声も多く上がっている。なお、神木さんが敷島浩一役、浜辺さんが大石典子役で出演しているほか、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介が本作に参加している。『ゴジラ-1.0』は11月3日(金)より全国東宝系にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.
2023年09月04日映画『ゴジラ-1.0』完成報告会見が9月4日(月)、都内にて行われ、主演は神木隆之介&ヒロインは浜辺美波が務めることが解禁となった。神木さん&浜辺さんと言えば、現在、NHK連続テレビ小説「らんまん」に出演中の名コンビ。しかし、本作の撮影のほうが先だったそうで、神木さんは「“(この二人を)見たことあるな”って思われるかもですけど…『ゴジラ-1.0』のほうが前ですから(笑)!」と記者陣に話す。浜辺さんも「『ゴジラ-1.0』の撮影前後に朝ドラが確定したので“長い間ご一緒させていただきます”と挨拶しました」と言い、神木さんも「こちらこそお世話になってます!」と浜辺さんに返し、ほっこりなやり取りが行われていた。『ゴジラ-1.0』は1954年から続く怪獣「ゴジラ」の70周年記念作品で、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という節目の1作ともなる。焦土と化した日本に突如ゴジラが現れ、残された人々は生きて抗う術を模索するというストーリーの模様だ。まだまだ謎に包まれた本作、一般へのお披露目は公開2日前の東京国際映画祭のクロージング上映のみとなっている。記者から「一言で言うならどんな作品?」という質問が飛び出し、浜辺さんは「“夢”。撮っているときは夢見心地のようでした。ゴジラがどう出現するんだろうって。出演できる喜びもありましたし」と表現。神木さんは「“見よ、これが絶望だ”って言いたい!」と編み出す。山崎貴監督は「難しいねえ…再生の物語でもあります。最悪の状況の中で、それでも人は諦めないんだって。一番まずい状態で人々はどうあがくのかを観ていただきたいです」と期待を煽った。この日、神木さん、浜辺さん以外に解禁されたキャストは山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介と、日本映画界屈指の演技派揃い。キャスティングにあたり、山崎監督は「ゴジラは虚構の存在なので、本当にいる、怖い感じを(観客に)感じていただくために役者さんが上手でないとダメでした。本当に信じ込ませてもらうお芝居をしてもらわないといけない。神木さん、浜辺さんはもちろん“まずうまい人で”という話をして、皆さん凄腕の人たちばかりで現場はめちゃくちゃ楽しかったです」と語っていた。また、完成報告会見には、製作の市川南も出席した。『ゴジラ-1.0』は11月3日(金・祝)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.
2023年09月04日田中圭主演、志田未来、高橋メアリージュンら共演「ブラックポストマン」の第3話が9月1日オンエア。明かされた桃の“秘密”に視聴者から「やっぱりそうだった」「予想外!」など様々な声が上がっている。本作は子どもを救おうとする郵便配達人の副島力也を田中さんが演じ、力也とシェアハウスで同居する郵便局の後輩・草薙桃に志田未来。力也に疑念を抱く幼馴染の刑事・祖父江ひなたに高橋メアリージュン。力也が勤める郵便局の局長・江口道夫に正名僕蔵。力也の相談相手となる開業医の加納直樹に平山浩行。10年前の“ネバーランドの悪魔”事件を追う記者の風間翔子に金澤美穂。力也たちが暮らす街、あさひの市の市長・佐伯敏治に杉本哲太。10年前“ネバーランドの悪魔”として逮捕され獄中死した力也の先輩局員・水野真に小泉孝太郎といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。かつて“ネバーランドの悪魔”宛の手紙が投函されていたポストに新たな手紙が届く。新興住宅地に起業家を募集するイベントチラシの裏に“おかあさんが わらわなくなりました たすけてください”と書かれたメッセージを見た力也と桃は、イベントが開催される住宅地を訪れ、そこで商工会議所職員のキャリアコンサルタント、稲田誠一(村田雄浩)と出会い、波多野麻里(映美くらら)が住宅地でオープンしたカフェを訪れるが、店では主婦・並木留美(内田慈)らが怪しげな勧誘を行っていた。店を出た力也たちは悲しげな表情でイベントの看板を見つめる波多野の娘・ほのかと出会う…というのが今回のストーリー。実は波多野は並木に脅され、店を怪し気なサプリ販売のために使わせており、そのせいで店からは客足が遠のいていた。並木もまた稲田に弱みを握られサプリの販売を強要されていた。そんな並木を助けたいと考えた息子の拓人は、同じく母親の現状を憂いていた波多野の娘・ほのかの願いもあって“ネバーランドの悪魔”として、稲田を“制裁”しようとしていた…。力也の説得で並木は稲田の悪を暴くのだが、今回もまた稲田は意識不明の状態となってしまう。その後、稲田の裏で糸を引いていた佐伯のもとに力也の存在を知らせるメールが届き、佐伯が何者かに力也の排除を依頼。さらにラストでは桃が力也に「水野真は私の兄です」と告白する…。視聴者からは「もしかして…って思ってたけど、やっぱりそうだった」「桃ちゃんが真さんの妹は予想外!ネバーランドの悪魔に制裁された側の関係者だと思ってた」などの声が上がるとともに、「真さんと力也がネバーランドの悪魔だったみたいに桃ちゃんも力也とバディになっていくのかな?」と予想する声も。一方で「お兄ちゃんが逮捕されたあとの10年考えると単純に味方とは言えないような…」とする投稿もアップされている。また「市長を上回る黒幕いるってことよね…」と佐伯のバックにいる“黒幕”の存在についてもネット上の考察が過熱。「黒幕は誰かな?個人的には加納先生が怪しいと思うけどなぁ」「今んとこ医者怪しいけど。だとすればどう絡むんだろう」と、力也の相談相手として登場する加納に“疑惑”の目が向けられている。【第4話あらすじ】桃は力也に自分が真の妹だと告白。力也は“ネバーランドの悪魔”としての過去を語り始める。そんななか病気の父・根本雅史(浜田学)を助けてほしいと願う少年・根本智輝(佐藤遙灯)から手紙を受け取った力也と桃は雅史の入院先を訪ねる。そこは怪しげな医院長・今野義一(酒向芳)が牛耳り、意識不明で見つかった稲田誠一(村田雄浩)を収容するいわくつきの病院だった…。「ブラックポストマン」は毎週金曜20時~テレビ東京系にて放送中。(笠緒)
2023年09月02日「劇中で田邊教授が槙野万太郎(神木隆之介)に言い放った『私のものになりなさい』のシーンを要さんが再現すると会場から大歓声。要さんは“敵役である田邊教授には好きなところはない”と苦笑いしていました」(観客のひとり)8月20日、NHK連続テレビ小説『らんまん』に出演中の要潤(42)が「らんまんファンミーティングin練馬」に登場した。「要さんは万太郎の才能を認め東大の出入りを認めながら、最終的に出禁を言い渡す冷徹な田邊教授役の好演で話題となりました。21日放送の第101話で突然の溺死が判明すると、SNSでは“田邊ロス”を訴える朝ドラファンが続出しました」(テレビライター)いまや個性派俳優の要だが、かつて陸上選手を目指していた。「高校時代は400mハードルで香川県2位となり、オリンピックを目指していました。ですが、高3の予選大会で失格となり、陸上推薦での大学進学をあきらめることになりました。夢破れた要さんは、『芸能界でトップランナーになる!』と上京したのです」(テレビ局関係者)要は『仮面ライダーアギト』で華々しく俳優デビューを飾るが、役者業は不安との闘いだったと30代半ばのインタビューで語っている。《じつはいまだに「この仕事で食べていける」という自信はないんです。「来年、仕事がないかもな……」って考えたりすることもありますし。だって人生って何が起こるか分からないですから。でも、それが楽しいんです。僕の性に合ってるんだと思います。今に全力投球する感じがね》(KUMON公式サイト内記事’15年7月31日付)全力疾走で俳優業に挑んできた要。当時は恋愛ドラマへの出演が多かったが、思わぬ“余波”もーー。「10年前、要さんに共演女優の事務所から『キスシーン禁止令』が出たと報じられたことがありました。要さんの本番のキスシーンがあまりに情熱的すぎて女優さんが嫌がり、複数の事務所から“キスNG”要請があったといいます」(前出・テレビライター)確かに要は’08年7月、ネット番組に出演した際、恋愛観を聞かれ「惚れやすい」「キスしてから(その先の展開が)僕はわりかし早いほうですね」と告白したことがある。要の所属事務所に改めて聞くと、「今まで女優さんの事務所からNGを出された事実はございません」とのコメントだったが……。「要さんの“天真爛漫さ”と役者としての本気の“全力”ぶりが、誤解されてしまったのかもしれません。その報道と同じ年に結婚したこともあり、キスシーンは激減しました。30代半ばからはいわゆる“悪役”としての出演が好評で、映画やドラマで主要なヒール役のキャスティング候補には要さんの名前が必ずといっていいほど挙がります」(前出・テレビ局関係者)今は女優より悪役に夢チュー!?
2023年09月01日映画『大名倒産』のBlu-ray&DVDが、11月8日(水) に発売されることが決定した。本作は、ベストセラー作家・浅田次郎の同名時代小説を原作とした実写映画。主演の神木隆之介をはじめ、杉咲花、松山ケンイチ、佐藤浩市、小日向文世、小手伸也、桜田通、宮﨑あおい、浅野忠信といった面々がキャストとして名を連ねている。監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『老後の資金がありません!』『そしてバトンは渡された』などを手がけた前田哲が務めた。Blu-ray特別版は、格調高いスリーブケースに包まれた数量限定生産の2枚組。メイキング、イベント映像集、公開記念特番など映像特典が約120分にわたって収録され、撮影の裏側での真摯な姿や和気藹々とリラックスした雰囲気も堪能することできる。また、神木、杉咲、松山から告知コメント映像が到着した。映画『大名倒産』神木隆之介、杉咲花、松山ケンイチ 告知コメント<リリース情報>映画『大名倒産』11月8日(水) Blu-ray/DVD発売&デジタル配信スタート●特別版Blu-ray:7,370円(税込)※数量限定生産・2枚組(本編BD+特典DVD)※特製スリーブケース映画『大名倒産』特別版Blu-ray 展開図【収録内容】■本編約120分■映像特典(約120分)本編ディスク・予告集(特報、予告約2分)特典ディスク・メイキング・イベント映像集・公開記念特番●通常版DVD:4,620円(税込)【収録内容】■本編約120分■映像特典予告集(特報、予告)特設ページ: 映画「大名倒産」製作委員会
2023年08月31日田中圭がダークヒーローに扮する「ブラックポストマン」の第2話が8月25日オンエア。田中さん演じる力也のバスケシーンに歓喜の声が上がるとともに、志田未来演じる桃の“真意”に想いを巡らす視聴者からの声もSNSに投稿されている。本作は田中さんを主演に迎え、二転三転する謎、敵・味方が入れ替わる戦いをエンターテインメントに徹して描くサスペンスドラマ。田中さん演じる副島力也が、悩み苦しむ子供のために大人たちを“制裁”しようとするが、彼が制裁した人間たちは別の何者かに殺され、自らに疑いがかかり…というストーリーが展開。田中さんが悩み苦しむ子どものために大人たちに制裁を下すダークヒーロー、副島力也を演じるほか、力也の後輩の郵便配達人である草薙桃に志田さん。力也に疑念の目を向ける刑事・祖父江ひなたに高橋メアリージュン。力也を郵便局に復帰させた局長の江口道夫に正名僕蔵。力也の良き相談相手となる開業医・加納直樹に平山浩行。ひなたの上司の刑事課課長・三倉文雄に甲本雅裕。10年前“ネバーランドの悪魔”として投獄され、獄中死したとされる水野真に小泉孝太郎といったキャストが顔を揃えた。1話では力也が警察への自首を促した相手が“ネバーランドの悪魔”を騙る連続殺人犯・妹尾に殺され、妹尾もまたワークブーツを履いた謎の男に転落死させられるという衝撃的な展開で幕を閉じた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話は介護施設で入所者の鹿志村文子(田根楽子)が事故死するが、桃が文子の孫・あかり(浅田芭路)から“ネバーランドの悪魔”宛の手紙を預かる。そこには文子が殺されたことを示唆する内容が書かれていた。施設を訪れた力也はそこでバスケ部時代の後輩、坂上(遠藤雄弥)と再会するも、坂上は文子の死が自分のせいだと語る。実はこの介護施設は入所者から高額を巻き上げる悪徳経営で、施設長の梅下大輔は経歴を詐称し今の地位についていた。ひなたから梅下が警察に連行されることを聞いた力也は、そのことを坂上に伝えるが、翌朝、梅下は刺殺体で見つかる…という展開。梅下の死の真相に迫るため坂上をバスケコートに呼び出す力也。視聴者からはバスケをプレイする力也の姿に「きゃあああ!!!バスケしてる」「バスケやってる力也さんかっこよかった」「何回みてもかっけえ圭くんのバスケ」「バスケする田中圭が見れてハッピーだよ」などの声がSNSに連投される。実は文子を殺したのは梅下で、罪をなすりつけられそうになった坂上が梅下を殺害していたことが判明。力也は坂上を警察に出頭させるが、坂上は留置所に現れたワークブーツの男に殺されてしまう。さらに力也と坂上のやり取りは桃に聞かれており、ラストでは力也を険しい表情で見つめる桃の姿も映し出された。坂上を殺したワークブーツの男についてSNS上では「警察署の中にまで入れるって何者」「坂上が殺害された場所を考えると、恐らく警察内部の人間かなと予想!」などの反応とともに「桃ちゃんは副島を動かしてる?」「孤独に闘ってた桃ちゃんが力也をいいように使ってるんかな」など、桃の“真意”にも様々な考察を巡らせる視聴者からの投稿もなされている。【第3話あらすじ】市長・佐伯敏治(杉本哲太)が心血を注いで作り上げた新興住宅地で新たな事件が発生。“悪魔を見た”という少女、怪しげな勧誘、不審火…桃は胸に秘めた想いを打ち明ける…!?「ブラックポストマン」は毎週金曜20時~テレビ東京系にて放送中。(笠緒)
2023年08月26日神木隆之介主演の2023年度前期連続テレビ小説「らんまん」に、朝ドラ初出演の濱田龍臣、遠藤さくら、松岡広大、本田望結、そして海宝直人、中川大志と最終章を彩る人々を演じるキャストが発表された。本作は、高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。幕末から明治、そして激動の大正・昭和という混乱の時代の渦中で、愛する植物のために一途に情熱的に突き進んだ主人公・槙野万太郎(神木さん)とその妻・寿恵子(浜辺美波)の波乱万丈な生涯を描いていく。その物語はいよいよ最終コーナーへ。今回、万太郎と寿恵子の家族、2人に影響を与える人たち、【『らんまん』最終章を彩る人々】の出演者が決定した。濱田龍臣/山元虎鉄役*初出演高知の遍路宿「角屋」の息子。植物採集に訪れた万太郎と出会い、数年後に上京、万太郎の助手となる。<コメント>今回初の朝ドラ出演で、主演の神木さんとも初めてご一緒させて頂き、また10年前の虎鉄を寺田心くんが演じてくれていたり、久しぶりの土佐弁の役だったりと、とても嬉しい事が重なっている現場でした。3週ぶりの虎鉄を、皆さんにお届けしたいと思っています。よろしくお願いします!遠藤さくら(乃木坂46)/槙野千歳役*初出演万太郎と寿恵子の娘。母親ゆずりのしっかり者で、のちに虎鉄の妻となる。<コメント>「らんまん」という世界観に自分が参加していることが今でも信じられなく、大きい緊張感を持って撮影に挑んでいる日々です。共演の方々はとにかく優しく温かく、素敵な現場に刺激と学びをいただけていること、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。千歳として、その一員になれていることを噛み締めながら、皆様に精一杯ついていけたらいいなと思っています。 毎朝のわくわくを一緒になってお届けできるように頑張ります。ぜひ、よろしくお願い致します。松岡広大/槙野百喜役*初出演万太郎と寿恵子の長男。父親ゆずりの聡明な青年。役所に勤めている。<コメント>念願の現場に参加できる機会を頂けて、大変光栄です。脚本の長田育恵さんは、数年前ワークショップに参加したことがあり、演出の渡邊良雄さんとは11年前、よる☆ドラ「眠れる森の熟女」でご一緒させて頂きました。不思議な縁の存在を感じずにはいられませんでした。百喜はとても聡明なことが台詞からうかがえます。そして、篤実な人間です。父に何か進言するときも、自由奔放な父を否定することなく、世論や社会の状況の事実確認をした上で話を進めていきます。既存の価値観やルールに縛られない生き方をする父を、誇らしく思い尊敬し、どこかに羨望の眼差しがある人物だと感じました。撮影初日、リハーサルを行う僕のことを遠くから目を離さずに見ている神木さんに驚きました。神木さんとは出会ってから10年以上経ちますが、お互い役名で呼んだことはなく先輩後輩の間柄なので、「役名ではなく広大と呼んでしまいそう」と、言葉を漏らしていました。その一言でこれまでが想起されて、温かさが心に染み渡りました。大きくなった子供たちが、父をどのように支え生きていくのか、見守っていただけたら幸いです。宜しくお願い致します。本田望結/槙野千鶴役*初出演万太郎と寿恵子の末娘。ふたりの晩年を支える。<コメント>26歳からの千鶴を演じさせていただきます。本田望結です。役者人生16年目にして初めての朝ドラ。子役を始めた頃からの憧れでした。お母さん役の浜辺美波さんとは、実年齢は4歳差ですが、劇中では32歳差で、そこに朝ドラっぽさを感じています。槙野家の一員でいられる時間を大切に、役者としても1秒も無駄にせず吸収させていただきます。海宝直人/実業家・小林一三役銀行員だが、のちに鉄道事業などを手掛ける大物実業家となる。寿恵子が開いた店に客として訪れる。<コメント>今回、阪急電鉄の創業者で、宝塚歌劇団をはじめ日本の演劇の礎を築いた小林一三さんを演じさせていただいだきました。日頃、演劇に携わっている人間としてとても光栄に思います。和やかな空気流れる撮影現場で、浜辺さんはじめ素敵な皆さんと一緒に芝居ができて幸せな時間でした。食事をしながらのシーンでしたが、これが本当に美味しかった!ぜひ皆様そちらにもご注目ください!中川大志/資産家の青年・永守徹役おじの莫大な資産を継いで資産家となった青年。万太郎に図鑑発刊のための費用を支援したいと申し出る。<コメント>神木君から名前が挙がっていると聞きました。断る理由はありませんでした。朝ドラで流れる時間は長い長い旅のような、果てしないようで、儚い時間だと思います。「らんまん」が歩んできた、積み上げてきた旅の一部になれたことを嬉しく思います。神木君と、浜辺美波ちゃんと久々にお芝居できると、浮かれておりましたが、撮影はここ最近では、信じられないほど緊張しました(笑)突然現れた永守徹という男が、万太郎のその先に向けて、何かバトンを渡すことができればと思います。どうかお楽しみに。連続テレビ小説「らんまん」は毎週月曜~土曜8時~NHK総合ほかにて放送中(全26週・130回)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月23日~広島のリーダーを深掘り、新たな広島の価値を発掘~株式会社 広島ホームテレビ(本社:広島市中区)は、広島の未来をつくる新規事業プロジェクト「ひろしま未来区」を始動します。【ひろしま未来区】プロジェクトでは、地元メディアならではの広島との「つながり」や「発信力」を活かし、次世代の広島を担う熱い思いを持ったリーダーを発見。未来のリーダー達への取材を通して取り組みや哲学を深掘りし伝えることで、彼らとそれに共感いただける皆さんと一緒に広島を盛り上げていきます。広島の新しい価値を発掘し、育て、もっと楽しい広島の未来を創ること、みんなの広島愛をつなげてみんなで動かすコミュニティ、それが「ひろしま未来区」です。ひろしま未来区公式HP : 【世界一を獲った若きビール職人松岡風人】初回は尾道市にあるビール醸造所「しまなみブルワリー」の若きビール職人・松岡風人(かざと)さんに密着。「美味しいビールを造りたい」その熱い思いから、山梨のビール醸造所で憧れのビール職人のもと修行を重ね、世界大会で最優秀賞を獲得するなど大きな成果をあげました。世界が認めた若きビール職人・松岡さんが、故郷の広島に帰ってきた理由とは?そして若きリーダーが見据える“広島の未来”とは・・・8月10日(木)夕方4時40分から「ピタニュー」の『ひろしま未来区』で放送します。松岡風人さんしまなみブルワリーのクラフトビールあなたにピッタリなニュースを月~金夕方4時40分【MC】吉弘翔・山﨑菜緒(HOMEアナウンサー)番組公式HP : 世界が認めたブルワーのビールが飲めるイベントも開催決定!!イベント名ひろしま未来区meeting vol.1開催日程2023年8月11日(金・祝)開催場所複合アンテナカフェ「FRASCO」広島市中区三川町5-7 並木ツインビル1F開催時間18:30~21:00※11:30~18:30は通常営業料金ファーストラガー 1,000円、しまなみキャット 1,000円その他おつまみセットも販売予定主催株式会社広島ホームテレビ、株式会社ハッピーアワーズ博報堂、株式会社FRASCO問い合わせ先082-258-5448(株式会社FRASCO)イベント公式HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月10日映画『大名倒産』(公開中)のトークイベント付き上映会が13日に都内で行われ、桜田通、前田哲監督が登壇した。同作はベストセラー作家・浅田次郎による傑作時代小説の映画化作。越後・丹生山藩の鮭役人の子・間垣小四郎(神木隆之介)がひょんなことから一国の大名になるが、藩には莫大な借金があった。次々と無理難題に巻き込まれていく若殿を中心に巻き起こる、笑いと涙の傑作エンターテインメントとなる。事前にSNSで募集された質問に2人が答える同イベント。桜田は質問に答える前に、集まった観客に、「『大名倒産』を何回観ましたか?」と逆に質問をぶつける。すると、すでに8回鑑賞したという観客もおり、驚きの表情を浮かべていた。そして、撮影中のエピソードなど寄せられた様々な質問に答えていった2人だったが、質問の中には「桜田さん、前田監督のボイトレの再現をお願いします」というお願いも。桜田は「(演じた)喜三郎の和歌を現場で初めてやったときに、監督に指導いただいたのが、通称:ボイトレ」と説明。照れる前田監督も巻き込みながら、撮影当時の現場の様子を再現して、笑いを誘った。また、「喜三郎のスピンオフを作るとしたら、どんなお話にしたいですか?」と聞かれると、前田監督は「スピンオフは僕の中でもう決まっています!」と話し、観客を驚かせる。ストーリーについても「殿になった小四郎(神木)に対して、元気になった喜三郎が『(自分が)殿になる!』と言い出すという……」と明かす。殺伐とした内容になるのでは? と危惧する桜田だったが、「(スピンオフは)ミュージカルに変わるから! 殺伐とした権力闘争を楽しく歌いながら踊りながら描く」と次回作の構想を語っていた。これを聞いた桜田も、「今回は病に伏していて、動くシーンがなかったので、次があるならアクティブな部分をこだわりたいと思っていたので、あながち……。和歌もラップ調になっていたり!」と乗り気な様子で考えを巡らせていた。この日はイベントに参加できなかった神木が、ムービーでサプライズ登場。「“あの”桜田通さん……」と独特な語り口で切り出した神木は、「親友として仲良くさせていただきまして、やっぱり仲がいいからこそ安心してお芝居ができたかなと思っています。でも通とは、お仕事の話とか、思っていることとか話したことがありません。桜田通にとってプロフェッショナルとは? ぜひ聞かせていただけたら嬉しいです」と親友ならではの質問をぶつける。これに対し、桜田は「同じ空間にいるプロフェッショナルの方々を信じる」と回答。「自分の中のプロフェッショナルは、その信じている人たちの世界に入っていくこと。一緒に何かを作っていくということは、自分の中のこだわりでもあります」と自身のプロフェッショナルとしての姿勢を明かした。
2023年07月14日映画『大名倒産』より、神木隆之介や宮崎あおいら出演者が、「GReeeeN」の主題歌「WONDERFUL」にあわせて踊る本編映像が公開された。今回公開されたのは、鑑賞者の間でも話題のエンドロールを飾るハッピーでキュートなダンスシーンの一部。幼少期の小四郎と育ての親・作兵衛(小日向文世)、母・なつ(宮崎さん)の楽しそうな様子から始まり、“らんまんコンビ”神木さんとの親子シーン、新次郎(松山ケンイチ)や喜三郎(桜田通)という“松平家三兄弟”の姿も。縦横無尽に動き回る茶目っ気たっぷりな彼らの姿からは、仲睦まじい撮影の裏側が伝わる映像に仕上がっている。また、エンドロールのダンスシーンには、ほかにも豪華キャストが登場している。『大名倒産』は公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:大名倒産 2023年6月23日より公開© 2023『⼤名倒産』製作委員会
2023年07月06日田中圭主演のサスペンスドラマ「ブラックポストマン」に、志田未来、高橋メアリージュン、平山浩行、近藤春菜(ハリセンボン)、杉本哲太らが出演することが明らかになった。かつてあった大人に苦しめられている子どものために生まれた郵便ポスト――。それは、投函すれば“ネバーランドの悪魔”が悪い大人を懲らしめてくれるという不思議なポストだったが、”悪魔”はある事件をきっかけに突然消えてしまった。あれから10年。ホスピスで働く元郵便配達人の副島力也(田中さん)は、「ネバーランドの悪魔は終わっていない」という不思議な手紙を手にする。それを機に、地元で復職することに。そんな折、“ネバーランドの悪魔”に絡む新たな展開が。河川敷で発見された扼殺体の口から、「ネバーランドの悪魔 再降臨」と書かれた紙片が見つかった。そして力也は、町で起こる「ネバーランドの悪魔」連続殺人事件に巻き込まれていく――。ごく普通の人が、いまを生きるために小さなアクションを起こす、ほんのちょっと勇気を出し、そこから世界が変わっていく様を、二転三転する謎や敵・味方が入れ替わる戦いをエンターテインメントに徹して描く本作。今回出演が決定したのは、田中さんが演じる主人公の郵便配達人・副島力也を取り巻くレギュラーキャストたち。「勝利の法廷式」で主演を務めた志田さんが、明るく爽やかな後輩郵便配達人・草薙桃役で出演。バディ・力也との掛け合いに注目だ。志田さんは「ミステリーでありサスペンスでもあるので、とても先が気になる読み応えのあるストーリー」と物語の印象を明かし、「田中圭さんとは今回で三度目の共演になります。安心して現場に入れそうですし、ご一緒させていただくのがとても楽しみです。暑い夏の撮影ではありますが、後輩役として、明るさや爽やかさを忘れずに日々の撮影に臨んでいきたいと思います」と意気込んでいる。また、力也の幼なじみの刑事・祖父江ひなた役で高橋メアリージュン、力也の良き相談相手でもある開業医・加納直樹役で平山浩行、10年前に起きた事件を取材している記者・風間翔子役で金澤美穂、力也と桃の先輩郵便局職員でムード―メーカーの原田遥香役で近藤春菜、ひなたの後輩・長谷祐介役で濱尾ノリタカ。力也たちの住むシェアハウスの住人・山崎界斗役で堀丞、力也たちが勤める郵便局の局長・江口道夫役で正名僕蔵、刑事課課長・三倉文雄役で甲本雅裕、市長・佐伯敏治役で杉本哲太が出演する。「ブラックポストマン」は8月18日より毎週金曜日20時~テレビ東京ほかにて放送(※初回2時間スペシャル)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月05日咲坂伊緒の人気漫画を実写化する、連続ドラマW-30「アオハライド Season1」。この度、志田彩良、莉子らメインキャストが発表。特報映像も初公開された。吉岡双葉(出口夏希)と田中洸(櫻井海音)は中学の同級生。ある雨の日を境に距離を縮め、一緒にお祭りに行く約束を交わすが、洸は待ち合わせ場所に現れず、双葉に何も告げぬまま転校してしまう。高校生になり、“ガサツな女子”を演じる双葉は、クラスで孤立する槙田悠里(莉子)のことが中学時代の自分と重なり、気になり始める。そんな双葉の前に突然、洸に似た男の子が現れるが――。現在までにシリーズ累計発行部数1,300万部を突破している(※電子版を含む)同名漫画を、2シーズンで完全実写化する今回。双葉と洸を取り巻くキャラクターとして、洸の兄である田中先生に一途な想いを寄せる・村尾修子を、「ドラゴン桜」「ホスト相続しちゃいました」の志田彩良。クラスの女子から敬遠され孤立する槙田悠里を、「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」への出演を控える莉子。修子に対して真摯に一途な想いをぶつける・小湊亜耶を、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演した新原泰佑。志田彩良双葉たちとは別のクラスだが、あることがきっかけで双葉と急接近する・菊池冬馬を、夏ドラマ「around 1/4」への出演が決定している曽田陵介。冬馬のバンド仲間・内宮晴彦を「円神」の宮里ソル。双葉たちが通う高校の英語教師で、洸の兄・田中陽一を、兼近大樹(EXIT)が演じる。特報映像では、ひたむきなラブストーリーであり、青春群像劇でもある本作の魅力を活写。名場面・名台詞が随所に散りばめられている。連続ドラマW-30「アオハライド Season1」は9月22日(金)23時~WOWOWにて放送・配信開始(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月04日直木賞作家・浅田次郎氏の時代小説を、現代向けに大胆にチューンアップし、思いがけず大名家の家督を継いだ若き藩主と仲間たちの奮闘を描く映画『大名倒産』が公開。鮭役人の息子として育ってきたのに、突如、徳川家康の血を引く丹生山藩主の跡継ぎとして、城に入ることになった松平小四郎を、現在、NHKの連続テレビ小説『らんまん』も好評な神木隆之介が軽妙に演じている。映画独自のキャラクターであり、小四郎の幼馴染で、藩主として25万両(約100億円)もの借金を背負った小四郎とともに、ピンチを乗り越えようと立ち上がるヒロインのさよは、朝ドラ界においては先輩(『おちょやん』)にあたる杉咲花が演じて、バツグンの相性の良さを発揮。そんな神木と杉咲ふたりに取材すると、「神さま、花さま」と呼び合う、互いをリスペクトしながらの、コメディの本作によく合う笑い声の響く時間が流れた。○■「花ちゃんは怪物」「神さまの小四郎は愛おしい」――息ぴったりの小四郎とさよでした。本作での共演で、改めてすごいと感じた部分、魅力的だと感じたところを教えてください。神木:杉咲さんとは、ちゃんとお芝居をしたのは初めてなんです。ドラマ『学校のカイダン』(15年)にはじまり、CMでもご一緒したり、『メアリと魔女の花』(17年)で声でご一緒することもありましたが、こうしてちゃんとお芝居をすることは、ほぼなくて。でも僕は『学校のカイダン』のときからすでに、プロデューサーに「杉咲花ちゃんってさ、怪物だよね」と言い続けてたんです。「あの人恐ろしい芝居っ子です。やばくないですか」って。なんだろうな。僕が目指していた芝居の仕方をされる方なんですよ。だから「怪物ですよ」と。杉咲:恐縮です…。神木:でもがっつり面と向かってのお芝居はできてなかったので、今回、目の前で花さまのお芝居を見られて嬉しかったですし、恐ろしい方だというのは100も承知だったので、頑張って倒れないようにお芝居させていただきました。さよにもすごくあっていると思いました。さよは癒し系の優しい雰囲気を持ちつつ、芯がブレない人。これだけは絶対に外せない、守りたいという強さがある。そこがさよと花さまの共通点だと思って見ていました。――最初に「怪物だ!」と思ってから時間が経ちましたが、やはり改めて怪物でしたか?神木:もっと怪物でした。杉咲:いやいやいや!(笑)。私も、神さまとこれだけ長い期間ご一緒させていただけるのは初めてで、すごく楽しみでした。現場の方々のことを、本当によく見ていらっしゃって、思いやりのある方だと改めて感じました。神さまがいることで、私含め、周りにいる方々も奮い立たされながら、日々を乗り越えることができていたと思います。前田哲監督の現場は、アドリブが多いと最初から伺っていて、確かになかなかカットのかからないシーンが多かったんです。そこでも神さまが果敢に挑み続ける姿を見て「すごいな」と思っていました。ライブ感を大切にしながら、内容によっては話し合いを重ねて綿密に作り上げていく。時間をすごく大切に共有してくださるのが、すごく嬉しかったですし、シーンが深まっていく瞬間に、自分自身が何度も立ち会わせていただくことができて、すごく勉強になりました。神さまのおかげです。――神木さんの小四郎はいかがでしたか?杉咲:大ピンチが降りかかっているのに、どこかちょっとおかしくて笑ってしまうような滑稽さや、ユーモラスな愛らしさがありました。それは神さまが演じてらっしゃるからだと感じて。脚本を読んだ時の印象以上に小四郎ちゃんが愛おしかったです。○■撮影で一番印象に残っているのは、ふたりともに橋の上でのシーン――特に印象に残っている撮影シーンをひとつ教えてください。神木:街中で悪者に追いかけられて、ふたりが橋の上で囲まれる場面です。そこで前田監督が、悪者役の方たちに、「ナイフを出して舐めてください」って指示したんです。それってめっちゃベタじゃないですか(笑)。そんなの舐める人いないでしょ!と思って。本能で突っ込みたくなって、「舐めてる!」ってリハーサルのときから言ってしまいました。そのときに花さまもノッてくれたので、さすがだなと思いました。――神木さんの長いキャリアにおいて、ナイフを舐めるシーンを見たのは。神木:初めてですよ! 映画『ザ・マジックアワー』が大好きなんですが、そこで佐藤浩市さんが役者を演じていて、ナイフを舐めるという表現をしてましたけど、それくらい。しかも作品の中で見たくらいですよね(苦笑)。杉咲:私は神さまがカメラの前でフラットに対応されている姿、目の前で起きた出来事をちゃんと受け止めている姿がすごいなと思って、自分もこんな風になりたいと思いました。私自身は現場のスピード感についていくことでいっぱいいっぱいだったのですが、神さまが優しく全て受け止めてくださる深さがあったので、そこに救われてばかりでした。――橋のシーンでは、おふたりそろって川へダイブもされてました。神木:花さま決死のダイブでしたね。杉咲:怖かったですもん。神木:メイキングを見たんですけど、花さまは、一世一代、清水の舞台から飛び降りるような顔をしていました。杉咲:神さまは、あまりにもラフに飛び降りるんですよ。神木:俺、飛ぶのに慣れてて。麻痺しちゃってるから、何も思わないんだもん。杉咲:信じられない(笑) すごく高かったのに。でも私も、ここが一番印象深いシーンです。嵐山の橋の上から飛び降りるなんて、人生で一度きりだろうなと思って。ワイヤーで吊られながら、街を見下ろしている瞬間も、奥には観光客の方々が見えているので、不思議でしょうがなかったです。○■NHK朝ドラ主演俳優としては、神木が後輩で杉咲が先輩――神さま、花さまと呼び合っているおふたりですが、現在、神木さんはNHKの連続テレビ小説『らんまん』が放送中。朝ドラにおいては、杉咲さんが先輩、神木さんが後輩の仲です。神木:ですね! 先輩、至らない点も多いかと思いますが、アドバイスお願いします。杉咲:大先輩の神さまにアドバイスだなんて恐れ多いのですが…。休めていますか? 撮影は大変ですよね。神木:楽しいですよ。僕、テストとか真面目にやってないので。本番しかちゃんとやってないんです。本番もちゃんとやってるとき少ないかな(笑)。それを許してくれるチームとキャスト陣で。花ちゃんは分かると思いますが、朝ドラって、すごい長期戦なんですけど、主演がすごく周りに影響を与える現場なんです。僕によって雰囲気がガラッと変わる。普通のドラマじゃありえないくらい。そこで、どれだけ楽しくできるためにはどうしたらいいか考えた結果、ふざけるという方向に、僕は行きつきました。もちろん締めるときは締めますけど、全体としては軽いタッチでいかないと持たないので。自分のためにもあえてそうしています。現場が楽しい作品って、作品からも伝わってきますし。杉咲:座長がそんな風に立っていてくれる現場は、とても素敵な環境なんだろうなと思います。神木:ぜひお越しください!――朝ドラの主演もそうですが、本作の小四郎もリーダーです。そもそもおふたりはリーダーとして周囲を引っ張っていけるタイプですか?神木:力を抜いて俯瞰して、冷静に判断できる自信はあります。優先順位を、頭の中で瞬間的にパパっと決めることができるんです。何かが起きたとき、今自分は何をすべきか、いま何をすればピンチを乗り越えられる確率が一番高いか、ババっと上がってくる。その上から順に試していきます。杉咲:私は、自分自身でも何かアイデアを出したいのですが、ひとりではちょっと心もとないので、誰かと一緒にやりたいタイプです。ひとりでポンと上に立つよりは、誰かと何がベストなのか相談しながら探していきたいタイプですね。○■改めてお互いに聞いてみたいことは、ファンが知りたそうなこと?――せっかくの場なので、おふたりそれぞれお互いに聞いてみたいことを質問し合ってください。神木:そうですね! 花さまのファンが聞きたいことを聞こうかな。「こういう男性にドキッとする、キュンとする」とか。女性ファンも多いと思いますけど、せっかくだから男性ファンが喜びそうなことを。杉咲:えー。髪の毛を耳にかけた瞬間とか? 普段隠れているものが、ちらりと見えたときにドキッとしますかね。神木:髪の短い男性用にもいただいていいですか? それだけだと限られてきちゃうので。杉咲:絞り出したのに(苦笑)。人のことをよく見ていて、些細な変化に気づけるような方ですかね。神木:なるほど。男性ファンは花さまのことをよく見てると思いますよ。じゃあ、僕への逆質問をどうぞ。杉咲:最近のストレス発散法は……。神木:ひとりカラオケですね。ずっとですね。杉咲:えー。じゃあ、今遊ぶとしたら誰を誘いますか?神木:今遊ぶなら山崎賢人(※崎はたつさき)くんかな。久しぶりに会いたいですね。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17年)の撮影で一緒にスペインに行ったときも、めちゃくちゃ楽しくて。賢人はマジでいいやつなんですよ。久しぶりに会いたいなー。杉咲:お、いい質問ができた気がします!(笑)。――ありがとうございます。最後に、作品の方へ戻っていただいて。本作でお気に入りのキャラクター、登場人物を教えてください。杉咲:私は梶原善さんの演じた天野大膳、中膳、小膳です。ひとりで演じられるとは思ってなかったので。神木:途中、めんどくさいって言ってたもんね(笑)杉咲:撮影スケジュールに役名とご本人の名前が書いてあったんですけど、梶原さんだけ役名が3つ書いてあって、「なんだろう」と思ってたのですが、演じ分けがさすがでした(笑)。神木:僕は桜田通の演じた小四郎の兄の喜三郎です。彼は役者人生をかけて和歌を読み上げています(笑)。松山ケンイチさんもそうですが、おふたりとの信頼関係がもともとあったからすぐに兄弟になれました。特に桜田通と僕とは、みなさんふざけた関係しか見たことがないと思います。実はちゃんとお芝居をするのは初めてなんですけど、すごく素敵な共演シーンになったと思います。■神木隆之介1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。2歳でCMデビューを飾る。『妖怪大戦争』(05年)で主演を務め、第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。12年の第4回TAMA映画賞では『桐島、部活やめるってよ』『劇場版 SPEC~天~』で最優秀新進男優賞を受賞。近年の主な映画出演作に『3月のライオン』(17年)、『フォルトゥナの瞳』(19年)、『るろうに剣心』シリーズ(14・21年)、『ホリック xxxHOLiC』『ゴーストブック おばけずかん』(22年)など。23年4月より放送のNHK連続テレビ小説『らんまん』で主演を務め、ドラマの舞台である高知県で全ページ撮り下ろした書籍『かみきこうち』(NHK出版)とカレンダーが発売中。スタイリスト:TAKAFUMI KAWASAKI、ヘアメイク:MIZUHO(VITAMINS)■杉咲花1997年10月2日生まれ、東京都出身。『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)で、第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞をはじめ、数多くの映画賞を受賞した。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16年)でヒロインの妹を演じ、『おちょやん』(20-21年)でヒロインを務めた。ドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(21年)で第30回橋田賞新人賞を受賞。近年の主な出演作に『十二人の死にたい子どもたち』(19年)、『青くて痛くて脆い』(20年)、『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』(21年)、『プリズム』(22年)、『杉咲花の撮休』(23年)など。公開待機作に『法廷遊戯』(11月10日公開)、『片思い世界』(2024年公開)がある。スタイリスト:Tatsuya Yoshida、ヘアメイク;Mai Ozawa(mod’s hair)望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2023年06月26日6月23日(金)、24日(土)、25日(日) の全国映画動員ランキングは、『リトル・マーメイド』が3週連続で首位の座をキープした。先週3位だった『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、2位に返り咲いた。公開2週目の『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』はワンランクダウンで3位に。4位は、初登場の『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』。2018年にTVアニメ化された鴨志田一の人気青春小説『青春ブタ野郎』シリーズの劇場アニメ化第3弾。高校2年生となった主人公が恋人と過ごす日々と、受験を控えた妹の姿を描く。声の出演は石川界人、瀬戸麻沙美、久保ユリカら。ドキュメンタリー『憧れを超えた侍たち世界一への記録』は5位、公開4週目の『怪物』は6位とそれぞれ順位を守った。7位は、公開6週目の『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』。先週の9位より順位を上げた。8位には、初登場の『大名倒産』がランクイン。浅田次郎の小説を映画化したエンタテインメント時代劇。大名の跡継ぎだと告げられた鮭売りの青年が、藩が抱える莫大な負債の返済に命を懸ける。監督は『そして、バトンは渡された』の前田哲。主演は連続テレビ小説『らんまん』の神木隆之介。共演は杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通ら。今週は『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』『それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『リトル・マーメイド』2位『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』3位『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』4位『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』5位『憧れを超えた侍たち世界一への記録』6位『怪物』7位『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』8位『大名倒産』9位『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』10位『ザ・フラッシュ』
2023年06月26日俳優の神木隆之介が23日、都内で行われた映画『大名倒産』の初日舞台挨拶に出席し、なりたい職業を明かした。同作はベストセラー作家・浅田次郎氏による傑作時代小説の映画化作。越後・丹生山藩の鮭役人の子・間垣小四郎(神木)がひょんなことから一国の大名になるが、藩には莫大な借金があったことから、返済か切腹かの窮地に。次々と無理難題に巻き込まれていく若殿を中心に、笑いと涙の展開が巻き起こる傑作エンターテインメントだ。この日のイベントには、主演の神木のほか、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、宮崎あおい、高田延彦、佐藤浩市、前田哲監督が参加した。同作の内容にちなみ、「明日から別の職業になるなら?」というテーマでトークが展開。鉄道好きで知られる神木は「車掌さん」と回答し、「(車内アナウンス)やってみたいですね! あれって歌ったりしちゃだめですよね? そこは我慢して仕事をしっかりやります」と鉄道愛をにじませた。続いて、同じ質問を受けた松山は、「僕は撮り鉄ですね。車掌(の神木)込みで撮るわ」と神木の答えに便乗。「(ファンの方と)みんなで撮りに行くわ。みなさんも今、撮り鉄って聞いたら『私も!』って思った人いっぱいいると思う」と観客を巻き込みながら、会場を盛り上げていた。その後、答えに困っていた佐藤に、松山が「鉄道関係でないですか?」と助け船を出したことから、“鉄道つながり”の職業を答える流れに。「弁当販売」(佐藤)、「文房具のデザインをして車内販売」(宮崎)、「トレインショッピングの通販会社の偉い人」(小手)と次々に発表し、見事な連携で笑いを誘った。この流れのまま進むかと思われたが、高田が「妻にも言っていないんですが……」と切り出し、「リニアモーターカーの運転手さんになりたい」と告白。「まさかこういう場面で皆さんにお伝えできるとは思わなかったです」と照れ笑いを浮かべていた。
2023年06月23日映画『大名倒産』の公開初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、主演を務める神木隆之介をはじめ、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、宮崎あおい、高田延彦、佐藤浩市、前田哲監督が登壇した。同作はベストセラー作家・浅田次郎氏による傑作時代小説の映画化作。越後・丹生山藩の鮭役人の子・間垣小四郎(神木)がひょんなことから一国の大名になるが、藩には莫大な借金があったことから、返済か切腹かの窮地に。次々と無理難題に巻き込まれていく若殿を中心に、笑いと涙の展開が巻き起こる傑作エンターテインメントだ。5月に30歳の誕生日を迎えたばかりの神木。30代で初めての主演作品公開となった心境を聞かれると、「30代かぁ~。映画に映っているのは20代の僕なので、今ここにいる30代の僕を目に焼き付けていただいて、ギャップを感じていただければと思います。全然違いますよ!」と観客に投げかけ、笑いを誘う。また、神木演じる小四郎の幼馴染・さよを演じた杉咲は、「『なにかあったらいつでも僕に言ってください』と言ってくださって、物語を背負って現場の味方でいてくださる方。とってもかっこいい」と神木の座長ぶりを絶賛。ただ、その裏側では驚いたこともあったそうで、「『お腹空いた~!』と言って、10秒ぐらいで納豆巻きを完食する姿も見て、わんぱくでキュートな愛すべき座長でした」と神木の早食いエピソードを披露した。これを受けて、神木は「一緒の場所で待っていて、パックで2個ずつ並んでいる納豆巻きで、一気に2個ずつ食べたんですけど、その間ずっと(杉咲さんは)悲鳴なんですよ。『いやぁ~っ! 早い! そんな……お腹壊す!』って(笑)。騒がれながら納豆巻き食べたの人生で初めてですよ!」と当時の杉咲を再現していた。
2023年06月23日誰もが興味のあるトピックのひとつといえば、お金のうまい使い方について。そこでオススメするのは、100億円もの借金返済をするための節約大作戦を描いている注目作『大名倒産』です。その見どころについて、こちらの方にお話をうかがってきました。桜田通さん【映画、ときどき私】 vol. 587ある日突然、庶民から一国の殿様になったと同時に大きな借金を抱えてしまう主人公・小四郎が繰り広げる人生逆転エンターテインメントを描いた本作。そのなかで、病弱だが聡明な兄の喜三郎を演じているのが桜田さん。Netflix「今際の国のアリス」シリーズやテレビ東京「クールドジ男子」など、話題作への出演が続いています。今回は、親交の深い主演の神木隆之介さんとの現場で感じたことや役作りの裏側、そしてピンチの乗り越え方などについて語っていただきました。―まずは、本作の出演にあたって決め手となったものを教えてください。桜田さんその理由のすべてに、神木隆之介という存在が関わっています。もちろん物語自体も素晴らしいですが、僕にとってはこの作品に彼がいないことは考えられませんでした。僕は神木さんとはもともと仲良くさせてもらっていますが、がっつり共演したことはあまりなかったので、そういう意味でも一緒に出たいという気持ちは強かったです。―実際に兄弟役として共演してみて、印象に残っていることはありますか?桜田さん友達としての時間がすごく長いこともあって、僕のなかでは面白くて少年のような神木隆之介のイメージしかありませんでした。現場ではいい意味で普段と差がないように感じたのですが、撮影が始まるとしっかりと小四郎になっていたので、そういう部分は僕のいまの技量では測れないところなのかなと。僕がどうこう言えない次元にいるようにも感じたので、それを間近に見ることができていい経験になったと思います。いつもは友達としてふざけてばかりですが、そんな僕でもまだ踏み入れていない領域があるというのはすごく刺激的でした。普段抱いている感情が役の関係性にも活かせた―とはいえ、仲が良いからこそ、できたこともあったのでは?桜田さんそうですね。たとえば、普段から神木さんに対して抱いている尊敬やかわいらしいなと感じている気持ちは、小四郎と喜三郎の関係性にも活かせたと思っています。特に、僕が背中をさすりながら元気づけるシーンでは、本番前から心のなかで温めていた思いを込めて言うことができました。―もうひとりの兄弟役を務めた松山ケンイチさんも強烈なキャラクターを見事に演じ切っていましたが、現場で印象的なことがあればお聞かせください。桜田さんそれまでお会いしたことがなかったので、松山さんは寡黙な方というイメージを持っていたんです。でも、実際はすごくたくさんお話をしてくださったこともあって、一気に印象が変わりました。あとは、物事をすごく自由に考えていらっしゃいますし、僕にはできないようなやりとりを監督ともされていたので、その姿を見てカッコイイ先輩だなと。アドリブの入れ方や演じるときの思い切りの良さも、「ここまで激しくやるのか」と驚きましたが、完成した作品を観たときにすべてがつながっていたので、改めて松山さんのすごさを実感しました。前田監督の姿は、ロックでカッコイイ―ご自身の役どころもセリフの言い回しなどが普段とは違っていたので大変だったと思いますが、前田哲監督からはどんな演出がありましたか?桜田さん最初に台本を読んだときに、セリフを普通に言うのか、それとも歌いながら言うのか、恥ずかしながら初めは自分のなかで構築できていませんでした。そんななか、現場では監督自らどうするのかを見せてくださったので、ボイトレみたいに僕がそれを自分のカラダに落とし込んでいくという作業をしました。僕もあそこまで歌うキャラになるとは思ってもいなかったです。―なるほど。監督と一緒に作っていくような感じだったのですね。桜田さん正直に言うと、完成した映像を見るまでは自分のなかで不安もありました。でも、ちゃんとそれが成立していたので、初めからこれが見えていたのかと思うと監督は本当にすごいなと。前田監督はわかりやすく愛情を表現する方ではないのでクールなところもありますが、魅力的な方ですし、それにすごく変人だなとも思いました(笑)。―(笑)。それはどういった点においてですか?桜田さんもちろんマイナスな意味ではなくて、僕ではまだ及ばないような前田監督にしか見えていない世界があるんだろうなというのを感じました。そういう監督のオリジナリティが面白くてすごく好きです。年齢を重ねるにつれて、いろんな雑念が入ったり、周りの意見にブレてしまいそうになったりする瞬間ってありますよね?それでも監督はやり遂げているので、そういう姿がロックでカッコイイなと思いました。もともと無駄なことはしない節約タイプ―また、劇中ではお金に関するさまざまなことが描かれていましたが、ご自身も勉強になったことはありましたか?桜田さん本作を観て、僕も自分のお金をだまし取られないように気を付けようと思いました。特に、題材のひとつとして描かれている「中抜き」は、現代でも社会問題になっていることですからね。お金は生きていくうえでは大事なことです。あと、節約に関して言うなら、僕はもともと無駄なことはしないタイプ。お水を飲んだらちゃんと冷蔵庫に入れて翌日も飲めるようにしようとか、髪を洗っている間もシャワーの水は止めるようにしています。ただ、自分がほしいものは買ってしまうほうなので、すべてにおいて節約しているとは言えないかもしれませんが…。―ちなみに、最近浪費してしまったものはありますか?桜田さんついこの前、洋服をたくさん買いました。1年に1回くらいドーンとまとめて買うことがありますが、逆に僕がお金を使うのは洋服ぐらいじゃないかな。普段は、あまり使わないほうだと思います。ピンチの状況でも、楽しむように意識している―では、小四郎のように自分の人生が逆転したなと思った瞬間は?桜田さんどちらかと言うと、僕はまだ逆転前の身ですが、先月音楽でデビューをさせていただきました。それによって新しく出会えた人がいたり、よくなった部分もあったりするので、そこは決めてよかったなと思っています。―ちなみに、人生最大のピンチもありましたか?桜田さんいや、ピンチだらけですよ(笑)。振り返ればいろんな苦難もありましたから。ベタな言葉ではありますが、やっぱり「ピンチはチャンス」なので、それを乗り越えた先に何かがあったことが多かったなと感じています。ピンチのほうが気持ち的には上がるというか、その状況も楽しむように意識しているので、自分のなかではすべてが大切な経験です。―ピンチのときはどうやって克服されているのでしょうか。桜田さんこれは僕だけではないと思いますが、問題があったときは何か意味があることなんだなと考えるようにしています。実際、あとでそれが“武器”になることもあるので、ハプニングも自分を高めてくれる要素というイメージで生きています。仲間を大切にしながら、明るく前向きに生きて行きたい―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。桜田さんまずは、「元気でポジティブに生きる」というのが大事だと思っています。まさにギャルマインドですよね(笑)。本来、人間はご飯と水さえ確保していれば生きていけますが、そのほかに価値があるものといえば、周りにいてくれる人たちの存在。そういった仲間たちを大切にしながら、「死ななきゃ人生プラス!」くらいの明るさと前向きな気持ちで僕も生きて行こうと考えています。そういうマインドがもっと広がっていけばいいなと思っているところです。それから、自分のことを大切にしている人は性別に関係なく素敵だなと感じるので、周りに迷惑をかけるのはよくないですが、自分のやりたいことや自分がやりたくないことを意識することも必要かなと。そんなふうに、毎日を楽しく生きていってほしいです。インタビューを終えてみて…。取材前はクールなイメージがありましたが、とても明るくていい意味で期待を裏切ってくださった桜田さん。神木さんのことや現場の話をしているときがとにかく楽しそうだったので、スクリーンを通してでもその雰囲気が伝わってきた理由がわかりました。今後は俳優としてだけでなく、アーティストとしてもどんな活躍されるのかに期待が高まるところです。どんな問題も痛快にぶった斬る!現代にも通じるお金の問題も学べるだけでなく、ピンチのときこそ発想の転換で大逆転も可能だと教えてくれる本作。時代劇とは思えないテンポ感とコメディ要素を堪能しつつ、家族や仲間の大切さも身に染みる必見作です。写真・園山友基(桜田通)取材、文・志村昌美スタイリング・柴田圭(辻事務所)ヘアメイク・和田しづかストーリー越後・丹生山(にぶやま)藩の鮭売り・小四郎はある日突然、父・間垣作兵衛から衝撃の事実を告げられる。なんと自分は、〈松平〉小四郎—徳川家康の血を引く、大名の跡継ぎだと!庶民から一国の殿様へと、華麗なる転身…と思ったのもつかの間、実は借金100億円を抱えるワケありビンボー藩だった!?先代藩主・一狐斎は藩を救う策として「大名倒産」すなわち藩の計画倒産を小四郎に命じるが、実はすべての責任を押し付け、切腹させようとしていた…!残された道は、100億返済か切腹のみ!小四郎は幼馴染のさよや、兄の新次郎・喜三郎、家臣の平八郎らとともに節約プロジェクトを始める。不要な武具や家具をリサイクル、屋敷を売り払い、兄弟ひとつ屋根の下でシェアハウス、果ては殿の下肥まで肥料として売るなど、知恵と工夫で藩の財政を立て直そうとするが、そんななか、江戸幕府に倒産を疑われてしまい大ピンチ!果たして小四郎は100億を完済し、自らの命と、藩を救うことが出来るのか…!?まさかの予告編はこちら!作品情報『大名倒産』6月23日(金)より、全国公開配給:松竹(C) 2023映画『大名倒産』製作委員会写真・園山友基(桜田通)
2023年06月22日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の志田こはくさんです。戦隊ヒロインを演じて一躍話題に。豊かな表情で視聴者を魅了!6歳上のお姉さんが芸能活動をしていたことがきっかけで俳優の道へ。「TV放送は家族みんなで一緒に見ます。コミカルな表情をするキャラなので最初は照れくさかったです。離れて住んでいる祖母が放送後に毎回メールをくれるので嬉しいです」。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ではヒロインを演じきった。「役のはるかは喜怒哀楽を思いっきり出せるところが羨ましい。明るくて活発なところは私と似てますね」。今年が10代ラスト。「誕生日に黄色のインコを飼いたいと親におねだりしました」「自らが輝く」という絵に惹かれました。友達を誘ってアーティゾン美術館へ。感想を言い合うのも楽しかったです。カフェで甘いものを食べるのが好き。友達と映画を観てカフェに行くのが定番コース。パンケーキを食べました。2匹揃って写真を撮るのはレアです。祖母が飼う犬のキーちゃんとクーちゃん。2か月に一回会いに行きます。しだ・こはく2004年生まれ。’22年にデビュー。スーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でヒロインの鬼頭はるか/オニシスター役で連続テレビドラマ初出演を果たす。※『anan』2023年6月21日号より。写真・土佐麻理子文・松田唯花(by anan編集部)
2023年06月20日現在放送中の神木隆之介主演連続テレビ小説「らんまん」に、中田青渚、落合モトキ、寺田心、橋本さとし、皆川猿時が出演することが分かった。ある天才植物学者の物語を描く連続テレビ小説第108作「らんまん」は、7月より物語は後半へ。今回発表された俳優陣が演じるのは、万太郎(神木さん)と妻・寿恵子(浜辺美波)に影響を与える人たち。東京大学植物学教室教授の田邊彰久の若妻で、田邊邸を訪ねる万太郎・寿恵子夫妻とも交流を深める聡子を演じるのは、『あの頃。』『街の上で』などに出演した中田青渚。「内気で控えめな女性ですが、旦那様との時間の積み重ねや万太郎さん、寿恵子さんとの出会いにより妻として母として大きく成長していく」と自身のキャラクターを説明し、「初めての朝ドラ出演に緊張もありますが、『らんまん』の一員として素敵な朝をお届けできるように精一杯頑張ります」と朝ドラ初出演への意気込みを語る。伝説の本草学者・伊藤圭介の孫である伊藤孝光役は、『桐島、部活やめるってよ』「ぴーすおぶけーき」の落合モトキ。「里中先生の所で万太郎と初めて出会うがお互いの距離感が上手く取れなく。。。という設定で参加させて頂きましたが、面白可笑(おか)しいシーンになってると思いますの是非観て頂けたら嬉しく思います」と見どころを語る。落合モトキ植物採集に訪れた万太郎と出会う高知の遍路宿「角屋」の息子・山元虎鉄役の寺田心は、「憧れの神木さんとまたお芝居ができること、初めての土佐弁、胸がいっぱいになりました。撮影当日が偶然にも僕の15才の誕生日と重なり思い出に残る日となりました」と撮影をふり返る。寺田心また、橋本さとしが初代文部大臣・森有礼、皆川猿時が岩崎弥太郎の弟・弥之助を演じる。橋本さんは「欧米の文化にも精通し影響を受け、会話に英語を交えたり、出身地の薩摩弁と標準語を状況や感情で使い分けるなど匙(さじ)加減を微妙に調整しながら役の性格を形成していきました」と話し、皆川さんは「『あまちゃん』から10年。お久しぶりの朝ドラです。しかも大好きな神木隆之介くん主演の『らんまん』。私、皆川猿時52歳、はっきり申し上げます。非っ常に興奮しております」と心境を明かした。連続テレビ小説「らんまん」は毎週月~土曜日8時~NHK総合にて放送中(土曜日は1週間をふり返り)。(シネマカフェ編集部)
2023年06月20日6月23日(金) 公開の映画『大名倒産』。ある日突然、徳川家康の血を引く大名の跡取りだと言われた鮭売りの小四郎。庶民から大名へのミラクルストーリーかと思いきや、実のところは100億円にも上る借金を抱える藩の責任を負わされようとしていたのだ。今回は小四郎を演じる神木隆之介、そんな小四郎の幼馴染・さよを演じる杉咲花にインタビュー。お互いに「花さま」「神さま」と呼び合うふたりが語る、互いの役者としての姿とは。杉咲花は「僕が目指していた芝居をする人」――これまでにも共演機会が多いおふたりですが、改めてお互いに対してどう感じられましたか。神木隆之介(以下、神木)ドラマ『学校のカイダン』(2015年)から始まり、CMでもご一緒していますけど、花さまと、ちゃんとお芝居をしたのは初めてのことだと思うんですよ。『メアリと魔女の花』での声の収録は別々でしたし。でも、僕は『学校のカイダン』のときに、プロデューサーにずっと「杉咲花ちゃんは怪物だよね」って言い続けてきたんですよ。「あの人、やばくないですか。恐ろしい芝居をしますよね」っていうことをずっと言っていて。杉咲花(以下、杉咲)畏れ多いです。――「怪物」にはどういった意味が込められているんでしょう?神木僕にとっては最上級の敬意を込めた言葉ですね。僕が目指していた芝居をされるんですよ。今回、目の前で花さまのお芝居を見られたことがすごく嬉しかったですし、本当に恐ろしい方だというのは百も承知で倒れないようにがんばって、お芝居させていただきました。さよにすごく合ってるな、と思いましたし。杉咲それはとても嬉しいです!神木ご本人もすごく優しい方なんです。癒し系の雰囲気を醸し出してる方なんですけど、芯の部分がブレないというか。自分の「これだけは守りたい」という強さはさよと共通する部分なのかな、と思って見ていました。――『学校のカイダン』から時を経て共演して、変化は感じられましたか。神木もっと怪物になっていました。とんでもないですよ、恐ろしいです。杉咲そんなそんな……。――さよさんをさらに魅力的にしていらっしゃる?神木さらに魅力的になっていると思います。間違いないです。これは杉咲花の映画です。杉咲違いますよ!?違います、違います(笑)神木隆之介さん演じる小四郎ちゃんの物語です!――杉咲さんから見て、神木さんはいかがですか。杉咲これだけ長い期間ご一緒させていただけるのは初めてだったので、すごく楽しみでした。神さまは本当に現場のみなさんのことをよく見ていらっしゃって、気遣いの方なんだな、ということを改めて感じました。私自身もそうなのですが、神さまの存在に、周りにいる方々も奮い立たされながら、日々を乗り越えることができたんだと思います。最初、すごくアドリブが多い現場だということを前田(哲)監督からお聞きしていたんですけど……。神木すごいプレッシャーのかけられ方をしていますね(笑)。杉咲だからドキドキしていたんですよ。実際に現場へ行ってみると、確かにアドリブの生まれる瞬間を捉えるぞという気迫に満ちていて、最初は緊張したのですが、その中で神さまが果敢に挑み続ける姿はさすがだな、と思いました。ライブ感を大切にされながらも、シーンの内容によっては緻密に作り上げていく時間を大切に共有してくださるので嬉しかったです。シーンが深まっていく瞬間に何度も立ち会わせていただくことができて勉強になりましたし、神さまのおかげで楽しい日々を過ごすことができました。――神木さんが演じる小四郎はいかがでしたか。杉咲本当に大変なピンチが降りかかっているのに、くすっと笑えてしまうような、ユーモラスな愛らしさがあるのは、神さまが演じてらっしゃるからこそなんだなということをすごく感じました。信頼関係があるからこそ成立した数多のアドリブシーン――杉咲さんもおっしゃられていたように、一緒に作り上げていかれるシーンも多かったと思うんですが、今回、ご一緒されて心強かった点はどういったところになりますか。神木全幅の信頼を寄せているので、僕がどういう暴れ方をしても必ず受け止めてくれるんだろうな、と思っていました。それこそ花さまがさっきお話されていたみたいに、カットがなかなかかからないことが多々あったんです。でも、僕がどんな芝居をしたとしても、必ずツッコんでくれたり、絶対に何か触れてくれるんだろうな、と思っていました。逆にあえて触れないで欲しいなとか、冷めた目で見ていてほしいときはちゃんと冷めた目で見てくれますし、僕が芝居でやりたいことをすぐ汲んでくださって、すごくありがたかったです。――ちなみに、ネタバレにならない範囲で……。神木あっ、全然ネタバレはOKです!杉咲そうなんですか!?神木この映画のポスターを見て、僕が切腹して死ぬ未来が見えますか?って話なんですよ。こんな楽しそうなポスターで死ぬのはあり得ないでしょ。これ、絶対に借金を返せる映画でしょ!杉咲そうですね、確かに(笑)。神木「大逆転なるか!?」って「おかしいだろう、ならなきゃ!」っていう映画なので、ネタバレなんて何もないです。(C)2023映画『大名倒産』製作委員会――(笑)。では、神木さんが「これは暴れたなあ!」というシーンはどこになりますか?神木花さまと2人で、街中を悪者たちに追いかけられるシーンがあるんですけど、橋の上で囲まれるんですよ。そのときに前田監督が悪者の役者たちに「ナイフを出して舐めてください」という指示をしたんですよね。「めちゃくちゃベタじゃん!舐める人いないでしょ!」みたいな。こっちのリアクションをどうすればいいんだろう、と思ったんです。これをこの世界の中では良しとするのか。でも、僕は本能でツッコミたくて仕方がなくて。それで、リハから「うわ!舐めてる人、初めて見た!」って言ったら、花さまがノってくださって。そこは花さまとの信頼関係があった上のことだと思うんですよね。――長いキャリアの中でも初めて見られました?神木初めてでした。『マジックアワー』が大好きなんですけど、そこで佐藤浩市さんが役者を演じた上でナイフを舐めるという表現はあったんですけど、それは演じている中で、ということ。過去にはあったかもしれないですけど、現代ではない表現ですよね。杉咲確かに(笑)。神木それを見て見ぬふりはできませんでした。杉咲その姿を見て、「こんなに自由でいいんだ」って思ったんです。フラットにカメラの前に立って、起きた出来事を素直に受け止めていく姿がすごいな、って。自分もこんなふうになりたいと思いました。――そこでは橋の上から飛び降りるアクションシーンがありましたが、実際に飛ばれたんですか?神木飛びました、飛びました。もう花さまは決死のダイブでしたよ。めちゃくちゃ真剣な顔していました。杉咲だって怖かったんですもん(笑)。神木メイキング見たけど、めちゃくちゃおもしろかった。一世一代の、清水の舞台から飛び降りるような顔してましたからね。杉咲確かに険しかったですよね(笑)。でも神さまはもう眠いのかな?っていうぐらいにラフに力が抜けていて(笑)。神木何にも思わなかったもん、あれ。杉咲すごく高かったんですよ。神木いや、飛ぶの慣れてるから。杉咲緊張しますねって言ったら、「全然」って。信じられない!と思いました。――練習はされたんですか?杉咲事前に何度か練習しました。神木僕はしてないですね。杉咲普通しないとできないと思うんですよ。――そのシーンでは、覚悟を決めたとか、何か頭をよぎった、というところはありましたか。神木よぎってる顔でしたけどね。杉咲いろいろよぎった末に、「もうどうにでもなれ!」と思って飛びました。私は船の上に着地するんですけど、神さまはそのまま川に落ちるんですよね。神木入水を。杉咲凄まじい撮影でした(笑)。――神木さんはリラックスして臨まれたとのことですが……。神木水に濡れると着物がめちゃくちゃ重いんですよね。それだけが大変でした。杉咲それだけ……(笑)。神木船の上に上がるときが重いんですよ。しかもあんまり動きが遅かったらもう1回になるのかな、それは嫌だなと思って。どうにかして花さまに上げてもらいたいな、と思いました。大変だったのはそこでしたね。おふたりがお気に入りのキャラクターは?――拝見してると、個性が強すぎるキャラクターばかりだと思ったんですけど、お2人がお気に入りのキャラクター……。神木(食い気味に)桜田通です。彼は役者人生をかけて和歌を詠み上げているので。彼の渾身の役だなと思っています。まあこんなふざけた関係ですけど、多分、ちゃんと一緒に芝居をするのは初めてなので。杉咲そうだったんですか?神木うん。通だったから、僕はすぐに兄弟になれましたし、松ケン(松山ケンイチ)さんもそうですね。映画『ノイズ』でお世話になったので。もともと信頼関係があったから、すぐに兄弟ぐらい近い存在になれたと思います。特に桜田通と僕は、ふざけた関係しかみなさん見たことないと思うので。この2人を知っている人たちからすると、真面目に芝居をやっているのは面白くもあり、2人だとこういう関係性でこんな芝居の雰囲気が出るんだ、ということを初めて見てもらえるんじゃないかと。そこはすごく素敵なシーンだったなと思います。――普段とは違って、新鮮な気持ちにもなられましたか。神木最初は恥ずかしかったんですけど、支えようとしてくれている気持ちがすごく伝わってきましたね。ありがとう、頑張るねって思いながら芝居しました。杉咲私は天野大膳、中膳、小膳さんです。まさか梶原善さんがおひとりで演じられるとは思わなかったので(笑)。神木途中で面倒くさいって言ってたもんね。「なんで3人も撮らなきゃいけないんだよ!」って。杉咲役名と本人の名前が書いてあるスケジュール表があるのですが、梶原善さんだけ名前が3つ書いてあって(笑)。あんなスケジュール見たことありませんでした。神木本当だよね。杉咲ツボでした。「楽しめないものはできるだけやらない」――今回の作品はポップなんですけど、「生きることの大切さ」や「生きよう」ということが伝わってくる作品かと思います。おふたりが人生において大切にされてるのはどういったことでしょうか。神木楽しむことができないものは、なるべくやめた方がいいかと思われます。仕事もそうですけど、僕はこの仕事に楽しいところがなくなったと思ったら辞めます。そのぐらい、僕の中で「楽しい」という感情を大事にしていますね。遊ぶにせよ、嫌なこともやるにせよ、できるだけ楽しいって思えることを発見して、なるべくその感情を味わった人生がいいな、と思っているので。やっぱり、興味がないことは辛いんですよね。ストレスもかかりますし。別に無理やり楽しいことを探せというわけじゃないんですけど、もっと徹底的に探してみてほしいですね。ゲームっぽく考えるっていうやり方もありますし。例えば、1日のタスクをゲームっぽくして、余裕があるならば、出社したらログインボーナスで何かを買うとか。そういうゲーム性を含めたやり方もできますし、また違った生活の見方ができると思うので、やってみる。で、全てやった上で楽しくなかったらやめた方がいいです、絶対。――お仕事をされている中で「これはあまり楽しくないかもしれない」と思った瞬間はどう切り替えていらっしゃるんですか。神木水に落ちるシーンとか楽しくないですよね。あと、冬に真夏のシーンを撮るのも楽しくないです。めちゃくちゃつらい。杉咲(笑)。神木だけど、僕はやらなきゃ終わらないと思っているので。自分が動かないと明日が来ない。だったらやるしかない。だったら、1回で決めてやるって思いますね。1回で決められるかゲームです。どうやったらいいんだろうと考えて、カメラ位置を確認して、どういう動きをすればいいか確認をした上で、カメラや画とか全員の理想通りに動けるかどうか、というゲームを心の中でしています。杉咲私は、いいところや好きなところを探すこと、ですかね。どうしても苦手なこととか、億劫になってしまうことってあると思うのですが、嫌なところって探し始めるときりがないな、と思うんです。でも、もしいいところをひとつでも知ることができたら、ポジティブな気持ちに切り替えられることもある気がしていて。――杉咲さんなりのいいところを探すコツはありますか。杉咲なんでしょう……。例えばそれが対人関係だったとしたら、その人にとって得意なこと、不得意なこと、自分と違うところをそのまま肯定できたらいいなと思っています。何かがうまくできなくても、それは駄目なことではないから。自分のことも、そう思ってもらえたら嬉しいですし……。興味と愛情を抱くことを忘れたくないなって。(C)2023映画『大名倒産』製作委員会――楽しいことやいいところを見つけることにも通じるかもしれないんですけど、やっぱり今の時代、つい下を向いてしまう人はすごい多いかと思うんですけど。神木僕もそのうちの1人です。よく10円とか拾います。物理的にも下向いてるんで。お気持ちはわかります。――そういうときに前を向く、上を向くために心がけていらっしゃることはありますか。杉咲私はそういう時、無理して考えないかもしれません。一旦、考えることをやめてみます。それに、辛いときは逃げちゃえばいいと思っていて。私は、逃げていいし、やめてもいいんだという選択肢が自分のなかにあると、あともう少しだけ頑張ってみようと思えるタイプなんです。神木難しいですよね。なかなか落ちた気持ちは、大きなきっかけやしっくりくるものがないとなかなか上げられないのは承知、なんですけど。僕はあんまり自分のことも好きじゃないので、自分にご褒美をあげるという行動もあんまりしないですよ。杉咲そうなんですか。神木そうなんですよ。なので、音楽に頼っています。音楽を聴かないという方は別の方法を探してみてもいいかもしれないですけど、僕は音楽にすごく助けられてます。楽しい歌詞やメロディを聴いたりしながら、ちょっと散歩をするんです。そうすると少なからず、その曲に影響されるところがあるので、少しは気分的には楽になるのかなって。一時的なものではあるかもしれないですけど、それでも軽減できるのでやっています。――それがきっかけで少し上を向いて、また違う方法を探す。神木そうですね。またちょっと気分が上がってノっているときに別の方法が見つかるかもしれないですし、意識が変わるかもしれないですけど、ずっとその曲を聴いてずっと上を向けるということは絶対にないとは思うので、落ちそうだな、と思ったときに聞くとか。「とりあえずやってみる」という部類ですけど、上を向こうとしたっていう意識がすごく大事だと思いますし、一歩、何か成長できている証なのかなと思います。取材・文:ふくだりょうこ、撮影:YOSHIHITO KOBA(Sketch)ヘアメイク:(神木さん)MIZUHO(VITAMINS)、(杉咲さん)Mai Ozawa(mod’s hair)スタイリング:(神木さん)TAKAFUMI KAWASAKI(杉咲さん)Tatsuya Yoshida<作品情報>『大名倒産』6月23日(金) より全国公開(C)2023映画『大名倒産』製作委員会公式サイト:
2023年06月20日この秋放送予定のよしながふみ原作ドラマ「大奥」Season2に、福士蒼汰、岸井ゆきの、志田彩良が出演することが分かった。男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こした漫画「大奥」。3代将軍家光から8代将軍吉宗までの物語がドラマ化され、1月期に放送。そして秋、吉宗の遺志を継ぎ若き医師たちが、赤面疱瘡撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を放送する。今回発表された3名は、【幕末編】の登場人物。福士蒼汰が演じるのは、家定の正室・天璋院/胤篤。聡明さや物腰の柔らかさを持つ天璋院は、徳川の世を途切らせまいと奮闘する家定の心情を理解し、いつしか両想いとなり結ばれる。そして家定亡き後は、家茂の後見人として支える。天璋院/胤篤冬ドラマでは、万里小路有功役で出演していた福士さん。今回の出演に「再び参加できることを大変嬉しく思っております」と喜び、「今回の役どころは、非常に繊細で難しいものだと思っています。薩摩の人間でありながら、家定・徳川のために無垢に考え行動する。聡明さと人情を併せ持つ彼を、深く演じていきたいです。家定との心の機微を丁寧に演じ、瀧山と二人三脚で支えていけるよう努めてまいります。"お万の方の再来"とも言われた彼の人生をいかに歩めるか、今からとても楽しみです」とコメントしている。また、公武合体政策のため男装して家茂に嫁いでくる帝の妹宮・和宮を演じる岸井ゆきのは、「母親に愛されたい、独り占めするために江戸にやってきた和宮の気丈夫な言動は強さの反面、時に可愛くてさみしげです。健気でいたいけな家茂に出会い、心を締め付けていたものが解かれ、本来の純朴な心を家茂にあずけていく姿をとても愛らしく思いました」とキャラクターの印象を語る。和宮甘いものが好きな14代将軍・家茂役の志田彩良は「役柄を聞き、何かの間違いなのでは?と思うほど驚きました」と出演決定時をふり返り、「着させて頂くお着物と役を全うする責任、この2つの重さをしっかりと身に纏い、時代の空気を感じながら誠心誠意努めて参りたいと思っております」と意気込んでいる。徳川家茂「大奥」Season2は2023年秋、NHKにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年06月19日志田未来主演の「勝利の法廷式」。その最終話が6月15日深夜放送。ラストで明かされた蘭と黒澤との“繋がり”に「蘭ちゃんと黒澤さんの繋がりで大泣き」「黒澤さんの中で目標や夢が達成されてた」などの声がSNSに溢れている。子役時代に弁護士を演じ、その後実際に弁護士になった主人公が、一度は法律の世界を離れるも、天才脚本家の力を借りて弁護士に復帰。救えなかった友人の冤罪とそれに絡んだ連続殺人事件の謎に迫っていく…というオリジナルストーリーが展開してきた本作。幼少期に天才子役として活躍、その後弁護士となった神楽蘭を志田さんが演じるほか、蘭に自分の書いた脚本を演じさせる黒澤仁に風間俊介。大手弁護士事務所「流川綜合法律事務所」の所長・流川大治郎の息子・流川蒼に高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)。夫を殺したとして服役中の早乙女花に北乃きい。蒼の友人・速水政樹には泉澤祐希。流川綜合法律事務所で働く弁護士・藤堂亜蘭に遊井亮子。黒澤に協力するが妻を殺されてしまった椿九重に市川知宏。黒澤の婚約者で殺害された黛十和に入来茉里。花の夫でフリーライターをしていた早乙女蓮にカトウシンスケ。流川綜合法律事務所所長で蒼の父親の流川大治郎に升毅といった顔ぶれも出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。蘭が速水の部屋に行くと、速水にナイフを突き刺している黒澤がいた。黒澤は逮捕されるが彼は十和を殺した連続殺人犯が速水だと気づき、彼を殺そうとしたもののできず、ナイフを持った手を速水が掴み、自分で自分を刺したと話す。連続殺人の真犯人は速水であり、花の夫の蓮を殺したのも速水である可能性が高い。蘭はこの真実を明らかにして花の無実を証明しようとする…というのが最終回の展開。その後、速水が黒澤の婚約者を殺したこと、蓮を殺害したのは速水の父・芳野小太郎(矢島健一)だったこと、大治郎は小太郎に脅され花が裁判で負けるように仕向けたことなどが明かされた。すべてが終わった後、蘭は子役時代に「小さな弁護士コラン」で弁護士役を演じたから弁護士の仕事に興味を持てた、と黒澤に語る。その言葉を聞いた黒澤は「俺と同じだな」と口にする…実は「コラン」撮影時に黒澤は幼い蘭と出会っていた。コランの脚本家の息子であった黒澤は撮影現場を見学し、蘭に自分も脚本を書いたら出演してくれるかと問いかける。すると蘭は「ぜひ!じゃあ約束」と小指を差し出し、黒澤と指切りをする…。黒澤が脚本家を目指すきっかけが蘭で、自分の脚本を演じてもらうことが夢だったことに「蘭ちゃんとのつながり‥指切りしたからだったんだ‥」「黒澤さんの中で目標や夢が達成されてたんですね」「最後の蘭ちゃんと黒澤さんの繋がりで大泣きしてしまった」など、感動の声がSNSに溢れている。(笠緒)
2023年06月16日神木隆之介が主演を務める映画『大名倒産』の本編映像が公開された。本作は、数々のヒット作を生み出しているベストセラー作家・浅田次郎の同名時代小説を原作とした実写映画。ある日突然、徳川家康の子孫だと言われ、越後丹生山藩の若殿となる青年・松平小四郎(神木)。庶民から一国の殿様へとなったのもつかの間、実は25万両、現在の価値で借金100億円を抱える、ワケあり藩だった……。このたび公開されたのは、小四郎の幼馴染さよ(杉咲花)と家臣の平八郎(浅野忠信)が、初対面にも関わらず激しく言い争う本編映像。藩の借金100億を返済できなければ切腹という大ピンチに迫られ、落ち込む小四郎を見かねたさよは、経験豊富そうな教育係・平八郎に打開策を求める。しかし平八郎は何か落ち度がある度に切腹しようとする生真面目な人物で、「然らば殿、切腹の作法御指南致します」と的外れな提案をする。呆れたさよが“切腹バカ”とつぶやくとその一言が言い合いの火種になってしまい、小四郎が抑えに入るも睨み合うふたりは一触即発の危機。まさかの仲間割れを予感させる映像となっている。映画『大名倒産』本編映像<作品情報>『大名倒産』6月23日(金) 全国公開(C)2023映画『大名倒産』製作委員会関連リンク公式サイト:::
2023年06月16日6月23日公開の映画『大名倒産』の公開直前イベントが11日、都内で行われ、神木隆之介、松山ケンイチ、桜田通が出席した。数々のヒット作を⽣み出しているベストセラー作家・浅田次郎のノンストップ時代小説『大名倒産』を実写映画化した本作。徳川家康の⾎を引くプリンスの松平小四郎(神木隆之介)とその仲間たちが藩の借⾦100億円を返すために奮闘する姿をコミカルに描く。公開を直前に控えたこの日のイベントには、劇中で松平家の3兄弟を演じた神木隆之介らが登壇。実際にも年上の松山ケンイチや桜田通について神木は「松山さんは決断力があって早いですね。映画でご一緒させていただいた時から頼りがいのあるお兄さんと思いながら接しています。通とは10何年の付き合い。心が優しくて人の繊細な気持ちの動きに敏感だと昔から思っています」と明かしつつ、「今回は物語の中でいきなり兄弟になりました。最終的に兄弟だと感じてもらえる関係性になりますが、実際にお2人を信頼しているからその雰囲気が出ていたんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。一方の桜田も「出会って18、19年ぐらいの感じになります。普段から身の回りの人やお世話になった人、仲間に対して頑張ることで返していきたいという思いを持ってお仕事をされている方。その気持ちは僕も持っているので、それは役柄と合わせて出来てたかなと思います」と神木との関係性の深さを物語るエピソードを明かした。時代劇でありながらお金の大切さや節約をテーマにした本作。それにちなみ、自身の節約術を問われた神木は「同じような物はなるべく買わない」と回答するも桜田から「同じ物買っているイメージあるよね」と指摘されて「オタクだから」と開き直る場面も。続けて「僕はオタクなので欲しい物は手に入れたいし小さな変化は大きな変化なんです。オタクにとっては!」と堂々と宣言。一方の松山は「僕はできるだけ長く使うのが一番の節約だと思います。一回払う時は高い金額になってしまいますが、10年20年使っていく中で割ったら安くなり、そういうお金の使い方をしています。壊れても何とか直して使おうという努力もしています」と効率的な使い方をしているという。そんな松山の意見に激しく同意した桜田だが、「僕は節約というよりバンバン使ってそれを経験と思うタイプ。節約ではないですね(笑)」と苦笑いを浮かべていた。映画『大名倒産』は、6月23日より全国公開。
2023年06月12日今月のアプリ版「ぴあ」の表紙は、現在朝の連続テレビ小説『らんまん』に出演中の神木隆之介さん。ここでは、表紙を手掛けた及川先生のイラスト制作過程を「making of」として公開いたします。また、神木さんは6月23日(金) より最新主演映画『大名倒産』が公開されます。『大名倒産』は、数々のヒット作を生み出しているベストセラー作家・浅田次郎の同名時代小説を原作とした実写映画。ある日突然、徳川家康の子孫だと言われ、越後丹生山藩の若殿となる青年・松平小四郎。庶民から一国の殿様へとなったのもつかの間、実は25万両、現在の価値で借金100億円を抱える、ワケあり藩だった……。神木さんは、本作でキャリア初の“ちょんまげ”姿を披露。いきなり若殿(プリンス)になったと思ったら100億もの借金を背負わされるという、“巻き込まれ系プリンス”をコミカルに演じています。<作品情報>『大名倒産』2023年6月23日(金) 全国公開原作:浅田次郎『大名倒産』(文春文庫刊)監督:前田哲脚本:丑尾健太郎、稲葉一広■出演神木隆之介、杉咲花、松山ケンイチ、小日向文世、小手伸也、桜田通、宮﨑あおい、浅野忠信、佐藤浩市 ほか公式サイト:『大名倒産』本予告(90秒)イラスト
2023年06月11日