私は36歳のときに3人目を妊娠。妊娠がわかる前は月に1回程度のペースで夜の営みがありました。上の兄たち2人のときは、妊娠中も産後も夫の性欲はあり、セックスレスになることは今回が初めての経験です。私は育児に疲れており、性欲は未だにないのですが、私が思う夫のセックスレスの理由を考えてみました……。3人目妊娠初期の出来事…妊娠検査薬で妊娠がわかった妊娠初期のころに夜の営みをしました。しかし、その2、3日後に微量の出血と陰部や腟のヒリヒリ感があり、産婦人科を受診。出血の原因は着床出血で、腟のヒリヒリ感はカンジタ腟炎だと医師から言われ、軟膏をもらいました。 私はカンジタ腟炎になったのは初めてで、夫に治るまでは無理だからと伝え、この日からセックスレスがスタートしたように思います。 3人目が女の子とわかると夫に変化が私のカンジダ腟炎は2週間後の妊婦健診で治ったのがわかりましたが、つわりが始まったり切迫流産になったりして私のほうがそれどころではなく、セックスレスのまま妊娠中期に入りました。 そして、夫がおなかの子の性別を気にし出して、担当医から「女の子かも」と言われたことを告げると、太っている父親と思われたくないという一心でダイエットに没頭し始めてしまったのです。 おなかを触ってもらえず不安になる私夫はダイエットに集中して、夜は疲れて爆睡……。胎動があり、兄たちは触ったり声をかけてくれたりするのに、夫は関心がないのかと思うくらいおなかに触れてくれませんでした。 兄たちのときは胎動を感じながら夫婦、親子のスキンシップをとれたのに、今回はまったく近寄ってこない夫。不安に感じ、いつもならしない私がおなかを触ってもらうために夫の布団に潜り込んだくらいです。 私が思う夫のセックスレスの理由私は、きっと3人目が生まれたら夜の営みを求めてくるだろうなと思っていました。ですが、産後5カ月を過ぎてもその素振りはありません。 私自身の性欲はないので、夫に何でしないのかと聞こうとは思わないですが、生まれたのが女の子だったことが、夫に何かしらの気持ちの変化をもたらしたのかもしれません。兄たちのときにはセックスレスにならなかったので、何となく、3人目が女の子だったことが影響しているような気がしたのです。 現在は娘の2時間ごとの夜泣きが始まり、夫婦して体力を削られていますが、もし今後そういう雰囲気になったときには、疲れているからと断わらないようにしたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2022年05月01日保育士の中田馨さんが、0歳〜2歳の子どものお友達との関わり方について教えてくれました。子どもにお友達を作りたい!と考えるパパママも多いですよね。0歳〜2歳の子どもにとってのお友達との関係って一体どんなものなのでしょうか?こんにちは!保育士の中田馨です。1歳を過ぎると、行動範囲が広がってきます。それに合わせて「そろそろ友達を」と思われる方もいらっしゃると思います。今回は、0~2歳の子どもの友達とのかかわり方について話します。 0~2歳に友達は必要?友達との出会いを探しに、公園や児童館などに通うママもいらっしゃると思います。0~2歳に友達は必要か?と言われると、必ずしもそうではない時期です。いわゆる大人の考える「友達」ではなく、時々そばにいる「知っている子」くらいの認識からのスタートになります。すぐそばで並んで遊んでいたり、関わらずに自分のあそびに集中しているけど、時々チラリと友達の方を見るような姿がみられたら、友達を意識している証拠。そんな感じで関わっているうちに成長とともに「知っている子」が「友達」に変化していくのです。「よし!この子に友達を作るぞ!」と親が気合いを入れるのではなく、子どものペースに合わせて見守るようにしましょう。 子どもがお友達に関わろうとしなくても、無理強いはしないそばに友達が何人かいて、その子たちが一緒になって遊んでいるのに、自分の子が関わろうとしなければ、何だか取り残された感じがして焦ってしまうかもしれませんね。なので、大人は良かれと思ってその輪の中に入れてしまうこともあるかもしれません。この時期の子どもに大切なことは、親しい人(ママやパパ、兄弟)との信頼関係を築くことです。 例えば、子どもが砂でおままごとをしていたら「美味しそうなケーキを作れたね。ママも食べてもいい?」とあそびに共感します。子ども自身が楽しんでいることへの共感が「ママは私のことを見てくれている」という安心感につながります。その安心感を積み重ねることで、ママやパパ以外の友達に目を向けることができるようになるのです。今は友達と遊ぶよりも楽しいあそびがあるのです。 無理に友達と関わらなくても、心配しなくて大丈夫なんですよ。 「ケンカしないで仲良く遊ぶのよ」と言わない友達と遊ぶなら、穏やかに遊んでほしいのが親心です。分かりますよ。でも、ケンカが起きもしていないのに最初から「ケンカしないで仲良く遊ぶのよ」と言わないように心がけましょう。この時期の子どもは、まだ相手のことを思いやることはできず、それを友達と関わることで学んでいる途中です。 「かして」「いいよ」が親の思うようにうまくいかなくても、おもちゃの取り合いが始まってもいいのです。「これをしたら、相手がどう思うか?自分はどう思ったのか?」を感じることも大切です。もちろん「ほっとけ」と言っているわけではなく、タイミングを見計らいながらの言葉かけは必要です。 例えば、自分の子が友達のおもちゃを取った場合。1歳ごろなら「このおもちゃが欲しかったのね。でも、○○ちゃん悲しそうだよ、返そうね」と一緒に返します。2歳ごろなら返そうねではなく「どうしたらいいと思う?」など問いかけて考えてもらってもいいでしょう。大人が一緒に気持ちに共感して、代弁することで、友達との付き合い方を学んでいきます。 毎日、一緒にあそばせなくてもいい子ども同士がお互い興味がありそうでも、毎日のように一緒に遊ばせる必要はありません。友達と過ごす日、一人で集中して遊ぶ日、ママとサイクリングを楽しむ日、おうちでまったりする日など、いろいろな日があっていいのです。逆に、いろいろな遊びや経験を積み重ねてほしいなと思います。 また、その日1日の子どものあそびの環境を提供するのは大人ですが、遊びの中身を大人が決めすぎないようにしましょう。自分で遊びを見つけることで、想像力が身に付き遊ぶ意欲も増します。 最初は、毎日一緒に遊んでいても楽しいかもしれませんが、それがずっと続くことを考えるとどうでしょう?「会えたら遊ぶ」くらいの距離間の方が、ママにとっても楽かもしれませんよ。 今は、友だちと思うように関係性を作れなくて当たり前の時期です。大人はすぐそばで子どもの成長を見守りましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年04月30日双子の育児に追われ外出もままならず、ママ友がいなかった私。幼稚園のプレクラスに通うようになってようやくママ友ができると、すぐに初めてのランチ会がおこなわれることに。ママ友とのランチ会、それは孤独だった私にとって憧れでした。子育ての悩みや愚痴を吐き出したりおしゃべりを楽しめるかなと、私はその日が来るのを楽しみにしていました。そしてランチ会当日。それは楽しめるどころか、私にとってとても苦痛な時間となったのです……。 ずっと憧れていたママ友とのランチ会私は初めての妊娠で双子を出産しました。産後は双子育児の大変さから外出することも難しく、なかなかママ友を作れない孤独な育児生活を送っていました。しかし子どもたちも2歳になり、幼稚園のプレクラスに通い始めることに。 すると私にも、初めてママ友と言える存在ができました。ずっと憧れていたママ友とのランチ会もすぐに実現。そのときの私は、「孤独な育児生活からも卒業だ!」と胸を膨らませていました。 親の強い味方、フードコート乳幼児を連れてランチをする際、わが家はショッピングモールをよく利用していました。併設されているスーパーで子どもの食べられる物を買えるし、フードコートでいろいろな食べ物の選択肢があることは、親にとってはとても助かります。初めての子連れのランチ会も、フードコートで開催されることになりました。 自分だけ会話に参加できない悲しさしかしわが家の双子は、イヤイヤ期真っただ中。さらに、偏食もあるうえに食の好みもバラバラ。選択肢が多くあることが逆効果となり、「あれが食べたい!」「これが食べたい!」と違うものを食べたがります。時間帯はちょうど昼時。どのお店も長い行列を作っています。仕方なく私は子どもたちをママ友に見ていてもらい、それぞれの長い行列に並びました。 ほかのママたちには先に食事を始めてもらったのですが、自分だけ会話に参加できず食べ物の調達に奔走。せっかくのランチ会なのに、自分だけ会話に参加できないことに悲しさを感じていました。 楽しいはずのランチ会でイライラ食べ物がそろっても、私は双子の食事の補助で大忙し。まったくママ友の会話に入る余裕がありません。ほかの子たちはおとなしく食事をしているのに、わが子は人の食べている物を見て「あれが食べたい!」と、私からするとわがままを言う始末。 自分の食事もままならないまま、楽しみにしていたママ友の会話にも参加できず、「なんで私だけこんなに忙しいの!?」と悲しくなりました。ストレス発散するどころか、わがまま放題な子どもたちに対してイライラが募るばかりでした。 ママ友の会話に参加できないのは、多胎ママではあるあるのようです。このイヤイヤ期の間は、フードコートなどの選択肢が多いところは避けた方が平和なのかなと感じました。そして、次回、乳幼児を連れてランチをするならば、多胎ママ同士だと、悩みや大変さが分かり合えてもっと楽しめるのかもしれない、と思いました。私にとって初めての子連れランチ会はいろいろなことを学ぶ体験となりました。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:村上 素子3歳の男女双子のママ。ドタバタな育児生活と並行し、フリーライターとして活動中。
2022年04月29日産後、育児に追われるなかで、「○○をやっておけばよかった!」「気が付けば、時が流れて、〇〇を忘れていた!」なんてことがあると思います。今回は、産後10カ月を迎えた私が後悔していることをご紹介します。1.ニューボーンフォト・寝相アートニューボーンフォトと寝相アートは、妊娠中のころから興味がありましたが、まったく準備をしていませんでした。産後、赤ちゃんが寝ている間に作ろう!と、安易に考えていたのです。 しかし、いざ赤ちゃんが生まれてみると、アート用の小道具を用意する余裕などまったくなく、なぜ暇だった妊娠中に用意しておかなかったのか、すごく後悔しました。赤ちゃんが生まれたら、ニューボーンフォトと寝相アートで思い出づくりをしたい!と考えている方は、時間に余裕のある妊娠中から準備しておくとよさそうです。 2.産後ダイエット「完母で育てたら、いくら食べてもどんどんやせるよ!」という先輩ママの言葉を信じていましたが、私の場合、食べれば食べるだけ太りました……。 産後半年までにはなんとかしようと思っていましたが、あっという間に半年が過ぎました。私の体は正直なもので、産後半年を過ぎたあたりからさらに体重は増えていき、今ダイエットをしていますが全然体重は落ちません。 産後の回復のために無理なダイエットは禁物ですが、もう少し食べる量を考えていればと後悔しています……。たとえ母乳育児をしていても、暴飲暴食は控えたいですね。 3.子どもの写真の整理かわいいわが子を写真に収めるうちに、写真の数がすごいことになっていきます。わが家でも、そうこうしているうちにハーフバースデーを迎え、半年間で溜まりに溜まった莫大な写真の数に目が回りそうになりました。せめて2~3カ月に一度は写真を整理するべきだったと後悔! せっかく撮った思い出の写真。あとから家族で眺められるように、みなさんには少しずつでも写真の整理をしていくことをおすすめします。 産後は育児に追われて、あっという間に時間が過ぎていきます。パートナーや周りの人にもじょうずに頼りながら、後悔をしないように日々育児を楽しみたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。無理な産後ダイエットはおこなわず、必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。監修/助産師REIKO著者:田中麻奈元保育士で一児の母。現在は育児に専念するため専業主婦。自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆中。趣味は手芸。
2022年04月29日生後10カ月の娘と6歳、8歳の息子を持つワーキングママです。外出では当たり前のように子どもたちと利用する電車。子育てが3人目ともなると、夫が不在でも近場から遠出まで問題なく電車を乗りこなせます。しかしそんな私も6年前、長男と初めて乗る電車は、まわりに大迷惑のドキドキハラハラの連続でした。初めての電車に浮かれた私と長男当時1歳半の長男はとにかく電車が大好き。電車を見るたびに指をさし「デン、デン」とかわいくつぶやいていました。実家の両親が頻繁に車で初孫を見にきてくれるので、長男と電車に乗ったことはありませんでした。そのため、頻繁に散歩へ出かけては電車を見せていました。 キラキラした目で電車を呼ぶ長男に、「電車か……そろそろ電車でおでかけしてもいいかも」と思い、2本乗り換えて50分かかる実家へ電車で行くことに。私も産後久々で浮かれ気味の電車。長男が乗ったベビーカーを押して、いざ先頭車両に乗り込みました。 車内に響く長男の声に胸がザワザワ平日の日中だったため、私たちと同じ車両に乗る人は数人でした。長男の手には電車の玩具。さっそく長男は「デン、デン」と運転席の窓を指さしました。私は運転席にベビーカーを近づけましたが、長男には窓が高くて車掌さんが見えず「あー! あー!」と声を出してまた指さし。「あ、あれ?」。私は長男のうれしそうな声に喜ぶどころか胸がドキドキ。 「みっ、見たいよねー」と言いつつ、私はとにかく長男を静かにさせなければ、と抱っこして車掌さんを見せます。すると長男は大興奮! 「シャー、シャー!」とはしゃぎだし、私の心はさらにハラハラ。車内の子どもの声ってこんなに響くの!? それに加えて長男が持つ電車の玩具はガチャガチャ音をたて、私の心臓は落ち着かないまま、電車は発車しました。 ついに走りだした長男!「混雑している通勤時間じゃないだけまだよかったかも…」と私は自分で自分を落ち着かせていました。しかし長男はその間も「シャーシャー」とうれしそうに車掌さんが見える窓をバンバンたたいています。「電車だから、静かにしようね」となだめる私。ほかの乗客への申し訳なさから、「次からは気をつけます」と心の中で誓いました。 そんな私の気持ちをよそに、だんだん車掌さんを見るのに飽きた長男は「ん、ん」と抱っこから降りると指示。私の腕も限界だったのでいったん降ろすと、長男は私の手をひっぱって車内をぐるぐる走り回ったのでした。 気づけば誰もいない車内…「だっ、ダメだよ! 電車は静かに乗るんだよ」と私は立ち止まり、長男と綱引き状態。すると長男はもっと騒ぎだし、「ヤッヤー!」と声は大きくなる一方。悪戦苦闘していると耳にバタンッ、バタンッと音が聞こえ、ハッとして私が車内を見渡すと、車両には誰も乗っていません。 「そんな……」。もう誰も見ていないので、私は長男の手を離して椅子に座りました。非常識ママの烙印を背中に押されたようで、ぐったり。乗車時間20分、結局、次の駅で降りて両親に車で迎えにきてもらいました。もちろん帰りも車で帰りました。 車内の人は誰も私たち親子に注意することもなく、やさしい対応だったと思います。長男を制止できなかったことは反省点ですが、もし誰かに文句を言われていたらもっと落ち込んでいました。長男は想像していた通り楽しんでくれていたので、その後は短めの隣駅からチャレンジし、長男もだんだん電車で出かけることに慣れていきました。もう8歳になる長男ですが、いまだに思い出すと恥ずかしい出来事です。 著者:巳村 糸8歳、6歳、0歳の子どもを持つママ兼保育士。趣味は旅行、レジャー、ショッピング。家族5人になり、軽自動車を手放して7人乗りの天井が見える車を購入。この夏は初のオートキャンプを計画中。
2022年04月28日知的障害・自閉症スペクトラムで療育園に通う、5歳のえぬくんと、えぬくんママの日常を紹介するYouTube「えぬくんちゃんねる」をご存知でしょうか。 知的障害・自閉症スペクトラムのえぬくん(5歳)は、ママとパパと3人暮らし。強いこだわり・かんしゃくはあまり無く、おしゃべりは喃語(なんご)が多く踏切の音の「カンカンカン」や「やったー」など、数語話すこともあります。愛嬌があって、人と関わることが大好きです。 「障害はあるけれど、こんなに可愛くておもしろいえぬをみんなに見てもらいたい。困りごとや悩みを共有できるきっかけになれば」とYouTubeを始めた、えぬくんママ。 今回は、1番大変な時間と言っても過言ではない、帰宅〜お風呂に入る前までのワンオペ・ナイトルーティンを紹介します。 15:00療育園にお迎え自転車で療育園にお迎えに行き、帰るところから動画はスタート。えぬくんは、1歳10カ月から療育園に通っています。3歳までは週5日で通っていましたが、現在は週4で療育園、週1で作業療法に通っています。 ※療育園とは:障害を持つ子どもの発達を支援する施設※作業療法とは:運動や遊びを通して発達を支援する療育のこと 自宅ですが、マンションのエントランスで必ずピンポンを押したいえぬくん。自宅ドア前のピンポンも押して、ドアが開くと靴のまま自宅へ突入! ママさんが追いかけます。 ゆる〜くトイトレを実践中という、えぬくん。 療育園ではパンツですが、まだまだ成功しないので家ではおむつに履き替えます。療育園からは、毎日お漏らししたパンツとズボンを大量に持ち帰ります。 16:00えぬくん大好きなお米を催促 えぬくんは白いご飯が大好き! 療育園で、お昼ごはんもおやつも食べているえぬくんですが、大好きなお米が炊き上がるのを待ちきれず、茶碗を持って「お米をください」アピールしています。 ママが夕食を作っている間、えぬくんはお気に入りの毛布を持ってYouTube鑑賞。大好きな電車や自分のYouTubeを観ていることが多いそうです。 16:30早めの夕食 えぬくんが待ちきれず、16時半ごろに早めの夕食スタート。おかわり地獄が始まります(笑)。茶碗2つをママに向けて、「ご飯を入れて!」とアピールをするえぬくん。多いときは3個の茶碗を出すそう(気分によって、食べてくれない日もあるそうです)。 白米の上の部分だけを食べては、何度もおかわりのポーズ(ママに向けて茶碗を差し出します)。おかずのソースを何度も「かけて!」とアピール。何度も席を立たないといけないので、ゆっくり食べることもできず、ママもイライラMAX! おかわりでは大きな声を出したり、机を叩いたりする様子は見られませんが、何度もご飯とソースを要求されるのでついにママが拒否! すると、床に寝転んで抗議します。機嫌が悪くなって対応がさらに大変になってしまうので、つい要求をきいてしまうそう。 おかわり地獄の食事タイムが終わったら、ママはお風呂のお湯をためている間に食器洗い。パパは仕事で帰宅時間が遅いので、一緒に夜ごはんを食べられるのは週1回くらいです。 18:00お風呂えぬくんは、お風呂が好きなので嫌がらずに入ってくれることが多いそうです。 18:30 お着替えまだ、自分でお着替えはできないので、ママに着替えさせてもらいます。 19:00 寝る準備が完了動画はここで終了。少し遊んで20:30頃には寝室へ移動しますが、寝室に行くとハイテンションになるえぬくん。ママさんは隣で寝たふりをして寝かしつけますが、寝たと思ってもベッドを出るときに何度も気づかれてしまい、結局寝るのは23時ごろ。もっと遅くなるときもあるそうです。えぬくんに終始やさしく微笑み、正面から向き合って接しているえぬくんママさん。特性のあるお子さんの子育ては大変だと思うのですが、えぬくんと笑顔で楽しく過ごしている日常を見ていると、ほっこりやさしい気持ちになります。 この動画には「怒らず、できる限り要求に応えてあげてるママさん本当にすごい」「優しくていつも笑顔で明るくて、尊敬しかない」など、ママたちから多くの賞賛コメントが多数寄せられていました。えぬくんママさんのやさしい子育ての様子に、励まされるママも多いようです。著者:ライター 廣瀬尚子二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。
2022年04月28日第2子にして初めて経験したイヤイヤ期。話には聞いていたけれど、実際になんでもイヤイヤされ、大声で泣かれたり暴れられてしまうと本当に大変で、こちらも何度も泣きたくなりました。そんな私が日々おこなっている3つの対処法をご紹介します。 上の子にはなかったイヤイヤ期わが家にはおとなしい8歳のお姉ちゃんと3歳のやんちゃな弟がいます。お姉ちゃんのときは、先輩ママや育児サイトで見聞きするイヤイヤ期なるものに戦々恐々としていたのですが、「これがイヤイヤ期だ!」と認識することもなく、気づいたらとっくに対象時期が過ぎていました。 思い返せば、自分でしたいところを親が先回りしてしまうと機嫌が悪くなったり、うまくできないとかんしゃくを起こしやすいという時期があったので、あれが娘のイヤイヤ期だったのかな?と思います。 下の子で初めてのイヤイヤ期を経験弟はお姉ちゃんと違い、元気いっぱいで物怖じしない性格。その分自己主張も強く、1歳6カ月前からわかりやすくイヤイヤが始まりました。おむつ替えや着替えは断固拒否。なんでも自分でやりたい! でもうまくいかないと大声で叫び、物を投げる⋯⋯。スーパーなどでは機嫌を損ねると、寝そべらないまでも頑なに動かなくなり、1時間でも平気で泣き続けることもありました。 晴れの日でも絶対長靴、雨の日だけどサンダルじゃないと出かけないという、まさに王道のイヤイヤ期。2人目なのに初めての経験だらけで、戸惑い、途方に暮れることばかりでした。 とにかく周りに相談する!そこで私がしたことの1つ目は、とにかくたくさんのママ友に相談するということ。お姉ちゃんとは5歳差なので、ありがたいことにすでにママ友はたくさんいました。話を聞いてもらい、共感してもらうことで安心し、元気をもらいました。 またわが家よりも大変そうな体験談を聞いて気持ちがラクになることも。息子のことを知っているからこそ、効果的なアイデアをもらえたり⋯⋯。育児書や育児サイトも参考にしましたが、ママ友の生きたアドバイスは特にありがたかったです。 見ないようにして待つ、気をそらす2つ目に私がしたことは、ひたすら待つということでした。息子の気分が変わるまでひたすら待ちました。また着替えなど、まだあまりうまくできなくて時間がかかる支度は、つい親が手伝ってあげたくなります。ですが急いでいるからと先回りしてしまうと、火がついたように怒り出して収まらず余計に時間がかかってしまうので、息子に任せました。 見守っていると手を出したくなってしまうので、その間はできるだけほかのことをおこなうようにします。うまくできずかんしゃくを起こし始めたらサポートはしますが、できるだけ自分でやり遂げさせました。それでもできないようなら、できそうなほかのことを提案し、そちらに興味がうつるように仕向けました。 そして、私のしたことの3つめは息子の気をそらすことです。え?と思うくらい、まったく違う話をすると効果的でした。 息子は現在3歳。おしゃべりはじょうずになったものの、まだまだ言いたいことが伝わらず怒って泣き叫ぶことがあります。かんしゃくも多くイヤイヤ期が終わったとはまだ言えないのですが、少し前と比べると聞きわけはよくなったかもしれません。本当に大変ですが、手探りで対応しながら、親子の絆を深めるチャンス! と思って乗り越えていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年04月27日保育士の中田馨さんが、おじいちゃんおばあちゃんの孫へのちょっと困ってしまう対応について教えてくれました。「大好きな孫のために……」の行動が実は家族を困らせているかも……!?こんにちは!保育士の中田馨です。おじいちゃん、おばあちゃんに育児をお手伝いしてもらうこともありますよね。家事や仕事に忙しいので、両親・義両親の手助けが頼りになっている・助かっているという方も多いことでしょう。その一方で「実はその行動はやめてほしい……」ということもありませんか?今回のテーマはおじいちゃん、おばあちゃんの孫へのちょっと困った行動についてお伝えします。 母乳・布おむつ推奨派「母乳で育てないの?」「紙オムツで楽してちゃダメよ」なんて言われたことがあるママもいるようです。結論から言うと、最近の育児用ミルクは母乳に限りなく近い栄養成分であること。そして、布おむつはおしっこが出たと赤ちゃんが感じやすい。紙オムツは、漏れにくく長めの時間使うことができる。などそれぞれの利点があります。授乳もオムツも「こちらの方が、絶対的に良い」というものはないことを知っていてください。 私の場合は、子どもが生後1か月から仕事に復帰したのに「母乳と布オムツでできる限り育てたい」と思ってしまい苦しんだ一人。だんだん出なくなる母乳を時間をかけて飲ませたり、せっせと布オムツの洗濯をしたりして、最終的にそれがイライラにつながってしまいました。授乳しているときの子どものぬくもりや、白い布オムツがベランダで風に揺れている景色は、幸せでもあったんですけどね。 そんな私が「便利なものに頼ってもいい」と気づいたのは半年後。自分の意志でも、しんどくなってしまうのに、外から言われると、ママは大きくダメージを受けてしまうだろうな……と想像できます。授乳もオムツ替えも毎日のことで、ほぼママがしなくてはいけないこと。周りの意見は参考までに聞いておき、ママが頑張れる範囲で使い分けるとよいのではないでしょうか。 昔の子育てを推奨する子育ては、時代によって変化していきます。それは、子どものことを研究していくうちに「こちらの方が適切」と発見されるからです。子育ての常識で変わったことのうち、今回は代表的な3つを例に挙げます。 ①「抱き癖がつくから抱っこしすぎてはダメ」「抱き癖がつくから抱っこしすぎてはダメ」というおじいちゃんおばあちゃんもいますが、赤ちゃんが泣いたらできる限り抱っこしてあげましょう。抱っこは、赤ちゃんの心を安定させてくれます。 ②「うつぶせ寝を推奨」うつぶせ寝は、窒息や乳幼児突然死症候群につながります。現在では、厚労省でも1歳になるまでは仰向けで寝かせることが定められています。医師の指示で必要なとき以外は、あお向けで寝かせるようにしましょう。③「1歳までに卒乳」1歳をすぎてもおっぱいを飲んでいる孫を見て「1歳までに卒乳しなきゃ」というおじいちゃんおばあちゃんもいますが、ママと赤ちゃんの気持ちに寄り添って自然に卒乳するのがよいでしょう。授乳の時間は親子のスキンシップでもあります。 そのほかにも、「一度、口で咀嚼したものを出して与えた」という、子どもの虫歯にも影響しそうなエピソードを聞いたこともありますよ。 どの子育て法も、昔はそれが常識だったのです。そのため、祖父母を否定するのではなく「今はこんな風に変わったんですって!」と伝えてみましょう。そのときに「保育士さんに聞いたんだけど」など専門家に聞いたと伝えてもいいかもしれませんね。お菓子を与えすぎるよくママたちから聞くのは「お菓子を与えすぎて困る」という意見。分かります。私も経験者です。 私の場合は、同居している私の父です。父はミルク飴が大好き。しかし、小さな子どもに飴を食べさせるのは喉に詰まってしまう危険性もあるのでやめてほしいですよね。父には「一人でコッソリ食べてね」と口酸っぱく言っていたのですが、娘が近くにいるのに、コッソリ食べようとするのです。(全然、コッソリではない!)案の定、飴の袋を開ける音に敏感に反応する娘。そして、飴をGET!です。きっと、私がそばにいないときは、もっと色々ともらっていたことだと思います。 祖父母の心理としては「かわいい孫に、美味しいものを食べてもらいたい」という気軽な気持ちです。悪気はないんです。そのため、こちら側のルールを決めることと「ここまでならOK」なルールを伝えてみましょう。 例えば遠方の祖父母の場合は、会うこと自体がたまなので、いつもより少し量や種類が多くても、良しとしていいのではないでしょうか。その上で、「最近、このお菓子が好きなんです。」「ケーキはまだ与えていないので、こっちのおやつがいいです」など今のお子さんの様子を伝えてみましょう。 私のように同居していたり、近所でよく会う場合は、上記と同じようにお子さんの様子を伝えることはもちろんのこと、おやつを食べる時間帯や量の目安を伝えてみてもいいでしょう。「おばあちゃんのおにぎりが美味しいって言ってました!」なんておやつになりそうな、祖父母の手づくりのものをリクエストしてもいいかもしれませんね。 今すぐ使わないもの(必要のないもの・高価なもの)を相談なしに買う「誕生日に、大型のプレイジムをプレゼント。家が狭くて置き場がないのに……」「普段着できそうにない、高価な洋服。この服を着て出かける用事がない」「将来のためにと辞書。使うのはきっと、10年後?」「もうすぐ一人で寝るでしょ。と2歳の子に大人布団」などなど…パパやママの意見を聞かずに、買ってしまったパターンもよくありますよね。気持ちはとてもありがたいのですけどね。まず大切なのは、パパとママに「何が欲しい?」と聞くこと。そのときに、パパとママも「何でもいいですよ」と答えるのはNGです。欲しいものをきちんと伝えましょう。 また、買ったわけではありませんが「息子が昔、読んでいたの」と古い破けた絵本をプレゼントされた方も。長い間、保管していたのだから大切だろうに。でも、子どもが触ったらもっとボロボロになりそうなので、どう扱えばよいか困ったとのことです。これを聞いて「わ!私、絵本だったらしてしまいそう!」と数年後の未来を想像しちゃいました。気をつけなければですね。 おじいちゃん、ばあちゃんがしていることは全て「孫のために、良いと思ってしている」ことです。「困るなぁ…」と思うこともあるかと思いますが、もしかするとそれはそれぞれのコミュニケーションが足りていないことが原因なのかもしれません。お子さんのことを大切に思っている者同士です。これからも、子育ての協力者として感謝の気持ちを忘れずにいけたらいいのかな?と思います。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年04月26日私は現在、3歳と生後8カ月の2人の娘たちを育てています。今回は3月生まれである次女の保育園選びについて、どういった経緯で保育園を選んでいったか、決め手は何だったのかお話ししたいと思います。生後2カ月から保活スタート次女の保育園選びは、次女が生後2カ月くらいの首がすわったころから始めました。狙うは次女が1歳すぎに入所できる4月入園の1歳児クラスです。私の住んでいる自治体は激戦区で、人気の園は1歳児クラスが50人くらい待機している状態も普通にあります。したがって、早期から保活を始める必要がありました。ちなみに私は「自宅で仕事をしている個人事業主」という扱いになるので、正直言って保活の持ち点が低く、元から人気の園は選ばないつもりでした。 小規模保育園を選択肢として挙げた次女は早生まれだったので、なるべく家庭的な手厚い保育をしてくれる保育園を希望しており「小規模保育園」を選択肢として挙げていました。 もちろん、小規模保育園だからどこでも良いというワケではありません。慎重に決めたかったので、保育園の見学は小規模保育園を中心に10軒は見て回りました。 自由度の高さが保育園選びの決め手たくさん見学してきたなかで、一番よかったのは「モンテッソーリ教育」を取り入れている小規模保育園でした。「モンテッソーリ教育」は、“自由に個別活動をさせる”という特徴があるそう。具体的には、公営住宅の中に園があるので、お散歩や外遊びも必ず一斉におこなうわけではなく、個々に「外に出たい気持ちになれば出る」といった具合でした。 また、モンテッソーリ教育独特の「お仕事」といって、手先の作業を集中しておこなう遊びに夢中になっている際は無理に外遊びへ連れていかず、室内遊びに集中させてもらえます。 ほかにも、この園では食育を大切にしていて、昼食はもちろんのことおやつまですべて手作りで、園児たちと一緒に野菜を洗うなど「お料理のお手伝いをしてもらう」ことに積極的な園であることも好感度が高かったです。そして、何よりも良いなと思ったことは、午後睡のあとも外遊びができるということでした。 小規模保育園には園庭がないところが多いようです。私の選んだ園も園庭はありませんが、公営住宅の中にあるため、午後睡のあとも簡単に敷地内の広場や散歩道に出入りしやすいなど、自由な環境が好印象でした。また、私自身が1歳から保育園に入っていたこともあり、「子どもの今やりたいことを尊重してくれる園」ということを重要視しました。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年04月25日私には、現在13歳の娘と3歳の息子がいます。年の差、10歳。10年間ママである私をずっと独り占めしてきた娘の赤ちゃん返り。弟の誕生で娘にどのような変化があったのか。妊娠中から、産後の様子までを詳しくお話しします。娘に妊娠を伝えたときの反応は?わが家はステップファミリーで、娘が8歳のときに今の夫と再婚しました。そして、娘が9歳のときに息子を妊娠。娘に妊娠を伝えると「私、サンタさんに弟が欲しいってお願いしてたの……本当にきてくれたんだ!」と大喜び。 ですが、それと同時に「やっぱりお姉ちゃんになりたくない。ママを取られたくない」と急に泣き出すようになったりと、少し情緒不安定になってしまい、「赤ちゃんが生まれても◯◯のこと大好きなのは変わりないよ」と、抱きしめながら娘に伝えていました。 いざ息子が誕生! 娘の様子は…そして息子が誕生し、娘も積極的に抱っこしたりと息子をとてもかわいがっていました。それでも、約10年間ママを独り占めしていた娘にとって、突然のライバルの誕生にとても複雑な気持ちだったと思います。「◯◯(息子)が泣いても抱っこしないで」と言ったり、ごはんを食べさせてほしいと甘えたりすることもありました。 その都度、娘の気持ちを受け止め、息子が泣いていても娘を優先して対応するようにし、1日に何度も娘を抱っこして「ママは○○(娘)のことが大好き」「ママは○○(娘)のこと愛してるよ」「○○(娘)は、今まで通りママにたくさん甘えていいんだよ。お姉ちゃんだからって無理しなくていいの。○○(娘)は○○なんだから」と伝えました。 月に一度は3人で「映画デー」小学4年生の子どもと赤ちゃんでは、もちろん赤ちゃんのほうが手がかかるので、娘がママやパパを独り占めできる時間を積極的に作るようにしました。夫が休みの日には私と娘で買い物に行ったり、カフェに行ったりしてじっくり娘と関わるようにしたのです。 その他にも、月に一度「映画デー」という日を設定し、夜に息子を寝かせたあとに私と夫、娘の3人でレンタルしてきたDVDを観て、映画館ごっこをする日を作りました。日によってはお菓子やジュースを買い、飲んだり食べたりしながら3人だけの時間を楽しみます。この「映画デー」は、頻度は2~3カ月に一度と頻度は少なくなりましたが、息子が生まれてから3年半経った今でも続いています。 娘の赤ちゃん返りは、安定したりまた不安定になったりしながら1年近くは続きました。正直、いつ終わるかわからない娘の赤ちゃん返りと息子の育児でヘトヘトになりましたが、大変な時期にこそ娘とじっくり向き合う時間を作ることで、今も良い関係を続けていけているのかな、と思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2022年04月23日なかなか思うように離乳食が進まなかった次男。特におかゆを嫌がり、離乳食を始めて1カ月が経っても、おかゆはまったく食べてくれませんでした。試行錯誤しておかゆを作っては、拒否されて落ち込む毎日。そんな私を救ってくれたのは、意外にも長男のときに綴っていた育児日記だったのです。思うように進まない次男の離乳食生後6カ月から始めた次男の離乳食。6歳上の長男のときのことはすっかり忘れてしまったので、初めての気持ちで本を見ながら取り組みました。ところが、なかなか思うようには進まず、次男は特におかゆを拒否。すり鉢ですりつぶすのをやめてブレンダーを使ってみたり、一歩戻って重湯だけをあげてみたり。あれこれ試行錯誤しましたが、ことごとく拒否されて、落ち込む毎日でした。 コロナ禍でママ友に頼ることもできずママ友に相談をしたり、愚痴をこぼしたりすることができれば、少しは気持ちもラクになれたのかもしれません。長男の子育てで悩んだときにも、周りのママ友に話を聞いてもらい、助けてもらったことがよくありました。ところが、運悪くわが家は見知らぬ土地に引っ越してきたばかりでした。自粛生活が続くなかで、外に出てママ友をつくる機会も失ってしまい、気軽に相談をすることのできる仲間が1人もいませんでした。そのまま誰にも頼ることができず、ひとりで悶々と悩む日が続いたのです。 私を救ってくれたのは、まさかの自分!?ある日ふと思い立ち、長男が赤ちゃんのころに書いていた育児日記をひっぱり出してきました。長男と次男は6歳も離れているので、当時のことはあいまいな記憶しかありません。そして、読み進めてみてびっくり! なんとそこには「おかゆを全然食べてくれない」「重湯でもだめだった」と今とまったく同じ悩みが書いてあったのです。 6年前、おかゆをまったく食べなかった長男も、今では学校の給食を毎回おかわりするほど、好き嫌いなく何でも食べる元気な子。おかゆが嫌なら、食べられるものをマイペースであげれば良いのだ、と一気に肩の力が抜けました。 育児の悩みは次から次へとやってきて、少し前に自分が何に悩んでいたのかさえ、私はほとんど覚えていませんでした。長男のときに記録のつもりで書いていた育児日記が、まさか6年越しで自分を助けてくれるなんて思いもしませんでした。育児日記を記していた過去の自分に感謝しています。 監修/助産師REIKO著者:木梨あかり7歳、1歳の男の子兄弟の母。不妊治療、早産、海外での子育て、年の差育児など、自身の体験をもとに執筆中。
2022年04月22日わが家は、夫がフランス人の国際結婚家庭。現在フランスに住んでいます。そこで、2歳半になる長男は、赤ちゃんのころから1人部屋でひとりで寝ています。フランスでは、赤ちゃんはひとりで寝かせるのが一般的なのです。しかし、毎晩寝る時間に長男と一緒に部屋へ行って寝かしつけるのですが、一度では寝てくれません。寝かしつけても、毎回リビングに来ては遊び始め、2度も3度も長男を寝かしつけなくてはいけない状況に。そして私は最終的に「寝なさい!」と叱る羽目になるのです。毎日同じことを儀式のように繰り返す長男に、私は疲れ果てていました……。 寝ない長男自分で階段を昇り降りできるようになってから、毎回、長男の部屋で寝かしつけをしたあとに、自分のベッドから降りてリビングに遊びに来てしまう長男。寝る前に本を読んだり、疲れさせるために一緒に遊んだりしても、まだ遊び足りないかのように自分の部屋を抜け出してしまうのです。 そのたびにまた長男の部屋に戻り、寝かしつけをするのですが、寝かしつけてもまたリビングに遊びに来たりの繰り返し。起きて部屋のドアの前で大泣きしていることもあります。2度も3度も寝かしつけていると疲れてきてしまい、私や夫は最終的に「寝なさい!」と叱ってしまうという毎日でした。 なかなか寝ない原因に気づく毎晩同じことを繰り返して疲れた私たち夫婦は、どうしたら一度でスムーズに寝てくれるのか考えました。最初に、長男の1日の行動や様子を振り返ってみました。 長男は朝7時に起床し、お昼ごはんのころにはもう眠たい様子を見せます。そのためか、お昼寝時間は自分の部屋を抜け出すことなく1回の寝かしつけで済んでいます。そこで、夜はパパがいて賑やかなため、一緒に遊ぶ時間が楽しくて寝たいという気持ちにならないのではないか、と気づきました。 パパの協力平日は仕事に行っているパパ。パパが大好きな長男はいつも帰りを心待ちにしています。休みの日などは、一緒に畑に行ったり遊んだりすることをとても楽しみ喜んでいます。そこで、夜寝る前に、パパに思いっきり長男と遊んでもらい、寝かしつけもパパに任せてみることに。 すると、最初のころは何度か自分の部屋から抜け出した長男ですが、儀式のように毎晩パパと2人だけの時間を設け続け3日目以降、一度で静かに寝てくれるようになったのです! その後も長男はパパと2人だけの時間を作って遊んだあとは、満足するのか静かにひとりで寝てくれています。時々寝られずベッドの中でひとりで何か喋っていることもありますが、前のように部屋を抜け出すことはありません。今思うと、やっぱりあのころは大好きなパパと遊びたい気持ちが強かったのかなと、夫婦で話しています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ムチコ著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年04月22日シングルマザーの私は子育てで悩むことがいくつもあります。そのうちくるだろう、子どもからの「うちにはどうしてパパがいないの?」。この質問にどうやってこたえるか、それもまた悩みのひとつです。しかしある日、こども園にお迎えに行った日のこと。息子の友だちから、「〇〇くんは、パパいないんでしょー?」と突然言われてしまったのです。突然の質問に、一瞬迷ってしまったのですが……。ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声をご紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 どう答えるのが正解!?未婚の母として、家族からのバックアップを受けながら働き始めて5年、息子は6歳になっていました。こども園にお迎えに行ったある日のこと。息子の友だちから突然こんなことを聞かれたのです。 「〇〇くんは、パパいないんでしょー?」 どうしてそんな話になったのか定かではありませんが、父の日など家族系のイベントが近いわけではなかったので、何気ない会話のなかでそうした話になったのでしょう。突然の無邪気な質問にちょっとどう答えるのが正解なのか、一瞬迷ってしまいました。 嘘はつかない、でも、ほんとのことまでは言わない一瞬戸惑った私でしたが、いずれこうした質問が来るであろうことは予想していたので、心の準備はしていました。「そうだねー、うちは今、パパはいないんだよねー。」とさらっとお返事をしてその場は終了しました。ここで息子に「そういうことはお外では話さないで」と伝えても難しいだろうし、余計な傷を作ってしまってもいやだな、と思い、その場ではさらっと流し、息子にはあとで説明することにしました。 何をどこまで話すのか家に帰ってから息子と話をしました。「パパがいない」ということは聞かれたら言ってもいいのだけれど、わざわざ口に出す必要はないこと。わが家のようにママと子どもだけの家族もいれば、パパと子どもだけの家族、祖父母と子どもだけの家族など、世の中にはいろんな家族がいるということ。そんなことを話しました。そして、わが家にパパがいない理由は、「事情があって、あなたがおなかの中にいるときにお別れしたんだよ。」とだけ伝えました。息子がもう少し大きくなったら、パパがどんな人だったのか、何の仕事をしていたかなども話すと約束をしました。息子はあまり気にしていない様子で、「わかった」と返事をしてくれました。 未婚、もしくは、子どもがまだ幼いうちにお別れしたシングルマザーの場合、どのタイミングでパパのことを話すのか、というのは課題になってくるかと思います。子どもがあまり気にしていない様子でも、他者から不意に聞かれることはあるので、どう答えるのかは自分のなかである程度決めておいてよかったなと思った出来事でした。息子の様子を見ながら、少しずつ話をしていけたらと思っています。 著者:春日井透子小学4年生の息子と2人暮らしの未婚シングルマザー。言語聴覚士というリハビリの専門職の仕事とライター業をかけもちしています。
2022年04月21日保育士の中田馨さんが、子どもの褒め方や叱り方について教えてくれました。実はあなたのおこなっているその褒め方や叱り方、実はNGかも…!? ぜひ参考にしてくださいね!こんにちは!保育士の中田馨です。1日子どもと過ごしていると、子どもを褒める場面、叱る場面が何度も訪れると思います。今回は、子どもを褒めるとき、叱るときに意識してほしいことをお話しします。 実はNGな褒め方 「すごい!」だけ「すごいね!」と褒めてばかりいませんか?「すごい」という言葉を使ってはいけないわけではありませんが、必ずしも子どもは「すごい!」と言われたいわけではありません。 例えば、カラフルな絵を描いてママに見せに来たとします。このとき「すごいね!」だけだと、何がすごいのかが分かりませんよね。そのため、こんなときは「たくさんの色を使って描けたね。何色がある?赤、青、黄色、緑。たくさんあるね。ママ、この絵が好きだわ」と具体的にママが感じたことを言葉にするのです。 では、苦手な食べ物を食べられたら? 「ブロッコリー食べられたね!」。段差のある所からジャンプしたら? 「高いジャンプだったね!」。すごいと褒めてもいいですが、その前後に、ママの感想も付け加えてください。子どもは、より満足するはずです。 実はNGな褒め方 できたところだけ褒める子どもを褒める場面は、実は生活のさまざまなところに潜んでいます。子どもが「できた!」ことばかりに意識を向けず、普段の何気ない生活のなかでも見つけてみましょう。 例えば、ブロックであそんでいるとします。集中してあそんでいるときは、そっとしておいてもいいですが「その車、〇〇ちゃんが作ったの?カッコいい形だね」など、さりげなく子どもが作ったものを褒めることができます。 また、すでにできるようになっていることは、なかなか褒められなくなっていませんか? 例えば、妹が、食後の食器を台所まで持ってきてくれたら「ありがとう、助かるわ」と声をかける。でも小学生の兄が持ってきたときは持ってくることが当然だと思っているので「は~い」くらいのそっけない返事。親は新たにできるようになったことにどうしても目が行きがちですが、できるようになっていることにも目を向けると、子どもにかける声かけがまた変わってくるかもしれませんね。 実はNGなり方 「ダメ」だけ「ダメ!」という言葉、使ってしまいますよね。私もね、わが子には思わず使ってしまうことがありました。「ダメ」だけじゃ「ダメ」って分かっているのに……。そう、「ダメ」だけだとあまり効果がありません。なぜかというと、子どもが、何が「ダメ」なのか分からないからです。「ダメ!」と大きな声で言われると、一瞬「ビクッ」として子どもの動きは止まると思いますが、それだけでは親の気持ちが伝わりません。触ってほしくないものを触ろうとしたら?「見てるだけにしてね」。と、ママがしてほしい行動を言葉にして伝えます。 私は「ダメ!」は、本当にしてほしくないことを子どもがしたときのための、とっておきの叱り文句だと思っています。「ダメ!そんなことしたら、ママ本当に悲しい!」と感情込めて叱るときのね。そのため普段の生活のなかでは、「ダメ!」ではなく、別の言葉に置き換えられないか?を考えてみてください。 実はNGな叱り方 「〇〇しない」「〇〇しなさい」「〇〇しない」の否定、「〇〇しなさい」の命令もよく使ってしまう言葉です。否定の言葉の例でいうと、「ベビーカレンダーのサイトで、私のプロフィール写真見ないでくださいね」と言われると、「え?何で?めっちゃ見たくなるねんけど!」という気持ちになるのではないでしょうか。大人も「〇〇しないで」と言われると逆にしてしまいたくなるものです。 そのため、走ってほしくない場面で走ったら「走らない」ではなく「歩いてね」とママがしてほしい行動を言葉にして伝えましょう。 同じように、命令の言葉の例でいうと、座ってほしい場面では「座りなさい」ではなく「座ろうね」が良いでしょう。言葉を言い換えるだけで、親のイライラも軽減されるように思います。 その昔のわが家のエピソードをご紹介しましょう。親子でハイキングをしていて、車も走る細い道を歩いていた時の事。幼い私は父母と少し離れて対向車線側を歩いていたそうです。私が、父母の方へ道を渡ろうとしたときに車が走ってきて父は思わず「走るな!」と言ったそうです。でも、私は、走って父母の方へ。幸い間一髪で車とはぶつからなかったのですが、「あのとき、“止まれ”と言うべきだった」と何年経っても父の心に恐怖が残っていました。 褒めるときも叱るときも、共通点としては「子どもと目と目を合わせて声かけする」と言うこと。「ママはちゃんとあなたのことを見ているよ」と子どもに伝えるためにも大切です。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年04月20日初めてのわが子。かわいい姿をいつでも見られるようにと、生まれてすぐから私はスマホで写真や動画をたくさん撮ってきました。しかし、私が無知であったばかりに、ここぞ! というときに写真や動画を撮ることができない事件がありました。わが子の決定的瞬間を残すことができず、悲しい思いをしてしまったのです……。どんどん増えていくスマホの写真第1子となる息子が生まれてから、日々成長していく姿を少しでも記録に残しておきたいという気持ちから、私はとにかく息子の写真をたくさん撮っていました。わが家にはデジカメなどカメラ機材がないため、写真を撮るときには自分のスマホを使用しています。 そして写真だけではなく動画もたくさん撮っていたので、スマホの容量がいっぱいになることも。そんなときは仕方なく昔の写真を削除し、大事な写真のみを残し容量を確保していました。 初めての瞬間が!もうすぐ1歳を迎えようとしていたある日、私と息子は家でのんびりとしていました。すると、今までつかまり立ちしかできなかった息子が、自力で立とうとしているではありませんか! これは絶対に動画で残したいと思い、焦りながらスマホで撮影しようとしました。すると、スマホの画面に「ストレージの空き容量が足りないので撮影できません」といった文字が。 えぇ〜!? とさらに焦った私は、昔の写真を削除しようとしましたが、今まで大事な写真ばかり残してきたのでどれを削除していいのか決めることができず……。結局、息子はそのとき生まれて初めて自力で立ち上がったのですが、その姿を撮ることができませんでした。 無知だった私その日の夜、昼間の出来事を夫に相談したら「今まで写真のバックアップをとってなかったの?」と聞かれました。わが家にはパソコンがないのでバックアップはできないと思っていた私。 そのことを夫に伝えると、今ではiCloudやGoogleフォトといったクラウドストレージにデータを保存する方法や、スマホに挿入したSDカードに保存する方法などがあることを教えてもらいました。機械音痴な私は、そんな便利な方法があるなんて知らずに、今まで写真をひたすら削除していたのです……。 このことを知って、「もし息子が生まれる前に知っていればあのときの写真や動画が残せたのになぁ……」「初めて立ち上がる瞬間も撮れたのになぁ……」と、とても後悔しました。しかし、今はこの教訓を生かし、いざというときに困らないようこまめにバックアップをおこなっています。そして、スマホ内の写真データを整理して管理するようになりました。息子が5歳になった現在、撮りたい写真や動画をしっかり撮ることができています。これからも大切なわが子の成長を、心にも残しつつ、写真や動画に撮り逃さないようにしたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:竹の内 由紀4歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2022年04月20日毎日楽しそうに幼稚園に登園していた5歳の息子が、ある日突然幼稚園に行くことを嫌がるようになりました。 朝になると大泣きして登園を嫌がります。普段は幼稚園まで通園バスで通っていますが、毎日大泣きしながらバスに乗ることを拒否するため、車で送迎する毎日。 現状を打破できないかと先生と試行錯誤し、ある方法で解決しました。毎日登園を拒否する息子に私もヘトヘト夏休み前までは毎日楽しそうに幼稚園に登園していた息子ですが、夏休みが明けて少し経つと、「幼稚園つまらない。行きたくない」と言うようになりました。初めは幼稚園に行きたくないとつぶやく程度だった息子も、次第に大泣きで登園バスに乗るときに暴れて拒否するように。 毎日激しく暴れ、大泣きする息子に、ときには私の心も折れそうになり、もう今日は幼稚園を休ませてしまおうかなと弱気になっていました。ですが先生に、「ここで休ませてしまうと癖になるから、遅くなっても大丈夫なので登園させたほうがいい」と言われました。そこで、行きたくない気持ちをいったん受け止めてから、毎日泣いて暴れる息子を幼稚園につれていくという日々を約2カ月間送っていました。 幼稚園に行きたくない理由とは息子が幼稚園に行くことを嫌がる理由は2つありました。幼稚園に行きたくないきっかけとなった1つ目の理由は、仲良しだったお友だちが夏休みに入る前に退園してしまいつまらないということ。2つ目の理由は、家にいるときの空いた時間に見せていたYouTubeが楽しくて、幼稚園に行かないでYouTubeを見ていたいということでした。 息子が泣いているときに「幼稚園つまらないから行きたくない。ママと一緒にいたい」と言っていたのですが、あるとき「YouTubeを見てるほうが楽しいからおうちにいたい」とポロっと本音が出て判明しました。 なんとか解決!?約2カ月間大変な日々を過ごしていましたが、ようやく解決の糸口が見つかりました。それは、先生が考案した「きちんと静かに幼稚園バスに乗って登園できたら、息子の好きな虫のシールを台帳に貼ってあげる」というものでした。俗にいうごほうびシールです。 今までたくさん抱っこしたり、物で釣ろうとしたりしてもまったくダメだった息子が、楽しそうにバスに乗るようになったのでビックリしました。ごほうびシールを使って1週間ほど登園していましたが、翌週からはごほうびシールがなくても幼稚園バスに乗れるようになりました。息子の気持ちを受け止め続けてあげたのも、もしかしたらよかったのかもしれません。 また幼稚園で楽しく遊べるように無事に幼稚園に通えるようになってからの息子の様子は、虫が好きなお友だちと虫捕りや観察をしたり、鬼ごっこをしたりと、充実した日々を送っているようです。 退園してしまったお友だちがいない生活にもようやく慣れてきたようで、新しいお友だちと毎日楽しく遊んでいます。 また、新しいお友だちができるとそのつど私に報告してくれるようになり、以前のように幼稚園で安定した日々を過ごせるようになって私も安心しました。 約2カ月間登園拒否をしていた息子ですが、ごほうびシールをきっかけにバスに乗れるようになりました。きっかけはシールでしたが、「幼稚園に行きたくない」という息子の気持ちを、しっかり正面から受け止めて寄り添うことが必要だということも感じました。なかなか大変な2カ月間でしたが、息子と真剣に向き合うことの大切さを学んだ出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:千葉 里美6歳、5歳、3歳、1歳の4児の母。約7年間総合病院で医療事務として勤めていたが、結婚を機に退職。現在は育児に専念しつつ、ブログで育児やハンドメイドの記事を執筆。趣味は読書やドライブ。
2022年04月20日生後9カ月の次男を完全母乳で育てている私。次男は夜泣きがひどく、生後7カ月のころに夜間断乳に成功! 「やっと夜中もぐっすり眠れる」と安心していた矢先、生後9カ月を過ぎたころにまた夜泣きが始まったのです! おっぱい以外は何をしてもギャン泣きの次男。最初は「成長して、寝る前のおっぱいではおなかがすくのかな」と思っていたのですが、原因は意外なところにあったのです……。 次男の夜泣きが再開…次男が生後7カ月のときに夜間断乳に成功し、夜間は満足に睡眠がとれていた私。次男も夜間グッスリ眠れるので、午前中はよく遊び、午後はお昼寝をしてリズムよい日々を過ごせていました。しかし、生後9カ月になるころ、夜間悪い夢で目が覚めたかのようにいきなり「ギャー!」とギャン泣きをするようになったのです! 次男はあやしても泣き止まず、2歳10カ月の長男も次男の夜泣きで目を覚ましてしまうので、結局おっぱいを再開……。そして、気づけば次男は夜中の1時・4時・6時と定期的に起きるようになっていました。 原因は? ふと気づいた次男の成長と変化私は夜泣きが始まったころ、次男に変化があることに気づきました。よだれも多くなり、なんでも口に入れて噛みたがるようになったので「もしかして……」と思って口の中を見ると、上2本の前歯が生え始めていました。 そのとき私は「歯が生え始めて気持ち悪くて目が覚めているのかもしれない」ということに気づいたのです。また、次男は長男ともよく遊ぶようになり、私の姿が見えなくなると不安で泣くようになっていました。 保育士さんの言葉と私の対応育児サークルの保育士さんからも「日中は育児サークルでたくさんの刺激をもらい、いろいろな情報が頭に入ってきて夜中に思い出し、急に泣き出すこともありますよ」と聞いていました。 長男も歯が生えてきた時期はぐずることも多かったな……と思い出し、次男の場合は夜間におっぱいを与えると落ち着くので、それで対応しています。また、日中の歯の痛みに対しては冷蔵庫で冷やしたスプーンで歯茎を冷やしてあげると泣き止むことが多いです。 精神的にも成長し、歯も生え始めて口の中が気持ち悪いことも夜泣きの原因だったようです。また夜間授乳か……と寝不足の毎日ですが、次男が1つ大きくなるステップにいる今、母親としてしっかりサポートしていきたいと思っています。また、歯茎を冷やしたり、抱っこであやしたり、日中できることは無理をしない範囲で続けていきたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※赤ちゃんが夜泣きをする原因は未だはっきりとは解明されておらず、赤ちゃんによって個人差があります。考えられる主な原因としては、不安や興奮、日中の刺激やストレス、睡眠サイクルの乱れといったことが考えられています。また別の原因として脳の発達に伴って赤ちゃんが受けてきたさまざまな刺激を1つひとつ整理している時間とも考えられています。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/大福著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年04月18日普段から仲良くしてもらっているお義姉さん家族。現在5歳になる息子が生まれたときにも喜んでもらえ、従兄が使っていた洋服のお下がりをくれることになりましたが、いざ荷物を開けてみると、デザインが自分好みではない……。そんなお下がりの活用法と、今後またお下がりをもらう際にどう対処したかのエピソードです。仲の良いお義姉さん家族私の夫には、3歳年上の姉が1人おり、そのお子さんは7歳の男の子です。私にまだ子どもがいないころから、たまに家族みんなで集まって食事をしたり、お互いの家に遊びに行ったりと、仲の良い関係を築けていると思います。 そして私に初めての子どもが生まれ、お義姉さんが先輩ママになったこともあり、いろいろ相談していたとき、「もしよかったらうちの子がもう使わない洋服とか、おもちゃとかあげるよ〜」と言われ、まだベビー用品が少なかったわが家は、ありがたくいただくことに。 こ、これは!私好みではない…ある日宅配便が届き、やたら大きい荷物だなぁと思いながら開けてみると、お義姉さんからのお下がりでした。中を見てみると、状態も良く、これからの季節に着られそうな洋服がたくさん! ……なのですが、これは何というか……私好みではない。 色使いやキャラクターの絵など、私的には正直デザインが好みではないなと思ってしまうものばかりでした。しかし、せっかくお義姉さんにいただいたものだし、いまさらいらないとも言えないので、私は次の方法で仕分けをすることにしました。 1着も無駄にはしないまず、無地の物や比較的デザインが気にならない洋服は普段から着せることに。そして、さすがにこのデザインは好みではないし外では着せられないかも……と思ったものは、完全に家着として着せることに。 着られないものは処分するという選択肢もありましたが、いただいたものにはサイズが数種類あり、少し成長して服のサイズが変わったときに着せてみると、サイズ感を確認することができて便利でした。また、風邪をひきうんちがゆるく、短時間に何度も着替えさせなければならないときに着せたりと、意外と役に立ったので捨てずにとっておいてよかったと思います。 その後、お義姉さんに正直に、お下がりは少し私の好みとは合わないかもと伝えたところ、「なんだ〜! そうだったんだね、了解! じゃあ次からは〇〇ちゃん(私)にどれがいいか選んでもらったあとに送るようにするね!」と言ってくれました。正直に言ったことがよかったのか、その後お義姉さんと何となく距離が近づいたような気がします。 著者:森 千春1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。。
2022年04月16日1歳を過ぎたあたりから人見知りがひどくなった娘。私たち夫婦以外の人がいると、物陰に隠れ、打ち解けるのにも時間がかかっています。保育園でも人見知りし、娘の祖父母に会っても人見知り……。しかし、そういう時期なのかなとそこまで私は気にしていませんでした。しかし、そんな娘を見た義母のひと言で、私は人見知りを悪いことのように考えるようになったのです。どこに行っても人見知りする娘1歳を過ぎたあたりから人見知りをするようになった娘。毎日通う保育園でも、園長先生が教室に遊びにくるたびに体が硬くなって、園長先生と親しくなれないでいるという話を担任の先生から聞いていました。 とくに声が大きい人や、男性に対する恐怖心が強いようで、親戚の家に遊びに行ってもおじさんの顔を見て泣きわめく始末。義父母に会いに行ってもなかなか打ち解けることができず、早く家に帰りたいと訴えるのでした。 悩み始めるきっかけになった出来事初孫をかわいがりたいのになかなか懐いてくれない娘を見て、ある日義母から「もっと愛嬌があればかわいいし、みんなからも好かれるのに」と言われてしまいました。 それまで人見知りの娘に対して、「彼女の個性だから」「きっと人見知りする時期なんだろう」など肯定的に考えるようにしていた私。でも、心のどこかでは私も義母と同じように感じていたのでしょう。なんだか核心を突かれたように感じ、「やはり人見知りは良くないのかな」と、このときから否定的に考えるようになってしまいました。 先生の言葉で気持ちがスッキリ!そんなある日、娘を保育園に迎えに行くと、担任の先生から、娘がその日、園を訪れた業者の男性を怖がったということを教えてもらいました。私が「また人見知りの話か……」と少し嫌な気持ちになりながら聞いていると、先生が意外にも「人見知りって自分を守るための本能のようなものですからね。警戒心があれば、誰にでも自分からついて行くというような心配がいらないですね。」と話を締めくくったのです。 その先生の言葉に私も強く納得。人見知りは自分を守る方法であり、悪いことではないと知り、胸につかえていたものがスッと取れたような感覚になりました。 先生の言葉を聞くまでは、人見知りに関する肯定的な側面をあまり聞いたことがなく、心から「個性」「そういう時期だ」と肯定ができていなかった気がします。先生の言葉は、私にとって、人見知りのよい面を知って考え直すよいきっかけとなりました。それ以来、娘の人見知りに対して否定的に考えることはなくなりました。3歳になる今でも人見知りなままの娘。今ではそれが彼女の個性だと心から思えるし、このままでもよいと思えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:山口まなみ3歳の娘と双子の男の子の母。韓国人の夫と家族5人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。
2022年04月16日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、乳幼児へのアルコール消毒について教えてくれました。感染予防対策によく使われているアルコール除菌。乳幼児に使用する際の間違った対応していませんか…? 感染予防対策でよく使われているアルコール消毒。赤ちゃんや小さなお子さんにはどうしたら良いか迷うところですよね。今回は、ママや赤ちゃんのアルコール消毒についてお話ししていきます。 乳幼児にアルコール消毒は使用して大丈夫?どんな場合に使うのが正解?乳幼児の手の皮膚は薄く皮脂も少ないため、ダメージを受けやすくアルコール消毒は避けた方が良いといわれています。乳幼児の手洗いは、基本的には流水と石鹸の手洗いで問題ありません。石鹸の泡の洗い残しがないようにしっかり流しましょう。 赤ちゃんの場合は、水道で洗わせるとうまく支えることができずに落下などの危険もあり、流水で洗うのは難しいかもしれません。その場合は、洗面器にためた水で洗ったり、ウエットティッシュや濡らしたタオルで拭くようにしましょう。ウエットテッシュは、アルコール成分が含まれていない赤ちゃんの口拭き用などにすると安心です。 幼児であっても頻回なアルコール消毒は手荒れの原因になるためおすすめできません。水道が近くにないときなどの対応としてアルコール消毒をしましょう。また、アルコールによって赤くなったりしないか、手の皮膚の状況をみて、使用や頻度を検討してみましょう。 実は危険!アルコール消毒時に乳幼児の顔や目に入るリスクもお店や施設にある消毒液は、大人に合わせた高さで、ちょうど乳幼児の顔の高さになることがあります。アルコールが噴霧したときにお子さんの顔にかかってしまうことがあるので注意しましょう。 アルコールがかかってしまった場合には、濡れたタオルやウエットテッシュで拭き取ったり、流水で洗い流すようにしましょう。目に入ってしまった場合、流水で洗い流した後も目が赤くなったり痛がっている様子であれば病院を受診するようにしましょう。 手荒れの症状がひどい場合、アルコール消毒は必要?【大人編】大人であっても、基本的には石鹸と流水で洗うことが大切です。水道が近くになく、流水で手洗いできない場合にアルコール消毒をするなどと分けてみましょう。 厚生労働省が推奨するアルコール濃度は70%以上のものですが、入手困難な場合は60%台でも効果があるとされています。 実は、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの病原体を除去する効果は、石鹸もアルコールも同等であることが科学的に検証済みであり、「石鹸による手洗い」のみで十分な効果があることが分かっています。そのため、手洗いのあとさらにアルコール消毒をする必要はありません。さらに石鹸による手洗いは、ノロウイルスなど、アルコール消毒では除去できないウイルスに対しても一定の効果を発揮します。 育児中は、頻回な手洗いで手の皮膚は荒れていることが多いです。手指に異常がない状態に比べて、手荒れした手指には多くの細菌が存在します。手荒れを放置すると殺菌剤やアルコールなどの効果を低下させ、接触感染のリスクを高めてしまうこともあります。手荒れがひどいときには、皮膚へのダメージが大きくなるアルコール消毒は避けるようにし、皮膚の健康を守りながらより少ないダメージで感染予防を続けていきましょう。また、手荒れにはハンドクリームをこまめにつけたり、症状が強い場合には自己判断せずに皮膚科で適切な治療を受けるようにしましょう。 まとめ手洗いや消毒による手荒れを予防しながら、感染予防対策の手洗い、アルコール消毒を場面に合わせて使い分けていけると良いですね。 参考文献:厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2022年04月13日保育士の中田馨さんが、保育園で見かけるママ同士の少し困ったやりとりについて教えてくれました。保育園のお迎えの際、あなたもこんな行動していませんか……?こんにちは!保育士の中田馨です。今回は、保育園で先生が見かけるママ同士のやり取りの中で、少し配慮してもらえるとありがたいな。というお話。私の保育園は、小規模なので保護者同士の送り迎えがあまり重ならないため、ママ同士の困ったやり取りはほぼないのですが、近くの保育園で見かけた光景や友人保育士から聞いたエピソードを交えてお話しします。 話しだしたら止まらないお迎えに来て、仲の良いママ友と会ったら話し込むママたちがいます。たいていが、話が始まると、子どもたちから目を離してしまいます。保育園は、保護者が迎えに来たら、その後の子どものことは保護者に託します。保育園の中ならまだ保育士や他の保護者の目があるので、多少の安全は確保されますが、保育園の外だとどうでしょう? 実際、歩行者や自転車や車が横を通る中や、駐車場で子どもたちが追いかけっこをしている光景を見たことがあります。 ママ同士がお話しすることはよいのですが、まずは子どもの安全を確保してあげましょう。とはいえ、「話をするなら保育園の中で」というわけにもいかないので、子どもを自転車に乗せてお話をしながら歩いて帰ったり、公園などに移動するなど、子どもの安全を守りつつお話ししていただけると保育士も安心できます。 毎回、保育士と話しこむ保育士と話しだしたら、なかなか止まらない保護者もいます。子どもの相談や家庭の事情の話から始まるので保育士も親身になり話を聞いているのですが、だんだん話がずれることもあります。そうすると「さて、どのタイミングでここから抜ければよいか」と悩んでしまいます。これが2人、3人の保護者との話しだとなおさら抜けづらいものです。もちろん保護者対応も大切な保育士の仕事の一つです。 しかし、子どもを安全に保育することが第一です。もし、その時間に担当の子どもがけがでもしたら……! きっとその保育士は自分を責めると思います。もちろん、そのためにも「ごめんなさい、私、仕事に戻りますね」と言える勇気を私たちも持たなければいけないですね! もし、ママ友と保育士と話しこんでいて、話がずれてきたな!と感じたら「先生、仕事に戻ってください!」と一声かけてくださったら、「ありがとうございます!」と気持ちよく保育士も仕事に戻れます。 一緒にお茶した帰りにお迎えに来る仲良しのママ友同士、仕事の休みや早帰りが一緒になって、お茶をしてからお迎えに来られることがあります。もちろん、ママ友とお茶すること自体は問題ありません。ママのリフレッシュタイムはとても大切ですのでできるときは、したほうがいいです。 保育士がモヤッとするのは、いつもと同じ時間にお迎えに来ることです。保育園が「仕事がお休みの日や早帰りの日は、16時30分までにお迎えに来てください」という決まりがあるところで、いつも通りの18時にお迎えに来ると「少し早めにお迎えに来てくれたら、子どもも喜ぶのにな……」と思ってしまいます。ママがそろってお迎えに来ると、余計に感じてしまいます。 保育園の決まりは守りつつ、その範囲内でリフレッシュの時間を取ってもらえると、他のご家庭からの不満も出にくいのかな?と思います。また、許可保育園の場合、会社帰りに寄り道してから子どもをお迎えに行くのはNGとなるので、気をつけましょう。 保育士や他の保護者のプライベートを詮索する例えば「先生、彼氏いるの?」とか「結婚はしないの?」など、保育士のプライベートが気になりいろいろと聞いてくる保護者がいます。聞かれて答えられないものもあるので「ヒミツです!」とかわすのがベターなのでしょうが、何度も聞いてくる方もいるので、思わず苦笑いしてしまったこともあります。自分のことは、はぐらかせばいいし、知られてもそれほど問題ないのですが、もっと困ることは「○○ちゃんのママは……」という話が園内で始まったときです。 保育士がその話の中にいたら「噂話はやめましょう」という勇気を持たなければいけませんし、その場にいなくても「子どもも聞いているので、その辺でやめときましょうか」と言えるといいですね。でもやっぱりその前に、保護者自身が保育士や他の保護者のプライベートを詮索しないようにしてほしいなと思います。 少しの配慮が、子どもの安全や心を守り、快適な保育園生活につながっていきます。ほんの少し心に止めてもらえると嬉しいです。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年04月12日私は現在、3歳になる長女と生後6カ月の次女の母親です。無口で育児など生活面において何も口出ししてこない無関心タイプの夫が、立派なイクメンに成長してくれるまでの過程をご紹介したいと思います。 夫は無関心、親せきにも頼れない環境夫は付き合った当初からどちらかと言えば寡黙なタイプで、言い換えれば「何事にも無関心」な人でした。私の自由にやらせてくれるといった良い面もあれば、本当に何も言わない人なので、長女を妊娠したときから「このままだと育児にも参加してくれないかも……」と不安が頭をよぎりました。 しかも、私自身の実親は毒親で頼れず、里帰りはしないつもりでしたし、夫の実家も遠方であるなどの理由からお互いの親せきには頼れないという状況でした。 夫しか頼れる人がいないと懇願だからこそ、私の頼りは夫しかいなかったのです。夫にも私の家庭の事情を話し、「こんな状況だから里帰りはできないし、したくない。だから協力してほしい」と懇願。 夫も私の切迫した状況を把握してくれたのか、「できる限り協力する」と応えてくれました。その後、私は難産の末に長女を出産。産後は夫の育休取得などに向けて夫婦で話し合いましたが、結局実現できず……。退院直後から私と長女2人きりの生活がスタートしました。 一番苦しい時期を見守ってくれた夫初産で里帰りもなく、退院初日から長女と2人きりという、気持ち的にも切迫した状態を夫はずっと見守ってくれました。 産後1~2カ月間が心身面で一番しんどい時期だったのですが、その私の苦しみを夫が間近で見ていたことで、結果的に目の前にいる長女のことや家事などが他人事ではないという意識を持ち始めたのです。そして仕事のない日には、食器洗いや掃除、料理など、授乳以外のすべての家事をできる限り引き受けてくれました。 なぜ無関心タイプの夫がここまで育児や家事に協力的になったかというと、一番の理由は「タイミング」にあったと思います。産後直後の一番苦しい時期に夫と一緒にいられたこと。私たち夫婦にとって新たな家族を迎えたという重要な局面で、まさにベストタイミングでした。紆余曲折しながらも夫は私を受け入れてくれ、見守り、手伝えることはすべて引き受けてくれました。もちろん次女が生まれた現在も、しっかりと育児や家事をこなしてくれています。私はこの恩を忘れませんし、大ピンチの局面を共に乗り切った夫を心から信頼しています。 監修/助産師 松田玲子イラスト/きょこ著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年04月11日保育園の先生から、2歳になったばかりの娘の様子で気になっていることを指摘されました。「○○ちゃん(娘)は名前を呼んでも反応しないんです」と。思いがけない指摘に私は、「あれ? 以前はできていたはずなのに……」とショックを受けて、目の前が真っ白になりました。名前を呼んでも振り向かない娘娘は、生後4カ月ごろから名前を呼ぶと顔を向けて反応することができていました。夫と実母にも確認したところ、やはり「できていた」という認識。 しかし2歳になったころからは、たしかに保育園の先生から指摘されたように名前を呼んでも振り向かなくなっていました。「どうしてだろう……?」理由がわからず私は焦っていました。 娘が名前を呼んでも振り向かない原因夫が娘と遊んでいるときに「○○ちゃんこれなぁに?」とやさしく聞くと、しっかりと振り向いてうれしそうに反応していました。どうして私が名前を呼んでも振り向いてくれないのに、夫が話しかけたときはうれしそうに反応するの? と思った私。原因は何だろうと考えてみました。 イヤイヤ期真っ盛りの娘。危ないことをすることが多く、「ダメだよ」と言う代わりに、私は厳しい口調で「○○ちゃん!!」と娘の名前を1日に何度も呼んでいました。私が「○○ちゃん!!」と娘を呼ぶとき、娘は「ママに怒られている」「遊びをやめないといけない」と認識していることに気がつきました……。私が名前を呼んでも、娘は反応しなくなってしまったのは、きっとそのことが原因だと思いました。 自分の育児を見つめ直して娘が名前を呼んでも振り向かなくなった理由がわかってからは、危険なことをしたときは「○○だからやめようね」と理由を伝えて、怒り口調で娘の名前を呼ぶことはやめました。娘の名前は一緒に遊んでいるときや、日常生活の中でやさしい口調で呼ぶようにしました。 私が娘の名前を呼ぶときは「怒っていない」とわかってくれたようで、それから娘は名前を呼べばまた反応してくれるように。そして、私はイヤイヤ期の娘の行動をとがめてばかりだったことも反省し、イヤイヤ期の対応について詳しく書かれている育児書や2歳児向けの育児書を2~3冊読みました。 育児書を読んで変えた行動2歳児向けの育児書には「ダメなことやできないことを指摘するばかりでは、子どもは自分に自信を持てなくなってしまう。褒めて自己肯定感を高めることが大切。ダメなことは理由も一緒に伝えることが必要」だと書かれていました。この育児書を読んで以来、娘のことをたくさん褒めるようにしています。 そのうえで、「危ないことは理由を伝えた上で注意する」。このメリハリが大切だと知りました。すると、以前よりも娘の笑顔も増えて言うことも少しずつ聞いてくれるようになっていきました。保育園でも名前を呼ばれるとしっかりと振り向くようになったそうです。 保育園の先生から、「娘が名前を呼んでも振り向かない」と言われたときはショックでした。 ただ、このことがきっかけで私は娘の名前を怒り口調でばかり呼んでいたことに気がつきました。 それからは、「ダメなことは理由とともに伝える。それ以外の時間はとにかく楽しく過ごす」。こんなふうに娘への接し方を見直すことができました。 監修/助産師REIKO著者:本田 ひな2歳女児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。
2022年04月11日私は、4歳の長女、2歳の次女、生後10カ月の長男のママです。初めて長男を連れて夫の実家に帰省していたときのことです。帰省して3日目くらいから生後9カ月の長男の夜泣きが急に始まり、帰宅後も数日間続きました! 私たち夫婦は、過去の上の子たちの夜泣き対策を思い出し、長男の気持ちを考えて今までの対応を振り返り改善してみました。義両親にたくさん抱っこしてもらおう!新型コロナウイルスの影響で、長男と義両親は今回の帰省が初めての対面。そのため、どうしてもパパやママじゃないとダメというとき以外は、義両親に長男を抱っこしてもらったり、離乳食を食べさせてもらったり、お風呂も一緒に入ってもらうことをお願いしていました。 そんな日々を過ごしていると、帰省後3日目くらいから長男が夜泣きをし始めたのです。環境が変わっているし、自宅に戻れば落ち着くかなと思い、帰宅後も様子をみていたのですが一向に夜泣きが落ち着く様子はなく、どうしたものかと夫婦で悩んでいました。 こんな夜泣き、長女と次女もあったね!そんな長男の様子を見て、夫が思い出したのです。1年前の長女と次女の夜泣きのことを。 当時私は長男を妊娠中で、なかなか娘たちの相手を思うようにできず、夫もその当時は娘たちの気持ちに寄り添うことができていませんでした。そのため娘たちは毎日順番に、時には同時に夜泣きをして、「いつまでこんな日が続くのだろう」と途方に暮れていました。 しかし、夫婦で子どもたちとできる限り密に接することを心がけていったことにより、少しずつ2人の夜泣きがなくなったのです。 長男としっかり向き合おう!夜泣きには原因がないと言われていますが、わが家の場合は夜泣きというより、環境の変化や、長男ひとりと向き合う時間が足りなかったことで、不安な思いをさせてしまったのかもしれません。夫の気づきをきっかけに、私たち夫婦は長男への対応を変えることにしました。今までは娘たちの世話に追われて、長男が泣いていても「待っててね〜」と待たせていたのですが、すぐに抱き上げて声をかけるようにし、一緒に遊ぶ時間や声かけも増やしていきました。 すると、対応を変えて2日目から夜泣きの時間が減り、4日目には長男の夜泣きがなくなったのです! その結果、私たちもよく寝られるようになったので、娘たちにも余裕を持って接することができるようになるという、うれしいおまけがついてきました。 長男の気持ちになって考えると、初めての長距離移動、初めての義家族、初めてのお泊まりと「初めてづくし」の生活に、きっとたくさんドキドキしていたと思います。それなのに、パパやママの抱っこの回数が減ってしまい、長男は不安を抱えて、泣いて訴えていたのかもと考えるようになりました。これからもしっかり子どもたちの気持ちに寄り添い、愛情いっぱいで触れ合い、心を満たしてあげようと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:芦野ようこ
2022年04月11日幼稚園の満3歳児クラスに通い出した長男。長男は言葉の発達が遅い方で、私は長男がお友だちに手を出してしまわないか心配していました。そしてその不安は的中してしまい、私はお友だちのお母さんに謝罪しようとしますが……。長男に関する私の心配事長男は2歳10カ月のときに、幼稚園の満3歳児クラスに入園しました。前年の暮れに私が次男を出産したため、長男を家庭でみるより幼稚園に行かせたほうがお互いにとって有意義だと思ったからです。 しかし長男は言葉の発達が遅い方で、2歳半まで単語を話すことができませんでした。そのため入園後にお友だちとうまくコミュニケーションがとれなかったときなどに、手を出してしまったらどうしよう、と私は心配していました。 恐れていた事態が発生1学期早々、その不安は的中してしまいました。長男とお友だちが物の取り合いから喧嘩に発展し、長男が手を出すどころか、お友だちの腕を噛んでしまったのです。私は担任の先生からの電話でその事実を知り、すぐそのお友だちの保護者に電話をして謝罪しようと思いました。 しかしその保護者の連絡先を知らなかったため、先生に連絡先を教えてほしいとお願いしました。すると個人情報保護の観点から、連絡先を教えてもいいか、まずは相手の親に確認しますと言われました。ごもっともと思い、私は先生に確認を頼み、連絡を待ちました。 謝罪を断られてしまい…しばらくすると先生から電話があり、そのお友だちのお母さんは「お互いさまだから気にしないでください」と言っていたとのことでした。つまり謝罪を断られてしまったのです。私はどうすることもできず、そのときはお言葉に甘えることにしました。そして私は長男を叱り、何がいけなかったのかを説明し、もうしないと約束させました。 しかしその後も、他のお友だち2人を噛むという行為を長男はやってしまったのです。そのときもまた謝罪しようとしたのですが、2人のうち1人のお母さんには、1度目と同じ理由で断られてしまいました。もう1人のお母さんとは以前から仲がよかったため、ひとまずメールで謝罪しました。相手のお母さんの気持ちと私の気付きするとそのお母さんは「わが子が同じことをしたらもちろん厳しく叱って謝罪するけど、こういうことはお互いさまだし、もうしっかり謝ってもらったんだから気にしないでね」と言ってくれたのです。そのとき私は気付きました。 もし長男と自分が逆の立場になったとしたら、相手がきちんと謝罪してくれさえすれば気にならないのではないか、と。けれどもそれはあくまで被害を受けた側が言うことであって、加害側の親子はしっかりと謝罪しなければならないと、もちろん思います。いずれにしても、長男と私はお母さん方の寛大な心に救われました。 幸い、長男がお友だちを噛んでしまうことは2学期以降なくなりました。私はこの出来事から、悪いことをしてしまったときは誠心誠意謝罪するという、ごく当たり前のことの重要性を再認識することができました。同時に、人を許すという寛大な心を持つことの大切さも教わったのです。これからはこの学びを子どもたちに伝えていこうと思っています。 監修/助産師REIKO著者:今岡めい6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2022年04月10日私には3歳になる長男がいるのですが、これまでの育児で後悔していることがあります。それは「もし長男がいなくなったら」という気持ちが大きく、長男がひとりでできそうなことなのに何でも私がしてあげてしまったことです。それが長男にとってよかったことなのか今でも不安になることもあります。初めての育児で参考にしたインスタグラム初めての育児で悪戦苦闘しながらも、よく参考に見ていたのは同じくらいの子どもをもつママインスタグラマーさんの投稿でした。母や義母や友人に聞きたいけれど聞くまでもないかな……というちょっとした悩み事は、インスタグラムに答えがあることが多かったのです! 手っ取り早く解決法を知りたいという思いもあって私はインスタグラム信者になり、暇さえあればインスタグラムを見ている……なんてことが多かった気がします。 あるインスタグラムの投稿に衝撃を受けて長男が生後8カ月になりハイハイをできるようになって間もないころ、インスタグラムを眺めていて自分の考えが変わる投稿を見かけました。それは、子どもを幼くして亡くしてしまったという親御さんの投稿です。私は「自分の息子がもしいなくなったら……」と自分のことのように置き換えて考えてしまい、長男のことがますます愛おしくなりました。 それからというものの、長男のためと思い、何から何までしてあげていたように感じます。せっかく長男が動けるようになって行動範囲が広がってきたのに、私はすぐに手を貸してしまったり、危険そうだったら行動を止めてしまったり、長男の行動を妨げてばかりでした。 手伝ってもらうことが当たり前な長男現在3歳になった長男は同じ月齢の子と比べて、ひとりでできることが少ないような気がします。ごはんを食べることもズボンをはくこともできないし、公園で遊ぶときも、怖がってなかなかひとりで滑り台を滑れないことがあります。 これは本人の性格もあるのかもしれませんが、私がサポートし過ぎた結果、長男の可能性を狭めてしまったように感じます。もう少し、いい意味で適当に育ててもよかったのかもしれません。 長男に対しこれまで私がしてあげたことは変えられませんが、これから私がすべきことは「手伝ってあげることより見守ること」だなと思いました。そんなこんなで現在3歳になった長男は、4月から幼稚園に入園です。幼稚園に通うことで、新たな経験を積んで成長してくれることを願うばかり。そして何より健康で大きくなることを祈っています! 監修/助産師 松田玲子著者:森下ミメカ3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
2022年04月08日私は2児のママですが、下の子を出産後は里帰り出産もなく、退院直後からワンオペ育児でした。2人育児がハード過ぎて徐々に母乳育児から遠ざかり、下の子が生後2カ月のころには完ミ育児に。そんな私が感じた「ミルク育児のメリット」をお伝えします。ママが気兼ねなく服薬できる上の子の授乳では混合育児をおこなっていた私の実体験なのですが、母乳を飲ませている時期に風邪や病気にかかってしまった場合、服薬のことで非常に悩んだ記憶があります。 下の子が生後2カ月のときから私の疲れがピークに達し、目が腫れたり咳が止まらなかったりと心身の過労からくる症状に悩まされました。病院を受診しお医者さんに服薬をすすめられても、完ミ育児のおかげでお薬の種類で悩む必要はなかったです。子どもが2人になると横になって休んでる時間がほぼないので、さまざまな不快症状もお薬のおかげですぐに治ったのは本当にありがたかったです。 上の子と2人きりの濃密な時間を過ごせる私は退院直後から親戚などに頼れず、日中はひとりで育児をおこなっていました。上の子は、私の産後直後は特に退屈さと寂しさで情緒不安定になっていました。そこでいろいろな方に相談したところ、どの方からも「上の子と2人きりの時間をなるべく取りなさい」とアドバイスを受けました。 そして私は思い切って、上の子と濃密な時間を過ごすべく遊園地などの遠出を決行。上の子とおでかけの際は、下の子はパパに預けました。完ミ育児だからこそ、授乳のことを気にせず他の人に預けることもできたのです。そして、1日中ママと2人で過ごせる時間をたっぷり取ったおかげで、徐々に上の子の気持ちも落ち着いてきました。 下の子の生活スケジュールが整う下の子を完ミ育児にしたおかげで、授乳後は毎回「いくら飲めたか」が数値ではっきりとわかります。これが、下の子の生活リズムを整えるのに非常に役立ちました。上の子のときは混合育児で育てていたので、一体どれだけ飲めたかが確認できず、オロオロして昼寝のタイミングを失い、気付けば夕方……なんてこともありました。 下の子はしっかりと飲んだ量が確認できるので、泣いていても「さっきは遊び飲みしていつもの半分量しか飲まなかったな」などと理由がわかり、そんなときは育児用ミルクを足したりと臨機応変な対応ができました。満腹になると良く寝てくれるので、自然と生活リズムが整いました。 赤ちゃんを育てていくうえでさまざまな授乳スタイルがありますが、2人目を出産後しばらくはどうするべきかと悩みました。そのなかで、「自分が本当に大切にしたいことは何か?」と考えたことで、授乳スタイルが定まったように思います。特に2人目以降の出産は上の子もいますので、人と比べたりひとつの方法にこだわったりすることなく、柔軟に対応することが大切だと学びました。 イラスト/おんたま監修/助産師 松田玲子著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年04月08日現在、5歳と2歳のやんちゃな男の子2人を育てています。乳児のころよりラクになったとはいえ、2人ともまだ寝かしつけが必要です。毎晩1時間近くも添い寝をするのがかなり苦痛になっており、そんなとき「寝ながら運動」を思いついたのです! そこで、私がおこなっている添い寝時間の有効活用法をご紹介します。 まだまだ添い寝が必要子どもたちをいつも決めた時間に寝室へ連れて行き、部屋を暗くして寝かしつけをしています。長男も次男も寝つきは良いほうなのですが、2人とも私が添い寝しないとダメで、子どもだけではまだ寝ることができません。 一緒に寝てしまえばラクなのですが、夫の夕食の支度もあるので寝てしまうわけにはいかない……。そこで、子どもが完全に寝付くまでこっそりと寝ながら運動をすることを思いつきました! 寝ながらストレッチ結婚前はヨガ教室に通っていたので、寝ながらできるヨガのポーズはいくつか知っていました。そこで子どもと一緒に横になりながら足上げ運動をしたり、腕を上に伸ばしたりいろいろ体を動かしています。もともとヨガは静かな環境でおこなうものなので、子どもに気づかれないように、ゆっくりとおこなうにはうってつけです。 体も柔らかくなり、もともとあった肩こりや腰痛もかなりラクになりました。子どもが寝るまではおしゃべりしながらできるのもメリットです。 動けなくてもあきらめない!次男はたまに腕枕や、私のおなかの上に乗って眠ることがあります。そんなときはストレッチができないのですが、あきらめません! 体が動かせないときは、手を使って顔のリンパマッサージをします。産後かなりお肉のついた顔をマッサージすると、次の日の化粧のりが全然違うのです。また、子どもを腕枕していて手を使えないときもあきらめず、目の運動! 部屋が暗くても目をぐるぐる回したり、ぎゅっと目をつむって開いたりといろいろしています。 泣きわめいて大変な寝かしつけの時期は過ぎましたが、まだまだ一緒に寝ないといけない子どもたち。寝たかなーと思ってそっと寝室を抜け出しても「ママ~! どこ~!!」と起きてしまいます。いつも「早く寝てくれ~」とイライラしていましたが、「自分磨きの時間」と楽しみながらおこなうことで、以前よりもだいぶ気持ちも体もラクになりました。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2022年04月08日私は2人の娘の母です。まだまだ幼いところもありますが、すでに8歳と4歳の2人には、赤ちゃんらしさはまったくありません。写真や動画を見返すと、「こんな小さいころがあったっけ?」と不思議にすら思います。特に動画は子どもの当時の様子がよくわかりおもしろいのですが、写真に比べて動画は少なめ。今回は0歳代で「撮っておけばよかった」と思うシーンを3つ紹介したいと思います。両親と初対面の動画ママ友は親御さんが病院にきて、赤ちゃんと初対面するところを旦那さんに動画で撮影してもらっていたそうです。親御さんが「小さいね」「かわいい」と言っている様子は幸せそのもので、赤ちゃんがいろいろな人に望まれて生まれてきたことがわかり、動画を見返すとうれしくなると言っていました。 それを聞いて、私も撮っておけばよかったなと思いました。夫と子どもたちを撮ることはありますが、自分の親と子どもが関わる写真や動画はほとんどありません。親もいつまでも元気というわけにはいきません。これからは祖父母と孫の触れ合いを積極的に撮っていきたいと思います。 おっぱいを飲んでいる動画私は娘たちがおっぱいを飲んでいるところを見るのが好きでした。貪欲に、そして満足気におっぱいを吸う姿には生命の神秘を感じていました。でも、その様子は動画どころか写真にすら残していません。 当時は胸を写すのは恥ずかしいと思ったのです。でも今は、角度を工夫して自分が見るように撮っておけばよかったなと後悔しています。あの小さいながらに力強く、ゴクゴクと音を立てながらおっぱいを飲む姿をもう一度見たいなと思いました。 泣いている動画赤ちゃんが泣くと慌てたり、心配したりしていたため、動画を撮ろうという発想にはいたりませんでした。でも、安全面で問題がなさそうなときに、泣いているところを撮っておけばよかったです。 昔は赤ちゃんが泣く声を聞くと慌てていただけでしたが、今ならフニャフニャと泣く様子を愛おしいと感じる余裕があります。この失敗を生かし、イヤイヤ期の娘たちの動画は残しました。当時は腹が立っただけでしたが、動画で見返すと泣いている理由がはちゃめちゃで笑えます。 今はスマホで手軽に動画を撮影できる時代なので、もっと動画を撮っておけばよかったなと後悔しています。でも時すでに遅し。わが子たちが赤ちゃんだったころの動画はどうやっても撮ることができません。せめて今からでも、小学生らしい、幼稚園生らしいかわいい言動を動画におさめていきたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:小川恵子
2022年04月06日わが家には6歳の息子と2歳の娘がいます。私たち夫婦の希望が叶って、年の差は4歳。入園や入学する年が重ならないようにという理由です。しかしそこにはまさかの落とし穴が。息子の小学校入学と娘の保育園入園が重なるという事態が起こったのです。準備する物の多さに戸惑いながら、バタバタした生活を送った体験談です。 娘が保育園に入れず…娘は満1歳で保育園に通う予定でした。お兄ちゃんと同じ保育園に申し込んだので、私は4月から入園できると思い込んでいました。 しかし、まさかの保留通知が。私の住む地域に大規模なマンションが建設されたこともあり、保育園激戦区になってしまったのです。次の年は、できるだけ多くの保育園に希望を出しました。何とか決まった保育園は第8希望でした。 兄妹そろって入学・入園娘の入園が1年ずれたことで、息子の小学校入学と重なってしまうことに。それぞれの小学校・保育園からは大量のプリント、準備する物は盛りだくさん。 何から手を付けたらいいのか途方にくれながら、必死に準備をしました。夜中までミシンをかけ、休みの日には買い物に行き、私はクタクタ。頭が回らないと買い忘れなどのミスも増え、悪循環。何か忘れている物があるような気がする……そんな毎日を過ごしました。 入学・入園後も大変やっとの思いで準備を終えて、ひと安心⋯⋯と思いきや、新しい生活が始まると慣れるまでは子どもも大人も大変です。朝起きる時間も家を出る時間も変わります。2人の子どもの準備もあり、朝はいつもバタバタ。 帰宅後は疲れているせいか、2人とも不機嫌になってしまいます。知らない場所に緊張しているんだなとは思いますが、2人の様子を注意深く見守るのもなかなか疲れます。1カ月ほどは落ち着かず、私のストレスは溜まる一方でした。 兄妹によい影響もいろいろと大変でしたが、兄妹には良い影響もありました。お互いが新しい生活に慣れるために頑張っているのだと思えたようです。子どもたちから「〇〇ちゃんも新しい保育園で大変だから、僕もしっかりしなきゃ」「お兄ちゃんが学校行くから、〇〇も保育園行くんだよね?」という言葉が聞かれました。 自分だけが大変なんじゃないと感じられたことで、2人とも大きく成長できたと感じています。2人が頑張っている姿を見て、私もしっかりしなきゃと思えました。 年の差が4歳という希望は叶ったものの、計画とは異なる結果に。入学と入園が重なるのは本当に大変だと痛感しました。その反面、兄妹がそろって新しいスタートを切れたことで、良いこともありました。予想とは違った結果でも、プラスの面に目を向けられたことは私の自信になりました。 監修/助産師REIKO著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2022年04月05日