「10月から、改正育児・介護休業法が施行され、育児休業の期間が延長されます。これまで、育児休業は原則子どもが1歳になるまでで、保育所に入れないなどの理由があれば、最長1年半まで取得できました。10月以降も原則は変わりませんが、最長期間を2年までに延長します」 こう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。現在、女性の育児休業取得率は81.8%と、比較的浸透しているといえる(’17年7月・厚生労働省発表)。とはいえ、あいかわらず保育所は不足している。今年の待機児童数は4月時点で2万6,081人。昨年より2,528人増加した。3年連続の増加だ(’17年9月・厚生労働省発表)。 「保育所探しに苦しんでいるママたちにとって、育児休業期間の延長は、選択肢を広げるメリットがあります。保育所は4月入所がほとんどです。これまでは4月に入所するために、1歳未満で育児休業を切り上げ、復職する人も多かったと思います。たとえば8月生まれの子は、翌年4月にはまだ生後8カ月です。ここで復帰せず最長の1年半休んだとすると、2月に育休期間が終わり、まだ保育所に入所できない3月に復職しなければなりませんでした」(荻原さん・以下同) 会社によっては休暇を延長できるが、育児休業給付金はもらえない。生後8カ月でも入所しか選択肢はないと考える人もいただろう。 「育児休業期間を2年に延長すると、子育てに専念できる期間が長く持てます。さらに、生まれ月にかかわらず、休業中に4月が2回ありますから、保育所に入所できるチャンスも増えるでしょう。待機児童の減少も期待されています。育児休業は、正社員だけのものではありません。1年以上雇用されているなどの要件を満たせば、パートや契約社員でも取得できます。『非正規だから』と遠慮せず、会社と交渉してみてください」 また、育児休業中は育児休業給付金が支給される。 「給付金は、最初の6カ月間が給料の67%。それ以降は50%です。10月以降は、育児休業の延長に伴って、給付金も最長2年間支給されます。育児休業給付金は、雇用保険からの給付です。昨年10月から、従業員501人以上の会社で働く年収106万円以上のパートなどは、健康保険と厚生年金、雇用保険の3つの社会保険に加入することが義務になりました。あとは雇用期間などの条件をクリアすれば、パートでも派遣社員でも育児休業給付金の対象です。忘れずに申請しましょう」 一方、介護休業は、介護される人1人につき、93日間取得できる。今年1月からは、期間を3分割して、取得できるようになった。 「休業中は介護休業給付金が支給されます。以前は給料の40%でしたが、昨年8月からは、給料の67%に引き上げられています。今年からは分割して介護休業を取得しても、その都度、給付金を受け取れます」 確かに、制度自体は利用しやすく改正されてきた。しかし、荻原さんはこう続ける。 「しかし、介護休業は認知度の低さが問題です。介護休業を『知らない』『聞いたことはあるが内容まではわからない』を合わせると、82.5%の方が『よくわからない』と回答しています(’16年11月・オリックス・リビング調べ)。政府は、『介護離職ゼロ』や『待機児童ゼロ』を掲げています。そのためには、地道な制度の周知・宣伝活動と合わせて、利用しやすい企業風土をつくるよう、企業への指導も徹底してほしいものです」
2017年09月08日イラストレーターをしているやまもとりえです。先月、次男を出産しました。2人育児は大変ですが、一度通った道だからか、1人目の時よりは少しだけ余裕が出てきました。これから次男も含めた4人家族のお話もちょこちょこ書かせていただきます。
2017年09月03日2人育児、同時にいろいろなことが起こります。これは二太郎がまだ新生児、私も二児の母にデビューしたての頃のこと…。イチコのときはありえなかった、トイレ内授乳!2人目、そらたくましくもなりますね。こちらは最近のこと。同時にこんなことが起きました。2人とも同時にギャン泣きパニック! その激しいこと。もはや感動レベル。家の中だったのもあり、もう早く泣き止ませるなんて意識が吹っ飛びました。とりあえずこの惨状を動画に撮り、旦那と実家族に送り…。そして大事に取っておいて、いつか2人の結婚式で流してやろうと思ってます。ふふふ!
2017年08月28日こんにちは!イラストレーターのにわゆりです。日々育児に奮闘しているかーちゃんですが、そんな毎日を助けてくれる育児グッズ。最近は種類も豊富で迷ってしまいますが、買ってみたけど使わなかった~!なんてものもちらほら。なにが本当に必要なのかは使ってみないとわかりませんよね。そこで!今回は、「モン太の時には使わなかったけど、キーちゃん誕生により大活躍した育児グッズ」をご紹介します!早速ですが、1つ目はこちら!「エルゴの新生児用のインサート」です。モン太の時は、首がすわるまでほとんど外出しなかったですし、外出したとしてもベビーカーで近場の病院だったりと使う頻度が低く、数少ない外出の時はバスタオルで代用していたので買いませんでした。しかし、2人目ともなるとそうはいかない!キーちゃんが産まれた頃はモン太は保育園に通っていたので送り迎え必須。さらに、出かける時はモン太がベビーカーに乗ることも多かったので2人目にしてインサートを初めて購入しました。インサートはしっかりしていてセットもスムーズだったので大活躍でした! こんなことになるなら1人目の時に買っておけば良かった〜!2つ目は「スイマーバ」お風呂で使うあれです、あれ。首に浮き輪をつけてぷかぷか。あのなんとも言えない姿がかわいくて、1人目の時は興味本位で購入。しかし、モン太は気に入らなかったようでギャン泣き!2回ほど使用してタンスの肥やしになってしまったのですが、キーちゃんが産まれ、もう一度トライしてみることに…すると、キーちゃんは嫌がりもせずス〜イスイ。お風呂でたくさん泳いで寝付きも良く、とても助かりました!何よりも親が癒されるのでおすすめです。(笑)最後は、ベビーカーの後ろにつける「バギーボード」です。我が家は電車で出かけることが多く、遠出した時なんかはモン太が疲れた!とよくぐずっていたので毎回お出かけが大変でした。こちらはずっと気になっていたのですが、値段は少しお高め…なのでオークションで安くゲット!さすがに5歳ともなると自分で歩いてくれるので(乗られても重くて押すのが大変!)最近はあまり使っていませんが、モン太も喜んで乗ってくれていたのでとても便利でした。ちょっと休憩したいときに座らせる場所がない!なんて時にも活躍してくれましたよ。以上、私が便利だと感じた育児グッズです。すべて使用できる期間はとても短く、購入となると悩んでしまいがちですが、知人にゆずってもらったり、オークションで安く購入したり、レンタルしたり…知人にゆずってもらえるのが1番お財布に優しいですね!(笑)子どもが増えていくと一気にママ達の負担は倍増! 育児ストレス解消に、ぜひ使ってみてくださいね。※一部内容を変更しました。2017年7月23日
2017年07月20日はじめまして、じゃがいもころりんと申します。このたびウーマンエキサイトで執筆させていただくこととなりました40代主婦です。さっそく、私と家族を紹介させていただきます。21歳、19歳、17歳。続く4人目は…?ちょっと離れて小学生!こんな感じの我が家です。どうぞよろしくお願いします~!
2017年07月15日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。小3の長男ちゅんたん、年長の次男ゆいたん、年少の三男ほーちゃん、3兄弟の母です。二人目を妊娠中、わたしは本気で思っていました。「長男がこんなにも可愛いのに、二人目も同じように愛せるかしら」って。変わらず愛情を注ぐと決心していたが…私自身が長女なのもあり上の子の辛さや悩みもわかるため、次男が生まれてもまずは長男を第一に接してあげようと思っていました。ところがどっこい、次男が生まれて数ヵ月経った頃から、長男がうっとうしく感じてしまう自分がいました。とにかく長男にイライラしてしまうんです。「同じように愛せるかしら」とか思ってた自分が嘘のよう。愛せるどころか、うっとうしい。可愛がるどころか、冷たい態度を取る。大人げないこと極まりありません。最初は頑張っていたものの…とはいえ、産後すぐはこちらも妙なアドレナリンが出ているので、二人育児を軌道にのせるため意欲に満ちていました。特に産後一ヶ月は次男を連れて外に出られないので、2歳の長男にとっては申し訳ない気持ちでいっぱいで…。同年代の子とも触れ合わせてあげれない、外にも連れていってあげれない罪悪感から、長男が飽きないように、毎日遊びを考えて一生懸命付き合っていました。ですが、この妙な興奮状態が醒めてきた数ヶ月後。とにかく長男にイライラして、イライラして…。それまでの私では考えられないぐらい短気な人間になってしまいました。3歳児のお喋りに苦労の連続!特に私をイラつかせたのは、鳴りやまないお喋りです。3歳になった長男は何かを取り戻すかのように、喋る喋る喋る喋る…朝起きてから寝るまでずっっっと喋りかけてくるのです。(長男は喋り始めるのが遅めでした。)それも中身があるのならまだしも、絶賛乗り物オタク期。朝から晩までずっと乗り物の話&同じ質問&同じやりとりを繰り返されるうえに、生返事や相槌だけじゃ許されない。きちんと応えないと、答えるまで訊き続けてくるのですよね。これが苦痛で苦痛で…。「お願いだから5分黙ってて」って頼んでました。(全く意味ありませんでしたが。)おまけに次男が生後数ヵ月から豹変しまして、とにかくグズグズグズグズずっと泣いてる子だったんです。二番目って手がかからないはずじゃなかったの?放っておいても勝手に育つって言ったの誰!幻想はがらがらと崩れて行くなか、やっっとのことでお昼寝させて、布団に寝かせたのに、長男の呼ぶ声で起きてしまう。(1からやり直し。)もーー、腹が立って腹が立って!! どこにぶつけていいか分からないイライラを、かわいそうに、まだ3歳の長男にぶつけてしまっていました。自己嫌悪に陥る日々…辛い今なら客観的に見て原因がわかります。単純に人手不足です。3歳と0歳の子ども、1人でも育てられるって言い聞かせて頑張ってたんだと思います。(この頃の夫は、夫史上最も非協力的でひどいもんでした。)助けて! って言う素直さもなく、できるもん! って取り繕っていました。周りのお母さんもできてるんだもん。自分にできないはずがない。それなのに、どうしてこんなにイライラしてしまうんだろう。今日こそ怒らないって決めたのに今日も怒ってしまった。何度も同じことを繰り返しては自己嫌悪。当時は周りのママがみんなうまくこなしてるように見えて、素直な気持ちを吐き出せませんでした。二人育児、楽しいよ! って言ったりしてましたが、メッキをはがせば毎日自己嫌悪してる自分。辛かったです。どうしたらこの無限ループから抜け出せるのかがわからなかった。どうしたら前のように長男を可愛がれるのかがわからなかった。でも、こうなったらひとつひとつ理想のハードルをさげていくしかありません。そうだ! クレーム対応をする店員だと思うんだ!イライラしてしまう自分をダメだと思っていたけれど、イライラするのはしょうがない、人間だもん。と思うようにしました。(思わざるをえない)怒ってしまう自分をダメだと思っていたけれど、怒らない育児が素晴らしいわけではない、と言い聞かせるようにしました。そして最終的にこう思うようになりました。イライラしたっていい。怒りが湧いてきたっていい。ただ、長男に腹のうちを気づかれなければ良しとしよう。と。クレーム客に内心めちゃくちゃ腹をたてながらも、心底申し訳なさそうに謝罪する店員のように、長男にイライラしても、表現しなければセーフ!幸い、3歳なりたての長男は、直接言葉に出さなければ私の感情を読み取る能力がないように見えました。(当時)子どもは親の心を敏感に感じ取ると聞きますが、長男の場合、私が無言でさえいれば、ママがイライラしているってことに気づいていなかったのです。男子だからですかね? ほら、夫に対してだって「いちいち口に出して言わないとわかんないの!? 察してよ! 」って思うことあるでしょ? 小さくても男は男。言葉にしないとわからない。なので、イライラしたときには言葉を発しないように奥歯を噛み締めていました。口は災いのもと。ですからね。きついことを言ってしまって長男を傷つけるぐらいなら、黙っていようとしてました。もちろん、お薦めなど到底できません。理想は『愛情深いお母さん』ですから…。しかし、私はそうはなれなかった。どうしても上の子にイライラしてしまっていた。でも、イライラしてしまう事すら許せなかったらどんどん自分を追い詰めてしまう一方です。イライラしても相手に悟られなければ良し! 怒鳴ってしまいそうなら、しばらく無言で耐えしのげ!! もちろん簡単なことではありません。怒る前に深呼吸。怒りたくなったら別の部屋にいって数を数える。いろんな方法を試してみました。どれもうまくいかない事いっぱいありました。ただ、冷たい言葉を吐くぐらいなら黙る。手をかえ品をかえやりこなしていくうちに、いつの間にか、長男がかわいく思えない時期が過ぎ去っていました。怒りをどうコントロールするかは子育てにおいてずっと続くテーマだと思いますが、私が最初にぶち当たったのは二人目の産後でした。不思議なことに、3番目が生まれたあとは次男に対してこんな感情にならなかったんですよね。なぜか2番目が生まれたあとだけでした。なんだったんだろう…。
2017年04月06日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。うちのかわいい息子達、モン太とキーちゃんはちょうど年齢が3歳離れています。3歳差にこだわっていた訳ではなく、2人目を考える余裕ができたのが、ちょうどそのくらいだったからなんです。兄弟の年齢差で育児の大変さもだいぶ変わると思いますが、今回はキーちゃんがまだ赤ちゃんだった頃に試行錯誤して編み出した、とっておきの育児技についてお話したいと思います。キーちゃんが産まれてしばらくのモン太は、まだお兄ちゃんになりたてで情緒不安定、イヤイヤMAXのとっても難しい状態でした。産後半年くらいまで「ママはキーちゃんが好き、モン太はパパだけ好き」と言われ続けて毎日落ち込んでいたものです。そんな落ち込んだ気持ちの中でも、「今こそモン太のフォローをちゃんとしないといけないんだ」と2人育児の大変さにあせったり悩んだもしました。モン太はお外遊びが大好きだったので、モン太のストレスがたまらないようなるべく外に行こう! と思うのですが、一度出るとなかなか帰りたがらないモン太のことを考えると、なかなか外出は難しいのかなと外出もできない日々。そして、まだまだおっぱいの間隔も短いキーちゃんを連れて出歩くことも不安です。外でも授乳はできるけど…授乳中に隣でじっとしていられるはずがない。でも、家にこもるのもストレスがたまってあまり良くないし…。悩んだあげく編み出したのが、とある授乳スタイルだったのです。名付けて「授乳しながら追いかけるスタイル!」授乳ケープをかぶれば外からは見えないので思う存分追いかけることができるのです。(私が使っていた授乳ケープは綿の柔らかい薄手の素材だったので夏でも使いやすかったのです。)抱っこ紐で授乳をしている方も多いと思いますが、かーちゃんはモン太が赤ちゃんの時に試して上手くできなかったので、それ以降やったことがありませんでした。普通に授乳すればいいや~なんて思っていたけど、2人育児だとそうもいかない。ちょこまか動く3歳児と授乳間隔の短い0歳児。この授乳スタイルをするようになってからはお出かけする頻度も増え次第にモン太も「ママが好き!」と言ってくれるようになりました(泣)1人目の時はショッピングモールにあるきれいな授乳室で優雅に授乳し、のほほんと育児ライフを満喫していた私ですが、2人目を出産して、お出かけ先はショッピングモールから公園へ変わり、新たな育児のステージへ。2人の子育てでどんどんたくましくなっていくかーちゃんなのでした。
2017年03月22日撮影時、「来月二人揃って誕生日なんです〜」と教えてくれた辻さんファミリー。この日は代官山ボーネルンドに、お子さんたちの誕生日プレゼントを選びにきたのだとか。お天気がよかったので、中目黒もお散歩してきたそう。主役のお子さんたちは、ふたりともちょうどお昼寝中でした!ベビーカーもエルゴも、一人目のお子さんのときからの愛用品。愛着のあるアイテムを聞いたところ、ふたりとも2月生まれだったので、おくるみには暖かい素材を、と、ベビーバイツの星型を購入して使っていたのだとか。ふわふわ厚めの生地のスターのなかで眠る姿、とっても可愛かったでしょうね♡お子さんふたり連れてのおでかけ、必需品はいろいろ。ママはジャーナルスタンダードのリュックを愛用しているのだとか。手持ちループも付いており、ベビーカーのフックに引っ掛けられるのがいいところ。大きさや仕切り、開口部の広さがとっても使いやすそう!他にも、オムツポーチは頂き物のアフターヌーンティーのもの、弟くんの授乳時にはべべオレを愛用中。子育てのモットーは「挨拶、礼儀、笑顔。そして、子どもたちを笑わせること!」。ママとパパがいつも楽しく、子どもを笑わせてくれるなんて、とっても素敵なファミリーですね。ありがとうございました!
2017年03月07日初めての子の育児が落ち着いてくると、気になりはじめるのが2人目のこと。でも、今でさえあれこれ大変なのに、さらにもう1人増えてしまったら、いったい生活はどうなっちゃうの? 本当に…決断しても大丈夫!?■2人目の「壁」の向こう側、実際はどうなってるの?人によっては、勢いで産むことができた1人目の子ども。でも、実際に出産を経験し、育児の渦中に身を置くと、責任の重さと大変さがひしひし…。そのために2人目は、悩んだりためらったり、どうしても慎重になってしまうものです。実際、先輩ママにどのような日々を送っているのか聞いてみると、次のような回答が。その大変さは想像以上…とにかくハンパありません。・下の子を授乳しながら上の子のお世話。常にカラダをフル稼働!・2人一緒にいるとすぐケンカ。一日中、仲裁に入っている感じ。・上の子が赤ちゃん返りをし、さらに手がかかるように。・一緒の保育園に預けられず、送迎が地獄!・割引やサービスがあるとはいえ、どうしたって支出が増える。・重たい赤ちゃんと動き回る幼児…2人を連れての移動が大変!・疲れがピーク! 自分の劣化が止まらない…。■それでもやっぱり、子どもはかわいい!?とはいえ、増えるのは労力だけでなく、当然、喜びや楽しみも格段にアップ。単純に我が子はかわいいし、1人目ではまったく持てなかった余裕も生まれ、適度に手を抜きながら、心から赤ちゃんとの時間を楽しむことができるのだそう。さらに、上の子の目覚ましい成長をまの当たりにできるのも大きなメリット。下の子に嫉妬したり、いらぬちょっかいを出しつつも、一生懸命きょうだいの世話をしようとする我が子のけなげさには胸キュンです。中には、大変そうなママを気遣って、パパ以上の働きを見せる子も。同志のような連帯感も生まれたりして、母子関係も大きく変化するそうです。きょうだいとはいえ、似て非なるもの。性格も違えば育て方も違う。そうした違いを驚き、楽しめるのも、きょうだい子育ての醍醐味。家庭内も活気づきます。 ■先輩ママの決断の決め手自分にできるのだろうか…。そんな不安を抱えつつも壁を乗り越え、きょうだい子育てにいそしむ多くの先輩ママたち。決断の決め手は、とにかくエイヤッと飛び込んでしまうこと。まだ始まってもいない苦労に心砕くのではなく、「2人目が欲しい!」という純粋な思いにだけフォーカスして、とにかく突っ走るのだそうです。「1人目を乗り越えたら2人目からは楽勝!」(30代後半)、「子どもが増えるたび心身ともにパワーアップしていく感じ。だから、2人目だろうと3人目だろうとへこたれることはありません」(40代前半)なんていう心強い声も。結局は、案ずるより産むが易し…ということみたいです。
2016年09月24日こんにちは、子育て研究所代表の佐藤理香です。先日、ママたちの集まりに参加したところ、「2人目の育児は楽してる気がする」「2人目はちょっと手抜きしているかも……」というような会話が多く盛り上がりました。うちにこもってモンモンとするよりは、こんなふうに話すことでストレス発散になるかもしれません。特に「それ、うちも~」「あるよね~」のエピソードは聞いているだけでスカッとしたり、ママとして考えさせられたりするものがあります。今回はみなさんにも“2人目あるある” をお伝えしたいと思います。目次1 (1)写真・動画などの記録が少ない2 (2)上の子のスケジュール優先3 (3)ちょっとくらい汚れても平気!4 (4)子どもは泣くもんだ5 (5)育児グッズは工夫で何とかなる6 (6)子育てはマニュアル通りにはいかない●(1)写真・動画などの記録が少ない『長女のときは写真やビデオを毎日撮ってた。でも次男のときは出かけたときやイベントのときだけ になってしまっている』(30代ママ)『2人目になると「写真が少ない」と聞くので、少なくならないように一生懸命撮っているつもり。でも冷静に考えると、1人目のときは“撮りたくて撮る”だったけど、2人目では“義務感”が大きいかも』(20代ママ)●(2)上の子のスケジュール優先『上の子の公園遊びや習い事で、完全に上の子のスケジュールで行動する下の子。上の子のときはお昼寝の時間に外出するのも気を使ったのに、今や「眠くなったら寝るでしょ!」 と割り切れる』(40代ママ)『1日の予定を決めたら計画どおりに動けた1人目。予定は未定、予定は変わるもんだと臨機応変になった2人目』(30代ママ)●(3)ちょっとくらい汚れても平気!『「よだれが落ちそう!」「口のまわりに食べ物がついた」と、ちょこちょこ拭いてた長男。それが次男は……、「よだれでびしょびしょ」「食事が終わってからまとめて拭こう」に』(20代ママ)『洋服が少し汚れたり、母乳が少しついたりしただけで着替えた1人目。2人目は、ちょっと汚れても目立たなければ大丈夫! 』(40代ママ)●(4)子どもは泣くもんだ『長女のときは泣いたらすぐに駆けつけて抱っこ。次女のときは「子どもは泣くもんだ」「少し泣かせてから抱っこ」になった』(30代ママ)『1人目のときは、転んで泣くようなことがあると心配しすぎて自分も泣きそうだった。2人目は、泣いても大きなケガがなければ問題なし! 』(40代ママ)●(5)育児グッズは工夫で何とかなる『素材や質感にこだわってそろえた育児グッズばかりの第1子。それに対して、古着も洗えばOK、100均おもちゃでも意外といけるじゃん!と変わったのが第2子』(30代ママ)『お下がりはウェルカム、靴もちょっと大きければ詰め物をして履かせるなど、お金をかけずに工夫次第で何とかなるのが2人目 』(30代ママ)●(6)子育てはマニュアル通りにはいかない『育児本を読みあさって実践した第1子。育児本は卒業した第2子』(40代ママ)『はじめての子育てはわからないことだらけでネットで検索しまくり。2人目になってようやくマニュアル通りにはいかないこと、いかなくても問題ないこと を実感』(30代ママ)----------いかがでしたか?筆者も思わず、「あるある~」というものばかりでした。2人目ができて楽しさも倍増した分、工夫して楽ができるとママにも余裕が生まれそうですね!●ライター/佐藤理香(株)
2016年09月15日ここ数年の間に20代の出産率が低下し、30代の出産率が上昇。厚生労働省が発表した「H22年度 出生に関する統計の概況」を見ると、平成22年度調査では、出産時の年齢が35~39歳の女性は、1970年には5%弱でしたが、2009年には20%になっています。「晩産化」という言葉も当たり前に使われるようになり、同時に「高齢育児」も増加しています。高齢育児をしているママに実際の育児について聞いてみると、「体力がついていかない」「親の介護と育児が同時で疲れる」「兄弟をつくってあげたいけど…2人目を産んで育てられるか不安」「周りのママに比べて老けて見える」「年齢的に子どもの将来きちんとサポートできるか不安」など、ネガティブな意見も多く聞かれます。たしかに心配はごもっともですが、日々成長する子どもを前に、悩んでいる暇はありません。見方を変えれば、高齢のママでもポジティブな子育てができる面をたくさん持っていることを忘れないでください。■この年齢に達したママを選んだのはお子さんです! 「赤ちゃんはママを選んで生まれてきた」という話を聞いたことがあるでしょう。そうです! お子さんは、あなたを自分の意志でママとして選んで、生まれてきたのです。そう考えるとどうでしょう? 少し自信が湧きませんか? 高齢出産をしたママの中にはきっと、これまで仕事を頑張ってきたという人も少なくないでしょう。仕事で成功した経験や、やりたかったポジションに抜擢されたこともあるはず。でも、「赤ちゃんに選ばれた」というのは、どんな仕事で成功し、選ばれたことよりも嬉しいことだと思いませんか? 仕事の場合、あなたの代わりがいるかもしれませんが、子どもさんのママはあなたしかいません。これだけ誰かに必要とされたことはありますか? ■周囲に大手を振って頼れる、高齢育児高齢育児は、自分1人で何とかしようと思っても、体力的にも無理なことが多いです。まずは、夫やパートナーに頼りましょう。というよりも、頼らざるを得ないので、基本的に夫婦2人での育児が不可欠になります。その結果、自然と夫婦の絆が深まっていくことでしょう。また、若い夫婦より経済的な余裕があることが多いため、行政や地域、民間の育児や家事サポートサービスも利用しやすい状況にあるはず。体力を使う、など自分ができない部分は周囲に頼っていいのです。子育ては母親1人でやる時代はとっくに終わっていますし、子どもが多くの手の中で育てられることにはメリットも存在します。キャリアを重ねてきたママにとっては、周囲に頼ることがなかなか難しいかもしれませんが、大手を振って頼れるのは子どもが小さいうちだけ! やらなきゃ損です。■実は、子どもを伸び伸びと育てることのできる、気持ちの余裕がある私の周囲にも何人か高齢育児をしているママがいます。そのママたちに共通しているのが、「子どもをあまり怒らない」ということ。「怒ることってあるの?」と思うほど怒らないのです。「かわいくて怒れない」というのが本音のようですが、とはいえ、おさえるべきポイントはしっかりおさえて注意しています。そのため、どの子も伸び伸び育っている印象を受けます。自分の気持ちを親がきちんと受け止めてくれることが、周囲への寛容さを生み出しているのかもしれません。勉強面でも、友だちへの接し方についても、どこか間違ったところがあれば、周囲に言われてではなく、自分で気がつくことが多いようです。高齢出産を経ての高齢育児の場合、不安や疲れなどが先に立ってしまうことが多いものですが、ママ自身が気にしすぎていると、子どもにも影響が出る可能性があります。せっかくですから、ぜひポジティブに育児を楽しんでくださいね。
2015年03月11日このところ「おむつなし育児」という育児法が話題になっています。多くのママは、「おむつなし」と聞くと、まった全くおむつをしないの? 床や部屋が汚れはしないのかな? などと疑問に思うかもしれません。そこで今回は話題の育児法、「おむつなし育児」について解説、検証してみます。■「おむつなし育児」は、かつては日本でもやっていた「おむつなし育児」は、決して目新しいものではなく、布おむつも紙おむつもなかった時代、当たり前にやっていた方法です。いつのまにか日本では途切れてしまいましたが、今再び注目されています。簡単に言えば、「おむつの中でおしっこやうんちをすることを当たり前にせず、なるべくおむつの外でさせることで、赤ちゃんのうちに排せつの気持ちよさを伝えてあげる方法」です。言い換えれば、「おむつでうんちやおしっこをすると気持ち悪い」という感覚を当たり前にすることだといえます。■おむつをまったくしないわけではありません「おむつなし」とは言っても、普段はおむつをしています。赤ちゃんをよく観察して、おしっこやうんちが出そうかな? というタイミングでおむつを外し、なるべくおまる・トイレなどでさせてあげるのが、おむつなし育児の基本です。とはいえ、何がなんでもおむつなしで! と気合いを入れ過ぎる必要はありません。家ではおまるでしていても、外出時は紙おむつでしてOK! くらいの緩やかな気持ちで取り組むことがポイントです。「おむつを外す」ことが目的ではなく、赤ちゃんの頃から排せつの仕組みや楽しさを親子で共有することが最も大切な目的。そこが、いわゆるトイレトレーニングとは違うところでもあります。歌を歌ったり、掛け声をかけたり、時には遊んでみたりと、コミュニケーションしながら行うのもおすすめです。■ママにとって子育ての自信につながります! 出産してすぐは、赤ちゃんがどうして泣いているのか、何を求めているのかがわからなくて戸惑うママがほとんどです。でも、時間を重ねて赤ちゃんに向き合っていくうちに、だんだんと赤ちゃんの欲求に気付きやすくなっていきます。これと同じように、おむつなし育児を続けていくと、徐々に子ども自身のサインやタイミングが、自然にわかってくるようになるそうです。しかも赤ちゃんは自分の欲求がすぐに満たされるとご機嫌な時間が長くなります。それは、ママにとって育てやすさを感じることにも繋がります。また、排せつ以外の欲求も気付きやすくなることが多く、結果的に子育ての自信に繋がることにもなります。とある国では、生後数ヵ月間は、家の床に赤ちゃんを置いてはいけないという風習があり、赤ちゃんはずっと、スリングのような布の中でママに抱っこされて過ごすそうです。すると、赤ちゃんとママがずっと密着しているため、五感で感じ合うようになり、排せつのタイミングがわかるようになる、という話を聞いたことがあります。おむつなし育児とは、まさにこうした感覚なのでしょうね。■おむつなし育児を実践しているママに聞いてみました!「いつの間にか子どもの排せつのタイミングがわかるようになって、親として自信が持てたような気がします!」(6ヵ月の子のママ)「ずっと便秘がちでしたが、おむつの外に出すほうがたくさん出るようで、便秘も自然に解消できました!」(7ヵ月の子のママ)「以前は布おむつを使っていましたが、だんだんおしっこの量が増え、洗濯が大変になってきたので、おむつなし育児に切り替えました。今では助かっています」(5ヵ月の子のママ)「オムツ代が節約できます! しかもエコですよね」(8ヵ月の子のママ)「トイレでうんちやおしっこをすることに抵抗を感じることがなかったので、トイレトレーニングに苦労せずに済みました」(1歳6ヵ月の子のママ)おむつオムツなし育児とはつまり、赤ちゃんとじっくり丁寧に向き合うこと、そして、親子のコミュニケーションを豊かにするためのひとつの方法だと感じました。軽い気持ちで構わないので、興味がある人はぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
2014年09月19日