志田彩良と井浦新が親子役で共演する映画『かそけきサンカヨウ』の新たなキャストが発表された。家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・陽(志田さん)の葛藤と成長が、同級生・陸との“恋まではたどり着かないような淡い恋愛感情”を交えて描かれている本作。今回新たに発表されたキャストは10名。志田さんも出演する現在放送中の「ドラゴン桜」で藤井遼を演じている鈴鹿央士が、陽の淡い恋の相手となる同級生で、同じく家族に悩む清原陸。陽の産みの親役には石田ひかり。父の再婚相手で陽の新しい母親役にはモデルで女優の菊池亜希子。陸の母役を西田尚美、祖母役を梅沢昌代が演じる。さらに陽の友人役には、「やめるときも、すこやかなるときも」の中井友望、「青葉家のテーブル」の鎌田らい樹、遠藤雄斗。劇中劇に石川恋、海沼未羽が参加している。『かそけきサンカヨウ』は10月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:かそけきサンカヨウ 2021年10月15日より全国にて公開©2020映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会
2021年05月27日阿部寛主演「ドラゴン桜」の5話が5月23日オンエア。東大専科と藤井が再び対決、その鍵を握る存在となった健太役の細田佳央太と、彼を始め専科に復讐を誓う藤井役の鈴鹿央士の演技に賞賛の声が溢れている。原作は三田紀房による同名コミック。2005年に阿部さん主演でドラマ化され好評を博してから16年を経て、再びドラマ化された本作はモーニング誌(講談社)で2018年から連載中の「ドラゴン桜2」をベースに、ドラマオリジナルの展開を盛り込んでいく。阿部さんのほか弁護士の水野直美に長澤まさみ、龍海学園教頭の高原浩之に及川光博、理事長の龍野久美子に江口のりこ、瀬戸輝に高橋海人、岩崎楓に平手友梨奈、天野晃一郎に加藤清史郎、早瀬菜緒に南沙良、藤井遼に鈴鹿さん、岸本香に早霧せいな、米山主大に佐野勇斗、坂本智之に林遣都といったキャストが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。専科との勝負に負け、追い詰められていた藤井を見かねた久美子は、東大専科と一流大学コースで再度勝負することを桜木に提案。勝負は2週間後。国・数・英の3教科を大学入学共通テスト形式で行うことが決まるが、実力の差があり過ぎると訴える水野と高原だが、桜木は「その必要はない」と言い切る。桜木が藤井に対抗する新たな勉強法として打ち出したのは連想ゲーム。専科の4人はゲームで語彙力を鍛えていく…というのが今回のストーリー。原健太(細田さん)が昆虫の羽ばたきに興味があることを知った桜木は、昆虫の羽ばたきに関する海外の論文を渡す。すると健太はものすごい勢いでそれを読み漁り、自分の理論をぶつけると論文を執筆した学者に英語の手紙まで書き始める。危機感を感じた藤井は健太に「東大では昆虫の解剖を行う」と動画を見せ“妨害”を計る。一旦は東大に行かないと言い出した健太だが桜木、小杉麻里(志田彩良)の説得でテストに出席。そこに麻里も加わり勝負は3科目ともに専科の勝利となる…というラストだった。SNSには健太役の細田さんに対し「健太くん役の人演技力すごい」「健太くんの演技力高すぎ」「佳央太くん本当に演技上手い…健太くんに引き込まれちゃった」などその演技を絶賛する声が続出。また専科のメンバーの“敵役”となった藤井を演じる鈴鹿さんにも「藤井役の演技がうますぎるのか毎回イラッとさせてくれる」「ドラゴン桜の鈴鹿央士性格悪過ぎだけど、演技めっちゃ光ってる」などの反応が多数。「生徒役の人演技上手い子多いな…」「生徒役の方々皆さん演技上手くてこれから色々引っ張りだこになりそう」と、生徒役の若手俳優陣に対する賞賛の声がSNSにあふれている。(笠緒)
2021年05月23日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の川島鈴遥さんです。「明るい役にあまり縁がなくて…。挑戦したいです!」と語る川島さんの素顔に迫りました。人前に出るのは得意じゃないのに、カメラの前だと安心できるんです。芸能界に入ったのは8歳の時。「最初は演技に今ほど興味を持ててなくて。でも中学生の時に尾野真千子さんと共演して“私もこんなふうに演じられるようになりたい!”と思い、仕事が楽しくなりました。その共演がなかったら、今の私はいなかったのかも」。芸歴10年を超える今も、人前に出るのは得意ではないとか。「人前で話すと、顔が真っ赤になっちゃう。ただ、カメラの前だとまたちょっと違うんですよね。緊張するけどありのままでいられる。“ひとりじゃないんだ”って安心できるんです」甘いものが大好き。週に1度はがっつりと。我慢していると、食べたい思いで頭がいっぱいになってしまいます(笑)。役と向き合うための必需品、演技ノート。その人物の生活など、台本に書かれていないことを想像して書いています。映画館で自分だけの世界に入る時間が好き。映画館にはよく行きます。この時は『前田建設ファンタジー営業部』を。かわしま・りりか2002年生まれ。’10年にドラマ『特上カバチ!!』(TBS系)でデビュー。’19年公開のオダギリジョー初長編監督作品『ある船頭の話』ではヒロインに抜擢され話題に。※『anan』2021年3月24日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2021年03月19日鈴鹿央士が、特別企画ドラマ「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」に出演することが決定。松平元康役(後の徳川家康)を演じる。本作は、桶狭間の戦いを題材とした本格時代劇。市川海老蔵が織田信長を演じるほか、三上博史、広瀬すず、中尾明慶、竹中直人、北村一輝、松田龍平、黒木瞳、佐藤浩市と豪華キャストの出演が決定している。デビュー作『蜂蜜と遠雷』で各映画賞の新人賞を総なめにし、「MIU404」、「ホリミヤ」のドラマ・映画化では主演を務め注目を集める鈴鹿さんが今作で演じる元康は、今川軍の先鋒として織田軍の出城である丸根砦を攻め落とす。その際に、砦に援軍を送らなかった非情とも思える信長の戦法を目の当たりにし恐れおののく。人質として織田家に幽閉されていたことのある元康は、若かりし日の信長を思い出し、信長の存在を強く意識するのだ。「まさか僕があの松平元康の役をやらせていただく時が来るとは思っていませんでした」と今回の出演に心躍らせる鈴鹿さんは、「実際に演じてみて、歩き方やしぐさで松平元康という人物を出していかないといけない場面があったりして、そういう場面は現場で監督さんやスタッフさんたちにいろいろ教えていただきながら、撮影していました」と撮影をふり返る。そして「歴史の教科書で、絶対に載っている“桶狭間の戦い”が豪華なキャストの方々が集まり、一つの映像作品になりました。とても重厚感のある作品になっています。僕はその中に少しでもいい感じに入り込めれば幸いです。皆さんぜひ、ご覧ください」と視聴者へメッセージを寄せた。十三代目市川團十郎白猿襲名披露特別企画「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」は3月26日(金)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年02月08日●ベストな演技を常に模索「満足する気配ない」16歳で映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』(16)にエキストラとして参加した際、女優の広瀬すずの目に留まったことをきっかけに芸能界入りした俳優の鈴鹿央士(21)。映画初出演作『蜜蜂と遠雷』(19)で新人賞を総なめにし、ドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』や『MIU404』など話題作への出演も注目を集めた。デビューしてすぐに俳優としての才能を開花させた鈴鹿が、シリーズ累計600万部を突破した人気漫画『ホリミヤ』の実写化で主演。本作の撮影裏話や鈴鹿流の役作りについて話を聞いた。『ホリミヤ』で鈴鹿が演じた宮村伊澄は、クラスではいつもひとりぼっちの地味でネクラな男子、学校の外ではピアスだらけのバンドマンのような謎の男、そんな2つの顔を持つ男子高生。クラスメイトの堀京子(久保田紗友)との出会いをきっかけに色づいていく青春の日々を表現した。さまざまな顔を見せる宮村を丁寧に演じた鈴鹿は、「堀さんに対する宮村くん、石川くん(鈴木仁)に対する宮村くん、学校にいるときの宮村くん、学校の外にいるときの宮村くんなど、誰と一緒にいるのか、どこにいるのかで宮村くんは全然違う。でも人間が変わるかというとそこまでではないと思ったので、程よい具合で変えるように気をつけました」と意識したことを明かした。そして、「人と場所によって変わるというのは共通点なのかなと思います」と宮村と自身の共通点を説明。「苦手な人がいると静かになったり、楽しい人がいると楽しくなったり。宮村くんの学校の中と外ほどのギャップはないですが、岡山弁で話しているときと標準語で話しているときで口調やペースが変わったりします」と語った。教室でひとりぼっちで過ごすオーラ0の宮村も見事に表現しているが、「そうしているほうが実は楽なんです。大学でもそんな感じでした」と明かし、「ただ、自分が演じた宮村を見て哀愁が足りないなと。哀愁はにじみ出てくるものだと思うので、まだまだだなと思いました」と振り返った。特に苦労したことを尋ねると、「ずっと苦労しているし、難しいなと思っているので、全部ですね。自分に自信がないタイプなので、OKが出るまではずっと不安で、『どうしよう』って心配になるんです」と告白。「最初はそんなに考えていなかった気がしますが、『決算! 忠臣蔵』あたりから、『大丈夫かな?』と思いながら演じるようになりました。俳優さんはよく『自分の作品に満足できない』とおっしゃいますが、こういうことかと。完成した作品を見ると『もっとこうできたな』と思ってしまうもので、現場ではそのときできるベストを考え抜くしかないと考えるようになりました」と自身の中での変化を明かした。不安を抱きながら今できるベストを模索し続けるというのは、精神的に疲れ切ってしまうのではないかと思ったが、「僕の中では考えているほうが楽」とのこと。「今のところ、迷いながら演じるタイプです」と分析した。ただ、『MIU404』で共演した綾野剛の言葉で少し自信がついたという。「『央士に託したよ』と言われたシーンがあったのですが、僕の中では完全燃焼できず、剛さんに『完全燃焼できなかったんですよね』と話したら、『心が映っていて最高だったよ。映像の力を信じて!』と言ってくださって、『かっこいいな』と。そのあと『ホリミヤ』の撮影があり、やっぱり『どうしよう』となってしまいましたが、綾野さんのおかげで少し自信がつき、強くなれたと思います」とうれしそうに話した。自分の演技に満足できず常に模索しているということは、それだけ成長し続けられるということだろう。鈴鹿は「満足する気配がない。まだまだです。無限大ですね」と笑った。●「みんなで作っているという世界が好き」常に不安を感じているという鈴鹿だが、作品を重ねていく中で演じる楽しさは実感しているという。楽しいと感じる瞬間は独特なようで、「撮影中ではなく、帰り道とかに『楽しくなってきたな』と思うタイプで、マネージャーさんに『今なの!?』ってよく言われます(笑)。その日の撮影を思い返して『めっちゃ楽しかった』と感じたり、クランクアップしてから『楽しかった』と感じたり、遅れてくるタイプですが、演じる楽しさは実感しています」と明かした。そして、単に演じるのが楽しいというより、「現場が好き」だと言い、「1つの作品に向かってみんなで作っているという世界が好きで、『楽しいな』、『幸せだな』と感じます」と説明。『ホリミヤ』では同世代の俳優たちと共演したため特に現場の楽しさを感じたようで、「『じゃあ俺はこうする』とかいろんな人と話し合い、みんなで作っていると感じられて楽しかったです」と振り返った。堀役の久保田とは同い年。「2人のシーンが多かったですが、楽しかったです。休憩中は音楽の話などいろいろして。お互い信頼していた感じがありました。『頑張ろうね』という雰囲気でキャスト、スタッフの方とずっと一緒にいて、そういう環境の中で演じることができ、いい感じにまとまったと思います」と手ごたえを語った。『ホリミヤ』で俳優として成長できたと感じている部分も。「事前にこう演じようとプランを用意するのではなく、現場でやりながら動くようにしたのですが、何もない中で動けた感じがあったので、そこは少し成長したかなと思います。相手とのやりとりの中で動けるように。体がちゃんと反応するようになりました」と話した。最後に思い描いている将来像を尋ねると、「9年後に30歳。将来については僕自身が一番わからないですね。今まで普通のことしかしていない普通の人間なので、これからどうなっていくのか。いろんな方から『これから楽しみ』と言っていただきますが、自分が楽しみにしている感じがあります」と自身の将来に期待した。劇場版は公開中、テレビドラマはMBS/TBSドラマイズム枠にて2月16日より放送開始される(MBS 毎週火曜24:59~TBS 毎週火曜25:28~)。■鈴鹿央士2000年1月11日生まれ、岡山県出身。16歳で、映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』(16)にエキストラとして参加。その際、出演者の広瀬すずの目に留まったことをきっかけに、2018年4月より芸能事務所に所属。同年秋、「第33回MEN‘S NON-NO専属モデルオーディション」のグランプリを獲得。2019年から俳優として活動。『蜜蜂と遠雷』で映画初出演を果たし、「第43回日本アカデミー賞」をはじめ、映画賞の新人賞を5つ受賞した。その後、NHK連続テレビ小説『なつぞら』や『おっさんずラブ-in the sky-』(テレビ朝日)、『MIU404』(TBS)、映画『決算! 忠臣蔵』などに出演。(C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・実写「ホリミヤ」製作委員会・MBS
2021年02月07日実写映画化&TVドラマ化が決定している「ホリミヤ」より、仲良しなキャストたちをとらえたオフショットが早くも到着した。本作は、鈴鹿央士と久保田紗友が共演し、ネクラ男子と優等生女子が“秘密”を共有する漫画の映像化。2月より放送開始されるドラマ先駆けて、ドラマ1~3話にエクストラシーンを加えた特別版が劇場で限定先行公開される。今回到着したオフショットでは、堀(久保田さん)が宮村(鈴鹿さん)の写真をスマホで撮るというシーンにて、実際に2人がスマホで撮影した写真や、鈴鹿さんが私物のフィルムカメラを構え、石川(鈴木仁)が「写ルンです」で撮影する様子が写し出されている。メインキャストたちがグループワークを行っているシーン、体育祭のシーンでもそれぞれのオフショットも公開。また、子役の高木波留が撮影した鈴鹿さんの姿からは、オフの場面でも兄弟のように仲睦まじい様子が伝わってくるようだ。劇場版『ホリミヤ』(ドラマ先行上映)は2月5日(金)より新宿バルト9ほか全国にて1週間限定先行上映。ドラマ版「ホリミヤ」は2月16日より毎週火曜日深夜0時59分~MBS、火曜日深夜1時28分~TBSにて放送。Apple TVチャンネル「my theater PLUS」にて独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:ホリミヤ 2021年2月5日より1週間限定イベント上映(C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・実写「ホリミヤ」製作委員会・MBS
2021年01月10日女優の吉田羊と鈴木梨央が出演する大塚製薬・ポカリスエットの新CMが29日から放送開始する。第14弾となる「ポカリ、のまなきゃ」シリーズでは、これまでも吉田・鈴木が出演しさまざまな曲を披露してきたが、今回は名曲「カントリー・ロード」をカバー。その歌詞にちなみ、CMは「今年の冬は“強い自分を守っていこう”」がテーマに。毎日通りかかる近所の坂道を舞台にし、少し大人になって将来を考える年頃の娘とまだまだ無邪気な母の“冬の散歩”を描いた。また、菅田将暉への提供曲「さよならエレジー」「虹」で知られるシンガーソングライターの石崎ひゅーいがコーラスに参加。ハーモニーに深みを与えている。今回の歌唱収録について吉田は「梨央ちゃんとの母娘共演も6年目に入り、2人の歌声が年々似てきているなと感じます」と鈴木との共演を振り返る。鈴木は石崎について「石崎ひゅーいさんの作詞作曲された『さよならエレジー』が大好きで、実際にお会いした時は羊さんと2人でテンションがあがってしまいました。緊張して自分からうまく話せなかったことを後悔しています」と初共演に興奮した様子。吉田も石崎と作り上げたハーモニーに「初めて母娘の歌声に男性の声が乗り、また世界が広がりました。ひゅーいさんの歌声は、ポカリ母娘をそっと見守ってくれているようで、なんだかホッとします」と感想を述べる。初登場となった石崎は「家族の一員になれたような気がして嬉しかったです」と喜び、「3人のコーラスでは、お2人の息がぴったりで、驚きました。阿吽の呼吸というか、もうすでに世界が出来上がっていたので、そこに溶け込んでいくようなイメージで歌わせていただきました」と歌に込めた思いを明かした。
2020年11月26日鈴鹿央士と久保田紗友が共演し、ネクラ男子と優等生女子が“秘密”を共有するシリーズ累計570万部を突破した人気漫画「ホリミヤ」の実写映画&TVドラマ化が決定。昨今の映画界で注目を集める新進気鋭の松本花奈監督が映像化する。クラスではいつもひとりの地味でネクラな宮村伊澄(みやむらいずみ)と、優等生で明るく、クラスでも人気者の堀京子(ほりきょうこ)。真逆のような2人だが、彼らには共通点があった。それは、それぞれに誰からも知られていない“秘密”の一面をもっていること。ひょんなことから2人はお互いの秘密の共有者となり、徐々に距離を縮めていく。他人に興味を示さず、友達のいなかった宮村の高校生活は、堀との出会いをきっかけに色づきはじめる。宮村と堀、友人たちが織り成す甘酸っぱい「超微炭酸系」青春群像劇がついに実写映像化。主人公の宮村伊澄役には、初主演となる映画『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞をはじめとする数々の新人俳優賞を受賞し、 TBSドラマ「MIU404」でも印象を残した鈴鹿央士を大抜擢。ヒロイン・堀京子役にはテレビ朝日系ドラマ「M愛すべき人がいて」「先生を消す方程式。」などの多数のドラマや、新田真剣佑、北村匠海ら出演の映画『サヨナラまでの30分』にも出演した期待の若手女優、久保田紗友。エネルギッシュな若さと、誰しもが魅了される演技力を兼ね備えた2人が、人間関係に、将来に、恋愛に悩みながらも青春の日々を謳歌する宮村と堀を等身大で演じる。さらにキービジュアルとメイキング映像が解禁。あわせて主人公・宮村伊澄役を演じた鈴鹿さん、ヒロイン・堀京子役を演じた久保田さん、松本監督と「ゆるキャン△」も手がけた吉野主監督からのコメントも到着。そして11月23日(月)21時よりABEMAにて<アニメ「ホリミヤ」超微炭酸系アベマ特番>の生放送番組が決定。アニメ版から戸松遥、内山昂輝、実写版から鈴鹿さん、久保田さんが出演し、「ホリミヤ」の魅力を徹底解剖する。鈴鹿央士コメント宮村伊澄役の鈴鹿央士です。ドラマでは、宮村の成長が物語の一つのテーマとして描かれています。宮村は、堀さんや進藤、石川くんや吉川さんとの出会いによって大きく変わっていきます。この変化をどうやって自分が表現しようか悩んでいたのですが、現場に入って、共演者の方々とシーンを重ねていくうちに、自然と感覚的に掴めたものがあった気がします。皆さんが役として宮村と向き合ってくれたので、僕の演じる宮村が成長できました。(原作の)HEROさん(先生)と萩原ダイスケさん(先生)が大切に作り上げ、たくさんの方に愛されているこの作品を、この作品に携わる全員で愛を込めて撮影に臨みました。宮村とこの作品を愛してもらえるようにと思い続けた撮影期間から2ヶ月が経ち、年明けにアニメ版と一緒に放送開始です。是非、ご覧ください。久保田紗友コメント「ホリミヤ」は日常の中の些細なことや当たり前にあること、その積み重ねに改めて幸せや心地よさを感じられる作品だと思います。堀は鈴鹿くん演じる宮村と出会い、自分の弱さも強さも受け入れていきます。演じていて登場人物達の様々な形での相手を思う気持ちが繊細に伝わってきました。好きな人や家族、友達から受け取る不器用ながらも伝わってくる優しい愛に、作品を観て心があたたかくなって頂けたら嬉しいです。松本花奈監督コメント初めて誰かと距離が縮んだり、初めて自分の弱さを見せたり、初めて大切な人が出来たり。そんな沢山の”初めて“が詰まったこの作品が、私は大好きです。鈴鹿さん、久保田さんたちと全力で駆け抜けてつくった不器用で甘酸っぱくて、とってもキュートな「実写版・ホリミヤ」の世界をどうか堪能していただけたら嬉しいです。吉野主監督(TVドラマ版第5話・第6話担当)コメント「繋がりがあるから救われる」スクールライフの何気ない日々の中で、登場人物達が抱える苦悩とめまぐるしく揺れ動く心情の変化に、何度も胸が締め付けられるドラマです。才能ある若い俳優達が感情の機微を見事に掬い取り繊細に演じている様は心惹かれました。原作の素敵な世界観を多くの人に届けたいです。「ホリミヤ」あらすじクラスではいつもひとり、静かでネクラな宮村伊澄と、容姿端麗、成績優秀、クラスの中心にいる堀京子。2人には誰にも知られていない“秘密”があった。ある日、ピアスだらけの若い男が堀の家を訪れる。怪我をした弟の創太を家まで送り届けてくれた、バンドマンみたいな謎の男。それは学校では見せることのない、宮村のもう1つの姿だった。そして宮村が見たのは、化粧もせず無造作に髪を束ね、弟の面倒を見ながら家事にいそしむ家庭的な姿の堀。この日から、お互いの秘密を共有したことをきっかけに2人の距離は近づいていく。今まで学校では目立たず、存在感がなかった宮村の学生生活が徐々にきらめきを帯びていく。堀との出会いを機に徐々にたくさんの友人たちが出来ていき、笑いあい、喧嘩をし、悩みを抱えて、恋をしていく。劇場版『ホリミヤ』は2021年2月5日(金)より新宿バルト9ほか1週間限定イベント上映(予定)。TVドラマ「ホリミヤ」が2021年2月16日(火)よりMBS/TBSドラマイズム枠にて放送スタート、3月30日(火)放送終了予定・全7話。MBS:毎週火曜深夜0時59分~/TBS:火曜深夜1時28分~(text:cinemacafe.net)
2020年11月23日今回、ご紹介するのは、『カレーの唄。』。カレーをモチーフに男同士の絆を描いた、ハートウォーミングな物語です。主演の満島真之介さんと、コンビを組んだ鈴鹿央士(すずか・おうじ)さんにお話をうかがいました。写真・北尾渉 文・田嶋真理 スタイリスト・DAN(満島真之介さん) 外山由香里(鈴鹿央士さん) ヘアメイク・齋藤将志(満島真之介さん) 阿部孝介(トラフィック/鈴鹿央士さん)【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 68「カレーの香りのような存在を目指しました」『カレーの唄。』は、オリジナル作品に定評のある、脚本家・山﨑佐保子さんと瀬田なつき監督のタッグにより生まれた新作ドラマです。2人の男がカレーを通じて絆を深める様子を描き、食欲と心を満たす味わい深い作品に仕上がっています。両親に捨てられ、世界中を放浪しながら、一人で生きてきた男・天沢陽一郎を演じるのは、本作が連続ドラマ初主演となる満島真之介さん。優秀な弟にコンプレックスを抱く、芸術家志望の内気な大学生・鈴木二汰役を、2019年に公開された映画デビュー作『蜜蜂と遠雷』で、映画賞の新人賞を総なめにした鈴鹿央士さんが好演しています。このドラマのお約束となっているのが、陽一郎が悩みを抱えた登場人物を誘い、おすすめのカレーを一緒に食べながら、相手の悩みを解決するシーン。全12話それぞれにオリジナル・レシピや人気店が手掛けた、個性豊かなカレーが登場し、観る者の胃袋を刺激してくれます。ーー『カレーの唄。』に出演されるというニュースを読んで、まず満島さんが連続ドラマ初出演だということに驚きました。満島さん 同じことを言ってくださる方は多いのですが、僕は20代でデビューしたこともあってそれほど出演作は多くないんです。僕はこれまでに経験した現場で、大先輩方が真ん中に立ち、みんなを引っ張っていく姿を見てきました。命を削るような気持ちで作品に挑む、そんな現場を経験できたことを幸せに思っています。『カレーの唄。』で自分が真ん中に立つことにより、自分が関わった方々への感謝の気持ちを表現したいと思いました。ーー主演するにあたって、心がけたことは?満島さん 短い撮影期間の中で、共演者やスタッフの方々と強い絆を築くことに注力しました。自分が目立つというよりも醸し出す雰囲気を大切にしたくて。どこかの家から漂ってくる、食欲をそそるカレーの香りのような存在を目指しました。ーー大先輩方が真ん中に立つ姿を見てきた満島さんが、もっとも印象に残っている方は?満島さん すべての方ですね。真ん中に立つ方や取り組む作品次第で、いろんな立ち方があるんです。例えば、木村拓哉さんなら、周りの方々へのあふれんばかりの愛情と尊敬の心に加えて、自らのパワフルなエネルギーを絶やさない。しかも、現場ではささいな動きを見逃さないし、スタッフさんひとりひとりの名前をぜんぶ覚えているんです。木村さんを見ていると、落ち込んでなんかいられないという気持ちになりました。今回、自分が経験したことで、真ん中に立つ方々の苦労をあらためて実感しました。このドラマの撮影に入っているときは、姉(※女優の満島ひかりさん)とも、真ん中に立つ人の心得のような会話ができて。姉からアドバイスを受けたわけではないのですが、同じ感覚を共有できたことをうれしく思いました。ーー鈴鹿さんの第一印象を教えてください。満島さん 僕は演じる前にその人であるべきだと思っていて。オーディションで初めて会った瞬間に、央士は二汰だと思いました。その場にいた全員が僕と同じ気持ちで、彼が二汰役に決まったんです。ーー鈴鹿さんは、満島さんと共演していかがでしたか?鈴鹿さん 僕は満島さんが出演した『キングダム』や『全裸監督』などを観ていて。作品ごとに全く異なる、変態……なんて言ったら良いんだろう(笑)。良い意味で変態的な演技をされる方だなと思っていました。このドラマの撮影現場で、満島さんはすみずみまで目が行き届いていて。僕に対して、「こういうふうにしたほうが良いよ」とアドバイスをしてくださったときもありました。僕はこれまで先輩方から演技のアドバイスをいただいたことがなかったので、すごくうれしかったです。満島さんは僕の良き先輩であり、良き先生でした。ーー最後に、この作品の見どころをお願いします。鈴鹿さん 僕はこのドラマを観て、心が温かくなり、カレーが食べたくなりました。観ると、自分がその日過ごした1日を幸せだと感じる作品です。ぜひご覧いただきたいです。満島さん この作品には、食べて成長していくという考えが根底にあると思います。そういう考えは文化、人種や国を超えたものです。カレーは人間関係のように、奥が深くて終わりがない。ゆっくり時間をかけて煮込むことで、そこにしかない独自の味が出来上がります。『カレーの唄。』はみなさんが観て初めて完成します。観終わった後、感じた思いを人生に生かし、オリジナルのハーモニーを奏でていただきたいですね。インタビューのこぼれ話陽一郎がカレーを食べる前に行う、インパクト大の儀式は、満島さんのアイデアだそう。陽一郎の独特の動きは、全方向に感謝をこめているんだとか。「このドラマが配信・放送された後、カレー屋さんで子どもが陽一郎の真似をしてくれたらうれしいです」(満島さん)。動きの詳細は、ぜひ本編でご確認ください!Information『カレーの唄。』ひかりTV 10/1(木)より、毎週木曜23:00~23:30、dTVチャンネル 10/3(土)より、毎週土曜23:30~24:00にて順次配信BS12 トゥエルビ10/10(土)より、毎週土曜21:30~22:00放送出演:満島真之介、鈴鹿央士、出口夏希/森口瑤子©2020「カレーの唄。」製作委員会満島真之介さん 衣装協力:オーバーシャツ¥160,000、パンツ¥135,000(MISSONI/三喜商事 MISSONI部 03・3470・8235)シャツ¥28,000(08sircus/08book 03・5329・0801)シューズ¥160,000(BALLY/BALLY GINZA 03・6264・5471)鈴鹿央士さん 衣装協力:シャツ¥24,000(STUDIOUS×CULLNI/STUDIOUS MENS 原宿本店 03・5785・1864)パンツ¥26,000(STUDIOUS×SHAREEF/STUDIOUS MENS 原宿本店 03・5785・1864)シューズ¥23,000(TOSS/HEMT PR 03・6721・0882)
2020年09月30日グラビアアイドルの鈴原りこが、最新イメージDVD『濃厚りこぴん』(発売中 4,180円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。2018年に26歳で遅咲きのグラビアデビューも、年齢を感じさせない可憐な笑顔と抜群のスタイルで人気の鈴原りこ。現在は現役介護士とグラビアの二足のわらじで活躍しているが、今年7月に発表された「ミスジェニック2020」に4位で選ばれるなど話題を集めた。そんな彼女の最新DVDは、これまで以上の露出と大人の色気を放出するなど、セクシーさが際立った1枚となっている。本作ではセクシーなアイス舐めやキャンディー舐め、両手を拘束されるシーンで恍惚の表情を浮かべるなど、過激なシーンにチャレンジ。ビーチやバスルームなどでは張りのあるバストを楽しむことができる。
2020年08月30日カレーをモチーフにした、満島真之介と鈴鹿央士が出演するドラマ「カレーの唄。」が配信・放送決定。オリジナル作品に定評のある脚本・山崎佐保子と瀬田なつき監督のタッグにより、2人の男がカレーを通じて絆を深める様を描く。両親に捨てられ、世界中を放浪しながら一人で生きてきた男・天沢陽一郎は、あるトラブルをきっかけに、芸術家志望の内気な大学生・鈴木二汰と出会う。お金がない陽一郎は、助けたことを口実に、二汰にカレーをおごらせると、ポツリと家族について語りだす。清川不動産の清川薫子(森口瑤子)は、アパートの管理人だったことが縁で、陽一郎の亡き父の遺骨を預かっている。陽一郎が毎日カレーを食べ歩くのには、何か深い理由があるようで…。本作が連続ドラマ初主演となる満島さんが演じるのは、両親に捨てられ、世界中を放浪しながら一人で生きてきた男・天沢陽一郎。そしてひょんなことから陽一郎が出会う、優秀な弟にコンプレックスを抱く芸術家志望の内気な大学生・鈴木二汰役を、映画デビュー作『蜜蜂と遠雷』で日本アカデミー賞、キネマ旬報ベスト・テン、毎日映画コンクール、報知映画賞など、映画賞の新人賞を総なめにした鈴鹿さんが演じる。満島さんは「僕にとってカレーは、人間関係のお手本であります。それぞれの具材が絡み合い高め合う。ゆっくり時間をかけて煮込むことで、そこにしかない独自の味が出来上がる。簡単なようで難しく、奥が深くて終わりがない。このドラマもカレーのように、素敵な仲間との出会いと縁が絡み合い、心温まる味わい深い作品が出来上がりました」と自信をみせ、鈴鹿さんも「このドラマは、カレーのようにキャストやスタッフの方々が素晴らしく融合して、温かくて美味しいものになりました。このドラマはまさしくカレーです。ちょっと何を言っているのかよく分からないかもしれませんが、本当にまさしくカレーです(笑)観ていて自然と笑顔になるような、幸せを感じることができる素敵なドラマです」とコメントしている。本作は、全12話各話ごとに異なる多種多様なカレーの登場も見どころのひとつ。都内の有名店や隠れた名店のほかにも、ハウス食品と共同開発したレシピのカレーや、店舗数1位のギネス世界記録TMを持つココイチも登場。陽一郎が悩みを抱えた登場人物を誘い、おすすめのカレーを一緒に食べながら、相手の悩みを解決していく。2人のほかにも、身寄りのない陽一郎を助ける下町の不動産屋経営者・薫子役を森口瑤子、二汰が片想い中の女子学生・森まどか役を出口夏希が演じることも決定。森口さんは「この『カレーの唄。』をご覧になった皆さんは必ずカレーが食べたくなります。100%絶対まちがいなく食べたくなります。そしてカレーを食べ終わる頃には、日々の切ない出来事も、もどかしい想いも『私ってなんだか幸せじゃん?』という気持ちに変わっているから、あら不思議。『カレーの唄。』はそんな素敵なドラマです」とドラマについて説明。出口さんは「カレーを食べたくなるのは間違いありませんが、クスッと笑えて見終わった後には温かい気持ちになれる作品ですので、ぜひ見ていただきたいです!」とメッセージを寄せている。なお本作の音楽は、国内外で人気を誇る4人組クラブジャズバンド「JABBERLOOP」が務め、主題曲「spice」などが収録されたアルバム「CORE」が9月9日(水)にリリース。そして同名タイトルでコミカライズ化され、COMIC BRIDGEにて8月7日(金)より連載がスタートする(漫画:月吉原作:山崎佐保子)。「カレーの唄。」は10月、ひかりTV、dTVチャンネルにて順次配信、BS12 トゥエルビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年08月06日管理栄養士・日本抗加齢医学会指導士の美肌スープ簡単に作ることができて作り置きもできる管理栄養士考案の美しい肌のためのスープが紹介されている新刊『管理栄養士が教える美肌スープ』が発売された。著者は管理栄養士で日本抗加齢医学会指導士の森由香子氏であり、文庫判で176ページ、青春出版社より青春文庫として968円(税込)の価格で発売中である。肌トラブル別に効果的なスープレシピ森由香子氏は現在、東京・千代田区のクリニックにて栄養指導、食事記録の栄養分析、食事管理業務に従事し、『毒になる食べ方 薬になる食べ方』『疲れやすい人の食事は何が足りないのか』『老けない人は何を食べているのか』など多数の著作もある。化粧品を扱う企業に勤めていた同氏は、20代の頃から美肌に関心を持ち、30代になると肌トラブルを実感。食と栄養に関わる職業に就き、美しい肌には体の中から健康を保つことが重要だと悟ることになる。新刊では、料理が苦手でもできる簡単な美肌スープを紹介。スープだけでバランスのよい食事ができ、作り置きも可能。和洋中とバラエティに富んだ味つけでも楽しめ、肌荒れ、吹き出物、シミ、そばかす、肌のたるみ、シワなどの悩み別に効果的なスープが掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※管理栄養士が教える美肌スープ - 青春出版社
2020年06月17日俳優の鈴鹿央士が、「第74回毎日映画コンクール」でスポニチグランプリ新人賞を受賞し13日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで開催された表彰式に出席。芸能界デビューのきっかけとなった女優・広瀬すずと初対面したときの感想を語った。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。鈴鹿は、『蜜蜂と遠雷』での演技が評価されて受賞した。トロフィーを受け取り、「このたびは素晴らしい賞をいただけて光栄に思っています」と喜びのコメント。「正直なことを言うと、何をしゃべるか考えてないんですけど、思ったことを言わせていただきます」と前置きしてから、「映画を作るって、いい大人たちが真剣に一つの作品に向かい合って、いい作品を作るんだっていう思いで毎日毎日過ごしているっていうのが本当にかっこよくて、そういう大人になりたいなと思っている、いまこの頃という感じです」と初々しく語った。鈴鹿の芸能界デビューは、広瀬すずが映画の撮影で鈴鹿の高校を訪れた際にスカウトしたことがきっかけ。そのときの出会いについて、鈴鹿は「僕が通っていた学校に来られて、僕は友達と『芸能人を見に行くぞ!』って見に行って」と振り返り、「俳優さんを見るのが初めてだったので、こんなに顔が整っていて、顔がちっちゃくて、本当にいるんだなと。宇宙人みたいな感じでした」と当時の衝撃を告白。その頃は、自分が芸能人になるイメージはまったくなかったそうで、「岡山の田舎に住んでいたので、関係ない世界だろうと思っていて」と語った。○「第74回毎日映画コンクール」受賞結果■作品部門日本映画大賞:『蜜蜂と遠雷』(石川慶監督)日本映画優秀賞:『新聞記者』(藤井道人監督)外国映画ベストワン賞:『ジョーカー』(トッド・フィリップス監督)■監督・脚本部門監督賞:石川慶『蜜蜂と遠雷』脚本賞:阪本順治『半世界』■俳優部門男優主演賞:成田凌『カツベン!』女優主演賞:シム・ウンギョン『新聞記者』男優助演賞:吉澤健『凪待ち』女優助演賞:池脇千鶴『半世界』スポニチグランプリ新人賞:鈴鹿央士『蜜蜂と遠雷』スポニチグランプリ新人賞:関水渚『町田くんの世界』田中絹代賞:風吹ジュン■スタッフ部門撮影賞:クリストファー・ドイル『ある船頭の話』美術賞:磯田典宏『カツベン!』音楽賞:RADWIMPS『天気の子』録音賞:藤本賢一『半世界』■アニメーション部門アニメーション映画賞:『海獣の子供 』(渡辺歩監督)大藤信郎賞:『ある日本の絵描き少年』(川尻将由監督)■ドキュメンタリー部門ドキュメンタリー映画賞:『えんとこの歌寝たきり歌人・遠藤滋』(伊勢真一監督)■TSUTAYAプレミアム映画ファン賞日本映画部門:『凪待ち』外国映画部門:『ジョーカー』■特別部門特別賞:宮本まさ江(衣装)
2020年02月13日2020年、新しい時代の到来を象徴するような“次に来る”俳優・女優はいったい誰か?これまで山崎賢人、横浜流星、中村倫也、山田裕貴、杉咲花、永野芽郁、桜井日奈子、清原果耶らのブレイクをいち早く予見してきたシネマカフェが、フレッシュなネクストブレイク候補たちを厳選。特に、あの「3年A組」の“卒業生”が大きな飛躍を遂げそうだ。森七菜、朝ドラ&岩井俊二監督作まで誰もが認める2020年のトップランナー新海誠監督の観客動員1,000万人超えの大ヒット作『天気の子』でヒロイン・天野陽菜の声優に起用され、社会現象となった「3年A組―今から皆さんは、人質です―」ではフェイク動画の解析を行った電脳部所属の堀部瑠奈役で注目を集めた森七菜(もり なな)は、現在公開中および待機している作品が話題作ばかり。窪田正孝主演の今年前期NHK連続テレビ小説「エール」では、窪田さんの妻・音(二階堂ふみ)の妹で、小説家を夢見る・関内梅役というブレイクポジションに抜擢。若手女優の登竜門といわれる「全国高等学校サッカー選手権大会」応援マネージャーもつとめている。2001年8月31日、大阪生まれの大分育ち。2016年に大分でスカウトされ、行定勲監督が手掛けたWebCMでデビューする。園子温監督のAmazon Prime Videoオリジナル「東京ヴァンパイアホテル」(’17)ほか、櫻井翔主演「先に生まれただけの僕」(’17)や、神木隆之介主演「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」(ともに’18)で生徒役を演じ、熊澤尚人監督の実写映画『心が叫びたがってるんだ。』(’17)にも出演した。新垣結衣主演、野木亜紀子脚本の「獣になれない私たち」の回想シーンで、田中美佐子演じる花井千春(田中圭の母役)の少女時代を透明感たっぷりに演じたことで知った人もいるかもしれない。2019年には、『東京喰種 トーキョーグール【S】 』でトーカ(山本舞香)のクラスメイト・小坂依子を演じ、玉城ティナの再現度が話題の『地獄少女』では親友・遥(仁村紗和)のために禁断の決断をする市川美保というキーパーソンに。オーディションから起用された『最初の晩餐』では、戸田恵梨香の少女時代、なんと小学生から高校生までを違和感を感じさせずに演じていた。一転、「ティファニー(TIFFANY)」と「ゼクシィ」のコラボによるショートフィルム「TIFFANY BLUE」では仲野太賀と共演し、学生役を卒業してちょっぴり大人っぽく、カフェで働く女性に。本動画は脚本を川村元気、監督を米津玄師「Lemon」MVでも知られる山田智和が担当している。そして、岩井俊二監督の4年ぶりの新作『ラストレター』では、松たか子の娘と少女時代との二役、岸辺野颯香/遠野裕里(回想)役としてスクリーンで躍動する。同作では、主題歌「カエルノウタ」で歌手デビューも決定。岩井監督が演出したMVが公開され、そのアートワークは『最初の晩餐』の“父”永瀬正敏が手掛けていることでも話題に。「森七菜さんはもう既に“表現者の女神”に愛されているんだと思う。少しの期間だったけれど、僕はもう何度も彼女に驚かされた」と永瀬さんも大絶賛だ。「エール」では、連続テレビ小説初出演に、「夢だった連続テレビ小説に出演させていただけること、憧れの二階堂ふみさんとお芝居させていただけること、本当に嬉しい気持ちでいっぱい」とコメントしている森さん。親友ポジションや文学少女から、心に影を持つ少女まで演じられる演技力とナチュラルな存在感は、まさしく“2020年の顔”となりそうな予感。なお、そんな森さんと『最初の晩餐』『地獄少女』と共演が続いた新星・楽駆(らいく)も、独特の飄々とした存在感を持っており、彼もまた注目を集めそうだ。神尾楓珠「左ききのエレン」でも好演!作品ごとに成長が加速する「3年A組」の生徒役には子役から活躍していたり、すでに人気のある若手俳優たちも出演していたが、グンと知名度を上げたのが神尾楓珠(かみお ふうじゅ)だろう。ヒットドラマ「アンナチュラル」随一の神回といわれる、第7話「殺人遊戯」の男子生徒役でも知られている。1999年1月21日生まれ、東京都出身。2015年、24時間テレビ内のドラマ「母さん、俺は大丈夫」で俳優デビュー。2017年に映画『兄に愛されすぎて困ってます』で剣道部の鈴木くんを演じ、「シグナル 長期未解決事件捜査班」や深夜ドラマ「恋のツキ」(ともに’18)、映画『うちの執事が言うことには』(’19)などに出演してきた。講談社「ViVi」による「国宝級NEXTイケメンランキング2019下半期」では「なにわ男子」道枝駿佑に続く第2位にランクイン、ブレイク候補として注目されている。上白石萌歌演じる景山澪奈に関係する水泳部のマネージャー・真壁翔役を演じた「3年A組」の後は、「都立水商!~令和~」で初めてともいえるクラス一のお調子者役に挑戦。「HiGH&LOW」シリーズと、不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」がクロスオーバーした『HiGH&LOW THE WORST』の「鬼邪高校・全日制」の中越大役では、かつてないワイルドな一面も披露した。「3A」仲間の鈴木仁、若林時英とはユニバーサルスタジオジャパンの“青春”動画「青春は一瞬で、無限大だ。」でも共演しており、素のような弾けた笑顔も印象的。先日、佐野勇斗主演の「里見八犬伝」にて初めての舞台出演を終えたばかりで、1月21日(火)には多忙な1年となった20歳の神尾さんをとらえたファースト写真集「Continue」が発売される。MBS/TBS系ドラマイズム「左ききのエレン」では、池田エライザとW主演を果たした。池田さんが演じたのが、ザ・サウスポーと呼ばれる天才のエレン。神尾さんが演じたのは、広告代理店に勤務するデザイナー・朝倉光一。エレンとは違い、“天才”になれなかった人代表であり、苛立ちや葛藤を抱え、あるきっかけから“闇落ち”して氷のようなハートの持ち主になってしまう光一を神尾さんは好演。制服姿の高校時代や大学時代のフラッシュバックを挟みながら、いまの若い働き世代を見事に演じ切った。作品ごとに成長を感じさせる神尾さんは、『サラバ静寂』『黒い暴動』の宇賀那健一監督の『転がるビー玉』など話題作が待機する。吉川愛、演技力は実証済み!今年はさらなる飛躍へ映画『転がるビー玉』は、女性ファッション誌「NYLON JAPAN」創刊15周年プロジェクト。今作で、『カメラを止めるな!』と同じワークショップから生まれた『お嬢ちゃん』で主演をつとめ、ベルリン国際映画祭パノラマ部門観客賞を受賞した『37セカンズ』にも出演する萩原みのり、「左ききのエレン」にも出演し、女優活動を邁進する元「欅坂46」の今泉佑唯とともに、主演の一角を担うのが吉川愛(よしかわ あい)だ。先の月9「シャーロック」や、「ボイス 110緊急指令室」「緊急取調室」第3シーズン、山下智久と『映画クロサギ』(’08)以来の共演となった「インハンド」など、記憶に残るゲスト出演ほか、横浜流星が大ブレイクするきっかけとなった「初めて恋をした日に読む話」の“エトミカ”江藤美香役でもお馴染み。1999年10月28日生まれ、東京都出身。5歳のころから子役(別名義)として活動し、映画『さくらん』(’07)、「メイちゃんの執事」「ハガネの女」(’10)、「リーガル・ハイ」(’12)、「あまちゃん」(’13)、映画『ルームメイト』「夜行観覧車」(’13)などに出演。『映画ひみつのアッコちゃん』(’12)では綾瀬はるか演じるアッコちゃんの少女時代を演じた。その後、一時俳優業から退いていたが、2017年のドラマ「愛してたって、秘密はある」で復帰。佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、中川大志、高杉真宙、横浜さんの主演作『虹色デイズ』(’18)で恒松祐里、堀田真由、坂東希(E-girls/Flower)とヒロインを演じ、若手俳優がしのぎを削った『十二人の死にたい子どもたち』(’19)の金髪ギャル役でも異彩を放った。大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の終盤にも登場したほか、「義母と娘のブルース 2020年謹賀新年スペシャル」に新キャストで出演。上白石萌音と佐藤健が共演する新火曜ドラマ「恋はつづくよどこまでも」にて、上白石さん演じる新人ナースの同期でライバルとなる役柄を演じる。さらに、オーディションになかなか受からないモデル・愛を演じる『転がるビー玉』は、新しくなった「渋谷パルコ」の「ホワイトシネクイント」にて1月31日より先行公開、2月7日より全国順次公開がスタート、映画初主演・工藤遥や伊藤健太郎、鈴木仁らと共演する『のぼる小寺さん』も控えている。初めての「ファンイベント」も2月に開催されることが決まっており、ついに彼女の時代が来た、のかもしれない。「4マリ」関水渚、『カイジ』完結編&『コンフィデンスマンJP』に大抜擢『舟を編む』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の石井裕也監督が安藤ゆきの人気少女漫画を映画化した『町田くんの世界』で、細田佳央太と共に1,000人を超えるオーディションから選ばれたのが関水渚(せきみず なぎさ)。「4分間のマリーゴールド」で、主人公みこと(福士蒼汰)の同僚の消防士で救急救命士を目指して勉強中の阿部志乃役を演じたばかりだ。1998年6月5日生まれ、神奈川県出身。第40回ホリプロタレントスカウトキャラバンのファイナリストとなり、2017年に「アクエリアス」のCMでデビュー。『町田くんの世界』が初めて参加した映画のオーディションであり、もちろん初めてのお芝居に初めての映画となった。初々しくも、スクリーンで観る者をとらえて離さない華やかな存在感があり、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、仲野太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市ら日本映画界を引っ張る先輩たちとの共演によって、確かな“何か”を掴んだことは間違いない。吉高由里子主演の水曜ドラマ「知らなくていいコト」に後輩役でレギュラー出演が決定。原作者・福本伸行による完全オリジナルストーリーで描かれる藤原竜也主演『カイジ ファイナルゲーム』(1月10日公開)ではヒロインを務め、福士さんや新田真剣佑、山崎育三郎、瀬戸利樹、吉田鋼太郎らと大暴れしてくれそう。さらに、マレーシアにある“伝説の島”ランカウイ島を舞台にした『コンフィデンスマンJPプリンセス編』(5月1日公開)では、ダー子(長澤まさみ)の“子猫”としてチームに新加入するらしいが、解禁画像では“プリンセス風”!?こちらも期待が高まる。また、大抜擢といえば、Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」により、第24回釜山国際映画祭アジアンフィルムマーケットにて「アジアコンテンツアワード」最優秀新人賞に選ばれた森田望智(もりた みさと)にも注目。下積みが長かった彼女だが、天海祐希主演の日本テレビ系土曜ドラマ「トップナイフ」で脳外科の看護師に、4月にはNHK BSプレミアムのスペシャルドラマ「柳生一族の陰謀」で時代劇に初挑戦するなど、次々と作品が決まっている。鈴鹿央士、鮮烈なデビューで新人賞総ナメか!?デビューのきっかけが、広瀬すずのスカウトだったというシンデレラボーイが鈴鹿央士(すずか おうじ)だ。映像化困難といわれた恩田陸の小説を『愚行録』の石川慶が監督・脚本を手掛けて映画化した『蜜蜂と遠雷』で、突如として現れた天才少年・風間塵は、まさにそんな鈴鹿さんそのもの。100人以上のオーディションから選ばれた新星は、役柄同様、圧倒的ピュアネスと神秘性を放っている。2000年1月11日生まれ、岡山県出身。広瀬さんが『先生!、、、好きになってもいいですか?』(’17)の撮影中、エキストラとして参加していた当時高校2年生の彼に目をとめたのが始まり。その後、「メンズノンノモデルオーディション」で優勝し、2019年にモデル活動をスタート。合わせて、『蜜蜂と遠雷』『決算!忠臣蔵』、広瀬さんがヒロイン・なつを演じたNHK連続テレビ小説「なつぞら」にも「マコプロ」の制作進行・町田役でドラマ初出演を果たし、「おっさんずラブ -in the sky-」の整備士・“ミッチー”道端寛太役を演じるという、新人離れした活躍ぶり。岡村隆史演じる勘定方・矢頭長助の息子役にオーディションから起用された『決算!忠臣蔵』が最も撮影が早かったそうで、中村義洋監督のもと、堤真一や濱田岳、妻夫木聡ら錚々たる面々もそろった初映画は「現場にいるだけで幸せで、本当に参加できてよかった」(シネマカフェインタビューより)と語るほど大きな糧になったようだ。そして『蜜蜂と遠雷』では第44回報知映画賞作品賞とともに新人賞、第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞も受賞している。「なつぞら」や「おっさんずラブ」では新人役でワタワタしていたが、実際の彼は腰が据わったマイペースなところがあるらしい。次はどんな役柄を演じてくれるのか、楽しみだ。寛 一 郎、「グランメゾン東京」で注目度上昇中木村拓哉主演の日曜劇場「グランメゾン東京」の芹田公一役で「存在感ある」と話題を呼んだばかりの寛 一 郎(かんいちろう)。ゴールデンタイムの連続ドラマにレギュラー出演したのは同作が初めてとなり、幅広い層から注目を集めた。1998年8月16日生まれ、東京都出身。名優・佐藤浩市を父に、故・三國連太郎を祖父に持つ三世俳優なのは、もはや説明不要か。2017年、アニメも大ヒットした『心が叫びたがってるんだ。』で野球部の元エース・大樹役、「Hey! Say! JUMP」山田涼介主演『ナミヤ雑貨店の奇蹟』では主人公の幼なじみ・幸平役に抜擢されてスクリーンデビュー。翌年、第27回日本映画批評家大賞新人賞に選ばれている。実際の初演技の場となったのは、クラウドファンディングにより配給・宣伝費が集められ、2018年に公開された『菊とギロチン』だ。『楽園』『64―ロクヨン―』の瀬々敬久監督が構想30年、関東大震災直後の“女相撲”の力士たちと実在したアナーキスト集団「ギロチン社」の交流を描いた意欲作で、新人ながらアナーキストの青年役を演じて存在感を発揮し、キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞に選出、第28回日本映画批評家大賞にて助演男優賞を受賞するなど、映画通や批評家から支持された。さらに2019年は、門脇麦、成田凌、玉城ティナ、村上虹郎らと新進気鋭の二宮健監督『チワワちゃん』に出演して青春群像劇の中でも輝きを見せ、『下忍 赤い影』『下忍 青い影』では「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」の結木滉星とそれぞれ主人公を演じ、時代劇とアクションにも初挑戦したばかり。『雪子さんの足音』では父・佐藤さんが友情出演も果たしていた。「グランメゾン東京」での先輩に影響を受けながら着実に成長していく、真っ直ぐでハートの熱い青年の姿は、発展途上の寛 一 郎さんとも重なり、今後の活躍にますます期待がかかる。なお、先クールのドラマでは、「俺の話は長い」で生田斗真演じる満を何度も唸らせていた高平陸役の水沢林太郎(みずさわ りんたろう)も、真逆のキャラを演じた「ブラック校則」と掛け持ちしながら両作品で光っていた。11月に「メンズノンノモデルオーディション」で準グランプリを獲得し、新メンノンモデルとなったばかりの、2003年生まれの16歳。彼もまた新世代の旗手となり得るかもしれない。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ラストレター 2020年1月17日より全国東宝系にて公開ⓒ2020「ラストレター」製作委員会蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会決算!忠臣蔵 2019年11月22日より全国にて公開(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会転がるビー玉 2020年1月31日より渋谷パルコ ホワイトシネクイントにて先行公開、2020年2月7日より全国にて順次公開カイジ ファイナルゲーム 2020年1月10日より全国東宝系にて公開©福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会下忍 赤い影 2019年10月4日よりシネマート新宿・心斎橋ほかにて公開(C)2019「下忍」製作委員会下忍 青い影 2019年11月15日よりシネマート新宿・心斎橋ほかにて公開(C)2019「下忍」製作委員会
2020年01月01日第44回報知映画賞の表彰式が18日に都内で行われ、各賞の受賞者が登場した。作品賞・邦画部門、新人賞(鈴鹿央士)の2冠に輝いた『蜜蜂と遠雷』。広瀬すずにスカウトされ、オーディションで天才少年役に選ばれた鈴鹿に、主演の松岡茉優が花束を贈呈した。松岡は「鈴鹿くんは去年まで岡山で普通の高校生をしていました。そんな彼が、1番と言っていいくらいプレッシャーのかかる役を演じてくれたんですけど、私は彼と目線を合わせてお芝居するとセリフが飛んでしまうくらいまっすぐに、見たことないくらい純粋な目で一緒にお芝居をしてくれました」と振り返る。「彼がもっとたくさんの役と出会っていくのも楽しみですし、その門出が『ミツバチと遠雷』であったことも誇りに思いますし、何より報知映画賞さんで、鈴鹿くんのお芝居が良かったんだとハンコを押してもらった気がして、もう一歩押しができた気がして本当に嬉しいです」と祝福した。鈴鹿は「本当にみなさんに感謝していて、捨て犬を拾ってもらったような感覚で……捨てられてないんですけど」と会場を笑わせる。「パッと出てきた僕を石川監督がオーディションで見つけてくれて、いろいろ鍛えられながら映画を撮影して、こういうところでしゃべってるというのは想像できなかったことで、大きい門出なんですけど、転んじゃいそうなので、支えてもらいながら……事務所の方にもお願いしますね、本当に」と念を押した。さらに鈴鹿は「ここにいる方々もこれからお世話になると思うんですけど、ちょっと天狗だなと思ったらすぐにへし折ってもらって。のびのびと成長できるように」と懇願。「これから新人賞をいただいて、いつまで新人なのかなと思ったんですけど、新人じゃなくなる時がくるんですよね、僕も。それが楽しみだなという今です」と自然体で語った。また作品賞・邦画部門の表彰では石川監督が登場。松岡が花束を持って再度登場するも、石川監督の胸元の花が曲がっているのに気づいて直す一幕も。石川監督は改めて「主演の4人の役者さんたち(松岡、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿)が本当にピアノを頑張っていただいて、本当に役者さんたちにこそ捧げられるべき賞だなと思っています」と役者たちへの感謝を述べた。○第44回報知映画賞 受賞・登壇者一覧作品賞・邦画部門:『蜜蜂と遠雷』石川慶監督 花束ゲスト:松岡茉優作品賞・海外部門:『ジョーカー』ワーナー ブラザース ジャパン合同会社 社長兼日本代表 高橋雅美 花束ゲスト:田中誠アニメ作品賞:『天気の子』 新海誠監督 花束ゲスト:醍醐虎汰朗、森七菜主演男優賞:中井 貴一『記憶にございません!』 花束ゲスト:フジテレビジョン 取締役編成統括局長 石原隆主演女優賞:長澤まさみ 『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマン JP -ロマンス編-』 花束ゲスト:小日向文世助演男優賞:成田凌 『チワワちゃん』『愛がなんだ』『さよならくちびる』 花束ゲスト:深川麻衣助演女優賞:小松 菜奈 『来る』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』 花束ゲスト:平山秀幸監督監督賞:佐藤信介 『キングダム』 花束ゲスト:山崎賢人新人賞:鈴鹿央士 『蜜蜂と遠雷』 花束ゲスト:松岡茉優新人賞:玉城ティナ 『Diner ダイナー』『惡の華』 花束ゲスト:井口昇監督特別賞:『翔んで埼玉』 武内英樹監督、GACKT 花束ゲスト:魔夜峰央
2019年12月18日2018年に芸能事務所に所属し、2019年に俳優/モデルデビューした鈴鹿央士。あどけなさを残す顔と、のんびりとしたしゃべり方は、自然とあたりの空気を和ませる。「売れたい」、「多くの人に知ってほしい」、「爪痕を…」群雄割拠の若手俳優がしのぎを削る中、まったくと言っていいほどガツガツした様子を見せず、力まない。それは、すべての意識が懸命に目の前の作品、役柄のみに注がれているから、なのかもしれない。鈴鹿さんの2019年は「物事が始まって終わることも学んでいった年」俳優デビューとなった本年、「なつぞら」、『蜜蜂と遠雷』、「おっさんずラブ-in the sky-」、『決算!忠臣蔵』と、4本もの作品に立て続けに出演した鈴鹿さん。2019年の手触りを問うと、「物事が始まって終わることも学んでいった年」と、感慨深そうに答えた。「2019年は、『決算!忠臣蔵』の撮影で始まりました。公開は11月22日ですけど、ロングランしてほしい…という願いも込めて、年末まで上映するとしたら、始まりと終わりが『決算!忠臣蔵』になります。作品は、全部クランクインして、クランクアップして、宣伝活動が始まって、公開して、終わっていくんだなと感じて。丸々1年かかった『決算!忠臣蔵』に関わったことは、一番大きな出来事でした」。鈴鹿さんが出演する『決算!忠臣蔵』は、赤穂浪士による討ち入り計画の実情を、お金の面から描いた新たな時代劇。『忍びの国』、『殿、利息でござる!』など、これまでもキャッチ―な切り口で時代劇をみせてきた中村義洋が監督、脚本を務めた。物語の主役である赤穂藩の筆頭家老・大石内蔵助を堤真一が、勘定方の矢頭長助を岡村隆史が担当し、コメディからシリアスまで緩急つけて演じ分けているのが大きな見どころのひとつ。鈴鹿さんはと言うと、矢頭長助の息子・矢頭右衛門七を演じた。岡村隆史と“親子”役で共演して「似ているところもあるような気がする」岡村さんの息子を演じることになった鈴鹿さんは、オーディションで抜擢された。決まっていない頃には、「岡村隆史さんの息子役は自分しかいない!」と意気込んでいたという。「自分のテンションを上げるようにというか、“自分しか”と思う(鼓舞する)ことが一番だったんです」と照れながら、意気込みの理由を明かした。岡村さん本人からは、撮影現場で「わしの息子がこんなに背が高くて、かっこいいわけないがな!」という突っ込みもあったそうだが、「僕は意外と似ているところもあるような気がするんですけど…」と首をひねり、岡村さんの話が止まらない。「岡村さん、初日は“高倉健さんスタイルだ”ってずっと立っていらしたそうなんですけど、ほかの皆さんが気づかないから2日目にやめたそうなんです(笑)」と朗らかな様子も伝えながら、「僕がテレビで見ていた岡村さんというよりも“ああ、お父さんだ”と感じる気持ちのほうが大きかったです。すごく優しくて、真面目な方で…、一方的にお父さんだと感じていました」と、肉親という間柄を演じた鈴鹿さんならではの岡村さん像について教えてくれた。本作は、堤さん、岡村さんのW主演以外にも、濱田岳、横山裕、妻夫木聡、荒川良々、竹内結子、西川きよし、石原さとみ、阿部サダヲと豪華キャストがそろい踏み。一堂に会する場面も少なくなく、鈴鹿さんは「毎日がすごかったです。現場にいるだけで幸せで、本当に参加できてよかったです」と、かけがえのない経験だったと目を輝かせた。繰り返し見た「オレンジデイズ」&『素晴らしき哉、人生!』特に、鈴鹿さんがパッケージを借りて、何度も何度も繰り返して見ていたというドラマ「オレンジデイズ」に出演していた妻夫木聡との共演、交流は忘れ難かったという。「あの妻夫木さんが目の前でお芝居していて、“ああ、すごい、すごい!”とずっと思っていました。休憩中も、『ウォーターボーイズ』時代のお話を聞かせてもらったりもしていて」と、1トーン高い声色で興奮を語る。ほかならぬ影響を受けた妻夫木さんが『ウォーターボーイズ』に出演していたのは、21歳くらいの頃。年明けには20歳を迎える鈴鹿さんと、年端的にも近い。学生から社会人まで、様々な役どころに挑戦できるいま、鈴鹿さんが興味を惹かれるのは、どのようなジャンルの作品なのだろうか?「いろいろな作品に出てみたいですけど、青春系はちょっと恥ずかしいかな…(笑)。悪い役や、サイコパス的な役をやってみたいです」と願望を口にする。かと思うと、ふと考える表情になり、「漫画の製作進行、ピアニスト、整備士、侍…といまやってきているので、普通の人というか、リアルな家族の物語、みたいな作品もやってみたいです」と、さらなる意欲を示した。「好んで観るのは人間ドラマだったりします。『素晴らしき哉、人生!』は時間ができれば、何回も観ています。ああいう作品にも出てみたいんです」天性の人を惹きつけるムード、真っ白なキャンバスのような鈴鹿さんの素地に魅せられ、これから多くの作品が彼を彩っていくのだろう。2020年には、予想もつかないような鈴鹿さんの出演作に期待したい。(text:Kyoko Akayama/photo:You Ishii)■関連作品:決算!忠臣蔵 2019年11月22日より全国にて公開(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会
2019年11月21日10月4日より全国公開された映画『蜜蜂と遠雷』は、まったく異なる境遇にある4人の天才ピアニストたちが、国際ピアノコンクールでの熾烈な戦いを通して、お互いに刺激し合い葛藤し、そして成長を遂げ‘覚醒‘する物語。今は亡き世界最高のピアニストが遺した謎の少年・風間塵役を新人の鈴鹿央士が演じる。「風間塵、そのものだ」と評価の高い鈴鹿は、オーディションを受けて塵の役を獲得したという。「僕自身まだ何も経験がなくて、わからないままに全部で5回くらいオーディションを受けました。実はどう受けたらいいかとか、会場への入り方すらも知らなかったりしたので、最初のオーディションの時は挨拶もせずに入っちゃって(笑)。3回くらい受けたらオーディションってこういう感じかなっていうのが分かってきて。受かった時はすごく嬉しかったし、ビックリしました」鈴鹿は主役級の4人のひとりを演じるが、初めての映画出演だったので、実は役作りが出来なかったと言う。「撮影が始まる前に石川監督と話す機会があったんですけど、話している中で、今のその表情が風間塵なんだよって言われたので、頭で考え過ぎず、作り込み過ぎないようにしようと思ったら、そのままの自分で演じることが出来ました。でも正直に言うと、僕は演技自体が初めてだったので、役作りというものをしなかったというよりは出来なかったんです。石川監督から「それでいいんだよ」と言ってもらえたので、安心して演じられました」しかし、映画を観た人からは、「塵のイメージそのままだ」と評価が高い。その理由を鈴鹿はこう語った。「初めての映画出演だったので、自分では客観的に観られないし、完成した映画を観た時にこんな感じなんだって思ったんです。たくさんの人から『これが風間塵だって思った』と言われて、初めて、『僕は風間塵だったんだ』って思いました。天真爛漫なところや、ちょっと不思議なところとか、そういう雰囲気が一緒だって言われたりして。自分ではそんなに思わないんですけど(笑)」風間塵という天才を演じて、鈴鹿自身学ぶことが多かった。鈴鹿は塵を愛されている人と表現する。「塵は、嫌味なく僕の音楽ってこういうものなんだよというのを、音楽を通して素直に伝えるのがすごく素敵だなって。僕も演じる役の言葉を伝えていくのが俳優だと思っていて、塵を通して自分の想いを役に乗せて伝えることが出来たらなって思いました」鈴鹿のこの映画でお気に入りは、松岡演じる亜夜と月明かりの下で連弾するシーンだ。光も映像も音楽も、そしてセリフも美しく、見ている人の心を打つ。そんなシーンが多くある今作は、観終わった後の余韻をも楽しめるのが魅力だ。「クラシックというとちょっと敷居が高いというか、難しいイメージがあると思うんですけど、気楽に観に来て欲しいです。クラシックが分からない方でも本当に綺麗な音が流れるから、耳も癒されるし、この4人の戦いのストーリーもしっかりしているから、映画を観た後の余韻がすごいと思うんです。体感して欲しいですね、この映画を。本当に気楽に劇場にお越しください」『蜜蜂と遠雷』全国公開中撮影/杉映貴子、取材・文/若村幸江
2019年10月09日グラビアアイドルの鈴原りこが、最新イメージDVD&ブルーレイ『課外授業』(DVD:3,800円税抜 ブルーレイ:4,800円税抜 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。昨年に26歳で遅咲きのグラビアデビューも、年齢を感じさせない可憐な笑顔とFカップのスタイルで人気沸騰中の鈴原りこ。現役介護士とグラビアの二刀流グラドルとして大きな話題を集めた。そんな彼女の通算4枚目となる同DVDは、エッチな教育実習生を熱演。生徒や同僚の教師を誘惑するというキャラクターを演じながら、Fカップバストとダイナマイトボディーを披露している。教育実習生として、教室では白のタイトな衣装を捲くりあげてFカップバストが露わに。視聴者を見立てた生徒に「そんなに強くしちゃダメっ」と優しく囁くなど、熱演している。また、田園風景をバックにしたシーンでは、野外にも関わらず大胆に露出。シーンが進むにつれて過激さも増していく。なお、同DVDの発売を記念したイベントが10月6日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA 1号店 サブカル・モバイル館7F(17:00~)で開催される。
2019年10月03日今年もさまざまな小説が映画化されてきましたが、そのなかでも「映像化は不可能」と言われていた『蜜蜂と遠雷』の映画版がついに完成。史上初の快挙となる直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした原作の世界観が見事に再現されている作品ですが、今回はそのなかで主要キャストを務めたこちらの方々にお話をうかがってきました。写真・大内香織(森崎ウィン、鈴鹿央士)森崎ウィンさん&鈴鹿央士さん!【映画、ときどき私】 vol. 263国際ピアノコンクールで世界を目指す4人の若き天才ピアニストたちの挑戦を描いた本作。ルックスと育ちの良さから「ジュリアード王子」と呼ばれるマサル役を演じたのは、スティーヴン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』で注目を集めた森崎ウィンさん(写真・左)。そして、ある現場でエキストラとして参加していたところを広瀬すずさんにスカウトされたことがきっかけでデビューを果たした新星・鈴鹿央士さん(写真・右)が、突如現れた異端児の風間塵を演じています。今回は、本作での共演を通じて意気投合した森崎さんと鈴鹿さんのおふたりに、お互いの印象や現場で感じた思いについて語っていただきました。クラシックが身近なものだと初めて知った―まずは、完成した作品をご覧になったときの感想を教えてください。森崎さん石川慶監督が「この作品は音楽映画」とおっしゃっていましたが、その言葉通り、まずは音の良さに驚きました。僕はいままであまりクラシック音楽を聴いてこなかったのですが、この作品のおかげで好きになれましたし、見方が大きく変わったと思います。クラシック音楽はこんなに身近なものだったんだと感じることができて新鮮でした。―鈴鹿さんにとってはデビュー作でありながら、森崎さんだけでなく、松岡茉優さんや松坂桃李さんといった豪華キャストと肩を並べていますが、ご覧になったときはいかがでしたか?鈴鹿さんまずは「あ、自分が出てる!」というのが最初の感想でした(笑)。今回は、共演者のみなさんが優しい方ばかりで助けていただきましたし、僕を受け入れてくださったのもありがたかったです。事務所の社長から「一流の人は、一流の心を持っているもの」と聞いてはいましたが、今回の現場を通して、本当にそうだなと実感しています。「僕もそうなれるようにがんばります!」とは言ったものの、みなさんを間近で見てしまうと、まだまだ遠いなと感じているところです。―そういう意味では、初めての現場で目標となるような先輩たちと出会えたんですね。鈴鹿さん本当にそうですね。目指すべき道が見えたので、そこを追いかけていけばいいんだというのがわかった気がしています。苦労はあっても心は楽しんでいた―劇中では、おふたりとも天才ピアニストとしての佇まいに説得力がありましたが、一番苦労したのはどのあたりですか?鈴鹿さん苦労しながらも、楽しかったのは「カデンツァ」と呼ばれる即興的な演奏をするシーン。激しい演奏が求められていたので、何回も撮り直しているうちに腕が疲れてしまったんですけど、好きなメロディのときは気持ちが乗っているのを感じることができました。なので、腕の苦労はありましたが、心は楽しんでいたと思います。森崎さん僕も苦労したのは、ピアノのシーンですね。今回は、短期間でピアニストの人生を自分に落とし込むのが難しかったので、ピアノとの向き合い方を知るために、自分でピアノ教室にも通ってみました。そういう描写があったわけではないですが、自分自身のバックボーンとしてやっておきたい気持ちが強かったです。あとは、原作のファンでもあったので、マサルを演じることもそうですが、「あそこまでジュリアード王子にはなれるだろうか」というプレッシャーを感じていました。―森崎さんの姿からは、マサルの“王子感”も十分に醸し出されていたと思いますが、鈴鹿さんから見た森崎さんの印象はいかがですか?王子っぽいなと感じたエピソードなどがあれば、教えてください。鈴鹿さん僕のオーディションのときに初めてお会いしましたが、部屋に入ったらウィンくんがいたんですよね。森崎さんそうそう。僕は先に決まっていて、マサルと塵の並びを見たいということで、呼ばれて行ったんです。鈴鹿さんそこで、なぜか「いままでにバレンタインのチョコを最高でいくつもらいましたか?」みたいな話になって、僕が「4、5個くらいかな」と答えたら、ウィンくんが「200個」と言っていて……。森崎さんじゃなくて、「うそでも『200個くらいもらった』と答えないとね」と言ったんだよ。だから、200個はもらってないです(笑)。鈴鹿さんでも、そういう受け答えとか、現場にいるときの佇まいとかもさまになっているし、挨拶するときに握手する姿を見ていると、「ああ、ハリウッドだ!」と思っていました(笑)。ウィンくんの持つ海外の雰囲気は、まさにマサルだと感じたところです。鈴鹿さんから見た森崎さんの印象とは?―ということは、憧れのお兄さん的な存在ですか?鈴鹿さんいや、というよりは僕からすると、カッコイイお兄さんという感じです。森崎さん「いや」って何?憧れではないということ(笑)?鈴鹿さんそういうことではなくて……。森崎さんいやいや、もう大丈夫。これ以上傷をえぐるのはやめておこうかな。鈴鹿さんとにかく、ひと言でまとめるとカッコイイお兄さんです!―(笑)。監督や原作者の恩田陸さんが鈴鹿さんの印象を「天然」とか「得体の知れない」という言葉を使って表現されていますが、その意味がわかってきました。実際に、森崎さんから見た鈴鹿さんはどんな人ですか?森崎さんまさにその通りですね。正直言って、彗星のごとく天才が現れるというのはこういうことなんだというのを感じました。「風間塵が本から出てきた」と思ったくらいなので、すごい人を見つけたなというのが僕の印象です。本人は謙遜しますけど、鈴鹿くんの持っているすごさを改めて実感しています。でも、裏ではけっこうギャップもあるので、いまは弟みたいですね。―おふたりの兄弟感は先ほどから伝わっていますが、森崎さんが知る鈴鹿さんの天然エピソードなどもありますか?森崎さん「ウィンくんって、彼女いるんですか?」とか僕だったら聞けないようなことをいきなり普通に聞いてくるんですよね(笑)。しかも、「僕、恋したいんですけど……」と言ってくるので、「僕もしてないから知らないよ!」みたいな絡みを現場でも2人でしていました。そういうお茶目で、いい意味で染まってない感じが鈴鹿くんの強みだと思います。すごく勉強になる現場だった―確かに、自然体なところがすごく魅力的ですね。現場での楽しい様子も目に浮かぶようですが、そのほかの共演者の方についてもおうかがいします。まずは、ライバルのひとりでもある松岡茉優さんとご一緒されてみていかがでしたか?森崎さん松岡さんは僕よりも経験豊富なので、現場での佇まいや空気の作り方など、リスペクトできる部分が本当にたくさんありました。なので、すごく勉強になりましたし、彼女と共演できたことは、僕にとって宝物になったと思います。やっぱりあれだけの表現力がある女優さんはなかなかいないですからね。―では、松坂桃李さんの印象はどうでしたか?鈴鹿さん僕は同じシーンがあまりなくて、ピアノのレッスンで入れ違いになるくらいでしたが、松坂さんの醸し出す優しいオーラはすごいなと思いました。人の良さというのはこんなにもにじみ出るものなんだという印象です。あとは、「まさに『芸能人』みたいな感じがカッコイイな」と思っていたりしていました(笑)。森崎さん(笑)。鈴鹿くんにはこのままでいて欲しいんですけど、1年後に会ったら変わっちゃうのかな。鈴鹿さんでも、僕は芸能界に染まりたいんですよ!いま、片足突っ込んだので、来年にはひざくらいまで行きたいですね(笑)。森崎さんいや、いまのままがすごくいいと思うよ。どちらにしても、年を取ったら勝手に変わっていくものだと思うから。鈴鹿さんじゃあ、それを待つことにします!これからもお互いに高め合っていきたい―(笑)。おふたりの関係性も楽しいですが、この作品で描かれている4人の関係は、ライバルでありながら、お互いを高め合う存在だったと思います。おふたりにも“よきライバル”はいますか?森崎さんいまはやめてしまったんですが、僕が音楽を続けているなかでパートナーと言っても過言ではないアメリカ人のハーフのボーカリストがいました。彼とは10代のときからの長い付き合いでしたし、ライバルだけどお互いを高め合える仲間だったと思います。鈴鹿さん僕は人を敵対視したことがないので、ライバルではないですが、いま男3人で寮に住んでいるので、彼らが僕にとってはそういう存在ですね。2人がドラマとか舞台とかCMに出るという話を聞くと、「僕もがんばらなきゃ」と思いますから。いまは一緒に台本を読んだり、映画を観たり、いろいろなものを共有しながら生活をしているので、すごくいい環境にいるなと感じています。いつか離れるときがきますが、これからもお互いを高め合えたらいいなと思っています。―どちらもステキな関係ですね。また、今回の作品ではおふたりとも天才ピアニストという役どころでしたが、いままでに「この人、天才だな」と圧倒された人がいれば教えてください。森崎さん僕は、やっぱりスティーヴン・スピルバーグ監督ですね。僕にはまったく想像できないことでも、監督の頭のなかには見えているものがあったんだなとあとで感じました。たとえば、現場で役者たちはポールに向かって演技していましたが、監督にはそれでさえも3D以上の何かに見えているんですよね。そういった構想があったうえでの演技指導や演出だったので、「天才だな」と思いました。撮影中は刺激しかない毎日でした。鈴鹿さん僕は、今回の作品で塵のピアノ演奏を担当してくださった藤田真央さんです。何回かお会いする機会もありましたが、本当にピアノを愛し、愛されている人だと感じました。「1日にどのくらいピアノを弾くんですか?」と聞いたら、「いつまででも弾いています」とおっしゃっていたのが印象的です。みんなにも認められている“ピアノの天才”だと思いました。忙しい毎日で癒しを感じる瞬間とは?―いまはお忙しい日々を過ごしていると思いますが、おふたりにとって癒しの時間を教えてください。鈴鹿さん息抜きに散歩をすることが多いですが、最近はあえて音楽を聴かずに、街の音を聞いています。というのも、僕は岡山県の田舎で育ったので、家の外からカエルの声が聞こえたりするのが好きでした。東京だと機械音とかが多いですが、僕は自然の音が聞きたいので、雨が降っているときは癒しになってうれしいです。でも、この前、雨の音が聞きたくて窓を開けっぱなしで寝たら、窓際がびしょびしょになっていて大変でした(笑)。森崎さん僕は夜にひとりでふらっとドライブに出たりします。目的地を決めないで走り出すんですけど、結局お台場のほうに行ってしまうんですよね。というのも、僕が大好きな飛行機が見える場所があるんです。なので、音楽を聞きながら、飛行機を見て、コーヒーを飲んで帰ってくる、という地味なことをしています(笑)。―それでは、女性ファンの多いおふたりから、読者に向けてメッセージをお願いします!鈴鹿さんこの作品を撮っているときは18歳だったんですけど、最近は背も伸びて、少しずつ顔が大人っぽくなってきたと言われるので、これからも僕のいろいろな成長を見ていただけるようにがんばります!森崎さんまずは「疲れたときは僕がいるから大丈夫だよ」って言いたいですね(笑)。あとは、映画はぜひ劇場で観てください!インタビューを終えてみて……。劇中の2人の関係とは違い、兄弟のような仲の良さを見せている森崎さんと鈴鹿さん。しっかり者の森崎さんと天然の鈴鹿さんとの絶妙なコンビネーションに、笑わされっぱなしの取材となりました。今後さらなる活躍が期待されるおふたりが、また新たな形で共演される日を楽しみにしたいと思います!心の琴線に触れる魂の音楽!コンクール会場ならではの独特な空気感と緊張感、そして音楽の迫力を体感できる本作。苦しみを抱えながらも目標に向かって成長していく4人のピアニストたちの姿にも、心が共鳴するのを感じられるはずです。ストーリー若手ピアニストの登竜門として、3年に1度開催されている芳ヶ江国際ピアノコンクール。かつて天才少女と言われながらも、母親の死をきっかけに表舞台から消えていた栄伝亜夜は、再起をかけて、コンクールに挑んでいた。そこで亜夜が出会ったのは、サラリーマン奏者の高島明石、人気実力を兼ね備えた優勝大本命のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール、そして突如として現れた謎の少年・風間塵という3人のコンテスタントたち。熾烈な争いが繰り広げられるなか、最後に勝つのは一体誰なのか……。熱のこもった予告編はこちら!作品情報『蜜蜂と遠雷』10月4日(金)より全国公開出演:松岡茉優松坂桃李森崎ウィン鈴鹿央士(新人)臼田あさ美ブルゾンちえみ福島リラ / 眞島秀和片桐はいり光石 研平田 満アンジェイ・ヒラ斉藤由貴鹿賀丈史配給:東宝©2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
2019年10月03日秋篠宮皇嗣妃殿下がご臨席された映画『蜜蜂と遠雷』(10月4日公開)の試写会が2日に都内で行われ、松岡茉優、森崎ウィン、鈴鹿央士、石川慶監督が取材に応じた。同作は、直木賞・本屋大賞を受賞した恩田陸の同名小説を実写映画化。国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜(松岡茉優)、明石(松坂桃李)、マサル(森崎ウィン)、塵(鈴鹿央士)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、成長を描く。紀子様の隣で作品を鑑賞し、上映終了後に歓談したというキャストと監督。松岡は「大変、言葉にならないほど感動しました。常にこちらまで背筋が伸びるかのような佇まいで、とても貴重な体験をさせていただいたと思っています」と振り返る。森崎は「とても貴重な経験をすることができ、改てこの作品に携われたことに感謝の気持ち。初めてお目に掛かる妃殿下は言葉にできないくらい、見えない包容力で包み込んでくれたような感覚がしました」と感謝する。石川監督も「あまりにも緊張して映画の内容が全然入ってこなかったです。優しく声をかけていただいたりして、今もふわふわと夢の中にいる感じがしています」と夢見心地だった。松岡は「印象的だったのが、『この作品がクラシック音楽の映画ということで、演奏のシーンがたくさんあるんですけど、臨場感があって、会場にいるかのようでした』と言ってくださって。拍手がしたくなったんですけど、周りの私たちがあまりにも緊張していたので、『小さくぽんぽんぽんっと叩きました』と言っていただきました。音楽の映画として胸を晴れるお言葉をいただけたなと思っています」と語る。レポーターからの「震えましたか?」という質問には、「勝手に震えてました」と自身の代表作に絡めて答えた。ミャンマー出身の森崎は「ミャンマー人を代表して、一生に一度訪れるか訪れないかという経験」と感じ入り、松岡は「森崎くんについて、『国際的に活躍されてますね』というお言葉も」と紹介。「いつもおしゃべり」という森崎だが、「何も言えなかったです。『ああ、はい!』って。全然しゃべれなかった!」と反省していた。昨年まで普通の高校生だった鈴鹿は、「他の映画のこういう記事を予習で読んだんですけど、僕が出ていいのかなあって。ちょっとネガティブに考えてたんですけど、最後にお話の時間ですぱっと消してくださって、『これからに期待してます』って言葉をいただいて、もう頑張るしかないです」と意気込む。「次の作品頑張らないとな、とか、19歳なんですけど、人生100年と考えて、あと80年長いなと思って。80年どう生きようかなとか、そういうことをいろいろ考えました」とスパンの長い話で、周囲を和ませていた。「信じられないですね。夢みたい、と思った」という鈴鹿は、「東京に来ることも異世界に来るって感じだったんで、松岡さんと森崎さんおとなりにいるのもびっくり仰天で、ちょっとよくわからないですね」と苦笑。「誰にも言ってはいけない」と言われていたために、親にも報告していないというが、「『ニュース見た?』って言います。『見た』ってきたら、報告します。『見てない』って言われたら、『お楽しみに』って言います」とプランを明かした。
2019年10月02日ゲストの悩みに史上最強弁護士軍団が白黒つける「行列のできる法律相談所」の9月29日(日)放送回に、俳優の斎藤工、小手伸也、鈴鹿央士、モデルの蛯原友里らがゲスト出演。「ずっとやりたかった!人気芸能人が初めての体験」をテーマにお届けする。「昼顔」や「最上の命医」シリーズなどで注目され、連続テレビ小説「半分、青い。」に大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」、『麻雀放浪記2020』『Diner ダイナー』など幅広いジャンル作品に出演するほか、映画監督としての顔も持つ斎藤さん。舞台での活躍から映像作品にも進出、「コンフィデンスマンJP」「SUITS/スーツ」でのキャラの濃さで一躍話題の的となり、その後も出演オファーが絶えない小手さん。広瀬すずにスカウトされ「MEN’S NON-NO」の専属モデルオーディションでグランプリに輝くと、広瀬さん主演の連続テレビ小説「なつぞら」に出演し、『蜜蜂と遠雷』の公開も控える鈴鹿さん。「CanCam」専属モデルとして女性に絶大な人気を博し、「ブスの瞳に恋してる」などのドラマにも出演した蛯原さん。4人のほか滝沢カレン、後藤輝基、渡部建、磯野貴理子らも出演。MCを東野幸治と市來玲奈アナウンサーが務め番組が進行。今回斎藤さんは催眠術を体験、口に大量のワサビを投入されても辛くなくなるのか!?また小手さんはスカイダイビングに初挑戦。鈴鹿さんが会いたかったという“現代の忍者”坂口拓がスタジオに登場するほか、蛯原さんは書道アート作品に挑む。今回のゲスト、斎藤さんが窪田正孝とW主演を務めるドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理 ABCキラー編」は9月29日(日)22時30分から日本テレビ系で放送。鈴鹿さんが出演する映画『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。蛯原さんの40歳を記念したメモリアルフォトブック「YURI EBIHARA 2002-2019 THE DAYS」「YURI EBIHARA 2002-2019 Here I am」は10月1日(火)同時発売。「行列のできる法律相談所」は9月29日(日)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年09月29日4人のピアニストたちの挑戦と運命を描いた映画『蜜蜂と遠雷』完成披露イベントが9月16日(月)、都内にて行われ、出演する松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、そして石川慶監督が登壇した。松岡さんは、「日本映画離れした映像美。新しい音楽映画ができた自信があります。…大きなこと言っちゃった(笑)」と茶目っけたっぷりにコメントしつつも、完成作に胸を張った。数々の無茶ぶりに、松岡さん&松坂さんも苦戦!?天才ピアニストたちがコンクールを舞台に火花を散らすとあって、ピアノの練習はもちろん、高いレベルの技術が要求された。石川監督は、「(原作の)恩田先生の本、あんなに100%音楽を書ききった小説はなかなかなかったと思うので“音楽は妥協しません”から始まった。何といってもキャストの皆さんに、ものすごい無茶ぶりをいっぱいした。中でも音楽は、すごく頑張ってもらってよかった」と話し、各キャストの手元が映っている演奏シーンは吹替なしという完璧さを収めた。過去作でバイオリン経験はあれど、ピアノは初挑戦となった松坂さん。練習を振り返り、「なかなかのハードルで。ピアノを触ったことはほぼなくて、最初の練習で先生の一言目が『松坂さん、ドはどこですか?』だった(笑)」ここかなと押したところがファだったそうで「ファ~~って(笑)」と苦難の道が見えたという。そんな松坂さんの練習風景をちらりと見たという松岡さんが、「バンビみたいでした。小鹿みたいな…」と手元がガクガクしていたと明かすも、撮影の段になると、「まさかの明石(役名)だ!って。あのときのバンビは何だったんだ、俳優はすごいなって思った」と絶賛すると、照れ隠しか、松坂さんは「だましだましやっております」と恐縮していた。直木賞&本屋大賞W受賞を果たした恩田陸による同名小説を映画化した『蜜蜂と遠雷』は、『愚行録』で長編監督デビューを果たした新鋭・石川監督による最新作。芳ヶ江国際ピアノコンクールに集まった復活をかける元神童・亜夜(松岡さん)や、年齢制限ギリギリの挑戦となった不屈の努力家・明石(松坂さん)らピアニストたち。それぞれの想いをかけ、天才たちの戦いの幕が切って落とされるが、音楽の神様に愛されるのは誰なのか。「いま一番戦っていること、もの」個性豊かな回答に…イベントでは、葛藤と闘いながらコンクールに挑むピアニストにかけ、「いま一番戦っていること、もの」を聞かれた登壇陣。「飛行機のアプリ」(森崎さん)、「食費」(鈴鹿さん)、「初日まで寝れない」(石川監督)と答えが揃う中、松岡さんはInstagramのフォロワー数を嘆き出す。「宣伝で、いま流行りのInstagramを期間限定で開設したんですけど、フォロワー数が思わしくない…。いま7万人。若手女優群雄割拠のいい時代で、ちょっと足りないかな。2桁いきたい!」と松岡さんはマスコミにもアピール。一方、松坂さんは「事務所と戦い終わりました」と気になる発言。森崎さんが「赤裸々すぎて…」と言い、松岡さんも「フォロワー数の話、ふっとんだ」と言うも「10年間アウトプットの連続だったので、インプットの時間をくださいと言った結果、お許しが出た」と見事お休みを獲得したと伝え、平和な内容に観客からも拍手が巻き起こっていた。『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
2019年09月16日映画『蜜蜂と遠雷』(10月4日公開)の完成披露試写会が16日に都内で行われ、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、石川慶監督が登場した。同作は、直木賞・本屋大賞を受賞した恩田の同名小説を実写映画化。国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜(松岡茉優)、明石(松坂桃李)、マサル(森崎ウィン)、塵(鈴鹿央士)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、成長を描く。作品にちなみ「今一番戦ってるもの」を聞かれたキャスト陣。松坂は「事務所と戦い終わりました」と告白し、松岡は「大丈夫ですか?」と苦笑、会場もざわつく事態に。松坂は「これは別に取り上げなくていいんですけど!」と慌てつつ、「お仕事させていただいて10年経ち、なかなかアウトプットすることの連続を10年でございまして。そこからなかなか一息つく間がなかった」と振り返る。さらに「それを事務所サイドとお話をして……」と言う松坂に、森崎も「赤裸々すぎて」とツッコミ。しかし松坂は「なんとか、どうにかできんものでござろうかと。ちょっと休みたいかな、インプットの時間くれよとした結果、ようやくお許しが出た」と結論を語ると、役者陣・会場も「おめでとうございます!」と拍手で祝福する。松岡から「アフリカでもブラジルでもいってらっしゃい!」と激励された松坂は、「行ってこようかな!」と嬉しそうにしていた。
2019年09月16日映画『蜜蜂と遠雷』(10月4日公開)の完成披露試写会が16日に都内で行われ、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、石川慶監督が登場した。同作は、直木賞・本屋大賞を受賞した恩田の同名小説を実写映画化。国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜(松岡茉優)、明石(松坂桃李)、マサル(森崎ウィン)、塵(鈴鹿央士)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、成長を描く。「言葉では言い表せないほど素晴らしい小説の実写映画化ということで、挑戦というより戦いの日々でした」と振り返る松岡。また女優・広瀬すずにスカウトされたという新人・鈴鹿は「こんなにフラッシュを焚かれるのは人生初なので、眩しいです」と初々しく話すが、松岡は「今回お芝居も初めて、映画初出演ということで、完成披露試写会も初めてなんですよ。どうですか?」と司会のように話しかける。「ホールでよかったなと思います。(今作の)撮影でホールに立ち慣れてるので」と答えた鈴鹿だが、松岡はそんな鈴鹿の蝶ネクタイを直し、森崎もチェックするなど、全員が鈴鹿を見守る体制となっていた。撮影では演奏シーンも全て本人たちが行ったが、松岡は「小さい頃にピアノを習っていたことがありまして、みなさんよりは楽な位置からスタートした」と振り返る。一方、初体験だった鈴鹿は「楽譜が読めないので、ノートに線を引いてドレミファソラシドを横に書いて、白鍵は白丸で黒鍵は黒丸で、音ゲーみたいな感じで……」と独特の覚え方をしていた様子。松坂は「本当に触ったこともなかったので、レッスンの先生の一言目が『じゃあ松坂さん、ドはどこですか〜』。ここかな……『それはファですね!』」と苦笑し、松岡も「練習がかぶることもあったので、松坂さんがひいてるのちらっとみてたんですけど、バンビかと思った」と震える松坂の様子を説明する。「成長がすごかった」という森崎は「役が決まって『本番は全部弾いてもらうから』ということをいきなりドーンとボールを投げられまして、自分も負けず嫌いなもので』」と振り返った。イベントではそれぞれが「戦っていること」についての質問も。期間限定でInstagramを始めた松岡は「思わしくない、フォロワー数が。ちょっと足りないかなあ。二桁行きたいですね」とアピール。シンプルに「食費」と答えた鈴鹿には全員が爆笑で、岡山から東京に出てきて「牛乳が高い」とこぼす鈴鹿に、ミャンマー生まれの森崎は「一番安いのはミャンマー」と紹介していた。
2019年09月16日恩田陸の新たな代表作を松岡茉優が主演をつとめ、松坂桃李、森崎ウィン、そして新星・鈴鹿央士の共演で描く映画『蜜蜂と遠雷』。この度、松岡さんと鈴鹿さんが月光の下でまるで会話を交わすかのように奏でる連弾シーンが解禁された。この度解禁となったのは、ピアノ連弾シーンの本編映像。松岡さん演じる“元神童”・栄伝亜夜と、鈴鹿さん演じる“ピアノの神”が遺した異端児・風間塵がピアノ工場で、月明かりが差し込む中、2人きりでピアノの連弾を楽しむシーン。塵がドビュッシーの「月の光」を弾きはじめると、促されるように亜夜も楽しげに音を重ねてくる。そのまま、H・アーレンの「IT’S ONLY A PAPER MOON」で盛り上がりを見せた後は、弾き始めとは反対に亜夜のリードで、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第14番「月光」とタイトルに「月」が出てくる楽曲を使用し、“ムーンメドレー”を締めくくる。セリフがなく、ピアノの音色と楽しげな2人の表情だけの演技は、まるでピアノで会話を交わしているかのようで亜夜と塵の感情が伝わってくるシーンだ。原作者の恩田陸はこのシーンを「劇中のお気に入りのシーンの1つ」と挙げ、映像・音楽の美しさを絶賛しており、松岡さんも「亜夜が音楽の楽しさを思い出す、重要なシーンで撮影も印象深かった」と語るなど、劇中でも重要なシーンとなっている。劇中では亜夜と塵だけでなく、亜夜とマサル(森崎さん)の連弾シーン、各キャストごとのキャラクターに寄り添った楽曲が聴きどころ。劇中の演奏曲には、ショパン、バッハ、ブラームス、モーツァルト、プロコフィエフなど一度は耳にしたことのある作曲家の代表曲を、日本最高峰のピアニスト(河村尚子、福間洸太朗、金子三勇士、藤田真央)が、それぞれのキャラクターに沿った演奏で作り上げている。『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
2019年09月03日女優の鈴木梨央(14)が3日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズと大塚製薬が、神奈川県と連携した熱中症対策の啓発活動『熱中症対策Day supported by ポカリスエット アイススラリー』の始球式イベントに登場した。気温28.0度以上の日は特に注意が必要であること呼びかけるために、背番号「28.0」でマウンドに上がった鈴木は、大きく振りかぶって投球もノーバウンド投球とはならず。投球後の囲み取材では、思った以上に緊張しなかったと言い、投球の点数を問われると「75点。練習の時よりも飛んだので」と満足そうに振り返った。また普段は左利きだと言う鈴木は、投げてみたら違和感があったため、急遽右投げになったと明かし報道陣を驚かせた。運動神経はあまり良くないと話し「ハンドボール投げも9メートルとかしかいかない」と苦笑いを浮かべたが「また機会があればやってみたい」と目を輝かせていた。同イベントは昨年猛暑の影響もあり、神奈川県では、5月から9月における熱中症による救急搬送人員数の累計は4,710人と、一昨年同期間の2,157人と比べると倍以上に増加(総務省調べ)したことを受けて実施された。鈴木は、熱中症は競技者だけでなくスポーツ観戦者においても注意が必要であることを、訴えかけていた。
2019年07月04日グラビアアイドルの鈴原りこがこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『天使のユウワク』(発売中 4,104円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)の発売記念イベントを行った。昨年に26歳で遅咲きのグラビアデビューも、年齢を感じさせない可憐な笑顔とFカップのスタイルで人気上昇中の鈴原りこ。現役介護士でもあり、グラビアとの二刀流で奮闘している。そんな彼女の通算3枚目となる同DVDは、今年2月に都内で撮影。元彼とよりを戻す看護師役に扮した鈴原が、大胆な衣装や水着姿となってスレンダーボディーを披露している。ファンからもらったというパンダをイメージした水着姿で登場した鈴原は「今回は元カレとよりを戻す看護師を演じました。私は現役の介護士として働いていますが、仕事自体は近い部分もありますけど、DVDを撮っている時は看護師と関係ないことをやっていたので、こんな看護師いないよな? と思いながら撮影してました(笑)」と戸惑いもあったという。続けて、「回想シーンで中学生の時の衣装を着たり泡ブラだったり看護師の服を着て脱いで手ブラをしたりと、あまり服は着てなかったのかもしれません」と露出度の高さを強調。セクシーなシーンについては「泡ブラのシーンは見えているのかドキドキで、ヒヤヒヤしながらの撮影でした。それと飾りニップレスの衣装はセクシーに頑張りました」とアピールし、撮影ではつきもののポロリは「ありましたね(笑)。ベッドの上で寝返りを打って! と言われて寝返りを打ったらポロリと取れちゃったことがあります」と明かした。6月27日の誕生日を迎えるという鈴原。「27歳になりますが、27歳って大人だと思うんです。でも全然実感がないんですよね」としつつ、「まだまだ子供なところがたくさんあるので、ちゃんと意識して大人な女性になりたいですね」と意気込み。また、プライベートで趣味がないという鈴原は「今趣味を見つけているところで、いろんなことに挑戦したいと思っています。今は岩盤浴にハマっていて、次はホットヨガに通おうかな」と期待に胸を膨らませていた。
2019年06月22日松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、新人・鈴鹿央士の4人で、直木賞作家・恩田陸の新たな代表作を実写映画化する『蜜蜂と遠雷』。この度、彼らが演じる若きピアニストたちがそれぞれの想いを胸に、生命と魂を懸けた戦いに挑む姿が描かれた特報映像が解禁となった。2018、2019年と各映画賞を軒並み獲得している松岡茉優が主演を務め、共演には第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞に輝いた松坂桃李、ハリウッドデビューも果たした期待の若手・森崎ウィン、そして新星・鈴鹿央士が大抜擢されている本作。監督・脚本・編集は『愚行録』で長編監督デビューを果たし、新藤兼人賞銀賞を受賞した新鋭・石川慶が手掛けている。この度届いた特報映像では、母を亡くしたことがきっかけで突如、音楽の世界から姿を消すも、世界最高峰の国際ピアノコンクールでの再起を目指し、再び舞台に戻ってきた元・天才少女、復活の神童:栄伝亜夜(松岡さん)の姿が…。さらに、生活者の音楽を掲げ、家庭と仕事を持ちながらも夢を諦めきれず、出場年齢ギリギリで最後のコンクールに挑む不屈の努力家:高島明石(松坂さん)。人気、実力ともに兼ね備えた優勝大本命のエリート、信念の貴公子:マサル・C(カルロス)・レヴィ・アナトール(森崎さん)。そして、コンクールに波乱を巻き起こす、いまは亡きピアニストが遺した謎の少年、祝福の異端児:風間塵(鈴鹿さん)という4人が登場。はたして、世界最高峰のコンクールで音楽の神様に愛されるのは誰なのか――?また、新たに解禁となった場面写真では、それぞれ映像に映る戦う姿とは違った表情が印象的。ピアノコンクールの外でも織りなされる、4人のドラマにも期待がかかるカットとなっている。『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開
2019年06月20日女優の川島鈴遥が、俳優のオダギリジョーが長編初監督を務める映画『ある船頭の話』(9月公開)に出演することが10日、明らかになった。同作は、とある川で村と町を繋ぐため船頭を続けるトイチ(柄本明)を主人公に、オダギリが脚本・監督を務めた。村人の源三(村上虹郎)が遊びに来るとき以外は、 黙々と渡し舟を漕ぐ日々を過ごすトイチだが、何も語らず身寄りもない少女(川島鈴遥)と一緒に暮らし始めることで、人生を少しずつ狂わせていく。100人以上の中からオーディションを重ねて選ばれた川島。オダギリジョー監督は「『自分と似ているなぁ』というのが、彼女を選んだ理由のひとつだったと思います。ざっくり言うと、同じようなタイプの俳優です。そんな彼女に、僕が学んだ演技法を数ヶ月かけて詰め込みました。今や僕なんかよりずっといい俳優になっちゃっています(笑)」と語る。川島は同作への参加について「この役が決まった時、初めは本当にびっくりして実感が湧きませんでした。撮影に向けての演技レッスンでオダギリ監督に初めてお会いした時に、これは現実なんだとオーディションに受かった事を実感し、同時に不安と緊張を抱きました。その気持ちの中で自分の演技をすることに必死だったので、上手くいかないことや悩むこともたくさんありました。それでも、オダギリ監督を始め柄本さんなど沢山の大先輩の方々に支えてもらい、体当たりのつもりで撮影に挑みました。どんなお芝居も みなさんが受け止めてくださるので、これでいいんだと安心して演じることができました。そして、今改めて幸せで贅沢な時間だった事に感謝しています」と意気込みを表している。俳優として海外でも精力的に活動してきたオダギリジョーのもとに、超豪華な国際派スタッフが集結し、撮影監督は『ブエノスアイレス』『恋する惑星』などで知られるクリストファー・ドイル、衣装デザインには『乱』(黒澤明監督)で米アカデミー賞を受賞したワダエミ、世界を舞台に活躍するアルメニア出身のジャズ・ピアニスト、ティグラン・ハマシアンが映画音楽に初挑戦。国境を越え個性派スタッフが集結した。
2019年03月10日それぞれぴったりな男性は異なってくるのですがその中でも保育士の女性にぴったりな男性をいくつか紹介します。子供好きな男性は保育士の女性にとって魅力的保育士の女性におすすめの男性は、子供好きな男性です。子供が好きなだけでなく、世話好きだと尚いいでしょう。もし子供ができた時も母親だけが育児をするのではなく、父親も育児に積極参加してくれる可能性が高まります。それによって、育児の負担を分散させることができるため、円満な家庭も作りやすくなります。精神的に甘えさせてくれる男性もぴったり保育士の女性は常に子供の面倒を見ているので精神的なストレスもしくは負担が発生する時もあります。その時に保育士女性の話をしっかりと聞いてくれる男性は、精神的に甘えられるのでお勧めです。何か問題が発生した時、気軽に話せるようになるために頼もしい存在として頼っていくことができます。そして色んな問題や悩みを話すことで、ストレス解消でき、再び保育士の仕事を円滑に行えるようになるので重要です。家事を手伝ってくれる男性は心強い存在勤めている保育園の状況によっては、急に出勤しなくてはいけない場合もあります。そこで家事を手伝ってくれる男性は、急な仕事が発生した時も代わりに家事をしてくれる可能性が高いです。また保育園や子供の状態によっては、定時を過ぎても仕事をしなくてはいけない時も出てきます。そんな時も代わりに家事をしてくれる男性ならば、家に帰宅した時に少しでも疲労回復できるので、保育士の女性にぴったりです。特に料理や掃除の他に洗濯を行ってくれる男性は、自分が休みたいという時も代わりに家事をしてくれる可能性があり、良好な関係を築きやすく、円満な夫婦生活を続けやすいです。
2019年02月17日