2019年秋から冬に南町田グランベリーパークに移転オープンを予定している「スヌーピーミュージアム」のロゴマークとイメージパースが公開された。約2,600平方メートルのミュージアムに、約200平方メートルのカフェを併設し、以前の六本木の約2倍の規模に拡大されて大きな公園に隣接した敷地へ再オープンする「スヌーピーミュージアム」。© Peanuts Worldwide LLC 新しいロゴマークは六本木と同じく祖父江慎が率いるコズフィッシュが手掛け、以前の都会的でミニマルなロゴに対し、公園やピクニックのできる環境とその楽しさをイメージした3つの頭文字「SMT」を強調させたデザインに。ミュージアムの壁面へ大きくこのロゴマークがあしらわれる予定になっている。© Peanuts Worldwide LLC 新ミュージアムには、常設展示室や専用のワークショップルームを設け、充実した常設展示と日本初公開の原画を含む企画展示や、自分だけのスヌーピーがつくれるワークショップ、自然溢れる環境を活かしたアクティビティーなどを計画。またこの場所でしか手に入らないオリジナルグッズをそろえたミュージアムショップ、隣接するアネックスにはピーナッツカフェもオープンする。この新「スヌーピーミュージアム」の模型が、4月13日から大阪で開催される「スヌーピーミュージアム展」で初公開される。同展は、六本木のスヌーピーミュージアムで開催した5回の企画展を凝縮させた展覧会。原画やスケッチ、ヴィンテージグッズなど選りすぐりの約200点の展示を始め、人気の高かったオリジナルグッズを復刻販売する。【イベント情報】スヌーピーミュージアム展会期:4月13日〜6月16日会場:グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル イベントラボ住所:大阪市北区大深町3-1会期:6月22日〜9月1日会場:名古屋市博物館住所:愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1
2019年04月09日2020年に鎮座百年祭を迎える明治神宮では、鎮座百年祭記念事業の一環として「明治神宮ミュージアム」を2019年秋に開館することを発表した。ミュージアムの設計は建築家・隈研吾が手掛ける。わずか百年間で荒れ地から生み出され、原生林とみまがう深い森となった明治神宮の森。この森と融け合うように計画された新しいミュージアムは、明治神宮の参道の一つの象徴、神橋の脇に建つ。森の景観を損なわないようにという配慮から、これまで駐車場として使用されていた土地が建設予定地となる。ミュージアムの設計を手掛けるのは、2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアム、新国立競技場のデザインを手がけた建築家の隈研吾。延床面積・約3,200平方メートルの2階建ての展示施設は、この森の木立の中に、木の葉のような薄い屋根を、敷地の勾配に沿って漂わせようと考えられた。縦ルーバーとガラスとで構成される外壁も、木立のリズムと共振し、消えてゆく。新たな明治神宮のシンボルが、緑豊かな代々木の杜に誕生する。完成予想図 2階展示室この新しいミュージアムでは、同じ境内に建つ大江新太郎設計の宝物殿から、明治神宮鎮座百年事業の一環として、御祭神ゆかりの品々を移し、収蔵・展示する。なお宝物殿は、東日本大震災で罹災した屋根の修復並びに重要文化財としての保存に必要な耐震工事施工のため2017年1月9日から閉館しており、再開館は詳細が決まり次第発表となる。
2019年02月07日京都タワーホテルでは「ミュージアム」をテーマとしたストロベリースイーツビュッフェ「スイーツ ビュッフェ ~ストロベリー ミュージアム~」を開催。2019年1月11日(金)から4月30日(火)の金・土・日・祝日に実施する。ただし2月1日(金)から4月14日(日)、4月26日(金)から4月30日(火)は全日開催。アートのように美しいスイーツが並ぶ会場に足を踏み入れ、席に着くと、まず初めに運ばれてくるのがあまおうを使用した「マスターピース-ストロベリーマカロン」。サクッとしたマカロン生地と、濃厚なあまおうの味わいがマッチした1品だ。会場に並ぶのは、「いちごのミルフィーユ」や、いちごと濃厚なショコラガナッシュ、いちごのバタークリームを挟んだ「いちごのダコワーズ」、白ワインを使用した香り豊かな「白ワイン香るいちごタルト」など。品種による味の違いを、フレッシュな苺で比較することができる「3種のいちごの食べ比べ」も実施される。ゲストの目の前でスイーツを完成させる、ライブ感溢れるシェフズコーナーには、「ストロベリーデニッシュフレンチトースト」が登場。いちごミルクにつけこんだデニッシュを、いちごのリキュールでフランベして仕上げていく。「自分でつくる」コーナーには、「いちごパフェ」を用意。6種類のアイスクリームや、いちご、ブルーベリーなどのフルーツ、いちごソースといったトッピングから好みのものをセレクトし、自分だけのオリジナルパフェを作ることができる。その他、生ハムの塩味といちごの甘酸っぱさが好相性の「いちごと生ハムの冷製スパゲティー」や、「フルーツサンド」、「十六穀米のミルクライスといちごのパイ包み焼き」といった、いちごを使用したフードメニューも展開される。なお、このビュッフェは、3ホテルのスイーツビュッフェ共同企画「ストロベリー テーマパーク」の一環として開催。京都センチュリーホテルでは「プラネタリウム」が、滋賀・琵琶湖ホテルでは「アクアリウム」がテーマのストロベリースイーツビュッフェが実施される。【詳細】京都タワーホテル「スイーツ ビュッフェ ~ストロベリー ミュージアム~」開催期間:2019年1月11日(金)~4月30日(火)金・土・日・祝 限定開催※2月1日(金)~4月14日(日)、4月26日(金)~4月30日(火)は全日開催営業時間:15:30~17:00場所:3階「レストラン タワーテラス」住所:京都市下京区烏丸通七条下る 東塩小路町 721-1料金:大人4,200円、小学生2,400円、幼児(3歳以上)1,600円※すべて消費税・サービス料(10%)を含む。予約TEL:075-371-3370(レストラン予約 10:00~20:00)※画像は全てイメージ。※メニュー内容および食材の産地等は仕入れの都合により変更になることがある。<メニュー例>■スイーツ3種のいちごの食べ比べ、いちごのシフォンケーキ、いちごのマドレーヌ、いちごのモンブラン、いちごミルクプリン、いちごと白ワインのパートドフリュイ、いちごと白桃のパートドフリュイ、いちごのホワイトロールケーキ、白ワイン香るいちごタルト、いちごのショートケーキ、いちごのダコワーズ、いちごエクレア、いちごのリングチョコ、いちごのミルフィーユ、ライムといちごのムース、ハートのバターケーキ、チーズといちごのスポイトタルト、レモンバーベナのヴェリーヌ、いちごとミルクチョコのムース■ファーストイートマスターピース-ストロベリーマカロン■シェフズコーナーストロベリーデニッシュフレンチトースト■自分でつくるコーナーいちごパフェ■ライトミール十六穀米のミルクライスといちごのパイ包み焼き、フィッシュフライ いちご甘酢あんかけ、チキンと野菜のロースト いちごソース、いちごと生ハムの冷製スパゲティー、いちごのオムレット 具だくさんトマトソース、フルーツサンド、ポテトフライ ストロベリーフレーバー他
2018年12月01日“インスタ映え”の写真を撮ることを目的としたアート展「VINYL MUSEUM」。2019年3月~4月にかけて、大阪で初めて開催することが発表されました。東京以外では初開催となる注目のイベント情報をご紹介します。「VINYL MUSEUM」が大阪に初登場2019年3月16日(土)~4月7日(日)に大阪で「VINYL MUSEUM」が初開催されることが発表されました。本イベントは“インスタ映え”する写真を撮ることを目的とした、フォトジェニックなアート展。2017年に東京・表参道で開催された第一回目の「VINYL MUSEUM」では来場者5,500名、2018年7~8月に東京・銀座で開催された第二回目の開催では、期間中に6,700名の来場者を迎えた大盛況のイベントです。大阪の「VINYL MUSEUM」のテーマは“春”大阪で開催される本イベントでは、“お花見”や“イースター”など春にちなんだモチーフで構成されたイベントが開催予定だそう。春らしい明るくてカラフルなモチーフや、パステルカラーのアートの展示予定に注目が集まります。「VINYL MUSEUM」大阪会場のイベント詳細開催期間2019年3月16日(土)~4月7日(日)会場MBS (毎日放送)本社ビル1F「ちゃやまちプラザ」問い合わせ先2018年12月まで「VINYL MUSEUM」東京にて開催開催期間2018年11月29日(木)~12月12日(水)会場表参道BANK GALLERY料金【前売券】¥1,800(税込)【当日券】¥2,300(税込)入場区分(1)11:00~12:00(2)12:20~13:20(3)13:40~14:40(4)15:00~16:00(5)16:20~17:20(6)17:40~18:40(7)19:00~20:00(8)20:20~21:20※60分入替制問い合わせ先「VINYL MUSEUM」でフォトジェニックな思い出を作ろう東京以外では初の開催となる「VINYL MUSEUM」の大阪会場。大人から子どもまで幅広い世代で楽しめる、フォトジェニックな体験型アート展で素敵な思い出を作りませんか。イベント情報イベント名:VINYL MUSEUM催行期間:2019年03月16日 〜 2019年04月07日住所:大阪府大阪市北区茶屋町17番1号MBS(毎日放送)本社ビル1F「ちゃやまちプラザ」イベント情報イベント名:VINYL MUSEUM催行期間:2018年11月29日 〜 2018年12月12日住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目14−5 表参道BANK GALLERY
2018年11月14日「Bunkamura 万華鏡展 2018」が、2018年9月13日(木)から9月26日(水)まで、東京・渋谷の東急百貨店本店3階のイベントサロンにて開催される。毎年、東京・渋谷のBunkamura Galleryで行われている都内最大級の万華鏡イベント「万華鏡展」。東急百貨店本店に会場を移しての開催となる2018年度も、日本の万華鏡第一人者である山見浩司をはじめ、羽石茂&泉、佐藤元洋、中里保子、関一、傍嶋飛龍、若林寛ら人気作家の最新万華鏡が集結する。一口に万華鏡と言っても、その形状や映し出される模様は多種多様。例えば、2018年5月にアメリカ・テネシー州メンフィスで開催された万華鏡の世界大会において、自身5度目となる最優秀賞を受賞した山見浩司の作品「LOVE ME TENDER」は、エルヴィス・プレスリーとギター、クラシックカーを象ったユニークな作品。プレスリーの頭部とギター上部の2箇所から中を覗く仕様になっており、1台で2種類の美しい映像を楽しむことができる。また、初心者からセミプロまで、毎年人気を博している万華鏡ワークショップも、新たな講師を迎えて開催。作品の展示鑑賞と合わせて、万華鏡の既成概念を覆す光の世界を体感してみてはいかがだろう。【開催概要】「Bunkamura 万華鏡展 2018」開催期間:2018年9月13日(木)〜9月26日(水)会場:東急百貨店 本店 3Fイベントサロン時間:10:00~19:00 ※最終日17:00まで【予約・問い合わせ先】Bunkamura GalleryTEL:03-3477-9174
2018年08月27日2019年秋に控える「南町田グランベリーパーク」のまちびらきに合わせて、2018年9月24日に閉館することが決まっている東京・六本木のスヌーピーミュージアムが、南町田グランベリーパークに移転し、オープンすることが決定した。新しくなる「南町田グランベリーパーク駅」イメージ南町田グランベリーパークは、南町田駅周辺に位置する鶴間公園と、2017年2月に閉館したグランベリーモール跡地を中心に、官民が連携して、都市基盤、都市公園、商業施設、駅などを一体的に再整備し、「新しい暮らしの拠点」を創り出していくプロジェクトで新たに生まれる街。スヌーピーミュージアムが開館する「パークライフ・サイト」エリアは、鶴間公園と商業施設の中間に位置し、ミュージアムのほか、本を媒体に人と人との交流を生み出す「まちライブラリー」、ワークショップスペースなどを備えている。これらの施設と、隣接する公園などが互いに連携することで、まち全体を一体的に活用し、幅広い世代の人たちが、それぞれに新たな時間の楽しみ方を発見できる場所となることを目指す。「チャールズ M. シュルツ美術館」(米カリフォルニア州)の世界で唯一のサテライトミュージアムとなる、スヌーピーミュージアムは、世界中の新聞に掲載されたコミック『ピーナッツ』やスヌーピーの魅力を貴重な原画や資料を楽しむことが出来る。また、この場所でしか手に入れることのできないオリジナルグッズを販売し、隣接するアネックスにはカフェが併設される。六本木 スヌーピーミュージアム六本木の約2倍の規模となる館内は、魅力的なコンテンツが充実し、緑あふれる環境を活かした多彩なエンタテインメントやアウトドア・プログラムが提供される。さらに、 町田市が取り組む「えいごのまちだ事業」と連携し、子どもたちが楽しみながら英語を学べるオリジナル企画にも取り組む。 まちびらきに合わせ、南町田の駅名も南町田グランベリーパークに改称される。生まれ変わる街に、スヌーピーに会いに足を運んでみては。
2018年08月17日「東映アニメーションミュージアム」が、2018年7月28日(土)より東京・練馬区にオープンする。「東映アニメーションミュージアム」は、2014年9月に惜しまれながら休館となった「東映アニメーションギャラリー」をリニューアルした新施設。施設内には、作品の詳細な情報や映像が流れる巨大なタッチモニターや、作品の原画やセル画などの貴重な製作資料を展示。東映アニメーションが世に送り出してきた作品の数々を、より深く知ることができる。オープンより、企画展「プリキュアあそべるひろば」をイベントスペースにて開催。大きなパズルやおもちゃ体験コーナー、フォトスポットなど、子供が楽しめるコンテンツが用意されている。また、東映アニメーションのキャラクターグッズを販売するミュージアムショップでは、イベントスペースの企画展と連動したグッズなども展開。なお、ミュージアムは入場無料となっている。【詳細】東映アニメーションミュージアムオープン日:2018年7月28日(土)場所:東映アニメーション・大泉スタジオ施設内住所:東京都練馬区東大泉2-10-5開館時間:10:00~17:00(16:30最終入館)定休日:水曜日、その他不定休 ※2018年8月15日(水)は開館入館料:無料
2018年07月29日展覧会「国立トレチャコフ美術館所蔵ロマンティック・ロシア」が、2018年11月23日(金・祝)から2019年1月27日(日)まで、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。ロシア美術の殿堂、国立トレチャコフ美術館所蔵のコレクションが来日本展は、“ロシア美術の殿堂”と評されるモスクワの国立トレチャコフ美術館が所蔵する豊富なコレクションより、19世紀後半から20世紀初頭のロシアを代表する作家の風景画、風俗画、人物画、静物画を、自然や人物像に内在するロシア的なロマンをテーマに紹介するもの。帝国崩壊にロシア革命、激動の時代に描かれた“ロシア的なロマン”ロシア帝国崩壊の足音が聞こえ始め、やがてロシア革命を迎える激動の時代であった19世紀後半。この時代に多くの画家たちが大いなるロマンを見出し、絵画の題材としたのが、白樺や樫の木の深い森、雪に覆われた大平原、樹木や草花が芽吹く春といったロシアの大自然だ。それは人々に芽生え始めた郷土愛からなのか、これらの美しい自然とともに、当時の複雑な社会やその厳しい時代を生き抜いた人々、男性たちの目を釘付けにする女性像もまた題材となっている。例えばクラムスコイの《忘れえぬ女(ひと)》は、過去にも何度か来日を果たしている名作であり、本展で最も注目すべき作品の一つ。トルストイの小説「アンナ・カレーニナ」の主人公をモチーフにしたとも指摘されており、後述する19世紀後半のロシア文化の発展、そして“ロシア的なロマン”を象徴する作品と言えるかもしれない。激動の時代で隆盛を見たロシア美術界この時代のロシア文化について、チャイコフスキーやムソルグスキーといった作曲家、トルストイ、ドストエフスキーに代表される文豪は日本でもよく知られているが、美術の分野でも多くの才能を排出している。制約の多い官製アカデミズムに反旗を翻す形で、クラムスコイら若手画家たちが、ありのままの現実を正面から描くことを目指した「移動派」を組織した一方で、モスクワ郊外・アブラムツェヴォのマーモントフ邸に集まったクズネツォフ、レヴィタン、コローヴィンらは、懐古的なロマンティシズムに満ちた作品を多く残す。注目すべきは、いずれのバックグラウンドにも、“祖国に対する愛”という共通点があることだろう。今注目を集めるロシア的なカルチャー最も近い話題では、サッカーワールドカップの開催地として注目を集めているロシアだが、近年のファッション・カルチャー界ではコム・デ・ギャルソン(COMME des GARÇONS)の川久保玲に見出されたゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)が大いに活躍しているほか、ロシア革命と共に発展したロシア・アヴァンギャルドのデザインの世界が注目を集めるなど、その文化的な側面が再評価されつつある。そんな今、“ロシア的なロマン”に思いを馳せながら、ロシア美術の殿堂と評される、国立トレチャコフ美術館所蔵の名作の数々を鑑賞してみてはいかがだろう。開催概要展覧会「国立トレチャコフ美術館所蔵ロマンティック・ロシア」開催期間:2018年11月23日(金・祝)〜2019年1月27日(日)※2018年11月27(火)、12月18日(火)、2019年1月1日(火・祝)のみ休館。開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム入館料:一般 1,500円(1,300円)、大学・高校生 1,000円(800円)、中学・小学生700円(500円)※( )内は前売・団体料金。※学生券購入の際は、学生証の提示が必要。※障害者手帳の提示で割引料金あり。詳細は窓口にて。チケット販売期間:<前売券>2018年9月15日(土)~2018年11月22日(木) 予定<当日券>2018年11月23日(金・祝)~2019年1月27日(日)チケット取扱:<前売券>チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケット、e+(イープラス)、他主要プレイガイド
2018年07月20日梅雨のインドアデートにぴったりなミュージアムが東京・お台場にオープンしました。森ビルとチームラボがコラボしたこの施設では、アートを見るだけでなく触ったり、迷路のような空間でさまよったり、アスレチックもあったりと大人が遊べるコンテンツが盛りだくさん!運動不足も解消できちゃう楽しすぎるミュージアムをレポートします!お台場パレットタウンにオープン!【女子的アートナビ】vol. 1142018年6月21日、お台場のパレットタウンに森ビルとチームラボが運営する新施設『MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless』がオープンしました。約1万平方メートルという巨大な空間に誕生したこのミュージアムでは、チームラボの初公開作品を含む約50作品を常設展示。デジタルアートをとことん楽しめる世界初のミュージアムです。キーワードは“ボーダレス”このミュージアムのコンセプトは “ボーダレス”。展示されている作品と作品の間に境界がなく、作品自体も展示されている部屋からほかの空間へと移動していきます。また、作品と来場者の境界もありません。空間の中で同じ場所にいる人たち全員が作品に同化し、まさにボーダレス状態になります。さらに、壁に触れると動き出す作品もあるので、来場者も創造者として参加しながらインタラクティブに楽しめるようになっています。夢のような「Borderless World」へ!オープン前に行われたプレス内覧会では、チームラボ代表の猪子寿之さんが「ここは順路もないので、この世界に迷い込んでさまよって探索しながら自らの身体で観察して何かを発見していく……そういう体験をしてもらえたらいい」と話していました。ということで、私も全身でこのミュージアムを体感してみます!まずは、チームラボの魅力を存分に楽しめる「Borderless World」を体験。順路がないので、とりあえず入り口から歩き始めると、花に囲まれた夢のような世界が広がっています。そして、ところどころに小さめの展示室があるのですが、入り口が黒いカーテンで覆われているので、気づかずに通り過ぎてしまう人もちらほら。新しい部屋を発見するのも楽しみのひとつです。通路を歩いていると、楽器を弾いている人がやってきました。鳥や動物なども現れるのですが、みな1か所にはとどまらず、ほかの作品とコミュニケーションをとりながら移動して変化していきます。こちらは、自分のスマホに専用のアプリを入れて楽しむ作品。まずはその場でアプリをダウンロードします。続いて、アプリに表示された画面から好きな甲骨文字や象形文字を選択してスライドすると……その文字の世界が展示室に表れました! 選ぶ文字によって演出が違うので、来るたびに違う世界を楽しめます。ちなみに、この展示室は床も鏡張りになっているので、スカートは避けたほうが安心です。アートなアスレチックも体験!次は、「チームラボアスレチック運動の森」を体験してみます。この空間には、宇宙のような世界が映し出されたトランポリンや美しい花などが投影された大きな滑り台など、大人でも大はしゃぎしたくなるアトラクションがいっぱいです!特に楽しかったのがキラキラした美しい世界で遊ぶ「光の立体ボルダリング」。まずは色のついた四角形の位置情報端末を腕につけます。この色と同じ色の突起(ホールド)を使って登っていくのがルール。手と足を使い、決められた色を探しながら進んでいくと光や音楽の演出がはじまります。(写真はスタッフの方によるデモンストレーションです。)一般的なボルダリングよりは簡単ですが、それでも運動不足の大人がチャレンジするとなかなかハード。ここで遊びたい人は、動きやすい服装&靴で来場しましょう。ほかにも「学ぶ!未来の遊園地」や「ランプの森」などのコンテンツがありますし、カフェ空間の『EN TEA HOUSE - 幻花亭』では花が投影されたお茶をいただくこともでき、一日滞在しても見切れないほど充実しています。館内は空調も効いているので、梅雨だけでなく真夏のデートスポットにも最適。インスタ映えする写真もたくさん撮れるので、ぜひぜひ今度のデートに使ってみてください!Information時間:月~木 11:00~19:00(21:00)、金・祝前日 11:00~21:00(22:00)、土 10:00~21:00(22:00)日・祝日10:00~19:00(20:00)※最終入館は閉館の1時間前※()内は6/21(木)~ 8/31(金)までの特別延長時間休館日:第2・第4火曜日会場:MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン料金:大人(15歳~) 3,200円/中学生以下(4~14歳)1,000円※7/31(火)までは期間限定オープン記念チケット 2,400円(大人)※料金は税込み
2018年06月23日「クマのプーさん展」が、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催。会期は2019年2月9日(土)から4月14日(日)まで。また、大阪にも巡回し、あべのハルカス美術館にて2019年4月27日(土)から6月30日(日)まで開催される。1926年に著者のA.A.ミルンと挿絵を担当したE.H.シェパードによって、イギリスで出版された児童文学「クマのプーさん」。これまで、50以上の言語に翻訳され、全世界5000万部以上のシリーズ本が出版されている。今回、2017年12月にイギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート(V&A)博物館にて開催された「クマのプーさん展」が、日本に上陸。同館が世界最大規模で所蔵するE.H.シェパードのオリジナル鉛筆素描画など、貴重な作品が展示される。【詳細】「クマのプーさん展」会期:2019年2月9日(土)~4月14日(日) ※予定・休館日未定会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで) ※毎週金・土曜日は10:00~21:00(入館は20:30まで)入館料:一般1,500円(1,300円)、大・高900円(700円)、中・小600円(400円)、親子券1,600円(1,400円)※価格は全て税込み。※()内は前売、親子券を除く20人以上の団体料金。※親子券は一般1人+中・小1人のセット券(一緒に入館)。※未就学児は入館無料。■巡回〈大阪〉会期:2019年4月27日(土)~6月30日(日)休館日:5月13日、20日、27日の各月曜日会場:あべのハルカス美術館住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階開館時間:火~金/10:00~20:00、月土日祝/10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで問い合わせTEL:06-4399-9050
2018年06月07日イギリス・ロンドンで大好評を博した「クマのプーさん展」が東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催されることが決定した。開催期間は2019年2月9日から4月14日までを予定。世界中でもっとも人気のある作品であり、いまも世界中の人々を魅了し続けている児童文学『クマのプーさん』。著者A.A.ミルンと、挿絵を担当したE.H.シェパードが、1926年にイギリスで出版後、50以上の言語に翻訳され、全世界で5,000万部以上のシリーズ本を出版。昨年12月に、イギリス・ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)で開催され、大変好評を博した。本展は、E.H.シェパードのオリジナル鉛筆素描画を世界最大規模で所蔵するV&Aが、日本に贈る、初めての展覧会だ。詳しくは公式ホームページ()で確認できる。【イベント情報】クマのプーさん展会期:2019年2月9日~4月14日(予定)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京・渋谷)開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)※毎週金・土曜日は10:00〜21:00(入館は20:30まで)料金:一般1,500円(1,300円)、大学・高校生 900円(700円)、中学・小学生600円(400円)、親子券 1,600円(1,400円)※( )内は前売、親子券を除く20名様以上の団体 、親子券は一般1名+中学・小学生1名のセット券※未就学児は入館無料
2018年06月06日渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の『くまのパディントンTM 展』に行ってきました。世界で愛読されている児童文学「パディントン」シリーズ誕生60周年を記念して開かれている同展では、俳優の瀬戸康史さんが音声ガイドナビゲーターを担当。瀬戸さんも出席したオープニングイベントとプレス内覧会を取材してきました!『生誕60周年記念 くまのパディントンTM 展』【女子的アートナビ】vol. 109この展覧会では、1958年にイギリスで誕生した児童書「パディントン」シリーズの挿絵や原画、書籍、原作者の仕事道具やインタビュー映像などを紹介。今なお愛され続けている人気キャラクター、パディントンの世界をたっぷり楽しめます。『くまのパディントン』はイギリス出身の作家マイケル・ボンド(1926-2017)によって生み出された児童文学。物語の主人公は、南米ペルーからひとりイギリスに密航してきた子グマ。ロンドンのパディントン駅でブラウン夫妻に出会い、パディントンと名づけられ家族として迎えられます。この子グマがさまざまな騒動を引き起こしながらもハッピーエンドで終わるという優しいストーリーは世界中で愛され、40以上の言語に翻訳出版されたほか、テレビ番組や映画にも登場。ぬいぐるみなどさまざまなグッズにもなっています。音声ガイドナビゲーターは瀬戸康史さん!オープニングイベントでは同展の音声ガイドを担当された俳優の瀬戸康史さんが出席。小学校低学年のとき、『くまのパディントン』を読んだことがあるという瀬戸さん。当時、「読書感想文ならぬ読書感想画という課題がありパディントンを描きました」といい、「今回音声ガイドを担当できて幸せです」と喜びを語りました。展覧会の感想は?また、会場を見た感想をたずねられると、「ずっとここにいられますね。見飽きないし、何度も同じところを回って見ていますけど魅力たっぷりです」と興奮ぎみ。印象に残っている作品についての質問には、「四コマ漫画のパディントン!」と即答。「こんな作品があるなんて知りませんでした。四コマにパディントンの魅力が凝縮されています。人柄、クマ柄かな(笑)それがよくわかるので、とてもステキですね」と熱く語りました。イベントには展覧会の監修者で、「パディントン」シリーズの翻訳もされている東京子ども図書館名誉理事長の松岡享子さんも出席。「こんなにパディントンの絵を描いている人が多いとは知りませんでした。多くの人が描きたいと思うような性質をパディントンが持っているのですね。いろいろな画家の方の特徴が出ていておもしろく拝見しました」と感慨深げに語っていました。翻訳に初挑戦!続いて、最近英会話も習っているという瀬戸さんがパディントンの翻訳にチャレンジすることになりました。瀬戸さん英語ってすごく簡単に書かれていることでもいろいろな受け止め方がありますよね。言葉選びはその人のセンスにもよると思うので……、なおかつ児童文学は子どもたちに伝わるよう、わかりやすいようにということを考えると頭がパンクしそうになります。翻訳初体験で緊張ぎみの瀬戸さん。お題はパディントンの冒頭シーンで使われている『PLEASE LOOK AFTER THIS BEAR. THANK YOU.』。この文章を瀬戸さんは「どうぞこのクマと仲良くしてあげて下さい。よろしくね!」と翻訳。松岡さんの訳は「どうぞこのくまのめんどうをみてやってください。おたのみします」となっています。瀬戸さんの翻訳について、松岡さんは「『よろしくね』はとてもいい訳ですよね」と高評価。ただ、「『仲良くする』と『面倒をみる』は違いますよね。仲良くするは平等な関係ですが、面倒をみるのは立場的に違いがあり、経験がある立場の人が経験のないものの世話をするという意味になります」と指摘。瀬戸さんは「いや~難しいですね!」と苦笑いし、「やっぱり人に伝えるとかパディントンらしさとか、まだまだわかっていないなと思いました」と翻訳の難しさを実感していました。最後に、瀬戸さんからメッセージ瀬戸さんパディントンの好きなところは失敗を恐れずにいろいろなことに挑戦する姿。それは役者にも通じることで、勇気をもらいました。展覧会では物語を読み進めているかのような感覚でいろいろな展示品をご覧いただけます。かわいいだけではないパディントンの魅力がこの空間に詰まっているので、たくさんの方に来ていただけるとうれしいです。瀬戸さんと一緒に会場を見る!この展覧会に来場されたら、ぜひ音声ガイドを借りて展示作品を見てください。瀬戸さんが横に寄り添って一緒に展示作品を見ている気分を味わえます。特に見ていただきたい作品は、原作の挿絵画家ペギー・フォートナムの貴重な原画2点。これは最初と最後に展示されているので、ぜひとも見逃さないようにチェックしてみてください。さらに、2017年6月に逝去された原作者ボンド氏のインタビュー映像や彼が愛用していたタイプライターなど、児童文学ファン必見の展示品も多数紹介。じっくりと時間をかけて楽しみたい展覧会になっています。会期は6月25日まで。Information会期:~6月25日(月)*6/5(火)のみ休館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで) 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム料金:一般 1,400円/大学生・高校生900円/中学生・小学生 600円公式サイト:
2018年05月12日小田急電鉄の鉄道ミュージアム 「ロマンスカーミュージアム」が、2021年春に海老名駅隣接地にオープンする。コンセプトは、「“子ども”も“大人”も楽しめる鉄道ミュージアム」。特急ロマンスカーのSE(3000形)やNSE(3100形)をはじめとする小田急の歴史を彩る車両の展示や、小田急沿線の風景を模したジオラマ、電車運転シミュレーターなど、多彩なコンテンツを設置。そのほか、子供が自由に遊べるキッズゾーンや、小田急線を走行する列車の眺望を楽しめる屋外ビュースポット、カフェ&グッズショップなども併設予定となっている。【施設情報】「ロマンスカーミュージアム」オープン時期:2021年春開業地:神奈川県海老名市めぐみ町(小田急小田原線 海老名駅隣接地)
2018年05月01日原画とアニメを楽しめる最後の展覧会が開催!2016年4月に開館し、オープン以来多くのスヌーピーファンが足を運んだ「スヌーピーミュージアム」がついに、最後の展覧会となる「ともだちは、みんな、ここにいる。」を4月21日(土)より開催しました。ピーナッツの歴史そのものがたくさん詰まった今回の展覧会では、スヌーピーの生みの親“チャールズ M. シュルツ”氏が建てた「シュルツ美術館」から選ばれた、約80点の原画と新作アニメーションをクスッと笑えてちょっぴり切ない人間模様とともに楽しむことができます。日本では「スヌーピー」とひとくくりにして呼ぶことが多いですが、正しくは「PEANUTS(ピーナッツ)」というタイトルの漫画なんだとか。一番人気のキャラクターが有名になったため、「スヌーピー」として一般に知られるようになったそうです。最終回のために厳選された約80点の原画たちピーナッツの魅力のひとつでもある、さまざまなキャラクターとの人間関係を描いた原画、約80点が最後の展覧会では公開されます。本来ビーグル犬は猟犬のはずなのに、ウサギが大好き過ぎるあまり一緒に踊ってしまうシーンや、チャーリーブラウンとスヌーピーのエピソードが初めて描かれたシーンなどなど、ファンにはたまらない原画が盛りだくさん。見たことあるシーンや大好きなシーンを探しながら、スヌーピーの世界観に浸ってみてください。ピーナッツギャングが織りなす友情ストーリー新作アニメーションでは、展覧会のテーマである「ともだちは、みんな、ここにいる。」を表したオープニングシアターと、展覧会最後に味わう「さよならじゃないよ、スヌーピー。」のオリジナルアニメ2作品を公開。「ともだち」をテーマに、たくさんの名言を生んだピーナッツ・ギャングたちが繰り広げる友情の物語を原画鑑賞と一緒に楽しみましょう。ショップやカフェにも新商品が続々登場!ミュージアム内にお店を構えるショップストア「BROWN’S STORE」では、最後の展覧会を記念して新商品を150点追加し、合計600点ものオリジナルグッズでイベントを盛り上げます。飾って楽しめるぬいぐるみやポスターから、マグカップなど実用的な物までたくさんのグッズが揃っています。何を買おうか迷いながらショッピングを楽しんでみてください。ショップだけでなく、西海岸テイストのカフェにも最終回にあわせて新メニューが登場します。キャラクターの雰囲気やユーモアさが表現された個性豊かなメニューはどれも美味しそうなものばかり。開放的で居心地のいいカフェで、より一層食事が美味しく感じられるでしょう。東京メトロ日比谷線・地下鉄大江戸線「六本木駅」から徒歩7分ほど歩いた場所にある「スヌーピーミュージアム」は、2018年9月24日(月)まで開催されています。3月末に来場者数100万人を突破した大人気ミュージアムで、ピーナッツの世界観を楽しんでみてはいかがでしょうか。© Peanuts Worldwide LLCスポット情報スポット名:スヌーピーミュージアム住所:東京都港区六本木5-6-20電話番号:03-6328-1960
2018年04月25日無類の猫好きである猪熊弦一郎 猪熊弦一郎さんは、昭和の百花繚乱の画壇において試行錯誤を繰り返すも、常に独自の境地を維持しながら、個性的な作品群を残した画家です。戦前に留学先のフランスでアンリ・マティスに学び、戦後はニューヨークやハワイを拠点とし、90歳で亡くなるまでの約70年という画業の中で、おびただしい数の作品を生み出しました。そんな彼による芸術は猫だけにとどまるものではありませんが、「いちどに1ダースの猫を飼っていた」ほどの無類の愛猫家であり、私生活としても作品モチーフとしても猫は重要な存在でした。 猫たちとの素敵な生活 猪熊弦一郎さんが ”猫愛” に目覚めたのは、1926年一目惚れした女性・文子さんとの結婚がキッカケでした。猫好きだった妻の影響で、猫との共同生活がスタート。1946年、夫婦で田園調布に移ってからは、拾い猫や生まれた猫を育てるうちに、自然と多頭飼いとなったそうです。それほど愛した猫たちは芸術にも大きなインスピレーションを与えてくれました。素早い筆致で正確に捉えているにもかかわらず、その表情や仕草は世の猫好きをとろけさせるような愛しいもので、画家特有のこだわりというよりかは、猫そのものへの愛情が手を伝って表現されています。 “猫愛” 故の美への探求 猪熊弦一郎さんは、猫たちの姿を画家の目で捉え、写実的なスケッチ、シンプルな線描、デフォルメした油彩と、様々な猫の魅力を存分に享受し、創作に挑戦していきました。モチーフとしての猫に対する客観的な視点と、友としての猫に対する敬愛の念が呼応し、1950年代前半は幾何学形を使ったり、一筆書きのように単純な線で囲んだりし、猫の絵を一要素とすべくあれこれ工夫した作品を精力的に描いてます。どんなモチーフを描こうとも、形と色のバランスに注視し、構成されている絵画作品は、具象も抽象も関係なく、一貫性が感じられました。 猫が好きな人も、そうでない人も、猪熊弦一郎の芸術に触れられる ユーモラスな猫たちの姿から、面白い猫の生態はもちろん、それを慈しみながら観察していた愛猫家兼画家の視点が見て取れる本展覧会は、猪熊弦一郎さんの地元・香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵の猫を描いた油彩、水彩、素描、猫以外の主題の作品も若干加えた約160点によって構成されています。会期中には撮影可能エリアが設けられるだけでなく、本展覧会に登場する猪熊弦一郎の描いた猫たちをモチーフにした展覧会オリジナルグッズが多数展開中!是非、猫が好きな人も、そうでない人も、彼が愛した猫たちを描いた作品を介し、猪熊弦一郎の奥深い世界に触れてみてはいかがでしょうか? 【情報】猪熊弦一郎展猫たち会期:2018年3月20日(火)〜2018年4月18日(水)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)夜間開館:毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)休館日:会期中無休 【プレゼント応募】本展覧会の無料鑑賞券をプレゼント致します。件名に【『猪熊弦一郎展猫たち』チケットプレゼント】に加え、下記の情報を記入の上、info@pelulu.jp宛にメールにてご応募下さいませ。名前(漢字/カナ)郵便番号住所電話番号Q1:pelulu.jp内で今までで面白かった記事3つをあげるとしたら?Q2:今後pelulu.jpで取り上げて欲しい記事を3つあげるとしたら?応募締切日:4月4日プレゼント当選者は発送をもって代えさせていただきます。
2018年04月05日「ふじのくに茶の都ミュージアム」が、2018年3月24日(土)に静岡・島田にオープンする。「ふじのくに茶の都ミュージアム」は、日本一の大茶園である牧之原台地に位置し、博物館、茶室、庭園、商業館から成る「旧島田市お茶の郷」を整備して、新たに作り上げた本格的なお茶の博物館。茶産業や歴史、文化を紹介する展示のほか、茶摘みや手もみ茶体験など、五感を使って楽しく学べる講座を用意している。館内の施設は、「日本庭園」や「茶室」、3階建ての「博物館」、カフェレストランが併設された「商業館」で構成される。「日本庭園」や「茶室」は、江戸初期の大名茶人・小堀遠州によって手掛けられたものを復元。美しく蘇った「茶室」では、実際に抹茶や煎茶を点てる茶事などの本格的な体験をすることも可能だ。「博物館」では、茶の起源や世界への普及、そして静岡の茶について展示を行う。実際に茶葉に触れたり、香りを嗅ぐがことができるだけでなく、併設されたウェルカムティーコーナーで世界のお茶を試飲することも可能だ。さらに、「商業館」では、茶を使用したフード&スイーツメニューをカフェレストランで提供するほか、国内外のバリエーション豊富な茶葉の販売を行う。子供から大人まで楽しめる"お茶尽くし"のミュージアムに是非足を運んでみてはいかが。【詳細】ふじのくに茶の都ミュージアムオープン日:2018年3月24日(土)開館時間:9:00~17:00(入館は、16:30まで)休館日:毎週火曜日 ※ただし、火曜日が祝日の場合は開館し、翌日を休館日とする住所:静岡県島田市金谷富士見町3053-2TEL:0547-46-5588観覧料:個人 300円/団体 200円※大学生以下、70歳以上、障害者手帳等を持参した人およびその付添人は無料。※大学生以下、および70歳以上の人は年齢のわかる証明書を要持参。※体験に参加する場合、別途料金発生。
2018年03月15日「生誕60周年記念 くまのパディントンTM展」が、東京・広島に巡回する。東京は、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて4月28日(土)から2018年6月25日(月)まで、続く広島は、奥田元宋・小由女美術館にて2018年7月6日(金)から8月26日(日)まで開催される。世界中で愛され続けるパディントンイギリスを代表する児童文学「パディントン」シリーズは、1958年にマイケル・ボンドの執筆した1冊の本から誕生した。物語の主人公となるのは、南米ペルーから単身でイギリスにやってきた一匹の子グマ。ロンドンのパディントン駅で、心優しいブラウン夫妻に出会った子グマは、「パディントン」と名付けられ、家族として迎えられることに。やがて、パディントンは騒動を起こしながらも、街の人気者になっていく。ハートフルな物語を綴った「パディントン」シリーズは、世界中で40以上の言語に翻訳・出版が重ねられてきた。アニメや絵本の他にも、近年では映画『パディントン』『パディントン2』が公開されるなど、今なお世界中で愛され続けている。「生誕60周年記念 くまのパディントンTM展」絵本や漫画の原画を展示「くまのパディントンTM展」は、「パディントン」シリーズの誕生60周年を記念して開催される。全5章の展示構成で展開される会場では、各作家による絵本や漫画の原画や、世界中で出版された書籍の展示などが行われる。「第1章 パディントンの物語」の入口で迎えてくれるのは、パディントン生誕の地・ロンドンの「パディントン駅」を映した超大型パネル。そしてそこには、同駅に実際に設置されているという、愛らしいパディントンの銅像のレプリカが観客を歓迎してくれる。この章では、児童文学「パディントン」シリーズの挿絵を担当したペギー・フォーナムの貴重な原画作品を始め、複製画を展示。パディントンの物語を辿りながら、物語に登場するキャラクターやイギリスの名所などを紹介していく。様々なアーティストによるパディントンの挿絵注目は、「第3章 世界のパディントン」。1958年の出版以降に、次々と新作を世に送り出した「パディントン」シリーズは、1972年より児童向けの絵本も出版。複数のアーティストによって様々な挿絵が描かれてきた。第3章では、そんな絵本に使用された挿絵の原画を展示。風刺画のようなユーモラスな絵を描く、デイビッド・マッキーや、水彩画の柔らかなタッチが特徴のフレッド・バンベリーなど、アーティストによって異なる印象に描かれているパディントンを鑑賞することができる。また世界中で出版された書籍の数々を展示するほか、日本で翻訳を担当した松岡享子と惜しくも2017年にこの世を去った作者、マイケル・ボンドとの手紙のやりとりが公開されるなど、パディントンファンにはたまらない空間が広がっている。作者マイケル・ボンドの仕事道具や、世界中のぬいぐるみ展示もそのほか「第2章 パディントン誕生秘話」ではマイケル・ボンドの仕事道具や貴重な私物が公開され、「第4章 パディントン大活躍」では、イギリスの新聞に掲載された、パディントンの漫画の原画や、各国で製作された様々な表情を持つパディントンのぬいぐるみなどが展示される。また、本展での音声ガイドナビゲーターは、俳優・瀬戸康史が担当。世界中で愛されているパディントンの世界に、来場客を誘う。会場限定のオリジナルグッズも販売展覧会を楽しんだ後は、併設されたパディントンのグッズコーナーへ。ここでは、シュタイフ(Steiff)とコラボレーションしたパディントンのテディベアや文房具、iPhoneケースなど日本ではなかなか手に入らないパディントングッズが一堂に集結。また、これまで未翻訳だったエピソード入りの展覧会オリジナル図録が発売されるほか、会場限定グッズとなるママレードラスクやゴンチャロフ缶入りチョコレート、多彩なポストカードといったアイテムも店頭に並ぶので、ファンの人は是非チェックしてほしい。【開催概要】生誕60周年記念 くまのパディントンTM展■東京会期:2018年4月28日(土)~2018年6月25日(月)※休館日は5月8日(火)・6月5日(火)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1開館時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は各閉館の30分前まで)入館料:一般:1,400円(1,200円)/大学・高校生900円(700円)/中学・小学生600円(400円)/親子券1,500円(1,300円)※消費税込、( )内は前売/親子券を除く20名以上の団体料金※親子券は、<一般1名+中学・小学生1名>のセット券前売販売期間:~4月27日(金)音声ガイド:瀬戸康史 ※音声ガイドの貸出は、Bunkamura ザ・ミュージアムのみ問い合わせTEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)※東京展のみ■広島会期:2018年7月6日(金)~8月26日(日) ※休館日は毎月第2水曜日会場:奥田元宋・小由女美術館住所: 広島県三次市東酒屋町453-6開館時間:9:30~17:00 (入館は各閉館の30分前まで)
2018年03月11日建築模型に特化した国内唯一のミュージアム、天王洲アイルの建築倉庫ミュージアムにて、リニューアル後初の企画展「ル・コルビュジエ / チャンディガール展 -創造とコンテクスト-」が、5月26日から7月16日まで開催。ル・コルビュジエ、キャピタル全体図のスケッチ、平面図と遠近法図、説明文つき、チャンディガール1950~1965年 1951年7月24日 所蔵 ル・コルビュジエ財団近代を代表する巨匠建築家として知られる、ル・コルビュジエ。そしてその活動は、彼が提唱した「近代建築5原則」が示す通り、合理主義的な考えと技術革新を伴って発展していく世界のイメージに根ざし、一つの普遍的論理が広く世界で通用するという信念に基づくと考えられてきた。しかし、彼が場所の環境や風景、また風土や文化など、計画にかかわるコンテクストに多くの注意や関心を払っていたことはあまり知られていない。特に、インドのチャンディガールをはじめとする晩年の作品群では、こうした関心が、彼の建築・都市デザインの直接的なインスピレーションの源となって、より複雑な全体の生成に寄与している。本展は、ル・コルビュジエの手によるチャンディガールでの作品群を例にとり、ヨーロッパから遠く離れたインドという異質の環境下における、彼のクリエイションとその土地ならではのエレメントとの関係を考察する。展示では、貴重な建築資料や模型、建築家自身の手によるオリジナルスケッチや油彩画、リトグラフなどの美術作品に加えて、写真家ホンマタカシがチャンディガールで撮影した写真や映像作品を紹介する。ル・コルビュジエ「牡牛 XVIII」1959年、所蔵 大成建設株式会社チャンディガールで、民主主義とインドの気候とを総合的にモニュメント化する言語を模索していったコルビュジエ。その結果、とりわけキャピトル・コンプレックスは、初期のデザインを支配していた一元的に普遍を志向する堅苦しい幾何学から解放され、幾何学的要素とピクチャレスクな要素が混在することより複雑な総体として結実した。今回は、その主要な構成要素の一部をなす議事堂内部を巨大模型で再現する。また、絵画を中心とした芸術作品を多く残した芸術家としても知られるコルビュジエの油彩画「牡牛 XVIII」(1959年)を展示。最晩年に制作され、彼の創作活動を対立概念間の運動として総括するリトグラフの詩画集「二つの間に」(1964年)も展示し、併せて本展のために新たに翻訳されたル・コルビュジエの詩文(田中未来訳)を紹介する。Takashi Homma「High Court 1」2013 Lambda print © Takashi Homma Courtesy of TARO NASUチャンディガールでの計画最初期から、キャピトル・コンプレックスの建物群の配置と全体のスケール感は、後背に広がるヒマラヤ山脈との関係性と共にコルビュジエが特に注意を払って検討したとされる。今回100分の1のスケールで新たに製作されたキャピトル・コンプレックスの三つの建物である「高等裁判所」、「議事堂」、「合同庁舎」が、実際の位置間隔と同様に展示室床に配置される。来館者はその中を自由に歩き回り、コルビュジエが意図したキャピトル・コンプレックスの密度感や建築物同士の距離感を体感することができる。また、写真家ホンマタカシがインドに足を運び撮影した「チャンディガール」シリーズより、初公開作品を含む写真と映像作品を展示。本作はチャンディガールを通り抜ける風や匂い、空間へ差し込む光を念頭において構成される。チャンディガールという計画都市全体がある意味一つの構造物であり、それぞれの建築が都市に包み込まれているスケール感がさりげなく示され、そこに暮らす人々の生活やそこに流れる時間が切り取られており、チャンディガールが現在も生き続ける都市であることを実感することができる。それはまさしくコルビュジエが注目した、建築とそれを取り囲む気候との関係を写しとろうとするものであり、本作によって、模型だけでは伝えきれないチャンディガールという都市のリアリティを補う。建築模型を広く一般に公開する“ミュージアム”であるだけでなく、模型専門の“保存”機能をもつ、新しいかたちの本ミュージアムならではの7部構成の本展。多種にわたる展示によって、コルビュジエがそこで見聞きし、感じ、考え、そして表現しようとしたものを感じ取ることができると同時に、それらを通して、コルビュジエ作品に宿る、近代思想をも超えようとする精神を垣間見る機会を提供する。【展覧会概要】ル・コルビュジエ / チャンディガール展 –創造とコンテクスト-(Le Corbusier / Chandigarh -Creation and Context-)会期:2018年5月26日(土)〜7月16日(月・祝)会場:建築倉庫ミュージアム住所:東京都品川区東品川2-6-10時間:11:00~19:00(最終入館18時)休館日:月曜日(祝日の場合、翌火曜休館)入場料:一般 3,000円、大学生/専門学校生 2,000円、高校生以下 1,000円
2018年03月08日香川県出身の画家である猪熊弦一郎の“猫”を描いた作品を集めた展覧会「猪熊弦一郎展 猫たち」が、3月20日から4月18日まで、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催。(無断転載禁止)※クレジット付画像を使用しています猪熊は、戦前にはマティスと交流し、戦後は20年間ニューヨークを拠点に活躍、その後はハワイでも活動。百花繚乱の昭和の画壇にあって試行錯誤を繰り返しながらも、常に独自の境地を維持し、極めて個性的な作品群を残した画家。「いちどに1ダースの猫を飼っていた」ほどの無類の猫好きとして知られ、私生活でも作品のモチーフとしても猫は重要な存在だった。たくさんの猫に囲まれた暮らしのなかで、写実的なスケッチ、シンプルな線描、デフォルメした油彩画など実にさまざまな作品を描いた。本展では百数十点にのぼる作品を、作風や技法、他のモチーフとの組み合わせなど複数の視点から紹介する。また猫以外の主題の作品も加えた本展の構成は、猪熊の奥深い芸術世界に触れるきっかけとなるよう企画された。地元では親しみをこめて「いのくまさん」と呼ばれる猪熊。香川県にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で2015年に開催された「猫達」展は、絵画ファンのみならず、全国の猫好きの人々が訪れ話題に。本展はその展覧会をさらにパワーアップし、猫以外の主題の作品も加えた内容で開催される。(無断転載禁止)※クレジット付き画像を使用していますかつて「今まで色々と沢山描かれている猫は、どうも自分には気に入らない。それで猫の形と色を今までの人のやらないやり方で描いてみたいと思った。」(“美術の秋「赤い服と猫”報知新聞 1949年10月4日)、そして「愛しているものをよく絵にかくんです。愛しているところに美があるからなんです。」(“「歩く教室」写生会アルバム”「少年朝日」 1950年12月号)とも語った猪熊氏。モチーフとしての猫に対する客観的な視点と、友としての猫に対する敬愛の念が呼応した、彼ならではのユニークな「猫たち」を堪能してみては。なお、通常前売り券(一般/税込1,100円、大学・高校生/税込700円、中学・小学生/税込400円)と、数量限定のオリジナル缶バッジ付き前売券(一般のみ/税込1,400円)が3月19日まで販売中。【展覧会情報】「猪熊弦一郎展 猫たち」会期:2018年3月20日~4月18日会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 地下1階時間:10:00~18:00(毎週金曜、土曜は21:00まで)※入館は各閉館の30分前まで料金:一般 1,300円(1,100円)大学・高校生 900円(700円)中学・小学生 600円(400円)※( )内は前売および団体料金※団体は20名以上。電話(03-3477-9413)での予約が必要会期中無休
2018年03月07日兵庫県最大の石の博物館「玄武洞ミュージアム」が、2018年3月24日(土)にリニューアルオープン。1971年に開館した「玄武洞ミュージアム」は、これまで、世界の石の花・華の博物館として、世界中から集めた珍しい石を中心におよそ4,000点余りを収蔵。また、併設する国の伝統工芸品、豊岡杞柳細工を展示する「豊岡杞柳細工ミュージアム」とともに、46年の歴史を刻んできた。新たに生まれ変わることで、地域一体型の観光施設へ変貌を遂げる。延べ床面積1,500m2となり、博物館コンテンツの更なる充実とパワーアップしたサービス施設棟を新設。玄武洞に纏わる“石の展示”をメインに、大迫力のティラノサウルスやアジアゾウなどの化石でたどる“生物・生命の歴史”など解説の幅を広げる。さらに、飲食・物販棟も充実させ、地産品を使ったオリジナルメニューなどを提供する。【詳細】玄武洞ミュージアムオープン日:2018年3月24日(土)住所:兵庫県豊岡市赤石1362番地営業時間:9:00~17:00定休日:水曜日(※祝日、春・夏休み期間、GW、SWは休まず営業)TEL: 0796-23-3821入場料:大人800円(中学生以上)、小人400円(小学生以上)、幼児300円(5歳以上の未就学児童)
2018年03月04日渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の『神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展』に行ってきました。好奇心いっぱいのオタク皇帝、ルドルフ2世が主役のこの展覧会では、芸術・科学的なものからキモエロ絵画までさまざまな作品が勢ぞろい。ちょっとアブナイ香りもただよう美の世界をレポートします!名品&珍品に興奮!【女子的アートナビ】vol. 98『神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展』では、神聖ローマ帝国皇帝、ルドルフ2世(1552~1612)が愛した芸術家たちの作品を中心に、同時代のアートや天文機器、貴重な資料などを多数紹介。プラハやウィーンをはじめとしたヨーロッパ各地の美術館や修道院などから名品や珍品が来日し、華やかでちょっと怪しげな “皇帝のプライベートミュージアム” を体感できる空間になっています。ルドルフ2世って?ヨーロッパの名門、ハプスブルク家出身で、神聖ローマ帝国皇帝だったルドルフ2世。さらに、オーストリア大公、ローマ王、ハンガリー王、ボヘミア王という肩書もあり、いかにもすごそうな方なのですが、歴史的な知名度は今ひとつ。しかも、皇帝としての評価は散々なもので、仕事に興味を示さない・結婚もしない・後継ぎも残さない……というナイナイづくしで “無能” 呼ばわりされ、晩年は弟に実権を奪われたうえ城に幽閉され59歳で死去、とあまりにも切ない最期。ですが、そんなルドルフ2世にもズバ抜けた一面がありました。究極の “オタク” だったのです。1576年、24歳のときに父の跡を継いで神聖ローマ帝国皇帝になり、1583年にはウィーンからプラハに遷都。そこで広大な領土などから珍しいものや芸術作品を集め、思う存分に自分の好きな世界を作り上げていきます。美しい絵画や工芸作品はもちろん、異国の珍しい動植物、鉱物や天文学、占星術、当時の最先端科学に関するものまで収集。なかには伝説の動物である一角獣の「ツノ」など、怪しいものも含まれていたようですが、好奇心旺盛なルドルフ2世は、生きた動物も集めてプライベート動物園までつくったそうです。さらに、芸術家や科学者、錬金術師のパトロンとして文化芸術を保護。プラハ城に華やかでちょっと怪しげな宮廷文化が花開きました。無能呼ばわりされた皇帝も、今では当代随一の趣味人・教養人として評価されているようです。インパクト強すぎっ!変わり者だったルドルフ2世の姿を端的に表現したのが、同展のメインヴィジュアルにもなっている作品《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》。こちらのお顔、インパクト強すぎです。描いたのは、皇帝お気に入りの画家、ジュゼッペ・アルチンボルド(1526~1593年)。野菜や植物で構成された奇妙な肖像画で、ふつう、こんなふうに自分の顔を描かれたら気を悪くしそうなものですが、皇帝はご満悦だったとのこと。(やはり、かなりブッ飛んでいる皇帝さんです。)この絵を読み解くには、ローマ神話や当時の情勢、植物のことなどさまざまな知識が必要で、教養人であれば深く理解できて楽しめるそうです。皇帝のプライベートミュージアムを体感動物愛好家でもあった皇帝は、特に馬が好きで、ヨーロッパをめぐり純血種の馬を購入していたとのこと。そんな馬をテーマにした油彩画なども展示されています。動物だけでなく、もちろんエロティック系の絵画もありました。神話をもとにした女性像やキュートなお尻を丸出しにした少年風キューピットなどドキッとする作品も見ることができます。展示されているのは絵画作品が中心ですが、最後の展示室ではルドルフ2世の奇妙なお宝を中心に陳列した“驚異の部屋”風の空間が再現されています。このような部屋は、現代の博物館や美術館の原型になったとのこと。からくり時計や天球儀、望遠鏡や動物のツノなどがずらりと並び、皇帝のプライベートミュージアムを体感できます。オタク皇帝が愛したアートが見られる展覧会は3月11日まで開催。ちょっと怪しげな美の世界にハマること間違いなしです!※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しております。Information会期:~3月11日(日)2/13(火)のみ休館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで) 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム料金:一般 1,600円/大学生・高校生1,000円/中学生・小学生 700円
2018年02月01日チームラボと森ビルが手がけた、本格的デジタルアートミュージアム「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless」が、お台場パレットタウンにオープン。2018年9月2日(日)までは、営業時間を期間限定で延長し、10:00から22:00まで開園。9月3日(月)からは、通常11:00からの営業時間を変更し、10:00よりオープンする。デジタルアートで人々を魅了してきたチームラボチームラボは、これまで京都・下鴨神社の「光の祭」や、まるで宇宙の中を歩いているかのような「クリスタルユニバース」など、テクノロジーとクリエイティブを融合した様々なジタルアート作品を発表してきた。チームラボによる世界初のデジタルアートミュージアム森ビルとタッグを組んで生まれる「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless」は、チームラボによる世界初のデジタルアートミュージアムであり、フラッグシップ施設となる。施設面積10,000㎡という圧倒的なスケールを誇る。そこには、それぞれテーマの異なる5つの空間が設けられ、世界初公開作品を含む約40作品が展示される。コンセプトは“Borderless”部屋から出て通路を移動しはじめ、他の作品とコミュニケーションし、時に作品同士が融合する。そんな場所を目指すため、掲げたコンセプトは“Borderless”だ。作品同士の境界だけでなく、作品と鑑賞者との境界さえも撤廃することで、これまでになく作品世界へと没頭できる。ミュージアムを構成する5つの空間ボーダレスワールド「ボーダレスワールド」では、作品同士がコミュニケーションし、影響を受け合い、時には混ざり合う。そのような作品群によって構成されるのが「ボーダレスワールド」だ。来場者たちがその空間に足を踏み入れると、作品群は表情を変え、まるで自分自身が作品の一部になったかのような感覚を味わえる。なお、この場所だけの新作も用意されている。チームラボアスレチック 運動の森コンセプトは“身体で世界を捉え、世界を立体的に考える”。「チームラボアスレチック 運動の森」には、「光の立体ボルダリング」や「空中の揺れる吊り棒渡り」、「ポヨンポヨン宇宙」などアクティビティに溢れるインタラクティブアートを用意。複雑かつ立体的な作品世界は、子供だけでなく大人もきっと楽しめることだろう。未来の遊園地「未来の遊園地」は、これまで全国各地で展開してきた教育的プロジェクトの一種。みんなが描いた魚たちが泳ぐ「お絵かき水族館」や、すべり台をすべった先のボールを、その先の種や花などの植物にあてることで育てる「すべって育てる! フルーツ畑」など、参加者同士が協力しあってアートを創り上げるような場所を提供してきた。今回の「未来の遊園地」でも同様のプログラムを行う予定だ。ランプの森幻想的な空間「ランプの森」。その空間に存在する人を察知したランプが、まずはふわりと光を灯し、その光は次から次へと隣のランプへ伝播する。それは光だけでなく、音色もともに奏であっていく。呼応する光と音が作りあげる空間にきっと心奪われるはず。EN Tea House「EN Tea House」では、肥前でつくられた新しい茶「EN TEA」が注がれた茶器の中に、花が咲いていく作品を体験できる。来場者は、この心あたたまる体験を通して、お茶を飲むことができる。詳細MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderlessオープン日:2018年6月21日(木)住所:東京都江東区青海1-3-8(お台場パレットタウン)延床面積:約10,000平方メートル営業時間:※9月3日(月)以降・月~木、日・祝日 10:00~19:00(最終入館は18:00)・金、土、祝前日 10:00~21:00(最終入館は 20:00)チケット価格:一般/高・大学生 3,200円、子ども(4歳~中学生) 1,000円※料金は税込チケット販売スケジュール:毎月15日に翌々月のチケットの販売を開始※15日が土日・祝日の場合は翌平日から販売販売場所:展覧会公式チケット販売サイト、ローソンチケット、セブンチケット※前売券・当日券ともに、その日の販売予定枚数の上限に達し次第販売終了※詳細はHPを確認■9月2日(日)までの営業時間毎日10:00~22:00※最終入館は閉館の1時間前
2018年02月01日「逆転裁判オーケストラコンサート2018」が、2018年4月15日(日)に渋谷・Bunkamura オーチャードホールにて開催される。「意義あり!」の決まり文句がお馴染みのゲーム「逆転裁判」。作中に登場する名曲の数々を演奏するオーケストラコンサートは、2017年にも開かれ好評を博した人気イベントだ。「逆転裁判」シリーズお馴染みの名曲はもちろん、ニンテンドー3DS「逆転裁判4」の人気曲や「大逆転裁判」シリーズからの楽曲など、今回のために特別にアレンジした楽曲が、東京フィルハーモニー交響楽団によって演奏される。また、コンサートの見所は「逆転裁判」シリーズに関わったキーパーソンが出演するトーク・コーナーだ。作中で成歩堂龍一を演じた近藤孝行や成歩堂龍ノ介の下野紘といった声優陣のほか、「逆転裁判」シリーズのプロデューサーである江城元秀、作編曲家の岩垂徳行などが登壇する。【詳細】逆転裁判オーケストラコンサート2018開催日時:2018年4月15日(日)・昼の部 開場13:45 開演14:30・夜の部 開場17:45 開演18:30※昼、夜公演でプログラムの一部が異なる。会場:Bunkamura オーチャードホール住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1指揮:栗田博文オーケストラ:東京フィルハーモニー交響楽団■トークゲスト近藤孝行 (成歩堂龍一役) /竹本英史 (御剣怜侍役) /下野紘(成歩堂龍ノ介役) / 岩垂徳行 (作編曲家) / 江城元秀 (プロデューサー) / 巧舟 (ディレクター)【チケット詳細】一般発売日:1月27日(土)~料金:特別傍聴席 (デザインチケット・限定グッズ付) 12,000円 / S席 8,500円 / A席 7,500円※未就学児入場不可※限定グッズは昼、夜公演で異なるデザイン。※限定グッズは当日窓口にて引換え。©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年01月23日秋といえば「芸術の秋」。アートを身近に感じたい方は、ミュージアムショップへおでかけしてみませんか?最近では、さまざまなミュージアムグッズを幅広く取り扱うミュージアムショップも増えていて、個性豊かでハイセンスな雑貨も豊富です。今回は、都内にある人気ミュージアムショップ3店の目的別・おすすめ商品をご紹介します!アートな日用品が豊富!〔スーベニアフロムトーキョー〕年間を通してさまざまな企画展を開催している国立新美術館。その1階・地下1階にあるミュージアムショップが〔スーベニアフロムトーキョー(SFT)〕です。こだわりの品々を幅広くセレクトしているので、お気に入りの一品が必ず見つかるはず。〔スーベニアフロムトーキョー〕で特におすすめなのが、「作家もの」の商品です。こちらの《枝のフック》は、〔TARASUKINBONKERS(タラスキンボンカース)〕という、南伊豆に暮らす男性ユニットによるもの。ひとつひとつ丁寧に作り上げた一点もののフックから、お気に入りのかたちを見つけましょう♪後ろにはマグネットがついているので、冷蔵庫にもつけられますよ。これから寒くなる季節に手に入れたいのが、〔tamakiniime〕のショールです。兵庫県の北播磨地区で受け継がれる技法をつかい、ひとつひとつ柔らかい質感に仕上げているので、肌触りも抜群です。絵画や彫刻などのアート作品は高すぎてなかなか手が届きませんが、作家がつくる日用品なら日常生活をちょっぴり豊かにしてくれるでしょう。ほかにも、〔スーベニアフロムトーキョー〕オリジナル雑貨も人気です♪お値段も少し頑張れば買えるものから、お手ごろ価格で買えるものまで豊富にそろっています。自分へのご褒美探しに、ぜひ足を運んで見ましょう。【SOUVENIRFROMTOKYO店舗情報】●住所東京都港区六本木7-22-2国立新美術館1階・地下1階●電話03-6812-9933●営業時間10:00〜18:00(金曜日のみ20:00まで)●定休日毎週火曜日(祝日または休日に当たる場合は開館し、翌日休館)ワンランク上のインテリアを目指そう!〔MoMA Design Store〕〔MoMADesignStore〕が取り扱う商品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のキュレーターがこだわり抜いてセレクトしたもののみ。本場ニューヨークと、日本にしかないお店なので、海外からの観光客も多く訪れます。東京にいながら、ニューヨークのアートセンスを気軽に取り入れられますよ♪こちらは好きな文字を入れて使えるライトボックス。アルファベットと記号のプレートが付いてくるので、毎日の目標や気分を飾ることができます♪ちょっぴりレトロで、デザインもシンプル。自立もすれば、壁にかけて使うこともできるので、インテリアにも使いやすく、アクセントになりそうです!黒い文字盤に描かれたイラストがかわいいこちらの時計は、アメリカ人イラストレーター、ドナルド・ザイツによるもの。MoMAのコレクションにも選ばれ、アート史においても重要な画家たちの特徴がシンプルに表現されていて、DIYでリノベーションしたインテリアにもぴったり合いそうです♪ほかにも、話題の本のようなライトや、イクラの軍艦巻きの形をしたピンなど、デスク周りを楽しくさせるグッズも盛りだくさん♪ステーショナリーグッズは値段もお手ごろなので、いろいろ集めたくなります。これからの季節、プレゼントをこだわって選びたい方にもおすすめです。【MoMADesignStore表参道店舗情報】●住所東京都渋谷区神宮前5-10-1GYRE3階●電話03-5468-5801●営業時間11:00〜20:00●定休日年中無休(GYREビルに準ずる)アートな書籍や、紙の雑貨が豊富!〔NADiff modern〕〔渋谷Bunkamura〕の地下1階にある〔NADiffmodern(ナディッフモダン)〕は、アート系の書籍に限らず、絵本やライフスタイル系の書籍や雑貨が数多くそろうショップです。ここでなら、普通の本屋ではなかなか手に入らない、インテリアにも映えるアートな本が手に入りますよ♪お店は、誰でも入れるブックショップと、〔ザ・ミュージアム〕内のミュージアムショップ(※)にわかれています。※〔ザ・ミュージアム〕内への入場は、展示チケットが必要です。この季節、ぜひ手に入れて欲しいのがカレンダーです。こちらは、紙を組み立てて使えるカレンダー。花瓶のものや、椅子、動物などのデザインなので、カレンダーを置物のように飾ることができます♪子ども用の絵本も、インテリアに取り入れたいすてきなものがそろいます♪Bunkamuraザ・ミュージアム内で取り扱う商品は、展示内容に合わせて商品をセレクトしているので、展示ごとに大幅に商品が入れ替わるそう。現在開催中の「オットー・ネーベル展」のセレクトテーマは、「色・かたち」。ステーショナリー雑貨だけでなく、ボタンや使用済み切手などのパーツもあり、ハンドメイドのアイデアが広がりそうでした♪展示は2017年12月17日(日)までとなっているので、お見逃しなく!【NADiffmodern店舗情報】●住所東京都渋谷区道玄坂2-24-1Bunkamura地下1階●電話03-3477-9134●営業時間10:00〜20:00(金・土のみ10:00〜21:00)さあ、ミュージアムショップへ出かけよう♪ミュージアムショップとひとことに言っても、取り扱う商品はさまざま。ただのアートグッズではなく、日常がアートになるような商品がたくさんありました!寒くなってくるこの季節、感覚を研ぎ澄ませながら、身の回りのアートを楽しんでみましょう♪
2017年11月22日(無断転載禁止)猫に対する客観的な視点と、友としての猫に対する敬愛の念が呼応した、猪熊弦一郎ならではのユニークな猫たちに逢える展覧会「猪熊弦一郎展 猫たち」が、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて2018年3月20日から4月18日まで開催される。百花繚乱の昭和の画壇にあって試行錯誤を繰り返しながらも、常に独自の境地を維持し、極めて個性的な作品群を残した画家・猪熊弦一郎。彼は「いちどに1ダースの猫を飼っていた」ほどの無類の猫好きとして知られ、私生活でも作品のモチーフとしても猫は重要な存在だった。もちろん、彼の芸術は猫だけにとどまるものではない。本展は彼が愛した猫たちを描いた作品を堪能することで、猪熊弦一郎の奥深い世界に触れるきっかけとなるよう企画されており、猪熊の地元・香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵の猫を描いた油彩、水彩、素描を中心に、猫以外の主題の作品も若干加えた百数十点によって構成されている。なお、当日券より400円お得な早割チケット(一般のみ/税込900円)が、10月7日から2018年1月5日まで販売中。また、1月6日からは通常前売り券(一般/税込1,100円、大学・高校生/税込700円、中学・小学生/税込400円)と、数量限定のオリジナル缶バッジ付き前売券(一般のみ/税込1,400円)が3月19日まで販売される。【展覧会情報】「猪熊弦一郎展 猫たち」会期:2018年3月20日~4月18日会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 地下1階時間:10:00~18:00(毎週金曜、土曜は21:00まで)※入館は各閉館の30分前まで料金: 一般 1,300円(1,100円)大学・高校生 900円(700円)中学・小学生 600円(400円)※( )内は前売および団体料金会期中無休
2017年11月20日東京・汐留にある日本唯一の広告ミュージアム「アドミュージアム東京」が、2017年12月1日(金)にリニューアルオープンする。日本で唯一の“広告博物館”30万点の収蔵資料を誇る「アドミュージアム東京」は、世界に例のない広告専門のミュージアム。2002年の開館以来、190万人を超える人々を動員した同館が、オープン15年を迎える2017年に初のリニューアルを実施した。マーケティングのルーツは江戸時代にあり?!「ニッポン広告史」常設展示となるのは、広告にまつわる歴史やさまざまな情報を学ぶ「ニッポン広告史」。かつて、現代経営学の父であるピーター・ドラッカーに「マーケティングの原点は日本の江戸にあり」と言わしめた江戸時代の広告は、現代のタレント広告やSNSの原点でもあるといわれている。そんな広告活動の原点といえる江戸時代から現代まで、時代と広告、そして人と広告の関わりの歴史を、同館のコレクションを中心に映像やデジタル展示も交えて紹介する。“気持ち”を揺さぶる広告に焦点を当てた常設展示も同じく常設展示として設置される「4つのきもち」と「デジタルコレクションテーブル」は、 広告に触れ、体験する視聴ブース。「きもち」ごとにキュレーションした「4つのきもち」は、圧倒的な共感を生んだ広告、深く考えさせられる広告など、気持ちを強く揺さぶる広告に焦点を当てた展示だ。一方の「デジタルコレクションテーブル」では、タッチ式のデジタルテーブルで思う存分広告作品を鑑賞出来る。1950年代から現在までのテレビCM、ポスターなど約2000点の広告資料を5台の大型タッチ式モニターで紹介。画面上に流れる数多の広告の中から、自分の興味や関心にあわせて、気になったものを自由に楽しめる。優れたアイデアの裏側に迫る企画展話題のヒット作や便利な日用品など、優れたアイデアの裏側には何があるのか。リニューアルオープンから2018年2月24日(土)まで開催される「『思いつく』を考える展」は、「思いつく」の過程に迫り、考えることの面白さを伝える企画展示。単なる才能や感性の産物ではなく、「思いつく方法を見つける」ための地道な努力の成果でもある様々なアイディアを集約した展示を見れば、明日からの仕事や生活を変えるヒントが見つけられるかもしれない。そのほか、28,000点もの図書資料を収蔵する、広告・マーケティング専門のライブラリーも設置。広告に関わる人もそうでない人も、様々な広告を通して新しい発見と出合うことが出来るようなオープンな施設となっている。施設情報「アドミュージアム東京」リニューアルオープン日:2017年12月1日(金)住所:東京都港区東新橋1-8-2 カレッタ汐留開館時間:火〜土 11:00〜18:00休館日:日曜、月曜入場料:無料
2017年11月16日渋谷区「Bunkamura ザ・ミュージアム」にて、「オットー・ネーベル展シャガール、カンディンスキー、クレーの時代」が12月17日(日)まで、開催中だ。ドイツ・ベルリンに生まれ育ち、のちにスイスで活動した画家、オットー・ネーベル(1892~1973)の日本初の回顧展だ。◆画家オットー・ネーベルの軌跡を辿る1920年代半ばにドイツのワイマールに滞在したネーベルは、現代美術に大きな影響を与えたバウハウス(造形芸術学校)でカンディンスキーやクレーと出会い、長きにわたる友情を育んだ。本展では建築、演劇、音楽、抽象、近東など彼が手がけた主要なテーマに沿って、クレー、カンディンスキー、シャガールなど、ネーベルが影響を受けた同時代の作家の作品も併せて紹介することで、ネーベルが様々な画風を実験的に取り入れながら独自のスタイルを確立していく過程に迫る。バウハウス開校100周年(2019年)を前に、若き日のバウハウス体験に始まり、素材やマチエールを追求し続けた画家、ネーベルの知られざる画業を紹介する。◆展覧会を盛り上げるコラボレーションが続々!本展の開催にあたり、ネーベルゆかりの土地であるスイスや、彼の代表作品にちなんだコラボレーションが各地で展開される。「Bunkamura」B1F/1Fにある、「ドゥ マゴ パリ」では、スイスの代表的なフロマージュ、テット・ドゥ・モアン、グリュイエール、ヴァシュラン・モンドールの3種の盛り合わせ「スイスフロマージュの盛り合わせ」を提供。山岳地帯のスイスにおいて、保存食として発展してきた良質な牛乳から作られるフロマージュは、奥深い味わいと熟成によるうまみがあることで知られる。ワインとのマリアージュもおすすめのこちらは、本展の半券提示で100円引き(1,300から1,200円、税込)となる。さらに10月14日(土)より「Bunkamura ル・シネマ」にて上映される映画『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』にて、本展の半券を提示すると、一般当日窓口料金から200円引きとなる。また同作のチケット半券提示で、本展を当日入館料金から100円引きで鑑賞できる。ほかにも、渋谷松濤にあるガレット専門店「ガレットリア」と、神南一丁目にあるブルターニュ地方の伝統的なクレープ&ガレット店「オ・タン・ジャディス」では、本展出品作品である「イタリアのカラーアトラス(色彩地図帳)」をイメージしたメニューとして、10月7日(土)~10月27日(金)の期間、バターと砂糖のシンプルなデザートクレープに、色とりどりのホワイトチョコレートを乗せ、カシスのマカロンを添えた一皿を、ドリンクとセットで1,620円(税込)で提供。■開催概要「オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代」期間:10月7日(土)~12月17日(日)※10月17日(火)、11月14日(火)は休館時間:10時~18時(最終入館17:30)※金・土曜日~21時(最終入館20:30)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(text:cinemacafe.net)
2017年10月13日東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムでは10月7日から12月17日まで、スイス、ドイツで活動した画家オットー・ネーベル(Otto Nebel)日本初の回顧展「オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代」が開催される。スイス、ドイツで画家、版画家、さらには詩人としても活動するなど、マルチな才能を持ったオットー・ネーベル(1892〜1973年)。本展では、ベルンのオットー・ネーベル財団の協力のもと建築、演劇、音楽、抽象、近東など、彼が手掛けた主要なテーマに沿って、活動初期から晩年までネーベルの創作の軌跡をたどる。また1924年、ワイマールに滞在した際にバウハウスで出会い、その後長年にわたり友情を育んだパウル・クレー(Paul Klee)やワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky)、そしてネーベルが影響を受けたマルク・シャガール(Marc Chagall)など同時代の画家たちの作品も併せて展示。ネーベルが様々な画風を実験的に取り入れながら独自の様式を確立する過程を目にすることができる機会となっている。さらに、11月5日にピアニストの林正樹による同展開催記念のサロン・コンサート「響き合う色と形」(定員60名/料金2,500円)、11月19日にミサワ バウハウス コレクション学芸員の杣田佳穂による関連講演会「ワイマールのバウハウスとその周辺―バウハウスで出逢った芸術家たち」(定員60名/要予約)などのイベントも開催される。なお、本展は、2018年4月28日から京都文化博物館へも巡回を予定している(期間は6月24日まで)。【展覧情報】「オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代」会期:10月7日~12月17日会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1時間:10:00~18:00(入館は17:30まで※金曜土曜は21:00まで、入館は20:30まで)休館日:10月17日、11月14日入館料:一般1,500円(1,300円)、高大生1,000円(800円)、小中生700円(500円)※()内は前売、20名以上の団体料金
2017年09月14日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)は、「トレーディングミュージアム・コム デ ギャルソン(TRADING MUSEUM COMME des GARÇONS)」の新店を2017年9月1日(金)六本木・東京ミッドタウンにオープン。また同日より、原宿・GYRE内の「トレーディングミュージアム」もリニューアルオープン。通常店舗と異なるコム デ ギャルソンの発信地「トレーディングミュージアム・コム デ ギャルソン」のテーマは、「過去の価値あるもの、今のもので、且つ他に無いもの、洋服に限らずアートや美しいもの、それらをTRADEする場」であると、デザイナーの川久保玲は語る。六本木店と原宿店は”双子のような存在”と位置付けられ、どちらも通常店舗とは異なるコム デ ギャルソンの世界観を発信していく。それぞれの店舗では、コム デ ギャルソンを筆頭に、コム デ ギャルソン・オム プリュス、コム デ ギャルソン・シャツ、ザ・ビートルズ・コム デ ギャルソン、ブラック・コム デ ギャルソン、ノワール ケイ ニノミヤなどオリジナルブランドを展開。六本木店はこれに加え、コム デ ギャルソン・ガールも取扱う。円柱&曲線を活かした開放感のある空間六本木の新店、そしてリニューアル後の原宿店の目玉となるのは、コム デ ギャルソンが作り出す新しい空間だ。天井が高く白を基調とした開放感のある店内には、円柱型のオブジェが多数並ぶ。この円柱は間仕切りのような役割を果たし、その円柱オブジェの中で一つのブランドを丁寧に紹介する。足を踏み入れると、そのブランドの世界観に包み込まれるような安心感がある。気に入ったブランドのトップス、ボトムス、アウター、小物を同時にチェックできるので、ゆったりと買い物を楽しむことができる。また、円柱オブジェが所狭しと並ぶ店内は、迷路のような楽しさもある。通路はくねくねとうねるように曲がり、オブジェの中の洋服ははっきりと見えない。そのため、オブジェにたどり着くと「ここはコム デ ギャルソンのブースか。」「ここにはコム デ ギャルソン・オム プリュスが揃っている」と、ショッピング中に驚きと発見があるのが面白い。コム デ ギャルソンのエッセンスが詰まった海外ブランド「トレーディングミュージアム・コム デ ギャルソン」両店では、オリジナルブランドのほかに、インポートも取扱う。ゴーシャ ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)やクリストファー ネメス(Christopher Nemeth)、モリー ゴッダード(Molly Goddard)、ウォルター ヴァン ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)など、タイムレス、インディペンデントといったキーワードのもと選ばれたブランドが揃う。特に六本木店は、他のセレクトショップでは見られないほどたくさんのアイテムが揃っている。象徴的であるのは、ユニークなTシャツを揃えたTシャツコーナー。カラフルなウォルター ヴァン ベイレンドンクのTシャツは円柱状のオブジェに、アートのように飾られる。ザ・ビートルズ・コム デ ギャルソンやクリストファー ネメス、ゴーシャ ラブチンスキーなどのTシャツも、その周辺に揃い、様々なコーディネートを考えながらショッピングを楽しむことができる。コム デ ギャルソンのアーカイブ展示また、新作だけでなくアーカイブ作品を通して、コム デ ギャルソンの歴史を感じられるのも両店舗の魅力。六本木店には、雑誌『SWITCH(スイッチ)』コム デ ギャルソン特集にて表紙を飾った2015年春夏コレクションより3点をピックアップ。「Rose and Blood(薔薇と血)」のキーワードが反映された、真っ赤なピースが並ぶ。原宿店には、芸術作品のようなコレクションピースを発表する起点となった、2014年春夏コレクションにフォーカス。アートピースのような迫力ある3点の洋服に出会うことができる。両店舗ともに、このアーカイブ展示は内容を変えていく予定。訪れる度に、新しいコム デ ギャルソンの歴史に触れられるかもしれない。コム デ ギャルソン・シャツ復刻シャツ&アート展示も「トレーディングミュージアム・コム デ ギャルソン」のキーワードである「過去の価値あるもの」を表現するものとして、コム デ ギャルソン・シャツの2000年春夏、2001年春夏コレクションからパッチワークシャツを復刻発売する。また「洋服に限らずアートや美しいもの」というテーマで選ばれた、アーティストグッズの展示も六本木店で行う。オープニングを飾るのは、レディー・ガガのシューズデザインを手掛けたとして注目を浴びる館鼻則孝だ。館鼻のシューズと共に、書籍も展示販売される。【ショップ詳細】【ショップ詳細】■TRADING MUSEUM COMME des GARÇONS@ミッドタウンオープン日:2017年9月1日(金)住所:東京都港区赤坂9-7-4東京ミッドタウン ガレリア1階TEL:03-6804-6607FAX:03-6804-6631営業時間:11:00~21:00敷地面積:約300㎡■TRADING MUSEUM COMME des GARÇONS@GYREリニューアルオープン日:2017年9月1日(金)住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 2FTEL: 03-3486-8590
2017年09月04日渋谷で開かれている『ベルギー 奇想の系譜ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで』展。タイトルからしてタダならぬ雰囲気ですが、実際に行ってみると…想像以上にヘンな作品がいっぱい!キモいのエロいのグロいのからユニークなものまで、充実のアートがそろう展覧会をレポートします!『ベルギー奇想の系譜』展へ!【女子的アートナビ】vol. 81『ベルギー奇想の系譜ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで』が開かれているのは、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアム。上の写真は、7月下旬に行われたプレス内覧会で撮影しました。今展では、中世から現代まで、総勢30名の作家による約120点のベルギー美術が集結。ボス派からブリューゲル、ルーベンスにマグリットなど、スター作家たちの作品をまとめて見られるワクワクの展覧会です!まずは、キモい系のスター作品から!会場では時代順に作品が並んでいるので、まずは15~17世紀のフランドル絵画から展示がはじまっています。入り口を通って少し進むと、ヒエロニムス・ボス工房作の超目玉作品《トゥヌグダルスの幻視》が登場!一見してヘンな絵です。中央にある巨大な頭部の前に大きな桶が置かれ、そのなかには裸の男女。周囲には、首を落とされた人間や動物、怪物のようなものまで描かれています。この絵の主人公は、左下に描かれている赤い服をきた男性トゥヌグダルス。ここでは彼が眠っている間に巡った地獄の様子が表現されています。15世紀半ばに生まれたヒエロニムス・ボスは、現存する作品がわずか40点ほどしかないという説もある謎多き画家。悪魔や奇妙な怪物などさまざまなキモい系のキャラクターを作品のなかに描きこんだことでも知られています。彼のアートは一度見たら忘れられないほど独創的。ブリューゲルなど後世の画家たちにも強い影響を与え、さらに現代まで描き継がれているため、ボスはベルギー美術における「奇想の系譜」の原点といわれているそうです。また、ピーテル・ブリューゲル(父・1525/30-1569)の原画による版画作品もありました。キリスト教の教えや教訓を伝える版画ですが、これらにもボス風のキモい系キャラクターが多数登場!こちらは《魔術師ヘルモゲネスの転落》に出てくるキャラクター。インパクトが強すぎます。次はエロい系♡続いてエロい系で取り上げるのは、フェリシアン・ロップス(1833-1898)の原画による銅版画作品《娼婦政治家》。黒いストッキングと手袋を身につけた裸の娼婦と大きな豚が描かれています。女性は目隠しまでされていて、なんともエロチック。でも、この作品にはたくさんの皮肉が込められています。まず、娼婦と豚。これがなにを意味しているかわかりますか?食欲と性欲の本能しかないものの象徴なんだそうです。さらに、足もとに「彫刻」「音楽」「詩」「絵画」と書かれた擬人像がありますが、女性も豚もそれらを踏みつけています。これは、彼女らが芸術を理解していないという意味。そして、タイトルは《娼婦政治家》。つまり、この女性は欲に目がくらんでいる政治家を表しているそうです。ちょっとコワい系もちょっとコワい絵もあります。例えば、ジャン・デルヴィル(1867-1953)の《赤死病の仮面》。本作は、赤死病という架空の疫病が広がる世界を舞台にしたエドガー・アラン・ポーの同名小説に基づいて描かれたもの。死に装束の男がじっとこちらを見据えていて、何とも恐ろしい作品です。デルヴィルは、目に見えない幻想的な世界を追い求める「ベルギー象徴主義」に属するアーティスト。画家としてだけでなく、文学にも関心をもつなど多方面で活躍し、ベルギー王立美術アカデミーの教授も務めました。このほか、会場では現代アートも展示されています。著作権の関係で会場での写真撮影はNGでしたが、ポール・デルヴォー(1897-1994)やルネ・マグリット(1898-1967)、ヤン・ファーブル(1958-)など人気作家の作品もたくさん見ることができますよ!ベルギーからアーティストも来日!また、プレス内覧会では特別ゲストとしてアーティストのトマス・ルルイさんが登場!作品の前でフォトセッションが行われました。左がトマス・ルルイさんで、右はキュレーターでアーティストのエリック・ワイスさん。(著作権の関係で画像の一部をぼかしています)ルルイさんのブロンズ作品《生き残るには脳が足らない》は、体などの各パーツはギリシア彫刻のような雰囲気ですが、頭がおそろしく巨大。しかも重すぎるようで、地面に落ちています。本作について、彼は次のように語っていました。「アーティストというのは常に考え、決めなければいけません。いろいろなものの中から何を取り上げるのか、選択もしなければなりません。これは、とても難しい作業です。朝昼晩ずっと考えてばかりいるので、頭がどんどん大きくなっていくのです。この彫刻は、重い頭をどうしようかと悩んでいる、そういう人を表現しました」いかがですか?現代のベルギー美術もヘンでおもしろいですよね!最後に、この展覧会で最も衝撃を受けた作品、レオ・コーペルス《ティンパニー》の紹介動画を載せておきます。(音が出ますのでご注意ください)逆さに吊るされた骸骨が奏でるティンパニーの音、かなりシュールです。実際に展示室でも動画と同じようなパフォーマンスが時折開催されています(※詳細はHPをご覧ください)。ぜひぜひ会場で、楽しんでみてくださいね!Information会期:~ 9月24日(日)※休館日8月22日(火)時間:10:00 ~ 18:00(金・土曜日は21:00まで)※入館は30分前まで会場:Bunkamura ザ・ミュージアム料金:一般 1,500円/大学生・高校生 1,000円/中学生・小学生 700円
2017年08月15日