1月にスタートした冬ドラマもいよいよ最終盤。各曜日22時からの時間帯には、ジャンルや診療科が異なる医療ドラマが大混戦、また、原作ものの実写化が多い中でオリジナル脚本のお仕事ドラマも際立った。そして、これらのドラマでは主役を盛り立てるだけではない、「なんだか気になる」「いい味出してる」脇キャラたちがそれぞれに存在感を発揮している。「行け、勇者!」by来生先生火曜ドラマ「恋はつづくよどこまでも」佐藤健が演じる天堂先生の“魔王”に対し、その優しく穏やかな物腰から“魔法使い”と呼ばれる来生晃一先生。唯一天堂に物言える同期であり、一度はフラれた“勇者”こと佐倉七瀬(上白石萌音)を焚きつける一方、七瀬が倒れた際には看病に訪れて天堂の闘争本能にも火をつける。しかも、来生先生も七瀬に惹かれていき、「俺も好きにさせてもらう」と天堂および“天堂担”をおびやかすことに。しかし、そこは「循環器内科のブラピとディカプリオ」。医師としても、1人の人間としても、単なるライバルとはまた違う特別なきずなを感じさせる存在なのだ。第5話、天堂が公私混同していると誤解した七瀬には、自分が付け入ることもできたはずなのに「行け、勇者!」と背中を押し、第9話、七瀬の容態を心配して泣き崩れる酒井(吉川愛)にはそっと肩に手をおくだけ、といった紳士っぷりに悶える人が続出しており、“来生担”も急増中。来生を演じる毎熊克哉といえば、NHK連続テレビ小説「まんぷく」の“塩軍団”随一の硬派役で知られるように。『ケンとカズ』『全員死刑』などで映画ファンからも注目されており、3月20日(金・祝)からは武田梨奈とのW主演作『いざなぎ暮れた。』が公開。3月28日で33歳を迎える毎熊さんの今後の活躍にも期待したい。最終回・3月17日放送出勤の準備をする七瀬と天堂の前に突然、着物姿の流子(香里奈)と仁志琉星(渡邊圭祐)が現れる。なんと仁志は、流子をお見合いの席から連れ去ってきたという。詳しい理由を聞いた七瀬は...。「ケイトチルドレン」by黒川班水曜ドラマ「知らなくていいコト」「週刊イースト」の記者・真壁ケイト(吉高由里子)が世間を騒がせるスクープを追う傍ら、自身の“知らなくてよかったコト”にも向き合う本作は、脚本家・大石静が手がけるオリジナルのお仕事ドラマ。視聴者を魅了する柄本佑の色気や、重岡大毅(ジャニーズWEST)の闇堕ち&怪演、佐々木蔵之介の包容力もさることながら、毎日騒がしく、慌ただしい「週刊イースト」編集部にもクセ者が勢ぞろい。特に見逃せないのが、次々とスクープをものにするケイトが所属する、黒川デスク(山内圭哉)率いる黒川班の面々。言動キツめではあるものの、実は部下思いの黒川はケイトに絶大な信頼を寄せている。また、「僕はケイトチルドレン」と名乗りを上げた佐藤(森田甘路)は連載班・小泉(関水渚)との関係も気になるところ。ネタを横取りされがちな(?)小野寺(今井隆文)もグチは多いがケイトには一目置いている。そんな中、まさにイマドキのサトリ新入社員で怒鳴られることも多かった福西(渕野右登)がここに来て、ついに、ついに覚醒!ケイトチルドレンの仲間入りを果たし、視聴者の間でもその成長ぶりが「可愛い」と評判を呼んでいる。「獣になれない私たち」『引っ越し大名』などの山内圭哉を筆頭に、映画『カツベン!』では裸になっちゃう弁士役だった森田甘路、「死にたい夜にかぎって」など出演作が途切れない今井隆文と名バイプレイヤーばかり。『十二人の死にたい子どもたち』の1人だった渕野右登もネクストブレイクの一員に仲間入りだ。最終回・3月11日放送30年前、乃十阿(小林薫)が幼い子どもをかばって無実の罪をかぶったと知ったケイトは、現在、息子が住むドイツに旅立つ。帰国したケイトを待っていた岩谷(佐々木蔵之介)は事件の真相を書くよう迫る。乃十阿の生涯をかけた秘密を暴き、息子の人生を狂わせる記事を発表することに抵抗するケイト。しかし、乃十阿の無実を裏付けるような証拠も出てきて…!さらにその夜、尾高(柄本佑)から話があるとスタジオに呼ばれ…。「ですね」by瀬川先生金曜ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」伊藤英明が救命救急医でありながら、霊安室での枕経や終末期患者の心のケアなどを行う僧侶(チャプレン=臨床宗教師)でもある松本照円(照之)を演じる本作。そんな主人公の存在もあって、これまで何度も取り上げられてきた救命救急センターを描く医療ドラマの中でも、なかなか異質。しかも、ほかの診療科との連携が重要な救命にあって、伊藤さん演じる松本とムロツヨシ演じるエリート心臓血管外科医・濱田との対立が見どころでもある。「大恋愛」も記憶に新しいムロさんが「分かりやすい、うっとうしい悪役」に徹している中、注目したいのは、濱田に付いて大学病院からあおば台病院に出向してきた同じく心臓血管外科医・瀬川。患者やメディアの前では愛想を振りまく濱田が、本音や不平不満を唯一ぶつける相手であり、瀬川はそのどんな言葉にも「ですね」と相づちを打ってきた。しかし、松本に感化されて成長著しい児嶋(松本穂香)に濱田の手術の第1助手、いわゆる“前立ち”の座を奪われて見放され、児嶋が救命に移ったことで不機嫌になる濱田のドス黒い部分をさらに引き受けることに。「壁のようなもの」「無能」「雑魚キャラ」などと言われながらも、第8話では不正に対する濱田の言葉に穏やかな笑みを浮かべる姿が…。瀬川こそ、“おなかの白い”パンダのごとく完全な悪ではない濱田の医師としての矜持に惹かれている、一番の理解者なのかも!?演じる安井順平はお笑いの世界から転身し、劇団「イキウメ」の舞台や映画『燃えよ剣』などに出演、医師や検事、警察官などもこなせる名バイプレイヤー。第9話・3月13日放送濱田が担当した心臓外科学会の理事長・大貫(きたろう)の3歳の孫・川崎美咲(中野翠咲)の容態が急変。すぐに松本が対応し、濱田も駆けつけ緊急オペが行われたが、オペの失敗が発覚、投資家リチャード・ポー(近藤公園)から融資を断られてしまう。小児用ハートセンター設立をあきらめられない濱田は「もう一度だけチャンスを与えて欲しい」と、難しい手術の公開オペを提案。ところが、公開オペが始まってすぐに異変が起きる。美咲のオペ後から様子がおかしい濱田に松本は…。「ヒアウィゴー!」by来島達也土曜ドラマ「トップナイフ ―天才脳外科医の条件―」実際にあったら行ってみたいドラマに登場する店、いまなら「トップナイフ」のBAR「カサブランカ」を挙げる人は多いはず。“脳外科の女帝”や“氷の女”と呼ばれる深山(天海祐希)、“愛に飢えたトップナイフ”黒岩(椎名桔平)、臨床も恋愛も経験不足の“ド新人”小机(広瀬アリス)、“天才になれなかった”孤高の秀才・西郡(永山絢斗)、脳外科医の優秀なナース・小沢(森田望智)ら、ときに神の領域とも例えられる脳外科チームの文字通りのオアシスとなるのが「カサブランカ」。古川雄大演じるオーナー・来島達也も、医師という仮面を外した深山たちにつかの間の憩いを届ける存在だ。特に恋愛経験ゼロの小机幸子は、女性を口説く才能に恵まれ(?)人を見抜く目がある来島に、「サッチー」と呼ばれてすっかりメロメロ。第6話では病院への出張カサブランカのはずが、エレベーターで緊急オペに立ち会うひと幕も。初めて見る光景におののきながらも、小机をお姫様抱っこ!からの「BGMだと思って聞いてほしい」と、深山がテキーラのショットをあおる理由を明かす姿にも注目が集まった。チャラそうでいてどこか影があり、どこか憎めないというキャラクターは、その力の入れ加減が難しいものだが、温かみのある色気を醸す古川さんだからこそ全く嫌味がない。ミュージカル「テニスの王子様」や「エリザベート」などで活躍してきただけに、毎回ラストのキレキレダンスシーンまで必見だ。最終回・3月14日放送いよいよ今出川(三浦友和)の妻・里美(有森也実)のオペが始まろうとしていた。まずは西郡と小机が開頭した状態の里美に話しかけながら脳のチェックをしていく。今出川も参加し、順調にオペが進むが……。一方、深山は、鉄筋が頭部を貫通する事故から奇跡的に回復に向かっている中学生・徹(田中奏生)から「母親に殺されそうになった」と打ち明けられていた。その上、第9話で来島が女性を本気で愛せないのは「脳がそうなってる」と気になるセリフが…。その真意も含め、最後まで気の抜けない展開となりそう。(text:Reiko Uehara)
2020年03月11日友利新による特別講座が開催決定!2020年4月11日(土)、NHK文化センター青山教室において、『皮膚科/内科医が教えるやめる美容』が開催される。講師は医師(内科・皮膚科)の友利新が務める同講座では、食習慣や美容の無駄をレクチャー。無駄な努力をやめることで、肌や身体を変えていく。開場時間は10:00、開催時間は10:30から12:00まで。受講料はNHKカルチャー会員が4,576円(税込み)、一般が5,269円(税込み)。参加者全員に友利新愛用の美容商品がプレゼントされる。受講申し込みはNHKカルチャーのWEBサイトにて受け付けている。問い合わせはNHK文化センター青山教室(電話番号:03-3475-1151)まで。美容と健康に関する知識が豊富な友利新友利新は沖縄県宮古島出身。東京女子医科大学を卒業後、同大学病院の内科、皮膚科で経験を積む。現在は、都内のクリニックに勤務しながら、美容と健康に関する情報を雑誌やテレビなどを通じて発信している。『肌老化が怖くなくなる本気の肌トレ炎症ストップケアで肌悩み全解決』『Dr.友利の美人科へようこそ マタニティ外来編 妊娠・出産Q&A64』『美肌暦 28日サイクルできれいになる』など著書多数。(画像は友利新オフィシャルブログ「ビューティ診療室」より)【参考】※NHKカルチャー※友利新オフィシャルブログ「ビューティ診療室」※有限会社 エクステンション
2020年03月11日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「災害関連死」です。直接死を上回る死。明日の我が身の自衛を心がけよう。3月11日で東日本大震災から丸9年経ちます。震災を機に注目されるようになったのが「災害関連死」でした。地震や津波で命を落とすのは「直接死」ですが、その後の長引く避難生活や生活環境の変化により、持病を悪化させたり、孤独死してしまったケースを「災害関連死」「震災関連死」と呼びます。これには自殺も含まれます。自宅で安定した生活をしていれば、たとえば、血圧もコントロールできますが、避難生活を強いられ、おにぎりとお菓子しかない食事が続けば、たちまちコントロールがきかなくなります。避難所から復興住宅や仮設住宅に移り、地域の仲間もバラバラ、家族もなく、隣近所も知らない人ばかりのプレハブ小屋の生活が長引けば、寂しさが募り、お菓子を食べ続けてしまうなどして症状を悪くさせることもあるでしょう。福島で原発作業に携わっていた人のなかには、過酷な労働環境のなか、限られた食生活で長期の作業を強いられ、体調を悪化させた人が大勢いました。震災後、東京大学から志願して相馬中央病院に出向した坪倉正治医師は、「原発事故以降の健康被害といえば、放射線の影響ばかりクローズアップされるが、実際に亡くなった方の原因の多くは、持病の生活習慣病の悪化である」と語っています。令和元年9月現在、福島県では直接死の1613人に対して、災害関連死は2286人と、大きく上回りました。災害関連死で亡くなった方は、地域のコミュニティをまるごと移管して街づくりをするとか、お年寄りを孤立させないよう積極的に声がけをするなど、きめ細かな支援をすれば救えたかもしれません。災害に遭い、幸い生き延びたとしてもその後の環境により死者が生まれていることはぜひ覚えておいてください。災害が起きれば、普段当たり前にできていることがすべて崩れます。水が手に入らず、毎日炭酸飲料を飲むことになるかもしれません。いつもの化粧品や薬、嗜好品が手に入らなくなるかもしれません。家族が孤立をしてしまうかもしれません。普段から近隣の方と挨拶しておくなど、日常を維持できなくなったときのことをイメージして自衛しておくことをお勧めします。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)公開中。※『anan』2020年3月18日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月11日近年は覚醒剤や大麻など薬物を使用・所持した有名人が続々と逮捕され、衝撃が走っています。とくにNHK大河ドラマに出演が決まっていた女優が逮捕された余波は大きく、撮影のやり直しなどが行われ、莫大な違約金が発生する模様です。逮捕された人物のほとんどが、人々から憧れを受けていた存在。そんな人物たちの「裏の顔」にショックを受ける人が続出しています。 一発アウト論が浮上逮捕と同時にニュースバラエティ番組などで盛んに議論になっているのが、薬物犯罪者の復帰問題。元衆議院議員の杉村太蔵は、『サンデー・ジャポン』(TBS系)などで、「薬物犯罪をした犯罪者は一発アウト。芸能界に戻れると思ってもらいたくない」と主張しています。これに爆笑問題の太田光や、タレントの今田耕司、さらには堀江貴文氏などが「一発アウトは薬物使用者の更生を妨げる」「馬鹿げている」と猛反論し、議論が繰り広げられました。ネット上では「一発アウト論」を支持する人が多いものの、反対の声も根強いのが現状。この議論について、弁護士はどう考えるのでしょうか?大本総合法律事務所の小野智彦弁護士にお聞きしました! 弁護士はどう見る?小野弁護士:「薬物に限らず、どのような犯罪であっても、それに手を染めた人(芸能人に限らず)には、更生の機会が与えられるべきで、「一発アウト」は厳しすぎると思います。「一発アウト」は、目には目を歯には歯をといった応報刑の考え方からの発想だと思います。現在の刑法は、死刑を除き、教育刑の考え方であり、無期懲役でも仮釈放で社会復帰の機会を与えているほどです。社会復帰と言う意味では、職場が確保される必要があります。職場が確保されないと社会復帰は難しく、また犯罪に手を染めてしまうということがよくあります。芸能人の場合は、職場は芸能界ということになります。元の職場に戻れるということが、社会復帰への更生へのモチベーションになると思います。 元の職場へ戻すといっても、犯罪前と全く同じ地位、ポジションである必要はないとは思います。会社勤めの方の場合、刑法犯を犯すと流石に懲戒解雇となり、元の会社には戻れませんが、同業種の別会社への就職はできるかと思います。芸能界でも、同じ事務所への復帰はできないにしても、また小さな事務所に入り、一から這い上がることはできてもいいと思います。 芸能人の場合、一般人と違うのは、マスコミが注目しすぎるところにあると思います。「あの人は薬物で捕まったことがある人」というレッテルを貼られます。その意味では、そのような芸能人が再び芸能界で活躍することは、視聴者や子供たちに悪影響をより与えるという側面はあるかと思いますが、逆にそのようなレッテルを貼られた芸能人が、一から這い上がって頑張っているというポジティブな影響を与えるということもあるかと思います。 直ぐに復帰させるかどうかは問題だとしても、「一発アウト」ではなく、社会復帰へのモチベーションを与えるためにも、一度はチャンスを与えてもいいのではないかというのが、私の考えです」 様々意見があるが…様々な意見のある「一発アウト論」ですが、「更生の機会が全く与えられない」ことは、弁護士から見ると「厳しすぎる」感じるようです。 *取材協力弁護士:弁護士 小野智彦(大本総合法律事務所。浜松市出身。エンターテイメント法、離婚、相続、交通事故、少年事件を得意とする。)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)芸能人の薬物犯罪で議論になる「一発アウト論」弁護士はどう見る?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。芸能人の薬物犯罪で議論になる「一発アウト論」弁護士はどう見る?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2020年03月10日ベビーカレンダーは、2020年2月生まれの男の子6,968名を対象に、『2月生まれベビーの名づけトレンド』に関する調査を行いました。2月生まれの男の子に人気の名前ランキング、結果は…!? 1位蓮2018年・2019年の年間ランキングで1位だった「蓮(主なよみ:れん)」。1月の名前ランキングから引き続き1位という結果になりました。泥水の中で力強く育ち、美しい花を咲かせる蓮(はす)の花を連想することから、周囲に染まらない・清らかなイメージがあります。「清く純粋な心を持ち続け、自分の信念を貫くたくましい子に育ってほしい」といった願いも感じられますね。涼しげで洗練された響きの「れん」という読みも人気の秘訣です。 2位大翔「大翔(主なよみ:はると、ひろと)」は、2018年の年間ランキングでは2位、2019年は7位の人気の名前です。翼を広げて大きく羽ばたく様子を意味する「翔」は、毎年男の子の名づけに大人気。「大きく、高く飛躍してほしい」「立派で優れた人になってほしい」といった願いが感じられる名前です。 3位陽太2018年の年間ランキングでは8位、2019年は15位の「陽太(主なよみ: ひなた、はるた、ようた)」が、2020年1月の4位からワンランクアップ。「陽」は太陽をイメージさせ、寒さが厳しくい2月に、暖かい春を待ち望む様子がうかがえます。明るく元気な印象で、周りをあたたかい光で照らす印象がありますね。 4位結翔2018年の年間ランキングでは18位、2019年は10位だった「結翔(主なよみ:ゆいと)」が1月の8位から4位へとランクアップ。「結」には「紐を締めてつなぐ」「物事をまとめ上げる」「植物が実をむすぶ」という意味があり、「良縁に恵まれますように」という願いを込める親御さんも多いようです。や行の音はやわらかく温かみがあり、伸びのびとした印象になります。 4位樹2018年の年間ランキングでは6位、2019年は4位と近年人気の「樹(主なよみ:いつき)」。2020年1月は人気ランキング2位でした。男らしい漢字一文字の名前「一文字ネーム」であり、「大樹」「樹木」を思い浮かべることから、強さ、たくましさ、まっすぐさ、素直さをイメージできる名前です。「生い茂る樹木のように豊かでのびやかに育ってほしい」という親の願いが感じられる名前ですね。 6位蒼2018年の年間ランキングでは15位、2019年は8位だった「蒼(主なよみ:あおい、そう)」が、1月13位から2月は6位へとランクアップ。2019年の漢字ランキングでも9位にランクインしています。「植物が生い茂るようにすくすく育ちますように」と願いを込められているようです。 7位暖2018年の年間ランキングでは69位、2019年は29位だった「暖(主なよみ:だん、はる)」。1月の人気ランキング37 位から、2月は7位へと急上昇。寒さの厳しい 2 月に暖かい春を待ち望む様子が伝わってきますね。「周囲を元気づけるようなあたたかな男の子になって欲しい」という願いが込められているようです。他にも、「豊かで不自由しない」という意味もあります。 8位大和「大和(主なよみ:やまと)」は2018年の年間ランキングでは7位、2019年は9位と人気の名前です。「大和魂」などを連想させ、響きが男らしくかっこいいほか、どこか古風で日本的なイメージを持つレトロネーム。たくましさや雄大さが感じられる名前です。 9位湊「湊(主なよみ: そう、みなと)」は2018年の年間ランキングでは3位、2019年は2位、2019年の漢字ランキングでも14位にランクインする人気の名前です。「湊」は船や人が集まる場所を指す漢字。雄大な海をイメージさせるほか、「人気者になりますように、友人に恵まれますように」といった願いを込めてもいいですね。 10位湊斗「湊斗(主なよみ:みなと)」は9位「湊」と同じよみの名前。「みなと」の人気の高さがわかります。2018年の年間ランキングでは25位、2019年は14位と着実に人気が高まっています。海のイメージを持つ「湊」と、星空のイメージを持つ「斗」を組み合わせることで、「広い心を持ち明るく社交的な人」「人を引き付ける魅力がある輝く人」という壮大な印象を受けます。真面目で頼もしい印象の「と」止めネームです。 10位陽向「陽向(主なよみ:ひなた)」も3位の陽太と同じく、太陽や温かさを意味する「陽」が用いられ、暖かなイメージの名前です。光に向かってのびのび育っていく様子を思い浮かべることができ、大きく成長してほしいという願いが込められるような名前です。「ひなた」は女の子のよみランキング23位にもランクインしており、ユニセックスな人気ネームです。 10位律人気ランキング10位には、音も漢字もクールでスマートな印象の「律(主なよみ:りつ)」がランクイン。2017年の年間ランキングでは圏外だったものの、2018年には21位、2019年には5位と人気急上昇中の名前です。「律」は「おきて」「お手本」を意味するため、「精神力が強い子に育ってほしい」という願いが込められることも。NHKの朝ドラ『半分、青い。』で、佐藤健さんが演じた主人公の幼馴染みの役名として使われてから、一気に人気が出たようです。 1月に引き続き2月も引き続き“と止めネーム”が人気。10位以内に5 つの“と止めネーム”がランクイン。また、寒さの厳しい 2 月に暖かい春を待ち望む様子から、「陽」や「暖」など、暖かみを感じる名前も目立ちました。これから男の子をご出産予定の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。<調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2020 年 2 月 1 日(土)~2020 年 2 月 25 日(火)調査件数:男の子:6,968 件 文/福島絵梨子
2020年03月10日NHK「おかあさんといっしょ」の元・体操のお兄さんでおなじみ、よしお兄さんこと小林よしひさの公式ファンクラブが開設された。月額制の有料会員に登録すると、ファンクラブサイトのPHOTOやMOVIEといった限定コンテンツが閲覧できるほか、チケットの先行販売などの特典が受けられる。さらに、初のファンクラブイベントとなる「第一回ファンクラブイベント~よしひサークル新入生歓迎会~」の開催も発表。よしお兄さんの誕生日翌日、6月30日(火)に開かれるスペシャルなイベントとなりそうだ。ファンクラブサイトでは、3月31(火)11時までチケットの申し込みを受け付けている。■小林よしひさ OFFICIAL FANCLUB よしひサークル会費:月額 440円(税込)会員特典-チケット先行受付※チケットの確保を約束するものではありません。-PHOTO、MOVIEなどファンクラブサイトの限定コンテンツ閲覧-ファンクラブイベントの開催(不定期)-よしお兄さんの似顔絵ぬりえカレンダー-メールマガジン配信(不定期)-バースデーメール配信※会員特典内容は一部変更になる場合がございます。■第一回ファンクラブイベント~よしひサークル新入生歓迎会~日時:6月30日(火) 11:00/14:00会場:めぐろパーシモンホール小ホール料金:全席指定 2,000円(税込)▽チケット情報よしひサークル限定 ファンクラブ会員受付受付期間:3月10日(火)12:00~3月31日(火)11:00枚数制限:4枚(ご同行者は非ファンクラブ会員でも入場可能)結果発表:4月2日(木) 18:00予定
2020年03月10日「優さんはいま、第3子を妊娠中だそうです。来月にも出産予定と聞いています」(山田の知人)昨年から米国・ロサンゼルスに拠点を移した、小栗旬(37)と妻の山田優(35)。’12年に結婚した2人は、’14年に第1子、’17年に第2子を授かり、現在、その子供たちも一緒に家族4人でLA生活をしている。「小栗さんは、11月公開予定の『ゴジラVSコング(邦題未定)』のほかにもハリウッドの大作映画に出演するそうです。’22年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主人公の北条義時を演じることも発表されましたし、LAでも忙しい毎日を送っているようです」(映画関係者)そんな小栗を支えながら、米国での育児に奮闘中の山田。今春の第3子出産を控え、ここにきて、“大きな決断”を迫られることに。「優さんは日本に帰国しての出産も考えたようですが、LAでの出産を決意したようです。新型コロナウイルスの感染拡大という状況のなか、大事をとってのことだと聞いています。LAには、小栗さんの所属事務所の女性スタッフもいるので、出産のサポートをしてもらえる安心感も決断を後押ししたのでしょう」(前出・山田の知人)妊婦への新型コロナウイルスの影響に関して、産婦人科の医療関係者はこう語る。「現時点では、妊娠中に新型コロナウイルスに感染したとしても、おなかの胎児に影響はないとみられています。しかし、妊婦は異物を排除する細胞性免疫が低下する傾向があり、感染すれば重症化する可能性はあります。そのため、なるべく感染リスクの高い環境は避けたほうがよいと考えられています」臨月の身で長時間、飛行機に乗り帰国するよりも、このままLAで出産したほうが母子ともにリスクが少ないと判断したのだろう。山田は’15年にイベントに出席した際、「子供は5人欲しい」と、将来の夢を語っていた。無事に第3子が誕生したら、出産後も一家はロスで生活するのだろうか――。「小栗さんの渡米した第一の目的は、英語を勉強することでした。そのなかで、もしハリウッド作品のオファーがあれば受けるというスタンスです。そのため、ハリウッドに長期的に住むわけではありません。主役に決まった大河の準備もあるので、遅くとも来春には家族と一緒に帰国することを考えているようです」(小栗の知人)日米を行き来する小栗家の夢は、さらに広がることだろう。「女性自身」2020年3月24・31日合併号 掲載
2020年03月10日政財界をまたぎ、富と権力をめぐる人間の野望と愛憎を描いた不朽の名作が、WOWOWにて『連続ドラマW 華麗なる一族』として連続ドラマ化。主人公の万俵大介を中井貴一が演じることが発表され、中井のコメントも公開された。1990年11月にサービス放送を開始し、間もなく開局30周年を迎えるWOWOWでは、2020年12月以降、開局30周年記念番組を続々と放送していく。その記念番組のひとつとして放送されるのが、山崎豊子による同名長編小説を連続ドラマ化する『連続ドラマW 華麗なる一族』だ。2016年にはWOWOW開局25周年記念として、山崎作品『沈まぬ太陽』を全20話の大スケールで初テレビドラマ化(『連続ドラマW 沈まぬ太陽』)し話題となり、その5年後の2021年に、開局30周年記念として今作が放送されるという。徹底した取材に基づき、リアルな物語を構築することで知られる山崎による力作『華麗なる一族』は、1970年3月から1972年10月にかけて週刊新潮で連載された、今なお読み継がれる不朽の名作。1974年に山村聰主演でTVドラマ化され、同年、佐分利信主演で映画化、さらに2007年にTBS系日曜劇場で、木村拓哉主演でTVドラマ化された。日本が最も輝いていた時代、高度経済成長期が頂点を極め、その金字塔である大阪万博を間近に控えた状況を背景に、富と権力獲得への手段として、関西の財界で閨閥をはりめぐらす阪神銀行の頭取・万俵大介を中心に、その一族である万俵家の繁栄と崩壊を、全12話で描く。本作の脚本は、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』や『連続ドラマW 沈まぬ太陽』など、人物描写を丁寧に重ねていく幹の太いシナリオに定評のある前川洋一が担当。さらに、2018年の邦画興行収入ランキングトップの映画『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』をはじめ、数々の名作ドラマを手がけてきた西浦正記がメガホンを取る。そして、本作で壮大な野望の実現に突き進む、主人公・大介を演じるのが中井だ。中井といえば、2019年に公開された三谷幸喜監督の大ヒット映画『記憶にございません!』での好演も記憶に新しい。同作では第44回報知映画賞主演男優賞、第62回ブルーリボン賞の主演男優賞を受賞、第43回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞した。記憶をなくした総理大臣というコミカルなキャラクターから打って変わって、本作では財閥の総帥としてビジネスの鬼となる。金融業界でこれから始まる再編成、合併の話を聞きつけ、自らの銀行の、そして万俵家の生き残りをかけて、壮絶な戦いを繰り広げていく。あわせて公開された中井のコメントは下記。■中井貴一(万俵大介役)文学史、そして日本映画史・テレビ史にも残る山崎豊子さんの名作『華麗なる一族』。幼少の頃、佐分利信さん主演の『華麗なる一族』を観た覚えがあり、お話をいただいたとき、自分がもうそんな歳になったんだと……そのことに驚きました。原作を汚すことのないよう、現代の人があの当時の身分制度の残った社会の在り方、人々のうごめき方が手に取るように分かるよう、演じてまいりたいと思います。どうぞお楽しみに。『連続ドラマW華麗なる一族』WOWOWプライムにて2021年放送予定(全12話)
2020年03月10日都内にあるガラス張りのしゃれたイタリアン・レストラン。3月上旬の夜、平日だというのに、2フロアはほぼ満席。閉店時間の23時を過ぎ、1階の客が帰ってからも、店が閉まる様子はなかった。すると、2階から15人ほどの集団が階段で下りてきた。その中に1人、大きな花束を抱えた女性…目深にかぶったキャップとマスク。戸田恵梨香(31)だった。集団の中には、北村一輝(50)、水野美紀(45)、大島優子(31)、林遣都(29)らの姿もある。NHK朝ドラ『スカーレット』の主要出演者が勢ぞろいではないか!「実は夜7時から北村さんの呼びかけで、キャストだけのささやかな打ち上げが行われていたのです。戸田さんは、この数日前にクランクアップし、大阪から戻っていました。“集まるのは、コロナ問題が落ち着いてからにしようか”という話もあったのですが、多忙な共演者の皆さんの都合がつくのは、もともと打ち上げが予定されていたこの日しかなかったようです」(ドラマ関係者)本誌既報どおり、キャストやスタッフなど、合わせて数百人規模になる『スカーレット』の打ち上げは、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され、中止に。「クランクアップ時に開かれる報道陣を交えた取材会も非公開となりました。これも異例のことです。打ち上げと取材会の中止を戸田さんは残念がっていましたが、時節柄、仕方ないと気持ちを切り替えていたんです。そんな戸田さんの切ない気持ちは父親役の北村さんがいちばんわかっていたでしょうね」(前出・ドラマ関係者)戸田は、クランクアップ時の会見で、感慨深げにこう話している。「やりきりました。(川原)喜美子という女性を生きることにまったく違和感がなく、自然と家族と一緒に年を取ることができました」そんな彼女を支えてきたのが北村をはじめ、人気出演者の面々だ。《たくさんの人とのコミュニケーションが楽しくて、すごく支え合いながら撮影ができています。もちろん膨大なセリフの量に追い詰められる瞬間もありますが、共演者やスタッフさんの顔を思い出すと頑張れるんです。人の力ってすごいなと日々感じています》(『クランクイン!』インタビューより)現場を離れてからも、出演者同士の絆は強く、LINEのグループも作っているという。「今回の集まりを提案し、お店を選んだのは北村さんですが、ドラマを引っ張ってきた戸田さんにサプライズをしようと、戸田さんには、キャストが大勢集まっていることは隠して、呼び出したそうです」(別のドラマ関係者)呼び出し役を仰せつかったのが、夫役の松下洸平(33)だ。「せめて、川原家の有志だけでも“家族会”をしませんか?」という話でやってきた戸田は店に着くなり、目を丸くしたとか。前述の北村、松下、水野、大島、林のほかにも西川貴教(49)、佐藤隆太(40)、溝端淳平(30)、桜庭ななみ(27)、マギー(47)、TKO木本武宏(48)、本田大輔(41)など、出演者15人が勢ぞろいしていたのだから――。「戸田さんは驚きながらも大感激。花束をもらったときは、いままでの収録がフラッシュバックしたのか、感極まって涙ぐんでいたそうです」(前出・ドラマ関係者)この夜のパーティには、NHKのスタッフも所属事務所のマネージャーもいなかった。出演者たちが個々で集まった『スカーレット』“卒業式”だったのだ。「北村さんは憎めないダメ親父を好演しましたが、現場ではふだんから“お父さん”的な存在でした。実は集まった皆さんも、昨年末、一足先にクランクアップした後で再婚を公表した北村さんをお祝いしたいという気持ちもあったようですよ」(前出・ドラマ関係者)戸田も、喜美子に戻って、「お父ちゃん、再婚おめでとう!」と、祝福すると、会場は笑いであふれていたという。イタリアンでの1次会の後は、近くのバーで2次会へと突入。深夜1時過ぎまで盛り上がり、それから三々五々、タクシーで帰路についた出演者たち。2時過ぎには戸田も北村と大島と一緒にバーを出た。別れが惜しいのだろう。タクシーを止めるために大通りへ向かう足どりがやけにゆっくりだ。北村と大島がタクシーを止め、大きな花束を大事そうに抱えたまま、戸田が乗り込むと、2人は軽く手をあげ、笑顔で見送った。次に、松下、林、本田が大通りに出てきた。松下は、北村と熱い握手を交わし、深々と頭を下げて、タクシーに乗り込む。最後に残った林は、先にタクシーに乗るよう北村から促され恐縮していたが、北村に声をかけられ、笑顔で会釈をして帰っていった。こうして『スカーレット』を彩った“家族”ともいえる仲間たち全員を見送った北村は、少し寂しそうに、うつむきながら歩き出す。しばらくしてから車に乗り込むと、辺りはすっかり静寂に包まれた。北村は『スカーレット』番組HP上でこう力説している。「川原家を見て思うのは、それぞれに間違っていたり問題を抱えていたり、時にケンカをすることがあっても、いつも心はそばにいる。いつだって家族で、ちゃんと向きあって許し合って仲直りする方法を知っているんですよね」戸田にとって、約1年に及んだ朝ドラ収録。そのフィナーレは“家族愛”に包まれた夜だった――。「女性自身」2020年3月24・31日合併号 掲載
2020年03月10日ときにあどけなく、ときに色っぽく…様々な表情を披露してきてくれた吉沢亮さん。2020年3月に50周年を迎えたananにおいても、巧みな演技力でどんな撮影もお手のものかと思いきや、撮影中の意外(?)な心境を語ってくれました。過去の掲載号の中から、吉沢亮さんが「これ、覚えてます」と嬉しそうに手に取ったのは’13年の1886号。「やっぱりananさんは有名なので、そんな雑誌に大きく出させてもらう日がくるとは、と思った記憶があります」まだあどけなさが残る表情が印象的だった1886号から一変、’18年の2093号「官能の瞬間」をテーマにした撮影では、大人の色気を見せつけてくれた。「これは今までananに出させていただいた中でも、一番好きな写真。カメラマンの樽木(優美子)さんが、すごくやりやすかった印象があります。僕は『笑って』と言われるのが苦手なんですが(笑)、このときはただひたすら自由に動いて、二人で探り合いながら撮っていったのを覚えています」そして’20年の2190号をはじめ、ananの人気特集、モテコスメ大賞には2度にわたって表紙に登場。実はこの企画で2度表紙を飾るのは吉沢さんが初!「そうなんですか!?嬉しいなぁ。こうやって表紙に出させていただけるなんて、本当にありがたいです。初対面の女性との撮影はかなり照れくさいんですけど、このときはドラマや映画で共演している(広瀬)すずちゃんが相手だったから、かなりやりやすかったです」その他の登場回も、「ananの撮影は全部覚えています」と、ありがたいお言葉。「ananは誰がこんな表紙をやったとか、ネットニュースでも取り上げられるじゃないですか。話題になる企画も多いですし。だから印象に残っているんだろうなと思います」今後ananでやってみたい企画を尋ねると、深く考え込んでしまった吉沢さん。そこで恒例のカラダ作り企画を提案してみると…。「今、大河ドラマ『青天を衝け』の撮影に備えて、絶賛カラダ鍛え中なんです。演じる渋沢栄一さんが若い頃、だいぶマッチョだったみたいなので、一応鍛えておこうかなと。ただ、役作り以外でカラダを鍛えることはあまり得意じゃないんです。なのでそれよりも、『モテコスメ』特集の表紙登場回数の記録更新を目指していこうと思います(笑)」No.1886(2013年12月25日号)完璧な顔面力に目が釘付け!異例のドアップカット。当初は引きの写真を予定していたものの、協議の結果、吉沢さんの顔面力が発揮されているこちらのカットに決定。「テーマは女性に作ってもらいたい料理でしたよね。僕はクリームシチューと答えた気が…あ、やっぱり」No.2093(2018年3月14日号)アンニュイな大人の色気に陥落するファンが続出!恒例企画になりつつある女性写真家×若手俳優のグラビア。樽木優美子さんが撮り下ろしたこちらの写真は、ananの中でも一番好きと吉沢さん。「空間込みで好きな写真。特に気に入っているのは右上のカットです」No.2190(2020年3月4日号)人気のモテコスメ特集で2度表紙を飾るのは史上初!毎回、男女の甘く切ないフォトストーリーが話題になるモテコスメ特集。このときのお相手は、共演歴のある広瀬すずさん。「照れますけど、割り切ってやってます(笑)。相手がすずちゃんだったので、自然体でできました」よしざわ・りょう1994年2月1日生まれ、東京都出身。俳優。出演映画『一度死んでみた』が3月20日、『さくら』が今秋公開予定。2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』では主演を務める。ストライプシャツ¥32,000(ヨーク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)ジャンプスーツ¥66,000(ジョン メイソン スミス)スニーカー¥35,000(ヨーク) 共にHEMT PR TEL:03・6721・0882その他はスタイリスト私物※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・荒木大輔ヘア&メイク・小林正憲(SHIMA)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年03月09日住野よる原作『青くて痛くて脆い』が、吉沢亮と杉咲花のW主演で実写映画化。2020年8月28日(金)より全国東宝系で公開となる。“キミスイ”住野よるのベストセラー小説を実写映画化『青くて痛くて脆い』は、浜辺美波と北村匠海のW主演で映画化され、大ヒットを記録した“キミスイ”こと『君の膵臓をたべたい』の原作同名小説を手掛けた、住野よるの描く5作目のベストセラー小説。発売当時のインタビューで住野自身が“今まで出した本の中で一番自信がある最高傑作”と述べるほどの意欲作であり、大切な仲間と居場所を奪われた大学生の青年が、嘘と悪意にまみれながら復讐していく青春サスペンスだ。吉沢亮×杉咲花のW主演主人公・田畑楓:吉沢亮主人公の田端楓(たばたかえで)は、映画『キングダム』で第62回ブルーリボン賞・助演男優賞、第43回日本アカデミー賞・優秀助演男優賞を受賞した吉沢亮が演じる。2020年もドラマ・映画への出演は止むことなく映画『一度死んでみた』や『東京リベンジャーズ』などの公開を控え、2021年にはNHK大河ドラマ「青天を衝け」では主演も決定している吉沢。本作では、コミュニケーションが苦手で、他人と距離を置き、その人の人生に立ち入ろうとしない大学生・田端楓を、独特な存在感と確かな演技力で魅せる。ヒロイン・秋好寿乃:杉咲花吉沢とのW主演となるのは杉咲花。『湯を沸かすほどの熱い愛』で第41回報知映画賞・助演女優賞、第59回ブルーリボン賞・助演女優賞、そして第40回日本アカデミー賞・最優秀助演女優賞を受賞し、2019年はNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」の出演も記憶に新しい。杉咲が演じる物語のヒロイン・秋好寿乃(あきよしひさの)は、理想を目指すあまり空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いている女子大生だ。また、フレッシュで個性的な俳優陣が青春サスペンスの物語を盛り上げる。配役とキャストは以下の通りだ。前川董介:岡山天音…楓のバイト仲間で、楓と秋好が創ったサークル“モアイ”をぶっ潰す手助けをする。本田朝美(ポン):松本穂香…董介のゼミの後輩で“モアイ”の幽霊部員。天野巧(テン):清水尋也…“モアイ”の幹部で積極的に社会人や企業への媚売りを進める。西山瑞希:森七菜…楓と秋好が“モアイ”の活動をしていた時に知り合った、不登校の少女。川原理沙:茅島みずき…楓のバイトの後輩で、“モアイ”に加入する。大橋:光石研…西山瑞希の学校の担任。脇坂:柄本佑…“モアイ”を外部者として支援し、その発展に寄与した人物。メガホンをとるのは狩山俊輔。「ブラック校則」などを手掛ける河野英裕がプロデューサーを務める。主題歌はBLUE ENCOUNT「ユメミグサ」主題歌は4人組ロックバンド・BLUE ENCOUNTの「ユメミグサ」。原作小説『青くて痛くて脆い』のテーマソングとして「もっと光を」が使用されていたが、原作者・住野よるたっての希望で、映画でもBLUE ENCOUNTが主題歌を担当することとなった。ストーリー人付き合いが苦手な大学生・田端楓(吉沢亮)と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃(杉咲花)。まるで正反対なひとりぼっち同士の2人は、「世界を変える」という大それた目標を掲げる秘密結社サークル【モアイ】を作るが、秋好は“この世界”から、いなくなってしまった…。秋好の存在亡きあと、モアイは社会人とのコネ作りや企業への媚売りを目的とした意識高い系就活サークルに成り下がってしまう。取り残されてしまった楓の怒り、憎しみ、すべての歪(ゆが)んだ感情が暴走していく……。あいつらをぶっ潰す。モアイをぶっ壊す。どんな手を使ってでも……。楓は、秋好が叶えたかった夢を取り戻すために親友や後輩と手を組み【モアイ奪還計画】を企む。青春最後の革命が、いま始まる―。【作品詳細】映画『青くて痛くて脆い』公開日:2020年8月28日(金) 全国東宝系公開監督:狩山俊輔脚本:杉原憲明出演:吉沢亮、杉咲花、岡山天音、松本穂香、清水尋也、森七菜、茅島みずき、光石研、柄本佑原作:住野よる「青くて痛くて脆い」(KADOKAWA)制作プロダクション:ツインズジャパン配給:東宝製作幹事:日本テレビ放送網
2020年03月09日94年6月の松本サリン事件で警察やメディアに犯人扱いされた河野義行さん(70)。無実を訴え、サリン被害を受けた妻を懸命に看護し、3人の子供を守った。95年3月のオウム真理教による地下鉄サリン事件で、ようやく疑いは晴れる方向に向かった――。事件の日、河野さん宅に隣接する駐車場から、オウム真理教信者らが撒いた“サリン”によって、近隣住民ら約600人が重軽傷に。河野さんの妻・澄子さんを含む8人が死亡する大惨事となった。真っ先に疑われたのが、第一通報者で、自宅に農薬や写真現像用の薬剤を保管していた河野さんだった。「(病院に)見舞いにきた長男から、『お父さんが殺人犯にされている』と聞いて、えーっ!という感じですよ。報道を見たら、NHKや朝日新聞は、『薬品の調合間違えた』と、私が救急隊員に話したと報じていましたし、地元の中日新聞も、私が妻と薬品を混ぜていて『白い煙がぱっと上がった』と。信濃毎日新聞は、『会社員が関与ほのめかす。家族に“覚悟して”』などと、言ってもない事が記事になっていました。妻は心肺停止、私も入院して苦しんでいるのに、いったいどうなっているんだと。後から知ったのですが、メディアは警察関係者が流した、いわゆる“リーク情報”をもとに見切り発車で記事を書いていたんです」事件から約1カ月後、河野さんは多くの報道陣が待ち構えるなか、退院。その日から、理不尽な取り調べが始まった。「警察署に着くなり、いきなりポリグラフ(うそ発見器)にかけられて。〈取り調べは1日2時間まで〉という医師の診断書は無視され、初日から7時間の取り調べ。翌2日目には、自白まで強要されました。角刈りでこわもての刑事が取調室に入ってきたかと思ったら、いきなり〈お前が犯人だ!〉とすごんできたんです」刑事ドラマのような世界がそこにあった。「これが自白を促すための捜査なんだろうと感じました。きっと私を脅した警部も、家に帰ればいいお父さんなんだろうと思いながらね」緊迫した状況のなか、河野さんは弁護士と戦略を練り、メディアを逆に利用して世論を味方につけるという賭けに出た。「警察に押収された薬品のリストも家の間取り図も全部メディアに公開して、うちでサリンを作れるのか専門家も呼んで検証してもらいました。年内逮捕という話もあったので、11月には講演会も開いて無実を訴えました」年が改まった95年の元日、河野さんの疑いを晴らす大きな出来事があった。オウム真理教の拠点から、サリンの残留物が検出されたと読売新聞が報じたのだ。その後、長野県警が松本警察署で記者会見を開いた。〈河野氏は“被害者”であり松本サリン事件には無関係である〉一連の事件をオウム真理教によるものだと断定した結果だった。「4月に朝日新聞が紙面に謝罪文を掲載したのを皮切りに、おかしな記事を書いていなかったメディアまで謝罪してね。この一年間は長かった。世間を敵に回して、マスコミの取材攻勢を受けながら警察と戦っていたわけですから。朝、起きたらいつも外にパトカーが止まっていて、妻や子供を守らなきゃ、と」河野さんは、今でも警察やメディアに厳しい目を向ける。「中にいる個人が〈これはおかしい〉と思ったら声をあげてほしい。私の場合もある刑事が〈河野を逮捕したら証拠不十分で公判が持たない〉と上に反対してくれたから逮捕されずに済んだんです」今も月2回、講演を続ける。自分のように理不尽な目に遭う人を二度と出さないために――。「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月09日お笑いコンビ・TKOの木下隆行(48)が所属する松竹芸能を3月15日で退所すると、5日に発表された。退所理由については明言されていないが、一部週刊誌では後輩芸人に対する「パワハラ疑惑」が原因とも報じられている。そんななか、相方の木本武宏(48)は同日にTwitterでこのように綴った。《相方の木下が松竹芸能を辞める事になりましたがコンビは解散しません。 これからも末永く応援の程よろしくお願いします》6日に出演した『あさイチ』(NHK総合)では、「コンビは続けます。(木下と)仲良くやっていますから」とコメントした木本。さらに7日にも、自身がM Cを務める『キモイリ!』(KBS京都テレビ)で木下について言及したという。各メディアによると、木本は番組冒頭で木下について謝罪。続けて、「解散せずにやっていく。コントを一緒にやっていきたいし、TKOでやっていいという状況になるまで信頼を回復したい」と強調したという。「TKOは93年に東京へ初進出したものの、芽が出ずに大阪へ戻りました。先輩の森脇健児さん(53)から『辞めたら終わり。面白いやつはどこかで引っかかる』と励まされながら奮闘してきました。諦めずに何度も上京を繰り返し、5度目の東京進出でようやく活躍する場を築きました」(芸能関係者)長い下積み時代を共にしたコンビの絆は強いという。「過去にイベントで『木下さんがガンで余命1年』だと木本さんに打ち明ける“ドッキリ企画”がありました。木本さんはドッキリとは気づかず、木下さんの病院探しに奔走。ガンの専門書を熟読するなどしていました。また『俺にはあいつが必要』とも断言し、木下さんの治療費も負担しようとしていました」(舞台関係者)“闇営業問題”で謹慎していたロンドンブーツ・田村亮(48)は、相方・田村淳(46)の手厚いサポートにより復帰を果たした。各所で木下の“サポート宣言”をする木本。果たして、どのように相方の信頼回復を実現させるのだろうか。
2020年03月08日テクノロジーの発展で世の中はとても便利になりましたが、デジタル機器の長時間使用による脳や体への悪影響も指摘されています。私たちは、子どもとテクノロジーとの距離感をどう保っていけばいいでしょう。そのヒントは、IT業界を牽引してきた中心人物たちが教えてくれるかもしれません。子どもにデジタル機器を与える際の注意点などについて説明します。「ネオ・デジタルネイティブ世代」とは?幼いころから自然に英語を使う環境にあり、英語を母語としている人を「英語のネイティブスピーカー」といいますが、現代の子どもたちは総じて「デジタルネイティブ」と呼ばれているそう。幼少時からゲーム、スマートフォン、タブレット、パソコンといったデジタル機器に慣れ親しんでいるからです。金沢学院大学文学部教授で教育へのICT活用などが専門の今田晃一氏によれば、そのなかでも1996年以降生まれで、2015年前後に大学に入学した世代のことを「ネオ・デジタルネイティブ」と呼ぶそうです。その特徴は、デジタル機器が自分の体の一部になっているかのように機械との親和性が高いこと。加えて、1日中動画漬けになっていて、言葉よりも映像や音楽を重視する傾向にあるといいます。そんなネオ・デジタルネイティブ世代より後に生まれた、今はまだ幼い子どもたちは、彼らをも超えるハイテク世代になり得るわけです。これから先、いったいどんなふうに子どもたちがデジタル機器と接していくことになるのか、あまりにも未知のことで想像がつきませんよね。じつはゲイツやジョブズの子どもはローテク育ちこうした状況を考えると、IT業界を牽引し、今のようなデジタル世界をつくり上げた人々の子どもたちは、さぞかしハイテク三昧だろうと想像してしまいますが――じつはまったく逆なのだそうです。彼らの子どもたちは意外にも「ローテク育ち」なのだとか。いくつかエピソードを紹介しましょう。ビル・ゲイツ氏(マイクロソフト社の共同創業者):子どもが14歳になるまで携帯電話を持つことを許さず、夕食時にはとりあげていた。テレビやデジタル機器などを見る時間も制限していたため、子どもたちが夜更かしすることはあまりなかった。故スティーブ・ジョブズ氏(アップル社の共同創業者):最初のiPadが発売されたころ、「自分の子どもたちのテクノロジー使用時間を制限している」とニューヨーク・タイムズ紙の記者に話し、驚かせた。クリス・アンダーソン氏(3Dロボティックス社CEO):自身の子どもに対し、自宅にあるすべてのデジタル機器使用の制限時間を設けている。竹内健氏(フラッシュメモリ開発者、中央大学教授):子どもたちが普段携帯電話を持つことを許さず、どうしても必要なときだけ通話機能だけに絞って持たせている。デジタル技術をつくり出した張本人でありながら、彼らがここまで厳しく制限するのは、いったいなぜなのでしょう?彼らが子どものデジタルを制限する理由彼らが子どものデジタル機器の使用を厳しく管理しているのは、その世界を知り尽くし、危険性についても熟知しているからです。子どもがデジタル機器を使用しすぎることの危険性は、近年の調査や研究でも示されています。子どもはスマートフォン中毒になりやすいということが明らかになっているのです。2019年5月に『International Journal of Mental Health and Addiction』で発表された海外の研究では、スマートフォン中毒になるリスクがもっとも高い世代として若年成人(19〜24歳)と、就学前の子ども(3〜6歳)が示されました。また、東京大学大学院情報学環教授・橋元良明氏の研究室が2018年10月に実施した、乳幼児を育てる母親約2,000人を対象とした調査では、スマートフォン依存の傾向にある子どもは1歳児で9.9%、2歳児で13.3%だったそう。1~2歳にしてすでに、スマートフォンをすぐに使いたがったり、取り上げられると機嫌が悪くなったりするなどの依存状態にある子が、1割ほどもいるのです。こうした状況で心配されるのは、乳幼児の言葉や目への悪影響です。カナダ・トロント大学の研究者らは2017年5月に小児科学会で、「生後6カ月~2歳の乳幼児は、スマートフォン、タブレット、ゲームなどで遊ぶ時間が長いほど、言葉の発達が遅れる可能性が高まる」と発表しています。また、中央大学文学部教授で乳児の脳と心の発達について研究する山口真美氏は、赤ちゃんがスマートフォンなどの画面を長時間見続けてしまうと、近視になったり立体視が弱くなったりする原因になると述べます。国立成育医療研究センター小児眼科医の仁科幸子氏も、0~6歳頃までは目の機能が育つ大切な時期だとし、デジタル機器を長時間使用することを問題視しています。それに、インターネットを利用している限り「有害なコンテンツ」に触れてしまう可能性は大いにありますし、「ネットいじめ」も深刻な問題です。スマートフォンなどを長時間使用し続けることが、子どもの心身の健康にいいはずがありませんよね。子どもとデジタルとのほどよい距離感とはいえ、子どもたちからデジタル機器を完全に遠ざけることは難しいはず。そこで、ITの先駆者や専門家からのヒントをもとに、子どもとデジタル機器との距離感を良好に保つ方法を3つまとめました。■方法1:年齢に応じて使用時間を制限する10歳、13歳の子どもには平日夜30分だけデジタル機器の使用を許し、5歳の子どもには平日の使用を禁じていたアウトキャスト・エージェンシーCEOのアレックス・コンスタンティノープル氏のように、子どもの年齢に応じ、デジタル機器の使用時間を制限してみるのはいかがでしょう。世界保健機関(WHO)は、スクリーンタイム(※テレビやビデオの視聴、スマートフォンの操作、コンピューターゲームをプレイする時間)について、0~1歳児には推奨しないこと、2~4歳は1時間以内にとどめ、その時間は短いほど良いことなどを盛り込んだガイドラインを、2019年4月に提示しています。また、前述のように子どもはスマートフォン中毒のリスクが高く、目の機能の育成の観点からも長時間使用は推奨されません。5歳以上の子どもについても、「スクリーンタイムはなるべく短く」を常に心がけるとよいでしょう。■方法2:内容に応じて制限を変えるアイライクの創業者でフェイスブックなどの元アドバイザーであるアリ・パートヴィ氏は、デジタル機器によって「消費される時間」と、デジタル機器上で「創造する時間」は区別すべきだと説きます。YouTubeを見たりゲームしたりするのは単なる「消費」だとして厳しく制限する一方、コンピューター・アートやプログラミングなどは「創造」にあたるので、制限する必要はないといっているのです。そんなパートヴィ氏にならい、子どもがスマートフォンやタブレットを使いたがったときは、YouTubeを見せるのではなくて、プログラミングを体験させてはどうでしょうか?折しも、子どもがプログラミングを学べる講座やアプリ、ツールがどんどん登場しています。たとえば、未就学児でも楽しめる「Viscuit」や、文部科学省が提供する「プログラミン」などはその一例です。デジタル機器を使う時間が、ただの「消費」の時間ではなく、「創造」の時間、「学び」の時間になるのなら、親としても納得して子どもに使わせてあげられますね。■方法3:制限にメリハリをつける以前ツイッターのCEOであったディック・コストロ夫妻はかつて、子どもがリビングにいるあいだは好きなだけデジタル機器を使うことを許可している、と語ったそうです。その理由は、過剰な制限によって反動的なデジタル依存に陥らないようにするため、なのだとか。コストロ夫妻のこの方針は、子育ての専門家の意見と照らし合わせても理に適っているといえそうです。教育学者で東京大学名誉教授の汐見稔幸氏によれば、親が「指示」「命令」「禁止」をしすぎると、子どもは自分で考えられなくなるほか、親に反発するようになったり、必要以上にストレスを溜め込んだりしてしまう場合があるのだそう。ですから、コストロ夫妻の家庭のように、親の目の届く範囲でなら、デジタル機器をある程度自由に使わせてみる、というのもありかもしれません。ただし、長時間使用はもちろんNG。そこで、汐見氏が勧める「提案」「依頼」の声かけをしながら、子どものデジタル機器の使用状況をうまくコントロールしましょう。たとえば、「あと10分で終わりにできる?」「YouTubeを見続けるのではなくて、お絵描きツールで遊んだら?」といった具合です。「スマートフォンやタブレットを触ってみたい!」と思っている子どもに向かって、「ダメ!」と言って禁止ばかりしていると、子どもに必要以上の我慢を強いることになりかねません。何事も、やりすぎは避けたほうが懸命ですね。***テクノロジーを熟知する人々の、子どもに対するデジタル制限について紹介しました。よろしければぜひ参考にしてみてください。(参考)FUTURE IS NOW|第43回 ネオ・デジタルネイティブ世代NewsPicks|ジョブズとゲイツが我が子のテクノロジー使用を厳しく制限した理由現代ビジネス|ジョブズは自分の子どもにiPadもiPhoneも触らせなかったハフポスト|自分はエレクトロニクス・ITの研究者だけど、子供にはスマホもパソコンも使わせない理由SpringerLink|Analysis of Problematic Smartphone Use Across Different Age Groups within the ‘Components Model of Addiction’東京すくすく|2歳児の1割超がもう「スマホ依存」母親2000人の調査で判明専門家「リスクは未解明、ほどほどに」CNN.co.jp|乳児のモバイル使用、言葉の発達遅れるリスクも学会で発表AERA dot.|「スマホ育児」で言語の発達が遅れる可能性使い方のポイントとはNHK生活情報ブログ|「スマホ育児」発育に影響は?World Health Organization | To grow up healthy, children need to sit less and play moreStudyHackerこどもまなび☆ラボ |8割以上の親が不安に感じている「プログラミング教育」。その理由とは?StudyHackerこどもまなび☆ラボ |子どものプログラミング入門に最適!文部科学省提供の無料ツール「プログラミン」とは?StudyHackerこどもまなび☆ラボ |ある日突然 “爆発” する!?子どもに口出ししすぎてはいけないワケ
2020年03月08日日本のエンタメ界のゴッドマザーと言っても過言ではない、女優の黒柳徹子さんが、50周年を記念し大量のパンダと一緒に登場。今、女の子たちに伝えたいこと、語ります!昔の若い人たちって、もっとめちゃくちゃだった。――今の若い世代をご覧になって、何か思うことはありますか?黒柳:そうねぇ…。良いか悪いかは別なんだけれども、お行儀の良い子が多いかしら。昔、私は『ザ・ベストテン』という音楽ランキング番組の司会をやっていたんですけれど、例えばマッチ(近藤真彦さん)とか、桑田(佳祐)さんとか、にっちもさっちもいかない“きかん坊”みたいな子たちが、結構いたのよ。どうなっちゃうかわかんないって感じの子たち(笑)。もちろん、今の子たちに面白みが足りないってわけでもないんだけど、昔のほうがみんな、めちゃくちゃだった気がするの(笑)。ananの方も、取材でいろんな人に会われるでしょ?今、どうなっちゃうかわかんない感じの人って、います?――え?!あの、ちゃんとした方ばかりだと思います(笑)。黒柳:そうでしょ?そうよね(笑)。でも別にそれが悪いわけじゃないのよ?誤解しないでね(笑)。――はい(笑)。特に女の子たちに伝えたいことはありますか?黒柳:やりたいことがあったら、やったほうがいいわよ、っていうこと。これをやったらどう言われるかなとか、どんな目で見られるかなとか、ありますよね。あとお金がない、とかもね。でも、やりたいと思うことは、やったほうがいい。失敗したとしても、そこからまた新しい道を見つけて生きていけるんだから。それから、誰かと比べたりするのも、しないほうがいいわね。あ、あと、くよくよしないってことも大事ね。――確かに徹子さんって、くよくよしなそうです。黒柳:そうでしょ。面白い話があるんだけど、大昔、夜に私が家でワーワー泣いてたんですって、なんでだか知らないけど(笑)。で、泣きながら母にいろいろ話をしながらふと見たら、テーブルの上におせんべいがあったから、おせんべいを食べてたの。そしたら母がね、「あなた今バリバリ音を立てておせんべいを食べているけれど、今のあなたの頭の中に、さっき泣いていたことが少しでも残っているのか、いないのか、そこちょっと知りたいんだけど」と。うちの母、面白いわよね。それで私はちょっと考えてみたんだけど、なんにも残ってないの。頭の中にあるのは、おせんべいおいしいな、くらいなことなわけ(笑)。それで「残ってない」って言ったら、「そうでしょうねぇ、そうじゃなきゃそんなに音立てて、おせんべい食べられないわよね」って。それを思い出すと私って、つまり、くよくよしないのよ。終わったことは終わったことって、思えちゃう。それも私の生きる秘訣かもしれないわね。――先ほど“自分らしく”という言葉が出ましたが、徹子さんのファッションは、まさに“自分らしさ”のかたまりだと思います。おしゃれの極意を教えてください!黒柳:うーん、やっぱり、個性的であること、よねぇ。何を個性的と言うかは、人によってそれぞれですけれども…。個性的で、人の迷惑にならないようなもの(笑)。でも今思うと、私のおしゃれはやっぱり、母(エッセイストの黒柳朝さん)の影響が大きいんじゃないかしら。戦争中、東京大空襲の翌日に、母が「もうこれは疎開しないわけにはいかない」ってことで、偶然汽車の中で知り合った青森のおじさんのところに身を寄せて、畑の中にあるりんご小屋に住まわせてもらったの。で、その小屋に着いた途端にね、母が風呂敷にしていたゴブラン織の布を、カーテンにしたのよ。その布は実は、東京の家にあったソファに使われていた生地で、どうやら母は「どうせ置いていくなら」って切り出したらしい(笑)。あと、ドライフラワーを壁にくっつけたり。たった6畳の狭い小屋だったけれど、母のこだわりで、とても楽しい空間になったわけ。その、“どんなときでも、自分らしく楽しむ”っていう母の精神は、ファッションはもちろん、いろんなことに受け継がれていると思う。――特に『徹子の部屋』の衣装は、毎回見ごたえがあります。黒柳:今から44年前、番組が始まったときは、衣装を毎日変えるつもりはなかったの。でも衣装を楽しみに見ている方がいらっしゃるのを、視聴者からのお便りで知ったので、毎日違うものを着たほうがいいな、と思ったわけ。でも収入的にも、そんなにバンバン買える余裕もなかったのよね。だから、白いブラウスを買ったらまず白で着て、次に染め粉を買ってきてピンクに染めて、今度は水色を加えて薄紫にして、グレーにして、最後は黒に染める。都合5回は着られるでしょ。ストッキングなんかも、昔は黒いストッキングが高くてね、肌色のを買ってきて、それも家のお鍋で染め粉と煮て、黒にしてたの。ささくれだったお箸でつまむと伝線しちゃうから、きれいなお箸でそーっと取り出してね(笑)。母も染め物が好きで、いろんなお鍋で染めちゃうから、黒柳家のお鍋が一時期みんな染まっちゃって、もう大変(笑)。でもそうやって、研究して工夫するのって、自分らしいものができるじゃない。だからおしゃれって楽しいのよね。70年以上抱えてきた謎がつい最近、解決しました。――噂によると、100歳になったら政治記者になりたいとか…。黒柳:そう。100歳のおばあさんがマイク片手に「総理!総理!」って迫ったら、誰も蹴飛ばせないし、総理も無碍にはできないでしょ?(笑)だから90歳になったら政治の勉強しようと思って。――確かに(笑)。そういえば徹子さんは、女優の仕事と並行して、ユニセフの親善大使の仕事も長くなさってますよね。黒柳:そうね、去年亡くなった緒方貞子先生の紹介で、国連から任命していただいて、もう36年になります。この仕事をしていなかったら、世界の子どもの状況を知らずに生きていたかもしれないって思うんです。何ひとつ、子どもたちのせいではないのに餓死したり…。私がひとつ世界に望むとしたら、本当に、とにかく戦争をしないでほしい。私は、戦争がどんなにいやなものかっていうことを、身をもって知っていますから。でもね、そういえば、私それこそ戦争中からずーっと不思議に思っていたことがあって。――なんですか?黒柳:戦争って、いつ爆弾が落ちてくるかわからないような状況で、親もいつ死ぬかわからないわけ。そんな中、私たち子どもはなんで毎日学校に行くんだろうって思ってたの。しかも学校に行っても空襲警報が鳴れば防空壕に入らなきゃいけないし…っていっても、その辺に掘った穴に入るだけなんだけど(笑)。学校、意味ないじゃないか、国の策略か?!くらいに思ってたの(笑)。でもね、この間レバノンに行ったとき、大勢入ってきている難民の子どもたちに教育を受けさせるのに、本当に苦労してるって話を聞いて。シリアの方が言うには、「小学生くらいのときに教え込まれたことが、大人になってからきっと役に立つ」って。私そのときやっと、ずーっと不思議に思ってきた、戦火の中でも学校に行く意味がわかったの。なるほどって。それにしても、86歳になってまだ発見があるんだもの。人生って面白い(笑)。くろやなぎ・てつこ東京都出身。日本にテレビが誕生した1953年からNHK専属テレビ女優となり、以降テレビドラマや演劇に加え、司会者、タレント、エッセイストなどとして幅広く活躍。トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)は放送45年目を迎えた大人気番組。クイズ番組『世界ふしぎ発見!』(TBS系)も今年35年目を迎える。※『anan』2020年3月11日号より。写真・下村一喜(AGENCE HIRATA)スタイリスト・大野美智子ヘア・草替哉夢メイク・mahiro(by anan編集部)
2020年03月07日「私、20年近く、女優を完全にやめてたんですよ。だからりん役も一度お断りしたんです。そしたら中尾さんが『おまえはバカか。自分がやった役をほかの人にやられて嫌じゃないの?』って」そう笑うのは、昨年放送されたNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』で、自らの祖母で、古今亭志ん生の妻である美濃部りん役を演じた女優の池波志乃さん(64)だ。夫で、13歳年上の中尾彬さん(77)とは結婚42年。仕事を通じて知り合ったときの癖がそのままに、今でもついつい夫を“中尾さん”と呼んでしまう志乃さんは、過去に昼ドラ『おりんさん』(フジテレビ系)とNHKの番組内の再現ドラマでりん役を演じていた。志乃さんの約20年ぶりの女優復帰の背中を押したのは、俳優の先輩でもある中尾さんだったのだ。おしどり夫婦としておなじみの2人だが、最近は人生の終わりに向けた活動、いわゆる「終活」をやっていることでも注目されている。一昨年には夫婦で『終活夫婦』(講談社)という著書も出した。「終活のきっかけは、’06年に沖縄のマンションで倒れて、現地の病院に入院したことですね」病名は目の異常や手足のまひなどの症状が出る「フィッシャー症候群」だった。ようやく退院した直後、末期がんの闘病中だった母が亡くなってしまう。「そして、私の入院の半年後には夫が急性肺炎で倒れ、ICUに運び込まれました。一時は“死亡会見”の場所を探さねばならないと考えるほど、重篤な状態でした」なんとか中尾さんは一命を取り留めた。一連の経験が、志乃さんに、変化をもたらしたという。死んだ後に迷惑をかけちゃいけない。きちんと片付けないといけないという気持ちになったんです。特に私たち夫婦は子どもを持たないという選択をしましたから」そして’13年ごろ、志乃さんの提案で遺言状を作った。「公証人の方にお願いして、法的に有効なものにしてもらいました。でも、すぐそれだけでは不十分だと思うようになったんです」当時、東京の自宅のほかに、沖縄のマンションと、中尾さんが絵を描くときに使う千葉のアトリエ、さらに美術品や服飾品、家具、写真など、夫婦はさまざまなものを所有していた。だが、これらを遺しても、きょうだいや甥、姪などの親族の負担になるのではないか、と考えるようになったのだ。夫婦は財産の処分を始める。志乃さんはまだ50代だった。「今思えば、早く始めてよかったと思います。“終活”は早いのがおすすめです(笑)。片付けには体力も必要だし、どちらかの体が弱ってから終活を始めようとなると、ただ暗いだけの作業になってしまいます。でも、まだまだ元気で、やりたいことができる状態のときに始めることで、これから快適に生きていくための準備として終活に臨むことができるんです」沖縄と千葉の不動産は手放した。「一時は東京と頻繁に往復するほど、沖縄での生活は大好きでした。でも、親族がいるのも、事務所があるのも東京ですから、向こうで倒れてしまったら、沖縄に迷惑をかけてしまう。マンションは手放してしまいましたが、現地の人とのつながりは残っています」物の処分は遺された人のことを思ってやらないといけないという。「私たちには思い出深いものでも『遺された人にとっても思い出だろうか?』ということを考える。たとえば写真とかは自分で処分するのはいいけど、他人は処分しづらいので負担になる。そういうものから自分で捨てるべきです」実際に志乃さんは1万枚もの写真を処分した。逆に残しているのは、ヨーロッパ旅行で撮った絵を描くときの資料用の風景写真や、祖父である古今亭志ん生と写っている写真くらいだという。“終活は人生を豊かにするためにするもの”。その言葉のとおり、人生を思いっきり楽しんでいる志乃さん。約20年ぶりの女優業も楽しかったという。ちなみに中尾さんの反応は?「『いいんじゃない、普通で』だって(笑)。大正から昭和へ、流れの早いドラマであるぶん、志ん生の家の場面はむしろ普通でないといけない場面。だから“普通”というのは褒め言葉なんですよ」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月07日女優の戸田恵梨香(31)が3月6日、「あさイチ」(NHK総合)にゲスト出演。主演を務める連続テレビ小説「スカーレット」で共演する十代田八郎役・松下洸平(33)とのキスシーンを“意味深”に回想した。番組では松下がVTR出演し、「スカーレット」での戸田とのキスシーンを回想する一幕があった。「戸田さんがめっちゃ照れてて。僕が緊張してはいけないと思ったんで、頑張ったんです」と話した松下に対して、戸田は「この時、どう考えても顔が八郎じゃなく松下洸平だった」「『雄の顔じゃん』って」と笑いを交えながら発言。さらに「『そんな感じに来るんだ、八郎ってそんな顔するの?』ってビックリしたんですよ」とも語った。どこか松下は役でなく、“素の姿”で唇を交わしたようだが――。ドラマでは夫婦でもあった2人。撮影現場でも仲睦まじい姿が目撃されていたという。「同世代の2人は、休憩中も一緒にいることが多かったですね。スタジオには暗黙の了解で主演の方だけのスペースがあり、そこにはスタッフやほかのキャストも気を使って立ち入りません。ですが松下さんだけはそこに入り、戸田さんの隣で談笑。肩を揉んであげたりもしていました。戸田さんがそれだけ心を許している証拠だと思いますが、周囲は驚いていました」(ドラマ関係者)そんな2人には、思わぬ“ハプニング”もあったという。「昨年10月上旬、戸田さんに顔の炎症が発生して撮休になるというアクシデントがありました。実はその2日ほど前、松下さんも同じ症状になって収録を休んでいたんです。他のキャストやスタッフにも同じような症状が見られなかったなか、タイミングがほぼ一緒だっただけに『2人に何があったの?』なんてウワサが立っていました」(前出・ドラマ関係者)これまでも加瀬亮(45)や成田凌(26)といった共演者たちとの交際が報道されてきた戸田。松下とも、ひょっとするのだろうか?
2020年03月06日この方も、あの方も…!anan連載「It GIRL」のこれまでの登場者は200名以上。その中から葵わかなさんにインタビューし、その他4人の方の近況と当時のエピソードもまとめました。愛猫と共演したananは何度も見返している宝物!登場してもらったIt GIRLの記事を目にした葵さんからまず出た言葉が、「懐かしい!」。インタビュー時のことを覚えてくれていた。「撮影した場所も覚えています。遠い昔に感じますが、まだ4年前くらいなんですね。いろんな変化があったから、もっと時間が経ったように感じるのかも。あの頃はまだ高校生で自信もなく、女優で生きるんだということを決めきれていなかった気がします。学校を卒業して、朝ドラのヒロインをやらせていただくなどして経験を重ねるうちに、“これが私の仕事なんだ”と思えるようになりました。当時はシリアスな役を演じることが多かったけれど、『わろてんか』以降明るい役が増えました。この写真の私が思っていたよりは、役の幅は広げられたかな」It GIRLを皮切りに、ananに何度も登場してくれている葵さん。昨年は「にゃんこLOVE」特集(2150号、2019年5月8日発売)で、愛猫のみろちゃんを披露してくれた。「みろと共演できたのが本当に嬉しくて。猫と一緒に写真撮るのって、動いちゃうし難しいじゃないですか。でもananで撮っていただいたみろが、すっごくかわいく写っているんです!その写真は何度も見返して、スマホの待ち受けにもしました(笑)。みろは実家にいるんですが、今度ついに自分の家でも猫を飼うことになったんです。今度ananで猫特集があったら、ぜひその子とも出たいです」【葵わかなさん】No.1978(2015年11月4日発売)に登場。「クイズ番組で早押しボタンを押すのが夢だった」という、可愛らしいエピソードを披露。シリアスな役が多いと話していたが、この2年後には連続テレビ小説『わろてんか』(NHK)で笑い上戸なヒロインに大抜擢。あおい・わかな1998年生まれ。2009年デビュー。映画『キャッツ』日本語吹き替え版に出演。上演中のミュージカル『アナスタシア』では、主役・アーニャを演じる。【佐久間由衣さん】No.1958(2015年6月10日発売)に登場。当時20歳になったばかりで、「誕生日前日にバンジージャンプに挑戦した」と驚きの発言が。この頃の肩書はモデル。2年後に連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)でヒロインの幼馴染みを演じ、女優として躍進を遂げた。さくま・ゆい1995年生まれ。昨年『“隠れビッチ”やってました。』で映画初主演。近作に映画『屍人荘の殺人』など。2021年に主演映画『君は永遠にそいつらより若い』が公開予定。【平 祐奈さん】No.1962(2015年7月8日発売)に登場。「6人きょうだいで、家族が揃うと笑いが止まらない」と話す姿があどけなかった5年前。映画『ReLIFE リライフ』『未成年だけどコドモじゃない』『honey』など数々の作品でヒロインを演じ、美少女から大人に!たいら・ゆうな1998年生まれ。この春放送のドラマ『ひまわりっ~宮崎レジェンド~』(テレビ宮崎ほか)で主演を務める。「アリシアクリニック」新イメージキャラクター。【佐野ひなこさん】No.1972(2015年9月23日発売)に登場。初出演映画『探検隊の栄光』でネズミやコウモリがいる過酷な現場を経験し、ワイルドになれたと語ってくれた佐野さん。昨年は映画『魔法少年ワイルドバージン』でヒロインを演じ、コメディエンヌの才能も発揮。さの・ひなこ1994年生まれ。“驚異のくびれ”でグラビア各誌を席巻し、女優としても活躍。写真集『Hina』(光文社)が3月10日発売。『テレビで中国語』(NHK Eテレ)出演中。【大野いとさん】No.1981(2015年11月25日発売)に登場。昨年の人気ドラマ『同期のサクラ』(日本テレビ系)では主人公の隣に住むギャル役を好演。素顔はほんわかモード。パン屋に憧れ、酵母からパン・ド・カンパーニュを作ったというエピソードを語ってくれた。おおの・いと1995年生まれ。2011年公開の映画『高校デビュー』でヒロインに抜擢され、女優デビュー。出演映画『高津川』が、4月3日より全国公開予定。※『anan』2020年3月11日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2020年03月06日#list {width:90%;margin:0 auto 20px auto;padding: 10px; border:1px solid #dbdbdb;border-radius:4px;background-color:#ffffff;}#list h3 {font-size: 16px; border-bottom: 1px solid rgb(219, 219, 219);}.str {font-size:16px;} 2020年2月に妊娠を発表した芸能人や有名人をリストにしてご紹介!今回は、これまでお伝えした発表を振り返りながら、モデル、タレント、アナウンサーなど、2月の11名の妊娠のニュースをお届けします。 妊娠発表桐谷美玲(30歳)モデル・女優※夫は三浦翔平(31歳)俳優 妊娠発表:2020年2月4日(1人目) 出産予定日:夏ごろ ブログ・SNS:Instagram(@mirei_kiritani_)小出由華(35歳)タレント 妊娠発表:2020年2月5日(2人目) ブログ・SNS:Instagram(@yuka_koide)河中あい(34歳)タレント 妊娠発表:2020年2月6日(2人目) ブログ・SNS:「あいらいふ」八田亜矢子(35歳)タレント 妊娠発表:2020年2月10日(1人目) 出産予定日:初夏 ブログ・SNS:AYAKO HATTA OFFICIAL BLOG片山千恵子(35歳)NHKアナウンサー 妊娠発表:2020年2月20日(2人目) #list {width:90%;margin:0 auto 20px auto;padding: 10px; border:1px solid #dbdbdb;border-radius:4px;background-color:#ffffff;}#list h3 {font-size: 16px; border-bottom: 1px solid rgb(219, 219, 219);}.str {font-size:16px;}橋本マナミ(35歳)タレント 妊娠発表:2020年2月27日(1人目) 出産予定:7月末ごろ ブログ・SNS:橋本マナミ オフィシャルブログ小倉優子(36歳)タレント 妊娠発表:2020年2月27日(3人目) 出産予定:今夏 ブログ・SNS:Instagram(@ogura_yuko_0826)小川彩佳(35歳) フリーアナウンサー 妊娠発表:2020年2月28日(1人目) 出産予定:今夏宝来麻紀子(41歳)女子バレー元日本代表 妊娠発表:2020年2月29日(1人目) 出産予定:初夏 ブログ・SNS:宝来麻紀子オフィシャルブログ パパになる芸能人・有名人田村 裕(40歳)お笑いコンビ・麒麟 妊娠発表:2020年2月2日(3人目) ブログ・SNS:Twitter(@hiroshi93)田村 淳(46歳)お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号 妊娠発表:2020年2月19日(2人目) 出産予定:6月ごろ 今月、気になる芸能人や有名人はリストの中にいましたか? 同じくらいの妊娠週数だったり、わが子と近い月齢の赤ちゃんが登場したりする芸能人のブログには、マタニティライフや子育てのヒントがあるかもしれません。家事や子育ての息抜きにチェックしてみてはいかがでしょうか。
2020年03月06日【連載】玉置妙憂の心に寄りそう人生相談TBS『グッとラック!』のレギュラーコメンテーターをはじめ、数々のメディアにも紹介され大反響を呼んでいる新書『死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~』(光文社)の著者・玉置妙憂さんが毎週、読者の悩みに寄りそい、言葉を贈ります。【今回の相談内容】私は東京の下町で長く居酒屋をやっているんですが、最近は若い人を雇っても、ちょっと厳しいことを言うとすぐやめてしまうんです。SNSで紹介されて店の人気が出てきたこともあって、ホントは系列店を増やしたいと思っているんですが、任せられる人材がまったくいない。若手を育てたいのに、「パワハラ」のようなことを言われたら、もう何も教えられません。おまけに、ウチで1年しか働いてないのに“愛弟子だった”みたいなことを言って独立する調子のいいやつもいる。どうしたらいいんでしょう。(42歳・男性・飲食業)【回答】思い返せば私たちの世代も「新人類」なんて言われたものです。遠く遡れば明治時代には、むしろ今は堅いイメージのある「小説」が軽蔑の対象になったこともあったそうです。つまり、いつの時代でも自分より若い世代には「違和感」を覚えるのですね。ましてや、社会が刻々と変わっていく現代においては、10年離れたらもう新人類どころか「別の惑星の人」ですよ。私もしばしば若い連中と交わりますが、正直あなた様と同じように戸惑っている部分もあります。なんといっても、まったく価値判断基準が違うのです。昔だったら10年も20年も修行をして、やっとこ“のれん分け”が許されたのでしょうけれど、1年で“愛弟子”ですものね。もう、時間の流れ方さえも違うのですよ。本当に。でも彼ら、すごいところもあります。まるで息をするようにSNSを使いこなすし、人と争うことを好まず優しいです。コミュニケーションは下手だけど、よく観察はしています。スピリチュアリティも高く、物質文化に流されない独自の価値観も持っています。ところで、あなた様のお店には外国の方もいらっしゃるでしょう。例えば英語しか話せない方がいらっしゃったとき、どうされていますか? たぶん、あなた様のほうが英語を話して意思疎通を図ろうとしていらっしゃるのでは? まさか、お客様に対して「ここは日本だ。日本語の話せねえやつは帰んな!」なんて言ってないですよね。つまり、そういうことかなあ。今どきの若い人をお客さん同様、「大事な人」だと認識すれば、私たちは彼らの使う言葉、彼らの持っている感覚に合わせてコミュニケーションを取ろうとするのです。でも、そう思えず自分の言葉と価値観を変えることなく接すると、結果、つながらないコミュニケーションにイラついて「最近の若い奴は!」と言うのですよ。「バブバブ」言っている赤ちゃんに、「はっきり言えよ。言わないとわかんないよ!」って言うのと同じです。ね、歩み寄るのはいつだって「大人」のほうなのです。彼らより長いことこの地球にいる私たちは、間違いなく彼らより「大人」。彼らの言葉と感覚に沿って、付き合っていってやろうではないですか。【プロフィール】玉置妙憂(たまおきみょうゆう)看護師・看護教員・ケアマネ-ジャー・僧侶。「一般社団法人大慈学苑」代表。著書『死にゆく人の心に寄りそう』(光文社新書)は8万部突破のベストセラー。NHK『クローズアップ現代+』、『あさイチ』に出演して大きな話題に。現在、TBS『グッとラック!』火曜のコメンテーターを務める。
2020年03月06日窪田正孝主演で音楽と共に生きた夫婦の物語を描き出す連続テレビ小説「エール」が今月末より放送スタート。この度、本作に出演する6名の新たなキャストが明らかになった。今回発表されたのは、“東京編”に登場するキャストたち。この東京編では、裕一(窪田さん)と音(二階堂ふみ)は福島と豊橋、それぞれの故郷に別れを告げて東京で新生活をスタート。裕一はレコード会社の専属作曲家として働きはじめ、音はオペラ歌手になるために音楽学校に入学。個性豊かな人たちに囲まれて、2人はそれぞれの夢に向かって歩み始める。コロンブスレコードの人たちには、ヒット曲を作ろうと奮闘するディレクター・廿日市誉役を古田新太。コロンブスレコードに裕一と同期で採用された作曲家・木枯正人役を「RADWIMPS」野田洋次郎。秘書・杉山あかね役を元「AKB48」加弥乃。裕一と音の相談相手になる喫茶バンブーの主人・梶取保役を「梅ちゃん先生」「とと姉ちゃん」などにも出演した野間口徹。少し謎のある保の妻・恵役を、現在放送中の「10の秘密」への出演も話題の仲里依紗。そして、早稲田大学応援部五代目団長、団長として早稲田大学野球部を勝たせることに命をかけている田中隆役を、「いだてん~東京オリムピック噺~」「TWO WEEKS」の三浦貴大が演じる。今回発表された中で、野田さん、加弥乃さん、仲さん、三浦さんは今作が連続テレビ小説初出演。野田さんは「かつて日本の音楽の礎を築いた方々の人生を、少しながら追体験させてもらえる機会を頂き嬉しく思います」と出演を喜び、「流れてくるたくさんの素晴らしい曲たちに、身をあずけてみてください」とコメント。加弥乃さんは「私の演じさせて頂く冷静沈着な杉山あかねと、裕一さんとの温度差や、廿日市さんとの絶妙(!?)なやりとりにも注目して頂きたいです」とアピールし、仲さんは「私の登場シーンは、少し空気が変わります。みなさんの癒しになれたらいいなと思って演じていますので、楽しく観ていただけたら嬉しいです」と呼びかける。また三浦さんは「久しぶりに窪田正孝くんと共演できることもとても楽しみでした。私の役は早稲田大学応援部団長で大変暑苦しい部分はありながらも仲間を信じまっすぐに自分の夢に突き進んでいく男です。このドラマのタイトルをまさに具現化したようなキャラクターだと思っております。若い頃の悩める古山さんにとっても、ターニングポイントとなる出会いだったのではないかと思い大切に演じました」と役柄について説明。一方、古田さんは「ま、いつも通り意地悪な役なんですけどね。朝ドラに出る時は、いつもそうです」と自身の役どころを明かし、野間口さんは「オファーを頂いた時に『今回はどんな嫌味な感じで主人公に絡んでいくのだろう』と、考えておりましたが、台本を読んでビックリ。優しい方の人!仲間側の人!朝ドラ6回目にして初めての!視聴者の方々は、きっと『絶対に裏があるはずだ』と思うでしょう。僕もそう思っております」と放送を楽しみにしていてほしいと語っている。そんな魅力的なキャストの発表について主演の窪田さんは「皆さんと一緒に芝居ができて本当に幸せです。強い魂とエネルギーでその時代を生き抜いたんだと想像させてくれる。毎日の撮影が刺激的で笑いも絶えません。音楽と芝居でどんどん加速していくエール、どうぞご期待下さい」とコメントした。連続テレビ小説「エール」は3月30日(月)8時~NHK総合ほかにて放送開始。(cinemacafe.net)
2020年03月06日3月6日放送のNHK「あさイチ」に連続テレビ小説「スカーレット」でヒロイン・喜美子を演じる戸田恵梨香がゲスト出演。同作で共演した「TKO」木本武宏もサプライズ登場し、撮影の思い出などをふり返った。「スカーレット」の喜美子と違う雰囲気のヘアメイクで登場した戸田さんに「いつも髪をまとめてすっぴんっぽい喜美子ともまた違う雰囲気」など驚きの声が上がる。続いて同作で共演した“新しい地図”の稲垣吾郎や、喜美子の元夫・十代田八郎役の松下洸平がVTR出演。松下さんが、戸田さんと2人だけの出演となった12月18日放送回での初キスシーンについて「戸田さんが照れていて、僕が緊張しててはいけないと思って頑張った」と振り返ると、戸田さんは「この時、どう考えても顔が八郎じゃなく松下洸平だった」と松下さんが“素”の表情を見せていたと回想。「そんな感じに来るんだ。八郎ってそんな顔するんだとびっくりした」と驚いたことを語る。この戸田さんのコメントに「わたしもうっすらそう思ってました」などの反応も。また松下さんから戸田さんへの“プレゼント”として、昨年8月の戸田さんの誕生日を祝って松下さんが粘土で作った陶器のケーキがスタジオに登場。8月の段階では粘土の状態だったものに絵付けもして焼いて仕上げたということで、戸田さんによれば8月の段階で陶芸の先生に焼いてくださいとお願いしたが、その後音沙汰がなく、粘土の段階で終わりになったと勝手に思っていたそう。さらに雄太郎こと信楽太郎役の木本さんが劇中歌「さいなら」を歌いながらサプライズ登場。戸田さんの真後ろに立ってフルコーラスで歌唱する木本さんに、戸田さんも驚きの表情を浮かべつつ一緒に口ずさむ。その後は木本さんも加わり「スカーレット」をふり返っていくトークを展開。「さいなら」では初めてのボイストレーニングを経験したという木本さんに、戸田さんも「紅白目指しましょう」と“エール”。もし紅白出場が実現した場合、戸田さんは「いくら止められても」絶対共演するとコメント。視聴者からも「NHKさん、是非今年の紅白歌合戦で信楽太郎with川原喜美子をお願いします」「あわよくば紅白も出て!」など、紅白での喜美子&雄太郎の共演を望む声が上がっていた。(笠緒)
2020年03月06日アニメ映画『君は彼方』が、2020年11月27日(金)より、TOHOシネマズ池袋ほか全国の劇場で公開される。池袋が舞台の青春ファンタジーオリジナル長編アニメーション映画『君は彼方』は、東京・池袋を舞台に物語が展開する青春ファンタジー。劇中には、池袋ではお馴染みの待ち合わせスポット“いけふくろう”なども登場し、芸術、映画、そしてマンガ・アニメーションの街として新しさの中に、どこか懐かしいレトロな部分も持ち合わせる街の様子が描かれる。解禁となったビジュアルには、昼と夜の世界に浮かぶキャラクターを背に、反転する池袋の街並みが描かれており、どのようなストーリーが繰り広げられるのか、期待が高まる。ストーリー澪(みお)は幼馴染の新(あらた)の事が気になっているが、気持ちを伝えられず微妙な関係を続けていた。ある日、些細な友人の言葉をきっかけに2人はケンカをしてしまう。澪は何とか仲直りをしようと雨の中を新の元へ向かう途中、交通事故に遭ってしまった。意識を取り戻した澪が目を開けると、そこには見たこともない不思議な世界が広がっていた。キャスト/キャラクター主人公・澪に松本穂香主人公の澪を演じるのは、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で頭角を現し、2020年も『酔うと化け物になる父がつらい』『みをつくし料理帖』と2本の映画作品で主演を務める実力派女優・松本穂香。松本がアニメ映画で主演を務めるのは今回が初となる。演じる澪というキャラクターについて松本は「なかなか自分の気持ちを素直に伝えることができず、どこかごまかしながら生きている女の子。伝えることの難しさ、正直に生きることの大変さ、そういうものは私も、澪に共感できるような気がします」と語っている。幼馴染・新に瀬戸利樹主人公の幼馴染の新には、若手俳優の登竜門「仮面ライダーエグゼイド」で仮面ライダーブレイブ役を演じた瀬戸利樹を抜擢。映画『チア男子!!』『カイジ ファイナルゲーム』『シグナル 100』と話題作への出演が続く注目の若手俳優が、声優に初挑戦する。瀬戸は、新というキャラクターについて「新は真っ直ぐで言葉を素直に受け止められない事があったりする澪の幼なじみ。僕とは真っ直ぐなとこは凄く似てるなぁと思いました」とコメントした。ふたつの世界で主人公を支えるキャラクターまた不思議な世界に迷い込む主人公の澪を助ける謎の少女・菊ちゃん役には、TV アニメ『鬼滅の刃』で胡蝶しのぶ役を務めた早見沙織、現実世界での澪の友人である円佳役には、 TV アニメ『HUG っと!プリキュア』の輝木ほまれ/ キュアエトワールで知られる小倉唯が担当する。夏木マリ&竹中直人ら豪華声優キャストそのほかにも、夏木マリや竹中直人など日本を代表する豪華声優キャストが集結。森おばあちゃん役(夏木マリ):澪が小さい頃によく通っていた、駄菓子屋のおばあちゃん殯役(竹中直人):世の境を守る番人織夏役(土屋アンナ):怪しい占い師宮益沙智役(仙道敦子):澪の母親忘れ物口の係員役:木本武宏(TKO)監督・脚本・原作はマルチに活躍する瀬名快伸監督・脚本・原作は、長編劇場アニメーション作品を手掛けるのは今回が初めてとなる瀬名快伸。第10回山形国際ムービーフェスティバル2014にて短編アニメーション作品『奇魂侍』で山形県知事賞を授賞し、アニメーションの国際映画祭である仏・アヌシー国際映画祭でも大きな反響を得た経験を持つ。監督・脚本だけでなく、マンガの執筆を行い、アニメ『刹界エイトレイド』では主人公の声優も担当。マルチな才能で活躍する新進気鋭監督が、どのような世界観を作り上げるのか、注目したい。【詳細】映画『君は彼方』公開日:2020年11月27日(金)TOHO シネマズ池袋ほか全国ロードショー出演:松本穂香、瀬戸利樹、土屋アンナ、早見沙織、山寺宏一、大谷育江、木本武宏(TKO)、瀬名快伸、小倉唯、仙道敦子、竹中直人、夏木マリ監督・脚本:瀬名快伸原作:瀬名快伸制作:デジタルネットワークアニメーション企画:CUCURI配給:ラビットハウス、エレファントハウス
2020年03月06日注目の若手ガールを紹介するananの人気コーナー「It GIRL」。そこに当時登場した馬場ふみかさんにお話を聞き、他4人の方の近況と当時のエピソードをまとめました。この3年半を振り返ると、恵まれた時間を改めて実感。話題作に次々と出演し、ファッション誌でも大活躍。男女問わずファンを増やし続けている馬場さんが、It GIRLに登場してくれたのが3年半前。「本当にあっという間でした。3年半前って“私これからどうなっていくんだろう”ってかすかに思っていた頃。女優の仕事でも、現場についていくのがやっとで、こんなに色々な作品に関われるようになるとは思っていませんでした。特に『コード・ブルー』との出合いは大きくて、名前を広く知ってもらうきっかけになったし、お芝居をする中で学ぶことも多かった。たくさんの出会いがあり、この3年半は恵まれた時間でした。そういえばIt GIRLのインタビューで私、『ananでグラビアをやってみたい』って話した記憶があるんです。ちゃんと叶いましたね!(編集部注:2019年9月11日発売の2167号『惚れる美乳』特集の表紙に登場)友達がコンビニをはしごして買ってくれていたり、写メを撮って待ち受け画面にしてくれたりと、周りの人の反応が嬉しかった。たくさん褒めてもらいました」次にananの特集記事に出るとしたら、どんな企画に興味があるか尋ねると、馬場さんらしい自然体な答えが返ってきた。「お肉!この10日間で4回も焼き肉を食べているくらいお肉が大好きなので。でもananでお肉特集はないかな(笑)。最近素敵な旅館を探すのが趣味なので、温泉特集もいいですね!」【馬場ふみかさん】No.2019(2016年9月7日発売)に登場。「飾らない自分でいることが楽しく仕事をする秘訣」と終始自然体だった馬場さん。1年後に『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)で看護師役を熱演し、注目度が急上昇。ばば・ふみか1995年生まれ。3月12~30日上演の舞台『改竄・熱海殺人事件“ザ・ロンゲストスプリング”』でヒロインを務める。出演映画『糸』が4月24日全国公開。【上白石萌歌さん】No.2046(2017年3月22日発売)に登場。「自分の歌を自分で聴くのは恥ずかしいです~!」と初々しさ満点だった上白石さん。姉の萌音さんと仲良しだとも語り、この後映画『羊と鋼の森』で姉妹初共演、日本アカデミー賞新人俳優賞受賞という快挙を果たす。かみしらいし・もか2000年生まれ。‘11年「東宝シンデレラオーディション」グランプリ受賞。主演映画『子供はわかってあげない』が6月に公開。初の写真集が発売されたばかり。【松本穂香さん】No.2058(2017年6月21日発売)に登場。連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)に出演中だった松本さんは、当時の記事で「これからもみんなに愛される役を演じたいです」とコメント。昨年『おいしい家族』で長編映画初主演を果たし、今年も主演映画公開が続く。まつもと・ほのか1997年生まれ。2018年ドラマ『この世界の片隅に』のヒロインに大抜擢され話題に。主演作『酔うと化け物になる父がつらい』が3月6日全国公開。【福原 遥さん】No.2091(2018年2月21日発売)に登場。いましかできない学生役をやりたい、と語った福原さんは、昨年ドラマ『3年A組』に生徒役で出演、迫真の演技で注目を集めた。映画『羊とオオカミの恋と殺人』では美しき殺人鬼を演じ、さらに新境地を開拓。ふくはら・はるか1998年生まれ。子供向け料理番組に出演し“まいんちゃん”として人気を集める。昨年歌手デビュー、3月11日に2ndシングル『透明クリア』が発売。【森 七菜さん】No.2141(2019年2月27日発売)に登場。「納得のいく演技ができないと悩むこともあるけれど、それもお芝居の楽しいところ」と話していた森さん。この時はヒロインを務めた『天気の子』公開前。映画が公開されるとますます脚光を浴び、ひっぱりだこの存在に。もり・なな2001年生まれ。今年、映画『ラストレター』に出演、同作の主題歌「カエルノウタ」で歌手デビュー。3月30日放送開始の連続テレビ小説『エール』(NHK)に出演。※『anan』2020年3月11日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2020年03月05日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ニュースとアンアン」。『anan』50周年を記念して、連載でイラストを担当してくださっている五月女ケイ子さんと一緒に国会議事堂見学へ行ってきました。国会議事堂見学に行ってきました!五月女:生きているうちに、国会議事堂に来られてよかったです(笑)。堀:ここで様々なことが決まります。でも、本当に物事が動くのは控室や廊下のほう(笑)。議場は、事前に提出した議案に対して用意していた答弁を読み上げる、いわば「セレモニー」のようなものですからね。五月女:そうなんですか!?それはちょっと悲しい。その場で思いついたことは話しちゃいけないんですか?堀:無責任な発言はできないので、仕方ないですよね。大臣の読む答弁書を作るために、各省庁の官僚は国会が始まると毎日深夜まで働いています。五月女:事前に用意しているはずなのに失言が出るのはなぜ?政治家ってよく失言するイメージがあります(笑)。堀:(笑)。失言は、国会よりも、オフレコの会見や、支持者向けの講演会場で起きることが多いですね。五月女:普段、国会で我慢をしているぶん、支持者の前では気が緩んじゃうんですかね(笑)。「社会のじかん」で毎号イラストを描くようになって、政治の世界って意外に人間的なんだなと思うようになりました。堀:そうですよ!五月女:最初はTPPかPPTかもわからないくらい、時事に興味なかったけれど、堀さんのおかげで面白いと思うようになりました。国同士のいざこざも、家族や身近な社会と同じ、人間関係の縮図なんだなって。喧嘩したり仲直りしたり。喧嘩しているように見えて、世界に向けたアピールだったり。堀:外交は交渉術ですからね。五月女:前は、ニュースを聞くたびに、いちいち怖がっていたけれど…。堀:何もわからない暗闇にいると不安になりますが、全体の構造がわかると、不安も軽減しますよね。僕は『anan』では、普段のニュースでは届かないところに言葉を届けられている感触があります。報道の狭い世界にいると、どうしてもニュース好きの人にだけ向けてしまうところもあるので。五月女:わかります。ニュース番組はよくわからない単語の羅列で、「私には向けられてないんだな」と寂しい気持ちになることも(笑)。堀さんは、どのテーマでも中立で、良い面/悪い面、賛成派/反対派の両方を教えてくださるのがすごくいいなと思います。社会の出来事って、批判的な意見ばかりが聞こえてきて、私はそういうところが好きじゃなかったんです。堀:敵味方に分かれて撃ち合い、それに飽きたら、内輪で叩き合って何も成し遂げられないということは多々ありますね。本気で解決しようとすると、どちらの言い分もあるので簡単にはいきません。でも、僕は両方の意見を知りたいというのが、取材のモチベーションになっています。時代の変化に柔軟に。楽しいをモットーに50年。堀:『anan』は50周年だそうですが、時代ごとに若者もカルチャーも次々入れ替わるのに、先を読み変化し続けているところがすごいですね。五月女:50年って相当な重みですよね。堀:雑誌も年数を重ねると、作り手も一緒に年を取るので、意識していないと若い読者とのギャップに気づけなくなると思います。「社会のじかん」も、上から目線ではなく、僕の経験から知ることを参考までにシェアします、くらいのスタンスでいたいですね。五月女:『anan』は「こうしなさい!」という、高圧的なところがない。そこが、私には居心地がいいです。堀:権威にならないようにしているのでしょうね。国際貢献などの記事をさらりと取り上げてみたり、ニュース解説も、「効率良く生きるための武器としての教養」ではなく、「役に立つかはわからないけど、考えてみると面白いんじゃない?」という軽やかな印象。五月女:根本に、「楽しいこと、面白いことをいちばん最初に見つけて伝えたい!」という姿勢がある気がします。私は、「たかが一票で社会なんか変わらない」と思っていたタイプなんですけど、この連載に関わるようになって、自分のできることをやってみたり、考えたりすることが、社会につながっていくんだなあと思うようになりました。堀:どんな問題も、たどっていくと自分の生活につながります。この連載が、少しでも何かを考えるきっかけになる、楽しい場でいられたらと思います。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。映画『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)が3/7公開に。五月女ケイ子イラストレーター。楽しいグッズが買える「五月女百貨店」が評判。エッセイ『親バカ本』、作品集『五月女ケイ子ランド』も発売中。LINEスタンプも好評!※『anan』2020年3月11日号より。写真・大澤千尋題字&イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月05日最新映画『糸』で共演している菅田将暉と小松菜奈が出演する「niko and ...(ニコアンド)」春の新WEBムービー「進化」が公開。昨秋の“森”の中とはガラリと趣が変わった、“水の上”で共演を果たしている。アートディレクションは、松任谷由実、「Mr.Children」、「ゆず」などミュージシャンのアートワークから、映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』、NHK大河ドラマ「江」、連続テレビ小説「半分、青い。」など、多岐にわたり手掛けている森本千絵が担当。何の変哲もない日々に光が射して、走らざるをえないほどに心が動きだしてしまう瞬間、そして1人で進化していくところから出会い、2人だからこそ進める、進化する喜びをかみしめる、開いていく心を可視化することで“春の小さな進化”を描いていく。また、アーティストには、2013年以来7年ぶりとなる「otto&orabu(しょうぶ学園)」を起用。社会福祉法人太陽会「しょうぶ学園」のパーカッショングループとヴォイスグループである彼らが奏でる音は、生命力があり、本能が喜ぶ力強さを有し、進化する喜びをかみしめ開いていく心を伝えるためにぴったりであることから再起用された。今回の撮影は、横幅約40m、背景は職人による手描き、床には実際に水を張るなど、こだわりのセットで行われた。静かでないといけない水面に気泡ができてしまうと、菅田さんは息を吹きかけたり、小松さんは指で突いたりしてこまめに消すなど、自然な気遣いを見せる2人。ブランドアンバサダーとなって3年目、映画での共演も多い菅田さんと小松さんは、お互いの影を踏む追いかけっこのような演出では、水上を激しく動き回らなくてはならないにも関わらず、息がぴったりの動きを披露。その名コンビぶりにカットがかかった後、スタッフからは感嘆の声と拍手が起きていた。その後、菅田さんが自分のジャンプで顔に水しぶきを浴びてしまい、髪から水が滴るほどびしょびしょに。驚いて目をぱちくりとさせる菅田さんを、心配しつつも思わず笑ってしまう小松さんだった。撮影を終えた2人は、一番楽しかったシーンを「影を踏むところ」(小松さん)、「あの追いかけっこが一番楽しかったね、びっしゃびしゃになって」(菅田さん)とふり返り、「体力がいる撮影だった」(小松さん)と言いながらも「でもいいよね、濡れてもいいやーっていう感じ」(菅田さん)と童心に帰ったかのよう。「小さいころにさ、水溜まりの所にあえて行ってたりしてた?」と小松さんが尋ねると、「してた!横の溝で帰ってた」と菅田さん。「そういうのしなくなったもんね」と菅田さんが言うと、小松さんも「うん、ちょっと懐かしい感じ」と応じていた。なお、中島みゆきの名曲を映画化した『糸』で菅田さんと小松さんが主演を務めることから、「niko and ...」とのコラボ企画も予定されている。「niko and ...」新WEBムービー「進化」は3月5日(木)より公開。TVCMは 3月6日(金)より放送開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:糸 2020年4月24日より全国東宝系にて公開©2020映画『糸』製作委員会
2020年03月05日“ananを後ろから開かせる女”という異名はいまだ健在。林真理子さんが書くエッセイは35年を経ても、新しく、そして斬新!今や親子2代でのファンも多いのです。ananパンダを愛し、そして愛された林真理子さんの“奇跡の軌跡”とは?2020年3月に50周年を迎えるananの歴史のうち、35年に渡ってエッセイを寄稿してくださっている林真理子さんにお話を伺いました。anan50周年おめでとうございます。エッセイも35年。私のような年齢で長いことananに出していただけるなんて、本当にありがたいことだと思います。田舎から東京に出てきた私は、ananが特集するファッションを必死に追いかけ、カタカナ職業に憧れていました。先日、週刊誌の対談でお会いした女優の土屋太鳳ちゃんが、お母さんが若くて地方にいた頃、ananの私のエッセイを読み、都会ってこんなにすごいんだ。都会にはこんなものがあるんだと思っていた、とお母さまからの手紙を代読してくださいました。昔の私と同じだったんですね。今は学生さんもOLさんも、皆さん本当におしゃれ。若い女性たちのメイクのうまいこと!昔は雑誌が新しいものや斬新なものを見つけ出し、それをいち早く発信し、読者の方々が好みに合わせて拾い集めるといった感じでした。でも今は同じフィールドに集い、編集者も読者もお互いに情報を発信し、ボールを投げ合うような時代ですね。私は今の読者の方々とはすでにカルチャーが違うと思うし、好奇心がなかなか同じ方向に向かないけど、ananでエッセイを書いていて学ぶこともいっぱいあります。ジャニーズの新しい素敵な方を知ったり、新しいブランドの服も(サイズが許す限り)買うし、エステや“痩せる”と噂のお店にもなるべく足を運ぶようにしています。ananといえば、なんといってもグラビアページの美しさ。旬の俳優さんやタレントさんをキャッチして作る表紙。実用記事でさえ、おしゃれに作っているし、コラムを書く人もよく選んでいるなあといつも感心しています。今は美容室でもiPadで雑誌を読ませるところがあるそうですが、私はなぜかデジタルの文字が、全然記憶に残らないんです。読者の皆さんも本や雑誌から遠ざからず、ネットで誰かが発信したものだけを信じるのではなく、知りたいことにはお金を出して、自分の足で見に行くべきだと思います。美容もおしゃれも上手ですが、もうワンランク上を目指し、もっともっと雑誌が発信するものを見て、楽しみながら学んでほしい。ananにも「これがトレンドなんだ」というものを、これからも作り出してほしい。私も好奇心を奮い立たせ、皆さんと一緒にもう少し走っていこうと思います。ananとの10の思い出1、おしゃれなブランドは、ananが教えてくれました。ananは昔からハイブランドより、ジャパンブランドを大切にする媒体でした。コム デ ギャルソンやワイズ、DCブランドの全盛期も支えていたと思います。私もワイズはよく着ていました。ギャルソンは恐れ多くて……。ファッションブランドのプレスの方やスタイリストはとてもキラキラとかっこよくて、私なんぞ近づけませんでした。2、夜の原稿執筆は、編集部のライター部屋で。連載を書き始めた当初は、完全に夜型の執筆だったんですが、真夜中にひとりで原稿を書くほど孤独で寂しいものはありません。そこで夜な夜な訪れていたのがanan編集部。仲良しのライター・トミちゃんや遅くまで仕事をする編集者がたくさんいて、寂しくなく仕事をすることができました。みんな、仲間に入れてくれてありがとうね。3、マガジンハウスの2大イケメンが私の担当に。35年もの間、私の連載担当者っていったい何人いたんでしょう。なかでもおなじみのテツオさんと、その大学の同級生の林良二さんはマガハ2大イケメンで思い出深いです。あのふたりが笑いながら話す姿を見るのが、目の保養でした。もちろん、女性の編集者もいましたよ。今の担当は、私のエッセイによく登場する女性のシタラちゃんです。4、バーやレストラン、トレンドの店は編集者たちと。テツオさん、バブルの頃はエッセイのネタにと、いろいろなお店に連れていってくれてありがとう。六本木のINGOとか、芝浦のインクスティックとか、トレンドの店に連れていってくれたのはananの編集者の方々。――当時、バーでお酒を飲みながら、30分ぐらい集中してエッセイを書き上げる林さんは、本当にお見事でした。byテツオ5、あの頃は気軽に誘えた、大物プロデューサーA氏。ananで何度も座談会をご一緒した、作詞家の秋元康さんと漫画家の柴門ふみさんと私。AKB48の生みの親と呼ばれ、今や恐れ多いほど大物の秋元さんですが、昔「ジュリアナ東京に行ったことがない」という私と柴門さんを哀れんで、終業後におばちゃんがモップをかけているジュリアナにわざわざ連れていってくれたこともありましたっけ。6、ananを読みながら、さまざまなダイエットにも挑戦。私が取り組むさまざまなダイエットや美容法が、年齢が離れている読者からも共感を呼ぶと編集長のキタワキさんは言ってくれます。そう、連載を書いた35年間はダイエットの記録といってもいいほど。あまりにいろいろ試みるせいか、どれだけのダイエットドリンクが編集部に届いたことか。これからも試せる方法はなんでもチャレンジします。7、トレンドキーワードは、私もananで学びました。私は昔から流行に疎かったんで、ananでレッグウォーマーの流行を知り、すぐに買いに走る下流の女の子でした。ジャージー素材の服が流行り、ananで見たらとてもかっこいい!それもすぐに試したんですが、どこから見てもトレーニング中の運動部。でもメイクもトレンドもおしゃれも、すべてananの誌面から学んだんです。8、パンダの原稿用紙にずっと憧れていました。昔、編集部の人たちは原稿を書くのに、ananパンダの絵が印刷された原稿用紙を使っていました。それを最初に見たのは地下鉄の中。つり革につかまっていたら、目の前に座っていた女性がとつぜん膝の上に原稿用紙を広げて、何かを書き始めたんです。なんてかわいい原稿用紙なの!と、当時コピーライターだった私は心から憧れました。9、撮影時のケータリングは、昔からいろいろ工夫してくれた。ananの撮影では、ケータリングがとにかく豪華でした。予算が厳しい今でも、食いしん坊の私のためにと担当者の皆さんはおいしいお菓子やお弁当を用意してくださいますが、当時はカービングを施したフルーツや見たことがない、食べたことがないお菓子がずらっと並んでいて。マガジンハウスは、昔から食べ物は豪勢で、こだわっていましたね。10、夜中の東銀座は私の遊び場。あの頃は麻雀もしたんですよ。マガジンハウスがある東銀座といえば歌舞伎座も有名です。私は歌舞伎が好きなので、観に行っては幕間の休憩時間にマガジンハウスの会議室をお借りしてエッセイのイラストや原稿を書くことも。昔はたいてい夜中に原稿を書きに行っていたんで、書き終わると麻雀に交ぜていただくこともありました。今思うと、あの頃は体力があり、元気でしたね。はやし・まりこ1954年、山梨県に生まれる。コピーライターとして活躍後、エッセイスト、作家に。第94回直木賞を受賞。著書『西郷どん!』は’18年NHKの大河ドラマに。※『anan』2020年3月11日号より。写真・天日恵美子スタイリスト・平澤雅佐恵ヘア&メイク・面下伸一(FACCIA)取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2020年03月04日トーク番組『徹子の部屋』をはじめ、86歳になった今も様々なフィールドで活躍し、日本中から愛されている黒柳徹子さん。『anan』2000号にもご登場いただき、徹子さんと『anan』の間には、実はパンダにまつわる強い絆がある件をお話ししてくださいました。今回もスタートはそんなパンダの話から!知れば知るほど謎深い。興味が尽きないからこそ、パンダが好き。――日本にまったく情報がない頃から、パンダを愛していらしたと伺っていますが、パンダの何に惹きつけられたのでしょうか?黒柳:前にもお話ししましたけれど、最初はね、アメリカ帰りの叔父さんがおみやげにくれた、ぬいぐるみだったんです。白と黒の熊みたいな動物、かわいいなぁと思って大事にしてたの。その頃はその動物がパンダであることも、そして実在していることも知らなかったんだけど。戦争中も、リュックにそのぬいぐるみを入れて大事に持ち歩いていて、その後戦争が終わり、中国に実物が棲んでいることを知り、いつか本物を見たいって思うようになったわけ。なぜそんなに惹かれたか?そうねぇ…、なんていうのかしらね、見るからにかわいいのはもちろんなんだけど、とにかく謎が多い動物なの。調べれば調べるほど不思議な動物。結果的に、いつの間にか私は素人ながらパンダに相当詳しい人になっちゃったんだけど、今でもまだ興味が尽きない。あとね、パンダは平和的なのよ。――平和的、とは?黒柳:パンダって、熊みたいに後ろ脚で立ち上がって、わーって吠えて威嚇したりしない動物なんです。普段の鳴き声も、メェ~みたいな感じだし。前に聞いた話なんですけれど、飼育員さんがパンダ舎の掃除をしてたとき、外から誰かに「パンダって、おとなしいんですか?かかってきたりしないんですか?」って聞かれたんですって。「おとなしいですよ」って言いながら、じゃれついてくるパンダを竹のほうきでグイグイ押して、転がして、「ほら、こんなもんですよ」って。で、ほうきを中に置いたまま一瞬檻の外に出たらしいんだけど、飼育員がいなくなった途端、中にいたパンダが竹ぼうきをバキッて折ったんですって(笑)。つまり、力はすごく強いんだけど、誰もいなくなってからそれを試すってところが、なんともかわいいじゃないですか。そういうところが好き(笑)。――本当は力強いけれど、見た目はとってもかわいい。そして知れば知るほど興味が出る。愛される理由にあふれてますね、パンダ。黒柳:たしかにそうね。私が初めてパンダを見たのが’67年、ロンドンだったの。チチってメスがいて、そこにソ連(現ロシア)から、アンアンって男の子パンダが婿入りに来てて。帰国後にその話をしたことが、雑誌に“アンアン”って名前が付く、きっかけのひとつになったのよね。その雑誌が50年も続いているなんて、すごいことよね。私も嬉しく思います。――弊誌の読者は20代から30代の女性が中心です。今から50年前、徹子さんも30代半ばだったと思うのですが、その当時はどんなことを考えていましたか?黒柳:30代よね…。私は女学校を出たあと音楽学校に行って、すぐNHKの専属女優になりデビューしたの。毎日毎日朝から晩までテレビとラジオに出てたんだけれども、共演者の中に舞台役者さんなんかがいると、すごく演技が上手なわけ。一方私は、個性的とは言われたけれど根本的には演技の勉強なんて何もしたことがなかったから、30歳を越えたくらいから、このままじゃ駄目だなと思うようになっていたのね。一度考える時間を持たなきゃ、と思ってたの。それでNHKを辞めて、すべてやめて渡米したの。それが38歳のとき。――ニューヨークで、演劇学校に通われたそうですね。黒柳:そうそう。今でもすごく新鮮に思い出せる。あのときは楽しかったなって。何度も思い出すから、思い出が全然薄くならないの。いつまでたっても、とっても鮮烈。――学んだことで、今でも役に立っていることはありますか?黒柳:役の作り方で、とても思い出に残っていることがあって。演劇の先生がね、チェーホフの『三人姉妹』って芝居の中の、1分くらいのモノローグをある生徒にやらせたの。それでその生徒が、窓の外を見ながら「あぁモスクワに帰りたい」って言うんだけど、そこで先生が、「ちょっと、モスクワに帰りたいっていうけど、モスクワのどこに帰りたいの?」って。「えーとモスクワの家です」。それに対して先生が、「家?家のどこ?人は“自分の家に帰りたい”って思うときには、頭の中にその場所の映像があるものよ。あなた、モスクワのあなたの家のどこに帰りたいの?階段?日が当たる自分の部屋?どこ?あなたの頭には何も浮かんでないっていうのが私にはわかるのよ。そういうウソは、ついちゃ駄目なの」って先生がおっしゃって。すごくその教えが印象的でね。それ以降、私は芝居をするときには、全部のセリフに裏付けを考えるようになったわ。だから、マリア・カラスを描いた舞台『マスター・クラス』をやるときは大変だった。彼女の人生を全部勉強して、もちろん出演したオペラ30作品も勉強した。それを頭に入れなきゃいけなかったんだから。でもそのおかげで随分評価していただいて。とっても嬉しかったのを覚えてます。――徹子さんは、常に前向きに、楽しく生きている印象がありますが、その秘訣はなんでしょう?黒柳:正直仕事に関して、「あれをしたい!」とか、「賞が欲しい!」とか、そんなことを思ったことは一度もないんです。毎日朝起きるたびに思うのは、「今日は何をするのかしら、面白いことがありそうだわ」ということ。それもニューヨークの先生に習ったことなんだけど、特にアメリカのショウビズ界は役を取るのも大変だし、毎日が戦いなわけ。だから、“前に進む”ってことを、いつも考えてなきゃ駄目よって言われたんです。だから常に、私自身が面白いなと思うことに対して、正直に、生き生きとしていようって思います。なんかね、ズルズルしてるのって私らしくないの。自分らしくあろうと思うと、自然に行動がサッサとしちゃうのよね(笑)くろやなぎ・てつこ東京都出身。日本にテレビが誕生した1953年からNHK専属テレビ女優となり、以降テレビドラマや演劇に加え、司会者、タレント、エッセイストなどとして幅広く活躍。トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)は放送45年目を迎えた大人気番組。クイズ番組『世界ふしぎ発見!』(TBS系)も今年35年目を迎える。※『anan』2020年3月11日号より。写真・下村一喜(AGENCE HIRATA)スタイリスト・大野美智子ヘア・草替哉夢メイク・mahiro(by anan編集部)
2020年03月04日7月に東京二期会オペラ劇場が17年ぶりに新演出上演するアルバン・ベルクの《ルル》(2幕版)は、20世紀オペラの傑作。2月22日、東京文化会館内で、演出のカロリーネ・グルーバーによるプレトークが開催された。【チケット情報はこちら】カロリーネ・グルーバーはオーストリア出身の女性演出家。世界中の歌劇場が熱い視線を送る彼女は、すでに二期会の舞台でもおなじみだが、年に数回はプライベートで来日するというほどの日本びいきで、この日のトークイベントも、旅行中に急きょ引っ張り出されたのだそう。彼女の演出の根底にあるのは、「自分の側から、つまり女性の視点で分析すること」という。「多くのオペラで女性が死ぬ。なぜ?男性が作曲しているから?それを理解することが使命になった」《ルル》はそんな彼女の「使命」にふさわしい作品だ。ルルは妖艶な魅力を放つ魔性の女。新聞社編集長のシェーン博士はじめ、彼女と結婚した男たちはその魅力に惑わされ、嫉妬し、次々と命を落とす。しかしグルーバーは、「ルルはけっしてモンスターではない」と言い切る。原作では、ルルは貧民街で育ち、シェーン博士に拾われて、彼好みの女性として育てられた生い立ちを持つ。「その幼少期の体験が、現在のルルを形作った。ある種彼女は犠牲者。#MeToo(セクハラの被害体験を告発するムーヴメント)の時代の今だからこそ、初めてそれを公にできる。その意味でこれは#MeTooオペラだ」「これまでの自分のオペラ演出の結論になるかもしれない」と意気込みを語ったグルーバー。「ルルの内面の感情、魂を表現したい」と、自身のオペラ演出では初めて、ダンサーを起用する(後日、事務局から、コンテンポラリー・ダンサー中村蓉の出演が発表された。振付も担当する)。また、映像作家の上田大樹もスタッフに加わる。最近では昨年のNHK大河ドラマ「いだてん」のタイトルバックなども手がけた気鋭のアートディレクター。《ルル》は20世紀の作品らしく、台本(作曲者自身)にあらかじめ映像の使用が指定されている。ニュースフィルムのような映像でルルの身に起こった出来事をフラッシュバックのように映して時間の経過を表すのだが、おそらくはその範疇を超えた、もっと舞台全般に関わる表現として、効果的なコラボレーションになるのだろう。東京二期会の《ルル》は7月10日(金)~12日(日)の3公演。東京文化会館で。ルル役(ソプラノ)は森谷真理と冨平安希子のWキャスト。指揮は、昨年の二期会《金閣寺》(黛敏郎)でもシュアな手腕を発揮したマキシム・パスカル。フランソワ=グザヴィエ・ロトの秘蔵っ子のフランスの新鋭だ。チケット発売中。取材・文:宮本明
2020年03月04日稲垣吾郎が本日3月4日放送のNHK連続テレビ小説「スカーレット」第129回に医師・大崎茂義役で登場し、ネット上は朝から賑わいを見せている。戸田恵梨香がヒロインを務める本作は、焼き物の里・信楽(しがらき)に生きる女性陶芸家・川原喜美子の波乱万丈な人生を描いていく。稲垣さんは、1989年前期「青春家族」以来、およそ30年ぶりの朝ドラ出演となった。昨日3日の放送では、夫・敏春(本田大輔)の検査結果を聞きに行くという照子(大島優子)に付き添って喜美子も病院へ。その後の生放送番組「あさイチ」で“朝ドラ受け”をした博多華丸は、なかなか登場しない稲垣さんに「じらされました」と語り、「じら垣吾郎さん」と名付けたことからネットでも話題になっていた。そして本日、稲垣さんも朝から予告ツイートし、満を持して登場すると「きたー!」「待ってました」「大崎先生!」「感極まるとはこういうこと」といった声から、「じら垣吾郎センセイ登場」と歓喜の声が。また、白衣を着ずに現れたことから最初は喜美子らに不審がられ、看護師にも「白衣を着てないとどこかのおっさんみたい」と指摘されて自らも「おっさんだもん」と認めたことに、「おっさん(ちがう)きたー」「(青春家族のときは)10代だった稲垣さんが、自分をオッサン呼ばわりするとは」とのコメントも。さらに、体調が優れない武志(伊藤健太郎)の様子にも「体調悪いの武志~~」「これからつらい展開になりそう」と心配の声も上がっている。連続テレビ小説「スカーレット」は月~土曜日午前8時~NHK総合ほかにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2020年03月04日