元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏がこのほど、都内にて行われた、動画コンテンツ『マネジメント図鑑』公開収録に参加。落合博満氏との秘話を明かした。○■落合博満氏と風呂場で一緒になり…『マネジメント図鑑』は、業界を問わずさまざまな分野で活躍する人物との対談を通じ、マネジメントに役立つノウハウを共有する動画コンテンツで、リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1支援ツール「INSIDES」の特設ページにて配信される。そして、記念すべき初回配信には、元プロ野球選手で中日の監督経験もある谷繁氏が登場。“スポーツの1on1コミュニケーション”をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史氏と対談を行った。中日の監督を務めた落合博満氏の話題になると、谷繁氏は「野球に関して話した記憶は5回あるかどうか。でも、その一つひとつの内容っていうのは、いまだに覚えてるところもある。“言わないけど、考えさせる”マネジメントが落合さん」と自身の印象を打ち明ける。それに対し、荒金氏が「たとえば、こんな投げかけ、問いかけをもらったというものはありますか?」と聞くと、谷繁氏は「僕が配球に関してちょっと悩んでる部分があったんですけど、それを風呂場で言われたんですよ。たまたま風呂場で一緒になって、『どうしようかな……先に出ちゃおうかな』って思ったんですけど(笑)」と冗談めかして、笑いを誘いつつ、「その日のゲームは負けたんですね。それも自分がちょっとモヤモヤしてる部分で負けた試合だった。試合後に風呂に入って、シャワーを浴びてるときに、鏡をパッと見たら(落合さんがいた)。サーッと僕の横に来て座るわけですよ。そしたら、その日の試合の配球についてと、それまでの僕の特徴みたいな(ものについて話してくれた)」と回想。さらに、「たとえば、サインを出して、インコースのストライクのストレートを要求したときに、それが逆球でファールになるとするじゃないですか。そしたら、僕は自分のサインを出したボールをずっと追いかけてしまうクセがあったんですね。そうじゃなくて、『来たボールからもう一回リセットして、考え直したほうがお前はいいよ』って言われた。なるほどな、と」と落合氏からの助言の一部を明かすと、荒金氏から「(それまでに)そういう問いかけをされたことはなかったんですか?」と質問が。これに谷繁氏は「なかったですね。それを風呂場で言われて。それは覚えていますね」としみじみと振り返っていた。
2024年02月02日女優の上白石萌音が、1日に都内で行われた映画『夜明けのすべて』(2月9日公開)の同僚参加限定試写イベントに松村北斗、三宅唱監督とともに登壇した。同作は瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に1度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。○■上白石萌音、大先輩の言葉が心の支えに「きっかけの言葉でした」観客が自分の同僚と参加する条件で行われた同イベント。上白石は「同僚限定試写会、初めて聞きました! きょうは仕事のことを忘れてと言いたいところですが、お隣に同僚がいたら仕事のことは忘れられないと思いますので、仕事のこと強烈に意識しながら楽しんでください!」と挨拶し、笑いを誘う。「心の支えになった言葉」について聞かれると、上白石は「たくさんあるんですが、いまだによく思い出すのは、今も第一線で活躍し続けていらっしゃる大先輩とお話をしてた時に、ポロっとおっしゃった『僕は満足したことないよ』っていう言葉」と答える。「自分まだまだだなと思ってばっかりの私は、少し厳しいかもしれないんですけど『僕は満足したことがない』という言葉に、救われました。じゃあ、私は満足してなくて当然じゃんと思えた。“満足してない自分はこれでいいんだ”と張り切って苦しむようになったきっかけの言葉でした」と語った。また、「仕事に行くのが憂鬱な日のモチベーションの上げ方を教えてください」という質問に「ありますよねぇ~」と深く頷きながら同意した上白石。自身の対処法については「そういう日は上げません! 上げないまま、『あぁ~行きたくない』と思いながら準備をして、家を出ます。でもどこかで上がる瞬間がくるので、そのときのギリまで温存してます(笑)」と回答。続けて「誰かの力を借りたり、必要に駆られて上がるので、自分から上げると余計に疲れちゃう。本当にどうにもならないときは口角だけ上げとく!」と奥の手を明かしていた。
2024年02月01日SixTONESの松村北斗が、1日に都内で行われた映画『夜明けのすべて』(2月9日公開)の同僚参加限定試写イベントに上白石萌音、三宅唱監督とともに登壇した。同作は瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に1度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。○■松村北斗、俳優業の後押ししてくれた出会い明かす「かなり影響が大きかった」今回の試写会では、「働くことに関する相談・質問」に登壇者陣が回答。「初対面の方とどのように距離を縮めますか?」という質問が寄せられると、松村は「僕ね、すごい下手くそなんですよ……人としゃべるのが下手くそ。苦手意識もある」と共感を示し、「朝ドラのときも机に1人でイヤホンして音楽聞いていたので……」と上白石と夫婦役で共演したNHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』撮影当時を振り返った。これに上白石が「なんか違う思い出作ってる……そんなことなかったですよ!」と反論するも、松村は「覚えてないですか? じゃあ、もういなかったことになっている」とネガティブ発言で笑いを誘っていた。また、「自身に大きな変化を与えた人」について聞かれると、松村は「自分のもとからやっていたアイドルとお芝居を分け始めたときに、『パーフェクトワールド』というドラマに出演させていただいて、そこで出会った監督さん」と回答。「自分の中でお芝居の場って役者さんたちの畑で、アイドルがいっていい場所ではない思いがあって。でも、もちろん憧れもあるし、お話をいただいているから、“自分にできることを全力で”というつもりで臨んだ。そうしたら他の役者さんとなんら変わりない接し方、なんら変わりない指導でちゃんと怒ってくれた。『今のはお芝居じゃない』『今の芝居は良かった』とちゃんと言ってくれた」と振り返る。続けて、「自分がお芝居をがんばってもいいのかもなと、がんばることは自由なのかもしれないと思わせてくれた方。かなり影響が大きかったですし、(その出会いが)なかったらここまで来れなかったんじゃないかなと思います」としみじみと語った。
2024年02月01日元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏がこのほど、都内にて行われた、動画コンテンツ『マネジメント図鑑』公開収録に参加。“レベルの高いピッチャー”が持つ能力について語った。○■谷繁元信氏のキャッチャーとしての“スタンス”とは『マネジメント図鑑』は、業界を問わずさまざまな分野で活躍する人物との対談を通じ、マネジメントに役立つノウハウを共有する動画コンテンツで、リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1支援ツール「INSIDES」の特設ページにて配信される。そして、記念すべき初回配信には、元プロ野球選手で中日の監督経験もある谷繁氏が登場。“スポーツの1on1コミュニケーション”をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史氏と対談を行った。キャッチャーとして、「バッター主体でいってしまうと、どうしてもピッチャーに無理がいく。だから、基本はピッチャー主体で考えて、バッターの弱点をこちらで考えるスタンス」だったという谷繁氏。「ストレートの走りが悪いのに、そのバッターがストレートに弱いからといって、ストレートでいくと打たれる確率や、カウントが悪くなる確率が高くなる。単純にいうと、そうはしたくなかったということですね」と例示しつつ、ピッチャーのコンディションについても「極端に言うと、肘の高さや手首の角度が数センチ・数ミリでも崩れると、僕のところに(球が)来るまでにさらに(ズレが)広がる。だから、ピッチャーはその再現性が大変だと思います」と解説した。○■修正能力が高いと思ったピッチャーを明かすまた、「キャンプからブルペンに入って、ピッチャーのフォームと球筋を映像として僕の中にインプットできるように心がけていました」といい、「キャンプが進んでいくと、ピッチャーの調子が良くなったり悪くなったりするので、ピッチングフォームにも多少変化がありますよね。その中で、良いフォームと悪いフォームを頭の中に映像として常に残しておく。一軍で投げるであろう投手については、それをほぼ記録していました」と告白。さらに「ゲーム中に悪いほうのフォームだと判断すると、ベンチに戻って、ちょっとアドバイスをするとかはしてましたね」と明かし、「中には、自分で修正できないピッチャーもいますから。やっぱり自分で修正できる能力があるのが、レベルの高いピッチャー。みんなそんなピッチャーだったら、楽で仕方ない(笑)」と持論を述べた。この話を聞き、荒金氏が「修正能力が高いと思ったピッチャーは?」と尋ねると、谷繁氏は「ドラゴンズにいたときでいうと、川上憲伸や岩瀬(仁紀)。ベイスターズのときで言うと……先発陣には正直あんまりいいピッチャーがいなかったんで(笑)」と冗談めかして、笑いを誘いながら、「佐々木(主浩)さんとか、野村(弘樹)さんあたりはやっぱり修正能力がありましたよね」と打ち明けていた。
2024年02月01日元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏がこのほど、都内にて行われた、動画コンテンツ『マネジメント図鑑』公開収録に参加。権藤博氏と落合博満氏のマネジメント法を対比した。○■“12人”の監督の共通点とは『マネジメント図鑑』は、業界を問わずさまざまな分野で活躍する人物との対談を通じ、マネジメントに役立つノウハウを共有する動画コンテンツで、リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1支援ツール「INSIDES」の特設ページにて配信される。そして、記念すべき初回配信には、元プロ野球選手で中日の監督経験もある谷繁氏が登場。“スポーツの1on1コミュニケーション”をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史氏と対談を行った。「強いチームの監督がしていたことは?」という質問に対し、谷繁氏は「僕はすごくたくさんの監督の下でやらせてもらった。挙げていいですか(笑)?」と確認を取りつつ、「古葉竹識さん、須藤(豊)さん、江尻(亮)さん、近藤昭仁さん、大矢(明彦)さん、権藤(博)さん、森(祇晶)さん、山田久志さん、佐々木(恭介)さん、落合(博満)さん、高木守道さん、自分なんですよ」と列挙。そして、「“12人”の監督のもとでいろんなものを見させてもらったんですけど、その中で1つ言えることっていうのは、やっぱり“曲げないこと”。みなさん、自分の野球観の中でやられてるわけですから。自分の野球観を曲げない人が多かったですね」と自身の印象を打ち明けた。○■権藤氏と落合氏のマネジメント法を対比また、「成功・失敗って、結局、勝てば成功なんですよ。どういうやり方でも。で、負ければ失敗なんですよ。プロ野球の世界って。だから、僕にとって、成功された方っていうことを考えると、まずは大矢さん。でも、今考えると、その前の監督も、その当時の僕には必要だったんですよね」と回想しながら、「そのあとに権藤さんが優勝されて、またそのあとに権藤さんとは真逆の森さんが来て。ドラゴンズでは落合さんと8年間一緒にやりましたし。権藤さんのやり方と落合さんのやり方が一緒かというと、違うわけですよね。違うんだけど、両方とも勝つ」と、権藤氏と落合氏のマネジメント法に言及することに。続けて、「権藤さんは、あの時期の僕たち選手のマネジメントにちょうど合ったと思うんですよ。僕たちがある程度、自分たちで何が必要かを考えてやってきたチームだったので、それをさらに(後押しする)『お前たちはプロなんだから、自分たちで考えてやりなさいよ』っていうマネジメントが権藤さんなんですよ。逆に、落合さんっていうのは、本当に何も言わないんですよ。野球に関して話した記憶は5回あるかどうか。でも、その一つひとつの内容っていうのは、いまだに覚えてるところもあるし。言わないけど、考えさせるマネジメントが落合さん」と対比。これに荒金氏が「権藤さんも落合さんも自分で考えさせるという共通点が?」と返答すると、谷繁氏は「確かに、そこに共通点はあるかもしれない」とうなずきつつ、「でも、方法は違うというところなんですね」と締めくくっていた。
2024年02月01日元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏がこのほど、都内にて行われた、動画コンテンツ『マネジメント図鑑』公開収録に参加。横浜ベイスターズと中日ドラゴンズの“強さの違い”を語った。○横浜と中日は「チームカラー的にはかなり違うチーム」『マネジメント図鑑』は、業界を問わずさまざまな分野で活躍する人物との対談を通じ、マネジメントに役立つノウハウを共有する動画コンテンツで、リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1支援ツール「INSIDES」の特設ページにて配信される。そして、記念すべき初回配信には、元プロ野球選手で中日の監督経験もある谷繁氏が登場。“スポーツの1on1コミュニケーション”をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史氏と対談を行った。現役時代、横浜ベイスターズ(横浜大洋ホエールズ)と中日ドラゴンズの正捕手として活躍した谷繁氏だが、荒金氏から「ベイスターズとドラゴンズの強さを一言で言い表すなら?」と質問を受けると、「大洋時代からですが、ベイスターズは元々、明るいキャラクターの選手が多いチームだったので、一言で言うなら……“お祭り好き”でしょうか。“いくら点を取られても取り返しますよ”っていう。でも、ドラゴンズはちょっと渋め。派手な勝ち方はしないんですけど、“試合が終わったら勝ってる”っていう感じのチームですかね」と表現。続けて、「チームカラー的にはかなり違うチームでしたが、僕は両方持ち合わせていたんじゃないですか(笑)?」と茶目っ気たっぷりに話して、笑いを誘いつつも、「やっぱりプロですから、最終的には勝たないといけない。プロ選手の中には、優勝を一回も味わえなかったり、一軍の試合に一回も出場できなかったりする選手も多いと思いますが、最終目標はチームのリーグ優勝、日本一というところ。そのために自分がどれだけチームに貢献できるかが評価になってくる」と真剣な面持ちで締めくくっていた。
2024年01月31日SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める、映画『夜明けのすべて』(2月9日公開)のメイキング・本編映像が26日、公開された。○■藤沢さん(上白石萌音)が山添くん(松村北斗)の散髪をしてあげる『夜明けのすべて』本編映像今回公開されたのは、藤沢さん(上白石)が山添くん(松村)の髪を切るシーンのメイキングと本編映像の一部。月に1度のPMS(月経前症候群)で自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さんと、電車などの混雑した乗り物や美容室などの狭い室内に入れないパニック障害を抱えた山添くんは、お互いに自分ではどうすることもできない“生きづらさ”を抱えている共通点があることを知る。少しでも山添くんの力になろうと、自転車をプレゼントするため突然山添くんの家を訪問した藤沢さんは、そこで山添くんが自分で髪を切ろうとしていたことに気づき散髪をしてあげることに。自信満々にハサミを入れるも「あ……」とつぶやき、手を止める藤沢さんに「大丈夫ですか?」と不安げな山添くん。「大丈夫……もう1回チャンス頂戴!」と声を漏らす藤沢さんに、「チャンスってことは失敗したんですよね!?」と山添くんがすかさず突っ込む、微笑ましいふたりの姿が収められている。できないことも自分ひとりで解決しようと殻にこもりがちな山添くんと、ちょっぴりおせっかいで陽気な藤沢さん。両極端でありながらもふたりが打ち解けあうきっかけとなる、重要なシーンとなっている。撮影では、切り方、髪の毛の量、切る位置などの指導を受けながら、真剣な表情で確認する上白石の姿が見られ、役作りのために髪を伸ばして地毛で撮影に臨んだ松村は上白石にプレッシャーがかからないようやさしく声をかけていた。また、そんなふたりを三宅監督もそばで見守っており、失敗ができない一度きりのチャンスにチーム一丸となって臨んだシーンとなった。また、あわせて公開初日の2月9日から2月12日までの4日間限定で、入場者プレゼントとしてオリジナルフィルム風フォトシートの配布が決定。山添くんと藤沢さんの職場の栗田科学で一緒に洗車をするシーンや、藤沢さんによる散髪シーンなど、ふたりの日常が映し出されたアイテムとなっている。【編集部MEMO】映画『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に1度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が、映画初共演でW主演を務める。(C)瀬尾まいこ/2024『夜明けのすべて』製作委員会
2024年01月26日NHK朝のテレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音のW主演映画『夜明けのすべて』が2月9日(金)に全国公開される。『そして、バトンは渡された』で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説を、『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱監督が映画化。パニック障害とPMS(月経前症候群)を抱えた男女の、出会いと日常を描いているのだが、シリアスなテーマでありながら、どこかほんわかとしたユーモアが漂っていて、辛さを抱えた人に優しく寄り添ってくれるような作品。2月15日(木)から開催される第74回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に正式招待されている。『夜明けのすべて』「あまりに激しい症状のため、死んでしまうのではないか、などの恐怖感も伴います」、パニック障害をネットで調べるとそんな風に書くサイトもある。動悸・心拍数の増加、発汗、からだの震え、息切れ感または息苦しさ、窒息しそうな感覚……といった10以上ある症状のうち4つ以上が同時に起こり、急激に高まり、急速におさまっていく、という。100人に1〜2人というから発症の可能性は比較的高い病だが、自分の周りにはいなかった(…と思う)。死んでしまうのではないかという恐怖心も、4つ以上の症状が同時に、というのも尋常ではない。一方、PMSも腹痛、頭痛、情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下など、さまざまな症状があり、生活に困難を感じるほど強いPMSを示す女性の割合は5.4%程度という。こちらは、周りにいたのかもしれないが、わからない。もしいたとしたら、配慮が足りなかった、と今さら悔やむ。三宅唱監督も原作小説を読むまで、PMSもパニック障害も、まるで詳しくなかった、という。そんな、パニック障害の山添くん(松村北斗)とPMSの藤沢さん(上白石萌音)の物語。ふたりは、こども向けの科学機器を制作・販売する小さな会社「栗田科学」で席を並べる同僚同士。偶然のいきさつで、お互いの病気のことを知ってから、どんな風に向き合い、変わっていったかを描く。ふたりの関係は、恋人とも、友だちとも違う、「生きづらい世界」を伴走してくれる同志のような存在といったらいいか。上白石萌音が演じる「藤沢さん」の方が少し年上。映画は、雨の中、バス停の前で濡れ鼠になって途方に暮れている、いかにも新入社員然とした藤沢さんの姿から始まる。大企業に入社早々、トラブルを連発し、辞表をだし、あっさり受理される藤沢さん。その後、バイトやパートを経験し、この会社に転職してきた。年下の、松村北斗が演じる「山添くん」も大企業で働いていたようだが、突然パニック障害に。生活をスケールダウンし、アパートから歩いて通える、比較的のんびりとして、負担もプレッシャーも少ないこの会社に入ったばかり。ふたりは、特にカミングアウトしているわけではないが、60代の年長者がほとんどのこの会社では、社長を始め、みな、心得ている感じ。月に一度、爆発し、イライラを皆にぶつける藤沢さんも、翌日はシュークリームを買ってきて、みなに謝ってまわる。同僚たちは、逆にそのお詫びのお菓子を楽しみにしているようなおおらかさだ。そんなある日、山添くんが、パニック障害の発作をおこし、藤沢さんがそれに気づき……。瀬尾まいこの原作では、ふたりの職場は建築資材や金物をホームセンターに卸す金属関係の会社。それをミニ・プラネタリウムを扱う会社にした着想がなんともすてきだ。脚本は、三宅唱と和田清人。「『夜明け』を単に希望の比喩とせずに、さまざまな意味を持ちうる『夜』を描きたいと考えていたところ、たまたま宇部市のプラネタリウムに行く機会があり、これはいい!と思ったんです」と三宅監督。移動プラネタリウムのイベント準備に共同作業で取り組むなかで、ふたりはささやかな希望を見いだしていく。温かくてのんきそうだが、ある思いを胸に秘めている栗田科学の社長(光石研)、山添くんのことを気にかけてくれる前の会社の上司(渋川清彦)、無力感を抱いていく山添くんの恋人(芋生悠)、藤沢さんにとって友だちのような母(りょう)、そして会社の同僚たち。ふたりの周囲の人物像も、映画ならではのアダプテーションが加えられたことで、重層化し、リアリティが倍増している。そして、魅力的な主人公ふたり。突然自分に訪れたパニック障害への戸惑い、常に不安と隣り合わせにいる心細さ。プライドとの葛藤。その彼に、他者への無理のない気遣い、やさしさも芽生え……。難しい山添くんのキャラクターを松村北斗は自然に演じて、シンパシーさえ感じさせる。どちらかというとおせっかい、思いやり、気遣いが人一倍あるのに、PMSのときは人が変わる、藤沢さんの上白石萌音はハマリ役。不思議なユーモアが感じられ、親しみが持てる存在だ。注目されづらい地味なテーマを扱っているが、人気キャストと実力派の監督の組み合わせで、全国の映画館での拡大公開となる。となると、少なくとも10万人以上が観るわけで、パニック障害、PMSについて、知る人が増えることは素晴らしいと思う。もうひとつ。「そうだ、プラネタリウムに行こう!」 ときっと思います。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2024年01月22日気になるあの人の美容話。今回は、俳優の石川萌香さんです。保湿力重視の念入りなスキンケアでノーファンデでも光り輝くツヤ肌に。昨年放送されたドラマ『コタツがない家』で、小池栄子さん扮するウェディングプランナー・深堀万里江のアシスタント・首藤凛奈を演じるなど、新進気鋭の若手俳優として注目を集める石川萌香さん。内側から発光するようなツヤ肌が目を引く彼女に“ナチュラル”がテーマのセルフメイクを披露していただきました。「プライベートではいつもナチュラルメイクです。意識しているのは、肌のツヤ感。もともと乾燥肌でツヤが出にくいので、保湿力のある下地がマストアイテム。あまり厚塗り感を出したくないのと、ヨレやすいこともあって、ファンデーションは使わずに気になるクマやシミだけをコンシーラーでカバーしています」ノーファンデとは思えないほど美しい肌の秘訣は、保湿を重視した毎日の念入りなスキンケアにあり。「『コスメデコルテ』のリポソームシリーズの美容液を塗ってからローションパックをして、スチーマーで浸透させています。その後、6本リピートしているくらい保湿力抜群の美容液『クラランス』のダブル セーラム EXをつけて、さらに乳液、クリームまでしっかりと。ベースを整えるとメイクの仕上がりもよくなるので、スキンケアはメイク以上に力を入れています」日々、努力を続けるモチベーションの源とは?「事務所の先輩の小池栄子さんは、本当に肌がきれい。小池さんのように年齢を重ねても美肌でいるために、できることからコツコツ頑張ろうと思っています」ポーチの中、見せてください!「保湿力の高さがお気に入りの下地は『カネボウ』。『ジバンシイ』のブルーのコントロールカラーでくすみを飛ばしてから、クマやシミを『ディオール』と『&be』のオレンジ系のコンシーラーでカバーします。アイシャドウは『ルナソル』、リップは『ディオール』。最後に『コスメデコルテ』のフィックスミストで仕上げると、メイクが肌にぴたっと密着して、乾燥による浮きやヨレが気にならなくなりました」Self Makeup Point「アイメイクは基本、ブラウン系です。ピンクのアイシャドウは、イエベだから全然似合わなくて諦めました(笑)。『ルナソル』のスキンモデリングアイズ01は濃すぎない発色がお気に入りで、これ1つできれいなグラデーションが作れます。アイラインとマスカラも極力ナチュラルに。リップも色はのせず、『ディオール』のアディクト リップ マキシマイザー001でツヤ感だけをプラスしました」My Beauty Rules1、お風呂から出たら真っ先に保湿。「乾燥肌なので、お風呂から出たら20秒以内にスキンケアをスタートさせます。そうじゃないと、水分が飛んでいってしまう気がして。体も『アベンヌ』のスプレータイプの化粧水で潤いを補給。お風呂上がりに電話がかかってきても、保湿で忙しいので出られません(笑)」2、温かい飲み物で冷え症を撃退!「冷え症なので体の中から温めることを意識。本当は冷たいものが好きなんですけど、体を冷やさないように温かい飲み物を選んで飲むようになりました。お気に入りは紅茶やハーブティー。飲み始めてから、お腹がポカポカするし、足先も冷えにくくなったような気がします」3、ストレス解消法はたっぷり寝ること!「めちゃくちゃロングスリーパーで、お休みの日は平気で15時間くらい寝ています(笑)。忙しくてあまり眠れない日が続いた時、ストレスが溜まって肌も荒れてしまって、睡眠の大切さを実感しました。今は週1回、たっぷり寝る日を作ってストレスを発散しています」いしかわ・もか2001年3月22日生まれ、滋賀県出身。旭化成キャンペーンモデル、『めざましテレビ』イマドキガールを経て、ドラマ『競争の番人』『鎌倉殿の13人』等に出演。2月17日からは舞台『桃源暗鬼』で初舞台に挑戦する。トップス¥53,900(ポンティ TEL:03・6280・4408)右耳のイヤーカフ、上¥29,700下¥18,700左手中指のリング¥22,000(以上イー・エム/イー・エム アオヤマ TEL:03・6712・6797)右耳のイヤーカフ(中)¥8,690左手人差し指のリング¥15,400(共にバルブス/ズットホリック)イヤリング¥19,800(プティローブノアー TEL:03・4567・6217)
2024年01月21日シリーズ最新作『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』にて、上白石萌歌、梶裕貴ら日本語吹き替え版声優の第1弾情報が公開された。前作でファンの心を瞬く間に掴み、新生ゴーストバスターズの中心的存在となったフィービー(演:マッケナ・グレイス)役の上白石さん、兄のトレヴァー(フィン・ウルフハード)役の梶さんをはじめ、2人の良き仲間ポッドキャスト(ローガン・キム)役の高山みなみ、共にゴーストに立ち向かう仲間となるラッキー(セレステ・オコナー)役の日笠陽子。母・キャリー(キャリー・クーン)役の朴璐美、キャリーのパートナー・ゲイリー(ポール・ラッド)役の木内秀信も参加。続投について上白石さんは「聡明でチャーミングなフィービーを再び演じさせていただけること、とても嬉しく思います。さらにパワーアップして戻ってきたゴーストバスターズがどんな世界をみせてくれるのか、1ファンとしてワクワクしています」と心境を明かし、梶さんはトレヴァーについて「ECTO-1を乗り回し、プロトンパックを扱う姿には、もはや初代メンバーのような貫禄が…!?」とゴーストバスターズとしての成長に期待した。また、新生ゴーストバスターズと共に未曾有の危機に挑む初代ゴーストバスターズの面々として、ピーター・ベンクマン(ビル・マーレイ)を安原義人、レイ・スタンツ(ダン・エイクロイド)を玄田哲章、ウィンストン・ゼドモア(アーニー・ハドソン)を菅原正志、ジャニーン・メルニッツ(アニー・ポッツ)を安達忍と、80年代公開のシリーズ1作目から吹き替えを担当するベテラン声優陣もカムバックする。『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は3月29日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴーストバスターズ/フローズン・サマー 2024年3月29日より全国にて公開
2024年01月20日俳優の柊木陽太が、19日に都内で行われたライブフィルム『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』(1月19日公開)の全国公開初日舞台挨拶に福山雅治とともに登壇した。同作は、2023年に開催したライブ「言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023」を福山雅治が監督を務めて映画化した。同公演は、福山とファンにとって3年半もの間コロナ禍で長く制限されていた声出しが解除されてから初のライブとなり、観客から福山へ生で届いた多くの歓声、そしてオーディエンスの熱狂と興奮が新たな映像作品として劇場で蘇る。○■福山雅治の幼少期を演じた柊木陽太、本人からの再オファーに驚き今作の物語パートを担った柊木は、ドラマ『ラストマン』で福山の幼少期を演じたことから出演が決定。オファーを受けた当時を振り返った柊木は「急にスケジュールのところに“福山さん”って入っていて、すごくびっくりしたんですけど、福山さんご本人から声をかけていただいたというのが、またさらにびっくりしました。すごく嬉しかったです」と笑顔を見せる。また、同作に収録されている昨夏に開催された武道館ライブを鑑賞したという柊木。「僕が母のお腹にいるときに1回だけ(福山さんの)ライブに行っているみたいで、12年ぶりにライブを観に行きました」と話し、会場を驚かせる。さらに「(福山さんは)いつもかっこよくて優しい方なんですけど、ライブで歌ったりしてるところがさらにかっこよくて、すごく興奮しました!」と感想を語っていた。これを聞いた福山は「あぁ~……」としみじみとした表情を浮かべ、観客に「聞いた? 覚えといてくださいね!!」と語り掛け、笑いを誘った。MCから「福山雅治の好きなところ」について聞かれると、柊木は「トーク力」と回答。終始、会場を盛り上げ続けていた福山の話術に圧倒された様子で、「やっぱりおもしろいなと思いました」と語った。これに福山は「それはね、ラジオやったほうがいいですよ。僕ももう30年以上ラジオやってますから!」とアドバイスを送っていた。
2024年01月19日松村北斗と上白石萌音がW主演を務める『夜明けのすべて』がベルリン国際映画祭<フォーラム部門>に正式出品されることが決定。喜びのコメントが到着し、さらにロング予告映像も解禁された。『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱監督が、「そして、バトンは渡された」などの瀬尾まいこの小説を映画化した本作。この度、本作が【フォーラム部門】に正式出品された現地時間2月15日(木)~25日(日)開催予定の第74回ベルリン国際映画祭は、カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭のひとつ。三宅唱監督作品としては、2019年の『きみの鳥はうたえる』(フォーラム部門)、昨年の『ケイコ 目を澄ませて』(エンカウンターズ部門)以来2年連続、3回目のベルリン国際映画祭選出となり、自身の長編監督作品が全てベルリン映画祭に招待されていることになる。本作が選出された【フォーラム部門】は、新しい視点を含む大胆で革新的な作品を集めた部門で、強い個性や多様性のある物語が選出されている。“生きづらさ”を抱えた2人の男女の特別な関係性を描いた本作が、国境を越えてどのような視点をもって評価されていくのか、注目が集まる。さらに本作で上白石萌音と共に主演を務め、パニック障害を抱えた青年・山添くんに扮した松村北斗は、昨年声優として出演した『すずめの戸締まり』(22/新海誠監督)が第73回ベルリン国際映画祭に正式出品されており、今年で2年連続の招待となる。松村さんは同作で、アニメ界のアカデミー賞とされる第51回アニー賞で声優賞(映画部門)へのノミネートを果たしたばかりで、声優初挑戦にしての快挙に世界中から脚光を浴びている。また、映画祭への出品情報と併せて、ロング予告が解禁。友達や恋人のような親密さではなく、少し不思議な距離感と空気感に包まれた物語の主人公、山添くん(松村北斗)と藤沢さん(上白石萌音)が映し出され、“生きづらさ”を抱えた者同士、互いに支え合っていく様子が捉えられている。三宅唱監督 コメント『夜明けのすべて』原作者である瀬尾まいこさんに感謝申し上げます。そして、すべての俳優、すべてのスタッフの美しい仕事を誇りに思います。ベルリンを皮切りとして世界中のさまざまな人々に『夜明けのすべて』を無事に届けられるよう、またどんな反応があったかお知らせできるよう、引き続き大切に進めていきます。国内外問わずさまざまな状況下を生きるみなさんが心穏やかに映画を愉しめるような世の中に少しでもなることを心より願っています。松村北斗 コメントこの歴史あるベルリン映画祭への参加が決まった事を「夜明けのすべて」チームの一員としても松村北斗個人としても本当に誇りに思います。この映画は大きな世界の小さな街の話です。誰もが生きづらさを感じる今に、生きることが少し楽になる願いを込めた映画です。そんな映画が世界に届く事を本当に幸せに思います。世界中の誰しもが自分なりの生きづらさを抱えていると思います。そんな方々に願いを込めながら参加したいと思います。上白石萌音 コメント映画の一員として、そしてこの映画を好きないち観客として、とても嬉しいです。描かれているのは、世界のどこで暮らしていても感じ得る心の機微です。作品の温もりが海を超えて、誰かの心をすこしでも軽くできますよう願っています。瀬尾まいこ コメントベルリン映画祭への正式出品、本当におめでとうございます。三宅監督、スタッフの皆さん、出演者の方々が丁寧に、小説を温かく深い世界にして下さったことに感謝しています。私たちの生きている今の世界を離れることなく、すぐそばにいてくれる見た人の心をそっと照らしてくれるこの素敵な映画を、海外の方にも見ていただけると思うと嬉しいです。Barbara Wurm(Berlinale Forumディレクター)コメント男性はパニック障害を抱え、女性は極度のPMSに悩まされている。彼らの会社は社員にとんでもないものを提供する。というとそのようには聞こえないかもしれないが、実は小津安二郎の世界そのものなのだ。ここの人々は気配りができ、気づかないうちにお互いに良いことをしている。私も、私のチームも皆この作品が大好きって、もう言ったかしら?『夜明けのすべて』は2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2024年01月17日年末年始といった長期休みに、実家に帰省する人は少なくありません。久しぶりに帰ると、部屋の小さな変化にも、よく気付くことでしょう。胡谷陽(@ebisdani)さんは、子供たちと一緒に実家に帰った時、タンスと壁の間に『不自然な隙間』があることに気付いたそうです。母親がタンスをずらした理由に「天才」隙間が気になった胡谷陽さんは、どうしてわざわざ間をあけたのか、母親にたずねました。すると、母親は「孫たちがケガをしないため」だと話します。タンスの横に隙間を作ることが、なぜ子供のケガ防止につながるのか…。胡谷陽さんが詳しく意図を聞くと、母親はこう答えました。子供は放っておくと部屋中を走り回るけれど、いい隙間があれば、勝手にハマって大人しくなるから。なんと、子供の思考を逆手に取り『つい入りたくなる隙間』を作ったというのです!そして母親の読みは、見事に的中…!絶妙なスペースに魅了された子供たちは、部屋で走り回ることなく、次々と隙間に挟まりにいったといいます。胡谷陽さんは、母親の行動に感心するとともに「配慮の形が罠だよ」とツッコミ。家族が実家に集まる短期間限定で、大人の目が常にあることを前提とした『隙間トラップ』ですが、その効果は絶大だったようです。母親が作った『罠』はX(Twitter)で拡散され、27万件以上の『いいね』と、さまざまなコメントが寄せられました。・まんまと罠にハマっていて笑った。子供って隙間が好きだよね。・賢いな。確かに、子供の頃は狭いところが好きだった!・これは納得だし、参考にしたいライフハック。・天才の考え方。策士ですね。子供のことをよく理解した、まさに『一枚上手』なトラップ。まんまとハマった子供たちの、ピュアなかわいらしさも含めて、胡谷陽さんの投稿は、多くの人を笑顔にしたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年01月15日松村北斗(SixTONES)と上白石萌音がW主演を務める瀬尾まいこ原作映画『夜明けのすべて』の完成披露試写会が1月11日(木)、都内で行われた。ふたりの共演は、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」での夫婦役以来で、映画では初めて。再共演の感想を問われると、松村さんは「当時は、撮影期間も短くて、岡山弁を覚えるので必死。今回、初めて(上白石さんの)人柄を知った」と回答。一方の上白石さんも「やっとお互いを知ることができました」とうなずき、本作で得た絆を噛みしめていた。また、お互いの“魅力”に話題が及ぶと、松村さんは「感情を爆発させる瞬発力。それに、その場に馴染む感覚は(他の)追随を許さない。朝ドラのときもそうでしたが、時代を感じ取って、自分に反映させる感覚が鋭い」と分析。上白石さんは、「いま、場所に馴染むと言ってくださったが、松村さんは役に溶け込むのが早い。すごく自然で、いつも引っ張っていただいている。もう、他の追随を許さないです」と松村さんのコメントを“拝借”し、魅力を熱弁していた。松村北斗(SixTONES)、上白石萌音、光石研、三宅唱監督完成披露試写会には、松村さん、上白石さんに加えて、共演する光石研、三宅唱監督(『ケイコ 目を澄ませて』)が出席。キャスト3名は、初の三宅組で「とにかくみんなにフラットで一丸。誰もが端っこの人間じゃないんだと思わせてくれる、すてきな監督でした」(松村さん)、「監督が誰よりも現場を楽しんでいた。初日のワンシーン目を撮り終えて『さみしい。映画を撮るのが楽しくない?』って。その楽しさで連れて行ってくれる」(上白石さん)。ベテラン俳優の光石さんは「三宅さんの評判は、他の映画人から聞いていたので、お声をかけてもらって、うれしくて。でも、最初は、おっかない監督かなって(笑)」。これには、三宅監督も「僕のほうが、緊張しました」と苦笑い。改めて、光石さんは「スタッフを引っ張り、僕らにも寄り添ってくれるバランスが良かった」と話していた。最後に、松村さんは「気持ちが少し楽になる作品。誰かを助けてあげよう、手を伸ばしてみようと思ってもらえれば」、上白石さんは「常に完ぺきにハッピーな人はいないと思うし、皆さん、何かしら抱えているものがあると思います。この作品に出会えて良かったと思える人に、この作品が届けば」とメッセージを送っていた。『夜明けのすべて』は2月9日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2024年01月11日映画『夜明けのすべて』(2月9日公開)の完成披露試写会が11日に都内で行われ、松村北斗、上白石萌音、光石研、三宅唱監督が登場した。同作は瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。○■映画『夜明けのすべて』で同僚役の松村北斗、上白石萌音、光石研が想像今作ではキャスト陣が同じ会社で働く役ということから、「それぞれどのような社員になりそうか」というトークに。作中では社長役の光石だが「僕、本当にそういうのないんですよ。リーダーシップとか」と全否定。松村が「リーダーシップっていう意味では監督」と話を振るも、三宅監督は「映画館でアルバイトしていたときはあるんですけど、長年使えないことが許されているような、ただ映画のチラシを眺めて、次観たい映画について調べているような」とこちらも拒否する。松村は「僕は、ギリギリ遅刻してくるやつじゃないですか? 苦手なんですよ、約束の時間通り行くの」と表し、自身は「『もういいって、あいつ』と思われながら、肩身狭い思いしている社員」になると予想する。「ダメダメだ、いる人間全員ダメダメだ」と嘆く松村に、上白石は「私たち、会社勤めとかできない人間」と苦笑し、松村も「社会に入れなかった人間たち」と乗っかった。最後に社長を勧められた上白石が「私、本当に決められないんです。意思決定ができなくて、絶対私が社長になったら破綻しますね。決めきれずに全部をなあなあにして、あとは全部『できます!』『やります!』『間に合います!』と言ってみんなに嫌われるタイプです」と予想すると、松村は「このマネジメントは結構厄介ですね」とリアルに嫌がる。上白石が「私がリーダーじゃない方がいいですよね。全員(社長に)消極的……」と結論づけると、松村が「まあ……経営破綻ですね」とまとめていた。
2024年01月11日映画『夜明けのすべて』(2月9日公開)の完成披露試写会が11日に都内で行われ、松村北斗、上白石萌音、光石研、三宅唱監督が登場した。同作は瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。○■映画『夜明けのすべて』でW主演となった松村北斗&上白石萌音NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村と上白石が、映画初共演でW主演に。互いの魅力について聞かれると、松村は「1つぐらいに絞った方がいいですよね。全然時間足りないと思いますんで」と前置きし、上白石について「瞬発力、感情を爆発させる力もありますが、その場に馴染む力も好きなんです。観ていただいたらわかるかと思いますが、主人公はきっと街なんじゃないかなと思うような映画。だからこそ、その街にどれだけ違和感がないかというのはすごい大事なのかなと思うんですけど、初日のワンシーン目から本当に、もうその辺から15分ぐらいかけて会社に来たのかなというような佇まいと声の使い方、喋り方をされるんです」と澱みなく表す。さらに松村が「朝ドラでもそうでしたけど、時代を感じ取って自分に反映するところは、追随を許さないんじゃないかな」と表すと、上白石は「いじってますよね?」とツッコミ。松村の言葉を受けた上白石は「『ここにいさえすればいいんだな』という現場を監督はじめスタッフの皆さん、キャストさんの皆さんが、もうすでに作っていてくださった」と感謝し、「松村先生、光石先生と、この方々の胸をお借りしてやれば大丈夫だという安心感がある現場なので、そう言っていただけてありがたいです」と語った。逆に松村について聞かれた上白石は、「本当に、他の追随を許さない……」と松村の言葉を使い、会場からは拍手も。上白石は改めて「松村さんは役に溶け込むのが本当に早い方。その人としてワンシーン目からいらっしゃるし、その人として話すのを、すごく自然にする方。でも、普段の松村さんと役に入ってるときは全然違うので、すぐに人に溶け込んで入れる役者さんという感じがしているので、本当にいつも引っ張っていただいています」と説明し、松村は紳士的なお辞儀で応えた。朝ドラ撮影時の様子については「『カムカム』の時、さして話してないんですよね」(松村)、「撮影期間も短かったし、いっぱいいっぱい」(上白石)と2人とも苦笑。松村は「岡山弁を覚えるのに必死だったので、今回初めて人柄を知っていったという感じですね」、上白石は「やっと知れたという感じ」と、互いに再共演で仲を深めたようだった。
2024年01月11日宮﨑駿の原作を、ジョン・ケアードの翻案・演出で舞台化。2022年3月に世界初演として帝国劇場で開幕した舞台『千と千尋の神隠し』。第47回菊田一夫演劇大賞を受賞するなど大きな注目を集め、2023年8月には名古屋・御園座で再演。2024年には再び帝国劇場で上演後、愛知、福岡、大阪、北海道、そして英国ロンドン・ウエストエンドでの上演も決定している本作で、新たに千尋役を射止めたのは川栄李奈と福地桃子。作品への思いや舞台への意気込み、クワトロキャストで演じる千尋役について話を聞いた。「チャキチャキ」と「ふわふわ」時間軸がまったく異なるふたり――川栄さんと福地さんは初対面とのことですが、今のところの印象は?福地数年前に作品で一度ご一緒させていただいていたんですが、長い時間というのは初めてです。ご一緒してからもそうですが、尊敬する俳優さんのおひとりでしたので。なので、またお会いできることもとても嬉しかったですし川栄さんとお稽古をさせていただく時間は学びだなと思います。わたしはなんだろう......ついのんびりしてしまいますが、(川栄さんは)チャキチャキしてる……。川栄そう(笑)。たぶん時間軸が全然違うだろうなっていう、今日はまだひとつしかインタビューを受けていないんですけど、そう感じます(笑)。私はせっかちなんですけど、福地さんと一緒にいるとよりせっかちだなって思うというか、ふわふわ感がすごい素敵だなって。福地いやいや、気をつけようと思います(笑)――『千と千尋の神隠し』という作品の魅力をおふたりはどう感じていて、どんなところに惹かれてオーディションを受けられたのでしょうか?川栄(2001年の映画公開当時は)私自身も小さかったので、千尋が“10歳のちっちゃい子”だとは思わずに観ていて。今こうして千尋をやるとなって作品を観返すと、「こんなにちっちゃい子がこんなに頑張っているんだ!」みたいな親目線というか、必死で生きてる千尋の一生懸命さが素敵だなと思います。原作がとても好きなので最初に舞台化すると聞いた時も絶対に観たいと思って、当時、(千尋役の)上白石さんが朝ドラでご一緒で、そのご縁で観に行かせてもらいました。ジブリ作品の中で一番好きで小さい頃から何回も観ていたので、そこに一番惹かれたのかなって思います。福地私が幼心に感じたのは、スクリーンに次々と登場する生き物たちの力強さと「千尋は、よくこんな怖い世界に飛び込んでいくな」ということ。奇妙な雰囲気がずっとあるけれど、目が離せない不思議さがありました。大人になると、普段の生活をしていてリアルに起こることではないのに、その場面がとてもリアルに感じるキャラクターの人間味だったり、もしかするとそういうところに子どもの頃は真っ直ぐに神経が向くことができるのかな、と感じて、ふたつの面から楽しめる作品だと思いました。そして舞台を通してこれからも、もっと楽しみが広がっていったら素敵なことだなと思っています。オーディションを受けた際に、映像を拝見したのですが、想像を遥かに超えていて……。凄いものをみたという感覚でした。肉眼で一度観てみたい! 観てみたかった! と思いました。凄まじい努力があったんだろうなと、初演を創り上げたチームの皆さんへのリスペクトももちろんありました。私も原作が大好きで、映画の公開日に兄といっしょに母にせがんで連れて行ってもらったという話を、舞台の出演が決定してから聞き驚きました。子どもが観たいという映画に並んだのは「千と千尋の神隠し」が初めてだったそうです。――ちなみに、一番印象深いシーンや、演じるのが楽しみなシーンはありますか?川栄オーディションでハクからおにぎりをもらって号泣するシーンをやらせてもらって、すごく印象的なシーンでいいなと思っていたんですけど……ただ、いざ舞台で一連の流れを通して見てると、めちゃくちゃ走り回った後の“極限の千尋”みたいなシーンなので、やるとなると心的にもすごく大変なんだろうなと思いました。福地私もオーディションでやったシーンで、ハクを助けるために、釜爺に電車のチケットをもらう、映画でも印象に残っていた場面です。自分の中で何かを見せようとする感覚ではなく、湧き出た感情を大事にしようと思えたのがそこのシーンだったので、これから稽古をしていきどんなふうに変化していくのかがとても楽しみです。4人でワンチーム。熱量を繋いでいきたい――初演舞台をご覧になった感想はいかがでしょうか?川栄本当に映画のまんまの登場人物だったりの再現度と、あと、人が手で動かしているのに、その技術がすごいのでパペットにしか目がいかなかったりとか、細部にまでこだわった演出が本当にすごいなと思いました。福地私は、生の空間で聞こえてくる音だったりと、原作の千尋の動きというものが、演じられる方によって合わさったことで生まれる魅力というか、一つひとつのシーンに可愛らしさだったり魅力が詰まっていて、それを肉眼で見られる、聞くことができるという贅沢な空間が舞台にはあるなと思いました。――特に千尋役についてはいかがでしたか?川栄今、橋本さんと上白石さんの両方のDVDを観ているんですけど、同じセリフでも全然違う千尋になっていて。上白石さんはすごく芯の強さみたいなのが最初からある。環橋本さんは、10歳の明るい無邪気な女の子というのがすごく出ていて、本当にふたりとも違ってすごく良くて、さらにその周りのキャストの方々も日によって変わったりするじゃないですか。それによっても、全然違う作品になるんだろうなと。何通り見てもすごいだろうなって思っています。福地(千尋は)本当にどのシーンにも登場するので体力面もそうですし、冒頭で不安を抱えながら登場してくる姿から、流れる風景の中で千尋がとても自然に逞しく見えてくるというのがとても印象に残っています。初演からご出演されているお2人が熱量を持って取り組んできたものを大切に「繋ぐ」という意識を持ち参加したいと思います。――あらためて、生の舞台に挑むお気持ちは?川栄いつも舞台はとても緊張してしまうのですが、観てくださる方も生で観て、良い意味でみなさん緊張しているし、ダイレクトに伝わるじゃないですか。セリフ間違えちゃったりとか、すごく調子が良いときもあればそうでないときもある。そういうことも全部感じ取れるのが舞台の良いところだと思っているので、もちろん頑張るんですけど、ほどよい緊張感を持って、お客さまと一緒に空気感を味わう自分も出して頑張れたらいいなって思っています。福地『橋からの眺め』(2023年9~10月上演)では幕が開いてからも朝に集まり稽古を重ねていたのでほとんどの時間をキャスト・スタッフと一緒に過ごしました。舞台の上で言葉を繋ぐ緊張感も一緒に作っている感覚、過ごしている時間全てが今改めて思い出してもとても貴重な経験でした。これからまた素晴らしいチームの皆さんと共に時間を作っていけること、私も千尋という役を、大切に生の緊張感も楽しみながら作っていけたらいいなと思います。――同じ役を4人で演じることについてはどんなお気持ちを抱いていますか?川栄ライバル心は全くなく、本当に4人でワンチームじゃないですけど、そういう気持ちで作って行けたらいいなっていうのと、やっぱり、他のキャストの方々もそうですけど、初演のふたりが作り上げてくれたものなので、私たちが入ってプラスになるように、4人に増えてさらにパワー増したよねと言ってもらえるようなものにしたいなと思っています。福地こんなにも強い方がいて下さるっていう経験はなかなかない中で、あの表情の裏にはどんなことが起きているのかというのを知ることができるというワクワクもあるなと思いますし、ワンチームとおっしゃってくださったように、私もプラスになるように、発信できるように、そこにいられたらいいなと思います。――4人千尋がいる中で、ご自身の千尋はどんな風になりそうか、こんな千尋になったらいいなという想像など教えてください。福地(まだ見たことのない)川栄さんの千尋...すごく楽しみです。舞台ならではの動きをやってみたらすごく難しかったんですよね?川栄しなやかな動きとか、座ってる状態からいきなりバッと立ったりとか、それこそ服が引っ張られてバッてなったりとか、家でやってみたんですけど全然できなくて(笑)、私結構不安なんですけど……。今回は橋本さんと上白石さんという先輩がいるので、教えてもらえるっていう得と、映像もあるので、良いところを吸収するっていうのは大切だなと思っています(笑)。自分がどうなるか自分でもよくわかってないです(笑)。福地千尋の動きの面だけで見ると、訓練だなと思いました。――体力は自信がありますか?福地あり……ますか?(笑)一同(笑)福地私はどうだろう……(笑)川栄なんかすごいふわふわしてて……稽古場でめっちゃ鋭かったらどうしようっていうくらい、すっごいふわふわ。福地してますか(笑)川栄ふわーんって空気が流れているので、楽しみです、一緒に稽古していくの(笑)福地私もすごく楽しみです(笑)よろしくお願いします!取材・文:ぴあ編集部撮影:TOMOヘアメイク:(川栄)KUMI(LODGE Corp.)・(福地)Moe Hikidaスタイリスト:(川栄・福地)武久真理江<公演情報>舞台『千と千尋の神隠し』原作:宮﨑駿演出・翻案:ジョン・ケアード共同翻案:今井麻緒子出演:千尋:橋本環奈 / 上白石萌音 / 川栄李奈/ 福地桃子ハク:醍醐虎汰朗 / 三浦宏規(帝劇公演を除く)/ 増子敦貴(GENIC)カオナシ:森山開次 / 小㞍健太 / 山野光 / 中川賢リン/千尋の母:妃海風 / 華優希 / 実咲凜音釜爺:田口トモロヲ / 橋本さとし(帝劇公演を除く)/ 宮崎吐夢湯婆婆/銭婆:夏木マリ / 朴璐美 / 羽野晶紀 / 春風ひとみ兄役/千尋の父:大澄賢也 / 堀部圭亮父役:吉村直 / 伊藤俊彦青蛙:おばたのお兄さん / 元木聖也頭:五十嵐結也 / 奥山ばらば坊:武者真由 / 坂口杏奈ほか2024年3月11日(月)~3月30日(土)会場:東京・帝国劇場【ツアー公演】2024年4月 愛知・御園座2024年4月~5月 福岡・博多座2024年4月30日(火)~8月24日(土) 英国ロンドン・コロシアム2024年5月~6月 大阪・梅田芸術劇場メインホール2024年6月 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaruチケット情報:()日本公演公式サイト:海外公演公式サイト:
2024年01月05日SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める、映画『夜明けのすべて』(2月公開)のスペシャルメッセージ動画とキャラクター動画が1日、公開された。○■松村北斗&上白石萌音のナレーションで互いをそれぞれの視点で紹介するキャラクター動画今回公開されたのは、W主演を務める松村と上白石からの新年の挨拶を収めたスペシャルメッセージ動画と、松村と上白石による新規収録のナレーションで、藤沢さん(上白石)と山添くん(松村)が互いをそれぞれの視点で紹介するキャラクター動画。山添くんバージョンは、職場での山添くんの様子が藤沢さん視点で切り取られ、無表情で差し入れを断り、炭酸水を飲みながら黙々と業務に向かう姿から始まる。藤沢さんはそんな山添くんを“いつも無気力で他人に興味のない人”と思っていたが、「なぜそう思い込んでいたんだろう」という問いかけをきっかけに、これまで見えてこなかった山添くんの優しさに気づきはじめる。そして、山添くん自身もPMS(月経前症候群)に苦しむ藤沢さんの症状を和らげるために外に連れ出したり、飲み物を差し入れたりと、自ら藤沢さんに歩み寄っていくうちに、次第に表情が明るくなっていく。「自分の発作はどうにもならないんですけど、3回に1回くらいだったら藤沢さんのこと助けられると思うんですよ」という山添くんのセリフからは、パニック障害による生きづらさを抱えながらも、藤沢さんを救いたいという気持ちの芽生えを見ることができる。一方の藤沢さんバージョンでは、世話好きでおおらかな性格だが、月に一度のPMSでイライラが抑えられなくなり、職場で声を荒げてしまう藤沢さんの姿を収録。山添くんは藤沢さんを”おせっかいでたまに感情が爆発する苦手な人”と思っていたが、「本当にそうだろうか」という問いをきっかけに、藤沢さんの真意を理解していく。藤沢さんの抱える生きづらさを知った山添くんが、洗車や深呼吸を提案して職場での病状を和らげようとすることで、藤沢さんは周囲に気配りができる姿勢や持ち前の明るさを取り戻していく。美容院に行けない山添くんの髪を藤沢さんが散髪するシーンでは、失敗して思わず笑い転げる和やかな2人の姿も見ることができる。第一印象で相手のことを決めつけず、「本当にそうだろうか?」と考え、もう一度問い直していく藤沢さんと山添くん。同作を手掛けた三宅唱監督は、「問い直すことは正直大変で面倒くさいことですが、それでも考え続けようと相手に接する二人になにか大切なものを感じました」と2人のキャラクターに惹かれたポイントを語った。【編集部MEMO】映画『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が、映画初共演でW主演を務める。(C)瀬尾まいこ/2024『夜明けのすべて』製作委員会
2024年01月01日東京ばな奈(TOKYO BANANA)から「さくら咲く東京ばな奈「見ぃつけたっ」 さくら香るバナナ味」が登場。2023年12月26日(火)に発売される。「さくら咲く東京ばな奈」がリニューアルして再登場2019年に初登場した「さくら咲く東京ばな奈」は、桜が舞うブランド史上初のフレーバー。今回は生地に米粉を使用することで、もっちり、ふんわりとした食感にリニューアル。“東京の美しい春爛漫”をテーマにした、一足早く春を感じられるフレーバーだ。桜香るバナナカスタードがたっぷり国産米粉で作るグルテンフリーのスポンジケーキは、「さくら」の焼き印で桜模様に。満開の桜を思わせるスポンジの中には、桜が華やかに香るバナナカスタードクリームがたっぷり包み込まれている。商品情報さくら咲く東京ばな奈「見ぃつけたっ」 さくら香るバナナ味発売日:2023年12月26日(火)価格:4個入 648円、8個入 1,242円、12個入 1,836円販売店舗:東京ばな奈s(JR東京駅 ⼋重洲地下中央口改札外)、JR東京駅 HANAGATAYAグランスタ東京中央通路(2024年1月5日(金)まで)、羽田空港第2ターミナル 東京食賓館 時計台1番前※小麦粉を含む製品と共通の設備で製造
2023年12月24日グレープストーンが展開する東京みやげブランド「東京ばな奈ワールド」は12月下旬より、カプセルトイ「東京ばな奈 スクイーズマスコット Part2」を、タカラトミーアーツより全国のカプセル自販機(ガチャマシン)にて販売します。■待望のシリーズ第2弾がいよいよ登場!タカラトミーアーツより2023年4月に発売された「東京ばな奈 スクイーズマスコット」。第2弾シリーズとなる「東京ばな奈 スクイーズマスコット Part2」が、2023年12月下旬から全国のカプセル自販機(ガチャ®)にて順次発売となります。同商品は、実際の商品をそのまま小さくしたようなリアルな造りがSNSを中心に話題となり、シリーズ累計出荷数100万個を突破しました。「東京ばな奈」は、グレープストーンから発売されているバナナかすたあどをスポンジケーキで包み込んだ洋菓子。日本国内はもちろん、海外からの旅行客にも“日本を代表するおみやげ”のひとつとして親しまれています。1991年に発売されて以来、代表的な「東京ばな奈」をはじめとして、さまざまなフレーバーやコラボレーション商品がかわいらしいパッケージと共に人気のある商品となっています。「東京ばな奈 スクイーズマスコット」は、そのかわいらしいパッケージをはじめ、バナナの曲線をイメージさせるふっくらとしたスポンジの触り心地に至るまでをミニチュアサイズで再現したマスコットです。「Part2」では定番の「東京ばな奈」はそのままに、新たな7種類のフレーバーが登場。パッケージ箱がプリントされたプレートも付属しています。大好きなばな奈や思い出のばな奈など、お気に入りの“マイばな奈”を楽しめます。■「東京ばな奈 スクイーズマスコット」ラインナップ・東京ばな奈・東京ばな奈バナナプリン味・東京ばな奈もちふわ・東京ばな菜の花・東京ばな奈がぉー・東京ばな奈の黒ベエ・東京ばな奈ピヨレモン・東京ばな奈きら星■商品概要商品名:「東京ばな奈 スクイーズマスコット Part2」価格:1回300円/全8種(東京ばな奈、東京ばな奈バナナプリン味、東京ばな奈もちふわ、東京ばな菜の花、東京ばな奈がぉー、東京ばな奈の黒ベエ、東京ばな奈ピヨレモン、東京ばな奈きら星)発売日:2023年12月下旬発売予定本体サイズ:約75mm商品ホームページ:※商品発売後、ページ内に表示される「ガチャ検索」より販売店舗が検索できます●東京ばな奈ホームページ:●取扱い場所:全国の雑貨店、量販店等に設置されているカプセル自販機、東京ばな奈のフラッグシップショップ「東京ばな奈s(東京駅一番街内)」(東京ばな奈sでは納品され次第販売開始予定。数に限りがあり、なくなり次第終了)※ガチャ(R)はタカラトミーアーツの登録商標です。※掲載している写真は開発中のため、実際の商品とは多少異なる場合があります。(c)1991,GRAPESTONE Co., Ltd.(エボル)
2023年12月23日府中駅前があたたかな竹あかりに包まれます竹あかりで府中のお正月古くから府中では、くらやみ祭のお祓いや正月の門松などに「竹」が使用されています。府中の伝統や習慣と深く関わりがある「竹」を使った竹あかりを、今年も府中スカイナードと けやき並木通り周辺に設置し、 お正月のおもてなしライトアップを行います。ぜひご覧ください!府中駅前けやき並木通りの様子点灯について点灯期間:令和5年12月28日(木)~令和6年2月4日(日)点灯時間:16時30分~24時00分※12月28日~1月3日の間は、16時30分~翌朝6時まで点灯します。(例:1月3日16時30分~1月4日6時まで)※点灯時間は予告なく変更する場合があります。点灯場所:府中スカイナード、けやき並木通り(京王線府中駅すぐ)昨年の様子はこちら 府中と竹の不思議な関係府中では昔から、くらやみ祭のおはらいや正月の飾りに「竹」を使用してきました。これは、大國魂神社に伝わる「七不思議」の一つ「境内に松の木なし」に由来しています。境内には松の木が一本もなく、また植樹してもすぐに枯れてしまうといわれています。これは神様がまだ現世の神として散歩しているときの話です。大国様と八幡様が、「どうだい、大国さん、2人で武蔵野の野原に行こう」ということで出かけたものの暗くなっても宿が見当たりません。そのうち八幡様は「ここで待っていろ、俺が宿を捜してくる」と言って出かけましたが帰ってみえません。待ちぼうけをうけた大国様は、「まつはういものつらいもの」「まつは大嫌いだ、まつのはいやだ」と言われたそうです。ここから、大國魂神社では「待つ」を「松」にたとえて、植物の松を嫌うようになったのだと言い、今でも境内には松の木は一本もなく、植えてもすぐに枯れてしまうと言われています。また、府中では正月の門松にも松を使わない習慣が残っています。[引用:大國魂神社の七不思議について]{ }問い合わせ問い合わせ先:まちづくり府中 TEL 042-370-1960 (平日9:00~17:30)主催:府中市、まちづくり府中後援:むさし府中商工会議所、府中観光協会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月22日SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める、映画『夜明けのすべて』(2024年2月公開)の場面写真が18日、公開された。○■山添くん(松村北斗)と藤沢さん(上白石萌音)の変化する関係性今回公開されたのは、パニック障害を患う山添くん(松村)と、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さん(上白石)が、友達でも恋人でもなく、同士のような特別な関係になるまでの変化を捉えた場面写真。黙々と仕事をする山添くんに藤沢さんが差し入れのお菓子を渡す一幕では、職場で周囲とコミュニケーションを取らず殻に閉じこもる山添くんと、常に周りを気にかけている藤沢さんの温度差が感じられる。さらに、発作が起きた山添くんを心配し、藤沢さんがいきなり家に押し掛けるシーンでは、突拍子もない藤沢さんの行動に驚く山添くんだが、このときの会話をきかっけに藤沢さんが抱える生きづらさを知ることになる。共同作業で1つの仕事を担当することになった2人が、隣に座り仕事に取り組む姿を切り取った1枚からは、お互いが遠慮のないありのままの姿でありながら協力し合う特別な絆を感じることができる。【編集部MEMO】映画『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が、映画初共演でW主演を務める。(C)瀬尾まいこ/2024『夜明けのすべて』製作委員会
2023年12月18日松村北斗(SixTONES)と上白石萌音がW主演を務める瀬尾まいこ原作映画『夜明けのすべて』より、新場面写真が公開された。朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた松村さんと上白石さんが今回演じるのは、最高の理解者となる特別な関係性の同僚。PMSとパニック障害、それぞれ生きづらさを抱えた者同士が交流し、少しずつお互いの殻を溶かし合っていく姿を描く。今回公開された場面写真では、松村さん演じる山添くんと、上白石さん演じる藤沢さんが、友達でも恋人でもなく、同士のような特別な関係になるまでの変化を捉えた。黙々と仕事をする山添くんに、藤沢さんが差し入れのお菓子を渡す一幕では、職場で周囲とコミュニケーションを取らず殻に閉じこもる山添くんと、常に周りを気にかけている藤沢さんの温度差が感じられる。また、発作が起きた山添くんを心配し、藤沢さんが突然、家に押し掛ける場面では、突拍子もない藤沢さんの行動に驚く山添くん。しかし、このときの会話をきかっけに、藤沢さんが抱える生きづらさを知ることに。日常の交流を通して、徐々に心を開いていく2人は、共同作業で一つの仕事を担当することに。隣に座り、仕事に取り組む様子からは、お互いが遠慮のない、ありのままの姿でありながら協力し合う、そんな特別な絆が感じられる。瀬尾さんが「何よりも温かな心地のいい作品だと思いました。無理に盛り上げたような大げさな部分が一切なくそっと心に寄り添ってくれるような映画で、それでいてひきつけられる作品でした。漂う空気は原作と似ていると思います。主人公たちの真面目でひたむきなのにどうにもできない気持ちがあり、それなのに、その二人のやり取りがどこかおもしろくいつまでも聞いていたくなる雰囲気などは共通しているかなと」と太鼓判を押している本作。全国の書店員限定で行った試写会でも絶賛の声が寄せられ、鑑賞後の満足度は95%に。小説にはないオリジナルな表現もあり、原作好きもまた違った良さを楽しめる。『夜明けのすべて』は2024年2月9日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2023年12月18日大阪のランドマーク、梅田スカイビル27階にある「絹谷幸二 天空美術館」。名誉館長であり、文化勲章受章画家である絹谷幸二の特別展『Energy -Gods of Nature-エネルギー~自然界の神々~』が12月15日(金)よりスタートする。「絹谷幸二 天空美術館」チケット情報生命の根源である自然界のエネルギー。森羅万象を司り豊饒と災禍をもたらす、この人智を超えた無限のパワーを象徴する神々の姿に迫った絵画には、現代社会が抱える諸相が反映され、人類への警鐘が打ち鳴らされている。本展は、古事記の神話を鮮やかに表現した<万物創世>、戦争や人間の愚かな行いに怒る神々を描いた<祈りの形象>、人智を超えた自然界をとらえた<自然への畏怖>という3章で構成。後期展では、躍動する龍神を描いた7連作をはじめとする作品が追加されるなど展示替えが行われる。前期・後期にわたって、自然への畏怖の念を抱き、一貫して安寧の世を問いかけてきた絹谷幸二のメッセージを存分に体感してほしい。さらに、現代文明への警鐘を込めた「黄金背景富嶽旭日・風神・雷神」、繰り返される戦禍への怒りを描いた「オマージュ『平治物語絵巻』」など絹谷絵画の世界観を、音楽と映像で臨場感たっぷりに表現した3D映像を併設のシアターで上映する。
2023年12月14日瀬尾まいこの同名小説を映画化した『夜明けのすべて』より原作者と主演の松村北斗と上白石萌音よりコメントが届いた。また瀬尾まいこ原作映画の魅力についても明かしている。「そして、バトンは渡された」で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱監督が映画化した本作。松村北斗と上白石萌音が映画初共演&W主演を務め、お互いに最高の理解者となる特別な関係性を演じる。瀬尾まいこの作品は家庭や学校など身近な舞台で、人と人の繋がりや絆を題材に優しい物語を紡ぐことで多くの読者の心を掴んでおり、第16回本屋大賞を受賞した「そして、バトンは渡された」(2019)をはじめ、吉川英治文学新人賞を受賞した「幸福な食卓」(2004)、「僕らのごはんは明日で待ってる」(2012)など、数多くの著書が映像化されている。これまでの映画化作品の紹介とともに、映画化にあたり表現の変化もあった映画『夜明けのすべて』が織りなす“瀬尾まいこならではの世界観”の魅力について、原作者の瀬尾氏をはじめ松村北斗・上白石萌音のコメントで紐解く。『僕らのごはんは明日で待ってる』(2017)“食”を通して描かれる正反対のふたりの7年間。平凡だけど温かいかけがえのない日常に瀬尾氏らしさが溢れる。「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が主演、新木優子がヒロインを演じ、『箱入り息子の恋』の市井昌秀が監督・脚本を務めた。無口な高校生・葉山亮太(中島裕翔)は、明るく思ったことを何でも言ってしまう自分とは正反対のクラスメイト・上村小春(新木優子)から突然告白をされる。次第に彼女の明るさに惹かれて付き合い始め、そんなふうに始まった恋は、2人が大学生になっても続いていたが、ある日突然小春から別れを切り出される…。瀬尾作品には、登場人物たちの“生活”を連想させる“食”が多く登場するのだが、本作でも、運動後のスポーツ飲料、2人がデートするファミレス、手作りのフライドチキンなど、亮太と小春の周りには身近な“ごはん”がたくさん登場する。“食”を通して丁寧に描かれる2人の平凡だけどあたたかい日常のかけがえのなさが、原作・映画ともに多くの人から支持されており、瀬尾作品らしさに溢れた作品となっている。『そして、バトンは渡された』(2021)血のつながらない家族を通して描かれる、人と人とのあたたかな繫がりと多幸感に優しい涙がこぼれ出す。永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲が映画化。優子(永野芽郁)は血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も苗字が変わった。いまはわけあって、料理上手な義理の父・森宮さん(田中圭)と2人で暮らしている。一方、何度も夫を変えながら自由奔放に生きている梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘みぃたんのママになり精いっぱいの愛情を注いでいたが、突然愛娘を残して姿を消してしまう…。家族をテーマにした作品が多い瀬尾作品の中でも、本作では血のつながらない子への無償の愛が描かれており、命をかけた切ない嘘と秘密がとにかく泣けると話題に。瀬尾まいこファンである上白石萌音は文庫版「そして、バトンは渡された」の解説で、「作品を読み終えた後の多幸感は、家族揃って『ごちそうさま』をするときの気持ちとどこか似ている」とコメントを寄せており、瀬尾作品が多くの人々に愛される理由は、人と人の繋がりをあたたかく描きながら読者や観客に優しく寄り添うことで生まれる、この多幸感にきっとあるのだろう。『夜明けのすべて』(2024年2月9日公開)映画完成前には「映画化され、物語の世界に触れられることをうれしく思います。また、見ていただいた方にとってほのかな光がちりばめられた温かいものになればいいなと楽しみです」と期待のコメントを寄せていた瀬尾氏から、完成した映画についての新規コメントが到着した。「何よりも温かな心地のいい作品だと思いました。無理に盛り上げたような大げさな部分が一切なくそっと心に寄り添ってくれるような映画で、それでいてひきつけられる作品でした。そばに置いておいて、いつでも手に取りたくなる。そんな映画でした」と本作を絶賛。自身の実体験を重ね合わせて執筆した原作の映画化だが「主人公たちの真面目でひたむきなのにどうにもできない気持ちがあり、それなのに、その二人のやり取りがどこかおもしろくいつまでも聞いていたくなる雰囲気は原作と似ていると思いました」と、松村さんと上白石さんが演じる山添くんと藤沢さんの姿を小説のキャラクターたちと重ねながら、あたたかく見守っている。また、映画化にあたり小説にはない映画オリジナルの表現を取り入れた本作。「原作と違う場面も、話をより深く、より温かくするためのもので、とても素敵だと思いました」と瀬尾氏は語り、山添くんを演じる松村さんは「小説からいろいろ変更した点も多く驚きましたが、今思うと、大胆に変えた部分があったからこそ、小説で届けたかったものが全部伝わってきたのかもしれませんね」と好意的にふり返る。藤沢さんを演じる上白石さんは原作の大ファンでもあるが、「あの展開には驚きました。でもできあがった映画を見たら、このラストシーンでよかったと心から思いました」と三宅唱監督の決断に心服した様子で映画についてコメントしている。それぞれの生きづらさを抱える山添くん(松村北斗)と藤沢さん(上白石萌音)が、「簡単に分かり合うことはできないけれど、救い合うことはできる」という関係を築いていく本作。瀬尾氏は「『それでも私たちは救いあえる』と言う表現はとても素敵だと思います。友情や恋愛などという言葉をつけなくても、そばにいる人を救えることはたくさんあるし、そばにいる人に救われることもたくさんあると思います」とコメントを寄せている。『夜明けのすべて』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:僕らのごはんは明日で待ってる 2017年1月7日より全国にて公開©そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2023年12月10日SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める映画『夜明けのすべて』(2024年2月9日公開)が、auスマートパスプレミアム会員限定で期間中いつでも1,100円で鑑賞できるキャンペーンの対象作品になった。同作は、『そして、バトンは渡された』で2019年に本屋大賞を受賞した瀬尾まいこ氏の原作小説を映画化。『ケイコ 目を澄ませて』が第72回ベルリン国際映画祭ほか20以上の映画祭に出品され、第77回毎日映画コンクールで日本映画大賞・監督賞他5部門を受賞するなど、国内外を集める三宅唱氏がメガホンを取る。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石萌音)はある日、同僚・山添孝俊(松村北斗)の“ある小さな行動”がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりでやる気が無さそうに見えていた山添もまたパニック障害を抱えていて、様々なことをあきらめ、生きがいも気力も失っていた。職場の人たちに支えられながら、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。W主演を務めるのは、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音。映画としては初共演となる二人が、同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じる。原作にオリジナル要素を加え、二人が少しずつお互いの殻を溶かしあっていく姿を、彼らの見つめる日常の美しさや季節の移ろいとともに捉える。複数の作品で、昨年5月から展開中の同キャンペーン。auスマートパスプレミアム会員(同伴者1名まで)を対象に全国のTOHOシネマズ、ユナイテッド・シネマ/シネプレックス、コロナシネマワールドなどで実施し、期間中であれば、何度でも一般・大学生1,100円、高校生以下は900円で鑑賞が可能となる。【編集部MEMO】本作が映画初共演作となる二人。それぞれの起用理由について、井上竜太プロデューサーは「山添くんは一見クールで繊細、心根は優しいキャラクターで、まさに松村さんだと思いお願いしました。藤沢さんを演じた上白石さんは、原作の優しい世界を体現できる人。ご本人も原作の大ファンで快諾頂きました。お二人とも原作小説から抜け出したかの様にリアルに魅力的に演じてくれました」と語っている。
2023年12月05日「もし、三国志の天才軍師である諸葛孔明(諸葛亮)が、現代の渋谷に現れたら…」という、ぶっ飛んだストーリーが展開される、漫画『パリピ孔明』。斬新すぎる設定はまたたく間に話題を呼び、2022年にアニメ化され、翌2023年には実写ドラマが放送されました。テレビドラマ版で孔明を演じるのは、俳優の向井理さん。そして、彼とダブル主人公を務める月見英子役を、俳優の上白石萌歌(かみしらいし・もか)さんが担っています。上白石萌歌、最終回迎えた『パリピ孔明』秘蔵ショットを大量公開テレビアニメに続き、視聴者から高い評価を得たテレビドラマ版『パリピ孔明』。同年11月29日には最終回として、第10回『さよなら孔明』が放送され、多くのファンに惜しまれながら幕を閉じました。全10回という、比較的短い放送期間でも、視聴者の心をしっかりとつかんだ同作品。最終回放送の日、上白石さんはInstagramで『パリピ孔明』を振り返りました。「すべての出会いに感謝。最後まで観てくださったみなさん、ありがとうございました!」というメッセージとともに上白石さんは写真を投稿。公開したのは、撮影現場でのオフショットでした!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 上白石 萌歌(@moka____k)がシェアした投稿 写っているのは、上白石さんが撮影してきたであろう、舞台裏の貴重なオフショット。最後の写真では、向井さんが演じる孔明が、舞台である渋谷のクラブ『BBラウンジ』のロゴを見つめており、物語の終わりを感じさせます。撮影中は、きっと大変なことも多々あったはず。それでも上白石さんが「すべての出会いに感謝」と思うことができたのは、それを上回る楽しさがあったからなのでしょう。上白石さんによる秘蔵ショットの公開に、作品のファンから感謝する声が相次ぎました。・本当に最高のテレビドラマでした!萌歌ちゃん、また英子を演じてください!・今、作中の楽曲を聴きながら写真を見ています。続編を希望です!・レアな写真をありがとう!最後の写真で、泣いちゃった。テレビドラマの放送は終わってしまいましたが、原作はまだ未完のため、人気を受けいつか続編が制作される可能性もあるでしょう。きっとたくさんの人が、再び向井さんと上白石さんによる『パリピペア』の再結成を望んでいるはずです![文・構成/grape編集部]
2023年12月01日2023年11月28日、俳優で歌手の上白石萌歌(かみしらいし・もか)さんはX(Twitter)を更新。投稿した写真に多くの『いいね』が寄せられています。上白石萌歌、子供時代の写真を公開同年9月から放送スタートした、テレビドラマ『パリピ孔明』(フジテレビ系)などに出演している、上白石さん。この日、突然父親から子供の頃の写真が送られてきたそうです。「なんだか男前だ」というひと言とともに投稿された、少女時代の上白石さんの写真をご覧ください。今日父から突然送られてきた、幼きわたし。なんだか男前だ。。明日はめざましテレビ最後の生放送と、パリピ孔明も最終回です!ぜひ観てください!! pic.twitter.com/jrLq8ucJhy — 上白石 萌歌 (@moka_____k) November 28, 2023 クリッとした大きな目でカメラに視線を向ける、美少女。あどけなくも凛とした表情が、現在の面影を感じさせます。投稿には「かわいいしかっこいい。お父さんにとって自慢の娘だろうな」「なかなかのイケメン!男女問わずモテそう」「この頃にして顔が整っている!」などのコメントが上がっていました。歌に演技に、幅広く活躍をしている、上白石さん。子供の頃から、すでに大物に成長しそうなオーラが醸し出されていますね![文・構成/grape編集部]
2023年11月29日小嶋陽菜さんがプロデュースするランジェリーブランド「ROSIER by Her lip to(ロジア バイ ハーリップトゥ)」の、<Exclusive Collection>より新アイテムが登場しました。■品格をまとい、まだ知らない魅力を開花させる「Exclusive Collection」ブラは細めのストラップに取り外し可能なチュールのヴェールをかぶせ、肩からデコルテまでを女性らしく演出。素肌を美しく見せながらクチュール感のあるドレスアップをかなえます。ショーツは大人の女性の魅力を引き立てる、バックコンシャスなフルレースデザイン。あふれる品格でエクスクルーシブなひとときを演出するルビー×バーガンディの“red dahlia”と、ROSIERらしいフェミニニティを閉じ込めたマゼンタ×モーヴの“pink camelia”、ふたつのカラー展開です。全身をあたたかく包み込むComfyなニットローブ「ROSIER Comfy Robe」は、ふわふわの毛足があるやわらかな糸を太めのリブに編み立て、上質なボリューム感のある柔らかな肌ざわりで極上の着心地。左胸のポケットに刺繍されたROSIERのロゴが特別感を演出してくれます。また、寒い季節にあたたかく便利なブランケット「ROSIER Comfy Blanket」も登場。膝掛けをはじめ肩に羽織るのにも適したサイズで、寝具やインテリアのアクセントなどさまざまな用途にぴったりですよ。小嶋陽菜さんこだわりのデザインのアイテムは、このシーズンの気分を盛り上げてくれること間違いなし。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。■商品詳細・「Le Fleurage Bra Set 」カラー:pink camelia / red dahliaサイズ展開:B70-M,B75-M,C65-S,C70-M,C75-M,D65-S,D70-M,D75-M,E65-S,E70-M,E75-M,F65-S,F70-M,F75-M※ブラサイズ-ショーツサイズ・「ROSIER Comfy Robe」カラー:roseサイズ展開:F・「ROSIER Comfy Blanket」カラー:roseサイズ展開:F発売日:・2023年11月15日より開催する阪急うめだ本店 ポップアップショップにて先行販売・2023年11月24日19:00より公式サイトにて発売ROSIER by Her lip to公式サイト:(エボル)
2023年11月28日松村北斗(SixTONES)×上白石萌音W主演映画『夜明けのすべて』より、友達でも恋人でもない、最高の理解者となる2人の互いを助け合う日常を捉えた本予告映像が公開された。朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で夫婦を演じた松村さんと上白石さんが今作では、同僚で最高の理解者となる特別な関係性での共演となる。公開された映像では、PMSで不機嫌そうな藤沢さん(上白石さん)を山添くん(松村さん)が外に連れ出す、少し風変りな2人の関係性がうかがえるシーンからスタート。PMSで周囲にイライラをぶつけてしまう藤沢さんに、「しばらく一人で怒っててもらっていいですか?」と声をかける同僚・山添くんもまた、パニック障害を抱えている。逃げ場のない場所に行けなくなってしまった山添くんのために、藤沢さんはいきなり家に押しかけ、自転車をプレゼントすることを思いつく。少しずつ互いの事情と孤独を知った2人は、生きづらさを抱える者同士、遠慮のない素の自分で関わり合うことで、少しずつ希望を見出していく。自転車で駆けていく山添くんや、ベランダで風を感じる藤沢さんを優しく包み込むのは、16mmフィルムならではの美しく柔らかな光。三宅唱監督と撮影の月永雄太による圧倒的な映像美にも注目だ。そしてHi’Specの音楽が、少しずつ変化する日常に優しく寄り添う。また、藤沢さんのナレーションとともに映し出されるのは、“夜明け前がいちばん暗い。”という文章から始まる「夜についてのメモ」と、原作にはない映画オリジナルの設定として登場するプラネタリウム。「“夜明け”を単に希望の比喩とせずに、その人その人によってさまざまな意味を持ちうる『夜』を描きたいと考えていた」と語る監督が導き出したこのシーンは、やがて迎える2人の新しい夜明けを想像したくなるような、味わい深いシーンとなっている。そんな、山添くんと藤沢さんを優しく見守る周囲の人々との場面写真も到着。山添くんと藤沢さんが勤める栗田科学の社長・栗田和夫(光石研)や、藤沢さんの母・倫子(りょう)とのささやかな日常、山添くんの前職の上司・辻本(渋川清彦)や、山添くんの恋人(芋生悠)らも登場している。なお、ムビチケカードが11月23日(木・祝)より発売されることも決定した。『夜明けのすべて』は2024年2月9日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2023年11月21日