小学生時代から視力検査では1.5の数値を出し、ずっとそれを死守してきた私。おしゃれな眼鏡をかけている人を見ると「目が悪かったら私も自然に眼鏡がかけられたのになあ」と眼鏡に憧れているくらいでした。なのに45歳を過ぎたあたりから、スマホを見るとき文字の輪郭がぼやけるようになりました。疲れ目かなと思っていたのですが……。視力が良いのが自慢小学校で初めて視力検査をして視力が1.5という判定だったときから、40代になっても健康診断で視力検査を受けるたびにその数値を維持していました。年を重ねると視力が落ちるのが普通だと思っていたので、自分はまだまだ若いんだと得意な気持ちでした。私の周りでは同世代のほとんどの人が眼鏡もしくはコンタクトレンズを使用していたのですが、私にはまったく関係のない話。もしかしたら一生使わなくてもいけるのでは? と思っていました。文字がぼやけて見えにくい私は商品の説明書きを読むのが好きです。例えば、新しいシャンプーを買ったときはお風呂に浸かりながら見るのですが、45歳を超えたころからシャンプーの裏面を見ると文字の輪郭がぼやけて見えにくいことがありました。ただ湯気のせいで見えにくいのかな? とあまり気にしていませんでした。でも、布団に入ってスマホの画面を見るときも文字が読みにくくなり……そのときは疲れ目で一時的にそうなっているのだと思い込んでいました。あるとき、妹がコンタクトレンズを買うのについて行ったときのことです。眼鏡屋さんをウロウロして待っていたら、ふと老眼鏡に目が止まりました。老眼鏡を恐る恐るかけてみたお店のスタッフの方に「老眼鏡ってどういうタイミングで使うんですか? 」と聞いてみました。すると「一般的には人差し指の指紋が見える距離が30cm以上離れるなら老眼鏡を使用すると良いと言われていますよ」とのこと。そこで、自分の人差し指を胸のあたりに差し出してみると指紋が見えず、なぜか目に力が入ります。老眼の度数が+1.0の老眼鏡をかけてもう一度見てみると、指紋はくっきり見えました。私が疲れ目だと思い込んでいた症状は、やはり老眼だったんだと改めて実感。早速自分に合う度数の眼鏡を購入して帰りました。老眼の度数は+1.5だと逆に目が疲れるので、自分には+1.0が合うようでした。まとめいつまでも視力が良くて眼鏡とは無縁だと思っていたのに、自分では気付かないうちに老眼になっていたことには正直がっかりしました。しかしそれも年を重ねる上で仕方ないことだと自分なりに受け入れました。今は、老眼鏡には見えないおしゃれな老眼鏡もあり、値段もそんなに高くないのでいろいろなフレームのものを買って楽しんでいます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/大橋らむね小売業を中心に事務職や飲食店でパートとして勤務。体を動かすことが好きで、日々ウォーキングをおこなっている。
2024年04月19日アラフィフを迎え、周りで老眼鏡をかける友人が増えてきました。でも、自分はまだまだ大丈夫。ママ友ランチでも「メニューが見えない」という友人に代わってメニューを読み上げてあげていたくらい。でも、私がスマホを離して見る姿を見て、「それって、老眼じゃない?」と指摘され、友人の老眼鏡を試しにかけてみると文字がクッキリ! でも、老眼鏡をかけたくない私が出した結論は……。おでこに眼鏡を乗せる姿はおばあさん!?スマホや本から少し距離を離せば見えていたけれど、老眼鏡をかけると驚くほどクッキリ見えることを知り、思い切って老眼鏡を作ることに。ただ、老眼鏡をかける姿って、なんとなくおばあさんみたいで抵抗がありました。特に遠近両用眼鏡は、眼鏡を少しずらして見ないと見えにくい。この姿が、まさにステラおばさんのクッキーみたいで……。すでに孫もいる友人がいるくらいなので、実際におばあさんと言われても仕方がありません。でも、アラフィフのささやかなプライドでしょうか、近視もある私は老眼鏡ではなく、老眼であることがバレにくい遠近両用のコンタクトレンズを選ぶことにしました。ハードとソフトの両方を試してみたら実は、コンタクトレンズを使うのは初めて。ド近眼の息子は1DAYのソフトコンタクトレンズを使っているけれど、意外と値段が高いのが気になるところ。眼球の水分を吸収してレンズの形状を保つソフトコンタクトレンズは、日に日に老化していくおばさんの目にはドライアイなどでより負担もかかりそう?と思いました。ならばハードコントタクトレンズはどうなのか?ハードコンタクトレンズを使っている友人の話によると、眼球に浮く状態で装着するので目に必要な酸素を供給しやすくドライアイになりにくのが大きなメリットだとか。その半面、痛い、目から落ちやすい、洗浄などのケアが面倒というのがデメリット。一長一短。 甲乙つけがたく決めかねていたので両方試してみることに。ん~、ハードは痛いです! ソフトは異物感がなかったけれど、ハードは目の中がゴロゴロする感じがありました。コスパ良し、目にも良しの遠近両用コンタクトいろいろ迷って結局、選んだのはハードコンタクトレンズ。目にも安心かつ、年間でソフトコンタクトレンズの約半分のコストとなり、コスパの良さが決めてとなったからです。何日か装着していると、目も慣れてきて違和感がなくなり、朝から就寝前までつけっ放しでもノー問題。仕事柄、長時間パソコンと手元の資料を見合わせることが多く、資料に目を落とすとピントが合わず、目の疲れを感じることが多かったけれど、遠近両用レンズにしたことで眼精疲労や肩凝りも和らいだような気もします。趣味のネイルでも、小さなストーンをピンセットでつまんで細かな細工もしやすくなりましたし、スマホを見るときも、わざわざ眼鏡をずらして見るまさにおばあさんの仕草もしなくなりました。眼鏡のときはファッションやアクセサリーとのバランスが難しく、眼鏡ありきのコーディネイトでしたが、常にコンタクトにしたことで、朝の服選びがかなりラクになったのも事実です。まとめ老眼は、まさに呼び名のごとく老いを痛感する老化現象ゆえに、認めたくない。でも、見えないのは困る。老眼鏡に抵抗があったので、遠近両用のコンタクトレンズにしてよかったなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/井上 裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2024年03月26日目が疲れるからスマホの代わりに本を読む、老眼鏡ではなくルーペを使う。目をいたわっての行動がもしも見当違いだったら……。「目は大切だという認識はあっても、何をするのが目にとって正しいことなのかまでは意外と理解されていないようです」こう話すのは眼科医の平松類先生。新著の『名医が教える 新しい目のトリセツ』では、間違った目のケアをしているため、やっているのに役に立たなかったりかえって逆効果ということもあると説く。「よくある間違いが、目薬のさし方です。目薬をさした後、目をパチパチさせる人が多いのですが、それでは涙が分泌されて薬の成分が流れてしまい、副作用を招くだけといったことになりかねません」(平松先生、以下同)副作用の内容は目薬で異なるが、たとえば緑内障の目薬の副作用には不整脈や眠気などがあるという。また、眼底検査の重要性についても意外と知られていない。「緑内障、糖尿病網膜症、網膜色素変性症は失明原因のトップ3です。これらに共通することは、初期の段階ではほとんど症状が出ないこと。症状が現れるのは末期の段階で、その時点ではすでに手遅れともいえるのです」たとえば眼精疲労は脳のストレスが原因で起こるのだが、その症状は、頭痛、肩こり、イライラなど、更年期障害にも似ている。ところが、更年期障害だと思って目を放置していると、緑内障など重篤な目の病気に気づかないまま悪化させることもあるのだそう。「特に近視の人は、緑内障や網脈絡膜萎縮といった視力が欠ける病気のリスクが高く注意が必要です」視力が落ちているのに、眼鏡を使用しない人も、知らず知らず目に負担をかけていることに気づいていないという。「目は開いているだけで自動的にピントを合わせようと働きます。なので、ピントが合っていないと目だけでなく脳にも負担がかかっているのです。ところが、『眼鏡をかけると視力が低下する』などと勘違いしてかけないままでいると、さらに視力は低化してしまいます」今回はよくある間違った習慣を紹介。【1】テレビ、スマホ視聴はブルーライトの影響で視力が落ちるから、夜は代わりに本を読むのがいい?テレビやパソコン、スマホの長時間利用は目によくないと考えて、読書に切り替える人がいる。確かにスマホなどのほうが負担は多い。ただし、本も暗いなかで近くを見続けると、ピント調節をする毛様体筋を酷使する。本を読む場合は、照明をつけて明るくし、本から目を離して読むのが正解。【2】眼精疲労がひどいと、定期的に眼鏡を外したほうがいい?眼鏡をしていてもいなくても、目を開けている限り目は常にピントを合わせようと働く。つまり眼鏡を外したからといって必ずしも目が休まるわけではない。むしろピントが合わないまま中途半端に見えていると、脳が映像処理をしようとし、疲弊して、肩こりや頭痛などの全身症状につながる。目が疲れたときは、遠くを見たり、目をつぶるようにするのがよい。【3】帰宅したら手と一緒に目も必ず洗ったほうがいい?そこまでする必要はない。花粉症の季節に目のアレルギー症状が出て洗うのだろうが、目を洗いすぎると逆に目の表面を潤している涙の成分が流れて目が傷つき、視力低下やさまざまな目の病気を招きやすくなる。洗眼薬を使う人もいるが、専用のカップが不潔だと本末転倒なので、注意したい。【4】紫外線カットのためには、黒いサングラスを使うのが正解?UVカットサングラスを使うことはいいが、黒いグラスがいいとは限らない。黒のほうが確かに見える光はカットできるが、実はUVカット自体の機能は、色によっての違いがないからだ。黒いグラスだと歩きづらいなど不便に感じることがあるのなら、自分が使いやすくて見やすい色合いのサングラスを使用するのがよい。【5】旅行に行ったら、意識的に遠くを見るようにしたほうがいい?旅先に行くことは、目と脳を同時に刺激してくれる。精神的にもリラックスするため視野が広がり、ふだん気づかなかったような細かいものや広い範囲まで見えるように。また、ふだんよりもたくさん歩くことで脳が刺激されて視力がアップする。いつもとは違う道を歩くだけでも視力アップにつながる。【6】老眼鏡は恥ずかしいので、たまにルーペ(拡大鏡)を使うのでいい?テレビのCMなどで登場するルーペ(拡大鏡)と老眼鏡は異なるもの。ルーペの機能は拡大することで、老眼鏡の機能は焦点を合わせることなのだ。使用する目的が違うため、あくまでも拡大して見たければルーペ、しっかりと焦点を合わせて見たければ老眼鏡と使い分けることが目にとって正しい。必要に応じて併用するのもあり。【7】視力検査の結果がよいので、目に問題はないと思ってよし?失明原因のトップ3である緑内障、糖尿病網膜症、網膜色素変性症は、末期まで顕著な症状が現れず、本人が気づかないうちに進行していることが少なくない。これらは視力検査ではなく、眼底検査をしなければ結果がわからないことが多い。特に、頭痛や肩こりなど不定愁訴を「更年期障害のせい」と思い込むのは危険。中年期以降は視力検査だけでなく、眼底検査も定期的に。【8】段差が見えづらいだけでもすぐに眼科にかかるべき?高齢になると、視力の低下がひどくなる前に色合いの差がわかりにくくなり、段差が認識しにくくなることがある。これは白内障の症状で、ほうっておくと転倒したり、踏み外して転びやすくなるなどけがのリスクも上がる。特に青色が見づらく、ガスコンロの青い火に気づかず袖に引火するような事故が起こったり、階段の色がわからなくて踏み外したりも。白内障を放置すると、ほかの目の病気につながる場合も。ちょっとでも困ったら眼科を受診したい。【9】ドライアイだが、一日に目薬を何度もさしても大丈夫?現代人に多いとされるドライアイ。目の表面の水分が蒸発して乾いた状態になることで目の保護が壊れ、ほうっておくとピントが合いにくくなり、眼精疲労、イライラ、頭痛、肩こりなどの不調を引き起こすように。だからといって、目薬のさしすぎも禁物。目薬に含まれる防腐剤が刺激物となって目を傷つけ、視力低下を招くことがある。【10】コーヒーは抗酸化作用があって目にいいらしいので、1日に5杯以上飲むのもあり?コーヒーには抗酸化作用があり、目の血管にもよい作用をしてくれるが、一方でカフェインの刺激が強すぎると眼圧が上がりやすくなり、緑内障などのリスクにつながる。目のためには一日3杯程度におさめたほうがよい。意外な勘違いや思い込みを直して、正しい目の取り扱いを学ぼう。
2024年03月21日子どものころからアラフォー前半まで、視力はずっと両眼1.5をキープしていた私。ですが、加齢は容赦なく、徐々に手元が見づらくなってきました。眼鏡に憧れのあった私は「これで私も眼鏡女子!」と張り切って眼科に行き、処方せんをいただいて眼鏡店へ。気に入った眼鏡をゲットして意気揚々としていましたが、友人らは見えづらいと言いながら眼鏡をしていません。どうやら世間では老眼は隠すものらしい。どうしてなの?これってやっぱり老眼?私が中学生のころ、父が初めて眼鏡をかけたことを覚えています。わが家ではそれまでだれも眼鏡をかけていなかったので眼鏡そのものが珍しく、父のそばに子どもたちが群がり、興奮状態で見せてもらっていました。当時父は40代。「アラフォーになったら老眼鏡をかけるもの」という刷り込みができていた私は、いつか自分も眼鏡をかける日が来るのをとても楽しみにしていました。特に目を使い過ぎることなどなく過ごしてきましたが、やはりその日はやってきました! 47~48歳のとき、新聞の字が読みづらくなってきたことに気が付いたのです。スマホで文字を読むときは、画面を拡大して読んでいました。老眼になって念願の初眼鏡!いよいよ私も眼鏡女子デビュー! とうれしくなって眼科を受診し、処方せんをいただいて眼鏡店へ直行しました。最近は「老眼鏡」のことを「リーディンググラス」と言うのだとか。フレームにもいろいろな種類があって色や形、素材も豊富です。おしゃれなだけでなく、軽量だったり壊れにくかったりと機能にもこだわったものがそろっていました。あれこれと試しては鏡を見て、楽しみながら眼鏡を選びました。翌日、仕上がった眼鏡をかけて新聞を読むと、文字がハッキリと見え、ストレスなく読むことができました。初めての眼鏡ということで眼科の先生がやや緩めの度数の処方せんを出してくれたおかげか、眼鏡をかけて新聞を読んだ後の疲れもあまりありませんでした。みんなどうして老眼を隠しているの?それからは、外出時には必ず眼鏡を持ち歩いていました。ちょっと荷物は多くなってしまうけれど、電車で本を読むので必要ですし、お店で買い物をするときにも眼鏡があればパッケージの文字が読みやすくなります。でも……同年代の友人とのランチ会でのこと。みんな目を細めながらメニューを見ているのに、誰も眼鏡を取り出しません。「最近、字が読みづらくなってきたよねー」などと言いながらも、眼鏡なしで読もうとしています。「眼鏡、持ってないの?」と聞いてみると、「持っているけど、老眼だとバレたくないから家に置いてきているの」とのこと。老眼を隠したいという人は多いのかな……。軽くショックを受けてしまいました。まとめ眼鏡をかけたほうが字が読みやすく目の疲労も少ないので、他人の視線は気にしないことにして、老眼だとバレようが構わずに眼鏡をかけています。先日、いつも持ち歩いている眼鏡ケースの留め具が壊れてしまったので、買い替えることにしました。絵本作家が好きな私は、せなけいこさんの絵本のキャラクターが描かれた眼鏡ケースを見つけ、購入しました。そしてやはり、どこにでも眼鏡を持って行っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/まるみ(51歳)在宅ワーカー。夫と息子2人の4人暮らし。一度きりの人生、めいっぱい楽しみたい! やりたいことが多すぎて時間が足りないタイプ。
2024年02月13日税別100円という、恐ろしいほどにリーズナブルな価格の品物をそろえている、100円ショップ(通称:100均)。記録的な円安で多くの品物が値上げされる中、大半の品物を安く購入できる100円ショップは、私たち庶民の『頼れる味方』といえるでしょう。もう1つの魅力は、品ぞろえが豊富な点。生活雑貨をはじめ、ありとあらゆる物が棚に並んでいますよね。100円ショップの店員が気まずくなった『やらかし』自身もスーパーマーケットで店員として働いており、接客業にまつわるエピソードをInstagramで公開している、あとみ(yumekomanga)さん。100円ショップで働いている女性から寄せられた、失敗談を描いたところ、その内容に共感などの反響が上がっています。ある日、店員は、30代ほどと思しき女性客から、売り場について尋ねられたのですが…。前述したように、100円ショップには数えきれないほどの、さまざまな品物がそろっています。すべての品物を把握するのは、店員でも困難といえるでしょう。品数が多いこともあり、店員は女性客の『双眼鏡』という言葉を、『老眼鏡』と勘違い!下手をしたら、「そんなに老けているように見えるのか!」と相手を怒らせてしまいかねないミスに、店員は羞恥心と罪悪感を覚えたといいます…。きっと女性客は、店員が聞き間違えてしまったことを察してくれたのでしょう。店員側の心境を想像すると、こちらまでハラハラとしてしまいますね…!店員が寄せた失敗談に、接客業の経験者からさまざまな声が寄せられました。・もしかすると、客側のいい間違いかもしれないけど、これは焦るやつ。・聞き間違いの恥ずかしさ、めっちゃ分かる。自分も何度やったことか…。・お互いに何もいわず察したパターンのやつだ…!客と直接顔を合わせる接客業は、言葉のコミュニケーションをする上で、どうしても聞き間違いが生じがち。もし、店員とのやり取りで「会話が噛み合っていないな」と感じたら、伝えたほうがいいかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2024年02月01日目の疲れがピークに達すると近くの文字がぼやけてしまう、そんな経験はありませんか?私はこの1年ほど、スマホの画面を見る際に目がかすむ現象に悩まされていました。これまで、日常でメガネをかける習慣がなかったこともあり、「メガネはクラクラしそう」という印象が強く放置して過ごす日々。いよいよ目の負担も辛くなり、本気でリーディンググラス(老眼鏡)を検討していた時に出会ったのが「Ciqi(シキ)」のブラーレスシリーズでした。優しい度数だから、初めてのリーディンググラスとして手に取りやすい。アイウェアブランド「Ciqi」から誕生した「ブラーレス」。Blur(ぼやけ)を減らして、"見え方を調整"してくれます。老眼鏡で一番弱い+1.00の度数の半分「+0.50」なので、リーディンググラス前のお試し用として気軽に挑戦できます。心配していた「クラクラ」もなく快適な付け心地でしたよ。フレームのカラーはグレーとブラックの2色。私は顔の印象を引き締めたかったのでブラックを選びました。デザインも細身のラインが上品かつ軽やかで、日常のあらゆるシーンに溶け込んでくれそうです。ブルーライトカット機能で、眩しさ・ちらつきを軽減仕事柄、PCやスマホを使った長時間の作業は仕方ないのですが、どうしても気になるのがブルーライト。「Ciqi」のブラーレスは、リーディンググラス機能にプラスしてブルーライトカット機能もついているので、画面を見る目をサポートしてくれます。(コラムを書く際にも、リーディンググラスが欠かせません)メガネ習慣がなかった私が嬉しかったのが、持ち運びに便利なソフトケースが付いてくるところ。持ち運びのオプションが増えることで、外出先でもふとした瞬間に手に取ることができて安心です。これまで、コンタクトにもメガネにも縁がなかった私。初めての「見えづらさ」に戸惑いもありましたが、優しい度数から始められる「Ciqi」のリーディンググラスのおかげで、日常の快適さを手に入れることができました。「最近なんだかぼやけるな」そう感じたらぜひ、気軽に試せる「Ciqi」のブラーレスシリーズを手に取ってみてはいかがでしょうか。 【ご紹介したアイテム】スマホ画面の見過ぎやテレワーク作業増加等で、目を酷使する機会が増えて、疲れから視界のぼやけや見えにくさを感じる。そんな視界の不快を整えるメガネ「ブラーレス」です。⇒ >Ciqi 見え方を整えるメガネ ブラーレス+0.5 ブルーライトカット Natalie ナタリー/シキ M.yukie化粧品会社勤務。週末は趣味が合う夫と、大好きなお酒と共にサッカー観戦やキャンプを楽しんでいます。
2024年01月30日遠近両用眼鏡を初めて作ったのは40代の半ば。現在2つ目ですが、それぞれ買うときはじっくり検討したにもかかわらず、なかなかうまく使いこなせていません。近くの物を見るときには眼鏡では見づらく、外している状況です。年齢とともに進むといわれている老眼ですが、眼鏡作りはなかなか難しいと感じています。焦点が合わない!見えづらい!20代の前半に仕事でパソコンを頻繁に使うようになってから近視になった私ですが、コンタクトレンズは使ったことがなく、ずっと眼鏡派でした。ただ、パソコンに向かっている時間が長い仕事なので、眼鏡が合わなくなることもしばしば。特に40代を過ぎてからは焦点がなかなか合わない見えづらさを感じて、45歳を前になんとなく眼鏡を買い替えに行きました。そのとき店員に言われたのは、老眼が少し入ってきているのではないかということ。そんなに自覚はなかったけれど、目の検査やレンズを合わせてみると、たしかに見やすいかも。そんな感じで初めて遠近両用眼鏡を作ることになりました。遠近両用の眼鏡は上下の幅があるものをそのころの眼鏡はフレームが細身のデザインのものが多く、私もそんなデザインがいいと思っていたので、このときに選んだのは上下の幅が2.5cmほどの縁ありの眼鏡でした。ただ、この2.5cmの幅に上部が近視用、下部が老眼用の仕様になったレンズを入れるのだから大変! 店員さんにも「ギリギリの大きさです、慣れるまで見えづらいかも」と言われてしまったけれど、実はフレームを選んでいるときは遠近にしようなんて思っていなかったから仕方がない。改めて選ぶのも面倒だったので結局それで作ってしまったんです!かけ始めたときは、そのときの目の状態に合わせて作ったのだからもちろん不便はありませんでした。ただ、やっぱりフレームが細いからなのか、慣れても見づらいんです。というか、近くを見るときは眼鏡を外したほうがよく見えたんです。そのため、この眼鏡はそんなに長く使うこともなく、次の眼鏡を作ることにしました。もしかして老眼じゃなかった??2回目は別の眼鏡屋で。今回は最初から遠近として作る覚悟をしていたので、フレームも上下が3.2cmの物を選びました。上部だけに縁があるシンプルなデザインの眼鏡です。前回、遠近両用眼鏡を作ったけれど、パソコンや本を見るときは眼鏡を外すことが多い現状を伝えました。老眼はあまり進んでいないんだろうということで、ほぼ度数は変わらない遠近両用眼鏡ができました。下にフレームがなく、レンズの幅も広くなったので、前回よりはずっと見やすいものでした。でも……かけ始めて数カ月。やっぱり眼鏡をかけないほうがパソコンや本、スマホは見やすく感じるように。う~ん、これは老眼が進んでいるのか、それとも実は老眼にはなっていなかったのか……? この眼鏡の使い方は正解なのか、さっぱりわかりません。ただ、一番困るのはかけたり外したりしていると、眼鏡をどこに置いたか忘れちゃうことなんです。それが一番の大問題。例えばスマホの置き忘れなら、電話をかけてみて音を出せばわかるときもありますが、眼鏡はそんなわけにもいかず。自分の行動を振り返り探しまくることが頻繁に。これからも目の状態は変わっていくと思うので、着け外しをしないために次にどんな眼鏡を作ればいいのか、結構悩ましい問題です。まとめ実は今使っている2代目の遠近両用眼鏡は、外しているときにうっかり踏んでしまいナイロンワイヤーが切れてしまいました。すぐに眼鏡屋に持っていったら無料で修理をしてくれましたが、やっぱりかけ外しが頻繁なのは不便です。そんなときに知り合いから聞いたのは、老眼部分を「度なし」にするといいよ、という話。知り合いいわく、裸眼で近くが不自由なく見えているなら、老眼部分を度なしにすれば外している=裸眼と同じことになり、見やすくなるらしいのです。その眼鏡ならパソコンや本、スマホを見るときもかけっぱなしで大丈夫そうなので、近々作ってみようと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/アキモト スズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2024年01月14日出産と同時にコンタクトレンズ派から眼鏡派に転向した私、職場では眼鏡がトレードマークでした。お世辞であっても「(年齢の割りに)お若いですね」と言われるとうれしくて、老眼鏡が必要になる日をひそかに恐れていたものです。眼鏡を外して文字に顔を近づける行為もお年寄りっぽく見えるので気を付けようと心に誓っていました。そんな私が老眼鏡を作るに至った経緯をお話しします。老眼に気付く前のわずかな兆候近視は老眼になりにくいという話を聞いたことがあったので、すっかり自分は老眼になりにくいものと信じて疑いませんでした。でも今にして思えば、老眼の兆候はずっと前からいくつもあったのです。まず、糸を針に通すのにやたら時間がかかっていました。10回トライしてようやく糸が通るほどの低い的中率です。それから、爪の切り方が雑になり、毛抜きを使うのも苦手になりました。不器用になったなあとは感じていました。部屋の掃除がどんどん雑になっていったのは、隅っこにたまるほこりが気にならなくなったからです。老眼を確信したとき夕暮れどきの暗くなり始めた車内で、ナビ役として地図を見ていたときのことです。交差点名を確認したかったのですが、どんなに目をこらしても地図上の文字が読めません。目を細めたり、眼鏡のレンズの角度を変えたりしてもさっぱりダメでした。ところが、ふと眼鏡を外した瞬間に文字が浮かび上がるようにくっきり見えたのです。本当にびっくりしました。これが初めて老眼を意識した瞬間でした。老眼とわかると、その後は合点のいくことばかりでした。新聞を読むのが億劫(おっくう)になったのはきっと老眼が進んでいたせい。本を読むときやスマホの画面を見るときも眼鏡を外したほうが断然ラクなんです。飲み会でメニューを選ぶのも面倒だなあと感じるようになっていました。老眼がバレない遠近両用眼鏡は優れもの年齢には勝てないと諦めて、ついに老眼鏡を作る決心をしました。そのとき勧められたのが遠近両用眼鏡でした。遠近両用眼鏡はレンズの下部に老眼用のレンズが入っていて、その範囲以外は近視用のレンズです。人の視線に合わせてレンズが配置されているので、違和感なく手元の文字を読むことができますし、視線を上げれば遠くにピントが合うように設計されています。私の中で「おばあちゃんの眼鏡」というイメージが強い遠近両用眼鏡には抵抗がありました。ところが実際に掛けてみると、大変使い勝手のいい眼鏡であることがわかりました。日常的に使っていた眼鏡のフレームでレンズだけを交換したので、会社の誰も私の変化には気付きません。1日中かけていてもノンストレスで、老眼であることすら忘れてしまうほどです。車の運転にも支障ありません。しかも費用はレンズ代のみですから、たったの数千円でした。まとめ50代メガネ女子の私は遠近両用の眼鏡を愛用しています。人から老眼鏡と気付かれないところがとても気に入っています。あまりに使いやすいので、家に残っていた他の眼鏡もすべて遠近両用に作り替えました。もっと早くにそうするべきだったと思っています。こうして老眼の悩みは解決しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/矢野 ハル子元・印刷会社の営業職。趣味は料理と散歩。お金の勉強やミニマルな生活、終活に興味がある。
2024年01月14日子育ても一段落。やっと自分のことを見つめ直す時間ができたと思ったら、気付けばアラフィフに。世間的にそう呼ばれても、私はまだまだ若いと思う今日このごろ。でも、その言葉とは裏腹にふとしたときに衰えを感じます。私が最初に感じたのは、目の焦点のブレ。大きなショックを受けてもんもんとした時期もありましたが、人生を楽しみたいという思いから変化は素直に受け入れて、好きなことを続ける方法を見つけました。老眼は突然やってくる!ん? 何これ? 焦点が合わない。新聞を読もうとしても字がボヤけてよく読めない。45歳のある日、急にそんなことを感じるようになりました。最初は「パソコンを見すぎたかな?」と目の疲労だと思い、時間を置けば元に戻るだろうと、あまり気に留めていませんでした。しかし、症状はその後も続き……。そんなときに同年代の友人から老眼の話を聞いて、「私の症状も同じ。疲れ目ではなく老眼だ!」と自覚したのです。困ったのは、小さい文字が見えにくくなるだけではなく、字も書きづらくなることと本を読んでいても内容が頭に入ってこなくなることでした。そして、趣味の手芸もこれまでのようにできなくなって……。老眼が進んで物作りをやめてしまう人もいるという話も聞きましたが、それは悔しいし、絶対にイヤ。楽しみを奪われるなんて納得できない。人生100年時代、まだ半分! もっともっと人生を楽しまなきゃもったいない。 そう思ったときから、私は老眼と向き合う方法を考え始めました。近視の人は老眼鏡選びは慎重に老眼を自覚したら、まず老眼鏡を作る勇気を持つことが必要だと思いました。私は、最初「老眼鏡」という言葉さえ口に出したくありませんでした。それは「老眼鏡」と口にしただけで10歳以上老けた気がしたからです。でも、今となってはそんなことを気にしていた自分を笑いとばしてあげたい。なぜかって、老眼鏡をかければ視野は広がり、文字もハッキリ見えて快適に生活できるんです。そして若かりしころは、年配者はいかにも「老眼鏡」というような眼鏡をかけていたけれど、今は普通の眼鏡同様、ファッショナブルなフレームの物がいくらでもあります。今では、洋服を選ぶ感覚で眼鏡屋に行くことも楽しみの1つにしています。眼鏡屋では、遠近両用の遠くを見るレンズ部分はこれまで使用していた近視の眼鏡より1段階度数を落とすことを検査担当の方にすすめられました。遠近両用の眼鏡は、遠くを見る部分と近くを見る部分の度数のバランスが重要なポイントのようです。特に近視の人の遠近両用眼鏡では、かけやすいバランスの眼鏡にしようとすると、遠くをしっかり合わせると近くが見えにくくなるし、近くをしっかり見えるように合わせると遠くが見えにくくなることもあるそうです。大切なのはきちんと検査をして、自分の症状に合った度数のものを作ることなのだとわかりました。近視の度数が強い私は「重ねがけ」で解決!遠近両用眼鏡を使い始めると、最初は遠くを見る部分で近くを見てしまい、文字がぼやけて見えたりしましたが、そのうちすぐに慣れました。一般的な暮らしでは何も不自由はなくなりました。快適!ところが私の場合は小さな文字を読んだり、手芸をしたり、細かい作業のときだけ、いまひとつピントが合わない感が続きました。困ったことに私は近視の度数がかなり強いので、遠くを見る部分と近くを見る部分のバランスの問題で、これ以上両方の度数を上げられません。そんなある日、家電量販店のカウンターで出合ったのが「眼鏡型ルーペ」です。ちょっとかけてみたら……びっくりするくらい手元がクリアに見えたのです。もうこれは手に入れるしかない!と思い早速購入。今では手放せない存在となっています。これなしでは小さな文字を読んだり、手芸をしたりはできません!私の場合はいわゆる「眼鏡型ルーペ」on the「遠近両用眼鏡」ですが、外出先で文字を書くシーンでもササっと重ねがけをし、もうすっかり慣れました。友だちからは驚かれますが、実際にかけてもらうと見やすいと評判なんです。気に入った眼鏡チェーンを付けたりして老眼鏡&眼鏡型ルーペライフを楽しんでいます。まとめクリアな視界を手に入れた私は、今、パソコンでの仕事も手紙を書くのも、好きな編み物をするのも何も不自由はありません。むしろ若いころより、積極的に仕事も趣味も楽しんでいます。遠近両用の眼鏡と眼鏡型ルーペは私の強い味方です。子育てやいろいろなことを乗り越えたからこそのバイタリティーがあり、これから自分のための人生が楽しめるのがアラフィフ世代なのかなと思いました。好きなことを諦めるなんてもったいない。もっともっと自分の人生を楽しめると確信しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。イラスト/村澤綾香著者/よしこ(55歳)更年期真っただ中で若干不調。毎年の人間ドックの結果が怖くなり、この症状にはこの食べ物がいいとテレビの健康番組が言えば試してみるアラ還世代。料理大好き、パン職人、ライターのお仕事も楽しんでいます。
2023年12月31日40代になると、老眼で近くの物が見にくくなることが多いようですが、50代の私はなんとかまだ老眼鏡をつけずにいます。私と同じ50代の友人は老眼でしたが、ほんのちょっとの勇気で老眼の手術をおこない快適な生活を手に入れました。医療が進んでいるので、老眼鏡以外にも手術などにより老眼に対処できるものも出てきているようです。 そこで私も今後、老眼がさらに進行したら手術を検討することに至った経緯を紹介します。老眼鏡をかけるのが面倒で購入せず老眼の場合、近くの物を見るときに老眼鏡をかけるという対策をすることが必要になると思います。ですが、老眼鏡をかけるのは面倒ですし、遠くを見るときは外すので、外したりかけたりしなくてはならず、また、運動をする際には邪魔になるので不便です。そのため、私は老眼が進行中であるのに老眼鏡をかけずにいます。ですが、おそらく目の負担があるのか、目がとても疲れやすく、涙目になっていることがよくあります。また、周りの同年代に人は、目に良いといわれる「ルテイン」を含んだサプリを服用したりしている人が多くいます。ただルテインを含んだサプリを飲用しても、眼精疲労が緩和されても老眼が治るわけではなく、お金もかかります。よって、今51歳の私は、若干近くの物がぼやける症状が出てきてはいるものの、老眼鏡やサプリを買わずにしのいでいます。老眼を手術で治す方法があるとは最近、同年代の友人が老眼を手術で治したと聞きました。彼女はもともと視力が良く、近視や乱視で眼鏡やコンタクトを使うこともなく、見えないという悩みを抱えたことがない人でした。だから、老眼の症状が出て初めて見えにくいということを経験したため、不便で仕方なかったようです。そこで、彼女なりにいろいろと調べて、最近は老眼を手術で治す方法があるということを知り、すぐに手術を決意したのだそうです。調べたところ、老眼の手術には、白内障の手術のように眼内にレンズを入れる「多焦点眼内レンズ」、角膜の中に黒いリングを入れてピンホール効果で近くのものを見やすくする「リーディングアイ」、角膜の屈折を矯正する「レーシック手術」といった方法があるとのこと。私の友人は、このうち「多焦点眼内レンズ」の手術を受けることにしました。なお、医師からは、老眼対応の手術については日々医学が進歩しているので、本当に困っていないのであれば、もう少し様子を見るのも1つの手であるとも言われたそうです。老眼の手術は前後の準備も必要私の友人は、老眼による見えにくい症状にとても困っていたようで、さっさと手術方法を調べ、ちゅうちょなく病院に足を運び、手術することを決めてきました。友人の選択した「多焦点眼内レンズ」の手術自体は日帰りで、小一時間で終わるものということですが、事前の検査と事後の運動の制約があるそうです。友人によると、手術後は特に大変で、少なくとも数日は入浴禁止で、顔を濡らしてはいけないので洗髪もできず体をシャワーで流すのみになるのだとか。そのため、暑い時期やイベントがある時期は避けるようにしたということでした。また、手術後1カ月は運動禁止とのことです。ただ、その調整と本人の覚悟さえすれば、快適だそうです。手術後はまったく痛みもなく、老眼による症状はすっかり消え、視界がクリアになったとのことです。あまりにも快適そうなので、手術が怖いと思っていた私も、近い将来、老眼対策のために手術も検討してみようと思っています。他にも老眼に対応した目の手術はあるようなので、私としては、より短時間ででき、遠近両用もしくは老眼用とできるレーシックも選択肢の1つと考えています。時期とスケジュールを調整の上、前向きに検討しようと思います。まとめ私はもともと長年、近視と乱視で視界がクリアではない状況に慣れてしまっているので、多少の老眼の症状が出てもそんなに気になることはありません。ただ、今後さらに老眼の症状が進んできたときには、老眼鏡で対応をしたとしても煩わしく感じるだろうと思います。それであれば勇気を出して、友人のように老眼を治す手術を検討してみようかと思います。医学は日に日に進歩していますので、私が手術をおこなうころには、さらに進歩した技術ができていることを期待し、それまではなんとかこのままでいければ良いなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/輝歩 (51歳)勤続約30年となる会社員を務める傍ら、ファイナンシャルプランナーとストレッチインストラクターの副業をこなすシングルマザー。
2023年12月29日老眼デビューは40歳とかなり早めだったM・Nさん(47歳)。周りに老眼と気付かれないように、既製品のいかにもな老眼鏡ではなく、おしゃれフレームに老眼レンズをはめ込んでいます。すっかり老眼鏡の使い手となった今は、「お手元用眼鏡」「遠近両用コンタクト」「眼鏡型ルーペ(拡大鏡)」の3種類をシチュエーション別に使い分け。その様子をお伝えします。私の目、おかしくなっちゃったの!?編集者という仕事柄、朝から晩まで文字を見ている毎日を送っていました。40歳を過ぎたある日、いつもは何の違和感もなく読んでいた写真の下に書いてある文字がやけに小さく見えたのです。それで文字を配置してくれたデザイナーに「今回の写真の下の文字、小さ過ぎませんか? いつもと同じ大きさに修正してください」とお願いしました。するとデザイナーは「いつもと同じ大きさですよ」と。その場はごまかして電話を切りましたが、“私の目おかしくなっちゃった”というショックで頭がいっぱいになりました。ところがその夜、一連の出来事を友人に話すと「それ、老眼! この眼鏡かけてみな」と渡されたのは老眼鏡。かけた途端、世界が変わりました。近くのものがめちゃくちゃ見やすいんです。お手元用…店員さんのやさしさが気持ちを逆なでた当時、私は40歳になったばかりで老眼であるという事実を自分の中で認めたくなかったし、周りの人には絶対に知られたくありませんでした。でも、毎日文字を読むという仕事柄、このままでは厳しいと考えて、意を決して老眼鏡を作ることにしました。ただし、普通の老眼鏡だとバレるので、眼鏡屋さんでおしゃれなフレームを選び、そのフレームに老眼鏡をはめ込んでもらうことにしたのです。眼鏡屋さんに行き、「このフレームに老眼用のレンズを入れてもらえませんか」とお願いすると、20代の店員さんが「あっ、お手元用ですね?」とオブラートに包んだ言い方をしてくれました。やさしさで言ってくれた「お手元用」という言葉が私の心を逆なでたのを今でも記憶しています。とはいえ、無事におしゃれなお手元用眼鏡は完成。会社でも老眼鏡だと気付かれることなく使えるようになり、かなり快適になりました。さらに、老眼鏡をかけると目が大きく見えるので、思わぬメリットもありました。コンタクトや眼鏡型ルーペを使い分けてより快適にそれからは遠近両用コンタクトにも挑戦。この遠近両用コンタクトも使いやすいんですが、ピントが合うまではぼやけて見えるのでじーっと見ていないといけないという難点があります。こればかりはどうにもならないようで、「気合でピントを合わせてください」とコンタクトレンズ屋さんに言われました。また、ペットの犬の爪を切るとき専用に100円ショップで売っている眼鏡型ルーペも持っています。私の場合、シチュエーションに合わせて眼鏡、コンタクト、眼鏡型ルーペという老眼用三種の神器を使い分けているので、見えにくいというストレスはなくなりました。まとめ初めて老眼とわかったときはショックでしたが、今はシチュエーション別にお手元用眼鏡、コンタクト、眼鏡型ルーペを使い分けて快適な視界を手に入れています。友人に状況を話してすぐに老眼を疑い、老眼鏡を作ってよかったなと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/取材・文/茂原好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2023年12月23日「老眼鏡なんてかっこ悪い……」。そんなネガティブな気持ちでいた私。娘の眼科受診への同行がきっかけとなり、老眼鏡を作りました。老眼鏡ユーザーになり、どんな変化があったのかご紹介します。まさか30代で老眼?「あれ? 何かおかしい」と目に異変を感じたのは、38歳のころ。私は2人の娘の出産・育児を経て、パートで仕事を再開していました。パソコン作業をすると、とにかく目が疲れるのです。当時はデータの入力作業が主な仕事だったので「仕方ないのかも」と諦めていて、市販の目薬は手放せませんでした。その一方で、私の中に「老眼?」と疑う気持ちもありました。でも「30代で老眼鏡は恥ずかしい」という気持ちがとても強く、そのことは考えないようにしていました。40歳を過ぎると、症状に変化が出てきました。パソコンの画面がぼやけるのは当たり前で、仕事中にとんでもない睡魔に襲われることもしばしば。一番困ったのは、夜の車の運転でした。対向車のライトが今まで以上にまぶしく感じられて……。「もしかしたら、何か目の病気なのかもしれない」。病院嫌いな私が「病院に行かなければ」と思い始めたのはこのころでした。42歳、老眼である自分を認める42歳のとき、当時小学生だった次女が学校健診で視力低下を指摘されました。要検査の通知を見て、ようやく「私も行かなくちゃ」と重い腰を上げることができたのです。眼科でひと通りの検査を終えた私に医師が言った言葉は「あなたの目は老眼以外の何物でもない。事実をきちんと認めて、眼鏡を作りなさい」という内容でした。実際にはもっときつい調子で言われてしまったためショック大でしたが、安心したというのも事実。「よかった、悪い病気ではなかった!」。すぐに眼科を受診しなかったことをとても反省しました。そのまま眼鏡の処方箋を書いていただき、その日のうちに老眼鏡を作るため眼鏡店に向かいました。選んだのはいわゆるおしゃれ眼鏡。仕事のモチベーションアップにもなりました。老眼鏡ユーザーになってみての感想老眼鏡を使うようになり、目の不調は軽減されました。お気に入りの眼鏡に巡り合えたことで、テンションもアップ。老眼の心強い味方となってくれる相棒だから、納得の1本を持つことができたことに満足しています。つらかった読書も苦でなくなり、おうち時間がますます楽しくなりました。日常生活で気を付けるようになったこともあります。仕事柄、パソコンとスマホは手放せないのですが、できるだけ仕事は昼間だけにするよう心がけています。長時間のスマホいじりは厳禁。しっかり睡眠を取り、疲れた目をしっかり休めてあげることが、オトナ女子世代の私には必要と考えるようになりました。まとめこの体験を通じて私が学んだことは、「不調を感じたら、早めに専門家に相談する」「加齢という事実を受け入れて、対応・対策を考える」、そして「老眼鏡はかっこ悪くない」ということです。オトナ女子世代にとって、加齢による変化はごくごく自然なこと。恥ずかしくなんかありません。「次の自分へのご褒美は、とっておきのグラスコードにしよう」。もっとかっこよく快適な老眼鏡ライフを実現するため、私は心に決めています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/とろママ(47歳)2女の母。45歳のときに会社勤めを辞め、現在はフリーランスで活動。家族は夫と年ごろの娘2人と愛犬。子どもたちの送迎も大切な業務。加齢という現実に直面し、認めたくない気持ちと認めなければいけない気持ちの間で揺れるお年ごろ。犬にはモテる。
2023年12月21日老眼鏡を使い始めて数年。でも、もともと近視&乱視でそれ用の眼鏡とコンタクトレンズも併用しています。老眼&近視&乱視の三重苦の私が生活シーンによって、いろいろ使い分けている様子をお伝えします!在宅時は近視&乱視用眼鏡と裸眼がベース近視と乱視の歴は長くて小学5年生から。仮性近視(一時的な近視で治療などで回復が期待できるもの)と呼ばれて、眼科で電気治療も試みましたが、一向に回復せず。中学生になると真性近視にバージョンアップし、眼鏡をかけるようになりました。当時はおしゃれ眼鏡など皆無で、銀縁の優等生的なもの一択。異性の目が気になりだし、大学生になったのをきっかけにコンタクトレンズをつけるようになりました。当時は近視のほうが強かったのですが、途中乱視の度も進み、ソフトコンタクトレンズからハードへシフト。もう、20年以上ハードコンタクトレンズ一筋です。ハードの場合、目に負担をかけないよう1日の使用時間の目安が12~14時間とされており、家にいるときは基本、近視&乱視用の眼鏡を装着。今使っている眼鏡は5年ほど前に作ったものです。実は2~3年前、気分転換に新しい眼鏡を作ろうと眼鏡屋さんに行って検眼した際に、近視と乱視の度は今までのものと変わらないと言われ、もったいない精神がもたげて買わずに帰ってきたのです。家にいるときは、この近視&乱視用眼鏡で過ごしていますが、これ1つでほぼOK。新聞を読むときも、スマホをいじるときも、手で距離感を調節するだけで、サクサク読むことができます。少し距離を遠ざけないといけないときは、眼鏡をズラして裸眼を使うのがベスト。齢50にして久しぶりに裸眼で物が見えるのは、ある意味感動でもあります。外出&仕事ではコンタクトと老眼鏡を使用一方、外へ出かけるときはコンタクトレンズをつけています。ラーメンを食べるときに視界が曇ったりしないし、スポーツも気軽に楽しめます。ただ、私が使っているのは近視と乱視のみに対応しているハードコンタクトレンズなので、デスクワークはしんどい、しんどい。そこで、老眼鏡が大活躍です。とはいえ、生来面倒くさがり屋の私。眼鏡をかけたり外したりがストレスに。なので、老眼が気になりだしつつも、対象物を遠ざけることで対処していたのですが、最近はそれもかなわず。デスクワークでは電話をかけることも多いので、2と3、8と9の区別がつかなかったり、連絡先リストでかけたい相手の上や下に書いてあるところへ電話してしまうこともあり、ギブアップ。机に座っているときは、ほぼほぼ老眼鏡姿です。老眼鏡は100均で購入したものを使用中。パソコンを使うことも多い職場なので、老眼鏡+ブルーライトをカットしてくれるタイプを使っています。細かい作業に一番適しているのは裸眼!おばあちゃんが針に糸を通せず四苦八苦している様子を見て、なんでそうなるのと思っていたけれど、ついに私にもその番が回ってきた! ボタンが取れたのを直そうとして久しぶりに裁縫道具を出したら、近視&乱視の眼鏡では太刀打ちできず。裸眼にすると、今までどおりミッションをクリアしました。では、近視&乱視用のハードコンタクトレンズと老眼鏡ではどうか。先日外出先で、同じシーンに遭遇した際にチャレンジしましたが、結果は……完敗! 糸を通すことができず、恥を忍んで若い同僚にしてもらいました。手先は器用なほうだと思っていたのに、自尊心を打ち砕かれた気分。家でこっそり挑戦しましたが、やはりクリアしにくいことが判明。そこで、細かい作業があるなと思う日には、こっそりコンタクトレンズを保管するケースを持って行き、その作業をするときはコンタクトを外して、裸眼で取り組んでいます。だって、まだまだ若いもんには負けたくな~い。でも、裸眼にすると、人の表情が見えないんです。なので、近視&乱視用の眼鏡も帯同。周りからすれば老眼鏡なのか、近視&乱視用眼鏡なのかは区別がつかないから、近視&乱視用眼鏡をかけて、少しズラして裸眼で細かい作業をしていれば、“できる人”という評価になっています。まとめ最近は老眼の度が進んだようで、また数字が見えずらいことが増えてきました。今使っている老眼鏡の度は+1.5。なので、+2.0の老眼鏡も買い足しつつあるのですが、机の上は眼鏡が散乱していて、何を使いたいんだかわけがわからなくなっています。だって、その老眼鏡の度が一体いくつなのか、確認しないといけなくなっていて、それがまた見にくいんです(泣)!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/杉田リエ(51歳)大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。
2023年12月18日老眼というと、おじいちゃんやおばあちゃんのイメージを持つ人が多いかもしれませんが、実は老眼は40歳以降から進んでいくといいます。となると40代、50代なら「近くが見えにくくなってはいたけれど、まさか老眼なんて!」とショックを受ける方もいらっしゃるでしょう。そこで、今回は40代、50代と老眼の関係について眼科医の田辺直樹先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。★関連記事:「あれ? 見えない!」43歳で老眼に。老眼鏡を作るとクリアな視界に驚き!【体験談】老眼とは? なぜ起きる?目の老化により近くが見えなくなること老眼というと、個人的には新聞を読みにくそうにしているおじいちゃんの姿が思い浮かびます。老眼は病気なのでしょうか。「老眼は病気ではありません。目の老化現象です。レンズの役目をしている目の「水晶体」が硬くなり、さらに水晶体を調節する毛様体の筋肉(毛様体筋)の弾力性が低下して、必要な調節ができなくなることで起こります。一番代表的な症状は近くの細かいものが見えにくくなることです。それに派生して目の疲れやかすみが起こることもあります」(田辺先生)。40歳から始まり、60歳には進行が止まる老化ということは、年齢を重ねたら誰もが老眼になるということでしょうか。「誰もが老眼になります。40歳ごろから始まり、自覚し始めるのは45歳ごろからが多いでしょう。60歳になると、老化しきるので進行も止まります。進行のスピードにほとんど差はありませんが、自覚する年齢には個人差がありますね」(田辺先生)。あなたは大丈夫? 老眼のありがち勘違い5つ1.視力が良い人は老眼になりやすい「視力は老眼と関係ありません。視力が良くて眼鏡も必要ない人は、老眼を自覚しやすいですね。それまではっきり見えていた細かい字が見えにくくなるのですから。私のクリニックにも、視力が悪くなったと相談にくる方が多いです。老眼ですと説明するとびっくりされます」。2.近視の人は老眼になりにくい「近視でも老眼になります。近くが見えるので私は老眼ではない、という方も多いですね。近視の人は裸眼では遠くは見えなくても近くは見えます。でも、遠くを見るときに眼鏡やコンタクトレンズをつけたとき、近くの物が見えない。これが老眼の症状なのです」。3.老眼鏡をかけると進行が早くなる「老眼鏡と老眼の進行は関係ありません。老眼鏡をかけてもかけなくても、進行は止められません。老眼鏡を使わず細かいものを無理に見ようとすると、眼精疲労の原因となるので、目の矯正は必要になります」。4.老眼鏡は自分で選ぶ「専門家と選びましょう。老眼鏡は市販もされているようですが、目は一人ひとり、状態が違います。多くは左右差があり、近視や遠視、乱視が混じっていることもあります。専門家に自分の目の状態をきちんと調べてもらって選びましょう」。5.老眼は眼科で相談できない「ぜひ受診してください。眼科の診察科目には眼鏡処方、というものがあります。眼鏡は眼鏡店で選ぶと思っている方もいます。もちろん、高い技術を持つ眼鏡店であれば良いのですが、すべてそのようなスタッフや機材をそろえた店だけではありません。本当に自分に合う眼鏡を作るなら、眼科で度数を決めてもらうのがベストです。たとえ廉価な眼鏡店でも眼鏡の処方箋があればぴったり合うものが作れます」。老眼で疲れたら?目を温めて血行をよくする「自分に合う眼鏡をかけることがベストですが、それでも目をたくさん使ったり、体調が悪いときは目が疲れることがあります。そんなときは蒸しタオルなどで目を温めるのが効果的です。血行がよくなって筋肉がほぐれやすくなります。目に潤いを与えるビタミン系の目薬をさしても良いでしょう」(田辺先生)。まとめちなみに私は軽い近視で、裸眼なら問題なく近くが見えます。そのため「私って目は若いの?」とほくそ笑んでいたのですが、そういえば眼鏡をかけるとここ数年から近くがぼやけていました。老眼を自覚していなかった典型です。40歳以降からは誰もが老眼、という事実に納得してしまいました。皆さんはいかがでしょうか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/田辺直樹先生田辺眼科クリニック院長。日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。
2023年09月03日「私は85歳だけど、新聞を読むのに老眼鏡なんて使いません。野草を摘みによく歩くし、マッサージを受けたこともない。病気知らずで、まったくボケてません」力強く話すのは、料理研究家の“若杉ばあちゃん”こと若杉友子さん。全国各地を料理教室や講演会などで駆け巡る元気の源は、粗食とよもぎの力が大きいという。「春が旬の野草には苦味があり、昔の人は毒消しの薬として重宝しました。特によもぎは、最高の万能薬です」(若杉さん・以下同)野山に自生するよもぎに、どんな力があるのだろう。「よもぎには汚れた血液の浄化や造血、止血の作用があり、炎症を抑え、体を芯から温めます。血の巡りや内臓の動きが活発になって、便秘や肩こり、更年期障害などが改善。アトピー性皮膚炎がよくなったという人も大勢います」また、よもぎには葉緑素や食物繊維、酵素、鉄分、ミネラル、カルシウム、ナトリウム、マグネシウムに、ビタミン類も豊富。元東京大学伝染病研究所の小島保彦博士による「よもぎにはがんの予防効果がある」という研究もあり、よもぎパワーは底知れない。よもぎはまさに今、旬を迎えている。「地域によりますが、食用にできるのは3~4月に採れた新芽だけ。大きく成長したものは食べられません」ギザギザした葉全体にうぶ毛が生えていて、さわやかないい香りがほかの野草と見分けるポイント。犬の散歩道や排気ガスの多い道路沿い、駐車場、農薬を使っている畑の近くでは摘まないこと。山の中や河原で摘むのがよいが、なかなか行けない人は根ごと持ち帰って家で栽培する手も。繁殖力が旺盛なので簡単に育てられる。また、旬の時季に百貨店や地域の直売所などで販売されることも。似た野草も多いので、見分ける自信がない人は購入しよう。「生ではなく、あく抜きをしてから食べてください」あく抜きの方法はよもぎの大きさ次第だ。7cmまでの小さいものなら塩ゆでして水洗いすればOK。だが大きくなるほど、塩ゆで後に水にさらしたり醬油で洗ったり、追加の工程が必要になる。「旬の早い時期に5~6cmのものをたくさん摘んで。あく抜きしてからラップに包んで冷凍すれば、半年ほど保存できます」若杉ばあちゃんに簡単なよもぎ料理を紹介してもらった。「でき上がりの味はご飯のおともに最適な濃いめになっています」よもぎ料理で不調を吹き飛ばそう!■野草の効能をそのままいただく「よもぎの醬油炒め」簡単によもぎの風味を楽しみたいなら、まずはコレ。よもぎの葉緑素が鉄分を補って、女性に多い貧血の改善に効果的なおかず。【材料(2人分)】よもぎ(あく抜きして水気を絞ったもの)…35gごま油…小さじ1酒…大さじ1醬油…大さじ1と1/3【作り方】(1)よもぎは1cm幅に切る(2)フライパンを熱してごま油を入れ、1を入れてサッと炒める(3)2に酒を振って混ぜ、アルコール分が飛んだら、鍋肌から醬油を回し入れ、混ぜて仕上げる■野草と海藻のベストマッチ「よもぎとワカメの味噌汁」水溶性食物繊維が豊富なワカメとの組み合わせで、よもぎの整腸効果がさらにアップ。肝臓を癒す働きもあり、朝食にも最適。【材料(2人分)】よもぎ(あく抜きして水気を絞ったもの)…10g油揚げ…1/4枚塩蔵ワカメ…5g味噌…大さじ2昆布だし…2カップ豆腐…1/8丁【作り方】(1)よもぎは1cm幅に切る。油揚げは油抜きして短冊切りに(2)塩蔵ワカメは塩を洗い、水につけて戻し、食べやすい大きさに切る(3)味噌はだし汁で溶いておく(4)鍋に昆布だしを入れ、油揚げを入れて煮る。さいの目切りの豆腐と(2)、(3)を入れ、沸く寸前に火を止める■消化を助けるさっぱりパスタ「よもぎのペペロンチーノ」よもぎと大根の酵素パワーが油の毒消しと消化整腸に働く!【材料(2人分)】よもぎ(あく抜きして水気を絞ったもの)…45gスパゲティ…200gにんにく…2片しょうが…30g赤唐辛子…1本ごま油…大さじ1塩…小さじ1醬油…大さじ1/2こしょう…少々大根おろし…1カップ【作り方】(1)よもぎは1cm幅に切る(2)たっぷりの湯に塩(分量外・大さじ山盛り1)を加え、スパゲティをゆでる(3)にんにくとしょうがはみじん切り。赤唐辛子を半分に切り種を取る(4)フライパンを火にかけ、温まったらごま油を入れにんにくを炒める(5)4にしょうが、1、赤唐辛子を入れ、塩を振り、ゆで汁1/2カップを入れる(6)5にゆであがったスパゲティを入れて混ぜる(7)醬油を鍋肌から回し入れ、こしょうを振り、大根おろしを加えて火を止める。スパゲティにからめたら、できあがり■春の旬を感じるごちそう「よもぎとアサリのスープ」アサリに含まれる海のミネラルとよもぎの山のミネラルが混然一体となった滋養スープ。春先の冷えが残った体を温めてくれる。【材料(2人分)】よもぎ(あく抜きして水気を絞ったもの)…27gアサリ…8個塩蔵ワカメ…15g水…2と1/2カップ薄口醬油…大さじ1と1/2塩…少々【作り方】(1)アサリは砂出しする(2)よもぎは1cm幅に切る(3)塩蔵ワカメは塩を洗い、水につけて戻し、食べやすい大きさに切る(4)鍋に水を入れ中火にかけ、沸いたら1を入れる(5)再度煮立ったら薄口醬油を加え、2と3を入れ、グラッと沸いたら火を止める(6)塩を振ってできあがり
2023年03月20日41歳で小さな文字が見えにくく感じ始めてから、40代に入ってからは爪を切るにもいよいよ見えにくくなり困ることも増えました。43歳にしてとうとう「マイ老眼鏡」を購入する決意をし、初めて老眼鏡を使ったときには視界のクリアさにかなり感動した体験談です。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】41歳でレシートが見えにくくなった41歳のときに薬局で買い物をしたあと、もらったレシートを確認しようと思ったら、「あれ? 見えない! 今日は目が疲れてる?」と一瞬びっくりしました。ママ友から「最近、老眼がすすんで困ってるんだよねー。老眼鏡を買っちゃった!」という話は聞いていたけど、まさか自分は違うだろうと老眼という言葉をかなり拒否していました。家に帰ってからもう一度同じレシートを見てみると、やはり見えにくい。明るいところでじっくり見てみると、さっきよりは少し見えるようにはなりました。文字はかなり小さいものの、今までここまで文字が見えにくいと感じたことはありませんでした。それまでスルーしてきた老眼というものが、自分も経験することになるとはかなりショックで落ち込んでしまいました。43歳でとうとう爪切りが困難になったレシートが見えにくくなってきてから、たまに小さな文字が見えにくいと感じることは時々ありましたが、日常生活の中では困ることは一つもありませんでした。もともと手芸が好きなのですが、なかなか時間がなくしばらく細かいものを作っていませんでした。当時はコロナ禍ということもあり、家にいる時間が増えてきたので手芸を久しぶりにすることに。すると、以前よりもビーズが扱いにくくなり、ハッキリと見えなくなってきたのです。完成するまで以前の倍近くの時間がかかるようになって、床に落としたビーズも探すのに苦労してしまうぐらいでした。さらに爪を切ろうと思ったら、爪がきれいに見えないことに気が付いたのです。これは老眼鏡が必要かも……と、43歳にして老眼になった自分を認めなければならなくなりました。初めて老眼鏡を体験し購入手芸をするときと爪切りのとき以外には、特に困ることはありませんでした。子どもの眼鏡を新調するときに、ついでに自分の近視用の眼鏡も古くなったので新調しようと思って眼鏡屋さんで視力の検査を受けることになりました。「最近、近くが見えにくいんですよね」とスタッフの方に話してみると、老眼の検査も受けることになりました。「まだそこまで困っていないので、老眼鏡はいいです」と一度断ったのですが、スタッフの方から安いフレームもあるので持っていたほうが絶対に良いとすすめられて作ってみることにしました。結果、正解でした! レンズとフレームをあわせて3,000円くらいで購入できた老眼鏡ですが、手芸のときも爪切りのときも、視界がクリアになってストレスがなく作業ができることにすごく感動しました。まとめ年齢とともに視力も変化して、43歳でいよいよ老眼鏡が必要になってしまいました。料理や洗濯、掃除など日常生活の中ではあまり不便さを感じません。しかし、老眼鏡は手元がハッキリと見えないとできない作業には欠かせない存在です。老眼鏡はお年寄りが使うものというイメージがあったのですが、まだ40代なのに購入してしまうとは自分でも驚いています。老眼鏡を使えば爪切りや針仕事などで指先をけがする心配が減ったので、逆によかったです。今後も定期的に眼科や眼鏡屋で視力をチェックして、最適な老眼鏡を使っていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。イラスト/村澤綾香著者/みこ(44歳)中学生と小学生の2人の娘がいる。もともと几帳面な性格だが、年齢とともに面倒くさがりになってきた。美容が好きでいろいろなコスメを試したり、手先が器用なので手芸をしたり、寝る前に少しヨガをしている。最近はお家時間が増えたので、韓国ドラマにハマっている。
2023年03月01日最近、パソコンやスマホなど近くを見るときに細かい字が見えにくく、でも車の運転のときに遠くが見えにくいなど、遠近両方ともに厄介な状態に。今まで酷使してきた目は年齢を重ねるとともに「老眼」と「近視」の狭間で揺れ動き、目の疲れもピークに達しています。このような目の疲れとうまく付き合うにはどうしたらいいのか、いろいろな方法を試した体験についてお話しします。★関連記事:「いつまでたっても目が重い」ツライ目の疲れに潜む40代以降ならではの原因と対策【眼科医監修】目を温めると気分爽快!目の疲れを取るにはいろいろな方法があります。目薬を差したり、十分な睡眠を取ったり。私が手軽に短時間で目がスッキリすると感じたのは、目を温めるという方法。でも、ただ普通のタオルを温めるだけではすぐに冷めてしまいます。私が気に入ったのは、市販のホットアイマスクや小豆を使ったアイマスクなどを利用する方法です。程良い温かさが持続して目の周りがポッカポカになり、とても気持ちがよくてリラックスできます。その後に目頭と眉頭の間や、目の下や目の周り、こめかみに近い場所などのツボを軽く押してみたり、マッサージしてみたりすると、もっと目の疲れが取れて快適に!老眼と近視…両方と付き合っていくには?私の同年代の友だちも老眼と近視の両方の対処法で悩んでいるようです。この問題には、やはり眼鏡などのツールをうまく使って付き合っていくことが大切だと思います。私が最近新たに作り替えた遠近両用の眼鏡は、レンズ上部の遠くが見える部分(近視用)とレンズ下部の近くが見える部分(老眼用)の境目がソフトに改良されたレンズ。以前は、遠近両用眼鏡を使うと気分が悪くなるという話をよく聞きましたが、近視用の部分の見え方を緩め、老眼用の部分をよりよく見えるようにしたレンズの登場で気分が悪くなるようなことはありません。目の疲れを取るには体の疲労回復も肝心仕事柄パソコンに向き合う時間が多く、非常に目が疲れることもしばしば。目のことを考えていろいろ対処しても、なかなか疲れが取れないときもあります。原因を考えているうちに、目の疲れが肩凝りや運動不足とも関係があるのでは?という答えにたどり着きました。実際、仕事の合間に肩を温めたり、犬と散歩をして体を動かしたりすることで適度な休憩時間が取れ、気持ちも体もリフレッシュ。休憩前よりも仕事に集中できました。なかなか目の疲れが取れないときは、目だけでなく、体の他の部分のメンテナンスをおこなうようにしています。肩甲骨を意識しながら肩を前後に回してみたり、リラックスしながら手を上げ下ろしをしたりするなど、体を動かすことで全身の血流が改善され、目もスッキリしてきます。まとめアラフィフ世代になり、目との付き合い方の難しさを感じました。でも、目とうまく付き合っていくためのツールや方法がたくさんあります。最初に試してみるときはおっくうなこともありますが、自分に合うものを見つけたときはとてもうれしいです。楽しんでいろいろとトライしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/さっちこっち(51歳)子どもたちもほぼ手が離れ、只今自分探し真っ最中の平凡な主婦。体の衰え、やる気の無さなど、更年期ならではの不調を感じつつも、アンチエイジングに役立つ情報を仕入れるべく日々奮闘中。愛犬との散歩が日課。
2023年01月31日「人生変わったー」女優の桐谷美玲(32)がICL手術を受けたことをインスタグラムで公表。裸眼視力が0.06から術後1週間検診で1.5まで回復していたという経過をつづっている。そもそも、ICLとは何か?「ICLとは有水晶体眼内レンズ挿入術といって、天然のレンズである水晶体を残したまま、眼内に小さな人工のレンズを埋め込む視力矯正術のことです。角膜を削るレーシックと異なり、角膜が薄い人でも可能なうえ、不具合があれば再手術もできます。こうした柔軟さから、受ける人が増えているのです」そう語るのは、YouTubeなどでも目について発信している、二本松眼科の平松類先生だ。「勤務が不規則な人、マリンスポーツを思い切り楽しんだりジムに通いアクティブに過ごしたい人にとってICL手術は快適になると思います。ただし、受けるのであればリスクも知ってほしい」そう語る平松先生に、ICLのメリットとデメリットについて教えてもらった。■40代以降の人は老眼リスクと相談して判断を「術後にばい菌が入って感染症や合併症などのトラブルに見舞われることもゼロではありません。いつまでも目がゴロゴロするといって受診するケースもあり、神経質な性格の人には不向きかもしれません。またハローグレア現象といって夜間に光のにじみやまぶしさを自覚することがあり、夜間に車の運転をするような職業の人は慎重に検討したほうがいいと思います」(平松先生、以下同)また年齢の問題もあるという。「20〜30代であれば従来のICLを受ける恩恵は十分にあると思います。しかし40代で手術を受けた場合、数年で老眼がきてしまう可能性が高い。そうすると老眼鏡が必要となり、裸眼生活は終わってしまいます」一方、すでに老眼になっているのであれば、老眼対応の遠近両用レンズを装着するICLという選択肢もあるという。「オーダーメードなため、費用は通常のICLよりは高くなりますが、メリットは同じ。高齢になっても、老眼鏡なしに日々をアクティブに過ごしたい人にはいいでしょう」老眼を自覚する年齢は45歳が平均だといわれる。この年齢に近く、まだ老眼を迎えていない人は、様子を見たほうがいいかもしれない。費用の目安は右下の表のとおり。レーシック同様に保険適用外で、手術費用は全額自己負担となる。「60代や70代など、高齢になると白内障になる可能性が高い。白内障の手術は水晶体を取り除いたうえで、眼内にレンズを入れるというもの。この手術は保険が適用され、1割負担の人であれば1万5千円程度です。費用の負担が軽いですから、白内障手術を視野に入れ、50代以降の方はICLを見送るという選択肢もあります」ICLと、遠近両用ICL、レーシックのメリットとデメリット、費用の目安をまとめた。これらを理解したうえで、慎重に判断しよう。■ICL・メリット不具合があればレンズを取り除く再手術が可能。角膜が薄くレーシック不適格の人も可能。・デメリット0.5度単位と細かい視力調整ができない。ハローグレア現象が出るケースも。白内障になると再手術に。・費用(目安)45万~66万円■遠近両用ICL・メリット通常のICLと同様のメリットに加え、多焦点レンズで老眼に対応。・デメリット通常のICLと比較すると費用が高め。ハローグレア現象が強く出るケースも。・費用(目安)88万~98万円■レーシック・メリット0.01度単位で細かく視力調整ができる。ICLよりも費用が安い・デメリット角膜を削るので再手術は不可。加齢とともに近視が戻る可能性。ドライアイなど手術不適格なケースも・費用(目安)25万~35万円※費用(目安)は編集部調べ。
2022年12月07日「この漢字なんて書いてあるか読めます?」そう言って職場の後輩が、私に書類をグイと差し出しました。目の前の書類と私の間には約20cmの距離がありました。私が書類を見つめたまま黙っていると「難しいですよねー。この漢字の読み方!」と言われて、読み方がわからないんじゃなくて実は漢字にピントが合わず見えなかった、とは言えませんでした。このとき、「私、もしかして老眼!?」と思ったことをきっかけに変化した私の気持ちについてお話しします。★関連記事:「近視は老眼になるのが遅いと思っていた」かすみ目になり、ドライアイかコンタクトが原因かと思ったら老眼だと薄々感じていたけど…近ごろはスマホの影響もあって、早い時期から老眼が始まるといわれているようです。40代半ばの私は老眼の適齢期なのだと思います。しかし「老い」という言葉に抵抗があり、認めたくない自分がいたのです。私は眼鏡店に勤めています。同世代くらいのお客様がいらっしゃることもあって「最近、スマホの字が読みづらくて困ってるの」と話してくれます。そして、「もうそんな年なのかな~」と苦笑いするお客様の気持ちが痛いほどわかります。私も、老眼鏡とかシニアグラスというストレートな言葉は使いたくないので「リーディンググラスをお試しになりますか?」など、自分もグサッとこない表現で案内していました。推しが老眼で見えない!?私の楽しみは推しの出ている舞台を見に行くことです。最近はチケットもなかなか当たらないので舞台に行けると決まったら、おしゃれして出かけたいと思うくらい特別なイベントでした。普段はBBクリームを塗って眉毛を書き眼鏡をかけているだけですが、観劇の日はアイメイクして気合いを入れ、推しの顔もはっきり見たいので度数の強いコンタクトレンズを使います。その日も久々に推しの舞台へ。ワクワクしながら着席して、公演が始まるまでパンフレットを読もうとページを開きました。しかし文字がにじんで読めない……。小さな写真の中にいる推しの表情もわからない! コンタクトレンズの度が強いからか、手元のピントがますます合わないのです。パンフレットを少し離して眺めると、今度は文字が小さくて読めない状況でした。これからのためにもその後、職場で検眼をしてもらい遠近両用レンズを試してみました。すると遠くから手元の文字まで見やすく、目も疲れにくいのです。最近は大きめで丸みのある眼鏡が幅広い世代で流行しているので、遠近両用レンズを入れるのに合うおしゃれなフレームがたくさんあります。うれしいことに眼鏡をかけると視力の矯正だけじゃなく目元のクマ、たるみ、小ジワなどをフレームがカバーしてくれる相乗効果もあるのです。今までの私と同じ悩みを抱えるお客様が今度いらっしゃったら、遠近両用レンズを使ってみて感じた私の素直な気持ちを伝えたいと思います。それから今度はこの眼鏡で観劇に行ってみようと思いました。きっと推しの顔もはっきり見えるし、待ち時間も快適に過ごせるでしょう。まとめ老化現象は誰にでも起こることとわかっているけど、それが今までの私には認められませんでした。でも推し活や毎日の暮らしを充実して過ごしたいなら、老化を恐れずに受け入れて工夫することが大切だと実感しました。それが自分をいたわることにもなるのです。誰のためでもない自分の人生ですから、楽しんだもん勝ち! だと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/滝内 まい(50歳)出版社や眼鏡屋など、あらゆる職種を経験。趣味はイラストを描くことや美術館でアートに触れること、読書など。
2022年12月05日インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガをご紹介します。視力には自信があるおーちゃん。けれど、50代になってからはさすがに裸眼では支障が出ることが増えたようで……。★関連記事:「いっぱい楽しんだやーん」孫バカ夫妻は毎度片思い!?孫の思い出は予想外で… #五十路日和 61こんにちは、孫ラブのおばちゃんのおーちゃんです。目は細いながらも、幼いころから視力だけは落ちることなく、最近まで遠くの文字もすぐ読むことができていました!けれど、40代の半ばから徐々に老眼を感じ始めました……。携帯の文字は、ピントを合わせると目元から離れ出し、肘を伸ばさなければ読み取れないかもしれないと思うほどです。それでも、日常生活ではさほど支障を感じることなく過ごしておりました。さて50代に入った現在、母に頼まれて申請書類に記入することがあり、眉をしかめながら書き込んでいたところ、だんだんと文字がぼやけてきたのです(涙)。そんな私の様子を見て、母は自分の老眼鏡を私に渡してきました。ついこの間まで、母の老眼鏡は「よくこれで字が読めるね〜! 頭が痛くなってくるわ!」という代物だったのに……。いつの間にか、便利なアイテムへと変化していました!老化に加えてスマホの見過ぎなのか、老眼の加速は予想以上だと思い知らされた出来事でした。★1話から読む:「恐るべし!腹圧」それでも夜中の菓子パンはやめられない #五十路日和 1★人気マンガ作品が無料で読める!40代、50代向けのマンガ作品を毎日大量配信中♪ 無料でザクザク読めちゃいます!★関連記事:「は? 紛らわしい」父の定期購入を解約しようとするにも一筋縄ではいかず… #老親の通販トラブル 2★関連記事:「え、うま!」今更ながらオートミールの米化を試してみたところ… #キレイな40代になりたい 26★関連記事:「多分、彼氏できたよね?」秘密主義な長女の恋を知った母の心境は… #わが子が恋をしたとき 1著者/おーちゃん(52歳)孫ラブおばさん。10歳年上の夫と2人暮らし。長女(29歳)、次女(27歳)、長男(24歳)の3人の母親で、6歳の孫を溺愛中。Instagramとブログで家族の話を更新中。ブログ「娘ときどき孫日和~子離れ奮闘記~」。Instagram:@ohchan_65
2022年11月12日小学生時代から視力検査では1.5の数値を出し、ずっとそれを死守してきた私。おしゃれな眼鏡をかけている人を見ると「目が悪かったら私も自然に眼鏡がかけられたのになあ」と眼鏡に憧れているくらいでした。なのに45歳を過ぎたあたりからスマホを見るとき文字の輪郭がぼやけるようになりました。疲れ目かなと思っていたのですが……。★関連記事:「もしかして老眼?」でも、老眼鏡はかけたくないアラフィフのプライドが出した結論は【体験談】視力が良いのが自慢小学校で初めて視力検査をして視力が1.5という判定だったときから、40代になっても健康診断で視力検査を受けるたびにその数値を維持していました。年を重ねると視力が落ちるのが普通だと思っていたので、自分はまだまだ若いんだと得意な気持ちでした。私の周りでは同世代のほとんどの人が眼鏡もしくはコンタクトレンズを使用していたのですが、私にはまったく関係のない話。もしかしたら一生使わなくてもいけるのでは? と思っていました。文字がぼやけて見えにくい私は商品の説明書きを読むのが好きです。例えば、新しいシャンプーを買ったときはお風呂に浸かりながら見るのですが、45歳を超えたころからシャンプーの裏面を見ると文字の輪郭がぼやけて見えにくいことがありました。ただ湯気のせいで見えにくいのかな? とあまり気にしていませんでした。でも、布団に入ってスマホの画面を見るときも文字が読みにくくなり……そのときは疲れ目で一時的にそうなっているのだと思い込んでいました。あるとき、妹がコンタクトレンズを買うのについて行ったときのことです。眼鏡屋さんをウロウロして待っていたら、ふと老眼鏡に目が止まりました。老眼鏡を恐る恐るかけてみたお店のスタッフの方に「老眼鏡ってどういうタイミングで使うんですか? 」と聞いてみました。すると「一般的には人差し指の指紋が見える距離が30cm以上離れるなら老眼鏡を使用すると良いと言われていますよ」とのこと。そこで、自分の人差し指を胸のあたりに差し出してみると指紋が見えず、なぜか目に力が入ります。老眼の度数が+1.0の老眼鏡をかけてもう一度見てみると、指紋はくっきり見えました。私が疲れ目だと思い込んでいた症状は、やはり老眼だったんだと改めて実感。早速自分に合う度数の眼鏡を購入して帰りました。老眼の度数は+1.5だと逆に目が疲れるので、自分には+1.0が合うようでした。まとめいつまでも視力が良くて眼鏡とは無縁だと思っていたのに、自分では気付かないうちに老眼になっていたことには正直がっかりしました。しかしそれも年を重ねる上で仕方ないことだと自分なりに受け入れました。今は、老眼鏡には見えないおしゃれな老眼鏡もあり、値段もそんなに高くないのでいろいろなフレームのものを買って楽しんでいます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/大橋らむね小売業を中心に事務職や飲食店でパートとして勤務。体を動かすことが好きで、日々ウォーキングをおこなっている。
2022年10月17日アラフィフを迎え、周りで老眼鏡をかける友人が増えてきました。でも、自分はまだまだ大丈夫。ママ友ランチでも「メニューが見えない」という友人に代わってメニューを読み上げてあげていたくらい。でも、私がスマホを目から離して見る姿を見て、「それって、老眼キテない?」と指摘され、友人の老眼鏡を試しにかけてみると文字がクッキリ! でも、老眼鏡をかけたくない私が出した結論は……。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】おでこに眼鏡を乗せる姿はおばあさんスマホや本から少し距離を離せば見えていたけれど、老眼鏡をかけると驚くほどクッキリ見えることを知り、思い切って老眼鏡を作ることに。ただ、老眼鏡をかける姿って、なんとなくおばあさんみたいで抵抗があるんですよね。特に遠近両用眼鏡は、眼鏡を少しずらして見ないと見えにくい。この姿が、まさにステラおばさんのクッキーみたいで、ザ・おばあさん。すでに孫もいる友人がいるくらいなので、実際におばあさんと言われても仕方がないのですが、アラフィフのささやかなプライドとでも言うんでしょうか。なので、近視もある私は、遠近両用のコンタクトレンズを選ぶことにしました。ふふっ、これなら老眼もバレないし。老眼鏡だとバレないコンタクトをチョイス実は、コンタクトレンズを使うのは初めて。ド近眼の息子は1DAYのソフトコンタクトレンズを使っているけれど、意外と値段が高いのが気になるところ。眼球の水分を吸収してレンズの形状を保つソフトコンタクトレンズは、日に日に老化していくおばさんの目にはドライアイなどでより負担もかかりそう?と思いました。ならばハードコントタクトレンズはどうなのか?ハードコンタクトレンズを使っている友人の話によると、眼球に浮く状態で装着するので目に必要な酸素を供給しやすくドライアイになりにくのが大きなメリットだとか。その半面、痛い、目から落ちやすい、洗浄などのケアが面倒というのがデメリット。一長一短。 甲乙つけがたく決めかねていたので両方試してみることに。ん~~~、ハード、痛いです! ソフトは異物感がなかったけれど、ハードは目の中がゴロゴロする感じがありました。コスパ良し、目にも良しの遠近両用コンタクトいろいろ迷って結局、選んだのはハードコンタクトレンズ。目にも安心かつ、年間でソフトコンタクトレンズの約半分のコストとなり、コスパの良さが決めてとなったからです。何日か装着していると、目も慣れてきて違和感がなくなり、朝から就寝前までつけっ放しでもノー問題。仕事柄、長時間パソコンと手元の資料を見合わせることが多く、資料に目を落とすとピントが合わず、目の疲れを感じることが多かったけれど、遠近両用レンズにしたことで眼精疲労や肩凝りも和らいだような気もします。趣味のネイルでも、小さなストーンをピンセットでつまんで細かな細工もしやすくなりましたし、スマホを見るときも、わざわざ眼鏡をずらして見るまさにおばあさんの仕草もしなくなりました。眼鏡のときはファッションやアクセサリーとのバランスが難しく、眼鏡ありきのコーディネイトでしたが、常にコンタクトにしたことで、朝の服選びがかなりラクになったのも事実です。まとめ老眼は、まさに呼び名のごとく老いを痛感する老化現象ゆえに、認めたくない。でも、見えないのは困る。老眼鏡に抵抗があったので、遠近両用のコンタクトレンズにしてよかったなと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/井上 裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2022年10月01日子どものころからアラフォー前半まで、視力はずっと両眼1.5をキープしていた私。ですが、加齢は容赦なく、徐々に手元が見づらくなってきました。眼鏡に憧れのあった私は「これで私も眼鏡女子!」と張り切って眼科に行き、処方せんをいただいて眼鏡店へ。気に入った眼鏡をゲットして意気揚々としていましたが、友人らは見えづらいと言いながら眼鏡をしていません。どうやら世間では老眼は隠すものらしい。どうしてなの?★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】これってやっぱり老眼?私が中学生のころ、父が初めて眼鏡をかけたことを覚えています。わが家ではそれまでだれも眼鏡をかけていなかったので眼鏡そのものが珍しく、父のそばに子どもたちが群がり、興奮状態で見せてもらっていました。当時父は40代。「アラフォーになったら老眼鏡をかけるもの」という刷り込みができていた私は、いつか自分も眼鏡をかける日が来るのをとても楽しみにしていました。特に目を使い過ぎることなどなく過ごしてきましたが、やはりその日はやってきました! 47~48歳のとき、新聞の字が読みづらくなってきたことに気が付いたのです。スマホで文字を読むときは、画面を拡大して読んでいました。老眼になって念願の初眼鏡!いよいよ私も眼鏡女子デビュー! とうれしくなって眼科を受診し、処方せんをいただいて眼鏡店へ直行しました。最近は「老眼鏡」のことを「リーディンググラス」と言うのだとか。フレームにもいろいろな種類があって色や形、素材も豊富です。おしゃれなだけでなく、軽量だったり壊れにくかったりと機能にもこだわったものがそろっていました。あれこれと試しては鏡を見て、楽しみながら眼鏡を選びました。翌日、仕上がった眼鏡をかけて新聞を読むと、文字がハッキリと見え、ストレスなく読むことができました。初めての眼鏡ということで眼科の先生がやや緩めの度数の処方せんを出してくれたおかげか、眼鏡をかけて新聞を読んだ後の疲れもあまりありませんでした。みんなどうして老眼を隠しているの?それからは、外出時には必ず眼鏡を持ち歩いていました。ちょっと荷物は多くなってしまうけれど、電車で本を読むので必要ですし、お店で買い物をするときにも眼鏡があればパッケージの文字が読みやすくなります。でも……同年代の友人とのランチ会でのこと。みんな目を細めながらメニューを見ているのに、誰も眼鏡を取り出しません。「最近、字が読みづらくなってきたよねー」などと言いながらも、眼鏡なしで読もうとしています。「眼鏡、持ってないの?」と聞いてみると、「持っているけど、老眼だとバレたくないから家に置いてきているの」とのこと。老眼を隠したいという人は多いのかな……。軽くショックを受けてしまいました。まとめ眼鏡をかけたほうが字が読みやすく目の疲労も少ないので、他人の視線は気にしないことにして、老眼だとバレようが構わずに眼鏡をかけています。先日、いつも持ち歩いている眼鏡ケースの留め具が壊れてしまったので、買い替えることにしました。絵本作家が好きな私は、せなけいこさんの絵本のキャラクターが描かれた眼鏡ケースを見つけ、購入しました。そしてやはり、どこにでも眼鏡を持って行っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/まるみ(51歳)在宅ワーカー。夫と息子2人の4人暮らし。一度きりの人生、めいっぱい楽しみたい! やりたいことが多すぎて時間が足りないタイプ。
2022年09月09日出産と同時にコンタクトレンズ派から眼鏡派に転向した私、職場では眼鏡がトレードマークでした。お世辞であっても「(年齢の割りに)お若いですね」と言われるとうれしくて、老眼鏡が必要になる日をひそかに恐れていたものです。眼鏡を外して文字に顔を近づける行為もお年寄りっぽく見えるので気を付けようと心に誓っていました。そんな私が老眼鏡を作るに至った経緯をお話しします。★関連記事:「ついに老眼が進んできたかも!?」サングラス風の穴開き眼鏡を使ってみたら…【体験談】老眼に気付く前のわずかな兆候近視は老眼になりにくいという話を聞いたことがあったので、すっかり自分は老眼になりにくいものと信じて疑いませんでした。でも今にして思えば、老眼の兆候はずっと前からいくつもあったのです。まず、糸を針に通すのにやたら時間がかかっていました。10回トライしてようやく糸が通るほどの低い的中率です。それから、爪の切り方が雑になり、毛抜きを使うのも苦手になりました。不器用になったなあとは感じていました。部屋の掃除がどんどん雑になっていったのは、隅っこにたまるほこりが気にならなくなったからです。老眼を確信したとき夕暮れどきの暗くなり始めた車内で、ナビ役として地図を見ていたときのことです。交差点名を確認したかったのですが、どんなに目をこらしても地図上の文字が読めません。目を細めたり、眼鏡のレンズの角度を変えたりしてもさっぱりダメでした。ところが、ふと眼鏡を外した瞬間に文字が浮かび上がるようにくっきり見えたのです。本当にびっくりしました。これが初めて老眼を意識した瞬間でした。老眼とわかると、その後は合点のいくことばかりでした。新聞を読むのが億劫(おっくう)になったのはきっと老眼が進んでいたせい。本を読むときやスマホの画面を見るときも眼鏡を外したほうが断然ラクなんです。飲み会でメニューを選ぶのも面倒だなあと感じるようになっていました。老眼がバレない遠近両用眼鏡は優れもの年齢には勝てないと諦めて、ついに老眼鏡を作る決心をしました。そのとき勧められたのが遠近両用眼鏡でした。遠近両用眼鏡はレンズの下部に老眼用のレンズが入っていて、その範囲以外は近視用のレンズです。人の視線に合わせてレンズが配置されているので、違和感なく手元の文字を読むことができますし、視線を上げれば遠くにピントが合うように設計されています。私の中で「おばあちゃんの眼鏡」というイメージが強い遠近両用眼鏡には抵抗がありました。ところが実際に掛けてみると、大変使い勝手のいい眼鏡であることがわかりました。日常的に使っていた眼鏡のフレームでレンズだけを交換したので、会社の誰も私の変化には気付きません。1日中かけていてもノンストレスで、老眼であることすら忘れてしまうほどです。車の運転にも支障ありません。しかも費用はレンズ代のみですから、たったの数千円でした。まとめ50代メガネ女子の私は遠近両用の眼鏡を愛用しています。人から老眼鏡と気付かれないところがとても気に入っています。あまりに使いやすいので、家に残っていた他の眼鏡もすべて遠近両用に作り替えました。もっと早くにそうするべきだったと思っています。こうして老眼の悩みは解決しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/矢野 ハル子元・印刷会社の営業職。趣味は料理と散歩。お金の勉強やミニマルな生活、終活に興味がある。
2022年08月26日遠近両用眼鏡を初めて作ったのは40代の半ば。現在2つ目ですが、それぞれ買うときはじっくり検討したにもかかわらず、なかなかうまく使いこなせていません。近くの物を見るときには眼鏡では見づらく、外している状況です。年齢とともに進むといわれている老眼ですが、眼鏡作りはなかなか難しいと感じています。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】焦点が合わない!見えづらい!20代の前半に仕事でパソコンを頻繁に使うようになってから近視になった私ですが、コンタクトレンズは使ったことがなく、ずっと眼鏡派でした。ただ、パソコンに向かっている時間が長い仕事なので、眼鏡が合わなくなることもしばしば。特に40代を過ぎてからは焦点がなかなか合わない見えづらさを感じて、45歳を前になんとなく眼鏡を買い替えに行きました。そのとき店員に言われたのは、老眼が少し入ってきているのではないかということ。そんなに自覚はなかったけれど、目の検査やレンズを合わせてみると、たしかに見やすいかも。そんな感じで初めて遠近両用眼鏡を作ることになりました。遠近両用の眼鏡は上下の幅があるものをそのころ(今でも?)の眼鏡はフレームが細身のデザインのものが多く、私もそんなデザインがいいと思っていたので、このときに選んだのは上下の幅が2.5cmほどの縁ありの眼鏡でした。ただ、この2.5cmの幅に上部が近視用、下部が老眼用の仕様になったレンズを入れるのだから大変! 店員さんにも「ギリギリの大きさです、慣れるまで見えづらいかも」と言われてしまったけれど、実はフレームを選んでいるときは遠近にしようなんて思っていなかったから仕方がない。改めて選ぶのも面倒だったので結局それで作ってしまったんです!かけ始めたときは、そのときの目の状態に合わせて作ったのだからもちろん不便はありませんでした。ただ、やっぱりフレームが細いからなのか、慣れても見づらいんです。というか、近くを見るときは眼鏡を外したほうがよく見えたんです。そのため、この眼鏡はそんなに長く使うこともなく、次の眼鏡を作ることにしました。もしかして老眼じゃなかった??2回目は別の眼鏡屋で。今回は最初から遠近として作る覚悟をしていたので、フレームも上下が3.2cmの物を選びました。上部だけに縁があるシンプルなデザインの眼鏡です。前回、遠近両用眼鏡を作ったけれど、パソコンや本を見るときは眼鏡を外すことが多い現状を伝えました。老眼はあまり進んでいないんだろうということで、ほぼ度数は変わらない遠近両用眼鏡ができました。下にフレームがなく、レンズの幅も広くなったので、前回よりはずっと見やすいものでした。でも……かけ始めて数カ月。やっぱり眼鏡をかけないほうがパソコンや本、スマホは見やすく感じるように。う~ん、これは老眼が進んでいるのか、それとも実は老眼にはなっていなかったのか……? この眼鏡の使い方は正解なのか、さっぱりわかりません。ただ、一番困るのはかけたり外したりしていると、眼鏡をどこに置いたか忘れちゃうことなんです。それが一番の大問題。例えばスマホの置き忘れなら、電話をかけてみて音を出せばわかるときもありますが、眼鏡はそんなわけにもいかず。自分の行動を振り返り探しまくることが頻繁に。これからも目の状態は変わっていくと思うので、着け外しをしないために次にどんな眼鏡を作ればいいのか、結構悩ましい問題です。まとめ実は今使っている2代目の遠近両用眼鏡は、外しているときにうっかり踏んでしまいナイロンワイヤーが切れてしまいました。すぐに眼鏡屋に持っていったら無料で修理をしてくれましたが、やっぱりかけ外しが頻繁なのは不便です。そんなときに知り合いから聞いたのは、老眼部分を「度なし」にするといいよ、という話。知り合いいわく、裸眼で近くが不自由なく見えているなら、老眼部分を度なしにすれば外している=裸眼と同じことになり、見やすくなるらしいのです。その眼鏡ならパソコンや本、スマホを見るときもかけっぱなしで大丈夫そうなので、近々作ってみようと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。教えてくれたのは…監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/アキモト スズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2022年08月25日「老眼なんて、まだまだ先のこと!」「自分は老眼にならない!」と思っていたら、44歳のころからじわじわと忍び寄って来ていました。でも、心の中では老眼を否定し続ける日々。目の調子が良いときが続くと、「やっぱり気のせい?」「疲れているだけだから」とも思い込みました。これは、私が老眼だと自覚して受け入れるまでの体験談です。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】老眼の始まりはこんなことからフルタイムでIT関係の仕事をしていた私は、1日に8時間ぐらいパソコンの画面を見ていて、とにかく目を酷使する毎日でした。肩凝りや腰痛、目の疲れを常に感じていました。40代半ばのことです。仕事が終わると自宅の最寄り駅で夕食の買い物をして、保育園に子どもを迎えに行くという日々を過ごしていたある日。スーパーでお肉を選ぶのに品質表示を見ていたら、目の前がグルグル回って商品の文字が見えにくいのです。乗り物酔いみたいな感じで胸がムカムカして、気持ちも悪くなってきたので、買い物を早々に切り上げ子どもと帰宅しました。帰宅するころには気分も良くなっていたので「疲れているのかなぁ」と思い、その日は早めに就寝しました。その後はたまに同じようなことがあったのですが、そのときもただの疲れだと思って特に気に留めることはありませんでした。その後、子どもが小学生になったのを機にフルタイムの仕事を辞め、自宅でできる仕事内容に変更することに。そのため、疲れを感じることは少なくなったので、不調だったこともすっかり忘れていました。認めたくなくていろいろ試してみたところがそんなある日、また買い物中に気持ちが悪くなったのです。生鮮食品コーナーでお肉やお魚を選ぶのに品質表示を見ていると、以前と同じ乗り物酔いの症状が。あれ? なんでだろう?と思って同年代の友だちに話すと、同じような経験があったようで「それ、老眼だよ!」と言われました。「いや、違うでしょ! 違うに決まってる!」と心の中で叫ぶ私。他に更年期世代に表れる症状がなかったので、老眼を素直に受け入れられなかったのです。そこで、目に良いといわれていることをいろいろ試し始めました。まずは睡眠をしっかり取るために23時には布団に入り、7時間半の睡眠時間を確保。目に良いといわれるブルーベリーや病気知らずといわれるリンゴを食べてみたり。流行していたざくろ酢も毎日飲みました。目の疲労回復のために、目をギュッと閉じて大きく開く、上下左右にぐるぐると目を回す、目から10cmくらいの所に立てた人差し指と遠くの建物を交互に見るといった、目のストレッチも試しました。これらを半年ぐらい続けていると、疲れを感じることは少なくなりましたが、乗り物酔いのような症状は度々表れるようになっていました。いよいよ見づらくなり、眼科で診断!そのうち乗り物酔いのような症状は表れなくなったのですが、今度は夜遅くになると本やスマホの文字が二重に見えたりぼやけたりして、見づらくなってきました。そこまで来て、ようやく眼科を受診しようと決意。どうしても老眼ではなく、疲れや何かの病気だと思いたかったのです。でも、眼科の診断は目の異常はなく、老眼でした。眼科の先生からは「軽い老眼のときに品質表示のような細かい文字を見ようとして、目のピントを合わせようと頑張ってしまったことによる不調ですね」と言われました。老眼鏡をかけることにはまだ少し抵抗があったので、「老眼鏡を使用しないでいると、老眼が進行しますか?」と尋ねると、「老眼鏡をかけなくても、老眼が進むということはない」と言われました。ただ、少し離して見えるぐらいならいいのですが、無理をして目に負担をかけるようなら、近くの文字を見るときだけ老眼鏡をかけたほうが目に負担がなくて良いとのこと。眼科で遠近両用の眼鏡を作ってもらい、やっと目に負担のない生活が送れるようになりました。まとめ私は近視で、子どものころは眼鏡やコンタクトレンズを装着していました。「近視の人は老眼にならない」という都市伝説みたいなものを信じていたので、自分が老眼だということをなかなか受け入れられなかったのです。老眼の始まりは、手元の文字が見えにくくなったり、針に糸が通せなくなったりといった症状だとよくいわれていますが、その前に人それぞれのサインがあるのかもしれません。私の場合は乗り物酔いのような症状でした。ようやく50歳を少し過ぎたところで老眼を受け入れ、うまく付き合っていこうと思うことができました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。教えてくれたのは…監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。イラスト/村澤綾香著者/川口まみこ(52歳)中高生2児の母。バブル真っ最中に社会人になり、仕事もプライベートも充実。肌と体のケアには無頓着で不規則な生活送る。そのツケが今になって現れ、美容と健康を取り戻そうと頑張るアラフィフ。猫になりたい。
2022年08月20日子どものころから新聞を読むことが大好きだったのに、45歳を過ぎたあたりからなんだか読むだけで目が疲れるようになりました。ついに老眼が……と思いつつ、老眼鏡に頼りたくない私。目をいたわるためにあれこれ考え、「穴開き眼鏡」という不思議な眼鏡にたどり着いた私の体験談です。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】ついにやってきた…老眼!子どものころから大好きな新聞。当時私は学校に行く前と帰宅後1日2回、新聞を読んでいました。そのとき欠かさず読んでいたページは社会欄です。そのページにあるテレビ欄、4コママンガ、事件などに興味津々でした。そして、アラフィフになった現在。お気に入りのページは年齢とともに変化するものの、地域の情報やイベント欄を中心に、総合やスポーツ、地域経済や政治、メディカルなどに目を通すのが日課になっていました。家事の合間、コーヒーを飲みつつ新聞を読むのが私のリフレッシュタイムです。視力はよかったので、ずっと裸眼で過ごしていました。ところが、45歳を過ぎたころです。新聞を読むことがだんだんつらくなってきたのです。読み終えるまで時間がかかり、疲労感も出るようになりました。「これは、もしかして老眼……」、ついに私にもやってきたのです。「穴開き眼鏡」でピントが合いやすくなったどうしても老眼鏡に頼りたくない私は、裸眼でやり過ごせる方法はないかと考えました。まず試したのは、できるだけ明るいところで昼間でも照明をつけて物を見るようにしました。次におこなったのは「完全自己流の目のマッサージ」です。具体的には、自分の指で眉間や眉の上、こめかみ、目の下など眼球の周りをやさしく押します。そして、極め付けは夫からもらった「穴開き眼鏡」です。近視の夫はこの眼鏡の存在を15年くらい前から知っていて時折使っていた様子で、目について悩んでいた私にすすめてくれたのです。穴開き眼鏡は別名「ピンホール眼鏡」と呼ばれ、レンズ部分に複数の小さな穴が開いています。近視の人が物を見るとき目を細めることがありますが、それと同じ効果が得られるとか。要するに、ピントが合いやすくなるようです。実際、この眼鏡をかけながら文字を見ると、ぼんやりしていた文字がハッキリと見えるようになります。ただ、眼鏡を外せば再び文字がぼやけます。色も形も機能も不思議な穴開き眼鏡ですが、困ったときに使っています。老眼が進むのは60歳まで!?その後、私は裸眼で過ごしたり、見えづらいときに穴開き眼鏡を使ったりしていました。しかし、夫は「老眼鏡をかけないと老眼が進んで、目が見えなくなるのでは?」と心配していました。そこで1年前、アレルギー性結膜炎で眼科を受診したときに、先生に老眼について質問してみたのです。「先生、老眼でも眼鏡を作らず頑張っていても問題ないですか? 目の病気になることはないですか?」と聞くと、先生は「そういうことはないけれど、目がものすごく疲れますよ」と言いましたそんなとき、「60歳までは老眼は進むがそれ以降は止まる」という内容のテレビ番組を見たのです。老眼の進行が終わるまでまだ10年もあり、目の疲労も考えると老眼鏡の購入を検討したほうがいいのかなと思い至りました。まとめ穴開き眼鏡の色は黒。中心部にポツポツと穴が開いているので、見た目はなんとも奇妙。ちょっと恥ずかしさもあります。しかし、サングラス風だな……なんて思って鏡の前でポーズを決めてみると、意外とかっこ良く、明るく前向きになれました。ただ、目の健康を考えると老眼鏡を使ったほうが良いと思うので、時間があるときに眼科を受診して老眼鏡を作りに行こうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。【田辺先生からのアドバイス】老眼によって近くの物が見づらい場合は、専門家に自分の目の状態をきちんと調べてもらった上で適切な眼鏡を装用したほうが見る環境が良くなります。適切な眼鏡を使わないと必要な調節ができないので、目の疲れやかすみが起こることもあります。老眼は誰もがなるもので40歳ごろから始まり、自覚し始めるのは45歳ごろからが多いです。60歳になると老化しきるので老眼の進行は止まりますが、それまでは適切な眼鏡で目をいたわるのがおすすめです。著者/ミント(49歳)主婦。趣味はガーデニングで、家の庭や室内でいろいろな木や花を育てており、日々癒され中。
2022年08月17日子育ても一段落。やっと自分のことを見つめ直す時間ができたと思ったら、気付けばアラフィフ世代に突入! 世間的にそう呼ばれる世代になっても、「アラフィフなんて口に出したくない」とか「私はまだまだ若い」と思う今日このごろ。でも、その言葉とは裏腹に体は正直。ふとしたときに衰えを感じるのが現実です。私が最初に感じたのは、目の焦点のブレ。初めて自覚した違和感だからこそ、ショックは大きかったです。もんもんとした時期もありましたが、私は人生を楽しみたいという思いから変化は素直に受け入れて、好きなことを続ける方法を見つけました。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】老眼は突然にやってくる!ん? 何これ? 焦点が合わない。新聞を読もうとしても字がボヤけてよく読めない。45歳のある日、急にそんなことを感じるようになりました。最初は「パソコンを見すぎたかな?」と目の疲労だと思い、時間を置けば元に戻るだろうと、あまり気に留めていませんでした。しかし、症状はその後も続き……。そんなときに同年代の友人から老眼の話を聞いて、「私の症状も同じ。疲れ目ではなく老眼だ!」と自覚したのです。困ったのは、小さい文字が見えにくくなるだけではなく、字も書きづらくなることと本を読んでいても内容が頭に入ってこなくなることでした。そして、趣味の手芸もこれまでのようにできなくなって……。老眼が進んで物作りをやめてしまう人もいるという話も聞きましたが、そんなの悔しいし、絶対にイヤ。楽しみを奪われるなんて納得できない。人生100年時代、まだ半分! もっともっと人生を楽しまなきゃもったいない。 そう思ったときから、私は老眼と向き合う方法を考え始めました。近視の人は老眼鏡選びは慎重に老眼を自覚したら、まず老眼鏡を作る勇気を持つことが必要だと思いました。私は、最初「老眼鏡」という言葉さえ口に出したくありませんでした。それは「老眼鏡」と口にしただけで10歳以上老けた気がしたからです。でも、今となってはそんなことを気にしていた自分を笑いとばしてあげたい。なぜかって、老眼鏡をかければ視野は広がり、文字もハッキリ見えて快適に生活できるんです。そして若かりしころは、年配者はいかにも「老眼鏡」というような眼鏡をかけていたけれど、今は普通の眼鏡同様、ファッショナブルなフレームの物がいくらでもあります。今では、洋服を選ぶ感覚で眼鏡屋に行くことも楽しみの1つにしています。眼鏡屋では、遠近両用の遠くを見るレンズ部分はこれまで使用していた近視の眼鏡より1段階度数を落とすことを検査担当の方にすすめられました。遠近両用の眼鏡は、遠くを見る部分と近くを見る部分の度数のバランスが重要なポイントのようです。特に近視の人の遠近両用眼鏡では、かけやすいバランスの眼鏡にしようとすると、遠くをしっかり合わせると近くが見えにくくなるし、近くをしっかり見えるように合わせると遠くが見えにくくなることもあるそうです。大切なのはきちんと検査をして、自分の症状に合った度数のものを作ることなのだとわかりました。近視の度数が強い私は「重ねがけ」で解決!遠近両用眼鏡を使い始めると、最初は遠くを見る部分で近くを見てしまい、文字がぼやけて見えたりしましたが、そのうちすぐに慣れました。一般的な暮らしでは何も不自由はなくなりました。快適!ところが私の場合は小さな文字を読んだり、手芸をしたり、細かい作業のときだけ、いまひとつピントが合わない感が続きました。困ったことに私は近視の度数がかなり強いので、遠くを見る部分と近くを見る部分のバランスの問題で、これ以上両方の度数を上げられません。そんなある日、家電量販店のカウンターで出合ったのが「眼鏡型ルーペ」です。ちょっとかけてみたら……びっくりするくらい手元がクリアに見えたのです。もうこれは手に入れるしかない!と思い早速購入。今では手放せない存在となっています。これなしでは小さな文字を読んだり、手芸をしたりはできません! 私の場合はいわゆる「眼鏡型ルーペ」on the「遠近両用眼鏡」ですが、外出先で文字を書くシーンでもササっと重ねがけをし、もうすっかり慣れました。友だちからは驚かれますが、実際にかけてもらうと見やすいと評判なんです。気に入った眼鏡チェーンを付けたりして老眼鏡&眼鏡型ルーペライフを楽しんでいます。まとめクリアな視界を手に入れた私は、今、パソコンでの仕事も手紙を書くのも、好きな編み物をするのも何も不自由はありません。むしろ若いころより、積極的に仕事も趣味も楽しんでいます。遠近両用の眼鏡と眼鏡型ルーペは私の強い味方です。子育てやいろいろなことを乗り越えたからこそのバイタリティーがあり、これから自分のための人生が楽しめるのがアラフィフ世代なのかなと思いました。好きなことを諦めるなんてもったいない。もっともっと自分の人生を楽しめると確信しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。イラスト/村澤綾香著者/よしこ(55歳)更年期真っただ中で若干不調。毎年の人間ドックの結果が怖くなり、この症状にはこの食べ物がいいとテレビの健康番組が言えば試してみるアラ還世代。料理大好き、パン職人、ライターのお仕事も楽しんでいます。
2022年08月15日40代ごろになると、老眼で近くの物が見にくくなってくることが多いようですが、50代の私はなんとかまだ老眼鏡をつけずに頑張っています。私と同じ50代の友人は老眼でしたが、ほんのちょっとの勇気で老眼の手術をおこない快適な生活を手に入れました。医療が進んでいるので、老眼鏡以外にも手術などにより老眼に対処できるものも出てきているようです。そこで私も今後、老眼がさらに進行したら手術を検討することに至った経緯を紹介します。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】老眼鏡をかけるのが面倒で購入せず老眼の場合、近くの物を見るときに老眼鏡をかけるという対策をすることが必要になると思います。ですが、老眼鏡をかけるのは面倒ですし、遠くを見るときは外すので、外したりかけたりしなくてはならず、また、運動をする際には邪魔になるので不便です。それで、私は老眼が進行中であるのに老眼鏡をかけずにいますが、おそらく目の負担があるのか、目がとても疲れやすく、涙目になっていることがよくあります。また、周りの同年代に人は、目に良いといわれる「ルテイン」を含んだサプリを服用したりしている人が多いのですが、ルテインを含んだサプリを飲用しても、眼精疲労が緩和されることで老眼の進行を抑えることが多少はできるのかもしれませんが、老眼が治るわけでもなくお金もかかります。よって、今51歳の私は、若干近くの物がぼやける症状が出てきてはいるものの、老眼鏡やサプリを買わずにしのいでいます。老眼を手術で治す方法があるとは最近、同年代の友人が老眼を手術で治したと聞きました。彼女はもともと視力が良く、近視や乱視で眼鏡やコンタクトを使うこともなく、見えないという悩みを抱えたことがない人でした。だから、老眼の症状が出て初めて見えにくいということを経験したため、不便で仕方なかったようです。そこで、彼女なりにいろいろと調べて、最近は老眼を手術で治す方法があるということを知り、すぐに手術を決意したのだそうです。調べたところ、老眼の手術には、白内障の手術のように眼内にレンズを入れる「多焦点眼内レンズ」、角膜の中に黒いリングを入れてピンホール効果で近くのものを見やすくする「リーディングアイ」、角膜の屈折を矯正する「レーシック手術」といった方法があるとのこと。私の友人は、このうち「多焦点眼内レンズ」の手術を受けることにしました。なお、医師からは、老眼対応の手術については日々医学が進歩しているので、本当に困っていないのであれば、もう少し様子を見るのも1つの手であるとも言われたそうです。老眼の手術は前後の準備も必要私の友人は、老眼による見えにくい症状にとても困っていたようで、さっさと手術方法を調べ、ちゅうちょなく病院に足を運び、手術することを決めてきました。友人の選択した「多焦点眼内レンズ」の手術自体は日帰りで、小一時間で終わるものということですが、事前の検査と事後の運動の制約があるそうです。友人によると、手術後は特に大変で、少なくとも数日は入浴禁止で、顔を濡らしてはいけないので洗髪もできず体をシャワーで流すのみになるのだとか。そのため、暑い時期やイベントがある時期は避けるようにしたということでした。また、手術後1カ月は運動禁止とのことです。ただ、その調整と本人の覚悟さえすれば、快適だそうです。手術後はまったく痛みもなく、老眼による症状はすっかり消え、視界がクリアになったとのことです。あまりにも快適そうなので、手術が怖いと思っていた私も、近い将来、老眼対策のために手術も検討してみようと思っています。他にも老眼に対応した目の手術はあるようなので、私としては、より短時間ででき、遠近両用もしくは老眼用とできるレーシックも選択肢の1つと考えています。時期とスケジュールを調整の上、前向きに検討しようと思います。まとめ私はもともと長年、近視と乱視で視界がクリアではない状況に慣れてしまっているので、多少の老眼の症状が出てもそんなに気になることはありません。ただ、今後さらに老眼の症状が進んできたときには、老眼鏡で対応をしたとしても煩わしく感じるだろうと思います。それであれば勇気を出して、友人のように老眼を治す手術を検討してみようかと思います。医学は日に日に進歩していますので、私が手術をおこなうころには、さらに進歩した技術ができていることを期待し、それまではなんとかこのままでいければ良いなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/輝歩 (51歳)勤続約30年となる会社員を務める傍ら、ファイナンシャルプランナーとストレッチインストラクターの副業をこなすシングルマザー。
2022年08月10日老眼デビューは40歳とかなり早めだったM・Nさん(47歳)。周りに老眼と気付かれないように、既製品のいかにもな老眼鏡ではなく、おしゃれフレームに老眼レンズをはめ込んでいます。すっかり老眼鏡の使い手となった今は、「お手元用眼鏡」「遠近両用コンタクト」「眼鏡型ルーペ(拡大鏡)」の3種類をシチュエーション別に使い分けています。その様子をお伝えします。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】私の目、おかしくなっちゃったの!?編集者という仕事柄、朝から晩まで文字を見ている毎日を送っていました。40歳を過ぎたある日、いつもは何の違和感もなく読んでいた写真の下に書いてある文字がやけに小さく見えたのです。それで文字を配置してくれたデザイナーに「今回の写真の下の文字、小さ過ぎませんか? いつもと同じ大きさに修正してください」とお願いしました。するとデザイナーは「いつもと同じ大きさですよ」と。その場はごまかして電話を切りましたが、“私の目おかしくなっちゃった”というショックで頭がいっぱいになりました。ところがその夜、一連の出来事を友人に話すと「それ、老眼! この眼鏡かけてみな」と渡されたのは老眼鏡。かけた途端、世界が変わりました。近くのものがめちゃくちゃ見やすいんです。お手元用…店員さんのやさしさが気持ちを逆なでた当時、私は40歳になったばかりで老眼であるという事実を自分の中で認めたくなかったし、周りの人には絶対に知られたくありませんでした。でも、毎日文字を読むという仕事柄、このままでは厳しいと考えて、意を決して老眼鏡を作ることにしました。ただし、普通の老眼鏡だとバレるので、眼鏡屋さんでおしゃれなフレームを選び、そのフレームに老眼鏡をはめ込んでもらうことにしたのです。眼鏡屋さんに行き、「このフレームに老眼用のレンズを入れてもらえませんか」とお願いすると、20代の店員さんが「あっ、お手元用ですね?」とオブラートに包んだ言い方をしてくれました。やさしさで言ってくれた「お手元用」という言葉が私の心を逆なでたのを今でも記憶しています。とはいえ、無事におしゃれなお手元用眼鏡は完成。会社でも老眼鏡だと気付かれることなく使えるようになり、かなり快適になりました。さらに、老眼鏡をかけると目が大きく見えるので、思わぬメリットもありました。コンタクトや眼鏡型ルーペを使い分けてより快適にそれからは遠近両用コンタクトにも挑戦。この遠近両用コンタクトも使いやすいんですが、ピントが合うまではぼやけて見えるのでじーっと見ていないといけないという難点があります。こればかりはどうにもならないようで、「気合でピントを合わせてください」とコンタクトレンズ屋さんに言われました。また、ペットの犬の爪を切るとき専用に100円ショップで売っている眼鏡型ルーペも持っています。私の場合、シチュエーションに合わせて眼鏡、コンタクト、眼鏡型ルーペという老眼用三種の神器を使い分けているので、見えにくいというストレスはなくなりました。まとめ初めて老眼とわかったときはショックでしたが、今はシチュエーション別にお手元用眼鏡、コンタクト、眼鏡型ルーペを使い分けて快適な視界を手に入れています。友人に状況を話してすぐに老眼を疑い、老眼鏡を作ってよかったなと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/取材・文/茂原好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2022年08月09日