うちの学校の支援級、わが子に合ってる…?出典 : 「支援級か、通常級か…迷ってるけど、どうやって判断すればいいの?」「うちの子が通う学校の支援級、どんな環境だろう?どういうところを気にしたらいいの?」現在、希望者急増で過渡期にある、特別支援学級(以下、支援級)をめぐる状況は様々です。情報を探すと、「うちの子も是非お願いしたい!」と思える素晴らしい支援級もあれば、残念ながら、現場の事情が追いつかずに、十分な理解や子どもに合った対応が得られない支援級もあるようです。支援級をご検討の際には、実際に、お子さんが通う「その」支援級がどうなのか、自分の目で確かめてみることが必要です。長男が自ら通常級から支援級への転籍を希望した際、私はまず、特別支援コーディネーターの先生の案内で、実際にクラスを見学させて頂き、事前に疑問な点、不安な点の詳しいご説明をお願いし、長男本人も見学・体験させて頂きました。それでも、後から「もっと早く確認しておけば良かった」と思ったことも少なからずありました。そこで、支援級を選択する前に「確認してよかったこと」「確認しておけばよかったこと」の、判断のポイントを、あくまで「うちの経験上」ではありますが、楽々かあさんこと、大場美鈴がお伝えします。支援級見学の際にぜひ確認しておきたい!4つのポイント出典 : 長男が通っている支援級は、身体・知的に障害のあるお子さんのクラスと、長男のように、大きな知的・言葉の遅れの心配はないものの、発達障害の傾向のある子が中心となる、情緒級に分かれています。学校によっては、どの障害の状態のお子さんも一緒のクラスになる場合もあります。その場合でも、個別に学習内容を調節して頂ける場合はいいのですが、そうでない場合、お子さんに学習面での理解力がある程度あっても、学習内容や課題が簡単過ぎるケースがあります。そうなると本人の理解度とのミスマッチが起こり、その支援級がその子の力を伸ばせる環境とは言いがたくなる可能性があります。逆に情緒級がある場合も、その子の学習の進度に合わせた課題でない場合もあります。本人の能力や理解度に合わせた学習ができるかどうかは、よく確認しておきたいポイントの一つです。万が一合わない場合でも、先生と学習内容を調整して頂けるか、相談の余地があるかどうか、見極めておいたほうがいいでしょう。また、基本的に支援級の成績表は、「国語は漢字ドリルをがんばり、丁寧に漢字を書けるようになりました」というような、言葉による表現がされることが多いようです。特に将来的に、中学受験の可能性がある場合には、念のため希望した際には通常級と同じ評価で対応可能かどうか、確認しておいたほうがいいでしょう。(中学受験の際、全ての学校で成績表の提出が必須という訳ではないようですが、一部の入試日程や推薦、A.O.入試の場合などには、成績表のコピーの提出が必要になる場合があります。)出典 : 次に気をつけたいのは、今のところ、すべての支援級の担任の先生が、特別支援教育の知識・経験が豊富であるとは限らない、ということです。支援級の担任には、特別な資格などは必須ではなく、今まで通常級で担任してきた先生が、急に支援級を受け持つ場合も多いようです。長男の今年の担任も、長年通常級を受け持ったベテランの先生ですが、支援級の担任は人生初でした。ただし私は、支援に詳しくない先生=子どもにとって良くない先生、とは限らないと思っています。確かに、凸凹のある子に伝わりやすい方法を多く知っている先生なら心強いと思います。しかし、詳しい先生1人に負担がかかり過ぎてしまったり、クラスの他のお子さんの状況などによって、少人数であっても十分に子ども一人ひとりを見ることができない…など、先生お一人の力では解決できない現場の事情がある場合もあります。そのため支援に対する知識・経験の有無で、一概には判断できないと思います。もし、先生が支援に詳しくないからと、あからさまに保護者が落胆してしまうと、それが子どもや先生にも伝わって、その後の信頼関係に影響が出てしまうかもしれません。私は、知識・経験の有無よりも、・先生が子どもを肯定的に見ようとしてくれるか・子どもに合わせた指導をしてくれるか・親の話に耳を傾ける余力があるかのほうが大事だと思っています。しかし、見学の時点で気持ちよく応対してくれた先生に会えたとしても、翌年に我が子を担任してくれるとは限らないというのは注意したい点です。通常級に比べれば、支援級の先生は比較的長く同じクラスを担当することが多いようですが、異動がないわけではありません。また、大変残念なことながら、今まで毎年のように支援級の補助教員や介助員の先生が、年の途中で1人、2人とお辞めになってしまうことも、私は学校のお便りで度々知らされてきました。厳しい現場の現実があるように感じます。出典 : 人事異動がある先生方と違い、子どもたちは比較的同じメンバーでともに支援級で過ごすことが多いです。もちろん、入学や卒業、転籍などによる入れ替わりはありますが、クラス替えもなく、ほぼ同じメンバーで何年間も過ごすことになります。支援級は、学年を越えて、多種多様な子ども達の集まりとなるため、それが合う子、合わない子がいると思います。支援級の低学年のお子さんは、かなり自由気ままな印象がしたりで、見慣れてないと「これで大丈夫かしら…」と少々不安に感じられるかもしれません。そういう時は、何年もその環境で過ごしてきた、高学年のお子さんの様子が参考になると思います。その子なりに落ち着いていたり、交流級に意欲的に参加している様子が見られれば、その支援級の環境がプラスに働いていると受け取ってもいいのではないかと私は思っています。また、掲示物が破れっぱなしになっていないか、といった備品の様子、ロッカーに分かりやすいマークなどの工夫があるか、といった教室環境も、その支援級が安定しているかの参考になると思います。(ちなみに私は、教室の備品の乱れが放置されている場合、先生に余裕がなく、かなりお疲れ気味…というシグナルだと受け取っています。)出典 : 私が見学した時、1クラス6~7名と聞いていた支援級の情緒クラスには、いつも低学年の2~3人のお子さんしかいませんでした。他のお子さんは「交流級」に行っているのだそうです。長男の学校の場合、大抵は学年が上がるほど交流級で過ごす時間が増えていき、最終的に通常級に移籍する子も多いそうです。ご家庭で「いずれは、できれば通常級へ」と希望している場合には、交流級の活用状況は要チェックです(また、そもそも支援級から通常級への転籍が可能かどうか、よく確認しておく必要がある学校もあるようです)。交流級の活用状況は学校によって様々です。長男の小学校はかなり積極的なほうだと思います。後に担任の先生からその理由を伺うと、「年々、支援級への希望者が増えているので、◯太郎くんのように、交流級の授業に意欲がでてきたお子さんは、どんどん”卒業”して、通常級に戻って頂けると助かります」…とのこと。なかなか厳しい内情もうかがえます。とはいえ交流級を充分に活用できている学校は、通常級の子達も支援級の子に日頃から馴染んでおり、支援級”卒業”後も、比較的クラスに溶け込みやすいのではないかと思います。交流級の活用については、見学時、私はあまり気にしていませんでした。でも今思うと、重要なポイントだったと思います。どんな状況の支援級も、本人が体験してみるのがイチバン!出典 : 見学をする際には、参観日のようなよそ行きの状態ではなく、支援級のありのままの状態を子ども本人が、できるだけ何回も見られるほうがベターです。長男が普通級から支援級へ転籍する前に、私は長男本人が何度も支援級を見学・体験できるよう、お願いしました。でも見学を予定していたある日、突然見学がキャンセルになったことがありました。先生によると、「今日は、落ち着けてないお子さんがいたので、見学は中止させて頂きました。また日を改めて、予定を調整させて下さい」とのこと。それを聞いて、私はこう言いました。「是非、そういう時も本人に見せてください。ご迷惑になるようでしたら、廊下からでも構いませんので。支援級は、皆が落ち着いている時もあれば、そうでない時もあることを、本人が十分知って、納得したうえで転籍したいです。」支援級は、長男と同じように、あるいはそれ以上に、特別な配慮・支援を必要とするお子さんの集まりです。当然のことながら、少人数とはいえ、いつもクラス全体が落ち着いているとは限りません。そんな支援級で過ごすイメージを本人が持てると、入級後の環境の変化にもついていき易いと思います。長男の場合は実際に何度も授業を見学させて頂き、給食の時間を支援級の子達と一緒に過ごしたり、といった機会を作って頂きました。すると、「今日はすんごい泣いてる子もいたよ」「一年の子が途中で教室出てっちゃった」なんて言うときもありました。私は「支援級はそういう時もあるよ。それでもいい?」と聞きましたが、長男は「それでもいい。支援級に行く」と決心は変わりませんでした。「うちの」支援級には良いところも、そうでないところもあることを、十分納得の上で転籍をした私達。結果的にこの一年は、長男の成長のプラスになりました。実際に自分の目で確かめて、後悔のない選択を出典 : 長男の先生からの話にもありましたが、近年、支援級を希望する子どもが急増している傾向があります。なかなか現場がそれに追いつけないという裏事情もあり、全てが保護者の希望どおり、理想どおりという訳にはいかない場合も、多いかと思います。それでも、事前にメリット・デメリットを良く比較検討し、納得のゆくまで説明をして頂き、実際に自分の目で確かめて、体験して、自分たちの意思で決められれば、後悔するリスクを減らすことができます。学校生活でお子さんが自信をつけてゆける、プラスの選択ができるよう、祈っています。Upload By 楽々かあさん大場美鈴(著), 汐見稔幸(監修), 『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』ポプラ社, 2017年
2017年03月13日うちの子は支援級?それとも通常級?悩む前に知ってほしい、もう一つの選択肢出典 : 「うちの子、本当に通常級で皆と一緒にやっていけるの…?」「心配だから支援級にしたけど、本当にこれで良かったの…?」この時期、発達障害・グレーゾーンのお子さんの入学を控えたお母さんは、気持ちが揺れ動いているかもしれません。また、入学後のお子さんを見て、「通常級で頑張っているけど、正直ついていけないみたい。私もトラブルばかりで、なんだか疲れちゃった…」「支援級でのんびりやってるけど、正直持て余しているみたい。うちの子、ずっとこのままでいいの…?」…なんて悩まれているお母さんもいるでしょう。我が家の長男は、通常級・支援級の両方を経験しています。通常級と支援級、両方を経験した私たち親子だから分かること。そして、「通常級か、支援級か」の二者択一ではなく、通常級で受けられる支援や、支援級でも出来る通常級との交流など、さらなる選択の可能性だってあることを、楽々かあさんこと、大場美鈴がお伝えします。通常級から支援級へ、そしてまた通常級へ。それぞれのクラスで受けることが出来た配慮出典 : うちの長男は、小学校入学時の健診までは、目立った知的・言葉の遅れはなく、発達障害に気づかずに入学し、4年生まで通常学級(以下、通常級)で過ごしました。そして、5年生で特別支援学級(以下、支援級)に自分の意思で転籍し、来年度は、また通常級に戻る予定でいます。(※転籍を希望する場合、いつ頃までに伝えれば翌年度のクラス編成に間に合うかは、地域・学校ごとによって異なりますので、それぞれご確認下さい)支援級にも、通常級にも、それぞれにメリット・デメリットがあり、その時々の担任の先生との相性や、クラスの他のお子さん達との関係などでも大きく、その環境が合うか、合わないかは変わってきます。正直、そのクラスがお子さんにとっていい環境になるかは、「実際に、フタを開けてみないと分からない」のです。だから、一概に「通常級で伸びる」「支援級で落ち着く」とは、言い切れない現実もあると思います。また逆に、「通常級で落ち着く」「支援級で伸びる」可能性だって十分あるのです。そして、「支援級か、通常級か」の間で揺れ動く、うちの子と似たようなお子さんには、「その中間のスタンス」である「通常級で受けられるサポート」と「支援級で可能な通常級との交流」もそれぞれあることも、是非知っておいて欲しいと思います。加配や取り出し個別指導、我が家が通常級で受けることが出来たサポート出典 : さて。入学時までに、親に発達障害に気づかれず、いきなり通常級に放り込まれた長男(ごめんね)。当然、大混乱・大パニックです!ランドセルの中身はからっぽ。登下校ではケンカばかり。漢字書き取りは投げ出す…毎日トラブル続きで、私も育児にすっかり自信をなくし、途方に暮れていました。そしてある日。長男はクラスのレクリエーションに参加できずに、泣いて教室を飛び出しました。…そんな時、一緒にいてくれたのが、「加配」の先生でした。「加配」とは、担任に加えて、他の教員などが通常級に入り込む形で、支援の必要な子を中心にサポートしてくれる制度のことです。呼び方も役割もそれぞれビミョーに違いますが、「加配」「補助教員」「支援員」「介助員」「民間のボランティア」などといった呼び名の人が、クラスに配置されて子供を支援してくれます(学習指導ができるのは、教員免許保持者のみ)。自治体の予算で人員が確保されるので、状況によっては、希望を伝えても、配置や増員がすぐには難しい場合もあるかもしれません。うちの学校の場合、加配教員の先生が、1・2年生の各学年に1名が配置され、各クラスを巡回しています。うちの子達がお世話になった例は…・教室を泣いて飛び出したり、パニックになってしまった時に、一緒に廊下にいてくれた・授業中、ぽわ〜んと上の空になっていた時に気づかせたり、漢字学習の時、下書きを入れてくれた・休み時間、友だちともめ事になった時に、仲介役をしてくれた…などなど。普段から何かと長男に声をかけてくれ、コミュニケーションを図ってくれました。他にも、読字障害のある子や、言葉での表現が難しい子、日本語が母国語でない子などに、教科書の代読や筆談をする、などのサポート例もあるようです。加配の先生は、支援・介助の必要な特定の児童1人につく場合もあれば、うちの学校のように、障害の有無に限らず「教室で気になる子」を中心に、全体的にフォローすることもあります。うちの加配教員の先生方は、商売大繁盛。いつも走り回っていて、忙しそう。正直、学年に1人の配置では、低学年のクラスでは手が足りず、充分とは言えない状況のように感じましたが、子ども達にとっては「教室を飛び出したら、加配の◯◯先生が捕まえてくれる」という、不思議な安心感があったようです。出典 : ところが、3年生になると、学年への加配教員の配置はなくなってしまい、特別支援コーディネーターの先生にご相談したところ、頂いた提案が「取り出し個別指導」(以下、取り出し)でした。実は、うちの自治体の他校に設置の「通級」は、希望者が多くて順番待ちの待機状態。私は「何年も待ってる間に、うちの子は大きくなっちゃう!」と、最初から通級の希望は出しませんでした。「取り出し」は、その学校の独自の裁量による任意のサポートです。必ずしも全ての学校で実施されている訳ではないのですが、近年、徐々に実施する学校も増えて来ているようです(実施の有無は、各学校にお問い合わせ下さい)。これは本当に助かりました。うちの場合、希望者が多く、週に1時間程度でしたが、空き教室を利用して、その時間に手の空いている先生(音楽などの教科担任、少人数指導、管理職の先生等)が1対1で、長男を個別に見てくれるというもの。算数を中心とした学習のフォローや、習字や作文など、授業の時間内に取り組めなかった、終われなかった課題を、一緒に丁寧に仕上げてくれました。それでも終わらなかったことは、家でフォローしていたので、私は内心「週1時間では全然足りない」と思っていました。でも、長男はこの「取り出し」の時間をとても楽しみにしていて、少しでも「これならできる」という体験を学校内で得られることが大事なのだと気づきました。それに、この1対1の時間で、長男はいろんな先生と打ち解け、何かと声をかけてくれたりと、学校に長男の理解者・味方が増えました。そして、「おれは、人数が少なければ集中できる!」という自信が持てたので、人数の少ない支援級への転籍を、自ら希望したのです。交流級制度を使うことでこれまでのクラスメイトとも一緒に学ぶことが出来る!出典 : 「交流級」は、「協力学級」「親学級」などとも呼ばれ、支援級に在籍しながら、特定の普通級のクラス(長男の場合、5年◯組)で、一部(または全部)の授業・活動に参加することです。長男は5年生で支援級に移ってからも、それまで一緒に普通級で学んで来たクラスメイトと突然「別世界」に切り離された訳では決してありません。というのも、長男の場合、書字や集中など特定分野に苦手さがあるだけで、今までも、「全て」の教科で「全く」ついていけない、という訳ではありませんでした。そこで「交流級」を活用して、一部の授業や活動は、今まで通り「皆と一緒に」、それ以外の授業は支援級で「その子に合ったペースで」という、選択をしました。長男の場合、転籍してすぐの数週間は、一日中支援級にいましたが、様子をみながら、徐々に交流級で参加する科目を増やし、3学期の現在は、全科目交流級で授業を受けています。他の支援級のお子さん達も、一日中支援級にいたり、交流級を増やしたり減らしたり、ずっと交流級で過ごしたり…と様々です。また、交流級では、支援級の介助員の先生が、慣れるまでそばで見守ってくれたりもしています。それから、それぞれの学年の係活動、運動会や遠足などの行事も、基本的に交流級のクラスメイトと一緒に活動しています。長男は、支援級で苦手分野をマイペースに学びながら、徐々に交流級で過ごす時間を増やしていった結果、再び学習への自信がつき「おれ、もっといろいろ勉強したくなった」と、6年生はまた普通級に戻ることを自ら希望しました。通常級と支援級を行き来させながら私が考えたこと…出典 : オリジナルな発達で、その時々で、伸びたりつまづいたりを繰り返してきた長男。うちでは、そんな彼にとって、なるべく「自信になるほう」の選択をし続け、今があります(勿論うちでも、全てが希望どおりに運ばなかったことだって沢山あります)。子どものことを真剣に考える程、親は期待したくもなるし、不安にもなりますよね。私だってそうです。ただ、私が実感しているのは、子どもの可能性に「絶対」などないということです。私自身、つい思い詰めてしまう性格なので、普段から「絶対〜すべき」や「必ず〜しなくてはならない」といった極端な考えが浮かんだ時は「できれば〜して欲しい」「なるべく〜だといいなあ」と頭の中で変換するように意識しています。子供への声かけ変換を、自分自身に対しても応用した形ですね。そして、「ずっと」「全部」ではなく、「今は〜かもしれない」「ここは〜の可能性もある」と、問題を部分的に絞って考えたりもしています。●「絶対、通常級でがんばるべき」→「できれば、通常級でがんばって欲しいなあ」●「ずっと、支援級で守ってあげなくては」→「今は、支援級で守ってあげたほうがいいかもしれない」…こんな風に変換して考えると、少しだけ気が楽になりますし、子どもの可能性だって広がります。選択肢は2択じゃない!あらゆる可能性には、あらゆる選択を。さて、うちの「もう一つの選択肢」って、何だったと思いますか?そう!ちょっとちゃっかりしていますが、通常級でもサポートの力を借りたり、支援級の在籍でも通常級との交流を行うなどといった、「通常級と支援級の、イイトコ取り」。マイペースな子には、マイペースな支援を。オリジナルな子には、オリジナルな支援を。あらゆる可能性には、あらゆる選択を。「支援級か、普通級か」の2択ではなくこんな選択肢だってあることを、頭の片隅で覚えておいて頂けたら嬉しいです。Upload By 楽々かあさん大場美鈴(著), 汐見稔幸(監修), 『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』ポプラ社, 2017年
2017年02月26日若手俳優として活躍する桜田通による「桜田通 2017.4→2018.3 SO REALカレンダー」刊行記念握手会が2月5日(日)、都内にて開催された。この日の握手会はソールドアウトでファンの期待が高まる一方、桜田さんは「ドラマを見てくださる方が来てくれているなら、すごくうれしいですけど、本物を見てがっかりされないように(笑)。来てよかったと思ってくれれば」と、照れ笑いを浮かべていた。2016年に発売された桜田さんのカレンダーのタイトルは「NOT REAL」で、オタク男子にチンピラ、ギャル男など普段の生活とはかけ離れた様々なシチュエーションに挑戦していた。2017年は、真逆の「SO REAL」がテーマ。桜田さんのプライベートに密着し、友達同士での楽器演奏やたわいもないカフェでおしゃべりの場面など、25歳の素顔、リアルシーン満載の12か月が楽しめる。中でも桜田さんのお気に入りとなったのは、長年通っているという美容室で撮ったショット。桜田さんは、「普段シャンプーしているところとかは、撮られないから(笑)。めっちゃ笑っているところもあります。僕は普段、あまり笑顔を作るのがうまくできないんですけど、自然に笑えていたりして」と、改めて美容室のシーンを眺めていた。なお、表紙の泡風呂は制作側のアイデアだったそうだが、「僕はお風呂が好きなんですけど、まかせたら泡風呂になって(笑)。全部、泡です。POPかなと思ったんですけど、どうなんだろう?僕は好きなんですけど」と、泡からのぞかせる何ともいえない表情もお気に入りだと話した。現在、「嫌われる勇気」と「クズの本懐」の2本のドラマに出演中の桜田さん。同時期に2作品に出ることについては、「ひとつ(「クズの本懐」)は主演としてやっていて、もうひとつ(「嫌われる勇気」)は目上の役者さんが多いので、どちらもいい緊張感があるんです」と、充実感をにじませた。さらに、「両方の現場で僕の頑張るべき場所が明確に違うので、楽しく前向きにやっています。やりがいがあって有意義な時間です」と語り、今後についても「とにかく作品の中で生きる時間をどんどん増やしていきたいです」と意欲的な表情を見せていた。「桜田通 2017.4→2018.3 SO REALカレンダー」は現在全国の書店ほかで発売中。(cinamacafe.net)
2017年02月05日Being Yoga Japanはこのほど、舞台・ドラマで活躍する男優が暗闇でヨガを指導する「ヨガスタジオBeing」(東京都渋谷区渋谷)をオープンした。「暗闇ヨガ」は、ニューヨーク発祥のフィットネスで、"暗闇フィットネス"の 概念をヨガに取り入れたもの。暗闇フィットネスは、照明を暗くすることで人目を気にせず身体を動かせるため、通常の明るさでエクササイズをするよりも消費カロリーや爽快感が増すといわれている。暗闇ヨガは、従来のヨガをベースにダンス音楽のリズムに合わせて行う。スタジオが暗いため、ポーズをとっている様子や、メイクが崩れた姿を見られたくないという人でも、周りの目を気にせず取り組むことができるという。同店のインストラクターはすべて男性。全員、舞台やドラマで活躍するイケメン男優であるとのこと。暗闇の中で男性インストラクターの指導を受けながら、心身ともにリフレッシュできるという。プログラムは、1レッスン45分。しっかり身体を動かした「動」の後には、"シャバーサナ"による「静」を取り入れ、有酸素運動と無酸素運動を組み合わせている。脂肪燃焼効果と筋力アップが同時に実現できるだけでなく、自分の心にも向き合えるヨガの利点を最大限に生かした内容になっているとのこと。料金は1回3,500円、3回9,900円、5回1万7,000円、7回2万1,700円、10回3万円。体験1回3,000円。※価格はすべて税別
2017年02月02日ことばの教室ってどんなところ?出典 : 小学校や中学校には、子どものさまざまな障害や困難に合わせた支援を行う、通級指導教室や特別支援学級が設置されています。「ことばの教室」とは、そのなかでも言語に障害のある子ども向けに設置された、通級指導教室と特別支援学級の通称です。また、ことばの教室は、「言語障害通級指導教室」、「言語障害特別支援学級」と呼称されたり、地域によっては「ことばときこえの教室」と呼ばれ、言語障害の支援と聴覚障害の支援が両方受けられる場所もあります。それは、言語を獲得し、言葉を発するのに聴覚(きこえ)が重要な役割をはたすためです。どちらか片方に障害があると、もう片方にも問題が生じる場合も多く、言葉を発することと聴覚に対する困りごとを同時に支援していく必要があります。通級指導教室や特別支援学級として設置されていることばの教室では、言語障害のある子どもへの支援を行っています。例えば言葉のおくれ、吃音(きつおん)などの話し言葉におけるリズムや声を出すための器官に障害がある構音障害に対して支援が行われます。また、障害の改善以外にも言葉に関する教科(例えば、国語、英語、音楽、算数、数学)の指導も行っています。通級指導教室とは、おおむね通常の学級の授業についていけるが、通常の学級の中で一部、特別な支援を必要とする子どもを対象に設置されている少人数教室です。通級指導教室に通う子どもは通常の学級に籍を置き、学習したり、給食を食べたりと通常学級でほとんどの時間を過ごします。そして、週に数時間、障害に合わせた個別の支援を受けるために通級指導教室へ通います。Upload By 発達障害のキホン一方、特別支援学級とは心身に障害があったり、発達に遅れがあったり、より手厚い指導・支援をより多くの時間必要とする子どもを対象に設置されている少人数学級です。特別支援学級へ通学する場合は、籍は特別支援学級に置きます。そして、体育や生活、道徳、課外活動をはじめ、一部の授業を通常学級の子どもと一緒に受けることが通例です。Upload By 発達障害のキホンどんな子どもがことばの教室に通うの?出典 : 言語障害のある子どもがことばの教室へ通います。言語障害と一口にいってもさまざまな種類があります。ここでは医学的言語障害ではなく、ことばの教室が対象としている言語障害について説明していきます。言語障害とは、話すため・言葉の発声のために必要な一連の動きに障害があることを言います。例えば、人は話す時にまず、頭の中で話す内容を考え、文章にします。次に音を出すための筋肉に脳から信号が出され肺による空気量の調節や声帯筋が運動し音がでます。次に音を声として発する鼻や口、舌の動きが調節され声となります。声は耳の聴覚によって感じられ、そして脳で言葉を言葉として理解します。言葉を話し、人とコミュニケーションをとるためには上記のような発声に関わる機能だけでなく、思考や社会性の発達、心理的問題や自己観の形成も深く関わってきます。そのため、言語障害は話すことに必要な器官の障害というだけでなく、話すことまた聞くことに問題がある障害を指します。ことばの教室は、言語障害のある子どもを対象にしていますが、通級指導教室と特別支援学級で、その対象が少し違います。ではどのように違うのでしょう。参考書籍:ピーター・B.デニシュ (著), エリオット・N.ピンソン (著)『話しことばの科学―その物理学と生物学』東京大学出版会/刊通級指導教室のことばの教室も、特別支援学級のことばの教室も以下のような子どもが対象となります。1. 唇の断裂(口蓋裂)や、音を発声させる器官(構音器官)のまひなどによる機能的障害のある子ども例) 声が鼻にかかったり、鼻に抜けてしまう。”さかな”の発音が”たかな”になってしまうようにサ行やカ行がうまく発音できないなど。2.b吃音などの話し言葉におけるリズム障害のある子ども例) ”きんぎょ”を”き、ききんぎょ”と言葉を繰り返してしまったり、”き...んぎょ”など言葉が詰まってしまうなど。3. 話す、聞くなど言語機能の基礎的事項に発達の遅れがあり、言葉の順序や表現に偏りのある子ども4. その他に上記のような障害に当てはまる子ども5. 言語障害の原因が上記でなく、他に原因がある子ども■「通級指導教室」のことばの教室に通う場合通級指導教室へ通う子どもは、多くの時間を通常の学級で過ごします。つまり、通常級に籍をおきながら、支援が必要な課題(ある特定の困りごとや、その困りごとから来る学習上の問題)だけを改善するために通級指導教室へ通い、そのほかの授業や活動は通常の学級で行います。そのため、通常の学級での集団行動や教員からの指示の聞き取りがある程度できる子どもに向いているでしょう。■「特別支援教室」のことばの教室に通う場合特別支援学級へ通う子どもは、逆に大半の時間を少人数の特別支援学級で過ごします。通級指導教室に通う子どもは一部の困りごとに対して支援を受けますが、特別支援学級に通う子どもは、困りごとへの支援に加え、国語や算数、社会などさまざまな教科の授業をうけます。特別支援学級に通うのは、通級指導教室に通う子どもに比べて、個別の支援の必要性が比較的大きい子どもです。また、通常の学級が1クラス35~40人に対し、特別支援学級は8人と少人数の編成です。ですので、落ち着いた環境で心理的な安定を保ちながら指導を受けたい子どもに向いているでしょう。ことばの教室で受けられる支援は?出典 : ことばの教室ではさまざまな支援や教育を受けることができます。通級指導教室と特別支援学級で共通した支援もあれば、異なる支援もあります。それらの点について詳しく説明していきます。通級指導教室や特別支援学級では、個別指導計画と個別の教育支援計画を作成してもらうことができます。個別指導計画とは、子ども一人ひとりの困りごとや障害に合わせ、各教科の学習や、集団行動・生活の指導目標や指導内容・方法を示した計画です。この指導計画に基づき、さまざまな教員・関係者が共有し連絡を取り合いながら指導・支援が行われます。具体的には、担任の教員を中心に保護者や、特別支援教育コーディネーター、専門家といったさまざまな人が、子どもの障害の状態や課題、優先事項などを話し合い作成します。一方、個別の教育支援計画は、個別指導計画より長期的な視点に立ち、学校のみならず、家庭や余暇活動も含めて、具体的な支援の計画を示した計画書です。医療、教育、または福祉、就職などさまざまな機関に引き継がれ、一貫した支援が受けられるようになります。通級指導教室では、子ども一人ひとりの言語に関する困りごとを改善するための支援が受けられます。一方、特別支援教室では、言語に関する困りごとの改善とともに、言語障害を考慮しながら各教科の授業を手厚く行います。具体的にどんな支援かご説明していきます。■通級指導教室では?通級指導教室では、学習の遅れや補充をするのではなく、子ども一人ひとりの困りごとに合わせた教育や指導が行われています。言語障害があるために学習が進まない場合には、学習指導も行われます。例えば次のような指導が行われます。・発音に誤りのある子ども正しい発音を身につける練習、音を聞き分ける練習、唇や舌の動きをよくする練習、コミュニケーションの力を育てる指導などが行われます。・吃音のある子ども吃音について正しく理解する学習、吃音の友達と出会ったり、気持ちを話し合ったりする学習(グループ指導)、発達・認知面の力を育てる指導、コミュニケーションの力を育てる指導などが行われます。・言語発達遅滞のある子ども子どもの実態に合った教材を使って言語理解・表出する力を育てる指導、発達の評価、コミュニケーションの力を育てる指導などが行われます。国立特別支援教育総合研究所■特別支援学級では?特別支援学級では、通常学級で過ごす交流学級という時間もありますが、特別支援学級に通う子どもは多くの時間を特別支援学級で学びます。子ども一人ひとりの困りごとに合わせた指導・支援はもちろんのこと、各教科の学習についても指導や支援が行われます。たとえば、国語や算数ではどのような支援が受けられるのでしょうか。・国語読むことに対する支援として、言葉の意味や概念の理解を深めるために絵や写真を使いながら話したり、動作を実際にやってみて説明したりします。また、辞書を活用し、意味を調べ自分でまとめた辞書を作ったりすることもあります。聞くことに対する支援では、話す内容についてそのポイントや重要な部分をあらかじめ説明し、子どもが聞き取るべき部分がわかるようにします。書くことや話すことに対しての支援は、教員との会話のなかで実際に子どもが体験したことを口頭で文章化したり、作った文章をさらに書き起こしてみたりするなどの練習が行われます。・算数文章題などを解くとき、文章の内容や意図を理解することが難しい場合があります。そのような場合は、単語の意味を確かめたり、図や絵を通して理解を促していきます。また、類似の問題に繰り返し取り組んだり、逆に類似の問題を作ってみることで理解をより深めていきます。ことばの教室のクラス編成はどうなっているの?出典 : ■通級指導教室通級指導教室ではほとんどの場合一対一で指導が行われます。ですが集団の中での困りごとやコミュニケーションでの困りごとがある場合は集団で行われることがあります。■特別支援学級特別支援学級ではクラス定員は8人までと決まっています。ですので少人数学級で授業を受けられます。ことばの教室にはいろいろな人が関わっています出典 : ことばの教室では、通級指導教室や特別支援学級の教員だけでなく、保護者、医療スタッフなどさまざまな人が子どもの教育、指導、支援に関わっています。通級指導教室でも特別支援学級でも、必要に応じて、口腔外科医、言語聴覚士、歯科衛生士などの専門家から正しい発音の基礎となる口腔の状態について助言を受けることができます。一方で、保護者や教員は、通級指導教室と特別支援学級では子どもとの関わり方が少し違います。保護者通級指導教室の場合、多くは保護者が付き添いをし、時には一緒に授業に参加することもあります。一方、特別支援学級の場合は、保護者が希望しない限り一緒に授業を受けたりすることはありません。しかし、通級指導学級も特別支援学級もお住まいの学区以外の学校へ行く場合は保護者の送り迎えが必要となります。教員通級指導教室の場合、担任の教員と指導の教員が異なるため、連絡ノート交換、指導報告等を通して、子どもへの共通理解を図ってゆきます。一方、特別支援学級では担任の教員が指導を行う場合が多いので一貫した支援が受けられます。ことばの教室にはどうやって入るの?出典 : 未就学児で来年度からことばの教室を検討している場合未就学児で来年度からことばの教室を検討している場合、就学相談に行く必要があります。就学相談とは、通級指導教室や特別支援学級を含めた特別支援教育を受けるためにお住まいの教育委員会と話し合いの場をもうけ、子どもにとって最適の学びの場を考える機会です。一般的に就学相談は早い地域で幼稚園・保育園の年長の春から、遅くとも秋ごろには始まります。就学相談については、お住まいの教育委員会の窓口まで問い合わせてみましょう。就学していて言語障害が気になり、ことばの教室を検討している場合まずは担任の教員に相談してみましょう。そこから教育相談をすすめられたり、特別支援教育コーディネーターを紹介してもらったりします。そして、一般的にはことばの教室の指導員の方などと面談をし通学の必要性が検討されます。まとめ出典 : ことばの教室では言語障害のある子どものサポートをしています。言語障害といってもさまざまな困りごとや課題を抱える子どもがいます。通級指導教室と特別支援学級の特徴をとらえながら、子ども一人ひとりにあった学びの場を考えてみましょう。
2016年12月15日子どもが通級や特別支援級に通うこと、周囲のみんなはどう思っているんだろう?出典 : 我が家の長男は現在小学5年生。自閉症スペクトラム、ADHD、学習障害の診断を受け、小1から通級指導教室に通っています。先日、私が入っている通級学級の親の会で、1人のお母さんからこんな話題が出ました。「子どもが通級に通うために学校を休むと、友達から『どうして昨日学校来なかったの?』『通級で何やってるの?』って聞かれるみたい。友達からの関心が辛いのか、本当は通級が大好きなのに、最近は行きたくないって言い出して…」実はこのような話は通級学級の親の会でよく聞きます。通級学級で自信をつけ成長していたお子さんが、「友達にからかわれるからもう行きたくない」とやめてしまうケースも少なくないようです。親自身も偏見を恐れて隠したりごまかしたり…。私自身も、そのような葛藤を抱えながら、この5年間を過ごしてきました。私たち家族がどんなふうに子どもの障害と向き合い、周囲に伝えてきたのか?上手くいった例とその背景にあった葛藤も含め、ご紹介したいと思います。通級とは、通級指導教室とも呼ばれ、通常の学級に在籍しながら比較的障害の程度が軽い子どもが、その子に合った個別の指導を受けられる学級です。主に各教科の学習や給食は通常級で受け、通級の時間だけ移動して指導を受けます。小1の秋、通級に通うことが決まった長男。友達からいじめられたりしない…?出典 : 長男が通級に通うことが決まったのは小1年生の秋頃からでした。通級に通わせることが不安だった私は、通い始める前に学校の先生へ相談しました。「これから毎週通級に通うことで、在籍級の友だちからいじめられたりからかわれたりしないでしょうか?本人にはどのように伝えたらいいのでしょうか?」先生はこの相談に対し、「お子さんに『通級に通うのは勉強ができないからだ』などと、マイナスのイメージを持たせるのはやめましょう。本人が、通級に通うことに前向きでいることが、1番大事なんですよ。周りの友だちにも、『僕はこんなところに通っているんだよ』と堂々と言えれば、意外と周りの子どもたちも『あーそうなんだ』で受け入れてしまうものなんです。実は、偏見や疎外感って周りの大人が生み出していることも多いんです。『そんなこと聞いたらかわいそうでしょ!』と変に隠したり曖昧にしたりすると、子どもたちは敏感に感じ取ります。ですから、この通級学級に入級してくる子どもたちには『あなたは選ばれてこのクラスに入りました。ここならきっとがんばっていろんなことができるようになります』とお話しているんですよ。おうちでも、ぜひそんなふうにお子さんに伝えてくださいね。」と仰いました。出典 : この先生の言葉は、今でも私を支えています。この話に心から感動した私は、「これから私がすべきことは、長男が今の自分に自信を持てるように環境を整えることだ」と、気持ちを改めました。その後、まずしたことは「あなたはとても頑張り屋なので、○○学級に行けることになりました」と書いた賞状を作って長男に渡したことです。小1でまだまだ素直だったからでしょうか、びっくりするぐらい大喜びして、「早く行きたい!」と楽しみにしていました。そして、在籍級の担任の先生とお会いして口裏合わせをお願いしました。長男が通級に通っていることを変に隠さないでほしいこと、そして長男は通級で頑張って勉強していることを、周りの子たちに伝えてほしい、と頼んだのです。幸い、他にも同じ通級に通っている子が学年に何名かいたので、子どもたちもすんなりと受け止められたのでしょう。友達に「明日遊べる?」と聞かれても「あ~○○学級に行く日なんだ~」「そっか~じゃあまた今度ね~」という会話が日常となるほど、本人も周囲も違和感なく受け入れてくれたのでした。通級に通うことをどう伝えるか?一番悩んだのがママ友だった出典 : そして次にしたことは、「近所のママたちに伝えること」です。正直、これが私にとっては1番気の重くなることでした。でも、毎朝一緒に登校している長男が、週に1度学校に行かないのは、すぐにわかってしまうことです。近所の親の憶測が子どもの耳に入り、長男がからかわれたり、変に気をつかわれたりするよりは、私の口からちゃんと説明をしよう…!そう決意しました。そのとき心がけたのは、「発達障害だから」という伝え方ではなく「どんなことに困っているのか」をわかりやすく伝えることでした。このため、発達障害や学習障害という言葉を使わずに「うちの子、斜視で手術してるから字を読んだり黒板を写して書いたりするのがすごく時間がかかって辛いみたい。だから少人数で子どものペースに合わせてくれる、通級学級の方が勉強しやすいかと思ってね。」と、具体的に説明をしてみました。おかげで、近所のお母さんたちも「そうなの、頑張ってね~」とすんなり理解してくれ、自分の子どもたちにもそのようにお話してくれたようです。4年生になった長男は授業中、ノートがとれず…彼の姿をみた友達の一言出典 : ですがその後、長男が4年生になる頃には、少しずつ授業に出遅れるようになりました。授業中ボーっとしていたり全然ノートをとっていなかったりする長男に、「ずるいぞ、ちゃんとやれよ!」などと周りの友達からキツイ言葉をかけられることが増えていきました。長男はさぼっている訳でなく、学習障害の特性の1つで読み書きが苦手だったのですが、周囲の友達にはサボっているように見えていたようです。友達からの誤解でだいぶ傷付いた長男を見て、周りの子どもたちにも、長男のことを理解してもらったらどうだろう…?と考えました。担任の先生と相談をし、長男が通級でいない日をねらった私は、読み聞かせボランティアに行き、クラスのみんなに話をさせてもらいました。・長男は目でものを見るとき、人よりも疲れやすいこと・みんなと同じように見えていないこと・だから授業を受けているだけでとても疲れ、みんなのように上手に書き写すことができないこと・それでも、頑張って授業を受けようとしているから、応援してほしいこと一つ一つ、具体的に説明していきました。具体的な説明をすることで、子どもたちに理解してもらえた出典 : みんながどんな風に話を受け止めるのか不安でしたが、どの子も真剣に話を聞いてくれていました。後日、クラスのお母さん数人から話を聞いたところ、「あいつがそんな風に大変なの、知らなかったよ。」と家で話していたそうです。子どもたちの誤解が解け、本当に嬉しかったです。ご家庭によって、長男のことを本当のところはどう思っているのか?私にはわかりません。でも、私たち親ができることは障害やできないことがあっても、胸を張って子どもたちを見守っていくことだと思います。偏見や批判はあっても、子どもには正直に伝えていきたいですね。
2016年12月05日神戸市立の高校で50代男性教諭が2014年夏から2015年夏にかけて、自身が顧問を務めているソフトテニス部の主将に対して約1年で500~600通のメールを送っていたことが明らかになりました。練習時に指導しきれなかった内容などについてメールを送っていたそうですが、「生徒の重荷になる」という理由で、メールの伝達をやめさせたそうです。神戸市の教育委員会によると、男性教諭は他の部員にもメールを送っていたが、主将へのメールは多い時で1日に約20件と突出しており、土日にも送っていたとのことです。メールの内容やメールでの連絡がいけないことではないですが、今回のような指導として行き過ぎとも言えそうな行為に違法性がないか解説していきたいと思います。*画像はイメージです:■1.行き過ぎた指導の違法性について行き過ぎた指導について裁判例としてデータベース上で検索できるものは数える程しかありませんが、生徒が自殺したため損害賠償請求を認めたものもあれば、生徒が自殺していても「やや厳しかったことは否定できないが、指導による教育的効果を期待し得る合理的な範囲内のものといえるから、正当な指導として許容される」としたケースもあります。正当な指導として許容されるとしたケースは、担任教諭が小学5年生の生徒に対し、図形の作成をできるまで繰り返し訂正・再提出させたり、学校行事に際して演奏する楽器の居残り練習をさせたり、忘れ物したことに対し厳しく叱責したというものでした。行き過ぎた指導の違法性について、判断基準が確立されているわけではありませんが、結局は、指導の目的、指導の内容・方法・程度、生徒の年齢・性格・心身の発達の程度、指導による生徒への影響等の個別事情を総合的に検討し、正当な指導といえるかが判断されるのではと考えます。 今回のケースにおいて、男性教諭は、顧問を務めるソフトテニス部の女子主将に対し、1日約20件のメールを送ったり、プライベートな時間であるべき夜や土日にも送ったりしており、確かに指導として行き過ぎの感はあります。しかし、メールの内容は練習日の調整や練習内容などに関することや、練習の報告を求めるもので、この点は指導の域を逸脱しているわけではありません。また、今回のケースでは、学校の方で行き過ぎた指導を把握して教諭に対しメール伝達を止めさせたという事情もあります。したがって、この男性教諭が学校の指導に従わず従前の行き過ぎた指導を今後も継続して生徒に悪影響を与えれば違法となることもあると思いますが、男性教諭が学校の指導によって自身の行き過ぎた指導を自覚して改めるのであれば違法とまではいえないように考えます。 ■2.私立の学校か公立の学校かによって違いはあるのか私立の学校でも公立の学校でも、普通教育であれば「教育内容が正確かつ中立・公平で、地域、学校のいかんにかかわらず全国的に一定の水準であることが要請される」(第一次教科書裁判上告審)といった制約がありますが、教育目的を達成させるためにある程度の裁量が教員にも認められます。教育の目的が「人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成」であるところ、そうした目的を達成するためには教員の人格に基づいた指導が不可欠であり、そのためには教員の指導にある程度の裁量を認める必要があるからです。私立の場合、建学の精神や校風に特色がある場合もあり、それによって教員が指導できる範囲(裁量)が公立の場合よりも多少狭まる場合もあれば、多少広がる場合もあるのではと思います。例えば、ルールを守らせる厳しい校風に特色がある私立であれば教員もそれに従って生徒に厳しい指導をしていかなければならず、その意味で指導できる範囲が狭まるのではと考えます。逆に、自分の意見を言える伸び伸びした自立できる生徒を育てるための校風に特色がある私立であれば、教員は、生徒に厳しくしすぎてはいけないという意味では裁量が制約されるかもしれませんが、子供の人格を発現させる方向での教育指導であれば裁量が広くなるのではと思うわけです。 生徒のためを思っての厳しい指導も必要な場合があるかとは思いますが、生徒自身が自身の心身を守る力が十分とはいえないのが通常ですから、教育に携わる方には、本当にこれでいいのか、やり過ぎではないか、一方的な指導ではなく時には同僚や生徒自身に確認しながら教育に取り組んでいただきたいと思います。 *著者:弁護士 冨本和男(法律事務所あすか。企業法務、債務整理、刑事弁護を主に扱っている。親身かつ熱意にあふれた刑事弁護活動がモットー。)【画像】イメージですGraphs / PIXTA(ピクスタ)
2016年11月30日成長を実感する幸せも束の間、子どもの将来と向き合う時期となり…出典 : 子どもの就学先を決めるとき、みなさんはすぐに「ここだ!」と思える学校選び(学級選び)ができましたか?いいえ、と答える方が多いのではないでしょうか?溢れる情報の中、いっそのこと誰かに決めて欲しい!とすら、私は思っていました。私の息子は、幼稚園入園直前に発達障害の診断が下りました。年少から年中にかけては、とにかく幼稚園生活をスムーズに送らせることに、全神経を集中させていました。段々と成長していく姿は何よりも嬉しく、疲れやすい息子を必死にサポートしながら、日々を過ごしました。そういう意味で、年少から年中にかけては、「今現在の息子」の姿だけを見ることのできる、1番幸せな時期だったのかもしれません。誰かが4歳~5歳は、「発達障害のゴールデンエイジ」と呼んでいましたが、それほどまでに、子どもの成長が実感できる時期でもあったのです。そして年長になって、いつもの発達外来に行ったときに、担当医にこう言われました。「来年度は就学ですから、ゴールデンウィークあけに市の就学相談に行ってください。息子くんの就学についてどうするか、そろそろご両親で話し合いをしてくださいね。」私はこの言葉でハッとしました。これまでは「今現在の息子」の姿を見ていれば楽しかった毎日。しかし、年長になった途端「未来を考えて行動する」よう求められるのです。決断の重さを自覚するほど、決められないジレンマ出典 : 就学相談では、本人同伴で市役所の相談員と話をします。子どもは臨床心理士の先生と一緒に遊びながら、行動観察をされます。しかし、「この子はこういう特性がありそうだから、特別支援がいいですよね」「普通級で大丈夫だと思いますよ」などといった助言は一切されることはありません。決断は全面的に親に委ねられます。発達検査での数値もある程度は参考にされますが、数値だけではわからないような、本人の困り感というのがあります。私たち親にとって発達検査の数値は、就学の決定の参考に、あまりなりませんでした。発達外来の担当医も、療育の先生も、幼稚園の先生さえも、この件についてはあまりはっきりとしたアドバイスを下さいませんでした。「あくまでも決めるのは親御さんですから、私たちからはこうしたらいいとかは言えないんですよ…」というお答えがほとんど。おまけに、小学校の特別支援級を批判する声が、耳に入ってきました。私は、考えれば考えるほど頭がこんがらがってきました。息子にとっての人生の大きな決断を、自分だけに委ねられている状況。客観的な資料は無いに等しく、私の感覚と経験値だけで選ばなければならない辛さ。今まであんなにいろいろな人が助けてくれたのに、どうしてこの決断だけは自分ひとりに委ねられてしまうのか…。「いっそ、誰かが決めてくれたらいいのに…」私は、ついに就学について考えることが嫌になり、逃避状態になっていました。やっと行動する気になり、見学へ。そこで見た特別支援学級は…出典 : 特別支援級への通級になるかどうかは、うちの自治体では8月から審査が開始されます。ですから秋までには、親の希望を市のほうに提出して欲しいと言われます。ところが私は考えることを放棄し、9月になっても答えを出しませんでした。しまいには「このまま放置して、普通級でいいか」と思い始めていました。しかし私は、発達ナビに以前掲載された記事(下記、関連記事参照)をふっと思い出したのです。私は重い腰をあげ、入学予定の小学校に電話をかけ、特別支援級の見学を申し込みました。(残念ながら息子同伴は不可でした)これで納得がいかなければ、答えが出るだろうと思ったのです。授業見学当日は、教頭先生がわざわざ同伴してくださり、1クラスずつ支援の内容を説明しながら、案内してくださいました。授業後は、教頭先生と特別支援コーディネータの先生が面談の時間を取ってくださいました。見通しをたてた授業、刺激を一切排除したシンプルで静かな教室、教室の奥には囲いに囲われたクールダウンスペース、そして何よりも、子どもたちの楽しそうな様子に目が留まりました。教頭先生が教室にフラッと立ち寄るたび、子どもたち「先生今日ね、テスト頑張ったんだよ」「先生、明日のテストはここで受けてもいい?」と声をかけてくる様子が印象的でした。教頭先生は支援級にいる全ての生徒の名前を覚えていて、みんなが「教頭先生!教頭先生!」と慕っています。私はそのときに、自分の中に湧き上がってきた感想を忘れることができません。「自分も小学生の頃、この教室に通いたかった…!」決めるのは怖い。でも、親が「失敗を恐れない」ことで子どもの可能性につながることも出典 : 自分の中に湧き上がってきた感想が私の答えの全てでした。「まずは特別支援級の通級から始めてみよう」、私は授業見学から帰宅してすぐに、2回目の就学相談の予約を取りました。みなさんがもし、お子さんの就学先で特別支援級か普通級か?決定を委ねられて悩んだときには、まずは入学予定の小学校の特別支援級へ、見学に行ってみることをお勧めします。そしてもう1つ、私からお伝えしたいこと。特別支援級か普通級か選ぶことを、「子どもの人生を決めてしまう」という風に、プレッシャーに感じないで欲しいのです。子どもが普通級が良かったと言うのであれば、(息子の小学校に関しては)学期途中で普通級に転籍することは可能です。普通級が合わないと思うのであれば、次の学年から特別支援級を検討することもできます。子育てをしていると、節目節目で大きな決断を迫られることが沢山あります。けれども、それを選んだら、子どもの人生はもう後戻りできないわけではありません。大切なのは、上手くいかなかったとしても、次の一手を冷静に考える力を残しておくことです。だからどうか、自分が全ての手綱を握っているかのように悩まないでください。そのときの状況に応じて考え、決断を変えていく自由も、私たちにはあるのですから。
2016年10月20日アラサー世代になると仕事にも慣れ、後輩もでき、その指導を任されることも多いのではないでしょうか。話が通じない…厳しいことを言うとすぐに辞めてしまう…何を言っても響かない…など若い世代との接し方、後輩や部下の扱いにお悩みの方も多いのではないかと思われます。一般的に25歳以下の“ゆとり”と呼ばれる世代はテレビドラマで取りあげられるほど話題になり、その生態もイマイチわからないもの。そこでゆとり世代はもちろん、20代前半の若い後輩を多数相手にし、指導もストイックなイメージのある美容師さんの後輩への接し方、指導法をリサーチ。「air-OSAKA」のスタイリスト、山口さんにお伺いしてきました。後輩との会話のつかみは音楽ネタで!「サロンには音楽がかかっていることが多いので好みの音楽とか、知らない音楽について聞いたりするとわりと盛り上がりますね。世代の差を埋めることもできます。若いお客様の役にも立つので20代前半をターゲットにしたような雑誌を読んだり、親戚の子供とのLINEなんかで情報収集することもありますよ」(山口さん)情報収集が大切な美容師さんならではと言えますが、こちらから少し後輩に近づくようにする努力が大切と言えそうです。また接客業は会話が命。後輩との会話の中で接客時の会話について指導することもあるそう。「最近は敬語が使えない子が多いんです。“〜でよろしかったでしょうか”や“〜の方”などいわゆるコンビニ敬語と呼ばれる変な敬語は、普段の会話の中で注意することがありますね」(山口さん)普段の話し口調がうっかり大切な場面で出てしまうことがあるもの。このようなことを防ぐためにも後輩と積極的に会話することが必要ですね。冷静かつ細かい指導が良い後輩をつくる!「今の若い世代は私たち世代が教えてもらったような方法、例えば多くを語らずとも見て学ぶみたいな方法は全く響きません。具体的に細かく、その子が納得できるまで時間をかけて説明する方法が一番良い気がします」(山口さん)私たちの常識はもはや若い世代には通用しないと思った方が、教える方としても楽になれるのかもしれませんね。叱るのはミスした日だけにすべし!「サロンでは次の日までその失敗を持ち越してしまうと営業に支障が出てくるのでその日のうちに解決するように心がけています。技術的なミスはその日の夜に練習させる、また接客のミスは営業後に話をしたり、ご飯に行くなどしてやる気を出させるようにしています」(山口さん)短期集中型の叱り方は叱られる側の立場に立ってみてもかなり有効な方法ですよね。長引かせない努力は見習いたいところです。落ち込み・悩んでいる後輩はまずは「認めてあげる」姿勢を!「基本的に後輩が悩んでいることって自分も通ってきている道なんですよね。なので自分の過去の話をしたり、その解決法を教えたりしますね」(山口さん)さらに最近の若い世代は“認められたい・ほめられたい”願望が強いそうで「辞めれば?」「もう明日から来なくていいよ」など存在を否定するような発言をしてしまうと本当に次の日から来ないこともあるそう。さらに全体的に見て若い世代は熱意があまり表に出ず、ライバル心や悔しいという気持ちが薄い子が多い傾向にあるようです。なにくそ精神を押し付けるのではなく、時代にあった指導方法に私たち側も変化させる柔軟さが求められると言えそう。まずは自分の経験から相手を認め、その上で正しい方へ導いてあげることがうまく後輩を転がし、ヤル気を出させる方法なのかもしれません。▼Instagramで、山口さんのスタイルをチェック!Instagram(山口 千佳子)※山口さんにヘアチェンジを頼みたい方はこちら※取材協力: air-OSAKA
2016年10月15日発達障害のある子どもの保護者たちが始めた、署名キャンペーン先日、発達障害児童のための専門的な教員を増やすための、文部科学省に向けた署名キャンペーンがインターネット上でスタートしました。Upload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)「change.org」署名キャンペーン: 発達障害の子どもの個性に合った教育を!学校現場で専門の知識を持った先生を増やしてください!発達障害の小学校6年生の男の子を持つ親です。小学校入学時からずっと、発達障害児向けの通級指導のクラスに入れず、4年間「待機児童」となっていました。他に優先すべきお子さんが沢山いて空きがないと言われ続け、この2年間は申し込みすら諦めました。仕方なく通常学級のみに通わせていますが、周りのお子さんに興味はあるけどコミュニケーションの取り方が分からない我が子は、これまで沢山苦労してきました。1年生の時から待ち続けて、気付けば今年で小学校卒業です。このキャンペーンは、発達障害のあるお子さんのいるご家庭保護者の方々有志によって呼びかけられています。学習や行動面に困難がある子どもを個別にサポートする手段として、「通級」による取り出し授業も重要な選択肢の一つですが、このキャンペーンのエピソードのように、通級指導教室のニーズに対して空き枠や教員数が足りず、「待機児童」が発生している学校や地域も少なくありません。発達が気になる子どもたちの学びの機会を保障・拡充していくべく、「LITALICO発達ナビ」としてもこのキャンペーンを応援しています。このコラムでは、今回のキャンペーンの背景にある、障害や困難のある生徒児童を取り巻く状況と、学校教職員の配置・育成に関する政策動向をおさらいしてみます。通常学級で困難を抱える子どもたちへの支援を取り巻く現状出典 : 「6.5%」この数字に見覚えのある方、この数字が何を指すかご存知の方はおられますか。これは、通常学級の中で、知的発達に遅れはないものの学習・行動面で著しい困難を示す生徒の割合の推計です。2012年に文部科学省によって行われた、全国の小中学校の児童生徒約5万3千人の状況を対象にした調査結果で示されたもので、以来、発達障害のある子どもの教育・支援政策を議論する上での重要な前提指標となっています。調査では、①学習面(「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」)②行動面(「不注意」「多動性-衝動性」)③行動面(「対人関係やこだわり等」)の3点について質問紙が配布され、担任教員が学級の児童生徒の状況について回答しました。6.5%ということは、たとえば30人学級であれば、1クラスにつき約2名の子どもは、勉強や行動・コミュニケーションで大きな「困り」があり、なんらかの支援を必要としているということになります。こうした通常学級の子どもたちの困難を解消する手段として、「通級指導教室」という、自分の苦手なことに合わせた個別の支援・指導を受けられる少人数の教室が存在します。通級指導の対象となった子どもは、授業時間割の一部は通常学級を抜けて通級教室に通い、個別の支援・指導を受けることができます。Upload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)ただし、通級指導教室は現状全ての小・中学校に設置されているわけではなく、通級がない学校で通級指導の対象となった子どもは、近隣の学校の通級教室に移動して授業を受けることになります。こうした事情もあり、2012の同調査でも、困難が大きいとされた6.5%のうち、「現在、通級による指導を受けていない」児童生徒は93.3%に上るという結果が出ています。さらに、これら「現在、通級指導を受けていない」児童生徒のうち97.4%は、「過去、通級による指導を受けたことがない」ということです。冒頭の署名キャンペーンにあるように、複数年にわたって通級待機状態にある子どもたちも決して少なくないと言えます。文部科学省初等中等教育局特別支援教育課, 「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」, 平成24年12月5日通級指導員を10年で10倍へ―文科省の予算要求とその実現可能性は?出典 : 次に、先日提出された、文科省による2017(平成29)年度概算要求を見てみましょう。文部科学省初等中等教育局, 「2017(平成29)年度概算要求」上に述べたような通常学級の子どもたちを取り巻く状況を受けて、通級指導に関わる教員の増加に注力した予算要求が提出されています。1) 教員対子ども比率が現在の13:1から10:1になるように、教員数を追加で10年間にわたって毎年890名増やすこと2) 増加教員を加配ではなく基礎定数化することの2つが大きな柱です。1つ目の増員目標ですが、これは、通級指導教員を今後10年で10倍に増やしていくという方針を示した数値です。少子化の進展により、日本の学校の児童生徒数全体は減少傾向にありますが、発達障害に対する認知の向上や、個別の支援を必要とする子どもたちの早期発見体制が整ったことなどもの要因もあり、通級指導の対象となる児童生徒は、この10年で約2.3倍に増加しました。Upload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)今後もこうした個別の支援に対するニーズは拡大していくと思われ、専門的な個別の支援・指導が行われる通級指導教員の増員が目指されています。次に、通級指導教員を「基礎定数化」するとはどういうことでしょうか。これまで、通級指導教員は、「加配定数」という扱いで、毎年の予算折衝ごとに人数が決められていました。これを、通級の対象児童生徒人数に応じて、教員の必要人数を機械的に算出する「基礎定数」枠に変更することで、安定的・計画的な教員採用・配置を出来るようにするという狙いのようです。Upload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)一方、今回提出された予算要求については、財務省との間で考え方の相違があり、交渉は難航しているとの見方もあります。これに対して、財務省は、通級指導と日本語指導の教員定数を基礎定数に組み入れることには賛成しているものの、加配定数の増加は認めない考えです。少子化による児童生徒数減少で、放っておいても、これから基礎定数は減少していき、そのうえで加配定数の増加を認めなければ、教員数全体を大幅に削減できる……という狙いです。つまり両省は、基礎定数の変更までは同じ方針でも、その後の加配定数の扱いについては、まったく別の考え方を持っているわけです。---「ベネッセ教育情報サイト」, 小中学校の先生の数はどうなる「定数構想」めぐり攻防か, 2016/10/11公開, 2016/10/13最終アクセス通級指導教員を定常的に確保し増やしていくための予算が確保できるかどうかは、この秋の予算交渉が正念場となるようです。一人ひとりの個性を伸ばす教育を。市民の声を力に変えて出典 : 署名キャンペーン上では、「1日も早く専門的な知識をもった先生を、もっと多く、増やしてください。」という声が上げられています。また、署名に賛同した人たちの投稿コメントの中にも、発達障害のある子どもを持つご家族の体験談や、現場の教職員の方々の悩みの声が寄せられています。また、このキャンペーンは決して「発達障害児童」だけのためのものではないでしょう。診断の有無によらず、学習・行動面で個別の取り出し支援が必要・有効な子どもは多くいるなか、専門性の高い教職員を安定して確保・育成していくことは、全ての子どもたちの学びが保障される社会をつくるために、とても重要な施策であると思います。私たちは、発達障害の子ども一人一人が必要な個別支援を受けられるよう、専門の先生を増やすように国に求めます。この問題は、何も発達障害の子どもだけの問題ではありません。コミュニケーションが得意・苦手、足が早い・遅い、手先が器用・不器用など、子どもはみんな違います。一人ひとりの子どもたちが学校で自分の個性に合った教育を受けられる、そんな社会を私たちは望みます。子ども達はこの国の未来です。どうかこの問題が国に届くように、皆さんの力を貸してください。---「change.org」署名キャンペーン: 発達障害の子どもの個性に合った教育を!学校現場で専門の知識を持った先生を増やしてください!実際に、通級指導の担当教員をどれだけ確保できるかは、今後の文科省と財務省の間の予算交渉次第ですが、それによって、今後の教育環境の方向性が大きく決まってきます。来年度の予算交渉が本格化するこの時期に、署名キャンペーンを通して家族当事者や市民の声を伝えることは、重要なアピールとなります。今回の署名キャンペーンを、「LITALICO発達ナビ」としても応援したいと思います。この問題に関心を寄せ、賛同される方はぜひご署名をお寄せください。以下のページからオンラインで簡単に署名可能です。「change.org」署名キャンペーン: 発達障害の子どもの個性に合った教育を!学校現場で専門の知識を持った先生を増やしてください!
2016年10月13日突然言われた「特別支援教室」への変更。長男の自信を培った通級はこれからどうなる?出典 : 子どもに合っていた学習環境が、行政の方針で急に変わることになったら、どうしますか?一方的な行政の方針に、私たち親はどう向き合えばいいのでしょうか?「来年から3年かけて、今までの通級学級は『特別支援教室』へ変わります。」この言葉を、通級の先生から初めて聞いたのは、去年の4月の保護者会でのことでした。東京都にあるいくつかの小学校には現在、「情緒障害等通級指導学級」というクラスがあります。この学級は主に、発達障害(自閉症またはそれに類する障害、情緒障害、ADHD、LD)が理由で、通常学級での授業や活動、友だち関係に困難を感じている児童のためのクラスです。私の長男も、学区内の小学校へ籍を置きながら、1年生の途中から定期的に通級教室に通い始めました。1人ひとりのペースに合わせた、少人数の学習指導やソーシャルスキルトレーニング、そして何より先生方が、子ども1人ひとりを丁寧に見て、深く理解して下さり自信を持たせてくれる。そんな通級教室は、長男にとっての「居場所」となり、そこで培われた自信が、在籍学校でも彼を支えてくれているのがよくわかりました。だからこそ、この突然の方針変更に驚きを隠せませんでした。これまでと一体何が違うの?子どもにとってのメリットはあるのだろうか?出典 : 詳しく聞くと、長男のいる通級学級は、2学期からモデル事業を始め、来年度には新体制でスタートするとのこと。ということは、新しい体制まであと1年もありません。戸惑いつつも、まずは具体的にどのように変わっていくのか?整理してみました。今までは、限られた小学校にだけ「通級教室」があり、児童がそこに通っていたのですが、都内の小学校全てに「特別支援教室」ができて、児童は自分の学校にある特別支援教室に通うことになります。メリットとして、自治体から出た資料には次のようにあります。●一人でも多くの児童を、適切な指導・支援につなげることができる●保護者の送迎の負担が軽減できる●在籍校の担任と巡回指導教員の連携が深まり、指導内容の充実が図られる●他校への移動時間がなくなり、在籍学級の授業をより多く受けることができる確かに、保護者が送迎できずに通級をあきらめた、という話もよく聞くので、送迎の負担がなくなるのはメリットでしょう。教室が増えることで、通級を待ち望んでいた子どもたちも、指導が受けられるようになるのかもしれません。また、校内に支援クラスと在籍クラスがあれば、担任同士の密な連携も可能であり、それが結果として子どもたちへの、より良い支援につながるかもしれません。私だけではなかった!新体制への不安を露わにする保護者たち出典 : メリットはわかりましたが、それでも不安は残ります。それは、「教員数は増えないのに、数校を巡回指導することになるなら、今までより授業数が減るんじゃないの?」という不安です。今までの授業では5時間だったのが、今後は週に2,3時間になり、案の定、内容も今まで通りとはいかないのだそうです。その他、私の所属する親の会でも意見が出てきました。それには、●教室の環境変化:引き続き、静かで安心できる環境を整えてくれるのだろうか?●先生の数:巡回指導になることで、これまで通りの情報共有や継続指導、安全確保ができないのではないか?●信頼関係の構築:急に特別支援教室ができても、その学校の先生や保護者に、すぐには子どもを理解してもらえないのではないか?など、やはり不安の声が大多数でした。学校との話し合いでは解消できなかった不安。これがきっかけで行政へ働きかけることに出典 : 私たち親の会は、学校側へこうした不安をぶつけてみました。すると、返ってきた答えは「これは、もう東京都全体で決まったこと。市にいろいろ言っても、もう変えることはできない。」とのことでした。「ここであきらめたら、今後も保護者不在のまま、学校が変わっていってしまう。変わっても変わらなくても、ちゃんと保護者の声を、行政に届けよう!」そんな声が挙がり、当時代表をしていた私が、他の代表のお母さんたちと、動き始めることになったのでした。出典 : まずは、保護者の声を「要望書」として提出しよう、ということになりました。最初は「先生たちにもっと研修を受けてもらおう!」「先生たちがどのぐらい発達障害のことを理解しているかアンケートを取ろう」など…親の要求が前面に出ていた私たち。地元の市議会議員へ相談を持ちかけたところ、以下のようなアドバイスを頂きました。「要求をただ出すだけでは、今までのように『無理だから』ではねのけられる可能性が高いです。それよりは、『今までの通級学級の指導で、子どもがどんなふうに成長したか、親はどんなことに感謝しているか』を伝えたほうが良いでしょう。行政は、成果があがっていることは切り捨てにくいものですから。」この市議会議員の方には、親身に相談にのって頂き、教育支援課の課長さんと直接お話できる機会も、セッティングして下さいました。教育支援課との話し合いの場では、上記アドバイスで出た意見と合わせ、●今まで通り、特性に応じた必要な指導・支援が受けられるように●教員・支援員の増員●在籍校の全教員と児童保護者が発達障害について理解を深める機会を設けてほしい●学習支援員の増員と研修制度の充実を●各校の教室環境を、発達障害の子どもたちが安心して学べる環境に整えてほしいそして、「計画実施の前に、具体的な計画を行政から保護者に説明する機会を設け、保護者の意見をプランに取り入れてほしい」とお願いしました。出典 : 要望書を出してから、約半年後。私たちの希望を受け入れていただき、行政による説明会が、各通級学級で行われることになりました。今までほとんど、今後の指導のイメージがわからず不安だった多くの保護者に、きちんと説明の場が用意されたことは、とても大きかったと思います。しかし、その他の要望書の内容については、「都で方針を決めていることなので、市としては変えることができない」「できることは努力していく」「詳しい指導内容についてはまだ検討中です」ということで、保護者の不安を払拭できる内容では、とてもありませんでした。教育支援課からの電話で知ったのは、要望が通ったことだけじゃなかった出典 : それから数週間たったある日。突然、教育支援課の課長さんから、はずむような声でお電話をいただきました。「教員の増員は叶わなかったのですが、特別支援教室専門員の増員をかけあって予算が通り、専門員が増えることになりましたよ!」課長さんの本当に嬉しそうな声を聞き、私は胸が熱くなりました。今まで私たち保護者は、行政を「戦う相手」として見ていた気がします。ですが、実は違うのだと気が付きました。行政の皆さんも、限られた予算や制度の中で、精一杯子どもたちのために、努力して下さっているんですね。専門員のこと以外に、通った要望はほとんどありません。ですが、私たち保護者は「行政に保護者の声を届けることができる」と知ったこと、そして行政と保護者とが、協力して子どもたちがのびのびと学ぶことができる環境を、整えていくことができる、第1歩となったこと。それが、とても大きな成果だったと思います。学校や行政に求めるだけで終わらせない。共に協力しながら実現したい「合理的配慮」出典 : 年4月施行の「障害者差別解消法」により、1人ひとりの困りごとに合わせた「合理的配慮」の提供が行政・事業者に義務化されました。私たち親はあきらめることなく、また、学校や行政に要求ばかりを突き付けるのではなく、共に努力、協力していきましょうという姿勢で伝えていくことが、子どもたちのために求められているのではないかと、感じています。
2016年09月19日これから色々な資格を取得しようと考えている資格マニアの方は、今回ご紹介する「睡眠健康指導士」の取得を目指してみてはいかがでしょうか?睡眠健康指導士を取得するための講座を受講すれば、所有する資格がひとつ増やせるだけでなく、人間の生活と切っても切れない睡眠に関する知識を身に付けることができるのでオススメです。今回は、睡眠健康指導士の概要や取得方法について、詳しくご紹介します。睡眠健康指導士とはどんな資格なの?睡眠健康指導士とは「一般社団法人 日本睡眠教育機構」が認定する、「正しい睡眠知識を社会の人々に伝え、国民の健康増進に寄与することのできる人材」を養成するために設けられた資格制度です。睡眠健康指導士には「初級と「上級の2つのランクがあり、2016年5月21日現在で日本全国には初級認定者が1,461名、上級認定者が381名いるそうです。睡眠健康指導士の資格を取得して登録された人は、同時に日本睡眠教育機構の「賛助会員」としても登録されることになります。資格を取得した人の職業は医師や寝具販売をはじめとして、看護師、介護士、薬剤師、市町村保健課職員、トレーナー、整体師、鍼灸師、保育士、臨床検査技師、教職員、塾講師、学生、主婦など、実に多岐にわたっています。睡眠健康指導士になるには睡眠健康指導士の初級を取得するためには、全国各地で定期的に開催されている「初級講座」を受講する必要があります。初級講座では、日本睡眠教育機構の会員や大学教授といった専門家を招いての講義が1日かけて行われ、最後に資格の取得をかけた認定試験が実施されます。初級講座の受講料は、Web申し込みの場合は学生(大学生、大学院生、専門学校生、社会人大学生など)が11,000円(税込)、一般が22,000円(税込)となっています。定員は1回の講座につき100名までとなっていますが、これは睡眠に関する講座のなかでも、かなり規模の大きいものであるといえるでしょう。例として2016年8月7日(日)に東京で行われる初級講座では、以下の講義が行われる予定となっています。・睡眠の基礎知識・睡眠の役割とメカニズム・睡眠と環境・睡眠健康のポイント・特別講義:「眠り上手」は人生を豊かにする講義を受けても最後の認定試験に合格をしなければ、資格は取得できません。そのため日本睡眠教育機構は受講前の勉強・試験対策として、先に「睡眠検定『入門編』もしくは『3級』」へのチャレンジをすることを勧めています。なお、上位資格である上級講座をいきなり受けることもできますが、合格するためには「睡眠検定『2級』もしくは『1級』」程度のレベルが求められるので、当然ながら難易度は初級よりも高いようです。睡眠の大切さをたくさんの人に広めよう人生では約3分の1の時間を睡眠に使うことになるため、睡眠に関する知識を身に付けておくことは誰にとっても重要です。睡眠健康指導士の上級の取得者のなかには、睡眠のメッセンジャーとして「十分な睡眠時間を正しい方法で確保することがどれだけ大事か」ということを、講義やブログで多くの人に伝えている方もいます。睡眠健康指導士の受験資格は、講座受講以外には特にありませんので、睡眠に関する知識を身に付けてそれをたくさんの人に伝えたいという方は、ぜひ資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか?photo by UBC Learning Commons
2016年07月31日125通に1通はマルウェア添付メール、シマンテックが2016年2月の「Latest Intelligence」でそのように報告している。こうしたマルウェアを受け取る可能性が最も高い組織の規模は、従業員が1501名~2500名のところで、76通中1通がマルウェア添付メールだった。また、業種別に見ると、小売業と建設業が同率で97通中1通が悪質なメールだった。Web攻撃に利用されるツールキットの中では、「Spartan(24%)」と「Angler(21.4%)」の利用割合が高く、2月に急上昇したツールキットは「Nuclear」で6.6%の3位だった。統計では、1日あたり平均1749件のWeb攻撃をシマンテックとして遮断しているが、9月以降の数字としては最も少ない件数だったという。スパムメールの比率は0.3%減の53.2%だったほか、フィッシングメールは3335通に1通と過去12カ月で最小の比率となった。最もターゲットとなっていた業種は農林水産業で、1815通中1通だった。組織の規模別では1~250名の組織が2924通中1通だったが、先月の2331通中1通と比較すると、こちらも割合が減少している。
2016年03月14日映画『orange-オレンジ-』、舞台「ロック☆オペラ サイケデリック・ペイン」などに出演し注目の若手俳優・桜田通がカレンダー「桜田通 2016.4→2017.3 NOT REAL カレンダー」発売を記念し、1月24日(日)に握手会を行った。タイトル通り「NOT REAL」をコンセプトに桜田さんが普段の生活では“あり得ない”様々なシチュエーションに挑戦!オタク男子にチンピラ、ギャル男から女の子まで身も心も大変身を遂げた姿が卓上カレンダーに収められている。これまで芝居でも吸ったことがなく、プライベートでも吸わないというタバコを持った貴重なショットも!桜田さんは完成したカレンダーについて「めくるたびに全く違う人が出てきます!」とニッコリ。自信のほどをうかがわせる。様々な衣裳に身を包んでいるが「コスプレというよりもなりきってます!お芝居で役を生きている感覚でした」と振り返る。扮装だけでなく普段なら絶対にやらないという両手ピースなども、役に入り込んでしまうと「全然、恥ずかしくない」とのことでギャル男のシチュエーションについてファンデーションを塗って、海や渋谷にいるイメージ」と語る。実際、カレンダーを見ると見事に別人!また、女の子になってみての感想を問われると「化粧をするのってすごいな、苦労されてるんだなと思いました」と女性として生きる大変さの一部を実感したよう。一方で、オタクのシチュエーションに関しては「一番ノリノリでした」と笑顔で述懐。「好きなものに熱中するタイプなので。これに関してはわりと普段の僕のままカメラの前に立ってました」と明かした。自己採点を求められると「ギャル男はもっと黒くて髪もシルバーの人がいますよね。振り切っているという意味で彼らを尊敬してるので、彼らこそが100点で僕のは…70点くらい(笑)?女装に関しても、心の中で『(自分は)男だな』と性別を超えられないなと感じてしまったのが悔しかったので100点はつけられない。80点くらいですね」と俳優としての矜持をのぞかせた。この1年の目標を問われると「新しいことに挑戦したい。前例のないこと、やったことのないことを恐れることなくやって、それが新しい個性として、みなさんの前で出す時に自信につながれば」と語った。(text:cinemacafe.net)
2016年01月24日不眠症で病院にかかったとき、最初の診察では睡眠薬を処方されましたか? それとも生活指導を受けましたか? 今の不眠症治療の現場では何が重視されているのか、日本とアメリカの医療現場を比較しご紹介し、これからの不眠症治療を考えてみましょう。成人の約30%に不眠症成人の約30%に不眠症状があると言われている日本ですが、睡眠薬を服用している人はどれぐらいの割合だと思いますか? あるデータによると、成人の20人に1人、およそ5%が睡眠薬を服用しているそうです。これが果たして多いのか、少ないのかは定かではありませんが、日本の病院は、不眠と聞くと比較的容易に睡眠薬を処方する傾向があるようです。その実態を調査するために行われた医師を対象としたアンケートによると、不眠を訴える患者への初回対応は、大きく分けて3つあることが分かりました。初回対応で用いられる3つの方法とは?3つの方法とは、①睡眠薬を処方する(約36%)、②生活指導を行い、睡眠薬を処方する(約34%)、③生活指導を行う(約27%)、というもの。このデータからは2つのことを読み取ることができます。ひとつは約7割(①+②)が初回対応の段階で睡眠薬を処方していること。もうひとつは、約6割(②+③)が生活指導を初回から行っていることです。約7割が睡眠薬の処方を受けているという調査結果から、「比較的容易に睡眠薬を処方している」という傾向が裏付けられたとも考えられますし、約6割が生活指導を行っていることからは「睡眠薬を処方すれば、それで良し」とは思ってていないと考えることもできます。アメリカではどうなっている?ちなみに、アメリカの睡眠医学会(AASP)では「成人の慢性不眠患者への一次治療として睡眠薬の使用を避ける」ことがガイドラインに示されているそうです。これは、必ずしも薬を使うことがいけないというわけではなく、薬を処方する前にまずは不眠の原因がなんなのかきちんと探ろうという考え方に基づくもの。もしかしたら何か睡眠が妨げられるような病気が隠れているかもしれませんし、生活習慣のなかに、不眠を引き起こす原因があるのかもしれません。その原因が見つかったなら、薬を処方するよりもその改善を目指す必要があるという考え方です。日本でも、上記のように最初の診察から生活指導を行う医師が6割いるということなので、今後も生活指導を優先する病院が増えていくかもしれませんね。photo by www.audio-luci-store.it
2015年09月06日NECソリューションイノベータは10月29日、「果菜栽培向け営農指導支援システム」販売を開始すると発表した。「果菜栽培向け営農指導支援システム」は、多数の農家に栽培技術や経営の指導を行う営農指導員の業務を効率化し、果実や野菜の園地・農地での現場指導を充実させるというもの。農業協同組合や大規模農業生産法人に向けて販売する。営農指導の現場では、農家が現地での生産指導を期待する一方、指導員は事務作業に時間をとられ、現地での指導時間を十分に確保できていない。同システムは、味や見栄えなどの品質が売価に影響する果菜を対象とし、園地情報や生育状況、出荷評価データなど営農指導に必要な情報をクラウドで一元管理してデータを可視化する。これによって事務作業の効率化だけでなく、データを活用した生産指導も可能となるという。なお、「果菜栽培向け営農指導支援システム」は11月20日、11月21日に東京国際フォーラムで東京国際フォーラムにて開催される「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2014」において展示される予定。同社は、同システムの他、水産養殖物の陸上飼育をICTで支援する「NEC 養殖管理ポータル」など一次産業を支援するサービスを開発、「これからも強い農林水産業づくりに貢献するソリューションを提供していく」とコメントしている。
2014年10月29日「ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)」はデザイナーの森田恭通によるコラボレート作品を発表した。13年に公開のクリスタル花瓶に続くコラボ作品として発表されたのは、クリスタルガラス製の切子グラス。ルシアン ペラフィネのアイコンであるスカル柄があしらわれており、価格は5万5,000円。発売は10月下旬を予定している。
2014年10月03日(画像はプレスリリースより)独自のメソッドを確立した指導者ヨガ・ピラティスの専門スタジオを展開する株式会社ぜんは、世界的に活躍しているピラティス指導者のAnthony Lett(アンソニー・レット)氏を招へいし、2014年1月21日(火)~1月26日(日)の期間、都内各所でワークショップを実施します。今回来日する指導者、アンソニー・レット氏は、前歴であるテニスコーチをする中でピラティスと出会い、現在、オーストラリア・メルボルンにて「Fitzroy Pilates Studio」のオーナー兼指導者を行っています。レット氏のピラティス実践歴は25年にも及び、哲学・スポーツサイエンス・運動医科学・心身医学・臨床解剖学などを大学で学んだ経験から、「Innovations in Pilates(イノベーション イン ピラティス)」という独自のスタイルを確立しました。同タイトルの本も出版し、アメリカ・カナダ・南アフリカ・ロシアを飛び回っている指導者です。イノベーション イン ピラティスは、ストレッチ療法とピラティスを掛け合わせたもので、レット氏の深い知識と経験から編み出されたメソッドです。講座の参加に流派は不問今回のワークショップは、ピラティスの流派に関わらず参加でき、指導者向けとオールレベル対象の講座を開催する予定です。詳細は参考リンクのプレスリリースを参照下さい。【参考】▼株式会社ぜん プレスリリース/PR TIMES※放っておくと「かた~く」なっちゃう!魅惑的なクビレを作る方法とは??※あきらめなくてよかった...! 見とれるほどの「究極の美ライン」を手に入れる方法とは?
2014年01月06日3月11日。本日は「ゴルバチョフが旧ソ連の指導者に就任」した日でもあります。旧ソ連の時代も遠くなってしまいましたが、旧ソ連、そして現在のロシアの最高指導者を決定づける恐ろしい法則があるのをご存じでしょうか。その名も「ハゲフサの法則」です!ソ連の最高指導者は、髪の毛の生え具合によって代替わりしている。すなわち、「ハゲ」「フサフサ」「ハゲ」「フサフサ」……と交互に! これを「ハゲフサの法則」と呼びます。この法則は、漫画家・片山まさゆき先生が『ウォッカタイム』という、旧ソ連の指導者・チェルネンコ書記長を主人公にした漫画の中で喝破された法則です。本当にそうか見てみましょう。■「ハゲフサの法則」はこのように成立している!●ウラジーミル・レーニン(ハゲ)旧ソビエト連邦の偉大な創始者。役職は「人民委員会議長」でした。⇒画像●ヨシフ・スターリン(フサ)いろんな言い方がされますが力強いリーダーだったことに変わりはありません。故・岡田真澄さん似で、ヒゲがトレードマーク。⇒画像●ニキータ・フルシチョフ(ハゲ)米大統領J・F・ケネディーと丁々発止のやりとりをした偉大な指導者でした。大変にユーモアのあるおじさんだったようです。⇒画像●レオニード・ブレジネフ(フサ)1964年から1982年までの長きにわたって旧ソ連を引っ張ったリーダーでした。⇒画像●ユーリ・アンドロポフ(ハゲ)眼鏡と禿頭がトレードマーク。愛きょうのある笑顔が特徴でした。わずか2年の最高指導者でした。⇒画像●コンスタンティン・チェルネンコ(フサ)就任後すぐ亡くなったので、わずか1年しかリーダーの地位にはいませんでした。⇒画像●ミハイル・ゴルバチョフ(ハゲ)旧ソ連最後の書記長。西側陣営から信頼の厚い政治家でした。特に英首相だったサッチャーさんからは「あの男は話ができる」と思われていたそうです。⇒画像●ボリス・エリツィン(フサ)ソ連の崩壊とともに成立したロシア連邦の初代大統領。⇒画像●ウラジーミル・プーチン(ハゲ)旧ソ連のKGB出身の強面政治家。エリツィンさんの跡を継いで2代目大統領に。⇒画像●ドミートリー・メドヴェージェフ(フサ)プーチンさんが首相になって、3代目の大統領に就任。⇒画像●ウラジーミル・プーチン(ハゲ)今度はメドヴェージェフさんが首相になって、二度目の4代目大統領に返り咲き。■法則に難点がいくつか……(笑)一見きれいに並んでいるように見えますが、実は、ヨシフ・スターリン(フサ)とニキータ・フルシチョフ(ハゲ)の間に、わずか8日間だけですが、書記長を務めた人物がいるのです。それがゲオルギー・マレンコフという人です。この人物が残念なことに写真をどう見ても「フサ」なのです。ですから、この8日間はなかったことにしないと「ハゲフサの法則」は成立しないのです。また、写真によって「この人はフサ?」といった人物もいます。チェルネンコさんの晩年がそうです。そこは大目に見てください。また、プーチンさんも今でこそ禿頭っぽいですが、数年前の写真を見ると「フサ?」といったものも。■交代交代が続くと……プーチンさんとメドヴェージェフさんが今後も交代でロシアの最高指導者を務めるのであれば、ハゲフサの法則は保証され続けることになります。また、最近ではプーチンさんに対する批判勢力も台頭しているようですので選挙が白熱する際には、この法則が発動するかどうかに注目したいところです。(高橋モータース@dcp)*……片山先生は『ウォッカタイム』作中でこの法則を「ハゲフサ理論」と呼んでおられます。この言葉は単行本『ウォッカタイム』の第2章P.32に登場します。⇒片山まさゆき先生のホームページ⇒ゲオルギー・マレンコフの画像
2013年03月11日中国の新しい指導部を選ぶ会議が11月15日に開かれ、習近平氏が中国共産党の新しい総書記として、党の最高指導部にあたる政治局常務委員会の舵取りを担い、李克強氏が副首相としてサポートにあたる新体制が決定しました。米国に次いで世界第2位の経済規模を誇り、アジアや世界の金融市場への影響力も大きい中国の新しい指導部の政策などについて、以下に弊社の見解をまとめます。従来の指導部の主要メンバーであった、習総書記と李副首相が新指導部のメンバーとなったことは、おそらく、これまでの政策の変更よりもむしろ継続を示唆していると考えられます。習氏の前任の総書記であった胡錦濤氏(国家主席)が今回の中国共産党大会で掲げた、2020年までにGDPおよび一人当たりの国民所得を2010年比で倍にするという目標は、実質経済成長率にして年率約7%を示唆するものです。習総書記を中心とする新指導部は、2015年までの第12次5ヵ年計画に沿ってさらなる改革を進めるものとみられ、特に、民間部門の発展や手ごろな価格の住宅の供給、ヘルスケア、社会福祉(特に、賃上げ、個人消費の促進、食の安全確保、環境汚染の抑制)などに注力すると考えられます。また、銀行改革も進むとみられます。このことは、金利や為替相場の柔軟性を高め、より市場原理に基づいた運営を行なうことが既に示唆されているのと整合的な動きです。なお、最も重要なことは、持続可能で調和の取れた社会発展を目指すとする、胡錦濤氏提唱の理論「科学的発展観」を、中国共産党の指導思想へと格上げする党規約改正案が14日に閉幕した党大会で承認されたことです。このことは、中国が低付加価値の産業(なかでも環境汚染を引き起こすような産業)からハイテク産業へとより迅速に移行を進めることを意味すると考えられます。つまり、ハイテクや環境関連分野の中国および世界の企業にとって、明らかにポジティブな動きとみられます。習総書記の父である習仲勲・元副首相が、鄧小平時代の改革の最前線にいた人物だということは、今後の中国を見通す上で押さえておきたい点の一つです。つまり、習総書記には、経済政策面だけでなく、政治面でも、改革のDNAが備わっていると考えられます。ただし、習総書記は、急激な変化よりも緩やかな変化を好むとされています。また、政治局常務委員会は、従来の9名から7名に削減されました。このことは、今後、中国指導部内での合意形成の過程が短縮されることを示唆する良い兆候だと考えられます。なお、常務委員会には、江沢民前国家主席に近いとされる人物が3、4名選ばれたものの、胡錦濤氏に近い人物としては、李克強副首相が選ばれたのにとどまりました。ただし、胡氏、李氏とも、共産主義青年団(共青団)の出身であり、互いに関係が深いことから、胡氏は今後も一定の影響力を持ち続ける可能性があります。高級幹部の子弟「太子党」の代表格である習氏と、共青団出身の李氏との組み合わせは基本的に、向こう10年で中国共産党がより民主化を進めることを示唆している可能性があります。重慶市のトップを務め、新指導部入りが確実視されていた薄熙来氏の失脚もあり、現時点では、中国共産党内の主要派閥の力関係に大きな歪みはないと考えられます。王岐山副首相が党中央規律検査委員会のトップに選ばれたことは驚きです。同氏は、欧米流の金融自由化の支持者であり、経済・金融改革を牽引してきた経験から、金融・経済を担当する副首相に就くとの見方が有力でした。2、3週間前に、同氏が他の担当に就くとの噂が流れると、改革が滞り、中国の経済成長が危ぶまれるとして、株価に影響が見られました。王氏が始めた改革を次の金融・経済担当者が継続するかどうかがわからないとして、改革の先行きが不透明になり、株式市場が動揺する可能性も考えられます。弊社では、王氏に代わって経済分野を担当するのは、ビジネスや経済面での経験が豊かな、天津市党委書記の張高麗氏だとみています。同氏が、経済担当の副首相となることは、中長期的に有益だと考えられます。同氏は、深セン、山東、天津という、経済が発展した地域でリーダーシップをとってきた幅広い経験があるほか、市場経済政策を支持する人物として知られています。我々が特に注目するのは、同氏が深セン市党委書記を務めていた際に行なった政策転換です。同氏は、深センをテクノロジー拠点と位置付け、ハイテク・フェアの開催などにより、深セン経済の牽引役を、労働集約型の産業から高技術、高付加価値の産業へと移行させました。こうした経歴から、同氏には、ハイテク分野での進歩に注力しながら、中国の経済・金融政策を上手く舵取りする能力が備わっていると考えています。(2012年11月19日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、国内外での大きなイベント発生時の臨時レポート「フォローアップ・メモ」からの転載です。→「フォローアップ・メモ」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月19日独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)は、安全指導業務への民間参入に係る指導講習講師・カウンセラー研修を開催することを発表した。NASVAと国土交通省は、自動車運送事業の安全を確保するため、自動車運送事業者に対しての適正診断事業(運転者に適性診断を受けさせること)と指導講習事業(運行管理者に運行の管理に関する講習を受けさせること)について、ユニバーサルを確保しつつ、民間への業務移管を推進している。どちらの事業も、カウンセラーおよび講師の選任には一定の要件を満たす基準が必要とされるため、NASVAは、要件を取得するための適性診断適事業の「第一種カウンセラー要件取得研修」、指導講習事業は「第一種講師要件取得研修」を以下の日程で実施すると発表した。第一種カウンセラー要件取得研修の開催日時は、6月26日~6月28日、第一種カウンセラー要件取得研修の開催日程は7月4日~7月6日。いずれも申込受付は6月11日から。申込書を同機構のサイトからダウンロードし、必要内容を記入の上、NASVA本部にFAXにて申込む。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月13日本当は全部、食べてみたい!もはや、テレビで見かけない日はないほどのB級グルメの数々。皆さんも、お気に入りのB級グルメがあるのでは?今回は、現地で食べてみたいB級グルメについて、マイナビ会員の男性372名にアンケートしました。どれもこれも、おいしそうなものばかりですよね。>>女性編も見るQ.現地で食べてみたいB級グルメメニューを教えてください(複数回答)1位静岡富士宮焼きそば33.3%2位神奈川厚木シロコロホルモン23.7%3位兵庫明石焼き21.8%4位秋田横手焼きそば16.7%5位岡山ひるぜん焼きそば、津山ホルモンうどん15.9%■静岡富士宮焼きそば・「普通の焼きそばと、どこまで違うか気になる」(30歳/男性/北海道)・「冷凍食品になるくらい有名なメニューなので、本場の味を一度味わってみたい」(32歳/男性/東京都)・「名前はよく耳にするが、実際に食べたことがないので食べてみたい」(27歳/男性/東京都)・「たまにコンビニでも売っていて、本物を食べてみたいから」(31歳/男性/富山県)■神奈川厚木シロコロホルモン・「名前がおいしそうなので、ぜひ食べに行ってみたい」(25歳/男性/東京都)・「変わったホルモンを食べてみたい」(31歳/男性/愛知県)・「お酒と合いそうなので」(29歳/男性/千葉県)■兵庫明石焼き・「東京でも食べたことはあるけど、テレビで見る限り、本場の本当にフワフワな明石焼きを食べてみたいから」(40歳/男性/東京都)・「たこ焼きに似ているけど全く違うものと言われて、ずっと食べてみたいと思っている」(28歳/男性/千葉県)・「居酒屋とかにあって、うまそうだなと思う」(34歳/男性/東京都)■秋田横手焼きそば・「関西に住んでいるので、なかなか東北の食べ物は味わえないので」(30歳/男性/奈良県)・「ネットで横手焼きそばを購入して食べたときに、とてもおいしかったので現地で食べてみたい」(38歳/男性/香川県)・「焼きそばって当たり外れが大きいですが、グルメランキングの常連なので試してみたい」(33歳/男性/京都府)■岡山ひるぜん焼きそば、津山ホルモンうどん・「B-1グランプリで食べたらおいしかったから」(24歳/男性/福岡県)・「焼きそばもおいしいし、行ったことのない場所だから」(25歳/男性/新潟県)・「岡山に行ったのに食べそこねたから」(24歳/男性/大阪府)総評1位は男女ともに「静岡富士宮焼きそば」でした。B級グルメのチャンピオンの風格は健在。4位には「秋田横手焼きそば」がランクインしています。その他の焼きそばも、かなり健闘していました。B級グルメといえば、焼きそばが定番のようですね。2位の「神奈川厚木シロコロホルモン」はホルモン好きからの高い支持がありました。いただいたコメントからも、いかにホルモン好きかが伝わってきます。ビールと一緒に食べてみたいという声が多かったですね。3位の「兵庫明石焼き」は地元からの支持が数多くありました。しっかりと地元に定着した味なのですね。惜しくも圏外でしたが、「静岡たまごふわふわ」はネーミングセンスの良さを挙げる声が多かったです。皆さんのお気に入りのメニューは何位だったでしょうか?(文・OFFICE-SANGA塩田純一)調査時期:2012年4月12日~2012年4月16日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性372名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】白いご飯に最も合うおかずランキング【男性編】居酒屋でつい頼んでしまう食べ物ランキング【男性編】大人になっておいしいと思えるようになった珍味完全版(画像などあり)を見る
2012年05月10日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、MedPeer会員医師2,564名を対象に「生活習慣病の指導」についての調査を実施した。調査によると、生活習慣の指導について62%の医師が「なるべく指導をしている」と回答していたことがわかった。調査は3月14日から20日まで、MedPeer会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチで実施。有効回答は2,564名。生活習慣の指導について62%の医師が「なるべく指導をしている」と回答していたが、「繰り返すと嫌がられることがある」「いい過ぎると逆効果になることもある」といった意見も見られ、あまりしつこくなりすぎないように医師が気をつけている様子がうかがえる。また、「必ず毎回指導をしている」と答えた医師は10%で、「根気強く継続することが重要」「毎回必ず指導をしていると、頑固な患者も少しずつ理解してくれるようになる」といったコメントが寄せられた。一方「最初の数回は指導する」と答えた医師は10%、「最初だけ指導する」と答えた医師は5.2%。「最初はこまめに指導するが、しつこいのも嫌がられるので折にふれて指導」「何回も同じことを言うのは無駄なケースが多い」といったコメントがあった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月25日株式会社がくげいは2月17日、小学生向け学習ソフト「ランドセル 新学習指導要領<第二版>」シリーズを発売した。新学習指導要領対応版で、価格は4,935円。完全なる「脱ゆとり教育」の初年度となる2012年度なだけに、保護者達の関心も高い。同製品は、1年間で学習する主要教科すべてを1本のソフトに収録。国語・算数・理科・生活はもちろん、音楽・英語・図工・体育・家庭など100項目以上が収められている。英語についての教材も手厚く、学年に応じた英語コーナーが収録されている。ネイティブの発音で単語や英会話を聞き、耳から英語の学習ができるのもソフト教材の特長だ。アニメーションや写真・動画などの多用により、子供の学習意欲を刺激する。画面上での学習だけでなく印刷用のプリント教材も豊富で、模擬試験も可能だ。OSはWindows 7、Vista、XP、2000、MacOSは10.4~10.7に対応。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月08日