●縁によってたどり着いた役者という道現在、ドラマ・映画・舞台などで幅広く活躍する俳優・満島真之介。2016年には、テレビアニメ『僕だけがいない街』で声優にも初挑戦したが、今度は映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語』(3月18日公開)で、声優として2作目に出演する。同作はアニメ『東のエデン』『精霊の守り人』『攻殻機動隊 S.A.C』などの作品を手がけた神山健治監督の最新作で、岡山県倉敷市で父親と二人暮らしをしている平凡な女子高生・ココネの夢と現実がオーバーラップしながら、思いがけず知らない自分を見つける作品だ。主人公のココネの声を担当するのは女優の高畑充希。そして、満島はココネを支えるクールな幼馴染のモリオを演じた。今回は2作目となったアニメ作品への思いや、人生・役者観についての話を満島に聞いた。○新しい刺激へのワクワク感――モリオ役のオファーがきたときの心境を教えてください。去年1本、アニメの作品(『僕だけがいない街』)の声優を初めてやらせてもらって、それが素晴らしい経験になりました。役者と同じように芝居をしているんですが、自分の身体ではない形に吹き込んでいくという楽しさや不思議さがありましたね。神山監督のことはもちろん知っていましたけど、そんなにアニメについて詳しくはないので、「おもしろいところに入れるぞ」というワクワク感が一番強かったです。――『僕だけがいない街』もすごく合っていたなと思ったのですが、そのときの経験から2作目もぜひ出演したいということになったんですね。新しいことを体感するって、とても刺激があるんですよね。わからないことに飛び込むのはすごく勇気がいることだし、不安な部分や何らかのリスクはありますけど、刺激を受けたい気持ちの方が強いです。自分は、1%の不安と99%の素直さでできているなと思います。「いつどうなるかわからない」という不安も、1%はある(笑)。そうじゃないと、無秩序になってしまいますから。生きている中で1%だけ不安を持っておこう、あと99%は素直でいればなるようになる、と思って生きています。自分が素直になれば、きっと周りのみんなも素直になってくれます。○縁があって道がつながった――もともとお姉さんの満島ひかりさんが芸能界でご活躍されていたと思いますが、そういう環境で役者の仕事を続けるのに難しい点などはなかったですか?家族って、良くも悪くも絶対的なものですよね。特に兄弟って、とても面白いなと思っていて、僕にとって姉は女優・満島ひかりじゃないんですよ。もちろん世間的に見て素晴らしい女優さんだなと思いますが、直に関わる時は常に姉でしかないので、OLでも、宇宙飛行士でも、ニートでも、姉は姉なんですよね(笑)。そこを感じられれば、何も難しいことはありません。――デビュー前に日本一周などもされていて、いろいろ模索されていた時期もあったと思うのですが、なかでも役者を選んだ理由はありますか?旅中に、何か自分の体で表現をしたかったんだと思うんです。でも何を表現すればいいのかもわからないし、たまたま入らせてもらったところが役者の事務所だったので、役者をやっています(笑)。――縁があって、たどり着いたのが役者だったんですね。そうなんです!面白いもので、人が人をつないで、自分の歩いてきた道と人が歩いてきた道がクロスした瞬間だったなと思います。だから、もしかしたら出会ったのが音楽やダンスだったら、また別の道を歩んでいたかもしれません。役者としてというより、”僕としてどうか”ということしか、常に考えてないのかもしれないです。●人生における「トイレの法則」○深く考えるよりも「楽しくやりたい」――今回、モリオを演じるにあたって、心がけたことは何かありましたか?監督とも話をしまして、『ひるね姫』はすごく今の時代を象徴している作品だなと思っています。僕らの親たちの世代は、上の世代と戦いながら自分たちで物を作りあげていかなきゃいけなかったけど、僕らの世代には何でもあるんですよ。そんな時代の中で、地方都市の岡山で生きてきたモリオという男の子がどういう生き方をしてきたんだろう? と考えることがすごく楽しかったです。実写作品であれば、体や自分の中から役を持ってきたりするのですが、『ひるね姫』の場合はすでにモリオが存在しています。僕の顔は写らないので、僕が演じるというより、”僕自身”がそこにいた方がモリオというキャラクターの幅がどんどん広がっていくと思ったんです。モリオは理系の男だからこう演じる……とかではなくて、満島真之介がモリオをやっているというか。それはまた声優さんがやるのとは違うと思います。――先ほども写真撮影の際に私物などたくさん持ってきていただいたり、ポージングを考えていただいたりすごく盛り上がったんですが、作品でもどんどん提案をされるタイプですか?楽しくやりたい、というだけなんですよね。単純に自分の心がわくわくしますし、自分が楽しいとみんな楽しいでしょう。子供とかも、表現したいと考えてないけど、めちゃくちゃ楽しんでいるじゃないですか。そういうのと、近いかなと思っています。だから、提案とも思っていないんです(笑)。日々身につけているものって愛着もあるし、フィットします。そういう感覚が写真に残るようにできればいいなと常に思って、作品にも参加しているかもしれません。あんまり深く、堅苦しくは考えていないんですが。○人生はおしゃべり――アニメについてはまだ挑戦という感覚が強いとのことですが、これまでの経験で学んできて、お仕事や人生で大事にしていることはありますか?“おしゃべり”ですね! 人の言葉を聞くことと、人の人生に入り込んでいくことは大事にしています。その人にしかない人生の物語の中に、1mmでもいいから入りたいんです。『ひるね姫』という作品の中でも、ココネには夢の物語があるし、モリオにも物語があるし、たとえば1歳の子でも365日の素晴らしい物語がある。絶対にみんなに物語があるので、人の人生を聞くことって、めちゃくちゃ面白いんですよ。そこから得ているものはたくさんあります。記憶ってずっと覚えられないので、しゃべる方もきっと隠さずに話したほうがいいと思います。全部人に預けて、新たなものを入れていった方が絶対に良くて。だからやっぱり、おしゃべりが僕の1番の活力かもしれないですね。1日中、ずーっとおしゃべりしてます(笑)。――そしたら、インタビュアーなんかのお仕事も合っているかもしれないですよね。やりたいなと思っています、本当に! 『徹子の部屋』ならぬ、『僕の家』みたいな(笑)。有名な人だけじゃなくて、田舎の中学生とかも呼んで、いろいろやれたらと。「みんなこういう風に生きているんだ」って、それぞれの人生の物語を1ページだけでも覗けたらいいですよね。覗くには、ちゃんと懐に入らなければならないんですが。――そこはやっぱりコミュニケーションが必要なんですね。けっこうコミュニケーション能力について悩んでる人も多いのかなと思います。コミュニケーションって横文字で言うから難しいだけで、”おしゃべり”です! 人生、おしゃべりでできてます(笑)。自分をよく見せるために、嘘をつこうとするから辛いんですよね。僕の中では「トイレの法則」みたいなものがあって。どんなに偉い人でも、トイレ行きたい時には「トイレ行きたい」っていうじゃないですか。じゃないと、あとでもっと迷惑をかけてしまうし(笑)。それがつまり、”悩み”と一緒だと思うんですよ。トイレを我慢したら病気になってしまったりするように、悩みというのもちゃんと外に出して、どんどん循環していかないと。心も人間関係も、全部一緒だと思います。そして、『ひるね姫』も、そういうことが全部詰まっている作品です。○映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語』情報岡山県倉敷市で父親(江口洋介)と二人暮らしをしている森川ココネ(高畑充希)。何の取り得も無い平凡な女子高生の彼女は、ついつい居眠りばかり。そんな彼女は最近、不思議なことに同じ夢ばかり見るようになる。突然父親が逮捕されたココネはおさななじみの大学生モリオ(満島真之介)を連れて東京に。その途上、彼女はいつも自分が見ている夢にこそ、事態を解決する鍵があることに気づく。3月18日公開。
2017年03月17日2月末の夕方。若者が多い都内繁華街のきらびやかなラブホテル街をひときわ目立つイケメンが歩いている……。マスクをしているので目元と鼻先しか見えないが、その眼力と高い鼻は俳優の満島真之介(27)!いま売出し中の若手俳優がなぜこんなホテル街に? 満島といえば女優の満島ひかりの弟で、同じ事務所に所属する姉のマネージャーだった7歳年上の女性と、2年ほど前に結婚したばかりだ。 黒のパンツに黒のパーカ、フードで頭をすっぽりくるんだ黒ずくめでまさに“完全武装”といった出で立ち。友人らしき男性と早歩きでホテル街の路地を何度も曲がり、5分ほどかけて結局、最初に見かけた場所に戻ってきた。そして、近くにある雑居ビルの一階の店舗に迷うことなく入っていった。 店をよく見ると「デリバリーヘルス」とある。デリバリーヘルスとは、ホテルなどに客から指名された女性を派遣してサービスする風俗店。調べてみると満島たちが入った店は、最高級のギャルを派遣するというのを売りにしているらしい。 店から出た満島と友人は、路地の奥にあるラブホテルに到着すると、裏口から入って行く。そして2人の後を追うかのように先ほどの店から派遣されたらしい女性が2人、今度は正面の入り口から入って行った――。 結婚わずか2年目で目撃された「ラブホ浮気」。満島の妻は目鼻立ちのはっきりした美人で、タレントや芸能関係者からも信頼の厚い、敏腕マネジャーだったという。結婚した経緯について満島は、本誌のインタビューでこう語っている。 「『どうもはじめまして』で、『うわ、この人と一生一緒にいるわ』ってそれだけです」 まさに“運命”だった妻との出会い。しかし、満島はわずか2年でその妻を裏切ってしまったのだ。満島と友人が店に入ってから約2時間後。女性たちがラブホテルから出てきて、店の方へ戻っていく。その直後、携帯電話で誰かと話しながら友人と外へ出てきた満島は、フードを目深にかぶった姿で足早に街中に消えていった。 本誌インタビューでは「誰にでも優しくしてしまう。でも、いちばん近くにいる人はおろそかにしてしまう……」とも語っていた満島。あまり度が過ぎると、取り返しのつかないことになるかも。
2017年03月07日俳優・小出恵介が出演する、妻夫木聡主演の映画『愚行録』(2月18日公開)の特別映像が20日、公開となった。同作は作家・貫井徳郎氏の同名ミステリ小説を映画化。1年前に起こった一家殺人事件の取材を開始した週刊誌記者・田中(妻夫木)が、妹・光子(満島ひかり)の問題を抱えながら、関係者の証言によって事件の背後にあった人間関係の摩擦に気付いていく様を描く。小出が演じるのは、殺害されたエリートサラリーマン・田向浩樹。今回公開された特別映像では、同僚の渡辺(眞島秀和)と喫煙室で身勝手な男の会話を繰り広げる。渡辺に対して、田向が「この間の飲み会覚えてる? 山本さんって子いたじゃん?」と話し、実はその日のうちに男女の関係になったことを明かす。「ええやん、付き合うたら」と言う渡辺に、「会ってその日にやっちゃう子なんて嫌だよ。そんな軽い女」と言い放った。20日に誕生日をむかえ、32歳になったばかりの小出。爽やかで真面目な役のイメージも強いが、大人の技巧で憎めない「身勝手男」を演じた。
2017年02月20日女優の吉岡里帆(24)が17日、今年初めて自身のブログを更新。ファンから「久しぶりの更新待ってました!」と喜びの声が上がっている。TBS系ドラマ『カルテット』(毎週火曜22:00~)に出演中の吉岡。本作で女優の満島ひかり演じるすずめがよく口にしている言葉「ミゾミゾ」をタイトルにしたブログで、「お久しぶりです。吉岡里帆です。2017年、初投稿です。明け過ぎましておめでとうございます。」とファンへ新年の挨拶をし、「日が長く長く空いてしまい、すみません。また、少しずつではありますがよろしくお願い致します」と呼びかけた。そして、カルチャー誌『COMMERCIAL PHOTO(コマーシャル・フォト)』(写真:てんてん)での写真を公開。また、『カルテット』の撮影について「今日も軽井沢は雪景色です」と写真を添えて報告し、「『カルテット』制作チーム皆んな寒さに負けず頑張っています。謎だらけの第1幕が終わり、真意の第2幕に入ります。ミゾミゾします…」とつづった。2016年9月以来となる投稿に、「久しぶりの更新待ってました!」「久しぶりの里帆さんの言葉にドキがムネムネします」「明け過ぎましておめでとうございます(笑)」「ブログ更新、首を長~くして待ってたのであ~~る」「わあ~~ひさびさのブログ更新嬉しいです」とファンから喜びの声が寄せられている。
2017年02月18日俳優の妻夫木聡が2月18日(土)、都内で行われた主演作『愚行録』の初日舞台挨拶に出席。「今日は『何でも上手にできるように』とジョーズの絵が入った勝負パンツを履いています。あまりに履き過ぎて、穴が開いて、自分で縫いました」と“秘密”を明かしていた。第135回直木賞の候補になった貫井徳郎氏の同名小説を映画化。週刊誌記者の田中(妻夫木さん)は1年前に発生し、未解決のままになっているエリートサラリーマン一家殺害事件を取材しながら、被害者一家を取り巻く羨望や嫉妬、駆け引きといった人間の“愚行”を目の当たりにする。「直感で出演したいと思った。確実に心に傷あとを残してくれる映画」(妻夫木さん)。舞台挨拶には妻夫木さんをはじめ、主人公・田中の妹を演じる満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、石川慶監督が出席した。妻夫木さんと満島さんは、映画『悪人』をはじめ、共演経験があるだけに「ひかりちゃんだったら、付き合いも長いから、(演技について)話し合いなしで、通じ合っている部分があり安心していた。女優さんとして尊敬している」(妻夫木さん)、「右に同じです。妻夫木さんがお兄ちゃんじゃなければ、演じられなかった」(満島さん)と互いに全幅の信頼を寄せていた。また、市川さんは昨年、夫で俳優の戸次重幸との間に第1子となる男児を出産して以来、初めての公の場に。「3日ぐらい前に息子を抱っこして予防接種に行ったら、帰りにギックリ腰になりまして…。いまも、立っているのがやっとです。コルセットをして、ここに立っています」と“秘密”を披露していた。『愚行録』は現在公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愚行録 2017年2月18日より全国にて公開(C) 2016「愚行録」製作委員会
2017年02月18日公開初日を迎えた映画『愚行録』の舞台あいさつが18日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、石川慶監督が出席した。ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎による直木賞候補作の同名小説を映画化にした本作は、ロマン・ポランスキーなどを輩出した名門・ポーランド国立映画大学で演出を学んだ石川慶監督の長編映画監督デビュー作。主人公・週刊誌の記者である田中役を妻夫木聡、田中の妹・光子役を満島ひかりが務め、人間関係における羨望、嫉妬、見栄、駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の愚行が複雑に絡み合い、人間性が極限まで試される戦慄の群像劇を描き出す。妻夫木は「このお話は見終わった後に『面白い!』というような感じではないかもしれませんが、皆さんの心に確実に何かを残せる作品だと思っているので、最後までスクリーンの絵の中に引き込まれていただければと思います」とアピール。妹役の満島ひかりについて「ひかりちゃんだったら話し合いを抜きにして、通じ合っている部分があると思っているので、安心したというのが正直な感想です。女優さんとして尊敬できるし、人間としてもお付き合いが長いので、話し合って構築するよりも感覚的に一緒に入れられるという思いが最初からあり、心強かったですね」と話し、満島も「右に同じく(笑)。私も妻夫木さんがお兄さんじゃなければできなかったと思います」と信頼を寄せていた。劇中で満島扮する光子がある秘密を抱えているが、それにちなみ「自身の秘密は?」という共通質問に、妻夫木は「秘密って言った時点で秘密じゃないですよね」と疑問を呈すも「今日は勝負パンツを穿いています。上手に何でもできるように『ジョーズ』のパンツを穿いています。あまりにも穿きすぎて穴が開いていたので、先日自分で縫いました(笑)」と告白。そんな妻夫木の回答に満島は「妻夫木さんが『ジョーズ』のパンツを穿いているのをみんなが想像している! 面白い(笑)」と茶化すなど観客の笑いを誘っていた。
2017年02月18日2017年に入り、早いものでもう2月になりましたが、段々とドラマが面白くなってきましたね。2016年に大流行した『逃げるは恥だが役に立つ』のような名作ドラマは今年も生まれるのでしょうか。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに、「2017年1月の新ドラマで一番面白いと思うドラマ」についてアンケートを取ってみました!あなたはどのドラマが一番好きですか?●2017年1月の新ドラマで一番面白いと思うのは?・1位:嘘の戦争……27%(29人)・2位:カルテット……23%(24人)・3位:東京タラレバ娘……15%(16人)・同率4位:A LIFE~愛しき人~……6%(6人)・同率4位:スーパーサラリーマン左江内氏……6%(6人)・6位:お母さん、娘をやめていいですか?……5%(5人)・7位:大貧乏……4%(4人)・同率8位:おんな城主直虎……3%(3人)・同率8位:嫌われる勇気……3%(3人)・同率8位:視覚探偵 日暮旅人……3%(3人)※10位以下は省略※有効回答者数:106人/集計期間:2017年2月1日〜2017年2月3日(パピマミ調べ)●1位:嘘の戦争『つよぽんのSMAP解散後初の主演ドラマとあって、もともと注目度は高かったけど、実際に見てみたらつよぽんの演技力に圧倒されました。やっぱり俳優としての力がすごい です。ドラマの内容も面白く、これからも見続けたいドラマナンバー1です』(45歳女性/主婦)『配役が抜群。草なぎ剛のつかみどころのないキャラが詐欺師の役とうまくマッチしてるし、水原希子のうさんくさい役もばっちり。これは普通に楽しめるドラマ』(37歳女性/販売)第1位に輝いたのは、『嘘の戦争』で27%(29人)という結果になりました。草なぎさんのSMAP解散後の初主演ドラマであるため、ドラマが始まる前からなにかと話題になっていましたね。現在では4話まで放送されていますが、すべて視聴率が10%を超えており、役者の演技・脚本ともに評価されています。ネット上ではとくに草なぎさんの演技力に感嘆する声が多く聞かれ、普段バラエティで見せる“ゆるい姿”とは全く別の顔にドキッとする人が続出しているようです。SMAPの看板を外したことで視聴率が取れないのではないかという懸念もありましたが、見事に前評判を跳ね返しましたね。物語はこれから中盤戦へ入っていきますが、今後の展開に期待したいです。●2位:カルテット『とにもかくにも高橋一生を見たくてドラマ見続けてます笑 。他のキャストも演技派ばかりだし、安心してみれる数少ないドラマ』(34歳女性/事務)『嘘の戦争みたいな展開早いドラマも好きだけど、カルテットみたいなゆったりしたドラマの方が好き。満島ひかりの演技やっぱうまいな〜』(39歳女性/飲食)第2位にランクインしたのは、『カルテット』で23%(24人)という結果になりました。キャストが松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平という実力派揃いであること、演出が『重版出来!』『逃げるは恥だが役に立つ』を担当した土井裕泰さんであることなどから前評判は良かったですね。実際にドラマが始まってみると、先の読めないストーリー展開に釘付けになったという人が続出。今期最も“クセになる”ドラマとして注目されています。人間関係のもつれを描くのがうまく、“逃げ恥”のような万人受けするドラマではないものの、一度ハマると抜け出せないような魅力があります。また、ストーリーそっちのけで高橋一生さんに癒やされるために見ているという人も少なくないようです。現状では回を重ねるごとに視聴率が下がってしまっているカルテットですが、中盤以降で巻き返すことはできるのでしょうか。●3位:東京タラレバ娘『私自身“タラレバ”で生きている人間だから、倫子たちの気持ちが痛いほどわかる。ときどき見るのがツラくなるけど、なんだか最後まで見たいと思える不思議なドラマ 』(33歳女性/通信)『原作のような悲壮感が足りないけど、今期ドラマの中では東京タラレバ娘が一番面白いかな。自分にも思い当たるところがあって共感できるし』(38歳女性/主婦)第3位は『東京タラレバ娘』で15%(16人)という結果になりました。東京タラレバ娘といえば、『海月姫』などで有名な人気漫画家・東村アキコさんの漫画が原作ということもあって一部で注目を集めていましたが、主要キャストの3人の実年齢が皆20代であることから批判の声が上がっていました(原作では30オーバーの設定)。前評判としてはあまり良くなかったですが、実際に始まってみると視聴率は10%超えをキープ。原作に親しんでいた人たちからは批判の声があがる一方、初見の人たちからは好評価のようです。とくに一番のミスキャスティングと言われていた大島優子さんが意外と役になじんでいて評判となっています。タラレバ娘たちの今後の活躍に要注目ですね。----------いかがでしたか?現時点では2017年の一番面白いドラマは『嘘の戦争』となりました。草なぎさんがSMAP解散後、ソロとしてしっかりと活躍しているのがうれしいですね。今後の展開によっては順位が変動することも十分あり得るので、どのドラマもしっかりとチェックしておくようにしたいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜14位)】2017年1月の新ドラマで一番面白いと思うのは?()●文/パピマミ編集部
2017年02月06日長編小説「死の棘」で知られる島尾敏雄と、自身も作家である妻・島尾ミホ、戦後文学史に残る伝説的夫婦を題材にした映画『海辺の生と死』で、満島ひかりが主演を務めることが分かった。時は1945年、太平洋戦争末期――。奄美群島、加計呂麻島(かけろまじま)。岬に囲まれた小さな集落は戦争の影に覆われていた。ある日、海軍特攻艇の部隊を率いる朔(さく)隊長が、新たに駐屯してくる。島の子どもたちに慕われ、隊員たちと酒を飲むより島唄を習いたがる…そんな彼を眩しそうに見つめる、国民学校教師のトエ。ある日、トエは朔からの手紙を受け取る。「今夜九時ごろ浜辺に来て下さい」。トエは、胸の高鳴りを抑えられなかった。体の中に宿った狂おしいほどの愛に戸惑う女。いつまでも下されない特攻の出撃命令を待ち、無為に日々を過ごす男。敵からも見離されたような静かな島は、ゆっくりと終戦を迎えようとしていた――。「私小説の極北」と評され、戦後文学の傑作として現在も多くの読者を惹きつけている「死の棘」の作家・島尾敏雄と妻・ミホ(いずれも故人)が、それぞれに出会いのエピソードを綴った小説「島の果て」と随筆集「海辺の生と死」を原作にした本作。2人が出会い、永遠に解くことのできない赤い糸で結ばれるまでの時間を描いた「死の棘」へと続く愛の物語となる。映画の舞台となるのは、透き通った青い海に囲まれ、緑濃い葉が生い茂り、圧倒的な生命力に満ちあふれる奄美群島内の加計呂間島。その美しさから“神の住む島”とも呼ばれる場所を舞台に、ミホの分身にあたる主人公トエを演じるのは、ドラマ「カルテット」が現在放送中、まもなく妻夫木聡と兄妹役を演じた『愚行録』の公開も控える満島さん。日本随一の演技力と圧倒的な存在感を併せ持つ彼女が、『夏の終り』以来、4年ぶりに単独主演を務める渾身作となる。主人公トエを演じるにあたり、満島さんは「この脚本と共に、私自身の本性を自らあばいてやろうと思いました。なんにせよ、一生抱えていかなきゃいけない作品になったと思います」と語り、並々なる気概を覗かせている。「私のルーツは奄美大島にあります」という満島さんは、沖縄育ちだが、祖母が奄美の生まれ。本作では島唄(奄美民謡)の歌唱にも挑戦し、「撮影中、楽しめたことも、できなくて悔しかったこともいっぱいあったけど、奄美のすごさを感じる日々でした」とふり返っている。劇中、満島さんが披露する島唄は、UAとの共作でも知られる奄美島唄の第一人者、朝崎郁恵が歌唱指導に当たった。満島さんのDNAに組み込まれた繊細な歌声は、奄美の美しい自然と共鳴し、観る者の心を揺さぶるに違いない。今年2017年は、島尾ミホの没後10年、島尾敏雄の生誕100年にあたる。関連書物から浮き彫りになる島尾夫婦がたどった生涯は、評論家や作家により「究極の夫婦愛」を描いたものと評され、とりわけ苛烈で劇的な人生を歩んだミホは「純粋無垢ゆえに狂気に至った聖女」と位置づけられている存在。ちなみに、傑作ノンフィクション「狂うひと―『死の棘』の妻・島尾ミホ―」を記した梯久美子が、本作の脚本の監修を務めている。この戦後文学史に残る伝説的夫婦の愛の物語でメガホンを取ったのは、安藤サクラ主演、ヤン・ヨンヒ監督『かぞくのくに』など数多くの作品のプロデューサーとして知られる越川道夫。2015年の『アレノ』に続き、本作が監督2作目となる。越川監督は、「満島さんは、島尾ミホさんをモデルにしたトエを演じ、彼女の戦時中の恋とその時代を、激しく狂おしいまでに駆け抜けていきました。ぼくたちは、島の人々を、島にしげる木々を、島の歌を、海を、満島さんが歌えばその歌声と呼び交すように鳴き始める鳥たちを愛し、彼らとともにこの映画を作りました」と語り、奄美の島で実現した本作に万感のコメントを寄せている。『海辺の生と死』は7月、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月01日松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平という豪華なキャストでおくるTBS系火曜ドラマ「カルテット」の第3話が、1月31日(火)今夜放送。今回の放送では満島さん演じる世吹すずめが隠してきた過去が明らかになるという。「東京ラブストーリー」や「Mother」「最高の離婚」などこれまでいくつものヒット作を生みだしてきた坂元裕二による完全オリジナルである本作。5年ぶりの連ドラ出演となる松さんが「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀(まき まき)を、満島さんがチェリストの世吹すずめを、高橋さんがヴィオラ奏者・家森諭高を、松田さんが第2ヴァイオリン奏者の別府司をそれぞれ演じ、“カルテット”として物語を奏でていく。さらに吉岡里帆が「カルテット」の4人が訪れるライブレストランの従業員で元地下アイドルの来杉有朱に、そのほか八木亜希子、富澤たけし(「サンドウィッチマン」)、Mummy-D、藤原季節、高橋源一郎、前田旺志郎、岩瀬寛子、中村優子、もたいまさこらも出演している。すずめがいつものように別荘で気ままに過ごしていると、有朱がやってきて「休みなのにデートしないのか。なぜ彼氏を作らないのか」とたずねる。「告白が苦手だ」とすずめが答えると有朱は「大人は誘惑するものだ」と語り方法をレクチャー。その後ノクターンに向かう準備をしていた4人、諭高は真紀と司が同じボーダー柄の服を着ていることに気づき、「特別な関係に見えてもいいのか」と指摘、司は急いで着替える。真紀がボーダーを着るときの条件を聞くと「昨日ボーダーを着てた人と会うとき」と諭高は持論を展開。ようやくノクターンに到着すると、そこにはボーダーを着た見知らぬ少年(前田旺志郎)が。その少年は突然「あなたのお父さん、もうすぐ亡くなります」と告げすずめは動揺する――というのが3話のストーリー。前回の2話では司の真紀に対する想いが明らかになったが、今度はすずめのいままで隠してきた過去のトラウマが明らかになる。夢が叶わなかった4人の「カルテット」が今夜奏でるのはどんな音色――!?「カルテット」第3話は1月31日(火)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年01月31日綾野剛主演『新宿スワンII』が現在公開中の園子温監督の代表作にして、日本映画史に残る問題作『愛のむきだし』が、編集段階でカットされたシーンを再構成、新たにTVシリーズとしてJ:COMオンデマンドおよびJ:COMプレミアムチャンネルにて配信・放送されることになった。園監督の23作目の作品にして、代表作・最高傑作と冠される『愛のむきだし』。実話をベースに描く物語の主人公は、ユウ。彼は厳格な神父の父親に懺悔するために、さまざまな“罪作り”に励み、ついには“盗撮”のプロに。女性の股間ばかり狙うユウだが、ある時、探し求めていたマリアに出会う…。主演を、いまをときめく「AAA」のリードボーカル・西島隆弘が務め、ドラマ「カルテット」や映画『愚行録』でも実力派ぶりを発揮する満島ひかり、『百円の恋』で日本アカデミー賞を受賞した安藤サクラが共演。そのほか、渡部篤郎、渡辺真起子、板尾創路らベテラン勢の力演、その後、『新宿スワン』で園監督と運命の再会を果たす綾野さんや、松岡茉優の初々しい姿も登場。また、2010年に惜しまれつつ解散したロックバンド「ゆらゆら帝国」の主題歌も、最初で最後の映画コラボレーションとして伝説と化している。セーラー服で、パンツ丸出しで蹴りをかます満島さんの炸裂する迫力を筆頭に、西島さんのアクティブな“盗撮魔”や、カルト教団の教祖役を怪演した安藤さんなど、瑞々しい個性のぶつかり合いと、4時間という上映時間をまったく感じさせないスピーディな演出が相まって、かつてない衝撃作に。世界にも飛び出し、2009年の第59回ベルリン国際映画祭「国際批評家連盟賞」「カリガリ賞(観客賞)」をW受賞するなど、国内外の数々の映画賞を受賞した。その後、『冷たい熱帯魚』やヴェネチア国際映画祭受賞作『ヒミズ』、大ヒット作『新宿スワン』などへと繋がる、園子温の名を名実共にメジャーに押し上げた作品として、いまなお高い人気を誇っている。そして今回、2007年の撮影開始から、ちょうど10年を経た2017年、4時間(237分)の上映時間となった本作をTVシリーズとして、まったく新しい形でリブート。6時間あった編集初期段階の“ファーストカット”、いわば幻のバージョンを元に、全編脚本通りに再構成し、未使用シーンを1時間以上復元、全音楽・音響も再構築。さらに各話30分のTV仕様に仕上げ、全10話のTVシリーズとなった。まさしく、『愛のむきだし』の【最長版】にして【ザ・テレビショー】。このように映画から変貌するTVシリーズは、過去にはフランシス・F・コッポラ監督が『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザーPART2』を時系列に編集し直し、未使用シーンを50分追加、同じように再構成を試みた「ゴッドファーザー テレビ完全版」の放送や、ベルナルド・ベルトルッチ監督が『ラストエンペラー』に膨大な未使用シーンを投入し、再構成を行った「ラストエンペラー・オリジナル全長版」くらいしか存在しないという。本作では映像のクオリティも、10年前からさらに向上させるため、デジタル技術を駆使し、4K化(2K→4Kアップコンバート)を当時の撮影監督・谷川創平氏立会いのもと、より鮮やかできめ細かい高精細・高解像での映像追求も行っている。「完全版」「ディレクターズ・カット」「エクステンディットバージョン」などとは明らかに一線を画す、日本映画ではかつてない別バージョンの最長版にして、TVシリーズ。掟破りのドラマが、製作・撮影開始から10年の記念イヤーに産声を上げる。<園子温(原案・脚本・監督)コメント>あの削除した台詞が、あの削除したシーンが、ついに帰って来た!あの名作が、8年ぶりに完璧な“ドラマ”になって帰って来ただけでも感動的なのに、久々に見るこの作品は、何もかもがいまも新しい。役者達が活き活きと画面を走り抜け、完璧なハーモニーを奏でていた!「愛のむきだし【最長版 ザ・テレビショー】」は、J:COMオンデマンドにて第1話~4話を2月1日(水)より、第5話~10話を2月15日(水)より配信開始。J:COMプレミアチャンネルにて第1話~4話を2月4日(土)・11日(土)22時より、第5話~10話を2月18日(土)・25日(土) 22時より放送。(text:cinemacafe.net)
2017年01月29日俳優の妻夫木聡と満島ひかりが22日、都内で行われた映画『愚行録』(2月18日公開)のジャパンプレミアに、共演の小出恵介、臼田あさ美、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満、石川慶監督とともに登場した。同作は作家・貫井徳郎氏の同名ミステリ小説。1年前に起こった一家殺人事件の取材を開始した週刊誌記者・田中(妻夫木)が、妹・光子(満島ひかり)の問題を抱えながら、関係者の証言によって事件の背後にあった人間関係の摩擦に気付いていく様を描く。何度も共演しており、今回も兄妹役を演じた妻夫木と満島は気心の知れた仲の様子。満島は過去の"愚行"として、舞台挨拶などに出始めたころは「ずっとこういう顔してしか写真に残ってなかった」と、真顔で映っていたという表情を再現した。満島はその後、妻夫木に「袖で『あのね、マスコミの人も、毎日たくさんいろんな取材をして、ここにきてるの。だから疲れて怒ってる顔に見える時もあるけど、そうじゃなくて、ちゃんと撮りにきてるから』」と諭されたことを明かした。満島は「(妻夫木から)ちゃんと大人として対応しなきゃダメだよ』って、怒られたことがあります」と振り返り、「ほんとにすみません」と、過去の自分の表情を反省していた。
2017年01月23日俳優の妻夫木聡と満島ひかりが1月22日(日)、兄妹役で共演する意欲作『愚行録』の完成披露試写会に出席。撮影を前に不安があったという満島さんは「メールで妻夫木さんに『でも頑張ります。愛してるよ』と送ったら、『愛してるよ』と返ってきた」と明かした。第135回直木賞の候補になった貫井徳郎氏の同名小説を映画化。週刊誌記者の田中(妻夫木さん)は1年前に発生し、未解決のままになっているエリートサラリーマン一家殺害事件を取材しながら、被害者一家を取り巻く羨望や嫉妬、駆け引きといった人間の“愚行”を目の当たりにする。絶望的な事件の真相を知り、極限まで追い込まれる主人公を演じた妻夫木さんは「観終った皆さんに『楽しんでいただけましたか?』と聞けるような題材ではないですが、この愚行をじっくりと味わっていただければ…」と神妙な面持ち。満島さんとは『悪人』(李相日監督)でも共演しており、「お互いにがっちりとつかまれている“何か”があるので、役作りとか考えず、その場に生きることだけを意識し、現場にいられたのはすごく救いでしたね」と全幅の信頼を寄せていた。完成披露試写会には妻夫木さんと満島さんに加えて、小出恵介、臼田あさ美、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満、本作が長編デビューとなる石川慶監督が出席した。臼田さんは今月14日にロックバンド「OKAMOTO’S」のドラマー・オカモトレイジとの結婚を発表して以来、公の場に登場するのは初めてで、「新年早々、携帯電話を洗濯機で洗ってしまい、数日間、音信不通に(笑)。しばらく携帯のない生活を、気持ちよく過ごしました。すみません…」と自らの“愚行”をわびていた。『愚行録』は2月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月23日主演に松たか子、共演に満島ひかり、高橋一生、松田龍平らを迎え“夢が叶わなかった”4人のひと冬の共同生活を描くTBS系火曜ドラマ「カルテット」が1月17日(火)今夜から放送開始となる。初回15分拡大。ある日、4人は“偶然”出会った。女ふたり、男ふたり、全員30代。4人は、夢が叶わなかった人たちである。人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。彼らは“カルテット”を組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた――。「東京ラブストーリー」をはじめ「Mother」「最高の離婚」「Woman」など伝説的ヒット作の数々を手がけた脚本家である坂元裕二が、冬の軽井沢を舞台に巻き起こる大人たちの人間ドラマを描く完全オリジナル作品。「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀(まき まき)には、「HERO」シリーズや映画『告白』などで知られ本作が5年ぶりの連ドラ出演となる松さん。チェリストの世吹すずめにはアーティストから女優へと活躍の場を広げ、NHKドラマ「トットてれび」での黒柳徹子役や映画『悪人』での演技も印象的な満島さん。ヴィオラ奏者・家森諭高にはドラマ「民王」や「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」、昨年大ヒットした『シン・ゴジラ』などで注目される高橋さん。第2ヴァイオリン奏者の別府司には『舟を編む』や『ぼくのおじさん』など数々の映画やドラマに出演、今作がTBSドラマ初出演となる松田さん。この4人を取り巻く人々として、カルテットの4人が訪れるライブレストランの従業員で元地下アイドルという来杉有朱に吉岡里帆、さらに八木亜希子、富澤たけし(サンドウィッチマン)らも出演。主題歌には椎名林檎の書き下ろし楽曲「おとなの掟」が起用。この楽曲を松さん、満島さん、高橋さん、松田さんの4人がドラマ限定ユニット「Doughnuts Hole」で歌唱する。主題歌に合わせて特別に撮り下ろされたエンディング映像にも注目だ。第1話は軽井沢にやってきた4人がライブレストランで演奏しようという話になるが、その店では“余命9か月”のピアニスト・ベンジャミン瀧田がレギュラー演奏していた。そこで真紀は突拍子もないことを言い出す…というストーリー。イッセー尾形がベンジャミン瀧田を演じてゲスト出演する。「カルテット」は1月17日(火)22時~TBSにて放送。初回15分拡大。(笠緒)
2017年01月17日いよいよ放送間近となった松たか子主演新火曜ドラマ「カルテット」。この度、本作の主題歌が椎名林檎の書き下ろし楽曲「おとなの掟」に決定した。ある日、4人は“偶然”出会った。女ふたり、男ふたり、全員30代。4人は、夢が叶わなかった人たちである。人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。彼らは“カルテット”を組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた――。本ドラマは、「Mother」「最高の離婚」などを手掛けた坂元裕二の完全オリジナル作品。冬の軽井沢を舞台に巻き起こる、大人たちのラブストーリーを描いていく。そして、そんな人間ドラマの名手・坂元氏の元に豪華俳優陣が集結。ヴァイオリン奏者・巻真紀演じる松さんを始め、チェリスト・世吹すずめ役の満島ひかり、ヴィオラ奏者・家森諭高役の高橋一生、第2ヴァイオリン奏者・別府司役の松田龍平らの豪華共演も話題だ。今回主題歌に決定した「おとなの掟」は、椎名さんが作詞・作曲を手掛けた、「カルテット」のためのオリジナル楽曲。そしてなんと、今回の主題歌はメインキャストの松さん、満島さん、高橋さん、松田さんがこのドラマ限定で結成したユニット「Doughnuts Hole」が歌唱することも決定!劇中で弦楽四重奏を奏でる4人が、弦楽器のみならず歌声でもハーモニーを楽しませてくれるという。なお、本主題歌に合わせて特別に撮り下ろされた映像が、ドラマ本編の最後にエンディング映像として流れる予定。こちらもどんな仕上がりになっているのか楽しみだ。<椎名林檎コメント>このたびはとびきりの作品へ参加させていただき光栄です。ありがとうございます。キャストのみなさんがそれぞれ、担当される弦楽器を猛特訓中と伺い、作曲時に4人分の弦楽パートもご用意してしまいました。てっきりマジで弾いてくださるのかと早合点して。それと、Mummy-Dがご出演されることは、年明けにネットのニュースで知りました。本来なら冒頭32小節くらい彼の時間として書くべきでした。ごめんなさい。今回そうはなっておりませんが、次回はそういたします。でも、みなさんほんとうにかっこよく唄ってくださり、しあわせです。よろしければドラマとともにほんのりご賞味いただきたいと思います。何卒。「カルテット」は1月17日より毎週火曜日22時~放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年01月14日1月17日よりTBS系でスタートする連続ドラマ『カルテット』(毎週火曜 22:00~ ※初回は15分拡大)の特別試写会&舞台あいさつが行われ、松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平が出席した。フジテレビ系のドラマ『東京ラブストーリー』(1991年)や日本テレビ系のドラマ『Mother』(2010年)などヒット作を手掛けた脚本家・坂元裕二のオリジナル作品となる同ドラマ。軽井沢を舞台に、偶然出会った男女4人がカルテットを組み、共同生活を送りながら人間ドラマが繰り広げられる、というストーリーだ。松たか子は「緊張と緩さが微妙に見え隠れして、毎日がドラマなんだと自分にふと返ってくるというか、突き刺さる感じで楽しいんですけどちょっと怖いドラマです」と同ドラマの魅力について説明。その松は同ドラマでバイオリンを演奏するが、「初めてなので日々努力していますが、監督さんと楽器の先生にお任せしています。でも出来るだけのことはしたいと思っているので頑張ってはいます。でも、バイオリンが私を認めてくれない感じですね」と苦労しているようだったが、松田から「松さんがメキメキと腕をあげています。それが僕の日々のストレスというかプレッシャーを受けていますね」と絶賛されていた。この日登場した4人の出演者が軽井沢の別荘で共同生活を送るという同ドラマにちなみ、「自分以外の3人の意外な一面は?」という質問に松田が「松さんは意外じゃないかもしれないんですけど、バイオリンを真剣になりすぎるとアゴが出るんです」と回答。それを受けた松は「色んな人に注意されて(笑)。でもいいんです!」と開き直り、逆に松田の意外な一面を「龍平くんはフルーツを盛り付けるのが好きなんです。私はただ食べているけど『ちゃんと盛り付けて食べるとより美味しんですよ』と龍平くんから言われて反省しました。ちゃんとしていて意外でしたね」と明かしていた。
2017年01月10日俳優の松田龍平が1月9日(月・祝)、都内で行われた連続ドラマ「カルテット」舞台挨拶に登壇し、いつも通りのゆるい龍平ワールド全開に、松たか子と満島ひかりに対するクレームエピソードを披露して会場を沸かせた。この日は、高橋一生も来場した。冬の軽井沢を舞台にした本作は、偶然の出会いからカルテットを組むことになった、30代・男女4人の交流を、恋、涙、笑い、秘密、嘘を織り交ぜて描く大人のラブサスペンス。リーダー的存在の第2ヴァイオリン奏者・別府司役の松田さんは、「僕自身、リーダーはあまりやりたくないタイプなので、そういう意味では新鮮」と本役を楽しんでいる様子。しかし不満もあるようで、初めて触るヴァイオリン演奏に苦戦している中、第一ヴァイオリン担当の巻真紀役の松さんが「メキメキ腕をあげて、もう本当に引けるんじゃないかというくらい上手くなっていて、それが僕の日々のストレス。プレッシャーを与え続けられている」とクレーム発言。さらに、マイペースなチェリスト・世吹すずめ役の満島さんにもクレームが投げかけられたよう。満島さんは「私はすごく面倒くさい人なので、皆さんが優しいから頑張ってやれています。こだわりを持つし、面倒くさいし…」と自虐的に自分の性格を明かし、「『もう一回(演奏を)やりたいです』って、みんなはやりたくないかもしれないのに何回も言って…」と撮影時のエピソードを申し訳なさそうに述懐。そんな満島さんを、松さんと高橋さんは「そんなことないです」と優しくフォローするが、松田さんは「僕は一回、『(もう)芝居やりましょう』って言っちゃいました」とぶっちゃけ。満島さんも「松田さんからは『もういいんじゃない?ストイックにならなくても』と言われています…」とうなだれ、笑いを誘った。連続ドラマ「カルテット」は1月17日(火)22時~TBS系にて放送。(初回15分拡大)(text:cinemacafe.net)
2017年01月09日本日12月24日(土)は俳優・中村倫也の30歳の誕生日。2016年は主演作『星が丘ワンダーランド』や「闇金ウシジマくん Season3」の“洗脳くん”などでひと際注目を集めた実力派は、2017年も話題作に続々出演。なかでも、妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美らと共演を果たす『愚行録』から新たな場面写真が解禁となった。エリートサラリーマンの夫(小出恵介)、美人で完璧な妻(松本若菜)、そして可愛いひとり娘の田向一家。絵に描いたように幸せな家族を襲った一家惨殺事件は、迷宮入りしたまま一年が過ぎた。週刊誌の記者である田中(妻夫木聡)は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。ところが、関係者たちの証言から浮かび上がってきたのは、理想的と思われた夫婦の見た目からはかけ離れた実像、そして証言者たち自身の思いもよらない姿だった。その一方で、田中も問題を抱えている。妹の光子(満島ひかり)が育児放棄の疑いで逮捕されていたのだ…。直木賞候補となった貫井徳郎によるミステリー小説を、本作で長編デビューを果たす新鋭・石川慶監督が映画化した本作。中村さんは、殺害された田向の妻(旧姓:夏原)友季恵と同じ大学の同級生だった、尾形孝之役を演じている。妻夫木さん扮する週刊誌記者の田中が取材する証言者の1人だ。1986年生まれ、東京都出身の中村さん。2005年にダンカン監督の『七人の弔』で俳優デビュー。舞台「ライチ☆光クラブ」「RENT」「ヒストリーボーイズ」などでも活躍し、主な出演映画には『マエストロ!』『ピース オブ ケイク』『やるっきゃ騎士』、さらに『星ガ丘ワンダーランド』『日本で一番悪い奴ら』など話題作ばかり。ドラマでも「ファーストクラス」や「下町ロケット」などで注目を集め、「闇金ウシジマくん Season3」では甘い言葉を巧みに操り、女性とその家族を洗脳するサイコパスの熱演が話題となった。今回の映画『愚行録』では、20代前半の大学生役から30代半ばの少し疲れた社会人となった尾形孝之を演じ分けている。大学時代はまだ世間を知らないあどけなさを醸しつつ、さまざまな経験をしてきた社会人の尾形は、週刊誌記者・田中の取材に応じる姿も何かを諦めたような空気感を出す熱演ぶり。大学時代のラクロスをプレイするシーンのために、入念にラクロスの練習をして役作りも行ったという。2017年は本作を皮切りに、『3月のライオン』(前篇3月18日、後編4月22日公開)、『先生!』(秋公開)など注目作が目白押し。ブレイクを迎えても、着々とキャリアを積んでいく若手屈指の演技派・中村倫也の活躍に、これからも目が離せない。『愚行録』は2017年2月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月24日ラブストーリーからアクション、社会派問題作からコメディまで幅広い役柄を演じ、今年も『怒り』などの演技が絶賛されている綾野剛。このほど、綾野さんが『私の男』『夏の終り』などの気鋭・熊切和嘉監督の最新作『武曲MUKOKU』に主演。その衝撃的な特報映像とティザーチラシが解禁となった。海と緑の街、鎌倉。矢田部研吾(綾野さん)は、幼いころから剣道の達人だった父・将造(小林薫)に鍛えられ、その世界で一目置かれる存在となった。ところが、父にまつわるある事件から、研吾は生きる気力を失い、いまではどん底の日々を送っている。そんな中、研吾のもう一人の師匠である光邑師範(柄本明)が彼を立ち直らせようと、ラップのリリック作りに夢中な少年、羽田融(村上虹郎)を送り込む。彼こそが、本人も知らない恐るべき剣の才能の持ち主だった――。芥川賞作家・藤沢周の「武曲」を、熊切監督が映画化。主人公の落ちぶれた剣道青年、矢田部研吾(やたべ・けんご)を演じるのは、満島ひかり主演『夏の終り』以来、約3年ぶりに監督とタッグを組む綾野さん。いまや日本映画になくてはならない俳優となった綾野さんの、第二の黄金期の幕開けにふさわしい意欲作となる。また、研吾と宿命の対決をするラップ好きの高校生・羽田融融(はだ・とおる)を演じるのは、『ディストラクション・ベイビーズ』「仰げば尊し」などで今年いっそうの飛躍を見せ、CMでの受験生姿も話題を呼んでいる村上さん。研吾の恋人・カズノ役には前田敦子、研吾とカズノが通う小料理屋の女将・大野三津子(おおの・みつこ)役に吹雪ジュン、研吾の父・矢田部将造(やたべ・しょうぞう)には、『夏の終り』では“恋敵”を演じた小林さん。そして、研吾の師である剣道八段の僧侶・光邑雪峯(みつむら・せっぽう)を演じるのは柄本明と、実力派の面々が揃った。今回解禁となった特報は、道場や庭先、体育館、そして嵐の中など、さまざまなシチュエーションで剣を交わす男たちの迫力あるシーンが連続。剣を手にし、その道を学んだ者の精神を感じさせる、セリフが一切ないストイックな作りとなっている。中でも印象的なのは、身なりは落ちぶれていながらも射貫くような鋭い研吾の視線。綾野さん演じる研吾のその視線は何を見据え、何を思うのか…?そんな彼と宿命の対決を果たす、村上さん演じる融との決闘シーンも垣間見ることができ、嵐の中でもキャストたちの並々ならぬ熱量が伝わってくるかのよう。さらに、特報全篇にわたって流れる池永正二「あらかじめ決められた恋人たちへ」の音楽が、観る者の想像をかきたてていく。研吾と融との宿命の対決を軸に、研吾と父・将造、そして師・光邑との、“父と子”、“師匠と弟子”の闘いと絆を描く、激しくも熱い男たちの物語の熱量を、まずはこちらから感じてみて。『武曲MUKOKU』は2017年6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月23日映画『愚行録』が、2017年2月18日(土)より全国で公開される。本作は、貫井徳郎による第135回直木賞候補作「愚行録」の映画化。日本からの唯一の長編実写作品として、第73回ベネチア国際映画祭「オリゾンティ・コンペティション」部門で正式上映され、世界的に注目を集めている話題作だ。ストーリーは、ある幸せな家庭を襲った一家惨殺事件をきっかけに展開。その事件の関係者たちの「語り」を通して、残酷なまでにリアルで繊細な描写で、人間の内面が描き出される。それぞれの人物の心に潜んだエゴや、欲望、嫉妬、見栄、駆け引き…。極限まで人間性を試すような迫真迫る展開に、観る者自身の生き方が問われるような戦慄の群像ミステリーだ。事件を追う週刊誌記者を演じるのは、『怒り』の体当たり演技でも話題を呼んだ妻夫木聡。さらに、満島ひかりや、小出恵介、臼田あさ美など、日本の映画界に名を連ねる実力派俳優が勢ぞろいする。■ストーリーエリートサラリーマンの夫、美人で完璧な妻、そして可愛い一人娘の田向一家。絵に描いたように幸せな家族を襲った一家惨殺事件は迷宮入りしたまま一年が過ぎた。週刊誌の記者である田中は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。ところが、関係者たちの証言から浮かび上がってきたのは、理想的と思われた夫婦の見た目からはかけ離れた実像、そして、証言者たち自らの思いもよらない姿であった。その一方で、田中も問題を抱えている。妹の光子が育児放棄の疑いで逮捕されていたのだ―。【詳細】『愚行録』公開日:2017年2月18日(土) 全国ロードショー出演:妻夫木 聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜監督:石川 慶原作:『愚行録』貫井徳郎脚本:向井康介音楽:大間々 昂(C)2017「愚行録」製作委員会
2016年12月10日TBSは火曜ドラマ「カルテット」を2017年1月より放送することを発表した。主演は松たか子、共演には満島ひかり、高橋一生、松田龍平。ある日、4人は“偶然”出会った。女ふたり、男ふたり、全員30代。4人は、夢が叶わなかった人たちである。人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。彼らはカルテットを組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた――。本作は、「Mother」(日本テレビ)、「最高の離婚」(フジテレビ)、「Woman」(日本テレビ)など、数々のヒット作を手がけた坂元裕二氏の完全オリジナル脚本。冬の軽井沢を舞台に巻き起こる大人のラブストーリーとヒューマンサスペンスを描く。主人公の巻真紀(まき まき)を演じるのは、日曜劇場「運命の人」(TBS)以来、実に5年ぶりの連続ドラマ出演となる松さん。カルテットの中で第一ヴァイオリンを担当している真紀は、家庭があるため普段は都内で生活し、週末だけ演奏のために軽井沢に通っている。極端なネガティブ思考で自ら主張することは少なく、ほかのメンバーたちより一歩引いた存在。しかし、時に核心に触れる発言をするなど、とらえどころのない人物。また、チェリスト・世吹すずめ(せぶき すずめ)役には、満島さん。すずめは、無職のため司の祖父が所有する軽井沢の別荘に住みついている。基本的に寝て過ごしていることが多いが、ひとたびチェロを手に取ると人が変わる。常にマイペースでのんびりしているが、カルテットに加わったのにはある目的があり…。さらに、ヴィオラ奏者・家森諭高(いえもり ゆたか)役に映画『シン・ゴジラ』での好演も記憶に新しい高橋さん。諭高は、妙に理屈っぽく、自己のこだわり満載の一風変わったキャラクター。そして、真紀と同じくヴァイオリン担当の第2ヴァイオリン奏者・別府司(べっぷ つかさ)役に、現在公開中の主演映画『ぼくのおじさん』をはじめ、数々の映画やドラマに出演する松田さん。松田さんがTBSドラマに出演するのはこれが初のこと。音楽一家に生まれ、ドーナツ会社に勤めながらヴァイオリンを弾いている司。4人の中で唯一、冷静にほかの人物とコミュニケーションを取ることができるリーダー的な存在。カルテットの活動の拠点として祖父が所有する別荘を提供する。一見、何不自由ない生活を送っているように見える司にも、誰にも言えない秘密があった・・・。以下、キャストコメント。■松たか子コメントラブ・サスペンス、ラブ・サスペンス、ラブ・サスペンス・・・、と繰り返しつぶやいていると、何だかにやにやしてしまう、若干自覚のない私ですが、こんなに魅力的なスタッフ・キャストとこの冬を過ごせるのが、本当に楽しみです。頑張ります! 是非ご覧くださいませ。■満島ひかりコメントプロデューサーの佐野さんが「いつか坂元さんの脚本で一緒にドラマを作るのが夢です」と語ってくれたのは4年ほど前のこと。松さんとのタイミングを合わせて、松田さんや高橋さんがやってきて、楽しくなりそうだワクワクするなと思っていたら、“弦楽四重奏”ですとっ!私はチェロ弾きの役ですが、正直大変です。あと3年は練習したいし、どんなことになるのか未知です。ですが、ドラマを見た方が何だか癒される作品になるといいなと思います。だいすきな坂元さんの脚本と面白い先輩たちに囲まれて、始まる前の今がいちばん幸せかもしれません。■高橋一生コメントオファーをいただいたときは「やったー!」という思いでした。僕が演じる諭高という役は、一般的に言うといわゆる変わった男なのですが、彼の中にルールがあって、そのルールに沿っているだけ。「変人なんだ」というカテゴリーには飛ばないように演じようと思います。なによりせっかくこのような4人が集ったので、変に頭の中で役作りをせず、みなさんの出方や現場の雰囲気を見て役に入り込んでいければなと思います。台本を読み、人間というのはかくも滑稽で、かくも愛しいんだなというのを非常に感じました。画面を通して、「人間ってとても愛すべき存在なんだ」とみなさんに思っていただけるとうれしいです。■松田龍平コメントちょっと変わった3人と弦楽四重奏をはじめることになりました。何かと秘密がありそうな4人が、これからどんなカルテットになって行くのか楽しみです。ヴァイオリンは初めてなので頑張ります。美しい冬の軽井沢を舞台に、軽妙なやりとりにクスッと笑い、予期せぬ展開にハラハラしながらも人生の真実に触れて驚かされる…。4人の実力派俳優陣と、人間ドラマの名手である脚本家・坂元裕二による豪華コラボレーションの本作。放送を楽しみに待ちたい。火曜ドラマ「カルテット」は2017年1月より毎週火曜午後10時~TBS系で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年11月30日女優の松たか子が、2017年1月スタートのTBS系ドラマ『カルテット』(毎週火曜22:00~22:54)で5年ぶりに連続ドラマ主演を務めることが29日、明らかになった。満島ひかり、高橋一生、松田龍平と共演する。同ドラマは、『Mother』(日本テレビ)、『最高の離婚』(フジテレビ)、『Woman』(日本テレビ)など、数々のヒット作を手がけた脚本家・坂元裕二による完全オリジナル作品。冬の軽井沢を舞台に巻き起こる大人たちの人間ドラマを描く。"偶然"出会った30代の男女4人がカルテット(弦楽四重奏)を組み、軽井沢で共同生活を送ることになるが、その"偶然"には大きな秘密が隠されていた。主人公の巻真紀を演じるのは、2012年放送の日曜劇場『運命の人』(同局)以来、5年ぶりの連続ドラマ出演となる松たか子。カルテットの中で第一ヴァイオリンを担当している真紀は、家庭があるため普段は都内で生活し、週末だけ演奏のために軽井沢に通っている。そして、チェリスト・世吹すずめ役に満島ひかり、ヴィオラ奏者・家森諭高役に高橋一生、第2ヴァイオリン奏者・別府司役に松田龍平が決定した。松は「ラブ・サスペンス、ラブ・サスペンス…と繰り返しつぶやいていると、何だかにやにやしてしまう、若干自覚のない私ですが、こんなに魅力的なスタッフ・キャストとこの冬を過ごせるのが、本当に楽しみです」と期待。満島は「私はチェロ弾きの役ですが、正直大変です。あと3年は練習したいし、どんなことになるのか未知です。ですが、ドラマを見た方が何だか癒やされる作品になるといいなと思います」と打ち明けつつ、「だいすきな坂元さんの脚本と面白い先輩たちに囲まれて、始まる前の今が一番幸せかもしれません」と喜んでいる。高橋も「オファーをいただいたときは『やったー!』という思いでした」と喜び、「せっかくこのような4人が集まったので、変に頭の中で役作りをせず、みなさんの出方や現場の雰囲気を見て役に入り込んでいければなと思います」とコメント。松田は「何かと秘密がありそうな4人が、これからどんなカルテットになって行くのか楽しみです。ヴァイオリンは初めてなので頑張ります」と意気込んでいる。(C)TBS
2016年11月30日俳優・妻夫木聡主演の映画『愚行録』(2017年2月18日公開)予告編とポスタービジュアルが18日、公開された。同作は作家・貫井徳郎氏の同名ミステリ小説。1年前に起こった一家殺人事件の取材を開始した週刊誌記者・田中(妻夫木)が、妹・光子(満島ひかり)の問題を抱えながら、関係者の証言によって事件の背後にあった人間関係の摩擦に気付いていく様を描く。予告編では、キャスト陣の役柄が判明。殺された田向浩樹を小出恵介、妻・友季恵を松本若菜が演じる。また、宮村淳子役の臼田あさ美、稲村恵美役の市川由衣、尾形孝之役の中村倫也、渡辺正人役の眞島秀和も登場する。被害者・関係者による、それぞれの思惑を感じさせる”語り”が登場し、事件の真相に迫っていく田中は「悪魔みたいな生き物が、この世にはいるんです」と発言。一方で、満島演じる田中の妹・光子の姿も挿入され、”仕掛けられた3度の衝撃”というキャッチコピーが大きく表示される予告編となっている。
2016年11月18日第73回ベネチア国際映画祭「オリゾンティ・コンペティション」部門で、日本から唯一、長編実写作品として正式上映された妻夫木聡×満島ひかりの『愚行録』。このほど、妻夫木さん、満島さんを取り囲む豪華実力派キャストたちが、全員イヤ~なやつであることが見えてくる本予告編が完成。意味深な笑みを浮かべる本ビジュアルも解禁となった。ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎の直木賞候補作を映画化。東北大学物理学科出身で、ロマン・ポランスキーを輩出したポーランド国立映画大学で学んだ期待の異才・石川慶が、満を持しての長編監督デビューを果たす。撮影はポーランド出身のピオトル・ニエミイスキが担当し、鮮烈な印象を与えている。絵に描いたように幸せなエリートサラリーマン一家を襲った惨殺事件の真相を追う、週刊誌の記者・田中を主人公にした本作。今回の予告編は、先日解禁された特報映像よりも各キャストの人物像がより明らかになり、それぞれが妙にイヤ~な感じを醸し出し、「誰は犯人だ!」と、ますます謎が増していく映像に仕上がっている。登場するのは、妻夫木さん、満島さんはじめ、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和といった豪華実力派俳優陣。被害者、関係者を含む彼らの、思惑を持った表情とセリフが次々と飛び出してくる。「俺のために動いてくれたお礼は、ちゃんとしてるよね?」と被害者の田向浩樹(小出さん)がイヤミたっぷりに言えば、田向夫婦の学生時代の同級生・宮村淳子(臼田さん)は「やめてよ、人のせいにするの」、さらに「皆、愚かで空っぽなのよ」(稲村恵美役/市川さん)、「人間ってホンマ勝手な生き物やなあって思いますけどね」(渡辺正人役/眞島さん)と、矢継ぎ早に登場するイヤ~なセリフの数々。実は、他人のことを語っているようでいて、話している彼ら自身の本性が露わになっていく。果たして、真の被害者、そして加害者はいったい誰なのか?また、「私、殺した人知ってます」という声の主が、満島さん演じる田中の妹・光子であったことが分かる。そして、田中が放つ「悪魔みたいな生き物が、この世にはいるんです」という締めくくりの言葉と共に、画面いっぱいに登場する「仕掛けられた3度の衝撃」とは…?そして、冒頭に笑顔で走り希望に満ちていたはずの光子は、どんな秘密を抱えてしまったのか…?併せて解禁となった本ビジュアルでは、そんな豪華キャストたちの表情に迫ったカットで構成されており、妻夫木さん演じる田中武と満島さん演じる田中光子以外、全員が含みをもった笑みを浮かべ、イヤ~な印象を残している。「他人を語り、本性を現すのは、誰だ?」のキャッチコピーがさらに不穏さを押し出し、彼らの“愚行”の数々を予感させる仕上がりとなっている。『愚行録』は2017年2月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月18日鬼才・園子温監督が完全オリジナル脚本で挑んだ最新作『ANTIPORNO(アンチポルノ)』。このほど、主演の新星女優・冨手麻妙が、物憂げに横たわるエロティックなポスタービジュアルが解禁。さらに、浅野忠信主演『淵に立つ』での演技が絶賛されている実力派女優・筒井真理子が、本作で初の本格ヌードを披露していることが分かった。小説家兼アーティストとして時代の寵児となった京子(冨手さん)。極彩色の部屋に籠もり、マネージャーの典子(筒井さん)が伝えるスケジュールを分刻みでこなす毎日。現実と虚構、サディズムとマゾヒズム、自由と不寛容、カリスマと奴隷…寝ても覚めても終わらない悪夢。私は京子なのか?京子を演じているのか?虚構と現実の狭間で、京子の過去の秘密が暴かれていく――。園監督が自身のオリジナル脚本で挑んだ最新作は、製作開始45周年を迎える“日活ロマンポルノ”リブートプロジェクトの一環。そのほか、塩田明彦監督、白石和彌監督、中田秀夫監督、行定勲監督ら第一線で活躍する監督陣が、完全オリジナル新作のロマンポルノを28年ぶりに撮りおろすことでも注目されている。これまで、『愛のむきだし』の満島ひかり、『ヒミズ』の二階堂ふみをはじめ、起用した若手女優や俳優が次々とブレイクしている園監督が、新たに見初めたのは、本作が長編映画の単独初主演となる女優・冨手さん。『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』などにも出演しており、「園監督の作品のためなら脱ぐ」と“裸上等”で難しい役どころに挑戦している。そして、冨手さんが演じる京子のサディスティックな振る舞いを受け止めるマネージャー・典子を演じているのが、本年度カンヌ国際映画祭「ある視点部門」審査員賞を受賞した『淵に立つ』での熱演が絶賛されている、実力派・筒井さん。冨手さんと同様、本作で初めて本格ヌードを披露しており、美しく過激な問題作で真の女優魂を見せつける。もちろんカメレオン女優と評されるだけに、幅の広い演技力で本作に堂々たる存在感を残し、物語中盤の“ある仕掛け”にも最大限の効果を発揮。園監督からの信頼も厚く、これまでも多くの園作品に出演。海外資本で製作され日本での公開は未定のオムニバス映画『Madly』の中で、園監督が手がけた短編『Love of Love』では、主演を筒井さんが務め、冨手さんが共演を果たしている。今回、本作から解禁されたビジュルでは、劇中にも登場する絵画(画家・篠原愛による)が使用され、物憂げに横たわる少女・京子が夢みる虚構の世界を表現。新作ロマンポルノに適用されているルール「10分に1回の濡れ場」がしっかりと守られつつも、園流の映画表現が爆発した作品を匂わせている。さらに、本作は12月8日から開催される第1回マカオ国際映画祭へ招待され、冨手さんが参加することが決定。マカオ国際映画祭は、世界3大映画祭であるベネチア国際映画祭など数々の国際映画祭ディレクターをつとめたマルコ・ミュラーが作品を選定し、今年が立ち上げとなる世界の映画関係者が注目する映画祭。本作は“いま”を表現するアジア映画が対象となるガラ部門「Hidden Dragons」に出品される。『ANTIPORNO』は2017年1月28日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月15日近年、手がける舞台作品が高い評価を受けている演出家・熊林弘高さんとともに、満島ひかりさんは、いま舞台『かもめ』の絶賛稽古中。「以前に出演した熊さんの舞台では、稽古中の出来事ひとつひとつがすべて宝物みたいで、できあがった作品が好きすぎて、お客さんに見せたくなかったくらい(笑)。熊さんは『この役はこう演じてください』ではなく、私たちのなかに潜んでいるその人を、一緒に探しながら進めてくださるんです。だから、こうしてまた一緒にやれるのが、本当にうれしいんです」舞台への期待感を伺うと、大切なものを扱うような慎重さで丁寧に言葉を選びながら、そう語る。「熊さんほど勉強している演出家はいないんじゃないかと思うくらい、作品のことを愛しているんです。戯曲から役の繊細な心理や道理までも丁寧に読み取ろうとしているのがわかるから、その言葉に納得するし信頼できる。何より、熊さんのセンスが好きなんですよ」その熊林さんの稽古場では、いったい何がおこなわれているのだろう。「稽古場にスタッフを入れずにやるのがいいんですよね。役者が恥をかける環境を作ってくれるし、芝居だけに集中できるんです」というのも満島さんは、「繊細なところを感じながら演じようとすると、どうしても周りで起きる小さなハプニングまで拾ってしまう」ことも多いのだとか。つまり、それだけ感性を研ぎ澄まして役に臨んでいるということでもある。だから、観客の前で演じるのは、怖い。「ただ、その場にいる人たちとだけ共有できる空気の蠢(うごめ)きみたいなものがあって、それは二度と味わえない。そうやって目の前でパッと輝いて滅びていくところが、舞台の好きなところでもあります」ロシアに暮らす大女優の母と作家志望の息子、そして彼らを取り巻く人々の物語。ロシアの作家・チェーホフの戯曲で、これまでに何度も上演されている傑作だ。「あの時、奇跡を掴んでいたら何かが変わったかもしれないのにって、多くの人は奇跡的な瞬間を見逃しながら時を過ごしている。奇跡のような出来事なんて何も起こらず、そこにあるのはただただ日常で、そこに描かれている人間たちは、いつの時代にも当てはまるおかしさなんですよね。読むほど、口に出すほど面白い戯曲なんです。そのホンの素晴らしさを、情景として見せることができたらと思っています。そして、観た方が家に帰った後に、ふっとその情景が立ち上がってくる瞬間があったらうれしいです」◇みつしま・ひかり1985年生まれ。黒柳徹子さんを演じた話題のドラマ『トットてれび』が10月23日よりNHK BSプレミアムで再放送決定。来年2月には映画『愚行録』の公開も控える。◇作家志望のトレープレフ(坂口健太郎)は、大女優の母(佐藤オリエ)の前で、恋人・ニーナ(満島ひかり)を主役に自作の舞台を披露する。しかしその評価はさんざんなもので…。10月29日(土)~11月13日(日)池袋・東京芸術劇場プレイハウス作/アントン・チェーホフ翻訳・上演台本/木内宏昌演出/熊林弘高出演/満島ひかり、田中圭、坂口健太郎、渡辺大知、あめくみちこ、山路和弘、渡辺哲、小林勝也、中嶋朋子、佐藤オリエS席8000円A席6500円(すべて税込み)東京芸術劇場ボックスオフィスTEL:0570・010・296www.geigeki.jp宮崎、松本、札幌、滋賀、相模原、豊橋公演あり。※『anan』2016年10月26日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・星野加奈子インタビュー、文・望月リサ
2016年10月21日7月23日より公開スタートした劇場版「ワンピース」最新作『ONE PIECE FILM GOLD』。前作から3年半の沈黙を破り放たれたファン待望の本作が、この度Blu-ray&DVDとなって12月28日(水)に発売されることが決定した。世界中の大富豪たちが集い、昼夜問わずショーやアトラクションが繰り広げられる世界最大のエンターテインメントシティ“グラン・テゾーロ”へ乗り込んだ麦わらの一味。そこは世界政府すら手を出すことのできない“絶対聖域”で、海軍も海賊も関係なく、誰もが街のルールに則ってカジノやアトラクションに興じていた。色めき立つルフィたちの前に現れたのは、金の力で世界政府ですら容易く動かし、天竜人をも懐柔するほどの権力を持つ“黄金帝”ギルド・テゾーロ。すべてが豪華絢爛なその街の裏では、テゾーロによる圧倒的な支配が渦巻き、ルフィたちはなすすべもなく街の非情なルールに飲み込まれていく…。そんな中、テゾーロから天竜人への「史上最高額の天上金」の存在が明らかとなり、その支配力は世界を揺るがすほどの暴走を始めていた。すでに動き出してしまった新世界の“怪物”にざわめき始める世界政府、そして革命軍。「自由とは、支配とは」この海を制するための答えを懸けていま、ルフィたちの信念を掛けた闘いが幕を開けようとしていた――。コミックスの累計発行部数は世界で3億2,000万部を突破し、2009年の『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(興行収入48億円)、2012年の『ONE PIECE FILM Z』(興行収入68.7億円)と、公開の度にアニメの枠を超えて映画業界に大きな嵐を巻き起こしてきた劇場版シリーズ。 前作から3年半の沈黙を破り公開された本作は、前作に続き再び総合プロデューサーを原作者・尾田栄一郎が務め、原作の世界観はそのままに、徹底的に新しさを追求し、劇場版シリーズを新たな次元へと導いた。また、お馴染みの麦わらの一味たちのほかにも個性豊かなキャラクターたちが登場!その声を担当するゲスト声優も豪華で、かつて「Folder5」としてTVシリーズの主題歌を担当したこともある満島ひかりを始め、濱田岳、菜々緒、ケンドーコバヤシ、北大路欣也らが熱演している。今回発売されるBlu-ray&DVDには、豪華特典を封入した初回生産限定「GOLDEN LIMITED EDITION」を用意。また特典映像として、これまで映像としてメディア露出をしてこなかった尾田氏が初めて動画インタビューに答えた「尾田栄一郎インタビュー完全版」や、映画の制作過程、アフレコ現場に潜入した「メイキング・オブ・FILM GOLD」、完成披露や初日舞台挨拶の模様を収めた「イベント集」のほか、公開時にセブンイレブン限定で公開されたFILM GOLDの直前のストーリーを描いた「ワンピース フィルムゴールド ~episode0~」も収録されている。『ONE PIECE FILM GOLD』Blu-ray&DVDは12月28日(水)よりリリース。※レンタル同時開始(cinemacafe.net)
2016年10月17日妻夫木聡と満島ひかりのタッグで描く『愚行録』。この度、本作が日本から唯一の長編実写映画として「第73回ベネチア国際映画祭」オリゾンティ・コンペティション部門でワールドプレミアとなる公式上映が行われ、満島さんと石川慶監督が出席した。本作は、ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎による直木賞候補作の同名小説を原作とし、主人公・週刊誌の記者である田中役を妻夫木聡、田中の妹・光子役を満島さんが務めたほか、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和など実力派揃いのキャストが出演。またメガホンを取ったのは、本作で長編映画監督デビューを飾った石川監督。人間関係における秘められた羨望、嫉妬、駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の“愚行”(=愚かな行為)が複雑に絡み合い、見る者の人間性が極限まで試される戦慄の群像劇となっており、予想を覆す展開に圧倒的な衝撃が走る新たなる傑作ミステリーが誕生した。現地時間9月6日(火)、この日まず最初に石川監督、満島さん、撮影のピオトル・ニエミイスキ、オフィス北野のプロデューサー・加倉井誠人が記者会見に登場。石川監督は「まず小説を読ませていただいた時に、この小説自体が日本の縮図という感じがしました。実際、映画化するにあたって告白のスタイルで各人物がチャプターに分かれていて一人称で語っていくスタイルなのでチャレンジでしたが、映画化することには意味があると思ってお受けしました」と監督をすることになった経緯を話し、加倉井氏は「この作品をどのように解釈するのか、我々の方としましては、大きな意味ではミステリーであって、娯楽性を秘めた作品になると思っています。娯楽性の中に隠されたテーマ性、目に見えない階級社会とか無意識なものをどう感じてもらえるのかが楽しみです。見ているうちに引き込まれていくこの作品を、日本のお客様には届けていきたい」とコメント。そして、ピンク地にゴールドの花があしらわれた華やかなPRADAのドレスで登場した満島さん。本映画祭の出席は初となる満島さんは、「船に乗っている時から雰囲気が違うと感じました。住んでみたいと思いました」とベネチアの印象述べる。本作の出演のきっかけについては、「長編を初めて撮る石川監督の誠実さに惹かれました」と明かし、「難しい題材なので、ディスカッションができる監督じゃなきゃ難しいのではと思いました。石川監督はディスカッションができる監督でした」とコメント。また、この日の上映において「とても日本的な題材を扱っているので、どこまで伝わるかなと思っています」と期待を寄せ、来年日本でに公開を控えることについては、「どう感じてもらえるのかが楽しみです。原作が人それぞれ捉える形が違ったので、映画の公開が楽しみです」と公開を待ち望んでいた。その後フォトコールをはさみ、レッドカーペットイベントに参加した際にはサインに応じる姿も。そして、夕方からは行われたワールドプレミアには、約700名が世界で初めて鑑賞し、上映が終わると満島さんと石川監督は5分間の拍手喝采を浴び、大盛況のうちに終了した。『愚行録』は2017年2月18日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月07日妻夫木聡と満島ひかりが兄妹役を演じ、第73回ベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門で唯一の長編実写日本映画としてワールドプレミアを迎える『愚行録』。その公開日が2017年2月18日(土)に決定し、特報とティザービジュアルが解禁となった。閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。被害者・田向浩樹(小出恵介)は大手デベロッパーに勤めるエリートサラリーマン。妻の友季恵(松本若菜)は物腰が柔らかく、近所からも慕われる上品な美人。夫婦は娘とよく買い物に出かけるなど、誰もが羨む仲睦まじい“理想の家族”として知られていたが、田向は自宅の1階で、友季恵と娘は2階寝室で刺殺された姿で発見され、世間を騒然とさせた。やがて未解決のまま1年が過ぎ、風化していく事件。週刊誌記者の田中(妻夫木さん)は、改めて真相を探ろうと関係者の証言を追い始める。しかし、そこから浮かび上がってきたのは田向夫妻の姿からは想像もできない、うわさの数々だった――。ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎の直木賞候補作を、妻夫木さん、満島さんはじめ、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和といった豪華実力派俳優人で映画化した本作。監督は、本作で長編映画監督デビューを飾った期待の異才・石川慶。革新的、独創的な若手作家・独立系作家の監督作や長編デビュー作がプレミア上映される、ベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門への正式出品が決定している。特報映像の冒頭では、1年前に起きた一家惨殺事件の真相を追う、妻夫木さん扮する週刊誌の記者・田中が「田向さんを殺した人って誰なんですか?」と問いかけると、眞島さん、小出さん、臼田さん、松本さん、中村さん、市川さんが演じた人物が次々と登場。それぞれが含みのある表情を見せる中、何者かによる「私、殺した人を知っています」という衝撃の告白が聞こえてくる。続いて、美しくも、表情を失ったようにうわの空でどこかを見つめる、満島さん演じる田中の妹・光子の姿が。果たして、理想的な家族を惨殺した犯人は誰なのか。また、光子が持つ秘密とは…?そして、<仕掛けられた3度の衝撃>との文字が、立て続けに映し出される登場人物たちの衝撃の瞬間を覆っていく…。ティザービジュアルにも配されている、「そこには、悪意も、善意もない。」というコピーが、繰り広げられる“愚行”(=愚かな行為)の数々を予感させるミステリー。その一端を、まずはここから覗いてみて。『愚行録』は2017年2月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月12日貫井徳郎の小説を妻夫木聡、満島ひかりの共演で映画化する『愚行録』の特報映像と新ビジュアルが公開になった。今月末に開催される第73回ベネチア映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門で正式上映されることが決定している話題作だ。公開された特報映像始まりは、閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。被害者の田向浩樹(小出恵介)は、大手デベロッパーに勤めるエリートサリーマンで、妻の友季恵(松本若菜)は物腰の柔らかい上品な美人。ふたりは娘とよく買い物に出かけるなど、誰もが羨む仲睦まじい“理想の家族”として知られていたが、田向は1階で、友季恵と娘は2階寝室で刺殺された姿で発見される。特報映像は、未解決のまま一年が過ぎ、風化していく事件の真相を追う週刊誌の記者・田中(妻夫木)が、「田向さんを殺した人って誰なんですか?」と一家の隣人や、知人・友人に問いかけるところから始まる。次々に映し出される関係者は、皆一様に含み笑いのような表情を見せ、そして何者かが「私、殺した人を知っています」と衝撃の告白をして終わっている。特報映像とビジュアルに登場する「そこには、悪意も、善意もない。」というコピーと、記者・田中が目の当たりにする田向家へ向けられる噂の数々は、観る者に何を突きつけるのか? 本作は、複雑に絡み合う人々の思惑や感情を描き出す作品になりそうだ。『愚行録』2017年2月18日(土)全国ロードショー
2016年08月12日妻夫木聡×満島ひかりのタッグで、ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎の直木賞候補作を映画化した石川慶監督作品『愚行録』が、8月31日(現地時間)より開催される第73回ベネチア国際映画祭にて、ワールドプレミア作品を集めたオリゾンティ・コンペティション部門の正式上映作品に決定。由緒ある映画祭で、世界に向け初お披露目されることが分かった。エリートサラリーマン、その妻、そして1人の子どもが何者かによって惨殺された。犯人不明のまま、世間を騒然とさせた一家殺人事件から1年。週刊誌記者の田中(妻夫木聡)は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。だが、関係者のインタビューを通してあぶり出されるのは、理想的な夫婦の外見からはかけ離れた実像。そして次第に浮かび上がってくる事件の真相とは…。これまで、園子温監督『冷たい熱帯魚』『地獄でなぜ悪い』や、西島秀俊主演作『CUT』(アミール・ナデリ監督)、加瀬亮主演『自由が丘で』(ホン・サンス監督)などが出品され、塚本晋也監督『KOTOKO』がグランプリを受賞するなど、日本関係作品が高い評価を受けてきたベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門。主に長編デビュー作や、革新的、独創的な若手作家・独立系作家の監督作品に焦点を当てる部門としては世界最高峰の1つに数えられている。そこでワールドプレミア上映されることになった本作。第135回直木賞候補作に選出された著者・貫井氏渾身の原作を映像化するのは、ロマン・ポランスキーを輩出したポーランド国立映画大学で演出を学び、本作で長編映画デビューを果たす石川慶監督。脚本は、『マイ・バック・ページ』『聖の青春』などで注目を集めている向井康介が務める。主人公の記者・田中を演じるのは、日本アカデミー賞を受賞した『悪人』の李相日監督作『怒り』も待機している妻夫木さん。田中の妹・光子役には、映画・テレビで幅広く活躍し、『ONE PIECE FILM GOLD』では声優を務める満島ひかり。また、共演には小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリと平田満ほか、人気実力派俳優たちが集結する。石川監督とっては、カンヌ、ベルリンと並び世界三大映画祭であるベネチアで世界デビューを果たす快挙。本映画祭への出品決定を受け、監督や原作者の貫井氏からもコメントが到着。さらに、一家惨殺事件の真相を追う週刊誌記者・田中に扮した妻夫木さんが、意味深な目線を向ける初の劇中写真も解禁となっている。予想を覆す展開に衝撃が走る超傑作ミステリー群像劇に、世界がどんな反応をするのか、引き続き注目していて。<コメント>■貫井徳郎(原作者)試写を観たとき、これは世界で勝負できる作品だろうと直感しました。だから今回のベネチア国際映画祭への出品は、まったく驚きではありませんでした。世界でどのように評価されるのか、いまはただただ楽しみです。■石川慶(監督)いろいろな人に支えられながら、必死で撮りあげた『愚行録』が、憧れのベネチア国際映画際に選出され、その舞台で長編監督としてのスタートを切れる自分は、ほんとうに幸せ者だと思うと同時に、背筋が伸びる思いでいます。支えてくれた素晴らしいキャスト、スタッフに感謝しかありません。そして、願わくば皆の思いがベネチアの観客に届きますように。■加倉井誠人(プロデューサー)『愚行録』がその質の高さを評価されまして先ずは海外の地で披露される事を光栄に思っております。この冒険心あふれるミステリー作品が新たなる力を蓄えまして、しっかりと日本のお客様にお届けできればと願っております。『愚行録』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月28日