6月の調布を音楽一色に染め上げる「調布国際音楽祭」の2020年の概要発表が行われた(2020年2月4日:調布グリーンホール)。ベートーヴェンの生誕250年に当たる2020年は、やはりここでもベートーヴェンが主役となる。しかし一味違うのが鈴木優人がエグゼクティヴ・プロデューサーを務める同音楽祭。9曲それぞれに工夫をこらしたプログラムは、ここ調布でしか訊けない面白さに満ちているのだ。交響曲「第1番」は2台ピアノ版、「第2番」はピアノ三重奏版、「第3番」は特別編成による室内楽版、「第4番」はリスト編曲によるピアノ版。そして「第5番」「第6番」「第8番」は、鈴木優人指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の演奏で、「第7番」は鈴木雅明指揮フェスティヴァル・オーケストラ、そして最後の「第9番」は、鈴木雅明指揮NHK交響楽団とBCJのコラヴォレーションによる演奏となるのだからたまらない。同じベートーヴェンでも編成によって見えるものがこんなに違うということを認識できる素敵な機会に違いない。さらには音楽祭を取り巻く深大寺他周辺施設でのコンサートやイベントも充実の一途。今年の調布は一味違いそうな雰囲気だ。昨年は有料&無料公演参加者に出演者を合わせて1万人を突破した同音楽祭。今年はこの数字がいったいどこまで伸びるのか。楽しみでならない。
2020年02月06日来年2020年のクラシック界は、“ベートーヴェン生誕250年”で盛り上がること必至。そのメモリアルイヤーを先取りして楽しめるのが、ベートーヴェンの9つの交響曲を1番から9番の「第九」まで一晩で聴いてしまおうという「ベートーヴェンは凄い!第17回 全交響曲連続演奏会2019」だ。9曲全部といえばその長さも半端ではない。大晦日の13時にスタートするコンサートの終了予定時刻は何と23時55分。まかり間違えば年を越そうかと言う時間までベートーヴェンに浸り切るのだからものすごい。演奏は、“炎のコバケン”の異名を持つマエストロ小林研一郎率いる岩城宏之メモリアル・オーケストラ。コンサートマスターをNHK交響楽団のコンマス篠崎史紀が務める超スペシャルな集団だ。更に凄いのは、横山幸雄(ピアノ)が演奏する、リスト編曲による(「第九」の第4楽章より)が披露されること。このベートーヴェン尽くしの凄まじいコンサートは、まさに演奏者と聴衆の根比べ。乗り切った暁には素敵な2020年が待っているに違いない。●公演概要12月31日(火)東京文化会館 大ホール「ベートーヴェンは凄い!第17回 全交響曲連続演奏会2019」指揮:小林研一郎ソプラノ:市原愛アルト:山下牧子テノール:ジョン・健・ヌッツォバリトン:青山貴管弦楽:岩城宏之メモリアル・オーケストラ(コンサートマスター:篠崎史紀)合唱:武蔵野合唱団特別演奏ピアノ:横山幸雄
2019年12月23日モーツァルトとベートーヴェンの凄さを表現するときに使われる言葉が、オペラや交響曲、協奏曲に室内楽などなど、クラシックの主要ジャンル全てにおいて最高の作品を遺した「オールラウンダー」。この2人に続く作曲家の1番手がロシアのチャイコフスキーであることは、遺された作品の素晴らしさからも一目瞭然。疑問の余地がない。「チャイコフスキー・フェスティヴァル2019」と題された今回のゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場公演では、その主要作品がまとめて披露されるのだからファンにはたまらないプレゼントだ。出演者はといえば、現代を代表するカリスマ指揮者ゲルギエフはもとより、アレクサンドロ・ブズロワ(チェロ)、五嶋龍(ヴァイオリン)、辻井伸行(ピアノ)という話題のソリストを集めた布陣も大注目のこの公演。“クラシック史上屈指のメロディメーカー”と謳われるチャイコフスキーの真髄がたっぷり堪能できそうだ。●公演概要・11月30日(土)、12月1日(日)東京文化会館『スペードの女王』<全3幕>・12月2日(月)サントリーホール『マゼッパ』<全3幕>(コンサート形式)・12月3日(火)アクトシティ浜松大ホール(ヴァイオリン:五嶋龍)・12月5日(木)サントリーホール(チェロ:アレクサンドル・ブズロフ)・12月6日(金)東京文化会館(ヴァイオリン:五嶋龍)・12月7日(土)東京文化会館(13:00~ピアノ:セルゲイ・ババヤン、辻井伸行/18:00~ピアノ:セルゲイ・ババヤン)・12月8日(日)フェニーチェ堺 大ホール(ヴァイオリン:五嶋龍)●ワレリー・ゲルギエフ(芸術総監督、首席指揮者)マリインスキー劇場芸術総監督、首席指揮者。ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者。チャイコフスキー国際コンクール組織委員会委員長。PMF芸術監督。「白夜の星」音楽祭、ロッテルダム・ゲルギエフ音楽祭(オランダ)、モスクワ復活祭音楽祭などの音楽祭を創設し、芸術監督、音楽監督として活躍。マリインスキー劇場において数多くの世界的な名歌手を育成し、音楽界に送り出してきた。その采配のもとで同劇場はオペラおよびバレエのレパートリーを大きく広げ、現在では18世紀から20世紀までのクラシックの傑作をはじめ、現代作曲家の作品にいたるまで、幅広いレパートリーを誇っている。●マリインスキー歌劇場管弦楽団マリインスキー歌劇場管弦楽団は、18世紀のピョートル大帝在位中に創設され、以来ずっと、サンクトペテルブルグの地で、世界に名だたるマリインスキー劇場を拠点として活動している。これまでに数多くの世界的音楽家がこのオーケストラを指揮しており。ハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、ウィレム・メンゲルベルク、オットー・クレンペラー、ブルーノ・ワルター、エーリヒ・クライバーやベルリオーズ、ワーグナー、マーラー、シェーンベルクなど、錚々たる顔ぶれが並んでいる。
2019年11月22日ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは!2019年8月に女の子を出産し、はじめての育児に日々奮闘中のかめこです。 第9話は、妊娠初期にはじめておきた体の変化についてのお話です。 これは妊娠初期からなんですが、目がとても疲れやすくなりました。もともと目は悪かったのですが、そこからまた視力が少し低下したみたいで……裸眼で物を見るとき目を細めることが多くなったので、けいさんにおばあちゃんみたいと笑われてしまいました。 著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。ブログ:「家族のあしあと」
2019年10月02日主宰するKバレエ カンパニーにおいて、音楽がもつ魅力を存分に活かした意欲作を続々と発表してきた熊川哲也。彼がベートーヴェンの『第九』(交響曲第9番ニ短調作品125)にドラマを見出し、演出・振付を行ったのが、シンフォニック・バレエ『ベートーヴェン第九』だ。さらに、20世紀を代表する振付家ローラン・プティの名作で、彼と親交の深かった熊川が2016年に抜粋上演して喝采が巻き起こった『アルルの女』。今回同時上演されるこの2作品の公開リハーサルが、1月25日、同カンパニーのスタジオで行われた。ダンサーに加えオーケストラ、合唱、独唱を含む総勢150名で、“母なる星・地球”の歴史と現代社会、さらに未来までをも示唆してゆく『~第九』。クライマックスである第4楽章『歓喜の歌』に乗せて登場する主役は“神”ともいえる存在。振付を一新する今回、熊川とのダブルキャストとして選ばれたのが、ベルリン国立バレエ団、ハンガリー国立バレエ団のプリンシパルを経て、現在Kバレエカンパニーのプリンシパルとして熊川の世界観を体現している中村祥子だ。リハーサルでは、高らかに歌い上げられる『歓喜の歌』のなか、長身(174センチ)の中村が登場。厳粛な雰囲気さえ漂わせながら、矢継ぎ早にシェネ(ターン)、グラン・ジュテ(ジャンプ)などを繰り出してゆく。公演を目前に控えて細かい調整をつけていくのは、Kバレエのプリンシパルキャラクターである渡辺レイだ。渡辺の演出を受けながら、中村は熊川のこだわりである“音楽”との共鳴を繊細につかんでゆく。床に描かれているのは直径5メートルほどの円。「そんなに大きくないのに、世界一周のように感じる」と笑いながらもらした中村の言葉が、本作のスケールを物語っているようだ。続いて『アルルの女』のリハーサルに、プリンシパルの宮尾俊太郎と荒井祐子が登場。本作はプティが1974年に発表した1幕バレエで、ジョルジュ・ビゼーのドラマチックな音楽が印象的な演目だ。南仏の村に暮らす青年フレデリが、アルルの闘牛場で見かけた美しい女性に恋をする。彼女が別の男の情婦と知り、傷心のうちに村娘ヴィヴェットとの結婚を決意するフレデリ。だが“永遠に不在”であるアルルの女の幻影に悩まされた彼は、ついに……という筋立てだ。振付指導は、プティの元で踊り、現在はプティ作品のアーティスティック・ディレクターを務めるルイジ・ボニーノ。一途なゆえに突っ走ってしまうフレデリと、ひたすらフレデリを想う可憐なヴィヴェットに、宮尾と荒井はハマリ役だ。そのうえで、ボニーノはプティの“遺伝子”をふたりに伝授。明るいキャラクターで取材陣を笑わせながらも、「プティのステップ(振付)はとても難しいんだ。技術はもちろん、フィーリングとハートが必要だからね」と語ったボニーノ。うなずく宮尾と荒井も充実の表情を見せていた。2作品共に、さらに進化を続けるKバレエの本公演。見逃す手はないだろう。公演は1月31日(木)から2月3日(日)まで、東京・オーチャードホールにて上演。チケットは発売中。取材・文/佐藤さくら
2019年01月29日公演迫る東京都交響楽団による「第九」は、終身名誉指揮者小泉和裕が登壇し、日本屈指のソリストと二期会合唱団の出演でひときわ注目を集めている。ベートーヴェンの9つの交響曲を「自分の聖典のような存在」と語る小泉和裕に「第九」の神髄を尋ねた。【チケット情報はこちら】「ベートーヴェンの音楽には、向き合う度に自分の足りないものを突きつけられるような感覚があります。いわゆる到達点が非常に遠いのです。特に、内なる感情や葛藤、意志を投影した交響曲は実に雄弁で、多くのことを語りかけてきます。こちらに追究心や情熱がある限り、どこまでも自分自身を高めてくれる。そんな作曲家をベートーヴェンのほかに僕は知りません。交響曲第9番は若い頃から40年以上、毎年のように振ってきましたが、これで完成した、掌中に収めた、などと思ったことは一度もありません。もちろんその時々で達成感はありますけれどね。何が難しいか?それは、このパートのこの箇所といった『技術』的な問題ではもはやなく、楽曲全体を通してベートーヴェンの意志をいかに伝えるかという『構成力』に尽きます。フレーズの一つひとつに至るまで、どう解釈しどう表現すればベートーヴェンに近づけるか。終わりのない挑戦です。この試練に今年も挑めるというのは、大きな喜びですね。」「年末に演奏されるようになった背景はさておき、純粋に音楽について考えれば、『第九』で一年を締めくくり来年に向けてエネルギーを得たいという気持ちはよく分かります。実際、世界中の人の心を動かす力を持った作品ですからね。面白いのは、人生の局面や心の状態によって、作品の受け取り方は変わるということ。聴き手のいまを映し出すという一面も、この作品にはあるのだろうと思います。思えば、200年も前に生まれた音楽から、現代を生きる我々が力をもらうというのは、とてつもないことですよね。もしベートーヴェンという灯がなかったら、この世界はいまさぞかし寂しいものになっていたことでしょうね。」「指揮者というのは、作曲家がしたためた楽譜からその意図を正確に読み取り伝える、いわば“伝道師”のようなものです。僕はいつも指揮台に立つとき、作曲家の存在を頭上に感じ、彼らと共鳴するような感覚があるんです。これでよろしいでしょうか、と。今回、都響と僕の演奏を聴いて『ベートーヴェンへの理解が深まった』と感じていただけたら何より嬉しいです。それこそ僕の目指していることですからね。そうやって音楽の神髄をお届けするために、指揮者は一生涯、勉強を続けるわけです。ホールにいらっしゃるお客様がどんな日々を送り、どんな思いで演奏を聴かれているのか、僕には分かりません。でも時折『勇気が湧いた』『気持ちが慰められた』といった声を耳にすると、音楽の持つ影響力にあらためて責任を感じますし、音楽家として生きていることを幸せに思いますね。」小泉和裕がタクトを振う、都響スペシャル「第九」は12月24日(月・振休)東京芸術劇場、25日(火)東京文化会館、26日(水)サントリーホールにて行われる。
2018年12月07日2015年に稲垣吾郎主演で初演され、観客を感動の渦に巻き込んだ『No.9-不滅の旋律-』が、11月11日(日)、ついに再演の幕を開ける。「運命」(交響曲第五番)や、「田園」(交響曲第六番)などで知られるベートーヴェンだが、タイトルが示す“No.9”とは、彼の9番目にして最後の交響曲、つまり「交響曲第九番ニ単調作品125」のこと。なかでも第4楽章の主題は『歓喜の歌』と呼ばれて世界中で親しまれ、日本でも年末に歌われる合唱曲“第九”としておなじみだ。そんな“楽聖”ベートーヴェンだけに、彼が難聴で苦しんだことを知っている人も多いだろう。本作の物語も1800年、難聴が進み始めた30歳の頃の描写から始まる。作曲家として有名になっても、身分の差によって愛する人とは結婚できず、孤独を深めてゆくベートーヴェン。だがピアノ工房で出会ったマリアや、自身の弟たち、周囲の人々との交流によって、彼は改めて音楽の道へと没頭する。幼少期の父のスパルタ教育によって生まれた幻影に悩まされ、情け容赦なく進む難聴にあらがいながら、ベートーヴェンは頭の中に鳴り響く音楽を次々に楽譜に書きとめる。54歳にして「交響曲第九番」の初演を迎えた夜、ベートーヴェンの耳に、その喝采は届くのか……?「こんなにも人間らしくて、強くて弱くて、性格悪くて、性格良くて、優しくて……人間の魅力が詰まった人物だったとは!」と稲垣も言うとおり、初演はベートーヴェンの波乱の人生を、新しい視点と音楽的演出で浮き彫りにした舞台となった。劇団☆新感線の座付作家・中島かずきの大胆でうねりのある脚本と、音楽と芝居の融合を長年手がけてきた白井晃の演出だからこそ叶ったステージだったろう。音楽監督は、世界中のアーティストとコラボレーションしている三宅純が担当している。初演では稲垣の、繊細だが軸のブレないたたずまいがベートーヴェンと重なり、その激情をも全身全霊で演じるさまが新境地を拓いて当たり役となった。3年を経て、その表情がどう深化しているのか注目だ。今回はヒロインのマリア役に、剛力彩芽が初参加。その他ベテランから若手まで手錬の役者陣が集結し、再び劇場に“歓喜の歌”が鳴り響く。TBS赤坂ACTシアターで12月2日(日)まで上演された後、大阪、横浜、久留米にて公演を行う。文:佐藤さくら
2018年11月11日美魔女の頂点が決定9月19日(水)、品川 ザ・グランドホールにて『第9回 国民的美魔女コンテスト』最終選考会が行われ、神奈川県の梅本理恵さんが第9代グランプリの座を獲得した。女性月刊誌「美ST」による『国民的美魔女コンテスト』は、「才色兼備」な大人の女性たちによる美のコンテスト。「美魔女ブーム」の火付け役でもあり、コンテストOGたちから成る「TEAM美魔女」も存在感を放っている。長身のはんなり美魔女16名のファイナリストから見事グランプリに輝いた梅本さんは、京都府出身の47歳。夫と共に大学生の息子を育てながら、身長167㎝、体重54㎏というスレンダーな体型をキープ。趣味はホットヨガ、フラヨガ、書道だという。「人生でほとんど怒ったことがない」という穏やかな性格で、「はんなりした女性やな」と褒められることが夢だという。このはんなりとした、飾らない自然体の美しさが、グランプリの決め手となった。最終選考会では、私服による自己PRタイムのほかドレス審査、さらには「美魔女世代」には勇気のいる水着審査も行われた。梅本さんをはじめ、ファイナリストたちの美しく堂々としたその姿は、多くの「美魔女予備軍」に憧れと勇気を与えたことだろう。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース※第9回国民的美魔女コンテストグランプリ決定!!/美ST ONLINE
2018年09月22日ウェスティン都ホテル京都は、世界各国約250種のワインを好きなだけイスティングできる「第9回ワインフェスタ」を、2018年9月24日(月・休)に開催する。「第9回ワインフェスタ」では、25社が協賛するブースにて、フランス、イタリア、オーストラリア、アメリカをはじめとする世界中のワイン約250種をテイスティングできるだけでなく、気に入ったワインが見つかればその場で購入も可能。また、有料となるが、ジャック・セロス、 ドメーヌ・ビゾ、 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、 シャトー・ムートン・ロートシルトなど、年代も様々なフランス原産のワインを贅沢に飲み比べすることもできる。さらに、ホテルシェフがフランス菓子「クレープシュゼット」をフランベパフォーマンスにて提供するイベントも実施。オードブル、 ローストビーフ、 チーズ盛り合わせ、 パン各種、 寿司盛り合わせ、 京漬物盛り合わせなど多種多様なワインと相性のいい料理も取りそろえる。そのほか、ワインセミナーやワインクイズ、ワインの即売、音楽ライブなど多角的にワインを楽しめる。【詳細】第9回ワインフェスタ日時:2018年9月24日(月・休) 12:00~17:00会場:西館4階 瑞穂の間料金:1人 前売り 2,500円 当日 3,000円※料金には試飲(一部、追加料金が必要)・税金・サービス料を含む。■特典・オリジナルワイングラスホルダー(両手がフリーになる首掛けタイプのホルダー)をプレゼント。・きもの着用特典(着物で来場するとフードチケット600円分プレゼント)※きもの着用特典利用の場合は要事前予約。■各イベント情報・ワイン有料試飲会料金:有料1,000円~・ワインセミナー時間:14:00~14:50料金:おひとり様 1,000円(要予約)会場:西館3階 コスモスホール・クイズdeワイン時間:15:00~15:30・ヴァイオリン&アコーディオン デュオライブ時間:1回目/13:00~13:30、 2回目/16:00~16:30
2018年08月12日人は第一印象が9割といいますが、恋愛においても同じです。アリかナシか、男性は頭の中で一瞬で女性を仕分けます。その時に"アリ"に入るには第一印象を良くするしかありません。今回は簡単にできる、第一印象で恋愛対象になる方法について紹介します。身だしなみをきちんとしている身だしなみとは、おしゃれにキマっているかどうかではありません。清潔感があるか、身だしなみからきちんとした生活をしていることがわかるかどうかです。最先端なおしゃれや全身気合い入れすぎのブランド尽くしは、モテという観点かはかけ離れた身だしなみです。例えば清潔感は体の末端に出ます。髪のツヤ、爪は奇麗に整えられているか、靴は汚れてないかなど、これらをクリアするだけで男性は安心して恋愛感情を持つことができます。男受けを狙うよりも先に、きちんと身だしなみを整えられているか客観的にチェックするのがモテへの近道です。笑顔で挨拶をする初めて言葉を交わした時の表情が残念なものであれば、印象も残念になります。普段はシャイでも、自己紹介や初めましての挨拶の時だけは頑張ってみましょう。声はいつもよりはっきりと明るく、口角をあげてわざとらしくない程度の笑顔がベストです。明るい声と明るい表情を好まない男性はいません。なれなれしくならないか心配してぶっきらぼうになってはもったいないですよ!むしろ笑顔で挨拶ができないだけで、恋愛対象から外されてしまうこともあります。第一声は顔も声も笑顔で、がモテの鉄則です。適切な距離感で接する他人行儀過ぎても馴れ馴れしくし過ぎても、好感度は下がってしまいます。例えば、同い年相手なら「ため口でもいいですか?」と聞いてお互いの壁をなくしてみましょう。年上相手ならば基本は敬語を使って礼儀正しく接して「ちゃんとした子だな」という印象をゲットしましょう。あとは臨機応変に対応する柔軟さが大切です。年上には絶対に敬語じゃないと、と決めつけていれば恋の始まりは遠のくかも。相手や場の空気に合わせて順応できてこそ、恋のチャンスをつかめる大人女子です。第一印象は柔軟な対応がとれているかどうかで左右されます。どの年齢・立場の男性相手でもアリだと思ってもらうには、その人その人に合わせた立ち振る舞いが大切なんですね。恋のチャンスを逃がさないためにも、男性の恋愛対象[アリ]に入ることがまずは重要です。一度[ナシ]と判断されてしまうと後から逆転するのは難しいです。もしその男性に恋愛感情がもてなくても、印象が良ければ他の男性を紹介されたり、次の出会いに繋がる可能性も増えますよ。
2018年04月27日都響の新シーズンは、音楽監督・大野和士によるマーラーの大作「交響曲第3番」で幕を開ける。2016年11月にマーラー第4交響曲を手掛けた大野が、本公演で第3交響曲を取り上げるのは自然の流れだ。声楽作品を得意とする大野が都響のマーラー演奏の新境地を拓く、象徴的な演奏となるだろう。大野和士に本作品の聴きどころを聞いた。都響 チケット情報交響曲第1番、第2番での人間の生死の葛藤に続く作品として、交響曲第3番はそれらの苦悩を内包するかのように自然賛歌をテーマとした作品として知られている。「マーラーは、交響曲の中にすべてを書き尽くさなければならないと言っています。交響曲のなかにミクロコスモス、宇宙があります」と語る大野。弟子の指揮者ワルターがシュタインバッハのマーラーを訪れた際に、「君はもうこの風景を見る必要はない。あれは全て曲にしてしまったから」と語ったという逸話があるが、大野はこのマーラーの言葉に複雑なメッセージが込められていると感じるという。「この作品の作曲当時から、マーラーは先の時代を予感していました。第4楽章では、ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』から、『この世の痛みは深い』という一節を用いています。自然を謳歌し、鳥が鳴き、天上の喜びといった楽章の中に、絶望的な4楽章が存在します。マーラーはこの先の時代に人類皆が肉体的にも精神的にも疲弊していくことを予言していたのではないでしょうか」大野の考えるこの作品の聴きどころとは。「第1楽章から第2楽章への橋渡しが重要と考えています。第2楽章が上手くいけば、この交響曲は上手くいくんですよ。演奏者もお客様も皆集中し、30分かけて第1楽章が終わります。続く第2楽章最初の和音をどう想像して入っていくのか、そこが非常に難しい。作曲当初、マーラーは各楽章に『花々が私に語ること』『森の動物たちが私に語ること』などの標題を与えていました。お客様にはこれから『私たちの時代が語ること』という章を作るような気持ちで聴いていただくことが、この交響曲の予言に応える意味で大事だと思います」東京都交響楽団≪マーラー(交響曲第3番ニ短調)≫は4月9日(月)東京文化会館 大ホール、4月10日(火)サントリーホール大ホールにて。
2018年02月13日ベートーヴェンの「第九」。この曲といえば、耳にしたことがない人などいないほどの名曲中の名曲。人類最高の創作物のひとつともされる芸術です。正式名は「交響曲第9番ニ短調作品125」。第1~4楽章まで全てを演奏すると約60~80分。指揮者によってテンポが違うため、そのときどきによって違います。CDが作られたとき、開発社のソニーによって74分42秒と決められたのは、名指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンが「第九が1枚に収まった方がいい」と言ったからとも伝わっています(諸説あり)。とはいえ、フルバージョンを聴いたことがない人も多いかもしれませんね。もっとも有名なのは第4楽章の合唱部分、「歓喜の歌」とされるところ。そこだけ聴いても素晴らしいですが、やはり「歓喜の歌」に到達するまでの“顛末”を知って聞く方が、素晴らしさを体感しやすいでしょう。第4楽章までに60分ほどかかりますが。そんな大曲をバレエにして踊ってしまおうというプロジェクトがあったと聞いたときは驚きました。2014年には東京公演が実現し、その9カ月に及ぶリハーサル風景を追ったドキュメンタリーが『ダンシング・ベートーヴェン』です。もちろん、クラシック音楽とバレエは長きにわたり密接な関係にあります。チャイコフスキー、プロコフィエフ、ストラヴィンスキーらのバレエ音楽は有名ですが、ご存知の通り「第九」はバレエ音楽ではありません。それにバレエ界の鬼才モーリス・ベジャールが振り付け、初演にこぎつけたのは1964年のこと。以来、数回の公演しか実現せず、振り付けを行ったベジャールが死去した2007年からは、再演不可能とされてきました。それがなぜ東京で実現したかは本編を観ていただくとして、そんな大プロジェクトが実現していたとはつゆ知らず。見逃したことが悔やまれてなりません。もしあなたが同じ思いを抱いたなら、本作は年末年始の“Must-see”リストに加えるべきでしょう。このドキュメンタリーを観ていると、この公演がどれほど難題だらけなのかがよくわかります。一流のダンサー80人余りをベストコンディションで本番に向かわせ、さらにオーケストラ、ソロ歌手、合唱団、指揮者を加えた総勢350人及ぶアーティストの心をひとつにすることが、どれほど奇跡に近いことか。そして、それが並大抵でないと承知しながらも、実現させようとする情熱の意味もよくわかります。圧倒的な“団結”が目の前に現れるのですから。それこそ、人類が手を取り合う理想的な世界を願うこの曲の魂なのです。ベジャールは、すでに完璧であるこの曲を視覚化することで、「第九を」あえて違ったアートフォームに転換させ、多面的な豊かさを添えました。聞こえない人にも交響曲を楽しませ、聞こえる人にはより深く曲が持つ意味を考えさせる機会を与えてくれたのです。その大きな助けとなっているのが衣装でしょう。ベジャールは4つの楽章に、「地」「火」「水」「風」と自然の中の4つのエレメントを象徴させました。そしてそれぞれの楽章に登場するダンサーたちに「褐色」「赤」「白」「黄」の衣装を身に着けさせたのです。さらにそれぞれは、4つの人種、4つの大陸をも意味し、最後に全てが一緒になり、手を取り合うのです。この様子は、違ったエレメントが調和することで、ひとつの世界が成り立っていることを瞬時に理解させてくれ、例え歌詞の原案であるフリードリヒ・フォン・シラーによる詩「歓喜によせて」の意味を知らなくても、「すべての人々は兄弟となる」というメッセージの本質を体感させてくれるのです。振り付けを観ていて感じたのは、ベジャールには音が見えていたのではないかということ。彼が作り出した「第九」の動きはとても有機的で、クラシックバレエにおける「美」を追求した動きとは少し違います。物語を表現する「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」とは違う、とても野性的な動きです。これはモダン・バレエのジャンルに入るのかもしれませんが、とても原始的でパワフル。そこには理論よりも本能を感じるのです。それは、音に忠実な反応としての踊り。クラシックバレエよりもっと本能を感じさせるプリミティブな躍動をもって、「第九」は根源的な魅力の表現方法を新たに得たのかもしれません。本作を観てこの名曲に興味を抱いたなら、この年末年始にルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン「交響曲第9番ニ短調作品125」をフルバージョンで聴いてみてください。人類最高傑作の新たなる魅力を見つかるはずですから。(text:June Makiguchi)
2017年12月27日『ウチの夫は仕事ができない』第8話のレビュー・あらすじ社長賞を受賞して以降、すっかり仕事ができる男になった司(錦戸亮)。新たにパリでのイベントを任せられるなど、仕事に邁進中だ。一方、沙也加(松岡茉優)は忙しくなってしまった司との時間が減ったことを寂しく思っていた。話しかけても上の空。それでも、毎日のお弁当は欠かさず作っていた。そんなある日、お弁当を食べずに持って帰ってきた司。そのお弁当を泣きながら捨てる沙也加。翌日、司が目を覚ますと、沙也加は置き手紙を残して姿を消す。「しばらくひとりになりたいです。沙也加」。■『ウチの夫は仕事ができない』第9話の感想 - 「できるようになったけど、その分イヤな奴になったな」注目のイベントを仕切ることになり、社内報の取材を受ける司。記事を担当するのは、以前、司の写真を間違えて掲載した宝田(小林隆)だった。再び、社内報でミスをする宝田。司はすぐに修正するよう伝えるが、仕事より大事なことがある、と言って宝田は帰ってしまう。でも、クライアントから無理難題を突き付けられたときに助けてくれたのは宝田で……。司が変わったなあ、と感じるのは宝田との絡みの中でだった。やる気があるように見えない宝田の印象について、「これまできっと仕事で頼りにされるようなこともなかったんじゃないのかな」と田所(藪宏太)に言う。それを聞いた黒川(壇蜜)が放ったセリフが、「お前、仕事できるようになったけど、その分イヤな奴になったな」。仕事ができるようになった司はとにかく忙しい。ごはんを食べながら書類を見ているし、お風呂上りにもパソコンと向き合っている。確かに仕事に一生懸命。前向きだし、無理めな要望も受ける。でもずっとしんどそうな顔をしていて、笑顔もない。それに、前なら宝田に共感こそすれ、先のようなことは言わなかったはずだ。どんな思いで仕事をしていたんだろうな……。仕事で頼られるようなことがなかったから嬉しくなっちゃって、と司は言う。嬉しかったけど、苦しかったのか。ずっとプレッシャーに感じていたのか。でも、実はなんだかんだ言って、仕事はできる人だったんじゃないか、司……。■『ウチの夫は仕事ができない』第9話の見どころ - 仕事と家庭の両立は難しかった司が忙しくなって話をすることも減ったし、夕食を一緒にとれなくなっても、沙也加はニコニコしている。夫が仕事ができるようになったんだから、応援しなきゃ!と。最近忙しくなったから、両親学級にも行けないかもしれない、と司が言い出しても責めない。しかし、司がお弁当を食べていなかったことに、フツッと何か糸が切れたようになる。一緒の時間が減っても、沙也加にとってお弁当は司とのコミュニケーションツールのひとつだった。泣きながらお弁当を捨てる姿を見るのはなんとも辛い。あんなに沙也加に優しかった司と今の司とを重ねて、胸が痛くなった第9話。沙也加が一番!だったのに、急に仕事に傾いた。沙也加がいなくなり、沙也加のお弁当ノートを見つけて、司は改めて沙也加の存在の大きさを知る。それでも、最初は「大きな仕事を任されて、責任だってあるし。沙也加と生まれてくる子どものためにがんばってるのになんでわかってくれないの」なんて言ってたけれど!「私の好きだったつかポンはどこに行っちゃったの!」と沙也加に怒られるのも仕方がない。夫婦は他人だ。「なんでわかってくれないの」。それは日々の生活の中で何度も思うことだけれど、わかろうとする努力も、わかってもらおうとする努力もする。ただ、気持ちがすれ違い始めると、その努力が辛くなってくる。投げ出したくもなる。でも、そこでわかり合おうという気持ちがあるからこそ、家族になれるのではないだろうか。本当なら「仕事ができるいい人」になれるのが一番いいのだろうけれど、司にはキャパオーバーだった。二期連続の社長賞も、任命される可能性の高かった大きなプロジェクトのリーダーも辞退してしまう。なんとなく、夫婦で協力して、違う着地点を見つけることができたんじゃないのかなあ、とも思うけれど、沙也加が好きになったのは今のように「仕事ができる司」ではないし、「仕事ができる司」では前と同じように沙也加が愛せなかったのかもしれない。それにしても、錦戸さんの泣きの演技はどのドラマでも観ている方の涙も誘う。「ああもう司が泣いちゃう泣いちゃう、いやもう私は泣いてますけど!」とこちらがギリギリになっているところで、ボロボロと泣く司。そんなの号泣に決まってる。まんまと今週は泣かされてしまった。さて、次週はついに最終回。「仕事ができない」お荷物社員のニモちゃん、だなんて言われていた小林司は、最終的にどんな「夫」になるのだろうか。■『ウチの夫は仕事ができない』キャスト錦戸亮松岡茉優佐藤隆太壇蜜藪宏太イモトアヤコ柳生みゆ屋敷紘子江口のりこ吉本実憂ほか
2017年09月10日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ『カインとアベル』(毎週月曜21:00~21:54)では、あす12日に第9話が放送される。高田総合地所の取締役となった高田優(山田)は兄でもある副社長・隆一(桐谷健太)の不正を暴いて会社から放逐。優の情熱は、ますます仕事へと傾斜し、さらに仕事のパートナーで隆一の婚約者である矢作梓(倉科カナ)への"禁断"の思いにも向けられる。優は梓を役員室に呼び出し、隆一との結婚式が中止になったことを理由に、仕事を続けて欲しいと伝えるが、梓は退職すると拒否。梓は、仕事も婚約者も失ったことにショックを受け、別荘に身を隠していた隆一の元を訪ねる。一方、隆一が会社から抜けた穴は大きく、抱えていたプロジェクトを他の役員たちに分配。当然、優にも割り当てられるが、会長の宗一郎(寺尾聰)が社長の時代から検討されていた巨大プロジェクトに目が止まる。これは、リスクが大きすぎ、隆一も断念した"禁断"の案件。社長の貴行(高嶋政伸)は、手を出さないよう命令するが、優は興味が止まらず、黒沢幸助(竹中直人)にあることを依頼する。
2016年12月11日女優・新垣結衣が主演を務めるドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の第9話が昨日12月6日(火)放送され、その第9話の平均視聴率が16.9%を獲得したことが分かった。前週の16.1%から大幅アップとなり、TBS火曜ドラマ枠の歴代最高視聴率をまたさらに更新する結果となった。新垣さんと星野源が共演する本作は、初回の10.2%から12.1%、12.5%、13.0%、13.3%、13.6%、13.6%、16.1%、そして今回の16.9%と推移。これまで一度も視聴率を落としたことはなく、視聴率だけでなく“恋ダンス”など、「逃げ恥」がいま大きなムーブメントとなっている。さらに、各地方局での視聴率も絶好調で、今回放送された第9話では、中国放送(広島地区)で23.5%、北海道放送(北海道地区)で22.8%、静岡放送(静岡地区)で22.6%、CBCテレビ(名古屋地区)で22.5%と、過去最多の4つの局で20%の大台を超える記録を打ち出した。そんな高視聴率を叩き出した第9話は、森山みくり(新垣結衣)と津崎平匡(星野源)が「離婚の危機」から脱し、みくりは2人で過ごす日々の幸せをかみ締めていた。そんな中、ある日みくりが、津崎と超ポジティブな取引先の女性・五十嵐杏奈(内田理央)が2人で歩いているところを目撃してしまうが、それをきっかけにお互いの気持ちを再確認し…といったストーリー。残りあと2話となった本作。来週放送の第10話では、ようやくお互いへの本当の気持ちをぶつけ合うことができたみくりと津崎が、恋人同士として甘い生活を始め、初デートの模様などが描かれる。さらに、みくりの叔母・百合ちゃん(石田ゆり子)と、津崎の同僚・風見(大谷亮平)の関係にも急展開が…!第10話と最終回の放送は、通常より15分拡大!みくりと津崎の2人の関係は最後まで目が離せない。「逃げるは恥だが役に立つ」は毎週火曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月07日サンローラン(Saint Laurent)は、新作ムービー「SAINT LAURENT #YSL04 TUXEDO MOVIE」を公開した。テーマは、クリエイティブ・ディレクター アンソニー・ヴァカレロのデビューシーズンである2017年春夏コレクション。前作「#YSL03」で初の試みとなった動画に、再びチャレンジした。ただし色彩は省かれ、ファースト、セカンドビジュアル同様にモノトーンの世界が綴られている。黒と白、たったの2色で描くサンローランの世界は美しい。光はゆらりと揺れ動き、時に優しく時に情熱的にシーズンルックを照らす。メゾンを象徴するタキシード、アンソニーならではの色気のあるシースルウェア…。シャツは繊細な透け感が見事に表現され、肌をセンシュアルに映し出す。一方、YSLのロゴピアスは星のように瞬き、幻想的な印象だ。登場するのは、性差を越えたアンドロジナスなモデルたちで、愛に溢れたキスシーンは情熱的。音楽はベートーヴェンの交響曲第7番をベースに、モデルのフレジャ・ベハがアンディ・ウォーホルのテキストを読みあげたもの。このムービーでしか見ることのできない特別なサンドだ。
2016年12月01日メル・ギブソン(60)に第9子が誕生することが分かった。2年間に渡って交際している恋人ロザリンド・ロスとの間に子供を授かったというメルについて、ある関係者はピープル誌に「メルとロザリンドは赤ちゃんのニュースにとてもワクワクしていますよ」「メルは父親であることが大好きですし、2人は両親になることを待ちきれないといった感じです。ここ2年間はメルにとって人生最高の時間となっていますよ」と話している。メルはこれまでに元妻ロビン・ムーアとの間に7人の子供をもうけ、さらに元恋人オクサナ・グリゴリエヴァとの間にも1児をもうけている。そんなメルは以前、ここ10年間は自分自身のためにいろいろな努力をしてきたと語っていた。「ここ10年間は意図的に静かに暮らしていたのさ。セレブたちがよくやる、2週間リハビリ施設に入って、立ち直ったと宣言したのにまた人生をめちゃくちゃにするようなことはしたくなかったんだ。謝罪をするための最善の方法はしっかりと自分を正すことで、それこそまさに僕がやってきたことなんだよ。だから今ここにいることをうれしく思うよ。僕は頑張ってここにいることを手に入れたんだ。だからみんなも頑張ればできるんだよ」さらに、自身の過ちから学んだことについて尋ねられると、「たくさんのことを学んだよ。電話のエチケットとかね。どうやって心の声を使うのかとか。飲みに行った時には話すなとか。計画的に話すようにするんだ。誰も酔っぱらっている人物に対して『素晴らしい考えだよ!君はその考えを世界と共有すべきだ!』なんて言わないからね」と続けていた。(C)BANG Media International
2016年09月20日あべのハルカスが立地する大阪阿部野橋駅と、桜の名所吉野山の玄関口である吉野駅を結ぶ南大阪線・吉野線観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」が、9月10日にデビュー運行を開始する。大阪阿部野橋駅と吉野駅を結ぶ「青の交響曲」の沿線は、日本遺産に指定された「明日香村」や、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録された「金峯山寺」をはじめとする由緒ある神社仏閣がある他、美しい自然景観を誇る「みたらい渓谷・洞川温泉」や、ワイナリー、地酒蔵元、フルーツの名産地など、様々な観光資源に溢れている。「青の交響曲」の名称は、この沿線を“青色の列車”が走り、魅力的な観光資源と調和し響きあうことをイメージして命名された。「青の交響曲」は3両1編成で定員は65名。座席はすべて2列+1列で幅広のデラックスシートとなっている。また、グループでの旅行を楽しめるテーブルを備えた3人から4人用のサロン席や、2人用のツイン席も設置。座席・カーペット・カーテンには、それぞれ質感のある素材を使用し、ゆっくり寛げる上質な空間が演出された。また、地元の吉野地域の竹材を座席の一部に使用している。2号車はラウンジ車両となっており、車内はホテルのラウンジをイメージ。革張りのソファを配置し、LEDの間接照明を活用して非日常感を感じられる空間がつくり出された。大型のバーカウンターを設置し、専属のアテンダントが地元の特産品を活用したスイーツやワイン、地酒、ハイボールなどを販売する。また、背面はホテルのバーをイメージしたディスプレイとなっている。その他、「青の交響曲」にちなみ、クラシック曲をアレンジしたメロディーを制作し、このメロディーを鳴動するミュージックホーンを車両に装備する他、出発予告放送(発車メロディー)として大阪阿部野橋駅で放送する。また、外装は落ち着いた濃紺色にゴールドのラインをあしらい、車両前面や側面にはエンブレムなど特別な装飾が施された。運行は1日2往復4便となっており、大阪阿部野橋駅発の1便が10時10分から11時26分、吉野駅発の2便が12時34分から13時51分、大阪阿部野橋駅発の3便が14時10分から15時26分、吉野駅発の4便が16時4分から17時22分に出発する。水曜日は運休となり、同ダイヤを一般特急車両が運行。運休日や上記の運行ダイヤ以外の時間帯は、「ワイン列車」などのイベント列車や貸切列車を運行する予定だ。なお、料金は普通運賃に加え大人720円、小児370円となっている。
2016年08月02日気象庁は9月8日16時48分、台風第18号(アータウ)に関する情報を発表した。同庁によると、台風第18号(アータウ)と前線の影響で、東日本と近畿地方を中心に、9日にかけて非常に激しい降雨が予想されている。局地的に猛烈な雨の降るおそれもあり、特に台風の接近する9日朝には、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風、高波に厳重な警戒が必要とのこと。台風第18号は、8日15時には父島の西北西約460kmにあり、1時間におよそ30kmの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23m、最大瞬間風速は35mで、中心の北東側330km以内と南西側170km以内では風速15m以上の強い風が吹いているとのこと。台風第18号は、今後日本の南海上を発達しながら北上。9日朝には東海地方から近畿地方にかなり接近し、上陸する見込み。本州付近に停滞する前線に向かって湿った空気が流れ込み、9日にかけて大気の状態が非常に不安定となるとのこと。9日18時までの24時間に予想される雨量が多い地域は、東海地方(350mm)近畿地方、関東甲信地方(共に300mm)、伊豆諸島(200mm)、北陸地方、東北地方(共に150mm)、中国地方(120mm)、四国地方(100mm)となっている。台風第18号は10日にかけて日本海に進むが、10日にも引き続き関東甲信地方を中心に湿った空気が流れ込み、大雨が続くおそれがあるという。10日18時までの24時間に予想される雨量は、東海地方、関東甲信地方では100mm~200mm、中国地方、東北地方では100mm~150mmとなっている。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に加え、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要とのこと。同庁は、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう促している。(C)Japan Meteorological Agency
2015年09月08日2015年7月より放送開始となったTVアニメ『がっこうぐらし!』。今回は、本日放送となる第9話「きゅうじつ」より、あらすじと先行場面カットを紹介しよう。○第9話「きゅうじつ」あらすじ&先行場面カット■第9話「きゅうじつ」「みんな、お掃除しよう!」。部室に飛び込んできたゆきが、手にしていたのはデッキブラシ。彼女の発案で、4人は屋上の池を掃除することになる。貯水槽の魚たちを網ですくい上げた後、泥だらけの底をブラシでゴシゴシ。そうしてキレイになった池のなかで、ゆきたちは水遊び!ビーチボールに水鉄砲、そして水風船にフリスビー……。4人は時間を忘れて思いっきりはしゃぐのだった。○場面スタンプ(第8話)を公開公式サイトが更新され、トークアプリやメールでのやり取り、アイコンなどに使用可能な場面スタンプ(第8話)が公開された。今後も毎話ごとに公開されていく予定なので、こちらもチェックしておきたい。TVアニメ『がっこうぐらし!』は、毎週木曜、TOKYO MXほかにて放送中。(C)Nitroplus/海法紀光・千葉サドル・芳文社/がっこうぐらし!製作委員会
2015年09月03日7月24日(金)・25日(土)・26日(日)に新潟・湯沢町苗場スキー場で開催されるFUJI ROCK FESTIVAL ’15の第9弾出演者が発表された。「FUJI ROCK FESTIVAL」出演が決まったのは、初日の7月24日(金)に、ASH、OWL CITY。2日目の25日(土)にGORGON CITY (DJ SET)、RIZE。3日目の26日(日)にThe Koxx、TAKKYU ISHINOなど17組。今後の情報は公式サイトなどでご確認を。 チケットの一般発売は5月16日(土)午前10時より。■FUJI ROCK FESTIVAL’15日時: 7月24日(金)・25日(土)・26日(日)開場9:00 / 開演11:00 / 終演予定23:00会場:湯沢町 苗場スキー場(新潟県)【第9弾出演アーティスト】ASH / BANVOX / Caravan / チャラン・ポ・ランタン / GORGON CITY (DJ SET) / 加藤登紀子with Love Farmers / キセル/ THE KOXX / KSUKE / Manic Sheep (selected by ROOKIE A GO-GO) / MANNISH BOYS / OWL CITY / ペトロールズ / PHILIP SAYCE / RIZE / TAKKYU ISHINO / toe /★★以下のリンクより「FUJI ROCK FESTIVAL」をお気に入り登録して、情報をゲットしよう!
2015年05月15日国民的ロールプレイングゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの音楽を手がける、作曲・編曲家のすぎやまこういち氏が指揮を執った『ファミリークラシックコンサート~ドラゴンクエストの世界~』が、初の映像作品として4月22日にリリースされることが决定した。今回映像化されるのは、2013年8月に東京芸術劇場で行われた公演「第27回ファミリークラシックコンサート~ドラゴンクエストの世界~」で演奏され、動画サービス「ニコニコ動画」でも生放送された「交響組曲『ドラゴンクエストV」天空の花嫁」。作品のタイトルは『交響組曲「ドラゴンクエストⅤ」天空の花嫁 すぎやまこういち』(すぎやまこういち指揮東京都交響楽団)となる。本作では、東京都交響楽団による素晴らしい演奏を、コンサートホールで鑑賞しているような臨場感あふれる映像とともに楽しむことができるという。発売はBlu-ray版(6,000円/税別)とDVD版(5,000円/税別)の2仕様が展開され、Blu-ray版には映像特典として、2013年9月14日の北海道・札幌コンサートホールKitaraでの公演から3曲が収録される。
2015年03月03日東京都交響楽団桂冠指揮者エリアフ・インバル(1936~)。細部をないがしろにしない緻密な音楽づくりに、近年は大胆で自由な勢いにもいっそうの充実が加わり、その芸境はいよいよ深まっている。3月、楽団の創立50周年を記念し、東京での第784回定期演奏会と同じプログラムを携えて名古屋、福岡でも公演を行なう。演奏曲目は、ワーグナーの《トリスタンとイゾルデ~前奏曲と愛の死》とブルックナーの《交響曲第4番》。公演を前にインバルからメッセージが届いた。「東京都交響楽団」のチケット情報「都響の魅力は、特にその〝日本的〟なクオリティにあります。豊かな色彩、繊細さ、調和のとれた面が、素晴らしいヴィルトゥオーソ、演奏のスタイル、ダイナミックさでさらに強調されます。それは国際的にも高いレベルです」インバルが初めて都響を指揮したのは1991年。その後、特別客演指揮者(1995~2000年)、プリンシパル・コンダクター(2008~2014)を務めるなど、両者は20年以上にわたって密接な関係を築きあげてきた。今回のメイン・プログラムであるブルックナーの交響曲第4番は、その明るく美しいメロディにより、一般に、「ブルックナーは重厚長大で苦手」と敬遠する人にもとても聴きやすい作品として知られている。しかし巨匠はさらに、そこから「宇宙の存在」をすくい取る。「この交響曲はとても成熟した作品で、味わいの深いメッセージです。自然が持つ力や、美しさや、永遠の広がりに対する感嘆の念。宇宙の力や、神秘や、無限に対する感嘆の念。神による創造や、神が人類に与えたもう影響に対する、感嘆と賛美。ブルックナーは、宇宙の存在の意味を音楽で見いだそうとした作曲家の一人です。アインシュタインが相対性理論によって明らかにしようとしたこと、つまり万物の法則を、ブルックナーは音楽で試みたのです」抜けるような青空の向こうに、実は無限の宇宙が広がっているのと似ているかもしれない。定評あるインバル=都響のブルックナーの力強い響きが、それを眼前に現して、宇宙の深遠を体感させてくれるにちがいない。文・宮本明、コメント翻訳・東京都交響楽団、ぴあ■日程・会場2015/3/14(土) 愛知県芸術劇場 コンサートホール2015/3/15(日) アクロス福岡 福岡シンフォニーホール2015/3/18(水) 東京文化会館 大ホール■出演指揮/エリアフ・インバル■曲目ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》より「前奏曲と愛の死」ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調《ロマンティック》(ノヴァーク:1878/80)
2015年02月27日『第9地区』『エリジウム』のニール・ブロムカンプ監督が手がける最新作『チャッピー』の日本版ポスターと予告編映像が公開された。本作の主人公は“感じ、考え、成長する”人工知能AIを搭載されたロボット、チャッピーだ。『チャッピー』予告編映像このほど公開された予告編映像は、2016年の南アフリカ・ヨハネスブルグでチャッピーが誕生するところからはじまる。開発者が極秘で組み込んだ世界唯一のAI搭載ロボットとして動き出したチャッピーは、まるで子どものようにいろいろなことを吸収し、成長していくが、ある日、開発者とともにストリートギャングにさらわれてしまう。幼い子どものように善悪の区別がつかないチャッピーは、ギャングによって生きる術を教え込まれ、その姿を見た研究者たちから“兵器ロボット”として危険視される。チャッピーを演じるのは、『第9地区』『エリジウム』に引き続きブロムカンプ監督とタッグを組むシャールト・コプリー。予告編映像にはヒュー・ジャックマン、シガニー・ウィーバー、デーヴ・パテルらも登場する。予告編の最後に「僕は生きたい。死にたくない」と言葉を残すチャッピー。ブロムカンプ監督は“人工知能の進化は、人類の理想なのか?”というタイムリーな問題にどのような答えを出したのか? 映画は5月23日(土)より公開される。『チャッピー』5月23日(土)丸の内ピカデリー他全国ロードショー
2015年02月20日モーツァルトの音楽の愛好家団体である日本モーツァルト協会が、創立60周年を記念して「モーツァルト交響曲全45曲演奏会」を3月7日(土)・8(日)にサントリーホールで開催する。日本モーツァルト協会創立60周年記念「モーツァルト交響曲全45曲演奏会」「モーツァルト ピアノ・ソナタ全曲演奏会」の公演情報この記念演奏会では、モーツァルトの交響曲全曲を作曲年代順に連続して演奏。天才モーツァルトの音楽の変遷と円熟、その一生を辿るというもの。モーツァルトの交響曲の総数については様々な説があるが、今回はモーツァルト研究の第一人者、ニール・ザスローの最新研究などを参考とし、モーツァルトの真作として確実な39曲、真偽不明の作品から偽作の疑いが強いものを除外した6曲、合計45曲を取り上げる。演奏は、シアターオーケストラトーキョー(1日目)と東京フィルハーモニー交響楽団(2日目)。指揮は、曽我大介、金聖響、湯浅卓雄(以上1日目)、三ツ橋敬子、井上道義、大植英次(以上2日目)の6人が担当する。モーツァルト協会の理事長であり、作曲家の三枝成彰は「歴史上、交響曲とオペラの両ジャンルで、今日でも愛されるほどの傑作を多数残した作曲家は、モーツァルトだけではないでしょうか。きっと右脳・左脳ともに秀でた作曲家だったのだと思います。今回はその偉業の一端にたった2日間でふれるという、世界的に見ても極めて稀なイベントになります」と述べた。演奏会の初回の指揮を担当する曽我大介は「非常に瑞々しい初期の作品から、芸術性が高まっていく後期まで、モーツァルトの交響曲の時代の変遷を一緒に体験しましょう。あと、偉大な先輩である井上さん、湯浅さん、大植さん。僕を挟んで、才能溢れる後輩の金さん、三ツ橋さん。世代の異なる6人の指揮者のバリエーションも見どころです」と抱負を語った。また、同協会の創立60周年記念公演として「モーツァルト ピアノ・ソナタ全曲演奏会」7月4日(土)・5日(日)軽井沢大賀ホールで開催。ピアノ・ソナタ全19曲と幻想曲の計20曲を、日本を代表するピアニストのふたり、仲道郁代、横山幸雄の演奏が披露される。最新の研究を参考にした真作(K547a)披露や、両者の演奏による聴き比べ(イ短調K310)など、モーツァルトの作品を多彩に楽しめる演奏会となる。
2015年02月06日『第9地区』『エリジウム』のニール・ブロムカンプ監督の最新作『チャッピー』が5月23日(土)より公開されることが決定し、ビジュアルが解禁された。その他の情報『第9地区』では難民エイリアンと人類の対峙を描き、『エリジウム』では未来の格差社会を鋭く描いたブロムカンプ監督が次に手がけるのは、AI(人工知能)を搭載した人型ロボット“チャッピー”を主人公にしたSFアクションだ。映画は、2016年の南アフリカ・ヨハネスブルを舞台に、世界でたった一体のAIを組み込まれた人型ロボットとして誕生したチャッピーが、開発者のディオンやストリートギャングに影響を受けながら“感じ、考え、成長”していく様が描かれる。『第9地区』でもコンビを組んだテリー・タッチェルとブロムカンプ監督が脚本を手がけ、同作で主演を務めたシャールト・コプリーがチャッピーを演じるほか、ヒュー・ジャックマン、シガニー・ウィーバー、デーヴ・パテルらが出演する。『チャッピー』5月23日(土)より丸の内ピカデリーほか全国公開
2015年02月04日『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督最新作『チャッピー』が、5月23日に日本公開されることが3日、明らかになった。『第9地区』では、難民エイリアンと人類の対峠を描いて全世界で大ヒットを記録し、『エリジウム』では、未来の格差社会を鋭く描いたニール・ブロムカンプ監督。最新作『チャッピー』では、2016年の南アフリカのヨハネスブルグを舞台に、世界でただ一体の"感じ、考え、成長する"AI(人工知能)を搭載した人型ロボット"チャッピー"を主人公とする物語を描く。開発者のディオン(デーヴ・パテル)によって、極秘でAIを搭載されたチャッピー。起動したばかりの頃はまっさらな子供のようだったが、ディオンとともにストリートギャングにさらわれたことで、そのAIには、ギャングによって生きるための術がたたき込まれていく。そして、急速なAIの成長は、彼自身のバッテリーが残り5日間と知ると共に、死への恐怖をも感じてしまう。主人公チャッピーを演じるのは、『第9地区』『エリジウム』にも出演し、ニール・ブロムカンプ監督の盟友ともいえるシャールト・コプリー。そのほか、ヒュー・ジャックマン、シガニー・ウィーヴァー、デーヴ・パテルら、演技派俳優たちが顔をそろえる。
2015年02月04日モーリス・ベジャールが50年前に振付け、当時の20世紀バレエ団によってブリュッセルの王立サーカスで初演が行われたベートーヴェン作曲『第九交響曲』。以来、パリのパレ・デ・スポール、モスクワのクレムリン宮殿、ヴェローナ闘技場、メキシコ・オリンピック・スタジアムなど大規模な会場で上演された歴史的傑作だが、長らく再演が行われることのなかった「幻のバレエ」であった。モーリス・ベジャール振付 ベートーヴェン『第九交響曲』チケット情報ベジャールの死から7年が経った2014年、今年創立50周年を迎えた東京バレエ団とベジャール・バレエ団によってこれを日本で観ることができるのは、ひとつの奇跡といっていい。かつて『第九』にダンサーとして参加したピョートル・ナルデリを指導者に迎え、東京バレエ団の稽古が始まったのが3月。10月下旬にはベジャール・バレエ団も合流し、ベジャールの「友愛」の精神を象徴する黒人ダンサーのエキストラも加わった。80人のダンサーが揃ってスタジオに集まった10月30日の稽古は、白熱したムードに包まれていた。この日は合唱が入るフィナーレの4楽章のリハーサルで、ソリストとして重要なパートを担当するベジャール・バレエ団(以下BBL)のアランナ・アーチバルドが裸足でモニュメンタルな振付を踊った。エキゾチックな雰囲気をもつ均整のとれた美しい肢体の女性ダンサーで、ベジャール振付の「バクティ」のシータ神を彷彿させる。強靭でしなやかな動き、難しいポーズでのバランスなど、見せどころの多い役だ。「歓喜の歌」では、BBLの那須野圭右とオスカー・シャコンが登場。彼らは生前のベジャールを知る最後の世代のダンサーだが、エネルギッシュで英雄的なダンスにはベジャールのDNAがしっかりと刻み込まれており、カリスマ的な引力がある。BBLと東京バレエ団とエキストラの80人のダンサーが渦のように連なって大蛇のようになり、宇宙的なエネルギーを放出するラスト近くは、稽古場にも素晴らしい熱気が溢れ出す。音楽が高らかに歌い上げる兄弟愛の凱歌に相応しい昂揚感が、様々な国籍を持つダンサーたちの肉体から放たれていた。共演は来日ツアーを成功させたばかりのイスラエル・フィルと、巨匠ズービン・メータ。メータは2011年の震災時に日本に滞在し、オペラ公演が中止になった翌月に再び日本を訪れて、在京オケの「第九」を振った指揮者である。声楽ソリストとして参加するメゾ・ソプラノの藤村実穂子は、紫綬褒章受賞の朗報が舞い込んだばかり。総勢350名が参加し、ベジャール哲学の最高峰である『第九』を上演するこの祝典は、観た者にとって一生忘れられない「事件」になるはずだ。公演は11月8日(土)・9日(日)東京・NHKホールにて。チケット発売中。取材・文:小田島久恵
2014年11月05日フィギュアスケートのグランプリシリーズが日本時間10月25日、開幕した。開幕戦のスケートアメリカ大会は、今シーズンの新プログラム「交響曲第9番」を披露した町田樹選手がトータル269・09点をマークして大会2連覇を果たした。日本のエースは羽生結弦ではない―。そう言わんばかりの力強く伸びやかなスケーティングを町田選手が演じてみせた。25日のショートプログラムでは、ソチ五輪銅メダルのデニス・テン選手(カザフスタン)やグランプリファイナル優勝などのキャリアを持つジェレミー・アボット選手(アメリカ)ら実力者がひしめく中、唯一の90点台となる93・39をマークして首位発進をした。そして迎えた26日のフリースケート。今シーズンより取り入れたルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作の「交響曲第9番」の調べに乗った演技を、多くのフィギュアスケートファンに初めて披露した。冒頭の4回転トゥーループを鮮やかに決めると、続く4回転トゥーループ-2回転トゥーループも無事に着氷。さらにトリプルアクセルからの3回転トゥーループもきれいに決め、GOEでも2点を加点した。後半のジャンプも大きなミスはほぼ見られず、175・70をマーク。2位のジェイソン・ブラウン選手(アメリカ)に30点以上の大差をつけるトータル269・09で見事にV2を達成した。町田選手の会心の演技に、Twitter上には「すごい完成度! ジャンプもちろんすごいけど、ステップ! 素敵! なんという情熱的な! うわああああん! 町田先生! 」「まっちーキスクラの悪そうな笑みがたまらない! 」「アアアアアもう~~~~まっちーのバレエ的な身のこなし好きィィィィ」「まっちーの第九の初演、圧巻だった。でもこれはまだスタート地点。極北に到達した時はどんな銀河点が出るんだろう。それと共に楽しみなのは観客席からまっちーの演技の後押しをするであろう第九の大合唱。演技の中盤は大合唱をフルコーラスで歌う覚悟が必要」などのファンの歓喜の声が多数見られた(すべて原文)。四大陸選手権4位などの成績を収め、現在は関西大学を拠点にコーチとして活動する元フィギュアスケート選手の澤田亜紀さんは、「昨年に比べて感じることは、『スケートが伸びるな』ということです。1歩押した時に滑る距離が伸び、演技が途切れることなくつながっているなと感じました」と、昨シーズンとの違いを分析。その上で、「ショート・フリーとも大きなミスはなく、満足のいく内容になったのではないのかと思います。この結果を自信に、2戦目でも力を発揮してほしいです」と話した。今回の勝利でグランプリシリーズ通算4勝目となった町田選手。次戦は11月22日、23日のエリック・ボンパール杯に出場予定だ。写真と本文は関係ありません
2014年10月27日今年創立50周年を迎え、多彩なプログラムによる記念公演シリーズを展開している東京バレエ団。そのハイライトともいえる11月の公演、モーリス・ベジャール振付『第九交響曲』のリハーサルのために、モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督ジル・ロマンが来日、3月10日、彼を囲んでの記者懇親会が行われた。この公演は、東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団との共同制作によるもの。「私たちのカンパニーと東京バレエ団には、とても深い繋がりがあり、以前(2010年)にも『春の祭典』を共同プロジェクトで上演しました。そしていま、この時代に『第九交響曲』を上演することは非常に重要なことだと思います。この作品のテーマは、博愛。これは、現代においてとくに重要なテーマだと思われるのです」と話す。『第九交響曲』は故モーリス・ベジャールが1964年にベートーヴェンの交響曲第9番に振付けたバレエ。ダンサーとオーケストラ、独唱者、合唱団、と総勢350人及ぶアーティストたちが一体となって織りなす壮大なスペクタクルは、日本では1999年にパリ・オペラ座バレエ団が上演、そのスケール感と当時のオペラ座スターたちの華やかな競演が話題に。数々の傑作を遺したベジャールだが、「モーリスはこの作品を、“ダンスによるコンサート”だと言っていました。ここには特別なドラマトゥルギーやドラマ性は反映されません。モーリスの作品の中で、これは、音楽に奉仕するバレエ、音楽的な作品として位置づけられるものです」と説く。東京バレエ団がまず取り組んでいるのは、第一楽章。“闘争”がテーマというこの楽章をまず東京バレエ団が踊り、「その後、すべての楽章で、私たちのカンパニーと東京バレエ団を融合させていきたい。11月の公演までまだ時間があるので、それぞれのダンサーの適性を見極めながら、最終的に、作品の中にふたつのカンパニーをより融和させた形にもっていけたら、と考えています」。今回の公演では、東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団、さらにズービン・メータ指揮によるイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏という、稀に見る豪華共演が実現する。メータについては「とても尊敬しています。ベジャール作品に深い理解を持たれていたことがとても印象的で、その音楽性を賞賛されていました」。世界的マエストロとバレエの、またとないコラボレーションに期待が高まる。11月の東京での公演ののち、上海公演のほか、来年にはヨーロッパツアーの計画が進行中という。公演は11月8日(土)・9日(日)、東京・NHKホールにて。チケットは7月発売予定。取材・文:加藤智子
2014年03月12日