大人気のドラマシリーズ『踊る大捜査線』の劇場版最新作『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が公開中だ。さて、「踊る」シリーズといえば、スピンオフ作品に地下鉄をテーマとした作品があった。『交渉人 真下正義』だ。東京の地下鉄が舞台だが、都内の地下鉄から協力を得られず、本物の東京の地下鉄が出てこないという異色の作品。「踊る」シリーズのファン向けに制作されているだけに、同作品だけではおもしろさを満喫したとはいえない。しかし鉄道映画としては興味深い。地下鉄は都市の便利な乗り物だ。そして閉鎖された空間、社会の裏側といった雰囲気も魅力だろうか。アメリカでは、『サブウェイ・パニック』など名作サスペンス映画が作られた。『交渉人 真下正義』は、「東京で地下鉄をテーマとしたサスペンスを作れるか?」という可能性にチャレンジした意欲作ともいえる。ロケで使われた地下鉄がどこかを当てるクイズとしても楽しめる。同作品の主人公は『踊る大捜査線』の青島俊作……の後輩で、若手キャリアの真下正義(ユースケ・サンタマリア)。彼は警視庁初の交渉人(ネゴシエイター)として、いくつかの事件を解決し、そのつど警視庁のPRと、自己顕示欲を満たすため(?)、各メディアに出演していた。警視庁には交渉課準備室が設置され、真下は課長となっていた。そんな年のクリスマス・イブ。柏木雪乃(水野美紀)とのデートを楽しみにしていた真下は、室井管理官(柳葉敏郎)に呼び出される。最新鋭の試験車両「クモ」が何者かに乗っ取られ、犯人の予告通りに公園で爆発事件が発生。東京の地下鉄事業者「TTR」(東京トランスポーテーション・レールウェイ)では運行装置に原因不明のトラブルが発生し、そのすきに「クモ」は運行中の地下鉄電車に接近する。車内には爆弾が積まれているかもしれない。そして犯人は名指ししていた。「真下さん、一緒に地下鉄を走らせましょうよ……」と。乗っ取られ、恐怖の対象となる「クモE4-600」は、線路幅や電化方式の違う線路も走れる車両。映画公開当時、「そんな都合のいい電車があるんだろうか?」と思った人がいたかもしれない。しかしいまでは、九州新幹線長崎ルート向けにフリーゲージトレインの開発が進められることに。JR四国では試運転も実施されている。さらに先日、JR西日本がフリーゲージトレインで実績のあるスペインの鉄道と提携することを発表したばかり。JR西日本では、北陸新幹線から在来線へ乗り入れる列車にフリーゲージトレイン導入を検討しているという。電化方式の違いを問わないバッテリー方式の電車も、JR東日本が開発中だ。つまり、営業用として採算に見合うかどうかは別として、いまの鉄道技術なら「クモE4-600」は実現可能。同作品のスタッフはちゃんと鉄道技術をリサーチして作っているんだなと感心する。この作品を見て、東京の地下鉄を知っている人は不思議に思ったことだろう。駅の雰囲気は東京の地下鉄に似ている気がするけれど、車両はまったく違う。じつは、「地下鉄内を制御不能の爆弾列車が走る」という設定も影響し、東京メトロや都営地下鉄の撮影許可を得られなかった。そこで全国各地の地下鉄でロケを実施した。だから東京の地下鉄が舞台にもかかわらず、実際の東京の地下鉄は出てこない。それでも同作品を違和感なく映画を楽しめる理由は、コメディであり、他の作品のパロディが多い『踊る大捜査線』シリーズのひとつだからといえるだろう。ちなみに、劇中で表示される地下鉄路線図は実物とほぼ同じように見える。ただし路線名は違う。東西線は東陽線、有楽町線は桜田門線、半蔵門線は九段下線、銀座線は渋谷線……、となっている。運行会社名は東京メトロではなく「東京トランスポーテーションレールウェイ(TTR)」で、都営地下鉄は「新東京鉄道(新東線)」だ。交渉人と犯人との駆け引き、地下鉄という閉鎖された空間で起きるパニックがテーマで、実際の鉄道と同じかどうかは物語や演出上、あまり関係ない。そんなスタッフのわりきった姿勢は気持ち良い。むしろ架空の東京の地下鉄を演出するために全国各地の地下鉄が登場することで、鉄道ファン的なお楽しみも増すことになった。たとえば東陽線の場合、撮影で使われたのはおもに神戸市営地下鉄海岸線で、駅や車体の行先表示もていねいに貼り替えている。スタートから8分10秒あたりでは、横浜市営地下鉄の電車もチラッと登場。マークは映像処理でぼかしが入っているけれど、キャラクター「はまりん」のステッカーがそのままだ。スタッフロールの「ロケーション協力」の部分には、神戸市交通局、横浜市交通局のほか、札幌市交通局、大阪市交通局、JR西日本も並んでいる。JR西日本は地下鉄ではないけれど、東西線の加島駅が桜田門線永田町駅として登場する。電車や駅が出てくるたびに、「ロケ地はどこかな?」と当ててみる楽しさがある。物語の重要なカギのひとつに、「脇線(連絡線)」の存在がある。劇中では軍事輸送や政治家の脱出用などと、いかにも陰謀論として描かれている。いわゆる「脇線」(連絡線)は実在するが、実際は「車両の検査を別の路線の工場で実施する」などの目的で建設され、ときどきこの線路を使ってイベント列車が走ることがある。かつて小田急電鉄と東京メトロが運行したロマンスカー「ベイリゾート」も、千代田線の霞が関駅と有楽町線の桜田門駅を結ぶ連絡線を使用した。劇中、その「脇線」の路線図が登場する場面がある。もちろん架空だけど、路線網がおもしろい。もうその線路で営業したらいいのに、と思うくらいたくさんある。この作品の最大の突っ込みどころはここかもしれない。『交渉人 真下正義』は、「踊る」シリーズのスピンオフ作品として、お祭り騒ぎのようなテイストになっている。そこが筆者にはちょっと残念。とはいえ、東京の地下鉄を舞台としたサスペンス映画が作れることを証明した功績は評価したい。今後、東京の地下鉄を舞台とし、『サブウェイ・パニック』をしのぐ作品が出てくることを期待しよう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月29日古田新太扮する大泥棒・石川五右衛門を主人公に据えた、劇団☆新感線の『五右衛門ロック』シリーズ。2008年の第1弾『五右衛門ロック』では南の島で大暴れ、2010年の第2弾『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive』ではヨーロッパの大海を舞台に女海賊と渡り合った。そして第3弾『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』が12月にお目見えする。この冒険活劇で、新感線初参加を果たすのが三浦春馬だ。劇団☆新感線SHINKANSEN☆RX「ZIPANGPUNK~五右衛門ロックIII」 チケット情報「出演が決まってから『シレンとラギ』(新感線の2012年春興行)を観たんです。新感線の舞台には鳥肌が立ったり、圧倒される場面がいくつもあるんですけど、それを自分がお客さんに投げかけるんだって思うと、いつもとは違う、言葉では表せないような高揚感がありました」。これが三浦にとって3度目の舞台。過去2作は、所属事務所の先輩、岸谷五朗と寺脇康文が主宰する演劇ユニット“地球ゴージャス”への参加だ。「僕はまだまだ自分のことしか考えられてないのかもしれないんですけど、本番が始まると毎日が全力、という感じ。どうしたって自分の本気が溢れてきて、いつも熱い、テンションの高い状態でいられるんです」。今年春に出演した『海盗セブン』の劇中、ダンスや歌を披露するソロパートでは、「ここはNYなんじゃないか?」という歓声に包まれたことも明かす。「すっごい気持ちよかった。(舞台)袖に引っ込んで、泣いたのか泣きそうになったのか自分でもわからないぐらい。毎回、かけがえのないものをお客さんからいただいていた気がします」。三浦にとって初めての客演。「ゴージャスで教えてもらったことを出して、一生懸命羽ばたきたい」と意欲をみせる。今回三浦が演じるのは、明智心九郎という京都所司代盗賊目付にして、五右衛門に対抗する名探偵的な役どころだ。「“ずっと味方だぜ!”みたいに五右衛門を慕う子分を想像してたので、年齢は下でも五右衛門と対等な役は意外でした。あと、蒼井優さん演じる女盗賊に恋される役らしいから、稽古場で優さんをげんなりさせないよう、言動には気をつけます」とはにかむ。「殺陣はすっごい楽しみ。事前に自主練習したいって劇団関係者に確認したら、“変なクセがついても困るからやらないで”って答えでした(笑)。とりあえず、やる気あります!ってことは伝えました」。今作を上演する東急シアターオーブは7月に東京・渋谷にオープンしたばかり。大阪の会場も4月にオリックス劇場へと生まれ変わった。東西大劇場の真新しい舞台に立つことに「めちゃくちゃ気持ちが上がりますよね!」と目を輝かせる。「僕、オープン前のシアターオーブの前まで行ったんですよ!エントランスのガラス張りの窓から渋谷の街が見渡せて、これはお客さんが入口から、異空間に連れていかれるんじゃないかな。舞台への期待感が大きくなる劇場だと思ったし、そこに立つのが待ち遠しいです」。公演は12月19日(水)から2013年1月27日(日)までシアターオーブにて、2月6日(水)から28日(木)までオリックス劇場にて上演される。
2012年09月21日昨年7月に発生した新潟・福島豪雨の影響で運転を見合わせている只見線会津川口~大白川間のうち、只見~大白川間が10月1日より運転再開することになった。JR東日本仙台支社と新潟支社がこのほど発表した。只見~大白川間では現在、バスなどによる代行輸送が行われているが、9月30日をもって代行輸送は終了し、翌日より同区間で列車3往復が運転(すべて只見~小出間の運転)されることに。途中駅の田子倉駅(臨時駅。冬季は閉鎖される)には全列車停車しない。残る運転見合わせ区間である会津川口~只見間については、いまだに列車の運転再開の見込みは立っておらず、引き続き代行バスの運転を続けるという。なお、只見線に関しては、9月23日より会津坂下~会津川口間の運転保安方式を「タブレット閉そく式」から「特殊自動閉そく式」に変更することも発表されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日バンダイ公式オンラインショッピングサイト「プレミアムバンダイ」はこのほど、「踊る大捜査線THE FINAL WPS MA-1タイプジャケット」の予約受付を開始した。同商品は劇場公開が始まった映画『踊る大捜査線 THE FINAL』に登場する湾岸署の「WPS」ロゴがデザインされたMA-1タイプジャケットだ。カラーはブラックとカーキの2展開。左胸と袖にはワッペン、背中にはWPSのロゴが刺しゅうで表現されたシンプルなデザインで、ジャンパー本体も本格派のジャケットに仕上がった。サイズはS / L / XLの3展開で、価格は1万8,000円。予約受付は準備数に達し次第終了し、商品の発送は12月を予定している。その他に、「WPSTシャツ」「WPSマフラータオル」なども予約受付中。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日「ぴあ」調査による9月7日、8日公開の映画・満足度ランキングは、織田裕二主演の人気シリーズ完結編『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』がトップに輝いた。2位にデンゼル・ワシントン主演作『デンジャラス・ラン』が、3位に『ボラット』『ブルーノ』のサシャ・バロン・コーエン主演のコメディ映画『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』が入った。その他の写真1位の『踊る大捜査線 THE FINAL…』は、織田、深津絵里、柳葉敏郎らお馴染みのキャストと、本広克行監督らスタッフが再集結したシリーズ最新作。出口調査では「まさにファイナルという感じ。最後は衝撃的だった」「テーマは重くもあり、かつ軽妙。エンターテインメント性もありながら考えさせられる作品だった」「ファイナルを観て初回に戻ったような懐かしい感覚になった」「“踊る”らしい小ネタなど楽しめる要素が詰まっていて、最後まで楽しめた」「ファンとして感慨深いものがあった」「胸に残る台詞があって感動した」などのコメントが寄せられ、世代をこえて高い満足度を獲得。シリーズ完結編とあって「続きがあってほしい」「終ってほしくない!」などの声もあがった。2位の『デンジャラス・ラン』は、何者かに命を狙われている犯罪者(ワシントン)と、彼を護送することになった新米CIA局員(ライアン・レイノルズ)の逃亡劇を描いたサスペンス・アクション。アンケート調査では「こんなに激しいワシントンを観たのは初めてで新鮮だった」「アクションのスピード感と迫力が凄い。デンゼル・ワシントンをはじめ、男らしいキャストが揃っていてカッコよかった」「ライアン・レイノルズは、デンゼル・ワシントンに負けない存在感があって、ふたりの化学反応は素晴らしい」「男として共感できる部分があり、グッときた」「デンゼル・ワシントンのパワーとカリスマ性を感じた」など、特に男性から好評だった。(本ランキングは、2012年9月7日(金)、8日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年09月10日15年もの間、ファンを魅了し続けた大人気シリーズの完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が9月7日(金)、ついに全国で封切られ、公開2日間で早くも観客動員50万人突破の大ヒット!9月9日(日)には主演を務める織田裕二w始め、共演する深津絵里、ユースケ・サンタマリア、水野美紀、脚本を手掛けた君塚良一、メガホンをとった本広克行監督が東京・台場のシネマメディアージュにて公開御礼舞台挨拶に立った。織田さんは今月7日(金)に東京・日比谷のTOHOシネマズスカラ座で行われた初日舞台挨拶を皮切りに、札幌・シネマフロンティア、福岡・Tジョイ博多(以上9月8日)、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・ミッドランドスクエアシネマ(以上9月9日)と“弾丸ツアー”を敢行し、その後シリーズの聖地とも言えるお台場にゴール。同所での舞台挨拶がスタートしたのは午後9時過ぎだったが、織田さんらが登場すると、客席を埋め尽くすファン約600人のボルテージは早くも最高潮だ。「ただいまー!弾丸出張を命じられて、たったいま戻ってきました」と織田さん。ミュージシャンとして全国ツアーを行った経験はあるものの、“青島俊作”として東京・大阪以外の都市を訪問するのは、15年の歴史上でこれが初めて。もちろん、各地で熱狂的に迎えられたと言い、なんと大阪では室井を演じる柳葉敏郎がサプライズ登壇したのだとか。全国のファンの思いを背負った織田さんは「ここまで続けられたのは、みなさんの力があってこそ。いまさら聞きますけど、みなさん『踊る』好きですか?」。もちろん客席からのあちこちから「好きーー!」の声が飛び、織田さんも「オレも!」と満面の笑みを見せていた。舞台挨拶の後半には、トレードマークである“青島コート”を身にまとい、ファンは大歓声。すると、織田さんは1997年にテレビ放送された第2話「愛と復讐の宅配便」の撮影現場をふり返り「(いかりや長介さんが演じた)和久さんの爆弾のエピソードで“踊る劇団”のチームワークが出来上がる感覚があった。何かが生まれる“予感”がして、気づいたら15年。いつの間にか大きな存在になっていた」と激白。それだけに15年目のファイナルを惜しむ声は絶えないが、織田さんは「続けたい気持ちもあるが、やっぱりこれで最後。ごめんね」と断言すると、15年分の感謝を込めて深々と頭を下げた。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
2012年09月10日1997年の放送開始からファンを魅了した人気シリーズの完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が全国で封切られ、9日に、主演を務める織田裕二をはじめ、共演する深津絵里、ユースケ・サンタマリア、水野美紀、脚本を手掛けた君塚良一、メガホンを執った本広克行監督が東京・台場のシネマメディアージュで“公開御礼舞台あいさつ”に登壇した。その他の写真7日の公開初日からわずか2日間で、観客動員50万人を記録。織田は7日~9日の3日間で東京・日比谷、札幌、福岡、大阪、名古屋、東京・台場と6会場9回の舞台あいさつに立ち、「ただいまー! 弾丸出張を命じられて、今(台場に)戻ってきました」とゴールに感慨もひとしお。この日は久しぶりに“青島コート”も着用し、ファンは見納めになるかもしれない“勇姿”を目に焼き付けた。ミュージシャンとして全国各地でツアーを行った経験もある織田だが、“青島俊作”として東京・大阪以外の都市に足を運ぶのは今回が初めて。「どの街も『こんな熱さ、なかなかない』と思うほどすごかったですね。どこに行っても温かく迎えていただいた」と、いつも以上に熱く燃え上がる織田。なんと名古屋に水野が、大阪には柳葉敏郎がサプライズで飛び入りし、会場を沸かせたのだとか。水野にとっては7年ぶりのシリーズ復帰で「卒業式のような場に、こうして皆さんと一緒にいられるのは本当に嬉しい」と感激していた。深津は本作の公開後、初めてファンの前に登場し「皆さんに15年もの間、愛され続け、育てていただいた作品に参加できて光栄」。舞台出演のため、日比谷で行われた初日舞台あいさつは欠席しており「すごく盛り上がったと聞いて、すごくうらやましかった」と本音をこぼすと、ユースケ・サンタマリアが「そりゃ、もうハンパなかった。(ロンドン五輪の)メダリストのパレードあったでしょ。あれとほぼ同じ状況」と笑いを誘っていた。最後に織田は「僕らはムービー1(98年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE』)で出し切った感もあった。それでも、ここまで続けることができたのは、ファンの皆さんの力があってのこと。悲しい出来事や別れもあったが、今は続けたい気持ちもある」と胸中を吐露。それでも「でも下手なものは作れないし、これで最後。ごめんね」とキッパリ断言し、15年分の感謝をこめて、深々とファンに頭を下げていた。『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』公開中
2012年09月10日越後交通は10月1日より、高速バスの上越~池袋線と新潟~池袋線の夜行便を新宿駅西口まで延伸する。対象となるのは、上越~池袋線の上り6便(新宿駅西口4:55着)と下り5便(同23:10発)、新潟~池袋線の上り30便 / 32便(新宿駅西口5:00着)と下り29便 / 31便(同23:00発)。延伸による運賃の変更はない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日大人気シリーズの最新作にして完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が23日、東京国際フォーラムで開催された完成披露試写会でファン4000人にお披露目され、女優の水野美紀が出演していることが明らかになった。その他の写真雪乃を演じる水野の『踊る』シリーズ復帰は2005年公開の『交渉人 真下正義』以来、実に7年ぶり。上映後には主演の織田裕二、ユースケ・サンタマリアら主要キャストによる舞台あいさつが行われ、水野本人もサプライズで登壇し「7年ぶりですか!? 皆さん、ただいま」と笑顔でファンの歓声に応えていた。これには“夫”真下を演じるユースケ・サンタマリアも「雪乃が帰ってきてくれたよ~」と大喜び。電話でやり取りを交わしたシーンを振り返ると、水野は「久しぶりに現場に戻ったら、ユースケさんが相変わらずテキトーにアドリブ言ってて(笑)、調子を合わせるのが大変でした」と苦笑しきり。それでも真下の湾岸署署長への昇進がうれしい様子で「いつの間にか署長になっていて、皆さんにお世話になりました」と“妻”の顔をのぞかせ、ユースケ・サンタマリアとの夫婦2ショットも披露した。上映後の舞台あいさつには、織田、ユースケ・サンタマリア、水野をはじめ、柳葉敏郎、深津絵里、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、佐戸井けん太、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁、小栗旬、甲本雅裕、遠山俊也、川野直輝、滝藤賢一、真矢みき、筧利夫、脚本の君塚良一、メガホンを執った本広克行監督という総勢21名が勢ぞろいし、シリーズ最後の完成披露試写会を大いに盛り上げた。主役はもちろん、15年間シリーズを支え続けた織田。割れんばかりの拍手に包まれ「最高です」と雄たけびをあげると、「皆さんの声援があったからこそ生まれたファイナルです」と改めてファンに感謝を示した。織田にとってこの15年間は「長いような、短いような…。うれしいことと、ちょっと寂しいこともありますが、こんな幸せを感じる現場はなかった」という。同じ気持ちを抱えるファンからは「やめないで」という悲鳴にも似た声も飛んだが、「『踊る』にしめっぽい雰囲気は似合いません。これでさよならです」とキッパリ。最後はマイクを使わずに「ありがとうございました」と絶叫し、男泣きで『踊る』シリーズの幕を自ら降ろした。『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』9月7日(金)より全国公開
2012年08月24日女優の水野美紀が大人気刑事シリーズの完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』でシリーズに復帰していることが8月23日(木)、東京国際フォーラムで行われた同作の完成披露試写会で明らかになった。柏木雪乃を演じる水野さんは上映後の舞台挨拶に、織田裕二らキャスト陣と共にサプライズ登壇し、「ただいま~。何年ぶりだろう?7年ぶり!?どうもすみません(笑)。これで最後なのは残念ですが、戻ってこられて良かった」と喜びを爆発させた。今回、ユースケ・サンタマリア演じる夫・真下正義が湾岸署署長に就任しており「いつの間にか夫が署長になりまして、みなさんにはお世話になりました」と“再会”に感慨深げ。ユースケさんも「雪乃が帰ってきてくれた」と大喜びだった。上映後の舞台挨拶には織田さん、水野さん、ユースケさんを始め、柳葉敏郎、深津絵里、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、佐戸井けん太、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁、小栗旬、甲本雅裕、遠山俊也、川野直輝、滝藤賢一、真矢みき、筧利夫、脚本を手がける君塚良一、メガホンを取った本広克行監督という総勢21名の“チーム踊る”が集結!割れんばかりの拍手に包まれながら、ステージに登場した織田さんは「最高です!」と雄叫び。「この作品に携わることができて本当に良かった。みなさんの声援があったからこそ、ファイナルが生まれた」と感謝しきりだ。15年という時間をふり返り「長いような、短いような…。嬉しいこと、ちょっと寂しいこともありましたが、こんなに幸せを感じられる現場はない」としみじみ語った。客席を埋め尽くす4,000人の“踊る”ファンからは「やめないで」の悲鳴も飛んだが、「しめっぽいのは似合わない。これでさよならです」と断言。それでも感極まったのか、男泣きを見せる場面もあった。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は9月7日(金)より全国東宝系にて公開。■関連作品:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
2012年08月23日15年の歳月にわたりファンを魅了した大人気刑事ドラマシリーズ『踊る大捜査線』。その待望の最新作にして完結作『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』がついに完成し、8月23日(木)、東京国際フォーラムに駆けつけたファン4,000人の前でお披露目された。上映前には主人公・青島俊作を演じる織田裕二を始め、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、佐戸井けん太、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁、小栗旬、脚本を手がける君塚良一、メガホンを取った本広克行監督というおなじみの“踊る”チームが結集し、本シリーズに込めた思いを熱弁した。湾岸署管内で開催中の国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が発生。数時間後に被害者は射殺体で発見され、警察が押収した拳銃が使用されたことが判明する。捜査情報の提出が義務づけられる中、捜査官をあざ笑うかのように第2、第3の事件が青島たちに襲いかかる。ファンのあふれんばかりの熱気に、普段は“熱い男”として知られる織田さんも「こんな試写会、初めてです!いつも(ファンの)みなさんにはやられます」と圧倒されている様子。それでも「楽しみながら、そして思いを噛みしめながら作った映画。ちょっと寂しい気持ちもありますが、盛大にドカンと花火を打ち上げたいです」と喜びを爆発させた。本作の撮影に入る前には、過去のテレビ&映画シリーズを全て見直したそうで「15年で青島が変わったか?そうですね、そんなに変わってない気が“しる”」と思わずコメントをかんでしまう場面も。「今日は滑舌悪いです」と晴れ舞台で照れ笑いを見せていた。シリーズを通して、織田さんと共闘し続けた柳葉さんも「今日は皆さんとともにお祭り騒ぎしましょう!」と感無量。織田さん演じる青島との関係も気になる、すみれ役の深津さんは「最後の『踊る大捜査線』です。今まで愛してくださった皆さんの期待を裏切らない作品になっていれば…。気に入っていただけると嬉しいです」と少し緊張した面持ちだった。舞台挨拶が終了し、すべての登壇者がステージを去ると、ここぞとばかりにユースケさんが一人で再登場し、場内は大爆笑。結局「最後は織田さんに締めていただきましょう」とMCが促すと、再度ステージに現れた織田さんは、挨拶の代わりに深々と感謝のおじぎ。最後まで“青島らしさ”を貫いていた。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は9月7日(金)より全国東宝系にて公開。■関連作品:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
2012年08月23日織田裕二主演の大人気シリーズ『踊る大捜査線』。15年の歴史に終止符を打つことになる映画『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』の完成披露試写会が23日、東京国際フォーラムで開催され、主人公・青島を演じる織田をはじめ、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、佐戸井けん太、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁、小栗旬、脚本の君塚良一、本広克行監督が出席した。その他の写真15年間、本シリーズを引っ張り続けた織田は開口一番「お久しぶりです!」とあいさつ。会場に駆けつけたファン4000人のあふれる熱気に「こんな試写会は初めて。いつも(ファンの)皆さんにはやられます! 今日は特別な日。ちょっとさみしい気持ちもありますが、盛大にドカンと花火を打ち上げましょう」と感無量の面持ちだった。もちろん完成した本編に対する自信は絶対で「楽しみながら、そして噛みしめながら作った最後の映画です」と誇らしげに胸を張り、15年分の感謝をこめながら深々と頭を下げていた。映画はエネルギーサミット開催で大忙しの東京を舞台に、青島やすみれ(深津)、署長に就任した真下(ユースケ)、室井(柳葉)ら湾岸署の面々が、シリーズ初登場の新犯人(香取慎吾)の巻き起こす難事件に挑む姿を描く。事件の真相はもちろん、最終章で明かされる青島とすみれの恋の行方も見どころだ。共演する柳葉も「ぜひ皆さんと一緒にお祭り騒ぎしましょう!」と上機嫌。深津は「最後の『踊る大捜査線』です。今まで愛してくださった皆さんの期待を裏切らない作品になっていれば…。気に入っていただけるとうれしいです」と神妙な表情だった。一方、ユースケ・サンタマリアは「皆さんのおかげで、スピンオフが作られることになりました」とジョークを飛ばし、しんみりムードを一蹴。そんな楽しげな様子を、前作から参加している小栗は「にぎやかで楽しそうですね。僕は現場でも端のほうで見ていました」と撮影を振り返っていた。『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』9月7日(金)より全国公開
2012年08月23日東京メトロの路線の中で、銀座線と丸ノ内線は、JRや他の私鉄と相互直通運転を実施していない。銀座線は日本で最初に開通した地下鉄で、丸ノ内線は東京で2番目、全国でも4番目に開業した路線だ。銀座線が建設された当時は、他の路線との直通運転などはあまり考慮されておらず、独自のサイズで建設された。いまとなっては小さな電車だけど、当時のライバルは路面電車だから、何両も連結して走る地下鉄電車は、これでも大量輸送手段だったといえる。地下鉄の運営など初めてのことで、需要予測の経験が乏しく、なるべくお金をかけないように建設されたようだ。電車が小さい理由もトンネルを小さくするためだし、そのために架線とパンタグラフではなく、「第三軌条」といって、給電用のレールから電気を供給する方式とした。しかしこれが仇となって、後の”相互直通運転ブーム”から取り残されてしまう。地上の鉄道は車体がひと回り大きく、架線集電方式だ。線路の幅も合わない。銀座線は渋谷駅で京王井の頭線とレールを突き合わせるような位置関係だけど、上記の理由で相互直通運転はできなかった。しかし、そんな地下鉄銀座線にも、幻となった相互直通運転計画があった。銀座線の相互乗り入れの相手に選ばれた路線は、東急玉川線だ。路面電車の玉川電気鉄道を東急電鉄が買収して運行していた路線である。昭和30年代になって自動車が普及し、玉川通り(国道246号線)の渋滞が激しくなった。さらに東京オリンピックの開催に合わせ、玉川通りの直上に首都高速道路の建設も決まった。そこで玉川線を廃止し、新たな地下鉄路線を建設する構想が生まれた。この路線は玉電の地下化として東急が運営する予定で、「新玉川線」として路線免許を取得した。初期の構想は、ここに銀座線の電車を直通させる計画だったという。ところが、東急が田園都市線を長津田まで開業させると沿線の人口が急増した。田園都市線は銀座線よりひと回り大きな車両で4両編成。銀座線は6両編成で、どちらも混雑が激しかった。このままでは、二子玉川園(現在の二子玉川)駅での乗換え客が激増し、輸送量の限界を超えてしまう。銀座線と田園都市線は規格が異なるため、渋谷に直通したい客が二子玉川園駅で乗換えを強いられるのも不便だった。結果として、新玉川線は東急田園都市線規格の大型車両を運行できる規格とした。一方、銀座線を改良するには膨大な費用がかかるため、銀座線に並行する形で新たな地下鉄路線を建設し、そこへ乗り入れることに。新しい地下鉄路線は銀座線のバイパスの役目を持たせて、混雑緩和をもくろんだ。この新しい地下鉄路線が現在の東京メトロ半蔵門線だ。半蔵門線への直通が決まったため、銀座線と東急新玉川線との相互直通運転は幻となってしまった。新玉川線はその後、東急田園都市線に編入されている。現在の通勤ラッシュの混雑を見ると、半蔵門線への乗り入れは正解だったと思う。当初の計画通り銀座線規格の電車を走らせていたら、とっくにパンクし、二子玉川駅は乗換え客の移動で大変な状況になっていただろう。銀座線と丸ノ内線が他の鉄道路線と直通運転していない理由として、「第三軌条方式だから」「トンネルが小さいから」が挙げられる。ただし、これは必ずしも正解ではない。たしかに既存の路線と直通するには難しいが、初めから地下鉄に合わせた規格で路線を建設すれば直通運転はできる。それを実現した路線のひとつが大阪市営地下鉄御堂筋線。日本で2番目に開業した地下鉄で、第三軌条方式だ。この御堂筋線と同じ規格で建設されたのが北大阪急行電鉄南北線で、両路線は相互直通運転を行っている。他に大阪市営地下鉄中央線と近鉄けいはんな線の例もある。同じく大阪市営地下鉄の四つ橋線にも、相互乗り入れ構想があるという。現在は直通運転を実施していないけれど、大阪都構想の一環として、「南海電鉄に直通して関空方面の列車を直通させる」「阪急が主体となって十三~新大阪間に建設する路線に直通させる」という案が検討されているという。実現すれば、新大阪駅から関西空港まで直結する新たなルートが誕生するだろう。ただし実現するには、架線集電方式と第三軌条方式の両方に対応し、かつ異なる線路幅にも対応する新型電車が必要になる。この新型電車の開発は、「技術的には可能」とのことだが……。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日東京メトロの路線の中で、銀座線と丸ノ内線は、JRや他の私鉄と相互直通運転を実施していない。銀座線は日本で最初に開通した地下鉄で、丸ノ内線は東京で2番目、全国でも4番目に開業した路線だ。銀座線が建設された当時は、他の路線との直通運転などはあまり考慮されておらず、独自のサイズで建設された。いまとなっては小さな電車だけど、当時のライバルは路面電車だから、何両も連結して走る地下鉄電車は、これでも大量輸送手段だったといえる。地下鉄の運営など初めてのことで、需要予測の経験が乏しく、なるべくお金をかけないように建設されたようだ。電車が小さい理由もトンネルを小さくするためだし、そのために架線とパンタグラフではなく、「第三軌条」といって、給電用のレールから電気を供給する方式とした。しかしこれが仇となって、後の”相互直通運転ブーム”から取り残されてしまう。地上の鉄道は車体がひと回り大きく、架線集電方式だ。線路の幅も合わない。銀座線は渋谷駅で京王井の頭線とレールを突き合わせるような位置関係だけど、上記の理由で相互直通運転はできなかった。しかし、そんな地下鉄銀座線にも、幻となった相互直通運転計画があった。銀座線の相互乗り入れの相手に選ばれた路線は、東急玉川線だ。路面電車の玉川電気鉄道を東急電鉄が買収して運行していた路線である。昭和30年代になって自動車が普及し、玉川通り(国道246号線)の渋滞が激しくなった。さらに東京オリンピックの開催に合わせ、玉川通りの直上に首都高速道路の建設も決まった。そこで玉川線を廃止し、新たな地下鉄路線を建設する構想が生まれた。この路線は玉電の地下化として東急が運営する予定で、「新玉川線」として路線免許を取得した。初期の構想は、ここに銀座線の電車を直通させる計画だったという。ところが、東急が田園都市線を長津田まで開業させると沿線の人口が急増した。田園都市線は銀座線よりひと回り大きな車両で4両編成。銀座線は6両編成で、どちらも混雑が激しかった。このままでは、二子玉川園(現在の二子玉川)駅での乗換え客が激増し、輸送量の限界を超えてしまう。銀座線と田園都市線は規格が異なるため、渋谷に直通したい客が二子玉川園駅で乗換えを強いられるのも不便だった。結果として、新玉川線は東急田園都市線規格の大型車両を運行できる規格とした。一方、銀座線を改良するには膨大な費用がかかるため、銀座線に並行する形で新たな地下鉄路線を建設し、そこへ乗り入れることに。新しい地下鉄路線は銀座線のバイパスの役目を持たせて、混雑緩和をもくろんだ。この新しい地下鉄路線が現在の東京メトロ半蔵門線だ。半蔵門線への直通が決まったため、銀座線と東急新玉川線との相互直通運転は幻となってしまった。新玉川線はその後、東急田園都市線に編入されている。現在の通勤ラッシュの混雑を見ると、半蔵門線への乗り入れは正解だったと思う。当初の計画通り銀座線規格の電車を走らせていたら、とっくにパンクし、二子玉川駅は乗換え客の移動で大変な状況になっていただろう。銀座線と丸ノ内線が他の鉄道路線と直通運転していない理由として、「第三軌条方式だから」「トンネルが小さいから」が挙げられる。ただし、これは必ずしも正解ではない。たしかに既存の路線と直通するには難しいが、初めから地下鉄に合わせた規格で路線を建設すれば直通運転はできる。それを実現した路線のひとつが大阪市営地下鉄御堂筋線。日本で2番目に開業した地下鉄で、第三軌条方式だ。この御堂筋線と同じ規格で建設されたのが北大阪急行電鉄南北線で、両路線は相互直通運転を行っている。他に大阪市営地下鉄中央線と近鉄けいはんな線の例もある。同じく大阪市営地下鉄の四つ橋線にも、相互乗り入れ構想があるという。現在は直通運転を実施していないけれど、大阪都構想の一環として、「南海電鉄に直通して関空方面の列車を直通させる」「阪急が主体となって十三~新大阪間に建設する路線に直通させる」という案が検討されているという。実現すれば、新大阪駅から関西空港まで直結する新たなルートが誕生するだろう。ただし実現するには、架線集電方式と第三軌条方式の両方に対応し、かつ異なる線路幅にも対応する新型電車が必要になる。この新型電車の開発は、「技術的には可能」とのことだが……。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月14日JR東日本の山手線、JR西日本の大阪環状線といえば、ぐるっとひと回りする運行形態で知られている。名古屋市営地下鉄名城線も環状運転を実施中。千葉県浦安市のディズニーリゾートラインや富山県富山市のセントラムも、一方通行の環状運転となっている。都営大江戸線も環状の路線だけど、電車はぐるぐる回らず都庁前駅で折り返す。神戸新交通ポートアイランド線(ポートライナー)の環状運転系統や千葉県の山万ユーカリが丘線は、環状区間を通って始発駅に戻る運行形態だ。ちょっと変わったところでは、ニューシャトルは大宮駅周辺が環状構造になっている。このような環状運転は都市のバスに多く見られ、鉄道では少ない。とはいえ、終端駅だけのニューシャトルを除いても、鉄道の環状運転は全国に9カ所あり、山手線や大阪環状線だけかと思っていると意外に多い。ところで、環状路線の話をするときに、運転方向を間違えた経験はないだろうか? 「山手線外回りは車両点検で遅れています」という案内があったとき、「外回りってどっちだっけ? 新宿から池袋へ行くほう? それとも渋谷?」といった具合に。じつは筆者も山手線の運転方向をよく間違える。日常生活やプライベートな会話で間違えるくらいなら笑って済まされるけれど、たまに記事でも間違えて、読者からご指摘をいただいた経験もあった……。でも筆者は方向音痴ではないと思うし、山手線の利用者でも間違える人は多いはず。そもそも「外回り」と聞いて、「電車は左側通行だから、左回りが内回りで、その反対が外回りだな」と頭の中で何度も変換しなければならないから、やっぱりわかりにくい。環状運転の路線は、他の路線のように「上り」「下り」という呼び方を使えない。調べてみると、「内回り」「外回り」という案内方式は山手線・大阪環状線などに限られるようだ。たしかに間違えやすいけれど、首都高速環状線も「内回り」「外回り」だし、これが一般的な表現とも考えられる。一方、ディズニーリゾートラインやセントラム、山万ユーカリが丘線、ポートライナーの環状運転系統などは一方通行だから間違えようがない。都営大江戸線、名古屋市営地下鉄名城線、伊予鉄道の市内電車はまた異なる案内方法である。都営大江戸線の場合、公式サイトの路線データを見ると「内回り」「外回り」を使っているけれど、旅客案内上は途中の主要駅を表示し、「●●方面」と表現する。門前仲町駅なら「大門・六本木方面」「両国・春日方面」といった具合だ。これなら行きたい駅の方向で判別できる。案内されない駅へ行く場合には迷ってしまうかもしれないが……。名古屋市営地下鉄名城線は「右回り」「左回り」を使っている。これはわかりやすい表現だと思う。名古屋市交通局によると、「東京や大阪の『内回り』『外回り』は高速道路や高架鉄道で景色もあり、位置関係がわかりやすい。これに対して名城線は全線地下のため、『右回り』『左回り』のほうがイメージしやすいと考えた」とのこと。もともと名古屋市のバスの環状路線が「右回り」「左回り」を採用しており、名古屋市民にとってなじみやすい点も考慮したという。なぜバスが「右回り」「左回り」となったかは、昔のことなのではっきりしないようだ。「右回り」「左回り」は外国人にもわかりやすいというメリットがある。日本のように列車が左側通行ではなく、右側通行の国もあるため、「内回り」「外回り」では列車の運転方向が逆になってしまうからだ。「時計回り」「反時計回り」のほうがもっとわかりやすいけれど、あまり使われないのは「反」という否定語を嫌ったからかもしれない。伊予鉄道の市内電車の環状線では、時計回り(松山市駅からJR松山駅前方面)が「1番」、反時計回り(松山市駅から大街道方面)が「2番」で、あたかも別の運行系統のように使い分けている。これもわかりやすい表現といえるだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月05日シリーズ最終章『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の公開を前に、スマホ向け放送局NOTTVで「係長 青島俊作」の第2弾「係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!」が独占放送されることになり、8月3日(金)、都内で完成記念試写会が行われ、主演を務める織田裕二を始め、共演する夏帆と長瀬国博監督が出席した。主人公はもちろん湾岸署刑事課強行犯係係長・青島俊作(織田さん)。徹夜続きのある日、湾岸署管内のなぎさ商店街の会長が殴打される傷害事件が発生するが、次々と“被疑者”が自首してくるという前代未聞の事態に…。彼らを取り調べる青島は、事件の背景に商店街全体の地上げ問題があると気づく。ちなみに物語の舞台は、9月1日(土)に放送されるスペシャルドラマ「踊る大捜査線 THE TV SPECIAL」の1か月前、9月7日(金)に全国公開される『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の2か月前の出来事という設定になっている。織田さんは「普段の『踊る』って人も物もあふれた豪華な作品。でも今回は取調室という原点に立ち返り『怖い、逃げ場がない』と思うと同時に、すごくやりがいがあった。これは挑戦状ですもんね、すぐ火がつきました」と“密室劇”に闘志満々だったのだとか。長瀬監督も「見どころは被疑者と織田さんの絶妙な“間”ですね。青島=サラリーマン刑事という原点に戻ることもできた」とアピールした。一方、夏帆さんは事件の第一発見者である商店街のマドンナ的存在を演じ、『踊る』シリーズに初参加。「小さい頃から見ていたので、まさか自分が参加できるなんて。台本に“青島”って書いてあるだけで感動しましたし、現場で織田さんにお会いして“あっ、本物だ!”って興奮し、それに緊張もしましたね」とふり返る。これに対し織田さんは「それ、初めて参加されるキャストのみなさんからよく言われますね」と照れくさそうな表情。どうやら“青島あるある”のようだ。そんな織田さんにとって、今年は劇場版完結をもって“ラストダンス”を迎える記念すべき年。青島俊作という邦画界きってのアイコンを15年演じ続け「本当に演じることができて良かった役。まるで部活のような感覚だったし、何より演じ続けることで、ファンのみなさんに育てていただいた“一体感”を味わうことができた。もちろん、寂しさはありますが、ぜひ最後まで楽しんでほしい」と感無量の面持ちだった。「係長青島俊作2事件はまたまた取調室で起きている!」は8月末よりNOTTVで放送(全10話)。■関連作品:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
2012年08月03日京王電鉄は8月19日、「調布駅付近連続立体交差事業」における地下線への切替え完了に合わせ、京王線のダイヤ改定を行う。これにともない、東京都交通局も都営新宿線でダイヤの一部変更を実施する。同事業で地下化されるのは京王線柴崎~西調布間(約2.8km)と相模原線調布~京王多摩川間(約0.9km)。地下線への切替えは8月18日終電後から翌19日午前10時頃に行われる。これにより、事業区間内の国領駅、布田駅、調布駅が地下ホームとなり、3駅ともホームドアが設置されることに。調布駅は下り線・上り線の2層構造となり、京王線下り線と相模原線上り線の平面交差が解消される。その結果、平面交差に起因する電車の遅れが解消され、相模原線上り電車の調布駅手前での信号待ちも大幅に減少する見込み。これを受けてダイヤが改定される。各駅の発車・到着時刻と電車の所要時間だけでなく、行先や途中駅での接続、通過待ち駅などにも変更が生じる予定。また、京王線と相互直通運転を行う都営新宿線でも、一部列車の時刻、種別、行先、両数が変更になるとのこと。京王線の新しいダイヤについては、京王ホームページおよび携帯電話サイト「京王ナビ」に掲載されるほか、8月1日からは京王電鉄の各駅で時刻表も配布される。なお、新たに使用開始する調布駅の地下ホームでは、列車接近メロディーに「ありがとう」(いきものがかり)を採用する。調布市が舞台となった朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』にちなんだもので、下り線と上り線で異なるメロディーが使われるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日未唯mieがTVで「ほうれい線」ができやすい5大危険行動」を発表15日、フジTV「奥の深道」の番組コーナーで、歌手の未唯mie(54)が女性の大きな悩みの一つである「ほうれい線」が出来やすい驚きの行動を発表した。「ほうれい線」ができやすい5大危険行動1、横向きで寝る人・・横を向くと皮膚が引っ張られ、ほうれい線が深くなる。2、普段、大笑いしない人・・大笑いは筋肉を鍛えます。3、髪型をポニーテールにする人・・ポニーテールを外した時、引っ張られた皮膚が伸びる。4、紫外線によくあたる人・・肌のコラーゲンを破壊し、皮膚がたるむ。肌には絶対悪い紫外線、日焼け止めは必須。5、洗顔をしすぎる人・・脂分が無くなり乾燥するため、ほうれい線の原因になる。洗顔は素早く優しく洗う。お勧め改善策は?●リンパマッサージ。●口を閉じ、舌をクルクル回し筋肉を鍛える。●割り箸を口にくわえて母音を発生したり、「いきものがかり」の『ありがとう』を歌って筋肉を鍛える。番組では、ほうれい線まっただ中の山村紅葉(51)、礒野貴理子(48)、そろそろ危ない小森純(26)が真剣に未唯mieの講義を聴く姿が印象的だった。3月に54歳を迎えた未唯mie、ほうれい線は確かに無く、今でも若々しく歌にダンスに活躍している未唯mieだけに、説得力は絶大だ。元の記事を読む
2012年06月17日人気シリーズ『踊る大捜査線』の完全新作ストーリー『係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!』が8月末(予定)から、スマートフォン向け放送局NOTTV(ノッティーヴィー)で全10話放送されることが決定した。そのほかの情報本作は、2010年6月にNTTドコモが無料配信したドコモ動画『係長 青島俊作 THE MOBILE 事件は取調室で起きている!』の第2弾。湾岸署に務める刑事・青島(織田裕二)が、署内にあるなぎさ商店街の会長が殴打される傷害事件を解決するまでを描く。織田をはじめ、“踊る”シリーズおなじみのメンバーである伊藤淳史、北村総一朗、斉藤暁、佐戸井けん太、甲本雅裕に加えて、夏帆、螢雪次朗、杉本彩、阿南健治らが出演する。主人公・青島が“取調室”で様々な事件関係者への取調べをする前作のテイストを踏襲した本作。織田は、「前作に引き続き、『係長 青島俊作2』は取調室が舞台で、“人”のお芝居によって、観る人に全てを想像させながら話が進んでいきます」と説明しており、「今回の設定では、青島が徹夜明けで頭がぼーっとしている上、被疑者が複数自首してきて、訳がわからずにどんどん混乱していきます。観ている皆さんも混乱するかもしれませんが、被疑者と青島との駆け引きを一緒に楽しんでもらえたらと思います」とPRしている。また、本作の1か月後の出来事をストーリーにしたスペシャルドラマ『踊る大捜査線 THE TV SPECIAL』も9月にTVで放送される。9月7日(金)に公開される映画『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』もあわせた3つの作品の時間軸が繋がる設定に仕上がっているという。映画の公開を前に、様々な角度で描かれる“踊る”シリーズの作品を楽しんでみてはいかがだろうか。『係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!』(全10話)NOTTVで8月末から放送予定『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』9月7日(金)より全国公開
2012年06月15日JR北海道は13日、札沼線(学園都市線)あいの里教育大駅に南口を設置すると発表した。供用開始時期は今年10月を予定している。あいの里教育大駅は1986年に開設された駅で、北海道教育大学札幌校や北海道医療大学札幌あいの里キャンパスにも近く、あいの里地区(札幌市北区)の中心駅としての役割を担う。駅南側では土地区画整理事業が進み、大型分譲宅地「南あいの里」の開発が行われている。線路を挟んで駅の南北を結ぶ自由通路(歩行者用)も設けられているが、このほど土地区画整理組合の要望を受け、南口が設置されることになった。1番ホームのエレベーター出入口付近に駅舎(面積約19平方メートル)が建てられ、自動券売機とIC対応・磁気対応の自動改札機などが設置されるという。南口の開設により、「南あいの里」からの利用がより便利になる。学園都市線は札幌への通勤路線として発展を続け、6月1日より北海道医療大学駅まで電化された。札幌~北海道医療大学間の列車の7割近くが電車となり、新型車両733系・735系も運転。今年10月には札幌~北海道医療大学間のほぼ全列車が電車化される計画となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日今秋公開の映画『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』に、SMAPの香取慎吾が犯人役で出演することが発表された。その他の写真『踊る大捜査線 THE FINAL…』は、湾岸署を舞台に、おなじみのメンバーである青島(織田裕二)やすみれ(深津絵里)、署長に就任した真下(ユースケ・サンタマリア)、室井(柳葉敏郎)らが、新犯人(香取)が巻き起こす事件に挑む姿が描かれる。これまで“踊る”シリーズに登場した犯人といえば、 小泉今日子が演じた猟奇殺人犯や岡村隆史が演じた女子高生連続噛み付き魔など、観客に強烈な印象を残してきた。本作で香取が演じる犯人は、極端に台詞が少なく台本にも感情がほとんど書かれていないそうで、その正体や彼の犯行内容、その目的は謎に包まれている。長年、“踊る”シリーズのファンだったという香取は「いつかは出演したいと思っていましたが(メンバーの)稲垣くんが出演した時に自分の出演はないなと思いました。自分の持つ力を出しきって勝負したい。織田さんに負けません」と意気込みを語っている。すべての撮影を終えた本広克行監督は、香取について「普段あまり見せない狂気の芝居を見せてくれてます。その表情だけでものを語れる役者としての香取さんにすごい魅力を感じました」とコメントしており、シリーズ最後の犯人が青島とどのように対峙するのか気になるところだ。『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』9月7日(金)より全国公開
2012年06月01日日本中を一世風靡し、TVドラマシリーズから3回にわたる映画化、さらにスピンオフ映画まで、15年の歳月にわたりファンを歓喜させてきた大人気刑事ドラマシリーズ『踊る大捜査線』。その待望の最新作にして完結作『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が9月7日(金)より公開される。ファイナルを飾る注目の犯人役を、「SMAP」の香取慎吾が務めることがこのほど決定した!国民的グループ・SMAPの一員として、役者として数多くの作品に携わってきた香取さん。今年は主演を務めた人気TV番組の映画化『LOVE まさお君が行く!』の公開も控えている。長年大ファンだったという『踊る』シリーズへの待望の出演で、彼が演じるのは織田裕二扮する青島と対決を繰り広げる犯人。これまで小泉今日子や岡村隆史(ナインティナイン)など、強烈な印象を放ってきた犯人役だが、今回の犯人は、極端にセリフが少なく、台本にも彼の感情がほとんど書かれていないとのこと。香取さんはその快活なイメージを封印することになるのか?クライマックスには「これは正義だ!」というセリフを言い放つ彼だが、その言葉が意味するもとは…。香取さんと織田さんの共演は、1998年に放送されたTVドラマ「恋はあせらず」以来、実に14年ぶり。香取さんは「ファンのひとりとして『踊る』の世界に入れる夢が叶いました。いつかは出演したいと思っていましたが、(SMAPの)稲垣(吾郎)くんが出演したときに自分の出演はないなと思いました。自分の持つ力を出しきって、織田さんと勝負したい。織田さんに負けません。お楽しみに!」と込み上げる興奮を口にする。本作の撮影は4月下旬にクランクアップしており、8月中旬に完成予定。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は9月7日(金)より全国東宝系にて公開。■関連作品:LOVEまさお君が行く! 2012年6月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「LOVEまさお君が行く!」製作委員会踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© フジテレビジョン
2012年06月01日京王電鉄は8月18日の終電後より、調布駅付近の地下線への切替え工事を実施する。翌19日午前10時頃まで行われる予定で、同日朝は京王線八幡山~府中間、相模原線調布~京王稲田堤間などで電車の運転をとりやめる。調布駅付近では連続立体交差事業が進められており、今回の工事で京王線柴崎~西調布間(約2.8km)と相模原線調布~京王多摩川間(約0.9km)が地下化される。これにより、調布駅、布田駅、国領駅が地下ホームとなり、各駅ともホームドアを設置して安全性の向上を図る。調布駅ホームに関しては下り線と上り線の2層構造となるため、京王線下り線と相模原線上り線の平面交差が解消され、両路線の乗り継ぎも便利になるという。また、地下化により踏切18カ所がなくなるため、交通渋滞や踏切事故も解消される。8月18日の終電後から行われる切替え工事にともない、翌19日の初電より朝7時頃まで、京王線八幡山~府中間、相模原線調布~京王稲田堤間、競馬場線東府中~府中競馬正門前間の運転をとりやめ、競馬場線以外でバス代行輸送を行う。それ以外の区間も、井の頭線と動物園線を除いて特別ダイヤでの運転に。相模原線は京王稲田堤~若葉台間で単線運転による折返し運転、若葉台~橋本間も折返し運転となる。その後は工事の進捗に合わせ、八幡山~つつじヶ丘間は朝6時頃から、飛田給~府中間は朝7時頃から、競馬場線は朝8時頃から運転再開予定。残る区間(京王線つつじヶ丘~飛田給間、相模原線調布~京王稲田堤間)は午前10時頃までバス代行輸送を行う。ただし、「(バス代行輸送は)混雑や大幅な所要時間増が予想されることから、ご利用はお控えいただき、他社線への振替輸送をご利用ください」と京王電鉄。特別ダイヤや振替輸送については、今後配布・掲出予定の京王ニュース、ポスター、チラシ、同社ホームページなどで順次案内するとのこと。なお、調布駅付近では地下線へ切り替えた後も、駅舎の建設や地上線の鉄道施設の撤去などが進められ、事業完了は2014年度末を予定している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月25日金城武が天才捜査官に扮したミステリー映画『捜査官X』が21日(土)から日本公開される前に、ピーター・チャン監督が来日し、インタビューに応じた。その他の写真『捜査官X』は、現場で得た数々の証拠と、医学や武術の知識を高速で処理し、脳内で事件当時の様子を再構築する“脳内捜査”を得意とする捜査官シュウ(金城)が、田舎の村で起こった不可解な事件に挑むアクション・ミステリー。『ラブソング』や『ウィンター・ソング』など数々のヒット作を手がけたチャン監督の新作は、デジタル技術を駆使した最新の映像表現と、伝統的な武侠活劇の要素が融合した作品だ。「企画の段階から、科学や医学、力学の要素を作品の“原動力”にしたいと思っていました。中国・香港の伝統的な映画はすでにたくさんありますから、私が撮る以上は何か斬新な表現がなければならないと思いました」。その一方で、本作ではアクションや武侠の要素も存分に描かれている。当代きってのアクション俳優ドニー・イェンが華麗なアクションを披露すれば、『片腕ドラゴン』シリーズのジミー・ウォング、『レディークンフー激闘拳』のクララ・ウェイら往年の名優たちも顔を揃える。「現在、アメリカで全盛期と同様のウェスタン映画を撮るのは無理でしょう。ジャンルとして終焉を迎えてしまったからです。しかし、中国・香港映画は様々なジャンルの映画が作られながらも、その根底にはいつも“アクション”と“武侠”の要素があり、伝統が受け継がれてきました。だからこそ、このような表現が可能になったのです」。さらにチャン監督は、作品に大きな謎を込めたようだ。「映画の中でシュウと(ドニー・イェン演じる)ジンシーが橋の上で語りあうシーンがあります。私はここが物語の核心だと思っています。私は世の中のすべての出来事は互いに関連しており、ある事件が起こったとき、そこにいた傍観者は実は事件の“共謀者”だったということがあると思っています。この世には善人と悪人がいるわけじゃない。すべては影響しあっているのです。“善”とは、そして“悪”とは一体、何なのでしょうか?」。謎解き、豪快なアクション、そして哲学的な問いかけが描かれる『捜査官X』。本作の上映時間は115分だが、上映後もじっくりと“脳内”で考え、想いをめぐらせることのできる作品に仕上がっているようだ。『捜査官X』4月21日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2012年04月18日魅力的な街」をテーマに、いろいろな私鉄沿線にある街をナビゲートしていきます。今回、ご紹介するのは「大岡山」という街。東急大井町線と目黒線が乗り入れる大岡山駅を中心に広がる街なのですが、その存在感は近隣の自由が丘や田園調布に圧倒され、あまり耳にしたことがないかもしれません。高級住宅地に囲まれたこの「大岡山」、実はとっても住みやすい街なんです。下町情緒が漂う商店街と、閑静な住宅街、そして都内でもまれな、緑あふれる自然や由緒ある歴史スポットなどが点在しています。2つの路線が乗り入れる大岡山駅には、最新設備をほこる東急病院が複合施設としてあります。駅と総合病院が一体化したものというのは、ここが国内初。仕事帰りや出先で具合が悪くなっても、すぐに行くことができるのがうれしい限りです。東急病院そして、駅前ロータリーから環七まで伸びているのは北口商店街。餃子の王将や家電屋さんまで、いろいろな店のならぶ商店街です。でも、大岡山には、知られざるグルメストリートがあるんです。といっても、敷居の高い高級料理屋があるわけではなく、安くてボリュームのある店が道沿いに並んでいるんです。駅の南側にある、スーパーの角を入った路地からグルメストリートは始まります。店構えの新しいところから老舗風、日本そばに中華料理、お好み焼きなど、ボリュームだけでなく値段も安いから驚きです。その秘密は、近くにある東京工業大学。学生がたくさん住むこの街には、安くてうまくてボリュームのある店は、必須だったのです。数ある店のなかでも、日夜、人の途切れない店が「藪そば」。グルメストリートの、一番南側にある日本そばの店がとにかく人気なのです。その秘密は店主も数がわからないほどの豊富なメニュー。日替わりだけではなく、いつも用意されている定食だけでも数十種類!ボリュームもさることながら、値段も安いので学生さんが愛してやまない店なのです。もちろん味だって人気の秘訣。手打ちで腰のあるそばを、少し甘目のつゆですするもりそばは、一度食べたら癖になること間違いなし。食後のコーヒーもあるので、どのお客さんも長居をする姿が目立ちます。藪そば藪そばで空腹を満たしたら、次は洗足池に向かいましょう。お店から南へ向かうこと約7分。豊富な湧水が流れ込んでできた洗足池は、かつて日蓮上人が足を洗ったことが名前の由来だとか。そして、池のほとりには、勝海舟夫妻の墓があって、歴史スポットとなっています。池の周りには自然が広がり、デートやテレビのロケが来るほどです。また、池ではボートを楽しめますし、大岡山に立ち寄ったらぜひ行ってみたい場所です。洗足池食ってヨシ、見てヨシ、遊んでヨシの大岡山、住んでみるとしたら気になるのが家賃です。この街を取り囲む田園調布や自由が丘は名だたる高級住宅地。やっぱり高いのかなと思ってみると、ワンルームで6万数千円~、1K7万数千円~といたって普通の価格です。引っ越しを考えているのであれば、候補に入れてみるのも良いかもしれませんね。(OFFICE-SANGA 山河宗太)
2012年04月18日金城武が天才捜査官に扮したミステリー映画『捜査官X』の公開記念イベントが12日に都内で行なわれ、ますだおかだの岡田圭右が登場した。その他の写真本作は、現場で得た数々の証拠と、医学や武術の知識を高速で処理し、脳内で事件当時の様子を再構築する“脳内捜査”を得意とする捜査官シュウ(金城)が、田舎の村で起こった不可解な事件に挑むアクション・ミステリー。劇中で金城が着用した衣装を借り、捜査官になりきって登場した岡田は「この服は襟元に金城って書いてあるんだよ」とうれしそう。さらに「金田一春彦じゃなくて、古く言えば金田一耕助のような謎を解くミステリーで、現代風にアレンジした最新テクノロジーを駆使した表現方法で謎を解く。風貌とはひと味違う天才ぶりで新しい」と言い、さらに事件現場にいた穏やかな職人を演じたドニー・イェンを「片田舎というシチュエーションで、ドニーちゃんの物語る表情は光り輝くものがある。素晴らしい名優」と語った。その後は「そもそも私には縄が絡まっている。“お笑い界の団子結び”と言われている」と暴走トークを展開。最後にヒット祈願として“X”を使ったギャグ「捜査官Xならぬ、僕はお笑い捜査官ダメェ~」を披露し、「開演ガラガラ」と持ちネタでしめくくった。『捜査官X』4月21日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2012年04月12日金城武が独創的な捜査手法を駆使する捜査官に扮した奇想天外なミステリー『捜査官X』が21日(土)から日本公開される。本作には金城だけでなく、アジアのアクション映画ファンにはたまらない“伝説の名優”たちが顔をそろえている。その他の画像『捜査官X』は、現場で得た数々の証拠と、医学や武術の知識を高速で処理し、脳内で事件当時の様子を再構築する“脳内捜査”を得意とする捜査官シュウ(金城)が、田舎の村で起こった不可解な事件に挑むアクション・ミステリー。本作は金城扮する捜査官と、事件の容疑者である穏やかな職人ジンシー(ドニー・イェン)の息つまる駆け引きと、ふたりのドラマが大きな見どころだが、アジア映画ファンにとってたまらないポイントになっているのが、名優ジミー・ウォングの出演だ。ウォングは『片腕ドラゴン』、『片腕ドラゴン対空飛ぶギロチン』や『吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー』『新座頭市 破れ!唐人剣』など多くの作品に出演し人気を集めるも、近年は実業家として活動していた。本作はウォング13年ぶりの銀幕復帰作となる。ウォングのほかにも、『レディークンフー激闘拳』のクララ・ウェイも出演。ふたりとも劇中でドニー・イェンと華麗なバトルシーンを披露しており、本作は謎の深まるミステリー劇だけでなく、伝説の名優のアクションも堪能できる作品に仕上がっている。『捜査官X』4月21日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2012年04月11日JR東日本仙台支社は5日、東日本大震災で大きな被害を受けた路線のうち、石巻線渡波~浦宿間と常磐線相馬~亘理間について、復旧に向けた具体的な諸手続きに着手すると発表した。石巻線は現在、小牛田~石巻間で列車が運行され、一部区間で代行バス輸送となる仙石線に代わり、仙台~石巻間を往復する直通快速も運転されている。3月17日には石巻~渡波(わたのは)間も運転再開する。残る区間のうち、渡波~浦宿間に関して、護岸工事などを行った上で、現在の位置で復旧することに。宮城県と石巻市、女川町と調整の上、現場測量調査や設計などの諸手続きに着手する。運転再開までに要する期間は、鉄道工事着手から1年強を見込んでおり、2013年度初め頃の再開をめざす。浦宿~女川間については、女川駅周辺の被害が非常に大きく、運転再開の見込みは立っていない。駅の位置なども含め、協議を続けていくとのこと。常磐線の原ノ町駅以北では、現在、原ノ町~相馬間と亘理~岩沼間で列車が運転されている。震災の被害を受けた相馬~亘理間に関して、駒ヶ嶺駅(相馬駅の隣駅)と浜吉田駅(亘理駅の隣駅)は現在の位置で復旧し、新地駅、坂元駅、山下駅の3駅を含む区間は、「まちづくりと一体となった復旧」を進めるという。そのため、現場調査測量や設計、環境影響評価、線路移設部分の用地確保などの諸手続きのほか、移設部分の造成工事など、まちづくりのための工事も必要に。相馬~亘理間の再開までに要する期間は、鉄道工事着手から3年程度を見込んでいる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月06日JR東日本仙台支社はこのほど、仙石線と石巻線の一部区間の運転再開見込みについて発表した。仙石線陸前小野~矢本間と石巻線石巻~渡波(わたのは)間は3月17日運転再開予定。仙石線陸前大塚~陸前小野間は現在の位置より約500m山側に移設しての復旧となる。仙石線と石巻線は東日本大震災で被災し、現在は仙石線高城町~矢本間、石巻線石巻~女川間で運転見合わせが続く。今回の発表によれば、仙石線高城町~陸前大塚間は現在の位置で復旧する一方、陸前大塚~陸前小野間はまちづくり計画に合わせて移設するとのこと。高城町~陸前小野間の運転再開までに要する期間は、鉄道工事着手から2年程度を見込んでいる。3月17日以降、仙石線陸前小野~石巻間の列車が1日4往復、矢本~石巻間の列車が1日15往復運転される予定。全列車ディーゼルカーでの運転となる。現在、松島海岸~矢本間で運転されている代行バスについては、3月17日以降も運転区間の変更はない。石巻線石巻~渡波間では、運転再開後、1日9往復の列車が運転される予定。これに合わせ、代行バスの運転区間は現在の石巻~女川間から渡波~女川間に変更される。なお、石巻線渡波~女川間については、運転再開の見込みは立っていない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月24日日本航空(JAL)は、787-8機材による新路線として、2012年12月に成田 - サンディエゴ線、2013年3月に成田 - ヘルシンキ線を開設する。サンディエゴは情報通信やバイオ、製薬など多様な産業が盛んな都市であるが、日本・アジアからの直行便未就航地点となっており、今回の就航により利用者の利便性の向上を図る。なお、同路線はアメリカン航空との共同事業路線となり、同社とのコードシェアも予定しているという。一方、成田 - ヘルシンキ線については、ヘルシンキが欧州内54地点へのネットワークを持つハブ空港であることから、スムーズな乗り継ぎが行えるとしている。成田 - サンディエゴ線は、12月から1日1往復週4便(月・火・木・土)で運航し、2013年3月からデイリー運航を計画。運賃は、「USセイバー50(50日前までの購入)」が4万4,000円(燃油サーチャージ、税除く)。成田 - ヘルシンキ線は、2013年3月から1日1往復週4便(火・水・金・日)で運航し、2013年度上期中のデイリー運航を目指す。運賃は、「ダイナミックセイバー7(7日前までの購入)」が5万7,000円(燃油サーチャージ、税除く)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月23日