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「日本はケアラーに冷たい国」という働くママの伊藤たかえ議員。「ヤングケアラー支援法」を成立させて後、「ダブルケアラー支援法案」を国会に提出した。お話を聞いたのは…伊藤たかえ参議院議員1975年生まれ、名古屋市出身。1998年に金城学院大学文学部を卒業後、テレビ大阪に入社。報道記者として事件取材やドキュメンタリー番組を制作。2006年、資生堂を経てリクルート入社。2016年リクルートでの育休中に参議院議員選挙に初出馬。子育て世帯のリアルを日々永田町で訴え、個人の問題と捨て置かれてきた課題を、それは社会の課題・政治が取り組むべきと“これまでの国会にはなかった”政策提言に努めている。 >>伊藤たかえ公式HP ―日本はケアラーに冷たい国、というのは?伊藤議員:日本において育児や介護は未だに “家庭内で完結させること”ですが、イギリスでは1970年代から家族ケアラー支援が注目されていました。ヤングケアラー支援に早くから着手出来たのもその為です。1999年には「ケアラーを支援する事こそが、ケアを必要とする人を支援するための最良の方法のひとつ」と政府が表明し、ケアラーが心身の健康やキャリア、自由時間等、自身の資源を枯渇させることなくケアを全うするには、社会的な支援がどうしても必要になると訴えました。あの自主自立の国アメリカですら、コロナ禍におけるビルドバックベター法※1を成立させる過程では、「ケアラーをケアしなければ、やがて社会は崩壊する」との共通認識が、政治家たちの間にはあったと聞きました。日本はケアラー支援後進国です。―それは、なぜなんでしょう。伊藤議員:日本の“男は仕事、女は家庭”という固定的性別役割分担意識だけが理由ではありません。女性が家の中で家事や育児、介護も全部引き受けてくれれば、家庭内での福祉は完結します。自助が効いていれば、共助や公助に染み出てこないので、行政は福祉予算を使わなくていい。高度経済成長で人口増加フェーズ、働き手も事欠かない時代はそれが合理的だったのかもしれませんが、今は違います。どこも人不足で、女性の力が必要なのであれば、自助に頼るモデルは成立しません。私はケアに着目した法律を書いているのは、そんな課題感からです。―「ヤングケアラー支援法(子ども・若者育成支援推進法改正案)」を今年(2024年)6月に成立させましたね。伊藤議員:2019年から国会で28回質問して、ようやく、です。ヤングケアラーとは育児や介護、障がいのある兄弟のケアや日本語の理解が不十分な親の通訳等を日常的に過度に行っている子どもや若者のことです。日本の“家族の形”には変化が起きています。ケアを必要とする人が増える人が増える一方で、家族の中にそれが担える人は減少し、子ども達にそのしわ寄せがいっている現実があります。国会質疑を始めた当初は「ヤングケアラーなんて名前つけたって、それはお手伝いのことでしょう? 自分たちも子どものころはお手伝いをしてきたし、そうやって大人になっていくものだ。子どもを甘やかしちゃいけない」と、わざわざ注意しに来て下さる先輩議員もいらっしゃいました。ようやく今、ヤングケアラー状態にある子ども達を自治体間格差なく支援するための、法律上の明確な根拠規定を手に入れました。―家族の世話をするのは当然だという考えがある中で、特に子どもだとなかなか言い出せないですよね。伊藤議員:ヤングケアラーは、生まれた時からそれが当たり前だったから、自分がヤングケアラーだと気付いていなかったり、思春期特有の羞恥心から自身の窮状を隠していたりします。自治体に相談窓口があっても、そこに辿り着く情報も交通費もありません。ヤングケアラー支援法は、子どもが子どもらしい時間を過ごせるよう、友達と遊んだり、勉強したり部活に打ち込んだり。それに、ヤングケアラーを放置すれば、介護等の長期化を背景にそのままビジネスケアラー、ダブルケアラーに移行していきます。介護離職が社会問題化している中で、ヤングケアラー問題を放置するわけにはいかないんです。―たしかに入社した会社でいきなり『家族のケアがあるので時短とります』って、なかなか言えない風土がありますよね。伊藤議員:入社したばかりのころって、自分の居場所をつくることに誰だって必死です。われわれの世代は“ワークライフコンフリクト”世代。会社の中で大事な仕事を任されたり、部下が出来たりするタイミングと、家の中に育児や介護が生まれるタイミングが重なる。その両方とも大事で、どちらも頑張りたいからこそ、肉体的にも精神的にも時間的にも衝突が生まれる。まさにわが家がそうでした。この生々しい記憶をもとに先般、育児と介護の両立を支援するための『ダブルケアラー支援法案』を参議院に提出しました。実態把握のための調査を義務付け、それに基づく具体的施策を行うよう政府に求める内容です。―実は私もダブルケアでした。父が脳梗塞で要介護者になった翌年に、息子が生まれて、亡くなるまで6年半、身体介護。その後、母が認知症になって、私の子育ては介護と共存していました。当時は「ダブルケア」という言葉もなくて。伊藤議員:それは本当に過酷だったと思います。そういったダブルケアの経験をした人の感覚が、もっと政策立案の現場にあればいいのですが…。ダブルケアラーは2012年(2016年公表)時点で25.3万人だったのが、2017年には29.4万人と、5年間で約4万人増えています。そしてその9割が30~40代の働く世代です。政府に対応を問うと、育児はこども家庭庁で、介護は厚労省。所管省庁がないから答えられないというのです。社会で起きていることを政策化する力が足りない人たちが意思決定の場にいるのは、社会にとって深刻です。―親の介護のことなども、人に話すと「実はうちも…」と、悩んでいる方が結構多いこともわかりましたね。伊藤議員:色々な人に(外に向かって)話してもらうことで、社会変革をしようと思っています。介護や、あと(子どもの)反抗期もですが、‘世の中ごと(よのなかごと)’にしていくには、みんなが喋った方がいいんです。第1世代の人たちがね、あまりに頑張りすぎちゃったと思うんですよね。「やれます、できます、元気です」って。―そうしないと、仕事が回ってこないって思っていました。私も。伊藤議員:そういうことですよね。それによって、よりスティグマ化してしまう。顕在化しないと、それに対する政策や制度ってできていかないんです。でも今は逆。噴出させる方にバネを利かせていかないといけない。今国会の中で起こっていることも、私一生懸命お伝えします。『違うんです、聞いてください』って。(国会の)外に向かって言いますので、外の方協力してくださいって。ぜひ、よろしくお願いします!子育てや、親の介護のこと、子どもの反抗期、そして自分自身の体の変化ーその中でも仕事をやり続けることに歯を食いしばってきた世代から、苦しいこと、困っていることはなんでも口に出して、みんなで解決する方向へ知恵を絞り、社会の制度やあり方を変えていくことこそ、共助であり公助であろう。伊藤議員は、政策立案における実体験の重要性と、社会制度改革の必要性を繰り返し強調していたが、政治の側にそのような受け皿があるのは、心強い。※1ビルドバックベター(Build Back Better)法: ※参照資料 イギリス更年期革命 イギリスの「更年期革命」は、ダイアン・ダンゼブリングさんという一人の女性が始めたメイク・メノポーズ・マター(Make Menopause Matter)「更年期を社会課題に」という運動。15万人が賛同し、2021年10月には議会ではじめて更年期症状への対策を盛り込んだ法案が審議され対策室が設置された。治療費の補助や企業の対策への働きかけのみならず、更年期症状に対する正しい知識を得るべく中学校で更年期症状を教えることが義務化されるに至った。(伊藤議員のHP の記載内容を筆者が編集)。取材・文/政治ジャーナリスト 細川珠生政治ジャーナリスト 細川珠生聖心女子大学大学院文学研究科修了、人間科学修士(教育研究領域)。20代よりフリーランスのジャーナリストとして政治、教育、地方自治、エネルギーなどを取材。一男を育てながら、品川区教育委員会委員、千葉工業大学理事、三井住友建設(株)社外取締役などを歴任。現在は、内閣府男女共同参画会議議員、新しい地方経済・生活環境創生有識者会議委員、原子力発電環境整備機構評議員などを務める。Podcast「細川珠生の気になる珠手箱」に出演中。
2025年01月20日「まだ、ここにない政策を」を信条とする、伊藤たかえ参議院議員は、小学校4年生と6年生の二人のお子さんを育てるママ議員。そして、今や、政治のキーパーティーとなった国民民主党参議院国会対策委員長でもあります。複数の民間企業で働いたのち、当時勤務していたリクルートの育休中に出馬。日本初の、育休中の国政出馬は大きな話題となりました。現在は、超党派ママパパ議員連盟の事務局長などを務め、ママたちの、生活者の代弁者としても活躍中です。他党の議員のお子さんやお孫さんも遊びに来るという、託児機能の充実した?議員会館の事務所で、「ここにない政策」の実現に邁進する伊藤議員の思いをお聞きました。伊藤議員のインタビュー、初回は、国民民主党のキーテーマである「103万円の壁」突破!について。お話を聞いたのは…伊藤たかえ参議院議員1975年生まれ、名古屋市出身。1998年に金城学院大学文学部を卒業後、テレビ大阪に入社。報道記者として事件取材やドキュメンタリー番組を制作。2006年、資生堂を経てリクルート入社。2016年リクルートでの育休中に参議院議員選挙に初出馬。子育て世帯のリアルを日々永田町で訴え、個人の問題と捨て置かれてきた課題を、それは社会の課題・政治が取り組むべきと“これまでの国会にはなかった”政策提言に努めている。 >>伊藤たかえ公式HP 30年弱続いた103万円の壁がついに崩れる…?―「103万の壁」、自民・公明との三党合意に漕ぎつけ、ついに崩せそうですね。伊藤議員:私たち(国民民主党)が求めている178万円を目指して、来年度から引き上げることが幹事長間では合意されましたが…―税制改正ということで、党主導で決めても、税制調査会の壁は厚そうです。「178万円を目指す」という合意は、本当に実現するの?という不信感もあります。伊藤議員:最早、政党間の交渉といった意味合いをとうに超えて、この「103万円の壁」の着地金額は、国民の手取りをどれだけ増やせるかに直結しています。だからひくわけにはいかないんです。―「手取りを増やす」ということは、この「178万円」の実現でもあり、国民はそこに大きな期待しています。それなのに、自公はすんなりとは認めないのは、おかしいと思います。ところでなぜ「178万円」なのですか?伊藤議員:国民民主党には学生部があるのですが、彼女たちが言っていたのは、自分だけでなく周りも皆、バイトしながら学生生活を送っている。でも自分が『壁』を越えてしまうと、扶養控除の対象ではなくなってしまい、親の税負担がぐっと上がってしまうので、バイトできなくなるんだ』と。―学生の本分はバイトではなく勉強だという声もあります。伊藤議員:勿論です。しかし、今や学生の2人に1人が奨学金を借りながら学んでいます。長く続いたデフレの影響で親の所得は増えず、今はインフレで生活コストが上昇、国が運営費交付金を減額したことで大学は学費を上げています。べき論では片づけられない現実があります。―学生の声から始まった政策だったんですね伊藤議員:1995年の最低賃金は611円、2024年は1055円。この30年で、1.73倍になっているにも関わらず、課税最低限の額は据え置かれたままです。学生は働きたいのに働けない、バイト先の店長さんも働いて欲しいのに働いてもらえない。誰得でもない状態を何とかしようと思いました。また、この政策は、学生やパートさんだけでなく、全ての働く人の課税対象所得が減るので、減税の恩恵は広く及びます。例えば給与所得200万円の人なら年8.6万円、300万円なら11.3万円、600万円なら15.2万円の減税になります。―主婦の収入と考えると、「女性の自立」という観点からは、178万円を超えると、一旦税や社会保険料の負担が増えるかもしれないけれど、もっと稼げば、その負担を超えますね。また将来の年金受給額が増える可能性もある。でも3号被保険者って、女性の働く「必要性」みたいなものを奪っているのではないかと思ってしまうのですが。伊藤議員:私も、ずっと働いてきたので、よく分かります。ただ、政治家として心しているのは、女性と一口に言っても、働きたい女性も、働きたくない女性も、そして働けない女性もいるということ。誰もがどの道を選んでも、その道が歩きやすいように舗装をする、それが政治家だと思うんです。―なるほど。伊藤議員:働くって、人生を豊かにする出会いや経験もあるので、一個人としては、次世代には働くことをおすすめします。でもだからといって、働きたくない人、働けない人が求める制度を否定することはありません。―伊藤さんご自身の経験は別としてですか?伊藤議員:働くことが正しくて、働かないことが正しくないって言った瞬間に、コンフリクトが生まれます。世の中に今あるコンフリクトって、働く、働かない、子どもがいる、いない、そういったものが、分断要素になっています。でも、どっちもいいじゃないと。どっちも素敵じゃない、どっちの人生も支えましょうという「当たり前」をつくっていくのが、今の私の仕事なんです。―子育て支援には関心がいくけど、産休や育休をとる人の職場で、分断が生まれていますよね。伊藤議員:私も37歳になるまで子どもを産み育てる人生を想像してきませんでした。不妊治療に行く上司、子どもが熱を出したからと退社する同僚の仕事を肩代わりして、土日に徹夜することもあったので、それ、すごくよくわかります。働くお母さんやお父さんを応援する声はあがってくるのに、しわ寄せが生じている人たちの声は、なかなか上がってこない。私は、確かに今、子育てしながら働く母親ですが、脳の半分はまだ、あの分断を生々しく感じていますので、上がってこない声なき声を拾いに行って、政策にしないといけないという、一種の使命感を感じています。「まだ、ここにない政策」、つまり「吸い上げられていない声」を反映する政策の実現に邁進する伊藤議員が、子育て世代代表としても重視している「扶養控除」の継続と「年少扶養控除」の復活、そしてガソリン減税の暫定税率廃止などについて、次回、お伝えします。取材・文/政治ジャーナリスト 細川珠生政治ジャーナリスト 細川珠生聖心女子大学大学院文学研究科修了、人間科学修士(教育研究領域)。20代よりフリーランスのジャーナリストとして政治、教育、地方自治、エネルギーなどを取材。一男を育てながら、品川区教育委員会委員、千葉工業大学理事、三井住友建設(株)社外取締役などを歴任。現在は、内閣府男女共同参画会議議員、新しい地方経済・生活環境創生有識者会議委員、原子力発電環境整備機構評議員などを務める。Podcast「細川珠生の気になる珠手箱」に出演中。
2024年12月19日4月24日に開かれた衆院外務委員会での、自民党の鈴木貴子議員(38)のふるまいが物議を醸している。委員会冒頭、質疑に立った無所属の松原仁・元国家公安委員長(67)は、上川陽子外務大臣(71)がかつて所属していた宏池会で中国企業によるパーティ券購入があったことを問いただすなど、鋭い指摘を次々と投げかけていく。これに上川大臣は明確な姿勢を見せることができず、しどろもどろな答弁が目立ったことから、「そういうつれない答弁をしているとですね、日本国民を守る気概というが伝わってこない」と松原議員から叱責されるなど防戦一方の展開に。そんななか、緊張感のない様子を見せた自民議員が。開始から30分ほどして、東シナ海の資源開発に関する日中間の「2008年6月合意」について討論している場面でのこと。この合意があるにも関わらず、中国側が一方的に開発を進めていることに対して、松原議員は上川大臣にこう投げかけた。「(中国に対し)遺憾であるというのは聞いていますが、まったくそんなもの無視して行動するのが中国であります。私は大臣にお伺いしたいのですが、中国側はですねそういった合意を一方的に破って、なんということもなく、日本の領域まで踏み込んできている、こういうことに対して我々は、外交には相互主義の原則というものがあって、同じことやられたら、少なくとも日本側の趣旨に沿って境界線までは我々もそういったものをやるぞという姿勢を示すべきではないかと思うんですが、やられっぱなしでいいんですか?やられっぱなしでいいのか、大臣にお伺いします」この外務大臣としての気概を問うような質問に対しても、上川大臣はしどろもどろに「粘り強く伝え続けていく」と答えるのみ。しかし、上川大臣のすぐ横に座っていた鈴木議員の態度はというと……。「ちょうどこのとき席にやってきた鈴木議員は、着席するやいなや隣の男性議員に密着するように耳打ちを始めました。上川大臣が言葉を詰まらせながら答弁している横で、こぼれるような笑みを終始浮かべており、楽しげな様子。議論の内容とは異なる雰囲気のトーンで談笑しながら、ポケットからスマートフォンを取り出し、男性議員に画面をみせながら笑顔で話す場面もありました。打ち合わせをしていたのかもしれませんが、緊迫した議論が行われるなかの態度としては不適切に見えても仕方がないでしょう」(政治部記者)かの鈴木宗男参議院議員(76)を父に持ち、自民党本部の青年局長も務めるなど若手のホープとして期待のかかる鈴木議員。しかし、大臣をサポートするはずの職務でありながら、スマホを取り出し談笑する緊張感のない姿に批判が殺到した。《上川大臣もひどいけど、横の鈴木貴子さんもひどいですね…全然危機感がない》《大臣の横の2人は何イチャイチャしてるの?》《答弁も情けないけど、答弁してる隣の男女のノーテンキの方が腹立つ》《松原議員の怒りは上川外相には通じていない。彼女の隣に座っている担当官達の様子を見ても他人事。二人でスマホを見ながら笑っている。これが外務省だとは》《大臣の横にいる2人は何をやってるの?イチャイチャしてスマホいじりって、ここはどこですか? 真面目にやれ》
2024年04月26日自民党の今井絵理子参院議員(40)のXとInstagramのアカウントが、3月22日までに削除された。Xでは「このアカウントは存在しません」、Instagramには「このページはご利用いただけません。リンクに問題があるか、ページが削除された可能性があります」と表示されている。Facebookのアカウントや公式サイトは現在も残っているが、突然のSNSアカウント削除に波紋が広がっている。今井氏のXは約8万、Instagramは約7万フォロワーを抱えるアカウントだった。しかし昨年7月に“炎上騒動”が取り沙汰されて以降、今井氏が投稿を更新するたびに批判の書き込みが絶えなかった。「昨年7月末に自民党女性局が実施したフランス研修で、松川るい議員(53)や広瀬めぐみ議員(57)らがSNSに投稿した写真が“まるで観光旅行のよう”と批判が殺到。研修の目的は少子化対策や政治分野における女性活躍について、現地の有識者や議員らと意見交換することでした。しかし女性局の議員らによるSNS投稿は、エッフェル塔前での記念撮影やフレンチやデザートといったグルメの写真が目立ちました。そのため研修の目的や成果が伝わらず、国民感情を逆なでしてしまうことに。松川議員はSNSを通じて謝罪し、局長を辞任。しかし同じく研修に参加した今井議員は、国民の批判に対して反論に出たのです。SNSで研修が有意義だったと主張し、《無駄な外遊ではありません》と投稿。さらに《また追って活動報告します!!》とも、呼びかけていました。しかし今井議員からフランス研修に関する報告は一向になされず、彼女がSNSを更新するたびに“報告はまだ?”と厳しい声が寄せられていました」(WEBメディア記者)こうした背景もあり、今井氏のSNSアカウントが突然削除されたことに驚く声が上がっている。《今井絵理子に何があったのやら》《えっ 今井絵理子、Twitterでは強気だったのに》《今井絵理子は今度は何をやらかした?》《おーい! 今井絵理子せんせー?! 消したんかーい》《SNSからも逃亡とは。フランス視察の報告はまだ?》そんな今井氏といえば、最近では18日に参院予算委員会の集中審議で質問に立つ姿が注目を集めていた。能登半島地震の被災者に対するお見舞いの言葉を手話を交えて述べ、被災地での障害者への支援などについて岸田文雄首相(66)らに質問を行っていた。「今井議員は3つ目の質問まで手話を交え、ゆっくりとした口調で話していました。しかし4つ目以降からは手話を使わず、話す速度もややペースアップ。こうした今井議員の質疑応答に一部SNSでは疑問視する声が上がり、ネットニュースでも取り上げられていました。いっぽう今井議員のパートナーとして知られる元神戸市議の橋本健氏は、彼女に寄せられる批判に対して《一般の人は好きなだけ言えばいいよ》とXでコメント。その上でメディアに対しては、不快感をあらわにしていました。なお、今井議員のXとInstagramのアカウントが削除されましたが、橋本氏のアカウントはどちらも残っています」(前出・WEBメディア記者)突然アカウントが削除された理由は、果たして――。
2024年03月22日3月21日、シンガー・ソングライターの吉幾三(71)に飛行機での横柄な態度を告発された自民党議員がブログを更新。そこで、飛行機にまつわる持論を展開し物議を醸している。さかのぼること昨年5月、吉はYouTubeにアップした動画で、飛行機の中に言葉遣いが乱暴で横柄な態度をとる国会議員がいたと発言。当時議員の名前を明かさなかった吉だったが今年2月、『FLASH』のインタビューで議員のイニシャルを告白。そして3月19日、YouTubeにアップした動画で、議員の実名を公表することに決めたと語った。議員の実名は、吉のもとに届いたという現役CAからの手紙によって明かされることとなり、そこにはこう綴られていた。《吉さまがYouTube内でおっしゃっていらした『態度が横柄な政治家』の方は長谷川岳さんでしょうか。実は私も実際に長谷川さんがご搭乗の便を数回担当した事があります。会社から事前に注意点が(何項目も)知らされ、仕事の前からナーバスになっております。その内容が自分勝手で我儘なものなのです。例えば、『枕は2つ用意する』『到着が遅れる時は早めにお知らせする』など多岐に渡ります。本来であれば会社にしっかりと対応してほしいところですが、全て現場の私たち乗務員に押し付けられ対応に苦慮しております》横柄な態度をとる議員とは、北海道選挙区から選出された自民党の長谷川岳参院議員(53)だというのだ。さらに手紙によると長谷川議員は《非常に高圧的な言い方》で、特に到着が遅れることに関しては《鬼の首を取ったような言い方》でクレームをいれてくるという。そして手紙を紹介した後、吉は長谷川議員に対して「歳いったら人との接し方をちゃんとしなきゃ恥ずかしいよ」と苦言を呈した。■事実確認のために本誌が何度も連絡したものの…そんななか、当の長谷川議員も反応を見せた。21日正午すぎにブログを更新し、《本日は航空政策および飛行機の遅延についての考え方を述べたいと思います》と切り出すと、《私は、航空会社の対応について、機内で発言をする際、三つの原則に従います。一つ目は「正確な情報を伝えているか」、二つ目は「不都合な情報をしっかりと開示しているか」、三つ目は、「正しい見立てを立てた情報発信となっているか」の三点です》と説明した。機内での発言について自身のエピソードを交えながら持論を展開した長谷川議員。たとえば、飛行機の出発が大幅に遅れたことに対し発言した時には次のような状況があったとした。《あるとき搭乗した飛行機の出発が大幅に遅れていました。出発時間をとうに過ぎてから「管制の指示によって出発許可を待っているため遅れが生じている」との機内アナウンスが入りましたが、外を見て驚きました。まだ航空会社は機内への貨物の搬入作業の途中であり、相当な貨物が残っている状況でした。遅延の原因は管制の指示ではなく、また、出発許可以前の話であり、航空事業者の準備が遅れているために、出発が遅れている状況が一目瞭然でした。これを航空当局の責任にすりかえ、そしてそれを情報として流すことは許されるものではありません。そのことについてその場で発言をさせていただきました》また、あるとき大幅な出発遅延が生じた際には、《機内で出発を待っているときにアナウンスがかかり、「出発準備に時間が生じている」とのことでありましたが実態は違いました。搭乗手続きのミスで、搭乗券と機内の搭乗者数に大幅な差異が生まれ、その確認業務に多くの時間を要しておりました》と、アナウンスと実情が異なっていたと回想。《すべてを開示できないまでも、搭乗名簿と搭乗者数が異なった状況であり、本来ならばその確認に時間がかかっていることが航空会社の開示するべき情報であり、その場で発言をさせていただきました》と、その際に発言をした意図を明かした。また、出発が大幅に遅れた際にアナウンスが入ったというが、アナウンスで説明された遅延時間が実態と違ったこともあったという。《「10分ほど遅延をする」とのことで、乗客の方お一人が、突如飛行機を降りることとなったことが原因でありました。しかし、その方の荷物を貨物室から取り出し、そしてさらには離陸許可を得るには50分以上の時間がかかるはずです。実際は60分近くの遅延となりました。本来、地上業務と客室と貨物室とが十分な連絡をとっていれば、1時間近く遅延が見込まれる時間を乗客に伝えることができたはずであります。正しい見立てを伝えて頂ければ、携帯電話が使用できる段階で乗客の皆さんも到着後の予定変更など対応出来たのではないかと思います。その場で発言をさせていただきました》そして、《私自身も、航空行政に関わる以上、民間の事業者の皆さんの努力にあわせて、空港側、行政側の努力も最大限求めて行くことに変わりはありません》などと綴った。いっぽう《昨年秋にお会いした記憶に残る客室乗務員の方のご対応について、申し上げます》とした上で、着陸寸前の飛行機が暴風雨に見舞われた際、客室乗務員のチーフが「揺れはありますが機内に影響はないのでご安心ください」とアナウンスしたことや、そのチーフが操縦室と連絡をとって飛行状況と着陸に関する見立てを乗客に伝えるよう指示したというエピソードを紹介。そして《まさに客室乗務員の方が乗客の安全の責任者となり、安心と安全を確保して頂いた瞬間でありました》と振り返った。《今後も原則に基づいて航空行政について発言して参りたいと考えます》と結んだ長谷川議員。2400字にわたって説明したが、吉やCAが横柄な態度を告発したことについて一度も触れることはなかった。本誌は21日、長谷川議員の事務所に何度か電話で問い合わせを試みたが、応答はなかった。
2024年03月21日「(“裏金”の)定義によって“裏金議員”かどうか決まるということだと思います。だからこそ、裏金議員がいないとは申し上げませんが、これは裏金という言葉の定義が文脈によって変わりうるということから、より的確な言葉を使うことが重要だと申し上げています」そんな禅問答のような答弁をしたのは、内閣総理大臣である岸田文雄首相(66)だ。2月6日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の山岸一生衆議院議員(42)の質問を受けてのことだった。山岸議員は「総理は裏金という言葉を本当にお使いにならない」と指摘したうえで、こう続けた。「自民党の政策集団の政治資金の不記載の問題と非常に長い言葉をおっしゃる。派閥の裏金。僕らが議論しているのは、この派閥の裏金問題ですよね?」それに対し、岸田首相はこう反論する。「裏金という言葉については、文脈・人によって意味・内容が異なりうる、こういった実情であるからして、私として平素から客観的にわかりやすい言葉を使っているということであります」それに対し、山岸議員は広辞苑を引用したうえで、“裏金”に<公式の帳簿に記載しない、自由に使えるように不正に蓄えた金銭>という意味があることを指摘。しかし、岸田首相は、それでも“裏金”という言葉が多義的だと主張し、頑なに現在の問題が自民党の裏金問題であると認めようとしない。ついに、山岸議員が「自民党には裏金議員はいないのか?」と問うと、冒頭のように答えたのだ。つまり、“裏金議員”がいるかどうかは、その言葉を使う人それぞれということ。かつて、野党時代の自民党は“裏金”という言葉を使って、当時の民主党政権にあった金銭スキャンダルを追及していたのだが、野党議員としてその応酬を岸田首相はどんな思いで見守っていたのだろうか。“派閥”を“政策集団”に、“裏金”を“政治資金の不記載の問題”に言い換える岸田首相。今度はどんな新しい言葉の「言い換え」を見せてくれるのか、目が離せない。
2024年02月07日《今日届いた参議院憲法審査会のメンバー表で驚いた。自民党21名中、安倍派13名、報道によればうち11名が「裏金議員」。しかも差し替えた幹事が二人とも該当とは!2403万円の山谷議員、700万円の丸川議員ら11名で計五千万以上。「裏金」を作った議員に憲法審査会の資格なし。変えない限り議論はできない》2月1日、X(旧ツイッター)でそう綴ったのは、立憲民主党の辻元清美参議院議員だ。「自分の任期中に憲法改正を実現したい」と語ってきた岸田文雄首相。憲法改正の是非や、改正のための手続きなどについて話し合う憲法審査会に送り込まれた議員のうち、なんと11人もの「裏金議員」がいたのだという。これには日本共産党の小池晃参議院議員も、辻元議員のポストをリポストしつつ、こう同調した。《私も驚いた。自民党は「裏金議員」を各委員会の委員長や理事から外したのに、なぜ憲法審査会は例外扱いなのか。「裏金」をつくった議員に憲法審査会の理事や委員の資格なし。変えない限り議論は出来ない、という辻元さんの指摘はその通り!》1月30日の首相演説を受けて、立憲民主党の泉健太代表が「汚れた手で憲法を触るな」とコメントしたことも話題になっている。確かに政治資金のルールも守れない「裏金議員」が、我が国の最高法規のあり方に口をはさむことに違和感をもつ人は多そうだ。
2024年02月02日1月19日、東京地検特捜部は政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で、自民党・安倍派の大野泰正参院議員(64)を在宅起訴、谷川弥一衆議院議員(82)を略式起訴。また、両名は立件されたことを受けて、自民党を離党した。谷川議員は、来週にも議員辞職する意向も固めているという。所属する清和政策研究会(安倍派)からパーティー券収入の(還流)を受領しながら政治資金収支報告書に記載しなかったとして、特捜部から任意で事情聴取を受けていた谷川氏。各メディアによると、谷川氏は特捜部に対し、容疑を認める意向を示しており、還流資金の不記載額は4000万円を超えるとされる。“裏金疑惑”が持ち上がった昨年12月10日、谷川氏は報道陣から疑惑について説明を求められると、持参したメモを見ながら「適切に対応して参りたい」などとコメントしていたのだがーー。「その際、報道陣から『(パーティー券の)販売ノルマはどのくらいだったか?』『これからの議員活動については?』と質問されると、谷川氏は『だから今言った通りって言っているでしょ』『なんで同じこと何回も言うの』などとヒートアップ。さらに別の記者から『会派の中でそのようなことがあった?』と問われると、不機嫌な態度で『頭悪いね』『質問してもこれ以上、今日言いませんと言っているじゃない。わからない?』と言い放ったのです。裏金疑惑に対する明確な回答をしないどころか、“頭悪い”と強い言葉を放った谷川氏には批判が集まることに。しかもその後も12月13日の衆院本会議で目を閉じて堂々と居眠りするなど、まったく悪びれる素振りも見せていませんでした」(政治部記者)結局、一連の疑惑を認めることとなり、議員辞職の意向を固める事態に陥った谷川氏。“頭悪い”と不遜な態度をとっていたことから、SNS上では再び谷川氏への批判が巻き起こっている。《頭悪いのは、谷川弥一あなたじゃないですか。長い間お疲れ様でした。ゆっくり休んでください》《裏金で起訴されるなんて「君、頭悪いね」》《離党で済ませる自民クオリティ。そもそも除名でもおかしくない。内容を考えると議員辞職が当然だと思う人が多いはず。普通に働いていたら懲戒免職じゃないかと》
2024年01月19日メンタルシンクタンクの副社長、博士論文で「国会議員秘書のストレスに関する研究」を執筆した舟木彩乃氏が提起。労働基準法が適用されない議員秘書、約23%は高ストレス者に該当。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、イシュー「派閥パーティー裏金事件の背景にある国会議員秘書の労働環境をどう改善するか?」について、1月18日にSurfvoteに掲載、ユーザーの意見投票が始まりました。議員秘書は身分が不安定で異常に高ストレス状態自民党派閥パーティー券の問題で、政治と金をめぐる政治不信が高まってきています。このような事件が起こると、多くの場合、国会議員が「秘書が勝手にやった。私は知らない。」と押し通し、議員秘書だけ逮捕される様子がニュースでも報道されますが、実際は選挙や政治資金のプロである秘書は違法だと認識していながらも逆らえず、自分が泥を被る覚悟で違法行為を行なっていることが多々あります。ではなぜ逆らえないのか?それは、議員秘書には通常の被雇用者のような身分保証がなく、また労働基準法の適用がないことが原因の1つだと舟木氏は指摘します。実際に、舟木氏の研究では、議員秘書の約23%が高ストレス者(産業医の面談が強く推奨される)、これは日本の職業の中でも最高水準の高ストレス者抽出率とされています。コンプライアンスや秘書の人権を守るためにも、議員秘書に労働基準法の適用を認めるべきでしょうか?Surfvoteではひろく一般の意見を募集しています。このイシューを書いた 舟木彩乃氏博士(ヒューマン・ケア科学)筑波大院博士課程修了。専門領域:心理、福祉、キャリア、保健、虐待、引きこもりなど。 企業や病院、議員秘書などを経て、現在、メンタルシンクタンク(筑波大学発ベンチャー)副社長。公認心理師、精神保健福祉士、第1種衛生管理者、キャリアコンサルタントなどを保有。職場、学校、家庭問題などのカウンセリングやコンサルティングで約一万人の相談に対応。中央官庁のメンタルヘルス対策にも携わる。原著論文に「国会議員秘書のストレスに関する研究」等。Yahoo!ニュース個人オーサーとして記事、コメントを発信中。著書『「首尾一貫感覚」で逆境に強い自分を作る方法』(河出書房新社)など。あなたの意見・投票を社会のために活用しますSurfvoteでは社会におけるさまざまな課題や困りごとを「イシュー」として掲載し、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。私たちは、みんながさまざまな社会課題を知り、安心して自分の意見を言える場を提供したいと考えています。また、そこで集められた意見は、イシューの内容に応じて提言書として関係省庁や政治家へ提出することもあります。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月18日自民党の杉田水脈衆院議員は1月15日、昨年秋に法務局から「人権侵犯」と認定されて以来初となる記者会見を山口市で行った。会見での杉田議員の発言に注目が集まると同時に、7日に山口市が開催した「二十歳のつどい」に杉田議員が来賓として呼ばれ祝辞を述べたことにも批判の声が上がっている。杉田議員は2016年2月に自身のブログやSNS上で、国連の女性差別撤廃委員会に参加したときのことについて《チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場》《同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる》《存在だけで日本国の恥さらし》などと投稿。その後撤回したが、去年、札幌法務局と大阪法務局からそれぞれ人権侵犯と認定された。15日の会見では、法務局が人権侵犯との認定に至るまでに自身の言い分を説明する機会が設けられなかったことについて「誠に遺憾で、少し理不尽だ」と主張。「アイヌ民族の方々を差別するつもりは一切ない」などと述べた一方、自身の投稿で傷ついた人がいるかどうかは「わからない」とし、「もしもブログを読んでどなたも傷ついていないのであれば、謝罪をする必要はないと思う」などと語った。そんな杉田議員が、来賓として登壇したのが山口市で開催された式典「二十歳のつどい」だ。今年、20歳を迎える若者約1500人に祝辞を述べ、その発言を自身のXにも投稿した。《今、みなさんがこうして晴れ着を着て友達とお食事したりお喋りしたりできるのは、皆さんのご両親がいたから。そのご両親がいたのはお祖父さんお祖母さんがいたから。そして約80年前、この日本を命懸けで守った、皆さんと同じくらいの年齢の若者がいたから。是非、県内の回天記念館や広島県の江田島に行って、英霊の遺書を読んでもらいたい。日本は縦の糸で繋がっている国。今を生きる私達だけのものではありません》しかし、差別発言を繰り返す杉田議員を祝典に呼ぶことを問題視する声がSNS上で多く上がった。《山口市は差別を容認ということなん?》《山口市が呼んだとしたら、すごいな。英霊の遺書を読む前に、杉田水脈がどういう人物か、過去の記事を読んだほうがいい》山口市の担当者に、杉田議員を呼ぶことになった経緯とこうした批判についての見解を聞いた。「そういったご意見は、メールやお電話でもいただいております。現時点でお答えできるのは、まず式典にお呼びしたのは、党派に関わらず山口が選挙区に含まれている方、本市と関わりのある方全員にご案内をして、出席された国会議員の全ての方に祝辞をいただいたというような次第でございます」実際に、杉田議員以外にも、自民党の高村正大議員と江島潔議員、公明党の平林晃議員が祝辞を述べたといい、案内の時点で杉田議員1人だけを外すという選択肢はなかったとの認識を示した。また、杉田議員を呼ぶことについて事前に疑問は上がらなかったかについては、「言える範囲が限られていて申し訳ない」と回答できないとした。一方、「今、私がお答えしたような形で、電話の問い合わせ等に関しても同じようにお話をさせていただいているような次第でございます」と話し、取材時点でメールでの問い合わせが56件、電話での問い合わせが10件あったと明かした。また、山口市として差別を肯定すると受け取られかねないのではないかとの指摘に対しては、「あくまで山口に関係のある国会議員の方々に、20歳の節目を迎えられた輝かしい前途を祝福していただきたいという思いでご案内をいたしたもので、差別を助長するつもりは全くございません。そういったご批判は当然あるかと思いますが、公的な機関ですので、そういったつもりは当然全くございません」と、差別を肯定する意図はないことを強調した。その上で、来年同じ式典が開催される際、また杉田議員含む関係議員全員に声をかけるかについては、「当然、山口としてご案内するかどうかという判断になりますので、その辺の判断というのは、こういったご意見があった中で、どちらになるかというのは今の時点では私からはお答えはできないというところですが、私もこういう問い合わせがあった部分は全部記録に取るようにしております」と、事態を真摯に受け止めている様子が伺えた。
2024年01月16日何となくネットをやっていたら目にすることがある“在日特権”という言葉。「あの評論家が言っているから」「国会議員も言っているから」と、素朴に信じている人もいるのでは?実際のところを、長年、この問題を取材してきた識者に聞いた。これまでも、SNSやブログで差別的な発言を繰り返してきた杉田水脈衆議院議員(56)。杉田氏は2016年、自身が国連の女性差別撤廃委員会に参加したことを記すブログ記事の中で、〈チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場〉〈存在だけで日本国の恥さらし〉などと、在日コリアン女性を侮辱するような記述を行っていた。この件をめぐって今年11月、大阪法務局が“人権侵犯”と認定したことは記憶に新しい。にもかかわらず杉田議員は、その後も自身のYouTubeで〈逆差別、エセ、そしてそれに伴う利権差別を利用して日本を貶める人たちがいます〉〈差別がなくなっては困る人たちと戦ってきました〉などと言及。SNSでも、ネットの保守系言論人の動画を引用しつつ〈差別にかかわる特権は存在する〉と繰り返しているのだ。“在日特権”とは、日本人以上に優遇された権利を有する外国人(ここでは在日韓国・朝鮮人)という意味だ。■「ネッシーやツチノコと同じ“都市伝説”」差別問題について取材を続けているノンフィクションライターの安田浩一さんは、開口一番、こう一蹴する。「ネット上で流布されている“在日特権”と呼ばれるものに関して、私はこれまで散々取材してきました。しかし、どれもネッシーやツチノコなどと同様に、すべて“都市伝説”レベル。デマにすぎません。にもかかわらず国会議員である杉田氏が、こうしたデマをSNSなどで発信し続けていることに驚きを隠せません」そもそも、“在日特権”の中身は、具体的にどんなものなのかーー。安田さんは、こう続ける。「よく言われているもののひとつに、〈生活保護を受けやすい〉という言説があります。私は何度も、厚生労働省や社会保険事務所、ケースワーカーなどに取材しましたが、どこに聞いても“在日コリアン”であることが支給開始の条件ではないと否定されました。受給資格を満たしているかどうかが大事なのであって、国籍うんぬんではないのです。実際に調べればすぐにわかることですが、生活保護を受給している9割以上が日本国籍です」加えて、〈在日朝鮮人だけに“通名”が認められている〉という言説もある。「“通名”は、在日コリアンだけでなく、すべての外国人に認められています。ただ、在日コリアンののなかで“通名”を使っている人が多いのは事実です。その背景には“差別”や“偏見”が蔓延している日本社会において、民族名を名乗ることを躊躇させている、という側面があることを忘れてはならないでしょう」■差別を放置し続ける自民党は罪深いこのほか、〈年金を支払っていなくても受給している〉という言説も……。「前提として、在日コリアンが国民年金に加入できたのは1982年から。この時点で60歳を超えていた人は救済の対象になりませんでした。こうした経緯もあって、無年金でかつ生活基盤の脆弱な高齢の在日コリアンに対して各自治体が福祉給付金を支給していたということはあります。しかし、そもそも年金に加入できなかった時期が長いのですから、こうした措置は当然ではないでしょうか」安田さんは、「常識で考えれば、日本に住む日本国籍の日本人以上に優越的な権利を持った外国人などいないことはわかるはず」としたうえで、「あえて特権を持っている外国人を挙げるなら、それはむしろ多額の思いやり予算(在日米軍駐留経費負担)などによって優越的権利を持っている“在日米軍”では」と指摘する。このような、ありもしない“在日特権”というレッテル張りを行った差別は、いつ頃から始まったのか。「私は“今世紀型”の差別だと思っています。“逆差別”とか“利権”などというレッテルをマイノリティの人たちに貼ることで当事者を非難し、その声や存在を封じ込めるやり方です。〈マイノリティが差別を主張することで不当な利権を得ている〉とありもしないことを訴えてマジョリティの不安を煽る。これは、今の日本社会における差別先導の典型例だと感じています」大きな問題は、こうしたデマを拡散して社会を先導しているひとりが、国会議員の杉田水脈氏であるという点だろう。「これは杉田議員自身というよりも、自民党の問題だと思います。差別をしたい人々、あるいは差別を正当化したい人々のマーケットを確保するための道具として、自民党は杉田議員を利用してきたのではないでしょうか。だからこそ、さまざまな差別発言を繰り返しながらも要職に付けてきたのです。杉田さんは、“自民党らしさ”を象徴している存在だと感じています」“在日特権”などというデマに煽られている間に、本来、目を向けるべき問題の本質から目を逸らされている可能性もあるのだ。
2023年12月28日12月7日に開かれた参議院外交防衛委員会で、共産党・山添拓議員(39)が質疑応答を行った。その際、日本維新の会の松沢成文議員(65)と国民民主党の榛葉賀津也(56)が、2人で“大爆笑”していたことがSNSで物議を醸している。同委員会で山添議員は、アメリカ空軍所属のオスプレイが屋久島沖に墜落した事故について言及した。11月29日に発生したこの事故では搭乗員6人の遺体が収容されており、アメリカ軍は発見されていない2人も含めた搭乗員8人全員が死亡したと発表。また米軍は日本時間の12月7日、オスプレイの運用を一時停止するとも明かしている。オスプレイの運用停止について、山添議員は木原稔防衛大臣(54)に「大臣がこの情報をお知りになったのは今日午前中の、衆議院の安保委員会の最中ということでよろしいでしょうか?」と尋ねた。すると木原大臣は亡くなった8人に対する哀悼の意を表した上で、「日本時間7日の9時台に公式に発表しましたので、9時前から衆議院の安全保障委員会で座っておりましたので、この情報を正式に得たのは衆議院安保委員会の時間帯に情報を貰ったということになります」と答えた。そこで改めて、山添議員が「大臣自身がその情報を知ったのも、そのタイミングということですね?」と尋ねると、木原大臣は「米軍とは私レベルで、あるいは各レベルで、それぞれ米軍のオスプレイの事故について情報交換をしているなかで、『本日ひょっとすると新たな情報が発信されるかもしれない』というような、そういった事前の連絡は、中身は正式には不明ですが、いただいていたところでございます」と返した。■《人としてアウト》《共感性の欠如》すると山添議員は「要するに全機運用停止ってことをお知りになったのは、今日の午前9時以降。委員会が始まってからということなんですね。これ、私も同じタイミングなんですよ。Yahoo!ニュースも流れました。LINEニュースも来ました。防衛大臣がこういう重大な情報をキャッチするタイミングが、一般の方と同じタイミングだということなんですね。これは驚きですよ」とコメント。そして山添議員は「昨日の米軍人専門ニュースの『ブレーキング・ディフェンス』によりますと、こういう情報もあります。米空軍特殊作戦司令部の広報担当者がこんなことを言っているんですね。『オスプレイの一時休止は安全性の懸念に関してではなく、同僚たちに悲しむ時間を与えるためだ』。大臣は、これはご存じでしたか?」と追及した。そんななか、山添議員のそばでは“ある異変”が起こっていた。山添議員が質疑を続けるなかで、山添議員の又隣にいた松沢議員は突然ほくそ笑み、下を向いて何かを呟いた。すると山添議員の隣の席の榛葉議員が松沢議員に話しかけ、2人は談笑を始めることに。さらに2人の話は盛り上がったようで、2人揃って大笑いしていた。先述のように今回のオスプレイの事故では8人の死亡が発表されており、木原大臣も追悼してから答弁を始めていた。また、山添議員の質疑は日本の安全保障についても切り込んでいる。そのような質疑応答のさなかで、“爆笑”しながら歓談していた松沢議員と榛葉議員。中継された様子に対し、Xでは厳しい声が、こう上がっている。《いや本当この人達なんでここで議員出来てるんだろ…議員じゃなくても、人が亡くなってて安全性についでの話してるのにこの態度。人としてアウト》《国民民主榛葉さん、維新松沢さん、態度わる》《そもそも他の人が質問中におしゃべりしていいのか?あんな大爆笑するような事、国会に関係することなんか?》《共感性の欠如》
2023年12月08日9月29日、自民党が杉田水脈議員(56)を環境部会長代理に起用することを決定したことが報じられた。ネットでは怒りの声が多数上がっている。これまで「男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想」や「思春期の子供に“同性愛者も堂々と胸を張って生きましょう”と教育したら正常に戻れなくなる」など数々の発言が問題視されてきた杉田議員。『新潮45』’18年8月号に寄せた文章ではLGBTについて《彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです》と綴り、同誌を休刊に追い込んだ。それでも’22年8月に第2次岸田改造内閣で総務政務官に就任。しかし同年10月、ジャーナリストの伊藤詩織氏が名誉棄損で訴えた裁判で、東京高等裁判所から55万円の賠償を命じられることとなり、その後、杉田議員は総務政務官を12月末に辞任している。そんな杉田議員だが、再び言動が厳しく追及されることに。杉田議員は’16年にスイスで開かれた国連女性差別撤廃委員会の参加者について《チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場》《同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる》などとブログやSNSに投稿していたことが発覚。これらについて今年9月7日、札幌法務局が”人権侵犯の事実があった”と認定したのだ。さらにアイヌ文化を学び、今後発言に注意するよう「啓発」を受けた。「共同通信」によると、この件について杉田議員の事務所は「9月14日に法務省職員が事務所に来て本人が対応した」と明かしたという。しかし杉田議員は何事もなかったかのように9月15日、阪神タイガースが優勝したことをXで祝福し、《お祝いモードに浸りたいです♪》などと大喜びで投稿していた。国会議員による人権侵害という異例の事態について、いまだ公の場でもSNSでも何の説明もしていない杉田議員と自民党。そのような状況下でまさかの人事が。杉田議員が、再び要職に起用されることとなったのだ。「TBS NEWS DIG」によると自民党は9月29日、総務会を開き、政府が提出する法案の審査や政策立案を行う党の部会長などの人事を決定。そこで杉田議員を環境部会長代理に起用することを決めたという。自民党の党首である岸田文雄首相(66)は、9月19日(現地時間)に、アメリカ・ニューヨークの国連本部で「『人間の尊厳』に光を当てることで、国際社会が体制や価値観の違いを乗り越えて『人間中心の国際協力』を着実に進めていける」と演説したばかりだ。そんななかで、「人間の尊厳」を踏みにじるような数々の発言が問題視され、説明責任も果たさない杉田議員を起用する自民党。SNS上では今回の人事について岸田首相や自民党への非難が殺到している。《国連で岸田総理が「人間の尊厳」などと偉そうに語っていたけど、本当にそう思ってたら杉田水脈のような差別主義者は処分して離党させるよね》《このような人権問題になる差別発言をする議員を要職につけるなど岸田政権は何を考えているのか全く理解に苦しむ》《こんなことをやっていたら日本は本気で世界から取り残されていくでしょうね》《人権侵害の杉田水脈が党環境部会長代理日本の恥》《自民党が杉田の発言を支持しているような人事。恥を知らない自民党政権。腐っている》
2023年09月29日9月28日、自民党が松川るい議員(52)を同党の副幹事長に起用する方針であることが報じられた。この方針に、SNS上では批判が相次いでいる。松川議員といえば自民党女性局の局長として、7月末にフランスで研修を実施。その際に、エッフェル塔前でポーズを取りながら笑顔を見せる写真をSNSにアップしたところ、「観光気分か」と多くの批判を浴び、同月31日にX(旧Twitter)で《中身のある研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っております》と謝罪した。《意見交換や学びを発信し、日本の政策にいかすことに努めます》と述べたものの、8月22日に女性局の局長を辞任。事実上の更迭と見られている。このフランス研修については、今井絵理子議員(40)がX上で《追って活動報告します!!》と発信していたため、9月26日発売の本誌が松川議員や今井議員に「報告書の公表の予定はあるのか?」「あるとしたら、いつごろか?」と問い合わせたところ、自民党女性局から回答がこうあった。《報告書は既に取りまとめております。今後、来年の女性局の活動方針を決定する過程である「女性局ブロック会議」において研修会のあり方や報告書に書かれている内容を具体化していくための内部資料として活用する予定であります》《なお、組織内の研修会ということ、および内部資料という観点から公表する予定はありません》つまり、松川議員らが“フランス研修で何をしたか、何を学んだか”について国民に共有する予定はないということだった。また『Smart FLASH』によると、同フランス研修の旅程表を見たところ、3泊5日の日程にも関わらず、《純粋な研修に充てられていたのは、たったの6時間。ガイドツアーや、在仏日本大使らとの食事会を含めても、10時間にしかならない》という。この松川議員らの“物見遊山”のようなフランス研修は、物価高や円安に喘ぐ国民に大きな遺恨を残した。騒動から約2ヵ月となる9月22日、自民党女性局の公式Xアカウントが《9月22日の総務会において、高橋はるみ参議院議員の女性局長就任が決定しました》と投稿した際にも、《報告書の件はどうなりました?》《いいから成果報告出せよ》《松川議員のフランス研修報告書を公開してください》といったリプライが寄せられていた。そんな松川議員に報じられた、“栄転”人事。「TBS NEWS DIG」によると、自民党は松川議員を副幹事長に起用する方針であり、それは《副大臣・政務官への女性の起用がゼロとなる中、自民党としては、女性活躍に取り組む姿勢をアピールしたい狙いもある》ためだという。しかし、国民からの批判に向き合う姿勢を見せない松川議員の好待遇には、”納得できない”との怒りの声が爆発。SNS上では、非難が殺到している。《ドン引きです。ドン引き過ぎてこれ以上の言葉はありません。松川議員もその打診があっても断るべきです。何故固辞しない?》《国民を舐め切った絶望的な人事には強い憤りを覚える。松川るい前女性局長が自民党副幹事長とは驚愕する。自民党の人材難は極めて深刻な状況だが、松川るい氏の副幹事長人事は有り得ない。国民を舐め切っているとしか思えない岸田政権には絶望感しかない》《自民党は消えてなくなれと思います。やりたい放題だろこれ。どうせ選挙やっても絶対に勝つから、国民なんか税金払う道具程度にしか思ってないのだろう》松川議員は“栄転”で党要職に就き、国民のために仕事をすることができるだろうか――。
2023年09月29日7月に行われた自民党女性局のフランス研修旅行で、エッフェル塔の前ではしゃぐ写真などをSNSにアップしたことで批判を受けたのが松川るい参議院議員(52)だ。入閣間近とも噂されていたが、9月13日に行われた第2次岸田内閣発足後の2回目の内閣改造にはもちろん名前はなく、SNSでの投稿のツケは高くついたようだ。コラムニストの桧山珠美さんはこう指摘する。「炎上の可能性は予想できるのに、あのような写真をアップするのは、よほど自己顕示欲が強いからでしょう。東大を出て“挫折を知らないわが世の春を過ごしてきた顔”をしているあたり、評論家の三浦瑠麗さんとの共通点を感じます」3泊5日の研修旅行で、純粋な研修にあてられた時間は、わずか6時間との報道もあった。松川議員とともに話題になったのが、今井絵理子参議院議員(40)だ。《旅費についても党の活動ですから党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています》SNS上で、そう弁明したが、自民党には巨額の政党助成金が交付されているので、“党からの支出”も元をたどれば税金ではないかと、ツッコミを受けていた。今井議員は、フランス研修の成果について、《追って活動報告します!!》と発信したが、その後の音沙汰はない。本誌が、松川議員と今井議員に、「報告書の公表の予定はあるのか?」「あるとしたら、いつごろか?」と問い合わせたところ、自由民主党本部女性局から<ご質問の内容は女性局主催の研修に関するものですので、下記の通り女性局から回答させていただきます>と、以下のような回答が。<報告書は既に取りまとめております。今後、来年の女性局の活動方針を決定する過程である「女性局ブロック会議」において研修会のあり方や報告書に書かれている内容を具体化していくための内部資料として活用する予定であります。なお、組織内の研修会ということ、および内部資料という観点から公表する予定はありません。>結局のところ、フランス研修で何をしたか、何を学んだかについて、国民に共有する予定はないようだ。今回の件以外でも、今井議員は、不倫報道や牛から落ちて骨折したときなど、政治外の話題ばかりで話題になってきた。「今井さんはおじさん議員に人気で、会合や飲み会にゲストとしてよく招かれるそう。本人はお酒を飲みませんが、来ると一気に場が華やかになるそうです」(政治記者)一方で、障がい者の問題への熱心な取り組みを評価する声もある。「長男の礼夢さんには聴覚障害があります。時に手話を交えながら、当事者家族として国会で障がい児童への支援の拡充を訴えてきました。それだけに、スキャンダルでしか注目されない現状は不憫ではあります」(議員秘書)ちなみに、礼夢さんは2020年にプロレスデビュー。18歳となり、若手レスラーとして活躍中だ。
2023年09月28日9月19日に東京都内で開催された新しい歴史教科書をつくる会東京支部「新東京塾」の講演会。その講師を務めたのは、杉田水脈衆院議員(56)だった。同会は“これまでの教科書が日本を不当に悪く描いていたのを改め、子供たちが日本に誇りを持てる教科書で学べるようにすること”を目的とするもので、杉田議員は理事を務めている。9月19日の講演は満員だった。そんな彼女がブログにアイヌ民族を侮辱する投稿をした問題に進展が――。全国紙記者は言う。「’16年2月にスイスで開かれた国連女性差別撤廃委員会に参加した際に、杉田議員はブログに《チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります》《同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる》などと投稿。これに対して会議に参加していたアイヌの女性が札幌法務局に救済を申し立てたのです。`22年11月には、参議院予算委員会で質問を受けて杉田議員はブログを自ら書いたと認めて、『100人ぐらいの方々が取り囲んで、至近距離で罵声を浴びせられた。当時、一般人だった私がこのような感想を持つのは仕方がなかった』と釈明していました」各メディアによると9月7日に札幌法務局が、杉田議員の投稿などに対して「人権侵犯の事実があった」と認定し、杉田議員にアイヌ文化を学び、発言に注意するよう啓発したという。杉田議員による“問題発言”は、過去にも――。「’18年に配信されたネット番組で、杉田議員はジェンダーに関する研究に取り組む大阪大学の牟田和恵名誉教授に、“期間外に科研費を使用した”として『ずさんな経理』と発言して訴訟に。`23年5月の控訴審で、牟田氏の名誉を傷つける違法な発言だったと認定され、33万円を支払うように命じられました」(前出・全国紙記者)たびたび問題を起こす杉田議員にSNS上で批判の声があがった。《これまでも問題ばかりの杉田水脈》《発言の正否よりそこ考えられない人が議員って。しかも問題発言何度目?》《またこの人か…何度目だよ?》《杉田水脈、いつまでこんな奴が国会議員でいるのか》
2023年09月20日株式会社創元社(所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:矢部 敬一)は、〈政治のメディア化〉を体現したメディア議員を取り上げる「近代日本メディア議員列伝」を創刊。第1回配本『池崎忠孝の明暗』を2023年6月13日に刊行します。また、2023年7月3日(月)には刊行記念オンライントークイベントも開催いたします。シリーズイメージ●近代日本メディア議員列伝とは明治から戦後にかけて、〈政治のメディア化〉を体現したメディア議員たちを取り上げ、〈教育〉〈メディア〉〈政治〉の観点から一人一冊で深堀りする、佐藤卓己氏単独編集による完全書下ろしの全15冊シリーズ。国会議員がこぞってSNSで発信し続ける現代政治への向き合い方に自省を迫る、これまで無かった人物列伝です。●シリーズの特長本シリーズは、著名だが新たな像を刻める議員、典型的だが評伝の少ない議員、県紙経営型、女性、保守本流、左翼系、雑誌経営型など様々なタイプの14名を取り上げ、メディアと政治が不可分の時代に、現代政治家のモデルとも反面教師ともなるメディア政治家像を提起します。〈教育〉〈メディア〉〈政治〉の観点から各議員にアプローチし、シリーズ全体で一体感をもって読めるよう構成しています。また、注釈は付けずに噛み砕いた描写で、人物評伝ならではの読みやすい文章となっています。執筆陣には定評ある研究者が集結。丹念な資料探索をもとに各議員の知られざる一面を活写します。各巻末には「著作年譜」を収録。議員の生涯と著作一覧があわせて一瞥できます。●第1回配本『池崎忠孝の明暗』 典型的メディア議員で描く近代日本の精神史書影漱石門下の鬼子にして日米未来戦の煽動家として知られる池崎忠孝。シリーズ第1回配本では、『萬朝報』論説記者、『大阪時事新報』顧問としての経験を足場に政界に進出したメディア議員の象徴的人物を取り上げます。『近代日本メディア議員列伝・6巻池崎忠孝の明暗 教養主義者の大衆政治』佐藤 卓己 著刊行年月日:2023年6月13日ISBN :978-4-422-30106-8定価 :2,970円(税込)判型 :四六判造本 :上製頁数 :552頁●シリーズ編者紹介【佐藤 卓己】1960年、広島県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。東京大学新聞研究所助手、同志社大学文学部助教授、国際日本文化研究センター助教授などを経て、現在は京都大学大学院教育学研究科教授。専攻はメディア史、大衆文化論。2020年にメディア史研究者として紫綬褒章を受章。著書に『大衆宣伝の神話』(ちくま学芸文庫)、『現代メディア史』(岩波テキストブックス)、『『キング』の時代』(岩波現代文庫、日本出版学会賞・サントリー学芸賞受賞)、『言論統制』(中公新書、吉田茂賞受賞)、『八月十五日の神話』(ちくま学芸文庫)、『輿論と世論』(新潮選書)、『ファシスト的公共性』(岩波書店、毎日出版文化賞受賞)、『負け組のメディア史』(岩波現代文庫)など多数。●刊行記念オンライントークイベント開催決定!イベントイメージ【「近代日本メディア議員列伝」シリーズ創刊記念】ことばと政治――メディア議員から見える近代日本本シリーズの開始に際して、立ち上げ人の佐藤卓己氏と、評論家である與那覇潤氏の対談イベントを開催します。現代の政治状況のなか、自ら言葉を発することのできたメディア議員の足跡を振り返ることで、「書くこと」と政治の本質的な関係に光を当てるイベントです。・概要日時 :2023年7月3日(月)19:00~21:00定員 :オンライン参加 500人会場 :オンライン(Zoomウェビナー使用)*見逃し配信あり(~2023年7月16日23時59分まで視聴可能)参加費:1,500円(税込)※お申し込みは、当日2023年7月3日(月)18:00にて締め切らせていただきます。ただし、定員に達した場合は、その時点で申し込みを終了させていただきます。参加申し込みはこちらから ●シリーズ刊行予定第1回配本 6巻 佐藤卓己(京都大学大学院教育学研究科教授)『池崎忠孝の明暗――教養主義者の大衆政治』【2023年6月】 ISBN978-4-422-30106-8第2回配本 2巻 井上義和(帝京大学共通教育センター教授)『降旗元太郎の理想――名望家政治から大衆政治へ』【2023年10月】 ISBN978-4-422-30102-0第3回配本 5巻 白戸健一郎(筑波大学人文社会系准教授)『中野正剛の民権――狂狷政治家の矜持』【2023年11月】 ISBN978-4-422-30105-1第4回配本 7巻 赤上裕幸(防衛大学校人文社会科学群公共政策学科准教授)『三木武吉の裏表――輿論指導か世論喚起か』【2024年1月】 ISBN978-4-422-30107-5第5回配本 3巻 河崎吉紀(同志社大学社会学部教授)『関和知の出世――政論記者からメディア議員へ』【2024年3月】 ISBN978-4-422-30103-7第6回配本 11巻 松尾理也(大阪芸術大学短期大学部メディア・芸術学科教授)『橋本登美三郎の協同――保守が夢見た情報社会』【2024年5月】 ISBN978-4-422-30111-2第7回配本 9巻 福間良明(立命館大学産業社会学部教授)『西岡竹次郎の雄弁――苦学経験と「平等」の逆説』【2024年7月】 ISBN978-4-422-30109-9第8回配本 13巻 山口仁(日本大学法学部准教授)『田川誠一の挑戦――保守リベラル再生の道』【2024年9月】 ISBN978-4-422-30113-6第9回配本 8巻 佐藤彰宣(流通科学大学人間社会学部専任講師)『石山賢吉の決算――ダイヤモンドの政治はあるか』【2024年11月】 ISBN978-4-422-30108-2第10回配本 12巻 松永智子(東京経済大学コミュニケーション学部准教授)『米原昶の革命――不実な政治か貞淑なメディアか』【2025年1月】 ISBN978-4-422-30112-9第11回配本 10巻 石田あゆう(桃山学院大学社会学部教授)『神近市子の猛進――婦人運動家の隘路』【2025年3月】 ISBN978-4-422-30110-5第12回配本 14巻 長崎励朗※(桃山学院大学社会学部准教授)『上田哲の歌声――Why not protest ?』【2025年5月】 ISBN978-4-422-30114-3※崎は正式にはたつさき第13回配本 1巻 片山慶隆(関西外国語大学英語国際学部教授)『大石正巳の奮闘――自由民権から政党政治へ』【2025年7月】 ISBN978-4-422-30101-3第14回配本 4巻 戸松幸一(株式会社もくようしゃ代表)『古島一雄の布石――明治の侠客、昭和の黒幕』【2025年9月】 ISBN978-4-422-30104-4第15回配本 15巻 河崎吉紀(同志社大学社会学部教授)『近代日本メディア議員人名辞典・付総索引』【2026年1月】 ISBN978-4-422-30115-0※予定は変更となる場合がございます。●創元社1892年創業。大阪は御堂筋の近く、本町と淀屋橋の間にある出版社。東京支店は神保町。C・G・ユングや河合隼雄などの心理学書、自己啓発書の原点と言われるD・カーネギー『人を動かす』、マニアック図鑑の先駆けである『世界で一番美しい元素図鑑』、世界一ユニークな単語集『翻訳できない世界のことば』など、人文書から自然科学系まで幅広いジャンルで出版活動を行う。●会社概要商号 : 株式会社創元社創立 : 1925年(大正14年)代表者 : 代表取締役社長 矢部 敬一資本金 : 1,800万円事業内容: 出版事業、セミナー事業、学会事務局運営、書籍販売所在地 : 〈本社〉〒541-0047 大阪市中央区淡路町4丁目3-6〈東京支店〉〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-2 田辺ビルURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月16日2023年3月14日に参院懲罰委員会が行われ、政治家女子48党(元:NHK党)の東谷義和(通称:ガーシー)さんに対する懲罰について協議。「職責を果たす意思がないものと判断せざるを得ない」という理由から、最も重い懲罰である『除名』を科すことを全会一致で決定しました。ガーシー議員、72年ぶりの『除名』処分へ2022年7月に行われた第26回参議院議員通常選挙で、およそ28万票を集めて政界入りを果たしたガーシーさん。しかし、ガーシーさんが国会を欠席し続けため、参議院懲罰委員会は、2023年2月に行う参院本会議での『議場での陳謝』の懲罰をガーシーさんに科しました。当初、ガーシーさんは帰国する意向を表明していましたが、前日になって陳謝文を読み上げる参院本会議の欠席を表明。帰国を拒否した理由について、ガーシーさんは同年2月に発生したトルコ南東部を受け、「被災したトルコの支援を優先したい」という思いを明かしています。国会欠席のガーシー、受け取り拒否された『陳謝動画』を公開帰国しない理由に賛否の声同年3月15日に行われる参院本会議で、3ぶんの2以上が賛成した場合、ガーシーさんの除名は正式に決定します。産経ニュースによると、国会議員の除名は1951年以来の72年ぶりであり、現行憲法下で衆参合わせて3例目とのことです。[文・構成/grape編集部]
2023年03月14日「今帰るのが時期尚早やと僕は判断したわけです」3月7日に配信したインスタライブで、帰国しないと表明したのは、NHK党のガーシーこと東谷義和参議院議員(51)。昨年7月の参院選で当選したものの、ガーシー議員は身の危険を理由にアラブ首長国連邦のドバイでの滞在を続け、一度も国会に登院していない。これが問題視され、2月22日の参院選本会議で“議場での陳謝”を科す懲罰が決まり、3月8日の本会議の場での陳謝が予定されていた。「懲罰が決定し、それを受けるか回答を求められたガーシー議員は2月27日に、『本会議へ出席し、院議に従い、陳謝文を朗読致します』とする文書を参議院に提出しました。また3月5日に行われたインスタライブでも『謝罪に行くつもりで髪を黒くしました』といい、さらに『飛行機(の席)はおさえています』と帰国しての登院を示唆しています。しかし3月7日のインスタライブで『陳謝のタイミングで帰国するのはよくないという判断になりました』と明かしました」(全国紙記者)直前で“ドタキャン”したガーシー議員。帰国を延期するのはこれが初めてではない。’22年の12月、YouTubeに投稿した動画が原因で、著名人から脅迫や名誉棄損で告訴されたガーシー議員は事情聴取要請をうけた。この際に、NHK党の立花孝志党首(55)が、『国内に戻って事情聴取に応じることについて本人から連絡があった。本人は来年1月あるいは2月に戻りたい意思は持っている』と語っていた。「いつ帰国するのか注目が集まっていたなか、ガーシー議員は1月中旬に自身の交流サイトで『3月上旬に帰国する。警視庁側にも帰国したら事情聴取に応じると伝えた』と帰国の先延ばしを行いました」(前出・全国紙記者)いつまでも帰国しないガーシー議員にSNS上では批判の声が上がった。《帰国せんか、残念》《ガーシー帰国するする詐欺。かっこわる!!》
2023年03月08日NHK党のガーシーこと東谷義和参議院議員(51)のインスタライブでの発言が物議を醸している。ガーシー議員は’22年に7月の参院選で当選を果たしたものの、アラブ首長国連邦のドバイに滞在し続け、これまで一度も国会に登院していない。この異例の事態に対し、2月22日の参議院本会議で、“議場での陳謝”を科す懲罰が決定。ガーシー議員が陳謝する本会議は3月8日に予定されており、実施されなかった場合、参院懲罰委員会は“除名”を検討する意向だという。「ガーシー議員には給与に当たる月額歳費、“第2の給与”と呼ばれる調査研究広報滞在費、ボーナスに相当する期末手当を合計して、今年2月までで1833万7590円が支給されています。これに『税金泥棒』と批判の声が。ガーシー議員の事例を踏まえて日本維新の会と立憲民主党が3月2日に、長期間正当な理由がなく国会に登院せず懲罰処分となった議員の歳費を4割減額する法案を提出するなど、ガーシー議員を処分しようとする動きが増しています」(全国紙記者)そんななかガーシー議員が3月5日に自身のインスタグラムでライブ配信を実施。3月8日の本会議出席については、飛行機のチケットはとってあるものの「ギリギリまで考えます」と、明かしていた。さらに歳費を受け取ることへの批判に関して、「歳費は返すつもりで、これで税金泥棒と言われる筋合いはない。(当選した7月からの歳費)1800万円は手につけません」と発言。「法律上、歳費を返納することはできないため」とNHK党に預けるといい「国民のために使ってくださいと言った。少なくともトルコの被災地には1500万円くらいは寄付してください」とNHK党の立花孝志党首(55)に伝えたという。歳費約1800万円を受け取らない発言にSNS上では、《さすがだよガーシーは筋通っている》《マジか。見直した!》と、好意的な意見がみられる一方で、《すまん単なるパフォーマンスにしか見えん》《仕事しないでもらった税金からなる金をまるで善人のような顔で寄付って、、、。》と、批判的な意見も。一挙手一投足に注目が集まるガーシー議員。3月8日の初登院は実現するのか――。
2023年03月06日さかのぼること6月9日、“パパ活疑惑”が報じられた吉川赳議員(40)。「週刊ポスト」によると、吉川議員は18歳の女子大生・Xさんとともに高級焼肉店で飲酒。「学生だよね?俺、18歳に興味あるわ」などといい、4万円を渡した上で、高級ホテルで1時間半ほど過ごしたという。同誌の取材に対し、「ご質問の飲食店で食事をしたのは事実です。食事の後にもう少し飲もうということで隣接したホテル内の店舗を探したのは事実ですが、客室を取った事実もありませんし、まして客室に滞在した事実も一切ありません」と回答したという吉川議員。しかし報道の翌日、所属していた自民党を離党。さらに、国会に姿を見せなくなった。そのため岸田文雄首相(65)は6月15日、国会が閉会になったタイミングで「一刻も早く、国民への説明責任を果たすべきだと考えます」と吉川議員に苦言を呈していた。「しかし公の場で説明が行われることはなく、議員辞職もなし。その結果、6月30日には“夏のボーナス”として約290万円が吉川議員に支払われたといいます。このことが火に油を注ぐこととなり、批判の声がいっそう強くなりました」(全国紙記者)そんななか7月15日、吉川議員がついに疑惑を説明することに。ところが、その釈明はブログで行われた。約5200字にわたる長文だった。そこで吉川議員は《当該女性が飲酒不可能な年齢の方であるとは認識しておりませんでした》と主張。Xさんとは飲酒を伴うクラブで出会ったといい、Xさんから営業成績を上げるために“同伴”に付き合ってほしいと頼まれたと綴っている。「吉川議員は高級焼肉店で飲酒した際、Xさんが『大学1年生』『18歳です』と話したものの、『なるほど、大学一年生という設定なのね』と受け止めたといいます。4万円を渡したのは、Xさんが“店を休んで2人で過ごしたい”と望んだからで、給与の補填とタクシー代相当分だったと説明しています。また吉川議員は『週刊ポスト』がXさんと打ち合わせをした上で会話を録音し、彼を陥れるような記事を作成したと持論を展開。そこで、同誌に損害賠償を求めて訴訟提起をするとも明かしました」(前出・全国紙記者)そして8月3日の臨時国会に出席した吉川議員。記者団から質問を受けたものの、「ブログに書いてある通り」などと説明を拒否した。■1日に3回連絡しても、応答なしその2日後となる8月5日、「SmartFLASH」が「“パパ活” 疑惑の吉川赳議員、まだ訴状も送っていなかった!」と題する記事をウェブ上に掲載。SmartFLASHが吉川議員の事務所に週刊ポストとの訴訟は進んでいるのか問い合わせたところ、弁護士はこう回答したという。《当職は吉川赳氏より6月10日発売の「週間ポスト」(編集部注「週刊ポスト」)の報道に関する名誉毀損訴訟等について受任をしておりますが、2022年8月4日時点で裁判所に訴状を提出していません。今回の件については単なる通常の名誉毀損というだけではなく、出版社に仕組まれた報道の疑惑が存在するため、通常よりも出版社に対し重い責任を問うべく慎重に準備を進めている状況にあります》だが当時、すでに報道から2カ月が経過。そのため、「対応が遅すぎる」などの批判が上がっていた。そんななか8月11日、事態が急展開を見せる。『NEWSポストセブン』でXさんによる吉川議員への反論記事が掲載されたのだ。「吉川議員は『ホテルに滞在していない』と述べていましたが、『週刊ポスト』の取材に応じたXさんは“ホテルでの様子”について語りました。Xさんはホテルで吉川議員から『変に下手な奴とするより、俺のほうが痛くないだろう』などと言われ、性行為を迫られたといいます。過呼吸を起こしたXさんはトイレに篭ることに。吉川議員は『泣くな。オッパイ揉んじゃって御免なさい』と謝罪。しかしその後、自慰行為を始めたそうです。また吉川議員はブログで“Xさんからふたりで時間を過ごすことを希望された”と主張していましたが、Xさんは『私から同伴を提案したことはありません』と否定。ホテルにも”吉川さんが『部屋で飲もう』と言い出してチェックインしました”と明かしています」(前出・全国紙記者)記事の赤裸々な内容に対し、ネットでは《パパ活じゃなくて性加害だろ》などの厳しい声が相次いだ。真っ向から食い違う主張。そこで本誌は8月18日、吉川議員の事務所に電話で連絡。ホテルでの行いについて「事実でしょうか」と確認するとともに、「女性の反論について見解は」「訴訟に進展はありますか」といった質問表をFAXで送った。だが、回答を得ることはできなかった。本誌はその後も連日、吉川議員の事務所に連絡し続けた。しかし、一向に繋がる気配はなし。そして質問表を送ってから3週間後となる9月9日。吉川議員の弁護士に連絡し、吉川議員への質問表を送った。ところが、今回も期日までに回答は得られなかった。9月17日は、“パパ活報道”からちょうど100日となる。果たして、真実は明らかになるだろうか?
2022年09月17日公明党・熊野正士議員(57)に飛び出したセクハラ報道が、波紋を呼んでいる。9月6日の『デイリー新潮』は【公明党・熊野正士議員の性加害が発覚被害女性が明かす、身の毛もよだつ「セクハラLINE」の内容とは】というタイトルで、“性加害”の実態として報じた。昨年10月、知人女性のお尻を握るなどしたという熊野議員。女性が「痴漢ですよ!」と言ったところ、LINEで《恵子(注:原文は実名)さまのお尻、たまたま手に当たりました。そしたら、とても気持ちよかったので、つい、気がついたら、恵子さまのお尻を触ってしまっていました》と返信。さらに熊野議員はエスカレートし、女性と性行為に及ぶ妄想をLINEで送るようになったという。また『文春オンライン』も新潮と同じく、熊野議員から被害にあった女性の告発を掲載。記事によると公明党に質問状を送ったものの、入院中で面会謝絶状態ゆえに「事実確認ができておりません」との回答が。さらに「本人との面会が可能となった時点で、党として速やかに確認したいと思います」と返答したという。新潮も文春も、熊野議員のものとされるLINE画面の画像をアップしている。記事の内容もさることながら、《優しくお尻を触るの》などとつづられた生々しいLINEは決して快いものではない。折しも現在、俳優・香川照之(56)の“性加害”が波紋を呼んでいる最中でもある。「香川さんの性加害は、8月24日の『デイリー新潮』で報じられました。香川さんは’19年7月に銀座のクラブでホステス女性の服のなかへ手を入れ、ブラジャーを剥ぎ取るなどの行為に及んだそうです。その結果、被害女性はPTSDになったといいます。報道から2日後の8月26日、香川さんは金曜レギュラーを務めていた『THE TIME,』(TBS系)に生出演して謝罪。しかし、翌週には番組の降板が発表されました。さらには6社のCMの打ち切りがすでに決定し、残る1社も今後について『検討中』としています。さらには10月期のTBS系連続ドラマ『アトムの童』も降りることになるなど、即座に謝罪してもなお“火だるま状態”となりました。それほど性加害は、社会的に大きな問題なのです。にもかかわらず、熊野議員は入院を理由に無言を貫いています。ましてや、彼は議員です。そのため、説明責任を問う声がネットで相次いでいます」(全国紙記者)実際Twitterでは、熊野議員の報道に対して《香川照之よりこっちの方がよっぽど問題やろ・・・》《香川照之より問題だよな》との声が。そして《熊野議員はなんの説明責任もはたさず》《病院に入院で説明責任無しですか?》と厳しい声も上がっている。文春の取材に対して、公明党は「本人との面会が可能となった時点で、党として速やかに確認したい」と答えていた。面会可能となるのは、いったいいつになるのか。そこで本誌が公明党に電話で尋ねたところ、広報部の担当者はこう答えた。「面会謝絶という記事が出ていますが、病院の側から『面会できる状態ではない』といわれています。そして、面会時期の見通しはまだついていません」さらに本誌が「熊野議員が報道について説明しないでいることに、批判の声が上がっています。党としての見解はいかがでしょうか」と質問したところ、「メールで回答する」との返事が。だが、期日までに回答は得られなかった。
2022年09月09日旧統一教会の関連施設を訪問していたことが報じられた生稲晃子議員(54)。議員としての活動は本格化していないにもかかわらず、早くも窮地に立たされている。7月の参院選で初当選を果たした生稲議員。公示直前の6月、萩生田光一政調会長(58)に連れられ、選挙の支援を要請するため旧統一教会の関連施設を訪れていたという。「これについて生稲議員の事務所は17日、『新人の立場なので、多くの方に政策を聞いていただきたいという思いでスタッフが判断した』と説明しました。これほどの大問題ですからまず初めに自らの言葉を示す必要があったと思いますが、初手から事務所任せの生稲議員の対応は批判が殺到していました」(全国紙記者)生稲委員は18日にようやくメディアの前に立ち、“暑かったので顔を治すことや、間違いないように喋ることに必死だったため、そのときは旧統一教会の関連施設という認識はなかった”と釈明。しかしそうした説明に国民からの納得は得られず、火に油を注ぐ形となった。そもそも生稲議員は、選挙期間中から物議を醸す行動がたびたび取り沙汰されていた。「NHKの候補者アンケートにはほぼ無回答で提出したかと思えば、東京新聞のアンケートでは他の候補者の回答と酷似した内容を提出したとして波紋を広げていました。また毎日新聞によるアンケートの“富裕層への課税強化”についての項目に『反対』と回答したいっぽうで、朝日新聞の同じ項目には『強化すべきだ』と矛盾した回答をしていました。そのたびに、“本当に自分自身で考えて回答しているのか?”と疑問の声が上がっていました」(政治部記者)すっかり批判一色となった生稲議員。だがもともと、彼女の周りはあたたかいエールがあふれていたはずだった。15年11月、彼女は本誌で4年8カ月にも及ぶ乳がん闘病と乳房再建手術の経験を初めて告白した。当時、その勇気ある公表は大きな反響を呼び、読者からも応援の声が続出していた。「生稲議員は元おニャン子クラブと知名度もありますし、もともと彼女の生き方に共感する人はいました。さらに生稲議員は参院選出馬に際し、“病気を抱えながら働いていく人を支援したい”と自身の闘病経験を踏まえて意気込んでおり、それに励まされた人も少なくありませんでした。このように本来、彼女のまわりには応援してくれる人が大勢いたはずなのです。しかし今の彼女は自民党の看板を気にするあまり、自分自身の考えを伝えることができていません。その結果、批判一色となっています。今の彼女にとって本当に大切なのは新人として足並みをそろえることではなく、自分の言葉でしっかりと本音を話すことなのではないでしょうか」(前出・全国紙記者)参議院議員としての任期は、これから6年間続く。起死回生なるか。
2022年08月23日8月18日10時半ごろ。閑静な住宅街にある自宅から現れたのは、ベージュのスーツ姿の生稲晃子議員(54)だった。「旧統一教会の関連施設を訪問していたと報じられた件について、お話をうかがえますか?」本誌記者が声をかけ続けたものの、生稲氏はなぜかニコニコとほほ笑むだけで言葉を発しようとしない。秘書とともに黒塗りの車に乗り込み、去っていったーー。安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件以来、自民党の政治家たちとの蜜月ぶりが続々と明るみに出ている旧統一教会。7月の参院選で初当選を果たした生稲氏も、萩生田光一政調会長(58)に連れられ、公示直前の6月に旧統一教会の関連施設を訪問していたと報じられた。本誌が直撃した1時間ほど後、生稲氏は自民党本部で「統一教会の関連施設という認識はなかった」と釈明した。「この前日に生稲議員の事務所から“旧統一教会の関連施設を訪れたのはスタッフの判断だった”とのコメントが出ていましたが、生稲さん自身がこの問題に言及するのは初めてでした。日本中が関心を寄せている出来事ですから、本来なら初めから事務所任せにするのではなく、自分の言葉で話すべきだったと思うのですが……。それに釈明中も時折笑顔を見せたり、“訪問時は暑かったので顔を直すことに必死で……”などと語ったり、あまり危機感を覚えているようには見えませんでした」(政治部記者)元アイドルという肩書や乳がんとの闘いを乗り越えたという経歴を持つだけに、生稲氏は当初は自民党の“目玉候補”だった。「選挙中のメディアのアンケート調査に、同じく自民党の朝日健太郎議員(46)の回答と酷似した内容を提出したことが波紋を広げていました。ほかのアンケートにもほぼ無回答で提出していましたが、これは事務局責任者のミスだとしています。有権者からは生稲議員の“芯のなさ”を批判する声が上がっていました」(前出・政治部記者)そもそも生稲氏が出馬したのも、自らの“確固たる意志”というわけでもなかったようだ。「生稲さんの出馬は、萩生田さんが主導しています。というのも、萩生田さんと参院幹事長の世耕弘成さん(59)は“おニャン子クラブ世代”。『生稲さんはいいよねえ!』と2人で盛り上がり、派閥会長の安倍さんに相談すると『いいんじゃないの』と返答があり、出馬の話がまとまっていったそうです」(自民党関係者)萩生田氏らに流されるがままに出馬し、釈明も求められることになる選挙活動を経て議員となった生稲氏。前出の自民党関係者は、身内ながら冷ややかな目線を向ける。「国会が閉会中ということもありますが、永田町で生稲さんを見かけたという話も全然聞かないし、支援者回りをしているという話も聞きませんね。生稲さんと同じくタレント出身の三原じゅん子さん(57)は、当選後しばらくは実績を残せずにいましたが、地道に活動を続けた努力が実り、厚労副大臣などの役職を務めています。生稲さんも今回の件に腐らずにやってほしいとは思いますが、萩生田さんや派閥の先輩議員の言うことを受け入れるばかりの現状を見ると、政治家としての信念があるとはとても思えません」■おニャン子時代の“同僚”も生稲を批判おニャン子時代の同僚も現在の生稲氏の姿勢には批判的なようだ。「生稲さんがおニャン子時代に出演していた『夕やけニャンニャン』(フジテレビ系)の司会だった吉田照美さん(71)です。吉田さんは自身のツイッターで“生稲さんが訪れた施設が旧統一教会関連のものだと知らなかったはずがない”と指摘する一般の人の投稿を拡散しています。吉田さんは’17年にラジオ番組で生稲さんと共演し『夕ニャン』時代の思い出話をしていましたが、旧統一教会問題にも“スタッフの判断”と他人任せの生稲さんにはさすがに呆れているのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)しかし、生稲氏のこうした“主体性のなさ”は今に始まったことではないようでーー。「『夕ニャン』の収録スタジオでまだおニャン子に入ったばかりの生稲さんとすれ違ったことがあります。最初はきちんと挨拶をしてくれたので“いいコだな”と思いましたが、翌月に会ったときは一切挨拶してくれなかったんです。『夕ニャン』のスタッフに聞くと、“先輩メンバーに影響されて、自分にプラスになるスタッフにしか挨拶しなくなったんだよ”と言っていました」(芸能プロ関係者)芸能関係者も語る。「生稲さんが’03年に結婚した旦那さんはかつてCM制作会社のプロデューサーとして活躍していて、生稲さんの仕事にも意見をすることがあったと聞いています。生稲さんは結婚後3年弱ほど所属していた芸能事務所があるのですが、それも旦那さんのアドバイスをそのまま受け入れてのことだったそうです」政治評論家の有馬晴海氏も、生稲氏の政治家としての資質に疑問を呈する。「彼女は今回の旧統一教会の問題について今後も問われ続けるでしょう。国会議員ですから、タレント時代のように“時がたてば世間は忘れる”というふうにはいかないのです。“当選できそうなタレント”というだけで自民党に擁立されたようですが、それに意見も持たずに乗っかる生稲さんはいかがなものかと思います。これから6年間の任期ですが、すでに前途多難です」生稲氏は6年間のうちに重大問題に際しても“笑顔でスルー”の生き方を卒業し、自分の意見を語ることができる“本物の政治家”になれるのかーー。
2022年08月22日7月の参院選で東京選挙区から出馬し、初当選した生稲晃子議員(54)。8月3日召集の臨時国会では新人議員として登院する姿が注目を集めたが、当選早々に波紋を呼ぶ出来事が。「デイリー新潮」は8月16日、萩生田光一政調会長(58)が参院選の選挙期間中に生稲氏を伴って統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の関連施設を訪問し、支援を要請していたと報じた。10日に発足した第2次岸田改造内閣では、統一教会やその関連団体との関係を認めた閣僚7人が交代。教団の関連イベントに出席したことを公表していた萩生田氏は、経済産業相を退いたものの新たに政調会長に就任し、会見では教団との関わりについて、「今後は一線を画すと決めた」と言明していた。しかし「デイリー新潮」によると、萩生田氏は’09年~’12年までの間に月1~2回のペースで八王子市内の教会施設を訪問し、演説をしていたという。さらに、礼拝を兼ねた日曜日のバーベキュー大会にも参加していたなど、教団との親密な関係が報じられている。一方で萩生田氏は「週刊新潮」の取材に、生稲氏と施設を訪問したことを認めた上で、「選挙の際、当方から支援依頼をしたことはなく、選挙戦のお手伝いをしていただいた事実はありません。旧統一教会が主催する礼拝やバーベキューに参加した事実はございません」と否定。生稲氏も同誌に対して、「八王子での演説終了後、演説を聞いていた方から、“ここに来られなかった仲間が近くにいるので生稲さんのお話を直接聞かせてもらいたい”とのお話しがあり、スタッフが相談をして次の日程への移動の合間に(教会の施設に)立ち寄らせていただきました。その際に(演説の)現場にいらっしゃったご地元の萩生田先生に同行していただきました」と説明している。■候補者アンケートは“ほぼ無回答”、当選後は正門を避けて初登院安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件を機に、統一教会と政界の密接な関わりが問題視されている。連日ワイドショーでも取り上げられるなど、その関係を追求する動きは止む気配がない。そんななか、明らかになった生稲氏と教団との接触。生稲氏といえば、選挙期間中から行動が波紋を呼んでいたことも記憶に新しい。「生稲氏は、NHKが候補者に向けて実施したアンケートを“ほぼ無回答”で提出。批判の声を受けて、Twitterに謝罪動画を公開する事態となりました。他にも、毎日新聞のアンケートでは『富裕層への課税強化に反対』と回答した一方で、朝日新聞の『所得や資産の多い人に対する課税を強化すべきだ』とのアンケート設問には『どちらかと言えば賛成』と回答。あいまいな主張に、『矛盾している』との指摘が相次いだのです」(全国紙記者)さらに、当選直後も波乱は続いた。「『池上彰の選挙ライブ』(テレビ東京系)では、各局のインタビューをすべて拒否していたと伝えられました。番組では、陣営関係者による『生稲さんは国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから』との匿名コメントも紹介。すると、生稲氏の選挙対策事務所スタッフは、テレビ東京のプロデューサーと池上彰氏(72)宛に抗議文を送付。時間に余裕がなかったことを理由に挙げていましたが、ネット上では『自分の言葉で説明して』などと批判の声が相次ぐことに。先の臨時国会でも生稲氏は、報道陣やおニャン子クラブ時代のファンが集まる正門を避け、北門からひっそりと登院。選挙期間中の行動もあいまって、『逃げるな』といった声が上がりました。これまでの経緯に加え、生稲氏に統一教会との接触があったとなれば、世間の不信感はいっそう募るのではないでしょうか」(前出・全国紙記者)当選からわずか1カ月あまりで、統一教会との接触が報じられた生稲氏。さらなる波紋を呼ぶ行動に、ネット上では生稲氏に説明を求める声が上がっている。《生稲氏は今こそ統一教会との関係性を明らかにするべきです》《生稲氏には今回は自らの口で説明してもらいましょう》《萩生田自民党政調会長と統一教会、自身の統一教会との選挙活動について会見してください。あなたは国会議員ですよ》
2022年08月16日6月に“パパ活疑惑”が報じられた吉川赳議員(40)。その議員辞職勧告決議案が自民党や公明党、日本維新の会の反対を受けて廃案になったと8月5日に発表された。ネットでは、非難轟々となっている。吉川議員に関しては今年6月、立憲民主党が議員辞職勧告決議案を提出。しかし自民党が採決に賛同せず、審議が行われなかった。そして『TBS NEWS DIG』によると立憲民主党が「もはや有権者の信を失い、衆議院議員として活動ができる状態ではない」として、改めて議員辞職勧告決議案を提出。しかし今月5日、自民党や公明党、日本維新の会が「議員の身分は重い。辞めるかどうかは本人の判断」などの理由から決議案の採決に反対。その結果、廃案になったという。そんな“重い身分”の吉川議員だが、いまだ“パパ活疑惑”について公の場では語っていない。“パパ活疑惑”によって自民党から離党した当時、岸田文雄首相(65)も「一刻も早く国民への説明責任を果たすべきだ」と苦言を呈していたが、先月15日にブログで説明したのみだ。「『週刊ポスト』によって疑惑が報じられた当初から、『会見で説明すべき』との声が世論で上がっていました。しかし、いまだ応じていません。地元である静岡県富士市の記者クラブが会見を開くよう要望書を提出した際にも、『今後の当方の主張は、法廷で明らかにしていく所存です。記者会見のご要望については辞退いたします』と回答しています」(全国紙記者)また吉川議員が非難されているのは、“雲隠れ”が続いたことにも及んでいる。「パパ活疑惑が報じられた当時、5日ほどで国会が閉会することとなっていました。しかし報道以降、吉川議員は国会を欠席。以降も公の場に登場することはありませんでした。ところが先月30日、“雲隠れ”について『国会閉会中であったにすぎず、特に姿を隠していた認識はありません』とコメント。ネットでは《いやいや、めっさ雲隠れしてたじゃん》《見苦しい》と呆れ声が上がっていました」(前出・全国紙記者)そのため吉川議員に限らず、「自公維はなぜ廃案にしたの?」と怒りが党に対しても飛び火している。《廃案としたその根拠を納得できる形で国民に説明してほしいんだが》《廃案にするくらいなら、離党届も受理しなきゃよいのに》《ブログだけで説明責任も果たしてないのにね!身分が重くなればなるほど、責任の取り方あるでしよ》《辞職勧告法案が自公維の反対で廃案 どんなコンビネーションやねん》吉川議員は6月30日、期末手当として約290万円を受給しており、そのことも火に油を注ぐ要因となった。自民も公明も維新も、世論との溝を埋めることはできるだろうか。
2022年08月08日7月の参院選でNHK党の比例代表から出馬し、初当選を果たした“ガーシー”こと東谷義和議員(50)。これまで“暴露”によって支持を集めてきた東谷議員だが、議員となったことで今までとは違う舵取りを迫られそうだ。今年2月に開設したYouTubeチャンネルで、次々と著名人の私生活を暴露してきた東谷議員。公職に就いても“ガーシー砲”は止まらなかった。7月27日、人気YouTuberである『東海オンエア』のてつやが、女性YouTuberのきりたんぽにキスする動画をInstagramのストーリーで公開したのだ。「東谷議員の公開した動画には、カラオケ店で周囲から『キス!キス!キス!』と促されるてつやさんの姿が。その後、てつやさんはきりたんぽさんを抱き寄せてキスしていました」(スポーツ紙記者)チャンネル登録者数133万人を誇る人気YouTuberのきりたんぽ。8月2日、自身のYouTubeチャンネルで動画について釈明する事態となった。彼女はキス動画について「あれは4年以上前のものになります」といい、さらに東谷議員について「2年くらい前にお友達に誘われていった飲み会にいらっしゃって、そこで初めてお会いしました」「東谷さんとお会いしたのは、その一回だけです。何か私が失礼なことをして、怒らせてしまっているのであれば、お詫びいたします。申し訳ありません」と謝罪。さらに動画の影響で「殺害予告もきていて、場所とか時間とか、どういう風にとか、そういうリアルなのもあって凄い怖いんですね……」といい、「その中に、尻軽くそ女、くそくそビッチ、くそビッチというコメントも届いている」と誹謗中傷に悩まされていることも告白。精神的に参ってしまった彼女は突発性難聴を発症したといい、当面の間はYouTubeを休止すると発表した。4年前のキス動画で、殺害予告や誹謗中傷の被害者となったきりたんぽ。ネットでは《きりたんぽ4年前の動画で謝罪とかせんでいいやろ》《ただただ可哀想。4年前は違うでしょ それで活動休止、突発性難聴発病って、、、》と同情の声が相次いでいる。そのいっぽう、政治家の立場でありながら4年前の動画を“暴露”した東谷議員にはその資質を問う声がこう相次いでいる。《4年前のことをしかも1度しか会ったことないのにプライベート動画暴露公開して更には活動休止にまで追い込む事態にさせた国会議員…》《何にも悪いことしてないのにこんな目に遭わせる元凶が国家議員って…》《4年前にキスした動画を出すことが国を良くする告発なんですかね》《国会議員になって影響力が増した分、暴露する種類も変えていかなきゃね。その力を正しく使ってほしい》《ガーシーよ、これじゃあ弱いもんいじめやで。》
2022年08月03日7月10日に投開票が行われた参院選で、当選を果たした自民党の生稲晃子議員(54)。東京選挙区から出馬した生稲議員は、61万9792票を獲得。定数6のなか、5位に滑り込んだ。そんな彼女だが、28日配信の『SmartFLASH』では運転手付きの黒塗りクラウンで都庁玄関に到着する様子が報じられた。新人なのにすっかり“センセイ”待遇な姿に、疑問視する声も上がっていた。「議員には、月129万4000円が給与として支給されます。6月と12月には約314万円のボーナスもあるので、合わせて年に約2180万円が支払われます。それに加えて、文書通信交通滞在費として月に100万円が。国会がある東京と選挙区を行き来するために、新幹線のグリーン車に乗れるJR無料パスも支給されます」(全国紙記者)生稲議員といえば、当選するまでに数々の波乱を呼んできた。「選挙期間中に複数のテレビ局が実施した候補者向けアンケートで“ほぼ回答ゼロ”だったとして、批判が殺到。後に”不備”を謝罪しTwitterで改めて回答していました。また『富裕層への課税強化』に関して毎日新聞で『反対』と答えたものの、朝日新聞には『どちらかと言えば賛成』と矛盾した回答に。あまりに“ブレブレ”な様子に、ネットでは呆れる声が相次いでいました」(前出・全国紙記者)また当選直後にも、一波乱が。「『池上彰の参院選ライブ』(テレビ東京系)で、各局のインタビューをすべて拒否していたと伝えられたのです。さらに番組では、陣営関係者による匿名コメントとして“生稲さんは国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから”とも明かしていました。すると生稲氏の選挙対策事務所スタッフが翌日、池上彰さん(71)とテレビ東京のプロデューサー宛に「事実と異なる」とする抗議文を送付する事態に。あくまで当日の時間が読めなかったことが原因だとして、マスコミ対応責任者である自民党の川松真一朗東京都議もTwitterで《8時当確のような候補者ならテレビインタビューは受けていた》と反論。しかしSNSでは《普通は答えるもんだよ》との声が上がるなど、火に油を注ぐ事態となりました」(前出・全国紙記者)本誌が7月13日から14日に実施した「参院選に当選した、期待できないタレント議員ランキング」では、2位となった生稲議員。回答者からは、政治家としての資質に疑問を抱く声が目立っていた。果たして、生稲センセイは議員としての活動を通じて評価を挽回することができるだろうか?
2022年07月31日18歳の女子大生に飲酒させたと報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員(40)。雲隠れを続ける吉川議員だが6月30日、いわゆる“議員ボーナス”である期末手当として約290万円が支給された。ネットでは、怒りの声が後を絶たない。吉川議員は『週刊ポスト』によると、18歳の女子大生と高級焼肉店でともに飲酒し、その後4万円を渡した上で、高級ホテルで夜を過ごしたという。そして今月10日、所属していた自民党を離党したのだ。「しかし離党後は、国会に一度も姿を現しておらず、会見で釈明するつもりもない様子。そのため国会が閉会した15日の夜、岸田文雄首相(64)は『一刻も早く、国民への説明責任を果たすべきだと考えます。説明責任を果たせないなら、議員としての進退に直結する問題になる』と苦言を呈していました」(全国紙記者)16日、本誌が衆議院に「吉川議員にはいくらボーナスが支給されるのか」と取材をしたところ、広報課は「議員手当の金額は時期や受け取る人によって変動します。そして吉川議員の場合、辞職しないのならば、6月30日に286万1358円の手当を受け取ることとなっています」と回答していた。ついに30日となり、吉川議員は説明責任を果たすことも辞職することもなかったため、彼の手元には“夏のボーナス”として286万円が舞い込むことに――。もちろん、この286万円は税金から捻出されたものだ。そのためネットでは「税金の無駄遣い」と非難が殺到している。《議員に居座る吉川にボーナス、元は庶民が納めた税金》《この人は政治家になって何をしたんだろうか、、、税金の無駄と思うのは俺だけかな》《仕事しないでボーナスっすか、恥ずかしくないのかね? 税金の無駄だよね》《仕事もしないで雲隠れ、金だけ貰ってトンズラかます、これが自民のクオリティ!税金万引き政党です》説明もなく、ボーナスを受給する吉川議員。国民の“血税”をいったい何だと思っているのだろうかーー。
2022年06月30日連日、“パパ活疑惑”で厳しい批判を浴びている元自民党の吉川赳衆議院議員(40)。第一報を報じた「週刊ポスト」によると、吉川議員は18歳の女子大生と高級焼肉店でともに飲酒。その後、4万円を渡した上で、高級ホテルで夜を過ごしたという。この醜聞が明るみになると、世間はもちろん、政界からも批判が殺到。10日に所属していた自民党を離党したものの、未だ公に説明の場を設けようとしない吉川議員に対して、岸田文雄首相は15日夜の会見で「一刻も早く、国民への説明責任を果たすべきだと考えます。説明責任を果たせないなら、議員としての進退に直結する問題になる」と厳しい姿勢を見せていた。依然として説明せず、雲隠れ中の吉川議員。15日に国会は閉会したが、そこにも姿を現さなかった。しかし、このまま議員を続けることで“恩恵”まで受けるという。それは夏のボーナスだ。「次の選挙で当選する可能性は極めて低くなってはいますが、議員である限り歳費は当然受給できます。毎月100万円支給されている文通費はもちろん、議員ボーナスも同様です。夏のボーナスは7月1日に支給されますから、どんなに批判を浴びようがその時まで議員を辞職しなければ受け取ることができるでしょう。不祥事を起こした後にボーナスを受け取った場合、返納することがほとんどですが……」(全国紙の政治部記者)もし議員辞職しないのならば、吉川議員にいくらボーナスが支給されるのだろうか?そこで本誌は、衆議院に具体的な数字を尋ねた。すると、広報課はこう答えた。「議員手当の金額は時期や受け取る人によって変動します。そして吉川議員の場合、辞職しないのならば、6月30日に286万1358円の手当を受け取ることとなっています」SNS上では、不祥事を起こしていながらも高額なボーナスの受給資格を持つ吉川議員への厳しい声が相次いだ。《ふざけるな我々国民の税金からパパ活吉川に!?ボーナスふざけるな辞退し議員辞職しろ》《税金で買春していた吉川赳。このボーナスだって、国民の血税ですよ!》《辞職せずに居座れば税金から数百万ボーナスもらえる河井夫妻方式だからな、吉川赳》《ボーナス貰うのおかしくね?ウチらの税金がパパ活に回るんかァ 泣いちゃうね、、、》果たして、説明しないままボーナス286万円を受け取るのだろうか。
2022年06月16日