一度、恋愛問題で痛い目や辛い目にあうと、前に付き合っていた彼女の些細な欠点など、「あんなの大したことじゃなかったんだ。ごめんよ、○○たん」と思えるようになる。神経質で、細かいことによく気が付いてしまう男子ほど、女の子のミスややらかしを厳しくチェックしては、不満を募らせがちです。が、そんな人ほどいっそのこと、すごくかわいいけど極悪な女子にでも引っかかってしまうといいのかもしれません。そうすると、前に付き合っていた彼女のことを「ちょっと空気が読めなくて張り切りすぎちゃう面があったけど、なんて純真で性格のよい子だったんだ! 」と気付けることでしょう。あの時は見えていなかったけれど、辛い経験をしたおかげで、違う景色が見えてくることもあるのなのです。違う景色が見えたのはいいけど、今さら昔の彼女だとか、ちょっと恋愛っぽい雰囲気になりそうだったのにその時は気が乗らなくてスルーしてしまった女の子に、どうやって連絡を取ればいいというのでしょう。というかその前に、自分は相手に連絡を取れるような別れ方をしていたのか。ちょっと考えてみることにします。女の子は、男性が気にかけていなかったようなことに目を配っているものです。例えば、あなたは男性なのだけれども、わりと何にでも気がつくほうで、細やかな配慮ができる人だった場合、どうしても、相手の女の子に対して「女の子なのに、どうして気がきかないんだ」「女の子にしてはズボラだ」という風に相手の欠点を見てしまいがちだとします。そもそも、自分が繊細でキメ細やかな性格だから正反対の天真爛漫なタイプにひかれてしまうという部分もなきにしもあらずなのに。しかし、どんなに天然であまり気がきかないタイプとはいえ、女の子はやっぱり女の子です。あなたの冷たいタメ息や毎度毎度のダメ出し、批判的な態度に気付いていないはずがありません。ですから、いくらあなたのほうから相手がイヤになって「別れよう」と切り出していたとしても、相手の女の子も別れて時間が経っているだけに、「あれ、なんかあの人と別れてから、私はダメな子って思わなくなってきた」と自覚が芽生えている可能性もあるわけです。付き合っているときに、いつも自分ばかりが相手に話をして、時にはお説教もしていたかもしれない。別れる直前には、彼女の行動にいちいちイヤミを言ったり、会うのも面倒で約束をドタキャンしてしてしまったりしていた。そんなことに思いあたるフシがある人は、連絡を取るにしても慎重さが必要になります。また、自分が浮気をしたことがバレて別れてしまった場合も、もう一度連絡を取るのが難しい部分はあります。女の子というものは「××くんのことが大好き」で付き合っている最中でも、キチンと相手を観察しているものです。シビアな意味で観察しているのではなく、相手の気持ちがちゃんと自分に向いているか不安で、いつでも相手の思いを知っておきたいので、彼のことをよ~く見守っているのです。そんな中、浮気をされてしまったとしたら、「浮気しているかも? 」と大好きな彼を疑っている段階から、悩みと不信と苦しみの中に入ってしまっているわけです。彼氏のほうは、ドキドキしながら、ある意味ルンルンと浮気のスリルを楽しんでいる間も、女の子は涙を流して悩み、葛藤し続けているわけです。というわけなので、別れるときにはもういろいろなカタチで自分の気持ちに決着をつけていて、別れてしまったら「スッキリした~。次は、絶対に浮気とかしない人と付き合おう」と心に決めている可能性もなきにしもあらずです。やはり、元カノに浮気、暴力、借金的なことをしてしまったのに、もう一度連絡を取りたいなと思うのは、結構厳しいものでしょう。今にして思えば、「あの子っていい子だったんだなぁ……」と考えるとき、「相手ともう一度連絡を取ってみたい。あの子とやり直せたら! 」という気持ちが先に立ってしまうかもしれません。しかし、本当に大事なのは、元カノと付き合っていたあの頃と比べて、自分は変われているのかということです。もっと心が広くなれたのか。前よりもやさしくなれたのか。相手のことを批判するばかりではなく、受け止めてあげられるのか。そういった点を自問自答してみて、辛い経験をしたおかげで、前に比べて自分は変わっている。以前のような間違いはしないとちょっとは思えるというのでしたら、頑張って連絡を取ってみてもいいかもしれません。そして、相手に少し冷たい対応をされたときに「ふざけるな」とメラメラきたら、まだまだ自分は修行が足りないんだと思えばいいでしょう。「仕方ないよな、あんな別れ方したし。でも、悪いと思っている気持ちは伝えたい」と考えられたら、いい男になってきたなと思えばいいのです。いい男が増えてくれるといいなと願わずにおれない気持ちでいっぱいです。酒井冬雪です。夏休みの間に、熱を出し、そこから外出が億劫になり……『ドラクエX』生活が始まってしまいました。がんばりたいと思います。では、またね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月25日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!39歳会社員男性です。年収は1000万にギリギリ届く感じです。仕事は安定し、勤務先も倒産の心配は皆無に等しく、世の中的には優良物件です。高校の同窓会でも、「オマエは引く手あまただろうにナゼ結婚しないんだ。高望みしすぎなんだろう」と何人からも言われるので、優良物件であることは間違いなさそうです。当方、スペックを書いておきますと、大学は一流国立大卒。1人暮らしで、両親は他界しています。この点も、嫁姑の争いがないので、女性としてはポイントが高いのではないでしょうか。住まいは都内一等地にあるタワーマンションで、結婚後のことを考えて4LDKを購入。購入額の半分程度の頭金を入れているので、住宅ローンの返済で苦労することはありません。健康診断で引っかかることもなく、健康体です。一度、結婚相談所に登録しましたが、年下希望といっているのに年上とばかり会わされて、すぐに退会しました。相手の条件を言いますと、「27歳以下、育ちのいい女性」です。口の悪い女性や品のない女性は嫌いなので、良家の娘さんがいいです。こういう条件を出して、婚活とまではいかなくても結婚相手がいればいいなぁと思ってから早5年です。どうして優良物件なのに、なかなか相手が見つからないのでしょうか。本当に、どうして結婚相手がみつからないのでしょう、不思議ですね。でも、なんとなく、結婚相談所の方が相談者さんに年上女性を紹介する気持ちがわかります。私がもし相談者さんご希望の27才以下の育ちのいい良家の娘で、相談者さんと知り合う機会ができたら……と想像してみましょう。きっと「スペック、最高! 」と思うでしょうけれど、あまりにも立派すぎて、上から目線で毎日威張られて疲れちゃいそう、という気がしてしまいます。何不自由なく育った良家の娘であればなおのことです。親御さんに愛され、やさしく守られて育ったのですから、今の生活環境より少しでも面倒な状況、わずらわしいことは避けたいと思うはずです。結婚相談所の方はプロですから、相談者さんと張り合える同年代の知的な女性のほうが合っているのでは、と考えたのかもしれないですね。相談者さんは私と同じ世代の方なので、多分、目上の人の言うことを聞こうと思う。上下関係を大切にする。マジメ。だけど、少し下の世代の自由さも理解できる、といった特徴を備えていらっしゃることと思います。会社勤めをしている友人や知人を見て思うのは、職場の中でも親密に付き合っているのは、やはり同期の友人や年齢の近い仲間なんだな、ということです。やっぱり、上の世代には気を遣うので、なかなか懐に入り込めませんし、下の世代には「うるさいオッサン(オバサン)だな」と思われたくなくて、距離を置いてしまうのかも。もしくは、生活環境や悩みが似ている同世代とのほうが付き合いやすいという理由もあるかもしれないです。私の友人などは、大企業に勤めてバリバリ働いていますが、「娘は専業主婦になって、楽してほしい」なんて平気で言います。「何を言ってるの。これからの男の子は、働かないで家にいる妻子を養える自信がない子が多いんだよ。おまけに、男女とも我慢をしたくないから、ちょっとイヤだと思ったらすぐに離婚するし、親もそれを許すんだから。自分だって、娘に『結婚相手がイヤだったら帰ってきなさい』って言うでしょ? 女の子もずっと働いていないと、後で自分が困ることになるかもしれないんだよ」と思わず言い返してしまいました。会社に若い男女がいっぱいいるのだから、彼らとプライベートな問題を話していれば、考え方や悩み、未来への不安がよくわかると思います。相談者さんも、倒産の心配が皆無に等しいような職場で働いているのですから、ぜひ、自分が結婚したいと考えている年代の子の特徴を知るべく、職場の後輩と仲良くなってリサーチしてみてほしいと思います。今の20代の子が自分の世代と決定的に違うなと思うのは、「人を見る目」です。自分たちと同年代だったら、被害にあわないと本性を見抜けないような「ぶりっ子」な女や、いろいろな面で優れているけど性格がよくない男を20代の子たちは即座に見抜きます。先が見えない不況のなかで育ち、未来に希望が持てないぶん現実的になり、危険を察知する能力が高まったのかもしれません。ですから、恋人や結婚相手に求めている要素、スペックも、随分と変化してきていると思います。相談者さんには、そういったところをぜひ見極めてもらって、相性のよいステキな女性をみつけてほしいです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日とっさの判断で、その先の道がまったく変わってしまう、ということはよくあります。恋愛においても、とっさの判断力はとても大切です。例えば、合コンや飲み会の席などで冗談めかして、「今、付き合っている人がいないから、彼氏(彼女)になってくれる? 」なんて言われたとしましょう。たいていの人が、「ふざけてばっかり~」と相手の背中をバンバンたたいたりして冗談のまま終わらせてしまうことでしょう。でも、実は冗談の中に本気がまじっていて、そんなふうにでもチラリと気持ちを伝えたいと相手が思っていたとしたら、ここで冗談のまま終わらせてしまっては、チャンスをまた先延ばしにしただけといえるかもしれません。ところが、とっさの判断で冗談を本気で返してしまう。ふざけ半分の「付き合ってよ」という言葉に、「本気にしちゃうよ」とか「本当に、自分でいい? 」とかいうふうに返せたら、相手をドキドキさせて気持ちを引き寄せることもできたかもしれません。こんなふうに、いつもと違うとっさの判断で、恋愛を近づける、相手の気持ちをググッと引き寄せることもできるわけなのです。それでは、どうすればとっさの判断で間違った……というか、何もないほうの道ではなく、楽しいほうの道を選択できるようになるのかを考えてみたいのですが、それってなかなか難しいことです。特に、・人からほめられたとき、素直に相手の言葉を受け入れられず、「はいはい、どうもありがとうございました」といった感じで受け流してしまう。・恥ずかしがりや、極端な照れ屋なせいで、何でもすぐにネタにしてしまったり、笑いの方向に持っていってしまう傾向がある。・どちらかというと、仲間内でも、人の話を聞くというよりは自分が話をするタイプ。人の話を聞いてないとよく言われる。・マジメな性格のせいで、その場のノリに乗り遅れたり、みんなが笑った後、少ししてから意味がわかって、笑いに乗り遅れる、といったことがある。・開き直った自虐ネタをウリにしているため、何を言っても冗談と取られてしまう。もしくは、冗談にされそうと思われているフシがある。・皮肉屋な面があり、みんなが「おもしろい」と言っていることでも、とりあえず批評してみたりしてしまう。・冷静で、無表情。あまり感情を表に出さないタイプ。うれしいときも楽しいときも、態度に出ていないらしい。こういったことにあてはまるタイプの人は、恋愛におけるとっさの判断がつきにくい、もしくは、自分では「そっちに行きたくないよー」と思っていても、間違った道にそれてしまいがちです。それでは、どうすれば、恋愛に進む場面でのとっさの判断に間違わないようになるのかといいますと、まず、素直になることが大切です。例えばですが、異性にほめられたら素直に「ありがとう」といって、その言葉を受け止めてみましょう。ほめられるとヘンにひねくれてしまって、「どうせお世辞だろう」なんていう態度を取ってしまう。ほめられているんだか、からかわれているんだかわからず、何でもないふりをしてしまう男性は多いものです。しかし、異性が相手をほめるというのは、たいていの場合率直にそう思ったからか、日頃からすごいなぁと感じている気持ちのあらわれであることがほとんどです。「本当はおだてて笑ってるんだろう」「ウブなオレをからかっているのか」とヘンなふうに気を回さず、素直に、「ありがとう。そう言ってくれて」と褒め言葉をサラリと受け入れてしまったほうがとっさの判断としては正解だと思います。もし、万が一、相手はからかうつもりでほめていたとしても、素直に「ありがとう」と言われると、むしろからかおうとした相手が恥ずかしい気持ちになるというものです。そして、周囲から見ても「あの人は清清しい人だな」と思ってもらえるはずで、一石二鳥です。また、これは男性も同じだと思いますが、女性は相手の男性にいつも「完璧」を求めているわけではありません。完璧そうにみえる人の欠点や弱点、ちょっと困ったところ、痛い行動を見て、「かわいいところもあるんだ」「無表情だけど、実は照れていたんだ」と思い、ホッとするものなのです。仕事のトラブルや、災害などが起きたときには、冷静沈着に判断する男性は頼もしいものですが、恋愛のとっさの場面では、緊張してドジな感じになってしまったり、赤面して言葉に詰まったり、恥ずかしい行動もアリなのです。どちらかというと、自分のいいところを見てもらおうとする、格好つける方向ではなく、弱点を見せてしまったり、顔を赤らめたりするところが見え隠れしたほうがいいのです。自分的には、「いいところを見せられなかった」「自分をアピールできなかった」「これは失敗」と思った行動のほうが、かえって恋愛ではうまくいくこともある。そんなふうに思って、気楽にいつもどおりの自分でいると、恋愛のとっさの判断を誤らずに済むかもしれません。ぜひ、照れ屋な自分、緊張してしまう自分を隠そうとせず、ムリしないで、とっさの判断をいつもの自分で行ってほしいものです。酒井冬雪です。私は結構、とっさの恋愛判断力がないタイプにあてはまっていると自分で思ってしまいました。自分の友人を見ていても、長所をかき消すほどの欠点がかわいいといった女子ほど恋愛でうまくいっている気がします。うらやましい気持ちでいっぱいです。では、またね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日とっさの判断で、その先の道がまったく変わってしまう、ということはよくあります。恋愛においても、とっさの判断力はとても大切です。例えば、合コンや飲み会の席などで冗談めかして、「今、付き合っている人がいないから、彼氏(彼女)になってくれる? 」なんて言われたとしましょう。たいていの人が、「ふざけてばっかり~」と相手の背中をバンバンたたいたりして冗談のまま終わらせてしまうことでしょう。でも、実は冗談の中に本気がまじっていて、そんなふうにでもチラリと気持ちを伝えたいと相手が思っていたとしたら、ここで冗談のまま終わらせてしまっては、チャンスをまた先延ばしにしただけといえるかもしれません。ところが、とっさの判断で冗談を本気で返してしまう。ふざけ半分の「付き合ってよ」という言葉に、「本気にしちゃうよ」とか「本当に、自分でいい? 」とかいうふうに返せたら、相手をドキドキさせて気持ちを引き寄せることもできたかもしれません。こんなふうに、いつもと違うとっさの判断で、恋愛を近づける、相手の気持ちをググッと引き寄せることもできるわけなのです。それでは、どうすればとっさの判断で間違った……というか、何もないほうの道ではなく、楽しいほうの道を選択できるようになるのかを考えてみたいのですが、それってなかなか難しいことです。特に、・人からほめられたとき、素直に相手の言葉を受け入れられず、「はいはい、どうもありがとうございました」といった感じで受け流してしまう。・恥ずかしがりや、極端な照れ屋なせいで、何でもすぐにネタにしてしまったり、笑いの方向に持っていってしまう傾向がある。・どちらかというと、仲間内でも、人の話を聞くというよりは自分が話をするタイプ。人の話を聞いてないとよく言われる。・マジメな性格のせいで、その場のノリに乗り遅れたり、みんなが笑った後、少ししてから意味がわかって、笑いに乗り遅れる、といったことがある。・開き直った自虐ネタをウリにしているため、何を言っても冗談と取られてしまう。もしくは、冗談にされそうと思われているフシがある。・皮肉屋な面があり、みんなが「おもしろい」と言っていることでも、とりあえず批評してみたりしてしまう。・冷静で、無表情。あまり感情を表に出さないタイプ。うれしいときも楽しいときも、態度に出ていないらしい。こういったことにあてはまるタイプの人は、恋愛におけるとっさの判断がつきにくい、もしくは、自分では「そっちに行きたくないよー」と思っていても、間違った道にそれてしまいがちです。それでは、どうすれば、恋愛に進む場面でのとっさの判断に間違わないようになるのかといいますと、まず、素直になることが大切です。例えばですが、異性にほめられたら素直に「ありがとう」といって、その言葉を受け止めてみましょう。ほめられるとヘンにひねくれてしまって、「どうせお世辞だろう」なんていう態度を取ってしまう。ほめられているんだか、からかわれているんだかわからず、何でもないふりをしてしまう男性は多いものです。しかし、異性が相手をほめるというのは、たいていの場合率直にそう思ったからか、日頃からすごいなぁと感じている気持ちのあらわれであることがほとんどです。「本当はおだてて笑ってるんだろう」「ウブなオレをからかっているのか」とヘンなふうに気を回さず、素直に、「ありがとう。そう言ってくれて」と褒め言葉をサラリと受け入れてしまったほうがとっさの判断としては正解だと思います。もし、万が一、相手はからかうつもりでほめていたとしても、素直に「ありがとう」と言われると、むしろからかおうとした相手が恥ずかしい気持ちになるというものです。そして、周囲から見ても「あの人は清清しい人だな」と思ってもらえるはずで、一石二鳥です。また、これは男性も同じだと思いますが、女性は相手の男性にいつも「完璧」を求めているわけではありません。完璧そうにみえる人の欠点や弱点、ちょっと困ったところ、痛い行動を見て、「かわいいところもあるんだ」「無表情だけど、実は照れていたんだ」と思い、ホッとするものなのです。仕事のトラブルや、災害などが起きたときには、冷静沈着に判断する男性は頼もしいものですが、恋愛のとっさの場面では、緊張してドジな感じになってしまったり、赤面して言葉に詰まったり、恥ずかしい行動もアリなのです。どちらかというと、自分のいいところを見てもらおうとする、格好つける方向ではなく、弱点を見せてしまったり、顔を赤らめたりするところが見え隠れしたほうがいいのです。自分的には、「いいところを見せられなかった」「自分をアピールできなかった」「これは失敗」と思った行動のほうが、かえって恋愛ではうまくいくこともある。そんなふうに思って、気楽にいつもどおりの自分でいると、恋愛のとっさの判断を誤らずに済むかもしれません。ぜひ、照れ屋な自分、緊張してしまう自分を隠そうとせず、ムリしないで、とっさの判断をいつもの自分で行ってほしいものです。酒井冬雪です。私は結構、とっさの恋愛判断力がないタイプにあてはまっていると自分で思ってしまいました。自分の友人を見ていても、長所をかき消すほどの欠点がかわいいといった女子ほど恋愛でうまくいっている気がします。うらやましい気持ちでいっぱいです。では、またね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月18日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!33歳婚活中の女子です。周りの婚活仲間の言動に怒りがMAXになり、相談させていただきます。私はお恥ずかしい話、30歳になるまで結婚のことをあまり考えていなくて、30歳になってあわてて婚活を始めました。ネットを見ていると、アラサーってだけで「女の価値皆無」くらいなことを書かれていて、確かに世の中には若くてかわいい女性がたくさんいるので、皆無とまでは行かなくても、かなり分の悪い戦いにはなっていると思います。私は、とにかくかっこいい人と結婚したいです。そして、夫の遺伝子を受け継いだかわいい子供をこの手に抱きたいです。女性のわりにはそこそこ稼いでいるので、相手の年収にはこだわりません。この年で相手に外見のよさを求める代わりに、経済力という条件は捨てました。そのおかげで、いい感じで活動も進んでいます。にもかかわず周りの婚活仲間は、何年も婚活をしていてアラフォーに近づいてきているというのに、希望条件を一切緩めず、「高学歴・高収入」にこだわり続けています。正直、「はぁ? そのルックスで?? 」と笑っちゃうような女性です。どうして彼女たちって、冷静に自己分析できないんでしょうか。相手にばかり求めて、自分が何を与えられるかとか、考えたことあるんですかね。こういう人がいるから、アラサーで婚活している私まで、「どうせ、金目当てなんじゃないの? 」みたいな目で見られるのがすごくイヤです。結婚というのは人それぞれ、タイミングも相手もまったく違うものです。周囲のことは気にしない人のほうが、幸せだと思います。相談者さんは、どういう相手を求めているかが明確で、気持ちがブレていませんから、きっと希望通りの相手と結婚できるはずです。以前、未婚女性と既婚女性を対象に行われた「結婚相手の男性に何を求めるか」というアンケート結果が発表されており、未婚女性は性格のやさしさや安らぎ、といった回答が大多数をしめていたのに対して、既婚女性の4割が「顔(がいいこと)」と回答していたのが印象的でした。ちなみに、結婚相手に求める要素に未婚女性は一人も「顔」と書いていなかったそうです。そのアンケートを担当していたスタッフさんは未婚女性で、私に「顔なんて、性格がよければどうでもいいじゃないですか? ね?? 見かけで人を判断するなんて、よくないです。既婚女性はスレちゃったんです」と、だだっ子のように訴えてきました。しかし、私としても今になってようやく「顔」と書いた4割の既婚女性の気持ちがとてもよくわかる気がします。顔だけでなく、美しい骨格、健康な身体って大事な贈り物ですよね。ですので、結婚する前から、そういったことに勘付いた相談者さんはすごいなぁと思います。相談者さんの周辺で、経済力や学歴にこだわっている人は多分、周りから見て「すごい」人であることを結婚相手に求めているのだと思います。親御さんが安心する相手、友人に話したら「すごいね」と感心してもらえる相手、将来的にはママ友に自慢できる相手……といった部分に照準を合わせて婚活しているのでしょう。いわゆる、一般論で婚活をしてしまっていて、自分が結婚に求めているものは何なのか、まだ見つけられていないのかもしれません。相談者さんくらい、自分のことがよくわかっている人なら、ひと言、ふた言、話をすれば、すぐにお金目当てで婚活している人ではないなとわかってもらえるはずです。それでも、勝手な先入観でモノゴトを決め付けてしまう人とはかかわらなければいいと思います。周りのことは気にせず、自分の信じる道を歩いていってほしいです。よい結婚相手がみつかることを心から祈っていますね。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月16日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!35歳男性です。33歳の妻とは結婚3年。2歳の子どもがいます。酒井先生に相談したいのは……最近、家に帰っても妻の後姿しか見ていない、ということです。すみません、もう少し詳しく書きます。妻の妊娠中から急激に私の仕事が忙しくなり、深夜帰宅や終日出勤の連続の日々が続きました。家に帰っても食事をとって風呂に入り、すぐに寝るといった繰り返し。妻と話す時間もほとんどなくなってしまいました。妻は専業主婦で、当初は「話し相手になってよ」と度々言われましたが、そのうち、家に帰っても「おかえり」も言わず、パソコンの画面ばかり見ているようになりました。子供が生まれてからは、子供を寝かしつけ、その後で妻のPCタイムが始まります。何をそんなに熱心に見ているのかと思って、ついつい履歴を見てしまいました。すると、某大手掲示板を見ているようです。書き込みもしているようで……。妻は、自分の話し相手をネットの中で見つけてしまったようです。最近は私の仕事もひと段落し、早く帰れるようになったのですが、今度は子供の世話を私に押し付けて、休日は昼間からネット三昧です。最近では、ネットをしている妻の後姿しか見ていません。どうすれば話好きな、明るい妻に戻ってくれるのでしょうか。子育てしているお母さんは、24時間年中無休勤務です。子どもがうまれると、会話が通じない子どもと閉鎖的な生活を数年間は余儀なくなれますので、自分ではなかなか気付かないうちに、精神的に追い詰められていくものなのです。私の友人の医師は、とてもマジメで几帳面でした。保育園に子どもを預けて働きながら、子どものオムツは紙オムツより布のほうがいいと思って布オムツにし、離乳食も手抜きせずにすべて手作り、子どもの着るものも作ってあげたいとお裁縫もして、目の下にクマをつくってフラフラしながら保育園に送り迎えしていました。あるとき、久しぶりに友人3人、大人だけでお茶を飲んでいると、「もう、2日寝ていない」とポロポロ涙をこぼすのです。「どうして? 」とたずねると、毎日子どもを寝かしつけた後、高温殺菌したほうがいいから子どもの衣類やオムツ、すべてにアイロンをかけている。昨日は、洗濯物がたまっていて、ひと晩中アイロンがけをしていた、というのです。私は、驚きのあまり絶句でしたが、もう一人の友人は、大笑いしたあとに薬局に行こうと切り出しました。そして、3人で持てるだけの紙オムツを買って彼女に、「今日からもう紙オムツ。自分が身体を壊したら子どもの面倒もみられなくなるからね」と言ったのです。とはいえ、根っからの生真面目さはなかなか直りませんでしたが、彼女のほうから、「これって、おかしい? 」と子育ての悩みを相談してくれるようになったので、目の下のクマは多少なおりました。こんな風に、張り詰めていた糸がプツンと切れてしまう瞬間が相談者さんの奥様にもあって、そのときたまたま相談者さんも忙しすぎて、妻のその瞬間を見過ごしてしまったのだと思います。大手掲示板には、身近な人には切り出しづらい悩みを抱えている人がたくさんいて、「こんな悩みを持っているのは、私だけではなかった」とホッとできる。そして、今度は私が誰かの相談に乗ってあげて、恩返ししようと思う。そうすると、どうしてもPCに向かっている時間が長引いてしまいますよね。女性の細やかな悩みや小さなサインは、女同士でないと伝わらない部分はあると思います。けれど、一緒に暮らす家族として、奥様がいつもPC画面にばかり向いているのでは、今後、お子さんも寂しい気持ちを抱いてしまうかもしれません。相談者さんは素直に、「子育ての大変なときに、話を聞いてあげられなくてごめん」と謝ったり、そのときの自分の状況について説明したりすべきだと思います。その上で、「2人で話をして、笑いあう時間が自分にとって大切だったと気付いた。もう一度、自分を相談相手に、いちばんの友人にしてほしい」と恥ずかしくても、奥様に心を開いてみてほしいです。休日に一緒に外出したいのでしたら、奥様に積極的に「外出しよう」と働きかけて、自分の行きたいところへ行くのではなく、奥様の希望を聞き、奥様の行動にあわせてあげましょう。そのとき、子どもの面倒はなるべく自分でみるようにして、奥様の手間を少しでも省いてあげるように心がけてみてください。そういった行動の積み重ねで、PCに向かっていた奥様の心も相談者さんのほうへ戻ってくるかもしれません。奥様の心を取り戻すには、時間と努力が必要になると思いますが、家族のためにぜひがんばってほしいです。応援していますね。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月09日婚活というものを始めてみた人は、「ああ、もっと早いうちから始めておけばよかったな」と男性だけでなく女性も、少なからず思ってしまうようです。理由はハッキリわかりません。ただ、婚活を通じて知り合った相手……普段はあまり知り合いにならないタイプの人から、「20代なら、その条件でも相手が見つかったんじゃない」と言われたり、「どうして今まで結婚しなかったんですか」と聞かれたりすると、その意見がとても冷静で客観的で一般的なものにみえて、早く婚活していればよかったと思ってしまうのかもしれません。結婚適齢期や恋愛適齢期は、本当に人それぞれ違っているものです。その人のタイミング、そのときのチャンス、その場のインスピレーションに左右されているので、自分で「結婚しよう」「恋愛しよう」と思って活動したからといって、スムーズにことが運ぶものでもありません。ですが、現状ではなんとなく女性の場合は30歳前後、男性の場合は35歳くらいまでに結婚していたり多少の恋愛経験を積んでいないと、恋愛社会においては、「どうして結婚しなかったの? 」「本当にまったく恋愛経験がないの? 」と思われてしまう部分があるようです。今のところ、婚活もしていない、恋人もいないけれど、最近ふと、「どうして、もっと早く恋愛や婚活に力を入れてこなかったんだろう。なぜ、もっと女の子(男の子)と知り合いになれるよう積極的に行動してこなかったんだろう」と考えてしまう自分がいる。そんな人はまず、相手を探す前に自分について振り返るというか、もっと自分を知ってみるといいと思います。「恋愛経験があまりないんです」と言うのが最近自分でなんとなく恥ずかしくなってきたという人は、以下の条件に当てはまっているかどうか、考えてみてください。・男子校、もしくは女子校の出身で、異性と関わる機会が非常に少なかった。・同性の兄弟しかいない。もしくはひとりっ子である。・異性の友だちが少ない。どのように友だちになればいいのかわからない。・団体スポーツ、例えば野球やサッカー、ラグビー、バレーボール、バスケットボールなどの部活に入っていた。・男同士(女同士)のトラブルやもめごとには寛容になれるが、異性がトラブルを起こしていると白い目で見てしまう部分がある。・長男長女、もしくはお兄さんお姉さん体質で、同性の友人の面倒見がよく、友人のまとめ役になったりしている。・部活の部長やクラスの学級委員など、自分から進んでではなく、周囲にすすめられて経験してきたタイプ。・心のどこかに「女って面倒くさい」とか「男の子ってバカよね」と思っている自分がいる。そして、その面倒臭さやおバカな感じをとても「かわいい」とは思えない。・基本的に、女子に(男子に)じゃれられたりからまれたりしても、反応せずにクールにスルーしている。・女性は(男性は)こうあるべき……といった「女性は(男性は)○○すべき」な持論や理想を持っていて、恋愛するにしてもそこは譲れない。上記に4つ以上あてはまる人は、恋愛や結婚から遠ざかりがちな体質です。今のところ結婚する気もなく、恋愛しているヒマもないなと思っているかもしれませんが、悪いことは言いません。今日、これから今すぐに、親しい友人や相談できる相手に、「彼女(彼氏)がほしいんだけど」と言って、誰かいい人を紹介してもらえるよう手はずを整えるべきです。婚活するのが遅くなってしまう人、恋人がいなくても気にしていない人は、そもそもプライベートが充実していて、恋人をあまり必要としていない場合が多い。自分は、恋愛が遠ざかっちゃう体質であることを自覚するべきなのです。楽しくて気の合う同性の友人がいて、仕事も趣味も忙しいのですから、恋愛にまで手を回す余裕がないのも仕方がないと思います。しかしながら、自分がそうして楽しく過ごしている間、友人たちは要領よく……というか、もっと先のことを考えていて同性同士の付き合いだけでなく、恋愛問題にもしっかり取り組んでいたりするのです。そうして、気が付いたときには、親しい仲間うちでフリーなのは自分1人になっていて、友人たちも恋人や妻と出掛ける用事があるので、なかなか前のように男友だちとの付き合いも「いつでもOK」というわけにはいかなくなってくる。そこで初めて「寂しい」と思って、婚活や彼女さがしを始めてみると、「その年齢まで? 」と赤の他人から素朴に聞かれてしまって、ビックリするというわけです。同性の友人を大切にしたり、仕事や趣味に一心に打ち込んだりしながら恋愛まで手が回らないという人は、ある意味、とてもピュアで不器用で、人がいいのだと思います。けれど、誰でもほとんどの場合、いつかは1人では寂しくなってしまうのです。同性の友人に囲まれているだけではなく、自分を好きになって信頼してくれる人にそばにいてほしくなってくるものです。不器用ではない人は、多分「いつかそうなるな~」と野生の勘のようなものが働いて、サッサと恋愛活動や婚活に着手しているのだと思います。そのあたり、恋愛でもうまくいっている友人を見習って、ぜひ、早いうちに恋愛活動にも手を広げてみてほしいものです。そうでないと、お盆やお正月など、家族や親戚と過ごす季節になると、実家に帰りたくなくなったり、暑い中、1人でジーッと家にいてやたらと友人にメールを送ってみるものの、なかなか返事がこなかったりでむなしいというか、やるせない、複雑な気分でお盆休みが終わるのを待つことになってしまいます。それどころか、婚活でも何でも、もっと早く何らかの手を打っておけばよかったと後悔してしまうかもしれません。今から活動し始めて冬までになんとかなれば、お正月はもう楽しくウキウキした気持ちで過ごせるはずです。ぜひ、仕事や趣味の部分以外のちょっと先の未来を想像してみて、「彼女(彼氏)をつくろう」を行動に移してもらいたいところです。酒井冬雪です。オリンピックを見ているので、昼夜が逆転しているというか、なんだかアタマがフワフワした状態です。そういえば、恋愛って、堅苦しく考えずフワフワした感じで始めるとうまくいくかも。では、よい夏休みをお過ごしください。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月04日「雪ごこち」から通年美白できる新薬用化粧水ロート製薬は、スキンケアブランド「雪ごこち」から通年美白できる「雪ごこち美白クリア化粧水<しっとりタイプ>」を、8月8日より、全国の薬局・薬店等で新発売する。キャンペーンには“雪のように白く、美しい肌”のAKB48篠田麻里子さんを起用、TVCM、雑誌広告等を行い、より多くの女性にメッセージを届けるとしている。篠田麻里子さん出演のTVCMメイキング映像を公開中「雪ごこち美白クリア化粧水<しっとりタイプ>」は、美白有効成分「トラネキサム酸」と「クリアスノーコンプレックス」を配合。よりリッチな使用感で、美白ケアだけでなく、毛穴ケアも取り入れることで、透明感のある「つるん」とした肌に導く薬用美白化粧水。ロート製薬「雪ごこち」のサイトでは、篠田麻里子さん出演のTVCMのメイキング映像を公開中。「いままでに見たことないほど、美しい麻里子が・・」とのこと。8月25日オンエアー予定。元の記事を読む
2012年08月03日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!37歳専門職男性です。同い年の妻とは前の職場の同僚で、職場結婚でした。前の会社は中小企業で、収入も悪く、どうしたものかと悩んでいたときに、ある職業に目をつけました。一生懸命勉強して目指してみたいと思うようになったのは25歳の頃でした。妻に相談すると、「1年なら、私が稼いで食べさせてあげる」といってくれました。はじめの数年は仕事をしながら勉強し、ラスト1年は仕事を辞めて勉強に集中し、見事合格して今はその仕事をしています。稼ぎも安定し、子供も3人(6歳・4歳・3歳)に恵まれ、幸せな生活を送っていたのですが(妻は既に退職し、専業主婦)、最近妻の遊び方が派手になってきました。ママ友とのランチやカラオケ会、お泊り会など、週に3,4回はそういったイベントが入り、それだけで毎月10万を超える勢いです。「ちょっと、お金を使いすぎなんじゃないの」というと、はじめは黙っているのですが、改善されないので何度か言うと、「あのさ。誰のおかげで今の職業に就けていると思ってンの? 私が昼間は会社の仕事して、夜も居酒屋でバイトして、働きまくってアンタを食べさせてやったから今の仕事、今の稼ぎ、今の生活があるんじゃないの? 」と鬼の形相で言われました。確かに当時のことは感謝しています。でも、それと妻の浪費に関しては無関係なのでそれを訴えても、「意味わかんない」の一点張り。どうすればこの浪費癖を直すことができるのでしょうか。あと、恩着せがましく当時のことをネチネチ言う妻の気持ちも理解できません。私は死ぬまで妻に頭が上がらないんですかね。今の職業に就けたことで、これから死ぬまで恩を着せられてしまったら、確かに辛いですよね。相談者さんの妻の浪費が激しい年数が、食べさせてもらっていた年数を超えてしまったら、その時に「もう借りは返した」と文句を言ってみてはどうでしょう。……と言いたいところですが、それでは口論になるだけで、根本的な問題解決にはならないと思います。そもそも、まだ下の子がお小さいのに、どうして妻はそんな風に外にばかり目が向いているのか。そのあたりの原因について考えてみてほしいものです。もしかしたら、学生時代はまじめに勉強していて、子どもができてからようやく自分の楽しみや、友だち付き合いができるようになったのかもしれません。もしくは、相談者さんが忙しすぎて家にいる時間が少なく、寂しさをまぎらすためにママ友に目を向けたら、同じような人が何人かいて、心がそちらにグイッと傾いてしまったのかも。相談者さん自身は、自分が家にいるときや休みの日くらいは、家族で一緒に過ごしたいと思っている。けれど、妻からみれば、そういった機会はひと月に数回しかないため、だったら確実に約束してくれて、話も合って、悩みを理解してくれるママ友と付き合ったほうが楽しい。子どもも遊べる友だちがいて喜んでいるし……と考えている可能性もあります。知らず知らず、夫婦の心に溝ができてしまっているのに、そこを見ようとせずただお金遣いが荒い、遊びすぎと責めては話が通じないものです。子どもと24時間一緒にいると、大人同士の話がしたくなるものです。子育てから生じる社会と離されているような孤独感といった悩みを分かち合える同性の友人の存在は、きっと奥様にとって大切なものなのでしょう。そのあたりの気持ちを汲み取ってあげて、「でも、自分も子育てに参加したい」「自分も、妻の悩みや問題に寄り添える一番の理解者でありたいと考えている」といった気持ちを見せてあげると、奥様も落ち着いて、少しは外出を控えてくれるかもしれません。また、子育て中の女性は小さな子どもを守ろうと必死で、夫を含めて周囲の意見に耳を貸さなくなってしまう傾向があるものです。お子さんの性別にもよりますが、いちばん上の子が女の子だったりすると、わかりやすい男子と違って複雑な女の子の悩みを家に持ち帰ってくるので、母は精神的になかなか冷静でいられないものです。男子なら男子で、体力勝負な部分がありますので、肉体疲労が激しくなります。少なくとも、お子さんが小学校を卒業するくらいまでは、母は子育てに手一杯で、他にも様々な問題が発生することでしょう。いろいろなケースに対応できるよう、夫として父として、どうすれば妻の気持ちに寄り添っていけるのか考え、妻に自分は何があっても味方だよと伝えてあげてください。そうすれば、ママ友よりも、夫に向くはずです。浪費のことや稼いでもらっていた当時のことに焦点をあてるのでなく、何が今の状況をつくりだしているのか。そこを見極め、男性としてどっしりと構えてあげてほしいです。応援しています。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月02日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!32歳独身会社員(女性)です。29歳くらいから結婚を考えていて、当時付き合っていた人との結婚も真剣に考えましたが、経済力に不安があり、プロポーズを断りました。私の父は大手企業に勤務し、私が子供のときから一定水準以上の生活レベルをキープしていました。私たちの誕生日には一流ホテルで食事をさせてくれたし、幼稚園の頃から夏は毎年海外旅行に連れて行ってくれていました。幼稚園から大学までは私は私立に通っていて、周りの友人も同じくらいの生活レベルなのでこれが普通だと思っていました。でも、就職してみると、いろんな生活レベルの人がいるのだと気づきました。20代前半の頃は父のすすめるお見合い相手と会ってきましたが、イマイチしっくりこなくて今に至ります。婚活というと少し恥ずかしいので、ネットでこっそりと活動を始めていると、「30代なのに、理想高すぎ」と知り合った男性に罵られました。私は特に相手の年齢はどうでもよくて(50歳までならOKです)、自分が今まで送ってきた生活をこれからも送るためには、相手は1,500万以上の年収が必要だと思います。特に外見もこだわりはありません。酒井冬雪先生、女性が結婚相手に経済力を求めるのはそんなにいけないことなのでしょうか。周りの友人夫婦を見ていても、夫婦喧嘩の原因の半分以上はお金です。お金で何でも解決できるとは思いませんが、お金があればたいていの問題は乗り越えられると思います。こういう考え方は、男性が聞くと引いてしまうのでしょうか。はじめまして、こんにちは。結婚相手に経済力を求めるのは、よくないことではないですよね。婚活するにあたって、「本当に、普通の男の人ならどんな人でもいいんで、うるさい注文は言いません」という人より、自分の好みがハッキリした人のほうが、早い段階で結婚相手がみつかると思います。ただ、経済力を求めていることを男性に話さなくてもいいはずです。男性は意外と繊細ですから、自分にないもの、コンプレックスを指摘されると、引いてしまうし、ヘソを曲げてしまいます。その点は、女性も同じで、ヘソは曲がらなくてもキズついてしまうと思います。また、相手の男性が「自分は経済力をあげるから、キミは家にいて家庭を守って」というタイプで、お互いに求めているものが一致していた場合は、言葉にしなくても気持ちが通じるはずです。ですから、あえて「経済力」と口にする必要はないと思います。そして、相談者さんの場合、やはりまだ結婚相手に求めるものが定まっていなくて、漠然としすぎているような気がします。例えば、年収1,500万以上の男性といっても、いろいろな人がいますよね。大企業に勤めてその年収の人もいれば、自由業の人、不動産収入で生活していて、普段は家にいる人もいます。大企業の社長の娘である知人女性は、年収が3,000万円を超えているフリーランスのデザイナーの男性と結婚しました。ところが、夫が一日中家にいること。3時4時までゲームをするかDVDで映画を観て、午後遅くに起きてくること。休みの日は一人でふらりとサーフィン。結婚して、30代半ばになっても、金だのツートンだの髪の色をあれこれ変えてくる。夫の習慣や生活スタイルすべてにイライラして、「中高生じゃあるまいし、やめて! 」と怒ってばかり。ついには、こんな子どものような人とは一緒に生活できない、と離婚してしまいました。このように、年収や生活レベルが同程度でも、職業や育った環境によって生活スタイルはまったく異なるものです。お金があっても、家庭で堅実に生活している人もいれば、ブランド好き派手好きで気持ちが外に向いている人もいることでしょう。相談者さんは学生時代、同じような生活レベルの友人に囲まれていたと思いますが、親御さんの職業は様々、生活スタイルも多種多様だったはずです。ですから、年収が1,500万円以上だけでなく、もっと細かく、どういった職業の人がいいか、どういった生活を送りたいかということまで具体的に考えて、ターゲットを絞ってみてほしいなと思います。もしかしたら、20代のころはしっくりこなかったお父さんがすすめてくれたお見合い相手も、今なら納得できるかもしれません。今からでも、お父さんに「結婚したい」と相談すれば、きっといい相手をみつけてくれるのではないかと思います。最後になりますが、これからの世の中、親御さんの世代と違って「安定」というものを得ることがなかなか難しいかもしれません。相談者さん自身も、万が一に備えて細々とでも仕事を続けたり、自立できる手立てを残しておいてほしいです。素敵な男性がみつかることを祈っています。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日自分が「いいなぁ」「かわいい子だなぁ」と思う女の子に限って、なぜかダメな男に走ってしまうような気がする。同じ男からみて、明らかに「アイツはダメだろう」と思う男性ばかりがモテて、人気があるのではないか。そんな風に思えてならない人は、結構いるはずです。どうして、かわいい子、いい子に限ってダメな感じの男子のもとへふらふらと行ってしまうのか。少女マンガでは昔、よい子のお嬢様は不良が好きと相場が決まっていましたが、なぜにそのようなことになってしまうのか考えてみることにします。人が恋愛をする場合、自分と雰囲気が似ている、考え方が似ているなど、共通するものがたくさんある人を好きになるタイプの恋愛。外見も性格も育った環境も、自分にないもの、未知のものを求めるタイプの恋愛。この2種類があるということは、常々お話してきたかと思います。かわいい女子、性格のよい女子がダメな男子を好きになってしまうのは、典型的な2のタイプの恋愛に当てはまります。このタイプの恋愛をする人は、自分にないもの、自分が持っていないもの、自分の知らない世界をもっと知りたくて、自分とは真逆のタイプに惹かれてしまうようです。実際に、キレイでしっかり者で賢くて、完璧に近いなという女性が、働かずに家でブラブラしている男性と付き合う。自称○○と、横文字系の職業を名乗っているものの、何もしていない男性と同棲している……というのは、よく聞く話です。そんな女性たちに、彼氏のどんなところが好きなのか聞いてみると、私は会社という組織で歯車になって働くことしかできないけれど、彼は自分の力で自由に仕事をしているところが独創的ですごいと思う。ミュージシャンになる夢を叶えたいという少年の心を忘れずにいるところがかわいくて、応援したくなる。自分の好きなことしかやりたくないというのは、誰でも持っているもの。でも、そんな気持ちを出さずに生きている私と比べると、不器用だけどまっすぐな彼がまぶしい。彼が浮気をして泣かされているけど、彼がすごくモテるのは男としてそれだけ魅力的な証拠だから。最後は私のところに戻ってきてくれればいいと、つい思ってしまう。彼は職探しをしていて家にいることが多いけど、そのぶん家事を担当してくれる。家に帰ってきて、温かいごはんができていて、出迎えてくれる彼がいるとホッとする。というような話が浮かび上がってきました。こういった点から見るに、ダメな彼氏に共通するのは、容姿に恵まれている。家にいるのが好き。働いても、長続きしない。ある程度、モテる。少年のような夢を語る。といった事柄のようです。また、こういったダメな感じの彼氏と付き合っている女の子がよく言うのが、「彼は、私がいないとやっていけない人」「彼のよさは私にしかわからない」「彼の夢を応援してあげたい」という言葉。ここから推察するに、ダメな男子を好きになってしまう女性は、根っからのお母さん、お姉さん体質で、ダメな子を見ると放っておけなくなり、ついついお世話を焼きたくなってしまう。自分の面倒だけでなく、人の面倒をみてもありあまる頭脳と有能さを持っている女性のようです。ただし彼女たちも、そんなダメっぽい彼の本当のお母さん、お姉さんというわけではないので、ある程度、彼のほうにも女性に好かれる条件が整っていたほうがよいようです。例えば、外見がキレイだったり、少年っぽい不器用でまっすぐな性格をしていたりすると、こういった女性に好かれる確率が上がるのかもしれません。どういうわけか、同性である男性からだけでなく、誰が見ても「彼、大丈夫? 」と言いたくなるダメな感じの男性を好きになってしまう女性は、面倒見がよく、キレイで賢くて、スキがない人が多いものです。とはいえ、硬いモノほどモロい部分があるもので、強くて賢い女性ほどどこかある一カ所、抱えている欠点が大きなスキになっている場合がほとんどです。そのスキというのが、男を見る目のなさにあらわれてしまい、わざわざ苦労をする恋愛、悲しい思いをさせられる恋愛に走ってしまうケースが後を絶たないのかもしれません。逆の場合もよくあり、完璧なように見える何でもできてしまう男性が、変な女の子に引っかかってしまったりもします。ですから、自分が「いいなぁ」と思う女の子がどうやら男の趣味が悪く、いつもダメな感じの男子に引っかかっているようでしたら、自分も彼女の前ではあえて欠点をさらけ出すようにするといいかもしれません。男性は通常、好きな女子、気になる女性の前では、いいところを見せよう。カッコいい自分を知ってもらおうと考えるものですが、ダメな男子に走ってしまう女性は、ある種のマニアだったりするのです。「この人、私がそばにいてあげないと心配」な相手を好きになるわけですから、ドジだったり、弱みがあったりすると「好みのタイプ」と思われるのかもしれません。普段だったら隠したくなるような自分のマイナスポイント……口下手だったり、人見知りだったり、ちょっと暗かったりする。そんな自分を無理せず出してみると、意外に「放っておけない」と思ってもらえるかもしれません。彼女がどんな欠点に「キュン」とするのか、そのあたりのツボを見極められるともっといいと思います。カッコよくて、イケてて、爽やかな人ばかりがモテるわけではありません。世の中にはいろいろな趣味の人がいますので、自分に合う人を探してみるのが一番です。がんばって、気になる女の子のツボをリサーチしてもらいたいものです。酒井冬雪です。私は昔から、ぬいぐるみ売り場で目玉が取れかけていたり、顔のパーツがてんでバラバラな位置についていたりする不憫な子を見ると、「この子は売れ残る。私が家に連れ帰らないといけない」と思ってしまうタイプでした。それもこれも、長女気質のせいだと気付いたのはごく最近のこと。もっと早く気付いていたら、甘え上手な正統派の女子になろうと努力していたことでしょう。では、またね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月21日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!彼は私のことが好きで好きでたまりません。私は28歳会社員。彼は27歳会社員です。付き合って1年です。少し前には彼からプロポーズ風なことを言われました。「結婚をしたいので、そういう付き合いをしたい」と言われました。彼は私のことが大好きで、告白してきたのも彼です。私はあまり好きでもなかったのですが、あまりに猛プッシュだったので付き合い始め、いままでの彼は遊び人だったのですが、「こういう人なら女遊びもしないだろうし、結婚するなら安心なタイプかな」と思って付き合いを続けています。彼は私に頻繁にプレゼントを買ってくれますし、家で食事だってよく作ってくれます。私の服のアイロンがけをしてくれたりします。私が飲み会で遅くなって終電を逃したときは、電話するとすぐに車で迎えに来てくれます。先日、彼がネックレスをくれたのですが、あまり好みではなくて、「わぁ、ありがとう!」と喜んで見せて、後で捨てました。すると、ごみ箱の中のネックレスをたまたま彼が見てしまい、そこから彼の様子が変です。メールを送っても電話をしても返事がありません。あまりしつこく連絡すると、私が彼を追っかけているみたいでプライドが許せないのですが、私のことが好きなくせに、こんなことくらいでイヤになるなんて、結局彼とは結婚しないほうがいいってことですよね?結婚するなら安心なタイプだなと思って、これまでお付き合いをしてきたのか。それとも、付き合っているうちにだんだん彼のことが好きになってきていたのか。そのあたりのあなたの気持ちがよくわからないのですが、このままの状態でしたら結婚しないほうがいいと思います。なぜなら、あなたが今のまま変わらず結婚したら、彼がとてもかわいそうだからです。男性が女性に贈り物をするのは、「好きな人に何かしてあげたい。あれもしてあげたい、これもしてあげたい」という気持ちの一番のあらわれだと私は思います。その証拠に、彼はアイロンがけから食事の支度、飲み会のお迎えまで、あなたの身のまわりのことを積極的にしてくれていたんですよね。それは、好きな人のためなら何でもしてあげたいという男らしい行為だったはずです。でも、何かしてあげるだけでは物足りなくて、それではどうすればいいだろうと考えたときに、プレゼントもあげようと思う。彼はそんな風にして、あなたを「好き」という気持ちを全身で表していたんだと思います。それなのに、そんな風に選んだプレゼントがゴミ箱にポイと捨てられていたんです。もちろん、お金の問題もありますが、彼にとっては自分があなたに差し出した心までポイと捨てられていたのと同じことです。連絡しても、返事がないのも仕方ないように思えます。逆に考えてみてください。あなたが彼の立場だったとして、自分が相手のために心をこめて一生懸命選んだプレゼントがゴミ箱に捨てられていたら……そんな相手と結婚したいと思うでしょうか。きっと、思わないですよね。彼のことを好きではなく、向こうが一方的に自分を追いかけていたんだということであれば、このまま連絡が取れなくなっても別に構わないはずです。でも、連絡が取れないことで悩んでしまっているのでしたら、それは彼を好きな証拠なのかもしれません。また、好きでないにしても、自分のしてしまったことは「いけなかった」と心の奥底で気が付いているからではないかしら。そうでなければ、こうやって私に相談してくれることもなかったはずですよ。結婚するしない以前に、まずは自分のいたらなかった点は謝りましょう。大切な人からもらった贈り物を、その人にバレるようなやり方で捨てるのは、人として間違ったことです。いけないことです。彼にちゃんと謝ってほしいと私は思います。そして、これ以上彼をキズつけないために、「ごめんね。デザインが気に入らないから捨てた」などと言うのではなく、「いつもやさしく、甘やかしてくれたから、どこまでワガママを言っても許してくれるか試してみたくなったの。やってはいけないことをしてしまって、本当にごめんなさい」と、やさしいウソをついて、でも謝るべきところはしっかり、謝ってほしいと思います。もしかしたら、私の言葉はあなたに届かないかもしれません。でも、彼にはキチンと謝ってあげてください。今回のことを乗り越えて、これからステキな女性になってくれることを祈っています。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!私、お金にだらしないんです。正しくは、だらしなかったんです、の過去形です。同僚がブランド物のバッグを持っていたら、ちょっとその上のラインのバッグを買う。友達が私より先に結婚したら、悔しいので精いっぱいおしゃれして、服も新調して、エステもネイルも行って、ヘアサロンにも行って完璧にして披露宴に行きます。そんなこんなが積もり積もって、毎月のお給料で支払えないくらいの毎月のカード請求額になって、でも、計算すると、毎月きりつめて、ボーナスでも返済して2年くらいのうちには全額返済できそうです。問題は……この1年くらいで絶対結婚したいんです。まだ誰も具体的な相手はいませんが、これから婚活を本格的に始めるつもりです。大きな出費がなかったら2年でクレジットカードのリボ払い分は全額返済できそうなのですが、婚活を始めたら、また「おしゃれしたい」「きれいに見られたいからエステ」と思っちゃいそうで怖いです。36歳専門職の女性ですが、ありのままの私で勝負できるでしょうか。あと、もし1年で結婚したといても、給料の1/3くらいの額とボーナスの9割程度をカードの返済にまわさないと丸2年では返済できないのですが、それをバラさずに結婚相手って見つかるのでしょうか。これから生まれ変わろうと思ってるんです。こんな私でも婚活できますか?これまでのお金の使い方をあらためて、生まれ変わろうと自分で決意したのですから、ぜひがんばってほしいです。このままの状態で婚活するのはどうかな、と悩んでいるのでしたら、まずは半年、1年と返済をして、自分の中での実績を作ってみてはどうでしょう。そうすると、「半年もきちんとできた」「1年間、返済を続けられた」と自分にも自信もてるようになるはずです。正直、相談者さんと同じような悩みを持つ方は結構多いです。お金をポンポンと使ってしまう彼女を持った男性から、よく相談をされます。「この間も20万円貸してと言われて貸してしまった」「彼女の借金を100万円ほど肩代わりして返してしまった」といったようにです。彼らが心配するのは、自分が安易に肩代わりしてしまったために、彼女がまた同じ過ちを繰り返してしまうのではないかということで、実際に、ほとぼりが冷めたころにまた「お金を貸して~」と言われることが多いのです。そういった話を聞いて思うのは、お金の問題はやはり自分自身の問題であるということで、本人が「何とかしよう」と思い立って、実行していかないことには解決しないような気がしますよね。周囲の人間や彼氏が解決(お金を返してあげちゃう)と、本人が自分の問題と思えなくなるという悪循環になってしまう。ですが、相談者さんはご自分で「だらしがなかった」とこの問題を過去形にして、返済のスケジュールまで立てています。その気持ちがあれば、きっと大丈夫、返済できると私は思います。誰でも、生きていれば多かれ少なかれ人に言えないこと、秘密を抱えているものです。自分の秘密を隠してバラさず、話さないのは後々のことを考えるとやめたほうがいいと思います。しかし、例えばバツイチだとか、前科があるとか、浮気症だとか、そういったプライベートなことを付き合う以前の段階の、信頼関係や愛も友情も感じられない相手に打ち明ける人はあまりいないですよね。婚活を考えているのでしたら、言いにくいことや人に言えない秘密は、相手の人柄を見極めてから話してみることにしてはどうでしょう。自分のことを正直に打ち明けた上で、去っていくか、一緒に解決しようと精神的な支えになってくれるかは相手次第です。「ありゃりゃー、お金使いが荒かったんだ~」と過去は過去として割り切ってくれて、なおかつ、お金の管理の仕方をキッチリ見守ってくれるような、そんなステキな男性がみつかるといいなと思います。婚活するのでしたら、会計士、税理士、証券会社や銀行のファイナンシャルプランナーの資格を持っている方などは、お金の使い方にとても詳しく、いい意味でシビアで、そばにいてくれたらこれから安心できるのではないかと思います。そういった職業のお金に堅い人を探して結婚したら、お財布のヒモは男性のほうにゆだねてしまうのもひとつの手です。返済も婚活も、ぜひ一緒にがんばってみてほしいです。応援しています。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月12日ぜいたくな悩みかもしれません。でも、そんなに好きなタイプではない女の子、一緒にいてもノーマークだった女の子から、「付き合って」的なことを言われたとき、「こんなチャンスもうないかも、ええい、付き合ってしまおう! 」と思ったり、付き合ってしまった経験がある人、きっといらっしゃることでしょう。そんなふうに恋愛を始めたとき、常につきまとうのが、「ああ、やっぱり合わないかな。別れたほうがいいのだろうか」という気持ちです。ぜいたくな悩みだとは思います。ですが、恋愛初心者であればあるほど、「恋愛って、こういうものではない気がする」「オレの理想の恋愛はこうだったのに」「何がどうっていうんじゃないけど、何かが違う気がする」と理想と現実のギャップに悩まされるもののようです。今日は、こんな悩みを持ってしまう理由、どのようにこの悩みと付き合っていけばいいかを考えてみることにします。まず、このような悩みのスタート時点に戻って、そこに立ってみると、そもそも「始まり方」が自分の恋愛の理想ではなかったという部分がきっとあるはずです。理想の恋愛では、好きになった女の子に自分から告白をして付き合いが始まっていた。大好きな女の子と、劇的な出会いやドキドキ事件を経て、お互いの気持ちを確認できて付き合うことになった。といった「始まり」を求めていたのに、実際は特に気にとめていなかった気の強いタイプの女の子から、「付き合っちゃおうよ~! 」と押されて「うん」と言い、ズルズルと付き合い始めてしまった。周囲の女友だちから「△△ちゃん、あんたのこと好きなんだよ」と、飲み会の席か何かの席ではやしたてられて、気が付いたらノリで地味で目立たないタイプの女の子と付き合うことになってしまっていた。こういった恋愛の「始まり方」をなかなか忘れられなくて、「こんなはずじゃなかった」「どうしてこんなことになってしまったのだろうか」「あーあ、だからイヤだったんだよ」と、何か小さな困ったことがあるたびに考えてしまう。向こう発信で始まった恋愛は、オレが自分で選んで好きになった相手じゃないから、こういったいざこざやケンカが起きてしまうんだと思ってしまう傾向があるようです。そこで、ちょっと振り返ってみてほしいのが、ケンカの理由はなんだったのか。どうしていざこざが起きてしまうのか、ということ。考えてみると、ケンカやいざこざの理由はいつも、彼女から連絡が入っていたのに、「後で連絡すればいいや」と思い、すぐに電話をかけ直したり、メールに返信したりしていなかったから。デートの約束をしていたのに、仕事や男友だちとの約束を理由にドタキャンを繰り返していた。といったことが原因で、そのため、会えばケンカになってしまう場合が多いのではないかと予想されます。どうしてこういったことが起きてしまうのかというと、やはり、「彼女のほうが自分を好きだからこの恋愛が始まった」という気持ちが心の奥底にあって、つい彼女に冷たくしたり、何でもガマンしてくれるだろうと思い込んでしまったりする。そんな「甘え」が男性の中にあるのかもしれません。恋愛関係は、公平で平等であってほしいと誰もが理想を抱いているでしょうけれど、なかなかそういうわけにもいかず、ほれた弱みのせいで、どちらか一方が弱い立場に立たされてしまうケースは多々あるものです。彼女が自分のことを「好きなんだから」という強気な思いは、彼女にとっては惚れた弱みになってしまい、どうしても彼女が一方的にガマンや忍耐を強いられてしまう。それは仕方のないことかもしれませんが、こういった状態をずっと続けていると、彼女もどんどん疲弊していって、この恋愛がいやになってしまうことにもなりかねません。うまくいかなくなって、別れてから初めて「ガーン」とショックを受ける。別れてやっと、いつの間にかオレも彼女を好きになっていたことに気付く。なんてことのないよう、彼女を好きか、好きになれないかの判断を早いうちに自分の中で済ませてほしいところです。例えば、・2~3カ月に一度しかデートしていない・彼女の欠点を「かわいい」と思ったことがない気がするし、むしろ自分が絶対にしてほしくないことをするのが彼女の欠点。・何度会っても、彼女の容姿に慣れない。好きな顔ではないなと思う。こういった点にあてはまるようでしたら、別れてしまったほうがいっそ彼女のためにいいことかもしれません。逆に、ちゃんと彼女に好意と誠意を見せてあげたほうがいいパターンはというと、・自分はあまり恋愛体質でなく、考えてみたら女の子に対しては常に受け身だった。・なんだかんだマメに連絡を取り、頻繁にデートしている。・実際に別れた場合を想像してみたら、「イヤだ、イヤだ」と思ってしまった。といったところです。今すぐ、彼女に素っ気ない態度を取ったり、冷たくあしらったりするのをやめて、今までの分もやさしくしてあげてほしいものです。そもそも、付き合っている相手がいながら、オレ発信の恋愛ではないというだけの理由で、「こんなはずじゃなかった」っていうのは、ぜいたく過ぎる悩みなのですから、グチや文句を言う前に自分で自分の気持ちを整理したほうがいいと思います。そして、いつの間にか彼女を好きになっていた自分に気付いたら、これまでの分を取り返す気持ちで、彼女にやさしく尽くしてあげてもらいたい気持ちでいっぱいです。自分の気持ちがわからないまま恋愛を続けるのは、相手に失礼ですので、ぜひ、早いうちに自分の心を見極めてもらいたいものです。酒井冬雪です。女性の場合でも同じだと思います。付き合って1年も2年も経つのに、ケンカの度にいつも「だって、○○くんが先に付き合おうって言ったんじゃん(だから、モメ事があってもガマンして)」なんて言っていたら、それは大人げないと思います。付き合おうに対してYesと言った瞬間から、2人は同じ立場……そういう気持ちで恋愛を始められるといいんですけど。では、またね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月07日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!酒井先生のファンで、理系のための恋愛論をいつも読んでいる35歳男性会社員です。私は「恋愛勝ち組になる! 」27回目に出ていた女性の条件も軽くクリアできるスペックの持ち主です。外見に関しては主観にはなりますが、飲み会に行っても女性にちやほやされるのでそれなりだと判断しています。最近、飲み会に行っても私の身なりを見て擦り寄ってきて、会社名がわかると猫なで声で甘えてくる女性ばかりで辟易です。少し付き合ってみると「結婚、結婚」としつこくいわれ、「僕はキミに安定した生活を提供できるけど、キミは僕に何を提供できるの? 」と聞くと、毎日の食事といった家事や子供、安らげる家庭、との返答がどの女性に聞いても多いです。家事なら家政婦にお願いすれば、完璧な状態に仕上げてくれます。子供に関しては、あまりほしいと思わないのでメリットになりません。安らげる家庭というのは抽象的で、私は「寂しい」という感情が欠如しているらしく、別に1人暮らしの今の家に帰ってきても好きなものに囲まれたこの空間で安らげますし、結婚してこの空間を荒らされることのほうがストレスです。最近、「女と結婚するくらいなら犬でも飼う」と友人に言うと、「お前、大丈夫か?」と本気で心配されました。こういう思考、ヤバいですかね。先生、判断してください。はじめまして、こんにちは。いつもご愛読いただいてありがとうございます。個人的には、別に結婚しなくても1人でじゅうぶん幸せならそれでいいと思っているタイプです。世の中、なかなかうまくいかなくて、個人の資質がどちらかに大幅に片寄っている場合が多いものです。例えば、ものすごく頭がいいんだけど、容姿は異性に好まれないとか。とってもやさしくて愛情深くマメなんだけど、甲斐性がないとか。誰からも好かれる得な外見をしているんだけど、中身は冷酷な性格とか。ずばぬけた長所がある人に限って、長所でカバーできるかどうか際どいような大きな欠点がある気がします。そういう人と結婚して危ない橋を渡るより、女1人でいたほうが気楽だよね、と思わないでもありません。それでは、何事にも普通、凡な人がいいかというと、それじゃ満足できない。欠点があっても、長所がドカーンとしている男に惹かれてしまうのが、女心の複雑なところなんですけどね。というわけで、男性でも女性でも「結婚したくない」という人は結構いると思いますが、結婚するくらいなら犬を飼う……これを実現できるのは女性だけです。常日頃、男性がこういうことを言っても、私はまったく信じないことにしています。というのも、こういったことを言う男性の100%が、40才を過ぎると途端に前言撤回して、バタバタと結婚し、一度も「結婚なんか」と言ったことがないような顔でニコニコしているからです。「まさか、あんたまで……」と、コイツだけは絶対に結婚しないだろうと思っていた同世代の友人までもができちゃった婚したのを見て、結婚しないという男のことばは信じないことにしました。女性は、しないと言ったらしない人が多いんですけど、不思議ですね。何でも男性は40才を過ぎると、急にさみしくなったり、自分の子どもを見たくなったりするみたいです。で、どんなに几帳面でキレイ好きな男性でも、趣味人間で身勝手な人でも、バッタバッタと結婚して、「家の中が散らかって~、最近趣味に時間が取れなくて~」とノロケています。男性って、心の表面に意地っ張りで頑固な男の子の部分が残っているのかもしれませんが、心の奥には寛容でやさしく大きい、でもさみしがりやな男がいるのだと思います。結婚は男の子ではなく、心の奥の「男」な部分が表に出てくれないとうまくいかないものです。相談者さんだけでなく、結婚したくないと友だちに言っている男性も、できれば早いうちに開き直って、40才ではなく、20代、30代のうちに結婚したほうがいいと思いますよ。結婚の条件として、若いほうが有利なのは男性も同じですから。相談者さんは多分、賢い上に容姿にも恵まれ、努力し続けてきた結果に伴う地位も身につけた男性なのだと思います。相談内容にその点はふれていませんが、たぶん、運動神経も悪くはないはずです。私は、自分の周囲にもいるこういった恵まれた男性には、「家族も頼れる人もいない、不幸な人生を送ってきた女性を探して結婚して、その人の重荷を半分背負い、幸せにしてあげればいい。男なら」と言うことにしてます。1人の人間に、あまりあるほどの資質を持っているのでしたら、それを誰かに分けてあげてほしい。恵まれた男性は、女性から何かを受け取るのではなく、ただひたすら何かしてあげる発想に切り替えてほしいなと思うのです。相談者さんも、ぜひ結婚して男として新たな境地を見出し、ますますいい男になって、娘が生まれたら、「パパと結婚するもん」と言わせてみる。そんなステキな男性になってほしいです。というわけで、ぜひ、結婚をおすすめします。健闘を祈ります。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月04日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!39歳女性・派遣社員です。20代後半から婚活を始めましたが、当初は自分に自信がなくて、40歳くらいの方から言い寄られましたがお断りしました。そこで、「もっと自分に自信をもてるようにしなくては」と思い、自分磨きにいそしみました。いまは、料理は教室の先生が褒めてくれるほどの腕前です。それだけではなく、将来の旦那様の健康管理ができるよう、野菜ソムリエの資格も取りました。運転免許も取ったので、旦那様の送り迎えもできます。着物の着付けや茶道、華道の教室にも通い、教養を身につけました。昔は少しだけ雑誌の読者モデルをしていたのですが、体型を維持するためにジムにも通っています。年齢は少し行っていますが、その分自分磨きをしてきたので中身には自信があります。外見だって「30才くらいにみえる」とよく言われます。30代の男性なら、教養のない若い女の子より、中身が伴っている私のような女性を選ぶはずです。でも先日、お見合いパーティで知り合った30代後半の男性に、「39歳だったら40代後半の男性狙えば?」と言われて大ショックでした。外見だってそこそこなのに、中身には自信があるし、でも年齢だけで判断するなんておかしくないですか。世の中の男性ってみんなこんな人ばっかりなのでしょうか。年齢にこだわる人もいれば、まったくこだわらない人もいる。その点は、男性だけでなく、女性も同様だと思います。年齢にこだわる人ばかりではないはずですので、このまま婚活を続けてみてはどうでしょう。年齢問題からは話がそれてしまいますが、相談者さんのご相談内容を読んでいますと、料理や運転、健康管理など、相手のために何かしてあげよう、これもしてあげられる、あれもしてあげられる女性になろう。そういったやさしさが垣間見えて、私は何だか少し心配になります。結婚に限らず友人関係にしても、どちらかが一方的に「与える」ばかりの関係というのは、長続きしにくいものです。相談者さんのやさしさがあだになってしまい、相手をワガママにしてしまったり、余計なお世話と心ないことを言われたりする可能性もなきにしもあらずです。もちろん、結婚相手の男性においしくて健康的な料理をつくってあげて、雨の日や帰宅が遅くなる日は車で迎えに行ってあげてというのはとてもいいことです。相談者さんはきっと、献身的で愛情深い人なのだろうなと想像しています。しかし、相手に何もかも与えることが、相手にとって幸せかどうかはまた別の話です。大事な妻が、雨の日の夜中に車を運転して自分を迎えに来るのは、男性にとっては愛する人に危険な状況を作り出すことにもなりかねないと思います。男性は、「こっちは仕事の付き合いの飲み会で遅くなっただけだから、タクシーで帰る。愛する妻には夜更かしをして体をこわしてほしくない。心配しなくていいから、家で寝て待ってて」と考えるかもしれません。やさしさや自分にできること、得意なことは、どちらか一方が負担することではなく、お互いに与えあうものではないかと私は考えます。ですから、自分はあれもこれもしてあげたいという姿勢で婚活するのではなく、いろいろなことが得意で、ついつい頑張りすぎてしまう(相談者さんは、そんな人に感じられます)ありのままの自分に、少し「肩の力を抜いて、休んでいいよ」と言ってくれるような、そんな男性を探してみてはどうかな、と思います。相手の男性も、そういうやさしい人だったら、年齢なんてそれこそまったく関係がなくなるはずです。結婚のタイミングは人それぞれ違いますから、年齢相応の出会い、今の自分にピッタリの相手はきっとみつかるはずです。あせらず、ゆっくりじっくり婚活をつづけてみてください。がんばってくださいね。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月29日彼女の真意がなかなかわからない……という問題で悩んだ経験のある男子は多いと思います。多いというか、女の子を好きになったことがある男子なら誰もが相手の気持ちがわからなくて悩んだことがあるはずです。自分の気持ちが相手に届いて両想いになれたのなら、彼女の気持ちがわからない時にでも、「どうしたの? 」「何があった? 」と直接本人に聞いて、話し合うこともできます。しかし片想いの場合は、相手の女の子に今何を考えているのか、どうしてメールに返信をくれないのか、なぜデートのお誘いに乗ってくれないのかといった理由を「どうして? 」と聞くことはなかなかむずかしいものです。そんな時、どうすれば相手の女の子の気持ちがわかるのかという問題について、今日は考えてみることにします。相手の気持ちがわからなくて困るのは、たいていの場合冷たくされたり、断られたりしたときではなく、愛想よくされていたり、断るにしろ冷たくはされていない場合なのだと思います。女の子は、基本的に生きることに上手に適応できている人が多いので、誰にでも挨拶をしたり、丁寧だったり、やさしかったりします。そのため、彼女の愛想のよさは好意からなのか、それとも誰にでも愛想がいいだけなのか。その境目が男性にはなかなかわかりづらいというパターンが多いようです。また、女の子の側としてもわざわざ自分の好意や、苦手意識を相手に知らせようとは思っていません。特に、学生ではなく社会人ともなれば、男女に関係なく個人的な好き嫌いや本心を隠して行動をしている場合がほとんどです。そして、ますます彼女の本音がわからなくなってしまう……という状況になっていくわけです。そこで、注目してみたいのは、相手の女の子の言う「ことば」と行動が伴っているかどうか、という点です。たとえば、あなたが勇気を出して映画を観に行かないか」と仕事の知り合いの彼女をメールを使って誘ってみたとしましょう。すると、ちゃんとあなたが心配しすぎない程度の早さでメールに返信が返ってきたのですが、「今、ちょっと仕事が忙しくて……。その映画は観たいんだけど、まだ公開されたばかりで混んでそうだから、また今度にしない? 」という内容です。すると、あなた的には、「それもそうだよな。まだ、混んでいるかもしれない。もうしばらくしたら、また誘ってみよう」といい方向に考えるかもしれません。もちろん、彼女の本心はメールの返信にあるように、「もうしばらくしたら誘って! 」というところかもしれません。けれど、その一方で、「2人きりで映画はちょっと……。でも、あんまりキッパリ断って仕事が気まずくなるのもイヤだから、公開されたばかりで混んでるんじゃない? くらいの感じで断っておこう。これで、2人きりで出かけるとかムリなんだなって気付いてくれればいいんだけど」と思っているかもしれない……という可能性もなきにしもあらずなのです。それでは、彼女の気持ちがどちらどちらなのか、それを確かめるためには、その後の彼女の行動を見ていくしかありません。しばらくしてから本当に、「そういえば、この間の映画だけど、お誘いはまだ有効ですか? それとも、誰かともう観ちゃいました?」というようなメールをあなたに送ってくれる。もしくは、あなたがもう一度誘ってみたときに、「誘ってくれてありがとう、やっと仕事が落ち着いたから、映画も観に行けます。いつがいい? 」という行動を取ってくれたら、彼女の気持ちは最初の文面通りで、いつもあなたにニコニコと挨拶している感じのいい言葉と行動とが伴っているといえます。しかし、一度誘いをかけて以降、彼女のほうから一切のメールがこなくなった。何だか気まずいなぁと思っているうちに、向こうがちょっと距離を置きだした……というのでしたら、彼女は後者の気持ちだったという可能性が高いかもしれません。一番困るのは、あからさまに避けたり、距離を置いたりせず、これまで通りの態度を取っているのだけれど、どこかへ誘ったり声をかけたりすると、のらりくらりとかわされてしまうというパターンです。その場合の女の子の本心は、「今は好きな人もいるし、ちょっとよそ見はできないんだけど、○○くんのこと決してキライではない……というか、けっこう好みのタイプだから、このまま気を持たせた感じでいこう。何かのきっかけで、恋愛に発展する可能性もあるし」というところにあるかもしれません。この場合、男性はとってもつらく、どうしていいかわからない状況に置かれてしまっていると思いますが、長期戦でジワジワと仲良くなり、がんばってみてもいいかなと私は思います。女の子がどんなに愛想がよくて、親しみやすい感じだったとしても、行動のどこかに本音が垣間見えてしまう部分は必ずあるはずです。彼女が自分以外の人と話をしているとき、一緒にいるとき、好きな相手に取っている行動と、苦手そうな相手に取っている行動にはどういった違いがあるのか、そういったところをよく見ておくと、彼女の本心がある程度はわかってくるかと思います。観察は得意という男性は多いと思いますので、ぜひチャレンジしてみてほしいところです。酒井冬雪です。宙ぶらりんにされて、長期戦で頑張ってみたものの玉砕してしまうというのがいちばんキツいパターンかもしれません。やはり、思い切って告白して、白黒ハッキリさせるのがいちばん……と、つい白黒ハッキリさせたい私は思ってしまいます。では、またね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月16日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!33歳女性・会社員です。付き合って2年目の彼氏(35歳)がいます。お互い大人ですし、落ち着いた付き合いをしていたのですが、少し前に彼が私に嘘をついていたことが判明しました。ある日、彼は会社の飲み会が終わってから私の家に行くといっていたのですが、私の家でお風呂に入っているとき、彼のケータイにメールが。背面ディスプレイに件名が流れて、中を見なくてもクラブの女の子からだとわかりました。そういうお店に行っていたのに、私には会社の飲み会と嘘をついていたのです。それから、もう彼の全てが怪しく思えてきました。ある週末も金曜の夜に私の家に彼が来るはずだったのに、何度電話しても連絡が取れなくて、明け方にタクシーで酔っ払ってやってきました。私からの電話を取ってはマズイような状況にいたのだと思います。朝まで私はやきもきして一睡もできなかったし、電話も30回以上かけたと思います。遅れる旨の連絡をくれればこんなに心配しないし、怪しんだりもしないのに。一度「ウソ」がわかると、「またウソをついているじゃないか」と疑心暗鬼になります。彼のことは好きなのですが、このままだと私のことがウザくなって彼が逃げていくと思います。どうすればまた彼のことを信じられるようになるのでしょうか。ちなみに、彼には何度か問い詰めたのですが、女の子からメールがあった夜も、朝帰りの日のことも「会社の飲み会に行っていた」の一点張りです。男性の場合、お酒を飲むときに、どういったタイプのお店に行くか、人それぞれです。最近は家で飲むのが好き、もしくはお酒は人との付き合いのとき以外は飲まないというタイプも増えているようですが、外で飲むのが好きな人もやっぱりいます。その場合、居酒屋や立ち飲み屋、焼き鳥屋などといった環境でお酒を飲むのが好きな人もいれば、飲むなら女の子がいるクラブなどで飲むのが好きという男性もいるものです。そういった指向は元々持っているもので、あまり変わらないというのが私の考えです。家で飲むもしくは、付き合いでしかお酒を飲まない人はたいてい草食系男子。居酒屋や立ち飲み屋などで飲む人は、男友だちとの付き合いを大事にしている、男付き合いが上手で友だちが多い男子……基本的に、同性との付き合いに重きを置いているタイプ。女の子がいるお店に飲みに行く男性は色気もあって、何事にも積極的、女性に人気もあるタイプで、モテる人が多いように思います。そして何故か、女の子がいるお店でお酒を飲む男性って、その事実をひたすら彼女や妻には隠そうとするんです。隠し事をするなら、こちらにわからないように、ウソがバレないように細心の注意を払ってもらいたいところですが、本人は証拠隠滅をしているつもりが、女性の鋭い目線から見るとすべてがバレバレなのが男性全般の特徴でもあります。相談者さんの彼氏に、いくら「女の子がいるお店に行ったでしょう? 」と問い詰めても、絶対に本当のことは言わないと思います。本当のことを言わないのは、彼なりに大好きな彼女はキズつけたくない、彼女には自分のいい面だけを見てほしいと考えているのかもしれません。しかしこのままだと、相談者さんは納得できないと思いますので、「遅れるんだったら事前にメールの一本でも送って連絡してくれないと、心配で眠れないよ」「女の子がいるお店に行ってるのはわかってるから。だって、バレバレなんだもん。私に本当のことを言えないなら、せめてちゃんと隠すだけの配慮はして」「飲みに行くにしても、女の子のいるお店には行かないでほしい。私にウソをつくのはやめて」と自分の思っていること、こうしてほしいという要求を感情的にならず、問い詰めるのではなく、冷静に自分の考えを伝えてみてはどうでしょう。その上で、彼が変わろうとしてくれるか、少し見守ってみるといいかもしれません。とはいえ、男性の中には、「お店の女の子からの電話なんかが面倒になってしまって、彼女にバレてしまったのをきっかけに、何とかもう電話やメールが来ないようにしたい。縁を切りたいから、彼女に何とかしてほしいと思っている」なんていう甘えた考えを持っている男性がいるのも事実です。もし、相談者さんの彼氏がとてもモテる人なのでしたら、そういった可能性もなきにしもあらずです。彼が本当はどうしたいのか、という部分も見極めてみてほしいところです。このままだと、ウザがられるではなくて、「あなたのほうが、このままだと私にあきれられてしまうわよ」という気持ちになって、彼を見守って、見極めてみてはどうでしょう。健闘を祈ります。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!33歳会社員男性です。付き合って半年の彼女は29歳でして、見た目も性格も好みで付き合いだしたのですが、30目前ということで少し前から結婚アピールがものすごいです。自分としては2,3年付き合ってから結婚というのが自然な気がして、まだ付き合って半年ですし、そんなに焦らなくても……と彼女には言うのですが、「2,3年付き合って捨てられたら私はもう30過ぎ。そこから新しい相手を見つけるのがどれだけ大変か分かる? 」としかられました。「じゃあ、あとせめて半年付き合ってから結婚するかどうか決めよう」というと、「そういう言い方、品定めされてるみたいでイヤ」といわれました。自分は前にも30歳手前の女性と付き合ったことがあるのですが、同じようなことを言われて気持ちがなえてしまって別れたことがあります。今の彼女はいろんな面でストライクゾーンど真ん中なので別れたくはないのですが、今すぐ結婚……というのも彼女に押し切られた感が出て、「その後の結婚生活が大変そうだなぁ」と漠然とした不安があります。今の彼女と今すぐ結婚せず、せめてあと半年結婚を遅らせる方法はありますか。教えてください!なんというか、いろいろな面でストライクゾーンで、「半年経ったら結婚してもいいや! 」と思えるのでしたら、「結婚してしまえばいいじゃないの」と言いたい気持ちでいっぱいです。「せめて、あと半年遅らせたい」という、半年へのこだわりは何なのでしょう。半年は独身気分を味合いたい? 交際期間は1年以上でないと結婚できないという自分ルール? 彼女に押し切られたくない? こういった理由で「きちんと約束して! 」と考えている女性に納得してもらうのはむずかしいですよね。とはいえ、相談者さんは男性ですので、ロマンスを求めてしまう部分が心のどこかにきっとあるのだと思います。女性から「結婚して! 約束して! 」と押し切られて結婚するのではなくて、愛し合う2人、交際を重ねていくうちに自然とずっと一緒にいたいという気持ちが湧き上がってきて、男らしく自分のほうから「結婚しよう」とプロポーズ。というような理想を描いてしまうロマンティストな部分があるのかもしれません。ところが、女の人って言葉でキチンと気持ちを伝えてほしい。好きならハッキリ、誠意を見せてほしいと思う生き物なんです。男性は、心の中で将来を「ストライクゾーンにドキューンの人だ、2,3年付き合ったら結婚しよう! 」とシミュレーションしてくれているのかもしれませんが、脳内で思っているだけでは、彼女にはまったく気持ちは伝わりません。また、自分が考えている理想像が彼女の考えと必ずしも一致するとは限りませんよね。そもそも、結婚というものはひとりでできるものではありません。自分がこうしたいのに、相手は違うことがしたい……それでは、どこで折り合いをつける? という具合に、すれ違いが起きたとき話し合い、折り合いをつけることの連続なのです。今、自分はこういう流れで結婚したいけれど、彼女は違う流れで結婚したいと言っていて話が食い違っているのでしたら、お互いにじっくり話し合い、自分の意見を相手に伝えることが必要です。その上で「それじゃあ、こういう風にしよう! 」とお互いが納得できる第3の答えをみつけるよう努力してみてはどうでしょう。せっかく、ストライクゾーンな相手に出会えたのですから、彼女を大切にしてほしいなと思います。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日好きな女の子、気になる女子はいるのだけれど、その子に彼氏がいるかどうか知らない。そんな男性は意外なほどたくさんいるものです。知人の美人女子Kちゃんなぞは、「最初に『彼氏いるんですか? 』と聞いてくる人とは付き合えない。彼氏がいようといまいとどうでもいい。ただ、私のことが好きだって、ガツッと押してきてくれる男の人でなくちゃダメ」などと言いますが、なかなかそこまでの恋愛上級者、ツワモノにはなれないよね……と私なんぞは思ってしまいます。やっぱり、最初のうちにさりげな~い感じで、「彼氏とかいるの? 」と恋愛話をふってみるとか、女の子のほうから恋愛方面の話をしてくれたら、そこに便乗して相手のことも色々聞いてみるとかして、好きな女の子のことはよく知っておくにこしたことはないと思います。相手のことを色々知っていれば、知り合って何年も経ってから大好きなAちゃんに実は彼氏がいたと知ってショックを受けるですとか、気になるBちゃんに片想いをしている間に、向こうは3人の男性と付き合ったり別れたりしていた……といった状況を避けられたかもしれないからです。しかし、なかなか気になる女の子のプライベート情報を聞き出すことができない。相手とは仕事の上だけの付き合いでとどまっている。学校で会えば話はするけれど、それだけの関係という状況が何年も続いていて、彼女自身のことを実はよく知らないという男子はけっこう多いのです。こういった状況に陥りがちな男性の特徴をいくつか挙げてみますと……好きな女の子を前にすると、照れ隠しで、つい意地悪をしてしまう。小学生男子じゃないんだから、とツッコみたくなりますが、大人になっても好きな女の子にはつい意地悪してしまう男性は後を絶ちません。好きな女の子の話に「それ、本当? 」とちゃちゃを入れてしまったり、間違いを笑ったり、失敗をからかったりと冷たい態度を取ってしまう男性はけっこういるようです。ハタから見ていると、ああ、○○くんは△△ちゃんをかわいいと思っているんだなと微笑ましく思える場合もあるのですが、意地悪されている当の本人にはまったくの逆効果。自分では、かわいい女の子の気を引きたくてからかっているだけのつもりでも、やられている側にとっては「私って、○○くんに嫌われている、ウザいと思われている? 」と勘違いされてしまう場合がほとんどです。特に、女姉妹で育っている女性や、女系家族のひとりっ子女子には、まったく通用しない気の引き方といえます。好きな女の子には、意地悪などせず、やさしさや紳士的な部分をアピールしてほしいところです。明らかにお互いに気が合っていて、周囲にも仲がいいんだね、と思われている。そんな親しい友人関係に何だか安心してしまって、彼女のメールアドレスや携帯電話の番号を聞かずに、何年も過ごしてしまう。そんな人も中にはいるようです。女の子のほうも、気さくな性格ではなかったため、職場や学校では仲がいいのに、何となく連絡先を聞く機会を逃してしまったケースです。連絡先を知らなくても、親しい友人を介せば連絡が取れてしまうため、そのまま放ったらかしにして数年が経ってしまい、今さら連絡先を聞きづらくなってしまう。しかし、その間に彼女が他の男性に言い寄られて悩んでいたものの、相談したい相手の連絡先を知らないため、流れて言い寄られた相手と付き合うことにしてしまった。そして後で「本当は昔、□□くんのこと好きだったんだよ。でも、なんか近寄りがたいところがあったよね」なんて、悲しそうに言われてしまうパターンです。プライベートで付き合いがなくても、何だか気が合って、目と目で会話ができるような仲だったために、心の中で仲がいいことにあぐらをかいてしまい、いざという時に連絡も取れず、大きなチャンスを逃してしまう可能性があります。仲がよいからこそ、連絡先は早いうちに聞いておかないと、後になればなるほど「今さら? 」と、聞きづらくなってしまいます。連絡先を知らずにいると、彼女が困ったときに真っ先にフォローをしてあげられないかもしれません。メアドや携帯電話の番号は、仲良くなったら、男性のほうからすぐに聞いておいてほうが得策といえます。気になる女の子はいるのだけれど、そもそも、話もしたことがなく、もしかしたら、彼女は自分のことすら知らないかもしれない。という男性もいるかもしれません。いつか話せるようになったらいいなと思いながら、気が付いたら何年も経ってしまっていたというのん気な性格の人も中にはいるようです。仕事や勉強はテキパキしているのに、女の子のこととなるととたんにスローペースに、おっとりとなってしまう。そんな人は、今からすぐに相手の女の子に「おはよう」と声をかけてみるなどして、知り合いになるよう行動にうつしてみてほしいと思います。そうすると、自然に「彼氏いるの? 」と聞いてみることもできる……聞きやすくなり、それをきっかけに、自分のプライベートな一面も相手に見せてみることができるようになるはずです。友だちから恋愛に発展するには、見えない壁をひとつ乗り越えなくてはなりませんが、そこを越えるにはまず、自分から今まで話題にしなかったような話を彼女に持ちかけてみる。今まで意地悪しかできなかったけど、それをやめてやさしい一面をあの子に見せてみる。話もしたことがなかった彼女に話しかけてみる……といったことが必要です。一目惚れといった恋愛ではなく、友だちからジワジワ恋愛をはじめたいというタイプの恋愛のんびり型のみなさんは、ぜひ「彼氏いるの? 」と気になるあの子に聞いてみるところから始めてほしいものです。酒井冬雪です。「彼氏いるの? 」と聞いてみて「うん」と言われて3年の片想いにピリオドを打った……というような話をよく聞きますが、どうせこれまで3年も何もしなかったんだから、その彼女の恋愛がどうなるか、あと2~3年ぐらい様子を見てみればいいのに……と思ってしまう自分がいます。実際に、バリバリ仕事などしながら相手の様子をうかがっていて、彼氏と別れた後その子と結婚しちゃう男子も数人知っていますが。すごいなーと思いました。では、またね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月02日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!28歳会社員(女性)です。私は昔からオヤジ受けがよくて、自分自身もそれは分かっています。おじさんの転がし方というのも、別に頭をひねって考えているわけではなく、なんとなく自然にしていることがおじさんたちのツボであるという感じで、この能力は持って生まれた天性のものなのだと思います。あと、結構口からでまかせみたいな感じで、お世辞の言葉がスラスラ出てくるんですよ、私。そのおかげで仕事もうまく行くし、この能力に感謝していたのですが、最近イラつくことが多いです。私は普通にしゃべっているだけなのに、相手が勘違いするんです。「○○ちゃん(私)は俺に気がある」と複数のオヤジが言っているらしく、聞くところによるとそんなオヤジたちの間で私の奪い合いまでしているそうです。興ざめです。単なる社交辞令もわからないなんて。今までこんなことなかったのに、急にこんな厄介なことに巻き込まれるだなんて。どうすればこういうトラブルから抜け出せますか。非常にうらやましい能力ですね。少し分けてもらいたいくらいです。これまでもきっと、社交辞令とわからなくて勘違いしていたおじさん達はいたのだと思いますよ。でも、相談者さんがあまりにも若すぎたりしたときは、おじさん達も「これはきっと勘違いだろうな」とか「お世辞だろうな」と考えてくれていたわけです。ところが、相談者さんが大人の女性になり、おじさん達にとってのストライクゾーンな年齢になった途端に、一気に夢がふくらんでしまったのだと思います。「これはイケる」「オレもまだまだ捨てたもんじゃない」と、おじさん達としては社交辞令を自分に都合のよい方向に受け止めてしまっているような気がします。このまま勝手に放っておいてもいいとは思いますが、勘違いされて面倒なのでしたら、おじさん達のそのやる気を仕事に向けてくれるようにうまく誘導してみてはどうでしょう。相談者さんの天性のおじさん転がし能力を持ってすれば、おじさん同士を戦わせずに、協力させて仕事をスムーズに運ばせるのも不可能ではないと思います。例えば、Aおじさんには、「BおじさんがAおじさんのこと、アイツはすごいヤツだっておっしゃってましたけど、その通りですね」と言い、Bおじさんにはその逆を伝え……というふうに、ほとんどほめ合うことなどないおじさん同士をつないであげるのです。お互いにライバル心ではなく好意を持ってもらうようにすると、仕事にも協力的になってくれるかもしれません。それでも、相談者さんにしつこく言い寄ってくるおじさんがいたら、「Cさんは、女性に人気があるから、私ひとりで独占したら、みんなに恨まれちゃうんですよ。仕事もやりづらくなっちゃう」とか何とか、「立場上困るわ」という気持ちをさりげなく伝えてみるといいと思います。いずれ、遠い未来におじさん達からも騒がれることがなくなる日が来るものですから、それまでの間はがんばって上手におじさん達からの攻撃をかわしていってほしいです。ちょっと面倒だとは思いますが、面倒な今を楽しむくらいの気持ちで、現状を乗り切っていってください。健闘を祈ります。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月31日「なかなか恋人ができないなぁ」とふとした時に悩んだり、コイバナなどしたこともない母親からいきなり「彼女はないの? 」と聞かれて困ったりしたことのある人はきっと多いと思います。どうして恋人(彼女)ができないのか。考えてもなかなか理由はわからないものですし、自分の考えている理由と女の子の側から見た理由はまったく違っているというのはよくあるパターンです。たとえば、男性が「どうしてオレって彼女できないのかな? 」と考える場合、自分の側の原因ではなく、女性の側の要因を理由としてあげることは多いものです。「どうせ、顔がいい男がいいんだよね」「経済力がないとダメなんでしょ」「モテる男って、一極集中で決まってるから」「運動得意とか」「話がうまくておもしろいとか求められてもね~」というように、女性はこういうムリな要求ばかりしているから、自分にはなかなか彼女ができないんだとボソッと口にする男子がいたりします。しかし、それでは一歩下がって、自分自身のことを少し振り返ってみると、イケメンうんぬん以前に、お風呂に入っていなかったり、髪がボサボサだったり、身だしなみにまったく気をつかっていない。性格がよく男同士でもおもしろくてモテる同性のことを悪く思っていて、「アイツってモテるけどさ、実はこんなヤツなんだよ」と、モテる男子の悪口やグチを気付かぬうちにポロポロと言ってしまっている。そんなことも、ままあるものです。外見というのは、男性も同じだと思いますが、人ぞれぞれ好みがあり、好みは人それぞれ違っています。女の子は、みんながみんなイケメン好きというわけでもないものです。また、話がおもしろいというと、何に関しても批評もできたり、ちょっと一味違う感性で、辛口で毒舌なほうがいいということかと思ってしまう男性も時々います。ですが、いつも批判的な発言をしてしまっていると、聞いている側の女の子としてはだんだん苦しい気持ちになってくる場合もあるものです。自分は少々キツいことを言い、口が悪くても許される憎まれない外見やキャラクターの持ち主であるというのなら、そういう話のおもしろさもありかもしれません。しかし、マジメな性格が顔に出ていて、外見は学級委員タイプ、優等生タイプでキツいことを言ってしまうと、相手は必要以上に悪く受け取ってしまうこともあります。おもしろい話ができなくても、長い時間一緒にいて不愉快になるようなことは言わない。人を悪く言ったり、グチばかり言っていたり、周囲の人の気分が滅入るような発言をしないようにしようと心がけるだけでも、十分だと思います。こんなふうに考えてみると、彼女ができない理由というのは、ただ単に彼女がほしいなと本気で思っていないから。何のアクションも起こしていないから。恋愛したら、彼女からこんなことやあんなことをしてほしいと、自分主体のことばかり考えていて、自分は好きな人に何をしてあげられるかをあまり考えていないから、といったところにある。そんな気がしてきます。本気で彼女がほしすぎて、がっついた感じになってしまうのもどうかと思いますが、ほしいなぁと思っているわりには何の行動も取らないのもどうかと思います。適度に、バランスのよい感覚をみつけて、がっつかず、でも一生懸命に「彼女がほしい! 」という気持ちを行動に移してもらいたいところです。また、なかなか彼女ができないなと思っていたら、女の子から見ると自分自身がそもそも恋愛体質ではなく結婚体質の男性という場合もよくあります。いきなり「結婚」というとドン引きしてしまう男性は多いものです。誰もが、自分もできれば好きになった女の子と楽しい恋愛をして、2~3年付き合ってみてそれからゆっくり結婚について考えていきたい…という夢をもっていることでしょう。夢はもっているものの、今現在特に好きな女の子がいるとも言えない。どちらかというとマジメでおとなしい草食系かもしれない。人当たりがよく、物腰やわらかで、人ともめたりするのが苦手、ガマン強くやさしい男性は、恋愛体質ではなく、結婚体質の男性、つまりは彼氏ではなくダンナさんとして女性に認識されている可能性大です。彼女がほしいのでしたら、そんな自分の特性を生かして婚活の場に出向いてみるといいと思います。最近は、ランチ婚活や朝食婚活、その他にもフィッシング婚活、農園婚活、ボランティア婚活(ボランティア活動を通じて男女の出会いの場を提供)といった、共通の趣味からアプローチに入る様々な婚活がありますので、自分に向いた出会いの場を探してみるのがおすすめです。自分にあったやり方で行動にうつし、ぜひともステキな彼女をみつけてほしいものです。酒井冬雪です。何故なんでしょう……あまりにもガッツいている時って、なかなか恋愛がうまくいきませんが、恥をかいたり、失敗したりして「あああ、もういいや。肩の力を抜こう」とちょっと脱力すると、恋愛がうまくいくことって多いものです。いずれにしろ、一時はがっついてしまう時期を通らないといけないのかもしれません。きっと、失敗から学ぶことって、多いんですね。では、またね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月26日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!女の人って怖いですね……。すみません、29歳会社員男性です。私は内勤事務職ですが、彼女(31歳)は外資系でバリバリ働いていて、英語も堪能、年に何度も海外出張に行きます。私たちはどちらかというと男女が逆転していて、彼女のあとを私がついていく感じです。キレイで有能な彼女を凡人の私がサポートできればそれで幸せです。それが私の幸せであり、2年の付き合いを続けてきたのですが、彼女の海外赴任が決まったときから徐々に彼女が怖くなってきました。彼女の海外赴任は1年の期限付き。どう返事するのかなと思っていたら、「もう会社にはOK出したから。あと、これ書いて」と1枚の紙を渡されました。読んでみて、目が点。「○○(彼女の名前)が海外赴任から帰国した1年後、私は必ず○○と結婚します」と書かれた念書でした。「さっ、早くサインして」と彼女がせかすのでついついサインしてしまいましたが、「サインしたからもう結婚しないなんてありえないから」「多分1年間、連絡もあまり取れないけどよろしく! 」と言い放って彼女は外国にいってしまいました。颯爽と機敏で有能で容姿端麗な彼女ですが、これは少々強引すぎやしないかと思います。連絡も取れない彼女を私は1年間待ち続けるのでしょうか。ちなみに彼女から先日メールが来て、知らない外国人の男性(赴任先の人??)との2ショット写真でした……。女の人がみんな怖いわけではないと思いたい私ですが、相談者さんの彼女は何と言うか……昔々の豪快な、「オレは外で遊ぶがオマエは黙って家を守れ」的な男性のようですね。昔は、男性のそういった豪快さにも黙って耐える女性が結構いたかもしれません。しかし、現代社会においてはカップル間、特に夫婦間の不誠実な行動、相手をないがしろにする行為は許されないといった風潮がありますので、そういう昔風な男性は激減していることでしょう。しかし、女性がわざわざ、昔のよろしくない男性のやるようなことをしなくても……。結婚を約束をさせた相談者さんを日本で待たせておいて、異性とのツーショット写真を送ってこなくてもいいよね、と考えてしまいます。男女逆転は悪いことではなく、カップルそれぞれの個性によっては、男女の役割がチェンジしていてもいいと思いますが、好ましくない男性のしてきた行為を現代女性が今になってしてみなくてもいいのではなかろうかと思わずにおれません。とは言え、相談者さんの彼女は、海外赴任する前に念書を書かせたくなるくらい相談者さんのことが好きで、「結婚するならこの人! 」とそういう大切なことはわかっているはずなのだと私は予想します。彼女なりに、相談者さんと離れることが不安で、相談者さんを失いたくないという気持ちから「これを書いて! 」という強引な手法に出てしまったのかもしれません。彼女としては、その念書があるだけでホッとできる、自分たちは大丈夫と安心できる部分がきっとあったのだと思います。ですが、それは彼女の一方的な満足で、相談者さんの視点から見ると、「連絡もほとんど取れないのに強引な約束をさせられ、あげく男性とのツーショット写真を送ってくるとは……。これはあてつけなのか? 身勝手すぎる」と言いたくもなることでしょう。自分が彼女に同じようなこと、つまり女の子とのツーショット写メを彼女に送り、「連絡はあまり取れないと思う」と書き添えたら、彼女はどんなふうに感じるのか聞いてみたいところです。このまま、相談者さんが黙ってやさしく彼女を見守り続けていたら、彼女はこんなことしても許してくれるかな、こんなこともOKかな、とますます増長してしまうかもしれません。彼女が好きで、このまま帰国を待ち、結婚するつもりでいるのでしたら、一度ガツンと「自分が逆のことをされたらどう思う? 」と問いかけ、相談者さんからも彼女に「こうしてほしい」「こういうことはやめてほしい」と気持ちを伝えるべきですよね。そのためにはまず、女の人って怖いと思うのではなく、彼女のどういった行動を怖いと思ったのか、それに対して自分はどうしていきたいのかというあたりをきっちりと考え、自分の意思を整理して、論理的に冷静に彼女に伝えてほしいと思います。相談者さんはこれまで、彼女がどうしたいかという要求をやさしく聞き入れてきたのだと思いますが、今こそ自分がどう感じて、そどうしていきたいのかを伝える時です。ぜひ、いっぱい悩んで、たくさん考えて「自分はどう考えるか」答えをみつけてください。ご健闘をお祈りしております。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月24日「あいつはいいヤツなんだよ」と男性が押してくる男の子って、女子目線で見ると「…そうかな」というのはよくあるものです。例えば、男性の友人が男友だちを紹介してくれると女の子に言ってくれるというとき、「本当にいいヤツだから。やさしいんだよ。一本筋が通ってるっていうかさ、まっすぐなヤツで」というようなアピールポイントを示してくることが多いものです。しかし、実際にその男性に会ってみると、「いい人かもしれないけど…でも……」という経験をしたことがある女性はたくさんいるはず。自慢の男友だちを「ちょっとムリ」と言われて困惑し、男性の男を見る目と女性の男を見る目って、どこがどう違うのだろうか……と途方に暮れる男性もたくさんいるはずでしょう。今日は、「一体全体、オレの大事な友だちの何が気に食わなかったのかまったくわからない」と困った経験のある男性のために、女の子が男性のどういった面を見ているのか考えていきたいと思います。まず、そもそもの大前提として、男同士の間ではOKというか、許されてしまう身だしなみの問題があります。男性同士であれば、ちょっと鼻水が垂れているだの、鼻毛が出ているだの、小鼻の横のブツブツだの、ヒゲのそり残しがあるだの、スールのパンツからシャツのすそがはみでているだのといった適度なだらしなさに目をつぶってあげる部分はあることでしょう。しかし、女の子はそういったそこはかとないだらしなさを「いやーん」と思う場合も多いものです。百歩譲って、自分の彼氏がハードな仕事明けに寝起きのだらしない感じで大慌てで待ち合わせ場所にやってきたとかそういう場合なら、だらしのない様子も「私のために、疲れていてもムリしてくれて……かわいい」と思えるかもしれません。しかし、友だちの紹介や合コンといった場に、いつも通りのまったく身なりにかまわない様子でやってきてしまったら、いくら「いいヤツ」だったとしても、「初対面の女性に失礼じゃない? 」と思われてもいたしかたありません。なぜなら、女の子はせっかく友だちが自分の大事な友人である男子を紹介してくれるというのですから、できるだけ頑張って、気合いを入れておしゃれして、身だしなみを整えて、約束の場所にやってきているわけなのです。それなのに、その「いいヤツ」が「どうでもいいや~」というような風体でやってきたら、ちょっと残念な気持ちになるのは避けられないと思います。男性同士であれば、身なりにかまわないのも男らしくて潔いのかもしれませんが、女性からすればだらしがない、相手に失礼ということになってしまう場合もあることを忘れないでほしいところです。また、男性同士であれば、一つの趣味や仕事を追求してこの問題に関して彼に質問をすれば答えが必ず返ってくるほどの一転集中型の友人は高評価だったりするはずです。なりふり構わず、一つのことをやり遂げる根気よさやマジメさがあるといった要素は、男として尊敬できるポイントであることでしょう。ところが、その友人男子は自分の専門以外のことについてはまったくウブだったり、何も知らなかったり、最悪の場合、興味関心すらも持てなかったりすると、紹介された女の子としては、会話が成立しなくて困ってしまうということになりかねません。例えば、初対面で話をしている間、延々3時間も何世代も先の通信システムについて語られてしまったり、現在の電力供給状況について力説されてしまったりすると、話を聞くだけはしてあげられたとしても「会話はできない人なんだな」と認識されてもいたしかたがないと思います。「この人はマジメでいい人なのかもしれないけれど、ただひたすら自分を支えてサポートしてついてきてくれる彼女を求めているのかな」「2人で何かをしようという気持ちはないのかな」「だから、私は付き合ってあげられない」という結論に達する。それが、たいていの女の子の言い分であるはずです。その他にも、本当に本当に「いいヤツ」で、自分よりも周りの友人の心配ばかりしている男性で、何でも譲ってカゲが薄くなってしまい、損ばかりしてしまう男性もいるかもしれません。しかし、そういう男子は、女性から見ると「優柔不断なだけ? 」「どっちつかず? 」「人に嫌われるのが怖いの? 」「本音でぶつかってくれないと、こちらも気持ちを返せないよ! 」と歯痒い気持ちで見られてしまったりします。男性が男友だちを一点豪華主義で評価しているとしたら、女の子は男性を総合的に見て判断しているといってもいいかもしれません。ですので、大事な友人男子に女の子を紹介するときは、おせっかいになって、「少し、身だしなみに気をつけろ」とか、「いいか、○○の話ばかりしないで、相手の女の子の話も聞くんだ」とか、「今日の主役はオマエだから、自分から話しかけて」とかいうようなアドバイスをするくらいの気持ちでいてほしいものです。言いづらいかもしれませんが、大切な友人のためです。ぜひ、チャレンジしてみてほしいところです。酒井冬雪です。先日、知人の女子(26才)が学生時代の男友だちに「オレの友だちのすっごくいいヤツ」を紹介してもらったそうです。「マジメそうだし、本当にすっごくいい人だったんだけど、とにかく大きいの。身長も肩幅も手足も……。すべてが大きくて、目の前にふっと立たれたら、ちょっと怖くて。でも、本当にいい人なの」と言っていました。「夢のお姫様抱っこをしてもらえるのではないか……」と思いました。では、またね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月19日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!大学時代から付き合って、交際歴10年の彼女がいます。僕は29歳の会社員です。彼女も同い年です。長年付き合っているので色々分かり合えることも多く、また、彼女も年齢が年齢なので本人や向こうの両親からのプレッシャーもあり、先日「結婚しよう」とプロポーズしました。彼女はとても涙を流しながら喜んでくれて、やっぱりこの人にプロポーズしてよかった、と僕自身も感激したほどです。でも。翌日、彼女から電話があり、「会社、辞めるから」と言われました。そんなこと全く聞いていなかったし、大体僕の収入だけで2人の生活が成り立つとも思えません。それに、そんな大切なことを相談もなしに決めるなどありえません。問い詰めても、「だって、会社の女の子はみんな寿退社するもん。私だけ残るなんて恥ずかしい」とケロッとしています。理解に苦しみます。みんなが寿退社するからって、経済的に不安定になることがわかっているのに退職願を出すなんて。見栄優先の彼女にがっくりしました。「プロポーズのとき、喜んでくれた姿を見て僕も嬉しかったけれど、アレは実は会社を辞められるという気持ちからなんじゃないの? 相手が僕じゃなくても良かったんじゃないの?? 」と言ってしまったのですが、今度は「ひどいっ!!!」と泣き始めてしまい、その後、メールしても返信がありません。ひどいのは彼女のほうだと思います。一気にテンションが下がってしまい、結婚する気がうせてしまいました。それでも僕は彼女と結婚しなければいけないのでしょうか。どうして、プロポーズする前にお互いにいろいろな話をしておかなかったのでしょう。彼女の働いている会社では、女性の大半が寿退社するだとか、彼女自身も結婚するなら会社を辞めたいと思っているとか。相談者さんは相談者さんで、結婚してからも彼女には仕事を持って輝き続けてほしいと願っていて、そのためなら自分は家事でも何でも協力を惜しまないとか。そういった話を、プロポーズする前に2人であれこれ話し合っておいてほしかったなぁと思います。実際、私の友人も結婚して1年後に「子どもをつくりたいから、会社辞めちゃった」と妻に言われ、寝耳に水でビックリし、妻への不信感が増して結局は離婚しました。相談者さんカップルは、付き合って10年も経っているから、お互いにお互いのことを何でも知っていると思いこんで、安心しきっていたのかもしれません。ですが、人の気持ちというのは変わっていくものですし、彼女の中でも今働いている会社ではこの先の未来が見えず(もしくは、見えすぎるほどに見えてしまい)、行き詰まりを感じていて、とにかく会社を辞めたかったという場合も考えられます。相談者自身が選んだ相手なのですから、彼女を信じて怒らず焦らず、ゆっくり話を聞いてあげてはどうでしょう。「どうして会社辞めたいの? 」「みんなが寿退社で辞めるからって、それだけの理由ではないいね? 」「他の理由があるんじゃないの? 」と質問してみるのです。そうやって彼女の話をじっくり時間をかけて聞いた上で、自分の希望や意見も伝えてみるといいと思います。「僕の収入だけでは生活できないと思うよ。こういうご時世だからお互いに仕事を持っていたほうが、将来的にも安心だよ。少し休んで転職先をさがしてみたら? 」と順を追って話していってはどうでしょう。結婚して生活をしていけば、これからもっと困難な問題が起きることもあるはずです。プロポーズをきっかけに最初の難問にぶつかったと考えて、2人でそれに立ち向かってみてほしいものです。話し合って、話し合って、話し合った上で納得のいく答えがみつからなかったら、それはそれで縁がなかったのかもしれませんが、ここは相談者さんが大人になって、彼女ととことん話し合ってみてほしいです。健闘を祈ります。イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!35歳兼業主婦です。結婚10年で子供が2人います。主人はお小遣い制となっていて、パソコンを買いたい、車のパーツを交換したいなど、特別な出費があるときは臨時でお金を渡しています。先日も「3万円ちょうだい」といわれて「何に使うの? 」と聞くと、「世話になっている人へのプレゼント」との返事。「一体誰に渡すんだろう……」と疑問を抱きましたが、あまり細かく問い詰めてもと思い、黙って3万円を渡しました。その2週間後、私の誕生日が来ました。主人は私の好きなブランドのバッグをプレゼントしてくれました。そのとき女の勘というか、何か思うところがあって後からそのバッグの値段を調べてみると……。ちょうど3万円弱程度でした。翌日、主人に「この間の3万円、おつりあったらほしいな」と言うと、「ちょうどくらいの値段のものを買って、もう渡したから」と言われました。振り返ると、去年の誕生日もその少し前に「3万円ちょうだい」といわれて渡したことを思い出しました。確証はないのですが、妻へのプレゼントに自分の小遣いを使うのが勿体無い、とでも考えているのでしょうか。私は日ごろから自分のお小遣いで家族の外食代を払ったりもしますが、主人は一切そういうことをしません。自分のお小遣いは自分のためだけに使います。色々考えると、「ケチくさい男だな」と思えて、うんざりしてきました。このモヤモヤした気持ち、どうしたら晴れるでしょうか。とりあえず、来年からはお誕生日の前あたりに「3万円ちょうだい」と言われたら、もうあげないと決めてしまいましょう。お金の使い方というのは人それぞれ違うものですから、今から旦那さんのお金の使い方を変えるのは難しいかもしれません。とはいえ、相談者さんに「ちょうだい」と頼んだお金から誕生日プレゼントを買っていたとしたら、それはちょっとずるいというかマナー違反というか、許せない気持ちが芽生えてしまいますよね。言いづらいかもしれませんが、ここは旦那さんに、「もしかして、3万円ちょうだいって言ってそのお金で私のプレゼント買ったの? 」と聞いてしまったほうがいいと思います。その上で、「自分がそんなことをされたらどう思う? 」と諭してみてはどうでしょう。話してもわかってもらえないようでしたら、次に旦那さんのお誕生日が近くなったときに、「今月ちょっと大変だから、お小遣いを減らした」と言って、誕生日プレゼントの分を差し引いたお小遣いを渡すという手もあります。とはいえ、もちろん旦那さんのほうにも言い分はきっとあることでしょう。今のままではお小遣いが少ない、やりくりに苦労している、年齢とともに付き合いが広くなり自分がお金を使わなければならない場面が増えてきたといった事情があるのかもしれません。だからこそ、2人で話し合って誕生日プレゼントの予算そのものを減額するとか、プレゼントはいらないかわりに、相談者さんは誕生日の1日だけ子どもの面倒も家事も何もしなくていいような休日をもらう、とか。別の案を考えて、それをプレゼントにしてみてはどうでしょう。ただし、休日をプレゼントしてもらう場合、旦那さんの実家に子どもを預けるなど、他の人を巻き込んではいけません。あくまでも、旦那さんご自身が家のことや子どものことをすべてこなすのが前提です。相談者さんの心の奥には、儀礼的に高価なプレゼント(しかも、自分のお金からは出さないプレゼント)をあげればいいというのではなく、心のこもったプレゼント、相手を思いやったプレゼントがほしいのよ! という気持ちがあるのだと思います。その悲しくやるせない気持ちを旦那さんにわかるように話してあげて、また旦那さんの言い分や事情も考慮して、2人で今後の解決策をみつけてほしいなと思います。健闘を祈ります!イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月03日新しい出会い、新しい人間関係、これまでの自分をリセットして、違う自分で勝負してみたい! そんなふうに考えて、ちょっと違うキャラを演じてみたり、いつもの自分ならしないような行動を取ってみたりしたあげく、何だかとっても疲れてしまった。そんな人が出没しはじめるのがこの時期です。男性というのは、大変な生き物だなぁと思います。理想の男性像、女性から人気の高い男性像というものを少し考えてみてください。たぶん、女性だけでなく男性もほとんどの人が、同じようなことを頭に浮かべるはずです。リーダーシップがあり、積極的明るくさわやかでハキハキしているアウトドア志向運動神経がよく、男らしい社交的で、老若男女から人気があるこんな男性、世の中にはあんまりいないのに、いいえ、いないからこそ、理想の男性像は「こういうもの」と誰もが思い込んでしまうのかもしれません。そして、それなら自分にないところを補ってみようと努力する男子が後を絶たないみたいです。しかし、人見知りな男性が急に誰にでも声をかけてみたりすると、何だかぎこちなく不自然になってしまい、リーダーシップというよりは縁の下の力持ちタイプが先頭を切ってイベントを企画しても人が集まらずかえって落ち込んでしまい……と、人間関係はなかなかうまくはいかないものです。その点、女性は気楽なもので、もちろん明るくてさわやかで誰からも人気がある女の子というものが存在はするでしょうけれど、カゲがあって、ナゾめいた雰囲気が魅力的な黒髪タイプショートカットで体育会系の元気女子小さくてかわいい、妹タイプ口は悪いけど心優しい、長女気質の姉御肌タイプ見た目は地味だけど、観察力にすぐれていて話すと面白い、味のあるタイプというように、さまざまなタイプの個性が競合せずに、上手に生きているように思えます。本当は、男性だっていろいろなタイプがいて、それぞれよいキャラを持ち合わせているのだと思います。それなのにせっかくのいい味を消して、違う自分をつくろうなんて思ってしまうから、すべてが空回りしてうまくいかずに疲れてしまうのです。新しい職場に異動して、なんだか自分らしくもない、似合わないことをしてしまったなぁと思う人は、このあたりで一旦休息を取り、本来の自分でもぜんぜんイケるということ、漠然とした理想の男性像なんかには当てはまらない自分のいいところを再確認してみてほしいと思います。例えば、元気でハキハキではないものの、ボソッとつぶやくひと言が的を得ていて面白いと評判だった自分スポーツは得意ではないけれど、地道なランニングのおかげで健康的になれた自分インドア向きだけれど読書や音楽鑑賞が趣味で、自分の好きなジャンルには詳しく、またそうでないジャンルにもある程度広く浅く対応はできる手先が器用で、料理や手芸が得意PCのことなら何でも任せてほしい、というくらいの知識があるというように、わかりやすく「男らしい」長所ではないように見える長所がたくさんある、そんな男性はきっと多いはずです。女の子に女の子それぞれのよいところがあり、男性のほうにも好みのタイプというものが存在しているものだ……ということを女の子はキチンと肌身でわかっているのです。ところが男性は、自分たちも同じようにそれがあてはまると自覚をしていなくて、「イケメンで男らしくて、運動神経がよくて、その上金持ちだったらモテるんだろう」と思い込んでいたりします。もちろん、そんな理想的な男性がいれば彼は非常にモテてしまうのかもしれませんが、それも一時的なこと。時間が経って、そのモテる男子の「好みのタイプ」が見えてきたら、女の子はちゃんと自分と合う人を探そうと落ち着いてくるものなのです。ですから、男性も、しっかりしているようで、ちょっと空気が読めなかったりするおっとり長男タイプ甘え上手な弟タイプ地味だけど頭がよくて冷静で、話してみるとすごくおもしろいタイプマジメで無骨な感じだけど、やさしくて一緒にいてホッとできるタイプある分野に関してとても詳しいエキスパートタイプといった個性はキチンと女の子に評価されていて、女の子はちゃんと自分に合う人を探そうとがんばっているのです。ですから、ムリをして「違う自分」を演出しなくても大丈夫かと思います。ただ、あまりにも女の子とコミュニケーションを取ることに消極的だったり、あまりにもぶっきらぼうだったりしすぎる人は、少し電話やメールにマメになろうと努力してみてもいいものです。また、あまりに服装や身なりに気を遣わないという人も、少しサッパリと清潔感に気を遣ってみてはどうでしょう。休みの間に疲れを取って、いつもの自分を見つめなおしてみるといいかもしれません。いつもの自分は、十分魅力的な男性であるはずだと思いますので。酒井冬雪です。私は本当に電話にもメールにもマメでないので、どうにかしたいなと思いながら今に至っています。だいたい、携帯メールを打つのもすごく遅くて一苦労なんですよね。では、よいGWをお過ごしください。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月28日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!35歳会社員、結婚3年目男性です。最近、妻(36歳)が「~をしちゃだめ!」と頻繁に言ってきて、ウンザリしています。「お風呂に入らず布団に入ってはダメ」「トイレのフタは必ず閉めろ」「食事のときにペチャクチャいわすな」「貧乏ゆすりをするな」「つくった料理に醤油やソースをかけるな」「お風呂から上がったらバスマットを放置するな(洗濯籠に入れるもしくは干して置け)」などなど、いちいち口うるさくいいます。食事のペチャクチャについては、外では気をつけているのですが、家では気が緩んで鳴ってしまいます。貧乏ゆすりもしかり。他はちょっと妻が口うるさすぎる気がします。妻も完璧な人間ではなく、洗面台には髪が落ちたまま放置していますし、トイレのドアが開いたまま、なんてこともよくあります。これだけアレをやっちゃダメといわれ続けると、毎日の生活が窮屈です。妻とどうやって折り合いをつければいいでしょうか。はじめまして、こんにちは。あらら、相談者さんのお話を聞いていて、私もつい「んんん? 」と思ってしまいました。私も食事中のペチャクチャとつくった料理に醤油とソース、お風呂に入らずお布団は怒ってしまいそう。貧乏ゆすりとトイレのフタ、バスマット放置は、そんなにイラッとしませんね。でも、トイレに新聞雑誌を持ち込む、足音ドタドタやドアをバタンバタンと閉めること、靴下が片一方ずつどこかにいってしまって見つからないなんていうことは「ダメ! 」です。とはいうものの、人それぞれクセやなおらない習慣はあるものですよね。私はある時期、同業の先輩男性2人と一緒に仕事をしていたのですが、一人は机が少しずつ動くほどの貧乏ゆすり、もう一人は握りこぶしの人差し指の根本をコリコリと噛んで、時折ペチュだのクチュだの音を出すというクセがありました。仕事をしているというのに、変な物音を立てる2人にイライラした私は、「貧乏ゆすり禁止! 」「指しゃぶり(と呼ぶことにした)禁止!」と2人に言ったのですが、すると2人が声をそろえて、「オマエだって、頭のてっぺんを触ってみろ」というのです。「は? 」と思いながら、自分の頭の上を触ってみると、電波が立っていました。そう、私は小さい頃から、頭の上の髪の毛をクルクルと人差し指に巻きつけて、巻いた髪を親指の爪でギシギシするというキューティクルに悪そうなクセがあるんです。その音がギーギーうるさいと2人から注意されたわけです。そこで、3人は話し合いました。「何ゆえ、自分達はこの悪癖を捨てることができないのだろうか」と。貧乏ゆすりは、親からも学校の先生からも怒られ続けたが、なおらないといいます。学校で、「なおせ、なおせ」と言われると、今度は腕が震えてきて鉛筆やノートが落ちるので、勉強に本格的に支障が出てしまい、やはり「足をガタガタするのでよし」と言ってくれた先生がいたときはホッとしたそうです。握りこぶしの関節を噛むのは、やはり幼少期の指しゃぶりの変形バージョンで、これをやめると、今度は爪をありえないところまで噛んでしまう。爪と関節なら関節のほうが痛みはないので、そちらを選ぶしかなかったそうです。私はと言えば、若かったころの一時期はさすがに髪の毛のツヤを心配してクセを直そうとしましたが、そうすると寝ている間に頭のてっぺんだけではなく、髪全体をクルクルしてして朝起きるとサザエさんのようになってしまうので、「これではストレスが溜まる」と、直そうとすることすらもやめてしまった次第でした。そして、「たぶん、3人とも集中しているとき、うまくいかなくて考えごとをしているときに、悪癖が出てしまうのだろう。ということは、このクセを止めれば仕事に差し障りが出る可能性もある。仕事をスムーズに進めるためには、貧乏ゆすりも関節コリコリ噛みも、髪の毛ギシギシも致し方のないこと。お互いに、お互いのことはガマンしてやっていこう」ということで話は決着したのでした。相談者さんもアホらしいとお思いになるかもしれませんが、ぜひ奥様と2人で、「どうして、このクセはなおらないのか」とお互いのクセやイラッとくる習慣を一つずつ検証していってはいかがでしょう。その際、頭ごなしに相手を責めてはいけません。「思い起こせば、このクセはいつごろからはじまり……」と歴史をひも解き、このクセや習慣がなくなったときのメリット、デメリットについても2人で話し合って考えてみるといいと思います。その上で、これをしないと生活に支障をきたすとか、これをやらないとストレスで別の問題が発生するのでしたら、そのクセはお互いに認めてゆるし合うことにし、なくても大丈夫なようでしたらなおしていくようがんばろうと協力してみてはどうでしょう。家庭は、お互いにリラックスできる場であってほしいですが、節度の基準は人それぞれ違うかもしれません。そんな話も踏まえつつ、楽しく解決策を話し合ってもらいたいものです。健闘を祈ります!イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月26日振られているんだか振られていないんだかよくわからない状態というのは、意外にあるものです。例えば、某IT企業で働く知人のAちゃん(27歳)は、友人Kくんに長い間片想いをしているのですが、「振られているんだかいないんだかわからない」と言います。どうしてわからないかというと、誕生日にたいそうなプレゼントをあげたところ「ありがとう」とだけ言われて、その後何のリアクションもなく、普通に接している。Aちゃんとしては、「この時点で振られたのかも」と少し悩んでしまったそうです。その後、「ごはん食べに行こう」「飲みに行こう」と誘ってもドタキャンされることが多いが、10回に1回くらいはOKしてくれるので、ついまた誘ってしまう。相談ごとを持ちかけると、親身になって聞いてくれる。このような理由から、告白すればOKしてもらえるのか、告白したら玉砕して友だち関係でもいられなくなるのか見極めがつかず、いつまでたっても宙ぶらりんな状態で片想いをしているそうです。彼女のように、何だかよくわからない状態のまま、宙ぶらりんでいるという経験をした、している男子は結構多いかもしれません。というわけで今日は、宙ぶらりんながらも脈はあるのか、それとも脈ありなのかを見極める方法について考えていきたいと思います。結構高価だったり特別感のあるプレゼントをあげたり、引越しやパソコンのセッティングを手伝ったりしても、特に特別なお礼はなかった。連絡をすれば返事はくるが、すぐにくるわけではない。また、食事や飲み会に誘っても、一緒に行くメンバーを聞いてきたり、ドタキャンしたりする。「今日ヒマ? 」「明日時間ある? 」など、こちらの都合を気遣うことなく、連絡をしてくるときはいきなりだったりする。飲みに行く約束をしていたら突然自分の友だちも同行させてきて、あからさまに友だちをほめて「2人は合ってるんじゃない? 」とすすめられたことがある。一緒にいるときにずっと携帯を見ていて、やたらと「ごめんね、電話が入っちゃって」と席を立ったりする。このような行為にあてはまる場合は、脈がないかも……と思っていたほうがいいかもしれません。1年くらいの片想いだったらいいのですが、5年、7年、10年と片想いをするのはちょっと時間がもったいないなと思うので、本人に気持ちを聞いてみたらどうかなぁという気がしないでもない私です。実際は結構いるんです、7年、10年と片想いをしている男子。それでは反対に、脈があるかもしれない場合というのは、メールの中で敬語とタメ口を微妙に織り交ぜて、親近感をアピールしてきてくれる。また、苗字で呼んでいたのに下の名前で呼んだりもしてくれる。病気で会社や学校を休んだりケガをしたりすると「大丈夫ですか? 」と心配してくれる。心配するだけでなく「何か必要なものがあったら言って」など、役に立ちたい気持ちを伝えてきてくれる。飲み会やごはんを食べに行く誘いに対して、だいたいOKしてくれる。ダメな場合は、その日がダメだという明解な理由と「また、誘ってください」のひと言がある。電話をすると、出られなくてもすぐに折り返してかけてくれる。メールには必ず返信をくれるし、返信のスピードも早い。早くなくても「これこれこういう理由で返事が遅くなりごめんね」と書いてあったりする。ビックリするくらい、自分のことをたくさんほめてくれる。こういった状況に思い当たるフシのある人は、「もしかしたら脈があるかも! 」と自信を持っていいはずです。半年、1年と片想いをしているヒマがあったら、早いところ自分の気持ちを打ち明けてみてもいいのではなかろうか、と思わずにおれません。とはいえ、女の子からのラブアプローチは、男性にはとてもわかりにく見極めにくいものでもあるようです。誰にでも挨拶をしてハキハキして愛想のいい女の子だから、オレ以外の男にもこういった返信をしているのだろうな…と思ってしまう。そういうことも多々あるかもしれません。見極めるのが難しいなと思ったときは、やはりメールの返信がくるスピード、ワガママすぎないお願い事、自分勝手な要求がないかどうか、お礼の気持ち、感謝の気持ちをあらわしてくれるかどうか、そういった部分を見て判断してはどうでしょう。心に秘めた想いがある。誰にも言えない秘密がある……。片想いというものはステキな気持ちだと私も思います。「恋愛するより、どちらかというと片想いのほうが楽しいよね」という気持ちがなきにしもあらずかもしれません。しかし、そうは言っても実際に女の子と恋愛する楽しさというのも、甘くすっぱく楽しいものだと思いますので、いずれにしてもどこかの時点で片想いを新たなカタチに変えていくよう、男子のみなさんにはがんばってもらいたい気持ちでいっぱいです。長時間片想い中という男性は、ぜひとも、告白というものをしてみてほしいものです。酒井冬雪です。脈があるかないか、コミュニケーション能力が高い女の子の言動を見極めるのは意外と難しいと思います。わからないときは素直に女性の友だちや先輩に相談してみてもいいかもしれません。では、またね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月21日いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう! 25歳会社員です。僕には半年付き合っている彼女がいて、彼女は23歳です。とてもかわいい外見と優しい性格に惚れました。彼女は実家住まいなのですが、きちっと挨拶をしたほうがいいと思い、実家に行くことにしました。ちなみに彼女の親は離婚しており、彼女は母親と妹と一緒に住んでいます。彼女の実家に行くと、彼女のお母さんが料理をたくさん用意して歓迎してくれ、彼女の妹も明るくて4人でたのしい食事となりました。僕は一人暮らしのため、「いつでもごはん食べに来てね」というお母さんの言葉に甘えて、また彼女もたびたび「家にこない? 」というため、何度か遊びに行っていたのですが……。ある日、たまたま妹と2人っきりになったとき「お姉ちゃんと別れて私と付き合ってほしいの」と言われました。あまりにびっくりして、その後何を話したのか記憶がないくらいです。もちろん僕は彼女と別れるつもりも妹と付き合うつもりもないです。その後、彼女の家には行き辛くなり、数カ月行っていなかったのですが、彼女の誕生日のときに彼女が「どうしても」というので行きました。そうすると今度は彼女のお母さんが「○○(彼女の名前)と二股でもいいから、私とどう? 」と言ってきました。ありえません。信じられません。彼女のことが好きだったのですが、姉の彼氏を横取りしようとする妹、娘の彼女を誘惑する母。彼女にもそんな血が流れていると思うと、なんだかもう彼女まで汚らしく見えてきました。まだ彼女のことを好きな気持ちはあるんですが……。僕はどうしたらいいでしょうか。彼女を好きな気持ちがあるのでしたら、すべてを話してみてはどうでしょう。彼女は、母親や妹さんのやっていることに気づかないタイプの女性か、もしくは薄々勘付いてはいるものの、これまで見てみぬふりをしてきたか、どちらのタイプか相談者さんが見極められるといいんですけど……。彼女が前者のタイプでしたら、話を聞いてショックを受けながらも親と妹に厳しい対応に出ると思いますし、後者のタイプだったら思いつめて自分からあなたに別れを切り出してくるかもしれません。私が想像するに、彼女の妹さんも母親も人のものに手を出すのはこれが初めてではなく前科があるような気がします。もしかしたら彼女は、家族の困った行動に悩み苦しみながら育ってきているかもしれません。ビックリするかもしれませんが、彼女の他にもそういった家族を持っている人はいるんです。妹の婚約者を寝取って、自分が妹の元彼と結婚してしまった姉。姉の彼氏(一人暮らし)のアパートに訪ねてきて、わざわざ姉がその現場をおさえるように仕向ける妹。酔って娘の彼氏にのしかかる母親……といったいろいろな話を聞きます。私だって「ウソでしょ? 」と言いたくなります。ですが、そのカゲにはそういった困った家族のせいで、自分自身まで同じ穴のムジナのように思われて、幸せを逃してきた女の子もたくさんいるのです。相談者さんは誠実だったから、そういった攻撃をちゃんとかわすことができたのだと思います。誠実だからこそ、「世の中にそんなことをする人がいるんだ!! 」とさぞかし驚かれたことでしょう。私としては、相談者さんの彼女をそこから助け出し、苦労を取り除いてあげてほしいなと思いますが、それは難しい注文かもしれません。ですがせめて、彼女に淡々とすべての事実を話して(決して責めるような口調になってはいけませんよ)、その時の彼女の対応を見て今後のことを決めればいいと思います。妹さんと母親がそういう女性だったからといって、彼女まで同じようなタイプの人とは限りません。そのあたりの見極めがきちんとできてから、今後どうするか考えればいいと思います。彼女が、妹さんや母親とまったく正反対のタイプの女性だと私は信じたいですし、信じてあげてほしいです。そして、相談者さんはそんな彼女と共に心配し、一緒に悩んで寄り添ってあげられる男性になってほしいと思います。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月19日