ドラマやバラエティ番組にも活躍の場を広げている、ミュージカル界のプリンス、山崎育三郎さん。≪ミュージカルポップス≫という新しい音楽を聴かせたい。山崎育三郎さんは、ソロシンガーとして約2年かけて完成したはじめてのオリジナルアルバム『I LAND』をリリースした。「いままで2作のカバーアルバムを制作しましたが、その中で自分でも楽曲を作りたい、オリジナル楽曲を届けたい、という気持ちが高まっていました。ここに満足できる作品が完成し、大きな目標に到達できたので、感慨深いものがありますね」『I LAND』は、山崎さんが自ら作詞作曲した楽曲も含め、全て書き下ろしのオリジナルアルバム。そこには彼本人のリアルな体験や心境が伝わるナンバーもあり、いままでの彼の作品、ミュージカルのCDやカバーアルバムとは違うものだ。「ミュージカル俳優としてデビューして20年になるんですが、ミュージカルは決まった歌詞、メロディに自分の感情をどうのせていくか、ということが大事。それとは全く違い、自分でゼロから曲を作り上げることをやってみたかったんです。基本的に、ミュージカル俳優はポップスを歌わないんです。先輩たちを見ても、出されるCDはミュージカルの楽曲か、カバーアルバムです。誰もゼロから作る方はいなかった。だからこのアルバムは、ある意味≪挑戦≫でしたけどすごく楽しかった」アルバムの1曲目は、山崎さんが詩を共作したタイトル曲「I LAND」。ミュージカル仕立てのサウンドアレンジで、彼らしい世界に即、誘われ、ワクワクするはじまりだ。だがそれだけではない。プライベートな経験から生まれた温かい言葉が並ぶ「ヒカリ」や、人生を変えたほどの大切な経験を切々と歌い上げ、聴く者の胸をキリキリとさせるような「Turning point」など、全ての曲でリアルな思いが綴られる。どれも山崎さんにしか歌えない言葉。「ゼロから音楽を作り上げたい」という言葉に納得させられる。いままで“ミュージカル”というある種ファンタジーの世界でファンを酔わせてきた彼とは正反対の、自分自身を正直にさらけ出す楽曲の数々。その大きな隔たりに果敢にチャレンジしたことに驚かされる。「リアルに僕の心情を音楽で表現するというのは、いままでしていなかったことです。でも歌手・山崎育三郎としては、何か真実がないと伝わらないと思いますし、新しい表現にチャレンジしたかった。チャレンジしながら歌っていると全く違う感情が生まれたり、よりグッと歌に入っていけたり、そんな気持ちに自分自身ワクワクしています」カテゴリー分けするなら『I LAND』はポップアルバム、だろう。しかし既成のカテゴリーに収まりきらない、ユニークなパフォーマンスを感じずにはいられない。「そう言われると嬉しいですね。僕は≪ミュージカルポップス≫と呼べるような、新しいジャンルを自分で作り上げたいと思っています。J-POPでも、ミュージカルソングでもない僕のオリジナル作品、ですね。まだ誰もやってない新しいジャンルがあってもいいでしょう」Original Album『I LAND』【初回限定盤CD+DVD+GOODS】¥4,300最新シングル「Keep in touch」など11曲収録。DVDには『I LAND』のMVとメイキングが。【通常盤CD】¥3,000(UNIVERSAL MUSIC)やまざき・いくさぶろう1986年1月18日、東京都生まれ。‘07年『レ・ミゼラブル』でミュージカル俳優としてデビューし、その後も数々の名作に出演。2019年1月から「山崎育三郎 LIVE TOUR 2019~I LAND~」の開催が決定。※『anan』2018年8月1日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2018年07月28日旅を通じて子どもの心と脳を育てる「旅育」。家族旅行はもちろん、帰省や日帰りのレジャーも、子どもを大きく成長させるチャンスです。特に、言葉を理解し始める3歳頃から基礎的な脳が出来上がる9歳頃までは、旅育のゴールデンエイジだといいます。現在、6歳の息子を持つ筆者も旅育を実践中。そこで、 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)の著者で、旅行ジャーナリストの村田和子さんに旅育についてお話をうかがいました。お話をうかがったのは…村田和子さん旅行ジャーナリスト。1969年生まれ、1児の母。子どもが生後4カ月の時に家族旅行を開始し、9歳までに47都道府県を制覇。『All About』では2001年からガイドを務めているほか、『週刊文春』では子連れ旅行の連載、JALサイトの『初めての子連れ海外』ページを監修・執筆するなど、家族で旅をする魅力やヒントを多方面で伝え、2013年には子どもの生きる力を育む「家族で旅育メソッド」を発表。子どもが旅育を実践し中学入試で志望校に合格したことを機に『プレジテンドファミリー』『AERA with Kids』『日経DUAL』をはじめ雑誌・新聞・ウェブで注目を集める。 「家族deたびいく」 運営。旅行業務取扱管理者・クルーズコンサルタント。 ・公式ホームページ(トラベルナレッジ) ■3歳~9歳が「旅育」のゴールデンエイジ――村田さんは、現在17歳の息子さんが生後4カ月の頃から親子旅を始め、9歳までに47都道府県を制覇されたと聞きました。当初はまだ、子連れ旅行が一般的ではない時代ですよね。村田和子さん(以下、村田さん):「小さな子どもを連れて旅行なんてとんでもない」とよく言われましたし、施設側も子連れを受け入れる体制が整っていませんでした。その点、今は子ども向けの施設やプランが充実した宿がたくさんあり、新幹線や飛行機などのサービスも行き届いています。親子で旅に出るには、絶好の時代だと思いますよ。――確かにそうですね。私は5年前から親子旅を始めたのですが、おいしそうな離乳食やキッズミールがあったり、キッズルームや子ども向けのイベントが用意されていたりと、レベルの高さを感じます。村田さん:それに、子どもにとって旅に出ることの重要性は増していると感じます。昔に比べて、今の子どもたちの世界はかなり狭い。子どもたちがふだんふれあう大人は、親御さん、幼稚園や学校の先生、習い事の先生、友だちのお父さんお母さんくらいではないでしょうか。子どもは自分が知っている世界が社会のすべてだと考えがちなので、日常で自分の居場所が見つけられないと悩んだり、自暴自棄になったりする危険性があります。実際、私の息子も、男の先生にほめられて自信になっていた「朝の元気なあいさつ」を、小3になり先生が変わった途端「そんなに大きな声を出さなくて結構です」と言われたことで混乱。旅先でもあいさつができなくなってしまったことがあるんです。「これまでに、たくさんの人に元気なあいさつをしてきたけれどどうだった? そうだよね? 笑顔で返してくれた人やほめてくれた人が多かったよね? 担任の先生は価値観が違うかもしれないけれど、ママはすてきだと思うよ」と話し合って解決したんですが、子どもにとって学校や先生の影響がいかに大きいかを思い知らされました。――それは辛いですね。でも、息子さんがすぐに納得してくれたのは、やはり旅を通じて多くの人や価値観とふれあった経験が大きいんでしょうか。村田さん:そう思います。息子はいかにも社交的で目立つという感じではないんですが、さまざまな地域で暮らす年代も異なる多様な人々との交流を通じて、懐の深い人間に育っていると感じます。また、旅のトラブルを乗り越えた経験などから、何事にも「手をつくせば、なんとかなる」というタフさや、臨機応変に対応する力は身についたと思います。今の子どもたちが生きてくのは変化の時代ですから、旅育は大いに役立つと考えています。――受験勉強だけできればいい、という時代ではないですものね。子どもたちが成長する頃、「生きる力」がますます重要になっていると実感しています。村田さん:私が提案している「旅育メソッド」では、生きる力を「自己肯定力・コミュニケーション力・知恵を育む力」の3つと定義しています。旅育で一番大切なのは、親子のコミュニケーションです。親のちょっとした心がけや働きかけで、この3つの力はぐんと伸びていきますよ。特に、言葉を理解し始める3歳頃から、基礎的な脳が出来上がる9歳頃までは旅育のゴールデンエイジですから、積極的に旅に出ることをおすすめします。――そうなると、赤ちゃん時代に旅に出ることはあまり意味がないのでしょうか? 確かにうちの息子も、小さい頃の旅はまったく覚えていません。村田さん:旅にはリフレッシュ効果もあります。親御さんが旅でストレスを解消して、ゆとりを持って子育てをできるのは、子どもにとって大きなメリットだと思います。また、小さな頃の旅は忘れてしまうので意味がないのでは? と思いがちですが、本の中で脳科学者の茂木健一郎先生が解説してくださったように、記憶には残らなくても、子どもが成長した時、ものの見方や行動に影響を与えると考えられています。 ■「どこに行くか」より「何をするか」――周囲のママたちに旅育をすすめると、「楽しそうだけどお金がかかりそう」と言われることが多々あります。村田さん:旅というと、どうしてもぜいたくなイメージがあるのかもしれません。でも、近場の日帰りレジャーやイベントに出かけるだけも旅育はできるんですよ。ネットで検索すると、子連れ向けの施設やイベントはたくさん見つかります。肝心なのは「どこに行くか」ではなく「何をするか」。特にお子さんが小さいうちは、無理をして遠出をしなくても大丈夫。日常と違う経験をすることは、それだけで子どもの脳に刺激となります。――小さな子を連れた旅やおでかけでは、公共の乗り物や施設で迷惑をかけないか心配、という声もよく耳にします。村田さん:小さくても旅をする仲間ですから、「どうせわからないだろう」と子ども扱いしないことが大切だと考えます。私は写真や地図を見せて「これからこの場所に行くよ」「電車に◯時間乗るよ」「眠りたい人もいるから、静かにしていようね」などと説明していました。そして、上手にできたら「頑張れたね! えらいね!」と認めてあげると、子どもにとって成功体験となります。「電車に何分乗るから、その間は何をして遊ぼうか」と相談しながら、子ども自身が持ち物を用意するのもおすすめです。――自分で用意をさせると、自主性が身につきそうですね。でも息子が3歳の頃にリュックに入れるおもちゃを選ばせたら「全部持っていく!」と言い張り、荷物がパンパンになってしまった経験があります(笑)。村田さん:3歳くらいだとまだ自分では気がつかないことも多いので、「全部使って遊ぶ時間あるかな?「持てる? ちょっと背負ってみようか。自分でずっと持つんだよ?」と親が助言してあげたほうがいいでしょうね。ただ、可能な限り、最終的には本人の判断に任せるのが良いと思います。自分で言い出したことに責任を持つのも大事ですし、失敗から学ぶことも多いと感じます。■未就学児&低学年「旅育プラン」3つのアイデア旅育のモデルプランは無数にあり、どんなプランがいいのかは子どもの個性や発達によってさまざま。「小学校中学年以上の子どもなら話し合いで決めるのも旅育の一環となりますが、小さいうちは親がナビゲートする必要があります」と村田さん。そこで、プラン作りのヒントとなる3つのアイデアを教えていただきました。1.テーマを決めてとことん追求する!子どもが興味を持っていることをより深めていくことで、探究心や集中力が育ち、自信にもつながります。例えば、電車好きの子どもなら鉄道博物館に行く、ユニークな観光列車に乗ってみる、鉄道会社のスタンプラリーに参加するなどの選択肢があります。食べることが大好きなら、フルーツ狩りや食品メーカーの工場見学もいいでしょう。「これといって興味を持っていることが見当たらない、というお子さんは、親の趣味から子どもの成長に合ったものを選んで、お子さんに提案してもOKです。ただし無理強いは禁物。もし子どもが興味を持てないようなら、違うプランを試しましょう」(村田さん)2.親子でいっしょに「初めて」を体験!人生経験が豊富な親は、つい「上から目線」で子どもに接してしまいがち。「親も子もどちらにとっても初めての体験なら、同じスタート地点に立つことができ、親子の連帯感が育まれます。例えば、見たことがない花や動物を見に行ったり、専門家のもとで簡単なトレッキングやアクティビティに参加してみたりといったプランがおすすめですよ」(村田さん)子どもにとって、初めての体験は深く心に残るもの。小さいうちから親子で、たくさんの“初めて”に挑戦してみましょう。3.家族で別々に過ごす時間を作る!旅行中に親子別々の時間を作ってみましょう。子どもは、ホテルにあるキッズクラブや子ども向けの自然体験教室などに参加。親と離れて何かに挑戦することで子どもは一気に成長し、再会した際には「こんなことをしたんだよ」と家族の会話が広がります。「もし、旅先にキッズクラブや自然体験教室などがなく、子ども1人で参加できる環境が整わないなら、ふだんとは違う家族の組み合わせで行動するのもいいですね。例えば、ママと一緒に過ごすことが多い子どもは、パパやおばあちゃんと一緒、ママはひとりなど、いつもと違う組み合わせで行動すると、意外と発見もあり、うまくいって楽しめることが多いんですよ」(村田さん)自分の子どもはどんなことに興味があり、どんな力を身につけさせたいか。上記を参考に、ぜひプラン作りに挑戦してみましょう。次回は、旅育の実践編として、旅先での過ごし方をお教えします。参考図書: 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)村田和子著 1,512円(税込) 旅を通じて子どもの脳を刺激し、自立心や感受性、行動力、考える力などを育む「旅育」。旅行ジャーナリストの村田和子氏が十数年の親子旅の経験をもとにした旅育の5つの基本メソッドと、実践するための25のヒントを紹介する。47都道府県の親子旅を経験した著者が選ぶおすすめスポットやモデルコースに加え、星野リゾート代表・星野佳路氏に聞いた「子どもにとっての旅の効果・効能」、茂木健一郎先生の旅×脳コラムなども掲載。取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年07月26日子どもの心と体の健康を育むために、「食」はとても重要。そこで今回は、食育インストラクターである著者が「子どもの食育」についてポイントを4つに絞って紹介します。即実践できるものばかりなので、早速試してみくださいね。「共食」は3~8歳の数年間が特に重要社会環境が変わり、家族がバラバラの時間に食べる「個食」が増えているといわれている現代。40年前は、年に約700~800回ほど家族そろって食事をしていたのに対して、今では300回ぐらいに減少しているといわれています。あなたのおうちでは、1週間に何回くらい家族そろって食事をしていますか?実は、家族と一緒に食べる「共食」こそが、子どもの人格を養う大切な時間だといわれています。共食は、人と人とのコミュニケーションを深める場であり、楽しいおいしいといった幸せを感じる場でもあります。実際に、1人で食べるよりも、家族や友人たちと食べる方が心もなごみ、食欲も増す…といった経験をしたことはありませんか?さらに面白いのが、単に食べるのと「おいしい」と感じながら食べるのとでは、栄養の吸収率が変わってくるということです。楽しく食事をすることは栄養の吸収力を高め、心も満たしてくれるのです。この「共食」が大きな意味を持つのが、3~8歳です。この時期は1人きりで食事をさせず、テレビを消して一緒に食事をすることが重要です。また、家族そろって同じ物を食べ、正しい箸の使い方や「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつ、マナーをきちんと身につけさせる時期でもあります。というのも、これらの作法や食習慣を子どもに身につけさせるには、8歳までが理想的だといわれているからです。この年齢を過ぎると、他のことへの興味や好奇心が芽生えて身につきにくくなるといわれ、その労力は10倍にもなってしまうのだとか。幼児期のうちに、家族で一緒に食事をしながら食に興味を持たせ、マナーを身につけさせることが大切です。では具体的に、どのようなマナーを身につけさせたらよいのでしょうか。「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつ食事マナーの基本は、食事前後のあいさつです。これは単なるあいさつではなく、感謝の気持ちを表したもの。「いただきます」は、料理を作って出してくれた人たちや農家の人、肉や魚の命をいただくことへの感謝の気持ちを表したものです。また、「ごちそうさま」の「馳走(ちそう)」は、あちこち走り回って食材を用意するという意味があるとか。そのように苦労して食事を用意してくれた人に対して、感謝の意味を込めて「ご」と「様」をつけたことから「ごちそうさま」というようになったそうです。これらのあいさつは「食事に対する感謝の気持ちを表したものなんだよ」と、子どもに伝えることで、食べ物を大切にする心を育むきっかけになるかもしれません。正しい姿勢のポイントは椅子とテーブルの高さ調整箸の持ち方を注意することはあっても、食べる姿勢にはあまり目が行き届かない…という人は多いのではないでしょうか。食べる時の姿勢が悪いと消化にも悪く、だらしがない印象を与えてしまいがちです。何より猫背がクセになってしまっては、後に直そうと思っても簡単にはいきません。そこで大切なのが、体型にあった椅子とテーブル選びです。高さが合っていないと食べにくかったり、足がぶらぶらと動き、落ち着いて食事をすることができません。ヒジをテーブルにつく原因にも。足がぶらぶらする場合には、足元に箱を置くなどして調整しても〇。テーブルが高い場合には椅子にクッションを置いて調整します。<正しい姿勢のポイント>・背筋を伸ばして猫背にならない・椅子の背もたれに寄りかからない・テーブルと体の間は、げんこつ1個~1個半空ける・足はぶらぶらさせない。足の裏は床か、椅子の足載せにつける正しい箸の持ち方レッスンは食事中以外で箸選びのポイントは子どもの手の大きさに合ったものを選ぶことです。基準は、手を広げて親指の先と人さし指の先端の長さを測ります。その長さの1.5倍が、ちょうどよい箸の大きさになります。箸の太さや重さも大切なので、子どもと一緒に箸を買いにいくといいですね。また、食事中に箸使いの練習をすると食事が楽しくなくなってしまうので、それ以外の時間にトライします。ポップコーンや茹でた枝豆などをつまむゲーム感覚で練習すると〇。乾燥した小豆などの小さなものもつまめるように、少しずつ難易度を上げてみてください。<正しい箸の持ち方>1.上の箸を人さし指と中指ではさみ、親指をそえて鉛筆のように持ちます。持つ位置は箸の長さを3等分して、箸先から3分の2の位置です。2.下の箸は、上の箸の下側に差し入れ、薬指で固定します。3.はさむときは、箸の先端がきちんとぶつかるように、上の箸を動かします。いかがでしたか?大切なことは食事のマナーを厳しくしつけることではなく、家族で食事をする楽しさを一緒に体験することです。その中で子どもたちは、食事をする意味や楽しさ、マナーを理解していくことを、親自身が忘れないでいたいですね。笑顔あふれる食事の時間が、少しでも多く増えますように。参考資料:服部幸應の食育インストラクター養成講座<文・写真:食育インストラクター・フリーランス記者岩本亜実>
2018年05月03日俳優の山崎育三郎が、10月13日に東京国際フォーラムホールAにて、イベント「山崎育三郎のI AM 1936」 presents 「THIS IS IKU」を開催することが28日、明らかになった。このイベントは山崎がパーソナリティを務めるニッポン放送の番組『山崎育三郎の I AM 1936』(毎週土曜 21:30~)の番組イベントだ。各界からビッグなゲストが出演することも予定されており、山崎とどのようなコラボレーションを見せるのかに注目が集まる。17年5月にスタートした『山崎育三郎の I AM 1936』は少年野球で全国大会に出場した経験もある野球やゴルフなど趣味の話や、リスナーからのメールや質問にも答える他、リクエスト曲に即興で弾き語りを披露するコーナーも人気となっている。山崎はイベントについて「歌・ゲスト・笑い…いろいろな企画を考えていますし、最高のエンターテインメントにしたいと思います。これがIKUのSHOWだぞ!というのをお見せしますので、10月13日は国際フォーラムでお待ちしています!!」とPRしていた。
2018年04月28日「浴育」という言葉を見聞きしたことはありますか?「浴育」とは東京ガスが名づけた言葉で、文字どおり入浴を通じてその効果や方法、楽しみかたを育むこと。単なる入浴ではなく、お風呂の時間を通じて「遊び」「会話」「学び」を楽しんでほしいという願いが込められています。今回は浴育のなかでも、ママはもちろんパパにも楽しんでもらいたい「親子での入浴」についてご紹介します。 1. 浴育のメリット浴育がもたらす効果のうち、大きなものが「親子のコミュニケーション」。自分自身、子どもの頃にお風呂で親とゆっくり話した思い出があるかたもいるのではないでしょうか。東京ガスの調べでは、「お風呂では親子の会話がはずむ」と考えている人は、「そう思う」と「ややそう思う」を足すとおよそ8割にのぼるそう。「裸の付き合い」という言葉のとおり、入浴中は人との距離感が縮まったり、お湯のリラックス効果で緊張感が和らぐといわれています。その結果、親子での会話がはずむんですね。また親側の感想として、「テレビやおもちゃがないため、互いに気が逸れることなく、きちんと会話がしやすい」というものもあります。 2. 忙しいパパにこそ浴育を特に浴育を実践してほしいのは、普段子どもとのコミュニケーションが不足してしまいがちなパパです。共働きが多くなっているとはいえ、平日の子どもの世話は妻中心という家庭も多いでしょう。仕事で帰りが遅く、平日は子どもが起きている姿を見ることすら叶わない……そんなパパにこそ、浴育はおすすめなんです。ママからすると子どものとの入浴は日々の育児の一環で、「やらなきゃいけない」ことになりがち。しかし普段子どもと接する時間が少ないパパにとっては、貴重な子どもとの触れあいの時間になります。実際、東京ガスの調査によると、実際に子どもとの入浴を「楽しい」と感じているパパは9割近く。また、パパと子どもの入浴は本人たちの満足だけでなく、ママがひとりでゆっくりお風呂に入ることができてストレス発散になるというメリットもあります。ゆっくりできる休日、パパはぜひ子どもと一緒にお風呂に入ってみてはいかがでしょうか。 3. 浴育には期限がある東京ガスの調査では、親子で入浴をしているのは、同性親子間であっても11歳頃まで。これが父と娘になると9歳頃までになり、女の子のほうが浴育を楽しめる期間が短いことがわかります。母と息子でも10歳頃までで半数以上が親子入浴をしなくなるそう。お風呂での親子の思い出を作れるのは子どもが小さいうちだけ……そう思うと、浴育に対する意欲が湧いてきませんか?つい感情的になってしまいそうな事柄も、お風呂だと落ち着いて話すことができるかもしれません。また、学校であった悲しいことを、お風呂でなら話せたという経験をしたことがある親もいるでしょう。お風呂は、コミュニケーションの場としてはもちろん、ときにはひらがなシートで文字を読んだり、九九を暗唱するといった学びの場にもなります。親子で過ごしたお風呂の記憶は、浴育ができなくなったあとも、子どもの中にしっかりと残るのではないでしょうか。親が多忙であればあるほど、親子のコミュニケーションは減ってしまいがち。会話をしているつもりでも、実際には親が一方的に子どもに注意や指示をしてばかりということもあります。そうしたときに浴育はおすすめ。普段と違う「お風呂」という空間になれば、子どもとゆっくり話ができそうです。せっかくですから、お風呂では子どもの話に耳を傾けるように意識してくださいね。子どもの頃に親と入浴した思い出。あたたかな記憶と経験を、今度は子どもにも手渡してあげませんか? 参考:東京ガス「浴育のすすめ」東京ガス「親子入浴に関する実態調査2010」東京ガス : 都市生活研究所 / 風呂文化研究会 / 「浴育」について
2018年03月30日「子どもにはバランスの良い食生活を送ってもらいたい」親なら誰しもがそう思うものですよね。「食育」も、普段から目にする言葉になりました。しかしいざ「食育をやろう」と考えても、何から始めたらいいのかわからないかたが多いのはないでしょうか。我が家でできる「食育」について考えてみましょう。 1. 「食育」とはすっかりなじみのある言葉になった「食育」。耳にする機会は増えたものの、実際にどういうことを指すのかはご存知ですか?農林水産省では、食育を以下のように定義しています。生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てること(農林水産Webサイトより引用)食育は、単純に子どもが親から出された栄養バランスの整った食事を摂るということではありません。子ども自身が食に関する知識を身につけることも食育のひとつなんです。食育が指導されるようになったのは、子どもたちが摂取する栄養に偏りが見られがちになったこと、朝食を抜く子どもが増えたこと、痩せすぎや肥満といったものが問題視されるようになったため。こうした状況に加え、失われていく地域の食文化を伝えていくためにも、「食」に関する取り組みをする指針が定められたんです。 2. 食育に関するママの悩み2016年、ビースタイルグループ・ネオベジ株式会社では、子育て中のママたちに対して食に関するアンケート調査を行いました。「食育を意識していますか?」という質問には、「熱心に考える」が20%、「考える」が49%と約7割のママが食育について考えているという結果に。日々の食事を担うことの多いママたちにとって、食育は大きな関心事のようです。一方で、意識と知識のギャップも浮き彫りになりました。「何を食べさせればいいのかわからない」と答えたママは、「強く思う」「思う」を足すと半数以上の63%にのぼります。同アンケート調査に寄せられた悩みの声をいくつか見てみましょう。健康的な食事に対する知識がないので、世の中の情報に振り回されやすい限られた短い時間の中で栄養バランスと子どもの好き嫌いまで考慮して料理をするのは至難の業レシピを参考に作るが、食材を買い揃える時間も、毎回食材を買い揃える金銭的な面でも現実的ではない共働きの夫婦では、どうしても毎日似通ったメニューになってしまいがち。また、親自身が栄養に対する知識を持っていないことも多いようです。なんとなく「肉と魚のバランス」「野菜をたくさん食べさせたい」といった考えで献立を考えているため、「これでいいのか不安」になることもあるのではないでしょうか。 3. 食育の始めかた「日本型食生活」を意識したバランスの良い食事「主食」「主菜」「副菜」。見聞きしたことがあるのではないでしょうか。これらが揃うように意識をすれば、バランスの良い食事に近づくといわれています。主食:ごはん、パン、麺類など主菜:魚や肉、卵、大豆製品など副菜:野菜、きのこ、海藻、いもなど和洋食ともに、この3つを意識してみましょう。主菜と副菜を意識するだけでも、栄養バランスはぐっと整いますよ。もともと日本人が食べてきた和食は、ごはん・汁物・焼き魚など、栄養バランスが取りやすい献立が特徴。そのため、農林水産省などではこうした食生活を「日本型食生活」と称し、推進しているんです。和食は一汁一菜でも大丈夫「手間がかかる」といったイメージや、子どもが好きなメニューが影響して、食べる機会が少なくなっている和食。「一汁三菜」という言葉も、用意が面倒くさいという印象につながっているかもしれません。しかし2017年、「一汁一菜でよいという提案(土井善晴)」という本が話題になりました。一汁一菜とは、ごはん・汁物(味噌汁)・漬物。これだけでも心身の健康には十分だという意見です。残り野菜や豆腐、卵など、なんでも入れた具沢山の味噌汁やスープは、それだけでも立派なおかずになります。忙しい子育て期間中でも、これなら続けられるのではないでしょうか。「孤食」にさせない仕事などで忙しいと、つい食事の時間もせわしないものになってしまいがちです。子どもだけで食事をとる「孤食」が続いてしまってはいませんか?なかなか、毎日家族そろって食事をするのは難しいかもしれません。しかし、休日は家族で食べる、平日も親が食事中の子どもと会話を楽しむなど、「食事の時間が楽しいもの」だという経験を積ませてあげたいものですね。収穫体験や家庭菜園で食材から触れる「野菜嫌いの子が、自分で育てた野菜なら食べられた」「スーパーの野菜売り場で苦手な野菜を買うとき、子どもに選ばせてみたらがんばって食べてくれた」など、食材から関わることで子どもが食べられるようになることもあります。収穫体験や家庭菜園で、料理になる前の食材に触れることも大切な「食育」のひとつ。家族のレジャーに収穫体験を入れてみるのもおすすめですよ。親子で一緒に農林水産省のWebサイトでは、子どものためのページが用意されています。クイズやゲーム、調べもののページなど小学生頃から楽しめるメニューがあるんです。親子で一緒に見られる情報も記載されているので、ぜひご覧になってみてください。> こどもページ:農林水産省 食育というと、つい「きちんとしなくては」と力が入ってしまい、かえってストレスになってしまいがち。ですが、大切なのは「食べることは楽しい」と子どもに思ってもらえる機会を作ることと、主食・おかずをバランスよく食べること。忙しければ総菜に頼っても良いでしょう。「ごはんと味噌汁は作って、主菜は買おう」など、親側の意識も「食事は負担だらけで楽しくない」とならないようにしたいもですね。また、子どもの成長に伴って「野菜を洗ってもらう」「切ってもらう」「焼いてもらう」といった調理への参加も、立派な「食育」のひとつではないでしょうか。堅苦しく考えすぎず、食事を楽しいものにしていきたいですね。 参考:子育てママの98%が「食育気にしている」~栄養の摂り方『よくわからない』63%~農林水産省「食育の推進」農林水産省資料「日本型食生活のススメ」農林水産省「こどもページ」日経ウーマンオンライン「人生が変わる、体が喜ぶ「一汁一菜」土井善晴さん」
2018年03月27日「歩育」という言葉を知っていますか?「歩育」とは歩いて、子どもたちの心、生きる力を育てる教育です。我が家には、現在小学校2年生、1年生、年長の子どもがいて、三女が2歳になるころから家族全員でウオーキング大会に参加しています。だいたい1日で10~20キロくらい歩きますが、これは小さい頃からコツコツと習慣化したもの。歩くことを少しずつ続けてきた子どもたち。今では年長の娘(5歳)も、1人で20キロ歩き切ることができます。「歩育」をして良かったこと歩くことは、家族や年配の方、さまざまな年代の人との交流ができ、絆を深める良い機会になっています。子連れで大会に参加しているためか、必ず年配の方に声をかけられます。「こんなに小さいのにえらいね」と褒められるので、子どもたちも嬉しそうです。また、歩くと筋肉もつき、体力もつくので、風邪をひきにくくなったように思います。そして、この前は5キロだったけど、今回は10キロ歩けたね、などと達成感も味わえたり、歩ききることで自信に繋がります。一番効果を感じたのは、ウオーキングを始めてから継続する力、忍耐力がついたこと。我慢強くなり、ちょっとのことではへこたれない度胸もついているようです。ウオーキング大会は楽しいことがいっぱい!独自の取り組みとして「歩育」を取り入れている自治体が多いですが、なかでも有名なのは埼玉県東松山市の「スリーデーマーチ」。我が家がウオーキングをするきっかけとなった大会で、海外からの参加者、地元の幼稚園児~高校生まで、老若男女問わずみんなが参加できます。ほとんどの大会には制限時間が設けられているので、時間内にゴールすることを目的としています。アンカーもいて、アンカーに追いつかれないよう歩くことも必要です。また、大会によっては、さまざまなイベントが開催されているものもあります。例えば、無料で輪投げをして景品をもらえるものや、ゆるキャラと写真が撮れたり、参加賞がもらえたり。スリーデーマーチでは、ゴール会場にさまざまな屋台が出ていて、ゴールのお祝いにおいしいものを食べることも楽しみの一つです。「歩育」を今日から始めてみよう!今日からでも実践できるのが「親子で歩く」「家族で歩く」ことです。まずは近所の2、3キロから歩いてみませんか?子供の生き生きとした笑顔が見つけられると思います。慣れてきたらウオーキング大会に参加するのも楽しいですね。もちろん最初から10キロなんて歩かなくても、5キロほどのファミリーコースもあります。「歩育」とは歩いて自然や社会に触れ、子供たちの豊かな心、生きる力を育てる教育です。歩くことは、体を鍛えることがができるし、自然を学ぶことで感性を豊かにできます。普段は忙しくて、子どもとじっくり話ができないママやパパも多いはず。外に出て、自然を感じて歩くことは、親子のコミュニケーションにも繋がりますね。ウオーキングは、気軽に毎日でもできるところがいいところ。親子や家族で歩けば、おしゃべりもはずんで、もっと楽しい! 自然とも仲良くなれるし、家族ともっと仲良しに。いいことがいっぱいの「歩育」、皆さんも今日から始めてみませんか?<文:フリーランス記者青木真美>
2018年01月30日●ワンプッシュ式と、パワードIS現在、熱い注目を受けている、手ブレ補正付きの「防振双眼鏡」。ライブや観劇などで使用する人たちが、よりコンテンツを楽しむために買い求めている。中でも人気を誇っていたキヤノンの防振双眼鏡に、新製品「10×32 IS」「12×32 IS」「14×32 IS」が出るということで、大きな話題を呼んだ。今回はキヤノンICB光学事業部 商品企画担当の家塚さんと、島田さんに、新製品のポイントを伺っていく。○ワンプッシュ式を採用――今回はどういった経緯で開発が進んだのですか?島田:防振双眼鏡は比較的手頃な価格帯のものと高価格帯の間に隔たりがありましたので、その中間にくるバランスの取れた製品を、と開発を進めました。光学的な見えは重視しつつ、手振れ補正の強みはさらに活かした製品開発をしたいというところで、今回新しく出したものは1回押せば防振機能がそのまま5分間効き続けるワンプッシュ式。さらにパワードISという機能をつけています。パワードISは、弊社のビデオカメラやコンパクトデジカメにも入っている機能です。見る対象が一点にとどまって動かない場合にしっかりと手ブレが止まるモードです。相手が動く場合には、従来の手ブレ補正の方がよく、今回の新製品では、手ブレ補正の利かせ方がボタンで選べるようになっています。――今までの、ボタンを押している間のみ防振機能が働くという仕様は、バードウォッチングを想定されていたんですか?家塚:そうですね。それほど長い間同じ鳥や動物を見ていることはないでしょうし、「押している間だけ手ブレ補正」の方が、電池が長持ちして良いと思ったのです。主に星を見る方向けの高価格のものでは、「ワンプッシュで数分間防振」というタイプもありますが。ただ最近だと、ライブなどは公演中かなり長時間にわたり見たいという話も聞いたので、そういう方にとってはワンプッシュ式の方がいいのかなと思い、採用しました。今回のもうひとつのポイントは、グリップしやすい形になったことです。真ん中がくぼんでいて2つの筒がある形になってます。これまでの弊社の防振双眼鏡は手ブレ補正方式の構造上、真ん中がくぼんだ形が作りにくかったのです。しかし今回は手ブレ補正にシフト方式を採用し、グリップしやすい形になりました。このシフト方式は、カメラの手ブレ補正のレンズと同じ方式です。双眼鏡にもカメラ用レンズと同様にレンズが何枚も入っていますが、その中の一部を手ブレに合わせて上下左右にシフトするように動かし、光が目の中に入るときには手ブレが止まっているというものです。手ブレ補正のコントロールが左右でほんのちょっとでもずれていると、見ているうちに頭が痛くなることがあります。そういうことがないように作ってありますのでご安心ください。島田:シフト方式は省電力にもなりますので、今回の技術的な進化は非常に大きかったです。従来と比べると、新製品の方がスペック上は大きいんですけど、ずっと握っているということを考えると、こちらの方が快適だと思います。●防振双眼鏡はなぜ高いのか?○実は複雑な構造――素朴な疑問なんですが、開発の時はやはり何回も双眼鏡を見ているんですか?家塚:何十回も何百回も見てます(笑)。島田:開発者はもちろんですし、評価部門も厳しいので、そこをクリアするために、一緒に何十回何百回、それこそ数えきれないくらい見ています。――じゃあ、バードウォッチングに出かけたりとか。家塚:設計部門と評価部門の人たちと一緒に、開発している事業所の周りの公園に行って、双眼鏡を覗いていることもあります。あとは、社内で設計している人の頭を見たり(笑)。そうやって何百回も覗きながら、設計者や評価者が「こういうときはこのグリップの形だと疲れるから少し変えよう」とか、「ライブで下向きのときはどうか」と、使い方を想定して進めています。島田:また、手ブレ補正の効き方も強ければいいわけではなく、心地良いところがあるんです。強くしすぎると、ちょっと動いただけでも視界がガクッと動いてしまって、ずっと見ていると気持ち悪くなってしまう。その辺の調整は、開発の努力のしどころだと思います。――値段的にはかなりの嗜好品だという気もするのですが、値段が高いのはどんなところに理由があるんですか?家塚: 新しい手ブレ補正技術の部分はもちろん、10数枚で構成されるレンズも高価なガラス材料を使っています。いちユーザーとして、気持ちはわかるので、できるだけコストは抑えて、と思うのですが、長く愛用していただく製品なので、多少不用意に何かにぶつかっても左右の視野の中心がずれないようにとか……外から見るとシンプルな形状なんですけど、中を開けると複雑なんですよね。島田:双眼鏡って、価格帯のレンジが非常に広く、千円代のものから、数十万円のものまであるので、用途に合わせて選んでいただければと思います。――値段の違いはなんだろうと思っていたのですが、ガラスなどの部分もポイントなんですね。家塚:見えが良く高精度な双眼鏡を開発しようとすると、高価なガラス材料を使う必要があり、レンズ磨きの精度も高い技術が求められます。またそれらをしっかりと支える部品も必要になります。さらに左右のズレがないように作りこまなければいけません。○一番声が上がっているところ――新しい「パワードIS」はどんなところで使うと良いのですか?家塚:多分ライブだと、基本的にパワードISが良いと思います。馬のレースなどを見るときは、追いかけて見ているとパワードISが手ブレだと判断し、戻そうとしてしまうときがあるんです。ライブでもよっぽど前の席にいて、アーティストが走ったりする場合は、通常の手ブレ補正の方が見やすいと思います。実はこの新製品も、企画を始めた頃はバードウォッチング向けと思って作っていました。開発が進んでいくにつれてどんどん防振双眼鏡がライブ需要で盛り上がっていったんです。――では今後、ライブ鑑賞や観劇に特化した製品が出る可能性もあるのでしょうか。島田:今、一番声が上がってきていますし、市場の声はとても大事にしたいと考えています。家塚:流行りに合わせて変わっていく製品ではないので、基本性能の高さは譲らずに。でも、今まで使われてなかったお客様の使い方も把握しながら、考えていきたいと思います。●実際に製品を試してみると…それは禁断の果実○実際に試してみると?「使ってみるのが一番」という防振双眼鏡、実機を借りてみることに。といっても、なかなかコンサートなどに行く機会がないので、弊社の全社イベント(8,000人規模)で使用してみた。今回お借りしたのは、市場で一番人気の「10×30 IS II」、12倍と遠見に便利な「12×36 IS III」、そして今回新発売された「10×32 IS」だ。まずどの双眼鏡でも「視界が明るい」「くっきり見える」というのは共通している。これだけで普段使っている手のひらサイズのオペラグラスとは全然見え方が違うが、やはり一定時間覗いていると目が疲れてくることは確か。レンズに映っているのがスーツ姿の部長などで、モチベーションが上がらないために、余計にそうなるのかもしれない。そこで満を持してISボタンを押してみるが、即座に違いがわかるというものではない。心なしか、さっきよりもさらにくっきり見える気がする…? と思いながら、一定時間以上覗いていると、ストレスの度合いが違うことに気づく。さっきまで「覗いただけでくっきり見えた」と喜んでいたのに、ボタンを離すと、線が若干ぼやけてしまうように見えるのだ。防振機能を使って初めて「お前、ブレていたのか」と自分の手を見てしまう。そしてブレていたことに気づくと、ついボタンを押さずにはいられない、これは禁断の果実のような存在なのかもしれない。話している人の汗などもくっきり見えるのだが、映っているのはどうみても弊社の社員なので、好きなアーティストだったらさぞや楽しいだろう、と思われる。○10×30 IS II一番人気ということで、たしかに他の機と比べてみるとお手頃感がある。ひと通り試してみて持ちやすい! 軽い! と思ったが、もはや感覚が麻痺している可能性はあり。1万人弱の規模では、人物の全身が視界に入る。○12×36 IS III比べてみると、大きさ・明るさがぜんぜん違う。防振機能が生かされていることを一番顕著に感じることができた。1万人弱の規模では、常にアップで見ている感覚。○10×32 IS非常に持ちやすく、ISボタンを押しっぱなしにしなくていいことや、ISボタンが双眼鏡の中央ではなく右横についている点が他機と比べると圧倒的に楽。より鮮明に見える。
2017年12月22日●カメラの技術を使って開発「今、"防振双眼鏡"が熱いんです」と、編集部のデジタル家電担当がささやいてきた。新製品の発売を紹介した記事がSNSで拡散されているというのだ。キヤノン、防振双眼鏡に強力な手ブレ補正機能「パワード IS」搭載 — 【公式】マイナビニュース (@news_mynavi_jp) 2017年8月2日防振双眼鏡とは、手ブレ補正機能のついた双眼鏡のこと。昨今のライブエンタメの盛況のためか、東京ドームなどの大型ライブや、舞台観劇時に愛用している人が多く、市場も伸びてきているらしい。今回、発端となった双眼鏡の商品企画を担当しているキヤノン ICB光学事業部の家塚さん、島田さんに話を聞いた。○バードウォッチング用の機能が思わぬところでヒット――防振双眼鏡という存在に驚いたのですが、製品としてはいつごろからあったのですか?家塚:1995年です。当時、家庭用のビデオカメラに手ブレ補正の技術が入ってきた時代でした。キヤノンの場合、2枚のガラスの間を蛇腹でつなぎ、特殊な液体を入れて、それ自体をプリズムにする、バリアングルプリズム(VAP)という技術を使っていました。プリズムの角度が自在に変化することで手ブレを防止するのです。この、ビデオカメラ用の手ブレ補正技術を使って新しい製品を作りたいという、どちらかというと技術的な発想からできた製品でした。私どもの部門は一眼レフの交換レンズを作っていましたので、そのレンズの技術が防振双眼鏡の開発に使えるのではないか、と思ったのです。超望遠レンズを作っている開発センターのメンバーが設計しているので、いろいろな光学技術のノウハウを防振双眼鏡の開発に活かしています。双眼鏡の世界は長年大きな技術的な進化はなかったのだと思いますが、そこにエレクトロニクスの技術を入れて防振双眼鏡を作りました。光学技術と電気工学技術の両方を持っているという、キヤノンの強みを活かした製品が誕生しました。――確かにもう、カメラに近いですよね。島田:撮影機能はありませんが、カメラメーカーのノウハウが活かせていると思いますね。――使い方として想定していたのは、やはりバードウォッチングだったんですか?家塚:そうですね。当時はインターネットで用途を検索すると、バードウォッチングか天体観測がほとんどでした。星が趣味の方の中には、手ブレを抑えるために、双眼鏡を三脚に固定して使われる方もいらっしゃいますが、バードウォッチングの方の多くは手持ちで使われます。ところが手持ちの場合、しっかりと双眼鏡を構えても、手ブレを抑えられるのは8倍くらいが限界で、持ち方が上手な人でも10倍が限界だと思います。防振双眼鏡は手ブレが補正されるので、10倍、12倍でも手持ちでストレスなく使えるのです。島田:手ブレ補正のない双眼鏡で満足されている方も多いと思うのですが、手ブレ補正の「あり」と「なし」を実際に比べて、違いを実感される方が増えているのだと思います。――持ち方も手ブレに影響するんですね。家塚:構え方とか、脇の締め方とか、大事ですね。●口コミで日本特有の動きに○通販サイトの関連グッズにも差が――そうやって作られた防振双眼鏡が、まさかライブや観劇で使われるとは。家塚:私は、昔から劇団四季の舞台を観に行くときに使っていました。舞台から遠めの上の方の席でも、没入感がすごいんですよ。真剣なシーンで、俳優さんの顔にさーっと涙が流れたりすると「おお……」と、入り込めますね。クラシックコンサートでも、弦がしなっているようすが見えたり、ホッとした顔が見えたり。ですから、ライブや観劇で使われる方の気持ちがわかります。島田:我々もここ数年、日本市場で8倍/10倍/12倍の売り上げが増えてきているので調べていくと、口コミで、「ライブを観るにはキヤノンの防振双眼鏡がいいよ」と書いてくださっている人がたくさんいて。それも日本特有なのか通販サイトなどで「この商品を買った人はこのような商品も買っています」というレコメンドの欄を見ると、日本ではアイドルのCDや関連グッズなどで、アメリカだとアウトドア系商品という結果になっています(笑)。家塚:社内でもアイドルやパフォーマンス・アーティストのファンの方から「私も持っています」「買いました」という声が届いています。女性の若手のデザイナーも持っているというので、「公演中、どのくらい防振双眼鏡で見ているんですか?」と聞いたら、「ほぼ100パーセントです」と答えてくれました(笑)。――今までオペラグラスは使っていたのですが、「良い双眼鏡を買う」という発想がなく、でもそう言われると欲しくなるので、新しい価値観なのかなと思いました。島田:SNSが発達して、ネットワークができたことで広まっているのは感じますね。「常にブルーレイを見ているようだ」と言っていただいたりして、ありがたく思っています。ライブでも人数がいっぱいいる中で、バックダンサーとして踊っている方たちを見たい、照明が当たってないところの姿も見たいとなると、防振双眼鏡がいいといってくださっているようです。家塚:「防振双眼鏡が欲しいのですが、●●くんが『綺麗な俺を見て』と言ってる気が……」というような声もあったようです(笑)。――かなり、様々な動向を捉えているんですね(笑)家塚:私の部門でも「私が買った防振双眼鏡を、娘がコンサートで使っているんだよ」と言う人がいます。結構、周囲にもユーザーがいるんですよね。――そういう声は、開発に取り入れようとしているんですか?島田:そうですね。だからといって急にライブ専用の製品を開発するのは難しいのですが、今認めていただいている基本性能を守った上で、意見を取り入れていければと思っています。これまでだと、そういったお客様の声は自分たちで集めないといけなかったのですが、SNSで多くの方が意見を言ってくださっているので、バランスを見ながら、叶えられるものは叶えていきたいと思っています。SNSが発達してきているからこそ、今までとは異なるアプローチの製品開発のやり方もあると考えています。○趣味を広げるきっかけにも?――実際にお二人もプライベートで使われているということですが。家塚:防振双眼鏡を一台所有しているのですが、ミュージカル公演を家族と観に行くと、双眼鏡で見たいシーンが家族と重なってしまいます。うーん、やはり防振双眼鏡は人数分持っていなければ……と思いました(笑)。島田:私もスポーツ観戦に持って行くのですが、「貸してくれ」と取り合いになりますね。スタジアムの広いところから見ると、「今、パスした選手って誰だっけ?」と見たくなるので、ライブだけじゃなくても使っていただければと思います。――ライブ用で買った方も、応用できますね。家塚:防振双眼鏡を使うと、ふだん見えていない星も見えるんですよ。東京の明るい空でも、こんなに星があったんだと思えますし、流星群が見えるときも、さすがに流星は追えませんが、流星が現れない時間が充実するのでおすすめです。島田:双眼鏡を買われる方って、バードウォッチャーにしても、アーティストのファンの方にしても、何かしら特定の趣味で使われている方が多いと思いますが、せっかくだから双眼鏡をいろんな機会に使っていただければ嬉しいです。※次回は最新の防振双眼鏡について話を伺います。(12月22日掲載予定)
2017年12月20日皆さんこんにちは、ママライターのあしださきです。「食育」という言葉が一般に浸透する少し前、2002年頃に「産地偽装」事件など「食の安全」を根底から揺るがす出来事がこの日本で多発したということを覚えていらっしゃる方は少なくないかもしれませんね。そもそも「食育」という言葉は、石塚左玄が1896年と1898年の著作の中で「体育智育才育は即ち食育なり」と自ら造語し用いられたのが最初だったと言われています。その後1903年に当時の報知新聞編集長であった村井弦斎が連載小説「食道楽」の中で、「小児には徳育よりも、智育よりも、体育よりも食育がさき。体育、徳育の根元も食育にある」と書いていることも後に知られるところとなりました。そんな中産地偽装事件の後「食育基本法」が2005年6月に成立。この法律の成立で、これからの日本では食育によって国民が生涯にわたって健全な心身を培い豊かな人間性を育むことを目指すということが国民のひとりひとりに向かって宣言されたと言えるのだと思います。このあたりからでしょうか?子育てをしているママたちの間でも「食育」への関心が急激に高まっていった のは。子どもの口に入るものは今の健康だけでなく将来の病気や寿命にも関わる大切なもの。それを一番に考え、食事のみならず「お菓子」には人一倍気を使うママがいるという話をよく耳にするようになりました。実際わたしもママになって、たくさんの家庭の子育てを垣間見るチャンスがありました。すると、時々独創的方針で「食育」するママに出会ってしまいます。そこで今回は、私が出会った「お菓子」に関する取り組みが独創的な例を2つご紹介したいと思います。●①おやつは甘煮にした「豆」長女が幼稚園に入園する前、体操教室に通わせていました。そこでできたお友達に誘われて大きな子育てサークルの遠足に体験で参加させてもらった時のこと。公園でレジャーシートを敷いてみんなでお昼を食べ、食後に子どもたちがおやつを交換し始めたところ、「ごめんなさいね。うちの子どもにはくださらなくて大丈夫よ。」というママさん。見るとそのお子さんはタッパーに入った甘露煮のお豆を食べていました。「うちではおやつはさつまいもか、こういう豆しか与えていないんです。」私は初めての子育てでしたから、市販のラムネやキャンディーを食べさせている自分が恥ずかしいと思って、ちょっと落ち込んでしまいました。10年近く経った今は、「よそはよそ、方針は人それぞれでいい」と割り切れましたが。●②添加物チェックと情報共有2番目の子どもが幼稚園のころクラスが一緒だったお子さんのママに、食の知識が非常に豊富な方がいました。よく私が知らないような専門的な話をしてくれて、「勉強していて凄いな、偉いな」と感心していたのですが。幼稚園でクリスマス会があって、そこでミルクティーとおやつが出されるのですが、そのおやつの添加物を徹底的にチェックしていたのには驚きました。それをなんとリストにまとめてプリントアウトして配布、ママ同士のランチで講義のようにお話されていたんです。この添加物はこういう理由で体に良くないからできるだけ子どもに摂取させないほうがいいということや、市販の食材(ごく一般的でお弁当のおかずによく使うようなもの)にもこんなに悪いものが入っているということも説明してくれました。その場は呆気にとられて何も考えられなかったのですが、言われたこと全てを実践することは簡単ではなく、自分としてもどうすべきかわからなくなりました。----------根底にある、「子どもの健康や将来を思う気持ち」に非常に感銘を受けてしまいますが、だからといって全てを自分の子育てに取り入れることは難しい ことだと思います。独創的なママにとってはご自身の食育が、誰かのためにもなるという親切な気持ちからくるアドバイスなのかもしれません。そんな時は真摯に受け止めて、自分の中で試せるかもしれないという範囲で実践しても良いかもしれません。しかし過度に押し付けられてしまうことがないように、上手に距離をとってお付き合いする という努力はママにとって必須のスキルだと言わざるを得ません。出典/石塚左玄・著「科学的食養長寿論」(1896年)「通俗食物養生法」(1898年)村井弦斎・著「食道楽」(1903年)●ライター/あしださき●モデル/藤本順子
2017年10月30日『レ・ミゼラブル』など数々のグランドミュージカルに出演してきた山崎育三郎さん。近年、ドラマやバラエティで独特の存在感を放っている彼が、ついに『あいの結婚相談所』でドラマ初主演、結婚相談所の所長・藍野役を演じる。そんな山崎さんに、ミュージカルのことから自身の性格についてまでお聞きしました!中性的に思われるんですが実際の僕は、結構男っぽい。――バラエティ番組でも“ミュージカル調で”ということを求められることが多いですよね。山崎:そうですね(笑)。大抵、台本にミュージカル風に登場してください、とか、ミュージカル風に答えてくださいと書いてあることが多いですね。お任せな感じで振られるんですけれど、そういう時は、現場にいる方々が観客だと思って、皆さんを楽しませようと思ってやっています。僕は普段、お客様に向かって演じることに慣れているので、ドラマでは監督さんやカメラさんが楽しそうにしてくださっているのが励みになっています。――サービス精神が旺盛な、面白い方だというのは伝わってきます。山崎:求められていることに応えたいし、自分もその場を楽しみたい、というのはありますね。――ミュージカルを面白おかしく取り上げられることに対しては?山崎:それは、ミュージカルの表現が、テレビサイズで見ると面白く見えるっていうことだけなんで。そういうことからでもいいから、自分やミュージカルを知ってもらったり、興味を持ってもらえればいいと思う。ミュージカルっていうワードがテレビに取り上げられることは、むしろうれしいくらい。だって僕が素のままバラエティに出てたら、見てる人は笑っていいのか、どう見ていいのかわからなくて戸惑うと思うんですよ。僕はむしろ笑ってもらった方が、結果ありがたいです。だから今回の藍野さんも、やってる僕は真剣ですけれど、ちょっとクスッと笑って見ていただければと思います。――今回の役もですが、ミュージカルの舞台でも暗殺者の役を演じるなど、これまでのプリンスのイメージとは違った濃いキャラクターの役が続いていますね。山崎:楽しいですよ。ずっとやりたかったんです。20代の頃は、誰かに恋をする王子様役が多かったんですけれど、これから40代、50代になっていくなかで、ずっとプリンスではいられないわけです。いろんな経験をして幅を広げていかなきゃいけない。いま、そういう役をいただけて楽しんでいます。――前クールの『あなたのことはそれほど』の役も衝撃的でした。山崎:僕はクランクインの時から聞いていたので、涼太(東出昌大さん)への告白シーンに向かってずっと芝居を作ってきたんですけど、ご覧になった方は驚いたみたいですね(笑)。もともと僕は中性的なイメージを持たれることが多かったし、普段からそうなんじゃないかと思っている方もいるようです。――ミュージカルの俳優さんは、上品で物腰が柔らかいから…。山崎:昔、先輩にミュージカルでは中性的でいた方がプラスになると言われたんです。舞台の上では、男っぽさだけではなく、品の良さや美しさもないと魅力が出ない、と。それで意識的に中性的に振る舞っているところもありますね。ただ、僕自身の性格は、どっちかというと男っぽいんですけれど。――そうなんですか!?山崎:同級生たちといる時は…山崎軍団って呼ばれているんですけれど、僕が仕切って皆を集めて、その場ではエラそうにしゃべっていたりします。もともと男4人兄弟で育っているので、男同士の方が落ち着くんですよ。同じミュージカル俳優の(井上)芳雄君や健ちゃん(浦井健治さん)といても、僕が一番男っぽいねって言われます。――そういえば、井上さんもバラエティ番組でWキャストの相手をライバル視しているとか、かなり本音をぶっちゃけていますよね。まさにその相手である山崎さんは、井上さんの話をどんな気持ちで受け止めているんでしょう。山崎:どうもこうもないですよ。それを言えばテレビでウケると思っているでしょ、と(笑)。でも、井上さんの方が先輩なんで、後輩の僕はおとなしく聞いてるだけです。――では、山崎さんはライバル視したりはしない、と。山崎:僕はたぶん、性格的なものもあって、他人のことをそこまで意識したりしないんですよね。――年齢を重ねてできるミュージカルの大役もありますが、そういう目標はあったりしますか。山崎:いまは、そういうのはないですね。時代も変わってきて、映像で活躍されている方も大勢舞台に進出しています。願わくば、ミュージカル俳優ではなく、山崎育三郎として映像でも舞台でも、存在できるようになれればと思います。やまざき・いくさぶろう1986年1月18日生まれ、東京都出身。12歳の時にミュージカルデビュー。その後、留学などを経験し、’07年の『レ・ミゼラブル』のマリウス役で本格的に俳優としての活動をスタート。’15年より映像作品にも活躍の幅を広げるほか、歌手としても6月にカヴァーアルバム『1936~your songs II~』をリリース。コート¥58,000ロングシャツ¥33,000(共にイロコイ/イロコイ ヘッド ショップ TEL:03・3791・5033)ドラマ『あいの結婚相談所』は、毎週金曜23時15分~テレビ朝日系にて放送中。山崎さんが演じている藍野は元動物行動学の准教授で、現在は200万円という法外な入会金をとるが成婚率100%を誇る結婚相談所の所長。劇中、歌やダンスも披露。山崎さんが歌う番組テーマソング『Congratulations/あいのデータ』も好評発売中(ユニバーサルミュージック)。※『anan』2017年9月6日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・尾後啓太インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年09月03日パッケージもモデルチェンジアンファー株式会社は、「スカルプDまつ育シリーズ」の全6商品をパッケージともリニューアルして、2017年7月5日に同時発売した。同シリーズは、「アイメイクしながらまつ育できる、マスカラとアイライナー(ブラック/ダークブラウン)」「眉毛も思い通りに自分らしくケアする眉毛美容液」「女性の目元スキンケアの定番となったまつ毛美容液」をそろえる。中でも、「すべての女性の目元を美しく」をコンセプトにしたまつ毛美容液「スカルプD ボーテピュアフリーアイラッシュセラム」は4年連続の売り上げNo.1を誇るなど、評価が高い。ナノ化した美容成分を配合今回、同社は、ナノ化に4年の歳月を費やした新成分「ラッシュDカプセル(ナノ美カプセル)」を開発した。この独自成分には、伸びたまつ毛を美しくキープするワイドラッシュや、毛包を元気にして発毛サイクルを取り戻すピディオキシジル、そして、髪の主成分であるタンパク質のケラチンには必須のアミノ酸シスチンとグルタミン酸が含まれている。その結果、美容液成分の角質層への浸透力を高め、ケアするほどにまつ毛・眉毛にハリやコシをもたらす効果をもつ。リニューアルした全商品に配合し、同シリーズを新たなステージへと引き上げている。(画像はプレスリリースより)【参考】※アンファー株式会社ニュースリリース
2017年07月25日インタビューにて、挑戦することは怖くないかと尋ねると、「好きです」と、山崎育三郎は即答した。巷では、愛情と尊敬の念を込めて「育サマ」と呼ばれている男の、真っすぐな視線が突き刺さる。若い頃から踏んだ舞台は数知れず、心の奥深くにまで訴えかけるような歌唱力、兼ね備えた演技力は他の追随を許さず、やがてテレビ界からのオファーへとつながった。映像では初主演を務めることになった「あいの結婚相談所」は、山崎さんのさらなる挑戦の一手になるに違いない。「初主演は、いつかチャレンジしたいと思ってはいましたので、すごくうれしいです。いままで様々なドラマに出演しましたが、主演という立場では参加したことがなかったので、果たしてどんなことが待っているんだろうと、楽しみのほうが大きいです」と、穏やかな笑みを浮かべて語る山崎さん。出演する「あいの結婚相談所」は、7月28日(金)からスタートするテレビ朝日の金曜ナイトドラマ枠。元々、金曜ナイトドラマ自体、視聴者として楽しんでいたという。「金曜ナイトドラマはチャレンジと言いますか、新しいものを作られているイメージがありました。単純に面白いなあと思って、視聴者としてよく見ていたんです。今回は、これまでの中でも一番チャレンジな作品みたいですよ(笑)」。山崎さんが説明してくれたように、加藤山羊作画、矢樹純原作の人気コミックを映像化する「あいの結婚相談所」は、“入会金200万円で成婚率100%”を謳う結婚相談所を舞台に、ワケアリの男女を結婚へと導く痛快ドラマ。山崎さん演じる元動物行動学の准教授にして結婚相談所所長の藍野真伍が、アシスタントのシスター・エリザベス(高梨臨)とともに毒舌をかましながら暗躍する。クランクイン前に行ったインタビューだったこともあり、キャラクターについては「未知数です」と笑った山崎さん。「ミュージカルドラマではないんですが、歌あり、ダンスあり、ピアノで弾き語りもあるんです」と、まさに山崎さんの真髄を堪能できる作品に仕上がりそうだ。「今回は、楽曲もすべてオリジナルで1から作るんです。『ラ・ラ・ランド』や『美女と野獣』のようなミュージカル映画がブームになっていますが、日本のオリジナルドラマでやることはいままでになかった。ずっとやりたいと思っていましたし、新感覚ドラマになると思っています。自分のすべてを出し切らないとできない作品なので、全身全霊で挑むつもりです」。舞台上で歌うことと、カメラの前で歌うことは、全く異なるものだと山崎さんは続ける。「ミュージカルは劇場が広いので1,000~2,000人のお客様を前に歌いますが、テレビの前で同じことをやると、トゥーマッチだと思うんです。歌いあげるというより、藍野の目の前にいる人とのキャッチボールの歌になるので、自分でもいままでにない表現になっていくのかな」と、これから始まる撮影に期待を寄せる。話を聞けば聞くほどチャレンジングな内容だが、冒頭の通り「挑戦は好き」というアグレッシブな気持ちがある。そもそもミュージカル界の俳優がテレビドラマに出演することこそが、一大事だった。「テレビの世界に挑戦するとなったとき、『山崎がテレビにいった…!』と、ミュージカル界でははじめ衝撃が走ったんです。僕らの大先輩にあたる市村正親さん、鹿賀丈史さん、石丸幹二さんたちはすごくご活躍されていますが、それからの世代で、ミュージカル俳優でテレビでも活躍する人はいませんでした。20年くらいいない中で、急に僕が出ることになったんです」と、数年前をふり返る。当然、チャレンジにはリスクも伴う。「20代の頃、ミュージカルをやっていると2~3年先までびっちりスケジュールが入っていたんです。だけど、映像をやるためには、ミュージカルをやらずに(年数を)空けておかなければいかなかった。はじめは…すごく怖かったです」。売れっ子がスケジュールの数年を突然空白にして、保証もない世界に踏み出すのは容易なことではない。思い切って飛び込んだ先には、「下町ロケット」で見せた涙の演技、「お義父さんと呼ばせて」の徹底したコミカルなキャラクター作り、「グッドパートナー 無敵の弁護士」では厳しい上司に必死でついていく女の子好きのキャラ、「あなたのことはそれほど」での切ない同性愛者の表情など多くの顔を見せ、現在の活躍に至る。山崎さんの演技は視聴者をドラマの世界に引き込む力を持つ、うれしいハイリターンの結果となった。「いろいろチャレンジをしましたけど、その先に新しいものに出会えますし、自分でも知らなかった自分に出会えることがありました。ここ数年で、環境がとても広がったんです。怖いことはありますが、この先もどんどんチャレンジはしていきたいです」と、語る姿が頼もしい。あえての質問。いま、一番の不安を挙げるなら?「僕、寝ないとダメなタイプなんです(笑)。出番・スケジュール・体力的にも『ドラマの主演は本当に寝られないよ』、『本当に大変だよ』とは聞いているので、それだけは戦々恐々としています(笑)」。チャーミングな発言も育サマの魅力だ。金曜ナイトドラマ「あいの結婚相談所」は7月28日(金)より毎週金曜23時15分テレビ朝日系にて放送。(※一部地域を除く)。(photo / text:Kyoko Akayama)
2017年07月17日俳優の山崎育三郎が17日、帝国劇場で行われたミュージカル『レ・ミゼラブル』の日本初演30周年記念日 スペシャル・カーテンコールに登場した。同作はフランスの作家・ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作に、1985年ロンドンで初演。以来、世界中で上演されており、日本では1987年6月17日に初演を迎えた。19世紀初頭のフランスを舞台に、社会情勢や民衆の生活を描いていく。山崎はマリウス役で2007年から2013年まで同作に出演していた。日本初演からちょうど30周年を迎えた同作に、現役・OB合わせて約150名の役者が集まった。森公美子と岡幸二郎によるMCで、マリウス役への思い入れを聞かれた山崎は「10年前の6月にデビューさせていただき、オーディションのことを思い出しまして」と振り返る。「レミゼが大好きで、ここにいる皆さんの大ファンで、ずっと客席で見ていたんですね。皆さんに負けない『レミゼ』オタクで、最初から最後まで全部歌えるんです」と語る山崎。森から「時間がない」というジェスチャーをされながらも、「それくらい大好きで、審査では『カフェ・ソング』だけでいいと言われたのに、『マリウスの歌、全部何も見ないで歌えます』と言ったら合格しました! それくらい思いが強いことを伝えたかったです」と熱弁した。森が「今度はバルジャンも狙えるし、ジャベールも」と他の役のオーディションの可能性について示唆すると、山崎は「頑張ります!」と宣言。会場からは拍手が起こっていた。
2017年06月17日「好き嫌いには味見作戦を! フランス式・好き嫌い克服法とは」 のつづきです。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』という本を読み、「なるほど」と思う方針を取り入れているうちに、意外な効果があったのは、生活全般で子供のわがままや主張に振り回されない、ということでした。本によると、フランス人は食に対しては確固たる考えを持ち、子供がどんなに騒いでもそれが揺らぐことはないようです。この本のなかから、フランス式の食育、おもな3つのルールをご紹介しましょう。■その1: 食べ物は「決まった時間」に食卓で食べるフランス式食育では、食べ物は決まった時間に食卓でのみ食べるもので、時間を決めずにお腹が空いた時にダラダラ食べるようなことはしないようです。基本的には、朝食、昼食、グテ(おやつ)、夕食の4回で、お腹が空いても次の時間まで待たせるのです。筆者の次女育てで一番役立ったのは「子供はお腹を空かせても食事時間まで我慢すればいい」ということでした。食への執着が強かった次女は、保育園から帰宅した6時過ぎから大騒ぎ。前もって夕食を準備しておけばよかったのですが、その余裕もなく、とりあえずパンやバナナを食べさせて静かにさせていました。そうすると、当然夕食の準備ができたころにはお腹も満足し、夕食は食べたい物だけを食べる、という悪循環でした。どう考えても夕食前に重たい食べ物をあげすぎだとわかっていたのですが、仕事を終えて疲れた夕方に次女の主張と戦う気力がなかったのです。そんな時に、「子供がお腹を空かせるのは悪いことではない。お腹が空くと次の食事が楽しみになる」という記述を読みました。そして「お腹が空いても子供は我慢ができる」とも書いてありました。あのうるさい次女に我慢させる、ということを考えたこともなかったけれど、とりあえず本の受け売りを試してみました。次女:「お腹空いたー」(ぎゃーぎゃー)筆者:「お腹が空いたの? よかったねー。あと30分でごはんができるから楽しみに待ってて」次女はいつもとは違う筆者の対応に最初は不満そうでしたが、それでもじょじょに前ほど騒ぐことはなくなりました。「お腹を空かせたらかわいそう」という考えで頭がいっぱいだった筆者も、「子供がお腹を空かせれば次のごはんをしっかり食べるから悪いことではない」と少し気持ちが楽になったのを思い出します。そして、次女はちゃんと空腹を我慢することもできる、という発見もありました。 ■その2: 食べ物の決定権は大人が持ち、大人が子供の食に責任を持つ次に大きく変わったのは、食ベ物の主導権。今まではついつい「何が食べたい?」と聞いて子供の食べたい物に合わせがちでした。今でも子供のリクエストは聞くけれど、基本的に決めるのは大人。「えー! 今日魚?」と言われても気にせず、「今日は魚だよ」と答えています。ここでも淡々と答えるようにしていると、意外と子供もあきらめます。カナダ人著者によると北米では「選ぶ知恵をつけること」はよいこととされ、食べる物を子供が自分の責任で決める機会も多いそう。だけど基本的にフランスでは食べる時間も食べる物も大人が決め、大人が子供の食に責任を持つ、という姿勢が強いようです。子どもに甘い日本は、残念ながらやや北米よりでしょうか? 特に、子供が小学生になると、放課後友達の家や公園で何を食べているかは全く親の管理外になってしまいます。ただ、自分の目が届く範囲では、できるだけダラダラとは食べさせず、なるべく食べる時は食卓につくようさせています。(自分は仕事しながらダラダラ食べたりするし、自分がおやつを食べたい時は、おやつ時間でなくてもつい、「これ食べる?」と食べさせ、全く完璧にはできませんが・・・) ■その3: とにかく「食」を楽しむ正直言うと、子供が生まれてから「食は楽しむもの」ということはすっかり忘れていました。手際が悪いからか、なかなかきちんと食卓を完璧に用意してから「さあ食べよう」とはならず、子供や夫に「先に食べていて」といいながら、自分はもう一品作ったり、足りない物を取りに行ったり…。でも食事は「できるだけみんな一緒に食べて楽しむもの」ということを改めて思い出させてくれたのもこの本でした。今でも家族そろって食べられるのは、休日か慌ただしい朝食くらいだけど、そろう時はできるだけ全員食卓について、そこで子供の話を聞いたり、家族で何かを計画したりと、「食事」や「食卓」を中心に家族の絆を強くするのも悪くないな、と思っています。これは著者が編み出した、フランス式の食事ルールです。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』カレン・ル・ビロン著/まちとこ:石塚由香子、狩野綾子 翻訳(WAVE出版)カレン・ル・ビロン Karen Le Billionブリティッシュコロンビア大学教授。2011年には、40歳以下にして意義深い成功を収めたカナダ人リーダーを称える国家プログラム「Top 40 Under 40 Award」を受賞。オックスフォード大学で博士号を取得。5冊の学術書と、子どもの味覚のトレーニング・ガイド&料理本『Getting to Yum(美味しく食べ始める)』を出版。家族とともに、カナダとフランスを行き来する生活を送る。ホームページは、「ジェイミー・オリバーの今月の食革命ブログ」にも選ばれた。
2017年04月07日ホームセンター業界最大手のDCMホールディングスから、抗菌・防カビパイルを使用し、本物の芝生に近い風合いに仕上げた「DCMブランド抗菌防カビ人工芝生」が4月17日(月)より、全国のDCMカーマ・DCMダイキ・DCMホーマック・DCMサンワ・DCMくろがねや店舗にて販売開始されます。本物の芝生の風合いに近づけた抗菌・防カビ仕様の機能的な人工芝生「DCMブランド抗菌防カビ人工芝生」は、日本市場で初めてAg銀イオン配合の抗菌・防カビパイルを使用した、子どもやペットが安心して遊ぶことのできる商品です。また、ベランダなど狭いスペースでも使いやすいよう1帖(1m×2m)サイズなど、小さなサイズもラインナップ。さらに、パイルの色や本数の調整にこだわり、本物の芝生に近い風合いを実現。掃除を楽に済ませることができるため、芝生のお手入れが面倒な人でも簡単にきれいな景観づくりを楽しめます。配合の銀イオンとは銀イオンは、抗菌と防カビ能力を合わせ持ち、雑菌の増殖を抑えます。銀イオンは還元系の殺菌成分のため生物の組織にダメージを与えることがなく、除菌効果を活用した銀食器をはじめ、歯の治療で使われる修復材料としても活用されてきた安全な成分です。商品概要
2017年04月04日ミュージカルを中心にテレビドラマでも活躍中の俳優・山崎育三郎が、2月24日(金)放送の日本テレビ系「アナザースカイ」に出演。かつて留学生活を過ごした思い出の地、アメリカのミズーリ州を15年ぶりに訪れる。同番組は司会を今田耕司と中条あやみが務め、毎回ゲストが自分だけの第2の故郷“アナザースカイ”を訪ねるという旅バラエティ。今回のゲストである山崎さんは、12歳でミュージカル初主演を務めると変声期を迎えるまで舞台やテレビに出演。その後2007年ミュージカル「レ・ミゼラブル」日本上演20周年公演のマリウス役でミュージカル俳優としてデビューすると、同年にはグループとして歌手デビューも果たし、翌年には初主演映画『夏休みのような1ヵ月』が公開。2009年には舞台「パッチギ!」で初のストレートプレイ出演も経験。その後も2010年には歌手としてソロデビュー、コンサートを開催。「嵐が丘」「ロミオ&ジュリエット」「ミス・サイゴン」「モーツァルト!」「エリザベート」と数々の舞台へ出演。最近では「下町ロケット」をはじめ「お義父さんと呼ばせて」「悪党たちは千里を走る」「グッドパートナー 無敵の弁護士」と立て続けにテレビドラマにも出演。現在、フジテレビ系で放送中の「突然ですが、明日結婚します」では西内まりや演じるヒロインにプロポーズし、「flumpool」山村隆太演じるイケメンアナウンサーと恋のバトルを繰り広げるエリート証券マンを熱演。さらに、ディズニー不朽の名作『美女と野獣』の実写版にて、ダン・スティーヴンス演じる野獣の日本語吹き替え声優を務める。そんな山崎さんが今回訪れるのは、自身が高校時代に1年間留学生活を経験した思い出の地、アメリカのミズーリ州。日本人どころかアジア人が1人もいないこの地で、3か月にわたり孤独な日々を過ごしたという山崎さんだが、地元の高校で過ごす中、ある予想外の出来事で一躍学校のスターになったという。その理由とは?変声期を迎えた頃ミュージカルで挫折を経験。このミズーリの地での経験によって挫折を克服できたという山崎さんがお世話になったホストファミリーと涙の再会。そして感謝の歌を披露する。話題の俳優・山崎育三郎をゲストに迎える「アナザースカイ」は2月24日(金)23時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2017年02月24日兵庫県神戸市、六甲山の北側、澄んだ空気ののどかな街にオープンしたカフェレストラン「TOIRONI(トイロニ)」。古い日本家屋をリノベーションした店は、天井が高くゆったりとした雰囲気。大きな窓からは北神戸の街並みが眺められ、くつろぎの時間が流れています。このお店は“産育食” コミュニティサイト「月とみのり」を運営する(株)みらいたべるが展開。2008年1月に神戸の街でスタートした小さな企業です。“産育食” とは、「うみそだてる人の食」「もう何もいらないくらい幸せなときも、ひとり寂しく肩を抱くときも、お腹はグーと鳴るものです。たべることは、“みらい” につながることなのです」と、代表の小附孝(こつきたかし)さんが、料理、食を主軸に始められました。公務員、フレンチレストランのシェフ、役者など、さまざまなユニーク(?)な経歴を持つ小附さんは、給食会社で働いていた時に「産院食」に出会います。「妊婦さんが出産するための平均5日間の入院期間で、妊婦さんのための食事、出産後ママになってからの食事があることを知りました。それで、妊娠さんになった! と気づいてから出産そして授乳期まで、ママと赤ちゃんが同じ栄養を分け合って過ごす月日の食事を考えられたら…」。そんな思いで起業。ママの食事が、母体の健康を守るとともに、そのまま赤ちゃんの栄養に…。そんな「うみそだてる人の食」を小附さんは「産育食」と名づけました。妊婦さんたちに “やさしい料理” を「栄養バランスを考えるのが大事と分かっているけれど、体調が悪くて食べられない。料理をするのも辛い…」、妊婦さんにはそんなときが多々あります。そこで小附さんは、産院での食事づくりで培ったたくさんのレシピと、 最新の医学的研究に基づいた栄養学を背景に、産育食という考え方やサービスを社会に提案しています。「我々は妊産婦さんが摂りたい栄養素が入った食事を、産育食と総称していますが、実は『産育食ってこういものです!』という実態はありません。妊産婦さんが摂取した方が良いもの、逆に食べてはだめなものなどをきちんと考えて私たちが作っている料理がやがて、それぞれの家庭でのスタンダードなメニューとなっていけばいいな、という思いで提案しています。『トイロニ』のメニューもそんなふう。ていねいにカツオと昆布からとったお出汁で作る煮物やスープ、豆、芋、海草類も取り入れて、もちろん野菜もたっぷり! かと言って、お肉を控えめに…というわけではなく、そこはバランスを考えて作ってます」「~せねばならない」ではなく「あ! おいしいな」を大切にトイロニではランチも展開しています。メニューは「トイロニランチ」のほか、サラダプレートやパン&デリランチ、2歳以上の子どもが食べることができるキッズプレート850円(チーズオムレツ、ゴロゴロポテト&ソーセージ、お子さまカレー、白ごはん、スープ)、チーズケーキ、シフォンケーキ、タルトなどのスイーツ類も充実。「『これを食べなきゃいけない、野菜をとらなきゃ』とか、『~~せねばならない』という義務にかられて食事をするのではなく、『あ!おいしいな』、『いろいろ食べられて楽しいな』と、食べてもらって、栄養も自然にバランスよくとれてしまう、そんなランチなんですよ」と小附さん。例えば、切り干しダイコンのナポリタン風などアレンジの楽しい「トイロニ」の料理からヒントを得て、「家でも作ってみようかな?」とか「こういう食べ方もあるんだ!」とヒントや発見をみつけてもらえたら…とも話してくれました。広々空間のテーブル横にベビーカーを横付けしたり、ベビーラックを利用したり、子どもと一緒に座れるベンチチェア席もあるので小さなお子様のいるママも安心。授乳やおむつ交換コーナーも設えられているのもうれしい限りです。神戸の郊外カフェレストランで、親子で家族で、栄養バランスのとれたランチを食べながら、の~んびり過ごしてみてください。「TOIRONI(トイロニ)」兵庫県神戸市北区上津台1-5-2tel. 078-983-3901営業時間:10:00~18:00 火曜定休駐車場:8台
2017年01月25日山崎育三郎が主演するミュージカル『プリシラ』が、12月8日、東京・日生劇場で開幕した。初日公演に先駆け同日、山崎をはじめ出演するユナク、古屋敬多、陣内孝則、演出の宮本亜門が取材に応じ意気込みと見どころをアピールした。ミュージカル『プリシラ』チケット情報1994年に公開されたオーストラリア映画をもとにしたミュージカル。ロンドン、NYでも大ヒットした作品が日本に初登場する。物語はティック(山崎)、アダム(ユナクと古屋のWキャスト)、バーナデット(陣内)という3人のドラァグクィーンによるドタバタ珍道中を描くものだが、ゴージャスでユニークな衣裳の数々、マドンナやシンディ・ローパーなど往年のヒットソング満載の音楽も必見の作品となっている。ドラァグクィーン役……ということで、この日も山崎、ユナク、古屋はド派手かつ露出度の高い衣裳で登場。現場が一気に花が咲いたかのような華やかさになったが、演出の宮本曰く「(本番は)派手さも露出度もこんなものじゃない。本当にお客さんは観て驚くと思います!」とのこと。山崎も「僕の役は、男なのか女性なのかというところでわりと迷っているのですが、こういう衣裳を着ると、ふたり(アダムとバーナデット)に負けないくらい華やかに演じます。この格好をすると、自然とそういう気持ちになりますね」とノリノリの様子。一方でエレガンスなマダム風衣裳に身を包んだ陣内は「出来るだけエレガントにと宮本先生に言われています」と楚々と話すも、途中から「私なんか毎日Tバックよ~! きっと渡辺謙だったらやらないと思うわ!」等々、次々と裏側事情もぶちまけ、記者たちから爆笑を誘っていた。「一生分の女装したんじゃないかってくらいです。ダンスも普段のヒップホップ系のものとは違って、ボディラインを見せる感じのもので、楽しいです」(古屋)、「アダムの登場シーンが派手で良いです。『Material Girl』(マドンナ)という曲で、エロいダンスがあります、頑張ります!」(ユナク)とアダム役のふたりもそれぞれアピール。終始、笑いに溢れた楽しい会見だったが、宮本からは「本当にこれは覚悟しないと出来ない役。みなさんの覚悟がすごいんです。実はだいぶ厳しい稽古で、限界を超える挑戦で、皆さん苦しんでました。でもよくここまでやった…」と、キャスト陣へリスペクトの言葉が語られていた。公演は12月29日(木)まで同劇場にて。チケットは発売中。
2016年12月09日食育という言葉が近年浸透していますが、赤ちゃんが食べる離乳食はその初めの一歩。便利な市販のものもさまざまなメーカーから出てきていますが、安心安全な手作りのものを食べさせてあげたいというのも親心。そうは言っても時間がとれない、何かと不安だという人のために、離乳食の作り方の基本や注意するべきポイントをまとめています。離乳食の役割 って?まずは離乳食の役割を理解するところから始めましょう。まずひとつは、「飲む」から固形のものを「噛む」に移行する練習です。母乳を飲むことしかできない赤ちゃんが、固形のものを噛んで飲み込み「食べる」ことができるようになるまでには、段階を踏む必要があります。液体に近いペースト状のものから始め、徐々に固形のものに近づいていきましょう。食べるという行為は栄養素を摂取するという意味でももちろん重要ですが、同じぐらい大事なのが噛む力 を育てること。食べ物をしっかり噛んで食べることの大きな意味の一つは唾液の分泌を良くすることです。しっかり噛んで食事をすることで満腹中枢が刺激されるというのもよく聞く話ですし、しっかり噛むことで脳の血液循環が良くなるという説もあるぐらいなので、噛む力を育てることは重要だといえます。また、離乳食でさまざまな味を経験させてあげることで味覚を育むという重要な役割もあります。食べる意欲を育てて食事の楽しさを教えるためにも、離乳食は欠かせないのです。離乳食の作り方初めて離乳食作りに挑戦するママは、わからないことや不安なことも多いのではないでしょうか。ここでは、離乳食を作る際の注意点や手軽な作り方を紹介します。離乳食に適さない食材月齢によって赤ちゃんが食べられるものは変わってきますが、ここでは10ヶ月〜1歳になっても控えた方がいい食材を説明します。まずは消化しにくいもの。いくら健康に良いと言われていても、玄米などの雑穀米はやめておきましょう。内臓機能がまだ完璧でない赤ちゃんにとっては負担になってしまいます。イカ・タコ・貝類などの魚介も加熱すると固くなるものが多いので消化がしにくいので注意しましょう。塩分が高いものも厳禁です。ラーメンなどは手軽そうですが、赤ちゃんにとっては味が濃すぎます。また、さまざまな食材に合わせやすいしらす干しも塩分が高い食材です。基本的に干物は控えた方がいいでしょう。そして、要注意なのがアレルギーを起こしやすい食品です。そば、カニ・エビなどは、幼い頃は控えておいた方がいいでしょう離乳食を作る際の注意点料理を作るときには当然のことですが、赤ちゃんの離乳食作りの際にはいっそう気をつけて欲しいのが衛生面です。赤ちゃんが大人よりも菌への抵抗力が弱いのはもちろんのこと、離乳食は水分が多い一方で塩分が少ないため菌が繁殖しやすい状態とも言えるのです。食材選びに気をつける、手洗いをしっかりするというのはもちろんのこと、調理器具は野菜類と肉や魚で分け、しっかりと加熱するようにしましょう。赤ちゃんの食器も清潔に保ち、他の食材を触った箸やスプーンは使わないように気をつけましょう。また、離乳食は味付けをごくごく控えめに。大人が味見したら味がわかるかわからないかぐらいで十分です。特に、塩分は過多にならないように気をつけてください。離乳食を手軽に手間をかけてあげたいと思っても、毎日の雑事に忙しかったり、上の子供がいる家庭などでは、離乳食ばかりに時間を割くのは難しいと思います。そこでぜひ活用して欲しいのが、フリージングとベビーフード 。離乳食は一度に与える量が多くないため、まとめて作っておいて冷凍保存しておくのが便利です。毎日同じ献立ばかりにならないように気をつける必要はありますが、毎回その都度作らなければいけないわけでもありません。密閉容器で小分けにして冷凍し、解凍するときには必ず火を入れてください。基本的に、一週間程度で使い切るのが目安です。 また、ベビーフードもぜひ有効活用を。ベビーフードを一部取り入れたり、献立の参考にしてみたり、上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。笑顔でごはん、が一番気をつけなければいけないことがたくさんあって大変な離乳食作りですが、長い目で見てみればほんの一年足らずのことです。赤ちゃんと向き合える限られた時間を大事にしてください。赤ちゃんと一緒に笑顔で食卓を囲むことが何よりも大切です。
2016年12月08日お風呂タイムは、親子の大切なコミュニケーションの時間。毎日20~30分でも、子どもの成長を育むポイントがたくさんあります。「浴育」を通じて楽しく入浴することで、子どもがお風呂を好きになってくれるかもしれません。今回は、そんな浴育を手助けしてくれるおすすめグッズを紹介します。■お風呂の壁は大きなキャンパス「お風呂クレヨン」浴育で特におすすめしたいのは、定番の「お風呂クレヨン」です。お風呂の壁にお絵描きができて、スポンジで洗い流せるので、簡単に繰り返し遊べます。ノートや画用紙と違って、壁一面に好きなだけお絵描きできるから、子どもも大喜び! のびのびと遊ばせることで、思わぬ才能が開花するかもしれません。■スポーツへの興味を育む「ミニバスケットゴール」親としては体を動かして遊んでほしいものですが、最近では公園に行ってもゲーム機で遊ぶ子が増えてきているようです。小さいころからボールに触れ合うことで、スポーツへの興味をもつきっかけになるかもしれません。吸盤式のミニバスケットゴールは、簡単にお風呂の壁に取り付けられます。まずはボール遊びをして、成長とともにゴールへ投げ入れる楽しみを覚えていくことでしょう。親子でキャッチボールをしたり、ゴールを狙いあいっこすれば、子どもの挑戦意欲が育めそうです。 ■記憶力がUPするかも!? 「おふろでペタペタ!」シリーズトミカやプラレール、トーマスなど、子どもに人気のキャラクターが絵柄の「おふろでペタペタ!」シリーズは、お湯にぬらしたパネルをお風呂の壁や窓にはって遊べるオモチャです。付属のおふろシートを壁に貼れば、シートの図柄とパネルを合わせながら遊べるので、パズルのような図形遊びの入門編に。パズルは想像力や観察力、集中力、思考力を高めてくれるそう。子どもの脳を刺激する要素が盛りだくさんです。■お風呂でも読み聞かせを「ビニール素材の絵本」お風呂で楽しめる、ビニール素材の絵本もあります。赤ちゃんのときから楽しめる絵だけのものや、ストーリーがある絵本ももちろんあり、お風呂のなかでも読み聞かせができる優れものです。なかには、温度の変化によって絵の色が変わる面白い本もあります。浴育グッズがあれば、お風呂が苦手な子も、ゆっくり湯船につかるようになるかもしれません。浴育をきっかけに、親子のコミュニケーションの時間を増やしていけたらいいですね。
2016年09月14日ここ最近、ドラマにバラエティ番組にとひっぱりだこのミュージカル界のプリンス、山崎育三郎が主演するミュージカル『プリシラ』の製作発表会見が9月7日、東京スカイツリーの下で開催された。山崎のほか、出演するユナク(超新星)、古屋敬多(Lead)、陣内孝則が劇中のド派手なドラァグクイーン姿で登壇。見どころや意気込みを話した。ミュージカル『プリシラ』チケット情報原作は3人のドラァグクイーンが、1台のバス「プリシラ号」で旅をするドタバタ珍道中を描いたオーストラリア映画。2006年には同じくオーストラリアでミュージカル化され、その後世界15か国以上で上演されてきた作品が、満を持して日本へ初上陸する。マドンナやドナ・サマーなどの往年のヒット曲が散りばめられていることも人気のひとつだが、この日の会見でも劇中で使用されるナンバー『GO WEST』をバックに、キャストが登場。その姿は、自身の頭の3倍以上はありそうなカラフルなカツラに、ド派手な衣裳だ。「今日初めて衣裳をつけて、頭が重くてびっくり。しかも歩きづらい。本番はこの格好で踊りながら歌うので、かなりリハーサルが必要なんじゃないかな」(山崎)、「マネージャーには本番まで20キロ痩せろといわれ、今日は腋毛をそってこいと言われ…。再来年還暦なんですけど、還暦前にやる仕事じゃない!」(陣内)と、なかなか苦労をしているよう。しかしそんなぼやきを言いながらも、陣内などはところどころ「アタシはね…!」と女性っぽい言葉遣いが混ざったり、本人たちもノリノリで楽しんでいる様子が見て取れた。見どころとしては、ユナクが「衣裳も派手でステージも美しい。本当に目で見て楽しめて、心は癒される作品。家族の愛や友情、色々なものが描かれています」、古屋が「(3人の仲間たちが)仲が悪いようでめちゃくちゃ良かったりと、人情のある物語。早くみんなと打ち解けて自然な空気が出せたら」とそれぞれ語る。山崎も「音楽も名曲ぞろいで、ショーアップされた部分もありますが、それだけではなく、3人がバスで旅をする中で家族や愛、自分自身のことを見つめ直します。一度きりの人生をどう生きていくのかという大きなテーマも描かれて、最後にはちょっと泣ける。笑いから涙まで詰め込まれた、これぞミュージカルといった作品」と話した。なおこの日から、劇中で登場するバス“プリシラ号”さながらのピンクのバス・プリシラ号が都内を回遊。その出発式も行われた。MCとして会見に登壇した(本作にも出演する)キンタロー。も「プリシラ号を見つけたら、金運・恋愛運・仕事運がアップする…かも!?」とアピール。ファンの方はぜひチェックを。ユナクと古屋はWキャスト。公演は12月8日(木)から29日(木)まで、東京・日生劇場にて。チケットは9月17日(土)に一般発売を開始する。
2016年09月08日最近は、食育やコミュニケーションのために、子どもといっしょにクッキングを楽しむママが増えているようです。「そろそろチャレンジしてみようかな」と思っているママに向けて、始め方や親子クッキングのメリットを紹介します。■料理に興味が出てくる3~6歳からスタート親子クッキングの始めどきは、子どもが料理に興味を持ち始める3~6歳ごろ。ちなみに我が家では、子どもが3歳のとき、家事を何でも自分でやりたがるようになったため、流れに乗って料理も始めてみました。それより小さい1~2歳の子には、包丁デビューは早いかもしれません。でも、ママが料理をしている様子に興味を示すようなら、プチトマトのヘタを取る、レタスをちぎるなどの簡単なお手伝いをやらせてあげるといいでしょう。■ケガをしにくい子ども用包丁はマスト親子クッキングを始めるにあたって、まず用意したいのは包丁です。3~6歳の幼児には、刃先が丸く、指がスパッと切れない設計になっている子ども用の包丁が安心。ただ、硬いものが切りにくいので、小学校になったら小さめの普通の包丁を買い直すといいかもしれません。それ以外の道具は家にあるものでかまいませんが、かわいいデザインのまな板やエプロンもそろえてあげると、より子どもの意欲が高まります。最初のうちは、子ども包丁でも切りやすい果物を使ったものがおすすめです。我が家では休日の朝食用に、子どもにバナナを切ってもらって、バナナヨーグルトを作っています。子どもが盛り付けまで担当し、「はい、どうぞ」と張り切って家族全員に配ってくれるので、大人の気分も和みます。そのほか、イチゴや缶詰のミカンなど、いろいろな果物を刻んで生クリームと合わせたフルーツサンドを作るのも休日の楽しみ。こねて丸める過程が楽しい白玉だんごや肉だんご、ラップで握って作るおにぎりも、親子クッキングには最適です。■子どもの能力向上と親子のコミュニケーションにつながる親子クッキングは、子どもにさまざまな良い影響をもたらすといわれています。食材の形や種類、料理ができる過程を知ることが食育になるのはもちろんのこと、料理を通して、集中力や表現力、思考力などの能力も高まるのだとか。また、自分で切って調理することで、嫌いだった物が食べられるようになったという話もよく耳にします。そして何より、親と子のコミュニケーションの機会が増えるのが大きなメリットです。忙しいママは、子どもがなかなかうまくできないとイライラしてしまうかもしれませんが、効率より楽しむことを重視して、ゆったりした気持ちで接することが大切。そのためにも、親子クッキングは、気持ちに余裕がある休日に行うのがいいでしょう。一方で、好奇心が強く飲み込みの良い子の場合、すぐに包丁の使い方を覚えてグングン上達し、勝手に火をつけたり大人用の調理器具を使ったりと、大胆なことをやってのけることもあります。幼児とのクッキングの際には、油断して目を離さないようにしたいですね。
2016年07月16日毎日欠かすことのできない「食」。忙しい毎日の中、自分の食事はやっと出来た隙間時間でパパっと簡単に済ませてしまう事が多くても、子どもの食事はできるだけ栄養バランスを考えながら用意していますよね。でも、一生懸命用意しても思うようにはいかないもので、食が細かったり、好き嫌いがあったり、遊び食べが目立ったり…と悩みの多いお母様も多いのではないでしょうか。0歳からできる食育「どうしたら食べてくれるのかしら」「私の作り方が悪いのかな・・・」「離乳食の時間がストレスに感じる。」こんな風に感じてしまう事もありますよね。そんな時、お母様と子ども達にちょっぴりパワーを貸してくれるのが「食育」です。食育というと、保育所や幼稚園で教わるものというイメージが強いかもしれませんが、おうちでも簡単にできる事が多くあるんです!筆者は産前まで保育士として子ども達とたくさんの食育活動を行ってきました。「これをしたからすぐなんでも食べられるようになる」というものではありませんが、 私がおすすめする0歳からできるいくつかの方法を使い、日常の中で簡単なことから「食」に触れ、食材や食べる事への興味関心を育ててみませんか?きっと、子どもだけではなく大人にも新しい発見があり、「食」がもっと楽しいものになりますよ!絵本を活用しようお野菜や食事のマナー(挨拶など)がテーマの絵本は沢山あります。図書館へ行った際に是非探してみてください。絵だけでなく、実物と比べてみるのもおすすめですよ!食材の名前を知ろうスーパーへお買い物へ行ったら、子どもが興味を示した食べ物の名前を伝えてあげましょう。きっと、すでに行っている方が多いと思いますが、これだって立派な食育です!おうちでチラシに載った写真を見ながらお話するのもいいですね。お野菜に触れよう買ってきた食材。調理する前に少しだけ子どもに触らせてあげませんか?手をなめてしまうかもしれない小さなうちでも野菜なら大丈夫。「大根って大きくて重たいね」「きゅうりはボツボツしてるね」「中と外の色はちがうんだね」など、きっと沢山の発見があるはずです!育ててみようプランターで簡単に出来るお野菜を育ててみませんか?家事の負担にならず簡単に出来る物を選び、毎朝一緒にお水をあげてお世話をしてみましょう。花や実の生長を見ていると、大人も癒されるのでオススメです。つくってみよう少し大きくなってきたら、時間のあるときに一緒に調理に参加してみませんか?「野菜についた泥をおとす」「キャベツやレタスの葉をちぎる」こんな事から始めてみましょう。バンダナやエプロンをつけてあげると、気持ちは小さなママ!食への興味が広がっていきますよ!子どもの気分が乗らずほとんど食べられない時があっても大丈夫。ベビーフードに頼ってしまう日があっても大丈夫。堅く難しく考えず、笑顔で楽しむことを1番にいきましょう!お母様と子どもたちとの毎日にキラリと笑顔がひとつ増えますように…!
2016年06月01日美容&健康メニューとしてすっかり人気が定着したスムージー。最近は、野菜不足の解消や手軽な調理体験にもつながるということで、子どもの「食育」にスムージーを取り入れる動きも増えている。店舗やレシピサイトなどでも新しいスムージーメニューが続々と登場しており、今後ますます注目度の高まる飲み物となりそうだ。今回トレンド総研は、こうした子どもの食育につながるスムージーを『食育スムージー』と名付け、子どもが喜ぶ『食育スムージー』レシピについて紹介した。管理栄養士に聞く、おいしい『食育スムージー』を作るコツは?トレンド総研のレポート内で、管理栄養士・柴田真希さんは、『食育スムージー』のメリットや楽しみ方、おすすめレシピについて以下のようにコメントしている。「スムージーはカラフルで見た目にも楽しく、食感もやさしいので、お子様にぴったりの飲み物。組み合わせも自由なので、苦手な野菜と好きな果物を組み合わせたり、好みに応じて野菜の分量を調整したりもできます。」しかし、大人と同じレシピだと、子どもが抵抗を感じてしまうことも。「野菜の風味がダイレクトに感じられると、子どもにとっては飲みにくい場合もあります。ポイントは、野菜の苦みやクセをおさえるアレンジをすること。まずは抵抗を感じない程度に野菜の量を少なくし、徐々にボリュームを増やしていくと、苦手野菜の克服にもつなげられるかもしれません。」そんな柴田さんが教える、おすすめの『食育スムージー』レシピがこちら。野菜を使った『食育スムージー』レシピ「カルピス」でつくるセロリとパインのスムージー「子どもが苦手な野菜」として名前があがることが多い「セロリ」。そんなセロリも、「カルピス」を加えることで独特の臭みが消え、味がまろやかに。飲みやすさが格段にアップします。【材料】※1~2人分セロリ:1/2本(50g)パイナップル:100g、「カルピス」:30mlヨーグルト:100g【作り方】1:セロリとパイナップルは一口大に切る。2:全ての材料をミキサーにかけ、グラスにそそぐ。にんじんのチョコバナナスムージー苦手な子どもも多いにんじんは、子どもが大好きなチョコレートと組み合わせて、おやつ感覚で楽しめるスムージーに仕上げるのがポイント。【材料】※1~2人分にんじん:1/3本(50g)バナナ:大1/2本(75g)、チョコレート:10g豆乳(牛乳でも可):100ml【作り方】1:バナナを一口大に切る。にんじんを薄切りにする。2:全ての材料をミキサーにかけ、グラスにそそぐ。どちらも短時間で手早くできるので、忙しいママにもぴったりのレシピ。お子さんの野菜不足解消&苦手野菜の克服に、そしてママやパパは美容と健康のために、ぜひ毎日の生活にスムージーを取り入れてみては?【参考】※トレンド総研
2016年05月17日久しぶりにマニキュアをつけたけれど、なんだかキレイに見えない! その原因は地爪にあるかもしれません。爪に筋が入っている、二枚爪になりやすいなど、爪に関するコンプレックスは「爪育」で解消できます。美しい「すっぴん爪」を手に入れるケアにチャレンジしてみませんか?爪にも保湿が必要爪が乾燥していると、割れやすくなったり、縦に線が入ってしまうことも…。これではマニキュアをつけても台無しですよね。爪育の基本は保湿から。化粧水などで潤いを与えてから、オイルやクリームを使ってケアしてあげましょう。爪全体をマッサージするように、オイルを塗りこんでいきます。このとき、表面だけではなく、裏側にもしっかり塗りましょう。爪専用のオイルもありますが、伸びと浸透の良いアボカドオイルやホホバオイルを使うのもいいですね。それから、ハンドクリームで爪を含めた手全体をケアして仕上げます。甘皮の処理などをしたほうがより美しく見えますが、そこまで手が回らなくても大丈夫。まずは爪にうるおいと栄養をチャージすることから始めてみましょう。 爪切りではなく「やすり」を使う爪が伸びてきたら、「ネイルファイル」や「エメリーボード」といわれる“やすり”を使います。爪切りを使えば楽なのですが、何層にも重なる爪を傷つけやすく、二枚爪の原因になってしまうことも。美しさを保つためには、このひと手間が重要なのです。爪の長さを整えるときには、エメリーボードを使います。乾燥している爪には目が細かいものを、厚みのある爪には粗いものを選ぶといいようです。爪の状態によって使い分けられるように、いくつかそろえておきましょう。このエメリーボードに爪をあてて削るわけですが、左右に往復させずに一方向のみに削るのがポイント。スクエアなら直角に、ラウンドなら45度の角度であてていきます。力が強すぎると爪に負担がかかるので気をつけましょう。爪の表面には、スポンジタイプの爪やすり「バッファー」を使います。まずは目の粗いものから使い、細かいもので整えていきます。独身時代と違って、ママになるとネイルケアにまで意識が向かなくなりがちですが、手は意外と他人から見られているもの。爪育で、自爪がキレイになれば、ネイルケアをしてもしていなくても、キレイな爪をキープすることができます。ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
2016年04月27日もうすぐゴールデンウィーク。今年は中日を休めば10連休の大型連休。ゆっくりと羽を伸ばすにはもってこいです。どこかにおでかけしたいけれど、まだなんの予定も立てていない、子どもが小さくて遠出へのおでかけは大変…という方もいらっしゃるかもしれません。そこで、都内からちょっと足を伸ばすだけで自然と触れ合えて、食育にもなるスポットをご紹介します。■採って、食べて、遊べる! 収穫体験ができるスポットお花畑&いちご狩り 「花と幸せのテーマビレッジ ハイジの村」(山梨県)南アルプスをのぞむ山梨県北杜市にある、県立のテーマビレッジです。広大な敷地いっぱいに広がるお花畑とヨーロッパ風の建物は、まさに「アルプスの少女ハイジ」を思わせる世界。ゴールデンウィーク前後は約25万株のチューリップが見頃のほか、1月~5月8日までは、「ハイジの野菜畑」でいちご狩りが楽しめます。また、園内には遊具で遊べる「キッズガーデン」やロードトレインなど、小さい子が飽きない設備が充実。授乳室も完備されているので赤ちゃん連れでも安心です。<花と幸せのテーマビレッジ ハイジの村>入園料:高校生以上510円 小中学生250円いちご狩り料金:小学生以上1,200円 3歳~就学前800円(4月11日~5月8日/30分食べ放題)所在地:山梨県北杜市明野町浅尾2471アクセス:JR中央線韮崎駅からタクシーで約20分/中央自動車道韮崎ICから車で約15分 公式サイト 一箇所でさまざまな体験ができる 「小松沢レジャー農園」(埼玉県)冬~春にはいちご狩り、夏はぶどう狩り、秋にはさつまいもやジャガイモ堀りと、シーズンに応じた野菜、フルーツの収穫体験ができる埼玉県秩父市の「小松沢レジャー農園」。収穫だけでなく、そば・うどん打ちや餅つき、マス釣りなど食にまつわるさまざまな体験メニューがそろっています。ゴールデンウィーク期間にはいちご狩りやマスのつかみ取り、通年で行っているしいたけ狩り体験ができます。いちごはその場でぱくり。また、いちご狩り期間中に餅つき体験を予約すると、つきたてのお餅でいちご大福作りを体験することもできます。マスやしいたけは、無料の炭火焼コーナーで焼いて食べることも可能。採りたて新鮮な食材を、その場でいただけるのがうれしいですね。<小松沢レジャー農園>いちご狩り料金:小学生以上1,000円 3歳~就学前500円(4月11日~6月下旬/30分食べ放題)マスつかみ取り料金:500円(1匹/加工料込み)しいたけ狩り料金:500円(200g/持ち帰り)所在地:埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬1408アクセス:西武横瀬駅からタクシーで約10分(無料送迎バスあり・要連絡)/関越道花園ICから車で約50分 公式サイト 都心からのアクセスも◎な潮干狩りスポット「海の公園」(神奈川県)春先から6月頃にかけてのレジャーといえば、潮干狩りも欠かせません。神奈川県横浜市、八景島近くにある「海の公園」では、アサリやマテ貝などを採取することができます。5月初旬の潮干狩りに適した日時は、5月5日~8日の午前中(詳しくは公式サイトからご確認ください)。ひとりあたり2kgまで、小さい貝は採取しないなどのルールを守りながら、子どもも大人も宝探し感覚で潮干狩りを楽しんでみては。公園には温水シャワーや更衣室もありますが、ゴールデンウィーク中は混雑するので濡らしたホットタオルなどを用意していくと安心です。<海の公園>所在地:神奈川県横浜市金沢区海の公園10番アクセス:金沢シーサイドライン海の公園駅、海の公園柴口駅、八景島駅から徒歩約2分/横浜横須賀道路並木ICから車で約10分 公式サイト ■大人にも人気! 作って、食べられる「工場見学」スポットしょうゆづくり体験も。「彩の国 醤遊(しょうゆ)王国」(埼玉県)埼玉県日高市にある「彩の国 醤遊(しょうゆ)王国」は、いま話題の工場見学+体験ができるスポットです。工場案内では、醤油がつくられる過程のひとつ、もろみの撹拌(かくはん)風景を実際に見ることができるほか、無料の「しぼり体験」もあり、子どもの食育にぴったりな内容です。工場案内は平日5回、土日祝日7回30分おきに開催されていて、予約せずに参加できる手軽さも◎です。1週間前までに予約をすれば、自分でしぼった生醤油をその場で瓶詰めし、お持ち帰りできる「自分しぼり」も。売店にある「醤油ソフト」や「醤油プリン」など、珍しい醤油スイーツも試してみたくなりますね。<彩の国 醤遊(しょうゆ)王国>工場案内料金:無料(自分しぼりは有料・要問合せ)所在地:埼玉県日高市田波目804-1アクセス:東武大家駅から徒歩約20分/関越道鶴ヶ島ICから車で約20分 公式サイト 「かまぼこの里」(神奈川県)箱根の名物、かまぼこをメインに買い物や食事、体験ができる「かまぼこの里」は、神奈川県小田原市、箱根のふもとにある観光施設です。施設内にある「かまぼこ博物館」で人気を博しているのが、かまぼこ、ちくわを職人さんといっしょにつくる手づくり体験。1日に5回(ちくわ手づくり体験は6回・水曜のみ)開催されていて、各回予約制となっています。体験のほか、かまぼこの歴史が学べたり、かまぼこ職人の技をガラス越しに見学できるコーナーもあり、見ごたえたっぷりです。<かまぼこの里>体験料金:かまぼこ・ちくわ手づくり体験1,500円(水曜以外)ちくわ手づくり体験500円(水曜のみ)要予約所在地:神奈川県小田原市風祭245アクセス:箱根登山鉄道鉄道風祭駅から徒歩約2分/小田原箱根道路箱根口ICから車で約1分 公式サイト いずれの施設も、事前にお問い合わせのうえおでかけすることをおすすめします。今年のゴールデンウィークは、子どもと楽しく、美味しく、食にまつわる体験をしてみてはいかがでしょうか。
2016年04月19日天然の美容食と言われるアーモンドやクルミなどのナッツ。ダイエットやアンチエイジングに効果が高いことが知られていますが、最近は腸内フローラ(腸内の善玉菌と悪玉菌などのバランス)を整える「育腸」食品としても脚光を浴びています。食物繊維たっぷりのナッツを、オリゴ糖の含まれたハチミツでマリネ。ヨーグルトにかけて食べれば、パーフェクトな「育腸」レシピに!ナッツのハチミツ漬け調理時間15分+漬ける時間 1人305Kcalレシピ制作:家庭料理研究家 近藤瞳<材料 2人分>ナッツ(クルミ、カシューナッツなどお好みのもの) 60gハチミツ 80~100g<作り方>1、ナッツは大きければ食べやすい大きさに割り、160℃のオーブンで8~10分焼く。2、ナッツを瓶に入れて、浸る量のハチミツを加える。一晩~3日程度置く。コツ・ポイント ここではガスオーブンを使用しています。オーブンにより、温度や焼き時間には違いがあるので、ふだんからおうちのオーブンの癖を知っておくようにしましょう。漬け込んだナッツは、ヨーグルトはもちろん、パンケーキと合わせたり、ドライフルーツやチーズと組み合わせてオードブルやワインのおつまみにも!
2016年04月13日ミュージカルや演劇を中心に活躍している俳優、井上芳雄、浦井健治、山崎育三郎によるユニット「StarS」が人気クリエイター・福田雄一とタッグを組み、ミュージカルコメディに挑戦することが8日、明らかになった。今回、脚本・演出を手がける福田をして"エンターテインメントの帝王"と言わしめるミュージカル。そのミュージカルでトップスターとして活躍する3人だが、実は今までStarSとしての音楽活動以外で共演がないという。はたして3人そろってのミュージカルコメディーでどのような化学反応が起こるのか? それぞれの魅力を大いに引き出し、歌&ダンスあり、笑いあり、涙あり? の福田節がさく裂する極上のコメディーになることは間違いない。ミュージカルファンだけでなく、誰もが楽しめる懐かしくて新しい番組に期待したい。ミュージカルコメディ『トライベッカ』は4月放送予定。
2016年02月09日サンディスクは18日、薄型コンパクトなポータブルSSDとして、「サンディスク エクストリーム500 ポータブルSSD」と、そこにIP55の防滴・防塵性能を持たせた「サンディスク エクストリーム510 ポータブルSSD」を発表した。前者は2月から、後者は4月から発売する。価格はオープンで、容量のラインナップと店頭予想価格(税別)は以下の通り。サンディスク エクストリーム500 ポータブルSSDは、120GBが15,000円、240GBが20,000円、480GBが35,000円。防滴・防塵のサンディスク エクストリーム510 ポータブルSSDは480GBのみ用意し、38,000円前後の見込み。両者ともカメラユーザーやクリエイターを主なターゲットとする。データ転送速度は、サンディスク エクストリーム500 ポータブルSSDの120GBと240GBがリード最大415MB/秒、ライト最大340MB/秒。サンディスク エクストリーム500 ポータブルSSDおよびサンディスク エクストリーム510 ポータブルSSの480GBモデルが、リード最大430MB/秒、ライト最大400MB/秒。防滴・防塵以外については、外観やスペックはほぼ共通だ。本体はラバー素材で、周囲にはゴム製バンパーと金属リング(ストラップリング)を配した。なお、サンディスク エクストリーム500 ポータブルSSDは黒のバンパー、サンディスク エクストリーム510 ポータブルSSDは赤のバンパーとなる。インタフェースはUSB 3.0だ。本体サイズは約W74×D11×H74mm、重量は約40g。USBケーブルのほか、暗号化ソフトの「SanDisk SecureAccess」が付属する。保証期間は3年。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.6以上。
2016年01月18日