映画『大怪獣のあとしまつ』(2月4日公開)のウルトラプレミアイベントが9日に都内で行われ、山田涼介、土屋太鳳、濱田岳、オダギリジョー、西田敏行、三木聡監督が登場した。同作は、特撮映画で倒された怪獣の“その後”を描く完全オリジナル作。首相直属の特殊部隊の帯刀アラタ(山田涼介)が現場指揮の任務を背負わされ、環境大臣秘書官で元恋人の雨音ユキノ(土屋太鳳)とともに、ガス爆発も時間の問題という巨大な死体の後片付けに立ち向かうことになる。コロナ禍で撮影が途中で中止となり、西田は「1〜2カット残したまま終わっちゃったんですよ。それで1年経過しましたから」と明かす。三木監督は「西田さんがある部屋から出てきて廊下に来る、そこまで1年かかった」と説明し、山田は「ゆっくり歩いたんでしょうね」と苦笑。三木監督は「土屋さんにもそういうカットがあって、ある一言を言う間に1年経ってる。私は気づきますけど、そういうカットがあるんです」と語った。また映画のタイトルにちなみ「今年こそあとしまつをつけたいこと」というトークテーマでは、土屋が「いい意味で人間関係」とフリップを掲げ、「ネガティブとかじゃなくて、ありがたいことに忙しくさせていただいていて、ご縁のあった方にお礼を伝えられていない。なのでしっかりお礼を伝えて、いい未来につなげていきたい」と語る。作中ではベテラン俳優の多い内閣組、若い俳優の多い現場組とわかれていたようで、現場での人間関係について聞かれると、土屋は「秘書官なので大人側の方にいて、岳さんや西田さんとご一緒させていただいてたんですが、たまに『あれ、ここは撮影所じゃないのかな?』というようなシーンがありました」とエピソードを披露するものの、あまり反応のない様子に「意味わかってませんよね?」と尋ねる。司会の青木源太アナウンサーがきっぱり「はい」と答えると、山田は「そんなはっきり言わないでください」とフォローのツッコミ。土屋はネタバレを気にし、赤面しながらも「すごく面白いです、皆さんが。それだけは言えます」と濁していた。さらに土屋は「オダギリさんとはあまりお会いできなかったんですけど、山田さんとはご一緒させていただいて。こんなに役が染み込んでいる方がいるんだと思うぐらいで。ありがたかったです」と感謝していた。
2022年01月09日映画『大怪獣のあとしまつ』(2月4日公開)に出演する土屋太鳳のメイキング写真が5日、公開された。同作は、特撮映画で倒された怪獣の“その後”を描く完全オリジナル作。首相直属の特殊部隊の帯刀アラタ(山田涼介)が現場指揮の任務を背負わされ、環境大臣秘書官で元恋人の雨音ユキノ(土屋太鳳)とともに、ガス爆発も時間の問題という巨大な死体の後片付けに立ち向かうことになる。過去にも特撮作品に出演歴がある土屋が演じるのは、アラタの元恋人で環境大臣秘書官としてミッションに協力するヒロイン・ユキノ。脚本を読んで最初の印象が「全く新しい形の作品でありながら "正統派の特撮作品"」だったと言い、「特撮作品を心の師匠として育った私としては特撮の遺伝子をバシバシ感じた」と大きな手ごたえを感じているという。三木監督作品に初参加となる土屋は「監督が演出なさった作品のDVDを購入してそのリズムと空気に触れました」と気合十分で、「監督は、言葉のニュアンスだったり間だったりを大事にされている方だなと思います。なので現場でも、そういうことをよく話していましたね。現場が何かでピリッとしていても、ちょっとした監督のひと言でほんわかしたり。普段はクールなのに、たまに出てくる和やかな感じが面白いなと思っていました」と現場の雰囲気にも刺激を受けた様子だ。さらに土屋は「ヒロインはヒーローの過酷な使命を代弁する役割もあると思うので、いざという時はヒーローを徹底に守ろうとする、その振り幅を表現するためにも普段の一面も大切に演じました」とヒロイン像への想いを明かす。「演技をする上で(怪獣を)想像するしかないというのは難しい部分ですが、想像に任せてもらえるからこそワクワクするというか、自由じゃないですか。特撮は私にとって大切な存在。初めてヒロインを演じさせていただいたのも特撮作品で、思い出も多いんです。当時のことを思い出しつつグリーンバックの上でコケたり叫んだりしながら、『あ、ただいま〜!』って思ってました」と特撮作品への並々ならぬ情熱を語った。そんな土屋について、三木監督は「5秒後には言ったことができる。運動神経がいいからかなあ」と芝居の対応力を誉める。公開されたメイキング写真は撮影裏の土屋を収め、監督と一緒に真剣な眼差しでモニターをチェックする様子が切り取られている。(C)2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会
2022年01月05日男の子の名づけで、2021年漢字ランキング1位と大変人気の高い「翔」。「羽ばたく」という意味を持ち、野球で大活躍中の大谷翔平選手やタレントの櫻井翔さんなど、有名人にも使われていることの多い漢字です。 今回は、赤ちゃんの名づけ調査件数日本最大級「ベビーカレンダー2021年赤ちゃんの名前ランキング」から、名前に「翔」を用いた男の子に人気の「翔ネーム」TOP10をご紹介します。 1位陽翔(主なよみ:はると、ひなと、ひなた)「陽翔」は2020年名前ランキングでは3位でしたが、2021年は2位にランクイン。2021年生まれの男の子に最も多く名づけられた「翔ネーム」です。さらに、「はると」というよみは2021年のよみランキング1位でした。 年間を通して多くつけられる人気の名前ですが、太陽を意味する「陽」を用いた「はると」というよみは、特に春生まれに増加する傾向にあります。「陽」という漢字は、2021年漢字ランキングで4位にランクインしています。 2位大翔(主なよみ:ひろと、はると、やまと)2021年名前ランキングで、8位にランクインした「大翔」。2020年は6位でした。 「大」という大らかで男らしい漢字は、2021年漢字ランキングでも2位に入っている人気漢字。羽ばたくという意味の「翔」とつなげることで、「大きく羽ばたく」という意味に捉えられます。子どもの健やかな成長や、輝かしい将来像を願った名前です。 3位結翔(主なよみ:ゆいと、ゆうと、けいと)2020年に13位だった「結翔」は、2021年10位にランクアップ。よみランキングでは「ゆいと」が7位、「ゆうと」が8位にランクインしています。 「ゆい」という響きはどこかやさしい印象、「ゆう」という響きは伸びやかな印象に。男らしい「翔」という感じと合わせて、それぞれバランスの良い名前になっています。 4位悠翔 (主なよみ:はると、ゆうと、ゆいと)2021年名前ランキングでは43位、2020年は37位にランクインした「悠翔」。2021年よみランキングでは「はると」は1位、「ゆうと」は8位、「ゆうと」は7位と、いずれも人気のよみ方となっています。 「悠」は「遥か遠く」「細く長い様子」を表し、のんびりとスケールの大きな人をイメージさせる漢字。2021年漢字ランキングでは8位にランクインしています。 5位海翔 (主なよみ:かいと、うみと)2021年名前ランキングで46位だったのは、「海翔」。2020年は40位でした。「海」が夏をイメージさせるため、特に夏生まれの男の子に多い名前の一つです。 広い心やスケールの大きさを感じさせる「海」という漢字。「羽ばたく」という意味の「翔」と合わせることで、より大きく成功する将来像をイメージさせる名前です。 6位晴翔 (主なよみ:はると)2020年に63位だった「晴翔」が、2021年は53位にランクアップ。「はると」というよみは、2021年よみランキングで1位にもなっています。 「晴」は、晴れた空のように明るい心の持ち主を想像させる漢字。「はる」というよみも穏やかで明るい印象になり、年間を通して人気の名づけ漢字です。 7位翔(主なよみ:しょう、かける)2021年に63位だった「翔」。2020年の45位からはランクダウンしていますが、毎年人気の名前です。 「しょう」というよみはサ行で爽やかなイメージになる一方、「かける」というよみは元気なイメージに。有名人では、タレントの櫻井翔さんが同名で活躍されています。 8位蒼翔(主なよみ:あおと、そらと)2021年の名前ランキング80位にランクインした「蒼翔」は、2020年ランク外からの大躍進! 「あおと」というよみは、よみランキング4位にもランクインしており、「蒼」は漢字ランキング9位にも入っています。 植物が生い茂る様子を表す「蒼」という漢字は、ナチュラルで爽やかなイメージに。「すくすくと育つように」という願いも込められていそうです。 9位湊翔(主なよみ:みなと)2021年の名前ランキングでは82位だった「湊翔」。よみランキングでは3位に、「湊」という字は漢字ランキングで14位にもランクインしています。 水上航路の集まってくるみなとを表す「湊」という漢字は、海を連想させるため夏生まれの男の子に人気の漢字。また「集まる」という意味から、「人気者になるように」「良い友人に恵まれるように」と使う場合もあるようです。 10位奏翔(主なよみ:かなと)2021年名前ランキングで99位にランクインした「奏翔(主なよみ:かなと)」。「奏」という字は、漢字ランキング18位にもランクインしています。 音や声を「奏でる」という意味で使われる「奏」という漢字は、どこか芸術性や知性を感じさせる字。「かなと」という響きは、賢くシャープな印象にもなります。 男の子の名づけで人気の漢字「翔」は、TOP100に10種類の名前でランクインしていました。また、「翔」は止め字に多く使われており、「〇〇と」とよむ「と止めネーム」は男らしくかっこいい印象になります。これから男の子の名前を考えられる方は、参考になさってくださいね!【調査概要】調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2021年1月1日(金)~2021年10月1日(金)調査件数:58,739件(男の子)
2022年01月02日Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演、土屋太鳳がヒロインを務める映画『大怪獣のあとしまつ』からキャラクターポスター5種が到着した。暴れ狂う大怪獣に、逃げ惑う人々。突如、ヒーローが現れて世界を救うーー。それは、子供の頃に誰もが憧れた、特撮映画でお決まりの展開。しかし、倒された怪獣の死体処理は、果たしてどうなっていたのか……?『大怪獣のあとしまつ』は、そんな「誰もが知る “巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語」を史上初めて描いた映画だ。監督・脚本を担当するのはドラマ『時効警察』シリーズなどで知られる三木聡。怪獣造形を「平成ゴジラ」シリーズや「ウルトラマン」シリーズなどで知られる若狭新一が手がける、今まで誰も見たことのない“空想特撮エンタテインメント”にふさわしい最強タッグが実現した。この度、山田涼介、土屋太鳳、濱田岳、オダギリジョー、西田敏行主要登場人物5名のキャラクターポスターが到着。豪華俳優陣それぞれのキャラクターにフォーカスし、怪獣の死体処理という未曾有の難問に立ち向かおうとする彼らを正面から捉えた<キャラクターの魅力全開!>のビジュアルに。また劇中での印象的な台詞を表したキャッチコピーも添えられており、彼らがどのようにこの前代未聞の究極ミッションを遂行し、国家崩壊の危機を救うのか期待が高まる。さらに、全国3万枚限定で特製クリアファイル付き劇場前売券(ムビチケカード)の販売も決定。ムビチケカードには、巨大怪獣のスケール感が伝わる本作のティザービジュアルが使用されており、特製クリアファイルには、表面に山田演じる帯刀アラタのキャラクタービジュアルを使用。裏面には横たわる巨大怪獣がデザインされたプレミア感溢れる内容となっている。12月10日(金)より全国限定3万枚で販売されるので、早めの購入を検討してほしい。【販売情報】『大怪獣のあとしまつ』劇場前売券(ムビチケカード)■発売日:12月10日(金)より全国の上映劇場(※一部の劇場を除き)にて販売※劇場OPEN~販売開始■価格:1,500円(税込)■特典:特製クリアファイル(A4サイズ・全1種)特典数量:全国限定3万枚※特典の特製クリアファイルは無くなり次第終了となります。『大怪獣のあとしまつ』2022年2月4日(金)公開
2021年12月07日2021年11月22日現在、メジャーリーグの球団『ロサンゼルス・エンゼルス』に所属する大谷翔平選手。同年、投手として9勝、打者としてホームラン46本、100打点、26盗塁を記録し、投手と打者の『二刀流』の選手として大活躍しました。唯一無二の成績が評価され、同球団が所属する『アメリカン・リーグ』で大谷選手は同年11月18日(日本時間19日)、その年に最も活躍した選手に贈られる『MVP』を獲得しています。国民栄誉賞を辞退した大谷翔平同月22日、政府の松野博一官房長官は、大谷選手に打診していた『国民栄誉賞』への授与に関する発表を行いました。賞の授与について大谷翔平選手側に打診したところ、「まだ早いので、今回は辞退させていただきたい」とのことでありました。さらなる高みに向けて、精進、集中をするという強いお気持ちと受け止めております。国民とともに、大谷選手の、来シーズン以降のいっそうのご活躍をお祈りいたします。内閣官房長官記者会見ーより引用松野官房長官は、大谷選手に国民栄誉賞を授与しようとした理由を、「賞の授与に値する活躍があったため」と説明。ですが、大谷選手から辞退の連絡があったとのことです。過去、プロ野球界で国民栄誉賞をもらった人物の中には、王貞治さんや松井秀喜さん、長嶋茂雄さんといった、歴史に名を残す人物がずらり。辞退していなければ、こうした選手と肩を並べる形となった大谷選手ですが、今回のMVP獲得は1つの通過点にすぎないのでしょう。国民栄誉賞を辞退した大谷選手に、「謙虚すぎる」「どこまでも偉人だ…」と多くの人が称賛しています。2018年、メジャーにわたってから4年目のシーズンで大活躍した大谷選手。来シーズン以降も、国内外のファンをアッと驚かせるプレーを見せてくれるでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年11月22日小さなお仏壇のまわりは、とてもにぎやかだった。『はらぺこあおむし』の絵本、『アンパンマン』のチーズのぬいぐるみ……。みんな“翔平ちゃん”のお気に入りのグッズだという。そのなかでも大切そうにケースにおさめられている名前入りのボールはひときわ目を引いた。《翔平くんへ》、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手(27)が当時1歳6カ月だった同じ名前を持つ男の子・川崎翔平ちゃんにプレゼントしたサインボールなのだ。「今年は大谷選手が大活躍してくださったので、私たちもうれしかったです」ボールを見つめていた記者に、そう話してくれたのは翔平ちゃんのお母さんで、兵庫県内で暮らす川崎静葉さん(35)。「川崎家の大恩人ですからね。二刀流の大活躍でMVPの最有力候補にもなっていますが、私たちも選ばれることを必死に祈っているんです。今年、テレビやスマートフォンで私や夫の太志(33)はずっと大谷選手の活躍を応援していました。打って投げて……、大谷選手の姿を見ると、翔平のお見舞いに来てくれたあの日のことを、あざやかに思い出すことができます」大谷選手がホームランを打つたび、静葉さんは翔平ちゃんに向かって声をかけた。「翔平、大谷選手がまたホームラン打ったで!」川崎家のリビングルームの壁には、いたるところに翔平ちゃんの写真が貼ってあるのだ。そんな写真たちにまざり、知人がプレゼントしてくれた色紙も飾ってあった。《太志と静葉と翔平がずっと一緒に笑っていけるよう今みんなで一つ一つ乗り越えている三人になってからすごす濃い一分一秒という時間が絆を深め、その絆を運んでくる》色紙の日付は2017年6月13日、翔平ちゃんの誕生日。文章には静葉さんと太志さんの祈りが込められているように思えた。■「大谷選手のような強い子に」、翔平と命名された心臓病の赤ちゃん翔平ちゃんの名前の由来を静葉さんが教えてくれた。「『翔平』という名前は、悩みに悩んだ末に、生まれる直前に決めました。『翔』という文字には、『大きな志』という意味があるそうです。病気に負けず、大きな志を持ち、大きな心で育ち、大谷翔平選手のように世界を翔る子になってほしい、そして誰にも平等に接することのできる優しい子になってほしいと願い、この名前をつけることにしました」生まれてくるわが子の名前に、願いを込めるのは誰もが同じだろう。しかし、翔平ちゃんの命名は文字どおり命がけだったのだ。おなかの赤ちゃんの心臓の異変が見つかったのは、静葉さんが妊娠30週のころ。「最悪の場合、おなかのなかで死んでしまう可能性もあると……。それで、赤ちゃんが元気なうちに帝王切開をして、すぐに強心剤で治療を始めることを病院の先生方にすすめられたのです。でも、やっぱり翔平という名前が赤ちゃんに力を与えてくれたのでしょうか。当日、元気な産声を聞いたときには、私も看護師さんの手を握り、『生まれた!よかった!』と、声を上げていました」しかし無事に生まれてほっとできたのもつかの間のことだった。出産後の診断で、翔平ちゃんは「左室緻密化障害」による「拡張型心筋症」と診断されたのだ。誕生から5カ月後、翔平ちゃんは大阪府吹田市にある国立循環器病研究センターに転院する。センターで主治医を務めた小児循環器科内科医長の坂口平馬先生が、病気について解説する。「拡張型心筋症は心臓の筋肉が収縮する機能が低下して、心室が拡張する病気で、難病に指定されています。“左室緻密化障害”は心臓の左心室の筋肉が弱くなっている状態で、翔平ちゃんの拡張型心筋症の原因の一つになっていると診断しました」強心剤による内科治療はすぐに限界を迎えた。国立循環器病研究センターに転院した直後、検査を受けていた翔平ちゃんは、呼吸困難を起こし、心臓マッサージを受けることに。「先生がこうおっしゃったのです。『翔平ちゃんの心臓はもう限界です。明日にでも補助人工心臓を装着する手術を行います』」(静葉さん)まだ生後半年の赤ちゃんを待っていたのは、医師たちの予想を超えた過酷な運命だったのだ。静葉さんも、そのときのことを思い出すと、いまも胸がしめつけられるようだという。「右心室と左心室の壁である心室中隔に突然大きな血腫ができてしまい、補助人工心臓を装着した左心室を押しつぶしてしまったのです。そのために補助人工心臓を取り外して、ECMO(体外式膜型人工肺)で延命措置をとらなければいけなくなりました。さらに右心室の動きも低下してしまったため、急きょもう1つ補助人工心臓を装着することになったのです。ようやく手術を終えて、胸の下のあたりから4本の管が見えている翔平の姿を見たとき、あまりの痛々しさにただあやまることしかできませんでした。 『ごめんね、ごめんね、痛い思いばかりさせてごめんね』と」年明けの1月から左心室と右心室、合わせて2台の補助人工心臓が稼働を始めたが、これは日本の小児科では初めてのケース。それでも静葉さんは胸に湧き上がる不安を押し殺し、翔平ちゃんに明るい笑顔を見せるようにしていたという。「翔平も人工心臓が2つで、二刀流やな!大谷選手といっしょやで!翔平も元気になったら、大谷選手の応援に行こうな」■「(翔平ちゃんが)自分の名前から名付けられたことは光栄です」2台の補助人工心臓に頼らざるをえない状況は細い平均台の上をそろそろと歩くことにも似ていた。それに補助人工心臓はあくまでも心臓移植への“橋渡し的な役割”を果たすにすぎないのだ。だが移植手術を受けるためには莫大な費用が必要となる。海外での移植手術は、ほとんどが自己負担となり、また渡航するためには医療設備がそろっている専用のチャーター機に搭乗しなければならない。「夫や私の知人たちが募金をするために『しょうへいくんを救う会』を立ち上げてくださったのは’18年6月のことでした。会の活動を知ってもらうために、私たちも記者会見に臨みました」(静葉さん)太志さんや静葉さんにとって、大勢の報道陣の前で話すことはもちろん初めての体験だ。しかし2人は息子のために必死に訴えかけた。「多くのことは望みません。ただ生きて、一度も帰ってきたことのないおうちに帰ってきてほしいです。翔平といつか一緒にごはんを食べて、お風呂に入って、笑って、泣いて、そんな当たり前の日々を過ごしたいのです」「しょうへいくんを救う会」が掲げた目標額は3億5千万円。募金活動だけではなく、すでに心臓移植手術を受けた子供たちの「救う会」から、その余剰金が寄付されていた。それでも目標額にはまだ1億2千万円足りない……。じりじりと焦る太志さんや静葉さん、そして救う会のメンバーたちに“思いがけない知らせ”が届いたのは、’18年ももう終わろうとしているころ。なんと大谷翔平選手が、翔平ちゃんのお見舞いに来てくれるというのだ。当時、大谷翔平選手は日本に滞在していた。メジャー1年目終了直後に右ひじ靱帯の修復手術を受け、リハビリに励んでいた彼は、翔平ちゃんのことを知り、こう語ったという。「(翔平ちゃんが)自分の名前から名付けられたことは光栄です。縁があるので、なんとしても力になりたいです」■「あったかいね」、翔平ちゃんを優しく抱きしめた大谷大谷選手が大阪にある国立循環器病研究センターを訪れたのは’19年1月5日。翔平ちゃんは1歳6カ月になっていた。大谷選手の印象について静葉さんはこう語る。「身長は193センチもあります。メジャーリーガーですし、変な言い方ですが、体もゴツゴツしていて、威圧感も受けるのではないかと想像していたのです。でもスーツ姿だったせいもあるかもしれませんが、実物の大谷選手は“優しいお兄さん”という感じで、すごく柔らかな、こちらが安心してしまうような雰囲気だったのです」ニコニコと笑いながら翔平ちゃんのそばにやってきた大谷選手。「今日は本当にありがとうございます。この子が翔平です」「翔平です。同じ名前だねぇ。元気?」翔平ちゃんのほっぺを指でプクプクとしてくれる姿からも大谷選手の思いやりが伝わってきた。静葉さんを感激させたのは、翔平ちゃんに優しく接してくれたことだけではない。大谷選手は静葉さんや太志さんに、いろいろな質問を投げかけたのだ。「ご両親は毎日病院で付き添っていらっしゃるんですか?そうですか、うーん、大変ですね」“この人は、翔平の病気を理解しようとしてくれている”、大谷選手の真心が静葉さんの胸を打った。静葉さんは意を決してお願いすることにしたという。「よかったら抱っこをしてくれませんか」と――。「翔平は心臓移植手術が成功したとしても、それで終わりではありません。健康な子となんでも同じことができるようになるわけではないのです。息子が成長したときに、『あなたのために、素晴らしい選手がお見舞いに来てくれて、抱いてくれたんだよ』、そう言ってあげたかったのです」そんな静葉さんの思いが伝わったのかもしれない。「えっ、僕が抱っこしてもいいんですか?」、大谷選手は、看護師さんにサポートされながら、翔平ちゃんを抱きしめ、こうつぶやいたのだ。「あったかいね……」翔平ちゃんも大谷選手の腕のなかが気に入ったのか、ずっとおとなしくしていたという。大谷選手はプレゼントを用意してくれていた。真っ白なボールに《翔平くんへ》という名前とサインを書くと、翔平ちゃんの手に、ちょこんとのせてくれた。翔平ちゃんにとっては初めての革の手ざわりだったのだろう。興味深そうにボールをじいっと見つめていた。そんな翔平ちゃんのほうへ大谷選手が片手をゆっくりと差し出すと、まるでその瞬間を待っていたかのように、翔平ちゃんがぽいっとボールを手放したのだ。「おおっ、キャッチボールだ」大谷選手がボールを受け止めたとき、部屋のなかでそんなどよめきが起こった。一瞬、驚いていた大谷選手はニコリと一言、「野球しよっか!」。ふんわりとした声が、その場にいた人々の心のなかもあたたかな空気で満たしていった――。この後、静葉さんはこのキャッチボールを数えきれないほど何度も何度も思い出したという。「息子の人生でたった一度のキャッチボールでした。私も夫も、あの幸せな日のこと、そして奇跡の瞬間を生涯忘れることはないでしょう」
2021年11月03日’19年1月5日、大谷翔平が大阪の病院で心臓病の赤ちゃん・川崎翔平ちゃんをお見舞いしたというニュースは、多くのテレビや新聞で報じられ、その反響は想像以上だった。街頭募金で配るチラシを見た人たちも「翔平くん!?知ってる!」「大谷選手と会った子や!」と、声を上げる。また寄付を集めるために立ち上げられた団体「しょうへいくんを救う会」の事務局への電話も鳴りやまないほどだったという。寄付金が目標の3億5千万円についに達したのは1月24日、大谷選手のお見舞いから19日後のことだった。費用をクリア、事務手続きもクリア、テキサス州の小児病院の受入れ態勢も整った。ところが飛行機が飛ばないというのだ。国立循環器病研究センターで主治医を務めた坂口平馬先生が当時の状況を解説する。「翔平ちゃんが装着していた補助人工心臓は、血液の循環を助けるポンプが体外にあるタイプの機械で、長期間の使用を想定していません。長期間使用すると、体の管を埋め込んでいる部分から菌が入り、感染症を引き起こすリスクが高くなります。また補助人工心臓を安定して動かせる電源を備えた飛行機は多くありません。プライベートジェットに頼らざるをえず、その運航に慣れた会社も限られているのです。飛行機もメンテナンス中だったりで、渡航の時期がどんどん先延ばしになってしまいました」2月ごろから翔平ちゃんの体調は悪化していった。3月5日付の母・川崎静葉さんの闘病日記には、こんな記載が――。《全体的に、血液量や水分が多いため、抜くことになりました。脱水にならないように、慎重に水分を抜いていますが、喉が渇いたと、母の姿を見ると泣いていました。1ccずつゆっくり水をあげていますが、足りないと泣いてしまいます。炎症の数値も高く、どこからか感染してしまい、発熱もあります。とてもとてもしんどそうです。炎症の数値が上がって泣いて興奮したことも重なって、不整脈が出てしまったので、電気ショックをしました。すぐに不整脈は安定しましたが、本当に心配で…》一刻も早く渡米を……、祈るような気持ちで待ち続けてきた静葉さんと父・太志さん。しかし、主治医の坂口先生から電話があったのは’19年3月10日未明のこと。「お母さん、病院に来ますか?翔平ちゃん、ちょっとあまりよくないかもしれない」■闘いぬいて、お空にのぼっていった翔平ちゃん病院に駆けつけた家族たちが見たのは苦しそうな翔平ちゃんと、懸命に延命処置を続ける医師たちの姿だった。この日のことを思い出したのか、涙で静葉さんの言葉もとぎれとぎれになる。「そのころの翔平は、再びECMOを使っていました。水分をうまく排出することができず、体もパンパンにむくんでいるのが痛々しくて……。絶対に翔平の命をあきらめたくない。でも、これ以上、翔平につらい思いをさせ続けるのは本当に正しいことなのか……」静葉さんが自問自答を繰り返しているうちに、主治医の坂口先生が、静かに声を発した。「抱っこしてあげて」ECMOをつけたままの抱っこなど、それまでは絶対に許されないことだった。先生のその言葉で、お別れのときが近づいていることを、病室の家族たちは悟ったのだ。「声は届いているからね、いっぱい声をかけてあげて」、先生が教えてくれたとおりに静葉さんは翔平ちゃんを抱き上げて語りかけた。「ありがとう翔平、ありがとう……」お見舞いの日に大谷選手が言ってくれたように、その小さな体はあたたかだった。「声をかけながら抱きしめているうちに、血圧はどんどん下がっていき、家族みんなが見守るなか、翔平はついに旅立っていきました。力いっぱい闘いぬいて、まるで眠っているような翔平の体から、ECMOの管や、たくさんの点滴のチューブが外されていきます。生まれて初めてようやく身軽になった翔平に、私は心のなかでこんな言葉をかけました。『もう、つらくてしんどい思いをしなくていいんだよ。おうちに帰ってゆっくり休もうね』と――」■命を救われた女の子は「私も大谷選手に会いたい!」翔平ちゃんが亡くなってから3度目の秋をむかえた。いまも大谷選手の活躍は川崎一家の“生きる力”になっているという。静葉さんは言う。「もちろん翔平を忘れることはないのですが、大谷選手の姿は、より楽しい記憶を思い出させてくれるのです。翔平の弟も、大谷選手がテレビに映るとパチパチと拍手をしています。弟は翔平に会ったことはありません。でも兄弟って不思議ですね。私たちが“にいに”のお話をよくするからなのか、家に写真がいっぱいはってあるからなのか、お兄ちゃんのことが大好きなようです」大谷選手がMVPの有力候補になっている以外にも、最近の静葉さんにはうれしいことがあった。「みうちゃんが今年8月にテキサス州で心臓移植手術を受けて成功したと聞いたことです。心臓移植手術のための寄付金は余剰金が出ることがあります。翔平の場合は渡航しての手術がかないませんでしたので、ほぼそのまま残っていました。それが8歳のみうちゃん、2歳のゆいちゃん、2人の女の子の『救う会』に寄付されて、役に立つことになって、本当によかったと思っています」みうちゃんは9月末に無事に日本に帰国。みうちゃんのお父さんは本誌の取材にこう答えてくれた。「昨年3月から、日本そしてアメリカとずっと入院生活が続いていましたので、自宅に帰ってこれたときはとても喜んでいました。発症してからは階段が上れなかったのです。いまは自分でスタスタと上れるようになりました。みうがこんなに元気になれたのは翔平ちゃん、ドナーの方、病院の方々、それに翔平ちゃんのお見舞いに来てくださった大谷選手……、いろいろな人の力があってのことです。みうにはこの命を大切にして自分の人生を歩んでいってもらいたいと思います。大谷選手のプレーをYouTubeで見せたところ、『私も会いたい!』と、言っていました」命のバトンでつながった重い心臓病と闘う子供たち。静葉さんは彼らのことを“小さな戦士たち”と呼んで、応援を続けている。「翔平がアメリカで手術を受けることができなかったのは残念でしたし、とても寂しいことでした。それでも……、親の自己満足かもしれませんし、翔平1人の力ではないこともわかっています。でも、翔平が大谷選手といっしょに、2人の女の子の命を救ったのだと思うと、すごく誇らしいのです。翔平が生きていたことが、誰かの役に立ったのですから」この秋、静葉さんは大谷翔平選手にこんなファンレターを送ったという。一部だけ紹介したい。《拝啓大谷翔平様大谷選手が息子に、たくさんの優しさをくださったことをいまでも鮮明に覚えています。あんなにもおとなしく抱っこされ続ける翔平を見て、驚きつつも、とても幸せな時間となりました。翔平がお空へいってしまってから悲しみで包まれていた私たちでしたが、大谷選手がはなつ大きなホームランを見るたび、お空にいる翔平にきっと届いている!と思うと、かわいい笑顔がいつでもよみがえってくるのです。弟には翔平というカッコいい兄がいること、そして心の優しい偉大な選手が兄を応援してくれたことを伝え続けたいと思います。私たちはこれからも一生、翔平とともに生き続けます。そして家族一同で、大谷選手をずっとずっと応援させてください……》
2021年11月03日女優の土屋太鳳、お笑いトリオ・ロバートの馬場裕之が出演する、タカラスタンダードの新CM「来て、見て、納得! キッチン」編、「来て、見て、納得! バスルーム」編が、25日より放送される。新CMでは、“芸人”としてではなく “家事が得意なお客さま役”として出演する馬場が、“ショールームアドバイザー”として3年目を迎えた土屋に、キッチンやバスルームのリフォームを相談。馬場の自然な演技と、自信をもって商品の紹介を行う土屋の頼もしい姿に注目だ。今回の撮影について、土屋は「前回まではアドバイザーになりたての頃で、(アドバイザーとしての)研修を私も実際に習っていたので、3年目にしてこういう風にお客様を迎えることがすごく嬉しいですし、一歩踏み出せた気がして、『あ、一歩進めた!』という気持ちでいます」とコメント。一方の馬場は「今日(土屋さんが)受け入れてくれたじゃないですか。お客さまとして。その時の表情がもう本当に天使のような、しっくり来ているというか。演技でやっているのではなく、タカラスタンダードさんの研修を(実際に)受けたのがすごい出てました。姿勢とか!」と絶賛した。
2021年10月21日女優の土屋太鳳が12日、都内で行われたアニメーション映画『アイの歌声を聴かせて』(10月29日公開)の土屋太鳳ファンクラブ限定特別イベントに、メガホンをとった吉浦康裕監督とともに出席した。『イヴの時間』、『サカサマのパテマ』などで海外からも注目を集め、アニメーションの新たな可能性を切り拓いている吉浦監督が、自身が得意とする「AI」と「人間」の関係というテーマを、高校生の少年少女たちが織りなす瑞々しい群像劇という形で描写している。自身が演じた"ちょっぴりポンコツなAIの主人公・シオン"をイメージした制服の衣装で登壇した土屋は「26歳になりました(笑)。なんですけれども、シオンをリスペクトということで、この衣装を選ばせていただきました。ありがたいことに2年前に高校生役を卒業させていただいたので、(制服は)もう着る機会はないなと思っていたんですけど、今日はファンクラブということで、制服を着ようと(思いました)」と声を弾ませたが、「ファンの方々に笑顔を届けたいなと思っていたんですけど、想定していなかったことがあって、こんなにマスコミの方々が入られるって知らなかったので…」と苦笑。それでも「みんな笑ってくれるかな。懐かしんでくれるかなと思っていたんですが…」とつぶやくと、会場から大きな拍手が起こり、土屋は「今月ハロウィンなので、みなさん楽しく見ていただけたらと思います」と笑顔を弾けさせた。また、土屋は「監督が完成披露のときに『見ていただいてやっと完成する』っておっしゃっていたんですけど、本当にその通りだなと思います。ぜひ受け取っていただけたら嬉しいなと思います」と本作をアピールし、劇中では歌声も披露している土屋だが、レコーディングが大変だったようで「まずキーが高いので、最初にデモを聞いたときに"これは私にできるのだろうか"と笑っちゃうくらいでした」と打ち明けつつ、「歌の先生と対面で(レッスン)できなかったりして厳しい状況だったんですが、なんとかシオンとして歌うことができたというか、歌っていると曲と歌詞が体に入ってきて、自分も励まされていたので、作詞と作曲してくださった方に『素敵な曲をありがとうございます』とお伝えしたいです」と感謝した。イベントでは、ファンから事前に募集した質問に、土屋が答えるという企画も行われ、自分とシオンの似ているところ、似ていないところを聞かれた土屋は「役作りのときにすごく考えたんですけど、周りを見ても人間の形をしているAIはいないんですよ。でもシオンは人間の形をしているから、人間と同じ役作りをしようって思ったんです。なので、自分との共通点を探して、力強いところ、すぐ歌うところ、大切な人にすぐくっ付いちゃうところ。家族にあるとすぐ近寄ってくっ付いちゃうんですが、そこは似ているかなと思います」といい、似ていないところについては「(シオンは)勉強ができるところですかね(笑)」とコメントして会場の笑いを誘った。さらに、元気がもらえる歌を尋ねられると中島みゆきの『宙船』を挙げ「元気が出るというよりは、元気を出さなきゃいけないときに聞きます」と答え、「(自身が歌う劇中歌)『ユー・ニード・ア・フレンド ~あなたには友達が要る~』も聞いています。私にとっても奇跡の歌で、コロナ禍ということもあって厳しい状況だったんですけど、歌だったり作品がスタッフさんと私の心をつなげてくれたり、アフレコも1人ずつ録っていたので、ほかのキャストの方々とお会いできなかったんですけれども、それをつなげてくれて、『子は鎹(こはかすがい)』って言いますけど、作品は鎹だなと思います」と感慨深げに語っていた。
2021年10月12日ポンコツ“AI”とクラスメイトが織りなす、爽やかな友情と絆に包まれたエンターテインメントフィルム『アイの歌声を聴かせて』。この度、主人公の声を担当した土屋太鳳が歌う、新楽曲入り本予告映像が到着した。本作では、全編を通して4曲の楽曲の歌唱に挑戦している土屋さん。今回到着した映像で流れる楽曲は、そんな土屋さんが「一番難しかったかもしれない...!」と語る楽曲「Umbrella」が初披露。土屋さんの透き通った歌声が響き渡り、サトミが「私をひとりぼっちにして!」と叫ぶ姿や、ラボに力なく横たわるシオンの様子が映し出されていく。土屋さんは「Umbrella」について、「自分の思う表現ができなくて、すごく難しかった!」と語り、「気持ちを込めることしかできないから、そこに集中しました。どの曲も歌もメロディも素敵で頑張ろう!という気持ちでした」とふり返っている。また、完成した作品を観たサトミ役の福原遥は「台本だけでも泣いてしまうくらい素敵な作品だと思っていたけれど、最初から最後まで鳥肌でした!」と感想を語り、土屋さんの歌声についても「本当に素晴らしかったです!心が全部持っていかれるような、歌を聴いているだけで泣けてくるような素敵な歌声でした」とコメントしている。映像に加え、ポンコツAI・シオン、ひとりぼっちのヒロイン・サトミをはじめ、本作を彩る個性豊かなメインキャラクターたち6人のキャラクタービジュアルも到着した。『アイの歌声を聴かせて』は10月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アイの歌声を聴かせて 2021年10月29日より全国にて公開©吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会
2021年09月07日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは宝塚、伝説のトップスターである鳳蘭さん!ご自身には守り神がいると語る鳳さん、いったいなぜそう思うようになったのか…?第4回は、そんな不思議でありながらも感動的な出来事のお話です。幸せと不幸せは、5:5だと思います。現在75歳、これだけ長く舞台に立ってきましたが、舞台が私の天職だと思えたのは、実は70歳くらいになってから。もちろん頑張ってはいたけれど、私が舞台向きの人間だなんて、若いときにはまったく思わなかった。中学のときの友達に宝塚の話を聞かなかったら、たぶん“神戸のおばちゃん”で終わっていたと思います(笑)。ここに導いてくれた神様に、心から感謝してます、今。私は特定の宗教を信じているわけではないですが、たぶん神様はいて、一人ひとりに運命を与えているし、幸せと不幸せを5:5で配分していると思います。それに気がついてからは、つらいことがあっても「これも運命」と思えるから、腐らなくなった。与えられた運命を精一杯生きることが、大事なんですよ。ちなみに私の守り神は、私が育った神戸のジェームス山にいらっしゃる、不動明王だと思っています。そう思うきっかけになった出来事を、次にお話ししますね。みんなそれぞれ、守り神がきっといます。なぜ私が不動明王を守り神だと思っているかというと、小さいとき、母と妹とよくお参りをしていたから。昔、宝塚でまだトップにはなっていない頃、3か月近く悩んでいることがあり、どうしてもお不動様をお参りしたくなって、後輩を乗せて車で宝塚から神戸に向かいました。夜中の1時くらい、母と後輩と3人真っ暗な中、ロウソク灯してお線香を上げて拝んでいたら、後ろにいた母が、「お不動様を見て…!!」と驚きながら私に声をかけてきました。そっと目を開けると、お不動様に彫られた数珠の部分が、ピカーッと真っ白く光っていた!!もう3人とも大パニック。気がついたらロウソクもお線香の火も消えていて、あたりは真っ暗。いったいなんだったんだろうと思いながら宝塚のアパートに帰った翌日、3か月悩んでいたことが解決した。それ以来、私にはお不動様がついてるって思ってます。たぶんみなさんもそれぞれ、あなたを守っている神様がいると思いますよ。おおとり・らん1946年生まれ、兵庫県出身。’64年宝塚歌劇団入団、’70 年にトップスターに。退団後は舞台を中心に活躍。9/6~29、帝国劇場にて舞台『DREAM BOYS』に出演。※『anan』2021年9月8日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2021年09月04日2021年9月4日、エアーバンド『ゴールデンボンバー』の鬼龍院翔さんが自身のブログで結婚を発表しました。鬼龍院翔、一般女性との結婚を発表『応援してくださっている皆様へ』というタイトルでブログを更新した鬼龍院さん。結婚報告のコメントは、鬼龍院さんらしさにあふれた内容でした。鬼龍院翔です。いつも応援していただきありがとうございます。世の中が大変な時期に私事で大変恐縮ではございますが、私、鬼龍院翔は令和三年九月四日に入籍いたしました。このような決断に至った理由は多々あるのですが、自分なりに沢山悩み考え抜いて選択した決断です。報告をせずに隠し通すという選択肢もあったのかもしれませんが、自身の尻の毛の脱毛をしたことを発信しただけでネットニュースの記事になってしまう様な状態の私では入籍という出来事はいずれ必ず記事になってしまいますので、堅苦しく自分らしくない話にはなってしまいますがこのような形で報告させていただく結論に至りました。相手は現在も過去にも芸能活動歴の無い一般の方です。そのため、今後とも親も含めて家族のプライバシーに触れる様な行為は控えさせていただきたく思います。また、このような話題をバンド活動の中でどの程度言及していくべきなのかを考えた結果、耳に入れたくないというファンの方もいらっしゃることから、本日九月四日以降は鬼龍院翔からこの件についてあらためて触れる可能性があるとしたら「出産」「離婚」「家族の安全が脅かされた時」くらいではないかと予想されます。普段何でもネタにしているくせに今回に関しましては歯切れが悪いコメントになってしまいすみません。色々なファンの方の心情があるだろうと考えると、このような形が良いのではと思いました。私の人生において一番優先するものはバンドです。それは今までもこれからも変わりません。明日からも変わらず音楽と笑いを軸にしたゴールデンボンバーの活動を続けていきます。皆さんに楽しんでいただけるよう精一杯頑張ってまいりますので、今後とも応援をいただけましたら嬉しいです。いつも応援してくださっているファンの皆さんに感謝しています。鬼龍院翔オフィシャルブログーより引用これまで熱愛の報道が出てこなかった鬼龍院さんからの突然の発表に、ファンからは祝福のコメントが多数寄せられています。・あの鬼龍院さんが結婚とは…!おめでたい!!・結婚報告のコメントが、ところどころ笑えて、さすがだなと思った。いつまでもお幸せに!・真面目な人柄が出ている。きっといい家庭を築くんだろうな。鬼龍院さん、ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2021年09月04日山田涼介と土屋太鳳が共演、ヒーローが暴れ狂う大怪獣を倒した、その“後”の物語を史上初めて描いた映画『大怪獣のあとしまつ』が、2022年に全国公開。その超特報映像とティザービジュアルが解禁された。暴れ狂う大怪獣に、逃げ惑う人々。突如、ヒーローが現れて世界を救う――。それは特撮映画でお決まりの展開。しかし、倒された怪獣の死体処理は、果たしてどうなっていたのか?そんな「誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語」を、松竹と東映が初タッグを組み、史上初めて描いた本作。物語は、人類を恐怖に陥れた巨大怪獣が、ある日突然、大きな光に包まれてダウンするところから始まる。未曾有の国家的危機は去ったかに見えたが、果たして、この巨大な死体を、誰が、どうやって、処理するのか? 前代未聞の緊急事態を前に、特務隊員の帯刀アラタ(山田涼介)は誰も経験したことがない巨大怪獣の死体の“あとしまつ”を命じられる。そんな彼を見守るのが、環境大臣秘書で、かつて特務隊で同僚だった雨音ユキノ(土屋太鳳)。彼らの前に立ちはだかる巨大怪獣は、“死してなお”人類を脅威にさらそうとしていた――。待望の解禁となった超特報映像では、緊迫感溢れる音楽、荒廃した街のカットとともに、巨大怪獣の姿が深い煙の中にうっすらと浮かび上がってくる様子が描かれている。そして、緊迫感ある表情のアラタ(山田涼介)とユキノ(土屋太鳳)の姿とともに、徐々にその姿を見せる大怪獣の姿。この巨大な死体を、どうやって“あとしまつ”するのか?ティザービジュアルでも、天に足を上げたまま死後硬直し横たわる巨大な大怪獣が、インパクト大。「この死体、どうする?」というコピーとともに、大怪獣を前に立ち尽くすアラタとユキノの姿が印象的なビジュアルとなっている。本作の怪獣造形を手掛けたのは、「平成ゴジラ」シリーズや「ウルトラマン」シリーズなど数々の怪獣造形で知られる若狭新一。なんと怪獣の大きさは、最全長380m(頭から尻尾まで)、最全高155m(つま先から胴体まで)と、邦画史上最大級の大怪獣。名前やその全貌はまだ明かされていないが、今後の情報が気になるばかり。さらに、山田さん演じる主人公・アラタと、土屋さん演じるヒロイン・ユキノのビジュアルも初解禁。前代未聞の緊急事態に臨む、緊張感溢れる2人の表情が、かつて描かれたことのなかった物語の始まりを期待させている。『大怪獣のあとしまつ』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:大怪獣のあとしまつ 2022年全国にて公開予定Ⓒ2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会
2021年07月02日映画『大怪獣のあとしまつ』が2022年に全国公開となる。この度、本作より特報映像とティザービジュアルが解禁された。暴れ狂う大怪獣に逃げ惑う人々、そしてヒーローが現れて世界を救う。子供の頃に誰もが憧れた特撮映画でお決まりの展開だ。しかし倒された怪獣の死体処理は、果たしてどうなっていたのか。そんな「誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語」を史上初めて描く本作。物語は人類を恐怖に陥れた巨大怪獣が突然、大きな光に包まれて死んでしまうところから始まる。未曾有の国家的危機は去ったかに見えたが、この巨大な死体を誰がどうやって処理するのか。前代未聞の緊急事態を前に、特務隊員の帯刀アラタ(山田涼介)は誰も経験したことがない巨大怪獣の死体の“あとしまつ”を命じられる。そんな彼を見守るのが、環境大臣秘書で、かつて特務隊で同僚だった雨音ユキノ(土屋太鳳)。彼らの前に立ちはだかる巨大怪獣は“死してなお”人類を脅威にさらす。そして、ある男の“極秘ミッション”を巡る空想特撮エンタテインメントが動き出す。監督・脚本を務めるのは、ドラマ『時効警察』シリーズや、映画『転々』、『俺俺』など数々の作品で唯一無二の世界観を生み出し、熱狂的なファンを持つ異才・三木聡。さらに松竹と東映が初タッグを組んだ共同幹事・配給作品でもある、この誰も見たことがない大型プロジェクトだ。特報映像では、緊迫感溢れる音楽、荒廃した街のカットとともに、ある日突然死んだ巨大怪獣の姿が深い煙の中にうっすらと浮かび上がってくる様子が描かれている。そして、緊迫感ある表情のアラタ(山田)とユキノ(土屋)の姿とともに、徐々にその姿を見せる大怪獣が。果たして、この巨大な死体を誰がどうやって“あとしまつ”するのか。ティザービジュアルでは、天に足を上げたまま死後硬直し横たわる巨大な大怪獣が存在感を放っている。「この死体、どうする?」というコピーとともに、大怪獣を前に立ち尽くすアラタとユキノが印象的だ。本作の怪獣造形を手掛けたのは平成『ゴジラ』シリーズや『ウルトラマン』シリーズなど数々の怪獣造形で知られる若狭新一。なんと怪獣の大きさは、最全長380m(頭から尻尾まで)、最全高155m(つま先から胴体まで)と、邦画史上最大級となっている。名前やその全貌はまだ明かされていないが、今後の情報に注目してほしい。映画『大怪獣のあとしまつ』2022年公開
2021年07月02日女優の土屋太鳳が29日、都内で行われた米国発ブランド・ラルフローレンのコンセプトストア「ラルフ ローレン 銀座」オープニングセレモニーにスペシャルゲストとして出席した。この日、土屋はイベント会場までクラッシックカーに乗って来るという演出があった。薄いブルーの車で、「まさかあのような素敵な車に乗れるなんて思っていなかったので、とても幸せ。めちゃくちゃかわいい」とにっこり。「早く運転免許とりたいです。オープンカーでドライブして海辺に行きたい」と声を弾ませた。花柄のロングワンピースに白色のジャケット、足元はヒールサンダルというコーディネート。全身同ブランドのアイテムで揃えており、「オープニングセレモニーに華やかさとラルフローレンさんの知的で爽やかな感じをイメージ。生地感もラインもきれい。品があって動きやすい」とファッションポイントを紹介した。今夏の注目アイテムは「女性らしくなりたい」という理由で「タイトスカート」をチョイス。「最近はマキシ丈が多かったけど大人っぽくしたいからタイトスカートを買いました」。また、夏の思い出を聞かれると「高尾山に登ったのが夏の思い出。自分の中の諦めない心の強さに繋がった。登った後、高尾山で美味しいものを食べたのは、今の食べ物好きにつながっていると思います」と回想した。コンセプトストア「ラルフ ローレン 銀座」は7月2日にオープンし、約1年の期間限定ストアとして営業する。1、2階あわせて300平方メートルの空間を誇る2階建ての店舗となり、ブランドを代表するコンセプトブースを中心に、ブランドにちなんださまざまなコンテンツをリアルとオンラインで配信するなど、これまでにないストアを目指す。一足早く店舗を見て回った土屋は「大きい窓があるのでそこから太陽の光入ってくる。お買い物するだけで幸せな充電ができそう。パワーをもらいます」といい、併設されたオープンテラスは「緑が素敵で開放的なガーデン。どこでもドアでリゾートに来た感覚」とうっとり。また、デニムジェケットをカスタマイズできるサービスも体験。完成したジェケットは「TAO」という文字と星型のワッペンをあしらっており、「私の好きな星を入れた。星は水瓶座なので、水瓶座の位置になっています。かわいいですね。色んなところに着ていきたい。家族にプレゼントして、チーム土屋で並んで写真撮りたい」と語った。
2021年06月29日タレントの土屋炎伽が7日、舞台FOCUS『イッツショータイム!!』(東京公演:8月21・22日、大阪公演:10月30・31日)の取材に応じ、初舞台に挑む心境などを語った。ボールルームダンス(社交ダンス)×演劇というこの舞台で土屋が演じるのは、小さなダンスホールを営む神保原家の三姉妹の長女である主人公・操(鳳翔大)のライバル・大崎雅役。今回のオファーに、「私自身、ボールルームダンス、そして演技も未経験で初めてですので、ご迷惑をおかけしてしまうんじゃないかなって。すごく悩んだんですけど、数年前に三笠宮杯という大きな大会を観にいったときにすごく感動した印象が残っていて、自分自身、すごく不安ですけど、なんでも挑戦してみようと思って、このような機会はなかなかないなと思って、このたび出演をさせて頂くことになりました」と決意を語る。また、オファーに悩んでいたとき、妹の土屋太鳳、弟の土屋神葉にも相談したそうで、「『こういうお話を頂いているんだけどどう思う?』って聞いたところ、『え、面白そう、私が出たい』って。『なんで自分に話が来ないんだろう』って弟も言っていて。『すごく魅力的な作品だし、初めての舞台の中でまた新しい社交ダンスに挑戦できるのは素晴らしいと思うよ』っていう風にそういう話をして、お受けできたらな、と決めました」と、後押しになったそう。さらに、「弟も『ボールルームにようこそ』というアニメーションの主人公としてそこから社交ダンスを習っておりますし、妹もプライベートで社交ダンスのレッスンをたまにうけていたりしてますので、『すぐに早めにレッスンした方がいいよ、身体の使い方が全然違うから』っていうふうにこの前ちょうど言われたところです。なので、これから随時、悩みができたら、妹や弟に相談しながら頑張りたいなと思います」と意気込んだ。この取材会には、共演の千葉涼平(w-inds.)と鈴木福も出席。千葉は「このお話を頂いたときに、正直、何かの間違いなんじゃないかって思いました。まったく触れたことがないジャンルで、間違っているんじゃないかなって。一度『何かの間違いではないでしょうか』とマネージャーにもう1回確認してくださいってことで。で、かえって来たのが『過去の作品を観たうえでお話をくださっている』ということを聞きまして。それなら安心して飛び込んでチャレンジさせて頂こうということで、出演を決めさせて頂きました」といい、「ボールルームダンスには触れたことはないんですが、幼い頃にウッチャンナンチャンさんの『ウリナリ』という番組で、小さいながらも社交ダンス部の番組をずっと観ていて、すごく楽しいイメージがあるので、今回、実際に自分が参加させて頂くのを楽しみにしていました」と期待をコメント。鈴木は「社交ダンスとお芝居が混ざるというか、すごい面白そうだなと。芝居の方は普段やらせてもらっているんですけど、ボールルームダンスは初めてなので、皆さんに教えてもらいながら頑張りたいと思います」と意欲を示した。東京公演は、8月21・22日に大手町・日経ホール。大阪公演は、10月30・31日にCOOL JAPAN PARK OSAKAのTTホールで開催される。
2021年06月08日映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)大ヒット舞台挨拶が4日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。巻町操役の土屋は、出演する前から同作のファンだったということもあり「とても緊張しております。ここに立てることを本当に嬉しく思いますし、本当に光栄です」と喜びをあらわに。「激動の時代の中、新しい未来を守る人たちの物語が『るろうに剣心』シリーズだと思いますが、まさに今、世界中で医療従事者の皆さんをはじめ、多くの方々が新しい未来を守ろうとしていて、そんな時にこの映画が完成したということは、とても大きな意味を持つのではないかなと感じております」と語る。「この作品に込められた熱い祈りは新しい未来を温かくし続けるエネルギーになるのではないかと思っています」と希望を込めた。周囲の反応については、「前作から一気見される方が本当に多いみたいで、今までは初めて会う方から『朝ドラ見てました』と言われることが多かったんですが、最近は『るろうに剣心見てます』と。海外の方からもけっこう言われます」と明かす。一方で、「『The Final』の初号の時に、巴さんのエピソードで号泣しすぎて、(有村)架純ちゃんに心配をかけてしまったという経緯があるので、あえてまだ観ていないんです」と、4日から公開になった「The Beginning」を未見だということも告白していた。
2021年06月05日広瀬すずと櫻井翔、凸凹バディが超難解事件を解決していくドラマ「ネメシス」。この度、チームネメシスに加わる新たなメンバーとして、奥平大兼が出演することが分かった。奥平さんは、映画『MOTHER マザー』で毒母に人生を翻弄される少年を演じデビュー。日本アカデミー賞新人俳優賞、ブルーリボン賞新人賞という歴史ある映画賞に輝き注目された。そんな彼が演じるのは、どこか謎めいた17歳のAI開発者・姫川烝位。登場するのは、由緒正しき名門私立高校デカルト女学院を舞台とする第4話。そこで美術教師・黒田が転落死し、学校側は自殺として処理したいと考えているが、同僚・雪村は他殺を疑い、ネメシスに依頼を持ち込む――というあらすじ。栗田(江口洋介)の指示で、アンナ(広瀬さん)はインドからの転入生として学校に潜入し、ポンコツ探偵・風真(櫻井さん)は、タカ&ユージらと共に学内に設けられた捜査本部で事件を追うことに。わずか6時間のリミットの中現れたのが、姫川。AI研究により15歳で“世界を変える50人”に選出されたという姫川は、自らが開発したAIを駆使して犯人捜しを始める。実はこの姫川、風真が塾で教師をしていたときの教え子で、このピンチに駆り出されたのだという。今回の出演に奥平さんは「姫川は、頭が良くて、ナルシストでと、聞いただけではあまり好きになれそうにないキャラクターで、実際に初登場の4話でも人間味があまりなく冷たい人間のように見えますが、彼の中でだんだんと成長していくので、そこが姫川の面白いところだと思います!」と演じるキャラクターの魅力を語る。また「撮影現場では、入江悠監督が総監督なので、映画とドラマの現場その両方にいるようで面白いです。共演者の方々も面白い方々ばかりで、撮影の合間などは一緒にお話をしてくださってとても楽しいです」と撮影の様子も明かしている。「ネメシス」は毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送中。(cinemacafe.net)
2021年04月20日女優の土屋太鳳が出演するコカ・コーラシステム「い・ろ・は・す 天然水」の新CM「一滴一滴森が育んだ天然水」編が、22日から全国で放送される。土屋が森の中で、川の流れや太陽の光、木々を揺らす風を感じながら、光に導かれるように空を見上げるというCM。テーマ曲「水奏楽」は「い・ろ・は・す」初のオリジナル楽曲で、小山田圭吾のソロプロジェクト・Cornelius(コーネリアス)と、バンド・ヨルシカのn-buna(ナブナ)がタッグを組んで制作した。使用されている水の音は全て「い・ろ・は・す」の水源である白州で録音したもの。映像と音楽から大自然を感じられるCMに仕上がっている。現場入りした土屋は、「すごーい! 緑がきれいですね」と大自然をイメージしたセットに感動。水に入る撮影では、思わず「冷たい!」と声を上げ、監督から「短期決戦で行きましょう」と鼓舞される一幕もあった。コロナ禍という厳しい状況下での撮影に土屋は「心を引き締めて撮影に臨みました」と語るが、「後ろを見て分かるように、こんなに素晴らしい大自然の世界観の中に立つことができて、本当に感動しました」とセットを絶賛。また、CMで表現した“自然”に掛けて「自分が一番自然体でいられるとき」を聞かれ、「家族と一緒にいるときは、自然体すぎて叱られることもあるんですけど(笑)」と前置きし、「小学校とか幼稚園の友達とか、高校の部活の友達とか……あとは (過去に)共演した子たちとは、幼馴染みのような関係性でもあるので、そういう人たちの前では自然体なのかなと思います」と交友関係を明かした。
2021年02月22日「演じる」という行為を通じ、観る者に数多くの心震える瞬間をもたらしてくれる土屋太鳳さん。作品における“人を愛する表現”について聞きました。愛を行動で示すのはとても素敵なこと。人気コミックの実写化や感動実話の映画化を通して、これまで数々の恋のときめきや愛のポジティブサイドを体現してきた土屋太鳳さん。自身と同じ26歳のヒロイン・福浦小春を演じる『哀愁しんでれら』では、「愛する」ことがもたらす闇も表現している。幼い頃に母親が家を出ていくという辛い経験をしながらも、家族4人で平和に暮らしていた小春は、怒涛の不幸に襲われ、一夜にしてすべてを失ってしまう。そのどん底状態で出会ったのが、8歳の娘・ヒカリを男手ひとつで育てる開業医・泉澤大悟。彼との結婚で幸せを手に入れたはずが、ヒカリの良き母であろうとして次第に追い詰められ、凶悪事件を起こすことに。土屋さんが出演オファーを3度断ったという難役だ。「最後に起こす事件は絶対に許されることではないですし、最初いただいたお話の印象では、ヒカリを愛せる自信がなかったんです。納得できないことがあると、どこか引っかかって演じづらくなるのでお断りしていました。でも、小春自身もそんなに大きな幸せを求めていたわけでもなく、ただ普通に幸せになりたかっただけ。それなのに、目の前のことに必死になっていたら、違う方向に行ってしまった。何が正しいことなのか、判別ができない。この作品ではそういう状態が愛情の正体でもあるのかな。愛の正体とは何かを追求するというよりは、私自身、ただただ小春と一緒に必死に生きたという感じです。もしかしたら、『哀愁しんでれら』の登場人物が自分の中にいるかもしれないし、隣にいるかもしれないし。観てくださる方にも、“愛する”って何だろうと考えるきっかけにしていただけたらいいですね」女優デビューから13年、大人の女優へと進化を続けるなかで、「愛する」という表現には官能的な要素も加わってくる。小春と大悟の関係には、そんな大人の気配が漂うシーンも。「“好き”とか、人を大事に思い、愛することを行動に移すのは、すごく素敵なことだなとは思っています。でも、“一緒にいたい”みたいな気持ちの高揚感自体は、私自身、そんなに変わってはいないですね。確かに年齢を重ねると、愛情表現もほっぺたにキスとかだけではなくなってくるけれど、本来はほっぺたにキスでも相当ドキドキするはず。だから、どんなに激しいシーンになったとしても、そういう気持ちを忘れずに演じていたほうがいいのかなって、今回すごく感じました」キャリアを重ねるなかで、表現について意識の変化は?「基本的には変わってないです。今日、マネージャーさんと話してたんですけど、幸せになれるかなれないかって、小さな幸せに気づけるか気づけないかだと思うんです。だから、“ありがとう”とか、“あっ、この人のここ、いいな”とか、そういう小さな幸せの気づきを積み重ねていくことが大切なんだなって。それは、20歳の頃よりはすごく意識してることかもしれないですね」『るろうに剣心』ではアクションシーンで驚異的な身体能力を発揮し、シーアの「アライヴ」のMVでは圧巻のダンスで世界を感動させた。さまざまな表現において高い技術を持つ彼女は、女優にとって「愛する」という表現がどんな意味を持つと考えているのだろう。「男性の俳優さんのことはあんまり男優とは言わないですけど、女優のことは結構、女優さんと言いますよね。それは女優さんは愛情表現だったり、包容力や母性を表現できることがすごく大切になってくるからなのかなと思います。だから、ひとりの人間としてしっかり経験を重ねていくことも、女優という職業には大事。私も、人間として女優として、ステップアップしていきたいですね」土屋太鳳1995年2月3日生まれ。東京都出身。2008年女優デビュー。‘15年に朝ドラ『まれ』で主演を務め、国民的女優に。Netflix『今際の国のアリス』が配信中のほか、映画『哀愁しんでれら』(配給:クロックワークス)が公開中。ジャケット¥61,000中に着たインナー¥14,000パンツ¥38,000イヤリング¥18,000(以上FUMIE TANAKA/DO-LE co ltd. TEL:03・4361・8240)3粒パールリング¥115,000(CHERRY BROWN TEL:03・3409・9227)※『anan』2021年2月17日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・藤本大輔(tas)ヘア&メイク・尾曲いずみ取材、文・杉谷伸子撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2021年02月11日土屋太鳳×田中圭、勢いに乗る2大俳優が挑んだ映画『哀愁しんでれら』が、全国の劇場で好評公開中だ。児童相談所で働く真面目な小春(土屋さん)が、思いもよらない凶悪事件を引き起こすことになる本物語は、「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016」グランプリを受賞した完全オリジナル作品。先の読めない「まさか」な展開、土屋さんの新しい扉を開いた演技、小春と再婚することになる開業医の大悟役・田中さんのいびつな佇まいが三位一体となり、物語への没入感をより強くする。…そして、ゾッとさせる。撮影に入る前、キャスティングの時点で「面白い映画になれる自信があった」と話したのは、脚本・監督を担った渡部亮平。渡部監督に、キャスティングの裏話もまじえ、怒涛のストーリー展開や込めた想いなど、ネタバレも“あり”で語ってもらった。自信があった脚本、思い通り撮れた手ごたえ「いい意味で、奇跡を信じず撮った」――シンデレラ・ストーリーのその先を描く、新たな着眼点の映画になりました。脚本を書いているときから「いい作品が撮れそう」な予感はしていましたか?脚本を書き終えて読むと、いつも割と「我ながらいいな、自信あるかも」と思うんです(笑)。けど、時間が経つと「本当は僕にしかわからないのかな…?」と、不安になってしまったりもして。ただ、今回は田中さんと会ってしゃべったとき、「脚本、めちゃくちゃ面白いです!」と言ってくれたので、よかったなと胸をなでおろしました。本当にラッキーだったのが、オリジナルで、ちゃんとエンターテインメント性と作家性を尊重してくれる作品を作れたことですね。いろいろ挑戦しました。――いざ撮り始めてからは、工夫されたり、プラスオンした箇所もありましたか?いえ、特にありませんでした。「意外と思い通り撮れたな」という手ごたえがあります。もちろん、どうしても時間的・予算的にできなかったことはありますけど、代案を考えてはいたので、脚本という設計図を信頼して組み立てていく感覚を持ち、現場で撮っていました。――もともと、そういうタイプなんですか?そうですね。ちゃんと準備した上でやりたい、というタイプです。いい意味で、奇跡を信じず撮っていったというか。いいものにするための準備をちゃんとして、現場に入ったので、思い通りに撮れました。土屋さんが生きた小春を見て、抱いた確信「最高になる、傑作を作れる」――小春は土屋さんに、大悟は田中さんに、という渡部監督の強い思いがあったそうですね。キャスティングについて、伺いたいです。キャスティングが決まり、このふたりでできるとなった時点で「やった!」と思っていました。「きっと大丈夫だな」と、面白い映画になれる自信があったんです。――土屋さんに関しての自信は、どこからきたんですか?土屋さんが持っている普段のパーソナリティ、真面目すぎる感じからです。例えば、Instagramひとつ取ってもわかる、ものすごく長文を書くような、あの真面目さ。異常なレベルの真面目さだと思うんです、これは褒めていますよ…!真面目すぎて変、というか。土屋さんはものすごい努力をしていると思っているので、努力家で真面目すぎるがゆえの危うさ、みたいなものが、小春という人物とすごくリンクしてるように僕には見えました。――どこか重なり合う部分があったんですね。真面目すぎる土屋さんの持っているパーソナリティが、小春とリンクして、頭の中で脚本を読み直したときに、「土屋太鳳の力が存分に発揮される映画のはずだ!」と、強くイメージできたんです。とても根拠のない自信ですけど…(笑)。多くの監督が言うことですが、イメージできるかどうかがあれば、撮影に入らなくても手ごたえは持てたりすると。あとは、度合いはあれど、真面目に生きている人は世の中に多いと思うので、多くの方が共感できる存在に土屋さんがなれると思っていました。――実際、撮影を始めて、どのあたりで予感が確信に変わったんでしょうか?撮影序盤は、割と前半の幸せ描写から始めていたんです。けど、一部、後半のダークというか、堕ちている小春を演じてもらうシーンがあったんですね。妹(山田杏奈)と電話をするところなんですけど。土屋さんは別室でやっていただいたので、僕は声だけ聴いていました。そのとき、声を聴いただけで、小春の後半のキャラクターがしっかり出ていたので、一気に「これはいける!傑作を作れる、想像した作品ができるんだ!」という感覚を持ちました。「後半の土屋さん、最高になるな」と思いましたし、現にそうなりましたね。――小春は、大悟以外の人と結ばれていたら、おぞましい事件は起こしていなかったと思うんです。「誰にでも、小春のようになる要素があるかもしれない」と思わされたのが、本作のゾッとするポイントでもありました。絶対なっていないと思いますね(笑)。それは大悟たちも同じというか…、彼らの部品が集まったとき、たまたまそういうものに仕上がってしまったんですよね。もともと小春は、危ない女でも、モンスターでもないですし、「私、実はモンスターでした」という映画ではないので。たまたま出会った人、環境、場所、立場、与えられるプレッシャーなどが原因で、気が付いたときに「モンスターですよね?」と言われる側に立ってしまっていた。もしかしたら、彼ら自身は「え、違うんだけど」と、まだ思っているかもしれないですし。事件だけを見ると、遠い世界というか、自分とは関係ないし、自分がそっち側の日常にいつかなってしまうなんて想像もしていないんですけど、それは意外と身近な話だったりする。単純に遠い話にはできないな、とやっぱり思いますね。まだ見ぬ一面を見せた田中さん、繊細な芝居が織りなす恐怖の人物像――田中さんに関しても、もともと何かイメージをお持ちだったんでしょうか?田中さんは、いくつか舞台を観に行ったことがあったんです。すごく繊細なお芝居ができる方なんだな、というのを僕自身が知っていたので、オファーにあたって信頼もしていました。脚本に関しても、これだけお芝居の上手い人が「面白いです」と言ってくれているので、「ちゃんとやってくれるんだろうな!」という期待がありました。――大悟を演じた田中さんの演技、まだ見ぬ一面を見られたという印象を受けました。そうですね。田中さんは、脚本を変えるようなお芝居をしなくていいと思われていたようで、忠実に形にしてくれていった気がします。映画の前半と後半で、大悟の目指す像は変えているんですよ。前半では「こんなパパがいるなんて羨ましい~!こんな人と結婚したい!」と思える感じで、後半にいくにつれて、同じ人なのに「怖いかも…」と見えるように、意識していました。1本の映画の中で、憧れの父親像と、「こんな父は嫌だ」という両面、ふり幅のあるパパ像をやってもらえました。「暴力親父だから嫌」というわけでなく、愛情が強すぎて嫌なパパ、なんですよね。あまりにも理想すぎるがゆえ限度がある、というのは、あるんじゃないですかね。――豹変というか、表と裏の顔という見え方のように思います。映画としては、ものすごく「え、何でこうなったの!?」と見えてはいるんですけど、僕からしてみたら、そんなに豹変していないと思っているんです。映画は小春視点で描いているので、「大悟には、こんな一面があった!」と見えてはいますけど、大悟からの視点を想像すると、30何年間ずっとああいう生き方をしているはず。大悟は、頭からずっとそのままでいて、求めているものはいつも一緒で、ずっとそれをやっているだけだと思っていて。小春にとっての日常の延長線とか、大悟にとっての日常の延長線、普通に毎日を過ごしているはずなのに、「何で今こんな場所にいるんだ…」みたいな危うさを、しっかり描けた映画になっているのかな、と思います。渡部監督からのメッセージ「社会の無意識な重圧に気づいてもらえたら」――土屋さんは、インタビューで「物語の過程を見てほしい」、「自分なりの幸せの形を見つけてもらえたら」とお話されていました。監督からも最後にメッセージをいただきたいです。伝えたいことは3つあります。ひとつは、自分が理解できないという側の視点に立ってみることは重要じゃないかな、というところです。理解できないと思う人の人生を体験してみる重要性というか、小春の目を通して、想像できなかった側の視点に立ってみる価値はあるんじゃないかな、と。ふたつ目は、単純に家族って、すごく不思議な関係性だなと僕は思っているんですね。本音を秘密にし合う運命共同体、という感じですかね。永遠に不思議な家族というものの、家族愛の強い人たちの話を、僕がやってみたかったというのがありました。3つ目、最後、作品の中で小春がモンスターのような存在になっていくのは、自分のなりたい理想を求めているがゆえの、裏に苦しみや悲しみがあるからだと思うんです。社会の中で無意識ながら存在しているプレッシャーを感じているというか。世の中に存在する数多くの重圧を、この映画にいろいろ詰めています。家族になるプレッシャー、子育てのプレッシャー、1回手に入れた幸せを手放せなくなるプレッシャー…無意識ながら追い詰められていってしまい、強がって「私は大丈夫」と保とうとするから余計苦しんでいってしまう。モンスターじゃなかった人たちを、気づけば「モンスター」と呼ばれるような存在にしてしまう、そういう社会の無意識な重圧に気づいてもらえたら、という気持ちで作りました。(text:赤山恭子)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年02月10日俳優・甲斐翔真のカレンダー『甲斐翔真 2021-2022カレンダー』(アミューズ 2,600円)が、3月に発売されることが決定した。予約は3日にオンラインショップ「A! SMART(アスマート)」で開始し、11日までの対象期間内に注文した全てが本人の直筆サイン入りとなる。昨年1月に『デスノート THE MUSICAL』の主人公・夜神月役でミュージカルデビューを飾った甲斐。ミュージカル『RENT』では自身初の金髪姿で最年少のロジャー役を熱演し、現在上映中のミュージカル『マリー・アントワネット』ではフェルセン伯爵役を務めるなど、若手ミュージカル俳優として注目を集めている。今回のカレンダーは「音」をテーマに、音楽や演劇に没頭する日常をイメージして撮影を行った。バスタブに寝そべりながら読書したり、ヘッドホンをして音楽に身を委ねたり、台本を読み耽ったりと、1年間を通して甲斐の様々な姿が楽しめるファン必見の1冊だ。今回のカレンダーについて甲斐は「12枚の写真、それぞれに曲が流れていそうだったり、ピアノの音が聞こえてきそうだったり、風や雨の音がしそうだったりはたまた静寂の音がしそうだったりと、音に囲まれて楽しんでいる自分を写真におさめました」と解説し、「このカレンダーで、皆さんの1年間に寄り添えたら」とコメントを寄せた。
2021年02月03日土屋太鳳と田中圭が共演、新鋭監督・渡部亮平の完全オリジナル脚本で贈る“裏”おとぎ話サスペンス『哀愁しんでれら』。この度、土屋太鳳のクランクアップコメントが解禁となった。今回、土屋さんの26歳の誕生日を記念して、本作のクランクアップ時に撮影されたインタビュー映像が解禁された。出演のオファーを3度断り4度目でようやく出演を決意した土屋さん。当時の心境について、「すごく難しい物語だと思いました。よく分からなかったので監督にお会いして『ちょっとよく分からないです』と。『ここはどうしてこうなるんですか』とか聞いて、その時はまだ正直、自分が思うような答えはなかったんです」と率直に語った。しかし、土屋さんは最終的に出演を決意したことについて、「この作品というのは、前々から答えはこうこうこうと決まっているのではなくて、その現場で生まれていくもの、現場で出来ていく大悟さんと小春の子供のような脚本なのかな、という風に感じました」と、心の動きがあったことをふり返る。「やってみないと分からない」と、本作で未知の領域に挑戦した土屋さん。幸せの絶頂から転落していく主人公を、どのように演じているかに注目だ。『哀愁しんでれら』は2月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年02月03日自分のイメージにないものを演じる挑戦と興奮、それは俳優だけが享受できるものだ。土屋太鳳が持つ清廉さは『哀愁しんでれら』(2月5日より公開)には1ミリも存在しない。剥き出しの喜怒哀楽と愛情への執着と貪欲さ、人間の尊厳を根底から揺るがす、シンパシーを感じない人物を土屋さんは演じた。「…これって土屋太鳳だよね?」こちらが戸惑うほどに、どぎまぎしてしまうほどに。強烈なインパクトを剛速球でくらう。俳優としての進化を感じさせる、グラデーションの効いた役、土屋さんの圧倒的な佇まいについて感想を伝えると、「うれしい…ありがとうございます。すごくうれしいです。最初、3回お断りした役だったので」と、「ああ、土屋太鳳だ」と認識させてくれるイノセントな微笑みで、土屋さんは同作について語り出した。覚悟が必要だった役、しかし「“難しいな”とは、あまり感じなかった」主演映画『哀愁しんでれら』で土屋さんが演じたのは主人公、小春。児童相談所で働く実家暮らし・26歳の小春は、ある夜、信じられないほどの不幸が重なり、すべてを失ってしまう。どん底にいた小春だったが、バツイチ&子持ちの大悟(田中圭)と出会った。人柄のよさもさることながら、開業医という地位、広い戸建ての家、そしてかわいい娘という背景も込みで彼に惹かれ、小春は結婚へと進む。「シンデレラストーリー」と友達に羨望がられるほど、順風満帆な結婚生活。しかし、娘からは地味な嫌がらせを受け、愛する夫は理解しがたい“癖”を持っていた。いくつもの落とし穴を、見て見ぬふりをして過ごす小春。その代償は、彼女自身の性格を狂気に染め、とんでもない顛末へと転がっていく。家族や周囲に翻弄され、変化していく小春というキャラクターを演じたことについて、土屋さんは「振り幅がある役のほうが、割とやりやすいんです。“難しいな”とは、あまり感じなかったんです」と意外にも、すんなり入っていけたと話した。小春を生きる上でのキーワード、土屋さんが広げた共通項は「幸せになりたい、という気持ち」だった。「小春が思っている“幸せになりたい”という感情は、私もわかるところがあります。あと、“自分を認めてくれる人に出会いたい”という願望も、自然なことだと思うんです。もちろん、それで小春が取った行動は、受け入れられないところはありましたけど、私が小春をやると覚悟して(現場に)入ったからには、全力で生きようと思いました」。「覚悟が必要だったんですね?」そう聞くと、土屋さんは「はい、覚悟は必要でした」と真っすぐ答えた。「狂っていくことが美しいでしょ?、とは思ってほしくなかったんです。すごくつらくて、苦しいことだから、格好いいという風に受け取ってほしくないと思って、本当に小春が生きているようにしたかったので」。ともすればダークヒロインになってしまう小春を、祀り上げないように演じた。土屋さんの覚悟は、人物の丁寧な掘り下げに表れており、だからこそ、本作は痛みを感じる仕上がりになっている。土屋さんからのメッセージ「自分なりの幸せの形を見つけて」本作のトレーラーでは、「なぜこの女性は社会を震撼させる凶悪事件を起こしたのか」という文字が躍る。いわゆる「どんでん返し」、「とんでもないことが起こるかもしれない」を予告している作品だ。土屋さんに、そもそもそうしたジャンルの映画は好きなのかを聞いてみると、「ドキドキする作品は、すごい好きですね!ただ、不条理に人が巻き込まれていくお話とかだと、首謀者に腹が立って、腹が立って、泣いちゃうんです(笑)。“何してんだー!!私がやってやる!!”と怒りで」と、正義感をのぞかせた。そうした物語の終盤に小春が取る行動は、大悟や子どもを愛するがゆえ、家族の一員として受け入れられたいがゆえの、切実な気持ちから発するもの。大事な人を守りたいという気持ちに関しても、土屋さんは理解を示す。「自分の好きな人が傷ついた、となったら“私は許さない”と思うかもしれないです。姉とか弟、父や母、周りの大切な人に嫌なことがあったときは、どこかで許せない感が…出てしまいます。その相手に何かしてやろうとか、具体的にそういうわけではないんですけどね、そう思っちゃいますね」。波紋を呼びそうな作品が、世に放たれる。同時に土屋太鳳という俳優の真価をまた、世間が知る一作にもなる。「『哀愁しんでれら』は、最後ああいうことが起こるまでの過程を、やっぱり観てほしいと思います。自分の中で、どこかに押し殺している気持ちや不安に思っている気持ちって、あると思うんですね。幸せになりたいと思うと、イコール結婚、子どもと考えてしまいがちですけど、…私もそういうところはあるんですけど、そこには壮絶な戦いがあるのかなと思います。この作品を観て、“自分はこういう形の幸せになりたい”と、自分なりのものを見つけてもらえたらいいな。そして、そこにいくまでの過程を大事にしてほしいと思います」。(text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年02月01日土屋太鳳主演、田中圭共演の“裏”おとぎ話サスペンス『哀愁しんでれら』。この度、まさに“シンデレラストーリー”といえる、土屋さん演じる小春(土屋太鳳)のファッション変遷に注目した場面写真がシネマカフェに到着した。児童相談所に勤め、家族を支える真面目で平凡な小春は開業医の大悟(田中圭)と運命的な出会いを果たす。大悟との初デートでは、目に留まったシンデレラのガラスの靴のようなハイヒールをプレゼントされる。そのゴージャスな靴は古い扇風機が置かれた小春の家にも、地味な小春にも似つかわしくなかった。しかし、大悟のひとり娘ヒカリ(COCO)とも意気投合し、プロポーズを受け入れた小春はハイヒールがとても似合う煌びやかなウエディングドレスを纏って結婚式を挙げる。結婚してから小春の生活は一変!紫と赤のバイカラーの壁紙が印象的なキッチンがある洗練された大悟の家へ引っ越し、大悟にも家にも見合う女性になろうとする。それまで着用していた地味な服を捨て、ラグジュアリーなファッションで見違えるほど変わった小春。玉の輿に乗り、身の回りの環境だけでなく、小春自身も大悟の隣が相応しいセレブな女性へと変貌した様子も収められている。誰もが羨むヒロインの「めでたし、めでたし――のその先」が描かれる禁断のアフターストーリーは、公開まで残すところ約1か月。今後も続報に注目だ。なお、『暗黒女子』の著者・秋吉理香子が渡部亮平監督の完全オリジナル脚本による本作を原案に、新たに生み出した“もう一人のシンデレラ”の物語「哀愁しんでれらもう一人のシンデレラ」も発売されている。『哀愁しんでれら』は2021年2月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年01月05日麻生羽呂の大ヒットサバイバル・サスペンス漫画を、山崎賢人&土屋太鳳のW主演で映像化するNetflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」。この度、キャスト12名のキャラクターアートビジュアルが公開された。人生に夢や生き甲斐を見出せず曖昧に生きてきたアリスと、どんな苦境でも生きる意味を探し続けるウサギが、突然放り込まれた謎の世界“今際の国”で共に信頼を築き、生き延びるために理不尽な現実に挑む姿を描く本作。この今際の国では、様々な“げぇむ”をクリアしなければ生き残ることができない。今回到着したビジュアルは、本作で最も重要なアイテムとなるトランプのマークから、キャストたちが顔を覗かせている。トランプのマークごとに“げぇむ”のジャンルが分かれており、彼らの得意ジャンルが今回明らかになっている。山崎さん演じるアリスをはじめ、ニラギ(桜田通)、アン(三吉彩花)には<ダイヤ>が記されており、頭脳戦の「知能型」を表現。また、土屋さん演じるウサギをはじめ、カルベ(町田啓太)、ラスボス(柳俊太郎)、アグニ(青柳翔)に記されているのは<スペード>。体力勝負の「肉体型」だ。チョータ(森永悠希)、クイナ(朝比奈彩)が得意としているのは、チームの絆が必要となる「バランス型」で<クローバー>。そして、チシヤ(村上虹郎)、ボーシヤ(金子ノブアキ)、ミラ(仲里依紗)に記されているハートは、今際の国で一番厄介な“げぇむ”とされる、人の心を弄ぶ「心理型」となっている。Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」は12月10日(木)Netflixにて全世界独占配信。※山崎賢人の「崎」は、正しくは「たつさき」※柳俊太郎の「やなぎ」は旧漢字(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年11月30日女優の土屋太鳳が、22日より全国放送されるタカラスタンダード新CM「アドバイザー自主トレ(キッチン・バス)」編に出演する。昨年のCMでショールームの新人アドバイザーだった土屋が、今年アドバイザー2年目を迎えて成長した様子を描く。撮影前には、実際の研修を受講し「アドバイザー2年目の心得」をみっちり学んだ土屋。先生の話を熱心に聞き、「なるほどー! うわ、これ全部(演技にも)繋がってます(笑)! ちょっと明日活かします!」と、アドバイザーの必需品「自主トレノート」にメモを取っていた。この「太鳳の自主トレノート」はCMにも登場する。研修の最後に、全国の現役アドバイザーたちからサプライズ応援メッセージが流されると、「嬉しいです! 本当に頑張ろうって思います。いま、やられてます…(笑)」と感激して目を潤ませる場面も。土屋のコメントは以下の通り。■最近、「自主トレ」していること2つあって、1つ目は「舞台のメイク」! 舞台では、自分でメイクをしないといけないので、そのメイクの自主練で。やっぱり(客席と舞台の距離が)遠くなので、「近くで見るといいけど、遠くで見るとよくわからない」とか「近くだとすごいけど、遠くだとすごく綺麗」とかあるじゃないですか。それの自主練をしていっているのと。もう1つは、「ローストポーク」ですね! ミュージカルで加藤和樹さんという方が、「歌うお肉マイスター」みたいな感じで、やり方を教えていただいて。とてもシンプルなんですけど、すごく美味しいんですよ! なので、そのやり方と、タレの作り方を自主練しています。■新しいことへのチャレンジを継続していくために心掛けていること無理してもやるか、無理せずにやり続けるかって、すごく悩むときがあると思うんですよ。私も結構それで苦しくなったりもするんですけど、ちょっとでも限界を超えた方が、成長するときってあると思って。基本的には無理をしないことが1番だと思うんですけど、「たまに」無理をすることかなと思います!(笑)■これまで印象に残っているアドバイスブログをもう10年以上続けてきて、(ブログを通じて)ファンの方の言葉で、「迷わなければ迷路からは出られない」という風に書いてくださった方がいて、その時に「なるほどな、迷っていいんだ」と。「迷っているのは苦しいけど、迷っているからこそ出口がちゃんとあるんだよ」と、おっしゃってくださっているんだと思って、その言葉をすごく大切にしています。
2020年10月20日女優の土屋太鳳主演の映画『哀愁しんでれら』(2021年2月5日)のティザーポスターが3日、公開された。同作は渡部亮平によるオリジナル脚本・監督作。市役所に勤める平凡な女性・小春(土屋)は、一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまう。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医・泉澤大悟(田中圭)と出会い、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる。まさにシンデレラとなった彼女だったが、ある日、前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう。ティザーポスターには、田中演じる大悟が趣味で描く、一家の肖像画が使用されている。そのまわりに草花がレイアウトされるが、家族の目の中の瞳が描かれていない。未完成の肖像画が不気味な雰囲気を醸し出した。ポスター中央にはキャッチコピーとして「シアワセすぎる。」の文字が配置される。主演の土屋太鳳演じる福浦小春の妹・千夏役として山田杏奈、父親・正秋役として石橋凌、祖父・一郎役としてティーチャの出演が明らかになっているが、さらに、小春の友人役として安藤輪子と金澤美穂、小春の上司役として中村靖日、泉澤大悟の娘・ヒカリ役としてキッズインスタグラマーのCOCO、ヒカリが通う学校の教頭役として正名僕蔵、大悟の母親・美智代役として銀粉蝶の出演も明らかになった。
2020年09月03日女優の土屋太鳳が、23日(18:10~18:45 ※前後する可能性あり)に自身初となるファンクラブ会員限定生配信をすることが決定した。当日は会員からのアンケートをもとに、「あなたにとって土屋太鳳はどんなイメージ?」「土屋太鳳が出演している作品の中で1番好きな作品は?」など、ランキング形式での発表のほか、質問やお便りにも答えていく。また、アンケート応募者の中から抽選で3名に、「生配信本番中に土屋太鳳から電話がかかってくる」企画も用意している。なお、土屋太鳳オフィシャルファンクラブ「Taohoney & moon」(スマートフォン・PC専用サービス)の利用、会員限定生配信を視聴するには、会員登録(月額500円税別・または年額6,000円税別)が必要となる。
2020年07月21日俳優の田中圭が、土屋太鳳主演の映画『哀愁しんでれら』(2021年早春公開)に出演することが14日、明らかになった。同作は渡部亮平によるオリジナル脚本・監督作。市役所に勤める平凡な女性・小春(土屋)は、一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまう。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医と出会い、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる。まさにシンデレラとなった彼女だったが、ある日、前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう。田中が演じるのは、主人公・小春が運命的な出会いを果たす開業医・泉澤大悟。若くして成功しているイケメン開業医。前妻を事故で亡くし、今は8歳の娘を男手ひとつで育てている。優しく裕福な彼は、度重なる不幸にあった主人公・小春に救いの手を差し伸べるという役どころとなる。主演の土屋との映画共演は3度目で、映画『図書館戦争-THE LAST MISION-』(15年)、スペシャルドラマ『図書館戦争 BOOK OG MEMORIES』では恋を育み、映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(近日公開)では夫婦役を演じている。土屋は「大悟さんは田中圭さん。と聞いた瞬間、心の中で急に何かがすごく納得して、パズルのピースが合ったような感覚になりました。『圭さんが演じる大悟さんに小春として出会いたい』と感じたのと『やります』と答えたのが、同時でした」と、監督から4度目のオファーで出演を承諾した理由のひとつが田中の出演だったと明かした。キャスト解禁に合わせ、大悟の場面写真と、演じる田中圭のコメントも到着。結婚式を迎え、大勢の人に祝福された幸せそうな小春と大悟のカットとなっているが、彼には小春にはまだ知られていない裏の一面があった。○田中圭 コメント人は常に何かの選択をしていて、その時には決して間違った選択ではないはずなのに、その選択が少しずつ本人を蝕んでいってしまうストーリーがゾッとする程おもしろく、恐ろしく、他人事ではないかもしれない世界に飛び込んでみたいと脚本を読んで思いました。そして、何よりも土屋太鳳さんという女優がこの作品に挑戦する事にとんでもなくワクワクしました!近くで見てみたいと思い、お話を受けさせていただきました。久々の共演になる土屋太鳳さんは相変わらず天使のようでした。彼女の独特の感覚は本当に毎度唸るほどに面白く、刺激的な毎日でした。しかし、当然小春は土屋太鳳さんではなく。彼女が毎日必死に生きた小春を是非楽しみにしていてください! 小春の選択はどこで狂ったのか。皆さんに責められますか? 劇場でお待ちしております!(C)2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2020年07月14日