私は19歳で息子を出産し、39歳で2人目となる娘を出産しました。1人目のとき、母や祖母にもらった育児の助言が2人目の寝かしつけにとても役立ちました。自分自身にも余裕ができ、実践してよかった育児法をお伝えします。若いころに言われた祖母の言葉を思い出す1人目の出産は19歳で、そのときに祖母から「赤ちゃんのころから寝る時間をしっかり決めて寝かせたほうがラクだからね」と言われていました。 2人目のとき、私が実際におこなった寝かしつけは決まった時間に布団へ入ること。そして午前も午後も出かけることを心がけました。支援センターに行ったり、公園に行ったりして疲れさせることに必死になっていました。 早く寝る習慣をつけることで、2人目である娘は時間がまだわからないのに、寝かしつける時間になると自然と眠そうにしていました。 生後6カ月から2歳までは19時に就寝娘は生後6カ月から2歳まで、お昼寝をしっかり2時間ほど寝てくれていたので、夜は遅くても19時ころには寝てくれていました。 娘を寝かしつけることで苦戦したことは指で数えるほど。そのおかげで、寝かしつけてから残っていた家事をおこなう時間や自分の時間を持つことができていました。 2歳になった途端昼寝なし娘は2歳になった途端にお昼寝はまったくしなくなりました。一緒にお昼寝していたので、はじめは私のほうが正直つらかったです。しかし、お昼寝をしない分、夜寝る時間がさらに早くなり、18時には寝るようになりました。早いときは17時半くらいに寝ることもあり、習慣づけることはとても大切なんだと感じています。 現在3歳になった娘ですが、相変わらずお昼寝はせず、寝る時間も18時から19時には寝てくれるので、こうして現在はライターの仕事もできるようになりました。 若いころは母や祖母の言葉を「いちいちうるさいな……」と思っていました。しかし、子育てを実際に経験してきた母や祖母の言葉は、間違いないなと思っています。3歳になった娘の子育てはまだまだ続くので、覚えているかぎりの母や祖母の言葉を実践していきたいと思っています。 監修/助産師 松田玲子著者:のろ ゆうこ結婚3回目にして幸せを手に入れた北海道出身ライター。23年前に息子を出産し、20年ぶりの出産を経て現在は3歳の女の子をワンオペで育てています。美味しいものを食べ歩くことが大好きなアラフォーです。
2022年04月29日長男で大変な出産・育児を経験し、2人目は欲しくない妻。いっぽう夫は2人目が欲しいと考えています。欲しい夫 VS 欲しくない妻。2人以上を育てたママさんをはじめ、読者から届いた感想も併せてご紹介します。■妻の訴え「2人目、無理です!」1人目の出産と育児が「母親をやめたい」と思うほど大変で、2人目のことは考えられないというおにぎり2525さん。そのことについて夫にはすでに伝えており、理解してくれていたと思っていたそうなのですが…「ごめんなさい! 無理です!」答えは決まっていたおにぎり2525さんですが、真剣な夫の姿に即答できず、本当に2人目はどうしても無理なのかどうかを自問することにしました。考えれば考えるほど、前向きな気持ちにはなれないおにぎり2525さん。■泣いて訴えたのにわかってない!?「わかった」とだけ言い、夫はそれ以上何も言いませんでした。号泣して話した内容は夫には伝わっていなかった!? そして次の日。「わたし以外の人と…」妻が口にした言葉に、夫の反応は…?こちらは2月20日よりウーマンエキサイトで公開されたおにぎり2525さんの漫画です。漫画に集まった読者からのコメントをご紹介します。■もっと具体的に話し合うべき!2人目を欲しくない理由を泣いて説明した翌日にも2人目が欲しいとLINEしてくる夫に精神的に追い詰められるおにぎり2525さん。二人はもっと話し合う必要があったのでは?といったご意見からご紹介します。・何が嫌でそれを旦那がどう支えてくれるのか、もっとこうしてくれないと無理、無痛分娩の病院まで毎回旦那が送る約束できるの?とか、とことん具体的なことまで本気で話し合えばよかったのに、と思います。その結果としてやっぱりあきらめるのであれば旦那さんも納得するだろうけど、このやり方だと旦那はずっと二人目をほしかったと思い続けるだろうし、外出先で子どもを複数連れている親子を見るたびに心が痛いと思う。・デリケート過ぎる問題ですが……。旦那さんはどうして「二人目」が欲しいのでしょう? 育児を協力しても、妊娠・出産において心身に負担がかかるのは女性であり、奥さん側です。旦那さん側の思いもあり、なぜ欲しいかの話し合いはするべきでしょうが、強引に説き伏せたりはされないように願います。・2人目が欲しいご主人さんと、主人公さんはもっときちんと話し合いをしたほうがいいと思う。ご主人は、具体的にどういったサポートをしようと思っているのか。主人公さんはどういったサポートがあれば可能なのか。 1人目の時にどんなところが、どういうふうに辛かった、大変だったのか。ご主人も1人目が欲しい理由、今は上の子に手がかかるなら上の子と6歳差なら考えれそう…などなど、折れ所まできちんと話し合わないと、本当にいつか離婚などに発展してしまいますよ。・奥さんも旦那さんがなぜ二人目を欲しいのか聞いてあげるべきだったのでは?…と思いました。話し合いをしないままだと旦那さんもモヤモヤしたままで辛いかもしれません。・子ども2人を育てています。本当は3人欲しかったけど、歳が歳なので諦めました。でもまだ欲しいという気持ちは残っています。私は旦那さん側の気持ちがわかるのですが、理解し合うのは難しいだろうなと思いました。おにぎり2525さんの気持ちがわかる!といった声も。・妊娠期間から卒乳、産後ダイエットまで2年間、体が元に戻るまでかなりつらかったです。このことをしっかり理解してくれている男性がいないことにモヤモヤします。だからうちは一人っ子です。あんなつらいのは、人生で一度味わえば十分です。・ウチは子が2人だけど、妊婦大変、妊娠大変、出産大変、子育て大変って言葉でしかわかってない。体感できるのなんて子育てくらいだろうが、子育てだってけっきょく男は母乳も出ないし、そもそも出産後で身体だるいまま寝不足で子育てしてる女と元気な体で寝不足だって言ってる男と一緒にしないでほしい。無痛分娩だって完璧に痛みないと思っている人が多いけど、完全無痛じゃない。痛みがないといきめないのに。なんにもわかってないで大変だったことを2人なら!って言われて軽んじられてる気持ちよくわかる。・赤ちゃんを産んだときの衝撃でいろいろ変わり、2人目を産んだ今、予想以上に自分のあちこちがつらい日々を送っています。家族のカタチはそれぞれ。りこん、という文字がよぎるほど追い詰められるくらいなら2人もいらないかなと思っちゃうのも無理はないかなと思います。・フルタイムで立ち仕事、過重業務、肉体労働、重いもの持つのが当たり前な妻(私)。家事は全て妻(私)にお任せ。2人目を妊娠中は育児も全て妻(私)にお任せ。夜泣きは無視、子どもを病院に連れていったこともない。それなのに3人目と言われたとき、私もキレました。男は見ているだけだから楽でいいよねって思う。・いろいろな見解があるとは思いますが、どんなに周りが協力的でも、やはり命懸けで産むのは女でしかないので、そこは女性の意見が尊重されるべきだと思いました。1人目なのか2人目なのかに関わらず子どもが欲しいor欲しくないが、夫婦間でズレた場合どうすればいいか? 家庭や人それぞれでキャパシティも価値観も違うので他人の意見はあまり参考にならず、当事者同士が話し合って、お互いの気持ちを理解しようと務めることが必要だったのかもしれませんが…夫婦といえどもデリケートで話し合うのも難しい問題のようですね。▼漫画「2人目の子どもがほしい夫と、ほしくない妻」
2022年04月23日私は2児のママですが、下の子を出産後は里帰り出産もなく、退院直後からワンオペ育児でした。2人育児がハード過ぎて徐々に母乳育児から遠ざかり、下の子が生後2カ月のころには完ミ育児に。そんな私が感じた「ミルク育児のメリット」をお伝えします。ママが気兼ねなく服薬できる上の子の授乳では混合育児をおこなっていた私の実体験なのですが、母乳を飲ませている時期に風邪や病気にかかってしまった場合、服薬のことで非常に悩んだ記憶があります。 下の子が生後2カ月のときから私の疲れがピークに達し、目が腫れたり咳が止まらなかったりと心身の過労からくる症状に悩まされました。病院を受診しお医者さんに服薬をすすめられても、完ミ育児のおかげでお薬の種類で悩む必要はなかったです。子どもが2人になると横になって休んでる時間がほぼないので、さまざまな不快症状もお薬のおかげですぐに治ったのは本当にありがたかったです。 上の子と2人きりの濃密な時間を過ごせる私は退院直後から親戚などに頼れず、日中はひとりで育児をおこなっていました。上の子は、私の産後直後は特に退屈さと寂しさで情緒不安定になっていました。そこでいろいろな方に相談したところ、どの方からも「上の子と2人きりの時間をなるべく取りなさい」とアドバイスを受けました。 そして私は思い切って、上の子と濃密な時間を過ごすべく遊園地などの遠出を決行。上の子とおでかけの際は、下の子はパパに預けました。完ミ育児だからこそ、授乳のことを気にせず他の人に預けることもできたのです。そして、1日中ママと2人で過ごせる時間をたっぷり取ったおかげで、徐々に上の子の気持ちも落ち着いてきました。 下の子の生活スケジュールが整う下の子を完ミ育児にしたおかげで、授乳後は毎回「いくら飲めたか」が数値ではっきりとわかります。これが、下の子の生活リズムを整えるのに非常に役立ちました。上の子のときは混合育児で育てていたので、一体どれだけ飲めたかが確認できず、オロオロして昼寝のタイミングを失い、気付けば夕方……なんてこともありました。 下の子はしっかりと飲んだ量が確認できるので、泣いていても「さっきは遊び飲みしていつもの半分量しか飲まなかったな」などと理由がわかり、そんなときは育児用ミルクを足したりと臨機応変な対応ができました。満腹になると良く寝てくれるので、自然と生活リズムが整いました。 赤ちゃんを育てていくうえでさまざまな授乳スタイルがありますが、2人目を出産後しばらくはどうするべきかと悩みました。そのなかで、「自分が本当に大切にしたいことは何か?」と考えたことで、授乳スタイルが定まったように思います。特に2人目以降の出産は上の子もいますので、人と比べたりひとつの方法にこだわったりすることなく、柔軟に対応することが大切だと学びました。 イラスト/おんたま監修/助産師 松田玲子著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年04月08日大人気マンガシリーズ、今回はマミヤ(@mamiyang83)さんの投稿をご紹介! 「娘と旦那の仲が悪くて困っています」第2話です。娘が産まれてから旦那さんは育児を頑張ってくれていました。そんな旦那さんに変化が…!?【#2】<娘と旦那の仲が悪くて困っています>出典:instagram子どもの元気パワーに…出典:instagram夫の無意識な舌打ち…出典:instagram育児を頑張ってやってくれていた夫…。しかし、手の付けられない子どものパワーに辟易してしまっていたようです…。次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@mamiyang83)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年02月26日■前回のあらすじ辛い記憶がフラッシュバックし、2人目はやっぱり無理だと実感。自分の気もちをちゃんと夫に伝えようと決めたのでした。このときはかなり号泣してしまったので、夫にきちんと気持ちが伝わったかどうか不安でした。夫は「わかった」とだけ言い、それ以上何も言わなかったのですが…。次回に続く「2人目の子どもがほしい夫と、ほしくない妻」(全10話)は12時更新!
2022年02月23日こんにちは、おにぎり2525です!これからご紹介するのは、2人目がほしい夫と2人目なんて全く考えられない私との間で起きたお話です。1人目を出産してからは、周囲から2人目どうするの? と聞かれることが多かったのですが、正直2人目は全く考えていませんでした。そのことについて夫にはすでに伝えており、私の気持ちを尊重してくれていました。そんなある日、夫から大事な話があると連絡がきたのです…。次回に続く「2人目の子どもがほしい夫と、ほしくない妻」(全10話)は12時更新!
2022年02月20日初めての育児では「とにかくきちんとやらなくては」と、肩に力が入っていたように思います。現在、2人の子どもを育児中ですが、2人目で「少し肩の力を抜いて育児をやってみよう」と実践したことをご紹介したいと思います。 育児でやめてよかったこと【離乳食編】初めての離乳食は、育児書を片手に進めていました。そこに必ず出てくるのが食べる量。一応の目安だとわかっているものの、食べる量を把握したいと、毎食食べた量を1歳半まで記録しました。数値化することで、「今日も全然食べていない」と落ち込むばかりの1人目の離乳食生活でした。 2人目もあまり食べない子でしたが、食べる量を把握したところで食べる量は増えない!と、思い切って食べた量を量るのをやめました。おかげで、少し気持ちがラクになりました。 育児でやめてよかったこと【ほかの子との比較編】1人目のときは児童館などに積極的に足を運んでいました。個人差があるとは言え、同じ月齢の子ができていることを、どうしてうちの子はできないのだろうか?と思うことが多く、とにかく不安やイライラを抱えながら育児をしていました。 逆に、2人目のときは子どもがあまり児童館へ行きたがらないので、同じ月齢の子と比べることが減りました。できなくてもそのうちできるようになると、おおらかな気持ちで育児ができ、子ども自身ものびのびと育っているように思います。 育児でやめてよかったこと【育児の負担編】「育児は君の仕事」。夫にそう宣言され、1人目は家事より育児を優先して、なんとか育児をしていました。しかし、2人目誕生のとき、上の子は3歳。お風呂やトイレなど、まだ手がかかる年齢でした。 私が腱鞘炎になったり、上の子の精神面で心配な面が出てきたりと、ひとりで抱え込むのはやめようと思い、夫に相談しました。手が足りないときは助けを求めて、手伝ってもらうことにしました。夫と過ごす時間も増えて子どもたちも喜んでいます。 初めての育児ではわからなかったことが、2人目の育児では見えてくるもの。肩に力を入れすぎずに育児をすることが大切だと感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:村上八重美二児の姉妹の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年02月13日2歳と生後4カ月の男の子を育てている私。長男のときは、長男が1歳になるまでつきっきり育児だったため、「いつこの疲労から解放されるのだろう」とばかり思っていました。しかし、次男が生まれ、長男と同じように育児をしているはずなのに、次男はよく寝てよく飲み、まったく手がかからないのです! そこには、本人の性格だけでなく、長男の大きな存在があったからでした。そんな私の気づきを紹介します。 長男の育児は常にヘトヘト長男は生まれたときから泣いてばかりで、夜間の授乳も頻回。日中もそんなに長く寝てくれないため、私自身がクタクタで1歳を境に断乳しました。当時の長男は私から離れると大泣きをしてしまうので、いつも抱っこひもで抱っこしながらの家事。 初めての育児で緊張感も続き、断乳ができるまで「ずっと眠たいし疲れているし、何もする気が起こらない」と、毎日ヘトヘトだったのを覚えています。そして、次男出産後は「またあの恐ろしい日々が来る」と私は身構えていました。 驚くほど大人しい次男身構えていた次男の育児。しかし、次男は長男とまったくの反対! 生後2カ月には夜間起こさないといけないほど朝まで熟睡してしまうし、日中はいつもニコニコなのです。抱っこひもは時々使う程度で、バウンサーに乗せればひとりで静かに遊んでいるほど。 「この差は一体何!?」と思うほど、「次男は親孝行だな」と私は感じていました。同じ2歳差の男の子を育てている姉に次男の様子を話すと、「次男が大人しいのは長男がいるからよ」と意外な言葉が返ってきたのです。 実は長男のおかげだった!?姉は「気づかないところで長男は次男と遊び、長男のおかげで規則正しい生活ができているからよく寝るんだよ」と。私はまったくそのことに気づかず、個人の性格だとばかり思っていました。 その後、2人をよく観察すると、たしかに長男は次男を気にかけて一緒に遊び、次男はいつも長男を目で追いかけていたのです。次男の日中は長男を見て楽しみ、いつも家の中はにぎやかなので眠れても浅い眠り。そのため、夜間にしっかり寝てくれることに気づきました。 子どもの性格や2回目の育児で私の心に余裕があることも次男の育児がラクに感じる要因なのかもしれません。しかし、長男が大きな役割を果たしていたということに気づき、改めて長男の存在の大切さや、お互いに与える兄弟間の影響の大きさを感じました。育児は大変ですが、子どもたちから学ばされることも多いので、2人の成長をしっかり見守っていこうと思っています。 監修/助産師 REIKO作画/大福著者:岩見 エリ2男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年01月11日現在7歳、5歳、3歳の子どもを持つ私。2歳差で3人出産しましたが、2歳差であることは、良い面と大変な面とがありました。育児をしながら感じた、そんな2歳差きょうだいの良い面、大変な面をお話します。2歳差で1番よかったことは…2歳差で産んで一番よかったなぁと感じたことは、「下の子が幼稚園に入りやすかったこと」です。というのは、私が住む町では最近急激に子どもが増え、希望の幼稚園に通わせることが難しくなっていました。入園のために家族総出でプレ幼稚園の申し込み日に電話したり、キャンセル待ちを続けたりすることも珍しくありません。 卒園児の弟妹でも必ずしも同じ幼稚園に入れるとは言えない状況だったので、2歳差のきょうだいで常に「在園児の弟妹」という1番の優先枠を得られることは大きなメリットでした。 2歳差ならではの悩みも…!良い面もある一方、2歳差であるがゆえに、イヤイヤ期と出産が重なってしまうのは大変でした。下の子が生まれるとき、上の子は2歳前後のイヤイヤ期真っ盛り。新生児のお世話という一番大変な時期に上の子のイヤイヤ期のピークがきたのはかなり大変でした。 ただ、大変な時期が固まっている分「今だけ乗り切るぞ」という気持ちで、イヤイヤしたら気持ちを代弁してあげるようにしたり、多少お金がかかっても家事代行や便利な家電などを購入したり、工夫して乗り切るようにしました。 出産のたびに家族みんなが成長出産のたびに疲弊し、生まれたばかりの子どもをお世話している時期は、夫と大きな喧嘩をしてしまうこともありました。しかし、問題を解決していくことで「子ども2人の生活」「子ども3人の生活」へと、私や夫を含め家族みんなが急激に成長した時期でもあったように思います。 また、新生児と2歳児がいる生活は、私ひとりではどうしてもまわらなかったので、夫や上の子、保育園などに頼ることに抵抗がなくなりました。その結果、家族の家事・育児能力がめきめきと伸び、今では子どもも立派な戦力です。 心配していた行事関係はというと2歳差きょうだいとなるときに心配していた「幼稚園(学校)の行事の重なり」については、わが家の場合は思ったより大丈夫でした。たとえば参観日では、親が参加する時間が学年ごとに重ならないようになっていて、私ひとりでもきょうだいそれぞれのクラスを見て回ることができました。 個人懇談などもきょうだい同じ日に、連続するよう日程を組んでくれていました。そのほかにも、小学校と幼稚園では運動会の時期が春・秋でずれていたりして、子どもの行事のほとんどは、たまたまなのか、配慮なのかわかりませんが、きょうだいで重なることがありませんでした。 2歳差きょうだいの育児はこれからも良い面もあれば大変な面もあると思いますが、家族で助け合っていきながら、家族みんなで成長していけたらいいなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2022年01月02日子どもは2人以上欲しいと思っていた私たち。でも転勤族だし、長男は手がかかるし、2人育児はキャパオーバーになりそうで不安でした。そんなある日、私を妊活に踏み切らせるある情報を耳にしました。私たちなりの2人目計画をご紹介します。 2人目は欲しいけれど私たち夫婦は結婚してから、子どもは2人以上欲しいと思っていました。2人目の子どもを考えたときに悩んだことは、私が2人育児でキャパオーバーになるのではないかということでした。わが家は転勤族で、里帰り出産をしたとしても、わが家に帰ったあと近くに頼れる人がいなかったのです。 そのうえ長男はとても活発な子で、ただでさえ遊びに付き合うのが大変です。そこに赤ちゃんがいる生活となると、より一層大変になるのが目に見えていました。ただ私はできれば2学年差にしたい、そうなると長男が1歳半ぐらいのときから2人目を考えなければなぁと思っていました。 ある幼稚園の存在を知り…そんな折、長男といつも行っていた子育て支援センターでよく会うママさんから、わが家の近くの幼稚園に、満3歳児クラスがあるという情報をゲットしました。満3歳児クラスは子どもの誕生月がある学期から入園させてもらえ、給食や通園バスもあるというのです! 5月生まれの長男がこの満3歳児クラスに入園できれば、2人育児もなんとかなるかも!と思い、その話を聞いてすぐ妊活に踏み切りました。そしてちょうど断乳したあとだったこともあり、幸いわりとすぐに妊娠することができました。 頼れる人とサービスを総動員!妊娠初期はつわりもありましたが軽度だったのでなんとかやり過ごし、おなかが重くなってくる後期は一時保育を週2回利用して乗りきりました。その後、満3歳児クラスの申し込みも無事完了し、里帰りをしました。 私の両親は働いており、日中は長男の世話を頼めないため、里帰り中は実家近くの保育園の一時保育を利用。こうして無事、次男を出産することができたのです。産後も両親や保育園に本当に助けられました。 私たちが大切にしていた考え実家からわが家へ帰ったあと、長男は1カ月半ほど一時保育にお世話になり、その後、無事に満3歳児クラスへ通い始めました。このクラスの存在を知らなければ、もしかしたら2人目に踏み切るのはもう少し遅かったかもしれません。 なぜなら私たち夫婦が大切にしていたのは、無理のない範囲で楽しく子育てをすることだったからです。もちろんイライラすることもたくさんありましたが、私は自分たちの2人目計画に満足しています。 2人目計画で大切なのは、それぞれの家庭の考えや事情を考慮することだと私は思います。わが家は2学年差にしたい、転勤族で実家に頼れないけれど里帰り出産はできる、里帰りから帰った後は上の子を一時保育や満3歳児クラスに預けられる、といった状況でした。よその家庭と比べることなく、自分たちが納得した計画を立てることが大切だと感じました。 監修/助産師REIKO著者:今岡めい6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2021年11月17日■前回のあらすじ事前準備さえしておけば、気合で乗りきれると思っていた子育てが、思っていた以上に大変で不満がたまっていく私。何回言っても直らない夫の言動にイライラがつのり大爆発してしまいました。 >>1話目を見る 強い口調で夫を責めた私に対し、夫もさすがに黙ってはいられなかったようです…。私はワンオペ育児の中でも、身だしなみも家も綺麗にして産前と変わらずに過ごそうとしていたのですが、ついに身体の限界がきたのか産後疲れで高熱を出してしまいました。幸い、貴司の仕事が休みだったので、何をするべきか簡単にメモに残して梨々花のお世話は貴司にまかせ、1日授乳以外は寝て過ごせたのですが…。次回に続く(全5話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ ニタヨメ
2021年10月19日上のお子さんが1歳になり、2人目妊娠のタイミングを考えるようになったママさん。夫婦で今後の家事・育児の役割分担ついて話し合い、2人目妊娠に至るまでの体験談を紹介しています。 上の子が1歳になり、2人目を考えるように結婚して夫婦で子どもについて話し合ったときに「できれば子どもは2人欲しいね」とお互い話していました。そんなことから、上の子が1歳になったころには2人目を意識するようになりました。 しかし正直なところ、ちょうど上の子が1歳になったと同時に保育園へ預け始め、仕事復帰も果たしたばかり……。家事・育児と仕事の両立がとても大変ななか、今2人目を妊娠して私はやっていけるのだろうかと、不安がよぎることが多々ありました。 2人目のタイミングは2歳差を計画!2人目のタイミングは少し迷いましたが、1人目の出産がすでに高齢出産だった私。自分の年齢を考えても、2人目妊娠のタイミングを先にするほど余裕はないと思っていました。私自身、4人きょうだいで育ち、大人になってきょうだいの心強さを感じています。だから自分の子どもには将来、親がいなくなっても支え合えるきょうだいを作ってあげたい。 そこで、2歳差を意識して計画を立てました。そのためには夫の協力は必須。家事・育児の分担について、洗濯・お風呂掃除は夫、料理・部屋掃除は私、と話し合いました。 2人目妊娠は計画通りにはいかないものちょうど2歳差になるように計画したものの、理想通りにはいかず……。私は1人目も不妊治療をおこなって妊娠しているので、不妊治療を再開することに。1人目はなんとかタイミング法で妊娠できましたが、私の年齢も上がっているせいか半年経っても妊娠せず……。 先生からステップアップを提案され、体外受精へ踏み切りました。家事・育児、仕事を両立しながらの不妊治療はかなりつらかったですが、最近やっと妊娠を確認することができました! 無事生まれるまで安心はできませんが、ギリギリ計画していた2歳差で生まれてくる予定です。私は子育ても仕事も頑張りたいと思っているタイプなので、夫が家事や育児に協力的でないと2人目は考えられませんでした。夫婦で納得いくまで話し合い、夫が家事育児の分担をすすんでしてくれたからこそ2人目を生み育てようと決心できたと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:桜井りこ1女の母。服飾パタンナーを経て、現在は化粧品会社時短勤務。不妊治療からの妊娠。美容・コスメ・健康系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2021年10月17日育児は心身ともに大変なことの連続です。「産後クライシス」や「育児ノイローゼ」に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。想定外の過酷な出産を経験したうずらさんもその一人。産後は実家へお世話になるも、実の母親から暴言を吐かれてしまいます。育児に協力的だと思っていた旦那さんからも理解が得られず、一人で育児と家事の両立をこなす日々を送り、ストレスは溜まる一方でした。さらに追い討ちをかけるように大災害が起こり、生活も一変。そんなうずらさんが「育児ノイローゼ」になるまでの過程、そして「育児ノイローゼ」を乗り越えるまでを綴ったコミックに、多くの方々から反響が寄せられました。■想定外の過酷な出産、実母からの心ない一言過酷な出産だったものの、無事に退院。うずらさんは1ヶ月実家に滞在することになりました。しかし実家に来た翌日から実母の態度が豹変。母親から心ない暴言を浴びせられたのです。心ない実母を見かねて、産後すぐに自宅へ帰ることにしたうずらさん。旦那さんも育児に協力的だったため大丈夫だと思っていたそうです。…この時までは。■たった1週間で旦那が音を上げるうずらさんが今思い出してもイラっとするという、旦那さんからの一言。産後誰にも頼れない方も多いかと思いますが、産んだばかりの女性の身体がどれだけズタボロなのか、旦那さんにはきちんと理解してもらことが大切だと、うずらさんは言います。しかし、当時のうずらさんは言いたいことを全て飲み込み、たった一人で家事育児を背負っていくことになってしまいました。■さらに、突然の大災害でこれまでの生活が一変!突然の大災害に見舞われ、車中泊することに…。疲れきってしまったうずらさん夫婦は、うずらさんの実家へ帰ることに。しかしやはり実母とはうまくいかず、うずらさんはさらに追い込まれていくのです。そんなうずらさんは、一体どのようにして育児ノイローゼを乗り越えたのでしょうか?夫・ちゃぼさんに育児の大変さを理解してもらえるよう取った”ある行動”とは?■育児が楽な人なんていない!育児に悩んだ人たちからの共感の声うずらさんの体験談に、共感できるという声が多数届きました。なかには「私だけじゃないんだなって救われた」という声も。・育児ノイローゼになっていく過程が、私と似ている部分があり、大変共感できました。・激しく共感。もう育児が楽な人なんていないと信じてる・うちの旦那もこんな感じだったのですごく思い出す。 出産の時は私がお腹痛くて転げ回ってるのに、私のベッドでいびきかいて寝てた。 一生忘れんわ。・共感できることがたくさんあります。 子育てに関して旦那さんと価値観が違うことが多く、私だけじゃないんだなって救われました。■産後・育児のここが辛い!大変!体験談も続々とくに初めての育児はわからないことだらけ。ストレスや不安を抱えながら育児を頑張っている方々からの体験談も多く寄せられました。・女の子を産んだら物凄く泣く子で、夜中も寝れなくて左耳が聞こえなくなってしまった。・初めての育児は何が正しいのか、自分がしているお世話は間違っていないのか、いつも不安でした。産後、自宅に戻ってきてしばらくは、夫以外会えなかったり、しゃべれなかったりが続き、他の人と話すことが怖くなってしまいました。・母乳はストレスからか生後5ヶ月辺りで出なくなり、完全ミルクで育ててた。ミルク与えるとよく寝るって言うけど全然。 本当によく泣く子で、泣き声聞くのもストレスになり抱っこしたまま一日過ごしたこともあった。・実母には夜泣きがうるさい、育児が下手と言われた上、1ヶ月検診では体重が減少。産院でミルクを足すように言われ、散々な育児スタートでした。■育児のストレスはどのように乗り越えた?そんな大変な育児を皆さんはどのように乗り越えたのでしょうか。「外に出る」「睡眠不足の解消」「なるべく家事を手抜きする」などストレスを溜め込まないことや、旦那さんや周りの方々に助けを求めることが、やはり大事なのではと思います。・産後1ヶ月が過ぎて少しずつ外に出れるようになると、1日中、家にいることをやめました。児童館や公民館や幼稚園のイベントに積極的に参加しました。外に出ることが大事だと思います。・睡眠不足がすぐに体調不良につながるタイプなので、休日は夫が色々やってくれて、その間寝させてもらっていました。振り返ると、子供が全然手のかからない子で、なんであんなにしんどかったんだろうと不思議です。・自分も元気になってやる気が出るまで、なるべく家事も手抜きをした。・ 近所に住んでた同年代のお母さんが子育て支援センターに誘ってくれて、助かった。相談できる先生もいるし、こんな施設がもっと増えたらいいなと思う。・大きくなるにつれ手がかからなくなりました。 卒乳も大変な思いせず、好き嫌いもなしでなんでも食べる。 イヤイヤ期も聞いてたほど酷くなかった。 もっと小さい時の大泣きを経験してたからか耐えられた。多くの反響が寄せられた「育児ノイローゼ」問題。うずらさんのように育児と家事の両立で大変な思いをしている方も多いと思います。旦那さんからの協力も得られず、さらには大災害で生活が一変してしまったうずらさんですが、その後、“ある行動”をきっかけに育児ノイローゼを乗り越えていくことになります。その行動とは!?気になる続きはウーマンエキサイトに掲載されています!▼育児ノイローゼになった話
2021年10月14日私は現在2児の母親であり、2人目が生後半年ごろに心療内科から自身が「適応障害」であると診断を受けています。「ずっと苦しかったけど、まさか自分に精神疾患の病名がついてしまうとは……」と、診断が下された当初は戸惑いを隠しきれませんでした。主な原因となったのは育児でしたので、少しでもラクになるよう改善に向けておこなったことをお話ししていきます。下の子出産後から心身が苦しくなった下の子を出産した直後から「感情のコントロールがききづらくなり、上の子に対して当たりがキツくなる」「泣いたらいけない公共の場面で急に涙が溢れる」など日常生活に支障が出始め、心身共に常に苦しい気持ちや憂うつさが抜けなくなる状態がずっと続いていました。 しかし、当時の私の心療内科のイメージと言えば「死にそうなくらいに苦しくなったときに受診するもの」「それまでは気の持ちようでなんとかなる」との考えがありました。 薬の服用はあくまで対処療法と気付く心療内科を受診することに大きなためらいがあったのですが、無理をして育児をおこない、その結果メンタルを崩している私を見かねた夫の助言もあり、下の子が生後半年のころにやっと心療内科を受診しました。 そこで漢方薬や精神安定剤を処方され服用してみると、たしかに以前よりも気持ちは落ち着くし、前より感情面の起伏はフラットになったので一定の効果はありました。しかし、心療内科へ通院してみて初めて、薬を服用してもそれは単なる対処療法だと気付いたのです。 育児をひとりで背負い込む責任の重さ結局、私のメンタル不調の大きな足枷となっていたのが子どもたちのお世話です。しかし、過去の私の考え方は「ママになれば皆していることなのに、なぜ私は不必要にイライラしてしまったり怒鳴ったりしてしまうの?」「皆と同じことがこなせない。子どもたちにずっと笑顔で接することができない」などと、今思えば不必要に自分を攻め込んでいました。 そんな最中、「なぜ、自分をそこまで追い詰めるのだろう」とふと考えてみたら、私は「子どもが順調に育たなければすべて私の責任だ」と、自分ひとりで育児を背負い込む思考になっていることに気付いたのです。 書籍やTVの情報が私を救ってくれた育児のつらさを解消したいがためにさまざまな書籍などを読み漁り、特に感銘を受けたのがNHKで放送されていた『ママ達が非常事態!?』という番組。放送の中で、人間は本来、ひとりで子育てするのではなく「たくさんの仲間とつながって共同的に育てていきたい」という本能があるという知識を授かりました。 私の育児環境を見直すと、たしかに上の子のときから里帰り出産すらしなかったし、かといって夫も育休取得ができず、ずっと平日はワンオペ育児で慢性的な孤独を抱え込んだまま育児をしていたのだなと、自分の考えを改めるきっかけとなったのです。「そうか、だから私はこんなに育児がつらかったのか」と原因がわかれば、自分が何をすべきか見えてきました。 以前は「3歳ごろまでは自宅で子どもをみないと!」と固執する自分がいたのですが、現在は考えも柔軟になり、日中は保育園を活用してプロの方に子どもたちを任せることにしました。共同で子どもたちを育てている感覚になれて、余裕が生まれるとともに前向きさを取り戻すことができました。保育園には感謝の思いでいっぱいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月19日ケイシー・リン(kacielynn21)さんは、自宅でゴールデン・レトリバーと娘さんと暮らしています。外出中、自宅に設置しているカメラの映像を見てみると…。何が映っていたのか、こちらをご覧ください。@kacielynn21##goldenretriever ##puppies ##mydaughter ##kidsanddogs ##fypシ♬ You Found Me - Instrumental Pop Songsよしよし、よい子、よい子!留守を頼まれている娘さんが、犬たちの世話をしていますね!ゴールデン・レトリバー自身も、数匹の赤ちゃんを世話する、お母さん犬です。娘さんになでなでされて、育児中に癒されたことでしょう。娘さんと犬たちの様子に、多くの人が心を打たれたようです。・幸せを垣間見た気がします…。心が浄化されました。・娘さんとお母さん犬は、愛情でつながっていますね。・朝一からこの動画を見て、幸福感に満たされた気持ちです!お母さん犬は、育児をしている最中に娘さんが近付いてきても、嫌がる素振りを見せていません。種族を超えて、深い絆で結ばれていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年09月10日助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、トイトレにもつながる2歳から始める「おむつなし育児」についてお話ししています。おしっこやうんちが出るサイン・タイミングは? どんなサポートをすればいい? など、詳しく解説! おむつの機能の向上とともに、おむつをはずす年齢が、近年遅くなってきているといわれています。年齢が進むほど、おむつの排泄に慣れている期間が長くなり、トイレトレーニングが思うように進まずに、焦ってしまったり悩んでしまったりするママもいます。 今回は、トイレトレーニングにもつながる、2歳前後の「おむつなし育児」についてお話しします。 おむつなし育児とは?おむつなし育児とは、おむつをせずにおしっこやうんちがだだ漏れというわけではなく、おむつに頼りすぎず、できるだけ自然な排泄の感覚をつけられるようにすることです。おむつをつけたままでもできます。おむつなし育児は、0歳以下の月齢が低いお子さんほど、おむつでの排泄に慣れていないのですすめやすいのですが、2歳ごろからでも始めることができます。 生まれてから2年もの間、おむつの中で排泄をすることを学習したお子さんにとって、トイレという穴のあいた開放空間で排泄をするということを学習し直すことは大人が思っている以上に大変です。トイレやおまるで排泄するという感覚はすぐには育たず、時間がかかります。お子さんに合わせて焦らずゆっくりと進めていくことが大切です。 「おしっこ、出た!」がわかるようになるコツおむつに排泄することに慣れていると、自分からおしっこが出たというのがわからなかったり、うんちが出ても不快感なく気にせずに遊んでいたりすることがあります。まずは思いきってパンツにしてみるというのも良いでしょう。 洋服の着替えや床が汚れることが心配であれば、汚れても気にならないようにシートやマットを引いた場所で過ごす、決まった時間(30分など)だけにする、パンツを○枚濡らしたらおしまいなど、ルールを決めても良いでしょう。 おむつをはずし始めたばかりの時期は、排泄感覚ができていないので頻尿状態になっていることも多いのですが、1〜2カ月程度時間が経つと排尿間隔が落ち着いてきます。出たことがわかるようになったり、出たことを教えてくれるようになったりしたら「ありがとう」「わかったんだね」などと、ほめてあげるようにしましょう。 おしっこやうんちが出るサイン・タイミングは?トイレトレーニングの相談で多いのは、おしっこが出る前に教えてくれない、まだ言葉が出ないからいつ出るのかわからないということがあります。おむつなし育児の基本は、最初はお子さんから尿意や便意を教えてくれることは期待しないことが大切です。おむつの外で排泄する経験を繰り返していくうちに、徐々に感覚をつかみ、排泄前に仕草や言葉で教えてくれるようになってきます。おしっこが出る前のサインとして2歳ごろのお子さんで多いのは、落ち着かなくなる、足を交差させてモジモジする、股間を触るなどがあります。うんちが出る前のサインとしては、おならが出る、いきむ、特定の場所に隠れる(机の下、カーテン、部屋の隅など)などがあります。 サインがわかりにくい場合は、朝や昼寝から起きたとき、ご飯食べたあと、外出から帰ってきたときなどに誘ってみましょう。この時期は、トイレが怖かったり、遊びに夢中で中断したくなかったりすることもあります。おまるにしてみたり、「今はおむつでもいいよ。次はトイレに行こうね」と話してみたりしても良いかと思います。2歳ごろは大人のマネをするのも好きな時期なので、ママがトイレに行くときに誘う、おしっこをするところを見せるなども良いでしょう。 「おしっこ、できた!」のためのコツおしっこが出るサインがみられたら、おまるやトイレに座ってみましょう。お風呂など裸になったときに、おしっこをするようにすると感覚が分かりやすいお子さんもいます。最初は出ないことも多いので、3〜5分程度座らせて様子をみて出なかったり、嫌がったりするようなら切り上げるようにしましょう。おしっこが出やすいように、膀胱の筋肉を緩ませる「シーシー」という声かけや、うんちの場合は、「うーん」という声かけをします。リラックスできるようにトイレに好きなキャラクターのシールなどを貼ったり、歌を歌ったり、絵本を見せたりしても良いでしょう。言葉が発達してくる時期なので、おむつをはずす日を親子で決める、その日におむつかパンツにするかを本人に選んでもらうのも良いかと思います。外出などでおむつにする場合は、「今日はすぐにトイレに行けないかもしれないからおむつにしてもいいかな? トイレに行けそうだったら行くようにするね」などと事情を話してあげてくださいね。 排泄機能の発達は個人差も大きいので、周りの大人が焦らずにお子さんの気持ちに寄り添うことが大切です。パンツでおしっこやうんちをしても慌てたり怒ったりせずに、トイレやおまるで排泄できたときには「スッキリしたね」「良かったね」と一緒に喜んであげましょう。 <参考>おむつなし育児研究所 「おむつなし育児アドバイザー養成講座テキスト」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2021年08月31日2歳差育児に奮闘しているママの体験談です。上のお子さんが3~4歳のころ、上の子のためにしてよかった接し方を紹介しています。3つのポイントを意識することで、上の子の妹さんへの接し方が変わってきたそうです。 長男が2歳3カ月のとき、妹が生まれました。歳の差が近いこともあり、長男は妹にヤキモチを焼きっぱなし。妹が赤ちゃんのころはかわいがることもありましたが、1歳を過ぎると喧嘩の連続です。長男が3~4歳のころ、長男のためにしてよかった3つの接し方を紹介します。 長男と2人の時間を作る!まず私は、長男と2人の時間を作ることにしました。下の子を預かってもらい、長男と2人で遊ぶ時間を作り、幼児向けの映画を見に行ったり、地域の子育て支援センターに遊びに行ったり……。 長男も私と2人きりになるのがうれしかったようです。私と長男が2人きりになることで、長男と思いっきり遊ぶことができました。私も普段は妹に構いがちなので、長男とたくさん触れ合うことができて、うれしい気持ちになりました。 親子向け行事では長男とペアを組む!私の住む市では、時々幼児向けの行事があります。子育て支援センターが主催する「あそぼう会」や、図書館の主催する「おはなし会」などです。そういった地域行事に、兄妹そろって連れて行きました。親子向け行事ではママと一緒に作業したり、ママと踊ったりする機会が多くあります。そのときに私と長男がペアを組み、妹は先生にお願いしていました。 長男とペアを組むため、妹は私と離れて泣くことも……。しかし、いつからか「次は僕が先生と組むよ!」などと、長男が妹とペアを交代してくれるようになったのです。妹もうれしそうでしたし、何より長男が妹にもやさしくなってくれたことを感じられたのは、私にとって大きな喜びでした。 妹と一緒に共同作業させる!おうちで過ごすときは、兄妹で共同作業をさせました。一緒にクッキーをこねる、一緒にブロックを組み立てるなどです。2人きりにさせると喧嘩をするので、私も一緒におこないます。以前は長男が妹を叩いてしまうこともありましたが、頭をなでるなどかわいがる場面が増えてきました。 一緒に作業することで、妹に対する愛情が深まったように思えます。そのうち、お菓子作りに誘うと「妹ちゃんも一緒に作ろうね!」などと、妹を誘うようすも見られるようになってきました。 「長男と2人の時間を作る」「親子向け行事では長男とペアを組む」「妹と一緒に共同作業させる!」という3つのポイントを意識することで、長男の妹に対する接し方が変わってきたと思います。長男にたっぷり愛情を注いだおかげか、長男も妹に対して愛情を覚えていったように感じます。そのうち妹もママを求めるようになりましたが、長男が妹にママとの時間を譲る場面も増えました。その後3人目が生まれましたが、今も上の子たちとの接し方を意識して頑張っています。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。
2021年08月22日私が海外で結婚し、出産・育児をしていく中で、心と体の支えになってくれていたのは母でした。その母が他界したのは、私が2人目の子を産んで2カ月後のことだったのです。 ※コロナ禍前の体験談です。 産後のお世話にきてくれた母海外に住んでいることもあり、2人目の出産後は母が日本からきて1カ月間滞在し、生まれた子どものお風呂や食事作り、洗濯、上の子のお世話までしてくれました。 中でも1番うれしかったのは、上の子が短期間でもおばあちゃんと一緒に過ごせたことです。また、私自身も母親と久しぶりにゆっくり過ごせて、いろいろな話もでき、とても良い時間でした。 突然の他界母が日本に帰国して1カ月、突然その時は訪れました。母はくも膜下出血で倒れて病院に運ばれ、1日もたずにそのまま他界してしまったのです。 突然の訃報を受け入れられずボロボロと泣いている私を見て、上の子が不思議そうにしていました。母の葬儀のために帰国するにも、まだ生まれたばかりの2人目はパスポート申請も間に合わず、夫の実家に預けることに。落ち込んで泣いている時間もなく飛行機のチケットの手続きをし、慌てて日本に帰国し母と最期の別れをしました。上の子は亡くなった母に触れて「おばあちゃん冷たい……」と寂しそうにつぶやいていました。 母の存在の大きさ2人目の子どもが生後100日になるころ、49日法要のために2人の子どもを連れてまた帰国。夫は仕事で都合がつかず私ひとりでの帰国だったため、2人目をおんぶして上の子と手をつないでの飛行機や電車の乗り換え移動となり、緊張し過ぎて、実家に到着したら体調を崩してしまうほどでした。 近所に兄夫婦が住んでいるものの、実家には父ひとりなので、滞在中は食事作り、掃除洗濯、買い物まで私がひとりでしました。子どもを見ながらだったので、いなくなった母の存在がいかに大きかったかをより実感しました。 母への想いは時が過ぎても...3年過ぎて上の子が6歳になったとき、幼稚園で「おばあちゃん、家にきてほしい」と手紙を書いてきました。おばあちゃんを覚えていることにも驚きましたが、何よりも「家にきてほしい」とおばあちゃんを慕っている子どもの想いに切なくなり、「おばあちゃんはこられないんだよ」と言いながら、成長した子どもを母に見せてあげたかった……と泣きました。 そして母にしてあげられなかったこと、もっとしてあげたかったこと、いろいろな想いが数年経ってもまだあるのだとわかりました。 1人目、2人目が男の子だったため、母は「3人目が女の子だったら良いね」と話していました。不思議とその言葉どおりに3人目に女の子が誕生しました。子どもたちが元気に成長しているのも、母が見守ってくれているからのように感じます。母に感謝をしながら、家族をもっと大切にしていきたいと思います。 監修/助産師REIKO著者:鈴木そうこ6歳3歳0歳の兄妹を育児中。韓国人の夫と結婚し、韓国の田舎で専業主婦をしている。韓国語と日本語の二重言語教育や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年08月19日本作品は 「ウーマンエキサイトコミック大賞」 ストーリー部門で特別賞に選ばれたせりママさんの作品「育休明けの家事分担はお早めに」をコミック化したものです。■前回のあらすじワンオペ2人育児の限界で倒れてしまった春香に代わって初めて家事・育児をした夫。看病で疲れた夫は、「妻が健康でいることは家族にとっても重要」とようやく理解して…。ワンオペ育児に限界がきていることを夫に伝えた私。夫も私が倒れたことで、ようやく問題を認識してくれたようで、ふたりで話し合いをすることに…。全部自分でやろうとして倒れてしまった私。その後、思い切って料理という家事を夫に全部任せるというやり方は、我が家にはあっていたようです。「夫に任せたら細かいことに口出ししない」と心に決めて、夫への感謝を口にすることを徹底したことが功を奏したようで、夫はノリノリで料理を担当してくれるようになりました。冷凍のお惣菜など、私では思いつかなかった工夫を取り入れてくれた夫に感謝しています! イラスト・ ユキミ
2021年08月15日本作品は 「ウーマンエキサイトコミック大賞」 ストーリー部門特別賞を受賞した「せりママ」さんの作品『育休明けの家事分担はお早めに』をコミック化したものです。私は春香。もうすぐ2人目の育休が終わり、復職の日が近づいてきました。朝起きてから夜寝るまで家事と仕事で余裕がなくなり、子どもたちと遊んであげる時間もない…私は精神的に疲れが溜まっていきました。次回に続く(全3話)毎日19時更新!イラスト・ ユキミ
2021年08月13日第2子が誕生して、2歳差育児が始まりました。お姉ちゃんとはいえ、まだまだ手のかかる2歳。今まで以上に甘えん坊でわがまま全開の娘にイライラしてしまった私が、娘に教えてもらった大切なことをお伝えしたいと思います。これが赤ちゃん返り?コロナ禍の影響で、入院中は一切面会ができないなかでの出産となりました。退院後、娘は1週間ぶりに会った私と、突然現れた赤ちゃんに少し変なテンションに。授乳を見たがったと思えば、逆に嫌がって私と赤ちゃんの間に割って入ったり。 「〇〇も赤ちゃんだよー。泣いてますよー」と素直に寂しさをアピールしたかと思えば、赤ちゃんをなでなでして褒めてもらおうとチラチラ私の様子をうかがってみたりと、いわゆる「赤ちゃん返り」状態となりました。 壮絶な2歳差、2人育児もともと大雑把で楽天的な私は、「大変そうだけどなんとかなるだろう」と思っていましたが、2人目育児をなめていたと痛感しました。夜間授乳による睡眠不足や、どうやっても泣き止まない新生児時期は経験があったためイメージできていましたが、これが2人になるといきなりハードに。 泣き止まない妹、甘えたい姉、どちらも大切にしたいですが、私はひとりしかいません。「上の子優先」という言葉はよく聞きますし、実際そうしていたつもりですが、甘えたい盛りのお姉ちゃんにはまったく足りないようでした。 イライラの限界のときの娘のひと言ある日の夕食のとき、娘がいつも通りゆっくりゆくっりごはんを食べていました。そんなときに下の子が大泣き。下の子を抱っこしながら、娘にごはんを食べさせていましたが、ごはんを口から出したり、お皿に手を突っ込んだりと一向に進みません。 私は、娘の食べるのが遅いことや、下の子が泣き止まないことに対して我慢の限界になり、「早く食べて! 」と大きな声を出してしまいました。娘はびっくりした顔で私を見つめたあと、笑顔で「ママ、ニコニコして?」と私の手をトントンしてきたのです。 私はそのひと言で、食事中ずっと笑っていなかったことに気が付きました。食べるのが遅くたって、テーブルがぐちゃぐちゃになったって、お風呂や寝る時間が少し遅くなったって、そんなこといいじゃないか。家族みんなでにこにこ笑って過ごすことが一番大切なんだと、少しずつですが確実にお姉ちゃんになっている娘が教えてくれました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!監修/助産師REIKO著者:桜田ここ2歳と0歳の姉妹のママ。総合病院で看護師としての勤務経験あり。現在は育児休暇中。趣味は食べ歩きや旅行だったが、コロナ禍で思うようにできず、自宅での料理や晩酌、娘の服や小物作りなどに目覚める。最近は、ワークライフバランスについて考え始めているアラサーズボラ主婦。
2021年07月31日長男の育児が落ち着いてきたとき、夫婦の間で2人目はどうしようかという話になりました。長男のときは「夫婦2人の子どもが欲しい」と素直に思えたのに、2人目のときはすぐにそうとは思えませんでした。その理由と実際に2人目を産んで感じたことをお伝えします。 「次は女の子!」勝手な言い分に唖然長男が生まれたとき、近所のおばさんがお祝いを持って訪ねてきてくださいました。「元気な赤ちゃんね」と言ったあとで、「次は女の子がいいわね。女の子はいいわよ」と自分の子育ての話を始めたので、私は唖然としてしまいました。なぜなら、私を産んだ母が「男の子を産めなかった」と祖母から責められているのを何度も見てきたからです。母の代わりに男の子を産めたとまでは思っていませんが、男の子だったからそういうことを言われずにすむだろうとは思っていたのです。ですが、勝手な他人の言い分に私は2人目に対するプレッシャーを感じてしまい、素直に産みたい!とは思えなくなってしまいました。 2人目を同じようにかわいがれるのか?初めての育児で、思った通りにならない息子にイライラしてしまうこともありながら、すくすくと成長して笑顔を見せてくれるようになった息子に、私たち夫婦はもうメロメロ。 この子にきょうだいがいたら、一緒に遊べるだろうなぁとは思うものの、「遊び相手」として生まれてくる2人目のことを思うと、なんだかかわいそうになってしまい、2人目を産むということがさらにハードルが高いものとなってしまいました。 そんな葛藤の末に生まれた第2子は…!私がきょうだいと年齢が離れていることもあり、年齢の近いきょうだいがいいと思っていたので、悩みながらも2人目を計画し、すぐに妊娠しました。生まれたのは次男。女の子ではありませんでした。でも……信じられないぐらいにかわいかったです。大きく生まれた長男に比べて小さな次男は、まるでぬいぐるみを抱っこしているような重さで、その次男を抱っこしたり、ほっぺたをツンツンしたりする長男もまたかわいい……! 感覚としては別の生き物のようでした。 「案ずるより産むが易し」という言葉がありますが、産んでからも悩みは尽きません。とはいえ、私たち夫婦のところにやってきた赤ちゃんをかわいいと思えるかどうかというのはいらぬ心配でした。2人の子どもが元気に育ってくれていることを自信に変えて、堂々と男の子のママに勤しんでいきたいと思っています! 監修/助産師 松田玲子作画/やましたともこ著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年07月24日初めての出産よりも2人目の出産はスムーズで、出産予定日より早く生まれたり、お産の時間が短いと聞いたことがあり、2人目の出産はすぐに終わるだろうと甘くみていました。ところが、1人目の出産も2人目の出産も、私にとっては壮絶な体験でした。何回経験しても、出産というものは大変なものでした。 「2人目の出産はスムーズ」って本当?2人目を妊娠中に、2人目は出産がスムーズ、出産予定日より早く生まれる!など、産婦人科で一緒になったママさんやママ友に聞いたことがあり、実際に産婦人科の先生からも、前回の出産から2年以内のほうがよりスムーズに出産できる傾向があると聞きました。 私の場合、年子の出産だったため、2人目はラクだろうという感覚になってしまい、完全に安心しきっていました。ところが、実際の出産はとても大変なものでした。 陣痛はきているのに子宮口が開かない!陣痛がきたのは夜の9時ごろ。まだ我慢できる痛さだったので、ごはんを食べてお風呂に入り、横になりました。前駆陣痛だと思ったのですが、痛みは治まらず、間隔もどんどん短くなり、病院に行くと子宮口が4cm開いていました。 ところが、陣痛の間隔は1分間隔になっているのに、子宮口は4cmのまま。長い陣痛に体力を奪われ、意識を保つので精一杯でした。これ以上は母子ともに危険ということで、人工破膜の処置をしてもらいました。 何回経験しても出産は大変人工破膜してもらったものの、回旋異常で赤ちゃんがまったく降りてきませんでした。陣痛は7時間以上も続き、やっと分娩の体勢に入りましたが、すでに体力はなく、意識も遠のいていく私。酸素マスクをつけてもらい、わが子のために必死で力を振り絞って出産しました。 長男のときは不安もありましたが、スムーズな出産でした。ですが、次男は大変な出産だった記憶しかありません。私の場合、2人目の出産のほうがラクなんてことは決してありませんでした。何回経験しても、出産は大変なものだということを実感しました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:木村えま二児の母。年子育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2021年07月15日私は2児のパパです。結婚以前からママとは「将来子どもは、2人か3人は欲しいね」と話していました。1人目は幸運にも結婚後すぐ授かりましたが、2人目を考えるときにはさまざまなことを話し合いました。 考えたこと①:上の子との年の差私もママも、それぞれの兄との年の差は2歳程度でした。お互いの経験もあり、あまり年の差を大きくしたくないと漠然と考えていました。 夫婦の収入やライフスタイル、子ども同士で切磋琢磨したり助け合ったりしてほしいということを考えたときにも、やはり2歳差くらいがよいという結論に至りました。 考えたこと②:夫婦の仕事上の子が1歳になるまで私が仕事、ママは専業主婦という状況でした。ママも仕事がしたいということだったので、「年の差がありすぎると2人目を授かったときにキャリアを中断することになる。2人目が幼稚園入園くらいまで育児に集中して、数年後余裕ができたところから継続して働き始めよう」と考えていました。 また、子どもたちが大きくなったときに、ママも生き生きと仕事をしている姿を見せたいという気持ちもありました。 考えたこと③:育児環境私は上の子が2歳になるまで、週末以外子どもが起きているところを見ることができませんでした。朝早く仕事に出ていき、帰りも遅い生活をしていたためです。仕事が忙しく成長を見ることができなかったことを後悔していました。ママにとっても負担が大きかったと思います。 2人目が生まれたら育児にかける時間も長くなります。収入を確保するためには働く時間も必要になるので、地域の保育園や幼稚園、病児保育や子育て支援環境は整っているかを考えました。その結果次第では引っ越しが必要だし、引っ越すことは可能だと思っていました。 結果的に希望していた2歳差で妊娠判明「2歳差で」と考えたところで、2人目を授かるかどうかはわかりませんでした。私の仕事が忙しいこともあり、セックスレス気味、かつママも上の子を出産後1年くらい生理がないという状況でした。 私が退職したあとセックスレスは解消されましたが、今度は収入面が不安で2人目をためらっていました。そして退職後引っ越しの当日、ママの妊娠が判明! いろいろな不安もあり、将来の計画を話し合っているタイミングで授かったので驚きましたが、とてもうれしかったと同時に「転職後も幸せな家庭にしよう」という覚悟ができました。 2人目計画にあたり、他にも妊娠・出産時の上の子の面倒のこと、進学に伴う教育費のこと、夫婦のライフワークバランスなどを考えていました。実際にこのタイミングで妊娠することはまったく予想外でしたが、結果として私たち夫婦が理想としていた2歳差で2人目を授かることができました。「2人目が欲しい」という気持ちさえあれば、どんなタイミングでもうれしいし、どんな状況でも「なんとかなる!」と思えた体験でした。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:浦野崇朗2人の子を持つ父。前職の公務員退職をきっかけに、家庭では家事・育児をしながら、在宅で育児関連のライターとして執筆中。その他フリーランスとしてWEB制作などを行う。
2021年05月24日私は7歳と2歳の男の子の母親です。1人目出産後しばらくしてから2人目が欲しいという気持ちが芽生えましたが、仕事や金銭面の課題が残り、5歳差での出産となりました。私が2人目出産時に悩んだことや、5歳差でよかったと思ったことをお伝えします。 1人目出産からのあわただしい生活私が長男を妊娠したのは19歳のときです。医療系の専門学校に通っており、国家試験を翌年に控えていました。いろいろ大変なことが多かったですが、ドタバタしながら20歳で結婚してすぐに出産・育児・復学・国家試験合格とトントン拍子に進み、仕事も決まって徐々に生活は落ち着いていきました。長男が3歳になったころ、私に「2人目が欲しいな……」という気持ちが芽生え、ちょうどそのタイミングで夫から「そろそろ弟か妹をつくってあげたいね」という話が挙がったのです。その夫の一声をきっかけに、「2人目のことを真剣に考えてみようかな」と思うようになりました。 仕事や金銭面の大きな不安2人目について意識しだしたものの、仕事も慣れてきたばかりで、まだまだ勉強したいこともたくさんありました。しかも、私の勤め先は総合病院で、ある特定の分野に関わる専門職は私だけでした。まだ広く浸透していない職種ということもあり、代わりの人が見つかる保証もなく、すぐに妊娠・出産に踏み込める状態ではなかったのです。さらに、やりがいのある仕事をほかの人に取られてしまうかもしれない、私のポジションがなくなってしまうかもしれないという不安も大きかったです。産休・育休に入ってからの生活資金の不安もあり、「もう少し、あともう少し……」と先延ばしにしていた自分がいました。 念願の2人目妊娠計画始動それから2年後のことです。仕事でも少しずつですがキャリアを積み重ね、金銭的にも貯えを増やすことで、「もうそろそろいいかな」と思えるようになりました。自分のなかで不安だった要素は、お金がなかったことと仕事に十分な自信が持てていなかったことだったのです。数年の年月を経て、どちらの課題もクリアし、念願の“2人目妊娠計画”をスタートさせることができました。基礎体温や適度な運動、病院の受診など下準備は定期的にしていたため、順調に妊娠・出産へと至りました。 年の差育児バンザイ!結果としてこのタイミングでの2人目の妊娠は、私にとってベストでした。その理由は2つあります。1つ目は、年中・年長に至るまで上の子だけに愛情をしっかり注げたということです。兄弟がいて学ぶこともたくさんあると思いますが、わが家の場合は上の子と1対1で向き合う時間をじっくりとることができたこともあってか、次男出産後も長男は赤ちゃん返りせずに弟をかわいがってくれました。2つ目は、学校関係です。上の子が6年生のときに下の子が1年生という5歳差であるため、今のところ通学もあまり不安に感じていません。弟の面倒を見ることができる年の差はありがたかったです。高校や大学進学もかぶらないため、金銭的にも大変助かると思います。 2人目を妊娠するまで、たくさんの不安や葛藤がありました。「もし仕事で干されたら?」「もしお金が足りなくなったら?」と、たくさん悩みました。今となれば、2人目妊娠までのモラトリアム期間があってよかったと思っています。自分のタイミングで2人目妊娠に踏み込めたことで、今は何のモヤモヤもなく毎日を過ごしています。 監修/助産師REIKOイラスト/おもち著者:菅田ゆうり1歳・7歳の男児を育てるワーキングマザー。自身の体験をもとに、妊娠や出産、育児、仕事との両立についての体験談を中心に執筆している。
2021年05月13日5歳と2歳の娘を育てています。長女とイヤイヤ期の次女の対応に疲れ、現在うつ状態になり病院に通っています。今回は苦しいなか、周りの人たちからかけられて救われた言葉や現在の状態などを紹介したいと思います。 うつ病になってしまった 今年の幼稚園の夏休み期間は、次女に自我が芽生えたため、姉妹の争いと私の取り合いが絶えず毎日大変でした。そんなバタバタでストレスフルな夏休みが終わったころ、私の心と体に異変が。体が重く、何もしたくないしすぐ涙が出るようになったのです。心療内科に行ったらうつ病と診断されました。病院に通って薬の力を借りつつ、根本の原因と思われる育児の悩みや不安も聞いてもらいたいと思い、地域の子育て相談に行き、夫にも積極的に話をするようにしています。 子育て支援者さんの言葉私の住んでいる地域では、予約をすれば無料で子育て支援者さんが育児の悩みを聞いてくれます。相談にのってくださった子育て支援者さんは真摯に話を聞いてくださり、いろいろなアドバイスをくれました。そのなかでも私の心に一番刺さったのは、「完璧なお母さんを持つ子どもは実はつらいんだよ。だって、一生母親の存在を超えることができないんだよ」という言葉です。「だからお惣菜を出したり、だらだらテレビを見たりする姿を見せたって全然いいのよ」という言葉です。 夫の言葉今回のことに関して夫はとても協力的です。週末は夫ひとりで子ども2人をショッピングセンターに連れて行き、お昼ごはんを食べさせ、遊ばせて帰ってきてくれる日もあります。そんな日はやはりクタクタになってしまうようで、「こりゃずっと一緒にいる○○が精神病むのもわかるよ」と理解を示してくれました。子育ての大変さをわかってもらえ、すごくうれしかったです。そして私が風邪をひいたときは「早く元気になってくれないと困る」と言っていたのに、今回は「焦らずゆっくり治せばいいよ」「いつも愛情をかけてるのだから、数カ月の間、ほったらかし気味でも問題ないよ」と言ってくれました。専業主婦なのに家事と子育てがキチンとできない状況が申し訳ないと思っていましたが、このように言ってくれたことで、頑張りすぎないほうが早く治るだろうと思えるようになりました。 今回、私の周りには理解を示し、やさしい言葉をかけてくれる人が多くて本当に救われました。まだ薬は飲み続けていますが、焦燥感や絶望感はもう感じていません。今後も抱え込みそうになったら周りから言われた言葉を思い出し、頑張りすぎずに子育てしていければと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 監修/助産師REIKO作画/まきこんぶ著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月30日私は1歳10カ月差の息子たちを育てています。次男が生まれる前はちょうど長男がなんでもしてみたい時期で、毎日がてんやわんやしていました。そんな状況でもなんとかやってのけられたのは、あるルールのおかげだと思っています。 元気が一番とは言うけれど…長男は生まれたときからとても元気で、「泣き声が大きくて他の赤ちゃんを起こしてしまう」と看護師さんに言われるほどでした。歩けるようになってからは運動も大好きで、一緒にお散歩している私のほうが疲れてしまうこともしばしば。 次男を妊娠してからは特に、午前中に長男と遊び終わると私はもうぐったりしてしまって、こんなことで2人も育てられるのかなと不安を感じていました。 想像以上に大変な2人育児!実際に次男が誕生してみると、心配していた以上に毎日がバタバタでした。次男が泣いて授乳している間に長男が散歩に行きたいとぐずったり、逆に長男の夜泣きで次男が目を覚ましてしまったりと、息つく暇もなく気が付けば夕方……なんて日々が続いていました。 今振り返ってみると、次男という新しい家族との生活に長男も私も折り合いを付けるために必要な時期だったのかなと思います。 唯一のオアシスはお昼寝タイムそんな私たち家族の新生活のなかで、一番平和だったのはお昼寝の時間でした。長男が生まれてすぐのころから、お昼寝の時間を決めていたため、昼食後は必ず寝るということが2歳前の長男の体内時計にセットされていたことがとても助かりました。 次男の授乳の時間も同じ午後2時になるように午前中から調節しておくことで、2人同時に寝てくれたのです。これは子どもたちにとっても日課になっていて、本当にしておいてよかったと思ったことです。1時間に満たない時間でも全員が同時に休息をとることで朝からのバタバタがリセットされたように感じました。 休息といっても私は午前中できなかった家事をしなければならないのですが、子どもが静かに寝ている時間に集中して家事ができるだけでも、かなりリフレッシュできたのでよかったです。 現在はもう2人ともお昼寝をしない年齢になりましたが、お昼寝と同様に夜寝る時間も固定化されていて、寝るのも起きるのもスムーズで助かっています。もちろん日によっては守れないこともありましたが、寝る時間を決めておくというのはわが家にはいいルールになったようです。 監修/助産師REIKOイラスト/おもち著者:田丸あかね現在、小学校2年生と幼稚園年長の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月19日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは! PUKUTY(プクティ)です!今年の1月に次男を出産。長男も次男をかわいがってくれて、順調に育児がスタートしたと思ったのですが、だんだんと長男に変化が…■長男の変化退院後長男と久々に再会したのですが…とくにイヤイヤ期もあまりなく、素直に言うことを聞いてくれることが多かった長男でしたが、次男が産まれてからはひとりで出来ていたことも拒否するようになってしまいました。■これが赤ちゃん返り?次男が産まれる前からずっとママっ子だった長男。それが次男誕生後さらにひどくなって…全てのことにママを要求! 他の人の言うことは一切聞かず、ママ以外の人に触れられるだけで泣き叫ぶようになりました。■長男優先次男のお世話ばかりで長男のことをあまり構ってあげられなかったかもと反省。つい私も余裕がなくなって怒りたくなってしまうこともあるのですが、そこはグッとおさえつつ、他に手伝ってくれる人がいる時は、今はなるべく長男のことを優先にするようにしています。2人育児はまだまだわからないことも多いですが、どう対応すれば2人のためになるのか大切に考えていけたらと思います。
2021年04月15日家事も育児もほぼ1人でこなさなければならない『ワンオペ育児』。実家や義実家といった頼る場所が近くになく、夫婦2人で家事育児仕事をする場合、パートナーのどちらかに育児と家事の負担がかかり過ぎてしまいます。また離婚や死別、単身赴任などさまざまな理由から1人で子どもを育てている人も、すべての負担や責任が自分にのしかかってしまいます。そんなワンオペ育児のしんどさに対するTwitter上の呟きが、共感を得ています。つ ひ つ 育ら と ら 児い り い をん で ん すだ 育 じ るよ 児 ゃ のな を な があ す く る て の が— Yuri (Egga)®︎/ 4歳息子の父⛅ (@yetweet0116) March 19, 2021 「育児をするのがつらいんじゃなくてひとりで育児をするのがつらいんだよなぁ」この言葉、ワンオペ育児経験者の方なら誰もが共感できるのではないでしょうか。これはYuri (Egga)®︎/ 4歳息子の父(@yetweet0116)さんのひと言。Yuri (Egga)®︎さんは、4歳のひとり息子のパパで、仕事復帰している妻との3人暮らしです。普段から息子くんとの日々をTwitterでアップしており、特に週末はYuri (Egga)®︎さんが息子くんの面倒を見ているとのこと。この呟きは、Yuri (Egga)®︎さんが週末に息子くんと買い物に出かけた際に思った言葉だそう。ちょっぴり疲れているんだろうな。今日はふたりで約束していた買い物に行ったけど、家族揃って買い物に来ている人たちが楽しそうでキラキラして見えてしまって、そそくさと帰ってきてしまった。でも息子のためには笑顔でいなきゃー。— Yuri (Egga)®︎/ 4歳息子の父⛅ (@yetweet0116) March 20, 2021 買い物は息子くんと約束していたものですが、「家族揃って買い物に来ている人たちが楽しそうでキラキラして見えてしまって、そそくさと帰ってきてしまった」といいます。子どもと一緒の買い物って本当に大変です。たくさんの荷物を1人で持ち、駆けまわる我が子を追いかけ、ほかの人とぶつからないように配慮。お菓子やおもちゃ売り場ではぐずられ、目的の買い物を終えた頃にはぐったりしてしまいます。「自分1人ではなく、この場に妻(夫)がいれば。もっとほかに人手があれば……」そう思ったことがあるパパさん、ママさんは多いのではないでしょうか。きっとYuri (Egga)®︎さんも買い物に来ている家族連れを見て、ひとり育児の状況に気持ちが参ってしまったのかもしれません。このつぶやきには、共感の声が続々と寄せられています。・それはありますね……。人とやれば解決策も出てきたり選択肢も増えたりしますし。・今全く同じことを思っていたので、通りすがりに勝手にフォローさせていただきコメントまでしてしまいました。同じ境遇の方がいるって少し救われる……。土日はいつもそれを思うので憂鬱になっちゃいます。・気持ちが分かりすぎて、コメントします!「ひとりで育児する」って過酷ですよね。子育ての環境は家庭によってさまざまですが、誰か1人だけに負担が集中するのではなく、一緒に支え合いながら育児ができるといいですね。命を育てる子育ては、個人の頑張りだけでは乗り越えていけない壁があります。だからこそ働き方や預け先など、子育て世代を取り巻く労働環境や社会環境がもっと改善されることが望まれています。[文・構成/grape編集部]
2021年04月09日私は2児のママですが、下の子を出産後は里帰り出産もなく、退院直後からワンオペ育児でした。2人育児がハード過ぎて徐々に母乳育児から遠ざかり、下の子が生後2カ月のころには完ミ育児に。そんな私が感じた「ミルク育児のメリット」をお伝えします。 ママが気兼ねなく服薬できる上の子の授乳では混合育児をおこなっていた私の実体験なのですが、母乳を飲ませている時期に風邪や病気にかかってしまった場合、服薬のことで非常に悩んだ記憶があります。 下の子が生後2カ月のときから私の疲れがピークに達し、目が腫れたり咳が止まらなかったりと心身の過労からくる症状に悩まされました。病院を受診しお医者さんに服薬をすすめられても、完ミ育児のおかげでお薬の種類で悩む必要はなかったです。子どもが2人になると横になって休んでる時間がほぼないので、さまざまな不快症状もお薬のおかげですぐに治ったのは本当にありがたかったです。 上の子と2人きりの濃密な時間を過ごせる私は退院直後から親戚などに頼れず、日中はひとりで育児をおこなっていました。上の子は、私の産後直後は特に退屈さと寂しさで情緒不安定になっていました。そこでいろいろな方に相談したところ、どの方からも「上の子と2人きりの時間をなるべく取りなさい」とアドバイスを受けました。 そして私は思い切って、上の子と濃密な時間を過ごすべく遊園地などの遠出を決行。上の子とおでかけの際は、下の子はパパに預けました。完ミ育児だからこそ、授乳のことを気にせず他の人に預けることもできたのです。そして、1日中ママと2人で過ごせる時間をたっぷり取ったおかげで、徐々に上の子の気持ちも落ち着いてきました。 下の子の生活スケジュールが整う下の子を完ミ育児にしたおかげで、授乳後は毎回「いくら飲めたか」が数値ではっきりとわかります。これが、下の子の生活リズムを整えるのに非常に役立ちました。 上の子のときは混合育児で育てていたので、一体どれだけ飲めたかが確認できず、オロオロして昼寝のタイミングを失い、気付けば夕方……なんてこともありました。 下の子はしっかりと飲んだ量が確認できるので、泣いていても「さっきは遊び飲みしていつもの半分量しか飲まなかったな」などと理由がわかり、そんなときは育児用ミルクを足したりと臨機応変な対応ができました。満腹になると良く寝てくれるので、自然と生活リズムが整いました。 赤ちゃんを育てていくうえでさまざまな授乳スタイルがありますが、2人目を出産後しばらくはどうするべきかと悩みました。そのなかで、「自分が本当に大切にしたいことは何か?」と考えたことで、授乳スタイルが定まったように思います。特に2人目以降の出産は上の子もいますので、人と比べたりひとつの方法にこだわったりすることなく、柔軟に対応することが大切だと学びました。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月08日