日本映画界の鬼才・中島哲也が、『渇き。』以来5年の時を経て遂に最新作を製作!主演の岡田准一をはじめ、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ら日本アカデミー賞常連俳優が集結し、澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫刊)を『君の名は。』の川村元気を企画・プロデューサーに迎え映像化する。■あらすじ愛する妻・香奈(黒木華)と結婚式を終え、幸せな未来に胸を膨らます田原秀樹(妻夫木聡)。そんな彼の会社にある日、謎の訪問者が。取り次いだ後輩いわく、「チサさんの件で」とのことだが、秀樹の脳裏に疑問がよぎる。チサとは、妊娠した香奈と喜び勇んでつけたばかりの娘の名=知紗。まだ二人しか知らないはずの名がなぜ…。訪問者の正体はわからぬまま。“それ”と会話した後輩は謎の死を遂げる――。2年の月日が流れ、「イクメンパパ」として知紗を溺愛する秀樹の周囲で不可解な出来事が起こりだす…。“何かに狙われているのでは?”と恐れた秀樹は、知人の伝手でフリーライターの野崎(岡田准一)と、その恋人で強い霊感を持つ真琴(小松菜奈)を紹介してもらうことに。だが、真琴も“それ”を感知した途端、その強大さを思い知るのだった。そしてついに “それ”にカタをつけるため、真琴の姉で、国内一の霊媒師・琴子(松たか子)をはじめとした神社の神職、沖縄のユタなど、全国から猛者達が次々に集結してくる。クリスマスの夜。「…来る」、琴子が告げ、遂に“それ”との戦いが幕を開ける――。■『告白』タッグ再来!中島監督×川村プロデューサー『嫌われ松子の一生』や『告白』で人間の闇をエンターテインメントに昇華させてきた、日本映画界の鬼才・中島哲也。最新作の題材に選んだのは、「第22回日本ホラー大賞」を受賞した、澤村伊智による小説「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫刊)。中島監督は、原作小説を読んですぐに「映画化したい」と快諾し、1年以上にわたり脚本を執筆。劇団「ハイバイ」を主宰し、岸田國士戯曲賞、向田邦子賞をW受賞した気鋭の劇作家・岩井秀人も共同脚本として参加。企画・プロデュースは、『悪人』『モテキ』『君の名は。』ほか、数々のヒット作を世に放ち続ける川村元気。中島監督と川村プロデューサーは、『告白』以来、2回目のタッグとなる。■日本アカデミー賞常連の主役級キャストが一同に集結!主演を託されたのは、『海賊とよばれた男』で第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞、近年数多くの映画に出演し、名実ともに国民的俳優となった岡田准一。中島監督との“初”タッグとなる。そして、妻夫木聡扮する田原秀樹の妻役に黒木華。岡田さん扮する野崎と共に“それ”と戦うことになった女性に小松菜奈。さらに、映画『告白』の主人公としても記憶に新しい松たか子が、最強の霊媒師役で参加。そして正体不明の“それ”に狙われるきっかけとなった重要な役どころを演じるのは、『悪人』と『怒り』でそれぞれ日本アカデミー賞最優秀主演男優賞と最優秀助演男優賞を受賞し、俳優としてますますその動向が注目される妻夫木聡。中島作品への参加は、『パコと魔法の絵本』、『渇き。』(14)に続き3回目となる。■コメント全文掲載!岡田准一【野崎役】コメント今回、初めて中島哲也監督とお仕事させていただくことを光栄に思っております。同世代の妻夫木聡さん、初めてご一緒させていただく松たか子さん、小松菜奈さん、何度かご一緒させていただいている黒木華さん。皆様と中島監督の世界でお芝居ができることをいまから楽しみにしております。中島監督のホラーということで、怖くて脚本を読むのも大変ですが、作品の中で野崎として生きていけるように頑張ります。黒木華【田原香奈役】コメント今回の香奈という役は、自分にとって大変大きくいままでにない挑戦になります。難しい所もあると思いますが、監督と、共演の方々と共に、自分に無いものと在るものも含めて、最大限に楽しめればと思います。小松菜奈【比嘉真琴役】コメント中島監督とは私が女優として映画初出演の「渇き。」以来になります。再び中島監督とお仕事出来ることは嬉しさと怖さがあるのは正直な気持ちです。今回私が演じる真琴は、一風変わったキャラクターですが強さと弱さ、正義感、女性らしさを兼ね備えたとても人間味ある人だと思いました。また内面の役作り含め、今回はビジュアルも監督はじめスタッフの方々と相談しながら作りあげたので、現場に入って監督、共演者の方々と共存する中でどんな真琴が生まれるかいまからワクワクします。そして、真っ直ぐぶつかっていきたいと思います。松たか子【比嘉琴子役】コメント中島監督に再び声をかけていただき、嬉しい気持ちと、何をどうすればいいのかわからない思いの両方で胸がいっぱいです。でも、魅力的な出演者の皆さんとご一緒できることを、本当に楽しみにしています。撮影が始まるまでに、ゼロになることを恐れず、いまのこのいっぱいな心をからっぽにして、現場に向かいたいと思います。妻夫木聡【田原秀樹役】コメント中島監督がみせるホラーとはどういうものか、僕自身とてもワクワクした気持ちでいます。中島監督の作り上げる世界は幻想的でもあり現実的でもあり、いろんな感情が渦巻いたその世界の中で生きることをいつも楽しませて頂いています。本当に怖いものはもしかしたら…と思うような結末は新しいホラーの形となることを確信しています。楽しみにしていてください。川村元気【企画・プロデュース】コメント中島哲也監督と『告白』以来、8年ぶりに映画を作れることに興奮しています。『サイコ』『エクソシスト』『シャイニング』など傑作だらけの恐怖映画の歴史に刻まれる作品を目指し、志高く映画を作っていきたいと思います。本当に恐ろしいのは“それ”なのか“人間”なのか。日本最高峰の俳優たち、そして観客とともに答えを探していく。そんな真新しいエンタテインメントを目指します。『来る』は2019年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月12日素人弟子として能を習うユウコさんに体験談を語ってもらった。(撮影:今村綾子)■お能との出会い――お能との出会いはいつ頃だったのでしょう?ユウコさん:本格的な出会いは、お稽古を始める数年前に靖国神社の夜桜能(*1)を観に行ったときですね。それまでスペインに渡っていて、3年間日本で春を過ごしていなかったんです。スペインには桜によく似たアーモンドの花は咲くけれど、やっぱり日本の桜が恋しくて。それで、帰国した翌年、「思いっきり桜を楽しもう」と思って、以前人から勧められていた夜桜能を観に行きました。(*1)夜桜能……毎年4月に桜の時季に合わせて靖国神社の能舞台で行われる屋外の能公演。ライトアップされた桜の幻想的な風景の中で能を楽しめる。――初めてお能をご覧になっていかがでしたか?ユウコさん:もう何の曲(演目)だったかも覚えていないのですが、すごくきれいだったということは鮮明に残っています。それから必ず桜を楽しむひとつのイベントとして、毎年夜桜能に通うようになって、お能もたまに見に行くようになりました。■能の稽古を始めたきっかけ仕舞(能の舞)をお稽古中のユウコさん、柔らかい雰囲気から一転キリッとした表情に。(撮影:今村綾子)――そこからなぜお稽古を始めようと思ったのですか?ユウコさん:もともと白洲正子さんが好きで著書をよく読んでいたので、素人でもお稽古として習えるということは知っていたんです。それから、2005年に宇宙飛行士の野口聡一さんが、「天女の扇」を宇宙に持って行ったと話題になったことはご存知ですか。――宇宙に「天女の扇」ですか。ユウコさん:その「天女の扇」は、中啓という扇で、能『羽衣』(*2)でまさしく天女が持つ扇なんですね。当時のインタビューで「船外活動のときに能の動きが参考になった」とお話しになっているのを見て、能の動きについて興味を持つようになりました。でも一番の決定打は、ずっと贔屓にしていた役者さんが、能を習っているということを聞いて。もともと能へのアンテナが伸びていたことに重なって、それなら私もやってみようと。かなりミーハーな動機でした。「和の心を伝えたい」という野口さんの想いとともに、宇宙に飛び立った扇と同じ「中啓」(*2)羽衣……三保の松原の羽衣伝説をもとにした能。終盤、シテの天女は羽衣を着て、月宮の様子を表す舞いなどを見せる。出典:■お稽古ごととしての能の魅力――能を始めて、もう10年以上になるわけですが、続けられたのはどうしてだと思いますか。ユウコさん:お稽古が、単純にただ楽しいということに尽きると思います。疲れていたりとか、少し精神的に沈んだりしていても、稽古場に来て、声を出して、身体を動かすと元気になりますね。――年に一度、発表会があるとも伺いました。ユウコさん:はい。社中会(発表会)で自分の成果を披露する場があることも励みになっています。毎回満足できる出来にたどり着けるということは全然なくて、終われば「もっと稽古すればよかった」と反省しきりなのですが……。それでもほかのお稽古仲間さんががんばっていらっしゃるのを見て、「私ももっとがんばろう」と励まされるし、次の目標もできます。会ではサポートしてくださる玄人の能楽師さんがたくさんお見えになるので、華やかな1日を体験できます。また、他の先生のお弟子さんとも互いの会を見合ったりと、徐々に輪が広がっているのも楽しいですね。(撮影:今村綾子)――社中会(発表会)での思い出があれば教えていただけますか?ユウコさん:数年前に能を一番(一曲)上演させていただいたときのことなのですが。本番を舞い終えて幕の中に戻ると、奥に先生が座って待っていらっしゃるのが見えて。「幕のなかに入っても、人に止められるまでは止まってはいけない」と言われていたので、そのまま先生の方に進んだら、先生が私に向かって頭を下げ、辿りつくのを待って最後に歩みを止めてくださいました。上演中は「後見座」という舞台の後方で見守っていてくださったのですが、舞台を終えるときまで、こうして丁寧に迎えてくださったことに驚きました。先生方にはこれが通常のことでも、やはりありがたかったし、なにより嬉しかったんです。素人が言えることではないかもしれませんが、先生方が自分の師匠を敬愛される気持ちがなんとなくわかるような気がしました。いまの先生に習うことになったきっかけは本当に偶然だったのですが、素人の弟子に対しても真剣に向き合ってくださる。これからも先生について、少しでも前に前に進めたらと思っています。社中会で、能「清経」を上演したときのユウコさん。(写真手前)能を上演するときは、このように能面や装束も本物を身に着け、プロの能楽師に混じって行うことができるという。(撮影:駒井壮介)■これからお稽古を始められるかたへ――これからお能を習うとしたら、どうやって先生を探せばいいのでしょうか?ユウコさん:すでに能を観られている方でしたら、好きな役者さんに申し込むのがいいと思います。もし難しければ、その方が所属している会の先生に教えていただくのも、ひとつの選択肢ですね。発表会で、好きな役者さんの謡を間近で聴けたり、いつか共演させていただくチャンスがあるかもしれないですよ。あとは、女性であれば女性の能楽師さんに師事するのもいいと思います。――着物を持っていない人でも大丈夫なのでしょうか。ユウコさん:もちろん先生によると思いますが、稽古の際に着物を指定されることはあまり聞かないです。心配しなくても大丈夫だと思いますよ。仕舞をやる場合は、スカートよりもパンツなどの動きやすい格好で。私のときは、最初は白足袋と扇だけ揃えるようにと言われて、謡本(能の台本、謡の稽古の際に必要となる)は、入門してから先生に指定されたものを入手しました。――意外と身軽に始められる……?ユウコさん:そう思います。入るまでは未知の世界だと思うので、疑問に思っていることは先に解消しておいた方が良いかもしれませんね。私もそうでしたが、まずは見学にお邪魔してみることをおすすめします。お月謝なども当然先生によって違うので、見学や申込みの際に先生に聞いたり、先生に聞きづらければ、見学のときに一緒になったお弟子さんに聞いてみたりすると良いと思います。■編集後記今回お話をお聞きして印象的だったのが、趣味の動機として限りなく自分が主体にあるということ。習い事や趣味は、ときとして自分を飾るもの、武器を身に着けるものでもありますが、「ただ好きだから」、「自分がやっていて楽しいから」と語るユウコさんの姿は、充足感に満ちているように感じました。趣味はとくになくても生きられるものです。それでも、もし始めるとしたら、ユウコさんのように自分が心から楽しめるものを選ぶことが幸せへの近道なのかもしれません。ただ、自分にとって何がぴったりくるかなんて、なかなかわからないもの。だからこそ、興味を持ったら思いきってその世界を覗いてみてはいかがでしょうか。能についていえば、本文中に出てきた社中会(各能楽師に師事するお弟子さんの発表会)は、無料で拝見できるのだとか(※招待制の場合もあり)。お弟子さんの稽古の成果だけでなく、玄人の先生方の芸も拝見できる絶好の機会のようなので、もし興味のある方は、あまり肩ひじ張らずに、まずは社中会から覗いてみるのもいいかもしれませんね。
2018年01月26日映画主演の俳優・妻夫木聡が、編集者・妻夫木聡として現れた!妻夫木聡さんが編集者として座談会の仕切り、取材を担当。総研メンバーへ編集者の正体は知らせずに、企画進行!映画の公開を記念して、特別先行試写会を開催!という名目で集められた5人のanan総研メンバーたち。でも実はこれ、試写会場に本物の妻夫木さんが現れるという超豪華サプライズ企画。試写終了後、こっそり会場入りして後ろの席に座っていた妻夫木さんを発見すると、総研メンバーは驚きのあまり絶句。「どうも。本物の妻夫木聡です!」とご本人にご挨拶していただいたところで、「きゃ~~!!」とみなさん一斉に事態を把握した様子…。妻夫木さんにはアンアンの編集者として、映画の感想から恋のお話まで総研メンバーにインタビューしていただきました。anan総研メンバーに映画の感想から恋愛事情までインタビュー!!妻夫木:今日はお集まりいただき、どうもありがとうございます。映画は面白かったですか?佐藤:ずっと笑ってました!妻夫木:僕が演じたコーロキくんという男はどうでした?佐藤:自分の気持ちにまっすぐで素直でいい人だなって。妻夫木:ストレートに思いをぶつけてくる男は嫌いじゃない?布川:すごくいいと思います!妻夫木:面倒くさくならない?新井:好きな人なら大丈夫です。妻夫木:みんなの周りにも直球でくる男の人はいますか?鷲巣:日本人ではあんまりいないよね…?五位渕:うん、いない。妻夫木:待って。みんな外国人と付き合ってるの?(笑)鷲巣:いえいえ、そういうイメージなだけです(笑)。妻夫木:あそこまで「今、何してるの?」って頻繁に連絡してくるのもイヤじゃない?佐藤:私はイヤです(笑)。妻夫木:毎日連絡取らなくても大丈夫なんだ?佐藤:全然大丈夫です。布川:私も大丈夫。妻夫木:それで3日くらい連絡してこなかったとしても、「なんであいつ連絡してこないんだよ!」とは思わないの?布川:…思っちゃうかも(笑)。妻夫木:思うんじゃん!!(笑)布川:3日はさすがにイヤですけど、1日1回必ずLINEするとか、決め事みたいにはしたくないなって。妻夫木:なるほどね。この映画は男性目線で描かれてるけど、他にも男の生態のこんなところにびっくりしたって思うところはありますか?佐藤:男性もLINEの未読、既読を気にするんだなって。妻夫木:意外と女々しいってことだね(笑)。鷲巣:返事がきてないのに、何回も画面開いて確認するところが気持ち悪いなって(笑)。妻夫木:僕が若いときにLINEがなくて本当によかったわ…。絶対、何回も見ちゃうもん。コーロキくんと同じように、画面スクロールしたら、既読になるような気がして(笑)。一同:あはははは!布川:あと、意外と仕事にも恋愛を持ち込んじゃうんだなって思いました。妻夫木:仕事に持ち込むのはダメだよねぇ。仕事に持ち込むと男はだいたいダメになるからね。でもそうなっちゃうときもあるでしょ。女性はないの?布川:意外と女性のほうが切り替えられてる気がします。五位渕:私は結構、仕事中も考えちゃったりするけどなー。妻夫木:それくらい忘れられない恋ってしたことないの?鷲巣:私は完全にリセットして次に行くので、以前の恋はほとんど覚えてないです。妻夫木:じゃあ、もらったものとかも全部捨てるタイプ?鷲巣:……。妻夫木:捨ててねぇな(笑)。鷲巣:捨てられないです(笑)。妻夫木:じゃあさ、元カレには自分との思い出を全部取っておいてもらいたいと思う?布川:何も考えずに、しれっと捨ててほしいです。妻夫木:自分があげたものとか、全部ダンボールに入れて返されたらどう?佐藤:めっちゃきもい(笑)。新井:返されたら悲しい…。五位渕:迷惑だよね。妻夫木:あははは!なんでこれを聞いたかっていうとね、僕は、高1のときにダンボールに入れて持っていったことあるの。元カノの家まで。どうしたらいいかわからなくて(笑)。一同:えーーーーー!!!!!!妻夫木:続いて(笑)、水原希子ちゃんが演じたあかりはどう思った?女性からすると魔性の女に見えると思うけど、僕は清々しいまでのかっこよさみたいなものを感じたんだけど。佐藤:たしかに、途中まではこういう子、結構いそうだなって思いましたけど、あそこまで潔い人ってなかなかいないかも。布川:サバサバしてるよね。妻夫木:自分にもあかり的な要素はあると思う?布川:転がしたい願望はあります(笑)。あそこまで何人もの男の人から同時に愛されるってことは、それだけ魅力があるってことだと思うので。鷲巣:あれはどこまでが天然で、どこからが計算なんですかね?妻夫木:うーん、計算なのかなぁ?あかりがなんでイヤな女に見えないかっていうと、全部あかりの中で筋が通ってるからだと思うんだよね。複数の男性に気を持たせてるのも、キープしておきたいからじゃなくて、相手に幸せを与えてあげたいからなわけで。そのときそのとき、相手に言ってたことも嘘じゃなくて本心だし。まぁそれが計算ってことなのかもしれないけど。新井:すごく頭がいいなって思いました。恋愛だけじゃなくて、絶対仕事もできるだろうし。妻夫木:憧れる?新井:人の心を読むスキルは身につけたいなって思いました。五位渕:急に男の人の手を握ったりするのも、勉強になりました。あんなことできたら絶対モテるじゃないですか!妻夫木:俺は「コイツ誰にでもやってるな」って思っちゃうけどね(笑)。実際に女性は、ボディタッチとか意図的にアピールすることはあるの?布川:本当に好きな人だったらすると思います。五位渕:うん。する、する。妻夫木:そうなんだ~。ってなんか、世間話みたいになっちゃってすいません。僕もいろいろ勉強になりました。もう勉強しても仕方ないんですけど(笑)。布川:こちらこそ、今日はお会いできて本当に光栄でした!鷲巣:妻夫木さん、爽やか!!新井:すごくお話もお上手でびっくりしちゃいました。五位渕:そしてお肌がきれい!!妻夫木:やばい。ここにきて急に緊張してきた(笑)。佐藤:すごく楽しかったです!妻夫木:今日はこちらこそ、どうもありがとうございました!つまぶき・さとし1980年12月13日生まれ、福岡県出身。‘98 年、ドラマ『すばらしい日々』で俳優デビュー。昨年公開の映画『怒り』で、‘17年度日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。妻夫木聡・編集者デビュー!『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』スピンオフ『MALET.』980円(小社刊)が好評発売中!五位渕のぞみさん 30歳・会社役員、佐藤由佳さん 24歳・会社員、布川桃花さん 23歳・モデル、新井まるさん 30歳・webマガジン「Girls Artalk」編集長、鷲巣善美さん 31歳・接客業。※『anan』2017年9月13日号より。写真・岩澤高雄スタイリスト・望月 唯ヘア&メイク・勇見勝彦(THYMON Inc.)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年09月10日“誘うカラダ”を表現した水原希子さんと、そんな彼女に誘引される男を演じた妻夫木聡さんのお二人に話をうかがいました。背中からヒップへの曲線は、自分のカラダの中でも魅せどころ。これほど見事な肢体を前に、本能に抗える男などいるのだろうか。長くまっすぐ伸びた手脚など、その造形美はいうまでもなく、水原希子さんのカラダには、見る者を惹きつける圧倒的なオーラがある。「外見的な部分では、エクササイズなどをして自分の理想の体型に近づけていくことができると思うんです。でも、美しいカラダって、それだけじゃないような気がしていて…。やっぱりメンタルも、見た目には影響してきますよね。ヘルシーな内面があってこそ、女性のカラダはより魅力を増していくんじゃないでしょうか」今回の撮影では、妖艶に、そして男女の張りつめたムードたっぷりに“誘うカラダ”を表現してくれた水原さん。そんな彼女に誘引される男を演じたのが、映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』で水原さんと共演している妻夫木聡さん。「女優でありトップモデルでもある希子ちゃんは、自分のカラダの魅せ方を知り尽くしている印象。彼女が下着姿でベッドに横たわっているシーンでは、希子ちゃんが腰のあたりでくねらせていた指先を、僕は無意識のうちに目で追っていたという(笑)。そういうポイントとなる仕草にも、男は弱い気がします」と、妻夫木さん。折しも水原さんが『奥田民生になりたいボーイ~』で演じたあかりは、次々と男性を翻弄する小悪魔系の女の子。こっそり耳打ち、カラダを密着、お尻ふりふりなど、男心をくすぐる仕草が満載。「とくにこの映画では、お尻を強調することが多かったですね。大根(仁)監督が私のお尻を気に入ってくださっていて、監督とつながったのも、実は篠山紀信さんに撮っていただいたバックショットの写真がきっかけと言っても過言ではないほど(笑)。私も自分のお尻はチャームポイントだと思っていて、背中からヒップにかけて綺麗な曲線が出るように、脚を後ろに蹴り出すエクササイズや、スクワットなどを極力取り入れています。あとはヨガの先生にヒップアップ中心のメニューを組んでもらって、それをやったりしています」お尻のほかにももう一つ、好きなパーツがあるという。「それは肩です。首筋から肩へのなだらかなラインによって、服が綺麗に着られるというか。ケアというほどではないかもしれませんが、ストレッチポールの上に背中をあずけるように寝そべって、肩を開くことはよくしています。せっかくカラダをシェイプしても、姿勢が悪かったり、歪みがあったりしては台無しですからね」水原さんといえば、モデルとしての活躍も目覚ましい。カラダを魅せるうえで、ファッションからのアプローチも気になるところ。「プライベートでは、ショート丈のトップスでお腹をチラ見せするのが基本。あとはミニスカートで脚をバーンと出すとか、肌はどこか露出していたほうが、スタイルがよく見えて好きですね。でも、ここまで潔く出すと、モテより萎縮する男性のほうが多いかも(笑)」つまぶき・さとし1980年12月13日生まれ、福岡県出身。9月16日に公開される大根仁監督の映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』に主演。みずはら・きこ1990年10月15日生まれ、米国出身。モデルの活動と並行し、2010年、映画『ノルウェイの森』で女優デビュー。“民生ボーイ”では、甘え上手のプレスを演じている。【水原さん】ジャケット 参考商品カラー¥45,000(共にエンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパンTEL:03・6274・7070)ブラトップ¥6,500〈ショーツとセット価格〉ガーター¥3,800(共にラヴィジュール/ラヴィジュール ルミネエスト新宿店TEL:03・3358・7790)ショーツ¥15,000(ウォルフォード/福助TEL:03・3797・3890)イヤリング¥34,000(ジーヴィージーヴィー/ケイスリー オフィスTEL:03・3464・5357)コルセット¥31,200(コリーダ コルセットTEL:03・5468・9339)リング¥19,000(ラダ/ヴィア バス ストップ ミュージアムTEL:03・5459・1567)サングラス¥52,000(トム フォード/トム フォード ジャパンTEL:03・5466・1123)タイツはスタイリスト私物/ドレス¥290,000シューズ 参考商品(共にトム フォード/トム フォード ジャパン)タイツ¥5,800(ウォルフォード/福助)/ドレス¥1,297,000〈参考価格〉(マーク ジェイコブス/マーク ジェイコブス カスタマーセンターTEL:03・4335・1711)イヤリング¥29,000(ロドリゴ ニューヨーク バイ ロドリゴ オタズ/エム&アソシエイツTEL:03・6451・1481)タイツ¥5,800(ウォルフォード/福助)/ガウン¥198,700(ラペルラ/ラペルラジャパンTEL:03・6438・9700)ショーツ¥15,000(ウォルフォード/福助)ガーター¥3,800(ラヴィジュール/ラヴィジュール ルミネエスト新宿店)タイツは本人私物シューズ¥84,000(ジミー チュウTEL:03・5413・1200)【妻夫木さん】ニット¥61,000(ヴェルサーチ/ヴェルサーチ ジャパンTEL:03・3569・1611)パンツ¥26,000(ポール スミス/ポール・スミス リミテッドTEL:03・3478・5600)ベルト 参考商品(トム フォード/トム フォード ジャパン)ネックレス¥179,000(ファイブサーティーパーク/ファイブサーティーパーク ウェブストア)/シャツ¥56,000(ディースクエアード/ディースクエアード 東京TEL:03・3573・5731)ネックレス¥179,000¥80,000リング¥200,000(以上ファイブサーティーパーク/ファイブサーティーパーク ウェブストア)※『anan』2017年9月13日号より。写真・ホンマタカシスタイリスト・SHUN WATANABE ヘア&メイク・TAKU(水原さんヘア)、佐伯裕介(水原さんメイク)、勇見勝彦(THYMON Inc./妻夫木さん)インタビュー・保手濱奈美(by anan編集部)
2017年09月06日『anan』2068号9/6水曜日発売「恋に効くカラダ」特集で、「妻夫木聡さんがanan編集部員になったら…」というページを作成。担当者編集者がその時のエピソードを紹介します。今回は特別にanan編集部員に扮した妻夫木聡さんの姿を動画で公開!anan編集部大人とは…。「妻夫木聡さんがanan編集部員になったら…」ページを担当して何より力を入れたのが、映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』先行試写会に来ていただいたanan総研メンバーの座談会ページです。この座談会、実は妻夫木聡さんが担当編集者として試写室に登場するというサプライズ付き。当日、カメラマン、動画カメラマン、東宝宣伝部の皆さんと、会場の動線を念入りにチェック。進行を考え、サプライズに備えます。集まってくれたラッキーガールズには、試写終了後に即撮影があることを話し、けっして後ろを見ないように誘導。そして、そろりそろりと入ってくる妻夫木さんに合図!「妻夫木聡です」え、ええ? えー? えええ???人って驚くと固まるんですね。二度見、三度見するんですね。まったく気づかなかったことが、私たちスタッフはとっても嬉しかったです♪ その後の座談会では、初めは緊張していたanan総研メンバーも、妻夫木さんの軽妙な司会ぶりに、次第にほぐれ、映画の流れからの恋愛話が弾むこと! その様子はぜひ誌面と、このサイトでも公開している動画で楽しんでください。大人とは、真剣にふざける生き物なんです…。5人の総研メンバーさん、嘘をつき、驚かせてしまって、ごめんなさい。でもまたやってしまうかも…。(SN)写真は、当日妻夫木さんがメモをとっていたノートやanan編集部員グッズ。1行めに「大人とは?」妻夫木聡さんにとって大人とはなんだったのでしょう? そして、みなさんにとって大人とは? ぜひ考えてみてください。妻夫木聡さんのanan編集部員姿はこちら!
2017年09月05日(写真:アフロ) 史上最年少棋士でデビュー戦以来無敗の藤井聡太四段(14)が6月26日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた竜王戦決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段(19)に91手で勝ち、歴代単独1位となる29連勝を達成した。 順風満帆にみえる彼の“棋士人生”。実は現在、高校に進学するかどうかで揺れている最中だというのだ――。 「棋士の対局は、遅いと午前1時をまわることもしばしばあります。学業との両立はかなり大変ですから、中学3年生の藤井くんは、高校進学を悩む時期でしょうね」(現役棋士) 実際、プロデビュー直前の昨年9月に本誌が“母子インタビュー”をしたときも、母親の裕子さん(47)は、困惑気味にこんな不安を口にしていた。 「大阪ばかりでなく、東京での対局も増えてきます。今はすべての時間を将棋にあてたくて、学校に行く時間ももったいないみたいです。今日も『学校に行きたくない』とブチブチ文句を言っていました。高校進学についてはどうなるのでしょうか……心配です」 棋士は勝てば勝つほど対局が増えていく。今後はますます負担がかかってくることになるということだ。 東大出身の異色の棋士・片上大輔六段(35)がこう語る。 「羽生善治三冠(46)は、年間80局という異例の対局数をこなしながら通信制高校を卒業しました。それでも将棋界の7大タイトルを全冠制覇するほどの活躍ができたのです。将棋一本の狭い世界だけでなく、高校に通って集団生活や人間関係を学ぶことはやはり大事なことだと思います」 だがいっぽうで、棋力がもっとも伸びるのも高校時代と言われているから難しい選択だ。奨励会(プロ棋士の養成機関)に子供を通わせる母親も、藤井四段の母親と同じく頭を抱えている。 「学校よりも何よりも将棋を優先しなければ強くなれません。でも、将棋で挫折した時のことを考えると、やはり高校くらいは出ておいてほしいというのが本音です」 我がこの将来を案じる母親にとっては悩ましい問題だが「藤井四段なら大丈夫」という声も多い。 「普段からよく本を読み、毎朝、新聞に目を通しているという藤井くん。そんな彼なら、たとえ高校に満足に通えなかったとしても、勉強は続けるでしょうし、社会性が失われる心配もないと思いますよ」(『ふみもと子供将棋教室』の文本力雄さん) 日本将棋連盟も“藤井シフト”を敷いて、将棋と学業の両立をサポートするという。 「できる限り、対局は土日になるよう調整しています。平日に対局が入ったとき以外はすべて出席しています。授業態度も良好だと聞いています。高校進学に関しては、本人の意思をまだ聞いていませんが、学校へはご理解を求めております」(関西本部の広報担当者) 28連勝を達成した翌日の今月22日、本誌は藤井四段の実家を訪れた。 母の裕子さんに改めて“学業問題”について聞いてみると、「今日もちゃんと朝から学校に行きましたよ」と報告してくれた。将棋と同じく人生の何手も先を読む藤井四段は、果たしてどんな答えを出すのだろうか――。
2017年06月30日映画『家族はつらいよ2』初日舞台挨拶が27日(土)に都内で行われ、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、小林稔侍、徳永ゆうき、中村鷹之資、山田洋次監督が登壇した。本作は、平田周造(橋爪さん)と富子(吉行さん)の熟年離婚騒動を描いた『家族はつらいよ』(2016)の続編。騒動から数年後、高齢者の危険運転を心配した家族が、周造の免許返上問題を話し合う家族会議を開くが、事態が思わぬ方向へ進んでいくさまをコミカルに描く。客席には山田監督の名前入りの横断幕を持ったファンもおり、山田監督は僕のために掲げてくれたのは初めてですよ。どうもありがとう」と笑顔。そして、「今日を待ちに待っておりましたけど、本当にお客さんが来てくれるのか、満足してくれるのかと怖い気持ちもあり、判決を待つかのような独特のものがありました」と素直な心境を打ち明けるが、鑑賞後の観客の満足気な様子を感じ取ると安堵の表情を見せた。また、客席から「パート3お願いします!」と声が飛ぶと、山田監督は否定することなく、橋爪さんも「実は水面下で動いています」と伝え、期待をあおった。蒼井さんも「(苦労が)報われるのはパート3ができること。壇上にいる役者たちはほとんどSNSをやれていない人たちなので、ぜひみなさん(ヒットするための)お力をお貸しください」と笑顔で呼び掛けた。本作では「無縁社会」がテーマになっていることから“縁”について話が及ぶと、妻夫木さんは「優ちゃんと恋人の役が多く、結婚は2回もしているのに、1回もキスシーンがない」と蒼井さんとの縁を紹介しつつ、不満(?)を吐露。さらに、本作ではキスをしようとするシーンがあったそうだが、「現場で山田監督がカット(した)」と暴露した。そんな中、MCが今後に期待を寄せるが、山田監督は「夫婦になったらそういうことしないんじゃない?」と妻夫木さんの夢をあっさりと打ち砕き、会場の笑いを誘った。一方の蒼井さんは、山田監督とのエピソードを紹介。「10代のときに『学校』のオーディションを受けて落ちたんですよ。ものすごい山田洋次監督の映画が好きで出たかった…」と縁がなかった話をすると、今度は、「仕事を続けていくべきかどうかを真剣に考えていたときに『弟』のオファーをいただいた」と告白。「それ(落選)は僕の失敗でした」と後悔する山田監督だが、蒼井さんは「縁と言っていいかはわからないですけど、何かを感じていまここに至っています。ありがとうございます」ととびきりの笑顔で感謝の言葉を送った。映画『家族はつらいよ2』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:家族はつらいよ2 2017年5月27日より全国にて公開(C) 「家族はつらいよ2」製作委員会
2017年05月27日11月12日(土)より封切られ、初登場実写No.1の大ヒットスタートとなった『ミュージアム』。この度、主演の小栗旬とカエル男・妻夫木聡の壮絶バトルシーンの場面写真が解禁された。雨の日だけに発生する連続猟奇殺人事件。死体を見せることにこだわる犯人・カエル男は、自らをアーティストと呼び、犯行現場には必ず謎のメモを残す。連続する事件の関連性を捜査する刑事・沢村(小栗旬)と部下の西野(野村周平)は、驚愕の次のターゲットに気づく。カエル男の罠にはまり逆に追い詰められていく沢村。謎の“私刑”執行アーティスト・カエル男は一体誰なのか?その本当の目的とは?そして、沢村が絶望の密室(ミュージアム)で見たものとは…!?あなたは最悪のラストを期待する――。小栗旬×大友啓史監督の最強タッグで贈る『ミュージアム』。公開当日の午前より、様々な感想がSNSや映画レビューサイトに挙がっていく中、特に目につくのが、「小栗旬も妻夫木聡も演技凄過ぎて圧倒された」「小栗旬と妻夫木聡の鬼気迫る対決が怖かった」「演技力がもう言葉が出ない程素晴らしかった」「妻夫木聡の怪演、小栗旬の鬼気迫る演技は見事!」などといった主人公・沢村刑事を演じた小栗さんと、連続猟奇殺人鬼・カエル男こと霧島を演じた妻夫木さんの2人が見せる、圧巻の演技への賞賛とその対決シーンの凄まじさについて。そこで今回は、そんな大反響を集めている壮絶バトルシーンの場面写真が初解禁!今回の役どころについて小栗さんは、「沢村という男の中には反省や悔しさ、怒りなど様々な感情が入り組んでいたので、この役を生きるのはなかなかしんどい作業ではありました」と語る。また、カエル男/霧島の罠にはまり、地下室に監禁されるシーンの撮影では、「自分自身も監禁状態に追い込もうと思っていたので、ホテル住まいをしたんです。あの1週間は食事も劇中で食べているハンバーガーだけ。むしゃぶりつくように食べていますが、本当にお腹が空いている状態だったので、素直にあの演技になりました」と明かし、劇中で見せる沢村の表情は、その命がけの役作りから生まれたものだったという。一方、カエル男/霧島を演じた妻夫木さんは「自分なりに考えたり、過去のサイコパス映画を観たりもしましたが、この手の役柄は頭で考えても難しいんじゃないかと思ったんです」と語り、「悩んだ挙句、すべてゼロに戻して、まずマスクをかぶってみることにしました。自我を捨てて役を楽しんで演じれば、そこから出た芝居は嘘じゃなくなる。真実に変わるんじゃないか」と独自の役作りを説明した。やがて誰も予想できない衝撃の結末へと突き進んでいく本作。話題の2人のバトルと一緒に、ぜひ劇場で目撃してみては?『ミュージアム』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年11月19日スタイリスト・野口強がディレクションを手がける、ジャパンデニムブランド「マインデニム(MINEDENIM)」がデビュー。同時に、旗艦店「マインド(MINED)」が2016年8月6日(土)、東京・外苑前にオープンする。「マインデニム」の最大の特徴は、美しいシルエットと快適な履き心地。岡山の自社工場において、独自開発したオリジナルのデニム生地によって、履き慣れてくるまでに感じる違和感を取り除いた。超長綿とストレッチのハイブリットがもたらす新しい履き心地はぜひ体感したい。また、色落ちやユーズド、ダメージなどの加工も「マインデニム」が誇る技術。ベテランの職人がデニムを1本1本手作業によって仕上げるため、同じものはない。すべてが、異なったリアルな表情を持つデニムパンツとして加工されている。同時にオープンする旗艦店「マインド」は、1階でレディース・メンズ商品を販売、2階では会員制のオーダーサロンを設置。専属のパタンナーや縫製スタッフが常駐しており、ミシン等の設備を完備してフルオーダーが可能となっている。ディレクターの野口強は、ファッション誌や広告を中心に活動するスタイリスト。『VOGUE』『ELLE JAPON』『GINZA』『SPUR』『Numero TOKYO』などで活躍している。過去には、ワコマリア(WACKO MARIA)やN.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)、ラグス マックレガー(Rags McGREGOR)とコラボレーションも行ってきた。【詳細】マインデニム2016年秋冬シーズンデビュー■店舗情報マインド(MINED)オープン日:2016年8月6日(土)住所:東京都渋谷区神宮前2-5-8TEL:03-6721-0757営業時間:12:00〜20:00定休日:不定休
2016年08月04日ラッパ屋第42回公演『筋書ナシコ』が、6月紀伊國屋ホールで上演中だ。劇団ラッパ屋による1年ぶりの新作公演について、劇団の主宰であり、脚本・演出を担当する鈴木聡に話を聞いた。ラッパ屋『筋書ナシコ』チケット情報本作の主人公は、40代の女性・ナシコ。個人も社会もビジョンの見えないこの時代で、ナシコが「人生の筋書き」を求めての七転八倒を、笑いとアイロニーたっぷりに描く……予定だが、実際の“筋書き”は「まだ完成してない」と鈴木は笑う。「ナシコさんは、これからの人生に筋書きがないと悩んでいる。そんな中でいろんな人と出会い、ある筋書きが生まれては消え、また別の筋書きが生まれては消え、最後はどの筋書きになるんでしょう、というお話です」。鈴木自身、「演劇集団てあとろ’50」で脚本・演出を担当した大学時代を経て、大手広告代理店に勤める傍ら、劇団を立ち上げるという独特の“筋書き”の持ち主。その後、演劇中心に絞るまでは二足の草鞋でやってきた。「僕らの世代はある意味とてもいい時代だったんですよね。高度経済成長があってバブルがあって。だから『なんとかなるだろう』と思って深く考えなかった。僕は今好きなことができているという意味ではよかったとも思うんですけど、それがこういうことなんだろうかとか、自分がやろうとしていたことは今やっていることなのだろうかということは、まだ考える。その点、今の若者の方がちゃんとしてる感じがします。厳しい時代だからだとも思うんですけど、自分の目標を決めて、それに向かっての努力している人が多い。今回の筋書きナシコはギリギリ僕たち側。おもしろいことに対して非常に直観的に、ある意味正直にやってきた人だけど、今ふと立ち止まっている感じですね」。生きてきた時代が色濃く出るナシコの姿は、共感や驚きなど、世代によって反応が分かれそうだが、その先に描きたいのは“希望”だという。「コメディですから。最後には希望みたいなものを見せたい。ちょっと視点が変わるとか自由になるとか、そういうことかもしれないけど、そこに至りたいんですよね」。「笑いながら大事なことを一緒に考えるような作品になると思います。人生の筋書きがある人もない人も、見つけたい人も考え直したい人も、ぜひ観に来てください。筋書きを見つけるヒントを発見していただければ嬉しいです」。ラッパ屋第42回公演『筋書ナシコ』は、6月18日(土)から26日(日)まで、東京・紀伊國屋ホールにて、7月17日(日)北九州芸術劇場にて。
2016年06月20日アテネ五輪金メダリストで元マラソンランナーの野口みずきが、29日(6:30~7:00)に放送される関西テレビ『イキザマJAPAN』(関西ローカル)に、現役引退後初めてテレビ出演する。冒頭で、MCの小籔千豊から「競技人生お疲れさまでした!」と花束を渡されると、野口は「走ることに対しての緊張感から解放されました。それと、毎日お酒も飲めるようになりました」と引退後の近況を報告。今後の目標については「ランニングの面白さを伝えたいです。解説者や指導者は向いていないと思うので」といい、「女性としての幸せはかなえたいですね」と希望を明かす。最後のレースとなった、今年3月の名古屋ウィメンズマラソンは「誰にも私の前を走らせたくない!」と強い思いで臨んだが、結果は23位。野口は、徐々に先頭集団から離されていった時の様子や、レース終盤で沿道や市民ランナーから送られた応援により勇気づけられたこと、ある撮影カメラマンに心を打たれたエピソードなどを明かし、「最後は花道のようでした」と振り返る。収録を終えた野口は「小籔さんとの対談やVTRを見ている最中に、グッと込み上げてくる思いもありました」と心境を吐露。引退後は全く走っていないそうだが、あらためて今後について「できる範囲でマラソン大会でのゲストランナーだったり、トークショーに出演したりっていうことになるんですかね」と展望を語る。一方の小籔は、今回が野口と初対面だったが、「実際にお話をしてみると非常に話しやすい方でした」と感想。「これからは、今まで張りつめていたものを少し緩めて、ノーストイックで楽に過ごしてください。人生を思いっきり楽しんでいただきたいと思います」とエールを送った。なお、同番組の放送は、28日(深夜3:35~)放送の『UEFAチャンピオンズリーグ15/16決勝』が延長した場合、6月3日(深夜2:35~3:05)に延期される。
2016年05月27日長年、当事者にとって封印されていた実話を映画化した時代劇『殿、利息でござる!』の初日舞台あいさつが5月14日に、都内で行われ、阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、千葉雄大、松田龍平、中村義洋監督、原作者の磯田道史氏が登壇した。初日舞台あいさつ・その他の写真重税が原因で、夜逃げや破産が相次ぐ江戸中期の仙台藩を舞台に、宿場町を心配する造り酒屋の穀田屋十三郎(阿部)が、町一番の知恵者・菅原屋篤平治から「藩に大金を貸し付け、その利息を巻き上げる」という驚きの復興計画を聞かされ、一丸となり元手1000両(現在の約3億円)をかき集めようと奮闘する。主演を務めた阿部は「こんな話が実在し、長い間知られていなかったなんて信じられない」と今も驚きを隠せない様子。役作りのために「プチ断食した」そうだが、「こういうことは本来、言わなくていいですよね」と映画が描く“慎み”の精神をアピールした。妻夫木は、阿部の弟を演じ「似ていないのが心配だった」(妻夫木)、「それはみんな、分かっている(笑)。お芝居なんだから」(阿部)。念願だった中村組に初参加し「あとで話を聞いたら、以前から中村監督には4回ほどオファーをいただいていたそうで…。ホリプロめ」と所属事務所への恨み節を披露し、笑いを誘った。また、瑛太は『アヒルと鴨のコインロッカー』以来、中村監督とは約9年ぶりのタッグで「今回は難しい役どころで、中村監督も僕に厳しかった」と思わず本音。「確かに瑛太とは、結構やり合った。怒っていた?」(中村監督)、「いや、怒ってはいないです…」(瑛太)と息の合ったやりとりを見せていた。『殿、利息でござる!』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年05月14日俳優の妻夫木聡が3月31日(木)、東京・六本木ヒルズで行われた「サッポロ生ビール黒ラベルパーフェクトデイズ2016」開催記念イベントに出席した。「サッポロ生ビール黒ラベル エクストラブリュー」が4月12日(火)より数量限定で発売されることに先駆け、全国8都市で開かれる大規模試飲イベント。本商品は麦芽を100%使用し、喉ごしの旨さと爽快な後味を追求しており、黒ラベルのメインキャラクターを務める妻夫木さんは、お客様第1号として登場すると本商品の樽生の試飲を行った。「黒ラベルの樽生は飲んだことがないので楽しみです」と語る妻夫木さんは、ビールが注がれたグラスを渡されると、思わず頬が緩み、「今一瞬、イベントのこと忘れました」とポロリ。そしてグビグビと喉を潤すと、「営業じゃなくて、これは本当に美味しい。やっぱり生ビールって美味しいですね」とニッコリ。その後も「カメラの前でビールを飲むのがなんとなく気が重いなぁ」と言いながらも飲み続け、「旨い!」と目を細めていた。この日は、妻夫木さんが出演するTV-CMも初お披露目された。CMキャラクターを務めて7年目を迎えた妻夫木さんは、「こんなに長くやらせていただけるとは夢にも思っていなかったのでうれしいですね」としみじみ。当初、20代だった妻夫木さんは「35歳になっちゃいましたね。そろそろ僕自身が大人になれっていう話になってきたんですけど」と照れた笑みも見せる。しかし、着実に大人の階段を上り続けている妻夫木さんは、4月より大人の仲間入りをするフレッシャーズへ向けて、「新しく仕事をする時は今でも緊張や不安があるし、初めての仕事で挫折感を味わって俳優業がスタートしたけど、あの挫折がなかったら今の自分はなかった」と自身のエピソードを交え、「一歩踏み出さないと何も始まらないので、失敗を恐れず進むことが何より大事」と力強くエールを送った。「パーフェクトデイズ2016」は3月31日(木)より東京・六本木を皮切りに順次開催。サッポロ生ビール黒ラベル新TV-CM「黒ラベル2016年宣言篇」は4月1日(金)から、「黒ラベルエクストラブリュー篇」は4月12日(火)から全国放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月31日登山家とミュージシャン。意外な組み合わせのようで、実は“親友”という野口健さんと藤巻亮太さん。2人はこれまで、世界の山々や秘境を6度も一緒に旅してきた仲。本展では、そんな2人が、常にカメラとともにあったという旅の中で撮りためた、珠玉の写真が公開される。野口:亮さんと知り合ったのは、7年ぐらい前だったよね?藤巻:雑誌の対談で。その数日後に居酒屋でバッタリ会ったんですよね。それで2人で飲みに行こうっていうことになって、次にはもう八ヶ岳に連れていってもらってました(笑)。野口:すごい豪雨で…。でも、亮さんは楽しそうに写真を撮ってた。藤巻:その頃、ちょうど写真にはまっていたので。野口:高校生の時まで写真家になろうと思っていた僕としては、そんな亮さんの姿に刺激を受けてね。「ブログに写真をアップして、どっちの評判がいいか対決しよう!」ってことになって。それが楽しくて、また行くことになったんだよね。藤巻:しかも、2度目がいきなりヒマラヤ!登山初心者だったので不安はありましたけど、何より人生観が変わる経験ができたのは大きかった。山を歩いているうちに、その時の自分が近視眼的になっていたことに気づいて、物事を客観視できるようになれました。そういう場所に連れていってくれた健さんには、本当に感謝しています。野口:僕はその頃、ヒマラヤには50回以上も登っていて、正直、山に飽きちゃっていたんだけど、写真っていうテーマを改めて得たことで、見落としていた風景と出合えて…。おかげで山に登るのが、また楽しくなりました。お互いにとって、いいタイミングだったんだね。藤巻:確かに。その後も2人でヒマラヤに2回、あとはアフリカとアラスカにも行きましたね。野口:今回の写真展では、その旅の写真を展示しているわけだけど、同じ場所で撮影したのに、視点が全く違うからおもしろい。藤巻:健さんの写真は骨太で、「生きていくって何なんだろう」って問いかけているような気がします。野口:そう?亮さんの写真は、ふわっと包み込む感じかな。藤巻:僕は旅の中で、頭で考えるより、心が動いた瞬間にシャッターを切っていました。そういう気持ちにさせてくれる旅の豊かさが、写真から少しでも伝わると嬉しいですね。◇フジフイルム スクエア東京都港区赤坂9-7-3東京ミッドタウン・ウェストTEL:03・6271・33502月19日(金)~3月9日(水)10:00~19:00(入場は18:50まで)会期中無休入場無料◇左/ふじまき・りょうたミュージシャン。同級生3人でレミオロメンを結成し、2003年デビュー。現在はソロで活動。初写真集『Sightlines』(ぴあ)が発売中。3月、3年半ぶりのソロアルバムを発表。右/のぐち・けん登山家。1999年にエベレスト初登頂。当時の7大陸最高峰の世界最年少登頂記録を、25歳で樹立。今月、写真集『ヒマラヤに捧ぐ』(集英社インターナショナル)が発売されたばかり。※『anan』2016年2月24日号より。写真・髙橋マナミインタビュー、文・保手濱奈美
2016年02月23日アカデミー賞作品賞の有力候補と言われる『オデッセイ』の試写会が2月2日(火)に米国大使公邸で開催され、上映後には元宇宙飛行士の山崎直子、JAXA宇宙飛行士の野口聡一、NASA宇宙飛行士のクリス・キャシディ、マイケル・E・フォッサムによる質疑応答が行われた。第73回ゴールデン・グローブ賞で作品賞、主演男優賞(マット・デイモン)に輝き、オスカーでも7部門ノミネートの本作。事故で火星にたったひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバル、地球への帰還に向けた孤独な戦いを描く。この特別試写会は学生を招待しており、映画を観終わったばかりの学生たちの質問に山崎さんらが答えた。最初に米国大使館を代表して挨拶に立ったキャロライン・ケネディ駐日米国大使は、偉大な宇宙飛行士の挑戦を称え、父のケネディ大統領の時代に月面着陸が達成されたことに触れ「父が月に人類を送ろうとしたのは、それが簡単だからではなく困難だからです」と語り、映画で描かれる火星での有人のミッションについて「危険かつ偉大な冒険ですが、ここにいる何人かが、いつか実現することを信じています」と語った。招待された学生の多くは高校生とあって、宇宙飛行士たちの学生時代について尋ねると、山崎さんは「子どものころは『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』、『スター・ウォーズ』を見て宇宙に感化されました(笑)」と明かし「中学でチャレンジャー号の事故を見て、いつか自分も宇宙飛行士にと思ったのですが、どうしたらなれるのかもわからず、高校時代はテニスに打ち込んでいました。その後、、エンジニアになり、1回目の(宇宙飛行士の)試験は書類審査で門前払いだったのですが、2回目で合格しました」と振り返った。ちなみに、山崎さんが落ちた試験で合格したのが、野口さん。「ごめん(笑)」と山崎さんを拝みつつ、野口さんは「僕は高校のときは、まさにみなさんと同じような感じでした。映画も学校も好きで『スター・ウォーズ』を見ましたね」と懐かしそうに語る。野口さんは、質疑応答を通じてたびたび「仲間」そして「チームワーク」の重要性を熱く語る。「宇宙飛行士の試験で何を見ているかというと、やる気とモチベーション。そして仲間とコミュニケーションを取って解決できるか?一緒に仕事をしてポジティブでいられるかということ。これは壁にぶち当たった時に大事なことと同じです。やる気の強さが壁を乗り越える力になるし、そのためには仲間とのコミュニケーション、ポジティブに楽しんでやれるかということ。宇宙はチームスポーツです!」と語った。映画ではひとり残されたワトソンが、ろくな音楽を聴くことができずに嘆くシーンがあるが、宇宙で恋しくなったものについては、野口さんは「ラーメン!」と即答。山崎さんは「シャワーとお風呂です。映画の中でも出てきますが、体を拭くことしかできず、シャンプーもできないので…(苦笑)」と明かした。映画に関しては山崎さんは「リアリティがあってハラハラしました」と称賛。火星での主人公のサバイバル生活が実際に宇宙ステーションで行われている実験に則していることに加え「チームワークで成り立っていることも描かれており、元気をもらいました」と語る。さらに「心理描写に関しての共感を覚えました」とも。主人公が生活を映像で日記のように記録する点について「私もそうなったら同じことするかなと思いました。ユーモアを取り入れてる点もそうです」と語った。映画の中で、嵐に巻き込まれて行方不明になった主人公を残したまま発つか否かの決断を迫られるシーンがあるが、野口さんは「難しい決断です。思い出したのは僕が初めて宇宙に行く直前にコロンビア号の事故が起きたこと。事故後、最初のフライトになったんですが、船長の女性飛行士が、自分たちが宇宙に行く上での目標について『行きと同じ人数で帰ってくることだけ』と語っていて、それはすごく心に残っています」と自身の経験と重ねて語った。改めて、学生たちとの触れ合いについて山崎さんは「自分が高校生だったころに比べてしっかりしてると思います。いろんな観点で考えていて、嬉しかったです」と積極的に質問を投げかけてきた高校生たちを称えていた。『オデッセイ』は2月5日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月02日アカデミー賞7部門ノミネートの『オデッセイ』の特別試写会が2月2日(火)、米国大使公邸で開催。元宇宙飛行士の山崎直子、JAXA宇宙飛行士の野口聡一、NASA宇宙飛行士のクリス・キャシディ、マイケル・E・フォッサムが参加しての質疑応答も行われた。その他の写真リドリー・スコットがマット・デイモンを主演に迎え、無名作家がウェブサイトで発表し、大ベストセラーとなった小説を映画化。火星にひとりで取り残された宇宙飛行士の孤独なサバイバルを迫真の映像と緻密な人間描写で描いていく。米国大使館を代表して挨拶に立ったキャロライン・ケネディ駐日米国大使は、NASAとJAXAのパートナーシップと宇宙飛行士たちの勇気称えつつ、自身の父であるケネディ大統領がアポロ計画を推進した点に言及。「父が月面着陸を進めたのは、その計画が簡単だったからではなく困難だったから。火星にひとを送るというのは危険かつ偉大な冒険。ここにいる誰かがいずれそれを実現してくださるのを期待しています」と語った。学生たちからは、映画の内容にちなんだ宇宙飛行士としての活動や宇宙での生活について、また宇宙や地球の起源の謎についてまで様々な質問が飛ぶ。受験を控えた高校生から「困難やトラブルにぶち当たった時に大切なことは?」という問いに野口氏は、「大事なことは2つ。まず自分の能力を信じて冷静さを保つこと。焦ったり気持ちをダウンにして、できるはずのことができないのを避ける。2つ目は仲間と頑張ること。この映画は、主人公が秀でているように見えて、実はチームワークを描いてます。僕らの宇宙飛行もそうで、多くの仲間が支えてくれて乗り越えられるんです」と語った。この質問に限らず、野口氏も山崎氏も仲間の大切さ、チームワークの重要性をたびたび説く。山崎さんは自身のモチベーションを「メンバーの笑顔です。いい仕事をすれば笑顔で迎えてくれて、それが力になります」と語った。また宇宙から帰って大きく変化したことについて山崎氏は「風の匂い、緑や木々の匂いに心が動きました。自然があることを当然と思っていたけど、それは当たり前ではなく、いろんなバランスで成り立っていると感じ、感謝が大きくなりました」と明かした。また、宇宙飛行士だけでなく一般の人が宇宙に行けるようになる可能性についてキャシディ飛行士は「私たちが活動している時代は無理かもしれませんが、将来的にはそうなると思います。ライト兄弟も人類が国際宇宙ステーションで17年も過ごすとは思ってもいなかったでしょう」と語った。最後に野口さんは若き学生たちに「みなさんの未来が宇宙と共にあることを期待してます!」」とエールを送り、トークセッションは幕を閉じた。『オデッセイ』2月5日(金) TOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー
2016年02月02日宇宙飛行士の野口聡一氏が17日、東京都墨田区の東京スカイツリーで行われた映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)の公開を記念したライティングイベントに登場し、『スター・ウォーズ』への熱い思いを語った。野口氏は、作品の舞台である宇宙にちなんだゲストとして登場。「小学生の頃にエピソード4を初めて見て、宇宙目指してミレニアム・ファルコン号でのぼっていく感じとか、すごく心に残っている」と『スター・ウォーズ』との出会いを明かし、「宇宙を目指す第一歩だったと思う」と振り返った。好きなキャラクターを聞かれると、「乗り物好きなので…ミレニアム・ファルコン号」と答え、「なんといってもイオンエンジンですから! われわれJAXAが誇る"はやぶさ"と同じです」と熱弁。「『スター・ウォーズ』の世界からずっと時代がたって、"はやぶさ"にミレミアム・ファルコンのイオンエンジンが残っていると思うと夢が広がる」とうれしそうに話した。また、『スター・ウォーズ』がきっかけで宇宙に興味を持った宇宙飛行士は多くいると言い、「先週まで宇宙に行っていた油井亀美也さんのクルーもみんな好き」「来年宇宙に行く大西卓哉さんもファン」と紹介。「NASAのアメリカ人ももちろん大好き」と続け、「スペースシャトルに搭乗した『スター・ウォーズ』ファンの宇宙飛行士の希望により、ライトセーバーがスペースシャトルに積まれて宇宙に行ったことがある」と驚きのエピソードも披露した。そして、宇宙飛行士について、「『スター・ウォーズ』に出てくる戦闘機乗りの気質に近い」と分析し、「いろんな場面で落ち着いて状況をよく見て、宇宙ステーションを操るという意味で」と補足。「エピソード4で、デススターに向かって飛んでいくシーンなど、戦闘機乗りのシーンは心が熱くなるものがある」と語った。世界一宇宙に近いタワーでもある東京スカイツリーを『スター・ウォーズ』のライトセーバーに見立てた公開記念ライティングは、12月17日~20日の4日間限定で実施。光と闇の戦いをイメージした青と赤の2色の演出から始まり、最新作の悪役カイロ・レンが操る赤い十字型のライトセーバーが立ち上がる、動きのある演出が楽しめる。(C) 2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
2015年12月17日世界中が待望するシリーズ最新作にして新たなる3部作の1作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開を翌日に控えた12月17日(木)、世界一宇宙に近いタワー、東京スカイツリーにてライトセーバーをイメージしたライトアップが開始され、点灯式にJAXA宇宙飛行士の野口聡一が登壇した。はるかかなたの銀河系で繰り広げられる<家族の愛と喪失の物語>が、『エピソード6/ジェダイの帰還』(’83)から約30年後を舞台に帰ってくる本作。“STAR WARS YEAR”として日本各地で盛り上がりを見せてきた本作。今回東京スカイツリーで行われた点灯式では、野口さんのほかにストームトルーパー、R2-D2、C-3POが登場。『スター・ウォーズ』シリーズを子どもの頃に観てきたという野口さんは、「エピソード4を観たのが小学校の頃なんですが、そのときに感じた宇宙の広がりが印象的で、実際に宇宙を目指すことになる第一歩だったのかなと思います」と宇宙飛行士へのきっかけとなっていたことを明かし、『スター・ウォーズ』の中でもお気に入りは、キャラクターよりも宇宙を駆け巡る乗り物だそうで、「僕は乗り物やメカ好きなのではやぶさと同じイオンエンジンで動くミレニアムファルコンが心に残ってます!」と笑顔で語った。大の『スター・ウォーズ』ファンという野口さんだが、宇宙飛行士仲間の中でもファンが多いようで「宇宙飛行士の中でも宇宙に行きたいと思った最初のきっかけが『スター・ウォーズ』という人が多いですね。アメリカではルーカス・フィルムとNASAが調整して、スペースシャトルにライトセーバーを積んで宇宙に持って行ったっていうことがありましたね」と語った。さらに今回は野口さんのほかにストームトルーパー、R2-D2、C-3POが登場。野口さんはお馴染みのキャラクターを目の前にして感無量の様子。「『スター・ウォーズ』シリーズはR2-D2が司っているんじゃないかと思ってます。一番最初から出ているし、絶対死なないし。我々(宇宙飛行士)の中ではR2-D2最強伝説があります(笑)」と話すとR2-D2も嬉しそうに返事をしていた。その後、ライトアップを待つ『スター・ウォーズ』ファンと共にカウントダウンをし、スカイウォーカー家に代々受け継がれてきた青いライトセーバーと、最新作の悪役カイロ・レンが持つ赤い十字型のライトセーバーをイメージした2色のライティングに感激していた。『スター・ウォーズ』仕様にライティングした東京スカイツリーは12月17日(木)~20日(日)の4日間点灯される。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は12月18日(金)18時30分より全国一斉公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2015年12月17日東京都墨田区の東京スカイツリーで17日、『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)の公開を記念したライティングイベントが行われ、4日間限定で実施される映画をイメージしたライティングがお披露目された。宇宙飛行士の野口聡一氏、映画に登場するR2-D2、C-3PO、ストームトルーパーも登場し、カウントダウンで点灯を祝った。12月17日~20日の4日間限定で実施される公開記念ライティングは、世界一宇宙に近いタワーでもある東京スカイツリーを『スター・ウォーズ』のライトセーバーに見立てたもの。光と闇の戦いをイメージした青と赤の2色の演出から始まり、最新作の悪役カイロ・レンが操る赤い十字型のライトセーバーが立ち上がる、動きのある演出が楽しめる。2色の光が縦に分裂して回転するシーンは、東京スカイツリー初の試み。イベントでは、作品の舞台である宇宙にちなみ、宇宙飛行士の野口氏が登場。「小学生の頃にエピソード4を初めて見て、宇宙目指してミレニアム・ファルコン号でのぼっていく感じとか、すごく心に残っている」と『スター・ウォーズ』との出会いを語り、「宇宙を目指す第一歩だったと思う」と振り返った。その後、R2-D2、C-3PO、最新作に登場する新ストームトルーパーもステージに登場すると、野口氏は「感無量」と感激。点灯の前には「スカイツリーは宇宙から見えていた」ということも明かし、「ライティングは宇宙からだと見えないけれど、気持ちとしてのはこのシーンを宇宙ステーションに届けたい」と話した。そして、野口氏は青のライトセーバーを持ち、同じくライトセーバーを持った来場者と一緒に「5、4、3、2、1、フォースと共にあらんことを!」と名フレーズを交えてカウントダウン。ライトセーバーを天高く掲げると、ライティングがスタートし、1分5秒の演出で『スター・ウォーズ』の世界に包まれた。(C) 2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
2015年12月17日キヤノンマーケティングジャパンは11月19日、東京都港区のキヤノンSタワー「キヤノンギャラリーS」にて、ベルリン在住の写真家・野口里佳氏による写真展「夜の星へ」を開催すると発表した。期間は2015年12月17日から2016年2月8日まで。入場料は無料。写真展では、野口氏がベルリンの夜の街を撮影した写真作品約30点と映像作品を展示する。展示される写真はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリント。映像作品はキヤノンのデジタル一眼レフカメラEOS 5D Mark IIIで撮影された。また12月19日14時から、野口氏が作品を解説するギャラリートークを実施。定員は50名(先着順)で、参加申し込みは11月24日10時から同社Webサイトにて行える。
2015年11月19日神木さんが各界の第一線で活躍する達人を訪れて、その世界観に触れながらさまざまなトークを繰り広げてきた人気連載「Master’s Cafe」が待望の書籍化となった。「2年前20歳になってやっと、大人1年生になれた気がしました。打ち上げでジュースではなくビールで乾杯できるようになって、周囲の大人たちと対等に話せるようになったと感じたんです。20歳の境目って大きいなぁ、と実感していたところにこの連載のお話をいただき、それまで知らなかった世界を見ることができた。この2年で経験できたことは僕にとって大きな意味があったし、それだけに思い入れの深い一冊です」手にしていた本には、角を折り込んで印をつけたページがたくさん!「今でも、それぞれの達人たちとのやり取りが鮮明に思い出されます。現場で話すのとはまた違い、文字を追うことで達人の言葉が『なるほどなぁ』と改めて心に染みたり、何気ないひと言が刺さったり……印象に残るページに印をつけながら何度も読み返しました(笑)」とくに印象に残った達人や、言葉を尋ねると、さっそくひとつめの印を開いた神木さん。「作家・辻村深月さんには、どうやって物語を動かしていくのか、というテーマでお話を聞いたのですが、『ラストを決めずに書き進める』というやり方は衝撃的でした。『書いているうちに登場人物たちが教えてくれる』ともおっしゃっていましたが、確かに僕も、そのシーンの中で僕らしく役をどう生きて全うしようかといつも考えながら演じています。そういう意味では、辻村さんとつながりを感じました。宇宙飛行士・野口聡一さんは、宇宙での仕事を普通に話してくださっただけなのに、僕の想像を遥かに超えていて、あんなに不思議な感覚になったのは初めてでした。『重力から解き放たれた瞬間に胃がせり上がり、すべてのものが宙に浮く』と言われても、未知すぎて受け止めきれなかった(笑)。それだけにインパクトがありました」書籍化にあたり、俳優の中井貴一さんとの特別対談も掲載された。「ドラマ『風のガーデン』で約半年間、北海道ロケをしていたこともあり、それ以来中井さんはお父さん的存在。中井さんほどのベテランでも『今でも撮影初日などは不安』と聞いた時は意外でした。でも、不安があるからこそ次はがんばろうって思えるし、過去の自分を超えて成長するためには、不安があって当然なんだと新たに勇気をもらいました」達人たちから学んだこと、またこの本の教えは何でしょうか?「自分の道を終わりなく追求し続ける達人たちに共通するのは、僕のような素人の意見にも聞く耳を持つ、柔軟な人柄でした。だから哲学者に天文学者、文化庁長官なんて肩書を聞くと難しそうだと構えがちですが、わかりやすく丁寧に説明していますし、誰にでも必ずひっかかる言葉があると思う。まずはサラッと読んで気になる場所に印をしておき、読み返してみると面白いです。悩みを解決する糸口や、目標達成のヒントが隠されているはずです」◇かみき・りゅうのすけ1993年生まれ。俳優。6歳でドラマ『グッドニュース』でデビューして以来、映画『桐島、部活やめるってよ』『るろうに剣心』『バクマン。』などの話題作に出演。ユニセックス コート¥48,000 オーダー販売(TATEGAMI/tategami.tokyoTEL:03・6324・2100 )ニット¥19,000(BLUE BLUETEL:03・3715・0281)パンツ¥18,000(HOLLYWOOD RANCHMAKETTEL:03・3463・5668)モンクストラップシューズ¥23,000(CEBO/JOURNEYTEL:03・3461・8506)ソックスはスタイリスト私物。◇神木さんが各界の第一線で活躍する達人を訪れて、その世界観に触れながらさまざまなトークを繰り広げてきた連載から、選りすぐりの達人14名と中井貴一さんとの特別対談を掲載。マガジンハウスより発売中!1300円。※『anan』2015年11月4日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・若山あや
2015年10月28日Googleは3月16日、「Google インパクトチャレンジ」のファイナリスト10組を選出、一般投票を開始したと発表した。Google インパクトチャレンジは、日本国内の特定非営利活動法人、公益法人、社会福祉法人を対象とした、テクノロジーを活用してよりよい社会を作るアイデアや実施計画を募集する取り組み。Googleは、一般投票で選ばれた1団体、審査員に選ばれた3団体にそれぞれ5000万円の賞金を進呈する。2014年の11月から募集を開始して数百の団体から応募があったという。一次審査でファイナリスト10組を選出した。一般投票は3月25日の23時59分のまでの10日間、専用のWebサイト上で受け付ける。参加者は応援したいプロジェクトを4つまで投票できる。ファイナリストは、3月26日に実施するファイナルイベントで審査員に直接プレゼンを実施する。審査員は、現内閣総理大臣夫人の安倍昭恵氏、宇宙飛行士の野口聡一氏などが務める。
2015年03月18日1月12日(月・祝)、俳優の妻夫木聡が、石井裕也監督と共に『バンクーバーの朝日』のティーチイン付き大ヒット御礼舞台挨拶に登壇。サプライズゲストとして客席に紛れていた「ボストン・レッドソックス」の上原浩治選手から質問を受け、レッドソックスのユニフォームを贈られると、袖を通して上原さんと握手をし「なんか契約したみたい」と喜びを爆発させた。戦前に実在した日系カナダ移民たちによる野球チーム「バンクーバー朝日」の活躍と、彼らをとりまく差別の現実を描いた『バンクーバーの朝日』は、昨年12月20日の公開から今年1月10日までのおよそ3週間で、87万人の観客動員の大ヒットを記録。この日は、観客の質問に直接、登壇者が答えるティーチイン形式での舞台挨拶が行われた。このイベントのオファーを4日前に受け「野球の宣伝のためにもいいと思って快く受けた」という上原さんは、3人目の質問者として「そこのマスクをしている男性の方」と司会者から指名されると、「ボストンから来ました上原です」と自己紹介。「えっ!ビックリした!」と驚く妻夫木さんに「野球はほぼ素人だと聞きましたが、映画の中ですごく上手でした。どのような練習をしたのですか?」、興奮を隠せない石井監督には「ヤンキースとボストン、どちらが好きですか?」と質問し、会場を驚きに包んだ。これに妻夫木さんは「指導の先生に教えてもらいました。ボコボコした石垣にボールを投げると、どこに返ってくるか分からないので、それを捕るという自主練もしていました」と回答。それに対し、「ちゃんと野球の形になっていたので、もしかしたら僕も活かせるんじゃないかと思って聞いたんですが、実際にやっている人が多い練習方法でした。僕らは(凸凹の壁じゃなく)凸凹のボールを使うんです」と上原さん。そして、ヤンキースでもボストンでもなく「上原さんが好きです!」と答えた石井監督は、「2013年のポストシーズンでマウンドに向かう時の上原さんの表情が大好き。あの時の気持ちは?」と通な質問を返し、「『ここを抑えたら目立つかな』という気持ちでマウンドに上がる時って結構あるんですよ。それで抑えたら『あ、次の日の新聞ちょっと買おうかな』と思うんですけど、それで載ってなかったら結構ショックですね」という上原さんの答えに一同爆笑となった。さらに、妻夫木さんが「生涯メジャーで?日本に帰ってくる気は?」「監督をいずれやってみたい?」「野球は楽しい?」と次々と質問を投げかけると、上原さんは「声がかかれば考えるけど、今のところはメジャーで」「アマチュアを教えてみたいという気持ちはあるので、高校や大学の監督はやってみたいけど、プロは教えることがないから」「楽しいですね。年をとればとるほど、すごく今、楽しくなってきている」と回答。その言葉の一つ一つを嬉しそうに聞いていた妻夫木さんから最後に「僕も役者はすごく楽しくて天職だと思っているけど、年をとればとるほど、悩むことも多くなった。そういうことはないですか?」と質問を受けると、「20代後半や30代前半に僕も危ない時期があった。役者の方はこれから何十年とまだまだあるけど、僕らの世界では、正直僕も先が見えているので、だから逆に楽しいと思えるのかもしれないですね」と答え、深い感銘を与えていた。『バンクーバーの朝日』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バンクーバーの朝日 2014年12月20日より全国東宝系にて公開(C) 2014「バンクーバーの朝日」製作委員会
2015年01月13日世界初の有人宇宙飛行を提供しているスペース アドベンチャーズ社は1月7日、クリエーティブ・ディレクターで同社の代理店であるSPACE TRAVEL代表取締役の高松聡が、国際宇宙ステーション(ISS)搭乗乗組員候補として、飛行訓練を開始することを発表した。氏は、去年の7月から8月にかけて行われた宇宙飛行士としての訓練に入るための試験に合格。今月12日から9月まで、ロシア「星の街」をベースに800時間に及ぶ訓練に臨む。その後、ロシア宇宙庁より日本人としては初めて、ISS搭乗の民間人宇宙飛行士として認定される予定だ。民間人宇宙飛行士としては26年ぶり2人目の快挙となる。高松は、6歳の時にアポロ11号の月面着陸をテレビで見たのをきっかけに宇宙飛行士を志し、大学では宇宙空間について研究していたが、視力を理由に夢を断念。電通に就職し、テレビCMなどを手掛けてきた。氏が注目されたのは、世界初の宇宙ロケで制作された大塚製薬ポカリスエットのテレビCM「GOES TO SPACE」だ。その後、日清カップヌードルのCM「NO BORDER」でも宇宙ロケを敢行し、「AKIRA」などで知られる大友克洋監督と共にCM「FREEDOM」を手掛けた。退職後も宇宙に関わる仕事を忘れられず、日本初の宇宙旅行代理店を2012年に設立した。記者会見で登壇したスペース アドベンチャーズ プレジデントのトム・シェリー氏は、今回高松さんを指名した理由について「高松氏は、広告業界において輝かしい実績を持ち、起業家精神に溢れ、幼いころから宇宙に対する情熱を長年持ち続けている、クリエーティブな精神の持ち主」と今回抜擢された理由を説明。高松氏は、「6歳の時の夢が51歳になって突然チャンスがやってきた。どんな夢も必ず叶うということを伝えたい」と喜びを語った。会見には、日本初の民間の宇宙飛行士である元TBS宇宙特派員/京都造形芸術大学教授の秋山豊寛氏もかけつけ、51歳という年齢を気にする高松さんに対し、「50歳代の宇宙飛行士は、外国人ではたくさんいる」とアドバイス。また、「高松氏の限界を設定しない姿勢で苦労して自分の道を切り開いてきた人。彼が自分の歴史を自分で作ろうとしている。そして、その人の心を掴むセンスは外国でもきっと通用するだろう」と激励した。フライトは2015年から2016年に予定。「新しいタイプの宇宙飛行士になる」と話す高松氏は今回、宇宙飛行訓練の様子から宇宙での生活まですべてをSNS等を通じリアルタイムでシェアしていくという。「皆が宇宙飛行士になる、宇宙を共有できるプロジェクトにしたい」と力強く語った。
2015年01月08日2015年2月1日(日)に東京・オーチャードホールにてデビュー45周年記念コンサートを行う野口五郎が、ぴあのインタビューに答えた。まずは、45周年という歴史を感じさせない、永遠の青年のような風貌を維持し続ける秘訣について「後輩に、『どうしてそんなふうに歌っていられるんですか?』って聞かれることがありますが、答えようがないんです。気づいたらこうなっていただけで。スタッフにも『あまり45周年と言わないでね。内緒にしておいてね』と言ってるんだけど(笑)。限界を作らないほうがいいんですよ。人間って、結構どこまでもいくものですよ。キープしようと思わないで、進化を望めばいい。経験は残っていくけれど、物質的にためこんでいくものではなくて、理由があって空洞のように形が変わっていくのが人生。余計なものを捨てて、あるべき方向に導かれていくのが進化だと思います」と語った。また、これまでの歌手生活で開催したコンサートの数を聞くと、「デビュー当時は、1日3回やってましたから、それをカウントすると3000回はゆうに超えていると思います。当時、歌手は今以上にシリアスで、『歌』を大切にしていました。その時代に、照明と音響のスタッフをパッケージにして、スタジオ・ミュージャンを使い始めたのは、おそらく僕が初めてだったではないかと思います」とのこと。10代の頃から世界中の実力派プレイヤーとレコーディングを行う卓越したミュージシャンであった野口。子供の頃に始めたギターは、13歳で地元の大学生バンドに加入するほどの腕前。11月19日(水)には、ギター、ベース、ドラムスをすべてひとりで演奏・アレンジしたアルバム『Playin’ ItAll』をリリース。同作収録曲は2月のコンサートでも演奏される予定。同作に話が及ぶと「エンジニアもひとりでやっているので、すべて録り終えるのに5か月かかり、その間全くひとりきりの作業でした。女性の曲ばかりを集めたアルバムで、最初は簡単に進むと思っていたのですが…。総合的なアレンジから徹底的に始めてみると、こだわりの強さゆえに終わりが見えなくなってしまって、そのうち『自分は鬼だ』と思うようになりましたね。どうしてこんなに自分自身を苦しめられるのかと。しかし、全部自分でやると、それがどう評価されようと『やることはやった』という気持ちになるものです。すべてのレコーディングが終わって数日たちますが、心にぽっかり穴があいたような気分です」と、現在の心境を明かした。「すべての要素を確実にして、自分のオンリー・ワンと呼べるコンサートにしたいと思っています。自分自身にプレッシャーをかけるのがクセになっているのかも。オーチャードホールのコンサートに向けて、また、鬼になって頑張ります(笑)」と力強く語った。妥協を許さないミュージシャンシップは、今回のコンサートでも十二分に発揮されそうだ。2015年2月1日(日)の公演、チケットの一般発売は11月8日(土)より。(取材・文:小田島久恵)
2014年10月29日主演に妻夫木聡、ヒロインに北川景子を迎えて、大手広告代理店を舞台に描いたコメディ映画『ジャッジ!』が2014年の1月に公開されることが決定した。妻夫木さん演じる主人公・太田喜一郎は、大手広告代理店に勤める新人広告マン。会社の上司に押し付けられ、世界最大の広告祭に審査員として参加することになる。さらに、毎夜開かれるパーティに同伴者が必要なため、「太田」喜一郎と同じ苗字の、会社の同僚「大田」ひかり(北川景子)は、“偽夫婦”として嫌々ながらも同行することになるのだが…。脚本はCMプランナーとしてソフトバンクの「ホワイト家族」シリーズや、妻夫木さんがのび太役で出演しているトヨタの「ドラえもん」シリーズなどを手がける澤本嘉光。監督は、CMディレクターとしてトヨタの「TOYOTOWN」やサントリー「グリーンDAKARA」などの話題作を多数手掛け、2012年にACC CM FESTIVAL クラフト部門「ディレクター賞」を受賞した永井聡。CM業界の酸いも甘いも知り尽くした2人だから描くことのできる、世界観や演出に映画ファンのみならず、クリエティブに携わる全ての人が思わず興味を抱くはずだ。そんな2人からは、「犬のお父さんなどのCMを作って来て得てきたものを100%以上注ぎ込んだ映画にできそうです」(澤本さん)、「自分が普段働いている業界が舞台なので、ノンフィクションの部分を楽しんで探してもらえればと思います」(永井さん)と意気込み十分のコメントも寄せれられている。三谷幸喜監督作品(『ザ・マジックアワー』、『ステキな金縛り』)や矢口史靖監督作品(『ハッピーフライト』、『ロボジー』)などの数々のヒット作を世に送り出してきたフジテレビが、松竹とタッグを組み、新たな才能とともに取り組むこのビッグプロジェクト。映画『ジャッジ!』は、今年8月上旬にクランクイン、9月中旬にクランクアップを予定。公開は2014年1月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャッジ! 2014年1月、全国にて公開
2013年07月09日映画『黄金を抱いて翔べ』が11月3日(土)に待望の初日を迎え、妻武木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行のキャスト陣に加え、井筒和幸監督が丸の内ピカデリーにて行われた舞台挨拶に登壇した。上映後の舞台挨拶となり、観客の笑顔を見たキャスト陣から「楽しんでいただけたみたいで良かった!」と安堵の笑顔がこぼれた。この日は映画にちなんで本物の金塊が用意されており、豪華舞台挨拶となった。「マークスの山」などで知られる日本推理サスペンス大賞に輝く小説家・高村薫のデビュー作を、『パッチギ!』シリーズなどの井筒和幸監督が映画化。大阪の街を舞台に、メガバンクの地下に眠る240億の金塊を6人の男たちが、死力を尽くして一世一代の強奪作戦に挑む姿を描く。同作における黄金は、ただの金銭的な意味ではなく、“男たちが命を賭して勝ち取りたい何か”の例えである。会場から大声援で迎えられたキャスト陣の顔は、初日を無事に迎えられた喜びにあふれていた。主演の強盗犯・幸田を演じた妻夫木さんは、観客に「どうでしたか?」と呼びかけ、大きな拍手を浴び、手ごたえを感じた様子で「最後のドキドキ感は観ていてたまらないものがある。その部分を味わってもらえたら…」と自信のコメント。また、井筒作品出演を切望していたという妻夫木さんは「最後のシーンが印象に残っている。船上でのイメージカットを見たとき、あまりのカッコよさにシビレて、泣いてしまった」と感動しきり。さらに「手ごたえを感じながら命を懸けて作った映画です。こんな日本映画の底力があるんだと感じた」と語り、感無量の様子だった。劇中、無精ひげを生やした妻夫木さんの姿が鮮烈な印象を残す。日本映画初出演となったチャンミンさんは、劇中、“自称”工学部留学生で国家スパイの裏の顔をもつモモを演じている。「スピードの速い展開から目が離せない」と観客に向けて熱烈アピール。ほかの共演者たちも「出来上がりを楽しんで観ることができた」(浅野さん)、「どっしりとしたいい映画ができました」(桐谷さん)、「個人的にも好きな骨太の映画です」(溝端さん)、そして西田さんは「観客のみんなが満足してくれた顔をしているのが嬉しい。みんな楽しかったかぁ?」と会場に呼びかけ、笑いを誘っていた。この日、「黄金を盛り立ててくれた」ということで、井筒監督が佐渡の黄金大使に任命されたということが発表された。監督は、照れ隠しに「バラすな」と言いつつも、まんざらでもない様子。作品については「スター映画は久しぶり。全部手を抜かないで、一生懸命やりましたよ」と自信たっぷりにアピールした。主題歌は、安室奈美恵の新曲「Damage」でミュージックビデオを井筒監督が演出している。裏切りや疑心が交錯する物語に加え、計画の推移を綿密に追ったディテールにこだわった描写は必見。映画『黄金を抱いて翔べ』は全国にて公開中。■関連作品:黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年11月03日どんな作品に出演し、どんな役を演じるのか、その動向に注目が集まる俳優、妻夫木聡の最新作は、梶原一騎・原作、ながやす巧・漫画による名作コミックを基にした映画『愛と誠』。“究極の純愛エンターテインメント”と言われる本作で彼は、誰にも止められない超不良の主人公をどう演じたのだろうか?その他の写真本作は、幼少期に運命的に出会い、高校生に成長した1972年に新宿地下街で再会を果たした令嬢・早乙女愛と、超不良の大賀誠の純愛劇を、強烈な登場人物たちのドラマを交えて描いた作品だ。数多くの出演オファーが舞い込むなか、妻夫木聡が作品選びで重きを置いているのは、“脚本が面白いこと”と“直感”だという。今回はまず、三池崇史監督と『SABU/さぶ』以来10年ぶりにタッグが組めることを喜び、歌と踊り、アクション、純愛など様々なジャンルが混ざり合った「これはこういう映画です、と言えない作品」であることに面白さを感じ、オファーを快諾した。「歌って踊ってアクションもする。最初はミュージカルを思い描いていたんですけど、歌のレコーディングのときも踊りのシーンの撮影のときも、『誠っぽさが出るといいよね』と三池監督に言われて」と語る妻夫木は、「上手く歌う、上手く踊るのではなく、誠の感情としてポンッとセリフが自然に出るみたいに、ポンッと踊っちゃったみたいな。むかついたからケンカして殴る! っていう行為のように、むかついたからケンカして踊る! という、そういう発想なんです(笑)」と、新しいアプローチによる演技を楽しんだ様子。劇中では西城秀樹が1974年にリリースした『激しい恋』を熱唱し、誠の心情を表現。音楽プロデューサーに小林武史、振り付けにパパイヤ鈴木という強力なサポートを得て、かつて見たことのない妻夫木聡がスクリーンに刻まれた。また、誠を演じるにあたって三池監督からリクエストされたのは“クールな男”であること。早乙女愛が惜しみない愛情を注いでも、その気持ちになびかない誠を演じるにあたって大切にしたのは“孤独感”だと、妻夫木は振り返る。「たとえば、男って自分のことを好きだと言ってくれる人に弱いところがあるものだけれど、誠は一切揺れることがない。それって硬派だと思う。愛が誠のために衣食住を用意しても、平気で彼女に向かって『うるせぇ!』って言ってしまえる。そんなふうに自分を貫ける男って、憧れます」。クールでありながら、“ある出来事”によって心を閉ざし、過去を背負って生きる男の哀しみを表現する妻夫木。最後にはしっかりと泣かせてくれるのもさすがだ。さまざまな要素が詰まった作品で説明がし難い映画ではあるが「騙されたと思って観に来てほしい」という彼の言葉からは、作品への確かな自信と愛がうかがえた。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー取材・文・写真:新谷里映
2012年06月14日小栗旬、岡田将生ダブル主演の映画『宇宙兄弟』に、宇宙飛行士の野口聡一氏とバズ・オルドリン氏が出演することが発表された。その他の写真本作は、週刊誌『モーニング』に連載中で、小学館漫画賞と講談社漫画賞を同年にダブル受賞し、累計700万部を発行したベストセラーコミックを実写化したもの。会社をクビになり無職になった兄・ムッタ(小栗)と宇宙飛行士になった弟・ヒビト(岡田)が、幼い頃に交わした約束を思い出し、共に宇宙を目指す姿を描く。“本物”を追求するべく、日本映画としては異例のNASAケネディ宇宙センターでの大型ロケを敢行した本作。その姿勢はキャスティングにまで及び、実際に宇宙へ飛び立った経験のある野口氏とオルドリン氏を起用した。野口氏は、2005年に日本人として初めてISS(国際宇宙ステーション)で船外活動を行った実績を持っており、回想シーンでは、ブルースーツに身を包み、彼に憧れる幼いムッタとヒビトの肩を抱く本人役を演じている。オルドリン氏は、『トイ・ストーリー』の人気キャラクターであるバズ・ライトイヤーの名前の由来となった、伝説的な宇宙飛行士。1969年アポロ11号の乗組員としてニール・アームストロング船長と共に月面を踏み、あの有名な足跡を残して星条旗を立てたことで知られている。そんな、アメリカの国民的ヒーローの映画出演を実現させたのは、「あのでかいロケットを打ち上げる動力は、“人間の魂”だ」というセリフを、実際に月に立った男に言わせたいというスタッフの強い思いがあったからだという。1年にわたる粘り強い交渉を受け、オルドリン氏は脚本を読んだ上で快諾。幼い頃からの夢を実現させたヒビトの打ち上げを複雑な気持ちで見つめるムッタに、宇宙にかける人間たちの夢と想いを語るという、重要な役どころを演じている。そんな彼は、森義隆監督を「俳優には出ないリアリティと言葉の説得力がある」と言わしめるくらい見事な演技力を見せたとのこと。実際に宇宙飛行を体験した彼らだからこそ表現できる、リアリティのある演技に注目したい。『宇宙兄弟』5月5日(土)より全国ロードショー
2012年03月22日梶原一騎原作による伝説的漫画を映画化した『愛と誠』の完成報告記者会見が3月19日(月)に都内で行われ、三池崇史監督と共に主演の妻夫木聡、武井咲が出席した。梶原さん(原作)とながやす巧(画)のコンビで「週刊少年マガジン」に連載され一世を風靡し、これまでにも映画化、ドラマ化されてきた同名漫画を鬼才・三池監督がミュージカルシーンを取り入れて映像化。誰も信じずに己の拳のみで生きる超不良の太賀誠(妻夫木さん)と彼を心から愛する究極のお嬢様・早乙女愛(武井さん)のツッコミどころ満載の純愛を描き出す。妻夫木さんは会見開始早々「31歳にもなって高校生役をやってすいません」と苦笑い。脚本を読んでの感想を問われると「なかなか、ふざけた映画だなと思いました(笑)」と語り、さらに完成した作品についても「バカみたいに当たる映画ではないと思いますが楽しんでもらえると思う」、「自分で想像していたより面白かった」、「“純愛エンターテイメント”って言ってますが全然違う!どこがだよ?って感じ」などと本音を炸裂させ、会場を笑いに包んだ。武井さんも「よく分からないなというのが第一印象でした(笑)」と告白。「三池監督と妻夫木さんにお会いしてお話しさせていただく日はすごく緊張してて、しかも前の仕事の関係で遅れてしまいまして…。それですごくビビってたという印象が強いです。それからお話を聞いたんですがよく分からなかったです(苦笑)」と語り、現場についても「あまり台本を読まなくていいのかな?と思わせる現場でした(笑)。これが初めての映画出演だったんですが、とてもいい作品だったと思います」と強心臓ぶりをのぞかせた。三池監督は「梶原一騎さんは、自分たちの世代の男にとって特別な存在。その中でも『愛と誠』は女性にも支持された作品。大人になってこういう作品が作れるようになって良かった」と強い思い入れを明かす。ミュージカルシーンについては脚本の宅間孝行のアイディアで取り入れたそうだが「ミュージカル映画というよりも、登場人物たちが持ち歌を持ってて、勝手に歌ってる感じ」とのこと。日本の音楽シーンを代表するプロデューサーの小林武史が音楽を担当しているが、妻夫木さんは「最初は小林さん、本当にやってくれるの?と思ってました。多分、Mr.Childrenさんとかがレコーディングするようなスタジオに緊張して入ったんですが、メチャメチャ難しかった。歌手の人ってよっぽど歌がうまいんだなと思いました」と素直な感想を漏らした。武井さんも「歌は好きですが、部屋に入ってマイクに向かうと緊張して声が震えて恥ずかしかったです。小林さんの弾くピアノをヘッドフォンで聴いて感動しました」と初体験をふり返った。この日はプロモーションのため、“『愛と誠』運命の恋判断センサー”なる巨大な装置が登場。妻夫木さんと武井さんが脇に備え付けられたスイッチを押し、劇中の恋が“運命の恋”であれば電飾が点灯するというものだが、報道陣のイマイチな反応を見て妻夫木さんは「だからやりたくないって言ったんだよ、これ!」と渋い顔。「これを作る予算があれば現場に回してほしい。深夜まで大変だったんだから!もう1回、宣伝会議をやり直さなくちゃと思ってます」と再び本音をぶちまけ、会場は最後まで笑いにあふれていた。『愛と誠』は6月16日(土)より全国にて公開。■関連作品:愛と誠 2012年6月16日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「愛と誠」製作委員会■関連記事:妻夫木聡&武井咲が歌い、踊る…『愛と誠』音楽プロデュースは小林武史!武井咲、忽那汐里、剛力彩芽に続け!「国民的美少女コンテスト」3年ぶり開催岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表
2012年03月19日