モデルの佐野ひなこ、舟山久美子らが27日、都内で行われた女性誌『with』(講談社)のウエディングイベント「with Wedding Camp 2017」に出演し、ウエディングドレス姿を披露した。「ウエディングドレスショー」のトップバッターで登場した舟山は、美しいデコルテラインを輝かせ、吉倉あおい、野崎萌香、愛甲千笑美もデコルテあらわなドレスで魅了。ラストを飾った佐野は、お腹がチラリと見える上下分かれたセパレートタイプのドレスで登場した。ランウェイをゆっくりと歩く花嫁姿のモデルたちに、観客はうっとり。その後、ランウェイにモデルたちが全員集まり、観客へのブーケトスも行われ、会場は盛り上がった。「with Wedding Camp 2017」は、幸せな結婚を夢見る女子200人を招待して開催。「ウエディングドレスショー」のほか、「およばれ服ショー」などを実施し、佐々木希のトークショーも行われた。
2017年10月30日女優・後藤久美子(43)の長女、エレナ・アレジ・後藤(20)が、ファッション誌『25ans(バンサンカン)』の姉妹情報誌『Richesse(リシェス)』(9月28日発売・No.21)で、親子初共演することが26日、明らかになった。エレナにとって本誌がメディア初登場、モデルデビューとなる。F1ドライバー(当時)のジャン・アレジ氏と結婚し、現在はスイスとフランスで暮らす久美子。エレナは今秋にロンドンの映画学校を卒業し、年末に来日する。久美子と同じ事務所のオスカープロモーションに10月1日から所属し、モデルや映像の世界に挑む。6カ国語(フランス語・英語・日本語・イタリア語・ドイツ語・ロシア語)を話すことができ、将来は映画監督になる夢も持っているという。初共演の撮影地はイタリア。ベネチアのサン・マルコ広場にあるカフェ「フローリアン」や「ブルガリ」のブティックで、和やかな雰囲気のもと撮影が行われた。久美子は「ああ、こんな服やジュエリーも似合う年齢になったんだな、と改めて思いますね」と感慨深げ。「お父さんに送らなきゃ」と娘の姿を携帯で撮るなど母親の一面をうかがわせ、エレナも「お母さんと一緒に写真を撮られるなんてうれしい」と無邪気に喜んでいたという。母・久美子のことを、「母から受け継ぎたいものがあるとしたら、それは家族へ捧げる愛。いつか私も母になる日が来たら、彼女のようになりたいと思う。ずっとずっと憧れです」と尊敬してやまないエレナ。一方の久美子は、「(私とは)別の人生をエンジョイしてほしいな、と思う。私とは性格的にまったく違うけれど、だから面白い。彼女の人生を見ることで、もしかしたら歩めたかもしれない別の人生に触れられるようで、それも面白いのです」と娘の将来に思いをはせる。2人はブルガリのハイジュエリー輝くドレス姿で表紙を飾り、全6ページにわたるインタビューを実施。誌面ではブルガリの"セルペンティ"シークレットウォッチ(久美子着用:6258万円、エレナ着用:1977万円共に予定価格)を身につけたカットもあり、「セルペンティのモチーフが好きですね。このゴージャスなデザインに魅了されます」(久美子)、「本物の輝きを身につけると気分が高まります」(エレナ)とそれぞれ感激のコメントを寄せている。なお、『25ans』11月号(9月28日発売)でも、2人の特別インタビューが掲載されている。
2017年09月26日●人は簡単に手のひらを転がらないTSUTAYAが主催するプロ・アマ問わずの映画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」(以下TCP)。受賞作には最低でも5,000万円の製作費が用意されるという破格の"映画愛"は業界内で話題となり、毎年数多くの作品が寄せられている。3回目を迎える今年も、いよいよ応募期限が迫ってきた(WEBエントリー締め切り:6月13日/企画書など郵便物送付締め切り:6月16日必着)。マイナビニュースでは、昨年受賞した4人に接触。受賞作の制作前に受賞の喜びや過程、そして"映画愛"を掘り下げた。最後となる第4弾は審査員特別賞を受賞した箱田優子氏(35)。実はこの賞、当初の予定にはなかった文字通りの「特別」枠で、誰よりも受賞を驚いていたのは箱田氏自身だった。「私はそんなドラマチックな人生を送っていない」映画を観ていて、どこか他人事のように感じてしいた自分。そして、地元・茨城への言い知れぬ感情。その2つが重なる。受賞作『ブルーアワー(仮)』は、都内の映像会社に勤務する33歳の女性が主人公。あることがきっかけで、"大嫌い"な地元・茨城に帰郷することになる。子供の頃に思い描いていた「正しい大人」になれていないことを自覚しながらも、家族との溝やしがらみにうんざり。やっぱり田舎は嫌いだ――。人生の夜明けなのか、日暮れなのか。そんなブルーアワーの中で生きる女性の機微を描く。箱田氏は、CMディレクターとしてこれまで数多くの女優を演出。麻生久美子、木村文乃、トリンドル玲奈、前田敦子、本田翼……表現が制約されるCMで、その一人ひとりと独自のやり方で向き合ってきた。そして、『この世界の片隅に』で"のん"の存在に心を激しく揺さぶられ、"ブルーアワー"の表現の場として選んだのが「映画」だった。エネルギーの源は、「自分が消費されること」。箱田氏に作品作りの喜びと思いを聞く。○にじみ出る"アレ"にみんな気づいている――今回の審査員特別賞は、もともと予定していなかった受賞枠でした。壇上でも戸惑っていらっしゃいましたね(笑)。詳細を聞けたので安心しましたけど、その時はぼやーんとした状態でした(笑)。喜んでいいのやら、何なのやら。手伝ってくれたみんなには、一応報告しました。「何かを受賞したよ」って(笑)。――審査員の鈴木京香さんがかなり長めのコメントをされていて、しかもなかなかの高評価でした。今までお話したことがなかったのですが、本当にありがたかったなと。他の方にコテンパンにやられていたら、壇上で泣いて帰っていたかもしれません(笑)。――映画を観ていると、作品によっては「自分とは別世界だから」と冷めてしまうことがある。何となく感じていたことを言い当てられた感じがしました。ありがとうございます。ちょっと形は違いますが、子どもの頃を振り返ると、図工の時間とかも同じような感情を抱いていたのかなと。私、すごく絵が上手だったんですよね。「子供らしい絵」が好きではなかったのですが、コンクールで受賞するのはだいたいそういう絵。私は小賢しい子だったので、「子供らしいってこういうことでしょ?」みたいに描いていました。個性があるってうらやましい。そう思いながら育ちました。その後、美大に入りますが、そこでは「個性を出せ」と言われる。個性って何だよ、と(笑)。「お前だけのオリジナリティを追求しろ」みたいに教えられますが、美術業界って狭いんですよね。村の中の住人が十年以上入れ替わっていないような状態。そんな村で生きるつもりはないんじゃい! と思い、広告の仕事をはじめました。広告業界はきっとひらけているだろうと思っていたんですが……おやおや? という疑問も芽生えます。行きたい方向に行き、会いたい人にも会える恵まれた状況でもあったんですが、興味があった映画業界も「もしや……」みたいな予感がありました。結局、個性やオリジナリティって何だろう、と。映画も広告も好きだから観たり勉強したりするんですけど……みんな本当は「気づいて」いるんじゃないのかなって。作り手側の狙いを。映画やCM業界じゃなくても、目に触れるものってそうやって気づかれているんじゃないかなって。滲み出る「アレ」みたいな感じで。感動させたい。観客の心を突き動かしたい。作っている側の人たちは、「もっとこうすれば届くんじゃないか」と日々作戦を練るんですけど、人ってそんなに簡単に手のひらを転がらないと思うんです。想像力豊かな人はこの世の中にたくさんいるはずなのに、狭く狭く落とし込もうとしているのは、作っている側の人たちなんじゃないかとすごく思います。○やっぱり映画はすばらしい――最近、心を突き動かされた映画はありますか?『この世界の片隅に』は、観てよかったと久しぶりに思えた映画で、すべてに対して愛を感じました。大々的に宣伝されることもなく、クラウドファンディングで制作資金を集め、ようやくお客さんに届けて、作品が口コミで広まっていく。最初はそういった背景を怪訝に思っていましたが……のんちゃんが本当によかった。あの内容と今の彼女の状況みたいなのが重なっていて。「ありがとう。この世界の片隅にうちを見つけてくれて」というセリフがありますが、本当にそうだねと。きっと彼女自身が、そういうものを引きつけているんだと思います。私にとってあまりに好きな要素が揃いすぎていて。これをよしと言わずして、何をよしとするのだ! みたいな。我慢しようと思っていたんですけど、テアトル新宿近くの「かに道楽」の前で泣いてしまいました(笑)。――『ブルーアワー(仮)』も半分はドキュメンタリー。共通する部分がありますね。そうです。その方がいいのかなと。これを考えている時に映画を観たので、のんちゃんの影響はあったのかもしれないです。彼女の中でも何かが変わったはず。それって映画だからできることと言うか、映画はそういう力があるから、やっぱりすばらしい。そう思えた出来事でした。――アイデアはどのくらいの時期に浮かんだんですか?「映画を作りたいから考えよう」じゃなくて、いつかは形にしなきゃいけないと思っていました。それをどうやって描くのかはなかなか思いつかなかったんですけど。いいタイミングにこのコンペがあって、問いかけてみたら、みんなどう思うのかなと。そんなわけで、「らしい」感じの賞に収まったなと思います(笑)。――完璧な自己分析ですね(笑)。隙間産業です(笑)。●制約だらけのCMを演出すること――「映画監督になること」が目的ではない。「映画監督になりたい」ではないと思います。もちろん、作りたい気持ちはあるし、やってみたい気持ちはある。もともとは観るのが好き。でも自分が観てみたい作品がまだ作られていないから、作るしかない。今までの映像やそれ以前も、そういう発想で物作りをしてきたんです。誰かが代わりに作ってくれるんだったら、それでいいと思います。――働く場所はどこでもいい? CM、映画、ドラマ。何でもいいんだと思います。自分がやりたいことがあって、それを求めてくれる人がいて。「こういうものが観たい」と思うジャンルに携われていれば、それでいい。今それができるのが映画なんじゃないかと。それから、1つのことを突き詰めてやるというよりも、いろいろなところに足を置く方が自分としてはいいのかなと思います。――ちょっと抽象的な質問になるのですが、働く上での喜びって何ですか?人を描きたいとか、携わるものの何かを描ければいいとか、大きいところでいえばそうなんですけど、それでお金が動くことが大事。だから、私は自主映画は撮らなかったと思うんです。CMを撮っていると、「人を描くことが好きなんですね」と言われますし、「映画をやらないんですか」とも言われてきました。だからといって、自分でお金をはたいて、誰が観るか分からないショートムービーを作るの気持ちにはならなかった。それよりも、自分のアイデアに誰か乗っかってくれて出資してくれる、そういう流れの方が社会と関わって動かしている気がするんです。そうやって自分が消費されているのが好きなんだと思います(笑)。商材です(笑)。○だいたいのことはなんとかなる!――さきほど広告業界の話がありましたが、CMは制約だらけで表現の幅も狭いのでは?関わる人が多い分、いろいろな人がいろいろなことを言うのが広告です。「すごく困ったことを言われた」「クオリティーが下がってしまうかもしれない」みたいな懸念を抱く方が多いんですが、それを好転させるのが監督のポジション。アイデアを出す訓練にはすごくなっていると思います。どんなに最悪なことや理不尽なことがあっても、それを乗り越えられるアイデアを出すことで、意外と安泰だと思っていた当初のプランよりも良くなることもあるし、これはこれで良かったなと思える時もある。アイデアを出していく喜びみたいな。守りに入ることはマイナスなことばかりじゃなくて、そこからなんとか形にするのはむしろチャンス。そう思うと……ちょっとかっこいいじゃないですか(笑)。時々、びっくりすることありますよね? 大人って本当に理不尽!みたいな。そんなこといっぱいあるけど、私は揉まれまくっているので。だいたいのことはなんとかなる!――なんだか励まされます(笑)。これからの映画作りにも役立ちそうですね。そうですね。結構ひどいことも経験してきたので(笑)。だいたいのことは受け流せます。「やられたらやり返す」精神です。○今しか描けないもの――『ブルーアワー(仮)』の主人公は、田舎育ちにコンプレックスを抱いた33歳。自分も地方出身なのですが、確かに上京したての頃はコンプレックスがありました。でも、年齢と共に薄れて、今では無くなってしまいました。脚本を書くタイミングで一番抱いていた感情でしたが、このコンペに出すと決めている時と今では、やっぱりちょっと変化しています。実制作に入って詰めていくとまた変化するかもしれません。でも、この感情の微妙なゆらぎは、私が40歳になったらできないことなのかなと。今しか描けないもの。キャストもそうなんですが、それが濃く出るといいなと思います。――誰を主役に据えるかは決まっているんですか。あの人が出てくれたら、みんな観たくなるんじゃないかぁと思っている人はいるんですけど、出てくれるかは分からない(笑)。――のんちゃんしかいないんじゃないですか?そうですね(笑)。映像作品は全てそうなのかもしれないですけど、「出ている人」がすべて。対「作品」、対「監督」、対「お客さん」に対して、どういう思いでそこに立っているのか。役者さんとの信頼関係というか、私は出てくださる人に対して、基本的にすべてを認めてあげたい。だからこそ、その人のことを好きになる。嫌いなところもあると思うけど、それも含めて好きになる。きっと、作品にも表れるような気がして。キャストのことを大事に思って作っている。それが伝わるような作品にしたいです。――役者さんとどうやって信頼関係を築いていくつもりですか。撮影期間中に何かをやるというよりも、脚本もその人に合わせて書き直していきます。その人がどういういきさつで今に至っていて、何が好きで何が嫌なのか。話し合って、一緒に作り上げていきたいです。○CM炎上の矛先は?――前田敦子さん、トリンドル玲奈さん、木村文乃さん。これまで、CMで数多くの女優を演出してこられましたが、そのあたりの経験は映画作りでもいかせるとお考えですか?CMの撮影は全然時間がなくて、現場で「初めまして」で、その日に「さようなら」なんてざらにあって。「女優の内面を引き出していますね」なんて褒めてくださる方もいますが、そんなの短時間でできるわけない(笑)!私すごくウザいんですよ。他の人はあまりやらないみたいなんですが、CMに出てくださる方に手紙を書くんです。自己紹介とお願いした理由、やりたいことなどを書いてお渡しします。事前に読んでもらえると、お会いした時のやりとりもスムーズです。手紙を読まない人は、それはそれで「そういう人なんだ」というのが分かる(笑)。瞬発的にコミュニケーションを取るタイプの方もいらっしゃいますからね。CMって目にすることが多い映像なのに、そんなに簡単に撮っちゃっていいの? と思ってしまいます。多くの人は「撮れればいい」となりがちですけど、最近、炎上問題も多いじゃないですか? リスクを背負うのはクライアントや出ている人なんですよね。私なんかはバッシングの対象にならず、クライアントさん、そして演者さんがディスられる。「作ったのは誰なのか」で追い込まれることもない。それっておかしいと思いませんか? だからこそ、本人にも納得してやってもらいたいという思いがあります。――映画では、CMよりも関わる日数が増えますね。手紙も書き放題です(笑)。本当ですね(笑)。本気でウザいと言われるかもしれません。■プロフィール箱田優子(はこた・ゆうこ)1982年2月9日生まれ。茨城県出身。2005年、東京芸術大学美術学部絵画科を卒業。同年、葵プロモーション(現AOI Pro.)に入社。博報堂クリエイティブ・ヴォックスの出向を経て、2014年にAOI Pro.を退社。CluB_A所属となる。これまで、ジンコーポレーション・ミュゼプラチナム(トリンドル玲奈)、チョーヤ梅酒・さらりとした梅酒(大島優子)、パピレス・Renta!(麻生久美子)、森永乳業・MOW(木村文乃)、ハウスウェルネスフーズ・C1000(本田翼)、マイナビ・マイナビ転職(前田敦子)など、CMを手掛けた。
2017年06月10日女優の遠藤久美子(38)が、第1子男児を出産したことを2日、所属事務所を通じて報告した。母子共に健康だという。遠藤は「この度、第一子である男の子を出産しました事をご報告申し上げます」と発表。「母子共に健康で、出産には主人も立ち合い支えてくれました」と明かし、「夫婦の絆をより一層深めてくれた小さな命の誕生に感謝し、これからは家族の絆を深め、温かい家庭を築いていきたいと思います。未熟者ではありますが、温かく見守って頂けたら幸いです」と幸せいっぱいの言葉で呼びかけた。昨年7月に映画監督の横尾初喜氏(37)と結婚。公式サイト上では「誰よりも喜んでくれた両親の笑顔を見た時は、涙が溢れました」と結婚報告時のエピソードをつづり、2017年春に出産予定であることも打ち明けていた。
2017年02月02日女優の遠藤久美子が、きょう22日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』(毎週火曜19:56~20:54)に出演し、おノロケトークを繰り広げる。今回は、11月22日(=いい夫婦の日)の放送ということで、結婚幸せ組とバツあり組のゲストが登場。今年7月に映画監督の横尾初喜氏と結婚し、現在妊娠中の遠藤は、夫が好きすぎて辛いといい、「旦那の作品に出ている女優に嫉妬してしまうんです!」と告白する。さらには「夫に洋服を全て選んでもらうので、持ってた服は全部捨てました」と言い、おノロケトーク全開。そんなラブラブぶりを披露する遠藤に対し、バツイチのスザンヌがまさかの一言を放つ。また、1年半でスピード離婚したスピードスケート金メダリストの清水宏保も登場。清水は「片付けができない」「甘えてしまう」と、身の回りのことを全部妻にやってもらっていたことを明かし、女性陣からバッシングを受ける。この日の放送には他にも、井戸田潤(スピードワゴン)、鈴木亜美、高橋ジョージ、つちやかおり、平子祐希(アルコ&ピース)、布川敏和、辺見えみり、松田賢二、松田丈志が出演する。
2016年11月22日女優でタレントの武田久美子(48)が17日、自身のブログを更新し、父親が死去したことを明かした。「父とのお別れ」というタイトルで更新した武田は、娘と両親と撮影した家族写真を添えて、「私の最愛の父が亡くなりました。内臓血管の損傷による出血の為病院で家族みんなに見守られる中で他界しました」と報告。「今年の夏に日本に来た際にソフィアと一緒に74歳の誕生日を祝ったばかりでした。。。」とつづった。そして、「アメリカを発つ時は全く考えもしていなかった出来事」と記し、「成田空港を降り立った時に危篤状態と聞かされ名古屋の病院に直行しました。私の到着はわかってくれたようで私は約1日半、ベッドの傍らでずっと父の手を握り続け、私の手をつないだまま帰らぬ人となってしまいました」と状況を説明した。続けて、「心臓が停止する際の最後は全身の力を振り絞って私のつないでいた右手を痛いほど握り返してきたお父さん。。。働き者だった父、私の事はずっと愛してもらいました」とつづり、「これからも残された母を労わり、家族で協力し合って頑張っていこうと思っております」と決意。「アメリカに移住して以来、もしこの様な事があった場合、間に合わないこともあるのではと覚悟を決めていましたが、最後会えて本当に良かったです」との思いも伝え、「何度も何度も父に今まで育てて来てもらったお礼と、大好きだと言うことを伝えることが出来ました。これからは、家族みんなを天国からいつも見守ってくれていると思っています」とコメント。最後に「私は大丈夫ですので皆様安心していて下さい」と締めくくった。
2016年11月17日有名国立大学を卒業、20代での取締役就任や、30代での起業など華々しい経歴を持つ、大塚家具代表取締役社長・大塚久美子さん。常に新しいことへチャレンジする彼女の原動力とは?20代からビジネスパーソンとして走ってきた彼女の強さに迫りました。20代は「クヨクヨ」すべき−—銀行勤めを経て家業である大塚家具にご入社されたのは想定外だったものの「どんな状況もどう受け入れてどう価値あるものにするかが大事」とおっしゃっていますが、そのお考えの元になるものは何なのでしょうか。物事には「確定」してしまっていて自分で変えられないことが多々あります。その確定してしまったことに対して「ああすればよかった、こうすればよかった」と思い悩むのではなく、前向きに「やれること」を考えたほうが実りがありますよね。でも、こう考えられ始めたのは30代半ばを過ぎてからです。20代のころは状況をそのまま受け入れることが必ずしも良いことではないと思います。10代や20代前半は、あらゆる可能性が目の前に広がっているのですから、自分の状況をよくしていくチャレンジは絶対に必要です。チャレンジをすると、その先にある人生の糧になるような蓄積を作っていくことができます。特に20代って気力も体力もあるからクヨクヨ悩んだほうがいいと思います。悩んで考え尽くして。結論が出るか出ないかはテーマによると思いますが、それを経てきたかどうかは、のちに幸せになれるかどうかにつながっていくと思います。「クヨクヨ」から抜け出すにはもともと、私は物の考え方や感じ方が悲観的で、とってもクヨクヨするんです。20代後半から30代前半まではがむしゃらに仕事をしながらもクヨクヨしていました。20代は本当にエネルギーが無限にあって、3日間くらいほとんど寝ずに仕事しても大丈夫という感じですよね。だからクヨクヨしながらでも仕事ができたんです(笑)。でも30代に入ってくるとそうもいきません。女性は気力・体力の変化に敏感なので、クヨクヨする時間や深さ、重さを年を追うごとに少なくしていかないとバランスが崩れて体調に現れてきてしまいます。普通にしているとずっとクヨクヨしますし、それが自然なことだと思いますが、そうして時間が過ぎてしまうと不幸な人生になってしまう。自分が使えるエネルギーをどう配分するかの知恵が必要となってきます。どういう気持ちの整理をすれば前向きになれるのか?どうすればクヨクヨから抜け出せるのか?そういった心の整理の仕方、ストレス解消の仕方を同時に学べば、体力が弱ってきても上手にコントロールできるのではと思います。人によってその方法は違うと思いますが、私の場合はいろいろなことの合わせ技です。まずは、その悩んでいることは自分の努力でなんとかなるか、ならないか。そこを考えて、変えられないことは受け入れるしかない。その上で「自分はどうするのか?」に気持ちをフォーカスさせます。私は、その日にあったことを忘れたくても忘れられないので、ドラマや映画を観て上書きしたり、美味しいものを食べたり、部屋をリラックスできるようにしつらえたり、よく眠れる環境を整えたりします。まずは自分が自分を認められるかどうか——クヨクヨしていては時間がもったいないとはわかっていても、なかなか抜け出せない人が多いですよね。私もそうです。ポジティブに考えるには当然努力が必要です。そしてその努力をし続けるには、仕事にしろ何にしろ、今やっていることに価値があると思えることが大事だと思っています。価値があるかどうかを外から即座に認められれば、それは幸せなことだと思いますが、まずは自分の価値観の中でそれが大事だと思えるかどうか。そこが基本だと思います。素直に「自分がやっていることはいいことだ」と認められないと頑張れないのかなと。いつもできるかどうかはわからないけれども、1つでも2つでも、100%でなく50%でも自分が納得出来る仕事なり、日常生活をしていくことが重要です。ただ、100%納得する必要はないとしても、妥協しすぎないことも大事だと思っています。自分が一番大切だと思っていることで妥協をしてしまうと、自分で自分を認められなくなり自己嫌悪になってしまうので。リラックスとはあるべきポジションにリセットすること−—自分の価値観を見つめ直すには、自分との対話が必要となってきますね。自分と向き合う時間は意識して作らないと難しいかもしれませんが、お友達と愚痴を言い合っている時に見えることもありますし・・・。自分の価値観の確認や新しい発想にはインプットが必要です。情報や考え方もそうですが、自分の気持ちの持ちようであらゆることをインプットにできると思います。例えば美味しいものを食べることは、単純に気力・体力の回復にもなりますが「なぜこれはこんなに美味しいのだろう」「これを作った人はどんな気持ちでつくったのだろう」と考えれば、違った広がりがありますよね。そういう日常にある発見に敏感でいたいと思っています。自分と向き合うという意味では、自分が自分にかえれる場所、ニュートラルになれる場所はきちんと確保するべきだと思っています。特に女性は、他人に配慮する生き物ですよね。配慮しすぎて自分を見失いがちです。なので、本当に自分自身になれる場所がすごく大事なんです。1日8〜10時間も人の中で過ごし、家に帰っても自分自身になれる時間はとても短い。その短い時間に自分のあるべきポジションにリセットすることができるように、環境を整えることが自分を見つめ直すことにつながると思います。私にとってリセットができる場所は自宅です。実は最近寝室の改造を計画しています。今まではグリーンとベージュでまとめた落ち着いた大人っぽい感じだったのですが、少し気持ちを上げたい!と思い、綺麗な色を使った感じに変更を計画中です。その第1弾として先日、壁にラベンダー色の壁紙を貼りました。それだけで気持ちがガラッと変わるんです。「これからの私はこれだ!」と気分が上がります。自分の気持ちをコントロールするために、着るものや、食べるもの、部屋のしつらえなど、もっと積極的に考えていくといいのではないかと思いますね。部屋は特に大事ですよ(笑)。昨年、連日映されたテレビの中の彼女は美しく、見るからに“強い女性”でした。しかし実際お会いし、目の前で語っていたのは、柔和な笑顔でややおっとりとした女性。自身に降りかかってくる思いがけないさまざまな出来事を、懸命に、しかし、しなやかに乗り越えてきた“真の強さ”がそこにはありました。状況を受け入れるだけでなく、20代から可能性を求めてチャレンジを続けてきた大塚社長の次の挑戦は「リユース事業」。自らインテリア好きと言われるだけあって、大塚社長自身も古い家具が好きなのだとか。「上がる」新しい寝室にもそんな家具たちが並ぶのかもしれませんね。撮影:石田祥平
2016年10月17日女優・麻生久美子らが、俳優・オダギリジョーの主演映画『オーバー・フェンス』(9月17日公開)についてコメントを寄せた。同作は『海炭市叙景』(10年)、『そこのみにて光輝く』(14年)に続く、作家・佐藤泰志の原作による「函館三部作」最終章。妻(優香)に見限られて故郷・函館に戻った白岩(オダギリ)が、失業保険で暮らしながら職業訓練校に通う中でホステス・聡(蒼井優)と出会い、孤独と絶望の心情が徐々に変化していく様を描く。オダギリと麻生といえば、テレビ朝日系ドラマ『時効警察』シリーズ(06年/07年)で主人公とヒロインだった間柄。かつてのパートナーの主演作を「登場人物たちの心の闇に引きずり込まれそうで怖くなった。もう見たくない、でも何回も見たいような忘れられない作品」と表現し、「自分はこういう感情に蓋をしているんだろうかとふと考えてしまう」と自身の心の動きと重ね合わせた。一方、『海炭市叙景』に出演した女優・南果歩は「ヤッター! 思わず拳を振り上げるほどに心躍るラストに、生きる突破口を見た」と結末を評価。『そこのみにて光輝く』の呉美保監督も「男が女を包み込んだ瞬間、血液が体中を激しくめぐり、涙があふれました。大切なひとと何度でも見たい映画です」と称賛の言葉を送っている。■著名人から寄せられたコメント呉美保監督(映画監督)「男が女を包み込んだ瞬間、血液が体中を激しくめぐり、涙があふれました。大切なひとと何度でも見たい映画です」南果歩(女優)「三度よみがえる佐藤泰志の世界。大人になるのが、こんなにも息苦しく切ないなんて、あの頃は夢にも思っていなかった。しかし屈託無く笑えない大人にも、ほんの一言が、誰かとの関わりが、フェンスを越える力になる。大人になるのも悪くはない。いや、大人になったからこそ、その力が掛け替えのないものだと知るのだ。ヤッター!思わず拳を振り上げるほどに心躍るラストに、生きる突破口を見た」清川あさみ(アーティスト)「人は大人になるとバランスをとる生き物。ただ何かが欠けているということは、究極にピュアだということだとも。時には人生の中でそれに振り回されてみる事も大事な宝物が見つかるキッカケになるのかもしれない」若木信吾(写真家)「目の前で人がはじけたり、泣き崩れたり、キレたりするのを観て、これは自分のことではないと思うか、この人たちのおかげで自分が同じことをせずにすんだと思うか。いずれにせよ自分の内側になにかが降り積もっていくのは避けられない」加藤登紀子(歌手)「オダギリジョーは本当にいい!その体温から、むなしさや、耐えられない切なさや、狂おしいほどのいとしさが、確かに伝わる。虚無感の中にキラキラとした光を見ようとした、作家 佐藤泰志の世界が、見事に描けている!」韓英恵(女優)「幼かったときより、純粋さがいつの間にかすり減って、笑うことも泣くことも怒ることも愛することも、無駄に我慢することが増えた。だから、感情むきだしに生きる彼らは壊れていない。むしろ壊れてしまったのは私たちの方なのかもしれません。お互い傷を追いながらも、求愛する白岩とさとしの本能に、最後まで震えました。観た人みんなが大切な人に会いたくなる、そんな映画でした」平間至(写真家)「退屈な日常の中、線香花火のようにじわじわと燃える男と女。どんな平凡な毎日も恋愛と言う花火によってコントラストを高めていく。恋愛の原点を思い出させてくれる映画」武藤昭平(勝手にしやがれ)「例えば映画『カッコーの巣の上で』のように、そして自由に空を飛ぶ鳥のうように。そのフェンスを越えていくさりげない人たち。なんか、すごくジーンときました。生きるということ」辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)「本能的に、刹那的に生きている男女だけが、恋愛サインに気付くことができるのでしょう。この作品を観るとさび付いていた求愛センサーが稼働しそうです」河本準一(次長課長)「日常生活なドキュメントを見てるぐらい全ての人が自然でした。40歳を過ぎた人が『もうどうでもいいや』ではなく、学校に通ったり恋愛したり本気で言い合ったり、無理をするのではなく今できることをやって行く。自然体で生きる爽快感を感じました。無理してる所はうまく息抜きしながら生きていけたらいいなとも思いました。オダギリジョーという男は40歳を過ぎたのでこの作品に出会ったんだと思います」(C)2016「オーバー・フェンス」製作委員会
2016年09月09日映画『森山中教習所』の主演・野村周平と豊島圭介監督、原作漫画を手掛けた真造圭伍が公開初日から約3週間を経た7月28日(木)に都内劇場にて舞台挨拶を行なった。ひょんなことから再開した高校の同級生で大学生の清高とヤクザになった轟(とどろき)の、山奥にある謎の自動車教習所でのひと夏を描き出す。この日、東京の梅雨明けが宣言されたが、野村さんは「夏バテしてます。公園を自転車で走ってたら頭が痛くなっちゃって…」と熱中症になりかけたことを明かしつつも、ハイテンションでトークを盛り上げる。清高というキャラクターについて、豊島監督は「漫画の絵を見ても、何を考えているか分かんなくて、漫画で成立していても映画の生身の俳優でどうしようか?と思ってました」と苦労を述懐。それでも「最初の清高が松田さん(岸井ゆきの)をふるシーンを、野村君が微妙な塩梅でやってくれて『清高の実写ってこういうことか』と逆に野村くんに教えてもらった」と明かす。一方の野村さんは、そんな監督の苦労もどこ吹く風で「漫画を読んで、すごく映画向きだなと思いました。変な生物も出てこないし、火星にも行かないし。僕自身、お芝居するときは楽しければ何でもできるし、楽しくないと何もできない。清高も現場で楽しく作り上げていきました」と飄々と語っていた。原作者の真造さんから「清高と似てるところはある?」と問われると、野村さんは「似てるようで似てなかったり…。でも、こういうワケ分かんないヤツは得意です。僕も他人からよく分かんないヤツに見られるんで。『何考えてるか分かんない』『自由だね』って言われるけど、一番傷つきます(苦笑)。実はめっちゃ気にしいのAB型なんで…」と本音を漏らした。事務所の先輩でもある賀来賢人と元同級生役で共演することに緊張やプレッシャーもあったそう。特に清高が泥酔するシーンでは「酔っぱらってる芝居、大丈夫かな?と気になった」と“先輩”の視線が気になったと明かす。一方で、麻生久美子、岸井ゆきのとの共演について問われると「『麻生さん、キレイだな』『岸井ちゃん、かわいいな』と思ってました」と再びノリノリで語り笑いを誘う。ちなみに、清高は童貞か否か?が監督にとっては重要なテーマであり、悩んだポイントだったそうだが、豊島監督は「漫画では童貞っぽいけど野村周平が演じるとどうなのか?でも、ある女性スタッフが『童貞じゃないと信用できない』というのでそうなった」と明かした。これに野村さんは「よかったです(笑)。そういうのよくわかんないんで」ととぼけた口調で語り、会場は再び笑いに包まれた。『森山中教習所』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月28日野村周平と賀来賢人の初タッグ&W主演で贈る、ひと夏の自動車教習所を舞台にした『森山中教習所』。このたび、本作から野村さん、賀来さん、そして麻生久美子が無邪気に水風船で遊ぶ、夏休みらしい本編映像が解禁。本番中にまさかのアクシデントが発生するも、そのまま映画に採用されていたことが分かった。夏休み。マイペースでテキトーな大学生・清高(野村さん)と、ポーカーフェイスでクールなヤクザの組員・轟木(賀来さん)は高校の同級生。ある日とんでもない再会をし、一風変わった教習所に通うことに。境遇も性格も全く違う2人が、どこまでもユル~い「森山中教習所」でひと夏を過ごす。清高は教官・サキ(麻生さん)に恋心を抱き始め、楽しくて甘酸っぱい夏休みが平穏にすぎていくと思っていたが…!?子どものようにフリーダムな清高と、高校を中退しヤクザの道へ足を踏み入れた轟木という、正反対の同級生2人が織りなす、たった一度きりの短い夏休みを描く本作。今回到着したのは、水風船で無邪気に遊ぶ野村さんと賀来さん、麻生さんの3人が登場する、夏らしい爽やかな本編映像だ。賀来さん演じる轟木がコンビニのクジで当てたという水風船を発見し、ワクワクしながら水を入れ始める、野村さん演じる清高。麻生さん演じるサキとテンポよくキャッチを繰り広げるが、驫木はその様子をクールに見つめている。しかし!途中でアクシデントが発生。野村さんがパスした水風船を賀来さんがキャッチすると、水風船が破裂し、賀来さんがすっかりびしょ濡れに。リハーサルでは落としてもなかなか割れなかった水風船だっただけに、まさかの事態にキャスト・スタッフも一瞬騒然。先輩である賀来さんに水風船をぶつけてしまった野村さんは驚きと焦りの表情が前面に現れ、麻生さんは「キャー」と驚きの声をあげながらも笑ってしまい、思わず2人とも素の顔に。一方、予想外のアクシデントに襲われた賀来さんは、びしょ濡れになりながらも微動だにせず、クールな轟木役を貫き通すという役者魂を見せた。そんなアクシデントも、そのまま本編に採用されているので要チェック。また、“ワケあり”の自動車教習所が舞台だけあって、3人の後ろで砂煙をあげながら暴走している車も見逃せない。この「森山中教習所」のロケ地は、栃木県の那須烏山にある旧須賀川小学校跡。現場を訪れた原作者の真造圭伍氏も「ここを見て(漫画を)描いた気がする」というほど、原作の趣にぴったりのロケーションだったという。撮影は2015年9月下旬より約16日間というハードスケジュールで行われたが、キャスト・スタッフ一同笑いの絶えない現場は本作の空気感そのものだったようだ。『森山中教習所』 は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月18日野村周平と賀来賢人が初共演にしてW主演を果たす映画『森山中教習所』。このほど、野村さんの体育着姿と賀来さんのクールな学生服姿がまぶしい、高校生時代の場面写真がシネマカフェに到着した。野村さん演じるマイペースでノーテンキな大学生・清高と、賀来さん演じるポーカーフェイスのヤクザ・轟木。高校時代の同級生だった2人が、とんでもない再会を果たしたことから、一風変わった非公認の自動車教習所「森山中教習所」に通うことになる、ひと夏の物語を描いた本作。境遇も性格も全く違う2人が、へんてこな教習所で過ごす夏。清高は教官・サキ(麻生久美子)に恋心を抱き始め、楽しくて甘酸っぱい夏休みが平穏にすぎていくと思われたが…。このたび本作から到着したのは、2人の高校時代の回想シーン。体育着姿の清高と、学生服を着たままの轟木が、誰も居ない昼下がりの教室で出会い、クラスメイトながら初めて言葉を交わす場面となっている。数年前の設定とはいえ、高校生の2人の姿はとても初々しい。轟木が読んでいた小説に目をつけた清高が、「何読んでるの?」と話しかけたのが、2人の友情(?)の始まり。轟木が読んでいたのは、“ジンジャー山口”という謎の作家が書いた「熱海の女」という官能小説だった!興味深そうに手にとる清高に対して、なぜか外の様子を気にしている轟木の目線が気になるところだが、実はこの日、轟木は退学届けを高校に提出し、ヤクザの仲間入りをするため、迎えの車を待っている最中だったのだ。そんなこととはつゆ知らず、官能小説「熱海の女」を読みふける清高を見て、読みかけの本をついあげてしまった轟木。2人の最初で最後の会話はそれで終わり、2人の再会は数年後、思いがけない形で訪れる。さて、この“ジンジャー山口”の「熱海の女」は、大学生になった清高と、ヤクザになった轟木にどのように関わってくるのか、本編を乞うご期待!『森山中教習所』 は7月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月08日堺正章、森星、「平成ノブシコブシ」吉村崇の3人とゲストが料理に挑むバラエティ「新チューボーですよ!」に俳優の賀来賢人が出演。大阪名物“モダン焼き”を作りながら、トークでは意外な素顔を明かしてくれる。ドラマ「クローバー」の主演や連続テレビ小説「花子とアン」への出演、大河ドラマ「花燃ゆ」での沖田総司役など、着実に俳優としてのキャリアを重ねてきた賀来さん。芸能界入りのきっかけはスカウトだったそうで、その当時の意外な将来の夢について語ってくれるほか、学生時代に学んだフランス語を披露するもなぜかレギュラー陣一同に爆笑される一幕も。休日は友達とカラオケに行くという賀来さん。十八番はなんと堺さんの“あの歌”ということで本人の目の前で熱唱。その美声にも注目だ。また「ある動物の写真を見る」のが最近のマイブームだそうで、その動物への憧れを語るその熱量に思わずスタジオじゅうが引き込まれる。果たしてその動物とは?そして普段はあまり料理はしないという賀来さんだが朝食は“超ヘビー”。MC陣驚愕のヘビー朝食は必見。そんな賀来さんが吉村さんにサポートを受けつつ“モダン焼き”に挑戦する姿をお見逃しなく。今回ゲストで登場した賀来さんだが、野村周平とのW主演作となる映画『森山中教習所』が7月9日(土)から公開される。高校の同級生であるマイペースでテキトーな大学生・清高(野村さん)と、ポーカーフェイスでクールなヤクザの組員・轟木(賀来さん)がある日再会し、一風変わった教習所に通うことになる。境遇も性格も全く違う2人が、森山中教習所で過ごすひと夏。清高は教官・サキ(麻生久美子)に恋心を抱き始め、楽しくて甘酸っぱい夏休みが平穏にすぎていくと思っていたのだが。子どものようにフリーダムな清高と、諸事情から高校を中退し、ヤクザの道へ足を踏み入れた轟木。たった一度の短い夏休みは2人の人生を変えるのか――。ますます意欲的な動きを見せる賀来さんの新たな一面が見られる「新チューボーですよ!」は7月2日(土)23時30分~TBS系で放送。(笠緒)
2016年07月02日映画『クリーピー 偽りの隣人』の公開を記念して6月21日(火)、主演の西島秀俊と黒沢清監督、さらに本作には出ていないが黒沢組常連で、同監督の下で17年前の『ニンゲン合格』で西島さんとも共演している役所広司も来場し、異例のトークイベントが開催された。“クリーピー”は「気味が悪い」を意味する英語で、ある失踪事件の謎を追う犯罪心理学者が妻と共にまさにクリーピーな事件に巻き込まれていく様を描き出す。役所さんは、自身が出ていない作品の感想を、黒沢監督の前で求められ「僕にとっても監督は映画の先生なので…(苦笑)」と困惑しつつ「エンターテインメントとしても面白く、観終わって解釈の余白を与えてくれる」と称賛。「なんでここに僕が出ていないんだと思った」と嫉妬交じりに語るが、西島さんは「役所さんが出たら僕が出られない」と苦笑。黒沢監督も「ワンカットでも出てもらえばよかった…」と悔やんだが、役所さんは「犬でもいいから」と語り、会場は笑いに包まれた。トークでは1999年に公開された『ニンゲン合格』の思い出も!黒沢監督が「当時は僕も若く、哀川翔さんが出てるいわゆるVシネをいっぱい撮ってて、その流れの中で役所さん主演の『CURE』を撮り、次の年に同じ流れで『ニンゲン合格』を撮ったんです。楽しかったけどVシネのノリで、とにかく作ることだけで楽しかった」と述懐。西島さんは「当時は僕はほとんど映画の一番手なんてなかったんですが、話をいただいたら、役所さんに哀川さん、麻生久美子さん、大杉蓮さん、洞口依子さん、菅田俊さんと黒沢組のオールスターで、戻れるならあの時に戻りたいです…(笑)」と懐かしそうにふり返る。役所さんは、西島さんについて「『ニンゲン合格』で仕事して、なぜ黒沢監督が西島くんをキャスティングしたか分かりました。(一時期は)あまり、TVに出てなかったのが、最近はTVにも出て、頑張ってるけど、また映画中心で40代、50代と黒沢監督とやれる役があるんじゃないかと一ファンとして楽しみです!」とエール!黒沢監督は「今回の『クリーピー』は、かつては(主演は)役所さんだった。今回、役所さんではないと思いつつ、どこかで『役所さんなら高倉役はこうかな?』とどこかで基準というか、モデルにしてるところがあった。『CURE』の頃の役所さんとほぼ同い年の西島さんならどうするか見たかったし、ポジションが似ている」と2人の名優をハッキリと比較の俎上にあげて語る。西島さんは「僕はただの(役所さんの)ファン(笑)。黒沢監督の作品で、役所さんの役は、最初は人間だけど、どこかで人間を超えた“何か”になる。それは役所さんにしかできない。『クリーピー』を『CURE』と比べる声もありますが、正直、勝負にならないです(苦笑)」と改めて役所さんの偉大さについて語った。『クリーピー 偽りの隣人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月22日野村周平と賀来賢人が初タッグ、W主演を果たす『森山中教習所』の完成披露試写会が6月8日(水)、都内で行われた。同級生を演じた2人は「僕は甘えん坊なんで」(野村さん)、「僕にとっては可愛い弟」(賀来さん)と壇上で仲良しアピールし、会場を沸かせた。高校の同級生で、マイペースでテキトーな大学生・清高(野村さん)と、ポーカーフェイスでクールなヤクザの組員・轟木(賀来さん)が、教習所で再会し、甘酸っぱい夏休みを一緒に過ごす青春映画。完成披露試写会には野村さん&賀来さんに加えて、共演する教官役の麻生久美子、ヤクザを演じる光石研、原作者の真造圭伍、豊島圭介監督が出席した。豊島監督は、野村さんについて「すごくなんかバカみたいな人(笑)。台本を読んで、『これ、おれですよ』って。清高とグルーブが合っていて、野村周平としてイキイキ演じてくれた」。現場でも2人は仲が良かったそうで「僕たち、友だちですよ」(野村さん)、「僕が年上なのに、圭ちゃんって呼んでくる」(豊島監督)とこちらも負けじと仲良しアピール。豊島監督と賀来さんは2度目のタッグで「今回は賀来くんの陰りの部分を捉えたかった」と語った。また、紅一点である麻生さんに話題が及ぶと、豊島監督は「今回ご一緒して、だからみんな惚れるんだと分かった気がします。いつもこんな風に周りを手玉に取るんですか?」とデレデレ。主演コンビも「本当、麻生さんはヤバイ!」(野村さん)、「僕らのレベルに自分を落として、一緒に遊んでくださった」(賀来さん)と麻生さんにゾッコンだった。当の麻生さんは「2人とも性格がとても良くて、現場をいい雰囲気にしてくれた。野村くんはとっても可愛くて、こういう息子が欲しい」とこれ以上ないコメントで、野村さん&賀来さんの“男子ごころ”をくすぐっていた。『森山中教習所』は7月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月08日野村周平と賀来賢人という注目若手俳優が初タッグ、W主演で贈る『森山中教習所』。2人がひょんなことがきっかけで教習所に通うことになったひと夏を描く本作から、『森山中教習所』的“交通ルール講座”の特別映像が解禁となった。マイペースでテキトーな大学生・清高(野村さん)と、ポーカーフェイスでクールなヤクザの組員・轟木(賀来さん)は高校の同級生。ある日とんでもない再会をし、一風変わった教習所に通うこととなる。境遇も性格も全く違う2人がひと夏を過ごすのは、へんてこな教習所。清高は教官・サキ(麻生久美子)に恋心を抱き始め、楽しくて甘酸っぱい夏休みが平穏にすぎていくと思っていたが…。野村さんが子どものように天真爛漫でフリーダムな大学生、賀来さんがヤクザの道へと足を踏み入れたかつての同級生を演じるという、異色の取り合わせで早くも話題の本作。奇妙な教習所が舞台となるだけに、今回到着したのは、野村さんと賀来さんら主人公たちが贈る、“交通ルール講座”だ。交通ルール<その1>では、「仮免許練習中!」と書かれた厚紙を車体に貼って教習中のご一行に向けて、「練習中の表記はキチンと!」というポイントを紹介。劇中の賑やかなドライブシーンの映像や音楽も相まって楽しい特別映像となっている。また、<その2>では、野村さん演じる清高が、賀来さん演じる轟木の運転する車に轢かれるという危険なシーンが到着!人に接触したら…「トランクに詰め込んではダメ!」と2人の衝撃の再会シーンを紹介している。<その3>「危険運転は禁止!」では、教習所の美人講師である麻生久美子演じるサキに、清高が男らしい姿を見せつけようと「S字バック」を披露するシーンを紹介。野村さん自身が実際にハンドルを握りS字バックに挑戦したというから、見逃せない。さらに、本作公式サイトで公開されるという<その4>「つもり運転で帰ろう!」、<その5>「標識で人を殴らない!」ももちろん、一風変わったエピソードとなる模様。2人が森山中教習所でどんなひと夏の思い出を作ったのか、思いを馳せることができる(?)シュールな世界観を楽しんでみて。『森山中教習所』は7月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日『ライチ☆光クラブ』『ちはやふる』など話題作への出演が続く野村周平と、ドラマ「花子とアン」「Nのために」や舞台で活躍中の賀来賢人がW主演を務める『森山中教習所』。このほど、原作コミックをオマージュした新ポスタービジュアルと、場面写真が解禁となった。マイペースでテキトーな大学生・清高(野村周平)は、ある日、ポーカーフェイスでクールな高校の同級生・轟木(賀来賢人)と、偶然にもとんでもない場面で再会を果たす。いまはヤクザの組員として日々を送る轟木が、無免許運転で清高を轢いてしまったのだ。思いつきで免許を取ろうとしていた清高と、組長(光石研)から免許取得を命じられていた轟木。2人は木造校舎の古い廃校を自宅代わりにしている上原家が経営する、へんてこな非公認教習所「森山中教習所」に通うことになる。教官のサキ(麻生久美子)に恋心を抱き、子どものようにフリーダムな清高と、諸事情から高校を中退しヤクザの道へ足を踏み入れた轟木。 境遇も性格も全く違う2人が過ごす、たった一度の短い夏休みは、平穏無事に過ぎていくのか…!?監督を務めるのは、安達祐実主演の『花宵道中』から東出昌大×窪田正孝×小松菜奈共演『ヒーローマニア‐生活‐』まで、多岐に渡るジャンルの作品を自在に演出する豊島圭介。劇中の音楽を元「SAKEROCK」のメンバーであるグッドラックヘイワが担当し、星野源が主題歌「Friend Ship」を手掛けている。今回解禁されたポスタービジュアルは、物語の舞台となる「森山中教習所」を背景に、野村さん演じる清高と、賀来さん演じる轟木の2人が並んだもの。 それぞれに「ノーテンキな大学生」「ネクラなヤクザ」と落書きされ、2人の正反対なキャラクターが印象的に映しだされている。さらに、にこやかな笑顔でこちらを指さす野村さんからは「この夏が、ボクらの人生を変える!?変えない!?」とコミックさながらの吹き出しが!原作コミックの表紙をオマージュした、ポップで楽しげなデザインとなっている。併せて公開された場面写真でも、その対照的なキャラクターは健在。万事抑えた雰囲気の轟木と、明るくあっけらかんとした笑顔の清高、という2人の対比が印象的なシーンばかりだ。偶然の再会からはじまった、人生を変えるかもしれないひと夏を描いた、新たな青春映画となる本作。ちょっぴりシュールで、友情と愛情をあたたかさを体験できる穏やかな時間を、ぜひ映画館で体験してみて。『森山中教習所』 は7月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月21日野村周平と賀来賢人が初タッグでW主演を務める『森山中教習所』。この度、本作の主題歌歌う星野源の楽曲も入った予告編が到着した。夏休み。マイペースでテキトーな大学生・清高(野村周平)と、ポーカーフェイスでクールなヤクザの組員・轟木(賀来賢人)は、高校の同級生。ある日とんでもない再会をし、同じ非公認教習所に通うこととなる。境遇も性格も全く違うふたりが、へんてこな教習所でひと夏を過ごす。清高は教官・サキ(麻生久美子)に恋心を抱き始め、楽しくて甘酸っぱい夏休みが平穏にすぎていくと思っていたが…。子どものようにフリーダムな清高と、諸事情から高校を中退しヤクザの道へ足を踏み入れた轟木。たった一度の短い夏休みはふたりの人生を変えるのか――!?原作は、「月刊!スピリッツ」(小学館)にて連載された期待の新鋭漫画家・真造圭伍の同名コミック。思いも寄らない展開と、驚くほどのさわやかな読後感、そしてコマの威力が激賞され、松本大洋の再来と評されるほど。そしてキャストには、若手俳優・野村さんと賀来さんが、バカな大学生とネクラなヤクザ役でW主演を果たしている。監督には、<a href="">『花宵道中』</a><a href="">『ヒーローマニア‐生活‐』</a>と様々なジャンルの映画を緩急自在に演出する豊島圭介が務める。今回解禁されたのは、高校の同級生だった野村さん演じる清高と、賀来さん演じる轟木が交通事故で再会するというコミカルなシーンから始まる予告編。そしてちょっと変わった再会を果たした2人は、一風変わった教習所へ通うという展開に。轟木の「やっぱり怒ってる?清高くんひいちゃったこと」という問いに「それは…どうでもいいや」とあっけらかんの清高、チンピラに殴られる清高とチンピラをぶちのめす轟木、ショベルカーに乗り込み車を破壊しながら無邪気に笑う2人の様子など、どこか笑ってしまう映像となっている。また、ラジオ体操出席カード、水風船、ソーダアイスなどのアイテムも登場し、どこか懐かしい夏休みの情景が映し出されている。そんな境遇も性格も正反対の2人が恋と友情にぶつかる姿を、星野さんの「Friend Ship」に乗せて切なく爽やかに描き出され、2人が一体どんなひと夏を過ごすのだろうか。免許をとったらなぜ2人は会えなくなってしまうのか。と本編がますます気になる予告編に仕上がっている。『森山中教習所』 は7月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月05日新年度、といえば新生活!卒業や入社、転勤など、自分を取り巻く環境が大きく変わり、引越ししたという人も多いかもしれません。特にそんな予定はなくても、物件の間取り図を見ているだけでワクワク…なんてこともありますよね?◆新しい家でご近所さんとの恋が始まる!?さて、いざ引越しとなると、気になるのはご近所さんのこと。隣人の顔も知らない、なんてこともざらにある昨今。ですが、もしかしたら「同じマンションやアパート内で恋に落ちる」という究極のご近所恋愛のチャンスが待っているかもしれません。「そんなマンガやドラマみたいな話ないでしょ」とはおっしゃらず。少し前に話題になった『L DK』とか、古い作品なら『めぞん一刻』とか、ご近所恋愛モノは昔から多くの女性にとって憧れのシチュエーション。今回はその手の恋愛は本当にあるのか…「アパート内恋愛」について一般の男女にリサーチしてみました。◆本当にあるの?「アパート内恋愛」以下、20~40代の男女のコメントをお届けします。・「最初は軽く挨拶する程度からまずは食事に誘い、そこから恋に発展しました」(30代男性)・「同じアパートではないけど、隣りのアパートに後に妻になった人がいました。ほぼ毎日見かけるのでほれちゃって、こちらからアプローチしました。隣りじゃなければ結婚してない」(40代男性)・「友人が一人暮らしの時、アパートの隣りの人と出勤時間が同じだったらしく、玄関を開けるタイミングも帰宅時間もほぼ一緒で、毎日顔を合わせているうちに意気投合してお付き合いしていました」(30代女性)全体としては少数でしたが、ご近所&アパート内恋愛は本当にあると判明!一方、「片思いで終わってしまった」というお話は結構ありました。・「いいな~とは思ったことはありましたが、テレビのようにはいかないものですね」(40代男性)・「昔住んでたアパートの隣室の女性にときめいたことがあります。進展はしませんでしたが」(40代男性)・「私の妹がそうです。でも片思いだったらしく、今は会うと気まずいそうです」(30代女性)アパート内って、恋愛よりトラブルのほうが圧倒的に多いですからね…。後で気まずくなることを思うと、最初から距離を置いてしまいがちなのかも。それでも根強いのは「憧れる」という意見。・「ドラマのように上下の部屋で知り合いになってご飯に行ったり相談しあったり。憧れます」(20代女性)・「既婚者なのでファミリータイプに住んでいるのですが、同じような家族構成の世帯が多いから胸キュンは無いです。経験してみたかったな」(30代女性)そうそう、これよこれ!やっぱりドラマの世界に憧れちゃうのよ!現実はいろいろ厳しいのかもしれないけど、ひとつ屋根の下(部屋は違うけど)で暮らす、その絶妙な物理的距離と心の距離のギャップが、憧れをかきたてるんですよね。会おうと思えばいつでも会える、でも二人を隔てる壁は薄いようでいて厚く、高いという…。◆「アパート内恋愛」のオススメ映画ここで、妄想を盛り上げるべく、ご近所恋愛がテーマの映画をご紹介しましょう。≪隣室の「音」から始まる恋≫同じアパートの隣同士に住むカメラマン(岡田准一さん)と、フラワーデザイナー(麻生久美子さん)。すぐ隣りにいながら顔も合わせたことのない二人が、お互いの生活音で存在を確かめ合い徐々に心を寄り添わせていく様子が、繊細な音とともに美しく描かれる青春ラブストーリー。人生の岐路に立たされた男女の心の揺れに共感しつつ、近くて遠い距離感が何気ない「音」によって静かに変化していく様を、じっくりと楽しみたい映画です。≪お隣さんで職場も一緒≫ジョージ朝倉さんのマンガを、多部未華子さん×綾野剛さんのコンビで映画化し、話題になった一作。部屋が隣りで職場も一緒という究極のご近所恋愛の中、それぞれの葛藤や切なさ、恋愛特有のドロドロした複雑な感情の動きがしっかりと描きこまれています。近いのに、いえ、近いからこそわかりあえない…そんなもどかしさに、大人女子は共感できる部分も多いかも?≪ご近所、しかも元カレとの復活愛≫片岡愛之助さんとの破局報道で世間を騒がせた熊切あさ美さんが、体当たりで主演を務めた本作。夫と暮らすアパートの隣室に偶然元カレが引っ越してきて過去の情愛が再燃、それが周囲に知られ…という、いろんな意味でハラハラドキドキのストーリー。それだけでも十分刺激的なのに、大胆な濡れ場も用意されているので、ソッチ目当てで観るも良し。恋の行方を、固唾をのんで見守るも良し!隣りの部屋に元カレが越してくるのはさすがにアレですが、引越しシーズンだからこそ、岡田准一さんと…綾野剛さんと…みたいな、切なくてキュンキュンしちゃう超近距離恋愛を妄想するのも楽しそう。もちろん妄想で終わらず、現実になったら最高ですけどね!(文=石村佐和子)
2016年04月04日小さな町に暮らす市井の人々。そんな普通の人間が内に秘める激情を描いてきた赤堀雅秋さん。その赤堀さんの新作舞台『同じ夢』に、光石研さんが出演する。もともとが映画出身だけに「舞台はいまだアウェイな気持ち」ではあるけれど、「信頼している田中哲司さんが『赤堀さんの作品に合うと思う』と言ってくださったので」と出演を決めたそう。では、何がどう「合う」のだろうか。「市井の人というか、陽の当たらない人たちの話がすごく好きなんです。自分も小学校の近所にキャバレーがあるような九州の小さな繁華街で育っているから、演じる手がかりがいっぱいありますし、もともと僕は、自分の延長線上みたいな役のほうが面白いと思うタチなんです。自分とあまりにかけ離れた役だと、大きく変身することへの快感より、気恥ずかしさを感じてしまうんですよね」その「気恥ずかしさ」こそが、光石さんの魅力。これまで幅広い役を演じながらも、どの作品でも個性を突出させることなく、自身の存在を作品のトーンに溶け込ませる役者だ。「もちろん、かつては変わったことをやって自分をアピールしたいみたいな気持ちもありました。でも、例えばヨーロッパの街を颯爽と歩いていても、ふと目に入った鏡に自分の姿が映って、所詮肉体も精神も東洋人なんだと実感したりするんです。目立ちたいけれど、全校生徒の前では目立ちたくない、そういうところがあるんですよね」光石さんの役は、事故で妻を亡くした肉屋の店主。そこに田中さん扮する文房具屋の店主や、大森南朋さん演じる加害者の男が絡んでいく。「一見何事もないように振る舞っているけれど、ふとした瞬間に本音が出る。そんな人間くさい部分が興味深いし、面白い作品だなと思います」◇みついし・けん高校在学中に映画の主役オーディションに合格しデビュー。近作にドラマ『サイレーン』。映画『森山中教習所』『夏美のホタル』など出演作が待機中。◇information事故で死んだ妻の命日。肉屋を営む昭雄(光石研)の元を、今年も加害者の田所(大森南朋)が訪れる。ケーキを前に当たり障りのない会話を繰り広げる彼らだが…。2月5日(金)~21日(日)三軒茶屋・シア タートラム作・演出・出演/赤堀雅秋出演/光石研、麻生久美子、大森南朋、木下あかり、田中哲司一般6800円(税込み)世田谷パブリックシアターチケットセンター TEL:03・5432・1515(10:00~19:00)http: //setagaya-pt.jp松本、水戸、名古屋、兵庫、 広島、福岡公演あり。※『anan』2016年2月10日号より。写真・土佐麻理子ヘア&メイク・佐伯憂香インタビュー、文・望月リサ
2016年02月09日2月5日、東京・シアタートラムで赤堀雅秋作・演出の新作『同じ夢』が開幕した。舞台『同じ夢』チケット情報喫煙者の肩身が狭くなり続けている昨今。会社や店でも、喫煙可能な場所はどんどん減っている。この作品の中では、タバコを吸わない家主の取り決めで喫煙していいのは台所の換気扇の下だけだ。登場人物たちは代わる代わるここでタバコを吸う。その姿はまるで己の人生に休符を与えているかのようだ。ステージには古びた一軒家の台所と居間のセットが。物語は、印象的な赤い照明のなか、光石研演じる昭雄が黙々と掃除機をかけているシーンから始まる。ここは千葉のパッとしない商店街にある精肉店の自宅部分。二代目の昭雄は真面目に働くが、先代の頃からいる従業員(赤堀)や昭雄の飲み仲間で文房具屋の秀樹(田中哲司)は台所でダラダラとだべっている。今日は昭雄の妻の命日。10年前、交通事故で亡くなったのだ。その時妻と接触したトラックに乗っていた田所(大森南朋)は今年も線香をあげに来る。昭雄や、昭雄の娘の靖子(木下あかり)にはもう、田所を恨んでいる様子は見られない。そこへ寝たきりの昭雄の父を介護しに、ヘルパーの高橋(麻生久美子)がやってくる……。近所に新しいマンションが建ってもさほど活気が戻るわけでもない商店街。そんななか、痴呆の始まった親を抱え、もてあます男たち。何かを諦めたように介護の仕事をこなすシングルマザー……。なんとも言えない閉塞感の漂うなかで、彼らは延々、なんでもない会話を続ける。赤堀の作品に登場する人物たちは、目標に向かって進んでいるわけでも、停滞する日常から脱しようとあがくわけでもない。ただ置かれた現状の中で毎日息をしている。それぞれの鬱屈を抱えながらも、決してそれを明確に見せることもない。『同じ夢』では、観客はそんな人々のある日の日常を覗くだけ、とも言える。だがたった2時間で、この見栄も向上心もない人々が、愛おしくてたまらなくなる。どうしようもない人の粗野とも見えるふるまいが、気持ちを少し救いさえする。赤堀は今作で表現したものが「僕の原点であり、20年前から変わらず目指すべきところ」と語っている。確かにその通りだが、光石や田中をはじめとした手練れの役者たちによってこの作品はさらに研ぎ澄まされ、赤堀の集大成とも言える作品になっているように見える。ちょっとした会話、ほんのわずかな間に静かに心を揺さぶられる、ぜいたくな舞台だ。東京公演は2月21日(日)まで。その後、長野、茨城、愛知、兵庫、広島、福岡を巡演。取材・文:釣木文恵
2016年02月08日「つかみどころがない」、「カメレオン」。この男を評する上でそんな言葉が並ぶ。顔はイケメンなのに、ついつい顔よりも存在感や独特の立ち居振る舞いに目が行ってしまう。まさに現代の「怪優」安田顕!そんな彼が俳優、しかも脇役ばかりを演じ続ける男を演じた映画『俳優 亀岡拓次』がまもなく公開となる。これを機に俳優・安田顕の素顔を解き明かすべくインタビューを敢行したが、「のらりくらりとすいません(笑)!」という本人の言葉通り、なんとも不思議な展開に…。安田さんが演じた亀岡は37歳独身。小さな役ばかりを粛々とこなし、現場を渡り歩く名脇役です。安田さん自身、亀岡という俳優をどのようにご覧になりましたか?安田:うらやましいと思いますね。僕は彼になれないですから。――「なれない」というのは…?安田:彼は変化を求めてないんですね。「変わらない」ということに対する人様の安心感があり、だからこそ脇役として重宝されるんでしょうね。――安田さんは自分に変化を求めている?安田:やはり、変わらない人はいないし、自ずと変わっていくものだと思います。彼の場合、そこで変化が乏しいので貴重なんです。そういう意味で、僕は彼になれないので、素直に「うらやましい」という言葉が使えますね。――亀岡に対し、理解や共感を覚える部分は?安田:原作の小説(戌井昭人)の中にも、オムツをはいてバイクを飛ばして、好きな人のところに行き、オムツの中にオシッコをしてしまうという描写が出てきますが、ひとつひとつの行動は謎なんだけど、つなげて線にすると理解できるというか分かるんですよね。何となく、僕自身の内面と重なるところがあるというか…突飛で謎なんだけど、彼の行動に共感できるなって思いました。――俳優が俳優を演じるということについて難しさややりづらさはなかったですか?安田:そうですね、酔っ払いに酔っ払いの演技はできないと言いますが、やはり、客観性が重要になってきて、自分の日常をうまく引き出すという意味で……といま、いろいろ答えさせてもらいましたけど、要はそんなに特別な意識は持ってなかったと思います(笑)。無理に答えを出そうとしてましたけど…すいません(苦笑)。――演じ終えて「俳優」という仕事について考えさせられるような部分も…?安田:正直に言わせてもらうとなかったんですけど、それじゃ記事にならないですよね…?じゃあ…――無理はされなくて大丈夫です(笑)!そういう、ある意味で軽妙というか、深く考えすぎないようなスタンスは普段から?安田:考えてないわけじゃないでしょうけどね。だからって胸を張って「してます」って言うことでもないですよね。「○○的には…」じゃないですけど(笑)、「亀岡はこう言わないですよね?」みたいなアプローチってしたことないですね。そこは演出家さんが決めること。僕は将棋の駒だと思ってますから。「ここは“○○だっぺ?”でお願いします」と言われたら「○○だっぺ!」と言いますね。――亀岡が酒を飲むシーンで、安田さん自身も実際に酒を飲んで臨んだそうですが、これは横浜聡子監督と相談の上だとか?でも「安田顕が実際に酒を飲んで撮影に臨んだ」とだけ聞くとファンは「そういうことやりそう!」「リアルに飲んで、哀愁あるシーンを作り上げたんだな」とか思ってしまいそうです。様々な役をやってきたからこそ、いろんなイメージを持たれるでしょうが、そういうパブリックイメージはどう受けとめてますか?安田:そこは「そういうイメージ持ってくださるんだ」と思うだけで、楽しんでるわけでもないし、否定する必要もないし、ただそれだけですね。優しい役をやって「優しいですね」と言われたら「ありがとうございます。そうなんです、僕優しいところもあるんです」と思うし、「イヤな奴でしたね」と言われれば「そう、イヤなところあるんですよ」という感じ。どんな思いを持っていただいてもありがたいですし、「僕はこういう男なので変えてください」ということでもないですね。――亀岡が恋に落ちる安曇を演じた麻生久美子さんにはどんな印象を持たれましたか?安田:あくまで僕は、安曇さんとしてお話をさせていただいていましたが、品があって清楚なところに引き込まれましたね。正直、本当の麻生さんがどんな方かはまだ存じ上げないんですが、最近、CMで安曇とは全然違う麻生さんを見て「役者さんだなぁ」って思いました。――ご自分についてのイメージだけでなく、安田さん自身、周囲に対して、そうやってイメージをお持ちなんですね(笑)。完成した映画を見ての感想も教えてください。安田:正直、ビックリしましたね。もっとぶっ飛んでいて「すごい!天才だと思いました。ぜひ見てください!」みたいなものになるのかな?と思いきや、キッチリと半歩手前を進んでるなぁと。完全に想定外でもないし、「ハイハイ、来たね」という想定内でもない。いい具合で半歩先にあるのを随所に感じて面白かったです」。――劇中劇やいろんな個性的な映画監督たちの撮影が面白かったですが、安田さん自身、これまでああいう現場を経験したことは?安田:ホントの「あるある」というのは、映画で描いたって面白くないと思います(笑)。手錠はアクロバティックに掛けた方がいいですしね。映画の中に出てくる「日没でもう撮影できないから飲みに行こう」というのも、よほどの大作じゃなきゃないでしょうし、私はそういうのに呼ばれたことはないですね。そういう意味で、この映画は、日本の映画現場の「あるある」をデフォルメしたファンタジーだと思います。――俳優を演じられたこの機会に、安田さん自身、どういう経緯で俳優として生きることを決めたのかを教えてください。安田:もともとは大学のサークルの模擬店で、隣りの騒がしくて楽しそうな店が演劇部だったんです。こんな暗い自分も明るくなれるものかと門を叩いたんですが、結局、暗いままですね。それからも「おれは絶対なる!」という強い思いを持ってやってきたわけではないですね。「海賊王におれは…」みたいに「(役者に)なるぞ!」と思ったことはないですね。――とはいえ、大学卒業後、一度は就職されて、そこをやめて再び、演劇活動に戻られたんですよね?そうするには何かしら強い決断が…?安田:「おれは役者になる」って思いで仕事辞めたわけではなく、「この仕事、向いてないかも…」って思って仕事から逃げたんですね(苦笑)。こればかりは断言できます!私は、職場から逃げました。芝居を口実にしたんです…。――意外と後ろ向きの理由で…安田:当時の上司から年賀状が来まして「信頼は一度失うと決して戻ってはきません。あなたがこれからどういう道に進むか分かりませんが、人の信頼を裏切ることは今後しないでください。ご活躍をお祈りしております」という言葉をいただきました…。それから、いやでも意識は変わったと思います。ただ、正直、自分で「役者でございっ!」と思ってる役者なんて、あんまりいないと思うんです。特殊な職業?本当にそうなのかな?と思ってます。スタイリスト:九(yolken)ヘアメイク:白石義人(ima.)(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:俳優 亀岡拓次 2016年1月30日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
2016年01月29日『俳優 亀岡拓次』公開を前に、横浜聡子監督の作品を上映する“横浜ナイト”が1月28日(木)に開催。横浜監督、監督と同郷出身で同い年であり同作にも出演している新井浩文が上映前にトークを繰り広げた。この日は、横浜監督の自主製作映画『ジャーマン+雨』と松山ケンイチ主演で『俳優 亀岡拓次』でもヒロインを演じている麻生久美子も出演している商業映画デビュー作『ウルトラミラクルラブストーリー』が上映された。2人は共に津軽弁を“ネイティブ”として操る青森県出身で同い年。映画プロデューサーの紹介で、原宿で酒を飲んだのが出会いだったそうで、その時、監督は新井さんに『ジャーマン+雨』のDVDを手渡したという。新井さんは「それを見て『なんだこれ!すごい』と思った」とのことで、ひと目でその才能に衝撃を受け、一緒に仕事をしたいと感じたそう。改めて、横浜監督について「いま、映画業界での評判ピカイチです!みんな『出たい』と言う。すごい人です」と絶賛しつつ「山下敦弘監督っていますよね?彼も業界での評価はピカイチなんですけど、お客さんが入らない…(苦笑)。そのニオイがプンプンするから『亀岡拓次』はなんとか当たってほしい!」と切実に訴えた。横浜監督は新井さんのことは初期の『GO』のころから見ていたそうで「弘前出身ですごい人が出てきた」と感じていたと明かす。その後、紆余曲折があって、新井さん主演で進めていた企画が実現しなかったこともあり、『亀岡拓次』でようやくコラボレーションが実現した。新井さんは、『亀岡拓次』の中で、Vシネの監督を演じており、劇中、他にも染谷将太、山崎努らが映画監督を演じているが、横浜監督によると「染谷くんはコメディ系、山崎さんは大物の風格がある監督、唯一、新井さんが演じた山之上さんは。亀岡のことが大好きでそれをつたえる役」と説明。実際、付き合いは長いが、演出するのは初めてで、監督なりに不安もあったよう。「俳優さんのタイプで、自分の気持ちが乗らないと動けない人がいるけど、新井さんは見事に、理由を聞かずに動いてくれる俳優さんでした」と振り返る。新井さんは「俳優あるあるですが(笑)、いるんですよ。監督が言っても『その気持ちじゃ動けない』とかいう人。動けよ!監督が言ってるんだから!」と語り、会場は笑いに包まれる。徐々に、新井さんのトークは熱を帯びていき、『ウルトラミラクルラブストーリー』の話題では劇中の津軽弁について「みんな上手いんですけど…生きてるときは言えなかったけど、(故・原田)芳雄さんが一番ヘタ(笑)。言えなかったけどね」と、その存在感を絶賛しつつも、津軽弁に関してはネイティブとしてきっちりダメ出し。リクエストに応じて、横浜監督とその場でリアル津軽弁でのトークを展開し、会場は笑いに包まれた。また最後に『亀岡拓次』の見どころについて尋ねられると、安田顕演じる亀岡の俳優仲間を演じている宇野祥平について言及し「ハゲ散らかし過ぎ!おれと1コしか違わないのに、ヒドいでしょ」と最後までアクセルを緩めることなく、会場をわかせていた。『俳優 亀岡拓次』は1月30日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:俳優 亀岡拓次 2016年1月30日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
2016年01月28日最強の脇役俳優。これは、安田顕さんが主演を務めた映画『俳優 亀岡拓次』の役のこと。お呼びがかかればどんな役でもどんな現場でも駆け付け、どんな監督のどんな要望にもきっちり応える。そんな職人的な姿勢は、どこか安田さん自身にも通じている。記憶に新しいのは、昨年末のドラマ『下町ロケット』の一本気な技術部長役。しかし『問題のあるレストラン』ではゲイ役で女装姿を披露、その美しさと女子度の高さで話題に。一方、ホームグラウンドのTEAM NACSでは脱ぎキャラが定着していたりもする、変幻自在俳優。容姿は間違いなく二枚目。ではその素顔は二枚目?それとも三枚目?――撮影中、シャッターを切る度にシリアスだったりおちゃらけだったり、いろんな表情をしてくださって、サービス精神が旺盛な方なんだなと思いました。安田:人間とは現金なもので、自分が主役となると(プロモーションで)ここまでできるのか、と(笑)。――主演と脇役では、何か違いを感じるものでしょうか。安田:まさにいまのような状況ですよね。プロモーションの出番が多い。現場では、少しでも早く終われるよう、時間のロスを減らせたらいいなとは思っていました。限られた時間のなかでの撮影でしたから、できるだけスタッフさんの傍らで状況を把握して、出番に呼ばれる前に、こちらから「僕は準備できてますよ」って声を掛けるとかね。――安田さんご自身は、そういうスタンスが主演のあるべき姿だと考えていらっしゃるんでしょうか。安田:いや、誰かと比較してではなく、それはあくまで、僕自身がやれることがそれだったっていうだけのこと。言ったことがすべてです。――主演の大変さを感じられる場面はありましたか?たぶん、新入社員よりは課長や部長、そして社長のほうが、会社全体のことを考えているはずなんです。それと同様に、より作品全体のことを考えるのかなとは思いました。役者の仕事を始めた最初の頃は、なぜこんなに時間の押し巻きにこだわるんだろうって思っていたんです。いいものができるのであれば、僕はいくらでも頑張るぞと思っていたんですよね。でも、それは僕が自分のことしか考えていなかったから。あくまでも、今回の僕のスタンスは、ですが、皆がタイトなスケジュールで動いていましたから、少しでも早く終えられるほうがいいんだろうなと。――安田さんは、この亀岡という役をどのように解釈されて演じられたのか伺えますか?安田:いままでトライしてきた役って、声色やセリフが、どこかデフォルメされたものが多かったと思うんです。でも、このキャラクターに大事なのは、何でもない日常をいかに出していくかでした。あまり自分ではやったことのないアプローチだったんで、そこは横浜(聡子)監督に教えていただきました。――具体的に、監督からはどのような指示があったんでしょう。安田:うまく見せないでください、と言われましたねぇ…。――安田さんとしては、その言葉をどう受け止められたんですか。安田:そんなね、考えていないんですよ、普段から。ただ、監督には、声色を使うとか、表情に変化をもたせるとか、目に力を入れるとか、そういうアプローチをすべて排除していただきました。キャラクターを設定する必要がなかったので、どうしゃべろうかより、どうセリフを聞こう、ということは意識していたかな。まあ、できてたらいいな、ってところですけど。◇やすだ・けん‘73年12 月8日生まれ、北海道出身。大学時代の仲間で結成した演劇ユニット・TEAM NACSで活動し、北海道で絶大な人気を得る。現在は活動の幅を広げ、数々の舞台、映画、ドラマに出演。最近の主な出演作に、映画『みんな!エスパーだよ!』、ドラマ『下町ロケット』など。コート¥92,000ベスト¥36,000(共にマンド/マンドLTDTEL:03・5716・6862)シャツ¥14,000パンツ¥13,000(共にステュディオス/ステュディオス 原宿本店TEL:03・5785・1864)靴¥33,000(パドローネ/アドナストTEL:03・5456・5821)◇安田顕さん主演の映画『俳優 亀岡拓次』は、1月23日より北海道先行ロードショー中。全国ロードショーは1月30日より。戌井昭人さんの同名小説を、若くして鬼才と噂される横浜聡子監督が映画化。亀岡が出演する作品は、任侠モノから時代劇までさまざま。それらが劇中劇で展開されるのも見どころ。共演に麻生久美子さんなど。※『anan』2016年2月3日号より。写真・佐山順丸スタイリスト・九(Yolken)ヘア&メイク・西岡達也(ビタミンズ)インタビュー、文・望月リサ
2016年01月27日1月30日公開の映画『俳優 亀岡拓次』の完成披露試写会が19日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、主演の安田顕をはじめ、麻生久美子、三田佳子、横浜聡子監督が出席した。昨年放送された大ヒットドラマ『下町ロケット』(TBS系)に出演するなど活躍中の俳優・安田顕が主演を務める本作は、安田扮する脇役俳優、亀岡拓次の姿を描いたヒューマンドラマ。亀岡がロケ先で恋をする居酒屋の女将を麻生久美子、大女優役を三田佳子がそれぞれ演じている。脇役として人気を集めている主演の安田だが、本作でも何人もの脇役に扮しており、一番印象に残った役柄として「ホームレスの役をやった時に撃たれて倒れたまま待っていたんですけど、スタッフの方から『楽にしてお待ちください』と言われて待っていたら一般の方に本当のホームレスと間違えられました」と笑わせる場面も。そんな安田と初共演を果たした麻生は「私は今回3日間だけの撮影だったんですけど、ほとんど安田さんとのシーンですごい寡黙な方というのが印象でほとんどお話をしませんでした。なのでこんなによく喋る方なんだと初めて知ってビックリです」と驚いた表情を見せると、安田は「舞台あいさつは舞台あいさつ、現場は現場なんです!」と反論。それでも「初めて主演というものをさせていただきまして、設定としては脇役の話なんですが、ずっと脇役をやってきてよかったなと思っています。お陰で主演ができ、こんなにも素敵な女優さんに囲まれて感謝しております」と感激しきりだった。本作では安田が大御所・三田佳子のバストを揉みしだくシーンもある。その話題となり、三田が「私のないおっぱいを揉むエピソードを最後にやったんですが、乳首が台無しよ。『乳首をもっと揉め』という監督が笑ってましたもの」と不満顔。当の安田は「人生でこんなに命がけで胸を揉んだのは初めてです」と恐縮しきりで、三田からの「喜びは胸だけだったでしょ? 私とやったことは大したことないよね」という指摘にも「自分にとっては財産です!」と身を固くしていた。映画『俳優 亀岡拓次』は、1月30日より全国公開。
2016年01月20日人気演劇ユニット「TEAM NACS」の安田顕が映画初主演を果たした『俳優 亀岡拓次』の完成披露上映会が1月19日(火)、都内で行われ、安田さんをはじめ、共演する麻生久美子、三田佳子、横浜聡子監督が出席した。安田さんが演じるタイトルロール・亀岡拓次は、“最強の脇役”ぶりで仕事が途切れない脇役メインの人気俳優。世界的巨匠からもオーディションの声がかかり、脇役人生に大きな転機が訪れる中、ロケ先で出会った飲み屋の女将・安曇と恋に落ちる。安田さんと、安曇を演じる麻生さんは初共演で、「現場ではすごく寡黙で、ほとんどお話しすることもなくて…。でも実際には、とてもよくおしゃべりになる方」(麻生さん)、「若干情緒不安定なんで」(安田さん)と息ぴったり。さらに安田さんは、「麻生さんはとても女将役がお似合い。お酒のCMオファーが来てもおかしくない。そのときは、お客さん役で僕も出たい」とラブコールを送った。一方、“大女優”を演じる三田さんは、「安田さんをおもちゃにして、若さを吸い取る。怖い大女優の役なんです」と笑いを交え、貫録たっぷりのコメント。劇中には、安田さんが三田さんの胸をもむという衝撃(?)シーンもあり、「こんなに命がけで女性の胸をもんだのは初めて」と壇上でも思わず冷や汗。三田さんのダンスシーンに話題が及ぶと、「妖艶な迫力がすごい。瞳に引き込まれた」(安田さん)、「本当?なんだかウソっぽい。お上手ねえ」(三田さん)と丁々発止のやりとりを披露した。今年の目標を問われると、「ほどほどに浴びるほど(酒を飲む)」(安田さん)、「肉体改造」(麻生さん)、「木を見て森も見る」(横濱監督)。三田さんは一言「止めて!」と答え、「とにかく休みがほしい。今回もそうだけど、この歳になって、やったことがない役柄のオファーがどんどん飛びこんでくる。現場で邪魔なオバサン扱いされるよりはいいし、とってもありがたいけど」と奔放に語り、最後まで“大女優”として独壇場を演じた。『俳優 亀岡拓次』は1月30日(土)より、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:俳優 亀岡拓次 2016年1月30日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
2016年01月19日映画好きなら、きっと好き。きっちりと決められた手順通りに進められる映画撮影の現場で、偶然という必然を引き寄せ魔法を起こす“最強の脇役”の日々を描く映画『俳優 亀岡拓次』が。暇なときは酒を飲み、ぼんやりとした様子で現場入り。でも、マニアにファンの多いカルト映画に出演する、ある意味で伝説の脇役・亀岡。彼が引き起こす偶然に期待する監督も多く、なかなかの人気者。その生活を覗き見しているような本作は、俳優って華やかに見えて大変だなと、分かりきったことを改めて感じてしまうのです。妙にリアルで詳細な、脇役俳優の切なさを感じたりして。「どこかで見たことがあるような」と言われるけれど、はっきり俳優だと、ましてや名前など思い出してくれる人はほとんどいません。そして、何者かが分かった時点で、その辺の紙切れに「サインしてください」と言われてしまうのです。ぷぷっと笑いながらも、どこかやるせない。大きなドラマは起こりませんが、丁寧に描きこまれたディテールが、ある俳優の興味深い日常を、一風変わった興味深いドラマに仕立てているのです。自信満々で、自分をばっちりアピールできて、どんどんのし上がる。そんなタイプのイケメン俳優とは正反対で、人生にも仕事にも恋にも不器用な亀岡。彼の人生は仕事で入り込むフィクションの世界と、現実の世界を行ったり来たり。観ているこちらも、その境界線がわからなくなり、不思議な浮遊感を覚えます。きっと、不器用な彼はその切り替えがそれほど上手くいかないから、いつもだるそうで、体温が低そうで、ちょっとぼんやりしているのかも。そんな彼の七変化も、本作の見どころ。神社のホームレスから、ヤクザの子分、時代劇の泥棒、フィリピンパブのお客、そして世界的監督に請われて演じたモロッコの民まで。とにかく何でもしっくりフィットしてしまうのです。私たちのように、基本的に好きな服を選んで生きていける場合は何が似合うか、何が似合わないかが明確な方が楽ですが、俳優たちは、何でも似合うことが武器になるはず。主役級ならば、ある程度その人の特徴があってもいいけれど、小さい役をいくつも演じる必要のある脇役たちは、なるべく多くの役柄に染まれるよう、色がなく、特徴が無いほうがいいのかもしれません。それを意識してなのか、もともとそうなのか、亀岡は普段の様子もかなり地味。もしかして、次に呼ばれたときのために、自分を抑え続けているうちに、地味男になったのだとしたら。なんだかいじらしいぞ、亀岡!そのいじらしさは、恋のエピソードでも炸裂します。ロケで訪れた長野県諏訪市で、偶然入った居酒屋「ムロタ」で、美しい若女将に一目惚れ(女将の麻生久美子がまた可愛い!)。気さくで気の利いた彼女との会話に、これまでになくいい表情を見せるのです。撮影が終わって東京に戻っても、彼女が忘れられない37歳、独身の亀岡は、ある日、一大決心をして告白しに諏訪に出かけます。その恋の結末は?実はそこにも、ちょっと悲しい役者の性が見え隠れ。良くも悪くも、頭のてっぺんからつま先まで、全身役者とはこの人のこと。その日常を覗き見るうちに、亀岡が実在の俳優ならば、断然応援したいのにな……と思うのでした。(text:June Makiguchi)■関連作品:俳優 亀岡拓次 2016年1月30日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
2016年01月18日安田顕主演の映画『俳優 亀岡拓次』が1月12日(火)、東京・有楽町の外国人特派員協会にて上映され、横浜聡子監督が外国人記者からの質問に答えた。『ウルトラミラクルラブストーリー』で注目を集めた横浜監督が戌井昭人の小説を映画化。37歳独身、趣味はお酒で、小さな脇役を粛々とこなしていく俳優・亀岡拓次だったがある夜、ロケ先で入った居酒屋で出会った若女将・安曇に恋をしてしまう。さらに仕事面では、憧れの世界的監督の新作オーディションも舞い込み…。『ウルトラミラクルラブストーリー』はオリジナル脚本だったが、本作は小説の映画化。「プロデューサーから『横浜さんと一緒にやりたい作品がある』と言われて、原作を渡された」という。元々、戌井さんの小説はいくつか読んでいたが、本作は未読だったそうで「いい意味で、メッセージ性がない。こにょんとしたこのご時世に、(亀岡拓次が)自分のリズムで生きているのが珍しい。強いテーマがないのが逆にテーマであり、興味をひかれた」と明かす。亀岡がお酒好きの“呑べえ”として描かれる点について、外国人記者から日本社会、もしくは日本の映画業界にありがちな傾向なのか?という問いが飛ぶと、監督は「お酒を飲むと本音が出るし、飲まないと本音が出ないというのはそうかも。私もそうです(笑)。日本人には(お酒を飲む機会が)必要な場なのかも…」と語る。特に新宿三丁目の映画監督などが集う盛り場に言及し「いまの時代、公の場で相手の作品を『つまらない』と言うのは難しい(笑)。お酒を飲んで、それぞれの意見を戦わせるというのは、新宿三丁目の界隈の面白さなのでは」と語った。特に、自身の経験も踏まえ「映画の現場は緊張するもの」と語り、「映画がクランクアップを迎え、役から解放され、緊張がほぐれる。(お酒は)亀岡拓次に必要な時間なんだと思います」と解説した。キャスティングに関して、安田さんの起用は「最初から決まっていたわけではなかった」と明かし「プロデューサーから『魅力的な俳優さんがいる』と言われ、安田さんの作品を見るようになりました。色がついてない、カメレオン俳優」と評し、亀岡にぴったりだったと語る。若女将の安曇を『ウルトラミラクルラブストーリー』にも出演している麻生久美子が演じているが、麻生さんについては「人当たりがよくて柔和で、相手を緊張させず、リラックスさせる。すごくプロフェッショナルで、台本を信じて、セリフを一字一句変えることなく演じてくださる」と絶大な信頼を口にした。ある記者からは、音楽が70年代のようで、登場人物たちを巧みに運んでいくという言葉も。「あまちゃん」で知られる大友良英が担当したが、横浜監督は「音楽をどうするか、すごく悩みました」と明かしつつ「40代の渋い男の映画なので、ブルースとかいいかな?と思ったこともありましたが、ジャック・タチ監督の『トラフィック』の音楽に通ずるものがあると思いました。ロックではなく小編成のオーケストラで、愉快になる。亀岡の人生を祝福してあげられるものにしたかった。『人生を肯定する』がテーマであり、大友さんにジャック・タチの映画のサントラを渡しました。仰っていただいたように、ロードムービーのように、場所が移っていき、亀岡が音楽に運ばれて世界中の現場を旅しているようにしたいと伝えました」と説明した。『俳優亀岡拓次』は1月30日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:俳優 亀岡拓次 2016年1月30日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
2016年01月13日俳優・安田顕主演の映画『俳優 亀岡拓次』(1月30日公開)で、安田演じる酒好きの主人公・亀岡拓次の姿を参考にした"お酒マナー講座動画"がこのほど、公開された。原作は、戌井昭人氏が2011年にフォイルより刊行した同名小説。37歳独身で脇役メインの俳優・亀岡(安田)を主人公に、うだつのあがらない仕事風景やプライベートでの出会いを描く。メガホンを取るのは、映画『ウルトラミラクルラブストーリー』(09年)などで知られる横浜聡子監督。本作を鑑賞した作家・石田千氏は「安田顕さんが、あまりに亀岡拓次なので、涙ぐんでしまった。お酒も妄想も濃く、深く。情けなくて、ミラクルな映画」、柴崎友香氏は「見終わった瞬間から、亀岡拓次のことばかり考えてしまっている。今頃どんな町にいて、どんな映画に出て、どんな世界をさまよっているんだろう」とそれぞれ語っているという。動画は、年始の新年会などの酒宴シーズンに「お酒飲み過ぎの方へ」送る企画。"おすすめメニュー"編、"三次会"編、"翌日の仕事"編の全3編で構成されており、劇中の名シーンにのせて、酒をたしなむ上での教訓や格言が提示される。"おすすめメニュー"編では、亀岡がロケ先の居酒屋ムロタで女性・室田安曇(麻生久美子)と初めて出会うシーンを披露。安曇は「寒天は食べました? この辺の名産なんですよ」と口にしながら、それを食べる亀岡に「どうです? なんて事ない味でしょ」と謙遜して尋ねる。「まぁ…そうですねぇ」と率直に感想を述べる亀岡。それに安曇は、「あら、そんなこと言ったら地元の人は皆怒りますよ?」といたずらげに笑う。ここでの教訓は「美人の女将さんや上司におすすめのメニューを出してもらったら、真面目に味の批評などせず、『おいしいおいしい』といただきましょう」だ。"三次会"編は、亀岡が役者仲間の宇野(宇野祥平)としっとりとしたバーで飲む場面。カラオケでの女性の歌唱をBGMにして、亀岡はゆっくりと酒を飲み干す。格言は「来し方行く末に思いを馳せ、素直に歌が心に、染み入るのに任せましょう」。"翌日の仕事"編は、そのバーで酔いつぶれてしまう亀岡と宇野を捉えるも、場面は一転し、二日酔いの吐き気を我慢しながら、次の仕事場へ向かう車中の亀岡が映される。格言は、職業人の基本である「どんなに飲んではしゃいでも、翌日には必ず出社しましょう。いつも通り仕事に取り組みましょう」。終盤では、時代劇の撮影中にやりで腹を突かれ、今にも吐き出しそうな亀岡が描かれたコミカルなものになっている。(C)2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
2016年01月12日新年の酒宴シーズンもたけなわのいま、ドラマ「下町ロケット」での名脇役ぶりも光っていた安田顕主演の話題作『俳優 亀岡拓次』から特別映像が到着。年始の“お酒マナー講座”を、安田さん演じる亀岡拓次が披露していることが分かった。亀岡拓次、37歳独身。職業は脇役メインの俳優。“最強の脇役”ぶりで仕事が途切れることはないが、プライベートは1人でお酒を楽しむ地味な生活。ある日、そんな亀岡がロケ先で出会った居酒屋の女将・安曇(麻生久美子)に恋をした!また、世界的巨匠からもオーディションの声がかかり、人生に大きな転機が訪れる!?ひと足先に観賞した著名人からも、「安田顕さんが、あまりに亀岡拓次なので、涙ぐんでしまった。おさけも妄想も濃く、深く。しぶくて、なさけなくて、ミラクルな映画」(作家/石田千)、「見終わった瞬間から、亀岡拓次のことばかり考えてしまっている。いまごろどんな町にいて、どんな映画に出て、どんな世界をさまよってるんだろう。スナック始めたら、飲みに来てくれるかなー」(作家/柴崎友香)と、絶賛コメントが続々到着している本作。安田さん演じる本作の主人公、俳優の亀岡拓次は小さな脇役を演じ、現場から現場へと渡り歩く日々。楽しみといえば、撮影現場の周辺の居酒屋や馴染みのスナックで一杯やること。今回到着したのは、日常に“お酒”は欠かせない亀岡が実演する、年始の酒宴シーズンに贈る“お酒マナー講座”動画だ。<お酒マナー講座>(1)美人の女将さんや上司におすすめのメニューを出してもらったら、真面目の批評などせず、「おいしい、おいしい」といただきましょう。(2)二次会、三次会で、しっとりしたバーに行ったら、お店の人が歌っているときは静かに聴きましょう。素直に、歌が心に沁み入るのに任せましょう。(3)明日も仕事なのに盛り上がりすぎてしまったら、どんなに飲んではしゃいでも、翌日には必ず出社しましょう。いつも通り仕事に取り組みましょう。それぞれ心当たりがあるという方や、特に新成人、新社会人の方には参考になるものばかり!?亀岡のマナー講座をそっと心の隅に留めながら、楽しく節度を持って、新年会を楽しんでみては。『俳優 亀岡拓次』は1月30日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月08日女優の麻生久美子が出演するパピレスの電子貸本サービス「Renta!」の新CMの第2弾が25日、公開された。麻生は今回も、忙しい毎日でもマンガを楽しむことは忘れない"大人のマンガ好き女子"というキャラクターを熱演。今回の舞台は会社の資料室で、後輩女子と残業メシをしながら、最近のオススメマンガタイトルの話題で盛り上がっていると、背後から"意識高い系"の男性上司が「マンガいいよな」と話しかけてくる。麻生は「マンガのこと知らないのに何言っちゃってんの?」と心の中で思いながら、作り笑顔で対応。すると、上司が「でもさ、仕事にメリットのある本も読んどかないと」と言いだし、「難しい本読んでれば、マンガ読むよりエラいんですか?」と心の中でつぶやく。その次の瞬間、上司は「これ、俺のオススメ」と言って、麻生の頭の上に本を"ポンッ"。ついに麻生は「やってらRenta!」と心の中で怒りが爆発する内容だ。この強烈なキャラクターの上司に、にらみをきかせる麻生の表情に、現場のスタッフも思わず息を飲むほどの緊張感。さらに、自宅のシーンも撮影し、ここでは麻生がスルメイカを片手にマンガを楽しむ、至福のひと時がチャーミングに映し出される。このシーンで麻生が着用しているメガネは本人のもので、シチュエーションのリアリティさを後押しした。なお、Renta!では、このCMの放送を記念して、「100冊無料キャンペーン」を開催。来年1月11日まで展開される(一部作品により期間・巻数は異なる)。
2015年12月25日