息子の小学校入学から約1か月。小学校の横を通りかかったら、息子の担任の先生が子どもたちを怒鳴っている場面を目撃!あまりの迫力に驚き、息子に聞いてみると…。今回は、小学1年生になったばかりの息子の悩みを聞き出すことができたコミュニケーション方法と、私が担任の先生に不信感を持った時にとった対応をお伝えします。児童に対する先生の強い口調にびっくり!息子は小学校に入学してから1か月ほどは、「今日はこんなことをしたよ」「友達ができたよ」と、楽しかったことを話していました。しかし5月に入り、運動会の練習が始まったころから、「今日も楽しかった?」と聞くと「まあまあかな」と答えることが増えました。私としては、本格的に授業が始まったり、運動会の練習による疲れもあり、息子が小学校での出来事に対し口数が減ったことは「慣れてきた証拠」ととらえていました。そんなある日、下の子のこども園の送迎で小学校の前を通ると、偶然、息子の学年が校庭で運動会の練習をしていました。ダンスの練習をしていて、担任の先生が子ども達に「そうじゃないっていってるでしょう!」「違うでしょう!やり直し!」などと怒鳴っていました。それは一緒に登園していた友達親子も私も思わず足を止めてしまうほどの迫力でした。その時は、「そういう指導が必要な時もあるのかも」と思いましたが、その後も校庭で怒鳴る先生の姿を何度か見かけるように。「まだ入学したばかりの1年生の子ども達なのに、かわいそう」と感じるようになりました。「先生恐いんだね!」と言ってみると思わぬ反応がしかし息子は、家で担任に怒られたと話すことはなく、気にしている様子がまったくなかったので「うちの子はたくましいな」と安心していました。そのため、ある日の普段の息子との会話の中でためらいの気持ちもなく、「今日、運動会の練習見たよ。意外と先生恐いんだね!ママびっくりしたよ~」と伝えました。息子は、人懐っこく、わりとなんでも要領よくこなすタイプなので、きっと「怒るときもあるけど楽しい先生だよ」という感じの前向きな答えが返ってくる思っていたのですが…。実際の返事は「うん。すごく恐いし、毎日怒られてばっかり…」と意外なものでした。話を聞いていくと、「運動会の練習の時だけでなく、普段もきつく叱られることが多い。何がいけなかったのかわからない。でも自分が悪いから怒られていると思う」と暗い表情で話したのでした。この話を聞いて、以前の息子は楽しかったことも、イヤだったことも、なんでも話していたのに、いつのまにか「かっこわるいこと」は言いたくないという気持ちが育っていたんだと気づかされました。そして子どもが何がいけなかったかわからない叱り方をする担任に対し不信感を持ちました。親としての対応の仕方を先輩ママに相談それから「今日も怒られた」「明日、学校行きたくないなあ」と少しずつ自分から話すようになった息子。すぐに担任に状況を聞きたい気持ちを抑えてまず私がしたことは、情報収集でした。先輩ママ数人に相談すると「先生が恐くて学校に行きたくない」という経験をする子は多いと知りました。あまりにもひどい場合は、子どもが登校拒否になることもあるので、学校に相談した方がよいということも言われました。相談の手順としては、まずは「担任に連絡帳で伝える→電話で伝える」。改善されなければ「校長先生や教頭先生に相談する」。それでも改善されなければ「教育委員会へ相談する」ことになるそうです。しかし実際にそこまでしても、お互いに不信感が募り、対立してしまい、対応が変わらないこともあるとのこと。よかれと思った行動が、先生を追い詰める結果になってしまっては息子の学校生活が楽しくなるはずがありません。話を聞いて、学校に相談するなら、感情的にならず、相手を否定しない言い方が重要だと思いました。担任へ相談したら理解してくれたそこで、まずは連絡帳に「最近、先生に怒られた…と言って落ち込んで帰ってくることが続いています。1度学校での様子を教えてください」と書きました。するとその日の夕方担任から電話がありました。私は「先生に怒られてばかりいると言っていて、その理由がわからず、不安になっているようです」と伝えました。すると、担任からは「毎日怒られているわけではなく、がんばっている部分もたくさんある。最近叱ったことがいくつかあり、その際に理由を伝えきれていなかったので、恐いという思いをさせてしまったと思う。そんな思いをさせていたことを知れてよかった。これからは理由を伝えることに重点をおいて指導していく」という話がありました。詳しく話を聞くと「最近叱ったこと」のひとつに、息子を含めた男の子何人かで登ってはいけないところにのぼって遊んだという話がありました。それを聞いて私は、元気いっぱいの男の子たちには時には大声で危険なことを気づかせる必要があると想像できました。情報収集していた時に同じクラスのママ達から「先生は女の子より男の子に対して厳しいところがある」ということも聞いていましたが、限られた時間の中、安全に、スムーズに活動に参加させるために男の子に厳しい口調で伝える場面が多くなるのではと思いました。その注意だけで「これはいけないことだ」とすぐにわかってくれる子もいれば、息子のように「いけない理由を知りたい」とモヤモヤしてしまう子もいるのです。今回話をしたことで、担任は息子の性格を理解してくれたようでした。その後は、息子の性格にあった叱り方・伝え方をしてくれるようになり、息子自身も叱られた理由を理解するようになりました。だんだんと「先生がこんなことしてくれた」など楽しかった話もするようになり、いつのまにか「恐い」と言わなくなりました。私も、サバサバしているけれど、とてもいい先生という印象を持つようになっていきました。子どもが新しい環境に進む時、親ができること今回、担任とスムーズに話ができたのは、息子からよく話を聞き「息子に叱られる理由がわかるように伝えてほしい」という1点を担任に伝えるようにしたこと、親としての対応の仕方を先輩ママに相談したことで、感情的になったり相手を否定しないような言い方ができたことが大きかったと思います。また、先輩ママに聞いた話や、担任と話をして感じたのは、幼稚園や保育園と小学校の違いです。幼稚園や保育園では、言葉の発達が未熟な子どもたちの教育が前提のため、先生は「子どもの気持ちをくみ取ること」を大切にし、ひとりひとりの性格に合わせた対応をしています。しかし小学校では、話を理解できることが前提で、先生からの「指導」が中心になり、子どもが自分で考え状況を判断する力が必要になります。1年生にとっては、急に先生の対応の仕方が変わったうえに、まだ学校の決まりを理解していないので注意を受けることも多くなりがち。そのため先生が恐いと感じたり、小学校が辛く感じてしまうことがあるのだと思いました。そのような場合は、親が担任に子どもの様子を伝え連携をとっていくことで、学校での対応を工夫してもらうことができます。また学校では個々の対応が難しい場合も、親が詳しい内容を把握することで、家庭で子どもに理由が伝わるようフォローすることができ、子どもは少しずつ小学校生活に慣れていけると思います。もちろんこれから子どもが悩んだ時、親が解決してあげられることばかりではないとは思います。それでも「悩みを聞いて共感すること」だけはずっとしていきたいです。子どもは悩みがあっても、少しでも自分に非があることは親に言い出しにくいのだと思います。今回「先生恐いんだね!」と先生に非があるような言い方をしてしまい、親として正解ではなかったかもしれません。しかし、私が「恐い」という気持ちに共感するような声かけをしたことで、息子は「恐いと言っていいんだ」と思うことができ、本音を言いだすきっかけになったことは本当によかったと思っています。子どもの本音や悩みを聞きだすときには、子どもの気持ちに共感しながら、子どものつまずきを肯定する聞き方も大切なのではと思う出来事でした。<文・写真:ライターnicoai>
2019年11月26日毎日、子育てをしていて、何となく不安…。それは、もしかしたら「子どもを育てる土台」が整っていないからなのかもしれません。では、子どもを育てる土台とは、何なのでしょうか? カリスマ的な人気がある元小学校校長の木村泰子先生と、子育てスキルの解説に定評がある高山恵子先生の対談から筆者が探ります。●木村泰子(きむら・やすこ)先生文部科学省特別選定にもなったドキュメンタリー映画「みんなの学校」は、2015年2月に封切られてロングラン、今もなお全国の自治体などで自主上映され続けています。木村泰子先生は、この映画の舞台である大阪市立大空小学校の初代校長。2015年に退職後は、全国各地で公演活動を行っています。》 「『みんなの学校』流「生き抜く力」の育て方」 ●高山恵子(たかやま・けいこ)先生NPO法人えじそんくらぶ代表。保育所・幼稚園などへの巡回指導を通じて、子育ての現場支援に携わっています。著書に『しからずにすむ子育てのヒント(高山恵子/Gakken)』など、子育てのスキルをのわかりやすい解説に定評があります。「ママのストレスを少しでも減らしたい!」が、活動の原動力。》 「ママのためのアンガーマネジメント」 ■「子どもが言うことを聞く」ために必要なこと―子どもが全然言うことを聞きません! そんな時、どうしたらいいですか?木村泰子先生(以下、木村):子どもへの関わり方は、「手法」ではありません。子どもが「この目の前の大人は、自分のために言っているよな」と感じるときは、「うるせぇな」などと表面的にどれだけ悪態をついていようが、必ず自分の身体のなかに、その言葉をトンと沁み込ませています。子どもは、目の前の大人が、「本当に自分のために言ってくれている」と感じたときは、必ず大人を信用します。これはすべての子どもがもっている「本能」なんです。高山恵子先生(以下、高山):子どもに言うことを聞いてもらうには、まず信頼関係が基本です。「教える」という土台には、人間同士の信頼関係が大切です。「自分のことをわかってくれている人だ」と子どもが感じられることが基本なんです。■子どもが信頼できる大人の条件とは?―では、子どもと信頼関係を築くには、どうすれば良いのでしょうか?木村:子どもが本当に困ったとき、「信頼できる大人の条件」って、どんなことだと思われますか? これについて、大空小学校の校長をしているときに「そこなのね?」と、衝撃的に学んだ事実があるのです。高山:ぜひ、伺いたいですね。木村:(他人を信頼していなかった子どもが校長である木村先生だけ信頼した理由を)「だってな、校長先生は最後までずっと横にいとってくれる」と、言ったんです。それだけです。「ただ、横にそっとおるだけや」という話です。助けてくれるわけでも、ためになる話をするわけでもないけれど、最後の最後まで横にいる。高山:たしかに「寄り添う」ということ、とても大事ですね。大人は、頭では理解をしていると思うんです。ただ、じつは、「子どものかたわらに、ただいる」って、すごく難しいですよね。子どものかたわらにただいるということが、「すごく難しいこと」になってしまっているのは、ママたちが「この子を、自分が正しく導かなければならない!」という使命感をもっていらっしゃるからなんだと思うんです。―毎日、「子どもにやらせるべきToDo」に追われています高山:子どもに対して、いろいろなことをやらなければいけないという思いが強くて、ママたちは、なかなか「まず寄り添う」という気持ちになれないと思います。だからこそ、「寄り添う」ということを「意識して、やっていこう」という気持ちが、大切だと思います。そうするうちに、だんだんと子どもに自然と寄り添い、評価せずにただ話を聴くことができるようになって、信頼関係も生まれていくのだと思います。■子どもと信頼関係を結ぶために知っておきたいこと―おっしゃることはわかります。でも、なかなか、そう切り替えられません。高山:子どもが大人の言うことを聞く、つまりは子どもがスムーズに学ぶためには、子どもの心身が安定していないと難しいんです。これに関して、私はよく「マズローの欲求階層図」のお話しをしています。難しい理論のように聞こえるかもしれませんが、これは大学の教育系学部では必ず学ぶ、教育のベーシックな知識なんですよ。●マズローの欲求階層図高山:アメリカの心理学者マズローは、人間には基本となる欲求が5つあり、それは階層になっていて、下から順に満たされると良いと考えました。(上記の図参照) ここでのポイントは、「欲求には優先順位があり、下から順に満たしていくことが大切」という点です。どういうことかというと、人はまず図の①から④までの欲求が満たされてから、⑤の「自分の能力を発揮して何かを成し遂げたいという気持ち(自己実現欲求)」が起こる、という考え方なんです。つまり、ママが子どもと信頼関係を結ぶことができれば、「②(安全欲求)」「③(所属・愛情欲求)」、「④(自己承認欲求)」が満たされます。そうして初めて、「子どもが言うことを聞く耳を持つ」状態になるんです。この理論が頭に入っていると、急がば回れ、子どもが言うことを聞くためには、「親子関係の土台づくりから」という気持ちになりませんか?いかがでしたか? ママは、溢れかえる育児情報の中で、ついつい「アレもコレも」と思ってしまいがち。けれども教育学の知識が少しあるだけで、情報を「間引き」するヒントになりそうです。<親の意識を変えるポイント>1)子どもは、信頼関係が築けている大人の言うことは聞く2)子どもと信頼関係を築くには、「寄り添う」ことが大事3)マズローの欲求階層図で、「子どもが言うことを聞く耳を持つ」までの過程を理解する■参考文献 『「みんなの学校」から社会を変える: 障害のある子を排除しない教育への道』 (木村泰子・高山恵子 著/小学館刊 本体800円(税))
2019年11月17日ここ数年間、我が家から片道5時間の距離に住んでいた両親が、先日、父の定年退職に伴って地元(我が家の近所)へ戻ってきました。これまでは、いざというときに頼れるところがなくて不安でしたが、両親が戻ってきたことで「何かあった時に助けを求められる人がいる」という大きな安心感を得ました。そんな折、夫と出かける用事があったため、やむなく子どもたちを両親に預けることに。大好きな祖母と過ごせることを、子どもたちはとても楽しみにしていました。その夜は、私たちの帰宅時間が遅くなりそうだったため、子どもたちは翌朝迎えに行くことに。子どもたちにとって、はじめての「親のいないお泊り」となったのです。▼「前回」のエピソードはこちら 「ママじゃなくて、ばぁばの方がいい?」後ろを振り返りもせず、母と楽しげに話しながら行ってしまった子どもたちを見送りながら、急に淋しさがこみ上げてきました。「やっぱり私より母の方が、子どもたちのママにふさわしいのかもしれない…」。よくないと思いつつも、どんどん気持ちはネガティブな方向へ。用事を終えて帰宅し、子どもたちのいない静かな寝室にいると、さらに淋しくなってきました。わたしも「子どもたちと別寝」はこれが初めての体験。いつもは、三つ敷かれた布団で三人で寝ているのですが、二人とも真ん中の私の布団の中に潜り込んでくるもんだから、実質一つの布団で窮屈に寝ているようなこともしょっちゅう。「のびのび寝れないのがストレス」「起きても肩こりでぐったり」「早く一人寝したいな」そう思ってきたけれど、実際に一人で寝てみるとなんとも淋しい。「今ごろ実家で、どう過ごしているかな?」「本当に帰りたくなくなっちゃったらどうしよう?」「早く会いたいな・・・」センチメンタルが最高潮になりつつ、一人眠りにつきました。 そして翌日、子どもたちを迎えに実家へ。「ばぁばちゃんがいい」と拒絶されたらどうしよう…とおびえながら、でも平静を装いつつ、子どもたちを出迎えました。ところが…!以前の記事でもご紹介した通り、娘に「ばぁばちゃんが、ママだったらよかったのに」と言われてから、ずっと自分に自信がなくなっていました。それまでは、子どもたちと自分の間には「絶対的な親子の血のつながり」があるんだって自負していたけれど、この一件以来、子どもに対してどこかよそよそしくなってしまっていたかもしれません。実家に行って、子どもたちが大好きな“ばぁばちゃん”(私の実母)と過ごしていると、「私のことなんか忘れてしまうんじゃないか」って、ずっと恐れていたんです。でも、娘の一言で、私の凍り付いた心がスッととけたように感じました。「この子たちのママでいていいんだ」って、気持ちがあたたかくなりました。その後、何かの拍子で娘に「また二人で、ばぁばちゃんの家に泊まりに行く?」ときいてみると。「ママがいないと淋しいから、三人で行こう!」と言われました。いつも余裕なくキリキリしている私だけど、あなたの母になれて本当によかった。なかなか実母のように「よくできた母」にはなれないけど、これからも頑張るね! そう心の中で誓ったのでした。
2019年11月15日「胎内記憶って本当にあるの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。筆者もその1人でした。そこで、わが家の4人の子どもたちに、胎内記憶について聞いてみることにしました! ママのおなかの中はどうだった?わが家には、10歳の長男、8歳の次男、6歳の長女、2歳の三男の4人の子どもたちがいます。4人に「ママのおなかの中はどうだった?」と聞いて、はっきりと答えてくれたのは、当時3歳の長女でした。 いきなり体育座りの態勢になり、頭をひざにくっつけて「ギュッと、こうやっておなかの中で待っていたんだ。そのときに光が見えて今だ! と思って出てきたの。でもあまり出てきたくなかった」と話していました。娘の出産は、予定日から10日経っても出産の兆候がなかったので、陣痛促進剤での出産でした。そのことを彷彿とさせる娘の言葉に驚きました。 おなかに来る前はどこにいたの?また、わが家の子どもたちは、おなかにいたときのことよりも、おなかに来る前のことをよく覚えているようでした。 当時3歳だった長男は言葉が遅めで、当時はあまり話しませんでしたが、ふと思い立って聞いてみることに。「おなかに来る前はどこにいたの?」とさらっと聞いてみると、「お空にいて、キリンさんとゾウさんに乗ってシューーンと飛んできた!」と興奮気味! 普段はまだあまり話さないのに、大興奮しながら話す長男にビックリでした。 ほかのきょうだいは……?「おなかに来る前はどこにいたの?」という質問に対して、次男と長女、三男が共通して答えていたことは、「上から来た」ということでした。第三子の長女は、「私の番はまだかな~?」と思いながら待っていたようです。 私にとっては、望んできてくれたのならこんなにうれしいことはないと感じています。現在2歳の三男も「上からシャンプしてきた!」、ときには「飛行機に乗ってきた!」という言い方もします。 胎内記憶について聞くときは、2歳から3歳ごろだとはっきりした答えが返ってくるように感じました。わが家の子どもたちも、年齢が上がってくると「そんなこと覚えてないよ」と言っています。年齢を追うごとに忘れてしまうようでした。みなさんもぜひ、お子さんが話せるようになったら聞いてみてくださいね。著者:武山あゆみ三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年10月08日子どもへの読み聞かせは、いつ頃まで続ければよいのでしょうか。読み聞かせによって得られる効果をチェックして、読み聞かせを続ける期間を考えるヒントにしましょう。上手な読み聞かせのコツや、おすすめの本についても紹介します!読み聞かせで期待できる効果読み聞かせは、子どもにさまざまなよい影響をもたらすものといわれています。しかし、日々読み聞かせを実践しているママの中には、その具体的な効果についてよく分からないという人が少なくありません。読み聞かせの効果をより高めるためにも、まずは読み聞かせで期待できる効果についてしっかりと確認していきましょう!自然な学力の向上読み聞かせには、子どもの学力を自然な形で向上させる効果があるとされています。絵本を通じ、子どもはたくさんの新しい言葉を覚えます。語彙力の向上は読解力の向上につながるため、国語力はもちろんのこと、さまざまな教科で学ぶ上で役立つ基礎学力も鍛えられるでしょう。また、人の脳には、多角的に情報を取り込むことで、その内容をより強く記憶するという特徴があります。『文字』『絵』『読んでもらう声』など、複数の感覚を同時に刺激できる読み聞かせは、子どもの『学び』のベース作りに大きく役立ってくれるでしょう。想像力・感性が豊かに読み聞かせを続けることで期待できる効果の1つに、『子どもの想像力・感性を豊かにする』というものがあります。絵本を読み聞かせてもらう中で、子どもはその場面を頭の中で想像し、まるで自分がその世界の住人であるかのようにたくさんの感情を味わいます。日常生活ではあまり感じる機会のないさまざまな感情に触れることで、子どもの感性は強く刺激され、豊かな内面が育まれていくのです。「人の痛みの分かる、思いやりのある子になってほしい」そう考える親にとって、絵本の読み聞かせはぜひ実践したい習慣といえそうですね!親子間のコミュニケーションにも何かと忙しい日々の中で、思うように子どもと触れ合えないことに焦りや不安を感じているママは少なくないのではないでしょうか。絵本の読み聞かせは、そんな親子のコミュニケーションを充実させるツールとしても役立ちます。子どもにとって、読み聞かせの時間は、ただ絵本を読んでもらうだけの時間ではありません。大好きなママを独占し、愛されていることを実感できる『心を満たすための時間』でもあるのです。なかなかゆっくり向き合う時間の取れない親子こそ、コミュニケーションの手段としてぜひ積極的に読み聞かせを取り入れていきましょう!いつからいつまでするものなの?子どもが少しずつ文字を理解できるようになってくると、「読み聞かせはいつまで続けるものなんだろう?」という疑問が自然に湧いてくるものです。読み聞かせに適した時期を改めて確認していきましょう!赤ちゃんの頃からスタートしてもOK読み聞かせを始めるのに適した時期には諸説ありますが、基本的には赤ちゃんの頃からスタートしてOKです。ママ・パパの中には、「まだ言葉の意味も分からない、目もよく見えない赤ちゃんに読み聞かせをしてもあまり意味がないのでは?」と考える人もいるでしょう。しかし、たとえ言葉の意味が分からず、絵もよく見えていなかったとしても、赤ちゃんの耳には読み聞かせをしてくれる優しいママ・パパの声が届いています。赤ちゃんの頃はコミュニケーション手段として、やがてコミュニケーション+学力や内面の豊かさを育む手段として、そのときどきによって得られるものが変わるのも読み聞かせならではのメリットなのかもしれませんね。卒業は1人読みを始めてから読み聞かせを卒業する時期は、子どもが1人読みを始めたタイミングを目安にするのがおすすめです。ただし、子どもが1人読みを始めたからといって、一方的に読み聞かせをやめてしまうのはおすすめできません。子どもが読み聞かせに求めるものは、『朗読者』ではなく『親とのコミュニケーション』です。子ども自身が求めてこなくなるまでは、ぜひ前向きに続けてあげたいものですね!楽しんでもらえる読み方のコツとは「子どもに読み聞かせを楽しんでもらいたいけれど、上手に読むコツが分からない…」そんな悩みを持つ人もいるでしょう。読み聞かせの時間をより充実したものにできるよう、子どもに楽しんでもらえる読み方のコツを2つ紹介します!控えめな抑揚と間を大切に子どもへ読み聞かせをする際は、『控えめな抑揚』と『間』を意識しましょう。よくある誤解として『抑揚を付ければ付けるほどよい』というものがありますが、実はこれは正しくありません。読み聞かせを通じて、子どもは驚くほどの想像力を働かせています。大人による意識的な抑揚は、そんな子どもの想像力を妨げる障害となってしまう可能性があるのです。たとえ抑揚は控えめでも、文節やページをめくる際の『間』を意識することで、子どもをワクワクさせたり、好奇心を刺激したりすることは十分可能です。『控えめな抑揚』と『間』を上手に組み合わせながら、どこまでも自由で刺激的な想像の世界を子どもにプレゼントしてあげましょう!オーバーな表現・アドリブは基本的にNG読み聞かせをする際に、ついつい声色や身振りでオーバーな表現をしたり、アドリブを加えたりしてしまうという人は多いのではないでしょうか。しかし、こうした行為は基本的にNGです。子どもへのサービス精神からとはいえ、親のアクションが際立ってしまうと、子どもはそちらに気を取られてしまい、本の内容に集中できません。また、本というのは、プロの作家が推敲に推敲を重ねた文章の集合体です。そんな言葉の結晶ともいうべき物語を子どもにじっくり味わってもらうためにも、オーバーな表現やアドリブはできる限り控えてあげたいものですね。昔話? 童話? 読み聞かせにおすすめの絵本では、実際におすすめの絵本にはどのような物があるのでしょうか。たくさんの親子に愛読されている人気作品を3つ紹介します!いない いない ばあベストセラーとして知られる『いない いない ばあ』は、かわいいキャラクターとのいないいないばあ遊びを楽しめることで子どもに大人気の絵本です。絵と言葉のリズムがメインのため、生まれて初めての読み聞かせ用としてもおすすめですよ!まだ言葉の分からない小さな赤ちゃんとのコミュニケーションにピッタリの絵本といえるでしょう。商品名: いない いない ばあ価格: \756(税込) いない いない ばあ 詳細はこちら 公式HP: 商品ページ 三びきのやぎのがらがらどん物語に対する理解力が身に付いてきた4歳ごろからの読み聞かせには、ノルウェーの昔話をもとにした『三びきのやぎのがらがらどん』がおすすめです。絵本内に登場する化け物『トロル』は、子どもにとって恐怖心をかきたてられるキャラクターですが、そんなトロルに立ち向かうヤギの勇気と驚きの結末は、好奇心旺盛な子ども心を鷲づかみにしてくれますよ!子どもの表情の変化を楽しみながら、何度も読み聞かせてあげたい絵本といえるでしょう。商品名: 三びきのやぎのがらがらどん価格: \1,296(税込) 三びきのやぎのがらがらどん 詳細はこちら 公式HP: 商品ページ しろくまちゃんのほっとけーき『しろくまちゃんのほっとけーき』は、カラフルな色彩と、ホットケーキが焼けていく過程の詳しい描写が特徴的な人気の絵本です。『しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを作り、こぐまちゃんと食べて、片付けをする』というシンプルなストーリー展開で、文字の読めない時期の子どももスムーズに物語の世界に入っていけますよ。読み聞かせの後、絵本を真似て子どもと一緒にホットケーキを作ってみるのもおすすめです!商品名: しろくまちゃんのほっとけーき価格: \864(税込) しろくまちゃんのほっとけーき 詳細はこちら 公式HP: 商品ページ 読み聞かせの時間を大切にしてみよう子どもへの本の読み聞かせには、『自然な学力の向上』『想像力・感性が豊かになる』『親子間のコミュニケーションが深まる』などの効果があるといわれています。子どもの想像力を引き出すような読み聞かせ方を意識することで、より一層子どもを楽しませられる読み聞かせができるでしょう。読み聞かせを卒業するタイミングは、『1人読みができるようになったら』が基本ですが、これはあくまでも目安です。読み聞かせは、子どもにとって大好きなママ・パパと触れ合える特別な時間です。たとえ十分に1人読みができるようになったとしても、子ども自身が望む限り続けてあげられるとよいですね。子どもの学力や情緒を育てながら親子のきずなも深められる…そんな読み聞かせの時間をぜひ大切にしていきましょう!
2019年09月26日自己肯定感とは、自分の存在を自分自身が価値のあるものとして無条件に認め、自信をもつことができる感覚のこと。子どもが育つうえで重要なベースになると言われています。しかし実際には、親の側が「ついつい」子どもの自己肯定感を損ねるような言動をしてしまうことは少なくありません。今回は、心理カウンセラーの筆者が、子どもの自己肯定感を強く保つために親が守りたいポイントを紹介します。子どもの性格にマイナスの定義を与えない子どもの自己肯定感を損なうわかりやすいキーワードに、子どもの性格に対するマイナス評価の言葉があります。子どもが何か失敗をしてしまったり、親の思いどおりの行動をしなかった時に、こうした言葉をかけてしまいがち。・グズグズしないで・普通できるでしょ・ほんとガッカリ例えば、お出かけするから早く準備をしてほしい時、モタモタしているわが子に「早くしてよ!グズグズしないで」。大人から見てとても簡単な問題やクイズを解けないと、「それくらい普通できるでしょ。ほんとガッカリ」など。親のほうもイライラして、つい口にしてしまいがちなマイナスの言葉は、子どもの心に強く残り、自分に自信をもてない大きな要因になってしまいます。また「普通できる」などといった、自分ひとりが劣っていることを感じさせる言葉も、避けたいキーワードです。以前のことを持ち出して叱らない子どもが失敗するのは、いわば当たり前のこと。次に同じ失敗をしないようにと、親が叱ったり教えることも、当然のことです。ただし、以前のことを持ち出すのはNG!・だいたいこの前もあなたは…例えば食卓でコップを倒し、ジュースをこぼしてしまい、「気をつけてって言ってるのに!」などということはありがちです。そこで以前のことをもち出して「だいたいこの前もあなたはあわててお友達とぶつかったでしょ。まわりをよく見て…」などとお説教をされても、子どもはイヤな気持ちになるだけです。親の中で、不注意という共通点でつながることも、子どもにとっては無関係な別問題。2倍怒られた気持ちになり、自分はダメな子だ…という意識につながってしまいます。人の評価を基準にしない子どもを叱りたい時、他人基準の評価をもち出して叱ってしまうこと、ありませんか?・お店の人に怒られるよ・お友達に嫌われちゃうね例えば、スーパーなどの店内で騒ぐ子どもに対して「お店の人に怒られるよ!」と言ったり、家でわがままを言ったときに「そんなだと、お友達に嫌われちゃうね」と言ったり…。親から見れば、他人の目線を意識させて人に迷惑をかけない、人から好かれる子に育ってほしい…といったような思いがあるのですが、子どもにとっては、親から注意を受けながら、他人からも否定されていることになるのです。これを繰り返されると、子どもは物事の良し悪しや、自分の行動について、他人からの評価ばかり気にするようになり、自分で判断することができなくなってしまいます。叱るのはその場限り簡潔に、できたことをしっかりほめてこれまで見てきたケースとは反対に、子どもの自己肯定感を高めようと、叱ることを控える風潮も一部には見られます。しかし、叱ることを避けるのは、子ども自身に「親からしっかり見てもらえていない」と感じさせることもあり、自己肯定感を下げる要因になりかねません。叱る時は、いつまでも引きずらず、簡潔に!要点を押さえて叱れば、子どもは愛情を感じ、自己肯定感をしっかり高めることができます。そしてもうひとつ大切なのは、子どもができたことを、どんなに小さいことでも拾い上げ、しっかりとほめてあげることです。子どもができたことは、親にとっては普段教えていることですから、とても些細で「できてあたりまえ」なイメージがあります。心の中で(あ、やっとできたな…)と思っても、ほめずにスルーしたことがないでしょうか。でも、普段教えていることを子どもができた時こそ、自己肯定感を高めるチャンス!「すごい、ちゃんとできたね!」とほめることで、子どもは、しっかり見てもらえていること、愛されていることに喜びを感じ、どんどん自分を強くしていくことができるのです。<文・写真:ライターあん茉莉安>
2019年09月23日幼稚園に行きだしておしゃべりも達者になった年中の娘。ただ、たまに単語の言い間違いがあり「おこのみやき」を「おこみのやき」「ティラノサウルス」を「ぴらのさうるす」「トリケラトプス」を「とりけらぽっくす」そして「がんばれ」を「ばんがれ」と言います。特に気にしてはいなかったのですが、もうすぐ5歳になるし娘の性格が繊細なため、お友達に言われるよりは親が指摘した方がいいかなと思い至りました。かわいすぎてダメでした…そもそも言い間違い自体も、かわいいからずっとこのままだったらいいのにと思っていたので、自然と直るまではこの幼さを堪能しようかなと思いました。
2019年09月18日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。今回は子どもたちの「けんか」のお話。けんかするほど仲がいいとは言うけれど…聞いているこっちは「もう! いい加減にしなさ~い!」と言わずにはいられない…。今までは一方的に、モン太が怒ってキーちゃんが泣くというパターンでした。最近はキーちゃんも成長して対等に返せるようになってきて、とってもけんかが増えました。何がきっかけでけんかするかというと…■弟の足が兄の頭に当たった!■いやがった兄が母に報告に来るので…ゴロゴロしているときにわざと足を乗せたり、ふざけてチューしようとしたり…。モン太を大好きなキーちゃんがちょっかいを出すことが多く、モン太がいやがって泣くパターンが増えました(笑)いやがっていてもしつこくやり続けて、最終的にモン太に押されたり、たたかれたりしてキーちゃん号泣…。「もう勝手にやってくれ~」と横目で見るかーちゃんですが、必ずモン太が告げ口してくるので、その度にフォローにまわっています…。しかし、モン太もモン太でキーちゃんをからかってけんかにつながることもとても多いです。■けんかの後もいつも通り遊び始める「え~知らないの~?」とか「違うよ! こうだよ!」と突っかかるモン太。しばらく様子を見るかーちゃんでしたが…。「言った!」「言ってない!」とだんだんヒートアップ!!最後はかーちゃんが爆発して終わりです。友だちの弟、妹には優しくできるのに、毎日一緒にいる兄弟だと同じようにはいきませんよね。兄弟のけんかは、「悔しい気持ち」や「がまんをすること」など、学ぶことはたくさんあるので必要なことだと思いつつ、聞いているこちらはどっと疲れます。そんな疲れたかーちゃんを尻目に、激しくけんかした後はウソみたいに仲良く遊び始める子どもたち…! 子どもの切り替えの早さについていけないかーちゃんなのでした(笑)【にわゆりさん家の兄弟げんかエピソード】● 「兄弟喧嘩は必要」と思っていたけれど…まさかの流血騒動パニック ● 子どもって面白い! 兄弟げんかをスッキリ解決した意外すぎる一言 ● 兄弟げんかの原因は、親にはナゾだらけ…。なぜソレを取り合う?
2019年09月14日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんからメッセージです。 最近、気付いたら子どもに発するひとこと目やふたこと目が、「ほら、だからママが言ったでしょう!」「あー、もう、どうしてそうなの!?」というような注意や批判的な言葉だったりしていませんか?一人で着替えをしたり、手を洗ったり、トイレに行ったり……子ども自身でできることが多くなると、ついつい増えてしまうママの小言。でもこれ、どんなママでも少なからずこういった状況に陥ります。「わたしって、どうしてだめな母親なんだろう……」とは思わずに、反省を生かして、小言を抑えるようトライしてみましょう! 多くのお母さんの共通問題悪いところや直してほしいことばかりが目について、つい子どもにガミガミ言ってしまい後悔しているママは、たくさんいます。でも一方で、そういったママたちの多くは、きちんと自分の子どもに良いところがあるのはわかっていて、いつだって、子どもの良いところをみつけられるママになろうと努力しています。きっと、これを読んでくださっているママもそうではないでしょうか? ママ自身がとても真面目で、社会に迷惑をかけない人に育てよう、社会に出て恥ずかしくない人に育てよう、と思っているママほど口うるさくなってしまいがちです。つまり、ガミガミ言ってしまったり、小言を言ってしまったりするのは、とっても普通のことなのです。むしろ、良いママの条件でもあるのかもしれません。 イライラした際にチェックしたい3つのポイントとはいえ、いつもいつもガミガミ言われている子どもの立場になってみたら、たまったものではありません。ずっと続けていると、ママが口を開けば怒られるに違いない、と構えてしまい「言われたことを直さなければならない」と思う前に、「あー、またママの小言が始まった。耐えなければ……」というように、ママの注意が全く頭に入ってこなくなってしまう可能性が高くなります。これでは悪循環です。そこで、口うるさく言いそうになったら、以下の3つのことを考えてみてください。 1.友人の子どもだったら?友だちや、電車の中でなどで見ず知らずの人が自分の子どもを叱っているのを見たとき、「そんなことで叱らなくてもいいのに」「あんな言い方しないでもっと優しく言ってあげればいいのに」と思ったことありませんか?振り返ってみたら、自分の子どもには勢いにまかせて注意してしまい、優しく対応していないママは多いのではないでしょうか。子どもに口うるさく言いそうになったら、“友人の子どもが全く同じことをしていたら、その子どもにどのように言うだろうか” “そもそも叱るだろうか?”ということについて考えてみてください。 2.マストとベターどっち?たとえば、子どもに普段から片付けなさいと言っているのに片付けない、足をぶらぶらしてはいけないと言っているのに座ると足をぶらぶらさせている、といったような場合、ガミガミ言う前に、これは“絶対してはいけないことなのか” “できればしてほしくないことなのか”に分けてみてください。ベターに振り分けられることであれば、マストなことができるまで待ってから注意してみても遅くはないはずです。 3.立て続けに叱らない立て続けに子どもに注意しているなと思ったら、いったんベターに振り分けたことは、叱らずにいてあげてください。立て続けに注意されても、怒られている状況をなんとか回避しようと考えるのが先じてしまいます。さらにいえば、そんなにいっぺんには直せません。分刻みで叱っている、注意していると思ったら、ぐっと我慢してみましょう。 口うるさくしてしまったときは、迷わず「ごめん!」子どもは親をしっかり見ています。親がやっていることは、当然、自分もして良いと思ってしまいます。子どもの態度が良くないと思ったときにイライラや気分に任せて怒ってしまうと、お子さんも多かれ少なかれ親と同じような態度をとる可能性が高くなります。思わず、イライラや怒りに任せて注意してしまった場合には、「イライラしてしまってごめんね。イライラして言ってしまうのはとても悪いこと。でもおしゃべりしながら食べるのはお行儀が悪いからやめようね」とお子さんにイライラしてしまったことをきちんと謝って、直してほしいことを伝えましょう。さて、ちょっと自分自身を振り返ってみましょう。“二日酔いがつらくて、二度とこんなに飲みすぎないぞ” “今月も無駄遣いをしてしまった。来月は無駄遣いしないぞ“と自分自身に誓っても、もう何年、何十年と同じ過ちを繰り返している人も多いでしょう。 子どもも直さなければとは思っています。でも、そんなにすぐには直せないものです。まだまだ小さな子ども。ちょっと長い目で見守りましょう。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年08月29日あなたは恋愛に迷った時、辛い時、どんなことで乗り越えていますか。友達や家族に相談するなどして、話を聞いてもらう人も多いでしょう。しかし、恋愛で迷った時、愛されたいと思った時には名言を聞くこともおすすめ。心に響く恋愛の名言はいくつもあり、その時々であなたの心にグサッと刺さるものが見つかるはずです。今のあなたには、どんな名言が心に響くでしょうか。■愛の名言を聞くのはメリットだらけ?愛の名言というと、「そんなの聞いても、何の意味もない」と思っている人も多いでしょう。「名言を聞いたからと言って、愛されるわけではない」と思っている人もいるはず。しかし、愛の名言を聞くことは思った以上にメリットがあります。では、どんなメリットが隠れているのかご紹介しましょう。■悩んでいる心が楽になるあなたは悩みを抱えた時、どのようにその悩みを解決しようとしますか。多くの人は、友達などに相談するのではないでしょうか。そんな時には、愛の名言を聞くことがおすすめ。詩やポエムは、一方的に発信されているもの。それをどう受け止めるのか、どれを受け止めるかは自由。だからこそ、今のあなたに必要な詩やポエムがぐっと心に沁み込んできます。悩みを抱える時も、ピッタリの名言が見つかれば、心をラ浮くにすることができるでしょう。■恋愛に対するモチベーションがアップする長期間恋愛を続けていると、時には疲れてしまうことも。「このまま、この恋愛を続けてよいのだろうか」と迷うこともあるでしょう。そんな時も、名言を聞けば恋愛のモチベーションを上げることができます。「こんなこともあるよな」と恋愛をどっしりと構えることができるようになり、心が軽くなるはず。片思いをしている人も、名言に背中を押してもらえることもあるでしょう。そうなれば、恋愛は気負わずにもっと楽しめるようになるはずです。■自分の間違いに気がつけることも恋愛に対して、それぞれ考えがあるはず。「私は、こういう付き合い方がしたい」「こんな恋愛がしたい」といったような理想を抱いている人もいるでしょう。しかし、それを彼に押し付けるのは間違い。彼も同じように、恋愛に対する理想を持っていれば、理想が合わないことが原因で別れてしまうこともあります。それを防ぐためには、他にも恋愛に対する考え方があるということを知ること。名言を聞けば、様々な恋愛の形、考えがあることに気づくことができ、「私が間違っていたかも」と気づけるでしょう。■感情が豊かになって男性から好かれるあなたは、自分の感情は豊かだと思いますか?喜怒哀楽が上手に表せない人は、彼から「何を考えているか分からない」なんて言われた経験があるのではないでしょうか。そんな人も、名言を聞くことで様々な恋愛の考え方を知ることができ、感情を豊かにすることができます。実際、自分がその恋愛を体験する訳ではありませんが、疑似体験のような感覚で他の人の恋愛に触れることができます。そして、その時どう思うのか、どう感じるのかを知ることができることで、感情を豊かにすることができるでしょう。■愛されたいときに聞きたい名言集!愛されたい時、どんな名言集をチェックすれば良いのか分からない人も多いはず。名言集と言われると、「哲学書を読まなければいけない」「難しい本は苦手」と毛嫌いしてしまう人もいるでしょう。では、愛されたい時に聞きたい名言をこちらでいくつかご紹介します。■人間は愛しているか、愛されているか、どっちかでないと辛いね恋愛・愛情の名言60選から。あなたは今、誰かを愛していますか。それとも、愛されていますか。恋人がいない人は、「どちらもない」と思っているかもしれませんが、あなたも必ず誰かに愛されているはず。両親からは、無償の愛を受けているでしょう。あなたもいつか、そんな無償の愛を与えられる相手が現れるはずです。■愛してさえいれば、それは無限を意味する。イギリスの詩人、ウィリアム・ブレイクの名言。恋は盲目といいますが、人を好きになると自分でも驚くようなパワーを発揮するもの。それ故に、愛せる相手が現れれば、無限の力を得ることができます。■愛はガラスのようなものだ。いいかげんにつかんだり、しっかりつかみすぎたりすると割れる。ロシアのことわざ。愛する人が現れると、大切にしようとするもの。しかし、大切にするあまり強くつかむと割れてしまし、いい加減に扱えば壊れてしまいます。ガラスを扱うように、優しく愛情を込めて磨き上げることが必要です。■愛することによって失うものは何もない。 しかし、愛することを怖がっていたら、何も得られない。恋愛の名言・格言集から。誰かを愛すると、怖くなることがあります。「こんなに愛してしまったら、何かを失うのでは?」と不安に思うこともあるでしょう。しかし、誰かを愛することで失うものはありません。逆に「何か失うかも」と恐れて行動を起こさなければ、大切何かを失ってしまうかもしれません。■恋はするものでなく落ちるものだ江國香織「東京タワー」から。「恋をしたい」「恋人が欲しい」と思っている人の多くは、「どうすれば、好きな人が出来るのだろう?」と思っている人もいるはず。しかし、恋はしようと思ってできるものではありません。気が付いた時、「あれ、あの人のことが気になる」「気が付いたら、この人に惹かれている」というのが恋。意識していない時こそ、恋に落ちやすいのかも。■恋をして恋を失った方が、一度も恋をしなかったよりマシであるイギリスの詩人、アルフレッド・テニスンの名言。失恋をすると、多くの人は「こんな辛い思いをするなら、恋なんてしなければ良かった」「出会わなければ良かった」と思うでしょう。しかし、今は辛い思いをしていても、楽しかった時間、幸せだった時間があるはず。それを経験できたあなたは、恋をする前よりも成長しているはずです。■世界には愛しかない(欅坂46)欅坂46の歌詞から。どんなに争いごとが合っても、どんな状況でも、そこには必ず愛がある。そう思うことができれば、世界はもっと美しく映るのではないでしょうか。■愛されたいときに聞きたい名言は増え続けている「愛されたい時の名言を知りたい」と思っている人の中には、「自分だけの名言を見つけたい」と思っている人も多いはず。自分だけの名言があれば、躓いた時もあなたを支えてくれる存在になるでしょう。しかし、名言というと哲学書というイメージを持っている人が多いですが、実は哲学書にだけある訳ではありません。では、どんなところから名言は見つけることができるのか、ご紹介します。■ドラマや映画の台詞身近なものから名言を見つけるのであれば、普段何の気なしに見ているドラマや映画からも名言は見つけることができます。普段は、俳優さんや内容に気を取られている人も、一つ一つのセリフをチェックしてみましょう。■アーティストなどが書く歌詞曲を聞く時、多くの人はメロディーに惹かれるはず。しかし、そのメロディーには多くのメッセージが込められています。「素敵な曲だな」と思った時には、ぜひ歌詞をチェックしてみてください。■恋愛アドバイザーのコラム本や雑誌を読むことが多い人は、恋愛アドバイザーのコラムがおすすめ。コラムの中には、その人の恋愛に対する考え方、ヒントが隠れています。恋愛アドバイザーはたくさんの恋愛を経験しているからこそ、他の人では気づくことができない角度の名言が魅力です。■恋愛現代詩読むことが好きな人にとっては、恋愛現代詩もおすすめ。短い文章の中に込められたメッセージを読み取ることで、切なさも伝わるはずです。その中には、今のあなたにしっくりくる名言があるかもしれません。■自分自身の中でも生まれる名言は、聞くだけでなく自分自身からも生まれるもの。恋愛をした時は、いつもとは違う感情が芽生えたり、気持ちに気づきます。それを自分なりの名言として、詩やポエムとして残しておくのもおすすめです。■まとめ恋をすると、行き詰ったり、悩むことも多いもの。そんな時、愛される名言を聞くことで安心したり、背中を押してもらうことができます。名言は、日常生活の中にも隠れています。今のあなたにぴったりの名言を見つければ、恋のお守りとしてあなたを支えてくれるでしょう。(NaonN/ライター)(ハウコレ編集部)
2019年08月07日子どもはどっちに似ていると思う?あなたの子どもはパパ似?ママ似?あんふぁんWebの「どっちだポン!」コーナーで「子どもはどっちに似ていると思う?」と聞いたところ、「両方」が約4割で1位。顔や仕草、性格など、それぞれに似ているところを聞きました。爪や歯、耳など…細かいところが【両方に似ている】■ 基本、お姉ちゃんはパパ、弟はママに似ていますが、どっちもママにもパパにも似ています。ママとパパが似てるのかも!?(杏奏ママさん/42歳)■ 3人子どもがいます。 目、鼻、口でバラバラにどっちかに似ています。なので両親どちらにも似ています。 面白いのが耳の形は3人とも父親とそっくりです。(いちごさん/26歳)■ わが家は4人家族。6歳の息子は父似、4歳の娘は私似。友達からも、父Jr.と母Jr.だね!と言われます。 (mamechanさん/38歳)■ 大雑把で、人の話を聞いてないのは母。見た目としぐさは父。 頭はおじいちゃん(笑)。(にーさん/33歳)■ 笑った顔が父ちゃんそっくり!手先の器用さは母ちゃん譲り!(ちゃぎさん/31歳)■ 緊張しやすいところはママ似。だらしないところはパパ似。私はいくつも病気してきて今も治療中なので、入院したことも大病の経験もないパパに体質は似てほしい!(のんさん/47歳)■ 娘は私に、息子はパパに。見た目と言うより、行動がほんとそっくり!(むーみさん/38歳)■ 長女とパパはAB型、次女とママがA型のファミリーです。パパに言われて気づいたこと…。それはAB型コンビとA型コンビの歯並びが似てる!ということ。 長女はパパに似てキレイな歯並びだけど、次女はわたしに似てちょっとガチャガチャ…(笑)。 他にも爪の形が長女&パパ、次女&ママで似ています。(みーさん/33歳)■ 顔は上の子は主人、下の子は私、性格はその逆です。(すえひろがりさん/34歳)えこひいきしたくなるくらい!?【ママに似ている】■ 第1子と2子はパパそっくり。第3子はふた重も天パも私そっくり。えこひいきしてしまいそう。(きのこさん/39歳)■ どちらにも似ていないなと思っていたら、自分の幼い頃の写真を見て、生き写しで驚いた。(あめさん/35歳)■ 1歳頃からずーーーーっとママ似。今は6歳、男の子らしい顔立ちになってきたのにまだ似てると言われ続けています。 何歳まで記録更新できるかな?(モノクロさん/35歳)■ 先日、私の3歳の七五三の写真を見つけて驚愕…! 若かりし頃の母と父と一緒に長女が写っているではありませんか… 『え?長女タイムスリップしたの?』って思うくらい激似でびっくりしました!(みーさん/33歳)■ 今のところ容姿は二人とも母似です。性格的には意地っ張りで不器用な私ではなく、人当たりがよく穏やかな夫に似てほしいと切に願っています。(Midyさん/40歳)■ 引っ込み思案な性格は残念ながら私似です…。(うどんさん/42歳)■ 長男が顔はあまり似てないのに、性格が私に似ています。お風呂に入る時にケガしたところをタオルで縛って〜と言ったり、怖がりなのにおばけ好きなところも。小さい頃の自分を思い出します(笑)。次男はまだ11か月ですが、パパに似てやんちゃな気配が…。先日ベッドから落ちて鎖骨を骨折するも2、3日でハイハイしだしてビックリです。(いくさん/38歳)■ 女子だけどふざけるの大好きお調子者なところ。先生によく怒られるタイプだった昔の私を見るようです(笑) 。(どどっちさん/36歳)■ まず目がひと重なところが私にそっくり。顔に関しては旦那に似ていると思うところが皆無!この子、旦那の子なのかな…って私が疑ってしまうほど(笑)。性格は怒りっぽいところが私にそっくり!これは一緒に過ごす時間が長いのが影響しているのかな…。(りょりょさん/39歳)幽体離脱ごっこで遊べるほどに【パパに似ている】■ 3歳の息子はパパにそっくり!パパのお腹にのっけて「幽体離脱ー」と遊んでいます。(こうままさん/32歳)■ 顔など、見た目は父親そっくり。中身は父親と違ってとっても優しくて私を守ってくれる小さな彼氏です!(みいあささん/42歳)■ 子どもが3人いますが、上の2人はパパに激似。そして、つい最近、生まれた3人目は、ママ似。なんだか3人目を見るとニヤけてしまう自分がいます。(はのみさん/35歳)■ 生まれた瞬間から旦那の顔だったので、こんなに似るものなのかとビックリでした! 周囲も認める旦那顔(笑)。3歳になった今も旦那そっくりで旦那と娘が一緒に寝ていると微笑ましいです。(にゃんさん/32歳)■ 上の娘は丸顔、くりんくりんお目々でパパそっくりです。下の娘もお姉ちゃんと同じお顔。年長さんのお姉ちゃんは真面目な顔で「パパと同じ顔はイヤだ」と言います。その顔もそっくりなんだよねー(みれひよさん/40歳)■ 今、小2の男の子。パパに、特に似てることは、何かにつけて、凝りだすとこだわって作ったりすることです。私はそこまで、こだわらなくてもよいと思うのですが…男同士似たもの同士です。(よしとママさん/50歳)■ 寝てる時の顔がほんとにパパそっくり! でも、なぜか私の母の小さい頃の写真にも似てる。何でだろ… (ちぃさん/42歳)■ のんびりやのところがパパ似。とにかくのんびりしていて、一つのことをしているともうひとつのことを忘れます。となりの部屋で一気に済む用事も1回行って戻っての繰り返し。すごく効率が悪いのですがこれは経験を積んでいかないと学習しないのでしょうか…。 私がせっかちすぎるのかガミガミ言ってしまいます。早くしなさいばっかり言っています。(黒綿棒さん/35歳)■ 2人の娘がどちらもパパに似ています。顔も性格も。ママの要素を感じません(笑)。優しい顔で穏やかだから…これでよかったかな!(kikorinさん/34歳)■ 息子が見た目も、恐竜や虫に対するオタク的な偏愛傾向もパパにそっくりです。パパは図鑑に載っているようなことはすべて知っているので、息子のパパへのリスペクトが止まりません(笑)。(なみへいさん/38歳)いつ似てくるのか楽しみ【どちらにも似ていない】■ 5歳を過ぎた今でも、顔はどちらにも似ておらず。いつ似た顔になるのか楽しみです。(あさじさん/44歳)投票期間/2019年7月10日〜7月30日<あんふぁんWeb編集部>========あんふぁん読者限定RIZAPトライアルモニター募集中!「シェイプアッププログラム」を4万9800円(4回・税別)でお試し。さらにモニター謝礼として1万円のキャッシュバック!さらにモニター終了者から抽選でクオカード3000円分を100人にプレゼント。さらに本コースへの入会金5万円無料。店舗により受け入れ制限がかかる場合が想定されますのでお早めにお申し込みください。申し込みはこちら ⇒申し込み〆切:2019年8月31日(土)
2019年08月07日「戦争はどうしてするの?」、「平和ってなに?」と子どもに聞かれたら、どう答えますか?知っているようで知らない、説明できるようで、きちんとした説明ができない難しい問題。夏休みは終戦記念日があり、広島と長崎の平和セレモニーが行われるなど、“平和”について考えるよいチャンス。この機会に親子で“平和と戦争”がテーマの絵本を開いてみませんか。平和と戦争、何が違うのだろう?「へいわとせんそう」たにかわしゅんたろうぶんNoritake え(ブロンズ新社)導入は、まずこの1冊から。谷川俊太郎さんの短い文章に、Noritakeさんのモノクロのシンプルな絵。「へいわのボク、せんそうのボク」、「へいわのかぞく、せんそうのかぞく」、見開きに対比の絵が描かれています。文と絵のシンプルさゆえに、何度か読み返すうちにおのずと違いはどこだろう? と意識しはじめます。後半の「みかたのかお、てきのかお」、「みかたのあさ、てきのあさ」、「みかたのあかちゃん、てきのあかちゃん」はどちらも同じ絵です。人はみな同じ世界に生きている、敵も味方も本来は同じ人間だよと教えてくれる絵本でした。戦争って、具体的にどんなこと?わたしの「やめて」文・自由と平和のための京大有志の会声明書【こども語訳】絵・塚本 やすし(朝日新聞出版)戦争って何だろう?を考えるきっかけに、この本はいかがでしょう。『せんそうは「ぼくがころされないようにさきにころすんだ」というだれかのいいわけではじまります』この文章にドキッとした私。日頃、あえて触れない部分をはっきりと表現しています。戦争は人間の体だけではなく、精神にも深い傷を負わせること、また生きる場所や考える自由まで奪ってしまうことが分かりやすく、鋭く伝わってきます。『せんそうははじまるとだれにもとめられません』という衝撃的なフレーズや、最後に描かれた子どもたちが『やめて』と叫ぶ絵からも、“戦争は絶対にダメ”という強いメッセージが。最初の青い地球の絵と、最後の子どもたちの絵は、どちらも守らなければならない大切なもの。私たち大人が日頃からしっかりと考え、ダメなことはダメと伝えることも大切だと考えさせられる本でした。忘れてはならない、原爆投下のことも「ピカドンたけやぶ」はらみちを作・絵(岩崎書店)地元の図書館で見つけた、少し古びた絵本。出版されたのは1983年と書いてあります。もしかすると娘たちは“ピカドン”が何のことか分からないかもしれないと思い、手に取りました。実話を元に描かれた本で、竹やぶに残った防空壕からお話が始まります。戦争を経験した竹やぶが擬人化され、原爆投下後に防空壕に逃げた人々、死んでいく人々、生き残った人々の様子を、お母さんのように包み込みながら見ています。『たけやぶはかなしくてかなしくてこえをふりしぼりなきつづけました。そのなみだがまっくろいあめになりました』竹やぶの涙が黒い雨で表現され、見ていると大きくて深い悲しみがあふれてきます。最近は戦争のリアルな表現が避けられがちですが、この本はリアルさも残しながら表現はやさしい。しっかりと子どもに伝わる内容になっています。出版社によると売り切れで再販の予定はないようですが、図書館で検索すれば見つかるかもしれません。平和ってどんなことだろう?イメージしてみよう「へいわってどんなこと?」浜田桂子(童心社)「おなかが空いたらご飯が食べられ、みんなと一緒に勉強ができ、みんなの前で大好きな歌を歌える、思いきり遊べて、ぐっすり眠れる」今の私たちには当たり前すぎて、そうでないことをイメージすることすらできないかもしれません。実際に戦争や紛争の渦中にいる人たちは、この普通の生活がままならない。絵本を見てから、娘たちに「キャンプで水や電気を使わないこととは違うんだよ。家族が殺され、毎日の生活が不安と恐怖でいっぱいなんだよ」と話し、親子でイメージしてみることにしました。ちょうど少し前にテレビ番組で、レバノンの難民の生活を見たり、祖父から疎開の話しを聞いたことがあったので、「同じ子どもなのに、かわいそう…」と小2の娘。イメージしてみることも大切だなと思いました。最後に書かれた「ぼくがうまれてよかったっていうこと」「きみがうまれてよかったっていうこと」「そしてね、きみとぼくは友だちになれるっていうこと」というメッセージが胸に響きます。祖父から学童疎開について話を聞いている子どもたち私たちにできること、それは戦争を知り、平和とはどういうことかを知ること。同じ地球にある他の国や他民族の人たちを知り、友達になること。それが戦争をしない道に繋がっていくのです。戦争経験者世代が少なくなった今、今度は私たち親世代が伝える番です。親も子どもと一緒に学び、各家庭で平和を考えることからスタートしたいですね。<文・写真:ライター林未香>=======読者限定RIZAPトライアルモニター募集中!「シェイプアッププログラム」を4万9800円(4回・税別)でお試し。さらにモニター謝礼として1万円のキャッシュバック!さらにモニター終了者から抽選でクオカード3000円分を100人にプレゼント。さらに本コースへの入会金5万円無料。店舗により受け入れ制限がかかる場合が想定されますのでお早めにお申し込みください。申し込みはこちら ⇒申し込み〆切:2019年8月31日(土)・
2019年08月01日園の先生と子どもが合わないと感じることはある?あんふぁんWebの「どっちだポン!」コーナーで「園の先生と子どもが合わないと感じることはある?」と聞いたところ、「ある」と「ない」が約半々。それぞれの声を聞きました。子どもにも先生にも、好きと苦手がある!?■ 先生との相性はある。年少の時も少しあったが、年中になるとベテランなのに余裕がないのか、笑わない先生になったら行きたがらなくなった。その時は理由もわかっていたので、嫌がる日は時々休ませて、息抜きをさせていた。年長となった今は笑顔がいっぱいで明るく大胆な先生であっているのか、休みたがらない。愛を持って接してもらえてありがたい限りです。(ひらはなさん/42歳)■ 春からクラスも変わり、担任も変わってしまいました。いまだに前担任を見ると現担任ではなくそちらに走って行き、「登園時も○○先生がいいー!○○先生と行く!」と、現担任の前で言ってしまうので、気まずいです。おうちでは、現担任の良いところや、ステキなところ、すごいところなどのお話をして、褒めたりしています!(のんのんさん/45歳)■ 年少年長さんの時は、大きく包んでくれる先生でした。 年中さんの時はベテラン先生。わがお兄ちゃんは一挙手一投足いつも先生に目をつけられていたようでした。同じようなことをしても、名指しで先に注意される。いろいろなことをガマンできないのはきょうだいがいないからだ(その時はまだ一人っ子でした)と言われて。いつもいろいろなことをよく見ているから、見ないように注意してほしいとまで言われました。(8787さん)■ うちの子はあまり家族以外とハグをしたくないタイプ。先生から「さようならの時、みんなハグするのにしてくれないんです」と言われた。私は「別にそれで良くない?」と思ってますが…。ハグしなきゃダメなのかなー。(おかめさん/5歳)■ 上の子(女の子)はきっちりしているので、厳しい先生が好きです。がちゃがちゃしてる子も叱ってくれるようなマジメなクラスが好きなよう。下の子(男の子)は甘えん坊なので、とにかく優しい先生が好き。若くてかわいいならなおさら好き(笑)。もし、タイプが違うなぁと思う時でも、子どもは意外となじんでいくのでしばらく様子を見ています。(ひーママさん/35歳)■ 先生が出したお題にひと足遅れて発言した娘に対して、的外れの答えであしらっていた。(まるさん/35歳)■ 年少の時の担任と合わず心の病になりました。(ゲストさん)■ 懇談の時に、園での様子を話す内容が薄いとき。3人の子どもがいて、通算15人の担任を見てきたけれど、今までで1人だけそういう先生がいました。関わってないんだな、気にかけてもらえてないなって感じで、残念な1年でした。(とりあえずさん/43歳)■ ありました。厳しい先生で子どもも萎縮してましたね。でも厳しい分、子どもは言うことはよく聞いて、1年を通してみるとしっかり成長したかも!?(ふさん/36歳)先生と合わないと思ったことはない■ 幼稚園の先生には全信頼を置いているので、すべてお任せしています。どの先生が担任になっても、不満に思った事は一度もありません。(あっきーさん/32歳)■ 優しく上手く導いてくださる先生ばかりで甘ったれな息子には合っているよう。ただ、今の担任の先生は若く一生懸命だけど、息子には物足りないようで、包容力のある中堅クラスの先生たちを大好きなようです。(あったっけさん/35歳)■ 幼稚園で有名な大人気の先生が担任です。 最初は、明るく大きな声で話す先生に圧倒されていた娘でしたが、今では先生が大好きで、少しずつ自分のお話ができるようになってきました。降園の際にも、どの子にも一言コメントをくださるので、気にかけてくださってるんだなと感謝の気持ちでいっぱいです。(ぷっちょさん/4歳)■ 先生がたはいつも良くしてくれます(よっきゅんさん/43歳)■ わが子の通う園は、どの先生も子どもたちをよく見てくれていると思います。ありがたいです。(あさじさん/43歳)■ 子どもが個人的に大好きな先生はいるが、合わない・もしくは嫌いな先生は今のところいなさそう。(ういママさん/34歳)■ 娘も私も担任の先生のことが大好きです!(ちーままさん/30歳)投票期間/2019年5月8日〜5月29日<あんふぁんWeb編集部>=========あんふぁん読者限定RIZAPトライアルモニター募集中!「シェイプアッププログラム」を4万9800円(4回・税別)でお試し。さらにモニター謝礼として1万円のキャッシュバック!さらにモニター終了者から抽選でクオカード3000円分を100人にプレゼント。さらに本コースへの入会金5万円無料。店舗により受け入れ制限がかかる場合が想定されますのでお早めにお申し込みください。申し込みはこちら ⇒申し込み〆切:2019年8月31日(土)
2019年07月31日結婚生活が長くなっても、子どもがいても、なぜかラブラブ感が消えない夫婦っていますよね。「ラブラブの秘訣は!?」と聞くと「特別なことはしていないけど……。」と言われてしまうので、今回はラブラブ夫婦の妻に、「夫と仲良しでいるために心がけていること」についてアンケートをとってみました。本人たちは「特別なことじゃない」と思っている、ちょっとした秘訣を取り入れて、明日からラブラブ夫婦の仲間入りしてみませんか?■ 「話す」時間を作る「一方的に私の愚痴大会にならないように気をつけています。できるだけ明るく話して、夫が聞いて苦痛にならないように、と意識しています」(34歳/看護師)「夜寝る前には、必ず少しだけ話す時間を作っています。その時間は軽い話に限定しているので、夫も色々と話してくれます」(37歳/歯科助手)男性は話すのが苦手なので、気がつくと「ずっと妻のターン」になりがちです。しっかし、「話す」「聞く」時間が取れているか、振り返ってみましょう。■ スキンシップを欠かさない「外ではよく手をつないでいます。ずっとつないでいるので、あまり恥ずかしいとも思いません」(32歳/英会話講師)「『なに見てるの?』とのぞき込むときに肩に触れたり、テレビを見るときにぴたっとくっついてみたり……。スキンシップは欠かさないかも」(26歳/事務員)セックスレスのはじまりは、スキンシップの減少と言われています。普段から触ることに抵抗を無くしておくと、そのままエッチにも移行しやすくなります。■ エッチの探求「『飽きないエッチ』を追い求めていろいろ試しているうちに、夫とのエッチがとても楽しみなものに変わりました」(27歳/学芸員)「二人でAVを見ることがあります。「これ痛い」「あれやってみたい」など、完全に教材(笑)。でも、直接言うより要求を伝えやすいのでオススメ」(35歳/教師)マンネリにならないよう、二人で工夫しあっているカップルが多いようです。お互いがエッチに協力的だからこそ、ふたりで楽しめるのですから。■ 定期的なデート「子どもが学校や保育園でいない間にランチデート。歩いてでもドライブでも恋人気分で楽しめます」(37歳/事務員)「子どもを預けてデートするときは、必ずオシャレをします。メイクをしてスカートを履くだけでも、喜んでくれます」(36歳/医療事務)子どもができると、「パパ」「ママ」モードとなり、ラブラブ感が薄れてしまいやすいもの。たまには「恋人同士」に戻れる時間を意識して作ってみませんか?■ おわりにこのほかにも、「共通の話題を持つ」「夫とだけの定番のノリを作る」という意見もありました。どうやら「ふたりで楽しめる時間」を作るのがポイントのようです。「秘訣」ではなくて、「ふたりの特別」を見つけられると、ラブラブも長続きするのではないでしょうか。(矢島 みさえ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年07月04日子どもは、親の言うことはもちろんですが、「夫婦」の会話もよく聞いています。パパとママがけんかをしていたら、誰よりも悲しい気持ちになるし、楽しそうに会話をしていたら、それだけで安心するもの。子どもの心の成長にも大きく影響を与える夫婦の会話。ちょっとした「言い換え」のテクニックで、もっと成長させてみませんか?『賢い子を育てる 夫婦の会話』(あさ出版)著者の天野ひかりさんに、夫婦の会話を成長させるテクニックをうかがいました。お話をうかがったのは…「NPO法人親子コミュニケーションラボ」代表天野ひかり(あまの・ひかり)さんNHK「すくすく子育て」元キャスター、現在はフリーアナウンサーとして活躍中。自身の結婚、出産、育児と仕事の両立を経験したことで子育ての重要性を認識。 「NPO法人親子コミュニケーションラボ」 を立ち上げ、子どもの自己肯定感を育むための、親子のコミュニケーションを力をのばす講座や講演を全国で行う。ベストセラー『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』(サンクチュアリ出版)著者。天野ひかり公式サイト ■「夫や子どもは今日一日どう過ごしてた?」想像力が家族を育てる――前回までで、日常の夫婦の会話が子どもにも影響を与えるということがよくわかりました。天野ひかりさん(以下、天野さん):夫婦の会話は、家族をプロデュースします。この会話がいい方向に向かうには、なにより「お互いを認める」ことが大切ですよね。それがないと、口論や堂々巡りにおちいってしまいがちです。――とはいえ、相手を認めるということは、とくに夫婦だとなかなか難しいのが現状ですよね。天野さん:わかります(笑)。でも、これは「そうではなくて、私の言うとおりにしなさい」「お前の意見は聞いていない」…こんなことを言われ、親や先生や上司の言うことを素直に聞いて育ってきた背景があるのです。これが、今の子どもの親世代なんですよね。でも、これからは、自分で考えて行動できる子に育てることが求められる時代。誰かを認めることに慣れていない私たち親世代も、協力し合って、認めて、子どもを育むことが大切になるでしょう。そこで、家庭での夫婦の会話が、大きなポイントになるんですね。――うう、なんだかハードルが高そうです。天野さん:大丈夫ですよ! まずは、「相手の立場に立って物事を見る」ことを意識してみましょう。これは、もうトレーニングと思いましょう。つい、自分のことだけに目がいってしまいがちですが、今日一日、相手はなにをしていたか、どんな時間を過ごしていたかなど、相手の「見えない部分」に思いをはせるのです。たとえば、仕事や子どもの学校のことなど、外でものすごく忙しい一日を送って家に帰り、「やっとソファに座れる~!」とほっと一息ついたときに、帰宅した夫が「ごはんは?」なんて言ってきたらムッとしますよね。夫や子どもも、同じことなのです。顔を見るなり「また手伝ってくれない」とか「宿題はやったの?」と言う前に、ちょっとひと呼吸置いて、相手の見えない部分を思いやってみましょう。夫は外で一日忙しい思いをして働き、子どもは学校で勉強を頑張ってきたのですよね。こうしてみると、相手の悪いところばかり目についていたのが、いい面や大変だった面もきちんと見えてきます。ここが見えると、相手のすべてを含めて認められるようになってくるのです。■イラッとくる物言いから脱却! スムーズな言い足し術・言い換え術――相手を認める、相手の立場に立って物事を考えてみるということは、なんとなく自分を抑えるようで「損してる?」と思ってしまうのですが……。天野さん:とんでもない。相手を認められる力がつくと、夫や子どもにいい影響を与えるだけでなく、自分のコミュニケーション力を格段に上げることができるんです。自分にもいい効果があるんですよ!まずは、修行と思って、日々「相手の立場に立つ」ことを意識してみましょう。すると、今までの夫に対する言葉かけも自然と変わってくるでしょう。たとえば…夫「買い物してきたよ」妻「ああ、そこに置いておいて」→「重かったでしょ、ありがとうね」妻「脱いだら洗濯機にいれておいてよ」→「脱いだものを洗濯機に入れておいてくれたら、明日着ていくのに間に合うよ!」夫「ああ、疲れた」妻「私だって今日一日、会議続きでへとへとだよ!」→「今日は一日、蒸し暑かったしね。私も会議続きで疲れちゃったの。ご飯はデリバリーにしてもいい?」夫「ああ、大変だったね。そうしよう」上記のように自然と変わってくるわけです。――ほんのひと言、相手のことを考えた言葉を加えるだけで、グンとやわらかくなりますね。いつもなら「その言い方はなんだよ!」「だって…!」と堂々巡りになっていたかもしれません。天野さん:そうなんです。私がこの本でお伝えしたかったことに「夫婦の会話の大切さ」ともうひとつ、「お互いを認めること」があるのです。すべてを含めて相手を認めることができれば、会話は必ず変わってくるんです。「早く起きてよ!」といった指示や「いい加減ゲームやめて!」という禁止のことばも、「昨夜は遅かったから眠いよね。でも、もう起きる時間だよ」「明日は早いんでしょ? もうゲームはやめたら?」と、一方通行からコミュニケーションに変わります。子どもは、パパとママの会話を聞くことで、コミュニケーションの方法を知らない間に学んでいきます。「こういう言い方をするとけんかにならないんだな」「この言い方は相手を不機嫌にさせるんだな」と、ことばの選択や会話の流れを考えられるようになるんですね。――夫婦が互いを認めて、話し合ったりゆずり合う会話は、学びが大きいのですね。天野さん:また、これからの時代は、多様性が求められます。日常、何気ない話題から、環境問題やLGBTといった議論をするようなことまで、夫婦の間でも価値観に違いを感じることはあるものです。でも、この会話が子どもに影響を与えていくんですね。さまざまな考え方があって、それを尊重して受け止めることができることは、これからの時代にとても大切な力となるでしょう。子ども自身の価値基準を広げ「こんな意見もあれば、こういうこともある」と、多様なものの見方ができるようになりますよ。夫婦の会話は、子どもをどんどん育てます!参考図書: 『賢い子を育てる 夫婦の会話』 (あさ出版)天野ひかり 著/汐見稔幸 監修夫婦の会話は、子どもの成長に大きく影響を受けている! 「夫婦の会話」で磨かれる子どもの「5つの力」と「夫婦の会話」の心得とコツについて、わかりやすく解説した一冊。
2019年06月24日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは。私はこいしさんと申します。現在2人の娘を育てる主婦です。子どもはとても正直で、小さければ小さいほど何も考えずにいろんな言葉を口にしますよね。時にはそんな子どもの言葉に感動したり、傷つけられたりします。今回は、その中でも特に「子どもに言われてうれしかった言葉」について書いていきたいと思います。■パパとママとねねがスチ!下の娘は、家族の誰かが「ママ(またはパパやねえね)のこと好き?」と聞くと、必ず「パパとママとねね(ねえね)がスチ(好き)!」と答えます。自己顕示欲の強い我々はしつこく「誰が一番好き?」と食い下がるのですが、必ず「パパとママとねねがスチ!」とみんなの名前を答えるのがとてもかわいくてうれしいです。イヤイヤ期に付き合う日々の苦労が3割ほどは浄化される気がしています。■ママ大丈夫よインスタグラムに動画もアップしたのですが、なにかと「アージョブ(大丈夫)よ」とか、「大丈夫?」と言ってくれる娘に癒やされています。疲れていたり、仕事が忙しいときは、娘の「大丈夫」をもらいにいきます。■今日のごはんは何?これは上の娘が最近よくいう言葉です。とっても当たり前な言葉に聞こえるかもしれませんが、上の娘はもう少し小さいころ、ひどい偏食で小食でした。いまでもそこまで大食いではないのですが、小学校に行きはじめ運動量が増えたせいか、食べられるものと量がグンと増えました。帰宅しておなかをすかせた娘が真っ先に「今日は何のごはん?」と聞いてくるのですが、そんな当たり前の質問が私にとってはとてもうれしいです!■純粋な子どもたちの言葉のパワーはすごい正直に言うと、私にとって子育ては大変なことや悩ましいことの方が多いです。それでも、純粋な子どもが一生懸命伝えてくれる言葉にはものすごいパワーがあります。これからも、子どもたちの発する言葉に振り回されながら、怪獣たちの成長を観察していきたいと思います!
2019年06月16日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは! 7歳と4歳のやんちゃ兄弟を育児中のなーみんです。 前回 は息子に言われてうれしかった言葉を紹介しましたが、今回は子どもに言われてショックだったエピソードです。子どもってとにかく正直で素直ですよね~! 思ったことは何でも口にしてしまって、思わず焦ってしまうこともあったり…(笑)これは長男なーが5歳のときの話です。■母のアルバムにまさかの一言…!私の実家に帰ったとき、私の子ども時代のアルバムが出てきたので「懐かしいな~」なんて見ていたんです。そしてなーにも見せてあげたんですが…写真を見てなーがぼそっと一言思わず苦笑い(笑)たしかに子どものときの私って、ショートカットだったし1日中外で遊んでいたから肌も真っ黒! おまけに眉毛も極太!(笑)服装もパンツが好きだったので、男の子っぽいといえば男の子っぽいかな?(笑)でもトップスは女子! って感じだったけど、まだ5歳のなーにはそこまで見分けつかなかったんだろうなぁ…すると、その後さらに衝撃発言が!!な…なんて発想…!!!(笑)男の子と言われてちょっぴりショックだったけれど、だんだん面白くなってきたので「そうだよ~! ママは男の子だったの!!」とノッておきました(笑)しかしその数ヶ月後こんな出来事が!!!保育園の先生に「ママは子どものころ男の子で、おちんちん切って女の子になったんだよ!」と説明しだして恥ずかしかったです(笑)ふざけてそんな話をしたことを私はすっかり忘れていたんですが、ママは男の子だった説をすっかり信じていたようです…!!きちんと説明しなかったツケの代償をこんなところで払うことになるとは(笑)その後ちゃんと説明して、理解してもらいました!
2019年06月13日少子化によって子ども同士のかかわりが減ったことや、情報化社会によって自ら求めなくともさまざまなコンテンツがあふれていることなどが影響し、昨今では主体性のない子どもが増えているといわれています。しかし、変化の激しいこれからの時代を強く生きるためには、自ら考えて行動することが重要です。今回は、主体性のある子どもとない子どもの特徴や、主体性を育てるためのコツについてご紹介します。活躍できるのは「聞き分けの良い子」ではないひと昔前の子どもは、「先生や親の言うことを聞きなさい」と言われながら育ってきました。自分の考えを主張することなく、大人の指示通りに動ける子どもこそが「素直でいい子」だとされていたのです。しかし、こうした考え方は時代の変化とともに変わっていきました。大人の指示を仰いで行動する子どもは確かに育てやすいですが、そのまま成長すると、社会に出たときに周りに流されてばかりだったり、指示待ち人間になったりする可能性が高いという側面があります。主体性は将来のリーダーシップに必要不可欠です。そのため、現在では自ら考えて行動することができる、主体性のある子どもこそが「できる子」だといわれるようになってきています。主体性が”ある”子どもと”ない”子どもの違いとは主体性がある子どもとない子どもには、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。いくつか例を挙げてみましょう。■自分の「やりたいこと」に取り組めるか主体性のある子ども:周りに流されずに取り組める主体性のある子どもは、周りに流されることなく、自分がやりたいと思ったことに取り組みます。周囲からの反応よりも「自分がしたいかどうか」が大切であることをきちんと理解しているためです。主体性のない子ども:些細なことでも親の指示を仰ぐ主体性のない子どもは、自分で何かを決めることが不得意で、自分の言動に自信が持てません。そのため、何をするにも「本当にこれでいいのだろうか?」と不安になり、心から楽しむことができなくなってしまいます。■自ら考えて行動できるか主体性のある子ども:想像力や思考力が高く、自ら考えて行動できる自ら考えて行動するというプロセスでは、「行動するためにはどうしたらいいのか」「どうしたら一番スムーズに行動できるのか」「この行動の先にどんな結果が待っているのか」など、考えなければならない項目がたくさんあります。主体性がある子どもは想像力や思考力が高いので、こうしたさまざまな項目を順序立てて考えながら、行動に移すことができるのです。主体性のない子ども:些細なことでも親の指示を仰ぐ主体性のない子どもは、自分で何かを決めることが不得意です。そのため、自分が食べたいものや行きたい場所を決めるといった些細なことでも、その都度親に「どうしたらいい?」と聞くことが多い傾向にあります。■チームワークがあり、きちんとコミュニケーションをとることができるか主体性のある子ども:友だちと積極的にかかわり、あらゆる活動に取り組める友だち同士で何かを協力し合って成し遂げたり、ケンカをして悔しい思いをしたりといった経験が多い子どもは、チームワークの大切さを知り、自らを省みることができるようになります。その結果、「次はこうしてみよう」と新たな活動にも主体的に取り組むことができるのです。主体性のない子ども:「周りと同じ意見かどうか」ばかりを気にする「周りと同じ意見を持っている」というのは、主体性がない子どもにとって安心感があり、楽な状況です。そのため、自分の考えを発表する際などには「自分はこう思う」ということよりも「自分の意見は周りと同じものなのかどうか」を気にしやすくなります。よって、友だちと積極的に意見を交わすなどの経験が乏しくなり、コミュニケーションが不得意になる場合が多いです。■何事にも積極的にチャレンジできるか主体性のある子ども:親との信頼関係が強い心から信頼することができる存在や、どんなときでも自分をバックアップしてくれる存在がいることは、何かに挑戦する際に大きな助けとなります。主体性がある子どもは親との信頼関係が強く、「自分は愛されている」と実感できていることから、「失敗して親に怒られたり、失望されたりしたらどうしよう」と不安になることがありません。そのため、何事にも積極的にチャレンジできるのです。主体性のない子ども:失敗を極度に恐れる失敗を極度に恐れる主体性がない子どもにとって「失敗=悪いこと」でしかありません。そのため、少しでも失敗の可能性があることには絶対に取り組もうとしなかったり、新しい環境に強い抵抗感を覚えたりすることもあります。また、「失敗したら、ママ(パパ)に怒られる」と親からの評価を気にすることも多いです。子どもの主体性を育てるためには?子どもの主体性を育てるために、以下の取り組みを実践しましょう。「失敗は成功のもと」であることを伝える主体性を育てるためには「失敗してもいいから取り組むことが大切」「失敗は成功のもと」という考え方を伝えることが大切です。『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』(文響社)の著者で、進学塾VAMOSの代表である富永雄輔氏は、失敗と成功の比率の理想を「成功が51・失敗が49」と述べています。49の失敗があるから51の成功が生まれることを意識し、「失敗が成功のもとになるんだよ」「できなくてもいいからチャレンジすることが大切なんだよ」と子どもに伝えてあげましょう。失敗しても決して怒らず、まずは取り組みそのものを褒め、子どもと一緒に「うまくいくためにはどうしたらいいと思う?」と解決策を考えることが重要です。選択肢を与える脳科学者の茂木健一郎氏は、「日本の子どもは”自分で決める力”が絶対的に欠けている」と警鐘を鳴らしています。自分の意見を言えるようにすることは、自ら考えて行動することにつながるため、主体性を育てるのに不可欠です。とはいえ、はじめはなかなか難しいので、まずは選択肢を与えて子ども自身に「どっちがいい?」と決めさせることから始めましょう。食事のメニューやその日に着る洋服などの簡単な選択を積み重ねていくことで、子どもはやがて自分の意見を言うことに慣れ、自分で考えて決断し、行動することができるようになっていきます。年上の友達とのかかわりを持たせる学芸大学客員教授 藤原和博氏は、現代の子どもたちには「斜めの関係」が必要だと述べています。核家族化や地域社会の希薄化が進み、「近所のお兄ちゃん」や「親戚のお姉ちゃん」のような「上下の関係ではない斜めの関係」とかかわる機会が減ってきているのです。斜めの関係は、「親と子」「先生と生徒」のような上下の関係で代替することはできません。神奈川県の私立宮前幼稚園 亀ヶ谷忠宏園長いわく、誰かに対して「自分もあんなふうになりたい」と憧れる経験は、主体性を育てることにつながるのだそう。「ああなりたい」と強く思った瞬間にスイッチが入り、主体的に歩み始めるのだと亀ヶ谷氏は言います。子どもは年上のお友だちに対してそうした感情を抱きやすいもの。「斜めの関係」が不足している今だからこそ、年上の友だちや親戚とのかかわりを積極的に持たせるように心がけ、子どもにとって憧れの存在と出会える場を作ってあげることが大切なのです。愛情をめいっぱい伝える動物学者デズモンド・モリスは著書『デズモンド・モリス子どもの心と体の図鑑』の中で次のように述べています。子どもをほめ、たくさん抱きしめて安心させ大げさなほど愛情表現をする母親は、それより感情表現の乏しい母親に比べて、我が子が世界を探検する準備ができていることに気づくでしょう。そっけなく、ぶっきらぼうな母親は、子どもを心細くさせます。(引用元:デズモンド・モリス(2010) ,『デズモンド・モリス子どもの心と体の図鑑』,株式会社 柊風舎.)子どもが主体性を持って何かに挑戦するためには「どんなときでも自分を受け入れてくれる存在」が必要です。そのために、親は子どもへの愛情を言葉やスキンシップでめいっぱい伝えましょう。また、言葉やスキンシップ以外にもおすすめしたい愛情表現方法が「ほめ写プロジェクト」という取り組みです。ほめ写とは、子どもの写真を自宅に飾り、それを見ながら子どもを褒めてあげるというもの。その際には「生まれてきてくれてありがとう」「見ているだけで幸せな気持ちになるよ」など、子どもの存在そのものを全肯定するような言葉をかけることがポイントです。愛されている自信につながり、自己肯定感を高めるのに有効だといわれています。***子どもの主体性は、環境次第でぐんぐん伸びていきます。子どもを「指示待ち人間」にしないためにも、親ができることから始めてみましょう。文/田口るい(参考)ベネッセ教育総合研究所|集団の中で「主体性」を育むために園ができることダイヤモンドオンライン|子どもの主体性を引き出すには、どうすればいいか? 東洋経済オンライン|こうすれば子どもは「自発的」に学び始める!PHPファミリー|信じて任せて、自発性を引き出す~子どもの「やる気」のコーチングAll About|子供を「指示待ち人間」にしない育て方!言うこと聞く子ほど要注意こどもまなび☆ラボ|“49” の失敗体験が子どもの挑戦力につながる!過干渉にならない会話のコツ『これからの未来を生き抜くできる子の育て方』(2018年),洋泉社MOOK.内閣府|コミュニケーションを高めるためにほめ写プロジェクト|ほめ写プロジェクトとは?デズモンド・モリス(2010) ,『デズモンド・モリス子どもの心と体の図鑑』,株式会社 柊風舎.
2019年05月27日「子どもの集中力が続かない」というのは、子育て中によく聞かれる悩みのひとつです。また、集中力はあっても「自分が興味のあること限定」というお子さんも少なくありませんよね。今回は「子どもの集中力が続かない原因と改善方法」についてご紹介しましょう。子どもの集中力を低下させる原因は?子どもの集中力が低下する原因には、さまざまものがあります。代表的なものは以下の通りです。・長時間のゲームやテレビ鑑賞ゲームやテレビ、スマートフォンを閲覧する時間が長くなってしまうと、脳の中で記憶や学習、感情のコントロールに深くかかわっている前頭前野という部分が疲れてしまい、注意力散漫になったり、集中力が低下してしまったりするといわれています。・不規則な生活夜ふかしをして十分な睡眠時間がとれていないと、イライラしやすくなったり、ケアレスミスが多くなったりしやすいといわれています。また、朝起きるのが苦手でいつも遅刻ギリギリの時間まで寝てしまい、朝食をとる時間がないと、集中力が足りなくなるともいわれているのです。不規則な生活の中に、集中力が低下する原因がいくつも潜んでいるといえるでしょう。集中力のある子とない子の違い一般社団法人教育デザインラボ代表理事で、都留文科大学特任教授の石田勝紀氏は、集中力に関して「人間は『集中タイプ』と『拡散タイプ』の2つに分かれている」と述べています。「集中タイプ」は、先天的に集中力が高いケース、自分の興味のあることに関しては抜群の集中力を発揮するケース、「習い事や部活動で忙しく、短時間で宿題をこなさなければいけない」など必要性に迫られることで集中力を発揮するケースがあるといいます。勉強は好きではないものの、歴史小説や歴史漫画が好きで、歴史の成績だけは常にトップクラスであるという子どもや、趣味に没頭すると誰かが話しかけてもまったく反応しない子どもなどはこのタイプです。一方の「拡散タイプ」は、周りの人々や環境のことが常に気になりやすく、集中力があまり高くありません。それゆえに「落ち着きがない」と思われることも。しかし、見方を変えれば、「よく気がつく」「他の人の様子を察知できる」ということでもあり、将来的にサービス業などで活躍する可能性が高いのだそう。集中力があるに越したことはありませんが、集中力がないからといって子どもを否定的に判断したりせず、「この子はこういうタイプなのだ」と見守ることも大切だと言えますね。子どもの集中力をアップさせる方法子どもの集中力をアップさせるためには、普段の生活の中に以下を取り入れましょう。・集中モードへの切り替えを促す何かに集中するためには、「集中モード」に入ることから始まります。大人の場合でも、就業時間になったからといってすぐに仕事に没頭できるわけではなく、今日のタスクをチェックしたり、デスクの上をキレイにして仕事をしやすい環境を作ったりして、徐々に集中モードに切り替えていくという方が多いのではないでしょうか。ぜひそれを子どもにも習慣づけてみましょう。具体的には、テレビやスマートフォンから離れる、机に向かってノートや鉛筆を準備する、ひらがなや漢字の書き取りといった簡単な勉強から始めることなどが効果的です。・子どもに「集中力がない」と言わない教育評論家の親野智可等先生によると、親に「集中力がないんだから!」と言われ続けた子どもは、無意識のうちに「自分は集中力がないんだ」と思うようになります。その結果、子どもは「どうせ自分は集中力がないから」と何事もすぐに諦める癖がついたり、自己肯定感が低くなったりしてしまいます。そうならないためにも、子どもが何かに集中していたときは、「集中力があるんだね!」と褒めてあげましょう。勉強ではなく、遊びでもかまいません。親に集中力があると認めてもらえた子どもは、たとえ集中力が切れそうになったときでも「自分には集中力があるんだから、まだやれる!」と自分自身を奮い立たせることができるようになります。・ゲーム機はルールを設けて楽しむ2017年に朝日学生新聞社が小学1年生~6年生の男女457人を対象に行なった調査によると、「“ゲーム機を持っているが使用を禁止されている子ども” よりも、“ゲームをしてもOKな子ども” の方が勉強への集中力が高く、宿題にも自主的に取り組み、親との会話も多い」という結果が出ています。長時間の使用によって集中力を妨げる可能性があるゲームですが、だからといって禁止するのではなく、家庭内でルールを決めて使用することでメリットがあるようです。***子どもの集中力がないと、親はつい焦ったり、時にはイライラしてしまったりすることもあります。でもそれは、子どもが本来持っている集中力が発揮できない状態になっているだけかもしれません。生活環境を整えたり、普段の言葉がけを意識したりすることで、子どもの集中力を育てるためのサポートをしてあげましょう。文/田口るい(参考)Study Hackerこどもまなび☆ラボ|子どもの「集中力」を養う方法。遊びや習い事を活用しよう!東洋経済オンライン|子どもの集中力は、こうやって作り出せる!ベネッセ教育情報サイト|子どもに集中力をつけるには?[教えて!親野先生]All About|学習集中力の高め方!ゲームと勉強で態度が違う理由ITmedia NEWS|「ゲームOK」の子の方が勉強に集中し、親との会話も長い……朝日小学生新聞調査
2019年05月18日皆さまは、生理中の子どもとのお風呂、どうしてますか?私は、基本的には生理中は着衣のまま子どもを洗い、子どもたちが寝てから一人で入るようにしていました。生理のたびに、どうしたものかと思いつつ、一緒に入った場合にうまく隠す自信がなかったため、このような方法をとっていたのですが…。■生理中にお風呂に入ったら…ある日、私が着衣のまま入ることに子どもに抗議され、どうしても一緒に入らないといけないことになりました。こんな日に限って生理二日目…。■子どもにわかりやすく、嫌悪感を抱かせないためにはせっかくの機会だと思って、できるだけ子どもたちにわかるように話を切り出してみました。「女の子はね、大人になると、一ヶ月に一週間くらい、血がでる時があるの。でも別にこれはケガしてるとか、病気とかじゃなくて、とっても自然なことなの」性に関することはこれまであまり触れずに来たため、ドキドキしながら、でも真剣に話しました。「『生理』っていうんだけど、女の子はあなたよりもう少し大きくなると、おなかの中で毎月赤ちゃんのためのベッドを作るようになるの。ふかふかで寝心地のいいベッドをね。でも、毎月赤ちゃんが来てくれるわけじゃないから、赤ちゃんがこなかった月は、ベッドが流されて出てくるの。ママは今、その時期なのよ」とにかく、伝えたいことは伝えた…はず!どんな風に伝えるのがよかったのかはわからないけど、子どもたちも途中で茶化したりせず、真剣な目で聞いてくれていたから、きっと伝わったのだろう。…と思いたい。■性教育は気まずい…でもタブー視できない子どもの性教育って、どうも気まずくて、いままでのらりくらりとかわしていたけれど、子どもたちもいつまでも赤ちゃんではないし、これから広い世界に出るにつれて、自分でいろんな情報をキャッチするのでしょう。そしてその情報は正しいこともあるし、正しくないこともあるでしょう。思春期になるとますます性の話題ってしづらくなる(自分を振り返っても、思春期のときには親からあまり聞きたい話題ではない)と思うので、こんな風に話す機会があったときには、その年齢にあったレベルでお話することもありなのかなぁと思ったりしました。子どもの早熟化が加速しているとニュースでも聞くので、性の話題をタブーにしないためにも、いまくらいから折をみて少しずつそんな話もしていこうかなと思い、『13歳までに伝えたい女の子の心と体のこと』という本も購入してみました。娘に渡すのはまだ先だと思いますが、急に質問されたときにも話に一貫性を持たせるために、私もしっかり読んで、何か質問されたときには自信をもって答えられるようにしたいなと思いました(のらりくらりとかわしていた時期は、回答がコロコロ変わってしまうこともあり不信感を抱かせてしまいそうだったので…)。性の問題はとても難しいけれど、成長の中でいつかは向き合わなければいけないこと。だから私は、まだ先入観も抵抗感もない時期から少しずつ話していく作戦でいこうと思っています。<参考書籍> 『13歳までに伝えたい女の子の心と体のこと』 (やまがたてるえ著/かんき出版)
2019年04月12日人の話を〝きちんと聞くこと〞の重要性が、今、注目されています。わが子は「聞く力」を身に付けていますか?臨床心理士の河井英子さんに話を聞きました。人の話を〝聞く力〞と積極的に〝話す力〞まず備えたいのはどっち?幼稚園に入って集団生活をするようになると、家庭で生活していたときより人の話を聞いたり、気持ちを言葉で伝える機会が増えますよね。今は積極的に発言することを良しとする風潮があり、子どもが自分の意見をきちんと話せると「よく言えたね」と褒めてもらえるし、黙ってしまうと「きちんとお口で説明しなさい!」と叱られたりします。その反面、しっかり話を聞いていても「ちゃんと聞いているね」と褒められることはあまりないのではないでしょうか。きちんと聞けていることは大前提で、その上で自己主張をすることが子どもたちに求められているのです。でも、考えてみてください。赤ちゃんが最初に言葉を発するのは、周りの大人たちの会話を〝聞いて〞覚えるからです。人間にとってはまず〝聞く〞ことが基本で、話すのはそれからのこと。どちらが大切ということではなく、聞く力を備えているからこそ、考えて話すことができるようになるのです。わが子は話が聞けていないかも?と思ったエピソード● 「説明している途中で“分かった” と言ってすぐ行動してしまいます。最後まで話を聞かないとできないことや、最後に注意事項があることもあるのに…」(年長ママ)● 「返事だけはいいので、支度は済ませたと思っていたら、実は忘れ物をしていたことなどがあり、ひやひやします」(年少ママ)● 「パパに怒られた息子が泣きながら私のところに来たので、『なんで怒られたの?』と聞いたら『分からない』と答えました。ちゃんと聞いていないのかな~と気になります」(年少ママ)● 「叱られるとすぐに『ごめんなさい』と言うけれど、その後また同じことをして『ごめんなさい』。その繰り返しです。ごめんなさい、と言えばその場が終わると思っているようで心配です」(年少ママ)● 「人の話を聞かず、自分が話してばかり。主張が通らないと泣き出すため、さらに話を聞かなくなります」(年少ママ)● 「子ども2人が同時に話し出し、どちらも譲りません。お互いの話も聞かないので大変です」(年長ママ)子どもたちが話を聞けないワケ子どもたちが話を聞けないのには、理由があります。思い当たること、ありませんか?理由1「聞ける」より「話せる」が重要視されている今は、自分の意見を話せることに重きを置かれる傾向があります。ママたちも「黙っていないでちゃんと話しなさい!」と子どもを叱った経験があるのではないでしょうか。自己表現力を育てることに力を入れすぎると、子どもたちは「黙って聞いているだけだと、パパやママに叱られるんだ」と捉えてしまいがちです。理由2外的刺激が多いスマートフォンやゲーム、テレビなど、刺激的な映像や魅力的な音楽など、子どもたちの周りには興味関心を引く遊びやツールがたくさんあります。そのため、聞くことに対する集中力が散漫になり、大切なことを聞き逃すことになってしまうことも。理由3命令や指示ばかりで、子どもにとって魅力的な言葉がないつい言いがちな「早く!」「〇〇しなさい!」などの言葉。忙しいママにしてみれば、一度で聞いてほしい切実なお願いですよね。でもそればかりだと、子どもは“またママが怒ってる”と感じ、ママが話す=叱られる・ダメ出しされると考えてしまい、聞く気持ちがなくなってしまうのです。聞く力を土台にさらなる〝伸びゆく力〞とは幼児期に聞く力を育むことによって、子どもの将来を支える他の力も伸びていく可能性があります。共感力聞く力を身に付け、想像力が育まれると、「この人はどんな気持ちでこう言っているんだろう」と、相手の立場や心境を思いやる気持ちが生まれます。その結果、話す人の言葉からくみ取れる感情を理解しようと努める、共感力につながっていくのです。話す力赤ちゃんがひとつの言葉を発するまでには、それ以上に多くの言葉を聞き、覚えています。つまり、多くの蓄積された言葉がなければ、話すことにつながらないのです。これは、成長した子どもにも言えることで、基礎となる〝聞く力〞を身に付ければ、おのずと話す力も伸びていくでしょう。集中力外的刺激の多い今の子どもたちは、なかなかひとつのことに集中することが難しい環境だといえます。落ち着いて聞くことができるということは、それらの誘惑に負けない集中力を身に付けることにもなるのです。コミュニケーション力自分ばかりが話したい!という子は目立ちますが、一方通行の関係になりがちで、深い人間関係にはなかなか発展しません。自分だけではなく、相手の気持ちも聞いてそこに寄り添えることが、本当の意味でのコミュニケーションなのです。想像力さまざまな映像をいつでも手軽に見ることのできる子どもたちは、自分で考えて物事をイメージする機会が少なくなっています。聞く力を身に付けることで、相手の言葉に耳を傾け、その内容を自ら形作っていくことができるようになります。ママ・パパがやってみよう今すぐできる聞く力を伸ばすポイントPOINT1顔を見て話し掛けよう忙しいと、ついつい離れた場所から「〇〇をやりなさい!」など言ってしまいがちです。でもちょっと待って。例え他に楽しいことがあっても、子どもはママやパパの顔を見ながら話すことをうれしいと感じるものです。少し手を止めて、子どもの顔を見ながら話し掛けるよう心掛けましょう。POINT2行動を伴う言葉掛けを「〇〇はダメ!」ではなく、具体的にどうしてほしいか伝えてみましょう。例えば「ゲームばかりしないの!」という言葉の裏に“歯磨きもしないで!”などの気持ちが隠れていることはありませんか?そういうときは、「歯を磨いてから遊ぼうね」と言うと、子どもは何をすべきかが分かるので、受け入れやすいのではないでしょうか。POINT3子どもの興味に歩み寄ろう自分が好きなことを否定されれば、誰だって嫌な気持ちになりますよね。大好きなアニメの話を「ママは興味ないから」と全く聞いてもらえなければ、子どもだってママの話を聞きたいと思わなくなります。たまには「このアニメの主人公、カッコいいよね!」など子どもの興味に歩み寄ってみましょう。“ママは僕の・私の好きなことを認めてくれてるんだ”と思い、ママの話を聞く気持ちが芽生えてくるはずです。POINT4同じことを言わない子どもは親をよく見ているもの。いつも同じような注意や命令ばかりしていれば、子どもは「ああ、またか」「また同じこと言ってる」と聞く耳を持たなくなります。時々でよいので、言いたい気持ちをぐっとこらえて、子どものちょっとダメなところを受け入れてみて。いつもなら叱られる場面で「あ~こんな失敗、ママも昔やったわ」なんて言われたら、いつもと違うママの反応に子どもも興味を示すと思いますよ。お話を聞いたのは臨床心理士河井英子さんかわいえいこ/田中教育研究所所員。武蔵丘短期大学を定年退職し、現職。臨床心理士として、子どもの心と教育をテーマに活動。専門は発達と学習の心理学、健康の心理学。illustrationSHIBATA Keiko
2019年03月08日昔は口を開くたびに「好きだよ」と言ってくれていたのに……。最近全然「好き」って言ってくれない。「私のこと、好き?」って聞いても「言わなくてもわかるだろ」なんてはぐらかされてしまう。なんだかそれって寂しいし、物足りない。そこで今回は、もう一度彼に「好き」と言わせる秘策をご紹介しちゃいます。■ プレゼントとしておねだり「付き合って5年になる彼。とても優しくて素敵な人なんだけど、ひとつだけ欠点が。それは『好き』って言ってくれないこと。そこで去年の私の誕生日に『何が欲しい?』と聞いてきた彼に『あなたの私への想いを手紙にしてほしい』とリクエスト。すると、誕生日当日『愛しています。これからもずっと一緒にいよう』と書かれたバースデーカードをプレゼントしてもらいました」(23歳/カフェ店員)バースデーやバレンタイン、クリスマスなどのイベントのときは、彼に「好き」と言ってもらえるチャンス!プレゼントとして「好き」という言葉をおねだりしてみましょう。何もない日には恥ずかしがって言ってくれない彼も、特別な日なら勇気を出して想いを伝えてくれるはず。■ 思いきってキレてみる!「付き合って7年になる彼、ここ5年くらいまったく『好き』って言ってくれません。なんだか老夫婦みたいな関係になってしまっていることが不満な私。『ねぇ、好き?』って聞いても、『はいはい、好き好き』って適当な返事。ある日、不満が爆発して『好きって言ってほしいのに言ってもらえない寂しさわかってる?わかってもらえないなら別れる!』と涙ながらに激怒したら、彼もわかってくれたみたいで、今ではちょくちょく『好き』って言ってくれるように」(22歳/会社員)「好き」って言われないと不安で仕方ない……という気持ちに実は気付いていない、そんな男性も多いもの。彼がこのタイプなら真剣に訴えるのもアリ。真面目に受け止めてくれない場合は思いっきりキレて、ことの重大さをわからせてやりましょう。■ 友達に協力してもらう手も「彼の友達数人で食事していたときのこと。その中のひとりが『お前ら付き合って長いよね』と言ってきたので『そうだね、でもこの人は私のこと、もうあんまり好きじゃないのかも。最近全然好きって言ってくれないし』と返答してやりました。すると友達が『それはよくない!ちゃんと想いを伝えてやれ!』と彼に説教してくれて、彼が私に『好きだよ』と言ってくれました」(25歳/医療事務)直接彼に訴えるのが難しい……というあなたは、友人に協力してもらいましょう。できるだけ元気がない様子で「彼が私のこと、あまり好きじゃないのかも」などと訴えてみましょう。きっと友人が「彼女を不安にさせないようにしないと!」と彼に説教してくれるはず!■ 黙っていたら伝わらない!「好き」って言ってほしいと思うのなら、ただ心で願っているだけではダメ。ちゃんと相手に訴えることが大切です。あなたがどれだけ不安で寂しい思いをしているかを切実に伝えたら、きっと彼もわかってくれるはず。寂しさがふくらんじゃう前に、ちゃんと対策を取りましょう。(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年01月19日これから住居を新築されるなかで、子ども部屋には親御さんの想いがいろいろこめられているはずです。私も子どもを持つ親として、どうするのが良いのかをよく考えます。今回は親、建築士という2つの観点から、子どものための空間について、読者の方と一緒に考える回にできればと思います。■ ゆるやかな子どもスペースのすすめ小学生くらいまでは、個室という存在を意識させなくてもいいのかなという気持ちが私の中にあります。こちらの写真のお宅では、家具でゆるく間仕切りをするという形をとっています。子どもが小さいうちは、明快に部屋をつくりあげないほうがいい、というお施主さんの考えからです。私もこの考えに賛同し、提案させていただきました。このような空間を用意することで、成長につれて子どもがどのように自分の空間をつくっていくかというのも、親として興味深く見ていけるはずです。■ 小さいうちは家族に開いた大らかな空間をこちらの写真のお宅では、自分の机以外で本を読んだり、勉強したりできる居場所を家の中につくりました。大人が見守ることのできる学習環境、または大人とともに育んでいく学習環境をつくっていきたいというお施主様の思いに私が賛同し、それを形にしたものです。小学生くらいまでの時期は、できるだけ家族に開いた大らかな空間をつくっておくことも大切にしたいと私は考えます。■ 子どもが個室をもつということプラナ / PIXTA(ピクスタ)子どもに個室が必要かどうか。これはまず自分が子どもだった頃を思い出し、考えてみることも大切です。ちなみに私の子どもの頃のお話しをさせていただきますと、小学校高学年くらいからは、兄弟で使っていた大きな子ども部屋を置き家具で2つに仕切って使っていました。しかし、高校受験を控えるにあたって、どうしても勉強に集中したくなりました。そこで私は、あまり使っていない多目的室があったので、そこを弟の部屋にし、2つに分けていた部屋を私の部屋にしたいと親と弟に提案しました。YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)これにより、かなり集中できる環境をつくることができ、無事高校受験をパスすることができました。それから高校に入学し、部屋もそのままに元の生活を送ると、余剰空間に何かものを置きたい、と考え始めました。余計なものが部屋に増え始め、勉強もなかなか手につかなくなってしまいました。部屋が広すぎると、このようなことが生じるという失敗例です。身をもって実感いたしました(笑)。■ 個室を持つことは独立心にもつながるFast&Slow / PIXTA(ピクスタ)ですが、自分一人でいるという実感を個室によって感じることができたのは確かです。それは高校卒業後、家を出て一人暮らしをしてみたいという独立心につながりました。いつも親が見ているのが当たり前ではないということに気付かせ、でも部屋を出ると家族が待っているよという環境。小さくていいからつくってあげてほしいし、そういう機会を子どもに与えてあげてほしいと私は思います。住居計画の段階で子どものこれからを想像したり、自分の過去の経験を振り返ることは、きっと家族の将来を構築する作業となるはずです。
2018年12月26日小さな子どもって、かわいい言い間違いをたくさんしますよね。一生懸命話そうとするその様子は、その時期だけの貴重な家族の思い出にもなります。しかし、間違いは間違いとしてきちんと直した方がいいという考えもあり、どのように対応すればいいのか、悩ましいところ。今回は、子どもの言い間違いへの対処方法を考えてみたいと思います。■「正しい言葉を教えたい」とする人が圧倒的に多い結果にアンケート結果によると、「正す」もしくは、「さりげなく正しい言葉で言い直す」として、子どもに正しい言葉を教えるとする意見が合わせて約87%で大半を占めるという結果が出ました。一方で「正さない」という意見は10.7%と、少数派のようです。 Q.小さい子どもの言い間違い、正す?さりげなく正しい言葉で言い直す 50.3%正す 36.9%正さない 10.7%その他 2.1%■ついほほ笑んでしまう! かわいい子どもたちの言い間違い寄せられたコメントの中には、思わず笑顔がこぼれてしまうような子どもたちのかわいらしい言い間違いがたくさんありました。「“ダメ”が“まめ”」(愛知県 40代女性)「“蚊に刺された”が“カニにさされた”、“パトカー”が“パコカー”。小さい頃だからこそ、かわいさを感じていいと思います」(茨城県 30代女性)「“テレビ”が“テベリ”、“さかな”は“かさな”に。もっと動画を撮っておけばよかったです」(東京都 40代女性)「“わがまま”が“わがまが”、“ヘリコプター”が“ヘコボイター”、“ブロッコリー”が“ころぼっこり”に。何度も練習するんだけど、言えないところがまたかわいくて!」(北海道 30代女性)「“靴下”が“つくした”に、“違う”は“ちだう”に。勝手に正しく言えるようになってしまう! ああ、もう言えるようになっちゃったのかと、寂しくうれしく思っています」(千葉県 30代女性)生活の中で使われている家電や食べ物、道具などのなかで、少し言いにくい言葉が多くあげられていました。「“ダメ”が“まめ”」というコメントからは、「まめ!」と怒って言う子どもの様子が思い浮かび、ついほほ笑んでしまいますね。思わず、「うちもあるある」と思うような言葉も多かったのではないでしょうか。■言い間違いを直さない親の思いとは間違いとはわかっていても10.7%の親は「正さない」と答えました。その理由とは一体何なのでしょうか。「言い間違いはその年齢のころ特有のものだと思うので、かわいいからそのままにしています。大きくなるにつれて、自然に直るものだと思います」(愛媛県 30代女性)「小さいうちはかわいくて正せません。大きくなると、きちんと話せるようになりますから。言い間違いをしていたかわいいときを一緒に過ごした日々が懐かしいです」(神奈川県 40代女性)「かわいい言い間違い、いつの間にか周りの言葉を覚えて直ってしまうので、かわいいその時を大切に微笑ましく見守りたい」(東京都 40代女性)「とてもおもしろくてかわいいので、以来家族みんなで言い方をそのまま真似して楽しんでいました。いまでもそのまま普通に使っています」(千葉県 50代女性)たしかに言い間違いをするのは一時期だけのことなので、「正さない」という気持ちはよくわかります。筆者の次男は2歳のころ、歌の中に出てくる“ホップステップジャンプ”が言えず、“おしてんじゃん”と歌っていました。あまりにもかわいくてなかなか直すことができず、何度も歌わせていたことを思い出します。ただ、筆者の場合、あまりに何度も歌わせて笑ってしまっていたら、本人がすねてしまい…。バカにしたり、何度もやりすぎたりするのは、相手を傷つけることもあると反省しました。■「子どもが恥ずかしい思いをする前に正したい」親の気持ち「正す」と回答した36.9%の人たちから寄せられたコメントによると、子どものことを考えて教育的な観点からしっかりと教えてあげたいという気持ちが伝わってきました。「かわいいときはいいけれど、人前で恥ずかしい思いをする前に教えてあげたい」(愛媛県 40代男性)「教えますね。だってそれは親しかわからない言葉で、周りには通じないから。わが子はまだ4歳ですがもう赤ちゃんじゃないし、コミュニティを広げるためには“通じる言葉”でなくてはならないと思います」(宮城県 20代女性)「主人がずっと言い間違いに気づかず、私が指摘したら怒って話にならず、他人に指摘されて初めて理解。それから子どもにはちゃんと教えようって思った」(三重県 40代女性)“通じる言葉”というコメントの裏にあるのは、「子どもの将来を思いやる親の姿」。のちのち子どもたちが困らないためには、早いうちから正しい言葉を教えたいという考えは、厳しいというよりも親からの贈り物のひとつなのかもしれません。さらに、なかにはある一定の年齢になってからは「正す」という意見も多く集まっていました。「下の子は2歳。いまは言い間違いはかわいいので直しませんが、上の子は小1なので直します。音読の宿題もあるし、間違ったまま大きくなってほしくない」(北海道 40代女性)「小1の娘ですが、言い間違いは全力で直します! 保育園まではそこまで直さなかったですが、今後は本気で間違えて覚えてしまっても困るので」(東京都 20代女性)「小学生になったら言い間違いは正す」というコメントが複数見られました。国語の授業が始まることもあり、小学生になったら正しい日本語を身に着けてほしいと思う親が多いようです。■楽しくお話するためのポイントは、「さりげなさ」回答者の約半数は、子どもを傷つけないように「さりげなく正しい言葉で言い直す」という意見でした。「正す」まではいかずとも、正しい言葉を覚えられるように、教えてあげたいという思いがあるようですね。「おうむ返しで間違っているところを正しい言い方で伝える」(埼玉県 30代女性)「話したい気持ちを妨げないように、何げなく直してあげるようにしています」(徳島県40代女性)「きちんと言えていないのがかわいいのですが、言葉として間違えて覚えてしまうと困るので、『ちゃんと言えてないよ。○○だよ』。難しいけれどちゃんと言えるようになったら『すごいね』と正していました」(千葉県 40代女性)「無理に直さなくても自然に覚えていくので、正しい言葉で言い直してあげるようにしています。“間違っている”と指摘してしまうと、なんだかかわいそうになってしまうので、楽しくお話しできたらいいのではないでしょうか」(茨城県 30代女性)小さな子どもたちは、覚えたての言葉を使っておしゃべりをしたい気持ちでいっぱいですよね。話し始めた時期に“話したい気持ちを妨げない”ことは重要なポイントのひとつという気がします。また、多くの親が実践しているのは、“楽しくお話する”ことを大切にすること。子どもたちがおしゃべりで人とやり取りすることの楽しさを、まずは実感できるようにサポートすることも親の役割なのかもしれませんね。■耳があまり聞こえていないといった可能性も…言い間違いは珍しいことではありませんが、あまりに何度も繰り返す、なかなか治らないという場合、言語障がいや耳の不調が見つかったという人もいました。「間違いを言い直さないでいたら、滲出性中耳炎であまり耳が聞こえていないことがわかりました」(東京都 40代女性)「うちの子たちは、もともと“さ行”と“た行”が話しづらくて、上の子は吃音(きつおん)がありました。訂正することがストレスになるので、言葉の教室に通わせて、吃音以外は直しました」(鹿児島県 30代女性)「うちの娘は言語療法を受けていましたが、あんまり神経質にしていると子どもがどもるようになることもあるそうです。言語は時間をかけて直すことはできますが、どもりは直らないこともあると小児科医の先生に聞いたことがあります」(愛媛県 40代女性)もしも子どもの言い間違いで気になることや不安がある場合には、言語聴覚士がいる施設や小児耳鼻科などに一度受診してみてもいいかもしれません。ただの言い間違いにも、もしかしたら子どもたちが抱えている問題が表れている場合もあるので、注意してあげましょう。子どもが見たこと、思ったことを一生懸命話そうとしてくれる姿は、とても愛おしいものです。その「自分の気持ちを話したい」芽を摘み取らないようにするためには、まずはその話に耳を傾けることが何よりも大切な気がします。子どもの言い間違いを直す、直さないは、各家庭ごとの方針によって異なるでしょう。父母によって意見が異なっていると、子どもが混乱する可能性もあるので、夫婦でも「わが家はどうするか?」を一度話しておいてもいいかもしれません。また言い間違いを直す場合にも、できるだけ親が大らかな気持ちで接することも必要となってくるでしょう。「かわいいな」とほっこりしつつも、気長に子どもの言葉学習に付き合ってあげたいですね。【参考】日本言語聴覚士協会のホームページ: Q. 小さい子どもの言い間違い、正す?アンケート回答数:4376件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年12月16日今回は、ムギの言い間違いを振り返ってみたいと思います。この言い間違いは、のちに「おこさま→おかさな」に進化! そして言葉の発達にともない、少しずつ言い間違いも増えていきました。5歳になり、難しい言葉を発するようになってきたムギですが…言い間違いを初めて克服したのが、この「おさかな」でした。「おかさな」の響きがかわいくて大好きだっただけに現実を受け止めきれず、とりあえず食い下がってみました。次に克服するのはこの「めなげ」なんだろうなと思うのですが使用頻度が高いだけに、克服時はショックが大きそうです…。
2018年12月05日専門家・プロ:陰山英男質問小2の娘の宿題のことで困っています。娘が「宿題が分からないので教えてほしい」というので教えると「先生が言ったんだからこれでいいの!」といって、それが明らかに間違っていても聞く耳を持たない状態です。たとえば、昨日の宿題の内容は、〈最初に計算するほうをカッコでくくる〉というもの。その中のひとつはこんな感じの問題でした。27+20+10=この問題を娘は、最初に数字を分解しようとしたので、「それは分解する意味ないよと」教えても、「違う!それでは先生に怒られる!」と言います。でも、途中で「分解する問題」ではなく「最初に足すほうにカッコをつける問題」ということに気がつき、(27+20)+10=と前のほうの数字にカッコをつけていました。「後ろの方の数字につけた方が簡単だよ?」と言うと、意地を張っているのか「いいの!」と言って、その後の問題もすべて前のほうの数字にカッコをつけていました。たぶん、〈最初に足す方〉の意味を「足し算の最初に書いてある方(の数字にカッコをつける)」だと勘違いしたのだと思います。こんな風に、親がアドバイスをしても聞いてもらえない場合は、どうしたら良いのでしょうか。回答こういう事例は一般的によくあることですね。実はわが家でも学校の宿題について、わたしが助言しようとすると子どもが「先生の言ってることと違うから」、といって助言を受けつけなかったことがありました。「お父さんの指導の方が絶対正しいよ」と言っても、「これでいい」と言い張ります。そのとき、わたしは「あ、そう」と言ってそのままにしておきました。なぜなら、そのことによって子どもが先生のことを信頼しているのがわかったからです。自分で間違いに気づく体験をさせましょうたとえば、親の方から「先生のやり方が違う」と言うのは、先生に対する不信を親が持っているということを子どもに伝えてしまうことになるので、あまり望ましいことにもなりません。また、先生の指導を子どもが間違って受け取っているのならば、学校に行き学習をするなかでその間違いに気がつくはずです。その「自分で気がつく」という体験の方が、意味があると思います。学習において、間違いというのは日常的に起きてきます。それがどのような形で修正されてくるかというのは大事な問題です。今回の場合は、おそらくお子さんの理解が間違っていると感じられます。しかし、学校で答え合わせをするなかで、お母さんの指摘が正しかったということを自然に知るでしょうから、それでいいのではないかと思います。どうしても親の方は心配をし、いつも正しく答えてほしいと願いがちですが、むしろどんな間違いをし、それがなぜ違うのか、どう修正すればよいのかということを知ることはもっと重要です。なぜならば、子どもたちは今後も数多くの間違いをしていくことになるからです。それを自分や先生との学習のなかで、自然に修正していくことがもっとも望ましいのです。今回の場合には、その日は「お母さんの言ったことが正しいんだけどな」、と言うくらいにしておいて、翌日「どうだった?」と聞いてみてもいいでしょう。お子さんは「お母さんの方が正しかったみたい」と、言うかもしれません。そのときには「やっぱりね」と言わずに、「自分で間違いがわかったのなら、よかったね」と、ポジティブな言葉をかけるのが良いでしょう。「先生への信頼」が、学習の基盤になる一般的にはこのように、自然な形で対応すればいいのですが、ごくまれに明らかに先生の指導が間違っているというような場合もあります。そのことで子どもの表情が暗く、神経質になるようなときには、いくつかの事例を確認しながら、機会をみて担任の先生に適切な指導をお願いされるというのもひとつの方法です。わたしの同業者である教師の問題点を指摘するのは、正直気が重いのですが、わたし自身の子育てのなかにも、そういう事例はわずかですがありました。この場合に注意してほしいのは、子どもの前では学校の先生に対する批判を控えるということです。なぜなら、子どもというのは先生への信頼を基盤として学習を進めていくものだからです。当然、その土台には、保護者が教師を信頼しているということが必要です。今回の質問の内容を見て気になったのは、ひょっとしたら「お母さんの、先生に対する信頼感が弱く、だからこそお子さんの宿題のことを気にされたのかもしれない」ということでした。もし、明らかに先生の間違った指導や、子どもに伝わりにくい言い方が原因でお子さんが誤った理解をしていると思われるような場合は、似たようなことが何度も起きることがないように、子どもたちの学習状況に注意しながら先生の指導方法にも気を配る必要が出てきます。陰山英男(かげやまひでお)1958年兵庫県生まれ。岡山大学法学部卒。兵庫県朝来町立(現朝来市立)山口小学校教師時代から、反復学習や規則正しい生活習慣の定着で基礎学力の向上を目指す「隂山メソッド」を確立し、脚光を浴びる。2003年4月尾道市立土堂小学校校長に全国公募により就任。百ます計算や漢字練習の反復学習を続け基礎学力の向上に取り組む一方、そろばん指導やICT機器の活用など新旧を問わず積極的に導入する教育法によって子どもたちの学力向上を実現している。近年は、ネットなどを使った個別の小学生英語など、グローバル人材の育成に向けて提案や実践などに取り組んでいる。2006年4月から立命館大学教授(立命館小学校副校長 兼任)に就任。現在は、立命館大学 教育開発推進機構 教授(立命館小学校校長顧問 兼任) 。全国各地で学力向上アドバイザーなどにも就任し、学力向上で成果をあげている。また、北は北海道,南は沖縄まで、全国各地で講演会を実施している。過去には、文部科学省 中央教育審議会教育課程部会委員,内閣官房 教育再生会議委員,大阪府教育委員会委員長などを歴任。著書多数。Webサイト
2018年11月05日子育てで困る場面があります。手がふさがって忙しいときほど、「子どもが言うことを聞いてくれない」「わがままを通そうとする」こんな場面が、たくさんあります。そんな場面に遭遇したとき、私たちはどうすればいいのでしょうか。その解決策をパピマミ編集部がご紹介します。なんで言うことを聞いてくれないの?私たちは、まず子どものわがままの原因を探ろうとします 。「両手がふさがっているのに抱っこしてと言うのか?」「寝るべき時間にまだ起きていたがるの?」などなど。子どもが返す言葉は「抱っこしてほしいの!」「今じゃないといやなの!」「まだ遊んでいたいの!」など答えらしきものではあるけれど、分かったところで何の解決にもならない「今の状態」の報告であり、私たちになす術はありません。抱っこするか、いま取りに戻るか、遊ばせるかしない限り、解決しない問題 なのです。要するに親側の要望に沿わせることは無理なのです。どうしたら言うことを聞いてあげられるのか大人である私たちは、視点を変えてみましょう。つまり「どうやったら子どもの要求をきいてあげられるか 」という視点から解決をさぐるしかないのです。例えば、抱っこするには両手に抱えている荷物をいったんここに置くか、家まで運んでからしかできない。一度、子どもと離れ離れにならないと叶えてあげられない。おもちゃを取りに戻るには、車で1時間離れた祖父母の家まで戻らないといけないので、そうすると晩ごはんの時間がずれて遅くなり、子どもの好きなハンバーグを作る時間が取れなくなるかもしれない。いま寝ないと明日の朝に起きるのが遅くなり、楽しみにしているテレビが見られないとか午前中の散歩ができなくなる、などです。それでも聞いてほしいの理屈が分かる年齢で聞き分けの良い子ならば、それで引き下がってくれることもまれにあります。でもそんなパターンは滅多にないでしょう。ほとんどのお子さんは、たとえ理屈が分かっていたとしても自分の要求を通してほしいものです。要求の内容を通したいというより、「大好きなお母さんが困難な状況でも自分を一番尊重してくれる 」という満足感を得たい、というのが本当のところ。お母さんの愛情を確認するための、試し行動の一種なのだと言えます。でも、そんなせっぱつまった状況の中で愛情を確認するのにいちいちつき合っていられないのが、日々の生活というものでしょう。それでは、わたしたちはどうしたらいいのでしょうか?切り抜ける方法を考えておく長い子育て、手を抜くことも大切です。旦那さんがいれば、抱っこしてもらってあやしたり、迷惑にならない場所に移動したり。まずは切り抜けるためのルールのようなものを考えましょう。愛情確認のための可愛らしいイヤイヤ ですから、上手にコントロールしましょう。こちらにも都合があると知ることは、子どものためになることなのですから。まとめ家族でも人間関係で一番大切なのは、信頼関係です。教育的に良いか悪いかよりも、子どもとの関係に良い対応は何かを考え、それに従って幸せに過ごすことが家族のプラスになります。世間でいう理想の対応がベストとは限りません。あとで振り返ったときに、あの頃は楽しかったなと思える幼少期を一緒に過ごしてください。
2018年10月22日これまで2,000頭を超える動物を保護し、新しい家族とのマッチングをしてきた動物保護団体ランコントレ・ミグノン主宰の友森玲子さん。前編記事では、ご自身が幼少時にどう動物と過ごしてきたかを中心に伺いました。後編は、家庭のなかで子どもと動物がうまく共存していくための心構えや注意すべき点について。“動物が先”か“動物が後”か、動物を迎え入れる時期によって、親として考えておくべきことに違いがありそうです。友森玲子(とももり・りょうこ)さん1977年、東京生まれ。東京都動物愛護推進員、トリマー、動物看護士、ペット栄養管理士、サプリメント管理士、リンパケアマスター。動物病院に勤務後、2002年にペットサロンを開業。07年、動物愛護団体『ランコントレ・ミグノン』を立ち上げ動物の受け入れと譲渡を開始、600人に及ぶボランティアとのネットワークを築く。14年、ペットサロン、クリニック、保護施設が一体となった『ミグノンプラン』をオープン。年間何頭の動物を保護できたかを報告する異例の株主総会が話題に。動物の保護活動に楽しく真摯に取り組んでいる。HP: Facebook: rencontrermignon2 Instagram: @petmignon ■動物のいる家庭に赤ちゃんが加わる“動物が先” の場合ママが出産直後は、突然あらわれた赤ちゃんの存在で動物にストレスがかかるといわれているものの、その期間さえ上手に乗り越えれば、基本的にさほど心配はいらないようです。「環境にすでに動物がいると、それが当たり前すぎて、子どもは動物に対して過剰な興味をもたないんです。心配する親御さんもけっこういらっしゃいますが、私がこれまでいろいろな動物を保護してきて感じるのは、精神が安定していればどんな動物も幼い個体に対して優しいということ。守るべき対象だと本能で理解しているようです。だから、子どもとの関係は意外にうまくいくケースが多いですね」ただし、動物と赤ちゃんをいきなり引き合わせるのはNG。まずは赤ちゃんの鳴き声を隣の部屋で聞かせて、動物が興味をもって自分で見にくるまで放っておくのがいいようです。無理やり引き合わせたり、並べて一緒に写真を撮ろうとしたりするのは論外! 犬でも猫でも、一発で子どもが苦手になってしまう可能性大です。その動物なりに新しい家族を受け入れるタイミングがあるので、辛抱強く委ねましょう。■子どものいる家庭に動物を迎える“動物が後” の場合一方、こちらは注意が必要。子どもが動物に干渉しすぎてストレスをかけてしまうことが多々あります。動物を迎え入れる際には、子どもが自制できるかの見極めが重要です。たとえば、譲渡会に訪れて多数の犬猫を前にしたとき、触りたい気持ちを抑えられるかどうか。人間と同じで、犬や猫だって知らない人に突然触られるのは怖いもの。また動物は、一時預かりボランティア宅など普段はそれぞれ別の場所で暮らしているので、触ることで感染症をばらまいてしまう事態にもなりかねません。「そういう理由で、譲渡会ではやたらに動物に触らないようにとお願いしているんですが、それを聞いて納得して我慢できる子もいれば、自分の気持ちが勝って、親の目を盗んで触ってしまう子もいます。でも見ているかぎり、親子関係がうまくいっている人は、子どもに対する説明も往往にして上手ですね。すると子どもはちゃんと納得して、むやみやたらに触ったりはしないんです」まずは動物を前にしての親子でのやりとりが、実際に動物を迎え入れられるかどうかの判断基準になりそうです。そして、動物の寿命が尽きるまで続く彼らとの生活についても事前にイメージしておかなければなりません。いざ動物を迎えたら、子ども天下ではなくなります。ときには動物優先になる場面だって出てくるはず。そんなとき、子どもがきちんと我慢できるかどうか。それによって不満を溜め込むのではなく、動物のためになって良かったなと思えるかどうか。これは言い換えれば、動物と暮らすと、自制心やストレス耐性を養うことにもなる、ということでしょう。■家族みんなが幸せになるために。必要なのは「親自身の理解」愛情も、社会性も、死生観も。動物とともに暮らすことで学べることは限りなくあります。「相手の立場になって、理解する。共感や想像の力がつくので、子どもが動物と暮らすのはとてもいいと思います」と友森さんも言います。ただ、親に理解がないと、子どもが動物にストレスを与える行動をしてしまい、それに動物が反撃して咬んだり引っ掻いたりして、子どものほうも動物を嫌いになって……という悪循環に陥ってしまい兼ねません。だからこそ、なんでも無邪気に欲しがる子どもに対して、親が教えることにしっかり責任をもち、時間をかけられるかどうか。子どもに対してというよりも、親としての自身への忍耐と覚悟が必要なのかもしれません。加えて「子どもは、親のやっていることをしっかり観察しているんですよね。親が動物の世話をていねいにしていても、なおざりにしていても、子どもは見て、真似をします。自分たちが子どもにいいお手本を示す時間的、体力的余裕があるかが大事です」。■最期まで向き合うまた、子どもが小学校に上がったタイミングで、犬や猫を飼おうと考える人も多いのでは? そんなときには、子どもの成長と動物の寿命を照らし合わせて人生設計をしたほうがいい、と友森さん。たとえば犬の寿命が15年ほどだとすると、子どもがちょうど大学受験の頃に、犬が病気になったり介護が必要になったりする齢になります。家庭内で大変なことが同時期に重なってしまう。中年の犬猫を飼うことがおすすめなのは、そうした理由もあるのです。「そうすると、子どもが中高生の思春期に犬猫は寿命を迎える。その頃ならば子どもはまだ実家にいて、最期のときに立ち会うことになりますよね。どうやって動物の病気や介護と向き合うか、どう看取るか。そこまで体験することで初めて、動物を飼ったことによるすべてを学べると思うんです」中年の動物を迎える良さは他にもあります。子犬を飼った経験のある人には自明ですが、いたずらはするわ、粗相はするわ、そのエネルギーの高さといったら想像以上! 投げ出したくなるほど世話が大変なのですから。「ただでさえ子育てで手一杯なのに、子どもも動物も大騒ぎではものすごーく大変(笑)! せめて動物のほうだけでも落ち着いていてもらえれば、ずいぶん楽だと思いますよ」■選択肢があるということ動物を飼いたいと思ったとき、保護動物を迎えるという方法があることを知っていますか? ランコントレ・ミグノンをはじめ動物保護団体は全国にあり、ホームページで保護動物の情報を発信したり、譲渡会を開催したりしています。保護動物には、飼育放棄や迷子だけでなく、被災した子たちもたくさん。あなたが新しい飼い主になることで、行き場を失ったそんな彼らに道が開かれます。 「小学校に出張授業の“いのちの教室”をしにいくことがあるのですが、そこで子どもたちと話すと、病気や老齢の動物に対して理解があって、抵抗なく受け入れてくれるものだなと実感します。子どもが初めて飼う動物だから子犬・子猫がいいに違いないって親は勝手なストーリーを描きがちなんですけど、実際、子どものほうはこだわっていないと思いますよ」我が家の雰囲気と波長が合う子や、ライフスタイルと合う子。個性豊かな動物たちのなかから、あなたのおうちにぴったりな1頭との出会いがきっとあります。そうすれば、あなたも動物も、家族丸ごと、もっとハッピーになるに違いありません。いぬねこなかまフェス2018~動物愛護週間に集まろう~友森さんが代表を務めるミグノンプラン主催による、動物愛護について広く知ってもらうためのイベント。各界の動物好きが集まり、講演やライヴなどが披露されます。チケットの売上利益はランコントレ・ミグノンで保護している動物たちの医療費やシェルターの家賃、ドックトレーナーの人件費、フード代に使用されます。日時:2018年9月9日(日)場所:昭和女子大学人見記念講堂出演者:akiko、石田ゆり子、糸井重里、スティーヴ エトウ、坂本美雨、清水ミチコ、鈴木杏、椿鬼奴、富樫春生、畠山美由紀、町田康、水越美奈、矢崎潤、渡辺眞子、友森玲子問い合わせ:ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00-19:00)※2018年度イベントは終了しました→ ※2021年度の「いぬねこなかまフェス」チケット情報 >> 『ミグノンプラン』について動物病院、保護シェルター、ペットサロンを備えたミグノンプランは、東京メトロ北参道駅からすぐ。犬、猫、うさぎの譲渡会は第2日曜日、第4土曜日に開催しています。現在、トリマーとボランティアを募集中!住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷4-3-5譲渡会などの詳細は HP をご確認ください。
2018年08月31日子どもが「学校に行きたくない」と言ったら、親はどのように対応すればいいのでしょうか。一度学校を休ませると不登校になってしまうのではと心配してしまうママも少なくないと思います。小学生の不登校の実情について伺った前回に引き続き、今回は、子どもの不登校に対して親ができることについて、不登校新聞の石井志昂編集長に話を聞きました。 「学校行きたくない」と言われたら(前編):子どもが追い込まれる危険日は夏休み明け の続きです。■不登校の原因特定より大切なことがある――前回、不登校の理由は複数あり、子ども自身もはっきりわからないことがあるとお聞きしました。親としては、ついその理由を特定させて学校に戻してあげたいと思ってしまうのですが…気持ちはよくわかるのですが、子ども自身も自分が学校に行けない理由がはっきりわかっていないのに、そこで「なぜ行きたくないの?」ときつく問われると、ますます追い込まれてしまいます。当事者のなかには、不登校の理由は不問でもいいのではないかという声もあるくらいなのです。――それでは、親にはまず何ができるのでしょうか。原因を特定させることよりも、まずは子どもを甘えさせてあげることが大切だと言われています。不登校というのは、よく子どもの甘えだと言われがちですが、親に甘え足りないからなるのだという専門家の意見もあるくらいなのです。親は子どもたちが頼れる心の安心基地でもあるのですが、ここが揺らいでしまうと、その先子どもが進んでいく道のなかで、いつかもっと大きな問題になってしまうこともあります。小学生のうちに甘えさせてあげれば、傷が深くないうちに子ども自身が満足して、成長につながるとも言えます。■「学校に行きたくない」サインを見抜くには――子どもが「学校に行きたくない」と言い始める前に、そうなりそうなサインというのはあるのでしょうか。小学生くらいの子どもの場合、必ず何かしらのサインを出していると思います。不登校の子をもつお母さんたちも、「そういえばあのときは…」と、あとから何かしらのサインを出していたことに気づく人が多いようです。不登校というのは、不登校になってからが問題なのではなくて、その前に子どもたちはすでに追い込まれて危険な状態になっているんですよね。だれにも言えない苦しみを、複数抱え込んでしまっている。そして、原因となっている学校から離れたいと、SOSを出して不登校になるんです。――具体的に、どのようなサインを出す子が多いのですか。「今日は学校やだな」とか、「もう無理」とか、何かしらの言葉を発している子もいます。また、落ち込んでいる表情をしている子も多いようで、学校が始まる月曜日と、休みの日の表情を比べると顔つきが全然違うというようなこともあります。――そのサインに気づいたら、どのように対応すればいいのでしょうか。まずは、「どうしたの?」と率直に聞いてあげることが大切です。その聞き方が重要で、親が子どもをなんとか学校に行かせようとコントロールしようという気持ちが働くと、子どもたちはそれを敏感に感じ取って、返事をしてくれないことが多いのです。親としては、まずは子どもを心配して「心配だな」と思いますよね。そしてその次に、「待てよ、この子不登校になってしまうのでは」と不安になり、先を見越して何とかそうならないようにと打算が働いてしまいます。その親の心の動きを子どもたちはすごく敏感に読み取ってしまいます。自分の心配する気持ちのままに、子どもたちに尋ねてみてください。■「学校に行きたくない」と言われたとき――では、子どもに「学校に行きたくない」と言われたときは、どのように子どもに声をかければいいのでしょうか。さきほどのサインが見られたときと同じで、心配して、「どうしたの」と聞いてあげましょう。そして、本人からつらいことを伝えてきたら、いっしょに悲しんであげましょう。じつはこれだけで十分なのです。――何か行動するというわけではなく、いっしょに悲しむだけでいいのですね。これは、子どもの気持ちの前に出てはいけないという鉄則に基づいています。「子どもの気持ちは今こうだろう」、「こうアドバイスしてこうさせよう」とすると、子どもたちは自分の気持ちをますます言えなくなってしまいます。不登校になる子どもたちは心が傷ついた状態なので、まずはその心が救われないといけません。いっしょに悲しんでくれる人がいて、それも自分の心の拠りどころである親がそうしてくれるということが大切です。――その先はどうしていけばいいのでしょうか。あとは、本人が必ず自分の幸せな道はどこにあるかと考えて、提案を出してきます。その提案を親は支えてあげて、いっしょに歩んでいってもらいたいですね。その道はおそらく紆余曲折あり、大変なこともありますが、子どもが自分で決めたことなので、しっかり進んでいけると思います。 ■「学校に行く」「行かない」どちらが正しい?――学校に行かせる、行かせない、どちらが正しいのでしょうか。ついこの2択で考えてしまいますが、じつは選択肢はいろいろあります。そして、子どもたちが自分で決めることが大切です。不登校の子も、中学校卒業と同時に、85%の子が高校に行くのです。私が知っている子で、小学校、中学校とずっと不登校だったけれど、フリースクールでできた友達が高校に行くから自分も行くと決めた子がいます。そんな単純な理由だけで、学校に戻ろうとする子もいます。ですから、学校に行く、行かないということにはそこまでこだわる必要はないのではないかと思っています。――文部科学省でも学校復帰にのみこだわらない対応の必要性にもとづいて、これまでの方針を見直す動きがありますね。そうなんです、教育支援センターやフリースクールへの通所は、これまであくまで学校復帰を目的としたものだとされてきました。それにより、学校の先生や親は子どもたちを学校に何とか戻そうとする、そして学校以外の受け入れ先は見つけにくいという不登校の子たちにとってつらい状況が続いてきたのです。これを見直して、学校復帰のみにこだわらない不登校対応を行っていこうという方針が決まったのは、とても重要なことです。学校に行かせないという選択肢がもっと普通のものとなっていけば、楽になる子どもたちもいるのではないかと思っています。――とくに夏休み明けは、子どもたちが学校へ行きづらくなる時期です。子どもが「学校に行きたくない」と言ったら、どのようにすればいいですか。これまでにお話したとおり、まずは心配して聞いてあげる。そして緊急性が高いと思ったら、思い切ってその日は休ませて、子どもといっしょにいてあげてもいいと思います。夏休み明けは、統計的にも突出して18歳以下の子が自殺する可能性が高く、子どもが追い込まれる危険な日だと言えるので。不登校になる前には、夏休みの宿題にも手がつかないということが多いそうです。言いづらいとは思いますが、親が「もういいんじゃない」と言ってあげてもいいのではないかと思うんです。そして、どうしても苦しそうだったら、先生に連絡して相談するのもひとつです。親はできるだけ子どもを追い込まないであげてほしいと考えています。■担任よりも適した親が相談できる場所がある――子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、親が相談できる場所はありますか?担任の先生に相談する親が多いのですが、不登校の子に対応した経験が少ないことも多く、あまりおすすめとは言えません。不登校については、フリースクールに聞くのが一番いいと思います。不登校の子どもたちをたくさん見てきた経験をもとに、相談に乗ってくれるはずです。また、不登校の子の親が集まる場に行くと、客観的に自らの状況が整理できますよ。あとは、信頼できる医師やカウンセラーに相談するのもいいと思います。――親たちに伝えたいことはありますか。不登校になることに対して、不安を感じている親も多いと思います。そして、実際になってしまって困っている人もいるでしょう。不登校は、子どもが弱い、怠けているなどと言われがちですが、そうではないのです。説明できなくても、本人にとっては学校に行けない理由があり、どうしても自分にとって曲げられない大切なことであります。不登校になると、本人も心に傷がつくが、それが癒えていく過程でたくさんのことを学びます。不登校は子どもの成長過程のひとつでもあるのです。その日々もたった一度きりのものなので、親と子どもで有意義に過ごしていってもらいたいと思っています。●相談先一覧 ・フリースクール全国ネットワーク ・NPO法人登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク ■石井志昂(いしい・しこう)さんプロフィール1982年東京都生まれ。中学校受験を機に学校生活が徐々にあわなくなり、教員、校則、いじめなどにより、中学2年生から不登校。同年、フリースクール「東京シューレ」へ入会。19歳からは創刊号から関わってきた『不登校新聞』のスタッフ。2006年から『不登校新聞』編集長。これまで、不登校の子どもや若者、親など300名以上に取材を行ってきた。 【同じテーマの連載はこちら】 樹木希林からの命のバトン この連載の全話を見る >>
2018年08月27日まもなく9月、小学生ママたちにとっては長い夏休みが終わりますが、一方で子どもたちは、楽しかった毎日が終わってしまうと嘆いている子もいるかもしれません。そしてなかには、夏休み明けの学校生活に対して憂鬱(ゆううつ)な気持ちを抱えている子もいるのではないでしょうか。夏休み明けは、子どもたちが学校に行くハードルが上がり、不登校になりやすい時期だと言えます。今回は、小学生の不登校の実情について不登校新聞の石井志昂(いしい しこう)編集長に話を聞きました。不登校新聞とは1998年に創刊された不登校に関する専門誌。当事者の視点を大切に、不登校についての情報を発信し続けている。不登校とは文部科学省は、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくてもできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による事案を除いたもの」と定義している。■小学生での不登校になる、不登校の実情とは――小学生で不登校となる子はどれくらいいるのですか。2017年に文部科学省が発表した調査結果によると、小学生の不登校者は31,151人いて、割合としては0.4%、208人に1人だということがわかっています。学校に1ケタという数字で、けっして多いとは言えません。ですが、これまで20年ほど取材を続けてきて感じるのは、小学生の不登校というのは人数が少ないからこそ、親が孤立しやすく、なかなか対策が講じられないという問題があると感じています。――不登校の小学生数は、年々どのように変化しているのでしょうか。しばらく0.3%台を維持してきたのですが、この数年で0.4%台に増えてきています。20年前は0.24%だったことから比べると、かなり増えてきている印象ですね。■小学生が不登校になる原因――なぜ、小学生で不登校になってしまうのでしょうか。私は、その主な原因には5つあると考えています。それは、「いじめ」、「発達障害」「集団生活が合わない」、「人一倍敏感な気質」、「学校の管理の厳しさ」です。▼いじめ――小学校でのいじめとは、どういった内容なのでしょうか。驚かれるかもしれませんが、小学校1年生でもいじめは起こります。小学校低学年でも、腕力が支配しているような旧時代のいじめは起きていて、子どもたちの見た目から想像するような平和な世界ではないのです。ただ、子どもに「いじめを受けたか」と聞くと、クラスの半分くらいが受けたと言ったという話もあって、まだ意地悪といじめの区別はついていないように思います。――学年によって、いじめの質も変わるのですか。そうですね、小学校3~4年生くらいからは、現代的ないじめに切り替わってきます。クラスカーストがあって、女の子を中心にコミュニケーション操作が行われ、特定の子が孤立させられていくようないじめです。大人からはけっして見えない高度ないじめが行われている場合もあり、いじめられた子どもにとってはつらい経験になります。そうして、小学校から学校に行けなくなった、行かなくなったという話はよく耳にします。▼発達障害――発達障害があると、支援学級などでケアがあるのではないでしょうか。たとえば、発達障害があってもグレーゾーンと言われる状態で、支援学級に行くほどではない子も多くいます。その場合、ケアは十分に受けられるとはいえず、集団生活になじめないということがあるのです。――たとえばどのようなことが起きてしまうのでしょうか。私が聞いた事例では、ある発達障害のグレーゾーンだった子が、消しゴムの使い方がわからなかったんですね。その子は空気を読んで周りの子の使い方をまねすることが苦手でした。書いたところを消せないので、二重線で消していたら、先生に怒られてしまった。しかし、消しゴムの使い方はわからないままなので、何度も繰り返して…。先生の怒りがどんどん膨らんでしまったのです。そしてパニックを起こしてしまい、学校に行けなくなってしまった。こうした事例もよく見られます。学校がそうした子への関わり方を工夫できたらいいのですが、その受け皿ができていないのです。▼集団生活が合わない――集団生活が合わないとは、発達障害などの「合わせらない」こととは違うのですか。小学生でも大人びている子がいて、その中でも集団生活がばからしく感じてしまうという子がいます。お遊戯をさせられたりするのが屈辱でたまらないと感じ、学校から離れて行ってしまうことがあります。▼人一倍敏感な気質――敏感な気質で学校に行けないということもあるのですね。人一倍敏感な気質の子どもを、「ハイリー・センシティブ・チャイルド」という言葉で表します。略して「HSC」と言われることもあるのですが、ここ近年、こうした子どもたちの存在がわかってきて、私たちも何度か取材して記事にしてきました。すると、「やっと言葉にしてくれた。自分はHSCだったんだ」という反響があったのです。――「HSC」とは、たとえばどのようなことに敏感になるのでしょうか。典型的によく見られるのは、音に敏感になる子です。先生がだれかに大きな声で怒っていると、まるで自分が怒られているような感覚になって体が動かなくなってしまう、教室のザワザワした音が苦痛に感じるといいます。研究者の中では、5人に1人がこうした気質を持っているとされていて、病気や障害ではないのですが、本人たちにとってはかなり大きなダメージを受けると聞いています。そのほかにも臭いや気圧など、それぞれに敏感になる対象が違い、それが原因で学校生活が送れないという子がいるのです。そういう子は、虚弱体質だとか、臆病だとか言われがちなのですが、そうではなくて、変えることのできない気質なのだと、ぜひ周りが理解してあげたいところですね。▼学校の管理の厳しさ――学校の管理というのは、校則や決まりといったことでしょうか。取材を通じて、小学生に守らせる決まり、日々の細かい指導が近頃どんどん厳しくなっているんではないかと思っています。子どもたちの管理体制が厳しくなっているように感じ、それに対して子どもたちは合わせることが難しく、双方の亀裂が大きくなっているように思います。学校側が子どもたち1人ひとりに合わせて指導する余裕がなくなっていて、ある種の慢性的なパニック状態になっていると言えるかもしれません。 ■夏休み明けは一番注意が必要!――1年をとおして、不登校になりやすい時期というのはありますか。厚生労働省が発表している「自殺対策白書」によると、9月1日に18歳以下の日別自殺者数は突出して高くなっています。「自殺」というと大げさだと感じるかもしれませんが、これまで数多くの不登校の人たちと出会ってきて、この時期というのは不登校が始まる時期に限りなくイコールだと思っています。――この統計では、夏休みやゴールデンウィーク、冬休みなどが明ける時期に、自殺者が多くなっていますよね。不登校が始まるのも、休み明けの時期が多いということですか。そうですね、とくに夏休み明けは注意してあげてもらいたいです。■不登校になる理由はひとつじゃない――なぜ子どもたちは「学校に行きたくない」というのか、その理由は特定できるものなのでしょうか。それは難しいと思います。なぜなら、子どもたちが不登校になる理由はひとつだけではなく、3つくらいの理由が重なり合っているからです。子どもたち自身が、学校に行きたくない理由を説明するのが難しいと同時に、いじめられている場合は親に言いたくないと感じるものです。ですから、子どもの不登校の理由を見つけるのはなかなか容易なことではありません。――子ども自身も理由がわからないということがあるのですね。私が取材したなかで、小学生から不登校だった子がいるのですが、その人は話を聞くたびに不登校だった理由が変わったんです。約5年おきに取材をしていたのですが、初めは「雷が怖かったから」、次は「いじめられていたから」と話していて、いじめられていたと言いにくかったのだなと思っていました。しかし、その後「やっぱり雷が怖かった」と言っていて、よく話を聞くと彼はいわゆる「HSC」で、雷の音に敏感に反応していてパニックを起こし、それが理由でいじめにも遭っていたことがわかったのです。このように、子どもたちが学校に行けない理由は複数ある可能性があります。まずはそのことを知ってあげることが大切ですね。次回は、子どもの不登校に対して親ができることについて、引き続き石井編集長にお話をお伺いします。具体的な子どもとの向き合い方についても、ご紹介します。■石井志昂(いしい・しこう)さんプロフィール1982年東京都生まれ。中学校受験を機に学校生活が徐々にあわなくなり、教員、校則、いじめなどにより、中学2年生から不登校。同年、フリースクール「東京シューレ」へ入会。19歳からは創刊号から関わってきた『不登校新聞』のスタッフ。2006年から『不登校新聞』編集長。これまで、不登校の子どもや若者、親など300名以上に取材を行ってきた。【参考サイト】・文部科学省: 平成28年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」 ・厚生労働省: 平成26年度自殺対策白書 [PDF:234KB] 【同じテーマの連載はこちら】 樹木希林からの命のバトン この連載の全話を見る >>
2018年08月26日