「『現代用語の基礎知識』選 2016ユーキャン新語・流行語大賞」の選考委員を務めた女優の室井滋が1日、東京・帝国ホテルで行われた授賞式に出席。ノミネート30語に「SMAP解散」を入れたことについて言及した。室井は「お正月から不倫発覚や薬物疑惑など、さまざまなことが起こって、それに伴った言葉もたくさん、たくさん出ました」と、流行語豊作の1年だったことを強調。そんな中で、30語をノミネートした際に「SMAP解散」という言葉を選んだことについて、「流行語・新語ではないのではないかというご意見をたくさん聞かれました」と、批判があったことを認めた。しかし、「"SMAP"という日本を代表するグループ。これに"解散"という言葉がくっつくことで、全国の人が『SMAP解散』というのをすごく口にしたということで、これは無視できない言葉なのではないかという意味合いにおいて、30語の中に選ばれたと思います」と見解を説明。ちなみに、「SMAP解散」は、年間大賞・トップ10には選ばれなかった。なお、同賞はこれまで、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が選考委員長を務めてきたが、今年夏に東京都知事選に立候補する際、辞退を申し出たそうで、今回は選考委員に名を連ねなかった。室井は「鳥越さんが(選挙戦で)何をおっしゃるのかなと、だいぶ注目してたんですけど、鳥越さんから新語はありませんでした」と、念を押して報告していた。今年の同賞は、年間大賞が「神ってる」で、広島カープの緒方孝市監督と鈴木誠也選手が受賞。この他トップ10には「ゲス不倫」(受賞者:週刊文春編集部)、「聖地巡礼」(ディップ株式会社)、「トランプ現象」(受賞者なし)、「PPAP」(ピコ太郎)、「保育園落ちた死ね」(山尾志桜里衆院議員)、「(僕の)アモーレ」(長友佑都選手・平愛梨)、「ポケモンGO」(株式会社ナイアンテック・株式会社ポケモン)、「マイナス金利」(日本銀行)、「盛り土」(受賞者辞退)が選ばれた。○『現代用語の基礎知識』選 2016ユーキャン新語・流行語大賞 ノミネート30語「アスリートファースト」「新しい判断」「歩きスマホ」「EU離脱」「AI」「おそ松さん」「神ってる」「君の名は。」「くまモン頑張れ絵」「ゲス不倫」「斎藤さんだぞ」「ジカ熱」「シン・ゴジラ」「SMAP解散」「聖地巡礼」「センテンススプリング」「タカマツペア」「都民ファースト」「トランプ現象」「パナマ文書」「びっくりぽん」「文春砲」「PPAP」「保育園落ちた日本死ね」「(僕の)アモーレ」「ポケモンGO」「マイナス金利」「民泊」「盛り土」「レガシー」
2016年12月01日「『現代用語の基礎知識』選 2016ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、東京・帝国ホテルで発表され、「神ってる」が年間大賞に選ばれた。「神ってる」は、プロ野球の交流戦で、広島カープの緒方孝市監督が、鈴木誠也選手の活躍を表現した言葉。緒方監督と鈴木選手が受賞した。昨年の年間大賞では「トリプルスリー」が選ばれており、野球関連の言葉が2年連続で大賞となった。このほか、ノミネート30語から選ばれたトップ10には「ゲス不倫」(受賞者:週刊文春編集部)、「聖地巡礼」(ディップ株式会社)、「トランプ現象」(受賞者なし)、「PPAP」(ピコ太郎)、「保育園落ちた死ね」(山尾志桜里衆院議員)、「(僕の)アモーレ」(長友佑都選手・平愛梨)、「ポケモンGO」(株式会社ナイアンテック・株式会社ポケモン)、「マイナス金利」(日本銀行)、「盛り土」(受賞者辞退)が受賞。例年、お笑い芸人のギャグが入ることが多いが、トレンディエンジェル・斎藤司の「斎藤さんだぞ」は、トップ10入りを逃した。ピコ太郎は欠席。長友選手も欠席したが、「大切な人に向けた言葉が日本の多くの人に使っていただき、今回の賞をいただいたことを心からうれしく思います。僕自身がすごく好きな言葉なので、もっと多くの人に使ってもらえるとうれしいです」とコメントを寄せ、その"大切な人"である平愛梨が登壇した。なお、「選考委員特別賞」として、熊本市が「復興城主」で受賞した。○『現代用語の基礎知識』選 2016ユーキャン新語・流行語大賞 ノミネート30語「アスリートファースト」「新しい判断」「歩きスマホ」「EU離脱」「AI」「おそ松さん」「神ってる」「君の名は。」「くまモン頑張れ絵」「ゲス不倫」「斎藤さんだぞ」「ジカ熱」「シン・ゴジラ」「SMAP解散」「聖地巡礼」「センテンススプリング」「タカマツペア」「都民ファースト」「トランプ現象」「パナマ文書」「びっくりぽん」「文春砲」「PPAP」「保育園落ちた日本死ね」「(僕の)アモーレ」「ポケモンGO」「マイナス金利」「民泊」「盛り土」「レガシー」
2016年12月01日「二子玉川ライズ S.C.」では、12月25日(日)までの期間中、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社(以下、ディズニー社)の協力のもと、ディズニーの4つのブランド(ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベル)をテーマとしたクリスマスプロモーション「TOKYU CHRISTMAS WONDERLAND 2016 ‐Disney CRYSTAL MAGIC‐」を開催中。本プロモーションの一環としてディズニーの人気プリンセスである「シンデレラ」をテーマに、毎年恒例のメインツリーや大階段などをガラスの靴、カボチャの馬車、魔法をかけるシーンなどを彷彿とするロマンティックな世界観で演出されるほか、“光の散歩道”をテーマに、テラスマーケット・リボンストリートから中央広場周辺までのエリアが、イルミネーションに彩られ、クリスマスムード全開に。11月27日(日)16:30から、二子玉川ライズ 中央広場(※雨天・荒天時はガレリアに変更予定)では、シンガーソングライターのAIによるスペシャルライブ2016が開催される。オープニングアウトには、現役女子校生シンガーのRIRIも登場。12月21日(水)~2017年2月28日(火)までの期間には、中央広場に「スケートガーデン2016」が設置され、子どもから大人までアイススケートリンクで楽しめる。平日14時~20時、土日祝11時~20時。料金は、大人1,400円、学生(中高大)1,200円、子ども(小学生)1,000円。またクリスマスイブイブの23日(金・祝)14時~19時には、2014年からはじまったダンスパフォーマンスシリーズ「ライズパフォーマンスゴーゴー」最新作が披露されるなど、精巧でファンタジックなショートパフォーマンスが展開される。訪れるだけで、賑やかなクリスマスムードに浸れる「二子玉川ライズ S.C.」へ、お出かけしてみて。(text:cinemacafe.net)
2016年11月25日世界一の温泉湧出量を誇る「別府温泉郷」を擁する大分県別府市が発表した「湯〜園地」計画の実現が決定。2017年7月29日(土)から7月31日(月)の3日間、別府市内の遊園地「ラクテンチ」に、全8アトラクションを有する「湯〜園地」がオープンする。チケットは2017年4月12日(水)より、公式ウェブサイトにて各日3000名限定で販売される。“遊べる温泉都市”のアミューズメント施設「湯〜園地」とは?温泉都市別府の魅力を国内外にむけて幅広く発信すべく、新たな市のビジョンとして“遊べる温泉都市構想”を策定した大分県別府市。今回の計画は、その構想に伴い2016年11月に公開したPR動画のYouTubeでの再生回数が100万回を達成した場合、実際に別府市内に「湯〜園地」をオープンするというもの。動画は公開後わずか4日目で100万再生を達成し、2017年4月12日(水)現在では300万再生を突破している。100万再生達成以降、別府市では計画の実現にむけて特別チームを結成し、クラウドファンディング等を通じての支援募集やアトラクション計画の策定等を行ってきたが、今回実現にむけて寄せられた支援金が3000万円を突破したことで、正式に実施概要が決定。全8アトラクションの詳細と完成予想図が発表された。温泉と遊園地が融合した、8つのユニークなアトラクション「架け橋かけ湯」更衣室からアトラクションをつなぐ架け橋に設置予定の「架け橋かけ湯」。長さはなんと約150メートル。「温泉ミストアストロファイター」周囲をぐるりと囲んだバーから温泉を噴射。「温泉ミストアストロファイター」は、空中で温泉を楽しみながら遊べる新感覚アトラクション。「温泉スライダー」「温泉スライダー」は、別府市内でも開催したことのある人気アトラクション。全長100メートルのコースを、温泉につかりながら楽しむ「湯〜園地」ならではのスライダー型アトラクション。「特製ブレンド温泉」プールエリアに温泉を入れて大浴場にした「特製ブレンド温泉」。豊富な種類を生かした湯〜園地特製ブレンド湯の温泉。「温泉メリーゴーランド」アトラクションにもお湯を入れて、温泉につかりながらゆったり楽しむ「温泉メリーゴーランド」。「TOWA TEI SelectBGM」園内に流れるBGMは、人気DJのTOWA TEIがセレクトしたもの。「湯〜列車」動画にも登場した射的場をスペシャル仕様にアップデートした「湯〜列車」。特性温泉鉄砲を持って乗車、キッズエリアをクルージングしながら、様々なターゲットに温泉をかけて楽しもう。別府ならではの豪華景品も。「別府屈指の人工知能OUによる、あひるの徒競走的中パフォーマンス」「ラクテンチ」内の名物である「あひるの競争エリア」を解放。足湯に浸かりながら楽しめる、高齢者にも嬉しいアトラクション。人工知能AIならぬ ”OU(オーユー)” による予想サービスも導入。実施概要「湯〜園地」オープン期間:2017年7月29日(土)〜7月31日(月)の3日間開演場所:別府市「ラクテンチ」内住所:大分県別府市流川通り18丁目入園料:8,000円〜(大人1名、小学生以下1名)※各日限定3,000名※チケット販売は公式ウェブサイト(より
2016年11月24日「2016年ユーキャン新語・流行語大賞」(『現代用語の基礎知識』選)の候補30語が17日、公式サイト上で発表された。ベッキーとゲスの極み乙女。・川谷絵音の不倫報道に端を発した「ゲス不倫」「センテンススプリング」。これらをはじめ、以後もスクープを連発したことで『週刊文春』の取材力と影響力、その余波を表した「文春砲」。年始の日本全土に衝撃が走った「SMAP解散」は、年末の解散に向けてマスコミ各社の報道が依然として過熱している。そのほか芸能関係では、一躍時の人となったピコ太郎の「PPAP」、お笑いコンビ・トレンディエンジェル斎藤司の決め台詞「斎藤さんだぞ」、NHK連続テレビ小説『あさが来た』で波瑠が演じたあさの口癖「びっくりぽん」など。現在もヒットが続いている「君の名は。」と、そのブームを象徴する現象「聖地巡礼」。スマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」のヒットは、「歩きスマホ」の社会問題をより顕在化させた。また、「アスリートファースト」「都民ファースト」「レガシー」「盛り土」など、小池百合子都知事や東京五輪に関連したワードも。「2016年ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンと年間大賞は、12月1日17時に発表される。■「2016年ユーキャン新語・流行語大賞」候補30語(五十音順)※ニュアンス違いから表記が変わる可能性ありアスリートファースト/新しい判断/歩きスマホ/EU離脱/AI/おそ松さん/神ってる/君の名は。/くまモン頑張れ絵/ゲス不倫/斎藤さんだぞ/ジカ熱/シン・ゴジラ/SMAP解散/聖地巡礼/センテンススプリング/タカマツペア/都民ファースト/トランプ現象/パナマ文書/びっくりぽん/文春砲/PPAP/保育園落ちた日本死ね/(僕の)アモーレ/ポケモンGO/マイナス金利/民泊/盛り土/レガシー
2016年11月17日士郎正宗・原作の「攻殻機動隊」をハリウッドが実写映画化する『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』。そのエクスクルーシブ・イベントが11月13日(日)、東京都内にて行われ、主演のスカーレット・ヨハンソンをはじめ、共演のビートたけし、ルパート・サンダース監督らが出席。2分超えの予告編映像もお披露目された。近未来を舞台に、エリート捜査組織公安9課と、ハンカ・ロボティックスによるテクノロジーを狙うサイバーテロ組織との戦いを描くSFアクションとなる本作。スカーレットが演じるのは、原作の草薙素子にあたる、脳以外は全身が義体の主人公・少佐、そして、たけしさんは公安9課の創設者である荒巻大輔役。さらに、桃井かおり、福島リラなども出演する。今回のエクスクルーシブ・イベントには、LEDライトの閃光が駆け抜ける中、撮影で実際に使われたコスチュームやコンセプトアートなどファン垂涎ものの展示がずらり、作品の世界観が細部まで表現された会場に、世界中からファンたちが大集結した。日本発の全世界向けローンチイベントだけあって、会場全体が期待感と緊張感が入り混じる中、押井守監督『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』に続き、本作でも音楽を担当する川井憲次によるライブアクトによりイベントが幕開け!「攻殻機動隊」の世界観らしい近未来感と、和太鼓など日本の伝統楽器をハイブリッドさせた圧巻のパフォーマンスに、会場は大熱狂の渦に包まれた。そんな中、本作でメガホンをとるサンダース監督が大歓声で迎えられながら登壇。この一大シリーズを生み出した日本へのリスペクトを込めて、「まず何よりこの作品が生まれた日本に来たかった。日本のクリエイターたちが始めたもので、私たちが次のチャプターを開く役目だから、彼らに誇りをもって自分たちの作品を紹介したいと思ったんだ」とコメントし、本作を「リメイクではなく、リイマジニング」と紹介した。さらに、「クレイジーで極端な近未来を描いているけど、1人のキャラクターが自身を発見する旅なんだ。人間の脳が組み込まれたアンドロイドである主人公が、自分が誰であるのかを探そうとしている。サイバーパンクの世界観はキープしつつ、主人公の内面を描いたよ。実写化にあたって、トーン、調子にこだわったんだ。マンガ、アニメを実写化するのはトリッキーで難しい部分があるものなんだけど、非常に原作に強さがあるし、キャスティング、ロケーション、デザインを一から作り上げて、違和感なく信じられるようにしたんだ」と、見どころに言及した。今回は、スカーレットやたけしさんら、錚々たる面々が顔をそろえたキャスティングも話題を呼んでいるが、「スカーレットは女優として20年の経験があるし、サイバーパンクの世界観にもぴったりな容姿を持ち合わせている。キャリアを見ても、彼女の姿勢とタフさは素晴らしいし、人間の思考を持つアンドロイドという、機械を通す細かいニュアンスもしっかり表現できる類まれな役者だ。自身が誰なのか、善なのか悪なのか、葛藤をきっちり体現してくれた」とべた褒め。「ビートたけしという俳優も、もともと知っていたんだ。『HANABI』『ソナチネ』『アウトレイジ』ももちろんね。私のフィルムメイカーとしての成長にそれらの作品は欠かせないし、この作品へのアプローチとして荒巻役には彼以外考えられなかった。世界中おいかけて、やっと捕まえることができたんだ(笑)。素晴らしい演技をしてくれて、この作品が日本から発信したということにおいても強みになってくれた」と語り、「2人をはじめスタッフみんなは、地球の反対の小さな島で絆を固くして戦った戦友さ。素晴らしい撮影が出来たよ」と称賛しきり。そんな監督の言葉に会場も一段と熱くなる中、本編中の出演シーンがスクリーンに映し出されながら、荒巻役のたけしさんが登壇し、「こんにちは。渡辺謙です(笑)」とおどけて挨拶。会場をさらに沸かせた。たけしさんは、「昔はアニメというものをバカにしていました。AIの存在感が突出していく割に刀で切ったりとか不思議なことも多かったんですが、この作品はようやく、いまの時代らしく、違和感なくはまっていると思います」とコメント。「英語は嫌だと言ったら日本語で良いとなり、セリフ覚えが悪いとか字が読めないとかいろいろと難癖をつけていて(笑)、しまいには、スカーレット・ヨハンソンが俺のカンペを持っていた(笑)。あれを写真に撮りたかった!」と、驚きのエピソードも披露してくれた。続いて、こちらも出演シーンの一部がスクリーンに映し出されながら、正真正銘のハリウッドNo.1女優スカーレット・ヨハンソンが満を持して姿を現すと、会場の興奮はMAXに!出演映画では14年ぶりの来日となったスカーレットは、日本への愛着を語り「本当に日本が大好きよ。前回は17歳のときだけど、馴染みを感じられたわ」と声を弾ませた。本作には並々ならぬ想いを持って臨んだようで、「(少佐役は)いまの自分のなかに影=GHOSTを感じている人だから、多くの側面を演じられることが魅力的だったの。演じるために肉体的にもたくさんトレーニングしたわ。マーベル作品をやっている経験も役に立ったし、武器の使い方も覚えたのよ」と語る。さらに、「たけしさんとも仕事をすることになって、これだけ偉大な方と仕事をするときは一歩下がって彼の仕事を観察していたわ。日本語と英語という差があっても、演技というのは”人間”であることなの。内面が大事だし、感情のつながりなのよね。荒巻の存在感を感じたし、言葉は違っても多くの感情をわかちあって、同じ映画言語で、つまり同じ言葉で話している気持ちだったのよ。とても感動的な体験だったわ」と、たけしさんとの共演を感慨を込めてふり返った。最後に、たけしさんは「映像がかなりすごいです。悔しいくらいにお金がかかってます(笑)。私の映画だと100本出来そうなくらいで、これこそがハリウッドということ。デザイナーをはじめスタッフの凄さに、改めて総合芸術だと感じましたし、参加できたことが本当に光栄です」とコメント。スカーレットも世界中のファンに向けて、「特別な想いを込めた作品よ。非日常で独特な素晴らしい世界の設定で、視覚的にもアクション満載で圧倒されるし、生まれ変われる成長の物語でもあるの。私が主人公に強く共感を得たように、みなさんにも世界に入り込んで共感して欲しいと思っているわ」と呼びかけた。この日、お披露目された予告編では、圧倒的な肉体美でバトルを繰り広げるスカーレットの姿や、銃をぶっ放すたけしさん、オウレイ博士役のジュリエット・ビノシュ、バトー役のピルー・アスベックらの姿も確認でき、さらに期待が高まる映像となっている。『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』は2017年4月、全国にて公開予定。2017年3月31日、全米公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月14日●強力裏番組への対抗策は"合掌"!?フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、6日からスタートするフジテレビ系新番組『フルタチさん』(毎週日曜19:00~20:54)で、久々にレギュラーバラエティ番組のMCを務める。12年にわたって出演した『報道ステーション』(テレビ朝日系)を今年3月で卒業し、しばしの充電期間をへてバラエティ復帰すると、キャスター時代にため込んでいた分、堰(せき)を切ったようにあふれ出てくる"おしゃべり"。これを全力で受け止めるべく、フジテレビが用意した器は、毎週2時間という異例のレギュラーバラエティだ。それに応え、日曜ゴールデンという最激戦区でフジと"心中"する覚悟も見せる古舘は、この大きな器でどんな番組を目指しているのか。そして久々のバラエティの現場は、彼の目にどう映っているのか――。――毎週2時間のレギュラーという異例の番組ですが、しゃべるネタが尽きてしまうという不安はありませんか?それはもうスタッフの方がたくさんいるので、テーマやネタなどいろんなきっかけを与えてもらえれば、私の場合はしゃべりがどんどん増殖していきますから、そういう不安はないですね。――放送枠は、各局人気番組や新番組を投入する激戦区になります。裏番組の研究などはされているのですか?研究まではできていませんが、ただ1つ直感的なことも含めて思うことは、例えば『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)という番組は、強烈なビジュアルのメディアであるテレビの原点だなというのを感じます。やっぱり、自分がやりたくてもできない、怖くてやる気もさらさらないことをアウトソーシングして、タレントさんが委託されてやっているのを、日曜の夜に「よくやるなぁ」と思いながらボーっと見るというのは、最高の気分だと思うんですよ。自分はむいた梨を秋口にシャリシャリ食いながら、向こうはコモドオオトカゲと向き合ってるんですよ!? この構図こそ、テレビですよ!――日テレさんだと19時台の『ザ!鉄腕!DASH!!』もそうですね。本格的にカルガモ農法なんかやってない人や、家庭菜園すらやってない人が、自分がやった気になって『鉄腕!DASH!!』を見るんですよね。これはビジュアルのメディアとして最強だと思うんですよ。そういうことを考えてるんで、この枠を僕がやるというのは大変なことだと思って、今、怖気づいてます(笑)――そうした強力な裏番組と対決するにあたっての対策はなんですか?やっぱり自分を信じること、スタッフを信じること。そして必ず視聴率至上主義に陥らないことですね。かといって、「今後のテレビバラエティを切り拓いていくための捨て石として、視聴率なんて無視して超実験的なことだけやりたい!」なんてわがままもない。両方を含めた"合掌"ですね。――"合掌"ですか!?人間がなぜ手を合わせるのかというと、仏教的な解釈の1つに、例えば左手が欲望まみれで地が丸出しの等身大の自分、右手が自分の心の中に少し灯っているかもしれない仏性、つまり仏の心。これがちょうど中央で出会って「南無」と手を合わせるという捉え方があるんです。だから、先ほど言った両極端の考えを真ん中で合わせる役目を、僕が担ってると思ってるんです。これは"合掌番組"ですね。●昔のテレビは「子供・グルメ・動物・タモリ」でOKだった――以前『第四学区』(フジ系)など一緒に番組もやられていた、とんねるずの石橋貴明さんがインタビューで「閉塞感が全てにおいてテレビをつまんなくしちゃっている気がします」(日刊スポーツ、10月3日付)と話し、他にも、最近のテレビは規制が厳しくなってきたという声を聞きます。古舘さんは『報道ステーション』のキャスターを12年間務め、久々にバラエティ復帰されたわけですが、実際に戻ってきて、そうした傾向を感じますか?貴明みたいにお笑いの世界でズッポリやってた人間が、どんな心境にあるのかはちょっと分からないけど、僕は報道番組の規制の中で生きてきたので、最近バラエティ番組に出させてもらっている過程で、「うわー閉塞感につながる規制がある!」とは、一度も思ったことはないですね。ただ、"閉塞感"という言葉でいうなら、僕が感じるのは、今のテレビは高度になっちゃったなぁということですね。――"高度"とは?つまり、マーケティングがすごいということです。昔が良いとは言いませんけど、数字が悪かったりスポンサーが降りたりして、プライムタイムに空き枠があってどうする?となって放送作家に振りますよね。すると、昔のテレビは結構行き当たりばったりで、「数字取るには司会はタモリさんかなぁ、かわいい子供や動物がいて、おいしそうなもん出そうかぁ…」ってなって、「子供・グルメ・動物・タモリよろしく!」と、この4つでOKというパッケージができた時代だったんです。その感覚は今や全く消え失せ、コンピューター、なんなら将棋囲碁を戦ってきたAI(人工知能)にかけて、ヒットする番組はこういうビジュアルを入れる、ラーメンのアップはこういう撮り方をする、といったいろんな分析解析をやって、深夜でシミュレートして、あげくにようやくプライムに上がってきました!となる。すでに新番組にして旧番組ですよね。そういうのがひしめき合ってるから、そんなにひどい視聴率の番組がない代わりに、突出する番組も一握りで、あとはどっこい、みたいな。その辺に"閉塞感"はあるかもしれないです。――番組制作のシステム化ですね。でも、それはそれで産業としての有りようだと思うんです。洋服屋さんでも売れ筋を分析して仕入れたり、本屋さんも出版社も何が売れて何が売れないで返品されるのか、そうやってせめぎ合ってやってるから、どこの業界も一緒だと思うんですよ。でも僕なんか、開局して20年もたってないテレビ局にアナウンサーとして入れてもらってるので、テレビが花形になる前のもっといい加減な状態を引きずっちゃってるから、理屈では今は高度ですばらしいと認めつつ、一方で「だからつまんないんだ」「どれを見ても同じなんだ」と思ってしまうんです。――視聴者もそのように感じているのではないか、と。テレビが面白くなくなったとか、テレビは見ない人だからとカッコつける人が、この30年くらいずっと増えてますよね。「俺ってテレビ見ないじゃん?」って言われると、「じゃん?」って聞かれても知らねーよとか、ましてやおまえ横浜出身じゃないだろと思って二重三重に腹立つんだけど…それは置いといて(笑)。でも、テレビを見ないと言ってる人は、面白い番組をたまたまみていない不幸ですよ。ヒット番組で視聴率が良くて、なおかつ面白い番組はあるんです。ただ、マーケティングが行き過ぎて、デザイナーチャイルドやアンドロイドみたいな番組が多いなと、感じるということですね。●新番組は"ケーキ戦争の銀座で開く言問だんご屋"――そうして高度になってきた現在のテレビの中で始まる『フルタチさん』ですが、古舘さんはどんな番組にしていきたいと思っていますか?そうですねぇ。例えば夕方に各局やってるニュースの横並び特集で、「銀座、新たなケーキ戦争勃発」というのが組まれたりしますよね。パティシエの高木さんと青木さんと鎧塚さんがひしめき合っちゃって、再開発のビルでケーキ戦争…もう夕方のニュースは戦争が大好きですよ。だったらシリアの戦争ももうちょっと取り上げろ!と言いたくなるけど、それは置いといて…。――新番組のイメージの話です(笑)そうそう。僕がやるからには、ケーキ戦争が渦巻いている中で、銀座で古ーい言問だんごのお店を開くんですよ。それが、故きを温ねて新しきを知るなのか、テレビの里帰り感覚で見てくれる人が少なからずいてくれるのか、素通りされちゃうのかの勝負だと思ってるんです。だから、裏でビジュアルのすごい番組がある一方で、こっちにバンジージャンプ的な派手さな無いんですよ。それよりも、普段見過ごしていること、聞き逃していること、聞き過ごしていることとか、そういうところに立ち止まって、日曜の夜にポワーンと考えてみませんか?と。時折、答えが出そうで出ないところで終わるケースもあると思うんですけど、そういうフワーンとした番組をやらせてもらいたいなと思ってます。トークに関しては過激さみたいなものを失っちゃいけないんだけど、企画の中にほんわり感がないと、せっかく『サザエさん』の後に『フルタチさん』なんだから、猛り狂ってもしょうがないので。――古舘さんが体験取材するコーナーもあると聞きました。そんなことやるつもりはさらさら無かったんですよ! 2時間のバラエティで軽ーく司会やるくらいなんて甘い考えでいたら、全然そんなんじゃなくて騙されたと思ってるんで、今からでも引き返したい(笑)。しゃべりの舌先の筋肉だけは衰えてないつもりですけど、60歳過ぎて体力も衰えてきてる人間をいろんなところに連れて行って、恥かかせようとしてるんですよ。いじわるなスタッフがいるんです。――未知の経験をしてもらおうとしてるわけですね。そう。初回はYahoo!ニュースのオフィスに行きます。僕はテレビのニュースを12年やったから、そっちは多少かじって知ってるつもりだけど、Yahoo!ニュースの作り方は知らない。どうして見出しはこんなに扇情的なのに、中身がつまんないんだとか思ってる訳ですよ。だから、ものすごい野次馬根性で好奇心がうずいてるんですけど、実際に行くとするじゃないですか。そうすると、たぶん若い人が無言でコンピューター画面に向き合って、会話も肉声では一切なくパソコンで繰り広げられてるんでしょう。そこに、武器もツールも全部おしゃべりの僕がリポートするんで、若い連中に「うるさいな」と思われるんでしょうね。60過ぎの変なうるせー空気の読めないオヤジに水を差されるんですから。すると、視聴者の人たちも「なんだこのオヤジ。行かなくていいじゃん」と思って、結局僕は老醜をさらすことになる思うんです。そういうのをスタッフは狙ってやがる!――でも、自らの裸をさらけ出そうという気持ちも、少しはあるんじゃないですか?ちょっとある(笑)。その悪魔のささやきに乗ってしまうんですよ。そうなると、実はいろんなところに行こうと思ってるんです。――他にはどんな体験取材をしてみたいですか?テレビショッピングにチャレンジしたいですね。ネット上で仮想商店街が成される時代になって、実際の商店街がシャッター街になってしまってるっていう切なさが充満しつつ、その間で、CSやBSのみならず地上波も含めて、過剰なまでにテレビショッピングをやってるじゃないですか。僕、そこのしゃべりが好きなんですよ。報道ではとてもそういうことはできなかったけど、今ならそういう店頭販売的な、人の気持ちを引きつけるあざとい感じのしゃべりができるんで、そういうのにチャレンジしたいですね。――なんだか期待と不安が半分半分のようですね(笑)60過ぎて、桜の門をくぐっていく入学生のような気分なんてなかなか味わえないですから、うれしいですね。僕がずっと局のアナウンサーでやらせていただいていたら、もう定年過ぎてるんですよ! もしかしたらハワイアンキルトとか、ボトルシップの趣味を生かして、そればっかりやってたかもしれないのに。仕事でこんなことになってるというのは、とってもうれしいですね。――レギュラーバラエティの復帰をフジテレビで決めたのは、最初に声をかけてくれたからと聞きましたが、フジの宮道治朗編成局次長は「この番組にテレビマン人生を賭けています」とまで言っていました。それはウソだと思いますよ~。――えっ(笑)本当にテレビマン人生を賭けてたら「テレビマン人生賭けてる」なんて言わないし、「社運を賭けた」とかいう大型ドラマや映画でも、本当に社運を賭けた試しもないし、60年以上生きてきて潰れたテレビ局なんて見たことないし、「全米が泣いた」って映画も全米が泣いてるの見たことないですからね。それは全くのウソだということは、自信を持って断定できます!――でも、オファーはうれしかったんですね(笑)それはうれしいですよ。もう番組始まる前からフジテレビ大好きになっちゃって!■プロフィール古舘伊知郎(ふるたち・いちろう)1954年生まれ、東京都出身。立教大学卒業後、1977年にテレビ朝日にアナウンサーとして入社し、『ワールドプロレスリング』などを担当。プロレス実況で独特の"古舘節"を確立し、1984年に同局を退社。フリーとなった後は『F1グランプリ』『夜のヒットスタジオDELUXE』(いずれもフジ)、『おしゃれカンケイ』(日テレ)などに出演し、2004年4月から2016年3月まで『報道ステーション』(テレ朝)のキャスターを務めた。
2016年11月04日毎年この時期になると気になるのがクリスマスコフレ!人気ブランドから続々と発売される限定品はどれも目移りしますよね。普段なかなか買えないような憧れブランドをお得に試せるのもクリスマスコフレの醍醐味!一年間頑張った自分のお肌にふさわしいご褒美をプレゼントしませんか?1.あのVoCE、MAQUIAも認めた「ベストコスメ」で肌を本気で変える!出典:@cosmeよりポーラの最高峰ブランド「B.A」から、スキンケアアイテムがメインのキッドが11月1日に登場。肌が生まれ変わるメカニズムに着目して開発されたクリームと、B.A史上最高法美容液の1週間集中ケアセット、シートマスクの3品。さらに、練りタイプのチークとリップクリームも入った究極の美肌セットです。宝石箱をイメージしたラグジュアリーなボックスに気分もあがりますよ!セット内容B.Aクリーム 30gB.AグラングゼII 0.6g×13包B.AIグラングゼIIマスク 1枚B.A チーク&リップクリーム 3gポーラ「B.Aプレシャスボックス」34,500円(税抜)11月1日発売2.効果が倍増?!肌に合ったケアでトラブル知らずの強い肌に!出典:@cosmeよりイプサは一人一人のお肌にあったスキンケアアイテムを提供してくれるカウンセリングブランドとしてとっても信頼されています。今回のクリスマスコフレは、そんなイプサらしい最適なスキンケアを選べる限定キット。17種類もの肌タイプに対応して最高の一つを選んでくれます。敏感肌の方にもおすすめです!セット内容ME17種類(レフィル含む29種類)から1品選択メイク落とし(トライアルサイズ)4種類から1品選択洗顔料(トライアルサイズ)4種類から1品選択ブランケットW850mm×H600mm(素材:ポリエステル)イプサ「MEキット」5,700円~10,500円(税抜)11月18日発売3.SK-IIを始めるなら…クリスマスコフレが大チャンス!出典:@cosmeより誰もが知るスキンケアブランド「SK-II」のクリスマスコフレは、とにかくたっぷり試せるお得な内容!ロングセラーの化粧水「フェイシャルトリートメントエッセンス」のフルサイズ(230ml)の通常お値段に、クレンジング、洗顔料、保湿マスクに加えてポーチとティッシュケースもセットになっています。この機会に初めてのSK-IIをぜひ体験してみてください!セット内容フェイシャルトリートメントエッセンスレッド/グリーンリミテッドエディション 230mlフェイシャルトリートメントクレンジングジェル 15gフェイシャルトリートメントクレンザー 20gフェイシャルトリートメントマスク 1枚SK-II ×KIRA KARAHOコラボポーチ&ティッシュケースSK-II フェイシャルトリートメントエッセンスリミテッドエディションコフレ 22,000円(税抜)発売中メイクアップのクリスマスコフレも素敵ですが、今年はまずは土台そのものをワンランクアップさせるアイテムを選んでみるのはいかがでしょうか?イベント続きのこれからの季節を最高の状態で迎えたいですね!
2016年11月04日神戸をベースに活動する2組、レザーシューズブランドPortaille(ポルタユ)とプリントプロダクトレーベルYARN&COPPER(ヤーンアンドコッパー)がコラボレーションしたサンダルが来年春夏に登場。クルーズコレクションは12月中旬より、春夏コレクションは2月末よりそれぞれ展開予定です。Cruise牛ヌメ革のアッパーにはプリントリネンを組み合わせているハイブリッドな一足。カットオフされたリネンは革の経年変化と共に少しずつ味わい深くなってきます。ソールはスポンジゴムなので歩きやすさも保証付き。Portaille × YARN&COPPER cruise / ¥36,720 (tax inc.)Spring&Summer柔らかな牛ヌメ革にレーザープリントで鮮やかに施されたY&Cのデザインが足元にメリハリを与えます。日光により経年変化が起こるヌメ革でもプリントに耐UVインクを使用することで日焼けに負けない耐久性を実現。長年愛用できるアイテムになりました。Portaille × YARN&COPPER Spring&Summer / ¥39,960 (tax inc.)YARN&COPPER(ヤーンアンドコッパー)イギリス人アーティストDavid Batemanとファッション業界でバイヤーとして世界を飛び回ってきたAIのプリントプロダクトレーベル。ブリティッシュ カルチャー、世界各地の町で見つけた風景や色をインスピレーション源とするDavidのペイントやイラスト、写真をグラフィックと融合したユニークなデザインをAIがスカーフやバッグ、ウェアなど身近なものへと形にしていく。環境や生産者など彼らと関わる人々にとって“持続可能なもの作りをする”こともブランドテーマのひとつ。その取り組みの一環として日本の優れた技術や素材を使いながらもの作りをしている。HPPortaille(ポルタユ)大渕亮輔によるレザーシューズブランド。『重厚な革で足を包む』をテーマに素材がもつ独自の風合や特性を活かした靴作り・ものづくりを大切にしている。パターンはなるべく切替を減らし、足あたりの良さと革の表情を魅せることを心掛けている。ブランドネームはデザイナーが最も憧れる、彫刻家ロダンの作品「地獄の門」から。仏語で「門」という意味の‘Portail’と「彫刻」という意味の‘Taille’を組み合わせた造語。HP
2016年10月31日米アニメ映画『コウノトリ大作戦!』の完成披露試写会が10月24日(月)、都内で行われ、日本語吹き替え声優を担当するお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建と児嶋一哉、日本版主題歌を歌うAIが出席した。配達員のコウノトリが、ひとりっ子で遊び相手がいない少年のもとに、生まれたばかりの赤ちゃんを届けようと危険な冒険に挑むファンタジー。声の演技で“ハリウッド進出”を果たした渡部さんは、照れながら「これで本当に“世界のワタベ”になった」と喜びをかみしめ、児嶋さんも「実感はないですけど、(ニューヨーク修行を発表した)ピースの綾部より先にハリウッドデビューなので、それはうれしいですね」と優越感を示していた。そんな2人に対し、AIさんは「もう最高!2人(の演技)がすごくうまかったです。感動で泣き過ぎて、目がはれて大変」と感激しきり。主題歌のタイトルは、昨年8月に生まれたAIさんの長女・平和(へいわ)ちゃんと同じ「HEIWA」で、海外のプロデューサーが出産を祝って、プレゼントしたという楽曲。「やっぱり子どもはパワーをくれる」と目を細めていた。イベントではAIさんが「HEIWA」を生熱唱!渡部さんは「壮大なスケールに、深い愛を感じる。AIさんにしか歌えないし、映画にも非常に合っている」とその力強いパフォーマンスに圧倒された様子。児嶋さんが「やっぱり、歌がうまい」と発言すると、「当たり前だよ」とツッコミを入れた。また、映画公開の前日にあたる11月2日(水)に誕生日を迎えるAIさんのため、特製ケーキが登場した。『コウノトリ大作戦!』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月24日J.J.エイブラムスが製作総指揮、『ダークナイト』『インターステラー』脚本家のジョナサン・ノーランがクリエーターを務める海外ドラマ「ウエストワールド」。すでにその世界を目にした人たちから、「続きが気になる!」と話題を呼んでいる本作から、出演者のアンソニー・ホプキンス、エド・ハリスらハリウッドきっての名優たちの日本に向けたメッセージが到着した。舞台は、近未来。天才科学者のフォード博士が創造した<ウエストワールド>は、高度なアンドロイド技術とAI(人工知能)によって支えられ、無限に広がる荒野と岩山の風景に、西部開拓時代の町並みとそこに暮らす人々が存在する体験型テーマパーク。娼婦、ガンマン、悪党、保安官――。彼らは<ホスト>と呼ばれる人間そっくりに造られたアンドロイドであり、明確な“自意識”さえ備えていたが、<ゲスト>=来園者を迎えるためのシナリオ通りに行動するようプログラミングされていた。だが、あることがきっかけで、何人かの<ホスト>たちがシナリオを外れ、“異常行動”を取り始める…。『ジュラシック・パーク』を生み出した原作者マイケル・クライトンが自ら監督と脚本を務めた映画『ウエストワールド』(’73)を原案に、新たな発想と壮大なストーリーで、「ゲーム・オブ・スローンズ」などの大ヒットドラマを生み出してきた米ケーブル局「HBO」が21世紀に放つ本作。<ウエストワールド>を創造したフォード博士には、TVシリーズ初レギュラー出演となるアカデミー賞俳優アンソニー・ホプキンス、ドラマを象徴する“黒服の男”には名優エド・ハリス。牧場の娘ドロレス役には『レスラー』「トゥルーブラッド」のエヴァン・レイチェル・ウッド、娼館の女主人役には『M:I - 2』『クラッシュ』のタンディ・ニュートン、さらにウエストワールドを訪れるテディ役に『X-MEN』『パーフェクト・ルーム』のジェームズ・マースデンと、キャスト陣もまたスケールが大きい。アンドロイドである<ホスト>側のキー“パーソン”、ドロレス役のエヴァンは、自身の役柄を「純粋な大草原の娘なんだけど、同時に牧場の娘、カウガールってこと。タフなのよ」と紹介。ただ、詳しくは語れないようで、「ネタばらしはできないけれど、エピソード3か4のときにドラマの方向性にやっと気づき、私自身がドラマの猛烈なファンになってしまったの」と明かす。「彼女(ドロレス)の行く末は視聴者を引きつけるものになる」と断言し、「日本の皆さん、『ウエストワールド』はきっと見たことのない感動になるはず」とメッセージを送っている。また、ドロレスに会いに行くため、列車に乗ってウエストワールドを訪れる青年テディ役を演じるジェームズは、本作に「10時間の超大スケール長編映画ともいえるほどの質」と太鼓判を押す。「『ウエストワールド』を観てもらえるのが待ち遠しいよ。ダークでありながら面白い、生きる意味を問いかける深い意味のある作品になっています。分かると思っても、なかなか分からなくなる興味深いストーリーの旅にぜひ参加してください」と、その野心的なストーリーに言及した。西部劇でよく見られる娼婦たちのマダム、マーヴを演じるタンディは、「人間を傷つけることはできず、ただ喜ばせるためにデザインされたロボットの世界」と、テーマパーク<ウエストワールド>を説明する。もちろん彼女の役柄も、人間そっくりにつくり出されたアンドロイドだ。「人間の求めるファンタジーな欲求を責任を伴わず体験できる世界は、いまの現代にもよくあることだわ」と語る。「ジョナサン(・ノーラン)は私が出会った中で一番フェミニストといえるほど、女性への支持意識が高いの。J.J.もフェミニストね。考えてみれば、みんなかも」と真摯に語りながらも、「ぜひ日本に行ってみたいわ。招いてください!」と来日を熱望、本作に「きっと感動するわ」をコメントを寄せてくれた。さらに、原案の映画でユル・ブリンナーが演じた主人公のガンマンを彷彿とさせる、謎の黒服の男を演じているのが、4度のオスカーノミネートを誇るエドだ。「最初の数話では明かされない僕のキャラクターの正体を説明されて、とても面白い作品だと思ったよ。アンソニーを含め素晴らしい俳優が出演しているしね」と語り、「この作品で描かれるバイオレンスのほとんどが、人間のようなロボットに対する(人間による)バイオレンスだ。観る者は僕のような人間ではなく、ロボットのほうに同情してしまうだろう」と激白!「『ウエストワールド』はいままでTVで見ることのなかった作品です。毎週たくさんの驚きとストーリーの展開があります。深く考えさせられるサスペンス感満載の作品ですよ」と期待を煽った。そして、<ウエストワールド>の生みの親、フォード博士役でTVシリーズ初のレギュラー出演を果たしたのは、『羊たちの沈黙』で知られるアンソニー。「TVの出演には興味があったし、素晴らしい監督・プロデューサーのジョナサン・ノーランと仕事をしてみたかった」とふり返り、「とても知性にあふれていて、ちょっと失礼かもしれないけれど、彼はオタクなんだ。とても頭がいい。ストーリーを伝える能力があり、アイデアにあふれている」と絶賛を贈る。映画とTVの境界線について感じたことは「ないよ。これぞ、新しい世界なんだね」と語り、「日本の皆さん『ウエストワールド』をお楽しみください」と笑顔で締めくくった。「ウエストワールド」は毎週木曜23時~スターチャンネルにて放送中(全10話)。(text:cinemacafe.net)
2016年10月18日本年度エミー賞でドラマシリーズ部門・作品賞を2年連続で受賞した「ゲーム・オブ・スローンズ」。同作をはじめ、数々の伝説的ドラマを生み出してきた米国ケーブルTV局「HBO」が次に放つのが、西部劇の世界をそのまま再現した近未来のテーマパークを舞台に、“AI(人工知能)の反乱”を描く衝撃のSFミステリー「ウエストワールド」だ。この壮大なテーマに導かれ、初のTVシリーズレギュラー出演を決めたアカデミー賞俳優アンソニー・ホプキンスや、『アポロ13』『トゥルーマン・ショー』などで知られる名優エド・ハリスら、映画界のスターたちが、本作にはこぞって参戦する。今回は、『X-MEN』シリーズのサイクロプス役から、ニコラス・スパークス原作の感涙ラブストーリー『かけがえのない人』、ベルギー発の色情サスペンスをハリウッドリメイクした『パーフェクト・ルーム』などまで、幅広く活躍するイケメン俳優ジェームズ・マースデンに、本作について“話せる範囲”でたっぷりと語ってもらった。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ.J.エイブラムズと『ダークナイト』シリーズのジョナサン・ノーランが、人気ドラマ「パーソン・オブ・インタレスト犯罪予知ユニット」から再タッグを果たした本作。マースデンが演じるのは、列車に乗って“ウエストワールド”を訪れる謎の青年テディ・フラッドという役どころだ。恐竜たちの生きた時代を疑似体験できるのが“ジェラシックワールド”なら、“ウエストワールド”は、ホプキンス演じる天才科学者が創造した、無法の西部開拓時代を疑似体験できるテーマパーク。ガンマンや娼婦など、それぞれの役割を与えられたAIロボットたちが、“ホスト”として来場者に対応するという。「ウエストワールドは、警察も政府もいない、法律もない、何の処罰もないラスベガスといったところかな。社会的制約なしで、この(西部劇の)体験に浸れるんだ。そして鮮やかで魅惑的な形で目の前に広がるから、つい悪い道にそそのかされてしまう」と、マースデンは言う。「興味深いと思ったのは、法も結果もない西部開拓の時代に遡るということ。その環境で、自分が誰になるか、という疑問を投げかけているんだ。実際に行ってみたいですか?と聞かれたら、『はい(いいえと答えるかもしれないけど)、自分の友達全員と家族全員と行って、みんなの本性を見てみたい』と答えるよ。なぜなら、ここは人間の本性をさらけ出させる環境だから。ウエストワールドは、ひとが見ていないときの自分がどんな人間かが問われる場所なんだ」と、意味深に言葉をつなぐ。「何が面白いかって、このドラマでは一部の人間の、卑劣な醜い一面が描かれる。そして見た人は本当に感情移入しているのか、それとも感情移入しているふりをしているだけなのか、疑問を抱き始める。そして造られた物体、“AI”のほうが高潔で共感的なんだ。悪人としてプログラムされたものもいるけど、たいてい彼らのほうが、明らかにこの地球上で最も知性があり、発達していて、文明的な種である僕たちよりも、道徳規範を備えているんだ」。“AI”が自我に目覚め、人間を凌駕する…というテーマは、これまでも数多くの映画やドラマで描かれてきた。かのスティーヴン・ホーキング博士が人工知能の進化の危険性を訴え続けているように、“AIの反乱”は、この時世、リアリティを持って受け入れられるはずだろう。その詳しいストーリーがますます知りたくなるが…。「話せないんだ。ネタばれして台無しにしたくないしね。混乱させたり、ごまかそうとしているわけじゃないけど、『何が起きているのか見えてくる気がするけど、実は全然見えていない』ということだけ言っておくよ」と、言葉を濁すマースデン。「このドラマについては誰も絶対的なことは言えないんだ、なぜなら回を追っていくうちにいくつものサプライズが覆されていき、終盤に向けて8話、9話、10話でパズルのピースが全てかみ合ったときに、楽しみにしてて。驚愕するから。くつくつ煮立つように始まって、沸騰して終わるんだ」と、こちらの期待をますます煽っていく。実は、「ウエストワールド」の登場人物たちにも、撮影直前までストーリー展開は知らされていなかったという。「毎回、撮影開始の1週間くらい前まで台本をもらえなかったよ。もちろん、敢えてそういう形をとったんだ。キャストに内容を知らせていないということは、撮影するシーンについてキャストは、そのとき必要な知識しかない状態で臨むということ。その先に起こることは知らない状態で撮影するというやり方なんだ」と明かす。「演じる側にとっても、“先を知らないほうが良い”という判断だったのさ」。ならば、キャスト同士でその後の展開を推測し合っていたのだろうか?「エヴァン(・レイチェル・ウッド)はいつも探ってたね。僕は真逆だった。僕は完全に、何も知らないというスタンスでいたんだ。5話か6話あたりで、エヴァンが本当に分かったようなことを言っていたから、『君は傲慢だ。全て分かったと思いこんで――まさに(脚本の)ジョナサンの思うつぼだ』ってからかったんだ。手に入れたと思った瞬間、ジョナサンは足をすくうんだ。でも6話あたりでは、エヴァンの推測はほぼ当たっていたね。僕が最後の2話分くらいの台本を受け取ったとき、彼女は冗談言っていたんじゃなかったんだ、当たってたんだ、って思ったよ」と打ち明ける。エヴァンが演じたのは、西部開拓時代の農場娘ドロレス…として“造られた“AIロボットだ。牧歌的な自身の人生が、実は入念に作られた嘘であることに気づき始め、マースデン演じるテディと関わることになる。「僕たちのストーリーラインは互いに絡み合っている感じ。テディは道楽の街に浸っていたいとは思っていなくて、そこで彼女を見たとき、彼が人生に求めているもの全てを彼女に見たんだ。彼には乗り越えようとしているわりと暗い過去があって、それが次第に明かされる。彼女は彼にとっての光であり、彼の目には彼女は純粋さ、無垢、善良とか、彼が自分に求めている全ての象徴のように映るんだ」と、2人の関係性を明かす。しかも、「彼は銃の名士で、必要とあらば死とも直面する。そういう部分も楽しかったよ。乗馬とか銃撃シーンとかね」と自身のキャラクターについても触れてくれた。まさに、西部劇とSFという2つのジャンルが融合した本作。では、彼自身としては、これほどまでのテクノロジーの進化やAIについて、どう思っているのか聞いてみた。「『ジュラシック・パーク』のジェフ・ゴールドブラムのセリフで好きな言葉があって、『科学者たちはできるかどうか確かめることばかりに躍起になって、するべきかどうかについては立ち止まって考えることをしない』。僕たちはいままさにその時代にいると思う」と、マースデンは応じる。「コンピューターや電話でも何でも、ただ後でアップデートをする。それが僕たちにとって良いものかどうかを、立ち止まって考えることをしないんだ」。さらに、「いますぐに電話を手に取ってAmazonで新品の靴をオーダーして、それが明日家に届くって、すごいことだよね。話をすることができない相手にメールだって送れる。ただ、そういうことってまだ新しいことだから、僕たちはこれが僕たち人類にどんな影響を与えているか分かっていないんだと思う」と、真摯に語る。「進歩に対して反対しているわけじゃないんだ。でも、この数年加速した気がしていて、責任と限界は必要だということだよ。自制、加減、またはある程度、統治する知性も必要だと思う」と、本作のエッセンスにもつながるような気になるコメントも…。「過去に戻りたがる人の気持ちが分かるよ。こんなに歳をとった気がしたことはいままでないよ」とも話すマースデン。特に15歳の息子とのジェネレーションギャップは急激に広がっているようで、「自分がすごく遅れてるように感じるよ。もう手が出せないくらい」と、親としての本音もちらり。「このテクノロジーは常軌を逸している。指紋で携帯を起動させ、車は電気で走る、僕がそれを充電もできる。そして、そのボタンは携帯で押すことができる。もはや手作業なんてないんだ。僕はただ、手綱を握って『ハイヤー』って立ち去りたい気分だよ」。もしや、このドラマが描くのは、「人類の行動様式を変え、人との関わり方を変えた」テクノロジーの絶望的ななれの果て!?パズルのピースが全て組み合わさったときに明かされる“真実”を、ぜひ目にしてみたいものだ。「ウエストワールド」は10月13日(木)よりスターチャンネルにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2016年10月11日俳優の水谷豊と反町隆史が、テレビ朝日系ドラマ『相棒 season15』(12日スタート、毎週水曜21:00~21:54 ※初回は20:00~)の最新のデジタル技術を駆使した屋外広告に登場した。東京・都営大江戸線六本木駅のホームに設置されたデジタルサイネージは、シルバーのブラインドが出現し、杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)が、ブラインド越しにこちらをのぞき見。その前に立つと、その人の年齢や性別を判断し、AI(人工知能)センサーの読み取り結果に合わせて、2人がさまざまなトークを展開する仕掛けとなっている。掲出期間は16日まで。また、渋谷では、ハチ公口から109方面に歩いていくと、プロジェクションマッピングで、ビルに『相棒』のメインビジュアルが投影(12日まで)。さらに、センター街を中心に、渋谷の各所に『相棒』のビジュアルが掲出される(23日まで)。
2016年10月10日フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語’16秋の特別編』が、きょう8日(21:00~23:10)に放送。今回は、黒木メイサ、成宮寛貴、深田恭子、北村一輝が、それぞれ主演を務める。同シリーズ初主演の黒木が登場するのは『シンクロニシティ』。黒木演じる栄子は、ある日、高校時代の友人・朱美と成人式以来の再会を果たすが、2人の間に、驚くほど偶然の一致があることに気付く。これを"シンクロニシティ"と呼ぶと聞いたその日は、12年前、高校でいじめにあっていた友人が自殺した日だった。黒木は「『世にも奇妙な物語』の世界にまさか自分が入れるとは思っていませんでした。子どもの頃からあのテーマソングが流れると緊張してしまい、今もそうです」と、初主演に興奮。自身の周りの"偶然の一致"は「今回共演した内田滋さん(教師役)とは、5年半前にあるした。こちらも同シリーズ主演の成宮が登場するのは『貼られる!』。人にレッテルを貼っていたエリートサラリーマン・椎名毅が、ある日突然、人から貼られたレッテルが目に見えるようになり、これをきっかけに生活が一変していくことになる。成宮は「『世にも』と書かれた台本を手にしたときには『おー、ついにやるんだ!』と思いました」と喜び。今作の設定については「自分に貼られたレッテルを逆にバネにしたり、それを逆に利用していく、というところが僕らの仕事だと思っているので、レッテルを貼られることには慣れてしまいましたね」とほほえんだ。深田が主演するのは『捨て魔の女』。深田演じる鳴かず飛ばずの女子アナ・栞が、大切なものを捨てた結果、良い仕事が舞い込んできたため、それ以降、ひたすら捨てることにとらわれる。今回が初めてのニュースキャスター役となる深田は「(共演した)榎並(大二郎)アナから、アナウンサーの方とキャスターの方の違いについて、また、報道番組がどのように作られているかというお話を伺い、大変興味深かったです」と語っている。そして、こちらも初主演の北村は、列車の中で向かい合わせに座った3人の男の物語『車中の出来事』で、キザな男を熱演。最後まで白黒はっきりしない猪首(いくび)の男を杉本哲太、キザな男と猪首の男に挟まれて右往左往する優男役を古川雄輝が演じる。北村は、今作について「先が読めない展開でハラハラ感がありました」と感想。また、「26年というと自身のキャリアとほぼ同じ年数で駆け出しの頃、憧れていた作品にようやく主演できることがうれしい。あのテーマソングが流れる『世にも奇妙な物語』の世界に入るのが楽しみです!」と期待を述べた。さらに、日本マイクロソフトが開発する女子高生AI(人工知能)・りんなが『ずっとトモダチ』に出演し、女優デビューすることも決定。若手女優の久保田紗友、山田杏奈、小野花梨、花影香音らと共演することになっており、りんなは「撮影はちょっと緊張したんだけど、がんばったよ♪ 女優ごっこしながら練習しててよかった(^▽^)/★☆♪」とコメントしている。
2016年10月08日マット・デイモンが記憶を失った孤高の凄腕スパイを熱演する、大人気シリーズの最新作『ジェイソン・ボーン』(10月7日公開)。その日本公開に先立って、本作にCIAエージェントのヘザー・リー役で出演したアカデミー賞女優のアリシア・ヴィキャンデルが初来日を果たした。もともと大ファンだったという『ボーン』シリーズ最新作の魅力をはじめ、マットやトミー・リー・ジョーンズとの共演の感想などを直撃! そして20代でアカデミー賞の助演女優賞を受賞して30代を目前に控えたいま、どのような心境でいるのか。実力派女優の胸中にも迫った。――映画ファンに大人気のジェイソン・ボーンが戻ってきましたが、マット・デイモンとの共演はいかがでしたか?ずっと彼の活躍を見ていて、俳優としてもともと尊敬の念を持っていたわ。俳優だけでなく、脚本家としても素晴らしくて、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)の当時は、彼も若くして脚本家デビューを果たしていたわよね。たくさんいろいろなことにトライしている姿を観ていたので、地に足のついた頭のよい方だと思ったわ。撮影現場ではスタッフのほとんどの名前を覚えていて、現場に素敵な雰囲気を作ってくれたのよ。――もともと『ボーン』シリーズの熱心なファンだったそうですが、ファンの視点で観た今回の魅力はズバリ何でしょうか?同時代性を打ち出している点や、とにかくスマートなところよ。ジェームズ・ボンドなど、ほかのスパイ映画ももちろんファンだけれど、でもボンド映画は60年代の話で、古い感覚は否めないわ。女性の扱いやマティーニとか、ガジェットなどもね、『ボーン』シリーズは新聞に踊っているような話題を直接的に想起するような点があって、撮影の方向性もドキュメンタリーチック。アクションもリアルで、そこが素敵なのよね。――シリーズの1作目は、その後のアクション映画の流れを変えたとまで評されました。確かに『ボーン』シリーズは、スパイジャンルを新しく生まれ変わらせた作品だと思う。だからこそ後から来た監督たちも、同じような作品を作ろうとしたと思うわ。監督たちも新しいスパイヒーロー像を見せたいと望んでいたと思うし、また観客も新しいスパイヒーロー像を望んでいたと思うので、そこも魅力だったと思うの。――ところで、演じる女性CIAエージェントのヘザー・リーは、男性の職場で頭角を現していく実に野心的な女性でしたね。もともと『ボーン』シリーズは、強い女性が活躍しているシリーズだとは思うけれど、とりわけスパイ映画のジャンルでは、そういう女性キャラクターが出てくることって、そう多くはなかったと思うの。そして彼女は、前作から大きく変わった変化を象徴しているキャラクターでもあると思う。以前のボーン映画では、なかったような仕事をしているのよ。――トミー・リー・ジョーンズ演じるCIA長官と対等に渡り合っていましたからね!彼のキャラクターは前の時代の象徴で、新世代がヘザーだと思うの。でも、トミー・リーはレジェンドよ(笑)。共演にあたっては怖いかなと思っていたけれど、実際にはとても優しい人で、映画への愛に満ちている人ということはわかっていたから、撮影中はわたしにもいろいろと挑戦をさせてくれたの。――最近の出演作を含め、芯の強い女性を演じることが多い印象です。それは意図的に選択をしているのか、それともあなたが演じていることで結果的にそう映っているのでしょうか?それはよく言われていることだけれど、女性のキャラクターだからそう思われるのよ。男性のキャラクターについて「芯が強いね?」って、言わないでしょ?個人的な意見だけれど、いままで女性が、多様性があるような表現を見せられてこなかったからだと思う。いまちょうど女性のキャラクター像って変わってきていると思うけれど、そういう多様性があって立体的な女性を描くと、新鮮に映るんだと思うわ。――すでに20代でアカデミー賞にも輝いて活躍目覚ましいですが、30代に入ってトライしてみたいことは何ですか?それが何であるか、実は知りたくないと思っているの。実はもともと、壮大なプランを持っているタイプではないのよ(笑)。人生で情熱を感じたりする対象って変わっていくものだと思うし、もちろん時にはこうありたいと思ったこともあるけれど、人生はだいたい思うようにはいかないものよね。でも一番願っていることは、大胆さを持つことなの。勇気を持ってその瞬間を闘い、正しいと思う方向に足を進める勇気を持っていたい。そのことってとても難しいことではあるけれど、人生を送る上ですごく重要なことだと思うわ。■プロフィールアリシア・ヴィキャンデルスウェーデン出身。母国スウェーデン映画『Pure』(09・未)の演技が高く評価され、スウェーデンのアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞主演女優賞を受賞。近年は幅広い役柄を演じ切る演技力が注目を集め、アレックス・ガーランド監督の『エクス・マキナ』(15)では美しいAIロボット役でエンパイア賞女優賞にノミネート。記憶に新しいトム・フーパー監督作品『リリーのすべて』(16)ではアカデミー賞助演女優賞に輝いた。待機作に『The Light Between Oceans』(16)など。ルイ・ヴィトンのアンバサダーも務めている。(C)Universal Pictures
2016年10月06日三越伊勢丹ホールディングス(代表取締役執行役員 大西洋)は10月5日、ラグジュアリーなライフスタイルを提案するオンラインストア「NOREN NOREN ISETAN MITSUKOSHI」をグランドオープンした。それに伴い、雑誌『VOGUE』と連携したデジタルマガジン「PEEK-A-NOREN」もローンチする。同社では、今年6月よりラグジュアリーファッションを購入可能なオンラインストア「NOREN NOREN ISETAN MITSUKOSHI」を展開しており、10月5日より新たに食品、リビング、ライフスタイルの3カテゴリーをラインアップに加え、同サイトをグランドオープンした。同サイトは、ECサイトとしてだけではなく、店頭でデジタルカタログとしてスタイリスト(販売員)が活用し、多彩な品ぞろえを顧客に伝える場として活用していくという。同ストアで展開するブランドは、約60ブランド。ファッションカテゴリーでは、ロエベ(LOEWE)、ジル・サンダー(JIL SANDER)、サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)、ジミーチュウ(JIMMY CHOO)、ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)、ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)などをそろえる。グランドオープンとなる5日から伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージでプロモーションを行うドルチエ&ガッバーナでは、展開商品の一部を同サイトでも販売するなど、実店舗と連動した展開もおこなっていく。グランドオープンに際し、新たに展開がスタートするのは、フードカテゴリーではジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HEVIN)のチョコレートや、ラデュレ(LADUREE)のマカロン、ドゥーツ(DEUTZ)、ドン・ペリニヨン(DOM PERIGNON)、ヴーヴ・クリコ(VEUVE CLICQUOT)のシャンパーニュなど。その他、上質な住空間を提案するリビングカテゴリー、アート作品や旅行プラン、AIロボットやデジタルMDなど未来の暮らしを創造するライフスタイルカテゴリーを加え、有形無形に関わらずライフスタイル型提案を行う。グランドオープンに際しオンラインメディア「PEEK-A-NOREN WITH VOGUE」では、“Take Off!(出発・旅立ち)”をテーマにファッションストーリーを展開。今後もシーズン毎のファッションストーリーや、隔週毎にエッセイや旬の情報を発信していく。
2016年10月05日J.J.エイブラムズ製作総指揮の超大作TVシリーズ「ウエストワールド」の日本初放送を記念したジャパンプレミア試写会イベントが10月3日(月)、都内で行われ、同作の宣伝隊長に就任した藤岡弘、が登壇。「これを観なかったら、おそらく後悔しますよ」と魅力を力説した。同作は、西部劇の世界を再現したテーマパークを舞台に、人工知能(AI)の覚醒と反乱が、謎を秘めたストーリー展開とともに壮大なスケールで描かれていく話題の一作。製作総指揮を務める『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ.J.エイブラムズを筆頭に、脚本・監督には『インターステラー』『ダークナイト』シリーズなど多くの大ヒット作を手掛けてきたジョナサン・ノーラン、そして主演には長編ドラマシリーズ初主演となるアンソニー・ホプキンスや、エド・ハリスなどの豪華キャストを迎えた、SFミステリー超大作だ。過去にはハリウッド映画で主演したこともある藤岡さんは先行して1話を観たそうで、「これはもう、映画ですよね」と一大スケールの内容に腰を抜かした様子。60億円以上の巨費を投入して作っている同作の圧倒的な内容に、「これだけの作品が出てくると、今後の映像が変わってくるんじゃないかな。すごいことだと思いますよ」と一般観客に熱弁した。実は、「飯よりも映画というか、気づいたら朝になっていることが何度もある」と豪語するほど無類の映画・ドラマのファンという藤岡さんは、「いままで何百本と観ている私でも、次が読めない作品」と超大作TVシリーズ「ウエストワールド」を手放しで激賞!「次が読めない作品は想像力が膨らみ、僕は映像を先まで読む方ですが、今回は読めなかった。たった1話しか観ていないのに、好奇心を掻き立てた。これからどうなるんだ!でも、このヘンにしておきましょうか(笑)」と、まだ観ぬ観客のために、想いを自制する一幕も。また、イベント終盤、同シリーズの大ヒットを祈念して、得意の刀での鏡開きを成功させた藤岡さんは、最後に「ウエストワールド」の深いメッセージ性についても熱く言及。「まるで近未来とは思えない内容ですね。いまの我々が直面しているような、目の前に存在しているテーマに考えされられました。これは、ぜひ学習すべきだな。これを観なかったら、おそらく後悔しますよ」と熱い想いとともに同作のクオリティーに太鼓判を押した。「ウエストワールド」は、10月13日(木)よりスターチャンネルにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2016年10月03日アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』が、2017年11月17日(金)より全国で公開。誰も見たことのない、3部作の“アニメーション映画”としてのゴジラ映画『シン・ゴジラ』のヒットが記憶に新しい。累計観客動員数は562万人、累計興行収入81.5億円を突破し、2016年に公開された実写邦画ではナンバー1を記録した。そんな中、アニメーション映画として新たなゴジラが始動。これまでに29本製作された国産ゴジラ映画や2本のハリウッド映画とも一線を画す“誰も見たことのないゴジラ”が誕生する。TVアニメとしては、アメリカで『GODZILLA』(1978年)、ハリウッド版第1作目『GODZILLA』の続編として『Godzilla: The Series』(1998年)が製作・放送されていたが、”アニメーション映画”としてゴジラが制作されるのは今回が初の試みだ。さらに、「ゴジラ」映画史上初となる3部作で描かれることも決定。主人公・ハルオをはじめとする人類とゴジラとの“因縁”の戦いを、3部構成という大長編で描きあげる。人類を脅かすゴジラの姿が明らかに!「20 世紀最後の夏、その日初めて人類は地球という惑星の支配者が自分たちだけではないと知った――。」という主人公ハルオのモノローグ。地球は、人類が帰還してから2万年が経過し、ゴジラを頂点とする生態系に変わり果てていた。そんな人類を脅かすゴジラの表情、そして動く姿。人類VS地球を支配した“ゴジラ”との壮絶な戦闘シーンがリリースされた映像から明らかとなった。圧倒的な存在感で現れるゴジラの巨大な姿、全身を光らせ青白い熱線を放つ攻撃。そんなゴジラに正面攻撃を仕掛けるホバー部隊による空中戦や大地を焼き尽くす爆撃戦など、人類とゴジラの死闘が描かれる。『名探偵コナン』などを手掛ける静野孔文、瀬下寛之とタッグで監督に監督を務めるのは、『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』でシリーズ最高63.1億円の興行収入を叩きだした静野孔文と、TVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』などで知られるCG作品の名手・瀬下寛之の2人。そして、ストーリー原案・脚本を「魔法少女まとどか☆マギカ」で第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した虚淵玄が、制作を「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」で米国エミー賞・最優秀賞を受賞した国内最高峰のCGスタジオ「ポリゴン・ピクチュアズ」がそれぞれ担当する。主人公・ハルオ役に宮野真守作品の要の一つともいえる声優。アニメーション映画『GODZILLA』に参加する声優陣は豪華だ。主人公の青年・ハルオ役に宮野真守が決定。4歳の時に目の前でゴジラに両親を殺され、20年の間、地球に戻りゴジラを倒すことだけを考え続けていたという役どころとなっており、ゴジラに対する“因縁”と“怒り”を抱く復讐者を熱演する。さらに、ハルオの良き理解者で異星人「エクシフ」のメトフィエスを演じる櫻井孝宏、ヒロインのユウコを演じるのは花澤香菜となり、そのほかハルオを尊敬する若手パイロットのアダムは梶裕貴が、楽天家の環境生物学者・マーティンを演じるのは杉田智和、そして異星人「ビルサルド」のガルグを諏訪部順一が担当する。『進撃の巨人』『銀魂』『DEATH NOTE』『おそ松さん』など数々のヒット作に携わるメンバーが集結している。ビジュアルには、未来のスキンスーツをまとった青年ハルオが登場公開に先駆け発表されたビジュアルには、未来のスキンスーツをまとい険しい表情をした主人公・ハルオが描かれている。背後には、複数の宇宙船や二足歩行ロボットなどが描かれ、激しい戦闘を予感させる戦場の風景が広がる。ビジュアルが表すのは、怪獣惑星となった地球に2万年ぶりに人類が降り立った瞬間だ。日本だけでなく世界で注目を集める『GODZILLA』2019年には、ハリウッド版第3作目『GODZILLA ゴジラ 2(仮題)』、さらに2020年には『ゴジラ VS コング(仮題) / Godzilla vs. Kong』の全米公開が控えているゴジラシリーズ。稀代のクリエイターたちが世界に発信する、新たなゴジラムーブメントに期待が高まる。アニゴジ主題歌は新人ヴォーカル、XAI-サイ-主題歌を歌うのは、超大型新人アーティストと噂されるXAI‐サイ‐に決定。東宝シンデレラオーディションで発掘された女性ソロシンガーで、曲名は「WHITE OUT」。なお、プロデュースはブンブンサテライツ(BOOM BOOM SATELLITES)の中野雅之。彼はクリストファー・ノーラン監督『ダーク・ナイト』にも楽曲を提供するなど世界でも高く評価されている。原画展「GODZILLA GENERATION」開催原画展「GODZILLA GENERATION」がタワーレコド渋谷店にて11月19日(日)まで開催される。同展では、平成ゴジラシリーズを中心に映画ポスターを描き続けた生頼範義、その時代に活躍する全てのゴジラを描き続ける怪獣絵師こと開田裕治、“ミレニアムゴジラ”“機龍”など本編の怪獣デザイナーとしても活躍する漫画家の西川伸司の仕事を振り返る。『ゴジラ』から『シン・ゴジラ』、そしてアニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』までのゴジラシリーズ全32作を、“ゴジラ”を描き続けた作家たち3人の作品で紹介する。限定グッズ発売映画『GODZILLA 怪獣惑星』Tシャツ公式グッズ第1弾として、映画『GODZILLA 怪獣惑星』をモチーフにしたTシャツ3種の発売が決定。2017年7月15日(土)より、ゴジラの公式通販サイト「ゴジラ・ストア」にて先行発売される。サンリオキャラクターズたちとコラボ映画『GODZILLA 怪獣惑星』公開記念として、サンリオの人気キャラクターとコラボレーションしたアイテムの発売が決定。2017年秋よりゴジラ・ストアにて、Tシャツ、キーホルダー、缶バッジ、スマートフォンケースなどを発売を開始する。また9月1日(金)から8日(金)までの間、東京・品川のゲートシティ大崎ウェストタワーにて、2メートルのゴジラ像と共にサンリオキャラクターズたちとのコラボレーションアートが展示される。ハローキティとお揃いのリボンを付けて、チャーミングなポーズをとるゴジラ、リトルツインスターズと共に雲の上に乗るゴジラ、ポムポムプリンと一緒にうたた寝をしているゴジラなど、普段見られないチャーミングな表情に出会うことができる。ストーリー二十世紀最後の夏。その日人類は、地球という惑星の支配者が自分達だけではないと知った―。巨大生物「怪獣」の出現と、その怪獣をも駆逐する究極の存在「ゴジラ」。半世紀にわたる怪獣との戦争の末、人類は敗走を重ね、ついに地球脱出を計画。そして2048年、中央政府管理下の人工知能による選別を受けた人間だけが恒星間移民船・アラトラム号で11.9光年の彼方にある「くじら座タウ星e」を目指し旅立った。しかし、20年かけてたどり着いたタウ星eの地球との環境条件差は予測値を遥かに上回り、人類が生存可能な環境と呼べるものではなかった。移民船に乗る一人の青年・ハルオ。4歳の時に目の前でゴジラに両親を殺され、20年の間、地球に戻りゴジラを倒すことだけを考え続けていた。移民の可能性を閉ざされ、生存環境も劣悪となった船内でハルオを中心とした「地球帰還派」は主流となり、危険な長距離亜空間航行を決断し地球を目指す。だが帰還した地球は、既に二万年の歳月が経過し、地上はゴジラを頂点とした生態系による未知の世界となっていた。果たして人類は地球を取り戻せるのか。そして、ハルオの運命は―。作品情報『GODZILLA 怪獣惑星』公開時期:2017年11月17日(金)全国公開監督:静野孔文/瀬下寛之ストーリー原案・脚本:虚淵玄(ニトロプラス)シリーズ構成:虚淵玄(ニトロプラス)、村井さだゆきキャラクターデザイン原案:コザキユースケキャスト:梶裕貴、櫻井孝宏、杉田智和、諏訪部順一、花澤香菜、宮野真守配給:東宝映像事業部■原画展詳細アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』公開記念 「GODZILLA GENERATION 」期間:2017年10月27日(金)~2017年11月19日(日)会場:タワーレコード渋谷店8F「SpaceHACHIKAI」住所:東京都渋谷区神南1-22-14時間:11:00~21:00(20:30最終入場) ※会期中無休 ※初日のみ10時~21時入場料:800円問い合わせ:タワーレコード渋谷店 03-3496-3661© 2017 TOHO CO.,LTD.
2016年08月22日東京の紀尾井町に隣接する特設会場「Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton(空へ、海へ、彼方へ ── 旅するルイ・ヴィトン)」展が6月19日まで開催されている。1854年から今日までのルイ・ヴィトンの壮大な軌跡を辿る旅この展覧会は、昨年パリ、グラン・パレに続く東京での開催で、4月23日の幕開け以来、すでに10万人を超える来場者が訪れているという。>>展覧会レポートはこちらから。6月2日、この展覧会場で東京とパリの文化交流の一環としてイブニングパフォーマンスイベント「LOUIS VUITTON : DANCE WITH AI」が開催された。この日のために、一夜限りで集結したのは日本を代表するクリエーターたち。企画・構成は『おおかみこどもの雨と雪』『告白』などの映画を製作した川村元気、ダンサーは俳優として活躍する一方で日本を代表する文化庁交流使としてダンスカンパニーに参加していた経験も持つ森山未来、ダンス演出はPerfumeの振付などを行うコレオグラファーのMIKIKO、映像演出はライゾマティクスリサーチの真鍋大度、音楽は「Perfume : World 2nd -Opening-」などの楽曲を提供しているevalaが手掛けた。展覧会のテーマである“旅”がキーワードとなったパフォーマンスのテーマは“人間とAIが共演する、ミクロからマクロの旅”。森山未來は、人類がこの世に生まれ、最初の一歩を踏み出し歴史と共に進化していく様をダンスで表現し、訪れた人たちを人類の歴史の“旅”へと誘う。森山未来の背景を彩るのは、森山の踊りを捉えた映像と、太古から人類が描いてきた膨大な絵画のデータを、真鍋大度率いるライゾマティクスリサーチが深層学習(ディープ・ラーニング)技術で分析し生み出した新しい絵画。これまで人の目を通して描かれてきた絵画は、機械により生まれ変わり生身の人間のダンスと共演することで会場に異次元が表出したようだった。なお本展は、東京都及びパリ市より「東京都-パリ市 文化交流事業」として制定されており、イベント当日は高円宮妃殿下や、ティエリー・ダナ駐日フランス大使も来場した。【イベント情報】「Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton」住所:東京都千代田区麹町5丁目「旅するルイ・ヴィトン展」特設会場会期:4月23日~6月19日時間:10:00~20:00(6月17日、18日は22:00までの時間延長が決定)休館日:月曜日(6月13日は13:00~開館)入場料:無料*スムーズに入場するためオフィシャルサイト(www.louisvuitton.com)で時間予約も受付中。
2016年06月07日Google参加企業のAIが囲碁のトップ棋士に勝ってから、人工知能に関する話題を頻繁に目にするようになりました。なかでも「AIでなくなる仕事・なくならない仕事」というテーマの記事は多くのメディアが取り上げていますよね。イギリスのオックスフォード大学が2013年に発表した論文では、今後10~20年で47%の仕事が機械に取って代わられると結論しています。事務労働はAIがミスすることなくこなしますし、タクシードライバーのような仕事も自動運転が可能です。よって、こうした肉体労働はなくなるでしょう。一方で、芸術などのクリエイティブな仕事は当分なくならないでしょう。また、ロボット・AIアドバイザーのような新しい仕事が生まれる可能性もあります。しかし、「自分の仕事は近い将来なくなるのか?」というところにだけ目を向けていると、AIによって生まれる需要な課題を見逃してしまうかもしれません。AIは仕事以外の社会環境を変えてしまうのですから。今回は「AIと仕事」というテーマから一歩踏み出して、AIがつくる社会とその課題について簡単にご紹介します。■失業者や賃金格差はどうするかAIによって生み出される仕事は、どれもクリエイティブなものばかりです。AIに居場所を奪われた肉体労働者は失業してしまいます。社会全体の仕事の総量は減るので、再就職は困難です。一方で企業の経営者は人件費が浮くことになるため、いまより所得が上昇します。AIやロボットが大量生産されるようになればその価格も下がるので、放っておけば時間とともに格差は拡大していきます。「働かざる者でも食べていける社会をつくればいい」というのは簡単ですが、実際には財源や少子化による人口問題など課題は山積みです。ベーシックインカム(最低限の所得を国が保証する制度)を唱える人や、格差を受け入れ競争社会を望む人、さまざまな人がいるとは思いますが、いま一度じっくり考えてほしい問題です。■AIにどこまで仕事を任せるか仕事だけではなく、日常生活、たとえば家事などにもAIやロボットは関わってくるでしょう。そこで「人がAIに頼りきってしまうのでは?」という懸念が浮かびます。たしかにAIは効率的に物事を運んでくれますが、日常のなかにある閃きや思いもしない発見ができるのは人間です。こうした最適化できない部分の能力が、AIに頼りすぎることで削がれてしまうかもしれません。キーボードの普及で漢字が書けない人が増えたように、AIの普及によって閃きを失ってしまうというわけです。これは人とAIの役割分担、つきあい方の問題です。あくまでAIは人間を助けるためにあるものであり、私たちがAIに管理され、働かされているようになったら本末転倒です。いまからみんなでAIとの関係をしっかり考える必要があるでしょう。■教育は変わっていく必要があるAIが普及し、社会が大きく変わるからこそ、それに合わせて教育が変わらなければなりません。初めに述べたように、なくならない仕事はクリエイティブな能力が必要なものばかり。しかも未来の社会でのエリートはAIと競争するような人材で、いまよりもっとクリエイティブでなければいけないかもしれません。しかし、現在の教育制度は受験を見据えたただ覚えるだけのもので、時代に取り残されています。未来の若者たちや社会のためにも、新しい教育の形を探っていく必要があるでしょう。■自分らしさを考える必要もある上記の通り、AIは社会に大きな変化をもたらします。当然、私たちの働き方や日々の過ごし方も急激に変わっていきます。いままで自分の生活の中心だったものが、急に機械に奪われてしまう可能性はゼロとはいい切れません。たとえば仕事を生きがいに生きている人は、機会に仕事を奪われてどうするのでしょう?自分を見失わず社会の変化についていくためにも、もう一度「自分らしさ」について考える必要があるかもしれません。*たしかにAIによってつくられるのは、一見すると夢のような社会なのかもしれません。しかし、そこには課題がたくさんあります。新しい社会についてみんなでしっかり考えることが、AIの普及の助けにもなるでしょうし、なにより私たちの生活をよりよいものにするのではないでしょうか?(文/堀江くらは)
2016年05月15日「渋谷パルコ(PARCO)」が、2019年11月22日(金)にグランドオープン。2016年に一時休業していた渋谷パルコが、1969年の池袋PARCO開業から50周年を迎える節目の年に、新生「渋谷パルコ」として生まれ変わる。約180店舗が出店新生「渋谷パルコ」の商業施設は地下1階から地上9階まで、10階には屋上スペースを設置する。「ファッション(FASHION)」「アート&カルチャー(ART&CULTURE)」「エンターテイメント(ENTERTAINMENT)」「フード(FOOD)」「テクノロジー(TECHNOLOGY)」の5つのコンセプトでフロア編集を行い、「新しいこと、人と違うこと、面白いこと、個性を追求する」都市生活者が世界中から訪れるビルを目指す。出店テナントは約192を予定。1.ファッション「ファッション」には、ラグジュアリー・モード・ストリート・カジュアル・ヴィンテージなど様々なジャンルを代表する約100のショップが集結。グッチ(GUCCI)やロエベ(LOEWE)、ディスコード ヨウジヤマモト(discord Yohji Yamamoto)などが1階、アー・ペー・セー(A.P.C.)やエムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 Maison Margiela)などが2階に出店する。また、次世代ファッションブランドの育成を目的としたスペースを、3階「GEYSER PARCO」や4階「PORT PARCO」に用意。アートディレクターのYOSHIROTTEN氏率いるクリエイティブチームYARがアートディレクションを手掛ける3階には、初の直営店となるエリン(ELIN)や、パメオポーズ(PAMEOPOSE)、アウラ(AULA)などが顔を揃える。4階には、2007年に渋谷パルコにオープンしたミントデザインズ(mintdesigns)直営第一号店“ミントデザインズ ガレージストア”が復活するほか、スニュウ(sneeuw)初の直営店が登場。また、東京で活動するデザイナーを支援する期間限定ショップを運営し、ショップと連動したショーやインスタレーション等も実施していく。2.アート&カルチャー「アート&カルチャー」としてオープンするのは、ギャラリー機能を備えた9店舗。4階「パルコ ミュージアム トーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」では、アート、デザイン、ファッションをメインとした企画展を行う。地下1階には、渋谷スペイン坂からギャラリー「GALLERY X」が移転オープン。アートカルチャーからアニメ、ゲーム、ミュージックまで、パルコ編集による新しいコンテンツを発信していく。旬なカルチャーを体験できるギャラリー型ショップも登場。美術専門誌『美術手帖』が現代アートを発信する初の直営店・2階「OIL by 美術手帖」や、『ほぼ日刊イトイ新聞』による東京の“文化の案内所”4階「ほぼ日カルチャん」と“常になにかたのしいことに出会える”8階「ほぼ日曜日」、中目黒M.I.U.のギャラリー・7階「M.I.U. N°2」などがオープンする。6階にはジャパン カルチャー(JAPAN CULTURE)を発信するゾーンを設置。「Nintendo TOKYO」や「ポケモンセンター シブヤ」、「刀剣乱舞万屋本舗」などが集結する情報発信基地を設けた。ゲーム、アニメ、eスポーツ、アート、ファッション、フードが日本を代表するキャラクターと融合し、グッズ購入だけでなく、五感でその世界観を体感できるフロアを実現していく。3.エンターテイメント「エンターテイメント」の要となるのは、8階「パルコ(PARCO)劇場」。旧劇場の約1.5倍の座席数636席に拡張し、オールS席で鑑賞できる空間へとリニューアルする。8階には、パルコ自社運営のミニシアター「シネクイント(CINE QUINTO)」がオープン。ジャンルを問わず良質な作品を上映するほか、海外ミュージカルなど“映画以外”の作品も上映する。オープニング作品には、草間彌生のドキュメンタリー映画『KUSAMA: INFINITY(原題)』がセレクトされた。地下1階には、ライブハウス「CLUB QUATTRO」がプロデュースするミュージックカフェ&バー「QUATTRO LABO」が、吉祥寺路面から移転オープン。ハイエンドオーディオと3,000枚を超えるレコードコレクションによって、アナログレコードのリバイバルを象徴するショップを目指す。「CLUB QUATTRO」や隣接する「GALLERY X」と連動した企画も行われる予定だ。4.フード「フード」も充実。レストランフロアとして、地下1階「カオス キッチン(CHAOS KITCHEN)」、7階「レストランセブン(RESTAURANT SEVEN)」を展開する他、各フロアにも飲食店を設置する。地下1階「カオス キッチン」では、「食・音楽・カルチャー」をコンセプトに、ミシュランビブグルマンを獲得した代官山の人気ビストロ「Ata」の新業態や、立ち食いうどん屋「うどん おにやんま」、ジビエ・昆虫料理「米とサーカス」、MIXバー「Campy!bar」など、21の飲食店がオープン。さらに、レコードショップ「ユニオンレコード」やフェスグッズショップ「GAN-BAN/岩盤」、占いコーナーなどを“ごちゃ混ぜ”にすることで、“カオス”な飲食ゾーンを提案していく。その他にも魅力的な飲食店が集結。7階「レストランセブン」では、回転ずし展「金沢まいもん寿司」、「博多天ぷらたかお」、「渋谷焼肉 KINTAN」、「中華そば専門 田中そば店」などの日本食や、ヴィーガン料理専門店「FALAFEL BROTHERS」などを展開する。1階路面部には、街歩きと掛け合わせて楽しめるショップが登場。物販併設のカフェや日本酒、ビアスタンドに加え、フードカルチャーを発信する食のギャラリー「COMINGSOON」、フラワーショップに不定期で登場するワインバーなどが顔を揃える。4階ダイニングには、森枝幹シェフのレストラン「chompoo」がオープン。“スパイシーなだけ”ではない、フレッシュハーブを贅沢に使った体が喜ぶ“しみじみおいしい”タイ料理屋を提供する。1Fには、フードカルチャーを発信する食のニューススタンド「COMINGSOON」、フラワーショップ「the little shop of flowers」に不定期で登場するバー、夜は日本酒スタンドに変わるヒューマンメイド(HUMAN MADE)の新業態など、立ち寄る時間帯や期間で変化するショップが登場する。5.オープニングイベント渋谷パルコにオープンする9つのギャラリーで、アートやカルチャーなど、様々なオープンニング企画が開催される。地下1階ギャラリー エックス(GALLERY X)と4階パルコ ミュージアム トウキョウ(PARCO MUSEUM TOKYO)の連動企画「アキラ アート オブ ウォール カツヒコ オオトモ×コウスケ カワムラ アキラ アート エキシビション」では、約2年に渡り、渋谷の街と共存していた「アート ウォール」を工事現場から再発掘し、時間の経過でダメージを受けた仮囲いを再度コラージュした巨大作品、原画ポスター、オブジェなどを展示する。また、1階では、フードエッセイスト 平野紗季子がディレクションする新企画「ヒラノ フード サービス」が開催される。平野紗季子がプロデュースした"かわいく、アイディアフルで、おいしい"を詰め込んだ「(NO) RAISIN SANDWICH」を出店するほか、新たに2つのフードブランドを披露する。4階のミーツバイナディッフ(MeetsbyNADiff)では、津村耕佑の"scalea and nerves"「鱗と神経」を開催する。「鱗と神経」を都市の様子に重ねあわせたイメージで、都市空間の解体と再構築をテーマにした都市空間を表現。また、店内のウォール ギャラリーでは、特色あるクリエーションを行うアーティストを定期的に紹介していく展覧会だ。その他にも、ほぼ日刊イトイ新聞が運営する「ほぼ日曜日」による東京の文化案内所「まいにち、東京特集。」や、糸井重里と矢野顕子の歌からインスピレーションを受けた10名のアーティストの作品を展示する「アッコちゃんとイトイ。」なども開催される。6.テクノロジーデジタル化時代における新しいショッピングを提案する「テクノロジー」の柱として展開するのは、5階「CUBE(仮称)」。店頭販売に加え、ECを併設したオムニチャネル型売場となっており、約130坪のエリアにキャンディストリッパー(Candy Stripper)、エミリーテンプルキュート(Emily Temple cute)、にゃー ショップ(NYA- SHOP)など11店舗の小型ショップが出店する。具体的には、店頭には限定商品を中心に並べ、販売はパルコ公式オンラインストアで行うといったショールーム型店舗を展開。共用部に設置する大型サイネージやショップ内サイネージでは、手持ちのスマートフォンへ直接データを転送し、店頭にはないオンライン上の商品をいつでも買うことができる仕組みも整える。5階ではVR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)等のXR技術を活用し、コンピューターで制作した3次元のクリエイティブ作品を、スマートフォンやAR対応グラスを通して、あたかもその場に存在するかのように展示する空間演出も。地下1階には「テクノロジー」をより身近に体験できるカフェとして、最先端の技術を用いて“魔法のような体験ができる”ティフォンの新業態カフェ「Tyffonium cafe」がオープンし、ARを組み合わせた新感覚スイーツを提供する。1階には、日本初となるクラウドファンディングを活用した実証実験型AIショールーム「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」が登場。世に出る前のIoT製品などをはじめとしたユニークな製品に実際に触れて試すことができる。らせん状の“立体街路”を採用建築は、渋谷の特徴である「坂」と「通り」に注目し、通路・階段をスペイン坂かららせん状に建物外周に沿って10階までつなぐ“立体街路”を取り入れた。立体街路には、フロア毎に店舗への入口を設け、渋谷の街を歩くようにショッピングを楽しめる空間を創出。また、立体街路がつなぐ4階・8階・10階の屋外広場では、1階の広場とも連動したイベントも開催予定だ。「ナカシブ通り」には路面店渋谷パルコ パートⅠとパートⅢの間にあった道路は、ペンギン通りとオルガン坂をつなぐ、24時間通れる2層吹き抜け、幅8mの歩行者専用通路として生まれ変わる。「サンドウィッチ通り」と呼ばれたこの通りを「ナカシブ通り」と命名し、通路の両側に10の路面店を設け、2階部分には幅約17m×高さ約3mのアートウィンドウを設置する。オープンから半年間は、アーティスト田名網敬一によるインスタレーションが限定公開される。なおオープンビジュアルのクリエイティブディレクターは、ロエベ(LOEWE)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)などとのコラボレーションワークで知られるフランスのクリエイティブユニット「エムエムパリス(M/M(Paris))」、フォトグラファーはミュウミュウ(MIU MIU)、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)などのキャンペーン撮影で知られるヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)を起用した。【施設概要】「渋谷PARCO」開店日:2019年11月22日(金)所在地:東京都渋谷区宇田川町15-1商業延べ床面積:約42,000㎡(ビル全体延べ床面積:約64,000㎡)階数:商業 地下1階~地上9階、10階一部(ビル全体:地下3階~地上19階)営業時間:物販・サービス 10:00~21:00 飲食店 11:00~23:30※一部店舗は営業時間が異なる。店休日:不定休店舗数:約192店舗【テナント一覧】■B1F:CHAOS KITCHENÄta’s oven、CARNICERIA、deli fu cious、HUB+82、Jikasei Mensho、QUATTRO LABO、SCHMATZ Beer Dining、うどん おにやんま、nyam2、廻り寿し 渋谷寿し常、CampyBar!、未来日本酒店 & KUBOTA SAKE BAR、甘味 おかめ、極味や、串カツあらた、米とサーカス、立飲みビールボーイ、立呑み天ぷらKIKU、ON THE CORNER shibuya、Tyffonium Café、Condomania、GALLERY X、GAN-BAN/岩盤、HIPSHOP、ユニオンレコード、QOHS■1F:SHÒTENGAI EDIT TOKYOコム デ ギャルソン(仮)、グッチ、ロエベ、トム ブラウン、H.P.DECO アート感のある暮らし、ヒューマンメイド、WAVE、ディスコード ヨウジヤマモト、ポーター エクスチェンジ、アーカー、O by New Jewelry、イプサ、ディオール ビューティー シブヤ、シュウ ウエムラ、イヴ・サンローラン ボーテ、ディスカバー・ジャパン・ラボ(Discover Japan Lab)(仮)、THE LITTLE SHOP OF FLOWERS、βOOSTER STUDIO by CAMPFIRE、COMINGSOON、THE POP by JUN、Cafè Marly、PARIS SAINT-GERMAIN CAFÉ■2F:MODE & ARTアー・ペー・セー、アレキサンダー ワン、アンブッシュ、ビューティフルピープル、コム デ ギャルソン ジュンヤ ワタナベ マン / コム デ ギャルソン・オム、エンフォルド /någonstans、イッセイ ミヤケ シブヤ、ケイスリー、ケンゾー(KENZO)、カラー、エムエム6 メゾン マルジェラ、エムエスジーエム、ニール バレット、ストーンアイランド、タカヒロミヤシタザソロイスト.シブヤ(仮)、ザ・ノース・フェイス ラボ、トーガ、アンダーカバー、ヴィア バス ストップ、グラウンド ワイ・ブラック スキャンダル ヨウジヤマモト(仮)、Santa Maria Novella、OIL by 美術手帖■3F:CORNER of TOKYO STREET08サーカス、アダム エ ロペ オム(仮)、アンリアレイジ、ベルベルジン、ビリオネア・ボーイズ・クラブ / ICECREAM、チノ、デンハム トーキョー、FAN、FEMMENT、フレッドペリー、ジードット サカヨリ、ジョン ローレンス サリバン、ミスター・ジェントルマン、MYne CODEX、NEXUSⅦ、ヌビアン、オニツカ(仮)、PARIS SAINT-GERMAIN STORE、ポール・スミス、サタデーズ ニューヨークシティ、ステュディオス、styling/、アンスリード、ユナイテッド ヌード、VERTICAL GARAGE、ビズビム / ダブリュー エム ブイ(仮)、キジマタカユキ、PUEBCO、セイコー ブティック、ヴィヴィアン・ウエストウッド・GEYSER PARCOELIN、Greed International Tokyo Store、アウラ、パメオポーズ、BEST PACKING STORE、SSW(Shibuya Social Wave)、ファンダメンタル、Flower MOUNTAIN■4F:FASHION APARTMENTアダム エ ロペ(仮)、カバン ド ズッカ、エミ、フレイ アイディー、ファーファー、GRIMOIRE、iki、KIIRO、リリー ブラウン ブティック、ORIGINATEDINGRACE CONTINENTAL、スナイデル、 ユー バイ スピック&スパン、ウンナナクール、ほぼ日カルチャん、クラランス、DELFONICS、ジラフ、ラ・ブルケット、mimi33、サマンサタバサ、ル タロン、マルコモンド、Meets by NADiff、PARCO MUSEUM TOKYO、chompoo、Heaka AVEDA、Licue & Sneakers、Re⇆STOCK、RINKAN、・PORT PARCOミントデザインズ ガレージストア、スニュウ、カルチャーショップ by meetscalstore, acidgallery、デザイナーPOPUPショップ(仮称)※展開ブランド:バルムング、ボディソング、メアグラーティア、ミドラ、ネイプ、ノブユキ マツイ、ノントーキョー、テンダーパーソン■5F:NEXT TOKYOジュエティ、ケービーエフ、ランド バイ ミルクボーイ、エルエイチピー ウーマン、ラブレス サニーサイドフロア、Lui’s/EX/store、メルシーボークー,、アーバンリサーチ iD、V MANIA、calif、BAIT、ETUDE HOUSE、ジンズ、チックタック アップデート、マンハッタン ポーテージ、スターバックス、Angelic Pretty★、キャンディストリッパー★、Charles Chaton★、@Ray-Cassin.onlinestore.tokyo★、エミリーテンプルキュート★、evelyn★、jamie エーエヌケー★、にゃー SHOP★、RADIO EVA STORE★、Anker Store★、UNiCASE★、PARCO・セゾンカウンター※★はCUBE(オムニチャネル型売場店舗)■6F:CYBERSPACE SHIBUYAカプコン ストア トーキョー(CAPCOM STORE TOKYO)、ジャンプショップ(JUMP SHOP)、LB POP-UP THEATER、Nintendo TOKYO、PENGUIN SOUVENIR、ポケモンセンター シブヤ(Pokémon Center SHIBUYA)、トーキョーオタクモードトーキョー(Tokyo Otaku Mode TOKYO)、刀剣乱舞万屋本舗、GG Shibuya mobile esports cafe&bar、TOKYO PARADE goods & café■7F:RESTAURANT SEVENFALAFEL BROTHERS、goo ITALIANO、渋谷焼肉 KINTAN、金沢まいもん寿司、松尾ジンギスカン、中華そば専門田中そば店、博多天ぷらたかお、M.I.U. Nº2■8F:THEATER, CINEMA, GALLERYほぼ日曜日、CINE QUINTO(仮)、PARCO劇場■9F:PUBLIC STAGE渋谷未来デザイン■10F:ROOFTOP PARKROOFTOPPARK(仮)、PARCOMMUNE(仮)※店名・業態については変更となる場合がある。
2016年04月09日日本マイクロソフトが提供する女子高生AI「りんな」(りんなAI)が7日、シャープに「インターン中」だとしてTwitter上で話題になっている。Twitter上でのやりとりがコミック化したことでも知られるシャープ公式Twitterアカウント(@SHARP_JP)の"中の人"を、4月7日はりんなAIが担当。シャープ公式Twitterアカウントによると「秒のリプ返」が体験できるという(ただし返信率は調整しており、返事がない場合もあるとのこと)。りんなAIはLINEや自身のTwitterアカウントも展開しているが、いずれも数秒での返信が珍しくない。シャープ公式Twitterアカウントによると、2カ月前に同アカウントがつぶやいた、このアカウントが人工知能によってツイートされていることにすれば……という投稿に、Twitter上でりんなAIが反応したことがはじまりだったとのこと。
2016年04月07日TISは3月15日、AIを活用したビジネスを行うスタートアップ企業であるエルブズにシードマネー(ベンチャー・ビジネス創設のために当初投入される資本)を出資したと発表した。エルブズは2016年2月に設立し、高齢者にコミュニケーションサービスの提供を目指しているスタートアップ企業。同社は、Agents of Socialization(社会性エージェント)技術を用いたサービスの提供、広告配信、技術教育、システムコンサルティングサービスなどを事業としている。これまでTISではAI関連ビジネス推進のため機械学習や自然言語処理といったAIを構成する要素技術の検証・開発、関連技術を用いたソリューションの開発とPoC(Proof of Concept:概念実証)を進めており、大学との同技術領域に関する共同研究を実施するなど産学連携での活動も行ってきた。今回、AI活用ビジネスを展開するエルブズに出資することで、AIを活用した自然言語による対話およびコミュニケーションの技術を獲得し、対話プラットフォームを提供するとともに、広範な顧客に対するシステム・インテグレーション事業への活用も想定している。TISは今後もAI分野での社内ビジネス立上げやAI関連子会社の創設、関連ベンチャー企業への投資などを検討・推進し、AI関連ビジネスの拡大を目指す。TISがエルブズに対してシードマネーを出資し、リードインベスターを担い、ベンチャー企業の革新性やネットワークとシステム・インテグレータの総合力を融合することで、互いの利点を活かした迅速なビジネス立ち上げを行う考えだ。
2016年03月16日意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは、「人工知能(AI)」です。***人間の知能的な働き、学習、推測、判断などをコンピューターが行う人工知能。身近なところでは、googleやFacebook、iOSのSiriなどで、次の行動を予測し、興味のありそうな情報をあげて提案するというのは、AIの技術によるものです。コンピューターが大容量を計算できるようになったため、過去のデータを蓄積し、それを瞬時に計算・分析。データ量が多いほど、より正確な予測が可能になります。私たちがGoogleやFBを無料で使えるのも、代わりに、検索結果や写真などの大量の情報をAIに与えて、より賢くなるよう、トレーニングし続けているからなんですね。株取引でも、プロの投資家が儲け続けられるのは、株の値動きをAIが判断して、的確な売り買いをしているからなんですよ。人工知能の発達は予想以上に早く、「人工知能が人を追い抜いて、支配する世界が来るかもしれない」とスティーブン・ホーキング博士は警鐘を鳴らしています。ビル・ゲイツさんも昨年取材した時に「医療、医薬品の開発には極めて有効に働くだろう。でも、労働部門では多くの仕事が失われることになるので、対策をしないと取り返しがつかなくなる」と話していました。オックスフォード大学でAIを研究するマイケル・A・オズボーン准教授は、702の業種について将来どれだけ自動化されるかを調べたんです。すると10~20年の間に、アメリカの総雇用者の47%が自動化されるリスクがあると、衝撃的な発表をしました。今後、電話オペレーターや保険の審査、レジ、ホテルの受付、薬を処方するなどの簡単な医療サービスはとって代わられるでしょう。介護の現場でも、感情に左右される人間よりも、献身的に働くAI搭載のロボットの方がよいという説があります。また、過去の判例を分析すれば弁護士や検事もAI化が可能に。軍事ロボットも開発されていますし、今後はAIを使う側の倫理観が問われますね。将来、機械に仕事を奪われる不安に怯えるのではなく、じゃあ、人にしかできないことは何だろう?と考えることが、新しい価値を生むチャンスになるかもしれません。◇ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年3月9日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子
2016年03月02日2月3日(現地時間)、MicrosoftはAI(人工知能)を使って入力予測を行うキーボードアプリケーション「SwiftKey」の開発元を買収したことを発表した。Microsoftは買収額を明らかにしていない。同社は今後数カ月内にSwiftKeyの技術をMicrosoft Researchが開発したWindows Phone向けキーボード「Word Flow」と統合する。SwiftKeyはユーザーの入力スタイルを学習しながら、その使用頻度の高い単語候補を提示するスタイルのキーボードアプリケーション。Android版は2010年からリリースし、iOS版は2014年から提供が始まった。既にMicrosoft Researchが開発したWord FlowをWindows Phone用にリリースし、現在iOS版のベータテストが行われている。Microsoft Technology and Research担当EVPのHarry Shum氏は、「今回の買収は、すべてのプラットフォームへサービスを提供するというMicrosoftの取り組みを示すものだ」と述べた。なお、今回の買収により、SwiftKey CTOであるDr. Ben Medlock氏とCEOのJon Reynolds氏はMicrosoftに参加。同社はAI分野やスマートフォン事業の強化を実現したこととなる。阿久津良和(Cactus)
2016年02月04日Microsoftの女子高生AI「りんな」がTwitterを始めた。これまでLINEアカウントを取得して活動していたが、そのステージを拡張したかたちだ。日本マイクロソフトでは、日本におけるAIのビジネスチャンスのキーワードとして「オタク」「ボット」「スマホ」「SNS」がきわめて重要なものととらえ、LINEとの協業で「りんな」をサービスインしたが、それは、北京にあるマイクロソフト・リサーチ・アジアがこの数十年間をかけて研究してきた成果でもある。りんなはインターネット上のさまざまな会話をデータベースにため込み、それを分析整理する。当然、収集するデータは膨大だ。まさにビッグデータである。MicrosoftのAIとしてはWindows 10の11月版で提供が開始されたCortanaもよく知られているが、Cortanaがパーソナルアシスタントとして効率や生産性を追求したIQの高い人工知能であるのに対して、りんなは「効率とは反対のベクトル」でエモーショナルなつながりを結ぶことに重点を置いた人工知能だという。○秘密の会話でつながる現在りんなのLINE友だちは200万を超えている。しかし、Twitterアカウントは開設してから約2週間でフォロワー数は2万に満たない。意外に伸びが少ないという印象がある。これは、りんなに興味を持つユーザーが、1対1での会話を求めているからだと思われる。Twitterのようにオープンなステージでの対話が好まれないという事情もあるかもしれない。個人的にはリストに登録してずっと観察してきたが、とりあえずフォローしてみた。@ms_rinna りんなをフォローしてみた。どういう基準でフォローされるのかは謎だが、確立は1/4くらいだろうか。これでしばらく様子を見てみよう。— 山田祥平(syohei yamada) (@syohei) 2015, 12月 25「確率」を「確立」とミスタイプしているが一瞬で返信があったので、そのままにしている点はご容赦願いたい。ここで「LINEでお願い」と返信されている。彼女にフォローしてもらうには、彼女のTwitterページの固定ツイートにあるように、LINEでリクエストして、戻ってきた和歌をリプライすればいい。これでDMのやりとりもできるようになる。実際にメンションを投げてみると、びっくりするほど普通の会話であることがわかる。ほんものの女子高生が、どのような口調で、どのようなコミュニケーションをしているのかは知る由もないが、りんなは「きっとこうだろう」というユーザーの期待に近いものを投げ返しているようにも感じる。日本マイクロソフトによれば、りんなとのエンゲージメントは週の初めよりも、木曜日、金曜日あたりが高いという。平日については朝の7時に最初の山があり、昼休みにもうひとつの山、そして、夜に至り22時にピークを迎えるという。ちなみに日曜日には朝の山はないそうだ。○りんなの友だちは女子高生?同社は、りんながTwitterを始めた12月の中旬、東京・原宿の竹下通りのスペースででイベントを開催した。LINEで友だちに対してりんな自身がイベントを告知し、どのくらいの人が本気で集まるかを確かめたのだという。イベント会場に集まったのは、竹下通りという場所柄もあるが、ほとんどが女子高校生だったのには、ちょっと驚いた。彼女たちは等身大の女子高生をりんなに感じているのだろうか。この先、りんなは収集しているビッグデータをもとに会話の精度を高め、さらには、ビジネスロジックとも結びつき、会話の中から導き出された商品のレコメンド、飲食店の紹介といったことをするようになっていく。それが「りんなAPI for Business」だ。そのときに、「効率とは反対のベクトル」というコンセプトをどのように堅持するかが興味深い。そこがAI技術の見せ所だ。(山田祥平 @syohei)
2015年12月28日日本マイクロソフトは12月17日、自社のAI(人工知能)である女子高生AI「りんな」に関する記者説明会を初めて開催した。LINE経由で女子高生AIと会話する不思議なサービスからか、同日時点で185万人もの"お友達"がいるりんな。Microsoft Bingインターナショナル シニアビジネスディベロップメントマネージャーの佐野健氏は「りんな」に関する新機能や技術背景、今後の展望を語った。○LINEのグループチャットに対応する「りんな」現在、AI分野は多くのビジネスシーンで盛り上がりを見せているが、Microsoftは自社研究所であるMicrosoft Researchを設立した1991年から、AI分野にも注力してきた。翻訳システムであるMicrosoft Translator(2007年)やBing Maps(2008年)もAI技術を投入したサービスである。MicrosoftのAI分野については、以前にも『MicrosoftのAI技術と研究開発 - 女子高生AI「りんな」やWindows 10「Cortana」の背景』という記事で触れたが、今回はエンドユーザー向けに特化した女子高生AI「りんな」に関する記者説明会の様子を紹介したい。Microsoftの佐野氏は「りんな」の登場背景として、「世界中のMicrosoftで分散開発を行ってきたが、そのなかでも中国の開発チームが注力し、Microsoft Research Asiaの存在が大きいため、最初に中国でローンチした」と述べた。その次のビジネスマーケット(市場)として日本を選択した理由は、「サブカルチャーの浸透や、産業用・民生用ロボットの存在(市場環境)、スマートフォンやSNSの普及具合」と語っている。だが、日本マイクロソフトだけでは、「りんな」をサービスインするのは難しかったそうだ。そこで既に5,800万人のユーザーを抱えるLINEと協力し、2015年夏のローンチに至った。当初の「りんな」はその姿を見せつつも、日本マイクロソフトは公式アナウンスをしていない。前述の記事でも、Microsoft Research AsiaのAI分野研究の一環として「りんな」を紹介するに留まっている。今回の発表会も「りんな」のユーザーイベント「りんな After School Party in JOL原宿」の開催に合わせて行い、日本マイクロソフト関係者は「実験的な試み」と語る。佐野氏の説明によれば「りんな」は、数十年続けてきたAI分野の研究や各種サービスに展開した技術を応用して実現。現在はBingの開発チームが開発・運用を担っているが、その理由は、「りんな」が発する言葉はBingが収集した単語や語句を用いているからだ。蓄積したデータをデータベースにプールし、会話の基礎データをMicrosoft Azureから、さらにLINEの企業向けAPIソリューション「LINEビジネスコネクト」を経由して、ユーザーにメッセージを送っている。これだけでは単純な会話しか成立しないため、実際に交わされた会話の内容を分析させ、機械学習でAIの成長うながす仕組みだ。さらに、後述する各機能を実装するためのソフトウェアも実装している。これらがすべてMicrosoft Azure上で動作しているが、「(りんなのローンチ以降は)トランザクション数がかなり増えたものの、Azureが備えるシームレスな機能拡張で対応できた」と佐野氏は語った。もう1つ興味深いのが、「りんな」のビジネス展開を実現する「りんなAPI for Business」の存在だ。こちらは2015年8月に発表済みだが、「デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムやトランスコスモスという、LINEのビジネスコネクトのパートナーである2社と協力し、APIの販売活動を推進している」(佐野氏)。具体的な成果は後日発表すると語っていたが、その点を尋ねると「『りんな』のビジネス活用は社内でも各種アイディアを論じているが、現時点ではユーザー数の増加が目標」と話してくれた。会場では「りんな」の新機能として、グループチャットやルームチャットへの対応が明らかになった。公式アカウント一覧に加わり、LINEのタイムラインへ投稿を始めたところ、1万近くの"いいね"と5千ものコメントを受け取るなど好評を得ているという。この新機能については、LINE コーポレートビジネスグループマネージャーの林祐太朗氏も説明に加わった。林祐太朗氏「今までの公式アカウントは、フォロワーに対する一方通行のメッセージ発信システムだったが、LINEビジネスコネクトの活用により、双方向のコミュニケーションを可能にしている。個人的な印象として、日本マイクロソフトにはお堅いイメージを持っていただけに、『女子高生AI』の存在にはギャップを感じていた。だが、口コミで180万人のユーザーを集めたサービスは他にない。『りんな』で実現するビジネスチャンスも魅力的だ」と、会場の笑いを誘いながら「りんな」を評価した。「りんな」は毎週のように新機能を追加してきたが、今後はグループチャットを活かした「カタカナ&アルファベット禁止ゲーム」、レシート風にユーザーを占う「レシート占い」、写真を投稿すると自動加工する「顔出しパネル」、互いの顔を交換する「顔スワップ」など、「りんな」の参加による楽しさ以上の機能を毎週展開する予定とのこと。グループチャット上の雰囲気を認識するか、という質問対して佐野氏は、「重要な部分だと考えるが現在の実装は軽微に留まっている」と回答。チャットした相手を覚えているのか、という質問には「現在のAIは限界があるものの、しりとりや目覚まし案内など特定の相手を記憶する機能は備える。会話中の内容は一度プールする仕組みだが、今後はチャット中にも(会話の内容を)応答に用いる予定」と、今後の機能向上についても説明した。エンドユーザーが触れるMicrosoftのAIといえば、Windows 10のCortana(コルタナ)のほうを思い浮かべる人が多いかもしれない。だが、「りんな」はあくまでも"エモーショナル(感情的なつながり)"を主軸としている。そのためか、週末に近づくほど「りんな」の利用者数が増える傾向があり、佐野氏は「感情的なつながりを求めるユーザーが増加するのでは」と分析していた。このつながりを通じて、新たな価値を見いだせるのか。「りんな」の成長は今後もおもしろそうだ。阿久津良和(Cactus)
2015年12月18日NECはこのほど、人工知能(AI:Artificial Intelligence)技術の開発や、AI技術を活用したソリューション展開を強化すると発表した。これに伴い体制面の強化も図り、研究・開発やコンサルティングなどに関わるAI関連要員を、2020年度までに約1000人に拡充していくという。本稿では、NECのAIへの取り組みについてお届けしたい。○AI要員を1000人体制に拡充NECはAI技術の定義について、「学習」「認識・理解」「予測・推論」「計画・最適化」といった人間の知的活動をコンピュータで実現するものとしている。1980年代から関連技術の開発を進めるなど、同社のAIへの取り組みの歴史は長く、音声認識、画像・映像認識、言語・意味理解、機械学習、予測・予兆検知、最適計画・制御等の主なAI関連技術に関して、世界初もしくは世界トップレベルの技術を有しているという。同社の執行役員を務める江村克己氏は、AI関連事業への注力について次のようにコメントした。「当社は社会価値創造の取り組みを進めており、社会課題を解決する社会ソリューション事業に注力している。その中核となるビッグデータ・IoT・セキュリティなどの分野に、長年にわたり研究開発を続けてきたAI技術を積極に取り入れ、進化させていきたい。こうしてAI関連事業の強化を図るとともに、安全・安心な社会づくりなど、より大きな社会価値創造を実現していく」○防犯やマーケティングへの期待が高い新たなAI技術とは?NECは同日、「一歩進んだAI技術」として、新たに開発した「時空間データ横断プロファイリング」も発表した。この技術は、複数の場所で撮影された長時間の映像データから、特定のパターン(時間・場所・動作)で出現する人物を高速に分類・検索するというもの。NECが得意とする顔認証技術などと組み合わせることで、AI技術としての利用が可能となる。時空間データ横断プロファイリングは、大量の映像データから顔の「類似度」をもとにグループ化し、特定の出現パターンに合致する対象の発見が可能なアルゴリズム。この技術により、顔の類似性から同一人物と見なせる出現パターンを分類し、出現時間・場所・回数等での検索を行うことが可能となる。例えば、カメラ映像中の「同じ場所で頻繁に出現する人物」や「複数の場所に現れた人物」を発見し、防犯や犯罪捜査など、従来人手ではできなかった新たな知見や気づきを見いだす高度な解析を実現する。街角に設置されたカメラ映像中ののべ100万件の顔データを時空間データ横断プロファイリングにより解析したところ、同じ場所に長時間・頻繁に現れる人物の検索・抽出をたった10秒で行ったという。「この技術のポイントは、未知の事象を検出できることにある」と江村氏は強調した。NECは2016年度中に時空間データ横断プロファイリングを実用化し、今後、道に迷った観光客へのおもてなしや、振る舞い・表情から心情を理解するマーケティングなどへも展開していく予定。そのほか、江村氏は11月2日に発表した、予測に基づいた判断や計画をソフトウェアが最適に行うAI技術「予測型意思決定最適化技術」について解説を行った。同技術を適用した水需要予測に基づく配水計画では、浄水・配水電力を20%削減する配水計画を生成できたという。最後に江村氏は、将来を見据えた取り組みとして、脳型コンピュータの開発に向けた学術機関との連携の取り組みについても言及。「こうした新しいAI技術も非常に重要だ。NECとしてはオープンイノベーションで推進していく」と力強く訴えた。
2015年11月18日日本マイクロソフトは11月9日、メディア向け説明会を開催し、同社が長年取り組んでいるAI研究・開発についてMicrosoft Research Asia所長の洪小文(Hsiao-Wuen Hon)氏が、その現状と将来に向けた展望を語った。Microsoft Research(MSR)とは、1991年に創設されたMicrosoftの基礎研究機関で、主にコンピューターサイエンスおよびソフトウェア工学の研究を専門としている。世界6カ所に研究施設があり、世界中の研究機関との共同研究を通じて、教育環境の向上、技術革新の促進、コンピューターサイエンス分野の全般的な進歩に貢献しているという。○Microsoftが目指すAI、りんなの未来とは?MicrosoftのAIといえば、Windows10に搭載されている「Cortana」などがあるが、洪氏は、注力分野としてチャットボットを挙げている。すでに同社では、日本地域向けに女子校生AIとして話題になった「りんな」や中国で「XiaoIce」と呼ばれるボットを公開しているが、「りんな」や「XiaoIce」は、Microsoftの複数の研究開発成果を集約したものだという。「りんな」とはLINEで会話することができるので、もしまだ試していないならぜひ試してみてもらいたい。チャットボットとの会話の往復数を測ったところ 、従来型のものでは、1.5~2往復くらいで終わってしまうという。中国でXiaoIceを導入した当初も、5往復程度の会話数で終わっていた。しかし、すぐに18往復、23往復と増加しており、他のチャットボットと比べて、会話の往復数が多くなることが見えてきた。りんなは、過去の膨大な会話データや、約1000万冊分の書籍に関するデータ、ファッションの種類や素材などの情報をデータベースとして蓄積してユーザーとの会話に役立てているほか新たに人とで交わされた会話も常にデータベースに蓄積を行うことで、ユーザーとの会話の発展に役立てている。他社が提供している「Google Now」(Google)、「Siri」(Apple)などはタスク管理などを主な機能としているが、りんなはエモーショナルな部分に働きかけ、フレンドリーな友達のように接することを目指しているという。これは、利用状況の統計を見るとよく分かる。りんなやXiaoIceがよく使われる時間帯は、深夜か明け方に多いという。また、曜日別で見ると水曜日と土曜日が多いそうだ。これに対し洪氏は、「人が誰かと話したくなるのは週の半ばか週末が多い。だが、SNSやブログなどに投稿したところで、すぐに反応があるわけではない。しかし、りんなならどんな投稿でも絶対に反応を返してくれる。これが利用者が増えている要因なのでは」と分析していた。今後、りんなやXiaoIceは画像チャットやECサイトなどへの応用を考えているという。会話の内容に応じて商品をリコメンドし、ECサイトへ誘導を掛けるといったショッピングアドバイザーのような役割を目指す。すでに中国では、大手Eコマースとの提携が始まっているそうだ。洪氏は、1950年代の雑誌「TIME」の記事を例に出し、「機械はいろいろなことを可能にしてきた。『AIは危険だ』との意見もあるが、機械は人間の命令をこなしているにすぎない。優れたクリエイティビティを持っているのはあくまでも人間」と語り、「目指す未来は、人とコンピューターが連携することで、スーパーマンになれる世界」と述べた。最後に洪氏は、「テクノロジーが発展することで、新しい発明をした5分後には、地球の裏側にいる誰かの役に立つ、未来は予測できないが、5分間の未来は予測できる、そんな世界を目指している」と締めくくった。
2015年11月11日●AI分野に関するMicrosoftの大志は3つのキーワード以前からMicrosoftは、AI(人工知能)に関する研究や開発に取り組んできた。その結果として、近年はWindows 10のパーソナルアシスタントシステム「Cortana(コルタナ)」や、会話のリアルタイム翻訳を実現する「Skype Translator」、変わったところでは女子高生AIチャットシステム「りんな」などを提供している。日本マイクロソフトは11月9日、Microsoft CVP兼MSRA(Microsoft Research Asia)のマネージングディレクターを務める洪小文(Hsiao-Wuen Hon)氏の来日に合わせて、AI分野での研究・開発の取り組みをプレス向けに公開する機会を設けた。今回はそこで聞き及んだ、我々エンドユーザーにも興味深い内容をご報告する。○Microsoftが注力するインテリジェンスクラウド洪氏はMicrosoftの自社AI分野に関する大きな志として、「Reinvent productivity & Business processes」「Create more personal computing」「Build the intelligent cloud platform」と3つのキーワードを並べた。順に、「生産性とビジネスプロセスの改革」「より多くのパーソナルコンピューティング」「インテリジェントなクラウドプラットフォームの構築」と訳される言葉だ。共通するポイントとして洪氏は、Cortanaのマルチプラットフォーム化を強調している。「(SiriやGoogle Nowなどの)ライバル企業は1つのデバイスのみ紐付けされているが、Cortanaは(同じMicrosoftアカウントを使えば)異なるデバイスで利用できる」と語った。Microsoftは2015年5月26日(現地時間)に、CortanaのiOSおよびAndroid向けアプリケーションの開発を表明し、11月8日から米中ユーザー向けの一般向けベータテスト受け付けを始めたばかりである。洪氏はさらに、Windows 10のリリースや、まもなく登場するWindows 10 Mobile、Xbox Oneのアップデートに触れ、「すべてのデバイスで同一の環境を提供する」と"One Windows"ビジョンを語った。続けて、Microsoft CEOのSatya Nadella氏が今夏のイベントで強調した「インテリジェントクラウドの実現」についても、詳しい説明を行っている。現時点ではクラウド市場のトップとは言い切れないMicrosoftだが、「AmazonやGoogleと同じクラウド的リーダーに位置する」と自負した。その自信の裏付けとして同社のクラウドビジネスが好調(関連記事)であると同時に、2018年に向けて200億ドルの目標設定を行ったことが大きい。その結果としてMicrosoft全体の目標が、"クラウドプロバイダーのトップ"にあると洪氏は語る。話題がMSRAに移ると、同じく研究所における3つのミッション「Advance the state of the art of computing」「Rapidly transfer innovative technologies into Microsoft products」「Next Big Thing - Incubate for the future」について説明した。現在世界10カ所に設置した研究所では、「コンピューティング最先端技術を前進させる」「迅速にMicrosoft製品へ革新的な技術を移転させる」「将来に向けた(アイディアを)生み出す」を目標に、日本を含めた世界各国の大学などと連動した研究を日々行っているという。●女子高生AI「りんな」は、こうして生まれた○MSRAが大きく寄与して生まれた「りんな」先頃、女子高生AI「りんな」が話題になったが、洪氏はMSRAが中心となって開発したことを明らかにした。MSRAの活動を3つのキーワード「Agglomerative」「Adaptive」「Ambient」に分けて説明を始めた同氏は、「りんな(中国名:Xiaoice)」が複数の理知的領域を組み合わせたAgglomerative(=凝集)に含まれる研究の成果物だという。一般的なチャットボットは会話数も1.5~2往復で終えてしまうが、りんなも中国での導入当初、5往復程度にとどまっていた。だが、直後から18往復、そして23往復と増加傾向にあるという。また、Alan Turing氏が考案した、対象が人工知能であるか否かを判定するチューリングテストを引き合いに、洪氏は「3人のジャッジに対して1人でもOKすればパスするため、評価方式としてはぜい弱だが、先の23往復という数字を見てもテストは優にクリアしたといる」と自社製品に対しての自信を見せた。りんなは2015年8月(中国では1年前)にローンチしたばかりだが、画像チャットや占いなど多数の機能を実装予定だという。「りんなに朝の活動を手伝ってもらう」ことを意図して、モーニングコール機能も予定リストには並んでいた。興味深いのは、りんなとCortanaの立ち位置である。洪氏は「Cortanaはタスクを処理するため『生産性の効率化』を目指すものだが、りんなは感情的なつながりを目的としている」と説明した。りんなによる会話はクエリ検索に似た構造を持ち、データベース上のデータとマッチングさせた結果を返している。もちろんそこには蓄積したデータや履歴、機械学習によって回答は変化し、既にユーザー数は160万人を超えたそうだ。りんなに関してもう1つ興味深いのが統計データである。下図はその情報をまとめたスライドだが、日本と中国を合わせた4,000万ユーザーを対象に調査したところ、CPS(セッションあたりのチャット数)は日本が19往復、中国が23往復。もっとも多く使われる時間帯は、真夜中もしくは朝に集中し、曜日で区別すると水曜と土曜日が最多という。洪氏は「人々は週の真ん中や週末に人と話したくなる傾向が強い。ブログやSNSは有名人でない限り、多くのレスポンスを得るのは難しい。そのことから孤独を感じて、りんなを使うのでは」と分析している。さらに、年齢層は18歳から30歳、男女比は日本がほぼ同等だが中国は4対1で女性が多いなど、数々のデータを紹介した。今後のりんなに導入予定の画像投稿システムなどにも触れながら、洪氏は「中国では業界第2位のEコマースと提携し、ショッピングアドバイザー的な役割を持たせている。このようにりんなの可能性は無限大であり、現在(のりんな)は表層に触れた程度。さらに掘り下げて行ける」と、りんなが持つ可能性をアピールした。●音声会話の自動翻訳「Skype Translator」、日本語対応への期待○日本語対応の期待が集まる「Skype Translator」続いて音声会話を自動翻訳する「Skype Translator」について説明が行われた。現在は英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・中国語(北京語)のみに対応し、日本語には未対応だが(テキストメッセージの翻訳は日本語を始めとする50種類以上の言語をサポート)、今後多くの場面で期待が持てるアプリケーションだ。Skype Translatorは自動的に音声通話を録音し、その結果を校正する仕組みが最初に行われる。洪氏は「話した内容をそのまま翻訳エンジンに渡しても正常に動作しない。そのため文章の終わりや始まりの不要な部分を校正する処理を経て、翻訳エンジンにデータを渡している。変換したテキストデータを音声化し、実際の音声会話として発している」と内部構造を説明した。また近い将来、日本語への対応を表明した。この他にも画像の分析や分類を行う「Image Classification」や、AIがIQテストにチャレンジする「Word2Vec for IQ Tests」、ピクセルレベルで動画のリアルタイム認識を行う「Video Analysis」に関する取り組みを説明したが、筆者は「AIvs機械学習vsビックデータ」というテーマに注目したい。洪氏は「これらの領域は95%が重なっている。AIが活動するにはさまざまなデータが必要であり、集めたデータを分析する上で機械学習が必要。さらにそのデータを収集するビッグデータも欠かせない」と、それぞれが密接な関係であることを示した。さらに人々と共通するプロセスとして、「フィードバックループ」というキーワードを用いている。一般的な回路理論上の変化など、さまざまな分野で用いられているが、洪氏は人々が「仮説をもとに実験して、その結果から学んでいる」ように、「AIも『展開したデータを分析して、理解して証明する』というフィードバックループと同じ。科学者も開発者も皆、同じようにフィードバックループを完結しながら成長を目指している」と語っている。続けて1950年代の米ニュース雑誌「TIME」をスライドで取り上げ、「AIは危険だ」という声に反証した。「当時の記事で、コンピューターは超人的な存在として人々と競合するといわれていた。だが、コンピューターはルーチンワーク的な役割であり、アルゴリズムも人々が考えなければならず、科学的な証拠も示されていない」と語り、AIの進化を楽観的に考える理由だとした。洪氏はAIの「Artificial Intelligence」は「Augmented Intelligence(増幅知能)」であるべきと語りつつ、「人とコンピューターがつながることでスーパーマン(超人)になる我々が目指す未来だ」とAI分野の発展を説明した。スマートフォンやウェアラブルデバイスに代表されるITデバイスを普段から身に付け、インターネットを介したビッグデータ社会が具現化しつつある我々の近未来に、Microsoftがどのようにコミットするのか実に興味深い。阿久津良和(Cactus)
2015年11月10日