6月23日(金)発売の「JUNON」8月号では、大特集「空前絶後のぉー!!! 色気がヤバい」と題して、30ページにわたり竹内涼真や竜星涼、八代拓をはじめとする最旬の若手俳優・声優たちを特集。美男子を愛し、美男子に愛された「JUNON」だからできる本企画から、色気ダダ漏れの画像が到着した。30ページにわたり、いま知りたい話題の人たちの色気に迫った特集。トップを飾ったのは、『帝一の國』での好青年ぶりが光り、NHK朝ドラ「ひよっこ」にも出演中の竹内さん。「一緒に生活してみないとわからない色気ってあると思う」「女性の色気を見つけて輝かせるのも男の仕事だと思う」と語り、無防備な色香と、鍛えられた背中を披露。また、「宇宙戦隊キュウレンジャー」で大活躍中のヒーロー2人、シシレッド/ラッキー役の岐洲匠とサソリオレンジ/スティンガー役の岸洋佑の、思わず守られたくなる美しすぎるカラダにも目が釘付け。そして、新進気鋭のイケメン声優・八代さんは「男性の色気ってその人の持っている余裕からくるものだと思う」「しっかりした女性の油断にキュンとする」と色気について赤裸々に語っている。そのほか、『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』「小さな巨人」の竜星さん、2.5次元舞台で大活躍中の小越勇輝と植田圭輔、そして「JBアナザーズ」(ジュノン・スーパーボーイ・アナザーズ)の藤井陸也、若菜元貴、杉山真宏、濡れ髪の「M!LK」がこぼれ落ちるフェロモンを魅せるなど、本当にヤバい8連発。さらに、小池徹平、溝端淳平、三浦翔平、菅田将暉をはじめ、数々のスターを輩出したボーイズコンテストの最高峰=「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の記念すべき第30回のBEST104を発表。今回はなんと過去最多の応募総数17,293人。BEST104には、異色のイケメン、東京大学医学部生、ジェンダーレス男子も選出。同時に、BEST50への投票も開始(7月7日(金)締切)される。「JUNON」8月号は6月23日(金)より全国にて発売。(text:cinemacafe.net)
2017年06月23日野際陽子さん(享年81)の逝去に、芸能界では悲しみが広がっている。新人アナウンサー時代、共に研修の日々を送った押坂忍(82)は、野際さんの在りし日のたくましい姿を覚えている。 「私はテレビ朝日、野際さんはNHKでしたが、当時は民放のアナウンサーもNHKで一緒に研修を受けました。野際さんとは同じ立教大学出身で、彼女はとてもクールでクレバーな女性。彼女が名古屋支局でアナウンサーをしていたときは、その美貌でディレクターやプロデューサーにモテモテでしたね」 NHKで女子アナの先輩後輩として野際さんと仲良く寮生活を過ごしたのは、作家の下重暁子さん(しもじゅうあきこ・81)だ。 「入社してすぐ、私は名古屋に配属。そこに1年先輩の野際さんがいました。名古屋の荒田という場所にNHKの独身寮があり、女性は私と野際さんだけ。木造3階建てで、3階の隅の4畳半が野際さんで、その手前が私。野際さんの部屋には、大学の演劇サークルのときの彼氏という恋人の写真が飾ってありました」 「ノンちゃん」「アッコ」と呼び合う仲になり、一緒に飲み歩いたという。 「よく2人でいろんなお店に行きました。私も野際さんもお酒が強かったんです。神話の大酒飲みの怪物ヤマタノオロチになぞらえて、私たちは“荒田の大蛇(おろち)”と寮のみんなに呼ばれていました(笑)。でも、どんなに深夜まで飲んでも、翌日はきちんと仕事していました。当時はセクハラや女性差別は当たり前ですから、いくら飲んでも仕事は絶対ミスしない。そんな“女の意地”を野際さんから学びました」 芸能レポーター・東海林のり子さん(しょうじのりこ・83)は大学の英語会ESSの先輩だった。 「私が1年先輩で、2人で英語劇やったり、合宿をしたり。学生時代は地味で、すっぴんで白いブラウスに紺のスカートだったノギが、ミニスカートを履くようになったのは、びっくりでしたね(笑)。彼女からグチを聞いたことは一度もないです。病気のことも言わなかった。本当に、強い人でした…」 野際さんは都内にも自宅があるが、仕事が休みに日は、神奈川県逗子市の豪邸で過ごすことが多かった。地元の人も、報道で野際さんの逝去を知った。 「ご病状が悪いなんてまったく知らなかったので、びっくりしました。野際さんはご両親が健在の頃から、こちらに住んでいました。独り身になられてからは、野際さんが海沿いを1人で散歩する姿をよく見かけました。気さくで、地元の私たちとも親しく会話してくださる方でした」(地元の商店主) 逗子の家には弔問客と花が絶えない。その中には、TBSの貴島誠一郎プロデューサー(59)の姿があった。『ずっとあなたが好きだった』で野際さんを起用し、同ドラマは大ヒットした。 「僕を一人前にしてくれた芸能界の母です。去年の夏、野際さんと食事をした際、『悪いんですか?』と聞いても『全然。治っちゃったから大丈夫よ』と。心配させたくないという気配りだったのでしょう」 そう貴島さんは偲ぶ。野際さんの遺族と対面したが、娘の真瀬樹里(まなせじゅり・42)をはじめみんなつとめて気丈に振る舞っていたという。
2017年06月23日自傷行為とは出典 : 自傷行為とは、ネガティブな気分を軽減する、人間関係のトラブルを解決する、ポジティブな気分になるといったことを期待して自分の体を意図的に傷つける行為です。自傷行為の方法は人それぞれ異なります。具体的には次のようなものがあります。・リストカット・鉛筆や針を腕に刺す・消しゴムで繰り返し皮膚をこすって、やけどをつくる・火のついたたばこを皮膚に押し付ける・自分を叩いたり、頭を壁にぶつけたりする・薬を過剰に飲む・治りかけた傷口をこするなどどれも死に至るレベルの傷がつくことはありませんが、周りからすると痛々しく見えます。自傷行為は、10代から20代の人がすることが多いと言われています。もっと低年齢で、頭を壁に打ちつけるなどの行動が見られる場合は、「自傷行為」ではなくてコミュニケーションの困難などからくる「自傷行動」である可能性があります。コミュニケーションが困難な子どもが、親にかまってほしいことなどを伝える手段として自らを傷つけたり、感覚が鈍い子どもが感覚遊びとして頭をどこかにぶつけたりすることがあります。このような行動が自傷行動です。自傷行動は自閉症などの発達障害のある人や、知的障害のある人に見られる場合もあります。自傷行為と自傷行動は、どちらも自分を傷つける点では共通ですが、その理由や対処法は異なるので注意が必要です。自傷行動に関しては関連記事を参照してください。誤解されやすいのですが、自傷行為そのものは自殺するための行動ではありません。自傷行為と自殺行動にはどのような違いがあるのでしょうか。自傷行為と自殺行動の背景には、どちらも精神的苦痛があると考えられていますが、この苦痛の性質に違いがあります。自殺行動の要因となる苦痛は「もうなにをやってもだめだ」という絶望感や無力感から生じることが多いです。そして、自殺行動に至るような人は、「この苦痛はいかなる方法でも回避することができないものだ」と考えてしまいます。そのため、自殺を考えている人は、「自殺」が今のつらい状況から解放される唯一の手段だと確信していることも珍しくありません。自傷行為をする人は、精神的につらい時期とそうでない時期を繰り返しています。つらいときに、一時的につらくないようにするための手段が自傷行為なのです。自傷行為を理解する上で注意しなくてはいけないことは、自殺とは目的が違うということなのです。参考書籍:『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計のマニュアル』第5版)参考書籍:松本俊彦/著者『自傷・自殺する子どもたち』(合同出版・2014)なぜ自傷行為をするのか出典 : 自傷行為を経験したことがない人は、リストカットをはじめとする自傷行為は周囲の関心を集めたり、周囲に自分の状況をアピールしたりするために行われるのだと考えがちです。しかし、自傷行為は必ずしも周囲の人へのアピールのために行われているとは言えません。自傷行為の経験がある人の話を聞いていくと、自傷行為は一人でいるときに周りの人に気づかれないように注意して行われていることが少なくないことがわかります。もし本当に自傷行為が周囲に向けて行われているなら、人の多いところでしたり、積極的に自傷行為をしていることを告白したりしていくはずです。では、なぜ自傷行為をするのでしょうか。これまで研究・分析されて来た結果によると、自傷行為には次のような理由があるとされています。◇不快感情の軽減のため気分が落ち込んでいた時やストレスがたまってしまった時に、そのつらい感情から解放される手段として自傷行為を行うことがあります。自傷が安定剤の役割を果たしていたり、ストレス解消の唯一の手段になっていたりと、自殺願望はなく、むしろ生きていくために行っていると述べる方も少なくありません。これは本人が認識することの難しい「心の問題」を、痛みとして認識しやすい「身体の問題」に置き換えることで不快感情を軽減しているとも言えます。◇自己懲罰的な自傷行為自分自身を罰したいと考えて自傷行為をする人もいます。このような人は自分の理想や親の期待に対して現実が追いつかなかったときに、「どうしてこんなこともできないんだ」と考えてしまいがちです。自傷行為の背景にある本人の心理として、周囲に悩みを打ち明けることが苦手で自分ひとりで抱え込んでしまったり、自己評価が低く自分が傷つくのは当たり前だと考えたりしていることもあります。上記の理由ほど多くはありませんが、一部の人は周囲に自分が愛されているのか知りたかったり、自分がどれだけ絶望しているか伝えたかったり、仕返ししたりするために自傷行為をする場合もあるようです。自傷行為の多くは「周囲に気づいてもらうため」にするのではなくて、なんとかしたいけれどもどうしようもなくて「一人で解決するため」にしているSOSだと理解するといいでしょう。参考:自傷行為|厚生労働省参考書籍:松本俊彦/著者『自傷・自殺する子どもたち』(合同出版・2014)参考書籍:キース・ホートンカレン・ロドハムエマ・エヴァンズ/著者『自傷と自殺思春期における予防と介入の手引き』(金剛出版・2008)自傷行為のメカニズム出典 : 自傷行為をしている話を見たり聞いたりしたときに、どうしてわざわざ痛い思いをしてまでそんなことするのか不思議に思ったことはありませんか。「痛み」を伴う行為によって脳内物質が変化するといわれています。「自傷行為をした時に不快感が軽減される」という一見逆説的な現象がなぜ起こるのか?そのメカニズムをみてみましょう。ヒトには外傷を負ったり、過度な負荷が身体にかかったりしたときに、脳内で内因性オピオイドと呼ばれる物質を分泌して鎮痛効果を得る仕組みがあります。具体的には、エンケファリンやβエンドルフィンなどです。例えば、マラソンのような長距離を走るとき、はじめのうちは苦しく感じますが、だんだんその苦痛が和らいでいき、最終的には高揚感に包まれることがあります。この現象はランナーズハイと呼ばれ、脳内でβエンドルフィンが分泌されることで引き起こされています。ランナーズハイと同じように、自傷行為によっても脳内でこれらの物質が分泌されます。そのため、人によっては自傷行為で痛みをあまり感じません。それどころか精神的な安らぎを感じることもあるのです。ここで注意しなければならないのが、自傷行為にも「慣れ」と「依存」があることです。例えば、リストカットをしている人でもだんだんと刺激に慣れてきて、頻度が増えたり、より深い傷をつけたりするようになる場合があります。自傷行為をやめたくてもなかなかやめられない人は、タバコやアルコール依存のように、自傷行為によって脳内物質を分泌することに依存しているのかもしれません。参考書籍:松本俊彦/著者『自傷・自殺する子どもたち』(合同出版・2014)自傷行為と精神障害の関係は?出典 : 自傷行為をする子ども・若者に精神障害が多く認められることが知られています。また精神障害が原因となり、自傷行為が繰り返されることもあります。これらの子ども・若者の精神障害としては、摂食障害と物質使用障害が多いです。摂食障害とは極度に食事を拒んだり(拒食)、逆に極端に大量の食事をとったり(過食)する状態で、場合によっては生命の危険に関わります。物質使用障害は、アルコール依存症やたばこ依存症のように、あるものをやめたいと思っていても、使い続けてしまうような症状です。他にも、気分の浮き沈みの激しい気分障害、過剰に不安や恐怖心を感じてしまう不安障害、社会のルールを守らないで行動してしまう行動障害、うつ病やADHD(注意欠如・多動性障害)などの並存が、自傷行為を行う子ども・若者の中にしばしば見られます。先天的な特性としてADHD傾向のある人が、その特性ゆえに周囲の人との関わりにつまづき、強いストレスを抱えている場合や、気分障害や不安障害などがあり冷静に物事を考えられない状態にある場合、自傷行為を行うリスクがより高まると考えられます。また、昔は自傷行為は境界性パーソナリティ障害の症状の1つだと誤解されていました。しかし、境界性パーソナリティ障害と自傷行為には、いくつかの似た特徴がありますが、自傷行為をしたからといって必ずしも境界性パーソナリティ障害だということではありません。ただし現在では、自傷行為が単体でなんらかの精神障害や疾患の症状として定義されてるわけではないことに注意が必要です。自傷行為をしているから必ず精神障害というわけではありませんし、逆に精神障害のある人が全員自傷行為をしているわけでもありません。参考:摂食障害|厚生労働省参考書籍:『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計のマニュアル』第5版)自傷行為はやめないとだめなのか出典 : 自傷行為をする人の中には、自傷行為をすることで自分自身の身体は傷ついているかもしれないが、他人に迷惑をかけていないのだからやめなくてもいいと考えている人もいます。精神科医の松本俊彦氏が中学や高校で薬物乱用防止講演を行い、その講演後にアンケートをすると次のような結果がでました。自傷行為をしたことのない人が「薬物乱用は絶対にしない」などの感想を持ったのに対して、自傷行為をしたことのある人には「他人に迷惑をかけているわけではないのだから、やりたい人は勝手に薬物を使えばいい」という感想が多くみられたのです。出典:松本俊彦/著者『自傷・自殺する子どもたち』(合同出版・2014)自傷行為は確かに、あまり他人に迷惑をかけてはいないのかもしれません。しかし自傷行為をすることで絶望感や不安から解放されるからといって、自傷行為をやめなくてもいいということではありません。自傷行為は自殺の意図が含まれていない行為だとされています。しかし、ある程度自傷行為を繰り返した人の場合には、「消えてしまいたい」や「いなくなりたい」という自殺に繋がってしまう感情を抱くことも珍しくありません。もし自傷行為が不安への臨時的な対処法になったとしても、絶望感や不安に駆られる根本的な原因には対処することができないのです。自傷行為がエスカレートして自殺に発展するリスクも考慮すると、自傷行為を放置するのではなく、背後にある根本的な原因にアプローチし、本人が自傷行為をしなくても済むための適切な支援を行っていくことが重要であると言えるでしょう。参考書籍:松本俊彦/著者『自傷行為の理解と援助「故意に自分の健康を害する」若者たち』(日本評論社・2009)自傷行為をやめるには出典 : この章では、具体的に自傷行為をやめるためのステップを見ていきましょう。自傷行為をやめるためには、2つのステップがあります。人それぞれ自傷行為をする状況が異なるため、まず第一にどのような状況になると自傷行為をしてしまうのか特定することを目指します。自傷行為が日常生活の一環になってしまっていると、どのような状況で自傷行為をしているのか説明することが困難です。本人の説明に頼ることなく、トリガー(引き金、要因)を特定するために日々の生活を記録するといいでしょう。例えば、1日の行動を1時間単位で記録していきます。自傷行為をしたタイミングやどこにいたのか、誰といたのかなどの情報も一緒に記録しましょう。記録をとることで、自傷行為について客観的に判断できるようになったり、記憶がない時間帯が見つかり解離症状が発見されたりします。自傷行為をやめるためには、トリガーを取り除くか、心理的な苦痛を自傷行為以外の方法で解消できるようになる必要があります。置換スキルというのは、心理的な苦痛を棚に上げて回避する方法ではなく、一時的に心理的な負担を軽くして根本的な問題と向き合うために行われる方法です。すぐに取り組むことのできる置換スキルに以下のような方法があります。◇刺激的な置換スキル・スナッピング…手首に輪ゴムをはめて、輪ゴムで皮膚をはじくことで、自傷行為の衝動に駆られたときに意識を切り替える。・香水をかぐ…刺激的な香水の香りで、気持ちを切り替える。・氷を握りしめる…氷を握りしめることで、冷たい感覚が痛覚と区別できず、気を紛らわせる。・腕を赤く塗る…血を見ると安心するような人に有効な方法です。・大声で叫ぶ…大声で叫ぶことで、自傷したい衝動を抑えられます。・筋トレをする…筋トレをすることで、「自傷」から気を紛らわすことができます。このような刺激的な置換スキルは、何度も同じ方法を行っていると慣れで効果が減少してしまいます。そのため、いずれは鎮静的な置換スキルへ移行していくことが好ましく、できるだけ早いうちから鎮静的な置換スキルの練習を始めることが望ましいと言われています。◇鎮静的な置換スキル鎮静的な置換スキルは、「身体の痛み」以外の刺激によって気をそらすのではありません。呼吸法や瞑想法を行いマインドフルネスを得ることで、不安や緊張といったネガティブな感情そのものを鎮めるようにする方法です。マインドフルネスというのは、過去や未来にとらわれず今この瞬間の体験に意識を向けて集中している状態を指します。しかし、マインドフルネスに至るための呼吸法はいきなりやっても効果が得られにくく、一定の練習や習慣づけが求められます。比較的落ち着いているときに練習しておくといいでしょう。具体的には次のように行います。1.背筋を伸ばして、両肩を結ぶ線がまっすぐになるように座り目を閉じます。2.なにも意識せず、自然と呼吸をします。3.雑念や感情が湧いてきたら、心の中でリセットして考えないようにします。4.呼吸が身体全体に行き渡っているかのように意識を広げていきます。5.身体だけでなく、部屋の雰囲気にも注意を広げていきます。6.そっと目を開けて、瞑想を終了します。これらの一連の流れをはじめのうちは10~15分を目安に行うといいでしょう。うつ病などの治療を受けている場合は、必ずかかりつけの医師に相談してからはじめてください。参考:ストレスから脳を守れ~最新科学で迫る対処法|NHKスペシャルキラーストレスシリーズ参考書籍:松本俊彦/著者『自傷・自殺する子どもたち』(合同出版・2014)精神科を受診をするかどうかの基準出典 : 友人や家族に自傷行為をしている人がいても、焦って無理に自傷行為をやめさせることは好ましくありません。自傷行為を見つけた時は、どのような精神的苦痛があるのかと自殺につながる危険性がないかの2つの観点から評価するのがいいでしょう。評価の判断基準には、おおまかに以下の5つの基準があります。1.周囲に助けを求めていない傷を隠したり、自傷行為について話さなかったりするのは周囲の人を信頼していないメッセージで、周囲に助けを求めていない状態です。2.自傷をコントロールできていない服で隠れるところにしか自傷行為していなかったのに、見えるところにしてしまったり、TPOを無視して自傷行為してしまったりしている状態です。3.自傷がエスカレートしている頻度が上昇するだけでなく、傷つける部位や自傷の方法が増えているかで判断します。4.痛みや記憶がない自傷が習慣になっていると痛みを感じない場合があります。また人によっては、「気づいたら傷が増えていた」のように自傷行為をしている記憶がすっぽり抜けてしまう場合があります。5.自傷以外に健康を害する行動がみられる薬の乱用や過度な飲酒、喫煙が見られたり、危険な性行動や摂食障害が生じたりしているかに注目しましょう。この5つのポイントから評価したとしても、精神科に紹介するかどうかの絶対的な基準はありません。一応の目安としては、1~3の項目のうち2つ以上に該当する場合や4,5のいずれかに該当する場合は、精神科に相談に行くことを検討するといいでしょう。上記に該当しない場合でも、明らかに気分の上下が激しく気分障害が疑われるなど他の精神障害が疑われるときには精神科を受診するようにしてください。参考書籍:松本俊彦/著者『自傷・自殺する子どもたち』(合同出版・2014)自傷行為を見つけたら?周囲が気をつけること出典 : 自傷する子ども・若者は、複数の機関で複数の人によって支えていくことが理想的です。そのため精神科に紹介してからも、周囲の人が積極的に関わっていくことが重要になります。自傷行為をしている人を見つけたり、相談されたりした場合にどのような行動をとればいいのでしょうか。先ほどの章では、精神科に紹介する目安について紹介しました。自傷行為している人が家族にいる場合と友達にいる場合をそれぞれ見ていきましょう。◇家族に自傷行為している人がいるとき自傷行為している人に挑発的な態度をとったり、感情的に説教をしたりすることは避けましょう。「どうせ死ぬ覚悟もないくせに」や「勝手にすれば」などの挑発的な言葉を使うことは、望ましくありません。また口論になって、「腕を切ってやる」などと言われた時は感情的にならず冷静に、「切る切らないはあなたの問題かもしれないけど、私はそれを望んでいない」と伝えるといいでしょう。挑発的な態度や感情的な説教と同じくらい避けるべき行動は、「自傷行為していることを見て見ぬふり」することです。気づいていないふりは、案外そのことがばれているケースが多いです。自傷行為に気づいたら、無視するのではなくやさしく寄り添って声かけをするように心がけましょう。このときに決して無理強いだけはしないようお願いします。◇友達が自傷行為しているとき友達に自傷行為していると打ち明けることは珍しいことではありません。知識のない子どもは相談されたとき、適切な対応することが困難です。相談された子どもが「もう2度とこんなことしないで」と、できない約束を押しつけてしまったり、「誰にも言わないで」と頼まれたために相談された子どもが一人で問題を抱え込んでしまったりします。では実際に相談されたときには、どうすればいいのでしょうか。まず第一に、自分は味方であり、なんとか助けになりたいということを伝えるようにしましょう。自傷行為はつらさを紛らわせる最善の方法ではありませんが、最悪の方法でもなく頭ごなしに否定するものでもありません。自傷行為には専門家や大人の支援が必要です。仮に「誰にも言わないで」と頼まれたとしても、信頼できる大人に伝えるようにしましょう。参考書籍:松本俊彦/著者『自傷・自殺する子どもたち』(合同出版・2014)まとめ出典 : ここまで自傷行為について詳しく見てきました。自傷行為の背景には、周囲へのアピールやかまって欲しいという感情ではなく、どうしようもない精神的苦痛があるのかもしれません。精神的に苦しんでいる人に、精神論で説教したり、安易に大丈夫だと話したり、今すぐ自傷行為をやめるように約束させたりすることは、かえって追い詰めることになってしまいます。もし周囲に精神的に苦しんで自傷行為する人がいたら、話を聞いたり、味方であることを伝えたりと寄り添っていくようにしましょう。自傷行為するまで精神的に追い込まれる要因は、本人の性格的な問題や今までの経験、周囲の環境など複雑です。だれかが自傷行為したからといって、周囲の人が責任を感じる必要はありません。むしろ自傷行為をやめられるように、環境を整備したり、協力したりしていくことが重要です。
2017年06月22日●作品じゃなく、俳優にファンがつく日本現在、豊洲の新劇場・IHIステージアラウンド東京で上演されている『髑髏城の七人』。“花・鳥・風・月"と4つのシーズンに分け、それぞれ異なるキャスト、脚本・演出で1年3カ月にわたる長期公演が行なわれている。1年以上の公演でありながら、チケットはすぐに完売。当日券を求める人が列をなす事態となっている。『髑髏城の七人』は、劇団☆新感線の代表作で、1990年の初演以来、7年ごとに再演されている。なぜ『髑髏城の七人』がここまで求められるのか、演出家のいのうえひでのりに話を聞いた。○『髑髏城の七人』しかなかった――今回、1年3カ月という長丁場に、『髑髏城の七人』を選んだ理由を教えてください。最初話があった時にまず、1年以上同じ作品をやるのは、日本では難しいなと思ったんですよ。だから何本かやらなければいけないという話になり、同じ作品で何本かやるなら、うち(劇団☆新感線)のレパートリーには『髑髏城の七人』しかなかった。やってみて正解でしたよ。この作品しかないです。話の骨格がしっかりしているので、応用が効く。七人のキャラクターの設定をちょっとずついじっても、骨格がぶれないので、面白く4シーズンで見せられます。――4シーズンに分けて、出演者や演出を変えるというのも、驚きでした。海外と違って、ロングランできるような演目がなかなか日本にない、というのが大きいですよね。例えば『エリザベート』のようにチケットが取れない作品でも、1年以上の公演は難しいと思うんですよ。やっぱり日本は、作品より俳優さんにお客さんがついてるので、ロングランで、しかも豊洲の辺鄙な土地に人を集めようと思うと、改めて「『髑髏城の七人』を4シーズンやる」という作戦しかなかったと思います。――『髑髏城の七人』があってよかった、というお気持ちですか。本当に、『髑髏城の七人』しかなかったですね。阿修羅(『阿修羅城の瞳』)じゃ難しかったと思います。このシアターの醍醐味として、場面転換がいろいろできて、しっかりと作りこんだセットで見せられるという点でも『髑髏城の七人』しかなかったなあと、"Season花"が開いてみて、改めて思いました。なんだかんだ言っても、ずっと再演している作品って、これだけなんですよね。キャストを変えて、新たに創造できる、間口の広さがこのホンにはあるんだと思います。●BL要素、刀剣ブームもハマった!?○『髑髏城の七人』は日本人が好きな話――改めて、『髑髏城の七人』のどこがこんなに求められるんだと思いますか?日本人が好きな話なんじゃないでしょうか。3人にするか、5人にするか悩んだこともありましたが、7人という点も良かった。何者でもない連中が集まって、巨大な敵に向かうというのも、もともと日本人が好きなパターンだと思うんです。そこにうまいことはまったというのは、お客さんの反応からも感じます。あとは淡いBL要素があるとか、今はちょっとした刀剣ブームがあるとか(笑)。僕らは昔からやっているので、狙っているわけじゃないけど、もともとそういう要素がいっぱいある作品なんで、今の時代はそこにハマるんだ、みたいな驚きはありました。――そういった感想も、キャッチアップされているんですね。狙ってやっているわけじゃないんですが、こんな風に受けるんだと思って。じゃあちょっと狙っていこうかな、みたいな気持ちも芽生えますが(笑)。――最近、殺陣をやる舞台もかなり多いですよね。僕らが始めた頃に観ていた人たちが「こういうことやっていいんだ」と思われた点もあるかもしれないですね。ゲームのクリエイターや漫画家さんの中にも、新感線を観ていらっしゃる方がいるみたいで。そういう広がりが今、実を結んでいるのかもしれません。2.5次元ミュージカルで、昔の新感線がやっていたような衣装を見ると、僕たちはもうやらんぞ、と思ったりしますね(笑)。昔は誰もやっていなかったし、お金もなかったから、「時代物でもブーツでいいじゃん」みたいなところがありました。髪の毛も「髷のヅラが買えないから長髪でやろう」みたいな。逆にそれが、今の時代では定番になっている。僕らは逆に、今はカツラも借りられるようになりました(笑)。○時代が求める阿部サダヲ――"Season花"の小栗旬さん、"Season鳥"の森山未來さん&早乙女太一さんと、2011年の通称"ワカドクロ"キャストが、再出演されていますが、何か意図はあるのでしょうか?ワカドクロで知り合った俳優さんたちが、脂が乗っている時期に来ていると思うんです。(小栗)旬も出会った時から時間が経って、気力・体力、いろんなものが充実して、改めて"Season花"で挑戦できたし、当時19歳だった(早乙女)太一が25歳で、一番脂が乗った時に、もう1回できる。そういう出会いが、実を結んでるところもあります。――逆に"Season鳥"主演・捨之介役の阿部サダヲさんは、かなり今までのイメージと違いますね。捨之介にはどうしても「着流しの傾奇者」というパブリックなイメージがあったので、「阿部ちゃんで!?」と思ったんですけど、全然変える捨之介だったらありだな、と。そこがきっかけになって、"Season鳥"は設定も変えていこうと思いました。――阿部サダヲさん、ちょうど2019年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の主役となることも発表されて。やっぱり、時代のシンクロニシティじゃないですかね。うまいですよ、阿部ちゃん。古田(新太)と一緒で、会場の空気を感じながらお芝居ができる。これは、天性のものですね。華もあるのに、腕もある。安心して任せられる主役俳優さんだと思います。――ちなみに、今注目している役者さんはいますか?神木隆之介くんは、面白そうですね。映画『るろうに剣心』を見たらかなり動いてたし、やってくれたらいいなとは思いますけど、なかなか映像でハマってる人は舞台に来てくれないこともあるからなあ。――舞台と映像を行き来する役者さんも、最近は増えているのかなという印象もありますが、舞台の良さはどこにあると思いますか。舞台をやらなきゃいけない、と思っているところもあると思うんですよ。お客さんの前に緊張した状態で、自分の体を晒す経験ですからね。映像の演技も大変なんですけど、全てを晒すわけではないじゃないですか。編集もあるので、1素材になるという点が大きいと思います。逆に舞台は、ステージに出ちゃうと、本人が見せ方のディレクションも含めてやるから、自分のパフォーマンスの支配率が高くなる。そこが楽しいところでもありますね。○『髑髏城の七人』情報作・中島かずき、演出・いのうひでのりにより、1990年の初演以来、7年ごとに再演されている劇団☆新感線の代表作。これまでに古田新太、市川染五郎、小栗旬が主演を務めている。天正18年、織田信長の死後「関東髑髏党」に支配されている関東を舞台に、浪人・捨之介が偶然知り合った仲間たちと共に、因縁深い関東髑髏党の首領・天魔王と戦う。IHIステージアラウンド東京で行われる"Season鳥"は阿部サダヲ主演にて、6月27日~9月1日に上演。さらに向井理主演"Season風"(9月15日~11月3日)、主演未発表の"Season月"(11月下旬~)公演を控える。
2017年06月22日人に裏切られたくないとは、誰もが思うこと。好きな人であってはなおのことだし、愛して「結婚しよう」と言われた相手だったら…想像を絶する痛みを伴う。しかし、この男、ディーン・フジオカになら「騙されてもいい」、むしろ「騙されたい」という声さえ上がる。となれば、ディーンさんが最新主演映画『結婚』で演じた結婚詐欺師・古海健児は、ある意味ハマり役だったともいえるかもしれない。「最初に結婚詐欺師と聞いたときは、結婚詐欺師か…どうなるんだろうな…ってドキドキしました。犯罪者のカテゴリーだと思うので、もちろん『真似してはいけません』という注釈が入るキャラクターだと思っていますけれど」。そう言い終わると、口角を上げてにっこり微笑む。この笑顔を向けられたら、劇中で次々と古海に陥落した女性たちのように、骨抜きになるのもわかってしまう、気がする。『結婚』は、直木賞作家・井上荒野による同名長編小説の映画化。都会のキャリアウーマン、市役所で働く真面目な女、家具店の販売員など…実に様々なタイプの女性を翻弄しては結婚をちらつかせ、心と金銭を奪った段階で姿を消す。愛し合った時間、通じ合えたと思った言葉たちは全部うそだったのか―狐につままれたような気になる、まさに結婚詐欺師の常套手段を華麗にやってみせる古海。彼がそうしなければ生きていけない事情は何なのか。波紋を呼びそうな展開が、観る者を刺激する。監督を務めた西谷真一は、ディーンさんが現在のブレイクのきっかけになったNHK連続テレビ小説「あさが来た」で演出を務めており、タッグを組むのは3度目。信頼のおける関係だ。「物語全体は監督が作るもの。僕は俳優としてプロジェクトをやるとき、基本的には、監督の指示に従うようにしているんです」と語るディーンさんだが、西谷監督だけは別。「西谷監督と、頻繁に話し合うことが出来たんです。間口を広げてくれました」と、役について共に掘り下げていったという。役をつかむ作業は、ディーンさんにとって、「固く言えば役づくり、柔らかく言えば連想ゲーム、遊びですよね」と、撮影時をふり返った。結婚詐欺師は一般的な職業ではないため、取材をすることもできず、想像力をかきたてる必要があった。手に入ったと思った瞬間に忽然と姿を消してしまう古海を表現するため、「ひとつひとつにシンボルを作り上げていき、メタファーをたくさん集約させていく感じ」で、作っていったというディーンさん。衣装や小物、所作など、こだわりが散りばめられている。「例えば、つかもうとするとスルッといってしまう感じが、生地のテクスチャーでも表現できたらいいなと思い、黒のロングコートを選びました。ほかにも、古海のジェスチャーがほしいと思い、髪をなでつけている、髪を押さえつけるところをシンボリックに使おうとしました。髪をなでる仕草を後ろから撮ってもらうカットで、情緒を植え付けられるところまでやりたかったんです」。細部にまで妥協のない演技の賜物か、仕上がった映像は甘美で、謎めいた古海が画面の中で息づいている。完成作を見たディーンさん本人の感想は、「びっくりしました。ちょっと家族に見せるのは恥ずかしいかもなぁって思いました(笑)」と正直に語る。確かに、夥しい数のベッドシーン、ラブシーン、キスシーンが登場するのが本作の特徴でもある。「ラブシーンを撮っているときは、言っても芝居なので、『はい、OK、次』という感じなんです。けど、編集されて音がついて見ると、やっぱり…ちょっと自分では観たくない感じですね。ラブシーンは、ね。10代後半とか20歳くらいの男の子がやったほうがいいんじゃないですか(笑)?」と、照れながら話を締めくくる。だが、ディーンさんが言う若い層には到底醸し出せない「色気」というものが、本作には重要な要素として入っている。例えば、古海がマスカットを1粒取り、口に含むという場面。何でもないちょっとした日常の動作のはずが、たおやかでエロティックにさえ見える。ディーンさんが演じたならではの色気が、映しとめられているようだ。「ミステリアスって、全てがわからずアンノウンな部分があるから、興味を惹いたり、想像力を掻き立てるわけですよね。フローレスな美しさもあれば、傷があるから美しいものもあると思っています。え、僕自身の色気ですか?自分ではわからないです、ごめんなさい(笑)」。映画のタイトルでもあり、テーマでもある『結婚』。本作を経験したことで、自身の結婚観を見直すきっかけには、なったのだろうか?「自分は幸せだな、ラッキーだなと思いました。改めて、しっかりと父親として、夫として、家族のことを大事にしなきゃいけないなと。ちょっとバランスが崩れたら、すぐになくなってしまうことでもあると思うんです。作品で、古海と関係する女の人たちは、みんなかわいそうじゃないですか。けど、そういうスパイラルにいまたまたま僕はいないだけで、バランスを保てているだけなんだなって思うんです。日常的な、平凡な幸せを大事にしなきゃいけませんよね、と自分で思いました」。そんなディーンさんが、女性に惹かれる瞬間、魅力的だと感じるポイントは「優しい人だということ」と答える。「共感できる力というか。(相手の思いを)感じ取って、自分のこととして考えて、アクションを起こして反映していく。どんな国でも、どんな人種でも、どんな性別でも関係なく、そんな方は魅力的だなと思います」。しかし、表面的に優しくするようなことだけが優しさであるとも限らない、と静かだがキッパリとした口調で伝える。「ときに、相手を思って、強く言わなきゃいけない優しさもありますよね。決して柔らかい物腰でいることだけが優しさだと思わないです」。明日から、今日より優しい自分になれますように…なんて、願わずにはおれない。(text:Kyoko Akayama/photo:You Ishii)■関連作品:結婚 2017年6月24日より全国にて公開(C) 2017「結婚」製作委員会
2017年06月22日「TOKIO」メンバーの5人が毎回ゲストを迎え繰り広げるトークや“心理戦”も視聴者にとって見どころになっている「TOKIOカケル」。その6月21日(水)今夜放送回に、俳優やミュージシャンとして活躍するディーン・フジオカが出演する。香港、台湾、ジャカルタ、インドネシア、北米、そして日本と世界各地で俳優だけでなく音楽活動でもその才能を発揮。日本では2015年放送のドラマ「探偵の探偵」で注目され、NHK連続テレビ小説「あさが来た」では“五代様ブーム”を巻き起こしたのも記憶に新しいディーンさん。今回国際派俳優の彼を迎えて行う企画は、番組人気の“生まれて初めて聞かれました”。これは「TOKIO」の5人が“ディーンさんがいままで聞かれたことがないであろう質問”をカードに記入。それらのカードを1枚ずつ引いてそこに書かれた質問に答えていくというもの。またトークではその語学力にまつわる話題やアジアでの貧乏生活の話。山口達也からの「トイレットペーパー、どう巻いている?」という意外すぎる質問で、トイレでのクセまでディーンさんの“素顔”に迫る。さらに長瀬智也との初セッションのあとには、弾き語りはお酒を飲んだ後でしかやらないと言った城島茂が、大切な人だけに見せる弾き語りを特別に披露する。ディーンさんの華麗なる半生が語られる今夜の「TOKIOカケル」をお楽しみに。ディーンさんの主演最新作となる映画『結婚』が6月24日(土)より全国にて公開される。年齢も境遇も違う、様々な女たちの心の隙間に入り込み、その色気で翻弄していく結婚詐欺師・古海健児(ディーンさん)。あるときは小説家、またあるときは空間コーディネーターと次々と姿を変え、結婚詐欺を行っていく。騙された女たちは、ついに古海の相棒・千石るり子にたどり着くのだが…。直木賞作家・井上荒野が“結婚詐欺”を題材に、騙す男と騙される女たちの孤独と欲望を描いた同名長編小説を原作に、連続テレビ小説「あさが来た」でチーフ演出を務めた西谷真一監督がメガホンをとった。脚本は連続テレビ小説「梅ちゃん先生」、「結婚できない男」や「お迎えデス。」の尾崎将也が担当。連続テレビ小説「まれ」の矢野陶子役で注目された新鋭女優・柊子がディーンさんの相棒・千石るり子を演じて共演する。「TOKIOカケル」は6月21日(水)23時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年06月21日6月20日、女優の永野芽郁(17)が18年春から放送されるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロイン役に決定したと明らかになった。 永野は朝ドラオーディション初参加ながら、応募者2,366人の中からヒロインに抜てき。普段から物怖じしない言動と天然っぷりで周囲を和ませており、「さっきメイクさんと話していて『ブロッコリーを食べるといい』と聞いたので。大好きなので、そういうところで気を遣いたい」とコメントし、周囲を笑わせた。 「もともとティーン誌のモデルとして活躍。現在はフッション誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルで同年代の女性のカリスマ的な存在です。15年公開の人気コミックを映画化した『俺物語!!』のヒロインオーディションを勝ち抜き、女優としてブレークしました」(出版業界関係者) 今年公開の主演映画「ひるなかの流星」もヒット、菅田将暉(24)、竹内涼真(24)ら旬のイケメン俳優を集めた「帝一の國」では紅一点のヒロイン役もつとめている。そんな所属事務所の“看板女優”といえる勢いの稼ぎぶりだが、意外に“渋い”素顔も人気の要因のようだ。 「永野さんは家族の影響で幼いころにギターを始めたそうです。そのときに見ていたのが長渕剛さん(60)の動画だったため、今でも尊敬しているそうです。『俺物語!!』の舞台あいさつで『生まれ変わりたいもの』を聞かれた際も、長渕さんの名前を上げていました。ラジオ番組では『長渕剛さんのライブ×告白』をテーマにしたアドリブ一人芝居に挑戦し、ラブコールを送ったほどでした」(レコード会社関係者) また好物は「いか」で、現場ではさきいかをよく食べているのだという。 「もともと塩ラーメンやおつまみなど、塩分たっぷりのものが大好き。それもあって空腹になって大食いするのを防ぐため、最近はさきいかでお腹を満たしているそうです。その体型維持のためのプロ意識の高さに、周囲は驚かされていますよ」(大手映画会社の宣伝担当) 売れっ子になった陰には、それだけ多くの理由があるようだ。
2017年06月21日ディーン・フジオカがNHKの朝ドラ「あさが来た」の西谷真一監督とのタッグで、結婚詐欺師を演じる映画『結婚』が6月20日(火)に外国人特派員協会で上映され、ディーンさんと西谷監督がそろって会見に出席した。井上荒野の同名小説を原作に、女たちを華麗に騙し、かりそめの幸せを与えていく結婚詐欺師・古海健児(うるみ・けんじ)の姿を描き出していく。特派員協会の外国人記者たちの拍手に迎えられたディーンさんは、得意の英語と日本語を巧みに使い分けながら次々と質問に答えていく。誠実に見えるディーンさんと詐欺師・古海の共通点、古海への共感を問われると「俳優がやっている仕事の内容、実際の作業は詐欺師に近い部分があるなと思ってやっていました。俳優は求められた役を求められた場所でやるプロフェッショナル。詐欺師はエゴのために法律を破る。その差は大きいけど、やっていること自体は似ている部分がある」と独特の見解を口にする。さらに、“詐欺師”として女性たちに幸せを与える手法、どんなことを意識したのかを尋ねると「いろんなテクを使って」とニヤリ。「まず相手に好意を持つことが大事だと思います。『この人は何をしたいのか?何を考えているのか?』と相手に対し興味を持ち、そこに相手がいやすいようにエスコートするのも大事ですね」とディーン流(?)女性へのアプローチ術を披露!「相手を好きになって、結婚したいというピュアな気持ちが、なぜかねじれや倒錯があって、詐欺に繋がるというのがこの作品の肝になっていると思います」と続けた。また、劇中のピアノ演奏シーンは自分で弾いているのか?という問いには「Yes,I did. 全部やってますよ!」と語り、記者席からは称賛の拍手が!「ピアノを弾きながら相手のセリフを聞き…というミュージカルのようなアプローチは初めてで、難しいシーンでした」とふり返った。西谷監督は結婚詐欺師役でのディーンさんの起用について「『あさが来た』で初めてディーンさんにお会いしたんですが、衣装合わせの時点で興奮して、ファンになってしまいました。彼は全ての役になり切ることができる役者です。その振り幅を広げて、これまでやったことのない役で、その“色気”を世の中に発信したいと思いました」と説明する。監督にとっての「結婚とは?」という本質的な問いには「癒しです」と語ったが、ディーンさんに背中を押されて「僕は何回か結婚してます(笑)」と告白。ディーンさんは「説得力あるでしょ(笑)?」としみじみとうなずいていた。『結婚』は6月24日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:結婚 2017年6月24日より全国にて公開(C) 2017「結婚」製作委員会
2017年06月21日女優・永野芽郁が、北川悦吏子が脚本を務める連続テレビ小説第98作目「半分、青い。」のヒロインに決定したことが、本日6月20日(火)に行われた会見で明らかになった。大阪万博の翌年、1971年。岐阜県東濃地方のとある町の小さな食堂に、鈴愛(すずめ)という女の子が生まれた。元気な子だったが、小学生のとき、病気で方耳を失聴してしまう。そんな彼女を励ましたのは、両親と同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみの男の子だった。高校卒業後、持ち前のユニークな感性を生かして少女漫画家を目指し、鈴愛はバブル真っ只中の東京に出る。やがて結婚してひとり娘を授かるも、離婚。シングルマザーとして故郷に戻った鈴愛は、思わぬ転機を迎えることになる――。「あすなろ白書」「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」などで90年代を席巻し、近年では『ハルフウェイ』『新しい靴を買わなくちゃ』で脚本兼監督も担当する北川さんが、今回満を持してNHK連続テレビ小説へ挑戦。今回のヒロインは、高度成長期の終わりに岐阜県東濃地方に生まれた鈴愛。彼女は子どものころ、病気で左耳を失聴するが、雨音が片側しか聞こえないことをおもしろがり、雨上がりの青空を見て「半分、青い。」とつぶやくような、ユニークな感性の持ち主である。高校卒業後、上京して漫画家になるという大志を抱くも、夢は瞬く間に破れ、結婚して娘を授かるも離婚され、シングルマザーとなって故郷に戻る。失敗だらけの人生だが、ヒロインはそのたび「やってまった」(=「やってしまった」)と明るくつぶやきながら、生き抜いてくというキャラクター。そんなヒロインを演じるのは、モデルで女優の永野さん。『俺物語!!』『ひるなかの流星』「こえ恋」などにメインキャストで出演し、現在公開中の『帝一の國』や『ピーチガール』にも参加。さらに、秋公開予定の『ミックス。』にも出演決定しているなど、いま注目の若手女優だ。永野さんは、昨日の夜、合格した報告を聞いたそうで、「なんか全然実感はなくて、なんでいまここでこんなに写真を撮っていただいているんだろう、みたいな気持ちもあったりもするんです」と心境を告白。そして「ただ、いま出てくる直前にこう全体的に青い感じとか、あとマイクも青だね、半分青いね、みたいな話をしていたら、なんか私本当にやれるんだっていう、いまになって少しずつ実感がわいてきたりしています」と率直な思いをコメントした。本作は岐阜県と東京を舞台に、ちょっとうかつだけれど失敗を恐れないヒロインが、高度成長期の終りから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明をなしとげるまで、およそ半世紀の物語を紡ぎだしていく。何かを半分失っても、ほかのやり方で前に進めばいい――。あぶなっかしくもバイタリティーあふれるヒロインの冒険が誕生する。平成30(2018年)度前期 連続テレビ小説 「半分、青い。」は2018年4月2日(月)~2018年9月29日(土)全156回放送予定。(cinemacafe.net)
2017年06月20日ジャニーズ事務所が18日、元SMAPの稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42・※)、香取慎吾(40)との専属マネジメント契約を9月8日で終了すると発表した。 この発表に先駆けて一部スポーツ紙が、香取司会のテレビ朝日系「SmaSTATION!!」の9月いっぱいでの終了内定を報道。同局は終了か存続かについて明言していないが、番組公式サイトの掲示板には存続を願う声が殺到している。 「テレ朝のみならず、3人の“独立問題”は各局にとって頭の痛い問題です。可能性はあったものの、いざ発表されると『これからクリアしなければいけない問題が山積みだ』と現場は大混乱です」(民放キー局の編成担当者) 香取は同番組のほか「おじゃMAP!」(フジテレビ系)、稲垣は「ゴロウ・デラックス」(TBS系)、草なぎは「『ぷっ』すま」(テレビ朝日系)と声で出演する「ブラタモリ」(NHK総合)にそれぞれレギュラー出演中。3人の退社のタイミングは10月改編前という微妙な次期だけに、さらに現場は混乱しそうだという。 「さすがに7月の改編はもうすぐで番組が固まってしまっているだけに、放送終了やリニューアルが厳しい。退社後にはさすがに番組名に『SMAP』絡みのタイトルは使えないため、放送を続けるとしてもタイトルの変更が必要。3人の退社によって、秋の改編以降に3人の起用が前提だった企画や番組は白紙になってしまいました」(前出・民放キー局の編成担当者) いずれも売れっ子だった3人だけに、退社後、それぞれのレギュラー番組は大きな動きがありそうだ。 (※)弓ヘンに前の旧字の下に刀
2017年06月19日●7作品を並行して初めて気づいたこと『想影』(2016年7月16日)、『PとJK』(3月25日公開)、『ReLIFE リライフ』(4月15日公開)、『逆光の頃』(7月8日公開)、『トリガール!』(9月1日公開)、『散歩する侵略者』(9月9日公開)、『プリンシパル ~恋する私はヒロインですか?~』(2018年公開)と、約1年で7作の映画に出演する俳優・高杉真宙。それぞれまったく違う役柄にも関わらず演じ分ける姿が、話題となっている。純粋に「演技が好き」と語る高杉には、どこか応援したくなるオーラが漂っているが、撮影に入れば、がらっと雰囲気が変わる。今回は高杉にこれまでを振り返ってもらいながら、作品とむきあう方法や、演技に対して抱いている思いについて聞いた。○監督に求められることの違い――この1年で出演された映画が7作も公開されますが、こんなに並行するのは初めてではないでしょうか?ここまで色々な作品に出させていただくことは、なかなかないですね。撮影がかぶることがなかったので、やりにくくはなかったです。――テイストも役柄も全く違う7作ですが、演じ分けるのに苦労などはありましたか?あまり役を引きずったりはしないので、すごく苦労したということはないんです。今回は撮影がかぶっていなかったため、髪型を変えることができたことが良かったです。金髪にしたり茶髪にしたりと外見を変えて衣装を着ると、自分の中では区切りができます。本当は、リフレッシュできる日があったりしたらもっといいんですが(笑)。監督によって全然演技の土台が違ってくる点は、本当に勉強させていただきました。ナチュラルさを追求する監督もいれば、コメディに徹した大きな演技を求める監督もいて、振り幅がすごく大きくて。監督の他の作品も改めて観て勉強したりするんですが、それでも現場に入ると作品ごとに全然違ったりするので、戸惑いが激しかったです。――それは大変ですね。めちゃくちゃ大変ですよ。僕も初めて気づいたんです(笑)。舞台・ドラマ・映画と媒体が区切られているみたいに、作品によって演技自体が違ってくるのだなと思いました。――本当に、青春ものもあれば叙情性が強いものもあり、ラブな感じのものもあり……とかなりバラエティに富んでいますよね。毎回、「これをクリアしたから、次はOKかな」と思うんです。でも次の作品に携わるといつも、リセットされるような思いです。『逆光の頃』は、他の作品とまた演出方法が違うので、心折れる瞬間がありました(笑)。――それはどのような時だったんですか?何十回とテイクを重ねる時でした。振り返るカット、だけで何十回とか。ただ、そのシーンは、僕もOKをいただいてから「もう1回やらせてください」と言ったシーンでもありました。自然体を求められていたのですが、監督から「『自然に演技してます』という感じがすごく出ている」と言われたんです。それがすごく難しくて。●7作の中で、近い役・遠い役は?○明るい役に対する戸惑い――自分に近い役、遠い役とあると思いますが、どちらの方が演じやすいですか?たとえば自分と近い役が同時にきたとしたら、どう変化をつければいいのか、と思ってしまうので、離れている方がやりやすいかもしれません。――この7作品の中だといかがでしょうか。『逆光の頃』の孝豊は一番近いかな。でも、全体的に遠いですね。『散歩する侵略者』はちょっと抜きにして(笑)。1番離れているのは『ReLIFE リライフ』の大神です。ひときわ明るい子なので、ちょっと離れすぎている。――映画では自然に見えましたが、そんなに明るくないんですか?全然! びっくりです(笑)。監督にも「無理して明るく振る舞ってるように見える」と言われて、「これはやばいな」と思い、努力しました。――作中でもムードメーカー的な存在ですよね。そうなんですよ! 現場の共演者のみなさんも、本当にキラキラして眩しくて。僕はもう、浄化されている感じでした(笑)。○役作りについて心がけていること――役作りについて、何か心がけていることや高杉さんの方法などはあるんですか?去年は原作ものが多かったので、原作からキャラクターを作っていきます。台本と原作の違いを見つけて、役を作る場合もあります。あとは、監督との話し合いです。――そういった方法は、いつごろから確立し始めたのでしょうか?高校2年生で、演技をしたいと思い始めてからですね。『ぼんとリンちゃん』という作品できちんと演技というものを知って、それからいろんな同年代の方にも出会って、「自分はもっともっと頑張らなきゃ」「もっと勉強したい」という思いが強くなりました。――7月に公開される『逆光の頃』も、そのきっかけと同じ小林啓一監督ですよね。監督ともずっと、もう一度ご一緒したいという話をしていたので、実現することができて感慨深いです。あの時はまだ子供だったのに、いまや監督とお酒が飲めるというのも不思議な感じです(笑)。――そういうときって、「あの頃よりも経験を積んだ自分を出してやる」みたいな気持ちがあったりとか。ありましたね。あの時に比べて成長できていたらいいなとも思いましたし。自分の成長を出せたらいいなと思っていました。――映画やドラマで活躍される高杉さんですが、生放送のラジオドラマ(5月5日放送 NHK第一『劇ラヂ!ライブ』)にも挑戦されて。表情が使えない分、全然表現の仕方が違うと思うので、少し怖いですね(※取材は放送前)。僕はアニメが好きで、いつか声優さんをやりたいと思っていたので、そういう表現の仕方も勉強できたらと思っています。――声だけの演技も追求したいとは、かなり貪欲な気持ちなんだなと思ったのですが、演技に対してはどのような思いを抱かれているんですか?すごく、演技が好きなんですよ。何が楽しいんだろう?(笑) でも本当に演技自体がすごく好きで、どんな風に演じようかと考えている時間が好きです。地道な作業で、難しいし、しんどいんですよ。でも、好きですね。面白いです。
2017年06月19日NHKの人気番組『あさイチ』で、2010年から不定期で放送されていた「スーパー主婦」というコーナーをご存じでしょうか? 生活術の達人であるスーパー主婦の知恵と力を借りて、暮らしの困り事を解決するという内容で、多くの視聴者の支持を集めました。「スーパー主婦」なんて聞くと「私にはムリ」「真似できない」と構えてしまうかもしれませんが、番組で紹介されたのは、誰でもできる驚きの家事ワザばかり。しかも、単なるノウハウだけでなく、その裏には目からウロコの「暮らしや人生を変えるヒミツ」が潜んでいました!今回は、同シリーズの担当ディレクターであり、 『NHK「あさイチ」スーパー主婦のスゴ家事術』 も出版した伊豫部紀子(いよべのりこ)さんにインタビュー。取材でわかった、スゴ家事術がもたらす本当の「変化」について聞きました。 ■家事を変えるだけで、仕事や人づきあいもうまくいく「スーパー主婦」とは、NHKのテレビ番組「あさイチ」が発掘した家事の達人の主婦たちのこと。全国2万人の主婦が85年以上にわたり家事の探求と実践を続けている「友の会」 の会員が中心です。数多くのスーパー主婦を取材してきた『あさイチ』ディレクター伊豫部(いよべ)さんも、かつては仕事に精一杯で、家事にはまったく興味がなかったそう。ところが番組制作のなかで、多くのスーパー主婦に出会い、考え方が変わったといいます。「スーパー主婦の家事ワザのひとつに牛乳パックの仕切りがあるのですが、以前はどこか貧乏くさい感じもするし、再利用してちょっと得をしたからといって何が嬉しいんだろうくらいに思っていました(苦笑)。でも、スーパー主婦の家事ワザは単に節約のためのものじゃなかったんですよね。牛乳パックは薄くて自分の好きな形にカスタマイズできるから本当に取り出しやすいし、サイズ調整もカンタン。裏返せば牛乳パックとはわからないし、掃除もラク。やっぱり長年、家事のプロである主婦たちがやってきたことは、合理的なんです」スーパー主婦たちは、「家事をがんばりましょう」という考え方ではなく、「やりたいことをやるために家事をなるべく合理的にすませましょう」というスタンスなのだそうです。「家事をがんばると、そのぶん仕事ができないと思っていましたが、実際は逆。スーパー主婦の家事ワザを活用して、どこかがきれいになると、気分もよくなり、だんだん家のなかも片づいて、仕事にも集中できる。むしろ、仕事が大変で家事を後回しにすると家がグチャグチャで、仕事から帰ってもリラックスできなかったり、時間のメリハリがつかなかったりするんです。家事は、朝起きて顔を洗って歯を磨いて…いったことと同じで、誰もがやる生活の基本。そういう日常はすごく現実的で夢もロマンもないですが、そこがすっきりすると、それを土台にして、その先の仕事や人づきあいもうまくやっていけるんだということを、最近実感しています」家事は何かの妨げになるどころか、むしろほかでも好循環が生まれてくるのですね。 ■「あさイチ」で大反響だったスゴ家事術 3選書籍で紹介されているスゴ家事術のうち、とくに反響が大きかったものや、「家事が苦手だった」という伊豫部さん自身も実践しているものをご紹介しましょう。▼【掃除編】売り切れ続出!「セスキ炭酸ソーダ」伊豫部さんが「とにかく反響が大きかった」というのが、掃除に使う「セスキ炭酸ソーダ」です。重曹の10倍のアルカリパワーがあるというセスキ炭酸ソーダは、油汚れや手アカ・皮脂汚れの掃除に最適。水に溶けやすいのでスプレーに入れて常備しておくと便利です。また、頑固な油汚れはセスキ水で煮たり、セスキを溶かしたお湯にしばらくつけておいたりするのも効果的だそうです。「ロケでは廃品のようなやかんをセスキ水で煮たら、ずるりと焦げが取れました。現場でもみんなびっくりしましたね。放送時の反響もすごくて、ネットや薬局でセスキ炭酸ソーダが売り切れたほどです」さっそく筆者も試してみましたが、いつも掃除に苦労しているレンジフードの上や冷蔵庫の上の油汚れが軽くひと拭きしただけでとれて驚きました。これに加えて、水アカや尿汚れを酸の力で落とすクエン酸水。そして、界面活性作用で落とす「プリン状せっけん」の3種類があれば、ほとんどの汚れを落とせるそう。本にはそのほかに、ヨーロッパの「スーパー主婦」が紹介した「イヴォンヌ・ブレンド」も紹介されています。▼【片づけ編】平成の大発明!? 「紙袋仕切り」片づけ家事術のなかで、伊豫部さんが「平成の大発明」と絶賛し、自身も実践しているのが、あまっている紙袋を活用する「紙袋仕切り」です。高さも形も自由に変えられるので、引き出しでも棚でも仕切りとして便利に使えます。「番組では、活用した人の喜び度合いが大きかったですね。本当に便利で、私も使っています。オシャレなカゴをそろえてもいいですが、引き出しや戸棚の中なら外から見えないし、気軽にやってみるには紙袋でも十分ですよ」収まっているときは周りのモノとぴったりして空間のムダがなく、出し入れするときは仕切り部分をぐいっと広げられるので、とても使いやすいそうです。▼【料理編】もう悩まない!献立の黄金比率「具体的なレシピではないんですが、私の気をラクにしてくれるんです」そう伊豫部さんがいうのが、「食器でわかる献立の黄金比率」。茶椀はごはん、汁椀はみそ汁やスープなどの汁物、大皿には主菜、小皿には副菜のイメージです。「目から入る図形としてパターンを組み込んでおくと、献立がぐっと立てやすくなります。主菜はたんぱく質の存在感があることだけを考えればよく、肉を焼くだけでもいい。副菜は野菜をなにか添えておけばいいと、気軽に考えればいいんです。無駄に多く作ることがなくなるんです。中学校の家庭科の教科書に載っていそうな基本的なことですが、実際に意識するかどうかで大きくちがいます」このほか、筆者が目からウロコだったのは、冷蔵庫の目の上の高さの棚に「スタンバイコーナー」をつくるという家事ワザ。夕食のメイン食材を決めたら、前日の夜、もしくは朝に、冷凍庫やチルド室から、スタンバイコーナーに移しておく…と、たったこれだけなのですが、やってみると本当に気持ちがラクになりました。ほんの小さな行動ですが、夕食準備の手間をひとつこなしたことで、「追われる」気持ちが軽減したのです! ■家事にあらわれる「自分の生きている目的」家事の目的は、表面的には家をきれいにして気持ちよく過ごす、ということですが、それだけではないことが伊豫部さんは取材をしながらわかってきたそうです。「小さな家事ワザも、ひとつずつやっていくことで、少しずつ自信がついていくんですよね。暮らしはいつでもグチャグチャになるし、それをリセットしながら生きていかないといけない。そんななかでも、やるべきことをひとつでもやっているという自信があると、主婦として、または生活者としての最低限の誇りのようなものが持てて、気持ちもラクになるんじゃないかなと思います。それからやっぱり、“誰かのために何かができる”というのが、家事のいいところだと思います。スーパー主婦たちは、最終的には人のために、ということを見すえて家事をしています。家事を合理的にやって、労力やお金、時間を浮かせて、それをちょっとだけ公共のためにまわす。毎月、友の会として公共費を積み立てていて、東日本大震災のときはそのお金を使っていち早く支援活動をしていました」伊豫部さんも毎月一定額を家計の「公共費」として、動物愛護の団体に寄付しているそうです。そうすることで社会とつながっていると感じることができるといいます。「もちろん、お子さんのため、家族のためということでも同じだと思うんです。家族も社会の一員として働いていたり、がんばっていたりするので、結果的に社会に還元して、社会とつながっていくことになると思います。そういうふうに “誰かのために” と思って家事をやるのと、単に “10円得するために” やるのでは、生活者としての誇りがちがってくるはず。自分がなんのために毎日がんばって生きているのかということも、なんとなく見えてくると思うんですよね」■家事を考えれば「自分の人生をどうしたいか」が見えてくる番組や書籍で紹介されている家事ワザはどれもすぐに実践できることばかりですが、慌ただしい日々のなかで継続するコツはあるのでしょうか?「最近は、別に続かなくてもいいのかな、と思うようになってきました。私も一時期、スーパー主婦のように、完ぺきな状況を理想にして、できていないとかなり落ち込みましたが、いまはできるときに自分にあった家事ワザを実践していけばいいんだと思っています」伊豫部さんは、書籍の前書きで「生き方が変わって大きく幸せになりました」と書いていますが、スゴ家事術を実践するようになって、「自分がどう生きたいのか」という本音の部分がわかってきた気がするそうです。「番組を制作していても、自分でできる家事ワザもあれば、できないものもある。すべて完ぺきにやろうと思わないほうが、自分が見えてくると思います。どれくらいきれい好きなのか、どれくらい料理を自分でしたいのか、どれくらいおいしさにこだわるのか…そんなこともわかってきました。人生は何かを選択することの繰り返し。すべてをやることは難しいので、優先順位が常に大事になってきます。優先順位を決めるには、自分がどう暮らしたいかが見えていないと選べません。自分を見直すときに自己啓発本を読むのもひとつの方法ですが、家事をやるということも意外といいきっかけになります」一番身近な家事をどうしていきたいかを考えることが、自分の暮らしや人生をどうしたいか決めることにもつながっていきます。自分がどうしたいかわかれば、がんばりどころや手の抜きどころもわかってくるでしょう。書籍には、このほかにもさまざまな家事ワザがイラスト付きでたくさん紹介されています。さらに、家事がもたらす変化についても詳しく書かれていて、「家事が苦手」という人も読んでいるうちに道がひらけてくるはず。子育てママはなにかと悩みの連続の日々だと思いますが、まずは一番身近な家事を変えることで、自分も家族ももっと気持ちよくなる暮らしをはじめてみませんか。参考書籍: 『NHK「あさイチ」スーパー主婦のスゴ家事術』 伊豫部 紀子/主婦と生活社(1,200円+税) NHK「あさイチ」 の人気コーナー、「スーパー主婦」たちの驚きの家事ワザをたっぷり紹介した一冊。苦手な家事が劇的にラクに楽しくなるだけでなく、自分のことが好きになる、キレイになる、家族関係が改善する、仕事の悩みが解消する、生きていく希望が見つかる、家事を変えると人生も変わる…といいことずくめ。番組では紹介できなかったワザ&最新ワザもイラスト付きでたっぷり収録されています。伊豫部紀子(いよべのりこ)埼玉県生まれ。立教大学文学部卒業後、ナレーターを目指すが成り行きで番組制作会社に入社。ドキュメンタリーや科学番組・情報番組・報道番組を手がけ、1996年よりフリーディレクターに。2000年よりNHK「生活ほっとモーニング」の生活情報紹介や著名人のインタビューに取り組んだ。番組が「あさイチ」に変わるのにともない「スーパー主婦直伝」を企画して立ち上げ、人気シリーズとなる。
2017年06月18日今秋スタートの次期NHK連続テレビ小説「わろてんか」の新キャスト発表会見が16日に大阪市の同局で行われ、女優の鈴木京香(49)、俳優の松坂桃李(28)らが出席した。 会見では、芸能界を引退した堀北真希さん(28)、優香(36)、白石美帆(38)、榮倉奈々(29)、木村文乃(29)らの女優陣、そして雑誌で対談したエッセイストの阿川佐和子さん(63)ら松坂との“共演者”が次々と結婚したことが話題に。 松坂本人は自身の結婚について「今のところ、僕には何のメリットもないですね」と笑わせた。そして俳優の長谷川博己(40)との交際が報じられている鈴木の番に。発言が注目された鈴木だが「私!?私は全然です」と笑顔で返した。 「鈴木と長谷川は10年放送のNHKドラマ『セカンドバージン』での共演をきっかけに交際をスタート。元旦には一部スポーツ紙が『年内結婚』と報じたこともあった。一度破局情報もあったが結局別れず、交際は7年あまりに及びます」(芸能デスク) 交際開始当時は鈴木の方が明らかに“格上”だった。しかし、ここに来て長谷川は昨年の主演映画「シン・ゴジラ」が大ヒット。18日に最終回を迎える主演ドラマ「小さな巨人」(TBS系)も低迷するドラマが多い中、全話視聴率2ケタ超えと好調。すでに2人の“格”は並んだだけに、結婚には何の障壁もなさそうだが……。 「長谷川はかなり多忙ですが、鈴木は母親の介護があって仕事をセーブ中。結婚したとしても2人でゆっくり過ごす時間がないので、あえて籍を入れることを焦っていないようです」(映画業界関係者) 長谷川との関係が安定しているからこそ、鈴木は余裕の笑みを浮かべることができたようだ。
2017年06月18日●公式Twitterで実況、WEBを活用したラジオ番組毎週土曜にNHKラジオ第1で放送されているラジオ『らじらー!サタデー』(20:05~23:00)。日曜に放送される『らじらー!サンデー』とともに、ラジオを楽しむ人=らじらーという造語をタイトルに据え、熱い支持を受けている。『サタデー』では3時間にわたる放送の中で、20時台をHey! Say! JUMPの伊野尾慧&八乙女光、21時台をジャニーズJr.の安井謙太郎(Love-tune)&高橋優斗(HiHi Jet)、22時台をSexy Zoneの中島健人、菊池風磨、佐藤勝利、松島聡の中から2名が週替わり(マリウス葉はコーナー出演)でMCを務めている。同番組が毎週約2万通のメールを集め、10代女子を中心に熱い支持を受けているのは、若手ジャニーズがMCを務めていることだけが原因ではない。「これがNHKなの!? と思われたい」「ラジオの楽しさを知ってもらいたい」という製作陣の熱い思いが伝わっているのだという。今回は、同番組の加藤知宏CP(チーフプロデューサー)に話を聞いた。○参加感の強さがリスナーの広まりに――番組を拝聴しましたが、"NHKラジオ第1"に感じるイメージと全然違う番組でびっくりしました。NHKらしさを出さないといいますか、「え、これをやってるのがNHKなの!?」と思っていただける番組にしたいという思いが強くて。今の10代~20代はラジオ自体を持っていない方が多いなか、ラジオを知ってもらうために、メールやTwitter、生放送中の電話など、あらゆる手段を使っています。リスナーの参加感を強めて「ラジオってこんなに面白いんだ」というのを知っていただければ嬉しいです。今はNHKのネットラジオ「らじる★らじる」がありますので、こちらで聞く方が多いみたいですね。ネットラジオを聞きながら、番組HPにアクセスしてリアクションメールを送ったり企画メールを送ったり、さらにTwitterでもコメントをしたりと、参加感の強い番組だと思います。――Twitterアカウントでも公式で実況ツイートをされていたり。MCの発言をうまくTwitterにとりこんで、こんなことを言った、こんなリアクションをしたということを瞬時に発信しています。ラジオを聴いている方も我々の発言をリツイートしてくれて、またリアクションもしてくれる。「ついっぷるトレンド」の今年1月からのHOTワードランキングで「#nhkらじらー」が1位を取っています。――それだけ盛り上がるのには理由があるんでしょうか?MCが番組の中で「Twitterでこんなコメントが来ている」と紹介することが大きいです。好きなMCに読んでもらえるのはやっぱり嬉しいですよね。そこでますます盛り上がって「MCと一緒に番組を作っている」という気持ちになってくれるのかなと思います。届いたメールも、昨年度は1年で100万通を超えました。前年比170%です。週で言えば、2万3,000通ほどのメールが届きます。――そんなに! 普通の番組ではなかなかそこまでの反響はないですか?私も6年間ラジオ番組をやっていますけど、メール数に限って言えば、ここまでのお化け番組はないですね。――番組が始まって2年で、浸透したということなんでしょうか?まずはMCのファンが聞いてくれて、ファンが学校で「こんなに面白い番組がある」と紹介することによって、ファン以外のリスナーが増えてきたことが大きいと思います。さらに、最近は親子で聴きいていただいてくれる方からのメールも増えているんですよ。「お母さんとお父さんと一緒に聴いてます」とか。コーナーによっては「お父さんが恥ずかしいみたいで、そっと消えていきます」というメールが来たり(笑)。MCがジャニーズの方なので、女性リスナーが圧倒的なんですが、最近は男性リスナーが増えてきて「男子会」という企画ができました。男子が理解できない女子の不思議な部分をメールで送ってもらったところ、かなり集まりました。「男子会」をやったら、さらにお母さん世代からリクエストが来たり、祖父母世代との企画ができたりと、広がりを感じています。●「生放送で」という方針は崩さない○メールには必ず目を通す――企画もリスナーのリクエストに応えるなど、かなり柔軟なんですね。リスナーの意見は常に大切にしています。各時間帯のディレクターには、毎週送られてくる2万3,000通のメールに必ず目を通すようにと伝えています。その中で、本当に面白いメールを選んでもらう。手間を省かない丁寧な対応も、リスナーに届いているのかなと思います。――毎週3時間の放送はかなり大変だと思うんですが、1週間の決まったスケジュールはあるんですか?毎週火曜に提案会議があり、その週の土日の構成を詰めながら、翌週・翌々週の企画出しを行います。基本的には同じ企画を続けてやらない、必ず新しい企画を出してくるという決まりです。15~6名集まって、「こういう企画にすると、もっと面白いメールが届くんじゃないか」などと、4時間くらい話し合います。木~金曜には構成の最終打ち合わせがあり、チーフプロデューサーとデスクと、担当ディレクターの3人で細かいことを決めます。また金曜には翌週分のホームページに掲載する企画タイルを作って、サイトの制作会社に連絡するんですが、こちらのデザインも全て我々が考えています。放送日も、紹介するメールのチェックを行いながら打ち合わせしていますし、MCとも放送前に打ち合わせをします。放送後も"検討会"があり、面白かったところや、企画の改善についてなど、時間帯ごとに意見交換を行っています。私ともう1人のプロデューサーがいまして、2人CPがいないと打ち合わせができません(笑)。3つの番組をやっているような感覚ですが、ぜひ3時間通して聴いて欲しいですね。○まずはMCを飽きさせない企画を――企画を考える上で気をつけていることなどを教えてください。やはり、まずはMCを飽きさせないような企画を立てたい。MCを飽きさせないことがリスナーを飽きさせないことだと思うんです。なので、MCの番組中の発言を取り入れた企画を作るなど、毎回変えるようにしていますね。でも、定番企画もあります。20時台の伊野尾君と八乙女君の「今夜あなたを口説きます」という企画は、目の前にモノを置いて、それを女性に見立てて口説くという企画です。この企画から逆に、2人の「今夜貴女を口説きます」という曲ができて、Hey! Say! JUMPのアルバム(『DEAR.』)に収録されたんですよ。――それは、プロデューサーとしても嬉しいですよね。嬉しかったですね! ライブでも聞きましたし、リスナーも本当に喜んでくれました。――そういったモチベーションもあるんですね。ラジオの場合は聴取率調査がありますが、去年の6月の調査で、10代女子の人気がダントツでトップでした。数字で出ると、制作スタッフもMCもモチベーションが上がります。いい意味で相乗効果です。――それでは最後に改めて、番組全体で大切にしているという点を教えてください。本当に「生放送」ということにこだわっているんです。人気者のMCたちなので、コンサートツアーや舞台も多くて、どうしても間に合わない時は移動中の車からつなぐこともあります。でも、3番組あるからこそ、それぞれのMCが補い合えるという利点もあります。例えば21時台のJr.の2人が舞台でギリギリ放送に間に合わないかもしれない。そうしたら、20時台のJUMPの2人に少し残ってもらって、Jr.と電話をつないで「もう少しで着きますから!」「わかった!」というやりとりも放送する。スタッフがその場に向かうこともあり、柔軟にやっています。やっぱりその場でTwitterを紹介したり、番組のリアクションメールをリアルタイムで紹介したりすることが醍醐味なので、生放送というところだけは崩さない方針としてやっていきます。※次回は各MCについて、お話を伺っていきます。(6月24日掲載)
2017年06月17日6月18日は「父の日」。そこで、近年に父親が他界した有名人女性が、“親子の絆エピソード”を語ってくれた。愛を込めて――天国のお父さんへ「ありがとう」。 「父は私の芸能界入りには反対していました。それを振り切って大学在学中にデビューしたのですが、20代からお仕事も順調だったので、父にとっては“生意気な娘”だったことでしょう」 そう語るのは、女優の釈由美子さん(39)。当時、父・謙司さん(享年66)は古物商を営んでいて、東北地方を中心に全国を巡っていた。 「ところが、私がどんどん忙しくなっていくのと反比例するかのように、父の事業が傾いていったのです。父が抱えた借金を私が返済するようになり、当時の私の収入はほとんど父の借金に充てられました。ゴールのない返済に私は父に対して堪忍袋の緒が切れて『釈家から籍を抜く!』と宣言したこともありました」 結局、東日本大震災をきっかけに古物商を畳むことになったが、謙司さんはふさぎがちになり、家から一歩も出なくなってしまった。そこで釈さんは箱根に温泉付きの家を買い、両親にプレゼントすることにした。自然豊かな環境に移ると、謙司さんは徐々に元気を取り戻し、昔好きだった登山もするようになった。 「そのころ、私はNHKの自然紀行番組『実践!にっぽん百名山』でMCを務めることになったのです。父に話すと、それまで私が出演している番組にはまったく興味を示してくれなかったのに、その番組だけは、楽しそうに見てくれていました。父は高校時代に山岳部に所属しており、私たちが子どものころ、夏は山登り、冬はスキーに連れていってくれて、とても楽しかったのを覚えています」 うれしくなった釈さんは、「山のことをもっと知りたいから、どこかに連れていって」と、お願いし、石川県の白山に登った。それが彼女の“山デビュー”だった。 「2,000メートル級で、とても大変だったのですが、山頂に到着したときに、『気持ちいいねえ』と、父を見たら、『そうだろう?』と得意げで(笑)。父のそんな生き生きしたよい表情は初めてでした」 以来、釈さんはオフになるたびに謙司さんを誘って登山をした。富士山、中央アルプス、南アルプス、そして涸沢カールの美しい北アルプス……。 「登山をしながら父の山岳部時代の話や武勇伝をたくさん聞きました。うれしそうに話す父の姿は私にとっては新たな発見でした。山を通して私たち親子のわだかまりは、どんどんと解けていったのです」 ところが、2人で奥穂高に行った1カ月後の’14年10月、謙司さんがステージ4の肺腺がんであることがわかる。謙司さんの体調はどんどん悪化し、3カ月後に永眠……。 「父とやりたいことは、まだたくさんあったのに、あっという間でした。父が亡くなってから慰霊登山をしようと、遺影を持って、2人の思い出の山々や、一緒に行けなかった山々を巡っています。山道を登っていると、後ろからハアハアと父が上がってくる息遣いや、『急ぐとばてるから、ゆっくり歩け』という声が聞こえてきます。山はお墓よりどこより、父と交流できる場所なんです」
2017年06月17日2017年10月2日(月)より放送が始まるNHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」の出演者第2弾の発表会見が行われ、広瀬アリス、大野拓朗、鈴木京香、藤井隆ほかが大阪編からドラマに参加することが発表された。ドラマは5月19日に京都市・東寺でクランクイン。約1か月に渡って京都府内を中心にロケ撮影が行われ、5月末から大阪のスタジオでの撮影がスタートしている。今回の会見には、広瀬さん、大野さん、鈴木さん、藤井さんの4人とヒロイン・藤岡てん役の葵わかな、彼女と二人三脚で寄席の経営へと歩み出す夫・北村藤吉役の松坂桃李が出席。ドラマへの意気込みを語った。連続テレビ小説初出演となる広瀬さんは幼い頃から旅回りの芸人一座に所属し、娘義太夫で人気を博す秦野リリコ役を演じる。藤吉とは幼馴染で、てんの恋のライバルとなる広瀬さんは「てんちゃんを演じる葵さんに実際にお会いして、こんな可愛らしい人をいじめるのかと(笑)」とコメント。ドラマの中では藤吉を巡っててんと火花を散らすが、少しずつ2人の間に友情が芽生えていく役柄とのことで「自分でも“リリコはいい子だな”と思えるようになればいいなと思っています」と語った。いまの漫才に通じる“しゃべくり漫才”を生み出すことになる芸人キースを演じる大野さんは「ずっと“面白い人間になりたい”と思いながらも真面目に生きてきた自分が、キースという頭の回転が良くて行動力のある役柄に抜擢していただけるとは」と驚きの気持ちを明かした。舞台上でまったくウケない芸人で、のちに“夫婦漫才”のパイオニア的存在になる万丈目吉蔵役を演じることになった藤井さんは「“まったくウケない芸人役”と聞きまして、私は何の練習もいらないなと(笑)。このままでいけばいいんだと安心しております!」と語り、共演者の笑いを誘った。藤吉の母として、ヒロインとは嫁姑の関係になる北村啄子を演じる鈴木さんは、平成3年度のNHK連続テレビ小説「君の名は」でヒロインを演じた経験もあり「『君の名は』撮影中に、スタッフの方から“ヒロインの母親役でドラマに帰ってきてな”とよく言っていただきましたが、素敵な息子の母親、素敵なヒロインのイケズなお姑役で、また連続テレビ小説に出させていただきます」と自身のエピソードとともにドラマへの意気込みを語った。新たに出演者を迎えることとなったヒロインの葵さんは「いま撮影中で“これからどんなドラマになるんだろう”と自分でも楽しみなんですけど、大阪編のキャストの方々が発表されて、さらに楽しく賑やかなドラマになりそうなので、いまから撮影がとても楽しみです」とコメント。藤吉役の松坂さんは「みなさんと一緒にお芝居することで、これまでと違った面白さとテンポ感が生まれるのかなと思うとすごく楽しみです」とこれからの撮影についての期待を語った。さらにこの会見には、てんの従兄弟・武井風太を演じる濱田岳が記者として参加。会見の途中で司会者から促された濱田さんは「広瀬さんは濱田岳さんとは『釣りバカ日誌』以来の共演だと思いますが、率直に彼のことが好きかどうか教えてください。あと松坂さん、お住いのご住所を教えてください」と共演者ならではの直球な質問を共演者に浴びせて会見を盛り上げた。またこの日は会見に出席したキャスト以外にも、大阪編の出演者が発表され、大野さん演じるキースの相方となる芸人アサリ役に前野朋哉、吉蔵の妻・万丈目歌子役に枝元萌、興行師・寺ギン役として、漫才コンビ「矢野・兵動」の兵動大樹の出演がアナウンスされた。連続テレビ小説「わろてんか」は明治後期から昭和初期の大阪を舞台に、日本で初めて“笑い”をビジネスにした吉本興業創業者・吉本せいの半生をモチーフに、近代化や戦争など日本が歴史の渦に巻き込まれた過酷な時代を“笑い”で駆け抜けた人々の暮らしを描き出していく。連続テレビ小説第97作目となる「わろてんか」は10月2日(月)~2018年3月31日(土)全151回放送。(text:cinemacafe.net)
2017年06月16日西田敏行と寺尾聰という同年齢の大物演技派が、直木賞作家・浅田次郎原作のドラマスペシャル「琥珀」に出演。“追う刑事”と“逃げる犯人”として、初めての本格タッグが実現した。米田勝己(西田敏行)は服も表情も冴えない、存在感も極めて薄い巡査部長。定年を目前に控えているが、年下の上司・萩尾に、退職日まで「来ても来なくてもいい」と言われてしまうほどだ。ところが、行きつけの喫茶店で偶然手にした小冊子に掲載された、“琥珀”という喫茶店の記事を見た途端、表情を強張らせる。急きょ有休を取り、新幹線で富山県魚津にある“琥珀”に向かう米田。なぜか25年前の未解決事件「吉祥寺・放火殺人事件」の資料を持って…。そのマスターは、どこか哀しげな目をした荒井敏男(寺尾聰)。さらに港の漁協で働く人妻で、唯一の常連客・平井幸子が加わり、3人でひとときを過ごす。矢継ぎ早な幸子の質問に、いつも無口なのに、つい身の上を語り出す米田。かつて訪れた銀座の喫茶店“白馬”と荒井に接点があることを冊子で知り、懐かしくなってここへ来たという。しかし3人にはそれぞれ事情があった。米田は刑事であることを隠し、荒井は亡き妻の写真に「ごめんね」と語りかけ、幸子はひとりになった途端に笑顔を消し、自宅へ向かう…。それぞれが抱える闇を感じながら、3人は徐々に交流を深めていく。彼らを待ち受ける運命とは――。原作は、歴史小説から現代小説まで幅広く執筆し、多くの読者を魅了し続けている直木賞作家・浅田氏の同名小説。「西田敏行×浅田次郎」のゴールデンコンビによる過去作品は、1999年のドラマスペシャル「角筈にて」から、2001年の「天国までの百マイル」、2003年「ラブ・レター」、そして2010年「シューシャインボーイ」と、これまでも高い評価を得てきたものばかり。数々の賞を受賞した「シューシャインボーイ」から7年、今回は脚本家にNHK連続テレビ小説「ひよっこ」を手がけている岡田惠和、初タッグ共演に寺尾さんを迎え、待望の5作目のドラマスペシャルとなる。西田さん演じる、定年間近のさえない刑事・米田勝己は、役職には就かず現場一筋。頑固な正義感を持ち、仕事は真面目だがおもしろみがなく、妻とは離婚。数日後に定年を迎えるという日に、ある思いから有休を取り北陸・魚津に。止まっていた20数年前の事件が再び動き出すことになる。一方、魚津の寂れた田舎町でひっそりと喫茶店を営む店主・荒井敏男役の寺尾さんは、自分の罪を背負いながら、他人との接触を避けるように休日も家から外出することもなく静かにただ時の流れをじっと待つ日々。だが、米田が訪れたことで隠していた過去が動き始めていく。実際に同年齢である西田さんと寺尾さんは、『半落ち』や『釣りバカ』シリーズなど、これまで何度も同じ作品に出演してきたが、芝居で絡む“シーン共演”は意外にも初めて。“蜃気楼”で有名な北陸・魚津を舞台に、刑事と逃亡犯、不器用な大人たちが織りなすサスペンスフルな展開が時に切なく、心に迫るヒューマンドラマを誕生させた。西田さんは、浅田作品の短編のドラマ化で主演を務めるのは実に5作目。「今回、岡田惠和さんのサイドストーリーを含めた脚色も素晴らしく、密度の濃い芝居ができたので、胸はずむ楽しい撮影現場となりました」とふり返ってコメント。自身が演じる米田という男を「職場では“ダメなやつ”と判子押されるタイプの刑事」というが「相手の心境をおもんぱかる、トゲの無い刑事、とんがってない刑事」とも評する。「今回、コーヒーがポイントポイントで出てきます。寺尾さんが淹れてくれるのが“ネルドリップ”という昔風の淹れ方なんですが、フィルターの中に豆を入れてお湯が沁み渡るまで少しずつ入れると『ひた…、ひた…』と落ちる、これがまた『いいな~』って。ドラマに一味添えてます」と見どころを語り、寺尾さんとの初めてのがっつり芝居には、「『念願叶った!』って感じですね。喫茶店のカウンター越しでのやり取りだけで、僕の想像を超える“過去に何かを持ってる男”という感じがにじみ出ていて…。その横顔を見ているだけで涙が出てきたシーンもありました。やはり、いい役者と一緒にやってると楽しいですね!」と気持ちも入った様子。また、寺尾さんも「同い年でもある西田さんとは一度はちゃんと共演したいと思っていました」と明かし、「僕の中で非常に興味深い俳優だったので、どこかで一度! と思っていたことがあり、やっと実現した、そんな嬉しい気持ちで撮影に臨めました」という。「ただ、役が、捕まえる側と捕まえられる側というあまり近くなりすぎてはいけない感じの役なので、くすぐったいというか、何とも困惑している自分がいる、という面もありました」とふり返った。「荒井という男は、背負っているものを持ちつつずっと身を潜めていた男です。その男を捕まえに来た人が単に捕まえに来ただけの人ではなかった、というのがドラマのベースです。職業から離れた男と男の関係、演じてて楽しかったですね。いい感じに出ていればと、期待しています」と、西田さんと初対峙に自信をのぞかせている。浅田次郎ドラマスペシャル「琥珀」は今秋、テレビ東京系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年06月15日あるときは“銭形警部”、またあるときは“変態仮面”、そして来年には、NHK大河ドラマで幕末~維新の志士・西郷隆盛を演じる鈴木亮平。これまで、さまざまな役柄に果敢に挑み、ときにはかなりハードな肉体改造も行ってきた鈴木さんが、6月17日(土)22時よりスタートするWOWOW「連続ドラマW宮沢賢治の食卓」では、なんと“ヤング宮沢賢治”を演じる。多くの人がそれぞれ抱いている国民的作家の“宮沢賢治像”。だが、本作を見るかぎり、鈴木さんが体現する賢治は、「雨ニモマケズ」と遺したような従来のイメージをいい意味で裏切っているように思える。「僕の中にも宮沢賢治像が確かにあって、清貧で聖人のようなイメージがあったんですよね。それは、残っている有名な写真のせいもあると思うんですが、話を聞いたら、あの写真はベートーヴェンに憧れマネをして『ベートーヴェンっぽく撮ってくれ』と言って撮影したものらしく、面白い人だなって」と鈴木さん。「一番びっくりしたのは衣装合わせです。史実に基づいて作ってはいるんですが、洋風の、貴族が猟に出るかのような格好で…。僕の中にあった賢治像がまたひとつ崩れ、一瞬混乱しました(笑)」と笑顔で明かす。「痩せっぽちの“耐える”人かと思いきや、実はお金持ちの長男で、生活に困ってもいないし、写真をよく見ると、ぽっちゃりしてる(笑)。病弱ではあったんだろうけど…、意外と抱いてきたイメージと違う。それならば僕なりの、今回の作品なりのものを作っていってもいいのかなと」と語り、実際には「こんな感じの人だったんじゃないかな?って思ってもらえるような賢治像を作れたらと思って役に臨んでいます」と言う。本作の賢治は、東京に家出をしていたが、妹・トシ(石橋杏奈)の病気の電報を受け、岩手・花巻に帰郷、母・イチ(神野三鈴)や弟妹たちには歓迎されるも、厳格な父・政次郎(平田満)とは折り合いがつかない。土産代わりにコロッケを家族に振る舞い、喜ばれたことをきっかけに、“幸せを分かち合うこと”こそが自らの理想とする生き方だと気づき、農学校教師として働き始める。慎ましく、孤高の存在として語られる印象とは裏腹に、実はユーモアにあふれ、食やクラシック音楽などを愛する“好奇心の人”だったという賢治。「子どもがそのまま大人になったような印象で、現場でもそのイメージで演じています。ある種、モラトリアムのような生活から始まって、自分も何かの役に立ちたいけど、何をしていいのかわからないという、あふれ出るような想像力を持て余している状況にいる。ここ最近は大人の役柄が多かったんですけど、宮沢賢治を演じる上で少し幼くさせて、嬉しいことがあれば身体をピョンピョンさせるような感じでやってますね(笑)」と朗らかに語る鈴木さんは、すでに賢治そのもの。「僕も子どものまま大人になったようなところがあるので(笑)。普段、仕事の場では、それをひた隠しにして生きてますけど(笑)、実は基本的に子どもです。空想したりすることも多いですし…彼ほど天才的な何かがあるわけではないですけど、似ているものを感じます。ひとつのものから思考がどんどん広がっていき、それを周りの人に話すと、話が飛びすぎていてポカンとさせてしまうってところもありますね」と明かす。そんな「空想好き」も、賢治に定着しているイメージといえるが、「実はその根底には圧倒的な科学による裏付けや知識があってすごいんです」と鈴木さん。「学者肌で、気になったらとことん調べるところは、僕も少しあるかなって気もします。石ひとつ見ても、賢治には何ていう種類の石で、どういう風にできていて…ということが全てわかって、周りの地形も見えてくる。それだけの知識量があるということは本当に尊敬します。空想だけじゃないんです」と、熱く語りだす。彼自身も英検1級はもちろん、世界遺産検定1級を有しており、博識、学者肌はまさにぴったり!?しかし、鈴木さんは「いかんせん演じる上で、天才を相手にするのは難しい。僕みたいな凡人が作り上げるものなので、その難しさを一番感じています(苦笑)。天才・賢治にこちらのレベルまで『降りてきて』もらわないといけないんです。むしろ、天才に僕らのサイズにまで小さくなってもらわないと、リアルな演技ができないんです。だからこそ、自分自身のサイズを大きくしようといつも思っていますが」と謙遜する。「僕は彼の音感は持ち合わせてないので…。『賢治ならどんな音を口ずさんだんだろう?』と自分なりに考えつつ演じています」と言う。そんな試行錯誤から生まれた“賢治”は、見る側にとってはむしろ親しみやすいのでは?「その点は自信があります。みんなに愛されるチャーミングな賢治になっているんじゃないかなと思います」と、自信を込めて断言する鈴木さん。「賢治は濁った溜まり水を見て、この中にうごめいてる微生物がたくさんいるから濁っていて、それを想像して楽しそうにはしゃいでいる。すごい感性だなと思います。それは、ありのままを何もかも受け止めるってことですよね。いろんな角度から見て、良さを感じられる感性は、賢治さんが持っているものの中でもすごく好きなところですし、自分も持っていたいと思います」とも語る。また、劇中には、“食”のシーンも数多いが、登場するのはコロッケやアイスなどで、「グルメドラマにしては、こんなシンプルでいいのかと…」と苦笑する鈴木さん。「焼きリンゴなんて、子どもの頃に食べて以来ですが、ただ焼いただけっていうのが美味しかったりして、発見でした。子どものときから『亮平は、おいしそうに食べるのはすごいね』って親から言われていたので(笑)、そこは活かせるかなと」。しかも、賢治の場合は「食べたものに対する感謝がすごい人なんじゃないか」と鈴木さん。「想像力と知識があり、感性も豊かなので、コロッケひとつでも、イモがどうやって作られて、この甘さの元は…といったことが全部わかる。育てる上での苦労、どのように改良されてきて…ということも知っているので、食べたときにただ『おいしい』だけじゃなく、歴史から何から全てが入ってきて『あぁ! いまこれを食べられるってなんて幸せなことなんだろう!』って感じるんじゃないかと思います」と独自に分析。「僕も減量中においしいものを食べた経験がありますが、芝居では絶対にこんなリアクションはしないよってくらい『メチャクチャおいしい!』というリアクションをするんです。絶対に目を閉じるんですよ(笑)。本当に体が求めて『食べたい!』と思って食べると、感覚を全部、味覚に集中させるんです。今回、その経験を活かせる部分があるなと思います」と、これまでのストイックな肉体改造が役立ったよう。「僕自身、映画やドラマを見るときは食べるシーンがすごく好きなんです。食べ方、何を食べるかにその人の人生が出ている気がするし、演技のときも食事のシーン、気をつけるようにしてます」と語る鈴木さん。では、自身にとって忘れられない味とは?「ありきたりですけど、肉ジャガがいいですね、やはり。うちは共働きで父が料理を作る家だったんですが、でも肉ジャガは母親が作ってくれて。関西の肉ジャガは牛肉なんです。いまでもそれが好きです」と明かしてくれた。さらに、「食事って生物学的には単なる“栄養摂取”かもしれないけど、それ以上の意味を持っていますよね。親交を深めたりするきっかけにもなる。それは不思議だなって思います。なんで一緒に食べると仲良くなれるんだろう? って」と言う。同じ食卓で、同じものを分かち合って食べる。賢治が生きた時代はごく当たり前のことだったが、“個食”や“孤食”という言葉も生まれるほど、現在の日本では若干難しい部分があるのかもしれない。「“分かち合う”というのが今回の作品のテーマですが、それを大事にしていくとより良い社会になっていくだろうと思いますね。個人の社会になっていきがちですが、だからといって、人々の愛情が希薄になっているわけじゃないと思う。周りへの愛情を大事にすることって、いつの時代でも求められている気がします」。(text:cinemacafe.net)
2017年06月14日ゴジラという破壊神を演じた野村萬斎が、『花戦さ』では平和神に。どちらにしても、神の奇跡を表現する奇跡の俳優だ。○破壊神から平和神へ野村萬斎というと“ゴジラの中の人”を思い浮かべる人も多いだろう。『シン・ゴジラ』(16年)があれだけヒットしたのだから無理はない。謎の巨大生物ゴジラを、神がかった表現力で重厚に見せた彼だが、実は彼の本質は、ゴジラとは正反対の、軽やかな明るさにある。現在、ヒット中の映画『花戦さ』は、そっちの野村萬斎らしい映画で、恐怖の破壊神から一転、明るい平和神のような人物を演じている。そのレンジの広さには感嘆するばかり。『花戦さ』は、戦国時代、暴君・豊臣秀吉に、“花”で対抗した奇特な男・池坊専好(初代)の物語だ。織田信長が死んで、天下統一に最も近づいた豊臣秀吉は、権力をふりかざし、気に入らない人物を無慈悲に殺していく。その犠牲者は女、子供にまで及んだ。そんな彼に、たったひとり、唯一無二の方法で対抗した男・池坊専好の闘い方を描いた小説が、TBSの日曜劇場『JIN-仁—』、NHK朝ドラ『ごちそうさん』、大河ドラマ『おんな城主 直虎』などの森下佳子の脚本によって映画化された。池坊専好(初代)とは、いまから555年前、京都で誕生した、いけばなの源流・池坊の当主。彼の武器は“花”。ペンは剣より強しという言葉があるが、専好は、花で剣に対抗した。いったいどうやって? 花で勝てるものなの? という興味が、映画の縦軸となっている。花のみならず、茶や絵画など豊かな文化が描かれ、文化的な生活への祈りに満ちた作品になった。専好は、どんな危機的状況にも明るく前向きに対処していくと言えば聞こえがいいが、物語のはじめは、このひと、大丈夫か? と一瞬心配になるくらい、その場からはみ出ている。最初はまだ少年時代というのもあるが、「はいッ」と野村萬斎が笑顔で返事すると、それまで深刻だった空気ががらりと変わる。そんな感じで、披露した生花に問題が発生、秀吉を怒らせて、あわや、お手打ちになりそうなピンチも、持ち前のユーモアで回避する専好。この出会いから、やがて、彼と秀吉は宿命の闘いをすることになる……。○”ありえなさ”に説得力を持たせる力いわゆる“型破り”な男を野村萬斎は強い説得力をもって演じている。何かと深刻な武士の世界で、腰を落してのしのしと歩く武士に対して、彼は宙を飛ぶように走る姿はアニメーションのよう。苦虫をかみつぶしたような表情をする武士たちに対して、破顔一笑という言葉がふさわしいような笑顔をふりまく。振り返ると、野村萬斎の明るさが全国的に注目されたのは、NHKの朝ドラ『あぐり』(97年)だった。もともと、狂言師として活躍していたが、舞台の世界を知る人は限られる。それが、作家・吉行淳之介、女優・吉行和子の母である吉行あぐりのエッセイをもとにした朝ドラで、ヒロイン(あぐり)の夫で、風変わりな人物・エイスケを演じると、たちまち人気は拡大した。実在の旦那さまは妻より先立つのだが、「殺さないで」という嘆願が殺到したというエピソードは有名だ。それほど、いつでもどこでも明るく、ルールにとらわれない開放的な人物像は魅力的だった。このときも、萬斎が出ると、画面が何割も明るく見えた。その後、安倍晴明の映画『陰陽師』(01年)も大ヒットし、舞台活動のみならず、映像の世界でも活躍していく。『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督の映画『のぼうの城』(12年)では、一見、でくのぼうに見えながら、農民にも別け隔てなく接し、城のピンチに奇想天外な作戦を考えつくユニークな武将を演じていた。野村萬斎の明るさの根源は、彼が狂言師であることだ。「狂言」とは庶民を主役にした喜劇だ。この「狂言」と対をなすのが「能」で、貴族や上流階級の者を主役にしたシリアスな演目。「狂言」と「能」を合わせて「能楽」と呼ぶ。萬斎によるゴジラの歩き方が、能楽の手法・すり足を使っていることは有名だが、さらに彼は、手のひらを上にあげた神がかった動きを考案し、『シン・ゴジラ』のゴジラの風格をあげた。狂言師として活動する一方、萬斎は、ギリシャ悲劇やシェイクスピアの悲劇に挑んでもいて、静と動、悲劇と喜劇などを人間の相反するものを、偏らず見つめ、体現してきた成果が、幽玄の世界に近いゴジラの動きにも生きたのだろうと思う。『花戦さ』では、狂言における軽やかさを生かしたと思われる萬斎だが、花をいけるシーンとなると、集中力がハンパなく、実に崇高に見える。喜劇であろうとシリアス劇であろうと、伝統芸能・狂言の担い手として幼少時から研鑽を積んだことが、その所作に現れるのだ。能楽は、戦国時代以前、室町時代から存在していて(その歴史は600年と言われる)、信長も秀吉もそれを愛した。だからなのか、野村萬斎は、『花戦さ』の時代と馴染む。それは歌舞伎俳優にも言えることで、秀吉役の市川猿之助との共演シーンは、不思議なほどしっくりする。能楽といけばなの歴史も近い。どちらも、先人の思いを長く大切に受け継ぎ育み続けることでは共通。その果てしない営みが、花で武力に挑むことも可能ではないかと思わせる。野村萬斎は、ありえないことを起こす力を、身をもって信じせてくれる、奇跡の男だ。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年06月14日●大学を卒業したら地元で就職すると思っていた現在放送中の関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『緊急取調室』、8月からスタートのWOWOW『連続ドラマW プラージュ ~訳ありばかりのシェアハウス~』と立て続けにドラマ、映画に出演する俳優・眞島秀和。独特の存在感で求められ続けている。6月17日公開の映画『心に吹く風』では、『冬のソナタ』ユン・ソクホ監督のもと、北海道の豊かな自然の中で初恋を蘇らせた。眞島は主役のリョウスケを演じ、高校時代に愛し合い23年ぶりに再会した男女が過ごす数日間が描き出された。俳優を志した意外と知られていないきっかけや、『フラガール』『怒り』等で知られる李相日監督との出会い、そして今回の映画でのユン監督とのやりとりなど、眞島本人に話を聞いた。○幸せな役があまりない――俳優を志したのは、大学生のときだそうですね。東京の大学に入ったのは、単純に地元の大学に落ちたからなんです。そのころは、大学を卒業したら地元に帰って就職しようと思ってたんですけどね。――ダンスをやっている友達を見て、自分も何かをやろうと思ったのがきっかけだとか……。そうです。同じ年頃の友人たちが、ダンスや音楽をしているのが、楽しそうに見えたんでしょうね。それで自分も俳優をやってみようと。でも、よく考えたら、10代のときから、すごくテレビを見るのが好きで、ドラマの中のセリフを自分でも言ってみたりとか、そういうことはしてたんです。だから、ちょっとは興味があったのかもしれないですね。ただ、自分が俳優になるということは全く考えてなかったです。――俳優をやろうと決めてからは、どんなことをしていたんでしょうか。劇団の研究生をやったり、仲間と自主映画を撮ったりしていました。――その後1999年、李相日監督の卒業制作『青~chong~』主演に抜擢されたのがデビューになりましたが、どんなきっかけで出演することになったんでしょうか。僕は俳優の養成所に通っていたんですけど、その養成所が、李監督のいた日本映画学校(現・日本映画大学)に「うちの研究生を使ってください」と資料を持参していたらしく、それがきっかけで映画に出ることができました。でも、主演できたとはいえ、まだ当時はどうなるかわからないと思っていました。――その後、転機はありましたか?『青~chong~』に出られたのも転機ですし、今の事務所に入れたこともあります。作品で言うなら、NHKの『海峡』(2007年)や、WOWOWの『なぜ君は絶望と闘えたのか』(2010年)だったのかなと思います。その2作で「この先もどんどんやっていって、年を重ねたらどうなるのかな」と思ったというのはあります。ただ、役をいただいて、それをいかに演じていくかということに対しての考えは、ずっと変わらないですね。――そして今では、毎クールドラマで眞島さんを見ないときはないくらいですが。自分としては、そんなにたくさんという感じではないんですけどね。いろんな役をやりたいので。それがこの仕事の楽しいところだし、なんでもやってみたいというシンプルな考えなんです。――今年ですと『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』や、『連続ドラマW プラージュ ~訳ありばかりのシェアハウス~』などのドラマに出られていますし、『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』にも、もうひとつのバイプレイヤーズとして出演されていましたが、ご自身で演じられる役には傾向はありますか?いろんな役があるし、それが楽しみでもあるんですが、幸せな人物の役があんまりないのかなとは思います(笑)。――いろんなドラマで眞島さんを見て、気になっている方もたくさんいるんじゃないかと思いますけど、ご自身が今の自分をどう捉えられてますか?結局、今になっても、この仕事を続けていくのは大変だなと実感しているし、だからこそやっていきたいなとは思っています。――これからこうなりたいという俳優像はありますか?仕事をしていると、先輩の役でこういうのがいいなとか、面白いなというのはたくさんあります。僕が50代、60代になったときに、そういう先輩たちの役を演じられていたらいいなと思いながらやっています。●初恋の思い出はしまってある○『冬のソナタ』を見返した――17日からは『心に吹く風』が公開されますが、ユン・ソクホ監督と初めてあったときのことを教えてください。面接を受けたときですね。そのときは、映画や役についていろいろ聞かれたというよりは、普段のことを話したり、世間話をした感じでした。ユン監督の作品は『冬のソナタ』や、スペシャルドラマを見たことはありました。やっぱり、とても話題になっていたので、どんな作品なのだろうという興味で見ました。今回も作品に出演することになって、また見返しました。――ユン監督と実際に撮影してみていかがでしたか?ユン監督の撮影スタイルが通常の撮影スタイルと違っていて、最初のほうは戸惑いました。通常は段取りを確認して、テストをして、それで本番に入ることが多いんですが、ユン監督は最初からカメラを回していて、それがもう本番なんです。この映画が「偶然」を大事にしているからなのかなと思いました。――ユン監督は、眞島さんが初恋の相手と再会して、高校時代の思い出の歌を歌うシーンで、眞島さんが演じるリョウスケが少し恥ずかしそうな雰囲気だったのを見て、日本と韓国の文化の差なのかなと思われたというエピソードを聞きましたが、そういう感情表現の違いは感じられましたか?実は、その初恋の歌を歌うシーンが、初めて撮影したシーンだったんです。それで、どういう風に演じるか、探りながらやっていたところ、そういう恥ずかしそうな感じになったのかもしれません。自分自身の感覚だと、照れくさいなと思う部分もあるんですけど、リョウスケというキャラクターは、照れないでいられる人だと思うので、監督の求めるものを演じたいとは思っていました。――映画の中で印象的だったシーンはありますか?ピアノのシーンですね。音楽を担当されたイ・ジスさんが実際に撮影現場で即興でピアノを弾いてくれて、すごく感動しました。それを聞いて、この音楽がひとつのテーマになるのだなと思ったし、物語に説得力を与える素敵な曲だと思いました。――ユン監督の要望というのはありましたか?リョウスケというキャラクターに関しては、アーティスト特有の頑固さを持ちながら、優しい男でいてくれということはありました。監督は、ヒロインの春香を演じる真田(麻垂美)さんと僕との2人がとにかく空気がいいようにと気を使ってくださって、それですごく楽しく撮影できました。○いろいろな縁があってここにいる――この映画は初恋がテーマですし、ユン監督も常に初恋をテーマに描かれてきた方ですが、眞島さんは初恋に対してはどういう考えを持たれてますか?ユン監督ほど語れないかもしれないけど、いい思い出としてどこかにしまってある感じですね。――ユン監督にも取材したんですが、ちゃんと話すには徹夜の覚悟がいりますよと言われました(笑)。眞島さんは、この映画のように初恋の人と再会したりは?そういうこともないですね。きっとユン監督もそうなんじゃないかな。――そうですね。ユン監督もあえて再会しなかったと言われていました。やっぱりそうですか。――最後に、『心に吹く風』を見られる方に、一言お願いします。大人のラブストーリーなんですけど、生きていく中で、誰しも初恋を胸に抱いていたり、いろんな偶然があったりするもんだと思うんですよ。だから、大人の人が見たら、そういう思いってあるんだ、偶然ってあるんだと思える作品になっているんじゃないかと思います。――眞島さんも偶然ってあるんだなと思うときはありますか?もちろんです。特にこの仕事って、偶然がたくさんあると思うし、いろんな縁があってここにいるんだなと思います。(C)松竹ブロードキャスティング(ヘアメイク:佐伯憂香 スタイリスト:M&E)<著者プロフィール>西森路代ライター。地方のOLを経て上京。派遣社員、編集プロダクション勤務を経てフリーに。香港、台湾、韓国、日本などアジアのエンターテイメントと、女性の生き方について執筆中。現在、TBS RADIO「文化系トーラジオLIFE」にも出演中。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK出版)などがある。
2017年06月13日歌舞伎俳優の市川海老蔵が12日、自身のブログを更新し、乳がん闘病中の妻・小林麻央の病と戦う姿に"生きる力"を感じるとつづった。海老蔵は「今日はまおと病院へいってました」と一緒に病院に行ったことを報告。「日々戦っている妻本当に言葉ではあらわせない、強さというか信念というか、愛なのか、そういう生きる力を感じます」と病と戦う妻をたたえた。海老蔵は7日に行われた「第36回ベスト・ファーザー イエローリボン賞」の授賞式後の囲み取材で、「私は支える側。最大限のバックアップをやっていくことが、彼女にとって一番の回復への近道」と自身の役割を語り、「在宅はなかなか大変。いざ何かあった時に…さまざまなことを準備するのが家族の責任なので、緊張感があります」と在宅医療の大変さも告白。また、8日に生出演したNHK朝の情報番組『あさイチ』では、「基本的に愛してるんでしょうね」「魂のところで惹かれるものがたぶんあって、すごい顔して寝ていようが、どんな形になっていようが、かわいらしいなって日々思うので、これ不思議ですね」と麻央への愛を語り、ネット上で感動の声があがっていた。
2017年06月12日女優・杉咲花(19)の勢いが止まらない。 杉咲といえば、昨年NHK朝ドラ『とと姉ちゃん』に出演。以降もドラマや映画の話題作に引っ張りだこだ。そして今月9日にも、人気漫画の映画化『パーフェクトワールド』に、三代目J Soul Brothersの岩田剛典(28)とW主演することが分かった。 その人気の裏には、こんな一面があるという。 「杉咲さんは、とにかく現場での評判がいいんです。ひとりひとりのスタッフの顔と名前をちゃんと覚えていて、テレビ局などで会うと自分から駆け寄って笑顔で挨拶。さらに筆まめなことでも知られていて、仕事でお世話になった人には直筆で手紙を書くのだとか。しかも、彼女がまだ小学生のころからですよ。現場のスタッフはみんな、彼女にメロメロです」(テレビ局関係者) 子役のころからお礼状を書くとは、大人顔負けの気遣い。そして、彼女を絶賛するのは現場スタッフだけではないという。 「共演者からも、彼女は一目置かれる存在。まだあどけない表情で、天然な性格ながらも仕事に対しては人一倍真面目なんです。映画『無限の住人』でも並外れた演技力と細やかな気遣いが評価され、大物共演者たちからも可愛がられていました。『とても19歳とは思えない』と、みなさん驚いていらっしゃいましたね」(映画関係者) そんな彼女の活躍は、今後も期待できそうだーー。
2017年06月12日あなたの周りには、少しぽっちゃりだけど、なぜかモテる女子、いませんか?ぷくっとしたかわいいほっぺや、プニプニのやわらかな二の腕、ちょっぴり色っぽくもあるムチムチの太ももなど、ぽっちゃり要素はモテ要素だったりもするんです。今回はそんな、男性人気の高いぽっちゃり美人についてお話ししましょう。◆「ぽっちゃり美人」がモテる!美人でスタイルもよく、仕事もキチンとこなす万能女子は、男性からしてみると、隙がなさすぎて、自分には「高嶺の花」と思ってしまうことも多いよう。一方、いつも笑顔で癒してくれるぽっちゃり女子は、親近感がわいて、彼女や奥さんにすることを考えても好印象と、実は男ウケ抜群。体型はぽっちゃりでも、笑顔がかわいかったり、よく見ると肌がきれいで鼻筋が通っていたりと、ぽっちゃりながら美人度の高い女子は、やわらかなイメージもあってすごくモテるんです。芸能界で「ぽっちゃり女子」として人気なのが、渡辺直美さんや柳原可奈子さん。友だちになれるならぜひなりたい!という人も多いのでは?そんな彼女たちのように、まずは友達からスタートして恋愛に発展するチャンスもあるかも!?◆男性陣に聞く!理想のぽっちゃり像って?ぽっちゃり美人と言っても、イメージする女性は人それぞれ。今回は世代や環境が異なる男性に、それぞれにとってのぽっちゃりの基準や、ぽっちゃり美人だと思う芸能人について聞いてみました。協力してくれたのはこちらの3名です。Aさん(21歳・大学生・未婚・彼女なし)Bさん(28歳・営業・未婚・彼女あり)Cさん(32歳・webデザイナー・既婚)【ぽっちゃり美人】Q.ぽっちゃり美人だと感じるのは誰ですか?Aさん「僕にとってのぽっちゃり美人は有村架純。理想のぽっちゃり条件は丸いほっぺ。体のラインというより、ほっぺがふっくらしているのがいいんです。表情がやわらかく見えるし、ニコニコしてると目が離せなくなる」Bさん「仕事柄、いろんな人に会いますが、水卜麻美アナほどレベルの高いぽっちゃり美人は稀ですね。くびれが全くないわけではなく、顔もお尻もちょうどいい丸さ。脚や腕はほどよくプリっとしてて、やわらかさがありますよね。女性らしさも癒しもあるラインがたまらないです。動きが軽くて、小さなボールがピョンピョンはねてる感じが見てて癒されます」Cさん「上半身・下半身どちらかでボリュームのある部位があると、自分にとってはぽっちゃりさんになります。昔に比べればだいぶ痩せたけど、深田恭子こそぽっちゃり美人。胸もお尻もたっぷりの量感なのに、ウエストはしっかり引き締まってて筋肉もついてる。贅肉だけじゃないから色っぽい。女性の魅力を引き立てるお肉と筋肉のバランスが絶妙なんですよね」顔だけでぽっちゃり判断をする男性もいる様子。現在放送中のNHKの朝ドラ『ひよっこ』で主演をつとめている有村さんは、役作りのため5kg太ったとか。有村さんをぽっちゃり扱いしたら、世の女性からブーイングが起こりそうですが…。水卜アナは小柄なので、全体的にコロンとした感じが、またかわいいですよね。深田恭子さんは「痩せてない頃のほうがよかった」という声も多く聞かれます。ぽっちゃりなのに色っぽいって、確かにたまらないかも。【数字】Q.身長160㎝の女性の理想の体重は?Aさん「48㎏。顔がぽっちゃりでも、体のラインは標準がいいな」Bさん「ぽっちゃりの判断基準は、全体的な肉づきかな。身長や体重は、数字だけ聞いても正直ピンとこない。50~55kgくらいで、くびれがあれば気にしません」Cさん「アラサーになってから、女性の好みが若い頃と変わりましたね。スタイルがいい人も嫌いではないですが、毎日の仕事で疲れて帰宅しても、なんだか癒されない。外に出るといろんな刺激で心がトゲトゲするから、彼女にはとにかく癒されたい。60kg近くても気にしないかも」【見た目や質感】Q.ぽっちゃり美人を語るうえで、あなたが重視する部分は?Aさん「二の腕の触り心地はかなり大事。押すとふんわりはね返ってくるような、やわらかさがほしいです。手を振ったら、のれんみたいにブルンブルン揺れるのは嫌だな」Bさん「足首は大切。ヒールを履いたとき、きゅっと足首が締まって見えるのが好みです。どんな場所もくびれがないと、女性らしさがゼロ」Cさん「断然、抱き心地がいいほうがいいですね。見た目より、ギュッとした時の癒され度が高ければ満足しちゃいます」◆ぽっちゃり美人の恋愛事情お次は、自他ともに認めるぽっちゃり美人に聞いた、恋愛にまつわるエピソードをご紹介します。20~30代の女性3名からお話を聞きました。D子(既婚:子どもあり)E美(既婚:子どもなし)F恵(未婚:彼氏なし)D子「今の主人はどちらかというとぽっちゃりがタイプ。付き合ってる時から、私が気にしてるお腹や二の腕を触っては、癒されるわぁと言ってましたね。太ってることがコンプレックだったけど、主人のおかげでちょっと自信を持てたかな」E美「元カレがぽっちゃり好きでお付き合いをしていました。3年付き合ったけど、結局結婚には至らず。性格が合わなくてケンカが多かったのが理由です。今の主人は、お互いに見た目はタイプじゃなかったけど、性格が合って結婚しました。ちょっと痩せたほうがいいんじゃない?って、言われることもあるけど、もうあんまり気にしてないみたい」F恵「絶賛片思い中の彼は、どちらかというとスタイルのいい女子が好み。好きなタレントは菜々緒らしい…。でも友達としては仲良しで、相談とかもし合う仲。これからは女性として見てもらえるといいな」◆終わりにひとまとめに「ぽっちゃり」と言っても、年齢や好みによってその基準は大きく違うみたいですね。もし、あなたがぽっちゃりだから恋愛は難しそうと諦めているなら、もったいない!いろいろな基準がある中で、気になる彼にとっての「ぽっちゃり美人」の条件をクリアできれば、恋愛がスタートする可能性も十分ありますよ。ぽっちゃりさんならではの魅力を活かして、彼を思いっきり癒してあげましょう。ライタープロフィールCherrysako広島在住のママライタ-。2015年に第一子(女の子)を出産。九州で生まれ、大学進学をきっかけに県外に出る。自身の就職、転勤をきっかけに様々な土地で暮らし、地元九州や各地域の魅力に気付く。結婚、出産を機に食の安全や食育に興味を持ち、家族の健康を守るために勉強中。子育てと夫婦関係の中で、家族という大切な人をきちんと大切にできるように、自分の心を特訓しながら家庭と仕事の両立に奮闘する日々。
2017年06月11日元NHK山形放送局のキャスターでフリーアナウンサーの古瀬絵理が10日、東京・新宿の福家書店 新宿サブナード店で写真集『陽だまり』(発売中 3,500円税込 講談社刊)の発売記念イベントを行った。同写真集は、2006年にグラビアデビューして"スイカップ"で話題を集めた古瀬絵理の2nd写真集。東北の温泉宿を舞台に、さらに進化した"スイカップ"のバストと身体を大胆に披露している。胸元全開のセクシーなワンピース姿で初めてスイカを持って写真撮影に臨んだ古瀬は「スイカって以外に重いんですね(笑)」と苦笑いを浮かべつつ、6年ぶりの写真集に「結婚して子どもを出産し、今は子育て真っ只中で自分の時間もありません。そのような中、体調を整えながら撮影に臨み、一枚一枚勝負の気持ちで撮影しました。(子育てなどで)日常が楽しい分、笑顔が届けられる写真集だと思います」と自信を見せた。お気に入りを「ゴールドの布に包まれた一枚」とあげて「どうしてもお尻のカットが欲しいと言われ、私自身、お尻を見せたことがなかったんでせめぎ合いをしたんですが、キレイに撮っていただきました。山形にはスイカだけじゃなくて桃もあると思いましたね。桃尻と言っていただけるといいんですけど」とバストだけではなくお尻もアピールした。同写真集のテーマは「不倫旅行」。自身は「その経験がないので」と否定しつつ、昨今の芸能界で話題となっている点に「夫にもして欲しくないし、私もしたくないと思いながら見ています」とコメント。続けて「夫とは、すれ違いざまにお尻を触られたりしています。家庭内セクハラみたいなことをしているのが、仲良くなれるコツかな」と話していた。
2017年06月11日「ひげもじゃで格闘ゲームのキャラクターのようですよね。じつは、メークを終えるまでに2時間もかかるんです」 こう語るのは、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』で近藤康用役を務める、橋本じゅん(53)。橋本が演じる近藤は、今川家から井伊の目付に任じられた近隣領主。直虎と激しく対峙する場面も。柴咲コウ演じる直虎との初対面シーンを、橋本は次のように振り返る。 「初めて直虎と相対してがっつりやる場面だったので、緊張しましたし、わくわくも、ドキドキも。実際、対峙して思ったのは、全くひるまないなあ、と。非常に目がいろいろなことを語る人なので、逆にこっちが力をもらえるというか、芝居が楽しくなります」 大阪芸大在学中の’85年に『劇団☆新感線』に参加。以来、看板俳優として活躍するほか、映像作品では名脇役として注目されている。 「舞台も、映像も、役づくりという点ではなんら変わりない。ただ、明らかに違うのは、舞台は一度始めたら止められない。今、『レ・ミゼラブル』に参加していますが、動きながら歌うので息が上がってしまって、そこは新感線と似てる。舞台は体力的には部活だと思っています(笑)」 俳優人生を順調に歩んでいるかに思える橋本だが、過去にこんな経験も。 「じつは、僕、役者を始めて11年ほどたったころ、ちょっと行き詰ってしまって。単身イギリスに渡り、筋ジストロフィーの患者の施設でケースワーカーとして働いたことがあるんです。そこで患者さんの介助をしながら、体が動くこと、自分がしたいことができる意味を考えて、結果、役者を続ける決意ができた。ヘタでもいいんだ、やれることを精いっぱいやろう、と。人生観が大きく変わりました」
2017年06月11日「撮影が始まったころは、周りがみんな芸能人!みたいな感じがありましたが、ようやく慣れてきました。月1ペースで開いている『直虎会』を通して、みなさん気さくな方だとわかって(笑)」 そう語るのは、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』で奥山六左衛門を演じている、田中美央(42)。初めての大河ドラマ出演は、オーディションで獲得した。 「殺陣の訓練などいろいろ準備しましたが六左衛門は、まだ一回も抜刀していない。この先もあるのかどうか(笑)。いつも汗をかいて、鈍くさくて。私をイメージして書いてくださったのかと思うほど、僕そのものです。純和風の顔なので、もっと時代劇のオファーがあると思っていましたが、今回がほぼ初めて。NHKに入った瞬間、ここまでくるのに20年かかったなあ、と感慨深かったですね。でも、スタジオパークの直虎展に行っても、誰も気づいてくれなくて(笑)」(田中・以下同) ナレーターとしても活躍する美声で、ミュージカル俳優を目指したことも。 「ミュージカルの勉強をする一方で、ふつうのお芝居も深めてみたいという思いはずっとあって。決定的だったのは、(大阪芸大)卒業間近に『アニー』の最終オーディションに落ちたことです。演技が全然ダメだったと聞かされたとき、歌や踊りをメインに考えていたけど、根幹になるものは、やはりお芝居なのだな、と痛感しました。今後目指すのは、名バイプレーヤーと言われる役者。『名前はわからないけど、この人、よく出てるね』という存在になれたらいいなぁと」
2017年06月11日「正直、大河の歴史や大きさをつかめていなかったのですが、リハーサルで先輩たちの芝居を目の当たりにして初めて、『俺、大変なものに出るんだ!』と(笑)」 そう語るのは、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』で中野直之役を務める、矢本悠馬(26)。矢本が演じる中野は、女性が城主になることに反発していたが、直虎(柴咲コウ)を知るにつれ、忠誠心が芽生えていく。 「現代劇のときは現場で作っていくタイプだったのですが、それは通用しない。本気で怒っているテンションを出せるまでには、正直、時間がかかりました」(矢本・以下同) また、武術にたけた直之を演じるうえで、殺陣シーンは見せどころの一つだが。 「リズムや力の強弱をつけて、もっと変えて見せたいと思っていますが、まだまだ一本調子ですね。日ごろ、自分にしかできない表現をしたいと心がけているので、殺陣でも個性を出せたら」 そんな矢本のお気に入りのシーンは? 「殿への親愛の情が描かれる場面ですね。直之の笑顔を見て、『愛が漏れてるな』と。もともと柴咲さんのファンだし、あれは、芝居じゃなかった(笑)」 子役として活動後。8年間の休業を経て、再び、役者の道へ。 「子どものときからずっと、芝居をするのが大嫌いだった。でも2年前、映画『ちはやふる』に出たころから、役者は楽しいと思えて。目標は、自分のようにひねくれている人間に好かれる役者になること。いや、国民的に愛されたいです!(笑)」
2017年06月11日2016年、日本のみならず世界を席巻した「ピコ太郎」のプロデューサーでもある芸人・古坂大魔王と、30年にわたり討論番組を司会してきたジャーナリストの田原総一朗が、6月10日(土)放送の「SWITCHインタビュー達人達(たち)」に登場する。同番組は異なる分野で活躍する2人の“達人”によるクロスインタビュー型対談番組。今回登場する古坂さんはお笑いコンビ「底ぬけAIR-LINE」として90年代に数々のTV番組などに出演、芸人として活躍してきたが、00年代に入ると音楽活動に注力。クラブイベントのプロデュースや様々なアーティストのリミックス、ライブ参加などを経て再び芸人活動も再開。お笑いと音楽の2本柱で活動してきた。そして2016年、“自身がプロデュース”した古坂さんに非常によく似た謎の千葉県出身(古坂さんは青森県出身)シンガー・ソングライター「ピコ太郎」がYouTubeに「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」を投稿したところ、世界的人気アーティストのジャスティン・ビーバーが自身のTwitterで紹介。一躍世界的な注目を浴びる存在となった。もう1人の出演者、田原さんはTVドキュメンタリーのディレクターとして数多くの作品を発表。その後フリーに転身。80年代半ばからは民放の討論番組で自ら司会を務めるようになり、その手腕はもちろん本人のキャラクターも相まって日本を代表するジャーナリストとして、現在まで一線で活躍してきた。番組前半では、古坂さんが以前にお笑いライブでよく出演していた都内のライブハウスを田原さんが訪ね、2人が初めてじっくり語り合う。田原さんの討論番組のファンだという古坂さんに対し、田原さんが80歳を越えても衰えない持ち前の好奇心で、「ピコ太郎」がヒットした秘密やお笑いと音楽をミックスさせた活動に対する思い、そして今後の世界戦略までを聞く。番組後半、今度は古坂さんがたくさんの書物が積まれた田原さんの事務所を訪ね、個性も主張も強い論客が集う討論の仕切り方や取材相手に本音を言わせる技術など田原さん流の仕事術から、戦後の日本社会を見つめてきたジャーナリズムに対する思いにも迫っていく。異なる方法でメディアの最前線に立つ2人が「伝えること」の本質を語り合う1時間をお見逃しなく。「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は6月10日(土)22時~NHK Eテレで放送。(笠緒)
2017年06月10日女優の小島藤子と、俳優の岡山天音が、山崎賢人&広瀬アリスがW主演を務める映画『氷菓』(2017年秋公開)に出演することが10日、わかった。同作は小説家・米澤穂信のデビュー作を実写化。シリーズ累計は205万部を突破し、コミックス、アニメなどのメディアミックス化も行われている。"省エネ主義"の高校一年生・折木奉太郎(山崎)が、姉の命令で入部した古典部で出会った美少女・千反田える(広瀬)と学園の謎を解き明かしていく。小島は、"即死級の毒舌"を有する美少女・伊原摩耶花を演じ、岡山は自らを「データベース」と称すほどの知識量を誇る福部里志を演じる。ともに古典部のメンバーとして、主役の2人とともに謎に挑んでいく。現在放送中のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』で、秋葉幸子役を熱演する小島と、おなじく『ひよっこ』に漫画家役で出演するフレッシュな2人。摩耶花が里志に長年片思いしているという設定など、2人の関係にも注目だ。話を聞いた時は「驚きと不安が大きかった」という小島。「なにより摩耶花を私がやって大丈夫かと思いましたが、安里監督含めスタッフの方々の『氷菓』への熱い思いを知りこの作品に参加できることを光栄に思いました」と振り返る。「十代で小柄な摩耶花とは、年齢や見た目は私とは違う所ばかりですが、撮影中は『私が伊原摩耶花です』という感じで伊原摩耶花になりきり毎日演じました」と自信を見せた。「学生服を着る機会が少なくなってきた」という岡山は、「制服は最後かもしれないと思いました」としみじみ。「十代の頃からずっと一緒に居た賢人と親友役として共演できる事がとてもとても嬉しかったです」と、親友である山崎と共演できる喜びを語った。撮影はすでに終了したが、岡山は、役作りのポイントについて「原作も読んだ上で僕が里志に抱いた印象は、表面的にはいつも飄々とそこに居るように見えて、その奥に抱える葛藤と真剣味をもっているという二面性」と明かす。完成した作品について「ほかのミステリー作品とは少し違い、大きな事象そのものではなくその『隙間』を縫って進み、最後に一つの巨大な到達点に至る作品だと思います。観た人の虚を衝く一味違った作品になっていると思います」と分析した。(C)2017「氷菓」製作委員会
2017年06月10日日本テレビの人気番組『世界の果てまでイッテQ!』の視聴率が5週連続で20%超えを記録し、話題となっていますね。番組の企画が面白いというのはもちろん、MCを務める『ウッチャンナンチャン』の内村光良さんの存在も大きなところではないでしょうか。お笑いに限らず、俳優や映画監督としても才能を発揮するなど、長きにわたって芸能界の第一線で活躍し続けています。一方、『ダウンタウン』の松本人志さんも時代を作った一人と言え、今でも多くの番組で活躍を続けていますね。そこで、パピマミ読者のみなさまに「内村光良と松本人志、まだまだ現役で面白いと思うお笑いタレントは?」 という二択アンケートを実施しましたので、その結果を発表したいと思います!●内村光良vs松本人志! まだまだ現役で面白いと思うお笑いタレントは?・内村光良……56%(83人)・松本人志……44%(65人)※有効回答者数:148人/集計期間:2017年6月6日〜2017年6月8日(パピマミ調べ)●内村光良さんを選んだ理由『どんな番組もウッチャンがいると間違いなく面白くなる!周りの芸人さんを活かすのもうまいと思うし、これからもずっと現役でい続けるんだと思います』(30代女性/事務)『コント番組が大好きで、いつも笑わせてもらってます。下品な笑いじゃなくて万人が楽しめる笑いというのがいいと思いますね』(40代女性/主婦)お笑いでの功績はもちろん、その人柄から幅広い世代に人気の高い内村光良さん。さまざまな番組で活躍する姿を目にするものの、お笑い芸人としてガツガツとした態度を見せることはなく、その振る舞いは上品さが感じられる ほど。ベテランになってくると、番組でネタを披露することがなくなってくる芸人さんが多い中、NHKで放送されているバラエティ番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』などでコントを続けていることも評価されているようです。ちなみに“ショートコント”という形式を作ったのは内村さんだと言われているようで、日本のお笑い界への影響も大きいと言えるでしょう。特に、周囲を活かす司会業 などにも定評があり、多くの番組をヒットさせてきた功績もあります。コント師としての実力は松本さんも絶賛するほどで、いまだ笑いに対する姿勢に衰えるところはないようです。●松本人志さんを選んだ理由『松ちゃんにかなう人はいないでしょ。ネタをすることはなくなったけど、ガキの使いでは2人のトークも復活したし、まだまだ現役から退く様子はないですよね』(40代男性/営業)『小さいころから大好きで、今も昔と変わらずに面白い!ちょっとしたコメントでも他の人は考えつかないようなことを言うし、天才だと思います。できればもう一度漫才を見たいですね』(30代女性/販売)お笑い界の頂点に君臨すると言っても過言ではない、ダウンタウンの松本人志さん。テレビで活躍する人気芸人の中にも、松本さんに憧れてお笑いを目指した という人は少なくないでしょう。また、お笑い以外に映画監督としての才能も発揮し、さまざまなことに挑戦する姿勢はいまだ健在です。先日は長年放送を続ける『ガキの使い』でのフリートーク復活 が話題となり、賛否両論あったものの多くの視聴者を楽しませました。最近ではコメンテーターとしての姿が目立つなど、コントや漫才からは離れていますが、番組内で見せるキレのあるコメントは衰えるところを知りません。もう一度、漫才やコントをする姿を見てみたいものですね。----------いかがでしたか?ライバルとして語られることも多い2人ですが、実は深い絆で結ばれているというエピソードもあり、仲の良さがクローズアップされることもあります。同じ時代を戦ってきた2人だけに、戦友・同士という思いもあるのかもしれませんね。50歳を超えて今なお現役の2人。これからもお笑い界に多くの笑いを生みだしてくれるのではないでしょうか。【参考リンク】・【二択アンケート・結果】内村光良vs松本人志! まだまだ現役で面白いと思うお笑いタレントは?()●文/ぶるーす(芸能ライター)●モデル/杉村智子(まさとくん)
2017年06月09日