今回の「やさしいママのひみつ」は、ご自宅で、料理教室「おいしい週末」を主宰する料理研究家、近藤幸子さん。9歳と3歳の2人姉妹のママです。近藤幸子さん娘さん:長女(9歳)、次女(3歳)料理研究家、管理栄養士。宮城県・仙台で料理学校、料理研究家のアシスタントを経て独立。楽しみながら作る料理教室「おいしい週末」を主宰。簡単でシンプル、気の利いた料理作りに定評がある。著書に『重ねて煮るからおいしいレシピ』(主婦と生活社)、『おいしい週末、だれか来る日のごちそう献立』(地球丸)ほか。 近藤さんが2人の子育てを通してたどり着いた、仕事と家庭を両立し、いつも笑顔でいるための秘訣について、お話を伺いました。 人気料理教室「おいしい週末」と子育ての両立まずは近藤さんの平均的な1日のスケジュールを見てみましょう。6:30 : 起床、メールや家事を済ませる7:00 : 長女起床。朝食7:40 : 長女小学校へ。洗濯など8:00 : 次女、夫が起床。朝食9:00 : 次女保育園へ。家事、掃除を終わらせる10:00 : レッスン、撮影など16:00 : 長女帰宅、習い事など18:00 : 次女のお迎え19:00 : 夕食、お風呂22:00 : 就寝(忙しいときは深夜1時まで仕事、もしくは朝4時に起きて仕事)映像クリエイターのご主人は、平日夜はほとんど不在。小学生の娘さんは16時に帰宅するため、そこからは子どもモードになるそう。「自宅で仕事をしているので、合間を見て家事をすることが可能です。仕事で試作したものや撮影の残りものが、夕食になることも多いんですよ」と近藤さん。子どもの頃から、お菓子を作ったり、料理をするのが好きだったという近藤さん。大学に在学中から、地元では有名な料理家のアシスタントについたのだといいます。「東京とは違って料理家さんが少ないので、新聞やテレビなど、幅広い現場を経験できて、楽しかったです。当時は、料理教室は学ぶ場所という印象が強かったので、同世代の人たちを集めて、みんなで作ってワイワイ食べるような楽しいことをしたいなと思いました。それで月に一度、フードイベントのようなことをしていたんです」それが、結婚を機に上京後、現在も続けている料理教室「おいしい週末」のきっかけとなったのだそう。教室に来てくれた生徒さんからの口コミで、取材や撮影の話が来るようになった近藤さんは、料理家としても活躍。料理教室はなかなか予約が取れないほどの人気です。■「母親が教えてあげられること」がすべてではない出産前は月に15回開催していたという教室は、子育て中のいま、月3,4回できればいい方だと話します。「仕事を頑張っていたので、出産後も戻りたいという気持ちがあったのですが、バランスがうまくつかめなくて、頑張りすぎて身体を壊すこともありました」ご主人は忙しく、またそれぞれの実家も遠いうえ介護などで忙しいため、頼ることができなかったという近藤さん。上の娘さんが3歳くらいまでは、精神的にも身体的にもボロボロで、辛かった時期があったのだとか。「自宅仕事なので仕事と子育ての境目が難しく、夫もほぼ家にいないので、子どもとしか触れ合う時間がなかったんです。でも6歳差で次女を授かって。2,3歳差だと荒波のまま次、みたいな大変さがあると思うのですが、6年あると反省して、どうしたらいいかじっくり考える時間があったことがよかったです」考え抜いた結果、子育て家庭に大学生がインターンシップするという形のシッター会社に、お願いすることに決めた近藤さん。約3年半、主に長女の世話を中心に頼んだことがいい影響となり、ようやく仕事と子育てを両立できるようになったと感じているそう。「4ヶ月ごとに新しい大学生が2人ずつ来てくれるのですが、とてもいい関係が築けました。娘に大好きなお姉ちゃんがたくさんいるというのは、財産だと思っています。娘を見てもらっている間に、考え事やきっちり家事をしたり、そういう時間が少しでもあると充実感がありました。もちろんお金はかかることですが、ある程度、誰かに甘えたり託したりすることは、子育てするお母さんには必要だと感じています。また、4ヶ月間終了すると、大学生たちに私たちがどうやって仕事や子育てをしているか、2時間ほど話す日があるのですが、それを毎回しているうちに、夫婦で改めて子育てをどうしたいか、ちゃんと話せるようになったのもよかったです。大学生のためにと思ってやっていたことが、夫婦間のコミュニケーションにも繋がったんですね。第三者の目は大事だと思いました」「母親が教えてあげられることがすべてじゃない」と話す近藤さん。個人店同士のつながりやお祭りがあり、近所の人が子どもたちをかわいがってくれる下町で暮らしていることも、プラスとなり、心の余裕ができるようになったのだそう。■心に栄養を与えると、夫婦間のイライラもなくなるさらに心に余裕を持てるように、近藤さんが意識的に作るようにしているのが、映画を観たり、音楽を聴く時間。「長女のときは我慢しなきゃというか、自分の好きなことを思い出す余裕がなかったんです。もともと映画や音楽が大好きなのですが、そういうものをうまく取り入れないと、心の栄養が枯渇してしまいます」「映画を1本観ようと思うと、なかなか観られないのですが、区切ってもいいんだと気付いて。寝る前に30分、1時間だけ観ています。区切ると、意外と余韻を楽しむこともできるんですよ。夫とは好きなものが似ているので、すすめあったり、子どもや家庭以外の話ができると、イライラすることもなくなりました」 ■リフォーム・家具選び・色使いで、すっきり見せる片付けを上京してからずっと住んでいるというご自宅は、一昨年リフォーム。賃貸ながら10年以上住んだからこそ、理想を形にできたのだといいます。「新しい家を思い通りに描くのではなく、すべてがわかったうえでのリフォームだったので、ストレスの種だった悩みをすべて解決できました」家具職人のご友人に作ってもらったという、アイアンがアクセントになったキッチンの戸棚や食器棚、リビングにある棚は統一感があります。「細々としたカトラリーや豆皿、パントリーを引き出し式の食器棚に集約することができたおかげで、日々のストレスが減りました。わたしは "片付け下手” なので、いかに労力なく片付けられるか、を考えました」また、リビングとつながった子ども部屋も、見通しがよい分、色使いには気をつけているそう。「椅子やピアノ、電気スタンドなど、できる限り赤色を選ぶようにしています。色に統一感がないと、すごく散らかって見えてしまいます」■日々のストレスを減らす、合理的な道具選び近藤さんは、自宅で教室を開催しているからこそ、使うものにはこだわりたいそう。自身のことを“合理主義”だと分析します。「ただ “かわいい” だけで買うことはなく、ある程度ちゃんと使えるかどうかが、自分の判断基準になっています。ひとつで何役も使えるようなものが好きなので、鍋や皿も、仕事の割には持っていない方だと思います」そんな近藤さんが愛用するのは、「クリステル」のステンレス鍋や「フィスラー」の圧力鍋、チタン製の中華鍋。「大きくて重かったり、こまめな手入れが必要なものはストレスになってしまいます。私は、大は小を兼ねないと思っていて、なるべくコンパクトに済ませたいから、まな板や包丁、ヘラも小さいものを使っています。だから、洗ったり片付けするのもラク。作り置きをする目的でなければ、4人家族でも20cmの鍋で間に合っています」「子どもが生まれてから購入した圧力鍋は18cmのもの。野菜を柔らかく煮るのも5分ほどでできるし、スープや蒸したり、毎日のように活躍しています。それから茹でものには中華鍋がおすすめで、ふきこぼれないし、口が広いから麺や青菜も入れやすくて便利です。チタン製は少し高いですが、絶対に錆びることがないし、軽くて熱伝導がよく、すぐ沸くから、一生モノだと思います子どもと向き合おうと思うと、真剣に調理できる時間って20分くらいしかなくて、できることも限られてくる。10分、15分をなんとかして “5分” に短縮したいからこそ、ちょっとした工夫や道具選びが重要で、それがきっと日々を変えてくれると思っています」■日々使うものこそ、納得のいくものをそんな近藤さんに体験していただいたのが、“肌と地球にやさしい” がコンセプトの「ヤシノミシリーズ」の洗剤。「生徒さんも気にするし、教室に置くものはひとつひとつ、納得いくものにしたいなと思っています。じつは長年サラヤさんのハンドソープや除菌スプレーを使用しているので、すでに信頼感もありました。植物性のものは油落ちが気になりますが、『ヤシノミ洗剤』は泡立ちも油落ちも思っていたよりもよくて、肌もカサカサになることが減りました。国産のもので手頃な価格なのもうれしいですね」また、これまでは強い香りが苦手で、柔軟剤は使っていなかったという近藤さん。使ってみた感想は?「いつも洗濯物は、洗面所に除湿機を置いて乾かしているので、臭いがきちんと取れるかどうかが気になって、いろいろな洗剤を試しているところでした。『ヤシノミ洗たく洗剤』でも洗ってみましたが臭いが気にならないので、しっかり洗えていると実感しています。柔軟剤を使ってみたところ、シワのつき方が浅くなり、洗濯がラクになったようです。『ヤシノミ柔軟剤』は、柔軟剤にはめずらしく “無香料” なので、これなら使い続けられますね」 ■前向きに、力を抜く家事子育てをしながら「ていねいな暮らし」は難しい、という近藤さん。ママたちは、もっとていねいさから解放されてもよいのでは? と話します。「できないことを悲しむのではなく、かといって極端な時短や手抜き料理のようなもので済ませたくはなくて。だから、前向きに工夫することができたらいいと思うんです。先日出した本、『重ねて煮るからおいしいレシピ』で紹介したような、鍋に入れてちょっと火にかけるだけでできる、無理をせず、ちょっとおしゃれに、おいしく仕上がる料理を目指しています」「ていねいな暮らしにこだわりすぎず、時間は子どもと穏やかに過ごすことにかけて、どこかほかのところで力を抜いてもいいんじゃないかと思います。自分に向いているかどうかもあって、私は作り置きよりも、さっとできるものの方が向いているようです」子育てで “できないこと” を前向きにとらえ、自分が “ストレスだと感じていることを減らす” ことが、近藤さんがやさしいママでいられる秘訣。子育ては、優先順位をつけられるようになることも大切だと話します。「子どもが生まれるとできなくなることも多いけど、すべてがそうではなくて、子どもがいるからこそできたり、頑張れることもある。慣れてくると、家事も仕事もこなせるところもあるから、こんなにできて私ってすごい! と、自分を褒めてあげることも大切だと思います。一人目のときは、こんな風には全然思えなかったですね。よく2人目を考えている人から相談されるのですが、この育児スキルを活かさない手はないとよく話しています。こんなに苦労して積み上げた育児スキルを、一人だけにとどめるのはもったいないと思います」最後に、さっと作れて子どもと一緒に楽しめる、クッキーのレシピも教えていただきました。■近藤さんちの「オートミールクッキー」の作り方<作りやすい分量>A・オートミール 60g・薄力粉 55g・塩 小さじ 1/4・ベーキングパウダー 小さじ1/4B・ココナッツオイル 大さじ2 (菜種油や太白ごま油など好みのものでも)・牛乳 大さじ2 (豆乳に代用可能)・メープルシロップ 大さじ2<作り方>1、A を合わせ、よく混ぜる。2、B をボウルに入れて混ぜ、1を加え粉っぽさがなくなるまでヘラで混ぜ合わせる。3、天板にオーブンペーパーを敷いて生地を乗せ、濡れた手で 20cm×20cm厚さ3mm ぐらいになるように広げる。4、180度のオーブンで10分ほど焼く。一度オーブンから取り出し、食べやすい大きさに包丁で切る。さらに10分ほど香ばしい色がつくまで焼く。*ゴマやナッツを加えるのもオススメです。<近藤さん流“子育ての秘訣”まとめ>1. 子育ては、ある程度誰かに甘える。2. 前向きに手を抜く3. 片付けやすい空間作り4. 子どものおもちゃは色を統一する5. 時間を有効に使うための道具選び6. 優先順位をつける 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年03月27日お笑いトリオ・ジャングルポケットの太田博久(32)の妻でモデルの近藤千尋(26)が21日、自身のブログを更新し、第1子を妊娠したことを報告した。近藤は「この度、私近藤千尋は新しい命を授かりました安定期にも入り体調も安定してきたので皆様にご報告させて頂きます」と報告。「初めての事だらけで戸惑い悩みながらの生活ですが、これからも二人で力を合わせてどんな事でも泣いて笑って乗り越えていきたいと思っています」とつづった。そして、「私達二人を選んでくれた赤ちゃんに会える日を楽しみに残りのマタニティライフをゆっくりと過ごしたいと思っています」と出産を心待ちにしている様子。「二人を支えてくれる周りの友人そしていつも太田夫婦を応援して下さる皆様、これからもあたたかく見守って頂きたいです」と呼びかけ、「まだまだ未熟な私達ですがよろしくお願いします」と結んだ。近藤は、昨年9月に太田と結婚。「彼に出逢えた私は本当に幸せ者です」とのろけていた。
2016年11月21日佐賀県で初となるスタジオジブリの展覧会「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」が開催される。近藤喜文の描く、キャラクター・デザインやアニメの原画、イメージボード、スケッチなどを展示。会期は2016年10月7日(金)から12月4日(日)まで。ジブリ作品を数多く手がけた日本屈指のアニメーター近藤喜文。「魔女の宅急便」「もののけ姫」「火垂るの墓」などのキャラクター・デザインや作画監督、『耳をすませば』で映画監督デビューして成功を収めた。残念ながら1998年に47歳という若さで急逝してしまうが、スタジオジブリの高畑勲・宮崎駿から信頼を寄せられ、ジブリを支えてきた人物だ。「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」では、近藤が手掛けたアニメーションのイメージボードや原画、イラストなどを紹介していく。また、10月23日(日) 14時30分からは、佐賀県立美術館ホールで映画「耳をすませば」の上映会を実施。定員は450名で、展覧会チケットを持っている人なら無料で参加可能だ。当日、12時から上映会用整理券が配布されるので、こちらは手に入れると良いかも。あわせて、佐賀大学教育学部附属中学校吹奏楽部によるジブリ映画の音楽を演奏するコンサートも、同日の13時から30分ほど開催。生の音楽を聴いた後、そのまま映画の世界へ入り込める。【概要】この男がジブリを支えた。近藤喜文展会期:2016年10月7日(金)~12月4日(日) 9:30~18:00休館日:月曜日※但し、10月10日(月曜日・祝日)は開館し、10月11日(火曜日)を休館会場:佐賀県立美術館 2号・3号・4号展示室住所:佐賀県佐賀市城内1-15−23観覧料:前売り券 1000円(税込)、 当日券1200円(税込)【問い合わせ先】この男がジブリを支えた。 近藤喜文展実行委員会事務局(サガテレビ事業企画部内)TEL:0952-23-9112
2016年10月08日お笑いトリオ・ジャングルポケットの太田博久とモデルの近藤千尋が8日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催中の「GirlsAward 2016 AUTUMN/WINTER by マイナビ」に夫婦そろって出演した。「Bershka」のステージに登場した2人は、ジーンズに上も黒で合わせたペアルックを披露。腕を組んでランウェイを歩き、手もつないでラブラブぶりを見せつけ、先端ではお姫様抱っこで会場を沸かせた。同ステージには、松井愛莉や佐藤ありさ、筧美和子らも出演。また、トリを務めたマギーは、シースルー衣装から美脚をのぞかせてランウェイを歩き、濡れ髪で大人の色気も漂わせた。「GirlsAward」は、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに2010年から開催されている日本最大級のファッション&音楽イベント。14回目となる今回は「Winter Wonderland」をテーマに、ダレノガレ明美や菜々緒、中村アン、マギーら人気モデルによるファッションショーや、赤西仁と山田孝之の新ユニット"JINTAKA"、乃木坂46、欅坂46、西野カナなどによるアーティストライブを展開。MCは、元AKB48の高橋みなみ、南海キャンディーズの山里亮太、フジテレビの三田友梨佳アナウンサーが務める。撮影:蔦野裕
2016年10月08日2017年3月に東京・豊洲にオープンする新劇場「IHIステージアラウンド東京」のこけら落とし公演として1年3か月上演する、劇団☆新感線の『髑髏城の七人』。花・鳥・風・月の4シーズンに分けて上演する、その最初の「Season 花」の製作発表記者会見が行われ、小栗旬、山本耕史、成河、りょう、青木崇高、清野菜名、近藤芳正、古田新太、中島かずき、いのうえひでのりが登壇した。新劇場は、360度回転する円形の客席を中央に配置し、その周囲をステージとスクリーンがぐるりと囲む形状。劇団の主宰で演出のいのうえは「1番のメリットは暗転を作らないこと。舞台はどうしてもセットを入れ替えないといけないので、その間どうやってお客さんの気持ちを途切れさせずにみせるかは、ひとつ演出の腕の見せ所だと思うのですが、(新劇場では)セットが用意してあるところを客席の方がグルグル回っていくわけですから。映画じゃないですけど、ほとんど切れ目なくシーンが進んでいく。ある意味では新感線にピッタリな劇場と言っても過言ではない」、脚本の中島も「(同じ形状の舞台がある)オランダで芝居を観たときに、客席が回るということは想像よりももっと演劇の中に(観客が)一緒に入っている感覚が強い。今まで感じたことがない感覚でした」と熱く語った。1990年の初演以来、7年ごとに上演を繰り返してきた『髑髏城の七人』について、いのうえは「戦国を舞台に若者たちが暴れまくるという話。『Season花』では、圧倒的な大人、リーダーを失った若者たちの葛藤と青春を中心に描いていく」と紹介。中島は「1990年にやったときには粗削りな舞台でした。でも逆に原石のような魅力があって。再演するたびに輝き方が違う芝居になって、ある種宝物だなと思いながらやってきました。今度は(劇場)システムが違うということで、磨けば磨くほど輝き方が違う芝居に対してピッタリ」と期待を寄せた。捨之介役の小栗は「2011年の『髑髏城の七人』でこの捨之介の役をやらせていただきまして、そのときにちょっと自分の中でいろいろ足りない点や思うところがいっぱいあったので、それをこういう形でやらせてもらえることを非常に嬉しく思っています」。蘭兵衛役の山本は今回が新感線初参加。何度も再演された作品への出演について「演者が違うということは全く違うものになると思う」と真っ新な状態で挑むことを宣言。贋鉄斎役の古田は「最終的に『りょうちゃんより古田さんの方が色っぽかったよ』って言われたい」と意外なライバル心(?)を披露した。公演は2017年3月30日(木)から6月12日(月)まで、東京・IHIステージアラウンド東京にて。
2016年09月09日俳優・青木崇高が8日、都内で行われた主演舞台「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season 花 Produced by TBS」の製作発表記者会見に出席した。青木は6月に女優・タレントの優香と結婚した。結婚後初の舞台に関する意気込みを聞かれると、共演者たちはニコニコと青木を見守るムードに。青木は、「なんでしょうねえ、ロングランですから、しっかり体力精神力を培って、両方やっていきたいと思います」と苦笑しながら答えた。共演者陣も肩を震わせ、あたたかな笑いに包まれた。また、会見終了後、報道陣から「青木さんおめでとうございます!」と声がかかると、青木はピースで応えた。共演の成河も、後ろを振り向き拍手で祝福した。同作は劇団☆新感線による人気演目で、1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。今回は360度型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より1年3カ月のロングランを予定している。”花・鳥・風・月”の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。製作発表には他に小栗旬、山本耕史、成河、りょう、清野菜名、近藤芳正、古田新太、脚本の中島かずき、演出のいのうえひでのりが登場した。
2016年09月08日俳優の小栗旬が8日、都内で行われた主演舞台「ONWARD presents 劇団☆新感線 『髑髏城の七人』Season 花 Produced by TBS」の製作発表に出席した。また、製作発表には山本耕史、成河、りょう、青木崇高、清野菜名、近藤芳正、古田新太、脚本の中島かずき、演出のいのうえひでのりも登場した。同作は劇団☆新感線による人気演目で、1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。今回は360度型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より1年3カ月のロングランを予定している。”花・鳥・風・月”の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。2011年公演、通称"ワカドクロ"で主演を務めた小栗は「その時に自分の中で反省点があった」と振り返った。今回はオファーを快く引き受けてしまったものの、製作発表にはTBS社長も同席、協賛企業の重鎮が並ぶ姿に「だいぶ期待がかかってるぽいな、受けるんじゃなかった、みたいなところは」とこぼした。しかし、「誰もしたことのない公演」に対して、意気込みは十分だった。山本も「こんなにお金かかった製作発表は初めて」と驚き、「これだけお金がかかっていればこれだけの人(取材陣)が来るのかな」と苦笑。新感線初挑戦となる成河も、以前から出たいという話はしていたというが、「それがこの代表作で、こんなお金が動いてそうな作品になるとは」と、作品の大きさを実感した様子だった。小栗が演じる捨之介は、初演から何回も古田が演じていた役だが、小栗は「古田新太さんには負けたくないですね」とライバル宣言。「前回は古田さんと同じ板の上に立てなかったんですが、今回は立たせていただけるということで、新感線にいる古田さんを見れることも楽しみです」と期待を寄せた。一方の古田は「僕はりょうちゃんには負けたくない」と意外な発言でその場を沸かせた。古田は「りょうちゃんは花魁の役で、僕もそっちに寄せていこうと」と語り、「最終的に、りょうさんより古田さんの方が色っぽかったよと言われたい」と希望を述べた。古田からライバル視されたりょうは、「勝てる気はしないですね」と笑顔に。りょうは「前回の公演を観てみたんですけど、(同役の)小池栄子さんがすごく素敵で、それを見ながら『ここはカットだな』みたいな台詞もありまして、ここがないので……」と自身の胸を巨乳の形に示し、「絶対なくなるのはわかりました」と自虐的に発言した。
2016年09月08日歌手の近藤真彦が、きょう17日(18:57~21:56)に放送されるテレビ朝日系特番『黒柳徹子だけが知っている THEテレビ伝説60年史』に出演し、黒柳が"旦那さん"と呼ぶ相手を明かす。この特番は、日本のテレビ史を黒柳徹子とともに振り返るというもので、近藤は、黒柳の歴史を知る1人として登場。近藤と特別に近しいある人物と黒柳が結婚するという「怪文書」が飛び交い、業界を騒然とさせたエピソードを語る。黒柳はその相手を、今でも「旦那さん」と呼んでいるそうで、その特別な関係の人物が明らかになる。ほかにも、黒柳をよく知る杉良太郎が、その魅力を「女性ホルモンが出ていない」と紹介し、"ハグ友"と呼び合う水谷豊は、「落ち込んだときにはいつも徹子さんを思い浮かべる」という、黒柳からもらった手紙の内容を告白する。さらに、別居歴40年の内田裕也・樹木希林夫妻が、トークバラエティで初の2ショットを披露し、黒柳の大ファンであるペ・ヨンジュンからのビデオレターが登場。黒柳のエピソードドークの展開に合わせ、清水ミチコが黒柳役を演じる再現ドラマも放送される。黒柳は、あらためて自身の芸能活動を振り返り、「テレビの世界には、自分の子どもに上手に絵本を読んであげられるお母さんになれるかなくらいの気持ちで入ったので、こんなに長く続けられたことは奇跡に思えます」と感想。「私は周りに気を遣わず、空気読まないって有名なんですが(笑)、関わってくれたスタッフの皆さんがとても優しくしてくださった。感謝の気持ちでいっぱいです」と話してる。
2016年07月17日2017年3月に誕生する新劇場「IHIステージアラウンド東京」のこけら落とし公演が、劇団☆新感線の『髑髏城の七人』に決定したことが27日、わかった。同施設はアジア初の没入型エンターテイメント施設として開設を発表。このたび、ネーミングライツをIHIが所有したことにより、正式名称が「IHIステージアラウンド東京」となった。360度のステージアラウンド劇場は、現在世界でオランダ・アムステルダム郊外にある「Theater Hangaar」のみ。「IHIステージアラウンド東京」が完成すれば、アジア初となる。3月からのこけら落とし公演には、劇団☆新感線による人気演目『髑髏城の七人』が決定した。同作は1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。過去に古田新太、市川染五郎などが主演を務めている。今回は2017年3月より1年3カ月のロングランを予定しており、"花・鳥・風・月"の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。第一弾シーズン《花》では、2011年公演、通称"ワカドクロ"で主演を務めた小栗旬が6年ぶりに登場。山本耕史、成河、りょう、青木崇高、清野菜名、近藤芳正、古田新太と豪華キャストが並び、3月30日から6月12日まで、85公演を予定している。主演の小栗は「この劇場は360度セットやプロジェクターがあり、やろうと思えば、場面転換や暗転がなくても芝居を続けることができるので、お客さんを飽きさせない作品作りがとても豊かにできるのではないかと思います」と新劇場へ期待を寄せ、「テーマパークに遊びに来た感じで面白い時間を共有してほしいです」とメッセージを送った。新感線初参加となる山本も「360度すべてが舞台で、客席が回転する劇場がどんなものなのか…今は想像でしかありませんが、間違いなくクリエイターや役者の好奇心をそそるものですし、同時に良い意味で苦しめられる空間になるのではないでしょうか」と、劇場への思いを語る。初演から参加する古田は「最初はラストシーンも決まってないまま本番迎えるという恐ろしい程のバッタバタでしたし、一作前の出とちりの罰ゲームで始まった作品でした」と振り返った。そして「初演のテント小屋で、いや、去年まで、想像もしていなかったですが、この歳で新たな挑戦ができるのは、本当に楽しみです。早く、初日にならないかなぁ!」と、喜びを語った。
2016年06月27日女優の木嶋のりこと間宮夕貴が、「江戸川乱歩エロティックシリーズ」第3弾となる映画『屋根裏の散歩者』(7月23日公開)でW主演を務めることが10日、発表された。原作は、1925年に執筆された同名小説。1970年に始まり、1976年、1994年、2007年にも映画化されたほか、さまざまなテレビドラマにも登場するなど、クリエイターたちの想像力をかき立ててきた。これまで同シリーズの第1弾『失恋殺人』、第2弾『D坂の殺人事件』を手がけた窪田将治監督がメガホンを取り、脚本も執筆する。木嶋と間宮は、オールヌードで大胆なベッドシーンに挑戦。淵上泰史、河合龍之介、近藤芳正、草野康太、松本若菜、柳憂怜らも出演し、3人での圧巻の情事のシーンも見せつけるという。映画は、7月23日から8月5日にかけて、2週間限定レイトショーで公開(18歳未満は入場禁止)。初日の東京・シネマート新宿での木嶋、間宮、窪田監督による舞台あいさつの実施、7月27日のDVD『メイキング・オブ・屋根裏の散歩者 主演:木嶋のりこ 間宮夕貴』(3,800円/税別)のリリースも決定した。(C)2016「屋根裏の散歩者」製作委員会
2016年06月10日お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜と箕輪はるかが19日、映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』の宣伝隊長就任イベントに出席した。超過激なアポなし突撃取材で、銃規制、対テロ戦争、医療制度、資本主義など、社会問題を一刀両断してきたマイケル・ムーア監督。最新作となる本作は、権力の片棒を担いでアメリカの"侵略"政策に参加し、"侵略者"となって世界各国に出撃するというもの。行く先々でムーアだけでなく、我々も知らない驚がくの事実が待ち受ける。本作の宣伝隊長に、「マイケル・ムーアじゃねえよ!」のネタでお馴染みの近藤春菜、そして相方の箕輪はるかが就任。近藤は「何年も『マイケル・ムーアじゃねえよ!』と言わせていただいて、初めてオフィシャルのお仕事をいただきました。本当にありがたいですよ」と感謝の言葉。オファーが来た時について「『ついに来たか』と。何年も言わせてもらってますから、いつか来るだろうと思ったら、ついにこの作品で来て本当にうれしいです」と振り返り、「今回は日本に(ムーアが)来られないので、影武者みたいな感じでPRできればと思っています」と意欲を見せた。オフィシャルの仕事に気分を良くした近藤。「ムーアに来てもらいたいですよ。否定しているので認定とかないんですけど、公認が欲しいですね。あわよくば『近藤春菜じゃねえよ!』と言って欲しいです(笑)」とノリノリ。すでに鑑賞したという本作については「フランスの小学校は給食がフルコースで、食育も大事にしているんだなと思いました。単純に食べたかったです(笑)。小さい頃からあんなにいいものを食べたら食に興味が出るし、素敵だと思いました」と感想を述べ、箕輪も「私はイタリアの有給休暇に目からウロコでした。1年間で8週間もお休みがあるんですよ! ハネムーンも15日ぐらいお休みがもらえて、それだけ休みがあったら恋もするわ……」と嘆いていた。映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』は、5月27日より全国公開。
2016年04月19日お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜らが、きょう15日に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『金曜★ロンドンハーツ』(毎週金曜21:00~21:54)の企画で、体操競技などに挑戦する。きょうの放送は、長年火曜21時台に放送してきた『ロンドンハーツ』が、金曜に時間枠を移動してから、初めてのレギュラー回。その記念すべき放送で、"ぽっちゃり"女子芸人たちを迎えた「動けるおデブ女王決定戦」の第2弾を実施する。今回は、昨年末放送の第1回にも出演した近藤、渡辺直美、おかずクラブらに加え、新たにメイプル超合金・安藤なつ、ゆりやんレトリィバァも出演。総勢10人の中から、事前にトライしたさまざまな競技のVTRを検証し、最も"動けるおデブさん"を選出する。彼女たちが挑戦したのはラート(2本の鉄の輪をつないだ本体に入って体操する競技)のほか、トランポリン、競歩、ダンス、個人競技の全5種目。一生懸命に取り組む挑戦者たちだが、珍プレーや失敗シーンも映され、どこか笑えてしまう動きが見どころだ。(C)テレビ朝日
2016年04月15日超恋愛体質な主人公演じる前田敦子を中心に「二股」「不倫」といった恋愛テーマを描くドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」。この度本作の主題歌に、前田さん自身2年ぶりの新曲「Selfish」が起用されることが明らかになった。あけぼの新聞文化芸能部に勤める毒島ゆり子(前田敦子)は、ある朝彼氏から別れを告げられていた。突然の話に落ち込むゆり子…と思いきやすぐに別の彼氏である幅美登里(渡辺大知)に連絡をとっていた。そう、ゆり子は常に複数の男と関係を持つことを厭わない超恋愛体質女だったのだ。そんなゆり子は念願だった政治部への異動を告げられる。しかも与党・誠心党の幹事長・黒田田助(片岡鶴太郎)の番記者という、異例の大抜擢だった。ゆり子は政治部への異動、そしてほかの彼氏に振られたことを美登里に報告。美登里はゆり子の二股を容認しているのだ。しかもゆり子が二股をやめられない理由も理解しているようだ。ゆり子の政治部記者としての初日、国会では黒田が番記者たちを引き連れて質問攻めにあっていた。早速キャップの安斎(近藤芳正)に連れられて黒田番としての仕事を始めるゆり子だが、なかなかほかの記者の様に上手くいかない。そんな中、黒田ではなく側近の上神田(山崎銀之丞)に近づく記者がいた。あけぼの新聞のライバル社、共和新聞の小津翔太(新井浩文)だ。ゆり子の先輩記者・夏目(今藤洋子)曰く、 圧倒的なスクープを連発して、他社のみならず政治家たちからも一目置かれる存在だ。既婚者だという小津のことが気になるゆり子だが、彼女には自分に課したルールがあった。二股、三股を掛ける時は必ず相手に伝える。そして不倫はしない。自分を戒めるゆり子だったが――。キャストには、超恋愛体質の政治記者・毒島ゆり子役の前田さんをはじめ、ゆり子と恋に落ちるエリート政治記者役に新井浩文、ゆり子の長年の恋人役に渡辺大知、そのほか片岡鶴太郎、山崎銀之丞、橋爪淳などが顔を揃えている。本作は、今の若い女性たちが持つまさに“せきらら”な恋愛観や仕事の悩みをリアルに描き、一人の魅力的な男性と出会い、恋に落ち、壮絶な最後を迎えるまでを描くドロドロエンターテインメント。先日、本作の劇中歌に「黒猫チェルシー」の「抱きしめさせて」が発表されたが、今回新たに主題歌として決定した前田さんの新曲「Selfish」は、「自己中心的」や「わがまま」の意味で、超恋愛体質で惚れやすく冷めにくいため複雑な恋愛に陥りやすい…という主人公の性格とマッチする楽曲になっている。「セブンスコード」以来2年ぶりの新曲となった前田さんは、「役柄と結びついているところもあり、奔放で自由で、演じる役のままの気持ちで楽しく歌わせていただきました。カラオケでみんなが歌いたくなるような曲で、懐かしさもあり、かっこ良さもあり、きっとドラマの世界観が伝わるんじゃないかと思います」と楽曲について話し、本主題歌も収録される6月にリリース予定のファーストアルバムについて、「全シングル表題曲、そして『Selfish』以外にも3曲の書き下ろしが入る予定です。ソロデビューからちょうど丸5年という記念の日にリリースとなり嬉しく思います。楽しみにしていて下さい」とメッセージも寄せた。「毒島ゆり子のせきらら日記」は4月20日(水)24時10分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年04月11日「AneCan」専属モデルとして活躍しながら、得意の料理を生かしフードコーディネーターとしても活動の場を広げてきた近藤しづか初のレギュラー料理番組となる「近藤しづかの料理のおはなし~健康・美容・簡単15分クッキング~」。この度、本番組が、Ameba FRESH!とニコニコ生放送にて同時生放送されることが分かった。近藤さんは、2007年から雑誌「CanCam」(小学館)の専属モデルを務め、2013年より雑誌「AneCan」(小学館)の専属モデルを担当。そのほか、ブランドとのコラボや、TVCM・バラエティ番組への出演など多岐にわたり活動。さらに、得意の“料理”分野でもその才能を発揮し、フードコーディネーターの資格を取得。いまでは、「AneCan」本誌内にて料理連載「しづか御膳」を持ち、WEBでレシピ提供をするなどフードコーディネーターとしてもマルチに活躍。彼女のレシピやテーブルコーディネートを真似するファンが続出している。今回、近藤さんが初の料理番組を担当する「近藤しづかの料理のおはなし~健康・美容・簡単15分クッキング~」が、Ameba FRESH!とニコニコ生放送にて同時生配信されることが決定。番組内では、近藤さんがお勧めする美味しくて、カラダによく、約15分という短い時間で作れるシンプルレシピを紹介。また、日本酒・きき酒師の資格も持つ彼女が、毎回全国の日本酒とそれに合う簡単なレシピも提案するという。そのほか、健康や美容のこと、ここでしか聞けない料理エピソードなどのトークを展開する予定だ。近藤さんは「ゆっくり時間をかけて丁寧に作る料理は美味しいですが、忙しい毎日を送っていると、そう言っていられない日もありますよね。この番組ではそんなときに作って欲しい、私がお勧めする15分くらいでパパッと作れる簡単レシピをご紹介します!簡単で美味しいけど、『健康』や『美容』もしっかり意識したメニューです。インターネット動画というメディアを通して、みなさんと同じ時間を過ごせることを、いまからとても楽しみにしています!料理をしながら、一緒に楽しみましょうね~♪」とコメントを寄せた。料理好きはもちろん、料理初心者、健康・美容に興味のある人も必見の内容となりそうだ。「近藤しづかの料理のおはなし~健康・美容・簡単15分クッキング~」は4月6日(水)20時よりAmeba FRESH!とニコニコ生放送にて、同時生放送(隔週水曜予定)。(text:cinemacafe.net)
2016年04月06日前田敦子が主演を務め、「二股」や「不倫」といった恋愛のテーマを描くドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」。本作の劇中歌に、ドラマにも出演する「黒猫チェルシー」の「抱きしめさせて」がこのほど決定した。あけぼの新聞文化芸能部に勤める毒島ゆり子(前田敦子)は、ある朝彼氏から別れを告げられていた。突然の話に落ち込むゆり子…と思いきやすぐに別の彼氏である幅美登里(渡辺大知)に連絡をとっていた。そう、ゆり子は常に複数の男と関係を持つことを厭わない超恋愛体質女だったのだ。そんなゆり子は念願だった政治部への異動を告げられる。しかも与党・誠心党の幹事長・黒田田助(片岡鶴太郎)の番記者という、異例の大抜擢だった。ゆり子は政治部への異動、そして他の彼氏に振られたことを美登里に報告。美登里はゆり子の二股を容認しているのだ。しかもゆり子が二股をやめられない理由も理解しているようだ…。ゆり子の政治部記者としての初日、国会では黒田が番記者たちを引き連れて質問攻めにあっていた。それもそのはず、「黒田が部下を引き連れて誠心党から分党するのでは?」といううわさが飛び交っていたからだ。早速キャップの安斎(近藤芳正)に連れられて黒田番としての仕事を始めるゆり子だが、なかなかほかの記者の様に上手くいかない。そんな中、黒田ではなく側近の上神田(山崎銀之丞)に近づく記者がいた。あけぼの新聞のライバル社、共和新聞の小津翔太(新井浩文)だ。ゆり子の先輩記者・夏目(今藤洋子)曰く、 圧倒的なスクープを連発して、他社のみならず政治家たちからも一目置かれる存在だ。既婚者だという小津のことが気になるゆり子だが、彼女には自分に課したルールがあった。二股、三股を掛けるときは必ず相手に伝える。そして不倫はしない。自分を戒めるゆり子だったが――。本作は、大物政治家の番記者としてがむしゃらに働きながら、プライベートでは奔放な恋愛を満喫していた主人公の女性が、一人の魅力的な男性と出会い、恋に落ち、壮絶な最後を迎えるまでを描く“深夜の昼ドラ”ドロドロエンターテインメント。キャストには、超恋愛体質の政治記者・毒島ゆり子役の前田さんをはじめ、ゆり子と恋に落ちるエリート政治記者・小津翔太役に新井浩文、ゆり子の長年の恋人・幅美登里役に渡辺大知、ゆり子が担当する大物政治家・黒田田助役に片岡鶴太郎、ゆり子の取材先である政治家や秘書役には、山崎銀之丞や橋爪淳などが顔を揃えた。そして今回ドラマの劇中歌に決定したのは、本作でゆり子の長年の恋人・幅美登里役として出演する渡辺さんが、ボーカルを務める「黒猫チェルシー」の「抱きしめさせて」で、渡辺さん自らがドラマのために作詞・作曲を担当した新曲だ。また劇中では、「抱きしめさせて」をゆり子の前でギターで弾き語り、熱唱するシーンが放送されるという。さらにドラマ後半では、美登里のバンドにボーカルとして加入する来夢役として、現在放送中の「神奈川県厚木市 ランドリー茅ヶ崎」、4月から放送スタートの「ディアスポリス-異邦警察-」、そして5月公開予定の<a href="">『少女椿』</a>の主題歌を担当するなど、いま注目を集める姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」のももが登場することも決定。2人はバンドとして成長して行くことになるのだが、果たして美登里、来夢、ゆり子を待ち受ける未来とは…?「毒島ゆり子のせきらら日記」は4月20日(水)24時10分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月28日群像映画『ホテルコパン』の公開初日舞台挨拶が13日(土)都内で行われ、主演の市原隼人、共演の近藤芳正、前田公輝、栗原英雄、玄理、大谷幸広、李麗仙そして脚本家の一雫ライオン、門馬直人監督が登壇。市原さんは、舞台挨拶直前の“奇行”を暴露され共演者に詰め寄る一幕があった。同作は、暗い過去を持つ元教師のホテルマン・海人祐介(市原さん)をはじめとする10人の男女が、長野五輪から18年後の白馬村にある寂れたホテル「ホテルコパン」で人生の転機を迎える姿を描く。本作が撮影されたのは、2013年の11月。月日が経過していた事もあり、登壇した俳優陣の記憶が薄れる中で、玄理さんは「楽屋で市原さんが緊張していたのか、機械をパンチし始めて…。そうしたら皆で“こんな感じだったよね、市原さん”ってなった」と市原さんの天然行動で記憶が鮮やかによみがえった事を告白。“奇行”を暴露された形の市原さんは恥ずかしそうに玄理さんに詰め寄るも、間に立った前田さんが「殴りそうになった、ね」と正しく訂正し、その場は収まった。そんな前田さんは、市原さんとの共演について「本当に嬉しかった。ずっと作品を観てきたので、“隼人君”と言えることが嬉しい」と喜びながら「現場ではストイックに役作りをしていた上で、皆さんと飲みに行ったときには隼人君が引っ張ってくれて、コミュニケーションをとってくれた。背中が大きかったですね」と絶賛した。一方の市原さんは、2月6日に29歳になった事をサプライズケーキと共に祝われると「誕生日、ありがとうございます。祝うのは好きだけれど、祝われるのは苦手で」とはにかみながら「日々通過点で死ぬまでやっていきたい」と更なる飛躍を誓っていた。『ホテルコパン』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年02月14日今年デビュー35周年を迎え、記念コンサート「近藤真彦 THE 三十五周年」の開催を控えている近藤真彦が、12月12日(土)放送の「SONGS」に出演することが明らかとなった。先日、「第66回NHK紅白歌合戦」への出場が決まり、実に19年ぶりに紅白復活を果たす近藤さん。今年は精力的に活動を行い、12月11日(金)&12日(土)には日本武道館にてコンサート「近藤真彦THE三十五周年」を開催予定。また7月19日の自身51歳の誕生日には、18年ぶりとなる新録アルバム「三十五周年近藤真彦×伊集院静=二十四曲」をリリース。さらに、デビュー当時から現在まで深い関わりのある作家・伊集院静とタッグを組みアニバーサリー・イヤーを締めくくるシングル「大人の流儀」を12月9日(水)にリリースするなど、今月は近藤さんのアニバーサリー一色となっている。12月12日(土)でデビュー満35周年を迎える近藤さんは、その記念すべき日に「SONGS」に登場。番組では、彼の世界観・人生観に大きな影響を与えて来た「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」など多くの近藤作品の作詞を手掛けてきた作家・伊集院氏と対談が実現。近藤さんが「伊集院と、その詞から学んできた男の生き方」を語れば、伊集院さんは「近藤への作品の中で描きたかった世界、『男』近藤真彦の魅力」を伝えるという。近藤さんがまだ16歳のアイドルだったときに作詞家としての出会い、それから35年…共に作品を作り、語り合いながら、自分の流儀を貫く生き方を続けて来た2人だからこそ見える互いの姿は、ファンならずとも必見だ。さらに、伊集院氏作詞の大ヒット曲「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」、そして新曲「大人の流儀」が大編成のバンドサウンド演奏されるとのこと。SONGS「近藤真彦」は12月12日(土)23時40分から総合テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月02日ヤマトホームコンビニエンスはこのほど、片づけコンサルタント・近藤麻理恵氏が設立した「日本ときめき片づけ協会」とのタイアップで行う「クロネコヤマトで年末を快適に! ときめき大掃除キャンペーン」を開始した。同社は重い家具・家電の移動や模様替えから、自分では手に負えない片づけ、細かな掃除まで、ゆとりある日常生活を実現する「快適生活サポートサービス」を提供している。同キャンペーンは12月31日までの期間に「快適生活サポートサービス」の利用を申し込み(サービスの作業日は来年1月31日まで)、なおかつ同サービスの会員に登録すると、抽選でプレゼントがもらえるというもの。賞品として、近藤氏が設立した「日本ときめき片づけ協会」によるセミナーの参加権と同サービスのお掃除券(1万円相当)が50組100名に当たる。また産地直送のお取り寄せ1年分と近藤氏の著書「人生がときめく片づけの魔法」がセットになった賞品も100名分用意されている。
2015年10月05日深田恭子の初舞台としても注目を集めているミュージカル『100万回生きたねこ』。7月末、深田やW主役を務める成河らが汗を流す稽古場を取材した。チケット情報はこちら稽古場に入ると、まず目をひくのは、主人公のとらねこを演じる成河がつけている“ねこのしっぽ”と、白いねこに扮する深田の“ねこみみ帽子”。稽古着にねこアイテムを装着しているふたりの姿がすでに可愛らしく、自然と笑顔になってしまう。物語は、100万回生まれ変わり様々な飼い主に飼われながらも自分のことしか好きにならなかったとらねこが、ある時彼に見向きもしない1匹の白いねこに出会い、初めて愛情を知る…というもの。佐野洋子による原作絵本は累計刊行部数210万部を超える人気作。このミュージカルは、そんな原作の“絵本”の手触りが残る、素朴で優しく温かな世界が印象的。さらに演出を手がけるイスラエルの奇才、インバル・ピント&アブシャロム・ポラックの手腕でアーティスティックさも加わり、唯一無二の瑞々しい世界が広がる。この日の稽古場では、まず振付のインバルが深田を中心としたダンスシーンをあたっていた。ひざをつきゆったり動き回る深田はすでに優雅なねこだ。だがそのあと、ねずみと追いかけっこをするダンスシーンはなかなか苦戦している模様。ただ初舞台の深田はしかし、物怖じせずどんどんインバルに疑問をぶつけている。インバルも、何度も同じシーンを繰り返させ、時には自分で演じてみせる。さらには、出来上がった振付を渡すだけでなく、その場で追加も入るようで「そこでこういう動きを入れられる?」等々、どんどん動きが変化していく。そこには“初舞台だから”といった妥協は一切見えない。「手の動きに集中しちゃうと足が…」と口にする深田に、「習得したら自然になってきますよ。今そこに集中しているのは、いいことです」と前向きな肯定の言葉をかけるインバル。その後、とらねこと白ねこのデュエットダンスへ。3拍子のファンタジックなナンバーで、成河と深田がしりとりになっている散文的な会話を交わしながらステップを踏む。コンテンポラリー・ダンスの旗手、インバルの振付は身体いっぱいを使うような独特なものながら親しみやすく楽しく、見ていて飽きない。成河のキレのいい動きや、深田の愛らしさに、本番舞台への期待感が増す。何より、向き合ってダンスをするふたりのいたずらっ子のような表情が魅力的だ。途中、短いながら深田の歌うナンバーの稽古シーンも見れた。俳優たちが様々な稽古をしているざわめきの中、深田の透明感ある歌声は耳にまっすぐ届く。ほか近藤芳正、田口浩正、石井正則、銀粉蝶、藤木孝らクセのあるベテラン勢が可愛らしいナンバーを歌っている姿なども意外性があり微笑ましかった。彼らが生み出す舞台はいったいどんなものになるのだろう。ワクワクが止まらない稽古場だった。公演は8月15日(土)から30日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて。その後石川・大阪公演あり。チケットは発売中。
2015年08月04日『日の名残り』『わたしを離さないで』などで知られる英国の作家カズオ・イシグロが、2009年に発表した初の短編集『夜想曲集』。この中から「老歌手」「夜想曲」「チェリスト」の3編を選んで1本の戯曲に再構築した同名の舞台が東京・天王洲 銀河劇場で上演中だ。主人公の旧共産圏出身の青年ヤンを演じるのは、連続テレビ小説「ごちそうさん」でブレイクし、現在はNHK大河ドラマ「花燃ゆ」にも出演中の東出昌大。安田成美や近藤芳正、中嶋しゅうといった共演のベテラン勢に支えられ、初舞台ならではの瑞々しい姿を見せている。舞台『夜想曲集』チケット情報旧共産圏からやってきた無名のチェリスト・ヤン(東出)は、ベネツィアの広場でアメリカの往年の歌手トニー・ガードナー(中嶋)と出会う。今夜ゴンドラから妻のリンディ(安田)にセレナーデを歌う予定だと言うガードナーに、ギター伴奏の役目を買ってでるヤン。幸運な出会いから、一度は手放したはずの“自分の音楽”に再び向き合おうとするヤンの脳内に、以前レッスンを受けた女性エロイーズ(渚あき)との記憶がよみがえる。その光景に、リンディとサックス奏者のスティーブン(近藤)が過ごした不思議な夜など、才能を持つ者と持たざる者との物語が交差していき…。短い髪に簡素な白シャツでたたずむ東出は、いかにも純朴な青年といった風情。だが、ふと立ち止まって風に耳を澄ますシーンでは、“才能を持つ者”を表す、まっすぐで強い目力が印象的だ。さらにエロイーズから個人レッスンを受けるシーンは、昨年から実際にチェロの練習を重ねてきたというだけあって、楽器を抱えるポーズがピタリと決まっていた。またエロイーズとの哲学めいた会話のやりとりはまだ硬さが見られたものの、身のこなしの美しさは抜群。グレーの壁に白い家具、弱くゆらめくシャンデリアといった抑制されたセットと違和感なくなじみ、原作の静謐な空気を上手く伝えていた。一方の、“才能もないのに有名であり続ける女”リンディと、“才能はあるのに売れない”スティーブンとの会話は赤裸々だ。ビバリーヒルズのホテルでたまたま隣り合ったふたりは、どちらも整形手術後の療養中で、顔にグルグルと包帯を巻いている。妻に逃げられ自棄になって手術を受けたスティーブンを演じる近藤の声音には自嘲がにじむが、進んで手術を受けたらしいリンディ役の安田の声は、屈託なく可憐だ。最初はそんなリンディを毛嫌いしていたスティーブンだが、口論の末に彼女の本当の姿を知る過程が興味深い。ベネツィア、ビバリーヒルズ、アドリア海沿いの小さな町と、物語は舞台を変え、それぞれの人生に通奏低音のようにチェロの音色を響かせながら展開してゆく。本と音楽を愛する人にこそ、観てほしい1本だ。東京公演は5月24日(日)まで。その後、5月30日(土)・31日(日)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演。チケットは発売中。取材・文佐藤さくら
2015年05月19日ドラマや映画での活躍目覚ましい東出昌大が初めて舞台に挑戦する。原作はイギリスの文学界における最高の栄誉といわれるブッカー賞、さらに大英帝国勲章を獲得し、日本での人気も高い作家、カズオ・イシグロが初めて手掛けた短篇集。独立しながらもテーマと状況がつながる5篇のうちから、「老歌手」「夜想曲」「チェリスト」の3篇をひとつに組み立て直して舞台の上に描き出す。脚本はてがみ座の長田育恵。演出を手掛けるのは、ここ数年立て続けに良作を手掛け、3度の読売演劇大賞優秀演出家賞を獲得する小川絵梨子だ。本番を2週間後に控えたなかで行われた公開稽古を覗いた。舞台『夜想曲集』チケット情報稽古場には二階建てのセットが組み上げられ、ところどころに椅子が置かれている。稽古場に入ってきた東出は、報道陣が稽古場を埋め尽くさんばかりの様子を見て「すっごい空気!」と笑う。キャスト同士、いい空気ができあがっているようで、通常とは明らかに違うこの状況に対しても過剰に意識することなく、笑い合いながら稽古開始を待っている。やがて稽古がスタート。東出演じる旧共産圏出身のヤンが、彼の亡き母がかつて大ファンだった往年の歌手、トニー・ガードナー(中嶋しゅう)とカフェで遭遇するシーン。静謐な空気の中で言葉がやり取りされる。その静けさを破るように登場したのが安田成美演じるトニーの妻リンディ。ロングコートに幅広のハットをかぶり、意識的か無意識か、やや無礼なところもあるマダムをそのしゃべり方と空気感で見事に体現。素朴な青年の雰囲気をまとった東出との対比が鮮明に見える。稽古の切れ目で緊張がほどけたような笑い声がセットの裏から聞こえてくる。長身の東出はチェロを構える姿、青いギターを構える姿が実にしっくりくる。稽古の中ではギターを持った東出がベネツィアのゴンドラに揺られるシーンや、近藤芳正によるサックスプレイが披露されるシーンもあり、物語の断片を観ただけでも幻想と現実の合間をたゆたうような、不思議な世界がそこに広がる。初舞台ながらこの物語の空気の中にすっと溶け込んでいる東出。彼が本番でどんな姿を披露するのか、期待が募る。公演は5月11日(月)から24日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、5月30日(土)・31日(日)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。その後広島・富山でも上演。チケットは発売中。取材・文/釣木文恵
2015年04月28日現在公開中の映画『ベイマックス』の大ヒットイベントが25日、都内で開催され、お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜と箕輪はるかが登場した。2人は、人々の心と体を守るケアロボットのベイマックスに代わり、日本のケアを任された"ケア隊長"に就任し、お正月太りを予防するための「ふわふわエクササイズ」を初披露した。『ベイマックス』は、近未来の都市を舞台に、兄を失った少年と癒し系ロボットとの心の交流を描く感動作。鈴をイメージしたケアロボット、ヒロという名の主人公、舞台であるサンフランシスコと東京が融合したかのような都市、サンフランソーキョーなど、日本の文化から多大な影響を受けた映画となっている。ベイマックスを意識し、白塗りで登場した近藤は、箕輪から「ふわふわ。今日は『ベイマックス』よろしくね」と振られると「『ベイマックス』じゃねえよ!」と返し、会場は大ウケ。2人は、鏡餅のようにミカンをのせたベイマックスと、「子供ケア隊」、振り付けユニット「左」のMIKAKO、会場の観客と共に「ふわふわエクササイズ」にトライした。終了後、息が上がり、汗だくになった近藤に箕輪から「充電した方がいいんじゃない?」というツッコミが入る。近藤は「『ベイマックス』じゃねえよ!」とリピートし、会場はまた爆笑の渦となった。最後に近藤が「楽しくて面白い、家族や友達との絆も楽しめる映画になっています」と『ベイマックス』をアピール。続いて箕輪が「みんなで見て、『ベイマックス』の魅力にとり憑かれてください」と言うと、近藤が「はるかが"とり憑かれる"っていうとなんか怖い」とツッコむ。箕輪は「死神じゃねえよ!」と言って笑いをとった。イベント後の会見では、クリスマイブの話題に。近藤は「お友達と鍋食べたりして。女子会ですね」とさみしげに告白。箕輪も「仕事が終わってすぐに家に帰って、お母さんとチキンをかじりました」と言うと、近藤が「かじるって。ネズミじゃないんだから」と失笑していた。
2014年12月26日「日の名残り」「わたしを離さないで」で世界的に著名な英国の作家、カズオ・イシグロの自身初となる短編集「夜想曲集」が世界初舞台化されることが決定。この度、『桐島、部活やめるってよ』から一気に注目を集め、主演作が相次ぐ最旬俳優・東出昌大が本作で舞台デビューを果たすことが明らかになった。「ブッカー賞」に輝いたイシグロ氏の初短編集に収められている5編は、どれもが独立した作品としての完成度、面白さを持ちつつも、テーマと状況はつながっていて全体で一つの世界を形成している。この5編の中から、「老歌手」「夜想曲」「チェリスト」の3編を選び、一つの戯曲として“井上ひさし最後の弟子”と言われ、確かな筆の力で注目を集める劇作家・長田育恵が再構築。2度の読売演劇大賞優秀演出家賞に輝く新進気鋭の演出家・小川絵梨子が人生の夕暮れに直面し心揺らす人々を切なくユーモラスに描いていく。主演に抜擢されたのは、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」や、『アオハライド』『寄生獣』など今年最も活躍したといっても過言ではない東出昌大。本作が初舞台という東出さんの演技に注目が集まる。東出さんの脇を固めるキャストには、小川演出作2作目となる安田成美を始め、近藤芳正、長谷川寧、中嶋しゅうなど演技俳優陣が集結している。舞台「夜想曲集」は2015年5月11日(月)より天王洲 銀河劇場にて公演予定。(text:cinemacafe.net)
2014年12月03日映画『紙の月』の初日舞台あいさつが15日、都内で行われ、キャストの宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、小林聡美と吉田大八監督が出席した。全国公開中の本作は、主婦による巨額横領事件を描いた角田光代の同名小説を映画化した作品。夫と暮らす平凡な主婦・梨花(宮沢)は、銀行の契約社員として外回りの仕事をしている。そんなある日、梨花は、大学生の光太(池松)と出会ったことで、顧客の預金に手をつけてしまい、次第に金銭感覚と日常が歪み出す――というサスペンス・ストーリーで、第27回東京国際映画祭にて、観客賞および主演の宮沢が最優秀女優賞を受賞した。本作で7年ぶりの映画主演を務めた宮沢は、「やっとこの日を迎えられたと興奮しています。人生が音楽だとすると、『紙の月』は私にとって貴重で大切な一小節になった。監督、ありがとうございました」と感謝の言葉を。そんな宮沢に向け、吉田監督は、「現場を引っ張っていってくれたのはあなたです。女優とは思えない程、不器用で必死でどこまでも真剣な想いを感じ、うれしさを通り越して苦しいくらいだった。また一緒に、大きなものを捕まえる旅に出ましょう」という手紙を読み上げ、「言葉になりません……」と感激する宮沢と熱い抱擁を交わした。吉田監督が手紙を読む間に大粒の涙をこぼし、「本当に忘れられない日になりました。こういうのを感無量って言うんですね」となかなか止まらない涙を手の平で拭っていた宮沢。その様子を見て、そっとポケットからハンカチを差し出した池松は、「宮沢さんが、7年ぶりに主演としてここに立った心境は、僕には計り知れない。その想いを少しでも受け取ってくれればと思います」と観客にメッセージを。また、イベントでは、本作の内容にちなみ、"盗みたいもの"について、トークが展開されたが、大島が「小林さんの安心感。抱き締めてもらいたいとずっと思ってた」と照れながら打ち明けると、大島、小林、宮沢の女優陣3人がそれぞれ抱き合い、会場は和やかなムードに包まれた。
2014年11月16日女優の宮沢りえが11月15日に都内で行われた主演作『紙の月』の初日舞台あいさつに出席した。7年ぶりに映画主演を果たし、平凡な主婦から横領犯へと転落するヒロイン役で新境地を開拓。初タッグを組んだ吉田大八監督から、感謝の手紙を読み上げられ「言葉になりません。こういうのを感無量って言うんですかね」と大粒の涙を流した。『紙の月』舞台挨拶その他の写真契約社員として銀行で真面目に働く主婦・梨花(宮沢)が、年下の不倫相手のために、巨額の横領事件を引き起こすヒューマン・サスペンス。直木賞作家・角田光代氏のベストセラー長編小説を映画化し、第27回東京国際映画祭のコンペティション部門で最優秀女優賞&観客賞の2冠を達成した。「やっとこの日を迎えて、体中を興奮が駆けめぐっている」と語った宮沢は、「人生が音楽だとすれば、『紙の月』との出会いは貴重で大切な一小節になった」と感激しきり。吉田監督に対し「粘り強さは天下一品」と最敬礼だった。一方、吉田監督も「正直、この企画は途中でつぶれると思っていた」と明かし、「ところが宮沢さんの主演が決まった瞬間、ヒロインが顔を持ち、見る見る形になった」と宮沢に改めて感謝の意を表し、「いつかもっと大きなものをつかんでみましょう」と再タッグに期待を寄せた。舞台あいさつには宮沢と吉田監督に加えて、共演する池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、小林聡美が出席。横領を描いた本作にちなみ「ここにいる誰かから盗みたいものは?」の質問に、「りえさんの元気」(池松)、「小林さんの安心感」(大島)、「池松君の若さ」(吉田監督)と思い思いに答えた。『紙の月』公開中取材・文・写真:内田 涼
2014年11月15日東京国際映画祭で最優秀女優賞と観客賞に輝いたばかりの『紙の月』のプレミア試写会が“uP!!!PREVIEW”として11月2日に開催され、宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、石橋蓮司、小林聡美、吉田大八監督がレッドカーペットイベントと舞台あいさつに登壇した。その他の写真『八日目の蝉』の直木賞作家・角田光代の小説を映画化。妻として銀行の契約社員として平凡な日々を過ごしていた梨花がある小さなきっかけから横領に手を染め、転落していくさまが美しく、スリリングに綴られる。この日のイベントは新宿ピカデリーにて開催されたが、同時刻に大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台、金沢でも試写会が開催され、舞台あいさつの模様が各劇場に生中継された。宮沢らがレッドカーペットに登場すると、宮沢の顔をプリントした大量のお札が上から降り注ぐという演出で、会場は盛り上がりを見せる。宮沢は「7年ぶりの映画主演で緊張と不安で、撮影に入る前はドキドキしましたが、入ってからは吉田監督の演出の下、濃密で集中力のある毎日を過ごし、惜しみなく演じることが出来ました」と語る。吉田監督は改めて宮沢の最優秀女優賞について「すごくほしかった賞です。この映画においては作品賞とほぼ一緒の意味を持つと思っています」と梨花の変遷を描く本作で宮沢の演技が高い評価を受けたことを喜んでいた。梨花と不倫関係に陥る若き大学生を演じた池松は、撮影中のエピソードとして「ラブホテルでのシーンで貝殻のベッドとかがあるんですが、りえさんはベッドで飛び跳ねていました(笑)」と証言。宮沢は「めったに行かないのでテンション上がっちゃって(笑)。デコレーションの素晴らしさに感動してワクワクしてました」と語り、笑いを誘っていた。これから映画を見る観客に吉田監督は「『楽しんで』と言いきれないところはありますが(笑)、覚悟して観てもらえば、報いが待っていると思います」と自信をのぞかせる。宮沢は「梨花が常識や理性を捨てて、本能に向かって走っていく描写を楽しんでください!」と力強く呼びかけた。『紙の月』11月15日(土)全国ロードショー
2014年11月04日映画『紙の月』のプレミア試写会が11月2日(日)、都内で開催され、主演の宮沢りえを始め、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、石橋蓮司、小林聡美、吉田大八監督が来場し、レッドカーペットを歩いた。平凡な銀行の契約社員だった梨花が若い大学生との不倫に陥り、そこから銀行の金に手を付け、転落していくさまを描いた本作。先日、閉幕した第27回東京国際映画祭では宮沢さんへの「最優秀女優賞」に加え、観客の投票による「観客賞」も受賞した。この日は、劇場に敷かれたレッドカーペットを登壇陣が歩いたが、宮沢さんの顔が印刷されたお札が大量に降り注ぐという演出に会場が沸いた。宮沢さんは7年ぶりにの映画主演の現場について「吉田監督の演出の下、濃密で集中力のある毎日を過ごし、惜しみなく演じることが出来ました」と充実の表情。女優賞のトロフィーを見やり「授賞式でも言いましたが、出来るなら半分にちょん切って、監督にあげたい」と監督への深い信頼をうかがわせる。吉田監督は、宮沢さんの女優賞受賞について「すごくほしかった賞。この映画では『作品賞』とほぼ一緒の意味を持つと思ってます」と我がことのように喜び、「観客賞」についても「すごく勇気が出たし、励みになりました」と嬉しそうに語っていた。大島さんは、無意識の言動で梨花に道を踏み外させていく後輩銀行員を演じており「小悪魔的にシースルーで来ました!」と胸元のセクシーな黒いシースルードレスでイタズラっぽい笑みを浮かべる。細部にわたる吉田監督の演出について「マジ?ここまで?」と思ったというのが銀行員としてお札を数えるシーン。「お札の高さについて『もうちょっと上げて』『もうちょっと』とやっていき、『(お札で)私の顔が隠れちゃう…』と思ったら『大島さんを上げて!』と。『私を上げるんかい!』って思いました(笑)」と一切妥協のない現場の様子を明かす。同じく梨花の上司の厳格な銀行員を演じた小林さんは「お札を数える練習をして、誰よりも上手くできるようになったんですが本編ではすべてカットされてまして(苦笑)。監督、ありがとうございました!」と笑顔でクレームを付け、会場は笑いに包まれた。池松さんは、理花と不倫関係に陥る若い大学生を演じたが「ラブホテルのシーンで貝殻のベッドがあるんですが、りえさんはベッドで飛び跳ねてました」と宮沢さんの奇行を暴露。宮沢さんは「テンション上がっちゃって。めったに行かないので(笑)。デコレーションの素晴らしさに感動してワクワクしてました」と恥ずかしそうにふり返った。『紙の月』は11月15日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月03日ひとりユニット「バンダ・ラ・コンチャン」でさまざまな演劇をプロデュースしてきた近藤芳正が、若手4劇団とコラボするオムニバス公演『コンビアルバム公演御ゑん祭~近藤さん出ずっぱりだって!?~』にチャレンジする。「ナカゴー」「ぬいぐるみハンター」「青☆組」「Mrs.fictions」に、ベテラン役者を揃えたスペシャルユニット「オールド」をプラスした5作すべてに出演にするという無謀な(?)近藤の試みを、若手はどう受け取めて参加するのか。「Mrs.fictions」のメンバーで、今回は役者として登場する今村圭祐と岡野康弘、そして、同劇団の中嶋康太の作・演出作品に出演する女優・相楽樹が近藤を囲んで、この企画への期待を語った。バンダ・ラ・コンチャン チケット情報若い劇団のオリジナリティに刺激され、「このなかに自分も混ざりたい!」と、今回の企画を立ち上げた近藤。「年齢を重ねていくと勝手に自分のやり方ができてしまうけど、そういう枠をぶっ壊していかないと成長がない。既成概念にとらわれていない若い人たちからその面白さを受け取りたかったんです」。しかし、近藤とともに稽古をしている役者陣は、むしろ近藤から刺激を受けていると声を揃える。「僕らと同じ目線でものを作ろうとされてる姿に驚きました」と言うのは今村。19歳の相楽も、「1作品にしか出ない私たちの5倍稽古してらっしゃるのに、集中力がすごい」と驚く。「本番では5作品通すうちにどんどん青白くなっていくかもしれないけどね(笑)。でも、そういう体力の部分とか、経験だけじゃ太刀打ちできないものに挑戦してる感じも、ショーとしてのひとつの面白さになると思う」と、近藤は前向きだ。今公演が上演される青山円形劇場は閉館が決まっているとあって、近藤には特別な思いもある。「もう二度と立てないかもしれない場所の空気を若手に味わってもらう。それもオールドチームと一緒に。それが、僕らの世代から若い世代への何かの受け渡しになればいいなと思うんです」。その思いを聞いて岡野も、「ここに立ったということは、きっと今後の自分と劇団に生きてくると思います」と奮い立つ。また、世代のみならず、合間にミュージシャンを登場させたり、美術を担当するアーティストの作品を展示したりと、この公演であらゆるものをつなごうとしている近藤。「“御ゑん祭”ですから、ご縁があるようにということで(笑)。だから、これをきっかけに4劇団を観に行くようになったり、お客さんにも何かご縁ができればうれしいですね」。10月9日(木)から13日(月・祝)まで東京・青山円形劇場にて。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2014年10月03日東京大学は9月22日、独自に開発した2経路干渉計を用いて、近藤状態によって散乱される電子の波動関数の位相が90度ずれる様子を捉えたと発表した。同成果は、同大大学院 工学系研究科 物理工学専攻の樽茶清悟教授、山本倫久講師、高田真太郎大学院生(当時)らによるもの。理化学研究所、フランス・Neel研究所、Ludwig-Maximilians大学、ドイツ・Bochum Ruhr大学のグループと共同で行われた。詳細は、「Physical Review Letters」のオンライン版に掲載された。1964年に近藤淳によって初めて理論提唱された近藤効果は、電子スピンが関与する多電子の相互作用効果の中で最も代表的なものとして知られている。近藤効果は、局在スピンとそれを取り囲む多数の伝導電子との間の相互作用によって生じ、局在スピンの磁気が伝導電子との結合によって打ち消される現象(遮蔽)である。近藤状態の電気的な性質は、近藤状態に入射する電子がどう散乱されるかで説明される。局在スピンの遮蔽過程では散乱される電子のスピンは保たれるが、散乱される電子の波動関数の位相が90度ずれることが約40年前に予言された。しかし、その検証実験は技術的に難しく、現在に至るまで成功に至っていない。研究グループは、独自に開発した2経路干渉計に量子ドットを埋め込んで、この位相の90度のずれを実験的に確認した。その結果の明瞭さと重要さから、同成果は固体の電子物性分野の歴史的業績の1つに位置づけられるという。また、今回の成功の鍵となった2経路干渉計は、電子の散乱位相を高精度で検出できるものである。この干渉計の有用さが改めて実証された。さらに、同干渉計は、波動関数の位相を情報のリソースとする電子デバイスとなり得ることから、干渉を原理とする量子情報デバイスへの応用も期待されるとコメントしている。
2014年09月29日東京スカイツリーが5月22日(水)に開業2周年を迎え、スカイツリーをテーマに一般からエピソードを募集して撮影されたショートフィルム『ソラノネ』が完成。同日、地上350mの展望台にて披露上映が行われ、主演の川島海荷らが出席した。本作はアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF&ASIA)のスカイツリーを運営する「東武タワースカイツリー株式会社」が共同で、一般から応募したスカイツリーにまつわるエピソードを原作に制作。母が突然、家からいなくなったのをきっかけにバラバラだった家族がもう一度自分たちの繋がりについて考えるさまが描き出される。この日は主演で一家の次女を演じた川島海荷に加え、父親役の近藤芳正、母親役の鈴木砂羽、長女役の志保、長男役の札内幸太、祖母役の藤田弓子、中茎強監督、そして500を超える応募の中から自身のエピソードが見事に本作の原作に採用された松延晋さん、さらにSSFF&ASIAの代表を務める別所哲也、映画祭アンバサダーのLiLiCoも出席した。川島さんは撮影で展望台に昇ったのがスカイツリー初体験だったそうで、「最初に昇ったときは曇ってて、(撮影が)中止になったんです。真っ白でまるで景色が見えず、2回目への期待が高まったんですが、2回目は期待を超える景色が見られました!」と満足そうにふり返る。作品を観て「家族に会いたくなった」とも。自身の家族とのエピソードを尋ねられると「最近、母の日のために母とちょっと高価なイタリアンランチを食べて、サプライズで『おかあさんありがとう』と書いたプレートを用意してもらったんです。そういうことができるようになった自分がいて良かったです」と笑顔を見せた。鈴木さんは「昔は『こんな大きな娘いないし!』と思ってたけど、最近は『可愛いな』と思う。違和感がなくなってきました」と母親役がしっくりくるようになったよう。一方で、自身の家族とのエピソードに関しては、上京した父親と食事をし、ホテルまで送って別れの際に再会を約束して抱擁を交わしたところ「ツイッターで『鈴木砂羽、酔っぱらって男性とハグ』って書かれた」と明かし、「そっくりだから親子って分かるでしょ(苦笑)!」と嘆いていた。監督は本作について「(松延さんの)エピソードが素晴らしかった!」と称賛し、特に映画の中で、スカイツリーから景色を見ながら近藤さんと鈴木さんが寄り添うシーンを「キュンと来ました」と見どころとして強調。松延さんはこの日、地上350メートルの展望台でキャスト陣と初めて顔を合わせ「ビックリです」と緊張気味。「キャストのみなさんが素晴らし過ぎて現実とは違うんですが」と言いつつも、自身のエピソードが映画化されたことを喜んでいた。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」は5月30日(金)より開催。映画祭期間中、本作も上映される。(text:cinemacafe.net)
2014年05月22日