アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本剛が、小栗旬主演の映画『銀魂』(2017年公開)に高杉晋助役で出演することが19日、明らかになった。さらに新井浩文、佐藤二朗、菜々緒、安田顕、早見あかりの出演が発表された。同作は、漫画家・空知英秋氏が漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミックを原作に、『HK 変態仮面』シリーズやTVドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなどで知られる福田雄一監督が実写化のメガホンをとる。パラレルワールドの江戸を舞台に、宇宙からやってきた"天人(あまんと)”と侍・坂田銀時(小栗)の間に起こるさまざまな事件を描く。2005年公開の映画『ファンタスティポ』以来12年ぶりの映画出演となる堂本は、小栗演じる銀時の旧友で、現在は敵対しているライバル・高杉晋助を演じる。剣術の達人という設定で、攘夷過激派武装集団<鬼兵隊>を率いて、2000年放送のドラマ『Summer Snow』(TBS)以来の共演となる小栗と刃を交えることになる。堂本は「監督に『堂本剛に悪役を演じさせたい』と言われ、キザでクールな高杉と僕のギャップをどう埋めてプラスにするのか監督と話し合いを重ねる内に、出演が決まっていました。人気キャラを演じる重圧に耐えながら撮影に臨みました」と出演について語る。さらに「正直、エリザベスがやりたかった……」と、別の役に思いを馳せた。アーティストとして、ギターだけでなくピアノやベース、ドラムなども弾きこなす堂本だが、今回は三味線に挑戦。「座って練習していたところ、監督から撮影2日前に『立って弾いてほしい』と言われて本当無茶振りばかりで……」とぼやき、アクションシーンについては「殺陣は10代ぶりでしたし、何せ小栗くんは背が高いので大変でした」とコメントを残した。高杉が率いる<鬼兵隊>メンバーで、人斬り似蔵の異名を持つ岡田似蔵を演じる新井は「福田組なのに……『銀魂』なのに……ウチはギャグゼロで戦っていたので不安と不満と疲労の3つでした」と撮影を振り返った。同じく<鬼兵隊>のメンバーで、策略家・武市変平太役の佐藤は「福田にとっておそらく最初で最後の大作ですので、まあ奴を支えてやるか的な気持ちで参加しました(笑)。僕は福田組の常連とよく言われますが、毎回が勝負だと思って全力でふざけています」と頼もしい一言を残す。高杉を慕う拳銃の使い手・来島また子役の菜々緒は「原作のキャラクターはビジュアルが強烈なので、私にできるか不安だったのですが、難しい役だからこそ挑戦したいと思い精一杯演じました」と真摯に語った。また、刀鍛冶屋の村田鉄矢役の安田は「とにかく大きな声をだすことを意識して演じましたが、いざやってみると結構難しかったです……」と振り返り、鉄矢の妹の村田鉄子役を演じた早見は「実際の刀鍛冶の仕事場に行き、本物の刀に触れたりして勉強させて頂きました」と役作りの裏側を明かした。(C)空知英秋/集英社(C)2017「銀魂」製作委員会
2016年09月19日俳優の間宮祥太朗、高杉真宙が、土屋太鳳主演の映画『トリガール!』(2017年秋公開)に出演することが10日、わかった。同作は中村航原作の小説を実写化し、鳥人間コンテストに挑む人力飛行サークルを舞台にした青春ラブコメ。土屋演じる鳥山ゆきなが、イケメンの先輩に一目惚れし、人力飛行サークルに入会することになる。間宮は"狂犬"と呼ばれ、ゴリラを倒したという伝説を持つ先輩・坂場大志、高杉はゆきなが憧れる天然王子様・高橋圭を演じ、ともにパイロットとしてゆきなと鳥人間コンテストに挑む。間宮は「毎日、プランを考えた芝居ではなく、シーン毎に土屋さんや高杉さんと、ぶつかり合って生まれるものを撮ろうという、組全体の雰囲気がある」と、現場の様子を表現した。「とにかく全力でこの作品と役の世界を信じて演じる事が出来ていて、凄く楽しいですし、凄く青春しているなって思います」と、撮影を振り返った。ふだんの間宮の印象を「豪快で繊細で知的で、現代に生きていらっしゃるのに幕末の志士のような雰囲気を持っていらっしゃるかた」と説明する土屋。さらに土屋は、間宮が役に入ると「刹那的にかっこよくてかっこ悪い最高の坂場先輩だったので、私はそこに全力でぶつかればいいだけでした」と述懐した。頼れる先輩と作品に関わり「懐の深い役者さんの胸をお借りして、ゆきなとしても土屋太鳳としても、思う存分暴れることが出来ました」と、役に対する自信を見せた。一方高杉は、自身の役について「天然の詐欺師の様なのに、悪気のない憎めない男です。今まで演じてきた役とは違うので、偽物にならない様に必死に取り組みました」と語る。さらに「実は元々『鳥人間コンテスト』を観ていた」と明かし、「今回の撮影で初めて琵琶湖に来ることが出来て、この場所で色んな方が飛んでいるんだと思うと感動しました」と、作中さながらにコンテストへの思いを表した。そんな高杉について、土屋は「共演が3回目なのに、そのたびに役と一緒に高杉くんの印象も違うため、『はじめましてだっけ?』とさえ思ってしまうんですけど、これは本当に凄いことだと思います」と印象を語った。土屋はさらに「常に役の人とお会いしてる感じ」と説明し、「現実に目の前にいるのに、ふとした瞬間に、その姿が幻に感じる時もあるような、不思議な存在感の魔性の役者さんだと思います」と感心した様子を見せた。また同作には、ゆきなの親友・島村和美役に池田エライザ、サークルの生き字引き的存在のOB・ペラ夫役にお笑い芸人・ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)、班を取りまとめる古沢役に矢本悠馬も出演する。
2016年08月10日俳優・高杉真宙が映画『PとJK』(2017年春公開)で演じる大神平助役の金髪写真が29日、公開された。原作は、三次マキ氏が漫画誌『別冊フレンド』(講談社)で連載している同名コミック。イケメンな"P(=POLICE・警察官)"と恋愛初心者の"JK(女子高生)"が秘密で結婚するという設定と、年の差カップルのピュアなラブストーリーで話題を呼んでいる。本作では、恋愛映画初主演の亀梨和也が警察官・功太役、土屋太鳳が女子高生・カコ役となる。高杉が演じる大神は、札付きの不良というレッテルを貼られているが、実は優しい心を持つ、カコの高校の同級生。カコにけがをさせてしまったことの後ろめたさや、功太とのライバル心から生まれる友情などから、複雑な感情を持つ役どころを体当たりで演じる。漫画好きの高杉は、原作も薦められて読んでいたと言い、「爽やかで笑えてキャラクターの一人一人を好きになれる作品」との感想を抱いていた。自身が演じる大神については、「悪い事をしていたりするんですが、根が悪いわけではなく母親思いで優しくて不器用な子」と表現。そんな大神が「一番好きなキャラクターで、大神のエピソードも好きだった」ことから、「自分がその役を演じられるということが本当にうれしい」と喜ぶ。役作りのために、「まずしたのは金髪に染めること」。できるだけ原作の大神の雰囲気に近づくためだ。より忠実な再現性を重視し「金髪にしてやや根元に黒髪を残し、サイドをツーブロックに」とこだわりも見せた。金髪自体は『渇き。』(14年)で経験しており、「人生で2回目」だが、「ツーブロックは初めて」。染め上げた当初は慣れない自身の外見に違和感も覚えたと苦笑しつつも、現在はそれもなくなっており、「たまに金髪だって忘れてしまうほどです」と語っている。また、現場を経た上で、あらためて本作を「ラブストーリーですが、友情もテーマになっている作品」と分析。「最初はただの不良だった大神がカコと出会ってどんな風に心が動いていくか。ぜひそちらも注目してください」と呼びかけながら、「僕はこの撮影中に20歳の誕生日を迎えました」と報告し、「大好きな作品で10代最後の演技ができて、また20代最初の演技もこの作品でできた事、僕にとっても記念すべき作品になりました」と感慨を示した。(C)三次マキ/講談社(C)2016「PとJK」製作委員会
2016年07月31日主演・亀梨和也、ヒロイン・土屋太鳳を迎えて、警察官と女子高生の年の差結婚を描いた人気少女コミックを実写化する映画『PとJK』。この度、この2人に続き新たに高杉真宙、玉城ティナ、西畑大吾、大政絢、村上淳、ともさかりえ、田口トモロヲら7名のキャストが決定した。恋愛初心者の高校1年生のカコ(土屋太鳳)は、友だちに誘われて大学生のふりをして参加した合コンで、功太(亀梨和也)に出会う。お互いに好印象をもった2人は惹かれあうが、カコが実は高校生だと分かると、急に功太の態度が一変。実は功太は警察官だったのだ。せっかくの恋の始まりに胸を躍らせていたカコだったが、功太の態度はそっけない。そんな中、同級生の大神(高杉真宙)が入っている不良グループの犯罪現場に出くわしてしまった2人は、後ろからおそわれそうになる功太を守るためにカコは大神の前に立ちはだかり、変わりに殴られて気を失ってしまう。病院で目を覚ましたカコの前にいたのは、功太だった。警察官という立場で女子高生とは付き合えないと自制していた功太だが、高校生のカコと一緒にいるために「結婚しよう」とプロポーズをする。最初は猛反対していたカコの父親(村上淳)も、功太の気持ちが本気だと理解し結婚を承諾。ただし「高校卒業までは通い婚。卒業までは結婚していることを隠し通すこと」という条件付きだった。こうして始まった2人の内緒の結婚生活。恋愛すら初めてのカコは、大人な功太にドキドキさせられっぱなし。一方で、停学中だった大神がカコのクラスに戻ってきた。大神は怪我をさせたことを反省しカコに謝罪。カコはあらためて「友だちになろう」と大神に提案するが、大神の家庭の事情などを知る功太は心配し、大神にはかかわるなと突き放す。すれ違ってしまう功太とカコの心の隙をつくように、2人を待ち受ける大きな事件が発生…!果たして2人は次々と立ちはだかる困難を乗り越えて、本当の夫婦になれるのだろうか――?原作は、2013年から「別冊フレンド」(講談社)で連載されている三次マキの同名コミック。めちゃくちゃイケメンな「P(=POLICE・警察官)」と、恋愛初心者の「JK(女子高生)」との秘密の結婚という斬新な設定と、年の差カップルのピュアなラブストーリーにドキドキが止まらない、と連載当初から話題になり、累計210万部を記録している大人気コミックだ。また、監督は『ストロボ・エッジ』『オオカミ少女と黒王子』などを手掛けるヒットメーカー・廣木隆一が務めている。イケメン警察官・功太役には、意外にも“恋愛映画”初主演となる亀梨さん、女子高生・カコ役には土屋さんと、最も旬な2人が初共演する本作。そして今回ついに新たなキャストが発表。カコの高校の同級生で札付きの不良というレッテルを貼られているが、実は優しい心を持っている大神平助役に、「仮面ライダー鎧武/ガイム」や『渇き。』などに出演し、同世代の中で最注目の演技派俳優・ 高杉さん。功太との出会いのきっかけを作ったカコの親友でミカドこと矢口三門役には、モデルとして絶大な人気を持ち、『オオカミ少女と黒王子』『貞子vs伽椰子』など、女優としても活躍目覚ましい玉城さん。カコのクラスメイト・ジロウこと永倉二郎役に、連続テレビ小説「ごちそうさん」で注目を集めた西畑さん。また、功太の同僚の女性警察官・小森ふみ役には『ニュータイプ ただ、愛のために』「眠れぬ真珠」に続いて廣木監督とは3度目のタッグとなる大政さん。そして、カコの父親・誠一役に村上さん、母親・陽子役にともさかさん、功太の上司で功太の抱える過去を理解する山本修一役に田口さんといった、日本映画界には欠かせない存在となっている3人も出演。フレッシュで勢いのある若手俳優から、実力を備えたベテランたちまで、幅の広い豪華な顔ぶれが揃った。なお、撮影はすでに6月15日に北海道・函館にてクランクインしており、オール北海道ロケで今月中旬にクランクアップ予定とのことだ。『PとJK』は2017年春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年07月09日若手俳優として注目を集める高杉真宙、横浜流星らが出演する舞台『闇狩人』が5月22日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演中だ。1988年~90年にかけて月刊少年ジャンプにて連載された坂口いくの漫画が原作。演出は深作健太、脚本は鈴木哲也が手がける。舞台『闇狩人』チケット情報バブル期の華やかな社会の裏側で、弱者を虐げ暗躍する悪人たちを成敗する「闇狩人」たち。表の顔と裏の顔を使い分ける彼らだが、進学するか、憧れの漫画家を目指すか、将来の進路に悩む普通の若者・間武士(高杉)も、何を隠そうそんな闇狩人のひとりだ。昼の顔はいたって普通の間であるが、そんなある日、友人の父親が失踪し謎の死を遂げる。闇狩人であることを隠しながらも、友人とともにその死の真相を追っていく間は、その犯人のいる現場で、まったく別の仕事で動く闇狩人・我竜京介(横浜)と遭遇する。同じく闇狩人である三枝将(鈴木勝大)と陣内力(荒井敦史)がそれぞれ追いかけている事件も絡み合っていく中で、それら事件の背後には共通して絶大な権力をもつ皇静馬(丸山敦史)の存在が現れてくる・・・。本作の見どころはやはり殺陣のアクションシーンだ。間は定規、我竜はけん玉、三枝はギターのピック、陣内は拳法と、闇狩人ひとりひとりが個性的な武器を持ち、その武器ならではの動きだけでなく、プロジェクションマッピングなど映像を使った演出も加わり、若手俳優たちが繰り広げる様々なアクションで楽しませてくれる。また、テンポよく進行していくストーリーも単なる”勧善懲悪の痛快活劇”ではなく、闇狩人たちと対する悪の側の哲学や、自分自身のあり方の葛藤なども描かれ、人間ドラマが展開していく。東京公演の後、5月28日(土)に福岡・北九州芸術劇場大ホール、6月11日(土)・12日(日)には大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。各地ともチケットは発売中。
2016年05月20日「13歳のハローワーク」「仮面ライダー鎧武/ガイム」「表参道高校合唱部!」などに出演する若手俳優・高杉真宙が、本日25日(金)、日本テレビにて放送中の情報バラエティ番組「ヒルナンデス!」に出演することが明らかになった。毎週月曜日から金曜日、お昼の情報バラエティ番組として、メインMCに南原清隆、アシスタントにアナウンサー・水卜麻美を迎え、さらに曜日ごとのレギュラーメンバー、様々なゲストが出演する本番組。今回高杉さんが出演するのは、「沿線フォトさんぽ」というコーナーで、まだ写真が貼られていない「ヒルナンデス!」特製の思い出アルバムに書かれたキーワードを頼りに、地元の方などに聞き込みをし、その場所を探し出して記念撮影するという企画だ。今回高杉さんは、陣内智則、「たんぽぽ」川村エミコ、鉄道写真家・中井精也と共に、三島~修善寺間を走る「伊豆箱根鉄道」に乗って旅をする。 そこでは、「老舗うなぎ屋」の新名物・うなぎハムや、貴重な「幻の牛」を販売する直営店などを探し、街の人から飛び込みで聞き込みをし鉄道と徒歩で名物探しをする。旅をテーマにした番組出演は今回が初、そして 初の鉄道旅行、初の伊豆箱根鉄道と初めて尽くしとなった高杉さんは、「すごくふんわりとした印象のある鉄道で、初めて来たのになんとなく落ち着くといいますか…訪れたところも、とてもなごむ町でした」と話し、 また今回一緒に旅をした3人についても。陣内さんについては「もともと大好きな方で、陣内さんのネタをネットで調べてしまうほどだったんです。なので、この番組でご一緒出来て、嬉しかったです」と感激の様子。川村さんについては「お会いしてすぐに『福岡出身で19歳なんだよね』『誕生日は7月4日だよね』などと言ってくださって…会う前に僕のことを調べて、覚えくださったことが、とても嬉しかったです」と語り、中井さんについては、「カメラの撮り方を直接教えてくださったり、僕が写真を向けると変顔して笑わせてくださったり、僕のことをたくさん撮って頂いた」と楽しくロケができたと語っている。また「食べ物を食べた時に感想を言うのが難しかったですね。 どう美味しいのかって伝えるのは、難しいんだなと思いました」と苦労したことも告白。さらに「おいしい食べ物も出てきますし、三島~伊豆のことをたくさん知ることができると思います。 お芝居ではない素の状態、高杉真宙で旅するのは初めての経験で、旅する自体が新鮮で楽しかったです」と語り、演技でない普段の高杉さんを覗くことができそうだ。「ヒルナンデス!」は毎週月~金曜日、11時55分~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月25日若手俳優・高杉真宙が、岩手県平泉にて開催される春の藤原まつり「源義経公東下り行列」にて、これまで稲垣吾郎や滝沢秀明、溝端淳平、山本裕典、吉沢亮らが扮してきた“源義経”役に挑むことが分かった。「東下り行列」は、義経が兄・源頼朝の追討から逃れて平泉の地にたどり着いたときに、奥州藤原氏の4代目・秀衡や地元民に歓迎された故事に倣ったもので、総勢約100名の参加者で平安絵巻を再現する。1955年から続く歴史のある行事であり、沿道には例年、約18万人~20万人の見物客が訪れる。過去の義経役には注目の若手俳優が務めていることでも知られ、2005年の東下り行列は、当時放送中のNHK 大河ドラマ「義経」で主演を務めた滝沢さんが参加したことで話題を集め、過去最高の観光客が訪れた。松岡修造と共演する「ファブリーズ」TVCMや、「仮面ライダー鎧武/ガイム」「表参道高校合唱部!」などで知られる高杉さんは、WOWOWの連続ドラマW「東野圭吾カッコウの卵は誰のもの」でスキー、「アディダス」のオリジナルムービーではダンスに挑戦しているほか、主演舞台「闇狩人」なども控えるネクストブレイク必至の注目株。「1955年から始まった、本当に歴史あるお祭りで、過去にたくさんの有名な方が義経役をされているので、とても光栄ですし、喜びとともにすごく緊張があります。僕にとっての源義経は“儚く強い”ってイメージです。そんなイメージが表現出来たらいいなと思っています」と、“悲劇の美男子”義経役に意欲満々。「見にきてくださる皆さまに、素敵な義経をお見せ出来るよう、精一杯頑張り、また楽しみたいと思いますので、よろしくお願いいたします!」と、その意気込みを語っている。春の藤原まつり「源義経公東下り行列」は岩手県平泉町にて5月3日(火・祝)開催予定。(text:cinemacafe.net)
2016年02月29日「ファブリーズ」TVCMや、「仮面ライダー鎧武/ガイム」「表参道高校合唱部!」などで知られるネクストブレイク必至の若手俳優・高杉真宙が、アディダスバッグオリジナルムービーに出演することが決定。共演者にはさらにフレッシュな岡本夏美、下村実生、板垣瑞生らが顔を揃え、甘酸っぱい青春ストーリーを繰り広げるという。綾乃(岡本夏美)、景(下村実生)、徹平(高杉真宙)、駿介(板垣瑞生)は高校のクラスメート。ダンス経験が全くない綾乃だが、なぜか皆を誘い、ダンスコンテスト優勝を目指すことになる。綾乃のクラスメートで幼なじみの徹平も、綾乃の誘いでダンスチームに参加した一人。徹平は特にダンスに興味があるわけではない。幼なじみの綾乃の事を密かに好きで、その思いからダンスチームに参加したのだ。お調子者の癖に、繊細で恋に奥手な徹平は、もちろん思いを伝えた事はないのだが…。徹平は、日々ダンスレッスンしながらも、綾乃の行動に一喜一憂し、時にジェラシーに胸を焦がす。ダンスコンテストを目指して日々レッスンに励む4人。性格も、ダンスのスキルも考え方も、心に秘めた思いも実は違う4人は、時に激しくぶつかり合うことも…。夢を目指し、ダンスを通じて共に時間を過ごし、友情を深めて成長していく高校生の甘酸っぱい青春ストーリーが、始まる。高杉さんは、2009年舞台「エブリ リトル シング’09」で役者デビュー。その後、映画『ぼんとリンちゃん』では第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞し、「仮面ライダー鎧武/ガイム」では2面性のある役を見事に演じ切り、その演技力が高く評価された。そのほか「ゴーストライター」「表参道高校合唱部!」「スミカスミレ 45歳若返った女」とテレビドラマにも多数出演。3月からは連続ドラマW「東野圭吾カッコウの卵は誰のもの」に出演予定。さらに5月からは主演舞台「闇狩人」が控える。ブレイク間近の若手俳優筆頭の高杉さんが、今回出演するアディダスバッグオリジナルムービーでは、高校生活を舞台に、ダンスをしたこともない女の子が大会優勝を目指して、練習を開始し、友達と練習する中で成長していくという、青春ど真ん中の物語が描かれる。共演者には、『仮面ライダー1号』のヒロインに抜擢された注目の新星女優・岡本さん。ダンスボーカルユニット「フェアリーズ」のメンバーとして活躍しながら「セブンティーン」専属モデルも務める下村さん。そして、映画『ソロモンの偽証』でキーパーソンの神原和彦役で話題になった板垣さん。高杉さんは、今回のオファーを受けて「初めてスポーツブランドのお仕事が決まり驚いたと同時に、すごく嬉しかったですね。しかも日頃からすごくよく使っていて、舞台稽古のときもadidasさんのジャージを愛用していたりしたので、大好きなadidasさんのお仕事で、さらに嬉しかったです」と喜びのコメント。また、演じた徹平という役どころについて「お調子者なところもありますが、ジェラシーをむき出しにしちゃうような、まっすぐに恋をする男の子です。僕はこんな風に純粋に恋に向かう男の子を演じた事がないので、結構頑張って嫉妬しました(笑)。ぜひ楽しみにしてください!」とメッセージを贈った。さらに、本ムービーの見所を「やはりダンス」と話し、「実はこの撮影をした時期、出演中のドラマ『スミカスミレ』でもダンスのシーンがあり、同時期に2つのダンスを覚えないといけなかったのもあり、あまりダンスが得意でない僕にはけっこう大変でした!」と、撮影秘話を語った。アディダスバッグオリジナルムービー「全力Beat!~夢中がワタシを変えていく~」は、3月1日(火)より全4話、週1回更新で公開予定。(text:cinemacafe.net)
2016年02月23日今年で70回目を迎える「毎日映画コンクール」の表彰式が2月16日(火)に開催され、最高賞の日本映画大賞が橋口亮輔監督の『恋人たち』に贈られたほか、塚本晋也が『野火』で監督賞、男優主演賞の2冠を達成した。先日行われた「キネマ旬報ベスト・テン」での日本映画第1位の栄誉に続き、70年の歴史を誇るこの毎日映画コンクールでも最高賞に輝いた『恋人たち』。壇上でトロフィーを受け取った橋口監督はこの日、会場に到着するもスタッフから一般の観客と間違われ「整理券を受け取ってください」と言われ、受賞者だと伝えると「『受賞者?』と2回聞かれました(笑)」と自虐気味に明かし笑いを誘う。前作『ぐるりのこと。』は、同コンクールで日本映画優秀賞を受賞したが「その時の大賞は『おくりびと』で、滝田洋二郎監督に『すいませんね』と言われて『いえいえ』と答えましたが、内心は悔しかったです。映画人ならだれでも憧れる賞であり、名誉に感じています」と喜びを噛みしめた。本作はワークショップで募った無名の俳優を中心に低予算で制作されており、公開規模も大きいとは言えないが、各地の劇場で満席が続出するなど口コミで大きな話題に。橋口監督自身の経験を主人公に反映させており「(自身が)どんな目に遭ったかを話すと3時間かかりますが(笑)、お金を一千万以上盗まれまして、『何だこの国は…』と思い、その後、震災も重なって、心の中にいろんな思いを抱えて、表に出せずに耐えている人がいっぱいいるはずで、そんな人に見てもらえたらと思い、作りました」と語った。この日は、主演の篠原篤、成嶋瞳子、池田良をはじめ、キャスト陣も駆けつけ、橋口監督と共に壇上に上がり、喜びを分かち合った。塚本晋也監督は自身がメガホンを握り、主演まで務めた『野火』で監督賞、男優主演賞の2冠を獲得!こうした形での2冠は初の快挙だが、塚本監督は男優主演賞の授与の場で「僕ですいません。ホントにすいません、申し訳ないです!」と不祥事でも起こしたかのように謝罪を連発!過酷な戦地での日本兵の姿を描いた本作は「20~30年前から作りたかった映画」というが「戦争に行った人がどんどんなくなっていく中で、いま作らなければ作るチャンスがない」と考え、私費を投じて制作した。これまでも自作を含め、俳優としても活動している塚本監督だが「自分で出れば交通費を出さなくていいから(笑)。カメラ持って、自分で(現場に)行こうという発想」と低予算ゆえの苦肉の策だったと明かし「想像を絶するものが来た(笑)」と思わぬ受賞に困惑…。最後まで「すいません!」と謝り通しだった。また男優助演賞は、舞台を中心に活動し、山田洋次監督作『母と暮せば』で27年ぶりに映画出演を果たした加藤健一が受賞。久々の映画出演の経緯について「下北沢の劇場の楽屋に山田監督がいらっしゃって『出なさい』と言われ、そのひと言で『はい、出ます』と」と明かした。男優賞には渋い面々が並んだが、女優賞では『海街diary』で4姉妹の長女、次女を演じた綾瀬はるかと長澤まさみが女優主演賞、女優助演賞を受賞!また一般のファンの投票による「TSUYATA映画ファン賞」は日本映画部門で『幕が上がる』が受賞し、主演の「ももいろクローバーZ」の5人がそろって登壇し「喜びを全身で表現した」(百田夏菜子)というド派手な衣装とフェイスペインティングで会場をわかせた。スポニチグランプリ新人賞には人気バンド「RADWIMPS」のボーカルで、『トイレのピエタ』で映画に初めて主演した野田洋次郎と宮部みゆきのベストセラーの映画化『ソロモンの偽証』で役名を女優名として襲名し、女優デビューを果たした藤野涼子が選ばれた。【第70回毎日映画コンクール】受賞一覧日本映画大賞:『恋人たち』日本映画優秀賞:『岸辺の旅』外国映画ベストワン賞:『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』監督賞:塚本晋也(『野火』)脚本賞:原田眞人(『駆込み女と駆出し男』)男優主演賞:塚本晋也(『野火』)女優主演賞:綾瀬はるか(『海街diary』男優助演賞:加藤 健一(『母と暮せば』)女優助演賞:長澤まさみ(『海街diary』)スポニチグランプリ新人賞:野田洋次郎(『トイレのピエタ』)スポニチグランプリ新人賞:藤野涼子(『ソロモンの偽証前篇・事件/後篇・裁判』)アニメーション映画賞:『百日紅~Miss HOKUSAI~』大藤信郎賞:『水準原点』ドキュメンタリー映画賞:『沖縄 うりずんの雨』TSUTAYA映画ファン賞【外国映画部門】:『ミッション・インポッシブル/ローグネーション』TSUTAYA映画ファン賞【日本映画部門】:『幕が上がる』田中絹代賞:桃井かおり(text:cinemacafe.net)
2016年02月17日WOWOWで3月27日からスタートする土屋太鳳主演の連続ドラマ『カッコウの卵は誰のもの』に出演する高杉真宙のスキープレイヤー姿のビジュアルが公開された。高杉が今回演じるのはスキープレイヤーとして五輪選手を目指すメンバーに選ばれた高校生・鳥越伸吾役。クランクイン前の今年1月上旬、長野県の白馬村で元五輪選手にマンツーマンの指導を受け、クロスカントリーの滑り方を体得したという。練習について高杉は「雪もあまり経験がなく、初めてのウィンタースポーツなのにクロスカントリーという難しい競技でけっこう大変でした。でも、練習していくうちにいろいろ覚えて、楽しく滑ることが出来ました」とコメント。また役柄について「台本を初めて読んだときは暗い子? なのかなって思ったんですけど、少し試行錯誤しながら作りました」と語った高杉。演技はもちろん、はたしてどのような滑りぶりを見せてくれるのか注目だ。
2016年02月03日東京に昔からある、レトロな雰囲気の「喫茶店」。喫茶店ならではの独特の雰囲気や歴史あるメニューを堪能すべく、俳優の高杉真宙さんが「レトロ喫茶」を訪ねました。高杉さんがやって来たのは、有楽町にある『はまの屋パーラー』。2011年、創業45年という歴史に幕を下ろしたものの、お客さんからの熱い声を受けて2012年に復活。サンドイッチは先代の指導を受けて作られており、ハンドドリップで淹れたスペシャリティコーヒーと相性抜群。『はまの屋パーラー』の玉子・サンドゥイッチ(¥620)は特徴的。厚めに焼いたフカフカのたまごが、長く愛される理由。1皿あたりに使う卵は、なんと4個!注文を受けてから焼きあげるので、ホカホカです。「もともと卵が大好きで、きれいな黄色を見た瞬間にワクワクしました。ゆで卵を使ったタイプより、この店のような焼いたほうが断然好み。温かくてフワフワで、軽く塩味が効いているからか、一瞬で食べちゃいました。こんな素敵なお店で、優雅な朝の時間を過ごすような大人になりたいです。それに僕はマイペースだから、たとえ女の子と一緒でも、ゆっくり過ごしたいというのが本音。二人で買い物とかをした後に、少し遅い昼食で訪れたい。“美味しいね”って言いながら、のんびり話ができるような相手が理想です」◇たかすぎ・まひろ俳優。1996年7月4日生まれ。ドラマ『表参道高校合唱部!』(TBS系)に出演中。初の主演舞台『TRUMP』が11月19日からZeppブルーシアター六本木にて公演予定。■はまの屋パーラー千代田区有楽町1‐12‐1新有楽町ビルB19:00~18:00(日曜10:00~17:00)祝日休 TEL:03・3212・7447※『anan』2015年9月30日号より。写真・柳原久子スタイリスト・手塚陽介ヘア&メイク・堤 紗也香文・重信 綾
2015年09月23日ドラマ出演が続いて注目を集める高杉真宙が、舞台初主演に挑む。演目は、大阪演劇界の旗手・末満健一の人気作『TRUMP』。不死の力を失った吸血種の少年たちが生を求めて翻弄する姿を描く、ヴァンパイア・エンターテインメントだ。ダブル主演の早乙女友貴とともに、ふたつの役を交互に演じるというユニークな試みもある。この儚く美しき物語に、高杉はどう向き合うのか。舞台『TRUMP』チケット情報物語の舞台は、吸血種「ヴァンプ」の少年たちを教育するギムナジウム。「ヴァンパイアって怖いイメージしかなかったんですけど(笑)、この物語にはそんなイメージはまったくなくて。命のこととか、人との絆に、とても純粋に向かっているような印象があったので、そこを大切に演じたいなとまず思いました」と台本の印象を語る。人間とヴァンプの混血のソフィと、ヴァンプ界の名家に生まれながら忌むべき存在のソフィに惹かれるウルを、早乙女とともに交互に演じることになるが、その仕掛けについても興味津々だ。「深く関わり合う役を両方演じるというのは衝撃的でした。最初はそんなことが自分にできるのかなと思いましたけど、今は楽しみが80%。両方を演じることで役の気持ちをより深く理解できると思いますし。(早乙女)友貴くんの演技を見て、自分なりの演じ方を深めていくこともできるんじゃないかなと思っています」。今年は、昼ドラ『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~』で主演を担うなど、大きく飛躍している高杉。それでも、舞台初主演については、「ドラマで主演を経験したからといって、次の仕事が簡単になるっていうことは絶対にないと思います。どの現場にも毎回壁はあるので、今回も頑張っていろんなことを乗り越えながら、友貴くんと一緒に手を取り合って、座長として突っ走っていけたらなと思います」と気を引き締める。舞台はデビューしてすぐの頃から経験している。映像の仕事が増えたことで、「改めてライブで芝居することの怖さを痛感する」とも言う。「だからこそ、もっともっと舞台をやって怖さをなくしたいと思うんです」。そのためにも今回は、「稽古場で縮こまらないで、自分がやりたいなと思うことは思い切ってやってみるつもりです。そうしてちゃんと爆発したうえで、演出の末満(健一)さんに指導してもらって、舞台の演技というものを学んでいきたいと思うんです」。やわらかな面差しに強い意志を秘めている。高杉が自らの殻を破って築き上げる「ヴァンプ」の世界。存分におぼれてみたい。公演は11月19日(木)から29日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、12月5日(土)・6日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼにて。チケットの一般発売は8月29日(土)午前10時より。取材・文:大内弓子
2015年08月28日「ぴあ」調査による2015年7月25日のぴあ映画初日満足度ランキングは、太平洋戦争に従軍した作家・大岡昇平の代表作を塚本晋也監督が自らの主演で映画化した『野火』がトップに輝いた。その他の写真『野火』の舞台は第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなった中、結核を患った主人公・田村一等兵は部隊からも野戦病院からも追い出され、空腹と孤独を抱えながら果てしない原野を彷徨う。田村を始め次第に狂気を帯びていく兵士たちの姿が、最前線の強烈な映像と共にスクリーンから迫ってくる。観客からは「戦争では何が、誰がまともかわからない。そんな状況に恐怖を抱いた」「銃撃シーンは直視するのも辛くて逃げ出したくなった」「今回で2回目の鑑賞。とにかく戦争は嫌だというのを前よりも強く感じた」などの感想が上がった。本作は塚本監督が“いまの時代に問うべき作品”という強い想いから作り上げた作品だ。しかし監督は決して、観る者に思想やメッセージを押し付けているわけではない。観客は「監督の言う通り、言葉が出るには2日かかる。単純に反戦映画ではなく、観る側の感じ方を意識して作られていて、“シンプルだけど深い”を味わった」「美しい風景は心に突き刺さり、登場人物と一緒に観ているような気分になった。生きることとは何かを考えた」など、本作を通して様々な思いをめぐらせたようだ。また劇中には凄惨なシーンも数多く登場するが、「苦手な描写もあったが、塚本監督の想いの強さを感じて色々考えさせられた」「グロテスクなものは得意ではないが、そんなことは言っていられない。本当はもっと残酷な状況だったのだから、目をそらさないで観ないといけないと思った」「原作を読んだときは、描かれる状況と現実がかけ離れすぎていると思ったが、映画を観ると、日本が今まさに置かれている状況と重ねて、自分もこの状況と向き合っていかなければならないと強く思わされた」など、目を背けず画面から何かを見出そうとした観客も多数見られた。『野火』は監督の想いに賛同したリリー・フランキー、中村達也、森優作といった共演者や多くの協力者に支えられ作られたインディーズ作品だ。しかし出演陣の圧巻の演技や、リアリティあふれる凄まじい描写は、圧倒的熱量を持って観客に届いたようで「今回で3回目の鑑賞。やっと冷静に観ることができた。戦争体験をしていない私たちには想像できないもなので、ひとりで受け止めるより他の人にも観てもらって感想を共有したいし、そうすることで救われたい」「戦争を知らない世代にこそ観てほしい」「自分と同じ20代の若者に観てもらいたい」といった熱い声が寄せられた。本作は今後も口コミで動員を伸ばすだけでなく、毎夏、どこかで上映されては新たな観客に出会う作品になりそうだ。(本ランキングは、7/25(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『野火』公開中
2015年07月27日人気若手俳優・高杉真宙の舞台初主演が決定。11月19日(木)より、東京・Zeppブルーシアター六本木で上演される舞台『TRUMP』に出演する。舞台『TRUMP』チケット情報同作は、大阪演劇界の旗手・末満健一(作家・演出家・俳優)の代表作。2009年の初演から大阪の小劇場で繰り返し上演され、2013年に東京で上演されたDステ版は15,000人を動員した人気作だ。不死を失った吸血種「ヴァンプ」の少年たちの物語。少年たちは「生」を求めて、永遠の命を持つトランプの不死伝説に翻弄されていく。高杉は日替わりでふたつの役どころに挑戦。優秀だが、人間との混血のため忌み嫌われるソフィ、指折りの名家に生まれながらソフィに心ひかれていくウルの二役を演じる。出演はほかに、平田裕一郎、田村良太、岡田達也(演劇集団キャラメルボックス)、吉田メタル(劇団☆新感線)、末満健一。東京公演は11月19日(木)から29日(日)まで。その後、12月5日(土)・6日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼでも公演。公演チケットの一般発売は8月29日(土)午前10時より。
2015年06月17日お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの上田晋也、俳優の六角精児、プロボクサーでロンドン五輪金メダリストの村田諒太選手が18日、都内スタジオで行われた、WOWOWのスポーツ番組『パッキャオVSメイウェザー大解剖エキサイトマッチ総力戦』の収録に参加した。現地時間5月2日に、米・ラスベガスで行われることが決定したマニー・パッキャオ(フィリピン)VSフロイド・メイウェザー(米国)。ボクシング史上2人目となる6階級制覇を成し遂げたパッキャオ、無敗のまま5階級を制したメイウェザーの対戦は、最高レベルの“世紀の一戦”として注目されている。2大ボクサーが激突する一戦を前に、28日21時から無料放送する同番組では、上田、六角、村田選手が過去の名勝負を試合映像とともに振り返る。ボクシング好きの上田は、「改めて、この一戦の重みや期待感が増しました。この番組を見た上で試合を見れば、興奮の度合いが変わると思う」と熱いトークを繰り広げた収録を振り返り、「史上最もエキサイティングなボクサー・パッキャオと技巧に長けたボクサー・メイウェザー。史上最高同士の戦いが、今実現して良かった。一生の思い出になりそう」とワクワク。パッキャオは36歳、メイウェザーは38歳の戦いとなるが、村田選手は、「こんなビッグマッチは無いし、これ以上のカードはない。このタイミングで会えたのは運命だと思う」と胸を高鳴らせた。また、収録中、揃ってパッキャオを応援していた3人。しかし、「3ラウンド以降、メイウェザーが距離を読んでパンチを当てて判定勝ち」(村田選手)、「パッキャオの危険性を承知しているメイウェザーは踏み込んだ攻撃はしない。ポイントを取ったら、かわしたり休んだりして判定勝ちする」(六角)と予想した2人に、上田は、「夢の無い方々……」とガックリ。「パッキャオが5Rでものの見事にぶっ倒す」と期待を寄せる上田に対し、村田選手は、「パッキャオが勝てば、フィリピンに像が建って国民の休日になりそう。国民の期待を一身に背負う男の姿を楽しんで欲しい」と笑顔を見せていた。
2015年03月19日第15回東京フィルメックスが11月22日にメイン会場である東京・有楽町朝日ホールで開幕した。オープニングを飾ったのは、塚本晋也監督の最新作『野火』。大岡昇平氏の同名戦争文学を映画化した作品で、塚本監督は「観終わったら100%ゲンナリするのは間違いない」。それでも「暴力は映画の中だけで十分。実際に戦争が起こったら、これでは済まされない」と本作にこめた思いを熱弁した。東京フィルメックスその他の写真塚本監督が20年間温め続けた企画で、脚本、編集、撮影、製作、出演も兼ねた渾身作。第二次世界大戦末期のフィリピン戦線を舞台に、一人の日本兵の視点から戦争の恐怖を生々しく訴えかけ、今年のヴェネチア映画祭で絶賛された。2015年の日本公開を前に、フィルメックスで“凱旋上映”されることになり、塚本監督は「こうした映画が作りづらい状況で、まったく制作費がなかったが、自分とカメラ1台あればという思いだった。最終的には多くのご協力をいただき、完成させることができた」と感無量の面持ちだった。オープニングセレモニーには塚本監督をはじめ、映画に出演するリリー・フランキーと森優作、音楽を手がける石川忠が駆けつけ、「監督の長年の思いが詰まった作品」(リリー)、「今撮らないといけないという熱量が集まった作品。ぜひ目に焼きつけてください」(森)、「音響効果と音楽に打ちのめされてもらえれば」(石川)とアピールした。アジアを中心に芸術性の高い作品を多数上映し、映画ファンの熱い支持を受ける東京フィルメックス。同映画祭のディレクターを務める林加奈子氏は、「上映する25本の作品が出揃うまでは、いくつものサプライズとミラクルがあった。作り手の勇気と覚悟と愛をまっすぐ受け止めてもらえれば」と開幕を宣言した。第15回東京フィルメックス11月22日(土)から30日(日)まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇にて開催中取材・文・写真:内田 涼
2014年11月22日バンダイ公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて、いよいよ今週末に最終回を迎える特撮TVドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』より、呉島光実を演じた高杉真宙の特別記念企画インタビューが公開されている。このインタビューは、現在「プレミアムバンダイ」にて予約受付中の『AC PB06 仮面ライダー龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズ』(4,320円/税込)と『DXヨモツヘグリロックシード 仮面ライダー龍玄・黄泉セット』(2,160円/税込)の限定発売を記念して実現。この中で高杉は、初めて「仮面ライダー龍玄」へ変身した時の心境やお気に入りのアーマードライダー&ロックシード、撮影時のエピソード、玩具商品など『仮面ライダー鎧武』への思い入れをたっぷりと語っている。特に終盤で仮面ライダー鎧武と死闘を繰り広げた「仮面ライダー龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズ」については「最初から、『徐々に悪くなるキャラクターだから』と言われてはいたんですね。ここまでとは思っていませんでしたけど(笑)」とこぼしつつも、「物語の展開が刺激的だから見せないっていうんじゃなくて、どこがどうヒドいのか、どうしてダメなのか? そういう部分を親御さんがお子さんに教えながら見てほしいなって。それがミッチの役割なんじゃないかなと思って演じていました」と話している。インタビューの詳細は「プレミアムバンダイ」のインタビューページまで。現在予約受付中の『AC PB06 仮面ライダー龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズ』は、バンダイのボーイズトイ事業部が展開する、全身18箇所の関節が可動し武器がセットになったフィギュア「アームズチェンジ(AC)」シリーズより立体化。「ブドウ龍砲」は重塗装仕様で、発売済みの『AC03 仮面ライダー龍玄 ブドウアームズ』に付属していたものがグレードアップ。ゴールドとメタリックグリーンの彩色が追加されている。さらに、劇中でも使用していた、オーバーロードインベス「ロシュオ」「レデュエ」「デェムシュ」の武器3種(ロシュオの大剣・レデュエの槍・デェムシュの剣)も本商品限定で付属する。そして、『DXヨモツヘグリロックシード 仮面ライダー龍玄・黄泉セット』は、劇中のロックシードを忠実に再現するとともに、限定音声も多数収録。別売りの『DX戦極ドライバー』にセットして、ブレードを斬ると、本商品でしか聞くことのできない音声「ヨモツヘグリアームズ! 冥・界・ヨミヨミヨミ!」が鳴り、「仮面ライダー龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズ」の変身遊びが楽しめる。予約締切日は『AC PB06 仮面ライダー龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズ』が10月14日23:00、『DXヨモツヘグリロックシード 仮面ライダー龍玄・黄泉セット』が10月6日23:00。(C)2013 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
2014年09月25日現在公開中の『渇き。』『劇場版 仮面ライダー鎧武サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』やCMなどで人気急上昇中の高杉真宙と、人気アーティスト「supercell」の「さよならメモリーズ」PVなどで注目された佐倉絵麻というフレッシュな2人が、なんとアニヲタと腐女子に扮する『ぼんとリンちゃん』。このほど待望の予告編が完成し、あわせてポスタービジュアルも解禁となった。ここではないどこかの地方都市に住む四谷夏子(佐倉絵麻)、通称“ぼん”は、16歳と42か月を自称する女子大生。彼女と友田麟太郎(高杉真宙)、通称“リン”は、ボーイズラブ(BL)やアニメ、ゲームが大好きというヲタつながりの幼なじみ。ふたりは、同棲中の彼氏から暴力を振るわれているという親友のみゆちゃん、通称“肉便器"を連れ戻しに東京へやってきた。名付けて「肉便器救出作戦」。ぼんとリンはネットゲームで知り合った会田直人、通称“べび”に協力をあおぎ、ロールプレイングゲームさながら肉便器の家へと突撃。リン曰く“ボス戦”に挑むのだが…!?長編映画デビュー作『ももいろそらを』(’13)が東京国際映画祭、サンダンス映画祭を始め世界14か国、20の映画祭で絶賛された小林啓一監督の最新作。ボーイズラブの同人誌で妄想をするのが大好き、常にオタク口調で親友救出の正義感に燃える “ぼんちゃん”を演じるのは、本作が映画初主演となる新星、佐倉絵麻。一方、そんなぼんちゃんを「ねえさん」と慕う男の子“リンちゃん”には、中島哲也監督の問題作『渇き。』の松永役や、「仮面ライダー鎧武」の仮面ライダー龍玄こと呉島光実役、さらにファブリーズのCMにも出演し、一気にブレイク男子の仲間入りを果たした若手イケメン俳優、高杉真宙。いままでとはまったく違ったヲタ演技を見せている。予告編では、ちょっと風変わりでコミカル、けれど誰もが一度は経験したであろう、理想と現実の挟間で迷い悩む等身大の若者たちの青春物語が展開。また、映像中に登場するオリジナル同人誌を、「おとめ妖怪 ざくろ」の人気漫画家・イラストレーターの星野リリィが担当するなど、ヲタク垂涎の最強の布陣が集結。さらに、ボーカロイドプロデューサーとして圧倒的人気を誇る、「虹色オーケストラ」の40mPが本作のために作詞作曲した主題歌「迷子のリボン」が本邦初公開されていることにも注目だ。『ぼんとリンちゃん』は9月20日(土)より新宿シネマカリテ、シネ・リーブル梅田ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年07月23日クエンティン・タランティーノからブラッド・ピットに至るまで影響を与えたと言われる塚本晋也監督の代表作『鉄男』を、塚本監督自身が全く新しい形で蘇らせた『鉄男 THE BULLET MAN』。先日より公開されている本作だが、異例の“爆音上映”が大きな話題を呼んでいる。ロバート・ダウニー・Jr.主演の『アイアンマン2』が前作を上回る勢いでヒットを記録しているが、巷を“文字通り”騒がせているアイアンマン(=鉄男)がもうひとり。「音圧を体験する」というコンセプトの下、『鉄男 THE BULLET MAN』において、塚本監督は公開劇場に可能な限り足を運び、通常の映画作品の上映とは次元の異なる、マックスの音量レベルでの上映を展開。実際に、本作の“爆音上映”を体験した観客からは「劇場が揺れている!」、「音を浴びるライヴのようだ」といった声が寄せられている。本作の公開を記念して、現在、東京・吉祥寺の吉祥寺バウスシアターでは、旧作『鉄男』および『鉄男II/BODY HAMMER』の“爆音上映”も実施!こちらも、通常の映画上映用の音響設備とは異なる音楽ライヴ用の音響設備をフルに使い、限界まで音量レベルを上げ大音響で上映しており、ファンの熱狂的な支持を集めている。6月12日(土)の上映初日には、劇場のキャパシティ200人強のところ、およそ300人がつめかけ、会場が酸欠状態になる程の大盛況だった。わざわざ劇場に駆けつけた塚本監督も“立ち見”で作品を鑑賞したとか…。ちなみに、吉祥寺での旧作の爆音上映は18日(金)まで(※上映作品は『鉄男II/BODY HAMMER』のみ)。また『鉄男 THE BULLET MAN』に関しては、メイン館のシネマライズ(東京・渋谷)での上映は20日(日)までだが、好評を受けて26日(土)からシアターN渋谷にて続投ロングランが決定!さらに、7月以降、全国各地での公開も続々と決まっている。爆音と共にハリウッドとはひと味違う“アイアンマン=鉄男”を体験してみては?『鉄男 THE BULLET MAN』はシネマライズほか全国にて公開中。■関連作品:鉄男 THE BULLET MAN 2010年5月22日より渋谷シネマライズほか全国にて公開© TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009■関連記事:『鉄男 THE BULLET MAN』インタビューキャスト陣が語る塚本晋也、東京…塚本監督・鉄男から誕生した世界初映像システム初披露爆音に熱狂!鈴木京香、浅野忠信ほか各界から『鉄男』に絶賛コメント続々『鉄男』最新作にニューヨーカー熱狂!予想外の大音響に騒然『鉄男』最新作N.Y.上陸!エンディング曲にナイン・インチ・ネイルズ
2010年06月18日日本映画を新たな次元へと押し上げたと評される『鉄男』から20年。日本が世界に誇る鬼才・塚本晋也が自身の代表作を全く新たな形で映像化したのが『鉄男 THE BULLET MAN』である。男の肉体が鋼鉄に変貌していくという物語の“核”はそのまま。だが、この風変わりな設定を生かす上で欠かせないのが、俳優陣のドラマの部分。わが子を失い精神のバランスに異常をきたしていくゆり子と夫のアンソニーを演じたのは桃生亜希子とエリック・ボシックの2人。映画の公開を前に2人に話を聞いた。写真家、モデルとしても活躍するエリックは以前から塚本作品の大ファン。オーディションを経て本作への主演が決まったそうだが、そのときの経緯にふり返ってもらうとかなり興奮した口調でこう明かしてくれた。エリック:僕は、最初は『鉄男』を作るって知らなかったんです。単に塚本監督のオーディションとだけ聞いていて、それだけで「やったー!」って(笑)。台本もらったら、なんかサイボーグの話があって…でもまだ『鉄男』だって思わなかった。2回ほどオーディション受けて、それを知らされたときは衝撃でした!(役が)決まったときは信じられなかったです。「すごい!みんな知ってるシネマアイコンになるんだ」って。一方の桃生さんは、オーディションを前に初めて旧作の『鉄男』を観たという。桃生: 監督の存在はもちろん知っていましたし、その世界観に憧れも持っていましたが、自分の中で勝手に「(自分とは)ちょっと違うものだ」という感覚を持っていて…。私、ホラーやスリラーは苦手で、血とかも嫌いなんですよ。でも『鉄男』を観たらもう別格にかっこよかった。ただ、演じるとなると、それはすごいチャレンジだなと思いました。実際に監督にお会いする前は、「変態で頭の中ぶっ飛んでるんだろうな」と思ってたんですが、監督の方から「みんな、オタクとか変態とか思ってるんですが結構普通なんですよ」と先に言われました(笑)。実際に(塚本監督の)海獣シアターの工場のような場所で、いくつかセリフを言ってみたらすごくいい感覚だったんです。やってみたいという気持ちがすごく強くなりました」。では、撮影現場での塚本監督の印象は?桃生:すごく謙虚で腰が低い方なんです。状況の中でベストを探していく感じで。あ…でも、優しいんですが、目の奥に“狂気”はありますね。一度、私の撮影じゃないときにカメラをのぞいてるときの目を見たんですけど、すごいんですよ!初めて見る、色気のある目でした(笑)。初共演で2人は夫婦役を演じたわけだが、互いの印象は?また、撮影が進んでいく中での関係性の変化はあったのだろうか?エリック:脚本を読んで、ゆり子ってうつ病の暗い子を想像していたので、監督もきっとそういう重さのある女優さんを選ぶと思ってた。だから「こんなに元気なのか!」って(笑)。桃生:今回、撮影期間がびっくりするぐらい長かったんです。最初に知り合った分、お互いすごく仲良くなっちゃったというところがあって、進むうちにケンカしそうになったこともありましたよ。2人とも言いたいことを言い出して「ムカつくなぁ」って感じで(笑)。でも、そこまでできるのって逆にあんまりないですよね。だからすごく良かったと思います。エリックは、ちょっと気難しいところもあるけど(笑)、変なヤツです!ユーモアもあって、独特ですごくハマってました」。塚本作品のひとつの特徴と言えるのが“東京”の描き方。本作でも外国人の夫と日本人の妻という夫婦、そして全ての謎を包み込む街として、東京という都市そのものが独特の存在感を放っている。2人にとって東京はどんな街?エリック:それ、すごく考えたんですよ。僕はいろんな国、街を見てきたけど東京が一番好き。でも、塚本監督の作品を観ると、東京はすごい嫌なところなんですよね(苦笑)。みんなケンカしてて、男は悪いし、女の子はもっと悪い(笑)。厳しい、冷たい!塚本監督が言ってたのは「自分は生まれも育ちも東京で、ほかのところは知らないし、見るものもすることもない。だから東京の話になった」と。もしかしたら、彼にとってはどの街かは関係ないのかもしれない。自分が暮らす、狭く、暗いものを映画にしているのかな。でも、彼がN.Y.に生まれてそれを撮ったらそれはN.Y.の暗さになるわけで、ということはやっぱり東京であるということは関係ないようで、関係ある…(としばらく思案)。あと最近、街と自然についていろいろ言う人いるけど、すごく緑いっぱいあると思いますよ。塚本さんは、よく橋で撮影するけど、それはなぜかというと木や緑を写りこませないでビル群を撮りたいから。逆に言うとそれだけ木や緑があるってことなんです。桃生:すごくエネルギーの強い街だと思うので、自分のエネルギーが強くないと肯定できない部分があったりしますよね。一度外国に出て、戻ってくると感じるのは、ものすごく早い時の流れ。だから、何かしてないと不安になってしまうようなエネルギーの見えない渦みたいなものとかが絶対あると思います。ゆっくりとしようと思いつつ、気づいたら流されそうになって、ということは常にありますね。ただ、いまはその流れの中でやっていきたいとも思っていて、その中での面白さも見えてきているし、自分のスタイルを持っていれば楽しく生きられる、そういうチャンスのある面白い場所、可能性のある街だと思います。■関連作品:鉄男 THE BULLET MAN 2010年5月22日より渋谷シネマライズほか全国にて公開© TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009■関連記事:塚本監督・鉄男から誕生した世界初映像システム初披露爆音に熱狂!鈴木京香、浅野忠信ほか各界から『鉄男』に絶賛コメント続々『鉄男』最新作にニューヨーカー熱狂!予想外の大音響に騒然『鉄男』最新作N.Y.上陸!エンディング曲にナイン・インチ・ネイルズ塚本晋也の新たな『鉄男』が北米上陸!真田広之と共にアメリカでの栄誉の喜び語る
2010年05月21日塚本晋也監督の最新作『鉄男 THE BULLET MAN』がついに北米に上陸!第1回グリーンプラネット・フィルム・アワードにて、アメリカ映画以外で2010年に最も期待される映画に贈られる「MOST ANTICIPATED INTERNATIONAL FILM of 2010:ACTION FILM」を授与され、4月にニューヨークで開催される第9回トライベッカ映画祭への出品決定も発表された。グリーンプラネット・フィルム・アワードは2009年度に各国の映画祭および映画賞で脚光を浴び、既に世界的な話題を巻き起こした2010年公開作へ贈られる賞で、スティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、マーティン・スコセッシ、オリバー・ストーンを含む7人の選出委員会が協議の上で選出、ちなみに「MOST ANTICIPATED FILM of 2010」(アメリカ映画で最も期待される作品)は『シャッター アイランド』が受賞した。授賞式に参加した塚本監督は「この映画は、流行の3DもCGもほとんど使っておらず、昔ながらのアナログの方法で撮影しました。CGでは出せない本物の迫力が出せたと思っており、本物の鉄の男が大暴れします。『アバター』とは対極のアナログ映画ですが、体が受けるインパクトは 同じだと観た人には言われます。上映時間は『アバター』の3分の1ですが、観た後の疲労度は『アバター』の3倍は間違いなくあります。どうかみなさん、期待して、体感してください」と挨拶した。『鉄男 THE BULLET MAN』は、20年前に世界に衝撃を与えた塚本監督の代表作『鉄男』を、リメイクとも続編とも違った形で、新たに描いた作品。昨年のヴェネチア国際映画祭でコンペティション部門に出品されるなど、すでに各国の映画祭で大きな話題を呼んでいる。また、この日の授賞式典のもう一つの趣旨となっていたのが「黒澤明生誕100年トリビュート」。塚本監督は「ポスト・アキラ・クロサワ」と紹介され、多くのアメリカの報道陣が訪れる中、黒澤作品への熱い思いを語った。さらに会見では、『鉄男 THE BULLET MAN』が第9回トライベッカ映画祭に出品されることも発表されたが、ロバート・デ・ニーロが創設した映画祭とあって、塚本監督は「デ・ニーロさんが観て、何を感じるかを確認したい」と期待を口にした。また、アジア人俳優に贈られる「MOST OUTSTANDING ASIANS in HOLLYWOOD(ハリウッドで最も活躍しているアジア俳優)」を真田広之が受賞。チョウ・ユンファ、ジェット・リー、チャン・ツィイー、コン・リー、渡辺謙といった錚々たる顔ぶれを抑え見事、栄誉を手にした真田さんは「自分の功績が、後に続く若い人たちのためになればと思いやってきました。この賞をもらって今後10年頑張れます」と誇らしげに語った。『鉄男 THE BULLET MAN』は5月22日(土)より全国にて公開。なお公開に先駆けて、「塚本大図鑑−SHINYA TSUKAMOTO FILM FESTIVAL 2010」と題して、5月8日(土)から5月21日(金)の2週間にわたり、シアターN渋谷にて塚本監督の過去の全作品の特集上映も開催される。「塚本大図鑑−SHINYA TSUKAMOTO FILM FESTIVAL 2010」■関連作品:鉄男 THE BULLET MAN 2010年5月22日より全国にて公開© TETSUO GROUP 2009■関連記事:マット・デイモン、主演するソダーバーグ監督の新作を携えてヴェネチア映画祭に登場!塚本晋也、深夜のヴェネチアを興奮の渦に「レッドカーペット歩けるのはすごいこと」塚本晋也最新作、ヴェネチア国際映画祭出品決定初コンペ出品の快挙!世界のツカモト、全篇英語で挑んだ21世紀版『鉄男』で“全世界同時”会見
2010年03月29日世界に“ツカモト”の名を知らしめるきっかけとなった代表作『鉄男』から20年のときを経て、鬼才・塚本晋也がその21世紀版として完成させた最新作『TETSUO THE BULLET MAN』。本作が、2日より開催中の第66回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門へ日本唯一の正式出品となり、5日(現地時間)、その記者会見と公式上映が行われた。同映画祭とは、1998年に『BULLET BALLETバレット・バレエ』が招待作品として上映されて以来、4度にわたる正式出品ですっかり縁深い監督の一人となった塚本監督。昼に行われた記者会見の会場には世界中から数多くの報道陣が集まり、多くの質問が飛び交った。監督は、作品について「いつかはやりたいと思い続け、今回昔ながらのやり方で自分の仲間たちと好きなように作る方法でやることにしました。結果的にシンプルで力強く、前2作(『鉄男』『鉄男II/BODY HAMMER』)のままの気持ちに、いまの新たな感情をプラスしたものができたと思います」と説明。前2作からの時間の経過をふり返り「今日の東京は戦争体験者も少なくなり、より多くの人が生と死の切実な実感が持てずにいる。それだけに暴力ももっと加速し、より恐ろしい電脳都市になってきた」と語りつつ、「サイバーパンクという言葉は、かつて『ブレードランナー』や『AKIRA』が出てきた頃に比べると、言葉自体は輝きを失っているかもしれないが、そのテーマはいまも色褪せていない」と変わらぬ作品づくりへの思いを世界に向けて発信した。また、同日深夜24:00より行われたレッドカーペットと公式上映には、塚本監督と主演のエリック・ボジックに加え、桃生亜希子とステファン・サラザン、中村優子も合流。深夜にも関わらず、報道陣と塚本ファンを中心とした観客で会場は一杯になり、上映後にはスタンディング・オべーションが5分も続く熱狂ぶりを見せた。観客のこの反応に、「これまで『鉄男』を海外で上映したときの反応とかなり違う。たくさんの拍手を聞けて良かった」と感動しきりの監督。「いまでもなぜコンペティションに入ったのか良くわからない(笑)。レッドカーペットをみんなで足並み揃えて結婚式のように歩くことは、やはりすごいことなんだと思った」と興奮ぎみに喜びを語った。また、黒のミニドレスで登場した桃生さんは、「(レッドカーペットを)長く感じました。レッドカーペットの終わりでは、みんなでこの瞬間を噛みしめなきゃね、と話しました」と感激のコメント。対照的に白の着物で現れた中村さんも、「現場で頑張った仲間たちの顔を見ながら歩くことが出来て幸せ」としとやかさの中に笑みを浮かべた。去る7月に行われたコミコンでも早くも世界の注目を集めていた本作だが、ヴェネチアでの反応やいかに?『TETSUO THE BULLET MAN』は2010年、全国にて公開。© Kazuko Wakayama■関連作品:TETSUO THE BULLET MAN 2010年、全国にて公開■関連記事:塚本晋也最新作、ヴェネチア国際映画祭出品決定初コンペ出品の快挙!世界のツカモト、全篇英語で挑んだ21世紀版『鉄男』で“全世界同時”会見
2009年09月07日